約 1,476,089 件
https://w.atwiki.jp/moecc/pages/1071.html
「どうもっ!アトリエさくらのさくらだよ~ん♪ 今日は天気がいいねっ! 外は温かくて気持ちいいよん♪ こんな日は「かくれんぼ」に限るんだじぇ~!!」 (笑) 【そうだね~】 ◆―――◆―――◆―――◆―――◆―――◆ 「【マイロイド】ちゃんはすごく遊びたがってるみたいだよっ! 【マスター】さん! 【マイロイド】ちゃんと、かくれんぼをして遊んであげてよん♪」 (ウイ) 【楽しそう!】 ◆―――◆―――◆―――◆―――◆―――◆ 「かくれんぼをしながら【見つ券】を集めてみてねん♪ いっぱい集めたら、すごいプレゼントがもらえちゃうんだじぇ~!!」 (ウイ) 【分かりました!】 ◆―――◆―――◆―――◆―――◆―――◆ この公園はかくれんぼするには絶好の場所だから、思う存分楽しんでねっ! 探すときはみんなが【マスター】さんの力になってくれるよん♪ (笑) 【イベントを始める!】 【またあとで】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1532.html
505 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 10 24 42 ID n8ssXefA ~~水泳大会会場~~ とーか「とうとう来ましたわね、この時が。 お誂え向きに天気も快晴、正に勝負日和ですわ!」 カイジ「勝てよ、龍門渕。 さて、俺は怪我人が出ないように監視員でも務めるとするか」 小萌「せんせーも監視員ですぅ」 美琴「あれ? あの馬鹿来てないの?」 部長「ああ、上条君なら外で売り子よ」 美琴「外?」 池田ァ「水着の用意が間に合わなかったから、一部はアーチャー製の投影品だし。 あいつが触ったら、ポロリじゃすまないし」 部長「まあ、美穂子をポロリなんかしたら……こうだけどね」 池田ァ「未開封のコーラ缶を素手で握り潰すなし。 まじで怖いし」 ムギ「うーん、いい天気ね」 唯「いっちばん乗りー!!」 律「あ、唯ずるいぞー!!」 あずにゃん「あー、あの二人勝負だって忘れてますね」 真宵「まあ、大会が始まるまでは好きにさせてあげましょう。 最近暗い事ばかりでしたし、いい気分転換ですよ」 神原「うむ、ゴーストの言う通りだ。 私もこの機会に目の保養を……」 ガハラ「お待たせ」 神原「ぶはっ!?」(鼻血) あずにゃん「か、神原さん大丈夫ですか!?」 ムギ「流石に憧れの先輩のセクシーショットは刺激が強すぎたみたいね」 ガハラ「失礼ね、人を痴女みたいに。 勇気を出して黒ビキニにしてきただけじゃない」 神原「わ、我が人生に悔い無し……」 506 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 10 32 28 ID u1KJjL7s リボンズ「荒耶宗蓮にアリー・アル・サーシェス、インデックスも追加で参加させよう」 イリヤ「ほとんどぶっつけ本番だけど大丈夫なの?」 リボンズ「なに、もしものときは言峰綺礼を審判にするから問題ない」 イリヤ「問題ありまくりよ…」 言峰「審判はまかせろ」 イリヤ「やめて!」 507 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 10 43 53 ID n8ssXefA リボンズ「さあ、僕達も行こうか」 イリヤ「ほら、ブルマ穿いてきたわよ。 これでいいんでしょ?」 カマやん「全く、後一歩で根源に到れるという時に助っ人とは」 ミサカーシェス「おいおい、俺は参加するなんて言ってねえぜ? 殺し合いじゃねえ戦いなんて真っ平御免だぜ」 リボンズ「そこを何とかお願い出来るかな? ちょうどいい息抜きだと思って、ね」 ミサカーシェス「……ちっ、スポンサーの意向じゃしゃあねえか」 カマやん「……ふむ、たまには水と戯れるのも悪くは無いか」 リボンズ「そういえば、残り三人はどうしたのかな?」 ミサカ「原村和と宮永咲は着替え中、禁書目録は外で売り子を襲撃中です、とミサカは報告します」 リボンズ「そうか。 まあ、開会式までには間に合うだろう。 じゃあ、行こうか。 僕達の「戦場」にね」 508 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 10 51 43 ID BYkljqFs 咲「の、和ちゃん、なんで私こんなところに居るの?!」 和「水泳大会ですよ?さぁ早く着替えてください。後がつかえてますので」 咲「和ちゃん、目が怖い」 和「あと迷子になるといけないので咲さんはTHU・NE・NI私と手をつないでいてください」 咲「う、分かったよ…」 和「いいですか?常にですよ?THUNENI!(グフフ…)」 509 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 13 25 26 ID WkneqE2k 小萌「では開会式をはじめますよー。龍門渕ちゃんお願いします」 とーか「アー、アー……オホン。今日は天気もよく、絶好のプール日和ですわ!その中でスポーツマン(ry」 ひたぎ「面倒ね、こういうの」 イリヤ「つまんない」 とーか「そして特攻野郎&主催チーム。今日は全力を持って叩き潰させていただきますわ!」 おおーっ! ひたぎ「あら、なかなか言うじゃない」 真宵「上等です、これくらい言ってもらえば後で吠え面をかかせる楽しみが増えるというものです」 イリヤ「言ったわね……今日は勝つわよ!」 妹達「おーっ!っとミサカは右手の拳を突き上げあらんかぎりの気合いを入れて叫びます」 あずにゃん「その割には棒読みのような」 ムギ「梓ちゃん、突っ込んだらだめよ」 【水泳大会 開始!】 510 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 13 57 59 ID n8ssXefA ◇第一競技 とーか「さあ、早速始めますわよ! 第一の競技は「水上ウレタンマット50m走」ですわ!」 ガハラ「足なら任せて貰おうかしら」 カマやん「笑止。 身の程を思い知れ」 ライダー「お二人共やる気ですね。 まあ、手加減はして差し上げますよ」 小萌「それでは、位置について! よーい、どん!」 511 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 14 41 28 ID z7EN4Nj. D「…では、コメンテーターの私ディートハルトと解説者の言峰氏が会場の実況中継を行います 言峰氏、本日はよろしくおねがいします」 K「こちらこそよろしく」 512 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 15 06 25 ID WkneqE2k ライダー「特攻野郎の代表はただの人間、ならば!」ジャラララ! カマやん「!」 ライダー「貴女を抑えれば勝てるということです。そこで静かにしておいてくださいね」 カマやん「これしきのことで我を封じたつもりか、サーヴァント!」 ひたぎ「あらオバサン同士の争いだわ。なんて醜い……」 ライダー「……今なんと言いましたか?」 ひたぎ「オバサンにオバサンと言ってなにが悪いのかしら」 ライダー「貴様ぁぁぁぁ!」 カマやん「我はオバサンでは」 ツルッ オバサン二人「あっ」 どっぱーん 小萌「ライダーさん、カマやんさんはプールへの落下により失格です。よって勝者は戦場ヶ原ちゃんです!」 ひたぎ「ああ、あんな風に歳はとりたくないわね……死んでるからもう歳はとらないか」 ◇第二種目 とーか「第二種目は水鉄砲シューティングですわ!」 小萌「三人一組のチームでの対戦ですぅ。胸につけた的を撃たれたら失格で最後まで生き残った人のいたチームの勝ちです」 ムギ「さぁ、行くわよ。私たちの戦場へ」 律「ああ、いっちょやったるぜ!」 キャスター「援護は任せてね」 プリシラ「向こうの面子がチートだよぅ」 かじゅ「ムギに律か。これは強敵だな」 美琴「でもやんなきゃ。さっ、がんばるわよ」 首輪ちゃん「この空気、まさに戦場だぜ」 妹A「正直よくわかりません、とミサカはぼそりとつぶやきます」 妹B「右に同じ、とミサカは妹Aに対し同意を示します」 小萌「ではよーいどん!」 513 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 15 53 00 ID z7EN4Nj. D「それでは実況を交えつつ各チームの紹介を行います」 D「まずは本大会の主催運営を取り仕切る風紀委員! 正規メンバーは司令塔の龍門渕透華!エースの御坂美琴とセイバー!一般人ながら参加した加治木ゆみ! そして助っ人は、痴女は任せろ!のプリシラ!恐怖の粛清部長竹井久!ツインボムの福路美穂子! スカウトされたアーニャ!そして特別講師のライダー!とバラエティーに富んでいます!」 K「今回彼女らは風紀を忘れて様々な水着を着こなしているところが実に素晴らしい! 一部の観客も観客も彼女たちが露出を少なくすることを危惧していたが、ごらんの通り歓喜の声が D「おおっと!会場に動きが!」 514 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/29(日) 15 53 02 ID BYkljqFs ムギ「りっちゃん、風紀委員はとりあえず無視していいわ」 キャスター「あれくらいなら私の魔術で足止めが十分可能ね」 律「あぁ、なら狙うのは…あんたたちだぁぁぁぁ!」 美琴「特攻野郎は牽制以外の攻撃はしてこないみたいね」 プリシラ「なら、美琴ちゃんに壁作ってもらってる間にあたしが遊撃しかけるね」 かじゅ「あぁ頼む」 首輪ちゃん「クソッ!三人がかりとは卑怯だぞ!」 妹A「ウワァッ!とミサカは被弾した状況を的確に言葉に出して表します」 妹B「それにしても水鉄砲のはずなのになぜこのように白濁としたどろり濃厚な液体なのでしょう、とミサカは疑問を呈します」 首輪ちゃん「くそっ!援護しろ!素人二人に負けてたまるかよ!」 パシャ! 律「うっ!直撃…だと?!」 ムギ「りっちゃん!?よくも!」 パシャ!パシャ! 首輪ちゃん「ちくしょおおおおおおおおお!」 妹B「やられたー!とミサカは読者にやさしいセリフを吐いて倒れます」 キャスター「りっちゃああああああああああああん!あぁどうしてこんな男汁だらけのイヤらしい身体に!」 律「キャスターさん、卑猥なこと言わないで!な、舐め取らないでええええええ!」 ムギ「ぶはっ!ど、どんなことをしているんですか?!あっ?!」 パシャ!パシャ! プリシラ「まさか、こんな簡単に特攻野郎の陣地に入れるなんて…」 キャスター「りっちゃああああああああああああん!ぬるぬるさせてあげるわよおおおおおおおおお!」 律「キャスターさん!もうゲーム終わってる!終わってるから!」 小萌「まさかの風紀委員無傷の勝利!3-0-0でポイントはジャッジメントに入りますぅ!」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1007.html
部室 咲「…………」恋愛小説読書中 ペラッ 『恭介……私……』 『……悪い。俺はもうお姉さんと……』 『そんな……ねえ、恭介……恭ちゃん……』 『……ごめんな』 パタン 咲「……うっ、うう」じわっ 咲(ここまで来て、こんなに幼馴染が報われないなんて…) 咲(それに実は幼馴染のお姉さんと付き合ってたなんて!!) 咲(あんまりだよ……恭介くん…恭ちゃん…) 咲「グスッ…酷いよ。こんな、こんな終わり方なんて…」 ガチャ 優希「ただいま参上だじぇ~って咲ちゃん!?」 和「優希、もっと静かに…咲さん!?なんで泣いているんですか!?」 咲「ゆ、優希ちゃん……和ちゃん……」 優希「い、一体何があったんだじぇ!?」 咲「きょ、恭ちゃんが……」 和「須賀くんが!?」 咲「ううっ。ち、違…あの、恭ちゃんとお姉さんが……うううっ」ポロポロ 優希「お、落ち着くんだじぇ!そんなに泣かないで!」 和「ゆっくり話して下さい。なにがあったか、話せる範囲でいいので」 咲「なにがあったのか……」 咲(恭ちゃんにやっとの思いで告白した幼馴染) 咲(けど、実はすでに幼馴染のお姉さんと付き合っていて…) 咲「う、うわーーん!恭ちゃんの馬鹿ーーー!!」号泣 京太郎「うーっす。ってなんで咲が泣いてるんだ!?」 優希「……犬……覚悟はできてるか?」 和「何をしたか知りませんが……弁護の余地も無いですね」 京太郎「は?いや、何のことだよ!おい咲!」 咲「京ちゃん……」 咲(恭ちゃんは実はお姉さんと付き合って…) 咲「わーーーーーん!!」さらに号泣 京太郎「なんでさらに泣く!?」 和「咲さん、大丈夫ですからね」咲抱きしめる 優希「おらああああ!!断罪してやるじぇええええ!!」 京太郎「だからなんなんだああああああ!!」 おまけ 照「…………」恋愛小説読書中 ペラッ 『恭介……私……』 『……悪い。俺はもうお姉さんと……』 『そんな……ねえ、恭介……恭ちゃん……』 『……ごめんな』 パタン 照「…………」 照(やっぱり姉の勝利か……) 照「……良し」グッ カンッ!!
