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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 《 ちと厳しいか。まぁ勝てるだろ。俺だし。 》 『 …俺の体なのになぁ。 』 12/03/03 リタイア 名前 Mealey・Rosy/メアリア 性別 男 年齢 19歳 属性 変化系 誕生日 11月18日 身長 178cm(人間の時) 体重 58kg(施設を出た時) 髪色/目の色 黒/黒 趣味 読書、人を見ること 好きな食べ物 コーラ、珈琲、鳥肉 嫌いな食べ物 野菜全般、アルコール飲料 好きな事 人を理解しようとすること 嫌いな事 大勢の人が居る空間 欠点 協調性のなさ、方向音痴 癖 考え事をする時上を見る 能力 【石像魔物】 いわゆるガーゴイル。 炎をふき火球や放射などある程度操れる。 硬質化することであらゆるダメージへの抵抗をあげられる。 体は固く飛べるが硬質化すると動きは遅くなり火は出力が落ちる。 短時間ならば人に姿を変えることが出来る。 +【覚醒】 【覚醒条件】 自身の四肢のいずれかを欠いた場合。 【覚醒】 覚醒状態では人の姿にはなれない。 覚醒発動時にどちらかの手に自身の身の丈ほどもある 紅蓮の鎌『ヴァジート』を召喚する。 この鎌は能力をによる攻撃によっては破壊されない。 自身の硬質化した部分、鎌の刃の部分に接触した物体は発火する。 容姿 通常時:背中に大きな羽が生え体中に鋭い鱗のあるガーゴイル。 短い間本来の人としての姿に戻ることができる。 因みに不老。飲まず食わずでも死なないが、致命的な外傷を 負った場合死に至る。 人間時:黒いショートカットに喪服。皮肉にもイケメン。 但しこの状態ではガーゴイルの能力を使えない。 特例時:見た目は通常時と一緒だが人格が『α』と入れ替わる。 こちらはより好戦的、克つ戦略的。 生い立ち 元は貴族の生まれ。 しかし子供の頃に誘拐され 戦魔としての改造を受ける。 この時に二つ目の人格『α』が生まれ今の容姿になった。 数年を施設で過ごし16歳の時に施設を脱走。 その施設の経営責任者は彼の祖父であり後に それを知った彼は家族との一切の円を絶った。 その後各地を転々をし今に至る。 現在迷い込んだ『孤児院』で生活している。 ひょんなことから 『ランカーズ』NO.28【不遜】を請け負うことになる。 ランカーズに所属しているが彼は戦いを好んではいない。 戦いになるとついつい先走り、致命的なミスをやらかしたりする。 +補足情報 メアリアとは幼少期の渾名。 貴族の生まれだが不倫相手との間に出来た子供だったので実験で殺すはずだった。 『α』は彼の云わば『光』。自分のやり場のない怒りと悲しみを全て背負い込み幸せを捨てた結果『α』が生まれた。 『α』への人格の切り替えはいつでも行える。が、メアリアは其れを良しとは思わないようだ。 勝手に人に渾名を付ける癖がある。 喪服を着ているのは葬式の後に誘拐されたから。 考えはあまり口に出さないタイプ。しかし顔に出る。 人生の多くを施設で過ごしたため人との関わりを持ったことが無い。人との関わりを持ちたいと望んでいる。 最後に体重を測ったのは施設を脱出する二日前。 施設を脱走したときに肉体を操ったのは『α』。恐らく彼の精神が恐怖で使い物にならなくなったため肉体を明け渡したと考えられる。 蛇が嫌い。 同じ中の人 【奏滅雷腕】【弐丁反斧】 一応コメント欄付けてみた。使わないだろうけど。 -- がーごいるの人 (2011-08-29 22 09 43) 11/8/27迷い込んだ『孤児院』プチ・ボヌールにて【月光官能】さんと暫しお話。なんと『孤児院』に住まわせてもらうことに。 -- がーごいるの人 (2011-09-07 15 59 49) 孤児院のクリスマスパーティーに参加しました。騎士回生さんが入りにくく遠くから眺めていた所お招きしていただきました。色々話せたし、満足です。 -- がーごいるの人 (2011-12-23 17 04 24) 名前 コメント
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工具箱 工具箱概要 ミッション攻略 ゴールドメダル取得条件 余談 概要 ジョンはブラックウォーターの製材所でカット済みの建築用木材を購入する。周辺にスキナーブラザーズがいると聞いたジョンとチャールズは用心のために雇った2人のガンマンを連れ、途中でマンザニータ交易所の工具屋に寄りながら木材を家まで運ぶ。 ミッション攻略 ACのマーカーに行き製材所に入るとミッションスタート。 マンザニータ交易所までチャールズについて行け 馬車を操作し、ついていくだけ。 ニルスから道具を手に入れろ マンザニータ交易所にいるニルスに近づくとムービー ビーチャーズホープに運んでいる道中襲撃に会いウィールズが矢で打たれてしまう。ジョンやチャールズが始末し、馬車に戻るとウィールズが誘拐されてしまう。 襲撃は10人程度だが背後からも迫ってくるので注意。襲撃をしてくる団体は スキナーブラーザーズ 。 山刀を持った敵が突撃してくるので焦らず頭を打ちぬくこと。 森の中で誘拐犯を追え 森の中を追いかけているとわらわらと敵が出てくる。木の上からも狙ってくるがジョンが始末しなくてもチャールズが始末してくれる。ゴールドメダルを目指すならチャールズより先に倒そう。 道具を拾え 道具を拾うだけ。すぐ近くにウィールズがいる…。 道具を馬車に乗せろ ダッシュできないので注意。 馬車に乗れ 特になし。 チャールズを待て 特になし。 ビーチャーズホープへ行け つくとムービーへ ゴールドメダル取得条件 木の上に隠れている全てのスキナーブラザーズにヘッドショットを決めろ。 2分15秒以内にウィラードを見つけろ。 工具箱を捜せばウィラードも見つかる。探すのは黄色のエリア。 片手用武器だけでクリアしろ。 敵はうろちょろしないのであわてなければよし ライフに効果のあるアイテムを使わずにミッションをクリアしろ。 敵の命中率は低いのであまり時間をかけなければよし 余談 ジョンはウィーラー・ローソン社のカタログから木材を選んでいる。 木材はケークス木材から買う。
