約 3,555,198 件
https://w.atwiki.jp/2otu_kirara/pages/182.html
作品情報 あらすじ 管理者レビュージャンル 評価点 問題点 総評 作品情報 作品名 そして僕らは家族になる 作者名 荒木風羽@twitter 掲載誌 まんがタイムきららMAX 掲載期間 2007年11月号~2009年11月号 単行本発売日 1巻:2008年11月27日2巻:2009年12月26日 他作品 備考 まんがタイムきららMAX2009年1月号表紙本誌出張ゲスト(2009年1月号)電子書籍なし あらすじ 目が覚めたら知らない女の子がいた。しかも二人。なし崩し的に始まったオトコ一人女の子二人のワケあり共同生活はドキドキだらけ。それなんてギャルゲだよ!なシチュエーションをあたたかく丁寧に描いた、著者初のオリジナルコミックス。 管理者レビュー ジャンル 家族 日常 評価点 家族モノとして良好。一人暮らし20歳フリーター男性が、突如女の子2人と同居することになる。人間関係の変化や心情描写が良くできている。同居することになった理由も少しずつ明かされていく。 あらすじに「ギャルゲ」とあるが、過激な描写はないので安心して読める。「あたたかく丁寧に描いた」ともある。 問題点 ストーリーがまとまらず、あやふやな感じで終わる。後日談らしきものも収録されているが、最終回と直接繋がらない。 総評 少し変わった家族を描いた作品。派手さに欠けるが、関係性などが丁寧に描かれている。
https://w.atwiki.jp/dangerousew/pages/244.html
一人の少女の、罪と罰。 水の音がする。白く白く塗りつぶされる世界に、ただ水の音がする。 それは涙が垂れる水の音であり。 それは血があふれる水の音であり。 それは、海が落ちていく水の音であり。 それは、一人の男が腰を振る、水の音であった。 崩れていく世界、消えていく空、落ちていく海、崩れていく大地。 この世界はいま、明確に終わりを告げようとしていた。 それは遥か時の彼方。もう見ることもできぬ彼の地。すでに記録すらない世界。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 Dangerous SS and ill I s... the Last episode 【Extreme...and ahead of the end I reach】 ◆ ◆ ◆ (私は、何かの役に立てたのだろうか?) 怒号。銃声。肉が切り裂かれる音。頭が潰れて中身がぶちまけられる水音。 怒号。銃声。破裂音。カレーを作るのが上手だった彼女が泣き叫ぶ声が聞こえ、そして二度と聞こえなくなった。 怒号。銃声。破裂音。雷鳴。誰かが死に、誰かが殺されそして殺した。 怒号。銃声。段々音が小さくなってきた。 怒号。地獄の底から響き渡るような怨嗟の声。いつもカッコよかった彼のそんな声はあまり聞きたくなかった。その思いに応える様に、声はグシャリと何かが潰される音に掻き消えた。 無音。もう何も聞こえない。わたしは息を殺し身を潜めていた樽から這い出て、辺りを見渡した。 どうやら襲撃者はわたしの部屋まで入っていたらしい。辺りに首をどこかに無くした死体がいくつも転がっていた。 けど、わたしは生きている。きっとその死体の中心に立つ、彼女のおかげだろう。 逢合真星(あいあいますた)は考える。この旅路を考える。 あの忘れ得ぬ大厄災。『どこか遠くに飛ばされた大厄災。 あの時飛ばされた果てで対精子連合軍と呼ばれる人達に拾ってもらい幾星霜。 目的半ばで彼らは果て。逃げる途中で私もやられ。 タイム精子に異世界に飛ばされファイブヘッド精子の古傷を抱え、おっかなびっくり生きていく。 そして志半ばで潰えたはずの私は、恩を返すこともできずに今もまた誰かに助けてもらっている。 ファイと呼ばれる年端もゆかぬ少女を置いて、見捨てることもできずにこうやって亡霊として彼女のそばに。 あの子も、生きているならばこれ位の年だったろうか? 逢合真星(あいあいますた)は考える。この旅路を考える。 我が子と我が妻、逢合死星。 彼女たちはどうなったのだろうか――――彼は今でも、考えている。 それは遥か時の彼方。もう見ることもできぬ彼の地。すでに記録すらない世界。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 止まない雪、明けない夜、終わらない冬 来たるべき春を食い止める、とても厳しい冬が来た。 これは物語の終わり。これは一人の少女の最後、これは、いつかイきつく先の果て。 「■■、■■!!」 「行って、来なさい!!」 母が言う/母は言う。 あなたのやりたいことをなしなさいと。 奇跡はある/奇跡はある。 例え今ここで/分かれることになろうとも。 ――――いつかイきつく果ての先。 遥か時の彼方で。未だ見ることもできぬ彼の地で。未だに記録すらない世界で。 母娘(わたしたち)はまた出会うことが出来るのだから。 母が少女の名前を叫ぶ。母は少女の名前を叫ぶ。 あの日あの時あの瞬間に分かたれた。少女の名前を。ただ。叫ぶ。 少女の名前は逢合美星(あいあいびすた) もう少女は、一人じゃない。 ――――この先ダンゲロスオンライン、すでに命は札になし。 ◆ ◆ ◆ ―――思い返すは始まりのあの日。 「■■、人を殺す事は修羅の道だ。言うまでもないが、やってはいけない事だ」 「…」 「だが、自分の命や自分の大切にしている物事が他人によって侵されようとしている時、かつ相手の命を奪う事でしか解決法が無いならば… …その時は、殺す事を躊躇うな」 「…父さん」 「■■、確かに人を殺す事はその部分だけ見れば悪い事だろう。だが、裏を返して見れば、その人を殺した事によって、その人による被害を食い止めたと言えなくはないか?」 「でも、説得さえ続けていれば…!」 「殺されそうな身になってまで説得をするのか?」 「…」 「…人が皆対話によって争いが解決できるのなら、軍隊は必要ないだろう。しかし、現実、多くの国が軍隊を保有している。 即ち、武力によってでしか解決できない問題もあるということだ。少なくとも、自分を守る為に武力を奮う事は、問題が無いと言えるのではないかと俺は思う。結果、人の命を奪う事になったとしても」 「…」 この血に染まった巡礼の旅路の始まりの、父の言葉を思い出す。 思い出す、思い出す。この遥かなる巡礼の転校(たびじ)の始まりを。 『私』が『わたし』になったあの時を思い出す。 (私は、何かの役に立てるのだろうか?) 柳煎餅に■■を助ける理由はない。でも、誰かを助けるというのは自らを繋ぎとめるよすがであり得るのだ。 「うん、守るよ。私のために。私ってば人切りじゃないし、殺人鬼でもないんだからね。だから通りすがりの人を善意で守れるよ、うん、守れるはず。」 これはエゴだ。■■を自分のために勝手に守って、勝手にかつての自分と重ねて、勝手に自己満足を得るダシにしようというのだから。 でも、守りたいのは事実なのだ。それが誰でもよかったのだとしても。人を守れるのだと信じたかった。 煎餅は歩き去ってゆく■■の背を見た。隙だらけの背中だ。煎餅がその気になれば瞬く間に5度は斬れるだろう。でもそれでいいのだ。 (昔の私も、あんなだったのかな) もう思い出すことはできないのだけれど、そう思いたかったのだ。 「ねえ、■■?あなたには私のことが分からないのかもしれないけれどね――――」 「私はね、キミのことをずっとずっと覚えていたんだよ?」 出逢ったこともない筈の、ずっと前から知っていた筈の、一人と一人がここに出逢う。 理由はあったのだろう、因縁はあったのだろう、運命でもあったのだろう。 だが、そんなものとは関係なく。 『彼女』は、この日この時この瞬間の為に、この遥かなる巡礼の転校(たびじ)を続けてきたのだ。 「さあ!!行くよ―――相馬、珠樹(・・・・・・)!!!」 『彼女』が■■の名前を叫ぶ。『彼女』は■■の名前を叫ぶ。 あの日あの時あの瞬間に分かたれた。■■の名前を。ただ。叫ぶ。 『彼女』の名前は■■■■■。 もう『彼女』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 「お待ひなひゃい!」 鏡介が複数世界に跨がる山乃端一人の力を取り込んだ姿に、声を掛ける。 「ひひゃりある所に影がありゅ、悪が動けばモグモグ正義も動く。ハフッハフ、ごちそうさま」 「530円です」 「誰が呼んだかブルマニアン、会計終わってただいま参上!私が来たからには今日も現場はセーフティー!」 出逢ったこともない筈の、ずっと前から知っていた筈の、一人と一人がここに出逢う。 理由はあったのだろう、因縁はあったのだろう、運命でもあったのだろう。 だが、そんなものとは関係なく。 『彼女』は、この日この時この瞬間の為に、この遥かなる巡礼の転校(たびじ)を続けてきたのだ。 ――――だが、そんなものとは関係なく。 いつものようにいつものごとく、『彼女』はそれを始めたのだ。 「いくわよ!」 ブルマニアンはブルマの中に手を入れて股間を弄ると硬い棒がボロンと現れた。そう、警察官の必須アイテム警棒だ。 「さあ、貴方の罪を数えるわ!器物損壊!傷害!女子高生へのつきまとい(・・・・・・・・・・・・)!」 ブルマニアンが警棒を構えユリスキーの罪状を一つ言う度に彼女のアホ毛が一本また一本と立っていく。 「そして最後に公務執行妨害!合計四犯の罪、その重みを知りなさい!」 ブルマニアンのアホ毛がカウントした罪の数だけ増え、一本から五本になった! 彼はヤマノハ因子と融合したことで肉体にヤマノハ紋様が浮き上がっている。 【虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)】を自身の筋肉に適用することで圧倒的な膂力を実現している。 そのため、攻撃を加えるほど筋肉が膨張しムキムキになっていく。 丁寧口調もだんだん崩れ、「グフフ……」や「ケェーーー!」などのよく分からない叫び方をするようになる。 そんな、彼に。彼女は。 「さあ!!行くよ―――ヤマノハ、鏡介(・・・・・・・・)!!!」 『彼女』が■■の名前を叫ぶ。『彼女』は■■の名前を叫ぶ。 あの日あの時あの瞬間に分かたれた。■■の名前を。ただ。叫ぶ。 『彼女』の名前は■■■■■。 もう『彼女』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 自他境界線、それはわたしがわたしであること。あなたがあなたであるということ。 それが揺らぐということ。それは愛する人の肉を喰らうと言うこと、 人の肉を食するということ(カニバリズム)のひとつの解釈として愛する人と、強い人と一緒にありたいという願望だという。 肉と肉が融け合って、ふたりが独りになれたらねと、手と手をつないだ命がいた。 今では“バケモノ”がいる。 月光に照らしだされた熟熟とする肉の色は、血抜きも為されなかったためか赤黒い。 あまりにも巨大な影に、肉腫から突き出された腕のひとつひとつに掬い上げられてしまう程度の量だったけれど、それは実に美味しそうだった。 一匹の蠅が肉の塊に止まった。膨大な方でなく、ちっぽけな方に。 そこで。 「美味しそうなものを食べているね。シャンテクレールも気にしているよ」 出逢ったこともない筈の、ずっと前から知っていた筈の、一人と一人がここに出逢う。 目覚まし時計がけたたましい。ニワトリを詰め込んでおけばいいかと思った。 目覚めに、王子様のキスなんていらない。 私たちは生きている。 ――――いずれ、彼らは地球へ向う。山之端一人の元へ向う。 その中でもイレギュラーは存在する。 『これ』もそう。チル・コールド・ウィンターと同じ、転校生の中でも異質で異形なる存在。 『同じ世界の山乃端一人』を求めるわけでもなしにここに来たひとでなし(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。 そんな存在に相対する者は。そんな代物に逢いたいとする物は。 「『私』は……他人に迷惑をかけることを愉快に思っている……」 やはり、とびっきりのイレギュラーであるものなのだ。 本当ならば子供相手ではとても満足できない。 加減は難しいし、やりすぎるようなことがあれば厳しい目で見られて二度と近付けなくなるかもしれない。 理想とするのは攻撃の意志や敵意を込もらない遊びの延長のような迷惑の掛け合いで、特別な相手であるとか、特別な機会であるとかを、一々気にしないで許し合う世界。 しかしこの世には弱者と強者、加害者と被害者のような線引きがあり、その図式が残った状態のまま迷惑をかけあった所で、蹂躪かルサンチマンにしかならない。 だからまずは困っている人、弱者側の境遇にある人、被害者になってしまっている人達を救う。 善行には喜びを感じなくても、理想に近づいていると感じるだけで、それがどれだけ小さな一歩でも喜びは感じられるのだ。 つまり。 ここにいる彼女たちは迷惑をかけても愉快ではない(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。 故にこの邂逅はイレギュラー。 すでに『絵stsぢ』は一人ではない故に。一人である理由がすでにない故に。 この『楽園』で特にすることもなく、こうして退屈を紛らわしているのだ。 「ついでだ、退屈しのぎに語らないかい。肉塊にして肉海にして肉界である姉妹達よ。」 『絵stsぢ』は他人でなければ興奮しない。『絵stsぢ』は他人にしか迷惑を掛けれない。 故に『絵stsぢ』はここに退屈しか見出さない。 まあ、他人じゃないのだから、少しは手を貸してはやるが(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。 それだけだ。『絵stsぢ』は一人に優しくはしない。 「お題は、そう――――『私達』の、終わりについて。」 『絵stsぢ』の名前は端間一画。 最早『絵stsぢ』は、一人じゃない。 ――――それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ さあさあ聴いてくれたまえ。 