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「ごべん゛な゛ざい゛い゛い゛はんぜい゛じまずがらゆるじでぐだざい゛い゛い゛い゛い゛」 一匹のゆっくりれいむがお兄さんに捕まった。お兄さんの家に忍び込み大切な母の形見を壊したからだ。 ここまではよくある風景だがこのゆっくりはちょっと違った。 「でいぶはどうなっでもい゛い゛がらおながのあがじゃんだげはだずげでぐだざい゛い゛い゛い゛」 このれいむ実は胎生型妊娠をしていたのだ。幸いなことにお兄さんは虐待お兄さんではなかったので 子供が生まれるまで生かしてもらえることになった。 − − − 1 日 目 − − − 「むーしゃ、むーしゃ…」 れいむは逃げないよう檻に囚われ餌として野菜くずを与えられた。 くずといっても野生の食べ物に比べればはるかに美味しかったがれいむは幸せな気持ちになれなかった。 もうすぐ人間さんに殺されてしまう。そう思うと美味しいはずの食事も味が良く分からない。 「ゆゆっ?あかちゃん?」 その時れいむの腹の中の赤ちゃんが動いた。 「れいむのかわいいあかちゃん、げんきにそだってね」 死の恐怖に怯えていたれいむだが赤ちゃんそ存在がれいむの心を支えていた。 − − − 7 日 目 − − − 「うーん、うーん、うまれるよ…」 お兄さんが仕事で家を開けている時、れいむのおなかに痛みが走る。赤ちゃんが生まれようとしているのだ。 「れいむのあかちゃんうまれるんだね…れいむとってもうれしいよ」 だがその時お兄さんの言葉を思い出す。 『子供に罪はないから生まれるまで待ってやる。だが子供が生まれたらお前は殺すからな』 「ゆゆっ!だめだよ、あかちゃんまだうまれないで!」 れいむは腹に力を込めて生まれてこようとする赤ちゃんを押し戻した。 やがて赤ちゃんも諦めたのかれいむの産気は収まった。 「あかちゃんうまれるのはもうちょっとだけまってね…」 − − − 1 0 日 目 − − − 「うーん、うーん、うまれるよ…」 お兄さんが仕事で家を開けている時、れいむのおなかに痛みが走る。赤ちゃんが生まれようとしているのだ。 「れいむのあかちゃんうまれるんだね…」 だがその時お兄さんの言葉を思い出す。 「あかちゃんおねがいだからうまれないでええええ」 れいむは腹に力を込めて生まれてこようとする赤ちゃんを押し戻した。 だが赤ちゃんは前回より強い力でれいむの体から出ようとする。 「おねがいだからやめてええええ」 自分の力では抑えきれないと思ったれいむは野菜の芯で自分のまむまむに蓋をした。 そのかいあってかしばらくして産気は治まった。 「あかちゃんがうまれるとれいむがこまるんだよ。おねがいだからうまれないでね」 − − − 1 2 日 目 − − − 「うーん、うーん、うまれるよ…」 お兄さんが仕事で家を開けている時、れいむのおなかに痛みが走る。赤ちゃんが生まれようとしているのだ。 「おねがいだからう゛まれないでっていってるでしょお゛お゛お゛お゛」 だが今回は赤ちゃんもなかなか諦めようとしない。 まるで『なんでうんでくれないの?じぶんはいらないこなの?』と言っているようだった。 「わがままなあかちゃんだね!れいむそんなわがままなあかちゃんいらないよ!」 怒ったれいむはお腹の中の赤ちゃんを罵倒しはじめた。れいむの気持ちがわかるのか赤ちゃんは大人しくなった。 「こんなできのわるいあかちゃんがいるなんてれいむはふこうだよ」 赤ちゃんは寂しそうにごろりと動いた。 − − − 1 7 日 目 − − − 「い゛だい゛い゛い゛い゛、でいぶのおなががい゛だい゛い゛い゛い゛い゛」 お兄さんが仕事で家を開けている時、れいむは激痛でのた打ち回った。 お腹の子供が成長しすぎたせいでれいむの体を圧迫しているのだ。 「れいむをいたいいたいさせるあかちゃんはしね!」 れいむは壁や床にお腹を叩き付けた。何度も何度も… あかちゃんは『いたいよ、なんでこんなことするの?』と言う様にもぞもぞと抵抗したが その動きがよけいにれいむのお腹を痛くし怒りを買うことになった。 「あかじゃんあばれるな!はやくしね!はやくしね!」 やがてお腹の赤ちゃんは動かなくなった。壁に叩きつけられたダメージで死んでしまったのだ。 れいむのまむまむからチョロチョロと餡子が漏れる。 「なあれいむ・・・」 「ゆ、ゆぴっ!!」 気がつくと背後にお兄さんが立っていた。 「れいむの赤ちゃん中々生まれないな」 「し、しらないよ!れいむはあかちゃんになにもしてないよ!」 「…」 「お、お兄さん?」 「なあれいむ…」 「れれれ、れいむはなにもしてないよ、あかちゃんはげんきにそだってるよ!」 「…そうか」 お兄さんは無言で部屋から立ち去った。 − − − 2 0 日 目 − − − 「うーん、うーん」 お腹に痒みを感じれいむは目を覚ました。何だろうと思いお腹を見ると… れいむのまむまむにウジ虫が入り込もうとしていた。 どうやら腐った赤ちゃんの餡子の臭いに釣られて湧いてきたらしい。 「やめでえ゛え゛え゛!むしさんれいむのなかにはいらないでえ゛え゛え゛!」 れいむはまむまむを壁に擦りつけウジ虫を引き剥がした。 ほっとしたのもつかの間腹の中にちくりとした痛みを感じる。 どうやら気づいたのが遅かったらしくすでに数匹体内にウジ虫が入り込んでいたのだ。 チクチクとした痛みはやがて激痛に変わる。どうやらウジ虫が中枢餡子のあたりまで入ってきたらしい。 「いだいよお゛お゛お゛お゛!むしさんでいぶをだめないでえ゛え゛え゛え゛!」 「なあれいむ・・・」 「ゆ、ゆぴっ!!」 気がつくと背後にお兄さんが立っていた。 赤ちゃんを殺したことをお兄さんにばれないようにしなければならない。 れいむは痛みをこらえて平静を装った。 「れいむがこの家に来てからもう20日になるな」 「れ、れいむのあかちゃんはゆっくりしているからなかなかうまれないんだよ」 自分が疑われていると思ったれいむは聞かれてもいないのに言い訳を始めた。 「俺あれから考えたんだけどさ。れいむ、赤ちゃんが生まれてもお前は助けてやるよ」 「ゆ、ゆゆっ!?」 「俺も幼い頃母親が死んでさ。だから形見が壊されたときすごい怒ったけど やっぱりゆっくりでも母親は必要だと思うんだ。」 「…」 「生まれてすぐ母親がいなくなるのって悲しいからな。お前の赤ちゃんにもそんな思いさせたくないんだ」 「……」 「あの時のことは水に流してゆるしてやるからお前も赤ちゃんのこと大事にしろよ」 「…ゆ、ゆぐっ」 「れいむ?」 「ゆ、ゆげええええええ!!」 「おいれいむ?どうしたんだ?しっかりしろれいむ!」
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・餡子ンペ10夏作品 ・書いたのは麦茶あき ・餡子コンペじゃなくて餡子ンペだったんだねー間違えて恥ずかしいよ お兄さんはペットショップでれいむを買った。 れいむは嬉しそうに「ゆっくりしていってね!!!」と挨拶をした。 お兄さんもれいむに挨拶し、れいむはめでたくお兄さんの飼いゆっくりになった。 しかし、これが悲劇の始まりである。 れいむはいい飼いゆっくりさ 「おにいさん!れいむにおちびちゃんができたよ!!」 「ゆふ~ん♪れいむとまりさのおちびちゃんだよ、おにいさんはまりさをかいゆっくりにしてね!」 ある日お兄さんが家に帰ると飼っていた飼いゆっくりのれいむが妊娠していた。 相手は隣にいる汚いまりさだろう。 一発で野良だということがわかる。 窓は閉まっていたはずなのに開いている。 おそらくれいむが開けたのだろう、器用な奴だ。 れいむの頭には自慢のおちびちゃんとやらが実っていた。 全部で六匹。 植物型妊娠では多いほうである。 六匹の赤ゆっくりは幸せそうに眠っていた。 「おにいさん!まりさをかいゆっくりにしてほしいよ!」 「おねがいだよ!まりさをかいゆっくりにしてね!!」 どうやらこのまりさ飼いゆっくりになりたいがためにれいむとすっきりしたそうだ。 ちなみにれいむはまりさと自分の子供が欲しかったためすっきりーした。 もちろんお兄さんは・・・・ 「駄目」 「「どぼじでえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ????!!」」 当たり前である。 「なんで?!すっきりしたらかいゆっくりになれるんじゃないの??!」 「ゆゆ!!おにいさん!いじわるしないでね!!」 すっきりーしたから飼いゆっくりになれるとはどこまで餡子脳なのだろう。 もちろんそんなバカなことが起こることは一切ない。 後は飼い主の逆鱗に触れたまりさは制裁され、れいむは飼いゆっくりとしての価値を失い捨てられる。 というのが本来の筋書きなのだが・・・ このお兄さん、怒るどころか逆に喜んでいるように見える。 「まりさ、飼いゆっくりにはなれないけどこのれいむと番になることは許してあげるよ」 「「ゆ??!」」 お兄さんの予想外の言葉に戸惑う二匹。 どうやらこのお兄さん、飼いゆっくりになることは駄目と言ったがまりさと番になることは許すと言ったのだ。 れいむはそのことで喜んだが、まりさは飼いゆっくりになれないことに落ち込んでいた。 「なんでまりさはかいゆっくりになっちゃいけないの?!」 「まりさ、世の中にはそのまま人間に潰されるゆっくりだっているんだぞ。 君は運がいい立場にいると考えたほうがいい」 「ゆぅ・・・」 まりさは納得できなかったが、渋々お兄さんの言葉を理解した。 しかしこのお兄さんどういうつもりなのだろう。 「野良としての生活をまた送ってもらう、だがその代わりこちらから飯を食えるだけの食料を提供しよう」 「ゆっ??!いいの!?」 なんとこのお兄さん、まりさが野良のままでいる代わりに食べ物を分け与えようというのだ。 一体なにを考えているのだ? 「じゃあ、れいむもまりさと・・・」 「お前は飼いゆっくりのままだ」 「どぼしてええ??!」 れいむがまりさと共に行こうとしたがお兄さんに止められてしまった。 納得がいかないれいむ。 「なんでなの、おにいさん!!」 「お前はこのまま俺の飼いゆっくりだ。まりさとはいわいる別居生活だな」 「ゆ~・・・」 「別に会えないわけじゃない。別居してもらうだけさ、面会もさせてやる」 れいむはお兄さんの言葉に従った。 まりさとの生活が名残惜しかったが仕方が無かった。 「れいむ・・・・あしたあいにいくよ」 「わかったよ、まりさ」 まりさとれいむは互いに別れを告げそれぞれの家へ帰っていった。 まりさのお帽子には沢山のお菓子が入っていた。 れいむにはわからないことがあった。 何故まりさと一緒に居させてくれないのか。 お兄さんにその疑問をぶつけてもはぐらかすだけだった。 だがお兄さんは「れいむにはまりさとの子供がいるじゃないか」と言った。 そうだ、れいむにはまりさとのおちびちゃんがいた。 嬉しそうに眠っている自分のおちびちゃん。 そんな時お兄さんが「おちびちゃんに早く会いたくないか?」と言ってきた。 れいむ自身おちびちゃんにも会いたかったし、何よりまりさやお兄さんも喜ぶはずだと、 れいむはお兄さんにお願いした。 お兄さんはれいむにオレンジジュースを飲ませた。 これでおちびちゃんが早く生まれるらしい。 そして・・・・ プルプル・・・ ポテッ・・ 「「「「「「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」」」」」」 「ゆっくりしていってね!!!」 茎から子供が落ち無事に産まれた。 赤れいむ 3 赤まりさ 3である。 みな元気そうでゆっくりしていた。 れいむは自分の子供にす~りす~りをし、頭に生えていた茎を子供たちに与えた。 「「「「「「む~ちゃ、む~ちゃ・・ち、ちあわせー!!!」」」」」」 赤ゆっくりたちは初めて食べる茎の味に感激しながら食べていた。 れいむはそのことに喜びながら自分の子供を見つめていた。 だがその時一匹の赤ゆっくりれいむがお兄さんに持ち上げられた。 赤ゆっくりは「おしょらちょんでぇりゅみちゃい!!」なんて騒ぎ、 他の赤ゆっくりたちはそのことで羨ましがっていた。 れいむはきっとお兄さんが自分のおちびちゃんと遊んでくれるのだろうと思っていたが、 お兄さんのした行動はれいむの思考と180度逆だった。 お兄さんは赤ゆっくりを握りしめるような状態にして・・・ 力をそのまま入れた。 ギュウウウウウウウウウ・・・・・ 「ゆぎいいいいいいいいいいい!!!」 「おちびちゃああああああああああああああああああああんん??!!」 突然赤れいむが苦しみ始めた。 お兄さんが握り締めているせいである。 何故そんなことするのかれいむには理解できなかった。 「やめてね!!!いたがってるよ!!」 お兄さんはれいむを無視し、そのまま握り続けた。 ギュウウウウウウウウウうううう・・・・・ 「ちゅ・・・ぶれりゅうう・・・・・・!!」 「くるちい・・・・!!!」 赤れいむは握り締められて体が圧迫されている。 すでに顔は赤くなっており、口からは餡子が出ている。死の兆候だ。 「たしゅ・・・・け・・・!!」 「おにいさああああああああああああああん!!!やめてええええええええええええ!!!」 そして・・・ ブシュウッ!!! 「ゆべえ!!」 赤れいむの口、目、まむまむ、あにゃるから餡子が一斉に出た。 お兄さんは赤れいむだったものをれいむの目の前に捨てた。 れいむは目を開き、目の前で起きたことがわからなかった。 どうしておちびちゃんがしんじゃったの・・・? なんでおにいさんこんなことするの・・・? れいむ・・・わるいこと・・・した?? そんなことを思いお兄さんを見つめていた。 お兄さんはそんなことは知らずに次の赤ゆっくりを持ち上げた。赤まりさである。 「おきゃーしゃんたしゅけちぇええええええええ!!!」 赤まりさの助けの声で我に返ったれいむ。 必死で赤まりさを助けようとしたが高さがありすぎて届かなかった。 「はなしてね!!おちびちゃんをはなしてね!!!」 もちろんお兄さんは無視。 お兄さんは赤まりさを台所へ持っていくとコンロに火をつけた。 れいむはお兄さんが何をするか理解できた。 やめて欲しいと叫んだが無視された。 お兄さんは赤まりさを串に刺し、 ブスッ・・・ 「いじゃいいいいいいいい!!!」 そのままコンロの上へ持っていった。 「あじゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!いじゃいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「おちびちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん????!!」 直火焼きのようである。 お兄さんは串を回し始め赤まりさの全身を焼き始めた。 赤まりさは「あつい!!」「やめて」と叫んでいたが全身が黒くこげかけた頃から段々と声が小さくなり、 「ゆ・・・・・ぇ・・・いじゃ・・・・・ぃ」 「・・・・・」 「もっちょ・・・・・ゅ・・・・・」 永遠にゆっくりした。 れいむにはわけがわからなかった。 優しいお兄さんがどうしてこんなことするのか全然理解できなかった。 れいむはお兄さんを非難しようとしたがれいむは見てしまった。 お兄さんの顔が笑っている・・・・ 何故笑っているんだ?? おちびちゃんを殺して何故?? れいむはわからなかった。 「どぼじてぇ・・・??」 「教えてあげようか?れいむ・・・・」 その声はいつもと同じ優しいお兄さんの声だった。 「なんで赤ちゃんを殺しちゃったか・・・・・それはね・・・俺がそうしたかったからさ」 れいむは驚愕した。 お兄さんがそんなこと言うなんて!!! 酷い、酷過ぎる!! 「別に侮蔑してもいいよ、やりたくてやってるわけだし」 お兄さんは赤ゆっくり全員を持ち上げれいむが届かない位置に移動させた。 れいむは助けようとしたが届かなかった。 赤ゆっくりたちはお兄さんに怯えていて一箇所に固まっている。 一匹はしーしーを漏らしてしまったようだ。 お兄さんは赤れいむを摘み、赤れいむを見て何か考えているようだ。 「さて、どうしようかな・・・・そうだ」 何か思いついたようだ。 お兄さんは引き出しの中から爪楊枝を出した。 「典型的な虐待だが・・・・エイッ」 ブスッ 「いじゃああああああいいいいい!!!!」 ブスッ ブスッ ブスッ ブスッ ブスッ 「いじゃいいい!!いじゃいいよ!!やめちぇえええええええ!!!」 「これだけ刺しているのに元気な奴だ」 お兄さんは赤れいむに爪楊枝を刺しまくり赤れいむを虐待した。 ある程度虐めたらオレンジジュースをかけてやり傷を治す。 そしてそれの繰り返し。 何度か刺していたら赤れいむは「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣し、 「もっちょゆっくちしちゃかっちゃ・・・」と言って死んでしまった。 「おち・・・び・・」 れいむはもう放心状態になりかけている。 お兄さんは次に赤まりさを選んだ。 引き出しから霧吹き器を出したお兄さんは水を入れ赤まりさにかけてやった。 