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ばかめ・・・ この集まりも我がレミリアchの栄光のために遊ばせてくれるわー!! ――→ ○/ ハートブレーイク!! |\ 人 グングニル!! へoー- =ー― /> 聖てゐサウサー レミリア元ベスト10だった時期はあったがもはや過去の栄光 コスプレと東方サークル活動に精を出し、遊戯王を愛する男 てゐ王は強い と言って自分をなだめること早数年 現在はレミリアchの交流戦部長を勤めており、強いレミリアを見かけ次第いろんな場所から引き抜いている 聖水団には各勢力のお勉強のため入団した 秋葉原で毎週日曜日行われるオフ大会「東方天舞双」やIRCの交流戦、ネット大会などで実況をしている姿もよく見かける これ自分で書くの恥ずかしいNE オフ会企画等
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因幡 てゐ (いなば てい) 超高校級の幸運 幻想郷内の迷いの竹林にすむウサギを統率する化けうさぎ。 いたずら好きで気性が荒い性格。 ゲーム開始当初から、「超高校級の絶望」探しをしていた。 才能は超高校級の幸運であり、 確率が絡む状況や運頼みの一幕で必ず最良の結果が得られる。 また、幸運を人に貸し出すことが可能で、その場合貸し出している間は反動で非常に運が悪くなる。 任意で解除することができない能力でもある。
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因幡 てゐのページ(暫定) 二つ名 地上の兎 幸運の素兎 飛び跳ねる兎の大群 能力 人間を幸運にする程度の能力 出演作品 『永夜抄』5面中ボス 『萃夢想』自機 『文花帖』LEVEL 4 使用スペルカード 「エンシェントデューパー」 東方永夜抄 兎符「開運大紋」 東方花映塚 兎符「因幡の素兎」 東方花映塚 脱兎「フラスターエスケープ」 東方文花帖 借符「大穴牟遅様の薬」 東方文花帖 元ネタっぽいエピソードとか 幸運のお守り 兎 因幡の素兎 大国主命 候補地 東京都 石川県 鳥取県 大分県 ご当地絵 ランダム画像表示テスト実施中 (ランダムにしつつ画像サイズ揃える方法募集中) random_imgエラー:存在する画像ファイルを指定してください。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ある日ジョルノは、道で倒れこんでいる兎の耳の生えた不思議な東洋人の少女を拾う。 その少女を、ジョルノは保護し、しばらく自分の家で介抱する。 目を覚ました少女は日本人であるようで、ジョルノも何とか彼女が何を言っているのか理解できた。 しかし、少女は記憶を失っているといいジョルノは彼女の縁者を組織に探させ、しばらく自分の下に彼女を置いておく事にした。 だが、その少女は非常にいたずら好きで、流石の、あのジョルノも振り回されているばかりである。 大事な書類に落書きされるのはもちろん、部屋にトラップを仕掛けられるわ、パイを投げつけられるわ散々である。 そんな日常にジョルノは疲れていくが、そんな彼にミスタは言う。 「俺さ、そんな事全然思ったことなかったんだけどよ。あのお嬢ちゃんと一緒にいると、お前のこと、本当にガキなんだなぁって思ったぜ。」 そう、彼女のいたずらは、ギャングのボスとして常に気を引き締めているジョルノを、年相応の少年に戻してしまうのだ。 しまいにはトリッシュに、「最近のジョルノ、なんかかわいいわね。」と言われてしまう始末。 だが、それでもジョルノは、その少女を見捨てようとは思わなかった。 そしていつの間にか、彼女の縁者が見つかり、彼女と離れるのを恐れている自分がいるのに気づいた。 そんなある日、ジョルノは彼女に買い物に行こう、と誘う。 少女に大きい帽子を被せ、二人は服や靴にアクセサリー、さらにはゲームやお菓子なども買い込んで行く。 スタンドも、ギャングも関係ない、騒がしいけど楽しい時間。 少女に荷物を押し付けられ、よたよたと歩くジョルノと、反対に、まだまだ元気いっぱいで歩く少女。 だが、日傘をさした金髪の女性とすれ違った瞬間、異変は起こった。 