約 5,291,241 件
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/290.html
遊乃堂奇譚八話?「冬の遊園地 その前」 hbx5FDrO ここは海鳴町の片隅にある古びた佇まいの古書店『遊乃堂』―― いつも静かな古書店はやはり今朝も穏やかでゆったりと時が流れていた。 開店前の遊乃堂の扉の前に佇む一人の少女。 彼女、ギンガ・ナカジマは、 その目の前にある古本屋の古い木の扉がまるで鋼鉄で出来た開かずの門のように感じられ、 しばしの間、呆然とその場に立ちつくしていた。 ……あるとき管理局でスバルに紹介された物静かで優しい“先生”。 その人が彼、ユーノ司書長“ユーノさん”だった。 以前からスバルに“先生”についてはいろいろと聞かされていたからどんな人かはだいたい知っていた。 ことあるごとにスバルがとっても楽しそうに、そして目を輝かせて話していた人のことだから。 だから初めてあったときも前から知っていたような、とても親しい人のような気がしていた。 そしていつの間にか私もユーノさんのことをいつも考えるようになっていた。 でも、私にはスバルのように純粋に彼を慕う一途な気持ちもなくて―― スバルは私が母さんからボロボロになるまでしてようやく覚えたシューティングアーツを私から、 しかも私よりも短い期間で身につけてしまった、一見不器用そうに見えるけど天才的な才能の持ち主。 なのはさんのような彼との間に感じられるような時によって培われた見えない絆もなくて―― なのはさんはかつてユーノさんといっしょに大事件を解決した時空管理局の有名な“エースオブエース”。 フェイトさんのような美しさも彼に対する絶対的な信頼感もなくて―― そしてフェイトさんもなのはさんと同じ、ユーノさんと幼なじみで超がつくエリート級の執務官。 そんな普通でない彼女らに支えられて、彼女らを支えている、そんな彼らの姿が素敵でうらやましかった。 だから何もない、普通の私は遠くから彼と彼女達を見ていられればそれでよかった。 “スバルという名の元気のいい少女の姉”として彼とはほどほどの距離にいられればそれでよかった。 ……それでよかったはずなのに。 けれどユーノさんが時空管理局からいなくなったときにぽっかりと胸に大きな穴が開いてしまったような そんな悲しくてとても落ち着かない気持ちにおそわれてしまった。 何か複雑な事情があって今まで親しかったはずの彼女らは誰もユーノさんには会いに行けないようだった。 なのはさんですら会いに行かない。 あれだけ親しげにしていたのに。それとも遠くにいても大丈夫だということなのだろうか? フェイトさんもしばらくは躊躇していて 今でも何かに遠慮して隠れるようにごくたまに会いに行ってるらしい。 スバルはちょっと事情が違うようで仕事が忙しいから『すぐにはいけないよ』と電話口で泣いていた。 『お姉ちゃん、だからお願い……』 スバルの“お願い”に後押しされて、私はユーノさんの元へ訪ねることに決めた。 私はなのはさん達と違って、何かに監視されてはいないらしい。 私がなのはさん達の代わりになれるとは思えないけど、支えられるかどうかなんてわからないけど。 こうして、私は時折この店に顔を出すようになった。 ここでアインスに出会って、アリサさんやすずかさんに出会って、そしてみんなと友達になれた。 ユーノさんとも以前より近しい存在になれたような気がした。 でも、ここではアインス達とアルフがユーノさんを支えていた。 『今度は私が彼を支える』そんな私の考えは傲慢だったのかも知れない。 そうだ、そうに違いない。 何もない普通の私に何かが出来るなんてそんなことあるわけはない。 でも、私に出来ることなんてそんなにあるわけじゃない。だって何もない私なんだから。 だからこそ自分に出来ることをするだけだ。 たとえ彼にとって“スバルという名の元気のいい少女の姉”という存在でしかなかったとしても。 アインスやアリサ達の友達でちょっと明るい少女でしかなかったとしても。 私、ギンガ・ナカジマはユーノ・スクライアのことがとても好きなのだから。 それでいいじゃない。私は今、私にできることをするだけだ。 それに今、私は前よりもユーノさんの近くにいられてとても幸せなのだから。 ギンガは一つ大きく深呼吸をしてからそのとてつもなく重く思えた扉を勢いよく開けて叫んだ。 「ユーノさん、アインス、遊びに行くわよ!」 そうして素早く二人の姿を探し出したギンガは二人の腕をガッシリとつかんだ。 何かがギンガの元から逃げ出してしまうのを恐れているかのように。 30スレ SS アルフ ギンガ・ナカジマ ユーノ・スクライア リインフォース・アインス
https://w.atwiki.jp/83452/pages/5141.html
純「お昼ご飯、食べよ」 憂「うん」 相変わらず蟹女は、姦しい。 梓「疲れたー」 純「お疲れー」 中野梓も、やってきた。 いつのまにか私の机を囲んで昼食をとるのが当たり前になっていた。 純「いや、だから私は鯛焼きはしっぽから食べたいんだってば」 純「普通に頭から食べた方がウマイよ」 梓「そんなことないもん」 純「そんなことあるよ」 梓「憂はどう思う?」 純「憂も普通に頭から食べた方がウマイって思うでしょ?」 不毛な話題をこっちに振らないでほしい。 しかし、質問に答えなければこの二人がさらに やかましく騒ぎ立てるのは、目に見えているので私は少し考えて、こう答えた。 憂「お姉ちゃんは頭から食べるよ」 純「そ、そうきたか」 梓「唯先輩は参考にならないよ」 どういう意味だ。答え次第では……。 それから二人は再び生産性のない、実にたわいのない会話を繰り広げ始めた。 たけのこの里がどうとか、きのこの山がどうとか。 それを私はぼんやりと眺めながらご飯を食べる。 そして時々、会話に混じったり、テキトーに相槌を打ったりする。 そんなお昼休みが徐々に日常として、当たり前のものとして私は、ごく普通に受け入れていた。 正直、楽しいのか、愉快なのか、もしくは不愉快なのか 或いはもっと別の感情なのか、今の状態は自分にとってどうなのか、判断がつかなかった。 でも。 最近は、お昼休みの間、無意識に時計の針を目で追うことが多くなった気がする。 純「ねえねえ、憂の卵焼きちょうだい」 憂「……」 純「昨日、初めて憂が作った卵焼き食べたけど、うちのお母さんが作るのよりウマかったんだって」 梓「純、憂からもらいすぎ」 純「だってえ。本当に美味しかったんだもん」 確かにここのところ、私のお弁当の中身は何かしら鈴木純の胃に入ってる気がする。 本来私が作ったものは、お姉ちゃんに捧げるものであって鈴木純のエサではない。 純「あ、じゃあこのカニカマあげ……んっ!?」 大きく開いた口に卵焼きを突っ込んでやると、鈴木純は目を白黒させた。 純「ごっくん……うん、やっぱ憂の卵焼きは美味しい」 梓「純だけずるい」 そう言いつつ、なぜか私に訴えかけるかのような視線を送る。 いつかの黒猫が脳裏に浮かんだ。 憂「……食べる?」 梓「え?いいの?」 思いっきり「よこせ」って目で訴えていたくせに、中野梓はそんなことを言って顔を輝かせた。 梓「ありがとう」 小さな弁当箱に卵焼きを移してやると、中野梓は瞬く間に卵焼きを口に放り込んだ。 喉を大きな音にビックリした猫のように、中野梓は両目をパチクリさせて、喉を鳴らした。 本当に猫みたいだ。 