約 4,043 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1030.html
第13話 サザエさんとは言わせない・前編 仗助はまだ高校生であったが、魔法学院の教室は大学の講義室のイメージが似合う造りだと思った。 それが石で出来ている。いつか学校の世界史で習った中世の生活様式にますます当てはまる。 教卓が一番下の所に位置し、そこから半円状の階段式に席が続く。仗助とルイズが中に入ると先にやって来た生徒達が一斉に振り向き、そしてクスクスと笑い始める。 明らかな嘲笑の笑みだ。 曲がりなりにも普通ではない成りをしている仗助であり、人に注目されるのは慣れている。いささか居心地が悪いものではあったが。 見渡せば先ほどのキュルケもいる。周りを男子が取り囲んでいた。 なるほど、イチコロと言うのは言葉通りである。 まぁ、あのプロポーションでは無理もない。仗助だって華奢な女性よりは肉付きのあるグラマーな女性に魅力を感じる。 皆何処に行っても男と言うのは同じ様なものなのだろうか? 皆、使い魔を連れていた。 キュルケのサラマンダーをはじめとして、カラスや猫、蛇といったノーマルな生き物から、ゲームによく出てくるバジリスクやスキュアなどのファンタジーな生物もいた。 やがて奥の扉が開き教師が入ってくる。担当のミセス・シュヴルーズだ。 「(グレート。ますますファンタジーじゃあねェーかよー、まるでハリー・ポッターのキャラじゃあねェか)」 ちなみに仗助はゲームはした事はあっても本の方はあまり読んでいなかったりする。 「こんにちは皆さん。私、授業を担当する『赤土』のシュヴルーズです。一年間よろしくお願いします」 それで、毎年春の使い魔召喚は楽しみだと言った後、ぐるっと皆を見回す。 「あらあら、皆さん無事に成功しているようですね。このシュヴルーズ、嬉しいですわ。毎年使い魔達を見れるのが楽しみなのですよ」 そして視線がルイズの所で止まる。 「まぁ、ミス・ヴァリエール。貴女は変わった使い魔を召喚したのですね」 その瞬間、教室内がどっと湧く。 「ルイズ!『サモン・サーヴァント』に失敗したからってその辺の平民連れてくるなよッ!!」 笑いに包まれる教室、無論ルイズも食って掛かる。 見苦しい罵り合いを止めたのはミス・シュヴルーズだった。マリコルヌとかマリコルヌとかマリコルヌの口に赤土を突っ込んだのだ。 曰く「お友達を罵るのはいけません」だそうだ。 「(自分で振っといてそりゃあ~ねェんじゃあねェーのかー?)」 当たり前だが、初めて見る魔法の授業と言うのは仗助にとって新鮮だった。 土の魔法で建物やモノを作る。なんと便利な事かと思った。聞けば土の他にも火、水、風、そして失われた虚無の全てで5つの属性があるそうだ。グレート。 「ミス・ヴァリエール!授業中に私語は慎みなさい!」 「すみません・・・」 どうやらあれこれと聞いたせいで彼女が咎められた様だ。悪ィな、と仗助は呟いた。 「そうですね、なら貴女には前に出てやってもらいましょうか?」 その言葉に場が一瞬凍った。今しがたやっていた『錬金』をやれと言うことだ。 ミス・シュヴルーズは石を真鍮に変えていたが、生徒には危険なモノなのか? 「み、ミセス・シュヴルーズ・・・・」 そこにキュルケが進言する 「ルイズにやらせるのはやめたほうがいいかと・・・」 周りも無言の肯定を顔に現している。 「何故ですか?彼女は努力家と聞いていますが?」 どうやらミセス・シュヴルーズは分かっていないようだった。そして仗助も分かっていなかった、 「や、やりますッ!」 ルイズはルイズでむきになり、目が血走っている。つかつかと教室の前へと歩いていった。 「さぁ、変えたいと思う金属を自分の中で強く思い浮かべるのですよ」 ミセス・シュヴルーズは前に出たルイズを指導している。 結果・・・・・ ドッギャァァァァァン!!! 大・爆・発ッ! 突如石が爆発し、破片を撒き散らすッ! 煙は部屋中を包み、まさに阿鼻叫喚の地獄と化す。 驚いたカラスがマリコルヌの頭を穿ち、部屋に突っ込んだ大蛇がマリコルヌに噛みつき、バジリスクがマリコルヌにタックルし、マンティコアがマリコルヌにさらにもう一発。キュルケのサラマンダーがマリコルヌの全身を焼き尽くす。 「ラッキー!?俺のらっ・・・ってあれ?マリコルヌ?」 「バジリスクが!・・・・・マリコルヌ?」 「マリコルヌ?・・・・」 煙が晴れかかり、皆がある1人の生徒に注目する。 「「「「マリコルヌッ!!」」」」 マリコルヌ・・・・全身火傷、裂傷、擦過傷、爆風による打撲傷及び、左上腕・右手甲部開放骨折 再起不能(リタイア)。治療に莫大な金額を要するも、後日仗助の(隠密での)治療により完治。精神的ダメージはトニオが担当。目下、香草等の食材を研究中・・・・・ ルイズと仗助以外誰も居ない教室。あの後ルイズは部屋の片付けを命じられた。 魔法行使を禁じての。とはいっても彼女には『使えない』ので無意味な言葉であったが・・・・ 床を掃き、ガラスを付け替え、破損部分を修理する。 この程度、仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』なら容易い事だが、わざわざ手札を見せることもないし、なにより『責任をとる』と言う意味で彼女の為にもならない。 そこで仗助は自らの手で手伝っていた。途中、ルイズの理不尽な理屈が飛び出したが、そこはガン見で黙らせた。こういうのは甘やかすと良くない。 基本的な常識を持ち合わせていた仗助であった。 「ふゥーー」 最後のガラス戸をはめ、全て完了する。見るとルイズは俯き加減だ。 「そんなによォーーー、気にしなくてもいいと思うゼェーー?誰にだって失敗はあるッスからね」 「・・・・・・・そうね」 まだ足りないか? 「しっかしまぁ~恐れ入ったゼェーーー魔法てのはよォーーー。アレなら優れた武器になるんじゃあねェーーーのか?グレートな爆発だったゼェーーー」 彼なりの励ましであった。彼女が『ゼロ』と呼ばれる所以が分かった。 しかし、あのような形で失敗となるのなら、逆に強力な武器として機能するだろう。欠点を長所として昇華させるのだ。 人生どんな危険があるか分からない。こんな魔法の発達した世界であれば尚更の事だろう。 「・・・・さい」 しかしルイズはそう思わなかった。 長年に渡って抱いていたトラウマはそうそうポジティブに改め考えられるモノではないし、なにより彼女には『誇り・プライド』があった。 「あ?」 「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいッ!アンタも私を馬鹿にするのねッ!?」 「ンな事一言も・・・・」 「いいわッ!アンタがその気なら、ずっとずっとずっとずーーーーーッとご飯抜きなんだからッ!」 そう言って去ってしまった 聞くと無意味そうなこの言葉、実は絶大な効果を発揮する。 今朝の時はある意味『特別』だった仗助の食事が目を引いたために、トニオのあの行動に繋がった。説教をして仗助にも同じものを食べさせるように言った。 しかし、貴族の食事が一食分だけ抜かされるとなると、逆に溶け込んでしまう。たった一食分のキャンセルなど誰も気にかけない。 トニオだって料理を捌いている以上、ずっと仗助を気にかけている余裕もない。 「グレート・・・なんてこった」 アイツやりやがった。俺を飢え死にさせる気かッ!?「ふぅ~~~」 たかると言うのはポリシーじゃあないがこの際致し方がない。 「厨房で何かもらうか」 仗助は食堂へと足を運ぶのであった・・・・・ To Be Continued・・・・・
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27622.html
登録日:2012/10/01(月) 01 02 55 更新日:2024/07/20 Sat 00 47 01 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 アイテム稼ぎ デモンズソウル マラソン 刃石 心が折れそうだ… 物欲センサー 純刃マラソン 純粋な刃石 苦行 純粋な刃石とは、アクションゲーム「デモンズソウル」に登場するアイテムであり、同作での武器強化に必要な素材である。 ◎概要 デモンズソウルでは、自分のステータスに合わせて様々な派生へと武器を強化できる。 ロングソード一つとっても、上質、叩き潰す(筋力依存)、竜(炎属性)、月(魔法)等々、様々な方向性を持って強化ができる。 そのなかで、鋭い刃で敵を切り裂く曲剣、短剣、刀などの武器を、高い技量ボーナスを持つ「鋭利な」武器に転換させるアイテムが刃石(*1)系統。その中でも最高のアイテムが、純粋な刃石なのだ。 要約すれば、「強い武器を作るために必要な素材」であり、モンハンで言えば紅玉にも匹敵するアイテムなのである。 では、入手法は?というと、簡単簡単、雑魚が落とす。 嵐の祭祀場というステージにいる黒い骸骨のような敵を倒せば落とす。攻撃力、攻撃範囲、防御力、いずれも高い強敵だががんばって倒しましょう。 見事倒せば、純粋な刃石が君の手に! ならない ◎ここからが本当の刃石の項目だ… この「純粋な刃石」、他の鉱石に比べて際立って入手が困難とされている。 これ以外の鉱石は大抵鉱石集め用の敵である「結晶トカゲ」が纏めて落としたり、確定で手に入るイベントがあったり、どこかに落ちていたりするのだが、「刃石」系列の鉱石はどれも敵のドロップでしか出ないため、マラソンして集める必要がある。 それだけでも面倒なのだが、さらにマラソンを長引かせる要素が重なっているのだ。 理由1:ドロップ率の低さ デモンズソウルにおいて敵のドロップで入手できる鉱石は他にも「にび石」や「吸い付き石」、「髄石」等があるが、とりわけこの「純粋な刃石」はとにかく落ちないことで有名である。 まず、そのドロップ率、これがなんと驚きの0.5%、悪い意味で桁が違う。 ・ドロップ率の詳細(折り畳み) ドロップ率0.5%という数字はエンターブレイン出版の「Demon's Souls 独占公式パーフェクトガイド」に記載された数値。この数値は「運」のステータスが0のときの確率とされており、実際のドロップ率は「運」を上げる毎に僅かずつ上昇する。 運の初期値は生まれにより7〜15であり、0というのはありえないため「ドロップ率0.5%!」というのは若干誇張された言い分ではある。 同書には基本のドロップ率が0.5%の場合、運が10のときのドロップ率は0.6%になる…といった記述もあるため、純粋な刃石のドロップ率もそれに準ずるとすれば、実際には最低でも0.6%前後ということになるだろうか。 一方で、運のステータスは純粋な刃石マラソンには影響がないのではないかという説もある。 というのも、黒骸骨の刃石系のアイテムテーブルは元々ドロップ率が合計100%となるように組まれており(*2)、理論上は黒骸骨を倒せば必ずいずれかのアイテムをドロップするという形になっている。 つまり「全てアイテムのドロップ率を上昇させる効果」では結果に影響せず、「アイテムテーブルの内訳を変化させる(ドロップアイテムの質を良くする)効果」でないと純粋な刃石には効果がない可能性が疑われる。 またドロップ抽選の方式によっては実際の確率が数値よりも低くなるおそれもある。(*3) 未だに確かなことは不明だが、いずれにせよ話が複雑になるため、本項目では運のステータス値の影響は抜きにして解説している。 運のステータス値も絡んでくるとはいえ、単純計算で200体敵をヌッコロしてやっと一つ出るかどうか。 …というか、数字に強い人ならお気づきだろうが0.5%を200回繰り返したところで一個以上出現する確率は、 1-(199/200)^200 = 0.633042178 およそ63%程度。これを99%まで上げようとすると 1-(199/200)^1000 = 0.993346031 最悪1000回…心が折れそうだ… 理由2:ドロップする敵が強い&少ない 次に、先程説明した黒い骸骨だが…ゲーム中上位に位置する強敵である。初心者にとっては下手なボスよりつらい。 爛々と輝く赤い瞳、口から漏れる殺意の吐息、こちらを視界に入れたとたん走り寄ってきて、ジャンプ!ザシュッ! YOU DIED 下手な盾じゃガードしても盾ごと切り裂かれます、心が折れそうだ… さらに悪いことに、純粋な刃石を最も必要とする技量キャラは刺突属性や斬撃属性の武器を主に扱うのだが、黒骸骨はこれらの攻撃に耐性を持っており、弱点は脳筋御用達の打撃属性。どうしろというのだ… 対策としては、敵の体力が低い一周目でマラソンして必要数を確保する…くらいだろうか。 とはいえ無茶苦茶な強さというわけではなく、刃石マラソンに手を付けるような上級者ならば縛りプレイでもない限り素早く処理してしまうことだろう。マラソンしてると集中が切れて返り討ちにされることもあるので油断は禁物だが むしろ、真の問題はこの黒骸骨の数が少ないこと。実は黒骸骨の中でも、純粋な刃石を落とす奴が限定されているのだ。 嵐の祭祀場は、エリア1.2.3、と分かれており、黒骸骨はエリア1とエリア2に数体配置されている。この中でもエリア2にいる二体、すなわち隠し通路の奥にいる黒骸骨と、エリアのソウル傾向(後述)が最も黒い時に出現する、ファントム化した黒骸骨。このどちらかを狙わねばならない。 後者(ファントム)は通常の黒骸骨よりもさらに強く、エリア前後の要石(エリア開始地点&ワープ地点)からほどよく離れているためマラソンには向かない。おまけにドロップ率も変わらず、必然的に通常の黒骸骨を相手にするわけだが… エリア2の要石から隠し通路までは30秒ほど。 骸骨を倒してアイテムを拾い、純粋な刃石が出なければ飛び降り自殺して、また要石から隠し通路へ… どんなに短縮しても1ループ一分ほどはかかる、これを1000回…なんとなんと、驚きの16時間半ちょっとである。高橋名人の名言「ゲームは一日一時間」に則れば半月はかかる計算である。ダーイスンスーン… 理由3:物欲センサー しかしまぁ、アニヲタ諸君の中には、「プゲラwwwマラソン1000回とか余裕っしょwww」といった、時間と気力を持ち合わせた方もいるかもしれない。ところがどっこい…まぁ、でないだろう。 これはある人の体験談なのだが… 「うし、技量キャラ作ったし、純粋な刃石入手すっか」 1日目… 2日目… 3日目… 4日目… で な い やったことがある人ならわかるだろう。この純粋な刃石、とんでもなく強力な物欲センサーが搭載されている。 「毎日数時間やって一週間かけた」なんてザラ、下手すりゃ1ヶ月単位… しかも、この純粋な刃石が全く必要ないモヤシ純魔やガチムチ脳筋育成中に限ってポロポロ落ちたりする。どういうことなの… この項目をみて興味を持った方は試しに純刃マラソンを開始してみては如何だろうか、きっと絶望を味わえるはずだ… ◎余談 本作のトロフィー解除条件の一つに、「鋭利な武器を最大まで強化する」というものがある。このため純粋な刃石の入手は、トロフィー制覇を狙う場合の最大の障害ともなりうる。 本作にはエリアのソウル傾向(エリア傾向)というシステムがあり、これが黒に傾くほどアイテムが出やすくなる(*4)が、代わりに敵が強くなる。当然アイテム狙いのマラソンはエリア傾向を限界まで黒くして行うため、先述した強力な黒骸骨が最大の力を発揮する状態で挑まねばならない。どこまでも救いが無ェ…。運のステータスとは異なり、こちらはドロップ率の上昇+アイテムテーブルの内訳を変化させる効果の両方があり、ほぼ間違いなく純粋な刃石の入手率を高めることができるというのが通説。 アイテムドロップ率を上昇させる「探すものの大剣」を使うことでドロップ率は上げられるが、「運」と同じく果たして効果があるのかどうかは不明。効果があるとしても「どの程度影響があるのか」は攻略本にも書かれていない情報である。 楔の神殿に時々戻るようにすると出やすくなる、パリィや背後からの致命の一撃で倒すと出やすくなる…など、様々な説が唱えられている。 ジャムパンを食べると出やすくなるという報告がある。嘘か真かはわからないが、体験談によると「七体倒して二個でました。」とのこと ◎その他の強化素材について 実際のところ、デモンズソウルはシリーズの元祖ということもあってか、強化素材に関して純粋な刃石以外にもかなりムチャクチャな設定が散見される。 ・純粋な月光石 武器を魔法攻撃力と魔力補正を持つ「月の~」に派生させるための最上位素材。 単純なドロップ率だけであれば純粋な刃石よりも遥かに高いのだが、こちらは結晶トカゲ以外に落とす敵が存在しない。 詳しい仕様については「結晶トカゲ」の項目を参照していただきたいが、月光石は仕様上結晶トカゲを狩り尽くしても入手できなかったり、入手できても使いきれば次周に持ち越しという、刃石とは別方向の厄介さがある。 PS3版デモンズソウルのセーブデータにはコピー不可のプロテクトがかけられており、いわゆるバックアップマラソンという抜け道もない。 さらに、月光石系を落とす結晶トカゲは攻略上必ず通らなければならない道中に配置されているため、たとえソウル傾向が白くてもそこを通るたびに倒さざるをえず、ただでさえ貴重な入手機会がさらに圧迫されるというオマケつき。 結晶トカゲの出現数は「塔のラトリア」エリア2に4体、エリア3に4体の計8体。 ・月光石の塊 同じく「月の~」に派生させるための中間素材。 純粋より1段階低い素材なのだが、同じく結晶トカゲと再配置されない特殊な雑魚しか落とす敵がいないという、なぜか他と比べて圧倒的に重い制約がある。 こちらは純粋とは異なり結晶トカゲからは100%入手できるのがせめてもの救いだが、要求量が格段に多いため数が足りなくなり、次周に持ち越しというのは往々にして起こりがち。 ・純粋な月影石 「欠月の~」という魔法系の派生にするための最上位素材。 こちらも結晶トカゲしか落とさずそれを逃してしまうと次周までおあずけという制約あり。当時のフロムは魔法型ビルドに恨みでもあったのだろうか。 しかも、欠月派生にはMPが自動回復するという特殊効果があるため、魔法型に限らず大半のビルドに需要があるというのがこれまた厄介。 幸いなことに結晶トカゲの数が少し多めで、工夫すれば攻略中スルーも可能な配置なので、月光石に比べれば多少余裕がある。 結晶トカゲの出現数は「嵐の祭祀場」エリア2に4体、エリア3に8体の計12体。 ・にび石の塊、吸いつき石の塊、髄石の塊 順番に筋力補正を高める「叩き潰す~」、出血の状態異常を付与する「裂傷の~」、致命の一撃を高める「致命の~」に派生させるための中間素材。 ステージで拾えるのはにび石、髄石が1個、吸いつき石は2個でそれ以上は敵からのドロップで集めるしかない。 デモンズソウルには軽量武器ほど強化に必要な素材が少なく、逆に大型武器ほど必要素材が多くなるという独特な仕様があるが、 叩き潰す派生するような武器だと最大強化まで少ない物で9個、多い物では18個もの塊が必要であり、明らかに需要と供給のバランスが破綻している。 ちなみに、マラソン対象になる敵は最上位の純粋なにび石も落とすのだが、基本的に落としてもハズレ扱いされる。 というのも、純粋の方はイベントで1個は確実に入手できる上に要求個数が1~2個と少ないため、数個も補充できればそれ以上は余剰にしかならないからである。 裂傷派生や致命派生は比較的ニッチな用途であり、強化元になるのも軽量武器なのでにび石ほどの苦労はないが、 よっぽど意識して集めない限り1本分の強化素材すらろくに揃わないだろう。 それこそトロフィー制覇の障壁という意味では純粋な刃石に負けず劣らずである。 特に髄石の方は効率の良いマラソン場所がないのもあって悪い意味で話題になりがち。 ◎リメイク版では… さすがに苦行すぎると判断されたのか、リメイク版では ドロップ率が上昇 。 