これより語り始めるは、無数の正義の物語。 だが、正義とは、はて、なんだろう。 ある者の正義は、ある者の不正義。 ある集団の悪は、ある集団の善。 この世界は、『最強』を名乗る■■と、孤高を走る一人の物語。 この世界の山乃端 一人を救うとは、■■が、■■としてなお■■を貫くこと。 これが、私の東京をつむぐ、一つのかけら。 だが、それでは足りない。 より多くの線を収束させ、鏡面を向き合わせ、無限の破片を繋ぎ合わせ、そして初めて、望むべき曼荼羅が描きあがる。 そうして初めて、天恍の星をも越えて輝く、その先の景色を浮かび上がらせる。 少なくとも私はそれを信じている。 例えるならば、そう。それは夜空を駆ける美しき流れ星。 希望があると信じて、山之端一人の元に向かうのだ。 全ては『楽園』を守るために。 故郷を奪われる人を、これ以上増やさないために。 奇跡はある。異能を持つ我らには最後まで希望は残されている。 我らも彼女を守るのだ。例え幾たび疎まれようとも、空より白い絶望が降ってこようとも。 希望があると信じて、山之端一人の元に向かうのだ。 ただ、それだけを道しるべにして。 われらはほしをさがすのだ。 そして。 そのイきつく果ての先で。 きっと我らは。 あなたたちは。 「――――でっけぇおつきさま、だねえ。」 彼女は幸せになったのだ。幸せに生き、悔いなく生き、その生涯を流れ星のごとく駆けてきた。 不満はない。満ちぬものなどそこにはなく、■■は笑って生きて、逝ったのだ。 故に彼女はここに来た。■■に不幸は許さぬと。全ての■■に幸あれと。 (私も、何かの役に立ってやるさ。) 望月 餅子は、ここに来たのだ。 「さあ、『最強』のお出ましだ!!」 「幸せに、オナり――――山乃端、一人!!」 『彼女』の名前は■■■■■。 もう『彼女』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 私たちは、無敵だ。無敵の二人だった。 牛若りんはそう思っている。牛若りんはそう信じている。 彼女と一緒に駆けた青春こそが、何よりの『無敵』だったのだと。 虐められていた彼女の手を取り、世界を駆けた。 健やかなる時も、病める時も、いつも二人だった。 山乃端一人はすごい奴だ。牛若りんはそう思っている。 親友と呼ぶには少し距離が離れている。仲間と呼ぶには目指す先はバラバラだ。恋人と呼ぶにはしていることは違うように思う。 ただ、この関係は心地よい。彼女と駆ける世界はとても楽しい。 彼女にも、そう思っていてくれたら。牛若りんはそう思っている。 虐められていた山乃端一人をかばったから殺されたが、そんなことはどうでもいい(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。 そんなことはどうでもよかったのだ。私たちは無敵だった。だから。 目の前で泣く幽霊の少女に対し、牛若りんは。 「そんなに気に病むことじゃないんだよ・・・・私は、確かにあの時幸せだったんだから。」 「私たちは確かに、あの時無敵だったんだから。」 かなしいことなんて、なにひとつなかつたんだと。 その少女を抱きしめた。 幽霊になろうとも、無敵の防御力が阻もうとも。 この異能は触れ合うことが出来る。この異能は当たり判定が分かる。 今この日この時この瞬間の為に生み出された、世界一愛しい異能たち。 お互いに出逢った時の為に生まれた、世界一愛しい異能たち。 茜色の宵空の下で、二人はずっと一緒だった。 ずつとずつといっしょにいた。 『彼女たち』の名前は■■■■■。 もう『彼女たち』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ これは偽りの物語、 そして、少しだけズレたボタンたちの掛け違いの物語。 けれど確かに「純愛の物語」だったのだと、私は今でもそう信じている。 『謎掛』と呼ばれた転校生がいた。 未来探偵紅蠍と呼ばれた転校生がいた。 その二人にを縛る糸があった。 糸の使い手は空渡丈太郎。 「―――あの時の「俺」はどうしようものう子供じゃった。」 小さくて 無力で ただ意地っ張りだった。 「だが、ちったあマジな顔に成れた、そがいな気はしんさんな。」 「ふむ、単なる手違いではないな。明確な意図をもって私を『ハメた』存在がいる―――真犯人は、君だね?」 「空渡丈太郎―――いや、■■■■■と言った方がいいのかな?」 そんな彼女に名探偵とトリックスターは語りかける。推理の時間であるかのように。 「認めよう、完敗だ。いや、完勝だ、と言った方が正しいのかな?」 「何もさせない、何も分からない、何もできずともその前に『勝利条件』だけ問答無用で達成させられてはどうしようもないね。」 その傍に立つのは美しい銀髪を肩口まで伸ばした、絶世の美姫。 その傍に立つのは豪奢なドレスを着た、性別不明の美人。 「その二人が鬼札か。僕達をこの物語から追い出すために『認識』から除外した上で別行動を取ったんだな?」 「誰も認識してくれないのなら影響を及ぼすこともできない・・・その上で。」 「ああ、その上で僕らの勝利条件まで達成されちゃったら(・・・・・・・・・・・・・・)これ以上何をする意味もないや。」 認識を狂わせる異能を持った魔人ならぬ魔神が二柱。 『タイトロープ・ダンディ』で全てを手繰り寄せることができる『俺』だけがこの別次元の認識外と組んで打破しうる。 望月餅子と同じ、アイツに頼まれた■■■■■としてやれやれ、何とか役割は果たせたって所だろう。 「さあ、いくぞわれら。」 空渡丈太郎は聞き取りづらい言葉で転校生の二人に促す。 『謎掛』も未来探偵紅蠍も、何を促されてるのか分からないと言った風情で首を捻っている。彼女の行動が謎である(わからない)。 「こっちも目当てにゃあもう出会えた。後は時間まで閑なだけじゃけぇな、暇をつぶすでぇ」 「旨いポークカレー屋があるそうでの、財郷はかり嬢ちゃんはもうそっちにいっとる。」 「断らんやろ?何せわれらの為にここまでになった奴ら一人と一人やぞ(・・・・・・・・・・・・・・・・)?」 そう言われると『謎掛』も未来探偵紅蠍も、何も言えない。 謎を謎ごと認識させないことで謎のまま対抗する異能(クリーピングビューティ)。 ミステリーの登場人物から逃れるために別の人物像を着せる異能(シュテルクスト・カメラート)。 こちらにまた出会うために(・・・・・・・・・・・・・・)。其れだけの為に対抗して異能に目覚めた上に転校生としての異能強度を上回る為に魔神にまでなった二名だ。 執念と妄念の桁が違う・・・さすがに、分が悪かった。 「たまにはこがいなのもええじゃろ?『一人も残らず幸せになって皆幸せに暮らしました』」 「めでたしめでたし、言うわけや。」 ぱぁん!!と名探偵の背中を叩き。神と転校生のコンビ二組はカレー屋に向かう。 「――――ちったぁあの人みたいなでっかい奴になれたかのお、俺も?」 思い出すのは、始まりのあの日。 伝説の大番長『邪賢王ヒロシマ』の、空のように大きい背中をいつまでも覚えている。 空渡丈太郎は空を見上げる。 白く白く割れる、空を見上げている。 ――――あれはきっと、無数の世界で死んでいった■■■■■への弔いだ。 いつの日か天の川(ミルキーウェイ) を見上げたときのはにかみを覚えている。 いつの日か一緒に食べたホワイトシチューの味を覚えている。 いつの日か誕生日には、絵をカいて送ろうと思ったっけ。 だが、それでも。 分かたれた私たちの運命を再びこの手に手繰り寄せることができたのだ。 ならば、ああ、それならば。 きっと、いつか。いつの日にか―――― 『俺』の名前は■■■■■。 もう『俺』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 私は願う。 山乃端万魔という人間について。 鏡写しに作られた命。一人ならざる一万の魔人。 自身の生を歩み始めた彼女が白い希望となることを。 私は祈る。 山乃端一人という人間について。 数多の世界で手折られた命。無数に連なる世界において一つの運命を背負う魔人。 定命はいつか尽きるのだとしても、その別れの日がどうか、人として当然に重ねた年月の先にあることを。 そして。 そのイきつく果ての先で。 きっと我らは。 あなたたちは。 ―――少女の名前は■■■■■。 もう『彼女』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ ――――東西南北京都 東西南北京は今滅亡の危機に瀕していた。 あらゆる並行世界の東京の可能性を現実のモノとする能力。 世界のテクスチャを上書きし、東京という都市そのものを塗り替える。 天使と悪魔が跋扈する、神都・東京。 数多の殺人鬼に溢れる、夜都・東京。 ネオン輝く未来都市、機都・東京。 怪異と心霊が蔓延る、霊都・東京。 滅びゆく世界に残された最後の都市、終都・東京。 ありとあらゆる可能性が集う、無限にして夢幻の都市。それが、東京という都市なのだ。 その東京が今、文化侵略を受けている。 東西南北京都と化した東京は最早東京に非ず。 鹿と大仏が跋扈する。 数多の生八つ橋が溢れる。 大文字輝く未来都市。 湯葉と鱧が蔓延り―――― 『週刊 世界の危機』を内部に孕まされ二段階連続進化をした東西南北・京都と化してしまったのだ。 そう、いわゆる一つの叙述トリックである。 「・・・・ッ何故だ!!?何故こうまで完全に対策を立てられた!?」 「ここに俺が転校してきはるなど分からんやろ!俺の異能など知る由もない筈やわ!」 「あんさんは、いったい――――」 すでに言葉に京都弁が混じり始めている。東京都東京―――いや、東西南北京都 東西南北京は最早その魔人能力を失いつつある。 だが、それ以上に。 「『卵が先か、鶏が先か』。聞いたことはあるだろう。この問いについてはどう考える?・・・って聞かれたことがあったんだよな。」 「あの時は卵が先だと思ってたんだが・・・今じゃ、鶏が先だ。」 「そう、思うよ。」 「あんさんは一体・・・誰、なんや?」 目の前の少女を自分は知っているという感覚が痛烈に東京を痛罵していた。 「おかしなことを聞くね?私が誰彼なのかは君はよおくしつているはずだよ。」 「この日この時この瞬間の為に、君はここまで転校(たび)してきたんだろう?」 手が、差し伸べられる。手を、差し伸べられる。 「おめでとう。君の願いはようやくかなう。」 頬をつたうものは、あなたのものかわたしのものか。 誰彼(たそがれ)の むらさきいろの ゆうやけで きみにであえた 時ぞいとしむ ■乃■万魔は、ようやく、本懐を遂げたのだ。 ◆ ◆ ◆ 性別も年齢も定かではない、名前も姿もないはずの転校生。 バックボーンはただ一言、「山乃端一人が死ななければ生まれない魔人」 無数の戦いと分岐を生み出す山乃端一人の死は、同じ数の出会いと奇跡を生み出した。 その運命が、新たな誰かの命を生み出すこともあった。 ネームレス・リボーンはその誰かのうちの一魔人、一転校生である。 「随分と真面目なことだ。お前に非など何一つ無いだろうに」 本来ごく当たり前に転校生として活動していた彼あるいは彼女は、 「なぜか一斉に死ななくなった多次元世界の山乃端一人」のあおりを受け、生まれなかった命として存在が再編された。 アイデンティティは崩壊し、肉体は消え去り。 しかし転校生であったがゆえに完全に”なかったこと”にはならず。 ――それがネームレス・リボーンを最強にした。 彼あるいは彼女はまだ生まれていない命である。まだ生まれていないのだから、死なない、傷つかない。 定義さえ行われていないのだから、無限の可能性がある。 強弱という土台にすら乗れないはずの命は、最強の刺客として山乃端一人の前に降り立った。 「分かっています。でも、こうでもしないと命の重さを忘れちゃいそうで」 彼あるいは彼女は、もはや自分自身を取り戻せない。消えたものは戻らない。 ゆえに、ネームレス・リボーンの望みはただ一つ。 「ハハハハ! そうかそうか!」 影の中より悪魔が笑う。 「ちょっと! 何がおかしいんですかジョン・ドゥ!」 山乃端一人しか生き残れないというのなら、『自分が山乃端一人になってやる』。 つまるところは成り代わり。山乃端一人を殺し、その死体を媒介に自身を山乃端一人として再誕させることが目的――。 「やはり面白いなお前は! 安心しろ。この俺がいる限り、誰一人として傷つけさせはせんよ、我が花嫁」 「また花嫁って……。ですから私は……ってひゃっ!」 「そこまでだ」 いや、いや。 話はもっと単純だ。 生まれたい。生きたい。死にたくない。 以上の原始的な欲求が、ネームレス・リボーンの動機である。 少々時間軸と因果律が前後するが、行われるのは至極単純。古来からの伝統行事。 ――これは生存競争だ。一人の生存とThe Oneの生誕は相反する。 「俺は欲しいものは必ず手に入れる。」 救済を目指す者へ。 あなたは、The Oneしか救えない。 「まずはお前を狙うあらゆる敵を、元凶たる『転校生』を、この俺が全て打ち砕く。考えるのはそれからでも遅くはあるまい?」 救済を目指す者へ。 あなたは、The Oneしか救えない。 「まあ打ち砕くことは出来なかったようだがね。」 「そう、私は強欲でね――――なあに私は大公爵だ。」 「我が花嫁の忘れ形見の一つや二つ(・・・・・・・・・・・・・・)、食わせていける甲斐性はあるのさ。」 ――――救う必要もない。 あなたは、もう。 少女を十分に救った後なのだから。 「さあこれから忙しくなるぞ胎児の隠者よ!お前には沢山聞かせてやりたいことがある!」 「そう、まずは我が花嫁が如何にお前を愛していたかを聞かせてやらないとな!」 「ここまで散々転校(にげ)られたのだ、覚悟しろよ!」 「お前にはジョン・ドゥが花嫁―――あの少女よりもさらにさらに幸福になる義務がある!」 ―――少女の名前は■■■■■。 もう『彼女』は、一人じゃない。 それは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 4歳の時に両親が亡くなった。 天涯孤独になった私の前に現れたのは、年上の女の子だった。 