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前 冬のれみりゃ2 ※短いです。 ※前回で追われていたのは、子まりさということでお願いします。申し訳ありません。 ※虐待成分ほぼありません。次回以降ということで。 気絶したれみりゃをほったらかしにして、私は山小屋へ取って返した。ゆっくりゃの屁 をもろに嗅がされた子まりさが気に掛かっていたからだ。当然重傷を負ったと思われたし、 案の定、子まりさは戸口の辺りでひっくり返っていた。 「おい、生きてるか?」 声をかけたが返事はない。子まりさは自ら吐き出した餡子にまみれて、寒天質の血走っ た目玉をひんむき、まばたきさえしない。羊羹で出来た思いのほか大きな舌は、だらりと 飛び出している。小刻みに痙攣している所を見ると、これは危篤状態であるにちがいなか った。私は脱力しきってズッシリと重たい子まりさを抱え上げ、ロッジの一室へ運び込ん だ。けがをしたゆっくりに、応急処置を施すための、医務室といった所のものだ。はや、 まりさは冷たくなりはじめ、痙攣もおさまりつつある。私はためらわず、「手術」にとり かかった。 重傷を負ったゆっくりには、必要に応じて手術を施すことが認められている。具体的な 手順を記したマニュアルも出版されており、不慣れな私はそれに従って施術をすることに した。 まず必要なのは、ゆっくりの生命そのものと言える、餡子の補給である。最も効果的な のは、餡子を直接食わせることだが、今はそれが不可能なので、何とかして、ゆっくりの 体に注入してやる必要があるのだ。そこで、いくつかある輸血ならぬ「輸餡」法のうち、 後頭部に穴を開け、そこへ餡を流し込む方法を選択した。弱った体に鞭打つことになるが、 即効性があるようなのだ。 手始めに、施術の邪魔になるものを除かねばならない。魔女っぽい黒い帽子を脱がせ、 傍らのバスケットへ放り込む。そして、後頭部に生えた金髪の一部を、輸餡用チューブの 直径より大きめの円形に刈ってやる。人間で言うところの、10円ハゲ程度のサイズであろ うか。 次は麻酔をかける。クロロホルムなど、本式の薬品を用いると、単純な生命体であるゆ っくりが死にかねない為、代用としてアルコールを注射する。いわば、酒饅頭をでっち上 げたようなものだ。 いよいよ執刀。メスなどは無いので、十徳ナイフで代用する。まりさの後頭部に、青の マッキーでキュッキュと丸を描き、目印にする。左手で頭部を掴んで固定し、右手のナイ フをずぶり、とまりさに突き立てる。「ゆ゛っ」と低くうめく子まりさ。後は缶切りの要 領であって、あまり切れ味の良くないナイフではあったが、綺麗な円形に、まりさの皮膚 だけを切除することを得た。 最後に餡を注入する。なるほど、嘔吐した分だけ餡子は減っていて、底の方にわずかな 餡が溜まっているだけで、ほぼ空洞になってしまっている。助かるかどうか、はっきり言 って危うい所だと思われたが、施術を続行する。輸餡用餡パック(お徳用)を1袋取り出す。 ウイダーINゼリーのパックを想像してみて欲しい。所定の位置にチューブを取り付けて、 まりさの頭蓋にそれを差し込み、餡パックを絞って生命を注ぎ込んでやる。するとどうだ。 青ざめていた子まりさが徐々に生気を取り戻してゆくではないか。こんなに単純な生き物 が存在してよいのだろうか。3袋分の餡を注ぎ終えると、まりさはすっかり回復していた。 「おじさん、たすけてくれてありがとう!!とくべつに、まりさのおうちでゆっくりさせ てあげるね!!!」 手術台の上でふんぞり返る子まりさ。私は取り合わずに、バスケットから帽子をつまみ 上げ、子まりさに深々とかぶせてやる。ふごふご言うのを抱え上げて、部屋を後にし、玄 関を経て、野原に辿り着く。わめき散らす子まりさ。 「これだけ痛い目を見たんだ、まっすぐ家に帰るんだぞ」 腕の中で言い募る子まりさを、草原に放逐する。観測員の義務は助命することであり、 愛護することではないのだ。私はゆっくりが嫌いではないが、むろん好きでもないのであ る。 「おじざんのばが!!!!!ばりざをゆっぐじざぜでよ!!!!!」 罵詈雑言を背に受け、私はロッジに戻ろうとした。その時、遠くに倒れていたれみりゃ が、むくっと起き上がったのだ。飛び跳ねて罵倒を繰り返していた子まりさも、これを見 た途端、目玉を眼窩から突出させ、ちーちーと呼ばれる液体を振りまきながら、森の方へ すっ飛んで行った。 起き上がったれみりゃはむず痒そうに、しきりに顔をこすっている。ケガを負った時に 破けた、趣味の悪いおべべはぼろぼろのままだが、張り裂けた胸部は既に塞がっているよ うだ。しきりに放屁し、立ち上がろうとしている。しかし奇妙なことに、れみりゃは上体 を反らす格好になるばかりなのだ。立ち上がる力をなくしてしまったかのようである。 「うー!うーっ!すっごくいたかったんだどぉ!かえってさくやにみてもらうんだどぉお ぉぉぉぉぉ!!!」 鼻息を荒くして、懸命に立ち上がろうとするゆっくりゃ。しかし一向にその試みを果た し得ず、その有様は、まな板の上で跳ねる雑魚のようである。 「う゛ーーーーーーっっ!!!!!なんでだでないんだど!!!!ざぐやーーーーーー ーー!!!!!」 ぶーぶーと屁をこき、じたじたと暴れ、泣き叫びはじめた!ゆっくりゃの必勝型である。 しかし、庇護者が望み通りにやって来ることなど、あり得ない。ここは最果ての、ゆっく り観測所なのである。たまりかねて、私は小屋に戻ろうとした。すると私に気付いたゆっ くりゃが、助けを求めてきたのだ。 「う゛ーーーーーーっ!!!!!まっで!!!!!」 「何だね。何を待つんだね」 「でみっでゃのごど、おいでぐなんでひどいどぉぉぉぉぉおぉーーーーー!!!!!でみ でゃ、おっぎでぎないんだどぅーーーーー!!!!!」 「お前は悪いゆっくりなんだから、私が面倒見るわけないだろう。そこで、ゆっくり干か らびていってね」 「う゛がーーーーーっっ!!!!!だずげで!!!だずっ、でみっ、でみでゃ、だずげで どぅーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」 なまぐさい肉汁をまき散らし、絶叫するゆっくりゃ。小屋の窓ガラスにひびが入った。 たまらず、私はゆっくりゃに駆け寄り、口をふさいだ。泣くゆっくりゃの顔面は脂じみて、 ギトギトしている。 「わかったわかった。診てやるから、わめかないでくれ」 もがもがと言い募るゆっくりゃ。外傷はないようだが、よくよく見れば、翼がねじ曲が って、奇妙に折りたたまれている。蹴られて吹っ飛び、あお向けに着地した時の衝撃で、 形が変わってしまったものらしく、これでは多分、一生このゆっくりゃは、飛翔すること が出来ないだろう。それだけではない。ためしにゆっくりゃの右足を持って、ぐにぐにと 動かしてみると、れみりゃが叫び声を上げたのだ。