梓「美味しい。すごく美味しいよ、憂」 純「でしょでしょ?」 鈴木純が得意げな顔をした。自分が作ったんだと勘違いしてないか。 梓「ていうか、純は最近ずっと憂からこんなにも美味しいおかずをもらってたなんて……ずるいっ」 純「梓ももらえばいいじゃん」 梓「そ、それは」 猫娘は、今度は遠慮がちに上目遣いで私を窺う。 なんでだろう。 お姉ちゃんに見つめられたわけでもないのに、中野梓の猫のように丸い目を見ていたら、顔が熱くなるような感覚を覚えた。 私は人見知りだ。 人と喋るのが苦手だ。 人と目を合わせるのも苦手だ。 人と面と向かって喋るなんて、考える前に勝手に身体が拒絶してしまう。 はっきりと原因は分からないけど、多分恥ずかしいから、人とコミュニケーションをとることができないのだと思う。 でも、今こうしていつものように、中野梓から目を逸らしたのはもっと別な理由な気がする。 憂「……ぃいよ」 中野梓が首を傾げた。私は息を吸い込んで、お腹に力を入れる。 憂「余裕があったら中野さんの分も、鈴木さんの分も作ってくる」 「「本当!?」」 中野梓と鈴木純が、聞き返してきたので、私は三回ぐらい首を縦に振った。 ……二人の母親がこれを見たらどんな表情をするんだろう。 梓「でも、本当にいいの?大変じゃない?」 純「そういやお姉ちゃんの分も作ってるんだっけ?」 憂「気にしなくていい」 どうしてかは自分でも分からなかったが、喉から出た声は妙につっけんどんになっていた。 しかし、二人はまるでそんなことを意に介した様子もなく、はしゃぎはじめた。 純「そういえば、もうすぐ中間テストじゃん。明後日から一緒に勉強しようよ」 梓「三人寄ればなんとやらだね。いいよね、憂?」 私が勝手に進んでいく流れに流されるまま頷いたのと、チャイムが鳴ったのは、ほとんど同時だった。 お昼休みが終わった。 あっという間に終わった。 梓「あー疲れた」 憂「あ、梓ちゃん」 純「お疲れ。はいイチゴオーレ 梓「ん、ありがと」 純「にしても今日も、世界史は退屈だったなあ」 憂「純ちゃん寝ちゃってたもんね」 梓「純は世界史の時はいつも寝てるよね」 純「う~、世界史ヤバいかも」 梓「前みたいに前日に泣きついてくるのはやめてよ」 憂「そういえば、前回のテストでは純ちゃん、梓ちゃんのノートを写させてもらったんだよね」 純「今回も、梓の力を借りなければいけないかもしれない」 梓「自分でなんとかしなさい」 純「おおー梓に裏切られてしまったよーうーいー」 憂「よしよし」 何か非常に気味の悪い夢を見ていた気がして、私はベッドに預けていた身体を起こした。 あずさちゃん。 じゅんちゃん。 ……ないない。そんな呼び方はナンセンスだ。 カニ女と猫娘。 鈴木純と中野梓。 鈴木さんと中野さん。 うん、やっぱりこれが一番、私にはしっくりくる。 さあ、さっさと起きてお姉ちゃんと私とプラス二人分、作ってしまおう。 憂「ふぅ……」 全員の分のお弁当の準備を終えた私は一息ついた。 準備完了。 「うーいー」 人間の耳にいい音には様々なものがあるらしいけど、もちろん私の耳に一番いいのはお姉ちゃんの声だった。 着ボイスにもしてある。 憂「どうしたの、お姉ちゃん?」 いつもならまだ安眠を貪っているはずの、お姉ちゃんが目をしょぼつかせて、リビングの扉の前で突っ立ていた。 起こしてしまったのだろうか? 憂「ごめん、起こしちゃった?」 唯「ううん、お腹がすいて目が覚めたんだ」 憂「お弁当のあまりものがあるよ。食べる?」 唯「食べる食べる」 嗚呼……お姉ちゃんってやっぱ天使なのかも。 唯「憂、最近少し変わったね」 卵焼きを頬張るお姉ちゃんの膨らむほっぺは、思わず突っつきたくなる愛らしさがあった。 憂「……」 唯「憂、聞いてる?」 憂「うん、聞いてるよ」 いけないいけない。 お姉ちゃんの可愛さに思考が提出しかけていた。 神の啓示にも等しいお姉ちゃんの言葉を聞くために、私は洗いものをしていた手を止める。 憂「それで何だっけ?」 唯「聞いてないじゃん……」 今度は怒ってほっぺを膨らませる。やばい。超カワイイ。 唯「だから。憂、少し変わったなあって思って」 憂「変わった?」 私が変わった? 何が? きっと疑問が顔に出てしまったのだろう。 お姉ちゃんは、私のような愚妹にも分かるように語りかける。 唯「前よりもずっと明るくなった気がするし、口数も増えたよね」 そう言われたところで自分ではよく分からなかった。 唯「それに……」 憂「それに?」 唯「あずにゃんや純ちゃんって娘のことも話すようになった」 思い返してみれば、どうだろう。 基本、私は誰と喋っている時でも聞き手に徹することがほとんどだった。 いや、最近だって私から積極的に話そうとすることなんて無かったはずだが。 唯「この前、私が聞いたこと覚えてる?」 憂「この前っていつ?」 唯「えと……一週間くらい前かな?」 ……思い出した。 憂「もしかしてお姉ちゃんが、私にどうしていつもより早く起きるの、って聞いてきた時のこと?」 唯「そう、それそれ!」 そういえば、その日は初めて鈴木純と中野梓の分のミニお弁当を作っていて、今日みたいにお姉ちゃんが、いつもより早めに起きてきたのだった。 唯「あの時の憂、嬉しそうに鈴木さんの分と中野さんの分を作ってるって言ったんだよ」 確かに私にはそのように答えた記憶はあったが、しかし、嬉しそうにしていた覚えはまるでなかった。 憂「そう、なんだ」 唯「うん、そうなんだよ」 お姉ちゃんの笑顔はいつだって私に力をくれた。今日も頑張ろう。そんな気持ちにさせてくれるのだ。 でも、今日はそれだけじゃなかった。 暗闇の中に灯る明かりのように、胸に温かな何かを感じる。 曖昧として判然としないそれは、不思議と心地の好いものだった。 唯「あとね、もう一つ変わったことがあるよ」 お姉ちゃんが、私が作った卵焼きを目の前に差し出す。 こ、これは……俗に言う、あーん! 私は思わずそれにかぶりついた。 唯「憂のご飯が前よりも、もっと、もっともっと美味しくなった」 確かに――口に広がった味は、前よりも遥かに美味な気がした。 …… 純「憂は今日、放課後時間ある?」 中間テストが終わって一週間が経った放課後。 憂「あんまり、遅くなるのはダメ。けれど、少しならいいよ」 純「久々にハンバーガー食べに行こっ」 久々も何も、まだ一回しか行ったことないはずでは? まあいいや。鈴木純は基本的に考えるよりも行動が先のタイプの人間だ。 と、いうのを最近私は分かりはじめてきた。 純「あ、ちなみに梓は今日は普通に部活だから」 憂「鈴木さんは、ジャズ研はいいの?」 純「……」 鈴木純は急に神妙な顔をしたかと思うと、私の顔をたっぷり三十秒は窺った。 純「まあ、今日は女二人で語り明かそうよ」 純「今日はなんと純ちゃんが奢ってあげたりしなかったりしちゃいます」 ガラス張りの店内に入ると、鈴木純は背後の私を振り返った。 つまり奢るのか、奢らないのかどっちだ。 私が財布を取り出すと、鈴木は私の手を慌てて取った。 純「ストーップ!だーかーら、私が奢ってあげるってば」 憂「そう」 純「あ、ただし四百円までね」 憂「吝嗇って言葉知ってる?」 純「りんしょく?知らないけど、どういう意味?」 憂「チーズバーガーとジンジャーエールでいいよ」 純「スルーするな」 席に着いてからはいつも通りだった。鈴木が一方的に話して、私が相槌を打つ。 純「でね、変な夢を見たんだ」 憂「うん」 純「なんか知らないけど、朝起きたら別の世界に飛んでってるって夢」 にしても、この女は相変わらず食べるのが、速い。そして喋るのも速い。 口の動きが異常なのだ。いつか愕関節症にならないか、人事だけど心配だった。 6