どこかの国のお姫様のような、ふわりとした長い髪だった。 「あなた、とても気に入ったわ」 「お姉ちゃん、だあれ?」 どんな顔だったか、今でもハッキリ思い出せる。 「大丈夫よ。もうすぐ新しい家族が出来るわ。そこで幸せに暮らせる。きっと、とても素敵な人たちよ」 そいつは微笑んだ。一体なにが面白かったのか、今になってもわからない。 「私は「山乃端一人」。あなたには16歳の誕生日まで、私になってもらうわ」 「ちょっと良くわからない」 「この銀時計をあげる。だけど約束して。きっと幸せになるって」 少し考えた。 両親のいない私は、あまり幸せじゃなかったからだ。 でも、今が幸せじゃなくても、新しい家族をくれるというのなら、いつか「幸せ」になれるんじゃないかと思った。 「じゃあその銀時計をもらってあげる」 それ以来、私は「山乃端一人」になった。 ◆ 「山乃端一人」は「山乃端一人」として扱われる 「山乃端一人」は「山乃端一人」と名乗る 「山乃端一人」は銀時計を持つ 「山乃端一人」は学校に通う 「山乃端一人」は家によって守られる 「山乃端一人」は東京の外に出てはいけない 「山乃端一人」から半日以上目を離してはいけない それは「山乃端一人」を背負う者が抱える制約だった。 「私は「山乃端一人」ですが、そもそも「山乃端一人」というのは個人名ではないんです」 「えー……つまりお嬢ちゃんの本名は「山乃端一人」じゃない……?本名は別にあるってことか?」 怪人の質問に、少女は首肯する。 本当に、この怪人は薄っぺらな態度と無責任な発言に反して、他人の話だけは意外としっかり聞いているようだ、と少女は感心した。 「はい。私は4歳のときに「山乃端一人」の役目を継ぎました。より正確に言うなら、魔人能力「山乃端一人」の被対象者になったんです」 「"役"ってことか?お嬢ちゃんは「山乃端一人」の役を演じている……?」 少女は頷き、「山乃端一人」は呪いである、と続ける。 その正体は魔人能力だ。 「山乃端一人」が死亡したとき、その周辺を相争わせる。 「かつて過去に「山乃端一人」という少女が実在したことは確かなようです。この能力がそのオリジナルのものか、はたまた他の誰かの能力かはわかりませんが……。おそらく能力者自身は既に死亡してると考えられています。が、「山乃端一人」が死ねば周囲で戦いが起こることは、これまで山乃端家が経験的に証明してきた事実です」 ――――ああ、しっているさ(・・・・・・・・) チャラリと、自分が持っている銀時計(・・・・・・・・・・)を、悪になりたい怪人は握りしめる。 軽薄な表情で目の前の少女と会話をする。軽薄な態度で目の前の少女と会話をする。軽薄に、軽薄に、軽薄に。 「でもな、■■■■■。」 「本当は違うんだ――――」 長い銀髪に鋭い切れ目。狐の獣人のような耳と尾が特徴的な男が、怪人の下で倒れ伏していた。 簡素かつ使い古された着物はすでに雑巾と代わりのない有り様で。 異能も、頼るつもりもなかった無限のはずの防御力も何一つ役に立たず。 まるで何もかもが対策されていたかのように(・・・・・・・・・・・・・・・)、全ての手札を紙くずにされたのだ。 「これは、目印なんだ。」 「山乃端一人として殺される運命にあった者に、先回りして渡された目印(ポインター)。」 「もう一度、サイコロを振り直すために(・・・・・・・・・・・・)」 「31人だっけか。コイツは俺みたいな奴が対応してやらないとな――――ペラ。」 「アンタラはまあ、迎えにくる奴がいないロクでもない人生を送ったんだろうけど・・・」 「案外よ、ロクが出るまで何度もやり直せるみたいだぜ、人生ってのはよ――――ペラ。」 軽薄な怪人は後始末をしながら空を見上げる。 黄昏時の夜空には、出来の悪いお月様が浮かんでいた。 まあるくゆがんだ、かみきれのようなおつきさまが。 怪人は、故郷を思いだした。 最早変えることもできぬ、紙切れのように薄れていく思い出を。 久しぶりに噛みしめた。 ―――『■■』の名前は■■■■■。 もう『■■』は、一人じゃない。 それは、一人の『■■』の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ それは、傷つけたものの時間を止める能力。 ハッピーさんに傷つけられたものは、それがピッタリ収まるサイズの箱に閉じ込められる。 その箱の中では時間の流れが止まり、半永久的に状態が保たれる。 鉄は錆びず、食物は腐らず、インクは色褪せない。 誰よりもやさしい異能。 駆ける、駆ける。黄昏色の夜空を、星が駆ける。 白く割れた空を、空を駆ける。 「子供の頃にな、読んだことがあるんだよ。あんたの本。」 猛る炎の聖剣を用いてエスカルゴ王国を統治し、伝承の中で数々の英雄譚を遺した女王と、その臣下の騎士達の物語を綴った書物『エスカルゴ王列史』 そこで語られる伝説の女王にして英雄、エウロペア・エスカルゴ陛下——— ———ではない、これは存在するはずのない何か。 2020年、京都祇園祭にて限界した女王から産み落とされた存在を許されない影法師。 影法師は、夜空を駆けるその星を眺めていた。 「ここにいるあんたはそれとは別の物であったと言いたいんだろう・・・それでもな。」 「『あの子』がこの本(あんた)に救われてたことは、変えようもない事実なんだ。」 山之端一人。 数多の世界で死につづけ、数多の世界を渡り続けた一人の少女。 ――――始めは、ただ本を読んでいた。 白い白い病室の中。 閉じた狭い世界の中。 抜け落ちる自分の髪。 色鮮やかな本の世界。 外ではない、世界。 ただそれだけだった。ただそれだけだったのだ。 『どこか遠くに行く異能』という、生まれながらにしての転校生となることを宿命づけられた少女の人生は、そこから産まれたのだ。 そして少女は、今。 ただ生きるためだけに保護されるために居たせまいせまい『箱』の中から、今。 「あの子はこれから、ハッピーにやっていける。」 「だから死んだ後を弔ってやる必要はない。」 「悲しむ必要なんて、もうどこにもないんだ。」 影法師は、夜空を駆けるその星を眺めていた。 ずつとずつと眺めていた。 ―――あの子の名前は■■■■■。 もうあの子は、一人じゃない。 それは、一人の■■の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 千手橋 拳平は驚愕する。 目の前の始めて見るはずの少女に見覚えがあることに驚愕する。 「酷い、とも言えないのかしらね。私は姿がない影法師だからね。」 「でも、こうすれば分かるんじゃない?」 少女はからかう様な懇願するようないわく言い難い表情で千手橋 拳平の手を取り。 己の輪郭を、ついとなでさせた。 「覚えているかしら?思い出せるかしら?」 「あなたが■■■■■であった時。あなたが死んだ時。あなたが転校した時のことを。」 「まあ、ゆっくりでいいのよ?これから時間はいくらでもあるのだから。」 「・・・まずはいっしょにカレーでも食べに行きましょうか?」 そういって浅葱和泉はからかう様な懇願するようないわく言い難い表情で少年の手を取り。 己の輪郭を、つよくつよく自覚した。 ―――キミの名前は■■■■■。 もうキミは、一人じゃない。 それは、一人の■■の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 「つまりはだ、ややっこしく見えるけどことは単純なんだ。」 白衣を着た少女が、白板を叩きながら講義をしている。 白スーツを着た男。マッシュルームヘアの男子高校生。東西南北京都。線香の煙を漂わせた女子校生。天意マン。レティクルをかけた女子校生。あと天意マン。 全員(天意マン以外)が神妙な顔をしていた。 よくわからないメンツであった。 「『どこか遠くに行く異能』、名前も付けられなかったふわっふわなこれが起こしたのがこの一連の『山乃端一人災害』の原因だ。」 「山乃端一人は死ぬ。必ず死ぬ。どんな世界でもどんな場所でもどんなに遠い所でも必ず殺される。」 「死ぬ原因の方は分からない。分からないと言うかありすぎて特定できないと言った方が正しいかな。」 「理由はあるんだろう、因縁もあるんだろう、運命とでも言えるんだろう。」 「だが、そんなものとは関係なく。」 「『どこか遠くで死んでいく山乃端一人』をたすけるために、過去から未来から異世界から。」 「『どこか遠くから来る奴がいた』」 「山乃端一人のままだと必ず死ぬから山乃端一人じゃないガワと役割を用意して、『着せ替える』。」 「そいつが元々そういうことをしてきた奴だからな。他にも異能に目覚めた山乃端一人が何人か協力してくれたのもでかかった。」 「そうやって集めて集めて元山乃端一人の群れはでかくなっていってるわけだな・・・全ての山乃端一人の非業の死を助けるために。」 白スーツを着た男。マッシュルームヘアの男子高校生。東西南北京都。線香の煙を漂わせた女子校生。天意マン。レティクルをかけた女子校生。あと天意マン。 全員(天意マン以外)が神妙な顔をしていた。 「転校生の襲撃は事前準備をして迎撃するか元山乃端一人が自分を追っかけて転校までしてきた奴にとりなしに行けば大体が解決する。」 「特定の山乃端一人を追いかけてきたわけじゃない奴でも善性の奴ならこうやって説明すれば『私達』と敵対する理由もなくなるだろ?」 「――――ただ、なあ。」 白スーツを着たエーデルワイス。マッシュルームヘアの鍵掛 錠。東西南北京都。線香の煙を漂わせたクラ谷 雲霞。天意マン。レティクルをかけた久松氷柱。あと天意マン。 全員(天意マン以外)が神妙な顔をしていた。 「そうやって救われた山乃端一人の中に、厄介な奴がいる。」 「過去に未来に移動して干渉できるこちらよりさらに上の手筋を打ってくる奴がいる。」 「救われることをハナから望んでいない、他人に迷惑をかけるのが生きがいみたいなそんな奴がいる。」 「どんなに複雑なことでも理解できる――――『どんな困難だろうと解決法を見出せる異能』を持った、諦めと底意地の悪さの権化みたいな奴だ。」 「現に何人かの元山乃端一人が胡乱な状態でデタラメに転校して暴れまわってる状態を確認している。方法は分からんがどうにかしたんだろうよ。」 「そして今回。意図的にこの地球には山乃端一人も元山乃端一人も大量に掻き集められている。」 「ここはその『どこか遠くに行く異能』を持った奴のターニングポイントとも言える時間で場所だ。」 「だからそいつは全力でおちょくりにいくつもりなんだろうよ、他人に迷惑をかけるのが生きがいの奴だからな。」 「山乃端一人も元山乃端一人も他人じゃないが。山『之』端一人はあいつにとっては他人で、生きがいなんだ。(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」 「『一画方』は恐ろしい異能だが、やり方はある――――何もさせずにワナにハメ倒す。」 「お前がウチの切り札だ、頼むぜ、鍵掛 錠?」 白衣を着た徳田愛莉が不敵に笑う。 白スーツを着たエーデルワイス。マッシュルームヘアの鍵掛 錠。東西南北京都。線香の煙を漂わせたクラ谷 雲霞。天意マン。レティクルをかけた久松氷柱。あと天意マン。 全員(天意マン以外)が、神妙な顔をしていた。 ―――私たちの名前は■■■■■。 だが私たちは、もう。 これは、一人の■■の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ (私は、何かの役に立てたのだろうか?) 金椎加古は思い出す。思い出すことができないことを思い出す。 思い出せない、始まりのあの日。 タイム・精子に飛ばされたあの日を思い出せない。 オクトパス・精子に腕を食いちぎられたあの日を思い出せない。 悲劇的なことがあったはずなのに、思い出すことが出来はしない。 金椎加古は思い出す。思い出すことができないことを思い出す。 ない両腕をひらひらふるう振りをして、思い出せないことを思い出す。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 私はこの『楽園』で何をするべきだったのか。何をして生きるのか。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 彼女の焦燥が彼女の焦りが彼女の異能を加速させる。 それは彼女の感情を共感させる異能。 『青・米・子(ブルース・ド・ライブモンスター)』内にて観測手だった転校生の傍に立ち、伝達の役目を持っていた異能。 感動!!君も泣け。そう呼ばれた異能。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 思い出せないから制御が効かない。 『言葉にして語る』ことが条件だったはずの異能は『言葉を思い出せない』状況になったことでその軛から解放される。 腕もない故にジェスチャーも出来ない。伝える術を持たないことで異能の矛先はどこにも向かうことなく拡散していく。 害意も悪意もなくただ焦燥だけが撒き散らされていく。転校生の無限の攻撃力で無限に異能が拡散され続けていく。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。思い出せ。 黄昏色の夜空の下、誰にも知られぬ片隅で。ひとりぼつちでくるつていく。 ――――おつきさまだけが、その狂気をやさしく見下ろしていた。 感動!!君も泣け。そう呼ばれた異能。 すでに泣く者はどこにもいない。 ―――私の名前は■■■■■。 だが私は、もう。 これは、一人の少女の、罪と罰(エーデルワイス)(and ill I s)。 ◆ ◆ ◆ 「やあ、超越者たち。」 東京タワーの展望台にて、端間一画は待っていた。 山之端一人に救われるまでもなく死を、滅亡を乗り越えた山乃端一人とでも言うもの達。 山乃端一人である限り死は免れ得ない。ならば。死んだ後蘇るほどの超越者になりさえすれば。 一度目の死とその後のカタストロフを耐えうるほどの手段があれば山乃端一人は死を免れ得る。 あるいは『どこか遠くに行く』。あるいは宇宙そのものを乗り越える。あるいは転校する。 その後のカタストロフは避けることは出来なくとも、それ以降を生きて行くことは可能なのだ。 