約 56,774 件
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/153.html
第七十九話 穴を掘る人に悪い奴はいない 投稿者:兄貴 投稿日:09/05/31-11 22 No.3983 学園に不法侵入した謎の少女。 彼女は最大限に気配を殺しながら校舎内へと進んでいく。その一部始終をシモンに見られているとも知らずに、目的地へと向かっていく。 (やっぱりここの生徒じゃないよな? ・・・もしそうなら、もっと堂々としているはずだ・・・。それにさっき言っていたことも気になるし・・・・) 少女は確かに密入国、そして賞金稼ぎに狙われたと独り言をしていた。いくらシモンでもそれがどういう意味なのかは理解できた。 少女の正体は犯罪者。 とてもそうは見えないが、もしそうだとしたらこれは大問題である。 (どうする・・・騒ぎを起こして誰かを呼ぶか? いや、・・・でも目的も分からないし・・・・それに・・・本当に犯罪者に見えないし・・・・) 答えが分からずにどうすればいいのか悩むシモン。 その間にも少女はどんどんと校舎内を進み、とうとう目的地へと到着した。 「へへ、ここで良いんだよな」 少女の前にあるのは巨大な図書館の扉である。 学術都市アリアドネーの学園の図書館。それはこの世界の全ての知が保管されている場所と言っても過言ではない。 (図書室? 図書室に何のようなんだ?) 扉の中にあるのは見渡す限りの本、本、本の山である。 「うわ~~、すっげ~な~。でも、こんだけあるんならいいのがありそうだな~。ええ~と、歴史書の棚は・・・・」 まだここに来て浅いとはいえ、普段から図書館とは無縁のシモンにはある意味新鮮な光景だった。 その膨大な資料に圧倒されていると、目的の物が見つかったのか、少女は一冊の本を手にとって見た。 「おっ、・・・・・・帝都・・・ヘラス地方・・・歴史書・・・これだな!! やっぱこれだけ大きな図書館ならあると思ったぜ!」 少女が手にしたのは一冊の歴史書である。 当然シモンにその本の価値がどれほどあるかは分からない。 しかしもし少女がこの本を黙って持っていくようなことがあれば、それがどのような行為になるかは理解できている。 (こいつ、盗む気か!?) ギリギリまで様子を見ていたシモンも、これで少女の犯罪を確信した。次の瞬間隠れていたシモンは勢いよく少女の前に現れて叫ぶ。 「お前、何をやってやがる! 一体そいつをどうするつもりだ!」 「!?」 ビクリと肩を震わせ振り返る少女は、驚きのあまりに本を落としそうになってしまった。 「へっ? ・・・うわっ、ヤベ見つかった!?」 「おとなしくしろ! よく分からないけど盗むつもりなら 「悪いね兄ちゃん!」 ・・・なっ!?」 シモンが「容赦しない!」といい終わる前に少女は既に行動に移っていた。 少女がマントの中から手づかみで何かを投げつけてきた。 「煙幕弾!!」 「てっ、テメエ!?」 「悪いけどコイツが必要でよ~。いつか用が済んだらちゃんと返すぜ! そんじゃなっ!」 「まっ、待て!」 少女が投げた煙幕弾が煙を上げて、シモンの視界を封じた。 不意を突かれた攻撃だったため、流石のシモンもどうすることも出来ずに、目を瞑ってしまった。 そして少女はそのまま迷うことなく部屋の窓を開け勢いよく外へ飛び降りる。そして何やらリモコンのようなものを押して叫ぶ。 「来い! メカタマ31号!!」 「なっ、何ィ!?」 少女が夜空へ向かって叫ぶと、空の向こうから巨大な物体が迫ってきた。煙を手で掻き分けながら窓際へ辿り着いたシモンは驚いた。 「デッカイ・・・・カメ?」 飛来してきたのは人でも動物でも、飛行船でもない。 鉄の体で覆われたカメ型のメカだった。 「じゃあなーーッ! 用が無くなったらちゃんとこいつは返すからさ!」 あまりにも理解できない展開に口を開けて驚くシモン。 そして少女はカメの胴体部分から中へと入り、まるで武装のように少女の体をメカで覆った。そして次の瞬間ヒレらしき両腕から火が噴出し、あっという間に空の彼方へと立ち去ってしまった。 「まっ、待ちやがれ! 逃がさねえよ!」 ハッとしたシモンは、急いで背中に翼をイメージする。そして森で魔獣と戦った時のように空を駆ける鉄の翼を背中に具現化する。 そして夜の闇へと消えようとするカメ型のメカを追いかけて、自身も迷わず空へと駆け出した。 今度の相手は魔法使いでも魔獣でもない。 謎のメカを操る少女だった。 だがシモンは相手が誰だろうと、動き出したら考えずに突っ走る。それが未知なる敵でも同じことだった。 「待ちやがれ!」 魔法世界の夜空を駆けるカメ型のメカ、メカタマ31号にシモンは生身で同等の速度で飛行していた。 それは少女の常識と非常識の想定を覆した。 「なっ、お前空飛べたのか・・・・って何だそれ!? 魔法使いは箒で飛ぶんじゃねえのかよ!?」 「男は気合で飛べるんだよ!」 「あっ? 何言ってんだよ!? つうか追ってくるなよな!」 「だったら本を返しやがれ! 返せねえなら理由を言いやがれ!」 「だあああ~~~、正面から借りられるんならしてるっつうの! でも、色々あって賞金首になっちまったから出来ねんだよ!」 「だったらお前は悪い奴じゃねえか!」 少女は構わずメカタマの出力を最大限にして逃げ出した。 「逃がすかよ!」 シモンもあきらめずに追いかける。 星空の下で繰り広げられる二人だけの追いかけっこ。 気づけば二人はアリアドネーからだいぶ離れ、方角もメチャクチャに飛行していた。 ましてやシモンは明確な地理も知らないというのに、まったく知らない土地の空を飛んでいるのである。 しかし気にせず目先の物だけに集中していた。 そしてとうとう少女も観念した。 それはあきらめたのではない。 逃げることを止めたのだった。 シモンの力に度肝を抜かれたものの少女も引く気はない。そしてシモンも見逃してくれないであろうことを察した。 だからこそ覚悟を決めた。 (チッ、あんま戦いたくないんだけど・・・・・) するとメカタマは急に方向転換して、シモンを真正面に見据える。 「悪いけどちょっと攻撃するぜ!」 少女は右腕を伸ばすと覆われたメカの腕がシモンに向けられる。 その右腕に魔法ではなく、科学的な光が凝縮されて、数多の光が一気に放たれる。 「いくぜ、特殊光学系結界兵器メルカパ君!!」 「!?」 凝縮されたエネルギーが、細いレーザー砲のようなものになり、束になってシモンに向けて放出される。 だが、 「舐めんなよ! そんなもの・・・・、そんなもの効いてたまるかァーーー!!」 シモンは気合という名の螺旋力を放出して螺旋フィールドを展開。メカタマの放ったレーザー砲を全て捻じ曲げた。 「いいいいッ!? 光学兵器を生身で捻じ曲げたァ!? なな、なんなんだよこいつは!?」 メカタマから発せられたレーザー砲がシモンに直撃することなく捻じ曲げられた。 しかも魔法を使ったような雰囲気を感じなかった。本当に雄叫びだけでレーザーを曲げたように見えた。これには開いた口が塞がらない。 「さあ、大人しくしてもらうぜ!」 「するわけないだろ!!」 少女は臆せず向かってきた。そしてメカの巨大な四肢を動かして、人間さながらの器用な動きを見せる。 「上等だ! 」 シモンも拳を握り締めて真っ向から迎え撃つ。 「へっ、女だからって甘く見るなよな~~ッ!」 