思わず拳骨をつくって、卑しい大きな 口に無理矢理ねじ込む。がき、とアゴのはずれる音。 「お前、どうやら両足とも骨折してるようだね。これじゃ多分、二度とは歩けまいよ」 茫然自失のゆっくりゃ。翼を失い、両足を骨折し、移動手段を完全に失ったわけである。 知能程度の低いゆっくりゃも、この事実は飲み込めたようであり、じわっと涙を浮かべて、 静かに泣き始めた。 「これから厳しい冬だというのに、お前はどうするんだろうね。この分だと、ねぐらへ這 って行っても、着くまでには吹雪になってるだろうな。カチンコチンの冷凍肉饅が、今年 も製造開始と言うわけだね。国産・無添加の、ゆっくりゃ饅だね」 「う゛ーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」 顔を真っ赤にして、うなるれみりゃ。ぶーぶー屁をこいているが、私は防毒マスクを装 着している。それでも、言葉が明瞭に伝わるのは、ひとえに日頃の訓練によるものなので ある。段々飽きてきた私は、れみりゃを見捨てて歩き出そうとした。しかしである。意外 なことに、ゆっくりゃが、命乞いをはじめたのだ。 ──────────────────────────────────────── 毎回おふざけですいません。 byハチの人 このSSに感想を付ける
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闇の王と骨の従者 村崎 揚羽 ■キャラクター名:村崎 揚羽 ■ヨミ:ムラサキ アゲハ ■性別:男 ■武器:使用するのは魔人能力のみ(支配者は小細工に頼らない、とは本人談) 特殊能力『ロサ・ネグラの魔眼』 大いなる魔力を秘めた魔眼により世界に干渉する能力。 深淵の波動(アビス・オーラ) 魔眼により不可視のオーラを生み出す。 オーラはあらゆる物理攻撃を弾くだけでなく、斬撃、打撃にも転用可能。 自身の体をオーラで浮遊させ空中移動も可能。 一番使用する攻防一体の基本技。 魂の束縛(ソウル・ボンテージ) 魔眼で睨みつけた相手の意識を抜き取る。 戯れる価値すらない相手に使う慈悲深き技。 次元の扉(ディメンション・ゲート) 魔眼により異世界への扉を開く。視界にとらえた相手をここではないどこかへと放逐してしまう。 王の許可なくしてこちらに戻ってくることはできない。 死霊の騎士(スケルトンナイツ) 生者を素材として不死身の髑髏騎士を生み出す魔技。 素材として使われた者は永遠に痛み、嘆き、苦しむであろう。 空間切除(スペース・イグジッション) 魔眼により視界に収めたものを掌握。まばたきと共に空間ごと圧し潰し、この世界から削り取る。 防ぐこと能わぬ無慈悲な厄災。 +以下秘められし更なる力。プロローグ読了後の閲覧を強く推奨 上記の能力は全て嘘偽り。早い話がハッタリである。 彼の真の能力は 物体を完全に透明化する能力である。 攻撃能力は一切ないが、能力の訓練を長年続けた甲斐があり、透明化の範囲と精度は非常に高い。 自分を中心に半径1キロ以内であれば透明化が可能。 透明化の条件は目視すること。 人間を透明化するには本人の了承が必要である。これは事前了承でも構わない。 透明化したものの位置は能力者である揚羽には把握可能。 ただしそれは、【そこに存在していることが分かる】程度で、透明化したものを相手に持たせてGPS代わりに使用したりは出来ない。 能力の解除は任意で行う事が出来る。または10分ほど経てば重ね掛けしない限り自動で解除される。 多くの魔人能力が従来の物理法則を容易く無視するのと同様、揚羽の透明化もあらゆる理屈を無視し、対象物の特性を損ねることなく完全に透明化する。透明になったから黒目がなくなり物が見えなくなるだとか、胃の内容物は見えてしまうだとか、そういったお粗末なことは無い。 深淵の波動(アビス・オーラ)の正体 透明化した仲間が必死に攻撃を弾いているだけ。 オーラによる打撃も斬撃も透明化した仲間による攻撃。 浮遊も仲間が担いでいるだけである。プロローグ、登場時においては椿のキューブを透明化し乗っていた。 魂の束縛(ソウル・ボンテージ)の正体 透明化した仲間が後ろからこっそりと近付いてクロロホルムで眠らせただけである。 次元の扉(ディメンション・ゲート)の正体 人体を段階的に透明化することにより、何かに蝕まれて消えたかのように見せる事が出来る。 大切なのは食らう相手の演技力。プロローグにおけるMVPは圧倒的演技力で周囲を騙して透明化したあと、魂の束縛(ソウル・ボンテージ)や深淵の波動(アビス・オーラ)や死霊の騎士(スケルトンナイツ)の中の人をやっていた下衆山根津太郎である。 死霊の騎士(スケルトンナイツ)の正体 人体の骨以外を透明化することで髑髏騎士のように見せかけているだけ。 眼球や血管を一部透明化しなかったり、心臓だけ剥き出しにしたり、創意工夫することでより不気味に見える。プロローグにおける中の人は下衆山根津太郎。 空間切除(スペース・イグジッション)の正体 部分的に透明化して抉れたように見せただけ。 コツは相手に触れられない位置の物体を透明化すること。 プロローグにおける天井の透明化は、事前に何度も練習と計算をして月が効果的に見えるように工夫していた。 本当の能力名は『ロサ・ネグラの魔眼』ではなく、『透けルンです』だが、今回のキャラ付には邪魔だから勝手に能力名を変えた。ロサ・ネグラはスペイン語で黒バラの意味。 揚羽も椿も、恥ずかしいとかダサいとか言いつつ内心ちょっとかっこいいと思っている。 プロローグにおいて魔眼発動時に瞳が紫に染まっていたが、カラコンを透明にして装着し、随時能力のオンオフをしていただけである。 設定 関東有数の暴力組織、村崎組の御曹司。 年齢:17歳 身長:157㎝ 体重:54㎏ 好き:弱者を支配し崇められること 嫌い:弱者を蹂躙し恐れられること 水で濡れているかのような艶やかな黒色のマッシュショートヘア。 目鼻立ちは非常に整っており、小柄で線が細いことも相まって初見では美少女と間違える者もいるほど。 常に堂々と笑みをたたえているが、切れ長の瞳には野心がギラついており精力的な印象を与える。 詰襟の学生服を身につけているが学校には通っていない。 父親は伝説的戦闘魔人、村崎組の組長である村崎大亜。 大亜は体をダイアモンドに変化させる能力者であり、ありとあらゆる戦場で暴れつくした。 その強さが荒くれ者を引き寄せ、いつのまにやら組織となっていた。 大亜の引退にあたり村崎組を引き継ぐことになったが、揚羽は暴力を糧とする村崎組を引き継ぐことに全く興味がない。何故なら揚羽自身は弱者をいたぶることに喜びを感じないから。 「弱者は哀れである!心安らかに過ごせるよう庇護することこそが強者の義務である!嗚呼!しかし悲しいかな!我の前では全て弱者なのだ!」 揚羽の目的は村崎組の健全化。 弱者のために能力を清く正しく使う、世間に受け入れられる組織にすることである。 