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/713.html
327 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/17(土) 23 50 22 ID /k01ytWk 部長「原作で悲惨な目にあっているのを見て落ち込むとか贅沢な話よねぇ」 海原「どうしました、竹井さん」 部長「んー、海原君もうちょっと下お願い」 海原「こ、この下って!」 部長「え?ただのマッサージでしょ?なに遠慮してるのよ」 海原(お、おかしい!現世では女体なんて見慣れていたはずなのに!なぜ、こんなにも興奮を…?!) ビリビリ「あれー、海原君どうしたの?」 海原「ひぃあ?!!」 部長「あら、御坂さん。いえね、海原君がマッサージできるっていうからお願いしてるのよ」 ビリビリ「へー、あたしもお願いしていい?」 海原「あ、あ、あ、あ、あ…」 リリーナ「あれはわざとやっているのでしょうか?」 池田「清澄の部長はともかく、御坂に身体使った誘惑とかできるわけないし」 アーニャ「二人とも絶対安静」 マリアンヌ「感電死直前なのに復活早いのねぇ池田さん」 328 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/18(日) 00 06 32 ID 7M6c7Cno カイジ「ところでビリビリの能力で電気マッサージとか可能なのか? 手加減出来ずに黒こげとかは勘弁なんだが」 とーか「手加減はできるみたいですから可能じゃないんですの? ただあの人が他人にそんなことをするタイプには見えませんけど」 池田「御坂なら最初は断るけど好奇心でやるかもしれないし」 329 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/18(日) 00 14 14 ID uu1R4RZY ガガガガガガガガ とーか「あら、救急隊ですわ」 カイジ「誰だろうな」 アーチャー「なんでこんなになるまで我慢したんだ!」 海原「御坂さんが…面白そうだからやってみたいって…」 ビリビリ「死なないで!海原君!」 部長「加減が分からないからって電圧変えて何十回も試すからよ…」 カイジ「黒焦げだな」 とーか「よく生きてますわね」 池田「もう死んでるし!」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3888.html
『おうち宣言を証明してね!』 55KB いじめ 自業自得 お家宣言 同族殺し 共食い 群れ 野良ゆ ゲス 現代 虐待人間 「ゆゆっ?どうしてくそにんげんがまりささまのおうちにいるんだぜ?」 「ゆっくりしないではやくでていってね!ここはくそにんげんごときが、きやすくはいっていいばしょじゃないんだよ!」 「おうちせんげんしたんだからこのおうちはもう、まりささまのおうちなんだぜ!」 「でみょそにょみゃえにあみゃあみゃはおいちぇっちぇにぇえ!そちたられいみゅのうんうんをたべしゃせてあげちぇもいいよ!」 「うんうんたべちゃらまりちゃちゃまのどれいにして、しぬまでこきつかってやっちぇもいいんだじぇ!げらげら!」 歩いて2分のコンビニにちょっと振込みにいって自宅に帰ってみると。 野良と思われる糞饅頭どもが俺の家に入り込んで部屋を荒らした挙句、偉そうに俺に命令してきやがった。 どうやら俺が家を留守にした隙を狙い、おうち宣言のルールを盾に家を乗っ取ろうという魂胆のようだ。 まったく、おうち宣言なんつーゆっくりが作った手前勝手なルールなんか 人間には通用しないというのがなんでいまだに理解できないのかねえ…… 「ゆっ!まってねまりさ!れいむはむかしぱちぇりーからきいたことがあるよ!」 「なにをきいたんだぜれいむ!?」 「くそにんげんはゆっくりのでんっとうっのぎしきである『おうちせんげん』をりかいできないていのうっなんだって!」 「な、なんだってぇぇぇっ!くそにんげんはそんなにっ!あたまがっ!かわいそうっ!なのかぜぇぇぇぇっ!?」 「おうちせんげんはぜっちゃい!なんだじぇ!そんにゃのこどものまりちゃでもしっちぇるんだじぇぇぇっ!」 「そうだね!おちびちゃんはかしこいね!でもくそにんげんはばかだからわからないんだよ!」 ……そうだな、ここんとこ忙しくてゆっくりの虐待ができずストレスが溜まってた所だ。 ちょうど汚ねえ糞野良どもが自分からのこのこやってきたんだし、ひとつ暇つぶしに遊んでやるかな? 「で、でもれいむ!もしかしたらこのじじいはばかじゃないかもしれないんだぜ!?」 「ばかだったらおうちせんげんのるーるすらりかいできないくずだよ!まんがいちこのじじいがばかじゃなかったら このおうちをれいむたちにあけわたすはずだよ!」 「ばかはゆっくちできにゃいにぇえ!げらげら!」 「じじいはばかにゃの?ばかはゆっくちできないのじぇ!」 うん、こいつらまごうことなき正真正銘のゲスだな。たった今お前らの命運は尽きたぞ?ははっ。 糞野良ゆっくりに家を乗っとられたらどうする! どうする?どうする?君ならどうする!?まかせるんだ!鬼意惨にッッ! さあさあっ虐待鬼意惨のパーフェクト糞野良いじめタイムがはじまるよー! 「おいっもういちどきくのぜ!じじいはおうちせんげんがわからないばかじゃないのぜ!?」 「ばかだとおもわれたくなかったら、いますぐれいむたちにおうちををあけわたしてね!」 「おうちせんげんがりきゃいできにゃいくしょにんげんはばきゃ!」 「ばきゃといわれたくなかっちゃらおうちをよこすんだじぇ!あとあみゃあみゃももってくるんだじぇ!」 へえ?頭の悪い糞野良のクセに少しは知恵を出してきたじゃないか。 わざとバカだのなんだのとプライドを刺激する挑発的な言葉を使い、バカだと言われたくなかったら おうち宣言を認めろと誘導しているわけだ。まあ誘導がヘタクソすぎてゆっくりしか騙せない話術だがな。 ふーん……いいよ?あえて乗ってやるよそれ。そういう相手を騙して貶めることをやらせたら 人間の方が一枚も二枚も上手だということを思い知らせてやるぜ。 「とんでもない!俺はバカじゃないよ!ゆっくりの伝統の儀式であるおうち宣言を理解できないはずないじゃないか!」 「ゆ……ゆわぁぁぁい!や、やったのぜ!じじいがおうちせんげんをみとめたのぜぇぇぇぇっ!」 「このゆっくりできるおうちはきょうかられいむたちのものだよぉぉぉぉっ!」 「ゆぷぷ!でもじじいはやっぱりばかなのじぇ!」 「じぶんがばかだっちぇみとめたくないからって、おうちせんげんをみとめりゅなんちぇにぇえ!」 「ゆんっ!でももうおそいよ!ゆっくりげんちはとったんだからね!おうちはもうかえさないよ!」 「まりささまのずのうてきしょうりなのぜぇぇぇっ!ねえおうちとられてどんなきもち?どんなきもちぃ~~?」 いやあ見事なまでに調子こいてるなあ。 まあ今のうちにせいぜいいい気になってればいいさ……ククク。 「まあ心配せずとも本当におうち宣言したのならこの家の所有権はちゃんと認めてやるさ。 ああそうだ、出て行く前にちょっといくつか聞きたいことがあるんだけど……まずお前たちはいつおうち宣言したの?」 「さっきだぜ!」 「さっきじゃわからないよ。何時何分何秒?だいたいでいいから教えてくれよ」 「ゆっ?……さ、さっきはさっきだぜ!しついこいとまりさおこるんだぜ!」 「ふーん。じゃあ今はそれでいいや。あと君たちがおうち宣言したときにこの家に誰かいたかい?」 「ゆっ?なにいってるの?わざわざじじいのるすをねらっておうちにはいりこんでおうちせんげんしたんだよ? だれもいるわけないよ!」 おいおい。このれいむ空き巣同然におうち強盗をしたと自分から白状しちまいやがったよ。 「ふむ……つまりお前達がおうち宣言をした正確な時間はわからず、おうち宣言を証明してくれる人もいないと……」 「それがどうしたのぜ!?もういいからくそじじいはさっさとまりささまのおうちからでていくのぜ!」 「はやくでていってね!ここはもうおまえのおうちじゃないんだからね!りかいできないならもういちどいうよ! このおうちはれいむたちがおうちせんげんしたんだよ!だからもうじじいの……」 「嘘、だな」 「……ゆっ?」 「お前ら本当はおうち宣言なんてしてないんだろ?俺が意外に早く帰ってきたからとっさに嘘をついたんじゃないか? おうち宣言しましたってさ……まったく最低だな!嘘つきゆっくりなんて!」 しばしの沈黙……野良ゆっくりどもは俺が言ったことを即座には理解できない。 そりゃそうだ餡子脳と言われるくらい低脳なゆっくりだからな。 だが時間をかけてだんだん俺の言葉が理解してくる……そうそう理解しつつあるのが表情に現れてきたぞ。 顔を赤くして歪ませてぷるぷるふるえて……さんはい! 「ゆうううううううっ!な、なにぞれえええええええええええっ!?」 「れいぶはうそなんてづいでないぃぃぃぃぃっ!ほんとうにちゃんとおうちせんげんをしたんだぁぁぁぁぁっ!」 「えー本当にしたのぉ~?」 「まちがいなくおうちせんげんしたよ!ちゃんとかぞくみんなで!ここをみんなのゆっくりぷれいすにするよって!」 「じゃあ確かにそのおうち宣言をしたという証拠を見せてよ!」 「ゆ?ゆゆゆゆゆゆっ!?」 「ど、どぼいうごとぉぉぉぉぉっ!?」 「おうち宣言をしたらこの家はお前達のもの……それはいいよ!ゆっくりの伝統の由緒正しい儀式で常識だものね! 認めるよ!でもおうち宣言をしたという嘘をついただけならば話は別だよ!」 「だ、だきゃらぁ!まりしゃたちはおうちせんげんしたっちぇいっちぇるでしょぉぉぉっ!?」 「じじいはばきゃにゃの!れいみゅのことばがわきゃんにゃいにょ!?ちぬにょおおおおおおおっ!?」 「だっていつ宣言したのか時間もわからない!宣言を聞いた者もいない!それじゃ本当におうち宣言をしたのかどうか 不明瞭すぎて信用できないよ!だからお前ら親子がここで確かにおうち宣言したという証拠もしくは証人を見せてね! 今すぐでいいよ!」 「しょ、しょんなごといわれちぇにょ……」 もちろん「おうち宣言した証拠」なんてものがこの糞野良親子に出せるわけがない。 そりゃそうだ。ゆっくりが写真だの動画だの撮れるわけないし、 そもそも留守狙いなんだから宣言に立ち会った第三者の証人もいるわけがない。 というわけで今回は頭からおうち宣言を否定して痛めつけるというお決まりの虐待ではなく、 おうち宣言を認めた上でおうち宣言の成立を否定するという少し変わった虐待いじめをするよ! 「じゃあおうち宣言したなんて嘘をついた嘘つきゆっくりは今すぐでていってね!ここはお前らのおうちなんかじゃないよ!」 「だがらぁぁぁぁっ!ばりざはおうちせんげんしたっていっでるでしょぉぉぉっ!?」 「じじいはばかなの!?じぬのぉぉぉっ!なんでれいぶだちがうそついたってきめつけるのぉぉぉぉぉっ!」 「だったら嘘じゃないという証拠を見せてってば!おうち宣言が嘘じゃないなら簡単に出せるでしょ!」 「ぞ、ぞれはぞの……しょ、しょうこさんはないげど、ぞれでもたじかにばりざはおうちせんげんじだんだぜぇぇぇっ!」 「ぞうだよ!ばりざのいうどおりだよ!いいがかりっもたいがいにじでねぇぇぇっ!」 「証拠を出せないんだ?じゃあやっぱりおうち宣言したというのは嘘だったんだね!」 「だぁぁぁぁっ!かぁぁぁぁっ!らぁぁぁぁっっっ!!」 野良まりさとれいむは必死に自分達はおうち宣言を確かにしたんだと俺に喰らいついてくる。 ここまでおうち宣言したと主張するということは宣言自体は本当に行われたのだろう。 嘘をついていたら必ずどこかで諦めたり折れたり矛盾したりする。 事実だからこそしつこく食い下がる。 だけど俺はその言葉を信じない。いや信じないフリをする。 何故ならばそれが真実を訴える者にとって一番堪える行為だからだ。 「おうち宣言の証拠を出せないようだね!じゃあ俺のおうちに不法侵入したゲスにゆっくりお仕置きするよ!」 「だきゃらおうちせんげんしたっちぇ、いっちぇりゅでしょぉぉぉっ!?」 「なんでじじいはれいぶのおはなしがりかいできないのぉぉっ!ばかなの?じ……」 ピシャァァンッ! 「い……っ?い、いだいぃぃぃっ!?」 「れいぶぅぅぅっ!じ、じじいぃぃぃぃっ!ばりざのれいぶになにをじだぁぁぁぁっ!?」 「なにってただハエ叩きでぶっただけだよ!嘘つきゆっくりには罰を与えないとね!」 「だきゃらうしょなんちぇちゅいてにゃいぃぃぃぃっ!ど、どぼじでぇぇぇっ!? どぼじてくしょじじいはれいみゅのおはなしをしんじにゃ」 ピシャァッ! 「ゆぴぃぃぃっ!」 「じ、じじいぃぃぃっ!おばえなにやっでるんだぁぁぁっ!?ばりざのおちびをいじめるなぁぁぁぁっ!」 「うるさいよこの嘘つきゆっくり!嘘をついたお前らが悪いんだよ!ゆっくりしないでりかいしてね!」 「り、りがいでぎるがぁぁぁぁっ!ゆがああああああっ!」 「嘘つきまりさはゆっくりおしおきするよ!」 ピシィッ! 「ゆぴょぉっ!?い、いだいいいいい!おぼにぜんしんがいだいいいいいいいっ!」 「おうち宣言を悪用した、悪いゆっくりのおうち強盗はお兄さんが許さないよ!」 「きょ、きょにょぉぉぉ!へりくつばきゃりいうくちょじじいは、さいっきょうのまりちゃがしぇいしゃいちてや」 ピシィッ!ピシッ! 「ゆんやああああ!いじゃいぃぃぃ!きゃわいいまりちゃのびはだしゃんぎゃぁぁぁぁぁっ!?」」 「ばりざにのりりしいおちびがぁぁぁっ!」 「ばりざぁぁぁ!はやくじじいをせいさいっじでねぇぇぇっ!?はやくじでねぇぇぇぇぇっ!」 「ゆっ?ゆゆっ!ぞ、ぞうだぜ!つよいばりざがくそじじいをせいさいっすれば」 「うっせバーカ」 ピシャッ!ピシャッ!ピシャァァンッ!! 「ゆぎゃぁぁぁぁっ!や、やらぁ!はえたたきさんはもうやらぁぁぁっ!?いたいのはもうやらぁぁぁぁっ!」 「ばりざぁぁぁぁっ!ゆっぐじ!ゆっぐじじでよぉぉぉっ!ゆああああっ!どぼじてぇぇぇぇっ!? どぼじてごんなごとにぃぃぃぃっ!?」 「ゆんやあああああ!」 「ゆっくちできにゃい!こんにゃのじぇんじぇんゆっくちできにゃいんだじぇぇぇぇぇっ!?」 「嘘つきはゆっくり反省してね!嘘つきはゆっくり反省してね!嘘つきはゆっくりしないで猛省してねっっっ!!」 ピシャッ!ピシィッ!ピシャァッ!ピシャァァァッ! 俺は糞野良一家どもを優しく、やさ~~しく手加減しながらハエ叩きで全身をまんべんなく叩き続けた。 あまり力を入れすぎると脆弱なこいつらは皮が破れて餡子が漏れすぐ死んだり狂ったりしてしまう。 それでは興醒めなのだ。せめて自力でここから逃げ出せるくらいの力はあえて残すようにしないと…… ふむ、ハエ叩きによる打撃で糞野良の四匹は全身のいたる所が赤く腫れまくってきたな。 砂糖水の涙をちょちょぎらせてゆんやーゆんやーと叫ぶばかりでもはや反撃も抵抗もしようとはしない。 もうすぐだ。ほうらもうすぐ心が折れるぞ…… 「も、もうやらぁっ!ばりさおうちかえるぅぅぅぅっ!」 「ま、まっでよばりざぁぁぁっ!れいぶをおいていかないでぇぇぇぇっ!」 「ゆわーん!れいみゅはゆっくちにげりゅよぉぉぉっ!」 「ゆっくち!ゆっくちぃぃぃ!だれでもいいきゃら、きゃわいいまりちゃをゆっくちしゃせりゅのじぇぇぇぇっ!」 やっと出たかおうち帰る宣言。 糞野良どもは泣きながらケツをぷりぷり振りつつ懸命にいずこかへと一直線に這っていく。 ああくそ、あのうんうんがこびりついた汚ねえケツをこのハエ叩きで思う存分叩きてえぇぇぇぇっ! だがまて!我慢しろ俺……!ここでこの糞どもを逃がしとかねえと後が続かないんだ。辛抱するんだ俺! ……ん?あ、糞どもが逃げる先をよくよく見れば庭に面した引き戸が開いてやがる。 糞野良どもめあそこから入ってきたのか? まったく俺がうっかり鍵を閉め忘れた隙を抜け目なく突きやがって……! 「おじびぃぃぃぃっ!おどうさんのおぼうしのながにはいるんだぜぇぇぇっ!」 