約 4,794,568 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1749.html
澪「春夏秋冬の秋、風林火山の山、それから、えっと……澪筋の澪」 紬「澪筋……なんて卑猥な響きなの」 澪「水が流れている深い部分、byはてなキーワード」 梓「ジュがミオとも読めるからミオって呼ばせてる、って解釈であってます?」 澪「ミオともって言うかミオって読むんだよ」 唯「なんか難しくてよくわかんないよぉ」 澪「つまり、私の名前は アキヤマ ミオ だってこと」 紬「あ~聞いたことあるような……ないような」 澪「むしろチュ・サンジュこそ聞いたことないだろ」 梓「とりあえず、これでまた一段と軽音部の絆が深まりましたね」 澪「あー……昨日は律に悪いことしちゃったな」 みおのいえ! 澪「ただいま~」 澪母「あらおかえり、遅かったわね」 澪「友達を納得させるのに時間がかかったもんで」 澪母「何をか知らないけど、大変ね」 澪「ところで、この靴誰の?」 澪母「あぁ、親戚のおじさんが遊びに来てるの。ちょうどいいわ、挨拶していきなさい」 澪「はーい」 親戚「アニョハセヨー」 澪「」 ~終わり?~ つぎのひ! 唯「ねぇ聞いた?澪ちゃんも家庭の事情でお休みだって」 紬「りっちゃんもまだ来ないし、何が起こってるのかしら」 梓「何か大きな陰謀のようなものが働いてるとか?」 唯「インボーって体を反らせてバーをくぐるダンスのこと?」 紬「大きな淫棒ってちょっと卑猥よね」 梓「私はどっちにツッコめばいいんでしょう」 唯「何かツッコまれるようなこと言ったっけ?」 梓「えぇ言いました」 紬「どっちに突っ込むかだなんて……梓ちゃんが望むなら私は前でも後ろでもかまわないわ」 梓「わかりました、ムギ先輩はほっときます」 唯「私何言っただろう……んーと……えー……?あれぇ……」 梓「あー……わからないならもういいです」 紬「放置プレイも意外と悪くないわね」 梓「もうヤダ」 唯「まぁりっちゃん澪ちゃんが心配だよね~って話だったよね」 梓「正常な思考をしてくれて嬉しいです」 紬「人間色々あるからね」 梓「そうですよね」 唯「えっ?あずにゃんも共感できるの?」 梓「……ええと、どういう意味でしょう」 紬「だって梓ちゃん、人間じゃなくて猫じゃないの」 梓「」 唯「猫の世界も大変ってことかな」 梓「どこからツッコめばいいんだろう」 紬「どこでも突っ込んでいいって言ってるじゃない」 梓「とりあえずそれ系には反応しないことにして」 唯「あずにゃんは頑張ってるよね、人間世界に溶け込んでる」 梓「うん、当たり前ですよね」 紬「でも名前には猫っぽさを残して あずにゃん だものね」 梓「律先輩と澪先輩と私、1番かわいそうなのだ~れだ」 唯「あずにゃん、私達何か変なこと言った?」 梓「常識では考えられない一言、アンビリーバボー」 紬「変なこと……思い当たる節がないわ」 梓「ムギ先輩は特に思い当たってほしかったです」 唯「なんだろう、りっちゃんが田#中だって話?」 梓「なんで一昨日の話が今問われてると思っちゃうんですか」 紬「梓ちゃん、私達が何を言っちゃったか教えてもらっていいかしら」 梓「お二人ともが言ったことだけ挙げますね、ムギ先輩単品はスルーで」 唯「よし!心の準備はできたよ!さぁ言って!」 梓「私はガラ空きのボディをうたれたわけですが」 紬「待って、私はもう少し時間がほしい……」 梓「いいえ待ちません」 唯「さぁ!さぁさぁあずにゃん!」 梓「はぁ、なんでこんな流れになっちゃったんだろう」 紬「よしいいわよ、さぁ言って!」 梓「お二人とも、私のことを猫だって言いましたよね」 唯「うん。何かダメだった?」 梓「すんごい冷静な反応!」 紬「もしかして大きな声で言っちゃマズいの?」 梓「ある意味マズいでしょうね」 唯「えっもしかして、もしかしてだけど、間違ってたらごめんだけど、もしかしてあずにゃんは猫じゃないの!?」 梓「そんな言い方しなくても、明らかに猫じゃないので安心してください」 紬「猫じゃなかったら何に分類されるの?有袋類?」 梓「後半は聞こえなかったことにして、人間です。ホモ・サピエンスです」 唯「ホモ……あれ?レズじゃなくて?」 梓「人間です でとめればよかった」 紬「私でよければ……夜の相手もするわよ……?」 梓「えぇ、こちらから願い下げです」 唯「そっかぁ……あずにゃんは猫なだけじゃなくレズでもあるんだぁ」 梓「話聞いてました?人間ですよ?」 紬「人間の、レズ?」 梓「ノンケです」 唯「ごめんねあずにゃん、今までずっと猫かと思ってた」 梓「猫の定義から調べなおしたほうがいいですよ」 紬「定義と照らし合わせたらますます猫のような気が……」 梓「別の辞書をお買い求めください」 唯「あずにゃんって呼び方も変えなきゃ……あずちゃん?」 梓「そこは別にあずにゃんでいいです……」 紬「いやはやまたもや軽音部の絆がよりいっそう強くなったわね」 梓「その絆は何で構成されてるんだろう」 あずさのいえ! 梓「はぁ、ただいま」 梓母「おかえりなさい」カサカサ 梓「!?」 梓母「どうしたのよ玄関で固まっちゃって」カサカサ 梓「ゴ……ゴキb……」 梓母「あらやだ気絶しちゃったわ」カサカサ 梓「」 梓母「ちょっとー!あなたー!」カサカサ 梓父「どうした?」カサカサ 梓「」 ~終わり?~ あくるひ! 唯「まさかこんなことになるなんてね」 紬「梓ちゃんも休んじゃうなんてね」 唯「それもまたもや家庭の事情で」 紬「みんないったいどうしたのかしら」 唯「ムギちゃんと二人だけじゃ練習もできないや」 紬「あっ!唯ちゃんと二人きり!」 唯「なんだがつまんないな~」 紬「私はとても楽しい!」 唯「……」 紬「ねぇ唯ちゃん!二人っきりで何しましょ!?」 唯「うん……」 紬「そうそう、音楽室って防音しっかりしてるのよね!」 唯「……」 紬「だからちょっと大きな声だしたって誰も気付かないわよ!」 唯「……うるさい」 紬「」 唯「ムギちゃんが何をいいたいのか、私がわかってないとでも思ってるの?」 紬「わかってくれてるなら話は早いじゃない」 唯「いや明らかに私が乗り気じゃないでしょう?」 紬「でもそれを無理やりってのもなかなか」 唯「もういい、かかわらないで、口も聞きたくない」 紬「ゆ、唯ちゃん……?」 唯「……なーんちゃって、ムギちゃんのM心をくすぐってみましたー」 紬「どこから演技だったのかわかんない怖い」 唯「ムギちゃんってMなんだよね?」 紬「否定できないわね」 唯「じゃあちょっと叩かせてもらっていい?」 紬「唯ちゃんはSなの?」 唯「ん~わかんない、だからちょっと調べてみようかと思って」 紬「そうなの。じゃ、じゃあどうぞ……優しくね?」 唯「よっし叩くぞ~!