例外はある。 それは『どこか遠くに行った』逢合 死星であったり。 宇宙そのものに対抗しうるルルハリルであったり。 転校できる、瑞浪 星羅であったりした。 そして『絶対★魔法書ビブリオヘキサ』三国屋 碧沙 そして『天壌無窮の愛』蔦木愛美 そして『終わりと始まりの一歩』加賀見京介 そして『天上天下唯が独占』星空 唯 そして『開花宣言』小華和 琴葉 そして『異魔人蠢く魔宮の扉《アナザーディメンショナルフォルト》』大洲 戒醒 ――――転校生として現れた、限定的でありながらも全能に近い、概念に干渉しうる転校生たち。 まぎれもなくこの世界における最大戦力がここに集結する。 端間一画。 何も物理的な干渉ができない、一魔人のために。 「ああ、もう。みんな。」 「そんなに『してやられた』みたいな顔をしなくてもいいじゃないか。」 少しでも対応を間違えれば端間一画は次の瞬間原子も残さず消えうせるだろう。 だが、端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 決して誤ることもなく最大効率で目の前の他人に迷惑をかけている(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・) 「君たちは山乃端一人が欲しいんだろう?いいとも、欲しいのならばもっていくといい。」 端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 手に持つワイングラスの中の血肉を揺らしながら、全力で他人に迷惑をかけている。 「有間真陽に瑞浪星羅。私と同じ元山乃端一人でありながら山之端一人の手助けを拒んだ同志たち。」 「裸繰埜鵺岬晒に裸繰埜矢岬弓。転校生でありながら山乃端一人を別に欲しがらない変わり者たち。」 「彼女たちの協力の元、山乃端一人の半数はこちらの手の中だ。」 「いやあ便利だね、『超速直線運動』に『視肉プロップマン&少女アポトーシス』。」 「あれだけ大量の肉塊、どうしたもんかと思ったけどこんなワイングラスで持ち運べるくらいのサイズに保管できちゃったよ。」 「瑞浪星羅の異能封じがあれば暴走する心配もない、なんとかギリギリ間に合ったというところか。」 私もそんな異能の方がよかったなあ、と端間一画はうそぶいた。 そんなものなしにこの場を支配している魔人が、そううそぶいた。 「――――おっと爆発音。薄井ミクくんかな?」 「彼女の無差別攻撃は厄介だったろう?しかも周囲には妙な感情を掻きたてる正体不明のジャミング攻撃まであると来た。まあそのジャミング攻撃は私の手引きだけど。」 「思いつきにしては自慢のシナジーだったよ、気体操作ができるキーラ・カラスにあのジャミングの中でも連携が取れる山居ジャックは必ず彼女の支援に回る。」 「体を家に見立てることによる体内操作が出来る諏訪梨絵くん。彼女だけがあのウィルスにもジャミングにも抵抗できるからねえ。」 「全能に近いのも厄介だね。ABC兵器や精神操作に対しては小回りが利きにくい。」 端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 手に持つワイングラスの中の血肉を揺らしながら、全力で他人に迷惑をかけている。 「小回りが利きにくいから――――こうなっちゃった山乃端一人たちを僕から奪い取る手段が思いつかない。そうだろう?」 ――――転校生として現れた、限定的でありながらも全能に近い、概念に干渉しうる転校生たち。 まぎれもなくこの世界における最大戦力がここに集結する。 端間一画。 何も物理的な干渉ができない、一魔人のために。 全力で、手玉に取られているのだ。 「全く、愛が足りないよ君たちは。これだけ雁首揃えて淫魔人の一人もいやしない。」 「精神操作ができる魔人が用意できれば結果が違ったかもだね――――まあ、鬼姫殺人は僕が真っ先に確保してたんだけどさ。」 笑い声もあげず笑顔のままで、端間一画はくすくすと口で言っている。 笑えもしないのに笑い声を真似ている。そっちの方が彼らがイラッとするからだと分かっているからだ。 「さて、僕は逃げるよ。」 「君たちよりも小回りが利くのがそろそろやってくるからね、賢しさで立ち回るのにも限度がある。」 「彼女たちを助けてほしければ、彼らと協力をしてくるんだね(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。」 端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 手に持つワイングラスの中の血肉を揺らしながら、全力で他人に迷惑をかけている。 「このまま全ての山乃端一人が救われてしまえばめでたしめでたし?冗談じゃないよ。」 端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 山之端一人を発端とした一連の災害。その爪痕は過去に未来に異世界にさんざっぱら散らばっている。 最速で全て救ったところで、それが消えてなくなるわけでは決してないのだ。 だから迷惑をかける。だから逃げ回る。 逃げ回った先に被害が見えればこいつらはそれを助けざるを得ない。 最短しか見えてない彼らを上手くおちょくり誘導して、よりよい未来に修正する。 端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 手に持つワイングラスの中の血肉を揺らしながら、全力で他人に迷惑をかけるのだ。 まあまだ救われてない山乃端一人たちにはいずれ助かるまでこのままだが。そこは我慢をしてもらおう。なあに私も山乃端一人だ。 私を救う?ごめんだね。お前らが私に救われろ(・・・・・・・・・)。 「じゃあね目標ばかりで横道もみない童貞処女ども!!私を追うこの長い冒険の旅で人間的に成長しろ!」 「次に会うときは恋人でも連れてきてるんだね!ばーかばーか!!!」 端間一画は間違えない。『一画方』は間違えない。 手に持つワイングラスの中の血肉を揺らしながら、全力で他人に迷惑をかけている。 彼女を追う彼らたちが、彼女がちょっかいをかける気も無くすほど平和になるまでは。 『一画方』は、間違えない。 彼らの旅はまだ、続く。 ◆ ◆ ◆ 何か調子っぱずれな歌を口ずさむ声が聞こえる。 声の方向からはカレーのかぐわしい香りが香り。 何やらにぎわいでいるようだ。 「めでたしめでたし――――でいいのかね、これは?」 月光・S・ピエロと呼ばれている男はカレーを作りながら横の女に話しかけた。 上機嫌でカレーを作っていた主(42歳独身彼氏なし・空を飛ばないものを指す)は答える。 光あれ、と。 「意味わかんねえよ。」 山乃端一人災害のおりに秋葉原で拾ったのだが間違いだったろうか? まあ目途がついた打ち上げに混ぜてやってもバチはあたるまいか。 今回の事件で得られたものが無いと言えば嘘になる。 全てとは言わないがあの場にいた山乃端一人は全て助かったと言えるのだ。 後はまだ見つかってない・・・いや、見つけることもできなかった山乃端一人を確保して逃げたあの端間一画を追うだけ。 このまま終わっていれば彼女たちを助けるということを思いつくこともなく私たちはそれぞれの世界に戻ることになっただろう。 「――――ああ、そんなことはさせねえさ。」 「山乃端一人。お前は私が、私が決めた死に方で死なせる。それ以外は許さない」 『孫に囲まれながら老衰で死ね』 それが、月光・S・ピエロが山乃端一人に指定した『殺し方』なのだから。 ◆ ◆ ◆ ――――逢合美星は地球へ向う。山之端一人の元へ向う。 何もかもを失おうとも、それだけは覚えている。 故郷を失う悲しさを、帰れない寂しさを、いつまでも覚えている。 ――――逢合美星は。 武器を握る。まだ、対抗できる。まだ、倒せる。まだ、勝てる。 いつまで対抗できる? いつまで倒せる? いつまで、勝つことができる? ――――逢合美星は、なお 希望があると信じて、山乃端一人の元に向かうのだ。 全ては『楽園』を守るために。 故郷を奪われる人を、これ以上増やさないために。 奇跡はある。異能を持つ我らには最後まで希望は残されている。 ああ、転校生が彼女を狙っている。彼女を守る魔人たちが居る。 我らも彼女を守るのだ。例え幾たび疎まれようとも、空より白い絶望が降ってこようとも。 希望があると信じて、山乃端一人の元に向かうのだ。 ただ、それだけを道しるべにして。 われらはほしをさがすのだ―――― それは地獄に生まれ地獄で祈る山乃端一人に届ける願い星。 逢い巡り合い巡る彼女たちに贈る一筋の美しい願い星。 『どこか遠くに行く異能』 それは山の端で一人、ひざを抱えて泣いていた赤ん坊に与えられた異能。 幸福を願い幸福に逢いにいくために願われた異能。 呪われた過去も呪われた未来も払うために、夜空を切り裂き輝く祈り。 明日に多くの幸あれと、美しき星に願う異能。 赤子に与えられた異能の名前は地獄で逢おうぜ(アスタ ラ ビスタ) もう彼女は、一人じゃない。 もう彼らは、一人じゃない。 そして。 そのイきつく果ての先で。 きっと我らは。 あなたたちは。 「■■■■・・・」 「あなたは、あなた、タチは。」 「し、あわせに、オナり――――」 物語は、続く。 Dangerous SS and ill I s... the Last episode 【Extreme...and ahead of the end I reach】 Happy end
https://w.atwiki.jp/letsrebirth/pages/261.html
夏の夜は蒸し暑い。空気が全体的に、じんわりとした湿り気を帯びている。 加藤鳴海はひとまず、腰を落ち着けそうなビルの屋上に二人を降ろし、ルーザーが帰ってくるのを待つことにした。 それにしても、今夜の熱は夏という一文字がよく主張している。 サーヴァントであるこの身は、本来の肉体ではないが、暑いものは暑い。 小さくため息をつき、なかなか乾いてくれない汗を、服の袖で拭う。 「あー、その、アンタ、名前は」 「……前川みくです。あなたは、あっ、サーヴァントの真名は安易に教えられないんでしたね」 「お、おう。すまねぇな、前川。本来なら教えてやりてえ所なんだが」 二人の口調はたどたどしく、漏れ出す声も音量が小さい。 全ての感情が凪いでいるように。だがその内側に、様々な感情が溶け合っている。 両者共に、相手へとどう接していいかわからないのだ。 鳴海の気性からみくへと危害を加えるつもりはさらさらなかったが、それでも二人は敵であった。 今もまだ、二人は味方ではない。敵同士である。 加藤鳴海が信念を曲げて、本田未央を裏切らない限り、二人の手が本当の意味で繋がることはない。 (……親友なんだよな。二人は、マスターと前川は同じ世界から来た、親友で。 生き残れるのは一人だけ。どうにか二人一緒に帰してやりてぇけど、俺の椅子を明け渡すなんて裏技、通用しねぇよなぁ) 彼女達は親友だった。そして、これからも親友であれるはずだ。 聖杯戦争という概念さえなければ、何も問題なんてなかった。 『――生き残るの一組だけ。困っちゃうよね~』 「……お前か」 『やあ。無事にうちのマスターちゃん共々運んでくれてありがとう。感謝のあまり、僕愛用の螺子をプレゼント』 「いらねぇよ。それよりもあの娘は……」 『当然、始末をつけてきたよ。もう見えない刺客に悩まされることはないはずさ』 敵であっても、殺さなくてはならない。 そんな当たり前のことが、今の鳴海にはとてつもなく重い。 あのサーヴァントは子供だった。加藤鳴海が忌避する子供殺しの対象であった。 どうしようもない。この聖杯戦争は徹底的に自分の信念を折りに来ている。 『不服かな? あの娘はどうあっても生き残ってはいけなかった。いるだけで災禍を齎すとびっきりの過負荷さ』 「……っ、それでも」 『救えないよ。君がどれだけ強かろうと、救えないものは救えない。 例え、選択肢を全て正しく掴み取ろうが無理だよ。まあ、気に病むと面倒くさいから言うけど、あの娘が死んだのは断じて君のせいじゃないよ。 ああ、慰めてる訳じゃないからね、勘違いしないで欲しいな。僕は純然たる事実をただ述べているだけなんだから』 こんなはずじゃなかった。そんなことを言うつもりはない。 自分も、このサーヴァントもできる限りは尽くした。最善とは言えずとも、その場で取れる最良は選び取ってきた。 それでも、救えないものは救えない。誰一人失うことのない結末はありえない。 「わかってる。ああ、わかってる」 全部、理解していたはずだ。 この世界は奪うことでしか生きていけないことも。 当人の意志に関わらず、それがルールであり、覆せない運命なのだから。 『まあ、そんな終わってしまった話はどうだっていいんだ。幾ら繰り返そうとも、戯言だ。 生き残った僕らには、まだ戦争を続ける権利がある』 「殺る気か? そのつもりならこっちだって」 『まっさかぁ! いやー、これだから脳みそまで筋肉詰まってるサーヴァントは困っちゃうなあ。 君はこんな有様のマスター達を差し置いて戦うなんてできるかい?』 自分達にはもう、後戻りをする資格なんてない。 されど、ほんの少しの間だけでも安らかなる時を過ごしてもらいたいというぐらい、願ってもいいはずだ。 手を震わせるみくに、未だ目を覚まさない未央。 笑顔はなく、疲弊したその表情は灰色にくすんでいた。 『――――それに、僕が、僕達が戦うべき相手は…………』 「はぁ?」 『こっちの事情さ。まあ、君は泥臭く足掻いていたらいい』 結局、ルーザーは戦闘態勢すら取らなかった。 鳴海がどれだけ戦意を高揚させようが、相手にその気がないのでは意味がない。 彼の目は自分の後ろ――その先にある何かを見ているようだ。 『僕から言えるのは、諦めたらそこで試合終了だぜ? タイムリミットまで相互理解をせずに殺し合う思考放棄は諦めさ』 理解ができなかった。 この聖杯戦争には何が隠されているのか。 鳴海の拙い頭で考えるには、どうしようもなさすぎた。 『なーんて、連載誌が違うキャラに言っても無駄か』 けれど。けれど、と鳴海は口ずさむ。 「んなこと……言われずとも、だ。