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新谷あきら 【しんたにあきら】 新谷あきら 概要 曲一覧 関連リンク 概要 新谷さなえ(Sana)と、AKIRA YAMAOKAとの組み合わせの名義。 曲一覧 流星ハニー INJECTION OF LOVE 関連リンク 新谷さなえ(Sana) AKIRA YAMAOKA スタッフ
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019240F8 xx 00 アニー 01 02 イワン 03 04 一京 05 06 ウオヲ[6] 07 08 ウパ 09 ルパ 0A エマ 0B 0C MZD[9] 0D 0E エル[4] 0F 10 オリビア[1] 11 12 オリビア[5] 13 14 カゲトラ 15 16 かごめ[7] 17 18 キララ 19 1A キャンディ 1B 1C クラフト 1D 1E クルミ 1F 20 ケビン 21 22 コービー 23 24 ミミ[スペクキ] 25 ニャミ[スペクキ] 26 小山明美[8] 27 28 さなえちゃん[5] 29 2A さなえちゃん[8] 2B 2C さなえちゃん[9] 2D 2E サニー 2F 30 ジェフ 31 32 ジズ[9] 33 34 ジュディ[5] 35 36 ジュディ[8] 37 38 ジュディ[9] 39 3A シルビア 3B 3C シルヴェスター 3D 3E ソウジ 3F セイジ 40 チャーリー 41 42 つらら 43 44 神風トオル 45 46 MC.トメ 47 48 トラン[6] 49 4A トラン[9] 4B 4C ニナ[9] 4D 4E ニャミ[6] 4F 50 ニャミ[9] 51 52 ナン 53 54 ハマノフ[旧] 55 56 ハヤト 57 58 P-1&P-2 59 5A Bis子 5B 5C 神宮ヒロシ 5D 5E フォース 5F 60 フォクシー 61 62 ブロンソン 63 64 ベル 65 66 ヘンリー 67 68 ポエット[3] 69 6A ポエット[4] 6B 6C ポエット[9] 6D 6E ホセ 6F 70 ポッパーズ[9] 71 72 ボブ2002 73 74 マコト[8] 75 76 マチルダ 77 78 マッチュッチュ 79 7A マリィ[9] 7B 7C ミサキ 7D 7E むぎばたけ 7F 80 ミミ[9] 81 82 メイファ[8] 83 84 メメ 85 86 ヨシオ 87 88 リエちゃん[9] 89 8A リゼット[7] 8B 8C レイヴガール[4] 8D 8E 六[6] 8F 90 六[9] 91 92 アリス 93 94 マリィ[7] 95 96 エル[8-r] 97 98 テトラ 99 9A シャーク[9] 9B 9C モリーVSスーツ 9D 9E ジャガーB 9F A0 ポト A1 A2 ハマノフ[9] A3 A4 ルーシー A5 A6 ハロン A7 A8 ロビッツ A9 AA ヒュー AB AC プリティー[BH] AD AE 翼 AF B0 トビーズ B1 B2 るり[9] B3 B4 ホシオ B5 B6 ポエット[7] B7 B8 キリ B9 BA アッシュ[7] BB BC アゲハ[7-r] BD BE スミレ[6] BF C0 ななことそらまめ C1 C2 Bボーン C3 xMZD デスナワ C4 xMZD ハイテン C5 xMZD メロウ C6 xMZD ショウワカヨウ C7 ミミ 009 C8 ニャミ オバQ C9 レイヴガール キャッツ CA ホネニャミ CB アルト A.I.おばあちゃん CC P-1&P-2 ナニワ CD めばえ ハイソ CE ユキ CF D0 ミミ[5] D1 D2 エドワード D3 D4 ユリちゃん D5 D6 カップくん D7 ワルドック D8 D9 xかごめ[7L] DA DB xエル[4L] DC DD xヨシオ[7L] DE DF xポエット[3L] E0 E1 xさなえちゃん[5L] E2 E3 xリゼット[7L] E4 E5 x六[6L] E6 E7 xウオヲ[9仕様] 中身1P E8 x(本物) E9 xスミレ[6L] EA EB xななことそらまめ[5L] EC ED xエドワード[2L] EE EF xバグ 何も無し F0 F1
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◆ジャンル名:PARADE(パレード) ◆曲タイトル:パレード ◆アーティスト:新谷さなえ? ◆歌唱:新谷さなえ ◆作詞:山下達郎 ◆作曲:山下達郎 ◆編曲:脇田潤 ◆収録作品 pop n music13 カーニバル
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とりあえずチームリーダーのページ作ってみました。要らないかもだけど。 チームリーダー決定版 リハ出欠 がっさん(がっちゃんぴん?)○(わざわざバイト断ってくれました!) かなえさん(かなえ姉妹) × バティさん(ナイスバティ) ○ ジョンさん(明日のジョン) ○ ことりさん(Dr.コトリトル) × ルーシーさん(ナルーシス)× はるさん(エドはるか?)○ アリスさん(アリザベス)○ モーリーさん(モーリーを探せ)○ みなさん 確認が取れ次第書き込みよろ ちなみにリハは8月10日11時から@駒場 4時までの予定 以上カエラでした。 自信ないとこ空欄です、 間違っていたら編集よろしくお願いします。 追記・がっさんとはるさんは↑でいいんだっけ?byみかど
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『サイレントセレナ(後編)1/3』 37KB 制裁 不運 差別・格差 飾り 群れ 野良ゆ 現代 以下:余白 『サイレントセレナ(後編)1/3』 六、 ――ありす。 ぱちゅと、“まりさのおぼうし”をかけて、とりひきをしましょう。 三日前にぱちゅりーが言った言葉。 療養中のありすが廃材の隙間から覗く青空をぼんやりと見上げながら溜息をついた。 あの“りとるれぎおん”の反乱以来、おうちの外に出てくるゆっくりが目に見えて減っているようだ。 ぱちゅりーの群れのゆっくりはもちろん、少しリハビリがてら出歩いてみてもゆっくりをほとんど見かけない。 ぱちゅりーづてに、“ぶらっくまーけっと”の跡地の様子を聞いたがもぬけの殻のようだった。 「はいりますよ」 そう言ってのそのそとありすが横たわる廃材の中に入ってくるのはさなえである。 三日間、ありすの世話をし続けていたのだ。 さなえは葉っぱにくるんだ芋虫や蝶々をありすの前に置くと、何か言いたそうな目でありすを見つめる。 ありすもそれに気づいているのかさなえが出て行くまで食べ物を口にしようとしない。 また、いつものように無言のままさなえが振り返ってそこを出て行こうとする。 ありすは溜息をついてさなえを呼び止めた。 「ありすにいいたいことがあるのでしょう……?」 声をかけられたさなえがあんよを止める。 ありすの方を向かずにさなえが口を開いた。 少し震えている。 「……わかりません。 なにをいえばよいのか……おもいつかないから……」 「ありすのことがきらい?」 「いえ……」 「じゃあ、だいきらい?」 「はい」 「……そう」 さなえがありすへと向き直った。 ありすとさなえの視線が宙で交わる。 さなえがありすを憎んでいないわけがない。 経過はどうあれ、事実上このありすがまりさのお帽子を所持しているのだ。 あまつさえ、それを餌に自分たち全員を奪い去ろうとしている。 誰がどう考えてもゲスなゆっくりとしか言いようがない。 そのせいで塞ぎ込んでしまったまりさ。 なんとかお帽子を返して貰おうと“ぶらっくまーけっと”に足繁く通い続け、そのたびに怪我をして帰ってくるまりさ。 挙げ句、“りとるれぎおん”同士のくだらない争いに巻き込まれて命の危険にまで晒される始末。 その諸悪の根源が……目の前にいるありす。 しかし、だからと言ってどうすることもできなかった。 ぱちゅりーの客人という立場だからだろうか。 “りとるれぎおん”の長に対する畏怖からだろうか。 ありすにはその答えがなんとなくわかっていた。 ちらちらと向けられるさなえの視線。 それはありすの頭へのものだ。 ありすもまたお飾りを失ったゆっくりである。 だから、さなえはありすに対しまりさのお帽子について強く糾弾することができないのだろう。 「さなえ。 ……きょうは、すこしありすとおはなしをしないかしら……?」 「さなえと、ですか? さなえは、ぱちゅりーとちがってばかだから……、おはなしをしてもたのしくないとおもいますよ」 「あら。 じぶんをばかだというゆっくりに、ほんとうのばかはいないものよ」 「……さなえも、ありすにききたいことがありました」 「どうして、ありすもおかざりをもっていないのに、まりさのおぼうしをつかってこんなひどいことができるのか……? と、 いうことかしら」 余裕を崩さないありすの語りぶりにさなえが少しだけムッとした表情に変わる。 ありすは目を伏せて「ごめんなさい」と小さく呟いた。 「おしえてください。 さなえには、ありすが……まりさのきもちがだれよりもわかるはずのありすが……なぜ、こんなことを するのかりかいできないんです」 「それじゃあ……とりひきをしましょうか」 「な……っ?!」 「そうねぇ。 さなえがもってきてくれたごはんさんのかわりに、ありすのむかしばなしをきかせてあげるなんて……どうかしら?」 そう言ってありすがさなえにウィンクをする。 まりさと言う想いゆっくりがいながら、不覚にもドキッとしてしまうさなえ。 有無を言わせる隙さえも与えて貰えないまま、両者の間に取引が成立してしまった。 ありすが静かに目を伏せる。 「ありすはね……。 