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概要 ダルスバードとは、ザールックの技術力で作られた「空駆ける船」である。ザールックでは主要兵器として各地で活躍。 後にアルファのヴァン・フレイ国に技術提供がなされ、アルファにおいても数隻だけ製造され、リーズライディの戦いにて使用、その後六界連合軍としてルーイガルド侵攻作戦の序盤でも活躍した為、結果的にアルファ、ルーイガルドにその技術が移植されることとなった。 開発の歴史 ザールック3300年代、この世界を照らす2つの月、その月はそれぞれ自分たちで重力をコントロールする波動を放ち、ザールック本星の力を借りずに独自の軌道で衛星活動を行っていた事が判明される。 そして、その波動は本星にまでも届き、微かながら重力のバランスを自在に操る力を秘めている事が発見された。その力を特殊な水晶に閉じ込め、鏡合わせの要領で内部で増幅させる事により、水晶を動力とした「天駆ける船」を生み出す事に成功。 それは、過去の世界においても既に実現していた技術だが、発掘ではなく、過去の何の資料も記憶もない状態で、現在を生きる人間の知恵と技術により作られた彼らにとっての「新発見」であった。 名前の由来は開発者ダルスの名前からきている。 軍事運用 しかし、その技術は開発者の期待を裏切り、直後にこの星を巻き込んだ六界戦争により、まず最初に軍事利用されることとなってしまう。 空駆ける船は、この世界における最強にして最高の部隊として産声をあげ、他部隊からの羨望と嫉妬の眼差しで見られることとなる。 主砲は魔力を蓄え、それを放出する魔導砲が装備され、火器類は使用されていない。 法術と科学の両方において高水準を誇るザールックだが、あえて法術を選んだのは、艦の重量を少しでも抑えるためと、火薬の誘縛を避ける為である。その意味でも艦隊は、ザールックの法術と科学、両方の最高峰の技術を結集させたものと呼べる。 この艦隊は動力維持の為、夜間には月光を水晶に受けなくてはならない。 その姿がさながら月の光を独り占めし、その姿すら奪うのではないかと思わせた為、空駆ける船を妬む者(主に自分の部隊に回されなかった者)達は、皮肉を込めて彼らを「LOST MOON FLEET(失月艦隊)」と呼んだ。 利点と問題点 相手の攻撃が届かない上空から一方的な攻撃が可能だった為、当初ダルスバードは無敵の艦隊として敵軍を恐怖に陥れた。 しかし、高度はそれほど高くとれない上に、迎撃技術の発達により、当初ほど無敵という存在ではなくなった。 また、動力を維持する水晶が希少価値な為、艦隊の数も無尽蔵に増やすことはできない。 一時期、艦載機の研究も行われたが、小型艦を自在に動かすには、水晶が大きくなりすぎてしまう等、水晶と艦のバランスがとれずに開発は断念された。 戦力としては当初ほど絶対的な神格化はされなくなったが、輸送能力は大きく、「世界の距離を縮めた」とまで言われている。 六界戦争におけるダルスバードの運用 ザールックにおいては技術的、資金的に優れた先進六カ国が艦隊を所有、彼らは帝王軍(当時はまだその名前はなく、単純に世界を二代陣営に別けた敵軍として認識)との戦いに際して、この六カ国は連合艦隊と名付けられるた。 ただし、各国首脳の思惑も交錯して必ずしも一枚岩とは言えない。 また、過去の戦いから敵国への鹵獲も許しており、艦隊は彼らだけの専売特許とはなっておらず、既にほぼ同数の艦隊を有する敵国との間で「空中艦隊戦」が展開されている。 しかし、前述の通り現在の技術ではまだ艦隊の一度の行動範囲が限られており、そう簡単に世界を横断できるわけではなく、戦場の主役はいまだ地上戦である。 艦隊の存在意義 空駆ける船は、それまでの地上戦と、若干の海上艦隊のみで行われていた戦略・戦術に新たな選択肢を与え、戦略そのものに影響を与える程時代に変革をもたらす要因となった。 しかし、艦隊の数と生産・維持・運用に対する財政的リスクを考えると、まだまだ艦隊は一部の限られた者が所有する戦力である。また、相手が艦隊を持っていない戦場なら、一方的な攻撃が可能かと思われているが、現在の技術ではそこまで完璧な高度、移動距離、速度を持つことはできず、艦隊が実戦に配備された後にその対処法として製作された対空砲台により、互角とまではいかないが、相手の一方的な攻撃を回避することは可能である。 この様に、艦隊はその存在の輝かしさに対して、現実的には過剰な活躍は期待できないが、艦隊そのものを巨大な輸送船とみなすと、効果的かつ効率的に兵士を戦場に到着させることができる為、艦隊の存在意義はやはり大きなものとなる。見方を変えると、空中艦隊戦とは、勝利した側が有利な条件で地上部隊を配備できる輸送路確保の戦いとも言えた。 艦隊編成 ザールックにおける基本的な艦隊編成は以下の通り。(国の規模によって差異は生じる) 艦隊基本編成 第1艦隊(国の規模より第1~第4艦隊まで存在) 旗艦×1 戦艦×40 巡洋艦×60 駆逐艦×200 その他輸送艦偵察艦など 戦艦 大型の魔導砲を装備し、敵艦の魔導砲の多少なりとも威力を減衰させる魔導フィールドを備えた大型艦。 攻防共に優れるが、その巨体により小回りが効かず、速度もそう速くないい上に、大型の水晶を必要とする。それでも装備の出力を担うには足りず、魔導砲と魔導フィールドの出力を支えるために、中級水晶を複数装備することで出力を補う。 それ故に、建造コスト、運用コストともに小型艦の比ではない。 後世では、発達する対空火器に対抗する防御力との調整が限界に達したことと、さらに巨額になっていくコストがネックとなり、戦艦という大型艦は徐々に廃れていくことになる。 巡洋艦 戦艦に比べ小型であり、魔導砲の出力も劣る。 基本的には魔導フィールドは持たず、その分、機動力に重点を置いた艦種である。 初めて大陸間を横断したのもこの艦種であり、アーズ国の巡洋艦がセロナバルス国までの渡航を成し遂げた。 戦艦ほどの巨艦を建造できなったころは、このクラスの艦が艦隊の主役であった。 駆逐艦 巡洋艦よりも、さらに小型の軍艦。 当初から小型艦は作られていたが、技術の発達にともない艦の大型化が進み、戦艦が登場するころになると、小型艦の火力では戦艦の装甲に太刀打ちできなくなってしまった。 そのため小型艦は哨戒や連絡、物資輸送等の後方任務に回され、艦隊戦からは姿を消していくことになる。 だが、対空火器が発達してくると、戦艦も対空火器に手を焼くようになり対空火器が機動力を持つようになると、小回りの効かない戦艦では機動対空火器を排除することが難しくなってきた。 そこで再度注目されたのが、小回りの聞く小型艦であった。 小型艦はその機動力を武器に、戦場へ突入して地上の対空火器を砲撃し、大きな戦果を挙げた。 敵の対空火器を駆逐する「駆逐艦」と呼ばれるようになり、艦隊の戦力として復活していくことになる。 関連項目 ヴァン・フレイ国 アルファにおいて、独自の研究によりダルスバードと類似した空中艦の開発を行っていた。
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502:弥次郎:2023/01/08(日) 00 25 05 HOST softbank060146109143.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「鋼鉄の裁定 -あるいは天空神の見定め-」3.5 C.E.世界 融合惑星 β世界 β世界主観1999年9月後半 15:44 朝鮮半島周辺南部海域 大洋連合海軍笠置型航空母艦「薬来」 急遽艦橋を離れ、別室に移動した柴島は信じられない報告を受け取っていた。 先ほどまで起こっていた、執拗なまでの米国艦隊へのBETAの攻撃。その理由が、判明してしまったのだ。 「間違いない、のか」 通信の先にいるのは、セオドア・ルーズベルトにいるスタッフだった。 艦載機として搭載されたヘリからパンテオンと共にセオドア・ルーズベルトに乗り移り、BETAへの対処などを行っていた彼ら。 彼らは、艦内において執拗なまでにBETAに追われる乗員を助け、負傷した彼らを治療することも行っていた。その中において、その事実に突き当たってしまったのだ。 『複数の人員において確認されました、ほぼ間違いないです。 簡易センサーではありますが、反応も確認されていました』 それは、と医療スタッフが硬い言葉で続ける。 『G元素です。グレイ・ナインやイレブンが確認されました』 そう、G元素。 ハイヴやカナダに落ちてきた落着ユニットの残骸から回収された、人類が手に入れた新元素。 その元素が、何と人間の体内から確認されたのだ。それも、最悪と言っていい形で。 セオドア・ルーズベルトにいるスタッフの操作により、多少荒いにしてもその画像が転送され共有された。 レントゲン写真のようなそれは、人の身体の一部を切り取っており、そして体内に明らかな人工物があることを映し出していた。 『G元素を封じ込めた容器が、確認されただけでも十数名以上の体内に確認されました。 事情を聴いたところ、健康診断において異常がみられ、外科手術を受けさせられたとのことです。 恐らくですが……』 「その際に体内にG元素を入れられた、か」 呻くように柴島はスタッフの言葉の先をつぶやく。 そう、確かに連合はG弾もしくはG元素の持ち込みがないかの調査を行った。 持ち込まれる物資、武器弾薬、戦術機、そして艦艇に隠されていないかの綿密な調査を行っていたのだ。 G元素のサンプルがあったからこそ、それを検知する検知器の開発は完了しており、それが大いに役立てられた。 しかし、その調査が行われたのはあくまでも物が対象だった。衣服までも徹底して調べたが、兵士たちまでは調べていなかったのだ。 そうであるがゆえに、検査を潜り抜けて、艦内にG元素を持ち込むことができたのだろう。 まさかそうまでしてもG元素を持ち込むとは、と今更ながらに後悔するが、どうにもならない。 『また、このG元素の容器の密封は完全ではありませんでした。 構造はまだ特定中ですが、時間経過により容器の密封が解除。そして体外にG元素が漏洩する仕組みと推測されます』 「個人個人に埋め込まれた量はおそらくは微量。しかし、それが多数の人間に及べばまとまった量を持ち込める……」 そうすれば、G元素に目敏く反応するというBETAの目にも留まることだろう。 その結果に生じることは一体何であろうか?想像する必要もない。 柴島の部下の梶原少佐が、青い顔で起こることを、そして実際に起こったことを述べる。 503:弥次郎:2023/01/08(日) 00 26 41 HOST softbank060146109143.bbtec.net 「そしてG元素に誘引され、BETAは集中的に米国からの派遣艦隊を、特にセオドア・ルーズベルトを攻撃する。 やがては撃沈に至り、ついでのように他の艦艇も攻撃を受けることになりますね」 ああ、と梶原の言葉を柴島は肯定する。 「いつ頃BETAが気が付いたのかは不明だが、奴らはこれらを手に入れるために一斉に襲い掛かった。 BETAに対して、これほど有効な誘蛾灯は存在しない。督戦していた潜水艦隊よりも優先したのも納得だ」 「提督、これはもしや……」 「ああ」 こんなことをした理由など、考えるまでもない。 米国が担当するエリアが存在する朝鮮半島東部方面の艦隊が崩壊すれば、それはかなり大きな作戦進行の躓きとなる。 同じく東部方面に展開している連合艦隊はその救援と収容、救助などに人員を割かれ、東部からの攻略の遅延あるいは戦力の分散につながる。 現場の兵士は、艦隊の兵士たちは必死に戦っていたのだし、そういう意図があったとは知りもしない。むしろ作戦の遅延を懸念するだろう。 何もなければたまたま米国艦隊が集中的に被害を受けた、と連合さえも判断していたのかもしれなかった。 だが、これを計画し、実行させた米国は自国の戦力さえも犠牲にしてまでも、艦隊一つを捨ててまでも邪魔をしたかったということだ。 「なんてことだ……」 事実が究明されたことによる喜びは全くない。 むしろ真逆だ。事実に突き当たってしまったことが、むしろ悪感情を招いてしまった。 こぶしを握り締めつつも、何とか冷静さを維持し、柴島はスタッフに問いかける。 「G元素の容器の取り出しは可能か?」 『場所さえ特定してしまえば、すぐにでも。 外部に漏れ出ないように該当の人員を隔離するだけでも、BETAの誘因は止められるでしょう』 「そうか。すまないが、早急に頼む」 何しろ、文字通り虫食いにされた米艦隊の能力は大幅に落ちている。 先ほども第二波の攻撃を受け、何とかしのぎ切ったばかりと聞く。 このままG元素で誘引してしまう人間を艦隊に置いていては、やがて防ぎきれなくなることは明白だ。 「それと、米国が兵士の引き渡しを要求してくるだろうが、絶対にしないでくれ。 米国からの人員が接触することも阻止してほしい。これほどのことをしてきたのだから、口封じをしてきてもおかしくない」 『もちろんです』 彼らは米国が細工を施して作戦を妨害したという事実の証拠となる。 この作戦完了後には、これを絶対に追求するように上申する。その強い意志が、柴島にはあった。 そして、彼は指示を出す。感情は強火の竈の如しだが、冷静さを失うことはなかった。 「梶原少佐、この事実はまだ伏せておけ。味方にも、人知れず協力してしまった彼らにもな。 下手に広めれば、作戦自体が滞ってしまう。米国への報復に走りかねない。 それと、少し早いかもしれないが、戦力の揚陸を急ぐ。BETAもそうだが、米国の妨害が入る前に行動するように参謀たちにも伝えてくれ」 「了解です」 怒りや憤りは、彼だけでなく、事実を知ってしまった人員に共通していた。 けれども、その感情を今ぶつけない理性だけは残っていた。 さりとて、許してやるつもりなどこれっぽっちもなかった。むしろ何倍何十倍にして報復することさえも厭わない。 (超えてはならないものを、越えたな……!) 指示を出し終え、しかし、憤懣やるせない柴島は、その思いを強くした。 この国家の垣根を超えた共同作戦は、もはやとんでもない爆弾となってしまったことを、意識しながらも。 504:弥次郎:2023/01/08(日) 00 27 13 HOST softbank060146109143.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 こういうことをやるよねって……
