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事件の経緯 - 本人呼び出し篇 2009年10月16日深夜 アストロアーツから続報。宮城氏を呼び出して直接事情を聴いたとのこと。 2007年以降のほぼ全ての画像で盗用または不正な加工をしていた ポジ原版や RAW、パスポートの記録などを確認し、スペイン金環日食(2005年10月3日)、南米ギアナ金環日食(2006年9月22日)など、本人撮影と考えて矛盾がない写真もある マックノート彗星について宮城氏本人はオーストラリアに行ってもいなかったことを確認 マックノート彗星の画像の盗作元は「はっきり覚えていない」 一連の天体画像不正疑惑の調査状況についての続報 「星ナビ」編集部では、これまでの調査結果と宮城氏の証言などから、一連の不正画像のリストを作成し、可能な限り盗用元画像の 著作者に連絡を取るとともに、法的措置を含め今後の対応を検討していきます。また、これほど大量の不正な画像を「星ナビ」や 「星空年鑑」などに掲載してしまったことを反省し、読者の皆さん、および関係者の皆さんに深くお詫びいたします。 文責:星ナビ編集人 川口雅也 10月20日 郵便局・近畿日本ツーリスト共同企画の「日食フレーム切手」に「天文年鑑」表紙と同じ宮城氏の盗作画像が使われていることが判明。→ 盗作検証画像その5へ 10月22日 インプレス発行の「デジタルカメラマガジン」2009年7月号の日食記事(宮城氏が執筆)に、「天文ガイド」表紙と同じ盗作画像が使われていることが判明。→ 盗作検証画像その3へ 10月25日 この日開催された日食情報センター主催の「日食報告会」で、星ナビ編集長川口氏が一連の画像盗用問題について謝罪したとの情報あり。 10月26日 大沼氏 blog 更新。現在も宮城氏はアストロアーツとの約束を履行しておらず、関係企業にも「問題ない」と虚偽の報告をしているとのこと。 宮城氏の盗作天体写真と合成写真の問題 同日、「CAPA」2009年9月号に掲載された宮城氏名義の日食写真について、CAPA 編集部から「お知らせ」が発表される。「この画像は宮城氏が別のカメラマンに依頼して喜界島で撮影したものを宮城氏が買い取り宮城氏名義で提供したもの」と説明されている。宮城氏本人が喜界島を訪れたという記事の文面が間違いであった旨が記されているが、画像が盗作であるかどうかには触れられていない。 ※追記:その後、この画像も盗作であることが判明した。→ 盗作検証画像その9へ 『CAPA』9月号掲載の皆既日食の写真について - お知らせ:CAPAカメラネット 『CAPA』2009年9月号63ページに掲載しました宮城隆史氏提供の皆既日食の写真に関し、 「提供画像が宮城氏本人の撮影でないのでは」「喜界島で撮影していないのでは」といった お問い合わせを読者の方からいただきました。この件に関し、当該記事の執筆者である深澤武 カメラマンを通じて本人に確認したところ、以下の点が確認されました。 ■撮影場所については、喜界島にて撮影された画像である。 ■撮影は宮城氏本人によるものではなく、ほかのカメラマンに依頼した画像で、その画像を 買い取り氏の名前にて提供しているものである。 ■宮城氏本人は喜界島を訪れていない。 CAPA編集部では、宮城氏本人の撮影した画像としてではなく、あくまで提供画像として掲載した ものであることを読者の皆様にご報告申し上げます。また、当該記事の中に「喜界島を訪れた」 など謝った表記がございました。この点に関し訂正するとともに、読者の皆様にお詫び申し上げます。 CAPA編集部としては、記事のテーマはあくまで深澤カメラマンの皆既日食撮影奮闘記を掲載する ことが目的でありました。結果としては天候に左右され、深澤カメラマンの努力もむなしく、 皆既日食を撮影することができませんでした。そこで「本来ならこのような皆既日食が撮れる はずだったのに」ということで、奄美大島の深澤カメラマン撮影地以外で当日の皆既日食を とらえたものとして、今回掲載した写真を借用した訳です。それがこのような結果になってしまい、 誠に遺憾と考えています。今後は、編集部としてのより厳密な検証をしなければならないという ことを自省し、編集を行ってまいります。 2009年10月26日 CAPA編集部 10月27日 東亜天文学会 web サイトに宮城氏の会員資格についての説明が掲載される。2008年以降は会費の入金がなく自然退会しているとのこと。 東亜天文学会 (OAA) 2009年7月の皆既日食に関する天体写真を始め、複数の天文雑誌・旅行 パンフレット等に掲載されている、ある人物の天体写真が盗作であったとの疑惑 があり、またその人物が小会会員かどうかの照会がありましたが調査の結果、 氏は2007年12月末までの会費入金後は会費の入金がないため既に 自然退会となっており現在は無関係です。(正式には2007年12月で退会) さらに盗作騒ぎと退会とは何の関係もないことをご報告申し上げます。 (くわしい経緯等は星ナビ2009年12月号に掲載予定と聞いております) (原田昭治) 11月4日 スターライト・コーポレーション大沼氏の blog で宮城氏問題についてのエントリーが削除される。 資料 ページに blog の魚拓あり。 11月5日 「星ナビ」12月号、「天文ガイド」12月号発売。 星ナビ 前号に引き続き見開き2ページで盗作事件の経過説明。内容は10月16日の web での発表とほぼ同じ。アストロアーツ書籍に使われた宮城氏の盗作画像リストなど。 日食画像の盗用元である Druckmuller 氏のエニウェトク環礁での日食撮影紀行文を掲載。 付録の「星空カレンダー2010」の表紙にも Druckmuller 氏の日食コロナ画像を採用。 渡部潤一氏のコラムも盗作問題についての話題。 アストロアーツオンラインショップで、宮城氏の盗作画像が掲載されたバックナンバーのうち、元画像の作者と連絡が取れない号を販売停止に。 天文ガイド 「情報BOX」の冒頭に約 1/5 ページのサイズでお詫びを掲載。 当社出版物における不正画像の掲載について 弊社(株)誠文堂新光社発行・発売の「月刊天文ガイド」・「天文年鑑」に掲載された天体写真作品の中に、 宮城隆史氏による画像の盗用・科学的事実に基づかない画像処理および撮影データの改ざんをした投稿作品を 掲載してしまいました。 この事実は、天体写真を楽しみにされている皆様にたいへん不快な思いをさせてしまう結果となり、天文ガイド 編集部および天文年鑑編集担当員一同、深く反省し、心よりお詫び申し上げます。また、ご指摘いただいた 皆様にお礼を申し上げるとともに、今後このような事が起こらぬよう、より一層努力してまいります。 11月13日 2ch 住人により、「CAPA」2009年9月号に掲載された宮城氏の喜界島皆既日食画像も盗作であることが判明。→ 盗作検証画像その9へ これにより、10月26日の「CAPA」編集部による「お知らせ」にあった、 撮影は宮城氏本人によるものではなく、ほかのカメラマンに依頼した画像で、その画像を買い取り 氏の名前にて提供しているものである という説明(おそらく宮城氏が編集部に対して行った説明)自体も虚偽ということになった。 12月5日 「星ナビ」「天文ガイド」1月号発売。 星ナビ 編集後記で川口編集長が宮城氏への法的措置に言及。 宮城隆史氏による一連の画像盗用問題についての調査は前号での報告から大きな展開は無いが、法的措置に関しては 「検討」から「準備」へと段階をひとつ進めた。とはいえ、比較相対化と時の流れに紛れて編集部の反省点を矮小化 しないよう留意することを忘れてはいけない。編集部を客体化しての自己批判が終わっていないからだ。(川口) 「創作モラルと画像処理 デジタル天体写真再考」と題する10ページの特集を掲載。デジタル作品を発表している代表的なメンバーによる座談会を載せている。(参加者: 岡野邦彦・上坂浩光・東山正宜・古庄歩・川口雅也・川村晶・飯島裕) 天文ガイド 「読者サロン」欄に「画像盗用問題について」と題する読者からの投稿を掲載。以下の編集部コメントを載せている。 ●本誌2009年12月号25ページにこの件についてのお詫びを掲載いたしました。読者の皆さまに不快な思いをさせて しまう結果となってしまった事実を重く受け止め、同様のことが今後起こらないよう、編集部一同努力してまいります。(さ) 12月29日 南日本新聞朝刊で宮城氏の盗作について報じられる。同紙にも2009年元日の日食特集で宮城氏の盗用写真が掲載されていたとのこと。(※ 2009年1月1日付、および2009年12月29日付の南日本新聞をお持ちの方がいらっしゃいましたら、該当記事の画像などをアップロードして 2ch 天文気象板 宮城隆史スレあたりに書き込んでいただければ幸いです。) 天文雑誌について語ろう Vol.20 延焼●黒い太陽● 851 :名無しSUN:2010/01/08(金) 00 35 02 ID hVNkyWF8 850 どもども とりあえず無料データーベース検索したら、下の記事があることがわかった。 これから先を読むのは有料(誰か登録してないのかな?)。 図書館で閲覧できるかもしれないので探してみる。 >[掲載日2009年12月29日:朝刊]本紙にも盗用写真/撮影は >イタリア人=那覇市の写真家 >南日本新聞社は、那覇市の男性写真家から写真提供を受け、 >2009年1月1日付の新年号・第 ... ち「トカラ包む“黒い太陽”」の >写真に盗用があった。 男性は提供時に「2008年8 ... >[掲載日2009年12月29日:朝刊]日食写真を盗用/ネットから >那覇市の写真家=自治体、旅行社に提供 >国内で46年ぶりに観測された7月の皆既日食に関連し、鹿児島 >県内の自治体や施設、南日本 ... けた日食写真の一部が、他人 >の画像を盗用、加工したものだったことが28日まで ... 941 :名無しSUN:2010/01/12(火) 22 50 19 ID 1DveIcu8 851の記事。日経テレコンの記事検索から。 日食写真を盗用/ネットから那覇市の写真家=自治体、旅行社に提供 2009/12/29 南日本新聞朝刊 19ページ 国内で46年ぶりに観測された7月の皆既日食に関連し、鹿児島県内の自治体や施設、 南日本新聞社などが、那覇市内に住む40代の男性写真家から提供を受けた日食写真の 一部が他人の画像を盗用、加工したものだったことが28日までに分かった。写真家は 「インターネット上にある画像を無断複製、加工し提供した」と認めている。 (中略、星ナビで盗用が発覚したことなど) 他に提供を受けていたのは、奄美市や鹿児島県、薩摩川内市のせんだい宇宙館、 日食ツアーを企画した近畿日本ツーリストなど。それぞれインターネットホームページ(HP)、 ポスター、パンフレットなどに盗用の疑いがある写真を使った。HP画像は大半が削除されている。 近ツーとせんだい宇宙館は男性に事情を聴いた上で経緯をHPに掲載した。 南日本新聞は2009年1月1日付の紙面で提供写真2枚を掲載、うち1枚に盗用の事実があった。 (後略、星ナビの対応など) 本誌にも盗用写真/撮影はイタリア人=那覇市の写真家 2009/12/29 南日本新聞朝刊 19ページ 南日本新聞社は、那覇市の男性写真家から写真提供を受け、2009年1月1日付の 新年号・第3部の皆既日食特集に掲載。このうち「トカラ包む“黒い太陽”」の写真に盗用があった。 男性は提供時に「2008年8月に中国で観測した皆既日食のプロミネンスを自信で 撮影した」と説明。しかし写真がイタリア在住のアントニオ・コッコンチェッリ氏がロシア・西シベリア南部で 撮影し海外の天文関係インターネットサイトに投稿した写真と酷似していることが分かった。 このため本社は男性と面談し再度説明を求めたところ、盗用の事実を認めた。 盗用の事実を受け、本社は写真の撮影者であるコッコンチェッリ氏に対し経緯を説明。 写真の撮影者が同氏であると訂正した上で、これまでの写真掲載について承諾を得た。 2010年1月5日 「星ナビ」「天文ガイド」2月号発売。 星ナビ 見開き2ページで「見抜けなかった画像盗用と不正加工」と題する検証記事第3弾を掲載。宮城氏が行った盗作・加工の実例紹介や、問題発覚の発端となった過去3回の日食写真の盗作をなぜ見抜けなかったか、当時の編集部の対応を振り返っている。現在法的措置を準備中であることも記している。 おかしな点がまったく無かったかと問われれば「どこか引っ掛かるものはあった」というのが正直なところです。 しかし、その猜疑が「盗用の可能性」にまで深まることはありませんでした。「画像処理に時間がかかった」という コメント付で、宮城氏からの投稿が届いたのが8月下旬。9月5日発売10月号の表紙として採用するか否かを 熟慮している充分な時間的余裕が無く、拙速な判断を下してしまったことも事実です。この浅慮に関して、 メールや電話、手紙などにて多くの批判をいただきました。