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私が呼び出した使い魔は、あろうことか平民。 しかも裸で出てくるという非常識っぷりの。 雰囲気と持っていた剣(あまり見た事が無い物だったけど)、身体中に刻まれている傷跡からして、 本当にただの平民を呼び出すという事態は回避できたようだけれど、剣が使えても所詮は平民だ。 やっぱり私は《ゼロ》なのか―― その時はまだ、そう思って悲嘆に暮れていた。 第弐話:異界の止り木 虎蔵が紫煙を燻らせながら、フレイムの頭を撫で回して遊んでいると、 ようやくルイズがキュルケと共に部屋から出てきた。 「なにやってんのよ、あんた」 「あら、フレイム――随分あっさりと懐いたのね」 キュルケが出てくれば、フレイムも彼女の元へと寄っていく。 虎蔵は肩を竦めて「丁度火が欲しかったんでな」と言って、 窓枠に押し付けて火を消してから、窓の外へと吸殻をポイ捨てした。 「でも意外ね。平民だから、もっと驚くかと思ったのに」 「傭兵だっていうんだから、サラマンダーくらいで驚かれても困るわよ」 喧嘩するほどなんとやらということなのか、その後は三人と一匹で食堂に向かいながら、 キュルケが呟き、ルイズがそれに答えねのが続く。 いちいち答えなくて済むのは楽だね、などと感じながら改めてフレイムを見る。 ――まぁ、シホイガンでのアレらと比べればなぁ―― イドを発現させて"愉快なみてくれ"になった人間と比べれば可愛らしいものだ。 使い魔同士のシンパシーでもあるのか、向こうも速攻で懐いてきた事でもあるし。 とはいえ、フレイムを見ていると一つ懸念次項が浮かんでくる。 「傭兵ねぇ。確かに、昨日見た限りじゃ良い身体してたものね」 「ちょっと、朝っぱらから盛ってんじゃないわよッ」 なにやらまた盛り上がってきた二人に「なあ、ちょいと良いか?」と声を掛ける虎蔵。 今まで黙ってついて来ていた虎蔵に声を掛けられれば、 二人は「なによ」「あら、何かしら?」と振り返る。 「――まさかとは思うが、俺もコイツと同じもん喰わされるんじゃねーだろうな?」 だとしたらバックレよう。 そう心に決めながら問えば、 「流石に其処まではしないわよ。ちゃんと人間用の食べ物を出すわ」 キュルケの前でもあるし、主としての威厳とかそんな感じのものを示しておきたいルイズは、 ない胸を張ってそう答える。 「さよけ」 その尊大な態度から、だと良いんだがな、という言葉を飲み込んで肩を竦める虎蔵。 食堂。《アルヴィーズの食堂》などという大層な名前の付いた其処にたどり着くと、 キュルケはフレイムを使い魔たちを待たせる所に連れて行くとの事で別れた。 二人が連れ立って食堂に入れば、無数の視線がちらちらと向けられる。 堂々とからかってこないのは、パッと見の虎蔵の迫力のせいだろうか。 ルイズはもはや慣れたものであるし、虎蔵は無駄に長いテーブルと並べられた料理を見て辟易している様子で、 周りを気にしては居ない。 「朝からこれか?」 「礼儀作法の勉強でもあるの。この学院は魔法だけじゃなく、貴族たるべき教育全般をするのよ」 流石は貴族様だ、といった感じで肩を竦めるが、 「でもあんたはこっちだから。安心なさい」 とルイズに示されたのは、床に置かれた粗末なスープとパン。 「あ?」と、ルイズに嫌そうな視線を向けるが、彼女はさして気にした様子も無く椅子に座って 「当たり前じゃない。あんたは使い魔なんだから」 ツンとそっぽを向いてそう答えると、自分は優雅に食事をし始める。 なるほど、確かにその所作は貴族の物だろう。 それを見れば、虎蔵も肩を竦めてスープの皿を取り、さっさと飲み干してしまう。 パンは手に持って、先に出てるぜ、とだけ言い残して出て行ってしまった。 あまりの素早さ、手際のよさに、少し可哀想かなと思って自分の料理を分けてあげようとしていたルイズも声を掛ける事ができずに、 「あッ――」と呟くだけで見送ってしまったのだった。 「美味いことは美味いんだがな――喰うか?」 固いパンを齧りながら食堂を出ると、丁度フレイムを見かけたので、 パンの残りを押し付ける。 もふもふとパンを食べるフレイムを見ながら、2,3食は抜いたところでどうという事も無いが、 これからの事も考えるとどうしたものか――と悩んでいると、 「あら、トラゾウさん?どうかされましたか?」 と、背中に声が掛けられる。 振り向いてみれば、今朝のメイド――シエスタであった。 「あぁ、今朝の。いや、飯が足らんと思ってな――此処から街は遠いのか?」 「馬にでも乗らないと――それよりも、賄いでよろしければ如何ですか?」 「良いのか?ありがたいッちゃありがたいが、洗濯といい――」 「えぇ。と言っても、賄いですから、そんなに大した物じゃありませんよ?」 そう言って厨房へと向かうシエスタの後を追う虎蔵。 それほど律儀な性格では無いが、流石に何らかの形で返さんとな――などと考えたいた。 食後、厨房から出て紫煙を燻らせながら、在庫が少なくなってきたことに気付いた虎蔵。 さて、どうやって煙草なり葉巻なりを調達するか――と考えていたところをルイズに捕まり、教室へと連行されてきた。 真面目に講義を聞く気なんぞさらさら無いので、ルイズに言われるまでも無く教室の後ろの窓際を陣取っては、 窓を僅かに開けて煙草を咥える。 暫くすると、教師らしき女性が入ってきて講義をはじめる。 まずは復習のようで、この世界の魔法について――属性とメイジのクラスについて簡単に説明し始めた。 この世界でも荒事に関わるなら覚えておくべきかもしれないのだが、四大元素説についてはあまり詳しくは無い。 火、風、水、土。 一方は虎蔵は五行思想の方が馴染みが深い。木気、火気、土気、金気、水気。彼は木気だ。 であるから、気にしなければいけないのはどの属性が金気になるか、だが―― ――答えられる奴ぁ居ないだろうしなぁ―― もっとも、生物としてのポテンシャル次第では、相性の悪さも越えられる。 この世界の生物、そしてメイジが実際の所どの程度の強さなのかは解らないが、 「ま、なんとかなるか――」 と呟いて、《赤土》と名乗った教師からルイズへと視線を変える。 我侭ではあるが、真面目でもあるようで、講義は真剣に聞いている。 今までの知り合いには居なかった――しいて言えばどこぞの大陸マフィアの女香主が近いかもしれないが―― タイプであるだけに、多少は興味がある。 先程は《ゼロ》とからかわれて居たようだが、二つ名なのだろうか。 ゼロ、無属性?虚無は失われているとの事だから違うだろうが――― などと窓の外に煙草の灰を落としながら考えていると、教室が俄かに騒がしくなる。 なにやら、ルイズが《錬金》を実践させられるようで、周囲から野次を受けながらも前に出て行く。 「なんだ――?」 ルイズの《ゼロ》を知らない虎蔵は、貴族の坊ちゃま方にしちゃ随分とガラが悪いね、 などと感じながらも、教室の後ろからは動かず、壁に背中を預けたまま眺めている。 一瞬、ルイズが視線をよこしたようにも見えたが、彼女は既に教卓の上の石に向けて意識を集中させている。 それに首を捻っていると、いつの間にか近くに今朝の女――キュルケがやってきていた。 「貴方、悪いことは言わないから、少し身を屈めているべきよ」 「は?」 「直ぐにわかるから、まぁ騙されたと思って。ね?」 なんのこっちゃねん、と心中で突っ込みながらも、今朝の様子とこの教室にルイズと訪れてからも、 少なくとも野次は飛ばしていなかったことを思い返して、一応従っておく。 「こっちの《錬金》は、そんなに派手な事になるのか?」 「まさか。ルイズだからよ――それより、こっちって何の」 キュルケが耳聡く聞きとめ問うが、その声を掻き消すように――爆発が起きた。 「ほらね――成功率《ゼロ》ってこと。