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……記憶が混濁している。 見たことない景色にデジャブを覚える。 夢の中で私は、首輪を着けて殺し合えと言われていた。 そして男の子と出会い、盗んだ車で走り出し、人を跳ねて、救助して、侍に襲われた。 自分でもわけのわからない夢だと思う。夢はそういうものだけど。 なら、今、この首にある。 この首輪は、ナニ? 「KOOLに、KOOLにならないと、竜宮レナ……」 落ち着いてないのはわかってるけど、意識して声を出す。 なぜか、本当になぜか、今、私の首には首輪が着けられている。 こうして見知らぬ町に放り出されたのは、つい数十分前にもあったような感じがしていた。 町には建物に入ると、武器になりそうなものがたくさん落ちている。それも夢と同じだ。 私が入ったのは、レストランだ。お店のトイレに急いでいく。鏡には、ふだんのセーラー服姿の私がいた。 「私だ……私だよね?」 夢から覚めるとき、ものすごく、熱くて痛かった気がする。まあ、夢だから怪我なんてしてるわけがないけど、わかっているのに、なにか怖い。 「変だ……どうしたんだろう……こんな……」 「あの〜、すみませ〜ん。」 (誰だ!) 突然かけられた声に、私は周囲を見渡した。 しまった! 敵だ! 逃げないと、ダメだ、トイレじゃ逃げられない、武器も、そうだ、取ってない! 「柿沼直樹っていいます。同じ中学生ですよ。中学生ですよね? 高校生だったりします?」 「……」 「ノーリアクションはキツイぜ……えっと、首輪してるってことは、おんなじように誘拐されたんですよね? 協力しませんか?」 私は柿沼という男の声に答えなかった。10秒、20秒、30秒……沈黙の時間が流れる。5分ぐらい経って、「もしかして見間違えたか……」という声がして、店から出ていく音がした。 私はそれでも動けなかった。柿沼という名前には、覚えがない。ただなんとなく、何か信用できない感じがした。それにあの話し方、組むに値しない。 ……違う。本当は怖かった。変になった頭と、このイカれたゲームと、すぐに声をかけてきたアイツが。 柿沼を信じる理由がない。こんなに武器が落ちていて、殺し合えと言われているのに、初対面の男を信用できるはずがない。 ……本当に、初対面か? 覚えがないか? 柿沼直樹。カキヌマナオキ。その名前に何かを感じないか? 「やっぱり変だよ。私の頭……ここに来て、から……?」 おかしい。 変な感じだ。 これじゃ転校する前と同じだ。 いや、違う。あの感じとは全然別だ。これは、私の知らない私の記憶だ。 私が知っているはずのないことを、私は思い出している。 私はいつまでたっても、トイレから出ていくことができなかった。 「マジで見間違えたか……?」 柿沼直樹は、レストランの冷蔵庫から取り出したケーキと、これまた厨房にあったアイスコーヒーのポットをテーブルに置くと、3時のおやつをしながらひとりごちていた。 柿沼は誘拐慣れしている。柿沼たち仲間の中で、誘拐といえば柿沼だし柿沼といえば誘拐だ。 今回もいきなりさらわれて気がついたら知らん場所、さすがにその所作はどうに入ったものとなる。 とりあえず食事だ。食えるときに食っとかないと動けなくなる。それに今は人を待つ身だ。 「さすがに女子トイレに踏み込むのはハードル高いしなぁ。銃持ってたりトラップ仕掛けられてたらマジで死ぬし。どうしようかなぁ。」 柿沼がレナに声をかけた理由は簡単だ。彼は自分をプレイボーイと自認している。本人と対照に浮ついた噂は皆無だが、同じく誘拐された少女を見つければ当然に助けようとするのが彼だ。 とはいえレナを追いかけて入った店を見てビビらずにはいられなかった。一つ拳銃を手にした感じ、モデルガンとは違う凄みを感じた。もちろん弾丸は装填済み。となると少々困ったことになる。 はじめて誘拐されれば誰だってビビる。柿沼だってビビる。そんなビビりに拳銃を持たれたら何が起こるかわからない。 しかも相手がいそうなのは女子トイレ。女子トイレにズカズカ入ってたらズガン!なんてこともあり得る。今までもそんな感じで割り食ってたし。 「これで、『実はとっくに裏口から出てました!』とかなったら泣けるぜ。下手に動くと死ぬからなあ。」 だが怖いのは女子トイレにいない場合だ。 誘拐された時は下手に動かない。それが柿沼の経験則だ。いつでも動けるようにしながらも、チャンスを待つ。それが仲間によって救出されてきた柿沼が立てる生存戦略である。 この数十分、レナ以外誰とも会ってないことから考えると、このデスゲームはそんなに人が多くない。だから最初の位置から動かない方が、体力を使わないし、かえって人も相手より見つかる。 これが車でもあると話は変わるのだが、ないものねだりはしょうもない。 そう思ってとりあえず糖分と水分を補給していたのだが、その考えが正解だというように、街を走ってくる人影を見つけた。 白い道着のようなものを着ている青年だ。見た感じだが武器はない。たいしてこっちはリボルバー。 「そろそろ動くか。おーい! ちょっと人見つけたから店出るんで。ケーキ食べかけだから食べちゃ困るぜ。」 判断は早い。声をかけることを決断すると、女子トイレの方に叫んで店を出る。直ぐに走ってくる青年もこちらに気づき、速度を落として駆け寄ってきた。 「その様子だと、お前も巻き込まれた口か?」 「柿沼直樹です。じゃ、お兄さんも?」 「ああ。相楽左之助。話がよくかんねえが、人に言われて殺しなんてやる気はねぇ。」 「ですよねぇ。良かった〜。」 「あったりめぇだろ。つうか、あんなウサギ見てえな妖怪の言う事聞くやつがいるかよ。」 柿沼はリボルバーを突っ込んでいたポケットから手を離した。よし、グッドコミュニケーションだ。果報は寝て待てって言うけれど、起きるタイミングが重要だよな。などと思いながらレストランに案内する。 