約 56,772 件
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/755.html
311 掘るのはアウトな (1/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 20 39 ID MGxSOqGL 兄サイド――― 兄サイドって書かれるのは初めてだな。 メインの登場人物の中で○○サイドって書かれたのは一番最後じゃないか。登場したのは一番最初なのに。 そんなメタネタはともかく。 休日はいいねぇ休日は。 人間が生み出した文化の極みだよ。 つい先日まで休みっぱなしだった気がするが、やっぱり休みはいい。 何も考えずに怠惰の極みを目指せるのがいい。 ベットの上でぐてーっと伸びる。ああ、気持ちいい。生きてるって素晴らしい。 このまま人生終わってもいい。 だが、俺の平穏は闖入者によって木っ端微塵に破壊される。 「おにーーーーちゃあああああああああああん!!!遊んでええええええええええええ!!!」 扉を蹴破り、俺の腹にヘッドダイビングをぶちかまされる。 ぐえぇっと自分の口から出たとは思えないやたら低い音が部屋に響く。 「ねえええぇえ!!!お兄ちゃん遊んでよおお!!!かまってええええ!!!」 わかった、わかったからどいてくれ… じゃないと俺は死ぬ。 「うん?もう、お兄ちゃんは柔ね…」 柔っていうかお前の攻撃が強力すぎるんだよ。また扉も壊しやがって… 今度お前にヘッドダイビングしてやろうか。 「そんなことしたらお兄ちゃんの貞操が散っちゃうよ」 …お前の場合冗談に聞こえないから怖いな。 で、遊ぶって何するんだ。 「うーん…じゃあゲームしよ!スマブラしよ!!」 スマブラ、か。別に構わんが二人だと少し寂しくないか? 「それもそうねぇ…じゃあそれは今度友達よんだときにしよっか」 お前、友達いたのか!?お兄ちゃん初耳だぞ! まさかお前のような変態に友達がいるなんて…そいつもきっと変態に違いない! 「お兄ちゃん、友達の悪口は言うものじゃないよ」 む、そうだな。失言だったな。すまん… 「まあ、お兄ちゃんの想像はかねがね外れてないからいいけど…」 …変態なのか。 「まあ、それはさておき…じゃあこれしよ!」 ほう、ACE3か。 ACE3――知らない人のために一行で説明。スパロボがアクションになったようなゲーム。ちなみにタイトルの正式名称が長い。 お前これできるのか?少なくとも普通の女の子がやるようなゲームじゃないぞ。 「お兄ちゃんは私をそんじょそこらの女の子と一緒だと思うの?」 …愚問だったな。 じゃあ早速やるか。 313 掘るのはアウトな (2/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 21 03 ID MGxSOqGL クソッ!このままじゃ拙い! 俺が操る漆黒の機体、ブラックサレナは妹が操作するネタキャラのはずのゴッドガンダムに苦戦を強いられていた。 俺の機体は速度と装甲の厚さがウリだ。 しかし妹は俺の突進や牽制のハンドカノンを全て鼻歌交じりに避け、すれ違いざまにバルカンを当て確実に削ってくる どうする…? というか… 「バアァァァアァルカン!!!バアァァァアアアアアアアァルカン!!!バアアアアアアアアアアアアアアァァァアァルッカァァァァン!!!」 うるせええええええええええええええええええええ!!!少し自重しやがれこの馬鹿が!!!! 「Gを使うときは熱く叫ぶのが礼儀でしょ!!?バアァァァアアアアアァルカァアアアアアアアアアン!!」 ぐうう、もう耐久三割切るか!? クソッ!強制パージ!!! 耐久値が三割を切った瞬間、俺の機体ブラックサレナは漆黒の装甲全てを脱ぎ捨てピンクの素体が露になる。 「よっしゃあ!お兄ちゃんを脱がせたぜ!!」 お前が言うとどうしてか卑猥に聞こえるな。 「ぬふふふふ…漆黒の鎧を脱ぎ捨てるとピンクの素肌が露になる…まさにお兄ちゃんのおちんちんみたい!!!」 貴様あああああああああああああ!!!ブラックサレナをそんなものに例えるなあああああああああああ!!!万死に値するぞ糞があああああ!! 「なによもう、そんなにむきになっちゃって…別にお兄ちゃん包茎とか言ってるわけじゃないでしょ」 うるせええええええええええええ!!!包茎ちゃうわ、仮性じゃぼけがああああああああああ!!! 「まあどっちでもいいけど。ふふふ、トドメは盛大にしてあげるわ!!!」 言うや否やムービーが始まる。 「俺の右手が真っ赤に燃えるぅ!!!兄を潰せと轟き叫ぶうぅうぅぅぁあああああああああああああ!!!」 ま、まさか… 「ひいっさああああああああああつ!!!ばあああああああああああくねつ…」 まずい!!ぼーっとしてたら操作が遅れた!!! 「ゴォッドオオオッ!!!フィンガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 妹よ、強くなったな… 兄、暁に死す… 「もう、お兄ちゃん弱すぎ!!なんでゴッドフィンガー当たるの!?普通当たらないよ!!!」 うん、今思えば何で当たったんだろうな。普通に技名叫び終えた後でも避けられたよね。 「このゲームはここまで!次はこれよ!!!」 次は…エスコンか。しかもPSPのか。 エスコン――知らない人のために一行で説明。戦闘機を操作するリアリティ溢れるフライトシューティング。 しかしこれまた普通の女の子がしないようなゲームをチョイスしたな… 「しょうがないでしょ。作者こんなのしか持ってないんだから」 メタなこと言うな…って冒頭でメタネタ言った俺が言えることじゃねーな。 とにかく、やるか。 314 掘るのはアウトな (3/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 21 38 ID MGxSOqGL 何故だ。何故こんなことになった。 俺のほうが性能がいい機体を選んだはずだ。 なのに何故妹は俺の背後を取っているんだ!? 