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【システム名】 クロスシステム 【読み方】 くろすしすてむ 【分類】 用語 【登場作品】 ゲーム:『6』アニメ:『BEAST+』 【詳細】 クロスシステムもしくはクロスチェンジシステムとは、『6』にのみ登場した『4』『5』におけるソウルユニゾンに替わる新たな戦闘スタイル。 『6』の作中時間の少し前に研究され始めた、他のナビの能力をもう一体のナビが得るシステムであり、作中ではロックマンがリンクナビと呼ばれる仲間のナビの能力を引き継ぐ。 ロックマンのみが使用できるソウルユニゾンやフォルテクロスロックマン、ソルクロスロックマンとの関係性は不明。 それらとはロックマンの上半身のみが変化し、下半身は色が変わるだけなのが相違点である(ベースとなったナビが同じアクアやトマホークのソウルとクロスを見比べてみるとわかりやすい)。 カスタム画面で最初から自由にクロスを選ぶことができるうえ、生贄としてチップを消費することもなく、3ターンのみと時間制限のあるソウルユニゾンと異なり、クロスシステムにはターン制限が無い。 だが、そのクロスの弱点となる攻撃を受けると、2倍のダメージを受けた上でクロスが解除されてしまうという欠点を持つ。 弱点属性・系統を受けた時点で解除されるため、多段ヒット攻撃では最初の一発だけ2倍ダメージとなる。 しかし、暗転中は解除されずすべての攻撃に2倍ダメージが適用される。 このため、弱点にギガクラスがあるスラッシュクロス・テングクロスは非常に不利。テングクロスはまだシラハドリでソード系のみ反撃できるのでまだ救いがあるが、どちらもココロバグの2倍を使われると開幕デリートがちらつく程。 その一方で、ギガクラスもプログラムアドバンスもないキラークロス・グランドクロス・ダストクロスは非常に有利。さらにキラークロスとダストクロスは基本性能も非常に優れている。 ストーリーを進めると発生するリンクナビのオペレーターの「授業」を受けることでそのナビの特性を理解し、さらにそのリンクナビと戦う最終試験を経てナビの力がロックマンに宿ることで使用可能となる。 各クロスは戦闘中に一回ずつしか装備できず、解除されたり別のクロスに切り替えると前に使っていたクロスは一覧から消え使用不可能となる。 なお、このクロスシステムの採用のため前作まで無属性だった風、ソード、カーソル、ブレイクの系統にも、新たに弱点の相関関係が追加された。 ちなみにこのクロスを装備した状態で獣化すると「クロスビースト」と呼ばれる形態に変身し、無属性のチップをAボタンでため撃ちすることで強力な必殺技を使用することが可能。 その威力は、元となるチップではなくバスターのアタックLvに依存する為、アタックLvを最大化 フォルダを無属性で固める コード統一すると火力の高い必殺技を乱発出来る。 弱点攻撃を受けた場合、クロスだけが外れ、獣化は維持される。 【登場クロス一覧】 クロスビーストの各形態についても同リンク先で記述を行う。 グレイガ版名称 属性 弱点 ヒートクロス 炎 水 スラッシュクロス ソード ブレイク エレキクロス 電気 木 キラークロス カーソル 風 チャージクロス 炎 水 ファルザー版名称 属性 弱点 アクアクロス 水 電気 テングクロス 風 ソード トマホーククロス 木 炎 グランドクロス ブレイク カーソル ダストクロス ブレイク カーソル 【アニメ版】 最終作『BEAST+』にて登場し、初登場は第11話「エレキテル家の事情」のアクアビースト。 特定のナビのPETのデータを熱斗のPETに移す事で、ロックマンがそのクロスを纏うという設定。 大抵の場合、その場で獣化チップも併用されてクロスビーストとなっており、クロス単体で出たのはグランドクロスのみである(その時も最終的には獣化している)。 口調や性格も元のナビに似るようで、アクアクロスではアクアマンの語尾である「~っぴゅ」がついたり、トマホーククロスではロックマンが好戦的になったり口調も荒くなっている。 登場クロスビーストは下記。 アクアビースト(第11話「エレキテル家の事情」、第15話「ミニミニタイフーン」、第20話「最強アイスマン」) トマホークビースト(第11話「エレキテル家の事情」) エレキビースト(第12話「電撃探検隊!」) グランドビースト(第14話「暴走メットール」) 近くにPETを持つ仲間がいることが条件であるためか、使用頻度はかなり少なく第15話以降は獣化単体で処理される場合が殆どだった。 また、仲間のPETとナビのデータを自分のPETに輸送してロックマンを変身させるというコンセプトは、無印に登場したブラザースタイルに似ている。 【余談】 ロックマンの上半身のみが対応するナビと似たようなものに切り替わるという点では、続編シリーズ『流星のロックマン』(流星3ブラックエース、レッドジョーカー)に登場した「ノイズチェンジ」も同じ特徴を持っている。 また、クロスシステムもノイズチェンジも、それぞれの作品の「最終作」で出てきたという点で共通している。 加えて、クロスが獣化と複合できることに対し、ノイズチェンジは別のノイズと複合できるという、これまた似た特徴も持つ。 【各言語版での名称】 言語 名前 日本語 クロスシステム(クロスチェンジシステム) 英語 CrossSystem (The Cross Change System) 中国語 繁体字 交錯系統(交錯更換系統) 簡体字 交错系统(交错更换系统)
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正式名称:XM-X2ex CROSSBONE GUNDAM X-2 CUSTOM パイロット:ザビーネ・シャル(U.C.0133) コスト:2000 耐久力:540 変形:× 換装:△(ABCマント) 射撃 名称 弾数 威力 備考 射撃 ザンバスター 7 75 威力やや高めのBR。 CS ショットランサー【ランス射出】 - 70 中距離以遠から下方向の誘導が強くなる サブ射撃 ビームサーベル ビームザンバー【投擲】 1 91 単発ダメージ40+60。誘導カットの効果あり 特殊射撃 木星帝国製バスターランチャー 1 195 上下の銃口補正がやや強い 特殊格闘 ABCマント脱衣/装着 100 - 足は止まらない。マントキャンセル可能 格闘 名称 入力 威力 備考 通常格闘 袈裟斬り→左切り上げ→左回転袈裟斬り NNN 168 前作と同じザンバー3段斬り 派生 ブランドマーカー連続殴打 NN後 198 前格闘 蹴り上げ→蹴り上げ→ランサー突き 前NN 171 判定と威力に優れる 横格闘 左薙ぎ→左回薙ぎ→X字斬り 横NN 168 判定が弱いサーベル3段斬り 後格闘 斬り上げ 後 65 単発斬り上げ。サブC可能に。 BD格闘 ショットランサー突撃 BD中前N 122 発生と判定に優れる バーストアタック 名称 入力 威力 備考 バタラ 呼出 3ボタン同時押し 262/243 バタラの誘導が強い 【更新履歴】新着3件 15/05/07 NN後の最終段の計算及び検証、修正、追記 15/05/17 コンボ追加、コンボのダメージ検証、修正(???を具体的な数値に) 15/07/19 コンボ追加。覚醒コンのダメージ検証、修正 解説 攻略 富野由悠季原作の『F91』の続編漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』よりクロスボーン・ガンダムX2改が継続参戦。 パイロットはザビーネ・シャル。 武装はほぼ据え置きながら2000コストに変更しての参戦。 赤ロックは短くはなったが相変わらず長め。BRも威力減少。耐久はそのまま。 コストダウンはしたものの性能は殆どそのままなのでコストパフォーマンスが高くなった。 スタン+誘導が強いCS、誘導を切れるサブ、照射ビームの特射と射撃が豊富。 またマントキャンセルは健在で振り向きメインやCSからの自由落下ができる。 2000コスにコストダウンした上、サブ・特射を中心に各所の性能が上がり全体的に使いやすくなった。 が、長めの赤ロックから射撃を撒いているだけでは戦果を挙げ難く、時には寄って行く事も必要。 中距離での格闘→CS→MCや近距離でのCS→サブによる暴れなどを駆使して戦おう。 バランスの良い武装に長い赤ロック、そしてサブでの誘導切り・迎撃を備えるため初心者にも扱いやすく、 中級者以上ならマントキャンセルを使いこなすことでそれなりに奥深い動きも可能。 戦況をひっくり返す力に欠けているため、精神崩壊したザビーネの様にはならず10年前のザビーネの様に落ち着いてクールに立ち回ろう。 そうすればザビーネの悲願の貴族主義社会による素晴らしい未来が待っている。 勝利ポーズは前作のバスターランチャー(マント装備時)、ショットランサー決めポーズに加え(マント非装備時)、覚醒時にサーベル二本を構えるポーズが追加されている。 前作からの変更点 コスト減少…2500→2000 赤ロック短縮 CS…誘導低下、弾速向上、慣性がのる サブ…リロード6秒→4秒 特格…リロード40秒→33秒 N、前格…1、2段目にサブC追加 後格…サブC追加 よくある質問 Q,サブの誘導切りって本当についてるの? A,本当についてます。サブ入力から1投目のビームサーベルを投げる瞬間までの間に誘導切り効果があります。 ビームサーベルを投げた後は誘導切りが付いていませんのでそこに攻撃されると敵の攻撃は誘導します。 Q,格闘の判定の強さは? A,BD格 前 後 N≧横です。ただ、判定が一番弱い横格闘は発生自体は早いのでかち合いになるような状況でなければ案外勝てます。 ただし本機体は格闘を振り回すような機体ではないので射撃をメインに、要所で格闘を振る冷静な立ち回りを行いましょう。 Q,調べたいことが載ってないんだけど? A,したらば掲示板にて質問をお願いします。 キャンセルルート メイン:サブ 特格 特射 CS :サブ 特格 特射 サブ :なし N格闘:1段目、2段目からサブ 前格闘:1段目、2段目からサブ 横格闘:1段目、2段目からサブ 後格闘:サブ BD格闘:なし 特格 :全射撃武装 BD格以外の格闘 特射 :なし 射撃武器 【メイン射撃】ザンバスター [常時リロード][リロード 3秒/1発][属性 ビーム][よろけ][ダウン値 2][補正率 -30%] 2000としては威力が高めのBR。サブ、特射、特格でキャンセル可能。 左手に持っているので射角がやや特殊。 弾数は特別多いわけではないので、リロード時間の短くなったサブやCSを混ぜて温存しながら戦おう。 【CS】ショットランサー【ランス射出】 [チャージ時間 2秒][属性 実弾][スタン][ダウン値 1][補正率 -30%] 足を止めて右手に持ったショットランサーからスタン属性のランスを射出する。サブ、特射、特格でキャンセル可能。 前作に比べ誘導低下+弾速強化でBZのような武装になったが、今作でもX2の主力であり生命線。 弾のグラフィックが小さいわりに当たり判定が相当大きく、見ていない相手に撃つとよく当たる。 ただし、判定が大きいということは誤射の危険も高いということ。ダウン値が緩いので味方を巻き込まないように注意。 弱体化したといっても誘導はまだまだ強いので、BRでは取れないような着地も取ることができる。当たったらサブ等で追撃を。 また慣性が乗る様になったので、格闘やステップからのキャンセルで滑り撃ちが可能。 メインのように特格で落下に移るため、慣性MC落下は着地ずらしに役立つ。 発生と攻撃判定に優れるので、迎撃武装としてはサブ射撃並に優秀。 キャンセルルートにも恵まれているので、CSとサブで2重の迎撃手段を用意すると良いだろう。 実弾の宿命として、耐久はバルカン1発程度で壊れるレベル。BRなどに消されることもよくあるので注意。 【サブ射撃】ビームサーベル ビームザンバー【投擲】 [撃ち切りリロード][リロード 4秒/1発][属性 実弾][よろけ/特殊ダウン][ダウン値 1+1][補正率 -15%×2] 大きく飛び上がりながら2本の実弾射撃を投擲する。ボタンを押した瞬間から飛び上がりの部分まで誘導切りつき。(初段発生前に青ステやBDをしても誘導が切れる) 1発目は通常よろけのサーベル投擲、2発目は特殊打ち上げダウンのザンバー投擲。 サーベル威力40、ザンバー威力60。 前作に比べ発生、攻撃モーション、誘導、リロードが強化され、BR・CSからの追撃、迎撃などに使える優秀な武装へと進化した。 ザンバーの誘導が強化された為、前作で泣かされたおかしな外しなどが起こりにくい。それどころか、迎撃に使えば2発目だけヒットして打ち上げてくれることも。 ズンダに使うことで誘導を切りつつBR・ブーストの節約+打ち上げダウンが取れるため、弾があったら積極的に使っていきたい。 ただしこちらはCS以上に補正が緩いので味方にサブ(特に2発目)を当てないように注意しよう。 【特殊射撃】木星帝国製バスターランチャー [撃ち切りリロード][リロード 10秒/1発][属性 照射ビーム/ダウン][ダウン値 5.0(0.25×20)][補正率 40%(-3%×20)] リロードの早いゲロビ。1hit13ダメージ。頼りなかった前作と比べ発生・太さ・照射時間・銃口補正ほぼ全てが改善された。 例によってレバー下入力で視点カット可能。 普通に生当てを狙える性能になったほか、CSからの追撃の選択肢としても優秀。 とはいえ、耐久が低いX2が足を止めるということはやや危険なため、マントを付けつつ撃つなどリスク管理をしっかりしよう。 覚醒中だとフルヒットでも非強制ダウン。 【特殊格闘】ABCマント脱衣/装着 [撃ち切りリロード][リロード 33秒/1発][属性 射撃バリア(対ビーム)/換装] ABCマントを脱ぐ、あるいは着る。マントを装備している状態ではやや機動力が低下し、かわりにビーム兵器を100ダメージ分まで無効化する。 脱ぐ場合はすぐマント判定が消失するが、装着する場合はやや対ビーム判定が出るのが遅く、着けたように見えても防ぎきれずBRを貰うことも。 前述の通り、振り向きBR・CSなどを特格でキャンセルするとその場で落下行動に移ることができる。これを使いこなすだけで被弾がグッと減るので、しっかり行うべきタイミングなどを覚えておきたい。 今作ではマント装備時の機動力と機体の自衛力が上昇したため、装着して前に出ることも十分可能。 リロードも前作より早くなって、CSに慣性が乗るので失った場合のリスクも多少緩和されている。 フルクロ等と同じように虹ステないしは青ステ限定でフワステ後に特格で上昇慣性を打ち消し素早く落下することができる。 テクニック‐上昇慣性消し落下(虹フワ特格・リロキャン) ABCマントはビーム属性の攻撃を防ぐとヒットストップがかかる点に注意。 マント装備時の機動力変化まとめ ブースト回数 6回→5回。 BD速度、BD初速、BD持続時間、上昇持続時間 20平均→10コスト以下。(全機体中最低クラス) 落下速度 20平均→20最速。 変化なし 垂直上昇速度 落下初速 旋回速度 また、マント装備時も格闘の伸びは変わらない。 余談だが脱ぎ捨てたマントにも射撃バリア判定があり、極稀にマントの耐久値を消費せずに防ぐことがある。 タイミングがシビアなうえ方向も限定的であるため、実戦で狙って行うのは非現実的か。 格闘 差込や追撃、A覚醒からの巻き返しを狙う際には十分狙っていける性能。 とはいえ、やはりX2の本業は後方支援なので、無理に使って被弾が増えることがないようにしたい。 【通常格闘】ビームザンバー 左手でビームザンバーを持って逆袈裟→左切り上げ→左回転袈裟斬りの3段格闘。 初段・2段目はサブでキャンセル可能。 初段は下方向への振り下ろしのため発生は上方にだけ強い。マントを使いつつ着地を狙うならこれか横格になるだろう。 2段目から後派生で両手のブランド・マーカーでオラオララッシュ。 両手で6hit→最終段は4hit。カット耐性皆無。 エフェクトが出ないが、6hitまでは非常に短時間の弱スタン。地上だとスタン後に膝つきよろけになる。 通常格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 袈裟斬り 60(80%) 60(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 逆袈裟 116(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┣3段目 回転斬り 168(53%) 80(-12%) 3.0 1.0 ダウン ┗後派生 連続突き 156(59%) 10(-1%*6) 2.36 0.06*6 弱スタン ┗最終段 突き飛ばし 198(53%) 18(-2%*4) 3.36 0.25*4 ダウン 【前格闘】蹴り上げ→蹴り上げ→ランサー突き 蹴り上げ→蹴り上げ→多段hitのランサー突き。初段・2段目はサブでキャンセル可能。 X2の格闘の中では威力が高く判定が強いが発生・伸び・突進速度はそこまでよくない。 判定が強いといっても所詮2000コストの域は出ないので過信しすぎないように。 一応同時出しでエクシアの前格闘とかち合う。だが、基本的に振る機会は少ない。懐刀の択として考慮しておくことをオススメする。 コンボパーツとして優秀。カット耐性はX2の中では高い。慣れればスカしコンの基礎にもなる。 前格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 蹴り上げ 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 ダウン ┗2段目 蹴り上げ 121(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 ダウン ┗3段目 多段突き 171(45%) 8~77(-2%*10) 3.0 0.1*10 ダウン 【横格闘】ビームサーベル 左手のサーベルで左薙ぎ→回転左薙ぎ→サーベル二刀でX字斬りの3段格闘。 初段・2段目はサブでキャンセル可能。 突進速度はX2の中では早め。発生がそこそこ良い主力。 とはいえに正面からでは潰され易く、伸びも特筆するほどではない。 CSをあらかじめ仕込んでおいたり、闇打ちや隙を狙った差し込みの選択肢として使うようにしよう。 右から左に振り払うため、左入力だと範囲が広く、右入力だと発生がフレーム単位の話ではあるものの早くなる。右入力だとエクシアの横とほぼ同等の発生になる。 横格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 左横薙ぎ 60(80%) 60(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 左回転斬り 116(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┗3段目 X字斬り 168(53%) 80(-12%) 3.0 1.0 ダウン 【後格闘】ザンバー斬り上げ 下から上へ回転しながら斬り上げる格闘。 今作からサブへキャンセル可能になり、かなり高くの特殊ダウンが奪える。 判定も発生もN格闘とほとんど変わらず、機体が潜り込むように進むので弾を避けながら進むこともある。 威力こそ低めだが補正が緩めでコンボパーツ、かち合い狙いとしては十分。ただし、過信は禁物。 下から上に斬り上げるため、上方から来る格闘に強い。方向次第ではBSクアンタの後格闘やシュピーゲルの前格闘を潰すことも。 ソードビットを張ったクアンタの横格闘に安定して勝てるので最終手段として覚えておくとよい。 後格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 斬り上げ 65(82%) 65(-18%) 1.7 1.7 ダウン 【BD格闘】ショットランサー突撃 ショットランサーで突進突きの後、両手に持ったビームザンバーとショットランサーによる多段突き。 緑ロックでもステップ一回分くらいは突進する。判定はX2の中で最強であり、ドリル突撃に至っては格闘機の格闘を潰すことも。 初段は若干敵を打ち上げるため、前ステから格闘、横ステからは特殊射撃で追撃をすることができる。 早めのCSCで強引にコンボを繋ぐこともできるが、やはり不安定。覚醒技初段に至ってはほぼ確実に当たらない。 二段目の補正率は-1%、-2%、-3%の三つからなるため、ダメージが不安定だが基本的に出し切って122である。 BD格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 突進突き 57(20%) 15(-5%*4) 2.0 0.5*4 ダウン ┗2段目 ドリル突撃 92~122(28~42%) 7(-1~3%) 2.6 0.05*12 ダウン バーストアタック バタラ 呼出 スタン属性のショットランサーを相手に投げ付けつつバタラを3機呼び出して抱きつかせ、バク宙した後にバスターランチャーでバタラごと相手を葬り去る。 初段は発生こそそれなりだが誘導は並で弾速は遅い。近距離での硬直狙いなら狙えるかなというところ。 初段はスタン属性な為、CSからの覚醒技は二重スタンとなってしまい、肝心なところが当たらないことに注意。 二段目のバタラが優秀で、ランサーを避けた相手に再誘導したバタラがヒットすることも珍しくない。 期待は厳禁だがバク宙は誘導切りこそないが俊敏に動き、ゲロビの反動による移動も素早いので適当なカットなら割と回避する。 ダメはマスター相手に根性補正MAX且つ零距離でA覚醒では343、B覚醒では320も出る。 バタラは自発的に爆発する上に爆風が大きくしっかりダメージも入るので、初段を避けられてもバタラやゲロビが当たればまとまったダメージが入る。 