さらに 全ての黒骸骨からドロップするように なり、全体的に入手難易度が大幅に緩和されている。 リメイク版で再び技量戦士を組みたいというプレイヤーには朗報と言えるだろう。 もっとも、ドロップ率が上昇したと言っても結局落とすかは運なので、物欲センサーに絡まれればやはり手間はかかるが… 逆に1ランク下で、より必要数が多い「刃石の塊」のほうが不足するという逆転現象が起きたりもする(こちらはローリング骸骨も落とすが)。 追記修正は鋭利なショーテル+5を持った沈黙の長の方がお願いします .u ( T)<水銀のショーテル、だ。間違えるな、豚が… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ダクソで武器通常強化が楔石に1本化したのはある意味コレのせいだよな…さて、今度出るダクソ2で悪夢再びにならなきゃいいがww -- 名無しさん (2014-02-22 14 31 17) ↑その悪夢再びでも構わないと思っている俺はもうだめかもしれん・・・ -- 名無しさん (2014-02-22 16 25 57) 割とマジで休日総動員しないと出ない事もある -- 名無しさん (2014-08-17 14 18 27) トロコン狙って信魔でやってる時はサクッと出たんだけどなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-08-17 21 44 00) 何故かスレで流行ったのはアンパンじゃなったっけ?あとコーヒー -- 名無しさん (2014-08-17 22 09 00) ダークソウルの原盤マラソンも髑髏騎士相手…骸骨に何かこだわりでもあるのかフロム。 -- 名無しさん (2017-01-09 11 45 48) 5周目で再マラソンする羽目になった時は泣いた -- 名無しさん (2017-09-10 19 56 15) PS5でもマラソンできる(させられる)のか・・・ -- 名無しさん (2020-10-02 21 20 11) リメイク版で武器コンプのトロフィーから解放された…かと思いきや、これとの交換で手に入る、新たに追加された指輪がトロフィーに必要。そして相変わらず黒骸骨以外からの入手手段は無し。一応ドロップ率自体は上がってるらしいけど。 …物欲センサー? 悪夢は巡り、そして終わらないものだろう! -- 名無しさん (2020-11-19 22 03 28) ↑それでもフロムにも情けはあったんやなって -- 名無しさん (2022-07-02 14 45 20) 探す者の要石から逆走して黒骸骨のファントムを倒すと、二回連続で純粋な刃石が出た。確定ドロップになったのかと興奮したけどそんなことは無かった。技量キャラでやってみたけど全く出ない。どころか塊も出ない。リメイクでも技量戦士とは悲劇なのか。 -- (2023-02-11 22 52 56) 二回連続で出たのは魔法キャラなんだよね。一応キラキラ交換に使えるけど。 -- 名無しさん (2023-02-11 22 53 56) リメイク版ではあるけど、にび石マラソンでアイテム発見力(運や探すものの大剣で上がる)とソウル傾向の影響を検証してる記事があった。それによると「両方とも効果はあるけどアイテム発見力の影響は小さいので、ソウル傾向を最黒にして、装備でアイテム発見力を強化するだけで良い」って具合だった -- 名無しさん (2023-08-24 01 24 41) ↑追記 装備で強化する分のアイテム発見力はの影響は「無いならそれでも良い」程度…という -- 名無しさん (2023-08-24 01 32 42) ↑ワームはにび石系のドロップ率が100%ではないから当然発見力の効果は乗るよ -- 名無しさん (2023-08-24 08 49 12) ↑ありがとう。書き忘れてた -- 名無しさん (2023-08-24 20 02 13) そういえばリメイク版のドロップテーブルの詳細ってどこかに出てたっけ? -- 名無しさん (2023-08-25 00 19 31) マラソンの傍ら「ソウルも稼げるしお得じゃね?」と思うようになってしまった。末期だな -- 名無しさん (2024-01-28 20 49 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rowarowa/pages/241.html
そして誰かいなくなった ◆1yqnHVqBO6 「ガキの頃、遠い異国の地で両親を殺された。 殺したのは神を信じるクソッタレ達さ」 「それで、お前はどうしたんだ?」 「神を信じるヤツらを片っ端から殺した。 巻き添えになった連中も大勢いたけど そんなのはわたしの知ったことじゃない」 「赤き血の神も神を信じるのか」 「お前、そういうの言ってて混乱しないか? バカは信じるんだよ。 誰かが自分を救ってくれるってな」 「おかしくないか?」 「あ?」 「お前がやってることが復讐だとしたら 両親を殺した連中だけを殺せばいいだけだ。 そうでなくても、神を信じる者だけ殺せばいい」 「そうだな」 「だがお前の“願い”はその先にあるんだろ」 「そうだ。神を殺す。神の座を手に入れてな」 「神を殺す……どうしてだ?」 「ああ?」 「神が最初からお前と関係ないのなら。 お前を救いはしないとわかってるなら 神を殺す必要はないだろ。神を信じてないんだから」 「違う。わたしは神を殺して神を信じる奴を――」 「信じようと信じまいと 神と会ったことあるやつなんていねえよ。 ウリュウ・ミネネ。オレにはお前が……」 「わかった。もういいだろ。 お前が知りたがっていた“願い”は教えてやったんだ。 あとは契約通りわたしの言うことを聞けばいい」 「誰よりも神に救われたかったようにしか見えねえ」 大きな音を立てて鳴り響いたレオの頬。 殴った反動で少し擦り剥けたみねねの拳。 「痴話喧嘩してる場合じゃないでしょ」 北岡が割り込んできたのは沈黙の中。 「誰かが大学の前を通ってるみたいよ?」 ―――――――――― 七原が死んだ。 その事実が杉村の脳をぐるぐると駆け回り 脳を不快に揺さぶる。 視界が歪んで吐きそうになり、口を抑えて堪えた。 「大丈夫? ヒロキ」 優しく手を繋いできた雛苺が 心配そうに杉村を見上げる。 彼の膝より少し高いくらいの大きさしかない 彼女の表情は痛いほど 杉村の心情を慮っているのが見てとれた。 「ごめんな。大丈夫。 平気だよ、俺は全然」 雛苺の頭を優しく撫で杉村は微笑む。 根が繊細で人付き合いも得意ではない彼だが 浮かべた微笑みはなんとか形になっていたはず。 それでも、雛苺は彼から離れず。 杉村の手を一層強く握った。 「ヒロキ」 なだらかな丘陵。 照りつける太陽は、 もう疑いなく紛い物なのだろう。 偽物だと意識すると それの発する熱が煩わしく感じられた。 このゲームは杉村達が参加していた 糞益体もないゲームとは違う。 川田章吾もいない以上、 七原が順調に脱出の道を 進めていたと思えるほど楽観的ではない。 けれども、杉村は心のどこかで信じていた。 七原なら何かやってくれるはずだと。 かつて自分に道を示してくれたあの男ならと。 緩やかな斜面を登ったキャンチョメは 少し後ろを歩く二人へ振り返る。 「大切な人が死んだら。 その人を想っていた人も死ぬのかな」 逆光に照らされてキャンチョメの顔は見えない。 しかし、その声音には 壊れそうなほどの無垢が感じられた。 「そうじゃない、キャンチョメ。 俺の親友は家族が目の前で殺されても 必死に生きようとしてた」 「ゼオンは強かったんだよ凄く」 ゼオン・ベル。 たしかガッシュの兄だという人物だ。 キャンチョメが言うには訳あってガッシュを憎悪していたが ようやく和解し、魔界に帰ったらしい。 と言っても、魂としてではあるが。 何か、言わなければならない。 杉村は口を開き言葉を発しようとしたが、 喉に栓が詰まったようになり。潰れた吐息しか出ない。 杉村が焦燥を感じ始めたそのとき。 爆音とともにノイズ混じりのダミ声が聞こえた。 「こんにっちはあ~~~~! 私はテロリスト「雨竜みねね」です! お前たちは今私の標的になりました~!」 猛スピードでこちらに向かってくる オープンカーが杉村たちの前に現れた。 運転手は深緑の装甲に身を包んだ おそらくは仮面ライダーなる存在。 そしてその隣に立つのは拡声器を手に 大声を張り上げる眼帯をつけた女性。 「なっ!?」 驚愕のあまり杉村は思考が停止してしまった。 こんな平野で拡声器を使うのは愚策だ。 禁止エリアと南東に現れた謎のオブジェを見ても 南東に向かおうとする参加者はかなり多いはず。 「選択肢は二つ! おとなしく降伏して情報を吐き出すこと! もう一つは抗戦して捕虜になってから情報を吐くこと!」 車が杉村たちの横を走りすぎると 後方で大きく旋回し再びこちらに向かってくる。 「どっちでもDEAD ENDは決まってるんだけどな!」 突如として現れた襲撃者たちに対応すべく 杉村はデッキをバックルに挿し込み変身する。 キャンチョメたちを庇おうと前に出ると。 目前に接近したスポーツカーを底からの打撃で 掬い上げようと杉村は重心を低くする。 杉村の背後から膨大な熱気が感じられ 思わず意識を遮られ振り向いてしまう。 失態に気づくもどちらに対応すべきか迷った 杉村は振り返る途中の姿勢で固まってしまった。 「フォウ・スプポルク!」 隣から声が聞こえ、 杉村はキャンチョメに助けられたと知り。 地面に大きな車の影が射し、 雛苺が失態をカバーしたことを悟った。 雛苺の蔓によって天高く持ち上げられたスポーツカー。 奇襲を仕掛けてきた男はキャンチョメの術によって 炎の剣が霧散し、一瞬だが動揺を見せていた。 「雛苺! 車ごと捕らえてくれ!」 蔓がスポーツカーごと襲撃者たちを包み込んだのを背に 杉村は地上に残った男へ攻撃を仕掛ける。 突き出すのは鋼の拳。