「お兄ちゃんのお尻の貞操、頂きます…ウヒヒ」 ミッソオゥッ!! 妹が発射したミサイルは見事に俺のケツを爆散してくれた。 「ウヒョーー!!!」 何故だ!?これで五度目だぞ!! 「お兄ちゃん弱すぎー!もうミサイルなしのハンデつけようか?」 それは大変屈辱だ。だがこれ以上穴を掘られるのはもっと屈辱だ。 ハンデ、お願いします。 「素直でよろしい♪」 ハンデをつけてリベンジマッチを挑んだ。 「そんなにお尻を向けて…いやらしい子だねぇ…ハァハァ」 だからなんでだよ!?そもそもお前が選んだ機体は爆撃機だ!空戦には向いていないはずだぞ!! 「しょうがねぇなぁ…いっちょぶちかましてあげますか♪」 俺が操る戦闘機はケツマンコに機関砲を散々ぶちこまれアナルはすっかり拡張して、違う、昇天してしまった… 「尻から種汁垂らして…はしたなぁい…♪」 もう、黙ってくれ… 「お兄ちゃんさっきから弱すぎ」 お前がキモイぐらい強いんだよ。少しは自重しろ。 「まあそれはそれでやりたい放題で楽しいんだけど」 お前はSか。 「負けっぱなしのお兄ちゃんに命令します。私を抱っこしなさい」 うむ、随分控えめなおねだりだな。 それぐらいなら構わんぞ。ほれ、こっち来い。 「うひょおおおおお!!!」 だからお前は少し発言を自重しろと… 妹は俺に飛びつき、頬が燃え出すんじゃないかと心配するような勢いで俺の胸に頬を擦る。 「あああぁぁああ!!やっぱ生はたまんねぇなあ!!俺、もー最高!!たまんねー!!」 はいはい… ゆっくりと妹の背中へと腕を回す。 妹は頬をこすりつけるのをやめ、ぎゅっと抱く力を強めた。 「あぁ…ホント、お兄ちゃんはいいよ。大好き。愛してる。一線越えたいよ」 全くお前と言うやつは…えっちなことはダメだと前にも言っただろう。 「でもさぁ…やっぱりしたいよ。好きな人とえっちぃことしたいよ。そう思うのは女の子として普通のことじゃないの?」 妹… 「…まあお兄ちゃんがダメっていうなら我慢するけど…今はね」 今は、か… その時を待つよりに他にいい男を見つけたほうが遙かに早く、そして幸せになれると思うぞ。 「…馬鹿」 妹はするりと腕の中から抜け、そのまま部屋から出て行った。 顔を俯けていたので表情は窺えなかったが、泣いているような気がした。 やれやれ、これじゃあ兄失格だな… 315 掘るのはアウトな (4/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 22 18 ID MGxSOqGL 妹サイド――― …だめね。 ふざけて言ってもだめ。真面目に言ってもだめ。 なんで気持ち伝わらないんだろ… なんで気持ち受け取ってくれないんだろ… お兄ちゃんの馬鹿…大馬鹿! 仕方ない、次の手を打つか… 私はパソコンを起動し、メールソフトを立ち上げた。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2672.html
その夜 和「今日も一日、何事もなく過ごせたわ。よかった。お休みなさい…」 パチン 和「…」 バサッ、バサッ、バサッ 和「鳥かしら…こんな時間に?ふくろうかな」 バサッ!バサッ!バサッ! 和「…ずいぶん近いわね」 スタッ、ざりっ、ざりっ、ざりっ… 和「…足音?泥棒かしら?いい度胸だわ」 ゴン、ゴン、ゴン… 「かえせぇ~…かえせぇ~…」 ゴン、ゴン、ゴン… 「かえせぇ~…かあああえええせええええ~…」 和「…泥棒じゃないわね。何なのかしら…?」 ゴン、ゴン、ゴン… 「か~え~せ~…かああああええええせええええええ~…」 和「どちら様ですか?あまり窓をゴンゴン叩かないでいただけますか?」 ゴン、ゴン、ゴン… 「かえせぇ…かえせぇ…かえせぇ…」 和「訪ねる家を間違えていませんか?それに、こんな時間に大きな声を出さないで下さい。近所迷惑ですよ」 ゴン、ゴン、ゴン… 「か~え~せぇ~…か~え~せぇ~…」 和「もう…一体何なのかしら…?人違いではありませんか?何を返せって言ってるんですか?」 ゴン… 「おおおおおおお俺の腕を返せええええええええ!!!!」 和「…私、持ってないですよ!」 「えっ?…か、かえせええええええ!!」 和「うるさい!警察呼びますよ!?」 和「…というわけで大変だったわ」 唯「そ、それでどうなったの!?」 和「面倒だから無視して寝ちゃったわ。まったく、訪ねる家くらいちゃんと把握しておくべきよ」 律「……多分、ちゃんと把握していたのではないかと…」 和「え?」 紬「…これってやっぱり…そうだよね?」 律「ああ、あいつだろうな…」 唯「和ちゃんがちぎったから和ちゃんの家に行ったんだね…」 和「…?………ああ、返せってあの腕のことなのね!」 律「気付くの遅すぎだろ…」 和「でも、私は腕を持っていなかったわけだから、やっぱり間違っているのは向こうよ」 律「いや、もうその辺のこだわりはいいから」 唯「どうしよう…何だかよくわからないものが腕を取り返しにくるよ…」 律「ううん…おばけが家に来るのか…それはさすがになあ…」 紬「やっぱり腕を返したほうがいいのかしら…?」 唯「でも腕を返したら、またお尻を触りに来るんじゃないかな…?」 律「だよなあ…どーしたもんか」 和「そういえば澪はどうしたの?」 唯「自分の席で失神してるよ」 紬「極端に打たれ弱くなっちゃったみたいね」 さわ子「みんなー、席に着いてー」 唯「あ、さわちゃん来たよ!」 律「とりあえずホームルーム終わったら相談してみようぜ」 紬「そうね。溺れる者は藁をも掴むというものね」 和「今のは突っ込みを入れるべき箇所かしら」 さわ子「ほらそこ!席に着いた着いた!」 唯「はーい!」 唯「さわちゃ~ん!」 さわ子「あら、あなたたち大挙してどうしたの?」 唯「実は昨日、和ちゃんの家にね…」 さわ子「…へえ、それはそれは…うん、面白いわね」 和「そうでもなかったですよ」 律「なあさわちゃん、どうしたらいいと思う?」 紬「腕を返したほうがいいでしょうか?」 さわ子「う~ん…そうねえ…」 さわ子「あ、そうだ!