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2061.html
憂「お姉ちゃん、目渇いちゃったの?」 唯「ドライアイです!」シパシパ 憂「じゃあちょっと上向いて?」 唯「おぅけぃ!」 憂「じゃ、注すよー」ぐっ 唯「…んぐっ」グッ 憂「お姉ちゃん…目をつむったら注せないよ…」 唯「ご…ごめん…怖くって…」 唯「ちゃんと開けてるからパパーッと注しちゃって!」 憂「うん。じゃあまた上向いて?」 唯「こ、来いっ!」くわっ 憂「…」ポト 唯「ぐあ!」 憂「右目も…」ポト 唯「うぐ!」 憂「はい、出来たよ~」 唯「ああう…滲みるよ~…」パチクリ 憂「お姉ちゃん、大丈夫?」 唯「うう…」ゴシゴシ 唯「…うん、もう大丈夫!」 憂「よかった。じゃあ私は部屋に戻るからね」 唯「待って!耳かきもして~!」 憂「ええ?…もう、しょうがないなあ。お姉ちゃん、耳かきくらい自分で出来るようになったほうがいいよ?」 唯「う~…だって自分でやると、グサッていきそうで怖いんだもん」 憂「じゃ…はい、膝の上に頭のせて」ポンポン 唯「ほいほい」ゴロン 唯「…あー、憂のひざ枕気持ちいいなぁ…」 憂「もう…お姉ちゃんたら」 憂「じゃあ耳、お掃除するね?」 唯「よろしく~」 憂「…」カサカサ 唯「ん…」 憂「…」コショコショ 唯「気持ちいい~…」 憂「あ、とれた」カサッ 唯「見せて見せて!」ガバッ 憂「ちょっ…急に起き上がったら危ないよ!?」 唯「うえぇ…おっきいのが取れたなぁ…」 唯「玉の様な赤ちゃんです!」 憂「もう…続きするから早くゴロンってして?」 唯「えへへ…ゴメンゴメン。ちょっと興奮しちゃって…」ゴロン 憂「…」カサカサ 唯「お…おぉぅ…」フルフル 憂「…」カサカサカサカサ 唯「はぁ~…いい~…」 憂「…」カサカサ 唯「ん…そこそこ…」 憂「このへん?」カサカサ 唯「んー…」 憂「…」カサカサ 憂「…はい!終わり!次反対ね」 唯「はーい」ゴロン 憂「…」コショコショ 唯「はふぅ…」 憂「…」カサカサ 唯「極楽~…」 憂「…」カサカサ グサッ 唯「いったぁーい!!」ガバッ 憂「ご、ごめん!大丈夫お姉ちゃん…?」 唯「うぅ…血出てない…?」 憂「う、うん。出てないよ…」 唯「そっか、よかった~。じゃ、続きお願い~」ゴロン 憂「ふふ…」コショコショ 憂「はい!終わったよー」 唯「おおー!良く聞こえる!きぬ擦れの音まで聞こえるよー!ありがとう憂~」 憂「えへへ…良かったねお姉ちゃん!」 憂「じゃ、私はそろそろ自分の部屋に…」 唯「待って!」 憂「も~ぅ…まだ何かしてほしいの?」 唯「ううん!今度は私が憂に耳かきしてあげるよ!」 憂「え…い、いいよ…私は自分で出来るから」 唯「人にしてもらう耳かきって気持ちいいんだよ?遠慮しないで~ささ、どうぞどうぞ」ポンポン 憂「でも…」 唯「大丈夫大丈夫!グサッてやらないから!」 憂「う、うん…。じゃあお願いしようかな…」 憂「よいしょ」ゴロン 唯「あは!髪の毛くすぐったい!」 憂(お姉ちゃんのひざ枕…あったかいなぁ…) 唯「じゃあ早速いくよ~」 憂「う…うん」 唯「…」カサカサ 憂「あ…///」 唯「…」カサカサ 憂「あっ…ん…///」 唯「…」カサカサ 憂「~…っ!///」フルフル 憂(す、すごく気持ちいい///) 唯「…お、とれたとれた…」カサカサ 憂「…ん~…///」トローン 唯「…」カサカサ 憂「はぁ…///」ウツラウツラ 唯「…」カサカサカサカサ 憂「……」 唯「…」カサカサコショコショ 憂「…」スー…スー 唯「…あれ?憂?」 憂「…」スヤスヤ 唯「憂!起きてっ!反対側もやるから!」 憂「…えっ?あ、あれ…私いつの間に寝ちゃったんだろう…」 唯「も~、子供じゃないんだから」 憂「う、うん」ゴロン 唯「さて、ではオペを開始します」 憂「お姉ちゃん…怖い事言わないでよ…」 唯「えへへ~ゴメンゴメン」カサカサ 憂「んっ…///」 唯「…」カサカサ 憂「…っ///」ヒクヒク 唯「…」コショコショ 憂「ん~…///」ウツラウツラ 憂「…」スヤスヤ 唯「…大物発見…」カサカサ 憂「…」スヤスヤ 唯「とれた!」 唯「ねえ憂見て!おっきいのがとれたよ~!」 憂「…」スウスウ 唯「しょうがないなぁ憂は…」 憂「…」スヤスヤ 唯「起こすのも可哀想だし、部屋まで運んであげよう。…よいしょっと!」 ……………………… 唯「ふぅ。これでよしっと」 憂「うーん…」ムニャムニャ 唯「それにしても…耳掻きって楽しいかも。明日みんなにもしてあげよう!」 音楽室 律「だからってわざわざ耳掻き持ってくんなよ…」 唯「え~?いいじゃん!耳掃除してあげるからさ!ホレ!」ポンポン 律「いや、いいって」 唯「何で~?りっちゃん耳垢溜まってるでしょ?」 律「溜まってねーよ!」 唯「澪ちゃんは?」 澪「わ…私も遠慮しておく…」 唯「むぅ…。ムギちゃんは?溜まってない?」 紬「わ、私も…別に…」 唯「ええ~?私すっごく上手いのに…」 ガチャ 梓「こんにちは~」 唯「あずにゃん!あずにゃんは溜まってない?」 梓「…はい?」 唯「溜まってるでしょ?私がほじってあげるよ!」 梓「な…」 唯「私すっごく上手いんだよ~。ささ、遠慮しないで!」ジリジリ 梓「ちょ…え?え?」 唯「大丈夫大丈夫~!痛くしないから~!」ジリジリ 梓「い、イヤ…」 唯「むしろ気持ちいいくらいだよ!憂なんて昨日終わった後ぐっすりだったんだから!」ジリジリ 梓「やだ…こ、来ないで下さい…」 唯「あーずにゃーん!!」グアッ 梓「いやああああ!!唯先輩のバカーーーー!!」バチン 唯「アイテェーーーーッ!」 終わり 戻る
https://w.atwiki.jp/kimasuhouse/
きます邸へようこそ これはとあるサークルのwikipedia(きます邸のHP)です。 だけどwiki形式をとってるので多人数参加型のHPとなってます。 とはいってもサークルメンバ以外の方の編集はできないようにしますのであしからず なんか説明があったから残しておいた まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/ml37/pages/165.html