相手も装甲に包まれている。 一撃ならば相手を殺さずに無力化できると踏んだ。 狙いは肩。 キャンチョメの術により剣を喪った相手に防ぐ術はない。 毎日練り上げてきた突きが吸い込まれるように進む。 「あめえよ」 だが、それを半歩だけ身を捻り躱した相手が 続けざまに杉村の胸へと裏拳を叩き込む。 「ぐっ……!」 予想外の反撃に杉村は大きく後退しようとしたが 腕を相手に掴まる逃れることができない。 「俺は防人だ、仮面ライダー」 裏拳に使った左手で右腕を封じられた杉村は 畳み込まれるように至近距離からの肘鉄の連打をくらう。 「俺の中には今までの防人たちの戦闘経験がある」 的確に防御の隙を縫って出される攻撃に 杉村は為すすべなく打たれるのみ。 「剣術だけじゃねえんだよ」 杉村の腕から手を離すと両手を腰に構え、 強く地面を踏みしめると 防人レオは両掌を杉村の腹部に当てる。 産みだされた衝撃は絶大。 胴体が陥没する錯覚を覚えながら 杉村は地面を転げまわる。 「これで終わりか? 弱いぞ」 拍子抜けに溜め息をついて レオは杉村が倒れている方へと歩く。 「闘いに迷いでもあるのか。 これなら龍騎の方が遥かに強かった」 レオの手に再び炎が集まり 粘土のようにこねて剣へと形を変える。 レオの追い打ちを防ごうと キャンチョメがレオの前に立ちはだかる。 「機械……ではなさそうだな。 お前も抵抗するか。ならやってみろ」 「フォウ・スプポルク!」 キャンチョメの手から光と音が放たれ 先ほどと同じようにレオの剣を覆い、霧散させる。 「さっきと同じ手じゃねえか」 鼻で笑い、レオは一瞬で間合いを詰めると キャンチョメの首筋に手刀を打つ。 「コポルク!」 しかしその一撃は空を切り レオの視界からキャンチョメの姿は消え失せた。 「ディマ・ブルク!」 レオの周囲を取り囲む8体のキャンチョメ。 その全てが実体を持ちレオへと襲いかかる。 舌打ちして、周囲に炎を撒き散らすと 跳躍し、キャンチョメたちから離れる。 「……強いな。おまえの“願い”が知りたくなった」 もう片方の手にも炎の剣を生み出すと 二刀流の構えをとり、キャンチョメの分身たちと対峙する。 「オレと闘え」 その言葉を背後に置き去りにするほどの速度で、 レオはキャンチョメへと躍りかかり―― 「ゲームセットだレオ!」 襲撃者、雨竜みねねの声で踏みとどまった。 声のした方を見るとそこにいるのは 蔓すべてを焼き払い。 雛苺を取り押さえたみねねと 少し離れたところから 興味なさげにあらぬ方を見ている 仮面ライダーゾルダ、北岡の姿。 「抵抗すればこいつを殺す! 大人しく降伏しな!」 冷酷な笑みに歯を剥き出しにして みねねは勧告する。 その要求に従って キャンチョメは分身を消し、ひとりに戻った。 「ひな、いちご……」 腹部を抑え、声を絞り出す杉村。 瞳には敗北感がありありと浮かんでいる。 「相手は子供みたいよ?」 事態を静観していた北岡が口を挟んだ。 「嫌ならすっこんでろ」 煩わしげに北岡を一瞥した みねねはもがく雛苺の口を抑え、 目の前に手榴弾をちらつかせ。 ひたひたと雛苺の丸い頬に冷たい手榴弾をあてる。 「やめろよ! 雛苺から離れろ!」 これから受けるだろう行為を想像するだけで 足が震えても必死にキャンチョメは抗議する。 「なんで……そんなことをするんだお前たちは」 動かない手足、 やけに重くなっていく体に不甲斐なさを覚えつつ。 杉村はみねねに問う。 「状況を受け入れな。 弱いからお前たちは負ける。それだけのことだ」 「……それで納得できるわけないだろ!」 「納得しようがしまいがゲームは進む。 言っとくけどあたしたちはまだ誰も殺しちゃいないよ」 「つまりは口だけっていうね」 「黙ってろクソ弁護士」 痛いところを突かれ、憮然と北岡に返事し。 みねねは肩を竦めると改めて杉村たちに告げる。 「諦めな。お前たちはここで死ぬ」 「――――ディカポルク」 その声にはたしかに怒りが混じっていた。 強い、強い、怒りが。少年の口からでていた。 その時、天を衝く程の巨人がその場に現れた。 大きさは30メートルを優に超えている。 巨人、キャンチョメは拳を引くと 力任せに雛苺ごとみねね達に叩きつける。 それを防いだのはレオの炎。 しかし、腕をこんがりと焼くかと思われた キャンチョメの腕は炎を通さず。 蜃気楼のように揺らめくのみ。 「幻影か」 「コポルク」 「痛っ!」 突然の巨人の出現に呆気にとられたみねね。 指先までよじ登っていた 小さなキャンチョメに気づくことができず、指先を噛まれた。 「ヒロキ!」 ――FREEZE VENT―― キャンチョメの機転に呼応して 杉村はカードをデッキに挿し込む。 現れた白銀の大虎が吹雪を伴う冷気を吹きつける。 草木すらもたちまちに凍りつき、 バリバリとした音とともにキャンチョメは雛苺を抱えて走る。 「逃げよう!」 杉村に半ば押し付ける形で雛苺を預けると キャンチョメは杉村の背中を押すように走る。 「逃すかよ」 だがそこを先回りしていた レオが杉村の頭部へと回し蹴りを放つ。 軽く、速度もなかった攻撃を杉村は前転で避ける。 「おまえは逃さない」 だが後続のキャンチョメに そのままつま先の向きを変え。 踵落としをすると抉られた 大地や草木がクリスタルのように砕け散り宙を舞う。 「レオ! おまえはそのまま二人を追え!」 みねねの指示にレオは一瞬反抗の意思を見せたが 大人しく従い、杉村達を追う。 「キャンチョメ!」 「行って! 後で追いつくから」 「二対一でやる気か?」 遠くに消えていく杉村たちの背を見送ることもなく。 キャンチョメはみねねと対峙する。 「…………二対一?」 場に満ちる緊張感にそぐわぬ仕草で キャンチョメは首を傾げる。 その反応にみねねは巨人の出現から 北岡の姿が見えなくなっていたことを思い出し。 首筋をちくちくとした違和感があるのに気づいた。 手をやってみるとそれは紙切れであり。 『体調が優れないんで帰るよ。 同盟は破棄ってことでごめんね。 PS、べつに子供を傷つけたくないとか そういうのじゃないからね。勘違いしないでちょうだいね』 「あんのクソ弁護士があ!!」 みねねは怒りのあまり置き手紙をびりびりに引き裂き 紙切れを地面に叩きつける。 「おまえはここで倒す!」 「あー、そうですかー。 これ、レオも知ってて置いてったよなあ。 いいね。いいねえ。雨竜みねねらしくなってきたっ!」 ヤケクソに叫び散らしつつ、冷静に爆弾と日記を手にし みねねは次の一手を考え始めた。 【D‐6/一日目/日中】 【キャンチョメ@金色のガッシュ!!】 [状態]:健康、力への渇望、全身裂傷、疲労(中)、心の力消費(中) [装備]: キャンチョメの魔本@金色のガッシュベル!! 、粘土@現実、ポップコーン@現実 [道具]:基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:仲間を探す 1:みねねを倒す。 [備考] 何故かパートナーがいなくても術が使えることは理解しました。 本がフォルゴレ以外でも読めると知りました。 フォウ・スプポルクを修得 参戦時期:ファウード編以降 【雨流みねね@未来日記】 [状態]:疲労(小)、色々と考えたい [装備]:MKⅡ手榴弾[4個]@現実 BIM(烈火ガス式)[7個]@BTOOOM!、拡声器(現地調達) [道具]:基本支給品一式、逃亡日記@未来日記、 [思考・状況] 基本行動方針:優勝して“神”を殺す 1 キャンチョメを対処する [備考] ※参戦時期は原作六巻以降のどこかからです。詳しい時期は後の書き手にお任せします ※龍騎の世界観、城戸、秋山、浅倉についての大体の情報を得ました。(霧島については聞いていません) ※カードデッキは他人が使うと死ぬと誤認しています。 ※仮面ライダーデッキを誰でも使えると知りました ※未来日記で周囲に杉村たちしかいないことを確認済みです。 【D‐6→E-6/一日目/日中】 【レオナルド・エディアール@WaqWaq ワークワーク】 [状態]:軽度の打撲、 [装備]:アシャ@WaqWaq ワークワーク、 [道具]:基本支給品一式 [思考・状況] 基本行動方針:頭スッキリ。お目々パッチリ。俺、どうしよう? 1:杉村たちを追う。 2:キャンチョメに興味があるがお預け。 3:他の“神”らしき女にも会いたい。 4:防人以外にも戦えるやつがいるみたいだ 。今はどうでもいいが ※由乃の返り血を浴びています。 【雛苺@ローゼンメイデン】 [状態]:疲労(中) [装備]:なし [道具]:基本支給品、クレヨン@現実、人参@現実 [思考・状況] 基本行動方針:誰も傷つかない世界が欲しい。 1:東へ逃げる ※シュナイダーの愛称はウマゴンでいいよねと思っています。 【杉村弘樹@バトルロワイアル】 [状態]:疲労(大)、精神的疲労(小)、心の力消費(中) 、全身裂傷、 指の爪剥離 [装備]:英雄の証@ブレイブ・ストーリー~新説~ 、仮面ライダータイガのカードデッキ [道具]:基本支給品×2、 [思考・状況] 基本行動方針:どう、すれば…… 1:東へ逃げる 2:時間を見つけて仮面ライダーとしての力の使い方の練習をしたい。 3:城戸真司に会えたら霧島美穂からの伝言を伝える 4:もし、桐山が琴弾を殺したのだとしたら、俺は…… [備考] この殺し合いを大東亜帝国版プログラムだけでなく、 それとよく似た殺し合いの参加者も集められていると暫定的に推測しています。 仮面ライダーへの変身の仕方を理解しました。 カードの使い方も大体把握しました。 参戦時期:琴弾と合流後、桐山襲撃直後 【D‐6→???/一日目/日中】 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】 [状態]:疲労(小) 、 [装備]:カードデッキ(ゾルダ) [道具]:基本支給品一式、マスターキー@オリジナル、黒のアタッシュケース 香川英行のレポート? [思考・状況] 基本行動方針:??? 1 子供殺すとかないって [備考] ※参戦時期は劇場版開始前のどこかからです。詳しくは後の書き手にお任せします。 ※未来日記の世界観、雪輝、由乃、来須、マルコ、愛のみねね視点で知っている大体の情報を把握しました。 ※逃亡日記は所有者の逃走経路を予知するものだと勘違いしています。 ※香川英行のレポートに仮面ライダーの弱点が書かれていると 北岡は言っていますが真っ赤な嘘です。 ポツンとひとり 投下順 けれど彼は前を見る ポツンとひとり 時系列順 けれど彼は前を見る ☆北岡秀一☆ 北岡秀一 First bet 雨流みねね PARADIGUML レオナルド・エディアール けれど彼は前を見る 歩くような速さで 雛苺 杉村弘樹 キャンチョメ PARADIGUM