「──で、そこのトイレにもう一人女の子がいるかもしれないんですよ。」 「なんだそりゃ? それでずっとこの食いもん屋にいたのか?」 「そうなんです。」 「見てくる。」 「ステイステイステイステイアッー!」 入って早々に左之助はトイレへと直行した。隠すわけにも行かないのでレナのことを話したのだが、思っ以上にアグレッシブな人だ。これはミスったか?と思いながら一応リボルバーを手にする。 「なんだよ誰もいねぇじゃねぇか。」 それは杞憂に終わった。左之助は戻ってきた。変わって柿沼も女子トイレに踏み込む。どこにも人がいる痕跡は無かった。 これでよかったのだろうか。 自問自答しても答えが見つからない。 もどかしさでいつからか、空回りしていた。 自分の記憶も行動も、正しさがわからない。 レナは柿沼が店から出ていった音を聞くと一気にトイレから飛び出し、机を踏み越えてフォークを手にした。 彼女の中では、3割方罠だと思っていたが、いちおう待ち伏せも警戒して突っ込む。武器は使い慣れない銃ではなく、テーブルの上にならどこにでもあるフォーク。こっちのほうが信用できる。 「アイツ、本当に店の外にいる……」 その結果わかったのは、柿沼は言葉通りの行動をしていたということだ。 店の外では男に声をかけていて、テーブルにはケーキとコーヒーが置かれている。 レナが悩んでいる間、ティータイムを楽しんでいたようだ。 「……信じていいの、かな?」 脱力を覚えずにはいられない。 自分が怯えていた相手は、窓際のテーブルでモンブランを食べていた少年だった。ただそれだけなのに、得体のしれない相手にしか見えなかった。 だが、とも思う。得体のしれないのは依然として変わりない。たしかにコーヒーを飲んで寛いでいても、それは人間性を保証しない。 「それにあの男。背中に悪なんて書いてある服を着ている。怪しい。」 あと左之助の格好がなんかヤバい。背中に悪はないだろう悪は。しかも旧字体だ。絶対ヤンキーである。 迷った末に、レナは喫茶店を出ていくことにした。あからさまに不良を仲間にしようとした時点で、やはり柿沼と組むという選択肢はなくなったのだ。 そうして彷徨うこと数十分。無人の街を歩くと、後悔が押し寄せてくる。 本当にこの選択は正しかったのか? 何度も何度も自問自答する。 レナはすっかり己を見失っていた。 その時だった。レナが爆音を聞いたのは。 少し前から聞こえていた謎の警報音。一向に終わらないそれを気にしながら も、遠そうだったので無視していたのだが、今の爆発はそれなりに近かったように思う。 それに警報音が爆発から同時に止まった。これは何を意味するのか。 わからないことがどんどん増えていく。 そしてそれは、更に積み重なった。 「っ……! カエル?」 デッカいカエルが死んでいる。道の真ん中で、カエルが首を飛ばされて死んでいた。 いや、カエルではないだろう。明らかにサイズが大きすぎる。 しかし、カエルは死んでいる。何かのマスコットキャラにしか見えない珍妙な巨大カエルは、しめやかにその死体を晒していた。 「……幻覚か?」 そしてレナは結論づけた。 たぶん自分は薬物を盛られていると。 誘拐はわかる。 毒の首輪もわかる。 銃が落ちてる町もわかる。 でもこんなにデカいカエルはいないだろう。 あと空が赤くて霧が赤くて町にある看板の文字が日本語じゃない。 これはたぶん覚醒剤かなにかの影響だ。 (よ、良かった〜! 頭がおかしくなったのかと思ったよ〜!) レナは、それはそれは嬉しそうにガッツポーズをした。 相手を間違えたなと鑑隼人は思った。 前のループと同様に警報音を鳴らして参加者を狩ろうとした隼人は、今回も現れた大太刀を最初の相手とした。 その異様に気圧されないわけはない。しかし、火の国で訓練を受け、人間離れした身体能力を持つ自分なら、人間が相手ならなんとかなると思った。 人間じゃないと外見でわかりそうなものだが、そのときは冷静さを失っていたと言わざるを得ない。遠目だったからちょっと顔が大きいだけだろうと思ったら、接近されると上半身に比べて下半身が貧弱すぎるその体形に唖然とした。 そしてなにより、強いのだ。 隼人も腕にはそれなりの自信があり、人間相手に遅れを取る気はないのだが、相手はそもそも人間ではないので追い込まれていた。 これには両者の武器の差もある。大太刀はその名の通りの大太刀を武器として持ち込んでいる。使い慣れた得物は十全に威力を発揮する。一方の隼人が使うのは慣れない火薬式の銃と古典的に思える手榴弾。特に銃の使い方が困り物で、その弾道に悪戦苦闘している。隼人が撃ったことのあるのはレーザ銃で、火薬式など殆ど無い。その反動は狙いを外すし、その放物線を描く軌道はレーザとは異なる狙いの付け方を要求する。初めて撃つ銃で、敵に追われながらそれを修正するのは容易ではない。 「二重の極み!」 「!?」 思ったよりだいぶ早かったなと隼人は思った。 大太刀から逃走する中で、人の多そうな方へと逃げていた。こうすれば別の参加者になすりつけられて一石二鳥というわけだが、なんと幸運にも自分を助けてくれる参加者が現れた。 「なんだこいつ!? 人間か?」 「斬左さん頼んだ! おいお前、こっちだ!」 「ありがとう。」 しかも同行者までいた。たぶん殺し合いに反対して人を集めているのだろう。強くて頼りになる参加者にホッとせずにはいられない。 (ちがう、殺さなきゃ。なにホッとしてるんだ。パセリだって巻き込まれてるはずなのに。) そんな自分に、隼人はすぐに喝を入れた。 隼人がマーダーとなるのは、幼なじみであるパセリのため。復讐のために、パセリを生け捕りにする必要がある。立場を考えれば確実に巻き込まれているだろうし、性格を考えれば、斬左と呼ばれた男のように厄介事に首を突っ込んでいくだろう。それではまずい。 「なんか向こうで火事とか起きてるけど、大丈夫だったか? とにかく逃げようぜ。あ、カッキーって呼んで。」 「はぁ……はぁ……ありがとう……隼人って……はぁ……」 「ムリして話すな。こっちだ。」 ……今はこれでいい。自分も疲れている。今は好意を利用すべきだから まだゲームは始まったばかり。