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『コーヒーを欲しがる ゆっくり』 33KB いじめ 野良ゆ 都会 現代 コーヒーは好きです かすがあきです。 注意 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 コーヒーを欲しがる ゆっくり 訪問先でのプレゼンも無事終わり、俺は駅に向かって歩く。 今日は直帰の予定のため、時間に余裕があるので急いで帰える必要もない。 喫茶店で休憩をしてから、ペットショップ(とは名ばかりで ゆっくりと、ゆ虐グッズの専門店)で消耗品を補充してから帰ろうかな? そういえば、最近忙しくてゆ虐を楽しめなかったし、どこかで野良でも潰していこうかな? そんなことを考えながら、喫茶店を探したが、あいにく見つからなかった。 代わりに、噴水がある大きな公園があった。 秋らしく涼しくなってきたので、俺は公園で休憩することにした。 自販機で缶コーヒーを購入する。 『あ!………まちがえた………』 ブラックを購入しようと思ったのに、なぜか、甘いコーヒーを購入してしまった。 『はぁ……ダイエット中なんだがな……』 勿体ないと思いつつ、ブラックの缶コーヒーを買いなおす。 ベンチに座り缶コーヒーを飲む。当然ブラックの方だ。 甘いのは、食べ物を粗末にするのは申し訳ないが、あとで排水口の溝にでも流そう。 「おでがいじばず!!れいぶを がいゆっぐりに じでぐだざいぃい!!」 空を眺めながら、ぼーっとしていると、ゆっくりに声をかけられた。 黒く土埃で汚れた肌。ボサボサで、脂で汚れた髪。 そして、汚水で汚れ、シワまみれのリボンをつけた野良れいむである。 帽子には、バッチをとった跡があり、元飼いゆっくりであったことがわかる。 「にんげんざん!れいぶは きんばっぢでじだぁあ!! で、でぼ!!でぼ!!ずでらればじだぁあ!!ぼう ながいごど あばあばを だべでばぜん! おでがいじばずぅう!!れいぶを がいゆっぐりにじでぐだざいぃい!! れいぶは どっでぼ がわいぞうなんでずぅううう!!だがら、だがら あばあばをぐだざいぃい!!」 ここ数年、野良ゆっくりは人間にあまりからまなくなった。 人間が恐怖の対象であることを代々続く厳しい野良生活で嫌というほど身に染みついてきたのだろう。 (人間との力関係を理解できないバカも存在するが極僅かだ。) だが、最近、野良ゆっくりに声をかけられる率が再び高くなった。(残念ながら急がして殆どを潰すことなく見逃してる。) というのも、梅雨時に、ゆっくりを主人公にした映画がヒットしたせいだ。 そのせいで、ゆっくりを飼う人が急増した。 が、ゆっくりを長く責任をもって飼える人間は少ない。 加えて、人語を話し、泣き叫ぶ饅頭を平気で潰せる人間も少ない。 結果、ゆっくりを街で捨てる人間が増えた。 元飼いゆっくりは人間に恐怖心があまりないので、声をかけてくるのだ。 この れいむも、一過性のブームのせいで、加工所で生産され、販売され、捨てられたのだろう。 いや、れいむだけではない。まわりを見渡せば、数匹の野良ゆっくりが俺と れいむを見つめている。 恐らく、俺が れいむに餌を与えるところを見れば、自分にも餌をよこせとかけよるつもりなのだろう。 俺を恐れ、隠れているということは、れいむよりは賢い個体たちのようだ。 『なぁ、れいむ。』 「ばいぃい!!あばあばを ぐだざいぃい!!」 金バッチと言っていたが、あまり賢い個体ではないようだ。 『………お前は、どうして捨てられたんだ?理由によっては助けてやらんでもない。』 俺の言葉を聞いた れいむはピタリと泣くのを止めた。 助かる希望を見出すと同時に、自分が助かることを確信したのだろう。 こういう前向きな思考しかできない ゆっくりが、稀に羨ましくなる。 「れいむはね、とっても ふこうさんなんだよ! これから どれだけ れいむが ふこうさんか せつめいして あげるね!かんしゃしてね! あと あまあまを ちょうだね!とくもりでいいよ! あと かいゆっくりに してね!まいにち あまあまだよ!ゆっくりりかしてね!!」 『わかったから、早く言え。まぁ、聞くまでないかもしれんが……』 どうせありふれた理由で捨てられたのだろう。 「そうだね!れいむの ふこうっぷりは うちゅういちだもんね! そんなの きかなくても わかるよね! だから はやく あまあまを ちょうだいね!あと はやく かいゆっくりに してね! れいむ はやく おふろさんに はいりたいよ!あと びゆっくりを もってきてね!まりさじゃないと だめだよ! にんげんさんは あの くそばばあみたいに すっきりきんし だなんて ゆっくりできないこと いわないよね! だって かわいい かわいい れいむ だけじゃなくて、 かわいい かわいい れいむの おちびちゃんの おせわまでできるんだよ!とってもしわせでしょ! まったく、あの ばばあは あたまが おかしかったよ。 かわいいかわいい れいむの ひたいからはえた おちびちゃんを ころす げす だったんだよ! のらに なったら まりさは どこかに きえちゃうし、ほんっとうに れいむったら ふこうさんだよ!」 どうやら、飼い主から禁止されている すっきりを、結婚を勝手にしたようだ。 約束を破られた飼い主は怒ってれいむの茎をおり、捨てたのだろう。 相手の まりさは野良か飼いゆっくりかは不明だが、野良生活でれいむを見捨てたか、すでに死んだかのどちらかだ。 どうでもよいことだが、【かわいい】という形容詞を子供にかけずに自分だけにかけていることから、 母性(笑)の れいむだということがわかる。 「なにしてるの?れいむに はやく あまあまを ちょうだね!くずは きらいだよ!」 うん。清々しいまでのゲスだ。潰そう。(別にゲスでなくても潰すが。) そう思った俺は、ふと先ほど誤って購入した缶コーヒーの使い道を思いついた。 『なぁ、れいむ。お前が不幸なのはよくわかった。 でもな、俺は不幸な ゆっくりを飼いたいわけじゃない。』 「どぼじで ぞんなごどいうのぉおお!!??れいぶは ぶごうざんなんだよぉおお!! だずげないど だべでじょうがぁああ!!」 俺の言葉一つで、笑顔から泣き顔に、そして怒った顔になる。忙しい奴だ。 『まぁ、まて。俺が飼いゆっくりにしたいのは、ゆっくりした ゆっくりだ。 れいむは ゆっくりしているか?』 「ゆ?ゆぷぷ!!なに いってるの!?れいむは ゆっくりしているよ!」 ゆっくりしているなら、不幸じゃないだろと思うのだが、 ゆっくりの思考を真面目に考えると頭が痛くなるので考えない。 『本当か?』 「ほんっとうだよ!」 『じゃぁ、証明してみせてくれ。』 「ゆ?しょうめいさん??しょうめいさんが できれば、かいゆっくりに してくれるの?」 『そう。証明だ。れいむが本当に ゆっくりしている ゆっくりだということを証明してくれ。 もしできたら、飼いゆっくりにしてやる。約束だ。』 「ゆ?ゆぅ~~~~……… ゆぅ~~~~っゆ!!れいむは ゆっくりしているよ!それが しょうっめいさんだよ! っぐっべぇええ!!」 ふざけたことを言う れいむを踏みつける。ついでに死なない程度に足でグリグリする。 『バカか?いや、ゆっくりだからバカだったな。それのどこが証明になるんだ?』 「っず……ずびばぜん……れいぶが わるがっだでず…… あ、あじざんを どげでぐざだぃ………ぐりぐり じないでぐだざい……」 苦痛から逃れるために謝罪の言葉を並べているだけにすぎないのだろうが、話が進まないので足をどける 「っゆっばぁ……ゆぅ……あんよで ふまれるのは きらいだよ。それに ぐりぐりは あんこに ひびいて ゆっくりできないよ…… これだからくそにんげんはきらいだよ……」 両方の揉み上げで頭をさすりながられいむが言う。案の定、謝罪の言葉は嘘であった。 『ほら、そんなことは どうでもいいから証明してみせてよ。 証明できないなら、俺は一人で帰るし、あまあまは あげない。』 「ゆぅ…………っゆ!ゆぷぷ!さっすが れいむだよ!めいっあんさんを おもいついたよ!かしこすぎるよ! にんげんさん!どうしたら れいむが ゆっくりした ゆっくりだということを しょうっめい できるか かわいい かわいい れいむに ゆっくり おしえてね!すぐでいいよ! あと あまあまを ちょうだね!とくもりで いいよ!」 一々ムカつく発言をするが、俺が望んだことをようやく言ってくれた。 というか、飼いゆっくりなら習っているだろ?分からないことは人間に聞くってことを。 『なんだ、知らないのか。しょうがない、俺が教えてやろう。』 「ゆっくりたのむよ!とくっべつに かんしゃしてやるから かんしゃしてね!」 『……神様に聞けばいいのさ。そのために、いわゆる、宇気比、神明裁判をする。 方法は……このコーヒーを飲め。』 「ゆ?こ、こーひーさんはにがにがだよ。のめないよ!」 餡子脳でも、苦いコーヒーは毒であることを理解している。 『まぁ、まて。話は最後まで聞け。 もし、れいむが本当に ゆっくりした ゆっくりなら、苦しむことはない。 神様が守ってくれるからな。むしろ、あまあまと感じるはずだ。理解したか?』 「ゆっくり りかいしたよ!だいっじょうぶだよ! れいむは ゆっくりした ゆっくりだから、こーひーさんを のんでも へいっきだよ! だって かみさまが まもってくるもん! どんなことが おきても まもられている れいむは むてきさんなんだよ! ゆーん。れいむったら すごすぎだよ!すごすぎて ごーめんねーー!!」 れいむは体をひねり、片目を閉じ、気持ち悪いポーズをする。 神様が守ってくれるから大丈夫、などという戯れ言を本気で信じるあたり、本当に餡子脳である。 『よし、仰向けになって口を開け。』 「ゆっくりりかいしたよ!………あーーー」 仰向けで汚い口をあけた れいむに、俺はコーヒーを注ぐ。 ブラックではなく、甘いコーヒーを。 砂糖とミルクが大量にはいっているため、ゆっくりにとってご馳走になるコーヒーである。 「ごーくごーく……ごーくごーく……っしあわっせー!! ごーくごーく……ごーくごーく……っへぶんっじょうだい!!」 れいむは幸せそうな顔をしながら、甘いコーヒーを飲んでいく。 よほど嬉しいのだろうか、飲みながら、しーしーを排出している。 金バッチだったというのは本当だろうか?と疑うぐらいダメな個体だ。 『おお、全部飲んだな。』 「ゆーん。とっても おいしかったよーー!!ゆっくりできたよ!ゆっくりーー!! さぁ、にんげんさん!れいむが ゆっくりした ゆっくりだって わかったでしょ! だから はやく あまあまを ちょうだいね!とくもりでいいよ! あと れいむを かいゆっくりに してね!すぐで いいよ!」 『わかったよ。れいむはコーヒーを飲むことができたから ゆっくりした ゆっくりだということを証明できた。 約束通り、飼いゆっくりにしてやる。ほら、あまあまだ。』 俺はラムネを れいむに与え、眠りにつかせる。 そして、ベンチの上にのせる。 ------ しばらくすると、俺のまわりに汚い ゆっくりが寄ってきた。 「にんげんさん!まりさも ゆっくりした ゆっくりなのぜ!だから かいゆっくりに するのぜ!」 「とかいはな ありすは とっても ゆっくりしているわ!だから かいゆっくりしてね!」 「むきゅきゅ。もりの けんじゃで ある ぱちぇは とうっぜん ゆっくりしているわ。 だから かいゆっくりに してくれるわよね、にんげんさん。」 先ほど、俺と れいむの やりとりを眺めていた ゆっくりたちだ。 3匹ともお飾りにバッチがついていた跡があり、元飼いゆっくりであることがわかる。 『なるほど。しかし、お前らは本当に ゆっくりした ゆっくりなのか?』 「ほんっとうだよ!ゆっくりした ゆっくりだよ!!」×3 『だったら証明してくれ。れいむみたいにな。』 「ゆっくりりかいしたよ!にんげんさん!こーひーさんを ちょうだいね!!あーー」×3 ゆっくりたちは仰向けになり、口を大きく開けた。 先ほどの れいむを見ていたため、自分もゆっくりしているため、コーヒーを飲んでも神様が守ってくれる。 そして、飼いゆっくりになれると考えているのだろう。 もしくは、れいむが美味しそうに飲んでいたので、ただ単に、コーヒーを甘い物と認識しているだけかもしれない。 甘い物をもらえて飼いゆっくりにしてくれる俺のことを、都合のよい存在だと認識しているのかもしれない。 なんにせよ、この3匹はコーヒーを飲むと ゆっくりしていることを俺に証明できて、飼いゆっくりになれると信じている。 当然だが、俺はゆっくりを飼って愛でるような趣味はない。俺はゆっくりが苦しむさまが好きな人間だ。 ゆっくりたちが集まるまでの間に、自販機で新しく購入したブラックの缶コーヒーを開ける。 『よし!それじゃぁ、順番にコーヒーを飲ませるからな。 本当にゆっくりした ゆっくりなら神様が守ってくれて甘くなる。 ゆっくりしてない ゆっくりだったら、苦くて苦しむ。理解したな?』 「ゆっくりりかいしたよ!」×3 まず、ぱちゅりーの口にコーヒーを注ぐ。 「ごーくごー……っっげっぼぉお!!!ご、ごり どぐが ばいっでりゅぅう!!」 『苦しいってことは、お前は ゆっくりしてないってことだ。 ゆっくりしてない ぱちゅりーはもっと苦しんでくれ。』 そう言って俺は ぱちゅりーを蹴り飛ばした。 「っゆっべぇえ!!っげっぼ!げっぼ!!いじゃぁああ!!おぼに がんべんが いじゃぁああ!! っげっぼぉおお!!!っげっぼぉおお!!ぐ、ぐりーぶざんが……っげっぼ!!……むぎゅぅ………」 地面に顔から激突した ぱちゅりーは、苦しみ、吐生クリームをした後、体をピクピク動かすだけとなった。 虚弱体質の ぱちゅりー種だ。何もしなくても、そのうち死ぬだろう。 「ぱちゅりーは いなかものだから しかたないわね。とかいはな ありすは ちがうわ。」 「げらげらげらげら。さいっじゃくな ぱちゅりーが ゆっくりしているはずないのぜ。」 残った2匹は苦しむ ぱちゅりーを見下しながら笑う。この自信はどこから沸いてくるのか。 まぁ、こういうバカな個体のほうが扱いやすくて好きだ。 『じゃぁ、次は ありすだ。もしお前が本当に ゆっくりした ゆっくり、 田舎者じゃなければ、コーヒーを美味しくのめるはずだ。』 「いつでも どうぞ。とかいはな ありすは とかいはな かふぇで あまあまを のんでたのよ。 こーひーさんだって のんだことがあるわ。あーー。」 自信満々で口をあける ありすだ。 恐らく、飼い主と ゆっくり同伴可の喫茶店に行ったことが あるのだろう。 そこで砂糖とミルクだらけのコーヒーを飲んだ経験から自信があるようだ。 「ごーくごー……っげっぼぉおお!!っご!ごりどぐが!!っげっぼぉおお!! な、なんでぇえ!!っげっぼ!っげっぼ!!どがいばな ありずが ごんなべにぃいい!!っげっぼぉお!!」 ありすは仰向けから起き上がり、逃げようとする。 が、動きが鈍い ゆっくりだ。逃げようとしたところで、コーヒーをかけ続けるのは容易い。 『コーヒーが毒に感じるのは、お前が田舎者だからだろ。 捨てられて、野良になった段階で田舎者なの。ゆっくり理解してね!』 「っうじょよぉおお!!あああ!!ありずはぁああ! ありずは どがいばよぉおお!!!っげっぼぉおおお!!!もっど ゆっぐりじだが……だ……」 コーヒーの毒と、田舎者と断定されたことがショックだったようで、ありすは簡単に死んでしまった。 もっと苦しむ様が見たかったが、まぁいいだろう。 「げらげらげらげら。まぁ しょせんは ありすなのぜ。 ぱちゅりーほどじゃなくても、この さいっきょうの まりささまと ちがって さいっじゃくなのぜ!」 残ったまりさは死んだありすを見て笑う。 自分は最強だと信じており、最強ゆえ、自分は ゆっくりしているという揺るぎない自信があるようだ。 最強 = ゆっくりしている という方程式も間違っているが、最大の間違いは まりさ = 最強であることだ。 まりさなど、この世界で最弱の分類なのだから。 『よし、最後は最強の まりさだ。準備はいいな?』 「いつでも くるのぜ!さいっきょうの まりささまは こーひーさんなんかに まけないのぜ! れいむだって へいきだったのぜ! れいむなんよりも ずっと ずっと つよい まりささまに できないはずが ないのぜ!あーー……」 自信満々の まりさの口内にコーヒーを注ぐ。 「ごーくごー……っげっぼぉおお!!っご!ごりどぎゃぎゃ!! やべ!やべじぇぇえ!!!ごーびーざんは ゆっぐりでぎないぃいい!!」 自信にあふれた顔が一気に引きつり、まりさは餡子を吐き出し、苦しむ。 まりさは仰向けから起き上がり、帽子でコーヒーを必死に防ぐ。 まりさ種の帽子には耐水性がある程度あるのだ。 『なぁ、まりさ。コーヒーは苦いのか?毒だったのか?』 俺はコーヒーをかけるのを止めて、まりさに尋ねる。 「ゆ!そうなのぜ!こーひーさんは どくなのぜ! さいっきょうの まりさじゃなければ、いまごろは しんでいたのぜ! にんげんさん!まりさは げすなこーひーさんにも たえれる さいっきょうの ゆっくりなのぜ! だから、さっさと かいゆっくりに……」 『ああ、残念だ。まりさを飼うことができないだなんて。』 「ゆ?ゆゆ??どぼじで ぞんなごどいうのぜぇええ!!?? まりさは さいっぎょうなのぜぇえ!!ざっざど がいゆっぐりにするのぜぇええ!!」 飼いゆっくりになれると確信していた まりさがショックを受けている。 『だって、最初にいっただろ?俺はゆっくりした ゆっくりだったら飼うって。 本当に ゆっくりした ゆっくりなら、コーヒーを美味しく飲めるって。』 「ふざげだごどいうなぁああ!!ごーびーざんはどぐなのぜ!!あばあばじゃないのぜ!!」 ゆっくりのくせに至極まともな事を言う。が、俺は真面目な顔をして、返答をする。 『れいむを見ていたんだろ?れいむはコーヒーを美味しそうに飲んでいたぞ。 これは、れいむが本当にゆっくりしたゆっくりだからだ。 でも、まりさにはコーヒーが毒だった。不味かったんだろ? つまり、まりさは ゆっくりした ゆっくりではない ということだ。ゆっくり理解してね。』 「ゆ……ゆがが……ぞ……ぞれは……」 まりさが全身から汗をふいている。言い訳を必死に考えているのだろう。 「う!うそ だったのぜ!こーひーさんは とっでぼ あばあばだったのぜ! どっでも お、おいしかったのぜ!さいっこう だったのぜ!! だだ だがら、だがら ばりざを がいゆっぐりにするのぜ!!」 誰が見てもわかる嘘をつく まりさだ。 だが、ここはまりさの嘘に乗ってあげよう。 『そうか。だったら、残りは自分で飲めるよな。 ほら、これを全部飲みな。そしたら飼いゆっくりにしてやる。』 俺はまりさの前に、ブラックの缶コーヒーを置く。 「………」 まりさは滝のような汗を流すだけで、動かない。 『ん?ああ、そうか。飲みかけなんていやだよな。ゴメンゴメン。今、新しいのを用意するよ。』 「ゆ!ゆっばぁああ!!ちょ、ちょっと まつのぜぇええ!!」 まりさを無視して、俺は新しく、ブラックの缶コーヒーを開ける。 『遠慮しないの。ほら、新しいのだよ。』 残ったコーヒーは、倒れている ぱちゅりーにかける。 「っむっぎゃぁあああああ!!どっど!!どぎゅぎゃぁああ!!っぼっどゆっぐり……じだ……がだ……」 虚弱体質の ぱちゅりーは、最後に元気な声をあげて、死んでくれた。 『大丈夫だよ。本当に ゆっくりした ゆっくりである まりさはコーヒーが美味しいだろ? 最弱の れいむにもできたんだ。最強の まりさに できないわけがないよ。 それに、そんなの一気に飲めば味なんてわからないよ!』 「っゆ!そ!そうなのぜ!!まりさは ゆっくりしているのぜ!さいっきょうなのぜ! いっきにのめば……いっきにのめば……」 まりさは目を強く閉じ、お下げで缶コーヒーを握り、一気に飲む。 「ごーくごーくごーくごーくごー…………… っゆっげっおぉおおお!!っげっぼ!!っげぇっぼ!!っげっぼぉおおお!! ごり どぐが!!げっぼぉおおおお!!! のばなぎゃ……っげっぼ!!のばないど……がいゆっぐりに…… ……ごーく……ごー……っげっぼぉお!!っげっぼ!!げっぼ!!ごーくごー……っげっぼぉお!!」 よほど飼いゆっくりになりたいのか、まりさは吐餡をしながらも、必死に缶コーヒーを飲む。 「ゆばぁああ………ゆばぁあああ……… の、のんだのぜ……ば、ばりざは、ぜんぶ ごーびーざんを のだんのぜ!!」 そして、驚くことに、コーヒーをすべて飲んだ。 まりさの顔はひどくやつれており、餡子の殆どを吐き出したことがわかる。 『やぁ、まりさ。全部飲めたね。ところで、コーヒーは美味しかったかい?』 「ご!ごーびーざんは げろまずなのぜぇええ!!どぐなのぜぇええ!! でぼ!でぼ!!ばりざは ざいっぎょうだがら、げずな ごーびーざんを ぜいっざい じだのっぜぇえ!!」 『ふーん。コーヒーって、げろまず なんだ?ゆっくりできないんだ?』 「あっだりばえなのぜ!!げろまず なのぜ!あんなのが おいじいどいう がいゆっぐりは あんごが おがじいのぜ!! ごれだがら がいゆっぐりはゆっぐりじでな………っゆっばぁあああ!!」 よかった。まりさは気がついたようだ。餡子脳だから気がつかなかったどうしようかと心配をしたよ。 『コーヒーが不味いなら、ゆっくりしてない証拠だね。 だから まりさは飼いゆっくりには なれない。ここで野良生活をしてね!一生でいいよ!』 「っぞ!!ぞんなぁああ!!ゆっくり!ばりざは……ゆっくり!ばりざはぁぁああ!!ゆっくり!ゆっくり! がんばっだのにいぃいいいいい!! ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!」 ショックのあまり、まりさは非ゆっくり症を発症した。 こうなると面白くないので、まりさを公園に設置されている ゆっくり専用のゴミ箱にいれる。 ついでに、ありすとぱちゅりーの死骸もいれた。 ------ カバンから折りたたみのエコバックを取り出し、寝ている れいむをいれて、自宅に持って帰る。 汚い野良を抱えて電車に乗るのは少し恥ずかしかったが、飼いゆっくりにすると約束した以上はしかたがない。 もっとも れいむに幸せを与えるつもりはまったくない。(幸せにすると言っていない以上約束違反ではない。) 自宅についた俺は、れいむを透明な箱にいれ、非ゆっくり症を抑える薬とオレンジジュースを注射する。 そして、ゆっくりの表皮の耐水性を向上させるクリームをれいむの額と足以外に入念に塗ってから、挨拶をし、目を覚まさせる。 「ゆっくりしていってね!!!ゆ?ここは どこ?? っゆ!にんさんが いるよ!ゆゆ!ゆーん、そうだったよ。れいむは かいゆっくりに もどれたんだよ! ここが あたらしい れいむの おうちだね!これから ここで いっぱい いっぱい ゆっくりするよ! にんげんさん!れいむの おせわを させてやるから かんしゃしてね!あと びゆっくりを つれてきてね!まりさが いいよ!」 せめて【よろしく】ぐらい言えないのか? と言って殴りたい衝動を我慢して、れいむに尋ねる。 『まりさ?なんで?』 「なに いってるのぉお!!??れいむは まりさと けっこんするんだよぉおお!! けっこんして ゆっくり できる おちびちゃんを うんで いっぱい いっぱい ゆっくりするんだよぉおお!! はぁ……まったく、なんて おろかな にんげんさんなの? でも あんっしんしてね!れいむは かんっだいだから とくっべつに きょうっいくしてあげるよ! かんしゃしてね!あと、あまあまをちょうだいね!とくもりでいいよ!」 れいむは勝手に結婚した結果捨てられたにも関わらず、再び飼い主の許可をえることもなく結婚をする気のようだ。 餡子脳だから、都合の悪いことの学習能力はないんだろうな。まぁ、わかりきったことだが。 『おいおい、結婚する気なのか?本気か!?ダメに決まってるだろ。』 れいむに結婚などさせる気はない。ついでに言えば、明日まで生かしておく気もない。 「あったりまえでしょぉおお!!だいいち、れいむが けっこんして おちびちゃんを うめば、にんっげんさんも ゆっくりできるでしょ! かわいい かわいい れいむだけじゃなく、まりさや、おちびちゃんの おせわまで できるんだよ! とっても ゆっくりできるでしょ!?あんまり しあわせすぎて しーしー もらしちゃうでしょ? はぁ、まったく。このまえの ばばあといい、じじいといい、なんで かわいいかわいい れいむの いうことが きけないの? いいかげんにしないと せいっさいだよ!でも あんっしんしてね!れいむは かんっだい だから とくっべつに ゆるしてやるよ! これからも れいむの おせわを させてやるから かんしゃしてね! だから これからは こころを いれかえて れいむの いうことに はぜったいふくじゅうだよ!ゆっくりりかいしてね!」 ふざけたことをいう奴だ。どうせ、飼い主 = 奴隷と考えているのだろう。 『あのな、れいむ。結婚ってさ、飼いゆっくりの中でも、特に ゆっくりしている ゆっくりだけが できるだよ。 れいむは そんなに ゆっくりしているのか?』 「ゆ?なに いってるのぉおおお!!れいむは すっごく すっごく ゆっくりしているでしょうがぁああ!! れいむは ぜんうちゅうで いちっばん ゆっくりした すっごい ゆっくりなんだよぉおお!!」 ゆっくりの、こういう自信はどこから沸いて出るのか不思議でしかたがない。 『本当かい?証明できるの?』 「ゆっがぁあああ!!れいむさまの ことばを うたがうだんなんて ふさけた どれいだよ!あとで せいっさいだよ! でも そのまえにしょうっめいして あげるね!かんしゃしてね!!あと あまあまを ちょうだね!とくもりで いいよ!」 『はいはい。証明が できたらね。で、どうやて証明してくれるの?』 「ゆ?ゆぷぷ。どれいは そんなことも しらないんだね!おお、おろかおろか。 いい、うけいさんを するんだよ!しんめいさいばんさんだよ! だから はやく こーひーさんを ちょうだいね!とくもりで いいよ!」 宇気比を教えたのは俺だろうが、と思いながら、れいむに話しかける。 『そうか、コーヒーだね。 それじゃぁ、今から れいむにコーヒーをかけるぞ。 もし、れいむが平気だったら宇宙一ゆっくりした ゆっくりという証明になる。 反対に苦しんだりしたら嘘だということだ。 れいむは嘘をついていたということになる。 れいむ、嘘をつく ゆっくりは どうするべきだと思う?』 「ゆ?うそをつく ゆっくり?そんなのは ゆるせないよ!そんなの ゆっくりできないよ! くるしんで おそらの ゆっくりぷれいすに いけば いいんだよ!」 『そうか。それじゃぁ、コーヒーをかけてあげるね。』 「さっさとしてね!くずは きらいだよ!」 俺は透明な箱の蓋を少しずらし、コーヒーを注いでいく。 れいむが寝ている間に大量につくった、インスタントコーヒーをブラックで。 「ゆ!こーひーさんがきたよ!ゆぷぷ。 れいむは ゆっくりした ゆっくりだから こーひーさんが あまあまなんだよ! かみさまが まもってくれるんだよ!れいむの すごさを ゆっくり みていてね! ゆっくり いただきますだよ!あーー……」 先ほどコーヒーを美味しく飲んだことを憶えてる れいむは笑顔で舌を伸ばし、流れてくるコーヒーを飲もうとする。 そして、れいむの汚い舌が、黒いコーヒーにふれた。 「……っゆっぎゃぁあ!!っぺっぺ!!っぺっぺ!! ご!ごり どぐぎゃ ばいっでりゅぅううう!!! ゆ?っゆっがぁああ!!ど!!どぐがぁあああ!どぐがあんよにぃいい!!」 コーヒーを毒と認識したれいむは、足元に毒であるコーヒーが溜まってきていることに気がつき、叫ぶ。 「どれぃぃいい!!だずげろぉおおお!! ごの うぞづぎがぁああ!!ごーびーざんを ぼっでごぃいいい!!」 『おいおい。コーヒーなら今注いでいるだろ? 遠慮しなくていいから、飲んでくれよ。』 俺はコーヒーを注ぎながら言う。 「っふ!っふざげるなぁああ!! ごの どくの どこが こーひーさんなのぉおお!!?? こーひーさんは あまあまでしょうがぁああ!!」 『は?バカなの?死ぬの? コーヒーが苦く感じるってことは、お前が宇宙一ゆっくりした ゆっくりだといのが嘘だということだろ。 そんな嘘をつく ゆっくりは制裁するべきなんだよな? 苦しんでお空の ゆっくりプレイスに行くべきなんだよな?だから もっともっとコーヒーを注ぐから苦しんでくれ。』 コーヒーを注ぐ速度をあげる。次第に透明な箱にコーヒーが溜まっていく。 「いっじゃぁああああ!!れれれ れいぶの あんよぎゃぁああ!!」 