そしてシモンが渾身の右の拳を放つと、なんとメカタマは器用にもシモンの拳を片手で容易くいなして、余ったほうの腕で腹を殴る。 「ぅッ~~~!? ~~~~っくそ!」 カウンターでメカタマの重い一撃を叩き込まれて悶絶しそうになるシモン。だが、怯まず、歯を食いしばりながら再びメカタマへ飛ぶ 「へっ、図体がデカイからって舐めんなよ! 磨きに磨いたメカ捌きと、パパ直伝の截拳道(ジークンドー)の融合だぜ!」 シモンが蹴りを放つが、少女の自信は慢心ではない。シモンの蹴り足の向こう脛を、メカタマの右足で踏みつける。 その瞬間シモンの弁慶の泣き所にこの世のものとは思えぬ地味だが強烈な痛みが走り、次の瞬間には踏みつけた反動を利用したメカの右足のハイキックがシモンの顔面を捉える。 巨体とは思えぬカメ型メカの華麗なる二連撃だ。 「うおお、あがああああ!?」 予想も出来ない見事なメカタマの動きに翻弄されるシモン。 ダメージが抜けずにみるみる地上へ落下していく。 「へへん、止めだ!」 そして少女はシモンに止めの追撃を緩めない。 「よっし、ええ~~と出力・・・・これぐらいなら死なねえよな・・・」 メカタマの口が開き砲台が口から飛び出し、地上に落ちるシモンへ向けられる。そして先ほどのレーザーよりも明らかに強力そうな攻撃がシモンに放たれる。 「アバヨ! 加減してやるから勘弁しろよ!」 そして少女はメカタマの口から主砲を放ち、一直線にシモンを捉える。 「カオラン砲発射!!」 先ほどの連射された細いレーザーと違って今度は太い光の柱のようなものが、天より一人の男目掛けて放たれる。 今度は捻じ曲げるには大きすぎる威力だろう。 「よっしゃー、命中! どんなもんだよ!」 少女は勝利を確信した声を上げた。 多少手間がかかったものの、これで問題は解決だろう。少なくとも少女はそう思っていた。 しかしそれは単なる早とちりでしかない。 それはこの男が何者かを知らないからそう思ってしまったのだろう。 「・・・・・・あれ?」 主砲を放った少女は異変に気づいた。 それは主砲の炸裂音がまったく聞こえないことだった。 ハッとなって慌てて下を見ると、なんと放った主砲のエネルギー全てが、上に向かって右腕を突き出す男の手に握られている何かに凝縮され、中和されていく。 「は、はあああああ!?」 またもや未知なる力を前に少女に動揺が走る。 「なな、なんだよソレッ!? ド・・・・ドリルゥ~~~!?」 シモンの手に握られているもの、それはドリルだ。少女もそれぐらいは分かる。しかし何故ドリルなのかはまったく分からない。 するとシモンはこちらからも分かるほど口元を吊り上げて笑った。 互いに予想外の連続の攻防戦。 最後に笑ったのは、まったく少女が想定するはずの無いものを出したシモンに軍配が上がった。 「やってくれるじゃねえか! テメエのくそったれビームを丸ごと返してやるぜッ!!」 「ちょっ、まっ・・・・・」 「真ん中は外してやるから勘弁しろよ!!」 少女に言われたことを、今度はシモンが言い返した。 そしてドリルを回転させて、真っ直ぐメカタマの右腕を狙う。 「まっ、まずい・・・・喰らったらヤバイ!?」 気づいた時にはもう遅い。回転させたドリルを真っ直ぐ天に向かってシモンが突き出した。 いくらなんでも胴体を狙えば少女の命は無いだろう。だからこそシモンはメカの右腕部分を狙った。流石のシモンもそれぐらいの冷静さは残っていた。 そして飛び込んだシモンは、自然と技の名前を叫んでしまった。 「シモンインパクトォォーーーー!!」 螺旋力とレーザーのエネルギーを溜め込んだシモンのドリルは、意図も簡単にメカタマの右腕を貫通した。 貫通したシモンの目の前に広がるのは星空のみ。 「ラストォーーー!! 大地に埋まれーーーッ!!」 「っつう!?」 そして直ぐに下向きに方向転換し、ドリルを突き出し残りのエネルギーを衝撃波のようにメカタマへ向けて放出する。 右腕を欠いたメカタマに防ぐすべなどは無い。 そのまま自分の放ったエネルギーをまとめて返され、メカタマは受身もろくに取らずに大地に落下した。 「ぐげえ・・・・いっ・・・つう~~、あいた~~~」 落下したメカタマの中から、少女が這い出してきた。多少の打ち身はあるものの、それといった怪我は見当たらない。 しかし這い出した瞬間、残骸となったメカタマを見て動けなくなってしまった。 「えっ・・・はっ、はは・・・・・うっ、・・・・うっそだろ・・・・・・・・・・」 まるで起こってしまった事態を現実だと認めたくないような引きつった笑みで固まっていた。 するとその背後にドリルを持ったシモンが、勝利に満足したような笑みで少女の後ろに降り立った。 そして現実と夢の狭間で行き来している少女の意識を取り戻す一言を告げる。 「ぶっつぶしてやったぜ!! さあ、大人しく盗んだ本を返しやがれ!!」 「!?」 その一言に少女の頭の中の何かが切れた。 「なっ・・・・・なっ・・・・」 そして肩をわなわな震わせながら、次の瞬間立ち上がりシモンに勢いよく詰め寄った。 「なんてことするんだよ、このヤローー!? 壊れちまったじゃん! どうすんだよボケナスーー!!」 「ちょっ、何言ってやがる! 先に悪いことをしたのは・・・・」 「うっさい!!」 「ぐほお!?」 なんと少女は一体何処から出したのか、土器や埴輪や青銅をシモンに向けて投げつけた。案外これもシモンのドリルと同じ想定外の攻撃だった。 「だから後で返すって言ったじゃんかよ! コソ泥なんて真似は嫌だったけど、事情があって正面から行けないから、ああしただけだったんだよーーーッ」 ウガアと唸る少女がシモンの胸倉を掴みブンブンと揺らす。 するとその勢いで少女の羽織っていたマントが肌蹴て、少女の顔が露になる。 シモンもキョトンとしてしまう。なぜなら、今になって初めて、戦っていた相手の素顔を見ることになったのだ。 少女はまるで西洋人形のような顔と、ブルーの瞳の金髪の少女。その整っている顔と髪は、戦いのあとゆえに多少煤や埃が被っているが、それでも少女の持つ価値が損なわれるとは思えないほどだった。 「あああ~~~、これ修理するのメンドクセーのに・・・・早くパパとハルカに合流したいっつうのに・・・・」 「おっ、・・・・おい・・・」 「うるせえ! 今こっちが考えてるとこに口出しすんなよな!」 「はっ、はああ~~~?」 まるでシモンが悪いかのような口ぶりである。 それほどまでに少女は開き直って混乱していた。 「ああ~~、それに相当逃げ回ってたから道が分かんなくなっちまったぜ~・・・ここどこだ? おいお前、ここは一体どこら辺なんだよ?」 「えっ・・・ええ~っと・・・・あれ?」 「何ボサッとしてんだよ、早く言えよな!」 マシンガンのように放たれる少女の粗野な言葉に呆けながらも、シモンも現在地を確認しようと辺りを見渡した。 見渡す限りの荒野を・・・ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・おいっ?」 当然分かるわけがない。 「ブータ?」 「・・・ぶい~~~」 シモンは肩に乗るブータに尋ねてみる。 するとブータは首を横に振った。 言葉は分からなくとも意思は伝わった。 ブータにも分からない。 