足掻いてやるさ。最後までな」 難しく考える必要なんてなかった。 今まで通り、鳴海は未央を護るだけだ。 その方針が変わることはこれからもない。 「約束しちまったからな、マスターの笑顔を取り戻すって。 だから、死なせる訳にはいかねぇんだ。例え、マスター以外が死んじまうとしても、俺は最後までマスターの味方だ。 その邪魔になるっていうなら、お前でも容赦はしねぇ」 『泣かせる言葉だねぇ。僕が言ったら絶対、気持ち悪っの一言で片付けられるのに』 「ルーザー気持ち悪い」 『おっと、横槍はやめてほしいな。僕の心は硝子のように脆いんだから』 彼女の笑顔を取り戻す。 鳴海はまだ、未央が綺麗に笑う姿を一度も見ていない。 笑いたくないのに、無理矢理に笑って。心配をされたくないのか、笑顔を取り繕って。 自分が見たい笑顔は、そんなものではないというのに。 「ただ、てめえには借りがある。うちのマスターを助けてもらった借りを返すまでは襲いやしねぇよ」 『大助かりだね。僕みたいなか弱いサーヴァントからすると、君は天敵だからさ。 まあ、大抵のサーヴァントは天敵みたいなものなんだけど』 認めたくはなかったが、眼前の彼らはその笑顔を取り戻す為に、必要だ。 未央の友人にそのサーヴァント。彼らをここで蹴落とすことはできない。 加えて、借りを返さずに刃を向けるのはどうにも気が引ける。 『それに、未央ちゃんだっけ? その娘が起きるまではうちのみくにゃちゃんが絶対離れそうにないし』 「と、なると」 『そういうことになる。今夜ばかりは行動を共にしないといけないね。いやぁ、カンフー君が美少女だったら僕も大喜びだったのになー』 しかし、この気持ちが悪いサーヴァントとの付き合いを継続するのは正直御免である。 本来ならば、病院、もしくは未央の自宅へと帰る所だが、みくの存在が邪魔をする。 未央程ではないにしても、彼女もまた精神に疲弊を見せ、いつ均衡が崩れてもおかしくはない状態だ。 「…………ままならねぇな」 目に映る景色すら偽りであるこの世界で、均衡などあってないものではないか。 何もかもが不確かで、生き残った先に待っているのは――本当に光指すものであるか。 けれど、一つだけ、確かなこととして胸に刻もう。 これ以上、少女に辛い思いを強いる世界を止める。その過程で幾つもの悲しみが生まれるとしても、未央の表情を曇らせない。 そんな簡単なことでさえ、確約できない自分が嫌になった。 【C-9/ビル屋上/二日目・深夜】 【本田未央@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ)】 [状態]失血(中)、魔力消費(小)、失神 [令呪]残り3画 [装備]なし [道具]なし [金銭状況]着の身着のままで病院に搬送されたので0 [思考・状況] 基本行動方針:疲れたし、もう笑えない。けれど、アイドルはやめたくない。 1.いつか、心の底から笑えるようになりたい。 2.加藤鳴海に対して僅かながらの信頼。 [備考] 前川みくと同じクラスです。 前川みくと同じ事務所に所属しています、デビューはまだしていません。 気絶していたのでアサシン(あやめ)を認識してません。なので『感染』もしていません。 自室が割と酷いことになってます。 C-8に存在する総合病院に担ぎ込まれました。現在は脱走中の身です。 家族が全滅したことをまだ知りません。 【しろがね(加藤鳴海)@からくりサーカス】 [状態]精神疲労(中) [装備]拳法着 [道具]なし。 [思考・状況] 基本行動方針:本田未央の笑顔を取り戻す。 1.全てのサーヴァントを打倒する。しかしマスターは決して殺さない。 2.この聖杯戦争の裏側を突き止める。 3.本田未央の傍にいる。 [備考] ネギ・スプリングフィールド及びそのサーヴァント(金木研)を確認しました。ネギのことを初等部の生徒だと思っています。 前川みくをマスターと認識しました。 アサシン(あやめ)をぎりぎり見てません。 【ルーザー(球磨川禊)@めだかボックス】 [状態]『とりあえず、休憩するよ』 [装備]『いつもの学生服だよ、新品だからピカピカさ』 [道具]『螺子がたくさんあるよ、お望みとあらば裸エプロンも取り出せるよ!』 [思考・状況] 基本行動方針:『聖杯、ゲットだぜ!』 1.『みくにゃちゃんに惚れちまったぜ、いやぁ見事にやられちゃったよ』 2.『裸エプロンとか言ってられる状況でも無くなってきたみたいだ。でも僕は自分を曲げないよ!』 3.『道化師(ジョーカー)はみんな僕の友達―――だと思ってたんだけどね』 4.『ぬるい友情を深めようぜ、サーヴァントもマスターも関係なくさ。その為にも色々とちょっかいをかけないとね』 5.『そういえばチャットの約束、すっかり忘れてたよ。でも、別にいっかぁ』 [備考] 瑞鶴、鈴音、クレア、テスラへとチャットルームの誘いをかけました。 帝人と加蓮が使っていた場所です。 本田未央、音無結弦をマスターと認識しました。 アサシン(あやめ)を認識しました。彼女の消滅により感染は解除されました。 ※音無主従、南条主従、未央主従、超、クレア、瑞鶴を把握。 【前川みく@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ)】 [状態]魔力消費(中)、決意 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]学生服、ネコミミ(しまってある) [金銭状況]普通。 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を取るのかどうか、分からない。けれど、何も知らないまま動くのはもうやめる。 1.人を殺すからには、ちゃんと相手のことを知らなくちゃいけない。無知のままではいない。 2.音無結弦に会う。未央は生きていたが、それとこれとは話が別。 [備考] 本田未央と同じクラスです。学級委員長です。 本田未央と同じ事務所に所属しています、デビューはまだしていません。 事務所の女子寮に住んでいます。他のアイドルもいますが、詳細は後続の書き手に任せます。 本田未央、音無結弦をマスターと認識しました。 アサシン(あやめ)を認識しました。 BACK NEXT 054 前川みく抹殺計画 投下順 056 無間叫喚地獄 054 前川みく抹殺計画 時系列順 056 無間叫喚地獄 BACK 登場キャラ NEXT 052 そしてあなたの果てるまで(前編)052 そしてあなたの果てるまで(後編) 本田未央 057 戦の真は千の信に顕現する しろがね(加藤鳴海) 前川みく ルーザー(球磨川禊)
https://w.atwiki.jp/zeturin/pages/682.html
【分類】 企画案構成 エピソード 目次 【分類】 【概要】シナリオイントロダクション 登場人物主人公 ヒロイングループ 長女 次女 三女 四女 その他設定 エンドパターン個別エンド 小ハーレムエンド 中ハーレムエンド 大ハーレムエンド 一日の使い方 【参考】モチーフ 類似 関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 シナリオ イントロダクション 主人公は絶倫すぎていじめられていた。 ある日、財閥筆頭の唯一の継承権を持ってることが分かり、屋敷で住むことになる。 義理の四姉妹と知り合う。 主人公はお嬢様学校にテスト男子生徒として転入させられる。 四姉妹に休日の学校を案内してもらうことになる。 更衣室を案内してもらっているときに女生徒たちが入ってきて勢いで隠れる。 隠れながら四姉妹と初エッチ。 実は四姉妹が主人公の弱気を直すための芝居で他の女子(美処女)たちともHすることになる。 主人公は跡継ぎを残すためにお嬢様と毎日Hすることになる。 主人公は不審がって誰か黒幕がいるのではないかと探るようになる。 登場人物 主人公 男性。 童貞卒業は三姉妹や女生徒の美処女お嬢様64人とのH。 一日に何十回も抜かないと耐えられず、元いた学校では休み時間の度に抜いていて、これが原因でいじめられていた。 親類Mと共通。 学院Cに通うことになる。 ヒロイングループ キャラクター仮名 表 その他 裏 黒酢姫 学院A JS 財閥A 親類A 親類E 親類I 親類M チーズ姫 財閥B 活動E 活動I 活動M ミルク姫 財閥C 幼馴染E 幼馴染I 幼馴染M ヨーグルト姫 財閥D コミュE コミュI コミュM クリーム姫 JC 財閥A 活動A コミュF 親類I コミュN カスタード姫 財閥B 親類F 活動I 親類N タマゴ姫 財閥C 活動F 幼馴染I 活動N ハチミツ姫 財閥D 幼馴染F コミュI 幼馴染N 黒蜜姫 JK 財閥A 幼馴染A 幼馴染G 親類I 幼馴染O メイプル姫 財閥B コミュG 活動I コミュO キャラメル姫 財閥C 親類G 幼馴染I 親類O 味噌餡姫 財閥D 活動G コミュI 活動O 白餡姫 JD 財閥A コミュA 活動H 親類I 幼馴染P 粒餡姫 財閥B 幼馴染H 活動I コミュP 黄粉姫 財閥C コミュH 幼馴染I 親類P アズキ姫 財閥D 親類H コミュI 活動P 甘酒姫 学院B JS 財閥A コミュB 親類E コミュJ 活動P カカオ姫 財閥B 活動E 親類J 幼馴染P チョコレート姫 財閥C 幼馴染E 活動J コミュP モカ姫 財閥D コミュE 幼馴染J 親類P ココア姫 JC 財閥A 親類B コミュF コミュJ コミュM クルミ姫 財閥B 親類F 親類J 親類M アーモンド姫 財閥C 活動F 活動J 活動M マロン姫 財閥D 幼馴染F 幼馴染J 幼馴染M オレンジ姫 JK 財閥A 活動B 幼馴染G コミュJ 幼馴染N レモン姫 財閥B コミュG 親類J コミュN ユズ姫 財閥C 親類G 活動J 親類N グレープフルーツ姫 財閥D 活動G 幼馴染J 活動N ライム姫 JD 財閥A 幼馴染B 活動H コミュJ 活動O ラムレーズン姫 財閥B 幼馴染H 親類J 幼馴染O モモ姫 財閥C コミュH 活動J コミュO マスカット姫 財閥D 親類H 幼馴染J 親類O カリン姫 学院C JS 財閥A 幼馴染C 親類E 幼馴染K 親類O リンゴ姫 財閥B 活動E コミュK 活動O サクランボ姫 財閥C 幼馴染E 親類K 幼馴染O ビワ姫 財閥D コミュE 活動K コミュO プルーン姫 JC 財閥A コミュC コミュF 幼馴染K 親類P ウメ姫 財閥B 親類F コミュK 活動P アンズ姫 財閥C 活動F 親類K 幼馴染P プラム姫 財閥D 幼馴染F 活動K コミュP ラズベリー姫 JK 財閥A 親類C 幼馴染G 幼馴染K 幼馴染M イチゴ姫 財閥B コミュG コミュK コミュM パイン姫 財閥C 親類G 親類K 親類M ハスカップ姫 財閥D 活動G 活動K 活動M ココナッツ姫 JD 財閥A 活動C 活動H 幼馴染K 活動N カキ姫 財閥B 幼馴染H コミュK 幼馴染N ライチ姫 財閥C コミュH 親類K コミュN マンゴー姫 財閥D 親類H 活動K 親類N マルメロ姫 学院D JS 財閥A 活動D 親類E 活動L 親類N アセロラ姫 財閥B 活動E 幼馴染L 活動N ブルーベリー姫 財閥C 幼馴染E コミュL 幼馴染N バナナ姫 財閥D コミュE 親類L コミュN メロン姫 JC 財閥A 幼馴染D コミュF 活動L コミュO カボチャ姫 財閥B 親類F 幼馴染L 親類O トマト姫 財閥C 活動F コミュL 活動O ジャガイモ姫 財閥D 幼馴染F 親類L 幼馴染O サツマイモ姫 JK 財閥A コミュD 幼馴染G 活動L コミュP インゲンマメ姫 財閥B コミュG 幼馴染L 親類P トウモロコシ姫 財閥C 親類G コミュL 活動P シナモン姫 財閥D 活動G 親類L 幼馴染P バニラ姫 JD 財閥A 親類D 活動H 活動L 活動M ミント姫 財閥B 幼馴染H 幼馴染L 幼馴染M 抹茶姫 財閥C コミュH コミュL コミュM ヨモギ姫 財閥D 親類H 親類L 親類M 長女 仮の名としてヨモギ姫。 JD 学院D 財閥D 親類D 親類H 親類L 親類M 年上 主人公のことは弟君と呼ぶ。 次女 仮の名としてパイン姫。 JK 学院C 財閥C 親類C 親類G 親類K 親類M 同年齢 生徒会長 主人公のことはあんたと呼ぶ。 三女 仮の名としてクルミ姫。 JC 学院B 財閥B 親類B 親類F 親類J 親類M 年下 主人公のことはお兄さんと呼ぶ。 四女 仮の名として黒酢姫。 JS 学院A 財閥A 親類A 親類E 親類I 親類M 年下 主人公のことはお兄ちゃんと呼ぶ。 その他設定 主人公の一族の男性は絶倫だが早死にする。生殖機能が出来る前(7歳ぐらい)で死んでしまう。 クローンもうまくいかない。 主人公が比較的長命のは、遠い親戚で血が薄いのと、突然変異の一種ではないかということになっている。 筆頭継承権は一族の男性に限る。 お嬢様学校4校が舞台、 エンドパターン 探り方によって黒幕(ヒロイン)が変化。 個別エンド 小ハーレムエンド 4人腹ボテ。親類系 幼馴染系 活動系 コミュ系 秘密結社系 中ハーレムエンド 16人腹ボテ。学院A 学院B 学院C 学院D JD JK JC JS 財閥A 財閥B 財閥C 財閥D 同盟A 同盟B 同盟C 同盟D 大ハーレムエンド 64人全員腹ボテ。 主人公以外全員が共謀していた。 一日の使い方 基本行動 イベント 平日 休日 生活 深夜 1コマ目 0時1時 就寝時間 就寝 バイトデートH 2コマ目 2時3時 就寝 バイトデートH 早朝 3コマ目 4時5時 就寝 バイトサボりデートH 4コマ目 6時7時 任意行動登校朝練 任意行動 起床朝食二度寝 バイトデートH 朝 5コマ目 8時9時 授業拘束 任意行動 二度寝 サボりバイトデートH 6コマ目 10時11時 任意行動 昼寝 サボりバイトデートH 昼 7コマ目 12時13時 昼休み任意行動 任意行動 昼食昼寝 バイトデートH 8コマ目 14時15時 授業拘束 任意行動 昼寝 サボりバイトデートH 夕方 9コマ目 16時17時 任意行動下校部活・委員会レッスン 任意行動 昼寝 バイトデート集まりH 10コマ目 18時19時 任意行動 早寝夕食 バイトデート集まりH 夜 11コマ目 20時21時 任意行動 早寝風呂 バイトデート集まりH 12コマ目 22時23時 任意行動 早寝 バイトデート集まりH 【参考】 モチーフ 花右京メイド隊 類似 絶対中出し孕ませ学園 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/シリーズG ★★★ 創作/シリーズF ★★ ルートによって ファンタジー系 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム学園になった。