約 1,724,794 件
https://w.atwiki.jp/kasukaberunner/pages/168.html
【おともと一緒に行くゾ!】~万博しんちゃんver~ しんちゃんは「おとも」を連れていくことができます。 おともは、プレイ中しんちゃんと一緒に走って、 スコアアップなどのプレイに有利なサポートをしてくれるおたすけキャラです。 ショップでメダルを使うことでレベルアップでき、キャラクターをレベルアップすると、 プレイ中のアイテム効果、獲得スコアや獲得メダルが増えます。 <万博しんちゃんの特徴> カスカベ魂(1回ダメージをふせぐ) 2個 スタートダッシュ 5秒 → さいだい 14.8秒 てき 2000% → さいだい 21600% ♪ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪♪ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪ <みんなでラン内容> カスカベ魂(1回ダメージをふせぐ) スタートダッシュができる ♪ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪♪ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪・ * ・・ * ・♪
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/131.html
調理と後片付けが終わって盛り付けが始まったころ、キャッキャと無邪気にはしゃぎながら千聖となっきぃが戻ってきた。 「ほぉら、行っておいでよお姉ちゃん!千聖となっきぃに突撃インタビューだ!しっかりおやりなさいよ!」 栞菜、お見合いおばちゃんじゃないんだから。 私はハンディカメラを持って、二人に近づく。 「お疲れ様ー。いいにおい。何作ってたんですかー?」 「キュフフ、バターと、パンも焼いたよ!出来立て~。」 なっきぃの抱える籠の中には、小さな丸いパンと瓶詰めのバター。ふわふわといい匂いが漂ってくる。 「あら、おいしそうですこと!」 「えりこちゃんあとでいっぱい食べてね。」 あぁ、あのことさえバレなければ、私となっきぃはこうやって普通の会話も楽しめるのに。 和やかに会話しながらも、何だか居心地が悪いのは否定できない。 いつもより目力が強いなっきぃ。その微妙に笑ってない目は「千聖に変なこと聞いたら丸パン突っ込んでやるキ゛ュフー」とサインを送ってきているようだった。 「・・・じゃあー次は、千聖ー。作ったもの見せてください。」 カメラを千聖に向ける。 「はいえっと、私は、あっていうかなっきぃと私は、パンとバターのほかに、このアイスを作りました!」 千聖は前の千聖のテンションで喋り始める。すごいなあ。ちゃんとお嬢様は封印されて、ファンの人にはいつもの千聖にしか見えないんじゃないかと思った。 ふと、私の心に悪魔が降りてきた。 この、前のキャラの千聖とエロいことしたら、どんな感じなんだろう。 いつも元気で明るい千聖が、私に組み敷かれて「やっやだっえりかちゃん・・・恥ずかしいよ」とか言って目を伏せたりしてハァ━━━ リl|*´∀`l|━━━━ン!! 「えりかちゃん?聞いてる?」 「うへへぇ?あ、ごめん。」 「ウケるぅ!今ちょーヤバイ顔してた。みなさーん、えりかちゃんは千聖の話聞かないで何かニヤニヤしてます!ねえ何考えてたんですかー?」 千聖はク゛フク゛フ笑いながら、カメラの向きを私の顔の方に変えてくる。 「ちょっ下から撮らないで!せめて可愛く撮って!」 イタズラ好きは相変わらずのようで、演技じゃなく、心底楽しそうな顔をしている。なっきぃの手助けもあって、私のアホづらはあえなくカメラに収められてしまった。どうかカットされますように! 「だからね、千聖となっきぃはアイスを作ったんです!はいこれ!」 千聖は大きなアルミの容器を抱えていて、中にはカスタード色のアイスが詰まっていた。 「さっきなっきぃとえりかちゃんと舞ちゃんが絞った牛乳で、作りました!」 「結構体力使うんだよね、アイス作り。」 「でも楽しかったね。味見したらおいしかったし。」 「だねーキュフフフ」 そんな可愛い2人の楽しそうな空気は、私の一言で凍り付いてしまった。 「じゃあデザートは、なっきぃと千聖の新鮮な乳で作ったアイスだね!」 シーン ? あっ! 「ち、違う今の!いい間違えただけ!つまり、千聖が私や舞ちゃんの乳を絞っ・・・じゃなくて、じゃなくて」 「うっ・・・・うめだああああああ」 「ひえええ」 私には悪霊が取り付いてるのか。今この状況で、なっきぃ相手にこんなヤバい間違いはありえない。 「待ちなさいっえりこちゃん!」 パン籠を抱えたなっきぃが、必死に逃げる私を追いかけてくる。いつもならもう追いつかれて八つ裂きコースだけれど、真面目ななっきぃは食べ物をこぼさないように気をつけているから、なかなか距離が縮まらない。 私は運動オンチなりに頑張って、どうにか舞美の後ろに逃げ込んだ。 「リ、リーダー・・・お助け・・・・」 「えりどうしたの?面白いねーえりも走ることとかあるんだーとかいってw」 間もなく到着したなっきぃが、アドレナリン全開の状態で私に笑いかけてきた。 「キュフフ、えりこちゃん。そのビデオ、まだ録画状態なの知ってる?」 「あっ!」 なっきぃはすばやく私の手からビデオカメラを奪うと「キューフッフッフ」と高笑いした。 「今の映像、なるべくカットしないで使ってくださいってスタッフさんに直談判してくるケロ。行こう、千聖。」 「エッチなことばッか考えてるからだよーク゛フフ。」 千聖め、さりげなく本音を混ぜてきたな! かくして私はDVDマガジン販売までの間、どこまで問題の映像が使われているのか、ヒヤヒヤしながら過ごすこととなったのだった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/270.html