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星間文明統一機構(AOPƏ/オーパ) 基本情報 本部所在地 航空宇宙都市パルディステル 公用語 古典ツォルマ語 統治者のシステム名 星域管理システムTAEMF-01 統治者の称号 キューズトレーター 設立 宇宙新暦0年 貨幣 メッレ(*1)(成果ポイント消費方式) 星間文明統一機構(古典ツォルマ語:Atimnivan Orkəpo vīnt Porokicevelna vīnt ənletve. 同略称、AOPƏ/オーパ. 星間機構)は、かつて存在した軍事勢力。宇宙新暦0年、全知的存在の統一を最大目的として発足した。星間機構は独自の基準による自滅傾向のデータ化を推し進めており、それらの数値を根拠に対立文明への予防攻略を繰り返していた。旧暦時代(宇宙正暦)における大厄災の教訓から、指定レベルに応じた絶滅措置を講じている。そのため、世界中から忌み嫌われており、空前絶後の巨大悪、擁護できない存在として歴史の巨塔に刻まれた。 目次 名称 加盟圏 旗の意味 歴史近古代(宇宙正暦後期) 統治領域の変遷 技術 理念 活動内容各方面に対する予防侵略 断種と強制進化 際限なき選別 言語 機構管理最高評議会 選別内閣 実務機関 問題点 エピソードキューズトレーターとスワ族 関連記事 名称 古典ツォルマ語での正式名称は、Atimnivan Orkəpo vīnt Porokicevelna vīnt ənletve/アティムニヴァン・オルカポ・ヴィント・ポロキツェヴェルナ・ヴィント・アンレトヴェ、通称、AOPƏ(オーパ)という。 当時、唯一の権威(=星間機構)を強調する表現として、シンプルにアンレトヴェ・オルカポと呼ぶ流れもあった。日本語で直訳すると、『星の間の統治の正義の縦に強く持つことの命ずる場』となり、とてつもなく冗長かつ難解な名称となってしまう。 そのため、推奨される意訳としての『星間の文明の統一機構』が定着。それがやがて『星間文明統一機構』に変化し、『星間機構』と略されるようになった。 A vīnt B → BのA Atimnivan Orkəpo 統一機構 Porokicevelna 文明 ənletve 星間 加盟圏 現在のセクター・ツォルマリアにあたる領域に加えて、旧イドゥニア宇宙域のほぼ全てを統治していた。 旗の意味 これまでの資料から有力な説を取る場合、『汚れなき舗装道のために支払われた血の代償』と考えるのが自然とされる。 旗の中央に究極の統治者たるキューズトレーターを配置。当時代における完全秩序の証明としても機能し、制圧地域において広く掲げられた。 一方、抑圧される被支配種族にとっては恐怖以外の何物でもなく、地獄の象徴の如き印象を定着させてしまった。 「この旗を掲げる者を見た時、他者を害する意図があるものと心得えよ」(ヴァンス・フリートン) 歴史 近古代(宇宙正暦後期) ツォルマリア文明統一機構 ツォルマリア文明統一機構/歴史 統治領域の変遷 改暦以前(近古代)。長きにわたって続いた異種生命体との戦いはツォルマリア人類に大きな危機感を抱かせ、未曾有の技術革新を続けてきた歴史を持つ。これに伴い、緩やかな連帯に甘んじてきた各惑星の組合も統合され、政府は時を追う毎に全体主義的な様相を深めた。そして、宇宙正暦500年(宇宙新暦0年)。ツォルマリアを構成する諸星域は、ついに星間文明統一機構へと名を変え、純然たる闘争主義の時代を迎えた。新統一機構は、最高評議会による改暦宣言をもって宇宙新暦へ移行し、戦後、長らく断絶して久しかった異種文明圏(新ソルキア連合)への侵攻に踏み切った。第一次存続戦争の始まりである。この半世紀にわたる戦いの中で星間機構は新たにソルキア側の3星系を攻略。これをもってケルス・ニア、セーク・パルゾス、エレス・ニアを編入し、ツォルマリア人類の領域を6星系にまで広げた。かねてから予定されたソルキア民族に対する絶滅政策が実行される中、一気に入植人口を拡大させた星間機構特務遠征艦隊は、更なる領土的野心をもってイー・メラト、レオ・タイパル方面への進出を図ったのである。 同115年にケユラト・セクターへと進出。同135年に時のカルスナードを下すと、更に東域のジルナス星系(現在のウェトラム領)に進出し、ガルラ・リヴィスとのファースト・コンタクトを迎えた。ツォルマリア側はガルラ・リヴィスに対し、相互不可侵の締結を進める一方、ソルキアに対しては強度の軍事的威圧を継続し、前述の3星系を要塞化した。同150年に第二次存続戦争が勃発。特務遠征艦隊はソルキア文明圏の奥深くに侵攻したが、事象災害を伴う無差別爆撃に晒され、再び前述の3星系へと後退した。その後のデッドライン(軌道要塞線)においてソルキア側の追撃艦隊を牽制し、以後、1000年以上にわたる冷戦状態が続いたわけである。同185年にヴィ・アリストーレ星系を編入。この時点で更に遠方の文明圏を捕捉し、特務艦隊を差し向けた。同200年にエルカム文明圏への侵入を試みるも、失敗。ガルラ・リヴィスと同様の不可侵条約を結び、イドゥニア方面への侵略を優先した。 同250年に至ってフォフトレネヒト皇国を下し、以後、800年以上にわたる最盛期の時代を迎えたが、星間機構の暴力性に警戒を強めたガルラ・リヴィスの封鎖通告を受け、更なる軍拡へと傾いたのである。そうした経緯から、同300年に侵攻を開始。ウェトラム戦争の勃発をもって新たな闘争の時代を迎えた。この戦いの初動で、同345年、ジルナス星系の奪取に成功するが、旧暦時代から続く情報伝達の遅れもあり、東域での戦いは一進一退の苦戦を強いられた。この間も時の最高評議会は選別の圧政を強めていき、同627年に至っては占領各地においてレジスタンスによる反乱が頻発し始めたのである。同850年の段階では、キューズトレーターによる一極独裁体制となって久しかった。そして、同1210年。全国規模の内乱に突入すると、ソルキア連合艦隊が星間機構領内に侵攻。第三次存続戦争が勃発し、諸星系の鎮圧に追われていたツォルマリア艦隊を駆逐していった。同1245年に軌道要塞線が陥落。時のキューズトレーターは、一連の大敗をもって最後の選別に踏み切った。破竹の勢いで進撃を続けた連合艦隊は、同1265年、ツォルマリア本国を占領し、ここに星間文明統一機構の歴史は幕を閉じたのである。 技術 宇宙新暦50年時点で核融合デューテリウム推進、または反物質推進による恒星間航行が主流となっていた。同500年時点でバブルワープ航法の利用を確認。独力でのワームホール生成を可能とし、同600年時点においては重力ゲート航法の後継と思われる、ロマクト・ゲート航法の実用化も確認されている。これにより、置換座標のズレは残るものの、ワープ・ドライブを搭載しない宇宙船舶の跳躍も可能となった。しかし、開発の経緯に関しては同機構による情報統制が徹底されており、共立公暦を迎えて久しい今日でも完全な解明には至っていない。この一連の技術革新によってバブルレーンと総称される異次元空間の存在も確認され、星間機構は世界征服に向けた更なる研究を継続した。一方、量子テレポーテーションを主軸とする通信技術に関しては、光の速度を超えられない問題に直面。跳躍途上における交信も不可能であり、少なくない数の行方不明者を出した。そうした問題も同1244年、N.B.N.S(初期ビルド・ネットワーク)の実装をもって完全に克服されたが、この時点においては域内情勢の悪化を招いて久しく、本格的な軍事転用には至らなかった。遅漏技術の恩恵は、ツォルマリア本国のエリート層を中心に共有され、キメラ技術を始めとするバイオナノテクノロジーの発展に繋がった。 理念 星間機構は、過去人類が遺した全ての大罪を改めるべく、武力による世界平和の責任を全うする。 星間機構は、戦うことの美徳を肯定し、あらゆる種族を同化させるための隔離措置を断行する。 星間機構は、適者生存の理を肯定し、世界共立を実現させるための更なる進化を断行する。 星間機構は、現行世界の汚染を防ぐために必要な解脱措置を実行し、永遠不滅の理想郷を構築する。 星間機構は、宇宙進出を可能とする全ての知的存在に対し、武装解除を要求。我が方への帰順を命令する。 活動内容 各方面に対する予防侵略 多くの戦災を経験したツォルマリア人類にとって、力なき文明の存立は歴史上の如何なる記録にも存在しない。 よって、脅威となり得る文明を捕捉し、予防措置の対象として研究、攻略することを至上の命題とした。 断種と強制進化 星間機構の内政は苛烈を極めるもので、優秀な被征服民の遺伝子を操作し、ツォルマリア人としての道を歩ませる。基準に満たない不適合者は即座に断種され、生殖能力を持たない個体が増加した。それら消滅予定の動物は生きている間に奴隷として働かされ、或いは実験材料、ガス抜き要因として扱われた。このような政策を取るディストピアに基本的人権の概念などあるはずがなく、例え正規の市民であっても基準に満たなければ即座に処分された。強度の実験過程においてキメラ化した個体は星間機構における力の象徴となり、不平分子の殺戮に投じられた。 際限なき選別 社会持続の原則として、始めは何らかの重犯罪を犯した者を対象に定めていた。次に敵性種族、無能力者、低級労働者、貧困層と続いていき、体制に不満を持つ富裕層までも絶滅対象とされた。末期に至っては肉体を持つ者全てに絶滅措置が下り、これをもってキューズトレーターの機能に支障をきたしていることが判明したのである。徹底的に情報統制された社会において真実を知る者は次々と処刑されていき、選別内閣が緊急事態宣言を発した頃には全てが手遅れとなっていた。同1250年以降、全人類に憎悪を抱くキューズトレーターはこの世からの解脱を実行する時が来たのだと豪語し、一切の区別なく、あらゆる手段を講じて残る不平分子の抹殺に力を注いだ。 言語 統治領域における言語のばらつきは時の支配層にとって安全保障上の脅威でしかなかった。 そのため、古典ツォルマ語を公用語として、他言語の使用に著しい制限が加えられたという。 非公認言語の話者に対しては、一定の猶予期間を設けた上で厳しい教育措置を講じていた。 機構 管理最高評議会を頂点として、中央省庁にあたる各統括部が存在した。また、同評議会に協賛するための召集議会が名目上の立法権を共有。体制の長であるキューズトレーターとの直接対面は叶わないため、行政サイドからは管理行政執行官が列席し、必要な質疑応答を担った。司法権に関しては建前上、公平を期する必要があることから、星間機構において「絶対に間違えない」と評されるキューズトレーターの指導力に全てを委ねていた。以上の理由から星間機構に三権分立構造は存在せず、同評議会においても徐々に人の手が減るなど、宇宙新暦850年以降はキューズトレーターによる完璧な独裁制へと変化を遂げていった。 管理最高評議会 少なくとも、成立から800年頃までは人の役職者の存在が確認されている。しかし、それ以降の統治に関してはキューズトレーターによる一極体制となっており、地方レベルにおける名目上の選挙すらも存在しない有様であった。キューズトレーターに逆らうことは死を意味するため、誰も意見しないまま行政区画の分離が進行し、ありとあらゆる種類の情報がデータベースから削除されたのである。検閲を是とするキューズトレーターは、知る必要のない情報を異物と断定。健全な教育のためだと称して、市民の関心が外に向かないよう意図的に誘導した。それでも、キューズトレーターが実権を握る以前の情勢を知る者が一定数存在し、そうした「異物」に対してキューズトレーターの導き出した答えは「除去」以外の何も示されなかったのだという。 選別内閣 選別内閣は、キューズトレーター自らが選別した優秀な市民議員らで構成される。しかし、管理最高評議会とは別個の組織として独立するため、実態としては行政の半分にも満たぬ管轄権しか持たなかった。その理由は、軍事行動にリソースを割くキューズトレーターが自らのブラックアウトを防ぐために役割分担させた説が濃厚とされる。選別内閣を構成するエリート議員の中にはキューズトレーターに反意を抱く者も存在していたようだが、ついぞ彼女の暴走を止めることはできず、解き放たれたキメラによって尽く粛清されてしまった。 実務機関 星間機構の実務機関は大きく分けて5種類の組織のもとに成り立つ。 軍事統括部 広報統括部 外交統括部 産業統括部 環境統括部 問題点 キューズトレーターの機能に支障をきたして以降、それを止める仕組みが一つも存在せず、統治機構として致命的な欠陥を抱えていた。今日の市民社会においては考えられない出来事であり、間抜けの誹りを免れないだろう。しかし、そのような存在が実際に力を持ち、世界中に大戦の火種を遺した事実に関しては今後の統治哲学において一考の余地があるものと指摘された。現代で同じような体制を取る権威主義集団が現れた時、制裁を試みる国が出てきた場合に、どのような論理をもってその行動を止めることが出来るだろうか?共立公暦655年に成立したソルキア解釈によると、内政不干渉の原則とは、「自らの統治能力に責任を持つ」ことを前提として認められる。文明共立機構が定める評価基準に則り、審査対象となった勢力は人道上の懸念に対して有効なセーフティを提示しなければならない条項が明記された。 エピソード キューズトレーターとスワ族 今日の共立時代において、オブザーバーとしての立場に留められるレア恒星系スワ族連合の伝承では、『空人の星祭会議』の一柱と認知されて久しい。時のキューズトレーター自らが星海連合首領を名乗り、時の酋長に贈り物を授けた壁画の存在も確認された。この記録は、当時の星間機構(オーパ支配域)において唯一手荒な軍事侵攻を受けず、しかも一定の外交儀礼をもって保護された数少ない証拠として受け入れられた。その他、多くの種族が選別の振るいにかけられる中で、単純に脅威として認識されず、その時代における執行の優先対象とは見なされなかった説が濃厚とされる。そもそも壁中の表現として、星間艦隊の降臨に神の姿を見た(勘違いした)現地人側が星の歓迎と称する喜びの濁流(各地の防波堤を一斉に打ち砕き、大陸中を海水で洗い清めるとともに多くのものを神に捧げる。普通に破壊行為)とともに祈祷し、困惑したツォルマリア側の様子を勘案すると、大した理由もなく見過ごされ放免扱いとなった可能性についても指摘された。 関連記事 @Freeton2(執筆者) ルーゼリック・ワープ航法 航空宇宙都市パルディステル ツォルマリア文明統一機構 ツォルマリア星域連合直轄領 ソルキア諸星域首長国連合 共立世界の歴史