一瞬のうちに、少女の姿が消えてしまったのだ。 荷物を投げ、組織の者に命じるのも忘れて、ジョルノは少女を探してナポリ中を走り回る。 そして、時間は夜になってしまった。 以前よりは大分マシになったとはいえ、まだまだナポリは治安が悪い。 夜中、少女を一人にしてしまったらどうなるかわからない。 鳴り続ける携帯電話を無視して、ジョルノは少女を探し続ける。 「ごめんね。」 突然、少女の声が、背後から聞こえた。 「何処に行っていたんですか!!心配させないで下さい!!」 そう言って、ジョルノは後ろを振り向く。 だが、そこには少女はいない。 「無理言ってさ、声だけ届けてもらってるんだ。挨拶なしで帰るの、やだったから。」 「何を言っているんですか!!あなたは!!」 怒るジョルノに対し、少女は淡々とつげる。 「私がそこにいたのは、ちょっとした手違いみたいなもんで・・・・・。 そう、鈴仙の奴が変に波長を弄ったせいで、迷いの竹林の時空に少し歪みが生まれた。 そこに不幸の美少女の私が、吸い込まれたって訳。」 「何を言っているんですか?!いたずらもいい加減にしてください!!」 「だけど私はあんたに助けられた。その髪を見たときはどうしようと思ったけど、日本語が通じてよかったよ。 で、記憶喪失のふりをして、助けがくるまでおまんまに預かろうとした。 もちろん、始めは大人しいいい子でいるつもりだったよ。 でもさ、ガキの癖に難しい顔で仕事してるあんた見てたら・・・・なんかむかついてさ。 だからあんなにいたずらしたんだ、ごめんね。」 「さっきから何を・・・・・!!」 「もう私は帰らなくちゃいけない、幻想郷の住人が外にいくなんて、あってはならないことだからね。 もう二度と、会うこともないよ。」 「・・・・・・?!」 「バイバイ、ジョルノ。色々とありがとうね、楽しかったよ。」 その言葉に、ジョルノは俯く。 てゐは紫に、もういいと言おうとした。 「・・・・・じゃありません。」 「え・・・・?」 ジョルノの目からは、ぽろり、ぽろりと雫が落ちていた。 「僕の・・・僕の名前は・・・・『汐華 初流乃』です・・・。ジョルノじゃ・・・ありません・・・。」 そこにいたのは、『パッショーネのボス ジョルノ・ジョバーナ』ではなく、『十六歳の少年 汐華 初流乃』だった。 普段からは想像もつかないジョルノの様子に、思わずてゐも言葉を失った。 「てゐ・・・ついてください・・・。」 「・・・何を?あいにく杵と臼が手元にないから、餅は無理だよ。」 「何言ってるんですか・・・・、いつもついているでしょう・・・・?」 しばらくの沈黙のあと、てゐは言った。 「バイバイ、初流乃。またね。」 「はい、また会いましょう。てゐ。」 戻る
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かんてゐく【登録タグ 作か 作かわ 作り手】 + 目次 目次 特徴 リンク 曲 CD 動画 コメント うた 特徴 使用合成音声は初音ミク、flower。 3作目の「愛執染着」がヒット。ニコニコでは殿堂入り、Youtubeでは100万回再生を達成した。 リンク PIAPRO twitter YouTube 曲 愛執染着 後悔噬臍 CD まだCDが登録されていません 動画 コメント 名前 コメント
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ザ・ベストてゐ サークル:Siestail Disk 1 「イナバdisc (リメイク盤)」 Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Fancy Full Moon(ver.Siesta) すぺらんかー すぺらんかー 樹 詩音 東方永夜抄 シンデレラケージ [-- --] 狂気の瞳 02 妖夢です… #1 すぺらんかー - リズナ(ボイスのみ) 東方妖々夢 広有射怪鳥事 [-- --] 03 こたつとみかん!