約 1,111,064 件
https://w.atwiki.jp/vipjungle/pages/9.html
伐採から復活までの日記/2005年08月31日/【2日目】 伐採から復活までの日記/2005年08月31日/【1日目】 伐採から復活までの日記/2005年08月31日/【0日目】 #blognavi
https://w.atwiki.jp/gendaigoyaku/pages/31.html
219p 三論宗の吉蔵(きちぞう)らが経文を読んで言うには 「般若経と法華経とは名は異なっているがその当体は同じであり、 二教は一つの法である」 と。 真言宗の善無畏三蔵・金剛智三蔵・不空三蔵らが経文を読んで言うには 「大日経と法華経とは理が同じで、同じく共に六難のうちの経である」 と。 日本の弘法(こうぼう)が呼んで言うには 「大日経は法華経に説く六難九易(ろくなんくい)のうちに入らない。 大日経は釈迦が説いた一切経の外(ほか)の経であり、法身(ほっしん)仏・ 大日如来が説いたものである」 と。 又、ある人が言うには 「華厳経は報身如来の説いたものであり、六難九易のうちに入らない」 と。 日蓮は嘆(なげ)いて言います。 上(かみ)にあげた諸人の主張する義を躊躇(ためら)わず間違いである、 と言ったらなら、今の世の諸人(しょにん)は顔を向けるはずもありません。 さらに非に非を重ね、最後には国王に事実を曲げて悪く訴え、 その迫害は命にまで及ぶでしょう。 ただし、我々の慈父(じふ)釈尊が沙羅雙樹林(しゃらそうじゅりん)で 最後に説かれた御遺言ともいうべき涅槃(ねはん)経には 「仏の説いた法に依るべきであって、人師らの立てた義に依ってはならない」 等とあります。 「人師らに依ってはならない」等というのは、 釈尊滅後、衆生の依りどころとなる初依・二依・三依・四依の人師の事で、 普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)らの菩薩の最高位である等覚(とうがく)の菩薩が 法門を説かれたとしても、経巻を手に握らない、 即ち仏説に依らないのは用いてはならないという事です。 又、 「了義経に依るべきであって、不了義経に依ってはならない」と定めて、 経の中にも仏法の極理(ごくり)が完全に説き明かされた了義経と、 そうでない不了義経をよく糾明(きゅうめい)して信受すべきである、 とあります。 竜樹菩薩の「十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)」には 「修多羅黒論(しゅたらこくろん=仏の説いた真実の教説に依らない邪論:権教) に依らず、修多羅白論(しゅたらびゃくろん=仏の説いた正論:法華経の事) に依るべきだ」 等とあります。 天台大師は「法華玄義」に 「仏の説いた教法と合致するものは、抄録(しょうろく)してこれを用いよ。 しかし経文も義もないものは信受してはならない」 等と述べています。 伝教大師は「法華秀句」に 「仏説に依り頼むべきで、口伝に依ってはならない」 等といっています。 円珍智証(えんちんちしょう)大師は「授決集」で 「文(もん)に依って伝えるべきである」等といっています。 上(かみ)にあげたところの諸師の解釈は、 皆、一分は経論に依って勝劣を弁(わきま)えた様に見えますが、 皆、自宗の義を堅く信受して、それぞれの先師の誤った義を正していません。 ですから私情に執着し仏意を曲げて経文を解釈した勝劣であり、 自分の立てた義に勝手な理屈をつけて飾り立てた法門です。 釈尊滅後における外道の犢子(とくし)・方広(ほうこう)や、 仏法が中国へ伝来した後漢以後の外典は、仏法を知らない外道の見解よりも、 又、三皇・五帝の儒書よりも、仏法を盗用している為その邪見は強盛であり、 邪法は巧(たく)みです。 同じ様に、華厳・法相・真言などの人師は、 天台宗の正義(しょうぎ)をねたんで、実経たる法華経の文を勝手に解釈し、 華厳・法相・真言などの権教の義に順応させる事が盛んです。 しかしながら、 真に仏道を求める心のある人は、偏った主義・主張を捨て、 自宗・他宗だと争わず、人を侮(あなど)ったりしてはなりません。 法華経法師品には 「巳(すで)に説き(爾前経)、今説き(無量義経)、 当(まさ)に説こうとする(涅槃経)経々の中で法華経が最も信じ難く理解し難い」 等とあります。 この文を妙楽が解釈して「法華文句記」に 「法華経以外の経において、例え諸経の王であるとはいっても、法華経の様に、 巳(すで)に説き、今説き、当に説こうとする経々の中で最第一であるとは言っていない」 等と述べています。 又、同じく妙楽は「法華玄義釈籤(ほっけげんぎしゃくせん)」に 「法華経は、巳(い)・今(こん)・当(とう)の三説の全てに 超過した妙法であるにも関わらず、この点において固く迷い、 その謗法の罪による苦しみは未来長遠に流れ続いていくのである」 等と述べています。 この経文とその解釈に驚いて、一切経並びに 220p 人師達の解釈書を改めて見たところ、 疑い躊躇(とまど)う心が解けました。 いま真言宗の癡(おろか)な者達が、真言宗に印と真言がある事を頼りにして、 真言宗は法華経より勝れていると思い、 慈覚大師らが真言は勝れていると言われたのだから間違いない、 などと思っているのは、言うも甲斐(かい)ない事です。 密厳経には 「華厳経十地品の別訳である十地華厳経と 大樹緊那羅所問経(だいじゅきんならしょもんきょう)と 菩薩行方便境界神通変化経(ぼさつぎょうほうべんきょうがいじんつうへんげきょう)・ 勝鬘(しょうまん)経及び、その他の諸経は皆この密厳経から出たものである。 この様な密厳経こそは一切経の中に勝れたものである」 等とあります。 大雲経には 「この経は、即ちこれ諸経の中の転輪聖王(てんりんじょうおう)である。 どうしてかというと、この経典のなかに衆生の実性(じっしょう)や 仏性の常住という法を説いているからである」 等とあります。 六波羅蜜経には 「いわゆる過去の無数の諸仏が説いた正法及び我が今説くところの、 いわゆる八万四千の諸々の妙法の集まりを、おさめ整えて五種に分ける。 一には索咀纜(そたらん=経蔵)即ち仏の教説を記(しる)し留めたもの、 二には毘奈耶(びなや=律蔵)即ち戒律を集めたもの、 三つには阿毘達磨(あびだるま=論蔵)即ち仏の教説を論議注釈したもの、 四には般若波羅蜜(はんにゃはらみつ=慧蔵)即ち仏の智慧を説いたもの、 五には陀羅尼門(だらにもん=秘密蔵)即ち上の四によって救われない衆生を 成仏させる経である。 この五種類の法蔵をもって一切の有情(衆生)を教化する。 もし彼(か)の有情が、仏法を理解する機根が鈍くて契経(かいきょう=経蔵)・ 調伏(ちょうぶく=律蔵)・対法(たいほう=論蔵)・ 般若(慧蔵)を受持する事が出来ず、あるいはまた有情が、諸々の悪業である、 四つの重罪、八つの重罪、無間地獄に堕ちる五つの罪、 また大乗経を謗(そし)る一闡提(いっせんだい)らが種々の重罪を作ったとしても、 これらの罪を消滅して速(すみ)やかに解脱させ、すぐに悟りを得させる事が出来る。 そしてこれらの重罪の者の為に諸々の陀羅尼蔵(だらにぞう)を説くのである。 この五つの法蔵は例えば、乳(にゅう)・酪(らく)・生蘇(しょうそ)・ 熟蘇(じゅくそ)及び妙味(みょうみ)の醍醐(だいご)の様なものである。 第五の陀羅尼蔵(だらにぞう)即ち総持門(そうじもん)とは 例えば醍醐(だいご)の様なものである。 醍醐(だいご)の味は 乳(にゅう)・酪(らく)・生蘇(しょうそ)・熟蘇(じゅくそ)の中では 微妙(びみょう)第一で、よく諸々の有情の身心を安楽にさせる。 それと同じ様に、総持門とは契経(かいきょう)等五蔵の中では最も第一であり、 よく有情の重罪を除くのである」 等とあります。 解深密経(げじんみつきょう)には 「その時に勝義生(しょうぎしょう)菩薩はまた仏に申し上げた。 世尊は、はじめ第一に、かつて中インド・波羅痆斯国(はらなつしこく)の 鹿野苑(ろくやおん)の中にいて、 ただ声聞乗(小乗教)を修行する心を発(おこ)す者の為に 苦(く)・集(じゅう)・滅(めつ)・道(どう)の四つの真理の相をもって 正法を説かれた。 その法は非常に不思議であり、また非常に稀(まれ)な事である。 一切の世の中の諸々の天・人達で、 仏より先にこの法の様に説いた者はなかった程素晴らしい法であった。 しかし、その時に説かれた仏の教えは、まだ上があり、 他からの批判を容(い)れる余地があり、 未だ完全に真実の義が説かれたものでは無かった。 それ故にこの法は諸々の論争の元となった。 世尊は、昔第二の説法において、ただ心を発(おこ)して 大乗を修行しようとする者の為に、 221p 一切の法は皆それ自体の固有の本性はなく、生じる事も滅する事もなく、 本来、寂静(じゃくじょう)で、性分そのままが涅槃の相であると説かれた。 これは仏の本意を経文の中に隠して正法を説かれたのである。 これは更に、非常に不思議でまったく稀な法であるが、 彼(か)の時に説かれた仏の教えも又、 まだ上があり、他からの批判を容れる余地があり、 尚未だ完全に真実の義が説かれたものでは無かった。 それ故、この法も諸々の論争の元となった。 そして世尊は、今第三時の説法において、 あまねく一切乗(いっさいじょう) 即ち一切衆生の成仏を説く教えを求める心を発(おこ)す者の為に、 一切の法は皆、それ自体の固有の本性は無く、生じる事も滅する事もなく 本来、寂静(じゃくじょう)で、性分そのままが涅槃の相であり、 固有の本性などというものの無い性(しょう)を説かれた。 しかも仏の悟りを経文上にはっきりと示して正法を説かれた。 これこそ第一の非常に不思議であり、最も稀(まれ)な法である。 今世尊が説かれたところの仏の教えこそ、これ以上のものは無く、 他からの批判を受け容れる余地の無い法で、 これこそ真に仏法の極理が完全に説き明かされたものである。 諸々の論争が起こる事も無いのである。」 等と説かれています。 大般若経には 「聴聞するところの世間・出世間の法に従って、 それらを皆よく方便として 般若甚深(はんにゃじんじん)の理趣(りしゅ)に会入(えにゅう)し、 諸々の造作するところの世間の事業(じごう)も又、 般若をもって法性の一理に会入(えにゅう)し、 一事として法性の外に出るものは無い」 等とあります。 大日経第一には 「秘密主(金剛薩埵)よ、大乗の修行がある。 それは無縁乗の心、即ち法にとらわれない心を起こして、 一切の法にはそれ自体に具(そな)わった性はない、と修行するのである。 どうしてかといえば、彼(か)の昔、この様に修行した者が、 五蘊(ごうん)が仮に和合している万法の 根元(こんげん)に具(そな)わっている第八識の阿頼耶(あらや)を観察して、 それ自体の固有の性は幻の様なものだと知ったからである」 等とあります。 又、大日経には 「秘密主よ、彼はこの様に無我を捨てて、心の主体に自在の境地を得て自心(じしん)は 本来、不生不滅(ふしょうふめつ)である事を覚ったのである。」 等と。 更に 「いわゆる空性というのは、六根・六境を離れ、姿や形も境界も無く、 諸々(もろもろ)の戯論(けろん)を超越して、 虚空(こくう)の様に無相で一切のものを包含(ほうがん)するに等しい。 そして一切の法は互いに縁によって起こるのでり、それ自体の本性は無いと極める」 等と説いています。 更に又 「大日如来は秘密主に告げていった。 秘密主よ、菩提(ぼだい)とはどの様なものかといえば、 実のごとく自心を知る事である」 等と言っています。 華厳経には 「一切の世界の諸々の衆生の中で、声聞乗を求めようと望む者は少ない。 縁覚を求める者は更に少ない。大乗を求める者は非常に稀である。 しかし、大乗を求める者は非常に稀であるが、 それでもまだ易しい事であり、よくこの法を信じる事はより非常に難しい事である。 ましてよく受持し、正しく心中に銘記し念じ続け、説の通り修行し、 真実に理解する事は尚更(なおさら)難しい事である。 もし、三千大千世界を頭の頂に乗せて一劫という極めて長い間、 身動きしないとしてもその様な振る舞いは未だ難しい事では無い。 