/ジャンル ★★★★ ジャンル 創作/INCUBUS BOY ??? 数世代先の話 創作/そうしてこんな嬉しいハーレム応援になった。 ★★★ エピソード 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム科学になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム砂漠になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム宮殿になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム元服になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム私塾になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム一揆になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム幕末になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム荘園になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム紛争になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム新聞になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム施設になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム探検になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム回収になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム商談になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム護衛になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム奉仕になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム撮影になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム手術になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム部活になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム監獄になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム看病になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム留学になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム研修になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム遭難になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム監禁になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム式典になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム花見になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム事故になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム聖夜になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム作戦になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム団地になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム挙式になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム要塞になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム戦艦になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム農場になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム事件になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム会社になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム修行になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム冒険になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム合戦になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム喫茶になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム契約になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム神社になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム寄席になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム抗争になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム拷問になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム挙式になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム教会になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム旅館になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム決闘になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム病院になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム神話になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム苗床になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム賭博になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム迷宮になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム道場になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム部隊になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム集会になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム集落になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム面接になった。 ★★★ 創作/ハーレム工作員 ★★★★ 職業・種族 創作/ハーレム大臣 ★★★★ 創作/ハーレムエンジェル ★★★★ 創作/ハーレム星人 ★★★★ 創作/ハーレム妖精 ★★★★ 創作/学院A ★★★★ 登場組織 創作/学院B ★★★★ 創作/学院C ★★★★ 創作/学院D ★★★★ 創作/モテキスター ★★★★ アイテム 創作/霊酒・鬼孕ませ ★★★★ 創作/竿姉妹の契り ★★★★ スキル 創作/仙剛方陣 ★★★★ 創作/ハーレムゲーのシナリオ案 ★★★ 創作/ハーレムミステリー ★★★ ジャンル タグ 構成 最終更新日時 2013-09-21 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1823.html
マリアさんが入室しました 那菜葉さんが入室しました マリア (シドリー寄港XX日目 夜――― マリア (これは最後の夜だ。 マリア (この覇海進轟天号がシドリーで迎える最後の夜。 マリア (そして――今年最後の夜。 マリア (場所は喫茶EH……の筈なのだが、普段のテーブル席とは様変わりしている。 那菜葉 ふふふ。 マリア (喫茶の真ん中に鎮座するは、冬の。 そして――年末年始の風物詩。 マリア (KOTATSUである。 那菜葉 こたつに入ると、やっぱりあったかい気持ちになりますね。 マリア そうですね。家ではあまり馴染みの無いものでしたが…(おこたに入った淑女?二名。 那菜葉 (ちなみに季節は冬だが轟天号は設備が行き届いているため全く寒くない…のにノリで出してきたのだった。 マリア なるほど、これは。気に入る者が多いのも頷けます。 那菜葉 そうですね。寝ころがろうと思えば寝ころがれますし。 那菜葉 ラプレーンも中央大陸北部。寒い地域なので、 那菜葉 よく冬はここから動きたくなくなっていました。 マリア (大きめのこのKOTATSUにはOSOBAやONABEはじめいろいろな料理が並び、雰囲気重視の缶チューハイとか転がってる。彼女は飲まないが。 那菜葉 …(チューハイを飲んでいる。 那菜葉 (ちなみに那菜葉はお酒に慣れていないしとても弱い。すでにほろ酔い状態だ。 マリア そう、雨月藍玉那菜葉は馴染みのあるものなのですね。フォルフラントや、シーナの方に由来するモノと聞きますが。 那菜葉 そうですね。ラプレーンの市場には時折、旅人から珍しい品が届きます。 那菜葉 執事と二人で暮らしている時に、ちょうど買ってくれたの。 マリア 2人で…ですか。(雰囲気重視か、炭酸水を片手に 那菜葉 ……ええ。(うつむいて 那菜葉 たまに、お父様、お母様、お兄様の顔も思い出せないような時があるの。 那菜葉 あれだけ辛かったのに、人というのは忘れていくものなのですね。 那菜葉 ……って、暗い! マリア …。別に良いのではなくて?(そんな那菜葉に 那菜葉 せっかくの新年ですから楽しい話をしないとですね!(と言って酎ハイぐびっと 那菜葉 ……。そうなのですか? マリア 今宵は年の瀬。思い出を振り返り、過去に浸るのもそう悪い事ではないでしょう。 マリア 勿論、浸りきって前を見られなるのは建設的ではありませんが。 那菜葉 ふふ。万里愛様はあいかわらず優しいのですね。 マリア 偶にはそんな時間も必要でしょう。(グラスの泡を見つめて 那菜葉 確か最初にあった時も、万里愛は優しかったですね…。 那菜葉 大勢の人に慣れていなくて泣いてしまった私をかばってくれて。 マリア ふふ、どうだったかしら。何せ12年も前の事だから。 那菜葉 もう、そんなに前になるのですね…。 那菜葉 あの時見た唯我さまは、大きくて怖かったなぁ。ふふ。 那菜葉 今は優しい方だって知っていますけどね。 マリア あの頃の王神帝唯我は本当の怖いもの知らずでしたからね。 那菜葉 ふふ。まだ8才の子どもですからね。 マリア 今は随分と臆病になったものですが。 …お前はあの頃よりしゃんとするようになりましたね。(ふふ、と 那菜葉 あら、それは嬉しいお言葉です。 那菜葉 本当はまだめそめそと考えこんでいたりもしますけど。 那菜葉 …強くなりたい、ですね。 那菜葉 クルーズは楽しすぎるから、私ばかりこんなに楽しんでいいのかなって。 マリア 強く、ですか。 那菜葉 ……そういうふうによく考えます。 那菜葉 ええ。私が強ければ…。あんなことは起こらなかったかもしれないなって。 マリア …そうですね、考え込んでしまう事自体は、弱さではないと私は思いますが…、 那菜葉 …。そうなのですか? マリア ええ。反省の無い人間には成長も訪れないでしょう? マリア …楽しんでいいのか悩んでしまうのは、過去に失った者達へ後ろめたさからかしら。 那菜葉 …はい。(しょぼんと マリア そう。… 那菜葉 ……考えても死んだ人は帰ってこない。そう頭ではわかっているつもりなのですけど。 マリア …えぇ、そうね。私も今の貴方に、月並みな言葉しか思い浮かびません。 那菜葉 ……、はい。 マリア お前が沈んだ顔でいるのを、先に逝った者達は望んではいないでしょう。 マリア ですけど、きっと。