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アクシズ [部分編集] GUNDAM WAR UNIT U-16 赤 1-3-1 U 拠点 コロニー (配備フェイズ):《R》このカードを廃棄する。その場合、「拠点」を持つユニット1枚を破壊する。 宇宙 [*][1][6] 拠点を破壊できる拠点。 拠点が脅威となる事は多くないため、その対策のためだけにスロットを割きたくない。 また、ドロー拠点相手であれば、カードアドバンテージを失ってしまう計算である。 使い易いカードだとは言えない。 [部分編集] 戦慄の兵威 UNIT U-159 赤 2-4-1 U 拠点 コロニー (攻撃ステップ):《(2)》このカードは、ステップ終了時まで「拠点」を失う。 (自軍帰還ステップ):《(1)》このカードが戦闘エリアにいる場合、敵軍プレイヤーは、自軍カード1枚、または自軍本国の上のカード5枚までを選んでゲームから取り除く。 宇宙 [*][2][6] 攻撃できる拠点。 マハルに、近いと言えば近い。 自身の廃棄を必要としないので毎ターン使用することが可能だが、自軍カード1枚を取り除くか、自軍本国を5枚まで取り除くかの選択権が相手にある事と、一度の出撃→能力使用に計3点もの資源がかかるのが欠点。 赤単色だけでは色々と難ありだがギャプランTR-5[ファイバー]やカプセルの人質を有する黒やディアナ・ソレル《BB1》と合わせると奇襲性が増し幾分使いやすくなる。 防御力6もあることだし地球寒冷化作戦で落としてしまうのも原作通りで面白い。 この場合の「5枚まで」とは、「5枚までの任意の枚数」では無く、「可能な限り5枚まで」を意味する記述である。(まで参照)なお、この場合において「5枚までの任意の枚数」という効果とするためには、補給(X)のテキストのように「5枚までの任意の枚数」という一文が必要となる。
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19XX THE WAR AGAINST DESTINY 【ないんてぃーんだぶるえっくす ざ うぉー あげんすと ですてぃにー】 ジャンル シューティング 対応機種 アーケード(CPシステムII) 販売・開発元 カプコン 稼働開始日 1996年1月11日 プレイ人数 1人~2人 判定 良作 カプコン19シリーズ 概要 ストーリー 特徴・ゲームシステム 評価点 問題点 総評 余談 概要 『19シリーズ』の流れを汲む縦スクロールシューティングゲーム。 だが本作には宙返りやサイドファイターといった伝統的システムが存在せず、世界観も第二次世界大戦世代から20世紀末になり超兵器が登場するなど大幅に変更されている。受け継がれているのは自機のライトニングや1面に広がる大海原とボスの亜也虎といったわずかなもののみ。 カプコン自社製作としては最後の2Dシューティングゲーム。後にCPSIIでは他社への技術提供企画であるカプコンパートナーシッププロジェクトによって、『ギガウイング』『プロギアの嵐』などシューティングゲームが多数発売された。その中で作られた19シリーズの続編『1944 THE LOOP MASTER』の製作はライジング(『バトルガレッガ』などを製作)である。 ストーリー 19XX年…人類は泥沼の様相を呈した戦いの渦中にあった。世界各地に局地戦が勃発し、謎の敵との果てしない戦いが続く。…敵の名は『アウターリミッツ』、繰り返す悲劇の裏に暗躍する兵器結社。そして彼らは、ついに世界を掌握するべく行動を開始し、地球規模の大破壊をもたらす終焉兵器(ドゥームズ・ディ・ウェポン)を開発中との情報を機に状況は最悪の段階へと移行した。事態を重く見た世界平和維持機構は二人の戦士を最前線へ送り出す。硝煙弾雨の中、撃墜された輸送機より飛び出した二人の駆る戦闘機は敵地へとパワーダイヴを移行。決死の反攻作戦が、今、開始される。 特徴・ゲームシステム 選べる機体が3機に増え、それぞれに性能の差異が存在する。そして2段階目にパワーアップできる武装・後述のホーミングレーザーの挙動が異なっている。 ライトニング:平均的な移動速度と攻撃性能を持つ機体。得意武器は4連射。 震電:最高の機動性を誇る機体。得意武器はスーパーシェル。 モスキート:移動速度が最も遅いが、得意武器の3Wayの火力と攻撃範囲が魅力の機体。 基本ショットは「4連射」「スーパーシェル」「3way」の3つ。各機体ごとに得意な武器が設定されており、一致していれば2段階目のパワーアップが可能。 4連射:前方にバルカンを発射する。通常は2発×2連射だが、ライトニング装備時のみ2段階目で3門同時発射となる。 スーパーシェル:敵を貫通するレーザーを1発発射する。震電装備時のみ2段階目(2門同時発射)が解放される。しかし仕様上張り付きが無意味のためボス戦で苦労する。 3way:前方に3way×2連射のミサイルを撃つ、攻撃力と範囲のバランスが良い武器。モスキート装備時のみ2段階目(5way)が解放され、火力と攻撃範囲が大幅に増す。 溜め撃ちの追加 ショットボタンを押しっぱなしにすると、通常ショットの代わりに「マーカーミサイル」が発射される。これが中型機以上の敵に命中するとロックオン状態となり、さらにショットボタンを連打することでその敵に対して次々とホーミングレーザーが発射される。 このレーザーはロックオンした敵に到達するまでは貫通するため、1体の極めて硬い敵のみならず、ロックオンした後反対側に移動することで広範囲攻撃として活用することも可能。使用制限も無いためショットと並ぶ主力武器となる。 強力なボンバー「ヴァリアブルボム」 ボムボタンを押した時点でフラッシュシェル(弾消し)効果が発動し、その後ボタンを押し続けるとボムのレベルが上昇。離すと再びフラッシュシェル効果が発動し、同時にレベルに応じた特徴のボムの効果が現れる。 「ボムボタンを押した瞬間とボムを発射した瞬間、ボム1発で2回の弾消しが発生する」、「敵の攻撃タイミングを計算に入れ、最高のタイミングで的確なボムを発動」など、戦略性が上がっている。 + ボムのレベル レベル1・拡散ボム(ファイアクラッカー(*1))低威力だが即時発動かつ画面全体をカバー可能。 レベル2・集中攻撃ボム(ファイアクラスター)高威力だが溜め時間が長くかつ効果範囲が狭い。 レベル3・スーパー拡散ボム(メギドフレア)威力、効果範囲とも最大最強だが溜め時間がかなり長い。 評価点 低すぎず、簡単すぎない絶妙な難易度 低速の弾幕から高速ばらまき弾まで弾避けのパターンは豊富。しかしヴァリアブルボムがあるので難しい弾避けは極力飛ばして進行することも可能。 1面の難易度は同時期の『バトルサーキット』と並ぶ激甘ぶりで初心者でも容易にクリアできるほど。しかし2面ボスは高速の主砲でこちらを殺しにかかってくる。もっとも対処法が複数存在するので理不尽と言うほどでもなく、その対処法を見つける面白さに繋がっている。 ボス戦では意外なところに安地があったりするので、それらを見つけ楽勝パターンを見つける楽しみもあり、安地を使った魅せプレイはギャラリー受けも良い。 シリーズ中最高にアツい得点稼ぎ 今作は面クリア時のボーナスが主な得点源となる。