約 1,716,307 件
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2326.html
我が青春のヒソウテンソク(歌:東風谷早苗) ♪朝焼け背に受けて 天駆ける姿 変身 今 神へと 幻想郷(ルビ:せかい)が掌で踊る 跪け 愚民ども 泣く子も黙る 嗚呼 ありがたき 見目姿 しかと見よや 崇め奉れよ 幻想の巨神 ヒソウテンソク 早苗「ズバっと惨状バシっと怪傑!人呼んで幻想のヒロイン、東風谷早苗とは私の事です!」 神奈子「どうしてこうなった……」 諏訪子「あっはっは、やっぱり友達は選ばないと駄目だよねぇ」 にとり「うんうん、いい出来だよ!これならどんなファイトでも怖くはないね!」 一輪「負けてられないわ!巨大化よ、雲山!」 雲山「……」 一輪「戦いたくない?……ふぅーん……そうよねぇ、雲山は私と違って、出番がたくさんあるもんねぇ」 雲山「……!」 一輪「ここで雲山が私の言う事を聞かなくなったら、ますます日陰者だわ」 雲山「……!!」 一輪「そうそう、それでいいの。さぁ、早速ファイトよ!」 霊夢「んー……冬本番で寒いのよね。どっかの冬将軍もやる気満々だし。だから、腋カバーでも編んでちょうだい」 早苗・一輪「「……」」 早苗「このヒソウテンソクの核融合エネルギーを、そんな事のために使えと言うんですか!」 一輪「どうして久々の出番なのに、そんな地味なファイトなのよ!」 霊夢「じゃあ無効試合でいい?」 早苗・一輪「「……ぐぅ」」 一輪「さあ雲山、ちゃっちゃと編んじゃって」 雲山「……」 一輪「駄目よ、巨大化の指定がかかってるんだから。それとも私を反則負けにさせたいのかしら?(じと)」 雲山「……!」 一輪「じゃ、お願いね。あぁ、サイズは当然人間大だからね?」 雲山「……(こくこく)」 早苗「ヒソウテンソクの力は、こんな事のためにあるんじゃないのに……あぁ、また糸が切れた……」 にとり「一応指も独立可動だけど、そんな細かい細工は考えてないからねぇ」 早苗「……やはり東方ファイトでは常識に囚われてはいけないのですね!」 にとり「お、なんかいい案でもあるんだ?」 早苗「ええ、それはですね……」 霊夢「で、これは何」 早苗「私とヒソウテンソクで組み上げた巨大人型巫女、メカレイムです! あ、ちゃんと極太ワイヤーで腋カバーは編んで取り付けてありますよ」 にとり「ちなみに設計は私がしたけど、作ったのは早苗だからセーフだよね」 諏訪子「発想の転換っていうか、メカに乗っちゃったら腋とか寒いとか関係なくない?」 神奈子「……孟母三遷に倣って、妖怪の山から引っ越すべきかしら」 霊夢「ふーん……まあ、神社裏に空地はたっぷりあるし、別にいいかな」 神奈子「あんたこれでいいの?」 霊夢「要は冬の寒さを凌げればいいの」 雲山「……(ふぁさ)」 霊夢「……ぅん?なに、これ……ショール?あんたが編んだの?」 雲山「(こくこく)」 霊夢「へー、白をベースに赤糸があしらってあるのね。意外とまともで安心したわ。 肩かけだけど、そこそこ長いから腋までカバーしてるし……合格ね」 雲山「(照れ)」 早苗「その巨体でその細工、なかなかやりますね!しかし私のメカレイムもそれだけではありませんよ!」 神奈子「……とりあえず、状況が悪化する前に結論をお願い」 霊夢「考えるまでもなくこっちのショールでしょ」 諏訪子「まあそうよね」 にとり「ロマンがないなぁ」 早苗「いいんです、このメカレイムの性能を見れば、霊夢さんも考えを改めるはず!」 霊夢「いいけど、動かす振りをして博麗神社を壊したりしたら容赦しないわよ?」 早苗「……そんなわけないじゃないですかー」 神奈子「……もうだめかなこのじんじゃ」 諏訪子「……もうだめですわこのじんじゃ」 霊夢「そういえば、あんたの主人はどうしたのよ」 雲山「…………」 結果:雲山の手編みショールによりジャイアントウンザン&一輪の勝ち。 一輪「むにゃむにゃ……姐さんの力が狙いかー……(すーすー)」 雲山「……(ふぁさ)」 一輪「ぅん……うんざん……?あぁ、布団……じゃないわね。ショール……?ありがと……(すーすー)」 雲山「……♪」
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/4442.html
澪「なぁ、和」 和「どうしたのさ、秋山さん」 澪「和ってさ…」 和「うん?」 澪「そ、そ、その!どうして唯と付き合ったりしてないんだ…?」 和「……」 和「……なんだ?俺が琴吹さんと付き合ってるの、そんなに変か?」 澪「い、いや!さ、そう言うことが言いたいわけじゃなくて!!ただ単に『どうしてなんだろう』って思ったんだ」 澪「ほら、和と唯もさ、私と律みたいに幼なじみで小さい頃からお互いに傍にいたわけだろ?」 和「まあ。幼稚園ぐらいから一緒だしな」 澪「うん、だからさ、その……ムギと付き合ってるうんぬんがおかしいとかそういうことじゃなくて」 和「……つまり、どうしてこの2人は自分と律のように恋愛関係に発展しなかったのかってことか?」 澪「そ、そ、そ、そ、…そんな感じ///」カァァ 和「なんでそこで顔が赤くなるんだよ?」 澪「へっ!?あ、いや、なんかすまん。恋愛関係って言葉がなんか恥ずかしくて///」 和(……秋山さんはたまに見た目のわりに精神的に幼いな) 和「……あのさ」 澪「う、うん」 和「別に隠そうとは思ってなかったんだけどさ」 澪「うん」 和「一応、唯と付き合ってたことはあるよ」 澪「……えっ」 和「……」 澪「……それ本当か?」 和「こんなこと嘘ついてどうするんだよ」 澪「……知らなかった」 和「そりゃまぁ、今はじめて言ったからな。逆に知っていたら驚くというか…」 澪「……それはいつぐらいの話?高校でか?」 和「いや、高校じゃないよ。中学3年の終わり3ヶ月くらい」 澪「……それはまた妙な時期に」 和「たしかにな。中学同じだったやつには、3年間、ずっと付き合ってたと勘違いされてたみたいだし」 澪「やっぱ、唯って中学のときからあんな感じに和とはべったりだったのか?」 和「まぁ、さすがに今は抱きついたりはないけど、小学校、中学校はひどかったからな。勘違いされても仕方ないとは自分でも思うよ」 澪「そうなのか」 和「あんだけいつも一緒にいたらそう思われるのも無理ないってくらい、唯と2人でいるのは当たり前だったし」 和「でも、幼なじみってそういうもんだよな。恋愛感情抜きにしてもさ」 澪「ん?」 和「生活空間が重なりすぎって妙な連帯感というか…依存性というか。ほっとけないというか。目の届く範囲に自然といるっていうかさ。上手く言葉にできないけど」 澪「……あぁ、言いたいことわかるよ」 和「わかってくれるとありがたいね」 澪「でも、……てことは高校入学の時はもう」 和「あぁ。別れてたな。今思えば、よくもまぁ、俺も唯も普通に幼なじみの状態に戻れたと思うよ」クスクス 澪「たしかに…。唯とか未練がましそうにグダグダしそうだけど…」 和「…高校1年のはじめって新しいことがたくさんで、生活リズムも無理矢理に変えなきゃいけなかったから。そういうのが性格上よかったのかもな」 和「心に余裕持つ暇がなくてあれこれ考えるくらいなら寝ていたいみたいな」 澪「あぁ、なるほどな」 澪「……聞いていいのかわからないんだけど」 和「なんだ?」 澪「そ、その、どっちから『付き合おう』って言ったり『別れよう』とか言ったんだ?」 和「……」 澪「あ、嫌ならその、言わなくていいぞ?」 和「……いや、別に隠すことでもないし。『付き合おう』は唯からで『別れよう』は俺から」 澪「……そうなのか」 和「まぁ、俺からっていうより『別れよう』はお互いに、かな。……憂はいまだに俺から一方的に別れたって思ってるみたいだけど」 澪「あぁ、そっか、憂ちゃんは知ってるのか」 和「……それはまぁ、唯のことだからな。大抵のことは憂に筒抜けだろ?例外はあるだろうけどさ」 澪「……和はどうして唯と別れようって思ったんだ?」 和「……」 和「俺が唯にもらってたものがいつだって…」 和「心をえぐられるくらいの優しさの域をでなかったからかな」 澪「……優しさ……唯の性格が嫌だったからとか?」 和「いや、何年間幼なじみやってると思ってんだよ。唯の性格とかそんなのはもう許容範囲。あの馴れ馴れしいとこも、妙な熱中性も、怠け者なとこも」 澪「……そっか」 和「秋山さんだって、律に対しては同じようなもんだろ?妙に憎めないっていうか、でも、心の底から嫌ではないというかさ。たまに本気で腹立つこともあるけど」 澪「……あぁ、うん。そうだな」 和「人間として、幼なじみとして、俺は唯を嫌いになったことは一度もないよ」 澪「うん」 和「でも、そういう気持ちと恋愛感情ってのは必ずしも一致しないんだよな。たとえそれが幼なじみであってもさ」 澪「……」 和「唯といると楽しかったし、あいつは本当に俺のこと信頼して頼っていてくれたように思う」 和「でも、唯と付き合ったら付き合ったでその分、罪悪感めいたものもたしかに感じててさ」 澪「罪悪感…」 和「まぁ……さ、ようは幼なじみとしてはよくても恋人としては俺では唯には役不足だったってことだ」 澪「……自己完結?」 和「かもな。