コーヒーからの痛みで、れいむは箱の中で暴れるが、クリームのおかげで溶けて死ぬことはない。 「やべやべ、やべでぇええ!!れ れいぶが わるがっだでずぅうう!! ごべんなざいいいい!!あやばっだがら だずげろぉおお!!! っがっぼぉお!!にぎゃぁああ!!っどっどぎゅぎゃぁああ!!にげないど、ばねで にげないどぉお!!」 暴れたため、はねたコーヒーが れいむの口内にはいり、れいむを苦しめる。 れいむは毒であるコーヒーから逃れるため、大きくその場で跳ねた。 -ッドガ!………ッビッシャ!! が、蓋あるため、頭部を強く打ち付け、コーヒー浸しになった床に着地をするだけだ。 「っゆっぎゃぁああ!!いじゃあぁああ!!あだばど あんよがぁあ!! っがっぼおっがっぼぉお!!ど!どぐぎゃあぁあ!!っげっぼぉおお!!っげっぼぉお!!」 頭をぶつけた痛みと、コーヒーによる足の痛み。 そして、口内から入ったコーヒーにより、れいむは苦しむ。 口内にコーヒーが入るか入らないかぐらいのところで、コーヒーを注ぐのを止める。 れいむが溺れるぐらいまでいれると、悲鳴を聞けなくなるからだ。 「っげっぼぉお!!っげっぼぉおお!!だ!だずげ……だれぎゃぁああ!! っげっぼ!っげっぼ!!れれいぶは がいゆっぐりな゛のにぃいい!! だずげろぉお!!!っげっぼ!どれいがぁあ!!っげっぼぉおおお!!!!」 コーヒーの おかげで足がふやけて跳ねることができなくなったようで、 れいむは動くことなく、ただ吐餡をしながら苦しんでいる。 『れいむ。苦しそうだね。まったく、飼い主に逆らって勝手な事を言うからこういう目にあうんだぞ。 勝手に子供が欲しいだなんて言うから、お前は野良になったんだぞ。 そして、せっかく拾われたのに、また子供が欲しいだなんて、身の程知らずも大概にしろよ。』 まぁ、こうなることは最初から決まっていたが、俺はれいむが後悔できるように状況を説明した。 子供を欲しがったから、苦しんでいるという認識を れいむに持たせた。 「っご!ごべんなざいぃいい!!れれれれ れいぶが ばがでじだぁああ!!うぞを づいでばじだぁああ!! あやばりばずぅうう!!ぼ!ぼう おぢびじゃんが ぼじいなんでいいばぜんがらぁああ!! だがらぁああ!!だがらぁあ!!っげっぼぉおおおおお!!!っげっぼ!!っげっぼ!! だがら、だずげでぇえええええ!!っげっぼぉおおおお!!!」 『助かりたいのか?』 「ばいいぃいい!!だだ だずげでぐだざいいぃいいい!!っげっぼ!!げっぼ!!おでおで おでがいじばずぅううう!!」 『そうだな。神様に捧げ物でもしたら助かるかもな。』 「ざ、ざざげぼの??な、なにを ざざげればだずがりばずがぁああ!? れいぶの、げっぼ!!げっぼ!!……れいぶの せかんどばーじんざんでずがぁあ!?」 『そんなもの誰が欲しがるか?神様をバカにしてるのか?』 世の中には、ゆっくりを相手にするHENTAIがいるが、この れいむを相手するのはHENTAIはさすがにいないだろう。 「じでばぜんんん!!ずいばぜんでじだぁああ!!だがら、だがら おじえでぐだざいぃい!! なにを ざざげれば だずがりばずがぁああ!!??」 『そうだな。両方の目玉を舌で抉り取って捧げれば助かるんじゃないか?』 「わがりばじだぁあああ!!い、いい、いばがら、れいぶの げがいを びわだず おべべざんを ざざげばずぅうう!! だがら、だがら だずげでぐだざいぃいいい!!」 俺のてきとうな答えを真に受け、れいむは汚い舌を自分の左目に躊躇することなく突き刺した。 どうやら、目を抉り取るときの痛みのことや、失明のことを考えるだけの頭は餡子脳にはないようだ。 「あ゛ぁぁあああ!!!…………あ゛あぁああああああ!!!!!」 いっじゃぁぁあああ!!!いじゃぃぃいいいい!!!いざいぃいいいい!!!」 この世のものとは思えない悲鳴をあげ、体はを激しく揺らす。(歩行機能が破壊されているため、暴れることはでいない。) 絶叫をあげながらも、助かりたい一心で れいむは左目を自ら抉り取り、汚い眼球をコーヒーに落とした。 「っゆっばぁああ!!!っゆっばぁああ!!ぼ、ぼうぼどづ……ぼうびどづをどれば、だずがるんだぁ…… ゆがが……で、でで でぼ、でぼでぼでぼ、おべべをどるのはずっごぐいざいよ!! ぞれに ごっぢの おべべを どっだら、ぼう なにぼ びえなぐなるよぉおお!! ぞんなの ゆっぐりでぎないぃいいい!!」 左目を失う経験をし、目を抉り取る激痛と、失明の恐怖を餡子脳でも考えることができるようになったようだ。 れいむが全身から滝のような汗をかきながら、動きが止る。 面白くないので、コーヒーを れいむの額にかかるように注ぐ。 「っゆっぎゃぁああああ!!!いっじゃぁあああ!!っど!!!どぎゅぎゃあぁあああああ!!! ずいばんぜん!!ずいばんぜん!!っげっっぼぉおおお!!! ずぐに ざざげばずうぅうう!!!ざざげばずがら やべでぐだざいぃいいい!!」 コーヒーを注ぐのを止める。 「っゆっばぁあ……っゆっばぁあ……っげっぼ!!げっぼぉお!! っゆっばぁあ……ど、どぼじで れいぶが……ごんなべに……っゆっばぁあ……」 『れいむ。休憩もいいけど、はやく捧げないとまたコーヒーが注がれるよ。』 「っゆ!ずいばぜん!ずぐに ざざげばずぅううう!!! っゆぅーーーー………あ゛あぁあああああ!!!!……あ゛あぁぁあああ!!!! っいっじゃぁあああ!!!いっじゃぁああ!!っび!びえなぃいい!! なんにぼ びえないぃいいい!!!ゆぎゃぁああ!!ゆっぐり でぎないぃいい!!!ごんなの ゆっぐじでぎなぃいい!! っぼ!!ぼう おうぢがえりゅぅううう!!!だじゅげじぇぇえええ!!!!」 れいむが盲目になったところで、俺はコーヒーを再び注ぐ。れいむに気づかれないように、ゆっくりと。 「でぼ!でぼ!!ごれでだずがっだんだよぉお!! おべべは なぐなっだげど、だずがっだんよ!!ぎっど、がいわぞうな れいぶに どれいが つくしてぐれるよ! おべべを なおじでぐれるよ!あど びゆっぐりを づれでぎで、げっごんざぜれぐれるに ちがいないよ!! おいぃいいいい!!どれいぃいいい!!なにじでるぉおおお!!?? ざっざど れいぶの おべべを なおじで、びゆっぐりを づれでごぃいいい!!まりざじゃないど だめだよぉおおお!! っゆ?っげっぼ!!げっぼ!!ど、どぼじ……どぼじでっげっぼ!!っげっぼぉおお!! どぼじで、げずなごーびーざんがぶえでるのぉおお!!??っげっぼぉおおおお!!! れいぶは おべべを ざざげで、だずがっだんでじょぉおお……っげっぼぉおおおおお!!!!!」 ゆっくりとコーヒーの水位があがり、れいむの口内にコーヒーが入る。 毒であるコーヒーが口内にはいることで、れいむは苦しみ、吐餡をする。 「っだ!!だずっげ……っげっぼぉおお!!げっぼ!!げっぼ!! だれぎゃ……だ、だずげ……れ、れいぶは、れいぶは ゆっぐじじだ ゆっぐじなんでず…… だがら、だがらだずげでぇええええ!!!」 眼孔から涙を流しながられいむが叫ぶ。俺は、れいむを持ち上げ、一時的にコーヒーから助ける。 『本当か?れいむは本当に ゆっくりした ゆっくりなのか?」 「ぞ!ぞうでずぅう!!れいぶは、ゆっぐじじだ ゆっぐじなんでずぅう!! うぢゅうでいぢばんゆっぐじはじでないがら、げっごんはでぎないげど、ゆっぐぢじだがいゆっぐりなんでずぅう!! だがらぁあ!!だがらだずげでぐだざいぃい!!ゆっぐじざぜでぐだざぃいい!!」 ゆっくりさせて下さいという発言から、すでにゆっくりしていないことを自分で宣言しているのだが、 ゆっくりの言葉を真に受けてはいけない。こいつらの言葉は鳴き声と同じなのだから。 『これから一生結婚せずに、慎ましく生きていけるぐらいには れいむは ゆっくりしているんだな?』 「ぞうでずぅうう!!れいぶはゆっぐじじでるんでずぅう!!だがらだずげでぐだざぃいい!!」 『本当に?本当にれいむは ゆっくりした ゆっくりなの?証明できるの?』 「じょうっべい じでびぜばずぅう!!うげいを じばず!じんべいざいばんを うげばずぅう!! ごーびーざんを ぐだじゃいぃいい!!ごーびーざんを のんでべいぎだっじゃら、だずげでぐだざいぃいい!!」 さっきまでコーヒーで苦しんでいたくせに、コーヒーを要求するとは。 さすがは餡子脳。危機管理能力がまったくない。 恐らく、一度だけ成功した経験(コーヒーを美味しくのみ、ゆっくりできたこと)だけを憶えているのだろう。 『よし。わかった。じゃぁ、お前が慎ましく生きていくぐらいはゆっくりしているかどうかを試してみよう。』 俺はれいむの顔面が下になるようにして、透明な箱にれいむを入れる。 「っがががが!!!っげっぼぉお!!!がが!!ああだだだあ!!!」 れいむが何かを叫び、体を必死に動かし逃れようとする。 が、俺が抑えているので、それはできない。 ついでに、コーヒーを注ぎ、水位をあげる。 れいむを普通に置けば、口の半分以上はコーヒーで埋まるぐらいにしておいた。 「…………」 暫くすると、れいむの動きが止まったので、れいむを透明な箱から取り出す。 「ゆ゛……ゆゆ゛……」 なんとか生きているようだ。れいむにオレンジジュースを少しだけ注射をし、話せる程度に回復させる。 『やぁ、れいむ。コーヒーはどうだった?ゆっくりできたか?』 「ゆっぐじでぎながっだでずぅうう!!どぼじでぇええ!!どぼじで ごーびーざんが げずになっだのぉおお!!?? ごんなの ゆっぐりでぎないぃいいい!!!」 『ははは。バカだな。コーヒーがゲスになったわけじゃない。 お前がゆっくりしていないからだよ。裁判の結果、お前は ゆっくりしてない ゆっくりであることがわかったの。 ゆっくり理解してね!』 「っぞ!!ぞんなぁああああ!!うぞだぁああ!!れれ れいぶはゆっぐじじだゆっぐじなんだぁああ!!」 『じゃぁ、コーヒーを全部飲んでみろよ。 全部飲めたらお前の言う通り、れいむは ゆっくりした ゆっくりだということを証明できる。 毎日あまあまを食べれるし、今なら特別に結婚だってできるようにしてやる。ほら。』 俺は再びれいむを透明な箱の中にいれる。 「っゆっがやぁあああ!!ど!どぎゅぎゃぁあ!!っげっぼ!!っげっぼぉおおお!!! れれれいぶはゆっぐじじだゆっぐじなんだぁああ!!っげっぼ!っげっぼぉおお!! ……の!のぶよぉお!!のんじぇゆっぐじじゅんっじゃぁあああ!!っげっぼぉおおおお!!! っもっど……もっっげっぼぉお!!……ど……げっぼぉおお!!ゆっぐりじ……じだが……げぼ……だ……」 そして、コーヒーの中でれいむは息絶えた。 ------ 近くの公園に設置されているゆっくり専用のゴミ箱に、れいむの死骸を捨てる。 最近忙しくて、あまり ゆ虐ができなかったので久しぶりのゆ虐はとても楽しかった。 満足しながら、俺は自宅に向けて歩き出す。 「にんげんさん!れいむは すてられたんだよ!かわいそうなんだよ!だから あまあまを ちょうだいね!すぐでいいよ! そしたら れいむを かいゆっくりに してね!あと びゆっくりを つれてきてね!まりさが いいよ!」 自宅付近で比較的綺麗な れいむに声をかけられた。野良になってまだ日が浅いのだろう。 新たな ゆ虐の対象が近づいてきたことに喜びながら、れいむを自宅に持ち帰った。 このれいむで、どんな ゆ虐を楽しもうかな? あとがき 甘い缶コーヒーは、コーヒー色をした別物と思えるぐらい甘いと個人的に思います。 なので、缶コーヒーを買う時はブラックにしています。 ゆっくりの悲鳴を伸ばしすぎというご指摘、ありがとうございました。 読みにくくなるということに自分では気がついていませんでした。 過去作品 http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/3986.html
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4295.html
『母性ある れいむの一生.TXT』 43KB 観察 考証 改造 自然界 加工場 現代 独自設定 母性(笑)ではだめ。 かすがあきです。 注意 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 独自設定があります。 虐待がぬるいです。 善良な個体が死にます。 母性ある れいむの一生 人間が訪れることがまずない深い山にゆっくりの群れがある。 夜、巣穴の中で、れいむが寝ている。 まだ幼い、赤れいむだ。 「おちょうしゃ……いもうちょ………やべ……たちゅけ…… おきゃあしゃ………やじゃ……ひちょりに……ちにゃいで………」 その寝顔は苦しそうで、ひどくうなされている。 「れいみゅ。だいじょうぶかじぇ? まりしゃがぺーりょぺーりょちゅりゅのじぇ。ぺーりょぺーりょ……ぺーりょぺーりょ……」 隣で寝ていた赤まりさが、赤れいむの呻き声に目を覚まし、心配そうに れいむの頬を舐める。 ------------------------ れいむは、極々普通の野性ゆっくりの両親から産まれた。 狩りが上手で逞しい父親(まりさ種)と、優しくて歌が上手な母親(れいむ種)。 おてんばな妹が2匹(まりさ種)と、甘えん坊で末の妹が1匹(れいむ種)。 これが れいむの家族だった。 毎日、芋虫や木の実を食べ、母のゆっくりできる歌を聞き、ゆっくりした日々を過ごしていた。 幸せな、日々はずっと続く、そう心から信じて、毎日をゆっくりと、幸せに生きていた。 そんな日々を突然失った。 夜、一家が巣で ゆっくりしていると、突然ゲスな人間が現れたのだ。 ゲスな人間は大きな手を使い、れいむ一家を巣から無理矢理外にだした。 「いじゃぁぁぁぁぁああああ!!??やべりゅのじぇぇぇえええええええ!!!だ!だじゅげちぇじぇぇぇええええええ!!」 人間は、激痛が走り、且つ潰れない程度の力で妹まりさを握る。 その力加減は絶妙で流石は虐待鬼威惨である。 「やめるのっぜぇぇえええええ!!!おちびをはなすのぜぇえええええ!!!」 父である まりさが人間の足に体当たりをし、妹を助けようとする。 父の体当たりをみたとき、れいむはこれで妹は助かると確信した。 最強である父に、ゲスな人間が勝てるはずないのだから。 人間はおそらく死んでしまうが仕方のないことだろう。そう思いながら、れいむは父が繰り出す連続体当たりを眺めていた。 - ッズッボーン! グリグリ…… 「ゆっべぇぇぇえええぇえぇええええええ!!!?? っゆっべ!?や、やべ……‥やべで……ぐりぐりじないで…… や、やべるのぜ………お、おちびをがえずのぜ……」 が、現実は れいむ予想とは正反対だった。 人間は父まりさを蹴りとばし、倒れた父まりさを踏みつけたのだ。 「どぼじで ぞんなごどずるのぉおおおおおおおおおお!!!?? やべでねぇぇえええええええ!!!まりざど おじびぢゃんが いだがっでるよぉおおおおおお!!! ごんなの ゆっぐりでぎないぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」 「いもうちょを はなちゅのじぇぇえ!!まりちゃ、ぷきゅーちゅじゅのじぇ!!ぷきゅーー!!」 「っゆっびぇえええぇぇぇえんん!!おちょうじゃぁぁぁああんん!!!おでぇぢゃんぎゃぁぁぁああああ!!」 母れいむと末妹のれいむが悲鳴をあげ、妹まりさがぷくーをする。 「れいみゅも ぷきゅー しゅりゅよ!!れいみゅは おにぇーしゃん にゃんだきゃりゃ、ちっきゃりちゅりゅよ!! おちょうしゃんちょ、いみょうちょで、げしゅにゃ にんげんしゃんを ちぇいっしゃいちちぇ、いもうちょを たちゅけりゅよ!! ぷきゅーーー!!!」 母や末妹のように泣き叫びたいのを我慢し、ぷくーをする れいむ。妹を助けようと必死なのだ。 『はいはい、頑張ってるね。』 人間は父まりさを足で少し蹴り、れいむ一家に妹まりさを見えやすくする。 「っゆっび!?い!!いじゃぁぁあ……ちゅ、ぢゅぶれりゅ……まりじゃ……ちゅぶれりゅのじぇ……」 そして、ゆっくりと、ゆっくりと妹まりさを握る力を強くしていく。 「やべるのじぇぇぇぇぇえええええええ!!!」 父まりさが大声で叫ぶが、それより大きな声で、妹まりさが叫ぶ。 「っゆっびゃぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!! ちゅびゅれりゅぅうううううううううううううう!!!ちゅぶれりゅのじぇぇぇえええええええええええ!!!」 「おちびちゃぁぁあああああんん!!ゆっぐりじでぇぇえええええ!!! おめめを あげちゃ だめ だよぉおおおおお!!!おくちざんも とじでぇぇええええええええええ!!! ぜっだいに あげちゃ だめだよ!あんこさんが でちゃよ!!!ゆっくりりかいじでぇぇえぇぇえええええええ!!!」 母れいむが妹まりさに目と口を開けるなと叫ぶ。餡子が押し出されるのを防ぐためだ。 「ちゅぶれりゅ……ば、ばばばっばりじゃ……ちゅぶれりゅ……ちゅびゅ……びゅっりゅ!!!」 - ッ ポ ン ! 母れいむのアドバイスも虚しく、妹まりさは目と口から餡子を飛びださせ、絶命した。 家族の髪に、妹まりさの餡子がつき、母れいむと れいむに妹まりさの目玉が頭の上にのる。 「っひ!!!」×2 母れいむと れいむは思わず身体を揺すり、目玉を身体から振り落とす。 【どびょじで まりちゃを たちゅけちぇくれにゃかっちゃのじぇ!?】 まるで目玉が恨み言を言うかのように、地面に落ちた目玉は れいむを凝視している。 「っゆっびゃぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!??? い、いぼうぢょぎゃぁぁああああああああああああああああああああああ!!!」 れいむは叫んだ。これまで叫んだことがないぐらいに大きな声で。 「ばりざにの おちびぎゃぁぁあああああああああああああああああああ!!!」 「どぼじでぇぇぇえええええええええええ!!!ど!!どぼじで ごんなごどをぉおおおお!!!」 「ばりじゃの いみょうちょぎゃぁぁああああああああああ!!」 「おでぇぇぇえぢゃぁあぁああああああああああああああああん!!!!」 れいむの声に負けないぐらい大きな声で、家族も叫ぶ。 『ははは、いい声で泣くな。もっと聞かせてくれよ、その声を……』 笑いながら人間は妹れいむを持ち上げる。手には、竹串が握られている。 「ゆっぴ!………おしょらちょんでりゅー!? ゆ?しょれにゃに!?ゆっきゅり できなしゃちょうぢゃよ!!!やややべちぇぇぇえええ!!!ちきゃじゅけにゃいでぇぇええええ!!!! や、やべじぇええええええええぇぇぇぇぁあああああああああああああああああああ!!!!」 人間は妹れいむの右コミカメ部分から串を刺す。 そして、中枢餡をさけながら押し込み、左コミカメ部分から、串を出す。 妹れいむは、生きながら、串刺しにされてしまった。 「っゆっぴゃばぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 串の先端部分で串刺しにされている妹れいむを、人間はスーっと、根元まで動かす。 妹れいむの発するあまり悲鳴に、れいむは動けなくなる。 「ゆ!!ゆがわぁぁ……に、にげ……にげりゅのじぇ……」 『おっと、逃さないよ。姉妹のピンチを見捨てて逃げようとするゲスなまりさを制裁するよ。覚悟してね。」 後退りを始めた妹まりさを、人間は右手で捕まえる。 「や、やべりゅのじぇぇぇぇえぇえええええ!!! ちょ!ちょちょちょれ!!!ちょれ ちきゃじゅけちゃだめにゃのじぇぇぇえええええええ!!!!」 そして、妹れいむと同じように、妹まりさも串刺しようとする。 「……ゆぎぎ……やべ……やべ……!! おちびを がえずのっぜぇえええええええええええええええええええええええ!!!!!」 父まりさが人間に向かって体当たりをしかける。 先ほどのとは違い、帽子が外れるぐらい勢いをつけた、父まりさの人生(ゆん生?)史上最高の一撃である。 -ッボッッゴォーー!! が、その最高の一撃は、人間のカウンター攻撃にあってしまった。 蹴り返す際に、偶々父まりさの口につま先がはいっていたため、ただ蹴り返すよりも威力が高くなったのだ。 「っゆっべぇえええええええええええ!!!! !!!!!!っっげっぼっがぎゃあぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!! 大きく蹴り飛ばされ、勢いよく巣穴近くにある、大きな木にぶつかり、父まりさは餡子を盛大に吐き出す。 「ばりざぁああああああああああああああああ!!!」 「……………」 母れいむの叫びに対し、父まりさは返事をしない。 『ははは、木にぶつかっただけで、餡子吐くなんて、さすが最弱の まりさだね。 そんな最弱な まりさの子供なら、君も最弱だろ?』 笑いながら、串刺しになっている妹まりさに質問をする人間。 「ま、まりちゃは さいっきょう にゃのじぇ!!だ、だだだぎゃら、ばやぎゅ だじゅげりゅのじぇ!! おでがいじばじゅ、ざいっぎょうの まりぢゃが たにょみゅのじぇ!たちゅけちぇくだちゃいぃいいいいい!!!!」 『ん~~……そうだな、最弱な まりさを助けてください と言ったら、助けると約束しよう。どうする?』 まりさ種は最強であることに拘りを持つ。自分の口から自分が最弱であるなどと、言えるハズがない。 「ま、まままりちゃは、さいっぎょうにゃにょじぇ……… ゆ!?や、やべちぇぇぇぇえええええ!!!ばばばりちゃのおしゃげひっびゃらにゃいでぇえええええ!!!」 『最強だったらさ、この汚いお下げを守ればいいだろ?ほら、はやくしないと、ちぎれるよ。』 - ッ ブ ッ チ ! 妹まりさのお下げがちぎれた。 「ばりざのおさげぎゃぁぁあああああああああああああああああああ!!!」 『さ、次はどこをとろうかな?汚れた歯かな?目もいいな。あ、やっぱり帽子かな?』 「いうのじぇぇぇええええ!!いいばずぅううううう!!!だ、だだだがらやべでぇえええええええええええええ!!!」 人間の手が帽子にかかった時、妹まりさが叫んだ。 『何を言うの?俺は最弱な まりさしか助けないよ。』 「ま、まりざは……まりざはぁぁぁああああ……さ、さいじゃ……っゆっぐ……さいじゃきゅなのじぇ……… さいっじゃきゅにゃ……ざ、っざいっじゃぎゅの まりじゃを たぢゅげでくぢゃじゃい……」 串刺しにされ、お下げを失った妹まりさは、自分が最弱であると宣言をした。 自分を最強と信じて疑わないまりさ種にとって、最高の屈辱である。 悔し涙を流しながら妹まりさは偽り、人間から見れば真実、の宣言をしたのだ。 『ははは、よし、わかったよ。最弱なまりさを助けてあげるね。この苦しみから、この地獄からね。感謝していいよ!』 笑顔の人間は、母れいむと、れいむを蹴りながら、父まりさの側まで歩く。 「っゆっべぇええええ!!!いじゃぁ……!!やべでぇぇええええ!!」×2 蹴られる度に、母娘は悲鳴をあげるが、青年の笑顔は崩れない。 れいむは叫びながら、人間の笑顔に恐怖心を持った。 「っゆっべぇぇえ……いじゃいぃいいいいい!!! っゆ?おちょうしゃ?おちょうしゃん!!ゆっきゅりちちぇ!ゆっきゅりちちぇにょ!!」 人間に蹴られ、れいむは父まりさのすぐ側に転がり、父まりさの容体を見て叫ぶ。 遠目では分からなかったが、父まりさの顔は、口から大きく割け、また歯のほとんどが失っている。 木にぶつかった衝撃で、左目が飛び出ており、残った右目からは黒い涙がでている。 「っゆ゛……っゆ゛!!……っゆ゛!……っゆ゛!!……」 身体をビクンビクンと不規則に震わす父まりさ。 まだ死んではいないが、口と目から餡子が出ており、重傷なのだ。 「ばりざぁああああああああああ!!!ゆっぐりじでぇえええええええええ!!!」 母れいむと、れいむは、父まりさを必死に舐め、治療を施すが何の効果もない。 『はいはい、無駄な努力もいいけさ、これを見てよ。さて、これはなんでしょう?』 ライターを取り出した人間は笑顔のままで、れいむ一家に質問をする。 「………ゆがが…だ……だだ…」 どのゆっくりも恐怖から答えることもできず、ただ震えるだけである。 『やっぱり知らないか。それじゃぁ、これが何かを、串刺し れいむに身をもって体験してもらいましょう。』 人間はライターの火をつけ、ゆっくりと串刺しになっている妹れいむの尻に近づける。 「あっぢぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ぞぞぞれ ぢがずげないでぇえええええええええええええ!!!」 妹れいむは尻をふり、少しでも火から逃れようとする。 「いっじゃぁぁあああああああああああああ!!!あんござん っぎゃあぁぁああああああああ!!!! っゆっぴぴぴぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」 尻を激しくふった結果、串刺しになっている部分がずれてしまい、竹串が中枢餡を傷つけてしまった。 傷は浅かったため、死ぬことはなかったが、所謂 足りない ゆっくりになってしまった。 「ゆっぴぴぴいぴ!!!ゆっぴ!!ゆっっぴぴぴぴぴぴいいぴぴぴぴっぃぃいいいいいいいい!!! 足りない ゆっくりになっても、火は熱いらしく、妹れいむは尻を激しく降り続ける。 「ややややべでぇぇええええええええ!!!! おでがいじばずぅうううううううう!!!!がわいい がわいい おちびぢゃんなんでずぅうううう!!! いっかの あいどるなんでずぅうううう!!!ぼ、ぼう いじべないでぐだざぃいいいいいいいいいいいい!!!」 「おでぎゃいじばじゅぅうううううううう!!! いぼうぢょだぢを、おぢょうしゃんを たぢゅげでぐだぢゃいぃいいいいいいいいいいい!!!!」 母れいむと れいむは人間に土下座(?)をし、必死に懇願するが、人間はそれを無死して妹れいむを焼く。 「ゆっぴ!!!ゆっぴっぴぴぴぴいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!! ゅぴぃ………ゆぴぃ………ゅぴぃ………ゆぴぃ………」 一際大きな悲鳴をあげた後、妹れいむは身体を震わすのをやめた。 まだ死んではいないが、暴れるだけの体力が残っていないのだ。 虫の息の妹れいむから火を離した人間は、ゆっくりと、火を妹まりさに近づける。 「ゆがわぁぁあ…… い、いもうぢょぎゃ………っゆ!?やややや やべじぇぇぇえええええ!!! そりは ゆっぐりでぎにゃいぃいいいいいいいいいいいい!!! どぼじぢぇぇぇえええええ!!ささ、さいっじゃぎゅの まりじゃは たじゅげでくれりゅんでじょぉおおおおおお!!?? やぐっぞぐ じだのっじぇぇええええええええええええええええ!!!!!」 串刺しのまま暴れるので、妹まりさは激痛に襲われているが、それでも妹まりさは叫ぶ。 最弱と認めれば助けるという約束を訴えれば、助かると信じているのだ。 『ああ、そうだったね、最弱のまりさは助けてあげる約束だったね。』 「そ、そうなのじぇ!やぐぞくさんは まもらなくちゃ いけないのぜ!!」 妹まりさの顔に笑顔が戻る。 『うん。助けてあげる。この串刺しにされて、お下げを失って、苦しいだけの ゆん生(人生)にピリオドをうってあげる。』 「ゆ?しょ、しょりっちぇ、どうゆうこちょにゃのじぇ……… ゆがわあぁぁあああああ!!しょしょしょ しょり ちかぢゅけにゃいじぇぇぇぇえええええええ!!! っゆっぎゃぁぁぁあああああああああああああああ!!!ああああぁぁぁっあっぢゅいぃいいいいいいい!!!!」 人間はチャッカマンの火を妹まりさにあて、こんがりと焼いていく。 妹れいむの時は、火を揺らし、ゆっくりと時間をかける=長時間の苦痛を与えながら焼いていたが、 今回は火を動かさず、尻の一点を焼いていく。 これは、少しでも早く死ねるようにという人間の優しさだろうか。 「おじびぢゃぁあああああああああんん!!!!! やべで ぐだざいぃいいいいい!!!おでがい じばずぅううううう!!! ばりざに にで、げんっきで かっぱづで だぐばじい こ なんでずぅうううううう!!! おでがいじばずぅううう!!!だだ だずげでぐだざいぃいいいいいいいいいいいい!!!!」 母れいむは人間のズボンにまとわりつき、必死に命乞いをする。 『おいおい、汚い身体でズボンに触るなよ。汚れるだろ? それはそうと、お前さ。子供の心配もいいけど、旦那の心配は?そろそろヤバそうだよ。』 汚物を見るような目で、母れいむを睨みながら人間が言う。 「おきゃぁしゃぁん!おちょうしゃんぎゃ!!」 父まりさの身体が少しずつ黒ずんできた。死期が近いことが一目でわかる。 「ばりざぁああああああぁぁああああああああああああああ!!!」 『ははは、よし、死にそうな まりさを助けてあげよう。』 