ハイスコアのカギとなるのは「ステージ内で獲得できる『勲章』」「ステージ内の敵の撃破率に応じた『敵破壊率』」「敵破壊率に応じて昇格する『階級昇進』」「ボスを早く撃破すると高評価の『ランク』」など。これらの相乗効果によって最終的にかかるボーナス点の倍率がどんどん高くなっていくため、ハイスコアを狙うには緻密な点稼ぎパターンを組む必要があり、やり込み度は十分。 また、一定の階級に到達するとエクステンドする。階級昇進が奮わないと2回目のエクステンドが得られないので、攻略の面でも階級昇進は重要である。 最高クラスの演出力 太平洋が舞台の『1942』・『1943』、ドイツ上空が舞台の『1941』と異なり、今回はヨーロッパ・アフリカと世界のあちこちを転戦。氷海やとてつもない規模の敵兵器工場などの多彩なステージと、趣向を凝らした個性的なボス群が待ち受ける。 ゲーム冒頭早速繰り広げられるライバル機「F.ブラッカー(*2)」の襲撃(以降各面毎に必ず新武装を引っ提げて登場、さらにラスボスでもある)、数画面分に渡る超巨大戦艦、滝上空での攻防後に突然かかる虹、裏返ってパワーアップする潜水艦、巨大爆撃機との合体、と見所は満載。 硬派な世界観、それに不思議とマッチしたお洒落なBGMもファンが多い。 時代は変わっても19シリーズの伝統は健在。さらに「健闘ヲ祈ル」「撃沈」が復活。 問題点 3種あるメインショットだが、性能を突き詰めると3way以外を選択する理由がなくなってしまう。 4連射は3wayの下位互換、スーパーシェルは貫通性能が仇となって硬い敵に対する攻撃力が低すぎる。この特徴はシンクロ連射を併用してボスに張り付きを行うと特に顕著に表れてくる。 もっともこれは突き詰めた場合の話であり、普通にノーコンティニュークリアする分ならば他のショットを使用&外部連射装置無しでも十分可能。 前述の通り序盤は難度が低く初心者に優しいが、5~6面あたりから急激に難度が上がる。アーケードゲームである以上ワンコインで簡単に長時間プレイされてはインカム上問題となるため、やむを得ない仕様ではあるものの、「長時間プレイし過ぎだからそろそろ死んでくれ」と言わんばかりの難度上昇には違和感を感じるかもしれない。 特に、6面ボス「アウターリミッツ」による、ガンダムシリーズの「ファンネル」のようなものから繰り出される攻撃はかなりの高難易度。 ラスボス「ブラックノイズ」の高速弾幕も避けるのが難しく、ボム使用を強いられる難関が続く。 とはいえこれらも何度も挑み続ければいずれパターンが分かってくるタイプの攻撃なので、総じて見れば『決してクリア出来ない難易度』ではないのが救い。 総評 欠点らしい欠点が見当たらない珠玉の一作で、19シリーズ最高傑作に挙げる人も多い名作。 適度な難易度で入門用にも最適な間口の広さと果てしなくアツい点稼ぎによる奥の深さを併せ持ち、これ一本で正統派シューティングの魅力が一通り楽しめるだろう。 とりあえず、「ボムボタンを押すときは押しっぱなし、危なくなったら離す」という事だけでも覚えておけば、初心者でもある程度の練習でそれなりに先に進めるだろう。 余談 2021年2月18日にNintendo Switchで配信開始した『カプコンアーケードスタジアム』にて本作が収録され、家庭用ハードへの初移植を果たす。 同年5月25日にはPS4/Xbox One/Windows(Steam)版も配信開始され、ハードを選ばなくなった。 本作に限らず「CPシステムII」基板のSTGは、長年に渡って家庭用へ移植されないままだった。19シリーズ直系の続編である『1944』然り、ケイブ開発の『プロギアの嵐』然り、CPS2基板の特殊仕様がことごとく移植を阻んでいたとの説が有力である。カプコンUSAとの権利問題も絡んでいるとされる。 『1944』『プロギアの嵐』とは異なり縦画面であった事が影響してか、カプコンUKが欧州向けに発売したPlug Playタイプの専用ハード『Capcom Home Arcade』には収録されず、また『プロギアの嵐』のように携帯アプリへの移植もなかったため、今回が正真正銘の他ハードへの初移植となる。 コイン投入後のタイトル画面でレバーでコマンドを入力(*3)すると1面のBGMが『1942』になる隠し要素がある。派手な冒頭の出撃シーンから流れる、当時のチープなBGMはある意味シュールなので必聴かもしれない。 更に別のコマンド(*4)で『1942』のアレンジ版BGMになる要素も。こちらはドラムをメインとした曲調となっている。 + 画像 + プレイ動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm11131352
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カラバ [部分編集] 果てなき運命 / エクステンションブースター3 COMMAND C-92 青 1-3-0 U プリベント(3) (敵軍戦闘フェイズ):全ての自軍基本Gは、ターン終了時まで、{UNIT、地形適性「宇宙」「地球」、3/2/3}としても扱われる。 全ての自軍基本Gを1ターンの間リック・ディアス(後期生産型)にしてしまうコマンド。 突如ブロッカーが出現し、自軍ユニットには損害をあたえずに防御が可能である。 さらにユニットとなったGは射撃力も持っているため、場にGが並ぶほど部隊戦闘力が増し、場合によっては強烈なカウンターアタックとして機能する。 ちなみに、このカード単体では防御的な効果しかないが、宿命の螺旋と合わせてプレイすることによって、敵軍本国に大ダメージを与える可能性も秘めている。 通常構築では、ドローソースでGを手に入れることも考慮されるため、結果として、余裕ができるほどGが並ぶことは少ない。さらに各種除去の存在や、高機動などのせいで、ただの[3][2][3]ブロッカーでは、いまいち効果的とは言えない。 ブースタードラフトなどの限定構築では話が違う。 普通、限定構築では安定性を高めるためにデッキ中のG枚数が増えがちだが、それは場にGをたくさん置けるということでもある。結果的にこのカードを使用した際のカードパワーもあがり、うまくすれば負けゲームをひっくり返してしまうこともある。 警戒しておきたいカードの一枚である。 なお、弱点はX=3以上の範囲兵器。 それでも範囲兵器の使用タイミングはダメージ判定ステップ。1回は防御できるだけまだマシか。 公式ブースタードラフト大会において、例えば青基本Gであるカードのカード名称は全て「青基本G」として扱う。自軍ヨーツンヘイムがいる状態でこれをプレイすると、「リガ・ミリティア支持者」も「地球連邦国民」も「エゥーゴ」も「GUNDAM WAR 十字英雄勲章「青」」もまとめて1枚制限に引っかかる事になる。