この点に関しては真摯に受け止め、関係者の皆さん、 読者の皆さんに重ねてお詫びいたします。 読者投稿欄「星ナビひろば」に「天体写真は「写すもの」?「作るもの」?」と題する投稿を掲載。以下の編集部コメントを載せている。 画像盗用はネット&デジタル時代の利便性を負の方向に活用した行為ですが、正の方向に活用すればすばらしい 天体画像を作ることもできます。天体"写真"という言葉の意味するところは、1月号の座談会での話題のように 時代とともに変わっていくものだと思います。 天文ガイド 「読者サロン」欄に「信頼関係を大切に」と題する投稿を掲載。以下の編集部コメントを載せている。 ●この件には多くのご意見をいただきありがとうございました。真摯に受け止め今後は一層努めてまいります。(さ) 1月19日 宮城氏がマックノート彗星他の盗作写真を多数投稿していたメーリングリスト「星の広場 HAL-News」で、事務局名によるこの事件へのコメントが掲載される。 モルディブ金環日食-星の広場HAL-News ③天体写真の不正加工、捏造事件について 事務局 昨年の秋以降、ネットその他の情報誌等で公開されていることで皆さんも既にご存知のことかとは思いますが、星の広場でも長い期間その人物の 写真・画像を掲載してきましたのでお詫び方々、紹介させていただきます。 事が表面化しましたのは、某天文誌の表紙に掲載された日食の画像が、ネット上で公開されている他人の画像を無断で使い巧妙に画像処理を ほどこし自ら撮影した作品として発表掲載したことが、読者の精細な証拠指摘により判明し、編集者の本人事情聴取により不正加工、捏造を認めた というものです。 本件が当会編集局に知らされたことから、当人に電話で事情の説明を求めたところ、日食だけでなく、2006年11/9の水星の日面通過の画像に はじまり、その後、氏が発表した作品の多くに問われている不正加工があったと認めるものでした。あのホームズ彗星の蛸足のような尾の画像も 不正というものでした。その後、まさか大彗星マックノート2007年1月の見事な彗星画像もパスポートの調べで、オーストラリアの現地に行っても いない捏造作品であったことが判り、編集局もショックのあまり愕然としたものでした。 その人物は沖縄県那覇市在住の宮城隆史氏(旧姓下地隆史氏)で、氏が十年以上前から会員として熱心に天体写真を撮影され、当会にもたくさんの 見事な(今となっては?)写真を発表されてきましたが、今回そのほとんどが不正加工、捏造といえるものであることがわかりました。 その後、本人からの連絡や謝罪の弁はありませんが、本会としても安易に投稿写真を掲載し続けたことを反省し皆様にお詫びいたします。 また、2006年11月以降の氏の報告や作品を削除抹消する事といたします。 デジタル時代の申し子、いつかあった考古学の発掘「神の手」捏造事件の天文版ともいえますが、素晴らしい熱意と技術、才能を過った方向に 使われた事を誠に残念に思います。 2月5日 「星ナビ」「天文ガイド」3月号発売。 星ナビ 編集後記で川口編集長が法的措置についてコメント。 ところで、宮城氏の画像盗用問題に対しては、これまで「法的措置を準備中」としていたが、2月にはもうワンステップ進める予定だ。 天文ガイド 事件への言及なし。 2月17日 南海日日新聞に宮城氏の日食写真盗用問題についての記事が掲載される。 今週の記事(南海日日新聞社) 皆既日食写真を盗用、沖縄の写真家が謝罪 国内で46年ぶりに観測され、21世紀最大の天文ショーとして話題を集めた昨年7月の皆既日食。観測地となった奄美北部にも多くの観測者が 訪れたこの皆既日食に関連し、奄美の自治体や情報誌、南海日日新聞などが、那覇市在住の40代の男性写真家から提供を受けた日食写真の一部が 他人の画像を盗用、加工したものだったことがこのほど分かった。男性は本紙の取材に対し、「複数の原作者に無断で下絵見本としてダウンロード して合成加工したもの」と認めて謝罪した。 昨年9月に月刊の天文ファン向け専門雑誌に掲載されたこの男性の皆既日食写真が、チェコ共和国の研究家男性が撮影した写真と酷似していると 指摘され、問題が発覚。その後も自治体や他の専門雑誌などにこの男性が提供、投稿した写真で不正に盗用、加工したものが複数あることが分かり 波紋を広げた。 奄美関係では、奄美市がホームページ(HP)上でこの男性の皆既日食写真を掲載していたが、皆既日食後すぐに盗用されたとみられる外国人男性 からメールで「自分の写真ではないか」との指摘があり、すぐにHPから削除したという。男性は2008年11月に奄美市で皆既日食の撮影方法に ついて講演し、撮影ポイントなどをアドバイスしていた。 本紙は、男性の写真を2009年7月1日付別刷りの「皆既日食観光レジャー特集」で表紙を含めて計3枚使用。この3枚について、男性はいずれも 中国で撮影したものとし、「3枚のうち2枚は自分や友人を含め5人ほどの写真を加工したもの。無断使用の外国人の写真も含まれているが、どの人の 写真かもう覚えていない」と話した。 また男性は「これまでに雑誌などに20点ほど提供し、そのうち18点は同様の手法で加工したもの」とも語った。 男性は面談した際、「奄美の方々にご迷惑を掛けました」と謝罪。後日、南海日日新聞にメールで「新聞折り込み広告や観光パンフレットなどの商品 画像と同じように複製加工し、著作権侵害の垣根を越えてしまった。写真や商業用広告写真、CG写真制作などのすべての分野を永久に辞職したい」との 謝罪文を送信してきた。 またこの記事を受けて同日、奄美大島の情報誌「ホライゾン」の編集者ブログに宮城氏問題についてのコメントと本人の謝罪文が掲載される。「ホライゾン」にも宮城氏の日食盗作写真が使われていた。 奄美ホライゾン日記blog 皆既日食写真の盗用について 皆既日食写真の盗用について まずは、お詫びを申し上げないとなりません。ホライゾン28号と29号で、沖縄出身の天文写真家から借りた写真データが、盗用であった件です。 彼は、自身の言葉では、幼いときから隣人の写真家からカメラをおもちゃ代わりにして育ち、中学生のときにロトナンバーズで高額の金額を当てた ことから、ロトの仕組みを解明し、21歳(!!)であった去年まで世界中の皆既日食を撮影して、様々なメディアに発表しているということでした。 皆既日食の写真は当方ではもちろん、撮影してはいないため、彼から借りたのでした。 しかし、昨年からの新聞発表によると、彼が故意に他人のデータを加工し、著作権を著しく侵害していたにも拘らず、自身の作品だという触れ込みで、 マスコミ媒体に天文写真を発表していたのです。 昨年の新聞報道で、彼が盗用をしていた事を知りましたが、連絡も取れず、真意を確かめる術がありませんでした。しかし、今日の地元紙で彼が 事実を認め、謝罪しておりました。なんということでしょう!!地元新聞も彼が提供した写真データを報道しましたが、それより以前に、ホライゾンでも 掲載していたのでした。信じられない事実に驚いております。彼からの連絡を待ちましたが、連絡がなく、仕方なく、こちらからのみの謝罪とさせて いただきます。 21歳と言っていた歳は実は40代だとのこと。ロトで儲けたというのも事実ではないかもしれません。とにかくとにかく!!、なんでこんなことに なったのか、まったくもって、信じられません。 18日に、彼からの謝罪文が届きましたので、全文を紹介させていただきます。 謝罪文 浜田様、ホライゾン編集部様、読者の皆様 このたびホライゾン様に今回提供いたしました日食画像の一部の画像は 複数の原作者に無断で下絵見本としてダウンロードして合体使用加工し、 新聞折り込み広告や観光パンフレットなどの商品画像(商業用目的広告)画像と 同じように、色、トリミング、角度、回転、ゆがみ、背景を変える、などして使い回し 複製加工修整や、複製加工CG写真化合成した不正行為を認め 商業用広告、創作CG写真、グラフィックデザインの領域と 一般写真の著作権侵害の垣根をはずしてしまった為に、 編集部、読者、関係者の皆様に多大なるご迷惑、不愉快、誠に遺憾な思いをさせてしまいました 事を重ね重ね深くお詫び申し上げます。 二度とこの様な広告画像を同じような加工不正行為を提供しないように責任を取り、 写真・商業用広告写真、CG写真制作、グラフィックデザインの全ての分野を永久に辞職いたします。 商業用広告写真目的でも、合体、加工複製するにあたり 原作者の下絵参照、引用先を口頭などではなく、明白に表示し伝えていなかったことも 重ねて深くお詫び申し上げます。 平成22年2月18日 宮城隆史 2月20日 社団法人日本写真家協会 (JPS) web サイトの「JPS会長のひとこと」欄に、会長である写真家・田沼武能氏による「デジタル化と作者のモラル」という文章が掲載される。この中で宮城氏の日食盗作問題と、昨年の JPS 展に宮城氏が年齢を詐称して出展し入選を取り消された件が取り上げられている。 JPS会長のひとこと「デジタル化と作者のモラル」 写真と文:田沼武能 日本写真家協会会報142号巻頭言「進化するデジタルシステム」より 2009年9月29日付けの朝日新聞の夕刊に「皆既日食写真を盗用」という記事が三段にわたって掲載されていた。日本国内で46年ぶりに 観測された皆既日食の投稿写真を、アマチュア月刊天文雑誌『星ナビ』が表紙に使用したところ、画面に写っている恒星と太陽との 相対的な位置が、この写真の作者の説明する中国の杭州および鹿児島喜界島では撮影できないと読者から指摘された。結局、チェコ 共和国の著名な太陽研究家ミロスラフ・ドルクミューラー氏が南太平洋のマーシャル諸島で撮影した写真で、Webページに公開した 画像を無断で、複製加工したものであることを本人が認め謝罪した。と記している。さらに、『星ナビ』のホームページにも謝罪文が 掲載されていた。この人物、JPSの公募展に、22歳以下のヤングに応募してきている。その時は年齢が確認できないので、賞を取消した 人物である。天文学知識の少ない私たちでは、恒星と太陽の相対的な位置関係など分からないので賞に選んでしまったかも知れない。 たしか、その時の応募作品も天体関係の組写真であった。作者のモラルにかかわる問題といえよう。 → 事件の経緯 - 訴訟篇 へ続く
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現在までの作中の日数経過 4月 初旬 入学 個性把握テスト オールマイトのエイプリルフールは1週間前発言から4月8日? 翌日 戦闘訓練 翌日 委員長決め 雄英バリア破壊 翌日 臨時休校 数日後 ヴィラン襲撃 翌日 体育祭発表 2週間後 体育祭 備考:公式で4月中と明言。体育祭時単行本で誕生日4月18日の発目が16歳 5月13日の物間が15歳。 翌日 通常の休み 翌日 振り替え休日 翌日 ヒーローネーム決め 1週間後 職場体験出発 1週間 職場体験 翌日 救助訓練レース 期末まで残り1ヶ月 7月 初旬 期末テスト 備考:勉強会やった奴もいるが1ヶ月で個性、身体能力、精神面が誰もまるで成長していない。 中旬 ショッピングセンターで死柄木と遭遇 下旬 林間学校 翌々日 ヴィラン襲撃 翌々日 2日間入院。 翌日 夜に爆豪救出作戦開始。AFOと対決し決着 翌日 AFOの事件が世間に伝わる 3日後 仮免取得試験企画会議 ? 家庭訪問 8月 中旬 学生寮完成。 翌日 夏休み残り10日間仮免に向けた訓練。 9月 仮免試験(会議から約3週間後) 同日 AFOとオールマイトの面会 その日の夜デクVS爆豪 デク3日、爆豪4日謹慎 3日後 デク謹慎あけ 上級生によるインターン説明。インターンの可否について教師による会議 翌日 爆豪謹慎あけ ? デク、ミリオと共にサーの事務所へ訪問(土曜日?) 翌日 デク、インターン開始、ミリオとともにパトロールしエリに出会う 同日 サー、オバホの調査をし1週間半経過 翌日 デク、後継者問題でオールマイトに詰め寄る。オールマイトの死の予知を知りショックを受ける 同日 お茶子、カエル、切島もインターンでヴィランと戦う 翌日 お茶子たちの活躍がネットニュースに載る 同日 デク、後継者問題はスッキリしないが話は分かった、同時にエリの事が日に日に大きくなる 数日後 サーの会議 ※この時点で、調査開始から約2週間後 同日 サー、他人の死が見えると嫌なので予知を拒否 同日 デク、イレイザーによりサーの作戦への参加が正式決定 同日? エリ、デクの手が優しかったと回想する ? デク達登校。インターン組は動きがキレてるので壁のぼりが上手になる 同日 デク、食堂で泣き飯田と轟に慰められる 同日 ロックロックさんが飛び回って調査 2日後 深夜 決行日の連絡 (その日から見て先日 サーがおもちゃ売り場で構成員を予知し、エリの居場所が判明→令状取得へ) ? 朝8時警察前集合、8時30分八斎会事務所前到着 組長が生えてくる 同日 9時15分 カチコミ終了 同日 敵病院へ搬送中のオバホが手マンに襲われる 同日 デク達、最寄りの大学病院に入院。サー死亡、エリは発熱し隔離 数日後 仮免補習(数回目) ? エリの意識戻る(面会謝絶のまま)、サーの葬式 10月 いつの間にか9月が終わり、10月になった 青山がデクの部屋を深夜に覗く→仲良くなる ? デクとミリオ、エリの見舞いに行き、エリを文化祭に招く ? 1か月後の文化祭に向けて準備開始 ? 土曜日 1か月後の文化祭に向けて休日返上で準備(土曜日は授業があるはずだが) ※異能解放軍編より約1か月半前 巨人と手マンたちが戦う 11月 ? 文化祭 ジェントルが雄英を襲撃しようとするが失敗 下旬に差しかかる頃 エリを雄英で預かる事になった 数日後 ビルボードチャートJP下半期の発表 ? ホークスに会うため、エンデヴァーが九州へ。襲撃される 2日後 エンデヴァー、自宅へ戻る 翌日 午前6時半、デク一人でジョギング 同日 B組との合同戦闘訓練 成績で見ると、B組の方が伸びている事が判明 デク、新しい能力に目覚めるが、一度使ってみてまだ使いこなせないと思ったので使わない事にした 翌日 デク、エリの能力を包丁に例える 12月 初旬 日曜日(天候 雪)仮免補講最終日、異能解放軍 中旬 巨人と手マンは、森の中でまだ戦っている(約1カ月半超) ? 異能解放軍、敵連合に宣戦布告、戦闘