プシュッ! 「ゆ!!きょれおみじゅしゃんじゃ!!」 霧吹き器の霧をかけられた赤まりさは微妙に濡れた。 お兄さんは何度も何度もかけてやり赤まりさに霧を浴びせた。 すると大量に水分を吸ってしまった赤まりさの体が溶け始めて原型を保てなくさせた。 「ゆぎいぃぃぃ!!!とけちゃうううう!!!」 お兄さんはそれでもかけてやりその様子を見て嬉しそうだった。 赤まりさはもうほとんど溶けてしまっていた。 「ゆぅ・・・・ぎぃ・・・・・・・」 完全に溶けきり物言わぬ何かになってしまった。 「お前はこっちな」 お兄さんは最後の赤まりさを霧吹き器の中に入れた。 赤まりさはなんとか抜け出そうとしたが出れずに落ちてしまった。 そのまま水が溜まっているところに落ちるかと思ったが帽子が下に落ちたのでなんとかその上に乗ることができた。 赤まりさは自分の安全を確認するとお兄さんに「はやくここからだせ」と言ってきた。 だがこの状況はお兄さんにとっては好都合だった。 お兄さんは赤れいむを電子レンジの中に入れた。 レンジを操作し、作動させた。 ゆっくりが電子レンジの中に入って温めたらどうなるか・・・・ 答えは簡単だ。 「ゆ?なんだきゃあったきゃくなっちゃよ!」 それも今のうち・・・ 「あちゅいよ!!きょきょきゃらだちてね!!」 「あちゅいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!れいみゅちんじゃうううううううううう!!!」 「やじゃあああ!!!ゆぎいぃ??!ゆがが・・・!!!」 パンッ!!!・・・・ 赤れいむは電子レンジの高温に耐え切れず破裂してしまった。 中に餡子が飛び散りお兄さんは「しまった・・・」と後悔した。 赤まりさの方にも異変は起きた。 自分を支えてくれた帽子が溶けているのだ。 赤まりさは助けてくれと言ってきたが、 お兄さんは無視してどうなるか期待の目でまりさを見ていた。 赤まりさの帽子に水が入ってきてついにやばくなった。 赤まりさは「助けて!」「いい子になりますから!」と懇願してきた。 だがお兄さんはもちろん無視した。 帽子に水が溜まり赤まりさは水の中に落ちてしまった。 赤まりさは生きようと水の中で泳ぐが、そのせいで体の方が崩れてしまった。 「ぼか・・・・がぼ・!・・が・・・」 何が言いたかったかわからないまま赤まりさは溺れて溶けてしまった。 れいむは呆然としていた。 するとお兄さんが注射器のようなものを持ってきてれいむのまむまむに挿し込んだ。 れいむは自分のまむまむに異物が入ってきたことに嫌がっていたが、 お兄さんはまむまむに何かを注入した。 すると・・・・・ ニョキニョキ・・・・・ れいむの頭に茎が生えた。 「なんでれいむがにんしんしてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 お兄さんが入れたものはゆっくりの精子餡だ。 当然そんなものを入れればゆっくりは妊娠してしまう。 お兄さんは先ほどのオレンジジュースをれいむにかけてやった。 すると茎についている実ゆっくりは次第に成長し始めた。 「成長剤入りと栄養剤たっぷりのオレンジジュースが気に入ったようだな」 実はこのオレンジジュースには実ゆっくり用の成長剤と栄養剤が混ざっているのだ。 そんなものを妊娠しているゆっくりに飲ませればどうなるかは一目瞭然。 実ゆっくりはすごい速さで成長し、 実ゆっくりは赤ゆっくりとなり生れ落ちた。 「「「「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」」」」 赤ゆっくりが元気に挨拶するが親であるれいむから返事が来ない。 れいむはハッと気づき赤ゆっくりたちに逃げるよう伝えた。 「おちびちゃんたち!!いますぐにげてね!!」 「「「「にゃんで??」」」」 赤ゆっくりにはわけがわからなかった。 何で自分たちが生まれたのに母親は挨拶をしてくれないんだろうと、 赤ゆっくりたちは怒り始めた。 「「「「ぷきゅー!!」」」」 「そんなことしてるばあいじゃないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 れいむはわからなかった。 何で自分の言うことを聞いてくれないのか。 そんなあほなことしているうちにお兄さんが赤ゆっくりたちに近づいて・・・・ シュッ・・・・ 「「「「ゆっ・・・??!」」」」 最初赤ゆっくりたちは何をされたかわからなかった。 だが突然自分たちの体に激痛が走った。 「いじゃいいいいいいいいいいいいい!!!」 「くるちいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「あっがががががg!!!」 「ゆびゃああああああああああああああ??!!」 赤ゆっくりたちは激痛でのた打ち回った。 お兄さんは赤ゆっくりたちに先ほどの霧吹き器をかけたのだ。 といっても中身が違った。 中に入っていたのは水で少々薄めただけの激辛エキスだ。 薄めているとはいえそんなものを赤ゆっくりにかければどうなるかはさっきの結果である。 お兄さんは赤ゆっくりたちにもう一度かけてやり反応を見た。 「いじゃ・・・・・・・・・ぃ」 「ゅ・・・・・・・ゅ・・・・・」 赤ゆっくりたちは激痛で動けなかった。 動かせるものはもう自分たちの思考だけだ。 なんでこんな目にあっているのかと赤ゆっくりたちは必死に考えた。 すると赤ゆっくりたちはれいむの方を見て・・・・ 「「「「ゆ・・・くち・・させて・・くれない・・おやは・・・・・・・・・ちね!!!!」」」」 そう言った次の瞬間お兄さんに霧吹き器をかけられ餡子を吐いて死んでしまった。 れいむは自分の目の前で起きていることに全く理解ができなかった。 お兄さんはそんな困っているれいむにこう答えてくれた。 「なんで赤ゆっくりにこんなことするか聞きたいかい?」 「なんで・・・???」 「それはね・・・・・・ 俺は赤ゆっくりが死んでいくのがみたいからだよ」 「・・・・・・・・・ゆえ??」 れいむはお兄さんが何を言ったか理解できなかった。 「俺はさぁ・・・こういう小さい生き物が死んでいくのを見るのが大好きなのさ。 おかしいだろ?ガキの頃はそうやって遊んでいたもんな・・・・・・・ でもさ、大人になっていくにつれそのことに罪悪感が芽生えてきたんだよ・・・何でこんなことしてるのかって・・・ でも俺はそう考えるのはやめたんだ。 考えるのやめたらなんかすっきりしたよ、むしろやっていく内に楽しくなってきてね・・・」 お兄さんはベラベラとれいむに話した。 その内容は最早狂気だ。 「一番楽しかったのはゆっくりだな、特に赤ゆ。 あいつら虐待していくとすごくすっきりできた。」 れいむはもうお兄さんが何を言っているのかわからない・・・ 「だかられいむを飼ったんだよ」 れいむはその言葉に耳を疑った。 そんな理由で自分を飼ったのか?! 「なんでれいむなの??!」 「その方が都合がよかったからね、赤ゆっくりを産んでくれるのに」 「??!」 「れいむってのはさ、他のゆっくりに比べて子供を産む数が多いんだよ、だからさ。 俺がより多くの赤ゆっくりを潰せるために沢山赤ゆを産んでくれるお前を飼ったのさ。 あとは妊娠なんだけど、どうしようかと迷っていたうちにまさかれいむから妊娠してくれるなんて思わなかったよ。 あのまりさにお菓子を与えたのもお礼のつもりさ、野良は金が掛からないしね」 れいむは自分がしたことに後悔した。 きっとお兄さんはまりさと勝手にすっきりーしたから怒っているんだと思っていた。 「ごべんなさいいい!!!もうまりさとあいません!!おちびちゃんはいりません!!!」 「何で謝るのさ、むしろ俺は大歓迎だよ」 れいむは必死に謝ったがお兄さんには伝わらなかった。 それどころかどんどんすっきりして子供を産んで欲しいとまで言ってきた。 「ごべんなさい!!!ごべんなさい!!!」 「だから謝る必要なんてないよれいむ。 これからもおちびちゃんを作ってね!」 「やだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 れいむはもう三回もすっきりーさせられた。 産まれた赤ゆっくりは当然のごとくお兄さんに殺されてた。 気がつけば次の日の朝になっていた。 お兄さんが「まりさが来たぞ」と言ってきた。 れいむは急いでまりさの元に駆け寄った。 自分の愛しのまりさ。 番のまりさ。 会いたかった。 れいむは相変わらず汚いまりさに挨拶し、す~りす~りをした。 そしてお兄さんが自分たちのおちびちゃんにやったことを全て話した。 だがまりさかられいむの予想もつかない返答をされた。 「しってるよ」 「ゆうう!!?ど、どいうことなの??!」 なんでまりさがそのことを知っているのかわからなかった。 「さっきおにいさんがおしえてくれたんだよ。まりさたちのおちびちゃんはころしちゃったって」 「だったらまりさ!れいむをたすけ・・「やだよ」ゆうぅぅぅぅ!!!??」 まりさがれいむを拒絶した。 なんで拒絶したかれいむには理解できなかった。 「まりさはれいむとのおちびちゃんをつくることであまあまをもらえるんだよ、そんなことできるわけないじゃない」 「ま、まりさああああああああああ!!!おちびちゃんがかわいそうじゃないのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!??」 「わるいけど、まりさがいきるためにひつようなぎせいだよ。そもそもれいむとすっきりーしたのもまりさがかいゆっくりになりたかったからだよ」 「れ、れいむをだましたの・・・?うらぎったの・・・??」 「さいしょからそのつもりだったけど、もうそのひつようはないよ。だってまりさはあまあまもらえてゆっくりできたから・・・ れいむにはすごくかんしゃしてるんだ。あとおにいさんにもね」 「こ、このゲスがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 「かまわないよ、のらのたいはんがみんなゲスだから・・」 れいむはまりさの裏切りに怒りを隠せなかった。 自分が愛した相手はこんな奴だったのかとまりさに怒りをぶつけた。 そんなことしていたらお兄さんがやってきた。 「こらこら、喧嘩は駄目だろ?・・・じゃあまりさ、頼むよ」 「・・・・・・わ、わかったよ」 まりさは少し怯えながらお兄さんの指示に従った。 まりさはれいむの後ろに行き、す~りす~りをし始めた。 「ゆ??!まりさなにしてるの?!」 「・・・・・・」 まりさは黙ったままれいむとす~りす~りし続けた。 やがて二匹とも顔が赤くなり激しく擦り合わせた。 交尾である。 「ゆぅぅぅぅっぅうううううううううう!!!すっきりーしちゃうううううううううううううううううう!!!」 「・・・ッ!!・・・・!」 二匹が絶頂を迎え・・・ 「「すっきりー!!」」 すっきりーした。 れいむの頭に茎が伸び始めた。妊娠したのである。 「ありがとう、まりさ」 「・・・・・・・ゆぅ・・」 「今度はお友達も連れてくるといい、いつまでも同じ種類じゃつまらないからね。 みんなの分のお菓子もあげるから呼んできてくれたまえ」 「・・・・・わかったよ」 まりさはお兄さんにお菓子をもらうと帰っていった。 すっきりーされたれいむは頭に生えた茎を見て絶望した。 また自分の子供にあんなことするのかと・・・ 「さて、始めよう」 「!!!」 お兄さんがオレンジジュースを持ちながられいむに近づく。 れいむはお兄さんに逃げるように後ずさるが壁にぶつかってしまった。 上を見ると、 お兄さんは笑っている。 その笑顔は穢れが無い笑顔に見えた。 「赤ゆ虐待♪」 「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 あれかられいむは何度もすっきりーさせられ妊娠し、目の前で赤ゆっくりを潰された。 すっきりーさせられる相手は野良まりさとその仲間だ。 お兄さんの家に上がらせてもらいれいむとすっきりーしてあまあまを貰っている。 今その最中だ。 「いやだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ずっきりいいじだぐないいいいいいいいいいいいいいい!!!」 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!すっきりいいいいいいいいいいいい!!!」 「わかるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!きもちいいんだねえええええええええええええええええ!!!」 「ビックぺにすううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」 またれいむの頭に茎が生え始めた。 今度のは尋常じゃないほどの茎が生えてきた。 それもそうだ、3匹相手にすっきりーさせられたのだ。 お兄さんはれいむにオレンジジュースを浴びさせ実ゆっくりを成長させた。 その動作を続けながらまりさたちにお菓子を大量を与えていた。 「今日の分だ。仲良く食べろよ」 「「「「ゆっくりりかいしたよ・・・・」」」」 まりさとちぇんは帽子にお菓子を入れ仲間と共に帰っていった。 帰り際赤ゆっくりたちの悲鳴が聞こえたという。 「まりさ・・・・これでいいのよね」 「うん・・・れいむにはわるいけど・・・しかたないよ」 まりさたちはお兄さんのやっていることに怯えていたのだ。 自分の飼いゆっくりにあそこまで酷いことをやってきた人間は見たことが無かったからだ。 しかもその目の前で赤ゆっくりを虐待している。 そんな凶行にまりさたちはもう野良から飼いゆっくりになろうとは考えなくなった。 そんなことされる位ならまだ野良の暮らしの方がマシだからだ。 まりさたちは明日もそんなことを繰り返す・・・・ れいむは目の前で赤ゆっくりたちが殺されるのを見守るしかなかった。 今日大量に産まれた赤ゆっくりたちはお兄さんの手で殺し合い、共食い、すっきりをさせられた。 れいむの前には大量の飾りが積まされていた。 お兄さんはその様子を見て嬉しそうだった。 「もうやめてくださいいいいい!!れいむがわるかったです!!!!」 「悪いことなんてやってないじゃないか、だってお前は・・・ 俺をゆっくりさせてくれる素直でいい飼いゆっくりさ」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 れいむは子供が産めなくなるまでお兄さんの飼いゆっくりでいたという・・・・・・・・ おしまい