……やっぱいいや」 紬「なんという放置プレイ」 唯「だってー今から叩こうっていうのに全然興奮しないんだもん」 紬「だからSじゃないと言いたいのね」 唯「といっても逆に痛いのはイヤだし」 紬「だからMじゃないと言いたいのね」 唯「むしろ痛いのを喜ぶ人って何考えてるんだろうね」 紬「今度は言葉攻めでもしてくれるのかしら」 唯「なんていうか、生物として終わってるよね」 紬「あぁん気持ち……ちょっと待って」 唯「痛いのが嫌っていうのは生物の防衛本能なのにさ」 紬「本能に打ち勝つ強い理性の賜物よ」 唯「そのくせ求めてるのは本能丸出しの性的快感なんだもん」 紬「そのとおり過ぎて言い返せない」 唯「ホント、Mの 人間らしきもの ってなんなんだろう」 紬「人間ってことすら認めてもらえなくなったわ、存在全否定」 唯「まぁムギちゃんには関係ない話だよね」 紬「いや私Mって言ったじゃない、唯ちゃんはMの私でも喜びにくいぐらいのこと言ったじゃない」 唯「やだなぁもう、私は生き物のMは存在意義がわからないって言ってるだけで~」 紬「あ、なんかこの後の展開がわかったかも。どうせ私はあの食べ物で人間じゃないって言うんでしょ」 唯「うん、蒲鉾は無生物でしょ?」 紬「ほらやっぱり沢庵って言っt……蒲鉾!?」 唯「見事な半円を描いてるよね~」 紬「どうしよう、沢庵は言われ慣れたけど蒲鉾は初めて言われたわ」 唯「私、ムギちゃんのこと食べちゃいたい!(非性的な意味で)」 紬「カッコがなければどんなによかったか!」 唯「蒲鉾ってみんなムギちゃんみたいにMなの?」 紬「唯ちゃん?落ち着いてじっくり考えてみましょ?」 唯「じっくり……って、何を?」 紬「仮に私が蒲鉾つまり無生物だったとして、ならどうして私は動いたり喋ったりしてるのかしら」 唯「うー???……難しいなぁ」 紬「眉毛を見つめながら考えるのはやめて」 唯「よくわかんないけど、ムギちゃんはムギちゃんだよ!今のままで充分素敵!」 紬「これで軽音部の絆がよりいっそう強く!とでも言うと思った?」 斎藤「あぁお嬢様、探しましたぞ!」 唯「見知らぬ人があらわれた!ゆいのこうげき!」 紬「家の執事よ、攻撃しないで。斎藤、学校に来るなんていったいどうしたの?」 斎藤「いやはやうっかりしておりました、実は今日が収穫日なのです」 唯「しかしこうげきはあたらなかった!」 紬「収穫?家庭菜園で何か育てたりしてたかしら……どっちにしろ、私に構わず勝手に収穫なさいよ」 斎藤「かしこまりました、では自由にさせていただきます……おいお前達!」 黒服「はっ!」 唯「ゆいはみをまもっている!」 紬「だ、誰この人達!?」 斎藤「お嬢様を収穫場へ運べ!くれぐれも蒲鉾は傷付けるなよ!」 黒服「はっ!」 唯「ゆいはこのしゃべりかたにあきてしまった!」 紬「ど、どういうことよ!?きゃっ!担ぎ上げないでっ!」 斎藤「ご学友の方、驚かせて申し訳ありません。実はお嬢様は18年物の極上蒲鉾なのです」 黒服「エッサ、ホイサ」 唯「いえいえ。美味しい蒲鉾がとれるといいですね」 紬「唯~!助けて~!ユイー、タスケテー、……ー、……ー」 斎藤「学校のほうには、家庭の事情でしばらく休暇をとる、と伝えてますので口裏のほどを」 唯「はいわかりました、家庭の事情って便利ですね」 斎藤「それでは失礼いたします」 唯「次来るときはドアから入ってきてくださいね」 紬「」 ~終わり?~ ゆいのいえ! 唯「ただいま~」 唯「って、憂はまだ帰ってきてないのかな」 唯「あぁっ!机の上に置き手紙がっ! 唯「……足りない醤油を買いに行ってるだけだからすぐ戻るね……か、びっくりしたぁ」 憂「ただいま~」 唯「噂をすればなんとやら、おかえり憂!」 憂「あっ、ただいまお兄ちゃん!」 唯「」 ~終わり~ 戻る
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/197.html
494 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/11/05(木) 02 17 18 ID MogP2/87 龍門渕透華:…それでは、失礼いたしますわ 龍門渕透華 さんが退室しました (12月xx日 00:43:38) 亜空間:おう、じゃあみんなお疲れ 亜空間 さんが退室しました (12月xx日 00:44:41) 龍門渕一:明日はお休みだからって夜更かしのし過ぎはダメだよ、ともきー。 じゃあ、お休み~ 龍門渕一 さんが退室しました (12月xx日 00:45:52) ともきー:うん、みんなお休み ころも さんが入室しました (12月xx日 02:35:22) ころも:ともきー、まだ起きていたのか? ともきー:衣? こんな時間にどうしたの? ともきー:…いや、そんなことより風邪ひいてるのに起きたら駄目 ころも:全く、ともきーも透華の口喧しさがうつったようだな。。。 ころも:寝るのは大好きだが、いくら衣でも一日中寝ていられん! ともきー:待ってて。今、そっち行くから ころも:大丈夫だ。布団の中で暖かくしてるから気遣いは無用だ ころも:衣は目が冴えてしまっただけ。ちょっと話相手になってくれればいい ともきー:本当に? 喉とか渇いてないの ころも:うん、大丈夫だ。 こういうのも普段と違う赴きがあってなんだか楽しいしな ともきー:わかった。でも、夜は寒いから暖かくしなきゃ駄目 ころも:わかってる。ここも冬は寒さは厳しいが、ともきーの居た所はもっと寒かったのであろう? ともきー:そう。北海道の冬はもっと寒かった ころも:衣は北海道には行ったことはない。どんなとこなのだ? ともきー:この季節は辺り一面雪に覆われている。外を出歩くには不便 ころも:それでか。合点がいったぞ ともきー:? ころも:以前、言ったではないか。ここに来る前のこと ともきー:ここに来る前のこと? ころも:ともきーはゲームばかりしていたのだろ? 出歩くのに不便な地なら当然であろう ともきー:別に北海道の人が皆、私みたいな訳じゃない ころも:そうなのか? では、他の者は何をして過ごすのだ? ともきー:過ごす。遊ぶ、ということならスキーとかスケートをする子が多かった ころも:スケートにスキーか。衣はそういった遊びをしたことがない。。。 ともきー:私も。少しは出来るけど他の子みたいには上手くなかった ころも:そうか。衣はいつも庭にいる蛙や虫達が遊び相手であったからな ころも:北海道にはそういった者達はいるのか? ともきー:いるとは思う。けど、私の居た所ではほとんど見かけなかった ころも:そうか。北海道とはだいぶ寂しい場所なのだな。。。 ともきー:虫とかは少なかった。けど、キツネやリスはよく見かけた ころも:キツネやリス! 動物園とかにいるというアレか ともきー:そう。北海道では野生にいた ころも:なるほど。衣は本物を見たことがないから目にしたい物だ ともきー:…風邪が治ったら透華にお願いするといい。きっと見せてくれる ころも:そうだな。きっと本物もさぞ可愛いのだr そしたらともきーも共に見n ともきー:…衣? ハギヨシ:申し訳ございません。衣様はご就寝されたようです。 ともきー:ハギヨシさん…? びっくりした。何時から? ハギヨシ:失礼しました。私はこちらの部屋の管理人でございますので、常時ログインしております ともきー:なるほど。衣の具合は大丈夫? ハギヨシ:はい。大分良好になられたかと。夜も更けております。沢村様もそろそろお休みされては? ともきー:ありがとう。そうする ハギヨシ:…それと、ありがとうございます ともきー:? 別に私は何もしてない ハギヨシ:いいえ。私には至らぬ部分で皆様は衣様に良くして頂いています ともきー:私にはよくわからない。でも、衣たちに会えたことは良かった気がする ハギヨシ:左様でございますか。そうおっしゃって頂ければ、お招きした者として嬉しく思います ともきー:うん。それじゃあハギヨシさん、私はそろそろ落ちる ハギヨシ:はい。夜分遅くまでありがとうございました。 あ、それと ともきー:? ハギヨシ:衣様の御加減が治りましたら、是非皆様ご一緒にキツネやリスを ともきー:…わかった。私も楽しみ。じゃあ、お休みなさい ハギヨシ:ありがとうございます。それではお休みなさいませ ともきー さんが退室しました (12月xx日 03:08:36)
