約 632,160 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/836.html
※なにも悪さをしていないゆっくりが虐待、虐殺されます。苦手な方はご注意下さい。 ある日、草原をゆっくりれいむの親子が歩いていました。 子は一匹だけでしたが、親れいむは既に新しい赤ちゃんを体に宿しています。 つがいのまりさはゆっくりれみりゃから家族を守るために先日命を落しました。 するとある一人の人間の青年がゆっくり親子に近づいてきました。 「やぁ、ゆっくりしていってね」 「ゆっくりいていってね!」 「ゆっくちちていってね!」 青年とゆっくり霊夢の親子がそう挨拶を交わすと、 「この柿の種とれいむの赤ちゃんを交換しないかい?」 青年はそう親れいむに提案してきました。 「ゆっ! あかちゃんをあげるわけないよ! おじさんばかなの?」 「そうだよ、おじちゃんばかなの?」 当然ゆっくりれいむの親子はをそれを断ります。 ちなみに青年はまだ二日目に二十になったばかりです。 「でもれいむ、柿の種を植えて柿の木を生やせば、ずっと柿が食べられるよ。それに見たところ霊夢は新しい赤ちゃんがもうすぐ生まれそうじゃないか」 「ゆっ、ずっとかきが……?」 青年のその言葉に揺らぎかけた親れいむでしたが、すぐにその誘惑を振り切って返します。 「だめだよ! このこはなにものにもかえられないたいせつなれいむのあかちゃんなの!」 「おかあしゃん……」 親れいむの屹然とした態度に赤ちゃんれいむは感動しました。 しかし、青年はそんなもの意にも介しませんでした。 「交渉決裂だね。じゃあ実力行使だ」 青年はそう宣言するとしゃがみこみ、赤ちゃんれいむを問答無用に掴み上げました。 「お゛がぁ゛じゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛」 「ゆゆっ! れいむのあかちゃんかえしてぇぇぇぇ!!」 泣き叫ぶ赤ちゃんれいむを取り戻そうと立ち上がる青年に体当たりをしかける親れいむでしたが、青年の蹴りをその顔面にモロに受け、餡子を撒き散らしながら十メートルほど吹っ飛びました。 「ぶでゅ!」 「ありゃりゃ、手加減したんだけどなぁ」 餡子を撒き散らして地面に横たわる親れいむ。完全に気を失っていました。 「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! お゛がぁ゛じゃ゛ん゛がぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 「まぁいいや。はい、約束の柿の種」 泣き喚く赤ちゃんれいむを片手に、青年はポケットから柿の種を取り出すと気絶している親れいむの傍らに置き、親れいむのリボンに何かをつけるとその場を去っていきました。 赤ちゃんれいむはその後、お兄さんのおやつのお汁粉になりました。 その後日が暮れてから親れいむは目を覚ましました。 「ゆっ! れいむのあかちゃん!」 起き上がってすぐに辺りを見渡しますが大切な赤ちゃんの姿はどこにもありません。 代わりに親れいむの側には柿の種がありました。 「ゆ゛ゆ゛っ……でいぶのあ゛がぢゃん゛がぁ゛ぁ゛ぁ゛……」 ぐずぐずと涙と鼻水とを垂らして悲しむ親れいむ。大切な大切な子供が奪われていったのだから無理もありません。 「ごめ゛ん゛ね゛……あ゛がぢゃんのぶんも、あだらじいあ゛がぢゃん゛とゆっくりするねぇ……」 親れいむはそう誓うと失った赤ちゃんれいむを忘れないように、側にあった柿の種を持ち帰り、巣の前に埋めました。 「ゆゆゆ~♪ ゆっくりはやくそだってね~♪ はやくめをださなきゃちょんぎっちゃうよ~♪」 翌日より一匹残された親れいむは、毎日毎日埋めた柿の種に耳障りな歌を歌い続けました。 するとどうでしょう、なんと一週間も経たないうちに柿は芽を出し、木になり、実をつけたではありませんか。 「ゆゆっ! れいむのおうたのおかげで、かきさんがおおきくなったよ!」 もちろんれいむの雑音のおかげではありません。 これはれいむの埋めた柿の種が河童が開発した『試作急成長植物種子・ver柿』だったからです。最終目標は胡瓜。 何故青年がそんなものを持っていたかの説明は割愛します。 「これでかきさんがいっぱいたべられるよっ」 これから生まれる赤ちゃんのためにもと思い、親れいむはその場で跳びはねて喜びを表します。 しかし、ゆっくりでは遥か木の上にある柿の実がとれません。 それに気づいて親れいむは困りました。 するとそこへ親れいむの赤ちゃんを奪った青年が現れました。そろそろ柿の木が生える頃だと思いやって来たのです。 何故れいむの巣の場所を知ってるかというと、親れいむのリボンに発信機がとりつけられていたからです。 「やぁ、お困りのようだね?」 「ゆっ、おじさん。かきさんがとれなくてこまってるの」 何の警戒もなく自分の子供を奪った人間に助けを求める親れいむ。ゆっくりの餡子脳では、会った直後に頭に衝撃を受けたこともあり、一週間前にちょこっと出あった人間の顔など覚えていられないのです。 「じゃあお兄さんが木に登って柿さんをとってきてあげよう」 「ゆっ、ほんとう? ありがとうおじさん。ゆっくりしていってね!」 「…………ああ、ゆっくりしていくよ」 度重なるおじさん発言にも青年は動じず、軽い身のこなしで柿の木を登るとあっという間に実のなっている場所まで辿り着きました。 「ゆ~、おじさんすごぉい」 きゃっきゃっとウザく跳ね回る親れいむを眼下に収めつつ、青年は枝に腰掛け、美味しそうに実っている柿をとり食べてみました。 「おぉ、これは美味い!」 ややオーバーリアクション気味にその美味しさを表現し、本当に美味しそうに柿を食べていると、木の下の親れいむがよだれを垂らして青年を見上げていました。 「おじさんおじさん! れいむにも、れいむにもかきちょうだい!」 「うぅん、これは美味い。もう一個! れいむはもうちょっと待っててなぁ」 「ゆ~! さっさとれいむのためにかきさんとってね! はやくしないとおこるよ!」 青年が二個目の柿に舌鼓をうっていると、親れいむは更に鬱陶しく喚き始めました。 「おじさん、それはれいむのかきさんだよ!」 「だれもたべていいなんていってないよ!」 「わかったらさっさとかきさんをよこしてね、ぐず!」 「いわれたこともできないなんておじさんはほんとうにくz───」 「うるせぇ!」 「ぶべびゅ!?」 あまりに五月蝿すぎたので、親れいむを黙らせようと青年はまだ実りきっていない青く硬い柿の実を親れいむに向かって全力投擲してしまい、親れいむはその青く硬い柿の直撃を受け衝撃で体の上半分を撒き散らして死んでしまいました。 しかしなんということでしょう。その衝撃により、親れいむの体の下半分から赤ちゃんれいむが生まれてきたではありませんか。 「ゆっ!」 すぽんっ、と小気味よく元気に飛び出した赤ちゃんれいむ。 「ゆっくちちていてね!」 元気よく生後の第一声を背後にいるであろう親に放ちます。 しかし、 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!! お゛がぁ゛じゃ゛ん゛な゛ん゛でじん゛でるの゛ぉ゛ぉ゛!?」 見るも無残な親の死体を目の当たりにし滂沱の涙を流す新赤ちゃん霊夢。 「やっべ、やりすぎたか。計画が狂っちまったぜ」 柿を適度に少量与え、柿も子供も長期的に親れいむから搾取する予定だった青年は慌てて木から飛び降り、その場を去っていきました。 赤ちゃんれいむはその青年の姿をばっちり目に焼き付けていました。 そして、子供心ながら理解しました。あれが大切なお母さんを殺した犯人だと。 赤ちゃんれいむは復讐を決意しました。 その日の夜、それまで親れいむが暮らしていた巣にはこの日生まれた赤ちゃんれいむの他に、ゆっくりまりさ、ゆっくりありす、ゆっくりぱちゅりーが揃っていました。 皆親れいむの生前の友人でした。 「ゆるせないよそのにんげん!」 「そうよっ! そんないなかものはこらしめてやらなきゃ!」 「むきゅ!」 新しい赤ちゃんがそろそろ生まれてくる頃だと、友人揃って親れいむの巣に餌を持ち寄ってお祝いを兼ねて遊びに来てみれば、巣にいるのは一匹泣いている赤ちゃんゆっくりのみ。 どうしたことかと赤ちゃんれいむから話を聞くと三匹のゆっくりは我が事のように憤慨したのです。 赤ちゃんれいむを含む四匹が思うところはただ一つ。 人間に復讐を。 「むきゅ、わたしにいいあいであがあるわ!」 ゆっくりぱちゅりーがそう提案してきたので皆ぱちゅりーの言葉に耳を傾けます。 誰も盗み聞きする者など周りにいないのにごにょごにょと耳打ちをするゆっくり。 「それはいいあいであなんだぜ!」 「とかいはでかんぺきなさくせんね!」 「ゆっ! しょれならおかあしゃんのかたきをとれりゅね!」 ゆっくりぱちゅりーの提案した作戦に賛同の意を示す三匹。 こうしてゆっくりぱちゅりーの提案した作戦通り復讐を開始するゆっくり達。 決行は、三日後。 作戦決行日。赤ちゃんれいむは里の出入り口の側の草陰に隠れてずっとそこを見張っていました。 あの憎き人間の青年が通りかかるのを待っているのです。 生まれたての赤ちゃんれいむの拙い餡子脳ですが、ちらりと見ただけの青年の顔はしっかりと覚えていました。 いや、むしろ覚えていることのほとんどがその顔だけと言っても過言ではないでしょう。生まれたての赤ちゃんれいむの記憶には、本来覚えるべきことは一切無く、ただ親の仇の顔だけがありました。 「ゆゆっ、きちゃ!」 待つ事数刻。遂に里へと帰ってきた青年の姿を見つけた赤ちゃんれいむは、全力で隠れていた草陰から飛び出し、青年の足元へと駆け出しました。 「おにいしゃん、ゆっくりちていってね!」 「ん?……おぉ、ゆっくりじゃないか。ゆっくりしていってね」 特に嫌な顔もせずにゆっくり流の挨拶を交わす青年。赤ちゃんれいむは相手の顔を覚えていたようだが、どうやら青年のほうは覚えてなかったようである。 もっとも、ゆっくりんピースでもなければ人間にゆっくりの顔を見分けることは不可能に近いのだが。 挨拶を交わしながら赤ちゃんれいむは気づきました。青年が抱えている荷物に。 それは柿。赤ちゃんれいむはそれが自分の巣の前に生えている自分の柿の木からとってきたものだと思い、更に恨みを募らせました。 だが赤ちゃんにも関わらずそのような感情をおくびにも出さず、友好的な声で会話を続けます。 「ゆっ、おいししょうなかきしゃんだね!」 「あぁ、これか。どうだい? 一緒に食べるかい?」 「ほんと? ありがとうおにいしゃん!」 ピョンピョンと跳びはねて喜んでいると見せかけるゆっくりれいむ。実際にはその偽りの表情の下には般若のような形相が浮かんでいることでしょう。 きめぇ。 「じゃあお兄さんの家で一緒に食べよう。ゆっくりできるよ」 「ゆっ、ゆっくりしちゃいよ! おにいしゃんのいえでゆっくりちゃべよぅ!」 ────計画通り。 赤ちゃんれいむは青年に気づかれないように笑みを浮かべました。 (ゆゆっ、きたぜ!) (とかいはのありすたちがこらしめてあげるんだから!) (わたしのさくせんはかんぺきよ!) 家へと帰ってくる青年の姿と、抱えられる赤ちゃんれいむの存在を感知したまりさ達は今こそ決戦の時と気合を入れます。 ゆっくりぱちゅりーの作戦の全容はこうでした。 まず青年が家を留守にしている間にまりさ、ありす、ぱちゅりーが家に侵入。 ぱちゅりーは暖炉に隠れ、ありすは水桶の中に隠れ、まりさは屋根に隠れる。 そして帰ってきた青年が体を暖めようと暖炉に近づいたところでぱちゅりーが体当たりをしかけ火傷を負わせ、急いで水桶の水で冷やそうとしたところをありすが攻撃し、慌てて外に飛び出したところを屋根の上からまりさがトドメを刺す、という、本人達曰く『かんぺきなさくせん』でした。 青年が家を留守にする時間も、青年の家がどこにあるのかも、決行までの三日間の間に危険を顧みず調査した結果分かっていました。 「ただいまぁ、っと。誰もいないけどな」 「ゆっ、ゆっ、ゆっくりちゅるよ」 家の戸を開け、赤ちゃんれいむを抱えた青年が帰宅しました。 (ありす、ぱちゅりー、頼んだぜ!) 屋根の上から心のエールを送るまりさ。 しかし、本人達は気づいていなかった。 この作戦の致命的な欠陥に。 「ふ~、流石に寒くなってきたなぁ。暖まるか」 そう呟く声を聞いたまりさは(やっちまえぱちゅりー!)と心の裡で叫びます。 暖炉に近づいていく青年に、赤ちゃんれいむも内面でほくそえみます。 「ふ~、あったけ~」 柿と赤ちゃんれいむを脇に置き、暖炉で暖まる青年。 その様子に赤ちゃんれいみは(せいじぇいいまのうちにしあわせをかみしめちぇおくんだにぇ!)と罵倒しますが、いくら時間が経っても赤ちゃんれいむとまりさが思うような展開になりません。 「ゆっ?」 赤ちゃんれいむは不思議に思いました。 作戦通りならば既に暖炉に潜んでいたぱちゅりーが攻撃を仕掛けるはずだからだ。 しかしその疑問は、すぐに解消された。 「ん? なんだこれ」 青年がそう不思議そうな声を出すと、暖炉の方へとその手を伸ばし、ある物をつまみあげました。 「ゆぅ゛!? ぱちゅりー!?」 それはすっかり焼き饅頭と化したぱちゅりーでした。既に息絶えています。 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛! どぼぢでぇ゛ぇ゛ぇ゛!?」 「お? なんだ? お前の知り合いなのか? じゃあ生き返らせてやらないとな」 青年はそう言うと焼き饅頭と化したぱちゅりーを右手に、赤ちゃんれいむを左手に持つと水桶の方へと向かいました。 「水をかけてやれば生き返るからなぁ」 そう赤ちゃんれいむに言い聞かせながら水桶の側に立ち、水桶の中を覗ける位置に赤ちゃんれいむを置く青年。 赤ちゃんれいむは予想外のぱちゅりーの死に動揺しながらも、(ばかだねおじしゃん!)と内心で勝利を確信してもいました。 当初の予定とは違うがありすのいる水桶けと近づいた。これでお前の命運も終わりだ、と。 しかし、もちろんそんなことにはなりませんでした。 「ん? なんか浮いてるぞ?」 青年が水桶の中を覗きながら呟く声に反応し、中を覗き込む赤ちゃんれいむ。 「ゆぶっ! あ゛り゛ずぅ゛ぅ゛!?」 そこにあったのはすっかり皮が水にとけて、クリームを水桶の中にぶちまけているありすの死骸でした。 「なんだ、こいつもお前の知り合いだったのか」 青年は優しくそう赤ちゃんに話しかけますが、既に赤ちゃんれいむは混乱の極みにありました。 なんでぱちゅりーが死んでいたのか。なんでありすが死んでいたのか。 考えても考えても答えは出てこず、生まれてからわずか三日で連続して目の当たりにした仲間の死から、赤ちゃんれいむはその場を逃げ出しました。 「ゆ゛ぶぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛! ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!お゛う゛ぢがえ゛る゛ぅ゛ぅ゛!」 涙と鼻水を撒き散らし、一目散に開けっ放しの戸へと駆けて行く赤ちゃんれいむ。 屋根に待機していたまりさは突然逃げ出してきた赤ちゃんれいむに驚き、屋根から下りてきました。 「どうしたんだぜ? ありすとぱちゅりーは!?」 まりさは逃げようとする赤ちゃんれいむを必死になだめすかし事情を聞きだそうとしますが、赤ちゃんれいむは泣いてばかりで何も答えません。 「どうしたんだぜ? 言ってくれないと分からないんだぜ!」 「────じゃあ俺が教えてあげるよ」 「ゆっ?」 すっかり失念していた青年の声に振り向くまりさの顔に、べちゃっ、と何かがはりつきました。 慌ててそれをとり、それが何かを確認するまりさ。 「ゆっ、ゆぅぅぅぅぅぅ!?」 それはすっかりぶよぶよになったありすのデスマスク。そしてまりさの目の前には焼き饅頭となったぱちゅりーの死体が転がっていました。 「ありすと、ぱちゅりーはね~……死んじゃった♪」 その一言でまりさは逃げ出した。 泣き続ける赤ちゃんれいむも放って逃げ出した。 ゆっくりの中でも狡賢いまりさはすぐに理解した。作戦は失敗したのだと。 このままでは自分も殺されてしまうと。 だから逃げなくては────。 と、そこまで考えたところでまりさの思考は断ち切られた。 青年に踏み潰されて一撃で絶命したのである。 泣きじゃくる赤ちゃんれいむはその光景を目の当たりにしてしまった。 潰れる帽子。変形する皮。飛び散る餡子。響く足の音。 びちゃびちゃと顔にかかるまりさの餡子を受け、赤ちゃんれいむは絶望した。 しかしそれも長くは続かない。 そのすぐ後に赤ちゃんれいむも踏み潰されたからだ。 「バカな饅頭共だ。お前達の作戦(笑)なんか全部知ってたっての」 まりさと赤ちゃんれいむの死骸を踏みしだきながら青年はそうこぼす。 三日間に及ぶゆっくり達の調査。本人達は気づかれていないつもりだったが、バレバレだったのである。その上「むきゅ、あそこにぱちゅりーが隠れるんだね」だとか、もろに大声で作戦(笑)を口走っていたのである。 青年はそれを知り、外に出るのにわざと暖炉に火をつけたまま出て行ったし、里の者に「考えがあるので気づかないふりをしてやってください」と言っておいた。 全ては青年の掌の上だったのである。 「やっぱ復讐はよくないよね♪」 青年はゆっくり達の死骸をまとめて生ゴミと一緒にまとめると、あらためて暖炉に暖まりに行った。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3172.html