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464: 194 :2022/02/23(水) 18 00 32 HOST ai126146243040.53.access-internet.ne.jp 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?その45 欧州反攻作戦・その2 蒼空邪軍の大艦隊を迎え撃つ事となった人類連合。その陣容はどうだったのか。ここでは、各国海軍の各艦艇(巡洋艦以上は名前付き)を見て行こう。 日本国防海軍 戦艦 やまと級超大型三胴式戦艦「やまと」 ふじ級超大型双胴式戦艦「ふじ」 空母 しょうかく級航空母艦(二代目)「しょうかく」 ひゅうが級航空母艦(二代目)「ひゅうが」 巡洋艦 こんごう級大型打撃巡洋艦×4「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」 駆逐艦 ふぶき級大型駆逐艦×16 しらつゆ級駆逐艦×16 戦闘支援艦 たけしま級超大型高速戦闘支援艦×4「たけしま」「いつくしま」「まつしま」「さど」 潜水艦 ながと級超電導推進式攻撃型潜水艦×4「ながと」「むつ」「ふそう」「やましろ」 日本国海上自衛隊 重打撃護衛艦 えちご型重打撃護衛艦「えちご」 航空機搭載護衛艦 ほうしょう型航空機搭載護衛艦「ほうしょう」 打撃護衛艦 ふじ型打撃護衛艦×2「ふじ」「あそ」 護衛艦 まや型護衛艦×2 あさひ型護衛艦×2 あきづき型護衛艦×4 たかなみ型護衛艦×4 戦闘支援艦 はやすい級高速戦闘支援艦×2「はやすい」「かざはや」 潜水艦 たいげい型潜水艦×2「たいげい」「はくげい」 465: 194 :2022/02/23(水) 18 01 02 HOST ai126146243040.53.access-internet.ne.jp 日本国海軍 重打撃護衛艦 えちご型重打撃護衛艦「しきしま」 航空機搭載護衛艦 いずも型航空機搭載護衛艦「いずも」 護衛艦 あたご型護衛艦×2 たかなみ型護衛艦×2 しらつゆ型護衛艦×4 もがみ型護衛艦×4 戦闘支援艦 はやすい級高速戦闘支援艦×2「わかさ」「ひうち」 潜水艦 そうりゅう型潜水艦×2「そうりゅう」「うんりゅう」 神崎島鎮守府 戦艦 大和型戦艦×2「大和」「武蔵」 長門型戦艦×2「長門」「陸奥」 アイオワ級級戦艦「アイオワ」 戦艦レ級エリート「エーレル」 空母 信濃型航空母艦「信濃」 翔鶴型航空母艦×2「翔鶴」「瑞鶴」 雲龍型航空母艦×2「天城」「葛城」 空母ヲ級「カヲル」 巡洋艦 高雄型重巡洋艦×4「高雄」「愛宕」「摩耶」「鳥海」 妙高型重巡洋艦×4「妙高」「那智」「足柄」「羽黒」 ザラ級重巡洋艦×2「ザラ」「ポーラ」 阿賀野型軽巡洋艦×4「阿賀野」「能代」「矢矧」「酒匂」 アトランタ級防空巡洋艦「アトランタ」 ゴトランド級航空巡洋艦「ゴトランド」 駆逐艦 白露型駆逐艦×10 朝潮型駆逐艦×10 陽炎型駆逐艦×16 夕雲型駆逐艦×16 補給艦 神威型補給艦「神威」 改風早型補給艦「速吸」 輸送ワ級「澤海」 466: 194 :2022/02/23(水) 18 01 32 HOST ai126146243040.53.access-internet.ne.jp 三世界の日本だけで、これ程の数となる。しかも全艦、圧倒的な技術差に裏打ちされた兵装を搭載しているのだ。 それに各国海軍艦艇が加わる。大型艦だけを追っていこう。 米国(三世界合同) 戦艦 ジョン・アダムズ級戦艦「ジョン・アダムズ」(超大陸世界) エイブラハム・リンカーン級戦艦「エイブラハム・リンカーン」(超大陸世界) ドボール・J・ランプ級戦艦「ドボール・J・ランプ」(甲世界) レキシントン級巡洋戦艦「レキシントン」「ヨークタウン」(超大陸世界) 空母 ジェラルド・R・フォード級航空母艦「ジェラルド・R・フォード級」(超大陸世界) ニミッツ級航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ」(甲世界) 英国 戦艦 ロイヤル・サブリン級戦艦「ロイヤル・サブリン」(超大陸世界) 空母 クイーン・エリザベス級空母×2「クイーン・エリザベス」(超大陸世界)「プリンス・オブ・ウェールズ」(甲世界) フランス 戦艦 改アルザス級(フランドル級)戦艦「フランドル」(超大陸世界) 空母 PANG(シャルル・ド・ゴール級代艦)「リシュリュー」(超大陸世界) ドイツ 戦艦 フリードリヒ・デア・グローセ級戦艦「フリードリヒ・デア・グローセ」(超大陸世界) フォン・ヒンデンブルク級航空戦艦改「フォン・ヒンデンブルク」(超大陸世界) 中国 大海洋級戦艦「大海洋」 威海洋級戦艦「制海洋」 空母 山東型航空母艦「山東」 467: 194 :2022/02/23(水) 18 02 02 HOST ai126146243040.53.access-internet.ne.jp ロシア 戦艦 モスクワ級重打撃巡洋艦「モスクワ」(超大陸世界) 空母 ロシア将来航空母艦(重航空母艦型)「スモレンスク」(超大陸世界) イタリア 戦艦 レオナルド・ダ・ヴィンチ級戦艦「レオナルド・ダ・ヴィンチ」(超大陸世界) 環太平洋連合艦隊 戦艦 パシフィック・オーシャン級戦艦「パシフィック・オーシャン」(超大陸世界) オーストラリア 巡洋艦 グレートオーストラリア級打撃巡洋艦「グレートオーストラリア」(超大陸世界) インド 戦艦 インディアン・オーシャン級戦艦「インディアン・オーシャン」(超大陸世界・パシフィック・オーシャン級) 空母 ヴィクラマーディティヤ級航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(甲世界) パキスタン 戦艦 ジューレー・ラール級戦艦「ジューレー・ラール」(超大陸世界・ジークフリート級) 主だった国の大型艦艇だけで、これだけの数となる。これに駆逐艦以下の各艦艇や、強襲揚陸艦をはじめとする上陸部隊の各種艦艇等が加わる。更に戦娘達も居る。 因みに臨時機動兵器母艦『りゅうじょう』(原作あかぎ相当)も、上陸部隊の支援についているが、一部の艦載機を臨時で派遣している。 方針としては、敵機動部隊の空襲を全力で迎撃し、その後にカウンターで空襲を加える。これで引き返せばそれでよし。引き返さない場合は、空襲を反復しつつ水上艦艇の全軍を動員し、砲雷撃戦を持って殲滅する。 その際一部の艦隊は、別動隊の奇襲に備えて待機。引き続き上陸部隊の護衛と支援に回る。潜水艦隊はドーヴァー海峡とイギリス海峡に的を絞って対潜哨戒を行い、迫りくる潜水艦を片っ端から沈めていく。 かくして・・・二頭のリヴァイアサンが、全力でぶつかり合おうとしていた。 468: 194 :2022/02/23(水) 18 02 32 HOST ai126146243040.53.access-internet.ne.jp 以上です。各国が派遣した合同艦隊の内容でした(海外艦は大型艦艇のみの記載だけど) 蒼空邪軍も大概でしたが、人類側も大概でした(ヲイ)。この二つの艦隊が全力でぶつかる訳なので、まさに「蒼空大戦史上最大の海戦」となる訳です。 なお一部の海軍には色々と事情があり、例えばロシア海軍はロシア戦線が陸戦主体という事も有り、出番が無さそうなのでこちらに来たという経緯が(汗) それとパキスタン海軍ですが、共産支那の資金援助があるとはいえ派遣にかなりの無理をしています。一応フォン・ヒンデンブルク級航空戦艦を購入・運用している同海軍ですが、 派遣の負担(主に費用的な意味で)を考え、ジークフリート級にしたという悲しい背景があったりします。 そんな感じでカオスにも程が有る合同海軍ですが、上陸部隊を守る為に 「大海戦を!一心不乱の大海戦を!!」 という感じで戦う事となります←殴 まぁ一部の艦艇は、上陸部隊の護衛兼別動隊に対する備えとして止め置かれる事となりますが。次回ですが蒼空邪軍の新兵器達の解説や、番外編として幾つかの国の新兵器の設定を書いて行こうと思います。 それでは。 wiki掲載は、自由です。
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戦争なんて大っ嫌いだ。 なにせ人が死ぬ。沢山人が死ぬ。日本人が死ぬし、米国人が死ぬ。英国人も死ぬし、独逸人も死ぬし、伊太利亜人も死ぬ。 兵士が死ぬ。市民が死ぬ。犬や猫だって死ぬ。若い奴が死ぬ。老いた奴もそれなりに死ぬ。街が焼かれれば女や子供だって死ぬ。 飛行機が爆弾を落とせばそこに居た人達が木っ端微塵に死ぬ。船が沈めば数百人単位で死んでいく。嗚呼あまりにも馬鹿馬鹿しくて語る気すらも起きないが、火の玉になって死ぬ奴もいる。 陣取り合戦がしたいなら将棋でもやってりゃあ良いんだ。その辺の畜生の縄張り争いじゃないんだから、自分たちが今持ってる陣地の中で、こじんまりとしていりゃあ良いんだ。 だってえのに、なんで人は戦争を始めるんだ。 喧嘩を売られた。喧嘩を買った。開戦した。勝った、勝った、勝った、負けた、負けた、負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた。 その度に兵隊は目減りしていくっていうのに、人は死んでいくっていうのに、耳障りのいい言葉だけを市民に与えて、兵士達は下で必死こいて神経磨り減らせて戦わなきゃならねえ。 エースパイロットなんて聞こえは良いが、そんなもん、一人でいくつも落とさなきゃどうしようもならなかっただけだ。 最強戦艦なんて聞こえは良いが、一艦で全部ひっくり返さなきゃどうしようもならなかっただけだ。しかもそいつはただの時代遅れときた。 本当にくだらなくて仕方ない。だったらさっさと、負けたって認めてもいいじゃないか。 食い物は減っていく。甘い物を食う機会も無くなっていく。ゆっくり腰を落ち着けることもできなくなる。枕を高くして眠れなくなる。 常に炎に怯えなきゃいけない。常に憎しみを持たなきゃいけない。常に殺す、殺すと殺意に満ちていなきゃならないんだ。 こんなものを喜々としてやる奴の気持ちが分からない。どいつもこいつも、本当は平和が一番だなんて分かってるのに。 嗚呼、わかってるよ。全部理想論だ。こんなの綺麗事でしかない。戦争は手段だ、兵士は駒だ、市民は資源だ、そんなのは俺もよく分かってるんだ。 色んな事情がある。戦争をしなきゃいけない事情がある、戦争を止められない事情がある、人が死ななきゃいけない事情がある。俺が喚いたって、いつの時代もそれは変わらないんだ。 それでも、これくらいは言わせてくれよ。終わった今くらいは言わせてくれ、別に無責任だって罵ってくれたって良い。それでも、俺は……ずっと昔から、そう思っていたんだよ。 ――――戦争なんて、大っ嫌いだ。 ■ 「讃州中学勇者部所属、結城友奈です!」 この聖杯戦争において、与えられた自室において、少女結城友奈は目前のサーヴァントへと向けてそう元気良く挨拶した。 蒼く光る軍服を身に纏った、坊主頭の中年男性――――ライダーのクラスを与えられたサーヴァントは、その元気さに少々困惑した。 先ずライダーは、自身のクラスと聖杯戦争というものの概要について説明した。その上で、ライダーは彼女へと名乗る事を求めた……のだが、その反応は全く以て予想外極まりないものであった。 なにせ、全く怖気づいていないのだ。聖杯戦争という蠱毒壺に突っ込まれておきながら、彼女はそれに対して全く感情を動かした様子もなく、実に元気良く、人好きのするとても良い笑顔を見せていた。 「それじゃあ、これからよろしくお願いします、ライダーさん!!」 「……あー」 ビシッ、と。誰かに仕込まれたのだろうか、と思うくらいに……陸軍式の、しかも帽子を被っていない状態では有るが、中々整った敬礼を繰り出す彼女に対して、ライダーは思わずそんな風に声を漏らしてしまった。 溢れ出すその若さが生み出す元気さに、英雄たるライダーは思わず後手に回っている……由々しき事態であった。 「……お嬢さん、ああいや友奈ちゃん。あんた、歳はいくつだ?」 「はい、14才です!」 思わず、ライダーはそんな風に年齢を聞いてしまった。とんだ若さだった。ライダーとは、没年で数えても孫と爺の差程にあった。 そしてライダーはその明るさに一つ仮設を立てた。それは若さ。若さが生み出す、勇気、或いは無謀。或いは……死、と言うものに対する者に対する認識の浅さが作り出すものではないのか、と。 そういう人間を、数多くライダーは見てきた。そして、そういう人間から死んでいった。殺し合いがどれ程恐ろしいことか、それを最後の最後に理解して、でもそのときには手遅れで死んでいく、そんな人間を。 なるほど、だから俺はこの少女に召喚されることを選んだのかと今更ながら理解したつもりになっていた。戦争なんか大嫌いだ……それなのに、呼ばれた理由が何となく理解できたとして。 「殺し合いが、怖くねえのかい?」 だから、ライダーは敢えて彼女にそう問い掛けた。大した答えは期待していなかった。 怖い、とはいっても、彼女達くらいに死を知らない者達にとっては、その感覚なんてせいぜい『高いところから落ちる』程度のものでしかないだろう。 怖くない、と言うくらいならば寧ろ話は早いくらいだった。なにせ、そう言われてしまえば無理矢理でも彼女を縛り付けて聖杯戦争を単独で終わらせればそれで済むだけの話なのだから。 だから、大凡そんな答えだろうと思っていたし、そうであってほしいと思っていた。そして少女が、結城友奈が返した一言は、その予想から逸脱しないものであった。 「……怖いです」 少女は、その元気な笑顔を少しだけ困ったように歪めた後、少しだけ逡巡した後に、そう言った。結城友奈は、ライダーへと向けて怖いと。 ああ、彼女はやはりその通りだ。年頃の少女が殺し合いに投げ出されて、なんとなく現実感のない恐怖感に苛まれている状態だ。であれば、やることはやはり決定していた。 ライダーが口を開こうとした瞬間、友奈はそれに重ねて言葉を続けた。 「……ここは、西暦の世界なんですよね。 実は私、ずっとずっと未来から来たんです。西暦の時代よりももっと後、神樹歴っていう時代から」 はるか未来から来た少女――――とは言われても、ライダーにはそこまで驚かなかった。 そもそも自身が過去の英雄であり、英霊の座にはそれよりも遥かに、千年だって昔の英霊が存在している世界なのだ。