(炬燵と仮眠mix) すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方妖々夢 遠野幻想物語 [-- --] ティアオイエツォン 04 ゲートキーパー乙(涙目mix) すぺらんかー すぺらんかー ℃iel 東方紅魔郷 明治十七年の上海アリス [-- --] 05 Muguet すぺらんかー すぺらんかー リズナ 東方花映塚 ポイズンボディ [-- --] 06 パパラッチ・センセーション(Hurricane Mix) すぺらんかー すぺらんかー 真野 紫 東方風神録 妖怪の山 [-- --] 07 ボクが創る月の光(Flower and Dream mix) すぺらんかー すぺらんかー ココ 東方永夜抄 幻視の夜 [-- --] 蠢々秋月 08 妖夢です… #2 すぺらんかー すぺらんかー リズナ(ボイスのみ) 東方妖々夢 広有射怪鳥事 [-- --] 09 いなばらびっつ!(ver.tail) すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方永夜抄 シンデレラケージ [-- --] 狂気の瞳 東方花映塚 お宇佐さまの素い幡 10 ゴウノハカリ(Spring Version) すぺらんかー すぺらんかー すぺらんかー 東方花映塚 六十年目の東方裁判 [-- --] 11 PuPPet(MARIA Remix) すぺらんかー すぺらんかー 都来 りね 東方妖々夢 人形裁判 [-- --] 12 パパラッチ・タイフーン(Cyclone Mix) すぺらんかー すぺらんかー ビートまりお 東方文花帖 天狗の手帖 [-- --] 風の循環 天狗が見ている 東の国の眠らない夜 レトロスペクティブ京都 風神少女 Disk 2 「因幡disc (再録ベスト盤)」 Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Fancy Full Moon(ver.thC) すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方永夜抄 シンデレラケージ [-- --] 狂気の瞳 02 おウサ様がみてゐ すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方花映塚 お宇佐さまの素い幡 [-- --] 03 パパラッチ・タイフーン すぺらんかー すぺらんかー ビートまりお 東方文花帖 天狗の手帖 [-- --] 風の循環 天狗が見ている 東の国の眠らない夜 レトロスペクティブ京都 風神少女 04 ひとりできるもん! すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方妖々夢 東方妖々夢 [-- --] 広有射怪鳥事 05 れらかむいろっく すぺらんかー すぺらんかー リズナ 東方風神録 芥川龍之介の河童 [-- --] 06 いなばらびっつ! すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方永夜抄 シンデレラケージ [-- --] 狂気の瞳 東方花映塚 お宇佐さまの素い幡 07 たのしーくらい すぺらんかー すぺらんかー みゆ 東方紅魔郷 ほおずきみたいに紅い魂 [-- --] 妖魔夜行 08 colour me lovely すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [-- --] 09 ロマンティック!ルナティック! すぺらんかー すぺらんかー リズナ 東方永夜抄 竹取飛翔 [-- --] 10 七拾弐 すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方風神録 厄神様の通り道 [-- --] 11 伝言ゲーム すぺらんかー すぺらんかー 都来 りね 東方緋想天 黒い海に紅く [-- --] 12 インドア低空飛行 すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方紅魔郷 ラクトガール [-- --] 13 のしあがり! すぺらんかー すぺらんかー リズナ 東方緋想天 有頂天変 [-- --] 14 ワンダーランド すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方花映塚 春色小径 [-- --] 15 パパラッチ・センセーション すぺらんかー すぺらんかー ビートまりお 東方風神録 妖怪の山 [-- --] 16 starmine in wonderland すぺらんかー すぺらんかー 小宮 真央 東方花映塚 花は幻想のままに [-- --] 詳細 博麗神社例大祭7(2010/3/14)にて頒布 イベント価格:1,500円 ショップ価格:1,785円(税込) レビュー とても良かったですw このCDがきっかけでSiesTailさんのCDを聴くようになりました。 