いい考えがあるわ!」 唯「えっ!なになに!?」 さわ子「とりあえず話をつけてみるから…そうね、放課後までお待ちなさいな」 律「話をつける?誰か助っ人でも呼ぶのか?」 さわ子「まあ、そんなところね。あ、私一時間目から授業だから。じゃ、またね~」 紬「…大丈夫かしら?」 律「うーん…」 和「ほら、授業始まるわよ?」 唯「和ちゃんはマイペースだねえ…」 梓「あ、お疲れ様です」 唯「あずにゃ~ん!」がばむぎゅぎゅ 梓「何か進展はありましたか?」 律「ううん…まあ話せば色々だよ。とりあえずお茶しながら説明するわ。今日も練習にはなりそうもないから」 梓「そうですか…残念だけど仕方ないですよね、こんな事態だし」 澪「おつかれ~…」 梓「お、お疲れ様です…大丈夫ですか!?」 澪「目にするもの手に触れるもの全てが怖い…」 梓「うわぁ」 紬「名古屋コーチン並のチキンハートになっちゃったみたいね」 梓「心のケアが必要ですね…」 唯「あずにゃんガン無視はやめてよぉ…」ほおずりずり 梓「……和先輩の家におばけが…」 紬「そうなの。だから、もしかすると今度は私たちの家に来るかもしれないと思って…」 梓「話がどんどん嫌な方向に向かってますね…」 律「で、さわちゃんが助っ人を連れてくるらしいんだけど…」 梓「助っ人?どんな助っ人が来るんです?」 律「わからん!聞いても教えてくれなかったし」 唯「きっとおんみょうじだよ!おばけを退治してくれるんだよ!」 梓「さわ子先生にそんなお知り合いがいるんですかね?」 律「むしろさわちゃんが退治される側って感じだよな~」 さわ子「退治してあげましょうか?」 律「ひいいいっ!?ごめんなさいい!!」 さわ子「まったく…人が苦労して助っ人を連れてきたのにこの悪口雑言とは…」 梓「悪口言ってたのは律先輩だけですよ」 律「中野てめえ…」 紬「それで先生、助っ人さんは来てくださったんですか?」 さわ子「ええ、勿論よ!入ってちょうだい!」 ジャーン!! 眉毛「まさかの時に桜高オカルト研究会!」 おかっぱ「我々の武器は探究心!好奇心!つまり二つ!」 眉毛「探究心!好奇心!勇気!あ、えっと二つじゃなくて三つ!あと宇宙意思への服従!」 おかっぱ「つまり我々の武器は四つ!あれ!?えーと…すいません最初からやり直していいですか?」 さわ子「いいから早く座りなさい!」 眉毛「かっこよく決めたかったのにね」 おかっぱ「ちゃんとまとまってからにすればよかったね」 律「誰かと思えば助っ人ってオカ研かよ…」 おかっぱ「助っ人に対してその言いは随分ですね、おでこの貴女」 眉毛「聞けば今回の件、妖しの者が噛んでいるとのこと。ならば…!」 唯「そっか!オカルト研の人なら、おばけをどうすればいいかがわかるよね!」 眉毛「ま、まあそういうことです」 さわ子「というわけで後はよろしくね~」 律「あれ?さわちゃん行っちゃうのか?」 さわ子「面白そうだから見たいのは山々なんだけど、今日はこれから職員会議なのよね~!じゃ~ね、グッドラック!」 梓「グッドラック…」 紬「えっと…ミルクティーでいいですか?それとも緑茶?」 おかっぱ「お構いなく。ミルクティーで」 律「お構いなくじゃないのかよ…」 眉毛「さて、伺うところによれば、貴女方は妖しの者の腕をば切り落としたとか」 唯「ううん!和ちゃんはもぎ取ったんだよ!」 おかっぱ「もぎ!?」 眉毛「なんとまあ…と、とにかくその腕を見せていただけますか?」 律「梓!職員室ボックス持ってこい!」 梓「あ、はいです!…はい、これですね。カギは…」 律「あ、私、持ってるぞ」 ガチャガチャ… 唯「開けたとたんに腕が飛びついてくるとかないよね?」 梓「えっ!?そ、そんなこと…」 眉毛「有り得ますね」 梓「ええっ!?り、律先輩ストップ!」 律「…もう遅い」 パカッ 梓「うわああああああああっ!?」 紬「…何も出てこないね」 眉毛「まあ普通そうですよね」 梓「と、飛び出てくるかもって言ったじゃないですか!?」 おかっぱ「可能性とお約束というものを考慮して言ったまでです。断言もしていませんし。それより…ほら、見てこれ」 眉毛「すごいね…これが本物の妖怪の腕なんだね…」 おかっぱ「まさかこんな機会に恵まれるとはね…」 眉毛「桜高に入ってよかったね」 おかっぱ「うん!」 律「何か知らんが喜んでるぞ」 おかっぱ「あの、これ、触ってもいいですか?」 律「え?うん…大丈夫だと思うよ。和も唯もがんがん触ってたし」 おかっぱ「やった!あ、私先でいい?」 眉毛「うん。いいよ」 おかっぱ「じゃあ…お、おおお!わ、私…妖怪の腕を持ってるよ!興行のミイラじゃない、本物の腕…!」 眉毛「どんな感じ?どんな感じ?」 おかっぱ「あのね、ひ、人の腕より弾力があって…でもちょっとガサガサしてて…」 唯「よく曲がるんだよ」 眉毛「曲がる?ねえねえ!曲げて!曲げてみせて!」 梓「…私たちの問題はどうなったんでしょうか」 紬「ギブアンドテイクよ、梓ちゃん」 眉毛「はあ…堪能しました…」 おかっぱ「オカ研冥利に尽きます…」 唯「よかったね!」 梓「記念撮影までしましたもんね…」 律「さて、とだ!」 眉毛「ええ。随分長居をしましたので、私たちはこれで…」 律「ああ、お疲れ様~っておい!」 おかっぱ「…ちょっとベタすぎたんじゃない?」 眉毛「…さ、さあそれでは本題に入りましょう!」 律「やっとか…」 おかっぱ「さて、腕を斬られたものがその腕を取り返しに来る、ということですが…」 唯「だから切ったんじゃなくてもぎ取ったんだってば~」 おかっぱ「斬ったのほうが色々都合がいいんです!えーと、どこまで言ったっけ」 眉毛「この事例から想起されるのは…渡辺綱の伝説ですね」 律「わたなべのつな?」 紬「あ、私知ってます!鬼を退治した人ですよね?」 唯「あー、桃太郎かー」 おかっぱ「違います!全然違います!」 眉毛「昔話でいうなら桃太郎よりも金太郎に縁が近い方ですね」 梓「金太郎って…鬼を退治したんでしたっけ?」 唯「金太郎さんはおすもうさんじゃないの?」 おかっぱ「ああもう何が何だか…」 眉毛「落ち着いて落ち着いて」 眉毛「ええと、渡辺綱というのは平安時代の武将、源頼光に仕える四天王のうちの一人です」 おかっぱ「彼らは平安京をおびやかす鬼に戦いを挑みこれを退けたといいます。有名なのは酒呑童子や土蜘蛛退治譚ですね」 紬「そう!その酒呑童子!」 眉毛「なお、金太郎は長じてより坂田金時と名を改め、綱と同じく四天王の一人として頼光に仕えたといわれます」 梓「金太郎さんって鬼退治をしたんですね…熊と遊ぶだけじゃなかったんだ」 唯「なんか生意気だよね、金太郎のくせに」 おかっぱ「…で、渡辺綱の話ですけれど…どうする?」 眉毛「簡単にまとめちゃっていいんじゃない?」 おかっぱ「…だね。それでは話のあらすじだけをざっと説明します」 唯「わ~い!楽しみ~!」 5