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『最後の希望』 8KB 思いやり 不運 群れ 野良ゆ 現代 人間なし 8作目です ※割と生き残ります 今年の夏はいつになく暑い。 ジリジリと照らす太陽に、人々は閉口している。 当然それは、街に住む野良ゆっくりたちも例外では無かった。 ~最後の希望~ 「ゆべぇ…あづいのぜぇ…」 「だいようざんはゆっぐりしでないでおどなじぐじててねぇ…」 「あづすぎるわぁ…」 ここは双葉町の双葉公園。 群れの全てのゆっくりが日陰を這い回っていた。 茂みに隠したおうちに引きこもっていれば大分楽であろう。 しかし食事をしなくては死んでしまう。 無理をしてでも狩りに出かける必要があるのだ。 しかし日向に出るわけにはいかない。 地面が熱すぎるのだ。 先日、暑さから靴を脱いだ胴付きれみりゃが足を焼き、動けず干からびて死んだほどだ。 それゆえ行動範囲は日陰に限定された。 しかし、その中で見つかるものなど雑草くらいのものだ。 そして何よりも辛いのは… 「おみずざぁああん…どごなのぜぇえええ…」 「ふんずいざんはゆっぐりしずぎだよぉ……」 水不足だ。 不思議饅頭のゆっくりではあるが、飢えよりも渇きの方が辛いのは他の動物と変わらないらしい。 この公園は噴水があり水確保が容易なため、ゆっくりにとって他の公園よりも優れているといえる。 しかしこの暑さである。断水により噴水は止まってしまった。 先日、水を求め噴水に頭から突っ込んだ胴付きれみりゃが怪我をして出られず死んでしまうという珍事も起きた。 「おぢびぃ…おぢびがまっでるんだよぉお…」 「どがいはなおぢびぢゃん…がまんじででねえぇえ…」 ゆっくりたちはおちびちゃんのために水を探し回る。 この群れにはおちびはいない。 暑さと雑草の味に耐え切れず、全て永遠にゆっくりしてしまった。 ただし、一匹を除いてだ。 そのおちびは群れのごく平凡なゆっくりの番の間に生まれたおちびちゃんだ。 今まで両親と姉妹に囲まれ幸せに暮らしていたが、みんな息絶えてしまった。 運が良いのか悪いのか、そのおちびちゃんは奇跡的に生き残った。 そしてそれが発見されたのは数日前… 「ゆびぃ…おちょーしゃ…おきゃーしゃ…」 「むきゅう…のこったのはこのこだけなのね…」 「そうみたいなのぜ…でも…だれもこのこをそだてるよゆうなんて…」 「かわいそうだけど…もういっそ…!」 一息に楽にするべきではないか、そんな意見さえ出てくる。 だが、ぱちゅりーが叫んだ。 「むぎゅう!!だめよ!このこいがいおちびちゃんはいないのよ!!むれがおわってしまうわ!」 「じゃあどうするっていうの!?だれにもおちびちゃんをひとりそだてられるわけないわ!!」 「そうだよー!おさ、かわいそうだけどりかいしてねー!」 当然だ。 ただでさえおちびちゃん1匹育てるというのは大変なことなのだ。 こんな状況ではとてもじゃないが不可能だ。 先日、夜中におちびちゃんが死んで泣き叫んだ胴付きれみりゃが近所のオッサンにフルボッコにされて死ぬという事例もあったほどだ。 たしかに罪もないゆっくり、それもおちびちゃんを殺すなんて許されることではない。 しかしどうしようもない。 だがぱちゅりーは 「だれかにおしつけたりはしないわ!!このこはむれのみんなでそだてるわよ!みんなのおちびちゃんにするわ!!!」 「みんなの…おちびちゃん…?」 「それなら…なんとかなるかもだねー…」 「みんな、がんばりましょう!このこはむれのさいごのきぼうなのよ!!!」 最後の希望。 その言葉に群れのゆっくりたちは奮起した。 「ゆおおおおお!!まりさのおちび!りっぱにそだててみせるのぜぇええ!!」 「おちびちゃんはぜったいしなせないわぁあ!!」 「おとーさんがなんとかするみょん!!おちびちゃん!!!」 かなり単純ではあったが、この群れは極めて善良な群れであった。 おちびちゃんを死なせたいと思うものはいない。 「ゆびゃあん!ゆびぃいい!!」 「ゆぅう!おちびちゃんこわいゆめみたの!?おかーさんがすーりすーりしてあげるからあんしんしてね?」 みんな積極的に子守をした。 「みんなざっそうさんをすこしづつわけるのぜ!!」 「おちびちゃんにはたらふくくわせてやるみょん!」 狩りも精力的にだった。 「くーちゃくーちゃくーちゃくーちゃ…ぺっ!おちびちゃん!ごはんよ!」 「むーちゃむーちゃ…ちょりぇにゃりー」 雑草は、唾液で少しでも甘くして食べさせた。 「のどぎゃかわいちゃよ…」 「ぺーろぺーろ…がまんしてねーわかってねー」 体が渇いたときは、舐めてあげることで少しでも湿らせた。 「あぢゅいどぉお…ざぐやあ…」 「うわっ、子供かと思った」 胴付きれみりゃがその厚着が原因で死に、人間をビビらせた。 苦しいながらも群れ全体がこのおちびちゃんのために頑張った。 しかし限界はすぐ来てしまう。 噴水の断水により水の確保は困難になった。 ぺーろぺーろしようにも、大人たちも暑さですでに乾ききっている。 「どうしようおさ…もうどこにもおみずさんがないよぉ…」 「おぢびぢゃん…しぬのぜ…?」 「まだ、まだてはあるはずよ…!」 ぱちゅりーは考える。 そしてたった一つ、閃いた。 「そうよ!じどうはんばいきさんがあるはずよ!」 自動販売機、そこであれば水が手に入るかもしれない。 「でもおさぁ…あれはにんげんさんのだよぉ…?」 「そうなのぜぇ…いくらなんでもきけんなのぜ…」 その通りだ人間に飲み物をたかろうものなら最悪殺されてしまう。 過去にもプリンドリンクを要求した胴付きれみりゃが虐待されてさらし首にあった例がある。 「そのへんはかんがえてあるわ…ぜったいあんぜんなほうほうよ…」 ぱちゅりーは以前体験したことを話す。 春先のことであった。 ある人間が公園のすぐ近くにある自動販売機で商品を買った。 そして飲んだ缶を地面に捨てたのだ。 少し中身が残っていたらしく、液体が地面に流れていた。 そう、あれはきっとお水のはず。 人間が飲んでいたのだからあまあまなのかもしれない。 そしてそのことを聞いたゆっくりたちは 「すぐいこう!おさ!それはどこ!?」 「はやくおみずさんをみつけるのぜ!!」 大いに沸いた。 早くおちびちゃんを助けたいという一心であった。 数匹のゆっくりがぱちゅりーに連れられて自販機へ向かう。 あるまりさはすぐに飲ませるべきと、おちびちゃんを帽子の中に乗せていった。 茂みから自販機のある方を眺める。 何人もの人間が商品を買う。 そのたびに笑顔になるがしかし、誰もそれを地面には捨てなかった。 マナーが良いという以前に、そばにゴミ箱はあるから当たり前だ。 ゆっくりたちは焦る一方だ。 なぜ地面に置いてくれないのか。 どうしてそんなに意地悪をするのか。 そしてようやく機会は訪れた。 カランッ… ある男が缶を投げ捨てた。 缶からは液体が流れてきている。 「ゆぅううう!!!やったよ!」 「にんげんさんがいなくなったのぜ!!いそぐのぜ!」 帽子におちびちゃんを入れたまりさは跳ねる。 自販機は日向に設置してある。 あんよが熱い。 だがそんなことは気にならない。 自分の、自分たちのおちびちゃんを助けるのだ。 強い思いでまりさは苦痛を乗り越えた。 そしてたどりつく。 「おちび!さあ、おみずさんをごーくごーくするのぜ!!」 まりさはおさげで帽子の中からおちびちゃんを取り出す。 飲みやすいように液体のそばに降ろしてやった。 ジュゥ… 「ゆっびゃあぁあああぁぁああ!!!あぢゅいあぢゅううああっやあいいいいいあいいいああああああああ!!! だぢゅげでだりぇがだぢゅげぢぇおぢょーじゃ、おがーじゃ、べびゃああああ!やげるがらだやげぢゃうううう!!! ゆんやあああああ!!!うぎょぎゃにゃいあんようぎょぎゃなやあああああああああああ!!!じんじゃうううううううう!!!」 「ゆ…へ…?」 まりさは呆然とする。 おちびちゃんは助かるはずじゃないのか?どうして苦しんでいる? 当然である。 まりさはやせ我慢で乗り越えたが、地面は熱い。 それをまだ赤ちゃんであるおちびちゃんが耐えられるわけがない。 ただでさえ弱っているのだから尚更だ。 あんよが焼ける。 それを逃れようと後ろに倒れる。 髪と背中が焼ける。 逃れようと左右にのた打ち回る。 万遍なく焼けていく。 焼きまんじゅうの良い匂いが広がっていく。 「ゆああああああ!!!ごめんにぇええええ!!!おぢびぢゃんんんん!!」 「なにやってるのばがまりざああああ!!!」 「とっととおちびちゃんにおみずのませろよおぉおおおお!!!」 慌て、まりさはおちびちゃんをおさげで持ち上げる。 そして持ち上げたまま液体を飲ませる。 「ゆびぃ…いぢゃいぃいい…ぺーりょぺーりょ…こりぇどきゅはいっぢぇっるっるるううううううう!!!」 その黒い液体を。 「ゆぅ…!?」 「もっぢょ…ゆっぐぢぢだがっだ…」 最後の希望はあっさり消えてしまった。 「…ゆわあぁああああ!!!おぢびぢゃんんん!!!」 「ぱちぇが…ごんなごどいわなげればああああああ!!!」 「まりざがふちゅういずぎだのぜええええ!ごべんなざいなのぜええええ!!!」 「わがりゃにゃいよおおおおおおお!!!!」 最後の希望を失って、残されたものはもう何もない。 太陽は無慈悲である。 この公園でゆっくりが生きていられる時間はもう長くはない。 その短い時間を、彼らは深い絶望と罪悪感に苛まれながら生きるのだ。 ‐おわり‐ 後書き 胴付きれみりゃがポンポン生えてくるのは仕様です。 過去の作品 anko3815 はだかのれみりゃ anko3817 みにくいれみりゃのこ anko3826 れみりゃのカリスマ教室 anko3863 ランプの精 anko3921 冬の日の水上まりさ anko3992かりすまどらいばー☆れみりゃ anko4265 れみりゃを完全に破壊する実験
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『孤独なまりちゃ』 6KB 愛で いじめ 不運 日常模様 野良ゆ 子ゆ 現代 独自設定 ジャンルが曖昧なので変更させて頂きました。 太陽がのぼり双葉町が目を覚ます。公園に住むゆっくりたちも今日一日の始まりを迎える。 「まりちゃがおっきしたよ!!」 所々に茶色い染みのついた薄汚い黒い山高帽を被った丸いおまんじゅうがゴキブリのように地面を這う。めざすは公衆便所。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ」 公園中のゆっくり達が押し合いへし合いでトイレの列の奪い合いをしているさまを、まりちゃは眺めて時間を過ごす。 「ゆっくりやめてね! ここはれいむがならんでるんだよ!!」 「うるさいのぜ!! まりささまははやくおみずさんをごーくごーくしたいのぜ!」 「おさないでねーわかれよー」 「とかいはなあさをじゃましないで!!」 「む、むぎゅう、エレエレエレ……」 押された圧力でゲロを吐いてしまうぱちゅりー。 「ゆわ~んきょわいよぉおおおおお!!!」 「まりちゃはほきゃのこちょしちぇあしょぶのじぇ!!!」 「お、おちびちゃん!? れつからはぐれないでね!!!???」 家族連れにいたっては子供とはぐれて大慌てをするゆっくりもいる。 いつもの光景だ。まりちゃは自分がそうならないためにも一歩身を引いて観戦する。 「ゆっくりできないいいいいいいい!!!!」 ゆっくりゆっくりと言いながら列の規律すら守れないゆっくり達。 我先にと水を飲むために争うゆっくりをまりちゃは怖いと感じている。 今日もまたゆっくりたちの悲鳴は澄み渡る朝の空にこだまするのであった。 孤独なまりちゃ 嘘あき 糞カスがこびりついた和式便所の底に飛び降りたまりちゃは水溜まりから水を拝借する。 「ぎょーきゅぎょーきゅ。うみゅぇ、まじぱにぇ!!」 人間同様、ゆっくりも睡眠を取れば寝汗をかく。それ故に喉が乾いて仕方が無いのだ。 「ぎぇーぷ!」 下品なゲップを撒き散らし、汚い飲み方でビチョビチョになった口の周りを舌で一なめり。 本来なら両親かもしくは姉妹の誰かに髪をといてもらうのが習わしだが、まりちゃには誰もいない。 まりちゃ以外の家族はみなすでに他界してしまったからである。何故自分だけが生きているのか、まりちゃはよく覚えていない。 「ゆ~ん、いっぴゃいゆっくちしたのじぇ!」 そんなことは気にしないというスタンスはまりちゃが子供である証拠。 元気いっぱい、表裏を知らない無垢な目は今日も燦々と輝いていた。 まりちゃの仕事はうんうん運びである。誰もしたがらない汚い仕事がまりちゃの仕事だ。 「おそいよ、なにやってるの!!」 使い古されたダンボールの中から声がする。大人のれいむがまりちゃに対して怒鳴っているのだ。 「ご、ごみぇんにゃしゃい!!」 「おまえがうんうんをかたづけないと、れいむはちっともゆっくりできないんだよ!!」 「り、りきゃいしてみゃしゅ……」 「りかいとかどうでもいいんだよ、はやくうんうんをかたづけてね!!」 「ゆっくちりきゃいしみゃちた」 蹴り出されたまりちゃは急いでれいむのうんうんが集められている場所にたどり着く。 葉っぱに乗せられたこんもりうんうんを目の前にまりちゃは吐き気を我慢する。 「ゆっくちはきょぶよ……」 葉っぱの先を噛み締め、引きずる。ゆんしょ、ゆんしょと掛け声を閉じた口から出しながら引きずる。 途中、どこからともなく聞こえてくる罵倒の言葉を聞きながらもまりちゃは一生懸命に運んだ。 「ゆっくち…」 公園に敷設されているゴミ置き場にたどり着いた。そこは公園のゴミが集まる場所である。 双葉町はゆっくりたちにとって優しい町といえるだろう。基本、ゆっくりの生存権を認めているからである。 ただし、それは人間の定めたルール上でのみ認められる。特に景観を乱すことは許されない。 そのため、公衆衛生に気をつけるルールが多々定められているのである。たとえば、うんうんは所定の場所まで持ってくる等。 「よっきょいちょ!」 山のように(まりちゃ視点で)積まれたうんうんの一角にまりちゃはうんうんを置く。 「ゆっくちー。ちゅぎはちぇんしゃんのときょろにゃのじぇ!!」 複数の家を回ることでまりちゃは今日の糧を得ている。 ただし、もらえるのはせいぜいギリギリ食べられる程度のものだけ。もしくは苦くて不味い草を数本。 朝に仕事を終わらせたら後は自由だ。自由といっても、まりちゃに自由はない。 「ここはまりささまのばしょなのぜ!!」 「ゆぴっ!」 日向ぼっこをしようと思えば大人のゆっくりに邪魔をされる。 ゆっくりプレイスは公園内のヒエラルキーによって決められているからだ。 親なしに加えて汚い仕事をするまりちゃはヒエラルキーの一番下。ゆっくりプレイスに足を踏み入れることさえ許されない。 「ゆ、ゆっくちすりゅよ!」 それでも諦めないのはまりちゃが無知であり無垢であるからだ。 きっと、誰かが自分を認めてくれる。そんな期待を胸にまりちゃはゆっくりプレイスを駆けまわる。 だが、小汚いゆっくりを受け入れてくれるはずがない。 今日も拒否に拒否を重ねられて、うんうんが残るゴミ置き場へと歩を進める。まりちゃのゆっくり出来る場所はそこだけだ。 「まりちゃはしゅーやしゅーやしゅるよ!!」 異臭なんて気にしない。まりちゃはすでに慣れっこだから。 公園の中心では人間に飼われたがっているゆっくり達が集まっている。そして、品定めをする人間が立ち並んでいる。 「ありすのとかいはなおちびちゃんたちをかってください!!」 「むきゅ、もりのけんじゃであるぱちぇがそだてたじまんのこどもたちをみていってね!」 「ちーんぽ!」 この町では人間がゆっくりを飼ってあげることが一種のステータスになっている。マスメディアの影響だ。 家族を失ったまりちゃが一匹で荒んだこの世を生き延びるというドラマがヒットした。 人間はとても感動したがりな生き物だ。かわいそうな小さな命を助けるノブレスオブリージュを掲げている傲慢な生き物だ。 「うーん、どうしようかな?」 今時の女子大生がゆっくりを眺める。どの子が可愛くて言うことを聞くか。当然の要求である。 「まりさのおちびはとってもゆうしゅうなのぜ!!」 「ふーん、そうなの?」 「まりちゃのおちびはかりができるのぜ!!」 人間に貰われることは即ちゆん国にいけることと同義である。元々彼らが捨てられゆっくりの末裔であり前世の記憶が教えてくれるのだ。 その為、子供たちを売り込もうと教育を徹底させる。が、中にはゆっくり至上主義を掲げ教育を施さない愚かなゆっくりもいる。 「そんなのいらない」 人間のニーズに合わないゆっくりは貰われない。 「どぼじでぞんなごどいうのぉおおおおお!!」 そのことを理解できているのは少数のゆっくりだけであろう。 「それなら、ぱちぇのこをすすめるわ!!」 このぱちゅりーはその一匹である。すでに7匹の子供が人間に貰われていった。 「その子はなにができるの?」 「おべんきょうができるわ」 「性格は?」 「とてもまじめよ!!」 「じゃあ、貰おうかしら」 毎度ありと言わんばかりにぱちゅりーは笑顔になる。子供の方といえば少し涙目だ。 「おきゃ~しゃぁあああああんん!!」 人間の手のひらに収められたまりちゃが泣く。親元から離れるのが嫌なのだ。 「むきゅ、だいじょうぶよ! おちびちゃんはまたままとあえるわ!!」 「ほ、ほんと?」 「そうよね、おねえさん?」 「ええ、そうね。散歩の時に連れてってあげるわ」 飼いゆっくりになったゆっくりを公園に連れていくことで例示ができ、ゆっくり達の里親サイクルがより強固になる。 双葉町のゆっくり事情はとても安定した物である。 「しゅーやしゅーや」 相変わらずゴミ置き場で眠るまりちゃ。公園で起きている事象から置いてけぼりを食らっている。 「みゃみゃ……」 そんなこととは露知らず、まりちゃは幸せな夢を見ている。 仮に、まりちゃが里親募集のサイクルに入ったとしよう。ドラマティックなゆん生を歩んでいるまりちゃは貰われるのか? 否、無理だろう。現実はより良いものを欲するのが当たり前なのである。 身奇麗にすることを教えてもらえなかったまりちゃを誰が拾ってくれるのであろうか。好事家ぐらいしかいないだろう。 それに、まりちゃは人間があまり好きじゃない。それは記憶のどこかにある小さな思い出がそうささやくからである。 「あみゃあみゃ、し、しあわちぇ~」 寝小便を垂らしながらまりちゃは一時の幸せを夢見る。まりちゃは孤独だ。