イグニッション・ユニオンに優勝すれば C3ステーションとのコネが手に入る。 組織健全化のための資金が手に入る。 健全化に向けたアピールを全国規模で出来る。 そして何より、 「大亜さんの息子だか知らねえけどボンボンが調子乗ってんじゃねえぞ!?」 と反発する村崎組の荒くれどもに自身の力を示すことが出来る。 揚羽にとってイグニッション・ユニオンは、組織内外の血を流さずに新生村崎組を生み出す絶好の機会なのだ。 刃山 椿 ■キャラクター名:刃山 椿 ■ヨミ:ハヤマ ツバキ ■性別:女 ■武器:日本刀 無銘だが使いやすく切れ味も良い逸品 特殊能力『PSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)』 1辺1メートルの立方体である黒い【キューブ】を生み出し自在に操る能力。 自身を中心に半径200メートル以内が操作可能距離。 瞬時の出し入れが可能だが、キューブを出す空間には何もないことが条件。 相手の体内に発生させるなどの活用は出来ない。 生み出されたキューブは大体鉄と同程度の強度を持つ。 同時に複数生み出すことはできない。キューブを破壊された場合は再生産可能だが5分ほどかかる。 キューブは最大で時速100キロ程で操作することが可能であり、十二分な破壊力を持つ。 ただしこのキューブは【人を直接傷つけることが出来ない】という制限を持つ。 直接傷つけそうになった場合、キューブは緊急停止する。 直接傷つける、の範疇は椿の認識によるが、 鎧を着ている相手の鎧を攻撃する⇒アウト 相手が乗っている車を破壊する⇒セーフ くらいの認識のようだ。 本質的には何かを守りたくて発現した能力。 設定 村崎組において村崎大亜に次ぐ序列二位の剣士。 年齢:17歳 身長:176㎝ 体重:65㎏ 好き:和菓子 嫌い:ムカデ あご先くらいの長さのぱっつんストレートボブを軽いオレンジ色に染めている。 ぱっと見は美人と言っていいルックスであるが、何かを睨みつけるようにつり上がった三白眼、女性としては高い身長、狼を思わせる犬歯が見るものに凶悪な印象を与える。 有名私立高校の、紺のブレザーの制服を身につけているが学校には通っていない。 街に溶け込みやすく、敵が油断しやすいから身につけているのだが、ある意味ではコスプレ。 それを指摘すると烈火のごとく怒る。 父親は弱小暴力組織の下っ端だった。母親は椿を生んですぐに家を出たため顔も知らない。 物心つくかつかないかのうちに抗争に巻き込まれ父親は死亡。父親の属していた組織も崩壊。 大亜に気まぐれに拾われ、生きるための術を叩きこまれた。 田宮流の居合を使いこなし、村崎組序列二位まで上り詰めた。 キューブを盾とする正面からの突貫と冴えわたる居合術により“切り込み椿”の異名で恐れられている。 生きて居場所を得るために強くなった結果、多くの敵を作り頻繁に狙われる日々を送っている。 大亜の息子というだけで、横から入り込んで組織を変えようとする揚羽に反発するが完全敗北。 哀れ死霊の騎士(スケルトンナイツ)の一員に加えられてしまう。 プロローグSS
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いつもと違う、夜の空気にあたしは目を覚ました。 どこかしっとりとした、澄んだ静寂。木々のざわめき。夜の闇は濃いのに、不安にならないのは、窓から差しこむ月の光が恐ろしいほど綺麗だから。 闇の中、何回かまばたきを繰り返してるうちに、やっと頭がクリアーになってきた。 そっか。林間学校に来てるんだった。 うちの学校は、1年と2年の夏休み、2泊3日の林間学校がある。 ぐだぐだダラダラしたい夏休み中に、山登りやらオリエンテーリングやら面倒くさいことこの上ないが、今回ばっかりはあたしも大感謝してる。 …理由は。 あたしの背中側から、あ〜ちゃんの洗い髪の匂い。途端に、あたしの温度が1℃上がる。 ほんとはクラス毎にグループに分かれて宿泊するんだけど、1組に仲の良い友達のいる子と代わってもらって、あ〜ちゃんの隣りにちゃっかり潜り込んだ。 去年はあ〜ちゃん達と同じクラスだったけど、あたしの中によこしまな恋心は育ってなかったから、ログハウスの中枕投げ大会で大騒ぎの末、正座1時間に反省文という全く色気の無い結末…。 今年こそは、乙女3人、恋バナなんぞで盛り上がり、手をつないで寝転んで星を見て、寝る前にあ〜ちゃんの耳元に世界一甘い言葉を…と色々妄想だけは一人前にしとったのに。 このおいしい状況下で、のっちは早くもグーグー眠りこけてたようだ。 これじゃ早寝の老人じゃん、乙女のロマンチックはどこに…。 我ながら情けないけど、でもしょうがないかな。 だって。今日一日、ほんと楽しくて大興奮だったんだ。 午前中は山登りで、あたしの1組は登頂一番乗りだったけど、あ〜ちゃん達の3組が到着するまでいい子してお弁当は待って。 元気なあ〜ちゃんと半分死んでるゆかちゃんが到着して、記念撮影して、あ〜ちゃんのお母さんの作ったおっきなお弁当をみんなでつついて。 午後の牧場見学では、お馬さんとたわむれるあ〜ちゃんの太陽みたいな笑顔を、写メでこっそり撮って(待ち受けにせんとね!)。 まあ、目ざとくゆかちゃんに見つかってニヤニヤ笑われたけど、気にしないふり。 夜ご飯のカレー作りは、あ〜ちゃんの手料理が食べれる3組の子が羨ましくて、うろちょろまとわりついてあ〜ちゃんに怒られた…。 あたしはご飯担当だったのにほったらかしにしてたせいで、焦げ焦げに仕上がってて惨めな晩ご飯でした…。 まあ、そんなこと全部が。ほんと、楽しくて楽しくて。 興奮し過ぎて知恵熱出ちゃうんじゃないかなあ、って心配になるくらい。 …だって。 夏休みに入って、絶対的にあ〜ちゃんが不足してたから。 何かさ、自分の下心を意識しちゃうと、あ〜ちゃんを誘い出すのすら迷っちゃって。 ゲームとマンガの散乱した部屋に引きこもりながら、携帯を開いては閉じて。 「あ〜ちゃん元気?」の続きが打てなくて、新規メールを削除して…の繰り返し。 気を抜くと。「あ〜ちゃん会いたい」を何十回も打ってる自分がいた(もちろん送信はしてない)。 だから、久々のあ〜ちゃんに、あたしは太陽を全身に浴びたみたいに嬉しくなって、必要以上にはしゃいじゃった。 「…のっち、もう寝とるんかね?」 ぼそぼそとゆかちゃんの声がした。 あ〜ちゃんがくるっとのっちの方を振り返る気配がして、 「の〜っち」 と甘いささやき声。 二人とも、起きてたんだ。あたしはワクワクしたけど、何かもったいぶって寝たフリをした。 もっかい、あ〜ちゃんの甘い声で起こしてもらおう。 そんなよこしまなあたしの計算は、 「な〜んだ、熟睡しとる」 とあっさりスルーされた。し、しまった。 まあいいや。頃合いを見て、目が覚めたふりをしよう。 「ねえ、あ〜ちゃん。昼の話の続き聞いていい?」 