…そんな事は解っているのですよね。 那菜葉 ……ふふ。でも、そう言ってもらえると、とても元気が出ます。 那菜葉 ……。万里愛さまみたいな殿方とお付き合いしたいなあ。(酎ハイごくごく 那菜葉 あ、いえ。失礼でしたね。ごめんなさい。 マリア …、。 (ふいを突かれて マリア 、ふ、、ふふっ…(思いがけずツボったらしい マリア なかなか面白い事を言いますね。。そんな事言われたのは初めてよ?(堪え切れない様子で 那菜葉 ……。(きょとんと マリア あぁ、いえ。とても光栄よ?お前のような淑女にそんな風に言って貰えるなんて。 マリア 最大の讃辞とも受け取れるかもしれないわ?(言いつつまだ笑ってる 那菜葉 そ、そんなに笑わなくても〜…! マリア …ふふっ。 でもまあ、ある意味この船らしい、のかもしれないわね。 マリア そういう…親交を斡旋する催し事が多いでしょう、このツアー。 那菜葉 確かに、言われてみれば。 マリア 知らず影響を受けているのかもしれないわね。(ふふ、と 那菜葉 まあ、そんなことが……(と、その時誰かが近くを通り過ぎる 那菜葉 でも、一人。 那菜葉 死んだのに帰ってきた人がいましたけど。(笑っているが目が笑っていない 紫水さんが入室しました マリア あら。(まあ。 紫水 ム。 紫水 (視線を感じ、逃げようとするが 那菜葉 あら。逃がしませんよ〜?(それを予想して腕を握り話さない那菜葉 マリア まあ。(無条件コマンドブレイク!行動キャンセル!を見ている 那菜葉 …座りなさい。これは当主命令です。(にこにこと 紫水 ……。(冷や汗をかいているが、これまでの生い立ちから当主命令と言われては逆らえない。 紫水 (こたつに入る包帯ぐるぐる男 マリア ごきげんよう。飲み物は何に?(静かに微笑みつつ 紫水 ……。これは皆様。あけましておめでとう。(平静を装っている。 紫水 …水を。(机の上に転がっている手付かずのペットボトルを手に取る。 マリア あぁ、うっかりしていましたね。 あけましておめでとう。 マリア 今年もどうぞよろしくお願いね? 蒼菖蒲の騎士。(にこり 那菜葉 おめでとう。青菖蒲十継さん。(にこり 紫水 (新年早々しらばっくれるのもいかがなものかとか考えている。 紫水 やはり新年。水の味も違いますなぁ。(別の方向から話をそらそうとする 那菜葉 (こたつの下で逃げられないように足首を掴んでいる マリア 私達、ちょうど昔話をしていたんです。(両手でグラス持って炭酸水を飲み 紫水 フム。 マリア 年の瀬に過去を振り返ろうという事ね。 紫水 過去…か。(何やら思案しながら マリア お前、ちょうど良い所に来たわね。昔語りの一つでもされて行けば如何かしら? 紫水 ………。 紫水 …。いいでしょう。 紫水 あれは8歳。私がまだ騎士として未熟だった頃。 マリア …(案外素直ね。と聞く姿勢 紫水 仕えていた家の領内で大規模な反乱が計画されていた。 紫水 だが、私たちは事前にその情報を掴み、前もって取り押さえることに成功したのです。 紫水 ……それが私の初の任務でした。 マリア ……。 紫水 その家にいたのは首謀者の両親と、まだ年端のいかないその娘でした。 紫水 首謀者はその場で殺され、私はその娘の処分を託されました。 紫水 ……。 紫水 だが、どうしても私には殺すことができなかった。おそらく今でも私はそう決断するでしょう。 マリア ………。 紫水 私はその娘を逃がしたのです。 紫水 そして月日が経ち、領内では領主家族で血で血を洗う戦いが始まりました。 紫水 その戦いを唆したのが、若領主の妻。 紫水 名前は違えど、私は一目でわかりました。あの時の娘だと。 紫水 ……だが、誰にも言えず、私は事態が取り返しのつかない状態になるまで何もできなかった。 紫水 ……私は騎士失格なのです。 マリア ……。…… マリア (那菜葉の方を窺う。彼の語るこの昔話を、知っていたのだろうかと 那菜葉 ……兄嫁様……。 那菜葉 いいえ、いいえ。あなたが騎士としてふさわしいかどうかは私にとっては重要なことではないの。 那菜葉 あなたが私にとって大切な人。青菖蒲十継であるかが重要なの。 那菜葉 ……それに誰だって、あの出来事に関わった人は自分のせいだって、悩んだりするわ。 那菜葉 ……でもきっと、人一人では、誰にもどうしようもなかったの。 紫水 ……。 紫水 さて。そのことですが…。 紫水 もはや隠し立てはできないでしょう。 紫水 (と言って顔の包帯をほどき、取る。 紫水 (そこから現れたのは、那菜葉のよく知る青菖蒲十継の顔だが、血色が悪く、治らない傷跡らしきものがいくつか付いている。 マリア ……。(口を挟まず様子を見守っている 紫水 ……雨月藍玉家騎士団長 青菖蒲十継。死出の旅から舞い戻りました。再びお会いできて光栄です、那菜葉様。 紫水 (こたつに入りながら一礼する 那菜葉 ああ、。よかった。 那菜葉 ………。 紫水 なぜ私がここにいるのかは…。少々話が長くなりますので今はよいでしょう。 紫水 カリーナの共同墓地にて、何者かによる死者を蘇らせる術式により再び現世に。 マリア 死者を蘇らせる…? 紫水 (そう、異世界レイダープロトによる術式。その際に蘇ったはいいが、主人を守ることができなかった悲しみからろくに戦わず呑んだくれていた歴戦骸骨Eが彼、紫水である。 紫水 …反魂術の類でしょうが、おそらくこの世界のものとは違うようでした。異世界人かと。 マリア ……異界の法を用いて蘇った、とでも仰るの? 紫水 詳しくは分かりません…。私も呼び出されただけですから…。 マリア …(片手で顔を押さえて)…そう。 マリア では、お前もその法則<からくり>を理解している訳では無いのね。 紫水 ……ええ。全く。 紫水 …そこからは、呼び出されたはいいものの戦う気も起きず、その場から逃亡し逃亡先のカリーナの喫茶で出会った魔術師の仲間に霊体の記憶を元に肉体を修復された。 紫水 というところですが、私は何も隠したくて身分を隠していた訳ではありません。 紫水 ……この術式には期限があるのです。 マリア ……。 紫水 このクルーズが終わる時、私は再び生き絶えます。 紫水 いえ、ちょうどその頃と言いましょうか。 マリア そう。 ……不思議な話では無いわね。(嘆息して 紫水 魔術師が言うには、私の魂は現世に固定されていない。……固定する術もあるようですが、例外的なものです。望みは薄いでしょう。 マリア そもそも一度散った筈の命が再び宿るという事自体、反則級の話です。 紫水 ………。 紫水 その通りです。 紫水 ……。だから再び、あなたを悲しませたくなかったのです…、那菜葉様。 那菜葉 ……ありがとう。あなたも変わっていなかったのね。 那菜葉 でも、私も強くなったの。お気づかいはありがたいけど、大丈夫よ。 紫水 …私が蘇った理由は、あなたたちを守るためであると私は捉えています。 紫水 再び一度は外れた自らの騎士道を歩むために。 紫水 ……という昔語りでしたが、ご満足いただけたでしょうか。 マリア ……。そうね。 紫水 ではこれにて。(こたつから出て マリア 正直に正体を明かし、雨月藍玉那菜葉の疑問を取り払った事を私は評価しましょう。 紫水 ム。 マリア 彼女もずっとそれを望んでいたでしょうから。 那菜葉 ………。 紫水 ……クックック、 紫水 ハーッハッハ!(高笑いしながら去っていく。生存時の紫水にはなかった習性だが、どうやらクセになってしまったらしい 紫水さんが退室しました マリア ……。(見送り 紫水さんが入室しました 紫水 (付言しておくと、現世に固定する術とは「恋人からの本心の口づけ」であるらしい。 紫水さんが退室しました 那菜葉 ……。 那菜葉 変な人…。 マリア 全くですね。(頬杖突いて マリア ずっとしらばっくれていると思いきや、突然に。…まぁ、彼も年の瀬の気分だったのかもしれませんね。 マリア ……大丈夫かしら、雨月藍玉那菜葉。 那菜葉 ごめんなさい。何かお家騒動に巻き込んでしまって。 那菜葉 ええ。私は大丈夫です!(やや空元気風にも見えるが 那菜葉 ふふ。でもずっと気がかりだったことが分かっただなんて、 那菜葉 年の瀬も素敵なものですね? マリア ふふ。 マリア こんな余所から聞いても重い話を、素敵と捉えられるなんて。 マリア やっぱりお前はしゃんとするようになりましたね、那菜葉。 那菜葉 ……。(無言で嬉しそうに照れてる マリア ――。 ……あぁ。(窓の外を見る、夜の帳に、わずかな光が見えてきている マリア 早いものですね。もう夜明けですか。 那菜葉 ——ほんとだ。 那菜葉 綺麗、ですね。 那菜葉 万里愛さま、今年もよろしくお願いしますね。(こたつから立ち上がり、改めてぺこりと。 マリア まぁ。(合わせて此方も立ち上がって マリア こちらこそよろしくね。那菜葉。(一礼し マリア 新年あけましておめでとう。 那菜葉 新年あけましておめでとうございます。 マリア ――(そうして。初日の出が差し込む水平線。 夜明けと、新しい年の始まりと共に。 マリア (覇海進轟天号は、新たなる目的へ向け出港する。 唯我さんが入室しました 唯我 さあ、出航だ!!! 唯我さんが退室しました マリア (船長の威勢のいい一声を合図に、汽笛が鳴り響き―――…… マリア …折角の初日の出です。甲板に出ましょうか。(那菜葉に言い 那菜葉 はい!(嬉しそうに マリア (テラスから甲板に出る。 グランシスの方向から昇る朝日が、都市シドリーに逆光の陰を落としている マリア ……(甲板の手すりに両腕を掛けて、離れてゆく街並みを見つめる マリア ……これで、一月と半ですか。(どこか遠くを見るような目で街並みを眺めて マリア ……貴方にとっても、私にとっても。良い旅路となると良いですね。 那菜葉 ええ、本当に。(朝日を背景に髪をかきあげながら笑う マリア (―― 斯くして。 マリア (王神帝クルーズツアー、シドリー寄港編、ここにて閉幕。 マリア (16名+αを乗せた船。 川道を折れ曲がり、次に向かうは――――戦闘都市フォーデン! マリア (Go to next city! マリアさんが退室しました 那菜葉さんが退室しました
https://w.atwiki.jp/makarunote/pages/507.html
そして誰もいなくなった (そしてだれもいなくなった) 基本情報 アーティスト コバヤシユウヤ(IOSYS)× あにー(TaNaBaTa) 配信日 2016/05/16 ジャンル 東方アレンジ 原曲 U.N.オーエンは彼女なのか?(東方紅魔郷) 解禁方法 解禁条件なし BPM 145 難易度 S1/N6/H8(旧:1/6/7) 特徴 SIMPLEは基礎練習に最適HARDは連打注意 アップデートに伴う特記事項 2018/03/2915段階の難易度表記に対応。 特徴 ポップな曲調の4拍子の楽曲。テンポが適度に遅く、コースも遅めで「曲に置いていかれる」事が少ない。 後半の「コースラインが円を描いている」場面はSIMPLEだと注意が必要。回転する白い羽根が、コースライン上のヒット(白色)とモロに被ってしまっている。リズムは簡単なので焦らないように。 カメラ視点は一部で「アバターを斜め上方から映す」見づらいものがある。 アドリブの注意点 全譜面共通で、4拍子のリズムから外れて隠されたものが「ない」という特徴がある。 個数は譜面によって違う。HARDと比較するとNORMAL以下は空白が多くなるので個数が増えることに注意。慌てず「4拍子に合わせて空打ち」すれば全部拾う事が可能。 【注意】同じ原曲の「東方音銃夢」とはサビ部分のアドリブの個数が違う。混ぜて覚えないこと。 HARDの注意点 中盤、サビに入る直前のヒット連打が難所。 連打はいずれも16分間隔で隙間がなく、一部コース外から飛んでくるヒットもある。アドリブ2個を取った後の「5連打」には特に注意。 最初のうちは5連打や7連打でまとまっているが、[⬅︎+➡︎]のデュアルスライドが来た後のヒット連打はかなり長い。 ◯……最初から置かれているヒット ◉……コース外から飛んでくるヒット ★……アドリブ [⇆]…[←+→] 4拍子のリズム 【① ・ ② ・ ③ ・ ④ ・ ① ・ ② ・ ③ ・ ④ ・ 】 HARD該当箇所 [◯.◯.→.←.→.←.→...★...★...◉◉◉◉◉...] [→.←.→.◯◯◯◯◯◯◯.◯◯◯.◯◯◯◯◯.◯◯◯◯◯◯◯.] [→.←.→.◯◯◯◯◯◯◯.◯◯◯.◯◯◯◯◯.◯◯◯◯◯◯◯.] [⇆.◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉]◀︎ヒットの連打回数は「47」 [◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉...★.....◯.◯.◯.] 後半、サビに入った後の「コースが円を描く場面」ではNORMALとまるで違うターゲット配置が見られる。 譜面自体はヒット、連続スライド(⬆︎と⬇︎)、スクラッチを一定のリズムで繰り返す簡単なもの。 この場面では「スクラッチの登場回数」を数えながらプレーするとよい。6回目のスクラッチの直後には、「同時押し複合〜16分間隔のヒット13連打」という非常に忙しい譜面が来る。 【アップデート年表へ戻る】 【トップページへ戻る】
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6003.html