「おかあさんのおくちのなかにはいればあんっぜんっだよぉぉぉっ!」 「ゆゆっ!はやくおちょうしゃんのおぼうちにひなんっしゅるのじぇ!」 「ゆえーんゆえーん!もうこんなゆっくちできにゃいおうちはいやりゃよ!はやくおきゃあしゃんのおくちにはいりゅよ! でもいっぴゃいはねちぇちゅかれちゃきゃら、ひとやすみしてきゃらいきゅよ!」 にしてもこいつら逃げるのが遅いなー 命がかかった逃走劇だというのにトロすぎるなんてもんじゃねえわ。 これはいくらなんでもゆっくりしすぎだろ…… 「ゆひぃ!ゆひぃ!もうすぐでぐちさんなのぜぇぇぇっ!」 「ゆゆーん!おちょうしゃんのおぼうちのにゃかはゆっくちできりゅんだじぇ!」 「おきゃあしゃんのおくちのなかはてっぺきっだにぇえ!くそじじいはてもあしもだしぇないもんにぇえ!」 「ゆゆっ!くそじじいはれいむたちのじんっそくっなえくそだすさんにおいつけないみたいだよ!?」 「れいぶぅぅぅっ!はやくあんっぜんっなここまでくるのぜぇぇぇ!はやくぅぅぅっ!」 ……そして俺の足元から糞野良一家が逃走を開始してからおよそ5分後。 糞野良一家はようやく庭に面した引き戸に到着すると、 よほど疲れたのかしばらくはゆへーゆへーと息を整えていた。 息を整えたらそのまま引き戸の隙間から外へ逃げるのかな?と俺は思っていたのだが…… なぜか一家が揃って一勢に俺の方を振り向きやがった。 わざわざ親まりさの帽子の隙間からまりちゃが顔を出し、親れいむも口を開いて中のれいみゅが顔を見せている。 そして今しがたまで泣き喚きながら俺から逃げてたというのに、急に勝ち誇ったような不愉快なドヤ顔で俺に捨て台詞を吐いた。 「「「「まりさ(れいむ)においつけないくそじじいはのろまでばかだね!そこでゆっくりせずにしんでね!げらげらげら!」」」」 そう言い放って連中は俺に背を向けると野良一家は引き戸の隙間に飛び込んでそのまま庭へと逃げた。 親れいむはお返しだとばかりに去り際にぷぴぃ~!屁をこくというオマケつきだ。 野郎。わざと逃がしたとはいえムカつく最後っ屁を放ってくれたじゃねえか…… 今のは少しピキィッ!ときたぞ? ……ふん、まあいいさこれで終わりってわけじゃねえんだ。むしろこれからが本番さ……ククク…… お兄さんの家の敷地を出てほんの少しだけ離れた道にある電柱の陰。 脱出になんとか成功した野良まりさ一家はひとまずそこで休憩をとっていた。 親まりさは周囲を見渡して先ほどのお兄さんが追ってこないかどうか警戒していた…… が、どうやらその心配は杞憂に終わったようだ。 「ゆっ?ゆっ?……ゆふん!もうあんしんっなんだぜ!くそじじいはおいかけてこないんだぜ!」 「ゆゆ~ん!れいむたちのあまりのあんよのはやさにおいつけなかったんだよ!ほんとじじいはのろまだね!」 「まりさ、うさいん・ぼるときゅうのしゅんっそくっでごめんね!」 「ゆぷぷ!じじいはのろま!じじいはのろまぁぁぁっ!」 「ゆっくち~!」 ついさっきまでお兄さんにハエ叩きでさんざんに痛めつけられて泣かされたことは都合よく忘れ、 ゆっくりできない人間から逃げきれたことに有頂天になってゆっくりする野良まりさ一家。 とりあえず一通り家族で生還の喜びを分かち合ったが人間のおうちを失ったという事実は変わらない。 これからどうするかと思案する野良一家であったが…… 「ねえまりさこれからどうするの?ゆっくりしたおうちはへりくつこねるくそじじいにとられちゃったんだよ……?」 「ゆん……しかたないんだぜ!ひとまずこうえんさんにある、まえのおうちにかえってゆっくりするんだぜ!」 「ゆゆっ?おうちしゃんをもらうのはやめちゃうにょ?れいみゅもっちょあみゃあみゃたべちゃいよ!」 「くしょじじいをしぇいしゃいっしないのじぇ?おちょうしゃん、しょれはゆっくちできないんだじぇ……?」 「ゆっ!かんちがいしないでねおちびたち!しんぱいせずともまりさたちのおうちをひきょうで ふとうっなしゅだんでうばった、あのくそじじいはあとでかならずせいっさいっするんだぜ! でもさっきまでゆっくりできなかったから、とりあえずいまはかえってゆっくりするんだぜ! ゆっくりしたらこうえんさんのむれのみんなにこのひどうっをうったえるんだぜ! そうすればかならずみんながまりさたちのせいせんっにきょうりょくするはずなのぜ! そのときこそがくそじじいへのりべんじっ!のときなんだぜ!」 「ゆゆ~~ん!かっこいいよぉまりさぁ~~♪さすがれいむのまりさだよぉぉぉっ!」 「ゆううううう!そうっだいっなびじょんっにもとづいたかんっぺきなけいかくなのじぇぇっ! しゃしゅがさいっきょうっのまりちゃのおとうしゃんなのじぇぇぇぇっ!」 「しょうときまれば、ゆっくちこうえんしゃんのおうちにかえろうにぇ!」 「ゆんっそうだね!まえのおうちにかえって!みんなでとっておきのあまあまさんをたべて!すーやすーやして! それからむれのどれいどもをあつめて、くそじじいにふくしゅうっするんだぜ!」 「「「ゆっくり(ち)~~~~♪」」」 そう言いたい放題いってひとまずゆっくりすると、 野良まりさ一家は「公園のむれにある前のおうち」とやらに意気揚揚と帰っていったのであった。 その様子をほくそえみながら隠れて見ている者がいるとも知らずに…… 「ゆんっ!ようやくこうえんさんにかえってきたんだぜ!」 そして野良まりさ一家は、お兄さんの家から200mほど離れた場所にある児童公園にやっと帰還した。 本当にやっとである。ずーりずーりと這っては疲れたと言って休憩してはゆっくりをし、 そしてまたずーりずーりと移動を再開してはすぐに疲れたといって休憩をし…… まあハエ叩きでやられたダメージもあるのだろうが結局人間なら遅くても徒歩5分、 元気なゆっくりなら遅くとも15分で到達するところをこの一家は40分近くもかかってようやく公園に辿り付いたのだった。 「はやくまえのおうちにかえろうね!かえってすぐにゆっくりしようね!」 「ゆゆ~ん♪まりしゃゆっくちするんだじぇ!」 「れいみゅみょ、あみゃあみゃしゃんをたべちぇゆっくちしゅるよ!」 「まえのおうちはこっちにあるんだぜ!みんなおとうさんについてくるんだぜ~~♪」 公園内に入り込んでもう危険はないと思ったのか、 無警戒にぴょんぴよん跳ねながら前のおうちへと向かう野良まりさ一家。 目指すは公園の隅にあるブルーシートがかけられた横倒しのダンボール箱である。 それがこの野良まりさ一家が言う「おうち」だ。 はやく帰ってむーしゃむーしゃしよう、ゆっくりしてすーやすーやしよう、ただそれだけを思って跳ねていくまりさ達。 だがおうちに近付くにつれ親まりさはおうちに普段とは違う違和感を感じた。 おうちの前に誰かがいるみたいだという違和感を。 (……ゆっ?まりさのまえのおうちのまえにだれかいるんだぜ?だれだぜ?どこかでみたような……) 親まりさが跳ねながらそう思ったそのとき。 その誰かは野良まりさ一家にゆっくりと振り向き突如宣言した。 「ゆっくりしていってねっ!ここはお兄さんがおうち宣言をした、お兄さんののおうちだよ! 糞野良が気安く入っていい場所じゃないよ!ゆっくり理解したらゆっくりしないでとっととどこかへ消えてね!」 「「「「ゆっ…………?ゆ、ゆうううううううううううううっっ!??」」」」 ダンボール箱のおうちの前で折り畳み式のイスに座ってゆっくりしつつ、おうち宣言したその人物とは。 先ほど野良まりさ一家をハエ叩きで痛めつけて家から追い出したお兄さん……いや虐待鬼意惨その人であった! やれやれ、やっと糞野良どものお帰りか……まったく待ちくたびれたぜ。 ん?俺が公園に来てまで何をしているかって?そりゃもちろんさっきの虐待いじめの続きさ。 仮にも虐待鬼意惨を名乗る者がおうち宣言したゲス相手にたったあれだけで済ますわけないだろぉ? というわけで連中が公園のおうちに帰ると盗み聞きした俺は、先回りしてこの公園へとやってきたわけだ。 野良ゆっくりの行動範囲なんてどうせ狭いに決まってるんだから、公園といえば俺の家から一番近いここしかないだろう。 そう思ってこの公園にきて、ここに住んでいる群れの野良どもにあの一家のことを聞いたら見事ビンゴだったというわけだ。 群れの野良どもからさらに糞野良一家の「前のおうち」とやらの場所も聞き出した俺は、 こうしておうち宣言返しという新たなステージへと虐待いじめを進めたというわけなのである。 「ど、どぼいうごどおおおおおおおおおっっ!?」 「おうちせんげんっちぇ……れいみゅたちのおうちとられちゃったにょぉぉぉっ!?」 「にゃにしょれぇぇぇぇぇっ!しょんにゃのゆっくちできにゃいんだじぇぇぇぇぇっ!?」 「じ……じじいぃぃぃっ!?な、なにいっでるんだぜぇぇぇっ!?ぞこはばりざのおうちなのぜぇぇぇぇっ!」 「だーかーらー!俺がここでおうち宣言したんだってば!よってこのクソ汚ねえダンボール箱はもう俺のおうちだよ!」 「ふ、ふ、ふざけないでねぇぇぇぇっ!ぞのおうちはれいぶだちのおうちでしょぉぉぉぉっ!」 「おやぁ~?もしかしてれいむはおうち宣言を破る気なの?ゆっくりの由緒正しい伝統の儀式なんでしょお~?」 「ゆぐっ!?ぞ、ぞれは……ぞの……!」 「おうち宣言を破るのはゲスのやることだよ!ゆっくりしないで即座に理解してね!」 「り、り、り、りがいなんででぎるかぁぁぁぁぁっ!」 「そしてそこのまりちゃ!お前さっき言ってたよなあ?おうち宣言は絶対!で子供でも理解してるルールだってな!」 「ゆぅぅっ!?」 「だったらお前も俺のおうち宣言に文句なんてないよな?だっておうち宣言は絶対っ!のルールなんだから!」 「まりちゃのばきゃぁぁぁっ!どぼじてぞんなよけいなごといっだにょお!」 「ま、まりちゃはわるくにゃいんだじぇぇぇぇっ!」 案の定、俺のおうち宣言返しに糞野良一家どもは狼狽してやがる。 ああこれだよーこの野良どもの焦燥と絶望感がたまんねえ~。いい気味いい気味♪ 「で、でぼっ!でぼおうちをとるなんてあんまりでしょぉぉぉぉっ!?ごれかられいぶたちはどこで むーしゃむーしゃやすーやすーやをすればいいのぉぉぉっ!?」 「さあ?そんなの知らないよ!とにかくここはお兄さんのおうちになったんだからいますぐでていってね!」 「ぞ、ぞんなひどいっっ!ぞんなのっでないでしょぉぉぉぉ!いくらなんでもりふじんっすぎるでしょぉぉぉぉっ!? ぞのおうちにはいっぱいっ!いっばいっっ!いーっぱいのおもいでがつまっている、 れいむとばりざとおちびじゃんたちのめもりあるっ!なんだよぉぉぉぉっ!? しんこんじだいっのれいぶとまりざのっ!おちびじゃんだちがうまれてゆっくりしたときのっ! たくさんのおもいでがつまったかけがえのないおうちなんだよぉぉぉぉっ! ぞれをとるなんであまりにもひどすぎるでしょぉぉぉっ!?」 「と、言われてもおうち宣言はそういうものだから仕方ないよ!それに理不尽と言われても、 そもそもおうち宣言はゆっくりが自分たちで決めたルールなんだから人間であるお兄さんに文句言われても困るよ!」 「ゆ、ゆぐぅぅぅっ!?ぞ、ぞんな……!ぞんなぁぁぁぁっ!」 ふん。他人の家を奪うときには偉そうにおうち宣言を大義名分にするくせに、 自分の家がおうち宣言で奪われたら理不尽だって泣き叫ぶのかよ。 なんなんだろうなこいつらゆっくりって? 思い出がたくさん詰まったメモリアルであるお家とやらを口先ひとつで奪われた奴の気持ちを考えれば、 おうち宣言なんていう穴だらけのルールはおかしいと普通思うはずだが…… ゆっくりはそういう事を誰も考えようとはしないんだろうか? ……まあ考えないんだろうな。所詮こいつらは自分だけがゆっくりできればそれでいいわけで、 ゆっくりを奪われた他の連中が泣こうが喚こうが悲しもうがどうなってもいいんだろう。 むしろその嘆き悲しむ姿を見てさらにゆっくりしようという貪欲で腐れ外道なナマモノときたもんだ。 ま、そんな腐れナマモノだからこそ俺も糞ゆっくりどもに対して遠慮無用で思う存分やれるってわけだがな。 「も、もうゆるちぇないのじぇぇぇ!おうちをうばうげしゅなくしょじじいは、さいっきょうっのまりちゃがしぇいしゃい…」 「ん?なに?もう一度お兄さんとやりあおうっていうの?」 「は、は、はえたたきしゃんだぁぁぁっ!?」 「ゆんやああああ!ありぇでたたきゃれるのはゆっくちできにゃいぃぃぃぃっ!」 「ゆううう!お、おちびじゃんはおがあさんがぜっったいっにまもるよぉぉぉっ!ぷくーっ!ぷくく――――っ!」 まりしゃとれいみゅを背後に隠した親れいむが俺に頬を膨らまして威嚇してきやがる。 毎度お馴染みのぷくーってやつか。ああハエ叩きでこいつの膨らんだ横っツラをおもいっきりはたきてぇー。 「ゆっ!くそじじいっそこまでなんだぜっ!」 「……?」 と、その時。今まで黙りこくってた親まりさが突然俺の前に出てきた。 妙に自信たっぷりなニヤニヤ顔がムカつく。ふーんこいつ……その浅知恵でなにか思いつきやがったのかな? 「ねんのためにじじいにもういちどきくのぜ?くそじじいはまりさのおうちでおうちせんげんをしたのぜ?」 「ああ、したよ?」 「おうちせんげんのるーるはぜったいっ!なのぜ。いちどおうちせんげんされたらそれはもうくつがえらないのぜ。 つまりそのおうちはもう……じじいのおうちってことになるのぜ」 「だな」 「ぷしゅるるるぅぅぅぅ~~……ばりざぁぁぁっ!な、なにをいって…」 「れいむはだまっててね!」 「ゆゆっ!?」 「もういちどいうのぜ?おうちせんげんはくつがえらないんだぜ…… ただし!それはおうちせんげんをほんとうにしたのなら、のはなしだぜぇぇぇぇっ!」 「ゆゆっ!?ば、ばりざぞれっで!」 「さあくそじじいぃぃぃっ!おまえがおうちせんげんをたしかにした!というしょうこさんをいますぐみせるのぜぇぇぇっ! しょうこさんがなければそのおうちはじじいのおうちじゃなくて、やっぱりまりさたちのおうちなのぜぇぇぇぇっ!!」 「す……すごいよばりざぁ!じじいのへりくつをさかてにとったんだねぇぇぇっ!」 「ましゃにべつりょういきからのやいばっ!なのじぇぇぇっ!」 「おちょうしゃん、あちゃまいい~~~~!」 「さあさあさあ!しょうこさんをいますぐだすんだぜ!でもおうちせんげんのしょうこなんてだせるはずないんだぜ!」 「けいせいっぎゃくてんっだねくそじじいっ!ねえいまどんなきもち?ねえねえどんなきもちぃ~~? くやしい?ねえくやしい~~?ぷぷぷっ!くやしがってるひまがあったらさっさとおうちからでていってね! そこはれいむたちのおうちなんだよ!」 「……いいよ?見せてあげるよ」 「しょれにしても、しゃしゅがまりちゃのおとうしゃんにゃのじぇ!おうちせんげんのもうてんっをつくなんて すごしゅぎるのじぇ!」 「ゆゆ~~ん♪それほどのことはあるのぜおちび!」 「ばりさはかりだけじゃなくて、ずのうもてんさいっだったんだね!れいむはながたかいよ!」 「ゆふん!あたまがおばかじゃよのなかわたっていけないのぜ!もっとほめてくれていいのぜ!」 「いますぐ証拠を見せてあげるからちょっと待っててね~」 「こりぇでおうちはふたたびれいみゅたちのもにょだにぇえ!」 「まりちゃはいつかこのしゅごいおとうしゃんをのりこえてみしぇるのじぇ!そちたらしぇかいをしぇいふくちて くそにんげんどもをみ~んなまりちゃのどれいにしてやるのじぇえ!」 「まりさにのおちびちゃんならば、おとうさんがなしえなかったゆめをきっとかなえることができるんだぜ!」 「りりしいよまりしゃとおとうしゃん……まさにかんっどうっのおやこあいだよぉぉっ!」 「ゆっ……!れいむ、なんだかなみだがでてきちゃったよ……これがかんっどうっのなみだなんだね…!」 「これとこれと……」 「ゆふふ……かんっどうっはおうちでゆっくりしたあとでおもうぞんぶんしたらいいのぜ! って、まだいたのかぜくそじじいっ!さっさとそこをどくんだぜぇ!じじいのむだにでかいずうたいがじゃまで まりさたちがおうちにはいれないんだぜぇぇぇっ!」 「あ、安い三文芝居はおわった?はいこれ。