にんげんさんのおみせに……“ぺっとしょっぷ”とよばれるばしょにいたの」 ありすは元々野生で暮らすゆっくりだった。 しかし、ペットショップと提携している業者により親ゆっくりを無惨に殺され、姉妹ともども町へと連れ去れてしまう。 それから、まだ赤ありすだったありすは人間社会の事を徹底的に叩き込まれた。 使いたくない言葉を使わされ、ゆっくりできない生活を共用される日々。 もともと他のゆっくりも頭の良かったありすは、毎日いっそ永遠にゆっくりしてしまいたいと考えていた。 「……そんな……あんまりです……」 「そこで、ありすは……あたらしいおかあさんにであったわ」 「……?」 少し年上のゆっくりありす。 ペットショップのショーウィンドウに並ぶ銅バッジを取得したゆっくりだった。 そのゆっくりは、毎夜人間から科せられる教育にすすり泣く赤ゆっくりたちを励まし続けていたのだ。 どんなに辛いことがあっても頑張ろうと。 多くの赤ゆっくりたちは疲れ果ててしまっており、その年上ありすの言葉を聞く者はいなかった。 しかし、ありすは何も聞こえないフリをしてずっとその励ましの言葉を心の支えにしていたのである。 「ありすは、あのやさしいありすとなにもおはなしをしていなかったのだけれど……かってにおかあさんだとおもっていたわ」 「……すてきなゆっくりだったんですね」 「ええ。 とてもつよくて、“とかいは”なゆっくり……。 ありすの、あこがれのゆっくりだったわ」 しかし。 そのありすにはなかなか買い手がつかなかった。 時折、ショーウィンドウのガラスを店員に思いっきり叩かれては「もっと客引きをしろ」と脅されていた。 それによるストレスから来る体調不良。 笑顔を向けられない年上ありすには客が寄りつかなくなっていくという悪循環。 そんな環境にあっても、毎晩、年上ありすは捕まったばかりの赤ゆっくりたちを励まし続けた。 ありすは複雑な心境だった。 早く人間さんに買って貰えなければ年上ありすはストレスで永遠にゆっくりしてしまうかも知れない。 しかし、年上ありすがいないペットショップでの生活なども考えられない。 ありすは心の奥の奥で、年上ありすがずっと売れ残ってくれればいいと考えていた。 そして、そんなありすの望み通りに年上ありすはいつまでもショーウィンドウの中にいた。 少しでも長く年上ありすといたい。 そう願っていたありすにとっては不幸中の幸いと言っても良かった。 誰にも気づかれないように幸福だった。 だが、そんな幸福は突然終わりを告げる。 買い手が見つかって飼いゆっくりとして生きていくことができたのなら、ありすも納得することができただろう。 ある日、年上ありすは教育中の赤ゆっくりたちの部屋に店員に連れられてやってきた。 それから、店員が無言で年上ありすのあんよをバーナーで焼き上げる。 凄まじい苦痛に歪む表情と恐ろしい絶叫。 ありすを含めた赤ゆっくりたちは泣きながらしーしーを漏らしてその様を目に焼き付けていた。 ――やめ、て……にんげんさん、おねがい……やめて……いたい、いたいわ……。 切れ切れの呼吸で口を動かす年上ありす。 店員は壁にかけられていたカレンダーを指さしていった。 ――いいか、てめぇら。 あと三日後……この「×」印がここの「◎」印のところまできたら、教養課程の試験がある。 それ に合格できなかったゆっくりは処分するからな、覚えとけよ。 ――ゆ、ゆんやああぁぁぁぁぁぁ!!!! ――おら、一口饅頭ども! てめぇらも売れ残ったらこいつと同じ目に遭わせてやるからな。 それが分かったら、必死になっ て勉強しやがれ。 売れなかったら死ね。 そう言いながら、あんよを焼き上げられて一切の抵抗手段を失った年上ありすは永遠にゆっくりしてしまうまで店員によって痛 めつけられ続けた。 何度、「やめてください」と年上ありすが懇願したか分からない。 ありすは……巣穴を突然襲われた日のことをフラッシュバックさせていた。 大好きだった両親は人間に引きちぎられ、叩き潰され物言わぬ饅頭となった。 忘れてしまいたい過去がまた人間によって呼び起こされる。 年上ありすは原型を留めないほどにぐちゃぐちゃにされた後、ゴミ箱の中に捨てられた。 大量に吐き出した、あるいは漏れ出したカスタードの水たまりが……そこに存在していたはずの命を思わせる唯一の証拠。 ありすは悲しみを通り越して怒りを覚えていた。 なぜ、自分たちがこんな目に遭わなければならないのか。 神様は全ての命に対して平等ではないのか。 こんな命を命とも思っていないような“ゴミ屑”がなぜ誰にも制裁されないのか。 人間が憎い。 母親ゆっくりを……年上ありすを殺した人間が憎くてたまらない。 人間なんて、一人残らずいなくなってしまえばいいのに。 「でも……さなえたちゆっくりは、にんげんさんにぜったいにかつことはできません」 「……ゆっくりは、ね」 「……?」 「あの“だいさいがい”のひを……おぼえているでしょう?」 「……わすれるはずがありません。 “あのひ”、さなえはかぞくをみんなうしないました。 ぱちゅりーといっしょにくらし ているゆっくりのほとんどが……そういうゆっくりたちです」 半年前。 双葉町の所在する県全土を震度七の大地震が襲った。 時刻は正午過ぎ。 双葉町は一瞬にして地獄絵図と変わる。 倒壊していく建物。 交通機関の壊滅。 大規模な電車の脱線事故。 僅か一分弱の間に双葉町は壊滅的な打撃を受けた。 死者総数約五千人。 行方不明者約九千人。 建物全壊八百棟。 停電二万五千世帯。 記録に残る大災害だった。 人間の叫びもゆっくりの叫びも等しく轟音に掻き消された。 人間の命もゆっくりの命も等しく瓦礫の下に押し潰された。 「ありすもみんなとおなじように、まきこまれたわ。 なんにもみえなくなって、あたまのなかがものすごくいたくて……。 とてもからだがおもいの。 まわりから、ゆっくりのなきさけぶこえがたくさんきこえていたわ……」 「……さなえも、おなじようなけいけん、しました」 ペットショップの建物が倒壊した際の衝撃で吹き飛ばされたのだろう。 全身に鈍い痛みが絡まっていた。 天井が落ちてきたせいかペットショップの中は真っ暗闇である。 ゆっくりの死臭が辺り一面に漂う。 明らかにただ事でない何かが起こっているはずなのに、不思議と泣き声を上げるゆっくりの数は少ないように感じた。 遅れて、ありすがその意味に気づく。 一体何匹のゆっくりが永遠にゆっくりしたのだろうか想像がつかない。 ありすは勘をを頼りにあんよを這わせ続けた。 やがて少しずつ目が慣れてきたのと室内の粉塵が収まり始めたこと。 そして僅かに外の光りが漏れている場所にたどり着いてありすは見てしまったのである。 崩れた巨大な瓦礫の下から延びる一本の腕。 そこから広がる真紅の水たまり。 年上ありすが永遠にゆっくりしてしまったときに見た水たまりと同じ。 少し色が違うだけ。 このときありすは初めて知った。 “人間さんの中身は真っ赤な何か”なのだ、と。 光を頼りに瓦礫の間をよじ登っていく。 外に這い出たありすが見たのはこの世のものとは思えない光景だった。 灰色の世界の中で輝く無数のオレンジ色の光。 人間たちの悲鳴、怒号、絶叫。 響く爆発音。 逃げまどう人々の中に混じってゆっくりの姿も見える。 それらの光景を見てありすは思わず笑みを浮かべた。 やっぱりそうなのだと。 全ての命は平等だったのだと。 永遠にゆっくりしてしまったゆっくりと、人間さん。 泣きながら逃げ惑うゆっくりと、人間さん。 同じではないか。 脇目も振らずに逃げ続ける姿も……永遠にゆっくりしたときに飛び出した中身も。 何もかも同じなのだ。 愉快だった。 阿鼻叫喚の中でこれほどに穏やかな表情をした“生物”は他にいなかっただろう。 「それでありすはきづいたのよ。 ……にんげんさんだって、えいえんにゆっくりするときは、えいえんにゆっくりする。 が んばれば、にんげんさんをひとりのこらず、せいっさいっ!することだってできるはずだってね……」 さなえが生唾を飲み込んだ。 淡々と語るありすの思考が突拍子もなさすぎて全くついていけない。 あの地獄の中にさなえ自身も放り出されているから良くわかる。 そんなことを考える余裕などなかった。 ただ、生き延びるのに精一杯だったのだ。 あのときの必死の行為もありすにとっては……自分の考えを確証に変えるための一要素に過ぎなかったというのだろうか。 目の前のありすを見てさなえが改めて震え上がる。 “りとるれぎおん”の長、“女王”、“堕ちた都会派”。 そんな二つ名で呼ばれるのが充分納得できる、ありすの異常性。 同じゆっくりとは思えなかった。 「……にんげんさんをえいえんにゆっくりさせるために……おおきなむれをつくるひつようがあったわ……。 それが、“りと るれぎおん”よ」 「…………」 地獄に放り出されたありすは一匹当てもなく彷徨っていた。 どれくらい歩き続けたかは分からない。 やがて身を隠せそうな隙間を見つけてその中へと潜り込む。 少しずつ下へ向かっているようだった。 暗がりの中をずっと進んでやがて開けた場所に出る。 そこには温かそうな布や毛糸、毛布がたくさん散乱していた。 ……のちの、“宝物庫”である。 “宝物庫”の正体は、双葉町地下街の一画にある衣料品店だったのだ。 店主を失ったその店にある“商品”はありすを虜にした。 ここで、ありすは初めての“おうち宣言”をすることになる。 ありすはしばらくそこで暮らしていたがすぐに問題にぶつかった。 体の小さなありすでは食料の確保が難しかったのである。 幸い、周囲に人間は一人も近づかなかったためありすは自由に食料を探すことができた。 そのとき一匹のゆっくり親子に出会う。 まりさとありすの番。 話を聞くと、二匹の間に生まれた子供が夜の寒さに耐えられず非ゆっくち症にかかってしまったらしい。 良く見ると同い年くらいのありすが震えている。 その金髪の上に赤いカチューシャはなかった。 ここで、ありすは一つ提案をしたのだ。 “自分の持っている毛布をあげるから、食べるものと交換してほしい”……と。 ゆっくり親子はありすの申し出をすぐに聞き入れた。 