れみりゃは超ムカつくので虐待します。1 ある所に野生のれみりゃ家族がいた。 「う〜食べちゃうぞ〜!」「れ、れみりゃだぁぁぁぁぁ!!!」「い゛だい゛ぃ゛ぃ゛!!ずわ゛な゛い゛でえええええええ!!!」「うー…やっぱりまずいんだど〜…」じゃあ食うなよ糞肉饅 「あとはあかちゃんにもってくど〜。」 「そこまでだっ!」 「!?!?」 現れたのは虐待鬼威参だ。 しかしれみりゃは知っている。虐待鬼威参はれみりゃを虐待しないと。 「う〜鬼威参!れみりゃはれみりゃだど〜いじめるならえさにしろど〜」「いや、れみりゃがいいんだ。」 「!?!?」れみりゃは驚いた。 まさか自分を虐待するなんて。 「な、なんでえさをぎゃくたいしないんだど〜!?!?」「俺は貴様が嫌いだからだっ!」 「ええええええええ!?!?」 「貴様らの言動がそもそもムカつくのだっ! 何がう〜だ!あとあのキメェダンス辞めろ糞肉饅!」 「でびり゛ゃ゛の゛だん゛ずばゆ゛っぐり゛でぎる゛ん゛だどおおおおおお!?!?!?」 「黙れ糞肉饅!大体お前ら肉食とか言っといて餡食じゃぁないかぁぁ!!」「う゛う゛う゛う!?!?!?」 「肉食だったら大人しくてめえの糞親子でも食ってろ!」「う゛!?あかちゃんたちを食べるわけないんだどおおおおお!?!?!?」 「じゃあてめえ等の巣に連れてけ!何もしないから。(嘘)」「わ、わかったど〜。」 こうしてれみりゃは鬼威参を連れて巣に帰った。 「あかちゃんたちー!ごはんを持ってきたど〜!」 「う〜!」「みゃみゃー!」ピキッ 「う〜!あかちゃんたちはとてもゆっくりしてるど〜!」ピキピキピキピキ!!!! ドカーン! 「てめーら超ムカつくんだよおおおおおおおお!!!しねえええええ!!!」「「「う゛う゛う゛う゛う゛!?!?!?」」」「てめーら全員羽千切ってやるっ!!」「やめてぇぇーー!!お゛ぞら゛どべな゛ぐな゛っじゃう゛う゛う゛う゛!」「てめーらが空飛べようが飛べまいが関係ねーんだよ!おまいら全員家来い!」「「「う゛う゛う゛う゛!?!?」」」 鬼威参、いや、鬼威様は3匹の糞肉饅を家に持って帰りました。 そしてこの鬼威様、なんとただの鬼威様ではありません。 この世に10人いれば奇跡ぐらいの、対れみりゃ様特殊部隊、通称RYTB(れみりゃゆんやー特殊部隊) の1人なのです。 この世の全てのれみりゃに対する虐待方法を編み出している天才鬼威様でもあります。 さあ話を戻して、ここは鬼威参邸 鬼威様の家です。 「おら起きろ!糞肉饅!」「「「ビクゥ!」」」 「元気が足りねぇ見てぇだなぁぁ!ああん!? というわけでお仕置き決定!(どのみち虐待するけどな。テヘペロ☆)」「「「おしおきやだどおおおおおおおおお!!!!」」」「今日のお仕置きはぁ! ジャラジャラポン!五右衛門風呂ぉ〜!」 「「「ばびぶべぼおおおおおおお!?!?」」」 「まずは!マグマを!熱し!ませんwwwwwwwww(ダーブリュダブダブブチチチブブブあぁぁぁあぁぁぁ!!)」「!?!?」「まあ?熱しないとは?言ってないし?(言った)というわけで!更にマグマを8億度まであたためまぁぁぁぁ!せん。 いや、冷静に考えて8億℃に耐えられる物質なんてないから。ばかなの?死ぬの?ということでそののままマグマ入れまーす。」「「「どおしてそこだけほんとなんだどおおおおお!?!?…あじゅいいいいいいいいいい!!!ざぐやああああああ」」」「は?ここにさくや何かいねーから。常識的に考えて。」しかしその時、なんと!昨夜が!きますたあああああ 「あ、さくやいるわ。」「「「ざぐやあ!!!ゆっぐじだずげるんだとおおおおー!!!!」」」 「お、おじょうさま!いまたすk」「おいたすけんな」「うわああああああああ!!!!!…死〜ん…」 さくやが死亡した! 「てかさ、常識的に考えて羽使って逃げればええやん。ばかなの?死ぬの?」「羽はお前がちぎったんだんだろうがああああああああ!!!!」 「あ、そうだった。テヘペロ☆」「テヘペロ☆するなあああああああああ!!」「だっておまいらもあのクソキメェタンス踊るやん。」「ぎも゛ぐな゛い゛いいいいいいい!!!!」「というわけでお仕置きしゅーりょー!」「や、やったどおおおおお!!!これでゆっくりでk」「ハイというわけで虐待開始いいいいい!!!!!!」「「「えええええええ!?!?!?」」」 続く。 今まで書いた作品 ばびぶべぼおおおおおおお 書くのめんどくせえええええええ!!!!!! 以上!作品ぐらい自分で調べろ!終わり! 一応のせ!ま!せん!wwwwwwwwwww(ダーブリュダブダブブブブブチチブリリリあああああ)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2021.html
※俺設定 ※読みづらそうな部分では、ゆっくりの台詞でも漢字を混ぜてあります 何の変哲もない、ごく普通の部屋でゆっくりれいむは目を覚ました。 ゆーん・・・あれ? ここはどこだろう? 今までのおうちとは違うところだね。 でもここの方が今までのおうちよりゆっくり出来そうだよ! きめたよ! 今日からここをれいむのおうちにしよう! ん? あそこに人間がいるよ。 白い服を着たお姉さんだね。 挨拶しようっと。 「ゆっくりしていってね!」 「・・・・・・」 あれ? こっちを向いたけど何にも言わないよ? よく聞こえなかったのかな。 じゃあもう一度! 「ゆっ! ゆっくりして・・・」 すっ、と、そのお姉さんが部屋の奥を指差した。 なんだろうと思ってそっちを見たら、もう一人ゆっくりがいた。 ゆっ! あれはいつも一緒にいた友達のまりさだよ! まりさもここに来たんだね! 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ・・・ゆっ! ゆっくりしていってね!」 まりさとほっぺをすりすりする。 やっぱりまりさとすりすりするのが一番ゆっくりできるよ! これからも一緒にいようね! でも・・・ 「ゆぅ・・・おなかすいてきたね。」 「お姉さんにご飯をもらおうね!」 さっきのお姉さんのところに行って、お姉さんに言う。 「おねえさん! おなかすいちゃったよ!」 「れいむとまりさにごはんを持ってきてね!」 「・・・・・・」 お姉さんは立ち上がって、扉を開けて外に出て行った。 「れいむたちのごはんを取りにいったんだね!」 「それまでゆっくり待とうね!」 お姉さんを待ってる間、どっちが高く跳べるか比べて遊んだ。 きょうはまりさに負けちゃったよ。 でもこの間は勝ったもんね。 明日はれいむが勝つよ! カチャ・・・パタン ゆっ! お姉さんが帰ってきたよ! 「お姉さん! れいむたちのご飯は?」 「・・・これ」 お姉さんが持ってきたのはおっきなつるつるのおまんじゅう。 「ゆっ! おいしそうだね! まりさ!」 「そうだね! いっぱいたべるよ!」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ!! やめでえ゛え゛え゛ぇぇぇ!!」 「れ゛い゛む゛を゛たべな゛い゛でえ゛え゛え゛ええぇぇぇ!!」 おまんじゅうが何か言ってるけど、どうでもいいね! 「まりさ! まりさにおっきい方のおまんじゅうをあげるね!」 「ゆゆっ! ありがとう、れいむ!」 ぱくっ! 「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!! い゛だい゛い゛い゛いいいぃぃぃ!!」 「あ゛り゛ずはたべものじゃな゛い゛い゛い゛いいぃぃぃ!!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「むぐむぐむぐ・・・おいしー!!」 甘くてとってもおいしいよ! まりさも満足してるみたい! 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「げふぅ・・・おなかいっぱいだね!」 「ゆっくりやすむよ!」 おなかいっぱいになったらなんだか眠くなってきたよ! 「れいむ! これ! これ!」 まりさが座布団を見つけてきた。 さすがまりさだね! お姉さんの方を見たけど、怒ってないみたいだからこのまま使っちゃうよ! 「まりさ。 おやすみー」 「おやすみー」 まりさとくっついてるとすぐ眠れるね。 やっぱりまりさは一番の親友だよ! 「・・・む。 れいむ! れいむ!!」 ゆ? だれだろう・・・うーん 「れいむうううぅぅぅ! まりさのお帽子がああああぁぁ!!」 「ま、まりさ!?」 たいへんだよ! まりさのお帽子がなくなっちゃってるよ! 早く探さないとゆっくりできないよ! 「おねえさん! まりさのお帽子がなくなっちゃったよ! いっしょにさがしてね!」 「ほぅ? 帽子がなくてもまりさだと分かるのですか」 あれ? お姉さんとは違う方から声がした。 そっちを向くと、お姉さんとは別の人が・・・あれ? 「き・・・きめぇまる!!」 「はい。 清く正しいきめぇ丸です」 「おねえさん! きめぇ丸はゆっくり出来ないよ! 早く追い出してね!」 「おお、悲しい悲しい。 ところで」 「ゆ? なぁに?」 「私は今帽子をかぶっていませんが、私がきめぇ丸だとわかるのですか?」 「ゆっ! あたりまえだよ!ばかにしないでね!」 「帽子のないまりさも認識できた・・・と。 ではあれは?」 「ゆゆ?」 きめぇ丸がお姉さんを指差した。 ゆー? 別に普通のお姉さんだよ? 「お姉さんはお姉さんだよ? なにいってるの?」 「ふぅむ・・・」 「なんなの? なにがいいたいの!?」 「いえいえ、特に何も。 ところで、テーブルの上にあるこれはまりさの帽子ではないですか?」 「ゆー! まりさのおぼうしー!! はやくかえしてね!!」 「返しますよ。 今日のところはね」 まりさのお帽子が戻ってきてよかったぁ でも探し回ったらおなか空いちゃったな。 「おねえさん! おなかすいちゃったからごはん持ってきてね!」 「早く持ってきてね!」 「・・・・・・」 お姉さんはれいむたちのごはんを取りにお部屋から出て行った。 お姉さんは命令すればすぐにごはんを持ってきてくれるね! この人はいろいろ利用できるよ! 今日のごはんは、昨日より小さなおまんじゅうがお皿に山盛りになっていた。 「ゆー! ゆっくちたしゅけてね!」 「ゆっくりさしぇてね!」 「ゆっくち! ゆっくち!」 うるさいなぁ。 うるさいおまんじゅうはこうだよ! 「ゆっく・・・ゆべっ!」 「ゆっぐ・・・どうじでえええええぇぇぇ!!」 「ゆっくぢさしぇてええええぇぇぇぇぇ!!!」 体当たりで動かなくしてからゆっくり食べるよ! 「今日のおまんじゅうは昨日のよりあまいね!」 「おいしいね! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「むっちゃ、むっちゃ、べちゃべちゃ・・・」 「げふー、おなかいっぱーい!」 「おいしかったね!」 まりさのほっぺについたあんこを舐めて取ってあげた。 まりさもおんなじことをしてくれたよ! 床も汚れちゃってるけど、どうせお姉さんが綺麗にするかられいむたちはしなくていいんだよ! 「ゆゆー。 おやすみなさーい・・・」 「あしたもゆっくりしようねぇ・・・」 目を覚ましたとき、まりさが隣にいなかった。 「ゆゆ!? まりさ、まりさー! どこー!?」 辺りを見回してもどこにもいないよ! 「ゆっ! おねーさん! きめぇまる! まりさはどこ!?」 「さぁ? 知りませんねぇ」 「・・・知らない」 「しらないじゃないでしょ!? はやくさがしてね!」 「そんな義理はありませんねぇ」 「ゆゆー!! なにいってるの!? きめぇまるはゆっくりしないでさがしてね!」 ガチャ・・・パタン ゆゆ? お姉さんが外に行ったよ! お部屋の外を探してくるんだね! れいむはお部屋の中をゆっくり探すよ! 「おお、必死必死」 「ばかなこといってないではやくさがしてね!」 まりさと一緒じゃないとゆっくりできないよ! 早く出てきてね、まりさ! カチャ・・・パタン 「ゆゆ!? おねえさん! まりさがみつかったの!?」 「ううん。 ・・・はい、これ」 お姉さんは、手に持っていたおまんじゅうをれいむに差し出した。 ゆー・・・まりさを見つけられなかったんだね! 役立たずなお姉さんはゆっくりしなくていいよ! でもおなかがすいてきたから、このおまんじゅうを食べてからまりさを探そうかな! 「れいひゅううううぅぅぅ!! たひゅけてえええええぇぇぇ!!」 「ゆー・・・またうるさいおまんじゅうなんだね!」 たまには静かなおまんじゅうを持ってこれないのかな! 全くお姉さんは気がきかないね! 「れいひゅううううぅぅぅ!! まりひゃだよおおおおおおぉぉぉ!!」 「ゆー・・・うるさいね! なにいってるのかわかんないよ! ゆっくりしねっ!」 「がひゅっ!! ・・・れ゛い゛びゅう゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅぅ!!!」 「おや? あのまりさは歯でも抜いてあるんですか?」 「・・・舌を抜いてあるの。」 「おやまぁ・・・」 「ばくっ! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!! れ゛い゛びゅう゛う゛う゛ぅ!! わ゛がっでえ゛え゛えぇぇぇ!!」 「うるひゃいね! だまってたべられてね!」 あーあ、しゃべったらお口の中のおまんじゅうがちょっとこぼれちゃったよ! でもまだいっぱいあるから大丈夫だね! ゆっくり食べ終わったらまりさを見つけて、またおいしいものを持ってきてもらうよ! 「そろそろではないですか? これ以上やると・・・」 「うん・・・そうだね」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・」 やっと静かになってきたね! これで静かにゆっくり食べられるよ! そのとき急にからだが浮き上がる感じがした。 わあ、おそらをとんでるみたい! 「・・・よっと」 「ゆべぇっ!」 いた・・・・・・なん・・・・・・ ゆゆ・・・ ここはどこ・・・? さっきのお部屋とは違うところだね。 なんだか前すんでたおうちに似てるよ。 それよりなんだか体中が痛いよ・・・ あのお姉さんが何かしたんだね! 食べ物を持ってくるだけのぶんざいでれいむにこんなひどいことをしたんだね! 絶対に許さないよ! 「う~。 おきたよ~」 「・・・ん。」 ゆっ! いたね! ゆっくりできないお姉さんにはおしおきだよ! 「ゆっくり・・・!」 「はいこれ。」 ドン! おっきな音を立てて板みたいなものがれいむのとなりに置かれた。 ゆ? おっきなおまんじゅうがあるよ! 「いただきま~・・・ゆびゅっ!?」 「・・・よく見て。 それは鏡。」 ゆゆ? これが鏡なわけないよ! だってここに写ってるのは・・・ 写ってるのは・・・・・・・・・!? 「ゆびゃあああああぁぁぁ!? れいむのかみのけはあああああぁぁぁ!?」 「う~♪ れみりゃが抜いたの~」 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁ!!!!」 れいむのきれいな髪の毛が!! れいむの髪飾りが!!! こんなみっともない姿まりさに見せられないよ!! あのれみりゃがやったんだね!! 殺してやる! 殺してやる殺してやる殺してやる!!! あのれみりゃはまだ子供だよ!! れいむでも勝てるよ!! あのれみりゃを殺してまりさと一緒に食べてやる!! 「ところで、これは先程あなたが食べていた"お饅頭"なのですが」 「ゆっ!! いまいそがしいんだよ! きめぇ丸はゆっくり黙っててね!!」 「今でないと困るのですよ。 この帽子を・・・こうします」 れいむの食べかけのおまんじゅうにきめぇ丸がまりさのお帽子をかぶせた・・・・・・? ・・・あれ? あの位置は・・・あの角度は・・・あのお顔は・・・・・・・!!?? 「まっ、まっ、まりざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁぁ!?」 「ゆ゛っ・・・ゆ゛ひゅっ・・・ゆ゛ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」 「ま゛り゛さあああ゛あ゛ぁぁぁ!! おへんじして゛え゛え゛え゛え゛え゛ええぇぇえ!!!!」 ちがう!! 違う違う違う違う違う違う違う違う!!!! れいむはまりさを食べたりなんかしてない! まりさはあのお姉さんとれみりゃに何かされたんだよね!? 一緒にあいつらをやっつけてまた一緒にゆっくりするんだよね!? お返事してよ、まりさあああああぁぁぁぁ!!!! 「ゆ゛・・・ぐ・・・に・・・げ・・・・」 「ゆっくり逃げてね、だそうですよ。 自分を食べた相手に向かってけなげな事ですねぇ」 「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ!! ぢがう゛う゛う゛う゛う゛うううぅぅぅ!!!!」 れいむはまりさを食べたりなんかしてない!! れいむがまりさを間違えるはずない!! だってまりさはれいむの一番の・・・・ 「ところで、今のあなたの姿やまりさの姿は、あなた達が今まで食べてきたものに似ていると思いませんか?」 「ゆ・・・ゆあ・・・・・・? ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅぅう!?」 「あなた達は今まで共食いを続けてきていたのですよ。 これはゆっくり出来ませんねぇ。」 「わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁあ!!!!」 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!! こいつらは皆うそつきだ!! 早くまりさをたすけてここから逃げるよ!! 早くしないとまりさが・・・ 「まりさあああぁぁぁ!! こっちにきてねええぇぇぇ!! いっしょににげるよおおおお!!!!」 「・・・うん。 これで全部終わった。」 「う~?」 「結果が全部出たの。 だかられみりゃ」 「う~・・・」 「食べてもいいよ」 「う~♪」 れみりゃ!!!! あいつだけは殺してやる!! まりさをこんな風にしてれいむもこんな風にして他のゆっくりもあんな風にしてみんながあんなふうになったのもみんな・・・ 「えーと・・・ここ、だっけ」 「い゛っ!? い゛だあ゛あ゛あ゛ああああぁぁぁぁ!!!」 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!! れいむの中に何か入ってきてる!! 痛いいた・・・あ・・・あれ? なんだかからだにちからがはいらない・・・ 「・・・うん。 正解」 「う~♪」 「ほぅ。 さすがですね」 「つぎは~・・・ここ!」 「ゆ゛ぎっ!?」 痛ああああああ!? もうやだ! おうちかえる! おうちでまりさといっしょにゆっくりする!! あ・・・あれ? めのまえが真っ暗になったよ! こわいよ! まりさ、助けて!! あ・・・あれ? なんだかぼーっとしてきたよ・・・ 「あ、ちがう。 そこ壊しちゃうと一気に・・・」 「う~?」 「おや、死んでしまいましたね」 まりさ・・・・・どこ・・・・・・・ ゆ・・・く・・・・・・・・・・り・・・・・・・・・・・・・ ゆっくり加工場・ゆっくり研究部非繁殖課課長、琥珀様 この度預からせていただきました実験体の結果が出ましたのでご報告させて頂きます。 貴方の提示された"認識能力"、そこから生まれるパートナーとの"絆"に絞り、順を追って結果報告致します。 まず、パートナーに限らず、帽子や髪飾りが無くなった程度では相手の認識が不可能になると言うようなことはないようです。 きめぇ丸、当方で用意した飾り無しゆっくり等も、きちんとその種類まで認識できていました。 