ネタ要素も多いw -- ∞Sorry@CAN (2011-10-31 18 26 13) 名前 コメント
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キャラクター基本情報属性 解放条件 所持スキル 使用感 参考画像 キャラクター基本情報 【因幡てゐ】 薬の行商やら往診やらで みんないなくなってヒマになった。 属性 【妖属性】 有利属性:神、人 弱点属性:鬼 解放条件 宝箱を無事に40回開ける 所持スキル スキル名 効果 使用回数 ラッキーフィスト 1.2倍の威力で攻撃を行う。このスキルでとどめを刺した場合、敵が必ずアイテムをドロップする。クリティカル攻撃でとどめを刺した場合、75%の確率でレアドロップになる。 10回 幸運への道標 次フロアに必ずランダムで以下のスポットが出現する。ショップ、銀行、合成屋、非常口、泉、加工屋。 6回 脱兎が如く 戦闘から必ず逃走する。 18回 使用感 ダンジョン周回マラソン要員 敵のHPを把握して「ラッキーフィスト」を叩き込もう。 トドメがクリティカルだと、75%の確率でレアアイテムがゲット出来る。「とりの翼」、「心眼」、「剣豪の護符」あたりはぜひとも装備したい。 初回攻撃が確定クリティカルになる「トップギアソード」を手にすると真価を発揮する。何度もダンジョンに挑んで探そう。 (浅い階層でも極稀に拾えるが、目安は28階以降) 「幸運への道標」も便利なので「オープンマップ」や河城にとりなどのマップを表示出来るキャラと組むべし。 ただし、スキルを複数回使っても出現するスポットは1つなので注意したい。 15階のボスいぶ金太郎から「伝説のまさかり」や、レミリアス式海岸から「ダウングレード」を狙うのために依神女苑ともども必要となる。 「伝説のまさかり」は終盤まで使える強武器なのでなるべく3人分欲しいところ。補正値及びスロット数が高ければ言うことなし。 アイテム収集とスポット巡りのお供に最初から最後まで活躍する超重要キャラ。 仲間にするためにはトラップにかからず40回鍵付き宝箱を開けることが条件なので秋穣子の「大豊作」でアイテムを増やし早めに仲間にしたい。 宝箱の獲得成功回数はにとり通信のゲームプレイの記録で確認できる。 参考画像
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(いなば てゐ) 「あなた、とても悪い相が出てますよ」 LV HP 力 速 体 知 種族 サイズ EXP ドロップアイテム 4 97 22 20 20 15 妖 1x1 100 もちもち餅、幸せのお守り ※上記は初期値のステータス。 修行回数でステータスが強化される。 属性耐性 状態異常耐性 フィールド耐性 特記事項 なし なし なし 逃亡不可 ※Ver1.04時点のステータス。 使用技 ウサちょっぷ 近接攻撃 餅つき式叩き ナナメ攻撃。 ラビットジャンプ 8方向の間接攻撃。 攻略 一マス離れたナナメの位置に立っていると威力の高いラビットジャンプを繰り出してくる。 サイズが1x1のため捕捉がやや難しい点には注意が必要。 連環撃の間合いから攻撃すると一番威力の低いウサちょっぷしか使えないため楽に倒せる。 キャラクター概要 東方Projectの『東方永夜抄』にて五面中ボスとして初登場。 対戦STGである『東方花映塚』にも自機として参加した。 自称、「迷いの竹林の所有者」である妖怪兎。永遠亭に仕えている兎たちの幹部。 実年齢は不明だが、少なくとも1200年前には幻想郷にいた模様。発言などから考えると神話の時代から生きていたと思われる。 狡猾な詐欺師であり、本作でもうさんくさいお守りを売りつけている。 もっとも、今回ばかりは本当に効果があったようだが。 美鈴の修行相手の1人。