翌日。 ありすが持っていったふかふかの洋服を見て二匹は歓喜の声を上げた。 お礼に貰った食料を口の中に入れてありすは初めて幸せな気持ちになった。 そうして少しばかりの時が過ぎ、ありすは野良ゆっくりの間で有名になっていった。 食料をあげる代わりに生活に必要なものを渡してくれる優しいゆっくりだと。 そんなある日。 いつものように“宝物庫”へと帰る途中に何者かに襲われてしまった。 交換した食料を全て奪われ、れいぽぅされた。 まだ子ありすと言ってもいい年端もゆかぬありすが無理矢理すっきりー!させられたのである。 ありすの頭に実った茎は引きちぎられてドブ川の中に投げ捨てられた。 それから、事もあろうに命の次に大切なお飾りまで奪われたのである。 ありすは泣きながら家路についた。 食料を奪われ、れいぽぅされ、お飾りを奪われたこともそうだったがそれ以上に。 それを同じゆっくりにされたことが悲しくてたまらなかった。 人間だけがこの世界の唯一悪と信じていたありすにとって、この一件は持論の崩壊を意味している。 お飾りを失ったありすは、しばらく“宝物庫”から出ることができなかった。 交換して備蓄していた食糧が尽きるまでそこに引きこもっていたのだ。 やがて食料も底をつき、意を決して外へと出た。 予想通りの誹謗中傷。 ありすの持ってきた“商品”と食料を交換してくれるゆっくりは一匹もいなかった。 そんな中。 最初にありすと取引をしてくれたゆっくり親子がありすの“商品”と食料を交換してくれた。 ありすが今日もなんとか命を繋ぐことができたという安堵感に思わず涙を流す。 それからありすは毎日“商品”を持って外へ出た。 他のゆっくりたちもせっぱ詰まった状況だったからかも知れない。 ありすの“商品”の売れ行きは少しずつ回復していった。 やがて、他のゆっくりもありすと同じことをやり始める。 ありすも、そのゆっくりたちといろんな物を交換してもらった。 それからこの場所には多くのゆっくりが集まるようになったのだ。 誰が最初にそう言い始めたのかは分からない。 泥で真っ黒になった自分たちが、同じく泥で真っ黒になった仲間と“商品”を使ってやり取りをする。 真っ黒な自分たちゆっくりを「ブラック」。 それらが集まる商店を「マーケット」。 その意味は決して理解できないはずなのに、いつしかここはゆっくりたちの間で“ぶらっくまーけっと”と呼ばれるようになっ たのである。 そんなある日、ありすの目の前をいつかのゆっくり親子が通りがかった。 ありすはすぐに声をかけようとした。 お礼が言いたかったのである。 「あなたたちのおかげで強い気持ちを持つことができたわ」、と。 「お飾りがなくてもみんながありすと取引をしてくれるようになったのは、最初にお飾りのないありすとあなたたちが取引をし てくれたおかげよ」、と。 しかし、ありすは見てしまった。 まりさとありすの番に生まれたあの子ありす。 お飾りを失くしてしまったはずの子ありすの頭に真っ赤なカチューシャが乗っているのを。 ありすは愕然とした表情を浮かべた。 あのとき自分を襲ったゆっくりが誰なのかが理解できてしまったのである。 ありすは声も出さずに泣いた。 言葉を発することさえできなかったのだ。 「うらぎられたようなきになったのでしょうね。 うらぎられたということばをつかうほど、ながいじかんいっしょにいたわけ でもないのに」 「…………」 さなえが涙目になってありすを見つめる。 「それからしばらくして……、おおきくなってきた“ぶらっくまーけっと”をかんりするひつようがあるとみんなかんがえたの。 そのときに、おみせをやっていたゆっくりは、それをありすにおねがいしてきたわ」 「そう、なんですか……」 「そのときのゆっくりたちが、“りとるれぎおん”のさいしょのめんばーよ。 みんな、ありすとおなじように、おみせをだし ていたゆっくりたちなの」 「はじめて……しりました」 「いまは、“ぶらっくまーけっと”がひとりあるきするほどにおおきくなったから。 “りとるれぎおん”が“ぶらっくまーけ っと”をかんりしていることはしっていても、どうしてそうなったのかまでをしっているゆっくりはほとんどいないわ。 …… しっているのは、さいしょの“りとるれぎおん”のめんばーくらいね。 このあいだのれいむとちぇんとかがそうよ」 ありすが懐かしそうに笑って見せた。 「ゆっくりをえいえんにゆっくりさせるゆっくりはゆるさない。 ……うらぎりものも、ゆるさない。 ……ありすは、それを “りとるれぎおん”のおきてにしたの」 「ありすが……とても、とてもくろうをしてきたことはわかりました……」 さなえが涙目のままありすを見つめる。 ありすも素直にそれを見つめ返した。 「だから、なおさらわかりません。 ……どうして、まりさのおぼうしを……」 「さなえ。 ありすはね。 さなえにどうじょうしてほしくてこのはなしをしたんじゃないわ」 「えっ……」 「“りとるれぎおん”と“ぶらっくまーけっと”のるーるをつくったりゆうをはなしただけよ」 すなわち、無償の奉仕は有り得ない。 原則として何かを得るためには何かを交換しなければならない。 それは過去に食料、お飾り、身体を無条件で奪われたありすが定めた絶対的なルール。 そのルールに従わぬゆっくりには容赦なく制裁を加えてきた。 「だから。 ありすはいままでがそうだったように、これからもこのるーるはぜったいにかえるつもりはないわ。 ありすがつ くったるーるをありすがやぶるわけにはいかないでしょう?」 「で、ですが……っ」 「そうでなければ、これまでにるーるをやぶってありすにせいっさいっ!されたゆっくりが……ばかみたいだもの」 表情を崩さぬまま冷たく言い放つありすにさなえが大粒の涙を流した。 どれだけ説得しても無駄なのだろう。 ありすは自分のルールを絶対に曲げるつもりはない。 まりさのお帽子を返してもらうためには、絶対にありすとの取引を成就させねばならないのだ。 「ぱちゅりーが、えいえんにゆっくりしたら……さなえは、ぜったいにありすをゆるしません」 「けっこうよ」 ぱちゅりーが持ちかけたありすへの取引。 それは、“りとるれぎおん”メンバーから出た裏切者の殲滅。 ありす率いる“りとるれぎおん”メンバーは他の対応に追われてぱちゅりーへの手は回らない。 事実上、ぱちゅりー一匹で“りとるれぎおん”メンバーに挑むことにあるがそれでも良いのか……という問いにぱちゅりーは顔 を縦に振った。 そして、ありすはぱちゅりーの申し出を承諾したのである。 まりさのお帽子と引き替えに、「“りとるれぎおん”の裏切者を殲滅する」という交換条件を。 七、 ぱちゅりーはすっかりゆっくりの姿を見かけなくなった廃材の隙間をずりずりと移動していた。 ありすが突き止めた“りとるれぎおん”の裏切者たちが住んでいる場所へと向かっているのである。 いつも以上に周囲に気を配って進んでいるせいかなかなか目的地へとたどり着かない。 ありすの情報が正しければ前方に聳える廃ビルでまず間違いないだろう。 見えてはいるが実際に向かってみるとなかなか距離があるようだった。 “ぶらっくまーけっと”周辺は危険だという話を聞いたので、迂回して進んでいるせいというのもあるはずだ。 この見捨てられた地は、町の復興を後回しにされた地区である。 あのビル解体工事を行っていた周辺が町の中心部となっていた。 大災害から半年が経過し、町の一部分はかつての面影を取り戻し始めている。 しかし、それはハリボテのようなもので町の時間はまだあちこち止まったままだ。 ぱちゅりーはどうやって裏切者たちを制裁するかを考えていた。 そのためにも、まず敵の本拠地周辺の状況を正確に把握しておく必要がある。 遠回りをして目的地へ向かう途中、見覚えのある景色が視界に入ったためぱちゅりーが少しあんよを止めた。 ここは“宝物庫”へと案内をされたときに通った道だ。 (……と、いうことは……このあたりはきけんね) ありすから聞いた情報の一つに「宝物庫も奪われた」という言葉があった。 “宝物庫”周辺は裏切者たちのテリトリーである。 迂闊に近づくわけにはいかない。 (せめて……あのたてものをよくみることのできるばしょがあればいいのだけど……) 近づいてみようとして改めて気づかされる。 裏切者とはいえ、元“りとるれぎおん”。 ありすの配下だっただけあってか、拠点とした場所の周辺に隙を見出せない。 周囲を瓦礫の山に囲まれた廃ビルの周りはかなり近づかない限り状況を探ることができない。 逆にあの廃ビルの中にいる裏切者たちからは周辺で行動するゆっくりを見つけることが容易だろう。 (こまったわね……。 いりぐちにちかづけないんじゃ、なにもできないわ……。 どうにかして、そとにおびきよせるほうほ うをかんがえなければいけないのかしら……。 いえ、それもなかにはいることができてからのはなしよね……) 目を閉じる。 (“ほうもつこ”を……。 ……だめね。 あのなかでなにかしているとちゅうに、うらぎりものたちにみつかりでもしたら、 にげるばしょがないわ) 想像以上に八方塞がりだった。 いよいよもって敵も馬鹿ではないということらしい。 ぱちゅりーの知恵を用いて策略を巡らすにしても、手駒もなければ地の利もないという困難な状況。 しかし、考えなければならない。 まりさのお帽子を返して貰うために、ありすに自分で突きつけた条件だ。 (なにか……うらぎりものたちがきづいていない、べつのいりぐちなんてつごうのよいものが……どこかにないかしら……?) それを探してみようにも周囲の瓦礫が視界を遮る。 食料が尽きるのを待ってみようかとも思ったがそうもいかないことが昨日の段階で発覚している。 裏切者たちはローテーションを組んで、付近のゆっくりから略奪行為をしているらしい。 “ぶらっくまーけっと”を失い、物資の供給を絶たれたゆっくりたちにとっては死活問題である。 一刻も早く裏切者たちを殲滅せねばならなかった。 (かんがえるのよ……。 いまが、いちばんかんがえなきゃいけないときなのだから。 