https://w.atwiki.jp/sacragloria/pages/51.html
夢を見る。雨の中、黄金の桜は嵐となって全てを追い越していく。全てを。私のことも。 やっと足を止めて、あぁ、また負けてしまったという思いと、私の親友が勝った誇らしさが同時に胸に湧き上がり、誰よりも、あの子のトレーナーよりも早く、「おめでとう」と声をかけようとして… その背中は崩れ落ちる。 世界から、音も光も消え去った。 『栄光の代償-ジェット-』 悪夢から目を覚ます。汗をびっしょりかいた体はまだ震えている。私がこんなふうになっているのに心配きてくれる優しい声はない。それこそが、これが現実だとありありと証明していた。 グローリアがいない部屋。 あの有馬記念から、グローリアはまだ戻ってこない。 季節は移ろい、薄紅の花が蕾を膨らませる頃には、 サクラグローリアの名前がトレセン学園生の口に上ることはなくなっていった。 あの子はいつも誰かの理想になろうとしていた。 いつも強くて、恐ろしいくらい眩しくて、惹きつけられる走り。可憐な容姿も相まって、全てを焼き尽くす天使のようだった。 グローリアがいないなら、私はどうして走っているんだろう。 何か大事なものを忘れそうで、忘れないために、或いはもしかしたら既に忘れてしまったことを紛らわすために、私は走ることだけに没頭した。 グローリアは無敗の女王だった。彼女が戻るまで、自分も無敗で王座を守ると決めた。 いつしか、好きだった和菓子を作ることも、食べることもなくなった。 大阪杯。G1という大舞台。誰が相手だろうと関係ない。誰にも追い付かせない。喉がちぎれそうになっても、脚がバラバラになりそうでも、走る、走る、限界を越えるまで。 前には誰もいない。やっと、やっと一着!! 「やった!グローリア……ぁ……」 ゴール板を通り過ぎて、お互いの健闘を讃えあおうとした。あの子がいつもそうするように。 もちろん、そこにはグローリアは居ない。居るはずがなかったんだ。 そんな当たり前のことに気がついて… それからどうやって帰ったか、覚えていない。 「お前、あんま無理すんなよ。大阪杯のウイニングライブ、ひっでー顔してたぞ。ちょっと休憩してはちみー飲みいこうぜ?抹茶ラテでもいいけど」 勝てればどうでもいいじゃないか。 そんなことより、トレーニングの邪魔をしないでくれないか?グローリアが戻ってくるまで、私は負けるわけにはいかないんだ。出かけるのは遠慮しておくよ、パストラル。 闇の中に足を取られるような心地がする。 何か、怒号のような、悲鳴のような、歓声のような、地響きのような唸りが聴こえる。 でもそれは、いつも聴こえてきた、肌が粟立つほどに恐ろしい、それでいて魂が昂るような足音ではなかった。 細かいことはどうだっていい。前を行く奴ら全員、邪魔だ!退け!! 「大阪杯に続いてシンボリレクイエムが一着ーーー!!!見事、二冠達成!!!春の盾を勝ち取りましたーーーっ!」 天皇賞春、出走の方はウイニングライブの準備を… そんなアナウンスが聴こえてくる。くだらない。そんなことをしている場合か。 「ちょっと、どこいくの」 「……っ。気分が優れないので、ウイニングライブは欠席します。運営の方に伝えておいてください」 「え、待って、どこか悪いなら医務室に……っ!!」 敗者は黙ってろ。 そんなことよりも。もっと。勝たなければ。これからも。もっと強くならなければ。 グローリアが戻ってくるまで、誰にも負けるわけにはいかないんだ。 「レクイエム、あれは良くない。ウイニングライブを欠席してトレーニングをするなんて」 次の日、ルドルフさんに呼び出された。 動けるならウイニングライブに出ろ、勝ったとはいえ先輩に失礼な態度を取るな、わかってる、わかってるけど。聴こえてきたのは意外な言葉だった。 「あまり、私を心配させないでくれ」 「ルドルフさんには、わかんないよ!」 なんだよそれ。思っていたよりも大きな声が出た。 「心配してくれなんて頼んでない!こんなところで足を止めている場合じゃないの、私は!だって、こうしている間にも、グローリアは」 はっとした。ルドルフさんが、やるせないような、今にも泣きだしそうな顔をしていたから。 そんな顔を見るのは初めて……いいや、テイオーが菊花賞を諦めた時以来で…… 「…っ、失礼します」 逃げるように立ち去った。自室に戻ったら苦いものが喉から迫り上がってきて、胃の中のものは全て戻した。ほとんど何も入ってはいなかったが。 不思議と、涙は出なかった。 それから、ルドルフさんとは話せていない。 時々、目の端に何かもの言いたげなパストラルが映った。全て無視した。君はそうやって人に構うようなタチではないだろう。放っておいてくれ。 春の二冠を獲って、その頃の私は「絶望の黒」「死神の鎮魂歌」と呼ばれるようになっていた。 ジェットという宝石をご存知ですか? ヴィクトリア女王が好んで身につけていた漆黒のモーニングジュエリー 宝石言葉は「忘却」 散りゆく桜は美しい 弾けて落ちる線香花火も 黄昏時に移ろう空も 掌で溶けていく結晶も 時を巻き戻すことはできません 失われたものは元通りにはなりません 儚いものは美しいのでしょう 忘れることが癒しになることもありましょう それでも 忘れてはいけないものまで 忘れてはならない だって、まだ何も失われてはいない 今も夢を見ながら 黄金の桜は再び咲く日を待っているのだから 「シンボリレクイエム」 誰だ?地下道で立ち塞がる奴がいる。 「勝負だ。勝ったらオレの言うこときけよ」 「……あぁ」 どうでもいい。勝つのは私だから。 「皇帝シンボリルドルフを思わせる圧倒時な走りでこれまで春二冠を勝ち取りました。三冠が期待されています。1番人気、シンボリレクイエム」 「マイルスプリント路線から距離を伸ばして参戦、春のグランプリを華やかに彩ります。 3番人気はこの娘、パストラル」 「……今、一斉にスタートしました!」
https://w.atwiki.jp/yamamono/pages/59.html
6匹のパーティーの中で出来るだけ多くのポケモンに勝てるように一匹ごとに何かを倒す役割を与えてパーティーを作る その中の受けが現在の高火力の環境では成立しなくなってきた あるポケモンに役割を持っているポケモンに交換して、さらにその交換で出てきたポケモンに役割を持っているポケモンに交換するという繰り返しをサイクルと言う そのサイクルの中で交換して出てくる時にどうしてもダメージを受ける こうして、ダメージを受けている内に役割を持てなくなって死ぬ これが『サイクル崩壊』 これを出来るだけ相手より早くするために出来るだけ威力強化アイテムを持たせたり、攻撃系のステータスに努力値を振る ここまでが『役割理論』 役割を持たせるためなら素早さに振ってもいい さらに役割を持たず相手をとにかく倒すというエースがあるのが理論 これが極端になり、こちらのサイクル崩壊のスピードを下げるためにHPに努力値を振るのですぞwwwww どうせ交換するから素早さに振る必要はないですぞwwwww 技は威力強化アイテム以外ありえないwwwww これが『役割論理』 役割論理を少しいじると理想のパーティーになる