しかし、髪を剃ってしまうとゆっくりとは認識できなくなるようです。 髪飾りを髪ごと剃ったゆっくりを"饅頭"として出したところ、言葉を発しているにも拘らずあくまで"饅頭"として捕食していました。 更に、羽を隠し服装を変えたゆっくりフラン(白衣に黒いジーンズ)にも、"人間のお姉さん"として接していました。 何度かゆっくりであることを示唆してみましたが、特に反応は無く、最後まで人間であると認識していたようです。 最後にパートナーへの認識ですが、残念ながらこちらも他のゆっくりとそう変わらなかったようです。 片方の視界の外でもう片方の髪を剃り、発音不明瞭の状態で"饅頭"として出したところ、パートナーの必死の呼びかけにも構わず迷い無く捕食しました。 その後そのゆっくりも髪を剃り、自分の形状を認識させたところ、ようやく今までの"饅頭"がゆっくりであることに気付きました。 ただ、捕食された方が、髪の無いパートナーに向かって「逃げろ」等と言っていたので、条件次第では認識も可能なようです。 そして加害者を明白にし、言葉による挑発をしたところ、ゆっくりには珍しいほどの憤りを見せましたが、それによる身体能力の向上は見受けられませんでした。 実験体はそのまま破棄してよいとのことでしたので、実験が終わり次第当方のゆっくりの餌とさせて頂きました。 当方はまだ時間的余裕がありますので、以前仰っていた溜まっているという研究もこちらに回して頂いて構いません。 草々 追記 貴方が永遠亭の八意様より預かったと言う『緑の日』ですが、危険が大きいので結果を出すのに少々時間を頂けたらと思います。 「う~ん・・・うちのゆっくりじゃまだまだ力不足って事だなぁ・・・」 「そうですか? 条件次第では丸坊主でも相手が分かったんですよ?」 「条件次第で、でしょ? あそこのゆっくりだったらどんな条件だろうが分かるんだよ?」 「ではあちらのゆっくりを借りて実験させてもらっては?」 「う~ん・・・ところできめぇ丸、どうだった? ゆっくり研究所は」 「少なくともここの数倍居心地がよかったですねぇ」 「どうせここは生活しにくい構造だよ・・・」 終わり ************************************************************************************************************ 台詞以外を全てゆっくり視点で書いて見ました。 久しぶりに来たらいろいろ様変わりしててびっくりしました。 チル裏ってここにも出来たんですねぇ・・・そしてドロワ な ん ぞ (゚Д゚) こういうのってよくあるもんなんですかね? まぁ、ドロワの設定等については特に気にしませんので、好きにしてやってください 598 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1620.html
ゆっくり飛行隊「峡谷封鎖作戦」 俺設定のゆっくりが出てきます ゆっくり飛行隊からの続きです 「れみ☆りゃ☆う~☆」 「うー♪うー♪」 れみりゃとうーぱっくが体をくねらせて踊っていた 「う~えれがんとなおどりなんだど~」 「れみりゃたちのえれがんとなこーまかんはばかなにんげんにはきづかれないんだど~☆」 大きな川が下に流れる峡谷の谷側に大きく削れた棚の様な場所があった かなり広く、そこには枯草やら何やらでドーム状に巣を作ったれみりゃとうーぱっくのコロニーが点在していた 一つの大きな巣だと思ってよく見てみると小さなドーム状の巣が密集している 谷の断崖にそってできた溝のような「棚」そこに300匹近くのれみりゃがひしめいていた うーぱっくも含めると優に500は超えるであろう大集団である 比較的、街に近く、山から街へゆっくりが逃げ出した今となってはこのコロニーを拠点に 街や、街の郊外まで飛んで行ってゆっくりを捕まえていた 通常、家族単位でしか群れを作らないれみりゃがこのような大集団を形成するのはかなり珍しい それほどこの断崖絶壁の峡谷が天然の要塞となって他の捕食者かられみりゃを守っているという証明である 昨日から雨が降りだしており、峡谷の棚に作られた数々の巣の中や外にれみりゃたちが思い思いゆっくりしていた そこに変なうーぱっくが飛来する 「うー?うー!うー!」 「なんだど~?かわったうーぱっくがいるど~?」 傘をさしてうーぱっくと共に身を乗り出してそれを見る体つきれみりゃ 気がつけばその棚にいるすべてのれみりゃやうーぱっくが同じように眺めていた 「きっときりでよくみえないからかえれなんだど~☆れみりゃたちののうさつ☆だんすでゆうどうしてやるんだど~」 自身の味方だと思ったのか大小様々なうーぱっくやれみりゃが声をあげ、からだをグネグネと動かしだす 遠目から見ればビッチリと詰まった渓谷の割れ目に何かがう蠢いている様に見えた そのダンスに気づいたのか、うーぱっくがこちらに向かって飛んできたように見えた 雨と、それに伴う霧でよく見えないが確かに「オレンジ色の光」をチカチカと出してこちらへ向かってきた その瞬間コロニーの端にいた、れみりゃとうーぱっく20匹近くがバラバラになって峡谷へ吹っ飛んで行った 「う"あ"あ"あ"あ"あ"!!なにずるんだどおおおおお!!!???ぞれはれみりゃどうーばっぐだどおおおおおおお!!!」 一斉に大声でわめきながら枯草で作った巣に隠れるれみりゃとうーぱっく、全員がそれぞれ恐る恐る巣の入り口からそのうーぱっくの動向を探っていた 「ざぐやああああ!!!だずげでええええええ!!!」 逃げ遅れ、錯乱状態にあった子れみりゃが雨が降っているにもかかわらずに棚の外へ飛び立った、その瞬間雨が容赦なく降り注ぐ 「ぎゃあああああ!!??おじでいぐどおおおおお!!??」 水滴のあたる勢いでどれだけ羽ばたこうとも高度を上げられない子れみりゃ、はたから見ればゆっくりと降下している様に見える ブーンと言う音を出しながら飛んでくるうーぱっく、オレンジ色の光をまたチカチカと出したかと思うと子れみりゃに何かが当たった 「ぶぎゃあああっ!?」 子れみりゃは一瞬で木っ端微塵に破裂した、そのまま残骸が川の方に落ちていく 「れびりゃのあがぢゃんがあああああああああ!!!!」 親であったと思われるれみりゃが巣から飛び出して叫ぶ、それを聞きつけたかのようにうーぱっくがこちらに不快な音を出して近付いてくる 「ぐるなああああ!!??ざぐやあああ!!ざぐやああ…ざ…!ぶぅおええ!!」 その場にへたり込んで泣き叫ぶれみりゃに容赦なく降り注ぐオレンジ色の何か、飛び出したれみりゃはバラバラになって飛散した 同じように逃げ置くれてへたり込んでいるれみりゃやうーぱっくに次々とオレンジ色の光が放たれる 「う"あ"あ"あ"あ"あ"!!??いだいどおおおおお!!」 「ぶぎょ!!」 「だづげでぇぇ・・・ぶ!!」 一瞬でバラバラになるもの、体の半分がけし飛ぶもの、体のあちこちが吹き飛ぶもの 逃げ遅れたれみりゃ達は半数が物言わぬ肉まんに、半数が大けがを負ったものとわかれて峡谷の棚に転がった 外に出ては命がない――― 全ての棚のれみりゃ達は巣の中に入って息をひそめた、ブーンと音が近づくたびに霧で見えない恐怖で恐れおののく そのうーぱっく暫く飛んでいると引き返していった 恐る恐る巣から出てくるれみりゃたち 「いだいどおおおおお!!れびりゃのあじがあああああ!!!」 「う"う"う"う"う"!!!」 「れびりゃのあがじゃんがあああああああ!!!」 「みゃんまあああああああ!!!!のぼっでぎでえええええええ!!!」 「おでがいでずうううう!!!ぜめでずのながにいれでぐだざいいいいいいい!!」 「こんなぼろくずはえれがんとじゃないんだど~☆こーまかんにはいるしかくはないんだど~」 「そうだど~☆そこでそうしてるといいど~☆ 「ぞんなああああああああ!!!」 逃げ遅れたれみりゃ達、動けないれみりゃたちを尻目に、体を寄せ合い無事を確認する 哀れ逃げ遅れたれみりゃとうーぱっく達は巣にも入れてもらえないまま横雨が時折入る巣の外にそのままにされたのであった 「ここはもうあぶないど~…あめがやんだらどこかへひなんするど~」 群れ全体がここを危険だと判断したのか、雨が止むのまで息をひそめて待つ事にしたれみりゃ 雨は一向に上がる気配もなく降り続いている・・・ 「どうだった?」 「れみりゃとうーぱっくの群れは峡谷の棚みたいになった所に集団で営巣してるみたいだ」 加工所の職員に聞かれてそう答える体つきまりさ、先ほど峡谷にP-⑨Aで強硬偵察に出ていたのはこのまりさである まりさは続けて報告を続ける 「一番端のところに攻撃を加えたら全部巣に引っ込んだ、多分雨が止んだらどこかへ一時的に非難するんじゃないだろうか」 「と言ってもこの雨はあと3日は続くぞ、しかもあんな群れを全部退治しなきゃいけないなんてなぁ・・・」 職員は頭を抱えてため息をつく、街に下りてくるゆっくりの数が極端に増え、それに伴い、れみりゃやうーぱっくの数も増え、街はその被害に悩んでいた 人間では容易に立ち入れない峡谷の断崖に巣を作った大規模なれみりゃとうーぱっくの群れ、それの対応に選ばれたのがゆっくり飛行隊であった 「…昨日から雨が降っていたとしてれみりゃは何日持つんだろう?」 「どういう事だ?」 「このまま雨が降れば、あの群れはじきに全滅するぜ」 立て続けにまりさが喋る 「仮に昨日から群れが狩りをしてないと考えた上で、昨日から数えて四日間何も食わずに過ごさなきゃならない、捕食種は生きたゆっくりしか食べない、あの峡谷から考えて貯蔵した食料なんて無いんだろう」 それを聞いた職員は何かを閃いた様にまりさに向かって言い放った 「そうか!このまま雨が降り続ければ群れは餓えて…」 「しかし、実際上の方は三日も待ってくれないよ…捕食種は大体二日食わなきゃ餓死する…雨が止んだのを見て確認を取りに行くんじゃ間に合わない」 「じゃあ、どうするんだよ?」 「定期的に飛び回って巣から出たら攻撃を加えるんだ、谷に釘付けにして、一か所に集める」 「それから?」 「朝を待って巣に攻撃をかける、明るい時の方が確認が取れるしな」 「いい考えだな、やってみよう」 「れみりゃは夜行性だ、そう…夜間は1時間に一回、昼間は三時間に一回位飛びまわれば十分だろう」 「わかった」 「夜まであと3時間…」 こうして持久戦に持ち込む方向が取られた、早速夜間は1時間置きに昼間は三時間置きで15匹交替で峡谷を飛び回る用意が取られる プロペラの音が遠ざかっていく 雨は勢いを残したまま未だ降り続いている… 「う~・・・」 「おなかすいたど~・・・」 巣かられみりゃとうーぱっくの群れが出ていた 一様に空腹を口にするれみりゃたち、うーぱっくも力なく翼を動かして空腹である事を示していた 「まんまぁ~おなかすいたど~あまあまかぷっでぃ~んがたべたいど~」 「…がまんしてほしいど~あめがやんだらまちまでゆっくりをつかまえにいくど~」 「いやだどおおおおおお!!いまずぐあまあまがたべたいどおおおおお!」 「おながずいだあああああああ!!」 口々に喚く子れみりゃを宥めるれみりゃ、その途端他のれみりゃの悲鳴が聞こえた 「「ぶぎゃああああ!!!」」 周りの様子をうかがうれみりゃとうーぱっく達 枯草で作った巣が一部吹き飛び、体に火がついた体つきれみりゃとその子と思われるれみりゃがのと打ち回っていた 「あづいどおおおおおおお!!!!だれがひをげじでぼじいどおおおおおおお!!!」 「うぎゃああ!!!ざぐやああああああ!!だずげでええええええええ!!」 「う"~!!!う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」 そのれみりゃたちはこらえきれず外に飛び出して峡谷の川へと落ちて行った 「「ざぐやあああああああああああああああ!!!!」」 霧の中に声と一緒に吸い込まれていった… またブーンというあの音が聞こえてきた、あのうーぱっくだ!光ってる!今度は3匹もいる! 一斉に巣の中へ避難するれみりゃとうーぱっく達 声を殺して巣の中に潜む、30分間そのうーぱっくは飛びまわってどこかへ行ってしまった 恐る恐る巣から出てくるれみりゃ達、その瞬間地面がバチバチと弾けた 「「うわああああああああ!!??」」 巣に急いで戻るれみりゃ達外を見るとまたあのうーぱっくがいた、また三匹も――― 「どーじでうーばっぐがまだいるんだどおおおおおおおお!!??」 峡谷にれみりゃ達の声が響き渡った 「しまった、さっき帰って行った11番機が巣をちょっと飛ばしちまったみたいだ」 「注意してくれ、巣に入れば安全っていう思考だけは残すんだ」 「後は近くを飛んで威嚇するんだ」 「了解」 この作戦の発案者であるまりさが僚機を2機引き連れて霧の立ち込める峡谷に機体を下降させていく 断崖近くをできる限り飛び回る、側面を見ると巣の中に籠っているれみりゃが一瞬見えた 遮るように通信が入る 「まりさ、そろそろ交代だ、引き上げるぞ」 「もう日没か・・・」 すでに低く垂れこめる雲が見えなくなるくらいあたりは暗くなっていた、 …夜になってもそのうーぱっくは空を飛び続けていた すでに一日半以上何も口にしていないれみりゃとうーぱっくの群れ 捕食種とその亜種は大体で2日、物を食べないと餓死してしまう 口に入れば草だろうと木切れだろうと何でもいいのだが、群れを作って狩りをしているこの捕食種の群れは不運な事にそこまで食糧事情に逼迫するような事はなかったのだ まりさの目論見通り食料の貯蔵、つまりゆっくりを生かしたまま巣にもって帰るという事をしていない おまけに地肌が見える断崖に巣を作っている、食べられそうなものは巣を構成している枯草ぐらいなものだが、巣に入っている限り安全なんので口にはできない すでに雨が降り出したから昨日の朝から何も食べていない、 空腹のリミットまであと12時間、長い夜が始まった… すでにあたりは漆黒に包まれた、雨の降る音とブーンと飛びまわる「うーぱっく」の声しか聞こえない 「う~☆しずかにしてるならでてもきづかれないんだど~☆」 「はやくうんうんをすませるんだど~」 「わかったど~」 「う~♪う~♪」 50匹近くのれみりゃとうーぱっくが巣から出てきて谷の棚の端に集まって外に向かって排泄を開始した 押し合いへしあいをしながら端に行く様子を発見したまりさは機体を翻して集まった部分に機首を向けた 照準に入った瞬間にトリガーを引くまりさ、スティックやレバーを巧みに使って平行に機体を移動させながら掃射していく バババッという音が響き渡る、確認できぬまま、まりさはスティックを引いて一旦反転した 「ざぐやああああ!!ぶぎゅっ!」 「うああああああああ!!??」 「「みづがっだんだどおおおおおおお!!」」 「どぐんだどおおおおおおお!!」 「おぢるどおおおおおおおお!!うああああああ!!」 一瞬で半数以上が物言わぬ肉まんとなって吹き飛んだ パニックになった一団は断崖絶壁の端で押し合いをしながら巣にもどっていく さらに数十が雨が降りしきる漆黒の峡谷へと真っ逆さまに落ちて行った 再び巣の中から出られなくなった群れ、あちこちでうんうんやしーしーを始めてしまい巣の中は異臭で満ち満ちていた 「ぐざいどおおおおおお!!しーしーをれみりゃにかげるなどおおおおお!!」 「うううう!!」 「れびりゃのぶりぢーながおがああああああ!!」 すでに巣の中では喧嘩等のトラブルが続出していた、しかし誰も決して巣から外に出る事はなかった 数時間はそんな事で殺気立っていた群れだったが夜明け前近くになると、殆どが大人しくじっとしていた できる限り体力を温存しようとしたからだ 夜が明ける、雲が割れて朝日が差し込んでいる、雨は霧雨程度になっていた、外には昨晩逃げ遅れて置き去りにされたれみりゃやうーぱっくがブヨブヨの何かになって転がっていた 横雨を受け続けたせいで、ふやけてしまったのだ 朝が来てもまだ静かに巣の中に潜んでいるれみりゃとうーぱっくの群れ すでに昨夜のトラブルで潰れた個体と体力の無い子れみりゃや子うーぱっくの半数以上が息絶えており 500を超える群れはすでに半分以下に数を減らしていた またうーぱっくがやってきた、今度は数が少ない、1つのシルエットが朝焼けを受けて光っていた 翼の下に丸い何かをつけて――― 「こちら13番機まりさ、これより巣に攻撃を加える」 そうレシーバーに向かって言うと、アビオニクスを操作して翼下のロケット弾に兵装を切り替えた 丸い照準がヘッドアップディスプレイ越しに表示される、その先には枯草のドームがあった 群れを作らなきゃ人間には見向きもされなかったのに… 「運が無かったな…」 そう呟きトリガーの引き金を引いた 煙と轟音をまき散らしながら、無誘導のロケット弾が片翼から7発づつ、計14発は巣をめがけて一直線に飛んでいった… ロケット弾が直撃した巣の中は、地獄の様相を呈していた 「うああああああ!!!あづいどおおおお!!あづいどおおおおお!!」 「ぶぎゅあああああああああ!!!ぶぐにひがうづっだどおおおおおおおお!!」 「だれがぼうじのひをげじでほじいどおおおおおお!!」 「ざぐやああああ!!!」 「ううううううう!!!」 爆風で苦しまずに吹っ飛んだれみりゃやうーぱっくはまだ幸せな方だった 枯草が原料の巣はぼうぼうと燃え上がり、れみりゃの帽子やうーぱっくの体に火がついて一瞬で火だるまになった 中の肉まんのあんの部分が燃えない限り死ぬ事はない ましてや雨が降って湿気が高くなった峡谷は、皮は燃えても芯まで火は中々通らなかった 「「あづいどおおおおおおお!!!」」」 崩落した巣を飛び出して散り散りに走り回るれみりゃと転げ回るうーぱっく、その大半がそのまま崖から転がり落ちて霧の彼方に消えていった 残りの半数はそのまま燃えて炭化してしまった こうして街のゆっくり被害の元凶であるれみりゃとうーぱっくの群れは見事に退治されたのである 風が吹きすさぶ峡谷の棚に二匹の体つきゆっくりが降り立っていた 「あ~ダメだ…完全に巣が燃えちゃってる」 「まだ煙を出してるれみりゃっぽいのがあるぞ」 二匹のまりさは、巣だった残骸の枯草の燃えカスや燃えた帽子の切れ端などを手に持って話し込んでいた ふと、一方のまりさが下に覗き込む川を見てつぶやいた 「落ちて行って助かったやつはいるのかな? 「まぁ、下は深いし流れも早い川だ、いくられみりゃでも助からんよ」 「こいつら森に散在してた方がゆっくりが散らずに捕まえやすいって何で気づかなかったんだろうか」 「無い知恵絞って考え出したんだろう」 「もしかしたら生き残ってるのいるかと思ったけど…誰もいないみたいだな」 「そろそろ帰ろう」 下に繋いであるボートにロープを使って下りていくゆっくりまりさ 手にはれみりゃの帽子が握られていた――― このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/630.html