この法を信じる事はそれ以上に大変難しいのである。 又、大千世界を塵(ちり)にした程多くの衆生達に一劫という長い間、 諸々の楽具を供養しても、その功徳は未だ勝れたものではない。 この法を信じる功徳はそれ以上に勝れているのである。 もし、手の平の上に十のぶ仏国土をもって虚空の中に一劫の間留まる事が出来ても、 その振る舞いは未だ難しい事では無い。 この法を信じる事はそれ以上に大変難しいのである。 十の仏国土を塵(ちり)にした程多くの衆生達に一劫の間、 諸々の楽具を供養したとしても、その功徳は未だ勝れているとは言えない。 この法を信じる功徳はそれ以上に大変勝れているのである。 又、十の仏国土を塵(ちり)にした程多くの諸々の如来を、 一劫の間慎(つつ)み敬(うやま)い供養したとしても、 もしよくこの品(ほん)を受持する者の功徳はそれ以上に最も勝れているのである」 等と説かれています。 涅槃経には 「この諸々の大乗方等経典は又計り知れない程の功徳を成就するけれども、 この経の功徳に比べようとすると、例える事すら出来ない。 百倍、千倍、百千万倍、あるいは数の例えも適わない程勝れている。 善男子よ、例えば牛から乳を出し乳より酪(らく)を出し、 酪(らく)より生蘇(しょうそ)を出し、 222p 生蘇(しょうそ)より熟蘇(じゅくそ)を出し、 熟蘇(じゅくそ)より醍醐(だいご)を出す。 そして、その醍醐(だいご)は最上である。 もしこの醍醐(だいご)を服用する者は、諸々の病を皆取り除く事が出来るので、 あらゆる諸薬がことごとく醍醐の中に入っている様なものである。 善男子よ、仏も又これと同じである。 仏より十二部の経を出し、十二部の経より修多羅(しゅたら=般若時の教説)を出し、 般若波羅密より大涅槃(涅槃経の教説)を出すのである。 その大涅槃はあたかも醍醐の様なものである。 醍醐というのは、即ち仏性に例えるのである。」 等と説かれています。 以上のこれらの経文を、 法華経に説かれている「巳今当(いこんとう)」「六難九易(ろくなんくい)」の文に 相対してみますと、月に星を並べ、 九山に須弥山(しゅみせん)を並び合わせたのに似ています。 しかし、華厳宗の澄観(ちょうかん)、法相宗の慈恩、三論宗の嘉祥(かじょう)、 真言宗の弘法ら、仏眼を具えた様に思われている人でさえ、この文に迷いました。 まして盲目の様な状態の今の世の学者らが、 経文の勝劣を弁(わきま)える事が出来るでしょうか。 黒と白の様に明らかであり、 須弥山(しゅみせん)と芥子(けし)粒の様に明確な勝劣でさえ、尚迷っています。 まして虚空の様な理に迷わない事があるでしょうか。 教えの浅深(せんじん)を知らないで、 そこに説かれている理の浅深を弁(わきま)える事は出来ません。 法華経と他の経は巻(まき)も隔(へだ)たっており、 文も前後しているので、 教えの高低・浅深の様子を弁(わきま)える事が難しいでしょうから、 文を出して愚者を助けようと思います。 王といっても小王と大王があり、一切といっても部分と全体の意味があり、 五乳(ごにゅう)にも、仏教全体を五乳に例える全喩(ぜんゆ)と、 教説の一部分について五乳に例える分喩(ぶんゆ)がある事を 弁えなければなりません。 例えば六波羅蜜(ろくはらみつ)経には、一切衆生の成仏は一応説いていますが、 無仏性(むぶっしょう)即ち二乗と一闡提(いっせんだい)の者の成仏は 説いていません。 まして久遠実成を明かしている訳がありません。 この点からみても、六波羅蜜経は尚、涅槃経の五味にも及びません。 ましてや法華経の迹門や本門に相対出来るはずがありません。 ところが日本の弘法大師はこの六波羅蜜経の経文に迷って、 法華経を五味のうちの第四の熟蘇味(じゅくそみ)に入れたのです。 六波羅蜜経で説く第五の総持門(そうじもん)の醍醐味(だいごみ)でさえ 涅槃経の醍醐味に及ばないのに、これは一体どうしたのでしょうか。 それなのに弘法は「弁顕蜜(べんけんみつ)二教論」で 「中国の人師(にんし)は競ってこの経の醍醐を盗んだ」と、 天台大師らを盗人(ぬすびと)であると書いています。 更に「惜しい事に、古(いにしえ)の賢人は醍醐を嘗(な)めていない」などと、 自分で自分を褒(ほ)め称えています。 これらの誤った意見は暫(しばら)くおいて、我が一門の者の為に記しておきましょう。 他宗の人は信じないので、逆縁即ち正法を謗(そし)って地獄へ堕ちるが、 かえって仏縁を結ぶ事になるでしょう。 一滴の水を嘗(な)めただけで大海の塩味を知り、 一つの花が咲いたのを見て春の訪(おとず)れを推(お)し量りなさい。 万里を渡って宋の国まで行かなくても、 中国の法顕(ほっけん)の様に 三か年かかって霊鷲山(りょうじゅせん)に行かなくても、 竜樹菩薩の様に竜宮にまで行かなくても、 無著(むじゃく)菩薩の様に弥勒菩薩に会わなくても、 法華経の様に二処三会(にしょさんえ)の会座に会わなくても、 釈尊一代仏教の勝劣は知る事が出来るのです。 蛇(じゃ)は七日のうちの洪水を知ると言われていますが、 それは竜の眷属(けんぞく)だからです。 烏(からす)が年中の良い出来事と悪い出来事を知っているのは、 過去世に陰陽師(おんようじ)だったからです。 鳥は飛ぶ性質では人より勝れています。 223p 日蓮は諸経の勝劣を知る事においては華厳経の澄観(ちょうかん)、 三論宗の嘉祥(かじょう)、法相宗の慈恩(じおん)、 真言宗の弘法(こうぼう)よりも勝れています。 それは正師である天台大師・伝教大師の後を承継(しょうけい)しているからです。 澄観・嘉祥・慈恩・弘法達は天台・伝教に帰伏しなかったならば、 謗法の失(とが)を免れる事が出来たでしょうか。 今の世に、日本国で第一番に富んでいる者は日蓮です。 命を法華経に奉(たてまつ)り、名を後代に留めるでしょう。 大海の主となれば諸々(もろもろ)の河の神は皆従います。 須弥山(しゅみせん)の王に諸々の山の神が従わない事があるでしょうか。 法華経の六難九易を弁(わきま)えなければ、 一切経を読まなくても諸経は皆従うのです。 37 二箇の諫勅(かんちょく)を引き一代成仏不成仏を判定する 先に述べた宝塔品三箇の勅宣(ちょくせん)に加えて 提婆品において悪人成仏・女人成仏の二箇の諫暁(かんぎょう)があります。 提婆達多(だいばだった)は正法を信じず、 成仏する機縁の無い一闡提(いっせんだい)でした。 しかし法華経において未来に天王如来となる記別を与えられました。 涅槃経四十巻には、 一切衆生に仏性があると説き一闡提の成仏の理を一応明かしていますが、 その現証は法華経の提婆品にあるのです。 善星比丘(ぜんしょうびく)や阿闍世(あじゃせ)王ら無数の、 五逆罪を犯したり正法を謗(そし)ったりした者の中から、 一つの例を取り上げ頭をあげて、他の全てをそこにおさめ、 枝葉(しよう)を従えたものです。 即ち一切の、五逆罪・七逆罪を犯した者や、 正法を謗(そし)る者や、一闡提が成仏する事は、 提婆達多に天王如来の記別を与えられた事によって明確になりました。 毒薬が変じて甘露となる事であり、 それはあらゆる味に勝れているのです。 また竜女(りゅうにょ)の成仏も竜女一人だけの成仏ではなく、 一切の女人が成仏する事を示しているのです。 法華経以前の諸々(もろもろ)の小乗経には女人の成仏を許していません。 諸々の大乗経には女人の成仏往生を許している様に見えますが、 あるいは女人は身を改めて男となって成仏出来るという改転の成仏であって、 一念三千の成仏即ち即身成仏では無いので、 名だけあって事実の無い成仏往生です。 「一をあげて諸々を例す」といって、 竜女の成仏は末法の女人の成仏往生の道を踏みあけたものです。 儒教で説く孝養はただ今世に限られています。 従って来世の父母を助ける事が出来ないので、儒教などで言われる聖人(せいじん)・ 賢人はその名はあっても実際にはそうではありません。 バラモン外道は過去世・来世を知っていますが、 来世の父母を助ける方法は説かれていません。 仏道こそ父母の来世を助ける事が出来るので、真実の聖賢の名があるのです。 しかし、法華経以前に説かれた大乗・小乗の経々を立てる宗派は、 自分自身の成仏さえ尚叶う事は難しい。 まして父母を助ける事は尚更の事です。 成仏といっても只その文があるだけで実義はありません。 今法華経の時に至って、女人が成仏する時、悲母(ひも)の成仏も実証され、 提婆達多の悪人が成仏するとき、 慈父(じふ)の成仏も実証されたのです。 ですから、この法華経こそ仏教典内の孝経(こうきょう)ともいうべきです。 以上で二箇の諫暁は終わります。 38 三類の強敵(ごうてき)を顕す 以上、宝塔品の三箇の勅宣(ちょくせん)と 提婆品(だいばほん)の二箇の諫暁(かんぎょう)、 合わせて五箇の仏の御金言に驚いて、勧持品で釈尊滅後の弘経の誓いがありました。 明鏡である経文を出して、 今の世の禅・律・念仏者並びにその檀那(だんな)達の謗法を知らせましょう。 日蓮という者は去年の九月十二日、 子丑(ねうし)のの時に首をはねられました。 即ち凡夫の肉身は竜(たつ)の口で断ち切られ、 久遠元初の自受用報身如来(じじゅゆうほうしんにょらい)と現れて佐渡の国へ至り、 翌年の二月、雪深い中でこの「開目抄」を書き記(しる)して、 鎌倉の有縁(うえん)の弟子達は、 法華経を弘通する大難を思って怖(お)じ恐れるでしょうが、 日蓮と同じく広宣流布の決意を固めている者は決して恐ろしくはありません。 しかし、その決意が無くてこの書を見る人はどれ程恐れる事でしょうか。 これは釈迦・多宝・十方の諸仏が未来の日本国、 即ち日本の今の世を映し出す明鏡です。 ですから日蓮の形見とも見ていきなさい。 224p 勧持品には次の様にあります。 「ただ願うところは世尊よ、心配しないで頂きたい。 釈尊が入滅された後、恐るべき悪世の中において、 我々は広く法華経を説き弘通するであろう。 諸々の無智の人があって、法華経の行者の悪口を言ったり、罵(ののし)ったり、 及び刀や杖で打つなどする者があるであろう。 しかし我らは皆、それを耐え忍ぶであろう。 末法悪世の中の僧は邪(よこしま)な智慧に長けて、 心が曲がって媚(こ)び諂(へつら)い、 未だ何も解っていないのに悟りを得たと思い、自分を慢ずる心が充満している。 あるいは人里離れた静かな所に 袈裟(けさ)・衣(ころも)を付けて閑静(かんせい)な座にいて、 自ら真の仏道を行じていると思いこみ、 世間の事にあくせすする人間を軽んじ卑(いや)しむ者があるであろう。 そして、私腹をこやし、金品を貪(むさぼ)る為に、在家の人達に法を説いて、 世間からあたかも六神通を得た聖者の様に慎(つつし)み敬われるであろう。 この人は悪心を抱(いだ)き、常に世俗の事に思いをよせ、 閑静な座にいる事に名を借りて、 好んで正法の行者(ぎょうじゃ)の過(あやま)ちを並べ立てるであろう。 常に人々の中にあって、正法を持(たも)つ者を謗(そし)る為に、 国王・大臣・バラモン・居士(こじ)、及びその他の僧達に向かって、 正法の行者を謗(そし)って悪を作り上げて説き、 「これは邪(よこしま)な思想を持った人で、外道の論議を説いている」 と言うであろう。 濁った悪世である末法には諸々(もろもろ)の恐怖がある。 邪宗邪義の悪鬼が国王や大臣などの身に入って 正法の行者を罵(ののし)ったり、謗(そし)り辱(はずかし)めるであろう。 濁世末法の悪僧侶(あくそうりょ)達は、 方便・権経は仏が衆生の機根に従って説いたものである事を知らないでこれに執着し、 返って正法である法華経の行者の悪口を言い、 顔をしかめて憎み、しばしば正法の行者を追い出すであろう」 等と。 妙楽大師はこの法華経の文を解釈して「法華文句記」の八に次の様に言っています。 「この勧持品の文は三つに分けられる。 始めの一行は通じて邪見の人を明かしたもので、 即ち俗衆(ぞくしゅう)増上慢である。 次の一行は道門(どうもん)増上慢の者を明かしている。 第三に後の七行は僭聖(せんしょう)増上慢の者を明かしている。 この三つの中で、初めの俗衆増上慢の迫害は耐え忍ぶ事が出来る。 次の道門増上慢の迫害は第一に過ぎている。 第三のの僭聖増上慢の迫害は最も甚(はなは)だしい。 