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WAR INC. BATTLEZONEとは WAR INC. BATTLEZONEは2011年07月19日サービス開始 オンラインマルチプレイ型のミリタリーTPS 現在オープンβテスト実施中 ダウンロード、インストールは公式サイト(http //www.thewarinc.com/)かSteamから。 要アカウント作成。 レベルアップ 経験値を貯めてレベルアップすると、武器やスキルポイント、 ゲーム内通貨をもらうことが出来る。 スキル 取得したスキルポイントを消費することで、 体力、攻撃力、スタミナ、スナイパーの手ぶれ等、様々な能力を強化することが出来る。 アビリティ アビリティを装備することによって、 弾倉増加や敵情報検知能力など様々な固有能力を発動することが出来る。 キャラクタークリエイト時に1つ無料で取得可能 武器 武器は三種類の発射武器と二種類の爆発物を装備することが出来る。 装備できる枠と種類は下記の通り。 プライマリ武器 アサルトライフル、スナイパーライフル、サポート、マシンガン セカンダリ武器 サブマシンガン、ショットガン ハンドガン ハンドガン 爆発物 グレネード等の投擲類、クレイモアなどの設置類 防具 防具は防御力と重さが設定してあり、防御力が高い装備だと足が遅くなり、 足が速い装備だと防御力が薄くなるというバランスになっている。 体力 体力ゲージなどは数値的には表示されない。 画面の血のエフェクトげ現在の体力状況を判断し、時間経過で回復する。 アシストキル 自分がダメージを与えた敵に味方が止めをさした場合、 もしくは味方がダメージを与えた敵に自分が止めをさした場合などは、 お互いにアシストキルとしてポイントを貰うことが出来る。 コメント 名前 コメント
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RX-178 ガンダムMk-II GUNDAM WAR UNIT U-8 青 1-3-2 C 宇宙 地球 [3][1][2] リック・ディアス《DS2》とは、戦闘力で対になっている。 ベースドブースター2 / エクステンションブースター2 UNIT U-167 青 1-3-2 R (戦闘フェイズ):《(1)》このカードが戦闘エリアにいる場合、このカードを破壊する。その場合、手札にあるユニット1枚を、合計国力を-2した上で通常のコストを支払い、このカードと同じエリアに、リロール状態で出す。 宇宙 地球 [3][1][2] ユニット限定ではあるが、ブーストカードとしてなかなか有能。 コストの低下、リロールイン、戦闘エリアに直接出せる、カウンターされないなどの利点がある。 G-3ガンダムやZガンダム(ロングビームサーベル装備)などを効果で場に出して奇襲するのが有効。ガンダムNT-1《18th》の早出し要員としても重宝される。 ちなみに、このカードの効果は「このカードを破壊する」なので、破壊を無効にする事でブースト効果を再利用できるため、ガンダムF90IIや質量を持った残像との相性がよい。 疾風の砲火 UNIT U-267 青 1-1-2 C 【1枚制限/自軍】 宇宙 地球 [3][1][2] 青ウィニー必須の主力ユニット。 1枚制限/自軍と資源コスト1点のデメリットで、ジムはここまで強力になるのだ。 とは言えそのデメリットも、1枚制限が気になるならデッキに積む枚数を減らせば良いし、資源の多さもパイロットの現地徴用を利用する場合等、むしろプラスに働く事もある。 戦いという名の対話 UNIT VU-3 黒 1-3-1 C ガンダムMK-II系 MS 宇宙 地球 [3][1][2] 以前のカードは全て名称に(ティターンズ仕様)等が付いており、意外にもこの名称での黒のMK-IIはこのカードが初である。
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用語集 一般的に使用されている略語・俗語など。 ガンダムウォー専用のもの以外にも、多くのTCGで一般的に使われている言葉も存在する。 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 英数 あ行 [部分編集] 青 赤 アドバンテージ アンコモン アンタッチャブル アンチ・シナジー イカサマ 移動 イノベイター イラストレーター ウィニー 英雄勲章 エラッタ エンドカード 汚染 オーバーキル オペ割り か行 [部分編集] 回避能力 回復 カウンター カジュアル カスレア 型番 ガチ カットイン 空ブロック ガンスリンガー 基本G 基本特殊G ギミック キャントリップ 禁止カード クイックG グッドスタッフ 黒 クロスボーン・ガンダム クロック 交戦中のチェック 高機動ブロック 国力キャラ コスト 毎 コモン コロニー落とし コンバット・トリック コンボ さ行 [部分編集] サイクル サイドボード サーチ サクる 刺さる 三種の神器 事故 シナジー シャーク 十字英雄勲章 十字勲章 シュート 重速 上位互換 除去 ショップチャンピオンシップ 地雷 素出し スライ スローネ 白 制限カード た行 [部分編集] 待機中の効果 多色 タッチ ダブルオー タメG 弾丸 単色 チーム 茶 チャンピオンシップ チャンプブロック 中速 追加ターン 月 釣る テーマデッキ デザイナーズ デッキ 手番 手札 手札破壊 デュアルカード 投了 特殊基本G 特殊効果 特殊G 特徴 ドロー ドローソース な行 [部分編集] 投げる 2枚撃ち 寝かせる ネタデッキ ノンユニット は行 [部分編集] バウンス パズルカード バニラ パーマネント パーミッション パラレル 貼る ハンデス パンプアップ ビートダウン ビジュアルカード 吃驚ブロック・吃驚ブロッカー ファンデッキ フィニッシャー ブースタードラフト・ブードラ ブースト ブーストキャラ ブロック プロモーションカード ブン回り 片適性 掘る ま行 [部分編集] マスト・カウンター マナー マリガン 緑 ミラーマッチ 紫 メインデッキ メタ メタゲーム 木星帝国ユニット や行 [部分編集] 焼き 余剰G ら行 [部分編集] ランデス リアニメイト リカバー リセット リソース リムーブ 両適性 リロールイン ルール破壊 レア ロック わ行 [部分編集] 割る 英数 [部分編集] 2国力発生G 2枚撃ち CS G G6 GT GWT GUNDAM WAR RF SCS TR
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぜってーアナルがいいって! 前の穴とかガバガバで腕2本入るんだぜ! -ウォルフガング・ブフナー- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Elder1の搭乗する冷河1型につけられた名前。 フェタルバスターまたは斬車刀を右腕に、特防盾を左腕に装備し ステルスBP「クロエ」を背負った一撃離脱型の格闘仕様 Elder1の格闘技量が未熟で使いこなせていない上、 よく整備不良で機体やOSの調子が悪くなって止まったりする