であれば、未来のマスターが……この、聖杯戦争に呼ばれることになっても在り得るだろう。 黙ってライダーは言葉を聞いていた。彼女が連ねる言葉を、穏やかに、然し真剣に。 「神樹歴は、バーテックスっていう生き物に侵略されて……私達の住んでる四国以外が、焼き尽くされちゃって。 私達は東郷さん達……同じ中学の仲間と一緒にバーテックスと戦う、勇者だったんです。 取り敢えず、バーテックスは、一旦は抑えられたんですけど。……それと同じくらいに、ううん、同じ『人』と戦わなきゃいけないなんて、それよりも怖い」 そこで、ライダーは目を細めた。 バーテックス、焼き尽くされた世界――――それは、文字通り焼き尽くされたのか、それとももっと酷い状態なのか。恐らくはそこは検討もつかないし、きっとそれは彼女の話を理解する上で重要じゃないことだった。 それよりも……彼女達が戦わなければ奈良に世界というのが問題だった。果たして、その世界の四国はどれ程追い詰められているのか……追い詰められているだろう。四国以外が存在しないとは、成立しているのが奇跡だ。 果たして、何か別の何かが世界を成り立たせているのか。それもまたどうでも良い話だ。問題なのは……彼女のような子供達が、戦わなければならない世界にあり。 「でもそれでも! 私には、戦う力があるから、勇者としての力があって、マスターとして選ばれたなら! こんな悲しい戦いを止めたい、止めたいんです。バーテックスと戦うのだけでも辛かったのに、人間同士で戦うなんて。きっと悲劇を生むだけで。 だから、ライダーさん! だから、だから―――― ――――結城友奈、頑張ります!」 ようやく、ライダーはその少女の本質を理解した。 彼女は、嗚呼、年相応に弱いだろう。恐怖も感じる。死ぬのは怖い。けれど彼女は、それでも膝を折らずに立つ人間だ。例え、例えどんなに悲惨な状況にあったとしても。 例えどんな理不尽であったとしても、例えどんな困難であったとしても、例え、例えどんな悲劇に見舞われたって、彼女は立って、戦う、そんな人間であるのだと理解した。 彼女は、そうだ。彼女は『勇者』だ。 「……って、いきなりごめんなさい。神樹歴、とか言っても分からないですよね、私説明下手くそだし……えっと、つまり」 「いいや、友奈ちゃん。分かった」 ライダーは……友奈に向かって正座をする形で、向かい合った。 直前までどうしようどう説明しようと頭を捻らせていた友奈は、頭にクエスチョンマークを浮かべながら、ライダーのことをその真剣で、それでいて……後悔に満ちた瞳に射抜かれていた。 そしてライダーは、掌を地につけ、額を床に擦り付けて。謂わば土下座の形を取った。 「――――本当に、済まなかった」 「……え、え、えええええええええ!!!!!!???????」 その唐突な行動に、友奈は困惑してそんな大声を上げた。 そうして顔を挙げたライダーの目尻には、涙すら浮かべていた。 「本当に済まない。俺達大人が戦わず……あんた達みたいな嬢ちゃんに戦わせるなんて。あまりにも、あまりにも――――情けないにも、程がある」 「え、ええ、そんな!? 違うんです、勇者っていうのは女の子にしかなれなくて、だからぁ……」 「そんなことは関係ない。あれだけ若い奴らを俺は戦わせて、結局未来にはまた若い奴らを戦場に送り込む。……嘗て戦争をしていた人間として、耐えられない」 直接的には、ライダー達に責任などない。 バーテックスに対抗できる力を得る勇者には、一部の選ばれた少女達しか変身できない。次世代型のシステムではより広範囲が対象になるが、少女であることは変わらない。 資格がそもそも少女達にしかない以上、誰が悪いとも言えない。それでも、ライダーは……『戦場に彼女達を出し、そしてそれに頼るしかない』という事実が、余りにも、先に死んだ英霊として情けなくて仕方なかった。 少年を導入してでも戦争に勝とうとし、徒に若者を死なせ結局戦争には勝てなかった。未来には少女達にだけ戦わせて、自分達だけが蚊帳の外。そんな状況が、余りにも情けない、と。 「――――俺は、戦争が大っ嫌いだ」 「ただでさえ人が死ぬってのに、その上若い奴から死んでいく。俺達老人は後ろで踏ん反り返って若い奴を駒として死なせる。 それが嫌だった。本当に嫌だった。英霊の座に抱えられた後も、聖杯戦争なんてまっぴらゴメンだった、だが、だが……今回は、どうしても呼ばれなくちゃいけないと思った。 友奈ちゃん、その理由がよく分かった。これは償いだ。俺は同じことを繰り返したくないんだ。もう、若い奴が戦争で死んでいくのを見たくないんだ。 本当は俺が代わりに、そのバーテックスとやらと戦いたい。でもそれは出来ない。何が英霊だ、結局俺は無力だ。……だけど、だから。せめて、友奈ちゃんが、元の世界に帰るまで。 俺に君を、守らせてくれ」 嘗て、護国を掲げてライダーは戦った。兵が死んでいくのを知っていながら指揮を執った。聯合艦隊の頂点に立った。本当は戦争なんてどうでもよくて、ただ人が死ぬのが嫌だった。けれど大きな力、流れには抗えず。 それを繰り返したくはなかった。聖杯戦争という流れの中で、彼女を殺し殺されの世界に放り込むなんて嫌だった。少なくとも、彼女を、少女を、未来ある若者を、徒に死なせるのはもう嫌だった。 戦争なんて大嫌いだった。だから、この聖杯戦争を彼女が覆すというのであれば――――彼女を、最も良い形で。彼女の世界で、ライダーはどうすることも出来ないけれど、それまではせめて、彼女を護るために。 頭をもう一度床に擦り付けた。今度は、結城友奈は――――微笑みながら、ライダーへとその右手を差し出した。 「ライダーさん、私ね、戦うのは怖いけれど。勇者になれたことには感謝してるんだ。勇者システムのお陰で、東郷さんに会えて、風先輩や樹ちゃん、夏凛ちゃんや園子ちゃんにも会えたから。 それに、それにね、東郷さんがいつも言ってるんだ……軍人さんのこと、『御国を護った英霊』だって。私もそう思う。 確かに戦争では残酷な事もあったかもしれないけれど、若い人達が戦争に出たこと、後悔してくれてるのかもしれないけれど。でも、でもライダーさんたちが戦ってくれたから、だから、今の私が、私達がここにいる。だから。 立って、ライダーさん。私達、もうとっくに、一緒に戦う仲間だから」 嗚呼、それは正しく輝きであった。戦争を防げなかったライダーの罪であり、そして――――ライダーが、確かに未来へと繋げたはずの輝きであった。 ライダーの心には、未だ戦争を防げなかった後悔、若者が先に死んでいくことへの理不尽が刻まれていた。それでも、それでも――――彼女が、そう言うのであれば。 軍帽を手に取って、立ち上がる。それを綺麗に被り直して、背筋を伸ばして友奈に相対する。そうして、脇を締め肘を前に、掌を見せぬよう――――海軍式の、全霊の敬礼を彼女へと捧げる。 「サーヴァント、ライダー。真名は山本五十六……これより貴官の指揮下に入ります」 「ふふ、東郷さんが見たら喜ぶだろうなぁ……よーし、頑張ろう! 勇者部五箇条、なせば大抵なんとかなる!」 ――――戦争なんて、大っ嫌いだ。 だから、今度こそ。今度こそ、抗ってやると。『勇者』になってやると、そう思った。 【クラス】 ライダー 【真名】 山本五十六 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:E 幸運:EX 宝具:EX 【クラススキル】 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 対魔力:E 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 【保有スキル】 嵐の航海者:A 船と認識されるものを駆る才能。 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。 先見の明:C あらゆることの「先を予想」する能力。 現状を冷静に把握し、的確に次の状況を導き出すことが出来る心眼に近い論理思考と、直感的な状況把握を複合している。 黄金律:A 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。 不屈の意志 A 後述の宝具によって付与されるスキル。 あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意思。 肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。ただし、幻影のように他者を誘導させるような攻撃には耐性を保たない。 一例を挙げると「落とし穴に嵌まる」ことへのダメージには耐性があるが、「幻影で落とし穴を地面に見せかける」ということには耐性がついていない。 【宝具】 『聯合艦隊司令長官・山本五十六』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 聯合艦隊司令長官としての山本五十六、という存在そのものであり、最早それは五十六にとって加護であり、一種の呪いとも言える物。 真珠湾攻撃を展開し、ミッドウェイ海戦、い号作戦等の大きな日本の海戦を指揮し、聯合艦隊の象徴とも言える存在になった、最早海軍という"概念"そのもの。 その存在には、日本海軍の名将……山口多門や南雲忠一、そして名も無い航空兵の魂すらも、山本五十六を慕い、その力となっている。 その為、ライダーには撤退は許されない。諦めることは許されず、屈することも許されない。課せられる責務は、只管に進軍あるのみである。 『菊花栄光・聯合艦隊』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1 #65374;99 最大捕捉:1000人以上 聯合艦隊旗艦にして日本軍最高の戦艦、『大和』を実体化させ操作する。 単純に巨大な船体を出現させる他にも、一部分を霊体化して船体を地中に埋め込ませる、主砲や副砲、機関銃の一部を攻撃手段として出現させる、装甲を防御手段として使用する等その操作は手足の如く可能。 その上大和自体は宝具全体の一部でしかなく、真名解放を経由することなく大和単体を運用することが可能である。 その真なる姿は、ライダーが嘗て理想とした聯合艦隊の再現。 真名解放により、旗艦を戦艦『大和』とし、『武蔵』、『長門』、『陸奥』、『赤城』、『加賀』、『飛龍』、『蒼龍』等。 日本海軍の名だたる艦、其の全てを一斉に現界させる。此の手段で現界した艦隊は全てガンナーのクラスを有し、全艦がDランク相当の単独行動スキルを備えている。 更に山本五十六を慕う前述の名将や兵士たちも実体化し、搭載されている装備を万全に再現、空を覆い尽くす艦載機や、主砲や機銃の群れが敵対者を焼き尽くしていく。 但し、艦隊召喚は事実上の英霊召喚にすら等しく、全力発動には膨大な魔力量が必要となり、少なくとも令呪でのバックアップは最低限必要。 【人物背景】 大日本帝国海軍の軍人であり、二十六、二十七代目聯合艦隊司令長官。最終階級は元帥海軍大将。 1884年に誕生し、父親の五十六才での子供という事で"五十六"と名付けられた。この際、苗字は現在の山本では無く高野であった。 甥の病死によって言われた言葉を切っ掛けに軍人を目指す事となり、海軍兵学校に入校。この際の成績は200人中2番目で、卒業時には192名の中で11番という優秀な人物だった。 1905年には装甲巡洋艦「日進」に配属となり、同年5月27日に日本海海戦に参加しており、この際に敵砲弾によって大きな怪我を負っている。 その後は様々な艦を渡り歩きつつ、海軍砲術学校、海軍水雷学校にも通い、その後二つの艦を経て練習艦配属となり、少尉候補生訓練等を行っていた。 1936年時点で海軍時間に就任する。 日独伊三国同盟締結には最後まで反対しており、反対派の要となって最後まで反対し、太平洋戦争直前時点まで一貫して開戦には反対派の姿勢を取っていた。 1939年に第26代連合艦隊司令長官に任命されるが、当初そうなることを強く拒み、撤回を要求したが認められなかった。 これは指揮能力を上層部に買われた物では無く、三国同盟反対派の山本五十六を海軍中枢から遠ざける目的であった。 1941年には第27代連合艦隊司令長官に再任され真珠湾攻撃を実行。大戦果を挙げるが、宣戦布告の令状が届かなかったことがきっかけで汚名を被る事になる。 当初はそれをアメリカの宣伝と思っていたものの、段々と本当にそれが届かなかったのではないかと考え始め、後々に後悔と思われる文言を残してもいる。 ミッドウェー海戦においては南雲艦隊の空母を四隻失う程の大敗北を喫するも、その報告に対してそれを山本はまるで分っていたかのように一言だけ呟いたと言う。 その後、ガダルカナル島、い号作戦を経て、い号作戦での兵士をねぎらう為にラバウル基地から発信後、アメリカ陸軍航空隊の戦闘機16機に撃墜され戦死する。 これに関して、山本は最低限の護衛しか付けず、またその前に戦いに疲れたような手紙を何人かに送っていた事から自分が死ぬことを望んでいたようだ、とも言われている。 【特徴】 お気に入りの、特注の蒼く光る軍服を身に纏った坊主頭の中年男性。小柄で小太り、細い目をしていて口は締まっており髭は生えておらずどことなく面長。 また、過去での戦闘が原因で左手人差し指と中指を失っており、サーヴァントとしての姿にもそれが反映されている。 特に他人に対して威圧感を与える人間、という訳でも無ければ、一目で誰からも好かれるような見た目をしている訳でも無い、つまるところ特徴の少ない人間である。 だが、その瞳には優しくも厳しく、また強い意志を感じさせる光が灯っており、"間違いなくただ物では無い"とそれだけで思わせる程。 常に冷静沈着で在りつつ、冗談や茶目っ気を好む人間。自分に厳しく他人に寛大で、懐は広く、また深い。 【サーヴァントとしての願い】 必ずマスターを守り抜き、元の世界へ送り返す。 【カードの星座】 魚座 【マスター】 結城友奈@結城友奈は勇者である 【能力・技能】 『勇者』 神樹から勇者に与えられる、バーテックスと戦うための力。 変身するとモチーフの山桜をイメージしたピンク色の装束に身を包む。 親に習った武術を得意としており、勇者としても近接格闘攻撃を得意とする。 必殺技は勇者パンチと勇者キック。また、精霊として牛鬼と火車がいる。 尚、精霊はいるが端末はゆゆゆい仕様のため満開は出来ない、筈。 【人物背景】 いつでも元気な女の子。 一見して脳天気なように見えるが、その実とても周りの事によく気づき、そして気を使う良い子。 実は主人公なのだが主要人物の中でもかなり私生活が謎めいていたりする。 その鋼メンタルで本編を駆け抜け、神樹様に人間の可能性を認めさせるまでに至った。 きっと新作でも元気にやってくれると思いたい。 【マスターとしての方針】 この聖杯戦争を打ち壊す。成せば大抵なんとかなる。 【参戦時期】 結城友奈は勇者である-花結の章-にて神樹様に招集された直後。