後々の者程、ますますその謗法が解り難いからである」 等とあります。 「東春(とうしゅん)」に智度(ちど)法師が言うには、 「初めに『有諸(うしょ)』から下の五行において、 第一に最初の一偈(いちげ)は身(しん)・口(く)・意(い)の三業(ごう)の悪、 即ち刀や杖による迫害や怨嫉(おんしつ)を忍ぶ事を明かしている。 この難を加えるのは出家外の在家の悪人、即ち俗衆増上慢である。 次に『悪世』から下の一偈は、 上慢(じょうまん)の出家の人、即ち道門増上慢を明かしている。 第三に『惑有阿練若(わくうあれんにゃ)』から下の三偈は即ち僭聖増上慢で、 出家の所に一切の悪人を摂(せっ)する」 等と。 又「『常在大衆』より下の二行は 公(おおやけ)の場所即ち国王・大臣などの国家権力者に向かって正法を謗(そし)り、 その行者の悪口を言うと説いている」 等とあります。 涅槃経の九には 「善男子(ぜんなんし)よ、一闡提の者が阿羅漢(あらかん)の姿を装(よそお)って、 人里離れた静かな寺などに住み、大乗経を謗(そし)るであろう。 諸々の凡夫人はこれを見て、皆、これこそ真の阿羅漢であり 大菩薩であると言うであろう」 等とあります。 又同じく涅槃経に 「その時に、この経が世界中において広く流布するであろう。 この時に諸々の悪い僧があってこの経を切り取って多くの部分に分け、 正法の勝れた色と香(かおり)と味を滅するであろう。 この諸々の悪人は、この様な大乗経典を読誦(どくじゅ)するとはいっても、 如来が説こうとする深い真意を滅除(めつじょ)して、 世間にありふれている、美しく立派に飾りたてた文や無意味な言葉を付け加える。 経文の前をとって後に著(つ)け、後をとって前に著(つ)け、 また前と後を中に著(つ)けたり、中を前後に著(つ)けたりする。 当(まさ)に知るべきである。 この様な諸々(もろもろ)の悪僧こそ魔の仲間である。」 等とあります。 225p また六巻の般泥洹経(はつないおんぎょう)には 「阿羅漢(あらかん)に似た一闡提(いっせんだい)の者があって悪業を行じる。 これと反対に一闡提に似た阿羅漢があって慈悲心を起こすであろう。 阿羅漢に似た一闡提があるというのは、 この諸々の衆生の中で大乗経を謗(そし)る者をいうのである。 一闡提に似た阿羅漢とは声聞を謗(そし)り咎(とが)めて広く大乗を説く者である。 そして衆生に語って言うには、 我は汝達と共にこれ菩薩である。 何故かと言えば、一切衆生皆仏の性分があるからである、と。 しかし、それを聞いた衆生はかえって一闡提であると言うであろう」 等とあります。 涅槃経には 「仏が入滅した後、正法時代が過ぎた後、像法時代において、 次の様な僧が現れるであろう。 それは、形は戒律(かいりつ)を持(たも)っている様に見せかけて、 少しばかり経文を読み、食べ物をむさぶって我が身を養っている。 その僧は、袈裟(けさ)を身にまとっているけれども、 信徒の布施を狙う有様は、猟師が獲物を狙って、 細目に見て静かに近づいていく様であり、 猫がネズミを捕らえ様としている様なものである。 そして、常に『自分は羅漢の悟りを得た』と言うであろう。 外面は賢人・善人の様に装(よそお)っているが、 内面は信徒の布施を貪(むさぼ)り、 正法を持(たも)つ人に嫉妬心を強く抱いている。 法門の事など質問されても答えられない有様は、 ちょうど啞法(あほう)の修行で黙りこんでいるバラモン達の様である。 実際には、正しい僧侶でも無いのに僧侶の姿をしており、 邪見が非常に盛んで正法を謗(そし)るであろう」 等と説かれています。 39 三類について述べる 霊鷲山(りょうじゅせん)と沙羅双樹林(しゃらそうじゅりん)で説かれた、 日月の様に明らかな法華経と涅槃経、 毘陵(びりょう)に住んだ妙楽大師や、 東春(とうしゅん)に住んだ智度法師の明鏡の様な釈書に照らして、 今の世の諸宗、並びに国中の禅・律・念仏者達の醜い姿を映し浮かべてみますと、 一分の曇りも無く明らかです。 妙法蓮華経勧持品に 「仏が滅度した後、恐るべき悪い時代において」、 安楽行品に 「後の悪世において」、又「末世の中において」、 又「後の末世の、法が滅亡しようとする時において」、 分別功徳品に「悪世である末法の時」、 薬王品に「後の五百歳」などと説かれています。 正法華経の観説品に 「然るに後の末世に」、又「然るに後の来末世に」 などと説かれています。 添品(てんぽん)法華経にも同じ様に説かれています。 天台大師は 「像法時代のうちの南三北七の諸宗派は法華経の怨敵である」 と言っています。 伝教大師は 「像法時代の末の、奈良の六宗の学者らは法華の怨敵である」 等と言っています。 しかし、天台・伝教の時は、像法時代であり、 怨敵の姿はまだ明らかではありませんでした。 今末法については、教主釈尊と多宝仏は宝塔の中に太陽と月が並んだ様に座り、 十方の分身の諸仏は宝樹(ほうじゅ)の下(もと)に星を連(つら)ねた様に並んだ中で、 正法時代一千年、像法時代一千年の二千年が過ぎた末法の始めには、 法華経の怨敵が三種類あるであろう、と 八十万億那由侘(はちじゅうまんのくなゆた)という多数の諸菩薩の定められた事が、 どうしてウソ偽りとなるでしょうか。 当世は釈尊の滅後二千二百余年です。 大地を指差して外れる事があっても、春に花が咲かない事があっても、 三類の敵人(てきじん)は必ず日本国にあるはずです。 そうであるなら、どの様な人々が三類の敵人のうちに入るのでしょうか。 又誰人が法華経の行者であると指されるのでしょうか。 心もとない事です。 あの三類の怨敵のうちに、我々は入っているのでしょうか。 あるいは又法華経の行者のうちに入るのでしょうか。 心もとない限りです。 中国・周の第四代昭王の時代二十四年四月八日の夜中に、 天に五色の光気が南北に輝き亘って、真昼の様に明るくなりました。 その時、大地は六種に震動し、 226p 雨も降らないのに江河(こうが)や井戸・池の水が増え、 全ての草木に花が咲き実がなりました。 実に不思議な事でした。 昭王は大変に驚きました。 そこで大史職(たいししょく)の蘇由(そゆう)が占って言いました。 「西方に聖人が生まれたのでございます」 と。 昭王は尋ねて言いました。「この国にはどうか」と。 それに答えて 「何事もないでしょう。 しかし、千年の後にかの聖人の言説がこの国に伝えられて衆生を利するでしょう」 と言いました。 あの外典の、見思惑(けんじわく)でさえ未だ毛筋ほども断ち切っていない者で あるにも関わらず一千年後の事を知っていました。 はたして仏教は千十五年の後、後漢の第二代明帝の永平十年 丁卯(ひのとう)の年に中国へ渡りました。 この法華経の予言は外典の蘇由(そゆう)の予言など比べものにならない程勝れた、 釈迦・多宝・十方分身の仏の御前(おんまえ)で誓った諸菩薩の未来記です。 ですから、今の世の日本国に三類の法華経の敵人が無い訳があるでしょうか。 釈尊は付法蔵経などに記して 「我が滅後に正法時代一千年の間、 我が正法を弘(ひろ)めるべき人二十四人が順に受け継いでいくであろう」 と言われています。 迦葉(かしょう)・阿難(あなん)達はさておいて、 百年後の脇比丘(きょうびく)、六百年後の馬鳴(めきょう)菩薩、 七百年後の竜樹菩薩達は、仏の予言に少しも違(たが)わず、 既に出現されました。 末法に法華経の行者と三類の敵人(てきじん)が出現するとの予言が どうして嘘であるでしょうか。 この事が仏説に相違するなら、一経全てが相違してしまうでしょう。 いわゆる舎利弗が未来に華光(けこう)如来に、 迦葉(かしょう)が光明(こうみょう)如来になるという事も、 皆嘘偽(うそいつわ)りの言葉となるでしょう。 そうしますと、爾前経がかえって真実の決定的な教えとなって、 舎利弗(しゃりほつ)らは永久に成仏出来ない声聞達となります。 犬や野干(やかん)を供養しても、 阿難(あなん)ら声聞を供養してはならないという事になります。 一体どうしたものでしょう。 40 別して俗衆(ぞくしゅう)・道門(どうもん)を明かす まず第一の怨敵の「諸々の無智の人あって」というのは、 経文中の第二類の「悪世の中の比丘(びく)」と、 第三類の「納衣(のうえ)の比丘」の教えを信じている大檀那達であると見えます。 従って妙楽大師はこの大一類を「俗衆増上慢」と言っています。 又、智度法師は「東春(とうしゅん)」に 「公(おおやけ)の場所即ち国王・大臣らの国家権力者に向かって」 等と言っています。 第二類の法華経の怨敵(おんてき)は、経文に 「末法悪世の中の僧は邪(よこしま)な智慧に長けて、 心が曲がって媚(こ)び諂(へつら)い、 未だ何も解っていないのに悟りを得たと思い、自分を慢ずる心が充満している」 等とあります。 これについて涅槃経には 「この時に諸々の悪い僧があるであろう。 そしてこの諸々の悪人は、この様な大乗経典を読誦するとはいっても、 如来が説こうとする深い真意を滅除する」 等と説かれています。 「摩訶止観(まかしかん)」には 「もし法華経に対して信心の無い者は、 法華経は聖者が修行する高い教えで自分の様な智慧の無い者には用は無いと言う。 又、もし真実の智慧の無い者は増上慢を起こして自分は仏に均しいと思う」 等とあります。 道綽禅師(どうしゃくぜんじ)は「安楽集」に法華経を捨てるべき理由として 「第二に、理が深くて下根の末法の衆生には理解出来ない事による」 等と言っています。 法然は「選択集(せんちゃくしゅう)」で 「念仏以外の諸々の修行は衆生の機根に合わず、時代が適していない」 等といっています。 妙楽は「法華文句記」の十に 「おそらく法華経を誤って理解する者は、初心の功徳の大きい事を知らないで、 その功徳を上位の聖者(せいじゃ)に譲(ゆず)り、 初心の功徳をないがしろにするであろう。 だから今、初心の修行を浅くしてしかもその功徳が深い事を示し、 法華経の功徳力を顕そう」 等と言っています。 伝教大師は「守護国界章」に 「正法・像法時代は後少しで過ぎ終わり、 227p 末法がはなはだ近くに来ている。 一仏乗の法華経によって一切衆生が即身成仏するのは、今まさしくこの時である。 どうしてそれを知る事が出来るのかといえば、 安楽行品に『末世において法が滅する時に』とあるからである」 等といっています。 恵心(えしん)は「一乗要決(いちじょうようけつ)」で 「日本国中は円経である法華経を求める機根ばかりである」 等といっています。 道綽(どうしゃく)と伝教と法然と恵心とは反対の 事を言っていますが、 どちらを信じるべきでしょうか。 道綽と法然(ほうねん)の主張は一切経に証文がありません。 伝教と恵心の主張は正しく法華経に依(よ)っています。 その上、日本国一同にとって、 比叡山の伝教大師は戒を授けられた受戒の師です。 どうして天魔のついた法然に心を寄せ、 自分の受戒の師である伝教を捨てるのでしょうか。 法然が智者であるなら、 何故天台や妙楽、伝教や恵心らの解釈を「選択集」に載せて、 道筋を立てて道理を明らかにしなかったのでしょうか。 それをしなかった法然の主張は人の道理を隠すものです。 従って、経文の第二類の「悪世の中の比丘」と指されているのは、 法然ら無戒・邪見の者の事です。 涅槃経に 「法華経以前に我々ことごとく邪見の人と名づける」 等とあります。 妙楽は「法華玄義釈籤(ほっけげんぎしゃくせん)」で 「自ら法華経以前の蔵・通・別の三教を指して皆邪見と名づける」 等と言っています。 天台の「摩訶止観(まかしかん)」には 「涅槃経に、これより以前は、我々は皆邪見の人と名づけるとある。 邪(じゃ)とは即ち悪ではないか」 等とあります。 妙楽の「止観輔行伝弘決(しかんふぎょうでんぐけつ)」には 「邪(じゃ)は即ちこれ悪の事である。 この故に、ただ円経を禅となす事を知るべきである。 これに又二つの意味がある。 一には実相に順(したが)うを善となし、実相に背(そむ)くを悪となす。 これは比較相対して勝劣を判ずる相待妙(そうたいみょう)の意である。 二には、円に執着するを悪となし、円に達するを善となす。 これは絶待妙(ぜったいみょう)の意である。 この様に相待・絶待共に悪を離れるべきである。 