約 106,093 件
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/2087.html
傀儡は梔子を自在に操り、男の死体を担ぎ上げさせる。 死は酷く醜いものだ。やはり永久不変こそが美だと改めて認識する傀儡。 そしてその場から立ち去り場所を変え、傀儡が住み着いているアトリエへと到着する。 「まずは血抜きだな。次は臓物を抜き取り……」 慣れた手つきでそれらの動作をしていく。 時間経過とともに死体はあるべきものを抜き取られて、最終的に残ったのは器のみ。 臓物も血液も思い出も矜持も人格も―――全て抜き取られた。全て奪われた。 「さて、この素材で今度こそ異能傀儡を成功させるか。」 「今まで20ほど能力者という素材を用いてみたがどうも機能しない。」 「異能が全く使えぬ木偶人形に成り果ててしまう。」 そんな愚痴とともに異能傀儡へと変貌させようとしたが―――やはり失敗する。 「………これも失敗作か。くだらねぇ。やり方を変えるか。」 「その前にこの傀儡に多少の装飾を加えるか。」 「異能傀儡に出来ないのならば椿・牡丹・梔子のように運用するだけだ。」 「その前に分割するか。運搬するのに身体丸ごとあったんじゃ面倒だ。」 分割された異能傀儡の失敗作をアタッシュケースへと押し込み、その言葉の後外出する。 目的地は祖国の兵器開発室。そこに知り合いがいるのだ。 そこへ今運搬しているできそこないに祖国の兵器を搭載させる算段である。 そして担ぎ込まれた失敗作の傀儡となり下がった男は祖国の兵器開発室へと運搬された。 「まったく…いつも思うけどさ。お前は趣味が悪いな。能力者の傀儡なんて誰が好き好んで…ブツブツ」 嫌悪感をあらわにする兵器開発室の人間。だがその感性は――― 「ああ、そうだ。人間が装備することを前提とした兵器があんだけどさ、それをその気色悪い人形に取りつけてもいいか?」 「威力は確かなものがあるんだよぁ…機械じゃなくて人にそれを搭載させるってのはロマンなんだよなぁ」 「でも人間って貧弱だよな。並みの人間じゃ装備してすぐにダウン。」 「鍛えた軍人に装備させて運用してみたんだが発射した後に身体に多大な負荷が掛かってぽっくり逝っちまった。」 「ったく、なっさけねぇよなぁ!!。男のロマンを装備してんだからそれぐらい気合と根性とロマンで克服しろってんだ!!」 ご覧の有り様である。つまり狂人の部類に入る人間である。 「御託はいい…さっさとその兵器を取り付けろ。どうせ誰も使いやしないんだろ?」 対して傀儡は冷静である。用件だけをさっさと済ましてほしいのだ。 傀儡の冷静で無機質な音の直後に突如研究者は言葉を発した。 「――…あっ!いけねぇや!忘れてた!」 突然あわててどこかへと消える研究者。そのせわしい姿をガラス玉の目でただ映すだけの傀儡。 一言「くだらねぇ」と消え入るような声でそう呟き視線を虚空へと彷徨わせながら研究者の帰還を待つだけだった。 数分後、額に汗をかきながら運動不足を伺わせる息切れの音の合間に言葉が継ぎ足される。 その継ぎ足された声の内容を統括すると以下のような内容であった。 ―――背中の3連装レーザー以外にも搭載させたいものがある。 ―――それは脚部に装着させて動きを補助し、一時的な機動力の向上を主としたものである。 「………失敗作とはいえ俺の作品だぞ。そんな科学の塊を幾つも搭載させるな。」 「まったく。……俺個人の解釈だが科学って言うのは人を支配するもんだ。人が科学に支配されてる。」 「そんな人の手に余るものを俺の芸術には不要だ。人が科学を支配し直してから搭載しやがれ。」 辛辣な言葉を兵器開発室の人間へと投げかけ少々の侮蔑と嫌悪を混ぜた沈黙を作り出す。 その沈黙を無造作に引き裂くように兵器開発室の人間は明朗に滑舌よく弁舌を始めた。 「確かに科学ってのはなぁ、人を豊かにしたり貧乏にしたり、人を救ったり殺したりと…」 「まぁ人はそれらに振り回されてるわけだけどよぉ。」 「そんなじゃじゃ馬を人間の手で制御できるようにするのに手を拱いてでも努力して芋虫のような一歩を歩みながらでも進み続けるのにロマンを感じるのよ。」 「だからよぉ、搭載させてくれや。ある種の死闘さ。お前も芸術家なら美と戦うなんてこともあんだろうがよ。お前にも俺の気持ちは理解できるはずだぜ?」 剛腕の政治家の演説をほうふつとさせる言葉を閉じたのは豪快な笑い。 ドンキホーテの騎士さえもあざ笑う挑戦。だがそれは不可能ではないと確信しているからこその豪快な笑い。 呆れながらその姿を見ていたが、同時にある種の説得力を感じた。 だからこそ傀儡の次の言葉は承諾であった。 そして傀儡は先日いたアトリエへと戻るのであった。 翌日―――魔改造された男の傀儡がアトリエへと運搬された。 その姿は人からはかけ離れた何か。中途半端に傀儡で、中途半端に科学の塊で。 それでも無下に扱う気にもなれず、とりあえず運用するのだった。 ―――ここで外法傀儡の出番は終了する。 ここから先は【狂機人形】とそれに2度目の生を強制した影絵のような男がメインとなる。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5716.html
464 :NPCさん:2010/11/13(土) 01 55 35 ID ??? うちのサークルに参加してる微困を報告。 実際に同卓したわけではなく、仲間から聞いた話なのだが、 パラサイトブラッドでDUST職員PCをやった微困。 ミドルフェイズの情報収集シーンで、一般人から聞き込みをする際に、 1.自身がDUST職員であることをばらす。 2.装備品の銃で一般人を脅す。(無理やり情報を吐かせようとした?) 3.シナリオで3度しかできない変身を無駄に行う。(同上、ないしは敵と誤認?) 4.結局、情報を得ることができずに飛行してシーン退場。 ・・・な、なにがしたかったんだろう? ちなみに微困本人はルーニーってわけじゃないです。 むしろ周りの雰囲気を悪くさせてばかりなのでw。 【DUST】 国連WHOの下部組織で、職員は対悪魔憑き事件に限り、警察署長並の権限を持つ。 DUST職員の身分は秘匿が必要なものの、実際の事件では警察関係者を装って 捜査が可能で、警察に対しても捜査協力や、地域封鎖なども依頼できる。 また銃器の購入、所有も可能。 敵側のもつ特殊能力(擬似洗脳)を防ぐために、変身回数が制限されるものの、 洗脳を防ぐ専用のデバイス(1シナリオに3回変身可能)も所有している。 465 :NPCさん:2010/11/13(土) 01 59 39 ID ??? 「オッス、オラもっと弱いヤツと戦いてえ!」な人だったんかな 466 :NPCさん:2010/11/13(土) 02 15 59 ID ??? 464の困は最適化が足りてない上に、リソースの使い方がなってない。 467 :リーダーでおじゃる:2010/11/13(土) 04 59 30 ID ??? マロにとっての最適化とは 「他のPL諸氏が縦横無尽に活躍できる程度に弱体化している自己PC」 の事でおじゃるが。 「GMの努力をあざ笑うかの様なシナリオ破壊タイラントPC」なぞ 作ってネタにするのはともかく、卓上で使うのは 最適とは言いがたい行為でおじゃるからのぅ 468 :NPCさん:2010/11/13(土) 09 19 06 ID ??? 464 俺も潜入操作の最中PCのひとりに「俺たちはガンドッグだ!」ってバラされた記憶が 469 :NPCさん:2010/11/13(土) 09 37 14 ID ??? 464 勝手に身分を暴露して自爆するのは良いけど、自分が助かるために他人のことをバラすやつには、流石に説教してしまった。 470 :NPCさん:2010/11/13(土) 10 03 52 ID ??? ? ルーニーって、トンチキプレイで場の空気を悪くするヤツのことだろ? 場の空気を悪くしないならルーニーではないぞ。 471 :NPCさん:2010/11/13(土) 10 24 34 ID ??? 以前ガンドックで潜入する際に警備のチェックを受けた時 俺(PL発言のつもりだった)「ガンドックの偽造した身分証にはどんな風に書かれてるの?」 敵「なに、ガンドックだと!すぐにこいつを取り押さえろ」 となって潜入が台無しになった事があった。 ちゃんとPL発言とわかるように言わないととか敵の前でそんな事言う奴は怪しまれて当然だとか注意されたよ。 472 :NPCさん:2010/11/13(土) 10 26 45 ID ??? 470 とにかくウケ狙いに走り、それなりに当たるのがルーニー。 滑ってばかりのヤツはルーニーとは言わん。 473 :NPCさん:2010/11/13(土) 10 31 07 ID ??? リアルマン、リアルプレイヤー、ルーニー、マンチキンの4つで、マンチキンが困ったちゃんとして扱われることが多いが、 厳密にはどれも困ったちゃんの典型や予備軍であって、ルーニーもその一派だったりするのよね。 ルーニーは面白くしようとして、トンチキなことをやる(で、結果的に場を荒らす)やつ。 場を荒らすためにトンチキなことをやる奴や、無自覚にトンチキなことをやる奴は少し違うので、 464の困は、そう言う意味では、ルーニーとは別方向の、トンチキに見える。 474 :NPCさん:2010/11/13(土) 10 32 14 ID ??? 他の奴が笑ってなくても自分ひとりが大笑いする。それがルーニー。 479 :NPCさん:2010/11/13(土) 11 42 17 ID ??? 2.装備品の銃で一般人を脅す。(無理やり情報を吐かせようとした?) なんで、困ったちゃんて、 相手を見ないで暴力とかで情報を聞き出そうとするのかなぞだな。 暴力で情報を聞き出す対象は三下のチンピラくらいか関の山なのに… 情報収集とか駆け引きとかは相手にメリットをちらつかせながら ジリジリと手の内を晒し覗いていくのが楽しいのに… そんな感じに人のコネとかを勝手にというか口八丁で腹芸でしていたら サタスペでは満場一致で「ペテン師」をもらった。 余談だけど 3.シナリオで3度しかできない変身を無駄に行う。(同上、ないしは敵と誤認?) これは立場的にしたらかなりまずいことなんだよ。 理由によっては変身回数の回復を組織がしてくれなくなるし スレ261
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2023.html
429 :二二三:2013/11/14(木) 23 35 50 何となく書いた二番目男 休日モニカルート 俺が一番 ペンドラゴン中心部から離れた郊外の裏通りを一人の男がフラフラと歩いていた 目は虚ろでどこを見ているのか焦点が定まっていない物の酔っているわけでもなければ、リフレインなどの危ない薬をやっているわけでもない ただ、何も考えず歩いているだけなのだ ◇ 数日前 「民間に就職か…」 男は来たくもない士官学校の教官室に呼び出されるや開口一番にそう言われた 「君の人生だから君がどういう道を選ぼうと自由ではあるのだが、しかし、考え直す気はないかね?」 俺の人生だからというなら放っておいて欲しい。貴方には関係のない話なのだから 男は煩わしさを感じていたが、それを押し込め教官の話を聞いている 「君ほどの腕ならば即戦力として欲しがる部隊は幾らでもある。それに行く行くは皇族の方々やラウンズの方々の親衛隊へも抜擢されるだろう」 ラウンズの親衛隊だと? そのラウンズに俺はなるはずだったんだ 「ナイトオブトゥエルブ、モニカ・クルシェフスキー卿も君の進路について伺いたいと申されていたのだが」 ぎりっ モニカ・クルシェフスキー その名を耳にした瞬間無意識に歯軋りしていた 二度と耳にしたくない名だ。聴くだけで耳が腐る ヤツの…ヤツのせいで俺の未来は閉ざされたんだぞ そんなヤツが今更俺の進路を気にしているだ? 「もし配属される部隊が決まっていないのなら推薦するとも仰っておられた」 すい……せん……? 誰がっ!誰がヤツの推薦など受けるものかっ! ヤツの推薦を受けるくらいなら道端の糞でも喰らった方がましだっ! 「いえ、クルシェフスキー卿のお心遣いは大変有り難いのですがもう決めたことですので もし教官がクルシェフスキー卿にお目通りなされる機会がお有りでしたらよしなにお伝えください」 教官からされた聞きたくもない話。それを聞いていた彼は、人当たりの良さそうな爽やかな表情を崩すことなく心の中で毒づき続けた ◇ そうアイツ 全部アイツのせいだ あの何でも持っている大貴族のお嬢様が何もかも台無しにしてくれたんだ 持たない貧乏人の俺が士官学校での死に物狂いの努力の果てに辿り着いたラウンズ候補生の座 だが、アイツは俺の努力をあざ笑うかの如き類い希なる才能で追い抜いていった 後一歩、後一歩だったというのに、持つ者であるアイツが持たざる俺から奪い取っていったんだ 実技も勉学も、アイツが来てから二番、二番、二番、全部二番…っ! 皇帝陛下の御前で行われたラウンズを決める最終試合に全てを賭けた 心では、思いの強さでは、あんなお貴族様には負けてなかったはずなんだ だが、結果は……、アイツの勝ち…… あのとき、アイツの汚らわしい手で握手を求められたとき、その手を振り払わなかった俺を誉めてやりたい アイツはそのままトゥエルブに就任し、士官学校から姿を消したが主席で卒業したのは言うまでもなく、残された俺には次席などという不名誉極まりない経歴が残った どこに配属されるにしてもアイツが上で俺が下なのは変わらない 430 :二二三:2013/11/14(木) 23 37 15 そんな耐え難い屈辱を味わうくらいなら軍や騎士の道など纏めてゴミ箱に捨ててやろうと民間に進む事を決めたのだが、そんな俺を教官はもちろん同輩の者たちも皆止めた “考え直せ” “それほどの腕を埋もれさせるのは間違っている” 必死に引き留めてくれたが、ヤツらも皆内心では二番である俺を哀れんでいるに違いない 本当なら久しくなかった平民出身のナイトオブトゥエルブとして皇宮に上がれたはずなのに、後から来たアイツが…! おまけに俺を推薦するだと? お前みたいに苦労知らずの金持ち貴族がこれ以上俺を嘲るか? 何様のつもりだクルシェフスキー!! 「……」 ガッ―! 「ってーなコラァ!」 思い出せば思い出すほどに腹立たしいアイツの事を考えながら歩いていると前から来た二人組の男と肩がぶつかった 如何にも柄の悪そうな二人組だ。こんな郊外の裏通りでたむろっていそうな社会のゴミ 相手にする必要も無い 「人にぶつかっといて挨拶もなしか?教育すっぞ!」 肩を掴んできた男 ああ……煩わしい その手を振り払ったと同時に男の顔面に拳を突き刺した 「がはッ!」 たかが軽く殴ったくらいで吹っ飛ぶとはひ弱なヤツだ ああ、そう言えばもう一人いたな 「君もやってくれるかい?教育」 「ひいッッ!」 逃げようとするそいつを捕まえる 「教育してくれないなら俺がしてあげるよ」 「か、勘弁してください、」 もう一人のヤツはさっきの威勢はどこへやら平謝りしてくる 弱い、弱いな 「問題、俺と君の関係は?」 「は…?」 「答えは俺が一番で君が二番だ」 掴みあげたそいつの顔面にも思い切り拳をぶちかました そうだ、俺が強くてお前たちは弱い 俺は一番でお前たちは二番なんだ 少しは気が紛れたような錯覚を覚えた彼は、再びフラフラと歩き出し、夜の裏通りへと消えていった 431 :二二三:2013/11/14(木) 23 38 23 とりあえずこんな風になってるけど彼にも色んなルートがあると思いますです
https://w.atwiki.jp/bungeibuanzu/pages/131.html
集まるものは皆噂する。ぴーちくぱーちく餌を求めるひな鳥のように、自らが話しの主役足らんとする。声を上げ、笑う、怒る、うなる。どんな音でも混ざれば、騒音になるのはなぜだろう。 新米職員である彼が今考えることではないが、そうしなければやっていられない。 「どういうことだ!」「今まで何をしていたの!」 狭くても五十人以上が入っていれば、ものすごい熱と勢いに圧倒されそうになる。 町の公民館でなぜ彼がこの騒音の的になっているのか。 騒動はこの町周辺に変な噂があがったことに端を発する。 町には何台か自動販売機がある。そのうちの一つがやけに古いものだった。特に目立った損傷は無いが、所々さびているし、日に焼けて色は全体的にくすんでいる。商品の名前は読み取れる。が、巷では見かけたこともないようなものばかりだった。それを怪しむものは勿論いたが、積極的になくす理由もなく放置されていた。 「飲むと幸せになれる」 いつしかその自販機の缶コーヒーにそんな噂がついた。青い缶に黄色のラベルの缶コーヒー。根も葉もなく確固たる理由もない。噂が出たところで買うものはいない――はずだった。 ある日役場に、こんな苦情が届いた。 「子供の身体に悪い」「あんな自販機を通学路に置いていいのか」「飲んでから子供が口を利いてくれない」「部屋から出てこない」「ずっと手で口元を押さえている」 面白がって購入した子供たちの保護者からの苦情だった。 会話が通じない者の相手をするのは彼の人生の中で上位に入る苦痛だった。 同僚やら先輩の話では、(度胸試しの名目らしいが)以前呑んだことはあるが別段なんともなかったという。 「旨くはなかった」――ようだが。 彼はコーヒーが嫌いだった。あの色が泥水にしか見えなくて飲む気になれない。職場でこぞって飲んでいるが理由がわからない。一種のステータスなのだろうか。 缶コーヒーに害が有るか無いか、その苦情が毎日届くようになった。本来ならそのコーヒーのメーカーに説明責任があるはずだが、その会社には連絡がつかない。では今まで誰が中身を補充していたのか。湧き起こる謎が不安を呼びなら、官警がついてればいいと無責任な誰かの発言も身勝手な町民の支持を得た。 この町の役場はひとつで――いうまでも無い。新米の彼が貧乏くじを引かされたのだ。先輩は一人も出ず、呑気に「飲んで大丈夫って見せ付けてやれ」なんて言う。 勿論飲むはずが無い。コーヒーは好きでないし何よりこんな得体の知れないものを飲むわけがない。彼は何とかして飲むのだけは回避したかった。 詰め寄る血気盛んな町民を掻き分け、テーブルを運び、その上に缶コーヒーを五本と、透明なガラスのコップを用意する。 「えーとですね。これから、コーヒーの中身をグラスに移し変えたいと思います」 要は、中身がはっきり見えればよい。硬くて中身がろくに見えない容器に入ってから不安が広まってややこしいことになる。当然試したものはいると思う。だが、大勢が見ている状況での証明に勝るものは無い。彼はそう自分に言い聞かせて、声を張り上げる。 「はじめますよー」 室内に充満した音が段々と静まってくる。町民も町民で、この見世物に興味が無いわけではないのだ。その身勝手さに内心苛立ちながらも彼は缶のプルタブを引く。 一本目をコップに注ぐ。 茶色。二本目。茶色。三本目。茶色。四本目。茶色。 後一本……。 ……茶色。 色に以上は無い。安堵のため息がいくつか聞こえ、彼は成功を実感した。 「では、成分を分析しますのでまた後日結果をお知らせしたいと……」 これで終わりだ、と彼は安心しきっていた。 彼は未熟だった。 これだけで終わるはずが無い。というより、誰がそれだけで納得するのか。彼は住民感情以前に、そういった人間の心の機微に疎いところもあった。 血気盛んな人々がいればここで終わらない事だってある。 「それだけ?」「仕事があるのに来たんだぞ」「なめてんのか!」 大勢の町民に詰め掛けられて、彼はバランスを崩し後ろに倒れる。 「飲めよ」 その言葉がスイッチだった。爆発した不安が、ひとつの方向に定まった。 帽子をかぶった中年の男が、コップを構えている。 首を振りながら、彼は必死で口を結ぶ。横から何本も手が伸びて、彼の手足を捉え残りが彼の唇に隙間を作り、瞬く間に広げ口蓋をと らえる。 まるで固定されたみたいにがっちりと開かれ、閉じることも許されず、彼の口に容赦なく液体が流しこまれた。 「……っ……っ!」 彼の胸が激しく上下する。 それが全身の痙攣に悪化するさまを見て、住民の中にようやく恐怖心が芽生えた。 すべての手が離れ、彼から距離を開ける。 身体を抱えて苦しむ彼を、遠巻きにして住民は戸惑った。 「色が変わってるぞ!」 誰かがそう指摘する。見ると、帽子の男が持ったコップの液体が、赤く変色していた。 他のコップには何の変化も起きていなかったというのに。 そんな住民たちの狂騒の中で、彼は笑っていた。涙を流して、腹を抱えて笑っていた。笑うしかないのだ。 誰が自販機に入れたのかはわからない。だが、自分が「当たり」であることは理解した。あざ笑うために、仕掛けられた最悪の遊び。 口を閉めるのが難しい。舌でなめ取ると尖った歯がやけに鋭い。 口に広がるのは、泥の味。 彼は確かに幸せになれるだろう。 こんなものでも美味しく感じるようになってしまったのだから……。 2011杏夏部誌に戻る .
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/10558.html
851 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 11 39 06.51 ID Vtrm2kv3O [1/2] コンセンサス不足の事故かも知れないがオンセコミュでの報告 GMの募集に応じてほぼ全員がハンドルネームしか知らないレベルでの初見卓でのこと シナリオ主人公的PC1(キャラ設定高校生)が、いわゆる中二系俺様最強キャラであった 露骨に俺Tueeeや、他PCsage、負けシーンで負けを認めないといった齟齬はあったが、それ以上の進行妨害はなく恐らく他全員が生暖かい目でスルーしていながら進んでいた クライマックスも明らかに死にかけていたり復活リソース使って貰ってヒイヒイしている筈なのに、圧倒的ロールを崩さない等の事はあったがまぁ生暖かい目でスルーでだが問題が一つあった シナリオ根幹に絡むヒロインと副産物のリソース(フレーバー)があり、PC3のシナリオ目的はリソースの確保だった 今までの流れだとPC1が独り占めして荒れるのではと、裏チャットで分配の話を切り出した PL1「やっぱ戦利品独り占めはよくないっすね、リソースは必要なら人居るなら譲っす」 こいつ全員のハンドアウトすら読んでないのか!? という気がしたが、PL3さんがお礼を書いた後、急に地蔵になりだした 853 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 11 40 53.63 ID Vtrm2kv3O [2/2] そして共通エンディング PC3がリソース欲しいと頼み込むシーンだが、ここでトラブル 壮年設定のPC3が土下座ロールしてPC1にリソースくれと頼みだした PC1「じゃあ、ボクチンは『意志のない組織の歯車ですブヒィ』て言ったらあげるよ」(原文ママ) え? という状態になったが。PC3さんはテキスト用意していたレベルの速さで卑屈ロールを始め、リソースを下げ渡される 異様な光景でGMから穏便にお前何しとると警告がでたが、PL1は「PL3も合意済、種明かしは個別EDで」と言ってスルーしていた エンディングでは告白すらしてないはずのヒロインと懇ろになっており、ベッドピロートークで種明かし 「リソースは重要なものだから、あえてプライドを傷つけることをいった。 リソースより自分のプライドを選ぶような奴らならリソースは扱いきれない云々… 試すなら試すでやりようあるだろうと怒りがわいた 後日、PL3さんから 実はPL1からプライベートメッセージ送られ『こんな流れでオナシャス^^』と言って来た。 怒り沸いたがここでセッション潰すのも馬鹿らしいからハイハイスゴいですねーと流してその場は言うとおりた 二度とPL1とは絡みたくないと教えてくれGMの意志でログは非公開、コミュ管理人に 経緯説明してそいつはイエローカードされた 結局、別セッションでやらかし出入り禁止 これはリアルジャームでいいのかね? 854 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 11 58 41.57 ID EdXAT+/T0 [1/3] 俺の頭が固いから、うまく理解できなかったけど シナリオの目的としてヒロインの保護と、アイテム(リソース?)の確保があったということかな。 重要なアイテムを責任もって管理することよりも、女とセクロス(の一人芝居)して オナニーピロートークの方を選ぶような奴なら(ry いい気にさせてその様子をにやにやと裏であざ笑うのもいいが、それも一回限りで そいつとそれ以上遊ぶ気には俺もなれないな。 855 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 12 05 36.92 ID 9uRgy4JP0 これの亜種って感じ。精神性が http //www6.atwiki.jp/kt108stars/pages/4763.html 857 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 12 27 22.01 ID vb8jCqmB0 [1/3] 報告乙。リアルジャームというより世間舐めたガキのような気がする。ネットやってないで宿題して歯磨いて寝ろ、とか言われちゃうタイプ コンセンサスどうこうというか、 >GMの募集に応じてほぼ全員がハンドルネームしか知らないレベルでの初見卓 の間柄で >PC1「じゃあ、ボクチンは『意志のない組織の歯車ですブヒィ』て言ったらあげるよ」(原文ママ) >実はPL1からプライベートメッセージ送られ『こんな流れでオナシャス^^』と言って来た。 こんなこと言い出すような輩はちょっと…… そしてお約束だが >結局、別セッションでやらかし出入り禁止 そいつがなにをやったのか書くんだ!さあ!(伝聞しか情報ないなら無理にとはいわないけど) 858 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 12 27 38.31 ID 6ZW5Y1e80 [2/4] 報告来てたのか 851 乙 合意? こんなのは合意ではない! 859 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/07/01(水) 15 09 48.34 ID 8XUBC7Nw0 [2/2] 853 報告乙 PL3はその場で全員に報告してPL1を糾弾した方が正解だったね 最終的に追い出せたのならいいけど、困に成功例を体験させるのは悪手だと思うし他所でやるな、絶対 スレ417
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/1043.html
欲望が渦巻く、日本を代表する繁華街。 その一角に断つ雑居ビルの屋上から、下方の混沌を覗く四人の影があった。 一人は30歳前後の女性、そこから数歩下がったところにいるのは10代半ばの少女たち。 「本当に、いいんだな?」 全身黒ずくめ、体のありとあらゆる場所をプロテクターで防護したその女性は、念を押すように少女たちに語りかける。 顔を覆い尽くす仮面からはその表情は窺えなかった。 「もちろんですよ」 三人の中でも年長と思しき少女が、目を三日月にして答える。 年よりやや幼さを残す顔つきではあるが、瞳の奥に底知れない悪意を映していた。 「しかし。まさか『あなた』と一緒に仕事ができるとは思いませんでしたよ。『天使』や『悪魔』たちと一時代を築いたかの、英雄」 「英雄ねえ。最期はクソガキどもに虚を突かれてこれだ」 いかにも真面目そうな、堅い表情の少女の賞賛に女は自らの首を掻き切る真似をする。 「とにかく見せてくださいよ。神話の時代の英雄の、そのスゴさを」 「ふん…言われるまでもない」 最年少の少女の言葉を最後まで聞くことなく、女は手のひらを闇夜に向かって差し出した。 空の闇が、渦を巻く。惹かれるように、誘われるように、女のもとへと集まっていった。 何千、何万の羽音が織りなす不協和音に、三人の少女は一斉に耳を塞ぐ。 闇に紛れ、闇に溶け込んでいたのは。 空を埋め尽くすほどの、蟲の大群だった。 遡ること数日前。 ダークネスの科学統括部門の長であるDr.マルシェこと紺野あさ美は助手からある一つの報告を受けていた。 「ほう。第三研究所に保存されていた『あの』死体が盗まれた、と」 助手の男は顔を青くし、脂汗を額に滲ませていた。 あの死体、と紺野が呼ぶものが盗まれた、いやそれ以前にそのようなものを保存していることを知られたら。 「大変なことになりましたね。第一、同期の『永遠殺し』さんが黙ってない」 「そ、それは…」 「まあいいでしょう。彼女には逆に協力を乞わなければいけないかもしれませんね」 そう言いかけたところで紺野はあることを思いつく。 永遠殺しさんには適当に報告するとして、「別ルート」にも情報を流しておきますか。 田中れいなが去った後の彼女たちがどう立ち向かうのか、見ておきたいところでもありますし。 助手を「永遠殺し」のもとへ向かわせた後。 紺野は自らの携帯を取り、慣れた手つきで番号を押した。 「もしもし。久しぶりだね―」 街全体が、肉食性の蟲に覆われた。 叩き落としても、踏み潰しても。次から次へと襲い掛かる漆黒の捕食者たち。 抗えずに体を埋め尽くされたものは、瞬く間に白い骨に姿を変えていった。 蟲を操り、街を地獄に堕としたのは。地獄から甦ったダークネスの元幹部、「蠱惑」。 とある情報源からそのことを知った道重さゆみ率いるリゾナンターたち。 紆余曲折の末、「蠱惑」が根城とする建物を突き止めて突入する。 その後を、「永遠殺し」が追う。離反者を余所の人間、しかもリゾナンターに仕留められるなど彼女には受け入れがたい話だった。 だが、そんな彼女をあざ笑うかのように三人の少女たちが立ち塞がる。 アトス、ポルトス、アラミスと名乗った少女たちもまた、能力者であった。 「デュマの三銃士気取り?にしてはダルタニアンがいないみたいじゃない」 「ダルタニアンは生憎ゾンビ退治で忙しいんでね」 三人の連携攻撃に手を焼きつつも、「永遠殺し」の視線は常に「蠱惑」の鎮座する建物に向けられていた。 爆発的に繁殖し増えてゆく漆黒の捕食者たち。このまま捨て置けば街ひとつどころの話では済まないだろう。 もはやそれを止めるのはあの10人を置いて他にいないのか。 ★ 「あたしの目的はシンプル。『復讐』だけなんだよ。あんたたち如き、相手にしてない」 飛来する毒虫の被害を辛うじて避けた里保に、蟲たちの女王はそう嘯く。 「けど…こんな程度でもたつくようじゃ『先生』はあたしを認めてくれないからねえ。悪いけど、死んでもらうよ」 部屋を覆い尽くす蟲の絨毯。 まともに踏み込めば毒針の餌食になるのは明らかだった。 闇を形作る蟲たちを次々に斬り裂き、水に沈める。だが、絶命時に体液とともに毒液をまき散らされ、いかに強固な防御壁と して作用している里保の水のヴェールでも、徐々に昏き毒に侵されつつあった。 「あなたの、あなたの目的は本当に組織への復讐だけなんですか」 「それ以外にあるわけないだろう。あいつらを、見返してやるのさ」 「悲しい人だ」 里保の心からの言葉。 復讐鬼と化した過去の亡霊に、憐憫の情を込めた刃が向けられる。 劇場版 瑞珠剣士・鞘師 「黒き鎮魂歌」 我が闘争を止めるのは、誰だ。 ++クリックで作者のコメント表示 たかが予告編なのに4レスも使ってしまったw 時系列で言うとЯの後、爻の前の話になります 投稿日:2014/07/09(水) 22 39 01.59 0
https://w.atwiki.jp/oretatino/pages/73.html
小説書いてみた。 この小説はフィクションです? これはまだ人が現れる少し前のこと・・・ 「貴様ら、やはり裏切ったな。」 かなり傷ついたある神が言った。 その言葉をあざ笑うかのように周りを取り囲むほかの神たちが 「まだしゃべれるのかアイル、だがこれでおわりだ」 地に伏した神アイルに言い、手に持っていた剣でその心臓を貫いた。 そしてはアイルと呼ばれる神は力尽きた。 ※ 「はー、朝か」 この少年の名前はアラン、アラン・オベール。歳は16で体格は歳相応の筋肉質で、身長も平均くらい、どこにでもいるような少年だ。 「おはようアラン」 この少女はセリーヌ、森で迷っているところをアランの父が助けて、今はオベーム家で暮らしている。 歳はアランと同じ16、彼女いわく商人の娘らしく、親とは森の中で盗賊に襲われ離れ離れになってしまったらしい。 だがアランは疑問に思っていた、商人がわざわざ街道を通らず、森の中を通るものかと。 そんなことを考えつつも彼女の言葉に答えた。 「おはようセリーヌ、今日も早いね」 彼女が来て一ヶ月、彼女はアランの母の手伝いをしてくれている。 「泊めてもらっているからお手伝いくらいしないとね」 そのとき、寝室からアランの父が起きてきた。 「おはよう、アラン、セリーヌ」 「おはようございます」 起きてきた父が言い、食堂へ向かった。 アランとセリーヌもあとに続き母のいる食堂へ向かった。 「アラン、朝食を食べたら練習場で練習だ」 母が朝食を出しているときに言った。 「はい、父さん」 実はアランの父は騎士で、息子のアランも騎士を目指している。 騎士に仕事は神を守ることや、外の世界の魔物からこのいイリオスの地を守っている。 このイリオスは神たちの力によって外の世界の魔物は近づけないが、神の力が弱まったときに魔物が入ってくるときがある、それを狩るのも騎士の仕事だ。 そのため騎士の需要はそれなりにある。 あと年に一度、最強の騎士を決める大会がある、それに備えてアランは練習に励んでいるのだ。 優勝者には一年分の食料を免除してくれるので、皆こぞって練習に励んでいる。 アランの父も優勝は逃したものの惜しいところまでいったことがある。 「今日もがんばるのよ」 母が少し心配そうな顔でそういい、セリーヌと一緒に見送りしてくれた。 ※ 「アランたちも大変ね」 アランの母が見送りながらそういった。 「そうですね、怪我しないと良いんですけど」 良いお母さんだなとセリーヌは思いながらそういった。 アランの母とセリーヌはアランたちを見送って、家の中に入っていった。 アランの母は食器を洗って、セリーヌは洗濯物を干す。 ここに来てから一ヶ月、随分なれたなとセリーヌは内心思った。 「セリーヌ、ちょっとトマト買ってきてくれる?」 すべての洗濯物を干し終わり、二階から降りてきたセリーヌにアランの母が頼んできた。 「わかりました」 セリーヌはアランの母からお金をもらい、町の野菜屋に向かった。 途中、何者かの視線を感じたが気のせいだろうと思い特に気にしなかった。 「トマト5個お願いします」 野菜屋の主人にそう言い、主人がトマトをかごにつめている間にほかの商品を眺めていた。 「はいよ」 主人がトマトをつめ終わり、渡してくれた。 「ありがとう」 トマトの入ったかごを受け取りお金を渡し、野菜屋を後にした。 ほかに買うものもなかったので、早く家に帰ろう、そう思って歩き出した。 ついでにアランたちを見て行こうとふと思いたち、闘技場のほうに行こうとしたとき行きに感じた視線をまた感じた。 また気のせいだろうと思ったが、後ろを向いたがそこには見覚えのある大柄の男がいた。 「探しましたよ、セリーヌ様」 ※ 「大丈夫か?アラン騎士ってのは、盾を持って、馬に乗るもんだ」 「わかってますよ、でも僕そうゆうの苦手なんですよ、僕は両手剣のほうが好きです」 アランはきっぱりそう言い切った。 「だがそれでは不利だ」 そうアランは盾を持たずに戦っている、不利なことはわかっているがなんともならないと言うほどではない。 実際決闘では、それなりに勝った事もある。が、さすがに馬に乗って槍を持って戦うときは盾を持つ。 「盾はその家の紋章をつける大切なものだ、大会のときはつけてくれよ」 「まあいい、今日は終わりだ先に帰っているぞ」 「わかりました」 父はそういって帰って行った。 両手剣でも勝てるのにな、と思いながら片づけをし、練習所を出た。 夕食はなにかな?と考えていたところ、セリーヌが大柄の男と話している。 「セリーヌ様、戻りましょう」 「私にはやらなきゃいけないことがあるの、帰って」 大柄の男はそれを聞いても引き下がる様子はなく、それなら力ずくでといわんばかりに連れていたほかの男たちに目でうながした。 まずい、そう思いアランは隠れていた物陰から飛び出し、セリーヌの手を掴んだ。 「アラン?」という声を聞きながら、「早く」といって手を引っ張った。 「追え」という大柄な男の声をよそにセリーヌを連れて逃げた。 家の前まで来たときは細道ばかり通ったせいか、追ってきた男たちの姿はなかった。 「セリーヌ、大丈夫だった?」 「ええ」 切れた息でそう会話をして、息が整うまで待ってから、「あの人たちはなに?」
https://w.atwiki.jp/erayasai/pages/95.html
口上作成能力の向上を目指した講習会について 参加は自由、口上chにて議題にあったシチュエーションに対応する台詞と描写をぶっ放して、Wikiに記載してください。 主に、キャラの特徴の把握、シチュエーション構築能力、描写力などを伸ばすことを目的としています。 無理に考える必要はなく、ふっと思い浮かんだインスピレーションを文章化することを意識しましょう。 また、口上を書いているキャラ以外でもまったく構いません。自由な発想がよい口上を産む原点でもあります。 新たな議題も自由に追加してください。 議題「エッチの誘い方」 キャラ:妹紅 ベッドで座っていると、妹紅が横に腰をかけてきた 用があるのかと、顔を向けるがそっぽを向いて黙っていた 妹紅と同じ方向を向いていると、妹紅が隣に擦り寄ってきた 「あー・・・・・・」 何かと思って顔を見ると、妹紅はそう言って赤い顔を逸らした 目を逸らすと妹紅は腕に抱きつくように擦り寄ってくる 体を捻って、妹紅を抱き寄せることにした・・・・・・ -- (中の人(空っぽ)) 2009-07-09 01 17 27 キャラ ヤマメ %CALLNAME MASTER%が部屋に戻ると、ベッドにヤマメが腰掛けていた。 ぽんぽんと自分の横を叩くヤマメの隣に座り、何を話すでもなく、壁や天井を見つめる。 ふと、手に柔らかく暖かいものが乗った。 見るとヤマメが手を重ね、微笑を浮かべて%CALLNAME MASTER%を見つめている… %CALLNAME MASTER%はヤマメの手を取り、すっと身体を引き寄せた。 包み込むように抱き、目を見つめる。 どちらともなく目を閉じ、互いの距離がなくなった… 唇をついばみ、なぞるように舌を動かし、挿し入れ絡めあう。 ぴちゃぴちゃと音がするたび、吐息が漏れ舌の動きが激しくなる。 息を荒げ顔を離すと、互いの唇には一本の糸がかかっていた。 ヤマメの微笑は先ほどよりも一層、喜びと興奮が増しているようだった… ふ、と微笑み、肩を抱いていた手を放すと、そのままヤマメはベッドに倒れこんだ。 ぽすっと軽い音がし、ヤマメは手を上に投げ出した体勢になる。 %CALLNAME MASTER%はヤマメの頬に手を沿え、再び口づけた… 唇を離すと、濡れた瞳が%CALLNAME MASTER%を捕らえる。 「%CALLNAME MASTER%」 ヤマメの手が%CALLNAME MASTER%の背に回される。 『「好きだよ」』 重なる声に笑みを浮かべ、%CALLNAME MASTER%はヤマメの服に手を掛けた… -- (nnsm) 2009-07-09 02 01 03 キャラ:紫 夏の熱気が残る夕暮れ。 涼を求めて縁側に出た私を気休め程度の風鈴が出迎える。 「ふぅ……」 吹き込む風が体を撫で、熱気を拭い去っていく。 後ろに手を付き、目を閉じて風を受けていると、不意に風が凪ぐ。 どうやら誰かさんがちょっかいを書けに来たらしい。 足音や気配は消しているようだけど、物理的な存在は誤魔化せない。 「ゆかり……」 私が声を掛けるのと同時に、背中からふわりとその人の体温が包まれる。 時と場合によっては安心できるこの温度も、今は暑苦しいだけ。 「……何よ」 「暇なのよねぇ」 そう言って、私の後ろに取り憑いた妖怪は更に体を押しつける。 暑苦しさは更に増し、イヤミのような塊が背中に当たる。 「ちょ、ちょっと、近いわよ」 「良いじゃない。私と貴方の仲でしょ?」 肩にあご乗せた彼女が、質の悪い笑みを浮かべる。 耳元に掛かるこそばゆい吐息から逃れようと顔を背けるが、反対側に回された彼女の腕がそれを許さない。 仕方なしに彼女の方へ顔を向けると、視界の端に彼女の端正な顔が映る。 あまり人のことは言えないが、黙ってさえいれば美人だ。 「そういう気分じゃないの」 「あら、残念」 口でそう言って手を出すのが彼女。さあ、今日はどこからかしら。 ……と、身構えたのだが、一向に彼女は動かない。ただ、後ろから寄り添うだけ。 襲われるものとしか考えていなかった私は、どうして良いか分からず固まることとなり、彼女も動かない。 「……っ」 「……♪」 ぴったり引っ付いてじっとしていれば体温が上がるのは道理だが、それにしても体が熱くなりすぎている。 チラリと彼女の顔を覗けば、涼しげな瞳と目が合い、慌てて元に向き直る。 また一段と体温が上がったような気がする。耳の奥で鳴り響く心音も徐々にテンポを増していく。 「ゆ、ゆかりっ」 「なぁに?」 耐えきれず口を開けば、飛び出るのは熱を帯びた上ずった声。 「し、したいんじゃ……ない、の……?」 「ええ、したいわ」 「ひぁっ――」 ストレートな言葉と同時に、彼女の吐息が耳に吹きかけられる。 背筋を這い上がる悪寒に身を震わせている間に、体の向きを反転させられ、彼女を向き合う格好になる。 「でも、貴方はそんな気分じゃないんでしょう……? ふふっ」 彼女の表情を真っ正面から臨んでようやく理解した。 焦らされ、遊ばれたのだと。 「……気分が変わったわ」 「やん♪」 苦し紛れに彼女を押し倒す。 彼女に良いように動かされているのが癪だが、こうでもしないと収まりが付かない。 そして、楽しげに釣られた私をあざ笑う不届きな唇を、同じ唇で塞いだ…… -- (yukaten) 2009-07-09 02 45 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/148.html
彼女の正義は何だ? 結局のところ、この星の人間は彼女にとって何の関係も無い人々だ。この星が今、彼女の故郷と同じ運命を辿ったとしても、彼女は生き延びることが出来る。 たった一人になっても。 今だってそう変わらない。彼女は一人だ。ならば、何のために戦う? なぜなら、彼女はスーパーガールだから。 あの頃、その答えはそれで十分だった。 ――――――――――――――――― アレキサンダー・ヴォーグは、片方の目で、ヴォーグ・エンタープライズ本社の32階にあるオフィスの窓から遥か眼下に広がるメトロポリスを眺めていた。 もう片方の目は黒い眼帯に覆われており、視覚の機能をしていない。 ちらりと、何かがビルの渓谷を横切るのが見えた。青い身体に真紅の羽。 鳥か? いや、飛行機? 否、彼は答えを知っていた。そして「彼女」がいつかここへ来ることになろう事も。 数分後、メトロポリスの高層ビル群の中でも一際大きく頑丈なヴォーグ・エンタープライズ本社ビルが大きく震えた。 地震ではない。地震にしては局所的過ぎる。 社長室の内線が鳴り響き、スピーカーフォンから侵入者を警告する警備員らの声が次々に聞こえては、悲鳴や轟音にかき消された。 ヴォーグはそれら一切に動じることなく、柔らかな革の椅子に腰掛けてじっと待った。 やがて社長室の重い木の扉が吹き飛ばされ、壁一面に広がるガラス窓を突き破って空へと消えた。 「やあ、待っていたよ。」 ヴォーグは落ち着き払って、扉の消えた戸口に立つ人物に声をかけた。 「…スーパーガール、と呼べばいいかね?」 身体にぴったりとフィットした青いタイツと、真紅のマントに身を包んだブロンドの美少女が答えた。 「はじめまして、アレキサンダー・ヴォーグ。いえ、ドル・ゾッド将軍。」 「そうか、私の事は承知か。」 ヴォーグは眼帯を軽く抑えながら立ち上がる。 「ならば私の目的にも、同意を示してくれると思ったがね。」 「私はスーパーガールよ?いかなる理由があろうと、悪には屈しない。」 「悲しいね、数少ないクリプトンの生き残り同士だと言うのに。」 ヴォーグは割れた窓の方へ歩み寄り、天を仰いだ。 「太陽が、我々に力を与える。この星に居れば我々はスーパーマンだ。不思議なものだ… あの太陽以外は、こんなにもクリプトンに似ているのに。」 スーパーガールはヴォーグを睨み付けた。 「だから…」 「だから力を行使せねばならない?他者のため?か弱い、取るに足らない地球人のためにか?」 ヴォーグはあざ笑うように眉を吊り上げた。 「私は、太陽を破壊する。」 「そんな事をしたら…!」 「ああ、地球人は滅びるだろう。だが我々は生き残る。」 「まさかあなた…」 「我々クリプトン人は再び新天地を得る。そのためにはこの星の文化と、あの太陽が邪魔なのだ。 考えてもみろ、我々全員がスーパーパワーを持ったらどうなるか。再び戦争が置き、文明は発芽さえしないだろう。」 「そのためならこの星の人たちはどうなってもいいって言うの!?」 「我々は、不当に故郷を奪われた。もはや起原も、帰る場所さえ持たない流浪者だ。我々は何だ?何者だ? …私はその答えが欲しい。」 決然とした態度を見せるヴォーグに、スーパーガールも心を決めた。 戦うしかない。 「だが君に邪魔はさせないよ、スーパーガール。」 ヴォーグは徐に眼帯を外す。すると眩い緑色の光が、部屋を包み込んだ。 「クリプトナイト…まさか!」 とたんにスーパーガールは体中の力が吸い取られてゆくのを感じた。義眼を不気味に光らせ、ヴォーグが近づいてくる。 「気付かなかったのか?ここでは私は、普通の人間だよ。」 スーパーガールは耐え切れず床に膝をついた。 クリプトナイトを体内に宿し且つ普通に生活しているとは、ゾッドは常に想像もつかない苦痛に耐えているのだろう。 彼の覚悟がそれ程とは。 「見ろ…。」 ヴォーグ ―ゾッドは、スーパーガールの美しいブロンドの髪を乱暴に掴むと、その苦痛に歪む青い瞳を覗き込んだ。 次の瞬間、クリプトナイトの光が、赤く変色した。 「何…?」 「見ろ…!」 ゾッドの盲いた目から溢れる邪悪な光が、彼女を襲う。 彼女は、不思議と再び力が沸いてくるのを感じた。クリプトナイトの効力が切れたのか。 それと同時に、凄まじい憎悪が体内を駆け巡り、一つの感情となって彼女を突き動かした。 殺意。 彼女は獣のような叫び声を上げると、覆いかぶさるような姿勢のゾッドを思い切り蹴りつけた。 ゾッドの身体は、まるで人間のように、軽々と宙を舞い石の壁にぶち当たると、ぐしゃりと床にくず折れた。 スーパーガールは息を荒げながらゾッドに歩み寄る。 「ふははっ… 私が死んでも、すぐに次が現れる。私の目的が潰えても、この星は滅びる運命だ!」 ゾッドは口からどくどくと黒い血を流し、咳き込みながら笑った。 スーパーガールはゾッドの胸倉を掴み、軽々と持ち上げる。 「他ならぬ、君の手でね…。」 ゾッドはにやりと笑う。次の瞬間、スーパーガールの指がゾッドの盲いた方の目を貫いた。 その指はクリプトナイトの義眼を握り取ると、粉々に砕いた。 うめき声を上げるゾッドを、恍惚とした表情で眺めるスーパーガール。 そしてもう片方の目にも、深々と指を突き刺した。ゾッドは悲鳴を上げる。 やがて動かなくなったゾッドをその場に打ち捨て、スーパーガールは破れた窓辺へよろよろと歩いていく。 返り血で、青いコスチュームは真っ黒に変色している。 とても、いい気分だった。 だがその時、頭の奥の方を、巨大な針で突かれるような激しい痛みが襲った。 「うがぁっ…!」 スーパーガールは悲鳴を上げ、頭を抱えてその場にしゃがみ込んだ。 再び痛みが脳を貫く。 スーパーガールはそのまま倒れるように、破れた窓からはるか眼下の地上に落下していった…。 つづく
https://w.atwiki.jp/wolpitto654/pages/30.html
【BHXX】 C級クエスト 《山々に轟く稲光》 報酬 SAN値1D6回復 好きな技能2つまで1D10成長 【雷狼の宝玉】 《雷属性付与》+[1D6]のダメージ追加 《獰猛なる強者》 報酬 SAN値1D10回復 STRorCONorDEXのどれか1つ1D3成長 【凶暴蜥蜴の宝玉】 《竜属性付与》+[3]ダメージ加算 《黒くすべて深淵へ導くもの》 報酬 【結果ロール 以下1D3ロールで取得】 ①STR+1D6成長 ②CON+1D2成長 ③DEX+1成長 《すべてを切り裂き、すべてを焼き尽くす》 報酬 日本刀(15)or太刀(5)技能に1D30成長 《北欧の神 トール》 報酬 【異界のテクノロジー[トールハンマー]】 指定技能【重機械操作】 ダメージ【DB二倍】 【褐のフェイス】 STR+1 《閃光を瞬く黒き影》 報酬 【Roulette Joker】基本成功率[5]% 解説 成功すると、連続系攻撃のヒット数が二倍になる。 《Roulette Joker》に1D30成長 DEX+1D6 【黒のフェイス】 DEX+1 《機神界盟主》 報酬 【異界のテクノロジー[Apocrypha]】 指定技能【機械修理】 解説 相手の機械系の道具/機械系の技能を3ラウンド制限します。 自身は3ラウンド全ての技能が+10%。 【黄金のフェイス】 CON,STR+1D2 B級クエスト 《宇宙から来たりカオスアンサー》 報酬 SAN値1D10回復 好きな技能4つ1D10成長 自分が得意とする技能1つに+5の成長 クトゥルフ神話+1D3 《マシーンズ シモヘイヘ》 報酬 【異界のテクノロジー[ストライカー]】 指定技能【ライフル】 射程5km 回数1発 装弾数チャージ1発 耐久力- 故障- 威力【DB】 【緑のフェイス】 ライフル+10%。 STR+1D3成長 《火災粉砕大喝采!!》 報酬 【異界のテクノロジー[紅蓮ガン]】 指定技能【拳銃 】 射程15m 威力【1D10+2 D10+DB 】 回数1発 装弾数チャージ1発 耐久- 故障- 【消費アイテム マグマの結晶】 拳銃+15%成長 【装備アイテム マグマアーマー】 火属性ダメージを半減 《天使難い存在ある悪魔神》 報酬 SAN値+5回復 MP+10 HP+5 《砂あられる荒野での動く大地》 報酬 CON+1D6 STR+1D6 《国滅ぼしの怪物》 報酬 知識系技能 生物学とオカルト 1D10成長 SAN値1D10回復 CON+1D6 使わないと思う技能1つに1D30成長 A級クエスト 《砂芋虫を喰らうゴアの支配者》 報酬 【異界のテクノロジー[フォトンソード]】 指定技能【ソード】 ダメージ【4D8+DB】 効果【ダメージは貫通する】 【装飾品アイテム 尾晶蠍の甲殻】 CON[1D8+2] 【装飾品アイテム 尾晶蠍の毒鋏】 STR[1D4+2] 【装飾品アイテム 尾晶蠍の強壮肝臓】 DEX[2D6] 《悪々乱々達の王の中の王》 報酬 SAN2D6回復 POW[1D10+5] 2つ好きな技能を[+2D20]成長 【潜在能力[魔術的理論] フィールドヒーリング】 コスト【1D10MP消費】 効果【味方と自身に3ラウンドの間 3D6の治癒効果を付与する】 《天邪鬼による戦々恐々》 報酬 DEX[1D3] 【スキル ボルトチャージ】 効果【攻撃成功時、出たダメージを二倍に することが可能であり、そうした場合 自身は耐久力を1点減少しなければならない】 《羽をもがれ地に落ちた堕天使》 報酬 POW[5] 【特技 飛行】 基本成功率【現DEX×2%】 デメリット【技能成長することはない】 効果【飛翔成功時、この技能に成功すれば ダメージ追加を[3D6]に変更する。 スキル《月歩》を所持している者は ダメージ追加を[3D6]ではなく[6D6]に変更する】 《世界を喰らう者》 報酬 所持している異界のテクノロジーで 使用する技能に1D20成長 【異界のテクノロジー[インパクトダイヤル]】 推奨技能【電気工学】 効果【成功すると、DB二倍のダメージを与えるが 通常DBのダメージの半分を受けてしまう。】 S級クエスト 《進撃の逆襲》 報酬 STR[2D6] 【スキル 明鏡止水】 解説 MP/SAN吸収をされる際、その吸引ロールで出た目が半減され、 その分吸収されるようになり、一回の戦闘で一度だけ攻撃技能を一つ [クリティカル]で自動成功させる。 【異界のテクノロジー[巨人の拳]】 推奨技能【こぶし/パンチ】 効果【DB3倍のダメージを与える。ただし次ラウンド行動不能】 注意【加算値は追加される】 《枯渇した大地に現る光輝く神》 報酬 POW[2D6] 5つの技能に[+20]の成長 【異界のテクノロジー[ジャックポット]】 効果【初期ラウンドで2D3を振る、するとその分の値がDBを倍にする。】 《混沌の世界であざ笑う者》 報酬 DEX[2D6+6] CON[2D6+10] 【アーティファクト[聖剣トートテップ]】 推奨技能【刀剣類】 効果【自身の使用する戦闘技能に+20修正を与える(6ラウンドの間)】 《機神界の進行》 報酬 HP[20成長] MP[15成長] POW[1D30+5] DEX[1D15+5] SAN[1D30] 【S級ランクバッジ】 全てのダメージ加算値[+2D10] 【異界のテクノロジー[シールドコール]】 効果【装甲が削れた場合,その戦闘に1度だけ装甲を1D10回復する】 【ダミードール】 効果【MP1D10消費することでみがわりを召喚することができる】