「ぼ!ぼんっどうでずがあぁぁあああああああああああああああ!!?? おおおお おでがいじばずぅううううううううううううううううううううう!!!」 この状況下で人間を信じることができるのは ゆっくりが素直だからだろうか、それとも餡子脳だからだろうか? 『ああ、ちょっと まってろよ。おい、まりさ、口を開けろ。甘い団子を食べさせてやる。これを食べれば治るぞ。』 父まりさは口をあける。口の中は出血(出餡?)で黒く汚れており、所々に折れた歯が混じっている。 父まりさの口に、手にしていた串をいれる。 そして、頭を何度も押さえつけ、無理矢理食べさせる。 「ゆっぎゃぁぁああああああああああああ!!!! おちびちゃんだぢっぎゃぁぁあああああああああああああああああああああ!!!」 「れいびゅの いぼうちょだぢぎゃぁぁあああああああああ!!!!! たべにゃいでぇぇええええええええええええええええ!!!!おどうぢゃん!!ぞれ たべちゃだべぇぇえええええええええ!!!」 人間の行動に、母れいむとれいむは悲鳴をあげる。 父まりさの口内からも、悲鳴が聞こえてくるが、父まりさは黒い涙を流しながら、口内のものを飲み込んだ。 「ごべんなのぜ……おちびだぢ………」 意外なことに、父まりさは何を食べたのかを自覚していた。自分の子供と知りながら、食べたのだ。 甘い餡子が聞いたのか、まりさの黒ずみが薄くなる。 『ははは!!なんだ、知ってたのか。で、どうだった?おいしかった?自分そっくりの子供と、嫁さんそっくりの子供は? 自分の子供を食べて、助かったのってどんな気分??』 人間が楽しそうに父まりさに聞く。 「………れいぶ、れいぶにの おじびぢゃん……… ば、ばりざが げずな にんげんざんを くいどめるのぜ…… だがら、ばやぐ、にげるのっっぜええ!!!!!!!」 窮鼠猫を噛むという言葉のように、追い詰められた父まりさは最後の力を振り絞り、人間のズボンに噛みつく。 父まりさは、このために、愛する子供を食べたのだ。 重傷をおい、もはや助からない2匹の子供を食べ、力を戻し、愛する妻と、子供を逃すために。 『っげ!きったね!!離れろよ!!』 人間は足を降り、父まりさを離そうとする、父まりさは必死に噛みつづける。 歯はほとんどなくなっているが、必死になって人間のズボンを噛み続ける。 激痛に襲われても、父まりさは耐えた。愛する妻と、子供を逃すために。 「ば、ばりざぁぁああああああああああああああ!!! …………おちびちゃん!ゆっくり にげるよ!!」 まりさの意志を理解した母れいむが叫ぶ。そして、れいむを口内にいれ、すぐ側にある巣穴の中にはいる。 母れいむは、巣の中の一番奥のところに、れいむを置き、その前にたつ。 「お、おきゃぁしゃ……び、びんな じんじゃっちゃにょ??」 「ゆ!おちびちゃん!よくきいてね!まだ、おかーさんがいるよ。 ここにいれば あんっぜん だかえね。あの げすな にんげんさんが あきらめて かえったら、おかあさんと ゆっくりしようね!」 「ゆ、ゆっぐりりきゃいちちゃよ……!!!っお、おお おきゃーしゃ!!」 れいむは巣の入り口から伸びてくる人間の手を見て、悲鳴をあげる。 「っゆ!!お、おおおおおちびちゃんは れいむがまもるんだよ!!!」 母れいむは、背中でれいむを壁に押し付け、できるだけ人間から距離をとろうとする。 人間の指が微かにれいむに触れるところで、腕がとまった。どうやら、腕がこれ以上巣の奥に入らないようだ。 人間の爪が母れいむの頬に食い込む。 人間はなんとか母れいむを外に出そうとしているのだ。 「ゆがが……!!! ま、まぼるよ……おちびちゃんは、れいむが まもるんだよ!!!」 「おぎゃぁしゃん!!じゃ、じゃいじょうびゅ!!?? れいみゅちゃち、たちゅきゃりゅ よにぇ!? おきゃあしゃんぎゃ みゃもっちぇ くれりゅよにぇ!?」 れいむが不安そうな声で聞く、母れいむは、れいむの声を聞き、笑顔で答える。 「おちびちゃん!だいっじょうびゅだよ。おがーざんが、まぼるがらね。 あざになるばで、ごごにいりゅんだよ…………おぢびぢゃん。ゆっぐりじでいっでっね!!!」 --------------------- 「おきゃぁっしゃ!………っゆ?ま、まりしゃ?? きょ、きょきょは??げしゅにゃ にんげんしゃんは??」 目を覚ましたれいむが、周りを見渡しながら聞く。 「わりゅい ゆめを みちゃんだよ。もう だいじょうぶにゃのじぇ。 きょきょに、げしゅにゃ にんげんしゃんは いにゃいのじぇ。ぺーりょーぺーりょ……」 「ゆ…め………ゆめ?? ゆぅ……ちぎゃうよ、ありぇは ゆめじゃ にゃいよ……ゆぅ……」 そう、れいむが見たのは夢ではない。実際に起きた、過去の出来事なのだ。 「ぼ、ぼぅ、れいみゅには おちょうしゃんも、おきゃあしゃんも、いもうちょたちも いにゃいよ…… れいみゅ、ひちょりぼっち にゃんだよ………」 目に涙をためて、れいむが言う。 「だいじょうびゅにゃのじぇ!きょれきゃらは まりちゃが れいみゅの かじょきゅにゃのじぇ。 じゃきゃら にゃいちゃ だめにゃのじぇ。まりちゃが ぺーりょぺーりょ ちゅりゅのじぇ。しゅーりしゅーり しゅりゅのじぇ。」 まりさは、れいむの頬にぺーろぺーろをし、すーりすーりをする。 「まりちゃ……ゆっきゅり ありがちょうだよ……すーりすーり」 れいむは礼を言い、目を閉じて、まりさと頬を擦り合わせる。 「むきゅ。まりさは いいこね。」 「ほんっとうなのぜ、さっすが まりさのじまんの おちびなのぜ。」 頬を擦り合わせている2匹に、まりさの両親である2匹が微笑む。 れいむの父親の妹で まりさの父である まりさと、その妻の ぱちゅりーである。 「ゆ?おちょうしゃん、おきゃぁしゃん、おこちちゃっちゃのじぇ?ごめんにゃのじぇ……」 「おじしゃん、おばしゃん、おこちちぇ ごめんにゃちゃい……」 謝る れいむたちたちに、叔父叔母夫婦は微笑みながら言う。 「いいのぜ、そんなこと。それより、れいむ。よっくきくのぜ。 れいむの かぞくは ひとあしさきに おそらの ゆっくりぷれいすに いってしまったけど、 そのぶん れいむは ここで いっぱい いっぱい ゆっくりするのぜ。それが くよう ってもの なのぜ。」 「むきゅ。そうよ。ぱちぇは からだがよわくて おちびちゃんは まりさだけ だから、れいむが きてくれて うれしいの。 だから れいむにも ゆっくりしてほしいわ。」 「おじしゃん、おばしゃん。………ゆっくりありがとうだよ。」 れいむは、従姉妹である まりさと、叔父まりさ・叔母まりさと ぺーろぺーろ・すーりすーりをし、眠りについた。 その顔はとても穏やかである。 あの日、れいむは母親のおかげで、なんとか生き残ることができた。人間はれいむを諦めたのだ。 翌日、巣穴の中で1匹で泣いていた れいむは、群れの ゆっくりによって救出された。 そして、叔父叔母夫婦が育てることになったのだ。 家族を失った れいむをバカにする友達もいた。 「やめりゅのじぇ!!れいみゅを いじめりゅ やちゅは、まりちゃぎゃ ゆりゅちゃにゃいのっじぇ!!」 その度に従姉妹である まりさが助けてくれた。 「ぺーりょぺーりょ……ぺーりょぺーりょ…… れいみゅ、ないちゃ だめ にゃのじぇ。にゃいちゃら、おちょらの ゆっきゅり ぷれいしゅに いりゅ みんにゃが ちんぴゃい ちゅりゅのじぇ。 だいじょうびゅにゃのじぇ。まりちゃが じゅっちょ いっちょに いりゅのじぇ。ぺーりょぺーりょ。」 そして、まりさは泣いている れいむを慰めてくれた。 優しい まりさに、れいむは淡い想いを抱くようになった。 叔父叔母も れいむに実の子のように愛情を与え、れいむを育てた。 そのおかげで、れいむは心優しい美ゆっくりに成長することができ、無事独り立ちすることができた。 「まったりのひ~♪ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪♪」 亡き母が教えてくれた歌はとても ゆっくりできると評判で、群れでお嫁さんにしたい ゆっくりランキング1位となった。 まりさも、狩りの達ゆん(達人?)として評判で、群れで旦那様にしたい ゆっくりランキング1位となった。 「れいむ、まりさと ずっと いっしょに ゆっくりしてほしいのぜ!」 「まりさ……ずっと いっしょに ゆっくりしようね。」 そして、まりさからのプロポーズを受け、れいむは まりさと結婚をし、妊娠をし、可愛い子供を出産した。 子供は、しっかり者の長女れいむ、お転婆な次女まりさと、三女まりさ、甘えん坊な四女れいむの4匹だ。 れいむは毎日巣の中で、家事と子育てをし、 狩りの上手な まりさが狩ってきたご馳走を皆で仲良く食べ、歌を歌い、ゆっくりとした毎日を過ごしている。 幸せな、日々はずっと続く、そう心から信じて、毎日を ゆっくりと、幸せに生きている。 -------------------- だが、そんな幸せは長く続くはずもない。 ある日の夜、一家が巣で ゆっくりしていると、突然ゲスな人間が現れたのだ。 ゲスな人間は大きな手を使い、れいむ一家を巣から無理矢理外にだした。 「いじゃぁぁぁぁぁああああ!!??やべりゅのじぇぇぇえええええええ!!!だ!だじゅげちぇじぇぇぇええええええ!!」 人間は、激痛が走り、且つ潰れない程度の力で三女まりさを握る。 その力加減は絶妙で流石は虐待鬼威惨である。 「やめるのっぜぇぇえええええ!!!おちびをはなすのぜぇえええええ!!!」 まりさが人間の足に体当たりをし、三女まりさを助けようとする。 まりさの体当たりをみたとき、れいむはこれで三女まりさは助かると確信した。 最強である まりさに、ゲスな人間が勝てるはずないのだから。 人間はおそらく死んでしまうが仕方のないことだろう。そう思いながら、れいむは まりさが繰り出す連続体当たりを眺めていた。 - ッズッボーン! グリグリ…… 「ゆっべぇぇぇえええぇえぇええええええ!!!?? っゆっべ!?や、やべ……‥やべで……ぐりぐりじないで…… や、やべるのぜ………お、おちびをがえずのぜ……」 が、現実は れいむ予想とは正反対だった。 人間は まりさを蹴りとばし、倒れた まりさを踏みつけたのだ。 「どぼじで ぞんなごどずるのぉおおおおおおおおおお!!!?? やべでねぇぇえええええええ!!!まりざど おじびぢゃんが いだがっでるよぉおおおおおお!!! ごんなの ゆっぐりでぎないぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」 「いもうちょを はなちゅのじぇぇえ!!まりちゃ、ぷきゅーちゅじゅのじぇ!!ぷきゅーー!!」 「っゆっびぇえええぇぇぇえんん!!おちょうじゃぁぁぁああんん!!!おでぇぢゃんぎゃぁぁぁああああ!!」 れいむと四女れいむが悲鳴をあげ、次女まりさがぷくーをする。 「れいみゅも ぷきゅー しゅりゅよ!!れいみゅは おにぇーしゃん にゃんだきゃりゃ、ちっきゃりちゅりゅよ!! おちょうしゃんちょ、いみょうちょで、げしゅにゃ にんげんしゃんを ちぇいっしゃいちちぇ、いもうちょを たちゅけりゅよ!! ぷきゅーーー!!!」 長女れいむは泣き叫びたいのを我慢し、ぷくーをする。三女まりさを助けようと必死なのだ。 『はいはい、頑張ってるね。』 人間は まりさを足で少し蹴り、れいむ一家に三女まりさを見えやすくする。 「っゆっび!?い!!いじゃぁぁあ……ちゅ、ぢゅぶれりゅ……まりじゃ……ちゅぶれりゅのじぇ……」 そして、ゆっくりと、ゆっくりと三女まりさを握る力を強くしていく。 「やべるのじぇぇぇぇぇえええええええ!!!」 まりさが大声で叫ぶが、それより大きな声で、三女まりさが叫ぶ。 「っゆっびゃぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!! ちゅびゅれりゅぅうううううううううううううう!!!ちゅぶれりゅのじぇぇぇえええええええええええ!!!」 「おちびちゃぁぁあああああんん!!ゆっぐりじでぇぇえええええ!!! おめめを あげちゃ だめ だよぉおおおおお!!!おくちざんも とじでぇぇええええええええええ!!! ぜっだいに あげちゃ だめだよ!あんこさんが でちゃよ!!!ゆっくりりかいじでぇぇえぇぇえええええええ!!!」 れいむが三女まりさに目と口を開けるなと叫ぶ。餡子が押し出されるのを防ぐためだ。 「ちゅぶれりゅ……ば、ばばばっばりじゃ……ちゅぶれりゅ……ちゅびゅ……びゅっりゅ!!!」 - ッ ポ ン ! れいむのアドバイスも虚しく、三女まりさは目と口から餡子を飛びださせ、絶命した。 家族の髪に、三女まりさの餡子がつき、れいむと長女れいむに妹まりさの目玉が頭の上にのる。 「っひ!!!」×2 れいむと長女れいむは思わず身体を揺すり、目玉を身体から振り落とす。 【どびょじで まりちゃを たちゅけちぇくれにゃかっちゃのじぇ!?】 まるで目玉が恨み言を言うかのように、地面に落ちた目玉は れいむを凝視している。 「どぼじでぇぇぇえええええええええええ!!!ど!!どぼじで ごんなごどをぉおおおお!!!」 れいむは叫んだ。これまで叫んだことがないぐらいに大きな声で。 「ばりざにの おちびぎゃぁぁあああああああああああああああああああ!!!」 「っゆっびゃぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!??? い、いぼうぢょぎゃぁぁああああああああああああああああああああああ!!!」 「ばりじゃの いみょうちょぎゃぁぁああああああああああ!!」 「おでぇぇぇえぢゃぁあぁああああああああああああああああん!!!!」 れいむの声に負けないぐらい大きな声で、家族も叫ぶ。 『ははは、いい声で泣くな。もっと聞かせてくれよ、その声を……』 笑いながら人間は四女れいむを持ち上げる。手には、竹串が握られている。 「ゆっぴ!………おしょらちょんでりゅー!? ゆ?しょれにゃに!?ゆっきゅり できなしゃちょうぢゃよ!!!やややべちぇぇぇえええ!!!ちきゃじゅけにゃいでぇぇええええ!!!! や、やべじぇええええええええぇぇぇぇぁあああああああああああああああああああ!!!!」 人間は四女れいむの右コミカメ部分から串を刺す。 そして、中枢餡をさけながら押し込み、左コミカメ部分から、串を出す。 四女れいむは、生きながら、串刺しにされてしまった。 「っゆっぴゃばぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 串の先端部分で串刺しにされている四女れいむを、人間はスーっと、根元まで動かす。 四女れいむの発するあまり悲鳴に、れいむは動けなくなる。 「ゆ!!ゆがわぁぁ……に、にげ……にげりゅのじぇ……」 『おっと、逃さないよ。姉妹のピンチを見捨てて逃げようとするゲスなまりさを制裁するよ。覚悟してね。」 後退りを始めた次女まりさを、人間は右手で捕まえる。 「や、やべりゅのじぇぇぇぇえぇえええええ!!! ちょ!ちょちょちょれ!!!ちょれ ちきゃじゅけちゃだめにゃのじぇぇぇえええええええ!!!!」 そして、四女れいむと同じように、次女まりさも串刺しようとする。 「……ゆぎぎ……やべ……やべ……!! おちびを がえずのっぜぇえええええええええええええええええええええええ!!!!!」 まりさが人間に向かって体当たりをしかける。 先ほどのとは違い、帽子が外れるぐらい勢いをつけた、まりさの人生(ゆん生?)史上最高の一撃である。 -ッボッッゴォーー!! が、その最高の一撃は、人間のカウンター攻撃にあってしまった。 蹴り返す際に、偶々父まりさの口につま先がはいっていたため、ただ蹴り返すよりも威力が高くなったのだ。 「っゆっべぇえええええええええええ!!!! !!!!!!っっげっぼっがぎゃあぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!! 大きく蹴り飛ばされ、勢いよく巣穴近くにある、大きな木にぶつかり、まりさは餡子を盛大に吐き出す。 「ばりざぁああああああああああああああああ!!!」 「……………」 れいむの叫びに対し、まりさは返事をしない。 『ははは、木にぶつかっただけで、餡子吐くなんて、さすが最弱の まりさだね。 そんな最弱な まりさの子供なら、君も最弱だろ?』 笑いながら、串刺しになっている次女まりさに質問をする人間。 「ま、まりちゃは さいっきょう にゃのじぇ!!だ、だだだぎゃら、ばやぎゅ だじゅげりゅのじぇ!! おでがいじばじゅ、ざいっぎょうの まりぢゃが たにょみゅのじぇ!たちゅけちぇくだちゃいぃいいいいい!!!!」 『ん~~……そうだな、最弱な まりさを助けてください と言ったら、助けると約束しよう。どうする?』 まりさ種は最強であることに拘りを持つ。自分の口から自分が最弱であるなどと、言えるハズがない。 「ま、まままりちゃは、さいっぎょうにゃにょじぇ……… ゆ!?や、やべちぇぇぇぇえええええ!!!ばばばりちゃのおしゃげひっびゃらにゃいでぇえええええ!!!」 『最強だったらさ、この汚いお下げを守ればいいだろ?ほら、はやくしないと、ちぎれるよ。』 - ッ ブ ッ チ ! 次女まりさのお下げがちぎれた。 「ばりざのおさげぎゃぁぁあああああああああああああああああああ!!!」 『さ、次はどこをとろうかな?汚れた歯かな?目もいいな。あ、やっぱり帽子かな?』 「いうのじぇぇぇええええ!!いいばずぅううううう!!!だ、だだだがらやべでぇえええええええええええええ!!!」 人間の手が帽子にかかった時、次女まりさが叫んだ。 『何を言うの?俺は最弱な まりさしか助けないよ。』 「ま、まりざは……まりざはぁぁぁああああ……さ、さいじゃ……っゆっぐ……さいじゃきゅなのじぇ……… さいっじゃきゅにゃ……ざ、っざいっじゃぎゅの まりじゃを たぢゅげでくぢゃじゃい……」 串刺しにされ、お下げを失った次女まりさは、自分が最弱であると宣言をした。 自分を最強と信じて疑わないまりさ種にとって、最高の屈辱である。 悔し涙を流しながら次女まりさは偽り、人間から見れば真実、の宣言をしたのだ。 『ははは、よし、わかったよ。最弱なまりさを助けてあげるね。この苦しみから、この地獄からね。感謝していいよ!』 笑顔の人間は、れいむと、長女れいむを蹴りながら、まりさの側まで歩く。 「っゆっべぇええええ!!!いじゃぁ……!!やべでぇぇええええ!!」×2 蹴られる度に、母娘は悲鳴をあげるが、青年の笑顔は崩れない。 れいむは叫びながら、人間の笑顔に恐怖心を持った。 「っゆっべぇぇえ……いじゃいぃいいいいい!!! っゆ?おちょうしゃ?おちょうしゃん!!ゆっきゅりちちぇ!ゆっきゅりちちぇにょ!!」 人間に蹴られ、長女れいむは父まりさのすぐ側に転がり、父まりさの容体を見て叫ぶ。 遠目では分からなかったが、まりさの顔は、口から大きく割け、また歯のほとんどが失っている。 木にぶつかった衝撃で、左目が飛び出ており、残った右目からは黒い涙がでている。 「っゆ゛……っゆ゛!!……っゆ゛!……っゆ゛!!……」 身体をビクンビクンと不規則に震わすまりさ。 まだ死んではいないが、口と目から餡子が出ており、重傷なのだ。 「ばりざぁああああああああああ!!!ゆっぐりじでぇえええええええええ!!!」 れいむと、長女れいむは、まりさを必死に舐め、治療を施すが何の効果もない。 『はいはい、無駄な努力もいいけさ、これを見てよ。さて、これはなんでしょう?』 ライターを取り出した人間は笑顔のままで、れいむ一家に質問をする。 「………ゆがが…だ……だだ…」 どのゆっくりも恐怖から答えることもできず、ただ震えるだけである。 『やっぱり知らないか。それじゃぁ、これが何かを、串刺し れいむに身をもって体験してもらいましょう。』 人間はライターの火をつけ、ゆっくりと串刺しになっている妹れいむの尻に近づける。 「あっぢぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ぞぞぞれ ぢがずげないでぇえええええええええええええ!!!」 四女れいむは尻をふり、少しでも火から逃れようとする。 「いっじゃぁぁあああああああああああああ!!!あんござん っぎゃあぁぁああああああああ!!!! っゆっぴぴぴぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」 尻を激しくふった結果、串刺しになっている部分がずれてしまい、竹串が中枢餡を傷つけてしまった。 傷は浅かったため、死ぬことはなかったが、所謂 足りない ゆっくりになってしまった。 「ゆっぴぴぴいぴ!!!ゆっぴ!!ゆっっぴぴぴぴぴぴいいぴぴぴぴっぃぃいいいいいいいい!!! 足りない ゆっくりになっても、火は熱いらしく、四女れいむは尻を激しく降り続ける。 「ややややべでぇぇええええええええ!!!! おでがいじばずぅうううううううう!!!!がわいい がわいい おちびぢゃんなんでずぅうううう!!! いっかの あいどるなんでずぅうううう!!!ぼ、ぼう いじべないでぐだざぃいいいいいいいいいいいい!!!」 「おでぎゃいじばじゅぅうううううううう!!! いぼうぢょだぢを、おぢょうしゃんを たぢゅげでぐだぢゃいぃいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむと 長女れいむは人間に土下座(?)をし、必死に懇願するが、人間はそれを無死して四女れいむを焼く。 「ゆっぴ!!!ゆっぴっぴぴぴぴいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!! ゅぴぃ………ゆぴぃ………ゅぴぃ………ゆぴぃ………」 一際大きな悲鳴をあげた後、四女れいむは身体を震わすのをやめた。 まだ死んではいないが、暴れるだけの体力が残っていないのだ。 虫の息の四女れいむから火を離した人間は、ゆっくりと、火を次女まりさに近づける。 「ゆがわぁぁあ…… い、いもうぢょぎゃ………っゆ!?やややや やべじぇぇぇえええええ!!! そりは ゆっぐりでぎにゃいぃいいいいいいいいいいいい!!! どぼじぢぇぇぇえええええ!!ささ、さいっじゃぎゅの まりじゃは たじゅげでくれりゅんでじょぉおおおおおお!!?? やぐっぞぐ じだのっじぇぇええええええええええええええええ!!!!!」 串刺しのまま暴れるので、次女まりさは激痛に襲われているが、それでも次女まりさは叫ぶ。 最弱と認めれば助けるという約束を訴えれば、助かると信じているのだ。 『ああ、そうだったね、最弱のまりさは助けてあげる約束だったね。』 「そ、そうなのじぇ!やぐぞくさんは まもらなくちゃ いけないのぜ!!」 次女まりさの顔に笑顔が戻る。 『うん。助けてあげる。この串刺しにされて、お下げを失って、苦しいだけの ゆん生(人生)にピリオドをうってあげる。』 「ゆ?しょ、しょりっちぇ、どうゆうこちょにゃのじぇ……… ゆがわあぁぁあああああ!!しょしょしょ しょり ちかぢゅけにゃいじぇぇぇぇえええええええ!!! っゆっぎゃぁぁぁあああああああああああああああ!!!ああああぁぁぁっあっぢゅいぃいいいいいいい!!!!」 人間はチャッカマンの火を次女まりさにあて、こんがりと焼いていく。 四女れいむの時は、火を揺らし、ゆっくりと時間をかける=長時間の苦痛を与えながら焼いていたが、 今回は火を動かさず、尻の一点を焼いていく。 これは、少しでも早く死ねるようにという人間の優しさだろうか。 「おじびぢゃぁあああああああああんん!!!!! やべで ぐだざいぃいいいいい!!!おでがい じばずぅううううう!!! ばりざに にで、げんっきで かっぱづで だぐばじい こ なんでずぅうううううう!!! おでがいじばずぅううう!!!だだ だずげでぐだざいぃいいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむは人間のズボンにまとわりつき、必死に命乞いをする。 『おいおい、汚い身体でズボンに触るなよ。汚れるだろ? それはそうと、お前さ。子供の心配もいいけど、旦那の心配は?そろそろヤバそうだよ。』 汚物を見るような目で、れいむを睨みながら人間が言う。 「おきゃぁしゃぁん!おちょうしゃんぎゃ!!」 まりさの身体が少しずつ黒ずんできた。死期が近いことが一目でわかる。 「ばりざぁああああああぁぁああああああああああああああ!!!」 『ははは、よし、死にそうな まりさを助けてあげよう。』 「ぼ!ぼんっどうでずがあぁぁあああああああああああああああ!!?? おおおお おでがいじばずぅううううううううううううううううううううう!!!」 この状況下で人間を信じることができるのは ゆっくりが素直だからだろうか、それとも餡子脳だからだろうか? 『ああ、ちょっと まってろよ。おい、まりさ、口を開けろ。甘い団子を食べさせてやる。これを食べれば治るぞ。』 まりさは口をあける。口の中は出血(出餡?)で黒く汚れており、所々に折れた歯が混じっている。 まりさの口に、手にしていた串をいれる。 そして、頭を何度も押さえつけ、無理矢理食べさせる。 「ゆっぎゃぁぁああああああああああああ!!!! おちびちゃんだぢっぎゃぁぁあああああああああああああああああああああ!!!」 「れいびゅの いぼうちょだぢぎゃぁぁあああああああああ!!!!! たべにゃいでぇぇええええええええええええええええ!!!!おどうぢゃん!!ぞれ たべちゃだべぇぇえええええええええ!!!」 人間の行動に、れいむと長女れいむは悲鳴をあげる。 まりさの口内からも、悲鳴が聞こえてくるが、まりさは黒い涙を流しながら、口内のものを飲み込んだ。 「ごべんなのぜ……おちびだぢ………」 意外なことに、まりさは何を食べたのかを自覚していた。自分の子供と知りながら、食べたのだ。 甘い餡子が聞いたのか、まりさの黒ずみが薄くなる。 『ははは!!なんだ、知ってたのか。で、どうだった?おいしかった?自分そっくりの子供と、嫁さんそっくりの子供は? 自分の子供を食べて、助かったのってどんな気分??』 人間が楽しそうに まりさに聞く。 「………れいぶ、れいぶにの おじびぢゃん……… ば、ばりざが げずな にんげんざんを くいどめるのぜ…… だがら、ばやぐ、にげるのっっぜええ!!!!!!!」 窮鼠猫を噛むという言葉のように、追い詰められた まりさは最後の力を振り絞り、人間のズボンに噛みつく。 まりさは、このために、愛する子供を食べたのだ。 重傷をおい、もはや助からない2匹の子供を食べ、力を戻し、愛する妻と、子供を逃すために。 『っげ!きったね!!離れろよ!!』 人間は足を降り、まりさを離そうとする、まりさは必死に噛みつづける。 歯はほとんどなくなっているが、必死になって人間のズボンを噛み続ける。 激痛に襲われても、父まりさは耐えた。愛する妻と、子供を逃すために。 「ば、ばりざぁぁああああああああああああああ!!! …………おちびちゃん!ゆっくり にげるよ!!」 まりさの意志を理解した れいむが叫ぶ。そして、長女れいむを口内にいれ、すぐ側にある巣穴の中にはいる。 れいむは、巣の中の一番奥のところに、長女れいむを置き、その前にたつ。 「お、おきゃぁしゃ……び、びんな じんじゃっちゃにょ??」 「ゆ!おちびちゃん!よくきいてね!まだ、おかーさんがいるよ。 ここにいれば あんっぜん だかえね。あの げすな にんげんさんが あきらめて かえったら、おかあさんと ゆっくりしようね!」 「ゆ、ゆっぐりりきゃいちちゃよ……!!!っお、おお おきゃーしゃ!!」 長女れいむは巣の入り口から伸びてくる人間の手を見て、悲鳴をあげる。 「っゆ!!お、おおおおおちびちゃんは れいむがまもるんだよ!!!」 れいむは、背中で長女れいむを壁に押し付け、できるだけ人間から距離をとろうとする。 人間の指が微かにれいむに触れるところで、腕がとまった。どうやら、腕がこれ以上巣の奥に入らないようだ。 人間の爪が れいむの頬に食い込む。 人間はなんとか れいむを外に出そうとしているのだ。 「ゆがが……!!! ま、まぼるよ……おちびちゃんは、れいむが まもるんだよ!!!」 「おぎゃぁしゃん!!じゃ、じゃいじょうびゅ!!?? れいみゅちゃち、たちゅきゃりゅ よにぇ!? おきゃあしゃんぎゃ みゃもっちぇ くれりゅよにぇ!?」 長女れいむが不安そうな声で聞く、れいむは、長女れいむの声を聞き、笑顔で答える。 「おちびちゃん!だいっじょうびゅだよ。おがーざんが、まぼるがらね。 あざになるばで、ごごにいりゅんだよ…………おぢびぢゃん。ゆっぐりじでいっでっね!!!」 れいむは死を覚悟した。そして、同時に思い出した。 そう、同じなのだ。全てがあの時と。 