俺がおうち宣言した証拠だよ!」 「…………ゆっ?」 「……ゆっ?」 「…ゆっ?」 「………しょ……しょうこ……しゃん?」 俺はとりあえず数枚の写真を取り出して野良まりさ達に見せた。 なんかこいつら、さっきまで人の話も聞かずに異様に勝ち誇って盛り上がっていた反動ゆえか 出るはずがない証拠という現実に唖然とした顔で固まってやがるな。 思考が追いつかないのか?まあ口出ししてくれない方が話が早いのでさっさと説明してやることにしよう。 「ほらこの写真見てみろ。お前らのダンボール箱の前で俺がピースしてるだろ?これがまずおうち宣言した証拠その1な」 「……」 「写真の隅に時刻もちゃんとあるのがわかるだろ?2011年10月○日、午後2時12分……今からだいたい20分前だな」 「……」 「まあこれだけじゃ本当におうち宣言したと認めない恐れがあるので……おうち宣言した証拠その2、 ハンディカムデジカメ~!これに全部録画してあるよ!俺がおうち宣言した所をいま見せてあげるね!」 「……」 俺はデジカメをちゃっちゃと操作すると画面を固まっている糞野良一家に見やすいように向けた。 画面内では俺が汚いダンボールの前でピースしながら「ここをお兄さんのゆっくりプレイスにするよ!」と叫んでいる。 ……しかし我ながらなんと恥ずかしい。ゆっくりのやる行為ってまさにアホ丸出しのものばかりだな。 「とまあこんなもんかな?さあちゃんとおうち宣言した証拠を出したんだから、今度こそ出て行ってよね!」 「……」 「……」 「……」 「……」 物的証拠を出して完璧におうち宣言を立証した俺。 しかし完璧にやり込めたわりには糞野良どもになんの反応もないのが気になるな。 ショックのあまり死んだか?うーんこのまま様子見ていても埒があかないし、 蹴飛ばして生きてるのかどうか反応を確かめてみるかな……と思ったその時。 「……っぞう……な…ぜ……」 「ん?」 「…んなの……しょうこさんじゃ…んだぜ……ねつっぞうした…うその……さんなんだ…ぜ……」 「……はあ?」 そう呟くや野良一家どもは目に涙をためた汚いツラをキッ!と上げて、俺に猛然と喰ってかかってきやがった。 「ぞんなのっ!ぞんなのっ!ばりざだちからおうちをうばうためにねつっぞうっした、うそのしょうこさんだぜぇぇぇっ!」 「おうちせんげんじたじょうこざんなんであるわけないんだ!だがらぞれはうそなんだぁぁぁっ!」 「じじいのおうちせんげんにゃんかむこうっなんりゃぁぁぁっ!れいみゅがそういうからそうなんりゃぁぁぁぁっ!」 「みとめないのじぇぇぇぇっ!まりちゃのおうちはまりちゃのものなのじぇぇぇぇっ!」 「おいおい、写真や映像にちゃんと日時もはっきり表示されてるのに捏造なんて出来るわけないだろ?バカなの?死ぬの?」 「ば、ばかはじじいのほうだぁぁぁぁっ!さっぎも!いまも!ふとうっでひきょうなしゅだんでばりざがら おうちをうばおうとしやがっでぇぇぇっ!」 「だいいち、おうちせんげんおうちせんげんってじじいがひどりでがっでにいっでるだけのごとでしょぉぉぉっ!?」 「ちょうだよ!じじいがおうちせんげんをしちゃというにゃら、しょれをしょうめいしちぇくりぇる しょうにんしゃんをちゅれちぇきょい!」 「ゆふん!でもどうせしょんにゃのいないにきまっちぇるのじぇぇぇぇ!」 「ゆ……ゆゆっ!?おちびたちそれはいいかんがえなのぜ!じじいのおうちせんげんにしょうにんさんなんて」 「いるぞ?」 「いるわけな……はあああああああっ!?」 「おーいみんなでてこーい」 俺が声をかけると公園のあちこちから野良ゆっくりどもがぞろぞろと出てきた。 こいつらはこの公園で群れて細々と暮らしている野良ゆっくりたちだ。 さっきまでの俺たちのやり取りを見ていたからか、どいつもこいつもなんか複雑な顔をしている。 そんな野良ゆっくりどもの中から年老いたぱちゅりーが一匹進み出てきた。こいつはこの公園の群れの長である。 「まりさ……れいむ……」 「お、おさぁ!こ、これはいったいどういうことなのぜぇぇぇっ!?」 「……なあ長。俺あの薄汚いダンボール箱の前でおうち宣言したよなぁ?」 「むきゅ。たしかににんげんさんはおうちせんげんしたわ……」 「おざぁぁぁっ!?ど、どぼじでぞんなごというんだぜぇぇぇぇっ!?」 「どぼじてくそじじいのみかたをずるのぉ!?れいぶがごんなにごまっでるんだよ!?ぱちゅりーはばかなのぉぉぉっ!?」 「みかたもなにないわ。だってじじつだもの。むれのみんなでにんげんさんのおうちせんげんにたちあったんだから、 だれにきいてもおなじこたえがかえってくるはずよ。むきゅ」 「「「「ど、どぼじてぞんなごというのぉぉぉぉぉぉっ!?」」」」 さて説明せねばなるまい。 先回りして公園にきたとき、俺はまっ先にこの群れのゆっくりどもを味方につけておいたのだ。 なに味方につけるといっても一番安いゆっくりフードをバラまいて あとは逆らうと一勢駆除しようかなーとかなんとか言って軽く脅すだけでいい。 飴と鞭をちょっと使うだけで、公園の野良ゆっくりという輩はおとなしく人間の言うことをきくようになる。 それに俺の要求というのはこれから誰も住んでいないダンボール箱の前でおうち宣言するから、 みんなでその宣言に立ち会って証人になってくれというだけのものだ。 その程度のことならば野良どもにとって断る理由などなにもあろうはずがない。 しかしまあ結果的に群れの一員である野良まりさ一家にとって不利な証言をしなければならないのだから、 連中の心中は穏やかではないと思う。ゆっくりフードで買収されたという後ろめたさもあるのだろう。 それが連中の複雑な表情の理由となっている。 はっはっはっこれもまた野良ゆいじめの醍醐味という奴だな!愉快愉快♪ 「にんげんさんのおうちせんげんはせいとうっなものだったわ。だからもうこのおうちはまりさたちのものじゃないわ まりさとれいむにはわるいけど……このおうちはにんげんさんのおうちってことね。むきゅ…」 「もんくのつけようのないおうちせんげんだったのぜ。こうなったらまりさたちはなにもてだしできないのぜ」 「これはもうどうしようもないんだねー。まりさとれいむはゆっくりあきらめてねー!」 「お、おさぁぁぁっ!みんなぁぁぁ!?どぼじでえ!?どぼじでみんなしてばりさたちにいじわるずるのぉぉぉっ!?」 「ひどいよぉぉぉぉっ!れいぶがゆっくりしてるからみんなしっとしでるのぉぉぉぉっ!?」 「しっとなんかしてないわ。それよりも……まりさにれいむ?あなたたちにんげんさんのおうちへいったそうね!」 「ゆ……ゆゆっ!?」 「ど、どぼじておさがぞれをじっでるんだぜぇぇぇっ!?」 「このにんげんさんからすべてきいたわ。あなたたちがしたことをぜんぶね!」 「ゆ、ゆげえええええええっ!?」 「むれのおきてで、にんげんさんのいえにはいりこんでのおうちせんげんはきんしされているはずだみょん!」 「おきてをやぶるなんていなかもののすることよ!?」 「ちぇんにはわからないんだねー!どうしてそんなばかなことをしたのー!?」 「まりさたちのかってなこうどうのせいで、むれがくじょされちゃったらどうせきにんをとるつもりなの!」 「な……なんでぇぇぇぇっ!?なんでまりざたちがみんなにおこられでるのぉぉぉぉぉっ!?」 「なんなのごれぇ!どぼじてれいぶがごんなめにあわなぎゃならないのぉぉ!?どぼじてぇぇぇぇっ!?」 「ゆううううっ!き、きょわいんだじぇぇぇぇっ!」 「なんでもいいきゃられいみゅをゆっくちしゃせてよぉぉぉぉっ!」 さーて今度は野良まりさ一家が群れから弾劾される番だ。 何故ならばこの群れではおうち宣言のみならず、とにかく人間に迷惑をかける行為のすべてが禁止されている。 当たり前の話だ。人間にお目こぼししてもらう事でなんとか公園で辛いながらも生き延びてる状態だというのに、 その人間の機嫌を損ねたらこんなチンケな公園の群れなどたちまちのうちに駆除されてしまう。 この群れの連中は人間を敵に回すことの愚かさを嫌というほど思い知っているのだ。 「むきゅ!さあまりさ、ゆっくりせつめいしてちょうだい。なんでにんげんさんのおうちをとろうとしたの!」 「だ、だって……ばりさのおうちせまくなっできたじ……くそじじいのおうちのほうが……ぞの、 ゆっくじでぎそうだったし……」 「だからって、にんげんさんにかかわってはだめでしょ!ぱちゅはおさとしてあなたがおちびちゃんのころから くちがすっぱくなるほどおしえたはずよ!にんげんさんのものをとろうとしたらゆっくりできなくなるって!」 「で、でぼ……でぼぉぉ……」 「むきゅぅぅっ……!あとれいむ!」 「ゆっ!?」 「れいむもどうざいっよ!なんでまりさをとめようとしなかったの!」 「れ、れいぶはとめたんだよ!?で、でもばりさがくそじじいはせいさいっするからだいじょうぶっていうから! れいぶもばりさにだまされたんだよ!せ、せいさいっするならばりさだけにしてね!?」 「れ、れいぶうううううっ!?どぼじてぞんなごというのぜぇぇぇぇっ!」 「……むきゅ、そうはいかないわ。おきてをやぶったゆっくりはどんなじじょうであれせいさいっされるのよ!」 「ゆ、ゆげぇぇぇぇぇっ!?だ、だかられいぶはだまされただけでわるくないんだってばぁぁぁっ! ぱちゅりーはみみがとおいのぉぉぉぉっ!?」 「……れいむ。れいむがほんとうにまりさをとめるきがあったのなら、 れいむはさいごまでまりさをせっとくっして、にんげんさんのおうちにいくのをやめさせるべきだったのよ。 けっきょくれいむもいっしょににんげんさんのおうちにいったってことは、まりさにさんせいしたってことでしょ? いいだしっぺはまりさかもしれないけど、おうちにいったじてんでれいむにもれんたいせきにんがあるのよ!」 「ゆ、ゆがあああああ!わけのわがらないごとをいうなああああああああっ!」 「どぼじてぇぇぇぇっ!?どぼじてみんなしてまりざにいじわるするのぜぇぇぇぇっ!? まりざがおうちせんげんしたらそこはもうまりざのおうちでしょぉぉぉぉっ!? しょうことかしょうにんとかごちゃごちゃとなんなのぉぉぉぉっ!? じじいのおうちも!こうえんさんのおうちも!ぜんぶぜーんぶまりざのおうちだろぉぉぉぉッ!!」 親まりさと親れいむはもはや、じたばた地面を転がって駄々をこねるだけの子供と化した。 その姿はでおもちゃ売り場でおもちゃを買ってとねだる子供そのものだ。 泣いて喚いて暴れて。それもゆっくりの成体という大の大人がやってるんだからまったくウザいことこの上ない。 最初は申し訳なさそうな複雑な顔をしていた群れのゆっくりたちも、 親まりさとれいむの醜態を見ているうちにだんだんといーらいーらしてきたようだ。 そして遂にさっきから何か言いたそうにしてた野良ありすが、意を決して駄々をこねまくる親まりさ達の前に進み出てきた。 「まりさ……!」 「……ゆっ!?お、おとなりのありす!?たすけにきたのぜ?かわいそうなまりざをはやくたすけるのぜぇぇっ!」 「ねえまりさ。きょうのおひるごろ、まりさがこのおうちからでてきたところをありすとあったわよね。おぼえてる?」 「ゆ……ゆっ?」 「ありすがおちびちゃんたちまでつれてどこへいくの?ってきいたら『あたらしいおうちをさがしにいくんだぜ』って まりさはじょうきげんでありすにいってたでしょ?」 「ゆっ……!た、たしかにこうえんさんをしゅっぱつするときにありすにはあったのぜ。でも」 「そのときありすはなにげなくまりさにきいたわ。『じゃあこのおうちはどうするの?』って」 「ぞれが…」 「そしたらまりさはえがおでこういったわ!『こんなせまくてちいさいおうちなんかもういらないんだぜ!』ってね!」 「どうし……ゆ、ゆああああああああっ!?」 「おもいだした?まりさはじぶんからこのおうちをすてたのよ!にんげんさんのおうちせんげんがどうあろうと このおうちはもうまりさたちのおうちじゃないの!」 「あ、あああ……!ぞ、ぞんなぁぁぁっ……」 「ば、ばりざあああああ!どぼじてぞんなよけいなごといっちゃったのぉぉぉぉっ!?」 「だっでくそにんげんのおうちへおひっこしすれば、もうこのおうちはいらないでしょぉぉぉぉっ!?」 「だがらっでぇぇぇっ!」 「まちなさいよ。れいむもたしかまりさのあとにこういってたわ…… 『うんうんまみれのきたないおうちでいいならありすにあげてもいいよ!せいぜいだいじにすんでね!げらげら』って!」 「ゆううううううううううっ!?」 「おきゃあしゃんのばきゃぁぁぁぁっ!どぼちてしょんなこちょいっちゃったにょぉぉぉぉっ!?」 「ゆんやああああ!おうちがないのはいやなんだじぇぇぇっ!じぇんじぇんゆっくちできにゃいんだじぇぇぇぇっ!」 これで野良まりさ一家のおうち所有権の正当性、そのすべてが崩れ去ったわけだ。 引越し先を決めずに無計画の行き当たりばったりで行動してばかりいるからそういう目にあうのだバカめ。 それに何がメモリアルだ。偉そうな御託並べてたくせに最初から捨てる気満々だったんじゃねーか。 さて、そろそろ頃合かな……俺は糞野良どもの「前のおうち」の前に行くとわざとらしく言った。 「でもまあ……おうち宣言したはいいけれど、こんなダンボール箱じゃ小さすぎてお兄さんじゃとても住めないよなー 住めないもんはどうしようもないし、これどうしようっかなー?」 そう呟く俺の言葉に糞野良一家どもの目が一勢に輝いた。 住めないのだから自分たちにおうちを返してくれるかもしれないとかそういう都合のいいこと考えているんだろう。 ゆっくりってほんとすぐこういう薄っぺらい希望に飛びつくよなぁ。 「そ、そうだぜ!そのおうちはくそじ…にんげんさんにはちいさすぎるのぜぇ!」 「すめないおうちをもっててもしかたないでしょ!だったられいぶたちに…」 「そうだな!住めないおうちを持ってても仕方ないしな!公園の美観を損ねることだしこんなおうち壊して捨てちまおう♪」 「……ゆっ?」 「まずはゴミ袋をとりだして……箱の中のガラクタやゴミを捨てまーす♪」 「ゆ、ゆぎゃああああ!ばりざのふかふかざん(古タオル)がぁ!おちびのべっどさんがぁぁぁっ!?」 「ゆんやああああ!まりしゃのたかりゃものぉぉっ!きれいないししゃんがあぁぁ!かえちて!かえちてよぉぉぉぉっ!」 「中身をカラッポにしたらダンボール箱をバラして……びーりびーり!しあわせ~♪」 「どぼじてだんぼーるさんをやぶいちゃうのぉぉぉぉっ!?」 「やめちぇぇぇっ!ゆっくちちたれいみゅのおうちしゃん!おうちしゃんをこわしゃないぢぇぇぇぇっ!」 「ついでにブルーシートも二度と野良どもが利用できないようにカッターで細切れにしちまおう♪」 「やべて!やべてやべてやべてぇぇぇっ!ばりざのおうちっ!ぐろうじてつくったばりざのおうちぃぃぃぃっ!」 嬉々としておうち破壊に勤しむ俺に我慢できなくなったのか、野良一家どもが俺に向かって突進してきた。 しかしそんな野良一家の前に公園の群れのゆっくりたちが立ちふさがる。 口にくわえた尖った枝を突きつけて野良まりさ達を威嚇しはじめた。 「ちかづくんじゃないみょん!」 「あれはもうまりさたちのおうちじゃないんだねー!にんげんさんがじぶんのものをどうしようがかってなんだよー!」 「かってっでごとないでしょぉぉぉぉぉっ!?あれはばりざのおうちなんだよぉぉぉぉっ!?」 「いいえっ!あれはにんげんさんのおうちよ!これいじょうじぶんのおうちだといいはるつもりならまりさ!れいむ! にんげんさんにめいわくをかけたつみでこんどこそほんとうにせいっさいっするわよ!むきゅっ」 「ゆ、ゆぎぃぃぃぃぃっ!」 「ゆんやああああああああああああああああああっっ!!?」 それから野良一家は歯を折れんばかりにかみ締め、大量の涙を流し、俺を睨み殺さんばかりの目でおうち破壊を見続けていた。 もちろん俺はそんな恨みだの悲しみだのはどこ吹く風だけどね♪ ゆっくりごときの怨念が怖くて虐待鬼意惨がやってられるかい。 そうこうしている内に作業は終わりおうちを完全に破壊した。2つのゴミ袋におうちの残骸を詰めてはい終了。 