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ハク「結構順調ですね・・・この調子なら・・・」 誰が知ってるんだろう 誰が気付いてるんだろう あの、『大バカ野郎』の一見無意味な行動が、全て最初から予定されていた物だと これから始まるかもしれない戦いへの仕込みだと 誰が気付いているだろう 今、正に祭会場を爆走しているのは計算の上での行動だと ただ、彼が変態故に起こっている事態ではないと 彼のこの暴走の果てに一体何が待っているのか・・・・・・ 誰が知ってるんだろう? 誰も知らない 彼と私しか知らない 禿「ウォォォォォォォォォォッ!!」 青年「何であの人全裸で走ってンの!?」 コン「警察!!警察!呼べ!!」 ハク「・・・・・・」 本当に計算の上の行動なのか、ちょっと不安になってきた 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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一ねんせいに なったら 一ねんせいに なったら ともだち ひゃくにん できるかな ひゃくにんで たべたいな ふじさんの うえで おにぎりを ぱっくん ぱっくん ぱっくんと ピチャピチャと、暗い廃工場に水音が響く 「・・・相変わらず酷いな」 その音の原因を見つけて俺は顔をしかめた 「もう少し綺麗に出来ないのか?見つかったら面倒だぞ?」 その視線の先にはあるのは赤い水溜り そして、その中心で蹲っている子供 蹲ってる・・・ってのは正しくないな 正確には床に広がる赤い液体を舐めている 「見つかったら、目撃者も、食べたら良い」 その言葉に頭を抱える この子供は、都市伝説『一年生になったら』の契約者・・・らしい 契約によって得た能力は人喰いと異常な身体能力、特に顎の強化が著しい そして、契約の影響・・・というよりはもう末期なんだろう 食べる事にしか興味が無い 逆を言えば食べれるなら何でも構わない まぁ、そんな単純な奴だからこそあの『首塚』も御し易いと判断して引き込んだんだろうが・・・ 「そろそろ行くぞ」 「もっと、食べたい・・・」 「向こうに着いたら食わせてやる、だからとっととソレ食っちまえ」 食わせてやる、と聞いた途端嬉しそうな顔でソレまで口にくわえていた骨をバキバキと噛み砕き飲み込む 「ごちそさま・・・次はどこ?」 「お粗末様、次か?次は東だ」 「たくさん、食べれる?」 「さぁな」 子供の手をとりそれまで寝床にしていた廃工場を出る 新たな仲間を、共に組織を倒す都市伝説を探す為に 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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北区の大穴近く 太郎さんと禿を中心に円を組んだ大量の全裸筋肉男軍団が踊り狂って居た 太郎君「こ、これは・・・・・」 禿「そうか・・・」 ボロボロ涙を流す禿に、太郎君は若干引いてる 太郎君「な、何が・・・」 禿「やはり、盟友達からも、犠牲が出てしまったようです・・・5名足りません・・・」 太郎君「は、はぁ・・・」 禿「皆の者ぉ!弔いじゃぁぁあ!!」 「「「「「うぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおおおぉぉぉぉぉおおっ!!!!!」」」」」 こうして、弔いと称した謎の踊りは、夜が明けるまで続き その間、太郎君がついて行けずに、頭を悩ませる事になるが・・・まぁ、これもどうでもいい話であろう 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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南極 海岸 思えば何と遠くに来たものか・・・ 怪談仮面との戦いに敗れ、黒服としての責務を放棄し修行の旅に出て早幾日 イエさんとの出会いと別れを経て得た金色の兄気 エベレスト、北極の先にたどり着いた宇宙 恐らく宇宙まで行った黒服等後にも先にもいまい 禿「しかし、そろそろ限界だな・・・・・・」 これ以上黒服の仕事を放棄するわけには行かない・・・・・・そろそろ一旦帰らねばなるまい・・・・・・ 禿「では、行きますか」 服を失った以上、船や飛行機は使えない・・・かと行って泳ぐと一週間はかかる ならば、道は一つしかあるまい 海に向け構える 兄 気 全 力 解 放 !! 金色に輝く光が右拳に集中するッ!! 真・奥義・・・・・・ッ 禿「 武 炉 手 印 !!」 