あんな化物もいるのなら、身の振り方を考えなければ。 隼人は柿沼の後ろを駆けながら、ふと弟の秀人ならどうするのかなと思った。 たぶん、止めろと言うんだろうなと思って、また柿沼たちに感謝した。 いいカモフラージュができた。 【0105 市街地】 【竜宮レナ@双葉社ジュニア文庫 ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 上(ひぐらしのなく頃にシリーズ)@双葉社ジュニア文庫】 ●小目標 これ幻覚かぁ! 【柿沼直樹@ぼくらのデスゲーム(ぼくらシリーズ)@角川つばさ文庫】 ●大目標 殺し合いから脱出する。 ●中目標 仲間を探す。 ●小目標 隼人と一緒に逃げる。 【相楽左之助@るろうに剣心 最終章 The Final映画ノベライズ みらい文庫版@集英社みらい文庫】 ●大目標 殺し合いをぶっ壊す。 ●中目標 仲間を探す。 ●小目標 大太刀をぶちのめす。 【鑑隼人@パセリ伝説 水の国の少女 memory(3)(パセリ伝説シリーズ)@講談社青い鳥文庫】 【目標】 ●大目標 復讐完遂のためにはパセリを生き残らせる。 ●小目標 カッキーと一緒に逃げる。 【大太刀@映画刀剣乱舞@小学館ジュニア文庫】 【目標】 ●大目標 皆殺し。 ●中目標 鱗滝とアキノリは、絶対に自分の手で殺す。 ●小目標 道着男(左之助)を殺す。
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――試合まであと1日と迫った頃、 次の日に試合を控えている鏡星のグラウンドはいつになく静まり返っていた。 夏も近いこの季節、強豪野球部の練習の音も無く不気味な雰囲気を出しているのは異例の事だった。 無理も無い……明日行われる戦いは全てが異例なのだ。 「はこみんとの試合は明日だからな……」 「ああ……ただ緊張するって言うより何か嫌な空気が漂っているんだよなぁ……」 別に練習したくなくて練習していないのではない、 ただ明日の試合に疑問が多いのだ。 監督が入院で不在の中、山塚広樹が急に持ってきた試合。 それはかつてこのチームに伝説的な影響を与えた弾箱壬の率いるチームとの試合である。 部員たちからしてみれば2年前に共に戦って甲子園優勝を制した仲間であり彼に憧れて入学してきた者も居ただろう。 しかしあまりにも突発的、“3日後に試合を組んできた”といきなり山塚に言われたチームメイトたちは呆然。 主将になった瞬間“実力を武器に自分を主張する男”に変わってしまった彼、 誰かと比較されるのが嫌で仕方なく、常日頃“弾箱壬”の名を語る後輩に対し厳しく当たったりする男だ。 何故こんな男がキャプテンになったかと思われているが、努力は誰にも負けないし彼を否定できるものがこの中にはいないのだ―― 心の中では山塚なんかを信頼してはいないし、寧ろ箱壬を知っている者は誰一人として彼を良いとは思っていないだろう。 「今回の試合――アイツは何でこんな時期に組んだんだろうな」 「まぁ……自分の力を見せしめたいって所だろ? だけどいくらアイツでも相手ははこみんだぞ?」 そこへ恐らく同年代だろうと思われる一人の選手が現れて口を挟む。 「それぐらいにしておけ……あの野郎に聞かれたらたまったもんじゃねぇ」 「今丘……、お前はこのまま山塚の言い成りになって最後の夏を迎えていいのかよ!」 突如現れた褐色の男、彼は唯一山塚と対等に話す事が出来るこのチームの副主将“今丘勇次(いまおか ゆうじ)” 二年前、入部し初めての上級生と対決する紅白戦。 例年だったら1年の完敗だといわれている紅白戦でマスクを被り一番最初に弾箱壬とバッテリーを組み 勝利へと導いた男である。 1年前は公式戦で起用される事は無かった彼だがそんな彼も今ではチームの正捕手、 嫌いではあるが山塚とバッテリーを組みチームも安泰だと自分に言い聞かせていた…… そんな時に飛び込んできたのは自分の中で神格化された至高の投手“弾箱壬”との対決話。 変になっていく心は彼の平常心を奪う。 “あいつに会ったら何を言おう”とか“箱壬に何か頼みたい事”とかそんな浮かれた気分では居られない。 ましては大会で活躍するはずの山塚が大会前最後に行うであろう調整試合だ、山塚をリードする捕手として全力を尽くさなくてはならない。 彼の中はこれからの戦いの事のほうが重要であることは間違いないだろう。 例え弾箱壬が相手であろうと、それは関係の無い事。 山塚を勝たせなくては役割を果たす事ができないのだ。 彼は不信感を募らせ愚痴る仲間を見て……苦しそうに言う。 「遅かれ早かれ、俺達は後3ヶ月もしないうちに引退だ、 もう後ろなんざ見る暇なんてねぇだろ……」 「だけども……」 「だけどじゃねぇ!!……悔しいが、山塚が居れば甲子園優勝も出来る、 だが山塚が居なかったら俺たちは非力なんだ……それだけだ」 そういいながら、今丘は黙ってその場を立ち去って行った―― 誰一人本心を打ちまける事が出来ない仲間達を残して―― 所変わって鏡星高校地下倉庫―― 山塚は人目を憚るようにたくさんの食べ物を持ってとある地下倉庫の中に入っていく。 本来なら極限られた教員しかやって来れないような場所に彼は無断で侵入。 そしてその倉庫を鍵を勝手に作り出入りしているのだ。 山塚がドアを開けるとそこには二人の子供が壁に寄りかかりながらつまらなさそうにゲームをしている姿があった。 山塚はその二人に凄くやさしく声をかけた。 「ごめんね、夕御飯の時間遅れてね」 二人はゲームの電源を消しそれを充電器の方まで持って行く、 別に緊張した気持ちでもなんでもなく、そこにはただ単純に子供としての姿があった。 「きにしないでもいいよ……」 「それよりおそとであそびたいよー」 山塚に話しかけている二人の子供、彼らは間違いなく誘拐された“成瀬優雨”と“楠明灯”であった。 しかし誘拐されたような怯えの状態とは彼らは無縁の状態、それどころかゲームをして退屈を凌いでいる状況だ。 これは一体どういうことなのだろうか。 「まだ――外には出せないよ でも安心して、必ず――明日には開放するから」 「はこみんがまけてもかっても?」 「そうだよ……明日が終わったらもう僕らが会う事は永遠に無いだろうね」 山塚は心の底から笑顔だった。 何故誘拐した子に対して心から笑みを浮かべる事が出来るのであろうか。 これから待つ未来がどんなに暗いものなのか――まるで分かっていないかのように。 『明日……俺の全てが決まるんだ―― もう後が無い、俺には最後に絶対に手に入れたいものがある 箱壬よ――俺は必ず貴様を倒し手に入れてみせる』 何かに縛られたかの様な山塚の覚悟―― それに気づく者は……誰もいない 第二十二話 足立原くん<戻 次>第二十三話 全員集合