「あ〜、えっと…」 「この間初恋の人に会った、って話」 …ドクン。 あたしの心臓が冷えた。 「うん、ばったり。なんかね、向こうも覚えてくれとって、西脇ぃ、って呼んでくれたんよ」 「…ふうん。どうだった?」 「小学生の頃と変わっとらんかった」 ふふっとあ〜ちゃんの笑い声。 …嫌だ。聞きたくない。 耳をふさぎたいのに、あたしは息をつめて、身じろぎも出来ない。 そりゃ、のっちが勝手にあ〜ちゃんが初恋なだけで。あ〜ちゃんに初恋の人がいてもおかしくない。 のっちが遅く出会ったんだから、しょうがない…ううん、しょうがなくない。 何であたし、この夏休み中にあ〜ちゃんを誘わなかったんだろ。 もしかしたら、のっちが誘ってたら、あ〜ちゃんは初恋の人と再会しなかったかもしれないのに。 …ほんとへたれもいいとこだ。今もこうして、あ〜ちゃんの横で泣きそうに冷えた体で、息を殺すのに精一杯。 「なんかね、バレンタインにあ〜ちゃんがあげたチョコ、お兄ちゃんにあげとったんだって」 「ちょっ、それひどくない?ゆかがおったら黙っとらんかったよ」 のっちがおったらフルボッコにしてやったよ。 …てゆうか、バレンタインのチョコとか、悔しくてほんと泣きそう。 「…でも、今彼女おるみたいだった」 あ〜ちゃんはちょっと笑って言った。 あたしはほっとしたのと、あ〜ちゃんを振るなんてと頭に来たのと、あ〜ちゃんが寂しそうなのが切ないのと、感情がぐるぐる渦巻いて息も出来ない。 「…あ〜ちゃん、寂しいの?」 ゆかちゃんが、優しく聞く。 「う〜ん。何てゆうか…。あ〜ちゃんは幸せ者じゃのう、と思った」 「へっ!?なんで!?」 「えっとね、素敵な初恋の思い出があって…でもゆかちゃんとのっちがいる今が一番幸せで…」 あ〜ちゃんはすうって深く息をついた。 「大事な思い出はいっぱいあるけど、あの頃が良かった、とか後ろ向きなことはあんまり思わん。今が一番幸せで…で、今がこの先大切な思い出に加わるんだな、って思ったら素敵じゃろ?」 「…あ〜ちゃん、超ポジティブじゃね」 ゆかちゃんがクスクス笑いながら言う。 「うちが幸せなんは、今までいい人にたくさん会えたけえ。そして…ゆかちゃんとのっちは…特に、一等大切。ずっとずっと、それは変わらん」 「…ゆかも。多分、一生、ずっと大事」 あ〜ちゃんとゆかちゃんの笑い合う声が聞こえた。 あたしは。 あ〜ちゃんの隣りで、息をひそめて窓の外の星空を眺めながら。 …泣きそうに、しあわせだった。 すうすうと、規則正しい寝息が聞こえる。 あたしはゆっくりと、そうっとあ〜ちゃんの方へ寝返りをうった。 ずっと目を覚ましてたあたしの目は闇に慣れていて。薄明かりでもあ〜ちゃんの寝姿をすぐとらえた。 あ〜ちゃんはのっちの方を向いて横になってて、あたしの心臓は止まりそうになった。 月明かりに照らされた、あ〜ちゃんの寝顔。 あたしは、身じろぎもせずに、ただじっと見つめた。 夏の夜。耳が痛くなるような静寂。安らかな寝息。薄い闇の中、あたし一人が起きてた。 手を伸ばしたら届く距離に、あ〜ちゃんの寝顔。 あ〜ちゃんの体がすうすうと、寝息に合わせて穏やかに上下して。 あ〜ちゃんは無防備で。めちゃくちゃに壊れるほど大事にしたい、って矛盾した感情があたしの胸を痛くさせる。 あたしは闇の中、あ〜ちゃんと向き合ったまま。この夜をかみしめるように、何度も何度もあ〜ちゃんの寝顔を見つめた。 あの唇が。のっちとゆかちゃんが一等大切だと言ったんだ。 手を伸ばしてあ〜ちゃんの唇に触れたい、と思ったけど、夜の静寂が神聖なものに思えて。身動きがとれない。 あ〜ちゃんを見つめながら、あたしの願うことは一つだった。 そう、あたしはたった一つの願いを見つけた。 今日のお風呂上がりに、あ〜ちゃんとゆかちゃんと3人でログハウスに向かいながら、あたし達は流れ星を探した。 願い事はいっぱいあるけど流れ星は一個も見つからなくて。 星空の下、他愛もない子供っぽい願い事を口々に叫んだ。どれ一つ本気じゃない、バカバカしい願い事。 …今なら、あたしの願うことは決まってる。 ううん、願いじゃない。そんな他力本願な弱いものじゃなくて。もっと強い。もっと真摯な。 …誓い、だ。 宣誓。 大本彩乃は、西脇綾香を、その未来もすべて、絶対に手に入れる。 あたしはあ〜ちゃんの髪を一つかみ、そうっと引き寄せて、先っぽの方に口づけた。 それだけで、もうなんか胸がいっぱいになって。 窓の外の、息づまるほど綺麗な月を眺めて、この光もよく考えれば太陽の光なんだよなあ、なんてことを考えながらあたしはそっと目を閉じた。 終わり
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涼宮ハルヒの一言 「ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、超能力者が居たら、私の所へ来なさい。以上!」 俺はあの100%純粋変人(あれ、矛盾してるな)が発する夢遊病患者が言いそうな台詞を思い出していた。 もしこの台詞が妖怪とかだったら長門や朝比奈さん、古泉は全く違う物になっていたかもしれない、って事だな。 うん、意味が分からないか。 例えばだな、この台詞の『宇宙人』『未来人』『超能力者』という単語が、 『妖怪』『魔女っ子』『幽霊』とかなら、 あの三人はこの意味不明なアビリティ(とは少し違うと思うが)を身に付けている事となる。 だとすれば、今の生活はどうなっていたんだろう。 俺は、妙な好奇心に狩られて、 コンピ研から頂いた(ま、勝負に勝ったから正当だな)ノートパソコンでワードソフトを開いて、 「ハルヒの一言で今の生活がどう変わるのか考える」という無駄に長いテーマで考えてみた。 で、考え付いたのがこれである。 【長門が『宇宙人』ではなく『メイド』だったら】 え?何故メイドかって? いやいや、待て待て。そんな軽蔑の目で俺を見るんじゃない。 ポリスマンもいらんぞ。 いやな、俺だって普通の男子高校生だぞ?朝比奈さんのメイド姿が飽きたわけではない。 長門だぞ?(谷口による)Aマイナーの長門だぞ?いや、関係ないか。 どちらにせよ、あの年中営業しない無表情の顔で、メイド服とか着られたら普通に卒倒とかしないか? 待てっつーの。ドクターもしていらねーっつーの。 無口キャラがメイド服だなんて、そそられるだろ?俺じゃなくても。 大体、普通の高校にメイドさんはいないのだから、宇宙人くらい珍しいものだと俺は思うんだ。 そんな訳で(どういうわけだとかいうツッコミはいらんぞ)、もし長門がメイドだったらという事で、 今の生活がどう変わるのか考えてみたい。 この話は、憂鬱な学校の授業が終わり、放課後の文芸部室の事、という設定である。 「・・・・」 俺が午後の授業での憂鬱な睡魔との戦いに打ち勝ち、ようやく部室へ来た所で、 長門と二人きりでまた睡魔と戦わなければならないのかとまた憂鬱になって机にかじりついている所へ、 「・・・・」 音も立てずに長門が俺の隣へと立っていた。 