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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/秋終わり、恋は終わり始まる 第四章 この物語にヒロインは居ない 上条当麻を主人公と見立てるならば、御坂美琴は間違いなくヒロインだろう。 ヒロインと言ってもいろいろなジャンルはある。 『ツンデレ』だったり『ヤンデレ』だったり。 そう仮定するなら御坂美琴は『ツンデレ』なのだろうか。 物語は『ヒロイン』が必要だ。 『ヒロイン』が女である必要も無い。ギリシャ語でヒロインとは『女英雄』だったとしてもだ。 主人公は常に物語の中心で無ければならない。 この物語に『ヒロイン』が存在しない。 何故なら今回の話は全て御坂美琴を中心に起こった事件だからだ。 そして片方の主人公はヒロインとなり、そしてヒロインを守る騎士として主人公として戦う。 * (12月29日。早朝、午前7時30分。第六学区ターミナル駅前) 「間に合ったか」 敵の位置は既に割れていた。 上条は病院から出された栄養補給食品を頬張りながら切符を買った。 神奈川県にある御坂宅に学園都市製の盗聴器があるらしく、白井黒子の同僚、初春飾利がその盗聴器を持ってきて貰えば例え潰れていたとしても 相手の位置を特定できると、上条に言って回収作業に当たっていた。 回収部隊は白井黒子と上条。 特定するのは初春飾利でその補助が佐天涙子だった。 御坂美琴は使えない。下手に動けば犯人に見つかってしまうからだ。 「初春さん、ターミナル前だ。今から御坂宅に向かうよ」 『はい、取り敢えず電磁波で確認できた盗聴器は3つ。トイレと、御坂さんの部屋と、リビングです』 「了解」 『ああ、後。複数犯の可能性が高いので気をつけてくださいね』 小型のトランシーバーを切ると、新幹線がやってくる。 まだこの時間だ。人もそれ程多くない。 上条と黒子は乗り込んだ。 学園都市製ではなく、都市外で作られた新幹線でスペックは最新型の新幹線よりもかなり劣るとか。 それでも有に300キロ近くは出ているのだ。 遅いわけがない。 「新幹線なんて乗るの初めてだな」 「そうですの?私は帰省の際に何度か。実家が大阪ですの」 「へぇ関西弁とか話すのか?」 「いえ、話せないことはないんですが……。私が関西弁で話している所を想像出来ます?」 「できねぇな」 「いいですのよ?これから関西弁で話しても」 という間にも二人は焦っていた。 こうして何も出来ない時間が無駄過ぎる。 御坂美琴は行動を悟られない為に寮内に居るが、軽い軟禁状態だ。 出来るだけストレスを減らそうと、シェフも朝夕晩の食事のメニューを変えてみたり、気分転換に掃除させてみたりといろいろ行なっているらしい。 上条は御坂のメールアドレスを思い出して、メールを打っていたが白井黒子が携帯電話を取り上げる。 「駄目ですわよ。今メールなんてしたら特定されますの。お姉様の個人情報なんて無いに等しいのですから」 「……だよなぁ」 上条は打ち掛けのメールを閉じて、携帯電話をポケットに突っ込んだ。 はぁと溜息をつく黒子だったが、上条は理由を聞こうとしない。 * 「ついたなっ……」 「意外と、質素な家ですわね」 「そうか?十分良い家だと思うけどな」 インターフォンを鳴らした。 しかし家主どころか美鈴さえ出てこない。 数回押したが、出てくる気配が無いので黒子が中にテレポートして鍵を開けた。 無断で侵入するのは忍びないが、緊急事態だ。 初春の指示であった『トイレ』と『御坂の部屋』と『リビング』を探していく。 当然の様にその盗聴器は見つかったが…… 「白井ッ!」 上条は何かに気付いたのか、白井を窓側から離れさせたと同時に窓ガラスを突き抜けてフローリングをえぐった。 銃弾。それも学園都市製の弾で色々と模様が掘られているのが特徴で、スピードは遅くなるが代わりに破壊力を増すというモノだ。 これに発火剤でもついていたなら炎の弾となるのだが、それらしいものは確認できない。 かなりの腕前のスナイパーだ。 「銃弾……学園都市製のファニースタイル弾。それも警備員が使っているモノ?」 「なんだ、それ」 「警備員が外部勢力や凶悪テロ集団などの悪質な組織に対して使う銃弾です。 学生相手に撃つようなモノではないのですが、どうやら警備員も一枚噛んでいるらしいですわね」 白井は銃弾の軌道探るように窓ガラスを見つめた。 11次元の軌道計算とは違うハズだが、白井はあそこだ、と言わんばかりに指をさすとテレポートで消えてしまう。 直後、携帯電話が鳴った。 「どうした!?」 『捕まえましたの!コイツは過去にお姉様にぶっ飛ばされ教員免許を剥奪された元警備員の白縫代替ですの!」 「し、しらぬいだいたい?誰だそれ」 『兎に角、○○ビルまで来てくれませんの!?』 「了解!」 上条は御坂宅を飛び出した。 一応、玄関の鍵を閉めて窓からだ。 ○○ビルというのも中小会社の本社で今日は土曜日であるためか休みだった。 上条はビルのドアを蹴破ったが、警報装置などは鳴らず上条は少し飽きれた。 しかし、それも好都合だ。 屋上まで上がっていくと、手錠をかけられたゴツい男と黒子の姿があった。 「そいつが、しらぬいだいたいか」 「今年の夏前頃に汚職が発覚した教師が、偶然居合わせた風紀委員の顔面を何度を殴打して逃亡してお姉様に制裁されたハズなのですが。 どうやって牢屋から出てこれましたの」 「俺は御坂美琴に復讐するためならなんでも売るぜ。プライドもな。だから警備員の牢屋から脱獄して、御坂美琴に復讐するっていってる女に加担したんだよ!」 「女性の方ですのね?」 「そうだ、夏過ぎにアンタ等空間移動と超電磁砲に敗北したって言ってたぜ」 「ふむ……全体構成は何人くらいですの?」 「教えるわけねぇだろうが、クソガキ」 白縫代替は吐き捨てるように言った。 それならば、この男に利用価値どころか置いておくのも不愉快なだけだ。 黒子は知り合いの警備員に報告して、地面に倒れている白縫代替を睨んだ。 * (12月30日。正午、12時05分。第七学区、風紀委員第一七七支部) 「これが盗聴器ですか。ふむ……警備員の捜査で使われてるタイプに似てますね。少し調べてみます」 「よろしくお願いしますの。私は白縫代替の報告書を作成しなければならないので」 「俺はどうりゃいい?」 「そうですねー、上条さんは療養したほうが良いと思いますよ?今頃ホントは点滴つないでるんですから。特例だってカエル顔の先生も言ってましたよ」 「そうだな、俺は一旦家に帰るよ。ああ、佐天さん、紅茶美味しかった」 上条は風紀委員の詰所を後にすると真っ先に家に向かった。 眠くて仕方がない。 結局、白縫代替は吐かなかったし、上条としては少しつかれた。 上条は精神的にも参っていて、今まであった右手が無いというのは少し辛かったりする。 色々と不便だ。 左手生活に慣れそうにない上条は、溜息をついて帰路についた。 (12月30日。同時刻、第七学区、上条の歩いている大通り) 『見ぃつけた、上条当麻』 『ホントにやるんですか?』 『当たり前じゃない、これはチャンスよ。正直、幻想殺しは要らないしね。上条当麻が必要だ』 『……』 不穏な声が上条の後を着けていた。 (12月30日。早朝、ドイツ。ニーダーザクセン州大規模自立都市ハーメルン=ピルモント郡、郡庁所在地ハーメルン) 『幻想殺しが無くなった?アレは生えてくるんじゃないのか』 『どうでもいいよ、なぁ。投擲の槌』 投擲の槌(ミョルニル)と呼ばれたドラム缶状の何かがガタゴトと返事をするように動いた。 グレムリン、第3次世界大戦後に結成された新興組織だ。 『ミコっちゃんが原因だってさ。可愛いよなぁミコっちゃん』 『あ?東洋の女にでも惚れたか?トール』 『違う違う、ラブじゃなくてライクだ。愛玩動物みたいな?』 『お前は本当にわからんなぁ、投擲の槌もそう思っているだろうさ』 雷神トール、グレムリンの戦闘部門だ。 ボロっちいソファから腰を上げたトールは突然、間抜けたことを言い出した。 『ちょいと、上条当麻に会ってくる』 『はぁ!?』 『後は頼んだぞ、投擲の槌。マリアン=スリンゲナイヤー』 任された、と言っているように投擲の槌はガタゴトと揺れた。 唖然とするマリアンを置いてトールはボロボロのアパートから立ち去った。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/秋終わり、恋は終わり始まる
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■II-1F 天に挑みし冒険者が歩みを進める場所 世界樹の迷宮II・一階層1F。 かつての宿敵モグラに毒アゲハ、新たな強敵クローラーやラフレシアとの出会いが待つ新たな地。だが心踊る冒険者にあまりに予想外の罠が・・・ 「所詮、人間の敵は人間だよ」とでも言いたくなる仕打ちが待っている。 天に挑みし冒険者が(強制的に)歩みを進める場所 返り討ちに遭うとわかった上で手負いの襲撃者に突撃した冒険者も多い事だろう。 a 意気揚々と樹海に踏み入る。→階段から離れると、徐々に不安が・・・。→帰ろうと思って、強敵に遭遇。→hage。 ↑↑↑倒すまで頑張りました 衛士さん助けてっ!ソードマンが息をしてないの!! ↑だが断る by衛士 エトリア未探索の私にとって、この場所こそが世界樹狂想曲の始まりだったのだと、改めて思った。 初プレイで衛士から街に帰ってもいいと言われたのに休憩してまだ余裕あるからと付近探ってたらトリプルクローラーにご対面でアッー! いったい、何人の冒険者が天に召されたのだろうか 夜に探索すると新米冒険者たちの怨霊が・・・ お前のような手負いがいるか 1階の時点で天に着いてどうする 衛士「地図も書けぬ冒険者など必要ない。死ぬがよい」 貴様…一体そうやって何人の新米冒険者を犠牲にしてきた…? 衛士「貴様は今まで使ってきた糸の数を覚えているのか?」 金ケミ「13回。わたしは帰還の術式派ですわ。」 聞きたいかね?昨日までの時点で99822回だ。 お前の年齢を30歳と仮定しても! い・・ 1日に9回以上使っているというのかッ! アッ!こんな所にいやがったのか! さあ、さっさと糸で帰還する作業に戻るんだ!! 衛士のお役所仕事極まれりである そんな彼らも後に鹿さんやヘカトンのせいでおびただしい死体の山を築く事になる はいはい休んだら蝶がくるんだr・・・なんだと・・・ 冒険者は全員国民登録と言ったって有象無象のろくでなしに国民になられても困る。アモロみたいに荒くれに慣れてる気質でもなさそう。入国試験を世界樹使ってやってると思えばまぁ。世界観として人の命も軽いだろうしね あのミッションのせいで、ある意味歴代の6層並みの危険度を誇る。入り口の分際で、何、この心折設計。 新のPVではボウケンシャーが4体のFOEに囲まれるという絶望感がちらっと見える。まあさすがにクエストFOEだろうが…。 新2ではまさかの鹿大量発生。冒険者軟禁という悪行を働いた衛士はこの鹿に成敗されたのであろうか。 マップにたくさんいる鹿を見た時はビビった。 ↑4 心折設計…だれがうまいこと言えと おまいら仲良いなw オレンジ色の果実は死んだものを組成する効果があるため序盤の金策に役に立つ 個人的な呼び名は『鹿牧場』。一週間ごとに屠殺→素材・食材として出荷させていただきましたw ↑×2湧水でも蘇生可 ベルクロエ加入後でちゃんとイベント変わったりするから、細かい部分で凄くこってるよね。チクショウ そして新世界樹2が始めての素人は危険と分かってて鹿に突撃して犠牲者を出すのだろう。歴史は繰り返されるものである。 ↑かと思いきや、そこにはピクニック気分のシリーズ初心者にボコられる鹿の姿が… 伝説の衛士hageから鹿大量発生へ。ハイラガの世界樹も、スタートからフルスロットルである。 初世界樹が2だった中学生時代。何とかここを抜けたものの2階の毒とFOEにフルボッコにされ心が折れてしまい2年間もソフトを封印していました 「狂乱の」角鹿さんたちも、ライシュッツの師匠を倒したワイバーンさんも、ハイラガにどうこうしようという気はないようだが……1Fからしてコレである。ハイラガ的には常に臨戦態勢……いや、このくらいのことでビビってたら、世界樹の傍には住めないのかな……。 無印オリジナル版2とは別の意味で、しょっぱなから冒険者の歩みが終わりかねない場所である。どこの世界樹にも言えることだが。 無印衛士「話は聞かせてもらった……さあ、さっさと(以下略)」 『魔界諸行 地図か☆hageか(無印2版)』第1話「地図は全部、埋めた、ような・・・・・」第2話「それはとっても厳しいなって」第3話「もうマイマイも恐くない」第4話「ネズミも、モグラも、いるんだよ」第5話「アゲハなんて、いるわけない」第6話「こんなの絶対戻れないよ」第7話「自分の運命と向き合えますか?」第8話「あたしたちって、ほんとバカだった」第9話「そんなの、衛士が許さない」第10話「もう位置がわからない」第11話「最後に残った地図しらべ」最終話「わたしの、最高だった友達」 無印衛士「わけがわからないよ」 【旧弐版エヴァンゲリスト】第壱話「ミッション、襲来」第弐話「見知らぬ、迷宮」第参話「還さない、衛士」第四話「不意打ち、逃げ出した後」第伍話「アゲハ、花のむこうに」第六話「決戦、まだ壱階」第七話「衛士の阻みしもの」第八話「クローラー、来襲」第九話「瞬間、双葉、芽生えて」第拾話「ボウケンシャー」第拾壱話「静止した樹海の中で」第拾弐話「地図の価値は」第拾参話「モグラ、先制」第拾四話「冒険者、生死の差」第拾伍話「hageと沈黙」第拾六話「死に至る地図、そして」第拾七話「四人目のシ者」第拾八話「帰還の選択を」第拾九話「絶望の戦い」第弐拾話「樹海のかたち、地図のかたち」第弐拾壱話「熟練者、誕生」第弐拾弐話「せめて、衛士らしく」第弐拾参話「(涙)」第弐拾四話「最後のhage」第弐拾伍話「終わru」採集話「樹海の中心で哀を叫んだものたち」 カマキリ「泣けばいいと思うよ」 訂正追加・第弐拾伍話「終わるミッション」最終話「樹海の一階で哀を叫んだものたち」 衛士「泣けばいいと思うよ」 うわ、誤送信で台無しやん「泣けばいいと思うよ」 ↑4,6 なにそれ、読んでみたい。 天に挑みし冒険者が天国に召された場所 ええ、リマスターでもしっかり召されましたとも 新シリーズとかやった後に旧2をやって初期メンにカスメとかをいれると役に立たなさ過ぎてビビった…そんなフロア。 コメント ■関連項目(階層) ◇第一階層 1F 天に挑みし冒険者が歩みを進める場所 2F 危険な獣と出会った樹海の広場 3F 死と隣り合わせに進む樹海 4F 空を舞う影に脅え進んだ道 5F 百獣の王の吼え声 ◇第二階層 6F 見えざる脅威と出会った小道 7F 痛みと恐怖を秤にかけて進んだ森 8F 炎を纏いし魔物の棲家 9F 未だ開き得ぬ紅の顎 10F 影尽く業火の王此処に君臨す ◇第三階層 11F 逃げる事叶わぬ凍て付く森 12F 思い描かざれば通り得ぬ氷の道 13F 惑いし心断ち切るは剣の意思 14F 氷姫の誘う白き迷い路 15F 凍える哀しみの果て ◇第四階層 16F 美しさに惑いし足を掬うは鉛の靴音 17F 華と実と雷の狂乱せし枝垂れの森 18F 稲妻の尾に散るは花か人の仔か 19F 天空に浮かぶ夢幻は彩の奇跡 20F 聖と邪の翼まみえる果て無き戦場 ◇第五階層 21F 其に在りて地を睥睨する古の扉 22F 禍々しき蛇の巣食う狭き道程 23F 黒き獣は命に因りて全てを滅す 24F 汝肝せよ暗闇の眼は常に其を見たり 25F 永劫の玉座に座したる暁の上帝 ◇第六階層 26F 悠久の時に閉ざされし歪の大回廊 27F 神の鍵の隔つは訪れか囚われか 28F 暁嫉みし忌み仔の封ぜられたる獄牢 29F 汝惑え終無き縦横の錯覚へ 30F 知られざる英雄達の結末
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登録日:2011/01/26 Wed 07 15 19 更新日:2024/06/28 Fri 09 33 42NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 08年秋アニメ 10周年記念 2005年 3DS PS2 TOA くたびれた理由が重なって揺れる時 アニメ アニメ化 アビス カルマ ギスギスシーン多し ゲーム サクセスストーリー サンライズ ジアビス テイルズ テイルズオブシリーズ ナムコ ニンテンドー3DS バンダイナムコ レプリカ 傑作 傑作or問題作 問題作 漫画版は賛否両論 漫画版は黒歴史 漫画版は黒歴史←物語本編が 生まれた意味を知るRPG 音 鬱展開 鬱展開の嵐 鬱燃展開 キムラスカ王国の公爵家の一人息子「ルーク」は、幼いころマルクト帝国に誘拐されかけたショックで、子供時代の記憶を失っていた。 それ以来、警護のために自分の屋敷に軟禁され、外の世界を知らずに暮らしていたのだが…。 生まれた意味を知るRPG TALES OF THE ABYSS 2005年12月15日にナムコから発売されたPS2用RPG。 テイルズオブシリーズ10周年作品。 CM ※推奨BGM:カルマ 2000年前の歌が、俺を大人に変えていく。 生まれた意味を知るRPG TALES OFTHE ABYSS テイルズ オブ ジ アビス 現在はPS2bestとして廉価版も発売中。 テイルズオブシリーズにしては珍しく今まで移植されていなかったが、ついに2011年、ニンテンドー3DS用に移植された。 バグやロード時間などの改善、秘奥義追加等がされている。 今やるなら3DS版を激しく薦める。 ★ストーリー 惑星オールドラントは第一から第六までの音素という物質で出来ていた。 しかしある時、新たな音素、「第七音素」が発見される。 その発見は人々を混乱に陥れた。 第七音素を使えば、未来を知ることが出来たからである。 人々は予言に頼り、世界は争いに包まれた… 大地は荒れ、星を障気が覆い尽くした。 このとき、譜術士「ユリア」が何千年も先の未来を予言し、星は一時の平穏を得た… ユリアが未来を予言してから、約2000年。 世界には大きく二つの国、キムラスカ・ランバルディア王国とマルクト帝国があった。 敵対関係の二大国の危うい均衡状態が続く中、キムラスカ公爵家の一人息子・ルークがマルクトの者に誘拐される。 後に救出されたものの、ルークはそのショックで全ての記憶を失ってしまう。 それから7年後、自分の屋敷から出ることなく軟禁されて育ったルークは、師匠・ヴァンとの剣の修行が唯一の趣味となっていた。 ある日、ルークはヴァンを殺そうと屋敷に不法侵入してきた少女・ティアと擬似超振動を起こし、彼女とともに見知らぬ場所に瞬間移動する。 屋敷に戻るためにティアと行動を開始したルークは、その先の長い旅路で多くの人々と出会い、自分の生まれた意味を知ることとなる… ★システムなど 初3Dタイトルであるシンフォニアから色々と大きく進化している。 まずグラフィックの質が洗練されており、キャラのポリゴンもアニメ調を保ちつつよりリアルになり、キャラ動作も格段にパワーアップ。 作中挿入されるアニメムービーも数・再生時間共に大きく増え、いろんなキャラが喋る本格的な内容に。BGMも主題歌アレンジなど重厚な良曲が目白押し。シリアスで重い曲ばかりじゃね?とか言ってはいけない 何より、シンフォニアの戦闘で多かった「操作キャラだけ自由に動かせヌェー!!」という不満を解消する 「フリーラン」 の搭載は話題となった。 これによって操作キャラも戦闘中自由に移動できるようになり、以降の3Dシリーズの基礎となった。 …本作のフリーランは後の作品と比べデメリットが殆どなく(*1)、シンフォニアで何故フリーランが実装されなかったかわかるぐらいにはバランスブレイカーであるが。 (そもそもシンフォニアでフリーランが実装されなかったのは実装すると敵が全く対応できないという事情があったため。当然ながらそこら辺を多少無視して付けた本作でバランスブレイカーになるのは当然ともいえる) ちなみに、実はテイルズの3D作品で秘奥義中に時間が止まるようになったのは本作から。 (ただし、本作でそれは味方側のみ適用され、敵の秘奥義は一部を除いて時間が止まらない。その為フリーランを駆使すれば簡単に回避可能だったりする) また、後の作品では当たり前の「オーバーリミッツ(とそれに類するシステム)」が任意発動可能になったのも本作からであり、 フリーランだけでなく、後の作品の基盤は本作で築かれているのである。 一方、開発期間がかなり短かった為かPS2版ではやや突貫工事の形跡が残っており、ロード時間がクソ長くバグや誤字脱字なども散見されるのがキズ。 特にロード時間は結構なストレス要素。上述しているが3DS版では大幅に改善されている。 ★パーティーメンバー ルーク・フォン・ファブレ (CV.鈴木千尋) 17歳。剣士。 キムラスカ王国公爵家の一人息子であり、何不自由なく育ったためか世間知らず。 記憶が誘拐未遂事件以降の七年分しかない。 王族ということもあり、料理は…微妙。パーティーの下から二番目。しかし彼の場合は単純に経験不足なだけであり後述の姫よりは伸びしろがある。 第七音素の素養があり、少しだが回復技も覚える。 ティア・グランツ (CV.ゆかな) ヒロイン。16歳という年齢に見合わないナイスなメロン。 物心つく前に両親を亡くし、育ての親によって兵士になるため育てられてきた。 ローレライ教団のオラクル騎士団所属。 クーデレであるが本当はかわいいもの大好きだが、それを隠そうとしている。 魔術師タイプで、回復技も多く覚える。戦闘も優秀な万能タイプ。 スタイルの異常さは同じ年齢(の設定)のシンフォニアのコレットと比べるとわかりやすいとかなんとか。もはや年齢詐称を疑うレベルである。 ジェイド・カーティス (CV.子安武人) ジェイドさんじゅうごさい。 マルクト帝国の軍人で、階級は大佐。長髪眼鏡。 絶対に何かを隠しているような顔をしている。 魔術、槍術ともに優秀で、前にも後ろにも置ける。槍なのに柄の中ほどを持つためリーチに乏しいが・・・ 通称「死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド」 ピオニー陛下とは幼なじみ。 ツンデレおじさん。 アニス・タトリン (CV.桃井はるこ) ロリコンブレイカー。13歳でクラスは「人形士」。 トクナガ(セレスの執事とは無関係)という人形を巨大化させて戦う。 魔術も使うが、トクナガで殴りに行く方が早いかもしれない。 装備する人形によって多彩な技が使えるのも魅力。 お金にがめつく、玉の輿をねらっている。 ローレライ教団の導師守護役(フォンマスターガーディアン)。 ガイ・セシル (CV.松本保典) 21歳。剣士。ルークより歴代主人公の使う技を覚える。 ファブレ公爵家に仕える奉公人で、幼い頃からルークといる。幼なじみ兼兄貴兼親友。 女性恐怖症だがフェミニスト。 「むしろ女性は大好きだ!」 趣味は卓上旅行。 PS2版では秘奥義が一つしかないが、北米版で第二秘奥義が実装され、3DS版でも引き継がれた。 ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア (CV.根谷美智子) 18歳。ランバルディア弓術の使い手。 キムラスカ王国の王女であり、ルークとは許嫁の関係。 世間知らずではあるものの、民のためを思って動く、行動力のある王女様。 第七音素の素養があり、回復技も覚える。 料理はぶっちぎりの最下位。王女様に料理させちゃあかん。 ガイ共々PS2版では秘奥義が一つしかなかったが、北米版以降は第二秘奥義が実装された。 ★サブキャラクター ミュウ(ブタザル) (CV.丸山美紀) ミュウはチーグルですの! チーグルは始祖ユリアがローレライと契約する際に力を貸したとされる魔物で、ローレライ教団の聖獣ですの! ミュウはライガさんたちのお家を燃やしてしまったですの…みゅう〜… だから、季節が一巡りする間、ご主人様にお仕えしてますの! シリーズの定番アイテム、ソーサラーリングを装備していますの! これのおかげでご主人様たちとおしゃべりしてますの。 ミュウファイア、ミュウアタック、ミュウウイングでご主人様たちの旅のお手伝いをしていますの! ??「だーっ!!いちいちウッゼぇんだよ!このブタザルがぁっ!!!」 みゅぅぅ… イオン (CV.大谷育江) アビス最大の良心。この人がいなかったらゲームを投げていたというプレイヤーもいるはず。 ローレライ教団の最高指導者「導師(フォンマスター)」。 こんな可愛い子が女の子な訳ないだろ。 体が弱く、あまり導師としての力は使えない。 しかし北米版・3DS版ではルークの代わりに秘奥義をぶっ放してフラフラしてる。 ★敵キャラクター 六神将 所謂敵幹部。全員パーティーメンバーと何らかの関係を持っている。 厨二の二つ名がついている。 ヴァン・グランツ (CV.中田譲治) 六神将が忠誠を誓っている上司で、ティアの兄にしてルークの師匠。 二つ名はないが、一部では「師匠(せんせい)のヴァン」と呼ばれている。 上層部にナメられないようにこんな見た目だが27歳。兄妹で年齢詐称。 ★用語 ☆音素(フォニム) 闇、地、風、水、火、光の六種類あり、どんな物質も必ず含まれている。 最近音の音素(第七音素)が発見されたが、素質がある者しか扱えない。 一定以上集合することで自我を持ち、その自我を「意識集合体」と呼ぶ(第一音素が「シャドウ」、第六音素が「レム」など。シリーズでよく出てくる精霊が宛がわれると考えていい)。 これに加えて「音」と癒しの属性を持つ新たな音素「第七音素(セブンスフォニム)」が発見された。 