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てぃあ 名前:湯布院てぃあ(ゆふいん・てぃあ) 種族:ファードラゴン系竜人 年齢:24歳 誕生日:5月4日 身長:158cm 体重:55kg 魔法属性:癒 体色:純白 髪の色:ごく薄い銀色の髪 瞳の色:ブルー 「どうしたの? お熱でもあるの?」 龍ノ目高校の保健教諭。いわゆる「保健室の先生」である。 竜人の中でも珍しい「ファードラゴン(哺乳類系ドラゴン)」であり、輝くような純白の毛並みと、鳥のような羽毛の翼を持つ。 その美しい外見(本人は童顔なのをやや気にしているが)と優しい性格から、男子生徒の間では非常に人気が高く、保健室は下心ありありの男子生徒でいつもあふれている。 一度、彼女がウプシロン教団に誘拐されるという事件が起きた時は、男子生徒の間で救助隊が結成され、決死の大救出作戦が展開された。 龍ノ目市中央病院に医師(専門は心臓外科)として勤める兄がいる。父母も開業医であり、まさに医者一家である。 こぼれ話 やっぱ保健の先生っていいですよね。生傷絶えない人もいっぱいいますし。 苗字は九州の誇る温泉地、湯布院から。そして名前はティアマト女神から頂きました。 (OXY_GEN)
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【名称】ティズ=カローニ 【サイド】魔術 【能力】ルーン魔術、「乾きの剣」 【設定】 「乾きの剣」 「laguz」「naudiz」「isa」「sowilo」の文字が刻まれた西洋剣。 『水を乾かす氷の太陽』、「ラニソー」と読める。 いわゆる『冷凍光線』と呼ばれる、青い光を放つ。 ただしそれの光自体が冷気を持つわけではなく、 光を照射された『水』の温度を下げていく魔術であり、 相手が濡れていなければほとんど効果を持たない。 その為、「laguz」が刻まれたコインをばらまくことで水を生み出し、能力の補佐に用いる。 【特徴】 薄い青に染められた髪を持つ少年。十代半ばと言った顔つきである。 常にスーツ姿で、青いネクタイを着用している。 手に持ったアタッシェケースは、「乾きの剣」を収めるためのもの。 【概要】 イギリス清教、必要悪の教会所属の魔術師の一人。 必要悪の教会に入って日が浅く、まだ仕事には慣れていない。 魔術師の手によって誘拐された一般市民の救出等を主目的として活動する。 父親が魔術師であり、母親と姉は一般人。 母親は魔術師の存在を知っているが、姉は知らない。 これは、父親も母親も、そういうものとは無縁でいて欲しいと願ったためである。 ティズは、魔術師になるかならないかを選択できる立場に立たされたが、ある思いから魔術師の道を選んだ。 魔法名は『守るべき者の為に(munio845)』。 魔術を知らず、一般人として生きる彼の姉を思った言葉。 【台詞】 「僕の魔術はそんなに温くないですよ。骨まで凍りつくほど、冷たいです」 「ね、姉さん!? な、なんでここに・・・。え、職場で上手くやってるかどうか見たい・・・って、別にいいから、そういうの!」
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誘拐と人食い 13 髪の毛を編み込んで作られた縄で手足をがっちりと拘束され、廃材で作られた檻に閉じ込められたπ-No.1ことポーラ 檻の前には『ソニー・ビーン一家』の子供達が絶えずうろうろとしている 「……のっとえすけーぷ」 今脱出を企てれば、奴らは彼女を捕まえるために子供達をあちこちに散らせるだろう そうなれば、水攻めの計画に予想外の生き残りが出る可能性が高くなる 自分にできる事は、かつての家族と共に下水の藻屑となる事なのだ 「気分はどうかね、我が娘よ」 檻を開けて中へと踏み込んでくる『ソニー・ビーン』 敵意に満ちた芽で睨みつけてくるポーラの襟首を掴み、強引に引き起こし ナイフを手に、動物の皮を剥ぐように慣れた手付きでポーラの服を切り裂いていく 「お前を改めて我が一族に取り込むために、これからたっぷりと家族で戯れて貰うぞ?」 家長の後ろに控えているのは、ポーラよりやや年下の小柄な子供達 「本当ならば身体を重ね精を注ぎ子を成すのが手っ取り早いのだがな。ユニコーンごと取り込むにはそうもいかん」 よく見れば子供達の中には男は居ない 全て幼い容姿の少女である 「お前の体液をこの子らに取り込ませ、この子らの体液をお前に流し込む。性交渉で出来ないせいで時間は掛かると思うが、そこは試練と思って我慢するのだな」 子供達はわらわらとポーラの身体に群がり、その肌に舌を這わせる 「ぁぅっ!?」 未経験の感触にひっくり返った声を上げるポーラ だがその声も、子供達の一人に飲み込まれるように唇を重ねて塞がれ、くぐもった音を漏らすだけだった 唾液を、汗を、涙を 丁寧に丁寧に舐め取られる度に、その存在そのものを少しずつ少しずつ削り取られていくような 子供達の唾液が口腔に、肌に触れる度に、その存在そのものが少しずつ少しずつ染み込んでくるような 「我が一族に戻り、そのユニコーンの力を我らのものとできたのならば」 細い足に手を這わせ、その奥へと指を滑り込ませる 「ひっ、んっ!」 