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3204.html
ゆっくりいじめ系1918 ダメな子 1より続く 「むきゅ! 戻ってきたわね、お兄さん!」 「……ああ」 体が弱いぱちゅりー種にしては、ずいぶんと元気がある。閉じこめられた精神的重圧 ……ゆっくり出来ないストレスとやらを、感じていないかのようだ。 「ぱちぇには全部わかってるわ。だから、ぱちぇを選ぶと良いのよ」 「違うわ! お兄さんは、とかいはなありすを選ぶべきよ! いなかもののむさいお兄 さんも、ありすの導きでとかいはに生まれ変わらせてあげるわ!」 「まりさは役に立つよ! 狩りだって上手だし、それにすっごく強いんだぜ!」 「れ、れいむが……ぃだいぃいいい! い、痛くて、ゆっくり上手に喋れないよぉ……」 「「やっぱりれいむは無能ね」」 「ゆがぁあああ……!」 「……何の話だ?」 「お兄さんは、とてもゆっくりしたカップルを、ここから出してご馳走をくれてゆっく りさせてくれるって言ったわよね?」 後半の、「ご馳走」だの「ゆっくり」だのは言った憶えもないが、とりあえず「似た ようなことは言った」と頷いておく。 「お兄さん、新しいゆっくりの世話をしたいのでしょう? なら、ぱちぇにしなさい。 賢いぱちぇが、お兄さんを奴隷として上手に使ってあげるわ」 「ぱちゅりーなんて、すぐにしんじゃう役立たずよ。それにお兄さんはもう、ありすの とかいはな魅力にメロメロでしょう?」 「「(ぱちぇ/ありす)は、まりさを選ぶから、これでカップルは決まったわね!」」 「ゆ? じゃあ、まりさはどっちでもここから出られるんだね? 安心したよ!」 「ゆぁあああ……ど、どぼじで……でいぶはぁ……?」 自分こそが俺に選ばれると、自信満々のぱちゅりー種とありす種。まりさ種は、どち らにしても自分は安泰だとくつろぎ始める。そして、れいむ種はひたすら打ち拉がれて いた。 「どうして俺が選ぶような話になっているのか、よくわからないんだが……れいむは、 自分をアピールしたりしないのか?」 「ゆ……? れ、れいむを助けてね……!」 「そうじゃなくて、れいむの良いところ、優れたところは? 俺はともかく、まりさへ のアピールにはなるだろう?」 「ゆぅ……ゆ〜……れ、れいむは、とってもおしゃれで……」 「おしゃれなんて言えないわ。言わないでしょう、れいむ? とかいはなありすから見 れば、れいむのおしゃれなんて顔を舐め回してリボンを気にするだけだもの」 「ゆぐぅう……! で、でも、れいむは……か、狩りは、まりさほどじゃないけど……」 「むきゅ、正確に言いなさい。まりさには遠く及ばないほど鈍くて、ぱちぇの様に頭を 使うことも出来ないでしょう」 「ゆうう!? そ、そうだけど……で、でも、ぱちゅりーより……」 「ぱちぇは、この豊富な知識と冴える英知で、動きが鈍くてもご飯を集められるわよ。 れいむは何も出来ないけど」 「ゆぅ……れいむぅ……」 「ま、まりさ……! まりさなら、れいむの良いところを知ってるよね? れいむの良 いところを、みんなに言ってあげてね! れいむが素敵でゆっくりしてるって、みんな に教えてあげてね!」 「むきゅ? でも、さっき酷い顔でまりさを罵っていたわよ」 「ぐちゃぐちゃの汚い顔で、とってもいなかものだったわ」 「ゆ〜……あれは汚かったよ」 「ゆぁああああ……!」 言われたい放題だ。しかも反論できないらしい。 それにしても、俺がゆっくりの中から誰かを選んで……とか……そういえば「新しい ゆっくりの世話」とか言っていたか。 そのことを、なぜそんな話になったのかぱちゅりー種に訪ねると、得意げな顔でふん ぞり返って見せた。 「むきゅん! 賢いぱちぇには余計な説明は不要よ。低脳なお兄さんの説明じゃ、余計 に伝わりにくいわ」 「怒らせたいのか、俺を?」 「むきゅっ!!? ち、違うわ! お兄さんの気持ちはわかっていると言いたいのよ! おバカな頭でゆっくり理解してね!」 「よくわかった。怒らせたいんだな」 「むきゃぁああああっ!? 違うわ違うわ! お兄さんは本当に低レベルな理解力ね! ぱちぇの言うことがわからないなんて、さすがは愚かな人間だわ! ゆっくり説明して あげるから、良く聞きなさい!」 「いや、いいよ、もう」 「むきゅー!? むきゅー!? むきゅー!?」 「そうかそうか、無休で……休みなく回して欲しいか。いいぞ。引き千切れるまで回し てやる」 「むっっっきゅぁあああああっ!?」 蓋をずらして、ぱちゅりー種を鷲掴みにして持ち上げた。蓋を再び閉めたとき、ぽつ りと、れいむ種が呟く。 「ぱちゅりーの言い方じゃ、お兄さんがゆっくり出来ないのも当然だよ……」 「……どうして、そう思うんだ?」 ぱちゅりー種を振り回そうとする腕を止めて、囲い越しにれいむ種へ顔を近づける。 問いかけに、後頭部の穴の痛みに耐えながら、顔を上げてれいむ種がこちらを見てきた。 れいむ種は弱って声が小さくなっているから、しっかり聞き取ろうとしているのに、 鷲掴みにされたぱちゅりー種が、やかましく何度も咳き込んでいる。叫びすぎたせいだ ろう。 時折体内のクリームを咳とともに吐き出すほど激しいもので、どうにも煩いので腕を 張ってちょっと体から遠ざけた。 「バカとか……ていのーとか……ゆっくりできない言葉だよ……それくらい……れいむ、 わかるよ……」 「その通りだ。ぱちゅりーなんかより、れいむの方が賢いんじゃないのか?」 「むきゅああ!? ばがいわないでげべげふっごふげふがぼっ!」 「落ち着け。咳込みすぎて、途中から何を言ってるのかわからないから」 「むひゅ〜……むひゃ〜……で、でいぶが……れいむ、ぐぁ……げふげふっ! れいむ が、ぱちぇより、かしこい、なんて、そんな……ぜひゅ〜ぜひゅ〜……」 しばらくの間、ぱちゅりー種の呼吸が落ち着くのを待ってみる。何を言っても余計に 興奮させるだけのように思えたし、それで咳き込み続けられても面倒なだけだ。 鷲掴みにされたまま、ぱちゅりー種が宙ぶらりんの状態でぜーぜー言っているのに、 「お兄さん、やめてあげてね」も「ぱちゅりー、ゆっくりしてね」も聞こえてこない。 「ふんっ、やっぱりぱちゅりーは弱っちくてダメね。とかいはなありすに酷いことを言 うから、そういう目に遭うの。ゆっくり理解できたら、これからはありすのことを崇め なさい」 ありす種は、何度も何度も嘲笑い罵り続けている。 ぱちゅりー種が「ボキャブラリーも貧困な低脳」と言っていたが、確かに語彙は少な そうだ。 「ま、まりさはグルグルしないでね! グルグル回されると、ゆっくり出来ないよ!! まりさをゆっくりさせてくれないのなら、お兄さんはゆっくりしないで早くしんでね!」 まりさ種は、ひたすら自分のことばかりを言っている。 自分は助けてくれと懇願するだけなら聞き流しても良いが、必ず俺への罵倒も混じる。 ぱちゅりー種がなぜこうなっているのか、理解していないのだろうか。 「……ゆ」 れいむ種は、冷ややかな目でぱちゅりー種を見ているだけだ。後頭部の穴が痛いのだ ろう、あまり喋りもしないし、動きもしない。 そういえば、れいむ種を回しているときも似たり寄ったりだったか。立場は変わって いるが…… 「そろそろ落ち着いたろう、ゆっくりキチンと答えてくれるかな?」 「むぎゅ……だ、だから、お兄さんは新しいゆっくりが欲しいんでしょう? ゆっくり したカップルの、ゆっくりが欲しいんでしょう?」 「なんでそうなるんだ?」 「無能なクソめーりんに、飽きたから……」 「……ほほう」 「むぎゃ!? ……ゆゆ?」 鷲掴みに、ぶらりと下げていただけのぱちゅりー種を、一度上へ放り投げるようにし て持ち上げ、両手で受け止め、持ち直す。 ちょうど俺の目線に来る高さへ持ち上げると、ぱちゅりー種が勢い込んで喋りだした。 「ぱちぇは、賢いの! 無能で喋れもしない、弱いクソめーりんなんかより、ずっと素 晴らしいわ! 役にも立てるの! だがら゛げふげふっ! ごぶっ!」 口角泡を飛ばす……という言葉があるが、今のぱちゅりー種はまさにそれだった。 大声で喋るたびに俺の顔へ唾がかかり、咳き込み始めてかかる唾の量が増え、その上 激しく咳き込んだときはクリームまでぶっかけられた。 気色悪いことこの上ない。 「……だいたい、わかった」 「ぐぶっ! げほけほ……むぎゅ……ぞぉ……そうなのね、やっとぱちぇの言うことが ゆっくり理解できたのね」 「ああ、どんな見当違いをやらかしてるのか、よくわかったよ」 「むきゅ?」 「そういえば、お前達は『お空を飛んでるみたい』って喜んだりするよな。こういうの」 ゆっくりと優しく、両手で支えたぱちゅりー種を上下してやる。ふわり、ふわりとい う感じを与えられるように。 「むきゅ……そうね、これは素敵よ。お空を飛んでいるみたいだわ。自分で動かなくて もいいから、ゆっくりしていられるの。ゆっくりしていても、ゆっくりと景色が変わる のが、とっても気持ちいいのよ」 「じゃあ、もっとお空を飛ぶと良い」 「むきゅ!? むきゃっ……!」 ふわりと宙へ、ぱちゅりー種を放り投げる。途切れた悲鳴を残して、ぱちゅりー種は 高く舞い上がった。 