っと、でも貴方を呼び出したんだからゼロではなくなったのかしら」 教室の後ろで、更にしゃがんでいた事で殆ど被害を受けなかった二人は、煙がはれるのを待ってからゆっくりと立ち上がる。 虎蔵はキュルケに、さてな、と答えながら教卓に視線を向ける。 ルイズは無事のようだが、そのすぐ傍に居た教師はぶすぶすと煙を上げながら気絶している。 教室も滅茶苦茶だ。 「大した威力じゃないか」 「でも失敗よ?」 「――なあ、《魔法》ってのは、失敗すると皆ああなるのか?」 「まさか。ルイズだけよ、あんなの」 キュルケは肩を竦めると、じゃまたね、と言って自分の席へと戻っていった。 彼女の席の周りの生徒の被害をみるに、此処まで逃げてきたのは正解のようだ。 見た目どおり――と言うのは彼女に失礼かもしれないが――要領が良い。 その後、爆発を聞きつけてやってきた別の教師によって場が納められ、生徒たちは解散。 ルイズは罰として教室の掃除を命じられ、使い魔である虎蔵も渋々ながらそれに付き合っていた。 無言で掃除をするルイズ。 当初は虎蔵に全てをやらせるつもりで居たようだが、彼がそんな作業をやるつもりがある筈も無く、 数分にわたる睨みあい――もっとも、虎蔵が本気で睨んだらルイズは怯えてしまうだろうが――の末、 ルイズは僅かに涙声で「もう良いわよッ」と言うと、自ら掃除を始めたのだった。 「んむ。自分のケツは自分で拭かんとな」 虎蔵はそれを見ると、ルイズの細腕では処理の難しそうな所だけ手伝い、それ以外は窓際に立って相変わらず紫煙を燻らせる。 失敗魔法を見られ、挙句に睨みあいでも負けてたっぷりとプライドを傷つけられたルイズだが、 僅かながらの助力と、部屋を出て行かないではいることを見ると「ふんッ」と鼻を鳴らして掃除を続ける。 そして長々と時間を掛けて掃除を終える頃になると窓の外は夕焼け。 それを見て思わず感傷的になってしまったのか、 「――何も言わないのね――」 そんな言葉がルイズの口から漏れた。 「――大した威力じゃないか、って言ったら怒るだろ?お前」 笑うでもなく同情するでもなく淡々と答えられれば、僅かに鼻白むルイズ。 くくっと肩を揺らして笑う虎蔵。 「まぁ、そもそもだ――俺には魔法っての自体良く解らんからな。 ご主人様、の使い魔やんのに差し支えなけりゃどーでも良いさ。それともなんだ。 笑って欲しいのか?同情して欲しいのか?慰めて欲しいのか?発破掛けて欲しいのか?」 ニヤニヤ笑いながら、畳み掛けるように言葉をぶつけられる。 だが―― 「そんな訳ッ!あるはずないでしょッ!」 言われっぱなしは彼女のプライドが許さない。 相手が自らの使い魔――唯一の成功事例――であるなら尚更だ。 手にしていた石の破片を思いっきり投げつけてやる。 「なら良いじゃねえか。言わせたい奴には言わせとけよ。 あぁ――さっきの爆発をお見舞いしてやるってのも愉快かもしんねーな」 視線を向ける事も無く片手で石をキャッチしては窓の外にポイ捨てすると、 にやっと意地の悪い笑みを浮かべて煙草を咥える虎蔵に、 ルイズは「ふんッ」と鼻を鳴らして顔を背けては、 「今日の夕御飯は抜きよ。手伝わなかった罰だからねッ!」 と言って教室を出て行く。 虎蔵は「へいへい」とおざなりに答えながらも、相変わらずニヤニヤと笑ってソレを見送るのだった。 夜。 夕食抜きを宣言された虎蔵だが、当たり前のように厨房で賄いを味わい、 更にはマルトーが持ってきたスコッチを酌み交わしている。 普通にしていれば割りと親しみやすい性格である虎蔵は、マルトーともあっという間に馴染んでいるようだ。 しかし、暫くするとなにやら食堂の方が騒がしくなってくる。 互いに「見てこいよ」といった感じで顔を見合わせた二人だが、食堂に入るならばコックのマルトーよりも 使い魔の虎蔵の方が最適なのは当たり前なので、渋々と立ち上がり、グラスを片手に食堂へと出て行った。 「どうしてくれるんだ?君のせいで二人のレディの名誉に傷がついたんだぞ!」 食堂へと出てきた虎蔵の耳に届いたのは、ヒステリックに叫ぶ少年の声だった。 発生源を探せば、人だかりの中心で身を縮こまらせては何度も謝っているシエスタと、 なぜか頬を軽く腫らした金髪の少年が見える。 人だかりの仲から口の軽そうな女生徒を見繕って話を聞いてみれば、 シエスタが少年――ギーシュというらしい――が落した香水を拾い届けたことで二股がバレてしまったらしい。 内容が内容なだけに、女生徒はギーシュに否定的であるようだが、かといって平民を庇うような真似をするはずも無く、 結果としてただ只管にシエスタが叱責を受けては、怯えているという図式になっているようだ。 全くもってあほらしい。が、彼女には借りがあるし、洗濯や食事の事を考えれば借りは増える一方だろう。 であるならば―― 「おい、みっともないぞ、童貞――プレイボーイを気取るなら、もっと上手くやんねえとな?」 ギーシュの背後から近寄り、持っていたスコッチを頭から掛けてやる。 強いアルコール集が漂い、周囲の生徒たちが一歩引いた。 ギーシュも、彼に掛けられた言葉で虎蔵に気付いたシエスタも、その余りにもな内容と行動に呆気に囚われ、何も言えないでいる。 「――ほら、見世物は終わりだ、終わり」 虎蔵はパンパンっと手を叩いてそう言い、シエスタを連れて厨房へと戻ろうとするのだが、流石にギーシュもそれを見送るわけには行かずに声を掛ける。 「き、ききき、キミぃ。なんて事をしてくれるんだ――うわ、臭ッ」 「おう、酒臭ぇからさっさと風呂にでも入ってくるんだな。女の子も近寄ってこないぜ? 滴ってるのが水じゃなきゃ、色男も台無しだからな」 薔薇を模した杖を持ち出して怒鳴りつけるギーシュに、シエスタは一層の怯えを見せるが、虎蔵は気にした様子も無くニヤニヤ笑いながら軽口を返す。 周囲の生徒には多少なりとも受けたようで、笑いが漏れる。 しかし、ギーシュにはそれが溜まらなかったようで、カッとした様子で大声を叩きつけた。 「君は確か、ゼロのルイズが呼び出した平民だったね―― 最近の平民は貴族に対する礼儀を知らないらしい」 と、スコッチの滴る髪を気取った様子でかきあげる。 「貴族だろうが平民だろうが、不実はいかんよ。なあ?」 「不実ではないよ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 「いやいやいや――」 思いっきり呆れながら突っ込むも、彼は自分の世界には言って言ったのか気にする様子も無い。 虎蔵はフェミニストでこそ無いが、自らの失態を女に――しかも実質濡れ衣も同然―― 被せるというのは腑に落ちるものではない。 とはいえ、ルイズの使い魔であることを別にしても今の所は平民の傭兵という体で通っている以上、 この場でずんばらりんという訳にもいかないだろう。 どうしたものかと考えながら、ガクガクと震えているシエスタの頭をぽんぽんと撫でては、面倒そうな口調でギーシュに答えていた。 しかしそれも長く続けばうざったくなってくる。 ――めんどーだなぁ。やっぱ適当に痛めつけるか?―― などと考えて始めたところで、適当過ぎる虎蔵の対応にギーシュの堪忍袋が限界を迎え、 「良いだろう、平民―――決闘だ」 パサ、と音を立てて、手袋代わりのハンカチが投げつけられた。 「決闘で君のその無礼な態度と口調を正してあげよう。 もっとも、最後まで無事で居られれば、だがね」 「おー、はりきっちゃってまあ」 決闘。その言葉を聞いて更に顔色を悪くするシエスタ。 倒れるんじゃあるまいな。 ギーシュにおざなりに答えながらシエスタを見る虎蔵にギーシュは更に血圧を上げて、 「《ヴェストリの広場》で待つ。昨日持っていた剣でも持ってくると良い!」 そう吐き捨てると、肩を怒らせて食堂から出て行った。 「あぁ――トラゾウさん――なんてことに」 「ん?あー、ま、適当にうっちゃってくるさ。餓鬼の相手は苦手なんだがね」 と肩を竦めて、《ヴェストリの広場》とやらに案内してくれそうな生徒を探して辺りを見回す。 するとタイミングよく、人垣を掻き分けるようにルイズがやってきて、 「説明、してくれるんでしょうね。この状況」 実に不機嫌そうに睨みつけてきた。