つまり・・・・・ 「どこだろうな・・・・俺にもわかんないや・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おいッ!」 魔法世界に来て三日目の夜。 シモンとブータはアリアドネーから離れた荒野で迷子になってしまったのだった。 「冒険王? この男がですか?」 「ええ、旧世界・・・すなわち現実世界では表裏問わずに相当有名な考古学者として名を馳せているわ」 一人の男が写った賞金首のリストを指差しながら、セラスは頷いた。 「考古学者・・・それがこの男の仕事ですか?」 「ええ、幾多の遺跡の謎や隠された歴史の発掘活動、その際に宝を狙った盗賊や組織を返り討ちにした男。そんなこの男を皆が尊敬して呼ぶのよ、冒険王とね・・・」 「では・・・この男と一緒にいる二人は・・・・」 「ええ、彼の妻と娘よ。しかも両方ともがかなりの実力者という情報よ」 そう言ってセラスは校長室の椅子から立ち上がり、窓の外を見る。そこに広がるのはいつも通りの魔法世界の夜の景色だった。 既に問題が起こっているとも知らずに、いつもと変わらぬ光景を眺めている。 「しかし・・・冒険王とまで呼ばれたその男が、なぜ密入国を? 犯罪者でもなく、裏の世界でも有名なら、入国の許可ぐらい下りたのでは?」 コレットたちの担任の女性は、冒険王と呼ばれる男の手配書を眺めながら疑問の声を上げる。 するとセラスが振り返り、聞かされた手配書の男の情報を告げる。 「首都から取り寄せた情報から見て、考えられる理由があるわ。彼・・・旧世界・・・モルモル王国の王族のお気に入りの考古学者らしいわ」 「モルモル王国!? 表向きではただの小国と装っていますが、その正体は旧世界最高の科学技術国家と呼ばれているあの・・・」 「ええ、そうよ。・・・・実際その存在を理解している他国は少ないわ。だから国連の上層部の中でも一部の者しか知らない魔法使いや、この世界の存在をモルモル王国は知らなかったはず・・・しかし・・・」 「なるほど・・・どこでこの世界の存在を知ったのかは知りませんが、この男が元の世界に帰り、この世界を一般的に公表することを恐れているのですね・・・」 「そのとおりよ・・・・。ましてや相手は科学技術最高峰の国家の息がかかった人間・・・・簡単には許可を降ろすことが出来ない・・・現に首都の入国管理局は許可を出さなかったそうよ」 「たしかにそうですね・・・・この世界の存在を、あまり現実世界の科学側の者たちには知られたくありませんからね・・・・」 「まあ、・・・・科学側がこの世界を侵略する・・・なんてことは無いでしょうけど・・・このままこの世界を調べられるだけ調べられて、黙って返すわけにもいかないってことね」
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7057.html
8 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 11 32 04.51 ID ??? プチ報告 俺の鳥取にはややゲイ(ハッテン場には行かないがそれ系のAVは見る)な奴がいた そいつを仮にホモスとすると、ホモスは自分がゲイである事をある程度隠しており、親しい奴以外には余り教えないしタイプじゃないらしいから俺は掘られなかった さて、ホモスがゲイである事を知らぬノンケスが卓を建てた 参加メンバーは俺、ホモス、後なんかもう一人いたが彼は関係ない そして俺達PC一行は依頼を受ける訳だが、その依頼がいけなかった 『「ノンケ丸へ 今夜お前を掘ってやるぞぐふふふふ ホモ吉」って手紙が来ました!助けて!』って依頼 俺は躊躇したものの、ホモス君はさして気にする風もなく依頼を受諾 官憲に言う→ポリスメン「ホモが予告なんてするわけないだろ忙しいから帰れ」 ホモスに会いに行く→メイド「旦那様は今留守にしております」 盗賊ギルドを頼る→偉い人「尻を掘られると何故気持ちいいのか」 9 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 11 32 35.03 ID ??? あ、これは直接対決しろという事だ そう察した俺達はノンケ丸邸に罠を張って待ち受ける、するとホモ吉がやってきた 何でも彼は尻を掘ることに魂を奪われてしまいその身を人外のモノとする云々という情報が襲撃と同時に開示される、もっと早く言えよ 因果律が逆転どうこう言い始めて俺達の落とし穴にはノンケ丸が落下、ノンケ丸は見事に掘られ、GMノンケスが得意げに「これがホントのゲイ・掘るグ」 ノンケ丸「尻を掘られるのは気持ちいい事です、証人になってくれたので報酬は払いマス」 ああ、はい 省略したがその他にもゲイを(馬鹿にする的な)ネタにしたものが沢山あり、その間も俺は戦々恐々としていたのだが、ホモスはニコニコしながら聞いていた だからてっきりネタはネタとして怒ってない、ああこいつは大人だなあなんて思っていたのだが セッションが終わり、ノンケスがトイレに行った後、ホモスもトイレに言った後でそれが間違いだった事に気付いた ノンケスはどうやら掘られてしまった様で、ホモスの巧妙な隠蔽工作(あいつ腹が痛いから帰るってさ)によって気付くのが二日遅れた ノンケスはその後ぢになり、しばらく定例会にも来なかった。 ホモスのアレが気持ちよがったのかホモスは訴えられたりする事なく今でも俺達の隣にいる 人を掘ったホモスが困ったチャン? 知らないとは言え当人の前でゲイを馬鹿にしたノンケスが困ったチャン? それともノンケスに聞き取り調査をおこなって、鳥取でなくここに報告してる俺が困ったチャン? 10 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 11 46 24.66 ID ??? 男同士でも強姦は罪になるからな。 11 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 11 47 06.31 ID ??? なんかRPGというより投稿4コマ雑誌の 「本当にあった何ちゃらな~」のネタに見えた。 でもマイノリティーをおちょくるようなネタは ライブのTRPGならとくにやめるべきとは思う。 普通の下ネタでも走りすぎたなら 「下ネタになってしまいましたすみません」 とは最後にいうべきだと思うし。 12 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 11 51 38.51 ID ??? だからと言って襲っていいという理由にはならないけどね。 手をあげた方が負け。表面上トラブルになってないなら とりあえず様子を見るだけでいいのでは。 どっちも悪い気がするので。 13 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 12 20 01.02 ID ??? GMは屑だと思うが、それに対してリアル犯罪は擁護しようがない 14 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 12 20 19.00 ID ??? 