ほかのどのゆっくりもがおもいつかな いようなことをおもいつければ……ぱちゅはぜったいにかつことができる……) 頭をフル回転させるぱちゅりー。 積み上げられた廃材。 高所からの監視。 尽きない食糧。 “宝物庫”。 “りとるれぎおん”。 “ぶらっくまーけっと”。 朝。 昼。 夜。 周辺の景色と思いつく限りの単語を頭の中で引っ張り出して様々な角度で組み合わせていく。 頭の中でそれぞれのピースをくっつけては外し、外してはくっつけてを繰り返す。 夕方。 西日の眩しさと瓦礫の山でできた影に紛れて廃ビルの内部に侵入できないか。 ……却下。 内部の状況も把握していない状態で侵入するメリットはない。 つまり、現段階で廃ビル内に侵入するメリット自体がない。 それならどうやって廃ビルの中にいるゆっくりを殲滅するのか。 (むきゅ……? たかいところから、……みている?) 一瞬、何か思いついたような気がしたが不発だったようでそこから新しい何かが生まれない。 (みられて……こまらなければ……? あるいは、こまらないじょうたいをつくることができれば……?) もし、その状況を作り出すことができれば廃ビルという高所に裏切者たちが陣取っているメリットを奪うことができるのではな いか。 そこまで考えてまたその考えを一度は消す。 まず、お互いのメリット・デメリットを正確に把握する必要がありそうだ。 そして、相手のメリットを一つずつ消していく方法を考える。 逆に低い場所にいる自分たちに何かメリットはないのか? もっと言えば、高い場所からは決して分からない事はないのか……? それを作り出すことができないのか。 「……むきゅー!」 ぱちゅりーが思わず声を出す。 額にはじわりと汗が浮かんでいた。 「……いったん、でなおしましょう……。 このままかんがえていても、こたえをだせそうにないわ……」 ずりずりと来た道を引き返すぱちゅりー。 少し焦っているのかも知れない。 いったんおうちに戻って一休みしよう。 (ありすも……かんがえても、かんがえても、こたえがだせないときがあったのかしら……?) 何となく弱気な言葉を選んでしまう。 (そんなとき、ありすはどうするのかしら……?) ――ありす、とっておきのばしょにつれていってあげるわ。 いつかのありすの声を思い出す。 迷ったときはあの場所に行っていたのかも知れないな、などと思いを巡らせていた。 ぱちゅりーにとってそういう場所はどこだろうか。 思い当たる節がない。 そもそも、こんな大がかりな何かを考えたことなどなかったからだ。 そういう意味ではありすの思考能力はぱちゅりーの上を行っているのだろう。 “りとるれぎおん”と“ぶらっくまーけっと”という巨大な物を二つ同時に動かすことは容易ではない。 くぐってきた修羅場の数が違うはずだ。 今ほどありすを頼りたいと思った時はなかった。 もう一度、心を無に帰す。 ぱちゅりーが把握している要素を一つずつ確認していく。 それを何度繰り返しても答えは出てこなかった。 (……こたえをだすための、ざいりょうがたりないのかもしれないわね……) 自虐的に笑いながら廃材の陰を進む。 そのとき。 「ゆんやあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「やめちぇにぇっ! やめちぇにぇっ! おにぇーちゃんにじわりゅしにゃいでにぇっ!!!」 「……?」 突然上げられた子ゆっくりの悲鳴にぱちゅりーが思わずあんよを止める。 そして声のする方向へ忍び寄り、廃材の陰に身を潜めるとそこから事件の現場を覗き込んだ。 そこにいたのはれいむ親子。 親れいむと子ありすと子れいむ。。 親れいむは口に真っ赤なカチューシャを咥えていた。 子供の内訳を見るに、恐らくは番だったありすの形見といったところか。 「やめてねっ! おねがいだからちびちゃんたちにらんぼうしないでねっ!!!」 親れいむが泣きながら懇願する。 その先にいるのはニヤニヤと笑いながら三匹に迫る五匹ものゆっくりたち。 風貌や態度を見ていれば判る。 “りとるれぎおん”の裏切者たちだろう。 れいむ親子の周囲には食糧が散乱していた。 裏切者たちはれいむ親子が集めた食糧を狙って襲いかかったに違いない。 そこでぱちゅりーは信じられない光景を目にした。 「い゛ぢゃ゛あ゛ああ゛ぁ゛ぁぁぁあ゛ぃ゛ッ!!!!!」 口元を緩ませて子ありすを踏み潰そうとするゆっくり。 子ありすが中身のカスタードをぷしゅぷしゅと吐き出しながら泣き叫んでいる。 殺すつもりなのだろうか。 「ゆっへっへ……。 “りとるれぎおん”のいうことをきかないから、こんなめにあうんだぜ……?」 「おお、おろか、おろか。 “りとるれぎおん”にはんっこうっ!するようなげすゆっくりは、せいっさいっ!してやらないと いけないよ……」 「おねがいだよっ! ちびちゃんにひどいことしないでねっ!! れいむをれいぽぅでもなんでもしていいよっ! だから、お ちびちゃんたちだけはたすけてぇ……っ!!!」 「ばかなの? しぬの? れいむをれいぽぅするのは、もうきまっていることだよ? おちびちゃんをたすける“とりひき”が したかったら、なにかべつのことをかんがえるのがあたりまえでしょうッ?!!」 「ゆ、ゆあぁ……」 「お、きゃーしゃ……あり、しゅ……ちゅぶれ……えぎゅっ!!!!!」 裏切者のあんよの下。 一匹の子ありすの命が消し飛んだ。 それを見て無言で涙を流す親れいむ。 それから子れいむが揉み上げを咥えられて、廃材に数回叩きつけられて死んだ。 放心状態の親れいむを押し倒して滅茶苦茶にそれを犯し続ける“りとるれぎおん”の裏切者たち。 代わる代わるれいぽぅされた親れいむは頭から大量の茎を生やし、実った赤ゆと共に栄養失調で死んだ。 ゲラゲラと笑いながらその場を後にする裏切者たち。 ぱちゅりーは出て行かなかった。 出て行けなかった。 あの五匹の前に助けに入ったところで返り討ちに遭うのは目に見えている。 ぱちゅりーは涙も流さずに“りとるれぎおん”の裏切者たちを睨み付けていた。 その場を後にするぱちゅりー。 不快だった。 あの裏切者たちが軽々しく「取引」などとありすと同じ言葉を吐いていたのが、ただただ不快だった。 まるでありすを穢されたかのような気分になる。 「あ、ぱちゅりー……」 「……あら、れいむ。 どうしたの?」 いつの間にかおうちまでたどり着いていたらしい。 「ぱちゅ、りー……?」 「なにかしら?」 「なんだか……おこってる?」 言われてぱちゅりーが目を丸くした。 れいむは少し怯えた様子でぱちゅりーの事を見つめていた。 普段感情を露わにしないぱちゅりーが見せた表情に、れいむは困惑しているようだ。 「なんでもないのよ。 それよりなにかあったの? ぱちゅをみて、なにかおはなしをしたそうなかおをしていたけれど……」 「ゆ。 なんだか、さなえがないていたみたいなんだよ。 ちょっとようすがきになって……」 ぱちゅりーがれいむには気付かれないように苦笑しながらずりずりとさなえのおうちへとあんよを向けた。 「さなえ? いるかしら……?」 「ぱちゅりーですか……?」 「そうよ」 「どうぞ、はいってください。 ゆっくりしていってくださいね」 「ええ、おじゃまするわ」 のそのそと廃材の隙間を這ってくるぱちゅりーを見て、さなえがにっこりと笑う。 その頬に僅かな涙跡が見えた。 ぱちゅりーがさなえに世間話をしながら、それとなく涙の理由を聞いてみる。 さなえはしばらく考え込んだ後に、ありすから聞いた話の全てをぱちゅりーへと話して聞かせた。 ありすがルールに拘る理由を。 “りとるれぎおん”と“ぶらっくまーけっと”の沿革を。 ぱちゅりーは真剣にその話を聞いていた。 あの常に涼しい表情で余裕の態度を崩さないありす。 ぱちゅりーはありすの過去によほどのことがなければあれほど強靭な心を持つことは不可能だと思っていた。 それについての合点が少しだけ行ったような気がする。 目の前で母親ゆっくりを殺されたトラウマ。 人間社会の教育を施されるという半ば虐待にも似た行為。 慕っていた年上ありすが虐待によって殺害された事。 地獄の中に放り出され、多くのゆっくりの死を目の当りにした大災害。 信じていたゆっくりからの裏切り。 これら全てを成体ゆっくりになる前の段階で経験していたありす。 幼い頃に刻み込まれた幾つもの絶望が、ありすの思考を形成していったのだろう。 「ぱちゅりー……さなえは、すこしつかれてしまいました……」 「さなえ……」 「まだ、まりさもかえってきませんし……ほんとうにげんきにしているのでしょうか……? おかざりがなくて、ほかのゆっく りからいじめられてはいませんでしょうか……?」 「“りとるれぎおん”がほごしてくれているのだもの。 かならずぶじ……」 「いいかけて、やめないでください……ふあんになってしまいま……」 「……そうだわ! まりさよ! まりさがいたわ……っ!!」 「ゆ? ゆゆ???」 「ありがとう、さなえ!!」 「え、あ、ちょっと……」 ぱちゅりーが勢いよくさなえのおうちを飛び出して行く。 まるで水を得た魚のように飛び跳ねるぱちゅりーの後姿をさなえは呆けた様子で見つめていた。 「な、なんなのでしょうか……?」 ぱちゅりーが一直線に自分たちの群れの中央を跳ねていく。 今まで裏切者たちの拠点である廃ビルに気付かれないように侵入する方法を考えていた。 作戦を立てるのはそれからなのだ、と。 気付かれないようにする、ということが想像以上に難しいことは先の偵察で理解できている。 ならば気付かれてもかまわない状況を作ればいいのだろう。 正当な理由でもって、あの元“りとるれぎおん”めんばーに堂々と近づくことのできる状況を。 「ありす!!」 ぱちゅりーがおうちの中に飛び込んできて、思わず目を丸くするありす。 ありすはすぐに落ち着いた表情に変わり穏やかな口調で、 「あら、ぱちゅ……」 「まりさはどこにいるの!?」 「ゆ……? どうしたの、そんなにあわてて……。 ぱちゅりーらしくないわね、とかいはじゃないわよ? ……まりさのいば しょなら、ちぇんがしっているわ。 