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【仮説3】その2 瓦礫の山を乗り越えつつ俺たちは歩いた。途中で何度も道に迷い、一時間くらい歩いただろうか。いいかげん疲れて、前を行く朝比奈さんにまだ着かないんですかと聞こうとしたところ、後ろから声をかけられた。 「おいそこの三人、止まれ。両手を上げろ」 俺たちはゆっくりと手を頭の上に上げた。 「その声は新川さんじゃないですか」 「な、なんで分かった」 やっぱり。迷彩服でバンダナを頭に巻いて片メガネしてりゃ誰でも分かりますって。一度襲撃されてるし。 「そちらは朝比奈さんですか。なんでこんなやつらと一緒にいらっしゃるのですか」 「ええと、わたしはあなたの知ってる朝比奈みくるではないんです。こっちにもう一人のわたしがいるはずなんですけど」 「どういうことでしょうか」 長門の姿を見て新川さんの表情が気色ばんだ。肩から下げたマシンガンのグリップを握り締めている。そのとき別の声が聞こえた。 「新川さん、待って」 物陰からもう一人の朝比奈さんが出てきた。俺の朝比奈さんと寸分違わず、まったく年を取っていなかった。朝比奈さん、あなたいったいどの時代から来たんですか。 「朝比奈さん、やっと会えました」 「キョンくん、お久しぶり」 紛らわしいのでこの人は朝比奈さん(特大)と呼ぶことにしようか。いや、あらゆるサイズは同じなんだが。特大のほうはOLっぽい服装ではなく、くすんだ緑色のよれよれの軍服っぽいものを着ていた。脇に銃のホルスターらしきものを下げている。 「朝比奈さんってサバイバルゲームやるんですか」 「うふふ、ゲームでも訓練でもないわ。わたしはこれでも少佐なのよ」 なるほど。今後は朝比奈少佐と呼ぶことにしよう。 少佐のほうの朝比奈さんが俺の朝比奈さんに聞いた。 「あなたはどの時代から来たの?」 「時代というより別の時間線から来たの。わたしの時間平面にはこの歴史はないわ」 「そんな、時間って一直線じゃなかったの?」 「それが涼宮さんの時間移動技術のせいで分岐がはじまったらしいのよ」 「なんてこと……」 「お二人とも、ここでは敵に見つかるかもしれません。ともかく中へ」 新川さんが割って入った。俺たちは瓦礫の山をしばらく進んで、どうも見覚えのある場所に立った。かつてなにかの和風建築だったらしいもののなかに入り、急な階段を降りていった。降りてゆく途中、ところどころに電球が下がっていたが呼吸するように明るくなったり暗くなったりしていた。階段の底のほうから湿った冷たい空気が流れてくる。しばらくして最下層らしい場所にたどり着いたが、そこからもまだ暗くて長い通路が続いていた。壁はいちおうセメントが貼ってあるらしかったが今にも崩れそうだ。足元をちょろちょろと水が流れている。ときどきネズミみたいな黒い陰が小走りに逃げていく。 俺は朝比奈少佐に小声で聞いた。 「どこに続いてるんですかこの道は」 「この先にわたしたちの居住区があるわ。ここは元々は第二次大戦より前に掘られたもので、それを拡張したらしいの」 そんな隠し施設があったとは、もしかして旧日本軍の地下基地とかじゃ。 ドアを開けると目を刺すような光に照らされた部屋があった。俺は手をかざして部屋の様子をうかがった。そこは古い造りらしく、壁には白い漆喰が塗ってあり、低い天井から裸電球が下がっていた。やっぱり旧日本軍の秘密施設ってのが似合って気がする アサルトライフルを持った数名が俺の顔を見るなり銃を構えた。ここじゃ俺ってそんなに悪者だったのか。 「みんな落ち着いて、この人は彼本人じゃないの」 朝比奈少佐に銃を下ろすように言われても、なかなか信じようとはしなかった。俺は身体検査を受けてやっと信用されたようだが、長門はそうはいかなかった。 長門が口を開こうとすると銃口が長門を取り囲んだ。こいつらはやたらビクビクしている。そりゃそうだろう、長門にはどんな武器も通用しないだろうからな。というより、ここまで神経質になるのは長門の実力を少しでも垣間見たことがあるからか。 「少佐、そいつは信用できません」 振り向くと、そこにいたのは森さんだった。 「森さんじゃないですか。お久しぶりです」 森さんは俺の目を見ようとはせず、フンと顔を背けた。その態度はあんまりだなぁ、俺あなたのファンだったのに。国木田がいたら悲しみますよ。 「世界を壊滅させたのはそいつだという話を聞いていますから」 「それはただの噂だ。銃を下ろせ」 朝比奈少佐が命令口調で言ったが森さんは応じようとはしなかった。どうやら階級は朝比奈さんより下らしい。 「できません」 「しょうがないわね。大佐を呼んで、過去から友達が見えた、と」 「分かりました」 大佐とやらがなかなか現れないので俺は朝比奈少佐に尋ねた。 「朝比奈さん、どうなってるんです?」 「ごめんね、ここは機関の本部なの。神経質なのはそのせい」 「この時代の機関ってなにしてるんですか。レジスタンスとか聞きましたが」 「政府軍と戦ってるの。聞いてないかしら?涼宮さんを含む勢力と戦っているって」 「ええ、チラとは聞いてますが。この時代の俺ってなにしてるんですか」 「敵の本拠地にいるわ。軍の研究施設にいるはず」 「なんの研究施設ですか。バイオ兵器ですかロボットですか」 「時間移動技術を軍事利用する研究をしてるのよ」 それでこの待遇だったわけだ。この時代の俺は敵も敵、参謀本部くらいのところにいるじゃないか。 「実は俺たち、」 森さん一味に襲撃されたんです、と言おうとしたら長門に止められた。 「……それはまだ未来の情報。言わないほうがいい」 そうか。ということはこれから襲撃に行くということか。どうも時系列が混乱しているようだ。 「大佐がお見えです」 森さんがそう言ったが、誰も構えた銃を下ろそうとはしなかった。軍隊式の敬礼がないのはレジスタンスだからか。 大佐と呼ばれた小柄なやつが歩いてきた。昔米軍が砂漠で着てたグレーの迷彩っぽい軍服を着て、帽子を目深に被っている。帽子のひさしをひょいと上げた。 「あれれ、キョンくんと長門っちじゃないか。これまたお若いっ。そっちにいるのはみちるちゃんかいっ」 俺にとってはこないだ会ったばかりだが、なつかしの鶴屋さんがそこにいた。重たいブーツを履いた将校の野戦服スタイルだが、長い髪をサラリと背中に垂らしてチャームポイントの八重歯も変わらずにいる。あれから十年は経っているはずだが、この人は年を取らない顔だよな。 「あれ、鶴屋さん。じゃあこの上にあったのはもしかして元鶴屋さんちですか」 「えへへっ。戦争でぶっこわれちゃってね。あの入り口はうちにあった倉さ」 「そうだったんですか。それはそうと、会社の件ではいろいろとお世話になりました」 「固いことは抜き抜き。ふーむ、それにしても元気そうだねぇ」 鶴屋さんは俺と長門をジロジロと見た。 「あたしはてっきりキョンくんはハルにゃんとくっつくのかと思っていたよ」 またまたご冗談を。若かりし頃、未来人か宇宙人かどっちか決めろって言ったのはほかならぬ鶴屋さんですよ。 「あはっ、そんなこと言ったっけね。長門っちもシアワセそうであたしゃ嬉しいさ、いよっご両人」 「……」 長門は少しはにかんでいるのか、俺の袖を指二本でつかんだ。 「鶴屋さんはまだ独身なんですか」 「こんなご時世じゃねえ、とてもお付き合いなんて無理さあ」 「時間移動技術のせいでいろいろあったと聞いてます。内戦とか核戦争とか」 「タイムマシンに投資したのは、うっとこのグループだからね。あたしにも責任はあるのさ」 「今は地下活動ですか」 「まあ簡単にいうと政府と結託したハルにゃんと戦ってるってわけさね。まっ、立ち話もなんだから入った入った」 鶴屋さんに背中を押されて通路を進んだ。壁にはあちこちひびが入っていまにも崩れそうな具合だ。通路は迷路のように入り組んでいた。突き当たりのドアを開けると、こぎれいな和室があった。いつぞやお邪魔した鶴屋邸の離れに似ている。 「秘密基地に畳ですか」 「わははっ、これだけは譲れなくてね。死ぬときは畳の上って決めてるんさ」 なんだか急に年寄りくさいことを言い出す鶴屋さんは、案外本気なのかもしれないと思った。 畳の上に正座して待っていると、朝比奈少佐がお茶を運んできた。緑茶のいい匂いが漂う。 「みんな、味わって飲むんだよ。みくるの入れるお茶なんて、滅多に飲めないからさ」 戦争のせいで緑茶はもう贅沢品になってしまったらしい。なんてことだ。 「あれからなにがあったのか、かいつまんで話すよ」 ── 鶴屋さんと朝比奈少佐の話をまとめると、次のようになる。 ハルヒがタイムマシンのプロトタイプを開発し、それを鶴屋さんが親に教えた。親父さんが実験を見に来てこれは世紀の発明だと方々に宣伝してまわった。親父さんには政治家のつてもあって、政府のお役人が見に来た。 最初は、これは科学の発展に大いに貢献する技術だから、助成金を出そうという誘いだった。文部科学省、総務省、防衛省、あと得体の知れない連中がそろってやってきた。ハルヒは得意満面な笑顔で承諾した。ところがすでにこのとき、裏では技術を掌握するための陰謀が動いていたのである。 助成金をもらっている手前、研究結果は逐一報告しなければならない。防衛省が噛んでいる手前、守秘義務という猿ぐつわをかまされることになった。話を聞きつけて海外から諜報組織が紛れ込むようになった。政府はこの技術を使って国際的に優位な地位を獲得しようと企んだ。そこで研究施設の本拠地を防衛省特務機関に移す話が出て、鶴屋さんと親父さんは反対した。 それから政界からの鶴屋グループへの圧力がはじまった。取引先が撤退し、銀行から融資を断られ、グループの役員が法人税の脱税やらインサイダー取引やら曖昧な罪状でしょっぴかれた。親父さんは失踪、一族は離散し、残ったのは一人娘だけとなった。 鶴屋グループの傘下で、世間に知られていない組織がひとつだけ残っていた。機関である。身寄りを失った鶴屋さんを見かねて、機関が助け舟を出した。そして名前を変え、素性を隠した鶴屋さんは世間から消えた。 やがて日本は、歴史を書き換えられることを危惧した隣国から攻撃を受け、NATOや日米安保条約を巻き込んだ戦争に発展した。政府主導の元で研究を続けていたハルヒ達は、戦時宣言のもとに軍組織に取り込まれた。 長引く戦争で国の経済が衰えた頃、それまで鳴りを潜めていた機関が活動を再開した。目的はハルヒの時間移動技術の破壊だった。 朝比奈少佐は時間の流れを元に戻すために未来からこの時代に訪れたが、既定事項が崩れたためにTPDDを失って未来には帰れなくなった。機関の協力を得てSTC理論とTPDDをこの時代で作ることにした。その中心人物であるハカセくんは今、スイスの研究施設に避難している。 「、というわけなのさ」 「古泉は今どうしてるんです?」 「古泉くんは涼宮さんと一緒にいるわ。一度、なにか約束したらしいの。SOS団の味方をするって」 あれか、雪山の洋館での約束がアダになったのか。あるいは自らハルヒの味方をすることを選んだか。あいつはあれで人情に動かされるところがあるからな。 「ハカセくんとみくるの時間移動技術が完成すれば先手を打てるんだけど、長門っちが向こうにいるかぎりなかなか手が出せなくてね」 そりゃそうだろう。こいつだけは敵に回したくない。 「この長門っちが加勢してくれると随分と助かるんだけどねえ」 鶴屋さんはすがるような目を長門に向けた。 「……できることはしたい。でも、状況を見定めたい」 「うんうん、そうだよねっ。無理強いはしないさ、なんせあたしたちは自由の戦士だかんね」 一族企業お取り潰しになっても、財産を失って帰る家がなくなっても鶴屋さんは強かった。大正デモクラシーにこんな人が生まれていたら、もしかしたら日本はいい方向に変わっていたかもしれない。 「鶴屋さん、俺ハルヒと話してみようと思うんです。