朝比奈さんが着ているメイド服を着ている長門である。 朝比奈さんが着ると天使と見間違えそうなくらいに見栄えがするものだが、 長門が着てもこれまた馬子にも衣装という言葉は秀逸な言葉だなぁとか心の中から褒め言葉と賞賛の拍手の大喝采を飛ばしつつ、 その神々しさに唖然となる俺だった。俺ってこんなに器用だったのか。 「・・・・どうぞ」 その言葉で我に返った俺は、長門が手に持っているものに気づいた。 お盆に一つ、ティーカップが乗っている。湯気をモクモクと立てているカップ、 その中に入っている黒い液体は、淹れたてコーラ・・・じゃなくて淹れたてコーヒーである。 「あ、ありがとう」 俺は、長門が差し出すティーカップを受け取った。 早速一口。 「お・・・」 絶妙な苦味が、俺の最大の敵である睡魔を一気に吹き飛ばしてしまった・・・。 それにしたって美味い。 「おいしい?」 久々に聞く疑問文である。 「ああ、美味いぜ」 ここで「不味い」とか言うほど俺は天邪鬼ではない。 「そう」 長門は無表情なままなのだが、表情のどこかに安堵したかのような感情を感じた。 うーむ、SOS団の特権か。長門がメイドになってご奉仕するだなんて、 ありえんことだろうな。天変地異でも起こりそうな位の奇跡かもしれん。 「・・・」 俺がくだらない事を考えている間に、長門は黙々と(当然だが)掃除に取り掛かった。 ちょこまかと周りと綺麗にしていく長門を見るのも、またオツなものである。 っと、ここまで書いて考えてみた。 ただの俺の願望じゃねーか。 そして、最初の説明は何だ。何が普通に卒倒だよ。 もしかして、俺は誰かに操られたのか。ハルヒか。 なんて言い訳しても意味が無い。俺は誰かに見られる前に書いた文を削除し――― 「これがあなたの願望?」 「あああああ!」 俺はノートパソコンをアメフト選手がボールを死守する時のようにイスから転がり落ち、 電源を即座に切った。強制終了だ、悪いか! 「・・・?」 長門は凝視しないと分からないくらいに顔を横に傾け、「どうして逃げるの?」といった表情でこちらを見ていた。 畜生、なんてこった。よりによって本人に見られるとは・・・! 「・・長門が『宇宙人』ではなく『メイド』だったら。え?何故メイドかって? いやいや、待て待て。そんな軽蔑の目で―――」 「うああああ!なっ、長門!復唱しなくていいからーーーっ!」 鏡なんか見てなかったんだが、多分この時の俺の顔は耳まで真っ赤になってたに違いない。 「長門が『宇宙人』ではなく『メイド』だったら。え?何故メイドか―――」 「なっ、長門っ!長門っ!落ち着け!」 なーんて、俺が言える台詞でない事ぐらいもう一億年くらい前から分かっていたと言うか、 そんな事言ってる俺は大丈夫なのかとかまぁいいつつ、落ち着け落ち着けと呪文のように唱え続けつつも、 ああもうなんだか自分がめんどくせーだの何だのと意味の分からない事を言ってる自分の意味の定義がああもう何がなんだか。 とにかく、5分くらいごたごたがあってだな・・・ 「・・・怒ってるのか・・(ハァ)・・長門・・・(ハァ)」 俺なんか息切れしてるぜ!畜生・・・ 長門が無口なのはいつもの事なのだが、俺が返答を求めても全く喋らないというのは、 何だか怖いじゃないか。いやいや、俺が長門と良い関係が築けているとかそういった事じゃなく。 「・・言ってくれれば・・」 突如、長門は口を開いた。 「言ってくれれば、良かった」 「へ?」 「メイドさんがいいなら・・・メイドさんがいいと」 あんぐり。無論、今の俺の動作の擬音である。 口を開けてポカンとするしかない俺に、長門は追い討ちのように喋り続ける。 「朝比奈みくるのようなプロポーションなど不必要」 「へ??」 「朝比奈みくるのプロポーションは、運動等にとても不向き。 現に本人も運動オンチ。それでもあなたのような男性は何故か魅かれる。 これは、この青い星での永遠の謎。私には有機生命体の『魅力』という概念が理解不能」 …感情的に言わせてもらうぞ。 なんだこれ。宇宙人の嫉妬・・・って奴なのか? いやいや、長門も可愛いだろ。普通に。いや、そりゃあスレンダー体型なのを気にしたりするのも分かるが、 そういうのにも需要というのが――― いや、やめておこう。これ以上言うのは。これ以上俺の品位を下げるわけにはいかんからな・・・ 「――で、長門。こういう言い方もなんだが、お前は俺に何を言いたいんだ」 「ここ」 「は?」 一瞬。ちょっとまばたきしただけだった。いつの間にか長門の住むマンションの部屋へと、 ご丁寧に下足の状態で招き入れられていた。 「・・・長門?」 長門の宇宙的パワーの使い方の間違いに驚く前に、 なんじゃこりゃ・・・なんで俺は部屋に呼ばれたのか・・・ 隣の部屋の襖が開き、 「あなたにご奉仕する」 出てきた長門は・・・見事なメイド服を着ていた。 朝比奈さんが着ているのとは違うもので・・・ えー、なんと言うべきか。これがいわゆる『ゴスロリ』と言う奴なのか・・・ 長門は真っ黒なメイド服でミニスカという目のやり場に困る格好をしていた。 一言で言おう。長門、どうしちまったんだ? 「どうもしていない。ただ、朝比奈みくるに対する批評と、私に対する批評に温度差があった。神々しいって何」 「い、いやな長門。それは褒め言葉で・・・」 「大仏みたい」 「ええ?いやいや長門」 「地球の言葉は難しい。でも、今の私の状態を表せる言葉は一つだけだと思う」 「え、それは―――」 「かわいい、でしょ?」 …気づいた。夢だな。うん、そうだそうだ。 いくらなんでも長門がそんな事を言うなんてありえねーよな。うん。 さて、そろそろ妹の目覚ましキックでも来るんじゃねーかと夢の中で身構える俺が・・ 「違う。夢ではない。私は真剣」 ずいっ、と長門が俺の目前に近づく。ちょっと、近い・・長門・・・? 「私と言う固体はあなたと一緒に居る事を望んでいる」 「ええ?」 …もう何が何だか。 あとがき かなりしょうもないですw しかも、これまだ未完なので・・・(爆 Back to Novel of D
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ばたこは、ギコっぽいぽい一般の住民である。 女性配信者。