https://w.atwiki.jp/gs4_selif/pages/187.html
誘う 誘われる友好 好き以上 自由行動1回目普通以下 好き以上 好き以上(ときめき修学旅行) 枕投げ枕投げに参加しなかった場合 枕投げ終了 自由行動2回目 自由行動終了後メモ欄 誘う 〇〇「御影先生!」 御影「おう、おはよう。どうしたんだ?」 〇〇「おはようございます。御影先生、今日の自由行動、予定はどうなってますか?」 OK(普通以下) 御影「ははっ、まさかお誘いかよ。」 〇〇「はい。よかったら一緒に回りませんか?」 御影「いいに決まってる。こっちも課外授業・長崎編を考えてたところだ。」 〇〇「やった!課外授業・長崎編、よろしくおねがいします!」 NG 〇〇(0000000000) 〇〇「0000000000」 男子「0000000000」 〇〇「0000000000」 誘われる 友好 共通 男子生徒「ごめん、先生。オレたちやっぱり別行動で。」 女子生徒「ごめんなさい、わたしたちも。」 御影「気にすんな。好きなように行動しろ。」 生徒たち「はーい。」 御影「〇〇、おはよう。」 〇〇「おはようございます、御影先生。どうかしたんですか?」 御影「ああ。課外授業・長崎編やろうかと思ったんだけどさ、需要ないなー。」 〇〇「課外授業、長崎編?」 御影「おう、おまえ興味あるか?」 OK 御影「よし、じゃあ決まりだ。参加者募集中だけど、この調子じゃ……いないかもな、いいのか?」 〇〇「はい、楽しみにしてます。」 御影「ああ、楽しもうぜ。」 〇〇(課外授業・長崎編か……ふふっ、すっごく楽しみ!) NG 〇〇「ええと、遠慮しておきます」 御影「まあ、そうだな。おまえの選択が正しい。」 御影「修学旅行は一度きり。後悔しないようにな。」 〇〇(うーん……少し御影先生寂しそう……申し訳なかったかな?) 好き以上 共通 御影「おう、元気そうだな。」 〇〇「あ、御影先生。おはようございます!」 御影「おはよう!おまえ、今日の自由行動予定決まってるか?」 御影「課外授業・長崎編やるんだけど、どうだ?」 〇〇「えっ、課外授業?」 御影「今のところ、参加者ゼロだけどな?」 OK NG 〇〇「ええと、遠慮しておきます」 御影「そうだよな……ここまで来て課外授業とか、俺だったら絶対断るわ……」 〇〇(うーん……申し訳なかったかな?) 自由行動1回目 〇〇「わぁ……風車とお花がとっても可愛らしいですね!」 御影「オランダはあの風車で、干拓地を作って国土を広げたらしい。 〇〇「風車で水を汲み上げていたんですね。」 男子生徒A「先生、ここまできて課外授業かよ?」 御影「おう、残念だけど参加者募集は締め切った。な?」 〇〇「ふふっ、はい。」 男子生徒B「ていうか、誰も頼んでないって。じゃあねー。」 御影「なんだ、冷やかしかよ……おまえは、楽しめてるか?」 〇〇「もちろんです。御影先生と二人の課外授業、楽しいに決まってます。」 御影「よっし、じゃあ次行くぞ。」 〇〇「はい!」 御影「あの塔……やばいな?」 〇〇「やばい?」 御影「ああ、高さ105メートルだってさ。」 〇〇「御影先生、高い所が苦手でしたっけ?」 御影「あのタイプが最も恐ろしいよ。近代的な高層ビルじゃなくてさ、古さがまたなんともさ。」 女子生徒A「じゃあ次、展望室行こう!」 女子生徒B「賛成っ!」 御影「ふぅ……もしかしたら今日は、行けるかもな。」 〇〇「え?」 御影「行ってみようぜ?」 〇〇(御影先生、付き合ってくださってありがとうございます。ハウステンボス、楽しかったな!次は移動だ) 〇〇「建物も花壇も、すごくきれいですね!」 御影「そうだな。ここの主は、花が好きだったのかもしれないな。遠く異国まできて、故郷の花でも植えたのかな。」 〇〇「御影先生だったら、どんな花を植えますか?」 御影「俺は、その土地で見つけたキレイな花を植えるかな?」 〇〇「そのっ土地のきれいな花……」 御影「土屋機構に適したキレイな花が咲いているんだ。無理に遠くから持ってくることはないよ。」 〇〇「そうなんですね。」 御影「そう、長崎には長崎の、はばたき市にははばたき市の元気でキレイな花があるってことだ。」 〇〇「はばたき市の?」 御影「ああ。おまえたちみたいに、元気でキレイな花だ。」 〇〇「ふふっ!うれしいな。」 御影「ここの主は故郷に帰ることなく、生涯を終えたらしい。」 御影「きっと、こっちでキレイな花を見つけて、戻れなくなったんだろうな?」 〇〇「御影先生?」 御影「西洋から来た貿易商人に思いを馳せる。課外授業っぽいだろ?」 〇〇(御影先生……?少しいつもと違っていたような……) 普通以下 御影「お疲れさん。おかげで、俺は楽しませてもらったよ。」 〇〇「わたしのほうこそ。課外授業・長崎編、ありがとうございます!」 御影「おお、気に入ってくれたなら、明後日も開催してみるかな?」 〇〇「やった!ぜひ!」 好き以上 〇〇(0000000000) 〇〇「0000000000」 男子「0000000000」 〇〇「0000000000」 好き以上(ときめき修学旅行) 〇〇(今日はたくさん歩いたから、ゆっくりお風呂に入ろうっと) ???「マリィ、見っけ!」 〇〇「あっ、ひかるさんにみちるさん!」 みちる「マリィもこれからお風呂?それなら――」 男子生徒「みかげっち!蛇口壊れたー!」 御影「……ったく、おまえら何やってんだよ。これで押さえとけ!」 みちる「……?なんだか、男湯が騒がしいみたい。」 〇〇「うん……なんだろうね。」 ひかる「楽しそう、覗いてみよ?」 〇〇「ちょっと、ひかるさん!」 みちる「しょうがない……マリィ、私たちも行こう。」 〇〇「ええ!?みちるさんまで!」 御影「しっかり、押さえとけよ!!人呼んでくるから。」 〇〇(あれ……こっちに来る!?) (スチル表示) 〇〇「わぁっ!」 御影「おおっ、大丈夫か?」 〇〇「は、はい……」 ひかる「えっ、なになに??御影先生、どうしたの?」 御影「シャワー壊しやがってさ、噴水状態だよ。フロント行ってくる。」 みちる「御影先生、その恰好で外には出ない方が……」 御影「おおっ!」 (スチル閉じる) 御影「……悪い。俺のシャツで蛇口押さえてんだ。フロントの人に伝えてくれないか?」 〇〇「あ、はい!行ってきます。」 ひかる「えー、なんでひかるたちが?」 みちる「いいじゃない、御影先生に貸しができるし。ね、マリィ?」 〇〇「え?う、うん。早く行かないとね!」 〇〇(御影先生が飛び出してくるなんて…………はぁ、びっくりした) 枕投げ 枕投げに参加しなかった場合 御影「何やってんだぁ?もう、部屋に戻れよ。」 〇〇「あっ、御影先生。はい!」 御影「どうだ、楽しんでるか?修学旅行の醍醐味はこれからだろ?」 〇〇「え?」 御影「布団に入ってこっそり「恋ばな」とか?