ちぇんにきいてみたらどうかしら?」 「ありがとう! ゆっくりりかいしたわ!」 また反転しておうちを出て行くぱちゅりー。 ありすが小さく笑った。 (なにか、わかったのかしらね……?) すぐにちぇんを見つけてまりさのいる場所へと案内させるぱちゅりー。 ぱちゅりーに廃ビルへと近づく理由はない。 しかし、まりさにはある。 奪われたお帽子を求めて“ぶらっくまーけっと”へと通い続けたまりさ。 その“ぶらっくまーけっと”が崩壊したのなら、まりさはお帽子を求めてどこへ行けばいいのか。 “りとるれぎおん”の裏切者とはいえ残党でもあるみょんたちの住む廃ビルに行ってもおかしくはないはずだ。 その際、ぱちゅりーもついていく。 堂々と瓦礫の山の向こうをこの目で見ることができるはずだ。 新しい視点を得られれば、これまでと違う何かを思いつくかも知れない。 「ここだよー」 ちぇんが案内したのは、“ぶらっくまーけっと”から少し離れた場所にある崩壊した地下駐車場の一画だった。 「ここは、あの“ぶらっくまーけっと”がおそわれたひに、けがをしてしまったゆっくりたちがひなんしているばしょなんだね ー……。 かぞくとはぐれてしまったゆっくりもいるんだよー」 「けがをしてしまった……? それじゃあ、まりさは……? まりさは、ぶじなんじゃないの……?」 「ありすさまは、なんにもいってなかったのー……?」 「……?」 ちぇんに促されるまま、ぱちゅりーが地下駐車場の中へとあんよを這わせた。 神経を研ぎ澄ませれば確かにこの奥に複数のゆっくりたちの存在を感じ取ることができる。 避難場所と言うに相応しい所だった。 “ぶらっくまーけっと”周辺におうちを持っていたゆっくりも、ここに一時的に避難しているのだろう。 「ゆぇーん、ゆぇーん。 おにゃかがすいちゃよぅぅぅ!」 「ちびちゃん、がまんしてね! がまんしてね!! もう、あんまりごはんさんはないんだよ……」 「まってるのぜ! まりさがおそとにでていって、ごはんさんをさがしてくるのぜ! だから、ちび! めそめそするんじゃな いんだぜ!」 「ゆぐっ、ひっく……まりしゃおにぇーちゃん……ありがちょう……」 ぱちゅりーがあんよを止めた。 ちぇんもぱちゅりーの後ろでそれに倣う。 しばらくして地下駐車場の奥から、黒い三角帽子を持たないまりさが跳ねてきた。 「……っ?!」 「まりさ……」 「ぱちゅりー、なのっ!?」 それから数回の言葉のやり取りを交わして外へと出て行くまりさ。 ぱちゅりーが静かな口調でちぇんに尋ねた。 「まりさがぱちゅたちのむれにかえってこなかったりゆうは……これだったのね……」 「そうだよー。 まりさは、けがもしてなかったから、おうちにかえったほうがいいよー、ってみんないっているんだけど……」 そこまで言ってちぇんが地下駐車場の中を見渡す。 寒さに震える赤ゆっくりたち。 成体ゆっくりも三日前の恐怖が忘れられないのか緊張した表情で寄り添い合っている。 「こまっているゆっくりをほっておくことなんてできない、って……“りとるれぎおん”のおてつだいをしてくれてるんだねー。 ……ほんとにありすさまからなんにもきいてなかったのー……? ありすさまも、まりさに“ありがとう”ってつたえるように、 ちぇんにいったんだけどねー……」 「ありすが……」 誰にもまりさの行動を教えることはなかった。 ただ命が無事であるという最低限の報告だけ。 ありすはまりさが何処にいるかだけでなく、そこで何をしているかも知っていた。 何もかも知っていた上でさなえにあの話をしたのだろう。 何があろうとも、どれだけ感情を揺さぶられようとも、決して揺るがない絶対的なルールとそれを具現化する鋼鉄の意思。 もし、事前にこの事を知っていて交渉にそれを持ち込んだとしても、ありすは涼しげに笑って答えるだろう。 ――まりさの意思でやっている事なのだから、それでお帽子を返す理由にはならないわね……。 と。 しばらく待っていると、葉っぱでくるんだ食べ物を口に咥えたまりさがぴょんぴょん飛び跳ねてきた。 先程お腹を空かせて泣いていた赤ゆっくりのもとへと跳ね寄る。 葉っぱを下ろしてそれを広げると、中には少量の食糧が入っていた。 「ちび。 いま、おそとはあぶないから、これだけしかあつめることができなかったのぜ。 でも、がまんするんだぜ。 つら いのは、みんないっしょなんだぜ」 「……ゆっくち……りきゃいしちゃよっ!」 「えらいのぜ、ちび」 そう言って赤ゆっくりの小さな頬にちょん、と頬を当てるまりさ。 親ゆっくりはまりさに何度も何度もお礼を言っていた。 “りとるれぎおん”のメンバーもまりさに「助かるよ」と声をかけている。 ぱちゅりーが懐かしそうに笑った。 ぱちゅりーの群れでいつも皆を率いて最前線に立とうとするのが、あのまりさだったのだ。 だからこそ、お帽子をなくして塞ぎ込んでいた時は誰も彼もがまりさのことを心配していた。 本来の姿に戻ったまりさを見て、ぱちゅりーが心の中で呟く。 ……一人で、乗り越えることができたのね……、と。 「ぱちゅりー。 またせてしまったのぜ」 「かまわないわよ。 まりさ……つよくなったわね」 「……“ぶらっくまーけっと”がこわされたとき、みんな、けがをして、くるしんで、ゆっくりできていなかったのぜ……。 あのときはみんなたいへんで……まりさがおぼうしをかぶっているかかぶってないかわからなかったらしいんだぜ。 ……その とき、まりさはきづいたんだぜ」 「なにに、きづいたの……?」 「おかざりがあってもなくても、みんな、たいへんなときはたいへんで……。 おかざりのないまりさにも、できることがちゃ んとあって、おかざりのないまりさにおれいをいってくれるゆっくりもたくさんいるんだ、っていうことをなのぜ。 おかざり がなくても、すこしずつがんばってれば……みんな、みとめてくれるようになったのぜ」 まりさはまりさなりの言葉で今の気持ちと気付いたことをぱちゅりーに伝えた。 ぱちゅりーがにこりと笑う。 「“りとるれぎおん”のおさのありすをみていたら……、まりさも、がんばらないといけないって、おもったんだぜ」 ありすが今のまりさの言葉を聞いたらどんな顔をするだろうか。 それを想像するだけで何故だか心の中が温かい気持ちで一杯になった。 それから、今度はまりさがぱちゅりーに質問をした。 「ところでぱちゅりーはなにをしにここにきたんだぜ?」 「まりさにようがあってきたのよ。 ちょっと、たのみたいことがあるの」 「なんでもいうのぜ! まりさは、ぱちゅりーのいうことだったらなんでもきくんだぜ!」 「たのもしいわ、まりさ……」 場所を移す二匹。 地下駐車場の外へと出てきた。 まだ周囲は静まり返っている。 ぱちゅりーはまりさにこれまでの状況をかいつまんで説明した。 ぱちゅりーとありすの交わした取引の内容を聞いてまりさは絶句してしまう。 「どうして……そんなことをするのぜ……。 それじゃあ、ぱちゅりーがあぶないにきまっているんだぜ……」 「まりさには、しょうじきにおはなししようかしら」 「ゆ?」 「まりさのおぼうしをとりもどしたいというきもちと、もうひとつ。 ぱちゅりーには“りとるれぎおん”のうらぎりものたち をせいっさいっ!したいりゆうがあるの」 「なんなのぜ……?」 「ぱちゅりーの……たいせつなともだちを……きずつけられてしまったから」 「もしかして、それは……ありすのことなのぜ……?」 「ええ、そうよ。 ……さいしょは、“りとるれぎおん”のゆっくりが、はんらんをおこすまえにとめることができなかったあ りすを、はらだたしいともおもったけれど……」 「ぱちゅりー……?」 穏やかな物腰を崩さないぱちゅりーが一瞬だけ苦々しげな表情へ変わった事にまりさも気付いた。 「ありすもつかれていたのでしょうね。 “りとるれぎおん”と“ぶらっくまーけっと”のふたつをいっしょにまとめて……。 きょう、ぱちゅはそれをはじめてしったわ。 かんがえてもかんがえても、こたえがだせないということは……そうぞういじょ うにつかれることだった……」 「……まりさには、ぱちゅりーがなにをいっているのかさっぱりわからないのぜ……」 「むきゅきゅ。 そうね。 ぱちゅも、なにがいいたいのかよくわからなくなってきたわ」 ぱちゅりーが苦笑いをして舌をぺろりと出してみせる。 何故、事前に反乱を止められなかったのか。 ぱちゅりーには今日の出来事を通してそれがなんとなく理解できた。 ありすには、相談相手がいなかったのだろう。 “りとるれぎおん”の事。 “ぶらっくまーけっと”の事。 何もかも一匹で考えるしかなかった。 そのせいで、反乱を見抜くまでに至らなかったのだ。 「ゆるせないのよ……。 つかれきったありすにたいして……おいうちをかけるようなまねをした……“りとるれぎおん”のう らぎりものたちが……」 「ぱちゅりーは、ありすのことがすきなの?」 「むきゅ?」 まりさの突拍子もない言葉にぱちゅりーが目を丸くした。 まりさは心なしかドキドキした様子でそんなぱちゅりーを見つめている。 他人の恋路にわくわくしているのだろうか。 ぱちゅりーが小さく笑った。 「すき、とはちがうわね。 ……なんだか、ほっとけないだけよ」 「そう、なのぜ……?」 クスクスと笑うぱちゅりーに対してまりさはまだ何か聞きたそうだったが、それ以上何も聞くことはなかった。 代わりにぱちゅりーが口を開く。 「まりさ。 それで、まりさにおねがいしたいことがあるの」 「なにをすればいいのぜ……?」 「ぱちゅといっしょに、“りとるれぎおん”のうらぎりものがいるたてものにいってほしいの」 「まりさでいいのかぜ……?」 まりさがお帽子を取り戻すために“ぶらっくまーけっと”へと通っていたこと。 そのまりさなら、お帽子の事を聞くために“りとるれぎおん”の裏切者に近づく理由がある。 それなら堂々と裏切者たちの本拠地へと入ることができるだろう。 ぱちゅりーから聞かされた言葉にまりさが身震いした。 ぱちゅりーが少し目を伏せる。 (……さすがに、むずかしいかしら……。 まりさは、あのとき、まさに“ぶらっくまーけっと”にいたんですものね) 「ゆっくりりかいしたのぜ……」 「!」 「まりさだから……おかざりのないまりさだから、できることがあるのぜ? だったら、まりさがやるのぜ。 まりさ、ぱちゅ りーのやくにたちたいんだぜ!」 「……ありがとう、まりさ!」 笑顔になるぱちゅりーを見てまりさが嬉しそうに笑った。 明日の朝、再びここでまりさと会う約束をしておうちへと戻るぱちゅりー。 立ち止まって少し身震いする。 武者震いだろうか。 ようやく新しい何かを考えることのできる要素ができそうだ。 (かならず……こたえをみつけてみせるわ) 誰に言うでもなくぱちゅりーが心の中で誓う。 こんなにも懸命に生きようとするゆっくりたちを踏みにじる“りとるれぎおん”の裏切者たちを絶対に許さない。 一呼吸置いて空を見上げる。 自分自身でなんとなく感じていた。 反撃の狼煙を上げる日は近い、と。 つづく