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登録日:2020/01/02 Thu 21 47 04 更新日:2023/11/19 Sun 12 53 23 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 Vガンダム ※金曜夕方17時です。 ガンダム ガンダム戦争項目 ザンスカール帝国 ベスパ リガ・ミリティア 世紀末 仁義なき戦い 内ゲバ 地球連邦軍 女たちの戦場 宇宙世紀 宇宙戦国時代 憎しみが呼ぶ対決 戦争 戦艦が地ならし 架空の戦争 機動戦士Vガンダム 終わりのないディフェンス 老体に鞭打つ連邦軍 概要 ザンスカール戦争とは機動戦士Vガンダムにおいて描かれた架空の戦争。 サイド2に勃興した新興国家「ザンスカール帝国」と民間の武装組織リガ・ミリティア及び地球連邦軍との間で行われた争いである。 時代背景 宇宙世紀が140年代に入った頃、 地球連邦政府の強大な権力は著しく形骸化が進み、それに伴ってコロニー間の武力衝突が頻発するようになっていた。 いわゆる「宇宙戦国時代」の到来である。 この時代の大きな特徴は「かつてのスペースノイド対アースノイド」から「スペースノイド対スペースノイド」という形に対立構造が移り変わっていることであろう。 地球に住む者と宇宙に住む者との軋轢は決してなくなっていた訳ではなかったが、宇宙に慣れ切った人々にとっての地球はシャアの反乱の時のように最早特別な存在ではく、単なる一惑星以上のものではなかったのだ。 そういったこともあって、いくつかのコロニーは政府としての自治権を欲しはじめ、連邦政府もこれを容認。 やがてコロニー間での経済格差や住民意識の隔たりが大きくなると、自治を認められたコロニーは独自の軍事力でもって争い始めるようになっていった。 自治権獲得運動の再熱と連邦政府の不干渉が引き起こした戦乱の時代は、後のザンスカールの勢力拡大とリガ・ミリティアといういびつな武装集団が誕生する契機となったのである。 ……まあぶっちゃけ「連邦は宇宙に干渉するな! スペースノイド国家が自立するのに邪魔するな!」と一年戦争のころから散々言ってきたのがいざ実現したわけだが、 やってみたら思ったよりもうまく行かないし大変だし(*1)、慌てて連邦に泣きつこうとしたら、 「お前らがやりたい放題してきたせいで連邦軍も連邦政府も地球環境自体も何もかもガタガタなんだよ! 念願の自立だろうが! てめえのケツぐらい手前で拭け!!!」と突き放されたという、 スペースノイドの長年の理想がかなった結果の無惨な末路、というしかない事態である。 マリア主義、ガチ党の台頭 宇宙戦国時代が始まって数年がたった頃、サイド2のアメリアでは「マリア」という一人の女性が支持を集めていた。 幼少期に両親の離婚で社会に投げ出された彼女は売春婦の傍らで弟を育てる極貧生活をおくっていたが、0141年に娘を妊娠したのを機にヒーリング能力を中心とした不思議な力に目覚め、それを使う人生相談所または代替医療的な医院を設立。少なからず人々の支持を集めて行く。 0144年にはマリアを信奉する集団が発足し、そのメンバーの1人が彼女の御言葉をまとめた本を出版すると、それは宇宙戦国時代に対する不安を背景に大きな反響を呼んだ。 そしてマリアを信奉する集団は「マリアの光の教団」という団体を設立し、いわゆる「マリア主義」という新たな宗教を打ち出した。 と、ここまではマリアのカリスマによって成り立っている新興宗教に過ぎないマリア主義であったが、これに木星公団の重役であったフォンセ・カガチが着目。翌0145年にはマリアとの接触を果たし、協力を取り付ける。 0146年 カガチは政治的武闘集団として政治結社「ガチ党」を結党。 ガチ党は急進的に成長を遂げているマリアの教団と手を結んだことで彼女を信奉する民衆の支持を獲得し、瞬く間にサイド2アメリア政庁の第三勢力にのしあがる。 0147年 ガチ党は贈収賄で起訴された首班グループをギロチンにかけて処刑。 救済や慰謝を基調とするマリア主義を支援していたガチ党が極刑を実行した事実はサイド2の人々に大きな衝撃を与えた。しかし、同時にスペースコロニーという人工環境に慣れすぎて、血を目にする事の無くなっていた当時のスペースノイドにとって、「血の粛清」は人間の内側に眠る狩猟本能を刺激し、同時にギロチンはスペースノイドに取って新鮮な物にもなった。 カガチはこの処刑を「時には血であがなわなければならない人の業がある」と演説した上で民衆に理解を求め、そして受け入れられた。 彼はこの時、民衆の結束と反抗勢力の恫喝を同時になし得ることに成功したのである。 リガ・ミリティア結成 0148年 民間ネットワーク内にてかねてより持ち上がっていた「神聖軍事同盟構想」が有志らの手によって「リガ・ミリティア」という実戦的な組織として再結成がなされた。 連邦政府の形骸化・弱体化やそれを契機とする各コロニーの自立化などにより発生した紛争が、再結成を促したと考えられる。 ザンスカール建国、V 計画発動 0149年 ガチ党はマリアを女王に押し立て「ザンスカール帝国」の建国を宣言(*2)。 この際にサイド2駐留の連邦軍部隊とサナリィのサイド2支社、月面のアナハイムの都市やサイド4の一部のコロニーを接収したり、志願兵や学徒兵を集め軍備の増強を推し進め、それはやがて「ベスパ」と呼ばれる強大な軍隊を形成していくことになる。 これに対して尚も無関心を決め込む連邦軍に業を煮やしたリガ・ミリティアは独自の対抗手段をとるべく、新たなモビルスーツの開発計画「V計画(ヴィクトリープロジェクト)」を発動。 月面にて基本型MSであるガンイージを開発後、ゲリラ構想に基づいてマルチプルMSを計画し、往年のガンダムタイプを模したMSヴィクトリーガンダムを抵抗運動のシンボルとして開発することになる。 アナハイム・エレクトロニクス社やサナリィ等からの支援を得て開発されたこれらのMSは、レジスタンスが運用するものでありながら、その性能は当時の連邦軍のそれを大きく上回っていた。 降下作戦開始~ラゲーン占領 0152年 10月 ベスパは地球侵攻の第一歩として東欧のラゲーンを制圧。 同地にある航空施設を接収して軍事・陸戦MSの開発拠点とした。 一方、V計画の責任者であるオイ・ニュング伯爵は大型トレーラー「カミオン」で各地に点在する秘密工場を周って新たなガンダムのパーツを回収し、運用テストを始めた。 ウーイッグ空襲~伯爵の処刑 0153年 4月5日~11日 ラゲーン基地所属のMS部隊イエロージャケットは、地下にリガ・ミリティアの拠点がある連邦の特別区ウーイッグに空襲を仕掛け、街を壊滅に追い込む。 その2日後、遅れて到着したカミオン隊はヴィクトリーガンダムの実戦テストも兼ねてイエロージャケットと交戦。 遂に完成したヴィクトリーはイエロージャケットのMS数機を撃墜せしめる戦果を挙げ「ガンダム伝説の復活」を内外に知らしめたが、驚くべきことにこの新たなガンダムを操っていたのは熟練パイロット…では無く年端もいかぬ13歳の少年ウッソ・エヴィンであった。 だが、その途上でニュング伯爵が潜入していたベスパのクロノクル・アシャー中尉によって捕らえられギロチンにかけられてしまう。 バグレ隊の奮起 4月17日~19日 ザンスカール帝国は降下作戦と並行して衛星軌道上に宇宙要塞カイラスギリーの建造を進めていた。 このカイラスギリーは巨大な2つの丸い粒子加速装置とそれに挟まれるような位置にある垂直に長く伸びた砲身からなる「ビックキャノン」と呼ばれるビーム砲で地上のありとあらゆる場所を狙い打ちして地球側を恫喝することのできる恐るべき兵器だったのである。 この状況を打破すべく、いくつかの連邦軍の艦艇が集まってバグレ隊を名乗り、タシロ・ヴァゴ大佐の率いるカイラスギリー艦隊に攻撃を仕掛けるものの、奮闘も空しく返り討ちにあう。 カイラスギリー攻防戦 4月20日~24日 ビームでの恫喝をなんとしてでも阻止すべく、ヨーロッパに集結していたリガ・ミリティアの戦力は連邦軍のアイルランド駐留部隊と共にスペース・アーク級リーンホースに乗り込み、宇宙へと上昇。 カイラスギリーから派遣された艦艇との戦闘を経てアレキサンドリア級ガウンランドと合流した。 4月27日 リガ・ミリティアは再びカイラスギリー艦隊と交戦。 マイクロウェーブガンの照射やガウンランドをおとりに使う等して敵を撹乱し、旗艦のスクイード1を拿捕することに成功。カイラスギリーは陥落することとなった。 リガ・ミリティアはこの時手に入れたスクイード1に先の戦闘で大破したリーンホースとガウンランドのパーツを溶接して新たなる戦艦リーンホースJr.を建造し、組織の新たなる旗艦とした。 首都空襲~ビック・キャノン発射 5月4日 カイラスギリー艦隊を打ち破ったその一方で、連邦軍とサイド2の反ザンスカールコロニーによる連合艦隊がベスパの中核をなすズガン艦隊の前に敗北を喫していた。 ズガン艦隊の注意を引き付け、敗走する連合艦隊の生き残りを逃がすべくリガ・ミリティアはザンスカールの首都アメリアに奇襲を敢行した。 帰還したズガン艦隊に包囲されたリーンホースJr.であったが、どうにかして戦線から離脱。しかし、ウッソ・エヴィンら一部のメンバーが離脱に失敗しベスパに捕らえられる。 5月6日 マリアの恩寵を経て行われたギロチンの儀式で、タシロ大佐他拘束されたパイロット二名が処刑されそうになるがリガ・ミリティアと連邦軍のMS部隊による妨害で儀式は中断。二名はアメリアより脱出。 その後、リガ・ミリティアによってカイラスギリーのビック・キャノンが発射されズガン艦隊は戦力の半分を失う。 地球クリーン作戦 5月19日 月面に潜んでいたベスパのモトラッド艦隊が地球へ向けて発進しこれを阻止せんとするリガ・ミリティアのMS部隊と衝突。 旗艦であるアドラステアはV2ガンダムのコア・ファイターによる特攻でダメージを受け、侵攻が一時停止する。 5月24日 モトラッド艦隊がメキシコ湾のタンピコ村より上陸し特別区の街々を艦のタイヤで踏み潰しながら北米大陸を北上。 対するリガ・ミリティアの作戦は後手に後手にまわり、停戦協定が結ばれるまでの4日間まで有効な手立てを打つことができなかった。 停戦協定発効 5月28日 リーンホース部隊とモトラッド艦隊の交戦の最中、連邦とザンスカールの停戦協定が発効される。 だが、ザンスカールにとってこの協定は「最終兵器」を完成させるためのいわば時間稼ぎで、戦争を辞める気等毛頭なかったのだ。 それを示すかのようにリガ・ミリティアのホワイトアーク隊がベスパのドゥカー・イク隊やゲリラ化したラゲーン基地の残党部隊から攻撃を受けている。 6月8日には極めつけとばかりに連邦軍が駐屯していたラゲーン基地が長距離狙撃を受けて壊滅。 ザンスカールが戦争を続けるつもりだと悟ったリーンホース部隊は再び宇宙へと上昇する。 連邦軍集結 6月10日~12日 ムバラク・スターン大将が率いる連邦軍の艦隊とリーンホースJr.が合流。急編成の「リガ・ミリティア艦隊」として行動を始め、2日後にはモトラッド艦隊から分離したラステオ艦隊を打ち破る。 最終兵器、起動 6月18日~21日 ザンスカールの最終兵器であるエンジェル・ハイロゥ(以下AH)は中心部にある「キールーム」と呼ばれる部屋でコア・ユニットが祈りを捧げると、中心を取り囲んでいるリングに格納されたサイキッカー達がそれをサイコウェーブとして放射する仕組みになっている。 カガチはマリアに「闘争心を忘れさせ、争い無く地球圏を平定させるため」と説明してキールームで祈るように誘導しているが、その真なる目的はサイコウェーブによって地球圏の人間たちから闘争心を忘れさせるに留まらず、強制的な眠りに陥らせて最終的には衰弱死に追いやるという恐るべき計画だったのだ。 18日からの起動テストで地上への絶大な効果を確認したカガチは21日に地球へとリングを降下させる。 タシロ反乱 6月22日 AHの恐るべき効果を目の当たりにしたリガ・ミリティ艦隊は前衛のタシロ艦隊に攻撃を仕掛ける。 分が悪いと見たタシロは、土壇場でエンジェル・ハイロゥのキールームから女王マリアを自身の旗艦であるシュバッテンに連れ去る反乱行為に及ぶ。 マリアを人質にして戦線からの離脱を図ろうとするタシロであったが、リガ・ミリティア艦隊の追撃を振り切れずに艦隊は壊滅。 追い詰められて女王マリアを射殺する凶行に走った彼は、V2ガンダムのビームサーベルによって絶命した。 天使の輪、崩壊 6月23日 タシロ艦隊の撃破によって勢いに乗った連合艦隊は、エンジェル・ハイロゥの陥落を目指してベスパのモトラッド艦隊やズガン艦隊に攻勢を仕掛けるものの、AHの大気圏突入によって中断を余儀なくされる。 この間、シュラク隊らリガ・ミリティアのMS隊がAH内部に侵入して中枢機能の破壊を試みていたが、大気圏突入には間に合わなかった。 AHが降り立った成層圏で再び戦闘を開始した両軍は旗艦同士の衝突等によって互いに戦力を消耗しあう統制のとれない戦闘を展開。 そんな最中、マリアに代わってキールームに入ったシャクティ・カリンの祈りによって、AHは当初の想定にない超常的な力を発揮。光の粒子を撒き散らしながらリングを形作っていたパーツを切り離し、両軍の艦艇やMSを巻き添えにして宇宙の彼方へと飛翔し、戦闘はなし崩し的な形で終了した。 その後 連邦軍ではなくレジスタンス組織にすぎないリガ・ミリティアが中心となってザンスカールを打ち果たしたという事実はもはや連邦にかつての勢力がないという現実をより内外に知らしめる結果となる。 他方、リガ・ミリティアも単独で勝ったのではなく、実際には連邦軍ムバラク艦隊と合流してやっと優位に立てたという事実は、各コロニーやスペースノイドにも問題を自力解決する能力がないことの証明でもあった。 連邦にはもはや宇宙をまとめる権威がなく、かといって各コロニー国家やコロニー勢力にも連邦に取って代わるだけの権力機構が存在しない、という全宇宙で権力の空白が生じた結果、 独立していく各コロニーは急速に暴走を始め、いつしかそれは互いに勢力を消耗するだけの泥沼のような混戦となっていく。 