初段+バタラ捕縛→爆発の累計威力は三段目のみをスカした実数値。最終段がやはり邪魔をしている模様。 優秀な覚醒技だが、若干モーションが長いことと、盾されると相方の援護無しに盾めくりできないことが最大の弱点。 癖は強いもののブーストさえあれば回避も楽で、初段やゲロビは大したことない分、バタラの誘導を散らす形で慣性ジャンプ・旋回・フワステ等をするだけで回避可能。 初段やゲロビを短いフワステ一回で避けて安心した相手にバタラが当たりやすいが、あくまで分からん殺しの範疇。 相手の動き方によってはバタラが盾をめくったり、初段への盾が解除されたところに当たることもあるが、あまり期待できない。 理想の使い方はコンボパーツかブーストが少ない相手へのブッパ(着地硬直を狙えたり相方のめくりが期待出来る位置ならベスト)。 覚醒技らしく、ハイリスクハイリターンな武装には変わりないので出し得とは思わないことが重要。 この覚醒技の仕様 最終段のゲロビ以外はほとんどダウン値が無い。ランサー+バタラですら0.48なのでそこからフルコン可能。 全てがHitする際、威力は近ければ近いほど威力が上がる仕様。(バタラの取りつき位置にも関わる) コンボ中に前ステで威力が上がるのはバタラの爆発タイミングが2つほど同時のため。 ショットランサーの耐久はCSと同様に脆く、バルカン1発で壊れる。 バタラはマスターのハエに似た性質なので多少のSAにも有効。緑ロックで覚醒技を使っても誘導する。 バタラは障害物や射撃バリアにぶつかると即爆発する。しかし、攻撃への耐性はずば抜けていてBRやBZはもとより、グフカスの道路・アシスト全般・月光蝶・ゲロビ・核等にはヒットストップ無しで突き進む。 バタラは誘導が切れると相手の近くまで移動した後にすぐ再誘導がかかる。その後時間が経つと自動で爆発する。(最初から抱きつこうとする点はハエと異なる) バタラは盾に変わる武装か爆風まで防御するバリアでなければ完全には防げない。しかも、補正にもよるが張ったばかりのFFバリアすら3発当たると突破。 バタラはアシストの様に見えるが、ダミーには誘導されない。もちろんNT-Dのファンネルジャックの影響も受けない。 何もしていない覚醒中のクアンタとTRに、バタラは近付きはするが抱きつこうとはしない。量子化出来ない時には抱き着く。 X2が撃墜されると同時にバタラも爆発する。この時の爆風は通常のものと同じ。 ゲロビの射程限界はサイド7の4/5ぐらい(赤ロックは余裕で超えている)。これは弾速と照射時間の関係の模様。初段とバタラは射程無限。 最終段は銃口補正が早めに切れるので回避されやすいが、誘導が切られなければバク宙中にも銃口補正がかかっている為、上下や逆方向にも追従して発射することがある。 覚醒技としては珍しく視点が変わらない。サーチ変えで視点変更も可能。 稀に勘違いされるがランサー投擲までSAはある。ただしその時間は極めて短い。SA利用を狙うぐらいなら速めに出してバタラに期待した方がマシ。 極限技 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 ランサー投擲 110/102(-20%) 110/102(-%) 0.05 スタン ┗2段目 バタラ捕縛→爆発 265/244(-59%) (22/21)*3+(55/51)*3(-3*3+10*3%) 0.11→0.48 0.06*3+0.08*3 掴み→ダウン ┗3段目 BL照射 ~310/~290(-90%) 160/146(-5%*19) 0.27*19 よろけ コンボ ( はステップ、≫はブーストダッシュ、→はそのままキャンセル) ※N格と横格はN格にのみ後派生があることを除けば威力・補正値はともに全く同じ 威力 備考 BR始動 BR≫BR≫BR 158 基本。弾の消費が激しくなる BR≫BR→CS 156 弾節約。基本こっちで BR→CS→サブ 155 ブースト0コンボ BR→サブ≫BR 166 基本 BR≫BR≫後 154 至近戦基本。BR≫後 BRなら160 BR≫後→サブ 165 至近戦基本その2。サブは微ディレイ BR→サブ→CS 164 地味にブースト0コンボ。サブ1段で攻め継 BR→サブ≫特射 157 とりあえず高高度きりもみを奪いたい時に BR≫特射 164 ブースト消費を抑えたいならキャンセルで144ダメ BR≫NNN 180 近距離基本だがサブを混ぜた射撃の方が安全。横格でも同ダメ BR≫NN後 188 長い BR≫NN後(途中) BR 195 突き飛ばしの途中でキャンセル。↑をやるくらいならコレで BR≫前NN 181 BR≫前NN(途中) BR 186~192 最終段未Hit時183 BR≫後→サブ 165 長時間きりもみ CS始動 CS≫BR≫BR 153 基本 CS≫BR→サブ 154 CS→サブ≫BR 161 赤ロック内なら遠くてもサブにつながる CS→サブ≫後 BR 174 バックフワステBR推奨 CS→サブ≫特射 166 前BD安定。とりあえず高高度きりもみを奪いたい時に CS≫特射 177 CS≫NN→サブ 173 CS≫N(横)NN BR 193 〆のBRは前フワステ CS≫NN後 BR 195 ↑でいい CS≫前NN BR 188 CS≫後→サブ BR(CS) 177(176) ブースト消費大だが上空きりもみ。操作難易度が高いが最初と最後をCSキャンするとBD0コン サブ始動 サブ≫特射 180 近~遠対応。前BDC安定 サブ≫N(横)NN 196 近距離基本。 サブ≫後≫BR 176 近距離基本その2。放置用に サブ≫NN後 204 射撃始動で200ダメと魅力的。拘束もできるがカット耐性がない。CSキャンで206~210? サブ≫後→CS 173 高度が取れる攻め継 N(横)格始動 N NN→サブ 186 横の振り合いなどになったときに。BR〆は184 N 前NN BR 206 繋ぎは最速前フワ射撃。ダウン追撃になると196 N NNN BR 211(194) ()内はダウン追撃 NN NNN 211 基本 NN NN後 216 ↑のダメージアップ版。カット耐性無し NN 前NN 213 カット耐性微有り NN 前NN(途中キャンセル) BR 221 繋ぎは最速前フワ射撃。ダウン追撃でも218 NN 前NN(途中キャンセル)→CS 220 NN BR→CS 189 BRとCSが逆ならMCを挟んでブースト0コンボ NN→サブ≫BR 199 多少動くため比較的カット耐性あり。CSで197 NN→CS→サブ 188 ↑をしようとしてCSをためているとこうなる。ブースト0コン。計算値 NN N→サブ 191 カット耐性重視 NN 後→サブ 198 高高度打ち上げダウン NNN BR 208 基本2 NN後(途中) BR 216?~223 フルヒットで強制ダウン。これをやるくらいなら下で NN後(途中)→CS メイン 220~236 若干の高度が必要 NN後(6hit) NN後 223 カット耐性0 前格始動 前N NNN 216 前NNで218 前N 前NN(途中でキャンセル)→CS 221~226 CSの後に特格キャンセルで即落下 前NN(途中)→CS→サブ 199~212? ブースト0でも可能なコンボ。最終段がフルヒットすると209でサブ一段目でダウン 前NN→CS→特格→BR 215 ブースト0でも可能なコンボ 前NN 特射 209 前N→サブ→CS 202 BD0コン。CSを貯めていると193 後格始動 後 特射 185 後格が当たったらとりあえず。横虹安定 後→サブ≫BR 177 後始動基本その2 後→CS→サブ≫BR 184 ↑をしようとしてCSをためているとこうなる。計算値 後 前NN→CS 217 後始動基本その3 後 横NN BR 224 横出し切りの後は最速前フワで 後→サブ→CS( メイン) 176(193) 高高度攻め継。CS→特格→BRで設置判定+高高度 BD格始動 BD格(?Hit)→CS→サブ 138~156 CS仕込み必須。当たった時に使える。1or2Hitの場合BRで追撃時165~169 BD格(?Hit)→CS≫BR≫BR 151~165 着地してからでも間に合う。4Hitだと1回目のBRでダウン BD格(?Hit) NNN 183 BD格(1Hit) NNN BR 210 BD格(?Hit) 前NN 185 1Hit時BR追撃可 BD格(?Hit) 後→サブ 163 1Hit時BR追撃182 BD格(?Hit) 特射 163~178 前or横ステ。BD格のHit数が少ないほど威力UP。地上からでも繋がる BD格(?Hit) サブ 特射 154~160 前ステ。1Hitからだと特射を視点変更キャンセルでTVゼロ覚醒技最終段みたいで視点がかっこいい 覚醒時限定 A覚/B覚 BR≫BR→CS≫BR 181/168 BR≫BR→サブ 176/164 BR→CS→サブ≫BR 181/168 CS≫BR≫BR→CS 176/165 NN 前NN(2hit)→CS≫BR 251?/236? 計算上、前N始動だとA覚6ダメ B覚5ダメ上昇 NN 前N→サブ 234/220 虹ステとサブでカット耐性は悪くない、前N始動は同上 NN 覚醒技 263~285/246~274 X2の中ではかなりの火力だが格闘始動というのが厳しい。横Nも同値で、最大値は前虹 前N 覚醒技 269?/251~268? 最大ダメは前ふわ(タイミングがシビア)。最低は後虹。横ステだと当たらない 横NN NNN 265/246 繋ぎは前ステで。少し高度が必要 横NN 前NN→CS 266前後/249前後 前最終段のダウン仕切る前に。ダウン仕切ると260/243 横NN 前NN BR 上同 前最終段のダウン仕切る前に。壁際限定? NN後 NNN 274/254 繋ぎは前ステか前BD。少し高度が必要で、逆だと260/244 NN後(6Hit) NN後 249/234 火力はそこそこあるがカット耐性劣悪。逆だと259/248(3Hitダウン) NN後(6Hit) NN後 BR 252~254/235~ 最終段の多段でダウンする前に前フワ繋ぎ。逆だと276/255 後→サブ≫サブ 191/185 超高高度打ち上げその2。覚醒必須という事で無理に使わないように 後 NNN(NN 前) メイン 246(232)/229(216) NN 前はブーストは使うものの、最後は前ふわメインでNT撃ち。特格で接地がつく BR≫覚醒技 230~261/215~244 BRヒット確認からでは間に合わない CS≫覚醒技 223~263/222~253 スタンが切れる頃に重ねて。距離次第で威力変動有り サブ≫覚醒技 232 近距離限定 N 覚醒技 224~275/229~265 最大ダメは前虹。最低は後虹 前 覚醒技 256~286↑/234~246↑ 最大ダメは前ふわ。最低は後虹。※バタラ爆発方向でダメージ変動 後 覚醒技 256/240 素早く終わる。見た目◎。Aは最速前虹、Bはディレイ前虹で265/259? 戦術 コストが前作より500下がっているが、やることはほとんどかわらない。長い赤ロックを頼りにメインやCSで絡めてサブで長いダウンをとったり特射でダメージを奪っていきたい。 CSは闇討ち、自衛、拘束などあらゆる場面で活躍するX2改の主成分であるため基本チャージしながら立ち回るように。 やはり最大火力に関しては低いのでこつこつとやっていくのがいい。 各所の改善により、ある程度前進し気を引くという立ち回りが出来るようになったので延々と後ろで射撃をして味方に負担を掛けすぎないように適度に存在感を示そう。 特に相方機が後衛も出来る機体なら総合ダメで勝てる要因になることもある。 ただし低耐久ゆえ相手に近づかれた場合は自衛力が試される。特にV2やW0等格闘を主軸とせず、射撃の火力が高い相手にガン追いされると逃げ切れないし反撃もできない事態が起きやすい。 上手く相方と連携を取りたい。 MCはX2改の立ち回りを支える重要な小ワザであるため是非使いこなして欲しい。 CS→特格とCS→BDは「CSの動作硬直のキャンセルの仕方」という対して変わらないように見えるが、大きな違いはCSのキャンセルに使う「ブースト量」であり即ち着地時の硬直に影響を与える。 2000コストのブースト量上、BD移動した後にCSをBDでキャンセルすれば黄着地は頻繁に発生する。(最悪オバヒ) MCを利用すればCSのキャンセルを「ブースト消費0」で行えるため青着地で済み、着地取りの被害が格段に減る。安全に行動できるようになり高誘導、高判定のCSを撒く回転率も上がる。 マントは防御武装ではあるものの、同時にCSC→特格により機動力を補助するものでもある。マントによりその場の安全を確保するか、多少のリスクと引き換えに特格というコマンドを温存するべきかよく考えて行動しよう。 格闘に関しては威力があまり出ないのと540という低耐久からあまり積極的に振らない方が良い。 射撃寄りであることや、ABCマントなどのリロード速度向上の点から、B覚醒を推奨。 僚機考察 X2を守れる、ロックを取れて前衛を張れる機体が理想だがその場合CSの誤射は厳禁。 ただし生存力が高すぎても低耐久のX2は追われやすく負担が大きい。 コスト3000 前作と違いコストオーバーのリスクはかなり減った。 赤ロックが長く、マントやサブによる自衛力が高いため、組む機体をあまり選ばないのは魅力。 コスト2500 コストオーバーのリスクはさらに少ない。 3000と違い単騎で前に出て暴れ回れる機体が少ないため、X2の援護の腕の見せ所。 先落ちするかどうかは相方の機体と耐久次第なのだが、こちらが先落ちするとマントがついてくる。 その分働けるかどうかにもよるが、マントのために相方と相談して落ちる順番を決めて耐久を残そう。 コスト2000 同コスト。コスオバがないが火力も足りなくなる。 相方によっては、X2は敵機の足止めを重視してラインを守る戦い方がいいかもしれない。 火力を補うためにも射撃始動で格闘を入れたり、サブの拘束中に2対1でなるべくダメージを取ろう。 コスト1000 前に出る機体とやや下がり気味の機体が豊富。 コストオーバーのリスクが25よりやや高いが、基本的に二回落ちたあとにすぐに落ちれるので問題はない。 ただし前に出るという場面が20X2よりも多いため、負担は互いに大きい。 覚醒落ちさえしなければ3回覚醒できるが、実力が試される上に無視をされると3020の順落ち以上にハイリスクとなる。 機体個別対策 基本的にマントが通用せず、格闘が強い機体や射撃バリア持ちが苦手、というより歯が立たない。 ※●はDLC機体です コスト3000 ウィングガンダムゼロ(EW版) これを苦手としない低コストはいないだろうがこの機体は特に苦手。低耐久な上にマントの耐久を全て持っていた上にフルヒットで 130以上は軽くダメージを持っていかれる。頼みのサブもCSもかき消される上に全てにおいて性能負けしている。 一か八かでステ格を振るぐらいしかできない。寝たまま相方の助けを待とう。 ウイングガンダムゼロ(TV) 全ての能力が高水準の機体。CSメインが苦手と思っている方もいるだろうが、振り向きメイン特格を忘れてはいけない。 得意、というほどでもないかもしれないが、ジャンケンにまで持っていくこともある。 自分の実力を確かめるのにちょうどいい機体であることには変わりない。マントを駆使して戦えば必ず勝利が見える。 ●Ex-Sガンダム 自衛に特化した30コストの射撃機。格闘を除いた攻撃が全てビーム系統のためにとても楽。 ただしあくまでも30のためX2単機で追うと痛い目にあうため、注意すべし。 ●バンシィ・ノルン TVゼロ同様に高水準の機体。実際は得意というわけではなく、他の20コストに比べて攻めやすく守りやすい。というだけの話。 驚異と思われる特格は前である程度まで潰すことが可能。覚醒中は横で特格を食べることもよくある(5/28のアプデにてさらにやや勝ちやすく) 各種サブは確かに強いが、特射で追い払うのが一番。ノルンが速いからこそセルフL字が取れることもあり、こちらもCSが要となる。 さすがに覚醒中は手に追えないため、マント1枚を使ってでも逃げ切ることを優先すると良いだろう。 ●フルアーマー・ユニコーンガンダム 5/28日参戦組の一機。どの形態も独自の強みを持っているため、第一と第二を素早く見分ける必要がある。 第一形態 メインがBMで、それ以外ほぼすべてが実弾。苦手かと思いきや、実際はそうでもない。だが、こちらが追っても得はない。 横特格後の爆風や、連続パージ第三形態急接近に注意すべし。 第二形態 第一形態のサブがメインと化し、ロック距離は短くなったもののX2と同等の立ち位置で立ち回るため、非常に厄介な存在。 サブはシナンジュの横サブのように使うが、さらに優秀となり、30相応の自衛力を持つ。特射の性能も優秀で、こちらの特射を見てから特射でダウンまでもってくることができる。 しかも曲げられるため、誘導を切ったからといって安心してはいけない。第二CSはストフリのCSと同じ感覚でかまわないだろう。 特殊格闘のプレッシャーに合わせてCSサブなどで潰すことも可能ではあるが、なるべく近づかない方が吉。起き攻めに注意。 第三形態 ビスト神拳を使いこなす格闘機と化す。第二形態時から第三になる際のプレッシャーに要注意。特殊移動で一気に詰め寄られるほか、N格闘出し切りですら274ダメと高威力のコンボが豊富。 メイン射撃はバルカンで、実弾属性だが見づらい。常に位置確認を怠ってはならない存在で、6月2日これといった対策は現状不明。 CSやふわメインサブなどで自衛し、もしこちらのあがき格闘が当たった場合は打ち上げダウンを取ってすぐに離脱しよう。 疑似タイ状態になってしまった場合でも同じで、2対1性能は平均レベル。特殊ダウンでいかにプレッシャーを与えられるかが要となるだろう。 コスト2500 ケルディムガンダム エクストリームガンダム(Ef) Ex-S項目とだいたいが同等の理由。しかし、こちらはコストが500下がったことにより更に攻めやすくなった。 場合によってはマントを5枚近くまで回せることもあるため、じっくり攻めることが重要だ。 クロスボーン・ガンダムX1改 愛しのライバル、キンケドゥ・ナウの駆る機体。貴族主義社会再興のために、是非倒しておきたい相手。 このゲームもある意味シミュレーションなので、基本的に7 3で勝てる。シミュレーションでは7 3で私の方が優っていたぞ。 メインは着地取りよりもゴリ押しやキャンセル目的で使ってくるため、こちらも同じように撃ってみよう。キャンセル鞭に関しては慣れておくことを推奨。 こちらには特格派生がないため、覚醒技を当てて発狂をすることがなぜか目的とされる。 キンケドゥを見たからといって前BDばかり踏むのは避け、きちんと射撃戦を展開していきたい。 負けた場合は現実世界に戻されるので、きちんと反省しましょう。感情を処理できん人類は、ゴミだと教えたはずだがな…。 ガンダムX・DV ●ガンダムX・GX DVとGXのメインはビームマシンガンであり、そこからブレードでマントを剥ぎつつダウンまで持っていく。 そのため近づかれるとかなり厄介で、逃げ出す頃には耐久を150ほど持って行かれることもある。 ブレードだけではなくハモニカ砲の方もやや避けづらいが、こちらの移動は主に上下が基本になるため生当てされることが少ない。 マントの耐久があればハモニカ砲を盾することが間に合うので、盾を連打してもかまわないだろう。 ガンダムX自体に存在する問題はほぼない。普通に戦っても問題はないが、サテライトに注意。 コスト2000 ジオング 接近戦での射撃に定評のある機体。押し付け武装こそあれど、近づかなければそこまで問題はないだろう。 起き攻めをされた場合、サブはあまり良い択ではなくなる。斜め前BDメイン二射だけでダウンさせられてしまう。 近寄らせないために、相方とつかず離れずを繰り返すこと。 ギャン CS以外は実弾しか持ってない上に特射のスタンやサブの起き攻めとマントが通用しない上に近づかれては為す術がない。 寄らず寄らせずで戦おうとしてもシールドで強引に詰め寄ってくる。コストが同じだけあって逃げ切れる程のブーストも無いため 相方の援護待ちとなるが、相方が自衛機体であったり擬似タイ状態であれば諦めるしかない。 ブルーディスティニー1号機 特射以外が実弾なのもそうだがX2改のショットランサーが相手のマシンガン1Hitで消されるのが最大の問題だろう。 BD1はマシンガンを実質無制限に垂れ流せるため、こちらのCSを難なく潰す事が可能。 たとえCSがマシンガンの弾幕を掻い潜ったとしても特格の特殊移動でCSの誘導を切る事ができる。つまりBD1はX2改のCSを一方的に潰す選択肢を2つ持っている。 互いに見合って射撃戦をしていてはX2改に勝ち目はほぼない。諦めて別の敵を狙うか相方に任せよう。 クロスボーン・ガンダムX2改 貴族主義の信奉者。自分も同じX2はではあるが、BD1を除いた上記の機体のどれよりも苦手とする。 特格の自由落下に合わせられる弾がCSのみであり、そのCSも同じ機体のためよく消される。 お互いに刺せる武装がないことが救いではあるのだが、一番の問題が格闘戦がジャンケンであること。 一番有利だと思われるサブであるが、それを読んで横を振ってこられると大変危険。横読みで前の場合なら勝てるが、実力差が一番出るだろう。 ロックがとても長いため、ほぼ常に警戒しておく必要がある。互いに見合って射撃戦をしていては勝ち目は全くと言っていいほどない。 実力がある程度あれば、20秒間擬似タイマンになっていたとしてもお互いにノーダメージということがしばしばある。 ちなみにではあるが、地味にベルガ・ギロスの方が苦手。おお、貴族よ。弱くなってしまうとは情けない。 ガーベラ・テトラ バラつきのあるメインに、集弾性の高いサブで降りれる実弾アシスト。一見得意でも不得意でもないように思われる機体。 