さーていい暇つぶしになったしそろそろ帰ろうかな。 「じゃあ長、俺そろそろ帰るわ。このゴミは俺の方で処分しとくから心配すんな」 「むきゅ、わかったわにんげんさん」 「ああ、あと……あの野良一家だけどさ。掟破りらしいけど制裁はしないでくれるかな?」 「むきゅ?に、にんげんさんがそういうのならせいさいっはしないけど……でもどうして?」 「なーに俺は迷惑かけられたなんてこれっぽっちも感じてない。別に怒ってないからいいってことさ」 「あ、ありがとうにんげんさんっ!むきゅきゅっきいた?まりさ!れいむ!じひぶかいにんげんさんがゆるしてくれるそうよ! ほらっあなたたちからもにんげんさんにちゃんとおれいをいいなさい!」 「ゆ、ゆぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃっ!」 「ゆごぐげごごごごっっ!」 顔を醜く歪ませ、今にも俺に飛び掛らんばかりの形相で怒りを懸命にこらえている野良まりさと野良れいむ&ちび。 ま、俺にお礼を言えといわれたって悔しくて悲しくて腹が立って、とてもそんな気持ちにはなれないだろうよ。 そんなわけだから俺の方から野良一家どものところへ行くと、しゃがんで野良まりさたちにやさ~しく語りかけた。 「おいてめーら俺に感謝しろよ?本来ならお前達はな、俺の家で虐待されて死ぬよりも辛くて恐ろしい苦しみを味わうか、 もしくは掟破りで群れに制裁されるかのどちらかしかねーんだ。それをお前、お飾りもおさげも破壊しないでさ、 多少ハエ叩きで痛めつけただけという無事な状態で帰してやろうってんだから俺はなんて優しいんだろうな? こんなに優しい虐待鬼意惨はめったにいないぞ!お前ら運がよかったな!」 「ゆぎぎぎぎっっっ!だ、だばれぇぇぇ……!おばえの……おばえのぜいでぇぇぇぇっ!」 「お、おうち……れいぶのおうちをこわじでおいで……こわじでおいでおばえはなにをいっでるんだぁぁぁぁっ……!」 「ころちてやりゅぅぅぅ……ぜっちゃいにころちてやりゅのじぇぇぇぇ………っ!」 「いちゅかかならじゅ、おばえをゆっくちできにゃくちてやりゅぅぅぅぅぅ……!」 「あっそ。んじゃそんときをせいぜい楽しみにしてるわ♪じゃーな糞野良ども!はっはっはっ……すっきりぃ―――っ!」 「「「「ゆ、ゆがあああああああああああああああっっっ!!」」」」 俺は糞野良一家の怨嗟の絶叫をゆっくりした気持ちで聞きつつゴミ袋を手に公園を後にした。 確かに俺のいじめは人間の家に侵入しておうち宣言をした野良ゆっくりに対する処罰としては軽いものかもしれない。 虐待鬼意惨のやることとしては物足りないと誰もが思うだろう。 だが俺にとってはこれで充分だった。なぜって俺には確信があるからだ。 このゲスっぷりじゃあどうせこの一家は長く生きられねーだろーなー……という確信がな。 「ざ、ざぶいぃぃぃぃっ!」 「しゃむしゅぎるんだじぇぇぇぇっ!おきゃあしゃぁぁぁん!もっちょまりちゃにしゅーりしゅーりちてぇぇぇぇっ!」 「おちびじゃん!もっどおかあさんのそばによっでね!ほらすーりーすーり!すーり!すーりぃぃぃぃっ!!」 「し、しゃぶいのもうやらよぉぉぉ……れいみゅおにゃかしゅいたよぉぉぉぉ……」 男が公園から去った後……すぐに日が暮れて夜となった。 秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので、野良まりさ一家が破壊されたおうちの代わりを探す暇などまったくなかった。 しかも群れの制裁は免れたものの、掟を破って醜態を晒したまりさ一家に対する群れのゆっくり達の態度はどこか冷たい。 今夜はどこか他のゆっくりのおうちに泊めてもらい、翌日新しいおうちを探しにいこう…… と考えていた野良まりさ一家であったが、群れのゆっくり達にことごとく宿泊を断わられたのであった。 まあ四匹もの野良ゆっくりに宿を貸せるほど広いおうちをもった野良ゆっくりなど この公園にはいないというのが実情ではあるが。 で、結局野良まりさ一家はこうして新聞紙で身をくるんだだけの状態で野宿する羽目となった。 秋も深まり寒くなりつつあるこの時期に野宿は辛い。 長ぱちぇりーから一応群れの一員だから、という理由で貰った晩ごはんはとっくにみんなで食べ尽くした。 外のあまりの寒さにガタガタ震えるばかりでゆっくりはもちろん、すーやすーやなんてとてもできない。 すーりすーりを繰り返して少しでも暖を取ろうとするが、そんな運動をしていれば段々体力を消耗してお腹がすいてくる。 だが食べるものなどもうどこにもないのだ。 「ど、どぼじてぇぇぇ……?どぼじてまりさたちがごんなめにあわなきゃいけないのぜぇぇぇっ……?」 親まりさはわけがわからなかった。 本当ならば今頃クソジジイのおうちで快適にゆっくりしているはずなのに…… いやクソジジイのおうちが駄目だったとしても公園のおうちでゆっくりできてたはずだ。 なのにクソジジイのおうちは手に入らず、公園のおうちはそのジジイに破壊されて今はもうない。 (なんでぇ?ばりさなにもわるいことしてないんだぜ?りふじんっなのぜ。ごんなのゆっぐりできないんだぜぇぇぇ……) 新聞紙で身をくるんで震えていると周囲のゆっくり達のおうちからゆっくりとした声が聞こえてくる。 「むーしゃむーしゃしあわせー!」だの「しゅーりしゅーり!」だのといった幸せいっぱいの声ばかりが。 家族団欒の楽しげな会話……喜びの声……夕食時は群れのゆっくりたちの貴重なゆっくりタイムだ。 それらの声や会話は今の親まりさ、いやこの一家全ゆんにとって聞きたくないものだった。 何故なら周囲が楽しげであればあるほど今の自分たちのみじめさを嫌でも思い知らされるから。 「おかあしゃん!ちぇんにしゅーりしゅーりちてにぇえー!」 「ゆふふっ!ありすのおちびちゃんはあまえんぼうね!ほうらすーりすーり!」 「ゆっくちできりゅんだにぇ~わきゃるよぉ~!」 「ちぇんのおちびちゃんはあまえたいざかりなんだねー。ほほえましいんだねーわかるよー!」 「……」 「……」 野良まりさたちが震えている所から一番近い場所にある少し大きめのダンボールのおうち。 その中では野良ちぇんと野良ありす、そしてそのおちびちゃんである子ちぇんが家族団欒の時間を楽しんでいた。 しばらくの間、寒さに凍えながら虚ろな表情で野良まりさ一家はちぇん一家の様子を聞いていた。 親まりさは最初ちぇん達はゆっくりしているなと思った。次に羨ましく思った。次に惨めな気分になった。 そして……だんだんゆっくりしているちぇん一家が妬ましく、そして終いには憎らしく思えてきた。 (なんでまりさがゆっくりでぎてないのに、ちぇんのやつだけがゆっくりしてるんだぜ……?ぞんなのおかしいんだぜ… きっとまりさのゆっくりをふとうっでひきょうっなしゅだんでひとりじめにしているにちがいないのぜぇっ……!) 親まりさは家族の元をふらりと離れて、ふらふらとちぇんとありすのおうちへと向かっていった。 他の家族も親まりさと同じことを考えていたのだろうか、 くるまっていた古新聞を捨てて3匹とも親まりさの後についてふらふらと移動を開始した。 「それじゃそろそろみんなですーやすーやするんだねー!おやす……ゆっ?」 「ま、まりさ?れいむにおちびちゃんたちも……?こんなよなかにどうしたの?ありすのおうちになにかよう?」 「……」 ちぇんとありすのおうちの入り口に立った親まりさと親れいむ。 野良ありすの問いに答えることはなく死んだような目でちぇんのおうちの中をじろじろ見ている。 その様子はゆっくりにとってたまらなく不気味であった。 「……ゆふん。かけっこしかのうがないちぇんにしては、なかなかわるくないおうちなのぜ?」 「そうだね。れいむもそうおもうよ……くずにしてはじょうできなんじゃない?」 「ごひゃんしゃんもありゅにぇえ……」 「べっどしゃんもねごこちよさそうなのじぇ……」 「な、なにをいってるのー?ちぇんにもわかるようにいってねー!」 (なにかしら……まりさたちのようすがいつもとちがう。おかしいわ………ゆっ?まさか……!) その時。ありすの脳裏に昼間の出来事が強く思い浮かんだ。 おうち宣言が問題となった昼間のあの騒動……ありすは理屈ではなく直感で感じた。 もしかしたら親まりさ達はちぇんとありすのおうちを奪おうとおうち宣言をしようとしている?……と。 そしてその直感は的中した。親まりさたちはいきなりニヤリとゲス丸出しの顔をすると高らかにおうち宣言を始めたのだ! 「まりさはこのおうちがきにいったんだぜぇぇぇ!」 「れいむもきにいったよぉぉぉぉっ!」 「れいみゅもぉ!」 「まりちゃもなんだじぇぇぇっ!」 「ここをまりさ(れいむ)たちのゆっくりぷれいすにす『だめよっ!ここはありすとちぇんのおうちよっ!』……ゆっ?」 おうち宣言にはたったひとつだけ合法的に宣言を無効にする方法が存在する。 それはおうち宣言をしている最中に異議を唱えることだ。 おうち宣言の最中にそのおうちの持ち主等に宣言を邪魔されたらその宣言は成立せず無効となる。 だがこの方法でゆっくりがおうち宣言を阻止できた例は天文学的に少ない。 何故ならば突然、他のゆっくりが巣に入り込んできていきなりおうち宣言をするという 一種の奇襲に対応できるほどゆっくりの頭の回転は早くないからだ。 だからおうち宣言はまず防げないのが常識となっている。 ならばなぜ野良ありすは奇跡的ともいえるおうち宣言阻止を成しえたのであろうか? それは親まりさ達がおうち宣言をするであろうと直感で見抜き、宣言に備えて身構えていたからである。 奇襲が奇襲でなくなれば。相手の次の行動を予測して備えることができれば。 ゆっくりでも三分七分くらいの確率でおうち宣言阻止はできるはず。 野良ありすは運良く稀少なおうち宣言阻止成功という目を引き当てたのだ。 「ど、どぼじてばりさのおうちせんげんをだめだなんていうのぉぉぉぉぉっ!?」 「なんでぇ?なんでぇぇ?おうちせんげんはしたらぜったいにせいこうっするはずなのにぃぃぃぃっ!?」 「もうわけがわかりゃにゃいよぉぉぉぉっ!」 「わけがわからないのはこっちのせりふよ!このいなかものっ!」 「「「「ゆっ!?」」」」 「ありすとちぇんのいえでおうちせんげんをするなんて、まりさたちはいったいなにをかんがえているの!? あぶないところだったけれど……あなたたちのおうちせんげんはありすがだめっていったからむこうよ! さあっ!さっさとありすのおうちからでていきなさい!」 「…………はっ!?そ、そうなんだねー!ありすのいうとおりなんだねー!まりさたちはとっととでていってねぇー!」 「ま、まつのぜちぇん!おそとはさむいさむいでとてもゆっくりできないのぜ!? おねがいだからこんやだけでもこのおうちにとめてほしいのぜ!」 「はあ?たったいまありすのおうちをうばおうとしておきながら、いまさらなにをいってるの?そんなのおことわりよ!」 「ぞこをなんとかおねがいじまずぅぅぅっ!れいぶのおちびじゃんたちがかわいそうでしょぉぉぉぉっ!?」 「いつおうちせんげんするかわからないまりさたちをいえにとめるなんて、 ゆだんもすきもなくてぜんぜんゆっくりできないんだねー!それくらいわかれよーっ!」」 「きゃわいいれいみゅがゆっくちできにゃいのはきゃわいしょうでしょ……?だきゃらおうちちょうりゃいにぇ……?」 「まりちゃにおうちをくれちゃら、おれいにありしゅをちゅっきりーどれいにしちぇあげてもいいんだじぇ?」 「……っ!な、なんてずうずうしいのこのいなかものどもは……!」 「とにかくっ!ちぇんのおうちにまりさたちはとめないよー!そしてまりさたちがおうちせんげんしようとしたことは、 あさになったらおさにほうこくするよー!まりさたちはかくごしていてねー!」 「「ゆ、ゆげえええええええええええっ!?」」 ちぇんの一言に親まりさと親れいむは心底震え、己の前途に絶望した。 何故ならばおうち宣言による巣の取り合いは群れの掟で禁止されている。 長に報告されるということは今度こそ掟破りの罪で制裁されることを意味するのだ。 野良まりさ一家は焦った。と同時に苛立ちがつのって爆発寸前にもなっていた。 それはそうであろう。人間のおうちを奪おうとして空き巣同然のおうち宣言をやったら宣言は屁理屈で無効にされ、 公園のおうちは壊され、群れのみんなからゆっくりできない目で見られるようになった。 おうちをなくしたせいで夜は寒さに震え、ちぇんのおうちを奪おうとしたらありすに邪魔をされ、 そして今また掟破りによる制裁の危機。 すべて野良まりさ一家の自業自得とはいえ今日はやることなすことすべて失敗ばかり。 親まりさ達はこの理不尽の数々に腹がたって仕方なかった。 そしてちぇんの一言で袋小路に追い詰められた野良まりさ一家は遂に爆発したのであった。 「ゆ、ゆがああああああっ!おうちをひとりじめにするちぇんはじねぇぇぇぇぇっ!!」 「ゆっ……わがらなっ!?」 突然、親まりさはちぇんに全力の体当たりを喰らわせた。 ちぇんは悲鳴をあげながらおうちの奥の壁に叩き付けられる。 「ちぇん!?な、なにをするのまりさ!ぼうりょくをふるうなんていなかもののすることよ!」 「うるざいぃぃぃっ!どいつもこいつもれいぶたちをばかにじでぇぇぇっ!おうちせんげんをじゃまずるげずはじねえ!」 「ゆぎゃっ!?」 「いいきみなのぜぇぇぇっ!れいぱーのぶんざいでおうちをひとりじめにずるからそういうめにあうのぜぇぇぇっ!」 「れいぱーありすはゆっぐじじね!れいぱーありずはゆっぐじじねぇぇぇぇっ!」 「むーしゃむーしゃ!これうみぇえ!まじぱにぇえ!」 「じあわぜぇぇぇぇっ!むーじゃむーじゃじあわぜぇぇぇぇぇっ!」 「ゆびゃぁぁっ!やべちぇぇぇぇっ!ちぇんをたべにゃいでぇぇぇぇっ!」 「お、おちびじゃ………ありずの…おち……ゆっ!も、もっと……ゆっぐりじた・……が…」 もう地獄絵図であった。 親まりさと親れいむがありすの上に乗っかって押しつぶし、あまりの空腹ゆえかその死体を夢中で喰らっている。 子ちぇんも同様で餓鬼のごときれいみゅとまりちゃに食い殺されていった。 だが野良まりさ一家がちぇんの家族を食べるのに夢中だったことは親ちぇんにとっては幸いした。 野良まりさ一家に占拠されたダンボールのおうちから脱出することになんとか成功したのだ。 痛む体を引きずりつつも、ちぇんは長ぱちゅりーのおうちへと懸命に跳ねる。 この凶行をなんとかできるのはもう長しかいないからだ。 「お、おさ……おさー!」 「むきゅ?こんなよなかにいったいなにごと……ち、ちぇん!?そのけがはどうしたの!」 「ま、まりさにやられたんだねー!そ、それにありすが……ちぇんのおちびちゃんが……!まりさたちに……!」 「まりさたちに?どうなったの!」 「え、えいえんにゆっくりさせられたうえに、たべられちゃったんだよぉぉぉぉっ!わ、わからないよぉ―――っ!」 「な、なんですってええええええっ!?」 ゆっくり殺し。同族喰い。どれもゆっくりにとって最大のタブーと言われている最低のゲス行為である。 もちろん群れの掟でもそれらは禁止されている。その掟破りをよりにもよってをあのバカまりさとアホれいむがやったのか! おうち宣言どころの話ではない!長ぱちゅりーはもう吐きたい気分を懸命に抑えるので精一杯であった。 だがことは急を要する。長としての仕事はちゃんと果さなければならない。 「ちぇん、あなたはあしがはやいわ!からだがいたむでしょうけどひとっぱしりいって、むれのかんぶたちを このおうちのまえにつれてきてちょうだい!」 「わかったよー!ちぇんもありすとおちびちゃんのかたきをうちたいんだねー!かんぶにこのじけんをしらせるのが ちぇんのかたきうちなんだねーっ!わかるよ―――っ!」 そう言うやちぇんは公園のあちこちのおうちに走っていく。 この夜、ちぇんの知らせによって召集された群れの幹部が長ぱちぇりーと共にちぇんのおうちを家宅捜索した。 そこで腹を膨らませて幸せそうにぐーすか眠る野良まりさ一家を発見。