そしてわずか十数年後には文化・技術までもが大幅に衰退し、その影響で、かつての戦争で活躍した巨人(MS)達は再び目を覚まし、塵どもの物語が始まる。 余談 あまりにも大きいエンジェル・ハイロゥは守るには不向きであり、シミュレーションでも防衛は不可能と判断されていた。なのでザンスカールはAHを守るために別の切り札を入手しようと企んでいたが、それを巡る戦いの末断念し、AHのみで最終決戦を強行した。 この頃になると一年戦争からの戦乱続きで地球圏を本格的に見限る者も出ており、そうした者達を集めてスペースコロニー「ダンディ・ライオン」を宇宙船に改造し、外宇宙に進出する計画が企てられた。出発直前でザンスカールにコロニーの改造をコロニーレーザーにするつもりかと勘違いされ、交戦に入ったが辛くも撃破し旅立っている。 追記・修正してください! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ザンスカールの暴虐を止めてもそれが原因で結局宇宙戦国時代につながるんだから救われない… -- 名無しさん (2020-01-02 23 02 18) 結構、濃いドラマだけど(Vガンが1年やってたから)実際は2ヶ月半くらいの短い紛争みたいな感じだよね -- JET (2020-01-02 23 28 03) スケジュールがギチギチすぎて中々Vガンの外伝、というかウッソの絡む話が作れないともっぱらの話よね -- 名無しさん (2020-01-02 23 38 58) ↑3だからこそはるか未来で「最終戦争アーマゲドン」と呼ばれるんだろう -- 名無しさん (2020-01-02 23 42 52) ザンスカールがサイド2統一の軍事行動を始めてからAH崩壊まで3年以上続いた一年戦争より長い戦争なのにウッソが関わったラスト3ヶ月以外はまともに掘り下げられたことが無いっていう… -- 名無しさん (2020-01-03 00 13 36) ネオジオンのバカ(直球)みたいになんであと少しで勝てるタイミングで自軍の足を引っ張る奴が生まれるんですかね -- 名無しさん (2020-01-03 00 21 34) そりゃ自分がトップに立てばもっと上手くやれる、と思う奴が出るからでは。軍隊ってマッチョ組織だし、上が不甲斐ないと思われれば下克上でしょう -- 名無しさん (2020-01-03 01 20 37) ネオ・ジオンはハマーンの独裁に不満をいだいてたザビ家の血統派とかに付け込んだ結果だけど、ザンスカはまず組織内の空気が最悪だからな……艦隊司令を有無を言わさずギロチンにかけようとした後、いけしゃあしゃあと再び艦隊司令に戻すとか頭おかしいわ -- 名無しさん (2020-01-03 06 24 27) 切り札クラスの大作戦二つ、一つは秘密裡に実行出来るくらい超優勢で鼻ほじってても勝てるレベルから、カサレリアつついてウッソを巻き込んでしまうというミス一つが致命傷になって二ヶ月で全軍崩壊に至るなんてなぁ… -- 名無しさん (2020-01-03 10 41 02) この後に何がどうなってGレコに繋がっていくのか… -- 名無しさん (2020-01-03 12 03 54) ↑直接的な繋がりはないよ。これも何百という戦争の一つでしか無い -- 名無しさん (2020-01-03 12 36 16) この次のシリーズもあわや宇宙戦国時代になりかけたけど代理戦争を各国が飲んで回避できたな。あの世界の各国首脳はなかなか思考が柔軟だったのが救いか -- 名無しさん (2020-01-03 12 47 02) ギロチンに対してのマリアの考えはテレビ版では語られなかったけど、小説版だと「ギロチンを使うのは人間が血を流す生き物だから」や「近いうちに出産の痛みを嫌う女性が現れてしまうから」と語ってたな。まぁ後者は現実問題でフェミニスト側が似たような主張してるから、富野は先見の明があるなと。 -- 名無しさん (2020-01-03 13 03 34) ↑4リギルドになるまで数百年経ってるから、何がどうしてとか一気には繋がらない。Gセイバーまでの間をつなぐクロスボーンDUSTが現在連載中だからね。 -- 名無しさん (2020-01-03 18 55 21) Vガンダム本編の出来事って1クールくらいの出来事だったのか…濃すぎるだろ…。 -- 名無しさん (2020-01-04 12 17 42) ↑4 Gガンの世界は、リングにされる地球こそいい迷惑だが、・血を流さずスポーツ的なファイトでケリをつける ・最後は人類が一丸となって危機に対処 と、ガンダムシリーズでも屈指の理想的な時代だとよく思う。登場人物も、敵も味方もまっすぐな奴が多いし。 -- 名無しさん (2020-01-04 15 14 28) 作中2ヶ月半くらいしかたってないのか…訓練くらいはしてただろうけどオデロさんとトマーシュの成長速度すごかったんだなぁ、もう少し長かったらエースパイロットも夢じゃなかったのかもしれない -- 名無しさん (2020-01-04 15 29 58) ↑3 言うてファーストガンダムもあれ3か月ぐらいの話やで。「一年戦争」って言葉で勘違いしがちだけど、第一話が9月半ばで年明け早々で終わってるし -- 名無しさん (2020-01-06 09 42 11) 放送時間と作中時間がきっちり1年で終わったのってGガンくらいかね -- 名無しさん (2020-01-06 09 46 44) 1986年3月1日から1987年1月31日放映のΖΖも最終回の旅立ちシーンを除けば第一次ネオ・ジオン抗争が0088年2月29日から0089年1月17日だからきっちり1年ではないもののほぼ放映期間≒作中時間と言える -- 名無しさん (2020-03-08 12 40 22) ザンスカールはサイド2内の反抗勢力を抑えきっていないのに地球に攻め込んでるのが驚き -- 名無しさん (2020-09-22 15 55 29) 連邦の「てめえのケツぐらい手前で拭け!!!」ってのが本当に魂の叫びだな。 -- 名無しさん (2021-03-19 12 03 09) 正規のパイロットじゃないから年単位の戦争とかまず保たんやろって都合上でも丁度いい期間かな -- 名無しさん (2021-06-11 18 22 22) こうやって概要をまとめたのを読むと、ユーゴ紛争モチーフってのがよくわかる -- 名無しさん (2021-06-11 20 13 19) ↑3 そうは言うが、各サイドにちゃんと自治権を譲渡しつつ段階を踏んで自立させればここまではこじれなかっただろ。搾取するだけしといて後は放置した結果でもあるぞ -- 名無しさん (2021-06-27 22 52 57) そもそも公式設定だとコロニーは余裕で自給自足できてたし(この設定はF91小説版の時点で文中に出てる)むしろ困窮したのは地球側で今後農業コロニーを脅してまでコロニーから地球への食料輸入をしないと地球が飢えるとかいう事態に陥ってるからな… -- 名無しさん (2023-02-28 12 58 16) ↑11亀レスだがGガンって師匠が人類抹殺しようとするほどに危機感を抱いていた各種問題に関してはノータッチのまま劇中は終わったことになるから、何も改善されていないという方向で考えると屈指の闇になる -- 名無しさん (2023-03-12 20 24 19) 当然デビルガンダム放置とかのが良かったかっていうと全くのNOだけれど -- 名無しさん (2023-03-12 20 25 49) 宇宙戦国時代、Vガンダム(とクロボンゴースト)でコロニーたちの中で一番力を持ってたザンスカールが連邦に喧嘩売ってみた!ってところをクローズアップしてるだけで宇宙全体に目を向けると細かいイザコザがめちゃくちゃ起きてそうよね -- 名無しさん (2023-11-18 21 56 17) カガチ個人の思想以外に地球に攻め入る理由がなさすぎて勝手に虎の尾を踏んで自滅したようにしか見えない -- 名無しさん (2023-11-19 12 53 23) 名前 コメント
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571: リラックス :2020/11/23(月) 14 09 17 HOST 119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp さて、ネタが出来たので投下 日本が超巨大化したことについて語るスレ7818 1名前:名無しさん[sage] 日本が超巨大化したことについて語るスレです。それに伴う影響やバックグラウンド、何でもOKどんどん話し合いましょう。 追記 アラシ行為をしていた方々について一定の解決を見たと運営からの報告があった為、例の戦争に関してのスレをこちらに再統合することになりました。 勿論、それに対する諸外国の反応などについての話も同様です。 395名前:名無しさん[sage] 【どんな表情】中国海軍、オレラ化【すればいいの】 ttp/XXXXXXXXX.XXX どうしよう、俺は今、物凄い中国に親近感というか仲間意識を感じる…… 396名前:名無しさん[sage] 知的財産権とか肖像権とか色々と問題があるような気がしないでもない 397名前:名無しさん[sage] でも、あのイラストが公式(?)として認められたってのは嬉しい…… 398名前:名無しさん[sage] 包帯は狙い過ぎでしょ。まあ、何というか……難しいことは置いといてGJ 399名前:名無しさん[sage] 向こうのでは地味に政府への評価が上がってるらしいぞ。やはり戦艦って皆さんお好きなんですね ttp/XXXXXXXXX.XXX それはそうとして、世界の艦○を読んでみたが、国防軍の艦艇が凄いラインナップになっていて驚いた。 400名前:名無しさん[sage] やまと型やふじ型だけが国防海軍の船ではありませんからな。 だとしてもいずもの空母化で騒いでいたあの頃から、随分遠くまで来てしまった気はする内容ではありました。 ま、離島奪還任務とか離島防衛任務とかを考えると、あれくらいあると心強いよね 401名前:名無しさん[sage] 大型輸送ヘリの設計者が「アレが医療機器や医薬品の輸送にしか使われないなんて、そんなことあると本気で思ってるのか?例えお前がそう考えて設計したとしても、国は離島奪還任務とかの軍事作戦に導入することを考えるに決まってるだろ!!」とテロリストに責められて反論も出来ず黙り込む映画が今世紀に入ってから普通に作られていたと思うと、ホント隔世の感がありますよ 402名前:名無しさん[sage] 愚かな日本から可哀想な東南アジア諸国を助けてあげてくださいって国連に手紙出して肯定的な反応されたのってアレは二十一世紀に入ってからだっけ? 403名前:名無しさん[sage] ティ連が現れてから一度民族浄化を肯定したこともあり、国連への幻想が醒めるどころか冷め切ったのは良かったかもね 404名前:名無しさん[sage] あの戦争の時も酷かったからな。「民間船への攻撃?戦争になったら敵国の船を沈めるのは当然!!自衛隊が防げなかったのが悪い!」「宣戦布告前の攻撃?国際法上、呼び方が「戦争」から「紛争」に変わるだけだから問題なし!」要約するとこんな感じ 国連 572: リラックス :2020/11/23(月) 14 09 52 HOST 119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp 405名前:名無しさん[sage] まあ、宣戦布告云々は実際、反則したとして反則負けを取ってくれる存在はいない(作れない)以上は実質的に紳士協定でしかないし 国家相手に反則負けを取れるような組織作ろうとしたら、多分沈○の艦隊みたいなのになっちまうんじゃないかなぁ 406名前:名無しさん[sage] 沈○の艦隊 海江○艦長の言わんとすることが何か理解できたかも、あんなやり方はどう足掻いても認める気にならんが ああ、あと関連動画に対して集団的自衛権ダイマの為に子供達の犠牲を政治的利用するなって感想板に粘着してる連中もいたな Wikipedi○のページにもこの手の記事を書き込んで、記事を書き換えないよう見張っていた連中がいたらしい 407名前:名無しさん[sage] 子供を襲った犬を撃退した飼い猫の動画にも似たようなの書き込んでるのいたから、それの同類かねぇ 408名前:名無しさん[sage] 407、あー、一時期凄い流行ったあのニュースか。懐かしい。 409名前:名無しさん[sage] あそこまで一方的なのを戦争というのか、暴挙というならあそこまでのオーバーキルを叩き込んだ日本のやったことこそが暴挙だって言ってる奴もいるし、結局言ったもん勝ちで引き下げた方が負けだってことなんじゃね? 410名前:名無しさん[sage] 406、過去系表現なのがちょっとだけ怖いかなって 411名前:名無しさん[sage] 防衛省へのサイバーテロやら何やらで騒ぎになって以降、マネーロンダリングやっていた会社の取り締まりが物凄い順調だとかスマホみたいな情報端末の契約にクレジットカードと同じくらいの社会的信用が必須になったとか、色々と察せられるよね。 あの辺りから疑わしい連中の羽振りが悪くなったとか色々と風の噂が流れて来たり、実際その手のサイトでも大分静かになったのも何というか、言葉に出来ないよ 412名前:名無しさん[sage] ちょっと色々とシンドいから、ちょっと別の話題で気分転換しない? 413名前:名無しさん[sage] なら、こんな架空戦記はどうだ 新生!日台連合艦隊! 20XX年、拡大を続ける中国海軍に警戒を強めるアメリカは、台湾海軍と自衛隊を連携させ東シナ海における海軍力を強化し、“領土回復”の野望を抱く中国を牽制することを目論んだ。日本からの技術供与により中国海軍の戦艦定遠に対抗して建造された新型戦艦東鯷、しきしまの2隻を中核にした日台連合艦隊に中国の魔の手が襲い掛かる! 414名前:名無しさん[sage] ああ、あの大和型戦艦の主砲を作った施盤とか出て来て、試行錯誤の末に定遠級の主砲を超える46cmガンランチャーを完成させるってやつね 日本が超大陸化してない設定なこともあって、そこそこバランス取れていたと思う 415名前:名無しさん[sage] しかし、ガンランチャーって本当に一躍注目されることになったな 【また】「ガンランチャーは人類の生み出した奇跡の技術」【お前か】 ttp/XXXXXXXXX.XXX まーた妙なこと語り出しやがりましたよ、この○○○○(自主規制 416名前:名無しさん[sage] そもそもにしてガンランチャーが廃れた理由って何だっけ? 