だから れいむには、どうすれば愛する娘を守れるかが分かる。 れいむは、かつて母がしたように、娘を守るために、叫んだ。 「あすとろん!!!」 瞬間、れいむの汚くも柔らかい身体は、固い鋼鉄に変わった。 アストロンの効果だ。 アストロン。 ゆっくりの中で、れいむ種だけが使うことができる防衛手段である。 身体を、脆弱な饅頭から、鋼鉄に変質させる、防衛手段。 この際、重量も大きく代わり、成体れいむで、約30キログロラムになる。 空中元素固定装置(某アニメ参照)のような不思議な現象を現実に行えるのは、 流石は生きているだけで不思議な饅頭である。 だが、このアストロンを行う れいむは少ない。もはや都市伝説と言われるぐらいだ。 一度アストロンを行うと、二度と元には戻れず、死んでしまうのだ。 そのため アストロンは、自分よりも大切な存在、特に子供を守るために、 ギリギリまで追い詰められた、母性あふれる れいむにしか使えない。 つまり、街中にいる、母性(笑)あふれる れいむではできないのだ。 彼女達は他よりも自分を優先するのだから。 娘のために、アストロンを使ったこの れいむは母性あふれる、自己犠牲の精神をもった ゆっくりである。 ------------ 床が斜面ができる。鋼鉄となった れいむは箱から転がり落ちる。 落ちた先は、ベルトコンベアーになっており、れいむの周りには、鋼鉄の れいむが沢山流れている。 ここは、鉄鋼業を主に行っている加工所なのだ。 れいむが巣穴だと思っていたのは、れいむが誕生して以来 ずっと眠って過ごしてきた狭い箱の中である。 そう、夢を見ていたのだ。 れいむは産まれてから一度もこの箱からでたことはない。 両親・姉妹・夫・子供、全ては夢の中での出来事だったのだ。 しかし、れいむはそのことを知らない。自分の記憶が夢であり、偽りのものだと気がつかないのだ。 ここは れいむを成体になるまで育て、鋼鉄に変えさせる工程である。 箱の中で、夢を見続けたれいむは、最後に目を覚まし、アストロンを行い、鋼鉄となり次工程へと送られるのだ。 この加工所は年間百万トンの粗鋼を生産するため、日に約十万匹の れいむがアストロンをしている。 これを供給するため、1日約十万匹の れいむが産まれる。 箱の中で、目と口を足を焼いて塞がれた、栄養剤をチューブで投与し続けている母体れいむに、 れいむ種の精子餡を別のチューブで注入させ、妊娠させる。 栄養過多状態なので、8~12程度の れいむ種の実ゆっくりがついた茎が生えてくる。 妊娠させてから2時間後、箱の中に設置された機械が、茎の先端を保持する。 そして、茎が保持された状態で、カッターが作動し、母体から茎を切り離す。 落下した茎の根元は、母体の前に設置されている水槽に落ちる。 水槽の中身は、成長促進材と、栄養剤、強力な睡眠薬である。 茎が母体から離されて10時間すると、実ゆっくりは眠ったまま生まれ落ちる。 そして、眠ったまま、傾斜を転がり落ち、ベルトコンベアーで運ばれ、機械によって箱に一匹ずつ入れられる。 この箱は、一部屋に何万とあり、棚に綺麗に設置されている。 なお、実ゆっくりが産まれたことで、母体れいむは次の妊娠をすることになる。 箱の中で、眠った状態の れいむに、チューブが自動的にさされ、液体が注入される。 液体の中身は、成長促進材と、栄養剤、強力な睡眠薬に、記憶餡を液化したものである。 ゆっくりの餡子は筋肉であり、内臓であり、大脳である。 そのため、他の個体の餡子を体内に移植した場合、移植元の個体記憶を受け継ぐことができる。 通常、自我をもった ゆっくりに他の個体の記憶餡を移植しても、記憶の混乱は生じない。 しかし、ここのれいむは違う。 実ゆっくりの自我形成期を母体から離され、睡眠薬を体内にいれられて育ったため、自分という認識が弱いのだ。 この状態のれいむに、記憶餡を注入することで、記憶餡の記憶を、自分の記憶だと誤認させることができる。 加工所では、記憶餡の人工生産に成功している。当然、記憶の内容もだ。 加工所では、どんな記憶内容の記憶餡でも自由に作ることができる。 (おかげで、ペット部門では、善良な個体の量産に成功したが、何故か飼い主の元でゲス化する率は以前と変わらない。) アストロンさせるための れいむに注入される記憶餡の記憶とは、前述の れいむの生涯である。 幸せな一家に産まれ、虐待鬼威惨に襲われ、家族を失うが、母のアストロンのおかげで自分だけは生き残れた赤ゆっくり時代。 引き取られた叔父叔母の家で、子供の まりさに慰められ、元気になると同時に淡い恋心を抱く子ゆっくり時代。 成人(成ゆん?)し、まりさからプロポーズをうけ、妊娠し、子供を4匹出産をし、ゆっくりとした生活を送る新婚時代。 この内容の記憶餡を、誕生してから、50時間経過するまで与え続ける。 こうすることで、れいむは母性あふれる ゆっくり = アストロンが使える ゆっくりになるのだ。 なお、薬のおかげで、この時点でれいむはすでに成体となっている。(強制的に大きくしてるため、運動機能が弱いが別に問題はない。) 最後に虐待鬼威惨の手によって、三女まりさ、四女れいむ、次女まりさ、夫まりさの順番に殺され、長女れいむをつれて、巣の奥まで逃げる。 この内容の記憶餡を注入した後、チューブを抜き、別のチューブから気付け薬であるカプサイシンを注入する。 目が覚めた れいむは、部屋の後ろに設置された赤れいむの人形に仕組まれたスピーカーから、発する声を聞く。 「おぎゃぁしゃん!!じゃ、じゃいじょうびゅ!!?? れいみゅちゃち、たちゅきゃりゅ よにぇ!? おきゃあしゃんぎゃ みゃもっちぇ くれりゅよにぇ!?」 このセリフを聞き、目の前にある人間の手を模した人形を見て、れいむは今まで自分が寝ていたことを気がつくことなく、 偽りの記憶、夢に気がつくことなく、子供を助ける決心をする。 そして、偽りの記憶の中で、母に助けれたシチュエーションを思いだし、偽りの娘を助けるために、自己犠牲の精神をもって、アストロンをするのだ。 アストロンにより、部屋の重量が変わったことをセンサーが感知する。 すると、部屋が傾き、鋼鉄となった れいむだけが外にだされ、ベルトコンベアーにのり、次工程へと流れていく。 その後、れいむたちは、溶かされ、粗鋼となって、出荷される。 れいむたちの尊い自己犠牲のおかげで、 鉄鋼石の採掘費用も、輸入費用も、燃料費も必要なく、 また、人件費もほとんどかからないため、安価で良質な粗鋼が生産され、加工所は非常に潤うことなった。 加工所だけではない、れいむの尊い自己犠牲のおかげで、国内の製造業は安い鋼材を入手することができ、 なおかつ、資源として他国に粗鋼を輸出することもできるようになったのだ。 れいむの尊い自己犠牲のおかげで、現在、この国の経済は潤っている。 今日も、加工所では れいむが偽りの家族のために、アストロンを行っている。 あとがき やっと書けた。 アストロンをどうしても書きたく、色々と書いてたけど、これが一番マシ、且つ最後まで書けたものなので投稿させてもらいます。 劇中で、同じ虐待内容を二度も読ませて申し訳ありませんでした。 れいむにアストロンをしてもらうために、アストロンを使う母れいむと、同じシチュエーションが必要だったもので…… とはいえ、これは言い訳です。SS書くのが上手な方なら、もっと面白く書けたと思います。 れいむがアストロンをする条件は独自設定です。気分を害された方、申し訳ありません。 駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。今後もよろしければ、読んでください。 過去作品 anko3893 穏やかな日常、或いは嵐の前の静けさ anko3901 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 前編 anko3902 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 後編 anko3903 孤独なぱちゅーが共に過ごすもの anko3904 名物 anko3907 こなさん anko3913 006受け入れた anko3917 ゆっくりによる経済 anko3928 音楽隊 anko3939 赤いリボンのサンタさん anko3951 新しいゆっくりプレイス anko3957 お空のゆっくりプレイス anko3963 安住の地 anko3967 おちびちゃんが欲しい 前編 anko3968 おちびちゃんが欲しい 後編 anko4004 初詣の帰りに anko4013 ゴミ箱の中のゴミ anko4034 チョコレートをください anko4036 子れいむを拾ったよ anko4045 たまには まりさを見逃そう anko4066 れいむのバレンタイン anko4067 しーしーこぞう anko4124 野良ゆっくりは ゆっくりしている anko4166 食欲旺盛 anko4223 ガイザー anko4233 しゅーくりーむさん
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『チョコレートをください』 29KB いたづら 不運 誤解 都会 現代 独自設定 うんしー バレンタインデーとは関係ありません かすがあきです。 注意 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 うんうん 注意。 一部、独自設定があります。 チョコレートをください ゆっくり専用のゴミ箱に、ゆ虐で潰したゴミ共を捨てる。 さて、今度はどんな ゆ虐を楽しもうか?などと考えながら、俺は街を歩く。 ショッピングモールに入り、買い物をし、昼食をとる。 途中、ペットショップ(とは名ばかりで ゆっくりと、ゆ虐グッズの専門店)により、消耗品を補充する。 「おねがいじばず!!ばりざに ぢょこれーどざんを ぐださいぃぃぃいい!! ばりざの、おちびちゃんが びょーきざん なんでずぅぅうう!!! ちょこれーどさんが ないと、えいえんに ゆっぐりじじゃうんでず!! とっでも、とっでも ゆっぐりじた いいこ なんでずぅうう!! おねがいじばず! にんげんざん!!ばりざじゃ ちょこれーどざんを みづげらればぜん!! ばりざは だめな おどーざん なんでず!! おねがじばず!!ばりざに ちょごれーどざんを くだざいぃいいい!!!」 自宅に帰る途中、 必死にチョコレートを強請る まりさを見つけた。 このまりさ、野良にしては綺麗な体をしており、言葉の内容(自分をダメな父親と言うところ)から、 なかなか賢い ゆっくりだということが分かる。 『まりさ、どうしたんだい?』 できるだけ優しい声をつくり、まりさに話し掛ける。 「に!にんげんさん!!ありがどうございばず! ばりざの はなじを ぎいでぐだざい!!おねがいじばず!! ばりざに、まりざに、ちょこれーどざんを くだざい!!! おちびちゃんが、びょーきざん なんでずぅぅううう!!!!!」 恐らく初めて人間に声をかけられたのだろう、まりさは笑顔で土下座をし、礼を言う。 そして、その姿勢のまま要求を言う。 『チョコレート?病気の子供がいるなら、チョコレートよりもオレンジジュースじゃないのか?』 甘い物はゆっくりにとって薬になる。 普通、あまあまをくださいというか、万能薬であるオレンジジュースをくださいというものだが、 このまりさはチョコレートを指定しているので、不思議に思い尋ねてみた。 まりさは土下座をしたまま応える。 「おちびちゃんの びょーきさんは、げりざん なんでずぅぅううう!! げりさんは おれんいゆーすさんじゃ なおらないっで、 ちょごれーどざん じゃないど なおらないっで ぱちゅりーが いってばじだぁぁあ!!」 なる程、ゆ下痢か。 ゆっくりは水分を大量に摂取すると、尿として排泄をする。 しかし、尿だけでは排泄しきれない程の水分を摂取した場合、下痢になる。 ゆっくりの下痢、ゆ下痢は、液化した餡子で最終的に中枢餡まで排泄してしまい、死んでしまう。 生物が下痢になった場合、水分補給が対処療法だが、不思議生物(なまもの)のゆっくりは違う。 体内の水分を排泄しようとする症状のため、水分を取れば、取った以上に排泄してしまうのだ。 そのため、万能薬として名高いオレンジジュースだが ゆ下痢に対してだけは効果がない。 むしろ悪化させてしまうのだ。 ゆ下痢を直すには、水分が少なく油分が多い甘味を食べさせるのが最も良いとされている。 これらの点をみたしているチョコレートは、ゆ下痢の特効薬となるのだ。 これらのことを理解しているあたり、この まりさに助言した ぱちゅりーは なかなか賢いと思われる。 もっとも、ちぇんの中身や排泄物はチョコレートなのだから、ちぇんを殺すか、排泄物を貰えば済むのだが、 そういう考えがないあたり、やはり残念な餡子脳のようだが。 『幸い、俺はチョコレートをもっている。俺を案内してくれたら、チョコレートをあげてもいいぜ。』 チョコレートが好きな俺は、さきほどの買い物で大量に購入していた。 「ほ!ほんとうでずがぁああ!!??」 まりさが涙で汚い顔を俺に見せ尋ねてきた。おいおい、礼を言う前に疑うのって失礼じゃない? 『イヤなのか?イヤなら俺はこれで……』 「いやじゃありばぜんん!!!ありがどうございばずぅうう!!!」 『ほら、さっさと案内しろ。』 「はいぃい!!ありがとうございばず!ご、ごっぢでず!!」 まりさは俺に背を向け、跳ねだす。 その顔には安堵の色が見え、微かに笑顔になっている。 俺はゆっくりとした足取りで、まりさと同じで微笑みながら歩く。 移動しながら、まりさは勝手に自分の身の上を語りだした。 かつて飼いゆっくりだったこと。ぱちゅりーと番になったこと。 2匹は金バッチだったこと。 言いつけを守っていたのに、何故か捨てられたこと。 2匹で必死で野良として生きてきたこと。 野良生活の中で子供を2匹つくり、1匹(ぱちゅりー種)はすでに死んだこと。 最後の子供(まりさ種)が病気(ゆ下痢)になり、死にそうだということ。 所々 だぜ言葉がでるが、俺に対して敬語で話すあたり、 まりさの話とおり、優秀で善良なゆっくりなのかもしれない。 恐らく、飼い主の身勝手な理由で野良になったのだろう。 正直腹立たしい。 ゆっくりを野良にするなんて!捨てるなら殺してゴミ箱にいれるべきだ! まぁ、そのお陰で俺が楽しめるから、元飼い主に少しだけ感謝もしているが。 そんなことを考えていると、まりさは汚いビニールシートが被された、ダンボールの前に止まった。 まりさの家は汚い路地裏の中にある、小さな小さな空き地にあった。 ここなら人間に見つかる可能性も低い。なかなかのゆっくりプレイスだ。 ビニールシートをあけ、中を確認する。 中には、苦しそうな子まりさと、それを慰めようと ぺーろぺーろしている ぱちゅりーがいた。 子まりさの下には、ビニール袋と餡子まみれのボロクズのようなタオルが敷いてあり、 排泄物の汚れが家に着かないようにしているようだ。 「ぱちゅりー!おちびは!!??」 「むきゅ、まりさ!とっても きけんな じょうきょうさんよ!そっちの にんげんさんは?」 「あんっしんするのぜ!ぱちゅりー!この にんげんさんは、おちびを たすけてくれるのぜ!!」 「むきゅ!ほんとうに!?にんげんさん、ありがとうございます!」 ぱちゅりーは土下座をして礼を言う。 『ほら、お前らが欲しいのは、これだろ?』 チョコレートを取り出し、見せつける。 「そう!その ちょこれーとさんを はやく おちびちゃんに!」 ぱちゅりーは笑顔で言う。子供が助かると信じきっている顔だ。 『今、包装をほどくからな……』 俺はゆっくりとチョコレートの包装をほどく。 「ゆっくり いそいでね!おちび、もうすこしの しんぼうなのぜ!」 「ゆひゅぅ……ゆひゅぅ………ゆ、ゆっぐり、りがいじだよ……ゆひゅぅ… っゆ!!ゆやぁぁああああ!!おにゃきゃがいざいぃいいいいい!!!!! ぼ、ぼぅ、うんうんじだぐないぃいいい!!!」 子まりさは苦しそうに言うと同時に、液状のうんうんを排泄する。 「おちびぃぃいいいい!!!じっがりずる のぜぇぇえええええ!!!」 「むっきゅぅぅうう!!もうすこしの しんぼうさんよぉおおお!!!」 汚いゴミが汚いゴミを汚い音と共に産み、汚いゴミたちが絶叫をあげる。 最悪の気分だ。 「ゆひゅぅ……ゆひゅぅ………た、たずげで……ゆひゅぅ…」 下痢うんうんの排泄がおさまり、子まりさが焦点のあっていない目で命乞いをする。 「もうすこしなのぜ、おちび!いま にんげんさんが ちょこれーとさんを くれるのぜ!!」 「ゆっぐり、りかいじだよ……ゆひゅう……」 子まりさは まりさの言葉を聞き、ゆっくりと笑顔になり、 その笑顔を見て、まりさと ぱちゅりーも笑顔になる。 そんな笑顔の3匹に、俺は笑顔で宣言する。 『ああ、そうそう。悪いけど、タダじゃないよ。』 「ゆ!!??」×2 まりさとぱちゅりーが目を丸くして俺をみつめる。 暫くして、 「どぼじでぞんなごどいうのぉおおおおおおおお!!!!」×2 と声をそろえてあげる。流石夫婦だ。息がピッタリで面白い。 「ゆ゛っ!!ゆがわぁぁぁぁあああああああ!!!!!」 子まりさは大きな声をだし、再度 下痢うんうんを排泄する。 餡子が減っている為、既に楕円形に縮んでおり、残り僅かな命だということが分かる。 「むきゅ!おちびちゃん!!にんげんさん、ぱちゅたちは きゃっしゅさんを もってないわ! でも、ぱちゅたちに できることなら なんでもする から、おねがい!ちょこれーとさんを!!!」 ぱちゅりーが土下座をして頼み込む。 『さすがぱちゅりー。よくわかっているね。 それじゃぁ、チョコレートの代価として、俺をゆっくりさせてね!すぐでいいよ!』 俺の言葉に、まりさと ぱちゅりーは互いの顔を確認する。 「にんげんさん!おねがいします!まりさたちに、 どうしたら にんげんさんが ゆっくりできるかを、おしえてください!」 まりさが土下座をして頼んできた。 『うん!さすが元金バッチだな。 もしここで歌や踊り、計算や うんうんを見せ付けてきたらすぐに立ち去るつもりだったよ。』 「………」×2 俺の言葉を黙って聞く2匹だが、額から汗が流れ出ている。 もしかしてやろうとしていたのか? 『いいか、まずはお前ら2匹で、そのチビが出したうんうんを舐め取れ。』 「ゆ?」×2 2匹が口をあけ固まる。 『だ~か~ら~、その汚いタオルについている うんうんを舐めろって言ったの。』 「ゆがぁぁぁああああ!!??ど、どぼじでっぇええええ!! うんうんは きたいででしょうがぁぁああああああ!!!!!!」×2 『あ、イヤなの?じゃぁ、この話はなかったことで。それじゃぁな。』 俺は立ち上がり、立ち去ろうとする。 「むきゅ!ま、まって にんげんさん!ぱちゅは なめるわ!」 「ぱちゅりー!?………に、にんげんさん、まりさも なめるよ!」 2匹は俺にまつように頼んできた。 『そうか。それじゃぁ、舐めるところをしっかり見させてもらうよ。 先に言っておくけど、吐き出したりしたらダメだからな。もし吐き出したら、俺はすぐに帰るぞ。』 「ゆっくりりかいしました……」×2 2匹は子まりさの尻を挟んで向かい合う。 「ぺーろぺーろ……むっぎゅ!!………ぺーろぺーろ……むんっぎゅ!! ゆはぁ……ゆはぁ……さ、さぁ……ま、まりさも……ぺーろぺーろ……」 ぱちゅりーが先にうんうんを舐めだす。 「ぱちゅりー……わかったのぜ……ぺーろぺーろ……んっぐ!! ……ぺーろぺーろぺーろぺーろ……んんっぐぐぅう!!ゆがぁ……ゆばぁ……」 2匹は嗚咽感と戦いながらうんうんを舐める。 暫くゴミがゴミを舐めているのを見ていると、ゴミ製造機が悲鳴をあげだした。 「ゆひゅぅ……ゆひゅぅ……ゆひゅぅ… っゆ!!ゆやぁぁああああ!!おにゃきゃがぁぁぁぁああああああい!!!!! で、でりゅぅぅぅうう!!うんうんぎゃぁぁぁああ!!」 『まりさ!ぱちゅりー!動くな!!動いたら俺は帰るぞ!!』 俺は2匹が声をあげる前に命令をする。 「お、おちび!が、がまんするのぜ!おねがいなのぜ!!」 「おちびちゃん!ゆっくりがまんするのよ!おねがい!!」 2匹はうんうんを我慢するように懇願するが、当然無理だ。 「ゆ゛!!ゆがっわぁぁあああ!!ご、ごめんなのぜ・……!!!う!うんうんでちゃうのぜ!!」 子まりさから汚い音と共に、下痢うんうんが飛び出る。 「ゆっぎゃぁぁあああ!!く、くさいぃぃいいいい!!!!」×2 2匹が悲鳴をあげる。顔と帽子が うんうんで汚れていく。 『ははは!!うんうん まみれになったな!!』 震えながらも屈辱に耐えている2匹を見ていると、より愉快な気分になる。 『よし、だいぶゆっくりしてきたぞ。お前ら、もう舐めなくていいぞ。』 「ゆ!」×2 2匹の顔が笑顔になる。 『さて、次だ。ぱちゅりー、まりさを妊娠させろ。』 「ゆ!?」×2 2匹の顔が引きつる。 『安心しろ、スッキリ死しないように、薬をやるよ。ほら。』 俺は濃縮オレンジジュースを2匹に注射する。 「ぱちゅりー、まりさに きにすることなく、すっきりするのぜ!はやく!」 まりさが尻を ぱちゅりーにむける。 その顔は涙まみれだが、子まりさを助けるという決意が見られる。 「むきゅぅ……ごめんなさい、まりさ……」 ぱちゅりーは まりさにあやまり、ぺにぺにを勃てる。 「ゆ!!ゆぅぅうぅうううう!!!!ば、ばりざのばーじんざんがぁぁああ!!」 まりさ種は父親役を務めることが多い。男性的であることに誇りすらもっていることも多い。 そのため、破瓜の精神的苦しみは他の種よりも強いと言われている。 子供のためとはいえ、やはりバージンを失った悲しみは深いのだろう。 まりさの目から涙があふれ出ている。 「ごべんなざぃ!まりざぁぁああ!!!」 そんな まりさを気づかって、ぱちゅりーが謝る。 『ほらほら、はやくスッキリしないと、おちびちゃんが死ぬよ。さっさとしてね!』 俺の言葉に反応してぱちゅりーの動きが速くなる。 『おい、ちび、見えるか?お前の母親が、お前の父親を犯しているぞ。』 「ゆはぁ……ゆはぁ……お、おとーしゃん……」 子まりさの顔色がより一層悪くなった。 「み!みちゃ だめなのぜ!おちび!!!」 『ダメだ。しっかりと見ろ!見て感想を言え。さもなくば、このチョコレートは俺が食べるぞ。』 「むっきゅぅ……おちびちゃん……ここは すなおに したがって………」 ぱちゅりーが涙を流しながら言う。 『ほら、早く感想を言えよ。』 「ゆはぁ……ゆはぁ……さ、さいきょーの……お、おとーしゃんが……… や、やべでぼじぃのぜ……ぼ、ぼう ばりざの だめに…ゆはぁ……ゆはぁ…… ぞ、ぞんごど……や、やべで………」 子まりさが涙を流す。 どうやら、善良な両親の元に生まれ、育っただけあって、善良なようだ。 面白くない。もっとこう、両親を罵倒する言葉が聞きたかったのに、少し残念だ。 「ゆ!ゆぅうううう!!!」 「むっきゅぅわぁあぁあああ!!ま、まりざぁぁああ!! ぱちゅは、も、もうぅぅううう!!!」 「ぱちゅりぃいい!!ま、まりざもっっぉおおおお!!」 どうやらスッキリが終わりそうだ。 「っすっすすっっすっきりいぃぃいいいいい!!!!!」×2 汚い嬌声をあげ、スッキリを終わらせる2匹。 「ゆはぁ……ゆはぁ……ゆはぁ……ゆ!く、くきさんがぁ……」 まりさの額から茎が伸びる。無事妊娠したようだ。 「あぁああ…まりさの…まりさのおちびなのぜぇ……とってもゆっくりしてるのぜぇ…… まりさのおちびちゃん……」 まりさの目が柔らかくなる。妊娠したことで、母性に目覚めたようだ。 「ゆぴ!?」 そんな まりさに成長促進剤を注射する。 「むきゅ!おちびちゃんたちが、どんどんおおきくなっていくわ!」 あっというまに大きくなる4匹の実ゆっくり。あと数時間もすれば生れ落ちるだろう。 『よし、まりさ。それじゃぁ、間引きをしよう。』 「ゆ?だ、だめだよ!ゆっくりした おちびちゃんだよ!まびいちゃ だめだよ!」 母性に目覚めた まりさが間引きを拒否する。 『だったら選べ。あの下痢で苦しんでいる子まりさと、この実ゆっくり、どっちの命をとる?』 「ゆ?ゆがぁぁああああああああ!!!!ぞ、ぞんなぁぁああああ!! ど、どっちも だいじなぁ だいじなぁぁあああぁああああああ!!!!!!!!!!!!!」 まりさは大きく目を見開き、汗をダラダラ流しながら葛藤をする。 「むきゅ!まりさ、よくきいて。 こんなに たくさんの おちびちゃんは ぱちぇたちには そだてられないわ。 あかちゃんを そだてるのは とってもたいへんよ。きっと みんな しんじゃうわ! だから、ここは かくじつに たすかる びょうきの おちびちゃんを たすけるべきよ!」 ぱちゅりーは子まりさを助けるべきだと言う。 赤ゆっくりの死亡率は確かに高い。 野良で4匹も育てることはまず無理で、なかなか冷静な判断だ。 もっとも、自分で腹(?)を痛めた子供を優先しているだけかもしれないが。 「ぱちゅりー……で、でぼぉおおお…… この おちびちゃんたちは、まりざの はじめでのぉぉおおおおお……」 『ほらほら、どっちにするんだ?はやく決めろ。』 「まりさ、おねがい!」 ぱちゅりーが夫である まりさに懇願する。 「ゆひゅぅ……ゆひゅぅ……ゆひゅぅ… お、おとーしゃん………た、たちゅけ……て……ゆっぅぅぅううう!!う、うんうんがっぁあああ!!」 子まりさが父である まりさに懇願する。 懇願しながらも下痢うんうんを排泄する姿はどこか滑稽で俺を愉快にさせる。 「ゆ……ゆぅううううううううう………」 まりさは目を強く閉じ、歯を強く噛み締め、涙を流す。 「ゆぅううぅうううううう……… ま、まびいで……ぐだざぃ…………」 まりさは苦渋の決断をした。 母であるよりも、父であることを選んだ まりさ。 やはり、まりさ種は父性のほうが強いのだろうか? それとも、ぱちゅりーの説得が効いたのだろうか? どちらかは分からない。まぁ、どっちでもいいことだが。 『よし、少し痛いけど、我慢しろよ。』 俺はまりさの茎を手で折る。 みるみるうちに黒くなる実ゆっくりたち。 『ほら、まりさ、ぱちゅりー。こいつらを喰え。全部喰ったら、チョコレートをやる。でも、絶対に吐くなよ。』 「むきゅ……ほんとうに?」 『ああ、約束する。』 「まりさ、つらいでしょうけど、おちびちゃんの ためよ。がまんして たべましょ。」 「……ゆっくりりかいしたのぜ……」 2匹は震える舌で実ゆっくりをもぎり取り、口へと運ぶ。 「むーしゃむーしゃ……むーしゃむーしゃ……」×2 『おい、しあわせーはしないのか?』 何も言わずに咀嚼する2匹に聞く。 「むーしゃ……し、しあわせー……ゆぅ……ご、ごべんね、おちびちゃん……」 まりさが泣きながら言う。 「むーしゃむーしゃ……し……しあわせー…… まりさ、しかたのないことよ、おちびちゃんも ゆるしてくれるわ、きっと。」 ぱちゅりーも元気なく【しわせー】と言い、まりさを慰める。 『ほら、あと2つあるよ。ゆっくりしてないで、さっさと食べてね!』 「………むーしゃむーしゃ……しあわせー」×2 2匹は不幸せそうな顔で幸せと言う。 「ゆっぐ……ゆっぐ……お、おちびじゃん……ご、ごべんね‥……」 まりさは今にも泣き崩れそうだ。 「ゆぅ……ゆっぷ……むきゅ……がまんするのよ……」 ぱちゅりーは嗚咽感を必死で我慢してる。 『ははは。まったく、自分たちの子供を食べるなんて、とんだゲスたちだね。そこまでしてチョコレートが欲しかったのかい?』 「ゆぐぐ……」 まりさは俺を睨みつけてくる。その目は俺を愉快にさせ、とても ゆっくりできる。 『なんだい、その顔は?本当のことだろ?』 「まりさ、やめて。にんげんさん、ぱちゅたちは いわれた とおり おちびちゃんを たべたわ。 やくそくさんは まもって くれるわね?」 俺はチョコレートを折り、一欠片を見せながら、 『もちろんさ。ほら、おちびちゃんが飲み込みやすいように、チョコレートを小さくしたぞ。』 と言い、苦しんでいる子まりさの口の上にもっていく。 『俺が手を離せば、このチョコレートがおちびちゃんの口にはいるぜ。』 「ゆひゅぅ……ゆひゅぅ……ゆひゅぅ… っゆ!!ゆやぁぁああああ!! で、でりゅぅぅぅうう!!うんうんがぁぁぁああ!!いじゃぃぃいいいいいい!!!」 子まりさが再び下痢うんうんを排泄する。 「にんげんさん、ゆっくりしないでぇええええ!!はやくしてぇぇぇぇ!!! とっても きけんな じょうたいさん なのよぉおおおお!!」 「おちびぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!!!」 『はいはい。それじゃぁ、おちびちゃん、チョコレートだよ。噛まずに、すぐに飲み込めよ。』 「ゆひゅぅ……ゆ、ゆっくり…り、かい……したよ……」 指の力を抜き、チョコレートを落とす。 