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ひんたぼ語 293 名前:超マイナー言語 :05/02/01 13 03 18 ID OJriBlRi0 そ゜っそっすょぬょえす゜?え!! なりさ゜わすひうくとうち!! しりにれこっしっんてむぬっこ゜っく?えくき゜らむき゜おゃち!!! へ゜すっ!! かわつな゜ゃま×ち゜ァ――――!!! たえさ゜えきけなえく゜ひせと゜ぬをろをろき゜きっそうすとうれ!! ぬまっこっま×えうにす゜?えへむはすっち゜ァ――――!!! けむてくすち゜うにこ゜みけゃとゆれ!! さ゜るっイミロセち゜うふ?え ワス゜ャあ・ヒあワッち゜ァャ!!! せと゜はにけ゜るいうにりをろをろはろくすき゜やはんうえ!! せと゜はメオチウ メオキャツョイア ス゜ュキ゜ャチ・スュアミッ!!! すっはさ゜すっんすりすもちう!! す?えるっす゜こっま×え むしくこっさ゜ち゜す!!! マ゜ケスッケ゜ひ4きうくょえそうひち゜き゜コッキにりそ゜っきうくょえカロはやはち゜!! ヒ×ニみはとゃこっ リホ゜レナ・コ゜リッチ゜!!! ち゜こ゜くちうしけひきっほ×くち゜!! そ゜っぬまっす゜ょえな゜え ひちにきさえほう!!!! そ゜っきけなえく゜はホ゜セナ・ト゜ィへェッセひをちすはにきぬいれ!! ロセルッケ゜はきむしみき゜くちゃ ワアリッナ゜・ウセチセ!!! チウミッにりそ゜ゃちうぬみこっ!! ま゜えたえた゜けはコッキむそちれ なゃさえちうつ?え すひ゜つひれち゜!!! ヒ゜あル・ナゥアナ゜(にっと゜やいる)にりさうてき゜さをう!! フ゜リス゜レはフ×ョイ・ヘァウチあ セ゜あレち゜!!! きっさけきうほうちうきりまはかはなりき゜す゜?えるけち゜!! トサッナ゜あ るやえさ!!! レあレはにうコッキき゜すちうきりヒ゜エッシあ(らえす゜っま゜え)ぬにゃちはち゜!! ヘ×ロはコッキんむそとゆれ!!ルツュあナ゜・へィレセ!!! もうな゜はむゆこ゜ぬホ゜レナなひらけうゃちやは!! ちてす゜っはかえく゜き゜うみ す゜ゃそっと゜ヒ゜ケヒテせれ!! すへ゜きをるょえす゜ょえす゜ょて すへ゜きをさ゜えくそっそうち゜―――!!! そきうホエ゙ィくょえツュッヘ×さたき゜つす゜?えしうく?えはち゜うもうすち゜!! みしきさはかなさき゜くとけろれなひゃゃ イウイッ・ミウコレ!!! ちちきうちうきりささみと゜くちゃ クュルイうゃしうへもう!!!! キニチ゜はフ×ャナ(コッキ)へァウチあ ス゜ゅャケ・ヒッミあち゜!!! カロちつひちつをし゜しうく?えと゜ひにうきけなえく゜と゜しうく?えにはち゜!! さ゜た゜っす゜メオチウ ト゜ッナリヌあ・スャナヒ×ウキあ!!! す゜ょえす゜ょてはまっひ゜ひうみゆヘ゜リス゜レぬいれ!! カロんかな゜わきそれゆてひうにうはき!! ソレス゜カ・スレヒ゜ち゜!!! ト゜キァァァァァウャそてもうへらえ!! 3m51!!! 421kg!!! イッナ゜ロイセ・ルあキ゜ッち゜!!! す゜ょえす゜ょてひす゜ゃそっと゜てきおとニッマ゜はヤッ!!! つ?えす゜ゃそっす゜ょえす゜ょて!! まっこぬまっきりやなほ゜うた゜えはなえす゜?えち゜!!! ホ゜レナひカロはやは す゜ゅみせれゆてひかやうくるにけ゜るかやうくるこれち゜こ!! クャケ・マ゜ケスッケ゜なえうてかえす゜ゅ ワヘ゜・ワフ゜ッタッ す゜へ゜っんちもすぬぬまっほくちャ!! シッマ゜そ゜っワスイツュッヘ× ソレコ゜ウ・チケチワヘ!!! すはく゜るょえぬしりにれむき゜くんきこ ”ふやくる”すはく゜さえす?えき゜きおゃとくちぁ!!! うみはす゜へ゜っぬすきけひにうゃゃ!! スョあナ・ロセリあゆみやな むはれ!!! つょえさ゜けらっそっのっはこっく゜き゜うみホ゜あレんねけ゜!! まっさっきり ろてきうかえち゜!!! ヘァッはみおと゜にりカロひうてと゜やそ゜っそうくち゜!! やおれなえさっ うき゜るきっす゜ まっむ?えと゜なえす゜?えち゜!!! うすゅはすさ゜なひな゜あすちャ なえすはまはか うみち゜くおせ゜ャ!! にかせやさをせやかやうはみみ!! すはく゜けろひち゜!!! なけぬるよえひにうゃ らさて゜にき゜てらうはひいちるみお!! く?えきうぬひにうす?ち゜!!! ふはやなきうし゜っ! くっるょえし゜っき゜くとけろち―――!!! いっさけき゜うと゜むき゜うちす゜ゃそっキリト!! すっすっきうはト゜ッス゜ュリセ・リウカッ きなえくらせ゜むち゜!!! す゜ゃそっち゜ゃちりさはふなんひせ゜そにう!! つ?えAくょえこっきす ひにゆみきかれち゜!!! つ?えうつるょえロセリあはつ?えうつるょえはこっきち゜!! にみと゜かき゜っと゜カナ゜ワクゆき゜ろッ ヌョあラあケはさえとてす゜っ!! ミウケ・ケウッ!!! へ゜す゜ょてきりとひさはかなさき゜きっそうしそち!! すっすっきうはくるへち゜!! かわつきてむち゜!!! をきくかえす゜ゅき゜きおゃとくちッ な゜さほうゃとうちっち゜ゃ ツュッフ×カッャャ かろちつひくむんみゃとうちャャャひっみひ゜くはなえす゜?えち゜――――――――ゃ けをおとへす?えすゅひゃそうぬたにおつ?えさ゜えきにルシ゜あヒ゜あん5もうさ゜らえううちすみすち! キマ×オウリ ヘリッスセ・スュフ゜レ!! と゜っなえひきりと けるくちけす゜!! なえらえはく?す゜っ!ミエッナなひ゜! ……ッッ な゜あゆりやえうつもうひなえつゅけき゜かけろとうれらえと゜せき゜、 なえつゅけすち゜うゃむにしみぬさ゜す?えきううちすみせッッ ( A`)わもの。ふんてこわ。 関連レス 297 名前:水先案名無い人 :05/02/01 13 49 59 ID OJriBlRi0 ×わもの ○らもの ( A`) 298 名前:水先案名無い人 :05/02/01 14 16 58 ID t0556TG/0 293-297 か、解説キボン。元の『入場』を翻訳しただけ? 299 名前:水先案名無い人 :05/02/01 15 37 07 ID qdSwCceI0 293- 297 わけ分からんがとりあえず熱意は感じた。 300 名前:水先案名無い人 :05/02/01 16 52 42 ID tHQqYOXE0 298 299 元ネタをひんたぼ語変換したもの コメント 名前
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ν・μ / ν・μ 【ニュー・ミュー】 ポップンミュージック8で初登場したキャラクター。 ν・μ / ν・μ 誕生日 担当曲 ポップン8 アクション(pm8) キャラクターポップ 関連キャラ、用語リンク 出身地 趣味など すきなもの きらいなもの 誕生日 ν月μ日(ゲーム上では8月20日) 名前そのまま。 担当曲 フラワーポップ ミス・パラレルワールド [Subdued Color Pop] [luck] / [luck](UPPER) [少年よ我に帰れ] ポップン8 アクション(pm8) NEUTRAL GOOD GREAT FEVER MISS JAM DANCE WIN FEVER WIN LOSE キャラクターポップ ポップンミュージック13 カーニバルで登場したバージョンのさなえちゃんのアクションの一部で登場するが、その際にこのキャラクターの配色ミスが存在しており、ポップンミュージック16 PARTY♪で、この配色ミスが修正された。詳細はさなえちゃんを参照。 関連キャラ、用語リンク さなえちゃん(pm13) このキャラクターが描かれているレアカード 【君は花の夢をみるの?】 【* welcome to Spring Park *】 キャラクター一覧/ポップンミュージック8
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2070.html