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竹林の中を進んで行くと、背後に何かの気配が感じられた。どうやら何者かに後を付けられているようだ。 やや立ち止まって気配を探ると、射抜くような視線を感じた。そして後ろを向くと、視界の端に竹の色彩に紛れることのできない、薄桃色の影が一瞬見える。俺が振り向いた一刹那の間だけ、薄桃色の餓鬼臭いデザインの服が見えるのだ。 どうやらあれが、因幡てゐとかいう、嘘吐きで腹黒い穢れきった兎らしい。道案内に見せかけて時折自製の罠に嵌めてやることもあるという。成程、全身から底意地の悪さが漏れ出しているようだ。 依頼によれば、俺はこいつの鼻柱をへし折らねばならないようだ。 竹林を尚も進む。俺が少し速度を速めるとてゐも速足になり、立ち止まるとてゐも止まる。だが、惜しいことに、てゐの足音がこちらに小さくではあるが聞こえてきてしまっている。探偵としては不合格だ。 延々と藪の中を周回していると、時々ひどくささやかな声で、「ったく、あと少しなのに……」と悔しそうに言った。俺は笑いを抑えるのに苦労していた。 三十分ほど廻った頃合いを見計らって、俺はてゐの望む方向へと歩を進める。先ほど変な形に蔓が巻いている竹を見つけていた。あれが、てゐが日々仕掛けているという罠なのだろう。その方向に歩いて行くと、何となく背後の足音が愉快そうに聞こえてきた。 「うわぁ」 罠の下につくや否や、俺はワナの右側の繁みに身体を隠す。悲痛な叫び声を上げておく。ためらいなく罠に突っ込んで行き引っかかった風に見せかけるのだ。 「やった」 愉しそうな声とともに、ウサササという笑い声を漏らした。 俺が罠に掛かったとでも思ったのだろうか。俺の方こそ、笑いを堪えられなかった。 てゐが罠の目の前に着いた。当然だが、あるはずの獲物である俺の姿はない。 「あ、あれ? 何でいないの?」 罠を確認しようとして、ゆっくりと“ポイント”に近づいてくる。俺はじっと息を潜める。気を抜いた瞬間が勝負なのだ。 そして、“ポイント”に寸分違わぬ場所にてゐが立った瞬間、俺は胸元に忍ばせておいた、こーりんから譲ってもらい図書館の魔法使いに依頼し改良してもらった特製の装置の起動釦を押した。 「え、きゃあああぁぁぁぁ……!」 ガシャン、シュルシュル、という音を残し、てゐの幼児体型は少し大きいくらいの石に見えるほどの高さに上がって行った。おそらくは七十尺くらいだろう。 「流石だな。動いたところは見たこと無かったけど、ここまで巧くいくとは」 上をちらりと見ると、腹黒兎はなにやら喚きながらもがいている。魔法を使って編みこんだ糸を解けるはずが無いのに解こうとしているようだ。縦しんば解けたとしても、家の屋根よりも高い位置からの自由落下が腹黒兎を待っている。無傷でいることはおそらく出来まい。 「ちょっと、そこのアンタ! 何してくれるのよ!!」 今度はしっかりと言葉が聞こえてきた。文句を言っているらしい。 「何って、根性の腐っている兎が情けなくも罠に引っ掛かったって言うから見に来ただけだぜ?」 「アンタが仕掛けたんでしょう!? 早く解きなさいよ!!」 てゐはヒステリックに叫び始めた。竹林の中に反響して、非常にうるさい。 「何をいう。お前は自分の日頃の行いを反省してから叫んでみればどうだ」 「初対面のアンタが何を知っているっていうのよ!?」 「おいおい、俺をなめてもらっちゃ困るぜ、因幡てゐ。知ってるんだぜ。妖精、雑魚妖怪の類やら、お前んとこの何某亭だかで薬師の弟子をしている兎を罠に嵌めて放ったらかしにして遊んでいるそうじゃないか」 「なっ」 絶句した。腹黒という二つ名を持つくせに、一言で黙るとはだらしが無いことだ。 「しかもお前、そこの罠に初対面の俺を嵌めようとしてただろうが」 「な、なんのことかな~」 「とぼけんな、クソ兎。聞こえてたぞ? あと少しなのに、とか、やった、とか」 てゐは黙り込む。今日は詭弁強弁嘘八百を発揮しないのだろうか。 「まあいい。因幡てゐ、周りの迷惑を顧みなかったお前は少し調子に乗りすぎた。