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「きょ、今日は皆さん、遅い…ですね」 「…そう」 困った。今日は部室に行ったら私と有希ちゃんの二人だった。 いつも明るくて、騒がしいって思ってた部室だけど、私と有希ちゃんの二人だと本当に静か。 …いつも騒がしいのは涼宮さん…だからかな。 あ、いけないいけない。こんなこと思ってたら怒られちゃう。 「…ふふっ」 そう考えたら自然と笑みがこぼれてしまった。 「………」 あ、有希ちゃんが見てる。 「………」 かと思ったらまた本に視線を戻してしまった。 うぅ…こんなんじゃ変な人だと思われちゃうよね。 有希ちゃんは苦手っていうんじゃないけど… 二人だと何を話していいのか分からなくなる。 うー…どうしたらいいんだろ………あ、そうだ! 「ねぇ、有希ちゃん、今は何を読んでるの?」 有希ちゃんの手に持っている本の事を聞いてみた。 うん、我ながらいい考えかもしれない。 「…多数の空孔による散乱実時間映像処理装置の実現について」 …ふぇ? …な、何? 今の日本語なの…かな? 「えー…っと、…有希ちゃん?」 私がようやく言えたのはそれだけだった。 「…多数の空孔による散乱実時間映像処理装置の実現について」 私が呆けていると、また同じ事を言われてしまった。 ひぇぇぇん、どんな本なのか全く想像出来ないよぅ…。 「そ、そうなんだ! 難しい本、読んでるん…だね」 「………」 私がそれしか言えないでいると彼女は再度本に視線を戻してしまった。 ………うぅ、ばかじゃないもん。 有希ちゃんが頭良すぎるだけなんだもん。 「あ、そ、そだ。有希ちゃん、お茶淹れてあげるねっ」 私がそう言うと、有希ちゃんは私の言葉に静かに頷いてくれた。 有希ちゃんも私のお茶は美味しそうに飲んでくれる。 …美味しい…って思ってくれてるよね? キョンくんや古泉君はいつも美味しいって言ってくれるけど… そういえば有希ちゃんからは聞いた事ないなぁ… でも飲んでくれるんだから、おいしくないとは思ってないよねっ。 「ちょ、ちょっと待っててねっ」 私はポットのところに駆けていき、いつものようにお茶を淹れる。 ここは私のメイドスペースともいうべき場所だ。 涼宮さんに言われていつも着させられてるメイド服だけど…この服はこの服で慣れちゃったな。可愛いし。 コポポ… 部室にポットの音だけが響く。 私が彼女の様子を覗き見ると、彼女は夕日に照らされて、まるで彫刻のようだった。 「………きゃっ!!」 私が彼女に見とれていると急須から、お湯がこぼれてしまった。 少し手にかかる。 「…ひぇぇぇぇん……熱い……」 手を見ると、赤く腫れていた。 うぅ…ドジだなぁ…私…。 っと、いけないいけない、こういう時は早く冷やさなきゃね。 「ごめん、有希ちゃん、ちょっと待ってて。お湯、こぼしちゃって…」 私がそう言おうと振り向いた時、有希ちゃんはすぐ後ろに居た。 「きゃっ!!」 私は思わず驚いてしまう。 彼女があまりに側に居たからだ。 「…見せて」 有希ちゃんは、驚いている私に構わず、私の手を取る。 …彼女の白い透き通るような手は、冷たくて気持ちいい。 「ゆ、有希ちゃん…?」 私は何だかドキドキしていた。 彼女の綺麗な小さな顔がすぐ目の前にある。 私は手の熱さも忘れて彼女の顔にみとれてしまっていた。 「………△………■………」 有希ちゃんが小声で何かを呟く。 そうすると、熱さから痛みに変わっていたヤケドが何だか暖かいものに包まれる。 「ふ…ふぇ…?」 私は何だか驚きとドキドキで、よく分からなくなってしまっていた。 「…大丈夫」 彼女が確認するように呟いた時、私はそれが質問なのだとは気付けなかった。 私がその呟きが疑問なのだと気付いたのは、彼女のその大きな瞳が私を見上げて来たからだ。 「ふ、ふぇ…? …あれ…熱くない…」 さっきまでジンジンと痛んでいたヤケドの跡が綺麗に消えている。 痛みも残っては居なかった。 「ゆ、有希ちゃん、今…」 バタンッ 私が彼女に聞こうとした時、突然、部室の扉が開かれた。 そこに居たのは… 「キョ、キョンくんっ!?」 あわわ… 私はなんだか見られちゃいけないものを見られた気がした。 有希ちゃんが私の手を取っている。 その距離は凄く近い。 「………えーと」 見るとキョンくんも戸惑ってるみたい。 「………失礼しました」 キョンくんはそう言って、静かに扉を閉めて出て行ってしまった。 ひぇぇぇん…! な、何か誤解されちゃった…? 「ね、ねぇ、有希ちゃん!」 私が慌てて彼女にどうしたらいいか聞こうとした時、有希ちゃんはまだ私を見上げていた。 「…大丈夫」 有希ちゃんはキョンくんが来た事に気付いていないかのように、先程と同じ質問を投げかけて来た。 彼女の瞳が二度まばたきする。 …有希ちゃんって、凄く綺麗な目をしてるんだな。 …それに…とっても優しい。 いつもは、あまり表情を見せないコだなって思ってたけど こうして近くで見ていると、彼女の瞳が私を心配してくれているのが分かった。 「…うん、大丈夫っ」 私がそう言うと、彼女は私を見上げたまま確認するようにコクンと頷いた。 …ふふっ、なんだか、可愛い。 「…ありがと、有希ちゃん」 そう思った時、私の手は彼女の頭を自然と撫でていた。 「ひゃっ! ご、ごめんなさいっ!」 ふと我に返った時、私は自分のしている事に驚いた。 うぅ…私はなんて事をしてしまったんだろう。 有希ちゃん、怒ってないかな。 「………」 彼女を恐る恐る見ると、彼女は私をまだ見上げていた。 その瞳はなんだか…何かを求めているような気がする。 「えっと…えと…撫でても…いい…のかな?」 私が確認するように尋ねると、有希ちゃんはまた少しだけ頷いてくれた。 「そ、それじゃあ…」 私が再び彼女の頭を撫でると、有希ちゃんは気持ち良さそうに目を閉じた。 …なんだか、ネコみたい。 その表情は気のせいか微笑んでる気がする。 …そっか。 今まで分からなかったけど…有希ちゃんも色んな顔するんだね。 今まで気付けなくて、ごめんね。 これからはもっと色んな事、お話しよう? ね、有希ちゃん♪ 私はそんな事を思いながら彼女の頭を撫で続けていた。 「はぁー…はぁー…!」 部室の扉に背中を貼り付けて呼吸を整える。 俺は今、とんでもないものを見てしまったのかも知れない。 なんだ? 今のあれは? 何がどうなったら、あぁなるんだ? 朝比奈さんの手を長門が握っていて、その距離はありえないぐらい近かった。 二人はまさかアレか? アレなのか? お姉様だったり、スールだったり、マリア様が見てたりするのか? 「…あんた、そんなトコで何してんのよ?」 俺が頭をぐるぐるさせているとハルヒが現れた。 腕を組んでいかにも偉そうだ。 立っているだけで人を威圧できるのはもはや才能だな、ハルヒよ。 「い、今、長門と朝比奈さんが、ストロベリーなパニックで…!」 「はぁ? 何ワケ分かんないコト言ってんのよ? いいから、そこどいて」 ハルヒは俺を押しのけ、部室の扉に手をかける。 いいのか? 本当に開けてもいいのか? 扉を開けたらシャレにならない光景が待ち受けてるんじゃないのか? カチャ… ハルヒが何の躊躇いも無く、扉を開ける。 すると、そこには 「あ、涼宮さん、キョンくん、待ってたんですよっ」 …何事も無く朝比奈さんと長門が居た。 「キョンくん、なんでさっき出ていっちゃったんですか?」 朝比奈さんが俺に話しかけて来た。 …この場合なんて答えりゃいいんだ? 「えーと…なんというかだな…」 困った。 二人を見ていたら、やましい想像をしてしまったなどと言えない。 「………ふふっ♪」 俺が返答に困っていると朝比奈さんがイタズラっぽく笑い出した。 「みくるちゃん、何笑ってんの?」 ハルヒが団長机に座りながら聞く。 「いえいえ、何でもありませんよ、ね、有希ちゃん♪」 「………コクン」 …なんだか二人の息がピッタリな気がした。 …俺は、恐る恐る聞いてみる。 「…あの…さっき、二人で何してたんですか?」 「ふぇ? ふふっ…キョンくん、それはねっ」 そこまで言うと、朝比奈さんは言葉を切って長門を見る。 彼女達は何やら分かったように頷き合うと、声を揃えてこう言った。 「禁則事項ですっ♪」 「禁則事項…」 ………やっぱデキてんすか? 完