花が咲く。そして散る。 当たり前の事。毎年続く事。 なのに、酷く悲しくて、 散らなければいいのにと願うけど、 そんな事が有り得ない事は分かっていて…… ……でも、それでも願い続けた。 壱ノ話「桜花乱咲」 その昔、とてつもなく大きな戦争があったらしい。 もっとも、その当時に生きていた人なんて居ないだろうし、 その当時の資料は殆ど無い。 だから、本当かどうかは分からない。 ただ、たまに当時のものと思われるものが発見されることがある。 それらはとても初歩的な機械であったり、古い書物だったりする。 もっとも、書物の方はそれぞれ言語がバラバラだったりする上、 読める者は殆ど居ないため大半が未解読である。 が、それらが存在するということが、昔別の文化があった証拠でもある。 話を戻そう。そのとてつもなく大きな戦争の結果、当時私たちが住んでいた 「チキュウ」と呼ばれる星は到底人が住めない環境になり、 また、人間も殆どが死に絶えてしまったらしい。 が、あまりにも大きな力同士が衝突したため、チキュウのあちこちに 空間のひずみ―と言っても空間が歪んでいるように見えるわけではなく、ワープホールのように行き先がはっきり見える穴のようなものらしい―が発生した。 そこに入ると・・・・・・そこには私たちの暮らす星、通称「グロリアース」があったわけだ。 ここはチキュウととても環境が似ているらしい。が、多少違うところもあった。 ・・・それは、星が人間に影響を及ぼすことであった。 その結果、人間は様々な事ができるようになった。 旧文化ではそれらは「ファンタジー」とか「SF」とか呼ばれていたらしい。 簡単に言えば、魔法を使ったり、生身で化け物と戦ったり、物凄い科学技術による兵器だったりである。 ・・・ん?なぜそんなに詳しいか、だと? そりゃあ、全て学校の歴史の授業で習ったからだ。こう見えても記憶力はいいんでな。 まぁそもそも、最近の人間はさらに星の影響を受けて身体能力や記憶能力が上がっているらしいが。 さて、これからの話はそんな世界にあるとある学校の話だ。 学校といっても戦闘の学校だ。 まぁあれだ。そこそこ名門の学校だ。 なぜそんなものの話をするか、だと? そりゃあ、まぁ、ね。 「ここから全てが始まったからだよ、少年」 ネタが思いつきすぎて困る件について。 構想が広大になりすぎて逆に設定が生かしきれそうにない。 ・・・・・・はい、アレのことですね。 「・・・でだ、この物質を魔法発動の媒体とすることにより魔法をより安全に制御できるように・・・」 そろそろ、教師の言葉がわからないくらい眠くなってきた。 正直自分は魔法自体苦手だし、今時は珍しい暗記がとてつもなく苦手なタイプなんだ。 正直寝たい。夢の世界へとダイブしたい。 ・・・が、この教師の特性上そうもいかないわけで・・・ 「おい、緋悟音。眠いなら起床魔法をかけてやろうか?」 「遠慮しておきます。どうせまた眠くなるので」 ・・・ほら来た。この教師は異常と呼べるほど状況認識力が高い。 眠そうにしていればすぐばれるし、面と向かって話した日には心を読まれてるんじゃないかって思うほどだ。 よってこの教師の授業では眠れない。・・・あぁ、眠い。 「・・・で、この発見により人類は飛躍的に魔法技術を発展させ・・・うわっ!?」 突然、地面が揺れ始める。 「たたたた大変だどうしよううううとりととりあえずみんな!防御結界張っておきなさいでもまだ一年生で結界の張り方教えてないんだったねどうしようどうしよう」 「先生!落ち着いてください!」 ・・・どうやら予想外の出来事には極端に弱いようだ。 「……どうやら、魔物が入り込んできたみたいだな。それも、結構巨大なやつだ」 「ん、わかるのか、忍」 こいつは形川 忍。私の友人だ。といっても付き合いはまだ短いが。 服は黒装束で頭に鉢金を付けている完全な忍者スタイルをしているという見た感じ怪しい人にしか見えないやつだが、戦闘の腕は確かだ。
https://w.atwiki.jp/mangaroyale/pages/272.html
君にこの言葉が届きますように(後編) ◆14m5Do64HQ エレオノールが歩く。 念のため、あるるかんは仕舞わずに、己の斜め前方に立たせる。 エレオノールの視線の先には、小刻みに身体を震わせるナギの姿。 年端もいかぬ少女に、予想以上に時間をかけられた事にエレオノールは腹立たしく思う。 だが、それと同時に別の感情もあった。 それはナギに対しての一種の敬意ともいえる感情。 一人だけの力ではないものの、自分を相手に奮戦したナギの意地は賞賛に値する。 「あなたは何故、私が闘うのかと訊いたな? どうせあなたが私に勝てる見込みはない。ならばあなたへのせめての礼として、教えてやろう。私の闘いの理由を」 そう考え、エレオノールはナギに、自分の闘いの理由について話す事を決めた。 その瞬間、うつ伏せに倒れていたナギの身体が、大きく揺れた事には気付いていない。 「あの記憶の中で見た、人形。彼女は人間になった後でも、人が無残に死んで行く惨状に顔を背けていなかった……。 きっと彼女はそれを望んでいたのだろう。人形の私にはわからないが、人間は他の人間が死ねば喜ぶものに違いない。 だからきっとナルミは笑ってくれる……私が人間を殺し回れば笑顔を見せてくれる……そのために私は闘っている!」 以前見た、フランシーヌ人形の記憶。 本来、フランシーヌ人形は人間が死ぬ惨状を見て、その後人間となった。 未だ幼い赤子である、エレオノールに笑ってもらい、彼女自身も心の底から笑えた事によって。 記憶を見た順番の違いにより、生じてしまったエレオノールの思い込み。 だが、エレオノールはその事になんら疑いは持っていない。 元々、人形繰りだけを学び、自動人形の破壊のみに費やしてきたエレオノール。 更に、笑う事が出来ない自分を、人形と思い込む彼女は一般の常識とは逸脱している。 「あなたの知りたいコトは話した。さぁ、そろそろナルミのコトを――――なっ!?」 鳴海が自分の行為を褒めてくれる未来。 そんな未来を思い浮かべ、つい気持ちが昂ったエレオノールが驚く。 エレオノールの視線の先にはナギの身体が映る。 但し、先程のようにうつ伏せに倒れているのではない。 懸命に身体を動かし、頭を上げ、エレオノールの方を向いている。 そのナギの表情にエレオノールは驚きを隠せない。 「ふざけるな……しろがね! お前のその言葉、鳴海への侮蔑にも等しいぞ!」 最早別人とも思えるかのような、ナギの怒りの表情。 確実な怒りをエレオノールは感じる。 何故、ナギがこんなにも怒っているのか?何故、自分の言葉が出てこないのか? 答えの出ない疑問が彼女の脳裏を駆け巡る。 「あの鳴海が、人が死んで嬉しがるわけがないだろう! 他人のために命を張って…… 自分の命が燃え尽きてしまいそうな男が……嬉しがるわけがない!!」 ナギの全身には疲労は勿論として、痛みも未だ残り続けている。 だが、その痛みよりもナギには我慢できない事がある。 それは、意味不明ともいえる戯言を漏らすエレオノールへの怒り。 エレオノールが言っていた、記憶や人形などの話には興味がない。 只、鳴海のために殺人を行っている。 エレオノールがそう言った事に対しての怒りだけだ。 唖然するエレオノールを尻目に、ナギは二枚の紙を取り出す。 「そんな事もわからんお前には、鳴海のコトを口に出す資格はない!」 一枚目の紙を開き、一本の、何の変哲もない白のハチマキが出現する。 才賀善冶によって勝が誘拐された時に、鳴海が巻いた一本のハチマキをナギが己の頭に巻く。 (私にお前の力をかしてくれ鳴海……お前の大事な存在、しろがねの眼を覚ますためにも!) 鳴海が使っていたハチマキを巻いた瞬間、ナギは不思議な感覚に囚われる。 身体の奥底から、心地よい熱が全身に行き通っていく。 その感覚にナギは僅かに両眼を細め、勢い良く開く 続いて、二枚目の紙をナギは開いた。 現れた小さな瓶のようなものをナギは手に取り、一気に飲み干す。 「私が……私が鳴海に代わってお前を叩きなおしてやる! お前達と同じ存在になった……この私がなッ!!」 その瓶の中に入っていたものは、生命の水(アクア・ウィタエ)。 昔、才賀正二がアンジェリーナから半ば強引に奪い、摂取したもの。 みるみる内に、ナギの毛髪、両眼が銀色に染まっていくのをエレオノールは、驚愕の表情で見つめた。 