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前ページ次ページお前の使い魔 「さ……寒い。」 清々しい朝の光ではなく、肌寒さでわたしは目を覚ました。 ぼーっとしたまま目を横にやると、わたしの毛布を剥ぎ取って、ぐーすか寝こけるダメダメ使い魔の姿が目に入る。 「起きなさ……!!」 そこまで言って、わたしはこのダメ使い魔こと、ダネットを起こすのをためらい、昨日のことを思い出す。 「あー……まあ、今日ぐらいは勘弁してあげるか。で、でもこれはご主人様としての使い魔への計らいっていうだけだから、勘違いしちゃ駄目なのよ?」 別に誰に聞かれる訳でもないのに、言い訳をしてしまう。 うーむ。昨日のアレはご主人様としてかなりアレだったんではないだろうか? 威厳というものがゼロだった。 泣くにしても、もうちょっとこう目上の者の泣き方みたいなものがあったんではなかろうか? 「んー……まあいっか。それなりに感謝もしてるし。光栄に思いなさいよね?」 昨日、わたしが泣き止むまでずっと抱きしめてくれたダネットを見て、少しだけ笑う。 「むー……」 わたしの独り言がうるさかったのか、ダネットは僅かに眉間にしわを寄せて唸った。 「あ、起こしちゃったかしら。」 だけれど、また夢の世界に旅立ったようで、幸せそうな顔をして寝息をたて始める。 全く、ご主人様から毛布を剥ぎ取ってすやすやと……。どんな夢を見てるのかしらこの使い魔は。 「おまえー……」 あら寝言? しかもわたしの夢みたいね。 きっと優しいご主人様に感謝しまくってる夢ね。 「おまえー……ホタポタを胸に入れても乳でかにはかないませんよー……」 ほほう? 中々に楽しい夢を見てるみたいねえこのダメットは。というか、この寝言には作為すら感じるわ。実は起きてるんじゃないかしらこいつ。 それよりも、っと……確かこの辺に乗馬用の鞭が……お、あった。さぁて、使い魔の調教でもしましょうか。 「ああもう……まったくおまえはバカですねえ……」 「馬鹿はあんたよ!! このダメットおおおおおお!!!!!!」 少しだけ優しくなれたはずの朝は、一転してわたしの怒声から始まった。 「お前、私の頭を何だと思ってるんですか? 楽器みたいにポンポンと。」 「楽器なら綺麗な音が出るだけマシよマシ。ほら、さっさと起きる!!」 昨日までのことが悪夢だったかのように、平和な空気が部屋を満たす。 このままの日常が続けばいいなとちょっとだけ思う。ちょ、ちょっとよ? ほんのちょっぴりよ? 「うー……まだ眠いです。お前、ちょっと顔を洗いたいから水を用意してください。」 「そういうのは使い魔の仕事でしょうが!! 顔を洗いたいならわたしの分まで部屋に持ってきなさい!!」 「たかが顔を洗う為の水を部屋に持ってこさせるなんて、贅沢ですねお前は。親の顔が見たいっていうものです。」 「あんた喧嘩売ってるでしょ? 支払いは金貨でいいかしら?」 「随分と逞しくなりましたねお前。」 「おかげ様でね。はあ……全く……」 全く、この使い魔ときたら、普段はダメダメなのに、こういう時は変に気を使う。 そもそもダネットは、こうやって人をおちょくるタイプではない。どっちかというとおちょくられるタイプだ。 あの笑顔を見るに、多分、少しでも明るくして気分を変えようとしてるのだろう。ただ、問題は 「バレッバレなのよね。全くもう。」 「え? 何かいいましたかお前?」 「何でもないわよ。ほら、早くしないと朝食が食べれないどころか、授業に遅れるわ。」 部屋の外からは、他の生徒の声が聞こえ、窓からも何人かの生徒の声が聞こえる。 早い生徒は、もう食堂に行ってることだろう。わたしも急がないと。 「あれ? でもお前、今日はジュギョーお休みじゃないんですか?」 「あ……そうだったわ」 思い出した。 昨日、泣きながら部屋に戻るとき、騒ぎを聞きつけたミスタ・コルベールに、大事を取って今日は休みなさいと言われたんだった。 「でも、別に平気なんだけどね。」 そう言いながら、わたしは腕をくるくる回してみる。 「はー……お前って丈夫なんですねえ。それとも、こっちの療術師が凄いんですか?」 「何よそのリョージュツシって?」 「怪我を治してくれたりする術師のことです。知らないんですか?」 「知らないわよあんたの田舎の事情なんて。そのリョージュツシってダネットのいたとこの水のメイジの呼び方? でも、何で水のメイジが関係してくるのよ? わたしは怪我なんてしてないわよ?」 それを聞いたダネットは、少し考え込んだ後、笑って手を振りながら答えた。 「あ、何でもないです。お前は気にしないで下さい。ええ、お前は元気いっぱいです。さて! ご飯にしましょう!!」 「待ちなさい。」 「う……。お前? その目ちょっと怖いですよ?」 「なぁにを隠してるのダネットぉおお?」 「か、隠してなんかいません!! お前が凄い怪我をしていたなんてこと、これっぽっちもありません!! ありませんとも!!」 「なるほど。よーくわかったわ。それで? わたしが怪我をしてた理由は何なの?」 「け、怪我なんてしてません!! お前は元気いっぱいです!!」 「ダネット? わたしは真剣に聞いてるの。」 「……言えません。言いたくないです。」 それっきり、ダネットは頬を膨らませて口をつぐんでしまった。こうなると、原因は自分で考えるしかない。 「わたしが怪我をして、その理由をダネットは言いたくない……となると、理由はあの『黒い剣』かしら?」 「……私は黒い剣なんて知りません。知ったこっちゃないです。」 ダネットはそう答えながらも、表情を険しくした。 全く……素直というか、つくづく嘘が付けない使い魔だ。 「ダネット、もしかしてあんた、あの剣に関係してることを秘密にして、わたしを傷つけないようにとか考えてない?」 「…………。」 無言。つまり肯定。 ほんと世話の焼ける使い魔というか何と言うか……。 「あのねダネット。言っとくけど、わたしは誇り高きヴァリエール家の三女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ?」 「そのルイなんとかがどうしたって言うんですか。」 わたしは、そっぽを向きながら、膨れっ面で返すダネットの顔を両手で掴んでこちらへ向けた。 「な、何をするんですか!! 離しなさい!!」 「黙りなさい。あのねダネット? この名前はわたしが貴族であるという証。そして、貴族というのは」 「木が頭からもしゃーっと」 「違うわよ! いいから聞きなさい!! あのね、貴族っていうのは背を向けないの。それがどんなことであっても。例え、自分が傷つくようなことでもね。」 しかし、ダネットは納得がいかないようで、まだ顔をしかめている。 仕方ない。恥ずかしいけど言ってやろう。 「それにね。もし、もしもよ? その……わたしが傷ついちゃった時はその……」 「その何ですか?」 ああもう!! ちょっとは察しなさいよ馬鹿!! アホ使い魔!! ダメット!! でも、それがダネットか。はぁ……。 「わたしが傷ついたり危ないときは、あんたが守るんでしょ!? 違う!? あんた言ったわよね? 『お前の使い魔』だって。だったらご主人様を守りなさい!! わかった!?」 わたしは一気に言った後、赤くなった顔を見られないようにダネットから顔を背けた。 横目でダネットをちらっと見ると、わたしの言ったことに呆気に取られたようで、口をぽかんと開けている。実にアホっぽい。 「そっか……そうですよね。」 「そうよ。わかったんならさっさと話しなさい。」 