第七音素は先天的な素養を持つ人間にしか扱えず、素養を持たない人間が無理に取り入れると致命的な拒絶反応を起こす。 第七音素の意識集合体は「ローレライ」と呼ばれる。 ☆預言(スコア) 第七音素を使って読まれた未来。譜石というものに刻まれており両国で奪い合いになっている。 国家単位の大事からその日の家庭の夕食の献立まで何でもござれ。 その正確性は100%であり、世界中ではこれに従って生きる事が美徳とされている。 …たとえ大勢の人間が死ぬ悲劇が詠まれていようと、来るべき繁栄の為に実行せねばならないのだ(*2)」。 ☆譜術、譜業 譜術は音素に干渉することで魔術を起こす技術(作中の魔法はこれ)。 逆に譜業は音素を用いた科学技術。 特に音素を原動力とする機械を「音機関」と呼ぶ(アルビオールがこれ)。 ☆キムラスカ、マルクト 国の名前。世界を二分する大国。 キムラスカ王国はインゴベルト六世陛下がおさめる、譜業が発達した王国(ナタリア、ルークが王族)。 マルクト帝国はピオニー九世陛下がおさめる、譜術が発達した帝国(ジェイドが軍人…兼 幼馴染 )。 シナリオ開始時点では停戦状態。 ☆ダアト ローレライ教団の本拠地。 イオンさまがおさめている場所。 アニスやティアはここの兵士。 ☆ケセドニア キムラスカ・マルクト両国どちらにも属さない独立した流通拠点。 商人ギルドがダアトに莫大な献金を行っており、その見返りに自治区として認められている。 両国の国境上にある為、両国の領事館や貿易港がある。 サブイベントの宝庫。 所謂藤島テイルズだが、実はメインキャラクターの中でも、 アッシュとヴァンを除く六神将、イオンなどのキャラクターデザインは藤島の絵柄に似せた形で奥村大悟が務めた。 そしてパーティーメンバーの仲が悪いことでも有名。 メンバー一人一人を見てもかなり個性…というかアクの強い所があり、行動や言動も極端に尖ったものが多く、万人の共感を得にくい。更に言えばシナリオもシリーズ内でも暗く、中盤頃には敵も味方次々死んでいく展開が続く事になる。 人によってかなり好き嫌いが分かれるゲームである。 好きな人はとことん好きだが、嫌いな人は本当に嫌い。神ゲーと呼ぶ人も居ればクソゲー・黒歴史と呼ぶ人も同じくらい居る。 また、誰が好きかによって話の解釈の仕方も多少変わる。 プレイするならあまりネットなどの評判を鵜呑みにせず、まっさらな気持ちで見守ることを推奨。 漫画化されているが、評価については上記のタグ一覧で察して欲しい。 【ドラマCD】 本作はシリーズの中でもドラマCDが滅茶苦茶多い。 まず、シリーズの例に漏れず本編を音声化したドラマCDが全5巻発売されてる。 原作のシナリオの長さ故かなり端折られているが、単に削るのではなくシナリオや設定をアレンジしているので(*3)、違和感は少ない筈。寧ろ原作をやりつくした人も新鮮味を持って聴ける。 効果音などの演出も、細かいキャラの動作の音などもしっかり取り入れており非常に丁寧。 …ん?ミュウが居ない?…ミュウって何だ? 他にもアンソロジー、アニメ版準拠の外伝話…などを合わせると、シリーズ屈指の量となる。 【アニメ版】 2008年秋にはアニメ化もされた。 現在も他のテイルズアニメ同様プレステストア等にて配信中。 全26話とテイルズの中では話数が多く、端折られてる部分こそ少なくないがゲームをしていなくても単体の物語として十分理解出来る。 原作とだいぶ作風が変わっていたり、サブキャラの声の殆どが変わっているのはご愛嬌。 主題歌はBUMP OF CHICKENの「カルマ」。 主題歌製作の要請を受けたバンチキメンバーは 「ただ言われるままに曲を書くだけなら断る。ゲームの核心に関わるものを書きたい」 と返答。スタッフは望まれたままにマスターシナリオを提供した。結果生まれた曲はシナリオと完璧にリンクしているが直接ネタバレはしていない、 クリアしてから聞いて初めて意味がわかる歌詞を持ち、ファンからの人気が高い。 本編の内容を「カルマ」という一単語で言い切るセンスに、シナリオ担当も感嘆するしかなかったという。 この曲のオーケストラアレンジという形で本編の戦闘曲にも取り入れられており、バンチキの力の入れ様が伺われる。 アニメでも採用された。 俺はどうして追記するんだろう。なんのために修正しているんだろう。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ティアの項目全然復活する気配ないな。やっぱり荒れるんだろうな… -- 名無しさん (2014-03-26 11 08 41) アクゼリュスは、ただの7歳をいじめる惨めな大人たちを見てるみたいで嫌だった。ルークにも責任はあったけど…あれは無いと思う(特にジェイド)。 -- 名無しさん (2014-04-01 22 00 56) イオン様やミュウには長髪の頃から慕われてたのを見ると、根は優しいんだよなルーク… -- 名無しさん (2014-04-01 22 05 23) まぁここで誰が悪いだとか言っても意味ないんでやめちぇくれ -- 名無しさん (2014-04-01 22 09 52) そういやティアの項目はサルベージ出来なかったんだっけ -- 名無しさん (2014-04-13 10 29 23) どうもイオンには様付けないと落ち着かない。 -- 名無しさん (2014-04-13 15 05 35) 今にして思うとすげー泥臭い成長譚だよね。娯楽RPG向きではないというか -- 名無しさん (2014-05-01 20 14 50) ガイの卓上旅行はジェイドに誤魔化すための嘘だと思ってたんだが。。 -- 名無しさん (2014-05-14 23 55 52) なんやかんやで3DSは良移植だったと思う。まあどうせならvitaが良かったが。 -- 名無しさん (2014-05-29 01 04 57) ↑3DSに移植とかクソだと思ってたけど悪くなかったと言われたら少し気になる -- 名無しさん (2014-06-13 01 03 38) 主人公だけが同情されラッキーや周囲の補助でオイシイところを持っていくのに他人には偉そうに説教するタイプの作品が苦手だったが、これやった時は「誰かかばってやれよ……主人公ももっと反論しろよ」と思った -- 名無しさん (2014-06-18 03 31 09) 第七音素=黒の英知? -- 名無しさん (2014-06-19 00 26 34) 本人の意思無しの暗示による強制発動だぞ? -- 名無しさん (2014-06-19 00 33 59) 柱壊して全員殺せ→イエッサー!!だったら責められ罰を受けるのもわかる。実際は救助しよう→了解!→体の自由が……だからなぁ。落ち着いてお前がヴァンとやろうとしてたことを全部話すんだ!と叱責されるくらいが適当。一発殴って冷静にさせれば良かったのに -- 名無しさん (2014-06-19 06 10 38) 新しく作り直せないのだろうか -- 名無しさん (2014-08-30 07 22 13) TOVみたいなグラでリメイクもう一度こないかなぁ -- 名無しさん (2014-08-30 09 10 48) 当時のプロデューサーは降ろされるどころか昇格したんだった気が…個々の作品のプロデューサーやってないのはそのせいのはず -- 名無しさん (2014-09-28 22 06 37) ↑サブイベ全部やると確かに虚しくなるよなぁ…「帰ってくるのはアッシュ」と暗に言ってるようなもんだし…だからか?アニメ最終回でゲームの逆(ルークの体が先に音素分解)をやったのは… -- 名無しさん (2015-01-31 19 17 24) 一応ルークは作中でもジェイドやヴァンすら予想外の事を起こしてるから生きて帰ってくる可能性もゼロではないんだけどね。まあ1番あり得るのはルークの身体にアッシュの記憶を持った「誰か」だろうなあ -- 名無しさん (2015-02-03 00 02 54) 状況とか過去整理するとどいつもこいつも余裕でトラウマ級の出来事経験してるっていう。お前らもっと幸せになれよ -- 名無しさん (2015-02-03 22 19 40) ↑2サンジ「………」 そういやホドは「和」の文化を持ってたっぽいな、ホド自体は全然和風じゃないけど -- 名無しさん (2015-07-24 17 50 24) つかこれ当時のスタッフよっぽど従来のRPGとか、創作物にフラストレーション溜めてたんだろうなあ・・・って感じのストーリーだな。 -- 名無しさん (2015-08-23 21 52 29) てかほとんどの主要人物が本名を捨ててる人が多すぎる。 -- 名無しさん (2015-10-18 18 00 51) 意図的に本名隠してたの、ガイとティアとヴァンくらいだろ?ジェイドは養子入りしただけだし、ナタリアはそもそれが本名としてずっと生きてきたんだし。 -- 名無しさん (2015-11-05 10 25 26) あ、六神将は確かにそんなんばっかか。 -- 名無しさん (2015-11-05 10 26 22) ルークが何不自由育ったって公式設定ではあるけど違和感ある。自宅に軟禁されて本人も母親に抗議するほど不満って不自由ありすぎだろ。 -- 名無しさん (2015-12-26 01 15 20) 正直コレがきっかけでテイルズと言えば仲間同士ドロドロギスギスした関係がデフォだと思うようになって来たな……。 -- 名無しさん (2015-12-26 01 22 47) ルークがアクゼリュスを崩壊させたのはヴァンに騙されて、とか勘違いしてる奴がいるな。あれは騙されたんじゃなくて後催眠で操られただけで、ルークの意思はまったく介在してない -- 名無しさん (2015-12-26 02 01 14) 話はともかく世界観とBGMが凄く好き。 -- 名無しさん (2017-03-27 03 27 53) 違反コメント全削除 -- 名無しさん (2017-03-28 14 40 53) まさかの舞台化、というか何故今更アビスを舞台化に… -- 名無しさん (2017-05-25 12 16 37) 傲慢で軽薄だった主人公が仲間との出会いと冒険から成長し、自分の出生と運命に立ち向かってゆく…と書けば聞こえはいいが、その仲間もほとんど同じくらい傲慢で軽薄なのがね -- 名無しさん (2018-01-25 17 28 51) アビス発売から10年以上がたつけど、未だにニコニコ大百科とかテイルズスレでも荒れるあたり、色々な意味で業を背負った作品だと思う。一通り理解してから2周目をプレイすると、仲間達がいかに傲慢で軽薄なやつらばかりなのかが分かってしまって素直に楽しめないわ… -- 名無しさん (2018-03-14 01 18 44) この作品単体のスタッフのみならず他作品やスピンオフのスタッフ含めいろいろやらかしたのもあるな賛否や信者アンチが激しいのは。レジェンディアとこれはよくあんな販売戦略したよTOSやTOV、TOGでも色々そこら辺はやらかしてたけどさ -- 名無しさん (2018-03-14 22 13 16) 傲慢で軽薄とされている主人公の振舞も、よく見ればそうじゃないこと多いしなあ -- 名無しさん (2018-03-29 01 01 52) 他の項目にも書かれているけど、やっぱり製作期間が短かったのが原因じゃないのかな。そのせいでシナリオライターに焦りが生じて、ティアたちのキャラや言動にブレが生じたり、シナリオに弊害が生じたんじゃないのかな。だから、頭ごなしにティアたちを叩くのは考え物じゃないのかなって思う。 -- 名無しさん (2018-04-24 17 50 43) ↑上のやつに乗っかるな。3つとも全部同一人物だぞ -- 名無しさん (2018-04-24 19 25 50) 荒らしの書き込みを削除 -- 名無しさん (2018-04-25 16 00 25) 攻略本のインタビューとか見てると、製作期間とかそういう問題でもなさそう。そもそもの現代日本の若者が~とかのコンセプトからズレてる気がする。 -- 名無しさん (2018-05-12 16 15 56) ルークは現代の若者がモデルで、ルークへの批判は若者に言いたかったことなんだろうけど、でも実際はアビスの世界は現代じゃないし、ルークは現代日本の若者とはかけ離れた環境にいるから、その時点で矛盾が生じるし、その批判をルークにする方のティアたちの言動も矛盾だらけになる。 -- 名無しさん (2018-05-12 16 17 31) まあそういう意味では、ティアたちはコンセプトの犠牲になったとは言えるのかもしれない。 -- 名無しさん (2018-05-12 16 47 39) 非常識なキャラクターとして設定されたはずの主人公なのに、他のメンツがことごとく人格に問題だらけなせいで、消去法で一番まともなキャラクターになったのがなんとも皮肉。 -- 名無しさん (2019-03-19 21 00 56) ってかゲーム中で非常識扱いされてる時でも、よく内容みればまともなこと言ってること多い -- 名無しさん (2019-07-17 17 12 42) 「.hack//G.U.が好きな人ならコレもいける」と勧められてプレイしたがこちらはどうにもきつかった -- 名無しさん (2019-09-18 09 56 01) このゲームって「現代への若者への批判」どころか正反対に「社会的権力・圧力(つまり大人)に屈せざるを得なかった若者の悲劇」になっているからなぁ。誕生の時点から都合の良い道具として造られ、箱入りで育てられ、予定通り消費された主人公用意しておいて「生まれた意味を知るRPG」と名乗るのはわざとやってんのかってくらい皮肉が効き過ぎている -- 名無しさん (2020-01-15 18 20 52) この作品が反発食らう理由の一つに「製作者が過剰に持ち上げて、他の作品を踏み台にした」ってのもあるね。作品そのものは悪ではないんですよ・・・ -- 名無しさん (2020-01-24 10 27 27) 敵やイオン様とか例のシーンで一般人もたくさん死ぬけど明らかコミカル担当老人組まで容赦なく殺されてビビったな -- 名無しさん (2020-01-24 11 50 10) その「現代への若者への批判」ですら、ルークを現代の若者をモデルにして叱るという形なのに、叱っている仲間の方が戦争知らないとか苦労知らないとかの批判に該当しまくっているという -- 名無しさん (2020-02-03 15 17 46) ↑×1と言うか、言ってる開発陣も全く分かってなかっただろこれ?完全な思い上がりだったんじゃないか? -- 名無しさん (2020-03-01 16 10 29) 全体を通して、パーティメンバーが犯した所業が殆ど悉くスルーされてるのが気になった。ルークのは色々責められおいてティア・ジェイド・アニスとかのは殆どお咎めなし。不思議な力働きすぎだろ。 他キャラの所業の処罰とかは描きたくないライター側の意図が透けて見えるわ。 -- 名無しさん (2020-03-28 10 35 26) まずニートや引きこもりと、軟禁って違いすぎだろ…モデルになってない -- 名無しさん (2020-04-01 00 42 54) ↑2 あの面子は反省してる「という設定」だから。申し訳ないと罪悪感を持っている「設定」で、自分の罪を理解している「設定」だから責められない。ルークは反省していない「設定」なので仕方がないということらしい。 -- 名無しさん (2021-02-02 16 35 43) 批判したかった現代の若者がルークのモデルだとしても、ルークは何から何まで批判されてて、何について批判したいのかもはやわからんのよね。明らかにルークが悪くなくても批判されるし -- 名無しさん (2021-03-17 01 58 37) ↑2そういうプレイヤーに納得できる描写がない空っぽの「設定」と「モデル」で構成されてる感が最後まであったなあ -- 名無しさん (2021-03-19 17 47 56) 現代の若者という別世界の赤の他人へのヘイトを理不尽に向けられている冤罪被害者みたいな感あったなあルークは -- 名無しさん (2021-07-06 14 01 08) 俺は悪くねぇで感想止まってる奴大杉問題 その後の成長や仲間の成長絆も無視して神視点でこの話ばっかりしてる -- 名無しさん (2021-09-20 22 06 50) ↑他人を責めるのが好きな人ばっかなんだろ。みんな生きてりゃ大なり小なり色々あるし、大小で善悪が決まるってわけでもないのにな -- 名無しさん (2021-10-26 16 46 42) 仲間が崩落までに犯した罪や過失について明確な反省と謝罪のシーンがないから印象悪いと思うのよ、仲間の棚上げ事情が判明するにつれて溜まるヘイトと認識の乖離。それを解消する物が用意されずにルークとの成長や絆を描かれてもモヤモヤは増すだけだと個人的に思う -- 名無しさん (2021-12-10 09 37 34) の後の成長や仲間の成長絆 -- 名無しさん (2022-01-24 17 24 12) 何で仲間が反省しなきゃならんのだ?それに別にルークも罰されてるわけじゃない、あくまでルークが自分から罰を望んで変わろうとしてただけ。だから仲間の罪が考え方の根本がずれてるんだよ、それにちゃんとやってたら仲間が変わるルークを見て変わっていってるてわかるはずなんだか、なんか一部だけしか見てない人多い -- 名無しさん (2022-06-16 12 48 56) ↑個人的にはジェイドが一番ルークに対する感情が軽蔑→親愛へと変わっていくのがわかりやすかったかな。子安の演技の上手さもあるのかもしれん -- 名無しさん (2022-06-16 13 05 32) ↑2 アクゼリュスの直後は冷静な判断が出来なかったとしても(ジェイドは冷静な判断しろよベテラン軍人だろ、とは思うけど)後から「ルークはヴァンに最初からそのつもりで作られたうえに騙されて操られた」ってのが判明してからは、ちゃんと「貴方だけの責任じゃなかったのに、感情的になりすぎた」って言うイベントいれなきゃ。感情的に人を攻め立てた件に関してはちゃんと反省しないと。現実世界でもね。ルークに関しては作中でボロクソされるのに、他キャラは罪を犯してても何のお咎めも無いし「仲間キャラたちは全部正しい!悪くて間違ってるのはルーク!」みたいな前提で進んでいくから「脚本のデバック不足」って言われてるんだよ。 -- 名無しさん (2022-06-16 13 23 07) そもそも、あの世界自体「預言に書かれてた」ってなればどんなヤバいことも「予定調和」としてスルーされるっぽいし。倫理観とか現実の日本とはかなりズレてるんだろうな。だから本来「予定調和」を起こしたルークは「あの世界的には」責められる筋合い無いんだよ。狂ってるわ。 -- 名無しさん (2022-06-16 13 43 30) 攻略本の開発者インタビューで「シンフォニアのパーティーが仲が良かったので、アビスはあえて仲を悪くしてる」とかほざいてたんだけど、その仲の悪いパーティーを延々と見せられたらプレイヤーはどう思うのかって考えなかったのかね。 -- 名無しさん (2022-06-16 20 40 43) ↑そもそもシンフォニアは表面上は仲良しだけど裏切りが頻発するから意外とギスってるからね。ある意味でシンフォニアのほぼ同タイプかむしろ甘いPTなのは結構な皮肉だと思う -- 名無しさん (2022-06-17 01 35 57) 他キャラは罪を犯してても何のお咎めも無いって、ルークも何のお咎めもないぞルークが咎を望んだかであって作中誰も崩壊自体の責任をとがめてはいない(しいて言うならアニスくらいか) -- 名無しさん (2022-06-25 09 29 51) ↑世界が狂ってるってか実際はルークたちのほうが狂ってるんだけどねwあの世界でそんな考え方するほうが変だし、モースとかの考え方のほうが正常なんだ 見た目にはわかりにくいが崩壊時ジェイドも相当パニックになってる -- 名無しさん (2022-06-25 09 32 45) ue -- 名無しさん (2022-06-25 09 34 48) ルークがお咎め無しなのは「あの世界の理だから」ってのは分かるけど、他キャラに(それぞれの色んな事で)お咎めが無いのは、あの世界であってもおかしいだろ。更に言うと「『あの世界的にはお咎め無し』な事を起こした事に責任を感じていないから責める」って訳わかんなくないか? -- 名無しさん (2022-06-29 14 06 10) 最後に戻って来たのが、サブイベこなしてたらルークの記憶持ったアッシュって明らか意図されてるし、この作品は捻くれてるな、ズレてるなと心底思うところ -- 名無しさん (2022-07-01 06 39 59) 少なくともジェイドは反省してるし罪の自覚があると口だけの罪人でしょ。レプリカネビリムの件だけ見てもわかるでしょ。あいつ思い付きで深く考えもせず作って逃げたのに対処・報告もせずに挙句無視。マルクト帝国に甚大な被害出て、一歩間違えたら世界を滅ぼす化け物になってたが、英雄マクガヴァンさんが何とか封印して事なきを得たんであって、こいつ何にもしちゃいねー。 -- 名無しさん (2022-07-02 09 38 04) ↑2仲悪いパーティー作ってやろうが先にあったのは認めてるからな。前半のルークの性格もそう。逆張り精神がコンセプトだからね。 -- 名無しさん (2022-08-03 22 14 22) エンディングは、仲間のもとにルークが帰ってくるよりも、仲間のいない世界にルークが旅立つほうが、いい気がする。仲間に頼らなくてもいいほど自立したって感じで -- 名無しさん (2022-08-03 22 40 29) ↑5 作品都合を除くと、責任追及しちゃうと最高権力者たちに軒並み飛び火しちゃうってのもある。だからなあなあにして誤魔化したんだが、正直そういうことするとあの世界の未来って明るそうではないよなあ… -- 名無しさん (2022-08-05 22 03 00) ティアやジェイドは元々おかしいところがあるって紹介しておけば大目に見られたかもしれないが、優秀な軍人といった近年のライトノベルみたいな触れ込みを入れるからハードルが高い。ストーリーの進行で、ヴァンにやられっぱなしになる流れは避けられないのに -- 名無しさん (2022-08-07 01 38 37) ↑4 -- 名無しさん (2022-08-07 05 43 01) TOSが仲良し過ぎたからそれとは違うキャラたちにしたら結果的に仲悪くなった、ってだけよ。 仲悪いパーティーにしようとしたわけではない。 -- 名無しさん (2022-08-07 05 45 20) ティアはキャラ紹介の内容が実際のキャラと合ってる所ないようだけどあれはなんだったんだろう。兵士となるべく育てられたとか書いてるけどAの作中にそんな話全くないし他作品で出た過去では養育した祖父は軍人になるのに反対で14歳で了承を得てリグレットが家庭教師にきてやって軍人教育受けてるからむしろ紹介にある経歴とは反対だし -- 名無しさん (2022-08-23 05 50 26) 最初のイメージがそれで、制作しているうちに激しくずれていって軌道修正もされなかったとしか思えない -- 名無しさん (2022-08-23 09 02 13) 色々とアンソロコミックとかも集めるぐらい好きだった。その中でも未だに覚えてるのは、ルークがミュウに「なんで今リングなしで火を吐けない奴が、過去に火事を起こした罪歴なんて持ってんだ? 実はお前、放火以前にリングの無断持ち出しとかの余罪もあるだろ!」とツッコミ入れてた奴。言われてみれば確かにその通りだと子ども心にストンと納得させられた -- 名無しさん (2022-08-24 14 44 23) ファイナルセールとはいえ500円でこれが買えるのはデカ過ぎたと思う -- 名無しさん (2022-09-05 10 35 57) アビスのメンバーは仲悪いというより馴れ馴れしい -- 名無しさん (2023-01-04 01 59 18) 描きたいものを描くっていうのは嫌でも伝わってきたけど、ファンに楽しんでもらいたい、作品を好きになってほしい、といった思いは全然感じられなかった -- 名無しさん (2023-03-30 23 48 34) アビス関係は当然のようにヘイト沸いてて本当に嫌になる…好きなのに -- 名無しさん (2023-04-10 19 31 56) ↑と描写へのツッコミにロクに反論できない方が他人にヘイトを沸かしています 好きなゲームだからこそめちゃくちゃ読みこんでツッコミ入れてるって人間を想像できんらしい -- 名無しさん (2023-05-09 00 04 19) 実際アビスは銭湯システムと音楽とグラフィックはマジでシリーズ最高レベルで好きだから、それだけにシナリオの不備がかなしい -- 名無しさん (2023-05-09 00 21 39) ↑2なんで当然のようにある作品へのヘイトが嫌って言っただけで煽られなきゃいけないのか -- 名無しさん (2023-08-29 20 59 37) 若者叩きたくて変なシナリオになったと言われたりするけど、まあそれもあるけど萌え駄目案件だと思うわ。「かわいそうなルークとアッシュ」に尽力しすぎて他のキャラの性格や行動意義が破綻しても(ルークがかわいそうなら)一切目に入らない、みたいな -- 名無しさん (2023-09-18 15 14 33) かわいそうなルーク感ってそんなにあったかな。むしろルークに同情の余地が大きい時でも同情されずに他のキャラがされることが多かったような -- 名無しさん (2023-09-26 20 36 47) 記事のティアの説明にある『幼い頃に両親を亡くし、兵士になるため育てられてきた。』ってキャラ紹介からだろうけどゲーム中ではティアは普通に市長に養女として養育されさて -- 名無しさん (2023-09-27 01 18 58) ティアの経歴は兵士になったのは本人の意思でむしろ養親の市長からは反対され14歳でやっと許可が出てリグレットをユリアシティに派遣しての訓練開始だから完全に矛盾してるしこの記事のティアの欄も書き換えた方がいんじゃね。 -- 名無しさん (2023-09-28 04 59 45) キャラ紹介ってゲームする前に読む人も多いから割とあれでティアに実像と違う先入観というか変に同情したり幼いころから兵士として育てられたから仕方ないな…って問題あっても甘く見た人多そう -- 名無しさん (2023-10-23 12 51 11) ↑4 同情されるべき時に何も言われないで他のキャラだけが同情されるってかわいそうじゃない? -- 名無しさん (2024-01-21 15 56 06) アビスだけいくらキャラヘイトしてもいいみたいな空気があるの本当に嫌い -- 名無しさん (2024-05-03 11 11 43) 好きだからこそ叩いてる!とか本当のことだから叩いてもいい!とか言い訳が見苦しい -- 名無しさん (2024-05-29 18 42 24) 実年齢7歳の主人公を徹底的にイジメ抜くRPG。 -- 名無しさん (2024-06-27 23 48 07) ↑ルーク自体も初期は問題行動や発言も多いからなぁ。 -- 名無しさん (2024-06-28 09 19 56) レジェンディアは戦闘がだめならこれはキャラ設定やシナリオがダメってどっかでみてその通りだと思った 難易度アンノウンとかにせず普通に戦闘やればスピーディで楽しいのだが・・・ -- @パーティⅡプレイヤー (2024-06-28 09 33 42) 名前 コメント