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漫画にしようとしたけど、平和的なのでネタ振りとして投下 オチなし 「れいむは しんぐるまざーで かわいそうなんだよ! だから おいしい あまあまをよこしてね!」 うわぁ野良れいむの家族に囲まれてしまった… 母れいむを筆頭に、ちんまいのがコロコロ動き回ってやがる しかしシングルマザーなんて下世話な言葉をどこで覚えて来たんだか… そもそも可哀想だからって施す理由なんてないだろうよ ん?おや、あそこにいるのは 『なあ、れいむ。あっちの電柱からさ、こちらを心配そうに覗いているまりさってお前の友達か?』 「あんなの しらない まりさだよ! きたない まりさが かわいい れいむの おちびちゃんたちの おやな わけないでしょ!」 そうか 哀れだな、まりさよ 『へぇ…あそこのまりさは、泣きじゃくっているようだけども…いいの?』 「そんなことは どうだっていいよ! れいむは おなかが へってるんだよ! はやく かわいそうな れいむに おいしい ごはんを もってきてね! たくさんでいいよ!」 れいむ"達"じゃねーのかよ 『こんな道端で言われても何も持ってないし…そもそもゆっくりなんて興味もないし、早く家に帰りたいし…』 「なにいってるの? じじいは みみが きこないの? ばかなの? しぬの? かんだいな れいむが もっと ゆっくりいってあげるね! じじいは じじいだよ! ばかだよ! しねばいいよ! だから れいむに ごはんを いますぐ もってきてね!」 ゾブリ 漫画みたいな偽音を発して汚い親れいむのつむじから垂直に向かって 俺の手首までが勢いよく埋まりこんだ。 何度かグーパーグーパーと五本の指先を開いて 常時春真っ盛りの糞饅頭の内部を攪拌してあげた。 「ゆ"!?…ゆ!?…ゆ"!?…ゆ"!?…ゆ"!?…ゆ"!?」 壊れた玩具のように同じ表情と無表情が定期的に入れ替わるのが面白い。 電柱を見ると、いつのまにか片割れであろう親まりさはいなくなっていた。 疲れた片手を引き抜いて、手の平に付着した餡子のカスをアスファルトに叩きつける。 「ゆ゛!?…ゆ!?゛……………………ゆぎぃやぁあああああああああ!!!!!!!」 『よう れいむ、おかえり』 「ゆひぃいい! どうじで ごんなごと ずるのおおおおおお!? くそじじいは あやまっでも ゆるざないよおおおおおお!!!!!」 動物だったら大怪我になる荒業だが この出鱈目なナマモノにとって内部がシェイクされた程度では"すごく痛い"だけで済むようだ。 先ほど空けた換気口から餡子をでろりでろりと噴出して、れいむは活火山のモノマネをしている。 『いやジジイとか死ねとかいわれたら、そりゃ当然怒るでしょ? 』 「じじいは じじいでしょおおおお!!!! ゆっぐりしないでじねぇえええ!!!!」 『いやだからさ…お前はご飯が欲しいんだろ? 人間に恵んで欲しいんだろ?』 「さいしょから いっでるでしょおお!!! じじいは あたまが からっぼなのおおおお!?」 『お前達に餌を与える人間なんて、早々いないと思うんだけども』 「いじわるなのは じじいだけだああああ!!!!!」 『なんていうかさ、ご飯が欲しいってのに どうして相手を怒らせる事言ってるんだ?』 会話についていけないというか 参加すらしていなかった溶岩れいむの子供達が口を挟んできた。 「くしょじじいは れいみゅたちに さからわないでにぇ! さっさと おいちい ごはんを よういちてね!」 主の下半身を動かす若干のストレッチをした後 スニーカーの裏をアスファルトに擦り付けると甘ったるい匂いが漂った。 主人を失くした小さなリボンは、風に吹かれて飛んでいく。 『だからさ…どうして痛い目に進んであうんだ? 貰えたらラッキー、貰えなかったら次の人間でいいじゃないか』 「お、お、おちびちゃん?」 今まで興奮していたれいむの顔は、世界の破滅でも見たかのようなに陰っていく。 『お前たちだって糞饅頭とか汚いとか死ねとか言われたら、即行体当たりしたり罵倒してくるだろ?』 「ゆっくりしてね!? れいむの かわいい おちびちゃん!?」 親れいむは地面に出来たタダの染みに呼びかけている。 皮、中身、目玉、舌と弾けてた場合、個人というのはどれを指すんだろうな? 『そりゃ人間も潰しにかかるって話だ。お前たちなんか瞬殺出来るってのに どうして喧嘩売るんだ? 死にたいの? ワザと?』 「ゆああああああ!? おちびじゃあああんんんんん!!!! じじいは ゆっぐりじないでじねぇえええええ!!!!!」 れいむの右目から侵入した俺の手は、先ほど開けたつむじから数本の指を覗かせた。 『だから煽るなよ? 何それ殺してくださいって振り? マゾ?』 「ゆぎゃああああああああああああああああああああ!!!!」 素敵な持ち上げ方をされたれいむは、残った穴から透明な液を撒き散らしている。 『だったらお望みどおりシてあげるよ? それとも離してほしい?』 「いだいいだいいいいいいいいい!!!!!!!」 『痛いよね~ 痛くないようにすればいいのにねぇ~』 「ぬいでぐだざいぃいい!! ずびばぜんでしだあああああああ!! ゆっぐりざぜでくだざいいい!!!」 『別にいいけどさ 一つだけ答えてくれたらいいよ』 「はやぐぬげえええええええええ!!!!!」 『うるせェよ…だからそんな悪態ついてンならバラすぞ?』 「ごべんなざいいいい もう じじいなんて いいばぜんんんんんんんがらあああ!!!」 『実はこんな事 一回や二回じゃないンだぜ?…もう何十匹ヤったかなァ?』 「ゆぎぃいいい!!! ゆるじでぐだざい ころざないでくだざいいい!!!!!」 『れいむはさ …いや、お前達ってさ どうして人間に関わるんだ? あまつさえ喧嘩ふっかけてくるんだ?』 「ずいまぜんずいまぜんずいまぜんずいまぜんずいまぜん!!!!!」 『人間に勝てる思った? お前の親は、お前の友達は、人間を倒せていたか? 物を奪っていたか? その目で見た事あるのか?』 「ゆぎぃぃいいいやぁぁああああああ!!!!!!!」 『もしもゆっくりが人間より強かったら お前達が隠れて暮らす必要なんてないだろ? 俺がお前達を見たらとっくに逃げ出しているはずだろ?』 「いだいいいいいい!!!!!」 『下手(したて)に出て、幸薄そうで、申し訳なさそうだったらお菓子でも貰える可能性があったかもよ?』 「ゆひっ!ゆひっ!ゆひっ!」 『何かして欲しい相手に暴言吐くってどういう理論? お前は仲間達に糞れいむとか言われても平気で挨拶するの?』 「ゆ"っ…ゆ"っ……ゆ"っ……」 『人間を馬鹿にしてるだけ? 馬鹿にして喧嘩沙汰になってもいい相手なら強盗でも窃盗でもすれば? そんな場面見たことないな? なんでだろうな?』 「ゆっ…っ…っっ…」 『なあ 教えてくれよ? れいむは 何がしたかったんだ? 今のこの状況どう思う? なあ?』 「っ……」 『がんばって残飯漁ってそれなりに暮らしているヤツや、善い人見つけて運よくご飯を貰えたり飼って貰えるヤツもいるらしいんだぜ?』 「…」 『何が違うんだろうなぁ? なあ、れいむ? お前は俺に何のようだ?』
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『家族愛だってさ』 15KB 虐待 愛情 現代 長いの書きたい 親子の愛情というのは何よりも強いものである。その愛は人間以外の種にも存在する。だが当然のごとく、家族愛を存在させないことを選んだ種もいる。 しかし家族愛が存在するようで実はしないという、わけのわからない種もごく僅かだが存在する。にもかかわらず本人たち――いや、『それ自体』たちは言うのだ。 「おちびちゃんかわいいよ」 と。 暖かくなってきたこの時期、公園に行けばいくらでもそれらはいる。人間が行き来する公園という場所でありながらなぜそれらがいるのかは誰にもわからないが、とにかくいるのだ。それらは昨日仲間が殺されても、今日もそこに住み続ける。 出て行ったところで変わらないから出ていかないのか、そもそも出て行くという手段を考えつくだけの脳と能力がないのかはわからない。 その何の能もない、まるで世界が産んだゴミのような物体――それが、ゆっくりだ。 どう贔屓目に見ても能無しであるゆっくりの中でさえ最も能無しであるという噂があるれいむ種に関する一般的な認識は「母性が強い」だ。 そのれいむ種と並んでメジャーなまりさ種は、身を挺して家族を守るほどに「父性が強い」と考えられている。 はたしてこの認識は本当なのか。 ジャンパーを羽織って公園のベンチの横にひとり佇むこの男は知っている。 この認識は、真っ赤な嘘であるということを。 「ゆうん!おねーしゃんにはまけにゃいよ!ゆっくちはしりゅよ!」 「いもうとにまけたらあねとしてのぷらいどがゆるしゃないよ!」 今日もゆっくりたちは大声でわめきながら歩きまわっている。いつ見つかって殺されるかわからないのに。 しかし自由な行動をとることを我慢すると、今度はストレスでゆっくりできない。 ゆっくりできれば、生き死には考えない。というより、考える脳がない。 それを考えるとこの2匹は、いや、今生きている全てのゆっくりは。 生きているだけで奇跡だ。 「おい、そこのまりさとれいむ。こっち来い」 「ゆん……ゆゆ?に……にんげんしゃんだあああああ!!」 「ゆ……れいみゅたちはいまかけっこしゃんしてりゅんだよ?くそにんげんにりきゃいできりゅ?」 男は手招きをしてまだ小さいサイズのゆっくりである2匹に声をかけた。姉らしきまりさは人を怖がり、妹らしきれいむは無意味に人を煽る。 産まれたころから一緒にいた2匹であるだろうに、正反対の反応をする。 家族より、世界より、何よりも自分を信じるゆっくりならではの反応だ。 「お前らにな、あまあまをあげようと思うんだ。ほら、チョコレート」 「「ゆゆっ!?あまあましゃん!?」」 男はジャンパーのポケットから一個の一口サイズのチョコレートを取り出し、2匹に見せた。 妹れいむよりは賢そうな姉まりさも、チョコレートの前には思考が停止してしまったようで、涎を垂らしながら妹れいむと一緒に男のもつチョコレートを見つめている。 しかしはっと気がつくと、姉まりさは言った。 「にんげんしゃん……あのね、おかーしゃんとおとーしゃんにもあげてほしいんだよ」 「……ああ、いいぜ」 男は少し含み笑いをした後に了承し、姉まりさは喜び勇んで家があるらしい草むらの中に飛び込んだ。 姉まりさが草むらに入って少しすると、草むらの中からゆっくりのものらしき大声が聞こえてきた。 その声のする方向に男は歩き出す。 「にんげんさんがゆっくりにやさしくするわけないでしょおおおお!?おちびちゃんになんどもおしえたでしょおおお!!」 「ゆ……そ、そういえば、まりしゃわしゅれてたよ……ごめんにぇ、おかーしゃん」 「そうだよ、おちびちゃん……がんばってべんきょうして、りっぱなおとなになってね」 「それよりお前ら、このあまあまを食べないか?」 男は姉まりさと母親らしきれいむのお喋りを上から遮り、チョコレートを見せつけた。 「ゆ……あ、あまあまだあああああ!!」 れいむは男のチョコレートを見た瞬間顔色を変えて男に擦り寄った。 全身が薄汚れたれいむに擦り寄られ、男は露骨に嫌そうな顔をする。 「父親はいないのか?たぶんまりさだろ?」 「まりさはいまかりにいってるよ!それより、あまあまちょうだいね!」 さっきまで人間が怖いことを教えていたれいむは目先のたった一個のチョコレートに夢中で、何も考えていないようだ。 普段の生活そのものに責め立てられる毎日であるゆっくりであるので、この反応は仕方ないのかもしれない。 すぐにまりさは帰ってきた。 「ただいまだぜ!きょうはおはなさんがとれt……」 「まりさがかえってきたよ!だからはやくあまあまちょうだいね!」 「まあ、待て。あっちにお前の子供を忘れてるぞ。あのベンチまで付いてこい」 男はれいむとまりさと姉まりさを引き連れ、妹れいむの所に戻ってきた。 「ゆ!くそどりぇい、やっともどってきちゃにぇ!おそしゅぎりゅよ!ゆぷーっ!!」 両親を呼びに行っていたたった3分足らずの間で妹れいむの中では男はいつの間にやら奴隷ということになっていた。 しかし男はそれに無反応なまま、ベンチに座り、4匹を並べる。 始める前に、男は姉まりさに問う。 「なあまりさ、お前んとこの家族に愛はあるか?」 「もちりょんだよ!まりしゃのおかーしゃんも、おとーしゃんも、れいみゅも、みんなだいしゅきだよ! どんなゆっくりのかじょくも、まりしゃたちの『かじょくあい』にはかてにゃいよ!」 「そうかそうか……うふふ、うふふふ」 男は4匹に見えないように、小さく呻き笑う。 その笑いは、経験と知識と――実績からくる。 「さーて、あまあまをあげようかな」 すぐに笑いを収めた男は、座ったままジャンパーのポケットをまさぐり、少ししてジャンパーから出した握った手を4匹にもよく見えるように開く。 そこにはチョコレートが、『3つだけ』乗っていた。 「おっと、3個しかないや。悪いけど、誰か一人は我慢してくれないかな」 ――その瞬間、4人の眼の色がほんの少し――だけ、変わったように見えた。 4人は顔を見合わせ、無言で話し合う。 まず口を開いたのは、親まりさだった。 「……おちびちゃんも、れいむも、たべたいよね。まりさはがまんするよ、おとーさんだから」 「やったああああああ!!まりさありがとおおおおおお!!」 「え……しょ、しょんな、おとーしゃんもたべちぇよぉ!」 「はやくあまあまよこちぇえええええええ!!」 先ほどのまりさの言うとおりである。 愛に満ち溢れている。 その愛が、どこか少なめなように見えるのは、きっと気のせいだ。 「ほーれ、食え」 男は包装紙を開け、3つのチョコレートをばら蒔いた。 「ゆっひゃあああああ!!」 「あまあましゃんんんん!!」 親れいむと妹れいむがばら蒔かれたチョコレートに跳びかかる。親まりさは笑顔でじっとそれを見ていた。 親まりさのほうを見ていた姉まりさも、少ししてチョコレートのほうに顔を向けたが、既にそこには茶色く染まった砂しか残っていなかった。 「ゆ……ゆゆ!?あまあましゃんは!?」 「ゆ……ありぇ?おねーしゃんのあまあましゃんは?」 自分でもわかっていないようだが、妹れいむは二つ食べていた。 1と2の違いすらついていないほどに幼いか、それかそもそも知能の低い個体なのかもしれない。 「まーまー、まだ探せばあるかもしれないから騒ぐな。今食えなかった奴の分もあるかもな」 男はまたジャンパーをまさぐり始める。4匹は期待に満ちた目で男を見つめていた。 きっと今れみりゃが横を通り過ぎようと、きっと気づかないだろう。 4匹の期待を一身に浴びる男の手は、なんと今度は二つしかチョコレートが乗っていなかった。 「あらら……2つか。まあ、さっき食えなかった奴も2匹だろ?いいんじゃね?」 「ゆぅぅ……れいみゅもたべちゃいけど、しょうがにゃいね……」 「ーっと思ったら!あれまあ!これはさっきのたくさん倍おいしい特別なあまあまじゃないか! よかったなあお前ら!さっき食わないで!さっきなんかよりもっともっと美味い物が食えるぞ!」 もちろんこれは大嘘であり、さっきと全く同じ物である。 しかしゆっくりの思い込みの力をもってすれば、さっきより不味くたってさっきの数倍上等なグルメに変わる。 「さっき食ってないのはそこのまりさ2匹だな?よしお前ら、食え……」 そこまで言ったとき、妹れいむが泣きはじめた。 「ゆぐええええええん!!やぢゃあやぢゃあやぢゃあああああ!!れいみゅもとくべちゅなあまあましゃんたべちゃいよおおおおおお!! れいみゅがたべりゃれにゃいなんてしょんなことやぢゃあああああああ!!」 さっき2個もチョコレートを食べたというのに、1個も食べていない者の前でこの言動である。 両親も少し呆れ始めていたが、そこは子に対する愛情でカバー。 「わかったよ……おちびちゃん。こんどはれいむおかーさんががまんするよ。 とくべつなあまあまは、おちびちゃんふたりでたべてね!」 「え……それじゃ、おとーしゃんはどうしゅるの?」 「いいんだよ、おとーさんとおかーさんは、おとなだから。 しょうらいりっぱなおとなになっておんがえししてくれれば、それでいいんだよ!」 「おとーしゃん……」 目に涙を浮かべている姉まりさを尻目に、妹れいむは涙の代わりに涎を垂らしていた。 もう、男の手から目を離すことはない。 男はその親子愛の劇場に興味があるのかないのか、そもそも見ているのかいないのか。 ただただ包装紙を剥いていた。 「じゃあチビ2匹、食え」 また同じようにばらまき、姉まりさも妹れいむもチョコレートを口に含む。 妹れいむは、下品に食べ散らかす。 「むーちゃ!むーちゃああ!!し、し、ししし、ちあわちぇええええええええ!!」 おいしーしーを撒き散らし、チョコレートで茶色く染まった砂は今度は黄色く染められ、まるで糞尿のようだった。 「こんにゃにおいしいあまあまたべたこちょにゃいよおおおおおおお!!くちのにゃかにてんししゃんがいるみちゃいだよおおおおお!! れいみゅのからだ、いまにゃらおしょらをとべりゅみちゃいいいいいいい!!」 体と口と尿道でその旨さを表現する妹れいむ。 それを見ていた両親は、どこか『いらつき』を感じていた。 自分の意思で譲った親れいむでさえ。 「ゆふふふぅぅぅ~~~……おいちかっちゃー!くしょどりぇい、にゃかにゃかおいちかったのじぇ!」 「むーしゃ、むーしゃ……し、しあわせー」 すぐ横であんなに汚いものを見せられては、特別なあまあまも美味さが半減するというものだ。 下品な妹れいむの食べ様を見せられ、姉まりさはあまり味わうことができずにいた。 しかし食べていない両親は、ただただ嫉妬するだけ。 姉妹は気付いていないが、両親は少しだけ、妹れいむを睨んでいた。 それに気づいているのは、男だけ。 「いやー、お前らの愛はすごいなー」 男は完璧なタイミングで――合いの手を入れる。 「自分より子供を優先かー、さすがの親子愛だなー。 俺ら人間にはそんなこと無理だわー。でもゆっくりならできちゃうんだなー、すげーなー」 ゆっくりしているゆっくり>>>>>>>>>>>>>ゆっくりしてない人間 というふうに考えているゆっくりであり、自分は、自分たちは世界一崇高な存在であると信じているゆっくりである。 