身を強張らせ、一際強くその身を強張らせるポーラ 「子をまだ為せぬ子供達にその力を譲らせ、たっぷりと一族の繁栄のために奉仕してもらおうではないか」 子供達の唾液で濡れた指を拭い、『ソニー・ビーン』は静かに檻から出て行った ――― 下水道の一角、『ソニー・ビーン一家』の住処へと向かう排水管 哨戒中の子供達が数名、外部からの侵入者を警戒して武器を手に闇の奥を睨みつけていた その警戒をすり抜けて、その傍らに立つπ-No.0、ピーター 手に一枚の薄い金属製の板のようなものを持って、無線に向かって静かに語る 「現場に着いたよ、ターゲットは6人」 《了解、逃げられる前に静かに片付けるよ》 ピーターが手にした金属板は、一枚の交通標識 そこに描かれた図柄は、手を繋いだ大人と子供の『歩行者専用道路』の標識 その大人の図柄がむくりと膨れ上がり、音も気配も何も無く子供達のうち一人の腕を掴み、一瞬で標識の中へと引き摺り込んでいった ――― どさりと尻餅をついて、『ソニー・ビーン一家』の子供の一人は周囲を見回す そこは先程まで居たはずの下水道の一角ではなく、コンクリートで囲まれた広い部屋 手にした人骨製のナイフを握り、周囲に家族が居ないと確認した瞬間に脱兎の如く逃げ出した 逃げ出した、はずだった どちゃりと無様にコンクリートの上に倒れ、何が起きたか判らないといった顔で自らの身体を確認する それまで何でもなかったはずの足が、切断されたわけでもないのにぽろりと外れていた 「一丁あがりネ」 「一丁あがりヨ」 チャイナドレスの双子の少女が、ぱんと手を打ち合わせて小躍りしながら、外れた足を拾い上げる すぐさま手にしたナイフを振るおうとしたその腕が、足と同じようにぽろりと取れる 「達磨さんの出来上がりネ」 「達磨さんの出来上がりヨ」 取れた腕からはすぐに力が抜けて、こつんと軽い音を立ててナイフがコンクリートに落ちる 「材料ネー」 「材料ヨー」 腕や足を拾い上げ、そして手足を無くして動けなくなった『ソニー・ビーン一家』の子供を軽々と持ち上げ、コックコートの中国人女性とドイツ人男性の元へ運んでいく 「それじゃあ早速始めましょうか」 「久々だねぇ、最近は不況で売上が悪いから事業を縮小してたし」 「うちなんて中国産ってだけで敬遠されちゃって。ダンボールなんか使わない、肉100%なのにね」 まな板の上に転がされた『ソニー・ビーン一家』の子供は、家族の調理風景を思い出し 自分が何をされるか理解して悲鳴を上げた 「あらあら、食べるのは良いのに食べられるのは嫌なんて、そんな我侭は言わないわよね?」 「大丈夫だよ、ちゃんと美味しくしてあげるから」 巨大な中華包丁を軽々と振り回す女と、使い込まれた巨大な肉挽き器をごとんと調理台に上げる男 『達磨女の見世物小屋』の双子姉妹 『人肉饅頭屋』の女 『殺人肉屋のソーセージ職人』の男 合計4人の手によって、一人だけ攫われてきた『ソニー・ビーン一家』の子供は為す術もなく解体されていく 「はーい、息の根止めたら次攫うよー。100人ぐらいいるらしいから、ガンガンやってかないとダメだよー」 『誘拐結社』のリーダー『交通標識のモデル』は、ぱんぱんと手を打ち鳴らしながら急かす 「5人以上連れ込んだら殺せなくなるからねー、調理は後回しにして仕込みで流していってねー」 「それはダメよ、料理の素材は鮮度が命なんだし」 「手早くやるのできっちり調理させたまえ」 「しょうがないなぁ、その代わりペース上げてねー」 空中に浮かび上がる標識に腕を突っ込むと、その向こうからまた一人 この殺人キッチンに引き摺り込まれた『ソニー・ビーン一家』の子供は、次々と解体され次々と挽肉にされていく 「いくら人数で優れば無敵、やたらと増えて集団行動すると言ってものぅ。一人ずつ攫ってしまえばこんなもんじゃて」 老人はそう言いながら、キッチンの片隅で煎餅を齧る 「情報があり、人材があり、それが上手く噛み合えばこんなもんじゃ。化物は策を以って倒すのが神話からの慣わしじゃろうて」 「仕留め方がえげつねぇがな」 キッチンの様子を不快そうに睨みながら、紫煙を吐き出すサロリアス 「半端なやり口で、生きている人数がこっちを上回っても困るじゃろうて」 「確かにな……そういや、奴らには女も多いみたいだが、その辺は気にしないのか、ジジイ」 「ち○こ喰い千切られそうな女の子は流石に勘弁じゃろう、常識的に考えて」 「あんたの口から常識なんて言葉が出てくる事に驚きだ」 「そうかのぅ。儂は一度手を出した女の子は終生面倒見とるし、産ませた子供もちゃんと育てとるし。あそこの甲斐性無しより常識的じゃろ?」 その言葉に、『誘拐結社』のリーダーの顔が微妙に歪む 「都市伝説に常識求めないでよ。そりゃ子供はずっとほったらかしだったけどさぁ」 「もう小学校に上がったんじゃろ? ちゃんと面倒見てやらんと良い女に育たんぞ」 「こないだ調べたら、都市伝説と契約して『組織』に拾われたそうだから。僕が面倒見るわけにもいかないんじゃないかなぁ……それにさ」 ひょいひょいと次から次へと子供達を引き摺り込みながら、暢気に語る 「うちの組織に協力してもらってる教授さんがいるんだけどさ。彼なんて高校生になる娘さんを十数年前からほったらかしなんだよ? 僕とかずっとマシじゃない?」 「お前ら、悪い例を挙げて自分の事を棚に上げてんじゃねぇ」 「実はさー、うちの奴がこないだ間違ってその教授の娘さん攫っちゃったんだけどさ? 一応謝りに行ったのに『そんなどうでもいい事で時間を取らせるな』って怒られちゃったんだよ?」 「どっちも大概だな。今回の事が済んだらまとめてくたばっとけ」 呆れ果てた顔で煙草を灰皿に押し付けるサロリアス やや暢気なやり取りを挟みながらも、『ソニー・ビーン一家』を文字通りじわじわと食い潰していく 「リーダー、肉足りないよー」 「次攫ってきてー」 「はいはい、現地の協力者が移動中だから少し待ってねー」 饅頭やソーセージが積み上げられたキッチンは、言うなれば異形の坩堝 互いの尾を食い合う蛇のような、そんな雰囲気を漂わせていたのだった 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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【性別】女 【口調】一人称:玉藻ちゃん 「ゆらぁりぃ」が口癖で呼吸。 