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アンリ・ヒグマ-この世すべての羆- 「うぅ……熊肉なんて初めて調理しますよぉ……。」 「仕方ありません。我々は生まれたばかりで料理など素人同然なのですから。 さあ、今は亡き有富氏が雇った伝説の料理人としての腕を見せて下さい!」 「わ、わかりました!やってみます!……はぅ……。」 「どうしましたか!?」 「刃が全然通りません……触れた部分からバキバキ折れます……。」 「これを使ってください!」 「こ、この包丁は!?ヒグマの爪や牙を圧縮して加工した包丁ぉ!? こんな凄いモノを私に……?分かりました!やってみます! ……ス、スゴイ!ヒグマの死体がバターの様にサクサク切れます! ふぅ……ヒグマの腑分け、完了しました!」 見事ヒグマの死体の解体に成功した遠月茶寮料理学園に所属する女子高生、田所恵は 水に日本酒とローリエやセージといった臭みを消す香辛料を混ぜて肉を煮込んで灰汁を抜き、 早速急ピッチで調理にかかる。普通に食べると獣臭くて喰えたものじゃない熊肉が、 田所さんの手によって見事な珍味へと生まれ変わった。 「出来ましたよ。さあ、召し上がってください!」 「モグ……おぉこれは……!一口食べただけで心の穢れが消えていく……! これがセラピー効果!我々に母は居ないがこれがおふくろの味というものですね! ありがとう、田所さん。」 「えへへ、どういたしまして。さぁ!早くお客さんに持って行ってあげて下さい!」 「はい!――――さぁ出来ましたよ二人とも!特製熊汁と麻婆熊汁でございます。」 「……あ、あぁ、ありがとう。」 屋台に座っている二匹のヒグマはグリズリーマザーが差し出したホカホカと湯気を立てる料理を 無言で見つめていた。沈黙を破り一匹がぼそりと隣に座るヒグマに話しかける。 「なんでコイツら共食いしてんすか言峰神父?」 「モグ……ふむ、この麻婆熊汁、いい感じの激辛だ。あの田所とかいう娘、只者ではないようだな。」 「いや、普通に喰ってんじゃないですよ!」 「まぁ、一応農耕もしているようだが、こんな地下じゃロクな食物も育たんだろう。 彼らの飢えを満たしているのは地下に生息するキノコ類、工場で生産された合成食糧、 そして、生まれた時に弱かった個体を選別して解体した熊肉、といったところか。」 「まさに弱肉強食……自然界の縮図そのままですね。」 「しかし、自然の生物は同種を喰ったりはしない。ここにいるヒグマ共はヒグマの形をした もっとおぞましい、なにかさ。」 ヒグマの恰好をしたウェイバー・ベルベッドは仕方なく差し出された熊汁を食することにする。 数分前、バーサーカーのマスター間桐雁夜と同じようにサーヴァントの燃料タンクとして主催陣営に 部屋の中で軟禁されていたウェイバーと言峰綺礼は、有富達が増えすぎたヒグマの制御が出来ず ほぼ全員捕食されて壊滅した際の混乱に紛れて部屋を脱出し、廊下のロッカーに入っていた ヒグマのオーバーボディを着ることでヒグマ帝国の住民に成りすますことに成功したのである。 他にも軟禁されているマスターがいるようだが、半身不随で動けないケイネス先生などは置いていくしか なかったし何より自分たちもいつ気付かれるか判ったもんじゃない。 「ははっ、まさに四面楚歌ってやつですね神父。まさか聖杯戦争より恐ろしい環境があるなんて。」 「どのような地獄もなれれば天国になるさ。ここは大人しく機を待つものだ。」 「うぅ……なにやってんだよライダー!早く助けに来てくれー!」 「―――!?おい、やめろ!それは!!」 「―――――呼んだかマスター?」 ウェイバーが叫んだと同時に、大戦略の限定Tシャツを着た髭面の大男が二人の真後ろに出現した。 彼こそが第四次聖杯戦争にてバーサーカーと同期で召喚されたライダーのサーヴァント。 人間の理想像であるアルトリアとも、人間を超越したギルガメッシュとも違う、人間のまま君臨者となった男。 かつて世界の半分を制覇したという伝説の征服王、イスカンダル(アレクサンドロス大王)である。 後ろを振り向き安堵と同時に驚愕の表情をオーバーボディの中で浮かべるウェイバー。 「全く、温泉くらいゆっくり入っててもいいではないか。」 「ライダー!なんでここに!?」 すかさず言峰が返答する。 「君が呼んだからだよウェイバー。令呪のことを忘れたか?」 「あ!そうか!……まあいいや!これで一安心だ!」 「ふむ、だが状況は思ったより不味いようだな。」 「グルルル~~~。」 いつの間にか、突然現れた久々の人間=餌の臭いに釣れられたのか、 三人が居る屋台を囲むようにぞろぞろとヒグマ達が集まってきていた。 その表情は、まるで人間の様に暮らしていた先ほどまでとは打って変わった 理性を感じない野生そのものの姿である。 「野生と理性のスイッチの切り替え。喋るクマは弱いと聞いたが流石完成系HIGUMA。 そのような欠点も克復しているか……やれやれ、だから慎重に行動しろと言ったのだ。」 「ど、どうしよう!?とにかく逃げないと!!」 「はっはっはっ!ずいぶん困っているようだな雑種共よ!」 三人が横を向くと、もう一匹のヒグマがいつの間にか屋台に座っていた。 「その声……まさか……!?」 そのヒグマが頭に被ったマスクを取ると、眩しい金髪を逆立てた高貴な男が出現した。 言峰綺礼のサーヴァント、アーチャーである。 「おお!アーチャー!お主も住人に紛れ込んでいたのか!?」 「ふん、癪だが状況的に仕方あるまい。」 「……アーチャー?あれ?たしか英雄王ギルガメッシュってさっき死んだって 放送で名前呼ばれて……もがっ!」 言峰は無言でウェイバーの口の中に熊肉を突っ込み矛盾を指摘されるのを阻止する。 「さて英雄王ギル……アーチャーよ。一つ提案があるのだが。 どうだ、お主が世界に修正される前にヒグマ相手に大暴れしてみる気はないか?」 「ほう、あの時の提案、あれをやるのか。はっはっは!そうだな、いずれ消えゆく運命、それも一興か!」 「な、なにを始めるんだ二人とも?」 「なぁに、マスターよ。どうやらここから逃げる予定の様だが。 ――――――別にヒグマを倒してしまっても構わんのだろう?」 「え?」 ウェイバーが瞬きをした次の瞬間、目の前に広大な荒野が広がっていた。 荒れ果てた砂漠のような風景。地下帝国の姿は微塵もない。 遠くの方で数百~数千匹のヒグマの群れが狼狽えているのが見える。 そして、ヒグマの群れと対峙するように進軍し、こちらに近づいてくる軍勢達。 軍神がいた。マハラジャがいた。以後に歴代を連ねる王朝の開祖がいた。 そこに集う英雄の数だけ伝説があり、その誰もが掛け値なしの英霊だった。 「これは……固有結界!?アイオニオン・ヘタイロイ(王の軍勢)を使ったのか、ライダー!?」 王の軍勢。征服王イスカンダルたるライダーの切り札である最強宝具。 イスカンダルが生前、世界征服の覇道の最中で戦いの末に友誼を結び共に轡を並べ戦った、 死後英霊に祀り上げられる程の英雄豪傑達からなる近衛兵団を、固有結界内で独立サーヴァントとして 連続召喚する究極の宝具の一つである。 「はっはっは!山狩りにこれほど適した宝具もあるまい!だがヒグマ共の戦闘力は未知数。 いかに英霊とはいえあれだけの数を相手にするのは厳しかろう。そこで英雄王にひとつ頭を下げねばならん。」 「ふん、我が財を貸し出すのだ、なるべく頑張ってくれよ。こんな奴らに乖離剣を使うなど以ての外だからな。」 そう文句を垂れながらもアーチャーは空間から次々と宝具を召喚していく。 王の財宝。本人でもその全容を把握しきれない古今東西のありとあらゆる 宝具を納めた古代バビロニアの宝物庫から無尽蔵に宝具を取り出す鍵剣である。 本来矢のごとく射出するそれらを王の軍勢の元へと次々と降らせていく。 王の軍勢は宝具を召喚することはできない。だが、その欠点は今克服された。 「す、すごい!評価規格外の超宝具同士の究極の合わせ技!これなら勝てる……ヒグマ帝国に!」 「ここか?祭りの場所は?」 「ふむ、機は熟しましたね。」 「せっかくだから便乗してもらいますよ。」 ウェイバーが横を向くと、人語を喋る四匹のヒグマが立っていた。 いや、もはや正体はわかっている。彼らは次々とオーバーボディを脱ぎ始める。 「アルトリアよ!まさか肩を並べて戦える日が来るとは思わなかったぞ!」 「同感ですよ英雄王ギル……アーチャー。」 「まあ、主君を救助せねばならぬからな。背に腹は代えられん。」 セイバーのサーヴァント、アルトリア(アーサー王)。 ランサーのサーヴァント、ディルムッド・オディナ。 キャスターのサーヴァント、ジル・ドレイ。 アサシンのサーヴァント、ハサン・サ・バーハ。 今ここにバーサーカーをのぞいた第四次聖杯戦争の全ての英霊が集結していた。 「おお!これは心強い!皆のもの!ヒグマを地上に出せば人類は滅亡することになるであろう! 我らの死力を尽くしてここで食い止めようぞ!」 ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!! 「ははっ、もうこれなら楽勝なんじゃないかな?……ん?どうしたんだいランサー?」 先ほどからヒグマの群れを見ているディルムッドがなにやら顔色が優れない。 「……いや……なんか嫌な予感がするんだ……。」 生前、猪に殺害された彼は野生の恐ろしさを身に染みて感じている。 いつのまにか用意していた神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)に跨ったライダーが 号令をかけ始めた。 「ワシが先陣を切る!皆の者よ!我に続いて蹂躙せよ!!」 「ま、待てライダー!早まるな!」 「行くぞ!!ヴィア・エクスプグナティオ(遙かなる蹂躙制覇)!!!」 ディルムッドの制止を振り切りライダーが雷撃を放ちながら戦車型宝具による蹂躙走行を開始する。 あらゆる地形を高速で走覇する戦車の前にヒグマの群れは成すすべもな――――。 バシィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!! ヒグマの群れに戦車が突撃した瞬間、激しい衝突音と共に神威の車輪に乗っていたライダーの体が 空中へと投げ出された。放物線を描きながら弾き飛ばされたライダーは、錐揉み上に回転しながら 動きの止まった王の軍勢達のそばの地面に着地し、膝をついて息を切らす。 「はぁ、はぁ。あ、危なかった……まったく、化け物どもめ!」 「だから早まるなと言っただろ。お前が死んだら結界が解けてしまうんだ、気をつけろ。」 戦車が突撃すると同時に、左右から牽引する飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)の首筋に噛みついて 一撃で二頭を絶命させたヒグマは牛の死体に群がり食事を開始する。 その様子を二本の槍を構えながら見守るディルムッド。 「北海道の地においてヒグマは古くからキムンカムイ(山の神)としてアイヌ達に祀られてきた存在だ。 いわば天然のサーヴァント(英霊)。その神格やこの地における知名度補正は我々西洋の英雄の比では ないだろう。楽勝ではない、一人一殺。確実に仕留める必要があるぞ。」 そうしてクールダウンした王の軍勢は次々と地面に刺さった宝具を手に取り、構えを取っていった。 「だが心配はいらない。いくらやつらが規格外の怪物とはいえほぼ同じ個体にすぎない。 戦闘パターンは単調。我々の技巧の全てをぶつければ敵ではない……んん!?」 ディルムッドはなにか狐につままれたような顔をしてヒグマの群れを見つめる。 ヒグマの群れはまるで王の軍勢の真似をするように次々と懐から棍棒や槍を取り出してきたのだ。 まるで人間の様に。 「どういうことだ?何故ヒグマが武器等使う必要がある?」 「あ!アレを見てください!」 ウェイバーが背中を向けたヒグマの一匹に指をさす。 その背面には、明らかにファスナーがついていた。 「背中にチャックがついているだと?」 「まさか……こいつら全員オーバーボディだったのか!?」 ウェイバーがそう指摘したと同時に、ヒグマの群れが次々とオーバーボディを脱ぎ始めた。 下品な笑みを浮かべながらモヒカンやスキンヘッドような髪型をした、アングロサクソン系の 人種だと思われる、何処かの世紀末救世主漫画に出てきそうな風貌の男たちの集団。 「な、なんだこのガラの悪い連中は?バンディッド(山賊)?バイキング(海賊)?―――え?セイバー?」 ウェイバーが振り向くと、彼らの集団を見たアルトリアがガタガタと体を震わせていた。 彼女の騎士王らしからぬ只ならぬ様子にウェイバーが驚愕すると同時に、 青ざめたアルトリアは瞳孔を限界まで開いて声の限りに絶叫した。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!BANZOKUだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 「なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!?BANZOKUだとぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「何故だっっっっっっ!?何故北海道にBANZOKUが居るんだっっっっっっ!?」 「最悪だ……HIGUMAとBANZOKUが手を組むなんて……もう終わりだ……!!」 王の軍勢にアルトリアの恐怖が伝道し全体に動揺が走る。 「え?何!?なに!?なんでいきなり敗けムードになってんの!?」 「黙れ小僧っっっ!!!貴様はBANZOKUの恐ろしさを知らんからそんな悠長に構えていられるんだっっっ!!!」 「だからBANZOKUってなにぃっっっ!?」 突然の事態に混乱するウェイバーの肩にイスカンダルがポンと手を置いた。 「ナルホド、BANZOKUか。これはヒグマに一本取られたわ。今や戦況は最悪。 だが、戦争というのは常に最悪から這い上がっていくものだ。」 イスカンダルが剣を掲げて軍勢に活を入れる。 「ペルシアとの戦争を思い出せい!!いまこそ再び奇跡を起こす時!!ゆくぞ!!」 「うおおおおおお!!!王に続けぇぇぇぇぇ!!!!!」 号令と共に瞬く間に士気を取り戻した軍勢が走り出す。 「すごい……これが征服王のカリスマ。一気に流れを取り戻した。……でもBANZOKUって何?」 「やれやれ、BANZOKUぐらいで動揺しすぎですよ。」 ウェイバーが振り向くと、そこには太陽の影を隠すように巨大な怪獣が出現していた。 キャスターのサーヴァント、青髭ジル・ドレイの切り札、大海魔である。 「面倒だからこれで一気に決めてしまいましょう。」 「おお!でかしたキャスター!」 かつてセイバー達が共闘して戦わざるを得なかった規格外の怪物が今味方として降臨している。 巨大な触手が振り回され、無尽蔵に蹂躙を開始し人をゴミの様に薙ぎ倒す――――近くにいた王の軍勢達を。 「なにしてんの!?」 「うーん、やはり制御できませんねぇ。」 「おい!奴から離れろ!」 「大変だ!混乱に乗じてBANZOKU達がこちらに突っ込んできたぞ!!」 「うわぁ!!アサシンがやられた!!」 ――――――こうして第一次ヒグマ戦争はグダグダのまま幕を開けた。 ◆ ◆ ◆ 「麻婆熊汁出来ましたよ。さあ、召し上がってください!」 「あぁ。」 同時刻ヒグマ帝国の屋台。何か危険を察知したので大急ぎで離脱して固有結界の影響を 免れたヒグマに成りすます言峰綺礼は二杯目の麻婆熊汁に挑戦する。 ちらりと辺りを見回すと、建物のドアを開けたヒグマ達が誰も居なくなったと思われた広間へ 次々と姿を現していき、再び帝国は活気を取り戻していた。 「なるほど、不測の事態に備えて替え玉を用意していた、ということか。 今何と闘っているのか知らんが、たとえライダーが生き延びたとしても もう一度固有結界を張る魔力は……残ってないだろうな。好機を逃したか。」 言峰綺礼は深く溜息をついた。 「もはや正攻法でのヒグマの殲滅は……不可能に近いな。大人しく脱出する方法を考えるか。」 「くそっ!ヒグマ共め!ボクに先駆けて国を作り上げるなんて!だが待っていろ! かならずやロビン王朝を建国して討ち滅ぼしてみせる!!」 「う、うん……やべぇ、着いていく相手を間違えたかなぁ。」 言峰の隣に二匹のピンク色のぬいぐるみのようなヒグマが座っていた。 マイケルとベルモンドのオーバーボディを着てなにやら怪しげな地下の階段を下りた クリストファー・ロビンと黒木智子である。 「てか、ここ何処ぉぉぉぉ!?」 智子の叫びが、地下帝国に木霊した。 【??? ヒグマ帝国/朝】 【黒木智子@私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】 [状態]:吐き気、膝に擦り傷 [装備]:なし [道具]:基本支給品,石ころ×99@モンスターハンター [思考・状況] 基本行動方針:死にたい 1:ロビンに同行 2:二人はどうなったんだろう…… 3 ここは何処!? 【クリストファー・ロビン@プーさんのホームランダービー】 状態 右手に軽度の痺れ、全身打撲、悟り、《ユウジョウ》INPUT、魔球修得(まだ名付けていない) 装備 手榴弾×3、砲丸、野球ボール×1 ベア・クロー@キン肉マン、ロビンマスクの鎧@キン肉マン、ヒグマッキー(穴持たずドリーマー) マイケルのオーバーボディ@キン肉マンⅡ世 道具 基本支給品×2、不明支給品0~1 、 基本思考 成長しプーや穴持たず9を打ち倒し、ロビン王朝を打ち立てる 1:投手はボールを投げて勝利を導く。 2:苦しんでいるクマさん達はこの魔球にて救済してやりたい 3:穴持たず9にリベンジする 4:その立会人として、智子さんを連れて行く 5:帝国を適当にぶらぶらしたら地上に戻って穴持たず9と決着を付けに行く ※プニキにホームランされた手榴弾がどっかに飛んでいきました ※プーさんのホームランダービーでプーさんに敗北した後からの出典であり、その敗北により原作の性格からやや捻じ曲がってしまいました ※ロビンの足もとに伊知郎のスマホ@現実が落ちており、ロワ外にいる最近解説に目覚めた川﨑宗則@現実と通話が繋がっています。 ※ロビンはまだ魔球を修得する可能性もあります ※オーバーボディを着てヒグマになれば首輪は作動しないようです ※マイケルのオーバーボディを脱がないと本来の力を発揮できません 【言峰綺礼@Fate/zero】 [状態]:健康 [装備]:ヒグマになれるパーカー [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:脱出する ※固有結界内で王の軍勢&サーヴァント連合が戦争中です ※ライダーが王の軍勢の結界内に引き摺りこんだのはヒグマではなくBANZOKUでした ※BANZOKUは一人一人が孫悟空に匹敵する力をもっています No.093 風になれ~みどりのために~ 本編SS目次・投下順 No.095 FGG No.092 ラディカル・グッド・スピード 本編SS目次・時系列順 No.087 喪女だって話の中心になれる 黒木智子 No.097 気づかれてはいけない クリストファー・ロビン 言峰綺礼 No.097 気づかれてはいけない ウェイバー・ベルベット No.097 気づかれてはいけない ライダー No.097 気づかれてはいけない その他魔術師 No.097 気づかれてはいけない
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110 遙かなる時空の中で3・十六夜記 sage 2006/05/28(日) 21 13 04 ID 3aBYZ1IJ 新ルート+新キャラ追加のファンディスク。 物語前半、三草山戦で「平家が三草山に布陣している隙に手薄になった本拠地福原を急襲しよう」というヒノエの提案を容れると新ルート・平泉ルートへ。 九郎軍の本拠地急襲が大成功し、九郎が平家に「勝ちすぎた」為、壇ノ浦で頼朝による排斥が起こり、行き場を失くした九郎一行が平泉へ逃げ込む展開になる。 「還内府」将臣は壇ノ浦で合流。ただし、頼朝につく(母親が人質になっている為)景時が離脱する。 景時の代わりに銀が参入。このルートでは銀・九郎・景時のEDが追加、他の八葉は従来のルートからの派生でEDが追加されている。 【平泉ED】 攻めてきた源氏軍を退け、奥州の独立を確保。有川兄弟と共に元の世界に帰る。 【十六夜ED】 八葉との新ED。朔と白龍には追加EDなし。本編EDとは京・現代が逆になる。 【恋愛ED】 銀及び平知盛とのED。隠しEDである知盛EDは大団円前夜から分岐。 【新キャラ】(平泉の人たち) ・藤原秀衡:幼い九郎を匿った豪放磊落な平泉当主。 落ち延びてきた九郎一行を喜んで迎え入れる。 ・藤原泰衡:九郎の幼馴染。ツンデレ過ぎて誰にも理解されない。 捨て犬や行き倒れを拾う癖がある。 ・銀 :泰衡の郎党。記憶を失いぼろぼろになって行き倒れていた所を泰衡に拾われた。 九郎と神子の護衛の従者を任じられる。平知盛に瓜二つ。 素性は清盛の五男・平重衡。 なお、清盛家は三人揃って金属性なので、神子の属性は火にしておくと楽です。特に知盛。 171 遙か3十六夜リズルート sage 2006/04/25(火) 04 02 03 ID ??? 基本は蜜月をこなしながらノーマルルートと同じストーリー。 平家をどんどん倒していって、最終的に清盛を倒す。 その後、望美はリズヴァーンが好きだから一緒にいたい、と言うが、 リズは鬼である自分といてもしあわせになれない、と言って 望美の前から去ろうとする。 ここから選択肢によって恋愛EDとバッドEDに分岐。 恋愛EDは、それでも先生が好き!一緒にいたい!と言う望美にほだされて 結局は一緒に生きていくことを決める。ふたりでしあわせ。 バッドEDは、リズに捨てられた望美が 「平和な世界では先生が一緒にいてくれない。戦乱の世の中なら一緒にいてくれる」 「先生を迫害するこの京が許せない」と考えて、 はぐれ武士などを集めて神子軍を作り、戦を起こし、 せっかく平家を倒して平和になったはずの京に攻め込んでいく。 (九郎や景時らと敵対することになる) 京に攻め入る直前、望美の前にリズが現れ、 「こんな選択をさせてしまったのは自分のせいだ、だがそれなら共に堕ちよう」 みたいなこといって、ふたりで炎に包まれる京に攻めていく。 ただ好きな人と共にいるためだけに、仲間を裏切り、罪もない多くのものを殺し、 安息の未来などないけれど、一緒にいられるならそれでいい。 完 175 遙か3十六夜景時ルート sage 2006/04/25(火) 13 54 53 ID ??? 遙か3十六夜景時ルート 遙か3無印基本設定は分かってる前提でいいのかな? (ここらへんは省略で) 最初の分岐は3章、三草山での戦闘。 無印では三草山を攻めるが、ヒノエの助言と望美の進言により、 一気に平家の本拠地福原を攻めることに。 ここで平家の戦力を大きく削ぐことに成功。源氏は大きな勝利を掴む。 しかしそれは一方、九郎を危うい立場に追い込むことになる。 兵の信頼を集め大きな力をつけていく九郎を疎ましく思い、 頼朝が九郎討伐の計画を練りはじめる。 飛んで5章。 源氏は福原攻めで追い詰めた平家を一気に壇ノ浦で叩く。 源氏の勝利にみなが沸き返る中、 突然頼朝が九郎に謀反の罪を着せ処刑しようとする。 驚き戸惑う一同。もちろん謀反など濡れ衣(頼朝のでっち上げ)。 そんな中、景時は望美たちから離れ、頼朝側に付き、九郎らを攻撃する。 このとき景時の身から、八葉の証である宝玉が離れ、八葉ではなくなる。 176 遙か3十六夜景時ルート sage 2006/04/25(火) 13 56 21 ID ??? 頼朝に追われ、京へも戻れない一行は、九郎が昔世話になった奥州・平泉へ向かうことに。 (このとき、平家から単身頼朝を狙ってきた将臣とも合流) 何とか平泉にたどり着いた九郎や望美たちを、 平泉を治める藤原秀衡はあたたかく迎え入れてくれる。 