こんなふうにナルシズムを刺激してやれば、すぐ乗ってくる。 「も……もちろんだよ!れいむたちはゆっくりなんだよ?じぶんたちのことしかかんがえてないにんげんたちとはちがうんだよ?いっしょにしないでね!」 「そ……そ、そうだよ!まりさはいっこもたべてなくても、おちびちゃんたちがたべてくれたらそれでうれしいんだよ!」 そうかそうか、と軽く頷くだけでそれを流し、また男はポケットに手を突っ込む。 今度こそ4個出てきてくれ、と両親と、姉まりさは祈った。 妹れいむは涎を垂らしていた。 男の手には―― 「あらー、もう1個しかねーわ」 たったの、1個だけだった。 「でもー、おまえらはおちびちゃんに譲るよなー、親なんだからさー」 両親の顔色が、確かに変わった。 「さてそこのちっちゃいまりさ、れいむ。どっちにする?」 「……おとーしゃんにあげ」 「れいみゅがたべりゅよ!!」 男は必死で笑いを堪えながら、妹れいむの口の中にチョコレートを突っ込んだ。 そしてまた同じように、妹れいむは周りの空気を読むことなく、こんな美味いものが食べられる自分がいかに幸せに満ち溢れているかを全力でアピールした。 親まりさも親れいむも、それを見ているだけ。 睨んでいるだけ。 幸せいっぱいの、愛に溢れた家族に、溝ができはじめていた。 「さーて……そういやあと1個、今までよりもずっと、ずううーーっと美味しいあまあまがあったな……これだこれだ」 たった一つのチョコレートを―― 4匹の前に、見せた。 そして、言った。 「『このあまあまを、だれが食べる?』」 まず動いたのは、妹れいむだった。 「ゆ!それはもちろんれいみゅがたべちぇあげりゅ……」 「ふざけるなああああああ!!」 次に動いたのは――親まりさ。 「おまえはさっきからなんこたべればきがすむんだああああああああ!! にこも!さんこも!たくさん!たべすぎだこのくそちびいいいいいいい!!」 今まで1個も食べずに、すべて自己犠牲の精神で譲ってきたまりさが、ついにキレた。 何個食べれば気が済むといっても、妹れいむからしたらたまったもんじゃあないだろう。 自分の親が、自分に食べていいと言ったから食べたのだ。 「まいにち!まいにち!まりさはおちびちゃんのためにかりをしてきてるのに、なんでゆずってあげようってこころがないんだあああああああ!! それでもこどもかああああああああ!!」 ――それでも親か。 男は小さく呟いた。 「ま……まりさ、お、おちついて……」 「れいむはいいよねええええええええええ!?たべてばぁぁーーかりだもんねええええええ!? まいにちまいにちくっちゃねくっちゃね!それでかじをしてるつもりなのおおおおお!?」 まりさの言う「かり」とは、ゴミ漁りのことを指す。 まりさ自身がしていると思っている「かり」も、「かりをしているつもり」でしかないけれど。 まりさは、れいむを攻め続ける。 「う……うるさあああああい!!おまえがたいしたものをとってこれないからわるいんだろおおおおお!! れいむをゆっくりさせないげすはしねえええええええ!!」 母親と父親が、本気でキレている。 そんな様子を、姉妹2匹はよりそって見ていた。 妹れいむは、男に話しかけた。 「く……くしょどりぇいいいいい!!な、なんちょかしろおおおおお!!」 「なんとかっていわれてもな、人んちの事に顔突っ込むのも首突っ込むのもなあ」 「お……おきゃーしゃん、おとーしゃん、やめちぇよお……」 姉まりさは、必死で2匹を止めようとする。 仲裁に入ろうとしたが、親れいむに弾き飛ばされた。 「こどもはだまってろおおおおおお!!」 弾き飛ばされて気絶した姉まりさを、男はそっと拾い上げる。 それはほんの少しの善意からか、溢れんばかりの悪意からか。 「ゆ……く、くしょどりぇい!!どうにもできにゃいなりゃ、しゃっしゃと……」 どこかに行け、というのかと思いきや、妹れいむはとんでもないことを言い出した。 「いちばんおいちいあまあましゃんおいちぇ、しんぢぇにぇ!」 ……救えない。 男は笑いすぎて涙を流しながら、妹れいむにチョコレートを投げてやる。 もっちゃもっちゃと音を立てながら、妹れいむはチョコレートを噛む。 「ち、ちあわちぇえええええええええ!!」 もちろんその大きすぎる声に、気づかないわけもなく。 「このくそがきいいいいい、なにやってるんだあああああああああ!!」 「せいっさいだああああああああああああああ!!」 殺し合い一歩手前なまでに大喧嘩をしていた2匹は妹れいむという共通の敵を見つけ、喧嘩をやめ自分の子を殺しにかかった。 たった10分足らずで、家族愛なんて微塵も残さずに消え去った。 男は手の中の姉まりさを揺らして起こす。 「おい、起きろまりさ、起きろ。これから面白いものが見られるぞ」 「ゆ……きょきょはどきょ?」 半分寝ているような状態のまりさのまぶたをひっつかみ、無理やりその光景を見せる。 その光景を。 自分の両親が―― 自分の妹を―― 潰して、殺している光景を。 「ゆ……ゆわあああああああああああ!! いやぢゃ、いやぢゃあああああ!!ごんなのっ!ごんなの、みだぐないいいいいいい!!みぜないでえええええええ!!」 「駄目だよ、まりさ。現実は受け入れないと」 その後、まぶたは閉じられることはなかった。 ずっとずっと男の手によって開けさせられていた。 5分後、親れいむが親まりさを噛みちぎって殺した時、やっとまりさの瞼はは男の手から解放された。 「どうする?まりさ。お前が信じてたものぜんぶ、ここで消えたよ。 お前が大好きだった妹は親に殺され、お前のことが大好きだった親は殺し合い、家族の愛なんて、最初から『なかった』。 これからどうする?」 「…………」 まりさは何も答えない。 「お前は言ったな、どんなゆっくりにも負けない家族愛だって。 それは夢だよ。つくり話だ。夢物語だよ」 「まりしゃたちの……」 「ん?」 「まりしゃたちの……かじょくは、にせものだったの?」 男の手の平に砂糖水の涙が落ちる。 「いいや、そんなことないさ。ただ、本物でなかっただけさ。 本物でもないし、偽物にもなりきれない。最初っからないってわかってたら、どんなゆっくりも幸せなのになあ」 「…………」 「さて、これからお前も殺すけど、最後に何か言いたいことは?」 「……おとーしゃんとおかーしゃんの……いいつけどおり、りっぱなおとなに……なりたかった、のじぇ」 それを聞いた瞬間――ほんの一瞬だけ。 男のまりさを見る目が始めて「モノ」ではなく「生き物」を見る目になった。 「……そうか、来世に期待しろよ。 次こそゆっくりに産まれないようにな」 男は片手でそう祈りながら、まりさを握りつぶした。 終正あき
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GM: さて一晩眠ってないかもしれないけど寝るとHPMP回復します。カード補充どうぞ~ 那岐田・京: MPとな?! 七瀬・北斗: ちゃらちゃちゃりっちゃっちゃ~(ドラ○エの宿の音楽) 立風・翔: 七瀬と同じ事考えてた。(笑 GM: ゆうべは おたのしみ でしたね▼ 七瀬・北斗: ピサロ様を助けて?(寝ぼけ) GM: さて、夜が明けるとそこは廃墟ってことはなく京都の町並み。アクセスよくどこへでも行けます。どうしよう? 高瀬・洋恵: たまには人の話が聞きたいじゃない!(笑 今に思えばすごいセクハラよね>おたのしみ GM: ドラクエは案外げふんげふん 久郷・景: そこは会話などで楽しんでいたと解釈しましょう(笑 立風・翔: …高瀬と那岐t(以下の文は削除されました 七瀬・北斗: 当時は意味解らんかったし(笑)さて、行くなら学校かねやっぱ。 高瀬・洋恵: 現場は今から把握しておきたいかしら。翔ちゃんはあとで体育館裏にいらっしゃい。 七瀬・北斗: 何やったーっ!? 那岐田・京: とりあえずギターの角はしっかり磨いとくよ!>翔 立風・翔: そうだな。まずは現地に向かって色々見てみるか。(ガクブルしながら 久郷・景: やぁ、翔さんはゴースト戦の前に一戦ありそうですね GM: ※防衛部の男の子は何か不謹慎なことを口走りかけただけでこうなっちゃうんだ…>北斗 那岐田・京: 主にその爆弾を抱えるのは秋嗣か清流です>北斗 高瀬・洋恵: さあ、現場現場(笑 GM: んでは綾部総合高校へ、でいいかな? 那岐田・京: ん、移動だねっ 久郷・景: えぇ、向かいましょう 立風・翔: 良し行こう、早く行こう。俺の心が折れる前に。 七瀬・北斗: いや…俺も所属してたらきっと常連な気がする(笑)おっけです。 GM: 頑張れ翔、と鎌倉から祈っておく… では、綾部総合についたのは8時ごろでいいかな? GM: 朝一なんで… 高瀬・洋恵: まあ、それでも高校なら普通に学生も来てる時間ね。 那岐田・京: そだね、それくらいの時間かなっ 立風・翔: 良いと思うぞ。野球部の朝練を見に来たって言い訳も立つしな。 GM: 綾部総合は私立なんで銀誓館とまでは行かなくともかなり大きい学校です。そのなかでもひときわ大きい野球部用グラウンドが見える。朝練もきっちりおこなわれてるね GM: 部員は100人くらいいるかも…みんな走りこんだりノックを受けたり。あと、隅っこにはマネさんがいたり… 高瀬・洋恵: 優秀なとこだとそれくらいの規模になるのね。マネージャーとかひっつかまえて聞くのが手っ取り早いかしら? 七瀬・北斗: そういや今日は平日っすか? 立風・翔: この時期は秋季大会前or大会中だしな。力も入ってそうだ。 GM: 平日ですよ~明日は休日だけど 那岐田・京: てことはきっと今頃学校では私たちの偽身符ががんばってるんだね 久郷・景: 噂の彼を目当てに見学に来たと言えば大丈夫ですかね GM: うん、ノック受けてる一桁の背番号の子達はどこかなれないような、それでも精一杯のプレーを見せてる GM: 他にも見学してる人がいたりしてそんなに不審じゃない感じかな 立風・翔: やっぱ良いなぁ、高校野球は。…何かが違えば俺も、もしかしたらこういう事をやってたのかもな。 七瀬・北斗: さてどうすっか。野球部員捕まえて情報聞きだしてみっか? 那岐田・京: んー、練習中の部員よりはマネージャーさんとかのほうが話してくれやすいかな? 高瀬・洋恵: マネージャーとか捕まえて聞くのが早いかしら。同じ学生だし、礼儀よか会話術とかのが有利かしら? 久郷・景: 部員の方の練習の邪魔にならない様にしたいですしね 立風・翔: 確かに、マネージャーとかの方が話し掛けやすそうだな。そっちで行ってみるか。 七瀬・北斗: ではそれで♪運動部のマネージャーってマジ激務だよな。ふぁいとー GM: では、 普通に礼儀正しく筋道立てて:術6 丁度タイミングよく聞き込めた:神7 で GM: 会話術とか何かボーナスつきそうかと思ったら申告してくださいね 久郷・景: 会話術はあっても青成分が無いという… 那岐田・京: 相変わらず緑と赤しか… 高瀬・洋恵: 同じく今度は青がないわ。神秘のアシストくらいはできそうだけど…… 立風・翔: 赤なら相当頑張れるんだが…緑はアシストなら。青は聞くな。 那岐田・京: なんかマネージャーさんの詳細設定が! 立風・翔: いかん、俺が超行きたい。(笑 でも神秘は低いというジレンマ。 久郷・景: 神秘ならアシスト2あれば何とか 高瀬・洋恵: そのこだわりを褒めたいが何となく腹も立つ(笑 神秘2なら出るわよ。 GM: 別に他の好みのマネさん作り上げてそっちにきいてもよくってよ 立風・翔: エフェクトが良いんで、他からアシストが出るなら俺は温存したい所だな。 那岐田・京: そんなに選り取りみどりなんだここのマネージャー! // んー、神秘だと1かなっ 高瀬・洋恵: 強いて言うなら滾る熱血タイプの押しに弱いマネージャーが良いわね>好み GM: 高校球児のほうもよりどりみどりですよ京サン 立風・翔: 高校球児A「バッチこーい!」 七瀬・北斗: 神秘は無いな~。青ならいいアシストでるぜ~ 那岐田・京: 高校球児!坊主じゃなければ!(ちらちら) GM: あ、割とここはユルいっぽい。だがAは坊主だ 那岐田・京: ぼうずかー 高瀬・洋恵: えーと、景ちゃんは神秘2あれば達成。あたしは神秘2アシスト可能。北斗は術式アシスト可能。球児Aは坊主。……どれでいく? 那岐田・京: とりあえず球児A以外で… 久郷・景: 会話術は術側にのみ作用ですか? GM: どっちもOK 七瀬・北斗: そない嫌わんでも(笑) 久郷・景: では、神秘アシスト1以上でいけます 高瀬・洋恵: じゃ、あたしが出しておくわね。 那岐田・京: ん、お任せしますっ 七瀬・北斗: 神秘なにそれおいしいもの?(すやすや) GM: 気魄が役に立つときもあるよ…(毛布かけ) 高瀬・洋恵: 地球に優しくあたしたちに厳しいものよ……>神秘 久郷・景: (様子を伺いながらマネージャーさんに近づき)もし、少々伺いたい事があるのですが、お時間『大丈夫』でしょうか? 【P】神秘2 (No.31) 【P】神秘2 (No.59) 那岐田・京: 景のイケメンスマイル攻撃!(遠くでキュピーン!とか叫んでる) 高瀬・洋恵: あたしの「直感」!あのマネージャーは景ちゃんに惚れる! 【P】神秘1 (No.35) 久郷・景: 会話術で成功点+1ですかね 七瀬・北斗: メロメロ(死語)ですな♪ GM: OKです「あ!はい…他の高校の偵察…とかじゃないですよね?」とちょっとおどおどしながらも 上目遣いに景の顔を見つめるよ GM: アレ、これ会話術か? 高瀬・洋恵: 顔も会話の一部よ。 久郷・景: ありがとうございます。道沢選手は今練習に参加されてますか? GM: それを聞くとちょっとだけなんかがっかりしたようなリラックスしたような、肩の力が抜けて…その後目を輝かせて語り出すよ GM: 「あ、やっぱ道沢先輩かーいまその話してたんですよ!!先輩はホントすごいんですよープロ指名されるかもって~」とかひとしきり活躍っぷりを語ってくれた後 GM: 「あ、でもって、それ以上に今日大事な勝負があるとかで素振りにも力はいってて、すっごい雰囲気でーああいうなんていうか、ストイック?というか目の前のことに全力になる姿はあのときみたいで~」って部内のエピソードまでしゃべってくれたりして GM: で、「でもいつもなら朝連に混じって自主トレしてるんですけどね…どうしたんだろってさっきから。」と…どうやら今日はこの中に彼はいないみたいだ 久郷・景: ふむ、今日はいらっしゃらないのですか、残念です…。他によく行く場所などはご存知ですか? GM: 「え、あ…うーん、試合前とか大事なときには…家で精神統一するっていってたような。河川敷でひたすらバットを振り込んでるのもみたことあります」ちょっとヒートアップ解けたような感じで、今度は恥ずかしそうに話してくれる 立風・翔: 横から口を挟んでいいもんかな? 大事な勝負って、夏も終わったのに何かあるのか? 高瀬・洋恵: (「あのとき」について聞いてみて-、とジェスチャー 那岐田・京: (イケメン追加で!と真顔でジェスチャー 七瀬・北斗: (親しい友人とかもと念話) GM: 翔にちょっとびっくりしたけど「え、ええ…はっきりとは聞いてないんですけど…先輩、中学時代のチームメイトさんと、大会で戦えなかったのが悔しかったみたいで…」 久郷・景: (ジェスチャーを確認し頷き、スマイル増量で)なるほど、それと先程おっしゃっていた「あの時」というのは? GM: 「いっちゃ悪いけど…今の千敗じゃ相手にならないと思うんですけど…それで今日、勝負するんだって。」>翔 GM: は、はい…えとですね…」景の笑顔にちょっと顔を伏せて「その人の学校と次勝てば勝負だっていう試合で…すごかったんです、気合が。もうオーラでてるのがわかるような…絶対勝つ!みたいな」 GM: 「で、その後その…もとチームメイトさんが負けちゃって。抜け殻みたいになってたんですけどあっという間に切り替えて、単純な野球の腕だけじゃなくてああいうところがすごいんですよー」とか、またちょっとヒートしたり 那岐田・京: (聞き耳を立てつつ)ふむふむ、大当たり、ってとこかな 立風・翔: っと、驚かせて悪い。ライバルとの決着の為…か。高校野球らしくて良いねぇ、そういうの。実力差があるとしてもな。その相手さんって、誰って分かってたりするのか? 久郷・景: ふむ、そうだったのですか(相槌を打ちながら翔さんが話しかける隙に他に何か訊く事ありませんかと合図) 七瀬・北斗: 問題はその先輩がどこにいるかだよな。いつもトレーニングしている場所とか知らねえかなこのおさげっ娘 七瀬・北斗: って河川敷って言ってたよ… GM: ちょっと小首をかしげて「うーん…あれは確か夏のベスト8決定戦だったかなぁ」マネさんにとってはあんまり印象に残らない高校みたいです「確か…宇治商業…?」 GM: 「名前までは…ちょっと覚えてないです、ごめんなさい」ぺこんと謝ったり 七瀬・北斗: 夏の大会の記事見れば宇治商業のピッチャーの名前解るかもな~ 那岐田・京: (GM楽しそうね(笑) 高瀬・洋恵: (何かマネージャーのいらん情報がさりげなく増え続けてるんだけど(笑 七瀬・北斗: 名前は吉井ちゃんで。