あいつが私利私欲のためにこんなことをはじめたとは思えないし」 「それもそうだね。それが公正な判断ってもんだね」 「それにこの時代の俺がなにを考えているのか、不可解なところもあるんで」 「今のキョンくんとは会ったよ。彼には彼の考えがあるみたいで、どうもあたしとはソリが合わないんだけどね」 「三十億人も死んだってのに、俺はなに考えてんでしょうねまったく」 「今じゃもう、なにが正しいのかもわかんないさ。ともかく会ってみるといいよ」 俺は長門と朝比奈さんを置いていくことにした。こういう事態だ、二人にもしものことがあっては困る。それにこっちの長門を連れて行くと向こうも過剰に反応するだろう。 「長門、こっちの人たちを助けてやってくれ」 「……分かった」 「キョンくん、必ず帰ってきてね」 二人の朝比奈さんが涙ぐんでいた。大丈夫ですよ。俺は滅多なことじゃ死にませんから。 隠れ家の出口まで鶴屋さんが送ってくれた。 「キョンくん」 「なんでしょう」 「世界がこんなになったのは、たぶんみんなが悪いんだよ。キョンくんやハルにゃんだけじゃない。このままいけばどうなるかって分かっていたのに、誰も止めなかったからさ。あたしもね」 はじめて見る鶴屋さんの悲しそうな顔だった。これからよくなりますよ、とも、俺がなんとかしますよ、とも、俺には答えようがなかった。自分たちがやったことに、みんながツケを払っている。そう思えてならなかった。 鶴屋さんに教えられた方角をひたすら歩いた。道と呼べるものはなく、人が歩いた形跡のあるところを探しながらたどった。たまに途切れて道を見失い、顔を上げると延々瓦礫の山が続いていた。 このあたりは確か東中があったはずだ。グラウンドもフェンスも跡形すらない。瓦礫の間に草が生えているところがあるのは、もしかしたらグラウンドの名残の空き地か。折れた電柱らしきものをたどって、俺は北を目指した。道らしいものは線路の跡地だろうか。もちろんレールはないが、枕木とバラストの石が無数に散らばっている。 歩いてゆくと道は途絶えた。たぶんここが光陽園駅にちがいない。見上げると山だけは残っていた。緑はなく、土が剥き出しで茶色に禿げた丘になっていた。 道が終わったところにある瓦礫の山の上から見回すと、離れたところに少しだけ広くなった場所があった。そこに長門は座っていた。忘れることがあろうか。高校一年の五月に長門に呼び出されたのがこのベンチ。朝比奈さんとタイムトラベルをしてハルヒの校庭落書きを手伝うことになったのもこのベンチ。戦災で町が再起不能になるまで荒廃したありさまで、この長椅子だけが残ったのはなぜだろうか。 「よう、待たせたな」 「……」 「このベンチ、残ってたんだな。お前が保全してたのか」 「……そう」 言葉が継げない。いつもの俺なら二人の会話はそれなりに続いて、長門から感情を引き出すのにそれほど苦労はしないんだが。この長門は未来の長門であって、今俺といる長門ではない、そんな感情移入を阻むなにかが俺の中にあった。 「長門、教えてくれ。観察するだけで干渉しなかったってのは本当は嘘だろ」 「……そう」 長門は俺の目を見ず、コクリとうなずいた。俺は長門の答えを待っていた。ほこりにまみれた風が二人の前を吹きぬけた。 「……あなたを、失いたくなかった」 長門はおずおずと自分の手を俺の左手の上に重ねた。俺はその手を取って長門を抱きすくめた。ベンチの上でやや腰をひねり気味にしながら、長門は俺の耳元で小さな溜息をついた。 「……」 「お前らしくない」 自分を見失うなんてこいつにはあってはいけない。こいつは俺たちが道を踏み外さないかといつも後ろで見守ってくれている存在のはずなんだ。 「この時代の俺とはうまくいってないのか」 「……微妙」 こういう時代だから、仲むずまじく暮らすってのは無理があるかもしれんな。 しばらくして長門は手を解いた。長門が立ち上がると俺もそうした。 「……こっち」 長門はどこか瓦礫の山の向こうを指した。そう、俺はハルヒに会いに来たんだ。 長門は元公園だった敷地を出て、坂道を登り始めた。道と呼べるものはなく暗くて分かりづらかったが、長門のマンションの残骸らしきものがあった。もう、あの長門空間は存在しないのか。 元玄関だった石の塊を乗り越えて、ストーンヘンジの片割れのような石がひとつだけポツンと立っているのが見えた。二人はその前に立った。長門が石の表面に触れると、石のまんなかがスゥと消え小さな空間が生まれた。 「……入って」 「これ、もしかして昔のエレベータか」 「……そう」 こんな石と化したエレベータでなにをするつもりなんだろうといぶかしんだが、ガクンと音がして箱が降りていくのを感じた。もしかしてこのマンション、地下があるのか。軍の施設にしちゃ、えらく地味な入り口だな。衛兵もいない。 「……ここは秘密の通路。わたし以外通れない」 三十秒ほどしてドアが開くと、そこから長い廊下が続いていた。固く冷たい灰色の壁に緑色の床が長く伸びている。歩いていくとところどころで監視カメラに睨まれた。 「かなり深いのか」 「……地下二百メートル」 「奥にはなにがあるんだ?」 長門は金属製のドアの前で立ち止まり、なにかを言い淀み、それを開けた。 長門が見せた空間はドーム球場くらいはありそうな大規模な研究施設だった。政府機関だけあってかなりの額をつぎ込んだと見える。高い天井から下がったいくつもの水銀灯、何台ものパソコンと大型モニタ、白衣を来た大勢のスタッフ、ライフルを抱えた何人もの衛兵、車輪がない車のようなものは移動装置か。厚いガラスで仕切られた向こうの部屋に見えるカーブしたパイプは加速器の一部か。 キャットウォークを通ると、ところどころにいる衛兵が直立不動の気をつけをして敬礼した。長門の階級はけっこう上らしい。俺はそれを見て感心しつつ長門の後ろをついていったが、どうやらこいつらは俺にも敬礼しているらしいのである。 パイプがいくつも並んだ、ボイラー室か発電施設みたいな場所を抜け、さらに銃器やロボット兵器のようなものが並んだ倉庫を抜け、将校だけが使う豪華なラウンジのような場所に着いた。そこには俺がいた。ハルヒもいた。三十歳は越えてるはずだが、見た目はたいして変わりなかった。 「お前か、じゃなくて俺か」 マヌケなことを言ってしまった。ハルヒはその辺にいた軍服のやつらに顎をしゃくって外に出ろという仕草をした。すげー偉そうじゃん。こいつも海軍っぽい軍シャツを着ている。事務屋の制服ってやつだろう。肩の階級章には横線二本と星が三個ついていた。その隣にいた俺は横線二本に星が一個、ここでもやっぱ平だな。 「来るなら連絡くらい入れろよな。俺が二人もいたら騒動になる」 どうやってだ携帯でかよと突っ込みを入れるのを忘れるほど、俺は圧倒されていた。予想外の展開にだ。俺が軍将校に?ハルヒも?いつだったか海軍将校一種軍服でコスプレさせられたときより衝撃を受けた。 「キョン、やっぱ若いわね」 ハルヒが笑っていたが、なぜかやたらむかついた。いつものスーツじゃなくて軍服だからか。 「教えてもらおう」 俺は精一杯の虚栄を張ってすごんだ、つもりだった。 「まあそうしゃっちょこばるなよ。一杯飲め」 缶ビールを渡され、椅子を勧められたが俺は座らなかった。 「ああ、これのせいか」 俺(大)はシャツの階級章にチラと触れた。 「軍ってのは一種の生活共同体みたいなもんだ。外から見りゃ殺人集団みたいなもんかもしれんが、中に入れば居心地はいいもんさ。ここで結婚式もやってくれるし産婦人科の病院もあるし、死ねば葬式だってやってくれる」 「だからなんだ」 「俺は格好こそ兵隊だが、鉄砲なんざ撃ったことは一度もないってこった」 「じゃあそのホルスターに突っ込んであるのは水鉄砲か」 「本物に決まってるだろ。お前はなにをカッカしてんだ?」 「そうよキョン、じゃなくて若いキョン、ここにいれば食べるのも住むのも困ることはないわ。好きなこともやれるしね」 そうじゃねえだろ、俺たちの会社はそんなことのために作ったわけじゃねえだろ、と言いたかったのだが、言葉にならずにコブシを握り締めるばかりだった。 「お前ら、外がどうなってるか知ってるよな」 「知ってるわ。タイムマシンがきっかけだったってことも知ってるわ」 「お前ならどんな願望でも実現できたのに、なんでよりにもよってこんな政府のお乳にすがって生きるようなマネをしちまったんだ」 「仕方ないでしょ。時代の流れに飲み込まれないで生きていくためにはしょうがなかったのよ。鶴屋グループがどうなったか知らないの?」 「それは聞いたが、しかしだな」 やり場のない怒りにかられてスチールのテーブルをドンと叩いた。俺(大)が俺を抑えた。 「まあそう怒るな。もし政府と手を組まなかったら俺たちは今ごろ消されてる」 「長門と古泉がいりゃなんとかなったはずだろ」 「あの頃の俺たちは無力な零細企業にすぎん。なあ、小さなノミが自分よりでかいバケモンに飲み込まれようとしたとしたら、どうすると思う」 「なに言ってんだお前は」 「背中に乗って毛に隠れて生き延びるしかない」 「それが三十億を殺したやつが言うことなのか」 「俺たちが殺したわけじゃない。時間移動技術はいずれは誰かが完成させた。たまたま俺たちが完成させただけで、最初からこんな展開になるとは思っていなかったさ。車だってそうだろ。家族で休日を過ごすシアワセのワンボックスカーも、軍用になって大砲を積めば人を殺す道具さ」 「バカだろお前。外で人がバタバタ死んでるってのになんだよこれは。のんびりビールなんか飲んで地下でご隠居生活か」 俺は缶ビールを投げつけた。やつは避けて、缶は壁にあたって転がっていった。 「お前は過去から見てるからそう思うだけだ。時間が経てば同じように考えるさ」 俺ってやつはいつのまにこんなバカになっちまったんだ。俺にはこいつがハルヒの能力を使って野心を叶えたとしか思えん。これでは長門が不憫すぎる。 俺はふつふつとたぎる怒りを抑えて真顔に戻した。 「ちょっと二人だけで話したいことがあるんだが」 「なんだ?」 「外で話そう」 俺は親指で廊下のドアを示した。後ろからついてくることを背中で感じて俺は先に出た。廊下には俺たち以外はいない。俺はドアをロックした。 「話ってハルヒのことか」 俺たちにはいくつもの秘密があって、こういう内緒話はたいていハルヒの能力に関わることだが、別にそういう話をしたいわけではない。俺はいきなり腹にボディブロウをかました。腹をおさえてうんうん唸っている俺(大)を尻目にセキュリティカードを取り上げドアを開けた。あいかわらず人を信じやすい性質だ。 俺は部屋に戻るなりハルヒに向かって叫んだ。 「ハルヒ、お前に言ってなかったことがある!」 「な、なによいきなり」 「実は俺はジョ……」 さっと影が動き、長門の冷たい手が俺の口を塞いだ。 「……それを言ってはだめ」 「な、長門」 「……おねがい、言わないで」 長門の目は潤んでいた。俺には分かっていた。これを言えばすべてが終わる。前回とは規模も範囲も違う情報爆発が起こる。次元断層が生まれ俺たちは存在しなくなる。 「……その名前を言ってしまうと、わたしたちの関係は終わってしまう」 俺は思った。これはもう長門の、情報統合思念体の手に負えない事態になってしまったんじゃないかと。ハルヒがはじめた時間移動技術は、たぶん世界中の誰もが欲しがるシロモノで、もちろん政府も軍もその中にいた。各国の思惑が金と権力と政治を動かし、それからドロドロしたなにかが交錯して俺たちはその渦に巻き込まれてもがいた。海流が逆巻く渦に飲み込まれた小さなボートは、沈まずに生きていくために大きな流れに乗るしかなかった。 もしかしたら人類はこれを手にしてはいけなかったのかもしれない。過去は忘れ去られるべきだった、未来は夢の中で見るべきだった、と。 ドアをドンドンと叩く音がした。まずいな。俺は拘束されるか、よくてぶん殴られるかだろう。衛兵がドアを開けると俺(大)が顔を真っ赤にして怒っていた。 「そいつをつまみだせ!」 自分に怒鳴られてもいっこうに動じないのは自分ってものを知っている余裕からか。 「ここは軍の施設だぞ。俺が命令すればお前は消されちまうんだぞ、分かってんのか」 「いいさ、こんな未来はクソくらえだ。俺が消されたらお前も道連れだからな」 ハッとしたようだった。まあ、時間の概念がよく分かってないのは相変わらずとみえる。 俺(大)は殴りかかろうとするところをドウドウと抑えられ鼻息を荒くしていた。長門が見ている手前、手を出せないんだろう。そいつに冷ややかな視線を送りつけながら、俺は長門に連れられて、来た道を出口に向かった。こんな時代来るんじゃなかった。地球を破滅させやがって、どいつもこいつもアホだらけだ。谷口のほうがまだましだ。 「ここでいいよ」 俺は公園のベンチの前で別れを告げた。 「……そう。気をつけて」 「お前も元気でな」 「……あなたは、やるべきことをやって」 この長門には分かっていたのだ。俺が歴史を書き換えるためにここに来たことを。そして書き換えた結果、今の自分が消えてしまうことを。こんな不幸の影を背負った長門は見たくなかったが、だからといって消えてしまっていいわけじゃない。なぜだか長門の姿がぼんやりとしか見えない。 