チョコレートはゆっくりと、子まりさの口の中に落ちた。 まりさとぱちゅりーの顔は笑顔だ。 これで子まりさが助かる。イヤな思いを沢山したが、その苦労も報われる。 そんなことを考えているのだろう。 「ゆひゅぅ……ゆ!ごっくん………」 子まりさは俺に言われた通り、チョコーレトを噛むことなく飲み込んだ。 「……ゆ!!っゆっがぐがぁ!!こ!!こり!!どぐはいっでりゅぅぅうううううう!!!! ゆがぼがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 子まりさは絶叫をあげ、口から餡子を盛大に吐き出した。 どこにこれだけの元気があったのかが不思議なぐらい、 激しくのた打ち回り、汗と涙と涎、尿、そして下痢うんうんが止まることなく、勢いよくあふれ出る。 「ゆごぼげぼがああああああああああ!!!ごろじでええええええええ!」 子まりさは、もはや助けとは言わなかった。 恐らく、死こそがこの苦しみから開放される唯一の救済であることを理解したのだろう。 「………」×2 まりさと ぱちゅりーは口を開けて、その光景を眺めていた。 「ごぉお!!ごろじっでぇぇえええ!!!!!んっがぁぁあああ!!! がばっぐっびゃぁぁぁあああああああああああ!!!!!???? っごっびゃがぁぁぁぁぁああ!!!??ゆべぇぎゃぁぁぁあああ!!!???」 嘔吐物の勢いにまけ、全ての歯が抜ける。 「ぎゃばばぁぁぁあああああ!あんござぁあんがぁぁぁぁあああああああ! うんうんがぁぁぁああああ!!!!!!!ああああああんござんががぁぁぁああ!!! あああんごあんごうんうんがぁぁああ!!!あんござっんんん! ゆっぎゃぁぁああああああああああぁぁぁぁあああああああああ!! じねぇぇえええ!!おばえら゛みんな!!じねぇぇぇええええ!!!!!………………………………」 嘔吐と下痢の流出がピタリと止まり、静かになる。 ほぼ全ての餡子を出したようで、子まりさの汚い皮だけが地面に残っている。 その顔は世界の全てを呪っているように見える。 「………お…おちび?」 まりさが呟く。餡子脳では状況が理解できないようだ。 「…………む!っぎゅぅぅうう!!」 「ゆ!!??ぱちゅりー!?どうしたのぜ!!??」 「ゆっげぼぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!!」 ぱちゅりーの口から生クリームが噴射される。 渾名がゲロ袋のぱちゅりーにしては、これまでよく我慢したほうだ。 しかし、助かると確信した我が子が死んだことに、ぱちゅりーはついに耐えらきれなかったのだ。 「ぱちゅりー!!だめなのぜ!くりーむさんを はいたら だめなのぜぇぇぇえ!!!」 まりさがぱちゅりーの頬を舐めるが、何の効果もなく、ぱちゅりーは生き絶えた。 ゲロ袋の渾名に相応しい死様に頬の筋肉が緩んだ。 「…………ぱちゅりー? …………おちび?………… ど、どうしたのぜ?どうして ふたりとも ぺしゃんこさん なのぜ? へんじを するのぜ!まりさに はなしかけて ほしいのぜ!! おちびは ちょこれーとさんで げんきになる はず なのぜ!!? おちび へんじを するのぜ!! いったい どういうこと なのぜ!おしえてほしいのぜ!ぱちゅりー!!」 死骸を問いただす愉快な まりさに、俺は声をかける。 『まりさ、ぱちゅりーも、おちびちゃんも、もう死んでるよ。』 「ゆ!?に、にんげんさん……… ど、どぼじでぇぇえええええ!!!! どぼじで、ぱちゅりーがぁぁあああ!!!?? どぼじで、おちびがぁぁああああああああ!!!?? ばりざは がんばっだ のぜぇえぇええ!!! ぐっざい うんうんを たべで、だいじな おちびちゃんを たべでぇぇえぇえ!! ぜんぶ おちびの だめにぃぃいいい!!ゆっぐり できないごどを だえだのぜぇぇええ!!! なのに、どぼじでぇぇえええ!!!どぼじでぇぇええええええええええええ!!!?? どぼじでぇ、おちびと、ぱちゅりぃがぁぁあああ!!!??」 まりさが泣き喚く。 「ゆ!!!!!!!! くっそにんげんがぁぁあああ!!!!」 まりさが突然、俺に怒りを表し、体当りを仕掛けてきた。 当たっても痛くも痒くもないが、ズボンを汚したくないので、回避する。 「ゆべぇ!?」 地面に激突する まりさ。しかし、泣くこともなく、俺のほうを向き、叫びだす。 「おばえのせいだぁあぁああ!!! くそ にんげんがぁああぁ、ちょごれーどざんをよござながっだがらぁぁぁぁああああ!!!」 『はぁ?何を言ってるんだ、お前は? ほら、ここに書いてあるだろ?チョコレートって。金バッチだったら、カタカナなら読めるだろ?』 俺はチョコレートの包み紙を見せる。 「ゆ!!?ち…ょ…こ…れー…と……ちょこれーとさん なのぜ…… だ、だったら、どうじっゆべぇぇええええ!!!!!!!????」 まりさが疑問の言葉を全て言う前に、俺はまりさを蹴る。 綺麗な放物線を描き、まりさが地面に落ちる。 「ゆべぇぇぇえ!!!!な、なにを?」 『何をって、まったく、人が親切でチョコレートをあげたのに、 おちびちゃんが死んだ理由を俺のせいにしたゲスを制裁しただけだよ。 ゆっくり理解してね!』 「ゆ?ゆっくりわるかったのぜ……で、でぼ、だったらどうじでおちびが!?」 素直に謝るあたり、善良なやつだと思う。 ただ、敬語を使う余裕がなくなったのだろう、だぜ言葉で俺に話し掛けてきている。 『さぁな?とりあえず、残ったチョコレートを食べるか?』 まりさの前にチョコレートの欠片を置く。 「ゆぅ……ありがとうなのぜ……ちょこれーとさんをたべて、すこしだけ ゆっくりするのぜ……」 まりさが汚い舌を伸ばし、チョコレートを掴み、口内へと入れる。 番と子供が死んだというのに、食欲には負けるあたり、善良とはいえ、所詮ゆっくりだ。 「むーしゃむーしゃ…!!こ、こりどくがはいってりゅー!!」 まりさは折角口内に収めたチョコレートを吐き出した。もったいないな。 『おいおい、折角のチョコレートだぞ。吐くなよ。』 「な、なにを いっているのぜ!これは どく なのぜ!ちょこれーとさんじゃないのぜ!!!」 『はぁ?これは正真正銘のチョコレートだよ。さっき包装紙読んで確認しただろ?』 「うそは よく ないのぜ!こんな にがいのは ちょこーれとさんじゃ ないのぜ!!」 『おい、これは苦いチョコレートなんだよ。』 「ゆ?」 『このチョコレートはな、砂糖が一切入っていない、カカオだけの苦いチョコレートなんだよ。 だいたい、チョコレートは本来苦いものだ。甘いのは砂糖を入れているからだぞ。そんなことも知らないのか?』 「はぁぁあああああああああ!!!??? なにを いっているのぜぇぇぇぇぇえええええええ!!! ちょこれーとさんは とっても あまあまな ものと きまっているのぜぇぇぇええええ!!!! あまあま じゃなければ、くすりさんに ならないのぜぇぇえええええええええええええ!!!」 『あ、な~んだ、甘いチョコレートが欲しかったのか。だったら最初からそう言えよ。 ああ、そうか。だからおちびちゃんは死んだのか。 甘くないチョコレートを食べて死んだのか。で、そのおちびちゃんの死を見て、ぱちゅりーも死んだと。 まったく、お前が ちゃんと甘いチョコレートをくださいって言わないからだぞ。 お前の言葉が足りないからおちびちゃんと ぱちゅりーが死んだんだぞ。ゆっくり反省してね!!!』 俺の白々しい言葉にまりさの顔がどんどん歪んでいく。 「………ふっ……ふっざっげっるっなぁぁぁあああああ!!! このげすがぁぁぁぁあっぁあぁああああああああああ!!!!! せいっさいしてやるのぜぇぇぇぇえぇぇぇぇええええええ!!!! じねぇぇぇえ!!げすな くそ にんげんは さっさと じねぇぇぇぇえぇえ!!!」 まりさが叫び、俺に攻撃をしかける。 「じねぇぇぇえぇええ!!!ぐべぇぇぇええ!!!!」 が、まりさの攻撃は当然俺にあたることはない。 まりさの体当たりが当たる前に、まりさを頭から足で押さえつける。 『バッカだな、お前らみたいなゴミを助ける人間なんているはずないだろ?』 「ば、ばりざだぢは…ごびじゃない……」 『ゴミだよ。捨てられたんだろ?』 「ちがうのぜ!!まりさたちはすてられたけど、ごみじゃないのぜ!!」 『人間から捨てられた存在をゴミって言うの。ゆっくり理解してね!ゴミ。』 「ゆっがぁぁぁああああ!!ごみって いうなぁぁぁあ!! あやばれぇぇええ!!かえぜぇぇえええ!!おちびと ぱちゅりーを がえぜぇぇえええ!!!」 『はいはい。わるかったよ。ほら、これいいか?』 「ぞんなあやまりかたっじゃ、ばりざのいかりはおっさまっらん???っぐべぇぇぇえええ!!!つ、つぶれりゅぅぅぅうううう!!!!」 踏みつけている足の力を強くする。 『やめてほしいか?助けてほしいか?』 「だ、だずげでぇぇぐだざぃ………」 ずびばぜんでじだぁぁああ!!ば、ばりざがわるがっだでずぅううう…… ばりざだぢはごびでじだ、ちょーじにのっでずびばぜんでじだ…… だ、だがら……だ、だずげで……」 力の差を再認識できたようで、まりさはすぐに謝る。 『謝る相手が違うだろ?』 俺は足に込める力を少し緩める。 「ゆ?ゆゆ???」 『お前が謝る相手は、あそこで死んでいるお前の子供のまりさと番のぱちゅりーだろ?』 「………ゆ?」 『お前がちゃんと正しく砂糖入りのチョコレートをもってこれれば、2匹とも死ななかったんだよ。 あいつらが死んだのは、お前のせいだ。だから、謝るならあの2匹に謝れ!』 「……………………ず、ずびばぜんでじだぁぁぁああ!! ばりざがばがでじだぁあぁぁああ!!!おちびとぱちゅりーがじんだのは、ばりざのぜいでずぅううう!! ずびばぜん!!!!ゆ、ゆるじでぐだざいぃいいい!!!!おちび、ぱちゅりー、ばがなばりざをゆるじでぐだざいぃいいい!!!」 まりさは涙を流しながら許しをこう。 悔しいのだろう、俺、人間のせいで死んだ妻子に対し、自分のせいで死んだと嘘を言い、許しをこう自分の姿が情けないことだろう。 他のゆっくりならば、助かる為に平気で嘘の謝罪をするだろうが、 なまじ賢く、善良なため、自分の言葉の意味を理解している まりさにとって、この謝罪は苦痛でしかない。 『そうか、お前のせいで、子まりさとぱちゅりーは死んだんだな?俺のせいではないんだな?』 「はぃいいい!!ぞうでずぅううう!!ばりざのぜいでずぅうう!!!にんげんざんはわるぐありばぜんん!!!」 命の為とはいえ、家族の命を奪った人間ではなく、自分が悪いという まりさ。 その屈辱に震える目を見ると、とても ゆっくりした気分になる。 『なるほど。よし、そんなゲスなまりさを制裁してあげるよ!感謝してね!』 「ゆ?ど、どぼじでぇぇええええええ!!ちゃんどあやばっだのにぃいいいい!!!」 俺はまりさを蹴る。 「ゆっべぇぇ!!??だ、だずげ……っゆっべぇぇええ!!!」 俺は まりさを何度も蹴った。 しばらくすると、まりさのお飾りと、お下げと、右目と歯がなくなった。 「ぼ、ぼぅ……ゆるじ…ゆばぁ………ゆ……るじで…………」 『ふぅ、いい汗かいた。そうだな、これぐらいで許してやるよ。お礼は?』 「…あ、ありがどぅ……ござ……ばず……ゆばぁ……ゆはぁ……」 『これにこりたら、これからはちゃんと砂糖いりのチョコレートを強請るんだぞ。わかったな?』 「ゆはぁ……ゆはぁ……ば、ばぃ……ゆっぐり……りがぃじばじだ………」 『本当かな?ここで練習してみろよ。ほら、俺にチョコレートを強請ってみろよ。』 「………ゆはぁ……ゆはぁ……に、にんげんざん、ば、ばりざに…… おざどうざんが……ばいっだ、ちょ……ごれーどざんを……くだざぃ……」 『よく言えたな。よし、ご褒美にチョコレートをあげよう。ほら、口をあけて。』 「…………」 まりさは口をあけない。 俺を見つめる濁った左目からは不信の感情が読み取れる。 おそらく、先ほどのカカオ100%を警戒しているのだろう。本当に賢いやつだ。 『まりさ、これからあげるチョコレートは俺がよく食べるやつで、砂糖入りだ。 だから、安心しろ。疑うなら、俺が先に食べてやるよ。………うん。うまい。ほら、平気だろ?』 チョコレートを食べる俺を、見つめるまりさ。 不信に満ちた、濁った目が、期待の目に変る。 「……ちょ…ちょこれーどさん……」 まりさが口をゆっくりとあける。どうやら信じてくれたようだ。 「く、くだざい……おざどうざんが……はいっだ……ちょごれーどざん………」 『欲しいんだな?チョコレートが。どうしてだ?』 食べる気になった まりさに尋ねる。 「ちょ……ちょご……れど…さんが、あれば、げん…きに、なる……からなの……ぜ ばりざは……ま、まだ、じに……だくな……いのぜ。だがら、だがら…… ちょごれーどざんを……おざどう…ざんが…はいっだ、ちょこ…れーどさんをぉ……くだざいぃぃいいいい!!」 まりさは、チョコレートを必死になって強請る。 今日、始めて見た時の まりさと同じだ。但し、今度は子供ではなく、自分のためだが。 『砂糖入りのチョコレートだ。ゆっくりと食べるんだな。』 俺はまりさの口にチョコレートをいれる。 まりさの顔は笑顔だ。 これで助かると信じているのだろう。 「………むーしゃ、むーしゃ!!!!ご、ごりどく!!ばいっでっるぅぅううううう!!!!」 っゆげっぼぉぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うぞっづっぎぃいいいい!!く、ぐぞ にんげんがあぁぁぁああああ!!!!」 餡子を吐き出しながらも、俺を嘘つきと器用に叫ぶ まりさ。 『おいおい、カカオ80%で、ちゃんと砂糖が入っているチョコレートだぞ。嘘つきとは失礼な。 苦いもの好きな俺の好物のチョコーレートだ。苦味の中に、微かに甘味があるだろ?』 通常のチョコレートはカカオ30%ぐらいで、甘すぎるため、あまり好きではない。 チョコレートはカカオ含有量が多い、苦いやつのほうが好きだ。 「っぞんなぁぁぁああ!!っゆっげっぼぉぉおおおお!!!! ど、どぼじでぇぇぇぇぇぇえぇえええええ!!!???ば、ばりざはぁぁぁあああああ!!! っゆっげっぼぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 嘔吐を続けるまりさに俺は声をかける。 『まりさ、ゆ下痢になった子まりさなんて、さっさと諦めればよかったのにな。 そうすれば、お前と ぱちゅりーは死ななかったよ。 人間を信じるからこうなるんだよ。これに懲りたら、もう人間の前にはでるな。 わかったな?ゴミ。』 「っゆっげぼぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 嘔吐を続ける まりさの目からは後悔の念が感じ取れる。 人間を信じたことを後悔しているか、チョコレートを強請ったことを後悔しているのか、 それとも、ゆっくりとして生まれてきたことを後悔しているのかは分からない。 そして、後悔の目をしたまま、まりさは絶命した。 俺は3匹の死骸をゴミ袋にいれ、空き地から立ち去り、公園に設置されている、ゆっくり専用ゴミ箱に捨てる。 ゆっくりに苦いチョコレートを与えるというのは始めての経験で中々楽しかった。 今度はどんな ゆ虐を楽しもうか?もっと激しいほうがいいだろうか? ベンチに座り、そんなことを考えながら、チョコレートを頬張る。 「にんげんさん!れいむは しんぐるまざー なんだよ!かわいそうなんだよ! だから、その ちょこれーとさんを ちょーだいね!すぐでいいよ!!」 足元で 汚い赤れいむを連れた、汚い成体れいむが叫ぶ。 俺は れいむたちのほうを見て、笑顔になった。 あとがき ゆ下痢の治療法はたぶん、独自設定です。 気分を害された方、申し訳ありませんでした。 過去作品 anko3893 穏やかな日常、或いは嵐の前の静けさ anko3901 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 前編 anko3902 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 後編 anko3903 孤独なぱちゅーが共に過ごすもの anko3904 名物 anko3907 こなさん anko3913 006受け入れた anko3917 ゆっくりによる経済 anko3928 音楽隊 anko3939 赤いリボンのサンタさん anko3951 新しいゆっくりプレイス anko3957 お空のゆっくりプレイス anko3963 安住の地 anko3967 おちびちゃんが欲しい 前編 anko3968 おちびちゃんが欲しい 後編 anko4004 初詣の帰りに anko4013 ゴミ箱の中のゴミ
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【第22話配役】 ●レイオン: テケさん ●ロベル:テケさん ●アルビオン:テケさん ☆レイオン ●[レイオン1] 「まくろきものって何処にいるんだ?」 ●[レイオン2] 「じゃあここで血を使えば……」 ●[レイオン3] 「ずいぶん広いな。 オケアノスはどこにいるんだ?」 (ヘラクレスが倒れたのを見て) ●[レイオン4] 「ヘラクレス!」 ●[レイオン5] 「正直つらいぜ」 (青いネクタルを使用、レイオンのMP回復) ●[レイオン6] 「おー、ありがとよ」 (全員回復する魔法だよ!) ●[レイオン7] 「パウテスマ!」 ●[レイオン8] 「よし、これで大丈夫だな。 あともうちょっとでつくよな?」 ●[レイオン9] 「……なんでこんなところに王様がいるんだ!?」 ●[レイオン10] 「お、おい冗談だろ! もうすぐなんだ、 こんなところでジャマしないでくれよ!」 ●[レイオン11] 「ほれっ!」 (攻撃を受ける) ●[レイオン12] 「いって」 ●[レイオン13] 「どうすんだ、俺達の攻撃全然きいてねぇ!」 ●[レイオン14] 「俺は回復するぜ!」 ●[レイオン15] 「俺は……回復は後でするべきだよな」 (ヘルメスの帽子を使う) ●[レイオン16] 「ほいっとな!」 (攻撃を受ける) ●[レイオン17] 「くそお!」 ●[レイオン18] 「くっそー、俺もステイアや ロベルみたいに補助魔法が使えれば!」 ●[レイオン19] 「お、おお」 (攻撃する) ●[レイオン20] 「このっ!」 ●[レイオン21] 「なんじゃありゃ!?」 ●[レイオン22]《早口で》 「きいてねーみたいだぜ!」 (攻撃を受ける) ●[レイオン23] 「うわっ!」 ●[レイオン24] 「俺は大丈夫だ! イースに補助を!」 ●[レイオン25] 「パウテスマ!」 ●[レイオン26] 「よし!」 ●[レイオン27] 「げっ、あっちも回復しやがった」 (改心の一撃) ●[レイオン28] 「うらあっ!!!」 ●[レイオン29] 「な、なんだよ! あきらめ悪いなおい!」 ●[レイオン30] 「お前だ!お前!」 ●[レイオン31] 「いってぇぇぇぇえ!」 ●[レイオン32]《早口で》 「ロベルすまねぇ! 魔法ももうあんまり使えねえから 自分の回復する!」 ●[レイオン33] 「パウテス!」 ●[レイオン34] 「くっそ!」 (ロベル気絶) ●[レイオン35] 「ロベル!!!」 ●[レイオン36] 「わかったぜ!」 ●[レイオン37]《早口で》 「最後のパウテスマ!」 (めっちゃきいてる) ●[レイオン38] 「ぎゃあああ!」 ●[レイオン39] 「あるなら最初から使えよ!」 ●[レイオン40] 「わかってる!」 ●[レイオン41] 「パウテス!」 ●[レイオン42] 「ってえ!」 ●[レイオン43] 「ステイア、今回復するからな!」 ●[レイオン44]《早口で パウテスは以後使用不能に》 「これで終わりだ、パウテス!」 (めっちゃきいてる) ●[レイオン45] 「だめだっ!」 ●[レイオン46] 「俺がやる!」 ●[レイオン47] 「おきろ!!!!!!」 (気絶する) ●[レイオン48] 「ぎゃぁぁぁぁあああ!」 ●[レイオン49] 「すまねっ!」 ●[レイオン50] 「まだだ!」 ●[レイオン51] 「ほれっ!」 ●[レイオン52] 「まだかわるのかよ!」 ●[レイオン53] 「このっ!」 ●[レイオン54] 「ステイア!ちくしょう!!!!!!!!」 ●[レイオン55] 「待ってろ、今起こすからな!」 ●[レイオン56]《早口で》 「ステイアばっかり狙ってんじゃねーよ!!!!」 ●[レイオン57] 「ステイア!!」 (イースが倒れる) ●[レイオン58] 「イース!!!!」 (輪廻の指輪を使って起こす) ●[レイオン59] 「イース!!!」 ●[レイオン60] 「ロベルごめんよ!」 (ステイアを起こす) ●[レイオン61] 「たのむ!」 (気絶する) ●[レイオン62] 「うおおおおおおお!!」 ☆ロベル ●[ロベル1] 「いや、駄目だろう。 穴が空いている。」 ●[ロベル2] 「随分と多いな」 (ヘラクレスを気絶状態から復活させる) ●[ロベル3] 「イルモア!」 (青いネクタルを使用、ロベルのMP回復) ●[ロベル4] 「助かる」 ●[ロベル5] 「何を言っても効かぬようだ、 実力行使するしかない!」 (魔法攻撃) ●[ロベル6] 「ヘリオン!」 ●[ロベル7] 「くっ」 ●[ロベル8] 「何か策でもあるのか」 ●[ロベル9] 「承知した」 ●[ロベル10] 「今ならこの魔法も役に立つだろう。」 (すべての呪文から身を守るバリア) ●[ロベル11] 「リ・オーラ!」 ●[ロベル12] 「ううっ」 ●[ロベル13] 「ヘリオン!」 ●[ロベル14] 「ヘリオン!」 ●[ロベル15]《早口で》 「魔法に対する障壁が張られたのか!」 →障壁が張られたのか!もしくは魔法の障壁が張られたのか!でも可 ●[ロベル16] 「つっ!」 (攻撃する 攻撃受けているようなセリフだけど攻撃のセリフ) ●[ロベル17] 「むっ!」 ●[ロベル18] 「ぐうっ!」 ●[ロベル19]《早口で》 「かまわん! 私は回復ができないからな!」 ●[ロベル20] 「はっ!」 ●[ロベル21] 「すまない!」 ●[ロベル22] 「くうっ!」 ●[ロベル23] 「リ・クエス!間に合わなかったか!」 ●[ロベル24] 「まさか何度も使うとは思っていなくてな」 ●[ロベル25] 「はっ!」 ●[ロベル26] 「ぬっ!」 ●[ロベル27] 「リ・クエス!」 ●[ロベル28] 「つっ!」 ●[ロベル29] 「リ・アクア!」 (気絶する) ●[ロベル30] 「ああああああっ!」 ●[ロベル31] 「すまない……」 (攻撃されて気絶) ●[ロベル32] 「くううううう!!」 ☆アルビオン ●[アルビオン1] 「お前達 まっていたぞ! 魔物と心を通じ合った裏切り者め!」 ●[アルビオン2] 「私とウラノスさまの まことの力を知るがよい!」 (ウラノスに祈る、パーティー全員が黒い光に包まれる) ●[アルビオン3] 「ウラノスさま!」 (ウラノスに祈る、パーティー全員が黒い光に包まれる) ●[アルビオン4] 「ウラノスさまぁ!」 ●[アルビオン5] 「リ・クエス!」 ●[アルビオン6] 「クエイサラー!」 (祈って回復する) ●[アルビオン7] 「ウラノスさま!」 (祈って雷がばーん) ●[アルビオン8] 「ウラノスさま!」 (祈って第二形態に変化する) ●[アルビオン9] 「ウラノスさま!」 ●[アルビオン10]《エコーかける》 「誰がだ!」 (水魔法を使う) ●[アルビオン11]《エコーかける》 「ウラノスさま!」 ●[アルビオン12]《エコーかける》 「クエイサラー!」 ●[アルビオン13]《エコーかける》 「クエイサラー!」 (なぞの魔法を使う) ●[アルビオン14]《エコーかける》 「ウラノスさまー!」 (なぞの略) ●[アルビオン15]《エコーかける》 「ウラノスさま!!!」 (な略) ●[アルビオン16]《エコーかける》 「ウラノスさまぁぁ!!!」 (略) ●[アルビオン17]《エコーかける》 「ウラノスさま!!!」 ●[アルビオン18]《エコーかける》 「ウラノスさま!!!」 ●[アルビオン19]《エコーかける》 「さらなる力を我に与えたまえ!」
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#blognavi 6時ごろ、1時間ほど仮眠とろうと思って布団に潜り込んだ。 目が覚めたら10時だった・・・。 夕飯食いっパグれたああああああああああああああああぎゃああああああああOTZ あー雑炊にあら汁に大根サラダが食いたい・・・・(地味 カテゴリ [徒然] - trackback- 2007年01月10日 00 07 03 名前 コメント #blognavi
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13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 00 54 46 ID PMTeba260 [2/2] / / . .. ./ . ィ . . / . . . . ‘,兄貴!兄貴!兄貴!兄貴ぃぃいいうわぁあああああああああああああああああん!!! .′ i .. /.. / i . / ′ i ヽ ヽ . ハあぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああ!兄貴兄貴兄貴ぃぃいわぁああああ!!! | ,{ { . ... /一x. | /| { { . . .i ! iあぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハー! {ハ . . イ /__ ヽ{ i {| { . 、 .. ..! } } . }! クンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!あぁいい匂い…くんくん 乂 Vヽ {ヤiうミx 八 . | {ハ ト_ \. } レ' ′ } んはぁっ!京介の髪をクンカクンカしたい!クンカクンカ!あぁあ!! ,. -―‐v' 小 ト リ ヽN ≦_ ̄` ミ }/ィ' ; .′' .′ぎゅってしたい!抱きしめてぎゅぎゅ!鋭利な髪に顔埋めたい!…きゅんきゅんきゅい!! / ` ー┴j_/ ⌒` , 彳厂 ミiy `匕ムィ / / / ′アメリカまで迎えに来てくれた兄貴かっこよかったよぅ!!ふぁぁあああんんっ!! / ー― y >ミ== 、 _ヒ.. .ソ}》 ノ‐一 '/ / / !こんな可愛い妹が居て良かったね兄貴!あぁあああああ!かわいい!京介!かわいい! / ` ーy' \// >\ `ヽ / . イ /イ . . {兄妹に生まれて嬉し…いやぁああああ!!!にゃああああああん!!ぎゃああああああ!! ノ _rー ノ ミメ、 ≧チ</ >z..__ ≦__ 彡'‐ '/ . 八ぐあああああああああああ!!!兄妹じゃ恋人になれない!!!!あ…よく考えたら… / /´  ̄´ヽ /\> 、 ミ ‐く , {フ / / | 八 ヽ兄 妹 は 結婚 で き な い?にゃあああああああああああああん!!うぁあああああ!! / ノ { V / 丶 / \, \ ∨ /i | | .ヽ . \そんなぁああああああ!!いやぁぁぁああああああ!!はぁあああん!!メルルぅううううう!! / / 丶 ヽ / / r'ー- ` }∨. . 人 { . ..{\ .. 、 .\この!ちきしょー!やめてやる!!兄妹なんかやめ…て…え!? . 〈 ∨ / 乂_{ ヽ /{/| . / ヽ| . ..| ` ミ{`ー‐見…てる?パッケ絵のりんこりんがあたしを見てる!取説のりんこりんがあたしを見てる! / 人 ノ丶' `ソ / |/j/ \ . {モニターのりんこりんがあたりに話しかけてる!!!よかった…兄妹でも結ばれることは出来るんだっ! / / } {\ / / ∨, ∨ 八いやっほぉおおおおおおお!!!あたしにはりんこりんが付いてる!!やったよメルル!! , \ 、 ハヽ丶 { イ { i/ } { ‘,あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー! / \ ヽ ヽ{ 、 \ ハ { レ′ 人 . ‘,あっあんああっああんあアルト様ぁあ!!ブシドー!!岡崎さいこおおお!!!! .′ { \ ヽ_、 \丶 } | } イ .. .. 、 ヽ ううっうぅうう!!あたしの想いよ兄貴へ届け!!隣の部屋の京介へ届け!