第13話『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。海水浴の思い出――』 潮風に吹かれてせつなの髪が舞う。 爽やかな磯の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。 たっぷりの水分を含んだ空気がやわらかく肌をつつむ。 大きくひらいた二つの瞳が喜びと感動でキラキラと輝く。 「綺麗……」 せつなは一言そうつぶやいて、再び言葉を失った。 寄せては返す不思議な水の動き。 止まることのない美しい視界のリズム。 大きな波は水際で弧を描く白のライン。 小さな波は海面を揺らして描くアート。 足元は美しく透き通る無色。 浅瀬は空を落としたような淡い水色。 徐々に色を濃くしていき、中海は煌くような碧青。 波の高低で色を繋ぎながら、外海は原色の真なる青。 真っ白な砂浜。澄み渡る青空。背後に広がる山と深緑の木々。 初めて見たわけではないけれど、やっぱり思い知らされる自然の美しさ。 祖国が発展と共に失ってしまったもの。世界からも、そこで暮らす人々の記憶からも。 こんな景色と共に生きていくことができるなら、人の心もどこまでも美しくなれるのかもしれない。 あんな風に―― お日様の申し子のような輝きを放つ少女。 海の美しさを人に例えたかのような少女。 柔らかい砂浜のような包容力を持つ少女。 せつなは先に飛び込んではしゃいでいる親友を見つめて微笑んだ。 そして波打ち際をゆったりと歩く。早朝の日差しは優しく、水はひんやりと冷たい。 あまりにも綺麗で気持ち良くて、なんだかすぐに飛び込んでいくのがもったいないような気がした。 濡れた砂の上の散歩。一足ごとに軽く沈んでは押し返してくる。肌をくすぐるような心地よい海水の流れ。寄せては返す波の動きは、まるで自分を海に誘ってるように感じられた。 しばらく歩くと、足元に煌く石を見つけた。それはよく見たら貝殻だった。色は薄いピンク色。宝石のような深みのある輝きを放つ。傷一つ無い滑らかな曲線。やさしいカタチ。 せつなはそれを水着のポケットに大事にしまいこんだ。 『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。海水浴の思い出――』 「せつな~~早くおいでよ~~」 「せつなちゃん、一緒に泳ごう」 「はは~ん、確か泳げないんだっけ?」 「馬鹿にしたわね~とっくに克服したんだから!」 クスッと笑ってせつなはみんなの元に駆け寄った。いや、泳ぎ寄った。 大切な仲間の輪の中にいられるのは無上の喜び。でも、時々ひとりの時間を持つようにしていた。 夢中になると見えなくなるものもあるから。一つでも多く、たくさんの喜びや幸せを見つけたかった。 とは言っても、カナヅチ呼ばわりされては黙っていられない。 美希の挑発に乗ってせつなはクロール勝負をすることになった。ラブのいる地点から祈里のいる地点まで約五十メートル。 ラブの合図で一斉にしぶきをあげる。最初の十メートルほどはほとんど差がなかった。しかし、軽やかな美希のフォームに比べてせつなのそれには力が入りすぎていた。 また、途中で息継ぎを失敗してしまい、むせて大きく時間をロスしてしまった。ぐんぐんと差が付いていき、結果はせつなの惨敗だった。 「アタシの勝ちね。まあ、付け焼刃にしては頑張ったほうね」 「波に慣れてなくてちょっと海水を飲んじゃっただけよ。次は負けないわ!」 「せつなちゃん落ち着いて。美希ちゃんも煽らないの」 「いいじゃん、もう一回やろうよ」 二本目の勝負も惨敗。しかし、いくらか距離が縮まっていた。せつなは海水独特の高い浮力を活かして、大きなフォームで速度を上げていく。海での息継ぎのコツも掴んだようだ。 そして懲りずに三本目の勝負を求めるせつな。軽口を叩きながら受けて立つ美希。今度は惜敗と言えるくらいの接戦となった。 ブッキーの静止も聞かずに四本目の勝負を行う。その中盤でついにせつなが美希を抜いた! その直後に―― 「せつなっ!」 美希が気が付いてすぐに助けに向かう。せつなは足が痙攣して思うように動けない。 冷たい水と不慣れな競泳。悪条件の中で高い運動神経を使って強引に動いたため、体が付いていかなくなったのだ。 せつなは美希の肩を借りてテントに戻る。祈里が手際よく手当てをする。 「ごめんなさい――つい夢中になって」 「大丈夫、このくらいならすぐ良くなるよ」 祈里のマッサージで足の痛みと震えが引いていく。念のためにとテーピングで固定してもらう。 「これで安心よ」と微笑む祈里の言葉でみんなの顔に笑顔が戻る。とは言ってもすぐに泳げるようになるわけではない。 あゆみが見かねて声をかけた。 「せっちゃんにはわたしが付いておくわ。みんな遊んでいらっしゃい」 「あの――おばさん、アタシが一緒にいます」 遠慮するあゆみを美希が押し切った。陽に焼きすぎるのも困るからと言われてあゆみも引き下がった。 楽しい時間の邪魔をしてしまった。責任を感じて小さくなって座るせつな。隣に美希が立つ。こちらも話しかける言葉に迷っていた。 「さっきはごめんなさい。悪気じゃなかったの」そう言うつもりだった。でも、出てきた言葉はその反対だった。 