BD1は遠~中距離での択が潰されるが、こちらは逆に至近距離、というよりガーベラのメインの射程距離になった瞬間にこちらの択がメインのみになってしまう。 特に格CSや覚醒、もしくは両方を絡めた急接近には極力注意していきたい。張り付かれた場合ギャン以上に辛く、唯一のステ格もマントを羽織ればヒットストップからフルコン。 マントがなくても安くはなるがそれなりのコンボを入れられてしまう。サブがバルカンのため、セカインが非常にわかりにくい。 特格以外の行動基本的に苦手であるため、対面に現れたら真っ先に相方についていこう。最悪の択ではあるが、擬似タイ中のマント縛りは有用な択。わざと一時的にやらない、ということも頭に入れておこう。 余談ではあるが、集弾性が悪いというメインの特性が非常に厄介。X2のサブの上昇を食うため警戒すべし。 ●アッガイ(ハマーン搭乗) 10コス版のアッガイの強化型。恵まれた武装から生まれた恵まれたキャンセルルートに加え、恵まれたコストとなってしまった。 全体的に良いバランスで仕上げられており、射撃戦でも不利があまりない。 X2にとってフル実弾だけでも脅威なのだが、慣れた人は高機動機体として使ってくるため非常にツラい。 マシンガンの弾が小さいため、CS横BDでマシンガンをすり抜けさせて当てることも必要になる。格闘戦はご法度。 ●ガンダムサンドロック改 ビームマシンガンを搭載した高機動格闘寄り万能機。 射撃無効を持ちながらBRを三射してくるアシストがNサブで、試作二号機のドムのような横サブも存在する。 判定が大きめのブメも持っており、下手な射撃機より弾幕を張れるためこちらのCSが通じにくい。 こちらの苦手としているBD1を格闘寄りにしたようなものと思えばわかるだろうが、対面に置くとかなり厳しい。 彼は25のゼロとコストを取り間違えたのではないだろうか。ちなみに一回きりではあるが誘導切りを使える。 格闘戦も強いため、近づかないほうが無難。ある程度までだが、それなりに戦うことはできる。 ●シャア専用ザクⅡ 特殊格闘で通常の三倍、さらに重ねて通常の九倍の移動速度を持つ特殊な機体。 もともと高機動で実弾持ちのため、X2とは相性が非常に悪い。メインのダウン値が高く、戦車投げに刺さってしまうと低耐久のX2としては厳しい戦いを強いられる。 A覚醒でもB覚醒でもかなりの移動ができるようになるため、ジリ貧になってしまう。牽制をかねて、事故当たり狙いでCSを垂れ流すこと。 シャアズゴックと9倍以外はBD1のように誘導切ったりしないため、シャアズゴックの回数を数えてメインを着地にいれよう。 1人で攻めてくるのは得意だが、2人を相手するのはやや苦手とするために相方としっかり連携を取ること。 こちらから振る格闘においては大抵SAで潰されてしまうため、最終手段としてのみ振ることを推奨。3倍や9倍の速度になっても驚かず、冷静に立ち回ろう。 コスト1000 ●リ・ガズィ 10コスト射撃の鬼。BWS形態はCSの強誘導で最低でも特格一回。サブの特殊ダウンでBWSの射出を早めることができる。 サブ特射、特格ミサイル→メインには注意。正面になってメインを撃たれるとマントを剥がされる上にダメージも喰らう。 特射においてはCSとメインで撃墜することのほうが重要だろう。BWS時覚醒技は特格のミサイル始動であればマントとダウン復帰で抜けられる。 MS形態では逃げることよりもサブの特殊ダウンを多く取るだけで優位に立てる、こともある。 BWS形態はメインサブ、特格→格闘CSなどで追えるため、意外と相手がしやすい。きちんとメインを見ていればそこそこ安定するだろう。 外部リンク したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.8 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.7 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.6 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.5 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.4 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.3 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.2 したらば掲示板2 - クロスボーンガンダムX2改 part.1
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モンスターハンターダブルクロス 概要 前作からの変更点 評価点 賛否両論点 問題点 『MHXX』からの問題点 前作及び従来のシリーズから改善されなかった問題点 その他 総評 余談 モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver. 概要(Switch) 評価点(Switch) 問題点(Switch) 総評(Switch) 余談(Switch) モンスターハンターダブルクロス 【もんすたーはんたーだぶるくろす】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 ニンテンドー3DS 発売・開発元 カプコン 発売日 2017年3月18日 定価 バッケージ:5,800円ダウンロード:5,546円価格改定後 2017年11月30日/3,990円(各税別) プレイ人数 1人(通信プレイ時:最大4人) 周辺機器 拡張スライドパッド対応 レーティング CERO C(15才以上対象) 廉価版 Best Price! 2017年11月30日/3,990円(税別) 判定 良作 ポイント 旧機種世代シリーズ最後の作品「シリーズ全部入り」な集大成的内容の大ボリューム双璧と呼ばれる手強い2体のメインモンスター追加要素は控えめだがより便利かつ爽快になった改善した箇所はあるが課題も残る モンスターハンターシリーズ 概要 『モンスターハンタークロス』の拡張バージョン。 毎度恒例のG級対応作品だが、『モンスターハンタークロスG』ではなく、あえて『ダブルクロス』というタイトルになったことに多くのプレイヤーが驚いた。 前作は「4」が隠れたテーマだったが、本作は「6」がテーマになっている(四天王+双璧で「6」種のメインモンスター、「6」種の狩猟スタイル、PVで「6」種の新要素を謳うなど)。 プロデューサーは前作の『MHX』から引き続き小嶋慎太郎氏。ディレクターは『MHX』でプランナーを務めていた市原大輔氏が担当することになった。(*1) ダブルクロスには「裏切り」という意味があるが、本作はプレイヤーの予想を良い意味で「裏切る」作品になっている。 『MH(無印)』(携帯機は『MHP』)から続いた旧機種世代のモンハンシリーズは実質的に最後の作品となる。 前作からの変更点 新スタイルの追加。 追加されたスタイルは「ブレイヴスタイル」「レンキンスタイル」の2種。もちろん前作の4スタイルもそのまま使用可能。 ブレイヴスタイルは「モンスターの攻撃に臆さず立ち向かう『勇気(ブレイヴ)』」が重要になるスタイル。多くのアクションがオミットされてしまっている上狩技枠が1つしかなく通常状態での立ち回りは他のスタイルの劣化に近いが、それを補うのが「納刀継続」と「ブレイヴ状態」の2つの要素。ブレイヴスタイルでは納刀動作が他スタイルと異なり大仰で力の入った物になり、さらにYボタンを長押しすることで納刀動作をそのまま維持する「納刀継続」が使用できる。納刀動作及び納刀継続状態でモンスターの攻撃に当たると、ダメージを大幅に減らしつつ離脱する「イナシ」が発動する。また、納刀継続状態から攻撃ボタンを押すことで、通常時は使用できないアクション、「納刀キャンセル攻撃」が使用できる。ただし、納刀継続状態では体力とスタミナが急速に減少するため注意が必要。ブレイヴスタイルの納刀動作は「そのまま納刀する」「モンスターの攻撃をいなす」「納刀キャンセル攻撃で反撃する」の三択を使い分けることになる。そして、ハンターネームの上に専用の「ブレイヴゲージ」が表示される。 モンスターに攻撃を当てるごとに上昇し、イナシを成功させたり、納刀キャンセル攻撃をヒットさせるとより多く上昇する仕様になっている。 ブレイヴゲージがフルになるとゲージが赤く輝き、ハンターが「ブレイヴ状態」に移行、これがブレイヴスタイルの本領となる。オミットされたアクションが復活する上、ブレイヴ状態限定の強力な技も使える。さらにBボタン長押しで抜刀ダッシュが可能になったり、特殊なステップが可能になるなど機動力が大幅に向上。イナシや納刀継続もそのまま使えるため、防御面も隙が無く非常に強力。 しかし、ブレイヴゲージは時間経過で減少し尽きれば再び元に戻ってしまう。攻撃を続ければゲージ減少速度は抑えられるため、ブレイヴスタイルは「いかに早くゲージを溜めるか」「いかにゲージを維持するか」に腐心する上級者向けのスタイルに仕上がっている。 ブレイブ状態の能力は非常に個性的な物が多い。例えば双剣のブレイブ状態には「鬼人強化状態」の効果が統合され、鬼人ゲージもブレイブゲージと一体化しており、通常の鬼神化は廃止されているためこまめにスタミナを消費して鬼人強化を維持する必要がなく隙が少ない。また、スタミナを急速に消費して抜刀したまま高速でダッシュすることができ、しかも走りの出始めにガード判定がついていて、この自動ガードが成立するとなんと斬り払って切れ味を回復できる。 レンキンスタイルは「パーティーでの仲間のサポート」に特化した異色のスタイル。セットできる狩技はストライカーと同じく3枠。後述する「SP狩技」を全枠にセットできる他、マカ錬金タルを使えばSP狩技を強化できるという特殊能力を持っている。レンキンスタイルを選ぶとアイテム欄に「マカ錬金タル」というアイテムがセットされ、ブレイヴゲージ同様に攻撃を当てることで向上する「レンキンゲージ」を用いて特殊なアイテムを「レンキン」できるようになる。この際は通常の調合と異なり、タルを振る特殊なモーションが入るため、モンスターの隙を見ながらレンキンする必要がある。レンキンできるアイテムは、狩技ゲージの上昇率を高めたり一時的に耳栓効果を発動出来たりと様々。強力な効果を持つものほど多くのレンキンゲージと調合時間を要する。アクション面は「火力を落として扱いやすさに特化」というもの。ボタンを連打するだけで基本コンボが繋がったり、パーティーで仲間を巻き込みやすい技が出なくなっていたりと扱いやすさに長けている。その反面、最大ダメージは他のスタイルに劣りがちなので3枠の狩技とレンキンアイテムをフル活用するスタイルとなっている。 狩技の変更点。 全武器に1種類狩技が追加され、各武器固有の狩技は4種類になった。 一方汎用狩技には追加されたものはない。 特殊な狩技として「SP狩技」が設定可能になった。 レンキンスタイルを除き、全てのスタイルで最大1種類の狩技をSP狩技として指定可能。SP狩技に設定した狩技は発動に必要な狩技ゲージが増えるが、使用すると同時に同じフィールドにいる全ての味方を「SP状態」にできる。SP状態になった仲間はギルドスタイルならアイテム使用速度の上昇、ストライカースタイルなら狩技ゲージ蓄積速度のアップと言った具合に、スタイルごとに異なる恩恵を得られるようになる。さらに前述のようにレンキンスタイルはレンキンを多く実行することでSP状態を強化する能力を持っている。SP状態は時間経過で解除されるが、この効果時間は元の必要狩技ゲージの多い狩技ほど長くなる。 攻撃系の狩技がヒットした時、稲妻のようなエフェクトが入るようになった。前作よりも当たったかどうかが分かりやすくなっている。 ニャンター/オトモアイルーの変更点。 全体的に前作より強化され扱いやすくなった(後述)他、新サポート傾向として「ビースト」が追加された。 専用サポート行動「ビースト変化」で攻撃しながら味方にパワーアップをばら撒く近接特化型のサポートである。 サポート行動やオトモスキルが多数追加されている。 一部サポート傾向のニャンターでは「ジャスト回避」「ジャストガード」「エア回避」が使用可能になった。 二つ名個体の素材を用いた武器でサポートゲージが溜まりやすくなった。前作ではそのような特殊効果は一切なかった。 また、オトモ用装備も色彩設定が可能になり、見た目の幅が広がった。 追加システム 「限界突破」「究極強化」 前作の時点で最終強化を迎えていた装備は「限界突破」することでG級レベルの性能になり、さらに「究極強化」で極まった性能となる。実質的には装備強化の一部段階に特殊な名前が与えられているだけであるが、「下位からレベルを上げて限界突破まで至るのが手間」ということを考慮してか、一部武器はG級素材を用いることで上位最終強化段階の装備を一発生産可能になった。 「アイテムお届け隊」 アイテムボックスから設定しておくと、クエスト中一定条件を満たすことでハンターがいるマップに支援アイテムが自動的に到着する。使用にはポイントを消費する。アイテムとお届け条件の組み合わせは事前に用意されている何種類かから選ぶ方式になっており、どんなアイテムでも届けてくれるわけではないが、「一定時間経過で回復アイテムや罠を支給」「ピッケルや虫網が尽きたら支給」など選べる幅は広い。選べる組み合わせは、クエスト中に一定条件で採取できる「灼けた甲殻」を用いることで増やせる。 「本日の調査対象」 リアルタイムで1日2回、龍歴院から「本日の調査対象モンスター」が提示される。難易度・クエスト形式問わず調査対象になっているモンスターを狩猟することで追加の報酬金と素材を一度だけもらえるシステム。『MH2』の「WANTED!」を派生させたシステムと言える。なお、特に達成しなくてもデメリットは無い。 「防具合成」 シナリオを進めることで解禁される特殊なアイテムを使用することで「防具Aと防具Bを合成することで防具Aの性能で防具Bの見た目の防具」を作れるようになる。性能的には防具Aとなんら変わらず、合成に使った防具Bは一時的に消失する(合成解除すれば元に戻る)ため、ゲーム攻略の上でのメリットは全くない。ただし、「性能はいいけど見た目がちょっと……」「外見は格好いいのに、性能がイマイチ」という防具を使いたいオシャレハンターには大いに利用価値があると言える。 一部コラボ装備は防具合成に対応していなかったが、Ver1.2からコラボ防具の合成が可能になった。 その他、「設置済み罠の任意で破壊」「釣りの際に浮きをある程度任意に動かす」といったシステムが追加された。 評価点 圧倒的なやり応えと大ボリューム 亜種などの色変え系に頼ることなく原種だけで歴代最多の出演モンスター数を確保、更にそこへ特殊許可などがあるので (2024年現在)モンスター数は全『モンハン』シリーズ中最多数 。 どの武器も究極強化システムで最終版の性能まで引き上げられるので、意外なモンスターの武器が思わぬ高性能になるなど様々なモンスターに狩猟する意味が生まれることになった。 拠点は前作までの歴代『ポータブル』勢ぞろいに加えて本作で登場した者を加えて5種類もあり、それぞれの住人がクエスト依頼などを行ってくる。 やり込みの到達形として「超特殊許可クエスト」が存在する。所謂裏ボスであり、特別な強化を施された非常に強力なモンスターが18種類も存在する。このため、好みで様々な対象を選ぶこともできる。しかも、超特殊許可にはちょっとしたスキンの名誉報酬的なものを除いて限定の高性能アイテムのようなものもなく、あくまでもプレイヤーが人で任意でやるかどうかを選べる真の意味でのやり込み要素。「やり込ませ」になっていない点が好評であり、中毒的にやり込むプレイヤーをも生みだした。 プレイヤー側の選択肢として、14種類の従来武器×6種類のスタイル+ニャンター(複数種)の多様な戦法が存在する。 これらから、 やるべきことが尽きない といっても過言ではない、まさにモンスター級のボリュームを持っている。 新たなモンスターの登場と、復活したモンスター 本作の看板モンスターは前作の「四天王」に続き「双璧」と呼ばれる。 双璧の一は古龍種・バルファルク。翼からジェットエンジンのように炎を噴き出しながら超高速で飛び回るという今までにない機械的なギミックを持ったモンスターであり、過去のモンスターの常識は通用しない。古龍でありながら龍属性が効かないというのも初見殺しになっている。 双璧の二はなんと復活を遂げた砂漠の暴君ことディアブロスの二つ名個体・鏖魔ディアブロス。「復活モンスターが看板を務める」というのも前例のないことながら、鏖魔自身の戦闘能力も2段階にわたるパワーアップを遂げるなど、既存のディアブロスから大幅に強化されている。 バルファルク、鏖魔ディアブロス共に攻撃は苛烈ながらよく動きを見れば付け入る隙は十分に用意されている。何度も挑むことによって上達を実感しやすく、プレイヤーからは双方、良モンスターとの評価が高い。 また今作のG級ラスボスは前作ラスボスに引き続き大きな「ひっかけ」をもたらしてくる。非常に壮大なギミックが搭載されており、初見では驚くことだろう。 このラスボスはシリーズで見ても屈指の「良ラスボス」として非常に評価が高い。初見ではやたらに広い攻撃範囲や独特の攻撃テンポに惑わされがちだが、攻撃の届かないところに逃げたり矢継ぎ早に攻撃を繰り返してプレイヤーを嵌めるなど嫌らしい行動は取らず、比較的「ターン制」が成立していてソロでも戦いやすい。また、段階的に隠された能力を開放してくるのだが、この強化の流れが独自要素の塊である当該モンスターの戦法を無理なくプレイヤーに理解させるようになっており、「強敵でありながらもストレスフリー」と好評である。 二つ名個体も新たに登場。前作四天王は全て二つ名に対応し、新たに「銀嶺ガムート」「青電主ライゼクス」「天眼タマミツネ」が登場。 青電主ライゼクスは、前作で原種ライゼクスが四天王最弱と呼ばれた鬱憤を晴らすかのような高い戦闘力で話題になった。仕掛ける隙そのものは十分あるので理不尽というほどではないが、後述の超特殊許可クエストにおいて最強の敵として多くのハンターを阿鼻叫喚に陥れた。 天眼タマミツネは、怒り状態になると爪と尻尾の肉質が大幅に軟化する。原種が「爪の肉質が硬くて破壊しづらい」と悪評だっただけに、原種での反省をしっかり活かしていると言える。 他にも「鎧裂ショウグンギザミ」「朧隠ホロロホルル」が登場している。 なんと『MHP2G』以来全く音沙汰がなかった古龍種・ラオシャンロンが久々に復活。「テンポが悪い」と言われていた砦マップは2エリアに圧縮され、ラオシャンロン自身も行動パターンが追加されて違った感覚で戦えるようになっている。また、『MH(G)』版の英雄の証準拠の「最終決戦」がBGMとして流れるファンサービスで古参ファンを驚かせた。 他にも、ディアブロス グラビモスの『MH(G)』組、ババコンガ、ドスギアノスの『MH2』・『MHP2』組、ボルボロスとベリオロスのMH3組と過去作のモンスターが大量に復活しており、『MHG』『MHP』『MH4G』に登場している大型モンスターはモノブロス以外の全てが登場している。ちなみにネルスキュラが復活したことで「魚類」を除く今までの作品にあったモンスターの種族全てが登場している。 全体的に追加されなかった亜種を除けば、登場しなかった大型モンスターはソロ専門のモノブロスとナナ・テスカトリ、あとはクルペッコとギギネブラぐらい。流石に歴代ラスボスの一部は登場していないが。 また、シリーズで初めて「黒」の名を冠する災厄がほぼ揃うというサプライズが…。 アマツマガツチにもG級個体が"ようやく"登場。『MHP3』での登場以来、実に7年かかった。 さらに、ナバルデウス、ヤマツカミは狩猟可能モンスターではないが、一部武具のみ復活している。 新フィールド/復活フィールド 新フィールドは謎の遺跡が無数に点在する高山地帯「遺群嶺」。非常に雄大な景色であり、登場するモンスターの幅も広い。 復活したフィールドは「砂漠(セクメーア砂漠)」と「密林(テロス密林)」、そして大幅に改良されたラオシャンロン戦用の「砦」。『MHX』同様、砂漠と密林はあまり無茶な手は加えられておらず(段差が多少追加された程度)、懐かしい感覚で戦えるようになっている。 なお、これらのフィールドが登場したことでモンスター数・フィールド数共に歴代最多となっている。 調整された武器間のバランス。 狩技間のバランスが調整され、「強すぎ」「弱すぎ」とされた狩技の多くに手が入った。 「隙に対して威力が低すぎる」と言われた固定ダメージ系の狩技は「武器の攻撃力に応じてダメ―ジが向上する」ようになり、G級でも十分通用する威力になった。 大剣の「獣宿し【獅子】」などの一部狩技は隙が減少。間接的にストライカースタイルの立ち位置向上に繋がっている。 逆に前作では非常に強力だった「全弾装填」や「ガードレイジ」は必要狩技ゲージ量の上昇や自爆時の倍率低下などの調整が入っている。 一方追加された狩技は前作で手が届かなかった痒い所を補うものが多い。 大剣の「ムーンブレイク」は「手軽な単発攻撃技」で隙が小さく、部位破壊を狙いやすく、味方を巻き込みにくいと「状況問わず使いやすい選択肢」として導入されている。 双剣の「ラセンザン」は「事前知識が大きく問われる」面が大きいロマン技。「相手の弱点部位にヒットさせないとそもそも技が発動しない」という大きな制約と「発動さえすれば爆発的な瞬間火力を得られる」というメリットの双方を併せ持っている。 狩猟笛の「アニマートハイ」は「一定時間演奏後に無敵時間が発生する」というもので、癖の強い物ばかりだった狩猟笛の狩技としては非常に安定して使いやすい物となっている。 