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『Stray 4 ~自称 稀少種~』 46KB 観察 不運 日常模様 都会 現代 第4話です かすがあきです。 注意 anko4487 Stray 3 ~薄れゆくもの~ の続きです。 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 善良(?)なゆっくりが酷い目にあいます。 Stray 4 ~自称 稀少種~ 太陽が眩しい中、れいむたち地域ゆっくりは今日も公園の掃除に精をだす。 「ゆぅ………きょうも たいようさんが ゆっくりしてないよ。」 れいむが左の揉み上げで汗を拭いながら、ため息をつく。 れいむは日常の動作の ほとんどを左の揉み上げで行う。 右の揉み上げには待針が隠されており、動かすことができないからだ。 幾多の れいむ種を殺してきた大事な待針である。 この待針、元々ゆ虐趣味の人向けに作られた ゆっくりを一撃で簡単に殺す長めの待針である。 (ちょうど れいむの揉み上げの根元から髪先までの長さ。) 使用者が ゆっくりとはいえ、本来の使い方をされて、待針も本望である。 れいむが まわりを見渡す。 「ゆぷぷ。れいむが いないよ。れいむは れいむだけだよ。ゆぷぷ。」 これまでの努力と人間の偶然による協力により、現在この群れに れいむ種は2匹しかいない。 あと1匹殺せば、群れの れいむ種は れいむだけになり、稀少種になれる。 妹の さなえと同じ稀少種だ。そうすれば、飼いゆっくりになれるハズだ。 辛く長い日々も、間もなく終わる。そう考えた れいむの頬は自然と緩む。 「れいむ。ゆっくりしていってね。 ゆ?れいむが すっごく よい えがおさんを しているよ。 すっごく ゆっくりしているよ。れいむも おさから きいたの?」 「ゆ?ゆっくりしていってね。」 反射で返事をし振り返ると、そこには自分以外で生き残っている最後の れいむ種がいた。 彼女は人間が保育園を襲う前日から掃除をするようになった、れいむよりも若い個体である。 (以後、若れいむと表記。) 「ゆ?れいむ なにも きいてないよ。 いったい なんのことなの?若れいむ?」 「ゆ。まだ きいてないんだね。ゆぷぷ、若れいむが おしえてあげるね。 れいむ、若れいむたちね、すっごく らっきーさん なんだよ! なんとね、けっこんしたら、おちびちゃんを たくっさん うんでいいんだよ!」 「ゆ?おちびちゃんを たくさん? ……ゆぷぷ、なに いっているの若れいむ。 れいむたち ちいきゆっくりは いちかぞくにつき おちびちゃんは ふたりまで なんだよ。 そんなこと、ほいくえんにいる おちびちゃんでも しっているよ。」 若れいむに対して、れいむは笑いながら、少しバカにした口調で言う。 が、若れいむは笑顔のまま続けた。 「ゆぷぷ。しっているよ。でもね、おさが にんげんさんに かけあってくれたんだよ。 そしたら、とくっべつに れいむたちは おちびちゃんを たくっさん うんでいいって おゆるしさんが できたんだよ。 ゆっくりりかしていね!」 若れいむは、笑顔で要領をえない説明をする。 要約すると、 群れの半数を占めていた れいむ種が激減し、このままでは群れの存続が危ないと長ぱちゅりーが判断した。 長ぱちゅりーは、一時的に残っている れいむ種の出産制限をといてほしいと公園の管理者に掛けあった。 そして、制限解除は人間の判断で行うことを条件に、残った れいむ種は一度に れいむ種が3匹・相手似は1匹まで産んでいい許可を得ることができた。 「そ、それって、れいむと若れいむは けっこんして、おちびちゃんを たくっさん うんで いいってこと?」 「さっすがれいむだよ。若れいむと おなじ れいむだけあるね。 りかいが はやくて たすかるよ! そうだよ。若れいむと れいむは おちびちゃんを たくっさん うんで いいんだよ! ゆぷぷ。いっぱいの おちびちゃんに かこまれて くらせるだなんて…… ゆーん そうっぞう しただけで ゆっくりできるよ!ゆっくりーー!!」 若れいむは嬉しそうに叫ぶ。 「………」 若れいむとは対照的に、れいむの顔は沈んでいる。 今まで努力して れいむの数を減らしてきたのに、出産制限がとかれればまた れいむ種が爆発的に増えてしまう。 そうなれば、これまでの努力が無駄になるからだ。 「ねぇ、若れいむ。若れいむは、けっこんしたい ゆっくりが いるの?」 「ゆ!いるよ!ありすだよ!! さっき ありすに おちびちゃんが たくっさん うんでいいことを はなしたら、 すぐに ぷろぽーずさんを してくれたよ!」 「そ……そうなんだ………」 「それじゃぁね、れいむ。若れいむは おとーさんに けっこんの ほうっこくにいくから。」 若れいむは笑顔で立ち去る。 今すぐにでも殺したいが、まわりには掃除をしている ゆっくりたちがおり、それはできない。 れいむは仕方なく、掃除を続けた。 掃除が終わり、長ぱちゅりーのところへ向かう れいむ。 「おさ、おそうじ、おわったよ。」 「むきゅ。れいむ、おつかれさま。れいむに だいっじな おはなしが あるからゆっくりきいてね。」 「おちびちゃんのことなら、若れいむから きいたよ。」 「むきゅ。なら おはなしさんは はやいわ。 れいむ、すぐにでも けっこんなさい。」 れいむはこれまでプロポーズを受けても断ってきた。 結婚相手に自分が殺ゆんをしていることがバレるかもしれないと考えているからだ。 また、結婚し、子供を産めば、当然れいむ種が増える。 れいむ種は自分だけにならなくてはいけないと考えている れいむにとって、 我が子とはいえその存在を許すことはできない。 「ゆ……ゆぅ……おさ、れいむはね けっこんさんは まだ したくないよ。」 「むきゅ。れいむ。そういって いままで ぷろぽーずさんを ことわってきたことは しっているわ。 でもね、かんがえても みなさい。れいむの としだと けっこんしているのが ふつうさんよ。 それにね、たくっさんの おちびちゃんよ。とっても ゆっくりできるでしょ。」 「それは……そうだけど……ゆぅ……」 「むきゅ。れいむが なんで けっこんさんを したくないのか ぱちぇには わからなけど、 これは おさとしての めいっれいよ! あと さんかい たいようさんが のぼるまでに けっこんしなさい! しなければ、むれから ついっほうよ!ゆっくりりかいなさい!」 結婚に乗り気でない れいむにイラついた長ぱちゅりーが声を少し荒げながら言う。 長ぱちゅりーはれいむの態度が気に入らなかった。 群れのために、れいむのために、危険を犯して人間と交渉したにも関わらず れいむが喜ばれなかったからだ。 ------ 自宅に帰る途中、れいむは子まりさと一緒に歩く笑顔の まりさを見かけた。 かつて隣に住んでおり、れいむと一緒に掃除をした まりさだ。 殺ゆんに慣れておらず、元気がなかった頃、れいむは まりさからプロポーズを受け、そして断っている。 ふられた まりさは、その後、他のれいむ種と結婚し、子供を授かった。 まりさの番である れいむ種と まりさの母親である れいむ種は、れいむによって殺されている。 また、娘である れいむ種も先日の人間の騒動で失っている。 今、群れでは父1匹、父と同種の娘1匹という一家や、 番を失ったことで、鰥夫暮らしをしている ゆっくりが多い。 公園の隅を歩きながら、れいむは父娘を見る。 「ゆぅ……まりさたち、とっても しあわせーそうだよ。」 れいむの脳裏に、子供に囲まれる自分の姿が浮かぶ。 想像すればするほど、その姿はとても ゆっくりでき、幸せそうである。 れいむとて、結婚に憧れがないわけではない。 番を持ち、子供を持つ。本能に刻まれた ゆっくりできることだ。 しかし、地域ゆっくりの生活は辛い。 野良に比べると多少はマシかもしれないが、常に死と隣り合わせである。 辛い労働がない。極上の食事。人間からの脅威がない。 飼いゆっくりになるまで、れいむは結婚への憧れを捨てている。 が、幸せそうなまりさを見ることで、れいむの結婚への憧れは強くなる。 加えて、結婚の命令と子供をたくさん産んでよいという特権が与えられた。 「………ゆぅ……おちびちゃんが たくさん…… ゆぷぷ。けっこんさんも わるくないかも……」 結婚し、地域ゆっくりとしてたくさんの子供に囲まれて生活する。 そんな妥協案が れいむの頭によぎる。 -ッ ゴ ッ ジャ ! れいむが妥協案を採用しかけた時、子まりさが飛んできた野球ボール(硬球)によって潰された。 「お!おちびぃいいいい!!」 飛び散った餡子で顔を汚しながら、まりさが絶叫をあげる。 「ぺーろぺーろ……ぺーろぺーろ……おちび!! ゆっくりするのぜ!!ゆっくり めを さますのぜ!! おでがいなのぜ!!おどうざんを ひどりに じないでぼじいのぜ!! おちび!ゆっぐり なおるのぜぇええええ!!」 まりさは潰れた饅頭を泣きながら舐めるが返事はない。 『げー、クソ饅頭にあたっちまった……』 泣いている まりさ側に、ボールの持ち主である少年が近づく。 この少年、友人とキャッチボールをしていたところである。 『はぁ………ボールが餡子で汚れてるよ……汚ねー。 おい、まりさ。』 少年は まりさを軽く蹴りながら言う。 「っゆっばぁ!?な!なんなのぜ??にんげんざん!! ばりざは いば いぞがじいのぜ!おちびが!おちびがぁあああ!!」 『うるさい!』 「っぐっべぇええ……や、やべ……つ……つぶれりゅ…のじぇ……やべでぇ……」 少年は まりさを踏みつけたまま続ける。 『おい、そのボールを あそこの水道まで運べ。 イヤならこの場でお前を潰す。どうする?』 「わ……わがりばじだ……だがら……あじをどげで……」 『よし。じゃぁ運べ。あ、そうそう。口にいれたり、落としたりするなよ。 もししたら、潰すからな。』 「ばいぃいいい!!ゆっぐりわがりばじだぁあああ!!」 まりさの舌がボールを掴む。 その際、子まりさの体内に舌が一時的に入り、まりさにいいようのない悪寒を与える。 が、まりさは悲鳴をあげない。 人間との力関係を理解しているからだ。 もし騒げば、気分を害した人間に殺されるかもしれないからだ。 まりさは ただ涙を流しながら、ボールを舌で持ち上げ、我が子を殺したボールを大事に運ぶ。 母親と妹と妻と娘、そして、最後に残った娘までを人間によって失ったにも関わらず、まりさは人間に従う。 従わなければ、殺されるのだ。まりさは悔し涙を流しながら、必死にボールを運んだ。 (母親・妹・妻は れいむが殺しているのだが、まりさは人間の仕業だと考えている。) 「ばごびばじだぁあああ!!」 『ん。じゃぁ、ここに降ろせ。』 「ばいぃいい!!」 少年の指示通りに水道の下にボールが置かれる。 少年は蛇口をひねり、餡子で汚れたボールを洗う。 『よし、まりさ。もういいぞ。』 ボールを洗い終えた少年はそう言って、友人の元へと駆けてく。 「っゆっばぁあ……た……たすかったのぜぇ…… ゆ!!おちび!!まりさのおちび!!」 残された まりさは安堵すると同時に子まりさの遺体の側による。 「おちび……おぢび……ばりざの おちび…… ど…どぼじで おちびが しぬのぜ?…… どぼじでぇえええ!!??どぼじで おちびがぁあああああ!! っがぁあああああああ!!どぼじで ばりざの だいっじな かぞぐがぁああああ!! ばりざが なにを じだのぜぇえええええ!!?ただ かぞくで ゆっぐり じだいだけなのにぃいいいい!!! ごんなの!!ごんなの ゆっぐりでぎないぃいいいいいいいいいいい!!!!」 まりさは遺体の側で泣叫ぶ。 それは、群れの ゆっくりによって遺体が片付けられても続く。 「むきゅ。まりさ、ゆっくり おちつきなさい。」 「まりさ、ゆっくり おちついてよ。 まりさが ゆっくりしないと、おちびちゃんが あんっしんして おそらの ゆっくりぷれいすに いけないよ。」 泣き止まない まりさを心配して、ぱちゅりーと れいむが声をかける。 「ぱじゅりぃいいい!!れいぶぅうううう!!おちびがぁああ!! ばりざの ゆっくり!ばりざの ゆっくり!ざいごの かぞぐがぁああああ!!!ゆっくり!ゆっくり!」 「まりさ!!」×2 最後の家族を目の前で失い、人間に復讐をすることもできない まりさは、非ゆっくり症を患った。 暫くして、自警団のリーダーを務める幹部まりさが やってきた。 「まりさ………ごめんなのぜ………やすらかに ねむるのぜ。」 そう言って、幹部まりさは咥えた枝を まりさに深々と突き刺した。 非ゆっくり症は群れの ゆっくりでは治せず、また働けない ゆっくりを養える程群れは豊かではないからだ。 まりさの遺体を片付けながら れいむは思う。 例え子供が沢山いたところで、地域ゆっくりでは人間の脅威から身を守れない。 本当に幸せになるには、まず飼いゆっくりとなり、身の安全の保障を得なければならないと。 一瞬だけよぎった、地域ゆっくりのままでもよいという妥協案を れいむは捨てた。 ------ 夜。れいむはダンボール箱からでて公園の中を歩く。 若れいむを探しているのだ。 ゆっくりは基本的に夜は活動をしない。 が、結婚前の若れいむだ。 婚約者とのデートをしている可能性は高いと れいむは考えている。 「ゆ。ありす。ゆっくり こんばんはだよ。若れいむと でーとさんなの?」 しばらく歩くと、れいむは若れいむの婚約者である ありすに出会った。 ありすの頬は真っ赤に染まっている。 「れ!れいむ!こ、こんばんは……そ、それじゃぁ、ありすは もう いくわね……」 ありすは逃げるように れいむから離れていく。 「ゆぷぷ。きっと ありすは若れいむと でーとさんだったんだね。 ということは……あっちのほうに………ゆ!いたよ。若れいむだよ。」 れいむの予想通り、ありすは若れいむとデートをしていた。 2匹は別れ際に唇を交わしており、ありすはその光景を見られたかもと考え、頬を真っ赤に染めていたのだ。 身体を低くし、れいむは見つからないように若れいむの様子を伺う。 口付けの余韻に浸った若れいむが幸せそうに目を閉じ、ゆっくりしている。 若れいむのその姿を見て、れいむは今がチャンスだと確信する。 れいむはゆっくりと右の揉み上げから待針を抜き、口に咥える。 れいむ種を殺すことに もはや躊躇いなどない。 自分が幸せになるためならば、何でもする。 それが例え ゆっくりできないことでも、将来ゆっくりするためならば、今は耐えるしかない。 そして、これが最後の殺ゆんである。 若れいむを殺せば、群れのれいむ種は れいむだけになる。 晴れて稀少種の仲間入りである。れいむの頬が自然とニヤけた。 「もうすこしだよ………あと すこしで れいむは きしょうしゅだよ…… そしたら、かいゆっくりになれるよ………これで……これで さいごだよ……」 呆けている若れいむの背後に ゆっくりと回り込み、狙いを定める。 「っゆっぴ!!!」 そして、一気に跳躍し、若れいむを背後から刺した。 待針は若れいむの中枢餡を貫き、若れいむは短い生涯を終えた。 れいむは慣れた手つき(?)で待針を抜き、舐める。 もはや必要の無い針だが、れいむは取りあえず右の揉み上げにしまうことにした。 いつもの行為だ。いつもどおり、れいむは れいむ種を殺した。 「やったよ………これで……これで れいむは れいむだけだよ……」 最後の殺ゆんを済ませた れいむが、目を閉じて達成感を味わう。 その夜、れいむは満たされた気持ちで、ゆっくりした気分で眠りにつくことができた。 ------ れいむが心地好い眠りについた頃、れいむの妹である さなえはベットの中で眠りにつこうとしていた。 胴付き金バッチの さなえは人間に飼われており、夜は人間の家で、ベットで眠る。 「おにーさん、ねたばこさんは ゆっくりできませんよ。」 眠たい目をこすりながら、青年に話しかける。 青年は横になりながら就寝前のタバコを吸っている。 『ん?………あぁ、そうだな……危ないからな。』 体を起こし、ベットに腰かけながら青年が言う。 『さて、それじゃぁ寝るか。』 暫くして、タバコの始末をした青年が証明を落としながら言う。 「はい。………うふふ……」 布団の中でさなえが笑う。 『ん?ずいぶんと嬉しそうだな。どうしたんだ?』 「あしたは こうえんさんに いけますから、うれしいんです。 だって、おねーさんに あえますから。」 さなえが微笑みながら言う。青年は腕を伸ばし、さなえの頭をなでる。 『そっか。さなえは本当に れいむのことが好きなんだな。』 「はい。おねーさんは とっても ゆっくりしていらして、とても すてきなんですよ。 おねーさんに あって、おはなし して、いっしょに ゆっくりすると、 すごく しあわせに なれるんです。 それに、あしたは おねーさんとの やくそくさんも まもれますし。 おにーさん、ほんっとうに ありがとうございます。」 『なに。俺の大事なさなえのお願いだからな。少しぐらいは聞いてあげないとな。 さ、もう寝るぞ。きょうも疲れただろ?おやすみ。』 「はい。おやすみなさい……。」 しばらくして、さなえが寝息をたてる。 『ほんっとうに眠りにつくのが早いよな、ゆっくりって。』 そう呟いてから青年はタオルケットにうずくまり、眠りについた。 ------ 「れいむ。ゆっくり おきなさい。れいむ。」 翌日、自分以外の れいむ種根絶の目標を達成し、気持ちよく眠っている れいむは長ぱちゅりーに起こされた。 「ゆぁ……?………おさ?……ゆぅ……れいむに なにかようなの? れいむ、まだねむいよ………っゆっべぇええ!?」 左の揉み上げで目を擦っていた れいむが、長ぱちゅりーの隣にいた幹部まりさに思い切りお下げで殴られた。 「いっじゃぁあああ!!どぼじでぇええ!!?? どぼじで れいぶが だだがれるのぉおおお!!??」 「だまるのぜ!!れいむ!!若れいむごろしの ようぎで たいほするのぜ!!」 「ゆ!?どぼじでぇえええ!!??どぼじで じっでるのぉおおお!!?? っれ!れいむじゃないよ!!若れいむを ころしたのは れいむじゃないよぉおお!!」 「むきゅ。ごまかしても むだよ。ぱちぇは きのう この めで みたの。 あなたが若れいむを………若れいむを ころすところを。」 昨晩、長ぱちゅりーはれいむの家を尋ねた。 結婚という本人(本ゆん?)の意思が最大限尊重されなけければならないことを、 強要しようとしたことを恥じたからだ。 謝罪した上で、再度れいむに群れの ゆっくりと結婚するよう頼むつもりであった。 が、家の中に れいむはいなかった。 しかたなく自分の家へと帰ろうとした長ぱちゅりーは れいむを見つけた。 声をかけようとしたが、れいむは身体を屈めてており、様子がおかしかったため、様子を伺うことにした。 そして、長ぱちゅりーは見た。れいむが待針を若れいむを刺すところを。 すぐにでも れいむを捕まえたかったが、 虚弱体質であるため反対に殺される心配をした長ぱちゅりーは れいむが 現場から立ち去るのを待った。 れいむが いなくなった後、若れいむに声をかけ、 若れいむが死んでいることを確認した長ぱちゅりーは幹部まりさの元へと向かう。 幹部まりさも最初は長ぱちゅりーの言葉を半信半疑であったが、若れいむの遺体を見て、話を信じた。 そして、今、長ぱちゅりーと幹部まりさは自警団をつれて れいむを逮捕をしにきているのだ。 「むきゅ。まりさ、れいむの みぎもみあげさんを しらべて。 きのう、れいむが みぎの もみあげさんの なかに きょうきを しまっているのを みたわ。」 「ゆっくりりかいしたのぜ。」 幹部まりさは れいむに体当たりをし、れいむを家から追い出す。 倒れた れいむを自警団の ゆっくりたちが抑え付ける。 幹部まりさは、舌を伸ばし、右の揉み上げの中を調べる。 「ゆ!こ!これは……まちばりさんなのぜ!!」 「むきゅ。この まちばりさんで若れいむを………」 「ちがうよ!!れいむじゃないよ!! むれの れいむたちを ころしたのは れいむじゃないよ!! これは なにかの まちがいだよ!!」 れいむは必死に否定する。 が、ゆっくりは嘘をつくのが生来苦手な生物(なまもの)である。 余計なことまで口にしてしまった。 「むきゅ!?むれの れいむたちって………まさか れいむ!! むれの れいむが どんどん しんでいったのって、れいむが!?」 「っゆっがぁああああ!!なんでしってるのぉおお!!? ちがうよ!!れいむは なにも しらないよ!! まちばりさんで れいむたちを ころしてなんてないよ!! れいむが したけど、ぜんぶ にんげんさんの しわざだよ!!」 「おさ。まちがいないのぜ。れいむたちの おおくは はりさんで しんでいたのぜ。 ゆっくりは はりさんを もっていないから にんげんさんの しわざだと おもっていたけど…… れいむが むれの ゆっくりを ころしていた ようなのぜ。」 「なんて おそろしいことを………。 むきゅ。みんな、れいむが とうっぼうしないように あしを えださんで はかいして。 でも まだ ころしたらだめよ。きんっきゅうしゅうかいで この げすの しょぶんを れんらくするわ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」×たくさん 「やべでぇぇええええ!!れ!っれれれ れいぶは わるぐないよぉおおお!! ご!ごかいだよぉおおおお!!れいぶは なにもじでないよぉおおおお!!! ぜんぶ にんげんざんが しだごどで いいでしょぉおおおお!!れいぶを たすげでぇえええ!!!」 れいむは全身から汗を流しながら嘘をつく。 相手の言うことを基本的に信じるゆっくりだが、証言と証拠、 そしてれいむの言葉から騙される ゆっくりはいなかった。 「うるさいのぜ。この うそつきの げすが。しっかり おさえつけているのぜ……」 幹部まりさが枝を咥えながら言い、れいむの足を枝で刺す。 「っゆっぎゃぁああああ!!や!!やべずえぇぇえええ!! ぷーすぷーす じないでぇええええ!!! っれ!れいぶの!れいぶの がぼじかざんの ような あんよがぁああ!!」 れいむは泣きながら後悔する。あの時、もっとまわりに注意を払っておけばと。 今までは、待針を取り出す前に周囲に誰もいないことを確認していた。 が、昨晩はそれを怠ってしまった。 早くしなければ、若れいむが結婚し、れいむ種が増えるという焦りと 慣れによって心が緩み、れいむは警戒を怠ったのだ。 「っいっじゃぁああ!!やべじぇぇえええ!!!っゆっぎゃぁぁあああああああ!!!」 静かな雑木林の中に、れいむの悲鳴が響き渡る。 ------ 緊急の集会で、長ぱちゅりーは群れの ゆっくりに状況を説明する。 れいむが、群れのれいむ種を殺してきた事実を。 大量殺ゆんの罪で、公開処刑をすることを。 刑を執行するのは、残された遺族。 そして、群れの ゆっくりは全員でれいむが死ぬまで見学をすることを。 「っゆっぎゃあぁぁぁああああああああああ!!!!」 れいむが悲鳴をあげる。 「じね!じね!じね!!!まりざの れいむを ころした げすな れいぶは じねぇえぇええ!!」 「ごの いながぼのぉおお!!ありずの とがいばな およべざんを ごろじだ づみは おぼいのよぉおおお!!」 「むきゅぅぅうう!!!よくも!!よくも!!!ぱちぇの れいぶをぉおおおお!!ひどり むすべをぉおおおお!!!」 「おかーしゃんの かたき なのじぇぇえええ!!」 「いにゃがもにょぉおおお!!」 「けんじゃの おがーじゃんを がえじぇええええ!!」 群れの約半数が れいむによって家族を失った ゆっくりである。 遺族たちは、れいむを罵り、暴行(体当たり)を加えている。 歩行機能を失っているれいむに抵抗も逃亡も許されていない。 ただ、なすがままに暴行をうけ、地面を転がることしかできない。 「っゆっべぇえええ!!やべ!やべでぇえ!! いっじゃぁあああ!!やべりょぉおおお!!!れいぶを いじべるなぁぁああ!! だずげ!だずげでぇええ!!だれがぁあああ!!れいぶを だずげどぉおおおおお!!」 「うっるざいのっぜぇえええ!!おばえ みだいな げずを だれが だずげるがぁあああ!!」 れいむの右の揉み上げを強く噛んだ まりさが叫ぶ。そして、揉み上げを噛んだまま、大きく跳ねる。 「ぞうよ!!れいむ みだいな いながぼの、みだごどないわぁああ!!」 左の揉み上げを噛んだありすが叫び、まりさと反対の方向に跳ねる。 「っゆっぎゃあぁああああ!!っぼ!ぼびあげぎゃあああぁああ!!!」 れいむの両方の揉み上げは逆方向に引っ張れ、れいむに激痛を与える。 - ッ ブ チ ー ン!! そして、れいむの両方の揉み上げは同時に千切れた。 「っゆっぎゃぁああああ!!いい!!いっざやぁぁあああああ!!! っれ!れいぶの ぼみあげぎゃぁああ!! っぼ!ぼうびごびごでぎないぃいいいい!!! おでがいじばずぅうう!!ゆ!!ゆるじでぐだざいぃいいい!!!」 激痛かられいむは泣き叫び、許しを乞うが、その願いは無視される。 家族を殺されたという正しい怒りを彼女達は常に抑えつけていた。 それは、加害者が人間だと思っていたからだ。 人間に対して報復をすれば、逆に自分たちが全滅することを理解していたからだ。 だが、加害者は人間ではなく同じゆっくりの れいむであった。 抑えつけていた怒りは爆発し、 どの ゆっくりも手加減することなく、れいむへの報復を続ける。 「っゆっぎゃぁああああ!!っだ!!だずげでぇえええ!!! おで!おでっぎゃぁあああああ!!いっじゃぁああああぁああ!! ばりざぁあ!!ありずぅうう!!っぱっぱぢゅりぃいい!!だ!!だずげでぇえええ!!」 悲鳴をあげることと、涙を流すことしかできない れいむが見学している ゆっくりに命乞いをする。 「げらげらげらげらげら。なにを いってるのぜ? おまえみたいな げすを たすけるはずないのぜ!」×たくさん 「いなかものを たすけるはずないでしょ? そんなことも りかいできない だなんて、ほんっとうに いなかものね。」×たくさん 「むきゅきゅ。じごうじとくさんと いうものよ。あきらめて しになさい。」×たくさん 当然だが、どの ゆっくりも れいむを助けようとしない。 家族を失ってはいないが、同族殺しという最大のタブーを犯した れいむに対して同情心は当然ない。 加えて、彼女達は毎日ゆっくりできない労働が課せられている地域ゆっくりだ。 野良よりはマシだということを頭でわかっていても、心の中は不満が渦巻いている。 無残な姿になっていき、命乞いをする れいむを見ることで、彼女達はストレス解消をしている。 「むきゅ。みんな、けいは いちじちゅうだんよ。」 長ぱちゅりーの一声で、れいむへの暴行が一時的に止まる。 長ぱちゅりーは れいむの前に貴重な角砂糖をおく。 「れいむ、これをたべなさい。」 「おお、っおざぁああ!?っれれっ れいぶを だずげでぐれるのぉおお!??」 「むきゅ。いいから さっさと たべなさい!」 「ゆっぐりりがいじだよぉおお!!むーじゃむーじゃ……っじあっわっぜぇえええ!!」 角砂糖を食べるにつれ、れいむの顔色がよくなる。 体力が回復し、痛みが次第に引いていく。 それにつれ、れいむが笑顔になる。助かったと考えているからだ。 笑顔のれいむを長ぱちゅりーは冷たい顔で見る。 「むきゅ。げひんな たべかたね。ほんっとうに げすなのね、れいむは。 さぁ、みんな!けいの つづきよ!」 長ぱちゅりーはれいむを許す気などない。 貴重な角砂糖を与えたのは、れいむをすぐに殺さないためだ。 すぐに死なれては ゆっくりたちの気がすまない。 それほどの大罪を れいむは犯したのだ。 「もっと もっと くるしめて、くるしめて。 しにそうになったら かいっふくさせて さらに くるしめるわよ! たくっさんの れいむを ころした れいむは らくに ころさせないわ!」 「ゆっくりりかいしたよ!!」×たくさん れいむの顔が一瞬で絶望に染まる。 「っぞ!っぞんなぁあああ!!! っれいぶはぁあああ!!れいぶはぁあああ!!!っれいぶはぁああああああ!!!」 全ての ゆっくりから敵意を感じ れいむはガタガタ震えながら、失禁をする。 「いっじゃぁあああ!!おでが!おでがいじばずぅうう!! ぼう!っぼぼぼぼう ゆるじでぐだじゃぃいいい!!ごべんなざぃいい!!」 再び始まった暴行に れいむは泣叫ぶ。 惨めな姿を見て、ゆっくりたちの口が微かに緩む。 そして、加虐心はエスカレートしていく。 1匹のまりさが、枝を咥え、れいむの右目に突き刺す。 「っゆっぎゃぁああああああああああああああああああ!!!!っめ!!っめっぎゃぁあああああ!!!」 雑木林に れいむの悲鳴が広がっていく。 ------ 駅・繁華街・住宅街に隣接する形で存在する大きな公園。 ここが、胴つき、金バッチの さなえの生れ故郷だ。 「おにーさん。こっちです。」 『おい、そんなに慌てるなよ。急がなくても ゆっくりは逃げないぞ。』 「それは そうですけど、おねーさんと おはなし できる じかんさんが すくなくなるんですよ。」 『はいはい。』 久しぶりの故郷に、さなえが笑顔で飼い主の青年の手を引っ張る。 「ゆふふ。おにーさん。ありがとうございます。さなえの おねがいを きいてくれて。」 『ん?あぁ……まぁ……』 歯切りの悪い受け答えをする青年でだが、さなえは気にしていない。 さなえの願いは、姉である れいむに頼まれていたことだ。 「いちど いもーとの かいぬしさんを つれてきてね。 いもーとを だいじにしてくれて ありがとうって おれーさんが いいたいよ。」 さなえは れいむと会う度に、飼い主を連れてくるように頼まれていた。 その度に青年にお願いしていたが、青年は それを断っていた。 社会人で忙しいということもあるが、青年は通常種に対してあまり良い感情を持っていない。 礼を言いたいというのは建前で、自分を飼えと言い出すに違いないと青年は決め付けており、 それを断るのが面倒だと考えている。 男性が さなえの頼みごと = れいむの頼みごとを断る度に、さなえは落ち込む。 