「前から思ってたけど、せつなって負けず嫌いよね」 「――ごめんなさい」 「意地っ張りだし、頑固だし」 「………………………………」 「結構自己主張は強いほうなんじゃない?」 「そこまで言う? 美希は私のことが嫌いなのね!」 せつなは怒って勢いよく立ち上がる。しかし痛みからバランスを崩して美希の胸に倒れこむ形になった。 赤くなって慌てて離れようとする。でも美希はそのまませつなの頭を優しく抱いた。水着一枚だけ隔てた胸に顔をうずめる。 ひんやりした冷たさとじわっと伝わってくる温かさ。そしてやさしい心音。体から力が抜け抗うことができなくなる。 「楽しかったんでしょ、自分を出すのが。いつも――そうしていればいいじゃない」 「私は、何だって自由にやらせてもらってるわ。でも……ありがとう」 美希の態度と言葉に秘められた優しさに気が付いて胸が熱くなる。 自分を抑えてしまうところがある。そう言われているせつなの素の感情を引き出すために、心の底から楽しんでもらうために言った言葉だった。 でも、楽しんでもらいたいのはせつなも同じ。名残を惜しむように軽く抱きしめてから、せつなは美希を突き放した。 「せつな?」 「もう平気よ、少し散歩してくるわ。美希はラブたちのところに行って」 また少し、一人になりたくなった。このままだと優しさと愛情に溺れてしまいそうになるから。 それは止めどなく押し寄せて、決して引くことのない波。海のように広くて深くて美しくて―― でも、それに慣れてしまいたくなかった。身をゆだねるのが怖かった。 どれもこれも、自分には過ぎたものだと思うから。自分を幸せにするために帰って来たわけではないのだから。 日差しが強くなり、熱を持った砂が素足を焼く。せつなはサンダルを履いてこなかったことを少し後悔した。 足の裏の痛みに耐えられなくなって波打ち際に向かう。波が押し寄せて、痛みと共に引いていく。足の先だけ濡れる位置で腰を落とした。 波の音に耳を澄ませる。言葉では表現しきれない不思議なメロディ。波の音にはヒーリング効果があるって祈里が言っていたのを思い出した。 聴いているうちに、ほんとうに気持ちが落ち着いてきた。そして、波の音にまぎれて子供の泣き声が聞こえたような気がした。 せつなは声の主を探すために立ち上がる。もう足の違和感はほとんどなくなっていた。 水際から少し離れた場所で小さな男の子がベソをかいていた。手には小さなスコップ。大波でも来たのだろう。足元には大きな水溜まりが出来ていた。 その隣で流されて形を失った砂の山。それは子供が作ったとは思えないくらい大きなものだった。 「どうしたの?」 「壊れちゃったんだ。僕のお城――せっかく凄いのできたのに」 「そう。なら、もう少し後ろで作り直しましょう」 「もういいよ。どうせ作り直しても、また壊れちゃうんだもん」 小さな悲しみがせつなの心を刺す。かつて彼女もそう思っていた。儚く脆く、すぐに失われるような物に執着するのは愚かだと。でも、そうじゃない。 伝えたいと思った。喜びや幸せは、結果じゃなくてその過程に宿るものだってことを。 「そうね。でもこの海と砂浜は、ここに素敵なお城が出来たことを覚えてるんじゃないかしら」 「海も砂も覚えてなんてくれないよ!」 「だったら、私が覚えておいてあげる」 「お姉ちゃんが? ほんと?」 「約束する。だから無駄なんて言わないの。そして、あなたも覚えておくのよ。楽しかったこと――全部ね」 「うん!」 「じゃあ一緒に作りましょう!」 その子は現場監督にでもなったみたいに鼻高々に指示を下していく。機嫌が見る見るうちに良くなっていく。 こちらまで楽しくなって気持ちが弾んでいく。 さっきのよりもずっと大きなものを作るんだ。そう言って張り切ってどんどん砂を継ぎ足していく。 しかし、どうしても途中で崩れてしまう。 せつなは助け船を出すことにした。濡れているといってもしょせんは砂。粒同士の結合は弱く、衝撃を与えればすぐに崩れてしまう。 “足す”のではなく“削る”のだと。 波の来ない場所を深く掘る。湿った砂地が出てきたら、波際から海水を吸った砂を運んでくる。まずは目的の大きさより一回り大きい砂の山を作る。 出来たらバケツで海水を運んできて念入りにかける。奥の方までしっかりと濡れるように。そして削って行く。上から順に、慎重に、少しづつ形を整えていく。 始めてから一時間ほど経過しただろうか。通りがかる人が立ち止まるくらいの立派な砂のお城が完成した。 「すっごい! すごいよおねえちゃん。僕こんな大きなお城見たことないよ」 「私は手伝っただけよ。これはあなたが思い描いて形にしたもの。素敵よ」 せつなはおとうさんのカメラを借りようと思案する。記念写真を撮ろうと思ったのだ。だけど――やっぱりやめることにした。 崩れるから砂のお城なんだ。砂が乾き、形を失うまでのわずかな時間だけ存在するから美しいのだろう。 写真を撮れば、そこにずっと形は残る。でもその分、この子の心には残らないのかもしれない。なんだかそんな気がした。 「ね、これを見て。さっき見つけたの」 「うわ~お姉ちゃん。それ、すっごく綺麗」 「そう、良かった。これ、あなたにあげる」 「えっ! いいの?」 「ええ、何か記念があると思い出しやすくなるでしょ。一緒に作った砂のお城のこと、この貝殻と一緒に覚えておいて」 「うん。お姉ちゃんも覚えておいてね。僕のこととお城のこと。約束だよ!」 指切りげんまん嘘ついたら針千本の~ます♪ 約束の歌。誓いの歌。厳しいけど優しい歌をその子から教わった。ならば、自分はこの歌と一緒に覚えておこうと思った。 美希と別れて二時間ほど過ぎただろうか。みんな心配してるかもしれない。名残惜しいけど、その子に別れの挨拶をしてテントに戻ろうとした。 「お疲れ様、せつな。