拳を海に向けて突き出し 海が、割れた 禿「さて・・・と、日本はどうなってる事やら」 こうして、私は日本に向う 泳げば一週間はかかるが走ればまぁ、2日で着くだろう 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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青年「あ」 友人「知り合い?」 少女「一応」 気に入らないけど 友人「なら言っておくか、トリック・オア・トリート」 青年「何と言うか・・・色々間違ってますよね?」 友人「えぇ!?」 少女「だよね」 それは同感 仮装の趣旨を間違えてる コン「ゴスロリ猫娘にコエムシか・・・着グルミとはまた思いきったな」 少女「そういうアンタは何で幼女になってるのかしら?」 ハク「その方が得じゃないですか」 青年「で、この子達には菓子を強請らないんですか?」 コン・ハク「だって年下だし」 青年「さっきの発言全否定!?」 少女「ソレは良いから、菓子寄越しなさい」 青年「柿の種かビーフジャーキーしかない」 少女「コレは酷い」 友人「でも割と上手いよコレ」 コン「貰って置きながら容赦ないな」 少女「じゃ、貰う物貰ったしもう行くわ」 ハク「もう?」 少女「他にも行きたい所あるから」 こうして、私達は次の目的地目指して出発しました 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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黒服は仕事 そして普段家事を担当してるチャラ男は二日酔いで寝込んでいる その為、今家事ができるのは私しかいない と、言う事で今日一日の家事を一任された私は掃除洗濯料理と難なくこなしていた しかし、そんな私に巨大な壁が立ちはだかったのです 少女「・・・・・・・・・・」 リビングの電灯が切れた・・・ 換えの電球はある 問題は・・・ 少女「どうやって換えよう・・・」 電灯の位置が高すぎた 案その1 椅子を台にする 少女「まぁ、基本よね?」 前の家ではこれで換えていたのだ これなら・・・ 椅子の上に立って腕を伸ばす・・・あれ? 少女「と、届かない?」 後少しなのに・・・ 少女「くっ!」 ジャンプすれば届くかもしれないけど、椅子の上でジャンプは少々危ない どうしよう・・・ 案その2 椅子じゃなくて机を台にする 当然のことながら椅子よりは机の方が高い これなら 少女「届く、はずっ・・・?」 机を引っ張るが、動いてくれない 少女「ふんっ!!」 もう一回引っ張るが動かない・・・と言うか重い 少女「何・・・だと?」 結論 机は重すぎた 案その3 チャラ男を呼ぶ これはもう却下 チャラ男を休ませる為にやっているんだからチャラ男を呼んでは元も子もない 案その4 黒服が帰ってくるのを待つ 却下・・・私が任されたんだから私がやらないと意味が無い それに、黒服の帰りを待つってことは夜までこのままと言う事だ・・・ 夜、灯りが無くて真っ暗なリビングはちょっと・・・いや、別に暗いのが怖いとかじゃなくてね? 暗いのは私平気よ、うん、全然平気 だけど夜になっても暗いままじゃry 案その5 椅子の上でジャンプ 少女「これしかないのね・・・」 再び椅子の上に立つ そして 少女「ハァッ!!」 跳んだ そのまま腕を伸ばし、切れた電球に手が・・・・・・ 届かなかった 少女「な!?」 跳んだのに、椅子を踏み台にして跳んだのに・・・それでも届かないの!? 余りのショックに我を忘れた私は、椅子の上に倒れるように落ちた 少女「いったぁ・・・」 頭打った・・・畜生 上を見上げる 光のともってない電灯 高々家の天井なのに・・・こんなに遠いなんて・・・ しかし、ここで諦めるわけには行かない あと少し あと少しなのだ・・・ 私がやり遂げな「凄い落としたけど大丈夫か?」 少女「チャラ男・・・?」 チャラ女「ん?あぁ・・・」 チャラ男がこけた椅子を立ち上げる そして、私の手から電球を取る 椅子に乗って電球を取り替える チャラ女「これでよし」 少女「・・・・・・・・・・」 チャラ男視点 見るとはないちもんめの契約者が何やらショックを受けた様な表情で固まっている 何かあったか? チャラ女「大丈夫か?何かあった「チャラ男の・・・」はい?」 少女「バカぁァっァアァぁァぁァァァッ!!!!」 チャラ女「ホブレッ!?」 少女の飛び膝蹴りが綺麗に俺の頬を打ち抜いた・・・ 俺、何か悪い事したか・・・? 終われ 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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羨ましい 妬ましい 悔しい どうして? どうして? どうして私じゃないの? 貴女の一番傍に居たのは私だった筈なのに 貴女を一番知っていたのは私だった筈なのに どうして貴女は彼を選んだんだろう? どうやって彼は貴女に選ばれたんだろう? 