偶には罠に掛けられる気分を味わってみればいいじゃないか。貴重な経験だぞ」 「うるさい! いいから早く解きなさい!!」 「その高さじゃ、ちょっと無理だな」 ははは、と高笑いをしてみせると、てゐの口調に変化が現れた。 「……は? ちょ、ちょっと。悪い冗談はよしなさいよ」 「いやいや、実はさ。その仕掛けで、お前がそんな高さまで昇っていくとは思わなかったし。周りが木ならいいけど、竹じゃ取っ掛かりがないから登っていくこともできないし、届かないなぁ」 「ふ、ふざけないでよ。届かないなんて無責任すぎでしょ!?」 「そう言われたってなぁ……」 困惑して何もわからないよ、という風な口調で言ってあげる。 「――最初から、解いてやる気なんか無かったし」 ひゅう、と息を呑む声が聞こえた。表情を窺い知ることは距離的に無理が生じているが、恐らく顔の血の気は失せ、腹の中の色とは全く逆になっていることだろう。 「まぁ、せいぜい精進するんだね」 「ま、待ってよ。待ってってば! 助けて、お願いだから、謝るから!!」 「お、ここでようやく君の嘘が出てきたねぇ」 立ち去ろうとした俺に、非常に興味深い言葉がかかったので、丁寧に返答してやることにした。 「嘘? 嘘なんかじゃないってば。助けてよ、ねえ! お願い、ホントに、謝るから助けてよっ!!」 「ぎゃあぎゃあ喚くな、本当に喧しい。だから言っただろう? お前がいつも罠にかけたやつを放置しているから、たまには同じことをされるのもいいんじゃないのかって。大田胃酸よりもいい薬だろ」 「だから、謝るから! ごめんなさいって、みんなに言って回るから!」 「今さら謝るとか、直ぐばれるような嘘はやめたほうがいいんじゃねーのか、この腹黒が!」 痛烈に吐き捨て、俺は永遠亭の方角へと歩み始めた。 上空からは、何度も何度も、許しを請う甲高い声が響いていた。 騙されてはいけない。所詮は白河夜船なのだ。 ○ 「首尾はどうだったの」 「無事成功しましたよ。今は大きな物見櫓ほどの高さで宙ぶらりんになっています」 永遠亭に着くと、八意永琳と鈴仙・優曇華院・イナバが迎えてくれた。永琳がいきなり興味津津といった様子で聞いてきた。答えると、満足げな表情で頷いた。 「ふう。これでしばらくは、ウドンゲがてゐに邪魔されずに私の補佐ができるようになるわね」 「全くです、師匠。○○さん、本当にありがとうございます」 鈴仙が俺にお辞儀する。耳がパタンと下に垂れた。 「それにしても、仲の良かった貴方がたが、どうしててゐをこんな目に?」 昨晩、こーりんと作業をしながらも、気になっていた部分を永琳に訊いてみた。 すると永琳は表情を全く変えず、穏やかに言った。 「実は最近新薬の研究をしているんだけど、これがどうしてもウドンゲがいた方がやりやすいのよ」 「二人で手分けしたほうが便利ですしね」 「そうなの。ところがてゐがしょっちゅうウドンゲを連れ出して罠に嵌めるし、すぐ外してやるとか何とかするならいいけどそのまま放っておいたりするもんだから実験が進められないのよ」 ようやく、俺は合点が行った。 「つまり、お灸を据えてやるのと、邪魔な者の処理であったのと」 「そういうことよ。これであの兎も実験が終わるまでは静かにしているでしょ。――尤も」 永琳は言葉を切ると、横目で鈴仙を見た。 「ウドンゲが罠に引っ掛からなければいい話なんだけど」 「そりゃないですよ、師匠。私だって掛りたくて罠には引っ掛かってるわけじゃありませんて」 「じゃあ、どうして?」 「避けたら避けたで弾幕をぶつけてきて無理やり嵌めてくるんですもん」 俺はそれを聞いて、三度頷いた。 「やっぱり、放ってきて正解ですね」 「ま、明後日の夕方にでも解きに行きましょうか。研究が終わった後ででもいいでしょ」 「あ、いや。解くのはちょっと難しいかと」 かなりの高さのところにつるされている状態なので、というと永琳は一瞬きょとんとするが、すぐ元通りの表情に戻ると、 「そこはウドンゲに飛んでもらえば大丈夫よ。恩を売っておけばいいじゃないの。ねぇ、ウドンゲ?」 「そうですね」 鈴仙は頷いた。うれしそうに。 ※ 日はとっぷりと暮れて、竹林は夜の闇が舞い降りた。光を発しているものは、因幡てゐの視界に入るものに限定すれば、遙かに見える永遠亭の灯りだけである。 