いいことしたね!」 「せつなちゃん、ラブちゃんみたいに見えたよ」 「せつな、さっきは無神経なこと言ってごめん」 「みんな……。――勝手に離れてごめんなさい」 いつから見られていたのだろうか、恥ずかしくて顔が赤くなっていくのが感じられる。 みんなから顔を背けるように、もう一度あの子の方を見た。お母さんらしき人の手を引いてお城を自慢していた。 得意満面の――幸せそうな笑顔で。 「さっ、行こう、せつなっ。今からスイカ割りするよ」 「今度は、せつなに華を持たせてあげてもいいわよ」 「言ったわね! 私に勝てると思ってるの?」 「あはは、食べられるように形だけは残してね」 名誉挽回。今度こそ上手にやって盛り上げようとせつなは張り切った。 海で冷やしたスイカを砂の上に置く。頭には目隠し、両手には太い棒が握らされる。誰が最初に割るかを競うゲームらしい。 最初はラブ、もう全然方向が違う。あれでは一日やっても割れないだろう。なんだか可笑しくてみんなで大笑い。 次は美希、方向は近かった。しかし距離を二メートルも間違っていては、やはり割れるはずも無い。 祈里の番、こちらは方向が正反対。ラブの方に歩いていってラブが逃げ回っていた……わざとやっているのかしら。 そしてせつなの番。距離を覚えておく、五メートル二十センチ。目隠しをして体を回される。一回転~二回転~五回転、誤差修正十五度。 このくらいで鍛え上げた三半規管は狂わない。棒の長さは一メートル三十センチ、ここだ! 脱力状態で棒を振り下ろす。高速の打ち下ろし! 当たる瞬間に、柄を硬く絞るように握り込む。命中と同時に棒を引き、衝撃だけをスイカに伝える。 丸い棒で叩いたにもかかわらず、スイカは砕けずに真半分に綺麗に割れた。 拍手喝采。いつの間にか知らない人たちにまで取り囲まれていた。 後から聞いた。一巡目は難しさを体験して、面白おかしく笑うんだって。二順目から目隠しをした人を周囲から声で誘導するんだって。時に嘘も付きながら。 そう言われてみると、自分はおとうさんとおかあさんにも回さずに割ってしまったことになる。 また――やってしまったらしい。あまりにも楽しくて夢中になってしまった。でも、みんなの本当に嬉しそうな表情を見ていたら、これでいいんだって思えた。 それからも色んな遊びをした。ビーチボールにフリスビー。パッションキャッチってからかわれたけど……。 夕方になるとバーベキューの準備。 せつなは不思議に思う。 わざわざ不便な海辺に食材を持ち込んで、真水の調達にも苦労するような場所で砂まみれになりながら夕飯を作る。 なんて無駄で――なんて楽しいんだろう。 一緒に居るみんなの――なんて楽しそうなことなんだろう。 「どうしたの? せつなちゃん」 「バーベキューって、とっても楽しい……」 「なあに、それ? はじめてみたいな顔して」 「だって、ダンス合宿では食べ損なったし、修学旅行はラブの様子がおかしくて――」 だから、また出来て嬉しい。 美しい自然の中で、友達と家族と一緒にいただく夕ご飯。自分の人生にこんな時間があるなんて本当に夢のようだと思う。 日が暮れるまでに帰り支度を整えることが出来た。荷物を車に積み、出発しようとしたところでさっきの男の子がこちらに駆けてきた。 せつなが迎えると、眩しいくらいの笑顔で両手に乗せたものを差し出した。 「おねえちゃん、これ、あげる! 何かお礼したかったんだけど、なかなかいいの見つからなかったんだ」 「私のために、ずっと探してくれてたの? ありがとう、大切にするわ」 大きな巻貝、耳にあててみると海の音が聞こえた。静かに心に染み渡る不思議な響き。後でブッキーが教えてくれた、これは貝のささやきというらしい。 本当は体内の音が貝に反射して聞こえるのだとか。でも、人も海から生まれたのだから、海の音と言えるのかもしれないって。 また一つ、せつなの宝物が増えた。かけがえの無い思い出を携えて。 「あ、見て美希ちゃん、ラブちゃん、せつなちゃん」 「アタシ――海で見るのは初めて……」 「うわ~こんなになるんだ」 「素敵ね。太陽から橋がかかったみたい」 赤い夕日が海面に沈んでいく。水平線から岸近くまで、海面に一本のキラキラ光ったオレンジ色の光線が走る。空を緋色に染めて海に煌く宝石の光を宿す。 海に映る太陽が浮き上がって繋がり、二つの夕日が一つになる。幻想的な光景をみんなで見つめた。 日は沈んでも記憶は消えない。心象風景の一つとして、私たちの心を形作る力となるだろう。せつなは、その思い出を大切な人と共有できることに感謝した。 やがて暗闇に包まれ、車に乗り込み帰路につく。 車の窓から覗く移り行く景色。離れていく海を見ながらせつなは思う。 どんなに楽しい時間もやがて過ぎ去ってしまう。だからせめて、みんな覚えておこう。 綺麗なもの。優しい出来事。楽しい思い出。ひとつひとつ大切に、心の中の宝箱に大切にしまっておこう。 そしていつか、伝えて行きたい。広げて行きたい。守って行きたい。 そう――ラブのように。美希やブッキーのように。おとうさんやおかあさんのように。 みんな――ありがとう。
https://w.atwiki.jp/okaishonen/pages/95.html