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2673.html
おかっぱ「綱はあるとき、一匹の鬼に襲われます。これは一条戻橋の場合と羅生門の場合とがありますが今回は省きます」 眉毛「鬼は綱の髻…まあちょんまげのようなものですね。それを太い腕でがっしと掴んで連れ去ろうとします」 おかっぱ「ところが綱は少しも慌てず、刀をぎらりと引き抜くや、えいと声上げ気合とともにその腕をばさりと切り落とします」 唯「おー!かっくいいー!」 律「うん…今回の件と似てるな…」 眉毛「鬼はそのまま何処かへと逃げ去り、綱は残された腕を持って主人頼光館へと向かいます」 おかっぱ「頼光はこの腕を見、後の災いを避けるため陰陽師に意見を求めます。ちなみにこの陰陽師は有名な安倍晴明ですね」 梓「何だか色々出てきますね…」 おかっぱ「晴明の言うには七日間の物忌みと読経が必要、とのこと。綱はさっそく帰宅し、言われたとおりにします」 唯「ものいみ?」 眉毛「簡単に言えば門戸を閉じて身をつつしみかつ清めることですね」 唯「……な、なるほど…」 おかっぱ「そうして物忌みをしているうちに、綱の家の戸を叩く者があります。誰かといえば、それは綱の乳母でした」 眉毛「物忌みの最中ゆえ家に上げるわけにはいかないのですが、乳母がどうしてもと訴えかけるため、綱はやむなく乳母を家に上げました」 梓「怪しいですね…」 おかっぱ「色々と語り合っているうちに、乳母は噂の鬼の腕をぜひ見せてほしい、としつこくせがみます。根負けした綱は、腕を入れた箱を乳母の前に置き…」 梓「だ、駄目!」 眉毛「箱の蓋を開けた瞬間!『これぞ私の腕!』と乳母は叫びます!その時すでに乳母の姿はあの鬼へと変わっていました!」 おかっぱ「そして鬼は腕を掴むと、風のような速さで戸を破り、一目散に逃げ失せてしまった…とまあ、こんなところです」 紬「わ~!面白かった~!」 唯「もっと!もっとお話聞かせて~!」 おかっぱ「そ、そうですか?じゃ、じゃあ天狗小僧の話でも…」 律「あーい、それは後でプライベートでお願いしまーす!」 眉毛「さて、今の話と今回の話を比較してみると…いくつかの共通点が見られると思います」 律「人に危害を加えていた妖怪の腕を切ると、その妖怪が腕を取り戻しに家までやってきた、か…」 眉毛「そういうことですね。ただ、鬼が訪れたにもかかわらず、腕はこうしてここにあるわけですが」 唯「和ちゃん…綱さんを越えたね」 梓「さすが生徒会長ですよね…」 紬「ううん…あの、腕を返した後は、その綱さんはどうなったんですか?鬼に復讐されたとか、非業の死を遂げたとか…」 おかっぱ「あ、ええと…それはですね……どうだっけ?」 眉毛「…多分たいしたこと起きなかったんじゃなかった?」 おかっぱ「…だよね?」 律「おいおい…そこ結構重要だぞ…?」 眉毛「ええと…あの鬼は茨木童子だから…あ!大丈夫だ!」 おかっぱ「え?…あ、そっか、酒呑童子の…!」 眉毛「ええと、大丈夫です!腕を奪われた後も、綱には特にこれと言って不幸は起きません!」 紬「どうして?」 おかっぱ「ええとですね、綱に腕を切られた鬼は茨木童子という鬼だとされます。この茨木童子は酒呑童子の手下なんです」 眉毛「頼光と四天王は酒呑童子を見事倒しているわけですから、結局祟りなどはなかった、と考えていいはずです!」 律「……なーんか無理があるような…」 おかっぱ「無理はありません!それが道理というものです!」 眉毛「まあそれは別にしても、綱が鬼に復讐されたという話は聞きませんし、長寿を保って亡くなっているはずですから、やはり大丈夫だったんだと思いますよ」 律「ま、それじゃあここはそういうことで納得しとくけどさ」 唯「うーん…じゃあさ、結局腕を返しちゃえば丸くおさまるってこと?」 律「…だな!」 眉毛「…まあ、おそらくは腕さえ返せばいいのだとは思いますけれど…確実ではないです」 梓「え?」 眉毛「今の話はあくまでそういった伝説がある、というだけのこと。全てが同じように円満に進むとは限りません」 紬「確かに…それもそうだわ」 おかっぱ「人に害せられた妖しの者が、人に対して復讐するという話も…それこそ枚挙に暇がないほどありますし」 律「えーっ!?じゃ駄目じゃん!?」 おかっぱ「そちらもまた確実ではありませんが。とりあえず言えることは、ただ返すだけではその後どうなるかはわからない、ということです」 梓「そんな…じゃ、じゃあどうすればいいんですか!?」 眉毛「…退治してしまうのが一番確実かと」 律「無理!」 眉毛「安全かつ後に憂いを残さない方法…何かあるでしょうか…」 おかっぱ「…昨夜起きたことを、もう少し詳しく聞かせていただけませんか?」 唯「和ちゃんのお話?だったら和ちゃんに直接聞いたほうがいいよね!ちょっと呼んでくるよ!」 梓「和先輩の話を聞けば、何か掴めるんですか?」 おかっぱ「わかりません。ただ、判断材料は出来るだけ多く、そして純粋なほうがいい」 律「要は行き当たりばったりってことか~」 おかっぱ「口が過ぎますよ、おでこの貴女」 唯「お待たせ~!和ちゃんを連れてきたよ~!」 和「一体何なの?