円に執着する事でさえ尚悪である。 ましてその他のものに執着する事は尚更である。」 等とあります。 外道の善悪は、小乗経に対すれば共に皆悪道であり、 小乗経の善道及び爾前(にぜん)の四味三教は法華経に対すれば皆邪悪であり、 ただ法華経のみに正善(しょうぜん)です。 爾前(にぜん)経に説かれた円経は相待妙です。 絶待妙に対すれば尚悪です。 又爾前の円経は前三教に摂するので尚悪道です。 爾前経に説かれている通りに爾前経の極理(ごくり)を行じても尚 悪道なのです。 まして観無量寿経など、華厳経や般若経などにも及ばない小法を基(もと)として、 法華経を観無量寿経に取り入れて、 かえって念仏に対して法華経を閣(さしお)き、 抛(なげう)ち、閉(と)じ、捨(す)てさせたという事は、 法然並びにその化導を受けた弟子達、檀那達は正法を誹謗する者ではないでしょうか。 釈迦・多宝・十方の諸仏は 「法華経を永久に存続させる為に法華経の会座に来られた」 のです。 しかし、法然並びに日本国の念仏者達は 「法華経は末法には念仏より先に滅びる」 と言っています。 これこそ釈迦・多宝・十方分身の諸仏の怨敵ではないでしょうか。 41 第三の僭聖増上慢(せんしょうぞうじょうまん)を明かす 第三類の怨敵は法華経に次の様に説かれています。 「あるいは人里離れた静かな所に袈裟(けさ)・衣(ころも)をつけて 閑静(かんせい)な座にいて、在家の人達に法を説いて、 世間からあたかも六神通を得た聖者の様に慎(つつし)み敬(うやま)われるであろう」 等と。 六巻の般泥洹経(はつないおんきょう)もは次の様にあります。 「阿羅漢に似た一闡提(いっせんだい)の者があって悪業(あくごう)を行ずる。 これと反対に一闡提に似た阿羅漢があって慈悲心を起こすであろう。 阿羅漢に似た一闡提があるというのは、 この諸々の衆生の中で大乗経を謗(そし)る者をいうのである。
https://w.atwiki.jp/unofficial_jcomi/pages/114.html
このページはhttp //www.ailove.net/fellow/noteky.cgi?c=noteread f= id=1303262547beglpt ff=pからの引用です [最新の情報に更新] [この発言にレスを付ける] 違法絶版マンガファイル浄化計画について2 horo[修正][削除][Fメール]ID fawvwl11/04/20 10 22 27 BASE NOTE スレ:違法絶版マンガファイル浄化計画について 返信相手:nagog さん レスNo.:30 >赤松先生からのレスですがこれを適用できませんか? ブログ用に考えたとしても、これからアップロードしようとする人間からすると引きますね。 「あえて言うところがサディスティックなのさ・・」でもかまわないのですが、気持ちとしてはドンドン盛り下がってしまいます。 実際、Jコミのマンガ公開数が増えない事にストレスを感じていたので、そこへ持ってきてのお言葉だったので、思わず意見を申してしまったと言うのが本音です。 >それはP2Pについても言える事で、これもよりグレー(つか黒?)なイタチゴッコだと思います。 まあ、こう言ったコンテンツを扱う限りは避けられないリスクですよね。 真っ白を求め過ぎても、上手く行くのかが心配なんです。 ニコ動やYouTubeは、ある程度グレーな領域を持っていたからこそ、成功したと言えると思います。 >すいません。泥のかぶり方がわからなかったもので。 単純にYouTubeやニコ動に近いやり方でも良いのでは?という事です。(検閲レスですね) ただ赤松先生からはツイッタで「YouTubeと同じになってしまいます」とコメントを頂いているので、全く同じでは納得はされないのでしょうね。 >スルーするつもりはないのですが、ちょっと議論しづらくて・・・。 レス30って良いようで悪い様な。 揉めた時は区切り早い方が続かなくてメリットはあるのでしょうけれど、しっかりした議論が出来ずモンモンとしてしまいますねw しまいに・・ ただ、前回の私の書き方や、ツイッタでの言い方が悪かったので、赤松先生にはツイッタの方で謝っておきました。 先生も気持ちは理解して頂けたようです。 KenAkamatsu[修正][削除][Fメール][URL]ID hdtdq11/04/20 11 16 38 APPEND 1 >horoさん 浄化計画ですが、実際horoさんが考えているようなタイムスケールとはちょっと 違っていて、漫画家先生に許諾を求めると、「出版社に聞いてみますので、 2週間ほどお待ちください」というようなスパンとなっております。 (特に連載を持っている先生は超多忙だし。) この辺、許諾を得ずに公開する動画共有サイトとは、全く違っていますね。 βテストと違って、契約書を結ぶなどの手間もかかりますし、「アップロード して検閲してメールでことわってすぐ公開」といったサイトにはならないこと を予めご承知ください。「承諾を得て公開する」というのは、相手の速度に 合わせて動くということなのです。 その代わり、ホワイトリストが結構充実してきましたので、能動的にデータ化 を進めています。(もちろん、これにも少し時間がかかります。) 今日も一本マンガを公開します。 また、一旦おろした「ラブひな」などのPDFファイルも、新しい広告を入れて 4月中にリニューアル無料配布の予定です。 Jコミは、初期段階なのでゆっくりとですが、しかし着実に進んでいますので、 まずは見守ることから始めていただきたいと思います。 (そもそも無料で、しかも絶版なのだし、市民生活には無関係のはず。) そのうち、回り出したら早いのではないか、と私は期待しています。 nagog[修正][削除][Fメール]ID pqaxr11/04/20 19 34 49 APPEND 2 新スレ立ったんですねw なんとなく、一件落着な感じ?なので、これ以上は特にいいのでしょうかね。 horo[修正][削除][Fメール]ID fawvwl11/04/21 09 59 56 APPEND 3 >赤松先生 了解しました。 じっくり待つ事にします。 いつもお世話かけてすいません。 >nagogさん 一応、メッセージ不足用にスレとして立てたのですが、赤松先生が続スレとして変更してくれたようです。 hiro[修正][削除][Fメール]ID mtvrmg11/04/22 03 35 37 APPEND 4 Jコミへアップロードすべく自炊中ですが、ゴミを除去したりするレタッチには時間がかかります。 さらに、アップロードされたコミックの許諾にも時間がかかりますよね。 ここで提案ですが、自炊中のコミックの一部(表紙のみとか)をアップロードして、 それをもとに許諾を請求すればアップロードから公開までのタイムラグも減らせるのではないでしょうか。 それと、画像サイズ以外でも、自炊のガイドラインがあるといいですね。 [この発言にレスを付ける]
https://w.atwiki.jp/gendaigoyaku/pages/15.html
78p 災難対治抄 正元二年 三十九歳御作 1 災難対治の方途を勘える 国土に大地震・時節はずれの大風・大飢饉・伝染病の大流行・大規模の戦乱等の 種々の災難の起こる根源の因を知って、いかにすれば対治出来るかという事について考え記した文。 2 五経から七文を挙げる 金光明経(こんこうみょうきょう)には次の様に説かれている。 「(ある時、四天王が仏に申し上げていうには)もし人王がいて、 その国土にこの経があっても未だかつて流布せず、 この経を捨て去る心を起こして聞くことを願わずに、又供養し尊重し讃嘆(さんたん)する事をせず、 比丘・比丘尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)の四部の衆として この経を持(たも)つ人を見ても又尊重したり供養したりする事をしない。 その為、我ら及びその眷属や無量の諸天に対して、この甚深の妙法を聞く事が出来ない様にして、 甘露の味を得させず、正法の流れに浴させず、威光及び勢力をなくさせてしまう。 地獄・餓鬼・畜生・修羅の四悪趣の衆生が次第に増え、 人界・天界の衆生は次第に減り、生死の迷いの河に堕ちて、涅槃の悟りの道に背くであろう。 世尊よ、我ら四天王並びに諸々(もろもろ)の眷属及び薬叉(やくしゃ)等は、 その様な事を見て、その国土を捨てて擁護する心を無くしてしまうであろう。 ただ我らがこの王を捨て去るだけではなく、 又、国土を守護する無量の諸天善神も皆悉(ことごと)く捨て去るであろう。 既に捨て去ってしまった時には、その国に必ず種々の災禍(さいか)あって、 国王の地位を失うであろう。 一切の人々は皆善心が無く、 ただ縛り殺害し争うのみで、互いに権力者に讒言(ざんげん)し諂(へつら)い、 法をまげて無実の者にまで罪をきせるであろう。 伝染病が流行し、彗星がしばしば出て、二つの太陽が並んで現れ、 日蝕や月蝕等太陽や月の光が薄くなる事が通常通りで無く、 黒色と白色の二つの虹が出て不吉の相を表し、星が流れ、地が揺れ動き、井戸の中から音響を発する。 又、暴雨や暴風が時節によらずに起こり、常に飢饉(ききん)にあって苗や実も育たず、 他国の多くの怨賊(おんぞく)が国内を侵略し、人民は諸々(もろもろ)の苦悩を受け、 国土に安楽な場所は無くなってしまうであろう」と。 大集経には、次の様に説かれている。 「もし国王がいて、我が正法が滅びようとしているのを見て擁護しないならば、 量り知れないほどの世において布施・持戒・智慧を修してきたとしても、 その功徳善根は悉く皆失われて、その国の中に三種の災いが起こってくるであろう。 (中略)命終えて後大地獄に生ずるであろう」と。 仁王経には 「大王(波斯匿王)よ、国土が乱れる時は、まず鬼神が乱れ、 鬼神が乱れる為に万民が乱れるのである」と説かれ、 又「大王よ、私が今五眼(ごげん)をもって明らかに三世を見てみると、 一切の国王は皆過去の世に五百の仏に仕えた事によって帝王主となる事が出来たのである。 これによって、 79p 一切の聖人や阿羅漢(あらかん)は 王の為にその国土の中に生まれて来て大利益をなすであろう。 もし王の福徳が尽きる時は、一切の聖人は皆捨て去るであろう。 もし一切の聖人が去る時は、七つの難が必ず起こるであろう」と説かれている。 仁王経(仁王般若波羅密経巻下の受持品第七)には、又次の様に説かれている。 「大王よ、私が今教化する世界には、百億の須弥山(しゅみせん)と百億の日月があり、 一つ一つの須弥山の四方に四天下があり、その一つの南閻浮提に 十六の大国と五百の中国と一万の小国がある。 その国土の中に七つの恐るべき難がある。一切の国王はこの難の為に、 どの様な事を難とするのかというと、 太陽や月が平常の運行から外れ、時節が逆になり、 あるいは赤い太陽が出たり黒い太陽が出たり、二つ・三つ・四つ・五つの太陽が出たり、 あるいは日蝕で太陽の光が無くなったり、 あるいは太陽の輪が一重・二重・三重・四重・五重に現ずる。 これを一の難とするのである。 二十八の星座が平常の運行から外れ、 金星・彗星・輪星(りんせい)・鬼星・火星・水星・風星・刁星(ちょうせい)・ 南斗(なんじゅ)・北斗(ほくと)・五鎮(ごちん)の大星・一切の国主星(こくしゅせい)・ 三公星(さんこうせい)・百宦星(ひゃっかんせい)等の諸々(もろもろ)の星が それぞれ異常な現れ方をする。 これを二の難とする。 大火が国を焼いて万民を焼き尽くし、 あるいは鬼火・竜火・天火・山神火・人火・樹木火・賊火という様な怪しげな異変が起こる。 これを三の難とする。 大水が民衆を漂わせ沈める。時節は逆転して、冬に雨が降り、夏に雪が降り、 冬期に稲妻が光って雷が鳴り、夏の六月に氷や霜や霰(あられ)が降る。 赤水や黒水や青水が降り、土の山や石の山が降り、砂や礫(こいし)や石が降り、 河は逆流して山を浮かべ石を押し流す。この様な異変が起きる時、 これを四の難とする。 大風が万民を吹き殺し、国土の山河や樹木は一挙に滅び没する。 時節はずれの大風や黒風・赤風・青風・天風・地風・火風・水風が吹く。 この様に異変が起きる時、 これを五の難とする。 