私が3年かけても到達できなかった所に たった1年足らずで到達した彼 私以外何一つ誰一人信用しなかった彼女の心をどうやって掴んだ? 判らない あの、大人と男を毛嫌いしていたあの子の心をどうやって掴んだ? 判らない 私がどれだけ望んでも手に入らなかった彼女の心をどうやって掴んだ? 判らない 私は彼等と違って戦う事は出来ないけど 私は私なりに貴女の力になってみせるから だから、どうか 私を貴女の傍に居させてください それだけが、私の望みです 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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警官A「あ~面倒臭ぇ」 警官B「アンタが街中であんな物ぶっ放すからでしょう・・・つか何で始末書一枚で済むんだ?普通捕まっても文句言えませんよ?」 警官A「んなもん、『ここが学校町だから』の一言で済むに決まってんだろうが」 警察B「今更ながらに何て町だ・・・orz」 警官A「『都市伝説対策課』なんてのを本気で作ろうとする様な奴まで居るくらいだからな・・・まぁ、俺も必要だとは思ってるけどよ」 警官B「はぁ?」 警官A「都市伝説かどうかは別だけどよ、この町は怪事件の数が多すぎる・・・しかも、おかしな事にな、ちゃんと調べると殆どの事件が噂があってから起こるんだよ」 警官B「・・・意味がわかんないんすけど」 警官A「普通、事件が起こって始めて噂になるだろう? この町は逆、『噂』が広まって、それから本当の『事件』になる・・・まぁ、事件が起こったらまた噂も広まるから誤解されやすいけどよ だから実際『都市伝説対策課』で無くともそういう『変な事件』を調べる為の部署は必要かもしんねぇ」 警官B「・・・何か気味が悪いですね」 警官A「だろ?噂には気をつけろよ?」 「はい、そこ無駄話してないでさっさと始末書を仕上げなさい」 背後から女性の声・・・若干怒ってるッぽい 警官A「別にコレ位良いだろ?そういうアンタも秋祭りの最終日仕事ほっぽり出して黒服の兄ちゃんとキャッキャウフフしてたって聞いたぞ?」 「アレも仕事の内ですしそもそも私と彼はそういう関係じゃありません、今度そんな事言って見なさい、訴えますよ?そして勝ちますよ?」 警官A「ハッ、この程度の事で訴えられるかな?」 「町で銃乱射したことを・・・なら?」 警官A「スンマセン、勘弁してください」(土下座) 「よろしい」 地に額こすり付けて懇願する先輩と、ソレを見下して笑う上司を前に 本気で転職を考える警官Bでした 終わっちまえ 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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禿「では、行って来ます」 青年「・・・・・・」 ハク・コン「「・・・・・・・」」 何故か三人ともorzのポーズで項垂れている 禿「何か?」 青年「いや、貴方が普通に服を着ていることに違和感を覚えた自分に情けなさを感じてるだけです」 ハク「本来はこれが当然のはずなのに・・・!!」 禿「失礼な・・・」 私だって礼儀くらいはわかっているつもりなんですが 禿「・・・良いんですか?貴方達も招待されたのでは?」 コン「いや、アタシらは行きたいんだけど・・・なぁ?」 青年「僕、首塚の連中嫌いなんでパスで」 そうだった、この青年は『首塚の組織』に限らず自分達と敵対する物は基本的に全部嫌いだったな・・・ 確かに、宴会で暴れられても困る 禿「そうでしたね・・・では、改めて行って来ます」 そうして、私は宴会へ向け出発した 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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南極から走って、もうどれ位経っただろうか・・・ 見えてきたのは陸地 海岸には大量の兵士が銃を構えてこちらを睨んでいる 禿「むぅ・・・邪魔な・・・」 何故私が銃を向けられねばならんのか、ただ海を割って歩いてるだけではないか 正直時間が惜しい 禿「仕方ありませんね・・・」 一々相手にしてる暇は無い、なので 禿「道を開けろぉっ!!」ボキンッ バァンッ 兄 気 全 力 解 放 !! 極限まで膨れ上がった筋肉が金色に輝く 今までのような攻撃用の集中型ではなく全身に纏う金色の兄気 これぞこの修行で得た新たな戦闘形態、名づけて・・・ 禿「 裸 刹 !!」 放たれる銃弾 それらを弾く金色の筋肉 超速の走りによる衝撃波で吹き飛ぶ兵士たち この日から世界地図のオーストラリアに一本の線が書き足される事になるが、割とどうでも良いことである 日本まで16時間 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