俺はベンチを後にした。長門はいつまでもそこから動かず、去っていく俺をじっと見ていた。あの頃は楽しかった、そう言いたかったにちがいない。 夜道、瓦礫の山をいくつも超え、おぼろげながら道らしいものを辿った。月の光がなかったら迷っていただろう。俺の時代なら長門マンションから三十分もかからないはずなのだが、この瓦礫を登っては降りてを繰り返して一時間以上かかった気がする。着ていた服も顔もホコリにまみれて、機関の基地にたどり着いたのは月がだいぶ傾いてからだった。 「……おかえり」 隠しドアの前に、俺の長門が待っていた。 「長門……」 その姿を見てほっとした俺の目から熱い液体がぽろぽろとこぼれ落ち、視界がぼんやりと見えなくなった。この時代の長門の身に起ったこと、そして俺がこれからやろうとしていることが頭の中をぐるぐる駆け巡る。俺は手探りで長門の肩を引き寄せ、力いっぱい抱きしめ、嗚咽して泣いた。たぶん十年ぶりくらいに泣いた。 水の出が悪い洗面台で顔をごしごしと洗いながら、軍施設でシャワーを借りればよかったなどという甘い考えを振り払った。長門からタオルを受け取った。つい数分前に長門の前でオイオイと泣いてしまったのを思い出して少し赤面した。 「長門、この歴史は変えないといかん。どうしてもな」 だが、俺がこれをやろうとしていることをこの時代の俺は知っているわけで、それを出し抜こうとしていることをまた知っているわけで、その上を行こうとしていることも、ああっ無駄にややこしい。ひさびさに言ったなこれ。 「長門、頼みがあるんだが」 「……なに」 「これが終わったら俺のここでの記憶を消してくれ。未来の俺に情報を残さないために」 「……分かった」 今回ばかりは仕方あるまい。未来の自分と戦うにはそれしか有利になる方法がない。 俺は朝比奈さんと朝比奈少佐を呼んだ。おそらくはここが、森さん一味が俺たちの会社を襲撃する流れのスタート地点になるのだろう。 「朝比奈少佐。不本意ながらこの歴史を書き換えてほしいんです」 「ええ。それにはわたしも賛成ですけど、どうやったらできるのかしら」 「十年前に戻ってタイムマシンの開発を阻止してもらえませんか」 「キョンくんが戻って阻止するわけにはいかないの?」 「ええっと、実はこの組織のメンバーが阻止することが既定事項なんです。俺たちが阻止してしまうと俺たちがこの時代に来る理由がなくなってしまうんで」 「でもわたしのTPDDはまだ戻らないし、ハカセくんのほうも進展がないし」 「俺たちの朝比奈さんがいます。TPDDをコピーするなりSTC理論を渡すなりできませんか」 「それは無理だと思うわ」 「なぜです?」 「TPDDってふつうの理論と違って、言葉で伝えられる技術じゃないのよ」 俺の朝比奈さんもうなずいた。どっちが話してるのか俺も混乱気味なのだが我慢してくれ。 「そうなの。この理論は論文とかテクノロジーだけじゃないの。言葉にはできない概念というべきか」 「……わたしが、手伝う」 二人が長門を見つめた。こいつならなんとかできるかもしれないな。今までずっとなんとかしてくれてきた。だがどうやって? 「……言語を伴わない概念の伝達は、一度試みた」 「ああ、それってもしかして、ルソーからシャミセンに生命体を移したときか」 「そう。あの情報生命素子の構造はDNAなどの言語ではなく、概念に近いものだった」 あのとき巫女さんだった朝比奈さんは考え込んでいた。 「やってみる価値はあるわね」 「そうね」 「……セッティングをして」 「分かった。任せろ」 俺は鶴屋さんを呼んだ。 「ほいほい、なんだいキョンくん?」 「朝比奈少佐にTPDDを復活させたいんです。手を貸してもらえませんか」 「へえええ、そんなことできるのかい?」 「長門の技術で俺たちの朝比奈さんから転送できそうなんです」 「おぉ!その手があったんだね、みちるちゃんも役に立つじゃないか。けへへっ」 どうも朝比奈みちるさんにこだわってるようだなこの人は。あのとき本当のことを教えなかったからスネてるのかな。 「じゃあみくるが時間移動できるようになるんだね。こっちの切り札になるね」 「残念なんですが、この歴史は書き換えないといけません」 「え……」 「ハルヒのタイムマシン開発を阻止してほしいんです。詳しくは言えないんですが、機関の人にやってもらいたいんです」 「そんなことしたら、そんなことしたら……この世界が消えちゃうんじゃないのかな」 鶴屋さんの声は消え入りそうだった。そう、この世界は消えなければいけない。俺のエゴだということは分かっている。腹が立ってこの時代の俺をぶん殴った俺だったが、三十億どころかこの世界の全員を消してしまうということで、もしかしたら俺のほうが背負えないくらいの罪を被ることになるのかもしれない。どんな状況にせよみんながそこで生きている。はじめから存在しなくてもよかった世界など、どこにもありはしないのだ。 「長門っちに頼んで今のハルにゃんの施設をぶっ壊してくれるだけじゃだめなのかい?」 「そうすると二人の長門が戦うことになります。前にも似たようなことがあって、それは避けたいんです」 「そうだったのかい……」 「鶴屋さんごめんなさい。歴史の根本から変えるしか方法がありません」 「そう……そうだよね。こんな世界、最初からなかったほうがいいのさ」 「ごめんなさい」 「まあまあ、そんなに卑屈になることはないさ。もしかしたら別の世界に存在してるかもしれないじゃないか」 存在とはなんなのか、時間とはなんなのか、俺にはとても説明できない。人間ごときの俺には、肯定も否定もできなかった。 和室の照明をぼんやりとした暖色系にしてもらい、座布団を三枚用意してもらった。ルソーのときは香を焚いてもらったが、そんなものはとっくの昔に消滅している。せめて落ち着けるようにとお茶を点ててもらった。長門用に巫女さんのコスプレ衣装でもあればよかったのだろうが、当然そんなものは残っていない。 二人の朝比奈さんは対面して座り、その横に長門が立った。長門は二人の両手を互いに握らせ、自分の手をそれぞれの頭の上に置いた。 「……目を、閉じて」 二人は目を閉じた。長門はぶつぶつと、いつもより長い呪文を唱えた。長門の目はどこか遠く宙をさまよっていて、焦点が合っていない。STC理論を読んでいるのだろうか。 十五分ほどして長門は手を離した。 「……終わった」 朝比奈少佐が目を閉じたまま右手をこめかみに当てていた。 「戻ったみたいですね。なんだか前とは違う感じがするけど」 「……いくつか修正を施した。十五パーセント程度の効率は上がったはず」 「ええっ、ほんとですか。ありがとうございます」 「よかったわねぇ」 朝比奈少佐と朝比奈さんは抱き合った。こうしてみると双子の姉妹みたいだな。 俺は部屋の外にいた鶴屋さんを中に引き入れた。 「どうかなっ」 「戻ったわ。これでいつでも時間移動できるわ」 「よかったよかった。みちるちゃんも、長門っちもありがとうさ。さっそくだが、作戦を練らないとね」 俺は鶴屋さんに頼んで特殊部隊を集めてもらった。森さんをチーフとする機関の工作部隊のメンバーを編成してくれるよう頼んだ。 「みんな、みくるにタイムマシンが戻ったようだから、時間を遡ってタイムマシンの破壊工作を実行するよ」 タイムマシンを使って別のタイムマシンを壊しに行くなんて、なにか間違っている気もするが。自分たちの存在が消えてしまうということを言っておいたほうがいいだろうか。と俺が心配してるのを、鶴屋さんはサラリと言ってのけた。 「これを決行したら、あたしたちだけじゃない、世界の歴史が変わってしまうからそのつもりでね」 全員が、覚悟の上だというようにうなずいた。レジスタンスというのはそういうものなのかもしれない。 「ハルヒが抵抗すると思うんですが、手加減してやってください」 新川さんはうなずいたが森さんはなにも言わなかった。俺はまた蹴られるんだろうな。 黒装束に着替えた朝比奈少佐は俺に言った。 「キョンくん、いろいろありがとう。これでお別れになるかもしれないけど、わたしのことをよろしくね」 何も言えない。俺はこれ以上なにも言えなかった。ただ手を握り締めただけだった。 部隊の面々は武器を構えたまま朝比奈少佐を取り囲んで、そのまま時間移動して消えた。新川さんの赤いバンダナだけがなぜか目に焼きついて残った。 工作員を見送ったあと、俺たちも後を追うことにした。長門によればあのとき不可視遮音フィールドの中に俺たちがいたようだから。俺は鶴屋さんに別れを告げた。 「じゃあ鶴屋さん、俺たちは自分の時間に戻ります。いろいろとごめんなさい」 「いいってことさね。スゴロクが振り出しに戻ったと思えばいいのさ」 そう言ってくれる鶴屋さんの顔を、俺はまともに見ることはできなかった。俺の表情があんまり悲愴だったので、長門が心配したのだろう。俺の目をじっと見て言った。 「……心配しないで。彼らは死ぬわけではない」 「でも世界は消えてしまうわけだよな」 「……分岐する時間線とは、物理世界のコピーが生まれるということではない。多次元的な要素の積み重ねがその後の流れを作るだけ」 一次元の時間軸しか考えられない俺にはよく分からん。 「じゃあ遡って歴史を改変したらどうなるんだ?」 「……この歴史のいくつかの要素が消え、元の流れに戻るだけ。異なる要素でも同じ空間に存在できる」 「じゃあ全員が消えるわけではないのか」 「……そう。元の流れに生きている、と考えられる」 どうやら時間論は一生かかっても俺の手に負える問題じゃなさそうだ。 「じゃあそろそろ」 「あそうそう、キョンくんにずっと渡そうと思ってたんだけど」 「なんでしょうか」 「うっとこに江戸時代から伝わる手紙らしいんだけどね。これ、どうもキョンくん宛てじゃないかと思うんだよ」 俺は茶色く煤けた巻物っぽいものを受け取った。 「よく分かんないんだけどさ。倉の中にこれだけが焼け残っててね」 「これラテン語かなんかですか」 ボロボロになった布らしきものを開いてみるが、虫に食われたりかすれたりしてほとんど読めない。かすかにSOSという文字と俺の名前だけは分かった。よくは分からんが受け取っておこう。 「戻ります。鶴屋さん、いろいろありがとう」 「みちるも元気でやんなよっ」 鶴屋さんが笑って軽く敬礼する姿が哀愁っぽく見えた。 俺と長門は朝比奈さんと手を繋いだ。風景がぐるぐると回転し始め、足元に吸い込まれていく。 俺たちはちょうど森さん一味が転がり込んできたところに出現したらしい。銃を構えた一団が俺たちを縛り上げていた。長門の不可視遮音フィールドで姿をくらまし、部屋の隅で様子を伺っていた。自分が蹴られるのを見るのはこっちも痛い。 「なるほど。ってちょっと待て、あんたらに正しい歴史の記憶がるのはなんでだ?」 「わたしが歴史を修復したからよ」 ってこのタイミングには朝比奈さんが三人いることに?壮観だなオイ。 「自分たちがやったことを償うがいい」 森さんが凄んだ。ええ。これが償いになるかどうかは分かりません。正しかったかどうかもわかりませんが、俺がやれることをやったつもりです。 時間移動技術が消え、一味もかき消すように消えたあと、スプリンクラーが作動した。濡れネズミなったみんなを見届けてから、三人はまた時間移動した。 俺たちは出発地点の時間に戻ってきた。さっきと同じ喫茶店のシートに座っていた。コーヒーはまだ冷めていなかった。 「職場に戻りましょう。データが残ってるから、もしかしたら別の森さんの一味が現れるかもしれないわ」 古泉にハルヒを連れ出せと言い残しておいたので、実験室のドアはロックされていた。自分のIDカードで中に入った。長門が修復して部屋を出たときと何も変わってない。 「どの次点まで戻せばいいんだ?すべて破壊するのか」 「……宇宙ひも理論の実験データを消去、わたしたち以外の記憶を消す」 「じゃあやってくれ」 長門が詠唱し、加速器をはじめとする実験機材、すべての論文、パソコンの中のデータ類、実験データが音もなく静かに消え去った。 「朝比奈さん、これでよかったんですよね」 「ええ。そうだと思うわ」 「あいつら、ちゃんと生きてますよね」 「たぶんね。ここからはじまる新しい世界に生きてるわ」 朝比奈さんが耳に手をあてていた。 「TPDDが消えちゃったみたい」 「まさかそんな」 「……時間移動理論が白紙に戻り、既定事項が消滅した」 「そう……もうわたしは存在できない……みたい」 朝比奈さんの声は段々と小さくなっていった。 「キョンくん、ごめん……ね……」 「朝比奈さん待って!」 俺は朝比奈さんの名前を叫んだ。謝るように両手を合わせた朝比奈さんの姿がだんだんと透けていく。その姿が消えてしまうまでの数秒間、映像が超スローモーションで流れたように見えた。金色のブレスレットだけが床に落ちてくるくると回った。 出会ってから七年にもなろうかという朝比奈さんと過ごしたこの時間が、その事実すらなかったことに変わり果て、俺は呆然としていた。消えてからもその空間をじっと見つめていた長門の目は潤んでいた。俺と長門はどちらからともなく手を握り合い、数秒前までそこにいた、可憐な女性の名残を必死に記憶に刻もうとしていた。 「キョンどこでさぼってたのよ。どうしたの青い顔して」 「朝比奈さんが消えた……」 「朝比奈?誰それ」 暗転。 【仮説4】その1へ