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Kamen Rider Battride War(6) ◆.ji0E9MT9g ◆ 「頼む、矢車想!彼らと共にカテゴリーキングを倒してくれないか!」 「断る……、俺はワームと一緒に戦うつもりはない」 「そうだよフィリップ君!お兄ちゃんの闘いは、お兄ちゃんの意思で決めるの!」 「亜樹子ぉ……」 「お兄ちゃん……!」 目の前で気色の悪い世界を展開するキックホッパーと亜樹子に対して、フィリップはその焦燥の思いをより一層加速させた。 キックホッパー、矢車想にはこの戦いを一瞬で終了させかねない強力な能力、クロックアップが備わっている。 だというのに、彼のやることといえば亜樹子と――ついでに――自分を守るというだけの保守的な役割。 亜樹子は自分が守って見せるからと説得をしても、彼は「俺は亜樹子を守るだけだ」と譲らない。 それに加えて、矢車が一言言うたびにそれに便乗し会話を阻害する亜樹子のこともあり思うように会話が進まないのだ。 (亜樹ちゃん……、照井竜が死んでしまって心の在りどころを彼に求めてしまったのだろうか……) 自分がこの殺し合いに呼ばれる前、照井竜は――彼自身にはきっと一切の下心はないのだろうけれど――亜樹子を花火大会に誘った。 自分は、少し前の禅空時事件の際に彼に指摘されたほど色恋には疎いが……しかしそれでも照井竜という存在に対する亜樹子の思いは――そして同時に竜から亜樹子への思いも――、十分伝わってきた。 そんな彼が死んでしまって、その時すぐそばにいてくれた矢車という男に陶酔してしまったのか、と思うと彼に亜樹子を責める気は毛頭も起きなかったのだ。 「……ともかく、君がそう言うなら僕だけでも彼らの援護をさせてもらう。ガジェットを駆使すればサポートくらいは……」 「やめとけ」 やり場のない思いを抱きつつ、フィリップはしかし自分だけが戦場へ向かいサポートに徹するのなら問題ないのではと提案する。 だが、またしても矢車はそれを否定する。 流石に自分も現在進行形で苦しんでいる五代を放っておいて地獄だなんだの話を聞くつもりはないと声を荒げかけて。 無言で、しかもそれすら気だるげにキックホッパーは虚空を指さす。 戦地とは全く違うそこには何も――。 「なっ……!」 いや、いる。 何匹とも数えきれないようなシカのようなモンスターが、鏡の中で蠢いている。 これが秋山蓮の言っていたミラーモンスターか、なるほどこれなら生身の自分が闇雲に行動するのはまずいというのも頷かざるを得ない。 と、そこまで考えるが早いか、キックホッパーが自分の口をそっと塞いだ。 「静かにしろ、あいつらが何に反応するのかは知らないが、音に反応するならむやみに騒ぐのはまずい」 「矢車想、君は最初からあれに気づいていたのか?なら何故皆に知らせなかった?」 「あいつらはあいつらの光を求めている。なら俺も、自分のほしい光を掴むための努力をするだけだ」 「お兄ちゃん……、カッコいいよ……!」 「亜樹子ぉ……!」 ……二人のよくわからない漫才はおいておくとして、しかしフィリップは驚愕の念を抱かざるを得なかった。 ミラーモンスターがここまで近かったこともそうだが、キックホッパーがあの目まぐるしい状況下でそれにいち早く気づいていたとは。 単なる責任放棄にしか見えなかったそれは、むしろ誰よりも冷静な判断で成されたのだという事実にフィリップは何より驚いていた。 「何故、彼らは襲ってこないのだろう」 「変身している俺がいるからだろうな、或いは、ゼクト製のライダーに何か痛い目でも合わされたのか、或いは全く違う別の何かが……」 気だるげに、しかし的確に根拠の整った自分の考察を述べるキックホッパーを前にして、やはり彼もまた一人の仮面ライダーであったのだとフィリップは彼への評を改める。 だが、どちらにしても今自分には何もできないという事実は変わらない。 この歯がゆい状況を、自分はただ享受するしかないのだ。 (翔太朗……、君がいてくれれば……) 思いは、この場にいない相棒の下へ。 こんな情けないことばかり考えていては相棒に愛想をつかされると思いつつも、フィリップにはそうやって自分の非力を呪うほかなかった。 ◆ 「シャァッ!」 ガキン、と鋭い音を立てて火花を散らすのはカッシスのレイピア状の武器とギラファの兄弟剣の一つ、スケルターだった。 空いた左側を見逃さんとパーフェクトゼクターを振るうギルスだが、やはり重いのかギラファが剣を少し掠らせた程度でその剣先は全く見当違いの方向へ向いてしまう。 それを横目で見ながらカッシスは剣を振るおうとするが、瞬時にギラファが飛びのいたことでそれを失敗する。 「おいおい、どうした乃木、随分と辛そうだな?」 「黙れェ!」 安い挑発だが、乃木にはもはやいつもの調子で皮肉を返す余裕すらなかった。 ライダー諸君は、自分を叩きのめしたライジングアルティメットを複数でとはいえ足止めするという仕事を果たしているのに、自分は金居に一向に有効打を与えられない。 それが、自分たちは仮面ライダーに及ばないような存在だといわれているように感じて。 ワームという種そのものが人間より上位に位置すると確信している乃木の精神を逆撫でするのである。 「待て、乃木!中途半端な攻撃じゃさっきまでと同じだ。同時に攻撃するぞ!」 しかしそんな乃木を咎めたのは、共に戦うギルスだった。 一人一人の力では敵わずとも、二人の力を合わせれば或いは、と。 だが、 「お前がもっと強ければもう決着はついているのだがね」 「何ッ!?」 予想だにしていなかった乃木の感情的な言葉に困惑する。 しかしそれを受けて、この場で一人だけ場違いなほどに金居は嗤った。 「フフ、どうやらそいつの化けの皮が剥がれてきたようだぞ?葦原」 「金居ィィ!」 いつもならば問題なく躱せた筈の下らない発言すら、今の乃木には見過ごせず。 思い切り駆け出した彼は、そのままガタックより奪った能力であるライダーキックを発動する。 高まりゆくタキオン粒子をこの苛立ちごとギラファに浴びせんとして。 しかしその足は、難なくギラファに受け止められた。 「なっ!?」 「甘かったな、乃木。これでチェックだ」 ギラファが発生させたバリアで大幅に威力を削られたか、と思うが、もう遅い。 カッシスのその剛脚は、ギラファの腕にがっしりと捕まれ、最早自分の意志では満足に動かすことすら叶わなかったのだから。 そして、ギラファはそのまま――乱打。 カッシスは悲痛なうめき声を漏らすが、むしろその声はギラファを喜ばせるだけだった。 「調子に乗るなよ……ライダースラッ――!」 「調子に乗るなはこっちのセリフだ」 そんなギラファの様子に対しカッシスはその右手を鮮やかな紫に染め上げる。 だがその力を解き放つ前にギラファの拘束が解かれ思い切り押しのけられたことで、その力のやり場を失ったまま病院の床を無様に転がった。 「乃木!」 そして受けたダメージのあまりの大きさ故立ち上がれない様子のカッシスに対し、駆け寄ろうとするギルスを前に、降ってくる声が一つ。 「待てよ、葦原。そいつに助ける価値はあるのか?」 ――敵対するギラファの声である。 まるで言っている意味が分からないとばかりにギラファを睨み付けるギルスだが、しかしそれに対しギラファは大して動じた様子もなく語り始める。 「なぁ、葦原。お前たち仮面ライダーが俺に楯突く理由は痛いほどわかる。 俺が、地の石で五代雄介という善良な仮面ライダーを操り、自身の欲のためだけに彼に殺害の罪の片棒を担がせているのが気に食わない……だろ? それは実に明瞭な理由だ。納得は出来なくとも、理解は出来る。俺の世界に元いた仮面ライダーやお前や乾巧がそういった人種なのは痛いほど理解しているからな」 そこまで一息に言い放って、いきなり語調を低くし、未だ地に伏したままのカッシスを指さしながらギラファは続ける。 「だが、そいつはどうだ?俺の持っている地の石、それをそいつは本当に破壊するつもりなのか?」 「何が言いたい?」 ギルスのその言葉に、ギラファは引っかかった、と笑いつつも、それを悟られないように話を続けた。 