「ゆっくり~~♪ していってね~~~♪」 「「「ゆっくり~~♪ していってね~~~~♪」」」 「きょうもにこにこひゃっくてんだよ!!!」 ここに一つのゆっくり霊夢一家がいる。 親である霊夢と子供が十数匹の標準的な家族である。 その親霊夢を先頭に、向かっているのは人間の里。 「ゆっゆ♪ ゆゆゆ♪」 ご機嫌な様子で歩いていくお母さん霊夢。 何がそんなにうれしいのか、その答えは今しばらくすればわかるのであろう。 「ゆっゆ♪ ちゅいたよ♪」 「それじゃあ!! ゆっきゅりしようにぇ!!」 「「「「ゆっきゅりしゅるよぉ~~~~~!!!!」」」」 あるモノは廊下を走り回り、またあるモノは畳の上でごろごろと転がる。 ゆっくりにしてみれば、ゆっくり遊んでいるのであろうが、ここは人間の家である。 人間の家はゆっくり出来るものが沢山ある。 それは『この一家ならずも知っていること。 そして、この一家はゆっくりするためにここに入り込んだのだ。 そして、珍しいことに一家は、何一つ家の備品に触れてはいない。 ただ転がって遊んでいるだけなのである。 「お前ら!! ここで何をしてるんだ!!!」 仕事から帰ってきた男は、無人のはずの我が家から聞こえてきた声に驚いた。 しかし、すぐにその声の正体が分かると、怒りに身を任せて家の中に入り込んでいった。 「ゆゆ!! おにーーさんおかえりなさい!!」 「「「おっかえりなっしゃ~~~~~い♪」」」 男の緊迫した声とは対照的に、一家はのほほんとした口調で男を出迎えた。 「おい!! ここが誰の家だか分かってるのか!!」 「ここはおにーさんのいえだよ!!」 「……分かってるのか?」 自分の予想が外れた男は、呆気にとられ一度怒りを忘れたようだ。 「ゆっゆ!! れいむはあたまのいいゆっくりだから、きちんとわかってるよ!!」 「れーみゅたち、おにーさんのおうちのものさわってないよ!!」 「たべものもたべてにゃいよ!!」 「ちかきゅのきゃわで、かりゃだをありゃってきたから、きれいだよ!!」 「ゆっゆ♪ れいむたちはなにもわるいことしてないよ!!! だから、おこらないでね♪ おにーーさん!!」 「ほー……。そうか、それは偉いなぁ~~」 感心したように、うんうんと首を振りながら一家に語りかける。 「ゆっゆ♪ えらいでしょ♪ ごほーーびにすこしたべものちょ~~だい♪」 「んなわけあるかーーーーーー!!!!!」 ごぶ。 と鈍い音と共にお母さん霊夢に鉄拳が振り下ろされる。 「と゛う゛し゛て゛ーーー!!! れいむたちなにもわるいごとしてないよぉーー!!!」 「「「おがーーしゃーーん!!!」」」 口から餡子を吐き出しながらも、男に向かって非難ともとれるような言葉を投げかける。 「おかーしゃんだいじょーぶ?」 「あたみゃいたいいたいにょ?」 「れーみゅが、いちゃいのいちゃいのとんできぇーー!! してあげりゅりょ!!」 重症を負った母親のもとへ集まった子供達が、文字通り男の事を忘れ必死に手当てをしようとする。 「こらこら。無視はよくないぞ♪」 「ゆゆ!! ゆっくりはなしちぇね!!」 「ゆ!! いもーとをはなしてね!!」 一転、母親もろとも男のほうへ振り向き、声を上げて男とその手にもたれた赤ちゃんに呼びかける。 「はい!! ここで問題です!!」 小さい子を黙らせるように、大きな声で言い放った男は、手にしたゆっくりを握りながら、さらに説明を続けた。 「今から、お兄さんが君達に質問をします。その質問の中で、『悪いこと・うそ』があったらこの赤ちゃんは朝食に嬉しい、おいしいおいしい餡ペーストになってしまいます!!!」 「ゆ!! ゆ~~~~♪」 何だ、そんなことか、とでも言いたげな一家。 何しろ、自分達は頭の良い、良いゆっくりなのだ。 きっと、馬鹿なゆっくり達はここで間違ったことを言って殺されてしまったのだろう。 これをきちんと答えれば、この人間もきちんと分かってくれる。 もしかしたら、お家で飼ってくれるかもしれない。 一度みた、あの金ぴかに輝くバッジを自分達も付けて歩けるかもしれない。 「ゆっゆ♪」 「ゆきゅ~~~♪」 周りを見ると、子供達も母親と同じ事を考えているようで、なんとも緊張感のない表情をしている。 「ゆっくりきっちりりかいしたよ!! おにーさんはやくもんだいをだしてね!!」 「「「「だちちぇねーーー!!!」」」」 すでに勝った気でいる一家、その一家に男はゆっくりと問題を発表した。 「第一問!! 勝手に人のおうちに入るのは良いことかな?」 「「「こたえは、のーだよ!!」」」 「正解!! では第二問!! 君達は何で人のおうちに勝手に入ってきたのかな?」 「「「ゆっゆ♪ れいむたちはわるいことしてないよ♪」」」 「ダウト!!」 「んじゃらっぺいぽんち!!!」 ニコニコしている一家に、握った右手を近づけて一気に握り潰す。 くぐもった悲鳴が聞こえた後、どろっとした餡子が流れ落ちていく。 「ゆ!! れいむのあ゛か゛ぢゃ゛ん゛がーー!! どーーじでこんなごとするのーー!!」 「あかちゃんが、いたいいたいになっちゃったー!!」 「ゆぐぅーーー!!!!!!」 騒然となる一家。 そんなことはお構いなしに、男は二匹目の赤ちゃんを掴み、問題を再開する。 「第三問!! 君達は勝手に人間の家に入った?」 「ゆー……。あがじゃんがーー!! いだいいだいになっじゃったー!!」 「ゆっぐり、かわいいあかちゃんが……」 「……西村因みに、答えなくてもおいしー朝食餡ペーストになります」 「「「ゆっぐりかってにはいったよ!!!!」」」 「正解!! では第四問!! 勝手に家に入るのは悪いゆっくり、間違いないね!!」 「「「ゆっくりまちがいないよ!!」」」 「正解!! ではでは、最終問題!!!」 「ゆ……」 緊張していた一家からため息が漏れる。 後一問、それだけで自分達は解放される。 もう人間の里に近づくのはよそう。 良い事をしたのに、こんな目に合わせる人間とはゆっくりできない。 森に帰ったら、ゆっくりと暮らそう。 「じゃじゃん!!」 その前に、この問題をさっさと片付けよう。 「悪いゆっくりは一匹残らず駆除する!!!」 「ゆ?」 「「「ゆゆゆ!!!」」」 一家の表情が曇る。 確かに、悪いゆっくりはそうしても良い。 でも、確かさっき自分達は、かってに家に入るゆっくりは悪いゆっくりだ、と言った気がする。 つまり、自分達は悪いゆっくりになる。 だったら、自分達も駆除させる。 「どうしたの? この子、朝食に出してもいいの? 食物繊維たっぷりのおいしー餡ペーストになるよ」 「ゆぐぐ……」 「「「ゆーーーー……」」」 残された一家は答えられなかった。 答えたら、自分達は多分死ぬ。 おそらく、ちょーしょくにあんぺーすととして出されるのだろう。 しかし、黙っているか、うそを言えば、死ぬのは今男に握られている赤ちゃんゆっくりだけだ。 そうだ!! うそを言えば良いんだ。 悪いのは、人間に捕まったあの赤ちゃんだけだ。 よし、うそを言おう。 「……」 「「「ゆ!!」」」 無言の母親の視線でも、こういう場合の考えは一緒なのだろう。 全員が全員、こくりと頷き男のほうに向き直る。 「だ「しょうだよ!! わりゅいゆっきゅりはいっぴきのこりゃずくじょすりゅんだよ!!」 ゆゆ!!」 だめだよ!! と言おうとした一家より、一瞬誰かが答えた。 答えた主を探そうとする一家だが、全員首を横に振り、関係ないという意思を表示する。 となると、残された選択肢は一つ。 「おかーーしゃんがいちゅもいっちぇたもにょ!! わるいゆっきゅりはみんなしんでいいって!!!」 「「「「と゛う゛し゛て゛ぞんなごというのーーー!!!!!」」」」 全員が、男の、その手のひらに乗せられている赤ちゃんに向かって声を荒げる。 「ゆ? じゃって、おかーしゃんたちなかなきゃこたえないかりゃ、れいむいたいいたいしたくなきゃったもん!!」 プクーと頬を膨らませて、一家を見下ろしながら答える赤ちゃん霊夢。 「そうそう。えらいな~~♪ ちゃんと分かってるじゃないか」 「ゆっゆ♪」 そうして、その霊夢の頭をなでながら優しく語りかえる男。 この位置からでは赤ちゃんには見えないが、一家には男の顔が見えた。 まさに、一家にどのような処罰を与えようか考えている顔であった。 ~~~~~ ここは加工場の一室。 毎日限定生産される家族饅頭セットの備蓄室である。 「ゆっくり……」 この一室の新たな主は一つの霊夢一家。 普通なら、暴れまわるこの一家だが、一匹を除きその様な気は起きないらしい。 「ゆっきゅりだちてにぇ!!」 必死に騒いでいるのは赤ちゃん霊夢だった。 あっちの壁に体当たりしたかと思えば、こちらの扉に体当たり。 「……」 大きな個体が生気を失ったように佇むなか、赤ちゃんが行うその行為は、まさに奇妙なものだ。 「ゆ!! れーみゅたちはわりゅいことしちぇないよ!!」 「…………」 「おかーーしゃん!! れーみゅたちわりゅいことしちぇないんだかりゃ、はやくここきゃらでて、おうちかえりょーね!!!」 「……ゆっくり……そうだね……」 「ゆっきゅりだちてにぇ!! れーみゅたいはいいゆっきゅりだよ!! おかーーしゃん、いちゃいいちゃいだかりゃ、はやくかえらしぇちぇね!!!」 「「「…………」」」 いよいよ出荷されるその日、その赤ちゃん霊夢は最後の最後で自身の罪を知り、どの家族よりも絶望して逝ったという。 まるでアクセントのように、一部に強力な甘さの餡子を残して。 ~おまけ~ 「うーー!! れ☆み☆りゃ☆はこうまかんのおぜーーさまなんだぞーーー!!!」 そう叫ぶゆっくりれみりゃがいるのは間違いなく紅魔館の玄関であった。 庭に住んでいるものがまた勝手に入ってきたのだろう。 「う~~!!!! う~~~!!!」 調度品を見て、奇声をあげるその姿は、お嬢様らしからぬモノであるが。 「う~~~!! れみりゃはおなかがすいたーーー!! さくやーー!! さくやぁ~~~?」 一転、笑顔になったれみりゃが声を張り上げ食事を要求するが、ゆっくりに食べ物を与える輩はここにはいない。 「うーーー。うーー!! うう!!」 スカートの裾をぎゅ♪ っと掴んで涙を浮かべていたれみりゃだったが、何を思ったかスッと近くの部屋から怪獣の気ぐるみを持って戻ってきた。 「うっう~~♪」 お気に入りの気ぐるみを貸してあげるから、早く出て来い!! と言うことらしいが、あいにく酔っ払いでもしない限りそんな趣味の悪いものなんて着たくない。 痺れを切らしたれみりゃは、テコテコと自分の足で食べ物を探し始める。 「うぎゃ!! うーー!! うーーー!!」 途中何も無い所で転び、目に涙を浮かべ口を結び、まさに今にも泣き出しそうな事もあった。 「うーーー……、おなかへっだーーー……」 が、泣くのを堪えて再びよろよろと館内の捜索に戻った。 それから、幾分の時間が過ぎ、ある大きな入り口の前を通りかかった時、れみりゃはそこから大勢の声と、食べ物の匂いを感じる事が出来た。 「うーー!! ごはんたべりゅーーー!! おかしもってきてぇーーー!!」 既に疲れきったれみりゃは、近くにいた女性に声をかけると、うんちょ♪ と台の上に飛び、木製のベッドに横になり目を瞑った。 「う~~~……う~~~~……」 直ぐにうとうとし始める、幸せそうに口元から涎を垂らして。 「……あら、今日の夕ご飯はれみりゃだったかしら?」 「う~~……!! うあーー!! うあーーーー!!!」 疑問系で、しかもいまいち確証が無いにも拘らずテキパキとれみりゃを捌いていく。 「やめでーーー!! れみりゃなのーー!! れみりゃーーー!! はやくやめるのーーー!!!」 「……そーらのかなたに♪ みーちるひーぃかり♪」 れみりゃの言葉は一切聞かずに、鼻歌を歌いながら調理を進めていく。 「うぎゃーー!! れみりゃのあしがーー!! さぐやーー!! だすげでーー!!」 「まじかる♪・さく「んじゃーーー!! ああーーーーー!!! うあーーーー!!!」」 ……。 「今日は少しおかずが多いんじゃないかしら?」 「そうですか? でも食べ切れますよね?」 「それは、そうだけれども……」 「なら問題ないですね」 「はぁ……」 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/459.html
家への帰り道でのことだ。 「おにいさん、ゆっくりたすけてね!」 声がするので足元を見ると額に角の付いたゆっくりがいる。 「……お前名前は」 「ゆ! ゆーぎだよ!!」 ゆうぎの足元を見ると排水溝のブロックが外れている。 「……嵌ったんだな」 恐らく、跳ねて移動していたところ、外れた溝にスポンと嵌ってしまったのだろう。 「おにいさん、たすけてね!」 そのまま通り過ぎることもできたが翌朝そのままだったりれみりゃに食われてたら 夢見やら後味が悪いのでゆうぎの体を引っ張る。 「そぉい!」 スポンッ! ギャグ漫画のような音を響かせてゆうぎは排水溝の溝から抜け出した。 「たすかったよ! おにいさんありがとう!! これはおれいだよ!」 「どういたしまして……ってぇぇぇ!?」 見ているとゆうぎの角が取れた。 そして、背中に付いていた杯のようなものが取れ、俺の手の上に置かれる。 そして、角から液体が流れ出し 「さぁ、おのみなさい!」 いつのまにか角は戻っていた。 「酒かよ!」 模した相手が酒飲みだったせいか、酒を取り出せるみたいだ……。 問題は俺が酒が好きでない、ということだ。 「………」 「じーっ………」 断れる空気ではない。意を決して飲んでみる。 「………」 「どぉう?」 「う、うますぎる!」 旨かった、ホント旨かった。しかし、これアルコール度数が高い……。 しかし、ゆーぎは 「もういっぱい! もういっぱい!」 と酒を注いでいる。 どうするべきか……。ここは別のお礼にしてもらおう。 「な、なぁゆうぎ、実を言うとお兄さんあまりお酒が飲めない体質でな?」 「ゆぅ……」 「だがお兄さんの知り合いは知らずか大量の酒を送ってくるんだ。お兄さん飲めんのに」 「ゆ?」 「だからおまえがお礼をしたい、というなら俺の家の酒を飲んでくれないか?」 「おやすいごようだよ!」 「そうか、それは助かる。」 「おともだちをつれてきていい?」 「友達?」 「うん、すいかっていってね……」 我が家にあった酒の山は二体のゆっくりによって1ヶ月で消滅した。 後書き。小ネタ以外の何者でもありません。 続き ゆっくりゆーぎが 可愛いすぎるぜ・・・ -- ゆっくり愛で派 (2010-03-16 18 32 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2688.html
『赤ちゃんゆっくりの冒険-前編-』 今宵は満月、けーねがきもけーねに変身する頃 巨大な倒木の空洞の中でうごめく二つの影があった。 一つは黒髪に紅白のリボンを付けたゆっくりれいむ、もう一つは金髪に黒い帽子を被ったゆっくりまりさだった。 その二匹の体躯は通常の成体ゆっくりよりもずっと大きく、一般的な成人男性の身長ほどはある。 そんな巨大な生首が満月の光で狂ったのか、激しく体を震わせながらお互いを求めて交尾していた。 「ゆっゆっゆ! れいむぅ! こんなのはじめてだよよよぉ!!」 「まりさぁぁぁ!! こんやはねかさないからねぇぇぇぇ!!!」 お互いの舌を艶かしく絡ませながら粘液にまみれた頬を擦り付けあう。 ニチャネチャと淫猥な音が辺りに響く。 「ああぁ! もっと、もっとはげしくやろうよぉぉ!」 「いいよぉ! でもすぐにすっきりしちゃだめだからねぇぇぇ!!」 「わかってるよぉぉ! いっしょにすっきりしようねぇぇぇ!!」 蕩けた瞳で見つめあいながら二匹は小刻みに体を上下して相手と自分を絶頂へと登らせていく。 まりさはすぐにでもすっきりしそうだったが、いっしょにすっきりしようと言ったからには先にすっきりする訳にはいかない。 自然とペースダウンして自分の性欲を静めようとする。 「まりさぁ! うごきがにぶくなってるよぉぉ? うごかないなられいむがいっぱいうごいてあげるねぇぇ!!!」 「れいむぅぅ! はげしくしたらだめだよぉ! すっきりしちゃうよぉぉ!!」 まりさはすっきりしないよう我慢するが、まだ余裕のあるれいむの激しい振動がまりさを襲う。 次々と与えられる快感の波に、元々我慢弱いまりさは容易く屈してしまった。 「ご、ごめんれいむぅぅ……す、すっきりー!!!」 だらしなく蕩けた表情のまますっきりするまりさ。 それを見たれいむは頬をプクっと膨らましてぷんぷん怒る。 「まりさぁ、はやいよぉ! がまんできなかったの?」 「れいむごめんね! でもすっきりがはやくてもかずでしょうぶするからね!!」 「ああっ! まりさぁぁぁ!!」 「きょうはあさまでふぃーばーだぜ!!」 夜が開けて朝の日差しが森を照らす頃 ようやく巨大れいむと巨大まりさの交尾は終わりを告げた。 二匹の体は茎にまみれ、茎の先にはプチサイズのれいむとまりさの実が、つまり赤ちゃんゆっくりがたくさん実っていた。 合わせて百以上は実っている赤ちゃんに養分を供給して昨夜のような元気が無く、顔も皺だらけになった二匹は最後の会話をする。 「ちょっと…すっきりしすぎちゃったね」 「うん。これじゃあかちゃんをそだてられないね……」 「でもだいじょうぶだよ。れいむたちに似てげんきでかしこいあかちゃんにまちがいないよ」 「そうだよね。まりさたちがいなくてもじゅうぶんゆっくりできるよね」 「……れいむはさきにねるね。いっしょにゆっくりできてたのしかったよまりさ」 「おやすみれいむ。…まりさもたのしかったよ………」 それっきり二匹の体は急激に黒ずんでいき、ゆっくりとその生を終えた。 残ったのはたくさんの実。すぐにでも目を覚ましそうな赤ちゃんゆっくり達だけだった。 「ゆっくりちていってね!!」 最初のすっきりで生えた茎の赤ちゃんゆっくりが目をぱちくりと開いて元気に産声を上げた。 その産声を皮切りに他の赤ちゃんゆっくりも次々と目を覚ましていった。 「ゆっくりちていってね!」 「ゆっくりちようね!」 「みんなでなかよくちようね!!」 みんな目が覚めて隣に実っている姉妹と雑談しているうちに一匹、また一匹と茎から切り離されて落ちていく。 落ちた赤ちゃんゆっくり達は初めての地面の上できゃっきゃと元気に跳ねまわり、頬を合わせてお互いの生を感じ取っていた。 産まれた百匹近くの赤ちゃんゆっくり達はどれも健康で、とてもゆっくり出来ていた。 だがお腹が減ってはゆっくりできない。 ここでようやく母親がいないことに気が付いた。 「ゅ? おかーしゃんどこにいるの??」 「ゆっきゅりおなかがすいたよ!!」 「このままじゃゆっくりできないよ!」 「おかーしゃーん!!」 