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☆前回までのあらすじ☆ (『のりお&三つ子』、『すき!すき!大好き!のりお先生!』) 矢部っちの家に遊びに行った三つ子たち。 そこには矢部っちではなく一人の大人の女性が居たのだった! 三つ子たちのことに矢鱈と詳しい女性、彼女はなんと 三つ子たちの身にあったことを克明に漫画にしている不思議な人だった! 名は「桜井のりお」。 彼女を自分達のストーカーだと思った3人だったがどうも様子がおかしい。 SSS隊のことや友人の親のことなど自分達の知らないことまで漫画にしている。 その女性がいうにはこれはパラレルワールドなのだ、と。それに衝撃を受ける三つ子たち! で、なんやかんやでその女性と仲良くなる三つ子たち。 特にひとはは女性に何か特別な思いを持ったようだ。 しかしそれもつかの間、また時空はそれぞれの空間に戻って離ればなれに。 悲しむひとはとのりお。 そんなある日、ひとはが夢でのりおと出会う。 夢での彼女は、連載を落としアイデアが出ず、もう漫画が描けなくなったと悩んでいた。 夢から覚めたひとはは、もし本当にのりおが別世界で漫画が描けなくなっていたのだったら 自分の世界も危うくなるのじゃないか、と考えた! …というより のりおに単に元気を出して欲しいというのが本音。 その為にひとはは、オカルトに少しでも精通しているはずである松岡さんを呼んで パラレルワールドの入り口である矢部っちの部屋で別世界ののりおに元気が出るよう祈り、 念を送るのだった。 しかし二人で念を送っている最中、また不思議な出来事が…! ***************************************** なむむむむーー! あ あああ 何かくる… 何か来るよおお…! ま、松岡さん!わ、わわ私の手を…! 「な、何なの?どうしたの?三女さん!」 「私の手を…握って…早くっ!!」 「わ、わかったわ!」ぎゅうっ ああああああああああーーー!! 「ハワイっ!ハワイっ♪むふふふふー♪」 「ひゃーっ!のりおちゃんってば、天才!一気に3週分仕上げちゃったー!」 「ははは。なんだかいつになくノリノリでできちゃったよーん♪ これがハワイ効果ってやつかな♪」 「よくやった!のりお君!えらいぞー☆これで存分にハワイで遊んできなさーい!ってなんちてー♪」 「ひとりで行くのもなんだからお姉ちゃん誘って二人だけど、 ま、たまには姉妹仲良く水入らずってのもいいよね! ハワイでなにかおねえに買ってもらおっと☆」 「ちょっとー!まみのほうが稼いでるんだからあんたが私になにか買いなさいよ! いやーん!おねーちゃまー☆ハワイの旅費誰が出してんだと思ってるんですかー☆ おねえちゃんに口答えする気ー!そんな子には、そーれ!ばしゃばしゃーっ やーん!おねえちゃん☆やったなー!それ!ばしゃばしゃーっ やったわねー!それ!それー!ばしゃーー!」 「なにやってんですか?」 「きゃー!なにだってー?みればわっかるっでしょー☆もうびしょびしょだよ…って… ひ、ひとはちゃん!!///」 「先生お久しぶりです。」 「い、いつからそこに…いたの///?」 「ハワイの旅費がなんたらってとこからです。 で 何やってたんですか?ひとりで。 ばしゃばしゃびしょびしょーって?」 「えっと…あははははー!海なのよ!海でねー浜辺でねー水のかけっこ///あははは…。」 「いい大人が全く…」 「で、でも久しぶりだねーあははは!また大きくなっちゃってー」 「あの時から身重体重一切変わってません。」 「えへへへそっかーえへへへそっかそっかー」 「ところでさっきからなんなんですか?なんだかすごくゴキゲンなのはわかります恥ずかしいぐらいに」 「へへへ…実はね、明日から一週間ハワイへ行ってくるんだ!いいでしょー?」 「は、ハワイ??」 「そ☆」 「鳥取県羽合町じゃなくて!?」 「そ、そうだよアメリカの方ね…ってその町、もうだいぶ前に合併してなくなっちゃったんだけど…」 「せ、先生は…漫画描けなくて悩んでたんじゃ…?掲載落としちゃったんじゃ??」 「何のこと??」 「とぼけないでください!あ、ほらやっぱり!このチャンピオン!この号も…この号も! 先生の…私たちの漫画載ってないじゃないですかー!…私たちの未来は……」 「それ、ハワイ旅行の為に描き溜めしなきゃいけないから休んでただけだよ? ほら!もう3週分出来てるしね!ってひとはちゃんの世界とは別世界だから 私が描こうが描かまいがひとはちゃんの未来とは関係ないぞ☆」 「え?」 「そういうこと!ねっ☆」ピース! 予知夢でもなんでもなかった…。 私の祈りは意味がなかった… のりお先生が夢で落ち込んでたからもしかしたらって思って精一杯祈ったのに… ハワイだって? 3週分描き上げたって? どういうことだよ… どういうこと… どうしてくれるの、この思い…! 「さ、三女さん!この女の人、だ、誰? 三女さんの知り合い?…ってなんで女の人が矢部っちの部屋に? も、もしかして…矢部っちの恋人??」 「あなた…も、もしかしてこの数珠……松岡さん?」 「!!な、なんで私の名前を…!?」 「す、すごい…。実物見ちゃったよ…。全くイメージどおり…。かわいい…。」 「な、なにするんですか…。さ、三女さん…この人私のことじろじろ見て…やめてください…」 「大丈夫だよ。この人、霊なんだよ。」 「えっ?!」 「ひとはちゃん??」 「この人は…私の親戚のお姉さんだったの。実は漫画家で描きすぎてそれでもう描けなくなっちゃって…とうとう…。 ま、そういうことなんだよ」 「とうとうって…どういう意味よー!生きてるってば!」 「そ、そうなんだ…。かわいそうに…。お姉さん霊になっちゃったんだ…/// 楽しそうにしているけど、哀しみの裏返しだったんだね…。 私が慰めてあげるっ////」ぎゅむ! 「ち、ちょ///松岡さん///ひとはちゃん!どういうこと?霊って??た、助けて///」 「松岡さん。そのお姉さん強い怨念残したまま逝ったからそのまま抱きつくと霊障きつくて危ないよ。 この霊に全身経文して霊力を弱めなきゃだめだよ。二人で全裸にして経文を施してあげよう。全身くまなく!」 「うん!わかったわ。くまなくね? さ、かわいそうなお姉さん、服を脱いで!」 「え、え、え、ひ、ひとはちゃん??これどういうこと??私、霊なんかじゃな…ふぐgg!」 「先生。霊は黙ってましょうね。ちゃんとお払いできないから口をふさがしてもらいますよ!」 よいしょっと! 「ふぐぐぐ…!」 「松岡さん!さ、脱がそう脱がそう!」 (いやああやめてえええーー!) ううう。誰か助けて。 手足縛られて身動きできないよ…。 これじゃ全部丸見えだよ/// でもひとはちゃん…何怒ってるんだろ… 私何か悪い事した?? 生の大人の女の人の裸…初めて見た///むふう。 のりお先生、お肌案外つやつやすべすべだ…。 「三女さん、この霊のお姉さんお肌ぴちぴちだね。でも…こんなぴちぴちなのに霊だなんて…かわいそうだね。 私が優しくしてあげるからね…。お姉さんは私に身を委ねて。はい。もっと足広げてね。」 ま、松岡さんって大胆だな…。わっ!の、のりおせんせいのアソコが…///! 「三女さん、大人のアソコって…毛がいっぱいだね…。おしりの穴にも毛が…」 むぐぐぐぐー!(いやああー!!見ないでーー///) 「私達もいずれこうなっちゃうのかしら…?」 「それはやだね」 「うん」 「でも、もしかしたら松岡さんはもう…あれ…生えてたりなんかするんじゃないの?///」 「そ、そ、そんなことないよ!三女さんこの前一緒にお風呂入って知ってるじゃない!?///」 「あれからもう半年経ってるし」 「じ、じゃあ三女さんも///?」 「私はまだまだ、ずーとまだまだだよ」 「わ、私も!あはははは///」 「さてガールズトークはこれぐらいにして、松岡さん、これ、剃っちゃおうか?」 「うん、そうね!こんな醜いものは悪霊を呼び寄せるだけで無意味だよね!剃っちゃお!」 「うむむむー!(たすけてー!)」 「はい三女さん!T字カミソリ!」 「へー。松岡さんってやっぱり用意いいね。」 「だ、だってこれ女の子の必需品だもん///」 「あ、そうだ!このまま剃るとお肌によくないから、ちょっと待っててね三女さん!」オフロドコカナ? 「あったあった!ほら!ボディーソープ!これをぬりぬりしてそっちゃおうー!」 「じゃ、松岡さん、きれいに剃ってあげて。」 「うん! ボディーソープをぬりぬりしましょうねお姉ちゃん。…力を抜いて…リラックスリラックス…」 ぬりぬりぬりりり… 「ふぐ!ふぐううー!///」 「か、かわいい…!大人の人なのに顔赤くして涙目になってるー///もっとなのね!もっとぬりぬりして欲しいのね!」 ぬりぬりぬりぬり… 「松岡さん?なんだか…ネバネバしてきてない?」 「うん。してるね。」 「これって…///」 「あ、あれだよね///」 「先生の目…とろんとなってきちゃったよ。」 「ほんとだ…かわいいね」 「…うん///」 「あれ?三女さんの目もなんだかとろんとしてるよ?」 「そ、そんなことないよ!松岡さんだって!///」 「わたしだってそんな…///…って、そ、そろそろ剃っちゃうね?」 「うん///でもなんだか…先生…気持ち良さそう///わたしも…ぬりぬり…して欲しいナ…」 「え?三女さん?何か言った?」 「ううん!///何も言ってないよ!空耳だよ!霊の仕業だよ!!///」 「?」 じょりり… じょりっ じょりっ… じょりじょりじょり… 「わあ!かわいい!お姉さんのアソコ、少女のようになっちゃったよ!かわいいなあ…。」 ほ、ほんとだ…!先生のアソコ、毛を剃ったらすっごくかわいくなったよ…/// へえ…ここってこんな風になってるんだ…毛があったからよく見えなかったけど/// 「ここにも経文よね?三女さん?」 「そ、そうだね///!ここにも書かなきゃ成仏できないよ!」 「え?…成仏しちゃうの?」 間違えた…成仏させたら松岡さんのテンション下がっちゃうよね…えっと…。 「じょ、成仏じゃなかった!一体化だよ!ま、松岡さんと一体化!一体化出来なくなっちゃう、だよ!」 「ええっ!お姉さんと一体化って…霊と一体化って///これはちゃんと書かなきゃ…あはぁあはぁ」 きゅっきゅっきゅっきゅっ… きゅっきゅっきゅっきゅっ… (注:筆ペンが見あたらないのでサインペンで書いてます) あああ 少女に 自分のアソコをもて遊ばれてる私って… やっぱり幸せものなのかな… きもちがいい…おしっこしちゃいそう…ああ漏れちゃうよ…ま…いいか… 意識が遠くな…る…… 「あ、あれ?先生?」 「先生!先生!」 「気を失っちゃった…のかな…?」 「え?そうなの?…あ、ほんとだ」 「でもこれで動かなくなったから書きやすくなっていいよね!さ、もっと書くね!」きゅっきゅっ… ま、まさか…ホントに死んじゃったんじゃ…! そ、そうだ、心臓の音を確認しよう! tok…tok…tok…tok… よ、よかった。ただ気を失ってるだけだった…ホッ。 「さ、三女さん!大変!このお姉さん、お、おしっこ漏らしちゃっったよ!!」 「え?ええええー!わわわ!ほ、ほんとだー///お、大人…大人なのに…おとななのにー!////// と、とりあえずタオル持ってくるよ!」 ふきふき… 「すごいね…」 「うん…大人のお漏らしって、なんだか…すごい/// 絶対そんなことしないっていうか…それをしちゃうっていうのが///」 「うん。霊でもおしっこしちゃうんだね…」 「え?あ、そ、そうだね…」 「それより松岡さん、おしっこかからなかった?」 「大丈夫だよ。霊のおしっこって汚くないもん。聖水って言うんでしょ?」 「うん…まあ…」 「お姉さんのお墓にかけたお水が多分おしっこ状で出てきてるのよね?きっと」 「さあ…?」 「だから大丈夫!ちょっと口に入っちゃったけど、水だもん!」 ええー!口にー!!え、えんがちょー!/// 「どうしたの?三女さん?」 「な、なんでもないよ…。さ、さあ経文書き続けて松岡さん。」 「うん!」 おしっこが口にって///…大丈夫なのかな?汚くないのかな?毒じゃないのかな? でも…大丈夫そうだ…松岡さん。 ということは…おしっこって…の、飲めるの///? いやいやいや!あれはファンタジーだよ!エロ本にもあったけど あれは生理食塩水とかなんかで代用しているんだよ! い、いや?まてよ?おしっこ飲んで病気を治す尿療法っていうのも有るみたいだし の、飲んでも大丈夫なんだよね…たぶん/// じゃ、私も先生のおしっこを飲ん…って何考えてるんだ私は!!///あああ何だか目が回る… 「三女さんの様子がおかしい!もしかして霊障!? 三女さん!しっかりして!」 「あ、、ま、まつおかさん…あ…///」フラ… 「いけない!三女さんまで気を失っちゃたわ! これは確実にこのお姉さんの霊障が当たっちゃったんだ!ど、どうしよう?」 「そうだ!三女さんにもこの霊のお姉さんと同じ経文を施して 霊力を中和させたらいいのかも!