「この戦いが終わって俺を無事に倒せたら、その時、こいつは地の石を、ひいては五代を手に入れてお前たちを殺すつもりなんじゃないかってことさ。 元々そいつは、お前が東京タワーに向かった後、自滅したいなら勝手にさせるだけだ、だの無能な者は仲間に引き入れるつもりはないだの言っていたんだぜ? 何とそれは殺し合いに乗っている、俺と同じ考えだ。そんな物騒な思想を、そいつは持っているってことさ」 殺し合いに乗っている俺、という言葉を強く強調しながら、ギラファは続ける。 その言葉に、ギルスは一瞬カッシスを訝しむ様な目で見やる。 その時点で、ギラファの作戦は成功したも同然だったが、一つ息をついて、ギラファはなおも続けた。 「なぁ、葦原。俺と組んでそいつを潰せ、とは言わない。ただ、態々そいつを助けてやる義理はないんじゃないか? どうだ?ここからはバトルファイト……、いやバトルロワイアルとして全員敵という形式を取るってのは――」 「――ふざけるなよ」 意気揚々と話を続けるギラファに対し、文字通り水を差すようにそれを妨げたのは、やはりギルスだった。 カッシスへの疑心を持ちつつも即答された言葉に、ギラファは思わず言葉を詰まらせてしまう。 「確かにこいつは、内心じゃ俺たちを利用しようとしているのかもしれない。だが、今は俺たちと共にお前を倒そうとしている。 そして俺は、お前が気に食わない。それだけで一緒に戦うには十分だ」 「だがそいつは俺から地の石を奪って殺し合いに乗るかもしれないんだぞ?」 「――その時は俺がこいつをぶっ潰す!」 感情的もいい所な反論を受けて、思わずギラファは苦笑する。 こいつは、底知らずの馬鹿だ。 きっと、利用されきってボロ雑巾のように捨て去られるその瞬間まで信じたいと願ったモノを信じ続けるのだろう。それを後悔などする事もなく。 溜息を一つ吐きながら、こんな猛獣を一瞬でも説得できると考えた自分が愚かだったと考え直して、ギラファはギルスを打ち倒す態勢に入る。 元々ライジングアルティメットが十二分にその能力を発揮できるだけの時間を稼ぐために始めた話だ。 決裂に終わろうが何も損はない、とそこまで考えて。 「――同時攻撃、だったな?葦原」 「……乃木」 いつの間にか態勢を立て直したカッシスが、ギルスの横に並び立っていた。 流石に長話が過ぎたか、と考えつつカッシスを確実に葬り去るため一旦ライジングアルティメットを戻そうかと考えて。 (――いやよく見ろ!奴は足を引きずっている!あれではまともな攻撃など出来ようはずもない!今の奴はただの強がりで立っているだけだ!) 自身が先ほど与えたダメージが確かな形として表れているのを視認してそれをやめる。 カッシスの右足、特にその膝の付近は固いはずの甲殻が剥がれかけ止めどなく血があふれだしていた。 これではまともな反撃など望めようはずもない、ライジングアルティメットに頼るまでもないだろう。 そしてそれは横に並び立つギルスにも一瞬で伝わる。 立っているのもやっと、という状態のカッシスに思わず声をかけようとして、あの乃木という男が自分と力を合わせるといった意味を考えてそれを噤んだ。 飲み込んだ多くの言葉の末にやっと吐き出した「わかった」、という短い言葉に、満足げにカッシスは鼻を鳴らして。 そうして二人は腰低く構え、それを迎え撃たんとギラファもまた軽薄な笑みをやめる。 恐らくは本気で対処せねば自分でも危うい。 ふとイタチの最後っ屁という諺を思い出しつつ、追い詰められたカッシスの行動に一切の油断は許されないとそう判断したのである。 「――!」 最初に動いたのは、カッシスだった。 彼はその右手をそこに触れたもの全てを塗りつぶすような黒に染め上げて。 次の瞬間、高まったエネルギーをそのままギラファに向けた。 それにより放たれるのは、先程の戦いでも使用したライジングアルティメットの必殺技、暗黒掌波動。 無論、並の怪人どころか高い耐久力を誇る上級アンデッドでも戦闘不能は免れない一撃だ、だが。 「甘いぞ乃木ィ!」 ギラファは動じることなくその身の前に自身の固有能力であるバリアを張ることで対応する。 それによって弾かれたエネルギーの塊は病院の床を砕き、辺りに粉塵を舞わせた。 「今だ!行けェ、葦原涼!」 「ウオォォォォ!!」 ――KABUTO POWER! ――HYPER BLADE! 電子音声が響くと同時、暗黒よりギルスが黄金の剣を構えて空中へと飛び出すのを視認する。 恐らくはこの状況を利用してギラファに大技を決める算段なのだろう、だが。 その程度の単純な攻撃にやられるようでは、カテゴリーキング最強の名を語ることなどできはしない。 「その程度の攻撃で、この俺を倒せると思うなよ!」 この程度の単純な攻撃で自分を倒そうなど考えが甘すぎると言わんばかりにギラファは空中で身動きの取れないギルスに対して双剣よりエネルギーの刃を放つ。 まともな防御態勢すら取ることができずにそれはギルスに見事命中、彼の悲痛な叫びとともに大きな火花を散らした。 深い闇に阻まれよく見えないが、恐らく吹き飛ばされたギルスはもう戦闘など叶うまい。 なれば、後はこのまま暗黒掌波動を放つカッシスの体力が尽きたとき、自分の勝利は確定するのである。 乃木怜司という強敵にしては呆気ない終わりだな、とギラファが再び笑みを浮かべたその時だった。 ――目の前を覆いつくしていた闇が、突如現れた紫の疾風によっていきなり切り開かれたのは。 「金居ィィィ!!」 「何ィィィ!?」 あれほどの攻撃を足に受けながら何故こいつがここまでのスピードで動けているのか、とギラファにしては珍しく素っ頓狂な感想を抱く。 そして次に目につくのは、その手に持つ黄金の大剣、何故だ、それはさっき葦原と共に落ちたはずでは。 様々な疑問が沸き上がる中、それすらをも切り裂くようにカッシスは眩い光を放つ大剣を大きく振るって。 「ハイパーブレイド!」 そんな掛け声とともに、カッシスはギラファの巨体を持ち上げ、そのまま振り切り――。 諸悪の根源である男は、ついにこの場で初めての敗北を喫したのだった。 そして、その光景を目に焼き付けながら、カッシスは確信する。 自分は勝ったのだ、と。やはりワームは人間やアンデッドなどという存在と一線を画すような高次の存在なのだ、と。 やはり自分の主張は間違っていなかった、いや、間違っているはずなどなかったのだと胸中でつぶやいて、やっと彼らしいいつもの調子を取り戻す。 だが、喜んでいられるのもそこまでであった。 傷ついた右足が限界を迎え、ついに曲がるべきでない方向にその関節を曲げたのだ。 それによって否応なしにその身を大きく崩し最終的には仰向けに横たわりながら、しかしカッシスは考える。 (ただでさえ傷ついた体にクロックアップとパーフェクトゼクターを使用したことによる反動……、こうなって当然、か) 元々ライジングアルティメットとの戦いで大きく傷ついたこの体に、無視できないほどの足への執拗な攻撃。 元来から身についた能力とはいえ、そんな状態で足を酷使するクロックアップを使用した上、反動の大きいパーフェクトゼクターによる必殺技の使用を断行すれば、この惨状も当然か、とカッシスは案外冷静に思考していた。 (まぁ、この俺がここまでやったんだ。後は任せたぞ?仮面ライダー諸君……) その脳裏に今回の活躍で善良な仮面ライダー諸君からの信頼が得られるだろうというような冷静な思考は存在していたのかどうか。 ともかく、カッシスワーム、乃木怜司という男はこの戦いを巻き起こした諸悪の根源に大打撃を与える大金星を上げて。 