…うすっぺらい思いでも積み重ねたらいつか本物になるのかもしれないって思ってた俺のあさはかな願望の結末だよ」 和「唯には、悪いことをした」 澪「……うすっぺら」 和「……」 澪「……なぁ」 和「ん?」 澪「間違ってたら悪いんだけど和ってさ…」 和「なんだ?」 澪「本当に好きだったのは唯じゃないんじゃないか?」 和「……」 和「……さあな。もう昔のことだし」 和「きっと、言葉にしたら色んなものを壊してしまいそうだからなぁ」 澪「……」 和「それに今はもう、俺は琴吹さんがいるのが幸せすぎて仕方がないよ」 澪「……そうか」 和「ん」 和「あ、あとさ」 澪「ん?」 和「律は俺みたいなやつじゃないから…秋山さんと律は俺らみたいにならないよ。だから、そこは安心しなよ」 和「律は、本当に秋山さんが好きだからさ」 澪「……」 澪「……ん、ありがとう」 12通りめ 澪と和 終わり 律「えっ…な、なんでここに…!?」 姫子「いや、なんでって言われても…ここでバイトしてるからね」 律「バイト……そいつは知らなんだ」 姫子「はは…まぁ、寄ったからにはなんか買ってってね!」 律「あぁ…腹減ってるからそのつもりだよ」 姫子「それは良かった」 律「みたいだな」 姫子「ごゆっくり~」 律「おう」スタスタ 律(あ、今日は◯□の発売日だったっけな…読んでくか)ヒョイ 律(フムフム…)ペラッ 律(……こんな格好してくれったって澪は恥ずかしがってしてくれないだろうな~)ペラッ 姫子「いらっしゃいませー、あ、マイルドの10ですね」 律(あいつ、制服以外でスカートはかないからなー。……まぁ、はかれてもこっちが困るけど) 律(あ、これかっけー)ペラッ 姫子「こちらあたためなさいますか?」 律(……今月号つまんね)ペラペラペラパタン 律(パン買うか…)モドシ 姫子「ストローおつけしますか?」 律(……) バイト男「姫子ちゃん、今日なんか元気じゃね?」 姫子「えっ、そんなことないですよ?」ハハハ バイト男「いや、元気っしょ、その声の大きさで元気じゃないとかありえないっしょ」ニヤニヤ 姫子「そ、そうですかね…」 律(……パン、パン……っと) バイト男「そうだって!てか、姫子ちゃーん、いい加減メアド教えてよ~、てか、これ言うの何回目だよってな」ヒャヒャヒャヒャ 姫子「あはははは……いや~…その……」 バイト男「何々?いいじゃん、別に教えてくれたってさ~減るもんじゃないし」 バイト男「俺姫子ちゃんになら、メール毎日送っちゃうよ~はりきっちゃうよ~」 姫子「いや~、ちょっとですねぇ~……」 バイト男「なんだよぉ~減るもんじゃないし、メルアドぐらいいいじゃん、な、な?」 姫子「あはは…いや、私、まだ高校生ですし…」 バイト男「いや、そんなの関係ないだろ?あ、てかさ、夜帰るとき危ないじゃん?なんなら俺、送ってこうか?てか、送っちゃうよ!?」 姫子「……いや、あの…それはちょっとわるいですから…」 バイト男「いや、大丈夫だからさ~今日終わるの8時だよな?俺も同じだし、一緒に帰ろうよぉ~~姫子ちゃーん」 姫子「……いや、その……」 トンッ 律「立花ァ、これ、レジお願い」 姫子「……あ」 姫子「す、すいません。お客さん来たので」 バイト男「ちょっ、姫子ちゃん」 律「あ、あっためも頼むな」 姫子「あ、う、うん。……少し切るね」ピッ 律「おう!」ジャラッ 姫子「はい、おつりとパンね」 律「ん、サンキュー」 姫子「ありがとうございました。また明日がっこ─」 律「あ。あと今日何時にバイト終わるんだ?」 姫子「………え?」 律「バイトが終わる時間いつ?」 姫子「8時だけど…」 律「……あとちょっとだな。じゃあ、コンビニの前で待ってるから一緒に帰ろうぜ!」ニカッ 姫子「……え?」 律「待ってるからな!1人で帰るなよ!!」ジャッ スタスタ ピロピロ~ン 姫子「あ、ありがとう…ございました……」 バイト男「ちょっwwwあいつなんだよ。『一緒に帰ろうぜ』とかマジでキメーんだけどwww」 姫子「……」 バイト男「なぁ、マジキメーよな、マジ。姫子ちゃんもそう思うだろ?」ヒャヒャヒャヒャ 姫子「私は…」 バイト男「ん、なになに?てか、メルアドおせーて、おせーて!」ケラケラ 姫子「他人に対してそんなことを言うあなたの方がよっぽど気持ち悪いと思います」 バイト男「………っへ?」 姫子「メルアドは教えられません。もう時間なので失礼します。お疲れさまでした」ペコッ バイト男「え?え?ちょっ、まっ」 姫子「あともう話しかけないでくださいね。あなたの話し方は不快以上の何物でもないです。話しかけたらセクハラされたって店長に話しますから」 バイト男「」 姫子「では」スタスタ 律(……澪からメールの返事こねーし)モグモグゴックン 律(いつもなら返ってくる時間帯なのになぁ…)ハァ 律(………いっつも待ってるのは俺ばっかじゃねーか)パタン 律(………バカ澪) 「……田井中くん」 律「お、来たか!」ニコッ 姫子「待ったよね?」 律「いんや、ちょうどパン食い終わったから待ってないよ」ヘヘヘ 姫子「そっか…」 律「ん…」 姫子「……」 律「……」 律「……んじゃ、帰ろうか」 姫子「うん、そだね」 テクテク 姫子「今日は澪と一緒じゃないの?」 律「あ、あぁ。たまには単独行動もしないとな」ハハハ 姫子「へー。でも、田井中くんと澪っていつも一緒にいるイメージしかないなぁ」 律「そうか?そこまで一緒にいるわけじゃないけどな…」 姫子「いやー、一緒にいるでしょ。多分一緒にいるのが当たり前過ぎて意識してないだけじゃない?」 律「そかな?」 姫子「そうだよ」 律「……立花が言うならそうなのかもな」フーン 姫子「なにそれ…」クスッ 律「てか、立花ってここら辺にすんでるんだな」 姫子「うん。……◯×の近くって言ったらわかるかな?」 律「あー、あそこか。てか、だったら家以外と近いんだな」 姫子「?」 律「俺、×◯の方なんだよ」 姫子「あ、じゃあ近いね」 律「な。近いな。 今まで会わなかったのが不思議だな」フヘヘッ 律「もしかして、小学生とか中学生の時に道ですれ違ってたりして!」 姫子「……あぁ、うん」 姫子「そだね」タハハ 律「いやー、しかし立花があのコンビニでバイトしてるとはなぁ」 姫子「まぁ、言ってなかったし、言うほど今まで話したことなかったからね、田井中くんと」 律「あぁ…たしかにそうだな」 姫子「……」テクテク 律「……」テクテク 姫子「……変かな?」 律「なにが?」 姫子「私がコンビニでバイトしてるの」 律「いや、変てか、ふつーに驚いてるだけ。 まさかあそこでバイトしてるとはって感じ」 姫子「いつもあのコンビニ使わないの?」 律「ん?なんで?」 姫子「結構前から私、あそこでバイトしてるんだけど、会ったの今日が初めてだからさ……」 律「あー…そういやそーだな。いつもは素通りするかな。 コンビニ寄るとしても…澪がKコンビニ好きだからそっち行くことが多いし」 姫子(……澪) 姫子「そ~なんだ」 律「おう。なんか、あそこのデザート好きなんだ、澪」 姫子「あ~。聞いたことあるかも、澪がそこのデザート好んで食べてるって」 律「え…」 姫子「?」 律「……それ、どこで聞いたんだ?」 姫子「えーっと、たしかファンクラブの子かな? たまたま澪が買ってるのを2、3回見たファンの子がいたらしくて」 律「そうなんだ…」 姫子「うん。まぁ、私はよく知らないけどね」 律「……」 律(……俺だけが知ってることだと思ってたのにな…) 律(HTTを通して澪が色んな人に知ってもらえるのは嬉しいけど、……) 律(こんな風に俺だけが見ることが出来る側面が減ってくみたいなのは……) 律(やっぱ、気分悪いな…)アーヤダヤダ 姫子「……」 姫子「やっぱさ」 律「ん?」 姫子「田井中くんは、澪が人気なのって彼氏としてすんごい嫌なわけ?」 律「へっ?なんだよ、いきなり」 姫子「いや、今すっごい嫌そうな顔してたから…」 律「……そうか?そ、そんなことないけどな」ハハハ 姫子「……さっきはありがとね」 律「なにが?」 姫子「コンビニで。わざわざ私にレジ頼んだでしょ?」 律「……」 姫子「あのバイト男、シフト私と合わせてきたり、メルアド聞いてきたりで。 初めのうちは親切そうだな~って思ってよかったんだけど…」 姫子「最近ちょっと、つきまとわれてて。バイト中でもダラダラ話しかけてくるし」ハハハ 律「そーなのか」 姫子「うん。でも、今日は田井中くんがいたから助かったよ」 姫子「ありがとね、田井中くん」ニコッ 律「……」 姫子「……どうかした?」 律「いや、いきなり一緒に帰ろうとか迷惑かなと思ってたからさ、 そういう風に感謝されるとは…思ってなかったから」 律「ちょっとジーンときたわ」ハハハ 姫子「そりゃ、ちょっとはいきなり帰ろうって言われて驚いたけどでも、……それ以上に嬉しかったから」 律「……なにが?」 姫子「妙な優しさ……?」 律「妙なって…」 姫子「たはは…じょーだん。でも、学校以外で話す機会なかなかないから嬉しいんだよ?こういう風に田井中くんと話せるのは、さ」 律「……まぁ、ならいいけど…」 姫子「……あ、そろそろ道明るいし1人で帰れるから」 律「ん、………あぁ………」 姫子「じゃあ、送ってくれてありがとね!また明日学校で!!」 律「……あ、あのさ」 姫子「なに?」 律「またバイトの日は、送ってくからさ、遠慮しないで言えよ?」 姫子「え…でも…」 律「また今日みたいにバイト男と帰られて何かあっても困るしさ!」 姫子「……いや、それは」 律「まぁ、まぁ。本当に遠慮すんなよ!次はいつなんだ?バイト」 姫子「……明後日」 律「明後日か。終わりは今日みたいに8時か?」 姫子「う、うん…」 律「わかった。じゃあ、また明日な~!気を付けて帰れよ」スタタタタ 姫子「……あぁ、うん、バイバイ……」 姫子「………」 姫子「………これっていいのかな?」 10