てゐは必死に叫んだ。辛辣に一刀両断していった人間が見えなくなっても叫んだ。もしかしたら、声を聞いて鈴仙あたりが助けに来てくれるかもしれないとも思った。だから叫び続けた。 だが、それは徒労だった。 そもそもあんなことを言った者が義理堅く罠を解くわけがないし、あの人間が言っていたことを反芻すれば鈴仙はとてもじゃないが来てくれはしない。ひょっとすると、永琳が一枚噛んでいるのかもしれない。そうだとしたら、人のいい(兎のいい、のほうが正しいのか)鈴仙が助けに来ようにも来れるはずが無いのだ。姫ははなから計算外だ。 それにしても、叫びすぎたせいで喉がヒリヒリと痛む。せめて水があればよかったのだが。 「あれ……?」 知らず知らずの内に俯いていた顔をあげると、そこに居たのは夜雀のミスティア・ローレライと妖蟲のリグル・ナイトバグ。両方ともきょとんとした表情だ。 「どうしてこんなとこにぶら下がってるの? 新しいベッド?」 間抜けな質問はリグルである。 「……んなわけなでしょ」 てゐの口を割って出てきたのは、ひどく枯れた声だった。 「ふーん……」 何か納得したように頷くミスティア。馬鹿にされているような気がして、てゐは痛めた喉を庇いもせずに声を張った。 「何よ、言いたいことがあるんじゃないの!?」 言って、後悔する。ここは強気に攻めるべきではないのに。――ほら、ミスティアの顔があっというまに歪んだ笑みで埋め尽くされる。 「罠にかかったんだ。いつも自分で作って私たちをはめてるくせに、情けないのね」 嘲笑まじりにてゐの耳を弄る。 「あ、もしかして外してほしいとか?」 ミスティアは表情を崩さずにてゐの正面に回って言った。 何と素晴らしき提案だろうか。てゐの目が、本人の意識に縁らないところで光り輝いた。 それを見たミスティアは、にたぁと笑って兎耳を目一杯の力で掴んだ。 「い、痛い!」 「馬鹿じゃないの? 何の義理があって、今までいろいろしてくれた張本人をどうして助けてやらきゃいけないの? 五面中ボスだからって何でも許されると思ってるわけ? 冗談じゃないわよ」 掴んだ耳を高々と持ち上げ、さらに耳許で囁いた。 「……いい機会よね。宵闇の小歌謡祭の幕開けに、一曲聴いてもらいましょうか」 「ついでに、私も虫たちを呼んでおこうかしら」 やめて、とも言えず、直後てゐは視界を失い、気持ちの悪い感触の虫に全身を包まれた。 ●~~ 目が見えなくなると、視覚に虐げられるように勢力を志位作していたその他の機関が研ぎ澄まされる。 今は聴覚と触覚だった。 だんだんと何かが近づいてきているのだ。夜であることを考えると、あの黒い人食い妖怪らしいのだが。 「わはー」 決定である。間違いなく、近くに居るのはルーミアだ。 しかし、どこまで近づいてきているのかが分らない。妖怪が――ルーミアがもっと声を発してくれれば助かるのだ。 「あれー? あなたは食べてもいいうさぎ?」 来た。正面、目と鼻の先だ。こんなに近くにいるとは思わなかった。 喉の枯渇と驚愕で何も言えない。口がパクパクと開くだけだ。 「だ……、め……」 「そーなのかー、じゃあいただきまーす」 必死の弁解も虚しく右耳に激痛が走った。 ※ 「さて、そろそろ助けに行きますかね」 永琳が椅子から立ち上がる。二日間てゐが騒がないだけでこんなにも平和なのだと思うと、このままでもいいのかもしれないと感じる。さすがにそれは可哀そうだと思ってあげた方が心象がいいのだろうが。 「○○さん、行きましょう」 鈴仙が俺を呼ぶ。俺は二人の研究の間、縁側でのんびりしていた。輝夜は一度も姿を見せなかった。 永遠亭を出て暫し歩いて、昨日の場所に向かう。 しかし、いくらその近辺をみても、浮かんでいるはずの腹黒兎の姿はない。 「あれ、おかしいな……。この辺りだったはずなんだけど」 「いないじゃないの」 よもや、妖怪に食い殺されたか、と妄想してみるが、そんな妖怪はこの近辺にはいないはずだと自己解決した。 「い、居ました! 師匠、○○さん、てゐ居ました!!」 途端鈴仙が騒ぎ出す。俺と永琳が立っている場所から、左側に少し歩いたあたりの地面が陥没している。そこに鈴仙はしゃがみこんでいた。 思い出せば、そこは昨日てゐが罠を仕掛けていた場所だった。俺と永琳がそろって駆け寄る。