しかし、九郎たちが平泉にたどり着けたのも、実は頼朝の罠。 謀反人である九郎らを匿ったということで平泉を攻め、 一気に九郎も奥州藤原氏も潰そうという計画だった。 やがて平泉に頼朝軍が迫ってくる。頼朝軍を指揮しているのは景時。 自分たちを裏切り頼朝に付いた景時をみんなは責める。 しかし望美は景時を信じ、決戦前夜、朔と共に彼に会いに行く。 ここでは結局和解することは叶わず、最終決戦へ。 頼朝軍と平泉軍が戦う中、望美たちは北条政子に会い、景時の真意を聞かされる。 景時は「奥州平泉を落としたら、九郎らの命は助ける」と頼朝と約束していた。 つまり、景時は九郎らを助けるために頼朝側に残り、平泉を攻めていた。 それを知った望美たちは、急いで景時のいる大社へ向かう。 景時は藤原泰衡を倒すが、政子は約束を破り九郎らを殺そうとする。 そのため景時は望美を守るため政子に銃を向ける。 そのとき離れていた宝玉が再び景時の身に宿る。 景時も望美らと共に荼吉尼天と戦うことを決意。 177 遙か3十六夜景時ルート sage 2006/04/25(火) 13 57 02 ID ??? 景時が望美たちの側に付いたことで、北条政子(荼吉尼天)と最終決戦。 荼吉尼天が倒れ、頼朝軍はいったん平泉から撤退することに。 景時は軍奉行である自分の役目を果たすため、 また、誰かが頼朝軍を撤退させる指揮をしなくてはならないため、 頼朝に処刑されることも覚悟で軍を率いて鎌倉へ戻ることを決める。 必ず望美の元に帰ると約束を残して…。 ここでエンディング曲とスタッフロール。 歌が終わると突然エンディングスチル。 何故か景時は望美と共に現代にいて、ラブラブしあわせに暮らしましたとさ。 おわり 注)エンディング前と後の間に何があったのかなどの説明は一切なく、 本当に突然現代にいるスチルになる。 179 遙か3十六夜銀ルート sage 2006/04/26(水) 02 55 02 ID ??? 銀ルートは時空跳躍で2周しないとクリアできないから ちょっと長いですよ。 一度望美は知盛と壇ノ浦で戦って、知盛を殺したあと、 時空跳躍で春の京(冬の宇治川でも可)に戻ってきた、というところから。 2章春の京、六波羅。 かつては平家の邸が建ち並んでいたが、都落ちするときに平家が自ら火を放ち、 今は焼け跡に人々が市を開いていたりする。 そこにある焼け落ちた桜を見ていると、 望美の意志ではなく、勝手に時空跳躍が起こってしまう。 たどり着いたのは数年前(2年前?)の、平家が栄えていた頃の六波羅。 どうやら当時の平家の誰かの邸に飛ばされたらしい。 そこで望美は御簾越しに一人の公達に出会う。 御簾越しなので姿ははっきり見えないが、声は知盛にそっくり。 それは知盛なのか、それとも別人なのか。 確かめる前にまた時空跳躍が勝手に起こり、 望美はもとの春の京の六波羅に戻ってくる。 3章から平泉にたどり着くまでは景時ルート 175-176と一緒。 その平泉へ向かう途中、九郎を助けるために藤原泰衡に派遣されたという 「銀(しろがね)」と名乗る男に出会う。 この銀という男は知盛にそっくりで、望美は驚きを隠せない。 見た目はそっくりなものの、性格は正反対。 好戦的な知盛と違い、銀は物腰柔らかでやさしい。 話を聞くと、銀は以前の記憶を失っており、 怪我をして倒れているところを泰衡に助けられ、 それ以後泰衡に仕える様になったという。 壇ノ浦に沈んだ知盛の死体は上がっていない。 もしかして知盛は生きていたのか、銀は知盛なのか…? 180 遙か3十六夜銀ルート sage 2006/04/26(水) 02 58 08 ID ??? 平泉に到着した望美たちは、藤原秀衡にあたたかく迎えられ、 久々に穏やかな日々をすごす。 銀は、泰衡より神子の世話をするよう命じられ、望美たちと行動を共にする。 はじめは「知盛なのではないか」と、知盛の姿を重ねて銀を見ていた望美だが、 共に過ごすうちに「銀は銀。知盛ではない。 たとえ知盛だとしても、今ここにいるのは銀だ」と思うようになる。 そしてだんだんと惹かれあう望美と銀。 一方、平泉のあちこちで異変が起こり始める。 「呪詛の種」と呼ばれるものが平泉のあちこちにばら撒かれ、 平泉の龍脈を穢すようになる。どうやら鎌倉方(頼朝)の仕業らしい。 神子の力で呪詛を消していくが、そのすべてを見つけることができない。 龍脈を穢されたことにより白龍は力を失い子供の姿に。 神子である望美にも影響が現れ、具合が悪くなる。 望美のことを心配する銀。 銀が望美に惹かれるたび、人形のように虚ろだった銀の心に感情が戻っていき、 同時に失っていた記憶もだんだんとよみがえってくる。 自分が一体何者なのか、何故ここにいるのか…。 すべてを思い出した銀は、愛する望美を救うため、 望美に「あなたを愛しています」と告げて、心を完全に閉ざしてしまう。 それにより龍脈も元に戻り、望美も元気を取り戻すが、 その代償に、銀はまるでロボットのように 「はい、神子様、ご命令を」と繰り返すばかりになってしまった。 もう望美がいくら呼びかけても抱きしめても、 心を閉ざしてしまった銀は応えてくれない…。 呪詛と銀の関係や、銀の正体はまだここでは明かされないまま。 銀を助けるために望美は時空跳躍をする。 もう一度春の京(2周目)へ。 181 遙か3十六夜銀ルート sage 2006/04/26(水) 03 02 14 ID ??? 再び春の京、六波羅。 かつてここで時空跳躍をして出会った人は銀なのではないかと思い、 もう一度あの平家の邸へ行きたいと望美は強く願う。 すると時空跳躍が起こり、再び数年前の六波羅へ。 御簾越しに出会うその公達は、知盛ではなく銀だと確信する。 しかしここは過去の時空なので、銀は当然望美のことを知らない。 ろくに話をする間もなく、再び時空跳躍で望美は元の時空に飛ばされそうになる。 飛ばされる間際、望美は銀に 「あなたと私はいつか未来で出会う、そのときには必ずあなたを助ける」と告げる。 また、そのときに偶然銀を呼ぶ声が聞こえ、 銀の本当の名前が「平重衡」であると分かる。(ちなみに重衡は知盛の弟) 銀とつかの間の逢瀬を果たし、望美はまた春の京へ戻ってくる。 そこから先はまた1周目と同じストーリーで平泉へ。 銀とも再び出会う。 呪詛の種が撒かれ、望美が具合が悪くなるあたりまで同じ。 頼朝は着々と平泉を攻める準備をしている。 対する平泉もそれを迎え撃つ準備をしている。 そんな中、藤原泰衡が、荼吉尼天に対抗する力として白龍の神子の力を手に入れるため、 具合の悪い望美を柳の御所に軟禁する。 呪詛のせいで具合の悪い望美は逃げることも出来ない。 九郎らも望美を助けようとするが、望美を人質に、高館に軟禁されてしまう。 銀は、主である泰衡の命令には背けないと、 望美の世話は焼くものの、軟禁から逃がしてはくれない。 けれどその中でさらに惹かれあい、銀は心と記憶を取り戻していく。 心を取り戻した銀は、望美を柳の御所から逃がそうとする。 しかしその途中、泰衡に追いつかれ、追い詰められる。 そこで、泰衡から、まだ見つかっていない最後の「呪詛の種」は 銀自身なのだと知らされる。 182 遙か3十六夜銀ルート sage 2006/04/26(水) 03 06 13 ID ??? かつて、銀=重衡は、源氏との戦で頼朝に捕まってしまう。 そこで平泉を攻めるための道具として、 荼吉尼天に記憶を奪われ、魂に呪詛を刻まれていたのだった。 呪詛は魂に刻まれているので、銀が心をなくしたままなら呪詛は発動しない。 けれど、望美に惹かれ心を取り戻すたびに呪詛も強くなるという仕組み。 (1周目で銀が心を閉ざしたのは、心を閉ざせば呪詛も閉ざされるから) 呪詛の元である銀を殺そうとする泰衡。 銀も、自分の存在が望美を苦しめているため、おとなしく泰衡に殺されようとする。 泰衡に斬られ、銀は急な崖下へ落ちてゆく。 銀がいなくなったことで、龍脈も元に戻り、望美も元気を取り戻すものの、 銀を殺した泰衡を許すことが出来ない。 だが言い争う間もないまま、平泉に頼朝軍が攻めてくる。 平泉にとって脅威なのは、頼朝軍そのものではなく、 頼朝に与している荼吉尼天(北条政子)。 それに対抗する力として、泰衡は大社に政子を封じ込め、 望美から奪った白龍の逆鱗で頼朝軍を焼き滅ぼそうとする。 敵とはいえ、白龍の力で人々を殺そうとすることに望美は抗うが、泰衡の力に敵わない。 そんなとき、大社に死んだと思っていた銀が現れる。 本来なら死んでしまうような崖だったが、 皮肉にも呪詛が、魂が肉体から離れる(=死ぬ)のを防いでくれた。 泰衡の攻撃を受け、ぼろぼろになりながらも望美の元にたどり着く銀。 そのときふたりの魂がふれあい、神子の浄化の力で銀の呪詛が消える。 白龍の逆鱗を泰衡から奪い返し、鎌倉と停戦し和議を結ぶよう説得する。 春が来る頃、平泉と鎌倉の和議が成立。平和が訪れる。 望美も元の世界に帰ることになるが、銀も共に来てくれることに。 みんなに見送られ、望美と銀、将臣と譲は現代に帰ってゆきました。 このあとエンディング曲とスタッフロール。 エンディングスチルは現代でラブラブなふたりなんだけど、 結婚式なのか、タキシードとドレス姿なのでした。 おわり 183 遙か3十六夜銀ルート sage 2006/04/26(水) 03 07 38 ID ??? 追記。 犬萌えの人が萌える、というのは、 泰衡に仕えている銀や、神子に従っている銀が、従順で犬っぽい感じだからかと。 あと、本物の犬で「金(くがね)」ってのがいて それと対比した名前で「銀」だったり、 話の中で泰衡に駄犬呼ばわりされたりと、いろいろ犬関連のネタがあったりする。 184 147 sage 2006/04/26(水) 06 49 49 ID ??? 179-183 トンクスです。 そうか…銀ルートだと知盛は完全死んだことになってるんですね。 (兄弟が再会するのかも…なんて思っていたんですけど) それにしても時空跳躍しまくりで混乱しそうですねw 気になっていたのでありがとうございました。 185 名無しって呼んでいいか? sage 2006/04/26(水) 14 30 51 ID ??? 184 再会とはちょっと違うけど、 十六夜知盛ルートで 知盛と重衡が一緒にいる場面がほんのちょっとだけどあるよ。 和議前日の夜、望美が気になる相手に会いにいけるんだけど、 そこで知盛を選び、かつ絆が足りなくて失敗の場合、 知盛と重衡が一緒に出てくる。 本当にほんのちょこっとなんだけどね。 ルート失敗だし。 320 遙か3十六夜記・譲ルート sage New! 2006/07/11(火) 13 58 17 ID ??? 十六夜記の個別(蜜月)ルートは三段階のイベントと終章・EDだけ。 全体の流れは終章までノーマルEDと全く同じです。 1.二章・春の京にて 譲の姿が見当たらなかったので、弓の稽古先まで迎えに行くことにした神子。 実は現代でも、教室を覗くと忙しそうで声を掛けられなかったりしていた。 折角こちらでは昔のように一緒に居られるので、遊びに誘うつもりだった。 行ってみると稽古は終わったところで、市を見に行くことに。 そこで団子っぽいお菓子を美味しそう、という神子に譲が買ってあげると お店のおばさんに「いいねえ若いってのは 新婚さんかい?」と言われる。 動揺する二人。というか神子もだけど主に譲。 帰ってきて「色々(神子的には市が)面白かった」と言うと 譲が(新婚さんのことか?!)と焦って肩透かしを食らったりする。 2.四章・夏の熊野にて 睡眠不足で顔色の悪い譲を神子と将臣が心配し、昼寝するように言う。 しばらくして譲の夢見が悪かったことを思い出し、様子を見に行くことに。 やはりうなされている譲に声を掛けて励ますと、少し落ち着いたようだった。 夕方になり、よく眠れた、ありがとうと礼を言いにくる譲。 ひょっとしてあの時起きてた?と寝顔を覗いていたので少し照れるが、お礼は 昼寝するようにと言ったことに対してだった。よく眠れたならよかった、で終わり。 3.六章・秋の京にて 庭に譲が植えた花が咲いたことを教えてあげようと譲を探す神子。 声が聞こえたので覗いてみると、弁慶に怪我の手当てをしてもらっていた。 話の内容が自分のことだったので、その怪我は前に庇われた時のものだと気付く。 何かを必死に成し遂げようとしている神子を支えたいと譲は言う。 弁慶は神子に気付いており、譲が無茶をしないように言ってやれと去る。 何度も譲に庇ってもらい、怪我を負わせていた。神子は自分の無力さを謝る。 みんなが傷ついたりいなくなるのは嫌だ。もっと力があればいいのに。 そう思ったとき、白龍の鈴の音が聞こえた。 そのときは一瞬だったけれど、夜、皆を守る力があればと思うとまた鈴の音。 周りの景色が見えなくなり、真っ白な空間に飛ばされる。 訪ねてきた譲の声がして、気がつくと元の部屋に戻っていたが 何故八葉は神子を守るんだろう。龍神の神子にも大したことはできない。 もっと強い力が欲しいと願うと、また真っ白な空間に飛び、白龍の声がした。 ここは白龍と神子とが溶け合う場所で、神子が白龍を喚んだからここに来たのだと。 神子が力を求めるなら叶える。しかし誰も失わずに済む力というのは神の域の力。 人の身でそれを望んではならない。それは人には痛みになるから。 神子の意識はそちらにあるまま、身体がふらふら何処かへ歩き出す。 (この辺りは遙か1や2の最後の物忌みを思い浮かべるとわかり易いかと) 譲が必死に呼ぶので、白龍は帰るように促す。 神子が人として幸せである為、不完全な自分に、神子自身を捧げてはいけない。 「私」を喚んではいけない。そう言われたところで身体の方に意識が戻る。 今のは何だったんだろう?よくわからず、神子であることを不安を感じる二人。 やせ我慢をして笑う神子に何もしてやれることはないのかと、譲は悔しく思う。 つづく 321 遙か3十六夜記・譲ルート sage New! 2006/07/11(火) 13 59 22 ID ??? 4.終章・壇ノ浦決戦前夜 白龍の神子の力が何なのか、今更ながら不安に思い、考えようと小島に上陸する神子。 時空を超えるのは逆鱗の力。呪詛を祓う、怨霊を封印する、それとは全く違う 自分が自分でなくなるようなあの感覚は何だったのだろう。 あの時譲が止めてくれなかったら、自分を失っていたのかもしれない。 自分の力のことすらわからないなんて、と思っているところに譲が心配して来る。 不安だと言う神子に、皆がいるし、白龍の五行の力が戻れば帰れる筈と譲は励ます。 何とか神子の不安をなくそう話すうち、龍神の神子には強い力があると口を滑らせる。 それは神子には初耳で、口ごもる譲に、丁度そのことを考えていたからと強く話を促す。 譲が星の一族に聞いたところによると、龍神の神子には龍脈の五行の力を具現化する力があり 一部ではなく、龍脈の力そのもの、龍神を具現化、つまり召喚することができるらしい。 でも白龍は仲間として居るから、望美の場合はそれには当てはまらないだろうと。 もし龍神を召喚して、それだけ大きな力が使えれば安心だという神子を、譲は強く止める。 書物には身を捧げる、その身を供物とする、とあり、どんな危険があるかわからない。 神子はそれは確かに怖いけれど、大切な人を守る為なら、召喚するかもしれない、と言う。 譲は食い下がり、神子も、自分が譲を心配するように譲も自分を心配していると理解するが 力のことを思うと白龍の鈴の音が聞こえてきて、龍神を召喚できるのだろうかと思う。 5.終章・ラスボス戦後 封印される直前、清盛は自分の身を捧げ、黒龍の逆鱗に呪詛を残した。 白龍の力でも、皆の力を合わせても、穢れの嵐を鎮めることができない。 そこで神子は白龍に確認する。自分を捧げれば貴方を召喚することができるかと。 譲はただの言い伝えだと言うが、そうまで怖れることで、真実だと神子にはわかった。 このままでは穢れが治まらないと言う神子に、譲は断固として反対する。 絶叫に興味がおありのようなので、そこは抜粋します。 「あなたが犠牲になっていいはずない!」でもこの世界が、という神子に大絶叫。 「世界なんて――っ そんなものどうなったってかまわない! あなたと引き換えにできるものなんて、ない!!」 それでも世界を、譲を守りたいという自分の願いの為、神子は龍神を召喚する。 白い龍が現れて穢れは祓われ、嵐は治まったけれど、神子と白龍は戻らなかった。 半年後。譲は元の世界に戻る方法も探さず、京の景時の邸にいた。 神子が守った世界はとても美しいけれど、そこに神子はいない。 景時や朔は心配して気遣うが、譲は何をする気力も湧かなかった。 最後まで神子に守られるばかりで、不安が現実になったことを悔いるばかり。 神子を守りたいと願っていたのに、何も出来なかった。 自分が消えればよかった。世界が平和になったって、なんの意味もない。 微笑んで欲しい。声が聞きたい。会えるのなら、世界の果てにだって行くのに。 譲の手元に残されたのは、白龍の逆鱗のペンダントだけだった。 6.スタッフロール後・ED部分 何もない、真っ白な虚ろな空間の中を彷徨う神子。いつかこの中に溶けていくのだろうか。 それでも、譲を守れたのだから後悔はない。辛い思いをさせてしまったけれど。 そう思っていたところに、譲が呼ぶ声がする。記憶の中の声ではなくて、本物の譲の声。 どうしてここに、と尋ねる神子に、譲はただ会いたかった、と答える。 理屈はわからないけど来られたからいい。一度身を捧げた神子を取り返すことで 何か問題が起こったとしても、神子を取り戻せるならどうだっていい。 神子が守り通した、神子が幸せでいられる世界に帰ろう。と譲が言って終わり。 恐らく京EDと言われています。因みにEDタイトルは『世界の果て』です。 逆鱗の音がしたから逆鱗パワーで連れてってもらえたのではないかと。 実際そこ何処よとか、いや何で半年後?とか、気にしちゃいけません説明なんてないし。 譲の先輩への執念は両手でも足りない年数かかってますので、何処だって行けるんです、多分。 長くなってごめんなさい。貧乏性なので詳細削れなかったorz 451 遙か3十六夜 弁慶 sage New! 2006/10/16(月) 23 36 23 ID ??? 十六夜イベント1 梶原邸にて弁慶の部屋を見せてもらう。 物が多くて足の踏み場もない。 十六夜イベント2 熊野にて宿の子に誘われ、かくれんぼ。 二人で塗り籠の中に隠れる。 弁慶と九郎は小さい頃こういう遊びとは無縁だったらしい。 穏やかな日々とは本来こういうものなのだと弁慶は言い、そしてなにやら考え込む。 十六夜イベント3 御家人が戦が勝った後のことを弁慶に相談しにくる。 ふと、これからのことを考えるが今の戦が終わったとしても戦いはまだ続くことに気付く望美。 弁慶は「僕でなかったなら君に穏やかな日々をあげられたのに…」と一人呟く。 終戦前夜 明日で白龍の神子としての戦いは終わる。 弁慶は望美に元の世界に帰ることを勧めた。 「帰りたくない」という望美に では、もし一緒に望美の世界に行けたなら、という話をして望美と別れる。 その後弁慶は鎌倉殿の戦力を確認し、まだまだ戦は終わらないことを確信す 452 遙か3十六夜 弁慶 sage New! 2006/10/16(月) 23 39 29 ID ??? 最終戦後 清盛を倒した八葉と神子。 清盛は弁慶に「お前も我と同じ、戦を求めずにいられない」という言葉を残し消える。 戦いは終わり、五行は満ちた。今なら元の世界に帰れる。 弁慶は「君は君の世界に帰りなさい。」と告げる。 望美は別れを拒むが、これ以上一緒にいて君を傷付け続けることはできない、 自分はここでやらねばいけないことがある、と。 弁慶の意思は固く、結局望美は一人で元の世界へ戻ることに同意する。 「最後に見る君が笑顔であって欲しい。だから笑っていて」 二人の住む世界は分かたれた。 仲間に責められながらも、弁慶は「これでよかったんだ」と自分に言い聞かせる。 その後、史実通りに九郎は鎌倉殿に追われ平泉に逃げる。が、とうとう追っ手がやってきた。 「とうとうここまでか…」と観念する九郎に弁慶は「まだ策はある」と言う。 「君は北へ逃げなさい。そして決して振り返ってはいけない。そうしたら策は成らない」 弁慶を信じ、逃げる九郎。だが策などなかった。弁慶は命を賭して九郎を逃がそうとしたのだった。 雪が降る中、鎌倉殿の追っ手と対峙する。 矢が何本も体に刺さり意識が薄れる中、弁慶は望美の幻を見る。 思い出したかったのは笑顔なのに幻は泣き顔だった。 しかし望美は幻ではなかった。時空を超えて再び弁慶を追いかけてきたのだ。 追っ手が「龍神の神子だ」と騒ぐが、 自分はもう神子ではない一人の人間として弁慶を助けに来たのだと剣を構える。 追っ手を倒し、二人は望美の世界で共に暮らすこととなった。 453 遙か3十六夜 弁慶 sage New! 2006/10/16(月) 23 50 46 ID ??? 最後の部分が重要かと思ってそれ以外は結構あっさりめに書いた 薄すぎたらごめん ちなみに終戦前夜と最終戦後に「帰りなさい」と言われるが ここで選択肢間違えると一人で帰ることとなりそのまま完(BADEND) 454 450 sage New! 2006/10/17(火) 19 30 30 ID ??? 451-453 いえ、よくわかりました。有難うございました! 面白そうなのでやってみようと思います。 BADENDもちょっと気になるw 455 名無しって呼んでいいか? sage New! 2006/10/19(木) 00 08 55 ID ??? 454 弁慶ED投下さんではないけど、「元の世界へ帰りなさい」と言われ しつこく「嫌だ一緒に居たい」を選ぶ→BADED 弁慶の「それでは君の嫌がる事をしましょうか。まずは…そうだな」と 脅すような台詞にしぶしぶ現代へ帰る神子、だったと思う。
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テイルズ オブ ジ アビス(Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 要約スレpart1-678 part20-66~86・117~126・148~150・152~158・205~206 678テイルズオブジアビスsage2006/01/23(月)01 22 49 ID UTg2QoT+ 預言という、星の未来をよんだものが存在する世界。 主人公ルークは幼い頃誘拐されて記憶喪失状態で戻ってきた過去があるので、実家に軟禁されている身の上。 しかし他国との戦争を止めれば英雄になり、自由の身になれるぞと師匠にそそのかれてその気になる。 その結果、主人公にしか使えないスペシャルパワーを師匠によって暴走させられ、住んでる人ごと街一つあぼん。 自分達だけ辛うじて助かるも、その責任逃れの言動ゆえに仲間達から愛想をつかされる。 そして更に追い討ちをかけるように、自分は本物のルークのレプリカ(コピー人間)で、 師匠にとっては捨て駒に過ぎなかったのだと知らされる。 落ち込みきった主人公は、我侭放題が一転して素直5割うじうじ5割の性格に。 そして贖罪のために、どんどん崩壊していく大地を救おうと奔走し始める。 一方師匠は、預言通りに歴史を動かせば繁栄が訪れると信じこみ、預言通りに島を滅ぼしたり戦争起こしたりする人類に愛想を尽かしていた。 しかも極秘の預言において、人類は繁栄の後すぐ滅亡するという未来が読まれていた。 預言が人類を縛りつける力は絶大で、そんじょそこらの努力では預言から逃れる事は出来ない。 それならいっそ全人類を滅ぼしてしまい、預言の影響外にあるレプリカという新人類を作ってしまえ!と師匠。 反対に主人公達は、それでも人は預言以外の道も選択出来る!と師匠を撃破。 預言を人類にもたらした張本人である精霊みたいな存在を主人公の力で宇宙に解き放ち、 世界から預言という道標がなくなりました。終わり。 66名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17 58 07 ID MdbIKuCf ○主人公パーティー 【キムラスカ王国】 ルーク・フォン・ファブレ(キムラスカ王国皇帝の甥。公爵家の一人息子。17歳) ガイ(ルーク家の使用人。幼馴染であり親友。女性恐怖症のナイスガイ。21歳) ナタリア(キムラスカ王国の姫君。ルークの婚約者。血縁はいとこに当たる) 【マルクト帝国】 ジェイド・カーティス(マルクト帝国軍大佐。頭脳明晰、長髪眼鏡の35歳) 【ローレライ教団】 ティア・グランツ(ローレライ教団情報部饗長。ヒロイン。ヴァンの妹でモースの部下) アニス(導師イオンの守護役。13歳。玉の輿願望の強いロリキャラ) ミュウ(聖獣の子供。火事を起こして一族から追放される。ルークたちに同行) ○その他のキャラ 【ローレライ教団】 イオン(ローレライ教団の最高指導者。導師。14歳。和平を主張。モースと対立) モース(大詠師。イオンに次ぐ教団NO.2。戦争賛成でイオンと対立) ヴァン・グランツ(オラクル騎士団の総長。ティアの兄でルークの師匠) 【オラクルの幹部・六神将】ヴァンの直属部下でモース派の集団 鮮血のアッシュ(ルークとそっくりの外見を持つ謎の男 17歳) 魔弾のリグレット(女性士官。ティアの教官。実質的なヴァンの右腕) 死神ディスト(自称薔薇のディスト。ジェイドの幼馴染、六神将唯一のギャグキャラ) 黒獅子ラルゴ(ごつい体系の中年) 妖獣のアリエッタ(イオンの守護役だったが二年前に解任。魔獣に育てられた少女) 烈風のシンク(仮面をつけている謎の少年。14歳) 67名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17 59 33 ID MdbIKuCf 【世界観の説明】 世界を構築するすべての基礎に、 火、水、土、風、光、闇の六つの属性にわかれる音素(フォニム)がある。 