そ、それしかないわ!」 あ、あれ? からだがいうこと利かない…? 手足が何かに縛られているような…? え…? 「ふぐぐー!」 「あ、三女さん目が覚めた!よかったー。 とりあえずそのお姉さんと同じ格好に…裸にして猿ぐつわして手足縛ってみたんだけど、正解だったわ!」 「お姉さんの経文書き終えたし、それじゃ三女さんにも経文書いてあげるね。全身くまなく。」 「むぐぐぐー(やめてええー)」 「さてっと…あれ?三女さんのアソコって…小学…幼稚園生?えへへ!かわいー♪」 「ぐぶぶぶー!(幼稚園ってーそんなー///)」 「うむむ…(ひとはちゃん…)」 「! うむぅー(先生…)」 「むむむむ…(だいじょうぶ?…)」 「うむうむ(うん…)」 「うむ…うむう(あの…先生?) 「うむ?うむむむ(何?ひとはちゃん?)」 「うむうう///(先生…霊なんて言ってごめんなさい…///)」 「むううう…(ひとはちゃん…) 「二人とも見つめ合って、まるで親子みたいだね☆」 「うむうむむー!(わ、私そんな歳じゃないしー!う、うれしいけど!)」 「うむむむーうむうむー!(お、親子なんてそんな無意味極まりないよー/// っていうか松岡さんこれとってよーはずいよー///)」 どたどたどた! 「矢部っちー!ここにひとはいるでしょー?」 「遊びに来たっスよー!」 「矢部っちって…ば……」 <情景:全裸M字開脚状態のふたり&松岡さん> 「ひ、ひ、ひとは!あんたなにやってんのよ!!!」 「ひとが…そんな破廉恥な子とは思わなかったっス!もう嫌い!!わあああん!」 うむうむと弁解を言い続けた二人だったが 猿ぐつわ状態では姉二人には理解されず落ち込むのであった。 そしてペンも油性だったとのことで のりお氏はハワイで水着になることもできずショッピングの毎日だったという。 ちなみに、幸い、二人とも顔に経文を書かれなかったのは 松岡さんの単なるミスではなく、やはり女性の顔にサインペンで経文はだめだろうという 松岡さんの女子常識力が無意識に働いた結果である。 ひとははというとこれまた全身油性ペン経文でみつばが一緒にお風呂に入るのをいやがり そしてふたばも三日程口をきいてくれなかったという。 でも何かよんどころない事情を察知した姉二人は、 今回の件はパパには何も言わないであげるのであった。 ≪おしまい≫ <後日談> のりお姉「あんたハワイに来てなんで海で泳がないのよ?」 のりお 「ハワイで海?泳ぐ?あはは。おねえ素人だね。ハワイはショッピングだよショッピング!」 姉「なにがショッピングよ…。それに長袖だし…。あんた何考えてんの?全く。 って、まみ、あんた何かお肌つやつやしてるね?」 の「そ、そお?そんなことないよー!やだなーおねえちゃんってば!」 姉「それになんか生き生きとしてるし。何かあったの?も、もしかしてあんた…男?」 の「ワタクシオトコジャアリマヘーン!」 姉「ばか!そうじゃなくて…男が出来たの?っていう意味よ!」 の「ソレハヒミツデース!さーって買い物しよ!おねーちゃん!」 姉(ああ…変態妹を持った私って不幸ものだ…。でもま、いっか) ≪おしまい≫
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掲示板なような物 -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-05 (月) 01 41 58} 下に追記されていくので、かなり使いにくいな -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-05 (月) 01 42 46} http //f36.aaacafe.ne.jp/~okasira/pbbs/p-bbsa.php -- SIZE(10){2004-04-05 (月) 20 52 18} 「クラスレベルと強さの指針」に20+ ケンシロウがいないのは何故? -- Cane SIZE(10){2004-04-05 (月) 21 08 34} やつはPCクラスでLVアップするから -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-05 (月) 22 09 11} LVじゃなくてCRにしたほうがよかったか -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-05 (月) 22 09 39} 世紀末キャンペーンのキャラクター紹介のHDって、hpの間違いでは? -- Cane SIZE(10){2004-04-05 (月) 22 53 00} とりあえず、ファルネーゼ様の姓は「ヴァンディミオン」らしいです。更新してみました。 -- Mabelode SIZE(10){2004-04-05 (月) 23 48 02} もっともヴァンディミオン家は世界有数のお金持ちらしいんで、姓を仲間には教えていないはず… -- Mabelode SIZE(10){2004-04-05 (月) 23 49 07} 御頭乙 -- ISen SIZE(10){2004-04-05 (月) 23 58 14} 何故HDなのかは・・・使い回しだからです -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-06 (火) 00 03 59} 御頭、周辺マップが欲しいですな -- ISen SIZE(10){2004-04-07 (水) 00 20 51} 地図はCADで書いているが、それをPDFにすることは出来たが その先がうまくいかない -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 00 55 49} PDFからPSでJPG等にするときに色が非常に薄くなり、手修正が必要になり断念した -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 01 06 01} いまいちあれだけど、許容範囲内か -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 14 20 07} 世紀末かと思ったら、皇帝キャンペーンの地図ですね! 素晴らしい -- Cane SIZE(10){2004-04-07 (水) 22 24 17} CADって何を使いました? フリーウェアですか? -- Cane SIZE(10){2004-04-07 (水) 22 25 03} CADは商売道具だから(w -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 23 04 41} AutoCAD LT→Volo Viewer→Primo→PhotoShop -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 23 06 27} Volo ViewerはAutoCADより印刷の設定が簡単だから -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 23 07 13} PrimoはPDFを出力するプリンタードライバー(フリーソフト) -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-07 (水) 23 07 56} 御頭地図乙 -- ISen SIZE(10){2004-04-07 (水) 23 38 28} 御頭、カキコの時間が14時とかだったりするのですが、仕事大丈夫?(爆) -- Mabelode SIZE(10){2004-04-08 (木) 00 10 00} 3月超えたので、結構蝦・・・・from職場 -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-08 (木) 09 50 50} 狗法眼ガルフって悪のドルイド? CaneキャンペーンのPCとかぶるんですけど・・・ -- Cane SIZE(10){2004-04-08 (木) 22 18 51} 蝦って言い方も懐かしいものよ。 -- Mabelode SIZE(10){2004-04-08 (木) 22 42 31} サザンクロスのシンはヘクストアのパラディンだそうですが、ヘクストアってLEなんですが…パラディンはいないんじゃない? -- Mabelode SIZE(10){2004-04-08 (木) 22 45 24} まああれだ、言葉のあやってやつと言うことで -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-08 (木) 23 45 05} たぶんユリアのために落ちたんだね・・・あのとき -- 無法者頭 SIZE(10){2004-04-08 (木) 23 47 32} Caneのガルフは句法眼ではありません。牙の兄貴が牙一族じゃないのと同じ(w -- 無法者 SIZE(10){2004-04-08 (木) 23 48 44} 職場からカキコしてみる… -- Mabelode SIZE(10){2004-04-13 (火) 08 47 44} レシュラックなんですが、AC16って変ですね。私が間違えたのかも知れませんが。 -- Mabelode SIZE(10){2004-04-15 (木) 02 19 09} さりげなく書き込んでおいたのですが、ヴォーデスが現れたのと撃退されたのは何年前なんですか? -- Cane SIZE(10){2004-04-15 (木) 15 06 30} 今日はどうだった? -- ISen SIZE(10){2004-05-03 (月) 00 37 58} ピピニーデンのその他の特殊能力 バード知識って何? -- Cane SIZE(10){2004-05-21 (金) 09 41 12} ピピニーデンはバードを1Lv取ってます。そういうことです。 -- 葵 SIZE(10){2004-05-21 (金) 21 32 54} それなら解るけど・・・何故にピピニーデンだけ4Lvなの? -- Cane SIZE(10){2004-05-22 (土) 02 17 09} ジョーラムは「破邪の魔剣」ダークソードを持っているけど、彼はフォーセイカー。やっぱり、魔力を吸収するダークストーンで出来た「魔法じゃない」特別な剣なのかな? -- Cane SIZE(10){2004-05-22 (土) 02 21 34} サイオニックも魔法じゃないよな。ルールの選択次第だけど・・・ -- 無法者頭 SIZE(10){2004-05-22 (土) 10 36 48} ピピンが一人だけ4Lvなのは、脅威度高めの罠で一人だけ経験もらったから。 -- 葵 SIZE(10){2004-05-22 (土) 12 00 55} サイオニックが魔法扱いじゃなかったら、フォーセイカーが対ヴォーデス戦で特に有利でもなくなるよ~。 -- Cane SIZE(10){2004-05-22 (土) 15 16 05} そうだね -- 無法者頭 SIZE(10){2004-05-22 (土) 19 55 06} シンはヘクストア(LE)の聖堂騎士なのにCEなの? -- Cane SIZE(10){2004-05-26 (水) 00 16 28} すまん、誰がレベルアップの更新してくれたのか知らんが、オウサマはテンプラ3でなくファイタ1をとったのでござる。直しておいたっす。 -- 葵 SIZE(10){2004-06-21 (月) 20 05 08} 「ケルティック山の攻防」投稿ご苦労。君の俺DMのキャラに経験点164点進呈する。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-03-08 (火) 00 19 30} 「十字剣ヌンチャク」投稿ご苦労。君の俺DMキャラに経験点48点進呈する。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-03-09 (水) 23 10 20} 合計212点ですね。ありがたく頂いておきます。 -- Cane SIZE(10){2005-03-10 (木) 00 49 19} そういえばアイシェルはあと200点位でレベルアップと言っていた気がするが、上の経験点は足してた? -- 葵 SIZE(10){2005-04-03 (日) 22 44 06} 足して200点です。没収されなければ、キュアライトのワンド使えるようになったのにね・・・。 -- Cane SIZE(10){2005-04-04 (月) 19 59 45} そうか、残念。じゃあ、次に経験点が配られる前に、がんばってあと200点原稿で経験点を稼ぐのだ。 -- 葵 SIZE(10){2005-04-04 (月) 23 15 12} 葵ー、お宝の分配マダー(AA略 -- ISen SIZE(10){2005-04-14 (木) 23 31 03} いやあ、私も人事異動になりまして、連日残業or呑会なので暇がありません。