天地・国土が日照りで炎に包まれた様に熱せられて多くの草は枯れ、 五穀は実らず、土地は焼けただれて万民は滅び尽きるであろう。 この様に異変が起きる時、 これを六の難とする。 四方の他国の賊が襲って来て国を侵略し、内外の賊が蜂起する。 火賊・水賊・風賊・鬼賊が横行して民衆は荒れて乱れ、 戦乱に脅かされるであろう。 この様に異変が起きる時、 これを七の難とするのである」と。 法華経陀羅尼品第二十六には 「百由旬の内において、もろもろの衰え患う事が無い様にさせる」と説かれている。 涅槃経には 「この大涅槃微妙の経典が流布される所、その地は即ち金剛であり、 この中の人々は又金剛の様である事を知るべきである」 と説かれている。 仁王経には 「この経は常に千の光明を放って、千里の内において七難が起こらない様にさせる」 と説かれ、又、 「諸々の悪比丘が多く世間の名誉や利益を求めて、 80p 国王や太子や王子の前で自ら仏法を破壊し国を破壊する因縁となる教えを説く。 その王は弁(わきま)えずにこの言葉を信じ聴き、道に外れて法制を作り、仏の戒法に依らない。 これを仏法の破壊・国の破壊の因縁とするのである」 と説かれている。 今、これらの経文を考えてみると、法華経には 「百由旬の内において、諸々の衰え患う事の無いようにさせる」と説かれ、 仁王経には 「千里の内において七難が起こらないようにさせる」と説かれ、 涅槃経には 「その地はすなわち金剛であり、この中の人々は又金剛のようである事を知るべきである」 と説かれているのである。 3 仏言が虚妄との疑問を出す 疑っていう。 今、この国土に種々の災難が起こっているのを見聞きしてみると、 いわゆる建長八年八月から正元二年二月に至るまで、 大地震・時節外れの大風・大飢饉・伝染病の大流行等の種々の災難が連続して今も絶える事が無い。 ほとんど国中の人が死に絶えるかの様である。 これによって種々の祈りを行う人は多いけれども、その効験は無いのであろうか。 釈尊が「正直に方便を捨て」と説かれ、多宝如来が真実であると証明され、 諸仏が舌を出して嘘でないことを示された法華経の 「百由旬の内において、もろもろの衰え患う事の無いようにさせる」の文、 沙羅双樹林での最後の遺言である涅槃経の 「その地はすなわち金剛であり、この中の人々は又金剛の様である事を知るべきである」の文、 仁王経の 「千里の内において七難が起こらないようにさせる」の文はみな偽りとなった様に見えるが、 どうか。 答えていう。今、愚かな自分の頭でこれを考えてみると、 先に挙げた諸大乗経は国土にありながらそれでもなお祈りが叶わずに災難が起こるという事は、 少しその理由があるのであろうか。 いわゆる金光明経には 「その国土にこの経があっても未だかつて流布せず、 この経を捨て去る心を起こして聞く事を願わず 我ら四天王 皆ことごとく捨て去り その国に必ず種々の災禍があるであろう」と説かれ、 大集経には 「もし国王がいて、我が正法が滅びようとしているのを見て捨てて擁護しなかったならば、 その国の中に三種の災難が起こってくるであろう」と説かれ、 仁王経には 「仏の戒法に依ろうとしない。これを仏法破壊・国破壊の因縁とするのである」 「もし一切の聖人が去ってしまう時は七つの難が必ず起こるであろう」 と説かれている。 これらの文によってこれを考えてみると、法華経等の諸大乗経が国中にあるといっても、 一切の四衆は捨て去る心を生じて聴聞し供養すう志を起こさない為に、 国中の守護の善神や一切の聖人はこの国を捨て去り、 守護の善神や聖人等がいない為に起こってきている災難なのである。 4 悪比丘が破国の因と明かす 問うていう。 国中の人々が諸大乗経に対して捨て去る心を生じて供養する志を生じないという事は、 どの様な事から起きるのか。 答えていう。 仁王経には 「諸(もろもろ)の悪比丘が多分に世間の名誉や利益を求めて、 国王や太子や王子の前で自ら仏法を破壊し国を破壊する因縁となる教えを説くであろう。 その王は弁えずにこの言葉を信じ聴き、道に外れて法制を作り、 仏の戒法に依ろうとしない」と説き、 法華経勧持品第十三には 「悪世の中の比丘は 81p 邪智で心が諂い曲がっていて、未だ悟りを得ていないのに得たと思い、 おごりの心に満ちている この人は邪悪の心を懐き国王・大臣・婆羅門・居士及びその他の諸の比丘に向って、 法華経を弘める私を誹謗して私の悪行を言い立てて 「これは邪見の人であり、外道の説を説いている」と言うであろう 悪鬼がその身に入って」等と説かれている。 これらの文によってこれを思案してみると、 もろもろの悪比丘が国中に充満して国を破り仏法を破る因縁となる教えを説く時、 国王並びに国中の四衆が弁えずに信じ聴く為に、 諸大乗経に対して捨て去る心を生ずるのである。 5 悪比丘は仏弟子の中から出来(しゅったい) 問うていう。 もろもろの悪比丘等が国中に充満して国を破り仏の戒法を破る因縁となる教えを 説くという事であるが、それは、仏弟子の中に出てくるのであろうか、 外道の中に出てくるのであろうか。 答えていう。 仁王経には 「仏・法・僧の三宝を護る者が、転じて更に三宝を滅ぼし破るのであり、 これは師子の身中の虫が自ら師子を食うようなものである。 (三宝を滅ぼすのは)外道ではない」 と説かれている。 この文の通りであれば、仏弟子の中に国を破り仏法を破る者が出てくるであろう。 6 仏法をもって仏法を破る 問うていう。 もろもろの悪比丘は、正法を破るのに、似た様な法をもって破るのか、 又は悪法をもって破ろうとするのか。 答えていう。 小乗教で権大乗教を破し、権大乗教で実大乗教を破するのであり、 しかも、師弟共にこれが謗法であり国を破る因縁となる事を知らない為に、 仏の戒法を破り国を破る因縁を成して地獄・餓鬼・畜生の三悪道に堕ちるのである。 7 仏弟子が謗法を犯す証拠を示す 問うていう。 その証拠はどうか。 答えていう。 法華経勧持品第十三には 「(濁世の悪比丘は、自分の持つ法が) 仏が方便として衆生の機根に随って説かれた法である事を知らずに、 (法華経を弘める者に対して)悪口して顔をしかめて非難し、たびたび所を追うであろう」 と説かれ、 涅槃経には 「私が死んだ後、必ず数多くの量り知れない程の衆生が、 この大涅槃経を誹謗して信じないであろう 声聞・縁覚・菩薩の三乗の人も又同じ様に最高の教えである大涅槃経を憎むであろう」 と説かれている。 勝意比丘(しょういびく)が喜根(きこん)菩薩を謗(そし)って三悪道に堕ち、 尼思仏(にしぶつ)等が不軽菩薩を打って阿鼻地獄の炎に焼かれて大苦悩を受けたのも、 皆大乗と小乗、権教と実教とを弁えない事から起こったのである。 82p 十悪業や五逆罪は愚者も皆罪である事を知っている為に、 容易に国を破り仏法を破る因縁を成す事は無い。 故に仁王経には 「その王は弁えずにこの言葉を信じ聴き」と説かれ、 涅槃経には 「もし四重禁戒を犯し、五逆罪を作り、自らはっきりとこの様な重罪を犯した事を知っていて、 しかも心に初めから怖れや懺悔が無く、あえて起こし表そうともしない」 と説かれている。 この様な文によれば、謗法の者は自他共に子細を知らないが為に、 重罪を犯して国を破り仏法を破るのである。 8 選択集(せんちゃくしゅう)の一凶たる所以を明かす 問うていう。 もしそうであるならば、 この国に権教をもって人の心を捉え、実教を滅ぼす者がいるのか。 答えていう。 その通りである。 問うていう。 その証拠は、どうか。 答えていう。 法然上人が著した選択集が証拠である。 今、その文を抜き出して先の経文に照らし合わせ、その失をあらわにしよう。 もしこれに対治を加えるならば、国土を安穏にする事が出来るであろう。 選択集には次の様にある。 「道綽禅師(どうしゃくぜんし)が 聖道門(しょうどうもん)・浄土門(じょうどもん)の二門を立てて、 聖道門を捨てて正しく浄土門に帰することを説いた文 初めに聖道門とは、 これに二つがあって、一つには大乗教で二つには小乗教である。 大乗教の中に顕教・密教、権教・実教等の違いがあるけれども、 今この安楽集の意はただ顕大乗教及び、 権大乗教にある故に歴劫迂回(りゃっこううえ)の修行の教えにあたる。 これに順じて考えてみると、密大乗教及び実大乗教を含めるべきである。 従って、即ち今の真言・禅・天台・華厳・三論・法相・地論・摂論等の八宗の説くところは、 正しく聖道門になるのである。 曇鸞(どんらん)法師の往生論(おうじょうろん)の注には、 『謹んで竜樹菩薩の十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)を読み考えてみると、 菩薩が不退転の位を求めるのに二種の道があり、一には難行道で、二には易行道である』 とある。 この中の難行道とは即ち聖道門であり、易行道とは即ち浄土門である。 浄土宗を修学する者はまず当然この事を知らなければならない。 たとえ、まず聖道門を修学している人であっても、 もし浄土門に対して修学の志がある者は、聖道門を捨てて浄土門に帰すべきである」 と。 又、次の様にある。 「善導和尚(ぜんどうおしょう)が正(しょう)・雑(ぞう)の二行を立て、 雑行(ぞうぎょう)を捨てて正行(しょうぎょう)に帰すべきであると述べた文 第一に読誦(どくじゅ)雑行とは、 先の観無量寿経等の往生浄土を説いた経を除いて、それ以外の大乗教や小乗教、 顕教や密教の諸経を受持し読誦するのを悉(ことごと)く読誦雑行と名づけるのである。 第三に礼拝(らいはい)雑行とは、先の阿弥陀仏を礼拝するのを除いて、 それ以外の一切のもろもろの仏菩薩等及びもろもろの世天等に対して礼拝し 敬うのを悉く礼拝雑行と名づけるのである。 私の考えは次の様である。 この往生礼讃の文を見るのに、 当然の事として雑行を捨てて専(もっぱ)ら正行を修するべきである。 どうして百人が百人とも極楽へ往生出来る専修正行を捨てて、 千人のうち一人も成仏出来ない雑修雑行に堅く執着(しゅうじゃく)する事があろうか。 仏道を修行する者は、よくよくこの事を考えるべきである」 と。 83p 又、次の様にある。 「貞元入蔵録(じょうげんにゅうぞうろく)の中には 大般若経六百巻から始まって法常住経(ほうじょうじゅうきょう)に終わるまで 顕教・密教の大乗経は全部で六百三十七部二千八百八十三巻ある。 これらはみな当然、読誦大乗の一句に摂(おさ)めるべきである。 まさに知るべきである。 随他意の法門の時には暫く定善・散善の諸行の門を開くけれども、 随自意の法門を説いた後には反対に定善・散善の諸行の門を閉じるのである。 一度、開いて後永く閉じないのは、ただ念仏の一門のみである」 と。 又、最後の結びの文には次の様にある。 「それ速やかに生死の苦しみを離れようと欲するならば、 二種の勝れた法のうち、しばらく聖道門を閣(さしお)いて浄土門に入りなさい。 浄土門に入ろうと欲するならば、 正・雑の二行のうち、しばらくもろもろの雑行を抛(なげう)って選んで正行に帰すべきである」 と、以上は選択集の文である。 今これを考えてみると、 日本国中の上下万民は深く法然上人を信じて、この書を身近に置いて重んじている。 故に無智の僧俗はこの書の中の「捨・閉・閣・抛」等の字を見て、 浄土の三部経と阿弥陀仏以外の諸経や諸仏・諸菩薩・諸天善神等に対して、 捨てる・閉じる・閣(さしお)く・抛(なげう)つ等の思いを抱き、 それらの仏や経等に対して供養や受持等の志を起こさず、 逆に捨て去る心を生ずるのである。 その為に昔のもろもろの大師等が建立した鎮護国家の道場が荒廃していても護惜建立の思いは無い。 護惜建立の思いが無いが故に又経を読んで供養する声は絶え、 守護の善神も法味を食さないが故に国を捨て去り、人々の拠りどころとなる聖人も 帰ってくる事が無い。 まったく金光明経や仁王経等の 「一切の聖人が去る時は、七つの難が必ず起こるであろう」 「我ら四天王皆ことごとく捨て去るであろう。既に捨て去ってしまった時には、 その国に必ず種々の災禍があるであろう」 という文に当っている。 まさに法然こそ 「もろもろの悪比丘が多分に世間の名誉や利益を求め」 「悪世の中の比丘は邪智で心が諂(へつら)い曲がって」 と説かれている人ではないか。 