なんとなく。 GM: (楽しいデスww) 那岐田・京: (名前決まったー! 立風・翔: いや、分からないなら良いんだ。(ジャージの名前を見て)えっと、吉井さんか、わざわざありがとうな。 GM: ちょっとばつが悪そうに頭をかきながら「あ、いえ…私のほうこそすみませんなんか一杯喋っちゃって」 七瀬・北斗: (採用されたよ(笑)) 立風・翔: 良いって良いって。俺も野球は好きだから、そういう話を聞くのは楽しいさ。 久郷・景: (もう充分…ですかね)いえいえ、こちらこそお時間取らせてしまって…。マネージャーのお仕事頑張って下さいね。 立風・翔: (そうだな、後は別で調べるか)それじゃ、秋大も頑張ってな。応援してるって伝えておいてくれると嬉しい。 GM: 「は、はい!これから大事な時期ですし、頑張り…」 「吉井ちゃーん!いつまでも喋ってないでー」とか上のマネさんから声がかかったりするので GM: 「はい、ありがとうございまーす」と軽く手を振りながら向こうへ駆けていく吉井ちゃんでした 那岐田・京: なんだか短時間ですごくパーソナリティが確立したね(笑 七瀬・北斗: キャラ立ったな…(笑) GM: 応援してあげてね~再登場は多分しないと思うけど 高瀬・洋恵: 通りすがりにするには惜しいことになってるわね(笑 那岐田・京: ある意味マサみたいだね GM: マサはなんか作っていったというより破壊してったような… 久郷・景: 何だかとても疲れた気もしますが…、まぁ充分必要な話は訊けましたかね 高瀬・洋恵: さて、やれそうなことは……河川敷へ様子を見に行く、宇治商業について調べる、吉井ちゃんについて追求、この辺か? 那岐田・京: とりあえず吉井ちゃんは確定として、どうしよっか(笑顔) 七瀬・北斗: 最後のなんだ(笑)しかも確定とな(笑) GM: ここを動くんならチャプター切れますっと言い忘れ! 立風・翔: 河川敷に行って、そこに居てくれれば楽そうなんだが…本当にリビングデッドなら、あまり外には出歩かなさそうだな。 GM: (あ、ここってのは綾部総合高校内ね) 那岐田・京: ん、移動しちゃってもいいと思うんだけどどうかな? 高瀬・洋恵: 河川敷でなければ、家で精神統一だっけ? どうしたもんかしら。 GM: っと、ここで補足入れますと… GM: 河川敷はともかく家と宇治商はけっこう距離があるんで暗くなるまでに回れるのは2箇所と考えてください 七瀬・北斗: 宇治商業までどのくらい離れてるかが気になるかな~。と書いてるうちに回答が(笑) 立風・翔: 宇治商業は他府県なのが確定してるしな… GM: あ、府県は一緒。ベスト8うんぬんは京都府大会での話だから 立風・翔: おぅ、そっちか。勘違い失礼。 久郷・景: 時間もいい感じですし、キリがいいのでここで中断というのもアリだと思いますが、どうしましょうか? GM: ここで中断かもう一箇所回って、かな。 七瀬・北斗: とりあえずいくなら近場の河川敷かな~ 立風・翔: 今2時か。もう1チャプターやると3時頃にはなりそうだよな… GM: …と考えてます<3時ごろ 那岐田・京: 次回いきなり戦闘っていうのも味気ないかもしれないし、切っちゃうのもアリかな? 高瀬・洋恵: そうね……あたしはここで中断でいいかな。後日冷静に行き先も検討できるし。 GM: 今回戦闘ゼロってのもちょっと申し訳なかったりだけども… GM: そろそろセーブしとく? 七瀬・北斗: むう。今時冒険の書が一つだけとは(笑) 久郷・景: 行き先選択の兼ね合いもありますし、私もここで切っていいと思いますよ GM: ふっかつのじゅもんでもいいけどw 那岐田・京: 某ゲームみたいに次回起動したら専用音楽ながれないよね?! 高瀬・洋恵: おきのどくですが(略 久郷・景: メモし損なって泣く子供が出たのもいい思い出ですね GM: ログを誰も保存してなかったらそうなるw ※なりませんでした
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交番のおじちゃん 「またあいつだ」 最近、帰り道の交番の前に警官がいつもつっ立ってる。 それだけならどーでもいいんだけど、これが毎回絡んでくるからマジキショイのなんのって。 この前なんてこっちはオールで疲れてんのに 「おい」 「若い女の子がこんな時間まで何してんだ。さっさと帰りなさい!」 とか言って絡んでくるし…。町の駐在さんでも気取ってんのか?今時流行んねっつーの! 「今日もこんな時間に……。いい加減にしなさい!」 「毎回毎回、いちいちうっせーんだよ!こっちは好きで遊んでんだからほっとけばぁ? わかった~♪ 援交でも狙ってんでしょ?」 「そういうはしたない言葉遣いはやめなさい!」 「やめねーよバーカ! いっぺん死ねッ!」 さっきまで威勢のよかった警官の顔が一気に曇るのを感じた。 「……」 「…残念だけどもう私は死んでるから二度も死ねないんだよ…。」 「はぁ?」 「やっぱり覚えてないんだね…。」 「マジで何言ってんの?」 「いや今のは忘れてくれ。」 いつも暗がりでよく見えなかったけど、こうまじまじ見るとなぜか見覚えがある。 しかも、最近じゃなくて遠い昔にみた気がする。 「あっ!」 記憶の波が一気に押し寄せてくる。 この人は小さい時に良くしてくれた「交番のおじちゃん」だ。 お母さんとの買い物の途中にいっつもおやつをくれた大好きだった人だ。 確かに急にいなくなっちゃって、お母さんにしつこく理由を聞いたことを思い出す。 「ほんとにあのおじちゃんなの?」 あの交番のおじちゃんはゆっくりと笑顔で頷く。 「あんなにちっちゃくてかわいかった子が本当におっきくなったね。」 いつもは反抗的なギャルで通してる私が懐かしさのあまり思わず抱きついてしまった。 「ん?!」 ちょっと待てよ。 「なんで私おじちゃんにさわれてんの?」 笑顔だったおじちゃんの顔がさっきの何倍も曇る。 「…ずっとそれを君に伝えたかったんだ……。」 「…本当に残念だけど、君も死んでしまったんだよ……。守ってあげられなくて本当にごめん…」 おじちゃんは涙を必死でこらえながらそう伝えてくれた。 信じたくない。でも、昔の記憶となんら変わることのないおじちゃんに こうして触れてるのがなによりの証拠なんだね。 「おじちゃんは、私が迷子になった時おっきな手をつないでくれて、わたしんちまで送ってくれたよね。」 「ちょっと私の手もおっきくなっちゃったけど、また手をつないでよ♪」 ある交番の前に揺らめいていた二つの影は、夜明けの空に向かってスゥーっと消えていった。
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『ゆっくりを潰しちゃだめじゃないか!』 15KB 小ネタ 駆除 野良ゆ 現代 うんしー 「どぼっじでごんなごどずるっのぉぉぉぉぉっ!?」 「ゆんやぁぁぁ!れいむしにたくないよぉぉぉ!!」 「おとうさぁぁぁん!おへんじしてよぉぉぉ!」 ゆっくりの人間との違いを感じさせる甲高い叫びが響いていた。 公園の片隅に転がるダンボール、そのそばにゆっくりと中学生くらいの少年がいた。 他のゆっくりを刺激すると、よく見られる反射行動を取る親れいむと 無意味な火事場のクソ力で、もみあげを縦横無尽にぴこぴこさせながら泣き叫ぶ子れいむ、 滝のような涙を流しながら、必死に親まりさに話しかける子まりさだ。 「ゆ゛っ……ゆ゛っ……ゆ゛っ……」 そして散らばった皮の側に落ちている髪の毛とお飾りが無ければ判別できない、 うめき声をあげながら痙攣するだけの、両目を繰り抜かれたおはぎ状の子まりさ、 ちなみに親まりさは、垂れ流した餡でその場に積もる作業が忙しく、残念ながら返事ができない。 「どうしてって?虐待したいからだよ!」 「おそらをとんでるみたい!ゆぅっ!?やめてね!れいむにいたいことしないでね!」 律儀にゆっくりに答えて親れいむの揉み上げを掴んで持ち上げる少年。 この後どうするかは特に考えていなかった。 先日ゆっくり専門動画サイト「ぴこぴこ動画」で虐待動画を見て 自分も虐待してみようと思い立った少年。影響を受けやすいタイプだった。 そして近くの公園に向かった所、運が良い事に一斉駆除から少し経ち、 ちょうどいいタイミングで野良一家が住み着いていた。 とりあえずダンボールを蹴飛ばし、ゆっくりをおうちから転がり出させ、 家族を守るために体当りしてきた親まりさを踏みつぶし、 果敢にぷくーっ!で応戦してきた子まりさの皮を毟り終えて現在に至る。 動画のように禿饅頭でも作ってみようかと思っていた所で遠くから声が聞こえてきた。 「こらーっ!そんな所で何やってるんだ!」 「ゆわぁぁぁん!にんげんさぁぁぁん!たすけてぇぇぇ!」 明らかに自分を指している大きな声にビクリと身を竦める少年。恐る恐る振り向くと こちらに向かって一人の男が近付いて来る所だった。知らない大人に怒られる、 そう思うと心臓の鼓動が早くなり、助けを求める親れいむを持ったままその場に立ち尽くした。 「あー、大声出して悪かったよ。怒ってるわけじゃないんだ」 少年側まで来ると、顔を伏せている少年を見て、男は気まずそうに頭をかく。 それを聞いて少し安心したが、これから叱られるのかと思うと気が重くなる。 「ああ、こんなにしちゃって、何でこんな事したんだい?」 「あの、えっと、ネ、ネットでやってたのを見て……」 潰れた親まりさに目を向けながら困ったように男は聞いてきた。 それに対して言葉を選ぶように答える少年。虐待がしたくなってとは言い難い。 そんな中で場違いに喜んでいるのはゆっくり一家だった。 この人間さんが助けてくれるとでも思っているのだろう。 泣き喚いていた子ゆっくり達はゆっくり!ゆっくり!と男に向かって連呼し 親れいむはぶら下がった状態で期待に向けた目を男に向けていた。 にんげんさんかわいいれいむとおちびちゃんたちをたすけにきてくれたんだね! でももっとゆっくりしないできてほしかったよ!まりさはいなくなったけど れいむがおちびちゃんたちをしっかりそだてるからおちびちゃんをなおしてあげてね! ゆっくりできないにんげんさんをあやまらせてね!あとあまあまもちょうだいね!あたらしいおうちもほしいよ! 計画性のない立て篭もり事件の犯人のように、餡内で際限なく要求を膨らませていく親れいむ。 そんなゆっくり達にはかまわず、男は少年に向かって諭すように語りかけた。 「まぁ、君くらいの年齢なら、とにかくやってみたくなるんだろうけど、 いいかい、こんな所で野良ゆっくりを直接潰したりしたら」 「汚いじゃないか」 「……え?」 「「「……ゆ?」」」 男の口から出てきた予想外な言葉に、少年とゆっくり達はポカンとしていた。 それを気にせず男はさらに聞いてくる 「ネットで見たって言ってたけど、どんなのだったか教えてくれるかな?」 そう聞いてきた男に、少年はぴこぴこのある虐待動画だと素直に答えた。 それを聞いて眉をひそめる男。 「ああ、あれか。参るよなあ。昔の奴だから不衛生なやり方で悪影響なのに削除されないんだよな」 男の呟きに少年は困惑していた。男が虐待動画を知っていた事もそうだが、 どうも虐待した事ついて叱られてるわけではないらしい。 「どうやら野良ゆっくりについて知っておいた方がいい事があるみたいだね。 えーっと、基本的に街には野良ゆっくりがいるけど、路地裏に住みつく野良と 公園みたいな草地に住みつく野良の二種類がいるんだ」 それは少年も知っていた。街を歩いているとたまに路地裏のゆっくりが 駆除されている光景は見た事があるが、生ゴミをこびりつかせ、得体のしれない汚れにまみれた 見るからに不潔そうなゆっくりは、とても触る気にはなれないものだった。 だから公園のゆっくりを選んだのだ。そのような事を言うと男は頷いた。 「うん、大抵の人はそう思ってるみたいだね。生ゴミが主食の路地裏の野良は不潔で 公園の方はまだマシだって。ゆっくりにあまり詳しくない人によくある勘違いなんだけど、 実際の所、人間から見れば、どちらもそう変わらないんだ」 そういって未だにポカンとしてる親れいむに男は目を向ける。 親れいむを見てゆっくりしている目ではなさそうだった。 だけど家族をいじめた人間のような目でも無い。 だけどどこかで見たような目だと親れいむはポカンとしたまま思った。 子ゆっくりたちは事態が把握できず、ゆ?ゆゆ?と親れいむと男に交互に体を向けていた。 「まずはゆっくりの主食について話そうか。 ゆっくりは雑食性なのは知ってるかな? ゆっくりが人の家に入って花壇を荒らす話はよく聞くよね、 花だけじゃなくて雑草も食べるけど、草食については特に問題ない。 問題は肉食の方で、ゆっくりは主に虫を食べるんだ」 それも知っている。ゆっくりでも捕まえられる芋虫がご馳走で、 大きなカマキリの死体を勲章のように持ち歩くまりさがいると 何かで見た事がある。少年は何となく嫌な予感がした。 「普通の生き物なら特に問題ないんだけどねえ。 猫なんかはゴキブリを食べたりするし。まぁ、飼い主からしたらこれもキツイだろうけど。 ただ、ゆっくりの場合は食べ方が問題なんだ。 知ってると思うけど、ゆっくりは食事の時に特有の反応がある、 食事中のむーしゃむーしゃ、しあわせー!という鳴き声だね。 さらに食事中のがっつくような食べ方。何故か普通のゆっくりは舌で少しづつ口に運ぶ事が出来ないから、 飼いゆっくりは真っ先にこれらを矯正される。餌皿なんて関係なく食いカスが飛び散るからね。 それが矯正を受けてない野良や野生のゆっくりだと……顔中に飛び散るんだよ、虫の体液や破片が」 少年は思わず持っていた親れいむを見た。見てしまった。 親れいむの黒い髪に甲虫か何かの足が紛れているのを。 半開きの口の中に見える、歯にこびり付いた汚らしい褐色の食いカスを。 口の周りや顔全体に散らばる、小麦粉が何らかの原因で変色した部分を。 草の汁だろうか、そうであってほしい。だが違ったら? 揉み上げが焼けた鉄棒だった事に気づいたかのように痙攣的に手を離した。 ゆ゛っ、という声と共に親れいむはボトリと落ちた。 ゆっくりを潰す事に対して生理的にも倫理的にも抵抗はない。所詮小麦粉と餡子だ。 だが、すでに乾いているとはいえ、様々な虫の体液に触れていたという事実に生理的嫌悪感を覚えたのだ。 無意識にズボンに手の平を擦りつけそうになったが、跳ねるように手を離す。 今は無性に公園にある水道に行き手を洗いたかった。 れいむはれいむで呆然としていた。このれいむはとびきり愚かもないが、 とりたてて賢いわけでもない、ごく普通のゆっくりだった。 だがそんなゆっくりでも、男の複雑な言葉や、今少年が向けている視線の意味はゆっくりなりに理解できた にんげんさんたちは、れいむやおちびちゃんたちをばっちくてゆっくりできないとおもっている。 「で、でもゆっくりはきれい好きだって書いてあった、けど……」 なぜかゆっくりを擁護する形になる少年。それを聞いた男は片眉を上げて妙な表情になった。 「あー、まぁ、それはこれから話そうと思っていた所なんだけど……聞きたい?」 予想以上にショックを受けたらしい少年の様子を見た男の含みを持たせた質問に 反射的に首を振りそうになったが、結局ゆっくりと頷いた。 ここで聞かずに帰れば、しばらく気持ち悪い感じが残り続けるだろう。 「そうか。次もあんまり気持ちのいい話じゃないんだけど、あまり無理しないで。 それで、ゆっくりはきれい好きって事なんだけど、間違ってはいないよ。 皮が水に弱いのに、水浴びを好むゆっくりの習性は、一般的にはカビを防ぐためだって言われてるね。 カビの心配がない飼いゆっくりも、軽いシャワーなんかを喜ぶって事は、単に気持ちいいだけかもしれないな。 ただ、川で水浴びをする野生ゆっくりは、さっきも言った通り虫の問題があるから 人間からしてみればあまり綺麗とは言えないね。綺麗にすると言っても皮が小麦粉だから簡単に染み込むし。 でも、ここでさらに問題なのがまた野良ゆっくりなんだよ」 そう言って男はまたあの目で親れいむを見た。 やっぱりどこかで見た事のある目だとれいむは思った。それも頻繁に。 「池なんかの水場がある公園だと、野良ゆっくりも野生ゆっくりと 水の使い方はそう変わらないな。そんな公園だと、あっという間に駆除されるんだけど。 ただ、ここみたいな公園だと話は変わってくる。ゆっくりに水道の蛇口なんてもちろん捻れないし いつ降るかわからない雨を待つわけにもいかない。もちろん水浴びだけじゃなく、 定期的な水分補給もゆっくりには死活問題だ。 そんな水を手に入れる事が限られた環境でゆっくりが選ぶのは」 そこで一旦男は言葉を止めた。酷く嫌な予感がした。 「トイレだよ」 顔を顰めた少年は、一刻も早く手を洗いに行きたくなった。 「ゆっ!れいむたちおトイレなんかできれいきれいしないよ! ちゃんとまりさがみつけてくれたみずのみばでごーくごーくしてるよ!」 これには流石に親れいむも反論した。この人間は何という事を言うのだ。 大体おトイレにおみずさんがあるわけ無いではないか。あるのはうんうんとしーしーだけだ。 