https://w.atwiki.jp/pokess-keeping/pages/16.html
夜の繁華街で… 668 名前: 。 2006/11/08(水) 04 11 37 ID ??? ライバル「よーよー、知ってっか?」 コウキ「ん?お前はライバルのトンヌラじゃねーか」 ライバル「その名前で呼ぶんじゃねぇよ!ったく… ところでさぁ、トバリのジムリーダーのスモモって子、知ってるよな?」 コウキ「え?あ、あぁ…知ってっけど…何だ?」 ライバル「その子がさぁ…毎晩トバリの繁華街をうろついてるらしいんだよ」 コウキ「…?それで?」 ライバル「そして適当なオッサンに声かけてな、一回500円でしてくれるらしいぜ?」 コウキ「な、なななななな何を!?何をだトンヌラ!?」 ライバル「呼ぶなっつーの!何って…オッサン相手にするんだから、そんなの解るだろ?」 コウキ「そんな…スモモが…嘘だろ…?」 ライバル「あーぁ、俺もやってもらいてぇな~… すげぇ気持ち良いってウワサだぜぇ?」 コウキ「スモモが…嘘だよな…?でも…まさか…」 ◎トバリに夜が訪れる… スモモ「あの…一回500円なんですけど…どうですか…?」 オッサン「えぇ?君みたいな小さな子がしてくれるのかぃ?こりゃオジサン興奮しちゃうなぁw」 スモモ「エヘヘ…じゃあここじゃ出来ないですから、道場まで来てください」 オッサン「うんうん、お嬢ちゃんのテクニックはオジサン達の間では評判だからねぇ。 楽しみだなぁ♪」 コウキ『畜生…ウワサは本当だったのかよ…スモモ…何でだよぉ!』 669 名前: 。 2006/11/08(水) 04 13 42 ID ??? 一時間後… オッサン「いやぁ~スッキリしたよ!あんなに気持ち良いのに500円は安いよ。 万単位でも惜しくないよ?」 スモモ「いえいえ!私なんかで満足して頂けるんですから、それだけで嬉しいです♪」 オッサン「そうかい?じゃあまた今度お願いしちゃおうかな?あ、これ500円ね」 スモモ「はい、ありがとうございました!お気をつけてお帰りくださいね!」 コウキ「…スモモ!」 スモモ「あ、コウキ君…どうしたんですかこんな時間に…?」 コウキ「……俺にもしてくれよ。あのオッサンにやった事、俺にもやってくれよ!」 スモモ「え?えぇ?で、でもコウキ君にはまだ早いんじゃないかと思うんですけど…」 コウキ「何でだよ!?あんなオッサンは良くて俺はダメだってぇのかよ!?」 スモモ「で、でも…失礼ですけど…今までそういう事の経験とかは…?」 コウキ「…無ぇよ。でもスモモにやってもらいたんだよ。ダメか?」 スモモ「あの…やっぱりそういうのはもっと大人になってから…」 コウキ「俺は初めてはスモモにやってもらいたいんだよ!っつーかスモモじゃなきゃイヤなんだよ!!」 スモモ「コ、コウキ君…」 コウキ「……」 スモモ「わ…解りました…じゃあ、道場に…」 コウキ「あぁ…(畜生…畜生…スモモ…信じてたのに!!)」 670 名前: 。 2006/11/08(水) 04 15 02 ID ??? スモモ「じゃあ、そのマットの上に寝てください…」 コウキ「あぁ…」 スモモ「リラックスしてくださいね。最初は痛いかも知れないですけど…」 コウキ「あぁ…(うわ…スモモが俺の上に…尻とフトモモの感触が…!)」ドキドキ スモモ「じゃあ…いきますね…下手だったら…ちゃんと言ってください…」 コウキ「わ、解った…(畜生…勃つんじゃねぇよ!)」ゴクリ… スモモ「んしょ…」 コウキ「え…な、何を…?」 スモモ「せぇの…えいっ!」 ゴキッ! コウキ「!?いってえぇーッッ!!」 スモモ「ほらぁ、やっぱりまだ早いですよぉ…そもそもコウキ君には 整体なんて必要無いですってば」 コウキ「イダダダダ!き、気持ち良い事ってコレかよ!?」 スモモ「そうですよ?仕事帰りのサラリーマンの方達にはすごく評判が良いんです♪せぇの…!」 バキッ! コウキ「ぅぎゃあっ!?」 スモモ「て言うか…コウキ君は何と勘違いしてたんですか? あんな思い詰めるくらいだから、よっぽどの事ですよね?」 コウキ「え?あ、いや、それは…その…あの…いや…ゴニョゴニョ」 スモモ「……コウキ君?」 コウキ「は、はい?」 スモモ「エッチなのは…いけないと思いますっ!!」 ゴキベキグキッッッ!!! コウキ「ピギャアアアアァァァァァァッッッ!!」ガクッ… スモモ「コウキ君の馬鹿…コウキ君以外の人と… そんな事するワケないじゃないですかぁ…だって私…コウキ君の事が…」 コウキ「……(へんじがない。ただのしかばねのようだ)」
https://w.atwiki.jp/cokkie_zikkyou/pages/12.html
こいし「はあぁぁぁ。うぇぇ、外はすっかり寒くなっちゃったわね~」 こいし「地霊殿は年中あったかいから堪えるわ^~」 こいし「それにしても、この季節になると人間たちはお鍋ばかり食べてるわね……」 こいし「あっ!そうよ!お鍋だわ!地底のみんなと、お鍋をしましょう!」 こいし「みんなー!じっこしょーかい、いっくよー!」 こいし「私、古明地こいし!心を閉ざして早数百年、今日も元気に放浪中よ!」 こいし「みんなに好きな食材もってきてね、って言ったけどちゃんと持ってきてくれたかしら?」 こいし「じゃあ次、お姉ちゃん!」 さとり「姉の古明地さとりです。地霊殿の主をしています」 さとり「この子ったらたまに帰ってきてお鍋をしようだなんて……」 さとり「それも闇鍋とは……」 さとり「では、次は私のペットを2匹紹介します」 さとり「まずは貴女よ、お燐」 燐「あたいは火焔猫燐!長いから、『お燐』って呼んで!」 燐「死体が大好きだから、死にそうになったらいつでもあたいの所においで~?」 燐「じゃ、次はお空ね」 空「はーい!お空でーっす!えーと、名字は……えへへへへ、忘れちゃった♪(池沼)」 空「とにかく、みんなも私と一緒にニュークリア、フュージョンしていきなさい?」 空「えーと、次は……誰だっけ?」 パルスィ「私よ、この鳥頭」 パルスィ「私は、水橋パルスィ。地底の門番をしているわ」 パルスィ「でも、一体なんで私が呼ばれたの?地霊殿の奴らだけでしていればいいのに……」 パルスィ「どうせ、勇儀を呼びに行ったついでね。そうに違いないわ」 パルスィ「そうなんでしょ?勇儀」 勇儀「はは……それは私に聞かれても知らんさぁ」 勇儀「んんっ、星熊勇儀だ。鬼の四天王をしている……いやー、していた……か?」 勇儀「酒が呑めるっていうから来たけど、相変わらず騒がしい奴らだなぁ」 こいし「これくらいが楽しいんじゃない!」 こいし「さぁみんな、明かりを消して、持ってきたものドンドン入れていくわよ」 カチカチ グツグツグツ・・・・・・ こいし「みんな、一品ずつ入れたわね?」 さとり「えぇ、でも、本当にするの?お肉や野菜もあるんだし、普通に食べたほうがおいしいんじゃない?」 こいし「そんなんじゃだめよぉ、みんなが無意識にもってきたものを食べる、それがこのお鍋の醍醐味よ。 ふつうのお鍋がしたいなら、これを楽しんでからにして?」 さとり「そうなの……?でも、あんまり危ない物入れたりしてないでしょうね?」 パルスィ「そうよ勇儀、あんた、オニオンリングとか入れてないでしょうね?猫もいるんだから」 勇儀「入れてねぇよ!オニオンリングどっから出てきたんだよ!」 こいし「あ、そうだわ!せっかく一人一品あるんだから、順番にとっていきましょ? もちろん、一度とったものは絶対に残しちゃいけません!」 さとり「えっ?困るわよそんなの……この子等ったら何を入れたかわかったもんじゃないのに」 こいし「あー!お姉ちゃん今心読もうとしたでしょ?あん、ダメダメ!そんなのしたら面白くないから、心読むの禁止!」 さとり「うー、禁止……できるかな」 こいし「ズルしようとしたから、順番はお姉ちゃんからね?時計回りでグルーっといって、私が最後。 ちょうどお鍋も煮えてきたんじゃない?え、じゃーお姉ちゃん!早速いっちゃおう!」 さとり「私が最初なの……?もう……じゃあ、とるわよ?」 さとり「な、なんか固い感触が……こっちは柔らかいし……」 こいし「選り好みしない!さっととるのよ?」 さとり「うぅ……えいっ!」ポチャ さとり「じゃあ……いただきます」 さとり「んっ、んっ、んっ、んっ、ん!なに……これ……甘っ!えっ、お饅頭?」 こいし「あー!それ私が入れたお饅頭だ!お姉ちゃん早速あたり引いたねー!」 さとり「んむぅー……醤油味の汁に絡まる、餡子の甘味……無理よ、こんなの食べられないわ!」 こいし「えぇー!?残すなんてダメよ、食べきらなきゃ許さないからね?」 