9 選択以前は五常破り災難起こす 疑っていう。 国に選択集を流布させた事によって災難が起こるというならば、 この書がなかった以前の時代には国中に災難がなかったのか。 答えていう。 その当時もまた災難はあった。 即ち、仁・義・礼・智・信の五常を破り、仏法を滅ぼした者がいたからである。 いわゆる中国・北周の宇文邕(うぶんよう)や衛元嵩(えいげんすう)等がこれである。 10 今の世の災難は選択の失と示す 難詰していう。 五常を破った故に起こるというならば、 今の世の災難がどうして必ずしも選択集が流布した為の失によるといえようか。 答えていう。 仁王経には 「大王よ、未来の世の中に諸の小国の王・四部の弟子 諸の悪比丘が 道に外れて法制を作って仏の戒法に依らず またまた仏像の形や仏塔の形を造る事を許さない 七つの難が必ず起こるであろう」 と説かれ、 金光明経には 「供養し尊重し讃嘆する事をしない その国に必ず種々の災禍があるであろう」 と説かれ、 84p 涅槃経には 「最高の大涅槃経を憎む」 等と説かれている。 (これらの経文が)どうして阿弥陀仏と浄土の三部経以外の諸仏や 諸経等を供養し礼拝し讃嘆するのを悉(ことごと)く雑行(ぞうぎょう)と名づけるという 選択集の主張に当らない事があろうか。 11 仏法以前の災難の因を追究 難詰していう。 仏法が広まる以前に災難があったのは、どうして謗法の者の故である事があろうか。 答えていう。 仏法が広まる以前に五常をもって国を治めたのは、 根本的には仏道における誓いをもって国を治めたのである。 礼儀を破るのは、仏が説き示された五戒を破る事になるのである。 12 五常は仏誓に基づく 問うていう。その証拠は、どうか。 答えていう。 金光明経には 「一切世間のあらゆる善法を説いた論は、みなこの経に依っているのである」 と説かれ、 法華経法師功徳品第十九には 「もし俗世間の経書の教えや世を治めるうえでの言論や生活の助けとなる行為などを説いても、 みな正法に順(したが)っている」 と説かれ、 普賢経には 「正法をもって国を治め、人民を邪(よこしま)に虐げない。 これを第三の懺悔を修すると名づける」 と説かれ、 涅槃経には 「一切世間の外道の経書の教えはみな仏説であり、外道の説ではない」 と説かれ、 摩訶止観(まかしかん)には 「もし深く世法を知るときには、それはそのまま仏法である」 とあり、 止観輔行伝弘決(しかんぶぎょうでんぐけつ)には 「礼儀と音楽が先駆けて広まり、真の道が後に開ける」 とあり、 普通授菩薩戒広釈には 「仏は老子・孔子・顔回の三人を派遣して、しばらく中国を教化した。 五常をもって五戒の一面を明かしたのである。 昔、大宰が孔子に『三皇五帝は聖人であろうか』と問うと、 孔子は『聖人ではない』と答えた。 また『あなたは聖人か』と問うと、また『そうではない』と答えた。 また『もしそうであるならば、誰が聖人か』と問うと、 『私が聞くところでは、西方に聖人がいて、釈迦と称する、ということである』 と答えた」 とある。 これらの文をもってこれを考えてみると、 仏法が広まる以前の三皇五帝は五常をもって国を治め、 夏の国の桀王(けつおう)や殷(いん)の国の紂王(ちゅうおう)や 周の国の幽王などが礼儀を破って国を滅ぼしたのは、 根本的には仏道における誓いの持破(持つか破るか)と同じになるのである。 13 法華等の行者の値難の理由 疑っていう。 もしそうであるならば、法華や真言等の諸大乗経を信ずる者が、 どうしてこの災いによる難にあうのか。 答えていう。 金光明経には 「法をまげて無実の者にまで罪をきせるであろう」 と説かれ、 法華経譬喩品第三には 「不当に災難となってふりかかるであろう」等と説かれている。 これらの文をもってこれを推察すると、法華や真言等を行ずる者も未だ修行の位が深くなく、 信心が薄く、口に唱えていてもその意味を知らずに、 ひとえに名誉や利益の為にこれを唱えていて、過去世の謗法の失が未だ尽きず、 外面は法華等を行じて内面は選択集の考えを抱いて、 この災難の根源等を知らない者は、この難を免れ難いという事であろうか。 14 謗法者の難に値わない理由 疑っていう。 もしそうであるならば、どうして選択集を信ずる謗法の者の中に この難に遭わない者がいるのか。 答えていう。 宿業が果報をもたらす力は一定ではない。 順現業は、法華経普賢菩薩観発品第二十八に 「この人は現世に白癩(びゃくらい)の病を得るであろう。(中略) 諸(もろもろ)の悪く重い病気にかかるであろう」 と説かれ、 仁王経には 「人が仏教を破壊するならば、また孝行な子はいなくなり、親族は仲が悪く、天神も助けない。 病気や悪鬼によって日々、悩まされ、異常な災難が耐える事無く、禍が連なるであろう」 と説かれ、 85p 涅槃経には 「もしこの経典を信じない者がいるならば 臨終の時、世の中は荒れて乱れ、 戦乱が競って起こり、帝王の暴虐や怨敵との仲違いによって侵されるであろう」 と説かれている。 順次生業は、法華経譬喩品第三に 「もし人が信じずにこの経を謗るならば その人は命終えて後阿鼻地獄に入るであろう」 と説かれ、 仁王経には 「人が仏教を破壊するならば 死んで後地獄界・餓鬼界・畜生界に入るであろう」 と説かれている。 順後業等は省略する。 15 災難対治の方法を示す 問うていう。 どのようにして速やかにこの災難を止めるべきであろうか。 答えていう。 速やかに謗法の者を対治すべきである。 もしそうでなければ、数えきれない程の祈請を行っても、災難を止める事は出来ない。 16 布施を止めて災難を対治 問うていう。 どのように対治すべきであろうか。 答えていう。 対治の方法はまた経文にある。 涅槃経に 「仏は『ただ一人を除いて、その他の一切の衆生に施しなさい 正法を誹謗してこの重い罪業を造るといった 一闡提の輩を除いて、その他の者に施すならば、すべて讃嘆すべきである』 と言われた」 と説かれている。 この文によれば(謗法に対しては)布施を止めて対治すべきであると思われる。 この他にもまた対治の方法は多く、すべてを出す余裕はない。 17 謗法苦治に罪があるかを問う 問うていう。 謗法の者に対して供養を止め、厳しい対治を加えるのは罪になるか、どうか。 答えていう。 涅槃経に 「今、最高の正法を諸王・大臣・宰相・比丘・比丘尼に付属する 正法を謗る者に対しては、王者・大臣・四部の衆は必ず厳しく対治をすべきである (この人々が)罪になる事はない」 と説かれている。 18 仏法中怨を免れるため謗法破折 問うていう。 汝自身が僧の身でありながら比丘の罪をあばくのは、罪となる行為ではないのか。 答えていう。 涅槃経に 「もし善比丘がいて、正法を破る者を見てそのままにして置いて、叱り責め、追い払い、 罪を挙げて処断する事をしなければ、この人は仏法の中の怨敵であると知るべきである。 もしよく追い払い、叱り責め、罪を挙げて処断するならば、この人は我が弟子であり、 真に仏の声を聞く者である」 と説かれている。 私はこの文を見て「仏法の中の怨なり」の責めを免れる為に、周囲の目や耳を気にかけずに、 法然上人並びにその門下の人々は阿鼻地獄に堕ちるであろうと言っているのである。 この道理を聞いて理解する僧俗の中に少しは改心する者もいる。 もし一度この考え記した文を御覧になった人で、先に挙げた経文の通りに行わないならば、 大集経の文の 「もし国王がいて、我が正法が滅びようとしているのを見て捨てて擁護しないならば、 量り知れないほどの世において布施・持戒・智慧を修してきたとしても、 その功徳善根は悉(ことごと)くみな失われて、 その国の中に三種の災難が起こってくるであろう。(中略) 命終えて後大地獄に生ずるであろう」 との予言を免れる事は出来ないであろう。 仁王経に 「もし王の福徳が尽きる時は 七つの難が必ず起こるであろう」 と説かれ、 86p この大集経の文には 「量り知れない程の世において布施・持戒・智慧を修してきたとしても、 その功徳善根は悉(ことごと)くみな失われて」 等と説かれているのである。 この文を見ると、しばらく万事を差し置いて、まずこの災難の起こる由来を考えるべきであろう。 もしそうでないならば、ますます災難が起こるであろう。 愚かな自分の考えは以上の通りである。 取り上げるか捨て去るかは、その人の意に任せる。
https://w.atwiki.jp/nipponnokiki/pages/176.html
◇目次 ■『大東亜戦争への道』(中村粲 著)紹介 【第1回】 日本の開国と朝鮮 【第2回】 日清戦争 1894 - 1895 【第3回】 三国干渉 1895 【第4回】 ロシアの満韓侵略 【第5回】 日露戦争(1) 1904-1905 【第6回】 日露戦争(2) 1904-1905 【第7回】 日露戦争(3) 1904-1905 【第8回】 韓国併合 1910 ※以降の内容は、大東亜戦争への経緯・上級編②、大東亜戦争への経緯・上級編③へどうぞ。 ■『大東亜戦争への道』(中村粲 著)紹介 大東亜戦争への道中村 粲(なかむら あきら 獨協大名誉教授)(著) 特に中国(支那)・ソ連(ロシア)との歴史問題を事実関係の綿密な検証を通じて公正に解き明かした点で重要な平成2年(1990年)初版の名著但し、事実検証重視は、裏を返せば「歴史物語」的な面白みに乏しい(=演繹的ではなく帰納的)ということであり、余程の歴史マニアでなければ通読は困難か。興味のある人は図書館で捜すべし。 【第1回】 日本の開国と朝鮮 ↓ここをクリックして表示 +... The Opening of Japan to the World and Korea① The Opening of Japan to the World and Korea② The Opening of Japan to the World and Korea③ The Opening of Japan to the World and Korea④ The Opening of Japan to the World and Korea⑤ 【第2回】 日清戦争 1894 - 1895 ↓ここをクリックして表示 +... First Sino-Japanese War① First Sino-Japanese War② First Sino-Japanese War③ First Sino-Japanese War④ First Sino-Japanese War⑤ First Sino-Japanese War⑥ 【第3回】 三国干渉 1895 ↓ここをクリックして表示 +... The Tripartite Intervention on 23 April 1895① The Tripartite Intervention on 23 April 1895② The Tripartite Intervention on 23 April 1895③ The Tripartite Intervention on 23 April 1895④ The Tripartite Intervention on 23 April 1895⑤ The Tripartite Intervention on 23 April 1895⑥ 【第4回】 ロシアの満韓侵略 ↓ここをクリックして表示 +... Boxer Rebellion (1899) and Invasion by Russia① Boxer Rebellion (1899) and Invasion by Russia② Boxer Rebellion (1899) and Invasion by Russia③ Boxer Rebellion (1899) and Invasion by Russia④ Boxer Rebellion (1899) and Invasion by Russia⑤ Boxer Rebellion (1899) and Invasion by Russia⑥ 【第5回】 日露戦争(1) 1904-1905 ↓ここをクリックして表示 +... Rosso-Japanese War(1)-① Rosso-Japanese War(1)-② Rosso-Japanese War(1)-③ Rosso-Japanese War(1)-④ Rosso-Japanese War(1)-⑤ 【第6回】 日露戦争(2) 1904-1905 ↓ここをクリックして表示 +... Rosso-Japanese War(2)-① Rosso-Japanese War(2)-② Rosso-Japanese War(2)-③ Rosso-Japanese War(2)-④ Rosso-Japanese War(2)-⑤ 【第7回】 日露戦争(3) 1904-1905 ↓ここをクリックして表示 +... Rosso-Japanese War(3)-① Rosso-Japanese War(3)-② Rosso-Japanese War(3)-③ Rosso-Japanese War(3)-④ Rosso-Japanese War(3)-⑤ 【第8回】 韓国併合 1910 ↓ここをクリックして表示 +... The Annexation of Korea① The Annexation of Korea② The Annexation of Korea③ The Annexation of Korea④ The Annexation of Korea⑤ The Annexation of Korea⑥ 大東亜戦争への経緯・上級編②、大東亜戦争への経緯・上級編③に続く ※ページ表示時の負荷軽減のため分割しています