天井なんて上等なものはない。2階建てとは言わない、せめて屋根裏部屋がある一軒 家にと願いはするが、ここは住んでる俺が見てもボロ屋なのだ。ただし、剥き出しの梁 が見えている構造なので、上方は十分に広い。 「ゅぁぁあああああああむぎゅっ!?」 まっすぐ上へ、梁を超えて屋根裏に届くかというほど高く舞い上がり、まっすぐ落ち てきたぱちゅりー種を、上手く衝撃を殺すようにして受け止めてやる。 目を回して「むひゅーむひゅー」と息を荒げているぱちゅりー種の様子に気付かない のか、まりさ種とありす種が歓声を上げ、騒ぎ出した。 「すごいよ、お兄さん! とってもゆっくりお空へ行って、ゆっくり降りてきたよ!! 今度はまりさにそれをやってね!」 「ありすよ! とかいはなありすは、とかいはらしくお空を飛ぶ感覚を味わうべきだわ! さぁ! ゆっくりしないで、ありすに空を与えなさい!」 今のが「ゆっくり降りてきた」ように見えたのだろうか? それに「空を与えろ」と は大きく出たものだ。 「まぁ、待て。ぱちゅりーが、もう一度やって欲しいと言うかもしれないだろ?」 「そんな弱っちいクズはどうでもいいから、とかいはのありすをもてなすべきだって、 どうしてお兄さんはわからないの? いなかものにもほどがあるわよ!」 「む……むきゅ……ぱちぇには、刺激が強すぎるわ。ありすみたいなクズはどうでもい いけど、まりさにやってあげて」 「ゆゆ〜ん! ありがとう、ぱちゅりー! まりさ、ぱちゅりーが大好きだぜ!」 「ま、まりさぁあああっ!? ありすとの愛はどうしたのぉおおお!?」 「そんなの初めから無いわよ。まりさ、お礼には及ばないから、ぱちぇと交代して……」 「ぱちゅりーも、遠慮するに及ばないぞ」 「……むきゅ?」 「ほれ、もう一回行ってこい」 「いいぃいいぃいらないぃぃんむきゃぁあああああああっ!?」 今度は狙いをつけて、先ほどよりも慎重に放り投げた。 「むきゅっ!?」 狙い通り、一番太い梁にとすんとぱちゅりー種は着地する。 投げた勢いがちょうど切れて、落ち始めるところで梁に着地できたはずだから、それ ほど衝撃もなかっただろう。 「むきゅ? ここはどこ? 暗いわよ? それに、地面が細い……お、大きな穴がある わ!? いつの間に!?」 「お〜い、穴じゃないぞぉ。下を見てみろ」 「むきゅきゅ? 穴の中から声が……むきゅぁああああぁおえげふげぶっ! ごふ!」 「咳き込んでる場合じゃないだろ」 「お、降ろしてぇえ! こんなところじゃ、ぱちぇはゆっくり出来ないわぁあ!」 「そこまで誰もいけないから、飛び降りろよ」 「ム゛リ゛い゛わ゛な゛い゛でぐほげほがへ!!」 「大丈夫だって。こっちで受け止めればいいんだから」 「げふっ……こほっ……ほ、本当に? ホントでしょうね? ぱちぇは賢いから、嘘な んて見抜いちゃうわよ?」 「他には方法もないぞ? そこはネズミの通り道だから、のんびりしてると食われるだ ろうし」 「むきゅあ!? じゃ、じゃあ、飛ぶわ……飛ぶわよ? ちゃんと受け止めるのよ!?」 「はいはい」 「ゆっくりやさしく受け止めるのよ!」 「注文が多いな」 「い〜ち……に〜の……むきゅ!」 「注文が多いが、頑張れよ、まりさ」 「ゆあ!?」 「むきゅ?」 数瞬。 「むぎゅべっ!?」 グシャともベシャともつかない音とともに、土間の床へ追突したぱちゅりー種が短い 声を上げた。顔から床へ突っ込み、衝撃でクリームが周囲へ飛び散っている。 「あ〜あ。まりさがちゃんと受け止めてやらないから」 「ま、まりさが!? どうしてまりさなの!? まりさ知らないよ!?」 「知らないってことはないだろ」 ぱちゅりー種の様子を確かめながら、おざなりに言った俺の言葉を、れいむ種が引き 継いだ。 「まりさは……ぱちゅりーと、仲良くゆっくりするんだよね……なら……まりさが弱い ぱちゅりーを助けるのは、当然だよ……」 「…………」 「ゆぁああ!!? そ、そんなの、ぱちゅりーが勝手に言ったことだよ!! まりさは 弱っちいぱちゅりーなんて好きじゃないんだぜ!」 「むっ、むげぅ……!」 「そうよ、何言ってるの。まりさはありすと一緒に、ここから出てお兄さんにお世話し てもらうのよ。ぱちゅりーなんか助ける必要ないわ」 「む……げぅう……!」 まりさ種とありす種の発言に、ぱちゅりー種がビクビクと反応する。一見したときは 中身を撒き散らして完全に潰れたかと思ったが、まだ生きているようだ。 ただし、お得意の「むきゅ」とかいう発声が出来ないほどの重傷ではあるようだが。 「ば……でぃざぁ……ひどぃ……むぐぅ……」 ひっくり返してみれば、歯はボロボロに欠け、顔中に裂傷をこさえている。無事とは とても言えない有様だ。 飛び散ったクリームの大半は、墜落するときに吐いたものなのだろうが……今も裂傷 から、ジクジクとクリームを滲ませている。 「ほら、まりさの大好きな、賢いぱちゅりーだぞ」 「ゆぁああああああっ!?」 言いながら蓋を開けて、まりさ種へ傷だらけでクリームに汚れたぱちゅりー種を押し つける。 「ぎだないぃいいいっ! ぎぼぢわるいぃいいいい!」 「どぼじでぞんなごどゆぐべげほがほげへべっ!」 人間で言ったら、血塗れの脱力した他人が覆い被さってきた感じなのだろうか。 だからって、傷ついている相手の意識があるのに「汚い」「気持ち悪い」なんてこと は、人間ならば……仮に思っていても、言わないだろう。 「汚いぱちゅりーはゆっくりしないで、ありすのまりさから離れてね! ふんっ!」 「ぶぎゅっ!」 傷だらけの友人──友人のはず、だよな?──を、ありす種は体当たりで突き飛ばす。 つくづく、相手を思いやるという情が、欠如した連中だ。 「さぁ、次はまりさだったな。お空を飛ぶといい」 「ゆぁああっ!? や、やめてね! やめてね! まりさ、お空なんて飛びたくないよ! ぱちゅりーみたくなりたくないよ!」 「でも、まりさはぱちゅりーが大好きなんだろ? だったら、おそろいが一番だ」 「いやだよ! おそろいってなに!? わからないこと言わないでね! 変なことを言 うお兄さんはゆっくりしないでさっさとしんでね!」 「……とかいはなありすなら、知ってるよな?」 「ゆうっ!? あ、ありすは、空なんて飛びたくないし、弱っちいぱちゅりーは大嫌い よ!?」 「そうじゃなくて、カップルはペアルックでお洒落するのが“とかいは”だろう?」 「ゆ……? ぺあるっく……? ペアルックね! わかるわ! とってもとかいはよ!」 「ほらな、まりさ。だから、まりさはぱちゅりーと同じ目に遭わなくちゃダメなんだ」 「いやぁああああっ! いやだっでいっでづのに、なんでわがらないの、ごのジジイ! バガなの!? じぬの!?」 「大丈夫よ、まりさ! まりさはぱちゅりーなんて大嫌い、とかいはなありすを愛して るって言えばいいのよ!」 「ゆ? ど、どぼじで……?」 「ペアルックだからよ!」 「わがらだいよ……」 「ありすとカップルになれば、まりさもとかいはになれるのよ。ぱちゅりーみたいに、 ボロボロで汚くなる必要はないわ」 「ゆ……そ、そうだね! ありすと一緒なら、ありすは怪我もしてないから、大丈夫な んだね!」 「むぎゅ……ばでぃざぁ……!」 「……」 勝利を確信した表情のありす種。救われた表情のまりさ種。傷だらけの体に追い打ち の言葉を受けたぱちゅりー種。 れいむ種は、また冷ややかに眺めているだけだ。 「ちょっと待ってろ、れいむ」 「ゆ……」 ゆっくりいじめ系1920 ダメな子 3に続く
https://w.atwiki.jp/rakirowa/pages/212.html
たった一人守れないで 生きてゆく甲斐がない ◆nkOrxPVn9c 夢。 夢を見ている。 目に映るのは青いっぱいに広がる空と緑の草原。 そしてそれらをバックに微笑んでいる愛しき女。 彼女は麦わら帽子を押さえながら私の方を振り向く。 そして彼女は私に手を差し出して満面の笑みを浮かべる。 『ほら、あなたも一緒に行きましょうよ!』 『!?』 その手をとった瞬間に、辺りの景色は一変する。 青と緑で彩られた空間は白の壁に赤の絨毯が敷かれた建物の中へと移り変わる。 彼女の白いサマードレスは純白のウェディングドレスへと変化していて、 かわいさを残していたはずの顔はすっかり艶やかなものになっていた。 されどこの礼拝堂、私たちを祝福するものは誰一人いない。 彼女の美しさは私だけのもの。 たった二人だけの結婚式。 誰にも知ることもない、私たちはそっと唇を重ねる。 『あぁん、あん!もっと、もっとぉ!!』 また景色が変わる。 白の時間が終わり黒の時間が訪れる。 そこに映っていたのは薄暗い部屋の中。 そして妙な喘ぎ声を出している彼女。 美しかった彼女は妖しげな魅力を晒し出している。 気づけば私は、肌を丸出しにした彼女の尻を叩いているではないか。 白かった尻肉はたちまち赤へと変色し、それに呼応するかのように彼女の表情が赤くなる。 されども私は叩くことをやめることはなく、彼女もそれを拒もうとする様子もない。 彼女との淫猥な時間はまだ始まったばかり。 『そういえば、私達がこうしていられるのってつかさ達のおかげよね・・・・・・』 あれから結構時間が経った。 今の私はかがみと結婚20周年のパーティーを行っている。 子供達は空気を読んで外出中だ。 よって今この場にいるのは私と彼女だけ。 私は大分老け込んだが、彼女は母からの遺伝なのか、昔とあまり変わらぬ姿でいる。 料理を食べながら楽しく談笑していたのだが、そんな中彼女が言い放った一言で一変した。 そう、今の私達の幸せは多大な屍によって支えられている。 殺し合いで他の全てを犠牲にして得た幸せ、死んで極楽浄土にいけるかというと疑問が残る。 せめて彼女だけは天に昇ってほしい。 ―――おまえら人間じゃねぇ! 『何者だ!?』 不協和音が響く。 同時に空間に乱れが生じ始める。 人間ではないというのは確かにそのとおりだ。 私は殺人鬼。 人の幸せを奪って手にした殺人鬼。 ―――あぁん?あんかけチャーハン? ―――おいこら、お前らか、私の服を剥ぎ取っt ―――おは☆らっきー! ―――黙れ! やめろ!やめてくれ! 不協和音は更に大きくなっていく。 消えていく。 目の前の香ばしい匂いを放つ料理も それに付きたてたフォークも 築き上げた家も そして愛しき彼女の姿でさえも全てが崩壊してゆく。 手放すものか、 泣きながら助けを呼ぶ彼女に向かって必死に手を伸ばす。 消え行く彼女の身体を、悲しそうな彼女の顔を見るのは辛くて、 それでも彼女と別れることは嫌だから、 私は精一杯、否、全力で彼女の身体に少しでも触れようとする。 しかしいと悲しき、彼女の手に触れようとした瞬間その手までもが消え去ってしまい 『さようなら・・・・・・』 そう呟いて消え行く彼女の泣き顔を見送ることしかできなかった。 ☆ ☆ ☆ ☆ 『・・・・・・では次はお待ちかねの死者の発表をしようか』 「む・・・・・・?」 耳障りな声によって意識が覚醒する。 嫌な夢だ、寝覚めが悪い。 しかし考えに浸っている暇はなく、上空に流れる巨大な映像に目が向く。 眠け眼を擦りながらそれをぼんやりと眺める。 今の台詞から察するに、どうやら殺し合いの死者の発表をするようだ。 「かがみん・・・・・・」 死者の発表ということを思い出して、既に死んだ最愛の女性を思い出す。 この殺し合いの中、彼女はどんな顔で死んだのだろうか。 夢で見た時のような哀しげな泣き顔で死んでいったのだろうか。 『えーと死亡者は 高良みゆき ルイズ 前原圭一(ニコ) キョン 桂ヒナギク セフィロス・・・・・・』 まったく知らない名前を頭の中で聞き流していく。 いや高良みゆきというのはかがみんの友人だっただろうか。 彼女の死に関しては私はどうでもいいが、かがみんが生きていたならば悲しんでいたのだろう。 『川田章吾 ピッピ 笑点のピンク ゴマモン』 ゴマモン。 かがみんを殺したという水棲生物の名だ。 先ほど怒りに任せてやつを殺した。 だがただそれだけだ。 かがみんの仇を殺したという達成感も優越感もない。 あるのは彼女に会えないという虚しさだけ。 『の10名です!』 「何!?」 思わず私は叫ぶ。 周囲に誰がいようと知ったことはない。 何故かがみんの名が呼ばれていないのだ!? ゴマモンどんは確かにかがみんを殺したと言った。 「まさか・・・・・・な?」 思考末、最悪の結果が脳裏に浮かぶ。 かがみんとゴマモンどんは共に行動していたが、 なんかの拍子で喧嘩になり、結果ゴマモンどんが殺してしまった。 しかしかがみんは一命を取り留めており、早とちりしたゴマモンどんが殺したと思い込んだだけではないかと。 かがみんはあの性格の都合上、誤解を受けやすいから口喧嘩になってしまうことは大いに考えられる。 そしてゴマモンどんは殺したと言っているが、頭を打って気絶したり高台から海に落ちたところを勘違いすることもあるだろう。 なんせ水棲動物だ、脈が動いているかどうか調べるだけの知識がなくても不思議ではない。 そんな彼を殺したということはつまり・・・・・・ 「・・・・・・いや私は何を考えているのだ」 頭の中を駆け巡る根拠のない理論。 彼がどうしてかがみんを殺したと言ったのかはわからない。 殺戮者、そんな言葉が彼の頭を回っていく。 それは着実に彼の心を苦しめていく。 かがみんはこんな自分を見てどう思うだろう。 血に塗れた愚かな獣を見てどう思うのだろう。 「かがみん、私はどうすれば良いのだ」 いもしない彼女に向かって問いかける。 そして一つのことに思い当たる。 「今、会いに行くぞ」 そうだ。 彼女はまだ生きているかも知れないのだ。 わからないことまみれであったが彼女の名前が呼ばれていない、これだけは確定事項。 誰も殺さず殺されず、かがみを探し続ける。 一時しのぎでしかない答えだ。 正直人を殺さない保障はどこにもないし、殺されるぐらいなら殺してやる。 元々自分はかがみんと結ばれるために行動してきた。 だとすればここでもやることは変わらない。 かがみんと合流しよう。 そして愛の告白をしよう。 それからどうするかなんて結婚してから考えればよい。 今はただ 嫁を求めて 旅人に (詠み人知らず) 【D-3/岸辺/1日目-朝】 【かえる@オールジャンルバトルロワイアル】 [状態]:全身各所に裂傷。失意。疲労(小) [装備]:和服 [持物]:デイパック、基本支給品一式、不明支給品x1 [方針/行動] 基本方針:かがみんと生還する 1:かがみんを探す 2:かがみんは本当に死んだのだろうか 3:殺し合いについては保留(かがみんと結婚してから)だが襲い掛かる相手には容赦しない。 [備考] ※オールロワ140話「B-5周辺顛末記」より参加。 ※柊かがみが死んだかどうか疑ってます。 ※禁止エリアを聞き逃しました。 083:私が『私』であるために 投下順 085:大都会交響楽 083:私が『私』であるために 時系列順 086:想い紡ぐ者 075:湖につつまれて かえる 102:Chain-情は一匹のかえるを前に狼狽する
https://w.atwiki.jp/battleroyale/pages/748.html
289.信頼対決 情勢は、圧倒的にパピヨンが不利だった。 敵には魔法職が二人。聖職者が二人。さらに、蛮勇とも呼べるほど強固な意思で攻撃を続けるアタッカーが一人。 対して、味方には自分と、『トモダチ』が一匹。 『トモダチ』は狂戦士のごとく攻撃を続ける♂スパノビに粘着されおり、今すぐにでも助けたい。 しかし、かといって安易に近づけば♀WIZのクァグマイアにより動きを鈍くされた後、魔法で蜂の巣にされるのが目に見えている。 パピヨンは、この状況を転換させうる何かを心から渇望していた。 そして。 今、それは存在したのだった。 パピヨンが自分たちの背後に回ったのを見て、♀WIZはほくそ笑んだ。 おそらく、寄生虫とパピヨンで挟み撃ちにする気だと考えたからだ。 しかし、逆に言えば、それは味方の分断である。 これで、パピヨンは寄生虫を攻撃している♂スパノビを攻撃することができない。やろうとしても、♀WIZが阻む。 心配なのは、むしろ♂スパノビの方だ。 明らかに正常心を忘れており、先ほどから無用な捨て身の攻撃を続けている。 だが、そちらには♂プリーストと♀アコライトと♀マジがついている。 きっと彼らならば、♂スパノビを助けてくれるに違いない。 それは冒険者特有の、ある意味泥臭い、しかし何よりも高潔な、信頼という名の絆だった。 ♀WIZが♀マジ達を信頼しているように、♀マジもまた♀WIZを信頼していた。 ♀マジ達は寄生虫へ攻撃中であり、パピヨンに背を向けてしまっている。 それは、パピヨンへ絶大なる隙を晒していることになる。 しかし。 自分の後ろには、♀WIZがいる。 彼女ならば、パピヨンを完封してくれる。 そして、私達に完全なる勝利を与えてくれる。 一人では成しえられない、何事にも換えられない、勝利を。 ♀WIZは信頼していた。♀マジが寄生虫を倒してくれることを。 ♀マジは信頼していた。♀WIZがパピヨンから守ってくれることを。 その信頼は揺ぎ無い確実のものであり、それを実現させるだけの意思と実力を彼女達は持っていた。 しかし。 その信頼には、横からの第三者への襲撃への配慮が、完全に欠けていたのだった。 何が起こったのか、♀WIZにはわからなかった。 彼女が理解できたのは、体中を電撃のような何かが駆け抜けたことと、瞬間、自分が木に叩きつけられていたこと。 そして、自分が取り返しのつかない失態を犯してしまった、ということだった。 ずっと様子を伺っていたデビルチは、ついに♀WIZの決定的な隙にありつき、ユピテルサンダーを叩き込んだ。 同時に、寄生虫へと走り出す。 手に持つトライデントを腰だめに構え、寄生虫と♂スパノビに気をとられている♂プリーストへと走り出し。 ずぐり、と。 重い手ごたえが、デビルチの奇襲が成功した、ということを知らせたのだった。 ♀WIZが突如横に吹き飛んだことに、パピヨンはまったく驚くということをしなかった。 いや、むしろ計算どおりだ、とほくそ笑むほどだった。 自分がうまく立ち回れば、きっとデビルチは最良の形で場に介入してくれるに違いない、と。 モンスターには冒険者のようにモンスター同士で信頼しきる、ということはほとんどない。 せいぜいが同属で守りあう程度のものである。 なら何故パピヨンがデビルチをそこまで信頼しきっていたのかというと、それはそれほど彼女が純真であったからである。 何故そこまでの純真な心を持てるか、それは定かではない。 ただ生まれたばかりの無知であるのか。 それとも女王としての本能であるのか。 はてまた母親であるミストレスに種をつけた、あるお人よしの父親の血なのか。 ただ一つ確かなことは、パピヨンの信頼は決して冒険者のそれに引けをとらないほど、強固なものであった、ということである。 デビルチの活躍に歓喜したパピヨンは、この期を逃してなるものか、と突撃する。 完全に背中の無防備を奪った♀マジに対して、上空からの滑空の勢いそのままに、強烈な飛び蹴りを放つ。 見事それは相手の背中に命中し、♀マジを地面に叩きつける。 パピヨンの勢いはそれだけで止まらない。 次の目標は……この事態にも関わらず、トモダチへの攻撃をやめない♂スパノビである。 「きゃはははははははははははははははっ、死ねッ、クソガキッッッ!!!!」 パピヨンの右手が閃く。 右足膝、臀部、後背部。 強烈なピアースが♂スパノビを貫いた。 何が起こったのか、♀アコライトには全く理解できなかた。 いや、理解できないというより、理解したくなかった。 ほんの、ついさっきまで。 自分達のパーティーは、モンスターを圧倒していたはずである。 しかし、それは一瞬にしてひっくりかえってしまった。 ♀アコライトの冷静な部分が、この状況を説明する。 敵の増援、奇襲、自分以外の全員が攻撃を受けたということ。 彼女もまた冒険者であり、他の仲間と同様に、仲間に対して絶対の信頼を置いていた。 