さとり「うぅー……はぁ、あむっ……んっ、んっ、んっ……んはぁ、はぁ……食べきったわよ。これでいいでしょ?」 こいし「はい!お疲れ様。次は……お燐の番ね」 燐「ほーい!チョコと玉ねぎ以外なら何でも食べるよー!っと、じゃあこれ!」ポチャ 燐「うにゃ?これは……何?わっ、これミカンだ!わーい、こたつにミカーン!」ムキッ ムキッ ムキッ ムキッ さとり「私が入れた奴ね……あれ?でも猫ってミカン嫌いじゃなかったっけ」 燐「えー?そうですかぁ?っはぁ、あたいは大好きですよ?やっぱり冬は猫はこたつに入ってミカンでしょ!」 燐「んっ、んっ……うぅ、ちょっと出汁の味がしみ込んでるけど」 こいし「まったくお姉ちゃんったら~お燐が喜んでるじゃなーい」 さとり「え?なによりでしょう?おいしいほうがいいじゃない」 こいし「それじゃ面白くないのっ!次、お空ね!」 空「わーい!ずっとセリフがなくて退屈だったよー!さぁて、ど・れ・に・し・よ・う・か・なぁーっと」 空「んーん、これだっ!」ポチャ 空「んえっ?なにこれ~?」 こいし「どしたのー?お空」 空「んんんんー?これは……瓶?なんかの瓶がとれたよ」 勇儀「あっ、それは私が入れた酒だなぁ。チッ、あーそれ私が呑みたかったのになぁ~」 パルスィ「いや、あんた酒好きなのは分かるけど、一升丸々って……」 パルスィ「しかもこれじゃあ鍋関係ないし」 勇儀「えぇ?熱燗みたいでいいだろ?それとも瓶から出して入れるべきだったか?」 パルスィ「はぁ……あーもうどうでもいいや」 空「んえぇ、えーとー、じゃあ、いただこうかなー……んっ、んっ」 燐「おっ、お空!そういえばあんたお酒弱いんじゃなかったっけ?」 空「んひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ、おり~ん」 燐「んにゃ!ちょっと、やっぱあんた酔っぱらってんじゃん!」 空「えぇ~?そんなこっとないよぉ~うわぁ~お燐のお腹気持ちいい~」 燐「どっ、どこに顔埋めてんの!離れなさい!さとり様も助けてくださいよぉ~!」 さとり「んはっ、ははは」 パルスィ「妬ましい……客がきてるっていうのに人前でいちゃつきやがって発情猫……」 パルスィ「見せつけてんのか?あぁ?見せつけるために呼んだのか?」 燐「ちょ、妬んでないで助けて、オノォオオオオ!」 空「おり~ん」 さとり「はぁ……まったく、この子達ったら……」 こいし「まぁ、二人ともちゃんととったもの食べたから、よしとしましょう!次はパルスィね!」 パルスィ「たく、あんなの見せつけられてなんかイライラするわ…… ん、あぁ、私?あはいはい、じゃあひとついただきましょう」 パルスィ「はぁ……いっそ私にもお酒とか当たんないかな……」ポチャ パルスィ「っと……これは何かしら?ん、どれ一口……あむ、んっんっんっ…… あ、やっぱり!これ私が入れた大根だ!」 こいし「大根、ってこれまた無難なものを~」 パルスィ「いいじゃない。好きなのよ、大根。おいしいじゃない」 パルスィ「んっ……っはぁ。妬ましいわね」 勇儀「おおっ?どうした、パルスィ?」 パルスィ「私だけ……私だけ何の面白味もないじゃない、これ」 パルスィ「自分で入れた普通の食材を、自分で食べて……はぁ、ネタ要素があった他の奴らが妬ましいわ」 勇儀「あっ……駄目だこれ。さっきの一件ですっかり妬みが緩くなってる。大安売りだなぁ」 パルスィ「うっ……ちょっと妬み過ぎて気分が……横になるわ。勇儀、あとは宜しく」 勇儀「おっ、あぁ……やっと私の番だなぁ。もう腹減っちゃってさぁ~私には何が当たるかな、っとぉ」ポチャ 勇儀「お?なんか、デカいぞこれ。なんだぁ……?魚ぁ?」 燐「あ!それ多分あたいの入れたカツオだぁ!」 勇儀「カツオ?お前猫キャラアピールしたいからってカツオ丸々一本はねーだろ~」 こいし「あんたが言うな!ていうかお燐、いつの間に抜け出したの?」 勇儀「たたきとかならつまみで食うこともあるけど、頭からかじりつくのは初体験だなぁ」 勇儀「はぐっ、んぐっ……おおぉ!うまいぞこれ!いいカツオだ、酒が欲しくなるなぁ~」 こいし「もう~、さっきからみんな普通のばっかりでつまんないぃ!ちゃんと食べられるものばっかりじゃない」 さとり「いや、だからそれでいいじゃない。貴女だって変なのに当たったら嫌でしょう?」 こいし「なにをおっしゃるさっちゃん!私くらいになるとねぇ、どんなにまずい物が出てきても、 無意識のうちにペロッと平らげちゃうんだからぁ」 こいし「えと、そうか、もう私の番ね。じゃあいきましょうか!最後の一品!とおっ!」ポチャ こいし「あっ、ああっ?えっ、えぇなにこれ、うぅお箸で、つかめなっ……」ツルッポチャ こいし「あっ、んぐ、はぁ、っていうか重い!んぐんむぅ~ちょっとなにこれ、ほんとに食べ物?なん、か棒みたいな……」 こいし「んぁあお姉ぇちゃん、明かりつけてぇ~!」 さとり「えっ?うん」カチャ さとり「はい」ピンッピンピン こいし「え?ちょっと、これってお空の制御棒じゃな~い!」 空「うにゅ?あぁ、それ私の入れた奴だぁ~」 燐「お空、あんた、なにそんな大事なもんを入れてんのよ」 空「いやちーがーうよ、あれはスペアだよ?スーペーアー」 さとり「その棒スペアなんてあったの!?」 こいし「いやそんなことどうでもいいのよ!お空!なんでも入れていいって言ったけど、食べ物を入れなさいよ!」 空「うへへへへぇ~、ごめんなさーいこいし様ぁ~」 さとり「えぇ?でもこいし?一度とったものは、絶対残しちゃいけないんだったわよね?」 こいし「え、えぇっとぉ……」 さとり「ほらどうしたの?早く食べなさいよ」 こいし「う、う、ううぅ~!食えるかぁ~!」 ピチョンピチョンピチョン パシャパシャ さとり「はぁ~いいお湯。気持ちいいわねぇ」 こいし「ねぇ~みんなもお泊りしていけばよかったのに。お燐とお空も酔いつぶれて寝ちゃうし」 さとり「そうね。でも久しぶりにみんなでお夕飯できて楽しかったわ」 さとり「あの後普通のお鍋ができて本当に良かった……」 こいし「うん!またやりましょ!」 さとり「えぇ。でもこいし?それならあなたもいつまでも心を閉ざしたままじゃダメよ?」 こいし「んえぇ?私はこれでいいのよー!んへへ、考えておくわ」 さとり「うん。それにもっとずっと地霊殿にいてほしいし……あんまり、私ひとり置いて出ていってほしくないし……」 さとり「ん、はっ!いや、忘れて?こいし。今のはね……あれ、こいしがいない……」 さとり「あっ!こいし!どうしよう、こいしが溺れてる!のぼせたの?」 さとり「はっ、そういえば、この子もお酒呑んでて……あぁ^~こいしぃ~!」 MSRMZNM「古明地さとり役、ましろまぜにまです。ぇ皆様、いかがでしたでしょうか?楽しんでいただけましたでしょうか?」 MSRMZNM「ぇ私はまだ、あのー完成版を聞けていないんですけども、きっとね、ぇ素敵な作品になっている、ことだと思います!」 MSRMZNM「えーあのさとりなんですけどぉ、ちょっとね、ツッコミのイメージがッハ、あまりぃ、なくてですね、 ちょっとこうキャラを作っていく中でちょっと大変……でしたが、その辺り、いかがでしたでしょうか 違和感なく聞けていると、とてもうれしいです」 MSRMZNM「えと、最後に宣伝なんですけども、あのー、ましろま普段あのー漢字で金銭の『銭』に『麻』で『銭麻』という漢字のお名前で えー、歌ってみたなどなど、上げておりますので、もしよければw、そちらも是非聞いていただければなんて思います(半笑い)」 MSRMZNM「はい、それでは古明地さとり役の、ましろまぜにまでした!ありがとうございましたー」 HSI「火焔猫燐役、緋翠と申します。やぁ、とてもね、楽しくて、とても、お鍋が食べたくなりましたフフッw」 HSI「でもちょっと、闇鍋は、遠慮しようかなハハハッw」 HSI「あのぉ実体験でね、あのフルーティな鍋になった記憶があるので、 それは是非とも……二度と食べたくないハハハハッw」 HSI「できれば普通に、お鍋が食べたいです!」 MKMK「お空役のむくむくです。前回のアリス役に続いて参加させていただきました」 MKMK「つたない演技でしたが、聞いていただきっありがとうございました」 JOKER「水橋パルスィ役をさせていただきました、ジョーカーです」 JOKER「最初パルスィの声ってどんなん、なんだろうって考えた時に、パッと浮かばなくて、 画像と、にらめっこしながら、こんな声かなぁ……いやもうちょっと違うかなぁ……って考えながら、 いろいろ考えながらさせていただきました」 JOKER「今回の企画はとてもたのしかったです。ありがとうございました」 OSNIKTR「星熊勇儀役の、尹乃小鳥です。え、この度は、お聞きくださいましてありがとうございますっ♪」 OSNIKTR「えぇー、まこんな声してますけれども、今回は、勇儀の、役を、やらせていただきましたっ 皆様のイメージ通りに、なったでしょうか?」 OSNIKTR「私のイメージでは、まぁ、姉御なんだけれども、その東方キャラクター独特の、やっぱり、 まだ少女らしさが残るような、あどけない感じを、残したつもり……です」 OSNIKTR「ボケ役なのか、ツッコミ役なのか、びみょ~な位置にいるキャラでしたけれども、 みなさんでワイワイ、やれたことがとても、うれしく思いますっ」 OSNIKTR「最後までお聞きくださいましてほんとにありがとうございます」 SNNN「古明池こいし役さなななです。 はい、ということで闇鍋のお話でございました。 はい、闇鍋いいですね一度やってみたいです。 はい、ウフフw 今回あの~地霊殿で一番好きなこいしちゃんを演じさせていただいて しかもほんとに素敵なキャスト様方に囲まれて はい、すごく楽しく演じさせていただきました~ありがとうございます。 はい、え~皆さんもね、是非楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。 はい、ということで今回参加させて下さいました企画主さん。 え~ご一緒させていただきましたキャスト様方。 そしてそしてなにより!ここまで聞いてくださった皆さん。 本当にありがとうございました~!」