どうせ次回は辺境の嵐なんで油断しているのも事実ですが。 -- 葵 SIZE(10){2005-04-15 (金) 22 16 17} あー、御頭。統率力のルールでも上げといて下さい -- ISen SIZE(10){2005-04-17 (日) 22 21 59} あと、トライセリオンの推奨武器も -- ISen SIZE(10){2005-04-17 (日) 22 40 31} 先ずは訂正。統率力値10で腹心7Lv、1Lv従者5人だ。13で腹心9Lv、1Lv従者10人、2Lv従者1人。15で腹心10Lv、1Lv従者20人、2Lv従者2人、3Lv従者1人って感じ。ピラルクがトライセリオン派に支配されそうだな(w -- 無法者頭 SIZE(10){2005-04-18 (月) 19 54 27} 何のために俺が神格リストをアップしたのかと・・・。ショートスピア、ロングスピア、グレートクラブだ。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-04-18 (月) 19 56 11} む、あと4人1LV従者が追加か。住居の問題が結構深刻になるか?w -- ISen SIZE(10){2005-04-18 (月) 21 59 27} 従者全員Clrじゃなくてもいいよね? -- ISen SIZE(10){2005-04-18 (月) 23 10 37} うむ。むしろ馬番やコック、荷物持ちって感じか? -- 無法者頭 SIZE(10){2005-04-19 (火) 00 12 36} 1LVClrを2人追加して、残り2人はコモナーかな。執事とメイドってのがいいかねえ。コモナーの作り方はどんなん? -- ISen SIZE(10){2005-04-19 (火) 00 40 27} トライセリオンが大きな顔をしているというのは、アイシェル的にはあまり気にならないが、プレイヤー的には面白くないな(笑) 対抗して《統率力》を取ってみようかな。無事にピラルクが大都市に発展した暁には、次のキャンペーンのネタになりそうだし(笑) -- Cane SIZE(10){2005-04-19 (火) 01 49 44} とりあえず、ブラス一派に任せておけば当面ピラルク村を空けても問題なさそうですね。一寸前のPC達のようなものだ。 -- 葵 SIZE(10){2005-04-19 (火) 13 20 45} フレーバー的な設定に特技とgpをつぎ込める素クレリックに、前線に立つために特技とgpを使わざるをえないパラディンが勝てる訳なかろう。うへへ -- ISen SIZE(10){2005-04-19 (火) 21 35 08} クレリックだって、アイテム作成とか、呪文修正とか、Divine特技とか、山ほど取るものはあるでしょう。 -- Cane SIZE(10){2005-04-19 (火) 23 11 12} おお、WH2nd、結構変更かかっているようですな。御頭、期待しておりますwww -- Mabelode SIZE(10){2005-05-12 (木) 16 49 38} 出先の客先のネットワークからだと串のせいか掲示板に入れない。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-06-18 (土) 00 42 11} テスト -- 無法者頭 SIZE(10){2005-06-18 (土) 00 43 49} WH2nd買っちゃった。しかし、見ていてくらくらするのはD&Dに比べて活字が小さくて文字だらけだからか?おかげでろくに読めんですわ。 -- 葵 SIZE(10){2005-06-20 (月) 20 33 32} それはワープ(混沌の歪み)の影響と思われます。四大混沌神のどれかを信仰すれば大丈夫です。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-06-23 (木) 06 22 21} あー暇だ。よって、どうでも良いことを。設定上はフンメルとガルフは一緒に森の中に探索に入った事になってるんじゃなかったっけ?。まったくもって、どっちでも良いんだけどさ。 -- 葵 SIZE(10){2005-08-06 (土) 21 46 24} 忙しいのはトロールだけなんだから、お前の家でなんかやればいいんじゃね?遠いから俺は行かんが -- ISen SIZE(10){2005-08-07 (日) 00 29 55} 遠いから人が集まれんのですよ。どうしても暇というなら麻雀で浦和集合を誘いますですよ。暇なのは夏休みを取ったのに車がないせいでもある。木曜からごろごろしてる。 -- 葵 SIZE(10){2005-08-07 (日) 11 46 06} それもいいね-- 麻雀。でも俺の夏休みは22~24日。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-08-07 (日) 20 05 04} 22日なら私も休みです。8月は月金休みにしてるんで。 -- 葵 SIZE(10){2005-08-07 (日) 23 57 23} とりあえず、メイン掲示板で打合せしよう。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-08-08 (月) 19 33 22} レポ乙。俺DMのCaneキャラに77exp進呈。 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-09-18 (日) 23 19 40} 容量が足りないので書ききれません。差分で追加すればイイの?掲載のスペックのせい? -- 皇帝 SIZE(10){2005-09-19 (月) 08 26 48} CDE PEが引越ししてたのでリンクを修正しておきました。 -- Cane SIZE(10){2005-10-15 (土) 00 52 39} む、ご苦労 -- 無法者頭 SIZE(10){2005-10-15 (土) 21 00 09} 名前 コメント
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◎四支部大会 大会結果 2月17日(日) 会場:上尾総合運動公園体育館 北部男子 北部女子 大会結果は、男子が第3位、女子が第4位でした。 4月に行われる埼玉カップの代表選手に北部選抜から男子は2名、女子は4名の生徒が選ばれました。 選ばれた選手は、埼玉県の代表として頑張ってください。 選抜のスタッフの先生方を始め、顧問の先生方、保護者の方、生徒の皆さんにご協力いただき、今年度も大会が無事に終わりました。この場をお借りしまして、感謝申し上げます。 ◎新人大会北部支部予選 10月28日(日) 男女1回戦 会場:深谷第一高校 11月 4日(日) 男女1,2回戦 会場:深谷商業高校 10日(土) 男女1回戦 会場:深谷高校 11日(日) 男女2回戦 会場:児玉高校,本庄高校 17日(土) 男女3回戦 会場:エコーピア,児玉白楊高校 18日(日) 男女決勝リーグ 会場:児玉高校 23日(金) 男女決勝リーグ 会場:エコーピア 組み合わせ →→→ 組み合わせ 試合結果 →→→ 速報 勝ち上がり(最終版) 平成30年度 新人大会北部支部予選 最終結果 【男子】 第1位 本庄東 第2位 滑川総合 第3位 東京農大三 第4位 松山 (県大会出場校) 熊谷工業 熊谷 北本 本庄 東京成徳大深谷 正智深谷(県シード) 【女子】 第1位 滑川総合 第2位 寄居城北 第3位 熊谷女子 第4位 児玉 (県大会出場校) 松山女子 秩父 早大本庄学院 正智深谷(県シード) 以上のチームが県予選に出場します。県予選でも応援よろしくお願いします。 たくさんの応援・協力ありがとうございました。 ◎県北選手権大会 8月18日(土) 女子1回戦 会場:大妻嵐山高校 19日(日) 男女1回戦 会場:小川高校,進修館高校 20日(月) 男女2回戦 会場:秩父農工科学高校,鳩山高校 21日(火) 男女3回戦 会場:滑川総合高校 23日(木) 決勝リーグ,5~8位リーグ 会場:秩父文化体育センター 24日(金) 決勝リーグ,5~8位リーグ 会場:秩父文化体育センター 組み合わせ →→→ 組み合わせ 試合結果 →→→ 速報 勝ち上がり(最終結果) リーグ戦最終結果 平成30年度 県北選手権大会最終結果【男子】1位 本庄東 2位 東京農大三 3位 滑川総合 4位 熊谷5位 松山 6位 北本 7位 本庄第一 8位 鴻巣【女子】1位 滑川総合 2位 寄居城北 3位 熊谷女子 4位 鴻巣5位 児玉 6位 秩父 7位 早大本庄学院 8位 進修館 たくさんの応援・ご協力ありがとうございました。 ◎ウィンターカップ北部支部予選 7月14日(土) 男女1回戦 会場:シルクドーム 15日(日) 男女1回戦 会場:シルクドーム 16日(月) 男女2回戦 会場:松山高校,松山女子高校 21日(土) 男女3回戦 会場:北本高校 22日(日) 代表決定戦 会場:寄居城北高校 組み合わせ →→→ 組み合わせ 試合結果 →→→ 速報 勝ち上がり(最終版) 平成30年度 ウィンターカップ北部支部予選 県大会出場校 男子正智深谷(県シード)本庄第一 滑川総合 女子正智深谷(県シード)児玉 早大本庄学院 以上のチームが県予選に出場します。県予選でも応援よろしくお願いします。 たくさんの応援・ご協力ありがとうございました。 ◎2020年 インターハイ開催記念Tシャツ販売 2020年度関東ブロックにてインターハイが開催されます。 記念Tシャツでインターハイを応援しよう!! 商品の一部がインターハイ開催資金として運用されます。 詳細はこちらから →→ PDF ◎高校総体北部支部予選 6月 2日(土) 男女1回戦 会場:シルクドーム 3日(日) 男女1回戦 会場:シルクドーム 9日(土) 男女2回戦 会場:桶川西高校,鴻巣女子高校 10日(日) 男女決定戦 会場:エコーピア 組み合わせ →→→ 組み合わせ 試合結果 →→→ 速報 勝ち上がり(最終版) 平成30年度 高校総体北部支部予選 県大会出場校 男子正智深谷(県シード) 本庄東(県シード)熊谷 松山 滑川総合 鴻巣 女子正智深谷(県シード)寄居城北 児玉 秩父 早大本庄学院 以上のチームが県予選に出場します。県予選でも応援よろしくお願いします。 たくさんの応援・ご協力ありがとうございました。 ◎北部支部選手権大会 4月28日(土) 男女1回戦 会場:熊谷商業高校 熊谷工業高校 29日(日) 男女1回戦 会場:熊谷西高校 30日(月) 男女2回戦 会場:東京成徳大深谷高校 熊谷女子高校 5月 3日(木) 男女決定戦 会場:シルクドーム 組み合わせ →→→ 組み合わせ 試合結果 →→→ 速報 勝ち上がり(最終版) 平成30年度 北部支部選手権大会県大会出場校男子正智深谷(県シード) 滑川総合(県シード) 本庄東 熊谷 東京農大三 桶川 女子正智深谷(県シード) 寄居城北 熊谷女子 児玉 秩父 以上のチームが県予選に出場します。県予選でも応援よろしくお願いします。 たくさんの応援・ご協力、ありがとうございました。 ◎過去のページ 平成29年度 平成28年度 平成27年度 平成26年度 平成25年度 平成24年度 平成23年度 平成22年度 平成21年度 平成20年度 平成19年度 編集 埼玉県高体連北部支部バスケットボール専門部 広報委員会
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autolink TH-0032 カード名:秋 穣子 読み:あき みのりこ カテゴリ:キャラクター 属性:花 EX:花2 コスト:花花 登場位置: -●● -●● AP:2 DP:2 SP:3 陣営:妖怪の山 基本能力:無し 特殊能力: 豊作「穀物神の約束」 このキャラがサポートを宣言したとき、対象のキャラにDP+1する。 性別:女 レアリティ:U illust:猫車 このゲームにおいてAFのキャラのDPを上げる手段が限られている。(紅い月などしかない) そのためDFキャラに少しでもAPを上回られるとAFキャラはバトルでダウンせざるえない。 しかし、彼女がサポートするだけでAFでもDPを上昇できる。+1の差でも大きい。 DFキャラをサポートする際は単純にDP+4を加えられる。攻防ともにありがたいキャラ。 「宣言したとき」のタイミングはサポートを宣言した瞬間に効果が得られる。 何かの形でサポートを妨害されてもDP+1は適応される。サポート対応除去を打たれる時のために覚えておきたい。
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「2009年度利益目標 連結経常利益;600億円」に対する提案をそれぞれ書いてください