その音素を取り込んで発動するのが譜術(要するに魔法) 2千年前、属性を持たない七番目の音素(セブンスフォニム)が発見された。 それは星の記憶と呼ばれる未来までの記憶が刻まれている特別な音素。 ユリアという伝説の天才音律師がローレライと契約。第七音素を詠み解いた。 その未来が書かれた譜石をめぐって戦争が勃発したと伝えられる。 その後ユリアの預言(スコア)を管理するために誕生したのがローレライ教団。 人々はローレライ教団を信仰し、人生の転機や誕生日などに自分の預言を 教団員に詠んでもらって、それを頼りにして生きている (外れない占いみたいなもの。精度の高いユリアの預言とは違って曖昧な言葉しか詠みとれない) 歴史がずばり書かれたユリアの預言は、極秘にされており、世界の要人しか知らない。 【ローレライについて】 第七音素の意識集合体の名称。 音素は集まると自我を持ち、人間と契約して力を分け与えたりする。 第六までの各音素にもそれぞれ意識集合体はあるが、 第七音素のローレライは絶大な力を持ち、別格扱い。 簡単に言って 第六までの音素の意識=精霊、第七音素ローレライ=神レベル という認識でいいかと。 伝説ではユリアが契約したと伝えられるが、正式には存在が確認されたことはない。 68名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 00 37 ID MdbIKuCf 【歴史】 2千年前、第七音素発見 ↓ 瘴気があふれて星の危機 ↓ 大地修正計画。ローレライ教団誕生。人々の間に預言信仰が根付く。 ↓ 16年前、マルクト帝国VSキムラスカ王国の領土争いでホド消滅。冷戦に突入。 ↓ 7年前、10歳ルーク誘拐される。 ↓ 現在 【勢力図】 キムラスカ王国(ルーク、ナタリア) ↑ 戦争→中立にローレライ教団(和平推奨イオン派←対立→戦争賛成モース派) ↓ マルクト帝国(ジェイド) 多分長くなるので、最後に簡単なキャラ別あらすじ書くわ。 伏線多すぎ&物語絡み合い杉で省略できそうもない。 69名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 02 58 ID MdbIKuCf ○あらすじ開始。 キムラスカ王国公爵の一人息子ルークは敵国のマルクト帝国に7年前誘拐され、 戻ってきた時には記憶がなかった。 言葉も歩く事も、何もかもを忘れた彼は、一から人生を始める事になる。 以来、叔父である国王の命令によって、成人まで屋敷から出ることを禁じられ 文字通りの箱入り息子として甘やかされて育ち、現在17歳。 心を許すのは、剣の師匠のヴァン、付き人のガイだけだ。 ヴァン師匠とは剣術の稽古の日しか会えず、退屈すぎる毎日。 ヴァン師匠が突然家に来た。 応接間に行くとヴァンからしばらく来れなくなると言われてしまう。 ヴァンの所属するローレライ教団の最高指導者である導師イオンが行方不明になり、 探しに行かなくてはいけないという。 「なんで?嫌だよ!そんなやつほっとけよ!」 憤るルーク。なだめる両親とヴァン。 ヴァンは剣術の稽古をしてくれるという。はりきって広場に向かうと ファブレ家の使用人で親友のガイが、なにやらヴァンとこそこそ会話中。 ルークの登場で、稽古が開始。そこへ髪の長い女性が突如現れ、 ヴァンに襲い掛かった。ルークは女性に向かって攻撃。 その瞬間、ものすごい力場が発生、女性とルークは見知らぬ渓谷にワープしてしまう。 70名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 04 04 ID MdbIKuCf 【ティア】 女性はティアと名乗った。 ティアは数少ない「第七音素」の使い手で、その能力を使ってヴァンに挑んだ。 ところが、ルークにも「第七音素」の能力があり、力がぶつかりあった。 そして「超振動」が起こり、ワープしてしまったらしい。 責任を感じたティアが「あなたを屋敷まで送り届ける」と約束。 ティアはヴァンを狙った理由などは一切答えない。しかし悪い人ではなさそう。 念願の外の世界を見る事ができたルークだったが、 「靴が汚れる」「土臭い場所は嫌だ」ぶちぶち文句を言いまくる。 辻馬車に運良く乗り込んで、2人はここがどこだかを知った。 ここはキムラスカ王国ではなく、マルクト帝国だった。 あろうことか冷戦状態の敵国に来てしまったのだ。 【キムラスカ王国への旅】 あわてて馬車を降り、国境を目指して小さな村にたどり着く。 「貧乏臭い村」「変な小屋が並んでる」と文句を言うルーク この村では食料盗難が続いており、住民はピリピリしているのだが、 金を払うという概念がない真正お坊ちゃまルークは、 売り物のリンゴを勝手に食べてしまい、品代を請求した店主と喧嘩になる。 その結果、食料泥棒と疑われて、村長のもとに突き出されてしまう。 ここまでの馬鹿とは、とティアは頭を抱える。 71名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 05 54 ID MdbIKuCf 【ジェイド大佐・導師イオン・守護役アニス登場】 そこには、マルクト軍大佐ジェイド、ローレライ教団導師イオンがいた。 イオンは、倉庫に残ってた毛を見つけ、聖獣チーグルが犯人ではないかと 言い出し、ルークは無罪放免になった。 ティア「なぜここに導師イオンが?」 ルーク「あいつがイオンなのか?俺はヴァンから誘拐されたって聞いたぞ」 イオンの守護役(ボディガード件お付き)の少女アニスと会い、 誘拐されたと聞いたと伝えると アニスは「はぅわ!?そんな噂になってるんですか?」と驚き 詳しい話を聞く前に走り去ってしまった。 公務に同行する守護役がいて、軍を引き連れ、堂々と歩いているところを見ると 誘拐にはどうしても見えない。 ルークは泥棒に間違われたのがどうしても許せない。 国境に向かうというティアの発案をはねのけ、チーグルの森へと向かった。 入り口で、お供もつけず一人で来たイオンと遭遇。ルークは自己紹介。 イオン「ルーク…聖なる焔の光という意味ですね。良い名です」 ティアも、ここで始めて身分を明かした。 「私は、ローレライ教団大詠師モースの部下、ティア・グランツ響長です」 イオン「あなたがティア?ヴァンの妹の?」 ルーク「はぁ?ヴァン師匠の妹?なんで妹がヴァン師匠の命を狙うんだ?」 ティアは自分の故郷に関わる問題なので言えないと、口をつぐむ。 72名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 11 50 ID MdbIKuCf 【イオン加入】 ローレライ教団の始祖ユリアと契約したと伝えられ、 以来教団のシンボルになっている聖獣チーグルが 人間の食料を盗むなど考えられない。 イオンは、原因を探りたくて来たのだという。 ルークは「目的は同じだし、こんな弱っちい奴ほっとけなから連れてってやろうぜ」 と、今からイオンを村に送り届けるというティアの提案をはねのける。 「ありがとう。優しいんですね」というイオンの言葉に照れて 「アホか!大人しくついてくればいーんだよ」と乱暴な言葉を返すルーク。 【ジェイド大佐加入】【ミュウ加入】 チーグルの巣に行くと、チーグルの長が話しかけてきた。 ユリアの関係の者がいるということで、信用してわけを話してくれた。 北の森でチーグルの子供が火事を起こして、魔獣ライガの住みかを奪った。 ライガはこの森に移動。ライガのエサであるチーグルたちは、 自分たちが食べられるのを防ぐため、食料を盗んで献上していたのだという。 ルークたちはライガと対戦。しかし、まったく刃が立たない。 そこにイオンを探しに来たマルクト軍大佐ジェイドが助太刀に現れ、 その圧倒的な譜術能力によりライガを討ち取り一件落着。 この件で、火事を起こしたチーグルの子供ミュウが同行することに。 一言で言ってウザ可愛いミュウは、ルークをご主人様と呼び、慕うに慕うが ルークは「なんかムカつく」と言っては、ミュウを虐めまくる。 ティアが見かねてルークの態度を咎めるのだがルークは聞き耳持たず。 森の出口につくと、アニスがジェイド大佐の命でマルクト軍を引き連れ現れた。 ジェイドが兵士に命令する「彼らを捕まえなさい!第七音素の超振動を放出して キムラスカからマルクトに飛んできたのはこの2人です!」 73名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 13 32 ID MdbIKuCf 【戦艦タルタロス内イベント】 マルクト軍の誇る最新型戦艦タルタロスの中で、取調べを受けるルークとティア。 「俺はルーク・フォン・ファブレ。お前らマルクトが誘拐したファブレ公爵の息子だよ」 ジェイドは「7年前というと先代の頃ですね。知りません」とそっけなく流した。 玉の輿願望のある少女アニスは、ルークが王族と知ると一気にブリブリとなついた。 超振動事故で飛んできただけで他意はない、と主張するティア。 「まあそうでしょうね。世間知らずの坊ちゃんに敵国に乗り込む頭はないでしょ」 と納得するジェイド大佐。憤慨するルーク。 現在、両国の緊張が高まり、戦争が勃発する危険があるのだという。 「戦争?そんなに両国の関係は悪かったのか?」驚くルーク。 そこにいた全員に、知らないのはお前だけ、と突っ込まれさらに気を悪くする。 ここでジェイドから提案が。彼らは、マルクト帝国ピオニー陛下からの和平条約の親書を キムラスカ王国に届ける途中なのだという。 (村に滞在していたのは、そこで親書を受け取るため) 公爵家の息子ルークがいるのは国境を越え、マルクト王に接触するのに都合がいい。 国王への取次ぎを頼まれたルークは、条件を飲む見返りにジェイドに頭を下げさせる。 プライド無さ杉、と馬鹿にするルーク。 こんなことで怒る安っぽいプライドは持ち合わせてない、と笑顔で嫌味を放つジェイド。 74名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 14 55 ID MdbIKuCf 両国の中立立場であるローレライ教団導師イオンは、 和平条約の仲介役としてマルクトからの正式任務で同行していた。 誘拐されたと噂になっているのは、ローレライ教団の内部分裂が関係している。 最高主導者導師イオンの派閥は和平を望む改革的立場。 これに対し、保守的な大詠師モース派閥は戦争を望んでおり、意見が対立。 モースによって教会内に軟禁されていたイオンは、マルクト軍に助け出された。 あわてたモースが誘拐だとでっちあげ、教団の騎士団「信託の盾(オラクル)」を使って イオン奪還のために動いているのが真相。 和平条約の停止には、仲介役のイオンを拉致監禁するのが一番効率がいいからだ。 ここで大詠師モースの直属部下のティアが反発。 モース様が戦争を望んでるはずが無い、と口答え。 イオンの守護役アニスが「ええー?ティアはモース派なわけ?」と不満を口にする。 なにがどうあれ、戦争を起こしたくないという気持ちは一緒。 しかもキムラスカ王国に戦艦で送り届けてもらえる。 ということで、ルークとティアはジェイド一味に加入。 75名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 16 34 ID MdbIKuCf 【六神将ラルゴ登場】 戦艦タルタロスに魔獣の群れが襲い掛かってきた。 ここにいたら死んじまう!と、真っ先に逃げ出そうとしたルークだが、 乗り込んできたローレライ教団「信託の盾(オラクル)騎士団」六神将の一人、 黒獅子ラルゴに吹っ飛ばされる。ジェイドが譜術を発動し抵抗。 ラルゴ「さすがだ。死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド」 驚くティア「ネクロマンサージェイド!?あなたが?」 ジェイドは先の大戦で、屍の山を築き「死霊使い」という呼び名が浸透するほど 有名な軍人だった。 ラルゴはイオンを取り返しに来たのだという。 冷静なジェイドは、隙をついて反撃、イオンとアニスを逃がす。 さらにティアも後方から支援。ジェイドはラルゴを刺す。 目の前で人が刺し殺されるところを見たルークは腰を抜かし動けない。 ティアに促されルークは立ち上がった。 3人はオラクル騎士団に占領されたタルタロスの奪還に動き出す。 【六神将・鮮血のアッシュ登場】 魔物をけちらしながら3人はブリッジに到着。 見張りを頼まれ外に残されたルークだったが、 オラクル兵と戦闘になり、腰を抜かして剣を振り回し相手を刺し殺す。 ティアとジェイドが駆けつけてくると、ルークは自分が人を殺した事に驚愕していた。 「人を殺す事が怖いなら剣なぞ捨てろ!出来損ない!」叫び声と共に 赤い髪の男が上から襲い掛かってきた。ティアとルークは気絶。 唯一男の顔を見たジェイドは驚き、動きが止まった。 3人は捕らえられ、船室に閉じ込められる。 (男は3人を殺そうとしたのだが、他の六神将にとめられた) 76名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 18 09 ID MdbIKuCf 【タルタロス脱出計画】 船室で目を覚ましたルークは、タルタロスを脱出をするというジェイドの提案に 「また戦闘になったら人を殺すかもしれないんだぞ!」と激しく抵抗する それに対し、ティアとジェイドは「殺さねば殺される」 「戦争が起こったらたくさんの人が死ぬ」と諭すのだが ルークは「そんなの俺は関係ない!知らない!」と駄々をこね、2人を呆れさせる。 しかしここにいても殺されるだけ。渋々ルークは2人について脱出することにする。 【六神将リグレット登場】【六神将アリエッタ登場】 ジェイドはタルタロスの非常停止機能を使って動力を停止させた。 3人は混乱の隙を突いて出口に到着。そこへ六神将の女性兵士リグレットに 捕らえられたイオンが連れられてきた。 計画通り不意をついて攻撃した3人だったが、 ティアが自分の師であるリグレットに攻撃できず、あっさり反撃されてしまう。 (さきほど、3人が殺されるのを止めたのはリグレット) 六神将の少女、妖獣使いアリエッタの加勢まで入り、大ピンチ! 【ガイ登場・加入】 そこへ、なぜか華麗に空を飛んで男が登場!リグレットを押し倒した。 その隙を突いてジェイドがアリエッタを拘束。一気に形勢逆転。 現れた男は、ルークの付き人のガイ。 ファブレ家の命を受け、ここまでルークを探しに来たのだ。 リグレット、アリエッタ、オラクル兵をタルタロス内に入れ、 ジェイドがハッチを封印。 77名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 20 00 ID MdbIKuCf 【イオン再加入・アニス行方不明】 これでイオンを取り戻した上、ルーク一味は晴れて自由の身に。 しかしタルタロス内部に残ったマルクト軍140名は、証拠隠滅のため 全員殺されているはず、とジェイドが発言。ルークは押し黙る。 イオンと同行していたアニスは、捕まった際、 親書を奪い返そうと相手に突撃し、魔物に吹き飛ばされてしまったという。 ジェイド「アニスなら大丈夫でしょう。待ち合わせ場所に向いましょう」 とういうことでアニスとの合流場所へ一行は向かう。 途中オラクル兵に襲われ、腰抜けルークをかばってティアが負傷、野営に。 ルークはガイから、世間一般は戦争や盗賊強盗、魔物襲撃など 死の危険に常にさらされていること、ガイも人を殺めた経験があり、 特に街の外での戦いは日常茶飯事だと教えてもらう。 ティアには、民間人であるルークに人殺しを強要した自分が悪いと謝られ ルークはいたたまれない気持ちになる。 翌日、ジェイドから戦わないでいいと言われたルークは、「俺も戦う! 敵は敵だと思うことにする。人を殺すことの重みは俺自身で背負う」と涙目で宣言する。 皆はルークの自主性にまかせた。 【セフィロトの説明】 イオンは拉致されていた間、セフィロトと呼ばれる音素が集中する星のツボ的場所に 連れていかれたらしい。ジェイドがそこで何をしたのか聞きだそうとするが 「教団の機密事項に関わるので言えない」と拒否。 イオンも体力が低下していた。導師にしか使えないダアト式譜術を 拉致された間に使って体力を消耗したというが、ここまでの極端な消耗はおかしい。 ジェイドは「まさかイオン様もルークと同じ…?」と意味深な独り言をつぶやいた。 78名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 22 24 ID MdbIKuCf ルーク一行を捕まえるため、六神将のうち5人が探しに来た。隠れる一同。 ジェイドに刺されたラルゴがいた。生きていたらしい。 見当たらないのは「鮮血のアッシュ」と呼ばれる タルタロスで襲ってきた赤い髪の男だけ。 六神将は、これ以上の探索は政治問題に関わると判断、引き上げていった。 六神将の長はヴァン。ということはイオン拉致にはヴァンも絡んでいるはず。 「六神将は大詠師モース派です。モースがヴァンに命じているのでしょう」 このイオンの発言にルーク逆上「ヴァン師匠が戦争に加担するわけねーだろ!」 ティアが言い返す「兄ならやりかねないわ」 「なんだと!お前こそモースのスパイだろう!」と口喧嘩。 ジェイドが「はいはい、さっさとアニスと合流しましょうねー」と場を〆る。 アニスとの合流地点である国境に向かった一同の前に 六神将、妖獣使いのアリエッタが立ちふさがる。彼女は先の大戦で故郷ホドが壊滅。 ルークたちがチーグルの森で倒したライガに拾われ育てられたという。 「ママの仇!殺してやる!」その時、地震が起こり、地中から瘴気が噴出した。 噴出し口に立っていたアリエッタは瘴気を吸い込み気絶。 ティアが機転を利かし、「ユリアの譜歌」を歌い一時的に瘴気を打ち消した。 ジェイドは武器をかまえて、倒れているアリエッタに近づいた。 「やめろ!殺す必要はないだろう!」ルークがあわてて止める。 ジェイドは「殺さねばまた襲ってくるでしょう」と取り合わない。 そこにイオンが「彼女は二年前まで僕の守護役だったんです、見逃してください」と 頼み込み、ジェイドは武器を収め、アリエッタは見逃される事に。 79名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 23 56 ID MdbIKuCf 【ユリアの譜歌の説明】 ユリアの譜歌は、術者が意味と象徴を理解しなくては使えないため 歌える人間はほとんどいない。 どこで習ったのだ?と聞くジェイドに、 ティアは口ごもりながらも「…私がユリアの子孫だからです」と答えた。 譜歌の中には、ユリアがローレライと契約した際に使った 「大譜歌」と呼ばれる秘術もあるらしい。 【アニス加入】【ヴァンと再会】 国境に到着。先に到着していたアニスと合流。 アニスは無事で、和平条約の親書も取り戻していた。 「きゃわ~ん、誉めて誉めてルーク様(はあと」とはしゃぐアニス。 そこに、六神将・鮮血のアッシュがルーク目指して襲い掛かってきた。 吹っ飛ぶルーク。そこにヴァンが現れ、止めに入った。 「やめろアッシュ!私はこんな命令はしていない、退け!」 アッシュはその言葉をきくと、大人しく姿を消した。 「心配したぞルーク。しかし頑張ったな。さすが我が弟子」 「ヴァン師匠!」めちゃくちゃ喜ぶルーク。 「…兄さん!」ティアがナイフをかまえる。 ヴァンは「お前は誤解している。話をしよう」とティアに言う。 イオンも、話し合いに応じるべきだとティアに進言。 教団最高指導者イオンにそう言われては、ティアもはむかう事はできない。 話し合いが始まった。 80名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 27 37 ID MdbIKuCf イオンがなぜマルクト軍と行動を共にしているのか。その説明を受けたヴァンは 「なるほど。確かに六神将はモース派だ。モースから命令があったのだろう。 私は六神将の長だがモース派ではない。イオン様を探せとしか知らされてなかった 六神将には私のほうからイオン様の邪魔をするなと命を出しておく」 とはっきり言い切った。 ヴァンに、お前こそモースの部下ではないか、と問われたティアは 「私はモース様の命であるものを捜索しているだけ。それ以上は言えない」と口を閉ざす。 【第七譜石の説明】 どうやらティアは第七譜石というものを探しているらしい。 第七譜石とは、始祖ユリアが読み解いた預言(スコア)の七番目の譜石のこと。 ユリアの預言は、星の未来が全て記され、あまりに膨大なその量は山ほどの大きさが7つ。 それらは破壊され、空に浮かぶ譜石帯(星みたいなもん)になったり、地表に落ちた。 落ちた譜石をめぐって、国同士が争いを始め、戦争に発展したという。 ユリアは7番目の譜石を隠してしまったため、一番重要な事柄が記されていると噂される。 その第七譜石は、いまだ発見されていない。 宿で、ティアは「兄の言う事は信用できない。何か隠しているはず」と言い放ち 「お前だって隠し事あるじゃねーか!ふざけんな」とルークと口論になる。 81名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 29 19 ID MdbIKuCf ガイはキムラスカ人のわりに、マルクトの土地勘があり、 しかも一介の使用人にしては頭も良く腕がたつ。 目ざといジェイドは怪しみ、ガイの身辺を聞き出そうとするが、 ガイは自分の過去については口が重く、うまく話題をそらしてしまう。 唯一話したのは、家族を殺された時の記憶が抜け落ちているということだけ。 それ以上の詮索はしないでくれ、とガイはきっぱりジェイドをはねつける。 ところで、ガイには女性に近寄られると震え上がるという情けない弱点があるのだが、 (…のわりには女心をくすぐる口説き文句を天然で発するのでモテまくり) いい機会だから今回の旅で女性恐怖症を治せという ふざけたジェイドの嫌がらせに近い提案に乗り、女性陣はガイをいじりまくる。 国境を抜け、キムラスカに入った一行は港に向かった。 そこでは、追いかけてきたアリエッタが魔獣を使って 船を壊してしまっていた。ヴァンがアリエッタを拘束し、問い詰めると アッシュに頼まれてやった、と素直に告白。 「船の整備員はコーラル城にさらった。ルークとイオン様がこなければ殺すって」 と伝言を伝えると、アリエッタは鳥型魔獣を使って空を飛んで逃げてしまった。 7年前、誘拐されたルークが発見されたのは、そのコーラル城だという。 コーラル城はファブレ公爵の別荘で、先の大戦で破壊、放置されていた。 一同は「お前らは街に戻れ」とヴァンに言われたものの、 こっそりコーラル城へ。 地下には、巨大な譜業装置があった。 珍しいことにいつも冷静なジェイドが、それを見てうろたえる。 82名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 31 08 ID MdbIKuCf 【六神将死神ディスト登場】【六神将シンク登場】 城を探し回っているうち、アリエッタの放った魔物にルークが拉致される。 気がつくとルークは、地下の譜業装置に拘束されていた。 六神将の死神ディストというナルシスト発明家が装置をいじくっていた。 ディスト「ふー。すべてが同じですね。これはビックリしました」 シンク「アッシュの奴勝手なことしやがって」 同じく六神将、仮面をつけた少年シンクもいる。 彼らはデータを装置から取り出した。 ガイがいち早く駆けつけ、シンクをぶっとばし、シンクの仮面が外れた。 「お前…?」ガイはその顔を見て驚く。他の面々も駆けつけてきた。 シンクとディストはデータの入ったディスクを残して姿を消した。 気を取り直して、一同はアリエッタを見つけ出し戦闘。 倒れたアリエッタに、今度こそとどめをさそうと近づくジェイド。 イオンが立ちはだかった。「アリエッタは教会の査問会にかけます。命だけは…」 そこへ遅れてヴァン登場。イオンの頼みを聞き入れ、アリエッタはまたもや命を助けられる。 救出した整備員が大急ぎで船を準備してくれ、ようやく船出。 甲板でルークを、頭痛と幻聴が襲う。 ”やっと捉えた。我の力を感じよ…” ルークの体は何者かに操られ、超振動を起こし始めた。 83名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 32 12 ID MdbIKuCf 【ルークの超振動能力の説明】 気づいたヴァンがルークを抱え込んで落ち着かせ、発動を阻止。 「俺の体、何が起こってるんだ?」おびえるルーク。 「…お前は誘拐された後、なぜ屋敷に監禁されたのか疑問に思った事はないか?」 ヴァンは、軟禁の真相を語りだした。 超振動は、2人の術者が音素をぶつけあわせることで発動する。 だがルークは単独で大規模な超振動を起こせる能力を持っている。 それを知った両国は、戦争に利用しようとルークに目を付けた。 マルクトによる誘拐も、キムラスカによる軟禁も、すべてこの能力のせい。 成人しても婚約者のナタリア姫と結婚させられ、城に軟禁されるだろう。 「嫌だ!このまま軟禁されて、戦争になれば狩り出されるっていうのか?」 「大丈夫だ。今回の和平に努力すれば、戦争は起こらない。 戦争を回避した英雄として理不尽な軟禁も無くなるだろう」 「英雄…。俺が英雄になれるのか?」 途中の街でヴァンはローレライ教団にアリエッタを引き渡すため別行動に。 ルークたちは、六神将シンクから奪ったディスクからデータをプリントアウト。 港に向かう途中、シンクが凄い勢いでガイに襲い掛かった、 ガイはディスクを奪われたものの、データ書類は死守。 