私は生徒会ロープをしまわないといけないのだけど…」 紬「オカルト研究会の子たちと話し合っているんだけど、いい案が浮かばないの。だから和ちゃんにもお話を聞きたくて」 和「軽音部とオカルト研が合併でもするの?」 梓「この人も相当だなあ…」 和「ああ、そういうことね。理解したわ」 おかっぱ「早速ですが、その者の姿をご覧になりましたか?」 和「生憎だけど見ていないの。布団の中だったし、カーテンもしていたから」 眉毛「そうですか…では、その者がやってきたときの状況を、できるだけ詳しく教えてください」 和「そうね…時間は12時を少し過ぎたころだったわ。外から大きな羽音が聞こえたの」 眉毛「羽音…」 和「ええ。それで、その羽音がだんだん近付いてきて、それから…着地する音と、足音が聞こえたの」 梓「空を飛んで来たんですね…天狗さんでしょうか」 おかっぱ「可能性はありますね。それから?」 和「足音が近付いてきて、窓をゴン、ゴン、ゴン、と叩いてから『返せ~、返せ~』って呻くような声が…」 澪「ひいいいいいいいいいいいい!?」 すとん 唯「あ、澪ちゃん起きてたんだね」 梓「そして起きた瞬間にまた失神したんですね…」 和「それからは『ゴンゴン』と『返せ~』の繰り返しね。面倒になったからそのうち無視して寝てしまったわ。これが全てよ」 おかっぱ「なるほど…」 眉毛「ありがとうございました。少し、光明が見えた気がします」 律「マジか!?」 和「お役に立てたなら嬉しいわ。…もういいかしら?生徒会ロープが…」 唯「うん!和ちゃんありがと~!」 和「じゃあ、頑張ってね、みんな」 ガチャッ 律「光明が見えたって…本当か?」 眉毛「ええ。きっと何とかなります」 梓「ほ、本当ですか!?」 眉毛「…多分、何とかなるのではないかと」 おかっぱ「彼女には少々ビッグマウスなところがあります」 律「あー、そうかい」 おかっぱ「それで、何がわかったの?教えて」 眉毛「うん…彼女のお話から推測するに妖しの者は、おそらく強大な力を持つ者ではないということです」 紬「そ、そうなの?」 眉毛「はい。単純に膂力優れるものであれば、力任せに家に押し入ることは容易いはず。でも、そうしなかった」 律「確かにな…あ、そういえば和に腕を掴まれたのに全然振りほどけなかったよな?」 眉毛「ええ。また、彼女に対して不思議の術をかけて意のままに操る、といったこともしていません」 紬「やったけれど和ちゃんには効かなかったのかも…」 眉毛「…しかし窓を叩き、返せと呻くだけのようでしたから…やはりその可能性は低いでしょう。もともと使えないか、腕を切られて力が出せないか…」 唯「腕が切られて力が出ない~」 眉毛「…何にせよ、妖しの者は我々に大きな害を及ぼすほどのものでないという可能性は、決して低くないはずです」 梓「それなら少し安心ですけど…」 眉毛「しかしおそらく妖しの者は、また夜な夜な彼女の…あるいは皆さんの家を訪れるでしょう。無視していれば実害はあまりないのでしょうが」 梓「そ、そんなの嫌です…不気味ですよ…」 おかっぱ「それに腕をあきらめて自暴自棄になり、またトイレに出没する可能性もある」 律「うーん…で、結局どうすりゃいいんだ?」 眉毛「…駆け引きですよ」 紬「駆け引き?」 眉毛「はい。相手は妖しの者だ、恐ろしい、と思い逃げ腰になること…相手の思う壺です」 おかっぱ「…腕力よりも胆力、か」 眉毛「そう。相手が化け物だからといって、こちらが下手にまわる必要はない。むしろアドバンテージはこちらにある…」 おかっぱ「なるほどね…くふ…くふふふふ…」 眉毛「むふ…むふふふふ…」 梓「あ、悪魔的笑い…」 律「で、具体的にどうすりゃいいんだ?」 眉毛「そうですね…私たちが腕を預かってしまえばいいのですが…そういうわけにもいかないのです」 唯「え!?何で!?」 おかっぱ「丁度今夜から十日間、ゼータ・レチクル座から発せられる緑色宇宙光の光度が最大になるのです」 律「…は?」 眉毛「これは269年に一度しか訪れない非常に貴重な期間なのです。緑色宇宙光は我々の宇宙力を劇的に高めてくれる」 おかっぱ「ですから、我々は今夜から十日間、夜の間は私たちは雑事にかまけてはいられないのです」 梓「そんなオカルトな…ああ、オカルト研なんだった…」 眉毛「というわけで私たちは夜の間はお力になれません。なので、皆さんが対処してください」 紬「私たちが!?でも、何をどうすれば…」 眉毛「ご心配なく。段取りその他をこれからご教授します。なあに、そう難しいことではありませんよ…むふふ、むふむふむふ…」 おかっぱ「くふふ…くふくふくふ…」 梓「あ、悪魔的笑い…」 唯「…オカ研さん、帰っちゃったね」 律「長々と喋った挙句、結局はお前らで何とかしろーって結論かあ…」 紬「このやり方で…本当に大丈夫なのかしら?」 梓「一応筋は通っているというか、情は通っているというか…」 唯「まあ、やるしかないんじゃない?」 紬「そうね、みんなのお尻を守るためだもの!」 律「締まらない目的だなあ…」 梓「とりあえず…この腕はどうしますか?」 律「今夜おばけがどこに行くかわからないからなあ…とりあえず棚の上でいいだろ」 梓「また棚上げ…」 紬「たなあげー!」 唯「たなあげー!」 律「んじゃ、確認な。もし夜中におばけが来ても、絶対に窓は開けない、家にも入れないこと」 梓「やだなあ…怖いなあ…」 紬「大丈夫よ梓ちゃん!力は弱いってオカルト研さんも言ってたし」 梓「それはそうですけど…」 律「で、もし、腕はどこだー!って聞かれたら…部室でいいか?」 唯「いいんじゃない?」 紬「うん!」 律「じゃあ、腕はどこだーって聞かれたら、部室にあるよ!って答えることな。その後は教わった段取りだ!」 梓「…もしおばけが澪先輩の家に行ったらどうします?」 律「えーと………じゃあ今日はこれで解散!」 梓「…たなあげー」 6
https://w.atwiki.jp/siranai/pages/631.html