「やめろって言ってるだろう・・・バカ舞。うぅ・・・やめ・・・うぉう」 「ふふっ、やめ・・・うぉう、だって。しっかり気持ちよくなっちゃってるくせに」 スッポンは噛みついたら決して放さないって話に聞いたことがある。 今の舞ちゃんはまるでスッポンみたいに僕のおちんちんから放れてくれそうにない。 「千聖が気持ちいいのはわかったから、無理しなくていいよ。私がイカせてあげる」 何て言葉を言うようになってしまったんだろう。 夢でも見ているような錯覚さえする。 僕の知っている舞ちゃんは、冗談でもこんなエッチな言葉は使わなかったっていうのに、今、「イカせてあげる」と言い出した。 僕みたいにAVやエロ本をみて言葉を覚えたならいざ知らず、舞ちゃんがそんなものを見ているとは思えない。 どこで覚えたのかはわからないけど、とにかく実際問題、舞ちゃんは「イカせてあげる」と言っている。 自分の中の舞ちゃんのイメージが崩された気がして、何とも言えないショックがある 「ぼぉ~っとしちゃう程気持ちよくなってた? 千聖君、大丈夫?」 「ち、違うって。ただ考え事してただけだよ。大丈夫って言うなら、やめろ」 「やめろって何を? はっきり言ってくれないと舞わかんなぁ~い」 白々しいったらありゃしない。 自分でしていることの意味がわからないでもないくせに、よくもこんな事が言えたものだ。 僕が抵抗もしないものだから、じっくり苛めてやろうって考えでもしているに違いない。 やめてほしければ何をしているか言いなさい、とでも言いたいんだ。 僕に『フェラチオ』って言わせて、恥ずかしがるのを見て楽しむ気満々なんだ。 ここまで出来ると怒りを通りすぎて感心してしまう。 「ほら、何をやめてほしいのかいいなよぉ~千聖」 「そんなのわかってるくせに。僕のあ、あ、あそこをペロペロ舐めるのをやめるんだ」 「あそこだって。今どき、小学生でも言わないよ。そっちこそわかってるくせに言わない気だ」 こっちがせっかくオブラートに包んであげたのに、『おちんちん』と口に出来ない僕を馬鹿にする。 よくよく考えれば、舞ちゃんは「フェラチオ』と言わせたいのだから、『おちんちん』くらい隠さなくてもよかった。 「じゃ、じゃあ言うぞ。ぼ、僕のおちんちんを舐めるのをやめろ」 「はいはい。やめてあげるね。舞の気が済んだら」 「お、おい。もう本気で本気で怒っちゃうからな。舐めるのをやめるんだ~!!」 「残念でした。千聖が答えたのは時間切れした後なので、舞ちゃんはやめてあげません」 そう言い終わると舞ちゃんは急に速度を早めた。 手でしっかりと前後にしごかれ、口で先っぽを咥え込まれる二重の刺激で逃げられそうにない。 友達なんだからこんなことしちゃいけない、そう思っているんだから口で伝えればよかったんだ。 ちゃんと言葉で伝えていたら、舞ちゃんはやめてくれたかもしれない。 なのに、そう言えなかったのはどこかでやめてほしくないって気持ちが強かったからなんだろう。 ダメだな、これでは友達失格だ。 「千聖~どうしたの? 顔が真っ赤だよ」 「うぅ~ダメだ。で、出るよぉ~」 「ははは、そうなんだ。何がって言うのは聞かないでおいてあげる。十分いいものみてるから」 「口を放すんだ。じゃないと危険だよ。ほら、舞、放せ」 ヤバい、限界が近付いてきている。 僕がどんなに意識を別のところに持っていったところで、快感は増していく。 それがもう僕の中の限界を振りきって、体の外へ気持ちよさを発射しようとしている。 男の子の気持ちよさの発散は、日によって飛び散り具合から量などが変わる。 今日のはとても濃い目で量も結構なものだってことだ。 そんなものが舞ちゃんの口に発射されるわけにはいかないから、僕は必死に訴えた。 「舞ちゃん、もう口を放して。口の中に出たらとんでもないことになるんだぞ」 「知ってるよ。いっぱい出すところが見たいの。だから、抵抗しな・・・う・・・ん~」 言わんこっちゃない。 僕があれほどやめるよう言ったのを無視するからこうなるんだ。 舞ちゃんは僕を突き飛ばし、口の中から白く濁った液体を吐きだした。 むせ返り涙目で僕を見上げてくる瞳に、強い怒りの光があるのを見てしまった。 口元を手で拭いながら、舞ちゃんが再び不気味に笑い出した時、僕は背筋が冷える思いがした。 ←前のページ 次のページ→
https://w.atwiki.jp/moematome/pages/584.html
名前 ちーちゃん。 種族 チコリータ 性別 ♀ マスター ゴンベ うp主 萌え燃えの人 萌え燃えの人の相棒・チコリータ。 大の面倒くさがりで、時折ニート発言を繰り返したことからチコニートと呼ばれている。 相棒と一緒にコメント紹介に携わっている。 ゴンベに辛辣なツッコミを入れるのが役割である。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/2881.html
890 名前: NPCさん 2006/12/05(火) 00 24 03 ID ??? 飛行機恐怖症の人が、どうしても飛行機に乗らなければならなくなった。 「飛行機がテロで爆破される確率はどのくらいなんでしょうか?」 専門家は答えた「1万分の1以下です」 「……別々の人間によって爆弾が2つしかけられる可能性は?」 「それこそ、1兆分の1以下ですよ」 以来、彼は嬉々として荷物に爆弾を忍ばせるようになった。 880を見て、なんとなく思い出したジョーク。 893 名前: NPCさん 2006/12/05(火) 00 27 29 ID ??? Q:始めてのコンベンションで困ったちゃんに遭う確率は? A:150%。最低一人には遭遇する確率が100%、そのうち50%が二人目に出会う。 895 名前: NPCさん 2006/12/05(火) 00 29 35 ID ??? 890 卓ゲ風に改変するとこんな感じか? 困ったちゃん恐怖症の人が、どうしても始めてのコンベンションにいかなければならなくなった。 「コンベンションで困ったちゃんに出会う確率はどのくらいなんでしょうか?」 専門家は答えた「10分の1以下です」 「……コンベンションで二人以上の困ったちゃんに出会う可能性は?」 「それこそ、1000分の1以下ですよ」 以来、彼は嬉々として困ったちゃんなった。 スレ119