水飲み場では人間さんがいない時を見計らって、もちかえったおみずさんで、おうちの外で まりさとお互いをきれいきれいしあったり、おちびちゃんたちにぴゅーぴゅー おみずさんをかけてあげて喜ばせていたのだ。 しかしそれを聞いた少年はますます嫌な顔をした。 「あー……もうだいたい分かると思うけど、ここみたいに公園のトイレが 和式だったりすると、成体ゆっくりが、大きい方にやって来て、 その、舌が水に届く場所まで移動して……水を溜めるんだ。 そんなゆっくりの主に底部を直接触ったりすると……わかるよね?」 なるべく直接的表現を避けようとする男だがその気遣いはあまり役に立たない。 少年に野良ゆっくりを虐待する気はとっくに無くなっていた。 むしろ今後触る気すら無くなっていた。ここまで聞いて誰が野良ゆっくりに触りたがるだろうか。 「もう野良ゆっくりに関わる気は無くなったと思うけど、 虐待専用の器具や潰す時は虐待シートを使えば公園で野良を虐待しても問題はないよ。 もちろん家にある道具と兼用するのは絶対に止めた方がいい。 なるべく清潔な個体で虐待がしたいなら、加工所製のゆっくりを選んだ方がいいと思うよ。 れいむやまりさなら安い上にいくらでも買えるからね。成体はちょっと高いけど。 スーパーで赤ゆっくりを安売りしてる時や冷凍ゆっくりがオススメかな。 さて、だいぶ話が長くなったね。後は片付けておくから君はもう行っていいよ」 最後に妙なアドバイスを受けた少年は男にお礼を言い、 公園の水道で念入りに手を洗い帰っていった。 残された親れいむは複雑な気持ちだった。人間さんはれいむたちがばっちいという とんでもない誤解をしている。一刻もゆっくりしないでその誤解を解きたい。 だが今はおちびちゃんが二人だけでも助かった事を喜んでゆっくりしたかった。 「おちびちゃんたち!いじわるなにんげんさんはいなくなったよ!みんなでゆっくりできるよ! おとうさんとおちびちゃんのぶんまでゆっくりしようね!」 「ゆっ?ゆわーい!ゆっくり!ゆっくりできるよぉぉぉ!」 「まりさもゆっくりするよぉぉぉ!おとうさんたちのかわりにゆっくりするよぉぉぉ!」 会話についていけず何となくゆっくりできない雰囲気だった子ゆっくりも 親からゆっくりできると聞き一転して喜び始めた。実に餡子脳である。 「はいはい、ゆっくりゆっくり。じゃあ君達このダンボールに入ってね」 そう言って男は蹴飛ばされたダンボールを持ってきた。 壁がへこんでいるがまだ十分住める範囲だ。 「ゆっ!おちびちゃんたち、ゆっくりおうちにはいってね!」 親れいむの声に従いゆっゆっと言いながら三匹の家族はおうちに入っていった。 それを確認した男はポケットから取り出したゴム手袋をはめて、 ダンボールを掴みおうちの入り口を上に向ける。 これでおうちはダンボール箱としての機能を取り戻した。 「「ゆっくりころがるよ!」」 「ゆっくりころがるよ!ゆっ?にんげんさん、おうちをもどしてね! これじゃゆっくりでられないよ!」 転がっている事を言葉で説明し終えた親れいむが男に抗議する。 それに構わず男はダンボール箱の近くにあった 何枚かの葉っぱの上にある小さい餡子の山を嫌そうに葉っぱの端を掴んで、 そのまま口の開いたダンボール箱に上から落とした。 溜まるたびに外に出しておいた、ゆっくり一家のおトイレである。 「ゆんやぁぁぁl!くさぃぃぃぃぃ!!にんげんさんやめてね! うんうんはゆっくりできないよ!ゆっくりしないでだしてね!」 「おかあさんくさいよぉぉぉ!」 「ゆっくりできないぃぃぃ!」 突然頭上からうんうんを浴びせられたゆっくり達が絶叫する。 「あとは……餡子の出たゆっくりは専用の処理ゆっくりが来るんだったな。」 やはりそれを無視した男は呟くと、ダンボール箱の蓋を閉めそのまま持ち上げ、 そのまま歩き出す。ダンボールの中ではうんうんとシェイクされるゆっくりが 壮絶な悪臭と気持ち悪い感触を存分に味わっていた。 子ゆっくりはすでに「ゆ゛べぇぇぇ」と吐餡を始めている。 「ゆ゛っ!ゆ゛ぁぁぁ!だじでぇぇぇ! どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉ!?」 「えっ、だって野良に直接触ったら汚いだろ?」 うんうん地獄の中、必死に人間に話しかける親れいむ 汚いのはうんうんだ。ゆっくりは汚くなんてない。 「れいむだぢはぎだなぐないぃぃぃ! ぎだないのはうんうんだけだよぉぉぉ!!」 「そうだなー、うんうんは汚いなー。 だからお前らを片付けてるんだよ」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉ!?」 まるでれいむたちがうんうんであるかのような男の発言に親れいむは絶叫する。 まさか人間さんは、ゆっくりとうんうんの区別すらつかない生き物だったのか! 「まぁ、お前らがどう思おうとすぐに意味がなくなるんだけどさー。 一言で言うと、公園にとってのうんうんがお前らなんだよなー」 「ゆ゛ぅっ!?」 ゆっくりが公園のうんうんだというあまりにも無茶苦茶な理屈に 絶句する親れいむ。男は独り言のように続けた。 「一斉駆除に任せてもいいけど、やっぱり野良の家を見かけたら その場で掃除しておかないとなあ。一市民として公園は綺麗にしておかないと」 その言葉を聞いた親れいむは、何故か子ゆっくり達に おトイレのお片づけについて教えていた事を思い出す。 ──おちびちゃんたち、おトイレさんがいっぱいになったら ゆっくりおそとにだしてね!おうちはきれいきれいしないとゆっくりできないよ! 「それにしても野良ってほんと不潔だよなあ。 ダンボールもゴム手袋が無いと汚くてまともに運べないよ」 ──おトイレさんをおそとにだすときは、 はっぱさんのはじっこをつかんで、ゆっくりおうちからおそとにだしてね! おちびちゃんにうんうんがつくとばっちいからね! 目的地に着いた男が立ち止まる。目の前にはゆっくり処理ボックスと その隣にはゆっくりのおうちをいれる普通のゴミ箱があった。 処理ボックスの蓋を開け、その上でダンボール箱を逆さまにすると 中から吐餡のせいでげっそりした、うんうんまみれの子ゆっくりと、 同じようにうんうんまみれの親れいむが、ボトボトとボックスの底へと落ちて行った。 「あー、終わった終わった。これで公園もいつも通りだな」 ──おちびちゃんたちじょうずにおかたづけできたね! きれいになったおうちでみんなでゆっくりしようね! 処理ボックスの親れいむを見ながら、少しゆっくりしている男の目を見て、 今まで男がゆっくりに向けていた視線の意味に親れいむは思い至る。 ──ゆぅ……もうおトイレがいっぱいでゆっくりできないんだぜ。 ──くさいとゆっくりできないよ…… ──おかあさん!まりさがおトイレおかたづけしたよ! これでみんなでゆっくりできるよね! ──ゆぅ~ん!おちびちゃんえらいよぉぉぉ! ああ、そうだ。まりさやおちびちゃんたちがおトイレのうんうんを見る目で 今まで人間さんはれいむたちを見ていたんだ。 そして今は、おトイレをおそとにはこんでくれて、 ゆっくりしているおちびちゃんのような目でれいむたちを見ている。 にんげんさんにとってれいむたちは、ほんとうにうんうんとおなじなんだね。 男のごく自然に汚物を見るような視線を理解した親れいむは、 やはりごく自然にその意味を受け入れてしまった。 全身にまとわりつくうんうんの臭いも気にならなくなっていた。 れいむはうんうんと同じなのだから。 処理ボックスの蓋を閉め、潰したダンボールとゴム手袋を ゴミ箱に入れた男は、そのまま公園を去っていく。彼は清潔お兄さん。 野良ゆっくりの不潔さを説き、公園に住み着いたゆっくりを 自発的に駆除していく、やや潔癖の気がある少し変わったお兄さんだった。 終わり ゲスとか善良とかはいい、とにかく野良は汚いんだという気持ちで書きました。
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『家族のアイドル(笑)』 21KB いじめ 自業自得 飾り 家族崩壊 番い 野良ゆ ゲス 人間なし うんしー ぺにまむ ぬるい内容です おさげあき 虐待というよりいじめ、自業自得の内容です 相変わらずまりさ、れいむヘイトが酷いです おさげあき 33作目 「まりちゃはしゃいっきょうなのじぇ!そしちぇかじょくのあいどるなのじぇ!」 とある森の中にゆっくりの家族が住んでいた。 れいむとまりさのつがいというよくある家族だ。 そんな家族に先日新たな仲間が加わった。 それが冒頭で寝言をほざいたまりちゃである。 ゴミクズのまりさ種と無能のれいむ種から生まれたまさしく存在する価値のないクズだ。 そんなゴミクズであっても我が子が可愛いのか親は我が子に愛情を注ぐ。 だがそんな光景を疎ましく思いながら見つめるゴミがいた。 「にゃんで……にゃんで……かじょくのあいどるはれいみゅなのに……あんなゆっくちしてないいもうちょばかりきゃわいがられるの……?」 そう呟くのはまりちゃより先に生まれたれいみゅだ。 まりちゃが生まれる前は親の愛を独占出来てとてもゆっくりしていたがまりちゃが生まれてからはあまりれいみゅはゆっくり出来ていなかった。 親に甘えても「おちびちゃんはおねえちゃんなんだからがまんしてね!」と叱られる始末だ。 れいみゅはそのたびに巣の奥でゆんゆんすすり泣く。 まりちゃも親に甘やかされどんどん増長していきゴミクズのまりさ種に相応しいクズっぷりを見せ付けるようになった。 挙句に姉であるれいみゅに「どうちておねえちゃんはしょんなにゆっくちしてないのじぇ?」とバカにするようになった。 一番可愛くアイドルに相応しいのは自分だと信じるれいみゅにとってまりちゃはもはや敵でしかない。 まりさ種がゴミクズなのは知っての通りだがれいむ種も同じくらいクズなのは言うまでもない。 れいみゅも所詮はまりちゃと同レベルなのだ。 そんなれいみゅが暴走するのも時間の問題だった。 -数日後- 「まりちゃ、ちょっとれいみゅとおさんぽしない?」 「ゆゆ?」 ある日、れいみゅがいきなりまりちゃを散歩に誘う。 これまで2匹はお互い距離を置いて生活していたのでれいみゅの言葉にまりちゃは驚いた。 「おねえちゃんとさんぽ?おきゃあしゃんといっしょじゃないのじぇ?」 「れいみゅたちだけでぼうっけん!しゅるんだよ、とってもたのちいよ!」 「ゆゆ!ぼうっけん!しょれはゆっくちできるのじぇ!しゃいっきょう!のまりちゃにふさわしいのじぇ!」 「でもおきゃあしゃんにみつかったらぼうっけん!できないからみつからないようにしょろーりしょろーりとおそとにいこうにぇ!」 「ゆっくちりきゃいしたのじぇ!」 現在母れいむは昼寝中だ。 れいみゅとまりちゃはそろーりそろーりと這って見事に外に出る事に成功した。 「それじゃぼうっけん!のはじまりだにぇ!」 「まりちゃのれきしにのこるだいっぼうっけん!がいまはじまるのじぇ!」 元気に跳ねて行くまりちゃの背後でれいみゅがドス黒い笑みを浮かべた。 「ゆぷぷ!さいしょにしてさいごのぼうっけん!をせいぜいたんのうするといいよ!ゆぷぷ!」 そして我が家から10メートルほど離れた草むらの中でまりちゃが立ち止まる。 「ゆゆ!まりちゃちーちーしたくなってきたのじぇ!ちーちーしゅるよ!しゅっきりーーーーー!」 ドヤ顔で宣言した後、まりちゃは元気よく排泄を始める。 そんなまりちゃの背後でれいみゅは辺りを確認した。 草むらで覆われ外から誰にも見えない事を。 やるなら今だと判断したれいみゅがまりちゃに思いっきり体当たりをかます。 「ぴゅげぇ!?」 背後からの突然の奇襲にまりちゃは地面へ思いっきり顔面を叩き付ける。 自分の出したしーしーに濡れた地面へと。 「ぴぎぃぃぃぃぃ!くしゃいぃぃぃぃぃ!いちゃいぃぃぃぃぃ!まりちゃのおきゃおがぁぁぁぁぁぁ!」 痛みと小便の臭さに泣き叫ぶまりちゃ。 「ゆぷぷ!ぶじゃまだにぇ!」 「ゆゆぅぅぅぅぅ!?」 姉の言葉に驚くまりちゃ。 「どぼじでまりちゃにこんなひどいことしゅるんだじぇぇぇぇぇ!?」 「かじょくのあいどるはれいみゅだよ!おまえなんかにわたさないよ!」 「なにいっちぇるのじぇ!?ゆっくちしてにゃいぶしゃいくなおねえちゃんよりまりちゃのほうがあいどるにふさわしいのじぇ!」 「だまってにぇ!このげしゅ!」 「ぴぎぃぃぃぃぃ!」 再びまりちゃに体当たりするれいみゅ。 「おまえのようなごみくじゅにおかじゃりなんかひつようないよ!」 れいみゅはまりちゃから帽子を奪い取るとそれに噛み付いて引き裂いた。 「ゆっぴゃぁぁぁぁぁ!?まりちゃのくろびかりするおぼうちぎゃぁぁぁぁぁ!?まりちゃのじゅんっじょう!なこころをひょうっげん!したしろいおりぼんしゃんがぁぁぁぁぁ!?」 まりちゃの絶叫を聞いてとてもゆっくりしたれいみゅはバラバラに引き裂いた帽子の残骸にうんうんを排出する。 「ぴぎぃぃぃぃぃぃ!まりちゃのおぼうちぃぃぃぃぃぃ!これじゃもうゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃ!」 「まだまだこれからだよ!」 れいみゅは近くに落ちていた木の枝を咥えるとまりちゃのまむまむへ思いっきりぶっ刺した。 「ぴゅげぇぇぇぇぇぇ!ばでぃぢゃのまむまむぅぅぅぅぅぅ!しゃーもんぴんくのばーじんしゃんぎゃぁぁぁぁぁぁ!」 自分の大切なばーじんさん(笑)を喪失したまりちゃの悲しみは想像を絶するだろう。 だがれいみゅは止まらない。 「つぎはまりちゃのきたないおしゃげをひきぬくよ!」 「ゆゆぅぅぅぅぅ!?やめぢぇやめぢぇやめぢぇぇぇぇぇぇぇ!ばでぃぢゃのおしゃげしゃんだけはゆるちてぇぇぇぇぇぇ!」 「だめだよ!まりちゃにそんなものひつようないんだからにぇ!」 れいみゅはまりちゃのおさげに噛み付く。 まりちゃは必死におさげを振り回そうとするが無駄である。 少しずつ嫌な音を立てながら抜けていくおさげの感触にまりちゃは悲痛な声を上げた。 「ぼうやべぢぇぇぇぇぇぇ!ばでぃぢゃがわるがっだでしゅぅぅぅぅぅぅ!ぼうあいどるなんていりばじぇん!だからぁぁぁぁぁ!」 だがれいみゅは今更やめるつもりはない。 もっともっとこのクソチビの泣き叫ぶ姿が見たい。 れいみゅは完全にゲスとして覚醒していた。 このまま行けばれいみゅはまりちゃを殺すまで止まらないだろう。 だがここで邪魔が入った。 「ゆゆぅぅぅぅぅ!?おちびちゃんたち!なにしてるのぉぉぉぉぉぉ!?」 まりちゃの絶叫を聞いて目を覚ました母れいむが駆けつけたのだ。 我が家から10メートルしか離れていなかったのですぐ発見出来た。 「ゆっ……!おきゃあしゃん……!」 「おちびちゃん!これはどういうことなの!?」 「ゆっ……!しょれは……」 口ごもるれいみゅ。 そんな時、まりちゃが口を開いた。 「おきゃあしゃぁぁぁぁぁん!このげしゅがまりちゃをいじめたんだよぉぉぉぉぉ!おかじゃりもぼろぼろにしゃれて……!ゆっぐ……えっぐ……! おしゃげしゃんもうごかないのぉぉぉぉぉぉ!まりちゃのしあわしぇをつかみとるおしゃげしゃんがぁぁぁぁぁぁ!」 「お……おちびちゃん……」 飾りが無いと我が子だと認識出来ないゆっくりもいるがこの母れいむはかろうじてまりちゃを我が子だと認識出来たようだ。 帽子は無いがまりちゃのおさげが無事だったのが不幸中の幸いだろう。 「とにかくおちびちゃんのてあてもしないといけないしおうちにかえるよ!」 -数時間後- 「ゆっくりできないことをしたくそちびはせいっさい!なのぜ!」 父まりさが狩りから帰宅し事情を説明すると父まりさは即座にれいみゅの制裁を決めた。 「まってね!このおちびちゃんにもなにかじじょうがあるかも……」 母まりさは今にもれいみゅに襲い掛かろうとする父まりさをなだめるのに必死だ。 「じじょう?どんなりゆうがあろうといもうとをこんなめにあわせたげすはれいっがい!なくしけいなのぜ!」 「ゆひぃぃぃぃぃ!」 れいみゅがおそろしーしーを漏らす。 「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」 まりちゃはかなり危険な状態だ。 母れいむがぺーろぺーろしたがまりちゃの傷は思ったよりもずっと深い。 まむまむは無残に裂け未だに少量の餡子が漏れている。 赤ゆっくりは非常に脆い。 ちょっとしたことですぐ死んでしまう。 もはやまりちゃに残された時間は僅かだろう。 たとえ体の傷が大した事が無かったとしても心の傷は決して癒える事は無い。 自分の大切な帽子、そしてばーじんさんを失った心の傷はまりちゃには深すぎるのだ。 おさげはかろうじて無事だったが中途半端に引き抜こうとしたため動かす事が出来なくなったようだ。 「くそちびぃぃぃぃぃ!だまってないでなんとかいえぇぇぇぇぇぇ!なんでこんなことをしたぁぁぁぁぁぁ!」 「……ぜんぶまりちゃがわるいんだよ……」 「ゆあぁぁぁぁぁぁん!?きこえないのぜぇぇぇぇぇぇ!はっきりいうのぜぇぇぇぇぇぇ!」 「まりちゃがぜんぶわるいんだよぉぉぉぉぉぉ!かじょくのあいどるはれいみゅだもぉぉぉぉぉぉん!」 「「ゆゆ!?」」 突然のれいみゅの絶叫に両親が驚く。 「ぜんぶまりちゃがわるい!いちばんきゃわいいのはれいみゅだよ!