男を馬鹿にした女を強姦していいわけもないからなぁ…・・・ 15 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 12 44 23.71 ID ??? ホントに掘られたとか 創作乙としか 16 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 13 16 51.17 ID ??? とりあえずシナリオが吟遊すぎる 掘った掘られた抜きでダメGMだろう 後の事件は「侮辱されたから実力行使した」だけだし卓あんまり関係ないね 17 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 13 23 01.95 ID ??? 前後にどんな事情があろうと強姦は犯罪だが、それはそれとしてGMは吟遊だなぁ確かにw PCが関与するべき要素が何一つ無い。しかも多分本人は周囲に笑いを提供している気でいるような印象を受ける。吟遊でルーニー的な。 18 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 13 54 45.35 ID ??? 創作くせえなあ そいつノンケだったらムカついたら好みでもない女相手でも勃たせらて犯せるんだぜ? その手の店に行かないんなら普段は付き合ってる彼氏がいるんじゃないの? その時はフリーで前々からノンケスに気があったの? それとも普段から気に入った男は即食いのナンパ野郎なのに隠蔽が上手いの? 19 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 14 13 09.64 ID ??? 創作だろうがなんだろうが、リアル犯罪ネタはスレ違いじゃね? 20 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 14 23 41.74 ID ??? 連れション行くのに疑念を持たれなかったってことは、どっか会場借りたんだよな それで誰にも気づかれず男一人を組み伏せて、事をなして何事も無く帰ってくるとか どんだけ手際いいんだよ、レイプ慣れしすぎだろ。隠蔽が上手いってそういう意味か? 21 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 14 29 15.52 ID ??? こういうホモヘイトな創作をためらいなく投稿できるやつは人間のクズだね。 22 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 15 37 33.69 ID ??? 創作だろうな……にしても読みづらい文章だなぁ 23 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 15 39 35.58 ID ??? 他人宅の落とし穴に因果改編だかして、護衛対象のみ選んで落とすような奴だろ 心変わりもその特殊能力でさせられてる可能性がある まあ事件と割りきったら当人から「事件は終わりっす」と終了宣言と報酬をもらったなら終了で良いだろうが もしかしたらそこからは無報酬で依頼人の真意を確かめて、何かの能力の影響に有るなら解除し、改めて倒すまでのシナリオだったかもしれん 99%はただの吟遊シナリオだったと思うが 24 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 15 40 28.05 ID ??? 4行読んでそれ以上を断念したから、レス付けた人数の多さに驚いてた 34 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 19 31 22.51 ID ??? 面白いと思って 「『面白いと思ってゲイをネタにして滑ったノンケス』と『それを掘った先輩』」 というネタをして滑った 8という入れ子構造 そして8の背後に実在しないはずのホモス氏が仁王立ちしてるという世にも奇妙な物語 スレ313
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/172.html
元スレURL あなた「はー、歩夢ちゃんのお尻を枕にするのは最高だね」歩夢「…///」 概要 ぽむしりの有効活用 タグ ^あなた ^上原歩夢 ^三船栞子 ^短編 ^コメディ ^しおあゆ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2170.html
拝啓・母上様。 お使いに行かせた使い魔が、子分を作って帰って来ました。 彼等は一応熟達した傭兵らしいのですが、 肉と肉とのぶつかり合いで彼に敗北したので弟となったのだそうです。 どいつもこいつも頬を赤らめて僕の使い魔を崇めていやがっています。 彼等が連呼しているイイオトコイイオトコとは何の呪文なのでしょうか? 筋骨隆々の人々が曳く人力車でラ・ロシェールに着いた僕等は、 出発時に間に合わなかった増援を待つ為に『女神の杵』亭に宿泊しています。 キュルケが使い魔だからと彼を僕の部屋に割り振ろうとしたので、抵抗するのが大変でした。 彼と一緒にお使いから戻って来て以来、彼女の僕を見る目が変わった様な気がします。 正直、胃に穴が開きそうです。 それでは、お母さんも頑張って下さい。 (投函寸前にギーシュごと爆破された手紙より抜粋) 【薔薇男と穴を掘る使い魔】~白の国の罠(その3)~ 胃が痛むので水のメイジに見て貰うと、胃潰瘍になり掛けていると言われたよ。 原因である強いストレスがあるならそれから離れる様にと勧められた。 悲しいけど、これ原因は使い魔なのよね。 胃薬を貰った帰り道、 増援である魔法衛士隊隊長のワルド子爵が無事に合流出来たと僕のストレスの原因が伝えに来た。 魔法衛士隊の隊長と言えば、僕達少年達が一度は憧れる名誉ある地位だ。 ストレスを完全に忘れ去って走って戻ると、宿の主人に彼の居場所を尋ねる。 ストレスを忘れて走って戻ると、宿の主人に彼の居場所を尋ねる。 「それで、この惨状は何なのかね?」 宿の主人から聞いた昔の練兵場に辿り着くと、 其処には倒れている才人と彼に縋って泣きじゃくるルイズがいた。 心配そうにキュルケが見ている脇で、タバサが簡単な治療を行っている。 その少し離れた所には、杖を仕込んでいるらしいレイピアを持った髭面の男がいる。 彼が噂のワルド子爵だろうと当たりを付ける。 「子爵、この惨状は何なのですか?」 ルイズ達が何も答えないので、今度は彼に尋ねてみる。 「決闘さ。 彼の実力を一寸試してみたくなってね。」 冗談の様に、僕の友人を傷付けた事を笑っている。 決闘? 仮にも戦闘のプロなら、実力差等直ぐに見抜ける筈だ。 僕が言えた義理じゃ無いけど……こんな物は只の虐めだ。 かくなる上は、僕が仇を取る。 「子爵!! ケッ……ケッ……ケッ……。」 だが、自分よりも遥かな高みにいる男への恐怖が最後の2文字を僕が口にする事を許さない。 泣きたい。 自分の無力さに。 情けない。 かつての自分が如何に醜かったかを見せられて。 ポツポツと僕の足元にだけ雨が降る。 「子爵さん………俺とも決闘を や ら な い か ?」 そんな臆病者の脇を抜け、僕の使い魔が子爵に歩み寄る。 『俺は怒っている。』 彼の背中はそう語っている気がした。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/ll_inagawa/pages/871.html