https://w.atwiki.jp/unkochan-plus/pages/378.html
うんこちゃん(本名 加藤純一)とは、ニコニコ動画でゲーム実況プレイ動画を投稿し一世を風靡したゲーム実況者であり、 現在は主にYouTubeLive、Twitchで生放送をしている配信者である。 ニコニコ大百科…大百科も情報満載なのでこちらもどうぞ。 人物 名前:うんこちゃん 本名:加藤純一 Steamのアカウント名:unkochan3 性別:男性 出身地:千葉県館山市 生年月日:1985年8月17日(37歳 ) 身長体重176cm 65kg→80kg 所属事務所:株式会社 MURASH 持病(心臓病):Wenkbach型第2度房室ブロック・発作性上室性頻拍・Mobitz II型房室ブロック 持病(精神疾患):性依存症・過敏性症候群ガス型・境界性パーソナリティ症候群・テクノ依存症・ニコチン依存症 好きな球団:巨人、横浜 名前の由来:まだ動画投稿者名が視聴者に非表示の頃に適当につけた名前であった。後に名前が公開されるようになり、そのまま定着した。 好きなもの:オクレイマン(詳しくは2012年モンスターファーム2配信を参照。) 元医療従事者。病院という名のブラック企業に勤めるソルジャーであったが、気を病み辞職。しばらく医療の場からは離れていたが2015年に多額の借金を負い再び病院勤務に復職。その後、配信に専念するため2016年夏に再び離職。 20代前半の頃は声が枯れると「神取忍」のような声になっていた。そのため、声が枯れると「かんどりじゃありませんようんこちゃんですよ。」と言うのが2010年頃の配信ではお決まりであった。 配信ではいつも元気で声の大きいうんこちゃんだが、リアルでは好青年。3人以上でいると黙ってしまう。 大学生時代はギャル男だった。週2で日焼けサロンに通い、肌は真っ黒だったらしい。渋谷のセンター街に行けばうんこちゃんに会えた時代があった。 吸っていたタバコはマルメンライト。2011年8月11日に禁煙開始。その後は年に数回クラブで飲んだ時のみ吸っていたが、2015年10月頃から喫煙頻度が高くなり、現在は喫煙者へと戻ってしまった。 2020年4月16日午前5 06 「今この時から禁煙を宣言する25で辞めて30から再び吸い始めてしまったが、今回でキッパリやめる」と禁煙を開始した。 2023年2月7日投稿の動画で982日間の禁煙生活が失敗したことを告白し、2023年の目標は「禁煙」と喫煙しながら発表した。 初代ニコ生チャンピオン(自称)。現在はインターネットヒーロー。 動物好き。現在ポメラニアン(ハナちゃん)とチワワ(ソラくん)とスコティッシュフォールド(ぶんたくん)と洋雑種系の猫(メアちゃん/メアリー)を飼っている。イタリアングレーハウンドのアルくんも飼っていたが、元彼女のゴロリと別れた際にゴロリが引き取った。過去にはハムスターやフクロモモンガも飼っていた。 二週間ほど捨て猫のミーちゃん(うんこちゃんはミミちゃんと言っている)を飼っていたが、現在は金持ちのババアに引き取られている プロ野球ファンで生粋の巨人ファンだが、横浜も好きで試合を観戦している。また嫌いな球団は中日(福留の「誠意は金で示してほしい」発言から)。 「Twitter」や「mixi」などのいわゆるSNSを毛嫌いしていたが、時代は移り変わり2015年6月よりTwitterを開始。当初は配信の通知用として使っていたが、現在は普通に呟いている。 実況を始めたきっかけはヒャダインさんのゴルベーザ四天王を見て「俺も面白い動画を投稿したい」とおもったから。 好きな実況者はしんすけ、つわはす、セピア、ペリカンなど。よく実況者をディスるが、ただの嫉妬である。 昔は歌い手を叩くことを職にしていたが、特に深い意味はない。現在Geroや蛇足との交流がある。 2017年末よりレギュラー番組「ニコ生☆音楽王」内の企画でギターを始めた。2018年9月の番組終了後はギターに触れている様子はない。 みくに(視聴者)から3DSをPCでキャプチャするための偽トロキャプチャを借りパクしていたが、2023年7月14日に投稿された動画内にて返却。直後、改めて借り直している。プロダクトキーは「BD2T−T2R6−2LW4−FUEG−JQ5Q」 steamのアカウントは「unkochan3」。ログアウトする度に忘れる。unkochan123456789はaabbccのアカウントなので間違いである。 配信内容 雑談、ゲーム、視聴者参加型の企画など。 大きな声が特徴。昔の家では大家さんによく怒られていたため、夜の時間帯は外部配信サイトでまったり配信することが多かった。現在は楽器OKのマンションに引っ越したので大家の危機からは脱した。 始まりのあいさつは「やあ」、終わりのあいさつは「ひん」。うんこちゃんが2010年頃に多用していたため視聴者に定着しているが、もう本人は使っていない。 息をするように嘘をつくことに定評がある。あまりに嘘をつくので、本当のことを言っても信じてもらえなくなってしまっている。元々は身バレを防ぐ為が一番の理由であったが、名前や素顔を公開して以降、個人情報に関してはガバガバになった。 略歴 2009年7月5日、ニコニコ動画に初めてゲーム実況動画を投稿。 2009年9月、生配信活動開始。 2010年3月30日、彼女に振られたことに心を病み、実況動画をすべて削除し引退。 2010年4月、同じくゲーム実況者であった蛟(か)の放送に出たことがきっかけで、次第に配信活動に復帰。