一同は船に飛び乗り、なんとか逃げ延びた。 しかしこの時、シンクはガイの体を操るための、ある譜術をかけていた…。 84名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 36 22 ID MdbIKuCf 【フォミクリー&同位体の説明】 船の中でデータ書類を読むジェイド。 「これは同位体研究?ローレライ(第七音素集合体)の音素振動数が書かれている…」 音素振動数とは、指紋やDNAのようなもの。同じ人間はいないとされる。 同位体は、クローン人間のこと。 同位体は、振動数も同じなので超振動が簡単に起こりまくるので超危険。 だが、兵器としては使えるため、レプリカ人間を作る「フォミクリー技術」が 昔、某所で研究されていたという。 だが振動数までそっくり同じ完全同位体を作る事はできず計画は頓挫。 その後、様々な問題で禁止されたという。 ようやくキムラスカ首都バチカルに到着。 港に迎えに来た将軍たちに、家に帰って休めと言われたルークは 「俺がイオンたちを城まで連れて行く、国王に取次ぎすると約束したんだ」と宣言。 「ルーク…立派だわ!」二人旅でルークに振り回され続けたティアが感心する。 実際は、戦争回避の英雄になるため、できるだけ恩を作っておこうという 計算から発せられただけだったのだが。 一同は大詠師モースと会談中の国王のもとへ。 「俺を誰だと思ってる?ファブレ公爵家のルークだ!邪魔をするな!」と ルークは無理やり、謁見場にイオンたちを引きつれ突入する。 想像通り、モースは「マルクトが戦争準備に入ってる」と国王に嘘の進言をしていた。 ルークは会話に割って入り、イオンとジェイドを紹介。 イオンの登場にひきつるモース。 ルークはモースに向かって「嘘の報告してるんじゃねー! マルクトは平和そのもので戦争の気配なんかないっつーの!」と怒鳴った。 和平条約の親書は無事渡され、ルークの役目は終わった。 85名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 38 44 ID MdbIKuCf 【ナタリア登場】 イオンたちを客人として家に連れ帰ったルーク。 応接間にはルークの婚約者ナタリア姫が来ていた。 ナタリア姫は、ルーク失踪の原因であるティアを睨む。 2人は一方的な政略結婚というわけでもなく、 記憶をなくす前、ルークはナタリア姫にプロポーズをしており相思相愛だった。 ナタリア姫は、いつかプロポーズの言葉を思い出してくれると信じていると言う。 (現在のルークは、そんな気はさらさらないらしいが) 婚約者ナタリア姫の登場に、ただただ驚くティアとアニス。 そしてナタリア姫から、ヴァンが今回のルーク失踪を計画した犯人として 捕らえられたと聞く。処刑の可能性もあるという。 次の日、ルークに登城の命令が下る。ヴァンの件を確かめるため城へ。 昨夜会議が開かれ、和平条約は結ばれる運びになったという。 しかし、マルクト王国から和平提案と共に、救援の要請も入っていた。 【第一部クライマックス・アクゼリュスイベント開始】 国境沿いにある鉱山都市アクゼリュスは、 資源豊富な鉱山をめぐって度々領地争いが起こり、現在はマルクト帝国が所有。 ところが最近になって瘴気が噴出。 マルクト側からの道は瘴気で断絶されているため、住民の救助ができない。 そこでキムラスカ王国へ、救援要請をしてきたのだ。 アクゼリュスはもともとキムラスカ領地だった上、 住民を助けるのは和平の証にもなる。 86名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 39 58 ID MdbIKuCf 国王はルークを、キムラスカ代表の親善大使として任命。 アクゼリュス救出に向かえと命令する。 ルークが承諾すれば、城に捕らえているヴァンを無罪放免、 アクゼリュスにも同行させると国王は約束。 ルークは即座に承諾する。 「でも、なぜ俺を親善大使に?」不思議がるルーク。 国王は、保管されていたユリアの第六譜石を詠みあげさせた。 【ND2000 ローレライの力を継ぐ者キムラスカに誕生す 其は王族に連なる赤い髪の男児なり 名を聖なる焔の光と称す。彼はキムラスカを新たな繁栄に導くだろう】 【ND2018 ローレライの力を継ぐ若者。人々を引き連れ鉱山の街へと向かう】 ルークの父ファブレ公爵が誇らしげに言う。 「お前を守るため軟禁していたが、英雄になるべき時が来たのだ」 ジェイド「…英雄ねえ…」(←意味深に) 117名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 40 33 ID ZdcuEBLa ルークは地下牢にいるヴァンを迎えに行った。 そこでヴァンはルークに、ダアト(ローレライ教団の自治区)に亡命して オラクル騎士団に入らないか?と誘う。 ヴァンが言うには、ルークはキムラスカ王国に利用されているのだという。 ユリアの預言には続きがあり、”アクゼリュスで若者は力を災いとして使い それをきっかけに戦乱が起こりキムラスカが勝利、以降長期にわたって繁栄する” と書かれているのだという。 「お前の超振動で瘴気を消せば、アクゼリュスは助かり戦争は回避される。 その後は、亡命して私の元へ来れば、英雄になった上に自由になる」 ヴァンは、自分が力を貸せばルークの超振動の発動と制御も自由自在だと断言。 確かに船で超振動を起こしかけた時、発動を阻止してくれたのはヴァンだった。 「師匠は、なんで俺のことそんなに親身になってくれるの?」 「…お前は忘れてしまったのだな」 幼い頃のルークは、超振動の酷い実験を受け、心身ともに傷つき 7年前ヴァンに、『ここから逃げたい、ダアトに連れてって』と頼んだという。 ヴァンはその願いを受け入れ、ルークを誘拐した。 「師匠が俺を誘拐したのか?マルクトじゃなかったのか!」 「今度は失敗しない。私にはお前が必要だ」 ルークはヴァンについていくことを決心する。 ヴァンは、亡命の機会をうかがうため誰にも計画は話してはいけない、と口止めする。 【ジェイド・ガイ・ティア加入】 というわけで、晴れて親善大使となったルークはアクゼリュスに向かうことに。 ジェイドの報告では、モース派閥のオラクル騎士団が妨害工作のため 海に張り込んでいるという。和平条約回避のため、向こうも必死らしい。 ヴァンがおとりとなって、救助隊を連れて船に乗ってオラクルを引き付けると言い出した。 ルーク一派は陸地経由でアクゼリュスに出発。ヴァンとは向こうで落ち合うことに。 せっかくヴァン師匠と旅ができると思ったのに、とむくれるルーク。 そこへ、アニスがかけつけ、イオンが拉致されたと報告に来た。 118名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 42 15 ID ZdcuEBLa 【アニス加入】【イオン行方不明】 目撃者によると、世界をまたにかける盗賊「漆黒の翼」が オラクル騎士団と共謀してイオンをさらったらしい。 アニスの頼みで、先にイオンを取り戻すことに。 一同はオラクルに見つからないよう街の地下にある廃工場を通って、 外に出ることにした。そこになんと軽装のナタリア姫が登場する。 【ナタリア加入】 ナタリアは、この緊急事態に王女である私が行かなくてどうする!?と 同行する気満々。これには女性陣から反発が。 アニスが「お姫様は足手まといになるから嫌」と言えば ティアまで「同感です」と言い出し ナタリアも負けずに「私は弓の腕が一流ですわ!そこにいる下品なオラクル(アニス)と 無愛想なオラクル(ティア)よりは役に立ちますわ」と言い返す。 ルークがナタリアを引っ張って行き、説得するが なんとナタリアは、地下牢でのヴァンとの会話の後半部分を盗み聞きしており、 連れてってくれなければ国王に亡命計画をばらす、と脅迫する。 亡命については「私との約束(プロポーズの言葉)を守ってくださるのなら 亡命してもいいですわ」と理解を示した。 「わかった!連れてく!だから絶対ばらすなよ!指きりだ!」 「……指きり…お嫌いではなかったの?」不思議そうな顔をするナタリア。 ということでナタリア加入。 不満をもらすティアや、頭を抱えるガイに ルークは「うるせー!親善大使は俺だ!文句言うな」と怒鳴りとばす。 119名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 44 00 ID ZdcuEBLa 街の外に出るとオラクル騎士団が撤退しようとしている所だった。 捕らえられたイオンと、その前方に鮮血のアッシュの後姿を確認したルークが 剣を構え、飛び込んでいく。刃がぶつかりあい、にらみ合う2人。 【アッシュ】 はじめてアッシュの顔を見たルークは驚愕。 アッシュはルークと瓜二つだったのだ。仲間たちも驚く。 唯一、タルタロスでアッシュの顔を見ていたジェイドだけは表情を変えない。 後方から六神将シンクが「今はイオンが先だ」とアッシュを呼ぶ。 「いいご身分だな。ちゃらちゃら女を引き連れやがって!」 アッシュはそう吐き捨てると、戦艦に乗りこみ姿を消した。 「あいつ…俺と同じ顔…」うろたえるルーク。 「我々がここにいることが六神将にばれました。おとり作戦は失敗です」 ジェイドは顔色も変えず話をすりかえ、 このままイオンを探しにオラクルを追って陸路を進むか、 ナタリアを王家に引き渡して新たに船を出してもらい、アクゼリュスに向かうか、 その選択を、ルークに迫る。 「なんで俺が決めるんだよっ!」 「責任者はあなたなのでしょう?」(ジェイドは万事この調子で嫌味言いまくり。 そうやってルークをうまく誘導するので、パーティーの歩みが止まる事がない) ナタリアを王家に渡せば亡命計画がばれるかもしれない。 結局、考え込む暇もないまま、イオンを探して戦艦を追うことに決定。 120名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 45 38 ID ZdcuEBLa 少し進んだところで、ルークをまた頭痛と幻聴が襲う。 しかし今回の幻聴は声も違い、口調が乱暴だった。 ”応えろ、グズ!”「誰だ…!」 ”わかってるだろうよ、そっくりさん”「アッシュか!」 アッシュはイオンは砂漠の遺跡にいると伝えて、伝達を切った。 崩れ落ちるルークを、ティアがとっさに支える。 罠かもしれないと怪しみつつ、一同は指定された場所へ。 奥の扉の前には、アッシュに連れられたイオンがいた。 シンクとラルゴが襲い掛かってきたが、ルークたちは見事撃破し イオンを取り戻す。 結局、ここに呼んだアッシュの意図はわからないまま。 去り際、ラルゴがナタリアに気づいた。 シンク「あれがナタリア王女か。因縁だね、ラルゴ」 アッシュ「なんだ?ラルゴはナタリアと何か関係あるのか?」 しかしラルゴもシンクもその問いには答えない。 六神将には互いの過去を詮索しないという決まりがあるらしい。 【イオン再再加入】 この遺跡も、音素の集合するセフィロトだった。(各地に点在) ジェイドは改めてイオンに「彼らはあなたにセフィロトで何をさせているんですか」と聞き出す。 「…セフィロトの入り口には導師にしか解除できないダアト式封印が施されています。 その解除をさせられました。封印をといても何もできないはずなのですが…」 イオンが喋ったのはここまで。セフィロトは何を守っているのかという問いには 「それは最高機密なので言えません」と黙り込んだ。 無事イオンが戻ってきて、一同はやっとアクゼリュスに向かって出発。 121名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 47 16 ID ZdcuEBLa ようやくアクゼリュス付近の山まで来た。早くヴァンと合流したいルークは 「余計な寄り道なんかしなきゃ良かった」だの 「イオンなんか助けなくても、親善大使の俺がいれば戦争はおきねーんだし」 と愚痴りまくり、ほかのメンバーの反感を買う。空気がピリピリし始める。 さらに、当のイオンが山道に疲れて倒れ、アニスが休憩を頼んだのだが、 ルークは「休憩なんかしない!親善大使は俺だ!俺が行くっつったら行くんだよ!」 と怒鳴り散らした。これには全員憤慨。 アニスが「あんたねぇ!」と叫んだその時、 ジェイドが落ち着いた有無を言わせぬ口調で 「では休みましょう」と、ルークを無視して休息を決定。 自分の発言を無視されたことにむくれるルーク。 ティアが近づき、注意するが、ルークはうぜぇと拒絶。 六神将リグレットが現れた。 リグレットはヴァンの妹であるティアを迎えに来たという。 こっちの仲間になれというリグレットをきっぱりティアは拒否。 「そんな出来損ない(ルークのこと)と一緒にいる必要はない、ティア」 この言葉にジェイドが反応する 「やはりあなた方は禁忌の術を使ったのですね!冗談ではない!」 怒鳴るジェイド。 はじめて見る取り乱したジェイドの姿に驚く一同。 リグレットは姿を消した。 ルークは、リグレットとジェイドがなぜ自分の話題を持ち出したのかわからない。 先述のこともあいまって 「俺が出来損ないだと…?俺が親善大使なんだよ!俺をおいて勝手に話を進めるな」と 怒りまくる。唯一なぐさめてくれたミュウにも「うるせえ!」と一喝。 「師匠だけだ…。俺のことわかってくれるのはヴァン師匠だけ」 泣きそうな顔になるルーク。 122名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 48 40 ID ZdcuEBLa 【アクゼリュスの惨劇】 アクゼリュス周辺は瘴気が満ち、あちこちで人が倒れうめき声があがり、 想像以上に酷い惨状。 真っ先にナタリアが走り出し、倒れている住民にかけよった。 「おい!ナタリア。汚いだろ?伝染るかもしれないぞ」声をかけるルーク。 「馬鹿なこと仰らないで!」軽蔑した目でルークを睨むナタリア。 瘴気を長期間吸い続ると体力を奪われ、最悪死に至る。 急がなければ自分たちも倒れてしまう。 ルークは、親善大使様は俺だ!とさんざん威張り散らしてたくせに あちらの住民代表に「あの…えっと…」と口ごもって、救助に来た事すら まともに伝えられない情けない姿を晒す。(代わりにナタリアが説明) 他の仲間たちは、てきぱきと、情報収拾や改善策に取りかかったのだが、 ルーク一人、周囲にお膳立てをしてもらわなければ、何もできないという お坊ちゃま根性をいかんなく発揮。見事なでくのぼうと化す。 見かねたティアやナタリア、ガイに「しっかり」と声をかけられても 「えーそんなことしなくていいじゃん」と、文句を言う。 うじうじ下を向いて、(早く師匠に会って超振動使って英雄になるんだ!)とか (俺が瘴気を消せば、一気に助けられるんだし救助なんか無駄無駄無駄)と 自分が英雄になる瞬間を妄想するだけ。 ナタリアは、そのうち、ルークが王族としての義務にちゃんと気づいて 救助を立派に果たしてくれるはずだと言いはるのだが、 ジェイドとアニスは静かに腹をたてており、「役に立たない人間はいらない。 ルークは救助隊の頭数にはいれない」と切り捨てる。 123名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 51 42 ID ZdcuEBLa 先に到着しているヴァン先遣隊は、坑道に取り残された住民の救助に行ったという。 ルークたちも後を追うことに。 そこへ、兵士が「第七譜石を発見しました」と報告に来る。 イオンの指示で、ティアは確認のためパーティーを一旦離れる。 坑道最奥部は、瘴気が吹き溜まり、人がバタバタ倒れていた。 「おかしい…ヴァンの先遣隊の姿がない」ジェイドが怪しむ。 悲鳴と騒ぎが聴こえ、ジェイドたちが様子を見に行ってしまい、 ルークとイオンが残された。 ルークは奥に進んで、ヴァンをようやく発見。 そこにはダアト式封印の施されたセフィロトの扉が。 ヴァンは瘴気を消すために緊急に中に入りたいと、イオンに封印解除を頼んだ。 突如、アッシュからの電波が届いた。 ”そこから先に行くのはよせ!アクゼリュスを滅ぼす気か!?” 「なに言ってんだ!俺は瘴気を消して英雄になるんだ!邪魔するな!」 その後もアッシュは何度も電波を飛ばしてくるが、ルークは無視しまくる。 「さあルーク。超振動を使ってこのパッセージリング(セフィロト制御装置)を壊すのだ」 ジェイドの元へ、ティアが血相を変えて駆けつけてきた。 「大変です!先遣隊がオラクルに殺されました! 第七譜石発見も嘘です、彼らは兄に命じられて私を連れ去ろうとしました。 アッシュが私を助け、教えてくれました!兄はどこですか!?」 「おい!早くあの屑をどうにかしろ!死ぬぞ!」アッシュが走って行く。 ティアが叫ぶ「兄さんは…アクゼリュスを消滅させる気なんです!」 124名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 52 33 ID ZdcuEBLa セフィロトの中、ルークは超振動の開放準備に入った。 ヴァンがつぶやく「さあ、愚かなレプリカルーク。力を解放しろ」 船の甲板で超振動を起こしかけた時、ヴァンはルークに催眠術をかけていた。 『私の合言葉を聞いたら、お前は全能力を使って超振動を放つ…合言葉は…』 『愚かなレプリカルーク』 ルークは超振動を発動。強大な地震が起こり始めた。 「くそっ!間に合わなかったか!」アッシュがやってきた。 ヴァンが驚く。「アッシュ?なぜここにいる?」 ヴァンは鳥型魔獣を呼び寄せ、飛び立った。 もう一匹の魔獣もアッシュを捕まえ、飛びたつ。 「放せ!俺もここで朽ちる!」アッシュがもがく。 「イオンを救うつもりだったが…お前を失うわけにはいかぬ」 ティアが駆けつけてきて、去っていく兄を罵る 「兄さん!やっぱり嘘をついてたのね!外殻大地は滅ぼさないって言ってたじゃない!」 「メシュティアリカ!お前にもいずれわかる。 預言に縛られた大地など消滅させた方がいいのだ!」 125名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 53 33 ID ZdcuEBLa アクゼリュスが陥落を始めた。 ティアがユリアの譜歌を発動。 男性陣が気を失ってるイオンとルークとミュウを保護し、一同はバリアの中へ。 鉱山都市アクゼリュスは崩壊、巨大な穴と化した。 ルークは目を覚ました。 魔界(クリフォト)と呼ばれる地下の果てに落ちたらしい。 彼らは瘴気の泥海に浮かぶアクゼリュスの残骸の上に乗っていた。 譜歌の保護を受けたルーク一派しか生きていないようだ。 周囲はアクゼリュスの住民の死体がごろごろ転がっている。 瘴気の海に浮かぶ小さな瓦礫の上から、子供が助けを求めていた。 父親が身をていして守ったらしい。少年は父の死体の下で泣いている。 海に飛び込もうとするナタリアをティアがひき止める。 「この泥の海は瘴気を含んでる、入ったら助からない!」 「じゃあ、どうすれば!」 と、地面が揺れ、少年の乗っている瓦礫が海に沈み始めた。 「母…ちゃん……父…ちゃん…助…けて……」 助けを求め、手を伸ばした少年は目の前で海に沈んだ。 126名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)18 03 27 ID ZdcuEBLa 今日はここまで。 89名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19 28 50ID AtWVz7+4 87 乙です。 ただ、ガイは女性恐怖症ではないんだ! あくまでも女性との接触が怖いだけで、女性を眺めるのは好きなナイスガイなんだ!! 89 ゲーム中でもはっきり女性恐怖症と言っているので 見逃してくだされ 90名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19 33 47ID 1N/GaJX5 乙。 しかしアンチフォンスロットの件がない所為でジェイドが最強状態の予感 90 アンチフォンスロットについては 戦闘レベルを下げてルークたちに合わせるための物で ストーリーには直接関係ないと思って省略しました。 気になる人もいると思うので一応説明します。 アンチフォンスロットとは、 国家予算規模の封印術で、これを 75でラルゴに使われて ジェイドは戦闘レベルがガクンと落ちた。 値段が値段なので、もう使ってこないだろうというジェイドの 予測どおり、使われたのはここだけ。 ジェイドは徐々に封印術を解除していき、 それに従いレベルも上がっていく仕組み。 148名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 34 57 ID GN69BHnD 【魔界(クリフォト)】 先遣隊を殺したオラクルは戦艦タルタロス(陸海両用)に乗って アクゼリュスに来ていたのだが、タルタロスは非常装置が働き、 海に沈まずに機能も生きていた。 一同は乗り込み、ティアの案内で魔界にあるユリアシティという唯一の島を目指す。 「あなたたちの住んでいる地は外殻大地と呼ばれてるの」 ティアが説明を始めた。イオンが補足する。 2千年前、原因不明の瘴気が星を包み込み、預言を詠んだユリアの発案で セフィロトツリーというエネルギー(記憶粒子)の柱で大地を空中に押し上げたという。 その時、ユリアシティと呼ばれる小さな島だけ魔界に残された。 この話を知っているのはローレライ教団の要人と、魔界出身者だけ。 ティアは魔界ユリアシティの出身なのだ。 アクゼリュスが陥落したのは、セフィロトツリーという柱を、 ルークが超振動で消してしまったから。 そして何千人という人が、一瞬で犠牲になった。 イオンは、自分がヴァンの野望に気づくべきだったと悔やむ。 ジェイド「しかしルークには事前に相談して欲しかったですね。 仮に瘴気を消せたとしても、先に住民を避難させてからでも遅くはなかった」 この発言で、全員の視線がルークに集中。 その空気に耐え切れずルークは叫びだした。 「俺は悪くねえぞ!だってヴァン師匠がやれって言ったんだ! こんなことになるなんて誰も教えてくれなかったじゃないか! 俺はアクゼリュスを助けようとしたんだ!お前らだってなにも出来なかったじゃないか! 俺を責めるな!悪いのは師匠だ!俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!」 149名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 36 13 ID GN69BHnD ジェイドがキレた。「馬鹿な発言に苛々する」とブリッジに戻ってしまった。 ナタリアも「記憶を消してからのあなたは別人です」と毅然と言い放ち、立ち去った。 ルークに言葉をかけようとしたイオンを、アニスが止めて引っ張っていく。 「イオン様!こんな最低な奴ほっときましょう!」 ガイもしぼりだすように「あんまり幻滅させないでくれ…ルーク」とつぶやいた。 最後に残ったティアも「いいところもあると思ってたのに。私が馬鹿だった」と言って出て行った。 「ご主人様…。元気出して」ミュウだけはルークの側にとどまった。 「うるさい!」怒鳴られても、ミュウは泣きながらルークを励まそうとする。 「ボクも…ボクのせいで仲間たくさん死んでしまった…だから気持ち…わかるですの…」 「お前なんかと一緒にするな!お前なんかと!!」泣き崩れるルーク。 ユリアシティに到着。ティアの祖父である市長に会いに行くことに。 ところがルークだけは、また責められるから行きたくないと駄々をこね、その場に残る。 「とことん屑だな。出来損ない」アッシュが現れた。一同を探して追いかけてきたらしい。 「なぜ深く考えもしないで超振動を使ったんだ!ばかやろう!」 仲間達とは違い、そのものずばりの言葉でルークを叱り付ける。 「俺は悪くない」馬鹿の一つ覚えを繰り返すルーク。 「レプリカってのは脳味噌まで劣化してるのかよ!」 アッシュは舌打ちをすると、吐き捨てるように、真実を語りだした。 「教えてやろうか?俺はバチカル生まれの貴族なんだ。 7年前にヴァンっていう悪党に誘拐されたんだよ。 おまえは俺の劣化複写人間だ。レプリカなんだよ! お前みたいな屑に、家族も居場所も奪われたなんて、反吐が出る!死ね!」 アッシュがルークに向けて剣を振り上げた。 150名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 38 35 ID GN69BHnD 目が覚めると、ルークの意識はアッシュの体の中に取り込まれていた。 ”起きたかレプリカ”アッシュの意識が話しかけてきた。 アッシュが見下ろすと、ベッドに意識を無くした自分の体が横たわっていた。 アッシュは、ヴァンの外殻大地消滅計画を知り、阻止しようと動いていた。 完全同位体のルークに、コーラル城で細工をしかけて意識が繋がるようにし、 ルークと共同作業をするつもりだったのだという。 自分は六神将の立場を利用して地下に潜ってヴァンの監視を続け、 表立った妨害行動はルークにさせようと考えていた。 ところが、ヴァンに対するルークの信仰が厚すぎて協力要請ができなかった。 そのため、敵として電波を飛ばして呼び寄せたりした。 そんな中、ルークがアクゼリュスを消滅させてしまったのだ。 アッシュは“悔しかったら自分で意識を操作して、元の体に帰るんだな”と ルークに告げる。というわけで、ルークはアッシュの中の人に。 【ルーク離脱】【アッシュ加入】【ティア離脱】 ルーク気絶の合間に、事情説明はすっかり済んでいたらしく みんなはルークがアッシュのレプリカであることを知っていた。 ナタリアは、自分が好きだった『記憶を無くす前のルーク』が突如現れ、混乱していた。 