ガンランスの「AAフレア」は「対空砲撃をぶちかました後自動で竜撃砲を放つ」というものだが、最初の砲撃でヒートゲージが振り切ってもオーバーヒートしないという特徴があり、ヒートゲージの管理が非常に楽になる狩技になっている。 狩猟スタイル間の優劣もある程度調整された。 双剣のブシドースタイルは、「鬼人強化中にジャスト回避しても鬼人ゲージが回復しない」仕様になり、強走薬無しでは延々と鬼人強化状態を維持することは困難になった。さらにジャスト回避のモーション値も落とされたうえ、ブシドーとブレイヴのみ鬼人突進連斬のモーション値が落ちるようになったため他スタイルに火力で後れを取るようになった。それでも無敵ステップは据え置きなので、他スタイルとの差別化は可能。 ガンナー武器全般のエリアルスタイルが大きく強化され、「ガンナー装備で接近する」というリスクを考慮してなお十分選択肢に入るほどの火力を手に入れた。特にエリアル弓は前作のブシドー一択だった状況から新たな選択肢として注目されている。 ガンランスのヒートゲージが少々改善され、メリットとして運用することが容易になった。 赤ゲージ部分が長くなり、高火力状態を維持しやすくなった。また、『MHX』の砲撃ダメージ0.8倍補正は撤廃され、相対的に砲撃の威力が上昇し『MH4G』と同等の火力になった(ただし本作には砲撃マスターが無いので、最高値は『MH4G』より劣る)。 「スラッシュソード化」が深刻だったスラッシュアックスは大幅に仕様が変更され、「火力だけなら」剣鬼エネチャIII維持が相変わらずトップだが、そちらの欠点やそれ以外の利点が明確になった。 旧作ではほとんど「使えないゴミ」扱いだった状態異常ビンが一部技で確定蓄積するようになった。立ち回り次第だが、状態異常値の蓄積量は他の武器を大きく突き放す可能性もあり、非常に強力。 そして、斧モードを強化する狩技「テンペストアクス」が追加され、斧モードメインでの立ち回りがしやすくなった。 一方、前作で剣モード維持を狩技が大いに後押ししていたが、それらが大幅に弱体化した。「剣鬼形態」は維持時間、「エネルギーチャージ」は必要狩技ゲージがレベル上昇毎に目に見えて悪化。「共に『III』を使っての常時剣モード」という前作では定番となる立ち回りが、今作では獰猛化相手、二つ名武器等での狩技ゲージアシスト無しには、相当の腕前でないと現実的ではない。どちらかの狩技のレベルを落とすと維持は楽になるが、当然火力は前作より落ちる。 またブレイヴスタイルは「斧と剣の変形斬りループが剣オンリーより強力で、上記の確定蓄積も剣→斧でも発動」という特殊な調整、レンキンスタイルは「Xボタンで斧、Aボタンで剣の、Rを介さない変形ルート有り。ストライカースタイルではできなかった狩技三つと斧なぎ払いフィニッシュ、剣横2連斬りとの両立が可能」と、追加スタイルはどちらも斧と剣の強みを生かせる強力なスタイルに仕上がっている。 弓の貫通矢のモーション値がようやく引き上げられた(それでも旧作よりは少し低い)。前作までは最強争いに全く加われなかった物理型貫通弓が日の目を見られるようになっている。 武器・スキルの選択肢がさらに増えた。 前作から「鈍器」スキルが強化され、G級環境ながら緑ゲージでも十分通用する武器が登場している。 旧作よりも斬れ味の紫ゲージの倍率が低下しており、白ゲージとの格差が縮まっている。そのため、白ゲージ止まりの武器でも一線級の火力となるものが多く、「あえて匠を切る」という選択がしやすくなった。一方匠そのものは前作より遥かに発動しやすくなっており、匠により大幅に強化される武器も少なくない。 新スキル「裏会心」。「会心率がマイナスの武器でマイナス会心が発動した際一定確率で強力なクリティカルに変換する」という類を見ないスキルで、会心率が極端に低いディアブロス武器や、果ては風化した武器すらもすさまじい火力に転じさせることが可能。 複合スキルの多くが復活しており、スキル環境としては『MH4G』に近くなっている。 攻撃属性が同じ操虫棍の猟虫を自由に付け替えられるようになった。一匹作っておけば他の棍に使いまわせるため非常に便利で、猟虫スキルの使い分けも容易になった。 前作から「マカ錬金屋」が大幅に強化。「獰猛化狩猟の証」が必要なくなり、ポイントと余った護石だけで錬金してくれるようになり、さらに生産された護石にはマイナススキルが付かない仕様になったため、強力な護石を大量生産しやすくなった。 これにより、ようやく『MH3』から長々と続いてきた「炭鉱夫」稼業からは解放されたと言ってもいいだろう。一応本作でも炭鉱夫そのものは可能だが、比べると効率は良くないのでやはりマカ錬金屋をフル活用するのが無難。錬金のやりすぎで護石そのものが足りなくなった場合、本作では前作で有用だった「さくら式」(*2)が修正され使えなくなったので、イベントクエストのサブターゲット報酬を利用した「ブラキ炭鉱」(*3)で集めるのが主流になっている。 防具合成も、見た目も性能も気になるオシャレさんには朗報と言っていいだろう。なお、装備データには合成されていることはハッキリ明記されるため、オンラインで物欲装備を誤魔化すような使い方は不可能。 歴代最高レベルの武器攻撃力 倍率表記のためパッと見では気付きにくいが、本作のG級武器の攻撃力は他のG級作品と比べてもダントツに高い。上位武器を限界突破させるだけでも『MH3G』のG級武器レベルに伸び、究極強化した時の攻撃力に至っては『MH4G』の発掘武器の中堅~ゴール一歩手前レベルの数値まで届く。「限界突破」「究極強化」というシステムで大々的に紹介されていたのは伊達ではないということか。 大剣を例に出すなら、他作品でいう1400~1500代の攻撃力が物理特化の無属性武器ではなく、癖の少ない平均的な属性武器の標準ラインとして位置している。これまでのG級作品での属性大剣はおおよそ1100~1300弱の攻撃力が大半であったことを考えると圧巻。 インパクト重視、安易なインフレ調整かと思いきや、本作のG級クエストは体力10000を優に超える獰猛化モンスターや二つ名持ちモンスターの複数、連続狩猟クエスト、果ては超耐久力の超特殊許可クエストがあるため、それらにソロで挑むことを考えるとしっかり配慮が届いた数値であると言える。 とは言え過半数の武器が究極強化出来るのはストーリークリア後。本作のG級クエストはキークエ~ラスボスまでを一通りクリアする程度であれば、極端にタフな獰猛化や時間のかかる連続狩猟はないため、上位装備の使い回しでも十分に攻略可能。それでいて立ち回りが下手だと上記のインフレし究極強化を施した武器を以てしても苦戦するような絶妙なステータス調整がなされている。 前作の上位では単純にスペックが低かった武器、競合に埋もれて影が薄かった武器、過去作から理不尽な弱体化を受けた武器などが、本作のG級強化でライバルには無い個性を手に入れたり、従来の高性能に舞い戻ったりしている。 かつて「漢弓」という愛称で慕われたティガレックスの弓は、前作で「マイナス会心持ちなのに攻撃力もパッとしない」「強撃ビン没収」とあんまりな弱体化を嘆かれていたが、本作ではG級強化によりトップクラスの攻撃力と強撃ビン追加を受けたことで再び強武器として復活し、多くの弓使いを喜ばせた。原種の弓「轟弓【大虎髯】」は両レベルの強撃ビンに対応、二つ名持ちの弓「荒鉤爪弓ROAR」はLv2強撃ビンしか対応していない代わりに溜めレベル5の矢を撃てると、お互い上手く差別化できているのも評価のポイント。 矛砕ダイミョウザザミの武器は、激戦区の水属性でありながら、強化に手間がかかる癖して攻撃力も属性値も平均的、ザザミ武器の特徴である防御力+の数値も殆ど誤差程度と影が薄かったが、G級強化により物理性能を大きく引き伸ばされ、一躍物理特化の水属性武器として存在感を放つことになった。 紫毒姫リオレイアのG級武器も同様に、匠スキル無しで斬れ味紫ゲージを備えるという個性を与えられ、他の毒属性モンスターの武器との差別化に成功している。 アグナコトルのヘビィボウガン・炎戈銃ブレイズヘルは、初登場の『MHP3』では残念武器扱いされ、その後『MH3G』と『MH4G』で一線級の性能に強化されたのが『MHX』で再び『MHP3』仕様の残念性能に戻ってしまっていた。しかし本作では、G級アグナコトルの素材で「炎戈砲ブロウブレイズ」と「焔戈砲アグナバレスト」の2種類に派生でき、このうち焔戈砲アグナバレストは優秀だった『MH4G』の性能を踏襲している。 前作では非常に使いにくかったニャンターが大幅に強化された。 特に悪名高かった「サポートゲージが貯まるとゲージ蓄積速度が低下する」仕様が撤廃。さらに一部サポート行動の必要ゲージ量が少なくなり、強力なサポートも簡単に使えるようになった。 一方全体的に攻撃性能は低下し、元々の想定通り「サポート主体」としてのキャラクターに近くなっている。ただし調整には難あり(後記)。 前述のようにサポート傾向次第でジャストアクションやエア回避が使えるようになったため、アクションの幅がかなり広がっている。 前作では使えなかったモドリ玉効果のサポート行動が追加されたり、回復系の笛の発動が早くなったりとサポート行動も調整されている。 「サポート行動・オトモスキルの覚え直し」が可能になり、厳選の手間が大きく減じた。サポート行動、オトモスキル共に候補からランダムに選出されるが、アイテムを使用することで覚え直すものを固定化させることができる。 難易度の調整。 「アイテムお届け隊」を上手く使えば、前作で難易度が高かった「アイテム持ち込みなしの二つ名個体捕獲」クエストの難易度を大幅に下げられる。罠の数に余裕を持たせられるという意味でメリットは大きい。 一方やり込みプレイヤーのための高難易度クエストは選択肢が増えた。 G級二つ名個体の全てのレベルを狩猟したハンターのみに解放される超特殊許可クエストが今作最後のやり込み要素として用意されている。逃げ場のないフィールドで超強化された二つ名個体と真っ向勝負というシンプルながら熱いクエストであり、支給品やアイテムお届け隊は使用できず、罠も使えないフィールドでの戦闘だが、その一方で二頭同時狩猟などの面倒なギミックもなく、とにかく実力一本勝負となっている。なお、クリアしても素材面ではさしたるメリットはない。しかしオンラインでハンターネームの前に王冠が付くようになり、クリアした二つ名に対応した装備が防具合成で使用可能になり、発色パターンも追加されるため、これが最大の報酬と言えるかもしれない。 モンスターの挙動・仕様の改善 悪名高かった一部モンスターの挙動がマイルドに調整されている。また、本作で追加されたG級行動は、喰らうと痛いが避ければ逆に隙を見せる良モーションが少なくない。 例えばショウグンギザミは、出の速さと範囲の広さが凶悪だったノーモーション突進の頻度が落とされた。更にG級モーションの「爪を展開してジャンプしハンターに叩き付ける攻撃」は、一定時間爪が地面に刺さって抜けなくなるため、位置が高く狙いづらい爪の部位破壊もしやすくなっている。 ドスファンゴの突進も修正され、「明後日の方向で地面を掻いていても、突進する瞬間にいきなりハンターの方へ向き直る」や「異常なまでの追尾力を誇る長距離疾走」といった顰蹙を買っていた仕様が撤廃されたおかげでG級個体が『MHX』の下位個体より戦いやすいという珍事まで起こった。 グラビモスは背中や頭の部位耐久値が『MH4G』のG級ほど極端に上昇せず、程よいレベルの上昇に収まっている。『MH4G』では3回怯ませなければ部位破壊できない仕様だったが、今作では2回の怯みで部位破壊できるようになった。 ディアブロスはおおむね『MH3G』+『MH4G』のG級個体と言った様相になっている。『MH4G』のような理不尽なモーションの削減が撤廃され(=攻撃技が多彩になり)、突進をやたらと連発してあちこち動き回る様な事も無くなった。一部の大技の後には威嚇も比較的高確率で行うので戦いやすい。 タマミツネは、部位の小ささと肉質の硬さに加えて異常なまでに高かった爪の耐久値が前作の3分の2にまで下げられた。相変わらず部位が小さいため狙うのに技量は必要だが、爪の破壊は幾分楽になった。 紅兜アオアシラは、腕や頭が部位破壊出来る上に弱点にもかかわらず、直立した状態での攻撃が多いため、肉質の硬い尻や足を狙うしかないと不評だった。しかし、G級で追加された「前足を振り上げながらダッシュし、最後に勢いよく殴りつける攻撃」により改善。攻撃後に反動で尻餅をつくため頭と腕の位置が片手剣でも届く位置に下がる。更に硬直時間もそこそこ長いため、部位破壊も狙いやすくなった。 大雪主ウルクススはG級でジャンププレスが新たに追加された。予兆が少なく動きが素早いのに食らってしまうと大ダメージ+確定で気絶とかなり痛いが、回避すればあちらはひっくり返って大きな隙が生じるため、動きまわってばかりだった本種に駆け引き要素が増加した。もがいている様が可愛いとの感想もある。 オオナズチは、弾肉質が余りにも硬すぎると批判されていたが、本作では調整が入り、若干ながらダメージが通りやすくなっている。 金雷公ジンオウガは、オオナズチ並みに硬かった弾肉質の調整に始まり、真帯電状態の前足の硬化が控えめになる、こちらを転倒させてくる小ステップの頻度が激減、一部の攻撃の後に確定で威嚇を行うなど、不評だった要素の悉くが劇的に改善された。「歴代のジンオウガで一番楽しい」と賞賛するハンターも少なくない。 『MHP2G』や『MH3G』で目新しい新モーションが追加されなかったモンスター、前作で戦闘面のインパクトが薄かったモンスターにも積極的にG級行動、仕様変更が追加され、格段に手強くなっている。 躍動感と重量感に溢れた伸し掛かりを繰り出すドドブランゴ、ボディプレスの範囲と威力が跳ね上がったロアルドロス、物理攻撃に付随して大量のマグマを撒き散らすアグナコトル、『MH3G』のG級攻撃+超広範囲に睡眠ガスを放つウラガンキンなど、上位までは変化の少なかったモンスター達がG級の本領発揮と言わんばかりに手強くなっており、狩り応えは抜群。 ナルガクルガに至っては怒り時間が過去作同様の80秒に戻ったのに始まり、必殺技のビターンこと尻尾叩きつけの攻撃値が上昇といった強化を 下位の時点で備えている 。G級では上記の強化された尻尾叩きつけを二連続で放つ他、回り込み移動の後に『フレーム回避をしくじれば被弾確定』と言われるほどの異常な精度の飛びかかりを織り混ぜてくるなど爆発的な強化を受け、前作のパッとしないイメージを見事に払拭して見せた。 前作で「四天王最弱」という不名誉なレッテルを貼られたライゼクスもG級になって本領発揮。翼叩きつけを二連続で繰り出すのは大勢が予想していた範疇だが、一回目の叩き付けをこれまでの安置だった腹下でやり過ごそうとすると 高速のバックジャンプで距離を空けてから二回目をクリーンヒットさせる という狡猾さを身に付け、餌食になるハンターが続出した。新技として地面に尻尾を突き刺して広範囲に放電する攻撃が追加。攻撃後は一定時間尻尾が抜けず隙だらけになるので短リーチの武器でも尻尾が切断できると好評。二つ名個体に至っては先に述べた通り本作最強候補の一角であり、前作の汚名は完全に返上したと言っても良い。 『MH4(G)』に比べて強さに張り合いが無いと評されていた前作集会所ラスボスもG級で激変。低めだった体力が そこらの大型モンスターの3倍近い数値に超強化 され、上位までは索餌形態→捕食形態と移行することで徐々に攻撃が激しくなっていったのが、G級では開幕から捕食形態で猛攻を仕掛けてくる。極めつけに 一撃必殺の極大ブレスを最低一回放つまでは体力を0に出来なくなった (体力が1の状態で止まる)。どんなに上手く立ち回っても必ず即死攻撃への対処を強いられることになり、熟練者の4人PTでも気が抜けない。 一部ではあるが、獰猛化モンスターの調整にも配慮が見受けられる。 前作にてヴォルガノスが頭に獰猛化オーラを纏った時の噛み付き攻撃は、元々の出が速かったのにオーラ効果で更にターボ化するタイプだったため、回避不能と言わしめる程の超スピード攻撃と化していたが、今作ではオーラ効果がゆっくり溜めてから繰り出すタイプに修正された。 ディアブロスの獰猛化個体は、突進を連続で二回行うと高確率で威嚇を行う。攻撃力と体力は高いため侮れないが、通常個体よりも隙が多く、戦いやすくなっている。 モンスターの攻撃の威力値も調整された。 前作では獰猛化モンスターのオーラを纏った攻撃や、二つ名モンスターの大技など、ガード性能+2を付けたランス・ガンランスでも酷い削りダメージを受ける攻撃が多く、ブシドースタイルのジャストアクションを強制されているとの指摘があったが、これも獰猛化オーラありきの威力に調整された。 依頼クエストの仕様変更。 依頼クエストの仕様が変更され、自分がクエストを解放していれば他人のクエストをクリアしてもクリア扱いになった。これにより、全員分クリアするために同じクエストを4回も行かないとならないといった事態になる事がなくなった。 新キャラクターも概ね好評。 オフラインはシリーズ初の空飛ぶ拠点「龍識船」を舞台に謎の古龍・バルファルクを追うシナリオになっている。殆ど少年と言っていい若き龍識船の船長と共に未知に挑むストーリーはシンプルながら雰囲気はいい。 前作では登場しなかった歴代キャラクターも登場し、『MHST』からのゲストキャラもいる。 集会所は「集会酒場」であり、珍しい男性受付と妙齢の酒場のマスターの2人を軸に鏖魔ディアブロスを巡る因縁を描くシナリオ。「先輩ハンターを引退に追い込んだモンスターを主人公が狩猟する」というのは、実はこのシリーズでは何度も使いまわされている展開ではあるが、2人の老成し落ち着いたキャラクターもあって雰囲気は少し変わっている。 特にシナリオには関わらないが、前作で人気を博したネコ嬢(カティ)の妹にあたる「酒場の看板娘」もいる。やっぱり可愛い。勿論、彼女らが歌うボーカル曲も存在する。 『MH4G』ではG級集会所でふらっとハンターが使えなかったが、本作の集会酒場では使えるようになった。闘技場の機能も移設されており、ほぼ前作集会所の上位互換となっている。 前作からクエスト中の表示ウインドウと文字が小さくなり、中央から若干上に表示されるようになった。さらにオンラインのサポートがウリの狩猟笛がオンラインで邪魔になるとまで不評を買った旋律効果のウィンドウ位置が画面左下に修正され、格段に見やすくなった。 前作までの表示形式をオプションで選ぶことも可能(デフォルトは左下)。 さらにパネルカスタマイズの追加機能で「狩猟笛の旋律」が追加され、旋律の確認がやりやすくなった。また、「笛吹き名人」と「KO術」の複合スキルが5スロで発動できるようになっているなど、総じてハードルの高い武器である狩猟笛を使いやすくする調整がされている。 今回もコラボは盛大に行われている。 個性的な装備が非常に多く、名探偵コナンから現在はスピンオフ作品漫画の主役にもなってる黒い犯人、刃牙からオトモアイルーと化した烈海王、HUNTER×HUNTERからゴンさんが参戦と話題には事欠かない。 一方カッコイイ装備はちゃんとカッコイイ。ゼルダの伝説最新作からは青リンク装備も登場している。 『MH4G』では『MH4』で登場したコラボ装備の多くが上位止まりという難点があったが、本作では基本的に全て限界突破と究極強化に対応している。最終的には厳しい性能の物も少なくないが、最低限G級で戦っていける程度の性能には強化できるようになっている。 新BGMも好評。 ダイナミックで荘厳なバルファルク戦BGMや重々しく緊迫感がある鏖魔ディアブロス戦BGMなど今作も良BGMが揃っている。 ちなみに鏖魔ディアブロス戦で流れる「鏖殺の暴君」は「双角猛る砂漠の暴君(砂漠の汎用戦闘BGM)」と「集会酒場曲4(*4)」のアレンジとなっている。 英雄の証の新アレンジも収録された。オーケストラに混声コーラスを加えた、今までの英雄の証とは一風異なるアレンジとなっており、作中の重要なシーンで流れる。 その他、細かい部分としてラオシャンロン戦では、なんと初代仕様の「最終決戦(英雄の証のショートバージョン)」が流れる。これは古参プレイヤーから「懐かしい」「わかってる」と好評。 また、集会酒場で流せるBGMを何種類かから選べる機能が搭載された。初登場のBGMだけで4種類以上ある他、『ポータブル』シリーズの集会所曲など過去作の懐かしいBGMも選択できる。ちなみにこの機能はシリーズ初のサウンドテストも兼ねている。 その他、狩猟以外の要素やUIにもかなり手が加えられている。全体的にストレス要素を排除したり、痒いところに手が届いたりするような調整が多く、スタッフが実プレイした上での問題点をしっかり把握していることが窺える。 G級クエストで採集を行った際に下位や上位の素材が出た場合、2~3個まとめて手に入るようになった。特に使用頻度が高く一度の要求数も多い『大地の結晶』や『ドラグライト鉱石』の収集効率は他作品とは別次元レベルのよさ。単調作業になりがちな採集が苦にならない配慮が冴える。 釣りの浮きを自由に移動できる機能も、目当ての魚が釣りやすくなったと歓迎されている。専用のダンゴ餌がないカジキマグロや古代魚がお手軽に釣りやすくなり、更に本作で追加された『金剛魚』が様々な装備で要求されるため、お世話になる場面は多いだろう。 会話スキップ機能が復活した。 集会所の準備エリアの武具屋の一番上の選択肢が、売買ではなく強化に変更された。 批判も多かった為か、『MH4G』や『MHX』で見られたモンスターの出し惜しみ(イベントクエストの配信を待つしかなかったパターン)はなく、通常のクエストで全モンスターが狩猟可能になった。 また、前作で出し惜しみされたモンスターは新たに通常のクエストが追加されている。 アイテム合成時の速度向上など、地味なところで操作性がアップしている。本作プレイ後にXをプレイしないと気づかないほどだが、改善された点の快適性はかなり良くなっている。 賛否両論点 SP狩技を使うメリットが薄い。 得られる恩恵があまり大きくなく、狩技ゲージの必要量が上がるため回転効率が悪くなるデメリットの方が目立つ。