以降、生配信者として活動するようになる。 2010年11月13日、第二次引退。 2011年1月8日、活動再開。 2011年5月15日、第三次引退。 2011年7月25日、活動再開。 2011年11月26日、第四次引退。 2012年2月3日、活動再開。 2012年6月9日、第五次引退。 2012年9月12日、活動再開。 2013年3月9日、第六次引退。 2013年6月28日、活動再開。 2013年11月12日の配信を最後に配信が途絶える。過去のような明確な引退宣言はなく、突如として音信が途絶えた。 2014年1月1日、1か月半ぶりの配信。音信不通に関して語られることはなかった。以降、月数回程度配信するようになる。板橋から新宿へ引っ越し。 2014年3月4日、個人情報を盾に配信を止めろといった主旨の脅迫を受けていたことが明らかにされた。これより配信復帰。 2015年3月、本名公開。 2015年7月、初顔出し。 2015年8月末より、高田健志(同じく配信者)と二人で企業チャンネルを開設し、初の公式の場へ。これを機に、医療従事者を本職としながらも生配信を仕事として生きていくことになる。 高田健志については【登場人物】参照。なお、高田健志とはその後決別しており、かとさんけんさんは解散済み。→3・28事件(仮称) 2015年11月~2017年8月まで、アダルト系チャンネルである『イベルト!チャンネル』のメインMCを担当。配信詳細はこちら →配信履歴(イベルトチャンネル) 2016年3月頃より、本職の病院勤務を辞め、芸能プロダクション「MURASH」に所属。以降、生配信やイベントMC等が本職となった。 2016年10月~2017年10月まで、ニコニコ生放送公式ラジオ番組『ニコラジ』のアシスタントを週2で担当。配信詳細はこちら →配信履歴(ニコラジ2016) 2017年10月~2018年9月まで、ニコニコ生放送公式音楽番組『ニコ生☆音楽王』のMCを音楽クリエイター オーイシマサヨシと2人で担当。配信詳細はこちら →配信履歴(ニコ生☆音楽王) 2018年5月8日、ニコ生+YouTubeLive合わせて同時接続数3万人突破(ニコ生立ち見S、YouTube急上昇4位) 2018年7月~2019年3月まで、AbemaTVにて初の冠番組『加藤純一の世界で一番ゲームを本気でやる男』放送。配信詳細はこちら→配信履歴(加藤純一の世界で一番ゲームを本気でやる男2018) 2018年7月よりゲームプラットフォーム『BlueStacks』の宣伝広報大使に就任。 2018年11月~、YouTubeLiveにて公式ラジオ番組『オーイシ✕加藤のピザラジオ』のMCを担当。ニコ生☆音楽王の後身番組であり、引き続きオーイシマサヨシと2人で担当している。 2018年12月13日、ニコニコ(niconico)賞を受賞 2019年5月5日、ポケモンエメラルド・バトルファクトリー配信にて同時接続数7.8万人突破。 2019年5月、5年間過ごしたレ○ディア西新宿から退去。品川へ移住。 2019年7月5日、実況活動10周年突破。記念放送→http //nico.ms/sm35476306 2020年2月18日、ポケセン封鎖verプラチナ配信にて同時接続数8.7万人突破 2020年3月16日、ポケセン封鎖verプラチナ配信にて自身が目標としていた同時接続数10万人を超え、同時接続数11.9万人を記録
https://w.atwiki.jp/amachan/pages/16.html
天野アキ 天野春子 天野夏 天野忠兵衛 黒川正宗 足立ユイ 足立ヒロシ 足立功 足立よしえ 大向大吉 吉田正義 菅原保 栗原しおり 今野弥生 今野あつし 長内六郎 長内かつ枝 熊谷美寿々 安部小百合 花巻珠子 小田勉 水口琢磨 種市浩一 磯野心平 池田一平 福田萌 ヒビキ一郎 北三陸市長(2009年) 2009年当時の北三陸市長。 モータリゼーション推進派で、赤字の続く第三セクター北三陸鉄道の廃線を公約に掲げ当選する。 北三陸駅長の大向大吉からは、「植毛野郎」と呼ばれる。
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/75.html
どうして? 何が? えりかちゃんは何のことを言ってるの? たくさんの疑問が頭をよぎる。 「愛理どうしたのー?えりかちゃんにちっさー取られちゃってやきもち?」 「栞菜。あのさ」 栞菜の手を恋人つなぎにしてみる。こうすると、栞菜は真面目に話を聞いてくれるようになる。 「栞菜さ、えりかちゃんに何か・・・されたことある?」 「え、何かって、何かって、何?」 「すごいスキンシップとか。」 栞菜の顔がちょっと強張った。あるんだ。 「まあ、えりかちゃんは皆にペッタペッタするから。」 そうかなあ。 「私にはしないよ。」 「愛理にはそういうのしにくいもん。」 ・・・そうなんだ。あんまりされても困っちゃうけど、ちょっとそれ寂しいかも。 「それで、愛理はちっさーがえりかちゃんに何かされたって思ってるの?」 すごいな。栞菜はこういうことに関する勘が鋭い。 「わかんない。でも、今の千聖にあんまり変なことしてほしくないとは思う。」 まださっきのえりかちゃんの発言のことは言わないほうがいいかもしれない。 「そうだよねー。私たちのお嬢様だもんね。」 二人の方に目を向けると、えりかちゃんが指で千聖にグロスを塗っていた。 「千聖にはオレンジが似合うと思うよ。可愛い。」 顔に右手を添えて、親指で唇を撫でている。千聖の唇と、えりかちゃんの指が同じ色に染まる。 それを見ていたら、さっきのトイレでのことを思い出した。 