ようやく話す気になったのか、ダネットは姿勢と表情を正すと、真剣な口調で話し始めた。 「まず怪我のことですが、お前はあの剣を使って石の化け物を倒したっていうことは覚えてますか?」 「石の化け物ってゴーレムのことね。うん、覚えてるわ。」 ダネットはわたしの返事に頷くと、言葉を続けた。 「私はその時、気絶していて見ていなかったんですが、乳でかやタバサに聞きましたし、お前も覚えてるなら間違いないでしょう。じゃあ、続けて聞きます。お前は、石の塊を斬りつけましたが、それで手は平気だったと思いますか?」 なるほど、そういう事か。 「無事じゃすまないでしょうね。」 「ええそうです。お前の手の骨にはヒビが入っていて、他にも足の骨やら肩や腰まで凄い状態だったそうです。」 「う……想像したらなんか痛くなってきた。」 「おまけに、手足の筋肉とかはもう凄まじかったそうです。ぐっちゃぐちゃのハンバーグって感じだったそうです。」 「ストップ。大怪我をしてたことはわかったわ。じゃあついでに聞くわね。あの剣は一体なんなの? あれを使ったせいでわたしはああなって、凄い力でゴーレムを倒した。そして……あんた達を傷つけようとした。」 ついでと言いつつも、実際はこれが本題だ。 あの剣を持っていた時の最後の記憶。ダネットがわたしを説得して止めたときのこと。 ダネットはあの剣のことを知っている素振りを見せた。だからこそわたしを止められた。 多分、いや絶対にダネットとあの剣には何か関係がある。 「……わかりました、教えます。あの剣というのは」ぐぅ 「はい? なに今の音?」 何かダネットの言葉の後に凄い音がした気がする。 「い、今のは気にしないで下さい!!」ぐきゅるる~ 「気にしないでって、無理言わないでよ。」 慌ててお腹を押さえるダネットを見て見当が付いた。 「あんた、お腹空いてるんでしょ? 取り合えず朝食を食べに行きましょうか。」 「うう……真面目な話の時にすいません。」ぐきゅるるるる~ 「気にしないの。わたしもお腹が空いてたし、ちょうどいいわよ。ほら、先に顔を洗ってから食堂に行くわよ。」 未だに恥ずかしそうに顔をしかめるダネットの手を取り、顔を洗いに向かう。 顔を洗い、食堂に向かう途中、空腹の為なのか先ほどのお腹の音のせいか、今も顔をしかめるダネットをふと見る。 「何ですかお前? 私の顔に何か付いてますか?」 「べっつにー」 「あ! お前笑いましたね!! 言いなさい! 私の顔に何を付けたんですか!! 言わないと首根っこへし折りますよ!!」 「ほらほら、急がないと朝食なくなっちゃうわよ?」 「ま、待ちなさい!! 教えなさい!!」 朝の学院を走りながらわたしは思った。こんな日常はきっとずっと続くのだと。 「はー、あんたもダネットもよく食べるわね。タバサも良く食べるけど、負けてないんじゃない?」 「三日も寝てたんだから、お腹空いてるのよ。仕方ないじゃない。」 「太る。」 「タバサ、何か言った?」 「言ってない。」 「ふぉーむむふぁふふぁふふぉ!!」 「ダネット! 口に食べ物を詰めながら喋らないで!! ああもう! こぼれちゃってるじゃない!!」 わたしとダネットは、食堂で会ったキュルケとタバサと一緒に、賑やかな朝食を取っていた。 本来、席は決まっているのだが、キュルケが変に気を使って一緒の席で食事をしようということになったのだ。 「なんか逆に疲れるような気がするのは気のせいかしら。」 「ふぉふ?」 「だから食べ物を口に入れたまま喋るな!!」 朝にしては騒がしく食事を終え、授業の時間が近づいてきた。 わたしは休みだが、キュルケとタバサは通常通り授業がある為、席を立って移動しようとしのだが、そこでふとキュルケが立ち止まり、わたしの方を見て言った。 「ルイズ、あんた達がさっき部屋で話してた事だけど。」 「あ、あんた聞いてたの!?」 「聞こえたのよ。朝からあんなに騒いでたら誰だって気になるじゃない。」 わたしは鞭を手にダネットを追い掛け回したことを思い出し、頭を抱えた。 「それでね、今日の授業が終わった後に、あたしとタバサもダネットの話を聞いていいかしら?」 「何でよ? あんた達には関係な」 「ある。」 わたしの言葉を遮り、タバサが言った。 「タバサの言う通りよ。あんたもダネットもあたしもタバサも、アレのせいで危険な目に会った。無関係じゃないわ。なら、今後のことも考えると、あたし達にも知る権利ってのはあるんじゃない?」 言われて見るとそんな気もしてくる。更に、原因はわたしなので強くも言えない。 「ダネット、どうする?」 わたしに拒否権は無いと悟り、ダネットに決定権を渡す。 話をするダネットが拒否するなら、流石に二人も諦めるかもしれない。 「……関わったら危険かもしれないですよ?」 「危険は承知。」 ダネットの問いにタバサが短く答える。 その答えを聞いたダネットは、珍しく考え込んだ後に言った。 「わかりました。乳でかとタバサにも教えます。」 ダネットの返事を聞き、満足したのかキュルケは笑うと、タバサと二人で食堂を後にし、残るはわたしとダネットの二人だけになった時、わたしはダネットに聞いてみた。 「よく話す気になったわね。」 「…………。」 わたしの問いに、ダネットは無言で悔しそうに唇を噛む。 多分、二人を巻き込んでしまうことが悔しかったんだと思う。なのに二人に話そうと決めた。つまり、それほどあの剣が危険だということ。そして、ダネットだけでは、ああなったわたしをまた止められるとは限らないこと。 しかし、そこでわたしは一つ疑問が浮かんだ。 「あれ? でもあの剣を使わなかったら、もう大丈夫なんじゃないの?」 しかし、ダネットはわたしの言葉を聞いてうつむき、呟く様に言った。 「……後で話します。」 その後、ダネットとわたしは無言で食堂を後にし、ダネットは昼食の時も部屋から出る事無く考え事をしていた。 わたしがシエスタに言って部屋に持ってこさせた食事も、いつもの半分も食べずに残した。 それから時間は流れ、授業の終わりの合図が鳴る。 そんな時、部屋のドアがコンコンとノックされ、わたしはキュルケ達が急いで来たのかと思い、ダネットにドアを開けさせた。 ダネットがドアを開け、来訪者の姿を見ると、体をピクンと震わせて一点を見つめる。 「ミスタ・コルベールに……学院長?」 来訪者は顔を強張らせたミスタ・コルベールと、難しい顔をした学院長であるオールド・オスマンの二人。 わたしは二人の姿を確かめた後、動かないダネットに疑問を持ち、今も動かない視線の先を見た。 「学院長……それは……。」 視線の先にあったのは、学院長が手にしている、『破壊の剣』の名を持つ錆びの浮いた長剣だった。 前ページ次ページお前の使い魔
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そなたそ講座NORMAL編一覧 第一章 各レーンの特徴とロール 第二章 チャンピオンの性能と弱点 第三章 買い物上手になろう おまけ ビルドサイトの使い方 第四章 便利ツールで差をつけろ 第五章 レーン戦で勝利せよ 追記1 レーンの基礎知識 追記2 ヘルスマナ経済理論 追記3 Junglerをやろう 第六章 集団戦で勝ちに行け 第七章 タブーから学ぶ 第八章 よそみをするなMAPを見ろ 第九章 腕を上げずに強くなる方法 Hi!Neetの皆は元気かな?今回は英語が大嫌いな新規ちゃん向けにビルドサイトの使い方と良いビルドの探し方を解説するよ!つーか普通なら必要ないガイドだから読み飛ばしてくれても構わないよ! 目次 Solomidの場合 Mobafireの場合 コメント欄 Solomidの場合 SoloMidのトップへ チャンピオン名を入力するとガイド一覧へ飛ぶ。 FEATUREDかAPPROVEDの中から選ぶと良い。しかし、Last Update(最終更新日時)があまりにも古い物はオススメできない。 Mobafireの場合 Mobafireのトップへ Mobafireは見やすいが時々とんでもないビルドがあったりするのでSolomidの活用を薦める。 オールチャンプスからチャンピオン一覧へ。そこからガイドのページに飛べる。 各ガイドページのサイドバーからも検索できる。 ビルドガイドの他にビデオガイドなども見られる。カウンターチャンプ情報なども若干載っている。 ガイド検索などの便利ツールに関しては 第四章 便利ツールで差をつけろにて後述するのでそちらをどうぞ コメント欄 名前 コメント