キョロキョロと辺りを見回してみるが母親らしきゆっくりはいない。 あるのは自分達がぶら下がっていた茎と、その根元にある黒い変な物体だけ。 ここで一匹の赤ちゃんまりさが一つの回答を導き出した。 「きっちょ、おかーしゃんたちはまりさたちのためにたべものとりにいっちゃんだよ!!」 「ならあんしんしたね!」「ゆっきゅりまとうね!!」 「でもおなかすいたよ!!」「がまんできないよ!!」 親ゆっくりはきっと食べ物を持ってきてくれる。 しかし赤ちゃんゆっくりがお腹が減っているのは今なのだ。 何か食べるものはないかと見回して視界に入るのは親の残骸。 いや、赤ちゃんゆっくり達はこれを親だと認識できていない。飢えた今となっては食べ物にしか見えなかった。 「だったらここにあるへんなのをみんなでたべようよ!!」 「しょうだね! おおきいからみんなゆっくりできるね!」 親だったものに赤ちゃんゆっくり達が群がってむーしゃむーしゃと食べていく。 だがこれはよくあること。子を産んだ結果で死んだゆっくりは産んだ子の栄養となる。 今回は両親がどっちも子を産んで死んだのでそれを教えるものがいなかっただけのことだ。 「ゅぅ、おいちかったね!!」 「ゆっくりできたね!!」 「おなかいっぱいになったからこんどはあしょぼうね!!」 百匹近くいるとはいえ、親の残骸は人間程度の大きさだ。 赤ちゃんゆっくり達がお腹いっぱいになるまで食べても親の残骸はまだ原型を残していた。 いっぱい食べて元気になった赤ちゃんゆっくり達は巣の中で飛び回って遊びまわる。 本能なのか産んだ親の遺伝子を受けづいているのか、何となく外は危険だと感じ取って巣の外に出る赤ちゃんゆっくりは一匹もいなかった。 お母さん達が帰ってきたらいっぱい遊んでもらおう。 そんな幻想を抱きながら赤ちゃんゆっくり達は巣の中でゆっくりと過ごしていた。 それから三日経っても母ゆっくりは帰ってこなかった。 それはそうだろう。帰るも何も最初から巣の中に居たのだから。 その親の残骸もすでに残り少なくなっていた。 産まれた時から一回り大きくなった赤ちゃんゆっくり達の中には いくら待っても母ゆっくりは帰ってこないんじゃないかと考え始めるゆっくりもいた。 「おかーしゃんおそいね。ゆっきゅりしすぎだよ!!」 「このままじゃたべものなくなっちゃうよ!!」 「それじゃゆっきゅりできないよ!!」 赤ちゃんゆっくりでも巣にある残りの食料の量は分かる。 後一回みんなで食事したら全部無くなると。 「だったらおそとにいこうよ!!」 「しょうだね! おそとならたべものいっぱいあるよ!!」 何匹かのゆっくりが巣の外に出ようと言い始めた。 他の姉妹の反応は様々だ。 「ゆ! おそとはあぶないよ!!」 「いってみないとわからないよ!!」 「そうだよ! このままだとゆっきゅりできないよ!!」 「おかーしゃんはかえってくるよ!!」 結局意見は二つに分かれた。 外に行く派と母を待つ派の二つだ。 数が多いのは外に行く派で、全体の8割を占めた。 「ゆっ! たべものをゆっくりさがしゅよ!!」 「みんなでしゃがしてくるからね!!」 「ゆっくりちようね!!」 外に行く派の赤ちゃんゆっくり達はすぐに巣の外へと旅立っていった。 危険だと警告する本能を抑え、約80匹の赤ちゃんゆっくり達が巣の外へと初めて身を投じた。 初めての巣の外は気持ちよかった。 さらさらと吹く優しい風。どこからともなく香る草の匂い。ぽかぽかとする陽の光。 「すごい! ゆっきゅりできるよ!!」 「おうちにいるよりずっときもちいいよ!!」 「しゅっきりできるよ!!」 外に出たゆっくり達は見るもの全てに感動していた。 産まれてからの三日間は巣の中と入り口から見える小さな外の世界しか知らなかった。 こうして出てみると、どうして今まで出なかったのか不思議だった。 「こんなにゆっくりできるならおかーしゃんがかえってこないのもわかるね!!」 「しょうだね! でもかわいいれいむたちにかおをみせないなんてかってだよね!!」 「きっともっとゆっくりできるばしょにおかーしゃんはいるんだよ!!!」 「それじゃあみんなでさがしにいこうよ!!!」 「ゆっくりさんせい!」「ゆっくりさんせいだよ!!」 こうして赤ちゃんゆっくり達の冒険が始まった。 母を待つ派の中には外に出た姉妹の声に誘われて意見を変えたゆっくりがいたので、 結局おうちに残ったのはたった9匹の赤ちゃんゆっくりだけだった。 「ゆっきゅりきをつけてね!」 「あぶなくなったらもちょってきてね!!」 「おかーしゃんがかえってきてもしらないよ!!」 おうちに残る赤ちゃんゆっくり達の見送りの声を背に赤ちゃんゆっくりの集団は楽しそうに森の向こうへと跳ねていった。 残された9匹の赤ちゃんゆっくり達は旅立った姉妹の姿が見えなくなるとお互いの顔を見合わせた。 「みんないっちゃったけど、のこったみんなでゆっくちちようね!!」 「おかーしゃんがかえってきたらほめてもりゃおうね!!」 「おうちのなかでゆっくりちようね!!」 「おかーしゃんがかえってくるのがゆっくりたのしみ!!!」 いない母ゆっくりを待ち続けるこの赤ちゃんゆっくり達の運命はもう決まったようなものだった。 大多数の姉妹が冒険に出かけたので残りの食料ももうしばらく持つだろう。 しかし無くなったその時のことを考えるゆっくりは誰もいなかった。 巣に残ったゆっくりが窮地に立つのはまだ先の話。 『おかーさんのいるもっとゆっくりできるばしょ』を求めて冒険に出かけた90匹近くの赤ちゃんゆっくり達は現在森を元気に跳ねていた。 小さく足も速くないのでまだ元のおうちからはそんなに離れていなかった。 「ゆっゆっゆ!」 「はしるとたのしいね!」 「こんなにうごくのはじめて!!」 「ゆっ! むこうはひろくてゆっくりできそうだよ!!」 「みずがみえりゅよ!!」 「ゆっゆ! じゃあむこうへゆっくりいこうね!!!」 特に行き先は決まっていない。 先頭集団が何となくゆっくり出来そうな方向へ進み、後続のゆっくり達がそれに続いているだけだ。 今は先頭集団が見つけた木の少ない開けた場所、湖へと向かっている。 「ゆっくりついたよ!!」 「いっぱいはしってゆっくりちゅかれたよ!!」 「おなかしゅいたよ!!!」 「のどもかわいちゃよ!!」 「いっぱいたべれそうなくさがありゅよ!!」 「みずもたくさんあるよ!!」 「みんなでゆっきゅりたべようね!!」 湖の周りは赤ちゃんゆっくり達の背ほどの草木が生えていて、食べるのにはちょうどいい。 さらに湖なので水はたくさんある。赤ちゃんゆっくり達にとっては初めてみる水だ。 初めて見るのに"水"だと分かるのは、親ゆっくりの残骸を食べて知識を受け継いだ結果だ。 ただし分かるのは"水"であることぐらいで安全か危険かの判断はつかないし、ゆっくりの頭では想像もできない。 「ゆっゆ~、つめちゃくてきもちいいよ!!」 「すごいよ! うかべるよ!!」 「しゅご~い! れいむにもゆっくりやらせてね!!」 湖に飛び込んだ赤ちゃんゆっくりが冷たくて気持ちがいいと報告すると、 水は安全な物だと認識した赤ちゃんゆっくりが続いて湖に浮かんだり、水をガブガブと飲み始めた。 その様子を見た他の赤ちゃんゆっくりも湖の周りに集まって自分達も遊ぼうとし始めた。 と、その時だった。 「ゆっ!? からだがしずみゅよ!! だしゅげ…っ!!」 「さっぎまでうがんでだのになんじぇぇぇぇぇ!?」 湖に浮かんでいた赤ちゃんゆっくりの皮が水を吸って重くなり、水に沈んでいく。 その様子を見て湖で浮かぼうとした赤ちゃんゆっくりは陸へと逃げ戻る。 「みずのうえはあぶないよ!! ゆっきゅりもどってきちぇね!!」 一匹のゆっくりがそう叫んだが、すでに水の上に浮かんでいる赤ちゃんゆっくり達は自力で陸へは戻れない。 最初に浮かんでいた姉妹が沈んだのを見て泣き叫んでいる。 「あ"あ"あ"あ"あ"!! だれかだしゅげでぇぇ!! おがーじゃーん!!!」 「しじゅんできだよ! だしゅげでぇ! だしゅげっ……」 そこらに生えている草を咥えさせて引っ張れば助けられたのかもしれない。 だが赤ちゃんゆっくりにそんな知恵などあるわけもなかった。 ただただ泣け叫んで沈んでいく姉妹に声をかけ続けるしかなく、 湖に入った姉妹全員が沈み切った後も泣いていた。 「ゆぅぁぁあん!! ゆっきゅりできないよぉぉ!!!」 「ここはじぇんじぇんゆっくりできないよぉぉ!!!」 「ほがのどごろにいぎょうよぉぉぉ!!!」 残った赤ちゃんゆっくりの心は一つだった。 ここではゆっくり出来ないから他の所に行く。 赤ちゃんゆっくり達は怖いものから逃げるように跳ねていく。 進む先など考えていない。とにかく恐ろしい湖から離れたかったのだ。 しかし泣きながら跳ねていくゆっくり達の中、動けないゆっくり達もいた。 湖にこそ入らなかったものの大量の水を飲んでしまった赤ちゃんゆっくりだ。 「ゅ…まっちぇ…まっちぇぇぇ……!」 「おいちぇいかないちぇぇぇ……!」 もう少し育っていれば過剰に摂取した水分を小便のように排出することも出来たのだが、まだその器官がない。 餡子化できる限界を超えた水が体の餡子を溶かし、皮もぶよぶよになってまともに動けなかったのだ。 中には完全に体の中身が溶けてしまい、茶色の水たまりに沈むゆっくりすらいた。 もうこの赤ちゃんゆっくり達は助からない。 数秒で体内の水分が乾ききれば助かるかもしれないが、そんなことあり得ない話だ。 このまま体が溶けるか虫か何かに食われて死ぬことだろう。 湖から逃げた赤ちゃんゆっくり達は再び森の中に戻ってきていた。 適当な木の近くで立ち止まる。必死で逃げて来たので皆クタクタだ。 「ゅっゅっ…ちゅ、ちゅかれたよぉ」 「ゆっくり、やすもう、ね…」 「ゅぅ、ゅぅ…」 赤ちゃんゆっくり達は地面にへばりつくように垂れて体を休める。 走り回ってお腹が減ったゆっくりは雑草をもしゃもしゃと食べていた。 そんな中、一匹のゆっくりが毛虫を見つけた。黒いもさもさの付いた体でゆっくりと動いている。 「しゅご~い! とってもゆっきゅりしてるよ!!」 「これもたべられりゅのかなぁ?」 「ゆっきゅりたべりゅよ!!」 「あ! まりさじゅるいよー!!」 赤ちゃんまりさが毛虫を食べる。しかしそれはゆっくりが食べられるものではなかった。 毛虫の毛は柔らかい赤ちゃんまりさの口の中に刺さり、同時に変な味のする液体が口の中に溢れる。 毒だ。幻想郷に住むこの毛虫の毒は人間でも飲み込むと頭痛と嘔吐感が襲い、全身に軽い痺れが走る。 人間の大きさでそれなのだから小さなまりさはどうなるのか。 「ゆ"ぎゅべぇぇぇっぇぇぇ!!!!」 全身に激痛が走り、中身の餡子を吐き出してしまう。 「ゅゅ!? まりしゃだいじょうぶ!?」 「ゆっきゅりしていっちぇね!! ゆっきゅりしてねー!!!」 「なんでなのぉぉぉぉ!!!」 「ゆぶおぉぉぉぉっ!!! おぼっ………がぼっ……………」 赤ちゃんゆっくりにとっての嘔吐は餡子の容量が少ないだけに死に直結する。 まりさも例外なく体内の餡子を漏れなく吐き出し、そのまま死んでしまった。 だが周りにも同じように餡子を吐き出して死んでいく赤ちゃんゆっくりがいた。 皆同じ毛虫を食べた結果だった。 「ゅげぇっぉぉぉぉぉおっ!!!」 「ゆぼぼぼぼぼぉぉっ!!!」 「げぇぇぇえっぇぇぇっぇ!!!」 「ゅー!! ゆっきゅりしちぇよぉぉぉ!!!」 「はいちゃだめだよぉぉぉぉお!!!」 「はいたらゆっきゅりできにゃいよぉぉぉ!!!」 「むしさんたべたらゆっきゅりできないよぉぉ!!!」 辺りは餡子を吐き出すゆっくりの断末魔とそれを見て恐怖に震えるゆっくり達の悲鳴が響いた。 同時に赤ちゃんゆっくり達はこの毛虫を食べると死ぬと言う事を理解できた。 ゆっくり達にとって幸運だったのはこの虫の毒が即効性だったことか。 遅効性であれば気づかずにむしゃむしゃ食べてほぼ全滅していたことだろう。 赤ちゃんゆっくり達は十分休めていなかったが、 姉妹の死んだ場所ではゆっくり休めないということで再び集団で移動していた。 「ゆっきゅりはしろうね!」 「こんどこそゆっくりできるばしょにいこうね!!」 「みんなでいけばこわくないね!!!」 湖と虫の毒とでたくさんの姉妹が死んだが、それでもまだ70匹近くのゆっくりが生き残っていた。 しかしこれほど目立つ集団も中々ないだろう。これだけの数の赤ちゃんゆっくり達が群れを成して移動するなど普通はあり得ない。 あり得ないが、捕食種や野生の動物にとってこれ以上ない格好の獲物である。 先頭を進むゆっくり達の目に影が見えた。 「うー、うー!」 体付きのれみりゃだ。大勢のゆっくりの話し声に誘われて姿を現した。 赤ちゃんれいむと赤ちゃんまりさはれみりゃの姿を見て震えあがる。 赤ちゃんゆっくりでも本能的に知っている。自分たちを食べるゆっくりできないゆっくりであると。 「ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"! ぎょないでぇぇぇぇ!!!」 「ゅぅぅぅぅ!!!」 「みんにゃにげでぇぇぇぇ!!!!」 先頭のゆっくり達から連鎖して悲鳴の波が起こり、一斉に踵を返して逃げ出した。 「うー! つかまえるー! うあうあ♪」 「ゆ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!! は"な"ち"て"ぇ"ぇ"ぇ"!!!」 一匹の赤ちゃんれいむがれみりゃの手に捕まえられてしまった。 その手に握られた赤ちゃんは苦しそうに離してと懇願するがれみりゃはニコニコと無邪気に笑って聞いていない。 「は、はなちてあげてよぉぉ!!」 「ゆっくりできないよぉ!!」 「やめちぇぇぇぇ!!!」 大勢が逃げる中、何匹かのゆっくりは逃げずにれみりゃに向ってやめてとお願いする。 しかしそれは勇気というよりも無謀な行為である。 「うー♪」 「あ"あ"あ"あ"あ"!?」 もう片方の手でれみりゃに楯突いたゆっくりの一匹が捕まった。 れみりゃの片手に収まるほど小さな身体を必死に動かして逃げようとするが、 赤ちゃんゆっくりの力ではれみりゃの握力にすら敵わない。 「うー、たーべちゃうぞー!!」 「やめちぇっ…ゅ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!! ずわないでぇぇぇ!!!」 先に捕まったれいむがれみりゃに咥えられて中身を吸われていく。 れみりゃの吸う力は強く、数秒で赤ちゃんれいむは皮だけになって二度と動かなくなってしまった。 次は二番目に捕まえたゆっくりの番だ。 「やぁぁぁ!!! やめちぇぇぇ!! おがーしゃーん!!!!」 「う~♪ うまうま」 「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」 二匹目も抵抗空しく餡子を吸われて皮だけになってしまった。 これを見た赤ちゃんゆっくりは圧倒的な力量の差に恐れおののいて固まってしまった。 それを見逃すれみりゃではない。体付きのれみりゃは燃費が悪い。だからたくさん食べないと満足できない。 れみりゃはそうして次々と赤ちゃんゆっくりを捕まえては吸い、捕まえては中身を吸い上げた。 「ゅぁぁぁ!!! ゆっきゅりできないよぉぉぉぉ!!!」 「なんでこんなことしゅるのぉぉぉ!!!」 そう言いながられみりゃの前から全てのゆっくりが逃げ出した。 れみりゃはそれを歩いて追いかける。 「うー、にげてもたべちゃうぞー!!」 「ゅー! きょないでぇぇぇ!!!」 れみりゃのよちよち歩きにすら、逃げた赤ちゃんゆっくり達は追いつかれてしまう。 手が伸びる。れみりゃの食事はまた始まったばかりだ。 れみりゃが先頭集団を襲ったことを知って後続の赤ちゃんゆっくり達は踵を返して元来た方向へと跳ねていく。 少なくとも今まで通ってきた道は安全だった。だから戻ればゆっくり出来る、と。 だが時が過ぎれば状況は変わる。 赤ちゃんゆっくりの集団を見つけて後を付けていた野犬数匹が踵を返した赤ちゃんゆっくり達と鉢合わせた。 「わふっわふっ!」 獲物から自分に飛び込んできて涎を垂らして喜びを表現する野犬たち。 見たことのない大きな生物だったが親の遺伝子によりに犬と分かる。 だが獲物として狙われていることに気づかない赤ちゃんゆっくり達は野犬に対して暢気に声をかけた。 「ゅ~? いぬさんはゆっきゅりできる??」 「もふもふしてゆっきゅりできてるよ!!」 「いっしょにゆっきゅりしようね!!」 今まで逃げていたことを忘れてお犬さんとゆっくりしようと飢えた野犬の周りに集まる赤ちゃんゆっくり達。 「わふっ!」 「ゅぎゃっ!?」 一匹の野犬が口の前にいた赤ちゃんまりさに帽子ごと噛み付いた。 それに続いて他の野犬も近くにいた赤ちゃんゆっくりへと襲い掛かる。 野犬の口は大きく、プチトマトより一回り大きい赤ちゃんゆっくりなど一口で頬張ってしまう。 口の中の赤ちゃんゆっくりは泣きながら逃げようとするが何度も噛み付かれ、物言わぬ饅頭と化して飲み込まれていく。 飢えた野犬がこんな小さな獲物一匹で満足するわけもなく、続けて二匹目、そして三匹と食べていく。 赤ちゃんゆっくり達は体中を震え上がらせ、またも踵を返して逃げ出した。 「ゅぅぅぅ!! おいぬさんゆっきゅりできないよぉぉぉ!!!」 「きょわいぃぃぃぃ!!!」 「ゅゅゅ!! こっちきちゃだめだよぉぉぉ!!!」 「なにいっちぇるの!? れみりゃがいるのぉぉ!!」 「こっちはおいぬさんがおそってきゅるのぉぉぉ!!!」 「や"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」 れみりゃと数匹の野犬に囲われた赤ちゃんゆっくり達は大混乱である。 一箇所に固まり、逃げようともせずただ泣き叫び、少しでも捕食者から逃げようと中央に向かって必死にオシクラ饅頭する。 「ゅぎゅぁぁぁ!!! ちゅぶしゃないでぇぇぇえ!!!」 「もっちょつめちぇぇぇえ!!」 「ちゅぶれちゃうよぉぉぉぉ!!!」 「うあぁぁぁぁ!! おがーしゃんんんん!!!!」 オシクラ饅頭の中央の赤ちゃんは周りの赤ちゃんの圧力によって潰れされて、餡子を吐いて息絶え絶えだ。 しかしそれに構う余裕のあるゆっくりはいない。 オシクラ饅頭の外周にいる赤ちゃんゆっくりかられみりゃと野犬に食べられているのだ。 "今"は安全な中央に少しでも進もうと姉妹に体を押し付ける。 もうこのままゆっくり出来ないのか。このままみんな食べられてしまうのか。 絶望的な状況だったが、一匹の野犬により希望の光が差した。 「わふわふっ」 ふと、ガツガツと赤ちゃんゆっくりを食べていた野犬がれみりゃの姿を見つけた。 この甘ったるくてべたべたする小さな生き物と違い、肉の臭いがする生き物を。 それはそれはとても美味しそうな獲物を。 「ガウッ」 「うー? う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」 一匹の野犬がれみりゃに飛び掛った。 野犬はれみりゃを押し倒すとすぐさま首へと噛み付いて食いちぎった。 「あ"あ"あ"あ"あ"!!! い"だい"~!! しゃぐやぁぁぁぁ!!!」 「わふわふっ!!」 れみりゃの中身は肉まん。野犬にとって餡子なんかよりもずっといい物だ。 その香ばしい匂いに誘われて赤ちゃんゆっくりを襲っていた他の野犬もれみりゃの元に集まる。 「ううううう!! だしゅげでぇぇぇぇ!!」 数匹の野犬によって体を貪られていくれみりゃ。 じたばたともがいて逃げようとするが野犬の力には敵わない。 そうしているうちに手足を噛み千切られてしまった。 「う"あ"ー! う"あ"あ"ー!」 赤ちゃんゆっくり達は呆然とれみりゃが襲われる様を見ていたが、しばらくして我に返ったようだ。 「ゅ、ゅっくりにげりゅよ!!!」 「おいぬさんありがとね!!」 「れみりゃはゆっくりしね!!」 「こっちだよ! こっちはゆっきゅりできるよ!!!」 「れいみゅとまりしゃはにげるからね!! しょこでゆっきゅりしていっちぇね!!!」 れみりゃと数匹の野犬の脇をすり抜けて、生き残った赤ちゃんゆっくり達は飛び跳ねていく。 非常にゆっくりとしたスピードだったが、 野犬たちはれみりゃを食べて「うっめ! めっちゃうっめ!」状態だったので気に留める犬はいなかった。 こうして残り数少なくなったが、なんとか全滅を逃れることが出来た。 生き残ったゆっくり達は皆どれも髪はボサボサ、飾りも汚れてしまっている。 そして何匹かは仲間の返り血、いや返り餡子で染まっていた。 最初の頃のように暢気に喋るものは誰一人いなかった。 (後編?へ続く) by ゆっくりしたい人 =あとがき= 書いてる途中に色んな死亡パターンが頭に浮かんでしまってその選別に時間がかかりました。 結果として、簡単に死にすぎないように少し頭のいい赤ちゃんゆっくりになっちゃったかも知れません。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/2214.html