【性格】常に情緒不安定 【能力】狂戦士 【備考】 人と会話するのが苦手で、他人と3語以上話すことはめったに無い。 「なんとなく」で人を殺すとんでもない女の子。 元々はある大企業の令嬢だったが、武装組織に誘拐され、その武装組織と萩原子荻を除く救出部隊の全員を皆殺しにしたことから澄百合学園に引き取られる。 その後初等部にして実戦部隊となるが、あまりの狂戦士振りから子荻以外にはまるで扱いきれない。 以下、バトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 西条玉藻の本ロワにおける動向 初登場話 真庭狂犬の災難 登場話数 9 参戦時期 クビツリハイスクール 初期支給品 毒刀・鍍@刀語 スタンス 不明 現在状況 死亡 現データ 零崎舞織の暴走 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 真庭狂犬 殺害 不明 不明 真庭狂犬の災難 貝木泥舟 襲撃 不明 ナイフと着替えをもらう 偶然目が合ったので 零崎人識 知り合い ひとしきくん ナイフをもらう 冒し、侵され、犯しあう(中編) 零崎双識 襲撃 不明 ナイフが欲しい 冒し、侵され、犯しあう(前編) 江迎怒江 襲撃 不明 不明 何に狂うか何に病むか 羽川翼 襲撃 不明 刀を奪われた つばさゴースト 哀川潤 同行 潤さん ついていく 再覚醒 想影真心 敵対? 不明 『死ぬ』……って、思いました 撒き散らす最終(吐き散らす最強)
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――殿の間 律「……」ドキドキ 澪「……」ドキドキ 唯「……」ワクワク 紬「お父様、お友達を連れてきました」 紬父「おお、そなた達が紬の友達か」 律「そうです!」 紬父「話は聞いておるよ」 澪(聞いてるってどういう風に聞いてるんだろう……) 紬父「これからも紬と仲良くしてやってくれ」 律「はい!」 紬父「ところで唯殿とはどちらかな?」 唯「あ、私です!」 紬父「うむ」 紬父「実は紬から唯殿は三味線の腕が相当なものだと聞いておってな」 唯「いやあ、それほどでも」デヘヘ 紬父「一つ演奏を聴かせてくれないかのう」 唯「はい!喜んで!」 紬父「斎藤、三味線を」 斎藤「はっ」 紬父「これでひとつ」 唯「では……」 ベンベン、ベンベン 紬父「おお……」 紬父「まさかこれほどの腕だったとは……褒めてつかわすぞ」 唯「ありがとうございます!」 紬父「ところで唯殿」 唯「はい?」 紬父「そなた……以前わしと会ったことはなかったかのう」 唯「え……」 唯「ごめんなさい、分からないです……」 紬父「ふむ、わしの思い違いかのう」 唯「……」 その後、唯達は楽器を演奏したりお茶をしたりと楽しい時間を過ごした。 ――夜 うどん屋 律「いや~、今日は楽しかったな~」 澪「そうだな」 澪「久しぶりに琵琶も弾けたし」 律「色んな楽器があったもんな~」 唯「……」 唯(ムギちゃんのお父さんは私に会ったことがある気がするって言ってた……) 唯「……」 律「おーい、唯」 唯「え、あ、何?」 澪「どうしたんだ?」 澪「ボーっとしてたぞ?」 律「はしゃぎすぎて疲れたんじゃないのか~?」 唯「あはは、そうだね……」 澪「?」 律「今日は早めに寝とけー」 唯「うん」 ―――― その後も唯たちは度々城を訪れては5人で楽器を演奏したり、お茶を飲んだりして楽しい時間を過ごし、 絆を深めていった。 そんな生活が続いたある日…… 律「……」ズズ 律「……できた」 律「できたぞー!」 澪「!」ビクッ 澪「きゅ、急に大きい声出すなよ……」 律「できたんだよ!」 澪「なにができたんだ?」 律「新しいダシだよ」 澪「え?新しいダシ?」 律「このダシで作ったうどんだ」 律「食べてみてくれ」 澪「う、うん」 澪「……」ズルズル 律「……」ジー 澪「……!」 律「どうだ!?」 澪「すごいおいしい……」 律「だろ!?」 澪「ああ」 澪「でもどうしたんだ?急に」 律「いや~、いつまでも唯に頼ってばっかりじゃだめだからな」 律「お金にも少し余裕が出てきたし、新しいを味研究して完成させたって訳だ」 澪「そうだったのか」 律「梓もなんかダシ変えろって騒いでたからな~」 澪「おかしいです!って言ってたな」 律「あ、今の似てる」 澪「そ、そう?」 律「うんうん」 コンコン 律「こんこん」 澪「え?」 律「ん?」 澪「誰かきた?」 律「お客さんかー?」 澪「今日は定休日だぞ」 律「はいは~い」 ガラガラ 女A「こんにちは」 律「えーと……どちらさんで?」 澪(女の人が二人……) 女A「私は平沢憂と言う者です」 女B「私は真鍋和よ」 律「はあ……」 律(ん?平沢?) 憂「東の平沢城から来ました」 律「平沢城!?」 澪「え、じゃあ……」 憂「私は平沢家当主の次女です」 律「な、なんでうちに?」 澪「あの……今日は定休日……」 憂「お姉ちゃんらしき人がこちらに居ると聞いたので」 律「お姉ちゃん?」 和「唯のことよ」 澪「え?唯?」 律「じゃあ君は唯の妹さん?」 憂「はい」 澪「ん?待てよ……」 澪「と言うことは……唯は平沢家当主の娘ってことか!?」 律「ええ!?」 律(平沢家って言ったら東の土地を治めてる一族じゃないか……!) 律(唯はそんな身分の奴だったのか!?」 和「あなた達知らなかったの?」 律「あ、ああ」 律「なんせ唯は記憶が……」 唯「りっちゃん、どうしたの~?」 憂「お姉ちゃん!?」 和「唯!」 憂「お姉ちゃん!」ダッ 唯「え?お姉ちゃん?」 憂「……!」ギュッ 唯「え?何!?」 憂「お姉ちゃん……会いたかったよ……」 唯「あの……どちら様……?」 憂「え……私だよ、憂だよ……?」 唯「え?え?」 和「どうしたの?唯」 律「私から説明しよう……」 律は憂と和に道に倒れていた唯を助けたこと、そして唯は記憶を失ってることやこれまでの事を説明した 憂「そんな……」 和「まさか唯が記憶を失ってるなんて……」 唯「……」 律「あの~……」 律「そちらの状況も教えてもらえないかな?」 