そのまま、深い眠りについたのだった。 【乃木怜司 脱落】 【ライダー大戦 残り人数12人】 ◆ 「グッ……!」 静かにその肉体を擬態した乃木怜司のものに変異させながら眠ったカッシスの一方で、ギルスはうめき声を上げながらその重い体を起こした。 一体何が起こったのか、ギルスには皆目見当もつかないが、しかしあの瞬間、自分が空中より叩き落されるあの瞬間にカッシスが何らかのアクションを起こしただろうことだけはわかっていた。 「そうだ……乃木は……」 瞬間、沸き起こるのは、乃木への心配、そして金居との戦いが終息したのかどうかという関心だった。 そして少しあたりを見渡し、濃い緑の血に染まった乃木を発見する。 「――乃木ィ!」 慌てて駆け寄るが、血の池に転がるズタボロの乃木からか弱いながらも呼吸の声が聞こえたことで、とりあえずは胸をなでおろす。 しかし、安堵してばかりもいられない、この戦いの本来の目的である地の石の奪還、及び破壊を成し遂げなければ乃木の献身は一切の無駄と化してしまう。 そんなのは、絶対に嫌だった。 そうして乃木を呼吸しやすいように気道を確保させたうえで、ギルスは辺りを注視し、遂に発見する。 こんな状況を生み出した真の諸悪の根源、地の石を。 (さっきの戦いで乃木が金居のデイパックを破壊してくれていたのか……、抜け目ない奴だ) と同時に辺りに散らばる雑多な支給品を見て、乃木の抜け目なさを再実感する。 それに恐ろしさではなく頼もしさを感じながら、ギルスはその闇に埋もれてもなおも輝きを放つ青の鉱石に近づいていく。 例え傷ついた体であろうと、変身をしている以上この石を破壊することは造作もないはずだ。 (これで、全て終わる……。五代の、四号の呪縛も、これで……) ダメージを負った体を引きずりながら遂に石の前に辿り着いたギルスは大きく腕を振りかぶる。 まるで、今までの五代の恨みをもその一撃に込めるかのように。 そして、次の瞬間ギルスは迷いなくその拳を石へと真っすぐ振り下ろした。 ――地の石が辺りを反射する鏡でもあるという事実に、気づかぬまま。 「――GUAAA!!」 「なにッ!」 刹那、その緑の剛腕を受け止めたのは、地の石に反射された世界より吐き出されてきた鹿のようなモンスターだった。 あまりに唐突なその出現に、思わずギルスは素っ頓狂な声をあげ、鏡より出現するモンスターの勢いに大きく弾き飛ばされてしまう。 ――ギルスが知る由もないが、彼らは数時間前、自身たちが契約を交わした主がそのデッキ毎契約を破棄してしまったために野良と化した、ゼールの名を持つ群体型のミラーモンスターであった。 その体には東京タワー崩落の際刻まれた無数の痛ましい傷が刻まれ、空腹も相まって一定の戦闘力を有する仮面ライダー相手では通用しそうもない。 それならば、同じく傷ついた仮面ライダーなら?あるいは、変身のできない無力な者なら、元の世界と同じようにこの空腹も満たすことができるのでは? 幸か不幸か、主から餌を与えられるだけだった畜生たちは、この場においてその種族を大きく減少させることにより生き残るための知恵を身に着けたのだ。 そして戦いを最初より観察していたゼールたちは傷ついたギルスと、容易に食すことができそうな生身の人間――乃木――が現れたことでその空腹を満たすために数時間の沈黙を破り行動を開始したということだ。 そんなこととは露知らず、突如出現した新たな敵に対し、困惑を隠せないながらも傷ついた体を押して、ギルスは意図せず地の石の前に立ちふさがったモンスターに対峙する。 敵は黒と紫の体色をしたモンスターと金色のモンスター、それに銅と緑の体色をもつモンスターが各一体ずつ。 それぞれ名をギガゼール、メガゼール、マガゼールと言った。 相手も傷ついているとはいえ、満身創痍のギルスに比べれば幾分かマシ、故に三対一では押し切られる可能性が高い。 だが、それでも。 「――ウゥ、ウオオォォォッ!!」 ギルスの戦意は、収まるところを知らず。 邪魔をするならお前たちごとぶっ潰すだけだと言わんばかりに。 目の前に存在するモンスターと遜色ないような咆哮をあげて戦闘を再開した。 110 Kamen Rider Battride War(5) 投下順 110 Kamen Rider Battride War(7) 時系列順 五代雄介 葦原涼 秋山蓮 乾巧 村上峡児 橘朔也 相川始 金居 志村純一 日高仁志 矢車想 乃木怜治 野上良太郎 紅渡 門矢士 海東大樹 フィリップ 鳴海亜樹子
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542: 弥次郎@外部 :2017/12/29(金) 12 25 34 「ここにイズミル=エーゲ海都市連合国の樹立を宣言する」 1921年4月1日イズミルにて 「時間こそ最大の武器となる」 「しかし妙なものだ。何故これだけのことを起こした?勝機は一体どこにある?全ては闇の中だ」 ムスタファ・ケマルの日誌より 「これは一体どういうことか!話が違うではないか!」 「お痛が過ぎたが故に、止めた。そういうことです」 1921年5月12日 ギリシャにてコンスタンティノス1世とイギリス外交官の会話 「今後のオスマン周辺地域における抑止力の要として、大日本帝国はオスマン帝国に対して大型艦艇の供与を行う用意がある」 1921年6月3日 大日本帝国 外務省発表 「エーゲ海の抑止力の完成の為、我々はギリシャに対して艦艇の譲渡を検討している」 1921年6月4日 大英帝国 外務省発表 「すべて世はこともなし、綺麗にケリが付いたということか…糞ッタレ」 「これで関係する地域は荒れるぞ……トルコ系とギリシャ系の対立は避け得ないな」 1921年6月11日 フランス帝国連邦 ロワレ県 オルレアン・ブリシー航空基地にて山本五十六および嶋田繁太郎 日仏ゲート世界 War After War7 -The Clocks- 戦後の戦争。 その最たる例として認識されるのは、この世界においては1921年に勃発した希土戦争を挙げることが多くなる。 世界全体を巻き込んだ、それこそクリミア戦争以上の国と地域を巻き込み、クリミア戦争以上のテクノロジーを投じ、それ以上の命と鉄を送り込んで、挙句に黙示録が半分ほど進む結末となった戦争。 しかし、そんな戦争を経ても、人は、戦争を望んだのである。 時に、西暦1921年3月半ば。 突如としてオスマン帝国は宣戦布告を受け、奇襲を受けた。 エーゲ海を囲うあるいは浮かぶ島々の都市、イズミル アイワルクなどにギリシャ軍が突如として上陸。 現地に点在していたギリシャ人共同体の保護を、AB風邪とスペイン風邪からの保護を名目に占拠したのである。 現地軍は宣戦布告から奇襲までがわずか数時間ということと、戦後に縮小せざるを得なかった軍備というハンデもあって、この奇襲の多くを成功させてしまう。 オスマン帝国は、これに対して寝耳に水と慌てるも、すぐさま外交ルートを通じて抗議しつつ、該当地域の奪還に向けて軍を動員し始めた。元々、メガリ・イデア(大ギリシャ主義)の盛り上がりはWW1時にかなりの盛り上がりを見せており、その熱は戦後も冷えることなく、むしろ困窮の憂さ晴らしの如く燃え上がっていた。 当然のことながらオスマン帝国はこの情報をつかんでおり、少ない予算を何とかやりくりして備えていた。 奇襲が成功した後にすぐさま奪還を行わなかったのも、むしろ特定の住人を避難させることを優先したためとも言われる。 