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バスタード!よりダイ・アモン伯爵を召喚 美的センスゼロの使い魔-1 美的センスゼロの使い魔-2
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「ヤミと帽子と本の旅人」のコゲが召喚される話 ゼロと帽子と本の使い魔01 ゼロと帽子と本の使い魔02
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前ページ/ゼロの使い/次ページ 空賊如きメディルにとっては物の数ではないが、人質に取られた船員の身を案じるルイズの命により、手が出せないでいた。 三人は大人しく、空賊船の一室に入ることになった。 「どうする?」 「しばらくは様子を見るしかあるまい。」とワルド。 暫くすると、乱暴に扉が開き男が二人入ってきた。 「頭領がお呼びだ。来い!」 連れて行かれた船長室で明らかになったのは衝撃の事実だった。 なんと空賊の正体はアルビオン王党派の空軍で、その頭は捜し求めたウェールズ皇太子だったのだ。 流石に簡単には信じられなかったが、彼の風のルビーと水のルビーが反応し、虹が出来たことで信じざるを得なくなった。 大使であるルイズ一向はアルビオン王国最後の砦であるニューカッスル城へと招きいれられた。 招かれたあまりにも粗末な皇太子の部屋で、ワルドが少しの間だけ席を外した。 少しといっても、1分程度の時間だったのでルイズも皇太子も不審に思わなかった。 「そんな・・・アンリエッタが・・・結婚・・・!?」 姫の文を渡された皇太子は驚愕のあまり声が震えていた。無理も無い話だ。 そのまま無言で、机から小箱を取り出し、何度も呼んだのであろう、ボロボロの文をルイズに渡した。 「殿下、どうか亡命してください。」 明日には敗北すると言う絶望的戦況を聞いたルイズが溜まらず叫ぶ。 「これは姫様の願いです!」 ルイズは悟っていた。あの文には亡命を勧告する一文があったことを。 だが、皇太子の返事は首を横に振ることだった。 「僭越ながら殿下。」とメディルが口を挟む。 「何だね、ミスタ・メディル。」 「5万ぐらいなら、やってやれないことは無いですが・・・」 メディルは少し控えめに言った。 本音を言えば、今の彼は一国を一人で敵に回しても勝つ事の出来る程である。 「貴殿の武勇は聞き及んでいる。しかし、大使を戦争に巻き込むわけにはいかない。」 「左様でございますか・・・それでは最後に一つだけ聞き入れては下さいませんか?」 「何かね?」 メディルの口から出た申し出は意外なものだった。 「ルイズと共に、部屋の入り口付近に行ってくれませんか?」 「は?」 「殿下、お願いです。彼の言う通りに。」 まだ短い付き合いだが、彼女はメディルの人となり・・・否、「魔となり」を知っていた。 彼は意味も無くこんな事を言う者ではないと言うことを。 言われたとおりにルイズとウェールズが移動したところで、メディルは二人から離れた位置にいるワルドに向き直った。 「役者は揃い、文も受け取った。もう猿芝居はいいのではないか?・・・ワルド。」 メディルの言葉の意味がルイズとウェールズにはすぐには理解できなかった。 「何を突然言い出すのかね、ミスタ・メディル。」とワルド。 「生憎と、我々魔族は嫉妬や憤怒、欲望と言った人間の負の感情に敏感でな。 貴様が我々を欺いている事は先刻承知だったのだ。すぐ殺すことも出来たが、案内役と生かしてしておいた。」 「何を馬鹿げた事を・・・なあ、ルイズ。」 ワルドはルイズを見やった。しかし、その目は婚約者に対するものでは到底ありえなかった。 ウェールズもまた、杖を構えている。 「皇太子殿も、このような人間ですらない者の言うことを真に受けるなど・・・」 「確かに、我々魔族は長い歴史の中で星の数ほどの人間を苦しめ、殺してきた。 だが、貴様のように主を裏切ったものは少なくとも私のいた軍にはいなかった。」 メディルの台詞が終わると、ワルドは俯いて黙り込んだ。しかし、すぐに狂ったような高笑いをした。 「ああそうさ。僕はアルビオン貴族派レコン・キスタの刺客。 ルイズと文とウェールズの命を手土産にここを去るつもりだったが、 どうやらルイズは諦める他なさそうだ。だが・・・」 ワルドは懐から杖を取り出し、ウェールズに襲い掛かった。 「文と皇太子の首は逃さん!!」 ワルドの杖がウェールズの心臓に命中する――寸前で、ワルドは飛びのいた。 そうしなければ、メディルが不意を突いて放った火炎呪文で焼け焦げていたから。 「皇太子を殺したければ、私を殺してからにするのだな。」 「面白い。風が最強たる所以とスクウェアメイジの恐ろしさを身を以って知るがいい。ユビキタス・デル・ウィンデ!」 ワルドが詠唱を終えると、部屋の中に、合計五人のワルドが出現した。 「一つ一つが意志と力を持った分身か。」 「一目で見抜くとは流石だ。スクウェア相手に5対1で勝てるかな?」 笑止とばかりにメディルが眼前の一人に最強火炎呪文・メラゾーマを放つ。 しかし、ワルドは周りに強風を起こし、火炎を受け流した。 「君の攻撃は分析しつくしているよ。火炎は見ての通り、フーケを仕留めた死の言葉はサイレントで防ぐ。 爆発も他の魔法も同じ事。そして・・・」 言い終わらぬ内に二人のワルドがルイズとウェールズに襲い掛かった。 「君と正面から戦う必要も無い。」 ドカッ!二人の心臓に深々と杖が突き刺さった。 しかし、次の瞬間その顔が驚愕に染まった。 あろう事か、二人の姿はゼリーの様などろどろの生き物になり、そして崩れ落ちた。 「それはジェリーマンと言って、他人に化けることの出来る連中だ。 普段の姿のときは音も無く移動し、液体であるがゆえにドアの隙間からでも入れる。 ちなみに本物の二人はジェリーマンに持たせた文の指示の下、同じく持たせた消え去り草というアイテムで姿を隠している。 貴様が私に気を取られている僅かな隙を突いて種を仕込ませてもらった。」 「やはり君を先に殺さねばならないようだ。だが、扉を固めてしまえば、二人が脱出する術は無い。」と言いながら一人がドアを封鎖した。 そう。この部屋にはたった一つの扉以外に出入り口は無かった。メディルとの会話中も、ワルドは音に気を配っていた。 その彼の記憶では、ドアの開く音はしなかったので、部屋から出てない事だけは間違いない。 「そうだな。消え去り草もいずれは効き目が切れるだろう。だが・・・」 メディルが未だかつて無い殺気を放った。それは彼が本気でワルドを殺しにかかろうとしている証だった。 「それまでに貴様の息の根を止める!」 前ページ/ゼロの使い/次ページ