ただちに叩き起こして連行した。 さらにちぇんのおうちからありすのものと思われるカチューシャと、子ちゃんのものと思われる帽子をも発見。 これによってありすと子ちぇんの死亡と野良まりさ一家の同族殺し&同族喰いの罪が明らかになったのである。 そして翌朝…… まあ確信はあってもやはり気になるものは気になるわけだ。 俺はその後の糞野良一家の様子を確かめに公園に足を向けた。 するとグッドタイミングなことに俺はちょうどカーニバルのまっ最中にでくわした。 「むきゅ!みんなきいてちょうだい!このまりさたちはゆうべ、ちぇんとありすのおうちをのっとろうとしたわ!」 「しかもありすにおうちせんげんをそしされたのにもかかわらず、むししておうちをとろうとしたんだぜ!」 「さらにおうちせんげんをじゃましたことにはらをたてて、ありすをえいえんにゆっくりさせちゃったんだねー!」 「まりさたちはきのうにんげんさんにめいわくをかけただけじゃなく、むれのゆっくりまでころしたわ! これはもうぜったいにゆるすことはできないわ!むきゅっ!」 「「「「「せいっさいっ!せいっさいっ!せいっさいっ!せいっさいっ!」」」」」 「ばりざはわるぐないのぜぇぇぇ!おうちせんげんしたんだがらちぇんのおうちはばりざのおうちなのぜぇぇぇ!」 「ぞうだよぉぉぉ!ありすはおうちをひとりじめにするげすだったんだよ!だからせいさいっしたんだよぉぉぉっ!」 「ゆええええん!もうしゃむいのみょ、おにゃかしゅくのもいやなのじぇぇぇぇっ!」 「もういやりゃぁぁぁぁっ!おうちかえりゅぅぅぅぅっ!」 昨日の糞野良一家を群れのゆっくりどもが取り囲んでいる……何事だこれは? どうも長ぱちゅりーが糞野良連中の罪状を群れの連中に説明しているのを聞くに、 お家をなくした一家は公園の野外で一夜を過ごそうとしたが、 あまりの寒さに我慢できなくなって群れのゆっくりのおうちを奪おうとしたらしい。 しかもお粗末なことにおうち宣言に失敗して、阻止されたことに逆上して群れのゆっくりを殺してしまったんだとさ。 ……なにそれ?まったくバカとしか言いようのない連中だなおい。 「いいかげんにかんねんしなさいまりさ!ちぇんのしょうげんで、ありすがおうちせんげんをむこうにしたことは わかっているのよ!」 「お、おさぁ!なにいっでるのぜぇぇぇっ!ばりざはほんどうにおうちせんげんしたのぜぇぇぇっ! ちぇんのおうちもうはばりさのおうちなのぜぇぇぇぇぇっ!?」 「むきゅぅ……ありすをころしてちぇんのおうちをうばおうとしただけでなくうそをつくとはね! やっぱり…しんじたくなかったけど、きのうにんげんさんがいってたのはほんとうだったようね……」 「にんげ……?く、くそじじいがなんだというのぜぇぇぇぇっ!?」 「まりさ!れいむ!ぱちゅはにんげんさんからきのうぜんぶきいたわ!まりさたちはにんげんさんのおうちで おうちせんげんをしたんじゃなくて、おうちせんげんをしたと『うそ』をついたってね!むきゅっ!」 「ゆっ……?」 「そしてこんかいもまた、うそをつくのね!ありすにおうちせんげんをむこうにされておきながら、 おうちせんげんしたという『うそ』をっ!!」 「ゆ……ゆっ……ゆあああああああああああああああああああっ!!?」 「やっぱりそうだったのね!あなたたちはへいきでうそをつく……『うそつきゆっくり』だったのね!むきゅ」 「!?!???」 あーあ、長ぱちゅさんよーそりゃねーんじゃないの? まあ糞野良どものおうち宣言を嘘だと決め付けたのは確かに俺だけどさ、 しかし糞野良ども本人にとっちゃ俺の家でしやがったあのおうち宣言は本当の出来事だったんだろうよ。 ゆうべの群れで起きたおうち宣言はまあ嘘だったとしてもさ、 俺の家の場合といっしょくたにされて嘘つき呼ばわりしたらあの糞野良どもも浮かばれないんじゃね? ……て、まあいっか別に。ゲス野良を擁護する気なんて俺には毛頭ねえ。 つかそれより糞野良どもの顔が面白いことになってる。 長ぱちゅに嘘つき呼ばわりされて相当ショックだったんだろう。 ほら見ろよ。顔面蒼白になって、口をパクパクさせて、ぶるぶる震えて、涙は滝のように流し…… 多分いま連中の頭ン中はぐちゃぐちゃだぞ間違いなく。 あーそろそろ爆発しそうだぞ。表情からしてもうすぐ……もうすぐだ……そらきた! 「「「「うそつきっていうなあああああああ!うそじゃないっ!うそなんがついでな……ゆぎゃあああああああああっ!」」」」 俺の予測どおり野良一家の無駄にでかい大口から魂からの…と言うに相応しい無念の叫びが迸った。 そしてその瞬間、長ぱちゅりーの合図で口に枝を咥えたゆっくり達が 四方八方から襲いかかって四匹の糞野良を串刺しにしたのだった。 「ゆがぁ!ゆがぁぁぁぁっ!うそじゃないぃぃぃっ!ばりざはぁ!ばりざはぁぁぁぁっ!」 「じ、じねぇぇぇぇっ!れいぶをうそづきよばわりずるげすはそくざにじねぇぇぇぇっ!」 「まりちゃはゆっくじっ!ゆっくじじゅる……ゆびぃ!もっちょもっちょゆっくじじゅるんじぁぁぁぁっ!」 「れいみゅはうしょちゅきじゃないぃぃぃっ!ゆべぇっ!う、うぞじゅき…・…じゃ……も、もっちょ……ゆ……」 「むきゅっ!なにしているの!いちげきっでせいかくにちゅうすうあんをつきなさい!つぎ!」 「じねぇ!じねぇぇぇぇっ!ゆぶっ!くぞじじぃぃぃっ!ありずぅぅぅっ!ぱじゅりぃぃぃっ!みんなじねぇぇぇっ!」 「じぬもんがぁぁぁぁっ!れいぶはもっどゆっくじずる…ゆべぇ!?………もっと……ゆっく……りじ………」 「ま、まりちゃはしぇかいのおうっ!になりゅうちゅわなんだじぇ!こんなときょ…ゆぴょぉ!」 「まりさのとどめがまだよ!つぎ!はやくっ」 「う……ぞつぎ……じゃない……ばりざ……ばり……………ゆっ!」 ……制裁は終わったか。糞野良どもの最後を見届けると俺はもうこれ以上ここにいる必要はないと公園を後にした。 ほら見ろ、おうち宣言をするゲスの末路なんてこんなものだ。 俺が直接手を下すまでもなく勝手に自滅するのさ。 むしろ野良を一匹道連れにした分すっきりー♪てなもんだ。 まあアレだな、こうなった野良一家に俺が言えることはもうひとつだけだ。 ざまあみろ。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/38.html
「奇跡の公園~パクり編」 DO氏の「奇跡の公園」のリスペクト作品です。オマージュです。パクりです。設定泥棒です。無職です。童貞です。 よろしく~ 「ん~ちょっとやり難くなってきたなぁ......この公園も。」 僕は思わずそう呟いてベンチに腰を掛けた。 .... .. . 僕がこの公園の隣にあるアパートに越してきたのは去年の秋。地元の役場から突然この街の市役所に転勤になって、ここに住み始めた のだが少し残念な事に直面した。 都会にはゆっくりが少ないいいっ! その点地元の田舎は良かった。懐深い山々に囲まれ、谷には緩やかな清流が流れ、母親のような深い森はいつも山の恵みを蓄え、 そこに住まう動物達に豊かな山の幸を与えていた。降雪地帯でないのも大きなメリットであり通年通して様々な動物達が 生の喜びを感じていた......無論ゆっくり達も例外ではない。 少し山に入れば幾つものコロニーと呼ばれる、ゆっくり達の群れの拠点があり、皆ゆっくりしていた。山の恵みにより食料も安易に 獲得できるため、ゆっくり達は滅多に人里にも近づかず人間たちと交わる事が少なかった。 僕は休日になるとハイキングがてらに山に入り、ゆっくりのコロニーに赴いては中央の広場で遊んでいる子ゆっくりを登山杖で甘潰しを して悲鳴を上げさせ、その悲鳴に集まった群れの成体ゆっくりの目の前で、子ゆっくりを潰したり踏みつけたりして楽しんだものだ。 時には成体ゆっくりを透明で丈夫な厚手のビニール袋に詰めて放置して一週間後に見物に行く遊びもやった。 巣の奥に隠れている親ゆっくりと赤ゆっくりの家族を見つけると僕は狂喜して親ゆっくりの目の前で赤ゆっくりの顔をライターで炙って 死ぬ寸前の所で止めて、親ゆっくりの元に返してやる。顔が既に炭化して時折「ギギッ...ギギギ..」と鳴く赤ゆっくりを泣き喚きながら 長い舌で舐めている親ゆっくり。それを眺めていたら時が経つのも忘れたものだ。 特にその舐めていた赤ゆっくりが死んだ時に絶叫する親ゆっくりの慟哭が最高だった。 あの頃は本当に楽しかった......ストレスなぞ溜まった試しどころか感じたことも無かった.......。 だが今は違う。とにかく、ゆっくりが少ないのだ。いや、ゆっくり達とふれあえる場所が少ない。街の中でもたまに見かけるが大抵の ゆっくりは持ち主の所有権の証であるバッジが付いているので....安易にふれあえない。野良のゆっくりも居るが狂喜して「ふれあい」 を交わすとその光景を目撃した都会の人は「動物虐待犯」とレッテルを貼り、とたんに人格破綻者扱いを始める....... まったくゆっくりできないものだ。 ある日、全然ゆっくりと「ふれあい」が出来ない都会生活に嫌気がさした仕事の帰り道、自宅の隣にある公園で、ゆっくりを見つけた。 だが、「ふれあい」が出来る程の活発さもなし、個体数も少なく、一回ほど「ふれあい」をしてしまったら全滅しかねない状況だった。 よし、僕がコイツらを増やしてから、いっぱい「ふれあい」をすれば問題なしだ! 早速休日の早朝に公園の調査にかかった。僕が育った野山のゆっくり程ではないが偽装された巣穴を5~6個ほど見つけた。 僕はその中の一つの巣穴の「けっかい」と呼ばれる、小枝やら木の葉やらゴミ等で出来ているバリケードをベリベリと手で剥がした。 「ゆ?ゆゆ!なんでぇぇぇええ!!なんでけっかいさんが、やぶられているのぉぉぉぉ!!!」 「......お・おきゃーしゃん....なんだかとってもしゃむいよ....もっと....ゆっくち.....」 「おちびちゃん?おちびちゃん!れいむのかわいいおちびちゃん!ゆ・ゆっくりおめめをあけてちょうだいいいい!!」 なんだなんだ?いきなり赤ゆっくりが死んでしまったぞ? 「このくそじじぃ!なんてことするのよ!れいむのおちびちゃんはびょうきだったのよ!ゆっくりしねえええええ!」 「へえ~それは悪かった、おっと!あぶね!.....ちょっと落ち着けよ。そこのまりさも危ないんじゃないか?」 僕は問答無用で飛び掛る親のれいむを片手で押さえつけて、巣の奥で死に掛けている成体のまりさの方を指差した。 「......ぐぐ...はなせ!くそにんげん.....まりさ?.......ふん!そんなぐずのまりさなんてしねばいいのよ!」 「おいおい....酷いな....一応お前の夫だろ?」 「れいむやおちびちゃんに「むーしゃむしゃ」させられない「かり」のへたなまりさなんて、しねばいいよ。」 「お前なぁ....狩りと言っても、この時期じゃ無理だろ」 「くそにんげんは、くずのまりさのみかたなのおおお!!」 「....おきゃーしゃん...おとーしゃんがしんじゃうんだじぇ.....はっぱさんでもいいから「むーしゃむしゃ」させてあげるんだじぇ。」 「あぁ、れいむのとってもゆっくりしているおちびちゃん....ほんとうにゆっくりしているわ。このくずのまりさがしっかりしていれば なにかたべさせてあげられるのに....びょうきさんだって....なおるのに。」 「お前らって病気になるのか?」 「あたりまえでしょおおおおおお!!「ごはんさん」が「むーしゃむしゃ」できなくて、さむくなって、うごけなくなる、こわいびょうき なのよぉおおお!!!」 「なら、お前が「かり」をすればいいんじゃね?」 「なんでええええ?!!!れいむはとってもこそだてがじょうずなのよおおお!!おうただってじょうずなのよおおお!!「かり」は まりさのしごとでしょおおおおお!!」 はぁ、まったく話になんねぇ。夜にゴミ出ししたときにゴチャゴチャ文句言ってた近所のババァみたいだ。 「わかったからそいつをコッチに寄越せ。お前が離れているから寒くて他の子供が震えているぞ。」 「ゆあああああ!!!れいむのおちびちゃん!!さむかった?ゆっくり「ぺーろぺろ」して「すーりすり」してあげるから、ゆっくりして ね!ね!おねがいだからゆっくりしてちょうだい。」 そう言うとゲスな親のれいむは、夫らしき、まりさを押しのけ、一匹死んで3匹になってしまった赤ゆっくりの介抱を始めた。 僕は押しのけられた夫のまりさを巣の奥から引っ張り出し自宅で蘇生を試みた。 「おーい生きているか?」と声を掛けながらパシパシと軽く叩きながら反応を見てみた 「ゆ.....ゆう....なんだかあったかいんだぜ。」 「おー、一応生きているな」 とりあえず僕は、夫のまりさを風呂場に持って行き、暖かいシャワーで暖めながら軽く汚れを流した。その後風呂桶に突っ込み頭から オレンジジュースをぶっ掛けて、あとは放置でリビングで一服をしていた。 「ゆあああああ!!ここは、どこなんだじぇえええええええ!!!!」早速復活したらしく風呂場から声が聞こえてきた。 「おーだいぶ元気になったな。とりあえずその風呂桶のオレンジジュース全部飲め......って飲んだ後か」 「この、おいしい「おみずさん」は、にんげんさんが?」 「そうだ、お前死に掛けてたからな。まぁいいからコッチ来い。」と言いながら僕は夫のまりさを乱暴に掴んでリビングの床に転がした。 「ゆべっ!すごくいたいんだじぇ....」 「まだそんなには元気じゃないな.....とりあえずコレ食え」僕はそう言うとチョコレートでコーティングされた菓子パンを夫のまりさの 目の前に置いた。 「あやしいんだじぇ...とってもおいしそうなにおいがするんだじぇ....でも、すごくあやしいんだじぇ。にんげんさんはぜったいに ゆっくりさせないはずなんだじぇ......おいしそうだなぁ...たべたいなぁ...でも.....」 野良生活が長かったみたいで結構人間に虐められたらしいな。人間に対して凄い懐疑的になっている。でも「食べたい」という本能も かなり強いらしく、涎をダラダラとだらしなく垂らしながらクネクネと体を捩りながら葛藤している。 「大丈夫だって、ほら」と、僕は菓子パンの端を齧って食べて見せた。「な!大丈夫だろ。いいから食えよ。」そう言うと夫のまりさは 「うああああ!!おいしそうだなぁ...で・でも..........あああああああ!!!うっめ!!これめっちゃうっめ!!!!にんげんさんは ...にんげんさんは....とってもゆっくりしていたんだね!!むーしゃっ!むーしゃっ!....ちあわせええええええ!!!!」 「そうだろ~。ほら、もう一個追加だ。」 あっという間に2個の菓子パンを食べた夫のまりさは、しばらく光悦の表情で細かく震えていた。 「なぁ、お前またあの巣に戻るのか?ゲスなれいむが居る」 「ゆ!れいむは、げすなんかじゃないんだぜ!」 「はぁ?どこからどう見たってゲスだろ。飢えている事や赤ゆっくりが死んだ事も全部お前のせいにして。」 「....おちびちゃんが死んだのは、まりさが、かりにいって「ごはんさん」を、たっくさん「むーしゃむしゃ」させてあげられなかった からしんじゃった...まりさのせいだよ..。」 「で、お前が自分の分まで食い物をやったわけだな。」 「ゆぅ。そうだけど....れいむが....こそだてたいへんだから....おちびちゃんは....あんまり....たべてなかったから.....」 「んだよ、全部ゲスれいむが食ってたみたいなもんか。」 「.....ゆ.....ふゆのしょくりょうさんも....もう、はるさんきてるからって.....れいむが...ぜんぶ」 「なんだよそれ、春と言えば春だが食料になる草も虫もまだ先だろ。バカか?」 「........でも.....れいむが......」 「わかった、俺が何とかしてやるから、あの巣にはもう戻るな。」 「ゆ!まりさが「かいゆっくり」に!!!!」 「そんなわけねーだろ!いいから公園に戻るぞ!」 「まりさはゆっくりしています!おといれもちゃんとできます!