スレ立て日 20240426 元スレURL 栞子「アクリルにお尻を押し付ける?これに何の意味があるんでしょうか…?」 概要 関連スレ タグ ^栞子 ^画像
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2677.html
ぶおんけい「しょ、正直に…話して…いる…」 律「わかったわかった、で、それからどした?」 ぶおんけい「お、俺は…神であることを…やめた…」 唯「ほえ?なんで?」 ぶおんけい「神は…人に…触れない…」 律「あー…こりゃ本物だわ」 ぶおんけい「それから…日本中を…めぐって…尻を…触った…」 梓「うえっ」 ぶおんけい「尻は…すばらしい…」 梓「うるさいっ!」 律「よーするに単なる女好きの痴漢だってことか。何だかなあ…」 梓「それにしても、元神様なのに女子高生に腕を千切られるなんて弱すぎですよね」 ぶおんけい「指先に…全ての力を…集中させている…だから…他は…もろい…」 梓「…もうやだぁ」 ぶおんけい「こ、これで…全部だ…お、俺の腕…返せ…」 律「駄目だ!」 ぶおんけい「な、なぜだ…!?…全て…正直に…話した…」 律「もしこのまま腕を返したら、どうせまた痴漢するんだろ?」 ぶおんけい「………………し、しない!」 律「何だ今の長すぎる間はぁ!」 梓「律先輩、やっぱりこの腕焼いちゃいましょうよ。こんなやつに返す必要ないです!」 ぶおんけい「やめろおおおお!返せ!返してくれええええええ!」 梓「うるさい!女の敵!」 ぶおんけい「す…すまない…しかし…」 唯「ねえあずにゃん、返してあげようよ?なんだかかわいそうだよ…」 梓「駄目ですよ!まだまだ痴漢する気満々なんですよ、こいつ!」 ぶおんけい「し、しない…本当に…しない…」 梓「それに、腕が一本なくても平気そうですよ?あんなに窓を強く叩けるんだし」 紬「梓ちゃん…」 ぶおんけい「頼む…返してくれ…腕…ないと…困る…」 梓「何が困るの?利き腕じゃないとお尻の感触がしっかり味わえないとか!?」 ぶおんけい「ギター…弾けない…」 梓「え…」 ぶおんけい「左腕…ないと…コード…押さえられない…」 梓「そ、そんなこと…ど、どうせデタラメ」 ぶおんけい「俺…もう何日も…ギター…ちゃんと弾けてない…辛い…」 唯「…あずにゃん、ぶおんけいさんの言ってること、本当の気持ちだと思うよ」 梓「唯先輩」 唯「私もギー太に1日でも触れないとすごくつらいし…あずにゃんだってそうでしょ?」 梓「…はい」 唯「ぶおんけいさん、本当にギターが好きなんだよ。私にはわかるんだ。だから、ね?」 律「唯…」 紬「唯ちゃん…」 ぶおんけい「頼む…尻、触らない…ギター弾くだけ…だから…」 梓「…」 梓「唯先輩の言っていること、よくわかります。ぶおんけいさんもきっと…私や唯先輩と同じくらい、ギターが好きなんですよね」 ぶおんけい「俺…ギター…大好き…」 梓「でも、まだ駄目です!」 ぶおんけい「あうう…」 唯「あずにゃん…」 梓「私はまだぶおんけいさんのことを信用できません。二度と痴漢しないなんて、口ではいくらでも言えます!」 律「ま、それはそうだよな~」 ぶおんけい「し、しない…!もう…尻、触らない…」 紬「じゃあ、こうしたらどう?もう二度と痴漢をしません、っていう誓いを立てて、証文を書くの!」 ぶおんけい「証…文……書く!俺…証文…書く!書いて誓う…!」 紬「どう?梓ちゃん」 梓「…わかりました。ちゃんと形に残るなら…私は構いません」 ぶおんけい「でも…証文書く…紙…ない…」 紬「それなら大丈夫!私が琴吹式最高級和紙を持ってるから~♪」 律「何でそんなもん持ってるんだよ!?」 紬「淑女としての嗜みよ♪」 ぶおんけい「腕…!返ってくる…!…またギター…弾ける!」 紬「じゃあぶおんけいさん、この紙に書いてくださいね♪」 ぶおんけい「わかった…証文…詫証文…書く…」 律「ちゃんと、もう二度と痴漢しないって書くんだぞー」 ぶおんけい「わ…わかってる………二、度、と、痴、漢、を…」 唯「ほえ?どしたの?筆が止まっちゃったよ?」 ぶおんけい「た、頼みが…ある…」 紬「頼み?」 ぶおんけい「さ、最後に…一度だけ…尻…を…触りたい…」 梓「焼きましょう、腕」 ぶおんけい「ま、待ってくれええええ!」 梓「二度と触らないって言った矢先にこれです!せっかく信用したのに…」 ぶおんけい「す、すまない…でも、尻は…俺が…神をやめてまで…欲した…!ギターの次に…好き…!」 律「熱く語ってるけど、尻…」 ぶおんけい「証文…書いたら…絶対に…守らなくちゃならない…尻…絶対に…触れなくなる…」 唯「そっか、この世で2番目に好きなものを、これからは楽しめなくなっちゃうんだよね。それはつらいよね」 梓「唯先輩!」 ぶおんけい「だから…頼む…一度だけ…ひ、ひと揉みだけ…最期の尻に…するから…」ぐすっ 紬「…かわいそうだわ」 律「…だな。いいんじゃないか?思い出として一回くらいは」 梓「ちょ、ちょっとお二人とも!?」 唯「私も、触らせてあげたほうがいいと思うよ」 梓「唯先輩まで…」 梓「しょうがないですね…じゃあ、最後の最後ですよ?」 ぶおんけい「おおおおおおおおお!あ、ありがとおおおおおおおおおお!」 梓「物凄い喜びようだ…」 紬「…それで、誰のお尻を触るのかしら?」 律「ああ、そういやそーだな…」 ぶおんけい「黒髪の…君…」 梓「…へっ!?」 唯「おっ!ご指名だね、あずにゃん!」 梓「…へっ!?」 律「よーし、じゃあ善は急げだ!梓、尻!」 梓「…い、いやいやいやいや!?わ、私じゃないです!澪先輩ですよね!?ね!?」 ぶおんけい「君…黒髪の…ツインテールの…君…」 梓「いやああああああああああああああああ!!」 梓「な、何で!?だって私、こんな身体だし、お尻だって触り応えないし!」 ぶおんけい「構わない…」 梓「み、澪先輩とかむぎ先輩とかのほうが揉み応えありますよってば!?」 ぶおんけい「君が…いい…」 紬「なんて熱烈なラブコール…!」 律「これだけ求められてるんだ、答えてやらなきゃ女じゃないぜ?梓!」 梓「何でぇ…?あんなに馬鹿にしたり怒鳴ったりしたのに…」 ぶおんけい「…///」 梓「か、顔を赤らめないでよぉ!!」 唯「さあ、あずにゃん!お尻を出して!」 梓「うぅ…で、でもぉ…」 ぶおんけい「触れないなら…書かない…腕、あきらめる…」 梓「なっ!?」 律「今夜で全部終わらせるんだろ?ほれ、早く早く!」 梓「わ、わかりましたよ…触られればいいんでしょう、触られれば…」 ぶおんけい「できれば…生尻…」 梓「調子に乗らないで!ばかぁ!」 するっ 梓「えっと…こ、こうでいい…ですか?」 律「おっけーおっけー!ベーリナーイス!」 唯「あずにゃんかわいいパンツだね」 紬「うふふふふ~♪」 梓「み、みなさんうるさいです!ほ、ほら!早く触って!触ってください!」 ぶおんけい「お、おお…あ…ありがたい…」 梓「(な、何でこんなことになるの…!?)」 さわっ 梓「ひゃんっ!?こ、これで…これで終わりですよね…?」 ぶおんけい「俺…触ってない…」 梓「…は?」 律「あ、ごめん。今触ったの私~」 梓「何ですかそれえええええええ!?」 律「いや~、目の前にさあ触れ!