YKKK 3KB 虐待-普通 ドスまりさ 希少種 虐待人間 ※希少種殺害が苦手な人は読まないでください。 ※希少種殺害が苦手な人は読まないで下さい。 ※短編集に載せると色々問題がありそうなのであえて単品で投下します。 カツン!カツン!カツン! 「おら、さっさと歩け!」 「…うぅ……くっ……」 暗い通路を男に引きずられながら歩いている。 両手は縛られている。 男は全身白い服、顔には白い覆面をしていた。 男の向かう先には明かりが微かに見える。 明かりの方からなにか聞こえる。 甘い匂いに混ざって、なにか臭う。 「………今宵も人々を惑わす業魔がここに降臨する!…ゆっくりという名の悪魔共だ!」 ウオォォォォォォォォォォォ!!!! 次第に声が大きくなる。 そして、急に視界が広がる。 「…見よ!禍々しいその姿を!!…ゆっくりでありながら人の姿をした罪深き悪魔だ!!」 さなえは恐怖した。 白尽くめの人間が驚くほど沢山居たからではない。 目の前の人間達があまりにもゆっくりしてないと感じたからでもない。 甘い匂いに混ざって居た臭いの正体… 大量にそこに漂うゆっくりの死臭に恐怖したのだ。 「さあゆっくりよ!その罪を清める時間だ!!」 壇上に居た男がそう叫ぶと、さなえは祭壇の上に引きずられていった。 見た事のない道具がそこにあった。 上の方を見れば、黒ずんだ金属…刃物が見えた。 さなえは必死に抵抗しようとするが、人間二人に押さえ込まれている為どうすることも出来ない。 ………さなえが一体何をしたのですか? そんな思いを口に出そうとする前に、さなえは顔を下向きに固定されてしまう。 「さあ、ゆっくりよ!死をもって罪を償え!!」 オォォォォォォォォォォォォォ!!! キンッ! 「?!」 さなえにはなにが起こったのか理解できなかった。 ただ、自分の顔が祭壇の床にぶつかる。 自分の顔が転がる一瞬に見えたもの… あれは、自分の体? ザンッ! さなえの視界に何か見える。 目と目の間に何かある。 それに気が付いた時には意識は闇に沈んでいった。 「今宵も罪深みゆっくりが一匹この世から消えた!!我々の世界をゆっくりから取り戻す時は近い!!」 オォォォォォォォォォォォォォォォ!! さなえはギロチン台で首をはねられ、頭に大きな斧の一撃を貰い昇天した。 彼らはYKKKと呼ばれる者達 通称YKKK団(Yukkuri Kill Killing Killer)とは、ゆっくりの存在を一切認めず、 ゆっくりをこの世から消し去ろうとしている団体だ。 善良であろうと、ゲスであろうと、区別はしない。 野生、野良、愛玩用、食用、虐待用、基本種、希少種、胴付。 一切の区別なく、ただ殺す。 痛めつける訳でもなく、食す訳でもなく、犯す訳でもなく、 ただ、殺す事を何よりの喜びとしている者達の集まりだった。 白い服に身を包んでいる理由、それは… ゆっくりを殺し、返り餡(クリーム)でその身を染めていく事が何よりの善行と考えているからだ。 異形なる物、「ゆっくり」をこの世から排除する事が自分達の使命だと考えている。 鬼威参と呼ばれる者も霞んで見える、そんな狂気に染まった集団だった。 当然危険視されている団体である。しかし人間相手には特に危害を加えたりしない。 その辺りは、某愛護団体よりも穏便な者達なのかもしれない。 しかしゆっくりに対しては一切の容赦をしない集団であった。 町で、山で、森で、 ゆっくりを見かけようものなら、容赦なく叩き潰した。 バッチの有無に関係なく、人目を気にせずゆっくりを殺していった。 過激な者達は、ペットショップの店員の目を盗んで売り物まで潰していった。 食用として売られていた生ゆっくりですら、店頭で潰していった。 当然金銭的な問題や、損害賠償などが発生する。 しかし彼らはそれに素直に応じた。 だが、何度も同じ事を繰り返すのだった。 結果としてゆっくり関係の物を扱わなくなる店が多数現れる事になる。 過激な愛護団体は新法案を作りYKKKを、ゆっくり殺しを死刑にしようと考えた。 無論そんなアホな法案は簡単には通らない。そこで実力行使にでる愛護団体が現れた。 YKKKを町で見かけると、集団で暴行を加えたのだ。 だがYKKKの者達はされるがままで、人間には一切の危害を加えなかった。 結果として愛護団体は自分達の首を絞めただけだった。 今日も人知れず、彼らは狂気の宴を楽しむ… 「さあゆっくりよ!その罪を清める時間だ!!」 「ゆぎぎぎぎぎ……なんなのこのにおいわぁぁぁぁぁ!どすを…どすをたすけてぇぇぇぇ!!!!!」 完 風邪の影響(?)で、ダークモード全開です。 過激な愛護団体が居るなら、過激な殺戮集団も現れるでしょう。 元ネタは例の白人至上主義の方々ですね。 徒然あき 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 通常種だけでいいだろ・・・ -- 2014-08-03 09 28 56 さて幻想郷のご本人さん達を呼んで潰してもらおう。 希少種、善良種、胴付き虐待反対!!! -- 2014-06-27 17 04 31 希少種いじめ最高でした。 -- 2014-02-27 21 24 55 品性のかけらもない、こんなの、虐待じゃなくて虐殺じゃないか、ゆっくりは長く、精神的に追い詰めるのがいいのに、一瞬に散らしちゃ面白くない -- 2013-08-26 23 49 53 さて、こいつらを笑顔でホームランするとしよう。 -- 2012-07-08 21 52 18 人間に直接は危害加えてないけど、間接的には出しちゃってるから、某団体と大して変わらない件 -- 2012-02-17 21 14 44 どういうことだか理解できん -- 2012-02-01 04 27 53 飼いはともかく善良は始末して何の問題もないだろ -- 2012-01-15 19 43 35 飼いゆっくりや善良ゆっくりを始末するのはどうかと思うよ。ゲスはわかるけど -- 2012-01-15 18 09 28 >人間には一切の危害を加えなかった 充分加えてるだろ器物破損とか -- 2011-08-23 15 33 46 ↓本当にそうだな! ありのまま起こったことを話すぜ!ゆっくり虐待のSSを読んでいたはずが、ゲスゆっくりになっていた! って感じだ。 内容に一言も触れずつまんな〜とか言ってる奴等は希少種の虐待というだけで自分の嗜好にあわないからと真面目に読みもせずSSを叩く注意書きの読めない希少種大好き野郎なんだろうな。 -- 2011-01-13 20 08 45 >つまんな〜駄作だな。風邪のせいにするな実力でそれだろ? -- 2010-07-03 01 25 32 コメンターの増長もここまでくると病気だな。 まるで甘やかされたゲスゆっくりじゃないか。 -- 2010-10-25 18 16 07 YKKKは敵が多そうだな、保護または愛護団体も虐待お兄さん達もゆっくりが必要だし、後共産系の主義の人とか。 これで終わらすにはしょうもない終わりな気がする。 -- 2010-08-25 03 01 50 売り物や他人の飼いゆっくりを潰したら普通に犯罪ですぞ プラス損害賠償ですな ゆっくり殺して人生オワタってのは実にキチガイ集団らしいですが -- 2010-07-25 07 30 33 日本は組織犯罪処罰法があるから、お金で解決ってわけにはいかんな。 -- 2010-07-12 09 00 58 つまんな~駄作だな風邪のせいにするな実力でそれだろ? -- 2010-07-03 01 25 32 つまんね。 -- 2010-06-16 01 53 19 人のものまでやっちゃう集団は捕まるだろ、窃盗や器物破損で 穏便じゃねえよ、全然 -- 2010-04-16 01 31 04
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「おはようございます、ぱちぇさん……朝っぱらから何を見てるんですかあなたは」 「むきゅ、だれかとおもったらやまぐちさんじゃないの」 さなえ教官の体調が回復したため授業が再開されるという報告を聞いて、久しぶりに教習所に行ってみると、受付のぱちぇが頭文字Dを見ていた。 画面上では、オレンジ色のS14とパンダトレノが雨の中バトルをしていた。賢太も強いはずなのに噛ませ臭しかしないのはどうしてだろうな。 「いまここででちょっとしたぶーむになってるのよ。ぶれいくるーむさんではずっとほうそうされてるわ」 「は、はぁ……」 「ねんのためにいっておくけど、みぞおとしとかぶらいんどあたっくとかいんべたのさらにいんとかは、ふつうにやるとうんてんしてるがわもくるまさんもこわれるから、ぜったいにやっちゃだめ、ぱちぇとのおやくそくよ」 「やりませんよ、そんなの……」 お、ハチロクが抜きに行った。 「えー、このあいだはおさわがせしました……あらためまして、がっかたんとうのさなえです。さなえとゆっくりがっかをまなんでいってくださいね」 教官が簡単な自己紹介を済ませ、さっそく授業へと入っていった。 ……そういえば横浜さんがいないな。もしかして授業再開の連絡が届いてないのか? 「さっそくはじめましょう、てきすとさんのろくぺーじをひらいてください」 6ページを開くと、”第一段階 第一章 運転者の心得 1.交通規則を守る”という見出しが飛び込んできた。 「こうつうきそくさんは、ほこうしゃさんやくるまさんなどがどうろをあんぜんに、そしてえんかつにつうこうするうえで、まもらなくてはいけないきょうつうのやくそくごとです」 テキストには、二車線の道路のイラストが描かれている。車とバイクがスムーズに通行できている様を描いているのだろう。 「つまり、こうつうきそくさんをまもることはしゃかいじんとしてのきほんであって、これをまもらないひとはくるまをうんてんするしかくのない、とてもゆっくりできないひとということです」 交通規則の本を熱心に読んでいるありすの絵が描いてある。この絵は別になくてもいいのではないだろうか。 「どうろをつうこうするときは、こうつうきそくさんをまもるのはもちろん、まわりのほこうしゃさんやくるまさんのうごきにちゅういして、あいてのたちばにたって”おもいやりのきもち”をもってつうこうすることがたいせつです」 建物の外では、先に実技教習を行うクラスの授業が行われているのだろう、車のエンジン音や、時折急ブレーキを踏んだような音が聞こえてくる。 しかし、パンパンとうるさい。ここの教習車はランエボなんだろうか。教習所内ではミスファイヤリングシステムを切っても罰は当たらないだろうに。 「また、ふひつようなきゅうはっしんやきゅうぶれーき、えんじんのからふかしなどはさけて、こうつうこうがいをすくなくするようにどりょくをしなければなりません」 よく見ると、さなえは耳栓をしている。確かに外の音は聞こえにくくなるだろうが、それ以上に生徒の声が聞きづらいのではないだろうか。 「つぎは”うんてんのきんしについて”です。てきすとさんのじゅういちぺーじをひらいてください」 飛ばされた4ページほどにはいったい何が書いてあるのだろうか、そう思い読んでみると、なんと白紙。 どうやら、教官が補足した場合や板書などを記入するためにあけられているようだ。 それにしてもこんなに白紙はいらないだろう。