身体を最適な状態に適応させる生命の水により、ナギが遂に、前屈みにもならず、立ち上がる。 続けて、スパイスガールを発現し、武装錬金を発動させ、弓を構えるナギ。 今、再び二人の闘いが始まった。二人のしろがねによる闘争の舞台が。 「あるるかぁん! LES ARTS MARTIAUX! (闘いのアート!) 聖ジョージの剣!」 あるるかんが動く。 右腕の、聖ジョルジュの剣を横方向に振りぬく。 先程スパイスガールの肩に裂傷を与えた聖ジョルジュの剣が、スパイスガールに迫る。 だが、当たることなく虚しく空を切る結果となった。 バックステップをし、距離を取った事で攻撃を回避したスパイスガール。 先程より速い反応に違和感を覚えたエレオノールだが、構わずあるるかんを直進させる。 今度は左腕の聖ジョルジュの剣による、斬撃の一閃が切り裂かんと唸りを上げた。 「甘い!」 「なっ!?」 だが、聖ジョルジュの剣が切り裂く前に、スパイスガールの拳がそれを殴りつける。 瞬く間に軟体化し、不格好な音をたてて、スパイスガールの身体にぶつかる聖ジョルジュの剣。 当然切れ味などなくなっているため、スパイスガールにはなんのダメージもない。 何をされたのか皆目見当が付かないが、エレオノールは即座に次の行動に移る。 踏み込んだあるるかんの左脚を踏ん張り、そのままの勢いで右脚の動作繰りを行う。 「ナルミがお前のやっているコトを知ったら、きっと悲しむ! なんでそんな簡単なコトもわからんのだ!!」 振り上げられたあるるかんの右脚よりも早く、スパイスガールの拳が叩き込まれる。 顔面を殴りつけられた事により、あるるかんが後方へ吹っ飛ぶ。 苦い表情を浮かべながら、エレオノールは同じように後方へ距離を取った。 先程の戦闘で、スパイスガールがナギの近くしか行動できない事は既に知っている。 完全に崩れた、あるるかんの体勢を整えるためにも、エレオノールは一旦距離を取る事を選んだ。 だが、エレオノールの表情が再び驚愕の色に染まる。 「こ! これは!?」 「お前も知っているはずだ! あいつの強さを……あいつのバカみたいなお人良しさをッ!!」 スパイスガールがエレオノールの想像以上の速さ、行動距離を見せた。 朧気に感じていた、先程の動きとの違い。 それが最早、気のせいではないとエレオノールは判断する。 事実、ナギのスパイスガールは成長し、拳速、行動距離など、全ての能力が向上していた。 ジャン・ピエール・ポルナレフがヴァニラ・アイスと闘った時のように。 譲れない想いが、スパイスガールの成長を誘発していたという事だ。 射程外だと思っていたため反応が間に合わず、エレオノールはスパイスガールの拳を腹部にもらう。 あるるかんの繰りを行う指輪が外れるのを防ぎながら、エレオノールは後方へ吹き飛ぶ。 いや、空中であるるかんの右脚を繰り、聖ジョルジュの剣で攻撃を仕掛けた。 拳を合わせるタイミングが取れず、ナギの元へ戻ろうとしたスパイスガールの頬に切傷が生まれる。 「確かにそうかもしれない……ならば、確かめるまでだ!」 以前、自分と共に花火を打ち上げた人物の様子を見にいった鳴海。 そして、誇り高く範馬刃牙と闘った鳴海の姿に、一時は羨ましさを覚えた。 だが、刃牙に核鉄を渡し、不信感もあり、自分の師匠、ギイとも関係があるかもしれない鳴海。 あまりに鳴海に関する事が重なりすぎたため、エレオノールはもう一度彼に会い、話をする事に決めた。 「そのためにも私はナルミにもう一度会う必要がある……答えろ! ナルミは今どこで、なにをしている!?」 頬の血を拭っていたナギに、荒々しくエレオノールが叫ぶ。 そもそも自分の目的である、鳴海の情報を求め、エレオノールは駆け出す。 あるるかんと共に、走り来るエレオノール。 そんなエレオノールをナギは黙って見つめていた。 「――――だよ」 先程とは打って変わって、あまりに小さい声でナギは呟く。 何か様子がおかしい。そう思いエレオノールがナギの様子を観察する。 今すぐにでも泣き出しそうで、必死に涙を堪えているナギの顔が見えた。 「死んだよ……鳴海は……私達に後を任せてな。死んじゃったんだよ……鳴海は……」 ナギがポツリ、ポツリと呟く言葉。 駆け出していたエレオノールの、足の動きがピタリと止まる。 俯きながら、必死に涙を堪えるナギ。 だが、そんなナギを見る人物は一人も居ない。 どこを向いているかもわからない程、エレオノールの目線は泳いでいる。 ナギの言った内容が、エレオノールは直ぐには理解できなかった。 「嘘だ……ナルミが死んだなど……嘘だッ!!」 才賀勝を失い、優勝者の褒美の話もいま一つ信用性に欠ける話である。 そのため、鳴海を笑わせる事だけを目的としてエレオノールは闘ってきた。 だが、鳴海が死んでしまえば、自分の目的は無くなってしまう。 目的がない人形など最早人形ともいえない。言うなれば、ジャンク(欠陥品)だ。 碌に自分の役も演じられず、ジャンクとして人生を終える事になる自分。 「ああああああああああああぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!」 その事実を振り解くかのように、エレオノールが走り続ける。 浮かべる表情は怒り、疑念など様々なものが入り混じったもの。 両腕の繰りによって、同じように疾走するあるるかんの動きは荒い。 自分の目的を失い、冷静さを失ったエレオノールの人形繰りは、最早、鮮やかなものとはいえない。 只、目の前のナギを叩きのめし、先程の言葉を撤回させるためにあるるかんを操る。 これまでにない変則的な動きで、あるるかんの両腕がナギとスパイスガールに迫った。 「嘘じゃない! そんな悪趣味な嘘を言うもんか……。鳴海は最後まで、痛いのを我慢して、闘って……死んじゃったんだ!!」 悲痛な叫びを上げるエレオノールに対し、ナギが顔を上げ、力強く叫ぶ。 咄嗟にスパイスガールの左腕で大地を殴り、ナギがその地点に足を踏み込む。 軟化し、柔軟性に優れる大地を蹴り、ナギが跳躍する。 しろがねになる事によって、得る事が出来た身体能力を存分に引き出す。 更に、後方へ飛びながらエンゼル御前の矢を掃射する。 地上で打ち合うスパイスガールとあるるかんから、 少し離れた位置でナギを見上げていたエレオノールは、咄嗟に横に飛びのく。 だが、完全には避け切れず、左ふくらはぎ、左腰、右肩それぞれに一本の矢が突き刺さり、赤い鮮血が噴き出す。 負傷の事実に構わず、エレオノールはあるるかんを操り、右腕の聖ジョルジュの剣が斜め上に振り上がる。 両腕を伸ばしていたスパイスガールの腹部から肩までに、深く、そして長い亀裂が走った。 亀裂が入った部位から、砂のようなものが大気に向って昇っていく。 「ぐっ! まだだあああぁぁぁぁぁッッッ!!」 スパイスガールと同じ傷を受け、赤い鮮血を撒き散らしながらナギが大地に降り立つ。 以前のナギならとっくに致命傷となる程の負傷。 だが、今の彼女にはしろがねとしての生命力がある。 何より、こんなところで終わるわけにはいかない気持ちが、抑えきれない程強い。 少し色が薄くなったスパイスガール一点に、再び精神を集中させる。 今までより更に速い速度で、あるるかんに迫るスパイスガール。 大きく振りかぶり、前方に突き出した右の拳を胸部に受け、あるるかんが破片を散らしながら吹っ飛ぶ。 「では、ナルミが死んでしまったら……私はどうすればいい! 私はナルミを笑わせるために闘ったというのに……。 