https://w.atwiki.jp/marowiki/pages/1597.html
目次 【時事】ニュース曹長 サージェント メージャー Sergeant Major RSS曹長 サージェント メージャー Sergeant Major 口コミ曹長 サージェント メージャー Sergeant Major 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 曹長 『装甲騎兵ボトムズ チャイルド 神の子篇』第30話 - 電撃ホビーウェブ 英視聴率No.1の『原潜ヴィジル 水面下の陰謀』はなぜ大ヒットした?見どころ解説 - フロントロウ 《真珠湾攻撃80年》元参謀が語った作戦当日の朝「ニコニコしながら話し合っていた」「タバコか酒でも買いに行くような格好で静かな顔つきをしていた」 - ニフティニュース “探求型”動画配信サービス「スターチャンネルEX」とは? 映画&ドラマを“観て、楽しむ”から“観て、深く知る”へ! 【PR】 - クランクイン! 部下の隊員に暴行、陸自の50代陸曹長を停職1日に 発生から処分までには1年8カ月(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イギリスで今年最大級のヒットになった『原潜ヴィジル 水面下の陰謀』、人気の秘密を探る (2021年12月1日) - エキサイトニュース 訓練中私有無線、2人を懲戒処分 陸自別府駐屯地 /大分 - 毎日新聞 『ゴールデンカムイ』298話ついにソフィアも… アシリパへの“母性”に涙「真?... - まいじつ 『パワポケR』「戦争編」初プレイで奇跡の展開! CERO「B」の背景や「とんかつ作戦」の有無を山本拓Pに直撃(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ミッドウェー海戦大敗北は「利根四号機」の責か 重巡「利根」とその艦載偵察機の戦い - auone.jp 南シナ海で事故の原潜艦長ら解任 米海軍 - AFPBB News 陸自幹部、部下にマスク越しキス セクハラで停職4カ月(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「LINE パズルタンタン」x「ケロロ軍曹」コラボイベントに限定キャラ&コスチュームが登場 - 4Gamer.net 【戦争秘話】場当たりで抽象的…「神頼み」作戦のために命を散らした若き特攻隊員達 - 現代ビジネス トラック荷台から飛散か、個人情報入り行政文書10枚を紛失 海上自衛隊 - 京都新聞 食堂のパンや納豆を取り過ぎて…空自3佐を停職処分 那覇基地(琉球新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 陸自隊員を暴行容疑で逮捕 タクシー会社社員の髪つかむ - 京都新聞 横須賀の住宅に侵入、現金29万円盗む 陸上自衛官を起訴 | カナロコ by 神奈川新聞 - カナロコ(神奈川新聞) 韓国空軍の性暴力事件、15人起訴 トランスジェンダー兵士の死亡では裁判所が差別認定 - BBCニュース 【動画】「当たり前積み重ね職務邁進」第19回国民の自衛官表彰式 - 産経ニュース 河野元防衛大臣に改革なし - Japan In-depth 声優「子安武人」さんが演じたテレビアニメキャラ人気ランキングTOP49! 1位は「高杉晋助」【2021年投票結果】(1/7) | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 駐車許可証偽造で曹長ら2人を停職 陸自仙台駐屯地 - 産経ニュース 神奈川・横須賀の住宅に侵入、現金盗んだ疑い 陸曹長逮捕 | カナロコ by 神奈川新聞 - カナロコ(神奈川新聞) 【国民の自衛官(8)】空自第5高射群整備補給隊 内田真一空曹長(48) 戦没者が助けを待っている - 産経ニュース 米陸軍、新型コロナワクチン接種拒否する兵士は除隊も - ロイター (Reuters Japan) 中国軍機を次々と撃墜…「零戦デビュー戦」を闘った“13人のパイロット”たち - 現代ビジネス 【国民の自衛官(3)】感謝の言葉、頑張る力に 陸自第44普通科連隊 添田一義陸曹長(47) - 産経ニュース 「お前らの仕事は遊びや」パワハラ校長を懲戒処分 - 京都新聞 トラブル報告せず、陸曹長を懲戒処分 金沢駐屯地 - 47NEWS 護衛艦内で後輩を殴打 海自、50代海曹を停職5日に | カナロコ by 神奈川新聞 - カナロコ(神奈川新聞) 『機動戦士ガンダム』に学ぶ専門用語、アムロ・レイが地球連邦軍士官にぶちギレた「階級特進」の意味とその理由とは? - ふたまん+ 『プレデター』『ターミネーター』『エイリアン』すべてに“殺された”唯一の俳優がいる!それは… - フロントロウ 『ワンピース バウンティラッシュ』に赤犬が参戦! - 電撃オンライン 『装甲騎兵ボトムズ チャイルド 神の子篇』第23話 - 電撃ホビーウェブ パワハラで2隊員減給 百里基地 茨城・小美玉 - 47NEWS 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』故ビル・パクストン、共演者が偶然同時に彼を思い出す - フロントロウ 【日曜に書く】論説委員・川瀬弘至 自衛隊員は参拝できない? - 産経ニュース 軍人と兵隊の差とは「戦争追体験」を語り継ぐ その2 - Japan In-depth 護衛艦「せとぎり」帰港 ソマリア沖で海賊対処、半年間の任務終え 京都・舞鶴 - 京都新聞 1945年の「千山事件」 兄のように慕った日本兵帰ってこず 死の報告「いまだ信じられない」 - 神戸新聞 日系アメリカ人の極秘部隊二世が戦った沖縄|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 「1人で死ね!」玉音放送を聴いたにもかかわらず特攻機に乗り込んだ司令長官…見送る兵士たちの“悲痛すぎる叫び”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 国民の自衛官に9人1部隊 ブルーインパルスなど - 産経ニュース 【大喜利】『ゲーマー歴が100年を超えるとどうなる?』審査結果発表! - Game*Spark 自衛官の給料で基本給の70%超になる手当とは? (2021年7月1日) - エキサイトニュース 「私的参拝だ」沖縄の陸上自衛隊トップ、日本軍の司令官まつる黎明之塔を参拝【動画あり】(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦争秘話】戦中と思えぬ楽しげな宴会。だが終戦の日、生き残っていたのは……。 - 現代ビジネス 【貴重画像】伝説の名戦闘機乗りが遺したアルバムに込められた思い - 現代ビジネス 「そのとき」を待つICBM 米軍基地で見た核発射訓練 - 朝日新聞デジタル 『ゴールデンカムイ』279話で菊田特務曹長に悲劇! 無情すぎる展開には伏線が?... - まいじつ 職場のインクカートリッジをネットに出品 海自航空隊員を停職処分 - 京都新聞 陸曹長、後輩隊員の「指導受ける態度に立腹」…転倒させ全治2か月のけが - 読売新聞 食い違う歴戦搭乗員2人の証言から見えてくる日本海軍「失敗の本質」 - 現代ビジネス カズレーザー、防衛大臣から感謝状と記念メダルを授与「光栄であります」 - テレビドガッチ “セックス史観”で日本社会を見つめた大島渚監督 『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』|日刊サイゾー - 日刊サイゾー うつになった職員の降格人事は「不当」 職員の請求認める判決、滋賀医科大が敗訴 - 京都新聞 海曹が鍵の管理不十分として後輩から罰金取る パワハラで停職3カ月の懲戒処分 - 京都新聞 陸自の現場トップに初の女性 沖縄出身の蛯原さん就任へ - 琉球新報 陸自の現場トップに初の女性 沖縄出身の蛯原さん 隊員2100人と幹部のパイプ役 - 47NEWS 【オラオラオラ】黒猫の力強い乾パン砕き! 自衛隊のアレンジレシピがおいしそう - 「消費期限を迎える前にこう使えばよいのか」「にゃんポイントアドバイスが面白い」と話題に - マイナビニュース 胸ぐらつかんで「しばくぞ」 陸自が暴行の2等陸曹を戒告処分 - 京都新聞 福圓美里、名塚佳織、沢城みゆきが歌う『ストライクウィッチーズ』キャラ別アルバムジャケ写&新曲の試聴動画が公開 - http //spice.eplus.jp/ 米宇宙軍、独自の階級名称を公表 – 旅行業界・航空業界 最新情報 − 航空新聞社 - 航空新聞社 部下に「ぽんこつ」、頭をたたく 海自が男性海曹長を停職処分 - 47NEWS ワクチン、一両日中に在日米軍へ ラジオ番組で司令部 - 47NEWS ワクチン、一両日中に在日米軍へ ラジオ番組で司令部|秋田魁新報電子版 - 秋田魁新報 試験で不正行為 陸自朝霞駐屯地、曹長を処分 手のひらに解答、試験官が発見「記載を失念していた」 - 47NEWS 【国民の自衛官 横顔】(5)人のためになりたい 海自多用途支援艦「えんしゅう」先任伍長 近内淳海曹長(49) - 産経ニュース 【国民の自衛官 横顔】(1)無数の爆弾から沖縄守る 陸自第15旅団第101不発弾処理隊 石嶺正巳陸曹長(54) - 産経ニュース アメリカ空軍 史上初の女性最先任上級曹長が誕生 アジア系米国人としても初 (2020年8月20日) - エキサイトニュース アメリカ空軍最先任上級曹長に初の女性が就任 アジア系アメリカ人としても初 (2020年8月17日) - エキサイトニュース アメリカ空軍最先任上級曹長に初の女性が就任 アジア系アメリカ人としても初 - おたくま経済新聞 【戦後75年】戦時中の中部日本新聞をPDFで読んでみよう:中日新聞Web - 中日新聞 第18回国民の自衛官に9人1機関 受章者決定 - 産経ニュース 米空軍最先任上級曹長にジョアン・バスCMSgtが就任へ – 旅行業界・航空業界 最新情報 − 航空新聞社 - 航空新聞社 米陸軍のベテランスナイパーが明かす、新型コロナ自粛中でも平常心を保つための7つのアドバイス - Business Insider Japan 挑戦してみたい!? 米軍の筋トレ方法と体力テスト【日本人の知らない世界】 - Esquire 即位の礼:平成と令和、再び奏でる祝福の調べ 自衛隊の音楽隊員「奇跡に近いかな」 - 毎日新聞 - 毎日新聞 艦長より怖い海自の先任伍長って何者? 