https://w.atwiki.jp/bochinessreturns/pages/24.html
ボッチネス美術館にて作品展を開催したいと申し出たところ、快く受けてくださった乃愛画伯。 さらに、特別インタビューにも答えてくださいました! りんた「今、巷で噂の乃愛画伯に急遽、来ていただきました」 乃愛画伯「どうも」 「今回の開催に当たり、どういうところを見てほしいかとかってありますか?」 「ああ…まぁ、クオリティですね」 「乃愛画伯の、乃愛クオリティを見ていただきたい、と」 「そうですね」 「やっぱり自信のある絵と言いますか、すべてに自信が満ち溢れてる絵というのを昔聞いたことがありますし、私自身もそう思っているんですが」 「まぁ最初はただおふざけで描いていたんですが(笑)」 「おふざけであんだけかいたと」 「はい」 「ほぉ そして今となっては本業となって」 「なんか…ほんとにプロの方には申し訳ないんですけど(笑)」 「いえいえいえ!これは多くの人に画伯の絵が認められたからこそですよ。だからこそ私どもの美術館で乃愛画伯の絵集をお借りできないかな、と。こちらとしてはすごく嬉しいんですよ。OKをいただいたので」 「フフッ。いや、あの…ありがとうございます(照)」 「いえ、こちらこそ本当にありがとうございます」 Q.一つの作品にあてる制作時間はどのくらいなのでしょうか? 「そうですね…基本は10分以内では終わるけれども、りんたさんのサムネと『え?ああ、そう。』のサムネは30分かかりましたね」 「お!30分もかけてくれたんですか、あれは?」 「はい」 「ありがとうございます。やっぱりいつもより力の入れようが違いましたね。背景とか塗ってありましたもんね」 「フフッ」 「やっぱ違うな、と思いましたもん!ほんと嬉しかったんですよ、あれ!やっぱり、30分くらいかけるときつくなって来たりしはますか?絵を描くことに苦痛を感じたりは?」 「あー…。あの『え?ああ、そう。』のサムネは、描いてる時に後ろに親がいまして…「え、ちょっと待って…あんたこれ…怖い!この絵怖いから今すぐ閉じて!!」って言われましたけど」 「(笑)」 「気にせず描いてましたね」 「ああ。やっぱりね、そこは集中力の差ですよね」 「そうですね」 「周りから何と言われようと、『これは初音ミクだ!』と」 「そうです」 「まぁどこからそういう発想とかタッチが生まれるか、とかいろいろ詳しく聞いてみたいですけどね」 Q.制作中はどういう思いで描かれているのですか? 「そうですね…早描き企画の時は、とにかく必至で描いてましたね」 「あーやっぱり、無…というか『無心』ですね」 「そうですね、早描きの時は基本。で、サムネの時は、その人がツイッターやこえ部で使っているサムネとかを参考に、ちゃっちゃっと描いてますね」 「そう”ちゃちゃっと”ですぐ自分の描こうって思うものが出来上がる、というのがすごいですね」 「ああでも、みかげさんは正直本当に苦労しました」 「みかげさんのあのサムネを描くときですか?」 「想像がつかなかったから」 「あー。やっぱ無心でも、そういうイメージとかが湧きづらい時ってあるんですか?」 「ありますね、それは」 「情報が少なかったんですよね」 「そうですね」 「画伯といえども、これだけの情報は必要だってものはあるんですね」 「そうですね。一応『え?ああ、そう。』のサムネも、参考画像はありますからね。本家を見ながら描いて、あれになりましたからね」 「ほぉ~。本家を見て、自分のインスピレーションを浮かべて、自分らしさをアピールした、と」 「そうです」 「素晴らしい!」 「ありがとうございます」 では最期に、乃愛祭典開催にあたっての意気込みをお願いします。 「なんだろう…。まぁ、見たいと思ったら見てください。たぶんいないだろうけど!(照)」 「いえいえ!そんな自分を卑下にしないで!自信を持ってください」 「はい(笑)」 突然の話に恥ずかしがりながらも、絵のことに関しては自信を持って真剣に答えてくださった乃愛画伯。楽しそうに話す姿からは、絵を描くことがなによりも好きなのだという想いが伝わってくるようだった。 わずか16歳にして才能を開花させた稀代の天才絵師。そんな彼女の作品たちを世に広めるきっかけとなれたことを、当美術館も誇りに思っている。 彼女がこれから先描き上げていく作品は、より多くの人に感動を与えることだろう。 会場TOPへもどる
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/707.html
「こんにちは。」 「ん?・・・あぁ、タマキか。」 「この間はどうも。」 「いえいえ、無理に付き合わせ悪かったね。」 「大丈夫ですよ、むしろ楽しかったです。」 「そうかい、それなら良かった。」 「あぁ、そうそう・・・氏型さんなんですが、経過は特に悪くなく、 徐々に能力のセーブも効く様になってきてます。旅行の件もあってか、 積極的に物を受け入れようと気持ちにも変化が現れてきてますし・・・ 特に悪くはないと思いますよ。」 「・・・そう、願ってた通りに彼女が変わってるなら、旅行を企画した身としては嬉しいよ。 ・・・あ、そうだ注文は?」 「コーヒーで。」 「あいよ。」 「「・・・・・・・・・」」 「はい、お待ち。」 「なんだかラーメン屋みたいな言い方ですね。」 「うちはレストラン、別にそんなつもりはないんだけどね?」 「分かってますよ、・・・いただきます。」 「・・・・・・・・・」 「・・・亜音さん、元気無いですね?」 「へ?そう、かい?」 「はい、なんというのでしょうか・・・覇気というものがないと言いますか・・・」 「・・・うーん、特に意識はしてなかったんだけどねぇ、働き過ぎかな?」 「亜音さんが気を張らなくても、事は順調に進んでますから大丈夫ですよ。」 「・・・それはどういう意味だ?」 「ただ流れ行くままに進んでる、ということです。」 「・・・・・・・・・」 「いいんじゃないんですか?良くも悪くも、由衣ちゃんをアースセイバーの一員として 確立させたわけですから。」 「・・・おや、なんで分かったのかね?あたしが関わってるって。」 「弱い由衣ちゃんが、自分でアースセイバーに入るなんて言わないと思いましたので。」 「結構言うな・・・」 「言いますよ、現実的に見て彼女は弱いです。力も精神も。」 「・・・」 「でも大丈夫です、きっと今回の騒動を乗り越えれば彼女は強くなれます。 少なくとも僕は信じてますし。」 「・・・胡散臭い気休めね。」 「言葉は、ね。」 「・・・」 「亜音さん、僕と会話するの嫌ですか?さっきから口数少なくありません?」 「ああ、そうやって表の面をして会話する奴は嫌いだね。」 「・・・・・・・・・」 「タマキはブラックなんか飲まないよ、あいつは甘くしないと飲めないんだ。 それに、いつもならマサムネを連れてここに来る。」 「・・・っは、人間観察は流石だなぁ。まぁ人間不信なら、 人の顔色疑わなきゃ生きていけねぇしな?」 「黙れ。」 「黙らねぇよ、これはお前が望んだことだろ?」 「・・・・・・・・・」 「人と付き合えば自分は傷付く、だから他人と自分とに一線を置いて接触を極力拒む。 他人がずけずけと自分の中に入って、壊されないようにする為に。」 「っあんたにはあたしのことなんて、何も分からないだろうが!!」 「ああそうさ、知りたくもねぇよお前の事なんざ。」 「っ・・・」 「お前が他人を信頼しないなら俺もお前を信頼しねぇ、だから知りたくない。」 「それは・・・」 「それともなんだ?お前は信頼しないくせに他人からは信頼されてぇのか? おーおー、酷ぇ女だな。」 「っ帰れ、今すぐに!あたしの目の前から消えろ!!」 「へいへい、お望みならば今すぐにーっと。」 「っはぁ、はぁ・・・」 「・・・ああ、そうだ亜音、」 「・・・何?」 「働き過ぎなら一旦店閉めて、そして寝ろ。お前の病んでる表情見ながら飲むと、 気分が悪いし不味くなる。」 「・・・・・・・・・」 「じゃあな。」 店長と軍人 (気遣いか、ただの文句か) (どちらにせよ店長は知ろうともしないだろう)
https://w.atwiki.jp/madoka-magica/pages/180.html