れいむのお願いを叶えられないことに罪悪感を感じているからだ。 さなえに元気をなくされては困る青年は、 しかたがなく さなえの為に、れいむに会うことにしたのだ。 青年は さなえと一緒に公園に入る。 「あら??」 『ん?どうした?』 公園に入った さなえは、首を傾げる。 「いえ……まだご ぜんちゅうさんなのに、だれも おそうじを していないなぁって……」 『今日は休日なんじゃないか?』 地域ゆっくりに休日などない。 が、青年は地域ゆっくりに対して興味はそれほどないのでそのことを知らない。 「……そう……かもしれませんね。 とりあえず、おねーさんの おうちにいきましょ、おにーさん。」 幼い頃に地域ゆっくりから飼いゆっくりになった為、さなえは地域ゆっくりに休日がないことを忘れていた。 さなえは、深く考えることもなく、姉であるれいむの家を、雑木林の中へと足を向けた。 ------ 雑木林の中、少し開けた場所に、群れの ゆっくりが全て集まっている。 中央には、両方の揉み上げと右目を失った れいむがいる。 殺ゆんを犯した罪で、れいむは制裁を受けている最中である。 「むきゅ。れいむ、この かくざとうさんを はやくたべなさい。」 貴重な角砂糖をれいむの前におき、長ぱちゅりーが冷たい声で言う。 「………や……やだょ……… おでがぃ……れいぶを だずげで……」 角砂糖を食べれば また暴行を受けることをしっている れいむが食べるのを拒む。 「むきゅ。しかたがないわね。まりさ、れいむの口をひらかせなさい!」 「ゆっくりりかいしたのぜ!」 長ぱちゅりーに言われ、幹部まりさはれいむの口に枝をいれ、強制的に口を開かせる。 長ぱちゅりーは開いた隙間に、角砂糖を無理矢理ねじこみ、自らの身体で れいむの口を塞ぐ。 幹部まりさがジャンプをし、れいむの頭にのり、何度も跳ねる。 「ぶぅうう!!ぶぅううう!!ごっぐん………」 飲み込んだことを確認した長ぱちゅりーと幹部まりさが れいむから離れる。 「ゆばぁああ!!の!のんじゃっだよ!! れいぶげんぎになっちゃだよぉおお!!また いじべられるよぉおおお!!」 体力を回復してしまった れいむが嘆く。 そんな れいむに、長ぱちゅりーがニヤついた顔で話しかける。 「むきゅ。れいむ。たすけてほしいかしら?」 「たすけてほしいよ!おねがいだよ!!れいむを たすけてよ!! れいむはかわいぞうなんだよ!みんなにいじめられでるんだよ! だからたすげてよ!おでがいだよ!!れいぶをたすげでぐだざいぃいい!!」 れいむは必死に命乞いをする。 「むきゅ。そうね。ここまでの たいっざいを おかした ゆっくりは ほんらいなら ゆるされないわ。 でも、れいむは げすですって せんげんを したら たすかるかも しれないわ。」 長ぱちゅりーの言葉を聞き、群れの ゆっくりの顔がニヤける。 餡子脳で意思の疎通がまともにできない ゆっくりだが、何故かこういうときだけは真意を理解することができる。 「どうしたのかぜ?げすだって せんげんしないのかぜ?」 「いなかものの げすは じぶんのことも しょうっじきに いえないのね!」 ゆっくりは嘘をつくことに強いストレスを感じる。 そして、自分が常に正しいと根拠のない自信をもつ生物(なまもの)である。 故に、自分がゲスであると宣言することは、 例え自信がゲスであったとしても強いストレスを感じるため決して口にすることはない。 れいむの身体から滝のように汗が流れ、ガタガタと身体が震える。 れいむ自信が、自分はゲスではないと信じているため、 ゲスであるという真実を宣言する = 嘘をつくことに拒絶反応がでているのだ。 右の眼孔に突き刺さった枝が大きく揺れ、れいむに激痛を与えるが、 悲鳴をあげる余裕さえ今の れいむにはない。 「むきゅ。どうするの?れいむ。 もし げすだと みとめたら、ゆるしてもらえるかも しれないわよ。」 長ぱちゅりーの言葉を聞き、れいむは唇を噛み締め、嘘をつく決意をする。 「っゆっばぁあああああ!!!っれ!っれれれ…… っれいぶはぁあああ!!れいぶはぁああああ!!げ!………げずでずぅううう!! だがらぁああ!!だがら だずげでぐだざいぃいいい!!!おでがいじばずぅううう!!!」 餡子の涙を流しながら、れいむは自信がゲスであると宣言をする。 「ゆぁ~~?よく きこえないのぜ? もっと おおきな こえで いってほしいのぜ?」 幹部まりさがお下げを上に持ち上げながら、 人間でいうところの手で外耳を大きくする動作をしながら言う。 「れいぶはぁああ!!れいぶはぁああ!!れいぶは げずでずぅううう!!! げず なんでずぅううう!!どうじようぼない げずなんでずぅうう!! だがら!!だがら だずげでぇえええええええええええええ!!!」 助かりたい一心で屈辱にまみれながら、命乞いをする。 「むっきゅきゅきゅきゅ!!」×たくさん 「ゆぷぷ!!」×たくさん 「げらげらげらげらげらげら!!」×たくさん 泣きながら自分はゲスだと宣言する れいむ。 そんな れいむを見て、群れの ゆっくりたちは笑顔になる。 家族を失った怒りも、地域ゆっくりとしての辛い生活も、他者を見下すことで薄れるからだ。 普段は群れで協力して生活しているため、他者を見下すことはない。 久方ぶりに心からの優越感に浸ることができた彼女達は笑顔で笑う。 当然だが、彼女達は れいむを許す気など毛頭ない。 ゆっくり殺しは大罪である。 それも大量殺ゆん犯である。許せるハズがない。 彼女達は れいむをより苦しませるために、暴行の後に体力の回復をさせ、更にゲスであると宣言をさせた。 この後、更に暴行を加え、最後は殺す気でいる。 自身が行っている行為自体がゲスであるということにも気づかずに、 ゲスであると叫ぶれいむを見下すゆっくりたちである。 「みなさん、たのしそうですね。とっても ゆっくりしてます。 ゆっくりしていってくださいね。」 ゆっくりたちの笑い声につられて、 れいむを探してた さなえと青年が ゆっくりたちに近づく。 「ゆっくりしていってね!!」×たくさん 反射で返事をした ゆっくりたちから笑顔が消えた。 青年の顔を見たからだ。 菓子をくれる優しい人間もいるが、多くの人間は ゆっくりを無視する。 いや、無視ならば まだいい。 人間は気まぐれで ゆっくりを殺すことがあるのだ。 ゆっくり殺しは大罪だが、人間を裁くことは不可能である。 もし、それをしようとすれば、返り討ちにあい、群れの全滅は確定してしまう。 地域ゆっくりにとって人間は恐怖の対象でしかない。 その人間が側にきたのだ。 ゆっくりたちが緊張するには十分な出来事である。 「むきゅ。にんげんさん、ぱちぇが おさめる むれに なにか ごようですか? ぱちぇたちは ちいきゆっくりとして、 にんげんさんの おやくに たてるように ひび がんばってるわ。」 長ぱちゅりーが前にでて挨拶をする。 人間との交渉は基本的に長の勤めである。 「い!!いぼうどぉおおお!!!だ!!だずげでぇえええ!!!」 青年が ゆっくりに話しかけるより早く、れいむが妹である さなえに向かって叫ぶ。 「おねーさん!!いったい どうしたんのですか!!??」 れいむの酷い状態を見て、さなえが驚く。 「び!びんながね!れいぶを いじべるんだよぉおおお!! おでがい!!いぼぉど!!れいぶを だずげでよぉおおお!!」 唯一の肉親であり、飼いゆっくりである さなえならば自分を助けてくれる。 れいむはそう信じ、必死に助けを求める。 「ゆっくり まっていてください!すぐに たすけますね!」 れいむの考え通り、さなえは れいむを助けようとする。 が、さなえの前に幹部まりさがたつ。 「さなえ!ゆっくり まつのぜ!!これは せいっさいなのぜ!! れいむの けがは じごうじとくさんなのぜ!!」」 「せいさい?おねーさんが なにを したっていうのですか? おねーさんは とっても ゆっくりした ゆっくりなんですよ! せいさいを うけることなんて あるはずが ありません!!」 れいむを心から信頼している さなえが声を荒げて言う。 『へぇ、さなえも怒ることがあるんだな。始めてみたよ。 でさ、俺の さなえの姉。れいむが何をしたんだ?言ってみろよ。』 さなえが声を荒げるところを始めて見た青年が、れいむのに興味をもち、尋ねる。 「むきゅ。ゆっくりごろしよ。それも たくっさんの れいむを ころしたわ。 さなえも しっているでしょ?むれに いたころ、がっこうで おそわったでしょ? ゆっくりごろしは たいっざいよ。しけいさんなのよ。」 長ぱちゅりーが前にでて言う。 「!!そ!そんな!おねーさんが そんな ゆっくりできなことを するはずが ありません。 そんなの うそです!なにかの まちがいさんです!!」 れいむの無実を信じている さなえが叫ぶ。 「うそじゃないわ!!ぱちぇは このめで みたのよ! ありすの こんやくしゃの若れいむを ころすところを!!」 「そうなのぜ!それに、れいむの みぎの もみあげさんから きょうきの まちばりさんも でてきたのぜ!!」 「それだけじゃないわ! いなかもので げすな れいむは ほかにも たくっさんの れいむたちをころしたって しょうっげん したわ!! れいむの せいで むれから れいむが いなくなってしまったのよ!!」 「そ!……そんな……」 長ぱちゅりーたちの証言で、さなえの顔色が悪くなる。 「そうなのぜ!れいむの せいで まりさの だいっじな れいむが!! せいっさい すべきなのぜ!!」×たくさん 「いなかものの せいよ!あんな いなかものの げすは ゆるせないわ!! とかいはな せいっさいが ひつようなのよ!」×たくさん 「むきゅ!ここまでの げすは みたことが ないわ! せいっさい しなければ、むれに もっともっと わざわいが おきるわ!」×たくさん 群れの ゆっくりたちが、れいむへの制裁が正当であると声を揃えて叫ぶ。 そして、れいむを罵倒する言葉を各々が叫ぶ。 「っゆっがぁああ!!れ!!れいぶは わるぐないよぉおお!! だがらぁああ!!だがらだずげでぇえええ!!」 れいむは独り自分は悪くないとさけぶが、その声はまわりの ゆっくりの罵声に消され、誰にも届かない。 「………おねーさんが………」 信頼する姉が犯した罪をしり、さなえがショックで膝をつき、涙を流す。 「むきゅ。さなえ。わかったでしょ?れいむが どんなに ひどい ゆっくりかということを。 あねである れいむが おきてによって しけいに なるのが つらいのは わかるわ。 でもね、これは ちいきゆっくりの もんっだいなの。かいゆっくりの あなたには かんっけいが ないことよ。 ゆっくりりかいなさい。」 泣いている さなえに対し、長ぱちゅりーが言う。 『はぁ……』 泣いているさなえを見ながら、青年がため息をつく。 れいむの生死など、青年にとっては興味がない。 が、間の悪いことに、れいむは さなえの姉である。 れいむの悪行をしっただけで膝を付き、泣き出す さなえである。 もし れいむがこのまま殺されれば、酷くショックを受けることは目に見えている。 『ちょっと待て!!』 激しい罵倒の中、青年が声を荒げて叫ぶ。 ショックを受けた さなえを慰めることを面倒だと感じた青年は、 れいむの罪を軽くする方法を模索することにしたのだ。 ゆっくりの甲高い、人によっては不愉快になる声が消えた。 野良と違い、人間の恐怖を正しく理解している地域ゆっくりである。 人間に待てと言われれば、静になる。 『れいむが他の れいむを殺したことは分かった。 で、れいむ。いったい何のためにそんなことをしたんだ? 正直に話してみろ。理由によっては…… えぇっと……情状酌量の余地ありで死刑は免れるかもしれないぞ。』 青年は さなえの頭を撫でながら、使い慣れない単語を交えて言う。 「………」×たくさん ゆっくりの視線が れいむに集まる。 「れ!れいぶはねぇええ!!かいゆっくりに なりたいんでずぅううう!! かいゆっくりなるだべに!!がいゆっぐりになるだべに!! がいゆっぐりになるだべに れいぶいがいの れいぶを ごろじばじだぁああああ!」 れいむが泣きながら殺ゆんを犯した動機を叫ぶ。 「ゆぷぷ!!なにを いってるの?この いなかもの!!」×たくさん 「むっきゅきゅ!ばかだとは おもっていたけど、ここまでの おばかさんだなんて。むっきゅきゅ。」×たくさん 「げらげらげらげらげ!なにを いってるのぜ? どうして ゆっくりごろしをすると かいゆっくりに なれるのかぜ? まったく、これだから ゆっくりしてない げすは こまるのぜ!」×たくさん 「……お……おでぇざ……」 動機を聞いた 群れのゆっくりたちは、笑いだし、さなえは涙を流す。 飼いゆっくりになりたいことは、殺ゆんを犯す動機になるハズがないからだ。 笑われながら れいむは右の眼孔に突き刺さった枝に舌をからませる。 「ぐぎぎぎぃいい!!っゆっがぁあああ!!いじゃい……ゆっぐ!ぼ!ぼうずごじで…… っいっじゃぁああ!!で、でぼ!!でぼ どれだよぉおお!!ど!!どれだよぉおお!!」 痛みに耐え、枝を抜き取った れいむは、動けない身体を必死に動かし、青年に向かって土下座をする。 「にんげんざん!!おでがい じばずぅう!!れいぶを がいゆっぐりに じでぐだざいぃいいい!! にんげんざんは いぼーどを かいゆっぐりにしだでしょ!! いぼーどは れいぶより ゆっぐりじでながったけど、 ものめずらじい きじょうしゅだから かいゆっくりにしたんでしょ! みで!にんげんざん!!もう れいぶは れいぶだけだよ!! れいぶは きしょうじゅに なっだんだよ!!だがら!!だがら れいぶを がっでぐだざいぃいいい!! れいぶはね!れいぶは きしょうじゅなんだよぉおおおお!!! めずらじい きしょうしゅ なんでずぅううう!!だがらぁああ!!だがらぁぁあ!! れいぶを がいゆっぐりにじでぐだざいぃいいいいい!!!」 れいむの土下座を見て、群れの ゆっくりたちは益々笑い出す。 同族殺しを行うような ゆっくりできない存在が飼いゆっくりになれるハズがないと考えているからだ。 『はぁ……期待した俺がやっぱりバカだったか。』 青年はれいむの犯行動機でまともな理由などないと思っていたが、やはりまともな理由ではなかった。 少しでも群れのゆっくりを同情させる動機であれば、なんとか説得するつもりであったが、 この動機ではどうあがいても無理である。 とはいえ、れいむを殺させるわけにはいかない。さなえの為にも、自分の為にも。 『はぁ……しょうがないな。いいよ。飼ってやるよ。』 「っどぼじでぞんなごどいのぉおおおおお!!?? きじょうしゅの れいぶを がっでぐだざいぃいいいい!!おでがいじばずぅううう!! がいゆっくりにならないど、れいぶは ごろざるんでずぅううううう!!!」 興奮しきっている れいむが勘違いをして叫ぶ。 『いや、だから飼うって。今から れいむは俺の飼いゆっくりだ。 だから、群れのゆっくりからは殺されない。安心しろ。あと、さなえも安心しろ。お前の姉は助けたから。』 「……ゆ?ぼ……ぼんどですがぁあああ!!??あ!!ああありがどうございばずぅううう!!!」 「お、おにぃざん……あ、ありがどうございばず。」 れいむと さなえは、涙を流しながら喜ぶ。 夢だった飼いゆっくりになれたことと、命が助かったこと、二つの意味でれいむは感激している。 「………」×たくさん れいむ・さなえ姉妹とは反対に、群れのゆっくりは言葉を失った。 『眼や足は後で治してやるからな。とりえず、これで傷を治せ。』 静かな ゆっくりたちを無視して、青年は れいむにオレンジジュースをかけ、治療を施す。 「ゆぅ………きもちいいよ………おれんじじゅーすさん……さすがかいゆっくりだよ……… ゆぅ…………あんっしんしたら……れいむ……ねむくなってきたよ……」 「よかったですね、おねーさん。もうだいっじょうぶですから、ねむってください。 おにーさん!ほんっとうにありがとうございます。」 さなえの頭を撫でた青年が、エコバックを取り出し、れいむを入れる。 『よし、それじゃぁれいむは俺が連れて帰る。いいな?』 青年が長ぱちゅりーを睨みながら言う。 「むっきゅ!?……………むきゅぅ………」 長ぱちゅりーが言葉をつまらせる。 れいむは連続殺ゆんの罪で、制裁しなければならない。 が、人間がれいむを保護してしまった。人間には逆らうことはできない。 れいむを制裁すべきという心と、人間には抵抗できないという理性で葛藤が生じる。 「に!にんげんさん!!そ!その れいむは ゆっくりできない ゆっくりなのぜ!! だから、かうのは おすすめ できないのぜ!!かうなら、ゆっくりしている まりさを かうべきなのぜ!!」 葛藤で動けない長ぱちゅりーの代わりに、群れの若いまりさが叫ぶ。 「そ!そうよ!!そんな ゆっくりしてない れいむよりも とかいはな ありすを かったほうが にんげんさんの ためよ!かんがえなおして!!」 「むきゅ!けんじゃである ぱちぇを かったほうが にんげんさんの やくにたつは! だからぱちぇを!!」 まりさにつられ、他のゆっくりたちが自分を飼ったほうがいいと叫び出す。 『いや、お前らを飼う気はないなら諦めろ。』 本来ならば れいむだって いらいないと考えている青年は冷たく言う。 「どぼじでぞんなごどいうのぉおおおお!!?? そんなげすより まりさ(・ぱちぇ・ありす)のほうがゆっくりじでるでしょぉおおおお!!!」×たくさん 全ての ゆっくりたちが声を揃えて叫ぶ。 ゲスである れいむより自分の方が ゆっくりしているハズだ。 にも関わらず、自分を飼いゆっくりにせずに、 ゲスである れいむを飼いゆっくりにするという青年の行動は彼女達の理解を越えている。 『いや、だって、俺は通常種に興味がないから。 優秀なお前らは俺以外の人間に飼われてくれ。じゃ、そういうことで。』 「…………」×たくさん 青年の素っ気ない発言に、群れの ゆっくりたちは言葉をなくした。 エコバックを持った青年がその場を立ち去る。 目を赤く腫らした さなえは、目を点にし黙っている ゆっくりたちに大きくお辞儀をしてから青年の後を追う。 ------ - ジー…ツクツクツク…ボーシ!ツクツクボーシ! 青年が立ち去った雑木林にツクツクボウシの鳴き声だけが鳴り響く。 「っど!!どぼじで ぞんなごどいうのぉおおおお!!! ぞんなの!つうっじょうしゅ だがら がいゆっぐりに なれないなんでぇえええ! ぞんなの!!ぞんなの ゆっぐりでぎないぃいいいいいいいいいいいいい!!!」×たくさん どれぐらいの時間がたっただろうか、長い時間をかけて、ゆっくりたちは状況を理解することができた。 ゲスよりも ゆっくりしている自分たちが、通常種だから飼いゆっくりになれないことを知り、ショックを受ける。 「おかしいのぜ!!さいっきょうの まりさは ゆっくりしているのぜ!! なんで さいっきょうの まりさが かいゆっくりになれなくて、あんな げすが かいゆっくりになれるのかぜ!? こんなの なにかの まちがいさんなのぜ!!」×たくさん 「あんな いなかものの げすよりも ありすのほうが ゆっくりしているのにぃいい!!」×たくさん 「むっきゅぅうう!!かしこい ぱちぇを えらばないなんでぇええ!!!」×たくさん 飼いゆっくりになりたいと常に願っている彼女達は、 自分よりも下の存在であるハズのゲスれいむが飼いゆっくりになれたことが悔しく、地団太を踏む。 「っゆっがぁあああ!!まりざぁあ!!おまえが じゃまなのぜぇえええ!!」×たくさん 「この いなかものぉおお!!いなかものの ありすの せいでぇぇええええ!!!!」×たくさん 「むっきゅぅうう!!けんじゃである ぱちぇが かいゆっくりなれないのは ぜんっぶ いつわりの けんじゃである ぱちゅりーの せいよぉおお!!」×たくさん 同種族内で罵り始める ゆっくりたち。 「っゆっがぁああああ!!まりさが いなげでばぁあああ!! せいっさいしてやるぅうう!!さいっきょの まりささまが、 さいっじゃくな まりさを せいっさいしてやるぅうう!!」×たくさん 「いなかものの ありすだななんて とかいはな ありすが せいっさいしてあげるわぁあああ!!!」×たくさん 「むきゅぅうう!!!いつわりの けんじゃは さっさと しになさい! しんの けんじゃである ぱちぇの めいっれいよぉおお!!」×たくさん 彼女達のストレスは頂点に達し、やがて罵り合いは殺し合いに変わった。 さなえとゲスれいむが飼いゆっくりなれたのは稀少種だからだ。 自分はゲスれいむは当然のこと、さなえよりも ゆっくりしている。 ゲスである れいむはともかく、 さなえよりも ゆっくりしているという根拠の無い自信をもっている ゆっくりたちはれいむの成功例を見て確信した。 稀少種になれば飼いゆっくりになれるということに。 青年は さなえのために れいむを救ったにすぎないのだが、彼女達はそのことを知らない。 ただ、れいむのように、同種属を全て殺せば稀少種になり、飼いゆっくりなれる。 誤った認識だが、思い込みの激しい ゆっくりである。 飼いゆっくりになるために、誤った方法を実行する。 それがどんなに ゆっくりできないことであろうとも、飼いゆっくりなれるという話は魅力的すぎるからだ。 ゲスである れいむに すらできたのだ。ゆっくりしている自分にできないハズがない。 彼女達はそう思い込み、殺し合いを続ける。 「っゆっぎゃぁぁぁあああ!!」×たくさん 「いっじゃぃいいいいいい!!」×たくさん 「やべ!やべどぉおおおお!!」たくさん 雑木林に ゆっくりたちの悲鳴がなり響く。 「っゆっぎゃぁああああああああ!!!も!もっど……っゆっぐりじだが……だ……」 やがて、まりさ種・ありす種・ぱちゅりー種がそれぞれ1匹づつになった。 「ゆばぁ~~ご!ごれで!!ごれで!!まりさは きしょうじゅなのっぜぇえええ!!」 「とかいばで、きじょうしゅな ありずは すぐに かいゆっぐりに なれるのよぉおおお!!」 「むっきゅぅうう!!まいにち まどうじょを よみふける ゆうがな かいゆっぐりらいふが はじまるわぁああ!!」 「ゆっぐりでぎる!!ゆっくじでぎる!!これで!!ごれでづいに!! づいにゆっくりでぎるよ!!!………………ゆっくりぃいいいい!!!」×3 勝ち残った3匹は、大量のゆっくりの死骸に囲まれた中で雄叫びをあげる。 長く辛い、永遠に続くと思っていた地域ゆっくりの生活から解放されると信じている 3匹は返り血(返り餡?)まみれで涙を流す。 『………おまえら……これは?』 そんな3匹の耳(?)に人間の声がはいってきた。 声の主は公園管理をしている市職員の男性であった。 「にんげんさん!!まりさは きしょうしゅなのぜ!かいゆっくりにするのぜ!!」 「にんげんさん!!ありすは きしょうしゅなのよ!かいゆっくりにしてね!!」 「にんげんさん!!ぱちぇ はきしょうしゅなのよ!かいゆっくりにしてね!!」 3匹は男性に向かって叫ぶ。 その顔は笑顔で、将来に対して何の不安もない顔である。 『………お前ら、何を言っているんだ?通常種だなんて、捨てるほどいるだろ?』 「ゆ?」×3 男性の言葉を聞いて、3匹の笑顔が泣き顔に変わる。 「なにを いってるのぜぇええ!!」 「とかいはな おめめで もっと よくみてぇえええ!!」 「このむれで ぱちぇは ぱちぇだけなのよぉおおおお!!」 「さいっじゃくな まりさは ぜんっぶ しんだのぜぇええ!!!」 「とかいはな ありすは ありすだけなのよぉおおお!!」 「ぱちぇは きしょうじゅでしょぉおおおお!!!」 泣きながら、3匹は叫んだ。同種属はもういない。だから、自分は稀少種だと。 『…………バカか。いや、悪い。ゆっくりだからバカだったな。 公園から出てみろ。ゆっくりだなんて、絶滅させたくてもできない程いるぞ。 そいつらはお前らと同じ通常種だ。』 「…………」×3 男性の言葉で、3匹が固まる。 『はぁ……公園の利用者から雑木林で ゆっくりの悲鳴が聞こえるって苦情で来てみれば…… お前ら、同族で無意味な殺し合いをしてたんだな。』 「どぼじでわかるのぉおおおお!!??」×3 『お前らの まわりの死骸を見れば分かるだろ。まぁ、いい。とりあえず、コレを喰え。甘いぞ。』 呆れ顔で男性は3匹の前に黄色い錠剤を置く。 「あまあまだぁあああ!!! むーしゃむーしゃ……ごっくん……しあわっせーー!!!」 人間から甘いものを直に貰うことは始めての経験である。 3匹は何も考えず欲望に忠実に錠剤を口内に納める。 「………ゆ?ゆっげぇえ……ぐ、ぐるじ…… っげっぼ!がっばぁ!!……あ……あんござんが……… げっぼ!っげっっぼ!!げっぼぉおおおおおおおおお!!!!」×3 笑顔の3匹は突然苦しみだし、餡子・カスタード・生クリームを吐き出す。 「っげっぼぉおおお!!!っげっぼぉおおおおお!!! っゆばぁああ……ど…どぼじで……げっぼぉおおお!!! ゆばぁ……ゆばぁ……ただゆっぐりじだい……だげなのに…… っげっぼぉおおお!!!も……もっどゆぐり……したか………た……」×3 3匹が食べた錠剤は、猛毒であるカプサイシンを飴でコーティングした毒餌である。 『はぁ……この群れは ゲスがいなくて割と上手くいっていたのにな…… れいむの数が極端に減っていたから特別に出産制限を解いたっていうのに、 同族で殺し合いやるだなんて ゆっくりって本当にわけが分からん。 ま、しょうがないか。ゆっくりだし。 どんな善良だって、ちょっとしたことでゲスになって勝手に滅ぶからな。』 男性が頭を掻きながら言う。 地域ゆっくりの群れにゲスが増えて利用者に迷惑をかけて駆除されたり、自滅することはよくあることである。 公園管理課の職員をしている男性にとって、地域ゆっくりの群れが滅ぶことは珍しいことではない。 『さっさと他の公園から地域ゆっくりをてきとうに連れてきて、掃除をさせないとな。』 他公園に暮らす地域ゆっくりの手配は面倒だが、仕事だ。 男性はブツブツ文句を言いながら、事務所に向かって歩き出す。 雑木林の中には、大量の ゆっくりの死骸だけが残った。 ------ あとがき 次回でラストの予定です。 過去作品 http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/3986.html
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水銀燈うううううううう http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185379177/ 1~