またSP状態持続時間と狩技ゲージ量が比例する関係上、絶対回避のような必要ゲージ量の少ない狩技をSP化すると、SP状態の持続時間が短い上回転効率も大幅に落ちてしまう。 一応、レンキンスタイルでSP状態III以降で得られる「体力自動回復」の恩恵は大きいので、レンキンスタイルならば採用する余地はある。 一方で、「SP状態が強力すぎて、常にSP状態を維持することが要求されるよりはマシ」という意見もある。 アイルーの傾向専用サポート行動にもSP効果が付与されたため、ソロならば狩技をSPにさせなくてもある程度は恩恵を受けることが可能。またSPを付与するだけのサポート行動も追加された。 一部の武器のブレイヴスタイルがかなり強い。 太刀は「非ブレイヴ状態では練気ゲージがパワーアップせず、ブレイヴ状態になると自動的に強力な(*5)練気ゲージが強化される」という大胆な仕様。しかし、「味方を巻き込みやすい気刃大回転斬りを使わずともゲージを上げられる」というメリットがオンラインでは非常に大きく、さらにブレイヴ状態限定でカウンターまで使える。しかも、このカウンターがかなり強力。防御面からみると受付タイミングはジャストガードと同程度だが、ジャストガードと同じ扱いのため 削りダメージが一切発生せず、ランスやガンランスにも肉薄する性能のガードが使えるも同然となった(*6)。様々な連携から出せるどころかカウンター成功時から切り上げを挟めば連続してカウンター可能。さらに成否問わず素早くイナシに派生できるためリカバリーも効かないわけではない。攻撃面を見てもカウンター自体のモーション値が高い上に範囲も広く、さらに火力の高い剛気刃斬りIIIに派生できるため火力も抜群。おまけに剛気刃斬りIIで距離を詰められるため攻撃を当てやすい。カウンター失敗やゲージ維持などそれ相応のリスクを伴うためバランスブレイカーとまでは呼べないものの、攻守両面で非常に強力。しかもなぜか前作でそこまで猛威を振るっていたわけでもないのに、同じく味方を巻き込まずに済んだブシドースタイルが弱体化されており(*7)、マルチではブレイヴが非常に強い。 一方、強力な攻撃をジャストタイミングでさばいて切り抜けるアクションが爽快であるとして好評もあり、愛好者も多い。ブレイブ太刀の強さが本作独特の魅力となっている面も否めない。 ヘビィボウガンはブレイヴ状態限定で非常に強力なしゃがみ撃ち「ボルテージショット」を使える。これは連射を続けることで連射速度が爆発的に増大していくというもので、瞬間火力は他の武器を容易く突き放し、その驚異的な手数ゆえブレイヴ状態の維持も全武器種中最も楽。また、回転回避後Bボタンを押し続ける事で速く走れる「パワーラン」も機動力が致命的に低いヘビィボウガンとの相性が抜群。 その気になればイナシで安全に納刀することもできるため、通常状態での弱点もしゃがめない程度。納刀キャンセルでリロードするとリロード速度を踏み倒せるため、よほど装填数が少ないものでない限りどのヘビィボウガンでも問題なく運用できてしまう。 連射速度向上により弾切れが非常に速くなってしまうが、単発の威力が下がっているわけではない。つまり単純にそれだけ時間火力が上がっているわけで、タイムアタックやハメではブレイヴスタイル一強状態となっている。 この評判のせいかブレイヴスタイルの貫通ヘビィ、特にディアブロスのヘビィ「モラクディアーカ」を担いでおきながら、弱点を解消するための「裏会心」や「反動軽減」などのスキルを装備していないハンターが問題視されており、同じ貫通ヘビィ以上に敬遠されやすい武器となってしまっている。(*8) 弓は「真名ウプウアウト」とブレイヴスタイルの相性が抜群で、ソロプレイではゲーム中最強候補とも言われる高火力を発揮できる。が、爆裂剛溜めという仕様上、広範囲の味方を吹き飛ばしやすいという欠点を持っており、剣士が一人でも入るパーティープレイでは自重すべき装備となっている。 判定や威力が理不尽というわけではないが、モンスターのイメージにそぐわないG級攻撃が散見される。 代表的な例はホロロホルルの翼叩きつけ。モーションが無駄に力強く、トリッキーな搦め手が得意でデザインも可愛い寄りの評判が多いホロロホルルが行うのは違和感が大きい。 下位上位の個体でも「周囲を薙ぎ払うように翼で打つ攻撃」はあったが、翼を叩きつけて攻撃するのはさながら肉弾戦がウリのライゼクス。骨格が共通する為、モーションをそのまま使いまわした可能性が高い。 技性能も妙に高性能(*9)なのも嫌われる要因となっている。出してくるタイミングがある程度予測出来ることと、左の翼でしか出してこないのが幸いか。 他にはガムートのG級個体は勢いよく身体を持ち上げた後、背面にヒップドロップを行うパターンが追加。ヒップドロップの姿勢がまんま犬のおすわりである。 重厚で硬派なガムートのイメージにはそぐわないという意見がある一方で、「可愛い」「あざとい」といった好意的に評価する声もある。 タマミツネのG級個体は、上体をゆったりと持ち上げた後、ジンオウガもびっくりの勢いで前足を勢いよく叩きつけてくる。 予備動作も攻撃動作も非常にゆったりとしており、地面を叩きつけた瞬間は画面が揺れるなど、その演出はさながら重量級のモンスターが繰り出すボディプレス。こちらも、「優美で可憐なタマミツネらしくない」という意見がある一方で、「ゲーム内のタマミツネはオスであり、オスらしく力強い攻撃を追加したのではないか」「ゆっくりした動きが歌舞伎の見得を切るようで、和の要素を押し出したデザインのタマミツネにはむしろ似合っている」と評価する意見もある。 前作から登場している二つ名個体の防具の性能が微妙。 G級相当に強化することで、今までの「○○の魂」スキルが「真・○○の魂」に強化されスキルが追加されるのだが、なぜか追加スキルが総じて微妙。 例えば黒炎王は直接火力を上げられない「火事場力+1(*10)」、燼滅刃は5スロスキル(*11)の「ボマー」、紫毒姫は同時発動する広域化とのシナジーがあまりない「薬草超強化(*12)」である。多くは前作で猛威を振るった防具なので、バランス調整の一環とも言えるが、全体的にスキルが発動しやすくなったG級環境に追いつけていない防具が多くなってしまっている。一応既に完成されたスキル構成ではあるので、弱くはないが…。 スキルとしては弱くないが武器を選ぶようになってしまった岩穿(砲術王)、金雷公(集中)などもある。有用なのは5スロスキルではあるが防具自体のスキルとの相性の良い大雪主(乗り名人)などごく一部。 本作初登場組の二つ名個体の防具は全体的に個性的なスキルの組み合わせであり、優秀なものが多いのもこれに拍車をかけている。 もっとも強ければ必須装備扱いされ、「二つ名狩りがやり込み要素のはずなのに強制になる」という批判を生んでいただろう。その意味では、こちらも一概に問題点とは言えない。 こちらの点において問題になるのは白疾風。G級での追加スキルこそ価値が薄いものの、Xの時点で既に完成されたスキル構成を持ち、G級のスキル事情をもってしても白疾風防具を使わずこれを再現することはまず不可能。 本作ラスボス防具のネセトシリーズが強力。ラスボス自体もそこまで理不尽な強さではなくソロ狩猟も十分可能なのが大きい。 ラスボス防具なので防御力こそ高いものの発動スキルはたったの2つ、「スキル加点+2」と「護石倍加」のみ。しかし、これにネセトシリーズに空いている大量のスロットが加わることで今までに類を見ない性能を発揮する。 スキル加点+2は「備わっている全てのSPを2点加算する」、護石倍加は「お守りのSPを2倍にする」というどちらも直接的な狩猟には一切かかわらないもの。だが、大量に空いているスロットを用いてSPを8ポイント稼げばそれだけでスキルが発動する上、これに強力な護石を加えれば非常に幅の広いスキル構築が可能。戦闘用や採取用など、一部スキルを除いた大体のスキル構築はこの防具一式で可能であり、対応できる幅が恐ろしく広い。今までのシリーズでの「強力だが癖のある性能」というのが恒例だったラスボス防具とは一線を画す性能に仕上がっており、「他の防具を食っている」という意見も多かった。 「汎用防具」としてはトップクラスの性能を誇り、一時期はオンラインで全員がネセトということもザラであった(ラスボスの見た目から「カマキリオンライン」とも呼ばれた)。 のであるが、実際のところ、スキル加点+2と護石倍化を通常のSPに換算すると然して優秀でもないため、 結局のところ今までと同様最終的には混合防具に劣ることが大半 であり、そもそもスキル構成そのものが手持ちの護石に依存するなど、「最強防具」とは到底言い難い。優れた構成にするためには天文学的低確率のガチャから高性能な護石を引き当てなければならない。 要するに、「いい護石ありき」という実質が問われないまま妙に評価だけが独り歩きしてしまった のが実態である。 この汎用性から、同じ武器種でもスタイルが変われば戦い方が変わる本作で、「初めて手を出す武器種やスタイルに、取り敢えず付ける防具」として極めて有用。例えば同じチャージアックスでも、エリアルチャージアックスとブレイヴチャージアックスでは求めるスキルが違う。その度にいちいち防具を作っていたのでは素材も時間も足りない。そこでネセト装備ならばお守りと装飾品だけで及第点の装備が組め、練習が出来る。多くのスタイル×武器種、すなわち多くの戦い方を楽しめる本作にぴったりの装備ではないだろうか。 おそらくその為に実装された装備と思われる。 神おまがない限り、既存のキメラ装備の性能を超えられないのも、また絶妙な調整である。 また「ネセトは強い」という評判だけを耳にして「スロットを埋めずにネセトを着用する」というこの防具の真価をまるで理解していないハンターが出現するといった弊害もあった。 なお、ラスボス武器である「真名」シリーズも、剣士用武器は無属性ながら最高クラスの攻撃力・短いが素で紫ゲージ・スロット3という汎用性の高い性能で使い勝手が良く、特に3スロがネセトシリーズとの相性が抜群であり、こちらも同時採用されることが多い。更に防御+60というかなり強力な防御補正付き。もっとも、流石に片手剣や双剣の場合は属性武器を担いだ方が断然強い。 ただしハンターとは打って変わってオトモ武器はニャンター・オトモともに無属性は論外な環境になっており、上記の装備で得られた端材で作成すると泣きを見ることとなる。またなぜかガンナー用武器は癖が強く、ライトボウガン・ヘヴィボウガンは弾追加スキルありきでスキル枠を圧迫されやすい=他のスキルを付けづらく、弓は前述の通りパーティプレイでは扱いにくい物となっている。 本作ではクリア後のやり込み要素も増えており、復活したミラボレアストリオは勿論、なんと メインモンスターの鏖魔でさえクリア後に登場する 。さらに本作のテンプレ装備である「グギグギグ」や「SソルZキメラ」を作る為には強力な獰猛化モンスターを相手にする必要がある。そういった強敵に挑むための、繋ぎの装備の役割をネセト装備が担っている一面もある。 逆に当時の時点で今一つ使い所に乏しいという評価を下されていた前作ラスボスの武器は、本作でも微妙性能のまま。 骨のような外殻を素材にした武器と本体の皮や牙を使用した武器の二パターンに派生できるのだが、超物理特化という個性で十分な性能を獲得した前者はともかく、後者は攻撃力・属性値ともに低水準で実用に堪えず、本作のG級でも属性値や物理火力が底上げされるといった救済はなかった。 後半になればなるほど意味を失っていく体力というパラメーター G級中盤以降では一撃死や二撃死が多発しやすく、クエストの難易度が上がるほど防御力や体力と言った数値に意味を感じにくくなっていく。また、G級では全般的に敵がコンボ攻撃を多用する傾向にあるので、意識されやすい。 獰猛化が存在する本作や前作の仕様上、上位の時点からこうした問題は発生するようになっているがG級ではそれが本格化している。特にガンナーと一部のニャンターは本当に紙防御といっていい有様。 ただし、「一撃耐えるか否か」という境目を実感することは少なくない。前作では頻繁に採用された隼刃の羽飾り(*13)も、今作ではこれを意図してか極端に防御が低く設定されている。 『MHX(XX)』は総じてハンターが強い環境にあり、攻撃を避ける手段が豊富に存在するため、それに合わせてモンスターを強化した結果とも言えるかもしれない。 片手剣のみ基本アクションである狩技の解禁条件が熟練者でも嫌がる超絶高難易度のクエスト(獰猛化G級希少レウスレイア夫妻の同時狩猟)に指定されており、なぜこのような状態になったのかと問題視されている。 それがよりにもよって片手剣で最も採用率の高い高性能な狩技であることも拍車をかけている。 前情報通りすぎたゲーム内容 前作の『MHX』ではPVやスタッフの実機プレイによる説明で多彩な新要素をアピールしていたことに加え、実際は事前に告知されていなかったモンスター、二つ名個体も数多く用意されていた。特に、「亜種は登場しない」という発表がなされた中での火竜希少種の続投は、参戦を絶望視していた多くのハンターを驚愕・歓喜させた。 しかし、今作では復活モンスターのほぼ全てを事前告知で出し尽くしてしまっており、前作の火竜希少種のようなサプライズやシークレットでの参戦はあまり無い。せいぜい黒龍三種とブラキディオス、ゴア・マガラの特殊個体くらいである。 事実、本作の最後のPVは、これまで紹介された要素や復活モンスターをおさらいするという内容であり、新鮮味に欠ける。 ドスギアノス、ボルボロス、ベリオロスは早い段階からPVに登場し多くのプレイヤーを沸かせたが、リストラされて久しいモンスターはその3体とラオシャンロンくらいであり、他の復活モンスターは『MH4G』に登場していた面子が多くを占める。いずれも『MH4G』から『MHX』に続投していてもおかしくない顔ぶれであり、「復活して嬉しい」というよりは「復活して当然」という印象が拭えないものになってしまっている。 イャンクックとの共演が望まれていたクルペッコ、『MH3(G)』『MHP3』でのフルフルのポジションを担っていたギギネブラなど、似た者ポジションのモンスター達は『MHX』の時点から復活を望む声が多かったが結局復活しないままだった。リーダー不在を突っ込まれていたドスジャギィや、古代林にある脱け殻の存在で「もしかしたら?」と一部に淡い期待を抱かせたシェンガオレンも結局復活することはなかった。 二つ名持ちモンスターも、メインを務める鏖魔と大多数が予想していた4大メインモンスター(から前作で登場済みのディノバルドを抜いた3体)を除けば、鎧裂ショウグンギザミと朧隠ホロロホルルの二種類だけしか追加されなかった。二つ名持ちモンスターは実質新モンスターのような原種からの変貌ぶりと強烈だが理不尽でない戦闘力で総じて高い評価を受けていたため、数の少なさを残念がる声も多い。 この辺りは、ユーザーの声を全部聞いていると際限がなくなってしまうため、ある程度のところで割り切る必要はあったのかもしれない。また、モンスターの数が多いとその分装備のバランスにも気を配る必要があるため、あれもこれもと要求しすぎるのは開発にとっても酷だろう。 単体のソフトとしてみればボリュームは十分なのだが、上記の新要素の少なさもあり、引き継ぎ組からすると価格に対してボリュームが少なく感じられる事がある。 これは過去作から指摘されている事であり、「今後もG級(完全版)商法を続けるなら引き継ぎ組用に安価なアペンドディスクを用意して欲しい(*14)」「G級商法そのものを止めて欲しい」といった声もシリーズが進むごとに強くなってきている。 事実上の続編となる『MHW』では拡張版がDLCとして配信され(*15)、2024年現在完全版として発売された作品は本作が最後となっている。 問題点 『MHXX』からの問題点 スタイル間に依然として格差が残る 新スタイルのレンキンスタイルは「ギルドスタイル及びストライカースタイルとの差別化不足」が深刻。 基本的な立ち回りがそれらのスタイルとそこまで変わらない武器が多く、「狩技3枠+SP狩技」「レンキンアイテム」を生かすと上位互換になりかねない可能性がある。特にガンナーは元々のアクションがシンプルなためか違いがかなり少ない(*16)。ハンマーに至っては誤爆しやすい大回転攻撃(通称ムロフシ)が封印された影響でギルドスタイルの上位互換と言われる。一応ガンランスは「竜撃砲の威力半減の代償に冷却時間半分」、スラッシュアックスは「Xで斧、Aで剣と立ち回り自体が激変」と一部武器は面白い調整になっているのだが。 ただし現在ではレンキンスタイルを行うメリットがソロ・オンともに乏しいという評価が固まっていることや、調整不足により狩技を3つ搭載できるメリットが少ないことから人気は低い。SP狩技も消費の増加によるデメリットが大きくあまり有効とは言えないのも向かい風。 調整されたとは言え、全体的な狩技やスタイルの格差は未だに存在している。大技系の狩技もフレンドリーファイアのせいで使いづらいのは相変わらず。 ただし、上述したブシドースタイルの太刀を除けば、強化や弱化は妥当な調整となっている。 エリアルスタイルの空中での挙動も直っていない。 はるか上空にいるハンターに地上での尻尾振り回しなどが当たっている(画面上でも全く当たっていないのに、突然ハンターが吹き飛ばされていて非常に不可解)。 G級モンスターの理不尽な挙動 評価点から一転、一部のG級モンスターは『MH4G』同様の理不尽さが垣間見える調整が多く見られる。また、度が過ぎた軸合わせや隙潰しも散見される。 ラギアクルスのG級個体は突進後の身震いが下位・上位と違いランダムになったり、コンボ攻撃が増加したりして全体的に隙が少なくなっている。加えて帯電攻撃の予備動作にまで攻撃判定が追加されたり、完全な出し得超性能な新技「帯電噛み付き」も覚え、古龍も真っ青な攻撃も合わさって特に嫌われやすい。他には、ホロロホルルの「翼叩きつけ」など、避ける事が困難である程の理不尽な判定の新技が多く追加されており、これが獰猛化ともなれば防御力を1000以上にしても一撃で体力を半分持っていかれてしまう。 一応、それらの技には安全地帯は存在しているものの、発生の速さなどから潜り込むのは行動に慣れていてもかなり難しい。 ベリオロスやセルレギオスや白疾風ナルガクルガは、G級になると上位までの確定威嚇が減少し、ぴょんぴょんとフィールドを飛び回って移動し矢継ぎ早に攻め立ててくるようになるため、こちらの攻撃できるチャンスが露骨に少なくなり、テンポも崩れやすい。これらは「強い」というより「理不尽」を感じやすいものとなっている。 特に白疾風のホーミング棘飛ばしと飛び回り+飛び掛かりのコンボは大変激しく動き回る上に手数も多くせわしない。ストレスを感じる面は否めない。ある程度パターン性はあるのだが……。 『MH3G』もしくは『MH4G』で既にG級に対応していたモンスターは、多くが攻撃技をそれらの作品から流用しているため、異常なホーミング性能を持つG級ティガレックスのドリフト突進や、ラグかワープかと疑われるほど動きが不自然なG級ドボルベルクの尻尾叩き付け→振り返り突進のコンボ等も改善されていない。 本作で満を持して復活したラオシャンロンは、最大の弱点が体内から口内に変更された。特定のタイミングで撃龍槍をヒットさせると大ダウンとなり、ハンターのいる足場の上にラオシャンロンの頭が横倒しになる形で攻撃できる。ただしこの足場の奥行きがラオシャンロンの頭部とほぼ同じ長さしかないため、位置取りが悪いと開いた下顎がスペースに立ち塞がって口内まで移動できないという事態に陥る。撃龍槍による大ダウンはほぼ一度しか狙えないため、膨大な体力を誇るラオシャンロン相手に、大ダメージを与える最大のチャンスを不意にされてしまうのは非常に厳しい。せめてもう少し足場の奥行きがあれば……。 宝纏ウラガンキンは高い体力、硬い肉質、高威力の設置技、広い判定、動き回る、単調気味などの要素が重なってストレスを感じやすい。超特殊許可ともなると本作でも最大クラスの高体力によって非常に面倒くさく、「 糞纏 」との蔑称が付いている。 どのモンスターにも共通するのが「閃光玉を当てられて目眩し状態になっても、ハンターの場所が分かっている」という点。特に分かりやすく酷いのがイャンガルルガ。目眩しになってもついばみながら3〜4歩進む攻撃でハンターの場所に近づいてきて、攻撃範囲に入ると尻尾振り回しを行う。 ディアブロスも、1歩進む角突き上げ攻撃を使ってハンターの所まで進んでくる。ブレスを持つモンスターはブレスもかなり正確に狙ってくる。 突進や移動が封じられた結果、「攻撃の中に移動モーションが入っている攻撃」を行って近づいてくる。明らかに開発者の意図が見える挙動であり、世界観を潰してしまっている。 もはや野生生物とは思えない攻撃の正確さ。 崖下から崖の上にいる(完全にモンスターの視界に入っていないハズの)ハンター目掛けて正確にブレスを放つ…などもはやロボットでも当てられない位置関係にいる相手に攻撃を当てる姿は、世界観よりもゲーム的な事情が重視されたといっても仕方が無いだろう。 単なる虫であるクンチュウですら、「転がりながら攻撃」の「転がりながらハンターを追尾してくる」//…間違いなく前が見えていないはずではないだろうか。……もはや異常であると言って良い。 新モンスターの問題点 既存モンスターのG級だけでなく、新モンスターにも見過ごせない難点がちらほらと見受けられる。 本作のメインモンスターの片割れを務める鏖魔ディアブロスは、打撃肉質が異常なまでに硬く、多くのハンマー 狩猟笛使いから不満の声が続出している。 一番の弱点が腹なのは原種と変わらないが、他の弱点がよりにもよって 背中~翼の縁の甲殻部分 とやたら狙い辛い位置に設定されている。 ダメージの通りも切断や弾の弱点に比べて明らかに硬い。通常時は元より、守りを捨てて血流が最高潮に活性化しているはずの狂暴走状態になってなお弱点特効が発動しないという鉄壁ぶり(狂暴走状態の弱点でさえ肉質42で、弱点特効発動の45にわずかに届かない)。