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前ページ次ページ死人の使い魔 第一話 ルイズにとって今日は待ちに待ったサモン・サーヴァントの日だった。 不名誉な二つ名であるゼロを返上できるかもしれないのだ。 素晴らしい使い魔さえ召喚できれば。しかし彼女の希望はあっけなく潰えた。 何度かの『サモン・サーヴァント』のあとついに彼女が召喚したのは、 大きな、非常に大きな箱だった。箱というには少しおかしな形だったが。 箱というよりは変わった小屋といったほうがいいかもしれない。 特徴としては直方体のような形で、材質は金属だろう。 一部ガラス張りになっている前部分と全面金属で覆われている 非常に長い後ろ部分とで構成されている。 そしてタイヤがいくつかついている。 トレーラーと呼ばれるものだったがルイズには知るよしもなかった。 「ミスタ・コルベール」 彼も驚いているようだった。声に反応がない。 もう一度強く呼びかけるとやっとルイズの方を向いた。 「もう一回召喚させてください」 『サモン・サーヴァント』は生物を呼び出す魔法だ。 決してこんなものを呼び出すものではない。 願いはあえなく却下されたが、希望になることも言ってくれた。 これは檻ではないかと。 言われてみればそうかもしれない。 それならば中には高位の幻獣がいるかもしれない、 いやいるに違いない。 その横でコルベールが魔力の反応は無いようだと呟いていた。 まずは前部分をのぞく。ガラス張りになっているため、のぞきやすい。 中には何もいない。 今度は後ろ部分の開け口を探す。 どうやら真後ろが開け口のようだ。取っ手がみつかった。 乱暴に取っ手を引くがなかなか開かない。 突然コルベールに止められる。 考えもしなかったが中には凶暴な獣がいるかもしれない。 金属製の檻で閉じ込める程の。 コルベールが先頭に立ってくれ、杖を構える。 扉が開く。 中から何かが飛び出してくる、というようなことはなかった。 冷たい空気が開いた扉から流れてくる。 おそるおそる中をのぞきこむルイズとコルベール。 中は結構広く生物の気配はない。 奥に視線を向けると上の方から太いパイプが伸びているのが見えた。 ふとそれを目でたどっていく。 イスの背もたれにつながっているようだった。 そしてあることに気づき、息を飲む。 イスに人が座っているのだ。 その人物は黒い服を着ておりまったく動かない。 まるで眠っている、いや死んでいるかのようにみえた。 コルベールはこれのつくりに驚いていた。 外側も異質だが中はさらに異質だった。 そして何よりこれらを作るのに魔法を使っている 痕跡が一切感じられない。 いったいどのようにして作られたのか。 ルイズは奥に座っている人に声をかけてみたが反応はない。 少しイライラし中に入っていく。 ゆっくりと奥のほうへ歩き出す。 イスの前に立ち再び呼びかける。 突然明かりがついた。 恐くなりそこから飛び出す。 コルベールも警戒している。 しかし何かが起きるわけでなく、機械の音が響く。 しばらくたち機械の完了音とともにイスのパイプがはずれる。 イスに座っている男が目を開ける。 同時にトレーラーの中に備えつけられていたモニターから 声が流れはじめた。 それは浅葱ミカからビヨンド・ザ・グレイヴへの別れの言葉。 天寿を全うしグレイヴを残していく彼女からの最後の挨拶だった。 グレイヴ以外にはその言葉は理解できなかったが、 ルイズもコルベールも黙って聞いていた。 驚きのあまり声も出ないのかもしれなかった。 モニターからの声の終わりとともにルイズが口を開いた。 あんたは誰? これは何なの? さっきの声は? 疑問はつきない。しかし男は無言だった。 「もう一回召喚させてください」 再びこの台詞を言う。いろいろ気になることはあるが 彼はきっと平民だろう。平民の使い魔など考えられない。 しかし先ほどと同じ言葉で却下される。 「でも平民を使い魔にするなんて」 伝統とルールそして彼はただの平民ではないかもという言葉、 そして進級がかかっているという現実にルイズは折れた。 へんてこな箱の中にいたし、もしかしたらすごい力があるかも という淡い希望も抱いていた。 「感謝しなさいよ、貴族にこんなことされるなんて」 そう言い『コントラクト・サーヴァント』の呪文を唱え イスに座ったままの彼と唇を重ねる。 そして彼の左手に『使い魔のルーン』が刻まれる。 相変わらず彼に変化はないように見えた。 コルベールはまず生徒を帰らせた。 授業は全員使い魔を呼んだので終了である。 ただ個人的興味としてさきほど召喚された平民の彼に話しかけた。 『ディテクトマジック』をし彼が平民ということはわかった。 しかし彼の入っていた箱は興味をひいた。 何か話しかけているルイズとともにコルベールも 質問をしてみるが彼は何も答えない。 喋れないのか? 疑問が浮かぶがそれにしてはおかしい。 「体を調べても?」 とグレイヴに尋ねる。 少ししゅんじゅんしたように見えたが、首が縦にふられる。 調べてみて驚いた。平民とかそういうレベルではなく 彼は人間ではないのかもしれない。 それを伝えられたルイズは驚いた。 「では彼はなんなんですか?」 「わからないですがガーゴイルのような存在かも。それにしては 魔力を感じないですが。 東方か、もしくはエルフの技術でつくられたのかも。この箱もね」 驚きグレイヴをみながら答える。 「エルフのガーゴイル……。でも彼は人間にしか見えません」 「おぞましいことだが、人間を材料に作ったのかもしれません」 聞こえているだろう言葉にグレイヴは反応しなかった。 「まあいいわあんたがガーゴイルなら平民よりは使えるかも」 内心の怯えを隠しながらルイズは言う。 「あんた歩けるの? とりあえずついてきなさい」 グレイヴは黙って立ち上がり彼女についていく。 トレーラーから降りる際グレイヴは “ケルベロス”――二丁の巨銃――の入ったアタッシュケースと “デス・ホーラー”――重火器を多数搭載した棺桶――を持ち出す。 「何それ、持っていくの?」 鞄のようなものはともかく髑髏の刻まれた 金属の棺桶は不気味だった。 うなずくグレイヴをみてまあややこしいことは 後回しだわ、と学院に歩き出す。 コルベールも後からついてきている。 オスマンにコルベールがルイズの召喚したトレーラーと グレイヴについて報告している。 オスマンから質問されるもやはり無言のグレイヴ。 「あの箱を調べれば何か分かるかもしれません、 是非とも私に調べさせてください」 コルベールがオスマンに頼んでいた。 ルイズとしても異論はなかった。少しでも彼のことが分かればと。 「ところでそれは何かね? 鞄と棺桶にみえるが」 「わかりません。彼があの箱から持ってきたんです」 「中を見せてくれんかね?」 グレイヴはアタッシュケースを開き中を見せる。 「何かねこれは?」 コルベールが好奇心からケルベロスの片割れを 手に取ろうとするが、グレイヴに止められた。 「そっちにも何か入っているの?」 棺桶を指差しルイズが尋ねる。 首を横にふるグレイヴ。 「マジックアイテムではないようだし大丈夫じゃろ。 ミス・ヴァリエールにも従っておるようじゃし。 それから彼は喋れない平民ということにしておいてくれると ありがたいんじゃが、少なくとも詳細が分かるまでは」 ルイズは心の葛藤はあったものの同意した。 人間を材料にしたガーゴイルというのが真実だとしたら、 とてもじゃないが言いふらせることではない。 「今日はいろいろあって疲れたわ。細かいことは明日にしましょう」 グレイヴと部屋に戻ったルイズは寝る準備をしながら言った。 使い魔の役割はさっき伝えた。内容を理解しているのか していないのか反応はあまりなかった。 ただ最後に伝えた一番重要な役割 「使い魔は主人を守る存在であるのよ!」 その言葉にはうなずいていた。 寝る準備が終了する。 「あんたの寝場所はイスでいい?」 ルイズの部屋には使っていないイスが一つあった。 入学祝いとして家族が買ってくれたものの一つだが、 ルイズには大きかったため自分の使うイスは別に用意したのだ。 今までイスで眠っていたのだ構わないだろうと、ルイズは言った。 グレイヴは何も言わず、指定されたイスに座った。 言うことには素直に従うのよね。 そこで重要なことに気づく。 彼の名前はなんなのかしら? そもそも名前はあるの? どういうわけか箱の中に流れていた声を思い出した。 なんて言っていたかは理解できなかったが最初に聞こえてきた 単語はこいつの名前だったのでは? 確かこう言っていたはずだ。 「ビヨンド・ザ・グレイヴ」 彼がこちらを向いた、今までとは少し違う反応に思えた。 「あんたの名前?」 首を縦にふった。やはり彼の名前なのだ。 「これからはあんたのことグレイヴと呼ぶわ、いい?」 再び首を縦にふる。 「じゃあグレイヴ、おやすみなさい」 前ページ次ページ死人の使い魔