【スレ33】トンネルを掘った人 このページのタグ:ハードなお仕事 技術・専門職 852 :おさかなくわえた名無しさん:2008/04/20(日) 02 32 59 ID 9aF7zTIS 847 おじがトンネル掘りでした。 青函トンネルとか、結構大きなトンネルも掘ったとか。 個人的にそのおじが嫌いだったので、話も半分しか聞いてなかたんだけどw トンネル掘る=いろんな地層を掘るわけで 地中深くから、貝殻の化石なりかけとかバサバサ出てくるそうです。 幾つかもらったのがあるけど、不思議な感じがします。 勿論危険と隣あわせで、随分仕事仲間を亡くしたようです。 853 :おさかなくわえた名無しさん:2008/04/20(日) 03 15 13 ID 2otfa/EC 852 すごいお仕事ですよね。命懸けだと思います。 化石が出て来るのも、考えてみれば当然かと思いましたが、 そんな地層を見られる人はそういないし、すごく興味があります。 貴重な資料になる物を発見したりすることもありそう。 そんな話はありませんか? 化石になりかけの貝ってどんな状態なんだろう。
https://w.atwiki.jp/volb-fardiasie/pages/428.html
[動作動詞]掘る VSO [語源]29/6/12#古語cauvere(掘る)より。 [語法]地面などを掘る事。掘る対象は処格で表す。 [用例]
https://w.atwiki.jp/koekakejian/pages/24.html
情報種別:子供被害情報 件名:不審者情報(痴漢) 発生日時:02月21日 16 10 発生場所:東大阪市 新庄2丁目 付近道路 発信:河内警察署 発生状況:女子中学生が徒歩で帰宅中、男が「どこ行くの、1万円あげるから俺の堅くなってるのを柔らかくして」と声をかけ、お尻を触り逃走したもの。 犯人:年齢30~40歳位、身長165センチ位中肉、黒色短髪の男。黒色ジャンバー、ベージュズボン着用。 告知内容:危険を感じたら、大声で助けを呼びましょう。 http //www.info.police.pref.osaka.jp/deliveryCrimeDetail.do?selectionId=38958
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/1228.html
639 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 33 34 ID ??? ロラン「畑の再建ですか…どうせなら本格的にやりません?」 アムロ「ああ…いっそのこと水田を作るのもいいな」 シロー「更に米の後には小麦も作る二毛作はどうです」 ドモン「畑には年がら年中食物を植えようじゃないか」 シャア「あ~その…なんだ、盛り上がっているところで悪いが…」 アムロ「なんだシャア?」 シャア「水道代が馬鹿にならん金額になるぞ」 ロラン「はっ!!?」 ロラン「という訳でなるべく水道を使わないでお願いします」 ウッソ「は…はい。わかりました」 勢いで書いた。実際はどうなのかはわからんので ネタということでお許しください 640 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 37 45 ID ??? 639 普通水田に水道は使わないだろうw 641 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 37 54 ID ??? ビニールハウスだと燃料代がかかるしね 買うよりも高くつく家庭菜園って意外とあるから…まぁそこら辺はウッソの任せれば大ジョブさ 643 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 41 21 ID ??? 640 兄弟家まで川から水を引くのは無理だと思われ。 つまり水を使うには水道しかないんじゃないか? もっとも、兄弟家の立地条件にもよるが… 645 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 46 20 ID ??? 643 井戸掘ればいいんじゃないだろうか 646 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 54 43 ID ??? 645のアイデアにピキーン!って来た アムロ「よし、井戸を掘って水道代を節約だ」 シロー「誰が掘るんですか?」 アムロ「決まっているだろ…おい、シャア」 シャア「まったく…このアッグで掘ればいいんだな?」 チュィィィィィィィィン…みるみるうちに深くなる穴 シャア「まったく…もう1500mか…ん、なんだ?ウワッ!」 アムロ「む!?シャア、水が出たか?」 シャア「違う!?これは…ギャァァァァァ!」 ピュュュュュュ…と吹き飛んでゆくアッグ…湧いてきたのは ロラン「これは…温かい…温泉!?」 アムロ「シャア…たまには役に立つな」 シロー「ビームサーベルで沸かさずにすみますね」 兄弟家はしばらく光熱費が安くなったそうだ 東京都内は1500m以上掘れば温泉が出ます。 火山が近いので地熱で地下水が温泉になるそうです。 ちなみにミネラル豊富で健康にいいらしい… 647 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/20(水) 20 56 40 ID ??? 645 アムロ「そ れ だ !」 ロラン「本気ですか兄さん!」 アムロ「頼むぞドモン!」 ドモン「任された!! おれのこの手が真っ赤に―――」 ロラン「井戸を掘るなら、よそでやって下さいよ!」 ジュドー「地下のMS格納庫が崩れるに1ペソ」 さらに勢いで勝手に続けてみた。 さあ、白い部屋に行こうか…。
https://w.atwiki.jp/souku/pages/4061.html