かずはよっつまでかぞえられます!いいつけもちゃ....ゆべ!」 僕は戯言を並べる夫のまりさを蹴りで黙らせてから鷲づかみにしてバックを片手に公園に戻った。 「ゆ?にんげんさんなにやってるの?」....ザックザック.....「まりさのおうちはまだむこうだよ。」....ザックザック.... 僕はコイツの元の巣から遠く離れた場所の斜面にリュックに入れておいた折りたたみ式のスコップで横穴を掘っていた。 「ふぅ~こんなもんだろ。」 「ゆあああああ!すごくゆっくりした「おうちさん」だよ!ここはまりさの「ゆっくりぷれいす」にするよ!」 「早速かよ....まぁいい。とりあえずお前はココに住め。今からお前の新しい嫁を連れてくるから。」 「ゆ?ゆゆ?よめ?.....」 僕はそう言うと前もって目星を付けておいた巣穴を片っ端から開いて適当に相手となる、ゆっくりを探した。 三つ目の巣を開いたら、ほぼ成体になっている、ありすが死に掛けていたので引っ張り出し、ギャーギャー騒ぐ親らしき、成体ゆっくり に菓子パンを投げつけて黙らせてから。先ほどの夫のまりさのように自宅で蘇生をして連れてきた。 「ゆあああああぁぁ!とってもゆっくりしたありすだあああ!まりさはまりさだよ!ゆっくりしていってね!」 「....とかいはなまりさね....ここも...とってもとかいはだわ...でも、もっと「こーでねいと」がひつようだわ。」 「お互い気に入ったようだな。では....」僕は既に元夫となったまりさを手で細かく震わせ発情モードにした 「ゆっほほおおおおお!!ありず!ありず!どっでもゆっぐりじでいっでええええええ!!!」 「いきなりなによ!ぜんぜんとかいはじゃないわ!...でも...まりさなら....」 「ずっぎりいいいいいいい!!!!」×2 「はぁはぁはぁ...まりさなんだか.....」 「ちょっと、とかいはではなかったけど....よかったわ」 すると数分で、ありすの額から蔓が延びてきて5匹ほどの赤ゆっくりが実りだしてきた。 「はぁ....とってもとかいはな、おちびちゃんだわ」 「ゆうううう!まりさとありすのかわいいおちびちゃん!!!ゆっくりうまれてね!」 「おー5匹かぁ。まずまずだな。コレ置いておいてやるからちゃんと考えて食えよ。」そう言うと僕は巣の中にディスカウントショップで 買った、激安のゆっくりフードを一袋を開封して巣の奥に突っ込んでおいた。 とりあえず5匹追加かぁ。結構疲れるな、まぁ中国の砂漠で植林しているオッサンに比べたらまだ楽なもんだ。でもまだ思う存分 ゆっくりと「ふれあい」をするには少なすぎる。他にも巣がないか、まだ未開封の巣はどうかだけ確認して今日の所は終わりにしよう。 僕は公園をくまなく探して、さらに三つの巣を見つけた。前に見つけた残りの巣穴を開けて見てみると2匹の成体となったゆっくりが 眠っていたので、片方を細かく振動させて発情モードにして強制的に「すっきり」をさせて先ほどと同じように激安ゆっくりフードを 開封して放り込んでおいた。 そうだ、さっきのゲスれいむの巣にも赤ゆっくりが居たな。あいつ等も元気にしてやれば数に入るな。早速僕は巣穴に直行した。 すると巣穴付近に人影があった!僕は慌てて近くの木に身を隠し様子を伺っていたら、そいつはポケットから何やら白い粒を取り出して 巣の中に手を突っ込んでいる。そしてゲスれいむと何か話してるみたいだがココからでは会話の内容は聞き取れない。 すると人影は不意にスッと立ち上がってどこかに行ってしまったようだ。僕は辺りに人影は無いかよく確認してから巣穴に行って見ると、 巣穴の奥から元気な赤ゆっくりの声がする。 「ゆぅ~♪にんげんさん~またきてくれたのね......っておまえか。」 「お前って何様のつもりよ?まぁいい、あれ?なんでコイツら元気になってるんだ?」 「くそじじぃとはちがって、れいむがかわいいってことが、ちゃんとわかっているにんげんさんが、げんきになる「おくすり」を おちびちゃんにくれたんだよ!くそじじぃはげんきになったかわいいれいむのおちびちゃんをみてゆっくりしたんだから、「あまあま」 を、さっさとよこすんだよ!」 「お前は本当に最悪だな。お前なんかにくれてやるのはコレで十分だ!」 そう言うと僕はゲスれいむの目に指を突き立てて片目を抉り出して掌で潰した。 「ゆぎゃあああああ!!!!いぢゃい!いぢゃいっよおお!!!れいぶのおべべが!おべべが!がえぜよぅ!れいぶのつぶらなおべべ をがえぜよおおおお......ゆぎゃ!あああああああ!!おべべをづぶずなああああああ!!!」 「ほうら、美味しい「あまあま」さんだよ~♪」僕はそう言うと元気になった赤ゆっくりに潰したゲスれいむの目玉を食べさせた。 「む~ちゃ!む~ちゃ!おいしい~、これめっちゃうっめ!めっちゃうっめ!.....ちあわしぇ~♪」 「ゆげえええええ!!なんでたべちゃうのぉ?おちびちゃん、それおかーさんのおべべだよぉ!」 「ゲラゲラゲラ....美味いってさ...お前の目玉...ゲラゲラゲラ~」 .....しかし...一体あの人影はなんだったのだろうか?赤ゆっくりに「おくすり」?ん~愛護団体にしては薬だけとは変だな....。 ........ .... .. . 僕は日曜が来るたびに、こんなことを繰り返してきたが、ときおり僕以外の誰かがココの公園のゆっくり共に、なんらかの手を かけているらしく、度々その痕跡を見つける。 よくよく公園の周囲を注意深く観察をして見ると... 公園に隣接している道路で車に下半身だけを轢かれて死に掛けているゆっくりを、しゃがんでポーっと眺めている人 子供を車に潰されて泣き叫んでいる親のゆっくりを卑屈な笑みを浮かべながらこっそり録画している人 排水溝の蓋の網目から落ちた赤ゆっくりが泣き叫んでいる所で、なす術もなく絶叫している親のゆっくりとかをニヤニヤ眺めている人 .....変な人間をたくさん見かける。 「ん~ちょっとやり難くなってきたなぁ......この公園も。」 あとがき 今回はD.O氏が書いた「奇跡の公園」に感動して、スピンオフ的なお話に挑戦してみました。元の題材の設定が素晴らしいのでとても 書きやすかったです。 D.O氏の溢れるような才能に捧ぐ。
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/81.html
↑ 26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 17 56 52 ID W7OQ+xw3 前スレ955のつづきだじぇ タコだのイカだの:いちもどおりののどちゃんだったじぇ 超会長:おっかしいわねー。私がこの前入ったときはとてもスパルタンだったわよ? タコだのイカだの:きっと別人だったんだじぇ 超会長:優希はどういう名前で入ったの?まさかタコだのイカだのじゃないでしょ? タコだのイカだの:tomberだったじぇ? 超会長:tomber? 絶世の美ワカメ:ウチがつけたんじゃ 超会長:まこが? 絶世の美ワカメ:別のところでnamberってのがいてな 絶世の美ワカメ:お前、そりゃnumberじゃろう、と突っ込んだら 絶世の美ワカメ:これは私が南場で最強だから付けたんです数字は関係ありません! 絶世の美ワカメ:ってエライ怒られてのぉ。ま、その時にふと思いついたんじゃ タコだのイカだの:我、東場の神、tomberなり!だじぇ 超会長:んー、もしかしたら和はそのHNで優希と気づいたんじゃないかしら? タコとかイカとか:まさか、だとしたらのどちゃんえすぱーだじぇ! 超会長:それより優希? タコだのイカだの:なんだじぇ? 超会長:tomberって外人が読むと「とんま」って読むかもしれないからやめた方がいいわよ? タコだのイカだの:じぇ!? 超会長:それからtombってお墓って意味だからね? タコだのイカだの:じぇじぇっ?! 絶世の美ワカメ:優希にぴったりと思ったんじゃがのぅ・・・ タコだのイカだの:じぇぇ~~~~~~~~~~~~~~っ!!? 29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 18 32 28 ID owAUWZn5 26 tonberなら何とかなっていたのかなw どうせならEasterの方がよかったのかもw 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1796.html
437 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 12 51 ID MjITemYk ♪ルールル♪ルルル♪ルールル♪ルルル♪ルール―ルール―ルールル♪ ♪ルールル♪ルルル♪ルールル♪ルルル♪ルール―ルールール―ル♪ル♪ルー♪ 戦場ヶ原「さあ今日も始まりました、『毒吐き代行の部屋』。パーソナリティは私、戦場ヶ原ひたぎと…」 C.C.「私、C.C.と…」 戦場ヶ原「下僕…もとい、アシスタントの上条当麻君でお送りします」 上条「………」 戦場ヶ原「あら、どうしたの、上条君?」 C.C.「いつもの面白おかしいツッコミはどうした?」 上条「いや…もうその手の毒舌に一々反応してたらホント疲れるから…ある程度のことはもうスルーすることにした…」 C&戦「「つまらない男…」」 上条「何とでも言え…で、今日は一体何をするんだ?見た感じ、某有名長寿トーク番組みたいになってるが…」 C.C.「トークをするに決まっているだろう。何の為にその某有名長寿トーク番組みたいに、オープニングに曲を流したと思ってる?」 上条「いやそれいつもの雑談と一緒じゃねーか…」 戦場ヶ原「まあそうだけど…何事も楽しまないと損じゃない」 C.C.「マンネリ化を防ぐ為にも、色々とやってみないとな」 上条「…最近のお前ら…ホントイキイキしてるよな…」 C.C.「まあ、確かにそうだな」 戦場ヶ原「『死者充』の仲間入りも近いわね…」 上条「お前らはどんだけ『死者スレ用語解説』にこだわってるんだ…」 438 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 13 25 ID MjITemYk 戦場ヶ原「まあ、とりあえずゲストをお呼びしましょうか」 上条「ん?ゲストなんかいるのか?」 C.C.「当り前だろう…3人だけで話していたら本当にいつも通りだ」 戦場ヶ原「ええ、いつも通り上条君をいじって終わってしまうわ」 上条「…ツッコまねーからな…」 C.C.「ふん…本当に今日はつまらんなお前は…」 戦場ヶ原「まあ、それもいつまでもつかしらね…」ニヤッ C.C.「まあそうだな…」ニヤッ 上条「?」 戦場ヶ原「それでは本日のゲストは…」 C.C.「この2人だ」 ジャーーーン!!! セイバー「……どうも……」 黒子「……ですの……」 上条「」 戦場ヶ原「という訳で本日のゲストは、死者スレでの上条君によるそげぶ脱衣被害者2号のセイバーさんと…」 C.C.「上条当麻とは御坂美琴を巡る犬猿の仲の白井黒子さんだ」 上条「ちょっと待てぇぇぇーーーーーーー!!!!!!!」 439 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 13 57 ID MjITemYk C.C.「おや、もうツッコんでしまうのか?」 戦場ヶ原「あっさりし過ぎてて、逆につまらないわね…」 上条「やかましい!!さすがにこれはスルーできるかっ!!」 C&戦「「どの辺が?」」 上条「色々あるが順番にツッコんでいく!まず1つ目!何で2人の紹介文で俺がいじられてんだ!?」 C.C.「決まっているだろう」 戦場ヶ原「そこに上条君がいるからよ」 上条「何でもそれで通ると思うなよ!!2つ目!これを書いてる人は原作知らないからセイバーは出さないんじゃなかったのか!?」 戦場ヶ原「確かにそんなことも言ってたわね… 374」 C.C.「だがこの死者スレでは、原作のキャラなんてあまり関係ないということについ最近気付いたそうだ。現にセイバーはもうキャラがほとんど崩壊してるのが、アニメしか知らなくても分かるしな」 上条「それはお前らにも言えるけどな!!3つ目!!これが一番重要な所だ!!!」 C&戦「「何?」」 セ&黒「「………」」 上条「何でこの2人をセットで呼んだんだぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!」 戦場ヶ原「え?別に意味はないけど…」シレッ C.C.「その辺にいたのを適当に呼んだだけだ」シレッ 上条「嘘つけっ!!!どう見ても悪意しか感じられねーよっ!!!」 440 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 14 27 ID MjITemYk セイバー「…あの…それで…」 黒子「私達はいつまで放置されてればいいんですの?」 戦場ヶ原「あら、ごめんなさい」 C.C.「この童貞ボーヤがどうでもいいことで喚くのでな」 上条「今童貞なの関係ないだろ!!」 戦場ヶ原「あら?認めたわね」 上条「うるせぇ!!」 C.C.「まあ、いい加減雑談を始めようじゃないか」 戦場ヶ原「じゃあ質問いいかしら?」 セイバー「はい、どうぞ」 黒子「答えられることには答えますの」 戦場ヶ原「では遠慮なく…2人共、衛宮君とはどうなってるの?」 セ&黒「「………」」 上条「いきなり地雷踏んでんじゃねぇぇぇーーーーーーーっ!!!!!!!」 戦場ヶ原「だってこれを聞かなかったら、2人一緒に呼んだ意味がないじゃない」 上条「やっぱり狙って呼んでんじゃねーかっ!!」 C.C.「何を分かり切ったことを…」 セイバー「いや、あの…そのことは…できれば触れないでいて欲しいのですが…」 黒子「み、右に同じくですの…」 戦場ヶ原「あら?別にいいのよ…ドロドロの言い合いをしてくれても…」 C.C.「むしろそれを期待して呼んだのだからな」 上条「煽ってんじゃねーよ!!」 441 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 14 54 ID MjITemYk 戦場ヶ原「じゃあ個別に質問していくわね…まずはセイバー」 セイバー「は、はい」 戦場ヶ原「今アニメやってる『Fate/Zero』は、『Fate/stay night』の10年前の話ってことだけど…」 セイバー「はい、『Fate/stay night』は『第五次聖杯戦争』の話、『Fate/Zero』は『第四次聖杯戦争』の話です」 C.C.「だが、それだと気になることがあるのだが…」 セイバー「何でしょう?」 C.C.「『聖杯戦争』は60年周期で行われると第1話でも言っていたが、何故第四次、第五次の間が10年しか空いていないんだ?」 黒子「そういえばそうですわね…」 上条「意外と真面目な質問だ…」 セイバー「ああ、それは…いえ、ここで言うより、アニメを最後まで見てもらった方がいいでしょう」 戦場ヶ原「上手く宣伝に繋げたわね…」 C.C.「まあ、ネットで調べればすぐに分かると思うがな」 セイバー「いやだからアニメを見てくださいよ!!」 戦場ヶ原「そういえば『Fate/Zero』、『Fate/stay night』両方に登場してたキャラが、セイバーの他にもいたわね」 C.C.「うむ…衛宮切嗣にイリヤスフィール、言峰綺礼やギルガメッシュ…いや『Fate/Zero』では『アーチャー』と呼ぶべきか…」 上条「俺達の知ってるアーチャーと混同するよな…」 セイバー「まあ、『セイバー』や『アーチャー』等は、そのサーヴァントの『クラス』の呼び名ですから…」 上条「ふ~ん…あだ名みたいなもんか?」 セイバー「違います…」 戦場ヶ原「そんな訳ないでしょ…」 C.C.「何を言ってるんだお前は…」 黒子「これだから類人猿は…」 上条「そこまで言う!?」 C.C.