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※駄文の癖に長い ※うんうんとかまむまむ注意 ※パロディがあります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! CAUTION!! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― れみりゃ調教日記 200⑨ねん 1がつ24にち れみりゃ調教中 れみりゃを精神的に追い詰める。 れみりゃにぷっでぃ~ん(笑)をあげる、と騙せばホイホイついてくる。 餡子脳も近頃は進化してるらしいのに。馬鹿な肉まんである。 「ぷっでぃ~んをはやぐもっでご~ぃどぉ♪」 無視。 五分後… 「はやぐじろ~!!ざぐやにいいづげるどぉ!!」 流石に五月蝿い。しょうがない、返事してやろう。なんて親切なんだ、私は。 「ぷっでぃ~んあげるなんて誰が言った?」 「おまえがいっだどぉ!!はやぐじろばばぁ!!!」 「うるさいわね肉まん。人間様に向かってなんて口の利き方をするの?」 「しかもまだ19だし」 あくまでも本当のことだけを冷静に返す。 でも追い詰めることが出来ない! そうだ!此処で我が家の奴隷を透明な箱に詰めて連れてきたら追い詰めることができるかも! 「れいむ!まりさ!ありす!ちょっとコイツになんか言ってやってよ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「わかったぜ!!」 「このうすきたないみじめないなかもののれみりゃをいじめればいいのね!」 ちなみにこの饅頭たちも調教した奴である。 「う?あまあま~♪」 「れいむたちはあまあまじゃないよ!!なまえがあるよ!ばかなの?しぬの?」 ムカつく言葉も上手く利用すれば、ほら。 「ぎゃお~た~べちゃうぞ~♪」 「れみりゃはまりささまたちにひざまずいてればいいんだぜ!」 ゲスまりさも鞭とかでやればこんなにも役立たせることができる。 「あまあまどもはしゅうだんでひきょ~だどぉ~♪た~べちゃうぞ~♪」 「それしかいうことがないのかしら?いなかもののれみりゃは?」 いなかもの、という言葉も上手く利用してみたよ! だけど、物足りないので3匹の箱の中に手作りプリンを入れる。 「う~♪おそいどぉ~♪う?それはれみりゃのだどぉ!!あまあまのじゃないどぉ!!!」 五月蝿いブサイク。 一方の奴隷たちは大喜びだ。 「うえてるれみりゃのまえでたべるぷっでぃ~んwはおいしいね!!」 「こんなおいしいぷりんをれみりゃがたべるなんてもったいないぜ!!」 「そうよね!!」 そんな奴隷たちをしばらく休憩させて置き、私はれみりゃに笑顔で話し掛けた。 「ねぇれみりゃ。そんなにぷっでぃーんwが食べたい?w」 「いまたべさせればゆるしてあげるどぉ~♪れみりゃはやさし~どぉ♪」 イラッと来たが、私は笑顔を崩さず言った。 「じゃあさ、私に忠誠を誓ってみてよ。誓うことが出来たらぷっでぃ~ん(笑)を食べさせてあげる。」 肉まんに忠誠、なんてわからないとは思うけど。 「はやぐじろ~!!!」 「そうか~。肉まん如きに忠誠なんて誓えないか。じゃあ私の靴の裏舐めて。そうしたら食べさせてあげる。」 「そんなことはいいからはやくもってくるどぉ~♪」 ブチリ。 この音は私の堪忍袋の緒が切れた音であり、れみりゃの腕が切れた音でもある。 ここで私は初めて笑顔を崩した。 「少し…頭冷やそうか…」 れみりゃは何かを悟ったのだろう。 れみりゃは私の靴を舐めはじめた。屈服刻印Lv1を取得 それにしてもこのれみりゃ、無様である。 「あはは。本当にやるとは。でもぷっでぃ~んwなんてあげるわけないじゃない!」 私はとりあえず奴隷たちに見せつけた。 「あのれみりゃがぷっでぃ~んのために靴まで舐めるとは。おおぶざまぶざま」 「いいながめだぜ!!!」 「さすがいなかものね!!」 カシャッ。 今日の一枚。 れみりゃ、靴を舐めるでいいかな。 200⑨ねん 1がつ25にち れみりゃ調教中 れみりゃのビデオを撮る。 昨日はあの後、首輪をつけ目隠しをし部屋に縛り付け、拘束しておいたから逃げる心配は無かった。 部屋のドアを開けるとうんうんやしーしーが垂れ流しになっていた。 昨日かられみりゃは我が家のゴミ箱になっている。 埃を食べさせ、野菜クズを食べさせた。 勿論、このノリでうんうんやしーしーを処理させないというわけにはいかない。 「おられみりゃ。自分で出したものはちゃんと食おうね。」 れみりゃの顔は涙と鼻水でぐちょぐちょになっていた。 きっと喜びの気持ちと感謝の気持ちで泣いちゃったんですね。わかります れみりゃはじたばた暴れた。まあ確かに自分から出た汚物だもんね。でもそんなのかんけーね。 ビデオを回し始めた。 「皆さん見てください!れみりゃが自分から出たうんうんやしーしーを処理していますよ」 「いだい…どぉ…はなじで…」 「おらおら!『放して』じゃなくて『下品な奴隷れみりゃからお手を放してくださいませご主人様』だろうが!!」 ブチリ。 れみりゃの羽を千切った。ちなみに昨日千切った腕はすでに再生している。 すばやく接着し、羽が再生しないようにした。 「もう野生じゃ生きていけないね、うふ、うふふふふふふ」 「ごのげびんなどれいれみりゃがらてをはなじでぐだざいごじゅじんざまぁ!!!」 「うん、それ無理」 力を緩めるどころかさらに力を強めた。 「やべで!!ざぐやぎでぇえええ!!!わるいごどじだならあやばるがらぁ!!あだまづぶれじゃう!!!」 「そんな誰かもわからない人に助けを求めるよりこの調教をありがたく思いなさい。 それと『やめてください!粗相を致しましたのなら謝罪致します!ですから頭を潰さないで下さいませ』ね。」 「いやだいやだゆるじで!!!」 「何度言ってもわからないなんてダメなメス豚ね!!『お許しくださいませご主人様』でしょ!!!!」 手を放すと、ポケットから辛子を取り出した。 「どうしてもってのならこれしかないわ。」 カメラをれみりゃの手の届かない所に置くと、れみりゃを縛り固定し、れみりゃのおべべ(笑)を脱がした。 「きゃ~えっち~♪」 五月蝿い豚、と顔面パンチを食らわすと、れみりゃのまぶた、まむまむに辛子を塗りこんだ。 「いぎゃああああ!!!いだいいだい!ぶいで!!いまずぐぶいで!!」 「『痛いです!お拭き取りくださいご主人様』じゃなくて?」 と何処から出したのかわからない鞭で叩いた。 其の頃にはれみりゃもグッタリしていたので部屋を出た。 こう見えてお姉さんはグッタリしているところをやるのは好きではなかったのだ。 私、カメラを回収して編集したら知り合いと奴隷たちとビデオ鑑賞会するんだ…! 200⑨ねん 1がつ26にち れみりゃ調教中 れみりゃの前でビデオ鑑賞会をする。なんと、編集が終わらないフラグでは無かった!! 辛子を塗られ、拘束されているれみりゃの部屋のドアを開け、部屋に入った。 「ぷっでぃ~ん…」 「れーみりゃ♪今日はお客さんがくるの。ぷっでぃ~んを持ってきてくれるから大人しくしてろよコラ!」 といって、れみりゃの顔面をけった。 「いだいでず…」 ピンポーン。 家のインターホンが鳴った。 「はーい。」 来たのは虐待お姉さんの虐待友達の虐子だった。 「やあ。噂のれみりゃのビデオが見たくて。」 「いらっしゃい。ゆっくりしていって」 「あんた微妙にゆっくり化してるけど大丈夫?」 「ダメかも…」 2人は会話をしつつ、リビングへ向かった。 「お!コレか、噂のれみりゃは!!」 「うん、そう」 「一発殴っていい?」 「いいけど」 虐子が殴ろうとしたとき、れみりゃは口を開いた。 「おまえかどぉ?おぎゃぐざんは?れみりゃにぷっでぃ~んよこすどぉ♪」 開口一番これだ。困ったものです。 「そんなにぷっでぃ~んが食べたいならてめぇの腕でも食べてりゃいい!」 ブチリ。 「いだいでず!ぶっでぃ~んよごぜどがいわないがらおうでぢぎらないでぐだz…ごぼっ」 虐子が口にれみりゃの腕をねじ込んだ。 「割と暴力振るえば従順になるんだね。」 「まあね。加工場の人間なめちゃいかんよ!あ、そうそう、ビデオ見る?」 「あぁ、うん」 虐待お姉さんがDVDをセットし、再生させた。 しっかり、昨日撮った映像が再生された。 虐子、奴隷たち。そしてれみりゃの前で。 「うわあああああ!!みなうぃでぇえええええ!!!!!!」 れみりゃは何もしてないのに泣き出した。まったく失敬な奴である。 「うるさいこの奴隷メス豚。『見ないでくださいお客様』といえたら止めてあげようか?」 「みないでぐだざいおぎゃぐざまぁ!!!!」 れみりゃが言った途端、リビングは笑いに包まれた。 「あはははははっ!無様無様w」 「此処までやるれみりゃは初めて見たよ。最高傑作だねw」 「みじめなれみりゃだね!!」 「みじめなれみりゃはだまってじぶんのすがたをさらしてればいいんだぜ!!」 「いなかもの!」 ありすが田舎者、といった途端、田舎者コールが始まった。 「田舎者!」 「田舎者!」 「いなかもの!」 「いなかもの!」 「いなかもの!」 「うわあああああああ!!1ざぐやにいいづげでやるうううううううぁ!!!!!!!!」 「ざぐやに言いつけてやるだってさ」 「おお怖い怖いw」 2人は「たべちゃうだってさ」「おおこわいこわい」的なやりとりをした。 「あ、DVD見ないなら消しちゃうけどどうする?」 「れみりゃの言う事聞いてる事になるからいいや」 こんな感じでれみりゃの悲鳴をBGMに楽しく談笑した。 200⑨ねん 1がつ27にち れみりゃ調教中 れみりゃと散歩する。 「よっれみりゃ!」 ぶち。 羽を千切る。 「!!!!」 ほとんど反応は薄い。羽が再生しないように埋めた。 何かを悟ったんだろう。 「れみりゃ♪今日はお散歩に連れて行ってあげるよ♪」 といって首輪とリードを出した。 首輪はわざときつく締め、リードを取り付けた。ていうか取り付けるって取るの?付けるの?どっち? そんなことはどうでもいいが、れみりゃたちは外に出た。 だが、れみりゃは歩こうとしなかったので引き摺っていった。 肉塊になるまで。 そして肉塊になる頃には紅魔館についていた。 「すいませーん。十六夜咲夜さんはいらっしゃいませんかー?」 門番に話し掛けた。返事が無い。シエスタ中だった。 しんにゅうしますか? ニア はい いいえ 紅魔館に入り、しばらく歩くと、依頼主はいた。 「あ!この間の方ですね!肉まんですか?」 「あ、はい。コレです。ちょっと磨り減っててすいません」 「いえいえ。どうせ料理になっちゃいますしね」 「ではまた頼みたい事がございましたらまたどうぞ!」 「ありがとうございましたー」 依頼主の方は終始笑顔で話してくれたのでこちらとしても気分は良かった。 こうして、れみりゃの調教は終わった。 肉奴隷?いいえ肉まんですエンド by.名前って何ですか? ご自由にお読みください どうもはじめまして。名前って何ですか?というものです。 何故かれみりゃを書いてしまいました。 れみりゃは調教もの(色んな意味で)が描きやすいと思います。 ではまたお会いしましょう。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2210.html
S計画 作られたゆっくりたち 16KB 虐待-普通 愛で パロディ 小ネタ 実験・改造 自滅 現代 独自設定 高性能ゆっくりがでます ・何だかありえないくらい高性能なゆっくりがでます ・後半は虐待お兄さんに加工されたゆっくりのようにあまあまな展開があります ・あいかわらずのHENTAIおまけがあります ・それでもいいという人はゆっくりよんでいってね!!! 世にゆっくりという不可思議生物が発見されてから、ゆっくりは様々な分野で活躍している。 その餡子やクリームに似た味のために家庭のおやつとして養殖と販売。 何かとストレスが溜まるこのご時世にストレス発散のためのサンドバックとして。 そして癒しを得るための愛玩動物としての役割である。 そしてゆっくりを販売する企業は日々さらに売れるゆっくりを開発するため研究をしている。 今まさに新たな品種改良を施された新たなゆっくりが誕生しそうになっていた。 「では、これより第398回愛玩ゆっくり開発会議を始めるわ。」 ここは様々なゆっくりを販売する企業のペット部門の会議室。 日夜癒し用のゆっくりが売れるように様々なアイディアがここで議論され品種改良を施し世間へと売り出されることになる。 今回もまた新たなゆっくりの開発を話し合う。 「今回のテーマはずばり胴付きのれみりゃの販売についてよ、担当者はさっそく説明をお願い。」 「わかりました、ではまずは消費者のれみりゃのイメージについて発表させていただきます。」 銀髪で瀟洒なこの会議の主任に指名され、若干緊張しながら若い青年が資料を見ながら説明する。 「まず誰もが思うことはれみりゃの独特の喋り方です。胴無しのれみりゃと違い話すことができるようになりますが、 その喋り方のためにれみりゃを飼うなら胴無しが良いという意見が多数出ています。」 「わかってないわね、あの喋り方が実に愛らしいというのに・・・」 個人的な意見を言う主任。その表情はどこか危ない香りがする。 「いや、主任の意見はいいとしてここがれみりゃの問題ですね。あの『うー!うー!』とか『だどぅ~』とかは 虐待お兄さんや一般の人にはビキィ!とくるようなので。」 青年の言葉に出席者は一同に同意する。一般的にれみりゃはあの独特な喋り方をする。 例え金バッジでも個性ということもあり、特に喋り方を矯正するということは無い。そのためどんなに優秀でも れみりゃはあの喋り方のままなのだ。 「他にも『あのしもぶくれがむかつく』、『かりすまだんすとしてうざい動きをする』、『服がださい』、『頭が悪そう』 とした意見も出てきてますね。そのためれみりゃをこれまでより売れるようにするにはこの部分をなんとかしないと。」 青年の発表に出席者は様々な意見を出し合う。 「喋り方は教育の段階で矯正してしまえば、どうとでもなるのではないでしょうか?」 「まって、確かにそうだけどあの『うー!うー!』は胴無しでも言うしなによりあれがないとれみりゃの個性が弱くなるわ。 すべてを矯正するのでなく、頻度を下げさせれば良いのよ。」 「しもぶくれに関しては食事制限をかければなんとかなるでしょう。品種改良で小食なれみりゃを誕生させ続ければ この問題は解決できるはずです。」 「いいわね、飼い主の負担も減り一石二鳥だわ。」 「ダンスについてはやはり踊らないように躾けるしかありませんね。服に関してはわが社のゆー服部門に依頼して 新たな洋服を販売させれば更なる売上の向上が見込めるはずです。」 「だいたいこんな所ね・・・。それでは今回の新たなれみりゃの改良は今話し合われたことを中心に始めるわ。 また、この計画をS(スカーレット)計画とするわ。」 こうして新たなれみりゃを開発するS計画が始まった。 「うー!うー!れみぃはきんバッジなんだどぅ~。」 「そのうー!うー!言うのはやめなさいって言ったでしょ!それと語尾にだどぅは駄目!」 そう言って主任は蠅叩きのようなゆっくりしつけ棒で金バッジれみりゃを叩く。 これはゆっくりを躾ける為に開発されたもので、痛みはするが決して皮が破けないように作られたものだ。 今まで痛みらしい痛みに縁のなかったれみりゃは突然のことに泣き始める。 「うわぁぁぁぁぁ!れみぃのぷりちぃなおかおがあああ!いたいんだどぅー!しゃくやー!」 「また言った!駄目っていったばかりでしょう!」 そう言ってまたれみりゃを叩く主任。ゆっくりの教育において鞭は重要な要素である。 しかし、どうみても主任は楽しそうにしつけ棒を振るう。 「いいですかれみりゃ、私もとても辛いの!だけどこれも立派なお嬢様になるためですわ!」 「う~、わかったんだどぅ~。」 「また言った!」 「うわぁぁぁぁぁぁ!」 返事を返すもののまたも叩かれてしまうれみりゃ。主任の顔は恍惚としている。 その姿を見ていた他の研究員は恐ろしいと思うものと、自分も叩かれたいと思うHENTAIに分かれた。 しかし、この過程はまだ序の口である。 「う~、おねえさんにれみぃのかりすまだんすをみせてあげるんだぞ~。」 そう言ってあの奇妙な踊りを始めるれみりゃ。本来は自分がゆっくりするためと、相手をゆっくりさせるための行為だ。 だが、今回は場合この踊りはアウトである。 「れみりゃ!真のお嬢様はそんな下品な踊りはしないわ!」 「げひんなんかじゃないどぉ!これはかりすまあふれるきひんあるだんすなんだどぅ!」 必死に自分の主張をするれみりゃ。