なお、切断属性は狂暴走状態の頭が最大弱点レベルにまで軟化するという措置が取られているが、打撃属性は元々通りが良くなかったのが 数値にして1軟化するだけ と露骨なまでの格差が発生している。 鏖魔のモーション面はド派手な攻撃と確定威嚇の多さから人気が高く、それだけに打撃武器への理不尽調整が評価を大きく下げてしまっている。 鎧裂ショウグンギザミは、部位破壊の条件が限定的で、意識しておかないと破壊するのが困難。 爪はヤドがディノバルドの頭骨で、尚且つ研いだ直後の青く輝いている時にしか破壊できない。時間が経つと錆が付着して破壊できなくなるがその時間がやけに早く、その度に研磨するモーションを待たなければならない。位置も高いため狙い辛い。その代わり爪を攻撃して怯ませた時のダウン時間はやたらと長く、ここで一気にラッシュをかければ破壊しやすい。 ヤドは肉質が固い上に、普通に戦っていると1・2分で付け替えてしまうため、せっかくダメージを通しても無駄に終わることが少なくない(一応、それまでに与えたダメージはある程度蓄積される)。特に肉質の固いグラビモスの頭骨のヤドは全モンスターの部位破壊でも屈指の難度を誇る。その癖ヤド破壊の専用素材である『鎧裂の重竜頭殻』が装備に大量に要求される、グラビに比べて破壊しやすいディノヤドは入手確率がやや下がるというおまけ付き。 爪もヤドも耐久値が非常に高いが相反するように鎧裂の体力は低い。部位破壊が終わる頃には瀕死、運が悪ければ1つも部位破壊出来ないまま討伐といった事態も珍しくない。脚を攻撃してダウンを奪う手段も無駄にダメージを与えてしまうため使いにくい。せめてもう少しヤドや研いだ爪の維持時間が長ければ……。 武器の選択肢が増えた一方で、「長い青ゲージの斬れ味を持つ武器」が割を食っている。 「長い緑ゲージ」ならば鈍器スキルでメリットに変える事が可能で、白以上ならば火力的には十分なのだが、その中間である青ゲージ武器は全体的に使いどころがなくなってしまった。 特に前作では鈍器運用に適していたランポス系武器は、究極強化で青ゲージ化してしまうものが多く個性を失ってしまった。 ただし紫ゲージの下方修正により白⇒紫より青⇒白の火力上昇幅が大きいため、「長い青ゲージの斬れ味を持つ武器」は斬れ味レベル+2を用いることで実用的な火力を持つものも存在する。一方で「長い緑ゲージの斬れ味を持つ武器」は鈍器込みでも火力は低く、G級クエストのはじかれ補正もあって斬れ味レベル+2で斬れ味を向上させる運用を推奨される場合がほとんど。そのためこれらの武器の元々長い青や緑の斬れ味は個性として発揮する場面は少ないという意見も。 弓は前作で猛威を振るっていた「勇猛と光明の凄烈弓」と「THE デザイア」がG級では大幅に弱体化されたものの、なぜかそれ以外の属性を持つ弓も同程度の下方修正を受けてしまった。他の武器種の属性武器の多くが攻撃力が290~340の幅に収まっている中、属性弓は250~300程度とあからさまに低く、それでいて肝心の属性値もそこまで高くない。そのため無属性弓とごく一部の属性弓以外使われないといった結果に。 モンスターの数が歴代最高レベルに増えた影響で、武器の性能や属性にも被りが発生するようになった。同じ属性でも違ったポイントで差別化しようとかなり努力した事が想像できるが、残念ながら行き届いていない点も散見される。 よく指摘されるのがボルボロス素材のハンマー。これまでの作品で下位~上位で使われていたデザインと、『MH3G』で追加されたG級デザインの2種類が作成可能だが、 両者ともに呆れるほど性能が低い 。 特にG級デザインの「大撃鎚ボルボダンガー」は、無属性にもかかわらず属性武器の水準すら下回る低い攻撃力、中途半端に劣悪なせいで鈍器や裏会心が活かせない斬れ味とマイナス会心、武器スロット無し、挙げ句の果てに作成時期がHR解放(=ラスボス討伐)後なので攻略にも使えない産廃性能で全くもってフォローのしようがない。この武器は初登場の『MH3G』では「爆破属性の猛威が無ければ環境トップを取っていた」と言われるほどの高性能であり、『MH4G』ではやや弱体化するもG級序盤で作れるお手軽高火力として名を馳せていた。ハンマー使いからはその性能に期待する声も多く、それが失望を余計に大きくする結果になったと言える。 他にも、ウカムルバスの近接武器はずば抜けた攻撃力、低めの斬れ味と属性という特徴が、本作で追加された銀嶺ガムートの武器と丸かぶり。 銀嶺武器は素の斬れ味が緑しかないナマクラだが、斬れ味レベル+2でなんと短いながらも白ゲージが現れる。更に会心率がプラスに設定されているため、この手の高物理武器にありがちなマイナス会心に足を引っ張られることが無い。結果として、白ゲージ時の火力は全武器種において最強をマークする程に化ける。一方でウカムル武器は斬れ味レベル+2まで用意しないと白ゲージが出ない点は共通だがウカムル武器特有の強烈なマイナス会心が足を引っ張る。しかも肝心の物理攻撃力まで銀嶺武器に僅かに劣るという有様で、同じ運用方法だとまず勝ち目がなくなってしまう。 前作及び従来のシリーズから改善されなかった問題点 シリーズ初心者へのフォローがほぼゼロ ハンターノートに操作方法や基本コンボが載ってはいるが、肝心の訓練クエストの内容が極めて低性能の武器でドスマッカォと対峙すると言う内容であり、このシリーズを初めて手に取ったプレイヤーはほぼ間違いなく何も出来ずにやられてしまう。 実際にマップに出た方が与し易いモンスターがいると言う、訓練クエストが訓練クエストになっていないと言う本末転倒な結果になっている。 スキルを装着できる装備品「護石(お守り)」の入手難度についての 問題が全く改善されていない 。 「護石」は性能がランダムで決定されるのだが、 理想の護石を引ける確率が低すぎる (パターンが膨大過ぎる)。 望みのスキルやスロットを手に入れようとすると、ひたすらランダム結果の判定を引き直すこととなる。 理想の装備を組む事が困難になる点やタイムアタックなどを行うためのハードルが極めて高くなってしまう点から、やり込み派のプレイヤーからは根本的な改善が求められていた。 また、そもそも「自分の力で倒した相手の皮や牙を使って自分の装備を作る」という根本のゲームシステムと、「良い装備が組めるかどうかが運で左右される護石」のシステムが全く噛み合っていない。 お守りの効率的な入手手段は増加しているものの、そもそもの「完全なランダムに任せるしかない=プレイヤー側の工夫やプレイングスキルなどで介入できる要素が何もない」点が据え置かれており、露骨なプレイ時間の引き延ばしとして批判も絶えない。 一応、今作の最高効率の入手法は手段こそ狩猟になっているが、一つのクエストに限定されているためブラキディオスだけをひたすら狩り続けることに。 それも、「無意味にハンターランクだけが上がってしまう」という別の問題を引き起こしている。 あまりの入手難易度にチートに手を出してしまうプレイヤーもいたほど。チートを行うプレイヤーが一番悪い(*17)のは勿論だが、ゲーム側の仕様がチートユーザーを生むような構造自体にも一定の問題がある。 加えて過去作からずっと言われていた問題点。「セカンドデータに手を出し辛い」という点も直らなかった。(今まで遊んでいたセーブデータと同じレベルのスキル構成を組もうと思ったら、またお守りを求めて無駄な時間を過ごす可能性が高い為。) 前作で賛否両論が飛び交った獰猛化の仕様は変更がなく、更に設定も謎のまま明かされていない。 特に獰猛化モンスターの戦闘能力の設定は前作以上に調整不足と言える。攻撃力の増大も小技にもかかわらず体力を1/3も削られる技もあれば、一撃でも喰らえば防御1000以上でも即死という大技も存在する。おまけにその大技も「光った部位の攻撃速度が変わり、範囲も大きくなる」という仕様の影響で、「広範囲かつ高威力だがチャージ時間が長く、避ける猶予がある攻撃」が、 「範囲と威力が強化されたうえ、チャージ時間が速くてほぼ避けられない攻撃」 と化すものもあれば、逆に「フレーム回避ですり抜けるのが推奨されている素早い攻撃」が、 「速度が遅すぎて回避のタイミングを狂わされる攻撃」 と化すなどかなり雑な調整がされている。 獰猛化モンスターの高体力、部位耐久値増加、疲労無し、理不尽な威力値の増加の仕様もそのまま続投(*18)。G級の高速化隙潰しにより前作以上に狩猟が面倒になり、プレイヤーの実力とモンスター次第では4人で挑んでも長丁場の戦闘になりやすい。 中でも獰猛化リオレウス希少種・リオレイア希少種に至っては誇張やレトリック抜きに害悪だと名指しされており、非常に評判が悪い。特に希少レウスに至っては毒爪→チャージブレスのコンボが強化されてしまい、隙が少なく反撃のチャンスがないのに高威力広範囲高命中率という状態になってしまっている。あまりの面倒臭さに上級者から下級者まで駆け引き要素の低い閃光玉を使ったハメが対策として定着しており、事実上の調整失敗であると批判されることもある。 疲労が無い仕様のせいでイビルジョーなどの設定を無視しているモンスターもそのまま。 例によって打撃武器や減気系の効果は価値が低下してしまっている。 獰猛化素材の仕様も相変わらずで、剥ぎ取りでは一切出てこない。多くの装備の強化に獰猛化素材を要求されるのは前作『MHX』から全く変わっていない。通常種の素材は獰猛化モンスターからも剥ぎ取れるが、獰猛化素材は獰猛化のクエストのみで入手可能、かつ殆どのアイテムで最終強化までに獰猛化素材が要求されるので、最終的に非獰猛化モンスターの存在価値がなくなってしまっている。 その割に「獰猛化鱗」など獰猛化素材の基本的な素材が確定報酬になっていないクエストがある。嫌がらせ以外の何者でもない。 新狩技の取得に狩猟が必須な場合も多く、武具強化と併せて嫌ならやるなが通用しない点も否定的な意見に繋がっている。 獰猛化になる原因が明かされていないのは前作『MHX』で賛否両論だったが、本作でも獰猛化とは何なのかが一切明かされないままである(一応、筆頭ランサーが考察をしているテキストは存在しているが、原因究明には至っていない)。 あまりに設定に関する記述が存在しないため「獰猛化はただゲームの難易度調整として用意されただけで、開発側も設定を考えていない」と一部のユーザーに言われる始末である。 前作では獰猛化モンスターは村のクエストには出なかったが、今作ではソロ専用の村上位の高難度クエストの一部に登場する。攻撃力こそG級相当だが、体力はソロでも狩猟可能な数値に調整されているのが救い。 「(獰猛化)リオレウス希少種」や「黒炎王リオレウス」「(獰猛化)リオレイア希少種」といった飛行型モンスターの低空飛行にまつわる問題は改善が見られず。 低空飛行中に閃光玉を当てる事で地上に叩き落とせるが、その時リオレイアの挙動がおかしい。 明らかにまだ空中にいる時に閃光玉を当てても、突然地上に降りて目眩し状態になる。おそらくリオレイアの中で「次の行動は着地」と選択されている場合に閃光玉を当てても叩き落としが発生しないと思われる。 リオレウス含む、他の飛竜種では発生せず、あまりにも挙動が不自然なため、おそらく流石にバグと思われる。 「イャンガルルガ」「ドドブランゴ」などの復活モンスターの行動もほぼ据え置き。 登場モンスター数こそ過去最多だが、それらのモンスターの嫌われている部分がそのままあるいは悪化しているため、人によっては水増し感や面倒さを感じやすい内容となっている。 モンスターの全般的な挙動面 エリア移動の頻度の多さも手付かずのまま。特にバルファルクは、怒り状態を2・3回終えると胸からの酸素吸引を行い、この最中に攻撃すると大ダウンを奪うことが可能。しかし、エリア移動を頻繁に行う仕様上、移動直前や移動中に怒りが解け、エリアに到着すると同時に吸引を始め、ハンターが辿り着く頃には終わってしまっていることが多い。 全てのモンスターに共通するが、せめて5分は同じエリアに居るべきではなかろうか。きっかり5分ごとにエリア移動するようになっていた過去作「dos」でさえ批判されていたのに、わずか2〜3分でころころエリア移動されたらたまったものではない。 チャンスがチャンスになっていない挙動。 ガララアジャラは特殊ダウンを奪うと、遠くに吹き飛んで行ってしまい、その先でダウンする。武器をしまって追いつくと、その頃にはダウンから起き上がってしまい攻撃のチャンスにならない。 ディノバルドも、口の中に粉塵が溜まっている時に弱点である頭を攻撃していると、粉塵が爆発して特殊ダウンするが、この際麻痺していようが罠にかかっていようが即時解除されて、一度起き上がってから口が爆発して倒れる。ガララアジャラの様に吹き飛びはしないものの、頭の位置が変わってしまうため、こちらの攻撃が途切れてしまう。 単に不自然というだけでなく、状況によってはチャンスどころかこちらのラッシュから抜け出す回避行動にしかなっていない。 バックステップやサイドステップなどのターン制拒否行動の乱発や、エリアの出入り口に陣取って延々と攻撃しこちらの攻めが中断されやすいと言った問題点も据え置き。そもそも、エリアの出入り口はすぼまった構造をしていて普通よりも移動幅が狭くモンスターが抜け出しにくいことや、ハンターがエリア外に出てしまう部分にモンスターやオトモはいることができるという根本的な部分の影響である。 ハンターが仕掛けた罠を視認して明確に避ける(特に分かりやすいのがタマミツネ。罠の直前で止まり、罠を中心に回りながら戦い始める。)のだが、エリア内にハンターが居なくなると、自ら罠を踏みに行く。つまり少なくとも「ハンターが罠を仕掛けた事」「踏んではいけない事」「踏めばなくなる事」を理解しているいう事。 地形全般にまつわる問題 『MH4』から発生した段差や傾斜による地形の問題点が改善されていない。 特に小さい段差は相変わらず深刻なまでにストレスフルな仕様となっている。過去作で指摘されたストレス要素を復唱しておくと、移動中に小さな段差判定に接触すると自動的に昇降モーションに移行するが、この際に移動がほぼ止まってしまい、戦闘中は動作が終わるまで隙だらけになってしまう。自分にとってはメリットがほぼ無いがちょっとした不運で致命傷となるのである。 本作はエリアルスタイルの追加によって無理に段差からの飛び降りで乗りを狙わなくても良くなっているのに、フィールドにはそこかしこに小さな段差だらけ。特に復活フィールドは積極的にジャンプ攻撃に活用させるための段差の配置が完全にアダとなって絶妙に引っかかりやすい障害物になってしまっており、見慣れた従来の場所であっても死の危険と隣り合わせの狭苦しいフィールドに変貌した例が多く、見た目のエリアの広さが当てにならない(*19)。 特に、ニャンターは非常に段差昇降時の隙が大きいため、基本的な時計回り回避などで段差に引っかかってしまうと死が見える。 大きい段差もモンスター側の適応、そもそもすぐに崩れるなど、相変わらずプレイヤーのみが割を食う仕様となっている。 モンスターがアンジュレーションや段差に埋もれる仕様も相変わらず。 モンハン持ちができないのに起伏や回避のために視点移動を強制されるマップ構造が改善されていない。 まとめると、プレイヤー側に不利な要素はそのままに、モンスター側が不利になる要素は即修正するなど、とにかくプレイヤー不利が過ぎる調整となっている。 新マップはモンスターが埋まるようなアンジュレーションや引っかかりやすい嫌な段差はうまく避けるように制作されている。つまり、復活フィールドに関しては意図的な仕様である。---批判が多かった遺跡平原や地底火山や旧砂漠や氷海等の『MH4(G)』のマップは改善されていない。単に大自然の中を駆け巡って堪能するための景勝としては素晴らしいのだが……。 バグというか処理上の問題だが、ほぼ同じ時刻+ほぼ同じ位置座標で複数のダメージ判定が発生すると旧3DSでは処理しきれずダメージが一部消える現象が確認されている。 この現象に引っかかる攻撃は眠った敵に同じ立ち位置で爆弾を2個置いて起爆させた時か、複数の矢を一かたまりで放って全部当てるのがセオリーの連射弓くらいである。しかも前作のクロスでは上位武器止まりなので攻撃力も連射矢レベルも低かったので誰も気が付かなかった。 その為、連射弓がやや弱体化している。どうしても勝てないというほどではないし、前述の通りNew3DSやSwitchではほぼ解決しているため気になる弓使いは機種変更で対応するしかない。 前作で指摘されていた「縮小された武器の攻撃判定」はそのまま続投。ダウン時のもがきモーションで攻撃範囲外へ押しやられる現象は今作でも普通に発生する。 装備、アイテムのマイセット数が少なすぎる 装備マイセットは『MHX』と同じ40セット。武器防具やスタイルが増えた関係で前作以上に枠の余裕がない。特にガンナーは敵に合わせて武器や弾(ビン)を変える必要があり、セット枠が足りなくなりやすい。 前作よりも多少増えたとはいえ、アイテムボックスの最大数も更に余裕がなくなっている G級素材や新モンスターの素材、二つ名の狩猟の証(レベル毎にそれぞれ存在)、チケットの上位版、獰猛化モンスターのG級素材などで素材数がかなり増えた為、やり込むプレイヤー程アイテムボックスを圧迫されやすい。 ちょっと要素のためにわざわざ新規アイテムが追加されているために、際限なく品数が増加してしまっているのである。 種類の多い装飾品やチケットや弾薬による圧迫が特に著しい。 剣士は良いとしてもガンナーには非常に煩わしく、特にG級以上だと弾を大量消費するので、弾や弾用素材を安い時に買いだめしたいのに箱が全く足りない、または少し買いだめしただけでアイテム整理しなければならない事態が頻発する…ということになりやすい。何分、全種類揃えたら複数持てる余裕はほぼ無いほど容量が少ないので、テストプレイしたのかレベルで煩わしい。 装備のマイセット数の少なさとアイテムボックスの容量の少なさはシリーズでも屈指のボリュームとバリエーションを誇る本作の魅力に大きく影を落としてしまっており、発売から3年近く経った今なおアップデートによる改善を求める声も多い。 相変わらず雑魚モンスターによる妨害や、大型同士・大型と小型の種を超えた連携プレイが鬱陶しい。肉食獣という設定のランポス等はともかく、ハンターにのみ攻撃してくる草食獣モンスターなどは世界観的にも不自然な描写と言える。 G級の高耐久に加え攻撃頻度も多いうえに、さらに無限湧きするためストレスが溜まること請け合い。 大型モンスターに攻撃されたのにハンターへ執拗に攻撃を仕掛け、大型モンスターに巻き添えで殺される様は、滑稽を通り越して不気味で恐気すら感じる。世界観も何もない。 例えば、単独行動を好むはずのラージャンが雪山で登場した時にはブランゴの群れと共にハンターを連携して陰湿に追い詰めるため、もはやブランゴがラージャンの眷属のように見える構図になってしまう。 ウロコトルやルドロスやスクアギルはそれなりに知性のある脊椎動物のはずだが危険も顧みず執拗にプレイヤーを付け狙う。 草食竜アプトノスはハンターや大型モンスターが現れると他のエリアへ逃げる動作が付与されているが、状況判断のAIが練られていないらしくアプトノスのすぐ後ろに出口がある状況でありながら、ハンターと大型モンスターがにらみ合っているど真ん中を通って他の出口から逃げようとする。もちろんハンターやモンスターの攻撃を食らって倒れることも珍しくない。命を捨ててでもハンターの邪魔をしたいか 特に今回復活したコンガと大雷光虫は、嫌がらせのためだけに復活させたと邪推されるほど。 ラージャンとティガレックス、イビルジョーなど巨大肉食性物が互いの存在を無視して共闘するかのようにひたすらハンターのみをガン狙いしてくる異様な状況も全く変化なし。 『MHX』でも指摘されていた明暗のバランスや配色のせいで画面が見辛かったり、モンスターの保護色として機能してしまう点も改善されていない。 特によく上げられるのが、白疾風ナルガクルガの真空波。前作では「白い光のブーメラン」と言ったデザインだったのが、今作で「回転する円形の風のカッター」といったデザインに変更された。これ自体は非常にカッコよく、白疾風のイメージにも合っていて高評価なのだが……。密林や孤島、渓流など、砂浜や水しぶきで地面や景色が全体的に白くなっている地形で繰り出されると 地形と同化してしまい非常に視認しづらい。 更に尻尾を振る際にも風のエフェクトが発生するため、エフェクトを攻撃判定と誤認して真空波が直撃することも多い。特にG級では、この見辛さを意図したかのような新モーションが追加される。 グラビモスの熱線の色合いがおかしい。これらの攻撃は、前作から登場していたアグナコトルとウラガンキンの2体も放ってくるため、別種のモンスターとの差別化を図ったと考えられるが、色彩が彼らのものに比べて妙に薄く明るい。熱線に至っては、色の薄さもさることながら変に透明感のある質感と口元から先端に行くにつれて広がっている形状から、火属性のビームと言うより霧吹きに見える。 サウンド関連の問題点 特徴的だったイーオスの鳴き声は他のランポス種と同じ。前作から指摘されていた問題点なのだが、変更されてない辺り仕様だと思われる。 復活したドス砂漠のBGM『双角猛る砂漠の暴君』の音量がやけに小さい。設定でSE音量をBGMより二段階ほど下げてようやく普通に聞こえるほど。 このBGMは暴れ狂うディアブロスをイメージした曲調なので迫力が大きく損なわれている。本作メインモンスターの鏖魔ディアブロスの狂暴走状態はこのBGMのアレンジが用意されているのだが、原曲が聞こえなくてはせっかくの演出が台無しになってしまう。 他のゲームでも稀にあることだが、ボーカル付きBGMの音量が普通よりも小さく、酒場でのコーラス曲が聞き取りづらい。 相変わらず当たり判定がおかしい モンスターの振り回し攻撃の根本でもクリーンヒット・突進の後ろ側で掠っただけで轢かれる・低速で動いているだけだが攻撃判定がある、などの理不尽な判定が旧来からのモンスターで多く見受けられるのも相変わらず。