俺だってそのくらいは知ってる。」 〇〇「御影先生も経験アリですか?」 御影「全然ない。本当は俺も混ぜてほしいくらいだ。」 御影「あっちはもう始まってんのか?オレは向こうを鎮めに行ってくる。」 御影「おまえも、部屋に戻って楽しめよ。じゃなくて、寝ろよ!」 〇〇「はーい。」 枕投げ終了 御影「はい、そこまでだー!」 男子生徒「ヤバっ、御影先生だ!」 御影「無駄な抵抗はやめて――」 御影「俺も混ぜろー!!」 生徒たち「やったー!さすが!みかげっち!!」 生徒たち「御影先生、こっちのチームにきて!」 氷室教頭「静かにしたまえ!消灯時間は、とうに過ぎているはずだ!」 御影「あっ……」 男子生徒「やべぇ、教頭先生だ!!みんな、隠れろ!」 〇〇(ど、どこに隠れよう!?) 押入に隠れる 〇〇(わっ、押入の中、誰かがいる!) 〇〇(だ、誰だろう……暗くて全然見えないよ……) 〇〇(うぅ、すごく近くにいるみたい……先生たち、早く出て行って~!!) 氷室教頭「君たちには高校生としての自覚がないのか?明日に備えて早く休みなさい。」 氷室教頭「それと、御影先生は教師としての自覚が足りないようだ。来なさい!」 御影「は、はい。」 〇〇(ハァ……行ったみたい。早くここから出ないと……!) 布団をかぶる 〇〇(わっ!布団の中に、誰かいる……) 〇〇(ああっ、ごめんなさい!今、カラダが当たっちゃった……) 〇〇(ドキドキが聞こえちゃいそう……先生たち、早く出て行って~!!) 氷室教頭「全く……毎年同じ説教をしなければならない私の身にもなってほしい。」 氷室教頭「……それと。御影先生にはたっぷり話があります。来なさい!」 御影「は、はい。」 〇〇(ハァ……行ったみたい。早くここから出ないと……!) テーブルの下に入る 〇〇(わっ!テーブルの下、誰かいる!) 〇〇(だ、誰だろう……すごく近くにいるような……) 〇〇(うぅっ、動けないよ!先生たち、早く出て行って~!!) 氷室教頭「全く……そんなに体力が有り余っているならレポートの下書きでもしておきなさい。それから――」 氷室教頭「御影先生は私と一緒に来るように。」 御影「は、はい。」 〇〇(ハァ……行ったみたい。早くここから出ないと……!) 自由行動2回目 普通以下 〇〇「今日はおみやげを買いに行こう。」 御影「おはよう!ゆっくり眠れたって顔だな。」 〇〇「はい。御影先生は?」 御影「おう、こっちは準備バッチリ。抜かりなしだ。じゃ、行くか。」 〇〇「はい!」 〇〇「わぁ、本当にメガネに見えるんですね。」 御影「ああ、今日は天気もいいし、川面に映って完璧なメガネだ。」 御影「あれがさ、17世紀に架けられたなんて、信じられないよな。」 〇〇「何百年も前の橋……すごい頑丈なんですね。」 御影「ははっ、そうだな。よし、じゃあ渡ろうぜ。」 〇〇「はい!」 ??「そこの二人っ!はい、ニコっとして~!」 (パシャ) 〇〇「えっ!?」 御影「うん?」 みちる「ふふ、さすが御影先生。咄嗟でも自然な笑顔。」 ひかる「マリィのハッとした顔も超カワイイよ♡」 〇〇「もう……びっくりした。」 御影「おう、じゃあみんな一緒に眼鏡橋、渡ろうぜ。」 ひかる「さんせ~い♪行こっ、マリィ!」 〇〇「えっ!」 みちる「さあ、行きましょ。」 御影「おい、待てって。俺も混ぜてくれよ。」 御影「……ふぅ。参加者が増えると、課外授業も大変だな」 〇〇「ふふっ、でも楽しかったです。」 御影「そうか。花椿たちと一緒に行っても良かったんだぞ?」 〇〇「いえ。みちるとひかるはおみやげ選びで大変ですから。」 御影「お、関係者多層だもんな。で、おまえは見ないのか?みやげ物。」 〇〇「はい、でも家族に買うくらいです。御影先生は?」 御影「俺は、家で待ってるの、植物たちだけだからなー。」 〇〇「植物におみやげですか?」 御影「なるほどなあ……じゃあ、俺もちょっとぶらっとしてくるかな。おまえの邪魔しちゃ悪いしな。」 御影「んじゃ課外授業・長崎編、いったん解散な。」 〇〇「はーい!」 御影「いい買い物できたか?」 〇〇「はい。家族と自分にカステラをたっぷり。」 御影「いいな。俺も試食したよ。美味かった。」 〇〇「御影先生は何を買ったんですか?」 御影「課外授業・長崎編のMVP賞だ。」 〇〇「え?」 御影「チューリップの球根。12月までに植えれば、春にはきれいに咲くぞ?」 〇〇「わ、すごい!」 御影「おまえも負けずに、きれいに咲いて春を迎えること。いいな?」 〇〇「はい!御影先生、ありがとうございます。」 自由行動終了後 普通以下 御影「疲れたろう?俺なんか足が棒だ。」 〇〇「そうですか?わたしは平気ですよ。」 御影「まあ、俺も心地いい疲れってやつだ。ありがとな。」 〇〇「こちらこそ、課外授業・長崎編、楽しかったです。」 御影「よっし、チャイムは鳴らないけど、これでお終いかな。」 〇〇「はい!ありがとうございました!」 御影「おう。あ、レポート提出は免除してやる。」 〇〇(ふふっ!レポート書きたいくらい楽しかったな。ありがとう、御影先生) 更新日時:2024/05/20 19 58 01 wikiトップ|▲ページ TOP メモ欄 枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます。 メモ wikiトップ|▲ページ TOP
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1163.html
『ポツダム? いいえそれは脱ダムです』 そうさ。今この瞬間この場所において、僕は大層必死に自制している。 ほんの少しでも自身の気を緩ませてしまえば、それはまるで決壊するダムの如く。今の僕は笹船のように流され、沈められ、再び浮上することはないだろう。 ああキョン、僕のキョン。君がどれだけ思考の海に埋没した所で想像も付かないことだろう、この僕の感情が。 能天気そうな顔をしてパンを頬張る君を眺め、僕の面白くないかもしれない薀蓄話に耳を傾ける君の目を覗き込み、自転車の後ろで君の背中に体を預けながら君の顔を窺っても、僕に君の気持ちがわからないのと同じように。 人に他人の心がわからない事なんてある意味、太陽が東から昇るのと同じように極々当たり前の解さ。人は言葉で繋がっているがその言葉は完全なものではないのだから。 そして君の感情が僕に完全に届かないのと同じように僕の感情も君には完全に届かない。 ……そして僕はどうにも届けたくなってしまったみたいなんだ。僕の心を、君に。 そうさ。中学校の最終学年で、僕は君と共にいたいという気持ちを抱いていたのだと思う。言い換えるならば、今僕は確かに君と共にいたいという気持ちを抱いている。 そしてその気持ちはどうやら思慕の情に昇華した上、恥ずかしながらどうにも僕はそれをおさえきることができない。 求めているんだ。君の姿や、声や、匂いを。僕の心も体も。制御不能というやつだね、自分でも何故こんな具合になってしまったのか理解に苦しむ。 恋愛なんて精神病だと言い切った僕がこのざまなんだから当人からしてみれば笑い話にもなりはしないね。 そしてたった今も脳内で行われている思考にさえ僅かずつ君が侵食してくるのさ。君はこんな無様をさらす僕を笑うだろうか。 ……いや、この無様は既に定められていた事だったのかもしれない。 兆候はあったんだよ、その兆候を感じ取ったからこそ僕は自分を律する意味も兼ねて精神病だなんてあえて宣言したのさ。 他人に、ましてや未熟だったのだとしても指向性を持ち始めている感情の対象に向けて言い放つことで踏ん切りをつけようとした訳だね。事実君から踏み込んでくることも無かったし僕も一定の距離を保ち続けていられた。 そして僕たちは親友として日々楽しみを分かち合い、親友として別れる事ができた。それで終わった筈だったのに。 いなくなってわかるだなんて、そんな陳腐な枠の内に収まってしまったわけさこれが。 時の流れが風化させてくれるどころか余計に際立たせてしまう。色褪せるどころか、想い帰す君の姿はとても鮮やかに輝いているなんてね。 それにしても困りものだよ、どうもこうもない。今になって冷静に考えてみれば……、今の僕が冷静であるという事を客観的に証明する術はないのだけれど、そもそも僕は自分自身の心に対する付き合い方を間違えたのだ。 抑圧はいつか必ず解放を生む。登り続ける事も降り続ける事も不可能なように、それこそ先ほどに例えたダムの最大貯水量を超えると放出か自壊しかないように。 僕は自分の内に生まれ出た感情に困惑し、どう対処するか試行錯誤することも拒み、結局持て余した挙句に蓋をして無理矢理に押さえ込む道を選択した。 このことに関して言えば具体例を挙げることは容易いことさ。現在僕が進学した高校が君と同じくしている、という発言をしたとすればそれはまごう事無き虚偽になるから。 僕は君に狂ってしまったのさ、恋愛は精神病だと嘯いたのはあながち間違いじゃあない。 今でも僕は自分はおかしくないと心のどこかで思っている。真の狂人は、己が狂人であると自覚できない。 突然として世界が表情を変えたように見えるならば、自身の見る目が変わったというだけのことなんだから。 そして恐らく僕の世界を見る目は変わったのだろうね。君のいない光景はただ一色に染まった単調な世界にしか感じ得ない。 世界はこんなにも美しく在るというのに、僕は君を介してしかその美しさを感じ得ない。まさしく病だ、完治の見込みは無い。君の傍へ僕が寄り添ったとしても僕は更に君を求めるだろうから。 麻薬のようなものなのかもしれないね、恋愛がなのか君がなのかは僕に答えを出すことは出来ないけれど。 ここでは仮にキョン分としておこう。今きっと僕の体はキョン分欠乏症に陥っているに違いない。 ならばこれは精神疾患ではなく肉体の禁断症状ということになる。 もしそうならば僕はもう廃人寸前かい? 君のせいでならば本望なのだがね、くっくっ。 まあ簡潔に言うならば僕は決壊寸前のダムだったのだが、今この瞬間に完全に決壊してしまったのを自覚したよ。 君が視界に入ったんだ、僕の声が届く所にいるんだよ。僕の眼は君の一挙手一投足を追いかけている。その他のものは頭脳が情報として処理しない。 もう完膚なきまでにやられているわけだ、君にね。 僕のキョン、覚悟しておくといい。 ここで君に再び出会ってしまったのは運命だよ。様々な人に色々な事を言われて尚僕の根本は無神論者だが、今この瞬間だけは神の存在を信じても構わない。 そしてこの再会の場を与えてくれた神に感謝しようじゃないか。 一年越しだよ、この一年は長かった。人の体感時間は歳を重ねるごとに短くなっていくといわれているが、経験の中で最も短い筈のこの一年は本当に長かったよ、キョン。 やりたい事が沢山ある。教えたい事柄も沢山ある。そして伝えたい想いもあるわけだが、まず僕は言葉を紡ぐのさ。少なくともまずは親友として挨拶はしておかねば。親しき仲にも礼儀は必要だからね。くっくっ、くっくっくっ。 「やぁ、キョン」 僕は変わってしまったが、君は変わってしまったかい? 恋は人を臆病にするだなんて素敵じゃないか。どうでも良いが素敵と索敵は字面がとても似ているね、僕も索敵する必要があるようだ。この一年で君の周囲にどんな悪い虫が付いたか確かめなくちゃいけないんだからね。 (終わり
https://w.atwiki.jp/rg7jyd/pages/642.html
飲食系イベントに行くのは前回の 鍋グランプリ (1月)以来なので、約3か月ぶりになります。 2~3月もいつもの公園で何らかのイベントはやっていたと思いますが、イマイチぐっとくるものがなかったんですよね。 今回の「四川フェス」は昨年開催された中野セントラルパーク@なかのアンテナストリートから新宿中央公園に場所移動して、開催日も1日限定だったのが2日間とパワーアップしております。 JR新宿駅で降りて、新宿中央公園に向かいます。新宿中央公園はまだ一度も行ったことないんですよ。 ただ、ほぼ直進するだけだから迷うことはないですね。 あれがそうでしょうか。人がかなりいます。 あのビルは全面ガラス張りになっていて、雲が映ってるんですね。 パンダいました。お子様にも大人気。 何か可愛くないパンダもいます。 店舗(キッチンカー)がある広場はそんなに広くはないため、人がかなり多いように見えます。 うろうろしながら各店舗の品を物色します(事前に何を食べるかは決めていなかったので)。 このようなヤバイ雰囲気を醸し出している品は・・遠慮しておきますか。 各店舗の周りを2~3周位して決めた、最初の品は スパイシーポーク&チップス【希須林】です。 いきなり激辛系を食べて・・もう帰りたい・・は避けたかったので、ぱっと見、安全そうなやつを。 一応、粗びきの「青山椒」がかけられているので、ピリっとします。 次は、棒棒鶏【四川料理 天府舫】です。えーと、棒棒鶏を注文したはずがこれを渡されました。蒸し鶏とキュウリに胡麻ダレをかけたアレではないのですか? 他の店舗で「口水鶏(よだれ鶏)」と呼ばれているアレですよね、、コレ。すごく赤いし。 実食してみたところ、最初は「おっ、旨いな」と思ったけど、すぐに辛さの波がやってきて・・舌が痺れるよぉ・・。舌が痛い・・>< 何か気を紛らわそうと、ドリンク飲んだり、目の前にそびえ立ってる都庁を撮ったり。 激辛グルメ祭りを思い出させるような辛さですね。 そういえば、昨年の激辛グルメ祭りで大変苦しめられた「陳家私菜」も出店されていて、当然のことながら、店舗前には長蛇の列が出来ていました。 お目当ては、歌手の鈴木亜美さんとのコラボメニュー「天獄麻婆豆腐、天獄口水鶏」でしょうか。配布されたチラシにも 麻辣 + 鮮辣の鮮烈な辛さは、辛さに強い方もビックリのインパクト。来たれ、勇者! とか書かれてるし・・。 並んでいる人の何人かは勇者なんでしょ?、我は勇者じゃなくていいです。ノー勇者です。辛いのはある程度大丈夫でも痺れは苦手なので。 さっきの可愛くない方のパンダは会場内を移動しているようですね。おねーさんたちには何か人気があるみたい。 4月の頭ですが、桜はもう葉桜になりかけですね。 ようやく舌の痺れも落ち着いてきましたが、あの辛さ&痺れは想定外だったので「もう帰りたい」感が出てきました。 なので、辛い系はこれ位にしておきます。麻婆カレー【赤坂四川飯店】です。麻(痺れ)と辣(辛さ)を効かせたオリジナルカレーとのことですが、さっきのがインパクト強すぎて、普通に旨いカレーでした。 物販でこんなのもあったのでセットで買ってみました。