しかし、そんなことはどうでもいいのだ。 大切なのは踊りを踊らないということなのだ。 「言い訳しない!とにかく踊りは駄目!」 「うわぁぁぁぁぁ!もういやなんだどぉ!」 そしてまた叩かれるれみりゃ。だが鞭ばかりでは躾は成り立たない。飴も与えないといけないのだ。 「しかたないわね、少し休憩しましょうか。おやつとしてプリンを用意してるわ。」 「う?ぷっでぃんはゆっくりできるんだぞ~。」 好物を食べられると聞いて今までの泣き顔が嘘のように笑顔になるれみりゃ。 しかしここでもえみりゃには不幸が襲いかかる。 「はい、召しあがれ♪」 「う~?」 れみりゃに差し出されたのは通常のプリンより小さいものだった。これも小食なれみりゃになるための教育の一つだ。 もちろんこんなサイズではれみりゃは満足できない。抗議しようとするが主任に笑顔で返される。 「いいれみりゃ?カリスマのあるお嬢様はそんなにがっつかないものよ?だからこれがちょうど良い量なの。」 もはや反抗しても意味はないと悟っているのであろうか、れみりゃはしぶしぶそのプリンを食べ始める。 必死に金バッジを取ったというのに何故こんな目に遭うのだろう。れみりゃは心の中でそんなことを考えていた。 だが悲しいことにこんなスパルタ教育の続けたれみりゃは日を追うごとに衰弱していく。 「そろそろ限界ね・・・。あれの用意をしておいて。」 「なんだか可哀想な気がしますね。あいつちゃんと金バッジに相応しいれみりゃなのに。」 「そんな気持ちは計画の始めに捨てておきなさい。私も辛いんだから・・・」 そう言う主任の目には涙が浮かんでいる。やはりこれからのことを思うと悲しみを抑えられないのだろう。 今までの躾はあくまでも命に危険は無い。しかしこれからやることは下手をするとれみりゃが死ぬ可能性がある。 「持ってきましたよ、金バッジの優秀なやつの精子餡。」 「それじゃあれみりゃに注入してくるのよ。子供ができたらすぐに保護すること。」 「わかりました。・・・それでれみりゃはどうなるんです?」 「生きていればまた元のペットショップ生活よ。多少傷がついたといえ金バッジだからそれなりの飼い主に買われるはず。」 たった一匹のれみりゃによって理想のれみりゃが出来るはずがない。ゆっくりが子供に記憶の継承させる性質を利用し、 躾を施したれみりゃに、同じ金バッジのれみりゃの精子餡で子供を作らせまた躾を始めていく。 そうしたことを続けていくことによって生まれながら、当初考えられた理想のれみりゃを生み出そうということだ。 「う~、にんげんさんきょうはなにをするんだぞ~。」 「今日はな、お前に赤ちゃんを作ってもらう。」 「うー!れみぃおかあさんになれるの!?」 嬉しそうにするれみりゃ。しかしこれから始まることは決して幸せなことではない。 れみりゃに精子餡を注入するとともに成長促進剤を飲ませる。これにより子供の出産を早めるのだ。 だがこれは母体に大きな負担をかけるものだ。下手をすれば子供に栄養を取られ母体が死亡する場合もある。 三日後、れみりゃの子供は無事に生まれた。だが、母体となったれみりゃが子供と会うことは出来なかった。 このような過程を続けていき、ついに理想のれみりゃが生まれることとなった。 「ついに計画が成功したわ!」 喜びの表情で主任が会議に出席する人間に報告する。これまでの苦労を思い出し出席者全員が拍手を送る。 いままで研究過程のれみりゃは主任と担当の青年以外には公開されていなかった。 そして計画の成功ということで初めてれみりゃがお披露目されるのだ。 「これがS計画の集大成のれみりゃ、いいえれみりあよ!」 「「「おおおおおおお!?」」」 青年に連れてこられたれみりゃを見て一同は感嘆の声を上げる。 顔は不自然なほどのしもぶくれは無くなり、すっきりとした顔。優雅な立ち振る舞いには気品さえ感じる。 そして来ている洋服はゆー服部門がデザインをしたピンクを基調として首元に赤いブローチとリボンが付いている。 オプションなのか洒落たデザインの日傘を差している。 「皆さん初めまして、れみりあと申します。」 「可愛い!」 「本当にれみりゃなのか!?どっかの子供にコスプレさせてるんじゃないだろうな!?」 「確認のために服を脱いでね!お兄さんがお医者さんごっこで調べるよ!」 「れみりゃの靴下くんかくんかしたい!」 挨拶まで流暢にするれみりゃ、いやれみりあに対して出席者は率直な感想を正直に言う。 半信半疑といった出席者のために主任がある命令をれみりあにする。 「れみりあ、背中の羽を見せて皆さんの前で飛んでみなさい。」 そう言われてれみりあは隠していたコウモリのような羽を出し出席者の前で華麗に飛ぶ。 その飛行をみた出席者はまた驚きの声をあげた。 「やっぱり本当にれみりゃなんだな!」 「ビューティホー・・・」 「見えた!以外にも黒!」 「ふぅ・・・、お前ら落ち着け。」 不埒な言葉を言った者に主任がボールペンを投げつける。 一同が落ち着いたところで主任がこれからのことについて話す。 「多くの犠牲を出してついに完璧なれみりあが生まれたのは良いけどこれから実際に人間との生活をさせる実験をするわ。」 その言葉にまた一同は興奮する。 「主任!その実験にはぜひおれを!」 「まて!お前はロリコンだろうが!ここは紳士の俺がやる!」 「ごちゃごちゃ五月蠅いよ!ここはお兄さんがれみりあと暮らすよ!かっこよくてごめんね~!」 「いや、ここは俺が精神注入棒で体と心に健全な魂を育むぜ!」 「残念だけど、もう彼に実験は任せてるわ。あなた達はまたデータの整理と資金調達のために他と交渉して頂戴。」 全員のパルい視線をあびて青年は縮こまる。そこで会議は終了し、残ったのは主任と青年、れみりあだけが残った。 「やっと終わったのね。まるで見世物みたいで嫌になるわ。」 会議中のお淑やかな雰囲気はどこへやら、れみりあは不遜な言葉使いで主任と青年に話しかける。 「れみりあ、そんな言葉使いは駄目だって言ってるだろ。お前はゆっくりで人間には敵わないんだぞ。」 「あら、ごめんなさい。でもこういったゆっくりを求めたのはあなた達よ?」 そういって可笑しそうにクスクスと笑う。見ている主任は感動した面持ちだ。 「これよ!私が求めたのはこのカリスマのあるお嬢様なのよ!」 「そんなこと言っても主任、これじゃ絶対に売り物になりませんよ?これじゃあ思い上がった金ゲスじゃないですか。」 「甘いわね、ここから少しづつ飼い主に懐かせるのよ。それに結構根は素直で可愛いところがあるし。」 ひそひそと会話をする主任と青年。その姿をれみりあはまた面白そうに見ている。 「とにかく、これからの為にれみりあと一緒に生活してもらうわ。」 「よろしくね、がんばって私の僕としてお願いね♪」 こうして青年とれみりあの共同生活が始まることになった。 といっても特に特別なことをするわけではない。あくまで目的はれみりあの日常生活におけるテストだ。 元々すぐれたゆっくりどうしを組み合わせて生まれたれみりあである、さしたる問題は起こらなかった。 「今日のご飯はいったいなに?」 「今日はもっと箸が使えるようにするためにうどんだよ。」 そうしてテーブルに置かれたのはうどんだ。れみりあにも食べられるように甘く和風出汁を使った一品だ。 「これを箸できちんと食べることが今日のテストだよ。それと汁で洋服を汚さないように。」 「簡単ね、私は馬鹿にしてるのかしら?このれみりあ様にはこれぐらい簡単よ!」 そういって自信満々にうどんに挑むれみりあ。しかし 「あら?おかしいわね・・・」 「全然掴めてないぞ、第一お前箸で食事できないでいつもスプーンじゃないか。」 「うるさいわね、ちょっと待ちなさい!」 意地になって続けるれみりあ。しかし遅々としてその箸は進まない。その間に青年は食事を終えてしまう。 「うー!こんなもの紅魔館の主の私にはふさわしくないわ!」 「ここ紅魔館じゃなくて僕の家だから。食べさせてあげるから口あけて。」 脹れつつもひな鳥のように口をあけて青年にうどんを食べさせてもらうれみりあ。 恥ずかしいのかその顔は真っ赤だ。 「味はどう?ゆっくりでも食べられるようにしてるけど。」 「・・・中々美味しいわ。僕としては完璧ね。」 そういってうどんを完食するれみりあ。生活して青年がわかったことはれみりあが意外にも味にうるさいことだ。 別にどこぞのツンデレ美食家かクレーマー新聞記者のようではない。 あくまで味覚がお子様であるため、嫌いなものが多いのだ。青野菜や苦みのある食材、 ゆっくりであるため辛い物も駄目。おまけに好きなのは旗付きオムライスである、もちろんケチャップでの名前入り。 小食ではあるが食べ方がうまくいかず、洋服をよく汚す。しかし、出されたものは涙目になりながらも全部食べる。 主任の言うようにこれが可愛いところなのかなと青年は最近考えだす。 「さて、それじゃあ今日のテストは終わり。後はお休み前の歯磨きとトイレに」 青年がいつもの日課の言っているところで、雷が外で鳴った。近かったのか音も大きい。 「びっくりしたな。えっと、れみりあ今の話聞こえた?」 雷に驚く青年がれみりあのほうを見ると、そこには帽子を手で押さえしゃがみこんでるれみりあがいた。 いわゆるカリスマガードである。 「もしかして、雷怖かったの?」 「馬鹿にしないでくれる!?この私が雷なんか」 必死に強がろうとするれみりあにまたもや雷が近くに落ちる。強がっていた態度はどこへやら、 またもカリスマガードを青年に披露することになるれみりあ。 「怖いなら素直に言っても良いんだぞ。そういうところも報告しておくんだから。」 「違うわよ!ちょっと驚いただけよ!」 「それならいいけど。今夜はまた雷がなるかもしれないからな。」 そういって自分の部屋に行こうとする青年だが、れみりあが青年の服を裾をぎゅっと掴む。 「何かよう?」 「・・・一緒に寝て。」 結局その日青年とれみりあは同じベッドで寝ることになった。 「まだ起きてる?」 「起きてるよ。でもいい加減眠らせてほしいけど。」 「少しお話していい?」 「良いけどなるべく短くね。」 そうしてれみりあは少しづつ自分のことについて語りだす。曰く自分が生まれてきた理由と、それまでの記憶だ。 記憶が継承されて知識が引き継いだのはいいが、それまでのれみりゃ達の苦痛の記憶も受け継いだのだ。 「私の知らないお母様や、そのお母様はいつも泣いてたわ。自分は金バッジなのにどうしてこんな目に遭うんだろうって。」 「・・・悪かったと思ってるよ。」 「だったら途中でやめてあげればいいのに。」 「すまないね、仕事だからどうしてもやらなくちゃいけないんだよ。」 そうしてれみりあと青年は話し続ける。そしてれみりあは自分のの心境を語り始める。 「本当は私だって踊りたいわ。でも踊ったらお母様達みたいにお仕置きされる。」 「そうなの?てっきり踊りなんか興味無いと思ってたのに。」 「私だってれみりゃよ?もっと踊ったり赤ちゃんと一緒に幸せに暮らしたり、お兄さんにも甘えたいわ。」 青年が聞き返そうとしたときにはれみりあはもう眠っていた。 結局このS計画によって作られたれみりあが一般に流通することはなかった。 一体ばかりのコストも高いうえに、出来る子供は精々多くても母体から一匹か二匹が限度だ。 それ以上を増やそうとすれば、知識の劣化と母子ともに死産という結果がでると分かったからだ。 結局完成品と思われたれみりあは破棄処分。ペット部門にはまた新たなゆっくりの開発が求められることとなった。 「残念でしたね主任。自信作だったのに。」 「しかたないわ。いくら最高でも儲かることが会社には求められているし。」 計画担当の青年と主任は残念そうに今まで犠牲になったれみりゃ達の墓の前でぼやきあう。 多くのれみりゃの犠牲がすべて無駄ということになったのだから。 「それで、あなたはもうここには関わらないの?」 「そうですね、流石にこんなことがあっちゃもうここには居られませんよ。」 苦笑いして首を振る青年。青年はペット部門から異動を会社に希望し、これから新しくゆっくりフード開発部門に移転が決まった。 れみりあとの生活をすることによって、ゆっくりの味覚に詳しくなったとの理由でだ。 青年もゆっくりが幸せになれるならと新たな部署での仕事に意気込みをみせる。 「それじゃ、僕はこの辺で失礼します。」 「がんばってね。貴方ならどこにいってもがんばれるでしょうから。」 そういって青年は元上司であった主任に別れを告げ、家への帰路に着く。 一人暮らしの青年に出迎えてくれる住人はいない。 「おかえりなさい。僕のくせに私を待たせるなんて。」 今は違う。 おまけ キャベツ畑とコウノトリを信じてる純真なお嬢様に・・・ 「暇ね・・・。僕が見てるDVDでも見てみようかしら。」 『お願いします・・・。かなこの注連縄を緩めてください・・・』 『何を言ってるんだかなこ。お前は注連縄に締められて濡れる変態じゃないか!』 『違うわ!これはお兄さんがあにゃるにいれてる御柱のせいで・・・』 『言い訳するのか、そんな悪い子はお兄さんの太くて固い御柱でまむまむを躾けないとな』 『お願いします!?かなこのヴァージンさんだけは許してください!?』 『じゃあいつもみたいにあにゃるで許してあげよう』 『ありがとうございます・・・』 「あれ?れみりあ何をみて・・・、それは僕秘蔵の『堕ちたかなこさま、注連縄緊縛SP』!」 「あなたってこんなの見て興奮するHENTAIなんだ・・・」 「違うんだ!?天狗だ!天狗の仕業だ!?」 「しかたないわね、僕の欲求不満を片付けるのも紅魔館の主として当然よね・・・」 そういって青年に舌舐めずりして近づいていくれみりあ。少しづつ服を脱ぎながら青年へと歩み寄る。 そして一糸纏わぬ姿になり青年に覆いかぶさ・・・ ここで偶々ビデオを回していたきめぇ丸のテープは破壊されていた。 撮影したきめぇ丸は私にだって最低限のモラルはありますよ?といって口を閉ざしている。 後書き ばっちゃさんのプラチナふらんをみて、れみりゃにもいたらどうなるかなーとムラムラしたので書きました。 前回おまけを書いてなかったので今回は気合を入れて書いてみました。 作中のれみりゃ達はロマサガ2の皇帝みたいに代々記憶と知識を受け継いでいる感じです。 それとそろそろとしあきネームが欲しくなったので読者さんに自分で考えた中から三択でお選びください! 所々にパロッた小ネタがあるから小ネタあき おまけが本編だからおまけあき HENTAIあき。読者さんは非常である 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る リアルおぜうさまに近くなったな? 可愛いが、下膨れは無くしたらゆっくりじゃないだろ? 見た目は原作、中身は饅頭のままって、まるで原作を冒涜してるみたい。 原作もゆ虐も、このSSも好きなのに、少し残念。 -- 2018-03-26 21 56 08 うみねこネタがあったのはきのせい? -- 2015-12-31 12 44 19 おぜうさまああああああ ワタシのビッグマグナムをペr 「し、仕方ないわね///」「どおじでぞんなごどいうのおおおおお!?」 -- 2013-11-29 01 32 04 れみりあ様に逆れいぽぉされたい。 -- 2013-06-28 18 39 38 れみりあぁ~~~~~~~『私を見て勃気するHENTAI』どぼじでぞんなごどいうの~~~~~~~ -- 2013-06-27 20 42 47 ああああああああああれみりあ可愛いいよおおおおおおおおお‼‼‼ -- 2012-01-13 23 43 19 一言だけ、今まで見た中で一番非人道的 -- 2012-01-12 02 13 02 ↓↓↓↓だからおもしろくないってww -- 2011-12-17 01 51 14 胴付きすべてに言えることだけど、人語を解し人間との意思疎通が可能な生物を 売ったり買ったりとかするのってどうかと思う。 チンパンジーとかならまだしも人間並みの知的生物をペットとして売買するってどうなのよ… 「現実に投影したら相当やばいだろ…」とか思ってる反面、 「こまけぇこたぁいいんだよ!!!!」とも思う自分がいる。複雑です。 -- 2011-11-03 16 24 32 うみねこのネタだ・・・。 -- 2011-08-14 15 20 19 ナチュラル・ボーン・ストレッサーのれみりゃの不愉快さを理解できないなんて、脳に欠陥があるに違いない。 -- 2011-01-22 15 20 30 れみりゃ、れみりあ、どっちも可愛い♥ふたりとも、ぼくのむねn『HENNTAI』どぼじでぞんなごど いうのおおおおおおおお -- 2010-12-12 19 32 01 くっ、ツンデレおぜう様欲しい… 一般販売されてさえいればー!(;; -- 2010-12-12 10 56 37 ↓まあ待て、気品溢れるツンデレなおぜう様も捨てたもんじゃないぜ? というか俺に売ってくれ! -- 2010-12-06 00 42 08 れみりゃは可愛い 「うー!うー!うあうあ、れみ☆りあ☆うー!」 「ぷっでぃ~んほしいどぅ~しゃくや~」 「えれがんとな、おぜうさまのかり☆しゅまにみんなめろめろなんだどー」 「ぎゃおー☆れみぃはこーまかんのおぜうさまなんだどぅー、にぱー☆」 などの発言。 しもぶくれ、幼児体型、低い頭身、可愛い洋服… れみりゃは可愛い。最高だ。れみりゃの素晴らしさが理解できないなんて、脳味噌に欠陥があるに違いない。 -- 2010-06-30 05 01 23
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2731.html