そして、落とし穴のように陥没している中を覗き込んだ。 そこに、確かに、てゐは居た。そして、辛うじて息はある。 片耳を完全に食われ、片方の脚を膝下から失い、薄桃色の服と魔法糸を鮮血に染め、蓑虫のような状態で虫の息になっている小さな体が横たわっていた。 「てゐ! てゐ! しっかりして!」 鈴仙がてゐの体を支える。 幸い頭部の強打は免れていたようで、頭部からの出血は見られなかった。 しかし、下肢と胴体の損傷度合は中々に凄惨である。かなりの個所を骨折しているようで、呼吸が細い。恐らく肺に穴が開いているのだろう。 「この噛み口はルーミアね。大方全部食べようと思ったけど、魔法糸に触れて驚いて逃げたみたいね」 「その拍子で中枢の糸も切れて落下したと」 永琳はひどく冷静な分析をした。 「大丈夫よ、これくらいなら。どれくらいの間こうしてたかは解からないけど、最長二日もこうしてたのなら問題ないわ。完全に息をしていないのなら危ないところだけど、息があるからね。私の手術で十分元気になるわ」 それを聞いて鈴仙はほっと肩をなでおろした。 「ごめん、なさ、い……」 てゐはうわ言のように呟いた。 俺達は永遠亭に戻った。 ▼ 永遠亭の縁側。俺と永琳はのんびりと竹林の方を眺めている。 「手術、無事終わってよかったですね」 「ホントにね。まさかあんなことになるとは思わなかったけど……。まぁ、結果的には良かったんじゃないかしら」 「ええ……。耳を失くして、しかも義足になってしまったのは本人も残念そうでしたけど、しっかり反省できたようで」 「まさか麻酔が醒めた直後に、ウドンゲに抱きついて泣いて謝るなんて思わなかったわ」 「あの兎の性格からして、本当に反省したとは思えませんけど」 「まぁ、また痺れを切らしたらまた依頼するわ。その時は、もっときっつーいのでいいわよ。それこそ、一歩間違えば寝たきりになるような」 縁側とは反対側の廊下から、てゐと鈴仙が仲良さそうに話す声が聞こえてきた。 俺は、次に会うときのことを楽しみにしながら、てゐに見つからないように永遠亭を後にした。 素晴らしい!! -- 名無しさん (2009-05-04 16 36 53) 約21mからの自由落下か……肝が冷えるな しかし、嘘つき相手になら溜飲も下がるわ -- 名無しさん (2009-05-09 11 39 33) 俺なら完全に息の根を止めますけどね 処刑方法は下記 1,魔法糸の属性をルーミアの属性に変換して完全にルーミアの餌にする 2,脊髄毎頭部を引き抜くフェイタリティお見舞いする(後に首を人里に展示する) 3,人間界に無理矢理連行して存在自体を消す 4,ルーミアに食われる前に散々陵辱する(人里の人間集めて) 5,ナイトウルフのフェイタリティを放つ -- 名無しさん (2009-09-04 18 36 02) てゐは空を飛べるだろと一応突っ込んでおく -- 名無しさん (2009-09-04 19 54 51) ひゅう、と息を呑む声が聞こえた。表情を窺い知ることは距離的に無理が生じているが、恐らく顔の血の気は失せ、腹の中の色とは全く逆になっていることだろう。 「まぁ、せいぜい精進するんだね」 って精進の使い方間違ってない? 精進って『鍛える』とかそう言う意味の筈だから変ですよ。 -- 名無しさん (2010-12-01 18 32 20) 4,ルーミアに食われる前に散々陵辱する(人里の人間集めて) 2,脊髄毎頭部を引き抜くフェイタリティお見舞いする(後に首を人里に展示する) それプラス子宮引きずり出しOr舌抜き -- 名無しさん (2013-11-05 23 48 58) だめって言ってるのに「そーなのかーいただきまーす」じゃないですよルーミアさん… -- 梨さん (2013-12-16 23 03 39) 嫌よ嫌よも好きのうち -- 名無しさん (2014-05-30 17 31 29) もっと人力ないじめでいいんじゃない!? -- 名無しさん (2015-02-02 19 04 05) 凌辱要素があっても良かったかも -- 名無しさん (2017-05-24 13 40 42) 名前 コメント
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