さやか「あっ」 看護婦A「あら、上条君のお見舞い?」 さやか「えっ、あっ、え、えぇ…」 看護婦A「あ、ごめんなさいね。診察の予定が繰り上がって、今ちょうどリハビリ室なの。」 さやか「あぁ、そうでしたか…。どうも」 看護婦B「良く来てくれるわよね、あの子」 看護婦A「助かるわ、難しい患者さんだしね。励ましになってくれてるといいんだけど」 看護婦B「事故に遭う前は、天才少年だったんでしょ、バイオリンの」 看護婦A「歩けるようになったとしても、指の方はね…。もう二度と楽器を弾くなんて、無理でしょうね」 さやか(何で恭介なのよ。私の指なんて、いくら動いてたって、何の役にも立たないのに) さやか(何で私じゃなくて、恭介なの?もしも私の願い事で、恭介の体が治ったとして、それを恭介はどう思うの?ありがとうって言われて、それだけ?それとも、それ以上のことを言って欲しいの?) さやか「あたしって…嫌な子だ」 さやか(思えばその時の私は、まだ何も分かっていなかった。奇跡を望む意味も、その代償も) 詢子「どーどどどど。ほくろか?…あ、取れた」 詢子「まどか?」 まどか「え?」 詢子「おぅ、さっさと食べないと遅刻だぞぅ」 まどか「う、うん…」 知久「ん?」 詢子「え?」 タツヤ「姉ちゃ、どうったの?」 知久「…ま、不味かったかな?」 まどか「ううん、美味しいの。すごく美味しい」 まどか「生きてると、パパのご飯が…こんなに美味しい」 さやか「でもってー、ユウカったらさー、それだけ言ってもまだ気付かないのよ。『え、何?私また変な事言ったー?』とか半べそになっちゃってー。こっちはもう笑い堪えるのに必死でさー!」 まどか(さやかちゃん、昨日のこと…) さやか(ゴメン、今はやめよう。また後で) 仁美「ユウカさんったら本当に不思議な人ですね」 さやか「そう、そうだよねー。どうかと思うよねー」 仁美「うふふふふ、さすがにそこまでは」 和子「えー確かに、出産適齢期というのは、医学的根拠に基づくものですが」 和子「そこからの逆算で婚期を見積もることは大きな間違いなんですね」 和子「つまり、30歳を超えた女性にも、恋愛結婚のチャンスがあるのは当然のことですから」 和子「したがって、ここは過去完了形ではなく、現在進行形を使うのが正解…」 キュゥべえ「ん?」 まどか「何か…違う国に来ちゃったみたいだね」 まどか「学校も仁美ちゃんも、昨日までと全然変わってないはずなのに」 まどか「何だかまるで、知らない人たちの中にいるみたい」 さやか「知らないんだよ、誰も。」 まどか「え?」 さやか「魔女の事、マミさんの事、あたし達は知ってて、他のみんなは何も知らない。それってもう、違う世界で、違うものを見て暮らしているようなもんじゃない」 まどか「さやかちゃん…?」 さやか「とっくの昔に変わっちゃってたんだ。もっと早くに気付くべきだったんだよ、私達も」 まどか「う、うん…」 さやか「まどかはさ、今でもまだ、魔法少女になりたいって思ってる?」 まどか「ん…」 さやか「…そうだよね。うん、仕方ないよ」 まどか「ずるいってわかってるの…今さら虫が良すぎだよね。でも…無理…」 まどか「あたし、あんな死に方、今思い出しただけで息が出来なくなっちゃうの。怖いよ…嫌だよぅ」 さやか「マミさん、本当に優しい人だったんだ。戦う為に、どういう覚悟がいるのか、私達に思い知らせる為に…あの人は…」 さやか「ねえキュゥべえ、この町、どうなっちゃうのかな?マミさんの代わりに、これから誰がみんなを魔女から守ってくれるんだろう」 キュゥべえ「長らくここはマミのテリトリーだったけど、空席になれば他の魔法少女が黙ってないよ」 キュゥべえ「すぐにも他の子が魔女狩りのためにやってくる」 さやか「でもそれって、グリーフシードだけが目当ての奴なんでしょ?あの転校生みたいに」 キュゥべえ「確かにマミみたいなタイプは珍しかった。普通はちゃんと損得を考えるよ。誰だって報酬は欲しいさ」 さやか「じゃあ…」 キュゥべえ「でも、それを非難できるとしたら、それは同じ魔法少女としての運命を背負った子だけじゃないかな」 キュゥべえ「はぁ、君たちの気持ちは分かった。残念だけど、僕だって無理強いはできない」 キュゥべえ「お別れだね。僕はまた、僕との契約を必要としてる子を探しに行かないと」 まどか「ごめんね、キュゥべえ」 キュゥべえ「こっちこそ、巻き込んで済まなかった」 キュゥべえ「短い間だったけど、ありがとう。一緒にいて楽しかったよ、まどか」 まどか「…ごめんね」 まどか「ごめんなさい…。私、弱い子で…ごめんなさい」 まどか「あっ…ほむら…ちゃん…」 まどか「えっ…?」 ほむら「貴女は自分を責めすぎているわ。鹿目まどか」 まどか「え?」 ほむら「貴女を非難できる者なんて、誰もいない。いたら、私が許さない」 まどか「…っ」 ほむら「忠告、聞き入れてくれたのね」 まどか「…うん」 まどか「私がもっと早くにほむらちゃんの言うこと聞いていたら」 ほむら「それで、巴マミの運命が変わったわけじゃないわ」 ほむら「でも、貴女の運命は変えられた。一人が救われただけでも、私は嬉しい」 まどか「ほ…ほむらちゃんはさ、何だかマミさんとは別の意味でベテランって感じだよね」 ほむら「そうかもね。否定はしない」 まどか「昨日みたいに…誰かが死ぬとこ何度も見てきたの?」 ほむら「そうよ」 まどか「…何人くらい?」 ほむら「数えるのを諦める程に」 まどか「あの部屋、ずっとあのままなのかな」 ほむら「巴マミには、遠い親戚しか身寄りがいないわ。失踪届けが出るのは、まだ当分先でしょうね」 まどか「誰も…マミさんが死んだこと、気づかないの?」 ほむら「仕方ないわ。向こう側で死ねば、死体だって残らない。こちらの世界では、彼女は永遠に行方不明者のまま」 ほむら「魔法少女の最期なんて、そういうものよ」 まどか「ひどいよ…」 まどか「みんなのためにずっと一人ぼっちで戦ってきた人なのに、誰にも気づいてもらえないなんて、そんなの…寂し過ぎるよ」 ほむら「そういう契約で、私達はこの力を手に入れたの」 ほむら「誰のためでもない、自分自身の祈りのために、戦い続けるのよ」 ほむら「誰にも気づかれなくても、忘れ去られても、それは仕方のないことだわ」 まどか「私は覚えてる」 まどか「マミさんのこと、忘れない。絶対に!」 ほむら「そう。そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せよ。羨ましい程だわ」 まどか「ほむらちゃんだって、ほむらちゃんのことだって、私は忘れないもん!昨日助けてくれたこと、絶対忘れたりしないもん!」 まどか「…ほむらちゃん?」 ほむら「貴女は優し過ぎる」 まどか「え?」 ほむら「忘れないで、その優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ」 まどか「あ…」 まどか「あぁ…」 さやか「何を聴いてるの?」 恭介「……『亜麻色の髪の乙女』」 さやか「ああ、ドビュッシー?素敵な曲だよね」 さやか「あ、あたしってほら、こんなだからさ、クラシックなんて聴く柄じゃないだろってみんなが思うみたいでさぁ、たまに曲名とか言い当てたら、すごい驚かれるんだよね。意外すぎて尊敬されたりしてさ。恭介が教えてくれたから。でなきゃ私、こういう音楽ちゃんと聴こうと思うきっかけなんて、多分一生なかっただろうし」 恭介「さやかはさぁ…」 さやか「なーに?」 恭介「さやかは、僕を苛めてるのかい?」 さやか「え?」 恭介「何で今でもまだ、僕に音楽なんか聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか?」 さやか「だって恭介、音楽好きだから…」 恭介「もう聴きたくなんかないんだよ!」 恭介「自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて」 恭介「僕は…僕は…っ!ああ!!」 さやか「あっ……。あぁ、あ!」 恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ」 さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」 恭介「諦めろって言われたのさ」 恭介「もう演奏は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって」 恭介「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない」 さやか「あるよ」 恭介「え?」 さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」 まどか「ほむらちゃん、ちゃんと話せばお友達になれそうなのに」 まどか「どうしてマミさんとは喧嘩になっちゃったのかな」 まどか「あ!仁美ちゃん…?」 まどか「仁美ちゃ~ん。今日はお稽古事…ぁ」 まどか(あれ・・・あの時の人と同じ) まどか「仁美ちゃん。ね、仁美ちゃんってば」 仁美「あら、鹿目さん、御機嫌よう」 まどか「ど、どうしちゃったの?ねえ、どこ行こうとしてたの?」 