上官に意見できる例外的立場、その存在意義 - 乗りものニュース 「神」になった零戦パイロット・杉浦茂峰兵曹長 5日から茨城で企画展 - 産経ニュース 池上彰が言及「護衛艦かがは、戦中なら間違いなく空母」 - テレビ東京 「国民の自衛官」に不発弾処理903回出動の陸曹長ら 10人1部隊決まる - iza(イザ!) 自衛隊員“脱柵”急増の理由 若手だけではなくベテランも (2019年6月1日) - エキサイトニュース 書類偽造、陸曹長を停職 受検者への連絡忘れる 松戸駐屯地 - 千葉日報 陸自の幹部候補生「空砲」返却せず戒告 「ポケットに入れたこと忘れて」 空港検査で発見 - 西日本新聞 【国民の自衛官(4)】宮崎地方協力本部 坂元成止(なりし)陸曹長(56) カリスマ広報官、入隊後の後方支援も - 産経ニュース 扶養手当142万円を不正受給し懲戒免職 高田駐屯地の53歳男性陸曹長|上越タウンジャーナル - 上越タウンジャーナル 犠牲の陸曹長、別の隊員守り噴石直撃か 草津白根山 - 朝日新聞 草津白根山噴火:伊沢陸曹長葬儀 関係者ら参列し - 毎日新聞 - 毎日新聞 【草津白根山噴火】殉職の自衛官は49歳陸曹長 隊員の重体2人に - 産経ニュース 誘導ミスで戦車損傷の陸曹長を減給1カ月 岩手 - 産経ニュース 「降伏せよ、さもなくば顔面を撃つ」 米陸軍最上級曹長がISに警告 - AFPBB News 【国民の自衛官 横顔(7)】固い信念「可能な限り命救う」 空自航空救難団松島救難隊 藤田正吉空曹長(49) - 産経ニュース 精力増強剤入りの飲み物飲ませ、女性隊員にわいせつ…出張中に 陸曹長免職「好きだった」/陸自朝霞駐屯地 - 埼玉新聞 義手を駆使するインドネシアの英雄「サイボーグ曹長」!ロボット産業が与えた「道」とは - FUTURUS 陸上自衛隊の山口泰治曹長、強制わいせつ未遂容疑で逮捕 - クリスチャントゥデイ 海上自衛隊の神弘行海曹長を逮捕、女子高生に脅迫メール - クリスチャントゥデイ 【葛城奈海の直球&曲球】自衛隊の過度な自己規制いつまで - 産経ニュース 前例や上司の「ノー」に屈せず 米空軍最上級曹長|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 サージェント メージャー gnewプラグインエラー「サージェント メージャー」は見つからないか、接続エラーです。 Sergeant Major gnewプラグインエラー「Sergeant Major」は見つからないか、接続エラーです。 RSS 曹長 #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 サージェント メージャー #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 Sergeant Major #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 口コミ 曹長 #bf サージェント メージャー #bf Sergeant Major #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 Wikipedia ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 研究/社会 ★★★ 研究/戦闘 ★★★ 研究/軍事 ★★★ 研究/軍需 ★★★ 研究/武力 ★★★ 研究/軍隊 ★★★ 研究/幕僚 ★★★ 研究/元帥 ★★★ 研究/大将 ★★★ 研究/中将 ★★★ 研究/少将 ★★★ 研究/准将 ★★★ 研究/大佐 ★★★ 研究/中佐 ★★★ 研究/少佐 ★★★ 研究/准佐 ★★★ 研究/大尉 ★★★ 研究/中尉 ★★★ 研究/少尉 ★★★ 研究/准尉 ★★★ 研究/軍曹 ★★★ 研究/伍長 ★★★ 研究/兵長 ★★★ 研究/兵士 ★★★ 研究/兵曹長 ★★★★★ 研究/下士官 ★★★ タグ 社会 最終更新日時 2013-05-19 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/ce00582/pages/4525.html
JAVA GAME0201 (1)プログラム http //www15.atwiki.jp/ce00582/pages/4524.html (2)コメント wHERE (3)リンク (4)作業記録 3月27日 ページ作成
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/2048.html
言語 概要 各地域で用いられる主な言語。 アースガルド共通語 アースガルド共通語 公用語にしている国 ラケシス帝国ウェルダンディ王国 使用地域 アースガルド大陸中部~南部伍竜島 母語話者数 S+ 言語系統 ムスペルヘイム語族・スクルド語派 別称 南部アースガルド語 現代のアースガルド大陸において広く用いられる言語。 ラケシス帝国、ウェルダンディ王国では公用語としても使用される。 母語話者数は大陸でも最大でウルド王国以外の地域では殆どの知的存在に通じる。 またウルド王国でも上流階級の者は殆どが習得している。 各国を巡る行商人や貿易商が用いた言語で、交流をスムーズにするために各地の方言でも差異の少ないものを集約していた結果誕生したもの。 少なくとも200年前には確立されている。 ただしウルド語だけは差異があまりに大きかった為に統合が断念されてる。 その後時代が下って教育の場で使用されるようになり一般民衆にも広まった。 また、統合されているとはいえ方言も大多数が現在でも健在。 母体となったムスペルヘイム語とは差異が比較的少ないためある程度フィーリングによる理解が可能。 現代アースガルド人が悪魔と会話が可能なのはこのため。 ウルド語 ウルド語 公用語にしている国 ウルド王国 使用地域 アースガルド大陸北部及び中部の一部地域 母語話者数 C 言語系統 北方語族・ウルド語派 別称 北部アースガルド語 現代のアースガルド大陸の北部で主に用いられる言語。 ウルド王国の公用語。 母語話者の殆どがウルド王国人で大陸全土に占める割合は2割ほど。 ラケシス帝国ウェルダンディ王国の者でも上流階級の者は習得していることが多い。 また中流階級以下の者でもウルド王国との国境付近に住む者はアースガルド共通語と共に使用可能なケースもある。 母体なった言語はアースガルド共通語同じくムスペルヘイム語。 だがアースガルド大陸北部という氷雪と山で隔絶された地域という関係上、他地方とは大きく異なる変化を遂げてほぼ別物と化している。 そのためアースガルド共通語との共通性、類似性が少ないため互いに通じない。 ムスペルヘイム語 ムスペルヘイム語 公用語にしている国 妖月帝国 使用地域 妖月帝国領内 母語話者数 ? 言語系統 ムスペルヘイム語族・怠語派 別称 古代アースガルド語悪魔語魔界語 魔界ムスペルヘイムにおいて主に用いられる言語。 妖月帝国の公用語とされている。 魔界ムスペルヘイムにおける魔王ベルフェゴルの支配地域や妖月帝国で使用される。 アースガルド大陸においては魔王ベルフェゴル率いる悪魔達が地上を支配していた影響で全土に広まった経緯を持つ。 その後、大陸各地で使用される言語の基となっており、今日アースガルド大陸で使用される言語の殆どはこのムスペルヘイム語を母体としている。 悪魔との対話が必要な者にとっては必須の言語。 また高等教育の場では教養の一環として教えられることも多い。 悪魔への嫌悪が根強いラケシス帝国では「古代アースガルド語」の名称が用いられる。 アースガルド共通語とは差異が比較的少ないためある程度フィーリングによる理解が可能。 現代アースガルド人が悪魔と会話が可能なのはこのため。 神代語 神代語 公用語にしている国 (なし) 使用地域 (なし) 母語話者数 E 言語系統 神代語族・不明 別称 神聖語天使語 超古代文明時代のアースガルド大陸において用いられていたとされる言語。 公用語としている国はなく、使用する地域も、母語として用いる者もほぼ皆無。 超古代文明時代は大陸の中南部を中心に広く用いられていたが魔王ベルフェゴルが支配する時代になって駆逐され、断絶したと考えられている。 現在ではラスタル教などの各宗教の経文や祝詞に残っている程度。 意味が明らかになっていない単語なども多い上、妄りに解明するのは禁忌ともされている。 そのため各宗教の中でも高位の神官などが一部理解できるのみ。 他のどの言語とも共通点や類似性がほぼ見られないいわゆる「孤立した言語」。 南部海人語 南部海人語 公用語にしている国 (なし) 使用地域 アースガルド大陸中部~南部の海洋 母語話者数 C 言語系統 海洋語族・南部海人語族 別称 南部人魚語 現代のアースガルド大陸において人魚やムイールなど海棲の亜人たちが用いる言語。 公用語として使用する国はない。 最大の特徴は水中での会話のために特殊な音波を用いることでこれらを使用できる亜人種でなければ基本的に会得不能。 ただし文字はその他の種族でも理解、使用できるため筆談は可能。 母体となった言語はムスペルヘイム語がアースガルド大陸が使用される以前から存在していたようで神代語が母体という説もあるがラケシス帝国関係者を中心に強く否定されている。 大陸沿岸部に住む者が習得しているケースが多く、殆どの者がアースガルド共通語と共に用いる。
https://w.atwiki.jp/motoesiwiki/pages/134.html
削除
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/555.html
携帯でのお誘い 「…んで、今度の連休に、旅行にこねーかってことよ。」 『いいね、それ!ちょっと親に相談してくるよ!』 「いい子だなお前;」 学校の屋上で携帯を使う由衣。 相手は凪だ。誘おうと思ったら何故か今日学校を休んでいた。 そこで試しに電話をかけたところ、いたって元気な凪登場。 どうやら風邪をひいた冬也の看病をしていたらしい。 「病弱であるらしい」ことは噂で聞いていたので何となく納得する。 『…うん!大丈夫だ!』 「そりゃよかったw」 『で、もしよかったら、冬也も連れてきていいか?』 断る理由なんて何処にもない。というか大歓迎だ。 「勿論!確か奏と同じ位だったろ?友達になるかもしんねーしな!」 『じゃあ、今度の週末にレストランに集合でいいな?』 「ああ。1泊2日のつもりだからそんなに荷物は多くなくていいかもな。」 『了解!じゃあ、楽しみにしてるから!』 そう言って、電話は切れた。 画面を待ち受けに切り替えると、メールが1件入っていた。 店長からだ。珍しいな、と思いながら開く。 無題のメールにはこう書かれていた。 『能力を無効化する能力者って、誰かいなかったかな?』 そんな人、見当もつかなかったのでとりあえず『いや、知りません』とメールを返しておいた。 なんでそんなことを訊くのだろうと考えたが、さっぱり見当のつかなかった由衣は、 「間違って能力使わせないようにかなぁ…。」 程度にして考えるのをやめた。 元々頭を使うのがそんなに好きではないたちだったのもあったのだから、当然と言えば当然だが。 「…あー、やっぱりそんなに都合よく行かないか;」 携帯に帰って来たメールを見、店長はため息をついた。 「どこかにブランカちゃんみたいな能力使える人いないかと思って探してるんだけどね、なかなかうまくいかないわ;」 ブランカ・白波のような能力。つまり、能力を無効化する能力。 必要な理由は、氏型環のためである。 氏型環は何につけてもいいことがなく、過去の経験も重なって卑屈になっているという。 しかし、一度店に来た時になんとなく感じ取ったのだ。 「不幸体質」は「能力」じゃないのか?と。 もしそうであるなら、能力を無効化してしまえば、環も一般人と同じ。 何も起こることなく旅行を楽しみ、皆と仲良くなれるのではないかと考えたのだ。 「でも、思うようにはいかないなぁ…。」 亜音はそりかえり、椅子に体重を預けた。 能力がないならどうするか。 今はそれを考えることに専念するつもりだった。