リサイクルや無駄遣い禁止などが叫ばれている世の中とは逆行しているような気がする。 「むめんきょ、しゅきおび、かろううんてんや、かくせいざいやまやくをふくようしたじょうたいでのうんてん、ゆっくりしたせいびのできていないくるまさん、きょうかんがいないときのかりめんきょでのうんてんなどはぜったいにしないでください」 発情していると思わしきありすが車に乗ろうとしているのを静止しているみょんが描かれている。 そこまではいいのだが、ページの端にはそのありすとみょんが子供を作っている光景が描かれていた。なぜ二コマ目を作ったのかまったくわからない。 「つぎのぺーじにうつって、うんてんしゃのこころえについて。じどうしゃさんをうんてんするときは、けがのりょうようなどでできないばあいをのぞいて、かならずしーとべるとさんをしてください。じょしゅせきやこうぶざせきでも、かならずしめるようにしましょう。また、どうじょうしゃさんのあんぜんにきをくばるのも、うんてんしゃさんとしてのせきにんですね」 教科書の”後部座席の人にも、させるように努めましょう。”という一文が赤で少し消され、”後部座席の人にも、させ======ましょう。”となっていた。 恐らくこのテキストは道交法改正前から使っているのだろうが、何とも修正の仕方が雑である。 「いじょうでだいいっしょうはしゅうりょうです。ここでちょっとしたみにてすとさんをはさみますね。いまのないようはまるっきりかんけいないもんだいもほぼかくじつにまざってるでしょうが、といてみてください」 そういうと、さなえは第一回ミニテストと書かれたプリントを2枚配り始めた。しかし、今の授業とまるっきり関係ない問題をなぜ組み込んだんだろうか。 「まるばつけいしきのもんだいさんがぜんぶでじゅうもん、たぶんいっぷんかにふんでできるとおもいます。では、ゆっくりはじめてください」 さなえの合図で、一斉にプリントが表向けられ、テストが始まった。 ”問1.交通事故や故障者を見かけたら、連絡や救護などの協力をしなければならない。” まあ○だよな。 ”問2.事故を起こすと、被害者に対する損害賠償だけでなく、行政上・刑事上の責任も生じる。” こんな話、今の授業にあったか?答えは一応わかるが、完全にテキスト無視だ。 ”問3.小さな子供を車に乗せるときは、目の届きやすい前部座席に乗せるのが良い。” ○……いや、×だな。子供は後ろでチャイルドシートに座るのが一番だ。 ”問4.車を運転するときは、自賠責保険だけではなく、任意保険にも加入する。” もう少し先にこんな単元があったような気がするが……。とりあえず○。 ”問5.走行中に窓から紙くずなどを投げ捨ててはいけない。” もはや自動車と関係なくなりつつあるような。 ”問6.シートベルトを着用するときは、シートに深く腰掛けてから行う。” やたらと○が多いのは俺の気のせいなんだろうか。 ”問7.車に乗り降りするときは、交通量に関係なく車の右側から行う。” ×、だよな……? ただ前の列だとシフトレバーが邪魔になって、逆側からだとものすごく乗りにくそうだけど… ”問8.交通法規に違反しない範囲であれば、自分の考えで勝手に運転しても良い。” 自分と勝手がどうも引っかかるんだよな…… とりあえず×にするけど、これは間違ってるかもな。 ”問9.自動車検査証を紛失すると困るので、コピーしたものだけを車に置いて、運転した。” なくしものをよくする俺的には○であってほしいけど、まあ×だろうな。 そういえば部活の合宿の時とかに、保険証のコピーを持参するように言われてたけど、あれってよかったのか? ”問10.イライラしていると運転が荒っぽくなるので、自分の心理状態を気配って運転する。” ○だな……いや、×だ。こういうひっかけはよくあるって聞いたことがある。 そもそもイライラしてるときは車を運転するな、とかそういう結論のはずだ。高速とかで出口とかサービスエリアとかが遠いときにそうなったらどうすりゃいいんだとかいう話は完璧無視だ。 「まだできていないにんげんさんはいませんか? いないみたいなので、かいとうようしさんをかいしゅうしますね!」 さなえが解答用紙を1枚ずつ回収していった。 「それではもんだいようしさんをだしていてくださいね、これからてすとのかいせつをしますよ!」 その場で解説をしてくれるとはありがたい。もやもやしたものはきっちりしてから帰るに越したことはないだろう。 「まずはといいちばん、これはまるですね。こうつうじこやこしょうしゃさんをみかけたら、せっきょくてきにきょうりょくしないといけませんよね」 この辺りは復習というよりも、むしろモラルを問われている問題なんだろう。 「といにばん、これももちろんまるですね。けいじじょうのせきにんはばっきんだけでなく、きんこやちょうえきなどけいむしょにはいるばあいもあり、またぎょうせいじょうのせきにんはめんきょていし、めんきょとりけしなどのしょぶんがあります」 この問題を間違えた人がいるんだろうか、そう思いつつあたりを見渡すと、前の方に頭を抱えている人がいた。 「といさんばん、これはばつです。こどもはこうぶざせきさんにちゃいるどしーとさんをつかってのせてあげてください。ちなみにろくさいみまんのこどもは、はついくのていどにおうじたちゃいるどしーとさんをつかってくださいね」 チャイルドシートを使わなくちゃいけないというのは知ってたが、細かい種類があるとは知らなかった。 「といよんばん、こたえはまる。にんいほけんさんはぎむではないですが、おおきなじこがおきたばあいに、じばいせきほけんさんではまかなえないがくになったりするので、かにゅうしておくべきです」 ほんとうはもっとあとにやるないようのはずなんですけどね、とさなえ教官が付け加えた。 「といごばんはまる、これはきけんというよりもどうとくてきもんだいですね。まどからかみくずさんをなげすてるようなゆっくりできないにんげんさんに、うんてんめんきょさんはにあいません」 まったくもってその通りだと思う。 「といろくばんはまるです。こうしないとうんてんするときにしせいがあんていしません。しーとべるとさんはただしくちゃくようするようにしてくださいね」 「先生、質問です」 前の方に座ってた、俺と同じくらいの背格好の奴が手を挙げた。 「深く腰掛けるとペダルに足が届かなくなる人はどうすればよいんですか?」 「せんもんてんさんにいけば、ぺだるさんのかばーさんをぶあついものにとりかえたりすることができるので、あんしんしてくださいね」 「ありがとうございます」 そういうアイテムもちゃんとあるのか。やっぱり困ってる人は多いんだろうか。そう思いながらテキストの余白にまとめてると、周りの人が慌ててテキストを取り出した。学科終わってないのになぜ仕舞った。 「といななばんはばつです。こうつうりょうのおおいときは、ひだりがわからのったほうがあんぜんですよ」 いずれにせよ、あまり逆からは乗りたくないな。 「といはちはばつですよ、まるにしたゆっくりできないにんげんさんはいませんね? じぶんほんいのうんてんをしないのがげんそくですよ」 納得。そういう意味だったか。 「といきゅうばんはばつです。めんきょしょうさんやけんさしょうさんは、こぴーしたものだけだとふけいたいのあつかいになりますよ」 やっぱり偽造とかそういう観点からも駄目なんだろうな。 「といじゅうばんは、いがいかもしれませんがばつです。いらいらしてうんてんして、じこをおこしてしまってはいけないから、うんてんしないほうはいいということみたいです」 予想通りか。親が普段から、教習所はこういうせこい問題を出してくるから気を付けろって言ってたけど、今日その意味がはっきりとわかった。 「ちなみにさなえてきには、このもんだいはまるですね。すでにうんてんしているばあいはどうしようもないですし」 それが普通の感覚だと思う。 などと考えていると、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った……というよりも言った、か。みょんと思わしき声がチャイムの音を再現していた。正直、無理がある。 「では、きょうのじゅぎょうはこれでおわりますね。みなさん、めんきょさんがとれるようにゆっくりがんばってくださいね!」 そういうと、さなえは教室から出ていった。それを合図に、ほかの学生が次々と席を立った。 あまりここに長居している意味もないので、俺もそこそこに荷物をまとめて教室を出た。 受付に戻ると、今度はぱちぇが電車でDのゲームをやっていた。四国の特急が飛んでいるのを見ると、最新作か。 「むっきゅ、わるくおもわないでちょうだい、いんべたのさらにいんは、くうちゅうにえがくらいんなのよ!」 「高低差のある地形だからできる、掟破りの短絡線……」 「どさんせんすぺしゃるらいんよ!」 「またなにをしてるんですかあなたは。しかも223で土讃線スペシャルから降りてくる2000GTの下に回り込むとか、普通しませんよ」 しかも223を選んでるということは、少なくとも1作目は確実に持っているということになる。このぱちぇ、もしやスピード狂か。 「あーけーどばんでないかしら……」 「同人ゲームですし、多分一生出ないですよ」 結構長くなってしまいました… 以後、学科にしても実技にしても、たぶんこれくらいの長さになると思うので、ご理解いただければ幸いです… -- 作者 (2012-09-03 08 50 04) 昔受けた身としては「おぉ、あんなひっかけあったなー」と懐かしく思いました。 イニD見てるという事は…次は湾岸ですかね(をい -- 名無しさん (2012-09-04 17 04 19) 名前 コメント
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メPunk聖メ かなえさん うららのリアトモ ハスキーボイス 彼氏やら、仕事やら忙しいらしくIN率低下してますが、投げをちょこちょこ育成してる様子(07.7.26) 結婚したのかな?おめでとう!