417名前:名無しさん[sage] 確か普通の砲から撃ち出せる対戦車ミサイルと対戦車ミサイルに負けない強力砲弾の開発に成功したから、ミサイルを撃ち出せるように砲の方を改造する必要がなくなったからだったはず それにしても、流石にこの期に及んでガンランチャーじゃない主砲を搭載したやまと型やふじ型はクソ!とまでは言ってないようだが(或いは誰か検閲でも入れたか)、俄かに人気が出始めたガンランチャーに着目したのは何なのか…… 418名前:名無しさん[sage] 実際にスパホが飛んでるのを見て感動したという理由で推しにしてる方もいるし、主砲の試射動画を見て感動したからという可能性もあるんじゃないかな もし、同じ理由でリト○デーヴィットを主砲にするネタを実現する方が今後現れたら、その人を先生と呼ばせてもらおう 573: リラックス :2020/11/23(月) 14 10 53 HOST 119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp 419名前:名無しさん[sage] リトルデーヴィッ○だと…… それはもう、戦艦と呼んで良いのだろうか? 420名前:名無しさん[sage] ??「戦闘用艦艇を縮めて申し上げたのです!今重要なのはそのような言葉遊びではありません、話を逸らさないでください!」 421名前:名無しさん[sage] 420、うーん、懐かしいと言える程度には過去の妄言と断じれるようになったのは良かったのか悪かったのか 時に、東鯷って何? 422名前:名無しさん[sage] 421、 『漢書地理志』の中の「会稽海外有東鯷人、分為二十余国、以歳時来献見……」って記載に東鯷が台湾を指す名称であると主張している学者が一部にいるので、それを台湾そのものを指す別称として引っ張って来たんじゃないかと 423名前:名無しさん[sage] 確か東鯷とは海上の島嶼群を漠然と示した名称で、台湾の呼称とするには今一歩根拠に乏しいって話じゃなかったっけ? それは別にしても創作であろうと、この名称を選択しましたってのが通る辺りが台湾への評価なんかねぇ 424名前:名無しさん[sage] リアルだと支援するにしてもせいぜい流されたらヤバい物を抜いてからFー15JとFー2を払い下げるくらいだろうってのが主流だし、まあ、多少はね? 425名前:名無しさん[sage] 東南アジア「あの……」 426名前:名無しさん[sage] 425、はいはい、お小遣いなら中国おじちゃんに貰いに行ってねー 427名前:名無しさん[sage] 東南アジア「アンタ達は長年在日米軍に守られてズルい!今度はアンタが他の誰かを守るべきじゃないのか!?」 日本「アメリカがあの条件でウチに基地を置くようになったのは古くはソ連、今は中国の太平洋方面における前線基地として都合がいいという地勢条件があったからですけど、ウチとアンタらとでこの関係は成り立たんでしょ?ついでに言えば思いやり予算だ何だと言われながらも、基地の土地の借用費とか貰うどころか、逆に金払ってますからね?」 東南アジア「だとしても中国が外に打って出る可能性は政治的に見れば非常に高いはず!我々と協力する理由は十分にあるはずだ!!」 日本「協力するのと全部やるのは違いますよ?だから憲法違反だ何だと何故か国外からも叩かれながら(この憲法押し付けた張本人の意向もあって)自衛隊を持った訳ですし、そもそもアンタらを守るなら北朝鮮と台湾と最前線を構築して圧力かける方が遥かに効率的でしょうに」 A・L「ああ、また東南アジア諸国を安心させる為の地方巡りが始まるお…… CoC○壱のカレー食べてゆっくりしたい」 428名前:名無しさん[sage] AL級は東南アジアにおけるアイドル枠ですかな?かつては威圧の方が主目的なグレートホワイトフリートが安心させる為になるなんて素晴らしい世の中になったね 429名前:名無しさん[sage] 昔、教科書にはASEANは急成長して日本は置いてかれるでしょう、だの第三世界(アジア-日本)が世界の覇者になるだの米中交代論だのあったのになぁ…… あの頃の我々に今の構図を見せても信じないだろうな 574: リラックス :2020/11/23(月) 14 12 16 HOST 119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp 430名前:名無しさん[sage] そりゃ二十倍に肥大化(物理的に)って誰が信じられるんだよ それを別にしても、中国に対抗する為に日本を担ぎ上げようと動くアジア諸国というのは違和感が強いけど 431名前:名無しさん[sage] 担ぎ上げるを矢面に立たせると表現するとあんま変わらないからセーフセーフ。 日本が東南アジア諸国の力を求めて協力に動いたらお前が矢面に立てよ、と塩対応されていただろうし、まあ、こんなもんでしょ。 ASEANやEUに日本は勝てないって意見に関しては一人より大勢が強いに決まってるって思って疑ってなかったから、違和感はやはりあるけど 432名前:名無しさん[sage] 431、船頭多くして船山に上るって言葉を出した人は天才だと思う(↓具体例。数が多けりゃそれだけ利害調整や意思統一も大変になるし、長い付き合いになれば過去の確執や怨恨も生まれる、それらが問題にならずに協力し合えるってんなら、別国に分かれてない やらかし戦闘機ユーロファイター・タイフーンは何故失敗したのか ttp/XXXXXXXXX.XXX 何がダメだったのか?EUの内実について解説! ttp/XXXXXXXXX.XXX ASEANの抱える問題について ttp/XXXXXXXXX.XXX 433名前:名無しさん[sage] 散々にバカにされてる似たような例があってな、元勲亡き後の大日本帝国って言うんだけども あれ、大日本帝国だけが抱えてる固有の問題じゃなく、かなり汎用性ある問題だってのが 434名前:名無しさん[sage] 仮にも社会人で国家権力を預かる身で緊急時にまでそんなアホやることは有り得ないと主張してる連中はいるが、アメリカですら陸海軍で戦争して、その余力で枢軸国と戦っているって表現されるし、ソ連に到っては粛清で軍が機能不全起こすまで徹底的に最高権力者がナタを振るった訳で まあ、一致団結なんて背負うモンが増えると早々出来ないという話だね 435名前:名無しさん[sage] それはそれとしてこんなニュースが 日本に戦艦の建造を?各国で署名運動 ttp/XXXXXXXXX.XXX 436名前:名無しさん[sage] まず整備は出来るのか、そして建造したブツの情報を他国に流さないのか、そこら辺の信頼を築いてバックグラウンドを整える方が先じゃないかな 運用費用とか動かす人員とか、その辺りの計画も必要だよ? 437名前:名無しさん[sage] ボーナスでローンを組んで新車を購入したらローンと保険料、駐車場代に維持費諸々で生活が破綻した新社会人を彷彿とさせるな ASEAN連合海軍構想というAUMXの参加国数 参加艦艇数って実情を考えると何が出来るんだって構想もてんでんばらばらに唱えられてるらしいが 438名前:名無しさん[sage] まあ、実現するかはアメリカ次第だろう。アメリカが責任を持って運用管理するなら36cm砲搭載戦艦の建造を請け負うことも吝かではないかもしれないと言えないこともない可能性がなきにしもあらず、多分、きっと、恐らく、メイビー 575: リラックス :2020/11/23(月) 14 12 57 HOST 119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp 439名前:名無しさん[sage] 名言しない表現をこれでもかとぶち込んでくる物言いにワロタ 似たようなことやってる商業もあったが、これでチョイスした名称がマニラというのは大丈夫なんだろうか ASEAN艦隊出撃す!戦艦マニラの死闘 ttp/XXXXXXXXX.XXX 440名前:名無しさん[sage] 米西戦争のマニラ湾の戦いから取ったなら、まあ、有りじゃね?レキシントンだって元は巡洋戦艦につけようとしていた名前だろ 441名前:名無しさん[sage] リアルで同じことやったら絶対に名称を定めるだけで一悶着あるな、国民投票という手もあるが、総人口に差があって不利になる国は一国一票にしろとか絶対文句つけるだろうし 442名前:名無しさん[sage] それを考えるとマニラは割とマシな落とし所かもしれんな…… 443名前:名無しさん[sage] 揉める理由ってのはいくらでも発生し得るんだなってのがよくわかる 444名前:名無しさん[sage] 戦艦も良いけど、以前のスレで触れられていた何とか創意工夫で戦艦を撃破しようという心意気を感じさせるイロモノ兵器達も悪くないと思うんだ 445名前:名無しさん[sage] 444、わかる。あーゆーのが活躍するアニメなんぞ如何でやしょうか?背景とかはひとまず置いといて、PVだけでもやってくれたら喜ぶよ。 446名前:名無しさん[sage] それは俺も見たいけど、どんな作風にするかにもよるな。硬派路線も良いが、アル○みたいな路線も捨て難いし、変な思想を盛り込まないのであれば旭○や紺○のようなとんでも兵器が次々と現れては活躍する作品でも嬉しい 447名前:名無しさん[sage] それはまあ、見た目は面白くなるだろうね(作画の手間からは目を逸らしながら 448名前:名無しさん[sage] ブリティッシュサイドは美味しいってか、良いよね 449名前:名無しさん[sage] 踊る阿呆に見る阿呆、どっちもアホなら踊らにゃ損損、ってか!w そうだそうだ、理性や自重を捨ててバカをやるから可笑しく楽しく生きられるんだ!みんな、バカをやろうぜ!! 450名前:名無しさん[sage] ところで一つ聞いても良い?やはり、あの手の苦肉の策って、実用性があるというよりは、そっちよりの代物? イロモノ 451名前:名無しさん[sage] (目逸らし) 452名前:名無しさん[sage] ピーピピ~、ヒュー(口笛) 新着スレを表示する 576: リラックス :2020/11/23(月) 14 13 37 HOST 119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp 以上、特に山もなければオチもなく
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51. yukikaze 2011/12/05(月) 00 05 42 前スレ『アメリカ本土決戦』ネタ 1943年夏。アメリカ合衆国は滅びに瀕していた。 日米戦争直後に起きた大西洋大津波によりアメリカ東海岸は事実上消滅。 その後、東海岸を中心に流行した「アメリカ風邪」こそ、徹底的な封じ込め政策 を強行したことによって、何とか抑えることに成功したものの、皮肉にもそれが 合衆国の運命を決めることになった。 何故か? それは皮肉にも、今回の災害によって、合衆国大統領の権限が建国史上 類を見ないほど強化されたことにあった。 内においては大津波と疫病。外においては戦争。この未曾有の事態に対応する為に、 ロングの死を受けて急遽大統領となったガーナーは、「この事態を乗り切るためには 大権が必要である」として、全権委任法を制定。従わない州には、連邦軍を以て 制圧させるという苛烈ぶりと、ハースト系新聞の煽りによる国民の支持を受けて 1月までには、東海岸の感染区域を完全に切り捨てた代わりに、国内を安定させたのだが この強力な権力が、ガーナーに誤った認識を持たせることになる。 それが何かというと、この未曾有の災害の混乱を曲がりなりにも安定させたことで ガーナーは「連邦政府の存在こそ合衆国にとって絶対であり、それを脅かせるような真似は 絶対に許されない」という確信から、こうした行動を邪魔するものに対して病的なまでの拒否感を 抱くようになったのである。 無論、国家の安定という観点からみれば、ガーナーの考えも間違ってはいないのだが、 それを他国政府まで順守するよう求めている時点で、ある種狂っているといわれても仕方がなかった。 それを端的に示していたのが、4月1日に出された、通称「エイプリルフール宣言」であり、 既に太平洋艦隊が壊滅し、戦争が誰の目から見ても不利であったにもかかわらず、 アメリカの正義と日本の悪辣さを並び立て、日本に対してハルノートの順守および賠償金を支払いを求める 宣言を発し、夢幻会をして「エイプリルフールだからと言って、真顔で冗談いう必要ないだろ」と、 完璧に呆れ果てさせることになる。 この頃には、財界もガーナーを見離し始めていたのだが、彼らにとって誤算だったのが、ガーナーに変わる 国際的視野の広い政治家はすでに全滅しており、軍の理性派と呼ばれる面々も逮捕拘禁されていた。 そして何より、病的なまでに猜疑心が強くなっていたガーナーが財界の面々を注視していない筈がなく、 彼らが気づいた時には、銃が彼らの前に突き付けられた後であった。 こうして、反対意見を抹殺する傍ら、ガーナーは本土決戦の計画を次々と命令していた。 彼にしてみれば、広大なアメリカを日本が制圧するなど不可能であり、そしてそれは日本も自覚はしていた。 彼にとって不幸だったのは、日本は「征服は出来なくとも滅ぼすことはできる」能力を持っていた事であった。 以下、時系列を以て、アメリカの滅亡を述べる。 1943年3月29日 アラスカ占領。アメリカ国内に動揺が広がる。 4月 1日 エイプリルフール宣言。 5月15日 ハワイ陥落。日本条件付き講和(グアム割譲。太平洋のアメリカ領土の非武装化。海空軍の実質消滅)提示 5月16日 アメリカ政府拒絶。「猿に人間が講和できるか」発言に、日本は和平案を捨てる。 6月 6日 初めてアラスカから五大湖に弾道弾が発射される。以後、終戦まで続く。 6月30日 連合艦隊による西海岸攻撃開始。以後15日間にわたる攻撃(途中ハワイへの帰島あり)により シアトル・ロサンゼルス・サンフランシスコが壊滅。 7月15日 日本軍サンディエゴ上陸。同月末にはサンディエゴより富嶽による空爆開始。 テキサスの油田は消失。 8月1日 アメリカに対して再度降伏宣言。従わない場合は原爆使用も行うことを通達。アメリカは同日拒否。 8月6日 日本による最初の原爆がデトロイトに落とされる。同9日にはダラスに投下される。 8月14日 シカゴに原爆投下。ガーナー死亡。翌15日、合衆国降伏。