帰宅後に食したのですが、これはかなりイイ(・∀・)b。通販でも買えるみたいだから今度まとめて購入しようかな。 食後のデザートとして、エッグタルト【三明物産×四川省厨師】をゲット。確か、昨年も食べていたっけ。 某味覇(ウェイパー)でお馴染みの廣記商行のブースで月餅も売られていたんですが、同じ値段でエッグタルトの半分の量しか買えない高級品です(小サイズのもの、大サイズはぎりぎり1個買える位)。庶民には手が出せません。 それと、 こんなのもゲット。何か通常価格1980円の品が何と!500円ポッキリ! で、中身はですね・・。 こんな感じの北京ダックセットです!!包む用の餅皮(カオヤーピン)が20枚付いているから何人前だ?4~5人くらい?これが500円なんて太っ腹すぎぃ~! 恐らく、1日目で全然売れなかったから一気に値下げしたんだろうと思いますが、かなりお得じゃないですか。コレ。 夕食で早速頂きます。ネギとキュウリは別途用意しました。 餅皮の一部がシートから剥がす際に破れてしまいましたが、北京ダック、旨めー! 北京ダック一袋 + 餅皮5枚が1回分だとすると4回分あるので、1回分は125円!!! 四川フェス自体は次もあると思いますが、流石に北京ダック販売はないんじゃないかと(確実に赤字でしょうから)。 あの量で1980円だったとしても、普通に中華料理屋で食べるのと比較すると安いんですけどね(店によっては北京ダックは皮だけだったりするし。
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/1184.html
PREV:鎧に秘めた苦悩 前編 NEXT:鎧に秘めた苦悩 後編 ストーリー ある日、ゴールデン・エイジは訓練のため模擬戦を行っていたが…… あの、ベートーベンさんも模擬戦に参加していいんですよ? ルピコ 元々敵だったとはいえ今はゴールデン・エイジの一員…遠慮する必要はありませんから ルピコ ……ああ別に遠慮していたわけではなかったのだがな ベートーベン 改めて、奴らの力量を俯瞰して確認しておきたかったそれだけだ ベートーベン なるほどそういう意図で…… ルピコ それで、ベートーベンさんの目にはどう映りましたか? ルピコ ………………やはり手強い ベートーベン 個々の力はゼニスの幹部と比べると勝っているとは言えないだろう ベートーベン が、こと連携となると話は別だ ベートーベン 一人ひとりの特性を活かした動きは効果的かつ、無駄がない ベートーベン 何より【プレイヤー】の指揮は敵にとって脅威だ ベートーベン 我らゼニスやシャングリラ戦を経て一層磨きがかかっている ベートーベン ふふっ、そうですか ルピコ ベートーベンさんに褒められると私もなんだか嬉しくなっちゃいますね♪ ルピコ ………… ベートーベン (果たして、私はこのままでいいのだろうか) ベートーベン (今の私がこの組織でどれほどの力になれるのか) ベートーベン ベートーベンさん? ルピコ ……さて、頃合いだろうそろそろ私も参加させてもらうぞ ベートーベン 模擬戦に、ですか?ええ、もちろんです! ルピコ 【プレイヤー】さん! ルピコ ベートーベンさんも模擬戦に参加したいそうなので加えてあげて―― ルピコ ルピコがそう声を上げるが、途中でベートーベンが手で制する 普通に参加してもいいが私の願いを聞いてもらえないか ベートーベン 【プレイヤー】と私互いを別チームの指揮官とし闘わせてくれ ベートーベン えっ!? そ、それは…… ルピコ 【プレイヤー】さんどうしましょう……? ルピコ って、あはは……聞くまでもなかったですね ルピコ ふッ、感謝するでは行くぞ、遠慮は無用だ! ベートーベン 勝利時 また私は、お前に敗れた……と、いうことか ベートーベン しかし、お前は実に楽しそうに闘うのだな ベートーベン (闘いを楽しむ……これまでの私はそのような感情を持つことなど――) ベートーベン (あの日、鎧を纏い、私はベートーベンとして生まれ変わった) ベートーベン (ベートーベンとして初めて、敵を手にかけ……) ベートーベン (それから私は、目標を掲げた感情のないゼロの世界を作り、王となり世界を支配することを) ベートーベン (それが間違いだとは一度も考えたことはない) ベートーベン (しかし……) ベートーベン (【プレイヤー】達は自身の感情を力に変え、シャングリラを打倒した……) ベートーベン (それでいて私は……) ベートーベン 【プレイヤー】お前はやはり、私が持ち得ない力を持っているな ベートーベン ……それがお前の強さで、私にとっては羨ましいものだ ベートーベン あ、ベートーベンさん! ルピコ 少し前まで敵同士でしたし、やっぱりまだ、心の整理がついてないんでしょうか…… ルピコ ………………アイツなら心配いらねえ 鬼丸 オレらがアイツにどれだけ手を焼かされたか覚えてんだろ? 鬼丸 鬼丸さん…… ルピコ はッ……これくれえで心が折れるタマかよ 鬼丸 敗北時 ベートーベンさんの勝利、ですねやっぱりお強い…… ルピコ どうした正直、期待外れだぞ ベートーベン 今一度、お前の力を見せてみろ ベートーベン 【プレイヤー】さん!もう一度、頑張りましょう!! ルピコ PREV:鎧に秘めた苦悩 前編 NEXT:鎧に秘めた苦悩 後編
https://w.atwiki.jp/nora/pages/45.html
Mengirim uang ke luar negeri Sari ingin mengirim uang untuk keluarganya di Indonesia. Dia bertanya kepada Kyoko. サリはインドネシアの彼女の家族にお金を送りたい。 彼女は響子に質問した。 S Kyoko, kamu tahu kantor pos terdekat dari sini? K Kantor pos terdekat dari sini ada di dekat departement store Tokyu. S 響子、あなたここから一番近い郵便局知ってる? K:ここから一番近い郵便局は東急デパートの近くにあるわよ。 S Tokyu? Ya,ya, aku tahu. Tetapi di sebelah manaya? K Kantor pos itu ada di sebelah utara Tokyu. Dari Tokyu kamu jalan ke utara sampai di perempatan. Di sana kamu belok kiri dan jalan terus sampai pertigaan kedua. Di sana kamu belok kanan. Nah,kantor pos ada di samping pom bensin, di sebelah kiri jalan. S 東急?ああ~私知ってるわ。でもどこ側にあるのかしら? K その郵便局は東急の北側にあるわ。東急からあなたは交差点まで北に歩くの。そこであなたは左に曲がって二番目のT字路まで歩いて。そこで右に曲がるの。さて、郵便局はガソリンスタンドの横にあるわ、道の左側よ。 S Baik, terima kasih. K Kamu mau mengirim surat? S わかったわ、ありがとう。 