あの唇から、エッチな声出してたんだ・・・。一体どこまでしていたんだろう。 私がまだ経験できてない、梨沙子が言ってたアレも、もう知っているのかな。えりかちゃんに教わって? そんなことを考えていたら、またお腹の下の方が熱くなってきた。 「ちっさーと栞菜、ちょっと来てー?」 舞美ちゃんが二人を呼んだ。 「はーい。愛理また後でね。」 栞菜は手を解いて舞美ちゃんの所へ行く。 千聖も席を立ったから、あぶれたもの同士と言わんばかりにえりかちゃんが近づいてくる。 「愛理元気―?」 「まあまあかな。昨日寝つき悪くて。」 何かふわふわした会話だな。多分、核心に触れていないからだ。 「でも愛理、すごい目キラキラしてる。アドレナリン出まくってますって感じで。やっぱり興奮するよね。千聖の一人エッ」 「ちょっと!やだ!」 私の大声で、楽屋にいた皆が目を丸くして振り返った。 「ごめん。なんでもないよ。」 何を言ってるのえりかちゃん。やっぱり千聖に何かしたの?ううん、それよりも 何で私がそのことを知ってるってわかったの・・・・? 「梅さん大きいほうしたくてね、遠くのトイレ探してたの。・・・びっくりしたよ。ドア開けたら個室挟んで何かエロいこと言ってるんだもん。あの愛理が。」 いつもの天然なえりかちゃんじゃない。大人の女性の、何もかも見通したような怖い目をしていた。綺麗な顔に迫力が加わって、私は何もいえなくなる。 「今、千聖にいろんなこと教えてる最中なんだ。だから」 “ジャマしないでね” 頭が真っ白になった。 「ち・・・・千聖に、変なこと、しないでよ・・・・」 蚊のなくような情けない声で訴えてみたけれど、えりかちゃんは口元を少し歪めただけだった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/125.html
前へ どれぐらいの間、こうやって一人でいたんだろう。 物音一つしない部屋では時間の感覚はどんどん奪われて、全く見当がつかない。 私はこのままずっと、ここに閉じこもっていた方がいいのかもしれない。それがベリーズとキュートのためだと思った。 “千聖の気持ちはどうでもいいの?” さっきの愛理の言葉がずっと胸に突き刺さっている。 元に戻ることこそが、千聖にも私たちにとっても一番いいことだと信じていた。 みんなで力を合わせれば、必ず元の千聖になってくれると思っていた。 千聖の今の状態が永遠に続くなんて考えたくなかった。 必死だった。 舞美ちゃんと一緒に千聖に関するマニュアルを作ったり、マンツーマンで元の千聖の振る舞いを教えたり、どうにかして私の千聖を取り戻したかった。 そこに今の千聖への思いやりは存在していなかった。 どんなひどい仕打ちも微笑んで許してくれていたのに、私は。 前の千聖と同一人物だって認められなくても、例えば新しいメンバーを迎えるような気持ちで、もっと優しく接してあげることぐらいはできたはずだ。 そうすれば、ゆっくりでも私はあの千聖と自分なりにしっかり向き合えたかもしれない。 「何でこんなことになっちゃったんだろう。」 今頃みんなは千聖を囲んで、これからのことなんかを話し合ってるかもしれない。 キャプテンはもちろん、面白い好きもののちぃや意外と面倒見のいいみやも、すぐに新しい千聖になじんでいくだろう。熊井ちゃんも、茉麻も、梨沙子も、ももちゃんも、千聖にとって一番いいことをキュートのみんなと一緒に考えてくれるはずだ。 自分の気持ちを優先していたのは、私だけ。 そんな私に、千聖のことを偉そうに主張する権利はない。 「千聖・・・・」 手を見つめれば、さっきの千聖の体温がよみがえる。 もう一度千聖に触れたい。 前の千聖に戻らなくても、千聖が千聖であることを確認させてほしい。 忘れることなんてできないけれど、私に前へ進む勇気を与えて欲しい。 その時、うつむいていた私の視界が急に翳った。 顔を上げる。 「嘘・・・・・・・」 どうして。 どうして、私の居場所がわかってしまうんだろう。 どうして、私が今一番望んでいることがわかってしまうんだろう。 あんなにたくさん傷つけたのに、どうして。 「舞さん。」 いつもと変わらない、穏やかな顔をした千聖が立っていた。 半月型の優しい瞳が、私を見つめる。 先の丸っこい可愛い指が、私の前髪をいたわるように撫でる。 「何でここがわかったの?」 「・・・自分でもわからないわ。でも、わかったのよ。舞さんの居場所が。不思議ね。」 千聖は上品な仕草で、私の横にそっと腰をおろした。 「もうみんなに話したの?」 「いいえ。私からは何も。皆さんとお話するよりも、私は舞さんを探したかったから。ベリーズのみなさんには、舞美さんたちがご説明をしてくださるみたい。」 「千聖・・・・・」 一人になりたい。でも誰かそばにいてほしい。 そんな私の矛盾した気持ちに、千聖だけは気づいてくれたんだ。 私はまた、無意識に千聖の手首を掴んでいた。 「ここにいて。」 「ええ。」 「舞のそばにいて。」 「ええ。」 千聖は手首を握る私の手の上にそっと手を重ねた。私はまだ空いている方の手で、ゆっくりと千聖の顔に触れた。 「くすぐったいわ。」 長いまつげ、あったかいほっぺた、丸い鼻、形のいい唇。 私の指先が私の心に、この人は岡井千聖なんだと伝えてくる。 “舞ちゃん。” “舞さん。” 前の千聖と、今の千聖の笑顔が、頭の中でゆっくりと重なっていく。 私は千聖の手を取った。 そのまま、2人の手を千聖の胸に押し当てた。 「ごめんね。千聖、ごめんね。前の千聖の心も、ちゃんとここに入っているのに。私はわかっていたのに、認めたくなかった。・・・・いなくならないで、千聖。」 次へ TOP