兎も角として、ギリシャ軍はエーゲ海を囲う都市を一挙に制圧。現地のギリシャ系住人を主体とする国家の樹立を宣言した。 1921年4月1日。歴史上でももっとも性質の悪いエイプリルフールジョークとされる日の樹立宣言であった。 イズミル=エーゲ海都市連合国。それが明らかにギリシャにとっての都合が良い傀儡国家であることは明らかであった。 戦争は既に戦場での物理的なものから、会議室での外交戦争へと切り替わったのは開始から2週間と経たないうちであった。 フランス帝国連邦はすぐさまギリシャを、言外にイギリスを非難しつつギリシャへの支援の凍結を宣言。 同盟国である大日本帝国も同じく非難を行い支援を停止。さらに両国はオスマン帝国への義勇軍の派遣の用意があると発表し、すぐさま編成に取り掛かり始めた。もっとも、義勇軍とは言いつつも実体としては物理的な解決を行うための軍であった。 日仏双方はこれを最終手段である、とは公式には述べていたが、何かきっかけがあれば即動員という鼻息の荒さがあった。 こんな状況でよくも起こしてくれたなという苛立ちさえ含んでいたことを考慮すれば、ギリギリ踏みとどまったとさえいえる。 543: 弥次郎@外部 :2017/12/29(金) 12 26 31 これに対してギリシャはあくまでも両国間の問題であると反論し、介入を拒否した。 現地住人による投票結果を実施することを宣言して、WW1の決着の仕方に沿うものであるとも主張した。 このギリシャの大胆な行動は、イギリスからの軍民問わない戦後の支援の拡充があった。 元々エーゲ海を舞台として激しい争いを展開していたギリシャは、その戦力を整えるにあたって協商側であったイギリスの支援を受けていた。そのイギリスは、スエズ運河の利権をめぐり日仏土との対立にあった。 その為、横合いから首を突っ込む国は、その余裕のなさや日仏の心情を鑑みて存在していなかった。 ギリシャは強気であった。 日仏の動員も、現状では、疫病対策や各国への支援にリソースを割かれているならばというある種の楽観があった。 両国の内、国内では厭戦気分がいまだに尾を引いており、積極的な国外戦争への介入はWW1というトラウマもあって、介入推進派と介入反対派で拮抗が生まれていたのを把握していたためだった。 さらにはイギリスからの支援というのも存在していた。元よりWW1ではイギリスへの協力を対価として協商側で参戦していたことで、装備や後方支援体制はかなり充実していたのである。エーゲ海の制海権を握ることはギリシャ・イギリス双方の理にかなっており、前述のように大ギリシャ主義の点から見ても、ギリシャ系の暮らす地域が点在しているエーゲ海は手に入れるべき場所であった。 史実においても、似たような主張は起こっておりある種の収束であった。 しかし、件のイギリスは不気味な沈黙を守っていた。 装備や輸送艦艇の供与はともかくとして、それ以外の軍事的な行動にはほとんど実行に移していない。 イギリスから行われている人道的な支援以外はあまりにもアクションが少なすぎた。 外交戦争においても、日仏土側にもギリシャ側にも明確につくことはなく、あくまで戦争にせず外交で解決すべきと主張するにとどめた。 これにはオスマン帝国のみならず、日仏さえもイギリスの意図を図りかねた。 明確に対立することを避けてギリシャの背後から代理戦争を演じるためか、それとも、明言している通りの立場であるのか。 史実においてギリシャがイギリスの支援の下で休戦協定を破棄してイズミルなどを占拠したことを知る夢幻会さえも ギリシャの背をイギリスが押したという確信を持つ一方で、その消極的な態度には疑問を浮かべるしかなかった。 そうこうしている間に、1カ月近くが過ぎた。 オスマン帝国海軍とギリシャ海軍のにらみ合いは続いており、時には小規模な戦闘が勃発していた。 同時に進行していた外交戦争は、当然のように平行線をたどりつつあった。 イズミル=エーゲ海都市連合国内で行われた住民投票はギリシャ系がやや有利な結果となった。 まあ、トルコ系(オスマン系)の多くが「治安維持」を恐れて避難している状況で公平性も糞もない。 しかし、着実な既成事実の積み重ねであることは明らかであり、ギリシャの挑発的態度やイギリスの煮え切らない態度は日仏土の苛立ちを誘っていた。一つ幸運なことがあるとすれば、疫病対策自体は実質的なギリシャ軍制圧下でも何とか維持されていることであった。 元々ギリシャ・オスマンも例外なくウィルスの感染者が出ており、それへの対処は戦災復興と同じかそれ以上に重要であった。ギリシャはフランスや日本からの直接的な支援こそなかったものの、イギリスからの供与は続いており、少なくとも大規模な感染拡大や死者の爆発的増大は起こっていなかった。ギリシャも日仏土の介入を避けるために、ここばかりは力を注いで対策を実行しなければという危機感があったと思われる。 544: 弥次郎@外部 :2017/12/29(金) 12 28 11 事態が動いたのは、いよいよ日仏双方の義勇軍が派遣されようとした1921年5月のことであった。 観測されたのは、くだんのエーゲ海沿岸地域。起こったのは、ギリシャ軍への物資供給の停滞であった。 元々、ギリシャ軍の備蓄はWW1の余りと、その後に疫病対策などを行いながらも細々と積み上げた分と、イギリス軍からの戦後の供給分程度であった。元々国内での物資消費や人手の需要の拡大から今回の軍事行動は本格化すればギリシャ自体がその負荷に耐えきれず、それを何とかイギリスという介添えをして形を成していたのである。 そのイギリスからの支援も、あくまでもイギリスが国内にある分をさらに分割して提供しているのであって、戦争支援と受け取られない程度まで抑える必要があった。よって、長期化すればいずれは不足するものであった。 そしてその限界は、あっけなく訪れたのである。 物資の不足とあわせ、長期化によって本格衝突が発生する前に日仏土に対して妥協案を示すべきというイギリス側と、更なる侵攻と大ギリシャ主義の実行を企図したギリシャ側の対立がついに表面化したのである。 さしものイギリスも日仏とここで事を構え、全面戦争となるのは望ましいものではなかった。 未だに不安定な情勢の中で再度の戦争を、体力のあり余っている日仏を相手にするなど厳しすぎる。 だからこそ、あくまでも人道支援の範疇で、尚且つ表に立つことなくバックに立つことで希土戦争を演出したのである。 両国は議論を重ねたものの、双方の主張はかみ合うことなく決裂。妥協案の模索に入ることとなった。 いや、どちらかといえば、それはイギリスからギリシャに対する一方的な要求の突き付けであった。 確かにイギリス軍はWW1で大きく疲弊したが、それはあくまでも他の列強と比較しての話である。 そのイギリスが全面撤退すれば、あるいは大部分が撤収してしまえば、ギリシャはなすすべなく日仏土に蹂躙される。 他国の軍を材料として、他国を脅迫する、という何とも奇妙な構図ではあったが、兎も角ギリシャはここで自国の不利を悟った。 こうしてオスマンとの交渉の席にギリシャが、そしてオブザーバーの名目で日仏英の三か国が揃い交渉がスタートした。 交渉自体は時間を掛けながらも、比較的スムーズに進んだ。 イズミル=エーゲ海都市連合国の解体、元の住人に対する補償の実施、オスマン側への謝罪と賠償金。 