K:あなたは手紙を送りたいの? S Tidak.Aku mau mengirim uang. K Uang? Kalau begitu, kamu harus cepat pergi karena loket pengiriman uang akan tutup jam tiga sore. Sekarang sudah jam dua lewat lima belas. S いいえ。私はお金を送りたいの。 K お金?そうしたら、あなたは早く行かなきゃだめよ、お金を送る窓口はお昼の3時に閉まるの。今もう2時15分過ぎよ。 S Ya,ya,ya. Tetapi saya mau tanya satu hal lagi. K Apa itu? S ええ。でも私はもう一点質問したいの。 K なあに? S Apakah kamu pernah mengirim uang ke luar negeri menggunakan pos? K Belum. Biasanya aku memakai jasa bank atau jasa pengiriman uang misalnya Western Union. S あなたは郵便局を利用して外国にお金を送ったことある? K:まだないわ。ふだん私は銀行のサービスか例えばWestern Unionのようなお金を送るサービスを利用してるわ。
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/1041.html
ケッコンカッコカリ(大鳳の場合) 【1944年6月18日マリアナ沖海域上空:偵察機彗星】 上飛曹(*1)「兵曹長!」 兵曹長(*2)「どうした?上飛曹!」 上飛曽 「雷跡です!雷跡が6本、大鳳に向かっています!」 兵曽長 「しまった!敵の潜水艦か!」 上飛曽 「大鳳!大鳳!こちら上空偵察機「彗星」!雷跡6本を発見!4時の方向距離7000!至急回避されたし!」 兵曽長 「くそっ!大鳳は気づいてないのか?!」 上飛曽 「大鳳!大鳳!聞こえますか!大鳳!応答してください!」 兵曹長 「このままでは2本の魚雷が大鳳に直撃してしまう・・・・・・。」 上飛曽 「兵曹長!大鳳から応答がありません!」 兵曹長 「すまん!」 上飛曽 「はっ?兵曹長。何を?」 ブーーーーーーーン!! 兵曹長 「沈めてはならんのだ。これ以上帝国海軍の空母を。」 上飛曽 「兵曹長・・・。」 兵曹長 「そして1500の兵を沈めてはならん。・・・上飛曹。すまない。」 上飛曽 「兵曹長!私も覚悟の上です!」 兵曹長 「そうか!ではいくぞ!!せめて魚雷1本だけでもこの機で止める!」 上飛曽 「はい!兵曹長!」 兵曹長 「大鳳!絶対に沈めるものか!」 ブーーーーーーーーン! バッシャーーーーン! 【大鳳司令塔】 副官 「右舷後方!水柱と爆発を確認!彗星が海に突っ込んだ模様!あっ!」 司令官(*3)「どうした?!」 副官 「雷跡です!4時の方向から雷跡5本!本艦に向かってきます!」 司令官 「いかん!取舵一杯!!至急回避!」 副官 「駄目です!1本だけ避けきれません!被弾します!」 ドッカーーーーン! 副官 「右舷前方に被弾!」 司令官 「直ちに被害状況を確認させろ!」 副官 「了解!」 副官 「魚雷被弾による被害状況確認。装甲の亀裂による浸水あり。艦首やや沈下。」 司令官 「航行可能か?」 副官 「左舷後方のバラスト注水により速力26ノットでの航行が可能です。」 司令官 「そのほかの被害状況は?」 副官 「艦載機格納用エレベーターが破損停止。航空燃料タンクに亀裂が生じています。」 司令官 「戦闘は続行可能か?」 副官 「続行できます。」 司令官 「さすがは不沈艦だな。しかし、雷跡に気づくのがもう少し遅れていたら回避が間に合わず右舷に直撃していたかもしれん。」 副官 「そうですね。」 司令官 「あの彗星が大鳳を守ってくれたのだな・・・・。」 【時は流れて、ここはタウイタウイ泊地】 提督 「大鳳。」 大鳳 「はい。ショートランド泊地の提督。」 提督 「これを。これを受け取ってもらえないか?////」 大鳳 「提督、これは?」 提督 「いや、これは大鳳のリミッターを外すための小道具っていうか。大したものではないのだが。まあその見てみてくれ。」 大鳳 「ふふ。提督。私、これが何かわかりますよ。」 提督 「そうか。じゃあ是非受け取ってください。」 大鳳 「・・・・提督・・・・。私、夢を見るんです。」 提督 「夢。」 大鳳 「ええ。私が艦娘に生まれ変わる前の夢。」 提督 「生まれ変わる前の夢?」 大鳳 「そう。私が艦娘に生まれ変わる前のずっと昔の夢・・・・・。」 提督 「・・・・・・・・・・・。」 大鳳 「その夢では、小さな島国と大きな国が大きな海を挟んで戦争をしているの。」 〃 「私は、その小さな島国の船だった。」 提督 「船だって?!」 大鳳 「そう。とっても大きな船。飛行機を載せる空母だったの。」 〃 「私ね。艦載機を一杯載せていたの。ゼロ戦とか彗星とかいう飛行機。」 〃 「パイロットも一杯乗せていた。」 〃 「中でもね。ちょっと気になる人たちがいたの。」 提督 「気になる人たち?」 大鳳 「二人。彗星のパイロットだった。」 〃 「上官と部下だったみたいだけど、とても気が合ってるみたいだった。」 〃 「おかしいのよ。あの二人。出撃がないときなんか飛行甲板で二人でベースボールやってるの。」 〃 「戦争中なのに。緊張感がない。ふふふ。上官に叱られてた。」 〃 「そしてあの日が来た・・・・。」 提督 「あの日?」 大鳳 「そう、あの日・・・・・・。」 大鳳 「・・・・・・・・ねえ提督。」 提督 「ん?」 大鳳 「私、もしもう一度生まれ変われるのなら、平和な世界で高校生になりたい。」 提督 「高校生だって?」 大鳳 「それでね。放課後に校庭でベースボールするんです。三人で。」 提督 「三人で?三角ベースでもするつもりかい?」 大鳳 「ええ。楽しいだろうな。」 提督 「生まれ変わらなくても、いつかこの世界も平和になるよ。」 大鳳 「そうだといいんだけど・・・・・・・・・・・。」 〃 「提督・・・・ごめんなさい。この指輪、もらえないです。」 提督 「・・・・・・・・・・・・。」 大鳳 「私、心に決めた人がいるんです。」 提督 「・・・・・・そうなのか・・・・・・。」 大鳳 「それも二人。」 提督 「え?二人も?」 大鳳 「ええ、二人。」 提督 「そっか。残念だけど仕方がないな。二人も先約があるんなら。」 大鳳 「ごめんなさい。」 提督 「いいんだよ。逆にすまなかったな。こんなことしちゃって。」 大鳳 「いいえ。ありがとうございます。うれしかったです。」 提督 「はははは。今日のことは忘れてくれ。頼むよ。」 大鳳 「いいえ。忘れないです。提督は、私にとってとっても大切な提督です。」 提督 「はははは。許してくれよ。頼むよ。」 大鳳 「ご命令なら提督のこと綺麗さっぱり忘れますけど?」 提督 「はははは。こりゃ参ったな。ははははは。」 「あの彗星のこと?そうね。忘れたことはないわ。」 (2015.11.23up byはるか♪) 天山「解せぬ」(ロンシャン(作者)談)