仁美「どこって、それは…ここよりもずっといい場所、ですわ」 まどか「仁美ちゃん…」 仁美「ああ、そうだ。鹿目さんもぜひご一緒に」 仁美「ええそうですわ、それが素晴らしいですわ」 まどか(どうしよう…これってまさか…) まどか(あぁ…あぁ…ほむらちゃんに連絡できたら…あぁダメだ、携帯の番号わかんない) 町工場の工場長「そうだよ、俺は、駄目なんだ。こんな小さな工場一つ、満足に切り盛りできなかった。今みたいな時代にさ、俺の居場所なんてあるわけねぇんだよな」 詢子「いいか?まどか」 詢子「この手の物には、扱いを間違えるととんでもないことになる物もある」 詢子「あたしら家族全員あの世行きだ。絶対に間違えんなよ?」 まどか「ダメ…それはダメっ!」 まどか「あっ…ぇ?」 仁美「邪魔をしてはいけません。あれは神聖な儀式ですのよ」 まどか「だって、あれ危ないんだよ?ここにいる人達、みんな死んじゃうよ!」 仁美「そう。私達はこれからみんなで、素晴らしい世界へ旅に出ますの」 仁美「それがどんなに素敵なことかわかりませんか?」 仁美「生きてる体なんて邪魔なだけですわ」 仁美「鹿目さん、あなたもすぐにわかりますから」 まどか「え…」 まどか「放してっ!!」 まどか「ええい!」 まどか「えぇ?」 まどか「…ど、どうしようっ…どうしようっ」 まどか「や、やだっ…こんな…」 まどか「あっ…いやだっ、助けてっ…誰かあぁぁ!」 まどか「あっ、こ」 まどか「罰なのかな…これって」 まどか「きっと私が、弱虫で、嘘つきだったから…バチが、当たっちゃったんだ」 まどか「あ、ああぁ!あーあ!あ、あぁ。あっあっ、あ…」 まどか「えっ…さやかちゃん!?」 さやか「これでとどめだぁ!!」 さやか「いやーゴメンゴメン。危機一髪ってとこだったねぇ」 まどか「さやかちゃん…その格好」 さやか「ん?あーはっは、んーまあ何、心境の変化って言うのかな?」 さやか「ん?大丈夫だって!初めてにしちゃあ、上手くやったでしょ?私」 まどか「でも…」 さやか「あ!」 ほむら「貴女は……」 さやか「ふん、遅かったじゃない。転校生」 キュゥべえ「はあ…。まさか君が来るとはね」 杏子「マミの奴がくたばったって聞いたからさぁ、わざわざ出向いてやったっていうのに」 杏子「何なのよっ!?ちょっと話が違うんじゃない?」 キュゥべえ「悪いけど、この土地にはもう新しい魔法少女がいるんだ。ついさっき契約したばかりだけどね」 杏子「何ソレ?超ムカつく」 杏子「でもさあ、こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのヒヨッ子にくれてやるってのも癪だよねぇ」 キュゥべえ「どうするつもりだい?杏子」 杏子「決まってんじゃん。要するに、ぶっ潰しちゃえばいいんでしょう?」 杏子「…その子」 さやか「舞い上がっちゃてますね、あたし」 さやか「これからも見滝原市の平和は、この魔法少女さやかちゃんが、ガンガン守りまくっちゃいますからね」 さやか「後悔なんて、あるわけない」
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/411.html
和「でも、唯のまわりって、なぜか人が集まるし、唯といると優しい気持ちになれるのよね」 澪「確かに」 和「天性の才能を持ってるし、天才肌なのかしら」 澪「それは私も思った」 和「顔もかわいいし、守ってあげたくなっちゃう雰囲気を醸し出してるし」 澪「わかるわかる。唯は女の子の私から見ても本当にかわいいよ」 和「でしょ?」 澪「うん。それで、和はわざわざ私の前まで来て幼馴染の自慢をしに来たのか?」 和「言ったじゃない、唯が狂ったのかどうか確かめに来たって」 澪「狂った言うな」 和「気違いって言ったのはあなたよ」 澪「確かに言ったけど、どっちもどっちだと思う」 和「見事にトンちゃんね」 澪「よくわからないけど、ありがとう」 和「けなしてるのよ?」 澪「和ひどい!」 和「あ、そういえば澪、あなた今裸よね?」 澪「!!///」バッ 和「そんな短い手足で隠しきれると思うてか」 澪「なんなんだよ!」 和「ムギが『澪ちゃんで遊んでみると楽しいわよ』って助言をくれたから」 澪「あんのメス豚ぁぁぁあああぁあぁあぁぁああああぁあああああああ!!!」 和「まぁまぁ、落ち着きなさい」 澪「ごめん、取り乱した」 和「私はそんなひどいことしないから(多分)」 澪「優しいな、和は……」グスッ 和(泣くスッポンってシュールね……) 澪「ところで和、授業は?」 和「生徒会長の権限を使ってサボったわ」 澪「は?」 和「生徒会長だもの。当然でしょ」 澪「何が当然?」 和「職権乱用」 澪「黒い。和がどこまでも黒い」 和「何のために私が生徒会長になったと思ってるの?」 澪「よりよい学校づくりのため」 和「違うわ。学校を意のままに操るためよ」 澪「……は?」 和「牛耳るとも言うわ」 澪「言葉の意味はわかるけど、言ってる意味がわからない」 和「私はあなたがわからない。何でトンちゃんなの?」 澪「今更だろ、それ」 澪「学校牛耳ってどうするんだ?」 和「思い通りにことを運ぶのよ」 澪「例えば?」 和「女同士の交際を認めるとか、オナ禁強化週間をつくるとか」 澪「何言ってんだお前」 和「そして、そう………澪をトンちゃんに変えるとかね……」ニヤ 澪「!! ま、まさか和が……!?」 和「……」 澪「……」 和「……まぁ」 澪「!!」 和「嘘だけど」 澪「こんちくしょう!」 和「そんなことできるわけないでしょバカ」 澪「ひどいよ、こんなのあんまりだよ」 和「じゃあ私生徒会に行くね」 澪「え?あぁ、もう行くのか」 和「そろそろ授業が終わる頃だし」 澪「どうしちゃったんだよ和は」 和「そんなときもあるのよ」 澪「そっか」 和「それじゃ」 澪「うん、また」 バタン 澪「……」 澪「言葉がでない」 澪「言葉……コトバ………」 澪「コットッバッじゃないねー時に心をー♪」 澪「結ぶのは目くばせだったりー呼吸だったりー♪」 澪「……」 澪「青春Vibrationか……」 澪「バイブレーションと聞いてどうもローターが浮かんでしまう私は思春期だからか?」 澪「思春期……あ、だから青春か」 澪「なるほど、さすが天才澪ちゃん」 キーンコーンカーンコーン 澪「放課後のチャイム……もうそんな時間か」 澪「今日は練習するのかな」 澪「私は無理だけど」 ガチャ 唯「おいっすー!」 澪「おーす唯。一人か?」 唯「りっちゃんが今日は自主練にしようだって。澪ちゃんがこの状態だし」 澪「そっか、悪いな」 澪「で、唯はなぜここに?」 唯「みんな帰っちゃったら澪ちゃん一人になっちゃうでしょ?」 澪「唯……」 唯「だからここにやって来ました!」ビシッ 澪「……ありがと」 唯「えへへ、全然いいよ」 澪「それでさー……っと、暗くなってきたけど大丈夫か」 唯「大丈夫だよ!」 澪「憂ちゃんが心配するぞ?」 唯「憂ならもうすぐ来ると思うよ」 澪「へ?」 ガチャ 憂「失礼します」 唯「うーいー」 澪「ほんとに来た」 憂「こんばんは澪さん」 澪「よく来たな、まぁ適当に座ってくれ」 憂「ありがとうございます」 澪「それで、憂ちゃんはどうしてここに?」 憂「お姉ちゃんの着替えを届けに」 澪「どういうことだ?」 唯「澪ちゃんが一人になっちゃうから、今晩は私が一緒にいるよ!」 澪「唯……」 憂「というわけなんで、姉をよろしくお願いします」ペコ 澪「いやむしろこっちが頭下げなきゃいけないんだけど」 憂「それじゃあね、お姉ちゃん」 唯「うん、ありがとー」 憂「澪さんも、さようなら」 澪「うん、また」 バタン 澪「憂ちゃん、私のこの姿を見ても何にも言わなかったな」 唯「憂だからね」 澪「何もないかのように普通に接してきたし」 唯「憂だからね」 澪「若干言動が硬かった気もするけど」 唯「憂だからね」 澪「でもいいのか本当に」 唯「学校にもちゃんと許可を取ったよ」 澪「よく許可してくれたな」 唯「和ちゃんがなんとかしてくれたみたい」 澪「なるほど、そういう使い方をするわけか」 唯「ん?」 澪「いや、こっちの話だ」 唯「なかなか戻んないね、澪ちゃん」 澪「うん、何でだろうな。でも何とかなる気がする」 唯「どうして?」 澪「わかんないけど、唯がいてくれてるし……」 唯「そっか」ニコ 澪「ありがと、唯」 唯「うん!」 唯「ふぁ~……」 澪「眠そうだな、そろそろ寝るか」 唯「そうだね、澪ちゃんはそのまま寝るの?」 澪「今のところそれ以外に方法はないな」 唯「だよね」 澪「でもぷかぷか浮いてるからハンモックみたいで気持ち良いぞ?」 唯「えーいいなー」ブー 唯「電気消すよー」 澪「うん」 パチッ 澪「唯、今日はほんとにありがと」 唯「うん」 澪「朝起きて戻れてたら、一緒に買い物行こうな」 唯「約束だよ?」 澪「約束だ」 唯「うん!おやすみ、澪ちゃん」 澪「おやすみ、唯」 唯「……zzZ」スー 澪(……寝つき早いな) 澪(唯が来てくれてよかった。すごく安心できた) 澪(でも、何でここまでしてくれるんだろ……) 澪(もしかして唯、私のこと……って、違う違う!何言ってんだ私!!) 