ってなお尻があったもんでつい…」 梓「ふざけないでください!ふざけないでください!」 律「わーったわーった、私はもう触んないからさ」 梓「も、もう…!……むぎ先輩と唯先輩もですよ!?」 唯「あちゃー」 紬「残念♪」 梓「触る気だったんですか!?」 唯「ほい、じゃあぶおんけいさん、今度こそどうぞ!」 ぶおんけい「い…いただきます…」 梓「いただきますとか言うなあ!!」 梓「ううう…」 ぶおんけい「………」ゴクリ すうっ ぴとっ 梓「はうっ!」 ふにゅん 梓「んっ!…お、終わり!もう終わりです!」 唯「どうだった?ぶおんけいさん?あずにゃんのお尻~」 ぶおんけい「最後の…尻……最高の…尻……」 梓「感想とか聞かないで下さい!」 律「どうだった?ぶおんけいの手は?」 梓「うるさいですっ!!」 梓「さ、さあ!これでもう満足ですよね!?早く証文書いちゃって下さいよ!」 ぶおんけい「余韻に…浸りたい…」 梓「馬鹿ぁ!」 唯「あずにゃん顔が真っ赤~!」 梓「そ、そんなことないですよぉ!」 紬「うふふふふ~♪」 律「この日からであった…梓が尻を揉まれることに至上の喜びを感じるようになったのは…!」 梓「ならない!絶対にならないから!」 ぶおんけい「書けた…」 紬「それじゃ最後に手形を押してくださいね」 ぶおんけい「わかった………押せた…さあ…受け取って…くれ…」 紬「はい!……うん!確かに受け取らせていただきました!」 律「これでぶおんけいは二度と痴漢をしなくなったわけだな?」 ぶおんけい「もし…証文を…書かなくても…二度と痴漢は…しなかっただろう…」 唯「ほえ?何で?」 ぶおんけい「…最高の…尻の…思い出が…薄れる…から」 律「なんと…!」 唯「あずにゃん…!」 梓「…///」 ぶおんけい「それでは…俺の…腕を…返してくれ…」 律「梓、お前が渡してやれ」 梓「あ…は、はい!…はい、これ…もう変なことしてもぎ取られちゃ駄目だからね?」 ぶおんけい「おお!おお!ありがとう!…あ、ありがとう!」 梓「…えへへ♪」 紬「一件落着♪」 律「そうみたいだな」 唯「でも…腕をどうやってくっつけるの?病院で治るの?」 ぶおんけい「それは…大丈夫…七日以内なら…じきにくっつく…」 律「じゃあ七日が過ぎるとどうなるんだ?」 ぶおんけい「…俺も…腕も…溶ける」 律「…七日以内に返せてよかったよ」 ぶおんけい「世話に…なった…お前たち…ありがとう…」 唯「えへへ~」 紬「ぶおんけいさん、これからはどうするんですか?」 ぶおんけい「腕が…つながったら…ギターを弾く…痴漢は…しない…」 梓「…神様の世界に戻ったりはできないの?」 ぶおんけい「俺は…神であることを…捨てた…だから…誰も今の俺を…神だと…思わない…」 律「んん?…つまり、誰かがあんたを神様だと思えば、神様に戻れるってことなのか?」 ぶおんけい「そう…神は…崇められ…祀られてこそ…だから…」 紬「じゃあ、私たちがぶおんけいさんを神様だと思っておまつりすれば、神様に戻れるのね!」 ぶおんけい「そうだ…ま、まさか…!?」 紬「いいよね、みんな?私、お父様にお願いして祠を作ってもらうから…」 唯「うん!私はいいよ!神様仏様ぶおんけい様~!」 律「私も構わないぜ?梓は?」 梓「…しょうがないですね。いいですよ、私も」 ぶおんけい「おお…!おおお…!あ、ありがとう…!な、何から…何まで…!ありがとう…!」 唯「もう、泣かないでよ~、神様なんだから」 ぶおんけい「お、おお…わ、わかった!俺も…お前たち…守る!」 律「守る?」 ぶおんけい「俺…軽音楽の神…お前たち…軽音楽部…!だから…俺…お前たちを…守る!」 唯「うわぁ~!すごいすごい!軽音楽の神様に守られてる軽音部なんてめったにいないよ~!」 梓「まあ、まだ神様に戻れるとは決まってないですけどね」 ぶおんけい「おおぅ…」 律「こら梓ー!」 梓「あ!す、すみません…」 紬「大丈夫!私たちがちゃんとお祈りすれば、きっとすぐ神様に戻れるわ!」 律「そうそう!だから元気出せって、ぶおんけい!」 唯「そうだよ、ぶおんけいちゃん!やる気元気ぶおんき!」 梓「ぶおんきって…」 ぶおんけい「あ…そ、そうだ…これ…やる…」 梓「え?…私に?」 唯「あ!ピックだ!きれー!」 ぶおんけい「それ…玄武の…甲羅から…作った…俺の…愛用品…宝物…」 梓「そ、そんな大切なもの…もらえないよ…」 ぶおんけい「大丈夫…俺…新しい宝物…ある…」 梓「新しい宝物?」 ぶおんけい「最高の…尻の…思い出…」 梓「そ、そんな宝物捨てちゃってよぉ!」 ぶおんけい「じゃあ…俺…もう行く…さらば…」 律「おう!お前も頑張れよ!」 唯「ちゃんとお祈りするね!」 紬「お気をつけて~♪」 梓「もし神様に戻れても、また変な気を起こしちゃ駄目だよ~!」 ぶおんけい「ありがとう…さようなら…」 唯「あっ!ギターだ!」 ジャーン! バサッ!バサッ!バサッ! 梓「ギターから翼が…まさかあれが魔法のギター!?」 唯「…この世には不思議なことがあるもんだねえ」 梓「ですね…」 梓「ふう…これで全部終わりですかね?」 律「だな。オカ研の言うとおり詫証文も書かせたし、もう大丈夫だろ」 紬「ちょっと予想外のことが多かったけどね♪」 唯「最高のお尻とかね」 梓「も、もう!やめてくださいよぉ!」 律「なははははは!よきかな、よきかなー!あ、むぎ、祠は本当に作るのか?」 紬「うん!約束したものね」 律「だったらさ、ついでに部室に神棚か何か作れないかな?」 紬「神棚!?いいね、それ!素敵!」 唯「部室に神棚があったらいつでもぶおんけいちゃんにお祈りができるね!」 律「そういうことだ!さて…何かすごい疲れたな…もう寝ようぜ?」 梓「そういえば明日も学校なんですよね…」 唯「和ちゃんやさわちゃんに今夜のこと教えてあげないとね!」 紬「あとオカ研の二人にも!きっと喜ぶわ~♪」 梓「喜びますかね…荒唐無稽すぎて信じてもらえない気もしますけど」 唯「あれ?そういえば憂は…?」 梓「あ、忘れてた…多分、唯先輩の部屋ですね。澪先輩と一緒に寝てるんじゃないですか?」 唯「じゃあ静かに戻らないとね……あれ?なんか聞こえるよ?」 ガチャッ 憂「み、澪さんの気持ちはうれしいです!でも、でもやっぱり私はお姉ちゃんが!あああお姉ちゃんが!」 澪「私は立花さんが好きだ!私は中島さんがとても好きだ!私は瀧さんが好きだ!」 律「…なんじゃこりゃ」 梓「それからのことを、少しだけお話しようと思います。次の日、私たちはいつも通りに学校に行きました。 そして和先輩とさわ子先生、それにオカルト研のお二人に事の顛末を話しました。 和先輩はいつも通り冷静で、ぶおんけいよりも生徒会ロープの方が気になっているようでした。 さわ子先生は、『なぜ私を誘ってくれなかったの!?』と言い、とても悔しがっていました。 オカルト研のお二人は…上の空でふらふらしていました。緑色宇宙光を浴びすぎたせいだと思います。 それから澪先輩ですが…副作用はまだ完全に消えておらず、時折、律先輩に愛の言葉を投げかけています。 あれからトイレでおかしな事件が起こることはなくなりました。そして、ぶおんけいと出会うことも、もうありませんでした。 むぎ先輩はご実家の隅に祠を建て、また部室にはぶおんけいを祀る神棚が設置されました。 練習前には神棚に手を合わせるのが、私たち軽音部の新しい日課です。 そして、私は…」 梓「このピック弾き辛すぎっ!!」 けいおんのコワイうわさ ぶおんけいがきた!! おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/butubutuhitori/pages/183.html