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小国の苦悩 第十一話 バルミアス公国港町バズ・ラグーンは町を挙げての大祭となった。 『本日は、帝國軍大陸東方平定十周年記念艦観式にようこそいらっしゃいました』 帝國語と大陸共通語で同じ文言が繰り返される。 『ご参列の帝國属領及び同盟諸国、友好国の皆様方 本日の参加者をご紹介いたします』 『ヴァンシュタイン帝国皇帝、ヨハン・ヴァルトラウス陛下』 意外な名前に、あちこちから驚きの声が聞こえる。 「反帝國同盟の・・・」 「どういうことだ・・・?」 「ヴァンシュタインは寝返るのか?」 皆が一様に一般席より10mは高く作られた特別席を見つめる。 驚き戸惑う、参加者を無視してナレーションは続く。 『帝國属領、ボローエン大公国大公シュヴァルツ・ハインラント陛下 帝國属領、ザイーツェン王国国王ガイラス・ザイーツェン陛下 ヴァシュタイン正教会最高司祭フランツ・ヴォーゲル閣下 帝國同盟国、ハイド王国国王ランツ・ハイト陛下 帝國保護国、ヴィアンツ王国女王レネ・ラティーレ陛下 帝國属領、ガズ王国国王ガライ・フランツ5世陛下 ・ ・ ・ 以上、152ヶ国が参加されます』 20分も続いたアナウンスがやっと終了する。 貴族の参加者はこうした無駄に長い案内に慣れていたが、平民の招待客はかなりうんざりしていた。 『それでは開催宣言を帝國海軍連合艦隊長官山本大将よりお願いいたします』 『えー、本日はお日柄も良く、誠に・・・』 始まってしまったどうでもいい演説に平民招待客はさらにウンザリした。 『えー、それでは艦観式の開会を宣言するものであります!』 ジャーンジャンジャンジャカジャンジャンジャカジャカジャーン! 大音量で楽器ががなり立てられ、式典の始まりが告げられる。 ジャーンジャカジャカジャカジャーンジャカジャーン 『大陸方面艦隊第一防衛戦隊です。』 第一防衛戦隊旗艦、神通(二代目、大淀型)に率いられた16隻の駆逐艦が飛沫を上げて観艦式会場となった海面を疾走する。 その先には、大型の戦列艦の姿があった。 その船に気づいた、特に王国連合寄りの招待客の顔色が変わる。 ある商会の商人と言う肩書きで来ていた、大陸連合の高官は唖然とした。 (なぜ、アレがあそこにある!) シュタインメッツ王国製最新鋭主力戦列艦ツァスタバ型。 大陸連合が、魔法技術の粋と要塞並の予算をかけて建造した新型艦である。 コスト度外視の魔法障壁は、攻城戦級魔法の直撃を物ともせず、超大型カタパルトは、帝國駆逐艦クラスなら打撃を与えられる威力がある。・・・筈だ。 結局の所、建造された3隻の前線配備は行われなかった。 余りに高すぎて、量産不可能な上、沈められるのが怖かったのである。 それが、ここにある。 存在しないはずの四隻目。 神通と駆逐艦群が発砲する。 神通から放たれた6発の15.5cm砲弾が戦列艦の上空で何か・・・魔力障壁に衝突し光る・・・ そして船自体が大爆発した。 黒煙が戦列艦のあった辺りを包み、何も見えない。 神通と駆逐艦は見事な一列縦隊を組み、ターンしていく。 「ほぉ~、凄いですなぁ」 近くにいた豪華な衣装の男が話しかけてきた。 「・・・え・・・ええ」 (誰だコイツは!) 格好からして、おそらく帝国属国か同盟国のそれなりの貴族だろう。 ・・・なぜか綿飴を食べているが 「貴殿はどこの国から?」 「・・・ライゼン王国の商業ギルドで交渉を担当しております」 「ほう、ライゼン王国はやはり帝國の様子が気になりますかな?」 「・・・ええまぁ。貴方様は何処の国の方でしょうか?」 「ほっほっほ、名乗る程の国でも有りませんよ」 思いっきり怪しい。 「ああ! こんな所に居たんですか!!!」 後から耳が痛いほどの大声が聞こえる。 「おや、。何を慌てておる」 「何をじゃありませんよ! 警護を置いて遊びに行かないでくださいと何度・・・」 「分かった!分かったから引っ張るな!」 ・・・どこかの大貴族か・・・見覚えがないが・・・目を付けられたのは不味いな・・・ 男は、冷静な顔を装ったまま、身を翻した。 黒煙が晴れた海面には木切れが浮かんでいた。 「あいつ、相当焦っていたのぅ」 ゴンザレス5世は腹を抱えて大笑いしていた。 「悪趣味ですな・・・、あれは確かシュタインメッツの軍務大臣だったと」 ピエール男爵は思い出すように言った。 「ほう、軍務大臣まで来るとは相当ビビっとるのぉ」 地域大国だった名残から、ゴンザレス王国には大国の大貴族の顔位なら覚えている人間も多い。 一方、極小国であるゴンザレス王国関係者の顔を覚えている人間などまず存在しなかった。 「それはそうでしょう・・・たった数年で大陸の半分を制圧したんですから」 「大国も大変じゃ・・・さて、タコヤキなる物を食いに行かねば!」 とても老人には見えぬ速度で走り出すゴンザレス5世。 「あ、お待ちください!」 慌ててピエール男爵はそれを追いかけて行った。 『続いては、第一大陸防空隊による・・・』 1週間後・・・ シュタインメッツ王国軍務大臣ガリアス公爵は自室で苦悩していた。 あの時、声を掛けてきたどこかの貴族らしき人物が、未だに誰だか分からないのである。 外務大臣にも貴族院にも諜報部にも問い合わせても誰だか分からない。 最初は大して気に留めていなかったが、こちらの内心を見透かす様な態度が気になった。 そして次第に様々な考えが浮かんでくる。 まさか帝國陣営の国の諜報関係者か? ひょっとすると、未だに姿すら現さぬ帝國の諜報員か? 不安が不安を呼び、公爵は何かの陰謀に掛かっているのではないかという疑心暗鬼に苛まれていた。 「誰なのだ・・・奴は!」 ガリアス公爵は両手で机を叩いた。 「タミヤはこの辺りのディテールがいいのう」 自ら組み上げた1/700木製ウォーターライン帝國海軍高速戦艦コンゴウ(大陸上陸作戦時)を眺めながらご満悦のゴンザレス5世。 辺りには、"模型画像"などの帝國の模型誌と筆が乱雑に散乱している。 「ああ! また遊んでる!」 ピエール男爵が大声を上げる。 「王族たるもの美術品を愛するのは当然であろう! 見よこのディテール! ドワーフの技師が彫り上げた木造彫刻の素晴らしさが分からんか! それを組み上げ色を塗るときの達成感!」 突然豹変した国王にビビる騎士団長。 「は・・・はぁ・・・」 「次回の観艦式は来年かのぅ・・・」 青い空を見つめる国王。 ゴンザレス王国は今日も平和だった。
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678: 加賀 :2020/12/20(日) 14 57 08 HOST om126156135104.26.openmobile.ne.jp 「橋本はよくやってくれたよ」 「沖縄で連合軍艦隊を壊滅か……」 「だがやり過ぎてしまった……」 「強硬派は?」 「蜂起寸前ですが……今頃は閻魔の下でしょうな」 「それと海軍は……沖縄沖で消滅したよ」 「五艦隊と残存艦艇はいますけどね」 「それでも大掛かりな艦隊運用は出来ないし実質の消滅だよ」 「それで講和交渉は……?」 「連合国の主張は無条件降伏だとさ」 「あれだけ壊滅しておいてですか?」 「だがアメリカとは和平停戦は出来る」 「……まさか……」 「そのまさかだよ」 「何なんだこの被害は!?」 4月27日、ルーズベルトはそう発した直後に心臓発作が再発し意識不明で昏倒。そのまま29日には帰らぬ人となった。副大統領のウォレスはルーズベルトが死去してから数時間後には新大統領として就任し最初にした事は海軍作戦部長のキング元帥のクビを承認するサインだった。 4月29日にキングは海軍を追われ作戦部長にはウィリアム・リーヒ元帥が再度就任し作戦会議にてリーヒはウォレスに日米和平を主張した。 「プレジデント、我々は太平洋で血を流し過ぎました」 「それは分かる」 「次なる敵はソ連です。奴等はドイツとの戦いで失った全てを手に入れるためにヨーロッパを極東を支配するでしょう。そのために味方は必要です」 「……イギリスとフランスでは駄目かね?」 「ヨーロッパでなら必要です。ですが太平洋は日本、彼等の協力が必要となります」 「彼等は我々と和平をすると思うかな?」 「日本は日露、シベリアで血を流しました。ロシアを、ソ連を相手にです。ソ連の南下を防ぐなら彼等も我々と協力するでしょう」 「……分かった。日本はスイスに窓口を作っていた。こうなる事を予想していたのだろう、直ちに作業に移ろう」 斯くしてアメリカは動いた。時は少し戻り4月27日、皇居にて古賀は陛下に上奏の時、ただ一言述べた。 「陛下、我が連合艦隊は本日を以て消滅しました」 古賀は沖縄沖海戦の結果報告書を陛下に提出、それらを全て読んだ陛下は涙ながらに頷いたのである。一方、スイスでもアレン・ダレスと重光葵(吉田や下村も同行)が密かに和平交渉に動いていた。 「こ、これは……」 「全ては事実です」 679: 加賀 :2020/12/20(日) 14 58 39 HOST om126156135104.26.openmobile.ne.jp 驚愕するダレスに下村がズイッと身を乗り出す。ダレスが持つ報告書の内容とは「米国のマンハッタン計画に関する基本情報及びソ連がそれを完成させるまでの時期推定」が記載されていた。しかも米国内に存在していた「レッドセル」、ソ連の協力者や情報提供者の名簿とその行動内容がその中には含まれているのである。 「……確認のための調査をしても?」 「構いません。ですが今はまず沖縄での現時点での戦闘停止です」 「うむ。プレジデントもそれについては承諾している。では5月1日で?」 「構いません」 斯くして5月1日を以て日米は戦闘を停止する停戦協定が受諾。(調印式は戦艦『コロラド』で実施された)アメリカは直ちに調査を開始する。その間、米海軍も大鉈を振り回す事を始めた。 沖縄沖海戦で米海軍は戦艦(新式及び旧式)を全て喪失し残ったのは大破しても尚沖縄に居座る『コロラド』のみである。空母については正規空母7隻が残ってはいるが五航艦の攻撃で2隻が大破してハワイへ帰還途中だった。 本来であればウルシー泊地を使用するはずだがウルシー泊地は『剣号作戦』の攻撃でほぼ使用不能でありまた潜水艦隊により通商破壊作戦が活発を増しておりそのためハワイへの直接帰還だったのだ。 一応、残存連合軍艦隊と金武湾で勢力を維持しているが連合軍艦隊も第五艦隊との戦闘でプライドはほぼ消滅しているので口の悪い水兵等からは「ジョンブルは弾除けすらなれんのか。まだ海の戦争に慣れてないフランスやブランクがあるイタリアのが根性あるじゃないか」と罵倒すらしていた。 それはさておき、キングが更迭されたのを皮切りに多くの海軍の高級官僚が更迭され表舞台から叩き出された。哀れだったのは臨時で機動部隊を率いていたミッチャーである。 本来であれば機動部隊を率いていたマケインが責任を負うのだがマケインが心臓発作で死去した事で臨時指揮官にのしあがったミッチャーに白羽の矢が建ってしまったのだ。更にキング派と対立していた太平洋艦隊司令長官タワーズ大将も更迭された事で米太平洋艦隊は一時的な人事不省に陥るのであるがそれでも腹の虫が治まらないのは米陸軍と政界である。 米陸軍はフィリピンに続き沖縄でも戦力を壊滅させられバックナー中将をも戦死させられているのだ。政界は政界でダレスからもたらされた紙爆弾(後にジュネーブ爆弾とも言われる)により親ソ親中で固まっていた政界グループが一掃される羽目になり和平派が浸透する事となる。 そして5月5日、再び開催された和平交渉でアメリカは『無条件降伏』から『条件付き降伏』に変更し日本への進駐を求め日本もそれを受け入れる形で『日本は連合国ではなくアメリカに降伏をする』事になったのである。 その報にイギリスのチャーチル達は激怒するも大統領のウォレスにしてみれば「ほぼ太平洋で何も役に立っていないイギリス軍がしゃしゃり出たら日本の進駐計画が遅くなるだろう」と鼻で笑うのである。 実際、沖縄沖海戦後にイギリス軍はビルマにて反撃をしていたが直前でインパール作戦を中止していた陸軍第15軍は防衛に転じており転生者等の活躍でビルマに攻め込む英軍の輸送機を第五飛行師団が積極的に撃墜したりと逆飢餓状態にさせたりしていた。 そのためビルマ方面はやや日本側が優勢だったりするのだ。そして日本も日本で内地の戦力を密かに北方や満州に派遣していた。新たなる脅威に備えるためにである。 そして5月15日にワシントンにて条件付き降伏を宣言したワシントン宣言が発せられた事で日本も条件付き降伏を承諾するのだがそこに待ったをかけたのが陸軍強硬派だった。 「海軍は消滅したが我が陸軍は消滅していない!! 本土決戦にて米軍を叩きのめしてやるのが唯一無二の選択だ!!」 5月20日、陸軍強硬派は後に『5・20事件』と言われるクーデターを決行、強硬派は近衛師団司令部を占拠するに至る。しかし強硬派に出来たのはそこまでだった。 強硬派は直ちにラジオ放送をして戦争継続を主張しようとしたが近衛師団司令部に仕掛けられて時限爆弾により司令部ごと破壊され瓦礫に押し潰されたのである。 「馬鹿どもが。地獄の鬼達と戦争ごっこをしていろ」 海軍省で近衛師団司令部爆破の報を聞いた栗田中将はそう呟くのであった。クーデターを鎮圧した日本はワシントン宣言を受諾、斯くして6月1日に日米はワシントンにて『ワシントン講和条約』が締結され日米の戦争は終わりを告げたのであるがそうは問屋が下ろさない国がいたのである。 680: 加賀 :2020/12/20(日) 15 05 55 HOST om126156135104.26.openmobile.ne.jp さらばキング、仕方ないよね リーヒ、再登板 日米和平 陸軍強硬派のクーデター でも爆破される(長門損傷してるからね 次回は杉山さん最期の活躍 今回は朝鮮戦争はせずに大戦終結で終わりたいと思います。あまり風呂敷を拡げると収集が付かないと思うので……。 だがしかし!だがしかし!一つ忘れているだろう、そう戦艦『信濃』√だ! 『信濃』のために、今度こそ、『信濃』を戦艦として活躍させるために! 『信濃』√、やりますよ大いに!!(なお、『瑞鶴』は修羅になる模様) 現在、『信濃』√のキャスティング及びプロローグを構想中です