「話を戻して…他には遠坂凛や間桐桜も登場していたな」 黒子「!」ピクッ 上条「ん?どっかで聞いたような…」 戦場ヶ原「前に衛宮君がハーレム自慢してたじゃない」 上条「ああ、あのt」 セイバー「シロウはハーレム自慢などしてません!!」 黒子「そうですの!ただ周りに女の子が多いだけですの!!」 上条「いや…そういう話されるだけで、モテない男には自慢にしか聞こえないんですよ…」 戦場ヶ原「それに2人共、それ言ってて虚しくならない?」 セ&黒「「うっ…」」ズーン C.C.「後上条、お前がそれを言うな」 上条「へっ?何で?」 戦場ヶ原「分からないならいつか刺されるといいわ…肝臓の辺りを…」 上条「何で!?しかもやけに具体的!?」 442 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 15 16 ID MjITemYk 戦場ヶ原「じゃあ次は白井さんに質問ね」 黒子「はいですの」 戦場ヶ原「白井さんの能力『空間移動(テレポート)』は、『学園都市』でもかなり希少な能力らしいけど…」 C.C.「それはどれぐらい希少なんだ?」 黒子「そうですわね…少なくとも、『常盤台中学』には、私以外に『空間移動』能力者はいませんわ」 上条「確か『常盤台』って、生徒の数200人くらいいたよな…その中で1人だけってすごくないか?」 セイバー「確かに…」 戦場ヶ原「資料によると、『学園都市』全体でも、白井さんを含めて58人しかいないそうよ」 C.C.「同時に複数の物体を転移できるのは、白井を含めて19人しかいないそうだ」 黒子「…って資料があるなら質問した意味がないじゃありませんの…」 C.C.「作者的裏設定では、『白井黒子よりも見た目とインパクトが≪派手で強い≫』ことがLEVEL5の条件の1つらしい」 黒子「…メタ発言まで飛び出しましたの…」 上条「気にするな…こいつらいつもこんな感じだ…」 C.C.「そうだ、すっかり忘れていた…お前に返すものがあったんだ」 黒子「何ですの?」 C.C.「このマル秘ノートだ」 黒子「なななな、何故それがここにーーー!!!!???」 戦場ヶ原「さあ?誰かの支給品に紛れていたか…」 C.C.「あるいは島のどこかに隠されていたか…いずれにせよいつの間にかここに来ていたのだ」 黒子「そ、そんな…はっ、まさかこの前お姉様が、出合い頭に電撃を浴びせて来たのは…」 戦場ヶ原「そういえば随分怒ってたわね…」 黒子「や、やっぱり…ばれないように名前は暗号にしましたのに…」 上条「いや、あれ暗号とかじゃねーだろ…」 C.C.「あれでごまかせると思っていたのか…?」 443 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 15 47 ID MjITemYk 戦場ヶ原「じゃあここからは軽ーい雑談をしましょうか」 C.C.「そうだな、軽ーい雑談をしよう」 上条「お前らにとっての軽いがどの程度か気になるんだが…」 戦場ヶ原「先日アーニャさんが出してくれた『死者スレ登場回数集計結果』のことだけど…」 上条「ああ、あれか…お前ら『『ミホミホに勝ったーーーーー!!!!!』』って大喜びしてたな」 C.C.「その後のお前の余計な一言で、一気に冷めたがな…」 上条「いや…事実を言っただけだし…」 戦場ヶ原「でも『毒吐き代行』がなければ、第5回放送組は、福路さんのダントツだったわね…」 C.C.「うむ…あれだけ雑談をしても、逆転できたとは言えギリギリだった…どれだけ書き手に愛されてるんだ…」 戦場ヶ原「『死者スレラジオ』も5人も順番を抜くくらいだしね…」 上条「お前らまだ言ってんのかよ…」 C.C.「この集計結果について2人はどう思う?」 セイバー「そうですね…私は大分早い段階からここに来ていますから、順位もそれなりに高い位置にいますね…」 C.C.「まあ、本編で『シロクロ』が投下される度に、大暴れしていたらしいしな」 黒子「へぇ~…」 セイバー「な、何故それを!?」 C&戦「「みんなに聞いた」」 上条「前は衛宮と白井の予約が入っただけで、みんな臨戦態勢に入ってたらしいな…」 セイバー「そ、そこまで…」 戦場ヶ原「それでその度に…え~と…フライさんが死んでたのよね…」 上条「らしいな」 C.C.「いやツッコまないのか?」 上条「あの人の名前は別にいいだろ」 戦場ヶ原「でも、そげぶ脱衣ショーには驚いたわね…」 上条「唐突にその話すんの!?」 C.C.「ああ…その後セイバーが猫耳メイドで登場したのにも驚いたな…」 セイバー「は!?いや私はそんな恰好していませんよ!!」 戦場ヶ原「何を言っているの?他にもチャイナドレスとかミニスカナースとか、色々コスプレしてたじゃない」 セイバー「してません!!デタラメを言わないでください!!」 上条「うん…確かにそんな恰好はしていなかったと思うが…」 黒子「私も記憶にありませんの…」 セイバー「ほら!2人もこう言ってるじゃないですか!」 C.C.「甘いな…たかが2人が味方についた程度で…」 戦場ヶ原「ねえセイバー…真実って何だと思う?」 セイバー「何を突然…真実とは実際に起こったことではないですか」 C.C.「違うな、間違っているぞ」 戦場ヶ原「真実とはね…大多数の人達がそれが本当の事だと信じた事を言うのよ」 C.C.「現に歴史では『アーサー王』は男だと信じられ、それが真実となっているじゃないか」 セイバー「そ、それは…」 戦場ヶ原「つまり今私達が言ったことも、この雑談を読んだ読み手の人達が本当の事だと信じたら、それが真実になるのよ」 セイバー「そ、そんな馬鹿な!!私は断じてそんな恰好していません!!みなさん信じて下さい!!」 C.C.「今セイバーはバニーガール姿で涙目上目使いで訴えているぞ…」 セイバー「だからデタラメを言わないで下さい!!!」 444 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 16 07 ID MjITemYk 戦場ヶ原「それで、第5回放送まで本編出演回数トップだった白井さんはどう思う?」 黒子「何か嫌味に聞こえますの…」 C.C.「嫌味に決まっているだろう、私達は本編で空気だったのだからな…」 黒子「開き直るんですのね…そうですわね…ここに来てからあまり目立っていないような気がしますの…」 戦場ヶ原「むしろ本編に出ていた時の方が、ここに与えていた影響も大きいわね…」 C.C.「誰かさんが大暴れしていたからな…」 セイバー「そ、それを言わないでください…!」 上条「でも何で死者スレではあんまり出番が増えないんだろうな?」 戦場ヶ原「単純に白井さんが来た頃には、もうスレの過疎化が始まっていたからでしょう」 上条「おーーーいっ!!!それ言っちゃダメだろ!!」 C.C.「だが白井はまだマシな方だぞ…ファサリナや浅上など…」 黒子「そ、そうですわね…まだ恵まれてますわよね…」 戦場ヶ原「誰かファサリナさんと浅上さん、そこに馬イクを加えたコントを書いてくれないかしら…」 上条「何無茶振りしてんだ…」 445 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 12 16 27 ID MjITemYk C.C.「そういう訳で、そろそろ『毒吐き代行の部屋』も終わりの時間が近づいて来たな…」 戦場ヶ原「単純にネタが尽きただけなんだけどね」 上条「それを言うな」 セイバー「何だかどっと疲れました…」 黒子「私もですの…」 C.C.「では最後に、2人に質問をして終わりにするか…」 セイバー「何ですか…?」 黒子「ここまで来たら何でも答えますの…」 上条「嫌な予感しかしない…」 C.C.「結局2人は、衛宮とはどこまで進んでるんだ?」 戦場ヶ原「デートは週何回?どれくらいの周期で交替してるの?」 セ&黒「「」」 上条「やっぱり碌なオチじゃねーーーーーっ!!!!!」 ♪ルールル♪ルルル♪ルールル♪ルルル♪ルール―ルール―ルールル♪ ♪ルールル♪ルルル♪ルールル♪ルルル♪ルール―ルールール―ル♪ル♪ルー♪
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1761.html
317 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/14(月) 04 29 10 ID CLyVfJBc 部長「あ、刹那君ちょうどよかった。はい義理チョコ」 刹那「あぁすまない」 部長「全く面倒な風習だとは思うけど、コレも人付き合いの一環なのよねー まぁ、ちゃんとお返ししてよね?あ!エツァリくーん!」タタタタタ 刹那「…」 ヒイロ「どうしたガンダムバカ」 刹那「チョコを貰った」 ヒイロ「そうか」 刹那「義理チョコといわれた」 ヒイロ「そうか」 刹那「俺は…喜ぶべきなのだろうか…」 ヒイロ「お前はどう思う」 刹那「分からない…本当に分からないんだ…」 318 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/14(月) 20 11 04 ID h2P9qrEk 部長「はい、エツァリ君。義理チョコ」 エツァリ「あ、ありがとうございます…こんなに大きいチョコ、作るの大変でしたでしょ?」 部長「義理チョコ一つにそこまで感謝されると、それはそれで嬉しくなるわね」 エツァリ(あぁ僕にはミサカさんがいると言うのに、やっぱりこういうのを貰えると嬉しいものなんだなぁ… まだ未練があるのかなぁ、僕…) 部長「あー、でも彼女がいるエツァリ君には上げない方がよかったかー。嫉妬されても困るしねぇ?」 エツァリ「い、いえ!ありがたく頂きます!」 部長「そう?それじゃお返し、よろしくね」タタタタタ 小萌(竹井さん、今更嫉妬とか気にするようなものなんですかぁ?)ヒソヒソ 玄霧(これはいわゆるブラフですね)ヒソヒソ 小萌(あぁ、自分への思いをふっきれてるかどうか、試したわけですねぇ!) 玄霧(なるほど、そういうものなんですか) 小萌(でぇ、結局海原さんは吹っ切れてないことを露呈しちゃったわけですねぇ。情けないけどそれもまたせーしゅんですぅ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3316.html
優希「どうしたんだじぇ?」 久「どうしたのよ騒々しい」 和「何かあったんですか?」 咲「京ちゃんがうずくまってる・・・。もしかして京ちゃんが怪我でもしたんですか、染谷先輩?」 染谷「わしが牌を入れる箱を落として、京太郎のおちんちんの骨を折ってしもうたんじゃ・・・」 久「なんですって!?」 優希「おちんちんの骨が折れるなんて大変だじぇ!」 咲「ど、どうしよう・・・」 和「救急車を呼んだ方がいいのでは・・・?」 京太郎「だ、ダメだ・・・。救急車は呼ばないでくれ・・・」 久「そんな、どうして!?」 染谷「そうじゃ!何でなんじゃ!?」 京太郎「部内で怪我人が出たとなれば麻雀部は廃部になるかもしれない・・・] 京太郎「ここは麻雀部とは関係なく怪我をしたということにしないと・・・」 染谷「動くんじゃない!痛いんじゃろ?」 京太郎「はは、大丈夫ですよ。たかが骨が折れたくらいで・・・。ぐぁぁ!!」 咲「あわわ、ど、どうしたら・・・」 優希「とりあえず冷やしてみようじぇ。冷凍庫から氷出してくるじぇ!」 和「では私は氷を入れる袋を用意します」 久「須賀君、本当に大丈夫なの?」 京太郎「大丈夫です。骨折するのには慣れてますから・・・」 咲「そんな、よく骨折してるって・・・何で・・・」 京太郎「男の子には色々あるんだよ、咲・・・」 染谷「すまん京太郎・・・。わしがあんな重い箱を落としたばっかりに・・・」 京太郎「いいんですよ染谷先輩・・・。俺が悪いんですから・・・」 優希「氷持ってきたじぇー」 和「では冷やしましょうか」 久「冷やす・・・。ね、ねえ、やっぱりこういうのは患部に直接当てて冷やさないといけないのかしら・・・?」 京太郎「えっ・・・?」 優希「じゃあ脱がせるじぇ?」 和「ちょっと、汚いもの出させようとしないで下さい!」 咲「あわわ、どうしたらいいのかわかんないよぉ」 染谷「よし、脱がせい!」 優希「アイアイサーだじぇ!」 京太郎「や、やめて下さい!こっちは骨が折れてるんですから乱暴なことしないで下さい!」 久「そ、そうね・・・」 優希「すまんだじぇ・・・」 和「怪我人は丁寧に扱わないと。早く病院に行ってきたらいいのに」 咲「で、でも痛そうだよ?脱がせて冷やしてあげようよ!」 染谷「じゃがのう・・・」 京太郎「こんな状態じゃ歩くことはとても・・・」 染谷「わしの責任じゃ・・・」 京太郎「そんな・・・。元はといえば俺が先輩が棚の上から牌の箱を取っている脚立の下で横になってたのが悪いんですから・・・」 久「とにかく、骨折は早めの治療が大事なのよ」 和「そうですね。折れたのを放っておくと、骨が変にくっついて大変なことになりかねませんから」 優希「でも、京太郎は身動きができないって言ってるじょ」 咲「うーん・・・」 染谷「じゃったらわしが・・・」 京太郎「えっ・・・?」 染谷「わしがおんぶして病院まで連れていったる!」 久「まこ・・・」 優希「漢と書いておとこだじぇ!」 和「染谷先輩、かっこいいです!」 咲「で、でも・・・」 染谷「さあ、わしの背中に乗るんじゃ京太郎」 京太郎「そ、それじゃあ失礼します・・・。ぐっ、ぎゃぁぁあああああ!!!!!」ドテッ ゴロンゴロン 染谷「ど、どうしたんじゃ京太郎!?」 久「まこ、ちゃんと支えたの?」 染谷「わ、わしは・・・。京太郎が自分から転がり落ちたんじゃ・・・」 優希「まさかこれは・・・」 和「わかるんですか優希?」 優希「これは仮説なんだけど、京太郎の骨折したおちんちんが染谷先輩の背中に接触したことで激痛が走ったのではないだろうか?」 咲「それだよ優希ちゃん!冴えてるね!」 優希「いや~、えへへへへ」 京太郎「うぅ~・・・」 染谷「ど、どうしたらええんじゃ・・・。これじゃあ京太郎を病院に運ぶ手段が思い浮かばん・・・」 久「諦めるのはまだ早いわ!」 咲「そんな・・・。運ぼうとしたってこんなに痛がってるんですよ?どうしようもないじゃないですか!」 久「逆転の発想よ」 和「逆転の発想・・・ですか・・・?」 久「痛みを感じるというのであれば、それはどうしようもないこと」 久「だったら、須賀君を気絶させて何も感じてないうちに運んでしまえばいいだけのこと」 優希「なるほどー」 和「一理ありますね」 染谷「じゃ、じゃがそれは危険なことなんじゃないじゃろうか・・・」 久「どういうこと?」 染谷「痛みっちゅうんは、体が発する危険信号じゃ・・・」 染谷「それを無視して無理矢理運ぶっちゅうんは、何か良からぬことが起きそうで怖いんじゃ・・・」 優希「でも、ここで何もしなかったら京太郎のおちんちんの骨は永久に折れたまんまだじぇ?」 咲「ううん、悪く骨がくっついて大変なことになるかも・・・」 染谷「うぅ・・・、わしんせいでこんな・・・」 久「自分を責めちゃダメよ、まこ」 和「そうですよ染谷先輩。先輩は何も悪くないです」 優希「だからそんな落ち込まないで欲しいじょ」 染谷「お前達・・・。ありがとうな・・・」 咲「そうだ!駅前においしいケーキが食べられるお店ができたんですよ!よかったらそこに行きませんか?」 和「いいですね!染谷先輩、行きましょうよ。こんなところで落ち込んでいるよりいいですよ」 優希「ケーキ♪ケーキ♪」 久「行きましょ、まこ」 染谷「そう・・・じゃな・・・。よし、これからみんなでケーキパーティーじゃ!」 久「そうこなくっちゃ」 咲「それじゃ行きましょうか。あ、お勧めのケーキがあってね・・・」 和「へえ、そうなんですか・・・」 京太郎「俺は放置された・・・・・・」 京太郎「金曜だったから、学校が始まる月曜日まで放置された・・・」 完