ギリシャ系住人のギリシャへの引き上げも盛り込まれ、ギリシャ系とトルコ系の居住区については現地の判断と希土両国の交渉と議論、そして避難していた住人も合わせた公平な選挙によって決定することなどが確約された。 基本的にはオスマン帝国が有利な交渉であり、イギリスに睨まれた状態だったギリシャ側は臍を噛みながらも、その交渉を進めて自らの防衛に努め、撤退する道筋を見出すことに終始していた。 そして両国の交渉がひと段落した後に、日仏はオスマン帝国に対して提案を行った。 即ち、ギリシャに対する抑止力としての海軍艦艇の供与である。 オスマン帝国周辺、とは言うが、実態としては対ギリシャ、そして対イギリスであった。 この時代、戦艦とは戦略兵器であった。現代で言えば核兵器。最も分かりやすく破壊力と戦略的な価値を持ち、互いの戦争行為を抑止し、拮抗させることができる材料なのだ。海を隔てているからこそ、この手の艦艇は絶大だった。 さらにイギリスに対しても、今後の戦後復興の推進と軍事の拡大し過ぎを抑止するための軍縮を提案した。 史実でもあったような軍縮会議を行い、互いが余力を生み出しやすくする状況を生もうとしたのだ。 余力ある日仏でも、支援の拡大は流石にきついものがあったのだ。故に水を向けてやればイギリスも食いつき、同時にアメリカに対しても影響を及ぼせるだろうと考えていた。日仏が呼びかけても良いのだが、やはりというかイギリスも巻き込むことで軍縮条約に確実な実行をつける。それが狙いであった。 546: 弥次郎@外部 :2017/12/29(金) 12 29 21 それに対するイギリスの返答はそれを承諾をするモノであった。 公式なものではないものの、アメリカを巻き込んでの軍縮条約の締結を是とするモノであった。 上手くいった。 しかしそのことに、日仏土側は違和感を覚えた。 上手く行き過ぎた、というべきか。 そしてようやく悟った。 全ては、イギリスの脚本と演出の上だったのだと。 これまでのイギリスの行動に存在していた謎が、綺麗に氷解したのである。 いや、全ての、ギリシャの突如の軍事行動の時点からの謎も解けたというべきか。 さながら、この場は名探偵が推理ショーを行う場であろうか。件の探偵役がおらず、 容疑者や被害者の関係者が一堂に会して、全員が真実を悟り、尚且つ「用意された」犯人が捕まり、その犯人とは別の演出家と脚本家がいたことが判明しただけであった。 別な探偵で例えれば、張り巡らせた蜘蛛の糸の中心にいた人物を認識し、しかし追及できないとわかった名探偵と言い換えても良い。 その人物がどの国で、名探偵役がどの国なのかは言うまでもない。 イギリスはオスマン帝国にギリシャをけしかけてはいない。ただ、ギリシャが暴発し得る状況を意図的に作り、あくまでイギリスが無関係なところでギリシャが突っ走るようにしたのである。 そこにイギリスは「オスマン帝国への人道支援」の名の下で密かに潜り込む。ギリシャが上手く制圧するならばそれで良し、駄目ならば直接手を下して実効支配する。日仏が大きく出るならばギリシャを諫める立場に回り、最終的に英希間の連携を決裂させる。 表向きにはギリシャの侵略を止めるように動き、日仏との間に橋渡しをしたイギリスという地位に落ち着けるのである。 さらに、戦後にオスマン帝国へと供与されるであろう戦力を出汁に、イギリスもギリシャに対して戦力を供与し、自国内における艦艇及び装備品の刷新を行う。互いが武器を向け合うことによって抑止の体制を作るには、特にエーゲ海を挟んでにらみ合う為には、両国が海軍戦力を整えることが望ましかった。 これは、日仏とのにらみ合いを、あくまでにらみ合いで維持するために、イギリスが是が非でもなしたいことであった。 では一体どうやってその状況を生み出すのか?そこにこそ、イギリスの本領を発揮する場が存在していた。 土台はすでにWW1以前から存在し、布石自体もWW1を通じて行えていた。あとは、多少のアレンジのみである。 ギリシャに対しては自分達がギリシャ側への供与乃至売却という形で導入を促すことができる。 海軍戦力の導入は将来への布石ということでギリシャ側の要求を満たしうるものであるし、それに対抗するためにも日仏のどちらかが供与を行うことはほぼ確実である。 国内の艦艇の整理にもつながり、ギリシャ海軍の拡張は国内産業に対する大きな需要を生み出す。 ただでさえ賠償が少なかったことで苦労していたイギリスにとっては、小さいとはいえ将来的にも有望な輸出の場となる。 軍事は高い買い物が多く、それ故に輸出側にとってはありがたいものでもある。 止めに、これを咎めようとする日仏を軍縮という場に引きずり込む。 むしろ、日仏の側から「軍縮」というワードを引き出すことで、確実に戦後の軍縮を実行する腹積もりであった。 全てが決着した以上、もはや日仏がひっくり返すことなど叶うはずもない。それは確実に、日仏が進めつつある戦後の後始末に逆行してしまうのだから。 密かに満足げなイギリスを知りながらも、日仏は努めて冷静さを維持していた。 未だに油断は出来ぬ状況であり、不確定であるが故に、追及が難しくなっていたためだ。 彼等の精いっぱいの抵抗は、もはや行動を終えているイギリスに対して刺す意味のない釘を刺すだけであった。 斯くして、時代という名の時計たちは動き出す。 さび付いた歯車が回り、時代は動く。 めぐるめぐる輪廻、因果。 全ては盤上をめぐると思わせ、思いもよらぬところへと転がる。 世にも奇妙な戦後の戦争。 短くも激しい戦争を終え、新たな時代へと進むこととなった。 547: 弥次郎@外部 :2017/12/29(金) 12 30 03 以上、wiki転載はご自由に。 ようやく完成…オスマン帝国 ギリシャの間の希土戦争でした。 元々は史実に沿って戦争をやってもらう予定でしたが、どう考えても情勢と合致しないのでこういう形に。 ブリテンがブリテンらしさを発揮している、と言った感じが上手く出せていれば… これでギリシャ系とトルコ系の対立は不可避で、史実のキプロスよろしく対立するでしょうが、 イギリスにとっては他人事ですし(イギリスに)問題はないですね。 これでWar After Warも次でラストに出来そうです。 次でうまく〆て、過去と現在を結ぶ話を投下していきたいところです。 ロワレ県 オルレアン・ブリシー航空基地になぜ嶋田さん達がいるのか、それは次の話で解説したいと思います。 今年はこれで日本大陸スレでのネタ投下はラストになるかなと思います。 では次をお楽しみに。 566: 弥次郎@外部 :2017/12/29(金) 19 11 26 誤字と脱字などの修正を… 542 × 挙句に黙示録の数歩手前という結末の戦争。 〇 挙句に黙示録が半分ほど進む結末となった戦争。 × 1941年4月1日。歴史上でももっともたちの悪いエイプリルフールと 〇 1921年4月1日。歴史上でももっとも性質の悪いエイプリルフールジョークと 543 ×イギリスの煮え切らない態度は苛立ちを誘っていた 〇イギリスの煮え切らない態度は日仏土の苛立ちを誘っていた ×元々ギリシャ・オスマンも例外なくウィルスの感染者が出ており、 〇元々ギリシャ・オスマンも例外なくウィルスの感染者が出ており、それへの対処は戦災復興と同じかそれ以上に重要であった。 546 ×ギリシャに対しては自分達がギリシャ側への賠償という形で供与できる。 〇ギリシャに対しては自分達が供与乃至売却という形で導入を促すことができる。 wiki転載時には修正をお願いしますorz