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こばた(小畑手芸店) 手芸一般、毛糸 奈良県生駒市元町1丁目3-18 0743-73-2822 サウスモール(駅南側) 2009-11-15 閉店した様子です
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名前:たばた 職業:玩具使い(バイブマスター) 詳細:あっきーの親友で、大人の玩具の無限回収が趣味。 ▲DATE 初期Lv:1 初期装備 武器:バイブ 盾:- 頭:- 鎧:ブレザー 装飾:- 位置:前衛 ▲オプション なし ▲初期ステータス 最大HP:120 最大MP:50 攻撃力:20 防御力:10 精神力:10 俊敏性:20 ▲メモ 魔法はあまり得意ではないタイプ スキルには、防御貫通技が他のキャラよりは多く、物理攻撃においては強い
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《 仮面(かめん)の男(おとこ) / Masked man 》 「俺は誰でもない、誰でもいたくないのさ ただ『計画』を成せれば、それでいい」 人物 『Back to the Chaos 2024』に登場した謎の人物で本編の"黒幕"。 外見こそは『NARUTO』に登場した犯罪組織「暁」の姿をした『トビ』(うちはオビト)そのものであり、 また声も当の本人と瓜二つであったが、後に「本人」ではないことが明かされる。 2024年のカオス界に繰り出すと街中でアナザーブロリーを操って事件を引き起こし、 アスラン・ザラと浮世英寿をはじめとする住民たちをおびき寄せる。 狙いはこの二人であり、まず浮世英寿から彼だけが持つ『創世の(女神の)力』をアナザーウォッチを利用することで奪い、 その力を得たことで獲得した「Xギーツレイズバックル」を使い、『 仮面ライダークロスギーツ 』に変身。 創世の力が完全に癒着していないにもかかわらずアスランたちをたった一振りで圧倒し、2024年のケイオスを滅ぼした。 その直後創世の力で時間改変を加え、すでに消滅した2024年のケイオスの埋め合わせをするように、 「もう一つの2024年のカオス界」を築いた。 だが後者の世界は時間改変によって酷く歪んだものとなっていた。 後に現れたタイムパトロールのトランクス曰く、その正体はこれまで数多の歴史を このように狂わせてきた「時空犯罪者の未来人」であった。 うずまきボルト(青年)を時間遡行に巻き込んだり、 未来の夕霧綴理やデイブレイクのいた世界さえも滅ぼした元凶でもあり、多くの因縁を持つ。 2024年には特異点であるアスラン・ザラと浮世英寿の存在が自身にとって最大の障壁だったため、まずは英寿から力を奪い、 その力でアスランを四等分にすることで彼の弱体化を齎した。 更には時間改変の要にして、破壊することで元の時代に修正される「時歪の因子(タイムファクター)」を生み出すが、 "自分自身を2024年の時歪の因子"にした上で異なる時代へ跨り、何者にも2024年を修正させない徹底ぶりを見せた。 だが自身を追いかけにきたアスランたちを前に、 様々な時代で時歪の因子を齎し、時間改変による歪みを齎して彼らの行く手を妨害した (メタトンNEO、セージ、リーヴォの3名は自身が行ったその行為によって誕生)。 それでもなお障壁を撥ね退けていく彼らに業を煮やし、 ついに自身が滅ぼした2011年の世界にて彼らと直接戦闘に発展する。 その際に素顔を覆う象徴的な仮面を自ら剥ぎ取ることでその正体を明かすが… + ... この内容には本編の重要なネタバレが含まれています。ご注意ください + ... 「さァ…与太話も余興もお終いだ。今、見せてやる。俺の本当の力を…… 俺の、本当の姿を―――― ! !」 「 よ う こ そ 、 『 俺 の 世 界 』 へ 」 仮面の男の正体は、白尽くめの滑降した白髪の青年…即ち、『神としての浮世英寿』であった。 だがこれは実際には誤りであり、最初に浮世英寿の力を奪った時点で彼の身体さえも取り込んでおり、 英寿の身体に憑依して活動していたというのが正確であった。 だが時間をかけたことによって「創世の力」との完全癒着を果たし、 2024年のケイオスを滅ぼしたXギーツをも上回る力を持つ『 仮面ライダードゥームズギーツ 』に変身。 彼らと熾烈な戦いを繰り広げるが、創世の力を我が物にしたことにより 時空間に干渉・操作するという反則的な能力を披露し、追い詰めていく。 アスランを除く全員を先頭不能に陥れるが、その後4人のアスランと真っ向から衝突する。 戦力としては何者よりも劣るアスランたちを前に弄んでいたが、 後に自身の身体に異変が発生したことに加え、当初から身も心もバラバラだったアスランたちが意気投合したことによって圧倒されてしまう。 発生した異変の正体は中に眠っていた浮世英寿本人の抵抗によるものであり、 最後はひとつに統合された、即ち本来の姿を取り戻したアスランにとどめをさされたことで敗北。 浮世英寿を解放した後、最後の足掻きとして彼の力の一端を封印していたアナザーウォッチを使い、 『 アナザーギーツ 』に変身して襲い掛かるが、全員の共闘によって成す術もなく打破された。 もはや対抗手段のすべてを使い尽くして追い込まれたところで体力の限界を迎えて倒壊。 その際に仮面の男の正体が、うちはオビトをはじめとする様々なキャラクターの力を取り込んだ大量のアナザーウォッチを蓄えた『アンドロイド』であることが明かされた。 これにより仮面の男との戦いに終止符が打たれたと思われたが―――― なお、本編公開前に描かれたドラマ『ザ・プレジデンⅡ ~新年あけましておめで党~』でも先行登場している。 こちらでは宇宙の彼方にある凶星『 アンドロメダ 』(『流星のロックマン』に登場)を呼び寄せ、 ケイオスに墜落させることでその崩壊を目論んだが、社長陣によって阻止され破壊されたことで計画は失敗。 それが原因で『Back to the Chaos 2024』での一件を引き起こすことになる。 