《遅延》《公開済》SNM002322 シナリオガイド 公式掲示板 埋もれてからが本番? スペランカーに死角なし。崖下の廃墟を掘り起こせ! 担当マスター 剣 祐名 主たる舞台 シャンバラ大荒野 ジャンル 冒険 募集スケジュール 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 2013-05-21 2013-05-23 2013-05-27 リアクション公開予定日 募集時公開予定日 アクション締切後 リアクション公開日 2013-06-06 - 2013-06-10 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) 自由に発掘調査 + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 現場で好き勝手に穴を掘る ▼キャラクターの目的 自由に発掘調査 ▼キャラクターの動機 何が出土するか楽しみ ▼キャラクターの手段 荒れ地のど真ん中で発掘調査とは、また大それた事を。 しかもアトラスの傷痕って荒野のど真ん中だし、ドラゴンがウヨウヨいる山じゃなかったか? そんなところでのんきに穴掘ってて大丈夫なんだろうか……って言いながら、参加を表明しちまったワケだが。 大盗賊のお宝でも眠ってるんかな? とりあえず早い者勝ちだろうし、適当に掘り起こしてみるわ。 危なくなったらさっさと逃げるぜっ。戦いは得意じゃないからな。逃げるが勝ちだ。 はてさて、吉と出るか凶と出るか。 発掘のお手伝い + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 現場の手伝いをする ▼キャラクターの目的 発掘のお手伝い ▼キャラクターの動機 無闇に掘ったらヤバいでしょう ▼キャラクターの手段 こういう作業は、みんなで役割分担して望むのが効率的ですわ。 無闇に掘って貴重な資材を壊してしまったら大変ですもの。 ドジックさんや、一緒に採掘している人のサポートに回りましょう。 寝泊まりはキャンプがあるみたいだけど、食事の支度はどうしてるのかな。 いっそのこと私が料理の腕を披露したら喜ばれるかしら? それもいいわね。 任意の品を発掘 + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 特定の出土に居合わせる ▼キャラクターの目的 任意の品を発掘 ▼キャラクターの動機 何が起こるのか見守りたい? ▼キャラクターの手段 「惚れ薬成分を含んだガス」を掘り起こす場面に居合わせてみようか。 ガスの力に誘惑されたことにして、気になるあの子に告白できたらいいなあ。 ……でも、意図しない子からの告白はきっぱりと断るわ。 だってそれは、お互いのためにならないもの。 あれ、でもそれって逆の立場になって考えると上手くいかないような……。 ええい、恐れるなっ! 恋いに一途な人生を、私は歩んでみせるっ! 発掘現場の護衛 + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 外部からの接触に備える ▼キャラクターの目的 発掘現場の護衛 ▼キャラクターの動機 ドラゴンや夜盗に備えるべき ▼キャラクターの手段 場所は荒野のど真ん中「アトラスの傷痕」。 確か古くからドラゴンが住む辺りですよね……彼らに襲われたりしないでしょうか。 それに旅人を襲ってくる夜盗がいないとも限りません。 発掘へ夢中になっている隙を突かれたら、かなりの痛手をこうむるかも知れません。 発掘の手伝いをこなしながら、外敵からの進攻に備えておきましょう。 戦いに不利な人たちの代わりに、悪の撃つのがナイトの仕事ですからね。 他の皆さんには、発掘に専念してもらいましょう。 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SNM シャンバラ大荒野 冒険 剣 祐名 遅延公開済】
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1222.html
10話 ゴメス… エリアG-1市街地、一角にあるカラオケ屋。 「やめろおおおお! やめてくれええええええ!!」 茶色の毛皮を持ったノーチラスは半べそをかきながら必死に懇願していた。 殺し合いで死んだと思ったら、今度は別の殺し合い。 身体の傷は癒え、服も元通りになり、自分と同じく殺し合いに参加させられた、 自分のクラスメイト数人の姿も確認出来た。 首には爆弾付きの首輪もはめられ、生き返ったとは言え、状況は好転していない。 ノーチラスは主催者である香取亮太がルールの説明をしている時から、 既に殺し合いを潰そうと決意していた。 やる事は変わらない。今度は自分の欲望でヘマをしたりはしない。 超能力は使えなくなっているようだがそんな事は問題では無い。そもそも、 殺し合いで役に立つような能力でも無かったので未練は然程無い。 (今度こそは、自分がやるべきことをやる!) そう、ゲーム開始前、ノーチラスは決心していた。 だが。ゲーム開始早々、ノーチラスはカラオケ屋にて髭面の巨漢に追い回される事になった。 「悪いが、いつ死ぬのか分からんのでな。楽しませて貰うぞ」 ゴメスと名乗った男は、ズボンを下ろし、いきり立った己の巨大な分身を露わにする。 黒々としたそれは、さながら肉の凶器。大砲とも呼べる代物である。 それを見せられたノーチラスの恐怖はいよいよピークに達した。 このままでは、間違い無く、自分はあの肉槍で尻を貫かれてしまう。それだけは嫌だった。 だが、現在位置はカラオケ屋の個室。防音設備もバッチリ整っているだろう。 逃げ場が無い。大声で叫んでも外に届く事は無い。 万事休す。詰み。お終い。 ノーチラスの脳裏にそんな絶望的な単語が浮かんだ。 「う、うわあ、あああ」 ノーチラスは自分のデイパックの中を必死に漁る。 何とかしなければ。焦りと恐怖でまともに思考が働かない頭でそう考える。 そして、基本支給品を掻き分け、ノーチラスは刀の柄らしき物を握り――――――。 