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※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※人間が出ます ※ゆっくりが賢い(?)です ※虐待はないです。多分? ※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです ゆとり乙と罵ってください ※前編、後編を見た後に見て下さい。 ※マルチエンディングです ※ルートによって、設定がコロコロ変わります ルートA 幸せの向こう側 まりさは決意した。 「れいむとおちびちゃんたちをまもる!!!なにがあっても!!!」 それから、まりさは、ゆっくり製菓の幹部より言われたことを正直に話した。 れいむは、その話を聴いた瞬間、顔が青ざめた。 しかし、れいむは見た。まりさの瞳の奥にある炎を。 まりさは燃えていた。おちびちゃんたちを自分が教育すると言うことに・・・。 「いい?おちびちゃんたち・・・。いますぐにあかちゃんことばをなおしなさい。」 親まりさが子供たちに注意した。 「ゆっ!!にゃにいっちぇるにょ!!!あきゃしゃんこちょばはきゃわいいんだにょ!!!」 子まりさが反論する。 「「ゆっ!!!きゃわいくてごみぇんにぇ!!!!」」 それに合わせる様に子れいむ2匹が可愛いと言う言葉に反応し、いつもの口癖を言う。 「おちびちゃんたち。これからぱぱのいうことをききなさい。」 落ち着いた表情で言うまりさ。 「どぼぢでぞんにゃごぢょいうにょ~!!!あきゃしゃんこちょばはゆっくちできりゅんだにょ~!!!」 「ゆんやっぁあああ!!!!ぴゃぴゃがゆっくちしゃせにゃぃいいい!!!!」 「ゆっくちしゃせないぴゃぴゃにゃんきゃゆっくちしねぇえええ!!!!!」 今まで自分の前では可愛いおちびちゃんだったのに、 ゆっくり出来ない言葉を言い出す子供たちを見て、慌てふためくれいむ。 それに引き換え、まりさは非常に落ち着いていた。 「みんな・・・。このままかこうじょへいこうか・・・。」 「「「ゆっ!?」」」 子供たちはびっくりした。 加工所!?なんでパパがそんなゆっくり出来ないことをいうの!? 「ゆんやぁぁあああ!!!!きゃきょうじょいやぁぁああ!!!!!」 「きゃきょうじょはゆっくちできにゃいぃいいい!!!!」 「れいみゅはゆっくちちゃいよぉおお!!!!!!」 まりさは、子供たちに本当のことをすべて話した・・・。 このままでは、自分たちが加工所送りになることを・・・。 「わかった?おちびちゃんたち?もうわがままいっただめだよ!!!」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 その日を境に、れいむとまりさは、子供たちに徹夜で、「がっこう」の勉強を教えた。 れいむとまりさは不眠不休で子供たちを教育した。 それから1ヵ月後・・・。 「がっこう」にて・・・。 「やった!!れいむはごうかくしたよ!!!」 「まりさもごうかくしたよ!!!」 「ありがとう!!!ぱぱ!!!まま!!!!」 「「おちびちゃんんん!!!!れいむとまりさのかわいいおちびちゃんん!!!!!」」 なんとテストに合格したのだ!!! 『いやぁ~信じられないよ!!!あの問題児たちがこんな難関試験に合格するなんて!!! さすがはまりさだ!!!私が見込んだだけのことある!!!』 「!?」 ゆっくり製菓の幹部がまりさたち家族の下へやってきた。 そして、ゆっくり製菓の幹部がまりさをベタ褒めする。 「ありがとうございます。」 まりさは自信満々の表情で答える。 『いやはや、君の子供たちを加工所へ送ろうとした私が愚かだった!!! 許してくれ。まりさ君!!!!』 苦々しい表情で笑って、自らの判断ミスを隠そうとする幹部。 「いえいえ、あれがなければ、まりさたちはかこうじょへおくられていました。 ありがとうございます!!!」 何一つ曇りない笑顔のまりさ。 『許してくれ・・・。一時の迷いで、君の家族を売れというひどいことを言ってしまったことを・・・。』 幹部はまりさに対して、深く頭を下げた。 『お詫びと言うわけではないが、ドスの変わりにリーダーをしてくれないか?』 と幹部は言った。 「いいのですか!?あのはなしは・・・。」 びっくりするまりさ。 『元々、あの席はキミに持ってくるつもりだったんだけど、子供たちが問題だったんだよ。 だけど、それもなくなった以上・・・。君をリーダーにすることに何も問題はない!!!』 幹部は声高々に言った。 『実は・・・。ゆっくり製菓は倒産の危機を迎えてるんだ。 しかし、キミならばそんな危機的状況を救ってくれる救世主にもなってくれるはずだ!! 私はそう信じてる!!!一緒に頑張ろう!!!まりさ!!!!』 「ありがとうございます!!!まりさ、いっしょうけんめいがんばります!!!」 あまりの嬉しさに涙を溜めるまりさ。 「まりさ・・・。れいむはうれしいわ・・・。こんなすてきなだんなさまにであえたなんて・・・」 「まりさも!!!」 「れいむだよ!!!」 「ぱぱ!!!まま!!!ずっとゆっくりしようね!!!」 『ああ、ゆっくりしたま』 ドゴガァッァァアアンン 次の瞬間、眩しい閃光が幹部の前を過ぎ去った。 目の前にいたはずのまりさたち家族がみな一瞬で消し炭になった。 「よぐもどずのぜぎをうばっだなぁぁぁああああ!!!!!ゆっぐりじねぇぇええええ!!!!」 顔面をクシャクシャにしながら、泣いているドスがそこにはいた。 「ゆへぇぇへぇぇえ!!!!これでぇえええ!!!これでぇえええ!!! どずがいちばんだぁぁああ!!!!どすがいちばんえらいんだぁぁあああ!!!! ゆへぇえゆへぇぇええへぇえ!!!!」 ドスは虚ろになったその瞳で、泣き笑いながら、空を見つめていた。 『そ・・・そんな・・・。わが社の・・・。救世主が・・・。』 幹部がまりさの体を触ったら、ボロッと砕けてしまった。 辺りには、ドスの笑い声が木霊した・・・。 「ゆへぇへっへぇぇぇぇえゆへっぇっぇえへえへっぇえええゆえへっぇええええ!!!!」 ルートB あの頃へ まりさが幹部に家族を見捨てるように言われた日から2年後・・・。 超高層ビルの最上階。 サングラスをかけ、葉巻を咥えたまりさが1匹。 『会長、お時間です。』 「ああ。もういくからまっていてくれたえ。」 その姿は威厳があり、並みの人間では、 そのオーラで足腰が立たなくなるのではないという風格を持っていた。 ゆっくり製菓は、急成長し、様々な分野で展開していき、 スローグループと言われる巨大グループ企業にまでなっていた。 まりさはその会長にまで上り詰めたのだ。 「ゆっくりおかえりなさい!!!あなた!!!」 妻であり、秘書であり、そして何より絶世の美ゆっくりのありす。 「おとうさま!!!!ゆっくりおかえりなさい!!!」 ゆっくりにしては珍しく一人娘のありす。 母親と同じく、美ゆっくりである。 「ありす。ゆっくりただいま。」 まりさは、人間でも持つものが限られているだろう、 豪邸に住んでいた。 『『『『『お帰りなさいませ!!!ご主人様!!!』』』』』 人間の召使たちが数え切れないほど並んで、一斉にまりさに挨拶する。 まりさは、正に栄華を極めていた。 もう、まりさは、何も怖くない。 最新鋭の防災設備が搭載されている豪邸。 核ミサイルが直撃しても壊れないほどの強固さを持つと噂されている。 野生動物や捕食種がまずいない都心のど真ん中。 人間でもこんな土地に居を構えることは出来ない。 虐待鬼意山が襲ってくることなどまずない。 数多の戦場を駆けた百戦錬磨の傭兵たち1000人が毎日常駐しており、 妻と娘のありすを命がけで守っている。 自身も暗殺されぬよう、元・特殊部隊に所属していたボディーガードが仕事中も守っている。 まりさは無敵だった。 自身には向かう勢力は、人間だろうが、ゆっくりだろうが、消し去る力を持っていた。 同業他社を潰し、自身のプロジェクトに文句を言う株主を暗殺し、ライバルだったゆっくりたちを、 みな加工所送りにした。 あの家族を裏切るようにと進めた幹部社員は、まりさが会長に赴任してから、 南アフリカのヨハネスブルグ支社に配属させた。 ヨハネスブルグに転勤と言った瞬間、 かつて昼休み連れて行かれた幼馴染のれいむのように涙と涎と鼻水を垂らしながら、 『まりさを見出したのはオレだ!!!助けてくれ!!!!』 『どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!ゆんやぁあああ!!!!!』 などとわめき散らしていて、 『恩を仇で返す糞饅頭は死ねぇええええ!!!!』 と、殴りかかってきたところを、ボディガードたちが、 ボコボコに返り討ちにさせた。 その幹部は現在、行方不明だそうだ。 噂では殺されたとか、会社を逃げるように辞めて、ホームレスをしているとか・・・。 転勤先に赴任して、今でも一人ビクビクしながら南アフリカで生きているとか・・・。 まりさは、手に入れた。 ゆっくりが安心して暮らせるゆっくり出来る日々を・・・。 しかし、まりさの心は晴れることがなかった。 まりさは会長室で1匹だけになった時、 帽子の中に隠している大きなリボン1つ、小さなリボン2つ、小さな帽子1つを出す。 「みんな・・・。」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ゆっくりおはよう!!!れいむ!!!」 「ゆっくりおはよう!!!まりさ!!!」 「「「ゆっくちおひゃよう、ぴゃぴゃ!!!みゃみゃ!!!」」」 「ゆゆ~ん!!!おちびちゃんたち~かわいいよょおおお!!!」 「「「ゆ~☆きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」」」 「みんな!!!あさごはんさんだよ!!!ゆっくりたべてね!!!」 「「「む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇ~☆」」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ささっ!!!まりさもおちびちゃんもそろそろすぃーがくるよ!!!」 「ゆっ!?もうそんなじかん!?みんなゆっくりしないではやくするよ!!!」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 「これはおひるごはんさんだよ!!!みんな!!!わすれずにもっていってね!!!」 「ゆっくりりかいしたよ!!!」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ゆ~ん!!!れいむはしあわせだよ!!!こんなにかっこいいまりさと!!! こんなにかわいいおちびちゃんたちにかこまれて!!!!」 「「「ゆっ!きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ぴゃぴゃ~!!!れいみゅはぴゃぴゃとねりゅぅうぅう!!!」 「ゆ~ん☆まりちゃもぉおぉ!!!!」 「ゆゆん!!!ぴゃぴゃはれいみゅだけのぴゃぴゃだよ!!! ゆっくちりきゃいしちぇね!!!!」 「あらあら、おちびちゃんたち!!! ぱぱはままやおちびちゃんたちのものよ!!!」 「「「ゆゆ~ん!!!」」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「あしちゃはもっちょゆっくちできりゅひがくりゅね!!!」 「あさっちぇももっちょゆっくちできりゅひがくりゅよ!!!」 「あしゃちぇのちゅぎももっちょゆっくちできりゅひがくりゅよ!!!」 「おちびちゃん!!!まりさ!!!ゆっくりおやすみなさい!!!」 「「「ゆっくちおやちゅみなちゃい!!!」」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「みんな・・・。ゆっくりしていってね・・・。」 まりさは顔を伏せ、おさげでリボンや帽子を強く抱く。 後悔はしていないはずだ。 後輩はしていないはずなのに・・・。 いつも心には・・・。何かがあった・・・。 そう・・・。何かが・・・。 毎日が怖かった。 天災、野生動物、捕食種、虐待鬼意山、そしてゆっくり製菓・・・。 だけど・・・。あの頃へ戻りたい・・・。 戻れないのは分かっている。だけど戻りたい・・・。 あの頃へ・・・。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!!!!」」」 どこからか聞こえてきた声に泣き顔を上げるまりさ。 空を見えあげると、昔の家族に良く似た形をしている雲が4つ。 れいむに似た大きな雲の横に、子供たちに似た小さな雲があった。 その雲は笑っているように見えた・・・。 「み・・・ご・・ん。」 「み・・・な・・・。」 「みんなぁぁっぁあああ!!!ぞごにいだんだねぇぇええええ!!!」 「みんなぁぁっぁぁごべんねっぇぇぇえええええ!!!!!」 「ぱぱもぉおぉ!!!そこへいくよぉおおお!!! みんなっぁあああ!!!!ゆっくりしていってねぇえええ!!!!」 まりさは会長室の窓から飛び出した。 「ゆぅぅうう~!!!!おそらをぉおお!!! とんでるみたいだねぇええええ!!!!!れいむぅうううぅう!!! おちびちゃんんんん!!!!!!!」 その顔は笑っていた。 まりさは笑いながら空へ飛び出した。 あの頃へ戻れるのだと信じて・・・。 ルートC ゆっくりした日々 加工所のベルトコンベア・・・。 「ゆんやぁぁぁあああ!!!!しにたくないぃいい!!!!」 「どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!」 「ごんなのどがいばじゃないわぁぁぁああ!!!だずげでぇえええ!!!!」 「わがらないよぉおっぉおお!!!!」 「エレエレエレエレ・・・。ばぢゅりーばむのうじゃないがらだずげでぐだざいぃい!!!」 この先に何があるのかゆっくりは知らない。 けど、知っている。まず、ゆっくり出来ないことを・・・。 「お・・・おちびちゃん・・・ゆっくりし・・・てる・・・?」 れいむはガクガクと顎を震わせている。 その表情は必死で恐怖を隠しているのがわかる。 「ゆんゆん!!!うぎょきゅゆきゃしゃんだよにょ!!!」 「ゆっくちしゅしゅむよ!!!ゆゆ~ん!!!」 「れいみゅもゆっくちしゅしゅむよ!!!しょろ~り!!!しょろ~り!!!」 それと引き換え、呑気な子供たち。 「おちびちゃんたち~うごくゆかさんだねぇ~!!! すごくゆっくりしてるねぇええ!!!!」 まりさは笑顔で話しかける。 「「「ゆ~☆」」」 声を合わせて喜ぶ子供たち。 「ま・・・まり・・・さ・・・どぼぢ・・・で・・・・ごんな・・・」 涙を堪えるれいむ。 「れいむ。ないちゃあだめだよ。おちびちゃんたちがふあんになるよ・・・。」 「みゃみゃ、ないちぇるにょ~。」 「どきょかいちゃいのぉ~。」 「ぺ~りょぺ~りょしちぇあぎぇりゅね!!!ぺ~りょぺ~りょ」 心配そうになる子供たち。 「おちびちゃんたちはやさしいねぇ~」 その光景を見て、笑顔のまりさ。 「れいむ、おちびちゃんたち。 まりさはすごいしあわせものだったよ!!! こんなきれいなれいむとあえて!!!! こんなかわいいおちびちゃんにあえて!!!」 「ばでぃ・・ばでぃざぁああぁあああ!!!!!」 「「「ゆっ!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!!」」」 号泣するれいむと、いつも通りの子供たち。 「ゅ・・・ゃ・・・」 「ぁ・・・ぃ・・・」 「ぃ・・・ぃ・・・」 どこからとなく、聞こえてきた声。 「ゆゆっ??にゃんだきゃへんにゃきょえがききょえちぇくりゅよ!!」 「うんうんしゃんがしちゃくなっちゃにょ!!」 「ちゅ~ぱ~うんうんたいみゅのはじみゃりはじみゃり~☆」プリュ れいむはその声を聞いた瞬間、 体を小刻みに震わせた。 忍び寄る絶対的な死。 れいむはついに我慢できなくなってしまった。 「ゆびぃいいぃいいいいい!!!もういやだぁぁぁああ!!!!! おうちかえるぅうううぅううう!!!!!! ゆんやぁぁぁぁあああ!!!!ゆんやぁああああ!!!! おかあさんんんん!!!!たすけてぇえええええ!!!!!」 涙、涎、汗、体液と言う体液を撒き散らしながら、苦悶の表情のれいむ。 今まで見たこともない母親の醜態に、唖然とする子供たち。 「みゃみゃぁっぁぁあ!!!ゆっくちぃいい!!!ゆっくちちてぇええ!!!」 「ゆんやぁあぁぁああ!!!みゃみゃぁぁあ!!!ゆっくちぃいい!!」 「ぴゃぴゃぁぁぁぁああ!!!みゃみゃがぁぁぁあ!!!ゆっくちちてないぃいい!!!」 泣き出す子供たち。 まりさは子供たちを、器用に舌を使って、口に入れた。 ゴグン!! そして、子供たちを飲み込んだ。 「これで・・・。おちびちゃんたちは・・・。いたいめにあわなくてすむよ・・・。」 まりさは笑顔だった。 「じにだぐないぃいい!!!じにだくないぃいいい!!!!じにだぐないぃいいい!!!!」 れいむはベルトコンベアに顔を伏せ、ずっと泣いている。 「あまあまざんがだべだいぃいいい!!!!!おびるねざんがじだいいぃいいい!!! おちびじゃんだぢどあぞびだいぃいいい!!!ばでぃざどずっっぎりじだいぃいい!!! ゆんやぁぁああ!!!!ゆびぃいい!!!!ゆぶぅう!!!!! じにだぐないぃい!!!!じにだぐないぃいいい!!!じにだぐないよぉおおお!!! ごばいよぉおぉおおおお!!!ごばいよぉおお!!!!でいぶごばいょぉおおお!!!」 れいむはずっと泣いていた。 大声で泣いていた。 次第に加工所全体でそんな声が響きだした・・・。 「じにだぐないぃいい!!!」 「いじゃいのいやlだぁああああ!!!!」 「たずげでぇぇえええ!!!」 「ゆんやぁぁぁあ!!!!!」 「おうちかえるぅううう!!!!!!」 「どぼぢでごんなごどずるのぉおお!!!!」 そんな中、1匹だけ笑顔のまりさ。 「もう、まりさはゆっくりしたよ。じゅうぶんゆっくりしたよ・・・。」 まりさは思い出していた。この1ヶ月間のことを。 子供たちのテストの結果が悪くて、あと1ヶ月後には、 このままだと加工所送りと言われた。 しかし、まりさは考えた。 少なくても1ヶ月はゆっくり出来る。 そう思ったら、気が楽になった。 もう一人で悩む必要はない。 覚悟を決めた。 まりさは、れいむとかわいいおちびちゃんたちと加工所へ行く。 残りのゆん生は1ヶ月しかないけど、 その1ヶ月間はすごくゆっくりしよう!!! そうして、とにかくゆっくりしていたまりさだった。 この1ヶ月間、仕事も休み、非常にゆっくりした日々を過ごしたまりさだった。 ゆっくりが本来過ごすべきゆっくりした日々を過ごしたまりさ。 もう思い残すことはない。まりさはゆっくりした日々を過ごした。 1ヶ月前から覚悟を決めていたまりさ。 それに引き換え、加工所へ来るまで事実を知らなかったれいむ。 2匹の今の表情はその違いである。 「いじゃいぃいいい!!!!!!」 「ゆびぃいいいいぃいいい!!!!」 「あじゅぅいいいいいぃいいいい!!!!」 ベルトコンベアも終盤に近づいてきた。 かすかに聞こえてきたゆっくりたちの悲鳴がはっきりと聞こえるようになってきた。 それでもまりさは笑顔だった。 ベルトコンベアの向こうには、 チェンソーとハンマーを持った人間たちが待ち構えている姿が見えた。 れいむはなりふり構わずベルトコンベアを逆走する。 体液を撒き散らし、死にたくないと喚きながら逆走する。 それを機に、ベルトコンベアにいたゆっくりたちがみな逆走し始めた。 みな、れいむと同じ表情で、同じことを口走っていた。 「じにだくないぃいい!!!!じにだぐないぃいい!!!」 「ゆんんやっぁっぁああ!!!おうちがえるぅうう!!!」 「ゆぴぃいいい!!!!!ゆっぐりにげるよぉおお!!!!」 それを想定しているかのようにベルトコンベアの横から、 金づちで叩く人間たち。 まるでいつものことのように、ゆっくりたちを金づちで叩く。 その光景を見てもまりさは笑顔だった。 「みんな~もっとゆっくりしようよ~」 次第に、金づちで叩かれたゆっくりたちが力尽きて、ベルトコンベアに流されて、 ゆっくりたちがゆっくりと送られてくる。 れいむも右目を金づちで殴られて、その痛みに負けて、推し戻され、 まりさの前に来た。 「ばでぃざぁぁぁぁ!!!でいぶじにだぐないぃいい!!! じにだぐないっよぉおおお!!!!!!!」 右目を抉られたれいむ。 それを見ても笑顔のまりさ。 「れいむ。ゆっくりしていってね!!!」 ベルトコンベアはまりさとれいむをついに最終地点へ持ってきた。 「ゆfdkljhんckじゃmfヴんcyhmじうrかyjふいえjふぁhrtyjしf」 言葉にならない叫び声をあげるれいむ。 ハンマーを持った人間と目が合ったまりさ。 ハンマーにはトゲがいくつもついていた。 それがまりさに向けて振り下ろされた。 「にんげんさん!!!ゆっくりしていってね!!!」 あとがき リクエストに応えました。 ハッピーエンド?何それ?おいしいの? 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? これより先は見なくても良い話。 それでも良いのなら見るがいい。 だけど、見れば、後悔することになる。 それでもいいのなら・・・。 隠れルート 長寿と繁栄・・・? 「れいむ!!!おちびちゃん!!! ゆっくりしないではやくにげるよ!!!! ここはゆっくりできないよ!!!」 まりさが必死の形相で、家族に言った。 「ゆっ!?おうちからはなれちゃだめだってにんげんさんがいってたよ!!!」 れいむは困った表情でまりさを見た。 「このままだと、かこうじょへつれていかれるんだよぉお!!!! まりさもれいむも!!! おちびちゃんたちもぉおおお!!!」 加工所っ!? それを聞いたれいむと子供たちは・・・。 「かこうじょいやぁっぁああぁああ!!!!」 「ゆびぃいいぃい!!!きゃきょうじょはゆっくちできにゃいぃいい!!!!」 「ぴゃぴゃ!!!!みゃみゃ!!!きょわいよぉおおぉ!!!!」 「まりちゃはもっちょゆっくちちちゃいよぉおお!!!!」 「みんなしにたくないよね!!!ゆっくりしないではやくにげるよ!!!」 まりさは叫んだ。 「ゆっくりりかいしたよ!!!」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 まりさたちは、その夜、逃げ出した。 人里離れた山奥。 自分たちの巣からはかなり離れた場所まで逃げた。 「ゆふぅ~ゆふぅ~。ここまでくればにんげんさんもおいつけないよ!!!」 「みゃみゃ~!!!れいみゅちゅきゃれちゃぁぁああ!!!!」 「まりちゃもぉおぉお!!!」 「れいみゅもぉおぉおおお!!!!」 「おちびちゃんたち・・・。しばらくままのおくちにはいってね・・・。あんぐ・・・。」 「「「ゆっくちはいりゅよ!!!」」」 ゆっゆっと言いながら、れいむの口に入る子供たち。 「でも・・・。ずっとここにいるとばれちゃうから・・・。ずっとにげつづけないと・・・。」 まりさは不安そうな顔をした。 「そんな・・・。どぼぢでぞんなごどいうのぉおおお!!!!」 れいむは青ざめた。もうこれ以上は逃げられない。 子供たちは満身創痍。どこかでゆっくりさせてあげないと・・・。 『大丈夫!!!もう逃げ続ける心配はないよ!!! だってもうバレてるから☆』 「「ゆっ!?」」 まりさとれいむは、驚きの声を上げた。 次の瞬間、 人間は、まりさとれいむを蹴り上げた。 「「ゆべぇ!?」」 木にぶつかり、その衝撃で、子供を吐き出すれいむ。 「いじゃいいぃい!!!」 「ゆぴぃいい!!!」 「ゆべぇえ!!!」 痛がる子供たち。 「「おちびじゃんんん!!!!」」 まりさとれいむは叫んだ。 『第7条!! 番のゆっくりは、巣から半径50m以内から出ないこと!!! もし出た場合、家族全員で加工所へ送られる!!!』 黒服の人間がまりさとれいむに言う。 『まんまとひっかかったね。』 ゆっくり製菓の幹部がまりさを見下しながら、話した。 『お前らはいずれ処分するつもりだったんだよ・・・。』 「どぼぢで・・・」 まりさは問う。 『お前がすべて悪いんだよ!!!』 幹部は叫んだ。 「ゆっ!?まりざ!?」 『ああ、お前がオレのありすちゃんを・・・ありすちゃんを奪うから!!!!』 「どういうこと!?」 『お前のことを好きとか言い出したんだよぉおおおお!!! オレのアイドルのありすちゃんがぁぁっぁあああ!!!! 美ゆっくりのありすちゃんがぁぁああ!!!!!!』 幹部は受付のありすに恋していた。 人間がゆっくりに恋!? 馬鹿馬鹿しい。 しかし、これは事実なのである。 幹部は受付のありすに対して、アレコレとアプローチをかけていた。 その時、ありすはポロッと口に出してしまった。 「あなたがあのまりさみたいにかっこよかったら・・・とはいはなでぃなーにさそわれてもいいわよ!!!」 何気ないありすの一言。 しかし、ありすしか見えていなかった幹部は、 ありすも自分しか見えていないと思い込んでいた。 だから、そのありすの口からまりさの名前が出てきた。 許せない。絶対に許せない。 あのやろ!!!饅頭の癖におれの恋人を奪うつもりか!!! 絶対に許せねぇ!!!! 「それがな・・・んなの・・・?」 まりさは顔を引きつりながら言った。 「おちびちゃんたちのてすとのけっかがわるいから、 あと1かげつごにはかぞくでかこうじょっていって、 たすかるにはありすとくっつけというふうにいってきたのは・・・。 おまえじゃないかぁぁぁあ!!!!」 まりさは叫んだ。 怒りを込めて。こんな状況にしたのは、お前が脅したからじゃないかと。 「まりさはそんなおどしにはのらずに、れいむとおちびちゃんたちをたすけるみちを えらばざるおえなくさせたのはおまえじゃないかぁああ!!!! ゆっくりせいかとのやくそくやぶってでも、まもらなければならない!!!! それがまりさのかぞくだぁぁああ!!!!!」 『チクショー!!!! 許せねぇえっぇええ!!!! 絶対に許せねぇ!!!! お前がいるから!!!!!オレのアリスちゃんはぁっぁぁあ!!!!』 「「「ぴゃぴゃをいじみぇるなぁぁぁあ!!!!」」」 子供たちが幹部に対して、体当たりをし始めた。 「ちねっぇえ!!!」 「おみゃえにゃんかちねぇえ!!!」 「ゆっくちちねぇえ!!!!」 『カス共が・・・。やれ。鬼意。』 『ヒャハァッァァァア!!!!虐待だぁああ!!!!』 次の瞬間、 子供たちの体は真っ二つになった。 「「「いじゃいいぃいいいぃい!!!!」」」 それでも子供たちは生きていた。 「「おちびじゃんん!!!!」」 『まあ、お前が、オレの誘いに乗って、ありすとくっつこうとしていたら、 その時の準備は万全だったんだけどなぁ・・・。 でも、こっちの場合も想定済みだったんだよ。 オレって抜かりないからね。こういう策略ごとには!!! それにいいことを教えてやろう。お前らのカスちびどもは、赤ちゃん言葉を話すけど、 優秀な方だったんだよ。まりさに見せた成績書は成績がブービー賞のちぇんの子供たちの分だよ。 赤ちゃん言葉だからって落とすことは特にないんだよ!! お前はとっくの昔からはめられてたんだよ!!!この糞饅頭!!!』 「「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」」」 苦しそうな声を上げる子供たち。 「よぐもおぢびじゃんをぉおおぉおお!!!!!!」 まりさは涙を流しながら幹部を睨み付け、 体当たりをしようとした。 次の瞬間、 まりさはれいむから体当たりを食らった。 「ゆべぇ!!!」 「どぼぢで・・・」 「ばでぃざっぁあああ!!!ばやぐにげでぇえええ!!!!」 れいむは叫んだ。 「もうだれもぎずづぐのばみだぐないぃいいい!!!! ばでぃざもぉおおお!!!おちびじゃんもぉおお!!! だれもきずづぐどごろばみだぐないぃいいい!!!!!」 「れいむ・・・」 『いい母親だ。そして、いい奥さんだ。今まで見てきたゆっくりたちは、 みんな自分のことが一番かわいいみたいで、 一目散で逃げていたけどな・・・。 やれ、鬼意。』 『ヒャハッアアァァア!!!アマギリだぁっぁああ!!!!』 れいむの両目にキリが刺さる。 「ゆぎゃぁぁぁああ!!!!おべべがぁぁぁあ!!!」 「でいぶぅううぅうう!!!!」 『よかったねぇ~!!!これでまりさや子供たちが傷つくところを見なくてすむよ!!!』 ケタケタを笑いながら、キリに刺さったれいむの眼球を食べる鬼意。 まりさは喚いた。 泣き喚いていた。 真っ二つに切断されて、苦しそうな声を上げている子供たち。 悲鳴を上げ、目を潰された最愛のれいむ。 「ばでぃざっぁあにげでぇえええ!!!! いいがらぁぁああ!!!にげでぇぇええ!!!!」 こんな目に合っても、まだまりさを気遣うれいむ。 まりさは逃げた。 その場から一目散で逃げた。 『チクショー!!!!まりさのやつ!!!逃げやがった!!!!』 幹部は悔しそうに地団駄踏んでいる。 『ゆっくりにしては足が早い方じゃない?』 ケラケラと笑う鬼意。 『しかし、この先は、れみりゃやふらんがたくさんいる場所ですよ・・・。』 無表情で話す黒服。 『まあ、いいじゃないか!!! ここにあいつのチビ共とれいむがいるんだ・・・。 たっぷりいためつけてやりますぜ!!!』 ニヤニヤしながら、幹部に話しかける鬼意。 『その虐待、オレにも手伝わせろ。』 口を三日月状にして、ニヤリと笑う幹部。 「ばでぃざ・・・・」 れいむはまりさの名前を口にした・・・。 「ちくしょー!!!ちくしょー!!!ちくしょー!!!!」 まりさは叫んだ。逃げ切った先でひたすら叫んだ。 守るはずだったおちびちゃんを真っ二つに切り裂かれたこと。 守るはずのれいむの目を抉り取られたこと。 何より、みんなを置いて、自分だけ逃げたこと。 まりさは空に向かって叫んだ。 「ちくしょー!!!ちくしょー!!!ちくしょー!!!! どぼぢでごんなごどになるんだぁぁあああ!!!! ばでぃざばゆっぐりじだがっだだげなんだぁぁああああああ!!!!!」 まりさは自分のゆん生を呪った。 自分がゆっくり製菓に入らなければ、 自分があのありすに気に入られなければ、 自分があの幹部の言葉に騙されなければ・・・。 こんなことならなかったのに・・・。 「ぜったいにゆるざんんん!!!! ゆっぐりぜいがぁっぁあああ!!!!ぜっだいにゆるざんんん!!!! ゆっぐりぜいがっぁあああ!!!!」 「うーうーあまあまがあるど~」 「あまあま~」 まりさの叫び声に誘われるようにれみりゃたちが集まりだした。 「あまあまだど~」 一匹のれみりゃがまりさに向かった。 ガブリ!!!! れみりゃはまりさに噛み付いた。 と・・・。思ったら・・・。 「いだいんだぁどおぉおぉお!!!!!」 まりさがれみりゃを噛み返していた。 「う~あまあまのぐぜになまいぎだどぉお!!!!」 れみりゃたちは息巻く。 「ごろずぅううう!!!!なにもがもごろずぅううう!!!! ぜっだいにごろずぅううう!!!! ごのよにあるものずべでぇぇえええ!!!! ぶぢごわじでやるぅうう!!!!!!!!!!!」 まりさの目が月光に妖しくつき光に照らされたかのように光った・・・。 1時間後・・・。 「いだ・・・いだい・・・」 大量のれみりゃが半殺しに合っていた。 その大量のれみりゃの中でまりさは立っていた。 「ごろずぅうう!!!!なにもがもぉおおぉ!!!! ぜっだいにごろずぅうう!!!!! ゆうおぉおおぉおおおおぉお!!!!!」 ゆっくりらしからぬドスの聞いた低い声で叫ぶまりさ。 「うるさいわね。こんな夜遅くに騒いでいると捕食種に食べてくださいって 言っているようなものじゃない。」 影から1匹のありすが現れた。 「ごろずぅうう!!!!ゆっぐりぜいがぁぁぁあ!!!! ごろずぅううう!!!ゆっぐりぜいがぁぁあああ!!!!」 瞳は白目を向き、ゆっくり製菓に対して呪詛の言葉を投げかけるまりさ。 ありすは周りで、半殺しにあっている大量のれみりゃを見た。 「へぇ~。結構やるものね。これだけのれみりゃを技なしで倒すなんて、 先生くらいなモンだと思ってたわ。」 「ごろずぅうぅう!!!ゆっぐりぜいがぁああ!!!!」 「あなた、ゆっくり製菓に恨みでもあるの・・・。 辞めなさい。復讐なんて・・・。 あそこは普通じゃないわよ・・・。 ゆ虐士がたくさんいるのよ?虐待鬼意山のソレとは比較にならないくらいの、 凄まじさよ?いくらあなたがそれなりに強いと言っても・・・。 たっぷりと可愛がられるだけよ・・・。」 「ゆっぐりぜいがぁぁああ!!!!」 「少しは人の話を聞く気があるの?」 その時、 一匹のれみりゃが、まりさに襲い掛かろうとした。 「う~あまあまはじねぇえええ!!!!」 が、次の瞬間、 ありすが、れみりゃの左目に自分のぺにぺにを入れていた。 「うるさい。」 バビュン!!! れみりゃは爆発した。 「ゆっぐりぜいがぁぁああああ・・・・」 ポトッ まりさはそのまま倒れこんだ。 「このまま、放っておけば・・・。 死んじゃうわよね・・・。道場まで持って返るか・・・。 鍛えたら、どこまで強くなれるのか・・・。 楽しみだしね・・・。先生も師範代も・・・。 これだけの逸材はほしいだろうし・・・。」 ありすはまりさを頭の上に乗せ、体を弾ませながら、森の奥へ運んでいった・・・・。 to be continued...