錆びた歯車。。。 誰のことだ! 言ってないのに怒り出す人。。。 言われた本人が自ら裁いている。。。 墓穴を掘っている。。。 自ら。。。錆びた歯車だ!!! 認識していますと暴露しているようなもの。。。 痛くない人は「そうだね、そんな人多いいね!」 かるく流せるはず。。。世間話で終わるはず。。。 「お前は悪い奴」 「優しくない」 いつも言われるが。。。 気にしません。。。 甘やかすのと優しいのはちがう。。。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2168.html
やあ、世界の半分の人のアイドル・ギーシュお兄さんだよ!! 最近は『悪魔を召喚したメイジ』として有名だけどね。 ん? その悪魔が何処だって? 彼が色々な意味で手を出すのは男だけなので、 現在では女子寮のとある一室に監視を付けて住まわせているのだよ。 本来ならば使い魔の小屋に押し込めるのが当然なのだが、 僕の知らない内に参加していたフーケ捕縛の功労を評して 偉大なるオールド・オスマンが特例中の特例としてそれを認めたんだ。 それだけだと信じたい。 その校長が『悪魔』に送る視線の異質さは、僕の気の所為だと信じたい。 頼むから彼を見る度に頬を染めないで下さい本当に御願いですから。 【薔薇男と穴を掘る使い魔】~白の国の罠(その1)~ 今日も今日とて、僕は女子寮に足を向ける。 モンモランシーの機嫌が未だに直らないからね。 薔薇は振られても諦めないのさ。 『悪魔』の様子見と言う大義名分があるので、 以前の様にコソコソと入り込む必要が無くなったのは非常に有り難い。 いや、そうだとしても誰も全く注意しないのはおかしい。 『フーケのゴーレムを背後からメイスで粉砕した』との報告が もしかしたら学院の隅々にまで伝わってしまっているのかもしれない。 この間なんか、厨房で『ぼくらのスゴイやつ』とか称えられてたし。 正直、只の学生にそんな化物の主を咎めろと言うのは酷だよね。 それにしても、彼に棍棒なんて与えたかなぁ? そんな風に悩んでいるとルートを間違えてしまったらしく、 気付いた時にはあの貧乳・ザ・貧乳のルイズの部屋の前に立っていた。 知らない人も多いが、この世の全てのおっぱいには魔力がある。 貧乳・巨乳・美乳・普乳・奇乳の裏ペンタゴンとして、 古来よりこのハルケギニアのありとあらゆる物事を司っているのだ。 恐らく、彼女の素晴らしき貧乳の魔力が僕を此処に引き寄せたのだろう。 だから、 この目の前のドアから漏れ聞こえてくる話し声を 耳を当てて盗み聞きをするのは最早マナーと言っても過言では無い筈だ。 「すいません。 でもキスして良いって言ったから。」 「唇にする奴が何処にいんのよ!!」 「此処。」 「男は度胸。 何でもやってみる物さ。」 「良いのです。 忠誠には報いる所が無ければなりませんから。」 ………部屋の中から正にありえない人物の声が聞こえた。 それも2人。 「貴様ーッ!! 何をしているかアーッ!!」 錬金で作った合鍵でドアを開けると、勢いを付けて部屋の中に飛び込む。 ドアの向こうには、鞭を持ったルイズ,踏まれた才人,半裸の『悪魔』,オロオロする姫様。 ドアを開けると、其処は地獄絵図でした。 ルイズが足で顔を踏み付ける度に、才人がもがいて身体をくねらす。 それによって揺れる才人の臀部を僕の使い魔の視線が追尾する。 興奮して来たのか彼の服が隆起し、年頃の女の子である姫様がその様子を凝視する。 嗚呼、例の棍棒ってそれですか。 しかも、その場の雰囲気が濃過ぎな所為で誰も僕に気付かない。 「決闘だーーッ!!」 声を嗄らす程叫ぶと、漸く皆が此方を見てくれた。 「………縛り首………。」「…………不味いわね。」「………やらないか?」 姫様達が何かボソボソと小声で話し合ってるのは聞かなかった事にしよう。 姫様達が丈夫そうなロープを錬金したのは見なかった事にしよう。 僕の身体がそのロープで簀巻きにされているのは気にしない事にしよう。 おかーさん、貴方の息子は素敵な友達に恵まれて今日も幸せです。 かしこ。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2171.html
私に決闘を申し込んで来たあの使い魔はガンダールヴでは無い。 が、彼はゴーレムを肉弾戦で破壊する様な使い魔だと『彼女』から報告は受けている。 これが意味する事は只一つ。 ルイズを手に入れて母上を取り戻す大いなる障害になると言う事である。 現在、彼と私は大体10歩分程離れている。 彼の手に飛び道具は無い。 今ならば、彼を『事故』で消すのも容易な筈だ。 「遅れましたが、自己紹介をさせて頂く。 名は……阿部高和。 つい2週間程前、トリステイン魔法学院で召喚された『使い魔』。 メイジでは無いので、二つ名は持っていない。 そう……認識して頂きたい。」 気取った礼をしている彼に向けて、私は渾身の『エア・ハンマー』を唱える。 圧縮された空気の塊が彼に届く迄………あと数秒。 【薔薇男と穴を掘る使い魔】~白の国の罠(その4)~ 才人のいた国には仮面ライダーやウルトラマンと言う子供達のヒーローがいるらしい。 ある日の放課後、 ルイズから逃げる為に才人が部屋にダイブして来た時に 余りにも暇だった僕は彼を匿う代わりに彼がやって来た東方の話を聞かせて貰ったのだ。 闇の中で蠢く悪を打ち倒す英雄。 彼等を英雄たらしめる理由は断じてただ強いからでは無い。 才人曰く、「何かを成す為に諦めない者の姿に憧れる」のだそうだ。 英雄の事を語るその顔を見て、 彼が『貴族』である事を心掛けるルイズに召喚された理由は何と無く分かった。 彼等は『サモン・サーヴァント』はそのメイジに適した使い魔を召喚すると言う話を証明している。 だが……それならばこんな臆病者の僕とあの男は本当に釣り合っていると言う事なのだろうか? 優雅に自己紹介をする彼の姿を見る。 王宮に仕える騎士達は、当然我が国で最強に近い。 その様な者の1人を前にして、彼は威風堂々と立っている。 その様な者の1人を前にして、彼は威風堂々と立っている。 「そんなに油断していて良いのかね、平民君!! 喰らいたまえ、我が『エア・ハンマー』をッ!!」 その彼を子爵の杖の先から飛び出した半透明で馬並の大きさの塊が襲う。 「危険。」 才人の治療を終えたタバサの言葉を聞き、反射的に僕は両手で目を覆ってしまった。 壁と『エア・ハンマー』のサンドイッチとなる彼の姿が、僕の瞼に映し出される。 ボンッ しかし、次の瞬間に僕の耳に聞こえたのは焚き火の中の栗が弾けた様な軽い音だった。 恐る恐る手を除けると、目の前には先程と変わり無く立っている1人の男。 その更に先には、驚愕に目を見開くワルド子爵。 僕が振り向くと、気絶している才人を除いた全員が呆然と彼の股を見ている。 良く見ると、彼女達の視線の先には微かにだが煙が上がっていた。 「貴女にも見えたわよね、タバサ? 彼の腰、凄いスピードで動いたわよ?」 