何が起きたのか、ゴメスは分からなかった。 分かっているのは、自分の胸元に真一文字の深い傷が入り、鮮血がほとばしっている事。 そして、今から性的な意味で食べようと思っていた、学生服姿の茶色い狼獣人の青年が、 刀身に血の付いた刀を横に突き出すような体勢で静止している事。 身体が、熱い。痛いのでは無く熱い。 狼青年の目と自分の目が合った。 先程までの怯え、混乱したそれでは無く、何か、恐ろしい、狂気の光を宿した目だった。 狼青年がなぜこんなにも豹変を遂げたのかは、分からない。 知ろうとしてもそんな時間は、ゴメスには残っていなかった。 殺し合いという状況で、いつ死ぬか分からないと言う事から、欲望に忠実になった結果がこれだ。 因果応報、自業自得と言う四文字熟語がよく似合うだろう。 間もなく自分は死ぬ、ゴメスはそう感じ取った。 アレックス達はこの殺し合いでどう動くのだろう、きっと殺し合いを潰す方向で行動してくれる、と信じたい。 もうアレックスの尻を掘る事も出来ない。 もう、何も出来ない。 悔いはあった。 沢山あった。 狼青年の尻を掘るより重要な事が。 成さねばならない事を今更ながらにいくつも見つけてしまった。 しかし、もう―― 「ワシも焼きが回ったな……」 それが最期だった。 瞼を閉じると、ゴメスの身体は静かに活動を停止した。 ゴメスの意識は、急速に闇に捕われていった。 「くくく……ふははははは……ざまあ見やがれ…俺の尻を掘ろうとするからだ…変態が」 息絶えた髭面の巨漢の死体を見下ろしながら、明らかに先刻までとは雰囲気の違う ノーチラスが言い放った。 「ああ、何だろうな、凄く楽しい気分だ……こんな気分、初めてだ……ふふふ」 どこか視線は遠くを見詰め、薄ら笑いを浮かべるノーチラスは、 普段の彼を知る者なら即座に異常だと思うだろう。 右手に持っている刀の刀身は、ぼうっと、紫色の光を放っていた。 しかし、持ち主のノーチラスはそれを気にする様子は全く無い、そればかりか、 刀身に付いた血を美味しそうに舐め始める。 「美味い…血の味…血ってこんなに美味かったんだな……。 もっと……もっとだ……もっと血を吸わせないと……こいつに……」 愛おしそうに、紫色に光る刀を見詰めるノーチラス。 「薄桜鬼……これからお前に、もっと血を吸わせてやるからな。 く…くくく…ふははは…あははははははははははははははははははははははははは」 刀の操り人形と化した狼は、狂ったように笑い続けた。 【ゴメス@VIPRPGシリーズ 死亡】 【残り47人】 【一日目/深夜/G-1市街地カラオケ屋】 【ノーチラス@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]精神被支配、高揚感 [装備]妖刀「薄桜鬼」 [所持品]基本支給品一式 [思考・行動] 基本:薄桜鬼に血を与える。 1:あははははははははははははははははははははははははははははは 2:クラスメイトは…。 [備考] ※本編死亡後からの参戦です。 ※妖刀「薄桜鬼」の力で身体能力が飛躍的に向上しています、が、 その内に身体が悲鳴を上げる可能性があります。 ※妖刀「薄桜鬼」により精神を支配されていますが、ある程度自我はあります。 但し、薄桜鬼に基づいて行動するようになっています。 ※G-1市街地カラオケ屋の個室の一つにゴメスの死体及び所持品が放置されています。 ≪支給品紹介≫ 【妖刀「薄桜鬼」】 装備した者の精神を操り、身体能力を限界まで向上させ自分に血を捧げさせるための 殺戮マシンに変貌させる妖刀。刀身はうっすら紫色の光を帯びており切れ味も抜群。 薄桜鬼(はくおうき)の持ち主はやがて身体が壊れ、死に至ると言う。 その支配から救うには、刀を持ち主から引き剥がすしか無い。 名前の元ネタは某漫画及びアニメのタイトルから。 狐はエロいというイメージ 時系列順 月光 狐はエロいというイメージ 投下順 月光 ゲーム開始 ノーチラス 闇より来る者 ゲーム開始 ゴメス 死亡
https://w.atwiki.jp/picflo/pages/21.html
バージョン 1.2より追加された新機能 「掘る」ボタンが探検画面に追加された。 掘ることで、周辺に埋まっているユーザーの埋めたアイテムや化石等を掘り起こすが出来る。 化石等のパーツは集めることで特殊なピクタントを出現させるアイテムを手に入れる事が出来る。 「埋める」ボタンが探検画面に追加された。 手持ちのアイテムを現在地に埋めることができる。 埋めた場所は探検マップ上にアイコンが表示されます。(自分が埋めた物のみ) その場所で他ユーザーに掘られた場合、埋めていたアイテムを失います。 また、自分で掘る事でも再度埋めた物を手に入れる事も出来ます。 この二つの機能を使うとめんどくさいがアイテムを相手に渡す事ができる。 特にパーツはダブったりするので知人がいるなら交換すると揃いやすい。 掘るで出るアイテム 名前 化石パーツ5種 機械パーツ5種 石版パーツ5種 宝石パーツ5種 2PP 100PP 500PP ツルハシ 金のツルハシ 不思議なツルハシ コメント 間違いや追加情報を見つけた方は直接編集もしくはコメント欄へどうぞ。 パーツが全くでない… -- LE (2012-12-06 11 35 47) 石版しか出ない。場所によって出るもの違う? -- マギナ (2012-12-09 15 23 05) 東北では石版を見たこと無いです。 -- ff (2012-12-12 15 43 30) 4種のパーツは県によって違うっぽい…関東と関西で出るパーツが変わる -- LE (2013-01-03 00 36 14) 北海道は化石ばっかり。 -- 道民 (2013-03-08 11 55 28) android版には無い機能ですよね; -- まいな (2013-12-04 15 15 55) 宝石の集合体を集めてもアイテムに入ってねーよ!!これで2回目… -- marumiu (2014-08-16 09 44 09) 名前 コメント