アニスは「ルークがあんな馬鹿とは思わなかった」と素直に悪口を叩いていた。 ガイはひたすらルークを心配している。ルークの更正と立ち直りを願っているようだ。 そんなガイをアッシュは、相変わらずお人よしだなとひっそり懐かしむが ガイはアッシュに向かって「俺はまだお前を信用してない」と拒絶する。 ジェイドは、とっくにルークを見限って思考を切り替えており、話題にすらしない。 ティアは兄のことで頭が一杯のようで、故郷であるユリアシティに残るという。 ミュウは、自分の主人はルークだけだ、と言い張り、 寝たきりルークの体から頑として離れない。 アッシュの体の中から、ルークの意識は全てを見ているだけだった。 152名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 40 36 ID GN69BHnD 【外殻大地へ】 アッシュと仲間たちは、ここに寝たきりルークを残して、 戦艦タルタロスごと外殻大地に帰る作戦を実行。 アクゼリュスを支えていたセフィロトツリーの跡地に乗り、 エネルギーを投入して一時的に復活させ、その勢いで地上に戻った。 アッシュは、ヴァンの動向を探りたい、とメンバーに協力を打診。 一同はアッシュと行動を共にすることになる。 ガイは、レプリカとして誕生したルークがあんな馬鹿に育ったのは 甘やかした自分に責任があると思い悩む。(母親かよ…) また、アッシュにも抵抗を感じているようで、アッシュにやたらとつっかかる。 ナタリアはガイに、ルークの心配だけでなく、奪われた7年間を持つアッシュの人生も 思いやるべきだと主張、ガイがアッシュを疎んじるたび叱り付ける。 アッシュは無愛想ながらも、ナタリアにはめっぽう優しく、 アッシュの指きり嫌いエピソードや、城を抜け出した話など、思い出話で花が咲く。 しかし「ルーク」とナタリアが呼んでしまうたび 「俺はアッシュだ、ルークじゃない」と一気に不機嫌に。 そんな二人をアニスがからかい、 軽いノリや冗談に慣れてないアッシュはうろたえまくる。 ジェイドはそれらを内心面白がりながら遠巻きに観察。 153名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 42 15 ID GN69BHnD ヴァンが出入りしているというレプリカ研究所を調べだした一行。 アッシュ誘拐からルークの製造まで関わっていたスピノザという研究員を探し出した。 非難されたスピノザは言い訳を開始。ジェイドの姿を確認すると レプリカ製造技術フォミクリーは、ジェイドが発案したものだと言い出す。 「アンタだって何十体もレプリカを作っただろう、ジェイド・バルフォア博士!」 ジェイドは否定をしなかった。ジェイドの作った初期レプリカは悲惨な末路をたどり 罪を自覚したジェイドは、研究をやめ軍人になったのだという。 「わしはヴァンの保管計画に乗っただけだ!」 アッシュがどういうことだ?と問いただすが、スピノザは固く口を閉ざしてしまった。 聞き込みで、六神将ディストがフォミクリー研究をしている場所がわかった。 その洞窟を探して乗り込むことに。 ディストはジェイドの幼馴染で、一緒にフォミクリーの研究をしていた旧知の仲。 しかしジェイドが研究を断念し軍人に転職、おまけにフォミクリーを禁忌にしたため 二人は断絶。その後ディストは六神将に入りフォミクリー研究を続けていたらしい。 子供の頃は、親分ジェイド、子分ディストのような感じで仲良くしていたようだ。 ディストは今でもジェイドを崇拝しているというか、歪んだ愛情を持っているというか 可愛さ余って憎さ百倍というか、とにかくジェイドに固執しまくっている。 154名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 45 35 ID GN69BHnD 【ガイ離脱】 ここでガイがパーティーを抜けると言い出す。 「どうしてだ、ガイ」驚くアッシュ(ここで素のアッシュがちらり、声口調がルークと同じ) ガイは「ルークの親友ならついてやらなきゃな」と言い、ナタリアの引き止めに耳を貸さない。 アッシュはユリアシティに繋がるワープ出口をガイに教える。 アッシュ「…お前があいつを選ぶのはわかってたさ」 ガイ「ヴァンから聞いたのか?でもそれだけじゃないんだぜ」 含みのある会話を交わし、ガイがパーティーから抜けた。 フォミクリー研究がされている洞窟に乗り込んだ。 人の姿はなく、レプリカ実験で作られた魔物がうようよしているだけ。 そしてレプリカに必要なデータを収集するための機械を見つけた。 アッシュとジェイドは、機械を調べ、 そこに惑星の10分の1ほどの広さの大地レプリカを作り出すデータが 収集されていることに気づいた。 おまけに先の大戦で消滅したホド島の住民のデータも入っている。 檻の中に、被検体のチーグルが二匹いた。オリジナルとレプリカらしい。 どういうことか、オリジナルチーグルが弱り、レプリカチーグルのほうが元気だった。 ジェイドが言うには、レプリカデータ採取のさいに、 オリジナルに悪影響が出て、体力が弱ったり、死に至る場合があるという。 アッシュがうつむく。中の人ルークも衝撃を受ける。 「ナタリア、アッシュ。心配しなくて大丈夫ですよ」ジェイドがフォローに入った。 データを採取されたオリジナルに異変が出るのは10日以内。 7年ピンピンしてるアッシュに心配はないという。 155名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 49 37 ID GN69BHnD 大規模な地震が起きた。 今の地震でどこかがまた魔界に落ちたかもしれないとアッシュが言いだす。 ルークのおかげで柱を失った大地周辺はとくに危ない。 前にアッシュ達はイオンをさらって、ダアト式封印を解除させていた。 扉の封印を解除しても、セフィロトツリーを作り出している装置には手は出せない。 そう思ってイオンは封印を言われるがまま解除してしまっていた。 ヴァンがどうにかして装置を動かす方法を見つけたのかもしれない。 アッシュが言うには、ヴァンは次にマルクト領にあるセントビナーという街を落とす予定らしい。 “時間がない。お前と馴れ合うのはここまでだ” アッシュは自分の中からルークの意識を追い出した。 【ルーク復活】 ルークが目覚めた。ティアの姿を見つけたルークは セントビナーが危ないから外殻大地に戻りたいと頼み込む。 「どうやって崩落を止めるのよ?少しは落ち着いて物事を考えてから行動しなさい」 ティアはぴしゃりとルークをしかりつけた。 「…本当だな…俺は自分で考える事をしない…」 ルークはしばし黙り込むと自分の思いを吐き出した。 「みんなが俺を見捨てるのも当然だ…。アクゼリュスのこと…謝って済むのならいくらでも謝る。 俺が死んで復活するのなら……死ぬ。でも現実はそうじゃない。 だから自分でできることを始める。俺、変わりたいんだ」 ルークは長い赤毛を切り落とした。 ティアはルークと一緒に外殻大地に行ってくれるという。 「できることから始めなさい。でも…あなたが変わらないようだったら 私はいつでもあなたを見限るわ」 ルークはずっと傍ににいてくれたミュウに、今まで辛く当たったことを謝った。 「ルークが謝るなんて!」とミュウとティアはビックリする。 156名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 51 17 ID GN69BHnD 【ティア加入】 外殻大地に戻るため、ティアの祖父である市長に会いに行く二人。 「あなたがレプリカルークか。なるほど。良く似ている」 「……」ぐっと手を握りしめるルーク。 そしてアクゼリュスを崩壊させたことを、たどたどしい敬語をつかって謝った。 だが、市長はそれに驚くべき言葉で返した。 「アクゼリュスの崩落は、ユリアの秘預言に詠まれていた。(秘預言=極秘扱い重要預言) だから起こるべくして起きた事。あなたが謝る事ではありませんよ」 衝撃を受けるティアとルーク。 ルーク「預言でわかってたならどうして止めようとしなかったんだ?」 ティア「住民を避難させることもできたわ!ホドの消滅の時もそうだったの?」 市長「死の預言は人々を混乱させるだけだ。もちろんホド消滅もユリアの預言にあった」 二千年前、瘴気が発生して人類の危機に直面した時、ユリアは星が繁栄する未来を詠んだ。 このまま預言どおりに進めば、この後戦争が起こりキムラスカが勝利、 星に未曾有の繁栄が訪れるという。 ホド消滅もアクゼリュス崩落も、ユリアの預言どおりに進むための予定調和なだけ。 魔界の人間はユリアの預言どおりに世界を動かす監視者の役割をしており、 ローレライ教団は外殻大地での活動拠点。 モースが戦争を起こそうとやっきになっているのは、 彼が預言を忠実に守ろうとする熱心な監視者だったから。 衝撃の事実にたじろぐ二人。ヴァンもホド消滅の預言の存在を知っているという。 ティア「…だから兄さんは、預言に縛られた大地を消滅させようとしているんだわ…」 市長「ヴァンは今は立派な監視者だよ、ティア。現にアクゼリュスを崩落させたではないか」 ティア「お祖父様!兄さんは次はセントビナーを崩落させようとしているのよ」 市長「セントビナーは崩落しない。預言に詠まれていないからね」 心配なら見に行ってくればいい、と余裕綽々で市長は大地へ向かうワープの通行許可を出した。 157名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 53 32 ID GN69BHnD ティアは兄との思い出をルークに語った。 16年前の戦争で、マルクト領のホド島が壊滅。 当時、ティアの一家はホドに住んでいた。まもなくホドは魔界に崩落。 妊娠中の母と11歳のヴァンは譜歌を歌い、助かった。 母はティアを産み落とした後、死亡。(ユリアの血筋は母親からっぽい) ヴァンが親代わりとなってティアの面倒を見た。 成長したヴァンはローレライ教団の幹部になった。 ティアは兄の背を追ってオラクルに志願、特別にリグレットから傭兵訓練を受ける。 毅然としたリグレットにティアは憧れ、リグレットもティアを妹のように可愛がった。 ある日、ヴァンとリグレットの会話を、ティアは立ち聞きしてしまう。 「アッシュが大地消滅計画に気づいたらしい、奴の性格なら妨害工作をしてくるだろう 念のためシンクをアッシュの監視役につけろ」 ティアは、計画を阻止するため兄を殺す決心をする。 (アクゼリュス崩落での、ティアの「嘘つき、大地を滅ぼさないって言ったじゃない」 という台詞から推測するに、決心するまでの間に兄妹間でいろいろ揉めたと思われ) ティアは外殻大地に行くためローレライ教団での任務を引き受け 大地に着くなり、刺し違え覚悟でヴァンのもとを訪れ、襲いかかった。 それが、ルークと最初に会ったあの日だったという。 【ガイ加入】 外殻大地に戻った二人を待ち受けていたのは、笑顔のガイ。 ルークはどうガイに気持ちを表していいのか悩み 「でも俺…レプリカで…ルークじゃないけど…」と口ごもった。 「せっかく待っててやったんだから、もっと嬉しそうな顔してくれよ」 ガイは、ルークを元気付ける。 「ありがとう」 「!!!!ルークが、…ありがとうだって!?」 初めて他人に礼を言ったルークに驚くガイ。 158名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)23 05 45 ID GN69BHnD 【ジェイド加入】 ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。 アッシュと別行動になったあと、 モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。 キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。 モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。 ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。 【アニス加入】 ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」 ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。 ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。 ティアもネチネチと、当然でしょう?そんな簡単に許してもらえると思ってるの? と、事あるごとに言う。 だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。 超振動の制御方法も真面目に学び始める。 【ナタリア&イオン奪還】 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。 ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。 ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。 205名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13 14 37 ID fvLUy7+G 160 それだ。ティアがなんかネチネチとおいうちかけてたなーと思って 投稿寸前に書き足したけど、なんか単なるイジメ発言になってしまって 書き足さなきゃよかったと後悔してたところ。 「一度失った信頼を回復するのは難しい」そうそうこれ言ってたんだ。 というわけで 158、ティアの台詞部分書き直して再度貼り。 前回貼った最後の部分です。 170名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/08(日)01 40 12ID iCzQ/MZ5 実際のアビスをプレイしたけど、上手いなぁアビスの人。 ところで、アッシュの指切り嫌いエピソードってそんなのあったの?「ばかばかしい」って言うのなら覚えてるけど… 170 アッシュ加入直後の二人の思い出話スキットで。 子供のころのアッシュは、父親のファブレ公爵が遊んでくれると指きりしたのに いつも約束破られて大の指きり嫌いに。 んで、指切りをせがんだナタリアに逆切れ起こしたらしいです。 関係ないけど、アッシュに料理作らせて出てくるスキットは必見です。 「俺がお前の舌を満足させてやる」とアニスがアッシュの物まねをしてナタリアに言いより アッシュが真顔でアニスに斬りかかります。 73 下から4行目、マルクト王と書いてしまいましたがキムラスカ国王の間違いです。 206名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13 15 54 ID fvLUy7+G 【ジェイド加入】 ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。 アッシュと別行動になったあと、 モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。 キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。 モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。 ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。 【アニス加入】 ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」 ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。 ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。 ティアも、「しかたないわ。一度失った信頼を回復するのは難しいのよ」 と、事あるごとに言う。 だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。 超振動の制御方法も真面目に学び始める。 【ナタリア&イオン奪還】 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。 ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。 ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。 Part2
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サイトトップページへ ■ いよいよ「天安門事件」再びか、20日午後2時に何かが起こる? 「園田義明めも。」より ・集会が呼びかけられているのは北京、上海、天津などの13都市。20日午後2時から指定の場所に集合し、「政治改革を実施せよ」「一党独裁を終わらせろ」などをスローガンに行動するよう呼びかけており、20日に集会が成功しない場合は、毎週日曜日に引き続き試みるよう求めている。 (2011年2月19日20時04分 読売新聞) ■ 第2次大戦の結果を受け入れる以外の最善策はあるのか 「逝きし世の面影」より ・ロシア政府高官がこれほど強い調子で領土交渉を否定したのは前例が無い。 これは06年に当時の麻生太郎首相が外交慣例を無視して突然『ロシアに不法占拠された北方領土』と発言。以来『外交』として異例で強硬なこの主張を歴代内閣が承認して繰り返している事態を重視して態度を硬化している中で、メドベージェフ大統領の国後島訪問に対して菅直人首相がさらに表現をエスカレートさせ通常なら宣戦布告直前の『許しがたい暴挙』と表現したこと対応したものと見られる。 ★ 「北方領土」関連ニュース【国際】 「@flabo - ニュース」より ★ 「北方領土」関連ニュース【政治】 「@flabo - ニュース」より ★ ジブチでも反大統領デモ 「時事ドットコム」より ・野党支持者ら数千人が、ゲレ大統領(63)の辞任を要求するデモを行った。野党指導者は、独裁政権が打倒されたエジプトにまねた抗議行動を続ける方針を表明した。 ★ 民主化デモ、クウェートに「飛び火」=無国籍住民が治安部隊と衝突 「時事ドットコム」より ・歴史的な経緯からクウェート国籍を持たない「ビドゥーン」と呼ばれる遊牧民系の500人以上が権利向上を求めてデモを行い、治安部隊と衝突、少なくとも5人が負傷し、数十人が逮捕された。 【陰謀論的考察】 ■ イランのフリゲート艦がスエズ運河を通過へ - イスラエルを「刺激」 「東京kittyアンテナ(@w荒」より ・「刺激」と括弧付で書いたのは、昨今の中東及び北アフリカの不安定情勢が米国やイスラエル、そして国際金融資本によって仕組まれ、世界経済を回す有効需要を生み出すための米国の10年に1回の「武器在庫一掃お客様感謝セール」としての戦争を惹起するために仕組まれ、米国とイスラエルがイランを始めとする中東諸国で戦火を拡大するという台本が見えているからだ(@w荒 ・エジプトの例に見られる様に、知らない間に親米派が使い捨てされ、反米国となって米軍産複合体の次の「武器在庫一掃お客様感謝セール」の開催会場にされる可能性もある ----------上の見方に対して↓----------- ■ なぜ、あなたは中東が混乱してムバラク政権が崩壊すると考えなかったのか 「DARKNESS OF ASIA」より ・いずれエジプトの崩壊はアメリカの陰謀で、仕組まれていたものだという「裏情報」みたいなものが出てくるだろうが、恐らく実態はそうではない。 アメリカですら想定していない出来事が起きていて、それに「議論を重ねて対処」しているのが本当の姿だ。 【参考】 ■ 秒読みに入った?「日本沈没」 「プロジェクト・ブルービーム」より ・いみじくもルーズヴェルト自身が言っている。「政治では、偶然に起きることなど一つもない。何かが起これば、それは間違いなくそうなるように予め計画されたからなのだ」 ・そして、国境紛争の勃発のような突発的な軍事衝突の形で、日本は中国にぶつけられるように仕組まれる。日本は「中国と新たな戦争をさせられる運命」にある。それも10年もかからない。あと5年で日本は台湾海峡か、北朝鮮との戦争に巻き込まれるように計画されている。 ---------- ■ 日本が危ない 嵌められた日本人 「戦争はなぜ起きるのか」より ・私はかつてアングロサクソンの公務員から、「北海道は危ない」という警告を聞いている。 北海道が奪われると言うことは、実は日本の解体を意味する。 「血に塗られているうちに買え!」とは、ユダヤ王のロスチャイルド男爵が言った格言である。 ---------- ■ 米国でも一部暴徒か!!! 「田舎の日記」より ・菅直人政権の”未来”は?:おそらく日本経済破綻、日本破滅! まあ、菅直人政権誕生の目的とは、ズバリ、「ネバダ・リポート」のシナリオ通りの日本社会を作り出すことなのである。 【中東(北アフリカ)】 【アルジェリア】 ★ アルジェリア政府、19年間の非常事態宣言2月中解除へ【2011.2.17】 「AFPBB News」より ・CNCDは今週末の19日にアルジェで2回目の抗議デモを予定しているが、ウーヤヒア首相による非常事態宣言解除の予告はそれに先んじて発表された。 ---------- ★ アルジェリア反政府勢力がデモ定期化へ、影響力に疑問の声も【2011.2.14】 「ロイター」より ・同国の社会学者ナセル・ジャビ氏は「チュニジアやエジプトで起きたようなことは、ここでは起きないだろう。今回のデモは野党勢力が民衆を動かすことができないことを露呈してしまった」と話した。 ---------- ★ アルジェリアでも反政府デモ、当局が多数拘束との情報も【2011.2.13】 「ロイター」より ・市内中心部の広場には反体制派の小規模なグループが集まり、エジプトのムバラク大統領辞任を報じる新聞を手に、「ブーテフリカは退陣しろ」などと叫んだ。 ・主要な労働組合や最大野党が支援するものではなく、1990年代に違法化されながら現在も影響力を持つイスラム過激派グループもほとんどが距離を置いている。 【イエメン】 ★ イエメン、反政府デモへの手榴弾で2人死亡 政府ナンバー車との証言も【2011.2.19】 「AFPBB News」より ・ある地元自治体関係者はAFPに、政府の公用車であることを示すナンバープレートをつけた車からデモ隊に対し、手榴弾が投げつけられたと語った。 ・前週13日からの同市での死者は10人に達している。 【バーレーン】 ★ デモ隊への暴力非難=バーレーン国王に自制要求-米大統領【2011.2.19】 「時事ドットコム」より ・オバマ米大統領は18日、バーレーンのハマド国王に電話をかけ、シーア派イスラム教徒の反政府デモ隊に対する暴力を非難するとともに、自制を要求した。またこれに先立ち、バーレーン、リビア、イエメン政府によるデモ隊への実力行使を非難する声明を出した。 ---------- ★ 反政府デモに発砲、バーレーン、イエメン、リビアの情勢一段と緊迫【2011.2.19】 「Bloomberg.co.jp」より ・バーレーンの首都マナマでは、デモ隊への発砲により数百人が負傷し、数人の重傷者も出た。これを受け、同国のハマド国王は「対話」を呼び掛けた。 ---------- ★ バーレーン、海外メディアを警戒? 空港に記者“軟禁”【2011.2.19】 「東京新聞」より 【エジプト】 ★ エジプト、イラン艦のスエズ通航許可 イスラエル反発【2011.2.19】 「CNN.co.jp」より ・同運河を通過するイラン軍艦船はフリゲート艦「アルバンド」と補給艦の計2隻。いずれもミサイルで武装し、地中海を通りシリアに向かっているとされる。 ・米国務省のクローリー次官補(広報担当)は、目的地はシリアとするイランの説明に疑問を表明。2隻が積む荷物の中身や本当の目的地などへの懸念を示した。 【リビア】 ★ リビアで反政府デモ続く、新たな衝突で死者84人との情報【2011.2.19】 「CNN.co.jp」より ・国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチは18日、衝突による死者は少なくとも84人にのぼるとの見方を示した。現地の病院当局者や目撃者の証言から推計したとしている。 ・国営テレビは首都トリポリでのカダフィ大佐支持者によるデモを放映した。政府は携帯電話のメールを通じて市民に反政府デモへの参加を中止するよう警告もしている。 ---------- ★ リビアでアルジャジーラの放送妨害、ウェブサイトも遮断【2011.2.19】 「ロイター」より ---------- ★ リビアのデモ死者40人超える、体制側は「デモ鎮圧」姿勢を明言【2011.2.19】 「AFPBB News」より ・最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐(68)を支持する親体制派は、すべての抗議デモを鎮圧する姿勢を明言した。 ・ベンガジでは受刑者約1000人が脱獄したほか、首都トリポリ(Tripoli)でも治安部隊が、脱獄を助けようとしていた受刑者4人を殺害したという。 310 link_trackback .