「…………棒、出てた。」 真っ赤になったタバサがキュルケの言葉にコクリと頷く。 <彼の『棍棒』が子爵の『エア・ハンマー』を貫いた> 彼女達の言葉を聞き、僕の脳裏にそんな有り得無い考えが浮かぶ。 頭を振ってその妄想を振り払おうとしている僕の前で、彼は悠然と歩を進める。 「面白い事やってくれるじゃないの。 それじゃあ、たっぷり楽しませてやるからな。」 彼が一歩進む毎に、子爵の顔が恐怖に歪む。 地面にへたり込むと、素人の様に両手で杖を掴んだ子爵は再び『エア・ハンマー』を唱え始める。 「え……『エア・ハンマー』ッ!!」 だが焦りと恐怖で精神集中が乱れているのか、 今度の呪文が作り出した空気の塊はさながら形が崩れた煉瓦の様であった。 その煉瓦モドキを、僕が先程『妄想』した通りに彼は粉砕する。 僕にそんな悪夢の様な光景を見せた彼は拳を握り、 「来るな……来るな……私の傍に近寄るなーーーーーッ!!」 腰を抜かしてしまったらしい子爵の端正な顔に勢い良く振り下ろした。 何かが砕ける様な音を立て、子爵の両手両足が糸の切れたマリオネットの様に崩れ落ちる。 こうして、子爵の決闘体験は彼の敗北と言う結果となったのでした。 前へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2169.html
奥さん、ギーシュです。 ありのままさっき起こった事を話すと、 盗み聞きした部屋の中にいた姫様に簀巻きにされました。 で、今。 ワルキューレで荷造りしながら、自室でこの手紙を書いています。 姫様直々の秘密任務に向かう彼等に僕も同道する事になったのです。 ヤッター!! 本当なら明朝増援が来るのを待つ予定だったのだけど、 僕の様な目撃者がまた現れないとも限らないので直ぐに出発する事になったのだそうです。 と言うか、 簀巻きの直後に隣室のキュルケとタバサにも目撃されて連れて行く事になりました。 飛んだり跳ねたり大騒ぎしていれば当然ですね。 目的地はアルビオン。 飛行大陸として有名な白の国・アルビオンです。 手続きその他諸々は姫様とオールド・オスマンが手を回してくれる事になっています。 だからマジで彼を見て赤面すんのを止めろっつってんだろうがこのクソボケ髭爺がッ!! それでは、おかーさんもお体に気を付けて下さい。 かしこ。 (出す前に爆破されたギーシュの手紙より抜粋) 【薔薇男と穴を掘る使い魔】~白の国の罠(その2)~ 「時にギーシュ、アイツを見てくれ。 アイツを如何思う?」 僕の使い魔が指差す先には、鉄の塊が鎮座していた。 『ジドウシャ』と言う代物で、馬よりも速く走れるらしい。 元々の世界でこれを修理するのを生業としていた時の知識を基に コルベール先生の錬金で部品を作って貰って組み立てたと彼に説明された。 今は細かいデータを収集する為のモニターと言う形で使わせて貰っているのだそうだ。 現時点では殆どの部品の量産は難しそうだし、 この『ジドウシャ』とやらがトリステインで普及するのはまだまだ先だとは思うけどね。 エンジンとやらに火の魔法が必要だから、土のドットメイジである僕には扱えないし。 『ガソリン』と言う油を錬金すれば僕にも使えるらしいけど……。 そんな訳で、 今回は炎のトライアングルメイジであるキュルケが『ガソリン』の代役になった。 助手席に座ったキュルケが、目の前の孔に杖を差し込んでグルリと回す。 「指しました……。」 「ああ……次は『ファイヤー・ボール』だ………。」 ドルン……ッ!! キュルケが呪文を唱え終わると、この鉄の塊が重低音と共に震動し始めた。 次の瞬間、乗馬で馬を全力疾走させた時の様な強力な慣性が僕達を襲う。 速い速い。 本当に速い。 タバサのシルフィードと並走出来る位速い。 速過ぎて、僕を含めた皆が吐きそうになってる。 だが、僕・才人・ルイズ・タバサでもうパンパンの座席で吐いたら大惨事確定だ。 それ以前に、明日からの渾名がギーシュ・ド・ゲロモンとかになりかねない。 召喚の儀式の際に捨てたグラモン家の家訓を拾い直す。 何としても、名誉を守る為に頑張らなければ。 頑張らなければ。 頑張らなければ。 頑張らなければ。 ……………うん、もう無理。 結局、数十キロメイル程先の山道を進めば到着と言う所で全員ぶちまけた。 僕等の堤防が決壊する前に『ジドウシャ』を止められたのは僥倖と言うべきか。 口元を拭いながら、僕達は顔を見合わせてコクリと頷く。 まずキュルケとルイズが原型を留めない位までブツを焼き尽くす。 次にサイトがデルフリンガーで掘った穴にタバサが風で全て流し込む。 最後に僕のワルキューレで穴を埋めて均す。 秘密を共有した僕達のチームワークは、魔法衛士隊もかくやと言うべき物だった。 この先如何なる苦難があろうとも、僕達の絆が切れる事は無いだろう。 このクソミソな体験を通じて、 僕達の心は『これ以上あの鉄塊に乗りたくない』と言う思いで一つとなった。 代わりの交通手段を確保する為、 唯一ピンピンしている『悪魔』に馬を連れて来る様に頼んでラ・ロシェールに向かわせる。 休み無しで飛んで来たシルフィードがへばっている為、当然残る移動手段の『ジドウシャ』で。 さて、此処で問題です。 この『ジドウシャ』を動かすには火の魔法が必要ですが、彼はメイジではありません。 ならば、誰を同行させるべきでしょうか? 一瞬でその回答を出した僕,才人,ルイズ,タバサの合計8個の眼がキラリと光る。 キュルケの褐色の肌にタラリと汗が流れる。 「君は良い友人だったが、君の属性がいけないのだよ。」 僕達4人の絆が豚の様な悲鳴を上げて逃げるキュルケを捕らえると、 矢鱈と手際良くタバサが暴れるキュルケを押さえ付けて助手席へと押し込む。 美少女2人のキャットファイトが倒錯的で素敵だね。 才人が学院の男子生徒に『フラグ塗れ』,『好色一代男』と謗られる程の話術で説得する。 ほんの数分程度でネゴシエーションに成功する才人。 爆音を鳴らし、『ジドウシャ』が発進する。 何と言うか、彼の姿は僕に似ている……と言うか僕より性質が悪くないか? 貧乳ルイズ・巨乳キュルケ・普乳メイド・美乳姫殿下と 彼の立てたフラグは既に裏ペンタゴンの4つを制覇してしまっているではないか。 本当にけしからんね。 あれかね? 俺よりエロい奴に会いに行くとか行って旅に出た先で奇乳の女の子と懇ろになって、 裏ペンタゴンの世界に胸革命(バスト・レボリューション)のビッグウェーブを起こす気なのかね? いずれマリコルヌ辺りに刺されそうだ。 と言うか、彼がモンモランシーに手を出したら僕が刺す。 寧ろ、手を出される前に僕が刺してやろうか。 早速荷物の中からナイフを取ろうと僕が振り返ると、 オーク鬼の様な表情をしてドラゴンレベルの殺気を放ってらっしゃるルイズがいた。 取り敢えず、土下座する。 三つ指着いて地面を凝視する。/凄まじい爆発音がした。 三つ指着いて地面を凝視する。/何かが砕ける音がした。 三つ指着いて地面を凝視する。/断末魔の声が聞こえた。 使い魔とキュルケが帰ってくるまで、残りの距離から見て多分大体30~40分。 モンモランシーによって土下座の達人となった僕には何と言う事は無い時間だ。 才人を生贄に捧げ、僕は只管に地面を凝視する。 いや、本当に人と人の絆って儚い物なのだね。 おかーさん、僕は今日又一つ賢くなりました。 前へ 次へ