またモンスターが右前足で殴っている時に左胸にまで攻撃判定があるなどという現象も。 一方で新しいモンスターは、見た目より巨大な判定の攻撃を持つモンスターが多く、明らかな空振りやタックルの止まった位置より先だったのにぶっ飛ばされる現象がおこりやすい。 ブロックリストの少なさも、最後まで直ることはなかった。 100万本を平然と超える売り上げを誇るシリーズのブロックリストが100人までというのは、あまりにも少な過ぎると言わざるを得ない。 セーブデータの初期化をするとダウンロードコンテンツごと削除してしまう。 もしセーブデータを作ってから『MHX』からデータを引き継ぎしたいとなると(少なくともゲーム内や3DSの機能では)ダウンロードコンテンツごとキャラクターデータを削除するしかない。配信コンテンツを再ダウンロードする手間も面倒だが、何よりダウンロードコンテンツの配信が終了してからだと取り返しがつかない。配信コンテンツごと削除するかキャラクターデータだけ削除するかの選択肢があればよかっただろう。 今作も前作『MHX』と同じくダウンロード版だけでなくパッケージ版でもセーブデータもSDカードに保存するので、SDカードを抜いてキャラクターデータだけ削除するのは不可能である。 Switch版でもSwitchの機能からセーブデータを削除するしかないので結果としては改善していない。SwitchではセーブデータをSDカードに移せないので、むしろ、正規のファームウェアでバックアップしてセーブデータのダウンロードコンテンツ部分の編集ができない分より悪化していると言ってよいかもしれない。 その他 アクション面 スラッシュアックスは、状態異常ビンが強化されたのはいいものの、そのせいで唯一置いてきぼりをくらう形になった滅龍ビンが一弱状態に。「滅龍採用するなら最初から龍属性の付いている普通の武器でいいよね」という状況は全く変わっていない。 ランスの強突きはモーション値が少し強化され、物理DPSが若干強化されたものの、隙の大きさをはじめとした扱い辛さはそのままで、ストライカー3突きに勝る点は殆どない。 ガンランスはヒートゲージが続投。上記の通りゲージ維持は少し楽になったものの、突きの火力及び最も批判の大きかったプレイスタイルを大きく縛る仕様については何ら改善されなかった。 ハンマーはそれ自体は強化されており従来の戦法が相変わらず通用するものの仕様上の不利が大きく、マルチでは一、二を争う使いにくい武器となってしまっている。狩技が全般的に微妙で、溜め2の移動距離も下がったまま。 弓の曲射は前作から相変わらずの低威力。一応、本作では特定射撃強化による補正が破格の1.4倍になり、さらに状態異常ビンの蓄積値と爆破属性の属性値にかかるマイナス補正が軽減された。しかし、肝心のモーション値に変更はなく、攻撃力・属性値にかかるマイナス補正もそのままであるため、特定射撃強化による補正を加味しても『MH4G』より弱い。 一方ブレイヴスタイルでは「剛溜め」の攻撃タイプが曲射の種類に依存するため、「曲射は全く使われないが、曲射の種類は重要」という妙なことに。 非常に限定的ではあるが一応全く使えないという訳ではなく、ラオシャンロン戦に限り曲射が有効とされる。従来の貫通矢で体内の弱点を狙い撃つ方法が使えなくなり、代わりに背中の大部分が弱点となったことで、集中型か放散型の曲射で背中に矢の雨を降らすことが戦術的に有効となったためである。ただし、弱点部位の前後は硬い部位で挟まれているため放散型ではロクなダメージが入らず集中型でもピンポイントで狙うのは難しい。弱点にフルヒットしてなお腹への通常射撃に劣るため普通に腹を狙ったほうがよかったりするのだが……。 エリアルスタイル限定で段差登りから大きく飛び出して攻撃するアクションが可能になったが、使いどころに乏しい。 オープニングでも使われているなど、一応目玉要素の一つのはずなのだが、そもそも地形を問わず乗りを狙えるのが売りのエリアルスタイルなので、わざわざ狙うメリットが薄い。大剣に至っては跳び上がる高さが低すぎて主力である空中溜めが溜めきれないという本末転倒な事態になっている。というより暴発する分無い方がマシとまで言われる始末。 フィールドの選定が適当 前作でも「主に緑と水が豊富な地域に出現するはずのジンオウガ原種が極寒の氷海に出現する」事を筆頭に、本来いるはずのないフィールドに平然と姿を現す(*20)点に批判もあったのだが、本作でも同様の仕様となっている。 新フィールドの遺群嶺はモンスターのバーゲンセールといった状態で、本作に登場するモンスターの大多数が姿を表す。特殊個体や二つ名持ち、小型モンスターも含めればその種類は更に膨大になる。 飛行できる翼のあるリオレイアやライゼクス、地形や景観が似ている『MH4』の天空山に出現していたジンオウガやババコンガなど、環境に順応出来ていそうなモンスターが登場する一方、火山地帯や沼地を根城にしているグラビモス バサルモス、水中に生息するラギアクルスやガノトトス、洞窟系の地形を好むショウグンギザミなど、これまで高地系のフィールドに登場したことがなく、そのような設定も存在しないモンスターまで顔を出してくる。申し訳程度に川や湖、洞窟のエリアも存在するため、これらのモンスターも生息できないわけではなさそうだが……。ちなみに景観的にも『MH4G』の登場場所的にも出現しそうなセルタス夫婦は何故か居ない。(*21) G級の特殊許可クエストでは、主にラスボス戦で使用されていた、逃げ場のない決戦系のフィールドが全ての二つ名持ちモンスターに採用されている。前作で乱発されていた塔の秘境でのクエストが減った代わりに、今度は霊峰や禁足地がやたらと狩場に設定されるようになった。 矛砕ダイミョウザザミや鏖魔ディアブロスの超特殊許可クエストの狩猟地はなんと溶岩島。両者ともに火山や溶岩地帯に姿を現す設定も前例もないため、多くのハンターが困惑した。どちらも砂漠地帯を根城にしているモンスターなのだが、恐らく砂漠系の決戦フィールドがこれまで存在しなかった故の苦肉の策と考えられる。よりにもよって本作の集会所ラスボスのステージである旧砦跡は、廃墟と化した砦と広大な砂地と言ったビジュアルであるため、そこを設定していれば景観的な違和感はかなり減ったであろう。 どれもゲーム性を著しく損なう程の問題点とは言えないが、世界観や設定に拘るプレイヤーからすると気になりやすい所である。また、溶岩島に関してはプレイヤーに不利な要素も多いので、人によっては面倒な要素に成り得る。 同じ内容のクエストが多すぎる点もそのまま。 村下位に「キノコ10個納品」、村下位高難度に「キノコ20個納品」、村上位にもまた「キノコ納品」、運搬物の納品クエストも多い。 同じモンスターの狩猟 捕獲も多い。同じランクに2つ、更にランクが上がると大連続狩猟の中にも登場する。同じモンスターと何度も戦わされる。 テキストスキップが中途半端。 「初テキスト」「何かを貰えるテキスト」「現在、ハンターに依頼しているクエストがある人」これらのテキストは飛ばす事が出来ない。 特に「受付嬢からクエストを依頼されている状況」で問題となる。クエストを受けるために受付嬢に話しかける度に、自分が依頼しているクエストについての話をし始める。 帰還→食事→自宅→クエスト受注が最も早く、利便性の高いベルナ村で顕著。 調合がいまひとつやり辛い。 下画面のタッチパネルで調合が出来、PS時代に比べると大分やり易くはなっているが、逆に間違えて別のアイテムを調合してしまう時がある。特に間違えやすいのが「いにしえの秘薬」と「怪力の丸薬」。どちらもアイコンが全く同じで、「活力剤」「ケルビの角」「怪力の種」をアイテムポーチに入れていて、調合リストを「調合可能順」にしていると表示されてしまう。「いにしえの秘薬」は体力・スタミナ全快のよく使うアイテムのため、ミスは致命的な結果に繋がりやすい。 調合リストは「カスタマイズ順」にする事も可能だが、1ページに9個しか表示されず、特にガンナーをやっていると全く足りない。 「4」以降、モンスターの攻撃の高速化が激しく、戦いながらの調合は下画面をじっと見て行う訳にもいかない。しかし調合ミスは状況によってはクエスト失敗に直結しかねないため、もうちょっとプレイヤーそれぞれの好みに完全対応させて欲しかったところ。 究極強化装備の説明文の使い回し。 ほとんど全ての装備で「【 究 極 強 化 】狩人の魂が呼び覚ました、 武器の初期段階の名前 の極致。」という文章が使いまわされている。確かに装備の数が非常に多くなっているのでそれぞれに説明文を考えるのは手間がかかると思われるが、それでも手抜き感は否めない。 一応、一部武器は異なる説明文が用意されている。例えば、二つ名武器は「限界ヲ超エ、覚醒セシ 武器種 。 武器の初期段階の名前 ノ終極。」になるが、こっちもやはり使い回しである。また、風化した武器は「○○○の極致?」と最後が疑問形になっている。 特殊許可クエストの仕様 同行するメリットが少ない。特殊許可クエストは他人のクエストをクリアしても自分のクエストがクリアした事にならない。よって同行するメリットは素材集めや力試し程度しか無い。せっかく依頼クエストが他人のをクリアしても解放されていればクリア扱いになるよう仕様が改善されたのに、特殊許可クエストは相変わらず緊急クエスト方式のままという点で多くのプレイヤーから批判された。 高難易度の超特殊許可クエストも同様の仕様で、更にクリア特典は受注者でなければ貰えない。高い難易度も相まって、オンラインでは自分が受注したクエストをクリアしたら退室する(*22)プレイヤーが報告されており、超特殊許可クエスト部屋の治安の悪化が指摘されている。 逃げるプレイヤーのモラルに問題があるのは言うまでもないが、同行者にも何かしらのメリットが欲しかったという声も多い。一応、超特殊許可クエストは全て単体狩猟なので、熟練者が集まれば素材集めの効率はそれなりに良く(*23)、ブラキ炭鉱が流行る前までは矛砕といった比較的狩りやすいモンスターを相手にひたすら狩るお守り周回が流行した。 今作で追加された特殊許可クエストの内容については、前作で評判の悪かったアイテム持ち込み無しクエスト程ではないが、相変わらず面倒な内容が目立つ。 特にG5は否定的な意見が多い。逃げ場のないマップで他の2つ名を含む大型モンスターとの連続狩猟なのだが、乱入条件が「特定のモンスターの体力が一定以下」というものであり、どうやっても乱入もとい同時狩猟を避けられない。しかも、大半の乱入モンスターがメインの二つ名とは弱点も得意属性もバラバラであるため、装備の構築も面倒になるし失敗の危険性も増加する。 だがこれはアイテムお届けセットのこやしセットを頼むことである程度は解消が可能。こやしセットのお届け条件が「同じエリアにモンスターが2体居る時」であるため2体目のモンスターが現れるタイミングでお届けメッセージが表示されるため、そのタイミングでけむり玉を使えば発見される可能性は大きく下がる。 しかしながら、只でさえ攻撃が激しく逃げ場もないG5では秘薬や応急薬グレートを設定しておきたくなるもの。万が一2頭目に見つかってしまえば貴重なお届け枠を使った策もそこでパーとなる。 モンスター毎にレベルが違うが、前代未聞の0乙縛りクエストが追加された。(*24)何故1度も力尽きる事が出来ないのかについての説明も一切ない。支給品が豪華かつ開始地点はBC固定、ネコの報酬金保険の効果が適用されるのが救いだが、相当な緊張感を強いられる事となる。 だがその分モンスターのステータスも抑えられており、初期位置がBCに近いものは金冠マラソンに利用しやすいため、一概に悪いものとも言えなくなっている。 ニャンターの調整不足 最大の問題は、「 アイテムが使えないことで、一気に体力を回復する手段がない 」こと。一撃で体力のほとんどが削られるG級以降の環境では前作にもまして深刻になっている。 起き上がりのタイミングをズラせないこともそのまま。特に1撃で倒される事も多いG級では、「タイミングをズラせない」「中途半端な体力で復帰する」が重なって、起き上がりにまた一撃で倒される事が頻発している。 体力回復には貯まるのが遅いゲージを消費しなくてはならない上に、回復量も少ないという問題が解消されておらず、ハンターと比べて立て直しが非常に苦手でジリ貧になりやすい。 このため、ただでさえ玄人向きになってしまっていたニャンターのハードルがさらに上がっている面は事実である。ニャンター専用のアイテム(例えば、武器内蔵弾のようにクエスト中に再補充不可能な使用回数限定)などによってサポートゲージに依存しない秘薬のようなアイテムが存在していれば……。 なお、次回作の『MHW』ではオトモも普通に回復薬を飲むようになった。 『MHX』では武器とアイルーの攻撃力を合わせるとハンターの攻撃力の1.5倍ほどになっていた。ただしこの攻撃力でもかなりの練習の末に火力がハンターに追いつく程度であった。にもかかわらず、本作では武器やアイルーの攻撃力に下方調整が入り、ハンターと同程度に。攻撃力が2/3になった分モーション値が1.5倍になる…なんてこともなく、それどころかモーション値は全体的に下方修正された。結果、大幅に劣る火力での戦いを強いられることに。 やりこんだハンターとの火力差が大きく、村クエの上位までは何の問題もないがG級集会所の獰猛化相手だと露骨にタイム差が出てしまう場合もある。 『MHX』では近接と遠隔の格差が問題視されていた。猛威を振るった巨大ブーメランの技と貫通ブーメランの技は下方修正が入ったものの、なぜか近接用の武器強化の技も下方修正が入ったうえ主力となる攻撃のモーション値がことごとく下方修正を受けた上に、ほぼすべての近接攻撃の属性ダメージにマイナス補正がかかるようになった。そのため火力を求めるとブーメラン一強なのは相変わらず。 そもそも前作で近接が不遇だった原因は低耐久で近づく必要があることや攻撃の隙が大きいこと、自己強化スキルの弱さなどがあったからであり、「回避上手の術」で多少は改善したとはいえ相変わらずデメリットの割にメリットが薄い。ブーメランの投げる向きを変更できるようになったうえに大車輪の大幅な弱体化により、前作の数少ない長所である高所へ攻撃可能という点も遠隔が有利となってしまった。 またサポート行動の一つである「メガブーメランの技」が大幅に上方修正されたため近接型でも採用されるようになった一方で、近接系のサポート行動は修正なし。 ゲージ面は改善したものの補助系のサポート行動の使い勝手の悪さはこれまで通り。大半のサポート行動はネタ技だったり極端に使いどころが限られていたり本当に死に技だったりと散々。 武器は相変わらず作成時期≒性能で、最終的に使えるものは一握り。しかもDLクエストで作れる武器が少ないうえ、『MHX』で登場した武器のG級版は登場しない。 一部のコラボ限定オトモや『MHX』での配信オトモが一般配信されておらず、それらのオトモが持つ限定スキルを入手するには他人からもらうしか手がない。やっかいなことにそう言ったスキルの中には優秀なものが多い。 本作に限ったことではないが、難易度が下の素材が産出するようになっている影響で、二つ名や部位破壊限定素材を集めにくくなっている。多大なリスクを受け入れつつも苦労して破壊しづらいディアブロスやラージャンの角を折って下のランクの素材しか出ないということもザラ。 防具合成がやや面倒くさい。 防具を合成するためには、専用の「石」が必要なのだが、この必要数が防具のランクによっていちいち異なっている。 石を交換してもらえる場所と、防具合成してもらえる場所がロードを挟んだ違う場所にあるため、数が足りなければいちいち場所を移動しなければならない。 事前に大量に石を確保しておくことも、本作のアイテムボックス事情によりガンナーをする者、それなりにやり込んだ人にとっては不可能。「石」は各部位ごとに異なるので、石だけで5枠も使ってしまう。 狩猟には直接関係のないただ単なるお楽しみ要素であるので、全て共通の必要個数にするか、せめて同じマップ内に交換所を置くべきではなかっただろうか。 キャラクターの台詞が長すぎる、吹き出しが多すぎる。 過去作のキャラクターがほぼ総出演し、一人一人に台詞が用意されてるのは良い事だが、話が長すぎるしキャラクターが多いので結局は読み飛ばす人がほとんどと思われる。 中でも黄色い吹き出しを出しているキャラクターは何か重要な事を言おうとしているのだが、どうでも良い事で吹き出しを出すキャラクターが多すぎる。 黄色い吹き出しの中には「新しいクエストの出現」「新しい狩技の習得」など重要なものがあるが 「新しい狩技を習得したようだな!良かったね!」など、ゲームに何の影響も無い物も多い。 無意味な吹き出しを出す一方で「お店の半額イベント」などは吹き出しを出してくれない。 総評 従来型モンハンの締めくくりとなる最終作にして集大成となった作品。 多数のモンスター、上級者もうなる豊富なやり込み要素、武器×スタイルのバリエーションとボリュームはかなりの遊びごたえがあり、プレイスタイルの許容幅も広い。 完全版としても全体的に『MH4G』の時の「極限状態」のような理不尽過ぎる追加要素はなく、『MHX』を順当にG級に拡張しながら不評だった点を改善しており、前作からのプレイヤーの期待に応えた一作と言える。 一部モンスターの不自然で理不尽な強さ・新スタイル・根本的な改善がされなかった護石のシステム・倉庫容量などでまだ調整不足な面はあるものの、 そうした欠点も含めて受け入れさえすれば、汲めども汲めども要素の尽きぬ怪物級のソフトと言えるだろう。 その大ボリュームから息の長い作品となり、従来型モンハンのテイストがこれで最後ということもあって、翌年に『MHW』発売後も遊んでいるプレイヤーが少なくない(ただし、『MHW』とは操作性や仕様が異なる為、そちらから入るプレイヤーは注意)。 『MHW』以降は数々の要素に見直しが入った事もあり、「不便な面も含めて伝統を引き継いできたモンハンの究極系」としての需要もある。 『MH4G』での高難易度っぷりでシリーズを離れてしまい『MHX』を買っていないハンター達にとっても、『MH4G』の風味はかなり薄くなっており新要素も概ね好評なので、復帰を検討してはいかがだろうか。 余談 上述にもある通り、次回作「モンスターハンター ワールド」から再び据え置き機に移行。12年間続いた携帯機作品はこれで幕を下ろす。 Nintendo Switchで『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が8月25日に発売された。詳細は後述。 過去作『MH3G HD Ver.』同様にHDの高画質仕様で、オンライン限定で3DSとの通信も可能。 2017年12月14日に『モンスターハンターダブルクロス モンスターハンター ストーリーズ Ver.1.2 更新版 ツインパック』が発売された。 タイトル通り、本作と『モンスターハンター ストーリーズ』のカップリングである。 『モンスターハンタークロス』を差し置いて2021年11月にパチンコ化された。メーカーは初代や『4』と同じサミー。 モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver. 【もんすたーはんたーだぶるくろす にんてんどーすいっち ばーじょん】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 Nintendo Switch 発売・開発元 カプコン 発売日 2017年8月25日 定価 バッケージ:5,800円ダウンロード:5,546円価格改定後 2018年11月15日/3,694円(各税別) プレイ人数 1人(通信プレイ時:最大4人) レーティング CERO C (15才以上対象) 廉価版 Best Price 2018年11月15日/3,990円(税別) 判定 良作 概要(Switch) Nintendo Switch向けに発売された本作のHD対応バージョン。 かつての『MH3G HD Ver.』同様、携帯機から据え置き機への移植バージョンとなる。 セーブデータを3DS側で配信されている「データ移行アプリ」を介することで相互に移行が可能。 ただし『MH3G HD』とは異なりオンライン環境が必須で、移行元のセーブデータはバックアップを回復しない限り基本的に使用できなくなる。 3DS版の『MHXX』はもちろんのこと、『MHX』からのデータ引き継ぎにも対応している。確かに同一タイトルではあるが、ハードが変わったにもかかわらず対応しているのは徹底した対応と言える。 『MH4G』『アイルー村DX』『MHST』などとのプレイ連動に関しては、引き継いだ際に連動アイテムは全て受け取り可能になる。 2023年3月28日をもって3DS側の「データ移行アプリ」が配信終了した。そして3DSオンラインサービスの終了に伴い、2024年4月9日にはデータ移行が不可能になることが予定されている。 DLCについては全て3DS版の同内容のクエスト・各種特典・アイテムパックが配信されている。また『MH3G HD』とは異なり、本作の発売後も一定期間DLCの追加配信は続いていた。 TVモード、携帯機モード、テーブルモード全ての操作体系に対応。携帯機として持ち出してのプレイも可能である。 3DS版との相互マルチプレイに関してはオンラインのみ対応。ローカル通信はSwitch版相互のみの対応となる。 これは3DSとSwitchの仕様の差によるものなのでやむを得ないところ。同じ理由で本作のセーブデータ引き継ぎはハード間の直接通信ではなくオンライン経由になっている。 また、現在はオンラインでのマルチプレイにはNintendo Switch Onlineへの加入が必要である(2018年9月19日をもって無料体験が終了したため)。 