しょれなのにまりちゃがあいどるきどりでなまいきだった!だからしぇいっしゃい!したんだよ! れいみゅはわるくないもん!ぜんぶまりちゃがわるいんだもん!おきゃあしゃんならわかっちぇくれるよにぇ……?」 れいみゅの言葉に母れいむはしばらく悩んだが…… 「うん!それならしかたないね!」 「れ……れいむぅぅぅぅぅぅ!?」 母れいむはあっさりれいみゅの言い分に納得した。 当然父まりさに納得出来るはずもない。 「まりさ!たしかにまりさににたおちびちゃんはかわいかったよ!でもやっぱりいちばんかわいいのはれいむににたおちびちゃんだよ! それにいまはまりさににたおちびはおかざりもないからかわいくないよ!でもれいむににたおちびちゃんはおかざりもぶじだしかわいいよ!ゆっくりりかいしてね!」 「な……なんなのそれぇぇぇぇぇぇ!?」 生まれたばかりのまりちゃを優先して可愛がりつつも母れいむは心のどこかで違和感を感じていた。 本当に自分が一番大切にしなければならないのはまりちゃなのか? そんな悩みを抱えていた時に今回の事件が起きた。 そして先ほどのれいみゅの告白で理解した。 やはり自分はまりちゃよりもれいみゅのほうが大切だと言う事を。 自分に似た種の子を一番大切にするのはよくある事だがれいむ種は特にその意識が強い。 結局母れいむもクズで無能で存在するだけで不快感を撒き散らす生ゴミ糞れいむなのだ。 だが父まりさは生ゴミの説明に納得しなかった。 「おかざりがぶじでもじぶんのいもうとをぼろぼろにするげすなんかかわいくないんだぜぇぇぇぇぇぇ!せいっさい!するんだぜ!」 「いいかげんにしてね!れいむににたおちびちゃんにはなんのつみもないんだよ!もしせいっさい!するなられいむがあいてになるよ!」 「……わかったのぜ」 「ようやくりかいしたんだね!それじゃあゆっくりしてないくそちびをすてにいってね!すぐでいいよ!」 母れいむが瀕死のまりちゃをもみあげで掴むと父まりさの前へ投げ捨てる。 「もっちょ……ゆっくち……しちゃ……」 母れいむの行為がトドメを刺したのだろう。 瀕死だったまりちゃは最後の台詞を言い切る途中で永遠にゆっくりした。 そして父まりさは…… 「ゆおらぁぁぁぁぁ!!」 「ゆげぇぇぇぇぇぇ!!」 父まりさの一撃で派手に吹っ飛ぶ母れいむ。 「い……いきなりなにをするのぉぉぉぉぉ!?」 「げすなれいむをせいっさい!するのぜぇぇぇぇぇぇ!」 「れいむはげすじゃないぃぃぃぃぃぃ!ぎゃくぎれはみっともな……ばぎょ!?」 追撃を受けて吹っ飛ぶ母れいむ。 「どぼじでぇぇぇぇぇ!?どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉ!?」 「こんなどうしようもないげすといっしょになったのがまちがいだったのぜ!いまそのあやまちをただすのぜ!しね!しね!いますぐしねぇぇぇぇぇぇ!」 「ゆんぎゃぁぁぁぁぁ!やべでぇぇぇぇぇぇ!でいぶじぬぅぅぅぅぅぅ!じんじゃうぅぅぅぅぅ!」 母れいむの上に乗り何度も跳ねる父まりさ。 父まりさに踏まれるたびに母れいむは餡子を吐き出していく。 「おまえのようなげすにこんなものひつようないんだぜ!」 ブチィ!! 「ゆんぎぇぇぇぇぇぇぇぇ!でいぶのめがみすらしっとするうつくしいもみあげさんがぁぁぁぁぁぁぁ!?」 「うんうんいかのきたないもみあげをせいっさい!なのぜ!」 ブチィ!! 「ゆごぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!もみあげさんがりょうほうなくなっちゃったぁぁぁぁぁぁぁ!これじゃもうゆっくりできないぃぃぃぃぃぃ!」 「つぎはめにわるすぎるまっかなりぼんをせいっさい!なのぜ!」 「やべでやべでやべでやべでぇぇぇぇぇぇぇ!でいぶのおりぼんざんだけばぁぁぁぁぁぁぁぁ!おりぼんざんだげばゆるじでぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 母れいむの叫びも空しくリボンは父まりさによってバラバラにされてしまった。 「まっかにさきほこってだれにもつみとることができないうつくしさをほこるじょうっひん!なおりぼんさんがぁぁぁぁぁ!?」 「ゆひゃひゃひゃ!なにをねごとほざいてるのぜ!こんなうんうんいかのおぶつなんかこのあつかいでじゅうっぶん!なのぜ!」 父まりさはバラバラにしたリボンにうんうんとしーしーをぶっかけた。 「あっ……あああああああーーーーーーーーーー!!」 喉が潰れんばかりに叫ぶ母れいむを見て父まりさはとてもゆっくりしていた。 「つぎはおまえのくされまむまむをずたずたにするのぜ!そしてかみのけをぬいておべべもつぶしてそして……」 ドゴォ!! 父まりさは今後の予定をベラベラ喋ってる途中で吹っ飛んだ。 吹っ飛ばしたのは母れいむである。 「ゆるさないぞぉぉぉぉぉぉ!このくそまりさぁぁぁぁぁぁぁ!ころす!ぜったいころす!」 自分の大切なお飾りを破壊された母れいむは悲しみを通り越して怒り狂っていた。 「ゆぎぎぎぎぎ!いきるかちのないくそでいぶのくせになまいきなおぶつなのぜ!そんなにしにたいならとっとところしてやるのぜぇぇぇぇぇぇ!」 父まりさも想定外の反撃を受けてぶちキレたのか母れいむに負けず劣らずの憤怒っぷりだ。 「「ゆっぐりじないでぞぐざにじねぇぇぇぇぇぇぇ!!」」 こうして父まりさと母れいむの殺し合いが始まった。 -数時間後- 「……なんでこんなことになっちゃったの……?」 静かになった我が家の中でれいみゅはそう呟いた。 結局父まりさと母れいむは相打ちになり死んでしまった。 生き残ったのは両親の殺し合いに怯え巣の奥でおそろしーしーを漏らし震えていたれいみゅだけだ。 「れいみゅはただ……かじょくのあいどるになりたかっただけなのに……なにがわるきゃったの?どこでまちがえたの?」 れいみゅは涙を流す。 こんな結末は望んでいなかった。 ただ可愛い自分に相応しい待遇が欲しかっただけ。 その結果がこれである。 「これからどうやっていきていけばいいの……?」 親が死に狩りは自分でしなければならない。 だが父まりさからは何も教えてもらっていない。 幼い子ゆっくりで取れる食料などたかが知れている。 おまけに一人ぼっちだ。 ゆっくりは孤独を嫌うためこれから多大なストレスを味わうだろう。 他のゆっくりに面倒をみてくれと言ったところで自分の餡子を受け継いでいない子供の面倒を見るほどゆっくりは優しくない。 「やじゃよ……ゆっくちできにゃいよ……ゆっくちしたいよ……」 考えれば考えるほど最悪の未来しか思い浮かばない。 「やじゃ……やじゃ……やじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 もはやれいみゅに出来るのは現実から逃れるために泣き叫ぶ事だけだった。 -れいみゅのその後- 「ゆぅぅぅぅぅぅ……ゆぅぅぅぅぅぅ……」 あれから数日が経った。 れいみゅはまだしぶとく生きている。 満足な狩りなど出来ないためその辺に生えている草を食べて生きながらえていた。 だが一匹で食べる食事は例外なくゆっくり出来なかった。 れいみゅはかつての幸せな生活を思い出す。 頼もしい父まりさと優しい母れいむに囲まれての食事は苦い草であってもゆっくり出来た。 むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!と元気に叫んでいたのが遠い過去のようだ。 今現在、食事で口に出る言葉は例外なく「ふしあわせぇぇぇぇぇ……」である。 「ゆゆ!またあのうすぎたないやつだよ!」 「ゆぷぷ!みじめなちびだね!」 森には当然れいみゅ以外にもゆっくりは数多く生活している。 だがれいみゅは全てのゆっくりからバカにされる存在だった。 親のいない子ゆっくりはゆっくり出来ないというのもあるが体やお飾りが異常に汚れているのが原因だ。 野生で生活する以上どうしても体は汚れてしまうのは仕方ない。 成体ならある程度自分で汚れを取る事も出来るが不器用な子ゆっくりにそんな事は不可能だ。 親がいれば舌を使って汚れを取ってもらえるのだが親がいなければどうする事も出来ない。 ぺーろぺーろとは親愛の証だけでなく汚れを取るという目的も兼ねているのだ。 「おい!きたないくそちび!めざわりだからさっさときえてね!」 「そうだぜ!ごみくずはとっとときえるのぜ!」 「ゆっ……!」 大抵のゆっくりはあざ笑うだけで積極的にれいみゅと関わったりしないがたまにこういうゲスが暇つぶしにれいみゅを苛めてくるのだ。 「ゆふん!ほんとにぶさいくでみじめなちびだね!」 「いきててはずかしくないのかだぜ?ゆぷぷ!」 「……れいみゅは……きゃわいいもん……」 「はぁぁぁぁぁぁぁ!?おまえのようなくずがかわいい!?じょうだんはかおだけにしてね!」 「ごみくずのくせにまりさたちにくちごたえするのかだぜぇぇぇぇぇぇ!?」 未だに自分が可愛いと信じるれいみゅにとってぶさいくと言われるのは我慢出来なかった。 だからつい反論してしまったがそれが過ちだとすぐ後悔する。 だがもう遅い。 「なまいきなくそちびはせいっさい!だよ!」 「ゆぷぷ!みじめにないてにげればゆるしてやったのにばかなちびなのぜ!」 「ご……ごめんなしゃい……ゆるちてくだしゃい……」 「ゆるさないよ!ばつとしてそのきたないおりぼんをぼっしゅうするよ!」 「ゆゆぅぅぅぅぅぅ!?しょれだけはかんべんしちぇぇぇぇぇぇぇ!」 「だめだぜ!あたまのわるいくそちびにはきょうっいく!がひつようなのぜ!」 ゲスれいむはれいみゅからリボンを奪い取る。 れいみゅはぴょんぴょん跳ねて必死に取り返そうとするが無意味だ。 「ゆひゃひゃひゃ!ほらほら!もっとあんよをつかわないとおりぼんさんにはとどかないよ!」 「おかざりのないくそちびはほんとにみじめなんだぜ!ぶひゃひゃひゃひゃ!」 やがて体力が尽きたのかその場で涙を流しながらリボンを見上げるだけとなった。 「かえしちぇくだしゃい……れいみゅのたいせつなおりぼんしゃん……」 「ならおもしろいげいをみせてね!すぐでいいよ!」 「げい……?」 「そうだぜ!たとえばじぶんでだしたうんうんをおいしそうにむーしゃむーしゃするとかおもしろそうなんだぜ!」 「ゆゆぅぅぅぅぅぅ!?」 「あ、もちろんむーしゃむーしゃ、しあわせー!ってげんきにさけんでね!」 「しょんな……」 「どうするのぜ?このままおまえのきたないりぼんをばらばらにしてもいいのぜ?」 「ゆっぐ……わかりまちた……」 れいみゅはその場でうんうんするとそれに口を近づけるがためらいがあり中々食べようとしない。 「どうしたのぜ?はやくしないとりぼんをばらばらにするのぜ!」 ゲスまりさがせかすとれいみゅはようやく自分のうんうんを食べ始めた。 「ゆっぷぅ!おええぇぇぇぇぇ!」 あまりの悪臭と味に吐き出そうとするがゲス2匹はそれを許さない。 「はいたらりぼんはばらばらだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「それからちゃんとせりふをいうのぜ!むーしゃむーしゃ、しあわせーって!」 「む……むーしゃ……むーしゃ……しあわせぇぇぇぇぇぇぇ……」 台詞とは裏腹にその表情は幸せとは程遠くゲス2匹はその表情に納得しない。 「はぁぁぁぁぁぁぁ!?なんなのぉぉぉぉぉぉ!?そのかおはぁぁぁぁぁぁぁ!?」 「どうやらりぼんはいらないみたいなんだぜ!それじゃりぼんをやぶくのぜ!」 自分の大切なリボンを取り返すためにれいみゅは必死に笑顔を作って叫んだ。 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせーーーーー!」 半分ヤケクソになっているがどうやらその必死な姿にゲス2匹は満足したようだ。 「ゆひゃひゃひゃひゃ!こいつうんうんたべてしあわせーっていってるよ!」 「これからこいつはうんうんってよぶのぜ!よろしくなのぜ!うんうん!」 「ゆっぐぅぅぅぅぅぅ……!」 涙を流しながら屈辱に耐えるれいみゅ。 ここで反論したらまた酷い要求を受けてしまうのでひたすら耐えた。 「まあおもしろかったしゆるしてあげるよ!かんしゃしてね!」 「またあいてしてやるのぜ!うんうん!」 そういって2匹がれいみゅから離れていくが…… 「ま……まっちぇ!おりぼんしゃんかえしちぇにぇ!」 まだリボンを返してもらっていないれいみゅが2匹に叫ぶ。 「ゆ?すっかりわすれてたよ!うっかりしててごめんね!」 2匹は思い出したかのようにリボンをれいみゅの前に落とした。 「ゆぅぅぅぅぅ……れいみゅのおりぼんしゃん……おきゃえりなしゃい……」 れいみゅがゆっくりと自分のリボンに近づくが…… 「おっと!とつぜんだけどうんうんしたくなってきたのぜ!」 突然ゲスまりさがその場でうんうんをした。 当然リボンはうんうんまみれになってしまう。 「ゆゆ!れいむもしーしーしたくなってきたよ!」 今度はゲスれいむがゲスまりさの出したうんうんの上にしーしーをぶっかける。 「「それじゃあね!」」 満面の笑みで去っていくゲス2匹。 「……」 れいみゅはうんうんとしーしーのトッピングで変わり果てた自分のリボンを前にしばらく硬直していた。 「ゆ……ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 数分後、硬直から開放されたれいみゅの悲鳴が森の中にこだました。 -その日の夜- 「ゆっぐ……えっぐ……」 れいみゅは家族の死臭に満ちた我が家へと帰ってきた。 その頭にはうんうんとしーしーで汚れきったリボンが付いている。 こんなリボンでも身につけてないとゆっくり出来ないようだ。 まあ身につけてても悪臭でゆっくり出来ないが。 「どうちて……どうちてれいみゅはこんなにみじめなの……?」 己の惨めさに涙が止まらない。 そんな時だ。 「「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」 突然ゆっくりの絶叫が森に響いた。 その声は昼間にれいみゅを苛めたあのゲス2匹である。 「「うっうーーー♪もっとたべるんだどーーーー!」」 「「やべでぇぇぇぇぇぇぇ!だべないでぇぇぇぇぇぇぇ!あんござんどらないでぇぇぇぇぇぇ!」」 どうやられみりゃの襲撃を受けて餡子を吸われているようだ。 「「じゃまなものはぽーいするんだどー」」 「あああーーーーー!でいぶのおりぼんざんがぁぁぁぁぁぁ!?」 「ばでぃざのずでぎなおぼうじがぁぁぁぁぁぁぁ!?」 ゆっくりは苦しめると中身の餡子が甘くなっていくので最近はれみりゃも簡単には殺さず苦しめてから殺すようにしている。 その後も「でいぶのもみあげさんがぁぁぁぁ!?」とか「ばでぃざのおざげざんがぁぁぁぁ!?」とか様々な悲鳴が聞こえてきた。 れいみゅは巣の奥でガタガタ震えるのみだ。 自分を苛めた2匹が死んでざまあみろという気持ちはない。 ただ怖かった。 2匹を食らったれみりゃが今度は自分の巣へやってこないかその恐怖でいっぱいだった。 親に抱きつく事で恐怖を紛らわす事も出来るが既に両親は地獄へ堕ちている。 同時に親がいない事で巣にけっかいを張る事も出来ないので巣は完全に無防備だ。 「ゆ……ゆ……ゆ……ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 そしてついに恐怖に耐え切れずれいみゅは大絶叫を上げ巣から飛び出した。 自殺行為でしかないのだが錯乱しているれいみゅにまともな判断など出来なかった。 そして案の定れみりゃに見つかった。 そりゃあんだけ大絶叫を上げてればここに餌があるよと言っているようなものである。 「うー♪みつけたんだどー!いただきまー……」 背後かられいみゅに噛み付こうとしたれみりゃだが…… 「うー!?こいつくさすぎるんだどー!こんなやつたべたくないんだどー!」 あまりの悪臭にれみりゃはれいみゅを食べる事無く他の餌を探し飛んでいった。 餌としての価値すらなくなったれいみゅだが結果として助かった。 だがれいみゅは必死に逃げ続けた。 「ゆひぃ!?」 暗くて周りがよく見えなかったというのもありれいみゅはあんよを踏み外して崖から転落してしまった。 「れいみゅ……!おしょらをとんでるみだい゛!?」 れいみゅが落下した先には木の枝がありれいみゅはその枝に思いっきり突き刺さる形になって止まった。 「ゆ゛……ゆ゛……ゆ゛……」 口から背中まで枝が貫通したれいみゅはビクンビクンと痙攣している。 中枢餡も損傷を受けたようでれいみゅは誰が見ても手遅れと分かる表情をしていた。 「あ゛……あ゛……」 もはやまともに喋る事すら出来なくなったれいみゅ。 そんなれいみゅのもみあげが何かを掴もうと小刻みに動いていたがやがてダラリと垂れ動かなくなった。 ようやくれいみゅの生命活動が停止したのである。 最後にれいみゅが掴もうとしたのが何だったのか、それはれいみゅにしか分からない。 だがれいみゅの苦しみに満ちた表情からそれを掴む事が出来なかったのは確かだろう。 無残な最期を遂げたれいみゅだが仕方ない事だ。 れいみゅも親と同様にバカでクズで無能で存在する価値の無い腐れ饅頭なのだから。