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秋終わり、恋は終わり始まる 第四章 この物語にヒロインは居ない上条当麻を主人公と見立てるならば、御坂美琴は間違いなくヒロインだろう。ヒロインと言ってもいろいろなジャンルはある。『ツンデレ』だったり『ヤンデレ』だったり。そう仮定するなら御坂美琴は『ツンデレ』なのだろうか。物語は『ヒロイン』が必要だ。『ヒロイン』が女である必要も無い。ギリシャ語でヒロインとは『女英雄』だったとしてもだ。主人公は常に物語の中心で無ければならない。この物語に『ヒロイン』が存在しない。何故なら今回の話は全て御坂美琴を中心に起こった事件だからだ。そして片方の主人公はヒロインとなり、そしてヒロインを守る騎士として主人公として戦う。 *(12月29日。早朝、午前7時30分。第六学区ターミナル駅前)「間に合ったか」敵の位置は既に割れていた。上条は病院から出された栄養補給食品を頬張りながら切符を買った。神奈川県にある御坂宅に学園都市製の盗聴器があるらしく、白井黒子の同僚、初春飾利がその盗聴器を持ってきて貰えば例え潰れていたとしても相手の位置を特定できると、上条に言って回収作業に当たっていた。回収部隊は白井黒子と上条。特定するのは初春飾利でその補助が佐天涙子だった。御坂美琴は使えない。下手に動けば犯人に見つかってしまうからだ。「初春さん、ターミナル前だ。今から御坂宅に向かうよ」『はい、取り敢えず電磁波で確認できた盗聴器は3つ。トイレと、御坂さんの部屋と、リビングです』「了解」『ああ、後。複数犯の可能性が高いので気をつけてくださいね』小型のトランシーバーを切ると、新幹線がやってくる。まだこの時間だ。人もそれ程多くない。上条と黒子は乗り込んだ。学園都市製ではなく、都市外で作られた新幹線でスペックは最新型の新幹線よりもかなり劣るとか。それでも有に300キロ近くは出ているのだ。遅いわけがない。「新幹線なんて乗るの初めてだな」「そうですの?私は帰省の際に何度か。実家が大阪ですの」「へぇ関西弁とか話すのか?」「いえ、話せないことはないんですが……。私が関西弁で話している所を想像出来ます?」「できねぇな」「いいですのよ?これから関西弁で話しても」という間にも二人は焦っていた。こうして何も出来ない時間が無駄過ぎる。御坂美琴は行動を悟られない為に寮内に居るが、軽い軟禁状態だ。出来るだけストレスを減らそうと、シェフも朝夕晩の食事のメニューを変えてみたり、気分転換に掃除させてみたりといろいろ行なっているらしい。上条は御坂のメールアドレスを思い出して、メールを打っていたが白井黒子が携帯電話を取り上げる。「駄目ですわよ。今メールなんてしたら特定されますの。お姉様の個人情報なんて無いに等しいのですから」「……だよなぁ」上条は打ち掛けのメールを閉じて、携帯電話をポケットに突っ込んだ。はぁと溜息をつく黒子だったが、上条は理由を聞こうとしない。 *「ついたなっ……」「意外と、質素な家ですわね」「そうか?十分良い家だと思うけどな」インターフォンを鳴らした。しかし家主どころか美鈴さえ出てこない。数回押したが、出てくる気配が無いので黒子が中にテレポートして鍵を開けた。無断で侵入するのは忍びないが、緊急事態だ。初春の指示であった『トイレ』と『御坂の部屋』と『リビング』を探していく。当然の様にその盗聴器は見つかったが……「白井ッ!」上条は何かに気付いたのか、白井を窓側から離れさせたと同時に窓ガラスを突き抜けてフローリングをえぐった。銃弾。それも学園都市製の弾で色々と模様が掘られているのが特徴で、スピードは遅くなるが代わりに破壊力を増すというモノだ。これに発火剤でもついていたなら炎の弾となるのだが、それらしいものは確認できない。かなりの腕前のスナイパーだ。「銃弾……学園都市製のファニースタイル弾。それも警備員が使っているモノ?」「なんだ、それ」「警備員が外部勢力や凶悪テロ集団などの悪質な組織に対して使う銃弾です。学生相手に撃つようなモノではないのですが、どうやら警備員も一枚噛んでいるらしいですわね」白井は銃弾の軌道探るように窓ガラスを見つめた。11次元の軌道計算とは違うハズだが、白井はあそこだ、と言わんばかりに指をさすとテレポートで消えてしまう。直後、携帯電話が鳴った。「どうした!?」『捕まえましたの!コイツは過去にお姉様にぶっ飛ばされ教員免許を剥奪された元警備員の白縫代替ですの!」「し、しらぬいだいたい?誰だそれ」『兎に角、○○ビルまで来てくれませんの!?』「了解!」上条は御坂宅を飛び出した。一応、玄関の鍵を閉めて窓からだ。○○ビルというのも中小会社の本社で今日は土曜日であるためか休みだった。上条はビルのドアを蹴破ったが、警報装置などは鳴らず上条は少し飽きれた。しかし、それも好都合だ。屋上まで上がっていくと、手錠をかけられたゴツい男と黒子の姿があった。「そいつが、しらぬいだいたいか」「今年の夏前頃に汚職が発覚した教師が、偶然居合わせた風紀委員の顔面を何度を殴打して逃亡してお姉様に制裁されたハズなのですが。どうやって牢屋から出てこれましたの」「俺は御坂美琴に復讐するためならなんでも売るぜ。プライドもな。だから警備員の牢屋から脱獄して、御坂美琴に復讐するっていってる女に加担したんだよ!」「女性の方ですのね?」「そうだ、夏過ぎにアンタ等空間移動と超電磁砲に敗北したって言ってたぜ」「ふむ……全体構成は何人くらいですの?」「教えるわけねぇだろうが、クソガキ」白縫代替は吐き捨てるように言った。それならば、この男に利用価値どころか置いておくのも不愉快なだけだ。黒子は知り合いの警備員に報告して、地面に倒れている白縫代替を睨んだ。 *(12月30日。正午、12時05分。第七学区、風紀委員第一七七支部)「これが盗聴器ですか。ふむ……警備員の捜査で使われてるタイプに似てますね。少し調べてみます」「よろしくお願いしますの。私は白縫代替の報告書を作成しなければならないので」「俺はどうりゃいい?」「そうですねー、上条さんは療養したほうが良いと思いますよ?今頃ホントは点滴つないでるんですから。特例だってカエル顔の先生も言ってましたよ」「そうだな、俺は一旦家に帰るよ。ああ、佐天さん、紅茶美味しかった」上条は風紀委員の詰所を後にすると真っ先に家に向かった。眠くて仕方がない。結局、白縫代替は吐かなかったし、上条としては少しつかれた。上条は精神的にも参っていて、今まであった右手が無いというのは少し辛かったりする。色々と不便だ。左手生活に慣れそうにない上条は、溜息をついて帰路についた。 (12月30日。同時刻、第七学区、上条の歩いている大通り)『見ぃつけた、上条当麻』『ホントにやるんですか?』『当たり前じゃない、これはチャンスよ。正直、幻想殺しは要らないしね。上条当麻が必要だ』『……』不穏な声が上条の後を着けていた。(12月30日。早朝、ドイツ。ニーダーザクセン州大規模自立都市ハーメルン=ピルモント郡、郡庁所在地ハーメルン)『幻想殺しが無くなった?アレは生えてくるんじゃないのか』『どうでもいいよ、なぁ。投擲の槌』投擲の槌(ミョルニル)と呼ばれたドラム缶状の何かがガタゴトと返事をするように動いた。グレムリン、第3次世界大戦後に結成された新興組織だ。『ミコっちゃんが原因だってさ。可愛いよなぁミコっちゃん』『あ?東洋の女にでも惚れたか?トール』『違う違う、ラブじゃなくてライクだ。愛玩動物みたいな?』『お前は本当にわからんなぁ、投擲の槌もそう思っているだろうさ』雷神トール、グレムリンの戦闘部門だ。ボロっちいソファから腰を上げたトールは突然、間抜けたことを言い出した。『ちょいと、上条当麻に会ってくる』『はぁ!?』『後は頼んだぞ、投擲の槌。マリアン=スリンゲナイヤー』任された、と言っているように投擲の槌はガタゴトと揺れた。唖然とするマリアンを置いてトールはボロボロのアパートから立ち去った。
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クリフトのアリーナの想いはPart12.5 614 1 名前 悲しみをにんじんに込めて 1 Mail sage 投稿日 2012/12/30(日) 04 35 35.48 ID 8UEu6zPa0 サントハイムではにんじんが大豊作。 育てやすい品種が開発され、農家が一斉に植えたせいで、にんじんが供給過剰になっていた。 どうにかにんじんを消費しようと、国を挙げてにんじん料理コンテストを開催中。 サントハイム城の教会を訪れたソロは、クリフトと部屋でティータイム。 「悪いな、デザートまで作らせてさ。」 「いえ、有り合わせで作っただけですので。」 にんじんの素揚げに塩を振り、融かしたチョコとバニラアイスを絡めたデザート。 「にんじんだけでも甘いんだな…砂糖でも加えたのか?」 「いえ、素揚げにすると甘みが増すんですよ。」 「へぇ、さすが、にんじんの魅力を引き出してるな!」 ソロのはじけるような笑顔に、クリフトの顔が曇った。 「今回はこのデザートで応募するのか?」 「ソロさん…勘弁してください…応募なんてしませんよ。」 うんざりした様子のクリフトに、上機嫌のソロが続ける。 「にんじんと言えばアリーナの色だろ。みんな期待してるぜ?」 クリフトは、深いため息をついた。 「きゅうりクッキーの件で、周囲の視線がおかしくなっているんです。 姫様ご自身も、よそよそしくなられて…」 頭を抱えるクリフト。 「気のせいじゃないのか?」 「町を歩いていると見知らぬ人から、がんばれとか声をかけられますし。 兵士や侍女は、姫様と私が近づくと寄って来ますし。」 「寄って来る?」 「ふたりっきりにさせないよう、命令を受けているのでしょうね。 教会の入り口にも兵士さんがいたでしょう? 私、一人で出歩けないんですよ。」 「そりゃ、ほとんど軟禁だな」 「ええ、そうですね。」 クリフトは、疲れたような乾いた笑みを見せた。 「そっか…大変なんだな…」 ソロはクリフトの境遇を聞いて、心が痛んだ。 「万が一、私が姫様のお心を惑わせたら、国益を損ねますからね… 私ごときが姫様のお心を惑わせることなど、ないと思いますが。」 「……」 紅茶を飲みながら、ソロはクリフトの表情を見ていた。 クリフトは、本当にアリーナの気持ちに気づいていないらしい。 いや、脈がないと自分に言い聞かせてるんだろうな… 教会を後にしたソロは、泣きそうな気持ちになっていた。 クリフトの恋を応援してやりたい。 でも、それはクリフトを追いつめるだけなのかも知れない。 現実的に考えたら、叶うわけのない恋でしかないから。 クリフトの悲しげな表情が、まぶたを離れない。 俺、親切のつもりで、すごく残酷なことをしてるんだろうな… クリフトにもアリーナにも幸せになって欲しいのに。 「シンシア……お前なら、どうする?」 問いかけた空は、どこまでも澄みきっていた。 暫く後。 「はあ…」 アリーナのため息に、ブライもため息をつく。 「少しは元気をお出しくだされ。」 「私は元気よ…」 クリフトに会いづらくなって、アリーナはぼーっとすることが増えていた。 理由を察しているブライには、どうすることもできなかった。 「今日のお茶請けは、にんじんのアイスですぞ」 「へえ、そう…」 上の空のアリーナの前に、ブライはデザートのお皿を置いた。 アリーナの耳に届いているかはともかく、ブライはデザートの説明を始める。 「にんじんのアイスをミルクアイスと層にして、ハチミツのソースをかけたものです。 にんじんの素揚げを添えておりますので、お好みでアイスを付けてお召し上がりください。 にんじん料理コンテストの入賞作品ですじゃ。」 「やっぱり今日もにんじんかー」 「仕方がないですな。」 スプーンを手に取ったアリーナが、ふとつぶやいた。 「料理コンテストかぁ…」 「……」 ブライが黙っていると、アリーナはアイスを口にした。 「…優しい味ね。」 「マーマレードを加えておるそうですな。」 「ふーん…」 「クリフトに会いたいな…」 「急にどうされましたかな?」 アリーナのつぶやきに、ブライはそっと問いかけた。 クリフトに会いづらくなってから、アリーナは会いたいと言わなかった。 ずっと我慢してきたことを、ブライはよく分かっていた。 だから、会いたいと呟いたアリーナを、ブライは心配した。 「クリフトは遠くに転勤になるみたいね。 最近はソロと一緒に他の国に出かけての仕事が多いみたいだし。」 「確かにソロ殿との出張が多いようですな。 転勤の話もあるようですが、何も分かりませぬわ。」 「そう…」 表情を見せないアリーナに、ブライはさらに心配になった。 「このデザート、応募したのって、クリフトじゃない?」 「…そうですが、何故そう思われたのですかな?」 「うーん、なんとなくねー」 ぼーっと窓の外を見るアリーナを見ながら、ブライは深いため息をついた。 「ソロ!」 サントハイム城の教会から出てきたソロを呼び止めたのは、アリーナだった。 「よう、アリーナ、元気か?」 「元気に見える?」 暫く会わないうちに覇気がなくなっていたアリーナに、ソロは戸惑った。 「うーん、なんか落ち込んでるみたいだな。」 「ちょっと話を聞いて欲しいんだけど…」 「いいぜ、俺で良ければ。」 広い中庭に2人きり。 少しの沈黙の時間も、ソロには重苦しく感じられる。 アリーナが口を開いた。 「最近、クリフトと全然会えないのよ…」 「そうらしいな。」 「あのね、クリフトと会えなくなって気づいたの。 私、クリフトに恋してるんだって。」 「へ、へぇ…」 ソロは驚いていた。 恋愛関係に鈍いアリーナが、自分の恋愛感情に気づくなんて。 「でも分かってるよ。 どれだけ好きでも、結ばれることは許されないの。 いつか私は国のために、知らないどこかの王子と結婚しなきゃいけない。 クリフトも、いつか他の誰かと結ばれるんだろうなって。」 「…クリフトは聖職者だから、結婚しないかも知れないけどな。」 話が重くなって、ソロの気も重くなってきた。 「クリフトがコンテストに応募したにんじんのデザート、見た?」 「ああ、また入賞してたな。」 「にんじんを、緑じゃなくて白と合わせてたよね。」 「…そうだな。」 アリーナは黙り込んだ。 その様子から、ソロはクリフトのメッセージが伝わっていることを知った。 「諦めなきゃと思ってるけど、難しいの。 私、クリフトのこと、相当好きになってるんだもの。 他の女の人と一緒にいることを想像するだけで、泣けてきちゃうの。 その場に出くわしたら私、殴りかかっちゃうかも。」 「怖ぇー」 話が重すぎて、ソロは気の利いた言葉を返せない。 「だいたい、クリフトに見合う女の人なんて、いるわけないじゃない。」 「ああ、そうかもな。」 「私、クリフトが出かけるとき、よく窓から見てるの。 ちょっと前は元気なかったけど、最近はソロと一緒で楽しそうで、安心してる。 クリフトを元気づけてくれて、ありがとね。」 不意にお礼を言われ、ソロは照れてしまった。 「そんなんじゃねーよ…」 ソロの顔が赤くなる。 こんなところをクリフトに見られたら、ザキられるかもな… 「これからもずっと、私の分までクリフトを笑顔にしてあげてね。」 アリーナが見せた精一杯の笑顔に、ソロの胸が締め付けられる。 必死でクリフトのことを諦めようと、心の整理をつけようとしてるんだな… 「おう、クリフトのことは任せとけ。」 泣きそうな気持ちのまま、ソロは精一杯の笑顔を返した。 「ソロには感謝してるの。 私、ソロなら仕方ないって、諦めがつきそうなんだ。」 ソロには、その言葉の意味が分からなかった。 「ソロだったらクリフトに見合う相手だもの。 それに、女の人に取られるくらいなら、男の人の方が諦めがつくわ。」 「へっ?」 話についていけていないソロをよそに、アリーナは言葉を続ける。 「さっきの約束、忘れないでね。 これからもずっと、私の分までクリフトを笑顔にしてあげてね。 ずっと一緒にいて、幸せにしてあげてね。」 「おい…」 焦ったソロがアリーナの顔を見ると、アリーナは泣きそうだった。 ソロは、それ以上の言葉を続けられなかった。 「ありがとう、ソロのおかげで吹っ切れそうだよ。 私のためにも、クリフトと幸せになってね!」 一方的に言葉を残し、アリーナは猛ダッシュで走り去っていった。 ソロは後を追うこともできず、その場で固まっていた。 「シンシア……お前なら、どうする?」 問いかけた空は、どこまでも澄みきっていた。