目的がない人形である私は……この先何をすればいいのだ!? それになんだ……? 胸が張り裂けそうな、この奇妙な感覚は一体……?」 あるるかんと共に、後方へ跳んだエレオノールが両手を自らの胸に当てる。 鳴海が死んだという事を聞かされた後、馬鹿みたいに鼓動が早くなっている。 今までにない、不自然な感覚にエレオノールは動揺を隠せない。 鳴海にもう二度と会う事が出来ない。 その事実が何故か、エレオノールの心をがんじがらめに縛り付けている。 「しろがね……お前はきっと鳴海が死んだコトを認めたくないんだ……。 理屈じゃないんだ……お前もきっと鳴海のコトが大事な存在だと感じているハズだ……。 だから、あんなに怖い顔も出来た……鳴海を深く想っているからこそな……」 スパイスガールを依然発現したままのナギが、苦しそうに呟く。 しろがねといえども決して、不死の存在ではない。 出血が多ければ、常人と同じように死んでしまう。 頬と腹部から肩までに出来た裂傷は完全には修復していなく、未だ血は流れ続けている。 ナギの命が磨り減っている事は、最早明確な事だ。 「ナルミが私の大事な存在……? 私が……ナルミに想いを寄せているだと……人形であるこの私が……この私が……?」 心底不思議そうな顔で、エレオノールは言葉を繰り返す。 この殺し合いに呼び出される前には、人を想うなどという感情は持った事がない。 そのためナギの言う言葉通り、自分が鳴海を大切な存在であるかどうかすらわからない。 只、自分に笑顔を向けてくれた鳴海の姿を思い出すと、不思議な感覚には囚われる。 その事だけしか、今のエレオノールにはわからなかった。 そんなエレオノールに向って、ナギが決心したような表情で口を開いた。 ここ一番の大声を伴って、ナギが叫ぶ。 「バカもん! お前は人形なんかじゃない! 人形が……人形がそんな風に悩んだり、さっきみたいに怒ったりできるもんか! お前も私や鳴海と同じで正真正銘の人間なんだ! 転んだり、迷ったりするけど自分一人で道を切り開ける……。 私達となにも変わらない……この世でたった一人の人間なんだよ! しろがね……いや、エレオノールッ!!」 ナギの言葉が何度も、何度もエレオノールの脳裏を揺さ振る。 自分が人形ではない? とても信じられない事を叫ぶナギに、疑問が生じる。 だが、自分が捨て去った名前を呼ばれた瞬間、何か奇妙な感覚が走った。 「私達とこの殺し合いを潰そうエレオノール! 私達と鳴海もそれを望んでいる! 皆でここから抜け出す事が出来れば……お前もきっと笑顔になれるさ! きっと……きっと鳴海が見惚れるくらいの笑顔が出来る……絶対にだッ!!」 エンゼル御前の矢を放ちながら、スパイスガールと共にナギが走り出す。 自分の言葉をエレオノールがどこまで、受け入れてくれるかはわからない。 そのため、力付くでもわからせるためにナギは仕掛ける。 「私は……私はッ!!」 長きに渡る闘いの癖で、半ば無意識的にエレオノールはあるるかんを繰る。 ナギを自分に危害をなす存在、敵と判断し、迎撃を行う。 エレオノールの闘志は未だ、折れてはいないからだ。 スパイスガールとあるるかんの、二体の人形が肉迫する。 ――スパイスガールの右の拳が叩き込まれた衝撃により、あるるかんの顔が大げさに揺れる。 ――体勢が崩れたあるるかんの左脚が上がり、聖ジョルジュの剣がスパイスガールの右脇を下方から上方へ向って突き刺さる。 ――開いていた右脇を閉じ、あるるかんの左脚を固定し、スパイスガールの左腕が腹部に振り下ろされる。 ――あるるかんの右腕がスパイスガールの左手首を掴み、動きをしっかりと抑えた 「エレオノールーーーーーッッッ!!」 先程スパイスガールを使い、柔らかくさせておいた地面を蹴り、ナギが両手を振りかぶる。 右脇に走った激痛、出血に表情を歪ませながらナギは跳んでいた。 その両手に握られたものは核鉄。 スパイスガール、そしてあるるかんを飛び越え、核鉄による打撃でナギはエレオノールの沈黙を狙う。 スパイスガールとあるるかんは互いに組み合い、行動は難しい。 ナギとエレオノールを邪魔立てするものはなにもない。 「なっ!?」 だがそんな時、ナギは驚きの声を上げ、急に身体の動きが鈍くなる。 ナギの視界に、身体中が砂のようなものとなり、消えていくスパイスガールの姿が入る。 いくらしろがねになったといえども、スタンドを操るナギの体力、特に精神力は底を付いていた。 完全に消えたスパイスガールから、抜け出したあるるかんがナギに向って飛び上がる。 武装錬金を発動する暇もなく、そのまま核鉄をあるるかんにぶつけようとナギは両腕に力を込めた。 「……おしまいだ」 だが、核鉄はあるるかんにぶつかる事なく、あっけなく地に落ちた。 あるるかんの、右腕の聖ジョルジュの剣にはべっとりと赤い鮮血が張り付いている。 ドラゴン殺しの英雄の名を取った、聖ジョルジュの剣の切れ味は凄まじく、容易に物体を切断できる。 たとえ、しろがねになった人間の身体でさえも。 全身に、真っ赤な鮮血を浴びた、エレオノールの姿がそこにあった。 ◇ ◆ ◇ 「私を人間と言ってくれたコトは嬉しく思う……だが、私には実感が湧かない。 私が人間であるというコトも……ナルミが死んでしまったというあなたの話も……」 核鉄を回収し、エレオノールが呟く。 生身の身でありながら、とてつもない強さを誇った鳴海。 エレオノールにはそんな鳴海が死んでしまったという事実がとても信じられなかった。 いや、信じたくなかったかもしれない。 ナギが自分の事を惑わすために付いた嘘だと、思いたかったのかもしれない。 (でも本当にナルミが死んでいたら……私は……私は……どうすればいい……?) 心に疑念を持ちながら、エレオノールは走り出した。 仮初の同盟を組んだ相手、マーティン・ジグマールの元へ戻るために。 一人ぼっちではどうしようもなく、不安で自分自身を見失いそうな錯覚に脅えながら。 エレオノールは走り去った。 ナギの真っ赤な返り血を全身に浴びたままの姿で。 胴体を切断され、二つに分かれる事となったナギを残して。 【D-3 西部 1日目 真夜中】 【才賀エレオノール@からくりサーカス】 [状態]:全身に打撲と裂傷、腹部に中程度のダメージ、左ふくらはぎ、左腰、右肩に矢による傷 (しろがねの再生力、核鉄の治癒力で再生中)、精神不安定 、血まみれ [装備]:本部の鎖鎌@グラップラー刃牙、あるるかん(白金)@からくりサーカス (頭部半壊、胸部、腹部に大きな損傷、全身にへこみと損傷あり、血まみれ)、エンゼル御前の核鉄@武装錬金(核鉄状態) [道具]:青汁DX@武装錬金、ピエロの衣装@からくりサーカス、支給品一式 [思考・状況] 基本:??????? 1:取り合えずジグマールの元に戻る。 2:ナルミが本当に死んでいたら…… 3:強い者とは無理に戦わないが、勝機を逃すつもりはない。 4:ジグマールと共に行動し、強敵を減らす。 [備考] ※ジグマールと情報交換をしました。 ※参戦時期は1巻。才賀勝と出会う前です。 ※夢の内容はハッキリと覚えていますが、あまり意識していません。 ※エレオノールが着ている服は原作42巻の表紙のものと同じです。 ※ギイと鳴海の関係に疑問を感じています。 ※メイクは落としました。 ※フランシーヌの記憶を断片的に取得しています。 ※「願いを叶える権利」は嘘だと思っています。 ※制限についての知識を得ましたが、細かいことはどうでもいいと思っています。 ※ケンシロウとキュルケを恋人同士だと思っています。 ※鳴海の死亡を嘘だと信じたい節があります ※エンゼル御前は使用者から十メートル以上離れられません。 それ以上離れると核鉄に戻ります。 『私――――――ト――――――――ない。が――――――う――――――ナル――――――たと――――――話も……』 (なにを……なにをいっているの……だ、エレオ……ノール……?) エレオノールが何か言っているようだが、ナギにはよく聞こえない。 身体をしろがね化させたといっても、無理やりに動かしていた分疲労は大きかった。 最早碌に言葉を出す気力も、腕一本も動かす力もない。 腹部に走る焼けるような痛みがナギの力を、気力を奪っていた。 しろがねの強靭な生命力により、なんとか生きている事が出来ている状態。 うつ伏せの状態で、自分の下半身を見る力もないナギだが、自分の身体に起きた事はわかる。 空中であるるかんに胴体を切断され、地に落ちていく自分の下半身を見届けたからだ。 エレオノールに声をかけようとしたが、彼女が立ち去る音が彼女の気配が消えたのでナギは諦めた。 (まぁ……十分に……時間は稼いださ……あとは独歩さんや……ケン、こなた達に任せて……ちょっとだけ……寝ようかな……。 ……カズキ……ジョジョ……マリア……鳴海……私は……私なりに…………頑張ったぞ。 だから……もうすこし…………待ってく…………れ……) 今まで出会った仲間、知人達の顔を思い浮かべ、ナギが両眼を細める。 皆、いい人達で自分をお金持ちのご令嬢としてではなく、一人の少女として見てくれた掛替えのない仲間。 何故か彼らの事を思い浮かべると、心地よい気持ちになってくる。 もうすぐ、自分の命が尽きようとしているというのに。 その不自然さに、いいようのないナギは可笑しさを覚え、同時に悲しくなってきた。 自分の愛する人、そして尊敬する人である二人に会いたくなってしまったから。 (ハヤテ………………ヒナギク…………もっと…………遊びた……かったんだぞ …………私は…………いっぱい……いっ……ぱい……だ。 でも……………………悔いはない…………やれるだ…………けのコトは …………やったから……な……………………。 しろがね…………のコト…………が…………すこし気に…………なるが…………) 身体が段々と固くなり、全身のコントロールが効かなくなるのがわかる。 以前、鳴海が死んだ時のように、自分の身体にひびが走っていくのをナギは確認した。 それはしろがねがこの世を去る印。 ナギの両頬に涙がポロポロと滴る。 (ごめんよ…………ハヤテ…………お前を…………残して……………… 死んでしま…………う…………私を…………ゆるし…………てくれ……。 …………こんな私だが…………ハヤテ…………最後に…………もう一つ ……………………おねがいして…………もいいか…………) 運命の人、ハヤテと過ごした日常をナギは振り返る。 ――クリスマス・イブの日、暴漢に襲われた自分を助け、情熱的な告白をしてくれたハヤテ。 ――自分の我侭を聞き、自転車を漕いで一緒に初日の出を見に行ってくれたハヤテ。 ――狂言誘拐で誘拐され、東京の地下で暴走したロボットから自分を助けてくれたハヤテ。 ――秘密のダンジョンを探索中に、悪霊がついたロボットの囚われた自分を助けてくれたハヤテ。 数え切れない程の、大切な思い出を思い出す度に、ナギは涙を零す。 (もし私が…………うまれ…………かわるコトが…………できて…………ハヤ……テ…………の前に……あらわれた……ら……。 その時は…………ま…………た……私…………の…………) だが、その表情は決して暗いものではない。 それどころか、どことなくナギは嬉しそうな表情を浮かべていた。 (執事を…………やらない…………か……? ずっと…………ずっ……と…… 私の執事を………やってくれ…………。 私の…………一番…………大切な……人……大好きな…………ハヤテ…………) その瞬間、バリンと、何かが割れるような音が辺り一面に響いた。 その音を聞いた者は誰一人として、居ない。 只、赤い鮮血に塗れた一本のハチマキ。 そして、以前三千院ナギであったモノが辺り一面に散らばっていた。 粉々に砕け散った、破片が。 だが、彼女の顔の破片はどこか満足げなものであった。 実際には、心の中で呟いただけであったが、ナギは綾崎ハヤテに最後の言葉を言う事が出来た。 その事がナギを満足させる事が出来たのかもしれない。 君にこの言葉が届きますように――――――そんな願いを込めた言葉を、言う事が出来たから。 【三千院ナギ@ハヤテのごとく!:死亡確認】 【残り21人】 前編 207 弟 投下順 209 らきすた ~闇に降り立った輝星 207 弟 時系列順 209 らきすた ~闇に降り立った輝星 202 何をしても勝利を 三千院ナギ 死亡 202 何をしても勝利を 愚地独歩 210 運命の罠 202 何をしても勝利を ケンシロウ 210 運命の罠 202 何をしても勝利を 才賀エレオノール 210 運命の罠 202 何をしても勝利を マーティン・ジグマール 210 運命の罠 202 何をしても勝利を 泉こなた 209 らきすた ~闇に降り立った輝星 201 笑顔 赤木しげる 209 らきすた ~闇に降り立った輝星
https://w.atwiki.jp/kadu/pages/191.html
#blognavi 昨日友人と会って他愛のない話をしているうちに 「やはり自分の意見はきちんと人に伝えないと」と開眼。 (今までは遠慮して思ってないことにも頷いたり、傍からみたら白々しい返答をしていた、と思う) 相手のことは否定しないけど、自分の思っていることはきちんと口に出して言おうとした結果。 あれれ。結構いい結果? パートナさんとお茶していたのですが、いつもに増して好感触。あちらからイロイロと喋ってくださる。 なるほど聞く姿勢は大事だね、と思った一瞬でした。 25歳になろうともあろう娘がこういことで一喜一憂しているのもどうかと思うけど、一歩ずつ、だ。 踏みしめてきちんと進んでいこう。 トラブったということで久しぶりに昔の案件に行った。 お客さんがものすごくいい人で会ってほんわかして帰った。ポーズの部分もあるかもしれないけど、行って温かく迎えてくれるというのは物凄くありがたい。 カテゴリ [日記] - trackback- 2007年07月19日 23 59 59 #blognavi
https://w.atwiki.jp/kyabe2/pages/112.html
党員のご紹介です。 ブログへのコメント率高し。ldwfvaこと、アンチさんです。 #close ID ldwfva ニックネーム アンチさん、アンチ大佐、大佐殿 好きなコース ブロードウォーク(建物の風景がいい)ランチャーズラッシュ(後半のSCがいい)クレイジークレイター(長くて追い抜くチャンスがありそう)、極東に多数。 嫌いなコース モッドサーキット(短くてつまらない)デモンズクリフ(落ちやすいから)、フラクチャー(同左) 技術評価値 1830 勝率 14.61(515/3524) よくいる時間 22時~25時くらい 党首から一言 レースは何度もご一緒させていただいてます。初めの文字は小文字のLだそうです。「a-***反対組織」の大佐?今度詳しくお話を聞いてみようっと。 コメント用です。言うまでもなく、誹謗中傷などはご遠慮くださいね。 自分から入党したいなんて方は誰以来だろう? これからよろしくお願いします。 - キャベツ 2011-04-03 04 51 28 こちらこそよろしくお願いします>< クリエイトはローゼンメイデン、戦国BASARA中心でやっております(最近はしばらくBASARAですが) - アンチ 2011-04-04 21 21 55 BASARAキャラコンプできたかな?今度ちぇきるねー! - nemuize_mazide 2011-06-29 03 13 37 まだまだこれからですね(´Д`) 本当にコンプ出来るのか怪しいものですw - アンチ 2011-07-01 20 09 35 地上絵紹介やコメントありがとうございます(u_u)真田幸村の地上絵もありますが、日本が誇る地上絵クリエイターのS-h-oさんはもっと凄まじいくらいの作品の勢揃いですw - アンチ 2011-04-14 14 50 50 では今度S-h-oさんの作品もチェックさせていただきま~す。 - キャベツ 2011-04-20 13 18 57 最近斬魄刀を振り回しているとか。他のゲームしたいときは遠慮なく遊びまくるのがいいです。 - キャベツ 2011-06-28 08 38 45 斬魄刀より虚閃(セロ)放ちまくりですw 今日は久々にコース作りに着手してみました(その名も豪邸w) - アンチ 2011-07-01 20 45 24 私の豪邸はリミックス可能なので、Modストーリーのネタに是非w 自家製のぶどうやレモンを使ったデザートも用意しておきます・∀・(Modのコースクリエイトって栽培も出来るんですね~) - 大佐 2011-07-02 02 00 55 名前
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/790.html
462 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/26(木) 21 48 11 ID qnc1nQYQ ~~特攻野郎アジト~~ 真宵「というか、どうやって貴女はここに?」 ひたぎ「神原がどこかへ行くようだっから後をつけてきただけよ」 神原「しかしなんでまた私たちの仮リーダーになるなんて?」 ひたぎ「理由は簡単よ。神原たちが何かすごくおもしろそうなことをやってるから仲間に入れて欲しいと思っただけよ。それとも何。神原は私と仕事をするのが嫌なの?」 神原「いやあ、それは……」 真宵「本当にそれだけですか?」 ひたぎ「後はここにある風紀委員っていうの?私はああいうのを好かないのよ。さらにそのトップの……龍門渕さんだったかしら?ああいうお嬢様キャラ丸出しにしたのは大嫌いなのよ。だからあの女の屈辱に歪む顔を見てみたいと思ってね」 真宵「(やはりそういうことですか)」 ひたぎ「で、神原。貴女は私と仕事をするのがそんなに嫌なの?」 神原「正直、先輩と仕事ができるのは非常に嬉しい。しかし新規入団に関しては私とゴーストの一存では……」 ムギ「あら、別にいいわよ」 真宵「オーナー!」 ホンダム「……(おーなー、大丈夫なのか?)」 ムギ「ええ、心配は無用よ」 ひたぎ「あら、貴女がここのトップなの?」 ムギ「ええ」 ひたぎ「別にいい、とさっき言ってたみたいだけどそれは私の入団を認める。そう解釈していいのね」 ムギ「はい、ひたぎさん……いえホチキス。貴女の入団を認めましょう」 真宵「いいんですか、そんなにあっさり決めてしまって?この人は…」 ムギ「いいのよ。私たちの戦力不足は否めないし、それに私は前に進むためならどんな毒だってはらむわ。その覚悟で私はこの席についているのだから」 ひたぎ「私を毒と呼ぶのね?」 ムギ「ええ。危険人物という意味では十分毒なのでは?」 ひたぎ「……そこまで面と向かって言われると逆に清々しいわ。貴女もお嬢様キャラみたいだけど龍門渕さんとは違って骨があるじゃない。いいわ、協力してあげる」 ムギ「ありがとうございます。では私は編集をしなければならないディスクがあるのでこれで」 バタン ひたぎ「というわけでこれからよろしくね、神原。ここではモンキーと呼んだほうがいいのかしら?」 神原「お好きにどうぞ、戦場ヶ原先輩……いえホチキス。私は貴女と犬にございます」 ホンダム「……(しかしおーなー殿は気丈なものだな)」 真宵「そうですね(オーナー、あの涙は黙っておきますよ。貴女は私たちの前では弱さを見せるわけにはいけませんもんね)」 【戦場ヶ原ひたぎ改めホチキス 特攻野郎Sチーム入団】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1506.html
462 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/26(木) 21 48 11 ID qnc1nQYQ ~~特攻野郎アジト~~ 真宵「というか、どうやって貴女はここに?」 ひたぎ「神原がどこかへ行くようだっから後をつけてきただけよ」 神原「しかしなんでまた私たちの仮リーダーになるなんて?」 ひたぎ「理由は簡単よ。神原たちが何かすごくおもしろそうなことをやってるから仲間に入れて欲しいと思っただけよ。それとも何。神原は私と仕事をするのが嫌なの?」 神原「いやあ、それは……」 真宵「本当にそれだけですか?」 ひたぎ「後はここにある風紀委員っていうの?私はああいうのを好かないのよ。さらにそのトップの……龍門渕さんだったかしら?ああいうお嬢様キャラ丸出しにしたのは大嫌いなのよ。だからあの女の屈辱に歪む顔を見てみたいと思ってね」 真宵「(やはりそういうことですか)」 ひたぎ「で、神原。貴女は私と仕事をするのがそんなに嫌なの?」 神原「正直、先輩と仕事ができるのは非常に嬉しい。しかし新規入団に関しては私とゴーストの一存では……」 ムギ「あら、別にいいわよ」 真宵「オーナー!」 ホンダム「……(おーなー、大丈夫なのか?)」 ムギ「ええ、心配は無用よ」 ひたぎ「あら、貴女がここのトップなの?」 ムギ「ええ」 ひたぎ「別にいい、とさっき言ってたみたいだけどそれは私の入団を認める。そう解釈していいのね」 ムギ「はい、ひたぎさん……いえホチキス。貴女の入団を認めましょう」 真宵「いいんですか、そんなにあっさり決めてしまって?この人は…」 ムギ「いいのよ。私たちの戦力不足は否めないし、それに私は前に進むためならどんな毒だってはらむわ。その覚悟で私はこの席についているのだから」 ひたぎ「私を毒と呼ぶのね?」 ムギ「ええ。危険人物という意味では十分毒なのでは?」 ひたぎ「……そこまで面と向かって言われると逆に清々しいわ。貴女もお嬢様キャラみたいだけど龍門渕さんとは違って骨があるじゃない。いいわ、協力してあげる」 ムギ「ありがとうございます。では私は編集をしなければならないディスクがあるのでこれで」 バタン ひたぎ「というわけでこれからよろしくね、神原。ここではモンキーと呼んだほうがいいのかしら?」 神原「お好きにどうぞ、戦場ヶ原先輩……いえホチキス。私は貴女と犬にございます」 ホンダム「……(しかしおーなー殿は気丈なものだな)」 真宵「そうですね(オーナー、あの涙は黙っておきますよ。貴女は私たちの前では弱さを見せるわけにはいけませんもんね)」 【戦場ヶ原ひたぎ改めホチキス 特攻野郎Sチーム入団】