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管理人の動画参照 https //youtu.be/gsVhBgf3dRg 完全なるお肉の仕様が分かります ~肉の効果~ 肉の匂いに引き寄せられるとプレイヤーを攻撃せず 肉にターゲットが行きます つまり肉の効果範囲内ならゾンビに攻撃される心配がないです ~肉の範囲~ 直線でフロア12マス程度という検証がありますが それよりも一度肉に魅せられたゾンビは プレイヤーを無視し、肉が壊れない限り、永遠と その肉を狙うようになる事に注目です ~肉ハメ~ これは完全にシステムをついた裏技となります 1:肉をゾンビが届かない高さに設置します 2:肉の真下にシュレッダーを設置します 3:囲いを用意(自分を囲います) 4:ウェーブに挑みます この手法を使うと壁4個、罠2個ぐらいでHardの30日でも 余裕で突破可能です ただし面白くはないですので引っ越し中に使いましょう ~入り口周辺に肉~ ルートが肉まである場合は、肉に魅せられたゾンビは きちんとルートを守るようになります 変にふさいだりしなければ、すべてのゾンビが壁や罠を 叩かなくなります 一直線で肉を狙うので罠の配置さえきちんとすれば どのモードでも余裕です
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編集 ゼロの使い魔 on the radio ~トリステイン魔法学院へようこそ~ ゼロの使い魔のインターネットラジオ 釘宮理恵(ルイズ)×日野聡(サイト)が贈る、もう一つの『ゼロの使い魔』。 二人の "ボケ・ツッコミ"、"S M"トークが炸裂しまくる(?!)あっという間の30分間プログラム! パーソナリティ:釘宮理恵(ルイズ役)×日野聡(サイト役) メディファクラジオにて配信 ゼロラジへの投稿フォームはこちら 各コーナーについて ゼロラジ内容 インターネットラジオ更新間隔 各話タイトル ゲスト出演回 その他のゼロの使い魔 on the radioキャララジオ出張版 雑誌付録 DVD特典 ゼロの使い魔 on the radio CD モバイル [部分編集] 更新間隔 期間 回 更新間隔 2006年06月09日 - 2006年09月29日 第1回 - 第17回 毎週金曜日配信 第一期放送 2006年12月27日 第18回 第2シーズン記念版・2006年冬スペシャル 2007年01月27日 - 2007年06月27日 第19回 - 第24回 毎月27日配信(月1回) 2007年07月06日 - 2007年9月28日 第25回 - 第37回 毎週金曜日配信 第二期放送 2007年10月25日 - 2008年06月27日 第38回 - 第47回 毎月1回配信 2008年07月04日 - 2008年09月26日 第48回 - 第60回 毎週金曜日配信 第三期放送 2008年10月31日 - 2009年03月27日 第61回 - 第66回 毎月1回配信 2009年10月30日 第67回 2009年 秋の特番 復活スペシャル 2010年1月29日 第68回 2010年 冬のスペシャル 各話タイトル 回 更新日時 タイトル ゲスト 第1回 2006年6月9日 いよいよ番組スタート! 第2回 2006年6月16日 新コーナー「ルイズのお部屋」大奮発! 第3回 2006年6月23日 「日野ちゃまについて知ろ~う」のコーナー特別開催 第4回 2006年6月30日 「ルイズ」が「エンディングテーマ曲」について解説 第5回 2006年7月7日 「ヴェストリの広場」(お便りコーナー)新スタート 第6回 2006年7月14日 2人とも「言ったこと忘れてた」? 第7回 2006年7月21日 日野ちゃま、とうとう部屋にエアコンを「つける」?? 第8回 2006年7月28日 続「エアコンつける発言」で追い詰められる日野ちゃま 第9回 2006年8月4日 日野ちゃまの誕生日! 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ICHIKO(オープニングテーマの歌手) 第29回 2007年8月3日 日野ちゃま誕生日リターンズ!山Pからの贈り物は? 第30回 2007年8月10日 ルイズと理恵ちゃんで、スキ?キライ?スキ!!!のCD解説! 第31回 2007年8月17日 ネタバレ注意!!ゼロラジオCDを聞いた方のメールを紹介 第32回 2007年8月24日 ゲストが来たよ!ヤマグチ先生 お忙しい中、再登場! ヤマグチノボル(原作者) 第33回 2007年8月31日 釘「ティーパック」→日野「Tバック」=暑さのせい? 第34回 2007年9月7日 いつも以上に笑う2人。番組はマターリとマターリと・・・ 第35回 2007年9月14日 うう~っ、番組から重大発表...ホタ~ルの...ン? 第36回 2007年9月21日 今回は発売予定のゲームの情報を詳しくお伝えします 第37回 2007年9月28日 次回より月一更新。でも10月はキャララジマンスリーだ! 第38回 2007年10月25日 お久しぶり!明日のキャララジもあるから連日更新だ~! 第39回 2007年11月22日 「ゼロ使」ゲームのテスト版を体験プレイしちゃいました! 第40回 2007年12月21日 年末を締めくくる「懺悔室」にて、ルイズ様にバッサリと。 第41回 2008年1月25日 新年を迎えた最初の更新。さて、2人の今年の目標は? 第42回 2008年2月22日 あれ?サイトから消えた??発表、盛りだくさん!来た~! 第43回 2008年3月27日 新コーナー発表!え、でも一度だけの募集って?何故? 第44回 2008年4月11日 3/30(日)TAFで行われた公開録音(2回目)の模様を放送! 川澄綾子(アンリエッタ役)能登麻美子(ティファニア役) 第45回 2008年4月26日 今回は「魔法学院校舎裏スペシャル!」ニヤニヤ度MAX! 第46回 2008年5月27日 webラジオCD第2弾のタイトルが決定!!詳細はいかに! 第47回 2008年6月27日 お・ま・た・せしました!来週から待望の「毎週更新」だ~! 第48回 2008年7月4日 第3期もよろしく!!今週は色々な情報をお届けします。 第49回 2008年7月11日 ゲスト登場!OP曲を歌っているichikoさん! ICHIKO(オープニングテーマの歌手) 第50回 2008年7月18日 お陰様で、放送50回!感謝を込めて、プレゼント大放出! 第51回 2008年7月25日 メール沢山送ってくれてありがとう!ほんとスッゴイ数です 第52回 2008年8月1日 日野ちゃま、30歳の誕生日おめでとう!やっぱ贈り物は? 第53回 2008年8月8日 鯖缶30個のおかげ?で今日の日野ちゃまは、お・と・な? 第54回 2008年8月15日 髭○爵ギャグで動揺した理恵ちゃん。その理由は? 第55回 2008年8月22日 ゼロラジCD第2弾がまもなく発売!今日は内容詳細紹介! 第56回 2008年8月29日 今日の声って調子いい?何故?耳がいいから。耳って何? 