真の正体 + ... この内容には本編の重要なネタバレが含まれています。ご注意ください + ... 「『 ヒエール・ジョコマン 』!「2024年のケイオス」を支配したジェントルマンってね!」 その真の正体は、『ヒエール・ジョコマン』。劇場版『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』にも登場した黒幕。 確執的歴史マニアな30世紀の未来人で、時間軸移動や時の流れを自在に操作して歴史を改変する時間犯罪者。 肩書きは「歴史(ヒストリー)トレンドクリエーター 文化人、世界四次元アートディレクター協会会員」。 長身痩躯で手足も異様な長さを誇る見た目をしている。 緩い口調と回数の多いまばたきが特徴の飄々とした掴み所のない性格とは裏腹に、 目的のためには他人の命や心情を踏みにじることも辞さない冷酷で卑劣なサディスト。 タイムパトロールの上司である阿万音鈴羽の証言によれば、 今回の事件が始まるよりも前に大量のライドウォッチに加えて、後述する『歴史改変兵器』を未来の世界から強奪している。 それらの力を利用し、うちはオビトをはじめとするの力をウォッチで奪い、 彼に成り代わるようにこの『仮面の男』を傀儡として利用し、様々な歴史を思うがままに改竄を行ってきた。 アスランたちが2024年へ帰還しても尚、一度元に戻った時代を『歴史改変兵器』を使って再度歴史改変を行い、 大統領となった自分の命令を国民に下し、アスランたちを指名手配犯に仕立て上げることで2024年の舞台を彼らの処刑場として迎え入れた。 世界政府本部を根城にし、そこへやってきたアスランたちと直接対峙を果たすが、 ここで満を持して「歴史改変兵器」である『デストロイザウラー』を起動した。 デストロイザウラー + 概要 『ZOIDS』シリーズに登場する「デスザウラー」と、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する「デストロイガンダム」が合体した超大型起動兵器。 ヒエールの最後の切り札ともいえる「歴史改変兵器」そのものである。 外見はデスザウラーをベースに、その背面をデストロイガンダムの円盤状バックパックが装備されている。外見は「 こちら 」 基本スペックは両機体を合体させたこともあり極めて高く、両者に内蔵された兵装を全て発動できるのは勿論のこと、 互いの弱点(デスザウラーは背面の荷電粒子インテークファン、 デストロイガンダムは対近接戦闘)を見事に補完し合っており、全くの隙が無い。 またこれらに加えて、機体を構成する電子頭脳には『歴史改変装置』の中枢部が組み込まれている。 更にその力を応用し、キャラクターの歴史そのものを消し去ってしまう『究極の歴史改変ビーム』という光線を放つ事ができる。 だがトランクスの解析によれば、歴史改変ビームは対象を歴史ごと抹消するのではなく、 その歴史を吸収するものであり、宛ら巨大なライドウォッチのような存在だと揶揄された。 起動させたデストロイザウラーに乗り込んで歴史改変ビームによって次々とキャラクターたちの歴史を消し去っていくが、 それに待ったをかけるように登場した奇跡の起動兵器『ワンネスジャスティス?』に乗り込んだアスランたちとの最終決戦を繰り広げた。 13人を筆頭に、彼らに力を貸す混沌世界の住民たちと熾烈な決戦を繰り広げた末に敗北し、機体は崩壊。 しかし背面飛行ユニットを分離させることで難を逃れ、過去へタイムスリップしてもう一度時間を書き換えようと画策するが、 ワンネスジャスティスによって解き放たれた至高の一撃である虹色の特大レーザーを受けたことで、 最期は太陽の表面へ押し潰されてしまい、跡形もなく完全に消滅。 歴史改変兵器「デストロイザウラー」の消滅に伴い、自身が改変した2024年、 更にはこれまで改竄してきた幾つもの歴史もまたこれで完全修復された。 関連ページ Back to the Chaos 2024 カオスドラマのラスボス 関連画像 Back to the Chaos 2024へ戻る
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はばたくミノア レア度 ☆5~7 カードタイプ たいりょくタイプ・単体 スキル能力 相手全体をnターンの間、「怯え」状態にする Bスキル能力 なし Lスキル能力 赤属性カードの攻撃力・体力を強化し、3属性以上の同時攻撃で攻撃力をさらに1.4倍にする。 コスト量 18,38,52 変身合成 ☆5→☆6:【☆6】はばたける証×5 解説 第4回プワープチャレンジの報酬キャラとして登場。 ステータス レベル たいりょく こうげき かいふく ☆6 Lv99 4830 1749 151 ☆7 Lv120 8211 2362 203 ちなみに☆7Lv1の状態が一番回復が低くなるという、低レベル時については特殊な初期能力となっている。 スキル 相手全体をnターンの間、「怯え」状態にする ☆5で1ターン ☆6で2ターン ☆7で3ターン 必要ぷよ消しは40個。 属性攻撃なしに相手全体を状態異常にする。 状態異常スキルの属性攻撃はほとんどオマケみたいなものなので、属性攻撃がないのはデメリットとはいえず、 むしろ相手が反射やカウンター中でも支障なく発動可能となり恩恵が非常に大きい。 また、全体対象なのでテクニカルのような強敵が複数いるクエストでも活躍できる。 ウンディーネの「90%・5ターン」のスキルと似ているが、 こちらは持続ターンは少ないかわりに、確実に発動させられる。 属性が異なるが、呪騎士シリーズのヴァハトがとっくんで「100%・5ターン」の上位互換スキルを獲得できる。 リーダースキル 赤属性カードの攻撃力をn倍、体力をm倍にし、 3属性以上の同時攻撃で赤属性の攻撃力をさらに1.4倍にする。 ☆5:攻撃力1.5倍(3属性以上で2.1倍)、体力2倍。 ☆6:攻撃力2倍(3属性以上で2.8倍)、体力2.5倍。 ☆7:攻撃力2.5倍(3属性以上で3.5倍)、体力3倍。 赤属性しか恩恵を受けられないが、最大倍率を出すには副属性持ちのカードとの併用が前提となる。 最大限に活かすには、赤属性を含む副属性持ちのカードで、最低で青以外のあと1属性をデッキに含める必要がある。 コンビネーション 「ガールズ」「エルフ」「はばたき」 デッキ考察 評価 怯えの有用性はもとより、「赤属性の確定怯え」を扱えるカードが報酬カードとして登場したことは大きな強み。 オレグは単体対象で属性攻撃が入るのに対し、本カードは全体対象で、属性攻撃なしのため反射でもお構いなし。 そして赤属性で豊富な「ガールズ」コンビネーションを持つのも使い勝手が良い。 オレグ同様、たいりょくタイプで耐久力が高いので、高難度のクエストやギルドイベントボスへの適正も高い。 ステータスの回復が低いくらいしか目立った弱点がなく、幅広く活躍できる。