憂「そうですね……私が説明します」 憂「先ほども言いましたが、お姉ちゃんは平沢家当主の娘で私はその妹です」 和「私は唯の幼馴染で、今は平沢家専属の用心棒みたいなことをしてるわ」 澪「はあ」 憂「ちょっと事情があって、お姉ちゃんがお城を飛び出して行っちゃったんです」 和「最初はお腹空かしてすぐ帰ってくるだろうなんて思ってたのよ」 憂「でも夜になっても次の日になってもお姉ちゃんは帰ってこなかった……」 和「何かあったんじゃないかと思って、みんなで唯を探したわ」 和「でもそんなに遠くに行くはずもないと思って平沢家の領地内しか探さなかったの」 憂「そしてお姉ちゃんを見付けられないまま時が過ぎていった……」 憂「そしてある時、三味線の上手い短髪の女の子が琴吹家の領地のうどん屋さんに居るって噂を聞いたんです」 和「すぐにそれが唯だって思ったわ」 和「唯はもともと三味線が上手かったのよ」 律「そうだったのか……」 澪「しかし、唯が殿様の娘だったなんて……」 律「ああ、驚いた」 唯「……」 憂「ねえ、お姉ちゃん……何も憶えて無いの?」 唯「……うん」 憂「そうなんだ……」ジワッ 和「憂……」 憂「お姉ちゃん……せっかく会えたのに……」ポロポロ 律「……」 澪「……」 唯「……」 唯(なんだろう……) 唯(思い出せないんだけど……なんか懐かしい感じがする……) 憂「うう……」ポロポロ 唯「……!?」キーン 唯「うう……え……あ……」キーン 律「唯!どうした!?」 唯(あれ……なんか……!)キーン 憂「お姉ちゃん!?」 唯「……」 澪「大丈夫か……?」 和「もしかして何か思い出したの!?」 唯「ううん……思い出しそうだったけどだめだった……」 和「そう……」 唯「でもね……なんか懐かしい感じがする」 憂「お姉ちゃん……」 ―――― 和「じゃあ私達は帰るわ」 和「今、唯を連れて行っても混乱するだけだろうから」 律「そうだな……」 和「憂、帰るわよ」 憂「はい……」 和「じゃあとりあえず唯のこと、よろしくお願いします」 律「ああ」 和「それじゃあ」 律「うん」 憂「お姉ちゃん……」 ――夜 澪「あれ?唯は?」 律「さっき散歩に行ったよ」 澪「散歩?こんな時間にか?」 律「まあ今日は色々あったからな……」 律「一人で考える時間も必要なんだろ」 澪「ああ、そうだな……」 律「しっかし……」 律「唯が平沢家当主の娘とはなあ……」 ――夜道 唯(私が殿様の娘……?) 唯(信じられないよ……) 唯(これから私はどうすれば……) 唯(りっちゃんや澪ちゃんとの生活も楽しいし……) 唯(あずにゃんやムギちゃんと遊ぶのも楽しいから……) 唯(私……記憶が戻らなくてもいいと思ってた……) 唯「……」 ―――― ごろつきA「おい、あれ見てみろよ」 ごろつきB「んあ?」 ごろつきA「あれだよ、あそこの一人で歩いてる女」 ごろつきB「ああ、あれか」 ごろつきA「ありゃうどん屋の奴だぜ」 ごろつきB「うどん屋って女だけのあのうどん屋か?」 ごろつきA「そうそう」 ごろつきA「なんでもそのうどん屋は最近儲かってるらしい」 ごろつきB「ほう」 ごろつきA「そのうどん屋の女が夜一人で歩いてる……」 ごろつきA「あとはわかるな?」 ごろつきB「まさか……」 ごろつきA「あの女を誘拐して身代金を要求すれば、たんまり金が手に入る」 ごろつきB「お前天才」 ごろつきA「ぐはは!そうと決まれば早速」 ごろつきB「よっしゃ」 唯「……」 ごろつきA「よう、嬢ちゃん」 唯「え?」 唯(何この人たち……!?) ごろつきB「ちょっと俺達と来てもらおうか」グイ 唯「え……あ……」 唯(え!?何!?) ごろつきA「うへへ」 ――うどん屋 律「唯遅いなー」 律「まあそれだけ考えることがあるってことか……」 律「唯も大変だな……」 律「ふああ……」 律「寝むい」 律「先に寝ちゃおうかなー」 律「……」 律「……ZZZ」 ――翌朝 律「まだ唯が帰ってない……!?」 律「どうしたんだ……?」 律「……」 律「捜しに行こう」 ガラガラ 律「ん?」 律「扉に何か挟まってるぞ」 律「これは……手紙?」 律「……」ガサガサ 「女は預かった。金を用意して西の廃村に来られたし」 律「!?」 律「こ、これって……」 律「唯が誘拐された!?」 律「た、大変だ!」 律「澪!起きろ!」 澪「う~ん……どうしたんだ?」 律「唯が……唯が誘拐された!」 澪「え?」 律「唯が何者かに誘拐されたんだよ!」 澪「なんだってー!?」 律「はやくいくぞ!」 澪「いくってどこに!?」 律「唯を助けにだよ!」 6
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ジャック・オ・ランタン(Jack O Lantern) (キャラクター、マーベル) 概要 その名の通り、ハロウィンで知られるカボチャのオバケのような姿をしたヴィラン。 マーベルではこれまで5人のジャック・オ・ランタンが存在した。 ジェイソン・マセンダール(Jason Macendale) スティーブ・レビン(Steven Mark Levins) マッド・ジャック(Mad Jack) スティーブ・レビンの弟(本名不明) クライムマスターの手下(本名不明) 初登場:Venom vol. 2 #1 (2011) 種族:装備と訓練によって強化された人間 概要 三代目クライムマスターの手下として登場。素顔は火傷でほぼ骨ばかりとなっており、本名も不明。 エージェント・ヴェノムことフラッシュ・トンプソンの宿敵となる。 子供の頃、ハロウィンでクライムマスターの住居を訪問し、そのまま誘拐された。それ以来、クライムマスターを父と慕い、暗殺者としての訓練を受けて育った。 能力 飛行:ホウキ型の飛行ユニットによって空を飛ぶ パンプキン・ボム:カボチャ型の手榴弾 悪魔型ロボット:赤ん坊型の悪魔ロボットを複数従える。ロボットは人語を話し、自爆機能などを持つ。 アメコミ@wiki