第57回 2008年9月5日 夏と言えばゼロ!9月に入りましたが、夏はどうでしたか? 第58回 2008年9月12日 「楽しそうね!」「楽しくないの?」の後を聞き逃すな! 第59回 2008年9月19日 「魔法学院実験室」は聞き逃すな!理恵ちゃん約束果たす!? 第60回 2008年9月26日 とうとう60回を迎えました!でも、今後の更新間隔が... 第61回 2008年10月31日 重大?発表あり! 惜しまれつつ今回で全コーナー打止め 第62回 2008年11月28日 新コーナー開始!驚くほど沢山のメールありがとう! 第63回 2008年12月26日 ヤマグチ先生 久々の登場 一日遅れのメリークリスマス! ヤマグチノボル(原作者) 第64回 2009年1月30日 Hop→Step1→Step2→Jump!やる時はやるゼ!by 山森P 第65回 2009年2月27日 Hop→Step1→Step2→Jump!次のMissionは・・・by 山森P 第66回 2009年3月27日 次のMission。それはラジオよりの卒業。3年間ありがとう! ヤマグチノボル(原作者) 第67回 2009年10月30日 2009年 秋の特番 復活スペシャル!!! 第68回 2010年1月29日 簡単にゼロラジは終わらない!またまた復活スペシャル! ゲスト出演回 登場回(更新日時) ゲスト 第9回(2006年8月4日) ICHIKO(オープニングテーマの歌手) 第11回(2006年8月18日) 井上奈々子(キュルケ役) 第21回(2007年3月27日) ヤマグチノボル(原作者) 第28回(2007年7月27日) ICHIKO(オープニングテーマの歌手) 第32回(2007年8月24日) ヤマグチノボル(原作者) 第44回(2008年4月11日) 川澄綾子(アンリエッタ役)、能登麻美子(ティファニア役) 第49回(2008年7月11日) ICHIKO(オープニングテーマの歌手) 第63回(2008年12月26日) ヤマグチノボル(原作者) 第66回(2009年3月27日) ヤマグチノボル(原作者) キャララジオ出張版 キャララジオ出張版についてはこちらへ 雑誌付録 「ゼロの使い魔 on the radio」スペシャルCDメガミマガジン特別版『メガミにルイズが降臨しちゃったぞCD』 メガミマガジン2007年8月号(Vol.87)読者プレゼント 抽選で1000名にプレゼントされた。 +詳細内容 詳細内容 1.オープニングアクト 2 15 2.オープニング 2 57 3.魔法学院・懺悔室 8 49 4.メガミマガジンセレクション 名ゼリフベストセレクション 10 00 5.告知 0 51 6.エンディング 2 05 ゼロの使い魔 on the radio ~アニメージュ特別版~ 2008年6月10日 アニメージュ2008年7月号の付録(アニメージュ30周年特別付録 スペシャルラジオCD) +詳細内容 詳細内容 1.オープニング 2.オープニングアクト 3.オープニングトーク 4.魔法学院相談室 5.言葉の魔法 6.ホントノキモチ 7.エンディング DVD特典 ゼロの使い魔 on the radio~ア、アンタのためだけにラジオをやる訳じゃないんだから!~ 2009年3月6日 録り下ろしラジオCD(約30分) ゼロの使い魔 第1シリーズ DVD-BOXの特典 ゼロの使い魔~双月の騎士~DVD-BOX 2009年12月4日 第2シリーズのDVDBOXの特典に「ゼロの使い魔 on the radio」録り下ろしラジオCD (約30分) ゼロの使い魔~三美姫の輪舞~DVD-BOX 2010年3月5日 第3シリーズのDVDBOXの特典に「ゼロの使い魔 on the radio」録り下ろしラジオCD (約30分) ゼロの使い魔 on the radio CD ゼロラジCDはエンハンスドCDです。 新録音分のオーディオパートとバックナンバーがmp3形式で収録されています。 ゼロの使い魔 on the radio スペシャルCD~聞かないと、許さないんだから!~ 2007年7月25日 ゼロラジCD第1弾 【オーディオCDパート】ゼロの使い魔 on the radio スペシャルCD~聴かないと、許さないんだから! 【データCDパート】第1~17回までの17回分をmp3化させたデータを放送時よりさらにハイクオリティな状態にして約510分収録! クイズ!正解は釘宮理恵!超高級料理対決(赤坂璃宮) ゼロの使い魔 on the radio ~南国に行けないって どっ、どういうことなのよーっ!~ 2007年8月27日 ゼロラジCD第2弾 【オーディオCDパート】 ゼロの使い魔 on the radio スペシャルCD ~南国に行けないって どっ、どういうことなのよーっ!~ 【データCDパート】 第18~29回までの12回分を配信版より高品質にしてmp3で収録(約360分) クックベリーパイを二人で作る ゼロの使い魔 on the radio ~南国は一切無視!?アンタ達全員、バカ犬よぉー!~ 2008年12月25日 ゼロラジCD第3弾 【オーディオCDパート】ゼロの使い魔 on the radio ~南国は一切無視!?アンタ達全員、バカ犬よぉー!~(新録音30分) 【データCDパート】第30回~41回までの12回分(約360分)を配信より高品質にして収録 ゼロの使い魔on the radio デラックス~ラジオなのに沖縄ロケ?南国に行ってきました!~ 2009年3月25日 ゼロラジCD第4弾 【オーディオCDパート】ゼロの使い魔 on the radio ~ラジオなのに沖縄ロケ?南国に行ってきました!~(新録音30分) 【データCDパート】第42回~53回までの12回分のmp3化させたデータを配信より高品質にして約360分収録! ラジオCD初!沖縄ロケ敢行!!沖縄での2人の2ショットを多数収録した、36Pに及ぶ豪華ブックレット付き!! ゼロの使い魔 on the radio スペシャルCD 今までありがとう!そして、また逢う日まで! 2010年3月25日 ゼロラジCD第5弾 【オーディオCDパート】ゼロの使い魔 on the radio ~今までありがとう!そして、また逢う日まで!~(新録音30分) 【データCDパート】第54回~66回(最終回)+秋と冬のスペシャルの15回分のmp3化させたデータを配信より高品質にして約560分収録! ゼロの使い魔 on the radio モバイル限定版 2010年2月12日 2010年2月12日 ~ 2010年3月12日までの期間限定配信 ゼロの使い魔 on the radio モバイルでもやっちゃうんだからスペシャル
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リンキングマシーン「くるーる」の使い方 備忘録 1.まずはプーリーを白丸に合わせて、 スイッチはオフ。 (針は引っ込んでいる状態で、リンキングは動くようになります。) 2.糸かけはこのように 3.針付近のアップ 4.ピンク文字は㎝。 グレー文字は針数(目数)。 5.中表になるようにかけます。 今回は袖付けに使ったので、 身頃を先にあらかじめ製図で計っておいたAH寸に付ける。 私は薄くつけたい派なので1目で、 きちんと割りたい場合はもう少し多く。 その分を含めて編成する。 6.目がかかってる針の一個向こうを、金属の合わせ位置に合わせる。 7.アップの写真。 8.抑えを下ろして、縫う? 編む? リンキングる。 突っ張るようなら先のほうを外しながら。 9.捨て編みを作っておいて。 ひと針開けて3cmぐらいまでリンキングる。 上へ 2016-05-06 17 44 21 (Fri)更新 ◎メモ 名前 コメント