なお、オンライン集会所での部屋指定には「Switch版のみ」でのマッチングが可能となっている。 Switchはすれちがい通信に対応していないため、すれちがい通信が必要だった要素はクエストクリア回数によってカウントされるように変更されている。 地域差や時代の変化によってすれちがい通信が廃れつつある現状もあり、ゲーム外の環境に依存しない形に変更になったSwitch版の方が全体的に有利になっている。 この変更により特殊許可クエスト券やお食事券が非常に入手しやすくなっており、通信が絡んだ3DS版よりも大幅に快適になっている。 なお、すれちがい通信で手に入るようになっていた「特別許可クエスト券」に関しては、上記のクエストクリア回数のカウントの他に交換用アイテム「ホーンズコイン」で交換して入手することもできるようになった(しかもレートは激安)。ホーンズコインの入手先であるG級クエストを安定してクリアできるレベルのハンターなら特殊許可クエスト券の不足で困ることはほとんどなくなっている。 評価点(Switch) グラフィックの大幅強化 元は3DS作品のモデリングではあるが、フィールド・モンスターを中心にテクスチャが差し替えられ、壁面や地面などは法線マッピングが追加されたことで大変見栄えが良くなっている。大きなモニタに出力してもあまり見劣りしない。 フィールドには植生の追加などオブジェクトの増加が行われている。例えば古代林のエリア1は全体の印象は同じだが草などが生え別物と言っていいほどにディテールが増した。遺群嶺では風に揺れる草なども見て取れる。 光源処理が大幅に強化されている。 同一のモンスターでも出現マップの光源の色によって全く印象が異なることも珍しくないと言っていいほど。ある程度は3DS版の時点でも表現出来ていたが、ハードスペックの差が非常に顕著に出ている部分である。 クロスシリーズ特有の派手なエフェクトに冠してもHD化によって非常に美麗になっている。 操作性の最適化 3DS版とは異なり、いかなる場合でも1画面しか存在しないため、Switchの操作体系に合わせて操作性が再構築されている。 発売時点では3種類の操作タイプ、発売後の更新データ配信で更にタイプ4が追加されている。 3DS版のようなタッチ操作でのショートカット等がオミットされてしまったのは惜しまれるところであるが、増えたボタン数をフル活用して複数の操作ニーズに応えようとした姿勢は評価できるだろう。 コントローラの振動にも対応。モンスターの咆哮などに反応して振動する。 ただ、やはり『MH3』以前の右スティックで攻撃する操作については再実装されなかった。 同様に据え置き機で発売された次回作『MHW』でも実装されなかったことからも、開発側からも再実装する意図がないことが読み取れる。 防具合成の対象防具が拡大。 3DS版の時点では他社とのコラボ防具に関しては防具合成に対応していなかったのだが、本作では対応している。そのため見た目のバリエーションが大幅に増強されている。 本作の発売後、3DS版にも同様の内容を含んだ更新データが配信されている。 問題点(Switch) UIの作り直しが甘い 文字フォントを除いた体力ゲージ、アイテムアイコン、マップ、ウィンドウなどといったUIのほぼ全てが3DS版の単純拡大。ドットが非常に目立つものとなっており、ほぼ全てをWiiU向けに作り直していた『MH3G HD』と比べると手抜き感が否めない物となっている。 UIの大きさもHD機向けとしては大きめで、全体的な見栄えは『MH3G HD』と比べて悪いと言わざるを得ない。グラフィック自体は向上しているのだが……。『MHP3 HD』のように完全な単純拡大というわけではないが、全体的な印象としては近い。 ただしUI自体の大きさに関しては携帯機モードとの兼ね合いがあっただろうことからやむをえないという見方もある。 オンライン環境は3DS版同様 クエスト中に定型文以外を発信できない、部屋の人数は最大4人まで、検索が扱いづらい、など3DS版の仕様そのままである。完全互換かつ相互オンラインなのでやむを得ないのは明らかなのだが、やはり『MH3G HD』と比べると全体的に不便と言わざるを得ない。Switch版限定のマッチングも導入されているので、その場合だけでもどうにかならなかったものか。 Switch自体の仕様としてUSBキーボードを利用可能(TVモード時のみ)。またゲーム内単語の辞書や学習辞書も搭載されており、チャット環境自体は比較的快適。 ロードが若干長い。 同じカードメディアなのだが、やはりHD化によりデータ量が激増したこともあって3DS版と比べるとロードが長い。特にNew3DSと比べると顕著。 配信オトモスキルは相変わらず救済がなく、後発プレイヤーはニャンターのやりこみに必要なスキルの入手法がない。 暗い場所がより暗く見えるようになった関係で体色の暗めなモンスターが背景に余計溶け込みやすくなっていて、視認性が悪い。 総評(Switch) 元が良作なだけあり、グラフィックが向上した点が光る以外は同様の完成度。 3DS版のタッチパネルが存在しないため完全上位互換というわけには行かないが、それに対応した細かな操作体系の用意など抜かりがない点は高評価に値すると言えるだろう。 switchで遊べるモンハンとして胸を張れる出来栄えであり、後続作の『MHRise』発売後もオンラインの部屋が比較的埋まりやすい程に長く命脈を保っている。 余談(Switch) カプコンUKの公式ツイッターにおいて「3DS・Switchともにダブルクロス海外版を出す予定は当面ない」という趣旨の発言を行い海外のモンハンファンを騒がせた。過去作の『MH4G』・『MHX』ともに海外で好評だったにもかかわらず、Switch版発売前に釘を刺すかのようにわざわざローカライズ版を出さないと告知する理由も前例もなく外国人のプレイヤーが動揺した。(*25)その影響でリージョンフリーかつ国外版ソフトのDL購入も容易なSwitchで日本版の『MHXX』を購入して遊ぶ外国人ハンターが続出したり、日本eショップから購入手続き法をレクチャーしたり、主要な日本語を訳した動画を作る有志が出たこともあった。 しかし、結局日本から遅れて一年後の2018年8月28日に海外でも『Monster Hunter Generations Ultimate』としてSwitch版が発売された。海外版は基本的にはローカライズされただけの仕様であり、セーブデータ引き継ぎも海外版MHXのみ対応しているため前述のあえて日本語版を購入した外国人プレイヤーは日本版を海外版にデータコンバートはできない。 結果的に『MHW』に遅れての発売となっている。また3DS版は未発売。 2021年3月26日にSwitchで『モンスターハンターライズ』が発売。 約三年ぶりの任天堂ハードで今作を含めて二作品目だが、新規作品はSwitch初となる。 『MHW』のシステムを踏襲しているが、ディレクターが一瀬氏であり、UIや一部モーション等に本作と共通点が見られる。 SwitchパッケージBest Price版が価格改定され2022年12月1日から税込2,750円に変更。
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なのはA s×ギアスクロスSS クロス元:コードギアス プロローグ 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話 第十一話 第十二話 十一話+十二話(改訂版) 第十三話 第十四話 第十五話 第十六話 第十七話 第十八話 第十九話 TOPページへ このページの先頭へ
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6/「おっす、かがみ。何やってんだ?」 カオスかがみ「んー、面白い動画見つけたんで見てたところ」 6/「こなたじゃなくてお前がそういうの見てるなんて珍しいな……」 カオスかがみ「よし! 決めた!」 6/「あ?」 カオスかがみ「ちょうどスポーツの秋だし……。私たちもこれやるわよ!」 第1回 クロススレタッグトーナメント 会場 パロロワ学園体育館 参加者数 15組30名(うち1組は特別枠のため、募集は14組28名) 協賛 三千院家 鶴屋家 中川グループ ケロン軍 宇宙超人委員会 優勝賞品 ひ・み・つ☆ 6/「タッグトーナメントって……。東方のあの動画かよ……」 1組目 カオスかがみ&6/ 【カオスオブカオス】 6/「って、つっこんでる間にエントリーされてるー!?」 ◇ ◇ ◇ マリオ「タッグトーナメントか……。面白い。ここではただのつっこみ役扱いされているが……。 任天堂の英雄の、真の力を見せてやる!」 赤ヨッシー「でっていうwwwwww」 2組目 マリオ&赤ヨッシー 【ダブルレッズ】 ◇ ◇ ◇ ヴィータ「悪いな。その日は太一とサッカー見に行くんだ」 シグナム「興味がないな」 シャマル「いや、私は後方支援タイプだし……」 ザフィーラ「くそっ……。誰か俺と組んでくれるやつはいないのか!」 ???「お困りのようだな、ザフィーラ」 ザフィーラ「お前は……! 誰だっけ?」 ???「だーっ! 何回か会ってるだろ、お前!」 ザフィーラ「ああ、思い出した! 男だか女だかわからないやつ!」 信乃「私は女だーっ!」 3組目 ザフィーラ&犬塚信乃 【ワイルドドッグス】 ◇ ◇ ◇ 光太郎「タッグトーナメント? クライシス帝国の仕業だ!」 晶「クロノスの仕業だ!」 4組目 南光太郎&深町晶 【チームボッチぎり】 ◇ ◇ ◇ B「これは汚名をすすぐいい機会……」 マダ王「組むか、道化師よ」 5組目 ピエモン&ロージェノム 【ビッグボンバーズ】 ◇ ◇ ◇ ルイージ(うーん……。兄さんに勝つには強力なパートナーが必要だ……。誰を選ぶべきか……。) ???「……」 ルイージ(何だ、この熱い視線は……。はっ!) 阿部「組 ま な い か」 6組目 ルイージ&阿部高和 【肉体労働者コンビ】 ◇ ◇ ◇ シマリス(アライグマちゃんでは今回の戦いについて行けそうにないのでぃす……。もっと強力なパートナーは……。) 花子「?」 シマリス(こりは……! ビビッと来たのでぃす! 彼女となら頂点をねらえるのでぃす!) 7組目 シマリス&花子 【アニマル悌団】 ◇ ◇ ◇ kskなのは「頑張って、二人とも! 私たちの代表で出場するんだから!」 なのなのは(大)「私たちがしっかり鍛えてあげるからね?」 ニコなのは「あと腹筋2000回!」 スバル&ティアナ『だ……誰かあの人たちを止めて……!!』 8組目 スバル・ナカジマ&ティアナ・ランスター 【スターズ】
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ロストエデンシナリオ SpiralJail ロストエデンシナリオ 凍土 ロストエデンシナリオ 幕間
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プロローグ「なるみ」 日本特有の和室、虎がわが子を崖から落とす絵の掛け軸が壁にかけられていた。 その部屋にいるのは3人。煌びやかな和服で身を包んだ少女、その横に直立不動で立つ風車を首に下げている男性。 それと少女が座る前に頭を下げている男性。頭を下げている男の名前は“八神”。 八つの神社の祭神を祭る一族の末裔、その一族の一番下の青年であった。 「この度はこのような席を設けていただき、女教皇には感謝しきれません」 「よい、八神。なれもしない敬語を使うぐらいならいつもどおりはなしてくれないか? 私もそちらのほうが話を聞きやすい」 「しかし・・・」 少女は子供とは思えないぐらいの気配を身体から出している。その気配は決してまがまがしい物ではなく、むしろ神々しい物。 「八神、女教皇もそうやって言ってるんだよな。いつもどおりはなしてみたらどうだよな?」 「しっしかし、斎字…」 「お前も、今日でココを離れるんだよな。もう、お前がココの仕来りに縛られる必要がなくなるんだよな」 女教皇と呼ばれる少女の顔はまるで動かない。 ただ、その目は鋭い目から優しい目に変わっていた。 「八神、貴方には世話になりました」 少女は頭をゆっくりと下げた。 女教皇! 貴方が私程度の者に頭に下げられるなど…」 「八神、私は感謝を意味して下げたのです。ソレを素直に受け止めてください。最後ぐらい、教皇としてではなく神崎火織として貴方の前に立たせてください」 そういうと少女は八神に向けて微笑んだ。八神はソレを見て涙を流しながら頭をもう一度下げ、立ち上がりそこを去った。 八神、彼は後の八神はやての父である。これから4年後、彼は最愛の妻と共に最愛の娘を一人残し交通事故で他界してしまう。そして一人だけになってしまった少女は、父が八神家から完全に離れてしまったことにより、身よりも何もかもを失ってしまい一冊の本に出会う。 不幸か、幸運か その出会いが彼女の人生を変える――――― 487 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/05(土) 11 00 26 ID MuyxyNVJ ● イギリス 「神裂、手紙が届いている」 神裂はイギリス清教の女子寮にある洗濯機の前で腕を組んで立っていた。その目線は洗濯機。唸る彼女はボタンのどれを押せば良いのか悩み続けているのだ。 「またですか? これをポチっとすればすぐに始まるですよ」 手紙を持ってきた少女の横からひょろっと現れた三つ編みの少女がとことこと現れてボタンをぽんと押していった。 「なっ!?」 「神裂、人に頼りたくないのはわかるが今はこっちが先です。天草式のほうからの手紙ですよ」 そういわれて、頭を下げながら落ち込んでいる神裂はとぼとぼとしながら手紙を受け取って中身を見た。中身を見て、彼女は動きを止めてぼそりと小さな声でつぶやいた。その声は誰の耳に入らず彼女自身だけが聞き取っていた。 「鳴海…」 ● 時空管理局・巡航L級8番艦「アースラ」 「管理局本部からの紹介?」 そういわれてクロノは疑わしい目でリンディのほうを見ていた。リンディは息子が怪訝な目で自分を見るのに軽くため息をついて弁明をした。 「しょうがないじゃない。本部からのごり押しだったのだから」 「でも、この時期におかしいじゃないか。今は闇の書の事件があったばかり出し、先日だってなのはがッ・・・」 「“なのはちゃんがやられたから”が正確にはこの本部からの移動の原因ね。アレだけの力をもち、前回の大きな事件の立役者、その立役者がやられるほどの実力者、それに対抗するには私たちだけじゃ心もとないってことよ」 「でも、この二人はそこまで力が強いわけじゃない。魔力が高いわけでもなく、後ろ盾しかない奴らを入れて役に立つとは思わない!」 「クロノ、何も魔力だけが戦いに必要なわけではないでしょ? その二人は援助、すなわち幼いフェイト、なのはちゃんの手助けをメインにしてもらうのよ。それにはあの世界出身のその二人が最適なのよ」 「最適? 写真を見て思うけど、僕はこんな人をあの世界で見たことがない! 金色の髪の毛に派手な服。色眼鏡をかけて写真を撮るような人や、赤い髪でこんな大男が最適?! ばかばかしい!」 「それでも渡し立ち寄りはふさわしいわ。それにこれには別のいとも含まれるのと私は考えてるのよ」 「別の意図? 僕たちの監視・・・ですか。ロストギアと関りすぎる僕達に力が偏ることを防ぐ処置とでも?」 「多分その通りよ。前回の事件に続き、大きな事件に関りそうな私達に対するけん制。さすが私の息子ね。だからこれを受け入れないとこちら的にもいろいろと大変なのよ」 「確かにそうですね・・・」 「そういうことで、そっちの大きな男の子は私たちと一緒に住むことになっているわ。もう一人の子は翠屋のアルバイトとしてなのはちゃんの近くにいることになっているわ」 クロノは黙る。もう既に決まっていることは彼の地位では変えようがない。ましてやこれを決めたのは上層部の誰か。その誰かを追及できもしない。彼はココで引くことしかできないのだ。 ● 学園都市 土御門は手に持っていた手紙を暖炉に投げ入れた。内容は以下のとおり。 『時空管理局なる組織の一部の人間と共に任務についてもらいます。 魔導書“夜天の魔導書”、5年前に行方不明になっていた魔導書であり、禁書目録の知識の中にもあるものです。 これ自体が危険な代物によるのでこれの封印、又は破壊を目的で活動してもらいます。 この任務には神裂、ステイル、土御門です。貴方の任務はある人物の監視と護衛。 そして、夜天の魔導書の暴走時の抑止力の援助。くれぐれも無理はしないように。 また、監視対象、護衛対象には正体はばれないこと。また―――――』 土御門はちらりと料理をしている自分の妹をみた。そして、軽いため息。 「…しょうがないことか」 玄関に向けて歩いていく。兄が突然外に向かっていくのを不思議そうに見る妹、それに足して土御門は笑いながら、 「友達のところにいってくるよ。すまん! メシ食えなくいなった!」 「えーっ!」という妹の声を無視して彼は扉の外に走っていった。 目次へ 次へ
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関連ページ:マクロスゼロ <鑑賞備忘録> 2010年5月以降に鑑賞した分。 ◆OVA(2010/12視聴完了) 話名 主要新キャラクター ゲストキャラクター出来事メモ スパロボ対照表* 主要新メカ 第一章海と風と 工藤シンエドガー・ラサールサラ・ノーム、マオ・ノームフォッカー ED(1):ARKAN F-14 A++スーパートムキャットMiG-29 フルクラム空母アスカVF-0フェニックス 第二章地上の星 アリエス・ターナー ED(2):Life Song 第三章蒼き死闘 ノーラ・ポリャンスキーD.D.イワノフ ED(3):yanyan ・海底に沈む「鳥の人」頭部 潜水空母アリエルシュテットSV-51γイワノフ用SV-51γノーラ用リアクティブアーマードバルキリー 第四章密林 ハスフォード博士 ED(4):Forest Song・マオ、意識不明に 最終章鳥の人(Fin) ・デイジーカッター爆撃(×イワノフ死亡)(×ノーラ死亡)(×アリエス死亡)シンとサラ、宇宙へ プロトタイプモンスター鳥の人[覚醒] ※全く同名or原作再現が一定程度行われているシナリオを記載(「一定程度」の匙加減は完全に管理人の感覚に拠っています。ご了承下さい)。
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ヘラクロス 標準体高:1.5m 標準体重54.0kg 特性:虫の知らせ・根性 主な生息地:ジョウト…各地の低木(頭突き使用)ホウエン…サファリゾーン シンオウ…229番道路 カントーは筆者未調査 力が強く、体を覆う硬いカラがある頑丈なポケモン 羽が生えているが低空飛行に止まるので空を飛ぶは覚えない 彼らがその筋力を役立てている現場それは人のポケモンか野生のポケモンかで 大きく違う まず人のポケモンの方を言う それは主に工事現場だ。 カイリキーやゴーリキーほど一般的ではないが広く利用されている。 都市部での利用は少なく、郊外での工事で利用されることが多い それは何故か。 結論は彼らが羽を持っていることにある。 石橋を作る場合や足場が崩れやすい所の工事では羽があると非常に便利だ。 石橋造りを例に挙げると、石などの材料を抱えて対岸へ飛び組み立てることができる 足を滑らせて落ちてしまったときも飛んで復帰できるのだ。足場が悪い場合も同様のことが言える。 彼らは主にサポート役だ。……工事では 本領を発揮するのは災害現場だ。ここでは彼らの体のつくりがフルに生かされる。 大震災が起こった場合を挙げてみよう ゴーリキー・カイリキーが行くには危険な地滑りの現場でヘラクロス達は飛んで 障害物を撤去する。たとえ巨大な岩が行く手を阻もうと角を使い軽々と投げ飛ばす そして被害者を助けるのだ 特性根性によりガソリンが燃えていても大丈夫だ。火傷をしても根性によりさらに力を増す。 家屋が倒壊していて余震によりさらに崩れても少しくらいなら体が硬いため何の支障もない 彼らの利点それは虫・格闘タイプである点だ。虫タイプの中でも甲虫系に属するため体は硬い 羽も生えているため低空飛行ができる。そして格闘タイプの筋力だ。これらの利点が集まって 初めて彼らは以上のようなことができる。 さて野生のヘラクロスの力の使い方だ 力を使って彼らはあらゆる困難を非常に大雑把に解決する 繁殖期になると彼らはオス同士で戦う より強い遺伝子を残す工夫だ。 角を使いお互いを投げ飛ばしあう。 相手を立てなくしたらそれで勝利だ 勝者は無事に子孫を残すことができる。 食物 つまり樹液を食べるときも同じことが起こる。 常に勝者はいい思いができるのだ。 野生のヘラクロスの力の使い方はその他の場面でも同じことが言える しかしそれはオスに限る。どんなに空腹でもオスのヘラクロスはメスのヘラクロスに 樹液を食べるのを優先させる。その上メスは非常に非好戦的だ。 それなのにメスにも角が生えている。 このことについては現在調査中だ。 次に彼らの生態を言う 彼らは木が密集している地域に生息している これは樹液を食べるのに都合がいいからだ。 体を覆う硬いカラがあるのはスピアーの鋭い棘をまともに受けないように 進化の流れで硬くなったとされている。 実際樹液を食べる際にスピアーの巣を刺激してしまうことがあるが 彼らはまったく気にならないようだ。 たびたび同じような生体を持つカイロスと喧嘩になる場合がある。 ヘラクロス達はお互いを高めるために戦いの練習をすることがある その光景はたかが練習でもとてもパワフルだ。 練習でも相手を10mほど投げ飛ばすこともあるようだ。 彼らの力は大人が手を回せないほどの大木であっても地面から引き抜くことができる これほどの力を持っている上認めた相手の言うこしか聞いてくれないため少々上級者向けのポケモンだ