唯「ムギちゃん、だくあんちょうだい」ヒョイヒョイ 紬「ピーポーピーポー」 唯「ムギちゃん?」 紬「わたし、両方の眉毛をとられるとゲル状になっちゃうのー」ドロドロ 律「唯!こいつはムギじゃねぇッ!新手のスタンド使いだッ!」オラァ!」ドゴォ 紬?「気づくのが遅いんだよ!このヌケサクがァァァァァァーーッ!」 律「わたしのスタンドが効かない?!」 紬?「我がスタンドは節制のカード、イエローテンパランス!」 マツコ「そしてこれが本体のキュートなお顔よ!」ブヒブヒ 唯「」 律「」 マツコ「なんでそこで黙る?」ブヒフヒ 律「まぁ、なんだ、その・・・・価値観はひとそれぞれだからな」 唯「律ちゃん、それフォローになってないよ」 マツコ「なめやがってッ!このビチクソがぁぁぁぁーーーッ!わたしを殴った腕を見てみやがれ!」 律「うわっ!なんかついてる!汚えっ!」 唯「律ちゃん、なんかソレ臭いよ」 マツコ「臭くないわよ!汚くもない!言っておくが、それに触ると左手にも食いつくぜ!じわじわ食うスタンド!食えば食うほど大きくなるんだ、絶対にとれない!」 唯「だからそんなに太ってるんだね」 律「だったら食われる前にてめぇの体に32ビートを刻んでやるぜェ!ビートクルセイダース!!」ドゴォ マツコ「だから効かないって言ってるだろ、このマヌケ!我がスタンド、イエローテンパランスに弱点はないッ!」 律「や、やばいッ!逆にドンドン腕に張り付いてくるッ!しかも臭えッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜェェェーーッ!」オェェェ 唯「このままじゃ、律ちゃんがメタボでオカマで再起不能になっちゃうよー」 マツコ「このガキッ!人が気にしてること言いやがってッ!食ってやる、イエローテンパランス!」 唯「さて・・・・お遊びはここまでだ・・・」ゴゴゴゴゴ マツコ「なん・・だと・・?」 唯「なにを呑気にしてるんだ?お前はわたしのスタンドの射程内にいるんでぜ?」ゴゴゴゴゴ マツコ(ふふふ、ハッタリに決まっている。) 唯「次にお前は<慣れないハッタリかましてんじゃねーぞ>と言う」ビシッ マツコ「慣れないハッタリかましてんじゃねーぞ!・・・ハッ!」 唯「後ろを振り向いてみろ。粉微塵になるまえにわたしのスタンドを見せてやる」ゴゴゴゴ マツコ(ハッタリだッ!そうに決まっている!)クルッ 唯「どうだ?見えたか?これがわたしのスタンド<ヤッテヤルデス>だ。亜空間にばら撒いてやる」 ヤッテヤルデス「ヤッテヤルデス!ヤッテヤルデス!」ガォン マツコ「」 唯「てめーの敗因はたった一つ・・・」 唯「おいしい食事のじかんを台無しにしたことだよっ」プンプン 紬「あらあら、二人ともなにやってるのー?」 唯「あ!本物のムギちゃんだ!ムギちゃん、たくあんちょうだい」ヒョイヒョイ 紬「ピーポーピーポー」 唯「ムギちゃん?」 紬?「わたし、両方の眉毛をとられるとまわりの空気が急速に冷やされて・・・・食らえッ!ホワイトアルバム!」 紬「唯ちゃん!そいつはニセモノよ!食らえッ!たくあんスプラッシュ!」ドオォ 紬?「無駄だな。わたしのスタンド、ホワイトアルバムは極低音でまわりの空気中の水分を凍結させて身に纏っている。そんなたくあんじゃ撃ちぬくことはできない」 マツコ「そしてこれが本体のキュートなお顔よ」ブヒブヒ 唯「」 律「」 紬「」 マツコ「だからなんで黙る?」 律「さっきヤッテヤルデスに飲みかまれなかったっけ?」 唯「それが・・・・あまりの臭さとキモさに耐えられなくて吐き出しちゃったみたい」 ヤッテヤルデス「クセエッ、ゲロイカノニオイガプンプンスルゼェェェーーーーッ」オェェェェ マツコ「いちいち癇に障るやつらだッ!全員シャーベットにして食ってやる!」 唯「そんなに食べてばっかりだから太るんだよ」 紬「ここはわたしにまかせてちょうだい!たくあんスプラッシュ!」ドゴォ マツコ「てめーのたくあんごときじゃ撃ち抜けねェーッて言ってんだろーがよォーッ!」 紬「まだまだ!たくあんスプラッシュ!」 マツコ「しつこいんだよォーッ!・・・ん?何かに引っかかった?こ、これは・・・!」 紬「触れれば発射されるわたしの眉毛の結界は!すでにお前のまわりの半径20m!食らえッ!半径20mたくあんスプラッシュをーーーーッ!」ギュインギュインギュインギュイン 紬「こ、この音は?」 マツコ「おまえらはわかっていないようだなッ!空気はー120℃で凍り始める!見えないか?止まった空気がよォォォーーーッ!」 律「ムギ!避けろッ!この音は空中でたくあんが跳ね返ってくる音だァーッ!」 マツコ「食らえッ!ホワイトアルバム・ジェントリーウィープス!」 唯「無駄ァッ!」 ヤッテヤルデス「タクアンオイシイデス!ヤッテヤルデス!ヤッテヤルデス!」ガォン マツコ「」 唯「やれやれだぜ。極低音ではにおいはなくなる。自分で自分の首を絞めたわけだ」 ヤッテヤルデス「クサクナイデス」 紬「みんな揃ったことだし、ごはんにしましょう」 唯「じゅるり。ムギちゃん、たくあんちょうだい」ヒョイ 律「唯ばっかりずるいぞ。わたしも欲しい」ヒョイ 唯・律「うまい!」 ヤッテヤルデス「ウマイ」 紬「あらあら、たくあんならスーパーにたくさん余っているからどんどん食べていいのよー」 ワイワイガヤガヤ 澪「たのしそうでいいなぁ」グスン おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/odiobr/pages/76.html
ミルドラースが説明を終え、今にもバトロワが始まろうとしたときのことだった。 「うおおお!なめるなよ!」 ワイアルドがミルドラースに飛びかかった! 「な!?」 見せしめを出したというのに何を考えているのか。 ミルドラースの思考が一瞬遅れ、ワイアルドはミルドラースと密着していた。 「これならば首輪を爆破できまい!」 「し、しまった!」 ワイアルドは首だけを他の参加者に向けていう。 「俺はもう駄目だ!こいつを食い止めるから逃げろ!」 「ワイアルドーーーーーーー!!!」 黒髪の男が叫び、それにつられるようにして他の参加者も叫ぶ。 「馬鹿野郎!お前みたいな奴をほっとけるかよ!」 「ワイアルドさん!私達も戦います!」 「あんたとなら死ねる!」 「お前ら……エンジョイアンドエキサイティングだぜ」 ワイアルドは困ったように笑って言うと、あたふたしているミルドラースを睨みつけて言う。 「ベヘリット!俺の魂の叫びに応えてくれ!」 カッ!!!!!!!!!!! なんと空から空間を破り天井を破り黒ずんだゴッドハンドが降って来た。 「うおおおおおおおおお!降……魔……の儀!」 瞬間、天を覆いつくす超弩級の階段が現れる。 「しまった!贄の調節を間違えた!」 その島は消滅した。 ~ 俺ODIO ロア 終 ~ という夢を見たワイアルドは、本能のままに犯したり殺したりすることを決意した。 【エリアB-6/森林地帯/1日目/深夜】 【ワイアルド@ベルセルク】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】基本支給品×1、不明支給品1~3 【思考】 基本:エンジョイアンドエキサイティング 020:ゲマ、自殺やめるってよ 投下順 022:デッドマンズインワンダーランド 020:ゲマ、自殺やめるってよ 時系列順 022:デッドマンズインワンダーランド ???: 大爆発!これが俺達の魂だ! ワイアルド 35:狩人
https://w.atwiki.jp/sin-changerowa/pages/274.html
「ユリウス。ヴァンパイアハンターだと……」 顔が付いた異常な月の下の殺し合い。 その会場で、一人の男がタブレットで自らの身体のプロフィールを確認していた。 男の精神の名前は音速のソニック。 暗殺から用心棒まで何でも請け負う自称忍者であり、自らの実力と速さにプライドを持つ男である。 もっとも最近はサイタマという男に敗れ、それ以来リベンジを誓い何度も襲撃しているものの全く勝てない、という情けない面を見せているが。 ソニックはこの殺し合いに、当然の如く怒りを燃やしていた。 依頼として殺し合いに参加するならまだしも、何の前触れもなく呼びつけた挙句、自らの身体を奪う相手に良い気がするはずもない。 なので最終的に魘夢とその仲間を皆殺しにするつもりである。 だがその為に他の誰かと手を組んで殺し合いに抗う、という性格でもないので、まずは殺し合いに優勝した後、主催者を皆殺しにする算段であった。 「ふむ」 そんなソニックはプロフィールを読んでいる最中、ふと気になる文章を見つけた。 別に、彼はユリウスの事を気に掛けているわけではない。 ユリウスは人々の為に吸血鬼と戦うが、ソニックはそんな殊勝な男ではない。 そして他者に気を遣う男でもない。 ただ、あまりにも気になる事が書いてあっただけだ。 『この身体で一番速い移動方法は、ジャンプした後即座に前方へキックすることです』 「どういうことだ……?」 普通に考えればどう考えてもおかしい一文だが、ソニックの元の世界は人が些細なきっかけで怪物になったり、異常な強度の人間がいたりする。 ならばまあ、走るよりジャンプキックが素早くなる人間がいてもおかしくない、のかもしれない。 いやおかしいとは思うが、ソニックはツッコミを入れる気にはならなかった。 ただ、試してみようとは思った。 まずは普通に走る。 しばらく走ったが、元の体に比べれば圧倒的に遅く、不満が募る結果となった。 次に、前方へジャンプキックを繰り返してみる。 「ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥエ」 これでもまだ元の体程ではないが、少なくともさっきよりはマシだ、とソニックは感じた。 なので彼の次の行動は決まっている。 「ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥ―――」 ソニックはジャンプキックを繰り返し、他の参加者を探し始めた。 全ては最速で優勝するために。 【音速のソニック@ワンパンマン】 [身体]:ユリウス・ベルモンドゥエ@悪魔城TAS [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:最速で優勝し、その後主催者を皆殺しにする 1:何だこの移動法は…… 215 カラ・ダ 投下順に読む 217 飛べ飛べ羽蟲、地獄へと
https://w.atwiki.jp/srwogskouryaku/pages/183.html
第12話 『過去、そして彼方より』 勝利条件 敵の全滅。 敗北条件 1.エクセレンの撃墜。 2.味方母艦の撃墜。 熟練度獲得条件 2ターンプレイヤーフェイズ以内に敵機を4機以上撃墜する。 ステージデータ 初期味方 ハガネ(ダイテツ)/エクセレン機/アンジュルグ(ラミア)/R-2パワード(ライ)/選択出撃6機 初期敵 ガーリオン・カスタム/ランドグリーズ/リオン・タイプF/バレリオン 味方増援 無し 敵増援 2EP アインストグリート/アインストクノッヘン 敵データ 初期 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 ガーリオン・カスタム アーチボルド 13 18400 6(4) 10 4300 1 1 1 ---------- マインドブロック ランドグリーズ ユウキ 13 18000 8(3) 8 4000 1 1 1 ---------- ビームコート/ジャマー ランドグリーズ カーラ 12 18000 8(3) 8 4000 1 1 1 ---------- ビームコート/ジャマー ランドグリーズ エキドナ 13 18000 8(4) 8 4000 1 1 1 ---------- ビームコート/ジャマー バレリオン DC残党兵 10 7800 8(4) 2 1900 - 4 4 カートリッジ ---- リオン・タイプF DC残党兵 10 4200 7(2) 3 1500 ---- 4 4 リペアキット/プロペラントタンク ---- 増援 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 アインストグリート ??? 10/11 6800 8(4) 3 2400 ---- 2/4 6 ---------- ビームコート/HP回復(小) アインストクノッヘン ??? 10/11 5000 6(4) 3 2300 ---- 4/7 12 ---------- HP回復(小) 敵撤退情報 初期配置の敵全員(2EP) 攻略アドバイス 熟練度獲得のためにはリオン・タイプFを狙っていくといい。GBA版と違ってラプター、シュバイン、アーマリオンがあるのでカイとラトゥーニも乗機に困らないはず。 リオン・タイプFとバレリオンの殲滅を狙う場合、キョウスケをヴァイスに乗せ、ブースターを装備し『加速』を使用。1EPの反撃でリオン・タイプFを全機撃墜し、『加速』+『突撃』でバレリオンにオクスタンEを撃ち込むとよい。あとはフル改造マシンガンが2挺程度あれば何とかなる筈。 アーチボルドらは距離が離れている上防御行動を取るため、倒すのはほぼ不可能。アインスト出現後は敵全滅でクリア。特に強敵はいないので、隠しに関する撃墜数を稼ぐならこのシナリオから。 2EPで初期敵が撤退するので、アイテム持ちの敵を優先して撃墜するといい。初期配置で、東と南のリオン・タイプF、東のバレリオンがアイテム持ち。 SP2モードからになるが、アーチボルドと他3人のうち1人(計2人)を撃墜する事も可能。前準備として何よりキョウスケかエクセレンがトップエースになっている事が前提。 次に15段階改造済みのネオ・チャクラムシューター・ハチマキorねじりハチマキと高性能電子頭脳を装備したアルトアイゼンにインファイトとアタッカーを習得させ(格闘値も出来るだけ上げ)たキョウスケ、15段階改造済みのステルスブーメラン・メガブースター・防塵装置・ハチマキorねじりハチマキを装備したヴァイスリッター、ガンファイトを習得させ(射撃値も出来るだけ上げ)たエクセレンを。 あとはマップで強制出撃のエクセレンの後ろにキョウスケを配置し開始と同時に二人を合流、キョウスケの加速と突撃と連撃を使ってアーチボルドたちがいる方角へ向け目一杯移動しながらリオン・タイプFかバレリオンを撃墜。続けてザコとアーチボルドたちの間に1マスある丘に乗せてネオ・チャクラムシューターでアーチボルドを狙い撃って、アーチボルドが回避を選択していれば命中率が下がって運ゲーにはなるものの成功。当たるまでリセットを繰り返そう。 EPは反撃でザコを一掃。あとは次のPPで残った3人のうち一人を同じように狙い撃てば完了。 クリア後入手物資 無し 第11話『守るべきもの』 第13話『約束は炎に消えて』