※前に書いた『衣玖さんとゆっくり?』の続き。と言っても前作を見るほどのものでもないです。 ※東方キャラがゆっくりを虐めてます。例えば衣玖さんとか天子とか。 ※虐殺メイン…かな。 永江衣玖は急いでいた。 数刻前、龍の言葉から衣玖は天界、いや幻想郷全体に危機が迫っていることを知った。 これはゆっくりてんこを虐めて楽しんでる場合ではない。 「総領娘様は無事でしょうか」 口には出したけど大丈夫だろう。 自分勝手で世間知らずでもその強さは本物だ。大抵の危機は自力で解決もできる。 しかし龍が伝えるほどの危機が迫っているのは確かだった。 「危機とはいったいどんな物なのでしょうか」 とにかく天界に行ってみないことには判断がつかない。 そんな訳で衣玖は急いでいた。 天界に着くとそこにはゆっくりがいた。 右を向いても左を向いてもゆっくりの群れ。 しかもそのゆっくりは全て希少種であるはずのゆっくりてんこだった。 つい癖で虐めたくなる衣玖だったが、今は別の使命がある。 てんこが大量発生した原因を探らねば。 自由に跳ねまわるてんこを空中から眺めながら飛んでいると 呆然と宙に浮いている比那名居一族のお嬢様である比那名居 天子を発見した。 「総領娘様! 一体何が起きているのです?」 衣玖が話しかけると天子はあからさまに不機嫌そうな顔をしながら答える。 「私も知りたいぐらいだわ。 何なのこいつら」 「ゆっくりですね。それも総領娘様タイプの」 「それは分かる。でもなんで増えるのか分からないのよ」 「増える…? 増える瞬間を見たのですか?」 てんこの生殖方法というか子てんこを産み出す方法は衣玖も知っていた。 てんこは虐められるのが好きなゆっくりで傷めつけられると快感を覚える性質を持っている。 虐めてくれそうな相手を見つけると「ゆっくりいじめてね!」と迫り、無視すれば相手がいらつく行為をして気を引こうとする。 そして虐め抜かれて命を失ったてんこは茎を生やし、赤ちゃんてんこを実らすのだ。 「ちなみにどんな時に増えましたか?」 衣玖は原因が身近に居そうな空気を感じながらも天子に訪ねた。 「信じられないかもしれないけど…」 天子の話をまとめるとこういうことだ。 数十匹のてんこが天界の花畑を食い荒かしていたのを見た天子が得意の地震攻撃で追い払おうとしたところ、 地震の揺れで発情したてんこが子作りを始めたとのこと。 天子は突然の性行為にあっけにとられ、その間にてんこは増えてしまったという訳だ。 「それにしては多すぎません?」 天界の花畑には至る所にてんこがいる。見える範囲だけで数えても千は下るまい。 数十匹のてんこが繁殖したにしても多すぎる。 「まだ話は終わりじゃないの」 天子はその増えたてんこ達を地符「不譲土壌の剣」により潰そうとしたらしい。 地形を隆起させて周囲を攻撃するスペルカードでれいむ種やまりさ種などの通常のゆっくりが受ければ皮がちぎれて死ぬだろう。 だがてんこは打撃に強かったらしく数匹が隆起した岩に体を貫かれて死んだぐらいで他多数はほぼノーダメージだったらしい。 そして痛がりも苦しみもせず、 「きもぢぃぃぃぃ!!もっどいじめでぇぇぇ」 と叫んでさらなる攻めをおねだりしてくる。 イラついた天子は何度かスペルを発動しててんこを殺したのだが、その頭には大量の茎と赤ちゃんてんこが実っていた。 「それでこの惨状ですか」 「それだけじゃないのよ。どこから現れたのか「ゆっくりいじめてね!」なんて言いながらこいつらが集まってきたの」 「はぁ…結局この異変の原因は総領娘様でしたか」 「む…何よ結局って! ただの龍宮の使いのくせに生意気ね」 「とにかくここで見ていても仕方ありませんね。一気に殲滅しましょう」 「そうね。あんな変な生き物にこれ以上天界の土は踏ませるわけにはいかないね」 天子と衣玖はその体に霊力を漲らせる。 「さぁ、行くわよ衣玖。あんな下等生物など根絶やしにするわよ!」 一方その頃―― 大量発生し、天界から溢れたてんこは各地で暴れていた。 ある森の中では、ゆっくり魔理沙の家にてんこが侵入していた。 まりさの家には体の大きい母まりさと子まりさ数匹が住んでいて、 ちょうど食事を終えてゆっくりしていたところだった。 「ここはまりさの家だよ! ゆっくりでていってね!!」 「これからゆっくりおひるねたいむなんだよ! くうきよんでね!!」 「しょうだよ! ゆっくちできにゃいならでていっちぇね!!」 しかしてんこは追い出そうとするまりさの敵意を別のものとして受け取っていた。 「いじめてくれるの!? ゆっくりいじめてね!!」 「ゆ"っ!? な、なんなのぜ!?」 戸惑う母まりさにてんこは擦り寄っていく。 「ゆっくりいじめてね!!」 「ならゆっくりいじめるよ!!」 相手が虐めてと言うなら虐めてやろう。 何せ自分たちのおうちに侵入してきた敵なのだから躊躇する理由もない。 母まりさはその大きな体をてんこにぶちかます。 母体のゆっくりの体当たりとなると子ゆっくり程度なら一撃で潰れて死ぬ。 成体ゆっくりでも数回受ければ餡子を吐き出し息絶えるだろう。 しかしてんこは異様に打たれ強いことを母まりさは知らなかった。 「いだいぃぃぃぃ!! もっどじでぇぇー!!」 「ゆゆっ!?」 「おかーしゃんのたいあたりがきかないよ!?」 「きっとうんがよかっただけだよ!」 「おかーさんやっちゃえ!!」 「そうだよね! こんどこそゆっくりしね!!」 再び母まりさは体当たりで攻撃を仕掛ける。今度は吹き飛んだてんこを壁に押し付けてプレスする。 「ゅ"…ゅ"ぅぅ…」 母まりさの巨体と木の壁に挟まれて圧迫されて苦しそうな声をあげるてんこ。 (勝った…!) だが次の瞬間、母まりさはてんこのタフさを知る。 「ゅ"…ゅ"…ぎもぢ…い"ぃ"ぃ"! もっど…じでぇ…!」 「ゆ"っ!?」 母まりさの押し潰しは効いてないどころか先ほどよりもずっと気持ちよさそうにしていたのである。 バッとてんこから離れて思わぬ強敵に警戒する母まりさ。 その様子を見たてんこはどうしたのだろうと不思議に思う。 「どうしたの? もっといじめてぇ!!」 「ゅぐっ! おかーしゃんこわいよ!!」 「なんなのこいつ! ゆっくりできないよ!!」 子ゆっくり達はお母さんの体当たりで死なないゆっくりに恐れを抱き始めた。 母まりさもまた、最大の必殺技である押し潰しの効かない相手に手を出せずにいた。 「ゆっくりいじめてね! いじめてね!!」 期待に満ちた目で母まりさを見つめながらぴょんぴょん跳ねる。 しかし虐めてくれないことが分かるとてんこは次の行動に移った。 「ゆ! それはまりさたちのしょくりょうだよ!! かってにたべないでね!!」 「むーしゃ、むーしゃ、ひそうてん~♪」 次々とまりさ家族の集めた食糧を食べていくてんこだが、これはお腹が減ったからではない。 まりさを怒らせて虐めてもらうために食べていた。 「もうゆるさないよ!! ゆっくりしないですぐしね!!!」 自分が頑張って集めた食糧を目の前で奪われるのをこれ以上許せるわけがない。 母まりさはてんこへの攻撃を再開する。 「しね! しね! しねしねしねぇぇ!!!」 てんこを吹き飛ばした母まりさはてんこに圧し掛かると、ズンズンと跳ねててんこを潰そうとする。 しかしてんこは潰される痛み、苦しみに身悶えしていた。もちろん快感で。 「ああああああっ! もっといじめてぇぇぇぇ!!!」 「ゆゆゆゆゆ!! なんで!? なんでしなないのぉぉぉぉ!!!」 気味が悪くなって母まりさは再び離れた。 「どうしたの? もっといじめてくれないの??」 「ゆ! こっちにこないでね!!」 ジリジリとにじり寄るてんこに後ずさりして離れる母まりさ。 母まりさの背中には子まりさ達が隠れていた。 「なんでにげるの? もっといじめてね!!」 「こないでぇ!! しょくりょうはぜんぶあげるからぁぁ!!」 「ゆぶぇぇぇ!!」 「おかーしゃんぐるじぃぃぃ!!!」 母まりさは近寄るてんこから離れようとさらに下がる。 しかし背中に隠れていた子供たちは母まりさによって潰されようとしていた。 「ハァハァ、ゆっくりいじめてぇぇぇ…!!」 「いやぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!! ゆっぐりざぜでぇぇぇぇ!!!」 森に母まりさの悲鳴と子まりさの潰れた音が響いた。 そしてまた一方ではれみりゃがてんこを食していた。 鋭い牙はてんこの弾力溢れる肌を突き破り、れみりゃはそこから桃風味の餡子を吸いだしていく。 「うー、うー、うまうま♪」 「あああああっ!! すわれるぅぅぅ♪」 てんこはれみりゃに中身を吸われてるというのにヘブン状態だった。 れみりゃもまた、初めて食べる桃の香りのする餡子の味を楽しんでいた。 しばらくするとてんこは皮だけの存在となってしまった。 さすがに中身が無いので子供は実らないようだ。 「うー、もっとほしいどぉ~。しゃくや~もってきでぇ~♪」 れみりゃは奇妙なダンスでおかわりを希望する。 「ゆっくりいじめてね!」 「うー♪」 れみりゃの願いが通じたのか、てんこが姿を現した。 「がおー、たべちゃうぞ~♪」 よちよち歩きでてんこに近づいていく。 その時他のてんこが姿を現した。今度は1匹ではなく10匹ほどいる。 「「「「いじめてくれるよかんがするよ!! ゆっくりいじめてね!!」」」」 「うー♪ いっぱいいるどぉ~♪ ぜんぶれみりゃのものだどぉ~♪」 てんこの言ってることは理解していない。れみりゃにとっては美味しい獲物が増えただけ。そう思っていた。 「いじめてね!」 「だめだよ! わたしをいじめてね!!」 「ちがうわ! わたしこそいじめられるのにふさわしいわ!!」 れみりゃに10匹のてんこが殺到した。 「う、うー? うあ"ー!!?」 瞬く間に押し倒されるれみりゃ。 「はなぜーうぶっ!!」 大口を開けて叫ぼうとしたれみりゃの口に1匹のてんこが体を突っ込んだ。 「わたしにかみついてね!!」 「ずるい! つぎはわたしがかみつかれるからね!!」 「だめよ! つぎはわたしがいじめられるの!!」 「んがー、んがー!!」 獲物のまさかの反撃に涙を流して恐怖するれみりゃ。 てんこに押し倒されるれみりゃの周りにはさらに複数のてんこが順番待ちしていた。 話は戻って天界。 「さぁ、行くわよ衣玖。あんな下等生物など根絶やしにするわよ!」 「はい総領娘様」 天子と衣玖は天界の花畑の中心へ降り立つと、 その二人の姿に気づいたてんこ集団は一斉に叫ぶ。 「「「「「「「「おねえさんいじめてくれるひと? ゆっくりいじめてね!!!」」」」」」」」 「っ…! うるさいわね」 イラついた天子は緋想の剣を地面に突き刺して地殻変動を起こそうとする。 「総領娘様お待ちを。まずは私が辺りを一掃します」 「…そうね。まずはまかせるわ」 衣玖雷で焼き尽くせば子を実らせずに死ぬだろうし効率も良さそうだ。 天子はそう考えて緋想の剣を収めた。 衣玖は宙に浮かんで辺りを見渡すとお気に入りのポーズで構える。 通称サタデーナイトフィーバーだ。 天を指した指の先に大きな雷球が生成されていく。 (なるべく花畑には被害がないようにしないと。標的はゆっくりてんこ) 衣玖は目に見えるてんこ全てをターゲットに定める。 「さぁ、いきますよ!」 衣玖がそう宣言した次の瞬間、指の先に出来た半径10mはあるだろう大きな雷球から無数の線が地表へと走っていく。 「ゆ"ぐっ!」「ぶへっ」「げぇっ!」「ゆっ!?」「ぉひっ」「ぶばっ」 「ゅふぇ!」「げしょっ!」「ゅ"っ」「ひぎぃ」「あぁん!」「ぎゃぶ!」 「ちょっと衣玖!? きゃっ!」 「ぎゃぼっ!」「よぎゅっ!」「ぶげっ!」「ゅぐぉっ!!」「ひでぶっ!!」 妖気のこもった高圧電流が周囲のてんこ達に到達すると、 様々な断末魔と共にてんこ達が黒焦げになって朽ち果てた。 「総領娘様。まだ生き残ってるゆっくりがいるはずです。止めを刺しに行きましょう…って何で焼けてるんです?」 「あんたのせいでしょ! 私も狙うなんていい度胸ね」 「あぁ~、すみません。似てるのでつい…」 「まったく。後でお仕置きだから覚えておきなさいよ!」 天子はそれだけ言い残すと生き残ってるてんこを排除するために飛んでいく。 「お仕置きですか。それは楽しみですね、ふふ」 衣玖は小さく呟き軽く微笑むと天子とは逆方向へ飛んでいき、残るてんこを潰しに行く。 「要石ドリル! 天地開闢プレス!!!」 様々な技で天子はてんこを潰していく。 瞬殺すれば子は実らない。地震や半端な攻撃はしないようにだけ気をつける。 仲間を瞬殺されるとてんこ達は不満をあらわにした。 「なんでゆっくりいじめてくれないの!」 「そうよ! ゆっくりいじめてね!!」 「はやくちゃんといじめてね!!」 「おばさんゆっくりできないのね!!」 「わたしたちのまねしたぼうししてるくせにね!!」 「真似はお前たちだ! もう怒った。本気で行くわ!」 「全人類の緋想天」(Lunatic) 周囲の気質を緋想の剣に凝縮して一気に解き放つ超大技。 知らない人はかめはめ波を思い浮かべればいいだろう。 天界の地形が変わることも厭わず全人類の緋想天で周囲を吹き飛ばしていく。 てんこは緋想の剣から解き放たれる波動に飲み込まれると次の瞬間には灰と化した。 それを見た仲間のてんこは死なない程度に味わってみたいと全人類の緋想天に自ら飛び込んでくるので天子としては楽だった。 だがてんこがタフとは言っても所詮はゆっくり。天子最強のスペルに瞬間でも耐えきれる訳がなく瞬殺されていく。 一分後には辺りは焼け野原と化していた。 動くものなど何一つない。 「ふっふっふ、饅頭ごときが調子に乗るからこうなるのよ」 勝ち誇った天子には輝く笑顔が浮かんでいたが、すぐに笑えなくなった。 「「「「「「「いじめられるときいてやってきたよ!!!」」」」」」」 虐めてくれる人がいると聞いてきたのか、はたまた感じ取ったのか大量のてんこが天子の周りに集まってきていた。 「あーもう! なんなのよ! こうなったらとことん殺してやるわ!!!」 ある森の中、まりさに「いじめてぇぇぇ」と迫っていたてんこは近くの山の上から何かを感じ取っていた。 「いじめてくれるにおいがするよ! ごめんねまりさ! こんどまたいじめてね!!」 「ゅ…ゆ…」 母まりさは精神的に消耗していたが自分が助かったことに安堵した。 でも何か背中がヌルヌルする。そういえば自分の子供はどこいったのだろう…? また、れみりゃに圧し掛かっていたてんこ達も虐めてくれる気配を山の上に感じ取っていた。 「またこんどいじめてねれみりゃ! てんこ達はやまのうえにいくよ!」 「ぅ、うー?」 てんこ達が突如立ち去っていったことを不思議に思ったけどようやく助かった。 早く屋敷に戻ってぷっでぃんを貰おう。 そう思って動こうとしたれみりゃだったが、手足は潰れてしばらく動けそうになかった。 「うあ"ー! いだいいだいぃぃ!!! しゃくやだっすげでぇぇ!!!」 手足が潰れていることに気づいたれみりゃは痛みに泣き叫び、助けを求めた。 しかしその場に現れたのはしゃくやではなく、甘い匂いに誘われてきた野犬だった。 さて、天界でてんこ殲滅を図る衣玖はというと… 「いきますよ。天突「ギガドリルブレイク」!!」 衣玖の纏う緋色の羽衣を螺旋状に腕に巻きつけ、さらに放電させつつ相手を貫く龍魚ドリルのでっかいバージョンだ。 巨大ドリルを右手に装備し、てんこの群れに突撃していく。 「ゆぅぉぉぉぉ!! いじめられるよかん!!!」 「きてえぇぇぇぇ!! ゆっくりいじめてねぇぇぇ!!!」 しかし衣玖が通り過ぎた跡に残るのは炭と化したてんこ。 最後にドリルに貫かれたてんこはドーナツのように顔の中心に巨大な穴を開けて生涯を終えた。 「ああああ! なんでゆっくりいじめないのぉぉぉぉぉ!!」 「ゆっくりいじめてよぉぉ!!!」 やはり瞬殺されるのは嫌らしい。じわじわと痛めつけられるのは好きだというのに。 「ふふ、最後に残った一匹はゆっくりと苛めてあげますよ」 「ゆ! わたしをさいごにのこしてね!!」 「わたしだよ! ゆっくりいじめられるのはわたしをおいてほかにはないわ!!」 「いじめられるのはわたし! ほかのてんこはしゅんさつされてね!!」 自分が最後に生き残ろうと他の仲間を盾にしようとするてんこ。 その構図はまりさ種に多くみられるものだが、てんこの場合はその理由が虐められるためなのだから不思議だ。 「最後に残りたいなら必死に逃げることですね。次は鬼ごっこで遊びましょう」 そう言うと衣玖はいつものポーズでスペルカードを発動する。 棘符「雷雲棘魚」 大電流を自分の体に纏う攻防一体の必殺スペルだ。 触れれば間違いなく黒焦げになって死ぬ。 「さぁ必死に逃げ回ってくださいね」 どこまでも穏やかで黒い笑みを浮かべながら衣玖はてんこの群れへと寄っていく。 「こ、こっちにこないでね!!」 「あっちのてんこをしゅんさつしてね!!!」 必死で逃げるてんこだったがその動きは遅く、衣玖にすぐ追いつかれてしまう。 「こ、こないで! こな…ああああああああっ♪」 追いつかれたてんこは恐怖と歓喜の混じった悲鳴をあげて炭になった。 その悲鳴を聞いたてんこは逃げる足をピタリと止めた。 なんて気持ちよさそうな声だろう。 あのおねーさんに触れたら死ぬけど気持ちよさそうだ。 ゆっくり虐められるためには最後まで生き延びなきゃ、でも味わってみたい。 てんこ達に何とも不思議な葛藤が生まれ、一匹…そしてまた一匹と雷雲棘魚を発動中の衣玖へ飛び込んでいく。 「あああああっ♪」 「し、しあわせえぇぇぇぇぇ!!」 「すっきりぃぃぃぃぃ」 「さいこぉ~♪」 その断末魔はどれも甘美なもので、それが呼び水となって周りにいたてんこが次々と衣玖へ飛びついて行く。 「ふふふっ、なんてバカなんでしょう。一瞬の快楽のために死を選ぶなんて…!」 「あぁぁぁぁっ! もっとバカっていってぇぇ!!」 「いっぱいいじめてえぇぇぇぇ!!!」 こうなると確変フィーバー入れ食い状態だ。 数百のてんこが衣玖の周りで二通りの昇天を味わっていく。 「いいんですか? 今死んでしまうとゆっくり虐めてあげませんよ?」 「!! で、でもぉぉぉ!」 「おねえさんにいまの責めもあじわいたいよぉぉぉぉお!!!」 涙を流して目の前の快感と未来の快楽に揺れ動くてんこの心だが、てんこはゆっくり種。目の前の誘惑には勝てなかった。 「でもやっぱりいまいじめてほしいぃぃぃぃ!!!」 「くろこげにさせてえぇぇぇぇ!!!」 それから何分経っただろうか。 すでに衣玖の周りにはてんこが数えるほどしかいなくなっていた。 衣玖は雷雲棘魚を解除すると衣のドリルで残ったてんこを次々と貫いていく。 「つ、つぎはわたしをつらぬいてぇぇぇ!!」 「わたしもつきさしてぇぇぇ!!!」 残ったてんこは衣玖の持ち出した約束、残った一匹をゆっくり虐めるということを知らない。 約束を聞いたてんこはすでに炭になっている。 「貴方で最後ですね」 「ゆっくりいじめてね!!」 「はい♪」 グシャ 最後のてんこは脳天から衣玖の衣で貫かれ、悦の表情で絶命した。 「あら、あんたも終わったみたいね」 「総領娘様。確かに全滅させましたよ」 そしてこれで天界の危機は去っただろう。あとは龍に報告だけすれば終わりだ。 「では、私はこれで」 「ええ、今日は助かったわ。またね衣玖」 「はい。また来ます総領娘様。…掃除の終わるころに」 「…え"?」 「それではっ」 衣玖は空気を読んで足早に龍の世界に帰って行った。 残されたのは天子と大量のてんこの死骸。 天界の美しかった花畑はてんこ集団に荒らされたこと、天子と衣玖が暴れたことでひどい有様になっていた。 桃の香りもてんこの死体から発せられるムワッとした不快な匂いが漂っている。 てんこの数が多かっただけに掃除は大変だろう。 「あーもう! 衣玖のばかー!!」 数日後 衣玖が天子に会いに行った時に問答無用で勝負を挑まれたのは言うまでもない。 終 by ゆっくりしたい人 なんだかカオス。酒飲んだノリで書いた結果がこれだよ! このSSに感想を付ける