澪(……うー、そんなこと言ってたら気になってきたじゃないかよぅ) 澪「……」 澪(なんでなんだろー気になる夜キミへのーこの思い♪) 澪(便せんにねー書いてみるよー♪) 澪(もしかして気まぐれかもしれない♪) 澪(それなのに枚数だけー増えていくよー♪) 澪(好きの確率ーわりだすー計算式ー♪) 澪「……あればいいのにな、ほんと」チラッ 唯「……ムニャ」スー 澪「……かわいい」 澪(てゆーか私戻れるのかな?早く戻って唯と買い物行きたいなぁ……) 澪(キラキラ光る願い事もーグチャグチャへたるー悩み事もー♪) 澪(そーだホッチキスでーとじちゃおー♪) 澪(ホッチ、キス。キス……キス………唯と、きす……って何言ってんだ私!) 澪(はぁ……あんまり悩んでてもしかたないか。トンちゃんのことも、唯のことも) 澪(明日になれば何かしらの変化が起きてるだろ。と、いうわけで) 澪(ララ☆また明日♪) 澪(おやすみ、唯) 唯「澪ちゃん!澪ちゃん!!」 澪「……んー」 唯「みーおーちゃーん!」 澪「ん、唯……?」パチッ 唯「おはよう、澪ちゃん!」 澪「おはよー唯……って、あ………」 唯「どうしたの?」 澪「戻ってる……私、戻ってる!!」 唯「よかったね、澪ちゃん!」 澪「これで一緒に買い物にもいけるぞ!って、あれっ、唯どこだ?」 唯「ここだよー」 澪「どこだよ?」 唯「こーこ!」 澪「……まさか!」バッ 唯「えへへ、当ったり~」 澪「唯……お前…………」 唯「今度は私がトンちゃんになっちゃったみたいです」テヘッ 【おしまい】 戻る
https://w.atwiki.jp/vcard/pages/83.html
ガールズ 82 久保田友季 83 この荒井薫を編集 84 音羽ユリ 雑談掲示板 プロフィール イラスト プロフィール @k_arai ガールズ名 荒井薫 年齢 20才 学年 なし 部活 陸上部 誕生日 04月11日生まれ 星座 おひつじ座 身長 165cm 体重 51kg B-W-H 81cm-60cm-83cm 趣味 釣り 好きな食べ物 酒全般 嫌いな食べ物 甘いもの 声優 センバツボーナス 攻援センバツボーナス 守援センバツボーナス - - - - - - - ←クリックで目次表示 荒井薫(R)[COOL]荒井薫/データ/セリフ集 [SWEET]荒井薫/データ/セリフ集 [POP]荒井薫/データ/セリフ集 その他の情報 [部分編集] 荒井薫(R) [COOL]荒井薫 + ←クリックで詳細表示(名簿番号316) データ [COOL]荒井薫 タイプ クール レアリティ R レベル上限 1 好感度上限 80 レベル1攻撃値 1(1コスト比0) レベル1守備値 1(1コスト比0) 最大攻撃値 1(1コスト比0) 最大守備値 1(1コスト比0) コスト 40 卒業祝い 5,000ガル 声援 なし 入手 イベントなど セリフ集 出会い [苗字]!忘れ物だよ!…うん、ちょっとこっちにおいで。…ねね、このオトナの本はキミのだよねぇ?あぁ、大丈夫~。没収なんかしないって!ささ、しまってしまって! マイページ おーい、青年!今日も元気に妄想してるー? ↑この詳細の上部へ↑ [SWEET]荒井薫 + ←クリックで詳細表示(名簿番号317) データ [SWEET]荒井薫 タイプ スイート レアリティ R レベル上限 1 好感度上限 80 レベル1攻撃値 1(1コスト比0) レベル1守備値 1(1コスト比0) 最大攻撃値 1(1コスト比0) 最大守備値 1(1コスト比0) コスト 40 卒業祝い 5,000ガル 声援 なし 入手 イベントなど セリフ集 出会い [苗字]!忘れ物だよ!…うん、ちょっとこっちにおいで。…ねね、このオトナの本はキミのだよねぇ?あぁ、大丈夫~。没収なんかしないって!ささ、しまってしまって! マイページ おーい、青年!今日も元気に妄想してるー? ↑この詳細の上部へ↑ [POP]荒井薫 + ←クリックで詳細表示(名簿番号318) データ [POP]荒井薫 タイプ ポップ レアリティ R レベル上限 1 好感度上限 80 レベル1攻撃値 1(1コスト比0) レベル1守備値 1(1コスト比0) 最大攻撃値 1(1コスト比0) 最大守備値 1(1コスト比0) コスト 40 卒業祝い 5,000ガル 声援 なし 入手 イベントなど セリフ集 出会い [苗字]!忘れ物だよ!…うん、ちょっとこっちにおいで。…ねね、このオトナの本はキミのだよねぇ?あぁ、大丈夫~。没収なんかしないって!ささ、しまってしまって! マイページ おーい、青年!今日も元気に妄想してるー? ↑この詳細の上部へ↑ ▲このページの上部へ▲ [部分編集] その他の情報 あだ名投票やコメントはこちらから 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 荒井神 2 (40%) 2 かおちゃん 1 (20%) 3 かおる 1 (20%) 4 注 1 (20%) その他 投票総数 5 名前 コメント あなたは - 人目の閲覧者です(今日 - 昨日 - ) モバイル版表示はこちら このページの更新日時 2014年11月07日 (金) 08時19分45秒このページを編集 ▲このページの上部へ▲ 関連ページ 関連ページはありません
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1682.html
○月×日 22:40 視聴覚室横階段踊り場 「…………」 …己の契約している都市伝説で作り出した異空間 そこに取り込んだはずの女性が、何者かによって救出されたことを、「13階段」は確かに感じ取った 転移系能力は、魔女の一撃が描いた魔法陣によって封じられている 異空間に干渉する能力だって、ある程度封じられているはずなのだ だと、言うのに…異空間に干渉してきて、中に取り込んだ相手を救出した 異空間操作のエキスパートが、校内に入り込んでいる …それは、確かだ ちらり、傍に置いてある携帯電話に視線をやった そこには、一階職員室傍の階段の前に集まる男女…と言っても男は少年一人だが…の姿を映し出していた あの、デカい胸の女の仕業か 確か、あれは…女に変えてやった、赤い靴か くそ、あの赤い靴、異空間操作に長けているのか 目の前の連中に、悟られる訳にはいかない 「…なぁ、意地を張るのはやめないか?」 黒服が、声をかけてきた 自分に、色々と教えてきた黒服が…本気なのかやる気がないのか、なんとも中途半端な態度でこちらを見あげてきている 「意地?何の事だ?」 「お前さんは、意地を張ってるだけだろ。今の状況も全部わかっていて「13階段」の能力を解除しないのは、お前さんが意地を張っているだけだ」 他の連中よりは、一歩退いた位置…窓際に寄りかかるような体制で、黒服はこちらを見あげてきている …相変わらずの、どこかニヤけた顔 何もかもわかっているようなふりをして、大嘘をつくときの顔 まったく、気に食わない 「ま、意地を張りたくなる気持ちもわかるがな。説得に応じないのは、マッドガッサーやマリのことを考えてのことだろ?連中、説得しに来た「ふりをした」連中に騙されかけたり騙されたりしてきてるからな」 「…………」 …どこまでを、本当に知っているのか それとも、ハッタリや推測を含んでいるのか あぁ、畜生が あのど変態、真面目な考えをしていやがる時は、全く考えが読めない 「俺達が本当にお前さんたちに危害を加えたくなくて説得しようとしているのか…いや、俺たちがそうだとしても、俺たちの上司やら関係者やら。その辺に悪意がないとは言い切れない。だからだろ?」 「っちょ、Hさん…」 「-----あぁ、そうだよ」 胸のでかいガキが黒服に何か言おうとしたが、無視して、答えてやった あぁ、そうだ こいつらに善意があったとしても、こいつらの仲間までそうとは限らない …特に、「組織」は 俺は「組織」を信じない 信用などしない だから、信じてなどやるものか …それに、あの白衣の女だって 俺の「13階段」に、踏み込んできたが…あの女の覚悟は感じてやったが、あの女の「上」を信用する気はない 研究者肌の奴だったようだが、もし、あの女の所属組織も、そう言う研究タイプだったら…特に、科学的な研究タイプだったら なおさら、その説得を聞く気にはならない マッドガッサーもマリも、そう言う連中に酷い目に合わされている まぁ、マリを一番酷い目にあわせたり、魔女の一撃にも酷い事をしやがったのは「教会」の連中だが… ……まぁ、いい どちらにせよ、俺は「13階段」の能力を維持し続けるだけだ 「俺としても、お前たちを信用する気はない…だから、通さねぇよ」 屋上に、行かせてなるものか 屋上への階段を全て封じるのが……今回の作戦で、俺が「唯一」できる事だ 「…意地だな、まったく」 黒服Hは小さく苦笑した 「13階段」の能力以外、彼には戦闘能力がない …今回の戦いで、彼が唯一できること それが、屋上への道を封じる事だ だから、そう簡単に能力を解かないだろう 唯一できるその仕事を、そう簡単には放棄しないはずだ 絶対的に不利な状況になろうとも…きっと、彼はその意地を貫き通しかねないな、と黒服Hは小さく苦笑したのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち