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6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 01 28 58.13 ID QfhWHKnU0 [1/3] プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 京太郎が入学する高校は? 安価下1 8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/05/02(金) 01 35 32.73 ID udxsRUa70 [1/2] 早速ハードルが高いね、安価の為なら頑張るヨ(悪寒) 京太郎「今日は臨海学園の入学式だ!」 京太郎「必死に勉強して、なんとかギリギリで合格した臨海……今年から共学になるからなんといっても女子が多い」ニヤッ そこで彼女の一人や二人…… 母「遅刻するわよーー!!」 京太郎「分かってるって!!」 京太郎「行ってきまーす!」ダッ 母「もう……東京に来て浮かれちゃってるのかしら?」 京太郎一家は家の事情で長野から東京へ引っ越しています 11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 01 48 47.12 ID MjoEDjM20 [1/5] ネリーを出します。ほら、可愛いから(暗黒微笑) 臨海高校教室 先生「それでは、三年間頑張ってください」 パチパチパチパチ 京太郎「よし、先生の話も終わったな……」 ???「隣の席だね」 京太郎「えっと……」 ネリー「ネリーって呼んでよ」 京太郎「あ、俺は須賀京太郎。京太郎って呼んでくれ」 ネリー「分かったよ、よろしく京太郎!」 京太郎「おう!よろしくな、ネリー!」 京太郎「しかし……それにしても凄い格好だな……」 ネリー「制服って物には慣れなくて……」エヘヘ 京太郎「それに顔からして……」 京太郎「もしかして、留学生か?」 ネリー「うん、そうだよ」 京太郎「って事は麻雀部か?」 ネリー「正解だね」 京太郎「麻雀部かぁ……」 ネリー「京太郎も入れば?折角日本に来て初めて友達が出来たし」 京太郎「……」 麻雀部に入る?入らない? 安価下1 14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 01 52 18.27 ID n6si+CAx0 入らない 京太郎「うーん……まだ考えさせてもらってもいいか?」 ネリー「そうなの?じゃあ見学だけでもおいでよ」グイッ 京太郎「うわぁっ……強引だなぁ」 ネリー「普通普通!」 京太郎「ったく…….咲とは正反対だな」 緊急安価ネリーの好感度と依存度は??? 安価下1 コンマで判別 ゾロ目だと……? 18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/05/02(金) 02 01 38.42 ID jw2/+gWD0 [1/2] 外人はチョロイ ネリー(好感度・依存度89) 一目惚れで既に京太郎が好き 麻雀部 智葉「ん?ネリーか」 ネリー「早速来たよ」 京太郎「あはは……ども」 智葉「ネリー……彼は?」 ネリー「気に入ったから連れてきたよ」 智葉「迷惑はかけてないだろうな?」 ネリー「うん。それに、彼は見学だよ」 智葉「そうか……いままで麻雀部は女子だけだったから男子が入るのも新鮮で良いかも知れない。ゆっくりしていってくれ」 智葉「私は辻垣内智葉だ智葉と呼んでくれ」 京太郎「はい。よろしくお願いします智葉先輩」 智葉の好感度と依存度は? 安価下1コンマ判定 26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 02 10 18.58 ID MjoEDjM20 [2/5] 20 安価と依存度は100になるまで同時に上がります 20さんのコンマだったら99ゾロ目効果で200で既にMAXの極限ハードモードでした 智葉(好感度・依存度36) 先輩後輩の関係 ネリー「ほら、京太郎。ネリーと一緒に打とう!」グイグイ ダヴァン「ネリーは彼に懐いていますネ」 ハオ「あのネリーが……ね」 明華「仲睦まじいですね」 智葉「メグ。邪魔してやるなよ」 ダヴァン「当然デス!」 緊急安価 コンマ判定 ハオ、ダヴァン、明華、の好感度と依存度は? ハオ安価下1 ダヴァン安価下2 明華安価下3 33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 02 18 59.25 ID iFRK0txd0 [1/2] 30さんの言う通りですね 31勿論です 中国と日本の関係を合わすかのような好感度だね(ニッコリ) 偉大なるアメリカ人はジャップを見下しマス(ゲス顔) 明華は天使(真顔) ハオ(好感度・依存度7) 眼中に無し ダヴァン(好感度・依存度21) 普通 明華(好感度・依存度81) 一目惚れ、京太郎が既に好き 京太郎「あっ!俺は須賀京太郎って言います!よろしくお願いします」 皆見事に外国の人だな……そして綺麗だし。 ハオ「ハオって呼んで」 ダヴァン「ダヴァンと呼んでくだサイ」 明華「雀明華……明華と呼んでください」ニコッ 京太郎「は、はい」ドキッ ネリー「……」ムッ 36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 02 25 48.76 ID 4aVj93la0 [1/2] 智葉「京太郎は麻雀を打てるのか?」 京太郎「それが……全然」 ネリー「どうしてここに居るの?」 京太郎「お前が無理矢理連れて来たんだろ!」ガォッ ハオ「日本の麻雀なら簡単に覚えられるかも」 智葉「そうか……それじゃあ」 智葉「ここにいる三人に教えてもらおう」 智葉「丁度、臨海高校のレギュラーが全員揃っているからな」 誰が教える? 安価下1、2、3 0~20 ネリー 21~40 明華 41~60 智葉 61~80 ダヴァン 81~99 ハオ 41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 02 34 53.74 ID jIoy+Xa40 [1/5] ハオ、ネリー、ダヴァンが教えます ハオ「まず、ここをこうして……」 京太郎「難しい……」 ダヴァン「いい感じデス」 ネリー「もっと頑張らないとね、麻雀部の為に」 京太郎「勝手に入れるな!」 ハオ「集中してください」 京太郎「あ、すいません……」 ダヴァン「ハオは厳しいデスネ」 ネリー「京太郎……」ボソッ 好感度・依存度上昇安価コンマ判定 ネリー 安価下1 ハオ 安価下2 ダヴァン 安価下3 0~30 10上昇 31~60 20上昇 61~99 30上昇 ゾロ目ボーナスあり 51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 02 45 37.59 ID OZM3MJRt0 [1/7] ネリー(好感度MAX依存度119) 中々あやうい、チョロイ ハオ(好感度・依存度27) 普通 ダヴァン(好感度・依存度41) いい後輩デスネ 智葉「京太郎……中々筋がいいな、良ければ麻雀部に入ってくれ」 ネリー「うん。そうだね、それがいいよ。うん、それが一番。そうしよう、ね?」 京太郎「あはは……ちょ、ちょっと考えさせてください。必ず返事をしますから」 ネリーが怖い……? ダヴァン「彼はナイスガイですヨ!」 ハオ「思ったよりいい人だった」 ハオとの壁は取れたみたいだ……良かった。 智葉「よし、今日は解散にしよう」 ネリー「京太郎一緒に帰ろう?」 京太郎「あ……えっと……」 1、「すまん今日はこれから用事があるんだ」 2、「京太郎……一緒に帰ろう」(キャラ指定) 3、「いいぜ、帰ろう」(これ以上上がるのは危険) 4、自由安価 56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 02 53 30.31 ID /LQX3JWd0 [1/2] 京太郎「すまん。今日は用事があるんだ」 ネリー「本当?」ジッ 京太郎「あ、ああ、本当だ」 嘘と言えば嘘になるし……本当と言えば本当だけどな。 ネリー「分かった。信じてあげる」 京太郎「悪いな、じゃあ!」ダッ ネリー「バイバーイ」 智葉「……」 ハオ「また明日……」 ダヴァン「ブラザー!また明日デス!」 明華「ふふっ……また会いましょう」フリフリ 57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 03 01 10.26 ID +nOANXJZ0 [1/3] 54スカスカのシステムなので……どしどしアドバイスお願いします 55はい。基本は下1でお願いします コンビニ前の駐車場。 京太郎「はぁはぁ……!」ゼェゼェ 京太郎「なんとか逃げ切れた……?」 京太郎「嫌……どうして俺は逃げるって思ったんだ?」 京太郎「あのネリーの感じ……普通じゃない」 京太郎「なにかがおかしい……可愛いけど」 智葉「なるほど……焦ってると思ったらそういう事だったのか」 京太郎「っっ!」ビクッ 京太郎「智葉……さんどうしてここに」 智葉「様子がおかしいから気になって京太郎の後を追いかけてみただけだ。安心してくれ誰にも言わない」 智葉「ネリーの事が怖いのか?」 京太郎「す、少し」 智葉「確かに今日のネリーは様子がおかしかったな、入学前から練習に参加してた時と比べても様子がおかしい」 智葉「まるで依存しているかのようだったよ」 59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 03 08 43.86 ID pgoEEnGE0 [1/7] 智葉「しかし、少しがめつい所もあるが、根はいい奴だ。良ければ仲良くしてやってもらえないか?」 京太郎「もちろんそのつもりですけど……」 智葉「安心してくれ、私が見守っているから」 京太郎「それなら百人力ですね」アハハ 智葉「どういう意味だ?」ギロッ 京太郎「いえ、これといった意味は」ビクッ 智葉「はぁ……」ヤレヤレ 智葉「そして、これだ」スッ 智葉「皆の電話番号とメールアドレスだ。許可はとってあるから登録の後でLINEを送るなりするといい」 京太郎「わざわざ気を使ってもらって……ありがとうございます」 智葉「気にしないでくれ、可愛い後輩の為だ」ニコッ 好感度・依存度上昇安価 is 智葉 0~30 10上昇 31~60 20上昇 61~99 30上昇 ゾロ目ボーナスあり 安価下1 63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 03 18 28.70 ID C8xlg1WR0 [1/2] 智葉(好感度・依存度56) 可愛い後輩 奇しくも 60のコンマと同じですね ゾロ目湧きすぎ! 智葉「それじゃあ私はそろそろ帰るとしよう」 京太郎「はい。また明日」 智葉「また明日だな」スタスタ 京太郎「…….ふぅ」 京太郎「ビックリした」 京太郎「東京……都会だなぁ」 京太郎「そういえば東京には照さんも居るんだよな、近い内に挨拶しに行こう」 ーーーーー 物陰 ネリー「……」ジッ 66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 03 24 19.00 ID /VJA5LA+0 [1/16] 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 (朝と昼は休日以外学校に制限されます。学校をサボるのもありです(サボるのはヤンデレから逃げる時に結構有効)他にも失踪コマンドがありますがそれはまだ後になりますね) 京太郎「さて……何をするかな」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「ネトマで勉強しよう」 4「メールしようかな」 5「電話しよう」 6「LINEしよう」 7「TwitterとFacebookに登録しよう」(交流が広がる) 8「自由安価」 安価下1 68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/05/02(金) 03 36 02.52 ID kqvnc2Vx0 [2/4] ここの京太郎は呪われています(確信) 京太郎「ネトマでもやるか」カチカチ 京太郎「ぐぬぬ」カチカチ 京太郎「意味わからん……」カチカチ 京太郎「難しい…….」カチカチ 京太郎「ネトマのランカー1位とはえらい違いだよ」トホホ (ネトマポイントが溜まりました) ネトマポイント2/10 (10まで溜まると……?) 京太郎「よし、晩御飯だ」 69 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 03 38 48.65 ID pBF6Dkjw0 [1/4] 夜 京太郎の部屋 京太郎「よく食べたな」 京太郎「よし、何をしようかな」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「ネトマで勉強しよう」 4「メールしようかな」 5「電話しよう」 6「LINEしよう」 7「TwitterとFacebookに登録しよう」(交流が広がる) 8「念の為に鍛えるか」 9「自由安価」 安価下1 72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 03 54 17.63 ID pBF6Dkjw0 [2/4] 京太郎「街をうろうろするか」 ーーーー 京太郎「夜の街を歩くって中々楽しいな」 京太郎「んっ?」 京太郎「酔っ払って倒れてる人がいるな……」 京太郎「介抱しよう」 酔っ払って倒れていたのは……? 1 おもちが大きなお姉さん 2 アラサーだよ! 3 なんか不機嫌そうな人 4 ルー語 5 レジェンド 6 しらねーけど 7 カツ丼 8爺 9婆 75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/05/02(金) 04 05 37.93 ID u7t+FEXi0 [1/3] ??「んんっおえっ……」ウプッ 京太郎「大丈夫ですか?」 ??「ん……気持ち悪い……」ウプッ 京太郎「ほら、まずは水を飲んで」 ??「飲めないよぉ……」 京太郎「飲ませますよ」クイッ ??「んっ……」ゴクゴク 京太郎「はぁ……大丈夫ですか?」 ??「ありがとうございます……少し落ち着きました」 京太郎「それなら良かった」 ??「小鍛冶健夜と言います……」 京太郎「俺は須賀京太郎っていいます高校一年生です」 健夜「わ、若い……!」ボソッ 健夜「私は一応麻雀のプロをやっています」 京太郎「あ、タメ口で大丈夫です」 健夜「そう?ありがとう。京太郎君って呼ぶね」 京太郎「はい、そうしてください」 健夜「今日は助かったよ、ありがとう」 健夜「これ、私の電話番号とメールアドレス。この名刺に書いてあるから何かあっあら呼んでね、出来る限りは手伝うよ」 ※好感度・依存度判定安価 コンマで決まります 安価下1 83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 07 13.59 ID /LQX3JWd0 [2/2] 寝てしまってた 79 今気付きました ハオの好感度・依存度は29です 健夜(好感度・依存度54) 年下もアリ……かな? 京太郎「じゃあ俺は明日も学校なんで」 健夜「あっ……うん。今日はありがとう」 京太郎「いえいえ、おやすい御用ですよ」 健夜「本当にありがとう」 京太郎「あはは……それじゃあ」スッ 健夜「うん。バイバイ」 85 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 15 35.37 ID QfhWHKnU0 [2/3] 京太郎「よし。明日も早いしそろそろ寝るか」 prrrr 京太郎「……」カチャ 発信者 不明 誰だ? 京太郎「はい。もしもし」 ???「もしもし?」 京太郎「なんだ。ネリーか」 ネリー「うん。ネリーだよ」 電話番号……俺からは教えてないぞ。 怖いから触れるのはやめておくけど。 京太郎「どうしたんだ?こんな時間に」 ネリー「ちょっと暇だからかけてみたよ」 京太郎「ははっなんだそりゃ」 ネリー「京太郎はもう寝るの?」 京太郎「あぁ今寝る所だった」 ネリー「そうだったんだ。じゃあおやすみ」 京太郎「んっおやすみ」 プツ 一日が終了しました。 86 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 20 09.65 ID jIoy+Xa40 [2/5] ネリー「……」 ネリー「京太郎……」 ネリー「ーー京太郎」 最初はただの一目惚れだった筈なのに、どうして? どうして……こんなにも愛おしいのかな? 京太郎の事を考えれば考えるほど、胸が苦しいよ…… また明日……京太郎に会えればいいなぁ。 ふふふっ 88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 25 31.87 ID jIoy+Xa40 [3/5] 朝 行動フェイズ チュンチュン 京太郎「朝か……」 京太郎「さて、どうしようかな」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下1 91 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 30 41.79 ID jIoy+Xa40 [4/5] 京太郎「サボるか」 京太郎「色々なしがらみから抜けるのは大事だしな」 京太郎「さて、サボって何をしようかな」 1.健夜さんに電話 2.学校の様子を覗き見 3.街をうろうろ 4.そうだ。照さんの学校に行こう 93 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 46 24.31 ID pBF6Dkjw0 [3/4] 京太郎「街をうろうろするか」 我ながら早速サボるなんてね、悪い男だ。 京太郎「よーし。街に繰り出すぞ!」 都会だからうろうろするだけでも楽しい! ーーー 京太郎「更に都会に出てみたけど」 京太郎「凄いなーこれは」 京太郎「ビルがでかい」 京太郎「さて、どうしようか」 1.アナウンサーとたまたま会う 2.明華さん?どうしてここに? 3.うろうろ 95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 13 54 27.98 ID Vt4rPYRO0 京太郎「もっとうろうろするか」 折角の都会だし! 京太郎「と言ってもこれからはずっと東京だもんな」 京太郎「さて、何処に入ろうかな……って?」 京太郎「制服を着てる女の人が困っている様子だ」 どんな人? 1.長髪でクール 2.金髪 3.眼鏡をかけてる 4,つよそう 安価下3 99 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 03 20.06 ID 4aVj93la0 [2/2] 京太郎「大丈夫ですか?」 ?「え?」 京太郎「困っている様子だったので」 ?「別にこまってはないけど……」 ?「まぁナーバスって奴だね」 京太郎「俺と一緒……か」 ?「君もナーバスなの?」 京太郎「いや、少しだけ」 ?「駄目じゃん!」ケラケラ ?「名前は?」 京太郎「俺は須賀京太郎」 淡「私は大星淡」 淡「淡って呼んでね」 好感度・依存度判定安価 安価下1 104 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 15 11.20 ID kqvnc2Vx0 [3/4] 大星淡(好感度・依存度16) まぁ知り合いだね 淡「キョータローはどこの高校の人?」 京太郎「臨海だぜ」 淡「へぇ……臨界なんだ」 京太郎「何かおかしいか?」 淡「面白いね、私は白糸台なんだ」 京太郎「白糸台!?って……どこ?」 淡「……もしかして麻雀知らない?」 京太郎「誘われてはいるけど、全く知らないな」 淡「へぇ、その方がいいかも」 淡「白糸台は田舎だし知らなくて当然だよね」 京太郎「あ、田舎なんだ」 淡「東京だけど、ここと比べるとね」 淡「一緒に遊ぼう。学校サボった同士で!」 京太郎「いいぞ!」 何処に行く? 1.ゲーセン 2.ショッピング 3.ファミレス 安価下2 107 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 22 04.45 ID Muo847aO0 [1/2] 103 確かにその方が良さそうですね 次からは遭遇をコンマにします 京太郎「ゲーセン行くぞ!」 淡「いいね!」 ーーーー 京太郎「さて……どのゲームをやろうかな」 淡「……」キラキラ 京太郎「どうしたんだ?ufoキャッチャーなんか見て」 淡「あの人形可愛い……」 京太郎「あれか……よし……」 チャリン 京太郎「やってみよう」 淡「おお!チャレンジャー!」 結果は? 0~49 失敗 50~80 成功 81~99 大成功 110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 30 55.77 ID PGlJuUAr0 [1/5] 流石ドラロー ガチャンッ 京太郎「よし!取れたぞ」 淡「凄い!キョータロー!」 京太郎「ほら、やるよ」スッ 淡「え?」 京太郎「こんな可愛い奴男が持ったって意味ないだろ?」 淡「うん……それなら……」 淡「……ありがとう」ギュッ 京太郎「ははっどういたしまして」 淡の好感度が20上がりました 京太郎「そろそろ昼だな」 淡「うん。そうだね」 行動フェイズ 昼 何処に行く? 1,白糸台 2.映画 3.臨海 4.ファミレス 安価下3 114 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 35 24.99 ID kqvnc2Vx0 [4/4] 淡「白糸台に来る?」 京太郎「え?」 淡「部活には出たいからね、キョータローは見学においでよ」 京太郎「でも、他校だからなぁ……」 淡「この私が居れば大丈夫!なんたって高校百年生だから!」 京太郎「あ……うん」トオイメ 淡「ば、馬鹿にしないでよっ///」 京太郎「よし、着いて行ってみるか」 淡「ノリが良いね!」 115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 50 50.00 ID iFRK0txd0 [2/2] 白糸台高校 淡「……」キョロキョロ 京太郎「さっきの威勢はどうした、さっきの威勢は」 淡「入り辛い……」 京太郎「そりゃサボったんだからそうだよな」 京太郎「どうする?やめとくか?」 淡「ふん!余裕で入れるからね!」 「……」 ザッ 淡「あ……」 出て来たのは? 0~30「テルー!」 31~60「たかみ先輩!」 41~70「亦野先輩!」 71~99「菫先輩!」 119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 14 57 28.08 ID udxsRUa70 [2/2] 淡「テルー!」ギュッ 照「淡……と京ちゃん?」 京太郎「照……さん?」 淡「あれ?二人とも知り合い?」 京太郎「ちょっと昔のな」 照「京ちゃん……久しぶり」 京太郎「久しぶりです照さん」 照「大きくなったね」 京太郎「まぁ、そりゃそうですよ」 ※緊急安価コンマ判定 照の好感度・依存度は? 安価下6 127 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 05 46.90 ID pgoEEnGE0 [2/7] 照(好感度・依存度57) 幼馴染だね 淡「テルーはどうしたの?練習は?」 照「今日は部活休み」 淡「え……」 京太郎「おい」 淡「じゃ、じゃあ三人で遊ぼう!」 京太郎「そうなると思ったぜ……」トホホ 何処に行く? 1.ファミレス 2.公園 3.カラオケ 安価下3 132 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 14 52.03 ID jIoy+Xa40 [5/5] 照「ファミレスに行こう。デザート」 淡「いいね、ファミレス!」 京太郎「昔からスイーツ系好きですよね……」 ーーーーー ファミレス 照「知ってる?」 淡「何をー?」 照「携帯の抽選で100名様のクーポン」 淡「詳しく」ズイッ 照「当選すると……デザート食べ放題」 照「さらに、その中の10人に当選されると銀座の高級スイーツが食べ放題……!」 淡「ダメだった……」 京太郎「はやっ!」 照「私もダメだった……」 京太郎「よし……俺も!」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 安価下4 133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage] 投稿日:2014/05/02(金) 15 15 07.06 ID zFG77yAF0 [4/11] はい 139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 21 36.77 ID 8L50FlcH0 [1/2] 136そうですね、コンマの場合は直下にします 京太郎「失敗か……」 京太郎「でも、ダブルチャンスでなんとかデザート一品無料です」 照「京ちゃん……ナイス」 淡「一番大きい奴頼んで三人で食べよう!」 照と淡の好感度が10上がりました ーーーーー 照「ふぅ……おしかった」 淡「最高だったね!アレ」 京太郎「苦しい……大き過ぎる」ゲップ 京太郎「じゃあ俺、帰りますね」 照「これ……」スッ 淡「私もー!」スッ 京太郎「電話番号とメールアドレス?」 照「今日は楽しかった……また誘ってね、前みたいに」 淡「また、あそぼー!」 京太郎「おう!分かりました!」 今日は良い一日だな! 141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 24 10.48 ID 8L50FlcH0 [2/2] このスレにコンマ神は居ないってはっきりわかんだよね 行動フェイズ 夕方 京太郎「結構帰るの遅くなったな」 京太郎「さて、何をしよう」 安価 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「ネトマで勉強しよう」 4「メールしようかな」 5「電話しよう」 6「LINEしよう」 7「TwitterとFacebookに登録しよう」(交流が広がる) 8「念の為に鍛えるか」 9「自由安価」 安価下3 146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 32 06.02 ID RA1jWp4k0 [2/2] 息を吐くように高コンマの嵐(ドン引き) 京太郎「TwitterとFacebookって奴をやってみるか」 京太郎「よし、Twitterではキョータローで」 京太郎「Facebookでは須賀京太郎だな」 京太郎「知り合い全員フォローしとくか」 京太郎「よろしくお願いしますっ……と」 これから京太郎は自分の行動を逐一TwitterとFacebookに呟きます。 どうなるかは京太郎次第……? 京太郎「よし。登録完了!」 京太郎「おっリプライが来てる」 誰? 安価下4 今まで出会ったキャラを選択してください 153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 39 07.19 ID PGlJuUAr0 [2/5] 有名人が高校生にリプライとかスキャンダル物ですねぇ(唖然) 京太郎「ん?」 京太郎「鍵垢にフォローされたぞ?」 京太郎「えっと……すこにゃー?」 京太郎「リプライも来てる」 すこにゃー 京太郎君? キョータロー そうですよ すこにゃー 私だよ、健夜だよ キョータロー 健夜さんでしたか、どうして鍵垢なんかを? すこにゃー 私は一応TVに出てるからね……一応 キョータロー なるほど。Twitter始めたばかりなんで、色々教えてください すこにゃー うん。お安い御用だよ 健夜の好感度が10上がりました 155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/05/02(金) 15 42 15.11 ID PGlJuUAr0 [3/5] 行動フェイズ 夜 京太郎「さて、何をしようかな」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「ネトマで勉強しよう」 4「メールしようかな」 5「電話しよう」 6「LINEしよう」 7「念の為に鍛えるか」 8「自由安価」 安価下1 157 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 46 28.94 ID QfhWHKnU0 [3/3] 安価スレはスイスイ進むから楽しいね!(作者の息抜き) 京太郎「念のため鍛えるか」 京太郎「ふんっ……」ギシッ ギシッ 京太郎「よし、今日はここまでにしよう」 肉体ポイントが上がります 46/100 100まで行くとある程度危機を回避できます。微々たる物ですが 京太郎「よし寝よう!って……」 prrrrr 電話か…… 電話の相手は? 安価下6自由安価 今まで出会ったキャラでお願いします 165 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 15 59 49.47 ID u7t+FEXi0 [2/3] 京太郎「明華さんだ」 京太郎「もしもし」 明華『もしもし?』 京太郎「あ、明華さん」 明華『ネリーが心配していましたよ?』 京太郎「あはは……」 明華『明日は学校来てくださいね?』 京太郎「はい。分かりました」 明華『私も心配ですから……』ボソッ 京太郎「え?」 明華『っっっ///そ、それじゃあ!』プツッ 京太郎「切れちゃった……」 京太郎「寝るか、おやすみ」 一日が終了しました 166 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 06 51.71 ID pgoEEnGE0 [3/7] 好感度・依存度まとめ ネリー 好感度max 依存度119 智葉 56 明華 81 ハオ 29 ダヴァン 41 健夜 64 淡 46 照 67 ダークホースは宮永照と小鍛治健夜 智葉も怖いですねえ……戦闘能力は現在のキャラの中では最高ですから 168 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 08 38.38 ID pgoEEnGE0 [4/7] 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下4 174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 16 37.74 ID pgoEEnGE0 [5/7] 167次からは重要な事以外は少し減らします 京太郎「よし!学校行くか!」 ーーー 通学路 京太郎「ん?……あれは?」 「……」クルッ 振り向いて来たのは? 0~20 ネリー 21~40 明華 41~60 智葉 61~80 ダヴァン 81~99 ハオ 安価下1 177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 22 49.94 ID pgoEEnGE0 [6/7] 愛は無限大だよ!私と京太郎は繋がっているんだ! ネリー「京太郎っ♪」クルッ 京太郎「おっネリーか、おはよう」 ネリー「昨日はどうして休んだの?」 京太郎「ははっ色々あったからさ」 ネリー「入学二日目でサボるとはいい度胸だね。自覚が足りないよ」 京太郎「あはは……すまん」 京太郎「さ、行くか」 ネリー「うんっ!」ギュッ ネリーの依存度が20上がりました 178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 25 37.43 ID bV3JuTBr0 キンコーンカーンコーン 京太郎「よし、放課後はどうしようかな」 1.麻雀部に顔を出す 2.デートをする 3.奉仕活動に勤しむ 4.まだしばらく教室で時間を潰す 安価下3 183 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 37 54.04 ID PGlJuUAr0 [4/5] 京太郎「教室で時間を潰すか」 ハオ「んっ……」ガラッ 京太郎「おっ……ハオか」 ハオ「京太郎……君」 京太郎「呼び捨ててでいいよ、呼び捨てで」 京太郎「どうしてここに?」 ハオ「日本の麻雀難しい……」 ハオ「めげそうです」 京太郎「ハオ……」 安価 1.「凄いよなハオは」 2.「俺なんか全然出来ないぜ?」 3.「じゃあさ、俺にその、中国麻将?教えてくれよ 安価下2」 186 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 45 42.19 ID C8xlg1WR0 [2/2] 京太郎「俺なんか全然出来ないぜ?」 ハオ「京太郎……」 京太郎「俺だって麻雀初心者」 京太郎「でもハオはもうルールを覚えて、麻雀の強豪臨海のレギュラーだろ?」 京太郎「そこまで悩む必要はないんじゃないか?」 ハオ「京太郎……」 ハオ「そうですね、私が馬鹿でした」 ハオ「もっと頑張ってみます」クスッ 好感度・依存度上昇安価 コンマ判定 0~10 11~60 61~99 安価下1 189 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 16 50 24.40 ID MjoEDjM20 [3/5] ハオの好感度と依存度が20上がりました 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「ネトマで勉強しよう」 4「メールしようかな」 5「電話しよう」 6「LINEしよう」 7「念の為に鍛えるか」 8「自由安価」 安価下1 191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 17 00 25.25 ID lULVdxKn0 [1/2] 京太郎「ネトマでもするか」 京太郎「む、段々分かってきたような……?」カチカチ 京太郎「よし」 京太郎「やっとアガる事が出来た……」 ネトマポイント 4/10 全て貯まると……? 192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 17 00 57.73 ID lULVdxKn0 [2/2] 行動フェイズ 夜 京太郎「何をしようかな」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「ネトマで勉強しよう」 4「メールしようかな」 5「電話しよう」 6「LINEしよう」 7「念の為に鍛えるか」 8「自由安価」 安価下3 197 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 17 05 54.68 ID MjoEDjM20 [4/5] 京太郎「もういっちょネトマだぁ!!!」 京太郎「俺はネトマの鬼になる!!」 連続ボーナス! ネトマポイント 8/10 京太郎「よし、これで完璧だ」 京太郎「俺って意外とセンスがいいのかもな」ムフフ prrrrr 京太郎「あ、電話だ」 安価下4自由安価 今までに出会ったキャラでお願いします 204 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/05/02(金) 17 10 13.01 ID OZM3MJRt0 [3/7] すこやん愛されてるなぁ……流石アラフォー(真顔) 健夜「もしもし?」 京太郎「あ、もしもし?」 健夜「元気?」 京太郎「はい、元気ですけど?」 健夜「そうなんだ……京太郎君ってどこの高校に通ってるの?」 京太郎「臨海です」 健夜「臨海かぁ……へぇ……」 京太郎「?」 健夜「麻雀頑張るといいよ」プツッ すこやんの好感度・依存度が10上がりました(次からは電話でも上がります) 京太郎「切れた……寝るか」 一日が終了しました
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京太郎「中堅戦はあっさり終わったな」 京太郎「今回はエイスリンさんまでいくといいけど、そしたら淡に当たるのか……」 恒子「ヘイ少年、君もしかして三箇牧の生徒だったり?」 京太郎「誰ですかあなた……って!福与アナじゃないですか!」 恒子「お?やっぱ知ってる?いやースーパーアナウンサーは辛いねー」 京太郎「朝のふくよか占い毎日見てます!」 京太郎「……それで、どうして俺が三箇牧だと?」 恒子「ああ、君、個人戦出るでしょ?」 京太郎「ええ、一応」 京太郎「まさか出場選手全員のことを知っているとかですか?」 恒子「そのまさかだけどちょっと違うんだな」 恒子「なんとなく覚えてるだけ、だから名前まではわからないんだよ」 京太郎「それでも凄いですよ!流石ですね!」 恒子「いやぁ、そう言われると照れるねー」 恒子「そうだ!連絡先交換しない?」 京太郎「アナウンサーがいいんですか?そんなこと」 恒子「すこやんにちょっと自慢するだけだよ」 京太郎「わかりました、じゃあ」 恒子「ありがと、君、名前は?」 京太郎「須賀京太郎です」 恒子「そうか、須賀くんか!応援しておくよ、それじゃねー」 京太郎「さようならー!」 恒子(年頃の男子高校生の連絡先ゲットー!) 恒子(すこやん羨ましがるだろうなー) ――――――――――――― 憩「亦野ちゃん元気にしとった~?」 誠子「おかげさまで」 憩「そら良かったー」 灼(この人が全国2位、荒川憩) 灼(……努力する) 哩(余裕あるけん、縛り少なめで行く) 憩(楽しみやな、頑張るで!) 誠子(三箇牧を釣り上げる!) 誠子(勝ってやる!) 副将戦開始 誠子 42000 哩 67500 憩 204100 灼 86400 哩「ツモ、1000・2000」 哩(リザベーション成功!) 誠子「くっ……」 誠子(出鼻をくじかれた!) 東2局 誠子 43900 親 哩 68900 憩 199200 灼 88000 憩「ツモ!1300・2600!」 誠子(また和了られた……) 哩(相変わらずみたいだな) 灼(……) 東3局 誠子 42600 哩 66300 親 憩 204400 灼 86700 誠子「ポン!」 誠子(部長3人相手……上等!) 誠子(私だって負けるわけにはいかないんだ!)トン 哩「ロン、16000」 誠子「うっ……」 哩(縛ればよかった……) 灼(3000点……逃げる!) 東4局 誠子 26000 哩 83500 憩 204100 親 灼 86400 憩「ロン、1000」 誠子「……はい」 誠子(これじゃあいつもの対局みたいだな……) 誠子(淡に、後輩に負担をかけるのか……) 誠子(そんなの、嫌だ) 南1局 親 誠子 25000 哩 83500 憩 205100 灼 86400 同コンマのため、流局 誠子(流れたか……) 誠子(次こそは!) 哩(2発目……) 南1局一本場 親 誠子 25000 哩 83500 憩 205100 灼 86400 哩(リザベーション―――4!) 憩(気持ちよさそうな顔しとるなぁ……) 憩(でも、ウチも負けるわけにはいかないんや)ピキーン 【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ!」 哩「くっ!」 哩(ここで使うんか?荒川!) 灼(……これ) 憩「ロン!リーチ一発裏1、6700!」 灼の【ボウリング打法】がレベルダウンしました 哩(失敗……もう1回!) 南2局 誠子 25000 親 哩 83500 憩 211800 灼 79700 哩「ツモ、2600オール」 哩(リザベーション、成功!) 誠子(まだだ、まだやれる……) 灼(新道寺を捲る!) 南2局一本場 誠子 22400 親 哩 91300 憩 209200 灼 77100 同コンマのため、流局 南2局二本場 誠子 22400 親 哩 91300 憩 209200 灼 77100 憩「ツモ!500・700!」 照「――――というわけ」 エイスリン「ナルホド」 照「ここまでに2回成功して1回失敗してる」 照「東1局と南2局には注意して」 エイスリン「ワカッタ!」 南3局 誠子 21900 哩 90600 親 憩 210900 灼 76600 哩(リザベーション……まだよか) 憩(これで、機能停止や!)ピキーン 【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ!」 灼(リーチ……!) 憩「カン!」 誠子(なんだよ、この気迫……) 憩「ツモ!2000オール!」 憩「まだまだ続くで!」 南3局一本場 誠子 19900 哩 88600 親 憩 216900 灼 74600 誠子(何だこれ、有効牌が来ない) 誠子(役牌もバラバラ、運が無くなったみたいだ) 誠子(でも、私なら和了れる!) 誠子「ポン!」 誠子「チー!」 誠子「ツモ!400・600!」 誠子(オーラスだ!) 哩(こんば状態で挑むより、姫子に託すば確率がある) 灼(何が、起きてる?) 南4局 誠子 21300 哩 88200 憩 216300 親 灼 74200 誠子(オーラスも和了る!) 誠子「ポン!」 誠子「ポン!」 誠子「ポン!」 誠子「ツモ、1000・2000」 誠子(淡、後は頼んだぞ) 哩(跳満キーと倍満キー、この点差なら勝てる) 灼(一回も和了れなかった……) 灼(ハルちゃんもこんな感じだったのかな) 副将戦終了 三箇牧 215300 (+15100) 新道寺 87200 (+22300) 阿知賀 72200 (-16800) 白糸台 25300 (-20600) 恒子「副将戦終了ー!」 恒子「1位の三箇牧は失点を取り返し順位をキープ!」 恒子「新道寺は倍満を白糸台に当て、2位!」 恒子「阿知賀は何もできず3位に」 恒子「白糸台はまたもや凹み、4位となっています」 健夜「荒川選手のリーチは相変わらず特異ですね」 健夜「まるでその役で和了れることがわかっているかのようで「いよいよ大将戦!」」 恒子「これから休憩だけど、チャンネルはそのまま!」 健夜「って聞いてよー!」 ――――――――――― エイスリン「イッテキマス!」ムフー 照「頑張って」 郁乃「エイちゃんなら大丈夫やで~」 咏「私みたいに失点してくんなよな」 エイスリン「ウン!」 エイスリン「オマカセアレ!」 エイスリン「ジャアネ!」 京太郎「あ、送っていきますよ!」 灼(焼き鳥……3位に落ちちゃったし) 灼(最悪) 灼(最悪だなぁ……)ズーン 京太郎(ん、あの人たしか阿知賀の……そうだ鷺森さんだ) 京太郎(落ち込んでるみたいだな、失点したんだしそりゃそうか) 京太郎(ちょっと話しかけてみよう) 京太郎「あのー」 灼「なに?誰?」 京太郎「須賀京太郎と云います、今の試合を見てました」 灼「あっそ、だから?」 京太郎「あまり落ち込まないでくださいね!俺応援してますから!」 灼「三箇牧の人が私を応援しててもいいの?」 京太郎「ど、どうしてそのことを!」 灼「浜名湖で玄たちと一緒にいたじゃん」 京太郎「あ、たしかに」 灼「はぁ……帰ろ」 京太郎「でも、応援してるのは本当ですから!」 灼「わかったよ、ありがとね」 ――――――――――――― エイスリン「アワイ!」 淡「エイスリン久しぶり~!」ダキッ 淡「大将戦頑張ってね!」 エイスリン「エ?」 淡「どうせ私が勝っちゃうからさ!」 姫子「そな自信どこから……」 穏乃「よろしくお願いします!」 大将戦開始 親 姫子 87200 ※跳満キー持ち エイスリン 215300 穏乃 72200 淡 25300 姫子「ロン!18000!」 淡「えっ!?」 淡(あと7000点しかないの?) 淡(いきなり極限だけど……) 淡(いーじゃん!いーじゃん!新道寺!) 穏乃(やばいやばい、早く追いつかないと決勝に行けない!) エイスリン(ウゴケナイ……) 東1局一本場 姫子 105200 エイスリン 215300 穏乃 72200 淡 7300 エイスリン「ロン!6700!」 姫子「はい」 淡(みんな破ってくな……まあまだいいけど) 東2局 姫子 98500 親 エイスリン 222000 穏乃 72200 淡 7300 淡「ツモ!500・1000!」 淡(いつも通りやらなきゃね!) エイスリン「ウゥ……」 淡「まだまだ行くよ!」 東3局 姫子 98000 エイスリン 221000 親 穏乃 71700 淡 9300 エイスリン「ツモ!1000・2000!」 淡(まだ動けるんだ……) 淡(これ以上はもう失点しないよ!) 恒子「三箇牧のエイスリン・ウィッシュアート止まらない!」 健夜「ウィッシュアート選手は過去の牌譜が非常に少ないです」 健夜「彼女は13巡目以内にテンパイすることが多いですね」 健夜「打点が高い、とか目立った和了りは少ないけれど」 恒子「なんかあの子の理想通りみたいな感じだよね」 健夜「そう、なんかそんな感じ」 東4局 姫子 97000 エイスリン 225000 穏乃 69700 親 淡 8300 エイスリン「……」トン 淡(ノーテン……) 淡(こんなとこで終わってられない!)トン 【圏外射撃】発動! エイスリン「??」 淡(エイスリンに負荷をかけて) 淡(もう一回!) 和了判定まで戻ります 淡(テンパイ来たこれ!) 淡「ツモ!2000オール!」 エイスリン(?) 穏乃(まだだ、まだ、まだ) 東4局一本場 姫子 95000 エイスリン 223000 穏乃 67700 親 淡 14300 エイスリン「ロン!2300!」 穏乃「は、はい!」 穏乃(この人強いなぁ……) 穏乃(ああ、燃えてきた!) 【インフレーションギア】がレベルアップしました エイスリンに飛び火しました 南1局 親 姫子 95000 エイスリン 225300 穏乃 65400 淡 14300 淡(またノーテンかー) 淡(またエイスリンが和了りそうだし) 淡(はぁ……)ゴッ 【圏外射撃】発動! 和了判定まで戻ります 淡(もともと字牌ばっかで困ってたんだけど) 淡(これならいけるかな) エイスリン(マタ、ウゴケナイ) 穏乃(負けない!負けたくない!) 姫子(次まで持てば……!) 淡「ツモ!字一色!8000・16000!」 東東南西西北北白白發發中中 ツモ:南 菫「大七星、か」 やえ「あいつにピッタリの役だと思っていたが、まさかこの局面で和了るとはな」 南2局 姫子 79000 親 エイスリン 217300 穏乃 57400 淡 46300 姫子「ツモ!4000・8000!」 穏乃(ちょっと、え、嘘でしょ?) エイスリン「オヤッカブリ……」 淡(新道寺凄いなぁ、でもまだまだ!) 淡(大逆転劇はこっからだよ!) 南3局 姫子 95000 エイスリン 209300 親 穏乃 53400 淡 42300 淡(新道寺がまた和了りそう……) 淡(もったいないけど、負けたくないもんね!)ゴッ 【圏外射撃】発動! 和了判定まで戻ります 淡「ロン!24000!」 姫子「へ?」 淡「あと5000点!」 恒子「凄いぞ大星淡!怒涛の追い上げを見せています!」 健夜「彼女はツモを完全に操っている、そのように思えます」 健夜「現に今までウィッシュアート選手や鶴田選手が一向聴になったときから彼女の手は速くなり」 健夜「逆にウィッシュアート選手たちはテンパイからどんどん遠ざかっているように思えました」 健夜「龍門渕の天江衣選手と少し似た雰囲気がありますね」 穏乃(親は流れた、でも新道寺との点差は18000点) 穏乃(倍満以上を当てれば勝ち) 穏乃(勝てる、勝てるんだ!) 【インフレーションギア】がさらにレベルアップしました 【願望描写】のレベルが元に戻りました 南4局 姫子 71000 エイスリン 209300 穏乃 53400 親 淡 66300 穏乃(できた!高目でジュンチャンピンフ二盃口ドラ2) 穏乃(これを和了れば……)スチャ 穏乃(捨てる牌が無い……あれこれツモってんじゃない?) 穏乃(やっばいどうしよ、もう一回!) 穏乃(状況を整理しよう、えーっと) 一二二三三778899⑨⑨ ツモ:四 穏乃(とりあえず四萬を切っておこう) 穏乃(これで一萬をツモれるといいんだけど……) 淡「チー」 淡(阿知賀、どうして負荷が効いてないの?) 淡(嘘でしょ、これじゃあ、このままじゃ)トン一萬 穏乃(あと2枚……) エイスリン(テンパイ、デキナイ)グスッ エイスリン(コレデ、イーシャンテン……)トン一萬 穏乃(やばい、あと一枚しかない!どうしよ!) 穏乃(お願い!来て!)スチャ 穏乃(来ないよね……)トン 淡(今は新道寺から点を取ることに集中しよう)トン 姫子(逃げ切る!)トン エイスリン(umm……) エイスリン「カン!」 淡(ここでカンって、どういうことよ!) 穏乃(ドラ乗った!このまま、お願い、来て!)スチャ 穏乃「よし!」 穏乃「ツモ!平和ジュンチャン二盃口ドラ4!」 穏乃「6000・12000!」 大将戦終了 三箇牧 203300 (-12000) 阿知賀 77400 (+5200) 新道寺 65000 (-22200) 白糸台 54300 (+29000) 恒子「準決勝決着!!」 恒子「決勝への進出を決めたのは!」 恒子「オーラスで大逆転を果たした阿知賀女子学院と!」 恒子「先鋒戦から1位をキープし続けた三箇牧高校!」 恒子「白糸台高校の大星淡が驚異的な追い上げをするものの一歩及ばず、三連覇の夢は潰えました!」 健夜「個性的な選手ばかりで良い試合でしたね」 健夜「大将戦オーラスでの高鴨選手の和了には目を見張るものがありました」 健夜「決勝戦も実に楽しみです」 恒子「決勝戦は明後日!」 恒子「決勝戦前半はご覧のチャンネルで!」 ――――――――――――――― 京太郎「お疲れ様でした」 エイスリン「ゴメンネ……」 京太郎「どうして謝るんですか?」 エイスリン「テン、トラレタカラ……」 京太郎「誰も怒りませんよ、淡から逃げ切ったんですしもっと胸張りましょうよ!」 エイスリン「……ウン!」 京太郎「じゃあ戻りましょうか」 ――――――――――――――― 淡「…うぐっ…ぐすっ……」ポロポロ 淡(勝てなかった……やえ先輩たちにあんなに大見得きって来たのに) 淡(これで、終わりなの……) やえ「こんなところにいたのか」 菫「まったく、さがすこっちの気にもなってくれ」 淡「やえ先輩、菫先輩」グスッ 誠子「見つかったんですか?」 尭深「心配したよ」 淡「たかみ先輩たちも……っ」ポロポロ 淡「みんな……ごめんなさい」 菫「何を言っているんだ、淡はよくやったよ」 やえ「私たちが不甲斐なかったんだ」 やえ「一年生の淡に負担をかけてしまっていた」 やえ「私の方こそすまなかった」 菫「すまなかった」 淡「うっ、うえっ……っ……」ポロポロ 尭深「淡ちゃん、みんなと帰ろ、ね?」 淡「うっ、ん……」 夜 京太郎「ただいまですー」 竜華「お帰りー」 京太郎「なんだかすごく久しぶりに帰ってきた気がする……」 竜華「なあなあ京くん、何かして遊ばへん?」 京太郎「まあ、いいですけど」 京太郎「何か、って何するんですか?」 竜華「あー……京くんの好きなことでええでー」 京太郎「うーん、それじゃあ…………」 竜華「ツイスターゲーム?」 京太郎「はい!」 竜華「でもマットとかどうすんの?」 京太郎「たしかフロントに行けば借りられたはずです」 竜華「ならルーレットは?」 京太郎「2人用のルーレットのアプリがあるらしいですよ」 京太郎「この前郁乃さんがくれたんです」 竜華「なんやそれ……」 京太郎「次は左足を青です」 竜華「はいは~い」 竜華「次は右手を緑んとこやって」 京太郎「はいよっと」 京太郎「あ」 竜華「えっ?」 京太郎(竜華さんの顔が近い……なんだかいい匂いもするし) 京太郎(流石はツイスターゲーム!) 京太郎「次は左手を赤に、だそうです」 竜華「ん……っと」 竜華(こ、これ、ウチが京くんの下におる?) 竜華(この体勢、なんか嫌やな……) 竜華「次、左手を青に、やって」 京太郎「はい」 京太郎(俺が竜華さんに覆いかぶさってる体勢……) 京太郎(いやいやダメだ!そんなことは考えちゃダメだ!) 竜華「京くん……次」 京太郎「あ、はい、えーっと右手を黄色、だそうです」 竜華「ん、もうちょい……」ズコッ 竜華「あ!」 京太郎「え?」 ドシーン 京太郎「すみません、倒れちゃいました……」 竜華(あれ?ウチ、ひょっとして……) 京太郎(これじゃあまるで俺が……) 京太郎(背中から押し倒してるみたいだ) 竜華(後ろから押し倒されてる……!?) 京太郎「す、すみません!」 竜華「ううん!こっちこそ!」/// 【7日目】終了 【インターハイ 8日目】 京太郎「おはようございます」 竜華「お、おはよっ!」プイッ 京太郎(あの後からなんだか気まずいな……) 京太郎(さて、何をしよう) 京太郎「竜華さん」 竜華「な、なんや」プイッ 京太郎「また遊びましょう!」 竜華「は……?」 京太郎「昨日、あんなことしてしまったのは謝ります」 京太郎「だから今日は仲直りのために遊びましょう!」 竜華「べ、別に、ええけど……」 竜華「ツイスターはもう嫌やで」 竜華「マリオパーティー?」 京太郎「DSliteなら郁乃さんが8台くらい持ってたんで」 竜華「なんでそんなに持っとるんやあの人……」 京太郎(竜華さんとだけだと気まずいからな……誰を誘おう) 照「ルールはどうするの?」 京太郎「じゃあバトルロイヤルにするか」 憩「えー!ウチタッグマッチがええ!」 憩「京太郎くんと組みたい!」 照「京は誰にも渡さない」 京太郎「バトルロイヤルで」 憩「え~!」 竜華(2人とも京くんと仲ええな……) 竜華(羨ましいな……) 1位 憩 2位 照 3位 京太郎 4位 竜華 京太郎「全然だめだ……慣れてないからなのかな……」 竜華(集中できへんかった……はぁ……) 憩「ウチが1位ですーぅ!」 照「あと1枚……」 憩「ほな1位ボーナスや!京太郎くんに命令するで!」 京太郎「えっ、そんなの聞いてませんよ」 憩「言わなかったからな~」 憩「命令はデートや!」 照「は?」 竜華「は?」 憩「インターハイ終わったあと2日くらい残るらしいやろ?」 憩「せやから、どうや?」 京太郎「どうって、命令ですし……金ないですけどいいんですか?」 憩「ええでええで」 京太郎「じゃあ、行きましょうか」 憩「京太郎くん大好きや!」 竜華「」ムッ 照「」ムムッ 照「ねえねえ清水谷さん」ボソボソ 竜華「なんや?」ボソボソ 照「個人戦」ボソボソ 竜華「……りょーかい」ボソボソ 照「憩、特訓しに行こ」 憩「わかったで、京太郎くんバイバイ~」 竜華(仕返しや!) 京太郎「デート……初デート……」ブツブツ 竜華(むっ) 京太郎「さてと、昼飯食べに行くか」 京太郎「というわけでサイゼリヤとうちゃーく!」 竜華「いつもサイゼリヤなんやな」 京太郎「少しあったかくないので……」 竜華「まあさっさと入ろか」 京太郎「そうですね」 メニュー 東北風グラタン 関東風ドリア 中部風カルボナーラ 関西風タコのカルパッチョ 九州風ハンバーグ 京太郎「たった500円でこの味、この量」 京太郎「生きててよかった……」 竜華「大袈裟やなぁ、あ、ソースついとるで」フキフキ 竜華「うん、取れたな」 京太郎「竜華さんはカルボナーラですか」 竜華「おしゃれやろ?」 京太郎「竜華さんもソースついてますよ」フキフキ 竜華「お、おおきに」 京太郎「いえいえこのくらい」 ナンダヨアレ イチャイチャシテルワネー セッソウナイワネー チクワダイミョウジン ネー 竜華「…………///」 京太郎「き、気にせず食べましょうよ」 竜華「うん……」カァァ 京太郎「周りの視線が痛かった……」 京太郎「何をしよう」 京太郎「そういえば、淡と遊びに行く約束をしてたな」 京太郎「誘ってみるか」ピッ prrr prrr prrr prrr ガチャ 淡『はい?』 京太郎「須賀だけど、淡今暇か?」 淡『おかげさまで』 京太郎「じゃあ俺と遊びに行かないか?確か約束してたろ?」 淡『あああれね!憶えててくれたんだ!そだねー、何して遊ぼっか』 淡『わかった、じゃあ○○駅に集合ね』 京太郎「了解、じゃ」ピッ 京太郎「ここが淡のおすすめの場所なのか?」 淡「うん」 京太郎「ただの公園みたいだけど」 淡「私らしくないって?」 京太郎「……まあ」 淡「ここって色んな人がいるんだよね」 淡「近所のがきんちょたち、おじいちゃんとかおばちゃん」 淡「みんな顔も背丈も口調も違う」 淡「性格も声色も」 淡「こんな、あんまし大きくない公園でも世界はあるんだなっていつも思うんだ」 淡「それだけ多くの人がこの世界にいるわけで、自分もそのうちの一人なんだ、ってわかった」 淡「それが昨日のことなんだけどね」 淡「ごめん……楽しくないよね、こんなの」 淡「まだ引っ張っちゃってんのかな…………」 京太郎「そうか?」 京太郎「俺は別にいいと思うぞ」 京太郎「淡のことがもっとわかった気がするし、淡の言うこともなんだかわかる気がする」 淡「京太郎……」 京太郎「それとさっきから言おうと思ってたんだけど」 京太郎「目、腫れたまんまだぞ」 淡「あはは、わかってるよ」 淡「もう大丈夫!スミレとは違って京太郎に励まされるほどヤワじゃないからね!」 京太郎「ど、どうしてそのことを」 淡「細かいことはおいといて、今度は京太郎のことを知りたいな!」 京太郎「俺のことか?」 淡「うん!」 ―――――――――――― 京太郎「あの後俺は何を話していたんだろう」 京太郎「そういう自分の考えみたいなのを話すのはあんまり得意じゃないんだよな……」 夜 京太郎「餃○の王将に来たぞ!」 淡「大阪○将とたまに被るよね」 照「あれ、京?」 京太郎「照も来てたのか?」 照「うん、大食いに成功で代金なしなんだって」 京太郎「なにっ!?」 照「あと10分以内に食べきれれば代金なしで、現金1000円がもらえるらしい」 京太郎「なんだと!?」 照「それと、どうして大星さんと一緒にいるの?」ジトッ 京太郎「ちょっと遊んでたんだ」 淡「初めまして!大星淡といいます」 照「よろしく、個人戦楽しみにしてる」 淡「私もです!」 メニュー 大食い餃子セット 1000円 餃子・チャーハンセット 600円 餃子一人前 300円 チャーハン 400円 ラーメン 500円 京太郎「大食いにチャレンジするぞ!」 照「喧嘩上等」 淡「私も頑張るよ!」 「こちら、大食い餃子セットになります」 「ご健闘を祈ります」 照「このために朝と昼を抜いてきたんだ、食べきる!」 淡「女子高生の胃袋なめないでよね!」 京太郎(量多いな、大丈夫かな……) 照「やっと食べ終わった……」ゲフッ 淡「うそっ!まだ8分しか経ってないのにこの量を!?」 京太郎「やっばい、すごくきつい」 【さらに10分後】 淡「ごちそうさまでした」 京太郎「げほっ、ごほっ」 照「大丈夫?」サスサス 京太郎「こ、このくらい!」 京太郎「やってやる!」 ――――――――――――― 「ありがとうございましたー」 照「京、本当に大丈夫?」 京太郎「もう無理、2人とも、先に帰っててくれ!」 淡「そんな!じゃあ京太郎はどうするっていうの?」 京太郎「漢ってやつにはよぉ、戦わなくちゃいけないときっていうのがあるんだよ」 京太郎「あばよ!」ダダダダダ 照「京!」 淡「京太郎!」 京太郎(みんな、今までありがとう) 京太郎(俺、須賀京太郎の生涯に、一片の悔いなし!) 京太郎「おええええええええ」 【8日目】終 【インターハイ 9日目】 京太郎「いよいよ決勝、相手は姫松と……清澄」 京太郎「まさか決勝で咲たちと当たるとはな」 竜華「京くん、顔色悪いけど大丈夫?」 京太郎「決勝戦前、対策を怠らずに」 京太郎「決勝戦開始は正午」 京太郎「時間が無いんだよな」 京太郎「やっぱり一番対策をするべきは咲、だよな」 京太郎「だとすればやはり呼ぶべきは……」 照「それで私に」 京太郎「そうだ、一緒に頑張ろう」 照「……わかった」 照「咲を攻略する方法……」 京太郎「わかんない……」 照「槍槓ならなんとかなるかも知れないけど」 京太郎「長野の県予選でやられてるから通じにくい」 照「でも、やってみる価値はある」 京太郎「だな」 京太郎「ついに決勝戦か」 郁乃「緊張してきたな~」 咏「全然そうは見えないんだけどねぃ」 エイスリン「キョウコソハ!」 照(咲……) 照(今日は使ってみようかな……) 郁乃(善野ちゃん、負けへんで)ギッ ―――――――――――――――― 善野「ここまで来たんや、優勝するで!」 洋榎「準決ではへこんだけど、次は負けないで!」 漫「私は今の調子で」 絹恵「私も頑張るで!」 由子(よりにもよって代行の妹さん……) 恭子「ゆーこ、大丈夫なんか?」 由子「妹さん対策はバッチリなのよー」アハハ ―――――――――――――――― 穏乃「みんなでここまで来た!やっと和と遊べる!」 穏乃「みんなで勝とう!」 玄「うん!」 憧「もう一回あの小さいのをとっちめなきゃだからね」 宥「頑張ろうね」 灼「今さらだけど原村さんと当たるのって私なんだよね……」 ――――――――――――――――― 優希「うぅ~タコスがないと力がでないんだじぇ……」 美穂子「またタコさんのお弁当作ってきましたから、はい」 優希「おお!ありがたいじょ!」 久「いつもありがとね、美穂子」 美穂子「いえ、皆さんのお力になれて嬉しいです」 和(穏乃、憧、玄さん……) 桃子「いよいよ照姉とっすね!」 咲「うん、一緒に頑張ろうね」 桃子「はいっす!」 咲(お姉ちゃん……私、勝つから)ゴォッ 優希(この人が咲ちゃんのお姉ちゃんか……) 玄(この子、小さいころの憧ちゃんにそっくり) 照(決勝戦……) 漫(何か空気重いな……) 開局 親 優希 100000 照 100000 玄 100000 漫 100000 優希(東一なのにテンパイできないじぇ……) 漫(相手はチャンピオン宮永照) 漫(善野監督も戻ってきてみんなでここまで来たんや!) 漫(絶対に負けられへん!) 玄(テンパイ……宮永さんは最初は和了らない) 玄(今は攻める!) 玄「ツモ!4000・8000です」 照「…………」 【照魔鏡】発動! 【タコスパワー】がレベルダウンした! 優希「!?」 優希(今の、なんか咲ちゃんみたいな……) 漫(神代さんみたいやったな……) 東2局 優希 992000 親 照 996000 玄 116000 漫 996000 漫(テンパイきたで!) 漫(このままガン!) 漫(ドン!) 漫(ズドーン!)トン 照「ロン、1500」 漫「はい……」 東2局一本場 優希 92000 親 照 97500 玄 116000 漫 94500 照「ツモ、1100オール」 優希(和了れる気がしないじょ……) 玄(今回は守りに徹するのです!) 漫(調子悪いなぁ) 東2局二本場 優希 90900 親 照 100800 玄 114900 漫 93400 照「ツモ、2200オール」 照(咲の出番が来る前になるべく点数を削る) 照(容赦はしない) 優希(東場なのに和了れないじょ……流石は咲ちゃんのお姉ちゃんだじぇ) 玄(まだまだだよ!)フヌー 漫(東二でもうこんなに重い……) 漫(-で帰ったらまた落書きやな) 漫(よし、一発いっとくか!) 【爆撃】発動! 東2局三本場 優希 88700 親 照 107400 玄 112700 漫 91200 漫(三巡目テンパイ、でもドラなし、役もタンヤオのみ) 漫(まあええ、チャンピオンを止めたる!) 漫「リーチ」 照「…………」 照(思ったより攻めてくるの早かったな) 照(どうなるやら) 玄(先制リーチ……!) 玄(姫松の上重さん、すごい)トン 漫「ロン、3900の三本場は4800」 玄「えっ」 漫(アンタのせいで打点低いからな、このくらいはさせてもらわんと) 漫(そんで、もう一発!) 【連鎖爆撃】発動! 東3局 優希 88700 照 107400 親 玄 107900 漫 96000 絹恵「上重さん、和了りましたね」 恭子「このまま和了り続けてくれたらええんやけど」 照『ロン、1000』 由子「今日も不発なのよー」 東4局 優希 88700 照 108400 玄 107900 親 漫 95000 玄(あれ、テンパイしてる?) 玄(でもリーチはしないで……) 優希(和了れないまま、もう南入だじょ……)トン 玄「ロン!3900です」 優希「じょっ!?」 漫(人和は無しやったっけ) 照(また止められた……ぐぬぬ) 南1局 親 優希 84800 照 108400 玄 111800 漫 95000 照「ロン、1000」 照(おかしい、何かがおかしい) 照(とりあえず和了り続けよう) 南2局 優希 84800 親 照 109400 玄 111800 漫 94000 照「ロン、2900」 漫(やっぱりダメか……) 優希(タコぢからが切れたじょ……) 優希(やっぱりタコスじゃないと) 漫(まだまだ頑張るで!)フンス 玄(あれはなかなかのおもち!) 玄(今まであんまり見かけなかったけど、何か漲るよね!) 南2局一本場 優希 84800 親 照 112300 玄 111800 漫 91100 照「ロン、6100」 霞「最近照ちゃんの不調が多いわね」 京太郎「緊張してる、なんてことはないでしょうけど」 憩「でも、清澄は妹ちゃんがいるとこなんやろ?」 京太郎「そのくらいで照が緊張は無いと思うのですが……」 南2局二本場 優希 78700 親 照 118400 玄 111800 漫 91100 照「ロン、8400」 漫(ほんまに調子悪い……) 漫(打点低い、ツモ悪い) 漫(またあんときみたいなのが来れば……) 南2局三本場 優希 78700 親 照 126800 玄 111800 漫 82700 照「ツモ、3500オール」 照(今日はどれだけ抉れるか) 漫(3500オールって、ほとんど親満やないか……) 玄(まだ、-じゃない) 南2局四本場 優希 75200 親 照 137300 玄 108300 漫 79200 照「ツモ、4400オール」 玄(宮永さんの満貫) 漫(次は、跳満以上か……) 優希(絶対に止めたいじぇ!) 玄(……でも) (*1)) 南2局五本場 優希 70800 親 照 150500 玄 103900 漫 74800 照(慣れてきたとはいえ、やっぱりまだきつい) 照(リーチかけるか……) 照(狙いは、阿知賀) 照「リーチ」 玄(ドラを切れば宮永さんの裏をかける……) 玄(でも、そんなことしたら……ダメ) 玄(ここはこれを)トン 照「ロン、19500」 玄「はい……」ギュッ 南2局六本場 優希 70800 親 照 170000 玄 84400 漫 74800 照「リーチ」 漫(ダブリー……今までの片岡さん見とるみたいやな) 玄(うぅ……テンパイできないよぉ……) 漫(宮永さんの高いのを流す……そういえば二回戦のときに)トン 照「ロン、25800」 漫(そうか、そうすればええんやな) 南2局七本場 優希 70800 親 照 195800 玄 84400 漫 49000 漫(次は三倍満、38100) 漫(絶対に阻止せな!) 漫「ポン」 漫「チー!」 優希(姫松の人、急に鳴くようになったじぇ……どういうことだ?) 玄(テンパイした……ドラはまだあまり来てないけど) 玄(ここで止めないと……) 照(三倍満をドラなしでって相当難しいんだけど……) 玄「ツモ!2300・3900です!」 照(とか言ってる間に止められた) 南3局 優希 68500 照 191900 親 玄 92900 漫 46700 同コンマのため、流局 漫(連携で流そ思ったら阿知賀が和了るとはな、意外や) 漫(あとは最小失点でいく!) 優希(まだ一回も和了れてないのに、もうオーラスだじょ……) 照(ここまでかな……) 漫(あーあ、またあのときみたいになれたらなー) 漫(はぁ………っ!)ゾクッ 【爆撃】発動! オーラス 優希 67000 照 193400 玄 91400 親 漫 48200 優希(このままじゃみんなに会わす顔が……あれ) 優希(これは……) 優希「リ、リーチだじぇ」 漫(またダブリー!?) 漫(ちょ、この場面って、え?) 漫(とりあえず、これや!)トン 優希「ロン!24000だじぇ!」 漫「はいはい2400な……って、は!?」 先鋒戦終了 三箇牧 193400 (+93400) 阿知賀 91400 (-8600) 清澄 91000 (-9000) 姫松 24200 (-75800) 漫「あはははははははは、はは」 優希「おつかれだじぇ!」 照「お疲れ様」 玄「う、上重さん大丈夫ですか?」オロオロ 漫「大丈夫なわけないやろ、あーひゃっひゃひゃっひゃ、いーひっひっひ」 玄(こ、壊れてる……!) 咏「これまた次鋒で飛んじゃうんじゃねえの?しらんけど」 郁乃「いや、真瀬ちゃんはそんなに弱い子やない」 郁乃「……ほな行ってくるで~」 憩「なんいま雰囲気が違ったような……」 京太郎「あ、俺ちょっと出かけてきます」 恒子「先鋒戦終了ー!」 恒子「1位は9万得点、チャンピオン宮永照擁する三箇牧高校!」 恒子「なんとか難を逃れた阿知賀、清澄は拮抗状態」 恒子「4位の姫松は3位の清澄と7万点差!次鋒戦で巻き返しなるか!?」 ―――――――――― 京太郎「先鋒戦がやたら長く感じるのはなぜなんだろうな」 照「あ、京」トテトテ 照「いまの試合、どうだった?」 京太郎「やりすぎだな」 照「頑張ったんだよ?」 京太郎「本気でやるのは悪いことじゃないんだけど、これじゃあな」 照「むぅ……」 京太郎「まあこの後どうなるかわからないし、お菓子でも買いに行くか」 照「お菓子!早く行こう!」ダッ 京太郎「ちょっと待てってー」 ―――――――――― 由子(先鋒戦、まさか漫ちゃんが削られるとは思わなかったのよー) 由子(三箇牧対策と阿知賀対策はバッチリ) 由子(清澄対策もバッチリ、取り返すのよー) 由子「さあ始めるのよー」 宥「あの、まだ清澄の人が来てないみたいなのですが……」 桃子「私なら……「清澄はそこにいるのよー」」 宥「へ?」 桃子「はい?」 桃子「どうして私のことがわかったっすか?」 由子「自分の胸に手を当てて考えてみるといいのよー」 桃子「?」 郁乃(真瀬ちゃん、見ないうちにちょっと変わったな~)
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京太郎「なんかコンビニって久しぶりな気がします」 理沙「えらい!」 京太郎「いや、そんなこと無いですよ」 理沙「……」オイデオイデ 京太郎「いやいや、外じゃ恥ずかしいですって」 理沙「帰ったら」 京太郎「まぁ、その……は、はやく買って帰りましょう!」 理沙「可愛い」 京太郎「そんなことないです!!」キッ 京太郎「あ、もう肉まんとか無い時期なんですね」 理沙「冬だけ!」 京太郎「結構好きなんですけどね。コンビニの肉まん」 理沙「バターつける」 京太郎「へぇ~バターつけたことはないですね。憶えてたら試してみたいです」 京太郎「そういえばうちの近くに鹿まんとかソースかつ丼まんとか売ってるとこありました」 理沙「なにそれ!」 京太郎「名前そのままですけど鹿肉が入ってるやつとソースカツが入ってるやつです。俺は結構好きでしたよ」 理沙「気になる!」 京太郎「……あー、その、将来俺の両親に挨拶することもあるかもですから、その時にでも……」ボソボソ 理沙「……っ!」カオマッカ 理沙「…………」コクリ 京太郎「何しましょうか……結構色々ありますね」 理沙「パスタ」 京太郎「あー理沙さんはパスタですか。ちょっと量が足りないんですよね」 京太郎「まぁお弁当でも足りるかと言われれば足りないんですけどね」 理沙「……お弁当」 京太郎「あ、いやいや理沙さんの作ったお弁当は大丈夫ですよ!なんかこう心が満たされてお腹一杯と言いますか、こういう工場で作られたやつは愛情がつまってないと言いますか」 理沙「…………」クイクイ 京太郎「やっぱり味もあると思うんですよね。理沙さんのはなんかいい感じに俺の好みですし、木曜に入ってたねぎ入りの出汁巻きもお出汁の味がしっかり利いててよかったんですよ。コンビニとかのお弁当に入ってる出汁巻きは砂糖が入ってるか出汁が薄すぎてどうにも自分の口に合いませんし、そういうのがあると、ああ、なんか食べ足りないなって感じます。そして、むぐっ!?」 理沙「―――ぷは。落ち着いて」 京太郎「ちょ、理沙さん!? こんな外でキスとかまずいですって」ボソボソ 理沙「喋り続けられるよりマシ」 京太郎「……すみません」 京太郎「結局親子丼とおにぎり二個にアイスまで買っちゃいました。理沙さんは何買ったんですか?」 理沙「ん」ガサ 京太郎「明太クリームパスタとゼリー。いいですね」 理沙「明太子好き!」 京太郎「そうだったんですか。明太子料理って全然知らないですね。何があるんですか?」 理沙「ポテトサラダ」 京太郎「あー、いいですね」 理沙「炙る」 京太郎「やばい。涎がやばいです」 理沙「春巻きの具」 京太郎「油で揚げますからね。すっきり食べられて良さそうです」 京太郎「んー、結構あるんですね。……今度食べてみたいなー」チラチラ 理沙「!! 頑張る!!」グッ ───────── ────── ─── 京太郎「ご馳走様。たまにはこういうのもいいですねー。お金かかりますけど」 理沙「主婦!」 京太郎「まぁ一ヶ月こういう生活ですからね。流石に気になるってもんですよ」 京太郎「あっちのスーパーはキャベツが安くてこっちのスーパーはもやしが安いとか特売日が何曜日とかようやく覚えてきたところです」 理沙「……!業務用スーパー!」 京太郎「なんですかそれ?」 理沙「安い!」 京太郎「ちょっと気になります。どこにあるんですか?」 理沙「待って……」カチカチ 理沙「ここ!」ズイ 京太郎「えっと……お、俺のマンションからも結構近いですね。今度行ってみます」 京太郎「そろそろ布団敷いときますか」 理沙「…………」 京太郎「理沙さん?」 理沙「……無い」 京太郎「え?さっきシーツの替えがあったとこに「無い!」……えっと……」 理沙「」ポフポフ 京太郎(あ、予想できたわ) 理沙「ここ!」 京太郎「一応聞いときますけど、理沙さんもそこで寝るんですよね?」 理沙「」コクリ 京太郎「で、俺もそこに寝るんですよね」 理沙「もちろん!」 京太郎「……わかりました。まぁ今更、ですよね」 理沙「」プンスコ! 京太郎(理沙さんってスキンシップ好きだよなー) 理沙「きょ、京太郎」 京太郎「ん?なんですか?あ、理沙さんもアイス食べます?」アーン 理沙「……あむ」 京太郎「美味しいですか?」 理沙「美味しい……」 京太郎「そうですよね!これ好きなんですよ、白くまアイス」 理沙「鹿児島のアイス」 京太郎「へぇ~。そういえば理沙さんは大分出身でしたね。本場のも知ってるんですか?」 理沙「割と大きい!」 京太郎「これよりも?」 理沙「それより!大分にもある!」 京太郎「食べてみたいですけど……お腹壊しそうですね」 理沙「……二人で」 京太郎「そうですね……お互いの地元に行ったときにやることが出来ましたね。どっちも食べ物ですけど」 理沙「」クス 理沙「……!! 違う!」 京太郎「な、何がですか?」 理沙「あっち向いてて!」 京太郎「? 何でですか?」 理沙「き、着替える」カァァ 京太郎「わ、わかりました」クル 京太郎(こ、こういう時は恥ずかしがるんだな。まぁいきなり見える位置で着替えを始められても困るけど) シュル…パサ… 京太郎(やっば。エッチの時を思い出しちまう。ほんの数時間前のことだしな……そこのベッドで……ああああああああ!!)ブンブンブンブン 京太郎(よし、落ち着くために違うものを想像しよう。落ち着くもの落ち着くもの……あれ?やっぱり理沙さんの顔が浮かぶわ) 京太郎(でも理沙さんに抱きしめられたらなんか落ち着くんだよなー、母性というか……胸あんまり無いけど) 京太郎(そもそも母性に胸は必要なのか? 否!胸関係無い!母性に胸関係無いっ!!」 理沙「!?!?」バシン!! 京太郎「痛い!!なんですか突然に!!」 理沙「聞こえてる!」 京太郎「しまったっ!!!」 理沙「」プンスコ! 京太郎「えっと……怒ってます?」 理沙「…………」 京太郎「あれですよ!理沙さんの母性が素晴らしいと思ってですね!それで、えっと……」 理沙「…………」ギュ 京太郎「……なんかごめんなさい」 理沙「……可愛い」 京太郎「怒ってたんじゃないんですか?」 理沙「怒ってない」 理沙「ちょっと面白かった」 京太郎「言い訳しだしたことですか!?」 理沙「そう」 京太郎「慌てて損しました」ハァ 理沙「」ナデナデ 京太郎「あの、そろそろ離してもらえませんか?」 理沙「?」 京太郎「いや、なんでわかんないみたいな顔してるんですか」 理沙「寝るまで」 京太郎「寝るまでするつもりだったんですか!?しかもここで!?体痛くなっちゃいますよ!」 理沙「……ベッドで」ポッ 京太郎「なんで意味深に頬染めるんですか!」 理沙「ツッコミ上手い」パチパチ 京太郎「それほどでも……ってなにやらせるんですか!」 京太郎「ほらベッド行きますよ」 理沙「わかった」 京太郎「だから離してください」 理沙「……わかった」シブシブ 京太郎「とりあえずベッドに来ましたけどまだ21時だったんですね」 理沙「ゆっくり出来る!」 京太郎「そうですね」 理沙「」オイデオイデ 京太郎「うーん……えい」ガバ 理沙「!?」 京太郎「どうですか?俺に抱きしめられるのは?」 理沙「……悪くない」 京太郎「そのわりには口元ゆるんでますよー」 理沙「緩んでない!」ジタバタ 京太郎「ふっふっふっ。この状態では振りほどくことも出来まい」 理沙「む……」 ペロ 京太郎「ひゃぁお!?ちょ!舐めるのは反則じゃないですか!?わぷ!」 理沙「」ギューー 京太郎「……こっちのほうがいいんですか?」 理沙「」コクリ 京太郎「ていうか腕痛くならないんですか?俺みたいに鍛えてたらわかるんですけど……」 理沙「痛くない」 京太郎「そうですか……」ギュ 理沙「京太郎」 京太郎「なんですか?」 理沙「好きになってきた?」 京太郎「……そうかもしれません」ギュー 理沙「可愛い」 京太郎「あの、可愛いは止めて貰えません?」 理沙「? 褒め言葉!」 京太郎(わっかんねー) 理沙「敬語!」 京太郎「あ、気になりますか?」 理沙「」コクリ 京太郎「でも、年上にタメ口はちょっと……」 理沙「」プンスコ! 京太郎「流石に躊躇ってしまいます」 理沙「…………!敬語禁止!」 京太郎「えーー!!」 理沙「出来る」ナデナデ 京太郎「理沙さんが年下扱いしてくんじゃん……」ボソボソ 理沙「がんばれ、がんばれ」 京太郎「……わかりま、わかった」ハァ 理沙「いい子いい子」ナデナデ 京太郎「……」ムー 京太郎「理沙さん」 理沙「」ジトー 京太郎「いや、流石にさん付けは許して」 理沙「わかった」 京太郎「その、こういうの聞くのあれだけど……やっぱりまだ痛いもん?」 理沙「……少し」 京太郎「…………」 理沙「でも」 京太郎「?」 理沙「京太郎との証拠」 理沙「平気」 京太郎「理沙さん!」パァァ 理沙「予約」 京太郎「予約?」 理沙「京太郎と付き合うこと」 京太郎(そういや付き合ってなかったな!いや、まぁあんなもん建前だけどさ) 理沙「……プロ辞めれば「それは駄目」……」 京太郎「だって理沙さんはそれを望んでない。違う?」 理沙「……」 京太郎「麻雀が好きなの知ってるから。ずっと見てたから」 京太郎「俺の存在が理沙さんから麻雀を奪うなら、俺が理沙さんの前から消える」 理沙「嫌!」 京太郎「わかってる。それもちゃんと伝わってるから。麻雀も俺も大事」 理沙「……」コクリ 京太郎「俺理沙さんのこと大分わかっちゃってるからな」ヘヘヘ 京太郎「大丈夫。俺こうやってるの好きだから。実は甘えん坊だったみたいだ」ハハハ 理沙「……知ってる」ギュウ 京太郎「じゃあこれは?俺鍛えてるから女の人ぐらいの拘束なら簡単に振りほどけるの」 理沙「知ってる」 京太郎「それじゃあコーヒーの入れ方習い始めたのって誰かに飲んで欲しいからだってことは?」 理沙「しっ、てる」 京太郎「知ってたかー。あとは……そうだ。結構我慢強い!正確には3年弱ぐらい!」 理沙「……! ……今、知った」ポロポロ 京太郎「俺の新たな一面知られちゃったか」 京太郎「やっぱ恋人になる前に色々知らなきゃ後々やばいからな」 京太郎「頑張って理沙さん!俺はもう理沙さんマスターですから大丈夫だけどな」フンス 理沙「……汗の匂い好き」グスッ 京太郎「え、まじで」 理沙「まだまだ」クスクス 京太郎「まだまだだった」アハハ 京太郎「そろそろ寝よう」ンー 理沙「まだ!」 京太郎「明日でもいいんじゃ?」 理沙「……わかった」 京太郎(これじゃどっちが年上かわかんねーな) 理沙「おやすみ」 京太郎「おやすみ」 パチ 理沙「…………」 京太郎「…………」 理沙「寝た?」 京太郎「寝た」 理沙「起きてる!」 京太郎「まぁそんなすぐには寝れない」 理沙「ねんねんころり?」ナデナデ 京太郎「子供扱いかよ!」 理沙「悪くない!」 京太郎「そんなんじゃ寝ないって」ハハ 京太郎「zzz」 理沙「……可愛い」 理沙「おやすみ」ギュ 京太郎「zzz……zzz……」 ユサユサ ユサユサ 京太郎「んん……」パチ 理沙「おはよ」 京太郎「理沙さん、おはようございます」フアァ~ 理沙「朝ご飯」 京太郎「ん……ぁりがとうございます」ギュ 理沙「食べる」ナデナデ 京太郎「ん~……ふぁい」 理沙「行こう」 京太郎「ん…………あ、す、すみませんっ!」パッ 理沙「敬語」 京太郎「……ご、ごめん?」 理沙「」ニコ 京太郎「おぉ、出汁巻きと味噌汁」 理沙「……昨日」 京太郎「あ、もしかして昨日出汁巻き美味しいって言ったから作ってくれたのか」 理沙「……」コクリ 京太郎「理沙さんありがとう!」 理沙「」テレテレ 京太郎「いっただきまーす」 京太郎「あ、明太子入ってる!これはご飯が進む」ガツガツ 理沙「明太子料理」 京太郎「昨日あげてなかったですね」 理沙「試してみた」 京太郎「ばっちり!」グッ 京太郎「理沙さん料理上手いよな」 理沙「勉強中!」 京太郎「成果出てる。こんなに美味しいし」 理沙「~~~」ボソボソ 京太郎「え?ごめん、聞こえなかったんだけど」 理沙「……お嫁さん。 なれる?」 京太郎「……理沙さん」 理沙「?」 京太郎「反則でしょ、その可愛さは」 理沙「??」 京太郎「はい、コーヒー」 理沙「ありがと」 京太郎「うん、美味しく入れられてるけど、やっぱりマスターには叶わないんだよなぁ」 理沙「経験!」 京太郎「だよなー」 京太郎「ま、こうやって理沙さんとのんびり美味しく飲めたらいいや」 理沙「……ファン一号!」 京太郎「俺のコーヒーの?」 理沙「そう」 京太郎「……定員は一人だな」 理沙「唯一!」 京太郎「そうそう。唯一のファンにはしっかりサービスしないとだな」ギュ 理沙「……ん」チュ 京太郎「んっ……キスをお望みだったか」 京太郎「ずっとこうしてるのもあれだな。何かない?」 理沙「…………!映画!」 京太郎「お、いいね。でも理沙さん全部見てるんじゃないの?」 理沙「見てないのある」 京太郎「んじゃそん中から選ぼう」 理沙「ん」 理沙「こんだけ」 京太郎「どれどれ……ホラーに恋愛物にアニメ。結構幅広いな」 京太郎(ていうかホラー駄目なのに持ってんだな。映画とかの映像で見る分には大丈夫なのかな?) 京太郎「この恋愛物って面白いのかな?」 理沙「それ?」 京太郎「うん。まだまだ時間はあるし他のも見たければ見れるからな」 京太郎「やっぱり俺の股の間に座るんだな」 理沙「逆になる?」 京太郎「いや、逆になったら見えないだろ」 理沙「……膝枕!」 京太郎「…………」 理沙「悪くない」 京太郎「俺の心の中読まないで。ほら、早くつけてください」 理沙「ん」ポチ 京太郎「……お、雰囲気は良さそうですね」 理沙「…………」 女優『あぁぁん!そこぉ プチ 京太郎(び、びびった!いきなりベッドシーンかよ!思わず停止ボタン押しちまったよ) 理沙「」モジモジ 京太郎「……別の見よう」 理沙「別に「良くない!俺が耐えられない!」そっちも、いい」 京太郎「いやいやいや、そんな昨日もして今日もしてとかそんなの……だ、駄目だろ」プイ 理沙「……」チュ 理沙「これで我慢」 京太郎「……もっかいいい?」 理沙「ん」チュ 京太郎「こっちのアニメ見よう。有名所だし外れないはず」 理沙「そうする」 京太郎「」 ───────── ────── ─── 理沙「良かった!」プンスコ 京太郎「安心して見れるよな」 京太郎「ふぁぁ~~~」 理沙「眠い?」 京太郎「映画見ると少し眠くなる」ゴシゴシ 理沙「」ポンポン 京太郎「……ご飯食べてからにしよう。少し眠いけどお腹も減ったしな」 理沙「わかった」 理沙「これ切って」 京太郎「ん」トントントン 理沙「違う、こう」トントントン 京太郎「おぉ。 こうか?」トントントン 理沙「そう」 京太郎「なるほど」 京太郎(なんかこれ、新婚みたいだな) 理沙「……新婚」ボソ 京太郎「え?」 理沙「なんでもない」プイ 京太郎「ドリアとサラダ、おしゃれですね」 理沙「フランスパンもある」 京太郎「足りなかったら貰うよ」 理沙「焼いとく」 京太郎「足りないこと前提?」 理沙「足りる?」 京太郎「……お願い」 理沙「ん」 理沙「……嬉しそう」 京太郎「まぁ……わかってもらえてる感じがすごくして……そ、そんなことより早く食べないとさめちゃうな!」アセアセ 理沙「食べよう」ニコ 京太郎「ご馳走様。結局フランスパンもいっぱい食べちゃったよ」 理沙「良い食べっぷり」 京太郎「神様と理沙様に感謝です」スリスリ 理沙「手伝ってくれた」 京太郎「それでもほとんど理沙さんだからな」 理沙「」テレテレ 京太郎「一生ここにいたい気分だ」 理沙「いい」 京太郎「……いや、やっぱ駄目です!我慢我慢!」 理沙「」ムー 理沙「」オイデオイデ 京太郎(そういや食べてから膝枕してくれるって流れだったな。もう眠くないけど) 京太郎(でも……気持ち良さそうだもんな……) 京太郎「お、お邪魔します」ポフ 理沙「」ナデナデ 京太郎「理沙さんってこういうスキンシップ好きだよな」 理沙「……口下手」 京太郎「でも前より喋ってると思うけど」 理沙「京太郎の前」 京太郎「あー……そういうことか」 理沙「あと……」 京太郎「何?」 理沙「可愛いから」 京太郎「……理沙さんの中で可愛いってどれくらいの褒め言葉なんだ?」 理沙「一番!」 京太郎(そうなのか……あんまり良くないけど、一番ってのは悪くないかも)ニヤニヤ 理沙「ふぁぁ……」 京太郎「理沙さんも眠そう」 理沙「大丈夫!」 京太郎「ベッドに行きますか?」 理沙「…………」コクリ 京太郎「んじゃ」ガバ 京太郎「んー……短い距離ですけど」ヨイショ 理沙「!?」 京太郎(お姫様抱っこって簡単に出来るんだな) 理沙「」カァァァ 京太郎「ほい到着。どうでしたか?」 理沙「……っ!」ギューーー 京太郎「むぐぐぐ!!」 京太郎「ぷは!!照れ隠しで抱きしめるの禁止っ!」ゼーゼー 理沙「」プイ 理沙「」コロン 京太郎(なんかベッドに転がった姿ってそそる) 理沙「早く」 京太郎「はいはい」コロン 京太郎「布団は被らなくてもいいだろ」 理沙「お腹だけ」ファサ 京太郎「ありがと。……向き合ってるのは駄目だな。キスしたくなる」 理沙「……ん」チュ チュル…チュ…ペチャ… 京太郎「はっ……寝る目的で来たのに」 理沙「寝てもいい」ナデナデ 京太郎「……抱きしめて貰うのは……」ボソボソ 理沙「」ギュー 京太郎「……安心する…………」 ───────── ────── ─── 京太郎「zzz……んん……」パチ 京太郎(いつの間にか寝てた……) 理沙「すー……すー……」 京太郎(まだ寝てる。年上とは思えない、あどけない寝顔だな……) 京太郎(俺は……理沙さんを支えたい……) 京太郎(まだまだ先のことだけど、高校を卒業して理沙さんと一緒になった時、どうするか) 京太郎(やっぱり安定してて、なるべく早く帰れるような職業……) 京太郎(うん、とりあえずこの路線で頑張ろう) 京太郎(待っててな、理沙さん) 理沙「すー……すー……」 京太郎「それじゃ帰るよ」 理沙「また」 京太郎「もちろん!理沙さんがOKならいつでも来るぜ!」 理沙「」ニコ 京太郎「理沙さん、俺頑張るから!」 理沙「?」 京太郎「それじゃ!」 バタン 理沙「……変な京太郎」 プルルルルル 京太郎「ん?みさきさんから?」 京太郎「もしもし」 みさき『あ、今から行くから』 プツッ プー プー 京太郎「え? え?」 京太郎「なんだ今の? 掛けなおして聞いてみるか」 プルルルルル ガチャ みさき『もしもし』 京太郎「もしもし。今の何?」 みさき『何って……そのままの意味だけど?』 みさき『とりあえず自分の部屋で大人しく待ってて』 プツッ プー プー 京太郎「……なんなんだいったい」 ピンポーン ガチャ みさき「入るねー」 京太郎「もう入ってるじゃん」 みさき「細かいこと気にしないの」 京太郎「それで、突然なんで来たんだ?」 みさき「その前に……私に言ってないことあるよね?」 京太郎「んー?………………あ」 みさき「わかったでしょ」 京太郎「えっと……はい」 京太郎「理沙さんと付き合ってます」 みさき「それで……これを見て」 京太郎「ん?」 理沙 >言っとく みさき >どうしたの? 理沙 >京太郎と付き合ってる みさき >そっか みさき >いいと思うよ 理沙 >それから みさき >まだ何かあるの? ・ ・ ・ 【ここから先、過激な女子トークの為カット】 京太郎「…………」 みさき「何か言うことは?」 京太郎「……ありません」 京太郎(ある程度言うかもとは思ってたけどえっちしたことまで言ってるとは……) みさき「これから先のことはちゃんと考えてる?」 京太郎「正直考え始めたところで、まだまだ甘い……と思う」 みさき「それは当たり前。しっかり正しい意見持ってるなんて言ったら怒ってたよ」 京太郎「それでも」 京太郎「それでも理沙さんと一緒にいたい」 みさき「……そう」 みさき「京太郎君……ごめんね」 京太郎「……?」 みさき「実は最初から理沙のいい相手になるかもって思って引き合わせたの」 京太郎「……まじ?」 みさき「うん。まさかここまでやらかすとは思ってなかったけど」 京太郎「すみませんでした」フカブカ みさき「怒ってないから。まぁ京太郎君に覚悟が無さそうだったら怒ってたけど」 京太郎「ははは……」 みさき「理沙の口下手って身内だと大分ましなのはわかってるよね?」 京太郎「もちろん」 みさき「それでそういう人って女の人ばっかりだったの」 京太郎(健夜さんとかはやりさんとかか) みさき「だから男の人で身内……というか心を許せる人が出来たら少しはましになるんじゃないかなって」 京太郎「なるほど……でもなんで俺?」 みさき「理沙って男の人って感じの人とか年上が苦手みたいだったから。年下で見るからに怖く無さそうなのって京太郎君しかいなくって」 京太郎「俺かなりがたいもいいし怖いと思うんだけど……」 みさき「京太郎君はなんというか……オーラが犬っぽいから」 京太郎「それ理沙さんにも言われた」ズーン みさき「じゃあ私の目に狂いはなかったってことだよ」 京太郎「少し複雑だ」 みさき「おじさんとおばさんには言うの?」 京太郎「言わないつもりだけど、追求されたら普通に言う。こういうのって変に隠したらこじれそうだから」 みさき「うん、それでいいと思う。周りには言っちゃだめ」 京太郎「わかってる。それは理沙さんとの共通認識だから。みさきさんに言ったのは隠し事したくなかったからだと思う」 みさき「……なんでもわかってるんだね」ボソ 京太郎「ん?何か言った?」 みさき「なんでもない」 京太郎「そういや一つ相談したいなって思ったことがあるんだけど」 みさき「何?」 京太郎「安定した職業って何がある?ちゃんと時間になったら帰れるとか」 みさき「うーん……地方公務員とか?市役所とかだったら部署によるらしいけどだいたい17時に帰っていいらしいし有給もとれるみたい」 京太郎「おお、いいな」 みさき「試験はあるみたいだけど、今から準備しっかりするなら問題無いと思うよ」 京太郎「まぁそれぐらいならって感じかな」 みさき「……京太郎君」 京太郎「何?」 みさき「理沙をちゃんと幸せにしてあげてね」 京太郎「もちろん!」 みさき「あと調子に乗らないこと。気抜くとすぐ調子乗るから」 京太郎「なんも言えねぇ……」 みさき「それさえ気を付けてればいいよ。京太郎君自体はいい物件なんだから」ナデナデ 京太郎「年下扱い止めて」 みさき「へぇー、理沙はナデナデ喜んでたって書いてたのになー」 京太郎「理沙さーーーーーん!!!!」 京太郎「それじゃ頑張ってくる。まぁ予選突破は無理だと思うけど」ハハハ 理沙「強くなった」 京太郎「理沙さんに教えて貰ったからな」 京太郎「でも流石に麻雀初めて2ヶ月だからなー。爪あとぐらいは残すつもり」 理沙「がんば!」 京太郎「もち!」 理沙「……」 チュ 理沙「いってら」 京太郎「いってきます!」 ───────── ────── ─── 17時30分 市役所から15分ほど歩いたところにある一軒家。 妻の実家からも近く、自分の勤め先である市役所からも近いということで選んだ家。 この家に住めるのも妻のおかげだ。 京太郎「ただいまー」 理沙「おかえり」 玄関の扉を開けてただいまと言うと妻である理沙が奥からトタトタと駆け寄ってくる。 鞄を置く暇も与えてくれず、彼女は抱きつきながら口付けをしてきた。 普段は年上だとお姉さん風を吹かせるのに、こういう時は甘えん坊だ。 まぁ、そういうところも好きなのだが――― 京太郎「ん……玄関まで迎えに来なくていいのに」 理沙「妻の務め!」 京太郎「いやでも「務め!」……」 こういう時は何を言っても突っ張るからこちらから引くしかない。 ――― 一つだけ手があったか 京太郎「……相変わらず強情だな。そんな悪い奥さんにはキスの刑だ!」 冗談めかした言い方で抱き寄せ、何回も軽いキスを行う。 罰だと言っているのに心地よかったのかトロンとした顔になり、むしろ自分から舌を絡めてきた。 負けじと舌を入れ、絡める。 五分か十分か、はっとここが玄関だということを思い出した。 いけないいけない。 理沙さんは身重の身なのだ。早く部屋に戻さなければ。 理沙「ん……ぷは」 京太郎「さ、部屋に戻ろう」 こくりと頷くのを確認すると二人でリビングへと向かう。 いや、三人でだ。 京太郎「ごはんの準備するか」 理沙「手伝う!」 最初のうちは全部自分でやって理沙さんには負担をかけたくなかったのだが、妊婦自身がやりたいというのならやらせてあげたほうがいいと医 者に言われた。 それからは理沙さんが無理だけはしないように見ながら色んな家事を一緒にやっている。 京太郎「じゃぁドレッシング作るつもりだったしそれをお願い」 理沙「レモン?」 京太郎「そうそう。トマト缶は……」 理沙「ん」 京太郎「ありがとう。はい、ボウル」 理沙「ありがと」 特にメニューを言ったりしたわけではないが、相手の望むものをお互いに渡していく。 料理に限らずなんとなくわかるのだ。今何をして欲しいのか、どうしたいのかが。 以心伝心、そう言うのが相応しいのかもしれない。 口下手な理沙さん相手だからこそ、よりそういう感覚が養われたのだ。 理沙さんも口下手だからこそ、より相手のことを見て感じ取ろうとしたから相手の気持ちがよくわかる。 でもそれ以上に、お互いに相手のことが大好きだから、心を読んでいるかのように汲み取れているのだと思う。 京太郎「具は何にしようかな……」 妊娠中に良いとされている食べ物を思い出しながらソースの具を決める。 野菜室を開けると目に入るのはキャベツ、レタス、人参、ピーマン、ほうれん草、菊菜。 ほうれん草か……たしかベーコンが余ってたはず。 ほうれん草とベーコンのトマトパスタ+サラダ。いいんじゃなかろうか。 京太郎「そういやみさきさん達こっち来るの今週だっけ?」 晩御飯を食べ終わり、ふと来客の予定を思い出し、それを口にする。 近々健夜さん達プロ雀士仲間とみさきさん達女子アナがまとめてうちに来るのだ。 いつもはこんなに固まってこないのだが今回は偶々みんなの休みが被ったみたいだ。 理沙「土日!」 京太郎「今回は人数多いよな。布団足りてるっけ?」 理沙「大丈夫」 理沙さんは結婚をきっかけに前線を退き大分へと越してきた。 だけども健夜さんやみさきさんといった交友関係はまだまだ強く、遠路はるばる訪ねてきてくれるのだ。もちろん理沙さんが妊娠する前は行っ たりもした。 いつもは朝まで麻雀をうったりもするのだが、今理沙さんは妊娠中なので絶対に無理はさせない。グズるだろうが。 京太郎「……賑やかになりそうだな」 はぁ、とため息をつきつつも楽しみな自分がいる。 歳は離れているし性別も違うけど、自分にとってもあの人達は気が置けない間柄なのだ。 理沙さんもそれをわかっているのかにっこりと微笑む。 理沙「京太郎!」 頬を膨らませて俺に訴えかける。 理沙さんも楽しみを隠せないようだ。 京太郎「わかってる。土曜の夜はパーティーだな」 家で豪勢に作るのもいいし、最寄の山にあるキャンプ場に赴きバーベキューするのもいいだろう。 やはり人数が集まるとより楽しくなる。 ―――あぁ、なんて充実した日々なんだ ───────── ────── ─── 「―――きょ――ろう―――京太郎!」 ふと呼ばれた声に気付くと理沙さんがじっとこちらを見ていた。 そうだ、ここはインハイの会場の裏手にあるベンチだ。 理沙さんの休憩中で、二人でアイスを食べていたのだ。 ふと手元に目をやると中身の無くなったチューブ型アイスを握り締めていた。 ―――なぜだろう? 今、目を開けて理沙さんと話していたはずなのに、ふと夢を見ていた。 大きくなった自分と妊娠中の理沙さんとの生活。 甘い、ひと時を。 遠くに目をやると景色を歪んでいるのがわかる。 もしかして俺に夢を見せたのはこの陽炎なのか? なんて。 理沙「大丈夫?」 少し心配そうに俺を見つめる。 もしかして予選で負けたことを気にしていると思っているのだろうか? そんなことはない。むしろ大健闘だ。 予選の結果は9位。二ヶ月でこれなんだ、上出来どころか天才なんじゃなかろうか。 ……少しはここに雀士として来たかったという思いもある。 初めて二ヶ月ちょっとだったからと言い訳をして悔しい気持ちを押さえ込んだ。 来年、来年にはここに来よう。 そうだ、来年もあるんだ。 京太郎「大丈夫。それよりそろそろ……」 理沙「……ん。また後で」 理沙さんはそう言うとスッと立ち上がる。 そしてちらりちらりと振り返りながら会場の中へと戻っていった。 ほんとに可愛い人だ。 年上で可愛い一面もあって、支えてくれて、支えたい人。 この数ヶ月だけで、だけども今までで一番濃い時間をくれた。 これから先も濃密に、時間をかけてより深く繋がっていきたいと思う。 卒業までにはまだまだ時間があるのだから。 空は快晴。 何も邪魔をするものはない、綺麗な空だ。 カン!
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憩「おそいで、京太郎くん」 京太郎「えっ?憩さん?どうして……ここに?」 憩「へっへー、ウチだけやないでー」 照「……寒い」ガクガク 郁乃「レディーを待たせるなんて悪いオトコノコやな~」ムギュッ エイスリン「京太郎、ハヤク!」 咏「掃除なら言えば手伝ってやったのによ~」 霞「まあまあ、京太郎くんも来たことですし、仲良く帰りましょうね」 清々荘のみんなが、待ってくれていた 京太郎「みんなでお迎えなんて豪華っすね」 照「今日は帰ったらクリスマスパーティーだから」ムフー 郁乃「京太郎くんがおらへんやったら始まらんやろ~?」ムギュー 京太郎「い、郁乃さんは背中に抱き着くのやめてください」 郁乃「お姉さんの温もりが味わえるんやから満足やんか~」フニュッ 温もりとか意識したら、背中の柔らかい感触が…… とか思ってる間に、前からも何かが抱き着いてきた 咏「早く歩けよなー」ギュッ 京太郎「赤ん坊かよ……誰か助けてー」 憩「ほなウチは右手もらうなーぁ」ギュッ エイスリン「ヒダリテ!」 照「……霞、私は?」 霞「照ちゃんは私と手を繋いでいきましょうか」 照「ありがとう」ジワッ 京太郎「ちょ、なんで涙目になってんの」 照「決して京が構ってくれなくて悲しいから泣いたんじゃない、目が乾いただけ」 京太郎「はいはい」 ふと空を見上げると、そこは星で満ちていて、目を凝らしてみれば一条の光が流れたのが見えた 京太郎「……あ」 咏「どうしたんだぃ?」 京太郎「なんでもねー、早く降りろ」 咏「んだよー減るもんじゃねーんだしー」 咏「それによ、こんぐらい顔が近けりゃ……私の唇、奪い放題だぜぃ?」 京太郎「い・ら・ねー」 照「京、私のは?」 憩「う、ウチは……?」 エイスリン「…………」ジーッ えぇ、何この質問責め エイスリンさんまで物欲しげに見てるし…… 郁乃「私は~さっきの流れ星にお願いしたからええかな~」 郁乃「京太郎くんも見てたやろ~?何お願いしたん~?」 京太郎「な、何も願ってませんよ!」 郁乃「え~嘘や~ん」 エイスリン「ナガレボシ?」 憩「流れ星が落ちる間に三回お願いすると叶うんやって」 エイスリン「ホント?!」 照「そんなの迷信、お子様が信じること」 エイスリン「ゥ……」シュン 京太郎「たべっこどうぶつ食べてる高校三年生が何言ってやがる」 照「たべっこどうぶつは至高のビスケット菓子」 霞「ビスケットと言えば、今日はビスケット生地のチーズケーキとショートケーキを用意しておいたわよ」 京太郎「……誰が買いに行ったんですか?」 霞「みんな試合会場に行ってたから、華菜ちゃんに頼んでおいたのよ」 京太郎「華菜……?」 照「……誰?」 エイスリン「ンー……?」 憩「そんな子、ウチのクラスにおったっけ……?」 霞「それ、知ってるって言ってるのと同じじゃないの」 ……本当にわかんねぇ 咏「んで、何お願いしたんだよ」 京太郎「結局その話になるのかよ、ってか早く降りて」 郁乃「あ、また流れ星や~」 エイスリン「ワァ!」 照「…………」ブツブツ 憩「…………」 思いっきりお願いしてるじゃねえか あ、もう一個流れた 霞「今日は多いわねー」 照「こぐま座流星群だとか、久が言ってた」 京太郎「ああ、道理で」 京太郎「え゙っ、だったら今って」 咏「もうすぐ22時ぐらいじゃねーの、知らんけど」 京太郎「ぁ……なんかすんません」 霞「そんなこと気にしなくていいのよ」 照「みんなで帰りたかったから、そうしただけ」 エイスリン「サムカッタケド!」 咏「ま、流れ星も見れたし良かっただろ」 郁乃「せやね~こうして京太郎くんにもおぶってもろてるしな~」 京太郎「あんたもいい加減降りてください」 憩「ふふっ……みんなでずっと、こうしてたいなぁ」 言って、憩さんが眺めた星空には、幾つもの光が流れていた 高い建物の無い三箇牧では、空は果てしなく見えて、 みんなと繋がっていると、夜の闇も星の輝きも鮮やかに見えた ずっとこんな風にみんなで過ごしたい そう、聖夜の空を走る星に願った 霞「はーい、それじゃあみんな、準備はいいかな?」 「「「「「「「いいともー!」」」」」」」 霞「年末恒例、清々荘のクリスマスパーティーを始めまーす!」 エイスリン「カンパーイ!」 「「「「「「かんぱーい!」」」」」」 京太郎「ってかなんでチューハイとかあるんですか!未成年しかいないんですよ!」 郁乃「私の中身は大人やも~ん」フラフラ 京太郎「もう酔っぱらってる!?」 郁乃「せやから~京太郎くんに座らせてもらうで~」ストッ 京太郎「違うわ、この人いつもこんな感じだったわ」 郁乃「京太郎くんも一杯どうや?」 京太郎「遠慮しておきます!」 郁乃「も~京太郎くんのいけず~」 京太郎「行かず後家予備軍の郁乃さんよりはマシですぅー」 郁乃「京太郎くんが貰ってくれるから大丈夫やろ~」 照「」ピキッ 憩「」ピキッ エイスリン「」ピキッ 咏「」ピキッ 華菜「ハンバーグ食べないならカナちゃんが食べちゃうぞ!」 霞「じゃんじゃん食べて頂戴ね」 華菜「カナちゃんにお任せあれ!だし!」 照「京は私を養ってくれる、郁乃のものじゃない」 憩「京太郎くんはウチの病院で一緒に働くんですーぅ」 咏「京太郎は私とプロ入りして男女のトップになるんだよ!」 エイスリン「京太郎ハ、ワタシトクラス!」 京太郎「さっきも思ったんですけど、エイスリンさんの発音上手くなってませんか?」 エイスリン「ベンキョーシマシタ!」エッヘン 郁乃「エイちゃん偉いな~ご褒美にジュースあげるわ~」 エイスリン「アリガトウ!」ゴクゴク 京太郎「いや、ちょ、郁乃さん、それって……」 郁乃「照ちゃんも憩ちゃんも咏ちゃんも~」 京太郎「ストォーップ!」 霞「今日はこれでお開きね」 華菜「御馳走様でした!」 京太郎「ご馳走様でした」 郁乃「ごちそうさま~」 霞「私と華菜ちゃんはお片付けしてくるから、京太郎くんはその子たちの片づけをお願いね」 京太郎「えぇぇ……」 憩「きょぉたろぉくぅん……きもちぇぇで……」 照「すぅ……」Zzz 咏「だからそこで私が言ってやったんだよねぃ、にょれろーんってよ!」 憩「もっとぉ、もっと突いてぇ……」 京太郎(照は寝ちゃてるし、咏は狸の置物に話しかけてるし、憩さんの夢も気になるし……) エイスリン「京太郎、ンー」ズイッ 京太郎(エイスリンさんはずっと俺にキスしようとしてきてるし!正直魅力的過ぎてたまんないんだよ!天使か、天使なのかこの人は!) 咏「お前も話聞いてばっかじゃねーで何か話せよー!」ドカバキ 照「ぐごー」ポリポリ 憩「おなかのなか、いっぱいやぁ……」 京太郎(咏、なんであいつ置物と喧嘩してんだよ……照は服がめくれてアレだし、憩さんはもう既にアレだ) エイスリン「京太郎ぉー」ズイーッ 京太郎(そういや、俺今夜この人と寝るんだよな……) 京太郎(え?このキス魔と化したエイスリンさんと同じ布団ってぇことだよ……な) 京太郎(そんなん間違いが起きてもおかしくないよーな……) 京太郎(イヤイヤダメだ、ありえないだろ!) 京太郎(明日の朝からどうすればいいのかわっかんねーよ!) 京太郎(エイスリンさんのことは好きだけど、同じくらいに照も憩も咏も郁乃さんも好きだし、良子さんとかも……) 京太郎(誰か一人だけなんて選べない……よな」 郁乃「せやったらみんなを選べばええや~ん」 京太郎「ああ、そうかみんなでいいんだ!」 京太郎「みんなで暮らしてみんなでずっと幸せにいれば誰も不幸にならないよな!ハーレム万歳!よし、俺の将来決定!」 郁乃「おめでとさ~ん」 京太郎「ってちっがーう!」 京太郎「何それハーレムとかどうなのよ人間として!非常識にもほどがあるだろ!大体なんで俺の思考に語りかけてきてんですか郁乃さん!」 郁乃「まあまあ、この際みんな寝とるんやからお持ち帰りすればええやんか~」 京太郎「それは本当のゲスの考えです」 霞「あら、もうみんな運んできてくれたのね」 京太郎「照は涎垂らして、咏は暴れて、憩さんはエロかったです」 京太郎(エイスリンさんに首元にされたときはヤバかった……) 霞「京太郎くんには、将来の夢はあるのかしら」 京太郎「夢は……特にまだ」 霞「それなら、選択肢の一つとして考えていてほしいのだけど……」 霞「将来、ここに住んでみないかしら?」 京太郎「そっ、それはつまり霞さんと同居ということでよろしいのでしょうか!」 霞「そうじゃなくて、私の代わりに、ということよ」 京太郎「霞さんの代わりにここの大家さんになれ、ってことですか?」 霞「そういうこと、姫様が正式にお世継ぎになられたら、六女仙の私は呼び戻されることになっているの」 霞「ここ、案外住み心地もいいから、どうかしら?」 京太郎「では……一応考えておきますよ」 霞「よろしくね」 霞「あ、あと……」 京太郎「何ですか?」 霞「あの子たちの気持ちも、答えてあげるようにね」 霞「もう、気づいているんでしょう?」 京太郎「……あそこまで露骨にされれば気づきますよ」 京太郎「俺って、結構気遣い得意なんで」 京太郎「あっち側の気持ちはわかってるんですけど、俺がそれに応えられるかどうかわからなくて」 京太郎「女の子が泣く顔なんて、見たくないんですよ」 霞「気障な台詞ね」 京太郎「昔、ちょっとあったんで……」 霞「まあいいわ、話はそれだけよ」 霞「明日からは当分部活無しだから、ゆっくり休んで頂戴」 霞「それじゃ、おやすみなさい」 俺は惚れやすい男だ 照に笑いかけられれば胸がざわつく 初めて出会ったときの憩さんの笑顔がいつまでも忘れられない 咏がいない授業がとてつもなく退屈だった エイスリンさんの悲しそうな顔なんて、考えるだけでも嫌だ 郁乃さんの悪ノリに付き合うのがたまらなく心地よかった 良子さんや、怜さんや、咲、淡も たった八か月で惚れたのが九人もいるんだ、これを惚れっぽいと言わずして、何と言えばいいんだろう そして、俺の勘違いでなければ、みんなは俺に好意を持っている ……こう言うと、ナルシストみたいだけれど いつかはこの気持ちを整理しなければならない いつかはみんなの気持ちに応えなければならない ずっとこの関係のままでいたいけれど、いつか誰かいなくなる 来年の春には照とエイスリンさんがいなくなって、再来年には憩さんが…… みんなを繋ぎ止めるのに、どうすればいいのかはわからない 我ながら都合がいい考えだとは思う、ただの夢だ それでも時は進むし、人の心は変わっていく わからない未来や変えられない過去より、確実で、変えられる現在 俺はまだ、その夢を頭の片隅に置いて生きるしかない 俺には過去から未来を予想をする力も、暇もない、それほどまでに今を生きるのに精一杯なんだ だから、俺は―――― 京太郎「エイスリンさーん、入りますよー」 漢になる! エイスリンさんは制服のまま布団の上で既に寝ていた パーティーの途中で「アツイ……」と言って外していた第一ボタンと第二ボタンのおかげで白い上着の間からは肌色が覗いていて 横向きに寝転がっているものだから、こちらからはエイスリンさんのハイソックスに包まれたふくらはぎと太もも、そしてめくれかかったスカートが見えていた Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 女神なら襲っちゃあいけないな、うん どれだけ今のエイスリンさんが性的であろうとも、漢として絶対に我慢しなければいけないのだ 霞さんにバレれば一巻の終わりであることは間違いない 何はともあれ、このままエイスリンさんを寝かせておけば風邪を引いてしまうかもしれないので、起こしてみる 鎖骨の上辺りを叩いて、優しくエイスリンさんに呼びかける これは中学の頃に救命講習で教わったものの応用技で、これを使えばほぼ確実に相手は起きてくれる必殺技なのだ 二回目に呼びかけたところでエイスリンさんが徐に瞼を開けた エイスリン「京太郎……?」 京太郎「制服で寝てたら風邪引きますよ」 京太郎「俺もシャワー浴びてくるんで、その後で一緒に寝ましょう」 エイスリン「ネ、ル……?」 エイスリンさんは可愛らしく小首を傾げて思案すると、急に頬を赤らめて小さく口を開いた エイスリン「京太郎……イッショニ、ハイル?」 Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 京太郎(いかんいかんいかんいかん!)シャアー 京太郎(エイスリンさんに魅せられたら駄目だ!)シャァー 京太郎(間違いなど起こしてたまるものか!)キュッ 京太郎(お互いにシャワーを浴びる、ということで逃げてきたけど……) 京太郎(風呂上りのエイスリンさんの隣で寝れるのか、俺?) 京太郎「」ブルッ 京太郎「……寒いな」 京太郎「パジャマ、パジャマー……」 近藤さん「…………」 京太郎「……………」 京太郎(……あー、買ったなー、こんなの) 京太郎(間違えて買っちゃったんだよなー) 京太郎(まあ、二度あることは三度あるって言うし、俺とエイスリンさんが間違いを起こすことだって十分有り得るわけで) 京太郎(だったらこいつを持って行っても悪いことは無いよね!) 京太郎(って、あるから!悪いこと思いっきりあるから!俺悪いことする気マンマンじゃん!下心しかないじゃん!) 京太郎(近藤、お前の出番はまだ後だ……) 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 京太郎(迷う!) 近藤さんと共に、俺はまたエイスリンさんの部屋の扉を叩く 年末ともなると、寒さは日に日に増していくばかりで、夜であれば殊更のものだった 俺は自分自身の深層心理を悟り、近藤さんをポケットに潜めていた 使わない、使わないけどね 三回目のノックをしようかとしたところで、シャワーを浴びていたら返事ができない、ということに気付き、ドアを開ける 部屋にはシャンプーの香りが漂っていて、奥の浴室からはまだシャワーの音が聞こえる 自室から持ってきた布団をエイスリンさんの布団の隣に敷いて、エイスリンさんが上がるのを待っている間、勉強机に目をやる 机の上にあったのは国語用のジャポニカ学習帳と漢字ドリルだ。名前欄には不慣れな平仮名で持ち主の名前が書かれている 内容は気になったが、見るのは紳士的でないのでやめておくことにする 特にすることもないので、布団の上で寝転がり、今日の出来事を整理する 朝は郁乃さんを連れ戻すために謎の組織のアジトに乗り込んだ 昼はエイスリンさんと遊んで、この約束をさせられた それからプロ・アマ交流戦が始まり、俺たちは見事優勝することができた そして、華菜さんを除く清々荘のみんなで帰って来た クリスマスパーティーはどんちゃん騒ぎで、霞さんの手料理はいつも通りおいしく、郁乃さんの酒で照たちは酔っ払いと化した などと思い出していると、耳元にゆっくりと足音が近づいて来たので目を開けて声をかける 京太郎「エイスリンさん……っ!?」 エイスリン「……?」 とろん、と微睡んだ眼で俺の顔を見下ろすエイスリンさんは、桃色の下着以外に何も纏っていなかった 京太郎「どうしてあなたは下着しか着けてないんですか!」 エイスリン「ふぁ……」 京太郎「聞く気ないだろこの人」 エイスリン「京太郎、エランデ……」 いや、選んでって言われましても…… とりあえずタンスの中身を見てみよう 京太郎「普通のパジャマに、猫耳つきの可愛いパジャマ」 京太郎「んで、これは確か、ネグリジェ?にベビードール?」 京太郎「……すっけすけじゃねえか」 京太郎「エイスリンさん?これらは一体どこで買ったんですか?」 エイスリン「……イク……ノ……」ウツラウツラ 京太郎「やっぱりか……」 エイスリン「きょうたろ、きょうたろ……」クイクイッ 京太郎「どうしました?」 エイスリン「きょうたろうノY-shirtキタイ……ダメ?」 京太郎「えっ」 京太郎「えっ」 京太郎「……えっ?」 京太郎「Yシャツって俺の、ですか?」 エイスリン「……」コクン 京太郎「了解……です」 部屋からYシャツを持ってきて、下着姿のエイスリンさんに着せてあげた。もちろん、心臓に悪いのでボタンはしっかり締めた エイスリンさんの酔いは大分醒めてきたらしいが、眠そうで蕩けた顔をしている その蕩けた顔で微笑みながらドライヤーや歯磨きを頼まれて断る男はいないだろう、少なくとも俺はそうだった 組んだ脚の上にエイスリンさんを乗せてドライヤーをかけている間、ゆっくりと左右に傾く頭が可愛かった 膝の上に頭を乗せて歯磨きをしてあげているときも、「アー」「イー」と声を出しながら歯を開く様子が可愛かった 子どもができたらこんな風なものなのかな、と将来の家庭を想像しながらエイスリンさんを寝かしつける 将来の嫁さんと、寝かせたわが子を挟んで、他愛もないことを話して、一緒に笑って寝る ああ、いいな、これ最高、最高に平和 京太郎「まあ、こんなこと考えても寝れるわけないんだけどな……」 隣のエイスリンさんが立てる静かな寝息が耳にほのかに触れてくすぐったい それ以上にエイスリンさんは寝ながらも俺の右脚に両脚を絡めて来ているのがまずい、非常にまずい エイスリンさんの太ももは竜華さんほど肉付きが良いわけではないのだが、丁度よく柔らかく、丁度よくすべすべしていた 女の子の肌を触るだけで興奮してくるのってなんだろうねあれ とりあえず、もう一度適当なことを考えながら寝ることに挑戦する テーマは巨乳と貧乳の感度について、よし、頑張ろう 京太郎「寝れない……」 かれこれ一時間ほど思考を続けた結果 京太郎(それならエイスリンさんの胸を触れば済むんじゃないか?) 京太郎(触っただけで起きたら感度良好、B地区まで触っても起きなかったら感度悪し) という疑念を持ったまま眠れずにいた 体力的にも精神的にもすっかり疲れているはずなのに何故眠れないのか ……そういうことを考えてる時に限って眠くなってくるんだよね 腰のあたりに重みを感じたので、目を見開く 窓からは優しい月明かりが注ぎ込まれているおかげで眼が部屋の暗さに慣れるのにそう時間はかからず 重みの正体も、すぐに目視することができた 京太郎「……エイスリン……さん?」 俺の腰に乗っていたのは、裸Yシャツのエイスリンさんだった 京太郎「えっ、ちょっ、何すか」 エイスリン「京太郎ハ……ワタシ、スキ?」 胸が、チクリと痛んだ その問いにしっかりと答えられない自分に嫌気が差す 京太郎「……まだ、酔ってるんですか?」 エイスリン「ソウ、カナ……」 エイスリンさんの秘所が、俺の息子の上で少し動く 布越しで 京太郎「俺だって男なんですから、襲われたって知りませんよ」 京太郎「いいですか、エイスリンさん」 京太郎「そうして誘っていいのは、あなたの彼氏に対してだけ、です」 淡のときのような二の鉄を踏まないように、エイスリンさんを説得する このままでいれば、彼女を襲ってしまいかねないからだ 俺の気持ちを隠しながら、突き放すように言う エイスリン「…………」 京太郎「布団に入らないと、風邪引いちゃいますよ」 肩を抱いて、そう促す 月光に照らされたエイスリンさんの顔は、憂いを浮かべているように見え、気づかぬ間に、その顔が近づいてきていた 閉じられたエイスリンさんの目が迫ってくる そして、エイスリンさんの柔い唇が、俺の唇と繋がった 背中の力を抜いて、布団に倒れこむと、繋がっていた唇が離れる 気付くと、胸の上ではエイスリンさんがまた寝息を立てていた 京太郎「……寝ぼけてたのか」 状況を確認、納得、目を閉じて、俺もまた眠りに落ちていった こうして、俺の長い一日が終わった 【冬休み 11日目】終 番外編の【12日目】 野菜を刻んだ包丁がまな板を叩く音 鍋の中で沸騰するお湯の音 測定が終わったことを知らせる体温計の音 それに表示された数字を見て嘆息する音 エイスリンさんよりも先に目覚めた朝、俺は風邪を引いていた 頭に痛みが走り、喉が焼けるように痛くて、寒気がして、頭が熱くて、なんかもういろいろと酷かった とりあえず最後の力を振り絞ってエイスリンさんが起きないように自分の部屋まで撤退したわけなのだが…… 朝 憩「何度やった?」 京太郎「38度2分です」 憩「酷い声やねぇ、昨日は夜更かしでもしてたん?」 京太郎「いや、寝付けなかっただけですよ、けほっ」 憩「無茶はせんようにねぇ」 京太郎「わかってます、けほっ、けほげほっ、げほっ、ぐへおぁっ!」 憩「風邪のときは生姜を煎じたお茶を飲めば、身体があったまるんやで、はい」 京太郎「すいません」 憩「あとお粥と、お味噌汁やで、ゆっくり食べてな」 憩「……あ!」 京太郎「どうかしたんで、けほっ?」 憩「えっとな……」 憩「あ、熱いから、冷まそか?」 京太郎「そんな、わざわざいいっすよ」 憩「喉潰れてるから何言ってるんかわからないで」 憩「ほな一口目……ふー」 京太郎(憩さんの顔、こんなに近くに) 京太郎(顔も、唇も小っちゃいし……可愛い) 憩「はい、どうぞ」 京太郎(……そう簡単には食べさせてくれない、か) 京太郎「んっ……」モグモグ 京太郎(こっ、これは……っ!?) 京太郎「おいしい!」テーレッテレー 憩「お、おいしい?ほんま?」 京太郎「おいしいですよ、野菜も小さくて食べやすいです」 憩「それならよかったわぁ、ほな二口目やねぇ」 京太郎(一口ずつこんなことしてたらかなり時間を食うんじゃないか……?) 憩「~♪」 京太郎(朝食を食べ終わった後、俺はこうして寝かされていて、憩さんは食器を洗っている) 京太郎(そんでその尻はこっちを向いて踊っている……) 京太郎(やばっ、鼻血出そう) 京太郎(……そういや、なんか忘れてるような) 京太郎「……」モゾモゾ 京太郎「!」 京太郎(いない……!) 京太郎(近藤さんが、いないんだ……っ!)ガバッ 憩「きょ、京太郎くん?」 京太郎「すいません、憩さん」 京太郎「俺には、行かなきゃいけないところがあるんです!」 憩「風邪はひき始めが肝要なんやから、寝てた方がええって!」ガシッ 京太郎「大丈夫です、風邪は学校を休むように都合よくできているのだから!」ウゴゴ 憩「鼻声で言われても信じられんわ!」ギューッ 京太郎(……うっ、頭が) 京太郎(クラクラする……) 京太郎(倒れる……前に憩さんがいるのに) 京太郎(このままじゃ……) ドスン 京太郎(……うわーい) 憩「京太郎くん……大丈夫?」 京太郎「あはは……」 京太郎「…………すみません」 憩「何に急いでるのか知らんけど、無茶はせんようにな」 京太郎「……はい」 京太郎「痛かった、ですよね」 憩「いきなり押し倒されたら、そら痛いやろ」 憩「……まあ、京太郎くんの顔を近くで見れてよかったわ」 憩「……風邪の人、って脈が少し速くなって、呼吸も少し荒くなるらしいんやで」 憩「今のウチは、京太郎くんに負けへんくらいドキドキしてるんや」 憩「なんでか、わかるか?」 京太郎「それ……は……」 憩「…………」 エイスリン「京太郎、ドウシタノ?」 エイスリン「……ケイ?」 エイスリン「京太郎、ケイ、ドウシタノ?」 エイスリン「ダキアッテル、ミタイ」ゴッ 京太郎(エイスリンさんの背後からどす黒い何かが!?) 憩「京太郎くんが倒れてきたんやで、あはは……」 京太郎(憩さん思いっきり苦笑ってるし……ここ、退かないと) 京太郎「二人とも、そんな心配しなくても大丈夫ですから……」 エイスリン「京太郎、キノウイッショニネタ」 憩「……は?」 京太郎(あ、これアカンやつや) 憩「京太郎くん、どういうこと?」ゴッ エイスリン「ドウイウコト?」ゴッ 憩「たーっぷり、お話聞かせてなーぁ」 京太郎「お、俺、病人なんだから、もうちょっといたわりましょうよ」 エイスリン「 」ニッコリ 京太郎「え、いや、ほんと、怖いですって」 憩「正座」 エイスリン「ハヤクシロ」 京太郎「嘘だろ……」 京太郎「もうすぐ昼か……」 京太郎「いいとも、もうすぐ終わるんだよな……」 京太郎「風邪と言えばストレッチマンと笑っていいとも、ドラマの再放送だったのに……」 京太郎「……もういっちょ寝よ」 コンコン 京太郎「……はー、けほっ、げほっ」 京太郎(誰だろ?) 昼 霞「お昼を作りに来たわよ」 京太郎「そんなこと、しなくていいのに……」 霞「いいのよ、することもなかったからちょうどよかったわ」 霞「ほら、病人さんは寝てなさい」 京太郎「……はい」 京太郎(やっぱり霞さんの割烹着姿は安定だな) 京太郎(憩さんのエプロン姿ももちろん可愛かったけど、この年齢不相応な安定感が他とは違うんだよ) 京太郎(おっぱいは全国でも最大級……ヤれたらヤりたいよなぁ) 霞「鼻の下伸ばして、どうしたのかしら?」 京太郎「な、なんでもありませんよー」 京太郎「って、もうできたんですか?」 霞「簡単なおうどんよ、どうぞ」 京太郎「じゃあ、いただきます」ズズッ 霞「どうかしら……?」 京太郎「おいしい!いやーやっぱり……」 京太郎「霞さんの作る料理はおいしいですよ!」 京太郎「この間の鍋焼きうどんももちろん、このうどんもおいしいです!」 京太郎「黒七味も丁度よくあってますし、野菜も特にこの白菜は堅すぎず軟らかすぎずシャキシャキで、そんでもって甘い!」 霞「もうすっかり元気になってきたみたいね」 京太郎「朝から憩さんのお粥食べて、寝て、霞さんのうどんを食べたんで、元気いっぱごほっ、げほっ」 霞「食べ終わったらしっかり風邪薬飲んで寝なさいね」 京太郎「はい……」 霞「あと、りんごを剥いておいたのと、みかんを置いておくから食べて頂戴」 霞「冷蔵庫にはポカリスエットも入ってるから、喉が乾いたら飲んでね」 京太郎「本当にありがとうございます、霞さんが大家さんでよかった……」 霞「もう、現金な子ね」 京太郎「霞さんみたいに家庭的な人と結婚したいと思いました!」 霞「そう言ってしまう辺りが軽いのよねぇ」 京太郎「いやーそれほどでもー」 霞「まったく褒めてないわよ」 霞「それじゃあ私は戻るから、何かあったら連絡して頂戴」 京太郎「はーい」 京太郎「りんごおいしかったなー」 京太郎「うさぎりんごがある辺り霞さんらしいや」 京太郎「つーわけでもう三時くらいだけど……やることないなー」 昼2 京太郎「あっ!」 京太郎「近藤さんを奪還するのを忘れていた!」 京太郎「なんという不覚……!」 京太郎「なんとしてでも奪還しにいかないと!」ガチャ エイスリン「京太郎?」 京太郎「エイスリン……さん」 京太郎(つい勢いを失ってエイスリンさんを上がらせてしまった!) エイスリン「…………」モジモジ 京太郎(エイスリンさんは何やら落ち着いていない様子……正直気まずい) 京太郎(人差し指同士をくるくる回したり、目を泳がせたり、ときどき脚を組み替えるのは可愛い) 京太郎(でも気まずい) エイスリン「京t「エイスリンさん」」 エイスリン「ア……」 京太郎「う……」 エイスリン「…………」 京太郎「…………」 京太郎(ちょー気まずい) 京太郎(かなり気まずい) 京太郎(めちゃ気まずい) 京太郎(字余り) 京太郎「エイスリンさん、先、どうぞ」 エイスリン「ウン……」 エイスリン「京太郎……コレ」 京太郎(近藤さぁぁぁぁぁああああん!) エイスリン「Internetデシラベタ」 エイスリン「京太郎…………」カァァ エイスリン「……」ウルウル 京太郎(い、今にも泣きだしそうじゃねえか……) 京太郎(多分、調べている最中に変な動画を見てしまって……) エイスリン「……ワタシト」カァァ エイスリン「……ワタシト、シタイ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「京太郎……コレツカッテ、ワタシトシタカッタ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「……ワタシ、イイヨ」 エイスリン「京太郎、ナラ……」カァァ 京太郎(何これおかしくない?普通だったら赤面ビンタになるレベルだよね!?) 京太郎(それがどうしてこんなピンク色の方向へ進んでいるの?) 京太郎(きっとどこかで郁乃さんが見張っているはず!) 京太郎(そしてドッキリ大成功とか言って飛び込んでくるはず!) 京太郎(こんな天使でも、心の裏では小悪魔なはずだ!) エイスリン「ふぇふぁふふぁふぃふぁへへほ、ひひほ?」(滅茶苦茶にされても、いいよ?) 京太郎(小首を傾げつつ咥えゴムで誘ってくる天使なんて聞いたことねえよ……) 京太郎「え、エイスリンさん?」 京太郎「初めては痛い、って言いますし、ゴムをしてても妊娠する可能性があって、もしそうなったらお互いに損なことにしかならないですよ」 エイスリン「京太郎ノコドモ、ホシイ」 エイスリン「京太郎ノコトスキナノデ、京太郎トシタイ」 エイスリン「コレデモ……ダメ?」スッ フニッ 京太郎(俺の右腕が、控えめな谷間にーっ!?) 京太郎(服越しだけど、Tシャツ越しだけど!) エイスリン「ドキドキシテル、ワカル?」 エイスリン「……シテ、ホシイノ」 エイスリン「…………」カァァ 京太郎(こんな、こんなことされたら……) 京太郎(こんなの…………っ!) 顔を朱に染めながら、自分を誘うエイスリンさんを前に、俺に理性の歯止めがかかることはなかった なされるがままに押し倒され、昨夜ぶりの唇に触れる エイスリンさんが目を閉じているのを見て、こちらも目を閉じて、軽く互いの唇に触れあう そんな優しい口づけを何度も繰り返す エイスリン「っ……ヘヘ……」 照れくさいのか、ときたま口を離した際に笑いかけてくる それに応えて、頭を優しく撫でてあげるとくすぐったそうにまた微笑む 今度は俺の方から迫り、唇を触れ合わせる エイスリン「んっ、っ……!?」 エイスリンさんの唇に舌を這わせて、小さな蕾の中へ滑り込ませる 柔らかくて、少しざらついている舌に、俺の舌を絡ませて、幾度となくエイスリンさんの唇の中を蹂躙する 京太郎「れろっ、んっ、ちゅっ……ぷはっ」 エイスリン「んっ…………」 息が苦しくなってきたので、唇を離す 下に突き出た小さな舌から、上を向く口の中へと唾液が一筋の糸となって零れ落ちる 冬の夕日に照らされて金色に輝く糸を見て、 京太郎「これ、本当に俺たちが繋がってるみたいですよね」 エイスリン「……ウン」 ……呟くと、またエイスリンさんははにかんで答える いつものエイスリンさんは元気な少女だ だが、最近の彼女は……俺が見る姿は、どこか物憂げで、彼女らしくないと思ったこともあった しおらしい彼女は正直アリだと思ったが、それと同時に、あんな彼女は見たくないとも思った 涙を流す彼女も、下を向く彼女も、絶対に見たくないと思った その気持ちがきっと、俺からエイスリンさんへの好意の証だったんだろう、とようやく自覚できた 俺は、エイスリンさんが好きだ ……だから、ここから先の行為には責任を持たなければならない 自分に言い聞かせて、承諾した そして、ディープキスを数回繰り返したあと、エイスリンさんの肩を持ってタンマをかけた 私と京太郎は、フトンの上で向かい合ってセイザをしていた 二人ともハダカになって、私は恥ずかしくて京太郎の顔が見られなかった 顔を下げていると、必然的に京太郎のコックが目に入ってしまう 昼に見た動画を思い出して、また顔が熱くなって、逃げ出したくなっちゃう だけど、これに京太郎を誘ったのは私、京太郎としたいと思ったのは私だということを思い出す ここでは私の方が年上で、オネエチャンだから、リードしなくちゃいけないんだ 張り切って、京太郎にヨツンバイで近づいてコックを触ると、「あっ!」と変な声が聞こえた エイスリン「京太郎、キモチイイ?」 京太郎「エイスリンさんの手が冷たくて……はい」 エイスリン「エヘ」 彼を悦ばせられたわずかな達成感に、思わず笑みがこぼれる 動画で見た通り、コックを上下に扱いていると、見る見るうちに赤く、大きくなっていった エイスリン「京太郎、イタクナイ?」 京太郎「むしろ気持ちいいですよ」 彼に頭を撫でられるのはいつもくすぐったくて、京太郎の優しさを感じられる それが嬉しくて、私はいつも目を細めて笑いを返してあげる。そうすると彼も私に微笑み返しをしてくれて、それがまた嬉しいと思うんだ 京太郎「そろそろ……挿れましょうか」 エイスリン「……ウン」 ゴムに包まれた京太郎のコックはジョーギみたいに長くて、太くて、大きかった これが私の中に入るのかと考えると、とても恐くて、不安になった 京太郎「ここまで濡れていれば大丈夫ですよ」 エイスリン「ひゃっ……京太郎!」 京太郎のコック……日本語でちんちんを扱いている間に、私の……股、から液が溢れ出ていた そこをいきなり触られて、怒ってしまう 私がエッチだと言うかのように、京太郎が触って来たのが恥ずかしかった……から エイスリン「京太郎、ウゴケル?」 京太郎「できればエイスリンさんが動いてくれると助かります」 エイスリン「ワカッタ……」 アグラをかく京太郎を抱きしめられるように、脚の上に座って対面する 京太郎「これ、対面座位って言うんですよ」 エイスリン「タイメン、ザイ?」 京太郎「はい、この体位ならお互いの顔が見れるんですよ」 エイスリン「……コレデ、ウエカラ」 京太郎「恐いですか?」 エイスリン「……ウン」 京太郎「……俺が付いているから、安心してください」 京太郎「エイスリンさんが決めるまで、こうしていますね」 私の恐怖心と不安を察してくれた京太郎が優しく抱きしめてくれる オトコノコらしい硬い筋肉が私を包んでくれる 京太郎はいつも気遣いが上手で、私に優しくしてくれる 私は彼のそんなところが大好きなんだ 京太郎の胸元で深く息を吐いて、上に顔を向ける エイスリン「ガンバル!」 エイスリン「んっ……ひっ、うぅ……」 お腹の中に、何かが入り込んでくる感じがする 股が張り裂けそうに痛んで、とても苦しい エイスリン「んっ、ん~~!」 京太郎「大丈夫っ、ですかっ?」 エイスリン「ダイジョウブ……んっ!」 痛みに耐えながら、京太郎を私の奥まで迎え入れる エイスリン「はぁ……はぁ……っ!」 京太郎「落ち着くまで、深呼吸してください」 エイスリン「っ……ふぅ……」 京太郎「……よく頑張りましたね」 京太郎が、ずっと年下の子を褒めるようにほっぺを撫でてくれる その新しい心地よさに痛みもいつの間にか少しだけひいていってくれて、少しだけ楽になった これでやっと、京太郎を悦ばせることができるんだ エイスリン「……ウゴクネ」 私はそう言って、ゆっくりと腰を上下させた 京太郎に抱かれて身体を動かすのは気持ちが良かった おなかの中では京太郎のちんちんが擦れ、身体がムズムズするような感覚が湧いてくる それに加えて、京太郎と抱き合って体を密着させているから、私の胸が京太郎の厚い胸板になすりつけられて、先端に快感が生まれる 風邪を引いている京太郎は苦しそうだけれど、私を優しく抱きしめてくれている そのおかげか、京太郎の、胸の下から響く早めの鼓動と、真っ赤な唇から吐き出される荒い吐息を感じられる エイスリン「きょぅ、たろぉ……」 わからないようなおねだりを、京太郎に唇を向けてしてみる 下の口では足りないから、上の口も満たしてほしい 京太郎「わかってますよ」 私の意思が通じたのか、京太郎が私の顔を抱いて、唇を密着させる そのまま京太郎の舌が私の中にまた入り込んできて、私もそれに舌を絡め返してあげる これで完全に京太郎と繋がっているんだ 他の誰にもしたことのない初めてを、京太郎にしてもらった それが嬉しくて、満足感を抱いた そうしてトースイしていると、唇が離された エイスリン「っは……」 エイスリン「京太郎……ナンデ……」 京太郎「いえ……少し、俺も動けるかと思ったので」 京太郎「ここからは、俺に任せてください」 私が答えるよりも先に、京太郎はまた、私の顔を抱き寄せた 私たちの呼吸が共有されるのと同時に、下からおなかが押し上げられた 京太郎の動きは激しく中を刺激して、唇の中も同じくかき乱される 唇の間から漏れた唾液が身体の合間に落ちて、その感覚が私の快感を加速させる 中でも、おなかの奥まで突かれのがとても気持ち良くて、次第に私も動くのを再開した ―― 傾く陽の光が満ちる部屋には、二人が奏でる水音が響いていた エイスリンさんの愛液が、俺の肌で弾かれる音 舌に絡みつく互いの唾液が、唇の間から発する音 零れ落ちた唾液と滴り落ちる汗が源となり、身体が動く度に打ち出される音 目が滲む代わりに、聴覚だけが優れていく エイスリンさんの髪の匂いがしなくなっていく代わりに、皮膚に伝わる感覚が強調されていく 京太郎「エイスリンさん、大丈夫ですかっ?」 エイスリン「きょぉたろぉ……フシギ」 エイスリン「スゴク、キモチイイ……アト、チョット」 京太郎「……そう、ですか」 腰の動きを早く、力強く、エイスリンさんの奥へと押し付ける ピストン運動の速さに比例するかのごとく、エイスリンさんから預けられる重みが増していく エイスリンさんが感じているフシギな感覚……それは…… 京太郎「エイスリンさん、それ、何て言うか教えてあげますよ」 エイスリン「はぁっ、はぁ、ナ、ニ……?」 京太郎「イクっ、って、言うんです、よっ!」 自分の絶頂とともに最後の一突きをエイスリンさんに打ち込む エイスリン「ああっ、あぁぁぁあぁっ!」 自分の息子が膨張し、ゴムの中へ吐き出すのを感じながらエイスリンさんも絶頂する様子を観察する エイスリンさんの身体は痙攣して、膣口から大量の愛液が吹き出していく 胸にもたれかかった顔は今までにないほど紅潮して、呼吸もままならないようだ 京太郎「ッ――――!」 頭が、くらくらする ああ、そうか ……俺 風邪、引いてたんだっけ ドサッ エイスリン「はぁ、はぁ」 エイスリン「んっ……はぁ」 エイスリン「京太郎……?」 京太郎「」 エイスリン「ネチャッタ?」 エイスリン「…………」ジーッ 京太郎「」 エイスリン「umm...」 エイスリン「京太郎、ネテルンダヨネ?」 エイスリン「ソレ、ナラ、モウスコシ……」 エイスリン「ヤレルダケヤッテミヨウカ!!」 _,、= ニ;‐、、--――‐y、,_ ,,r;;;;''''=―--、、,_ /´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j /∠,,.r_;'゙-‐-,<゙゙ヽ,'i、'‐、, ./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'| /jフ,r-、ヽ、 _,, .゙'ー;゙' ーi,. |'i, j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉| ./ .(゙ _>゙'゙ r''゙´'i,゙l, ,j レ! .| | .|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;| .レ'゙''‐ニ'''゙r''゙´ .゙l,ヽ,. ,ノ ゙ r''1.jノ .|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;| .ト、,. /./´゙ヽ;.、 ノ ,゙rッ .,Y';V | l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙| l,ヾ,、--、,,,、'_, r''゙ l / li,;) l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙ /゙,,、、、,_ ゙\!.レ゙ .| Y゙ ゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,; ゙シ'i.l,ノ ./゙ \ ゙Y .l / | `ラ´゙'''´ ''"'´ .| | .r'`V'''" ̄`゙ヽ、 ゙'i, |. ' / ゙'i, .j |./ ∧、, ゙̄ヽ、. \ ゙l. |\ ./ ゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙'ー---‐'''''ヾ-、,‐' .゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_ __ .. / l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ . ヾ、; ) ゙'i `ヽ、 / |ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ .. ,ソ .( _,,r‐''゙⌒`゙ヽ、, / l; Y゙人゙l; . .,/,r'ニ゙ _,、r''´ .. ゙ヾ、 ヽ, l /,r | j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, .... .`ヽ、,.... .. ゙l, .!. .l゙l゙レ' ‐゙ | ト;゙i,l、ノ,r;;'ニ゙/´゙Y .,r'゙ ̄ ..... .゙ヽ、 l, | 'ー;l.'i,.l゙ ,j 'シ'‐-ヘ;'V゙./ ゙l, ヽ, ...... ..ヽ, ゙l .|._,rラl,.| / ,i l, .ノ , ゙i, .゙ィ,.レ' .゙l, .| / / ゙l l,゙l,/./ .l, l, ././ .゙l,゙l、 /.,ィ´ ,.r''ニ'' ヾ, . l, j゙ .,rl´.'-‐ニ, .,、 L,,,,,゙l, V / ヽ,゙'´/.| .l゙/;=iミ;゙'i,. [ . Y゙ .,r',、 「゙´ | .| jヾ、--、ヾl, /,、 ゙l,.゙l、-';j;ノ ゙レ゙lj゙ ........ | / ./.| .レ-‐' 'ソ l,゙l, ./.∧、ヽ、,,/,/,,゙'i,,゙L、‐'゙ / // j゙ レ '二i .i''゙゙´| .| )、V.l゙ ゙l,.゙'V / ゙'i, ゙V゙ /ノ゙ /゙L,___,,,_ l..゙T´ .| | ,.| .| / ゙'i,゙l, `i , l, 〉,,.〈/ .ヽ、,,,,,、、-―‐-、ヽ、 .. . / 京太郎「ふぁぁ……」 京太郎「……外、暗いな」 京太郎「時間は……もう19時!?」 京太郎「風邪のときに童貞卒業してそのまま気絶……か」 京太郎「全裸だけど布団までかけてくれてありがたい」 京太郎「……俺、エイスリンさんとヤった、のか」 コンコン 京太郎「はーゲホッゲホッ!」 咏「よっ、元気かぃ?」 京太郎「あぁ、段々よくなってきたよ」 咏「そっかそっか……ん?」 京太郎「どうした?」 咏「イカでも焼いてんのか?イカ臭えけど」 京太郎「バッ!ま、まあな、霞さんがスルメイカ持ってきてくれてたんだよ、あーおいしかったー」 咏「ほへぇー……ならいいけどよ」 京太郎「で、何しに来たんだ?」 咏「あー、そうだった」 咏「晩飯食わね?」 京太郎「おう、いいぜ、何作って来てくれたんだ?」 京太郎「へぇー、これがサムゲタンか」 咏「そーそー、一日中暇だったから挑戦してみたってわけよ」 京太郎「薬膳料理で体にいいんだっけか、わざわざ俺のために調べてくれたのか?」 咏「ちっ、ちげーよ!たまたま、たっまたま暇だったから作ってみたんだっつーの!」 咏「たまたま買い物に行こうと思ったら霞に会ってお前のこと聞いて、そんでたまたま材料が売ってたんだよ!」 咏「わかったらとっとと食えよ京太郎」 京太郎「そんなとっとこハム太郎みたいに言われてもなぁ」 京太郎「まあいいや、いただきます」 咏「なあ、美味いか?」 京太郎「まだ食ってねえよ」 咏「そうだったよねぃ~」 京太郎(何言ってんだこいつは) 京太郎「なあ、お前どうしてそんなに元気そうなの?」 咏「どうして、ってそりゃあ、まあ……」 咏「京太郎とこうしてると、夫婦みたいかな……って」カァァ 咏「あっ、ししし知らんけど!」 京太郎「あー……確かに」 京太郎「けど俺と咏の子どもってどうなんだよ、絶対小っちゃくなるじゃんか」 咏「うっせー!私はまだまだ発展途上なんだよ!」 京太郎「…………」モグモグ 咏「せめて一言返してくれよ!?」 京太郎「…………」ゴックン 咏「ど、どうだった……?」 京太郎「これは……」 京太郎「うまいな」 咏「反応薄くねーか?私の気のせいか?」 京太郎「いや、疲れたっつーか、まだ元気出ない」 咏「んーそうかぃ……」 京太郎「けど、こんな晩飯だったら毎日食べたいな」 咏「ひゃぇっ?」 京太郎「もちろんサムゲタンじゃなくて、だぞ」 咏「わっ、わーってるよ!このスカポンタン!」カァァ 咏「そんなに作ってほしかったらいつでも作ってやるよバカ!」 咏「そんときは!……そんときは……また、二人で食おうな」 京太郎「おう、楽しみにしてるぜ」ニカッ 京太郎(つーわけで食後なんだけど……) 咏「~♪」シャー 京太郎(なんかデジャブだ) 京太郎(憩さんはあの小ぶりなお尻を振ってるのが良かった) 京太郎(咏はちょくちょく背伸びしようとしてつま先立ちするのが可愛いな) 京太郎(咲とかモモと一緒だとあいつらも料理上手くて三人で作って三人で片づけてたから、こんな風に後ろから見ることはあんまなかったんだよな) 京太郎(そう考えると、新鮮だ……) 咏「あ、うわわっ!」 京太郎「……え」 咏「京太郎、危ねぇ!」 京太郎「ナ、ナベ……?」 京太郎(えっ、なんで鍋?咏は自分の部屋で作って来たんだよね、じゃあなんで鍋なんか落ちてくるの?) 京太郎(それっておかしくねぇ?) 京太郎「ずがーん」 咏「京太郎ぉー!!」 京太郎「」ピクピク 咏「京太郎、おい、京太郎!」ペチペチ 京太郎「」チーン 咏「京太郎ぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」 京太郎(起きたら咏に泣いて謝られた) 京太郎(痛かったのは確かだけど、こっちも申し訳なかったから) 京太郎『泣き止まねえと舌入れてキスするぞ』 京太郎(って言ったらしばらくフリーズして泣き止んだ……はぅっ!)ズキッ 京太郎「たんこぶできてるよ、まったく」 京太郎(なんで今日はこんなに疲れるんだ?) コンコン 夜 憩「お邪魔するなーぁ」 京太郎「とはいっても、何しに来たんですか?」 京太郎「夕食ももう食べましたし、憩さんの手を煩わすようなことは何もないはずですが……」 憩「京太郎くんは冷たいなぁ、用事がないと来たらあかんの?」 京太郎「いやいや!そんなことはないっすよ!」 京太郎「憩さんがまた来てくれて嬉しいです!」 憩「ふふっ、最初っからそう言ってくれればええんやで」 憩「……ほんまは用事があって来たんやけど」 京太郎「結局あるんかい」 憩「京太郎くん、もうお風呂入った?」 京太郎「いえ、まだですけど」 憩「まだ、やったら……その、な……」 憩「身体拭くの手伝うで」 京太郎「……えっ?」 憩「ほら、京太郎くん風邪引いとるからお風呂入るのも大変やろ?」 憩「せやから、背中だけでも拭いたろか?」 京太郎「確かに……よく母さんにもしてもらったような」 憩「せやろー?そんなわけで、憩お姉ちゃんにお任せや!」 憩「ほな当てるで、熱かったら言ってな」 京太郎「ぅあ……」 憩「拭くでー」 京太郎「……おお、これは、なかなか」 憩「せやろー流石やろー♪」ゴシゴシ 京太郎「ちょっとくすぐったいですけどね」 憩「そういえば、みんなで銭湯に行ったんやって?」 京太郎「あのときは咏と憩さんがいませんでしたね」 憩「次行くときは、みんなで行けたらええな」 京太郎「そうっすね、俺は一人でゆっくりしたいです」 憩「だーめ、今度も混浴やで」 京太郎「いや、ほんと、耐えられないんでやめてください、まじで」 憩「にしても京太郎くんの背中おっきいなぁ」 京太郎「そうですかね?」 憩「ふふ……京太郎くんの背中、ウチの手でおっきくなってるで」 京太郎「微妙に言いなおした!?そしてなんで色っぽくなってるんですか!?」 憩「ふーっ」 京太郎「ふきゅっ!」 憩「あはは、変な声やなーぁ」 京太郎「そっちがいきなり息吹きかけるからでしょうが!」 憩「背中で気持ち良かったんやったら、耳にもしたろか?」 京太郎「遠慮します、次は俺の番ですからね!」クルッ 憩「あっ……」 憩「ん……」 京太郎「ん……ぅ!?」 京太郎(エイスリンさんも淡のも小さくて柔らかかったけど……憩さんのは、何か違うような) 京太郎(匂いが……歯磨き粉かな?) 京太郎(これは新鮮だな……って違うわ!) 京太郎「ぷはっ……すっ、すみません!」 憩「俺の番……って、そういうことやったんやな」 京太郎(この雰囲気は怒ってる!断言できる、ニコニコしながら怒ってくるに決まってる!) 憩「京太郎くんがその気なら、ウチやって……」 京太郎(やべっ、憩さんの手が俺の頬に!) 京太郎(これはビンタか?) 憩「すぅー……」 京太郎(ビンタなのかぁー!?) 憩「はぁぁぁぁ……」 京太郎(気合入れてるからビンタだね!) 憩「うぅ……えいっ!」チュッ 京太郎「んむっ」 憩「んっ」 京太郎(あれ、両手ほっぺに添えられてるじゃん) 京太郎(ってか、またキスしてるじゃん) 京太郎(……俺、この二日で何回キスしたんだ……?) 憩「っはぁ……」 憩「今度いきなりしたら怒るで、ええな?」 京太郎「キスしてキス仕返されるなら大歓迎です!」 憩「そういう問題とちゃうんやけど……」 憩「……まあ、これで偶然やないファーストキスになったわ」 京太郎(偶然じゃ、ない) 京太郎(ああ、そういや、校門の前で誰かにぶつかられて……) 憩「今のは今までの感謝の気持ちと、さっきのお返しやさかい、特別なんや」 憩「次は……もっと、すごい仕返しにしてまうからな」カァァ 京太郎「はい、あーん」 憩「あー……ん」モグモグ 京太郎(なんで霞さんからもらったみかんを食べさせ合いっこしてるんだ、俺たち) 京太郎(身体を拭く、という憩さんの用事が済んで、なんとなく……) 京太郎「こたつもあれば風情があって良かったですね」 憩「んふふ~ちょっとごめんなー」バサッ 憩「こうして二人でお布団にくるまる方があったかいで?」 京太郎「そんなに近づいたら風邪がうつりますよ」 憩「風邪は誰かにうつした方が早く治るらしいで」 憩「京太郎くんの風邪やったらうつってもええし、かまへんよ」 京太郎「それで憩さんが風邪になったら、俺が憩さんの風邪をもらいますからね」 憩「もう堂々巡りやないか……」 京太郎「そーっすねー」 憩「……こう、京太郎くんの隣におるとあったかくなるなぁ」 京太郎「そりゃあ熱出してる人と同じ布団に入ってたらそうなるでしょう」 憩「ムードもへったくれもないなぁ」 京太郎「じゃあ、こうしますか?」ギュッ 京太郎「キスに加えて手まで握れば、すぐ風邪がうつりますよ」 京太郎「……あ、みかんどうしましょこれ」 憩「右手で食べさせてー」 京太郎「いや、筋とかも剥かないと……」 憩「バナナとかみかんの筋は栄養が入ってるから食べた方がええんやで」 憩「ほらもういっこー」 京太郎「わかりましたよ、あーん」 憩「あーん」モグモグ 憩「ん~おいしいなぁ」 京太郎「俺にも食べさせてくださいよ」 憩「京太郎くんは部長さんに尽くすべきやと思うなー」 京太郎「これからもこんな調子なのか……」 憩「……ええやん、こんな調子で」 憩「京太郎くんはウチを手伝ってくれて、ウチも京太郎くんと一緒に頑張る!」 憩「このまま、二人で頑張ればええやろ?」 京太郎「今の憩さんは思いっきり怠けてますけどね」 憩「それは……臨機応変って言うヤツや」 京太郎「調子いいなぁ」 憩「……ま、何にしてもや」 憩「不束者やけど、これからもよろしうな」 京太郎「こちらこそ、まだお世話になります」 憩「……なんか、照れくさいなぁ」 京太郎「そう……っすね」 憩「そろそろ遅いし、帰るなぁ」 京太郎「今日は一日、ありがとうございました」 憩「ええよ、ご近所さんやし、後輩さんやからな」 憩「明日も長引いとるみたいやったら、また看に来るで」 京太郎「憩さんが毎日来てくれるんなら風邪なんて引きっぱなしでもいいかもしれませんね」 憩「さっきも同じようなこと言ったような気がするわ……」 京太郎「ですね……」 ヒュウウ 憩「くしゅん!」 京太郎「身体冷えちゃいますから、早く部屋に戻ってください」 憩「もうちょっと一緒に話していたいんやけど、女の子にそんな言い方してまうんやなぁ」 京太郎「俺だって、憩さんが俺のことを大切に思ってくれる以上に――――」 京太郎「ずっと、ずっと、憩さんのことが大切なんですもの」 京太郎「……っと、すみません、臭いこと言っちゃって」 憩「ううん、嬉しい」 憩「……京太郎くんは、なんでこんなに嬉しいこと言ってくれるんやろ」 憩「言葉も、麻雀も、料理も勝てないなんて、ずるすぎるわ」 京太郎「そんなこと言ったら、俺も憩さんの笑顔や学力に敵わないですよ」 憩「せやったら、ウチらが一緒におれば最強やない?」 京太郎「一緒にいれば……って、結構大胆なことを言いますね」 憩「京太郎くんに負けないくらいにしてみたつもりなんやけどね」 京太郎「……これからも一緒にいれるかどうか、なんてわかんないっすけど」 京太郎「今なら、こうすれば……」ギュッ 京太郎「一緒になってる、って感じがしませんか?」 憩「冬の夜やから、余計にな」 憩「……せや、クリスマスプレゼントまだあげてんかったやろ?」 京太郎「そんなのいいですよ、今日一日のお世話で十分です」 憩「年上としてそういうわけにもいけへんのや」 憩「せやから、これが、ウチからの誕生日プレゼントやで」 憩さんの両手が顔に添えられた 柔らかい指が顔を撫で、そこまで続く腕は、身体と身体を密着させるために曲げられる 憩さんはほんの少し背伸びをして、ゆっくりと顔をこちらに近づけてきた 目はもちろん閉じられていて、それが何を意味しているのか、なんて容易に想像することができた 唇が触れ合い、甘い歯磨き粉の香りが口の中に広がる 本日三度目の香りが、憩さんの舌によってさらに押し込められたのだ 甘い粘液をまとった舌が絡みついて来たので、こちらも絡め返して、互いの唾液を共有する 風に吹き付けられる寒さよりも、風邪がもたらした熱よりも、このキスの気持ち良さが遥かに勝る 快楽に浸っている間に、この一年の記憶が、脳裏に浮かんできた 初めて霞さんに挨拶をしに行った時のこと 登校初日に照と再会したこと 憩さんの涙を見て、手助けをしたいと思ったこと 憩さんと雀荘へ行って、たこ焼きを食べたこと エイスリンさんと初めて会話をしたときのこと 清々荘のみんなで歓迎会を開いて、お祝いをしてもらったこと 雀荘で怜さんと出会って、怜さんが倒れたこと ゲーセンで郁乃さんを助けたこと 他にも、まだまだある そんな日常の思い出や、非日常の思い出がこの一瞬のうちに思い起こされる 時間というものはあっという間に過ぎ去って、思い出は風化しながらも脳の片隅で生き続ける 俺が清々荘で過ごした八か月間は、どうやっても忘れることのできない思い出だ そして、それはこれからも積み重ねられるんだ 憩「……もう、激しくしすぎや」 京太郎「そっちから仕掛けてきたんでしょうが」 京太郎「クリスマスプレゼントの交換もし終えたんですから早く帰って寝てくださいよ」 憩「うん、ほな帰るな」 京太郎「おやすみなさい」 憩「おやすみー」フリフリ 憩「……あ」 京太郎「まだ何か、忘れ物でも?」 憩「んー……ちょっと一言、な」 京太郎「?」 憩「えー……コホン」 {{{ . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , ' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー < l ∧ |` ー---` 「京太郎くん、大っ好きやで」 ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ .V / \ { ヾr‐ァ トヘ/ ___/ \ __ / \_____ / \ /ー一ヘ / ハ ハ \/ }/ ̄} / i ヽ } } | У } ∨ .| ′ / } } .. { . / { } } . | | } ,. i i ハ } . | }} 憩「いつも、おおきに」 【冬休み12日目】終了
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特別編 side阿知賀 細かいところはイメージしましょう ○月×日 最近、みんなとかなり打ち解けてきた気がする 初めは女子だけの部に男子1人だったから警戒されたりと色々あったが、今やみんなが俺を仲間の1人とみてくれるのは嬉しいことだ 嬉しいんだが……無防備すぎる 元女子校っていうんだからそりゃそういう期待はしてたよ? でも!最近やっと信用してくれた仲間相手にそういうのは駄目だろ!! 穏乃なんかは無防備で無自覚すぎる ジャージ上だけってのはもうなんなん。穿けよ!めくりあげたくなるだろ!! 制服の時もはしゃいで、何度白が見えたか!一回思いっきり性的なイタズラして自覚させてやろうか 憧なんかは普通に綺麗だから困る それまでは一番警戒心があったくせに、今は普通にボディタッチとか多いからな ふとした瞬間可愛かったり、色気があったりで押し倒したくなったのは1回や2回じゃない 押し倒して全力で気持ちいいことしてやろうか!! 灼さんとか普段クールなのに不意打ち気味で笑顔とか見せるからさぁ!! ああもう可愛いんだよ!!年上!?それがいいんだろうが!! 小さいけど年上っぽく振る舞ってるそのアンバランスさで持ち帰りたくなるわ!! 玄さんはさぁ……いい加減自分のおもちを見ようか おもちおもち言うけどその本人がすばらなおもちを持ってるだろうが!!揉んでやろうか!! 玄さんのおもちが一番って耳元で囁きながらエンドレスで揉んでやろうか!!多分年上だけど可愛い反応してくれんだろうなぁ!! 宥さんを……脱がしたい 厚着してるけどその下がすばらしいというのは分かってるんだから!!1枚1枚焦らすように脱がしたい!! 最終的にマフラーだけ残してその上で性的な意味で温めてやりたい!!あったか~い、って事後に言わせたい!! ああくそなんでみんな可愛いんだ 全員押し倒したい 穏乃「え、えっと……」カオマッカ 憧「ふきゅ……」カオマッカ 灼「か、可愛いって……」カオマッカ 玄「お、おもち……」カオマッカ 宥「きょ、京太郎くん……」カオマッカ 穏乃「こ、こんなこと考えてたなんて……あぅぅ」 憧「ま、待ちなさい!!ホラ!勝手に日記見た私達が悪いんだから!!」 灼「そ……そう?」 憧「そうよ!だから、これは見なかったことにする!!」 憧「その……こんな内容で……こんな……こんな……ふきゅぅ……」カオマッカ 玄「あ、憧ちゃんが倒れたのです!?」 宥「み、みんな落ち着いてー!?」 翌日 京太郎「おーっす穏乃」 穏乃「お、おはよう京太郎……」 京太郎「お、おー。どした?なんかいつもより元気ないけど」 穏乃「だ、大丈夫大丈夫。なんでもないから」 京太郎「そうか?そういや今日はなんでジャージの長ズボン穿いてるんだ?」 穏乃「えっ!?」 京太郎「前はなんか履き心地が気に入らないとか言ってたのに…」 穏乃「な、ななななんでもない!!それじゃ先行くね!!」 京太郎「あ、おい!!……なんでダッシュで行ったんだ?」 京太郎「おーい、憧ー」 憧「ふきゅっ!?な、何!?」 京太郎「いや、この前の課題なんだけど……どした?顔赤いぞ?」 憧「え!?た、大したことじゃないわよ!!」 京太郎「そうか?あ、ちょっと動くなよ」 憧「え!?な、何!?ちょっと!?」 京太郎「よし、髪のゴミ取れた。でもお前の髪ってすげぇ綺麗だな。触ってても気持ちよかったぞ」 憧「き、気持ちいい……っ京太郎の馬鹿ー!!」 京太郎「お、おい!?なんだよ!!馬鹿って言われるようなことしてねーぞ!?」 京太郎「灼さーん」 灼「きょ、京太郎……何?」 京太郎「いや、今日の部活なんですけど。ちょっと放課後先生に頼まれごとされて遅れそうです」 灼「そう……分かった。みんなにも言っとく」 京太郎「はい……そういえば、どうやったら灼さんみたいにクールに振る舞えます?」 灼「え、えぇ!?」 京太郎「もうちょっと落ち着いて行動しろって先生に言われてて、どうすれば灼さんみたくクールになれるかと思って」 灼「し、知らな……」 京太郎「あ、灼さ……なんで走ってどっか行ったんだ?」 京太郎「玄さーん!!」 玄「きょ、京太郎くん……どうしたのですか?」 京太郎「いやぁ、さっきついに見つけましたよ!玄さんが言ってた3年生ですばらなおもちの先輩を!!」 玄「お、おもちの人?」 京太郎「えぇ!もう大きさも形も服の上から分かるくらいトップクラスで……あぁ、1回揉んでみたいなぁ」 玄「も、揉むの!?」 京太郎「?玄さんだって是非揉みたいって言ってましたよね?」 玄「も、揉むのは……無しでお願いー!!」 京太郎「く、玄さーん!?あの玄さんがおもちの話に食いつきが悪い……体調悪いのか?」 京太郎「宥さん、珍しいですね、こんなとこで会うなんて」 宥「京太郎くん……」 京太郎「まぁ宥さんなら居てもおかしくないですね。ここ、日当たりも良くてあったかいですし」 宥「う、うん。あったか~いとこ、好きだから」 京太郎「俺もあったかいですけど、しばらくここに居たんで今はむしろ少し暑いですね」 宥「そう?私はもう少しあったかくてもいいけど」 京太郎「まぁ、宥さんみたくはできませんし……ちょっと脱ぎますね」 宥「ぬ、脱ぐの!?」 京太郎「まぁ、1枚だけですよ。いや、これはもう1枚脱いでもいいかも……」 宥「あわわわわ……ご、ごめんなさい!脱がさないでー!!」 京太郎「宥さん!?脱がすんじゃなくて俺が脱ぐだけですよ!?……どしたんだ?」 京太郎「なんかみんな様子がおかしいけど、どうしたんだろうな」 そして彼は遅れて部室に着く そこで彼が忘れていった日記を発見し、また一悶着あったり…… カンッ!!
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http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1254535905/ 俺「SOGAの麻雀ゲーイベントの咲カップで優勝してしまった」 俺「なんか...優勝したはいいが貰えたのは"称号"というデータカード内でしか意味のないモノ...」 俺「はあ、時間と資金を費やした割りに見返りが少ないなあ」 俺「……」チラ 女子高生「キャッキャッ」 俺「何年もゲーセンに通っているから彼女も出来ず、ましてや就職にも着けていない...」 男「咲カップ優勝者の○○様ですね」 俺「?はあ、どちら様ですか?」 男「いやいやSOGAの咲カップ優勝商品の副賞を届けるのが遅れてしまいました」 俺「副賞?なにかくれるんですか?」 男「では、お楽しみになってください。それと注意事項が一つ、向こうで寿命以外の理由で死んでしまっ...」 俺「ん?はあはいはいなんですかその夢物がたr」ギュイイイイイイインッッッ 俺「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ???『大丈夫?京ちゃん』 京太郎「うっ...」 ???『急に倒れてどうしようかと思っちゃったけど...どう?頭痛くない?』 京太郎「は...?」 京太郎「ここは...」 咲『七久保駅...だけど、本当に大丈夫?京ちゃん』 京太郎「長野?なんで俺が長野に...ていうか」チラ 咲「京ちゃんもしかして記憶喪s」 京太郎「うおぉぉぉぉおぉぉぉ!!!」 咲「!」ビクッ 京太郎「咲!超咲!魔王様!!!!!」 咲「京ちゃん、やっぱり...」グス 京太郎「はあはぁ」 咲「具合...大丈夫?」 京太郎(なるほど俺の目の前に咲がいていつの間にか長野県にいた) 京太郎(それがあの男が言っていた副賞ってやつでじゃあその副賞はどこまでが副賞なんだ?咲と会うだけか?) 京太郎(それとも一定時間咲の世界を体験出来るだけいやしかし寿命云々言っていたわけだからそれに) 咲「京ちゃん!」 京太郎「っ!あ、ああ。大丈夫だよ咲。俺は至って正常だよ」ニコ 京太郎「……で、俺は京太郎なわけだな?」 咲「当たり前だよ...本当に平気なの?」 京太郎「平気平気!……で、時期はいつ?一話?県予選前?それともアニメ最終回後?もちろん合宿のとこな」 咲「いち...?京ちゃん、今は県予選の団体戦後だけど...やっぱりどこか変だよぅ」 京太郎「咲!」 咲「?」 京太郎「好きだ!」 咲「!」ボッ 京太郎「よしまずは清澄高校だな、じゃあ咲!先に戻ってるから!」 咲「う、うんばいばい」テレ 【清澄高校】 京太郎「来た...来てしまった」 京太郎「土地勘が無いから交番で場所を聞いたけど、考えたら自分の通ってる高校の場所がわからないとか白恥もいいとこ」 京太郎「まずは...というか真っ先に行くべきは麻雀部!」 京太郎「のどっちに部長...タコスとワカメはまあどうでもいい」 京太郎「いざっ麻雀b」 ???「どっせぇーい!」 ドガーン!! 京太郎「痛ぁ!つぅかいきなり人の背中を蹴る人物なんて作中に一人しかいねえ!!!」 京太郎「くぉらタコス!」 優希「おはようだじぇー京太郎!」 京太郎「この野郎悪びれもせず...いや、これは明らかにリア充。京太郎、不憫だがやっぱ明らかに勝ち組だなお前」 優希「よーっし!部室までひとっとびだじぇー!」 京太郎「ちょっ肩に乗るな肩に!」 京太郎「あぁ首の圧迫感が最高だじぇ...」 優希「んー?どうした京太郎?」 京太郎「太ももの肉感が気持ちいいって言ってるんだ」 優希「なっ!...そうか!ようやくワタシの魅力に気付いたのか京太郎!」 京太郎「はいっ!太ももがやーかいですっ!」 優希「うーんなんか調子が狂うじぇー」 京太郎「ようやく部室に着いたな...」ゼェ 優希「これくらいでへたるなんてだらしない男だな京太郎!」 京太郎「うるせえよ...」 優希「うー、太ももが京太郎の手汗でベトベトだじぇ」 京太郎「ハァ、うるせえから、すこし黙って...」ゼェハァ 優希「よーし、皆おはようだじぇー!」 バンッ ???「こら優希、部室に入る時は静かにって言ってるでしょ」 優希「うっ...次からは気をつけるじぇ...」 ???「まったく、ソレを聞くのも何回目かしら」 京太郎「おぉ...」 久「アラ、おはよう須賀くん」 京太郎「うぉぉぉぉぉぉ!」バッ 京太郎「俺の女になれ!」キュイイイイン 久「んー?」 京太郎「ハッ」 京太郎「くそっアニメを間違えてしまった!」 京太郎「おはよざーっす部長!」 部長「おはよう今日も元気ね」 京太郎(時間制限があるならもたもたしてられんな) 京太郎「フラグの立て方を普段から確認してれば良かった...」 咲「おはようございます」 久「おはよう咲、じゃあ面子も揃ったみたいだし早速始めましょうか」ニコ 【結果】 久+12 優+7 咲+6 京-25 京太郎「俺は全国優勝者だぞ...」 久「負けてるのに終盤ベタオリってどういうことかしら」 京太郎(安パイだと思っても部長がアガるし、前半タコス強ぇし勝てねえ...) 咲「でも、京ちゃん強くなりましたよね」 京太郎「そうか?」 優希「少し驚いたくらいだじぇ」 久「まあ、いつもより考えれていたわね」 京太郎「ありがとうございます!須賀京太郎一生の幸せもんです!!!」 京太郎「いやー誉められるって嬉しいもんだな」ニコニコ 久「それじゃあ約束通り買い出しお願いね」ニコ 京太郎「負けたら買い出しでしたね...」 久「そうそう、買い出しついでに龍門渕に寄ってほしいの」 京太郎「どうしてですか」 久「個人戦後に他校が集まって合宿をしようって話になってね」 京太郎「合宿すか」 京太郎(たしかアニメでは龍門渕から一人も個人戦入賞者が出なかったんだよな) 京太郎(まあ知らねえやどうせ俺もいけねえし適当に済ませるか) 【ショッピングモール】 京太郎「買い出し買い出し...って、なんで普通に京太郎やってるんだ」 京太郎「元の世界には未練ないが、もし戻れるなら色々やって戻りたいし、そもそも戻れないならちょっとした恐怖じゃないだろうか」 京太郎「戻れないなら一生、須賀京太郎として生きるわけなんだから大人しく楽しんだ方が間違いはないし」ブツブツ ドンッ 京太郎「痛っ」 ???「すまない、話に集中してしまい不注意だった」 京太郎「いや...てかこの人一人じゃねえか、一体誰と話...」 京太郎「あっ」 京太郎「おいおい加治木ユミさんじゃないっすかー!」 加治木「なんだ、どこかで会っ...いや、なに?そうだ初対面だ。...本当に知らないんだ誤解しないでほしい」 京太郎「おいおい独り言ってレベルじゃねえぞ...」 京太郎(ここは離れるが吉、だな) 京太郎「それじゃあ僕はこの辺で」ペコ 加治木「ん?ああそれじゃあ...だから違うと言ってi」 京太郎「やべえガチだアレ」 ――……10分後 京太郎「桃ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 京太郎「オワタ...」 京太郎「なにが"離れるが吉、だな"だよ俺のアホ!」 京太郎「しかしステルスをこの身で体感出来たんだ、それだけで十分じゃないか」 京太郎「俺の咲ラン上位に会えただけでもOKとしようよ」 京太郎「落ち込んだ勢いで縞パンスクミズ白ニーソも買ったけどあいつら着てくれるかな」 京太郎「それは置いておくとして次は龍門渕か...痩せキャラはそんなに好きじゃないんだが顔見せくらいしておこうかな」 【龍門渕高校】 京太郎「でかい...」 京太郎「土曜だってのに結構生徒がいるなあ」 京太郎「龍門渕もウチみたいに部活で集まってくれてると良いんだが」 京太郎「しかしいきなり他校の生徒が入れるのだろうか、清澄の制服を着てるし...」 京太郎「変に怪しまれないよう龍門渕のメンバーが通るのを待つか」キョロキョロ 警備員『えー校門付近不審者発見』 透華「……で、どうして私が警備室に?」 警備員「この男が"龍門渕透華の知り合いである"と申したためお呼びした次第です」 透華「はぁ...」チラ 京太郎「 」ニコッ 透華「知りませんわ、警察にでも付き出しておやりなさい」 京太郎「ちょっ!待ってくれ透華!」 警備員「おい動くな!」 京太郎「俺は原村和から伝言を預かって来てるんだ!」 透華「原村和から?」ピク 京太郎「そうだ。伝言を伝えに来た俺にこんな仕打ちひでえよ!!!」 透華「……警備員、その男を離しなさい」 透華「いいでしょう、話は麻雀部部室で聞きますわ」 透華「なるほど、原村和が"私と"是非合宿を行いたいと」 京太郎「その通りです」 透華「分かりましたわ、合宿の件お引き受けしますと伝えてくださいまし」 京太郎「はいっ!」 透華「……」 京太郎「……」 透華「……いつまでいらっしゃるおつもり?」 京太郎「いやー...もう少しお話がしたいなぁと」 透華「もう貴方と話す事なんてありませんでしてよ」 京太郎「そう言わず...」 純「良いじゃねえか、丁度ハジメ達がいなくて暇なんだ」 透華「……私、少し席を外させてもらいますわ」 バタン 京太郎(実際龍門渕透華は咲ランでも下位のキャラ、帰っても問題はない) ガチャ 一「あれ、透華は?」 純「ああ、ついさっき出ていった」 一「ふーん...そこの人は?」 純「変質者」 京太郎「おいおいノッポさんお願いしますよ」 純「なにがだよ」 一「透華が帰ってこないと卓も囲めないし...」 純「ハジメ、そこの兄さんがお話をしたいんだとさ」 一「はあ...なにをお話します?」 京太郎「そうだなあじゃあ鹿児島の神代について」 一「鹿児島の神代ですか...」 京太郎「全国にいった時の参考にしたいんで」 一「なるほど、さすがマネージャーさん熱心ですね」 京太郎「いや一応選手なんだけど」 一「神代は...字一色をアガります。それも一局に何度もね」 京太郎「ふむふむ」 一「――…とまあこれくらいかな」 京太郎「なるほど参考になりました!」 京太郎(戻ったら暴露で神扱いだなwww) 一「じゃあ京太郎さんは麻雀を始めて間もないんですね」 京太郎「そうなんですよ...」 純「なに仲良くなってんだよ」 京太郎(あぁ女の子と話すのがこんなに楽しいなんて) 京太郎(でもこいつ百合属性持ちだよな) 京太郎(なに話しても楽しそうに聞いてくれるし) 京太郎(だけどフラグ立たないとか) 一「それでですね」 京太郎「もういいや」 一「?」 京太郎「チェンジで」 智紀(チェンジとかwwwwwバロスwwwww) 智紀「おはよう」 一「あっともきーおはよう」 純「うっす」 京太郎(眼鏡属性の無い俺がワカメの次に下位なキャラキター) 京太郎「はじめまして『変質者』です」 純「ハッハッハ」ゲラゲラ 京太郎(なにくだらないことしてんだよ) 智紀(リア充乙) 純「おっ面子揃ったんじゃないか」 一「そうみたいだね」 智紀「それじゃあはじめる」 京太郎「俺も入ってるんですね」 京太郎(ともきー想像通り大人しくてワロタ) 智紀(こいつら強えんだよwww初心者っぽいやついるし俺負け試合確定ワロチwwwwwもはや消化試合の様相wwwwww) 【結果】 純+22 一+ 6 智- 8 京-20 純「弱えなマネージャー」 京太郎「マネージャーじゃねえよ」 一「京太郎さんやっぱりマネージャーなんじゃ」 京太郎「ほっとけ」 智紀(この弱さww横浜乙wwww) 京太郎「もう帰るわ」ガタ 純「もうそんな時間か」 京太郎「楽しかったわ衣によろしくな」 純「じゃあアド交換しようぜホラ赤外線でちゃっちゃとな」 京太郎「……」 純「ちゃんと三人の入れといたから暇な時にでもメール寄越せ」 一「じゃあ、またね」 智紀「……また」 智紀(リア充の行動力パネェww) 京太郎「ああ、またな」ガチャ 京太郎「……」ジーン 京太郎「あ、涙出てきた...」 京太郎「いやー彼女いたためしも無いし、イジメ受けてたくらいの俺がこんな楽しい暮らしをおくれるとは」 京太郎「……なんか死にたくなってきたな」 京太郎「……」ブンブン 京太郎「いよーっし!頑張るぜ俺は!!!目標は女の子と...どうしよう」 京太郎「セクースはチョモランマレベルで高レベルすぎるし」 京太郎「中学生から女の子と話してないからよくわかんねーや!」 京太郎「この町にはイジメっ子もいないしいいトコだなあ」 京太郎「……俺って本当駄目な人生だったな...」 京太郎「なんで咲の世界にいるのにこんな辛い事思いだしてるんだろ」 京太郎「ダメなやつはなにやってもダメなんだよ」 男「お目覚めになられましたか?」 俺「ハッ?」 男「記録は...半年と2週間でしたね」 俺「俺は...」 男「死因は自殺です」 男「いや、中々頑張ったと思います。現にSEXまでいったじゃないですか」 男「機会があればまたお呼びいたしますよ」 男「ちなみに今までチャレンジした人数は貴方を含めて55人です」 男「ここまで進めたのは貴方だけですよ?貴方以外のチャレンジャーは20人は咲-saki-のキャラと関係ない人物と結婚をし、寿命を全う」 男「他の33人は貴方同様自殺です」 男「ですが先ほども申した通り咲-saki-のキャラとSEXまでいったのは貴方だけです」 男「貧乳は嫌いだと申されていたはずですが...フフフ」 男「自殺の理由はs」 俺「SEXSEXうるせえんだよ!!!!!!」 男「……では、またSOGAの咲-saki-カップへの参加お待ちしています...」 俺「そうか...やっぱり死んだのか俺は...」 俺「やっぱりダメなやつはなにやってもダ...いや、ロリひんぬー最高ぉぉぉぉぉ!!!」 俺「よし、第二回の開催に向けてMJをやりまくるぞ!」 男『S○GA、MJ咲-saki-カップ上位陣には副賞が与えられます。皆々様奮ってご参加お願いします。 10月3日現在、第二回開催の日取りは未発表』 了 ???「あいつ...死んだのかな」 ???「失踪してから2週間、ホームに飛び込むのを見たって人もいるけど死体は見つかってない」 ???「……」グス 加治木「おや...」 ???「……」 加治木「君も献花を?...そうか、まだ忘れるなんて無理な話だよな」 ???「放っておいて」 加治木「おや、いつもとは話し方が違うじゃないか。もっと明るいほうが」 スッ 桃『先輩』 加治木「桃」 桃「そうっとしておいた方が良いっすよ」 加治木「……では、私はこの辺で帰るよ。……こう言っては残酷かもしれないが――生きているといいな」 ???「……ぁりが、とぅ」グスッ アイツは今、どこにいるんだろう。天国にいるのだろうか――生きているのだろうか。 俺「……」ジャラジャラ 俺「ゲーセンも飽きてきたなぁ」 俺「……クリアしてないせいかわからないが、向こうの世界の事をよく覚えていない」 俺「咲カップも今は開催してないし...どうやって戻ろうか」 男『こんにちわ』ヌッ 俺「ひっ!」 俺「ってお前...貴方は」 男「突然すみません、こっちで貴方に再びチャンスを与える話が上がっていまして」 俺「ま...本当か!?」 男「ぬか喜びにならないように、決まってから報告に来ようと思ってましたが」 俺「で、……いつ行けるんですか?」 男「早ければ明日です」 俺「そうか...そうか」 男「早い方が良いんですよ」 男「貴方がいた世界は、貴方が戻ってきた時点でリアルタイムで時間が進んでいます」 俺「ということは...」 男「まあ向こうでは2週間立っているという事です。相手の子も心変わりして他の男性と付き合っているかもしれませんね」 俺「そんな」 俺「待てよ」 俺「俺はどの子と仲良くなったんだ」 俺「この前の話を聞くにひんぬーキャラである事は推測できるんだが」 男「時間もありませんしその話は」 俺「早くても明日なんだろう!教えてくれよ!今咲ラントップは衣たんなんだが?」 男「……ひどい男ですよ貴方は」 俺「oh...違うのか?おい違うのか??」 男「……」 俺「遠くを見るなぁぁぁぁぁぁ」 男「冗談はこの辺にして、私も忙しい身なので失礼させてもらいます」サッ 俺「速っ...リアルハギヨシかよ」 客A『おいなんか咲-saki-の世界に行ったとかいうやつが来てるみたいだぜ!』 客B『はいはい結局関係ない他のキャラと結婚したってやつなww』 俺「……」 ピザ『だからよーマジで無理ゲーwww』 客A「そんなに無理なのか?」 ピザ「いや存在自体は京ちゃん(笑)なんだけど相手は普通の女の子なわけだからもう無理でしたww」 ピザ「俺がまともに話せるわけないしwww少し触っただけで変態扱いだしwwww」 客B「でも80の大往生だったんだろ?」 ピザ「話によると上位者は大体行けたらしいから他のやつらに聞けww」 ピザ「まあこれも聞いた話だけど俺を含めて26人が挑戦して咲-saki-のキャラを落としたやつゼロwwwwwはい無理ゲー」 ピザ「しかも向こうで自殺するやつもいたって話だしww」 ピザ「はじめにキャプテンの胸触って変態扱い→総スカンとかヒドスwwwww」 客A「向こうの奥さんとの記憶はあるんだ?」 ピザ「寿命エンドはクリアだから一応覚えてるが、咲-saki-キャラとのトゥルーエンドの場合は行ったり来たり出来るようになるってよ」 客B「早く第二回開催しろよSOGAw」 俺「あの野郎、俺にはなにも話してねえんじゃねえか」 【当日】 俺「で、結局あれから2週間で結果1ヶ月離れた件について」 男「まあ、これでも十分早くした方なので」 俺「そうか...」 俺「で、向こうに戻ったら記憶も元に?」 男「今のまま、記憶は戻りません」 俺「じゃあ他のキャラを好きになったら」 男「それはそれで特に問題のある事とも思えませんし」 男「相手から言ってくるんじゃないでしょうか?」 俺「そうか、向こうから近寄ってきてくれるよな」 俺「お願いします...」 ギュイイイイイイイイイインッッッ 京太郎「うーん...」 ???『……』タラ 京太郎「ここは...」 ???『……だしっ』 京太郎「うわぁっお前は...」 池田「須賀だしっ!」 池田「コーチ...いやキャプテン呼んでくるしっ!」ダダッ 京太郎「コーチよりキャプテンが先とか...」 女子A「須賀くん!」 女子B「なんで須賀さんが!?」 京太郎「えっと...どちら様で?」 女子A B「!」 女子A B「まさか記憶喪失」 福路「京太郎さん!」 京太郎「美穂子ちゃ」 女子A「キャプテン!須賀くん記憶喪失で...」グス 京太郎「いやいや」 福路「そう...でも生きて戻ってくれて嬉しいわ」グス 池田「キャプテンが泣くからアタシまで...うえーん」 京太郎「ついていけねえ...」 【風越学園】 京太郎(まあ記憶もないわけだし...) 福路「よかった、本当によかった」 京太郎(今はこの状況よりも個人戦、果ては全国大会の結果が気になるんだ) 京太郎「あのー...福路さん?」 福路「本当に記憶を失ってしまわれたんですね」シク 池田「でも名前は覚えているみたいですよ」 ツンツン 京太郎「つつくな池田ァァァ!」 池田「ひっ」ビクッ 福路「京太郎さんっ」 京太郎「すみません...」 京太郎(一度でいいからやってみたかったんだよな"池田ァァァ!") 福路「ソレ、やめてくださいって言ったはずで...でも記憶を失くされたんですから怒っても京太郎に悪いですよね」シクシク 京太郎(俺、やっぱりやってたのかコレ...) ピーポーピーポー…… 京太郎「んっ?」 福路「救急車です。本当は発見した場所からも動かしてはいけなかったんですが」 京太郎(そうだよな、1ヶ月行方不明だったら心配もされるよな) 【病院・病室】 京太郎「とりあえず絶対安静、と」 バタンッ! 久「須賀くん!」 京太郎「部長...それに清澄の皆」 バッ 咲「京ちゃんっ!」 優希「京太郎!!!」 まこ「二人とも、嬉しいのはわかるか、相手は病人じゃけえ抱きつくのはよしぃ」 部長「お医者様の話だと健康そのものらしいけどね」 京太郎「皆...こんなに心配してくれてありがとう」 京太郎(はじめて会ったのにはじめてな気がしないなあ) 京太郎「……で、いきなりで悪いんですけど」 一同「?」 京太郎「俺の彼女って誰ですか?」 まこ「ぶっ」 久「フフフ、あーおかしいわ。さすが須賀くんね」 和「はじめての会話がそれですか」フフ 京太郎「あれー...どういう意味でしょうかその反応は」 優希「京太郎に彼女なんてありえないじぇ~」 咲「久しぶりなのに京ちゃんったら」 京太郎(この中にはいないのか...まあウケてるみたいだし今はこれでいいか) 京太郎「悪いないきなりこんな事聞いて」 入院生活は3日で終わったがその後も警察やらの事情聴取でしばらくはまともに家を出る事が出来なかった。 そして俺は家の中、自室のベッドの上で携帯とにらめっこをしていた。 京太郎「うーむ、番号リストを見るに大分他校の生徒とも繋がりがあったらしい」 京太郎「龍門渕メンバーのアドなんてどうやって手に入れたんだ俺...きっと何ヶ月もかかったに違いない」 京太郎「履歴は...おわっ」 京太郎「咲とタコスはわかるとして龍門渕のハジメにみはるん、文堂さんまで」 京太郎「おいおいどんだけだよ...」 京太郎「あれだな、なにが恐いって失踪前にやり取りしたメールが全部消されてるところだよな...」 京太郎「とりあえず明日から外を歩いて色々情報を入れていくか」 【ショッピングモール】 京太郎「なんとなくこっちから連絡もしづらいし、足で情報を確保するのは昔からの常識だろう」 ドンッ 京太郎「痛っ」 加治木「すまない、話に夢中‥お前は」 京太郎「おおー!加治木さんじゃないですか!」 加治木「清澄の須賀...そうか、もう出歩いて大丈夫だったんだな」 京太郎「いやーお騒がせしてすみません...そういえば加治木さんとはアドレス交換してませんでしたね」 加治木「あ、ああ」 京太郎「交換しましょうよ!」 加治木「……問題はないが...まて、他意はない。アドレスの交換くらい...それはお前の推測...」 京太郎「加治木さん?」 加治木「ちょっと待ってくれ...だからな、なんで須賀と会うとお前はいつも...」 京太郎(あぁ可哀想な人なんですね加治木先輩...) 京太郎「いやいいです、またの機会にでも」 加治木「そ...そうか」 京太郎「じゃあ僕はこれで」 加治木「またな京太郎」 ――…10病後 京太郎「おおっと桃桃ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 桃「!」ビクッ 京太郎「いやーなんかビビッときたよ今!」 桃「……っス」 京太郎「おぉまだ見えねぇ声は聞こえるのに!不思議!」 加治木「……なんだ桃、お前は名前で呼ばれるくらい仲が良いみたいじゃないか」 桃「ちがうっス先輩!この人とはなにも」 加治木「……なあ京太郎、記憶を無くしているみたいだから言っておくが君は私をユミと呼んでいたぞ」 京太郎「マジっすか!やるな俺」 ???『ワッハッハ珍しいやつがいるなー』 京太郎「ワハハさん!」 蒲原「おっなんだいつも通りじゃないかー」 加治木「いや、一応これでも記憶を無くしているらしい」 京太郎「ワハハさん!」 蒲原「ワッハッハなんだ京太郎」 京太郎「俺って誰かと付き合ってたりしました?」 蒲原「ブッ」 蒲原「ワッハッハ面白い事言うなーお前は」 京太郎「またその反応ですか...」 加治木「京太郎」 京太郎「はい?」 加治木「誰も名乗り出なかったのか?」 京太郎「彼女...ですか?いえ」 加治木「……」 桃「先輩?」 加治木「ふむ、蒲原。私達も早くカラオケに行こう」 蒲原「おいおい待てよユミちん~」 京太郎「?」 京太郎「今日は土曜だったな」 京太郎「……誰かに電話してみるか...」 京太郎「こうしてみると見事に女友達のアドレス数が男友達と同じくらいあるって考えると凄いな...」 京太郎「じゃあどうしようか...衣たんのアドレスがない以上...」 ピッ プルルルルルプルルルルル ピッ 一「は、はい国広です」 京太郎「ええ...と国広さん?」 一「……はい」 京太郎「あの...携帯に結構履歴が残っていたのでそれなりに交友があったのかと思って電話したんですけど」 一「……はい、間違っていません」 京太郎「よかった!」 一「あの、電話先で話すのもなんなのでお合いしませんか?」 京太郎「!はっはい」 京太郎「では...はい、11時に駅前の...はい」 京太郎「失礼しまーす」 ピッ 京太郎「完璧営業先相手のトークだったぞ今の会話」 京太郎「会って衣の番号を聞くか!」 プルルルルルプルルルルル 京太郎「おっ」 ピッ 京太郎「もしもし?」 京太郎「ああお前か」 京太郎「んっ?なにがだよ」 京太郎「はあ」 京太郎「11時から予定があるな」 京太郎「お前も来るか?」 京太郎「ええと龍門渕の国h」 ブツ 京太郎「あっ」 京太郎「切りやがった...」 京太郎「まあいいか今度あった時にでも謝るなりすれば」 京太郎「出掛ける服装は……まあ別に意識するような相手でもないし普通でいいだろ普通で」 京太郎「おはようっ」 一「ふふ、時間的にはこんにちわ、だね」 一「ねえ須賀くん」 京太郎「んっ?」 一「記憶ってどこから無くしてるの?」 京太郎「ええ...と、君とアドレスを交換した記憶は忘れているかな」 一「初めて会った日の事を忘れているのか...」 京太郎「初めて会ったその日にアド交換したのか?すげえな」 一「まあ純のおかげだったりするんだけどね」 一「じゃあ改めて、」コホン 一「はじめまして須賀くん」 京太郎「はじめまして」 一「アタシは京太郎って呼ぶし君もハジメって呼んでほしいな」 京太郎「わかったよ...ハジメ」 一「うんっ」 京太郎(百合キャラと仲良くなってもあまり意味ない気がするなぁ) 一「じゃあどこにいく?」 京太郎「そうだな...って、透華は一緒じゃなくていいのか?」 一「……透華がいた方がいい?」 京太郎「いや意外だなぁと思ってさ、ハジメって透華好きだろ?ガチで」 一「!」 京太郎(初めて会った時の記憶もないのにこれだけの事を言って大丈夫なのか) 京太郎「ハジメとは仲が良い友達だって思って聞くけど、男と女どっちが好き?」 一「う...ぁ」 京太郎「"どっちも"は困るな」 一「……オト...」 京太郎「いいや無理しなくても!」 一「京太郎...」 京太郎「俺達は親友だろ?友達がレズビアンだろうが関係ないぜ!」グッ ガッシャーンガラガラ... 京太郎「さあ遊びに行くか!」 京太郎「ん?おいハジメ!はやく来いよ!」ニコッ 一「なんでこの場面で過去最高の笑顔作れるかな...」 京太郎「カラオケでもボーリングでもどんときなさいだぜ!」 一「あー...うん、やっぱりいいな」 一「今いくよ!」 京太郎「来いよ親友!後で天江の番号教えてくれよな!」 ガッシャーンガラガラ... 京太郎「さっきからなにかが折れる音が聞こえるなあ...」 京太郎「いやー楽しかったー!」 一「もうこんな時間...」 京太郎「そうだな、少し名残惜しいな...どうだ?家に泊まっていくか!」 一「えっ?それって...」 京太郎「ダメか?」 一「……」ブンブン 京太郎「良いのか?」 一「……」コクッ 京太郎「いぃよっし!今日はスマブラ大会だー!!!」 京太郎「そうと決まれば人数集めないと...あーそうかお互い知り合いが良いよな!」 京太郎清澄鶴賀風越は俺に任せてくれっ龍門渕はそっちに任せた!」 一「……」ハァ 一「そんなに人数集めるなら京太郎の部屋じゃ少し狭いと思うよ、透華に頼んでウチでやろうよ」 京太郎「おぅ!よく気が利くな!じゃあそっちの手筈も頼んだぜ!」 京太郎「また後でな~」ダダッ 一「……ふー」 一「かわいいなまったく」 【鶴賀】 津山「合宿とは久しぶりですね」 妹尾「半年ぶりです~」 桃「どうしたっスか先輩?」 加治木「いや...麻雀ならOBとしても喜んで参加するのだが、些か私はゲームというものに疎くてな」 蒲原「ワハハーユミちんはゲームなんてやった事ないだろう」 加治木「いや...」 蒲原「んっ?もしかしてあるのかー」 加治木「そうだな...上からスライムが落ちてくるゲームなら」 桃「今日集まってやるのはなんのゲームでしたっけ」 妹尾「たしかスマブラという格闘ゲームです」 蒲原「どうだユミちん?」 加治木「……」フルフル 妹尾「ダメですかぁ~」 桃「辞退しますか?」 加治木「ダメだ、引き受ける」 桃「どうしてっすか?」 加治木「津山を見ろ...」 津山「~♪」ホワ~ 桃「部長のあんな浮かれた顔初めて見るっす」 蒲原「むっきー...」 加治木「鶴賀は参加だ」 【風越】 福路「ゲーム大会...」 池田「麻雀じゃあキャプテンに勝てないからって...これが清澄のやり方だしっ」 深堀「私は指をカチャカチャやるのは苦手で...」 池田「関取の太い指じゃAもBも同時押しだしっ」 文堂「あたしもちょっと...」 美春「あ、あたしも...」 池田「じゃあ風越は...」 福路「……ええ、今回はすみませんが辞退、ということで」 【龍門渕】 透華「ウチでゲーム大会ですって?」 一「うん...駄目かな?」 透華「皆さんの寝室の確保には困りません、しかしお泊まり会というのは初めてですし...」 純「なにが"お泊まり会"だよ、ガキかお前は~」 透華「透華以外は全員参加のつもり、後は透華の意志次第」 衣「ゲーム!ゲーム♪」 透華「皆していじわるですわ」 透華「……わかりました。龍門渕透華はこの提案お引き受けいたしましてよ」 一「透華!」パァ 一「ありがとう!」 ダキッ 透華「あ、当たり前でしてよこるくらい」アセ 純「照れてる照れてる」 智紀「当たり前でしてよこ"る"くらい」 透華「ともきー!」 【――清澄】 久「ゲーム大会...」 まこ「キューブのじゃな」 和「私はやった事ないのですが...」 久「大丈夫よ和。鶴賀の大将も初心者らしいし現地で覚えればいいじゃない」 和「はぁ...」 咲「あたしもよくわからないし一緒に覚えようよ原村さんっ」 和「――ッ!は、ハイ」ニコ 優希「全国の高校生...いや、日本には私の敵はいないっ!」 京太郎「お前ゲームならなんでも得意そうだなぁ」 優希「京太郎がスマブラやるっていう事は64か?」 京太郎「よくわかったなそうです64スマブラです」 まこ「スマブラはキューブかXじゃろう、のう久?」 久「いや、スマブラは――64よね!」ビシッ まこ「誰に向かって言っとるんじゃ...」 【龍門渕邸】 透華「えー皆様、今夜はようこそ我が龍門渕邸にいらっしゃいました」 加治木「明日は休日だからといって就寝時間をあまり遅らせないようにな」 久「じゃあっ皆4チームに別れたわね?」 桃「現部長には悪いっすが鶴賀の代表は加治木先輩っスね」 蒲原「ワッハッハ別に気にしてないみたいだぞー」 津山「黒ファルコン黒ファルコン...」 久「それじゃあっ第一回龍門渕邸スマブラ大会はじめるわよー!」 一同「おー!」 ~ライフ3~ Aブロック 1.優希2.純3.津山4.智紀 Bブロック 1.まこ2.妹尾3.蒲原4.久 Cブロック 1.一2.和3.透華4.桃 Dブロック 1.咲2.加治木3.衣4.京太郎 【Aブロック】 1.優希2.純3.津山4.智紀 優希【リンク】「負けても吠え面かくんじゃないじぇー!」 純【ファルコン白】「まあ龍門渕メンバーはやりまくってるからな、正直俺かともきだろ」 智紀【ドンキー】「勝つ」 智紀(ファルコン変態スーツ乙ww) 【結果】 1.津山【黒ファルコン―撃墜数8―】 Bブロック 1.まこ2.妹尾3.蒲原4.久 まこ【ネス】「県大会の借り、ここで晴らしちゃる」 妹尾【サムス】「練習はしましたけど...」 蒲原【フォックス】「こいつ強いと思ったのアタシだけかー」ワッハッハ 久【ピカチュウ】「うーん、まあなんとかなるでしょう」 【結果】 1.久【撃墜数―6―】 Cブロック 1.一2.和3.透華4.桃 一【青カービィ】(練習を見る限り透華以外は素人だな) 和【ファルコン】「理論じゃスピードがある方が有利です」 透華【黄ネス】「目立ってなんぼですわっ」 桃【ピンクカービィ】「はー使い安いのはこの子っす」 【結果】 1.透華「途中でカービィが消えましたわ...」【撃墜数―5―】 Dブロック 1.咲2.加治木3.衣4.京太郎 咲【プリン】「皆上手いなあ」 加治木【赤プリン】「このモンスターの目はやる目だ」 衣【ピカチュウ】「ころものピカチュウが最強だ!」 京太郎【青カービィ】「ピカチュウ以外は初心者のプリンか...先にピカチュウだな」 【結果】 京太郎【撃墜数―6―】 1.津山【黒ファルコン】 2.久【ピカチュウ】 3.透華【黄ネス】 4.京太郎【青カービィ】 桃「麻雀の上手さなんて関係ないってわかるっスね」 蒲原「ワハハむっきーの試合は画面よりもコントローラー見てる方が面白いゾ」 加治木「――で、出来るやつらからするとこの中で勝ちそうなのは誰なんだ?」 一「ピカチュウとネスの当たり判定は鬼だけど...」チラ 純「ファルコンって上手いやつが使うと更に強いんだな...」 智紀「第二回開催の時はアイツを外すべき」 加治木「……はあ」 【実況省略――結果】 1.津山【黒ファルコン―撃墜数8―】 久「いやー...強いわね」 透華「ぜんっぜん目立ちませんでしたわ」 京太郎「井の中の蛙ですね、わかります」 蒲原「じゃあ優勝者には京太郎からの熱いキッスが...」 津山「ええぇぇぇ!」 衣「なにっ!?接吻か!」 透華「衣は見ちゃいけませんわっ」 津山「――」グルグル 蒲原「ちなみに譲渡可能です」 津山「!」ハッ 津山「はいっ!」 ポス 加治木「いや...肩に手を当てられても...」チラ 京太郎「初耳もいいとこだぞ」 加治木「いやー困るな」ニヘ 加治木「じ、じゃあこの権利はポケットに...」 桃「駄目ッス!」タッチ 桃「はいっ!」 ポス 透華「ええぇ嫌ですわっ」 透華「誰か!誰か...アラっ」 一「……?」 透華「タッt......いや、出来ませんわ」 ポス 純「おい俺かよぉぉ!」 ワーワーキャーキャー 京太郎「あー学生の頃も似たような目にあったなぁ...その時はウイルス源だったけど」 まこ「ほいっ」 ポス 優希「あっ」 京太郎「おっ優希か!もう観念するんだな」 優希「旦那の欲望を受け止めるのが妻としての役目だじぇー!」 ダッ 京太郎「うわっ!?」 ドスン ちゅー 久「アラ...」 まこ「悪ふざけも大概にしぃ」笑 加治木「おっと...」 加治木「……おっと...」 桃「はい二度見しても現実は変わりませんよ先輩」ニコ 透華「あっ...」 純「バカだなアイツら」笑 智紀(リア充ノキワミアッーwww) 一「……」 京太郎「おまっちょっ」 優希「若い性を堪能したか京太郎!」 京太郎「なに笑ってんだよ俺のファーストキスかえせ!」 久「えっ」 咲「京ちゃん...」 透華「だれかー衣の耳もふさいでくださいましっ!」 加治木「おやおや...」 シーン…… 京太郎「悪かったな童貞でぇェェェうわぁあぁぁぁん!」ダダッ 桃「逃げちゃったス」 まこ「皆露骨に引きすぎじゃあ」 津山「いや、貞操観念の緩い時代に見事な男です」 純「あーもうワタシお嫁にいけないってか」 一「じゃー誰かが貰ってあげないとね」 京太郎「なんだよSEXしてる方が偉いなら誰か漢にしてくれよ...」 『京太郎』 京太郎「……」チラ 京太郎「お前か、今は放っておいてくれ。俺はあそこの大きい池に入水じさ...いや、それだけは冗談でも言っちゃいけないな」 優希「京太郎!」 京太郎「……どうしたんだやけな真剣な顔しt」 バッ 京太郎「重い重いー...んっ」 京太郎「……なに泣いてんだよ」 優希「……」ヒック 優希「泣いてなんかない、じぇ」 京太郎「なにを強がってるんだよ、泣きたいのはこっちだよ大事なファーストキスを」 優希「はじめてなんかじゃないじぇ」 京太郎「?」 優希「さっきのは京太郎のファーストキスじゃないの」 一『……』 京太郎「なんだよソレ」 京太郎「だって実際さっきのが初め...」 京太郎「……」 優希「気付いた?」 京太郎「お前はそれを知ってるんだな」 優希「……」 京太郎「そうか、付き合ってたんだもんな」 京太郎「キス以上もしたわけで...」 スッ 優希「!」 京太郎「全然ダメだな俺は、あまりにも遅すぎだ」 ギュ 京太郎「わるいな優希...」 優希「……」ヒック 京太郎「泣くなよ、悪かったってこれから思い出していけばいい」 『そんな結末こそ全然ダメだね』 ガラッ 久「あらおかえり京太郎K...」プッ まこ「いやー災難じゃったn...ダメじゃ...」プッ 久「アッハッハ京太郎さっきのは気にしないで先に進みましょうよ!」 まこ「ガハハじゃけえ童t...いやなんでもないわ」ブブッ アッハッハ!ゲラゲラ! 京太郎「最悪じゃねえか清澄...先輩達だけだぞ爆笑してんの」チラ 純「うっ」サッ 京太郎「……」チラ 鶴賀一同「……」クッ 京太郎「んだよー!笑えよ笑いたきゃ笑えばいいだろー!!!」 アーハッハゲラワラwwwww 京太郎「なんか笑い屋につられて笑う客の気分がわかるくらい見事な爆笑っぷりだ」 京太郎「んっ」チラ 一「……」 京太郎「ハジメは笑わないのか?」 一「どうして?」 一「好きな人が綺麗な身体だってわかって嬉しいくらいだよ」 ―― 今のは、聞こえたぞ この場にいる全員に。 京太郎「んっ?ああそうだな」 一「うんっ」ニコ 久「さぁておトイレはどこかしら」 まこ「連れションじゃわしもいくわ」 純「じゃあ俺が案内する」 純「ホラ透華もだ」 純「皆いくぞー」 ゾロゾロ バタン キャーキャー ――さすがに年頃の女の子なだけあって恋愛話には弱いらしい、 きっと今も何人かはドアに耳を当てて聞き耳を立てているんだろう。 京太郎「あのぅハジメさん」 一「ボクはハジメって呼んで。そう言ったはずだよ」 京太郎「ああ、ハジメ――今のは」 一「好きだよ、京太郎」 京太郎「――」 一「愛している」 京太郎「――まあ、」チラ 優希「……」 一「あれ?どうして片岡さんは残っているのかな」 京太郎「……ええと」 一「返事を聞きたいな」ニコ 京太郎「正直、さっきまでだったら嬉しかったと思う」 一「本当?」パァ 京太郎「だから――さっきm」 一「記憶を失う前の事なんて関係あるの?」 京太郎「!」 一「ただ記憶を失う前は片岡さんの方が先に出会っていた分アドバンテージがあった」 一「で、記憶を失ってからはボクとこうして遊んでくれて――事実ボクに好意を持ってくれてる」 一「今の気持ちよりも過去の方が優先なんだ」 一「さっきまでなにも思ってなかった子と、繋がりがあったと分かったら一番になっちゃう。それでハッピーエンド。そうなんだ」 京太郎(――事実すぎる) 優希「……」 一「ボクは、悲しいよ?すごく、泣きたくなる」 加治木「ちょっと待ったー!」 バタン 桃(*1) 久(*2) 透華(*3) 加治木「ここは第三者の意見が必要だと思う」 加治木「当事者達は頭に血が上って冷静な判断が出来ないと見た」 加治木「私はそう――だな、どっちもダメだ!」 純「すげえなあの女」 智紀「のぼせる皆の目を醒ました彼女がある意味一番冷静なのかもしれない」カタカタ 京太郎「今日は……」 一「一旦中止にするよ。また二人で遊びにいこうね」 京太郎「はは、」チラ 優希「……」ムー 加治木「女に脅されてるから手を出せないという理由が一番不安定でダサい」 純「はい一2.0タコス2.5~」 透華「そこっ賭けないっ!」バンッ 桃「先輩~」ヒック まこ「誰じゃ酒を持ってきたのわー!」 久「いや~良い気分ね!」ヒック 和「これはひどいですね...」 咲「みんな楽しそうだし、良いと思うな」 和「宮永さんがそう言うなら...」 智紀「就寝時間に下着写メして2ちゃんにうpしよう」カタカタ 京太郎「あーどうしようか」 加治木「決着はキチンとつけろよ」ニッ 京太郎「一人部屋は寂しいなー!」 京太郎「旅館の部屋よりも広いところで布団を敷いてねるなんて寂しいなー!」 久「隣から声が聞こえてくるんだけど...」 透華「我が家の壁を通り抜けるなんてどんな大声で愚痴ってますの?」チィッ ウッフキャハハ 久「こっちはこっちで恋バナに花が咲いてるしね」 透華「みんなお子さまですわっ」 京太郎(真剣に考えると大変な事だよな、嬉しい悩みではあるけど) 京太郎(それに、俺が命を絶った理由ってのも謎だし...恐ぇななんか) 京太郎(部屋もバカ広いし余計恐い...) 京太郎(無理言って向こうに入れてもらおうかな) 京太郎「失礼しまーす」 ガチャ 京太郎「こっちで寝させてもらえないでしょうか」 シーン イイヨ 京太郎(なんでシーンとしてるんだ、そしてなぜOKだしたヤツは声色を変えて返事をする?) 京太郎「了承を得たので入りますね...後で怒らないでくださいよ」 オコラナイヨー 京太郎(だから誰だよさっきから) 京太郎「じゃあドア側の布団に入りますよー」 ダメー 京太郎(おぅふ、今度は以外と近くから聞こえてきた...暗闇でよく見えんがコイツからは拒絶されてるのだろう) 京太郎「じゃあドコなら良いんですかー」 マドガワー マンナカー ドアマエヒダリハジー 京太郎(腹立ってきた...) 京太郎「じゃあドア前の左側に入りますよー」 京太郎「失礼しまーす」ボソ 京太郎「んしょっと」ゴソ 京太郎「少し詰めてくださいねー」 グッ 京太郎(くそ...全然動く気無いなコイツ) グッ 京太郎「ちょっと、誰かわからないですけど少し向こうに寄ってください」ボソ ???「うーん」ムニャ 京太郎(寝とるー!?) 京太郎(どうしよう、考えるんだ...そうだ少し押そう) グッ、スポ 京太郎(あぁっ手が浴衣の中に...) 京太郎(相手によってはラッキースケベで済むんだが...) ムニュ 京太郎(この弾力はあの二人のどちらでもねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!) ムニュ...ムニュ 京太郎(こっこれはー!) 京太郎(経験があるとはいえ実質童貞の俺には刺激が強すぎる!) モニュ ???「ぁん...」 ザワザワ 京太郎(うぉーい!声を出さないでくれえー!) 京太郎(だが気持ちよすぎて俺の左手が止まらない) ???「……んっ...ぁ」 ザワザワザワザワ 京太郎(駄目だ俺!抜くんだ左手を!!!) スッ ???「……スゥ」 京太郎「ふぅ……」 ???「ん……ふわ~あ」 京太郎(起きたー!) ???「むにゃ...どうして須賀がここにいるんスか?」 桃「ふにゅ...というかアタシは...たしか先輩に胸を揉まれていて...」 京太郎(寝ぼけて全部口に出してる!) クスクス コラッ、モモー 京太郎(注意してるやつはなんとなく誰かわかるな...) 京太郎(ここは危険だな...どこかに入らないと寒い) 京太郎(後は真ん中と窓側だな) 京太郎(ここは入りやすい窓側に決めた) 京太郎(桃。一応お礼は言っておく、本当ごち...ありがとうございました) 京太郎(窓側...なんか変則的な配列だな) 京太郎「失礼しまーす」 スッ 京太郎(おっ誰もいない) 京太郎(一人分開けてくれたのか...優しいなあ。明日起きたら誰誰か確認しよう) 京太郎(これで大人しく寝r) サワ... 京太郎(んっ?) サワ ツー 京太郎(誰だふくらはぎから徐々に上へ触るやつは!?) サワ... 京太郎(いやっ声が出ちゃうっ) 京太郎(……じゃねえよ、痴漢にあった女性の気持ちがわかるな、おっかねえ) モミ... 京太郎(マジで誰だコイツ尻を触るなよ) 京太郎(左側だな...) 京太郎(悪ふざけだろうし少し無反応でいたら飽きてやめるだろう) サワ サワサワ ツー... ギュッ 京太郎「ぁっ」 ザワザワ 京太郎(チィィィ!声が出てしまった...つうかモロに触りやがったぞ) 京太郎(この野郎...いや女か) スッ 京太郎(浴衣の下側に手を...直接触る気か?大胆すぎるだろコイツ...!) 京太郎(いまだっ!) ガシッ ???(あっ...) 京太郎(捕まえたぞ...引っ張って誰か確かめてやる) ズッ... 京太郎(髪の毛が見えてきた...) ズッ... 京太郎(……) ???「……スマナイ」ボソ 京太郎(なにやってるんすか加治木さん...) 加治木「いや、その、な?これくらいの事をしていれば更に仲良くなれるとだな...」ボソ 京太郎(どんな超理論だよ...) 京太郎「じゃあ、逆にこっちが触っても良いってわけですね」ボソ 京太郎(まあこれで大人しく引き下g) 加治木「……」コクン 京太郎(なぜ斜め下を向いて頬を赤らめるー!!!) 京太郎(駄目だ...結構美人だから襲ってしまいそうだ) 京太郎(ここは大人しくこちらから引き下がろう) 京太郎「もうやめにしてくださいよ...」ボソ 加治木「……いやだっ」 京太郎(くっ、この女...) 京太郎(もうキレた) 京太郎(じゃあ触りますよ...) モミッ 加治木(んっ...)ピク モミモミッ 加治木(……んっ)ピク 京太郎(声を圧し殺して我慢とはなんて嗜虐心を煽るんだ) 京太郎(ひひ...じゃあ生で) スッ 京太郎(んっ?それにしてもやけにハッキリ見えるなあ) 京太郎(!) 京太郎「あっ...」 久「電気が付いてると良く見えるでしょう?須賀くん」 京太郎「これは...誤解...」 久「……ハァ、その浴衣に突っ込んで今にも揉みしだこうとしている手はなに?」 透華「龍門渕の屋敷内でこのような下劣極まりない行為...万死に値しますわ」ワナワナ 京太郎「加治木さん!貴女からも理由を説明してくれ!事実を!」 加治木「"いいのか...?"と聞かれたので"……コクン"と応えた」 京太郎(確かに事実だけどもー!その前らへんを詳しく!) 優希「ありえないじぇ……」 一「さっきの今でこれですか、言ってくれたらボクが応えてあげるのに」 京太郎(……ハッ!この二人よりも大きな殺気が後ろに...!) 桃「……」 京太郎「いやっこれは...ちがっ」 桃「いつまで入れてるんスかー!!!早くその手を抜くっス~!!!」 京太郎「ぬわーーーーーー!!!」 こうして、俺は朝日が昇っても起きる事が出来ないほど痛めつけられた。 京太郎「……もう昼か」 京太郎「まだ満足に体が動かない...」 一「もう起きても大丈夫みたい?」 京太郎「ああ...みんなは?」 一「大浴場、そこから上がったら帰るらしいよ」 京太郎「そうか...」 一「ねえ」 京太郎「?」 一「今なら誰もいないよ」 京太郎「……駄目なヤツだ俺は」 一「?」 スッ 京太郎「やっぱりかわいい」 一「あっ当たり前だし」アタフタ 一「……ありがとう」 京太郎「今はハジメの方が好きだよ」 一「……っ」グス 優希『……』 京太郎「よいしょっ...と」 ハジメ「ボク、なーなーの関係って嫌なんだ」 京太郎「はあ」 カチ 『今はハジメの方が好きだよ』 一「録音しちゃったよ」 一「ボク的には二股でも良かったんだけどー...」 一「心変わりしてさ。こうでもしないと納得出来る状況にならないんだよね」 京太郎「……」 京太郎(まあどちらかを選ばないといけないわけだし) 一「ボクを選んだから悪役。彼女を選んだからピュアな心の持ち主――そういうわけじゃないと思うな」 一「……好き?」 京太郎(……駄目だ大好きだ) 京太郎「言う、ちゃんと告白する」 久「ふー良いお湯だったわぁ」 和「本当、旅館の温泉に引けをとらないくらいでした」 優希「……」 和「優希?」 咲「そういえば、優希ちゃんお風呂で見なかったよね」 優希「……」ダッ 優希「き、京太郎」 京太郎「引っ付くなタコス」 京太郎(なんて言えねえよ) 京太郎「お、どうした優希」 優希「あの、さっきの話...」 京太郎「聞いていたのか」 優希「……好き?」 京太郎「あ、……好き、だ」 京太郎「……けど1番じゃ、ない」 京太郎「どっちかに決めるって決めたんだ優希、お前が嫌いになったわけじゃない...」 優希「……ぁぅ」 加治木「悪者を見つける必要はない、彼女には悪いが決断をした側にも傷は残る」 和「……」 京太郎(和が泣きそうな顔で睨み付けてくる) 京太郎(それはそうだよな他人事だったら俺も男を責めると思う) 京太郎(いっそ嫌ってくれ、なんてのは優希に悪い) 優希「じゃあアタシ頑張るよ!」 京太郎「!」 優希「頑張って京太郎から手を出すような女になってやるんだから!」 優希「その時は優しく迎えてあげるから感謝するんだじぇ!」 京太郎「優希...」 この子は俺が思っているより、ずっと強かった。 京太郎「優希」 優希「駄目!もっと後!もっと魅力的になってからだ!わかったか京太郎!」 京太郎「……ああ!」 優希「いよーっし!そうと決まればのどちゃん!」 和「はい?」 優希「のどちゃんの乳を飲んでアタシもおっぱい 京太郎「はあ」 大きくするじぇー!」 和「やめてよ優希~!」 久しぶりに清澄の笑顔が戻ってきたようだった。 京太郎「おーいハジメ!」 一「あっコッチだよ京太郎!」 京太郎「いやー少し電車が遅れて...」 一「もうっ...まあ今日は記念日だから特別に許してあげるよ」 京太郎「今日?――あぁ」 あれから俺は一と付き合い出し、一年の月日がたとうとしていた。 一「もう...忘れてたの?まあ、そこがキミらしくもあるんだけどねっ」 今でも一番は一だ。そしておそらくこれからも一番なのだ、 京太郎「よし!今日は俺がキチンとエスコートしますよお姫様」 一「うんっ」 京太郎「好きだよハジメ」 一「ボクも――大好きだよ京太郎」ニコ 二人の人生はこれからも続いていく。 おわり
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3 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/04(日) 14 10 01.94 ID TC58QXMy0 [3/4] 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.ひきこもる 4自由安価 安価下3 9 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 16 50.83 ID Es/GBnqK0 京太郎「よし」 京太郎「ひきこもるか」 京太郎「幸いにも両親は暫く帰って来ないし」 京太郎「その間悠々自適にひきこもる!」 京太郎「身体は鍛えてるし……ネトマも、それなりにやったし……なにしよ」 京太郎「正直……学校嫌だし」 誰が来る? 安価 コンマ判定 0~10 胡桃 11~40 豊音 41~60 塞 61~80 シロ 81~99 エイスリン 安価下1 12 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 22 32.31 ID vpMxazqF0 [1/3] ピンポーン 京太郎「ん?」 ガチャ 豊音「学校いこー!」 京太郎「ごめんなさい……今日はちょっと……」 豊音「え……どうしたの?大丈夫?」 京太郎「いえ……大丈夫です」 好感度 上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 15 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 27 39.76 ID vpMxazqF0 [2/3] 豊音の好感度・依存度が20上がりました 昼 京太郎「やることないよなーそりゃ」 ピンポーン 京太郎「?」 誰が来る? 0~5 胡桃 6~30 誰も来ない 31~50 塞 51~74 シロ 75~99 エイスリン 安価下1 19 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 33 58.03 ID I0D3WrjQ0 エイスリン「コンニチワ!」ガチャ 京太郎「エイスリンさん」 エイスリン「ガッコウヌケテキタ!」 京太郎「あはは……」 エイスリン「……」カキカキ エイスリン「!」バッ←みんなが心配している絵 京太郎「大丈夫ですよ、気にしないでください」 エイスリン「ホント?」 京太郎「本当です」 エイスリン「ヨカッタ!」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 27 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 42 54.95 ID E62471Qi0 [1/3] 逃げる?へぇ……どうやって? エイスリンの好感度が30上がりました 京太郎「じゃあまた来てくださいね」 エイスリン「ウン!」カキカキ タッタッタッ _________ ´ ` / \ / ``ヽ \ / ! ,. / | | | , / | | |\ l| | | l ’. / | | | | \ l| | ⌒ト、 l圦 l|. /i| | | | 乂___ )ノ|/| /| l \ ! / | | | l| |\|\__/ ,x≠ミ、 l Ю |\! ' | | | l| | -‐ """ 从 リ i| l|\. { | | |八 l x≠ミ , / / / i| l| 丶 八|\|斤‰ 乂_""" / / / │ l| ) 八|¨^个ミ⌒ 、__ノ / / / │ | /| | | | 〕iト ノ| / i| |l 八. ' | | | | | フ{ | /| |ノ|/|/ / | | | 八 | イ 八 八 |〕Iト ____. { | | |/ ̄ ̄{ /\\ / \! | \ 乂|\/ У \ i〈/ 人 }i ∧ / {\____/⌒\ / ノ / ∧ / 人r≦二二二二≧x / ∧. ┌────────┤ ├───────┐. │┌───────┤ ├──────┐│. ││  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ││. ││ ││. ││ /⌒\ /⌒\ ││. ││ //⌒\\//⌒\\ ││. ││ ││ \/ ││ ││. / ̄ ̄`ヽ ││ ││ ノ ̄ ̄`ヽ / ´ ̄ ̄) ││ ││ ( ̄ ̄` }. { ´ ̄ ̄) ││ ││ ( ̄ ̄` ノ. { イ 丁 \\ // `丁 「 / \ (││ \\ // ││´. \││ \\ // ││. ││ \\// ││. ││ \/ ││. ││ ││. │└────────────────────‐ ┘│. └──────────────────────‐ ┘ / \ \ /\ /. /\______/////\_______イ //////////////////////////////////∧ ////////////////////////////////////∧京太郎「天使や……」 31 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 45 53.67 ID E62471Qi0 [2/3] 夕方 ピンポーン 京太郎「おっ」 誰が来る? 0~20 胡桃 21~40 豊音 41~60 塞 61~80 エイスリン 81~99 シロ 安価下1 39 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 52 07.65 ID nCvBJrvG0 [1/4] シロ「ダルッ……」 ガチャ 京太郎「シロさん……」 シロ「京太郎……入れて」 京太郎「あ、どうぞどうぞ」 シロ「んっ……」 京太郎「シロさんはどうしたんですか?」 シロ「京太郎に会いに来た」 京太郎「ありがとうございます」 それから色々な事を話した //ア / / イ ト、 \ \ \ \. // / / / | | \ \ \ \ \. /′i / /i | │ \ `ヽ `ー- 、 Y⌒ヽ} { | , イ ハ`¨´`T´ | 、 \ト、 ヽ `ー- 、 \_ } | | | ト、ハ≫=zzz、 ! `¨´`¨´`¨´`¨´ | |\ ヽ`ヽノ\. 人 | | | 代 { __} \| ィ=- ..,,__\ト、 j │ \ } \ \! 〉、 ! . 乂_フ ´下¨¨“_卞ゝ jイ ノ ヽ ノ i / ヽ ハ 弋 `フ ノ j/`ヽ j/ | ……ダル. / / / . , `¨¨´ ノ ト、 ト、 } i | i 从 / ト、 | ヽ. ; } / l 人 ト、 ト、 _ rー-イ イ ! \ ! } / j/ ∨ \! ∨V .> ` イ {ス人jヽノ jノ jノ j/ /. . / . . ./‐/ >、 _ ... イ ゝ ヽ l. . ′ . .|‐| λ´ ` < _. 人 | . . / |‐| `ヽ ィ´ / 7 . . . ’, Y . . .'; . / . . |‐| / / . . . . . . . }. . . .Ⅳ. . . .|‐| , ' ソ . . . . . . . . . λ. . ´ /. . }‐{ ! / , ' . . . . . . . . . . } /. . .. ; ' . . . . . l‐l , ´ / , . . . . . . . . . . . . 从. /. . . . , . . . . . .ハ ', / ヽ V ';. . . . . . . . . . . . . .∧ , ' . . . . . , . . . . . .; ' . . . ./., , ' ゝ!. . V . . . . . . . . . . /. /. . . . . . / . . . . . / . . . . . ./.乂 ≦ x< . . . ';. . . . .Ⅶ . . . . . . . /. ′ . . . .′ . . . . .′ . . . . .圦 /ァ -=≦ } . < l . . . . . . . . l . . . . .Ⅶ . . . . . λ l . . . . . . .l . . . . . . .l . . . . . . . . .; ゞ==-≦ . . . . . . | . . . . . . . . | . . . . l . . . . . . . . . . ';. . . . . . | . . . . . . .! . . . . . . . | . . . . . . . . { . . . . . . . . .l . . . . . . . . l . . . . . | . . . . . . . . .从. 入 . . . . ';. . . . . . .; . . . . . . . .l . . . . . . . . ! . . . . . . . . | . . . . . . . | . . . . . l . . . . . . . / 丶 . .. V . . . . . ';. . . . . .二ニ=- . 〈 . . . . . . . . .| . . . . . . . .; . . . . ∧ . . . . . / >=- ≠=. . . ≦. . . ’, . . . . . .} . . . . . . . . l . . . . . . . ; . . . . ./ . . . . . . . ′ 入. ./ . . . . . . . 丶 . . . | . . . . . . . ;′ . . . . / . . / . . . . . . . { シロ「京太郎の為ならだるくない」 京太郎「ありがとうございます」 安価下 0~30 小 31~60 中 61~99 大 43 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 56 18.60 ID nCvBJrvG0 [2/4] シロの好感度が30上がりました もっと病ませよう!楽しむ暇なんて必要無い!(ゲス顔) 夜 ピンポーン 京太郎「ん?」 誰が来る? 0~20 胡桃 21~40 豊音 41~60 塞 61~80 エイスリン 81~99 シロ 安価下1 49 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 14 58 56.11 ID nCvBJrvG0 [3/4] キヒヒッ 京太郎「あっ……」 京太郎「シロさん……」 シロ「やっぱり、我慢できない」 シロ「私は京太郎の事が好き」 京太郎「え……」 シロ「京太郎は?」 0~50 むりです 51~99 俺も好きです 安価下1 58 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 01 12.67 ID nCvBJrvG0 [4/4] 京太郎「俺も好きです!」 シロ「嬉しい……」 京太郎「俺も嬉しいです」 シロ「ふふっ……」ズイッ コンマ判別 0~50 身体を拒む(成功) 51~99 身体を許す(失敗AND病む) 安価下1 63 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 04 18.27 ID bC0Jd3SG0 京太郎「まだそういうのは駄目です……」 シロ「分かった……ダルッ」 京太郎「また、会いましょう」 シロ「うん。またすぐに会おう」 シロ「大好き」 ガチャ 京太郎「嬉しいなぁ」 京太郎「誰かに電話しよう」 自由安価 前週回登場キャラは危険 今までに出会ったキャラにしてください 安価下6 73 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 11 11.05 ID 0gBRGVkR0 既にクライマックスだからね、もうね 京太郎「もしもし……」 健夜「京太郎君!?」 京太郎「え……俺の事知ってるんですか?」 健夜「忘れる訳ないよ!」 健夜の依存度が50上がりました (前回の依存度にプラスされます) 京太郎「あはは……じゃ」プツッ 京太郎「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!」 京太郎「よし、次は誰に電話しよう」 自由安価 今までに出会ったキャラでお願いします(前週回キャラは危険) 安価下6 81 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 17 38.31 ID dLh/b6xY0 エイスリン「キョウタロウ!」 京太郎「こんばんは」 エイスリン「ドウシタノ?」 京太郎「俺、シロさんと付き合う事になりました!」 エイスリン「エッ……」 京太郎「これからもよろしくお願いします!」 エイスリン「ウン……」 エイスリンの依存度が50上がりました プツッ 京太郎「あ、切れた」 京太郎「よし、次で最後にしよう」 自由安価 安価下5 92 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 22 46.01 ID 6many7kj0 豊音『もしもしー』 京太郎「あ、豊音さん」 豊音『どうしたのー?』 京太郎「俺、シロさんと付き合う事になりました」 豊音「えーほんとー!?」 豊音「ちょーおめでたいよー!」 京太郎「ありがとうございます」 プツッ 京太郎「よしっ」 京太郎「寝るか」 豊音の好感度が10上がりました 一日が終わりました 94 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 27 44.89 ID 3BmOA/400 好感度・依存度まとめ 豊音 73 塞 93 シロ 好感度max 依存度143 エイスリン 好感度max 依存度200 胡桃 好感度max 依存度 175 ネリー 好感度max 依存度max 智葉 好感度max 依存度max 明華 好感度max 依存度max ハオ 89 ダヴァン 好感度max 依存度101 健夜 好感度max 依存度154 淡 好感度max 依存度136 照 好感度max 依存度147 憩35 (ゲス顔) 98 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 39 23.00 ID A9wwX4zo0 [1/2] プラス 阿知賀 憧 好感度max 依存度max 晴絵 好感度max 依存度120 穩乃 33 灼 47 玄 好感度max 依存度106 宥46 99 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 40 29.85 ID A9wwX4zo0 [2/2] 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.ひきこもる 4自由安価 安価下3 103 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 49 48.06 ID /yo/YgqS0 [1/2] 京太郎(よーしサボるか) 京太郎「よし、何をしようかな」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.学校を覗きみ 7.バイト 8.自由安価 107 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 15 54 53.37 ID /yo/YgqS0 [2/2] 京太郎「街をウロウロするか」 ーーー 京太郎「と言っても、田舎だしなぁ」 京太郎「何も無い」 誰が来る? 0~20 胡桃 21~40 豊音 41~60 塞 61~80 エイスリン 81~99 シロ 安価下1 111 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 00 04.84 ID AtZX+XVS0 ドクンドクン ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン キョウタロウは私の物 シロには渡せない エイスリン「……」ニコッ 京太郎「エイスリン……さん?」 エイスリン「アソボ!」 ーーー 京太郎「楽しかったですねー」 エイスリン「ウンッ!」 依存度上昇安価 コンマ判定 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 118 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 04 00.77 ID Q7k713450 [1/4] エイスリンの依存度が40上がりました 行動フェイズ 昼寝 京太郎「よし、何をしようかな」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.学校を覗きみ 7.バイト 8.自由安価 123 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 07 39.40 ID Q7k713450 [2/4] 京太郎「電話するか」 自由安価 重要です 安価下5 コンマ0~60になったしまった場合 エイスリン 133 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 13 44.19 ID Q7k713450 [3/4] シロ「京太郎……元気?」 京太郎「はい!元気ですよ!」 シロ「今度デートしよ、ダルッ」 シロ「好きだよ」 京太郎「は、はい!」 えへへ、嬉しいな。 ーーー 行動フェイズ夕方 京太郎「何をしよう」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.学校を覗きみ 7.バイト 8.自由安価 安価下6 140 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 19 01.69 ID Q7k713450 [4/4] 京太郎「街をウロウロするか」 ーーー 京太郎「岩手だもんなぁ」ウンウン 誰が来る? 0~10 胡桃 11~80 エイスリン 81~99 シロ 安価下1 146 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 23 01.03 ID vpMxazqF0 [3/3] エイスリンの依存度がmaxになりました ゾロ目ボーナス(ゲス顔) 京太郎「ん?」 ガンッ 京太郎「いっつ……!」 身体を鍛えていたのでギリギリで踏ん張れました。 京太郎「!」 ヒュッ 安価 コンマ判定 0~80 避けきれない 81~99 避ける 152 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 29 02.83 ID E62471Qi0 [3/3] 避けきれない ガンッッッッッ ーーー 京太郎「……ここは」 京太郎「綺麗な布団だ」 京太郎「真っ白でフカフカ……」 エイスリン「キョウタロウ!ダイジョウブ?ゴメンネ?」 京太郎「エイスリンさん……っっっ!」 エイスリン「ダイジョウブ?」ナデナデ 京太郎「はい……」 京太郎「起きなきゃ」スクッ ガシャンッ 京太郎「……」ガシャンッガシャンッガシャンッ 鎖と手錠と鉛……なるほど……監禁。 / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ `ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ /,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 京太郎「嘘……ですよね?」 エイスリン「ホントッ!」 158 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 36 26.47 ID 6J385Epy0 京太郎「お願いします……!」 京太郎「シロさんにだけは手を……!」 エイスリン「オソイッ!」 京太郎「えっ……」 エイスリン「シロモクルミモ……コロシタ!」 京太郎「えっ……お昼はあんなに元気だったのに?」 エイスリン「……」カキカキ←エイスリンに最後の電話を許可されたシロの絵(醜い絵)と胡桃の首だけの絵 京太郎「あははっ……」 京太郎「あははははははは!!!!」 エイスリン「……」カキカキ _.. -‐……‐- .._ ´ `丶、 / 、 \\ \ `、 ヽ /, i i、 `、 `、 // i | 「\ \ ゙, ゙, ; .. . '/ , i |j `、-‐…‐-ミ.゙. Wハ / ,′,′ i 圦 、 ゙; 、 iハ 【_Vハ. ´ ; /\ \ }iハハj止_ハ; Г)、} / ; ; i ij jⅩ ` ‐-- ,㌢゙⌒¨ ,′ Г \ {{ ; iiⅱ jⅣ __ ″ / ; \. \ !iⅱi{ {い. \ ,㌢⌒ / ,゙ ; .. `、 ‘リ从W辷} } } # .゙ / ;゙; . ゙, 》'´ ノ人__ _,ノ ; / ,! }ii ; }} } ,´ , 厂}込、 . ; . / ,;゙| ,ハj / ,゙ / . /. √ ` ._;ァ=‐‐ ´! ;゙_jWル1 },゙ / / ; .゙i; . /{ {い ''7「 Vv , . { }トミ」|__/イ} {ノ ;; ii ; ;゙{_V゛ ;; | Vv/^゙ 、 ゙、]  ̄ミメ、 i ‘i八{ i{'ヤ ;、 ii | ,氷 \` ハ U ! \〈 ゙, ⅱ| /⌒^\ ` ‐- } ハ __ /` ‐- }i 从|__/_____\/ ノ/ ,ハ xzx_ i毯i二二二二二二二二二|亠亠亠亠亠亠|二二二二二二二二二爬i |[|「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄] 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||]| | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ===========  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || | | || | . +∽o, | || | | || | o∽*o。 .+° ゚% | || | | || | +゜ %。...。゚ $ | || |. _」乢j」__ ゜ ゚$゚ ∮ _」ユL| , '´_.. ..__,ノ ; ∮ ´_.. .._\. / '´ _.. `` $. ∫ _.. .._ `、. { '´ .._ ゚ ° ど __ }. ! ´ __,ノ .゜ と___ } イ]「「| ゚。 . |`Tハ /. \__| || | ゚+ . | || l/ | || | ゚+. _ . o'゚ | || | | || | ゜+.、__ (♂° | || | | || | ゜' +心 | || | | || |________________________」| || | | ||_________________________|| | Lこ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ごノ / ∧ \ \ / ハ / /` .._ ,゙ ハ _.. ∧ / ⌒ ‐--┘ └---‐ ⌒ ∧ / ∧ エイスリン「ズットイッショ!」 カンッ 172 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 50 12.42 ID WaF6sarn0 [2/2] プロローグ 虚無 ーー俺は人を三人も殺した。 最愛の人と小さな友人…… そして、最も憎んだ女を。 走って走って走った結果着いたのは宮守。 俺は全てを投げ出しても、ここに居たのである。 トシ「……今は授業中だから誰も居ないよ」 トシ「上がりな」 京太郎「はい……」 177 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 16 53 01.77 ID bMTXA7hG0 トシ「大変だったね」 京太郎「はい」 179 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 17 07 13.59 ID To24DaVF0 トシ「どうするんだい?」 京太郎「……」 トシ「決まっているようだね」 トシ「止められなくてごめんなねぇ……」 京太郎「もう行きますね」ガララッ トシ「……」ズズッ ーーー ??「京太郎……ダルッ」 京太郎「!」 シロ「デート……しよっか」 シロ「今日はおめかししてきた」 イ/ > '" / / ,, - ''"‐‐- ,,_ , /! = 、 ` ‐-- ''"/ -( ´ ヽ、 ̄` - 彡 / ゝ- ,, ー-- ニ==彡 イ / / ヽ -= ヽ、 __ (〃 イ イ "'' - ,, ヽ ヽ -=` イ ,' ,' l 丶 `"''<"''< } > / / /! ! , ! ヽ ,, ヽ ) /"' -‐< ( / // ! l 、 \~"''< ヽ ./ ヽ、 { /〃 il  ̄ 三 \ゝ - ,,斗= ミ ヽ} ヽ }\ 、` ゝ { ヽ l}/弐芯示 ´ 以 ゚ リ/ l } l/ 丶) ヽ) j 、! ゝ‐ ' `¨´ ' / 丶 ヽ / l lヽ', ' ''' ,' ' } ', } / l 、 / / / /〃 ∧ 、、 、ヽ - イノ, ノ イ ノイ `  ̄ _..> < j _ ´ , ' ノ ハヾ≧≠彡...ハ ` ヽ..._ γ´| / |. l | |..._i ,. / .ヽ / | } | | | | . .{. ',. / ′ ', / | =─‐≠彡., ヽ . l l . ∧/ / / ! ';. /- ヽ ', | | / ; ' ′ ′j '; . V \ i . ! l / ./ / /.. .γ '; ; ', } ;′ | .′ .′ ./ /. ′ .} l ヽ ′ | l { .′ ′ ; ; ; l .} ∧ l .∧ .', { { l / ! ; ∧ .∧ l/ .’, V .V V .ニ=- / / ./ l .\ 、 ’, 人 /. ; ' / Y l ヾ ─ ´ .Y 丶 イ j | ’, ; l .| } `¨ 7 l | ', ハ . l .| l '; / ∧ _入 .V l | l .V 八 / .∧ '; .l | | ,′ / , ' ./ ハ l l | | ′ ./ / ./ / '; | ! | | V ∧. / / / ! | l | !/ ./ ', ム / / .| .'; | ! ./ ∧ V 〈 ` .入 | Ⅶ / ∧ .V Vヾ / ’, .l ; / .∧ .V . ./二丶 / .j __ } / ∧ V V l 'ニニ二 \ .l>r ´ マ八ァ´ ≧ .∧ V '; 人. . ニニニニ二 >=-ゞ-}. '; У λ / '; ; ' lニニニニニニニニ二7 V V /= ', |ニニニニニニニ二V !. '; ─==≦ニニニ ! ',ニニニニニニニ二{ ト | jニニニニニニニ二| シロ「行こっ」 182 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 17 10 38.25 ID YtpjHi1n0 [1/2] エピローグ 京太郎「……」 京太郎「……」ポロポロ 京太郎「シロ……ありがとう」 京太郎「今……行くよ」 ギシッ キュッ ギィッ ギィッ ピクピクッ ガクッ end 188 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 17 16 39.39 ID YtpjHi1n0 [2/2] いやぁ……投下してて辛かったよ(スッキリ) それでは三週目行きましょう! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下10 205 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 17 36 40.97 ID jS/BO28X0 ごめんなさい 平滝は無理です というわけで永水にします 203 独占もアルヨ!殺害無しパターンも勿論あります 俺は須賀京太郎 家は代々神に仕えていたが、現在は仕えていないらしい。 そしてーー 共学になった永水に入学した 永水麻雀部全員安価 好感度判定 下1 小薪 下2 霞 下3 初美 下4 春 下5 巴 GO!!!! 221 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/04(日) 17 46 08.86 ID TC58QXMy0 [4/4] (ゾロ目)に愛された少女 当主がヤンデレとかもうバッドエンド一直線じゃないですかヤダー 1はこれから用事があるから深夜にまた投下します。それでは 243 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 01 43 14.76 ID rMaTZtra0 [1/3] 再開します 小薪 155 霞 10 初美 32 春 81 巴 81 京太郎「はぁ……!はぁ……!」 遅刻する! 入学初日から遅刻は勘弁してくれよ! 「キャッ!」 京太郎「わっわっ……」 京太郎「ごめんなさい!」 ぶつかったのは? 0~20 小薪 21~40 霞 41~60 初美 61~80 春 81~99 巴 安価下1 254 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 01 58 42.16 ID rMaTZtra0 [2/3] 今までの良コンマはどうしたんだよぉ!? マジで間違えてました 小蒔「いえ、私のせいです」 小薪「ごめんなさい」 京太郎「いえ、俺の方が……」 小蒔「私の不注意です。京太郎君に怪我は ……」 京太郎「大丈夫ですよ!」 京太郎「怪我なんでありません!」 京太郎「あれ?どうして俺の名前を?」 小蒔「共学になった永水の唯一の男子ですから知ってますよ」ニコッ あ、男子俺だけだったんだ。 小蒔「これからよろしくお願いします」ペコッ ' . . . l l .」 l__l . . L! l!l_ i l!! j l! ! i . . . . . .i .l! i . i .! l l l i .j !. ¨l .L.! i! l! l i l. , l l! |. ヽ .|!l ' l! j リ..l ./.l! .i ./ l i i i i i i l l ', i l l ,,ィ笊示ミ、、. . . |!ノイ .ィ=示.=zv、 ! ..ム;l. .i i/ i l !. .l ゝ . i l l{{ う l ` ' う lヽ .ノ. イ ilノ ! ! l.l .! ト ._ i l. ! . . . リ i . . . . リ 〉 ( .i !l l .|l | ヽ! l  ̄ ` ―‐'' 丿 ,.' j!;' !. | i """ ' 、、、、、 イ /. l '. /´ /. ', v‐‐ッ .. / 天使だ…… 262 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 04 09.31 ID umVkUlLf0 [1/4] 小蒔「それにしてと唯一の男の人とぶつかるなんて」 小蒔「運命的ですねっ!」キラキラ 京太郎「あはは……たまたまですよ」ニコッ 小蒔「京太郎君……かっこいいですね///」カァァァ あれ?俺何かしたか? 小蒔「……」ニコニコ ーーー 「ほら、京太郎」 「当主様だ挨拶しろ」 「こんにちは……」 「小蒔も挨拶しなさい」 「こんにちは」 ーーー 「小蒔は京太郎がお気に入りみたいですね」 「さっきも許嫁にしてくれってなんどもなんども言ってましたよ」 「うちの息子が恐れおおい事を……」 「いえ、娘の結婚相手は娘に全てを委ねますよ」アハハ 「娘に……ね」 264 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 08 46.87 ID umVkUlLf0 [2/4] 京太郎「えへへ」デレデレ 小蒔「……」 昔からずっと慕ってきました。 貴方の写真、成長の記録を常に見てきました。 そしてついに貴方がこの地へやってくるように仕向けました。 貴方と共に居る事がこれほど幸せとは…… 10年ぶりの再会……もう逃がしませんよ。 京太郎君のお父様とお母様にも許可は得ています。 後は二人の気持ちだけ……! 頑張ります! 小蒔依存度上昇安価 コンマ判定 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 269 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 13 16.60 ID umVkUlLf0 [3/4] 小蒔の依存度が30上がりました 京太郎「須賀……京太郎です」 京太郎「1人だけの男子ですが、仲良くしてやってください」 シーンッ 京太郎「……」 まぁ……男子一人だけが入ったらそうなるよな。 京太郎「それにしても……」 無視はあり得ないだろ…… なんか俺にビクビクしてるし。 273 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 17 28.26 ID p6NfT5770 [1/2] 麻雀部 小蒔「分かってますよね……」 霞「……」 初美「……」 巴「……」 春「……」 小蒔「私の為に行動するって」 0~50 小蒔以外の永水麻雀部が京太郎と接触出来なくなる 51~99 小蒔以外の永水麻雀部が京太郎と接触可能に 281 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 22 42.12 ID FIjiDR3f0 [1/2] チッ 霞「分かっているわ小蒔ちゃん」 初美「姫様の為に行動するですよー」 巴「姫様と須賀京太郎をくっつけます」 春「姫様の為に……動く」 小蒔「皆……!」パァァァ ーーー 京太郎「学校にも居辛いし、帰ろうかな……」 はぁ……さっき名前を教えてくれた二年生の小蒔さんが恋しいなぁ…… 283 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 24 38.82 ID FIjiDR3f0 [2/2] 京太郎の前に現れたのは? 0~20 小薪 21~40 霞 41~60 初美 61~80 春 81~99 巴 安価下1 289 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 28 56.00 ID lSZjvkmx0 [1/3] 霞の好感度が50上昇しました(強制) 俺の目の前には天使……いや 奇跡が居た! / \ \ / . / \ . ′ . . . /. . . ./ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ト、. . . . . . . . . . .. i | | l / / | ‘ | |. | | | l /l / | | ‘ | | | | | l l´l l` | | /--、| 八 | l | |/\ |-\{- | /l/ -、 И/ | ! | | ,,xぅ气芹ミ,ノ / 斗ぅ冬,, ノ |. ! /! |〈 lh__,j刈  ̄ |h_j | 》/ |. ! 八 ‘ | 乂辷ソ 乂_ソ ; ;. ‘ \} | 、、、 , 、、 , ; ‘ | | ′ ; ‘ | |\ 、 _, .イ / ‘ | | l` . . イ | /. ‘ | | r| ` ┬=≦l | | / \ 八 | ∧\ l| |\ノ | | | _\ |' ∧、\ l| | ⌒i| | | / \ ∧\\ l| | 八 | ト、 / \ ∧ \ソ' | \ | \ 霞「須賀……京太郎君かしら?」モジモジ 小蒔さん以上のおもちだと……! 霞「麻雀部へ来ないかしら?小蒔ちゃんも待ってるわ」 京太郎「よろこんで!」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 296 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 33 11.70 ID lSZjvkmx0 [2/3] 俺は……奇跡を目の当たりにしているのかも知れない 連続ゾロ目ボーナス!(このスレ史上初記念) 依存度、好感度が100上がりました(強制) 霞「じゃあ、行きましょう」ニコッ 京太郎「ふぁ……ふぁい」デレデレ ーーー 霞「ようこそ、永水の麻雀部へ」 京太郎「あ、小蒔さん」 小蒔「京太郎君!」ギュッ 京太郎「小蒔さん!」 たわわなおもちが! 霞「じゃあ、折角だし打ちましょう」 奇跡が俺に……! 303 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 37 40.90 ID ClxVsObi0 [1/5] 京太郎「」 皆つええ……なんだよこれ…… 巴「京太郎君、弱いけど。才能ありそうですね」 春「うん……筋が良い」 京太郎「あはは……ありがとうございます」 小蒔「私も降ろさない時は弱いですから、一緒に頑張りましょう!」 霞「応援するわ」クスクス 霞(小蒔ちゃんには必ず渡さないわぁ……) 春と巴の好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 春 安価下2 巴 310 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 02 49 37.73 ID p6NfT5770 [2/2] 春と巴の好感度が30上昇しました なんとかしてください(願望) 巴「……」 巴(好きになってしまった……) 霞(私の物にしたい……) 春「濃厚な一日を京太郎と過ごしたい」 小蒔「良くない匂いが……」 初美「京太郎はもっと頑張った方がいいのですよー」 京太郎「はい……善処します」 ーーー 京太郎「ふぅ……永水麻雀部のみんなと仲良くなってメアドと電話番号交換出来て良かった」 prrr 京太郎「もしもし?」 初美『どうですかー?こっちの生活は慣れましたかー?』 京太郎「うーん……まぁそれなりに」 初美「そうですかー頑張ってください。色々」 プツッ 京太郎「?」 初美の好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 316 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 00 10.58 ID yr+KqgEo0 初美の好感度が30上がりました 京太郎「よし。電話するか」 京太郎「……」 なるほど……母親が嫌だったら戻って来て良いと言ったのはそういう事か…… 盗聴器と隠しカメラ……結構あるな。 まぁ……ネットで得た弱い知識だけど、それだけでも分かるぐらい大量にある…… 俺の身に何が起きているんだ? 一度……母親の元へ戻るか? 自由安価 電話する相手を選んでください、既に大事な安価です 今までに会ったキャラでお願いします。 前週回キャラはありだけど、危険。 安価下7 330 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 10 17.93 ID qINX5uNy0 [1/3] ゾロ目三連続ボーナスである 霞依存度maxになりました は や く に げ ろ 京太郎「もしもし……」 霞「もしもし?」 京太郎「俺の家に大量の監視カメラと盗聴器があるんですけど……怖いです……」 霞「本当!?大丈夫?」 霞「 今 す ぐ 慰 め に 行 っ て あ げ る ! 」 プツッ おかしいぞ…… 俺の家を霞さんは知らない筈だ…… ……まさか! しまった! 超絶重要安価です この安価で、全て決まります 皆の行動に(人としての)成死が託される! 1.逃げる 2.厳重に家を固めて今日は引きこもる 3.家の中で隠れる 4.自由安価 全て京太郎が警察に通報している事が前提です 安価下10 347 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 18 06.79 ID qINX5uNy0 [2/3] そうだな、もう…… 駄目だ 諦めよう ーーほら ガチャ 霞「京太郎……大丈夫?」 京太郎「呼び捨て……ですか?」 霞「ふふっ……恋人に君付けする必要はないと思うわ」パサッ スルスルッ ハラリッ 霞「大丈夫……私に身体を委ねて……ね?」 霞「もう、怖くないわよ」 .. ´ ` .. / . \ / . / / / l | l . ′ / / / l l | |\ l . | l l | l__l l | | __} ト l | | l |八{__\从ノ __j ノ| l | | | 抖ぅ竿 ´竿冬、 l / | | l从乂ツ 乂ツ'仏イ ; ‘ ∧{ 、、 ' 、、 }∧ / ∨ 八 ┌‐┐ 八 /. ∨ ... ` ´ . イ / ∨ | 〕iト -- i〔| | / _|=ミl/´ | ll | / / / / /| | /l | { ̄ ̄`丶 / /∠..._ | |\_,// | |\ }∧ {/´ `ヽnm/´| | ̄`丶{ ∧ / r|| l〈 | | \ |. / /l || | ∨八 \ ‘,|. ,′ / ノ|l | \ \ !. | / / ! ', \ \ |. 从 / _/ | ',__ \ \| {/∧ { .// .人 \\ \ }八 /} \__/ / /_\ } \__,/| \ / /´ ̄ / {/{三三三≧=ヘ \ | \ 霞「ふふっ……可愛い」ギュッ 354 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 27 22.65 ID bVVm0VUI0 数週間後 葬式 神代小蒔 死去 初美「うっう……姫様ぁ……」ポロポロ 巴「……」 春「……」 「次の当主は霞様に決まりだな……」 「今のうちに媚びておけよ……」 霞「小蒔ちゃん……」クスッ ーーー 霞「ただいま京太郎」 京太郎「おかえり」 霞「私……葬式で疲れちゃったわ」 京太郎「俺も行きたかったな」 霞「駄目よ、きっと辛いわ」 京太郎「そうかな?」 霞「そうよ」 京太郎「うんそうだね」 京太郎「俺には霞さんが作ってくれた居場所があるから」 京太郎「もう霞さんのそばからは離れられないよ」 霞「そうそう、よく言えました」ナデナデ 京太郎「ありがとう」 霞「ねぇ……しよっ?」 京太郎「いいよ」 京太郎「霞が望むのなら」 358 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 31 19.34 ID cE34KWMm0 エピローグ 京太郎「俺は誰だ」 京太郎「霞」 京太郎「何の為に生きている俺は誰だ」 俺は……誰だ? 俺は何のためにここに居るんだ? 俺は……人なのか? 霞……霞さん?霞……霞さん?霞……霞さん?霞……霞さん?霞霞さん霞霞さん霞霞さん霞霞さん霞さん霞さん霞さん霞さん霞さん霞さん。 俺は……誰だ? 所有物……なのか? 気付いたら走り出していた。 鹿児島の外へ出た。 飛行機なのかも分からないけど鹿児島から俺は抜けた。 362 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 37 24.09 ID EurayH/p0 [1/2] 荒川病院 隔離病棟 憩「……奇声を上げながら大阪を走り回った男」 憩「今は鎮静剤を打たれながら精神病のケアを続けている」 ァァァァァァァァァ!!!!!!!! 「はーい、怖くないですよー!」 「大丈夫ですよー!」 憩「恋人を名乗る女性の電話の声を聞いた途端大人しくなったが、夜中に抜け出そうとしていたので、拘束を強化」 憩「今日。その女性が迎えに来る」 憩「一緒に鹿児島で療養するそうやな、素晴らしい恋人さんやわー」 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!! 憩「どうしてこうなっちゃったんやろなー?」 コッコッコ 霞「……」 霞「迎えに来たわ、京太郎」 京太郎「……」ビクッ 霞「帰りましょう。お家に」ニコッ ーー俺はもう戻れない。 カンッ 372 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 47 15.44 ID ClxVsObi0 [2/5] 好感度・依存度まとめ 宮守 豊音 73 塞 93 シロ 好感度max 依存度143 エイスリン 好感度max 依存度max 胡桃 好感度max 依存度 175 臨海編 ネリー 好感度max 依存度max 智葉 好感度max 依存度max 明華 好感度max 依存度max ハオ 89 ダヴァン 好感度max 依存度101 健夜 好感度max 依存度154 淡 好感度max 依存度136 照 好感度max 依存度147 憩35 阿知賀 憧 好感度max 依存度max 晴絵 好感度max 依存度120 穩乃 33 灼 47 玄 好感度max 依存度106 宥46 永水編 奇跡 小薪 好感度max 依存度155 霞 好感度max 依存度max 初美 62 春 好感度max 依存度111 巴 好感度max 依存度111 377 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 03 50 11.44 ID ClxVsObi0 [3/5] 永水改め奇跡 それではあまりにも早すぎる4週目行きましょう! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下11 402 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 04 04 37.77 ID ClxVsObi0 [5/5] 姫松麻雀部全員の初期好感度が+50されます(初っ端ゾロ目の景気付け) 好感度判別安価 コンマ判定 漫 安価下1 由子 安価下3 洋榎 安価下5 絹恵 安価下7 恭子 安価下9 郁乃 安価下10 420 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 04 13 53.57 ID GiLiIgBs0 漫 好感度max 依存度108 由子 98 洋榎 88 絹恵 66 恭子 52 郁乃 79 京太郎はおもちが好きなのかな?(錯乱) テルーが大正義過ぎただけだね 426 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 04 35 52.34 ID lSZjvkmx0 [3/3] 京太郎「今日は姫松の入学式だ!」 京太郎「はぁ……!はぁ……!」 遅刻する! 入学初日から遅刻は勘弁してくれよ! 「キャッ!」 京太郎「わっわっ……」 京太郎「ごめんなさい!」 ぶつかったのは? 0~20 漫 21~40 由子 41~60 洋榎 61~80 絹恵 81~99 恭子 安価下1
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379321075/ それは、彼の人生において、二度目の恋だった。 海の底のように真っ暗で、音一つない孤独な世界。現実ではない、不思議な世界。 そこは牌の世界だった。 京太郎(かわいい……) 牌さんを一目見て、彼はそう思った。 京太郎「あの、あなたは……」 声が震えそうになるのをなんとか抑えて、ブロンドの少女に話しかけた。 少女はゆっくりと顔を上げ、彼の顔を見て、鬼のような形相で言った。 牌「ああん!? 男がわたしにしゃべりかけんじゃねーよ。百合は神聖なもので 男は汚いの。わかる? わかったらさっさと消えろ」 おおう。 京太郎(……ええと……この人もしかして) 想像は当たる。 牌「この世界に男はいらない」 ――牌さんは百合厨だった。 1・ 中学三年生一月下旬 友人「なんだ、お前も清澄受けるのか」 今日は高校へ願書を提出しに行く日である。同じ高校に出願する生徒はみんな集まって直接高校へ提出する。 集合場所の教室で京太郎は友人に声をかけられた。 京太郎「ああ、清澄に行きたい理由があるからな!」 友人「しかしお前の成績で受かるか?」 京太郎「この前やった信学会の模試でB判定だった」 友人「お、成績上がったのか」 京太郎「英数理社は9割取れたしな!」 友人「マジかよ! なんでB判定なんだ」 京太郎「国語がな……9点しかなかった」 友人「漢字問題しか合ってないパターンか」 京太郎「……正解」 友人「つーか、あれ? お前ってわりと本、読んでなかったか?」 京太郎「ああ、あれは百合小説だからな。国語とは別物なんだよ。ちなみに最近のブームは主従百合だ」 京太郎なんせ主従百合は背徳感が二倍!まさにお徳なジャンル!ついでに主従どちらかのおもちが大きかったら完全に俺得!」 友人「マイノリティな趣味を大声で言うな」 京太郎「はぁ……。国語の問題が百合小説だったら得点取れるんだけどなー」 友人「ねーよ」 京太郎「僕っ娘百合小説とか問題に出たらたぶん俺、問題解くのそっちのけでその作品のssを書くと思うぜ」 友人「得点取れてねーじゃねーか」 京太郎「確かに……くそっ! 俺は一体どうすればいいんだ!」 友人「ほらよ、システム中学国語 論理入門編だ」 京太郎「……サンキュー」 友人「で、お前が清澄に行きたい理由って何なんだ?」 京太郎「え!? そ、そりゃあアレだ。清澄の図書館に百合姫の雑誌が置いてあるからだ!」 友人「……咲ちゃん目当てか?」 京太郎の言葉を無視して、友人はそう言った。 京太郎「うおっ、やめ……咲に聞かれたらどうする!」 友人「まだ来てねーよ」 京太郎は周りを見渡す。よかった、まだ咲は来てないようだ。 京太郎「あー……もう、からかうなよ」 友人「からかってねー。つーかさっさと告白しろよ」 京太郎「おおおうえっ いやいやいや、受験前だし! 変な影響して試験に響いたら困るし!」 友人「焦れったいなぁお前は」 京太郎「ほっとけ」 友人「それにしても百合男子のくせに普通に恋するんだな」 京太郎「ああ……正直、困惑してるよ」 女の子どうしの絡みにキュンキュンしたことは幾度となくあったが、一人の女の子を見て胸が苦しくなったのは始めての経験だった。 そもそも恋なんてしないと思っていた。女の子は女の子と付き合うべきであり、そこに男は不要だと常々思ってきた。 そして自分は男。自分は世界に不要な存在で、存在価値などない。そんなことを去年までは本気で考えていた。 しかし今では違う。いまは自分がこの世界に生まれてきたことに感謝している。 生きてるからこそ百合の妄想で楽しむことが出来る。 生きてるからこそ咲という少女に出会えた。 京太郎(百合男子失格なのかな……俺って) そう、失格かもしれない、でも構わない。 彼は普通に恋もする百合男子として生きていくことを誓ったのだ。 ――そんなふうに自己問答をしていたそのとき、教室の扉がガラッと開かれた。 入ってきた人物を見た瞬間、世界の色が鮮やかになったように感じた。 京太郎「(世界はどこまでも灰色なのに、好きな人はびっくりするほど色づいている。どうしてなんだろう)」 友人「(ポエムはやめろ)」 京太郎「(世界の美しさを時世時節で楽しむことができるならいつでも)」 友人「(だからやめろって)」 咲「すみません……道に迷っちゃって」 京太郎(三年間通った校舎で迷子! くそっ……かわいい!)キュンキュン 友人「(顔赤い顔赤い)」 生徒A「よーし、これでみんなそろったね! じゃ、清澄高校へ出発します!」 清澄高校を受験する13人がバスに乗り込んだ。 京太郎と友人の座った席の後ろに咲が座っている。 友人「…………」 京太郎「…………」 友人「(いやチャンスだろ、話しかけろよ)」 京太郎「(そ、そうしたいのはやまやまなんだが、どんな話をすればいいんだ)」 友人「(そりゃまあ、好きなものの話とか)」 京太郎「(え? 『私の世界を構成する塵のような何か。』の話をすればいいのか?)」 京太郎「(あの作品、男一人登場するけど必要か不必要かの話をすればいいのか!?)」 京太郎「(ちなみに俺は最初圧倒的不必要派だったけど最近はありかなとも思えるようになってきたぜ!)」 友人「(百合トーク以外で)」 京太郎「(え……思いつかねー。他に好きなもんねーし)」 友人「(お前は百合の純粋培養か)」 京太郎「(……いや、他にもあったな。最近は麻雀とかも好きだ)」 友人「(おっ、いいじゃねーか。麻雀って花形競技だし)」 京太郎「(だけどなあ……咲が麻雀やってるところって見たことないんだよな)」 友人「(へえ?)」 京太郎「(しょうがない……やはりここは『野ばらの森の乙女たち』の話を……!)」 友人「(だからやめろって! 百合好きは増えてきたとはいってもまだ少数なんだぞ! 軽蔑される危険性もあるんだ!)」 京太郎「(……悪かった。大丈夫、この趣味は他人に知られたらいけないってことは重々承知してるよ)」 友人「(……そのわりには俺に百合好きばらしちゃってるじゃねーか)」 京太郎「(それは、お前がこんなことで他人を迫害したりするやつじゃないってわかってるからだ)」 友人「(……はあ……まったく、こりゃずいぶんと信頼されてるな)」 京太郎「(事実だからな)」 友人「(ったく……よし、俺が話すきっかけを作ってやるよ)」 京太郎「(え、マジで!? どうするんだ!?)」 友人「(勉強会作戦だ)」 京太郎「(……おおっ)」 友人「(咲ちゃんは国語が得意科目、お前は苦手科目だ。これはお前が咲ちゃんに勉強を教えてもらう理由として十分だろ)」 京太郎「(なるほど……二人きり秘密の勉強会か……! 俺自作の百合名場面名鑑にも似たようなシーンが載ってるぜ!)」 友人「(それはしまってろ)」 京太郎「(はい)」 友人「…………というわけなんだ。こいつに国語の基礎を叩き込んでやってくれないか?」 咲「そういうことなら……うん、私で良ければ、いいよ」 京太郎「いいのか、咲?」 咲「うん、代わりに数学、教えてね」 京太郎「おう、国語以外なら任せろ!」 咲「国語以外は全部得意なの?」 京太郎「おう! 一番得意なのはゆr……」 友人「<●> <●>」 咲「ゆ?」 京太郎「ゆ……ゆ……ゆ、有機化学だ」 咲「中学分野の有機化学ってそんな範囲広くない気がするんだけど……」 そんなことを言われても他に「ゆ」で始まる科目を思いつかなかったんだからしょうがない。 京太郎「咲はどうして清澄を受けるんだ?」 会話が途切れないようにするためにそう聞いた。 慣れ親しんだ関係ならば沈黙していても居心地を悪くは感じないというが、まだ京太郎と咲の関係はその域に達していなかった。 咲「う~ん……近いからかな」 京太郎「ふむ、流川タイプか」 咲「歩いていける距離じゃないと道に迷っちゃうからね」 京太郎「へえ、北海道に行こうとして沖縄に行くタイプか」 咲「図書館の蔵書も多いし」 京太郎「確かに、百合姫どころか5号までしか発行してない百合姉妹まで置いてあるし」 咲「学力的にもちょうどよかったし」 京太郎「まあ、やっぱりそれが一番だよな」 咲「須賀くんは?」 京太郎「………………」 苗字+君付けかー。まだ壁を感じるな……。 そうだ、目標を立てよう。中学を卒業するまでにあだ名で読んでもらう! 小さすぎる目標な気もするが気にしない! 京太郎「俺が清澄を選んだのは……」 ――咲がいるから。 女慣れしているイケメンとか、鈍感系ハーレム主人公とか、他の世界線の俺とか、 少女向け恋愛漫画に出てくるキャラならそんな台詞も吐けるかもしれないが、自分には言える気がしない。 どうせ言おうとしても噛んで 「さ、さきがいるから」 「ささき? 佐々木って誰? 長野県警察本部長の佐々木真郎さんのこと? へえ、あの人清澄出身だったんだ」 「え、ちがっ、そうじゃなくて」 「違うの? あ、分かった! 佐々木彩夏ちゃんだね! 須賀くん、ももクロ好きなんだ!」 「私も『行くぜっ! 麻雀少女』よく聴くよー。でも残念ながら清澄にあーりんはいないよ!」 みたいなことになるに決まっている。 京太郎「……そうだな……学食のメニューに惹かれて、だな」 咲「確かにメニュー多いよね」 京太郎「レディースランチが特に美味そうだった」 咲「それは須賀くん、食べられないんじゃ……」 当たり障りのない会話を続けている内にバスは八久保小学校前に到着。 バス停から五分ほどの場所にあった清澄高校に入る。 高校の先生にどこからか見られている気がして、普段は閉めていない第一ボタンと首のフックまできちんと閉め、 ダサいからという理由で一度も付けたことがない名札バッジをきちんと付けた。 友人はそんな京太郎を見て似合わねえと笑っていたが、その友人も同じような格好をしており、思わず笑ってしまった。 友人「さっきの会話、まだまだだな」 京太郎「うそだろ。けっこう話、弾んでたぜ?」 友人「レディースランチのくだり。あそこは『だったら俺の代わりに注文してよ』ぐらい言えよ。そしたら一緒に飯食う約束も出来るじゃん」 京太郎「ぐっ、確かに」 友人「しかも図書館のくだりじゃ百合姫の話に百合姉妹の話までしやがって」 京太郎「いやいやそんな話してねーよ」 友人「してた」 京太郎「してた?」 友人「してた」 ……やってもーた。おそらくテンパりすぎて無意識に口に出ちゃったのだろう。 京太郎「何だろう……こう、俺が百合好きなのを隠すうまい方法ってねーかな」 友人「別のものを好きなふうに装うとか、どうだ?」 京太郎「なるほど……Aさんのことが好きなのにBさんを好きなふりをして、Aさんへの恋心を隠すんだな」 友人「そうそう」 京太郎「俺自作の百合名場面名鑑にも似たようなシーンが載ってるぜ! でもそういうことしてたら事態がややこしいことに!」 友人「それ持ち歩くな」 京太郎「そうだな……じゃあここは男らしくおっぱい好きでも装うか」 友人「装うも何もおっぱい好きだろ、京ちゃん」 京太郎「はい、胸の大きさに差がある百合ップルが好きです! 須賀です!」 友人「それにおっぱい好きって……印象よくねーよ」 京太郎「隠語を使うなんてどうだ?」 友人「プリンとかか?」 京太郎「白くて……柔らかくて……丸くて……すべすべ…………おもち……そうだ、『おもち』なんてどうよ!」 友人「妊娠中におもちを食べるとおっぱいが張りすぎて、赤ちゃんが飲みづらくなるらしいし、母乳の質が悪くなるらしいぞ」 友人「おもちとおっぱいの相性は良くないのに隠語に使うのはありなのか?」 京太郎「アリだな」 友人「ならいいけど」 京太郎「今日から俺はおもち好きだ!」 友人「正解は?」 京太郎「越後製菓!」 校門の前に辿り着く。 京太郎「じゃ、俺は寄るところがあるから」 友人「どこ行くんだ?」 京太郎「麻雀部を見学してくる」 校内マップで部室棟がどこにあるかを確認する。どうやら二階の連絡通路を通って行くのが一番近いらしい。 部室棟に入ると汗っぽいにおい、絵の具のにおい、埃っぽいにおいが充満しており、ほとばしる青春の香りだぜ、と感じた。 扉に貼られたプレートを一枚一枚確認していく。 京太郎「あれ?」 見落としたのだろうか。麻雀部の文字を確認することが出来なかった。 京太郎「もう一回見なおすか」 今度は見落とさないように心の中で部の名前を暗唱しながらチェックする。 麻婆部で一瞬ビクッとなったがやはり麻雀部はない。 京太郎「おっかしいなー、案内には麻雀部あるって書いてたはずなんだけど」 見つからない以上、諦めるか誰かに聞くかの二択だ。 だが知らない人に声をかけるのは得意ではない。 店で買物するとき目当ての物がどこにあるか分からなくてもなかなか店員に聞けないタイプだった。 京太郎「いやいや、落ち着け俺。ちょっと聞くだけだ。怖がる必要はないだろ」 ちょっと聞くだけとはいえ高校生に話しかける度量はない。そのため教師らしき人を探す。 部室棟に教師は来ないようだったので校舎の方へ戻った。 どこかに話しかけやすそうな先生はいないかとキョロキョロしていたそのとき、印刷室からスーツの女性が出てきた。 小中学生なみの小柄な女性で本当に教師なのか疑ったが、話しかけやすそうではあったのでその人に決めた。 京太郎「あの、すみません」 女性「はい、先生です」 先生だった。 京太郎「麻雀部ってどこにあるかわかりますか」 女性「麻雀部?」 聞きなれない単語を聞き返すときのような声で、彼女は言った。 女性「うちに……麻雀部はないんじゃないかと先生は思いますけど」 京太郎「そうなんですか? ホームページの部活一覧には載ってたんですけど」 女性「ちょっと待って下さいね」 そう言うと女性は印刷室の扉を開けた。 女性「ねぇイッチー! うちに麻雀部ってあったっけ?」 一太「どうしたんですかササヒナ先生、突然」 そう言いながら部屋の奥から出てきたのはフレームのうすい眼鏡を掛けた男子高校生だった。 一太「んっ? 君、麻雀部を探してるのかい」 京太郎「はい、部室棟になくって……」 一太「ああ、なるほど。麻雀部はね、旧校舎の最上階……正確には屋根裏なんだけど……そこにあるんだ」 京太郎「よかった……麻雀部、ちゃんとあったんですね」 一太「まあいろいろわけありでね……。竹井久、っていう人が部長だから、麻雀部のことはそこで聞いてみるといいよ」 ササヒナ「さすが副会長! 詳しいね!」 一太「元部員ですから」 この副会長と教師、かなり仲が良いらしい。会話のテンポが小気味良かった。 京太郎「ありがとうございました。いってきます」 一太「おっと、最後にちょっといいかい」 旧校舎に向かおうとした京太郎を、彼は呼び止めた。 一太「こんなことを強制はできないんだけど……君が清澄に合格したら、麻雀部への入部を前向きに検討して欲しい」 京太郎「そんなに俺、麻雀強くないですけど」 一太「君は、やめないタイプじゃないか?」 京太郎「えっと……『何を』かによりますけど、根気だけなら、まあ」 一太「うちの麻雀部には君みたいなタイプが必要なんだと思う」 どういうことだろう。 一太「ま、頭の隅でもいいから、今の言ったことを覚えておいてくれないか」 京太郎はさっきまでのことを思い出しながら旧校舎へ向かっていた。 京太郎「ロリ教師か……。百合の妄想に使いたいけど、男の副会長と仲良くしていたのが百合の妄想の邪魔だな」 京太郎「いや、何のために神は人間に妄想力を与えたと思ってるんだ! 副会長を女の子に変換するんだ」 京太郎「ほらあっという間に百合ップル完成! 教師と生徒の百合妄想って最初、抵抗あったのになぁ……」 京太郎「主従百合にハマってからはイケる口になっちゃったなあ……。学生やってると身近だもんな、先生×生徒は」 京太郎「でも商業作品の長編で先生×生徒の話、まだ見たことないんだよなぁ……」 京太郎「たくさんあると思うんだけど俺の検索網には引っかからない……誰か百合の師匠がいればいいんだけど、ちくしょう」 そうこうしているうちに旧校舎に到着。古そうな感じではあったが、建物の造りがどことなくおしゃれだ。 木目を上手く活かした壁や柱は、しゃれたペンションのようだった。 京太郎「おっ、ここか」 ついに麻雀部のプレートを見つける。 京太郎「すみませーん!」 扉をノック。硬い木だったので手が少ししびれたがカンカンといういい音が響いた。 ところが返事がない。 しばらくしてさっきよりも強めに扉を叩いたがやはり返事はなかった。 京太郎「失礼します」 おそるおそる扉を開こうとする。が、やけに重い。強く力を込めるとギギギギキィーッという甲高い摩擦音がした。 京太郎「立て付け悪っ……」 旧校舎というからにはやはりあまり整備されていないのだろう。 京太郎「勝手に油さしちゃってもいいんだろうか……安いしイイよな?」 カバンを探る。 京太郎「しまったKURE 5-56、持ってきてねー……あ、でもシリコンスプレーがあるじゃん」 京太郎「そうそう、椅子がギーギー鳴るから今日スプレーしたんだったっけ。よしよしこれでいいや」 蝶番のところに吹きかけ、扉を開け閉めする。徐々に開閉に要する力が減り、滑りが良くなっていくようだった。 京太郎「ひどく満足である」 「あなた、なにしてるの?」 京太郎「うおっ!?」 後ろから急に声をかけられ、京太郎は動転し声を上げた。 「あら、扉が軽くなってる。もしかしてあなたが?」 京太郎「あの、すみません……整備の血が騒いじゃって」 「いやいや、ありがとう。新入生が来るまでに何とかしなきゃとは思ってたんだけど、手間が省けたわ」 京太郎「もしかして竹井さんですか?」 久「あら? どこか出会ったことあるかしら」 京太郎「副会長……だったかな……に聞いたんです」 久「そう、あいつ……ね。そっか」 遠くを見るような目で彼女は言った。 久「今は麻雀できないんだけど、どうする須賀君? 部室見てく?」 京太郎「お願いします……ってあれ、どうして俺の名前を」 久「名札」 そう言って久は京太郎の胸ポケットを指差した。 京太郎「ああ、なるほど」 普段は名札なんか付けないので忘れていた。名札を外し、ようやく部室に入る。 周りを見渡す。ステンドグラスにシーリングファン、高い天井と年季は入っていたが豪華な部屋だった。 京太郎「この部屋、学校に見えませんね」 久「元校長室だから」 京太郎(校長から部屋を強奪したのかこの人……) 久「……新校舎が出来るときに校長室は移動したのよ」 京太郎「よかった、強奪してないんですね」 久「一応言っておくけど、私はそういうことするタイプじゃないからね」 そうは見えないと思いながらも、京太郎は卓の前に座る。かなり旧式タイプの卓で使い込まれている様子であった。 久「ごめんなさいね、実はその卓、故障しちゃってて、修理しないといけないんだけど……」 久「実は今、新しい卓を買う為に部費を貯めてるのよ」 京太郎「だいぶ古いですもんね、これ」 久「創部当時から使い続けてるらしいわ」 京太郎「いつ買えるんですか」 久「あー……えーっと、もうすぐ、かしらね」 京太郎「……もしかしてこの卓、だいぶ使用してないんじゃないか」 久「んー……まあね、かれこれ三ヶ月ぐらい?」 京太郎「よかったらこの卓、修理しましょうか」 久「できるの!?」 京太郎「中学じゃ『長野の整備王』として名を馳せてます」 久「なんだか雑用が得意そうな名前ね」 京太郎「それは風評被害です」 毎日持ち歩いている整備グッズを取り出し、卓を解体していく。 京太郎「ベルトは――あと三ヶ月ぐらいは持ちそうですね。うん、部品の老朽が故障の原因ではなさそうです」 京太郎「シリコンスプレーとかを使えば何とかなりそうです」 シリコンスプレー万能説。ホームセンターに行けば500円以内で買えるので、ぜひ買うべきである。 手慣れた手つきで調整を続ける京太郎。 京太郎「これでいいかな……牌を借りてもいいですか」 久「ちょっと待っててね……はい、これよ」 ケースに収められた140ほどの牌。 ――それは、どこにでもある普通の牌。表面についた細かい傷は、この牌が長年使われてきたものであることを物語っていた。 ――ただそれだけの牌。見た目には奇妙なところはひとつもない。 ――だが京太郎は、その牌に触れるのが恐ろしかった。 京太郎「……お借りします」 それでも彼は触れた。 京太郎「ぃいっぅがっっ!?」 頭から血液が抜き取られたような脱力感が襲い、そして景色が白く染まり――。 目を開けると真っ暗な世界に立っていた。 京太郎(ここは……いったい) 前後も左右も上下だってわからない空間を、ただひたすらに歩く。 京太郎(進んでるんだよな、これ? 同じ場所でもがいてるだけってことはないよな?) 何か目印がほしい。目印がなければ行動の指針も立たない。 必死で目を凝らして、なにか特別なものがないか探す。 そこに、ちいさな光が見えた気がした。 金色に輝く小さな光。 それは少女だった。 京太郎(かわいい……) 彼女を一目見て、彼はそう思った。 少女のイメージを一言で表すと――咲に雰囲気が似ている少女だ。 京太郎「あの、あなたは……」 声が震えそうになるのを根性で抑えて、金髪の少女に話しかけた。 少女はゆっくりと顔を上げ、彼の顔を見て、鬼のような形相で言った。 少女「ああん!? 男がわたしにしゃべりかけんじゃねーよ。百合は神聖なもので 男は汚いの。わかる? わかったらさっさと消えろ」 おおう。 京太郎(……ええと……この人もしかして) 想像は当たる。 少女「この世界に男はいらない」 ――完全に百合厨だった。 京太郎「お前が……!」 少女「ん?」 京太郎「貴様らのせいでマナーのいい百合好きまで白い目で見られるんだぞ!!」 少女「なんだお前は」 京太郎「ただの百合好きだ!」 少女「男が百合好きィ? 何言ってんだお前? 男は不要なものだろ、つまりお前も不要物だろ。お前の存在が百合の邪魔だろ」 京太郎「一理あるぜ、お前の意見! 俺もそう思ってずっと苦しんできたからな! しかし今の俺はそんなものは乗り越えた!」 少女「乗り越えたんじゃないだろ、男不要の真理を悟って諦めたんだろ? 真理を覆しようがなくって考えるのをやめたんだろ」 京太郎「言いたいことを言いやがって……! 貴様とは決着を付けなくてはならないようだな……!」 少女「いいだろう……私が世界の真実というものを教えてやろう」 京太郎「俺の名は須賀京太郎……あるときは男子中学生、またあるときは『長野の整備王』……」 京太郎「しかしその正体は『百合男子連合雑用担当《エピ百合アンの須賀》だ!」 少女「わたしの名前は《麻雀 牌》。表の顔は牌世界の支配者! しかしその正体は――全麻雀少女百合化計画の主導者!」 京太郎「全麻雀少女百合化計画だと!?」 牌「くくくく、恐ろしいか?」 京太郎「いや、その計画いいっすね」 牌「えへへー/// でしょ?」 京太郎「その計画が達成されれば竹井久先輩も百合になるのか……イェスイェスイェス!」 京太郎「きっとあの人、中学のときはちょい不良で純粋な女の子を何人か落としてるタイプだぜ」 牌「わかるー絶対本人は無自覚で口説きまくってそう!」 京太郎「素晴らしい世界だな、百合世界! その世界で少女たちはプラトニックな愛を育んで……」 牌「おいコラちょっと待てプラトニック派かよお前はエロティックのない百合なんて紅生姜のない牛丼屋みたいなものだろ」 京太郎「べっ……紅生姜のない牛丼屋だと!? ほほう……言ってくれるじゃねーか。やっぱり俺達は戦う運命にあったようだな」 牌「来いよ京太郎! 貴様の百合の花びらを全部むしりとってやる!」 久「大丈夫!? 須賀君!?」 そこで目が覚めた。 京太郎「……俺、この麻雀部に入ります」 久「え? そりゃ嬉しいけど……なにがその決意を引き出したの?」 京太郎「戦い相手がいるんです!」 百合愛好者というのは数が少ない。迫害される立場にあるのだ。 だからこそ少数の百合好きたちは手を取り合って協力していかないといけないと百合ーダーは言っていた。 それを京太郎は納得していたはずだった。 京太郎(だけど目の前に現れた牌ちゃん! 俺は彼女とは相容れない……だからこそ強く想う。) 京太郎(これは本能だ。アイツにだけは絶対……負けたくない……!) 京太郎「俺は牌を超越するっ!!」 ――こうして、牌と京太郎という二人の戦いが始まったのだった。 1・終
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48日目・朝- 京太郎「……ん、そういやあの能力使った時と同じこと、歩から噂聞いたときに起きたよな……なんだったんだ?」 テクテクテク 京太郎「お、歩じゃんか」 歩「ん、京太郎か」 京太郎「どうでも良さげに」 歩「どうでも良いわけないじゃん」 京太郎「ん、そうなのか?」 歩「あっ、い、今のは違うって!」ブンブン 京太郎「そうか」 歩「そう言えば私、京太郎のメアドも電話番号も知らないんだよね」 京太郎「あれ、そうだったか?」 歩「そうだったよ!」 京太郎「せっかくだし交換しとくか」 歩「うん」ニコッ 授業- 京太郎「さて、次の授業は?」 男子D「私の出番のようだな!」 京太郎「なんでお前がまた」 男子D「私が友の危機に駆けつけないとでも思ったか!?」ブックス! 京太郎「男子ドル……男子D……」ジーン 歩「ん」ムッ 男子D「どうやら自習のようだな」 男子M「私たちはやるべきことをやろう」 男子B「良かれと思って俺も協力してやるぜ」 シュバッ 京太郎「あいつらキャラ濃いな!」アラマビックリ 京太郎「いや、あんな奴らはどうでも良い……今は」 京太郎(牌を並べて、きる……そしてあの感覚を思い出す) 能力『卓の死点』発動 京太郎(ここだっ!)ダンッ 京太郎(……で、何かあったのか?) 昼- 京太郎「さて、昼は……」 智紀「あの、京太郎私のも食べる?」 京太郎「おうありがとな」 純「ほら、俺のも交換しようぜ」 京太郎「そうだな」モグモグ 京太郎「やっぱメイドと執事なだけあって料理美味いな」 純「まぁな、二人で作ったけど」 智紀「萩原さんにも手伝ってもらったけど」 京太郎「ほんとあの人はなんでもできるなぁ」 ハギヨシ(そんなことありませんよ) 京太郎(!?) 放課後- 京太郎「どうするかなぁ、そういや金曜日休みだっけ、三連休に透華たちは合宿だったか……」 部室- ガチャッ 京太郎「おっす」 透華「京太郎、もうこんな立派な部員になって」ホロリ 京太郎「母さん、俺もう部活サボらないよ」 透華「って誰が母さんですか!せ、せめて……お、お嫁さんとかっ」 京太郎「そう言えば昨日の」 透華「なんで無視しますのぉ!」 アンテナ「」ビーン 京太郎「してない!してない!」 京太郎「歩、特訓だ!」 歩「だから私は」 京太郎「大事な補欠だ」グッ 歩「……もぉ」 京太郎「精神統一だ!」 歩「馬鹿にしてる?」 京太郎「いぃや、お前にだってオカルト、異能があるかもしれん」 歩「……」ジトー 京太郎「嘘じゃないって」 歩「じゃあ、やるけど……」 京太郎(そうだ、精神統一さえできればおのずと異能が) 透華「ロンですわ!」 純「うわっ、直撃かよ!」 一「さすが透華!」 衣「次からは本気だすぞ!」 京太郎「うるせぇぞ!」 歩(うるさい……) 放課後2- 京太郎「さて、次はどうするかな」 ハギヨシ「京太郎君」 京太郎「あ、どうしましたハギヨシさん?」 ハギヨシ「いえ、色々と大変そうな君に一応忠告しておこうと」 京太郎「ん、どういうことです?」 ハギヨシ「気になさらないでください……あまりにもどうしようも無い時は私を呼ぶと、約束してください」ジッ 京太郎「……はい」 ハギヨシ「なら良いんです、貴方や貴方たちを助けることぐらいは私にもできるでしょうし」 京太郎「どうしたんですか?」 ハギヨシ「いえいえ、大事な友人を心配しているだけです」フッ 京太郎「……そうですか?」 ハギヨシ「そうです」フフッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっかなぁー」 京太郎「なるほど、そろそろ本なんかじゃ限界かな」ペラペラ 京太郎「これなら小鍛冶さんとやりあった方が収穫がありそうだ」ウン 京太郎「時間ほとんど使ってねーや」 京太郎「九時には戻るわ」 須賀母「気を付けてねー」 京太郎「なんか買いに行くかー」 リロリロン(客が来たときの音) ??「らっしゃいませー」 京太郎「あれ、津山さん」 睦月「あ、須賀君」 京太郎「あはは、ここで働いてたんですね?」 睦月「まぁね、なんか立ち読みだけじゃないなら歓迎するよ」 京太郎「どうもです」 京太郎(ちょっといたずらに……あとコーヒーとかパンとか買っとくか)トサッ 睦月「……~~ッ!?」カァァッ 京太郎(思ったより初心な反応だな……可愛い)ニコニコ 睦月「……」ピッ…ピッ 京太郎(赤い顔のまましてる……) 睦月「1200円になります」 京太郎「どうも、また来ますね……」 睦月「う、うん」カァッ 睦月(か、可愛いって言ってた……)カァァッ 自宅- 京太郎「ん、メールかぁ」 京太郎「誰から?」 京太郎「おうおう、健夜さんか」 差出人:健夜 本文『最近そっちで嫌な噂がたってるらしいね?』 京太郎「え?」 本文『噂のまわり早いですね』 差出人:健夜 本文『ネットで見かけてね、気を付けてね?』 京太郎「ん」 本文『はい、わかりました わざわざありがとうございます』 差出人:健夜 本文『うん、おやすみ』 京太郎「次は、南浦さんだ」 差出人:南浦 本文『最近の噂、聞いた?』 京太郎「あぁ~やっぱ行方不明者とか出てるんだもんなぁ」 本文『噂って言うと麻雀に負けるとって奴ですか?』 差出人:南浦 本文『雀荘で聞いたけど、龍門渕の男子麻雀部の話』 京太郎「あぁ、そっちのことか」 本文『良くは知らないんですよね』 差出人:南浦 本文『凄い腕がたつらしいから須賀君に聞いておきたかったんだけど、わからないなら良いんだ ありがとう、おやすみ』 京太郎「おやすみなさいっと」ポチポチ 京太郎「次は咲か」 差出人:咲 本文『京ちゃん、気を付けてね?』 京太郎「ん?」 本文『例の噂なら、お前の方を俺は心配してるんだが……?』 差出人:咲 本文『でも、嫌な予感するんだ』 京太郎「ははっ、咲の感って怖いなぁ」 本文『お前にそう言われるなら気を付けるようにするよ、お前も気を付けてな』 差出人:咲 本文『うん、おやすみ』 京太郎「おやすみっと」 小鍛冶家・健夜部屋- 健夜「ん、なんだか嫌な感覚がするんだよねぇ」ウムム 健夜「京太郎君に何かあっても、嫌だしね」 南浦家・数絵部屋- 数絵「龍門渕の男子麻雀部、まぁ気になってるのはお祖父様の方のようだけど……」フゥ 数絵「私も頑張らないとだ!」グッ 宮永家・咲部屋- 咲「京ちゃん、嫌な予感がするんだよ……絶対、私が守るから」グッ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかな」 カピー「カピカピ」キョウハ…ベツニイイ 京太郎「ん~」 京太郎「そんなこと言わずにさ……」コイヨ カピー「カピ」ズ、ズルインダカラッ! 京太郎「ハハハッ!」モフモフモフッ カピー「カピー」ンァー! 48日目終了- 49日目- 朝- 京太郎「あれ……時間、やべ10時過ぎてるし」ビクッ カピー「カピ?」ドウシタノ? 京太郎「すまんなカピー……二日連続で夜更かしはいかんらしい」 昼- 京太郎「あんま授業受けれなかったなぁ」 一「ほら京太郎、食べた後すぐ寝ると牛になるよ」 京太郎「迷信迷信」 透華(一が、膝枕してますわ) 衣(衣も京太郎にしてほしいぞ!) 京太郎「ふぅ、でも智紀の方が気持ち良かったな―――げふっ!?」 一「もう知らない!」 透華(今のは京太郎が悪いですわ) 衣(衣もそれは言っちゃならないと思うぞ) 放課後- 京太郎「さて、どうするかなぁ」 部室- ガチャッ 京太郎「おいっす!」 智紀「今日、遅刻したって?」 京太郎「歩だな!」 歩「そりゃ言わなきゃ損でしょ」 京太郎「ちょっと片付けるか……いや、なんでこここんなに綺麗なんだよ」 透華「ハギヨシがいますから!」 京太郎「俺の雑用が発揮できないなんてッ、もっと汚い部室とかだったらっ」ガクッ ハギヨシ「やろうとした意欲が大事なのですよ?」 京太郎「ハギヨシさん!」パァッ ハギヨシ「んっふ」 放課後2- 京太郎「さて、次は……」 京太郎「なぁ、例の噂なんだけどさ?」 智紀「『吸血鬼』のこと?」 京太郎「ん、それ……ってもう名前ついてるのか?」 智紀「噂はすぐ流れるから、特にネットなんかじゃ」 透華「あまり関わらない方が良いかもしれませんわね」 京太郎(でも、気になるんだよな……胸がざわつくっていうか……) 智紀「なんだか雀荘で負けると連れて行かれて、人通りが無い所で血を吸われるって……まぁ所詮噂だけど」 京太郎「なるほどな」 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっかなぁー」 京太郎「ネトマだな」 一人目 まこりん 二人目 グラマス 三人目 トキ 京太郎「おう、小鍛冶さん」 まこりん:よろしくね グラマス:うん、よろしく! トキ:よろしくお願いします、せめて痛みを知らずに飛ぶがええよ キョータロ:よろしくお願いします! トップ 京太郎 二着 グラマス 三着 トキ ラス まこりん キョータロ:やった、グラマスさんに勝てた! グラマス:おめでとう まこ:化物じゃ、やはり化物の巣窟じゃ トキ:単純な麻雀も時にはええな、トキなだけに キョータロ:(笑) 京太郎「ん、ウィスだ」 トキ:強いわーここまで強い相手は久しぶりやったわ キョータロ:そうですか?ありがとうございます トキ:あんたみたいなのを相手にしてると強くなれそうで嬉しいわ、能力無しでもどうにかしたくってなぁ キョータロ:麻雀ってやればやるだけ上手くなる、ってもんじゃないですからね トキ:自慢みたいやな(笑) キョータロ:あれ、そうですか? トキ:まぁ、お互い頑張ろうなぁ キョータロ:はい! 京太郎「メールだ」 京太郎「誰から?」 京太郎「んと、雅枝さんからだ」 差出人:雅枝 本文『あれ、京太郎は龍門渕の生徒なんやっけ?』 京太郎「ん~いつだったか話したよな」 本文『はい、そうですよ 全国で当たるかもしれませんね』 差出人:雅枝 本文『それは嬉しいんやけど、長野やろ?あの噂が気になってな、実際に行方不明者も出てるらしいし』 京太郎「あぁ~みんな、心配してくれるとは」 本文『ご心配なく、たぶん大丈夫ですから!』 差出人:雅枝 本文『ならええんやけど、気いつけえや? おやすみ』 京太郎「はい、おやすみなさい……次はハギヨシさん!」 差出人:ハギヨシ 本文『吸血鬼の噂について調べているようですが、今の貴方にあちらはかなりの危険が伴いますよ』 京太郎「ん、どういうことだ?」 本文『あちらって?』 差出人:ハギヨシ 本文『まぁ、そちらに行けば修羅の道、男子麻雀部を調べた方が現状を楽にすることができるでしょう まぁそれも京太郎君次第です』 京太郎「ふんふむ」 本文『良くわからないんですが』 差出人:ハギヨシ 本文『まぁいずれわかりますよ、どちらの道を行くにしろ行かぬにしろ 私は何があろうと君の味方ですから おやすみなさい』 京太郎「ハギヨシさん……おやすみなさいっと!次は?」 差出人:美穂子 本文『華菜から聞いたんだけれど、風越に誘ったって、来ないの? 私は会いたいのだけれど』 京太郎「メール上手くなってる!」 本文『いえ、美穂子さんのためでしたら、近いうちに行きますよ!』 差出人:美穂子 本文『うん、楽しみに待っているわ おやすみなさい』 京太郎「おやすみなさいっと」 愛宕家・雅枝部屋- 雅枝「ん~やっばい、こんなメール楽しいのなんていつ以来や」カァァッ 雅枝「こ、こんなおばさんやけど、変や思われてないやろかっ」 洋榎「どうしたんオカン?」 雅枝「アホかいきなり声かけんな!」 洋榎「なんでや!?」 龍門渕家・ハギヨシ部屋- ハギヨシ「さて、京太郎君はまっすぐと道を歩くのか、それとも残り二つのどちらかをも巻き込み道を歩くか」フム ハギヨシ「どちらにしろ守って見せますが……君の味方は沢山いるんです」フッ 福路家・美穂子部屋- 美穂子「須賀君、来ないかしら……他の女の子に手を出してないか、心配だわ」フフッ 自宅・自室- 京太郎「さて、そろそろ寝るかなー」 カピー「カピ」キョウハイイ 京太郎「そうか、寝よう!」パチン 49日目終了- 50日目・朝- 京太郎「さて、今日はどうするかなぁ」 テクテクテク 京太郎「おう歩」 歩「京太郎、なんだか最近……暗いクラスがあるよね?」 京太郎「ん、あぁ、どうした?」 歩「行方不明者、出たんだって」 京太郎「……あぁ、なるほど」 歩「なんだか、怖いよ」 京太郎「そのうち無くなるさそんなこと」 京太郎(ハギヨシさんに聞いてみるか?) 授業- 京太郎「さて、次の授業は?」 男子D「待たせたな!」ブックス! 京太郎「男子D!」 男子D「私に任せろ!」ジカンワリ 歩(私の役目)ムッ 男子D「私たちだけでは団体戦に出ることはできない!」 男子V「チッ、中々見つからねぇぜ」 男子M「何とか見つけなくては……おのれ、おのれドン・サウザントー学園!」 男子D「すまない、非力な私を許してくれ」 京太郎(自習の時間になると相変わらずうるさいなあの連中……) 京太郎「いや、待てせっかくの時間を有効に使おう……」 京太郎(そう、ただ殺すのは牌だけだ、その他は……その他?) 京太郎(余計なことを、考えず……殺す!) 能力『牌を殺すということ』発動 京太郎「……なんだか、眼が疲れたな」 昼- 京太郎「ハギヨシさん、昼はどこにいるんだろう?」 京太郎(部室、まぁたった7人とハギヨシさんしかいない部だし鍵も全員持ってるんだけど……あれ、空いてる?) ハギヨシ「須賀君、どうしました?」 京太郎「昼はここに居たんですか」 ハギヨシ「昼だけでなくほとんどここにいますよ……何か聞きに来たようですね、お昼を食べながら話ましょうか」ニコッ 京太郎「はい」 ギィ バタンッ 京太郎「ハギヨシさん、吸血鬼の噂なんですが」 ハギヨシ「前置きをしておきますがどの道を選ぶかは自由です。まぁ一つの解決策としては下手に関わらなければ良い……そうすればいずれは元に戻ります」 京太郎「え、どういうことですか?」 ハギヨシ「いえ、最悪は私がなんとかできる限りはしますので、京太郎君はどう走ってくれてもいいです……しかし、大きな力には大きな責任、代償を伴うということを忘れないでください」ジッ 京太郎「……はい」 ハギヨシ「ええ、そう返事してくれるのでしたら安心です」ニコッ 京太郎(どうするも、俺の自由か……) 放課後- 京太郎「さて、今日はー」 歩「今日は行かないの?」 京太郎「病欠です!」ダッ 歩「元気な病人!」 夕方・自宅- 京太郎「ん~それにしても暇なんだよなぁ」 京太郎「夕飯前には戻る」 須賀母「気を付けてねー」 京太郎「夕焼けが綺麗だなぁ、龍門渕の近く歩いたら透華たちと遭遇しそうで怖いな」 京太郎「あ、なんでハギヨシさんが!?」 ハギヨシ「おや京太郎君、今日は病欠と聞きましたが」 京太郎「あ~いや、ちょっと余計なことが重なりまして」アセッ ハギヨシ「まぁ良いですけれど、京太郎君は目を離すとすぐ大変な事件に首を突っ込んだりしますし」 京太郎「ま、まぁそこは」 ハギヨシ「フフッ、君の味方には心強い人たちがいるはずですから、たまには頼ってくださいね?」 京太郎「はい!」 ハギヨシ(小鍛冶健夜、宮永咲、その二人だけでも十分どうにかなるでしょうけれど) 夕方2- 京太郎「さて、どうするか」 京太郎「さてっと」 睦月「ぃらっしゃいませー」 京太郎(お、また睦月さんだ!) 京太郎「じゃあこれで」スッ 睦月「あ、プロ麻雀せんべい」 京太郎「あぁ、子供っぽいって笑われることもあるんですけどね」 睦月「そんなことはない、私だって集めてるし」 京太郎「え、そうなんですか!?」 睦月「あ、うん……まぁそのなんだ、ほら、好きなものは好きなんだし、周りの言うことなんて」 京太郎「今度見せてくださいよ、いやぁ嬉しいな~」 睦月「うん、私も同じ趣味の人間とあえて良かった」フッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっかな」 京太郎「ネトマをしよう」 一人目 あわ 二人目 SSS 三人目 むっきー 京太郎「おう、小鍛冶さん」 あわ:よろしく! SSS:あわには負けんぞ、よろしく頼む むっきー:よろしくお願いします! キョータロ:よろしく! トップ 京太郎 二着 SSS 三着 あわ ラス むっきー キョータロ:よし勝てた! あわ:う~負けた! SSS:とりあえずなんとかなったな むっきー:実力は拮抗していましたね、キョータロさん以外 SSS:確かに あわ:私だってキョータロに負けないんだから! 京太郎「ん、ウィスだな」 SSS:相変わらず君は強いな キョータロ:そうですね、ひたすら練習しましたしプロの方にも鍛えてもらったり SSS:そんな特殊な環境の人間が何人もいるんだな、世の中わからないよ キョータロ:ほんとですねー SSS:また一緒にやりたいな キョータロ:そうですね、また! あわ:京太郎のくせに生意気だ! キョータロ:これが実力だろ、淡? あわ:むー!新しくなった私の能力で京太郎なんて吹っ飛ばしてやるんだから! キョータロ:お前、そんなんで大丈夫かよ あわ:なんで? キョータロ:オカルト無効にされたら何もできないんじゃねぇの? あわ:馬鹿にしてえ!そうやって人を見下してばかりいるから! キョータロ:お前が言うな あわ:今度は勝つからね! 京太郎「お、ログアウトした」 京太郎「さて、そろそろ寝るかなー」 カピー「カピ」アソブ? 京太郎「おやすみ!」パチン カピー「か、カピ」… 50日目終了- 51日目・朝- 京太郎「今日は、確か休みだよな……どうするか」 京太郎「さて、誰に連絡するか」 京太郎「そうだ、戒能さんに連絡入れてみよう」ポチポチ 良子『須賀君ですか、どうしました?』 京太郎「今日から連休なので例の話を」 良子『オーライです、とりあえず鹿児島駅で集合しましょう』 京太郎「……はい?」 良子『そういうことです、旅費がないなら振り込みますが、そもそもこちらがお願いしたことで』 京太郎「いえ、突然の話で着いて行けなかっただけです、はい行きます」 良子『yes ではあちらで、私は先に着くと思うので待っています、お気をつけて』プツン 京太郎「……マジかぁ~」 昼- 鹿児島- 京太郎「ふぅ、着いた」 良子「stay 須賀君こちらです」 京太郎「あ、どうもです戒能さん!」 良子「そう言えば一緒に……」 咏「京ちゃん!」ガバッ 京太郎「うおっ、咏さん!?」 良子「熱い抱擁ですね」 咏「あっ、えっとあたしはまぁ……ほら京ちゃんと良子ちゃんだけじゃ心配だしねー」 京太郎(まぁすばらなおもちの持ち主だもんな、俺も冷静でいられるか心配だし) 咏「むっ」ゲシッ 京太郎「痛っなんですか?」 咏「なんでもない、ほら行こっか!」 京太郎「えっと……」 良子「永水女子、インハイ優勝候補ですよ」 ???- 京太郎「階段長いですねー」 良子「まぁこの上にありますので」 京太郎「永水女子ってのは凄いんですね」 良子「あぁ、会うのは永水女子のレギュラーですが、この先にある場所は家です」 京太郎「家?」 良子「神殿と言っても良いでしょうある意味では」 京太郎「はい?」 咏「まぁ行けば……ゼェッ、わかんじゃ、ゼェ、ねぇーの?知らんけど!」 京太郎「おぶりましょうか?」 咏「ぜ、全然平気に決まってんじゃん!」ゼェハァ 京太郎「ちょっと疲れて来たしゆっくり行きましょうか」 良子(気が利く子ですね) 良子「yes、では少し細かい話をしながら」 神代家- 京太郎「ここが……」 良子「はい」ガララッ 咏「あ、暑いっ」 京太郎(着物だから、でも私服着せたら犯罪臭すごそうだしなぁ) 良子「春ー」 ?「どうしたの?」ポリポリ 京太郎(黒い何かを持ったおもち娘) ?「そう言えば今日はお客さんが来るって話だったものね」フフッ 京太郎(さらに大きいのが、あの母性、幾つなんだ!?) ??「あぁ、こんにちは良子さん」ポワワーン 京太郎(まだ来るのか!?) ??「あ、これはこれは、こんにちは!」バッ 京太郎(犯罪指数、咏さん以上だ!) ?「どうもいらっしゃいませ」 京太郎(なんだ……このメンバーの中での地味っぷりは) 京太郎「須賀京太郎です、今日はお招きいただきありがとうございます!」 ??「神代小蒔です」ペコリ ブルン ??「薄墨初美と言います!」ペコッ チラッ ?「滝見春」ペコ タプン ?「石戸霞よ」ペコリ ドタプン! ?「狩宿巴です」ペコ 京太郎「まさかこんな一年がみなさんのような方とできるとは思っても見ませんでした!」 霞「フフッ、私たちも楽しみだわ」 京太郎「どうもありがとうございます!」 京太郎(凄い、雅枝さんより人妻感がすごい!) 霞「とりあえず、お祓いでしたよね良子さん?」 良子「yes」 京太郎「え?」 良子「お祓いですよ、暴食に効果があるのか気になります」 京太郎「えっと……」 京太郎「……御断りさせていただきます」 良子「ホワィ……なぜ?」 京太郎「そりゃ、なにがあるかわからないからですよ」 霞「だったらなおしたほうが良いんじゃないかしら?」 京太郎「俺の力、暴食どころじゃないですよ、最近は眼もおかしいし、麻雀中なら変な龍も出すし」 初美「……マジで言ってるんですか?」 京太郎「はい、だからこれってその類じゃないと思うんですよ」 春「……嘘は言ってない眼」ポリポリ 霞「つまりは乱心しているか本当のことを言っているかの二択なわけね」フム 京太郎「ですから」 小蒔「あ、あの……」スッ 京太郎「はい?」 小蒔「本殿の方の方に視てもらえば、少しはわかるんじゃ?」 良子「Oh……それは盲点でした、ではそうしましょう、とりあえず部屋に」 霞「そうですね、じゃあ須賀君の部屋に案内するわね」 京太郎「え、ここに泊まるんですか?」 咏「らしいね」 京太郎(こんなおもち空間で、俺は生き残ることができるか……) 部屋- 京太郎「ふぅ、疲れたー」ハァッ 京太郎(あんなこと言われたら気ぃ張るっての……そう言えば誰かが説明に来てくれるんだっけ?) 霞「須賀君、とりあえずここについて説明するわね、色々と入らない方が良い場所があるから……お客さんなのに窮屈な思いをさせてごめんなさいね?」タプンッ 京太郎「いえ、まったく構いません!」 霞「で、言ってはならない場所とこれからの予定についてなんだけど」 夕方- 京太郎(確か夜から本殿で俺を“見極める”とか言ってたな) 京太郎「さて、どこに行くか」 京太郎「すみません戒能プロ」 良子「どうぞ」 京太郎「えっと、失礼しま~す」 良子「“見極められる”前に、さっさとお祓いをした方が良いと私はお勧めしますよ」 京太郎「ん~それはそうなんですが、危険な匂いがするんですよね……そういうお祓いでどうにかなる類じゃない気がするんですよ」 良子「そうですか、なら私が言うことはこれ以上ないでしょう」 京太郎「すみません、身を案じてもらってるのに」 良子「はやりさんや咏さんと一緒で、私もあなたのことを結構気に入っているので」フッ 京太郎「ありがとうございます」 夕方2- 京太郎「さて次は……」 京太郎「咏さーん、もう良いでしょ?」 咏「ん、なにが?」 京太郎「もう、無理です……」 咏「えへへ、京ちゃんは貧弱だねぇ」 京太郎「貧弱って……でももう無理ですよっ」ガシッ 咏「ひゃっ!?」 京太郎「よいしょっと」スッ 咏「えー、乗せてくれていーだろー」 京太郎「俺の脚はもう痺れてます」 咏「……えい」ツン 京太郎「ぐぁぁっ!?」 夜- 京太郎「晩御飯も和食ですか」 春「これで洋風なのでてきてもね」 巴「毎日こうってわけじゃなくて、和食も出すし中華も出すし、須賀君リクエストがあれば言って?」 京太郎「あ、まぁせっかくなんでみなさんの好きな物で」 初美「じゃあ洋食ですね、ロブスターですね」 小蒔「ロブスターかぁ~」ポワワワ 霞「無理ね」 初美「そんなー」 良子「ロブスターですか、取ってこれますかね?」 咏「いや、しらねーし」 京太郎(さて、この後は本殿に行くんだっけ?) 本殿- 京太郎(うわぁ~すげぇな、巫女さんが沢山いる) 霞「あの、申し訳ないんだけどね須賀君」 京太郎「はい?」 京太郎(顔が赤いな) 霞「う、上半身は脱いで欲しいのよ、できる限り肌を晒している方が良いらしくて」カァァッ 京太郎「……まぁ構いませんが」ヌギッ 霞「あの、その……ま、真ん中に座ってくれる?」チラッチラッ 京太郎「はい」スッ 巫女A「では、“見極め”を開始します」 京太郎(鏡……なんだかあれを思い出すな) 巫女A「眼を瞑って、最も強い自分を思い浮かべてください」 京太郎(最も、強い……) 京太郎(龍……)ゴッ 無限煉獄龍「―――ッ!!!」 鏡「」ビシビシッ 霞(鏡にヒビがっ!?) 京太郎(あとは……) 京太郎(あとは……なんだ、強い自分を想像するはずなのに……咲?) 鏡「」バキッ……バリンッ 霞「!?」 巫女たち「!?」 京太郎「なっ!?」 巫女A「鏡が、粉々に……なにを映したら、こうなる?」 霞「須賀君、怪我はない?」スッ 京太郎「あ、はい問題ないです……服、どうも」 霞「戻りましょうか、これじゃどうしようもないでしょうし」 京太郎「あ、はい」スッ 霞(明日、麻雀をしてみましょうかしら?) 夜- 部屋- 京太郎「まったくわけがわからなかったなぁ」 咏「今日は寝た方が良いんじゃね?」 京太郎「そうですね、今日はそうします」ウン 咏「じゃあ寝ようか」 京太郎「自分の部屋があるじゃないですか!」 咏「良いから良いから~」 京太郎「なんで!?」 51日目終了- 朝- 部屋- 京太郎「んぅ……」zzz 良子「まだ寝てるんですか、ウェイクアップ須賀君」ユサユサッ 京太郎「んぅ……おわっ、か、戒能さん!」 良子「早く起きてください、朝御飯の時間です」 京太郎「あの、すぐ行きますので先に出てもらえますか?」 良子「なぜです?」 京太郎「い、良いですから!」 良子「わかりました、ではまた後で」 京太郎「……ふぅ」ホッ 居間- 霞「昨日鏡が割れてしまって見極めることはできなかったから」 巴「実戦が一番早いと」 初美「というわけで、今日は須賀君と一緒に麻雀をしようと思うわけですよ」 京太郎「ん、麻雀ですか」 咏「どーすんの京ちゃん?」 良子「私はどちらでも良いとは思いますが」 京太郎「では、その麻雀を受けるってことで」 霞「じゃあ朝御飯を食べ終わったら、お昼前にしましょうか」ニコッ 京太郎「そうですね」 京太郎「さて、やりますか!」 小蒔「はい、負けませんよ!」グッ 初美「さて、本気で行きますよー!」 霞(警戒が必要よね)グッ 京太郎(さて、どう動くか……)スッ 小蒔(一杯楽しみたいし、寝ないようにしないと)ウツラッ 初美(さて、お手並み拝見ですよー) 霞(本気で行くかどうかは、まだ……) 京太郎(ん、なんだ……見える、卓の上の綻びが!) 能力『卓の死点』発動 成功判定無し 霞(目が青く……?) 京太郎(黒い線と黒い点……こいつとこいつを繋ぐ場所に、この牌を打ち込む!)ダンッ 能力『卓の死点』発動 オカルト80以上の相手の点数判定を-30する 霞(ッ!?)ゾクッ オカルト100につき効果適用 小蒔(えっ!?)ゾクッ オカルト100につき効果適用 初美(なんですか、これはッ!?)ゾクッ オカルト100につき効果適用 京太郎(俺の眼、どうしたんだ?)キュィッ 京太郎「ツモ……1300・2600です」ダンッ 小蒔(強い) 初美(おかしな感じですね、さっきから) 霞(本気で行けば、みんなに迷惑がかかるのよね) 京太郎(さて、今は良いが、どうする……?)スッ 小蒔(だんだん、眠く……)ウツラッ 初美(ふふふっ、行きますよー) 霞(いえ、私がやるのはまずい) 京太郎「俺のターン!」ドン☆ 霞(次は何!?) 小蒔(……) 初美(な、なんですかぁ!?) 京太郎「ドロー!」カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎(次の俺のターン、インフェルニティ・デス・ドラゴンの攻撃で決める!)ギンッ☆ 良子(説明はry) 初美(なら、私もいっちゃいますよぉー!)ゴッ 能力『悪石の巫女』をチェーン発動 京太郎(来たか!?)グッ 初音(なんですかッ!?) 小蒔(……) 霞(これはッ!?) 京太郎(喰らうぞ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎「」ニッ 初美(ま、不味いですっ!?) 霞(くっ!?) 小蒔(……)ゴッ 能力『九神:壱』をチェーン発動 京太郎(またかっ!)キュインッ 京太郎(なにっ!?) 京太郎(牌と卓に、黒い線と点が見える……あぁ、そういうことか)キュィィンッ 能力『牌を殺すということ』発動 須賀京太郎の特殊ステータス『魔眼』が反映 魔眼:53 判定:安価にて53以下の数値を出すことで成功 霞(目が、青い……それにこの感覚はっ)ゾクッ 初美(なんなんですかっ!?) 京太郎(これが……牌を殺すということだ!)ダンッ 京太郎(見えてるものが違う!) 能力『牌を殺すということ』 判定:クリティカルヒット 霞(瞳の色が、戻った?) ◇効果処理開始 京太郎(これが、すべてを殺す力……か?) 判定:クリティカルヒット 効果:同チェーン上の相手の能力すべてを無効にする 小蒔(え、今のって……あれ、降りてきた、はずだよね?)キョトン 能力『九神:壱』無効 京太郎(くそっ、喰いそこなった)グッ 能力『魔物喰い』不発 初美(な、突然、牌から何も感じなくなったっ……私が抑えられたとかじゃない!?) 能力『悪石の巫女』無効 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」ズォンッ! 霞(なっ、これは!?) 初美(なんなんですかぁ!?) 小蒔(わ~可愛い~) 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 判定成功:ヒット 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる ◇効果処理終了 京太郎(ふぅ、よし!) 小蒔(今のは?) 初美(あぁ~何事ですかこれぇ!) 霞(神の力を……同時に二つ相手にして?) 京太郎「ツモ……4000・8000です」 小蒔(す、すごい……) 初美(ば、化物ですか!?) 霞(神の力を持ってる小蒔ちゃんと初美ちゃんの二人を、封殺するなんて……) トップ 京太郎 97+70=167 二着 小蒔 22+34=56 三着 初美 37+00=37 ラス 霞 15+12=27 京太郎「ありがとうございました」 小蒔「ありがとうございました」ペコリ 初美「あ、ありがとうございましたっ」グスッ 霞「お疲れさま」フゥ 良子「なるほど、とんでもない力です」 京太郎「これぐらいしないと……勝てませんから」 咏(嶺上……咲ちゃんだねぇ) 巴「私じゃとてもじゃないけど」 春「私も、勝つのは難しいだろうね」ポリポリ 京太郎(ッ……眼が、痛い、いや……頭か?)ズキッ 昼・自室- 京太郎(あぁ~、なんだったんだろう) 良子「須賀君」 京太郎「どうぞ~」 良子「……須賀君、その力を持ったままここに長い間いるのはあまりお勧めできません、今夜にでもこちらを発ちませんか?まぁ貴方にすべてゆだねますが……」 京太郎「え?」 良子「もう一度、貴方がその二つの力を持ったままここに留まるのは、危険だと私は思っています、OK?」 京太郎「ちょっと、考えさせてもらえますか?」 良子「はい、構いませんけれど……決まったら今夜までに私の部屋に来てください、夜になる前の方が、良いと思います」 京太郎「わかりました」コクッ 良子「では、私は部屋にいますので」スッ 京太郎(どうするか……) 京太郎「すみませーん」 小蒔「あ、須賀君ですね、どうぞ」 京太郎「どうも失礼します……あのですね、みなさんの能力ってなんか同じような匂いがするんですよね」 小蒔「神様を降ろしてるんですよ」ニコニコ 京太郎(イタコ、良子さんの噂って本当なんじゃね?) 小蒔「そうだ、私ここに男の人を招くのってはじめてなんですよ!」パァッ 京太郎(なんか危険な匂いがしてきた、早く退散するのが利口か?) 小蒔「もっとお話ししましょうね!」ニコッ プルンッ 京太郎「はい!」 夕方- 京太郎「さて、次は……」 京太郎「すみませーん」 初美「須賀君ですか、どうしたんですか?」 京太郎「あぁいえ、特になにも無いんですけど……さっきやろうとしたことが気になって」 初美「中へどうぞー」 京太郎「では失礼して……」 初美「男の人を入れるのは初めてなんですからねー?」 京太郎「神代さんにも言われましたよ」 初美「姫様の部屋に入ったんですか?霞ちゃんに言っちゃダメですよ?」 京太郎「あ、はい……それよりその着崩しですけど」 初美「興奮しちゃいますか?」ニヤッ 京太郎「いえ」 初美「じゃあ文句言わないことですねー」 京太郎(……結構ユニークな人だな、話しやすいし) 夕方2- 京太郎「もうすぐ夜になるけど、良子さんのところ行った方が良いのかな」 京太郎「良子さん」 良子「入ってください」 ガラッ 良子「どうします……帰りますか?」 京太郎「えっとですね」 京太郎「じゃあ、帰りますか……戒能さんの言うとおり、少し悪寒がしますし」 良子「Yes……では荷支度をしましょう、早く出る方が良いでしょうし」 京太郎「了解です」 良子「では、これで」 咏「んじゃ、次はインハイかなんかでね」 京太郎「短い間でしたがありがとうございました」ペコッ 霞「また来てね」 小蒔「また色々お話してくださいね!」 初美「では、全国で会いましょー」 春「また」ポリポリ 巴「ではまた」 京太郎「はい、全国で会いましょう!」 長野- 夜- 京太郎「ふぅ、だいぶ遅くなったなぁ……」 京太郎「ふぅ、なんだか気が重いって言うか……」 ???「探したぞ、貴様が龍門渕の須賀京太郎だな」 京太郎「えっと?」 男DS「お前を男子団体戦に出すわけにはいかん、厄介すぎる」 京太郎「なんだお前!」 ???「待て!」シュバッ ???「その男には手を出させん!」シュバッ ???「良からぬことは俺の専売特許なんでなぁ!」シュバッ 京太郎「お、お前たちは……男子D!」 男子D「なにを驚くことがある、私が友の危機にかけつけないとでも思ったか!」 京太郎「男子M!」 男子M「須賀京太郎、貴様は後ろにいろ!」 京太郎「男子V!」 男子V「ジャジャーン!俺男子V!」 京太郎「お前らっ……」 男子D「ここは我々に任せてもらおう!」 男子M「今のお前がコイツに挑むには早すぎる!お前がこいつに負ければ牌に封印されるぞ!」 男子V「ハッ、マヌケ面引っさげて尻尾巻いて逃げな!」 男子DS「ぬぅ、貴様らと良い清澄のイリアステル共にしろ、厄介な!」 男子D「早くゆけ!」 京太郎「す、すまん!」ダッ 家- 京太郎「ふぅ……なんだったんだ、一体?ていうか明日も休みだしなぁ、夜更かししても良いよな」 京太郎「ネトマするか」 一人目 かまぼこ 二人目 ヒッサ 三人目 かなちゃん 京太郎「よし、池田さんいるけど、勝つぞ!」 かまぼこ:よろしくなーワハハ ヒッサ:ん、よろしくね~ かなちゃん:よろしくだし! キョータロ:よろしく! トップ 京太郎 二着 かなちゃん 三着 かまぼこ ラス ヒッサ かまぼこ:ワハハ、さすがだなー かなちゃん:調子にのんなしキョータロ! ヒッサ:負けたからって絡んでてもしょうがないでしょ かなちゃん:悪かった キョータロ:(笑) かなちゃん:なんでお前は煽るし! 京太郎「ん、ウィスだ」 ヒッサ:さすがって言うべきかしら、ネトマじゃ噂になってるわよ キョータロ:え、どんな? ヒッサ:のどっちも負けた化物コンピューターって、あとはグラマスとかもね? キョータロ:なるほど、そういうことですか ヒッサ:貴方は麻雀を心から楽しめているのかしら? キョータロ:もちろんですよ? ヒッサ:そう、なら良いの、悪いわね変なこと聞いて、またね 京太郎「お、ログアウトした」 かなちゃん:なんでお前は煽ってる! キョータロ:(笑) かなちゃん:今度絶対風越来いよ!?先輩からの呼び出しだし! キョータロ:わかりましたぁ~ かなちゃん:ニャァァァッ!ぶっ飛ばしてやるし! キョータロ:チャットでニャーって かなちゃん:絶対来いよ!今度こそ来いよ!? 京太郎「ログアウトした、凄まじいフリだったな」ウン 自宅・自室- 京太郎「さて、そろそろ寝るかなー」 カピー「カピ」オカエリ 京太郎「ただいま、寝ようぜ!」パチン 52日目終了-
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【11月第3週 平日】 京太郎「照が戻ってくれば後は憩さん、か」 京太郎「確か実家にいるんだよな?」 京太郎「もうすっかり冬っぽくなってきたな……」 京太郎「そういや泉の冬服はどうなってんだろ」 京太郎「冬まであんな恰好だったら風邪引いてもおかしくないよな」 京太郎「うぅ、さむさむ」 霞「おはよう、京太郎くん」 京太郎「霞さんですか……おはようございます」 霞「元気無さそうね、どうしたの?」 京太郎「いや、最近寒くなって来たな、って」 霞「あらそう、てっきり咏ちゃんのことで落ち込んでるのかと思っちゃったわ」 京太郎「咏?どうして咏なんです?」 霞「ほら、咏ちゃん神奈川に帰っちゃったじゃない」 京太郎「……へ?」 霞「土曜日咏ちゃんの家の人が迎えに来たのだけど……そういえば京太郎くんいなかったわね」 京太郎「咏が、神奈川?家の人?」 霞「咏ちゃんから聞いていないの?」 京太郎「いや、そんなことは……」 咏『京太郎は、もし、もし私がいなくなったらどうする?』 京太郎「……あ」 京太郎(けど、あれはもしもの話じゃないのか?) 霞「咏ちゃんの家、厳しいらしくて地元の高校に通わなくちゃいけないんだって」 霞「今までは咏ちゃんの我儘でここまで来てたらしいけど、大会も終わって何もすることが無いだろうからって」 京太郎「な、なんで……」 京太郎「せっかく照が戻ってくるって言うのに……また」 咏が清々荘からいなくなりました キーンコーンカーンコーン 京太郎「……はぁ」 京太郎「どうして急にいなくなるんだよ……」 昼 京太郎「実験長引きすぎだろ……」 京太郎「もう昼休みも少ねえし……」 京太郎(……咏のことが気になるな) 京太郎(メールでもしておくか?) 京太郎(…………) 京太郎(いや、直接電話しよう) prrrr prrrr 京太郎(出てくれるか……?) prrrr prr 咏『……はい』 京太郎「咏っ!咏なのか!?」 咏『うん、そうだよ』 咏『ってか耳に痛いから静かにしろ』 京太郎「う……ごめん」 咏『で、どうしたん?』 京太郎「ああ……お前、なんでいなくなったんだ?」 咏『ん……』 京太郎「別に話せないことなら無理にでもとは言わない」 京太郎「けど、俺だって何も知らないでお前――咏にいなくなられるのは嫌なんだ」 咏『…………』 キーンコーンカーンコーン 京太郎「あっ、わりぃ!もうすぐ授業だから、じゃあな!」 京太郎「またあとで連絡すると思う!」ピッ プーッ プーッ 咏「……はぁ」 キーンコーンカーンコーン 咏「私も、早く戻んないとねぃ」 京太郎「さーてと、放課後か」 京太郎「いつもなら咏と部活に行ったりするんだけど……」 放課後 憩「あ、京太郎くんが二番乗りやなー」 憩「エイちゃんと郁乃さんは遅れるって」 京太郎「霞さんは……会議でしたっけ?」 憩「せやね、ほな二人で待ってよか」 京太郎「そうしましょうか」 霞「あら、もうみんな揃ってるのね」 京太郎「はい、これで全員ですね」 郁乃「今日はどうしよか~?」 エイスリン「キョウタロートウツ!」 憩「ウチもそれがええですーぅ」 霞「じゃあ今日は四人で打って一人が見学、でいいわね」 京太郎「その一人はどうやって決めるんですか?」 憩「くじとかでええんやない?」 郁乃「逆王様ゲームやな~」 郁乃「王様誰~?」 京太郎「あ……俺、です」 エイスリン「エー」ブー 憩「えー」ブー 郁乃「え~」ブー 京太郎「三人して何すかそのリアクション」 霞「まあまあ、それじゃあ始めましょうか」 憩「ツモ、1000・2000!」 憩「ウチの勝ちや!」 郁乃「うぅ~やられてもうた~」 エイスリン「ラス……」 霞「憩ちゃん、強くなったわね」 憩「そういうほどやないですーぅ」 郁乃「勝った憩ちゃんには京太郎くんからのご褒美やな~」 京太郎「えっ、俺ですか!?」 郁乃「せやから言うたやろ~逆王様ゲームって~」 霞「郁乃ちゃんはそういうの飽きないのね……」 京太郎「えぇぇ、じゃあ……」 京太郎「足裏マッサージ……とか?」 霞「京太郎くんはマッサージとか得意なの?」 京太郎「ええ、まあ母とかにもよくやらされましたし、照や咲たちにだってやってましたよ」 エイスリン「カ、カタコッタナー」チラッチラッ 京太郎「今度やりましょうか?」 エイスリン「ウン!」パァァ 憩「……京太郎くん?ほんまにやるん?」 京太郎「俺からのご褒美ですからね、やりますよ」 京太郎「それとも……嫌、ですか?」 憩「ううん!そんなことあらへんから!」 憩「えっと、お願いします……」スルッ 京太郎(白のニーハイ……)ゴクリ 京太郎(ここの制服ナース服っぽいから白靴下の人が多いんだよな……) 京太郎(ただ憩さんのはその中でも格別) 憩「は、はやくしてぇーな」 京太郎(むしゃぶりつきたいほどの白!引き締まった脚!) 京太郎(数分前の俺にお礼をしたい気分だ!) 京太郎「始めますね、っと」ギュッ 京太郎「ふぅ……終わり、です」 憩「はぁ……はぁ……」トローン 霞「なんでマッサージで息が荒くなるのかしら……?」 郁乃「気持ちよさそうやったな~」 エイスリン「ツギハカツ!」 憩「京太郎くん、っにぃ、メチャクチャにされてもうたぁ……っ」トローン 京太郎「そう言うと俺がゲス野郎みたいじゃないですか!」 エイスリン「キョウタロー、ゴウカンマ!」 京太郎「しませんから!」 夕 京太郎「……よし!」 京太郎「掃除終了!あとは鍵を返していくだけだな」 京太郎「今日は買い物して帰るか」 京太郎「久しぶりに来たなー、ここ」 怜「あ、京くんやん」 京太郎「怜さんが本屋なんて意外ですね」 怜「これでも結構文学少女なんやで?私」 怜「病院行くときはいっつもお世話になっとるし」 怜「京くんはどんなの買うとるん?」 京太郎「えっと、俺はですね……」 お品書き 1.牌のお姉さんの麻雀教本 中級編…2000円 2.牌のお姉さんの麻雀教本 上級編…2800円 3.小鍛治健夜の目指せ!グランドマスター!…2800円 4.戒能良子のものまね王!…2800円 5.迫り来る怒涛の修羅場…2000円 6.女性を落とす40の方法…1000円 7.ライトノベル…600円 8.小説…600円 京太郎「これですね」つ『小鍛治健夜の目指せ!グランドマスター!』 怜「へぇー、勉強熱心なんやな」 京太郎「そういう怜さんは何を買うんですか?」 怜「私は……これやな」 京太郎「ああ、ラノベですか」 怜「まあ読みやすいからな、短編小説とかも好きなんやけど、最近はこれや」トントン 京太郎「可愛い女の子とか多いですもんね、良い目の保養ですよ」 怜「目の保養て……まあそうなんやけどな」 京太郎「良いですよね、ラノベの主人公って、可愛い女の子と知り合えてイチャコラしたりできて」 怜「そういうのばっかでもないんやけど……例えばこれとか」 怜(というか、それ、京くんが言えることやないやろ) 怜「一見ほのぼの系に見えるけど、主人公女の子に殺されとるやろ?」 京太郎「うわ……ほんとだ」 怜「この主人公は結構かっこよくて好きやな、一直線やし、頼もしいし」 京太郎「へぇ、面白そうですね」 怜「せやろー、あとこれはなー……」ペラペラ 京太郎「立ちっぱなしであんなに話を聞かされるとか……」 京太郎「怜さんが楽しそうだったからいいけどさ」 京太郎「あー、そろそろ掛布団出さないと……」ゴロゴロ 京太郎「でもめんどくさいな……ってかあの押し入れ大丈夫かな……」ゴロゴロ 押し入れ「」ギッシリ 京太郎「うーん……何もすることないしメールでも出そ」ゴロゴロ 京太郎「誰に出そうかなー」ゴロゴロ 京太郎「良子さんでいっかー」ゴロゴロ 京太郎「そういや本屋に良子さんの本があったような気がするな、何だったんだあれ」 京太郎『本書いてましたけどあの本って何ですか?すごい気になりましたよ』 京太郎「送信っと」ピッ 京太郎「ま、流石に中までは読まなかったけど」 ヴーッ ヴーッ 良子『あれは私なりの麻雀教本なんだが』 良子『もしかして買ってしまった、のか?』 京太郎「題名だけだとギャグ本にしか見えないんだけど……」 京太郎『買ってませんよ』 京太郎『というか題名もうちょい考えましょうよ』 京太郎『あれじゃ教本だなんてわかりませんよ』ピッ ヴーッ ヴーッ 良子『うん、そうだよね』 良子『売上もよくないみたいだし……』 良子『瑞原プロとか小鍛治プロのは良いらしいけど』 良子『やっぱり人気無いのかな……』 京太郎「……買ってあげればよかったな」 京太郎『大丈夫ですよ!少なくとも俺だけは応援してますから!』 京太郎『良子さんの友だち兼ファン、それが俺ですから!』ピッ 京太郎「もっと自分に自信を持てばいいのに」 ヴーッ ヴーッ 良子『そうか』 良子『ありがとう、京太郎』 良子『私も京太郎を応援してるよ』 良子『そろそろミーティングの時間だから失礼するね』 京太郎「お疲れ様です、っと」 京太郎「はぁー、もう寝るかー」ダラダラ 良子の好感度がぐぐーんと上がった! 【11月第3週 平日】終 京太郎「最近は一週間経つのが早くなってる気がする」 京太郎「あんまり行事とかないから、平和でいいんだけど」 京太郎「それにしても……」 京太郎「この前本買っちゃったから金が無いんだよな」 京太郎「バイトに行こう」 【雀荘】 京太郎「いやー由子さんとバイトするのも久しぶりな気がしますね、なんか悪い気もします」 由子「京ちゃんは最近頑張ってたから仕方ないのよー」 おっさま「今日働いてくれれば問題なしやで、客寄せにも使えるしな」 おっさま「あ、あと今日から新しい子が来るで」 京太郎「新しい人、ですか?」 おっさま「多分二人とも知っとると思うで」 カランコロン おっさま「ほら、来たみたいやで」 エイスリン「ヨロシクオネガイシマス!」ペッコリン 由子「よろしくなのよー」 おっさま「よろしくなー」 京太郎「エイスリンさんが接客……ですか?」 エイスリン「シャカイベンキョー!」 おっさま「ファミレスで働いとるわけやないし、大丈夫やろ」 京太郎「確かにそれもそうですけど……」 エイスリン「……キョウタロー……イヤ?」ウルウル 京太郎「い、嫌じゃないですよ!むしろエイスリンさんが働けるまでに成長したことが嬉しいんです」 エイスリン「…………?」 エイスリン「ワカラナイケド、ワカッタ!」ニコッ 京太郎(本当に大丈夫なんだろうか) 京太郎「エイスリンさん、おしぼり頼めますか?」 エイスリン「ハイ!」 由子「良く働いてくれてるみたいなのよー」 京太郎「ですねー」 京太郎「ってか今更なんですけど、俺たちみんな金髪ですよね」 由子「確かにそうやけども、柄悪いようには見えないのよー」 京太郎「エイスリンさんも由子さんも綺麗ですもんね、羨ましいですよ」 由子「綺麗……やろか?」 カランコロン 竜華「た、頼……」カァァ 郁乃「頼も~!」 雅枝「頼もー……」 由子「洋榎のおばさんに、清水谷さんに……」 エイスリン「イクノ?」 京太郎「何やってんですかアンタら」 郁乃「ちょ~っと罰ゲームでな~」 竜華「雀荘破りに来ました……」カァァ 雅枝「いざ尋常に勝負や!」 京太郎「雀荘破りって……どうします、店長」 おっさま「須賀ちゃんやったら負けへんやろうから頼むわ」 京太郎「うわぁ、面倒くせぇ……」 京太郎 98+200+35+30=363 竜華 76+124+25-15=210 郁乃 66+127+60=253 雅枝 51+200+90=341 京太郎「ロン、1300で俺の逃げ切りっすね」 郁乃「雀荘破り、ならず~!」 雅枝「あ……あぁぁぁ……」ガクガク 竜華「そんな……嘘や……嘘や……」カタカタ 京太郎「郁乃さん、何したんですか?」ヒソヒソ 郁乃「実はな~」ヒソヒソ 竜華『ウチがラス……』 雅枝『清水谷、もうすぐ大学でドラフトもある言うんにそんなんでええんか?』 雅枝『常にトップを目指すのが千里山麻雀部や』 郁乃『へぇ~、トップ目指すってことは、監督は負けへん言うことですね~?』 雅枝『まあそういうことや』 郁乃『ほな次の半荘で私が勝ったら言うこと聞いてもらいますわ~』 雅枝『上等や、勝ったる』 京太郎「それで勝って二人をここへ連行してきた、と」ヒソヒソ 郁乃「ここでも勝てへんかったら一日バニーで過ごすってゲームなんや」ヒソヒソ 京太郎(雅枝さんと竜華さんのバニー……)ゴクリ 京太郎(ってそうじゃなくて!) 京太郎「郁乃さん、そういうのは流石にやめた方がいいと思いますよ」 雅枝(せやせや!) 京太郎「いくら罰ゲームだからって人の嫌がることをするのは」 竜華(言ったれ言ったれ!) 郁乃「でもつまらへんも~ん」 京太郎「今度暇なときに俺が遊びますから、ね?」 郁乃「むぅ……」 郁乃「約束……やで?」 京太郎「勿論です」 竜華「京くんのおかげで助かったわ!」 雅枝「ほんまおおきにな」 京太郎「俺も何回かやられましたからね、気持ちはわかりますよ」 雅枝「ほなそろそろ帰ろか」 竜華「ありがとうございましたー!」 京太郎「疲れたぁ……」 エイスリン「オシゴト、タノシイ!」 京太郎「それは何よりです……」 由子「二人ともよく頑張ってくれてるのよー」 京太郎「そうですか?ありがとうございます」 エイスリン「キョウタロー、コレ!」つ|由子と京太郎とエイスリンと客が笑っている絵| 京太郎「これは……ここの絵、ですか」 エイスリン「!」コクッコクッ 由子「わぁ、上手に描けてるのよー」 京太郎「あの仕事中にこんなのを描けるなんてすごいっすね」 エイスリン「ゴゴモ、ガンバル!」ニコッ 京太郎(癒されるなぁ……) カランコロン 京太郎「いらっしゃいませ……ん?」 サングラス「半荘一回お願いします」 京太郎(この人……ってかこの格好どっかで見たような……) 京太郎「…………」チラッ サングラス「」バイーン 京太郎「」ブフォッ サングラス「あ、あのー、どうかしました……」 京太郎(衣服に包まれたこの豊かな胸部、そしてサングラス越しに見えるつぶらな瞳は……) サングラス「…………あ」 京太郎「瑞原プロ……どうしてこんなところに」 はやり「ち、ちょっと暇つぶしに寄っただけだから!別にお小遣い稼ぎに来たわけじゃないんだから!」 京太郎「はぁ、そうですか、じゃあノーレートでいいっすね」 はやり「はーい……」シュン 京太郎 57+200+35+30=322 はやり 87+200+60-30=317 由子 71+120+15=206 エイスリン 31+105+15=151 はやり「オーラスだけど……このサングラスさえ外せば勝てる気がしますっ☆」 京太郎「ダメですよ、雑誌に撮られたりしたらどうするんですか」ヒソヒソ はやり「うぅ……でもぉ……」 京太郎「プロ雀士が雀荘に入ったなんて記事が出回ったりしたら」ヒソヒソ はやり「須賀くんに勝ちたいよぉ……」ウルウル 京太郎「その気持ちはわかりましたから、早く牌捨ててくださいよ」 はやり「はい」トン 京太郎「ロン、1300です」 はやり「ええっ!?酷くない!?」 エイスリン「」チーン 由子「エイスリンちゃん、元気出すのよー」 はやり「プロなのに、私だってプロなのに……」ウジウジ 由子「プロ……?」ジーッ 京太郎「あっ」 由子「そう言われてみれば……」ジーッ はやり「あうあうあう」アセアセ エイスリン「ミズハラプロ!」 京太郎「ストーップ!」 由子「やっぱり瑞原プロなのよー」 はやり(ばれちゃった……どうしよう……)チラッ 京太郎(任せてください)チラッ 京太郎「由子さん、エイスリンさん、たとえプロであってもお客さんはお客さんなんですから」 京太郎「なるべくこのことは内密にしましょう」 由子「それもそうなのよー」 エイスリン「ワカッタ!」 はやり「それじゃあまたね!」 はやり「須賀くん、今度は負けないゾ☆」 京太郎「またのご来店をおまちしておりまーす」 はやり「あれっ、なんか冷たい!?」 由子(瑞原プロとまで知り合いなんて……) エイスリン(キョウタロー、ワカラナイ……!) 由子「今日はお疲れ様、なのよー」 エイスリン「オツカレサマデシタ!」 京太郎「お疲れ様でしたー」 由子「京ちゃんがいると仕事が楽なのよー」 京太郎「そうですか?」 由子「力仕事も楽々やし、お茶もおいしいし、文句なしなのよー」 エイスリン「ジマン!」エッヘン 京太郎「なんでエイスリンさんが胸張るんですか」 エイスリン「キョウタローモfamilyダカラ!」ニコッ 京太郎「ファミリーですか……なんか嬉しいですね」 由子「見てるこっちは、微笑ましいのよー」 おっさま「はいはい三人ともー、今日のバイト代やでー」 夕 京太郎「ただいまー」 京太郎「って誰もいないよな」 京太郎「麻雀は……したし、疲れたから……」 京太郎「勉強しよ」 郁乃「京太郎く~ん、おる~?」 京太郎「いますよー」 郁乃「ん~?何しとったん~?」 京太郎「勉強ですよ、俺真面目なんで」 京太郎「そうだ、郁乃さんも一緒に勉強しませんか?」 郁乃「私は強すぎてニューゲームしとるみたいな感じやからな~、まあええで~」 京太郎「よっし!ありがとうございます、郁乃さん!」ニギッ←郁乃の手を取る 郁乃「えっ、きょっきょっ京太郎くん!手、手が~!」 京太郎「いやー郁乃さんがいるとは有り難いですよ!」ニギッ 郁乃「も~離して~!!」 京太郎「えーっと、アッカド王国のサルゴン一世は……」カキカキ 郁乃「あっ、ここは裏話でこんな話が……」ズイッ 京太郎「……へぇ、そんなことが」カキカキ 郁乃「どや~すごいやろ~」チラッ 京太郎「…………」カキカキ 郁乃「」キュン 郁乃(なんやろ……今の京太郎くん、グッと来た) 郁乃(いつもとは違う感じ……) 京太郎(流石は郁乃さん、わかりやすいし、面白いなー) 夜 郁乃「晩ごはんも貰っておおきに~そろそろ帰るわ~」 京太郎「どうせですしお菓子でも食べていきませんか?」 郁乃「お菓子?」 京太郎「プロ麻雀せんべいなんですけど、買いすぎちゃって……たはは」 郁乃「そっか~ほな私も食べるわ~」 京太郎「食べながらゲームとかしますか?」 郁乃「う~ん、駄弁るだけでええわ~」 京太郎「何がでっるかな~♪」ピリッ 京太郎「およ?二枚入ってるみたいですね」 郁乃「それたま~にあるらしいで~ホロレア当てるより難しいらしいけど」 京太郎「おお!俺ってラッキーボーイ?」 京太郎「して、その中身は……」 |小鍛治健夜| |藤田靖子| 京太郎「お、おう……」 郁乃「あ~小鍛治プロや~ん」 京太郎「小鍛治プロ……国内無敗、でしたよね」 京太郎「なんでこんな服なんでしょうか……」 郁乃「さあ~?ようわからんわ~」ポリポリ 京太郎「あ、郁乃さん、食べかすついてますよ」ヒョイ 郁乃「え……」 京太郎「せんべいっていうのもたまにはありですね」ペロッ 郁乃「///」プシュー 京太郎「?どうかしました?」 郁乃(私の口の……あわぁわわ)カァァ 京太郎「郁乃さん?おーい、郁乃さーん」 夜 京太郎「チューボー○すよ!までまだ時間あるから……どうやって暇潰そう」 京太郎「……誰かとメールしよっかな」 京太郎「こんな時間でも付き合ってくれそうなのは……咏くらいしかいないか」 京太郎「何て送ろう?」 京太郎『やっほー 背伸びた? 実はこの前背伸ばす方法聞いたんだけど』 京太郎「ちょっとからかってみるかな、くくく」ピッ ヴーッ ヴーッ 京太郎「ん?いつもより早いな……どれどれ」 咏『へー、どうせ当てになんないだろうけど しょうがねえから聞いてやるよ』 京太郎「お、予想通り乗り気だ」 京太郎『なんかなるべく服とか着ないでやった方が効果あるらしいんだけど まず 京太郎『脳天にシリコーンを埋め込みます』 京太郎「これで身長稼いでる人のうわさを聞いたんだよなー」 京太郎「思いっきりばれるだろうけど、送信」ピッ ヴーッ ヴーッ 咏『あんさぁ……』 咏『嘘つくなら、もっといい嘘吐けよな』 咏『せっかくパンイチでやら』 京太郎「?何で途切れてんだ?」 京太郎「ってかパンイチか……」ポワンポワンポワン 咏『バッ!何こっち見てんだよ!』 咏『……いいじゃんか、白だけでも』 京太郎「…………」 京太郎「何も感じねえ……」 京太郎「一応返しとくか」 京太郎『牛乳飲んできのこ食べてりゃいいらしいぜ あ、俺?俺はいつの間にかこんな身長になってたぜ 牛乳とかあんま飲んでねえけど』 京太郎「……っと」ピッ 京太郎「牛乳よりかはお茶とかの方が好きなんだよな」 ヴーッ ヴーッ 咏『何だよ腹立つ腹立つ! いいぜ!牛乳飲んでお前よりおっきくなってやるかんな! 今度会ったときは頭なでなでしてやるよ! んじゃ、おやすみ』 京太郎「いや……無理だろ現実的に」 京太郎『あっはい、期待してますねー おやすみ』 京太郎「あっちでも元気みたいだし、良かった良かった」 京太郎「まだ時間あるし、他の人にも送ってみよ」 京太郎「弘世さんならまだ起きてそうだな」 京太郎「ダメ元で話せるかな?」 京太郎「文面は……」 京太郎『こんばんは、まだ起きてますか?』 京太郎「寝てるかもしれないし……このくらいでいいか」ピッ ヴーッ ヴーッ 菫『一体何の用だ?』 京太郎『用と言う用は無いんですけど そっちの麻雀部はどんな感じですか? 引退とかはもうしてるんですか?』ピッ ヴーッ ヴーッ 菫『私たちはあと一週間ほどで引退だよ そっちの部長は荒川だから引き継ぎとかは楽なんだろうな』 京太郎『こっちは三年生がいなくなったら三麻くらいしかできなくなっちゃいますよ…… 淡とかこっちに来てくれればいいんですけど』ピッ ヴーッ ヴーッ 菫『それもそうだな だが淡はやらんぞ、来年の中心戦力なんだ そういえば、来週から照が世話になるな やはりあいつは君といると楽しそうに見える。この間は君の話に何時間つき合わされたことか…… 照をよろしく頼むよ、それではおやすみ』 京太郎「何話したんだあいつ……」 京太郎『はい、お任せあれ! おやすみなさい』 京太郎「……もうすぐ、照が帰って来るのか」 京太郎「段々いつも通りになってきた感じだな」 咏の好感度がぐぐぐーんと上がった! 菫の好感度が上がった! 【11月第3週 休日】終 照母「じゃあ元気でね!照!」 照「母さんも、父さんと仲直りしてよ」 照母「も、って何よも、って!」 照母「あんなきのこ男、こっちから御免よ!」 照(なんでお菓子のことでそんなに喧嘩してるんだろう……) 照母「男と女の壁を越えても起こる争いってものがあるのよ!じゃあね!」 ブロロロロロ 照「……ふぅ」 照「ここに来るのも、久しぶり」 照「ただいま」 照が清々荘に戻ってきました! 【11月第4週 平日】 京太郎「ふぁあぁ……」 京太郎「布団あったけえ……出たくねえ……」 京太郎「秋はこれだから困るんだよな……」 京太郎「また信号赤か……幸先悪いな」 照「」トテトテ 京太郎「…………」 照「…………」 京太郎「…………」 照「…………」 京太郎「照!?」 照「反応遅くない?」 京太郎「ちょっと、信じられなくってさ」 京太郎「三か月前までは当たり前だったんだけど、おかしいよな」 京太郎「またこれから頑張ろうな」 照「うん。よろしくね、京」 京太郎(照が清々荘に戻ってきた、けど) 京太郎(まだ憩さんと咏は連れ帰られたままだ) 京太郎(それも、俺の知らない間に……) 京太郎(どうすればあの二人は……) 照「京?どうかしたの?」 京太郎「ん?ああ……」 京太郎(照なら、何か知ってるかもしれない) 京太郎(今聞いておこう) 京太郎「憩さんのこと、なんだけどさ――――」 照「なるほど、憩は荒川病院に帰っちゃったのか」 京太郎「どうすれば戻って来てくれるかな?」 照「…………」 照「憩のお父さんは憩を医者にしたがってる、でも憩は看護師さんになりたいって言ってた」 照「あと、お父さんといると麻雀がつまらない、って言ってた」 京太郎「麻雀が?」 照「よくわからないけど、嫌なんだって」 京太郎「確かに、わかんねえな……」 照「憩に会いにご実家まで行ってみるのも、手段の一つだと思う」 照「そこで何があるのか確かめてみるといいかも」 京太郎「突入か……わかった、試してみるよ」 照「頑張ろうね」 京太郎「おう!」 昼 京太郎「やっと昼休みかぁ……はぁ」 和「須賀君、宮永さんが呼んでますよ」 京太郎「え?」 照「」フリフリ 京太郎「?ちょっと待ってろー」 和(やはり似ていますね)フム 京太郎「お待たせ、照は購買だったよな?」 照「買って来たからだいじょうぶ」 京太郎「そっか、じゃあ中庭行こうぜ」 照「えっ」 京太郎「何かダメなのか?」 照「あ……いや……///」 京太郎「?」 キャッキャウフフ キャッキャウフフ イチャイチャイチャイチャ 京太郎「」カァァ 照「」カァァ 照「こんなところに誘うなんて……京、大胆」カァァ 京太郎(ここの雰囲気忘れてたぁぁぁぁー!!) 京太郎(廊下から中庭見てる人からもジロジロ見られてた……) 京太郎(くっそ恥ずかしい……) 「あー12月の中旬期末試験だからー頑張れお前らー」 京太郎「12月の中旬ってことは……」 和「あと二週間くらいということですよ」 京太郎「なん……だと……」 京太郎「いいや、部活行こー」 和(本当に大丈夫なのでしょうか……) 京太郎「ちはーっす!」 エイスリン「キョウタロー、オハヨウ!」 憩「京太郎くん遅いでー」 照「遅い、罰金」 霞「それじゃあ今日も始めましょうか」 郁乃「照ちゃんもおることやしな~」 京太郎「馴染むの早いな」 部活動 京太郎「今日はどう割り振りますか?」 霞「三麻を二つか、四人で打って二人は見学とか……かしら?」 照「私は打ちたい」 憩「ウチも久しぶりに照ちゃんと打ちたいですーぅ!」 エイスリン「ワタシモ!」 郁乃「ほな今日もくじ引きで決めるで~!」 照「むぅ……」 郁乃「私と照ちゃんが抜けるな~」 京太郎「この面子ですか……」 エイスリン「ゼッタイカツ!」 憩「負けへんでー」 霞「よろしくね」 京太郎 36+200+35=271 エイスリン 87+105+15=207 憩 60+142+90=292 霞 67+182+40=289 エイスリン「アウゥ……」 京太郎「全然届かねえ……」 憩「ウチの勝ちやね」 霞「もう少しだったんだけどねぇ」 郁乃「ほな今日は~罰ゲームでもしてもらおかな~」 エイスリン「バツゲーム……?」 郁乃「負けた二人、京太郎くんとエイちゃんには~」 郁乃「ポッキーゲームをやってもらおかな~?」 照「…………は?」 エイスリン「pocky game?」ハテ? 京太郎「ポッキーゲームって、あのポッキーゲームですか?」 郁乃「せやで~、二人で一本のポッキーを齧るんや~」 エイスリン「??」 霞「罰ゲームと言うよりはむしろご褒美じゃないのかしら……」 憩「ウチが負ければ良かった……」ボソッ 郁乃「ほなやってもらおか~」 照「京、無理しないでいい」 京太郎(くくっ、まさかこんなタイミングで我が世の春が来るとは思わなんだ……)ニヘラ 照(京のこの笑顔は、いやらしいことを考えてるときの顔……!!)キュピーン 京太郎「郁乃さんもそう言ってることですし、やりましょうか!」ニヘラ 憩「…………」ジトッ 霞「…………」ジトッ 照「…………」ジトッ 京太郎「な、なんですかその目は!」 照「別に……」プイッ 憩「京太郎くん、エイちゃんに何かしたらわかっとるよねーぇ?」ニコッ 霞「さて、できるものなら見せてもらいましょうか?」ニコッ 京太郎(ぐっ、何だこの威圧感は……!) エイスリン「」トントン 京太郎「はい?」 エイスリン「ひょうはおー、ひよ?」ニコッ←ポッキーを咥えながら 京太郎(何だこの天使…………) 京太郎「」ハム エイスリン「ンッ……」 京太郎(ここは一気に攻めてエイスリンさんの唇を……)チラッ エイスリン「?」 京太郎(うぉぉ、ちっちぇえ!) 郁乃「よ~い、スタート!」 エイスリン「……」ポリッ 京太郎「……」ポリポリ エイスリン「……」チラッ 京太郎「……」チラッ エイスリン「」カァァ 京太郎(そう、これこそがポッキーゲームの醍醐味) 京太郎(超至近距離で見つめ合い、迫る!) 京太郎(そしてこのまま……!)ポリポリポリポリ!!! エイスリン「!」ビクッ 京太郎(あと二口!)ポリポリポリポリポリ!!! エイスリン「!?」 京太郎(父さん、俺、男になるよ……) ギュルルルルルルルルルル!!!!!! 京太郎(何の音だ?) [ ____\ \ { \ __> .. \ . \ }\ \ ... \ . \ \ , , /\ \ .. \ l \ \ \ヽ/⌒7 ′ ′ , | li\ / -‐/ ̄ ̄ ̄/ ̄\ \} }\ \ } ∨ / ∧ , ′ /{ }\ | \ l| \ / / / / y'⌒ヽ\人 /\ \_}/ ,/ ̄ / ∧ ∨,√| \_} \__} \ _ -‐ / -‐ / /../ / ̄ ̄ ̄\ ∨ } ′/ ∧ | ∨ l| }i-‐ // { ,.../ { \ | | | / i| | l ll| |li、 / \/l l...| | ∨ | | | ii| i| 丶 ,′ >‐- 八 ll...| |___ | l| | |l ill| | l ll| |lli ii| i| \ | -‐ {. . ト---≠ ┴ァ‐- {/ ̄ ‐- __| l| | |li ii| \ | ∨∧\{/∨ / f´}/) -=ニ | |lli illl| | l iii|\ \ | _∨∧彡クj //)-} /ヽ.  ̄} |llli illll| | l ll| |lli ll| i|. . . \_____|______/. . . /i⌒}/,〈 ´~ (/ 〉 , |lllli illlll| | l ll| ii|lli ii| ll|| i|、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / / \ \ `~´{_ ′ lll|い√ ̄} | ∧ l「` -=i|ll| ii| ill| /. \. . . . . . . . . . . . . . . . < ̄ ̄ _/. . . /l__//>-- \ , l| )ノ l| |,/ l i リ^i\ } /^}/}  ̄\. . . . . . . . . . . . .`ー‐‐. . . . . /,/ ̄ ̄\ト、 } \ ′リ l| |′ l | \从,/ | / \. . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ ,/  ̄ `ー- _〉 リリ リ′ }′. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | '′. |. | | 〈/〉-‐=ニ二ニ=-- _,,| ∧ }ニ=-  ̄ ̄ ̄ -=ニ=- _〉 〈 }  ̄「\ } 京太郎「そげぶっ!」 ギュルルルルルルルル ドンガラガッシャーン 京太郎「死ぬかと思った……頭がくらくらするぜ」 照「京が莫迦なことするから」プイッ エイスリン「タノシカッタ!」 京太郎「サイデスカ……」 夕 京太郎「一時間気絶しっぱなしかよ……」 京太郎「誰か誘って帰ろ」 京太郎「今日の掃除当番は憩さんだったよな……誘ってみるか」 京太郎「憩さんいますかー?」 憩「あれー?京太郎くんまだ残っとったん?」 京太郎「一緒に帰ろうかと思ったんで、どうっすか?」 憩「ええで、ちょっと待っててなー」 京太郎「じゃあ手伝いましょうか?」 憩「うん、そういうんやったらお願いしよかな」 京太郎「よし!ちゃっちゃと済ませちゃいましょう!」 京太郎「一緒に掃除して帰るって、なんかあのときみたいですよね」 憩「せやね、懐かしいなぁ」 京太郎「ですねー」 京太郎「前はたこ焼き食べて雀荘行きましたよね」 憩「……うん」 京太郎「…………」 憩「…………」 京太郎「俺はまた、一緒に憩さんと帰りたいです」 憩「?今一緒に帰っとるやん」 京太郎「そうじゃなくて……憩さんと清々荘に帰りたいんです」 憩「…………」 京太郎「今度は皆で帰りましょう」 憩「…………」 京太郎「ここで右でしたよね?」 憩「ぁ…………」 京太郎「それじゃあまた明日!」フリフリ 憩「……うん、また明日、な」ニコッ タッタッ 憩「…………はぁ」 憩「帰りたい、かぁ」 京太郎「暇だし、照にメールしよ」 京太郎「そろそろ炬燵も出すかー」 京太郎「あーそういやお菓子余ってんなー」 京太郎「照に手伝ってもらうか」 京太郎『一緒に菓子食わね?』 京太郎「はい、送信」ピッ < ガタッ 京太郎「?」 ヴーッ ヴーッ 照『いつ?いつのこと?ねえいつ?今?いま?今だよね?今しかないよね?今でしょ?今食べないとなんでしょ?今食べようよ、いいでしょ?今すぐ食べないと駄目だよね? あと何食べるの?プリンとか?でもシュークリームもいいよね、やっぱりプリンの方がいいかな、焼きプリンとかレアチーズムースのもいいかもねあ、コーヒーゼリーは食べられないかな』 京太郎「読みにくいよ何だよこれ……」 京太郎「いつにするかな」 京太郎『じゃあ今週末の夜でどうだ? 菓子はそんときの楽しみってことで』 京太郎「送信っと」ピッ ヴーッ ヴーッ 京太郎「前と比べてだいぶ早くなったな」 照『わかった、楽しみにしてる ポッキーゲームも』 京太郎『お前とやったって楽しくねえよ』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『ひどい、私だってか弱い乙女なのに』 京太郎『男子高校生を5mも殴り飛ばすやつのどこがか弱いんだよ あれかなり痛かったぞ』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『あれは京がエイスリンと仲良くしてるから 腹が立っただけ』 京太郎『いいじゃんか、エイスリンさんと仲良くしたってー』 照「…………」 照「そういうことじゃ、ない……のかな?」 【11月第4週 平日】終 【11月第4週 平日2】 京太郎「そろそろ鍋料理の季節かー」 京太郎「誰か土鍋とか持ってないのかな?」 照「はぁー」ホワホワ 照「息が白い」ホッコリ 京太郎「よっ、照!」 照「おはよう」 京太郎「見てみろよ、息が白いぜ!はぁー」ホワホワ 照「うん、はぁー」ホワホワ 照「息が白いと冬になった、って思う」 京太郎「だなー」ホワホワ 京太郎「なあ照、お前土鍋持ってるか?」 照「土鍋……ううん」 京太郎「そっか」 照「どうして?」 京太郎「んにゃ、鍋食べたいなーって」 照「昔は、家族みんなでやったよね」 京太郎「ああ、照んちでやったやつな」 照「いっつも、父さんと母さんはデザートをたけのこにするかきのこにするかでもめてたけどね」 京太郎「ほんと、楽しかったな」 照「うん、またいつかしよう」 京太郎「だな」 京太郎「鍋の話なんかしてたから腹減った……」 京太郎「今日はどこ行って食おう」 昼 京太郎「こうして何となくマイベストプレイス屋上まで来たけど……」 ヒュウー 京太郎「寒いからか人がいない……」 ガチャ 郁乃「う~寒いなぁ~」ブルブル 郁乃「あ、京太郎くんやぁ~」 京太郎「そうですよ、一緒に食べませんか?」 郁乃「うん、ええで~」 郁乃「今日もお弁当おいしいな~」 京太郎「霞さん任せじゃなくて自分でも作ればいいのに」 郁乃「居候たるもの衣食住完璧にお世話になるもんなんやで~」 京太郎「最低だよこの大人」 京太郎「……そういえば、郁乃さんはここを出たら何をするんですか?」 郁乃「私?」 京太郎「ほら、郁乃さんは照とかエイスリンさんとは違って大学行く必要も無いじゃないですか」 京太郎「それに、身体が元に戻るかわからないですし」 郁乃「う~ん……ようわからんな~」 郁乃「来年からは京太郎くんの部屋に居候したろかな~?」 京太郎「同棲生活ですか、いいですね」 郁乃「そ~そ~、同棲生活やで~……えっ?」 京太郎「若い男女が一つ屋根の下で共同生活って同棲生活じゃないですか」 郁乃「京太郎くんとどどど同棲なんて……///」 京太郎(こういうネタでいじるとわかりやすくなるよな) 京太郎「俺と郁乃さんで一緒にご飯作って食べて、風呂も交代で入って、一緒に寝て、立派な同棲生活じゃないっすか?」 郁乃「ご飯に……寝る……」 郁乃(寝るって、つまり京太郎くんと私が……) 郁乃「あぅあぅあぅ……///」プシュー 京太郎(あ、ショートした) 京太郎(卵焼き美味しそうだな)ジーッ 郁乃(私と京太郎くんが……そのままゴールインして……) 京太郎(もらっちゃおっと)ヒョイ 郁乃「///」プシュー 【夕方】 京太郎「買い物してたら随分遅くなっちまったな……っと」 霞「あら京太郎くん、今帰ったのね」 京太郎「はい、霞さんもですか?」 霞「そうなんだけど……」 京太郎「どうかしたんですか?」 霞「アパートのお湯が出ないらしくって、それで皆で銭湯に行こうと思ってね」 京太郎「それを皆に知らせようと?」 霞「そういうこと、協力してもらえるかしら?」 京太郎「了解です!」 京太郎「俺はエイスリンさんに伝えてきますね」 霞「わかったわ、よろしくね」 京太郎(にしても銭湯か……) 京太郎(混浴だったらいいなぁ) ピンポーン 京太郎「エイスリンさーん、いますかー?」 シーン 京太郎「エイスリンさん?」 シーン 京太郎(中の明かりはついてるみたいだけど……) 京太郎(まさか……誰かに襲われているのか!?) 京太郎(手足が縛られて口も塞がれているのなら物音が無いのも筋が通る) 京太郎(反抗することも許されずただ一方的に……)ゴクリ 京太郎(ってダメだダメだ!何を考えてるんだ俺は!) 京太郎(まずはこのドアを突き破る!) 京太郎「どぉりゃあああー!!」 ガチャ エイスリン「…………」ジーッ カチッ 京太郎(すげー集中してるみたいだな) <ロン 京太郎(あ、和了られた) エイスリン「」ジワァ エイスリン「……」ゴシゴシ カチッ 京太郎(配牌一向聴か、頑張れ!) エイスリン「……」パァァ 京太郎(三巡目で聴牌って早いな) <ロン エイスリン「!」パァァ 京太郎(綺麗に捲って嬉しそうだな) 京太郎「あのー、エイスリンさん?」 エイスリン「」ビクッ エイスリン「キョウタロー……ドウシテ?」ビクビク 京太郎「えっとですね、実は……」 エイスリン「セントウ?」 京太郎「お風呂ですよ、皆で入るんです」 エイスリン「キョウタローモ?」 京太郎「俺は男なので別ですよ」 エイスリン「ソウ……」 京太郎「とにかく、さっさと行きましょうか。みんな集まってますよ」 エイスリン「ウン!」 京太郎「お待たせしましたー!」 エイスリン「」トテトテ 霞「皆来たわね」 華菜「それでどこの銭湯に行くんだ?」 照「……ねえ、あれ誰だっけ?」ヒソヒソ 郁乃「私も知らんな~」ヒソヒソ 華菜「お前ら!丸聞こえだからな!」 霞「近くの銭湯は……こっちだったはずよ、前にお父様に連れて行ってもらったことがあるから」 照「皆でお風呂……」 郁乃「はよコーヒー牛乳飲みたいな~」