しかし、その仲間は全て地に伏せている。 絶対の信頼はもはや完全に逆転し、♀アコライトの意思は絶対的な絶望に包まれたのだった。 ♀WIZ 現在地:E-6 所持品:クローキングマフラー 未挿sロザリオ ウィザードスタッフ DCカタール +7THグラディウス 多目の食料 容 姿:WIZデフォの銀髪 備 考:LV99のAGIWIZ GMに復讐 ♂シーフと同行 年の事は聞かないでね? 状 態:容態安定 ただし全身に傷跡が残る HP/SP中回復 デビルチのユピテルサンダーを受ける。 ♂スパノビ 現在地:E-6 所持品:スティレット ガード ほお紅 装飾用ひまわり 古いカード帖 食料二食 スキル:速度増加 ヒール ニューマ ルアフ 解毒 外 見:巨漢 超強面だが頭が悪い 備 考:BOT症状発現? ♀BSの最期の命令に従っている 寄生虫を殺す 状 態:腹部に裂傷。右足膝、臀部、後背部を刺される。 ♂プリースト 現在地:E-6 所持品:修道女のヴェール(マヤパープルc挿し) でっかいゼロピ 食料二食 マイトスタッフ 外見:逆毛(修道女のヴェール装備のため見えない) 怖い顔 備考:殴りプリ 状態:HPSP共に微回復。腹部を刺される。 ♀アコライト&子犬 現在地:E-6 容 姿:らぐ何コードcsf 4j0n8042 所持品:集中ポーション2個 子デザ&ペットフードいっぱい 食料二食 スキル:ヒール・速度増加・ブレッシング 備 考:殴りアコ(Int1)・方向オンチ 首輪と地図と禁止区域の関係を知る 状 態:多少の傷 SP微回復 ♀マジ 現在位置:E-6 所持品:真理の目隠し とんがり帽子 食料二食 容 姿:褐色の髪(ボブっぽいショート) 備 考:ボクっ子。スタイルにコンプレックス有り。氷雷マジ。異端学派。 首輪と地図と禁止区域の関係を知る ♀ケミに敵意 状 態:足に軽い捻挫、普通に歩くのは問題無し。背中を思い切り蹴られる。 悪ケミ 現在地:E-6 所持品:グラディウス バフォ帽 サングラス 黄ハーブティ 馬牌×1 食料二食 容 姿:ケミデフォ、目の色は赤 備 考:サバイバル・危険物に特化した頭脳、スティールを使えるシーフを探す、子バフォに脱出を誓う、首輪と地図と禁止区域の関係を知る したぼく:グラサンモンク 参考スレッド:悪ケミハウスで4箱目 デビルチ 現在地:D-6→E-6 所持品:+10スティックキャンディ トライデント(デビルチ用) 備 考:悪魔 状 態:瀕死 パピヨン 現在地:E-6 備 考:ミストレスの魔力を一部継承 ミストレスの持つ虫達を統べるカリスマ継承 ノーマルより強い スピードも速い 寄生虫 現在地:E-6 外 見:ウンゴリアントの亜種 備 考:淫徒プリから孵る パピヨンに忠誠 状 態:ストームガスト一発直撃。 残り13名+4匹 戻る 目次 進む
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/716.html
十人十色(状態表) ◆10fcvoEbko 【H-6/温泉/二日目/日中】 【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 [状態]:疲労(中)、魔力消費(中)、腹部にダメージ(中)、螺旋力覚醒 [装備]:クロスミラージュ@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ0/4) ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:支給品一式(食料なし)、ルールブレイカー@Fate/stay night [思考] 基本1:守護騎士でもない、機動六課でもない、ただのシャマルとして生きる道を探す 基本2:1のための道が分かるまで、ヴィラルと共に最後の二人になり、螺旋王を説得して二人で優勝することを目指す。 1:ヴィラルと協力して参加者を排除する。 2:クラールヴィントと魔鏡のかけらを手に入れたい。 3:優勝した後に螺旋王を殺す? 4:他者を殺害する決意はある。しかし―――― ※ゲイボルク@Fate/stay nightをハズレ支給品だと認識しています。また、宝具という名称を知りません。 ※清麿の考察を聞きました。必ずしも他者を殺す必要がない可能性に思うことがあるようですが、優先順位はヴィラルが勝っています。 ※ギルガメッシュがマッハキャリバーを履いていたことには気づいていませんでした。 【クロスミラージュの思考】 1:やむを得ず、シャマル達について行く。 2:カミナの方針に従い、助言を行う。 3:明智が死亡するまでに集ったはずの仲間達と合流したい。 [備考] ※ルールブレイカーの効果に気付きました。 ※『螺旋王は多元宇宙に干渉する力を持っている可能性がある』と考察しました。 ※各放送内容を記録しています。 ※シモンについて多数の情報を得ました。 ※カミナの首輪が禁止エリアに反応していないことを記録しています。 ※東方不敗から螺旋力に関する考察を聞きました。 ※螺旋力が『生命に進化を促し、また、生命が進化を求める意思によって発生する力』であると考察しました。 ※螺旋界認識転移システムの機能と、その有用性を考察しました。 ○螺旋界認識転移システムは、螺旋力覚醒者のみを対象とし、その対象者が強く願うものや人の場所に移動させる装置です。ただし会場の外や、禁止エリアには転移できません。 ○会場を囲っているバリアが失われた場合、転移システムによって螺旋王の下へ向かえるかもしれません。 ※転移システムを利用した作戦のために、ニアの存在が必要不可欠と認識しています。 ※他の参加者に出会ったときの交渉はまず自分が行おうかと考えています。 ※ルルーシュとニコラスの両方を疑っています。参加者の詳細名簿をどちらかが持っていた場合、そちらが犯人だと思うでしょう。 【ヴィラル@天元突破グレンラガン】 [状態]:全身に中ダメージ、疲労(中)、肋骨一本骨折、背中に打撲、螺旋力覚醒(本人は半信半疑) [装備]:大鉈@現実、短剣×2 コアドリル@天元突破グレンラガン [道具]:グレン@天元突破グレンラガン、ラガン@天元突破グレンラガン [思考] 基本:シャマルと共に最後の二人になり、螺旋王を説得して二人で優勝する。 1:シャマルと協力して参加者を排除する。 2:体力が回復したら、ラガンで黒い太陽のガンメンを奪い、人間どもに目にもの見せる 4:クラールヴィントと魔鏡のかけらをどうにかして手に入れたい。 5:クルクル(スザク)を始め、これまでの奴ら全員に味わわされた屈辱を晴らしたい。 ※なのは世界の魔法、機動六課メンバーについて正確な情報を簡単に理解しました。 ※螺旋王の目的を『“一部の人間が持つ特殊な力”の研究』ではないかと考え始めました。 ※本来は覚醒しないはずの螺旋力が覚醒しました。他参加者の覚醒とは様々な部分で異なる可能性があります。 ※清麿の考察を聞きました。螺旋王への感情が変化している可能性があります。 ※ダイガンザン(ダイグレン)を落としたのがフォーグラーだと思っています。相殺したエアについては目に入っていません。 ※ビャコウの運転手が誰なのか気にはなってはいます。 ※グレンを入手しました。エネルギーなどが螺旋力なのはアニメ通り。機体の損傷はラガンとの合体以外では自己修復はしません。 ※会場のループを認識しました。 [備考] 螺旋王による改造を受けています。 ①睡眠による細胞の蘇生システムは、場所と時間を問わない。 ②身体能力はそのままだが、文字が読めるようにしてもらったので、名簿や地図の確認は可能。 人間と同じように活動できるようになったのに、それが『人間に近づくこと』とは気づいていない。 単純に『実験のために、獣人の欠点を克服させてくれた』としか認識してない。 【C-6/市街地(中心付近)/二日目/日中】 【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 [状態]:疲労(大)、心労、左腕から手の先が欠損(止血の応急手当はしましたが、再び出血する可能性があります) 左肩にナイフの刺突痕、左大腿部に斬撃痕(移動に支障なし) 、腹部に痛み [装備]:ジェリコ941改(残弾0/16)@カウボーイビバップ [道具]:支給品一式×4(内一つの食料:アンパン×5、メモ×2欠損) 【武器】:UZI(9mmパラベラム弾・弾数0)@現実、ナイヴズの銃@トライガン(外部は破損、使用に問題なし)(残弾3/6) デリンジャー(残弾2/2)@トライガン、デリンジャーの予備銃弾7、日出処の戦士の剣@王ドロボウJING 【特殊な道具】:ブラッディアイ(残量100%)@カウボーイビバップ、風水羅盤@カウボーイビバップ、レーダー(破損)@アニロワオリジナル テッカマンエビルのクリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード 、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書@トライガン 【通常の道具】:スコップ、ライター、水上オートバイ、防弾チョッキ(耐久力減少、血糊付着)@現実、高遠遙一の奇術道具一式@金田一少年の事件簿 ウォンのチョコ詰め合わせ(半分消費)@機動武闘伝Gガンダム、ブタモグラの極上チャーシュー(残り500g程) 【その他】:薬局で入手した薬品等数種類(風邪薬、睡眠薬、消毒薬、包帯等) [思考] 1:ジン、ギルガメッシュと合流しカミナを探す 2:全部が終わったら死んだ仲間たちの墓を立てて、そこに酒をかける。 [備考] ※ルルーシュが催眠能力の持ち主で、それを使ってマタタビを殺したのではないか、と考え始めています。 (周囲を納得させられる根拠がないため、今のところはジン以外には話すつもりはありません) ※清麿メモの内容について把握しました。 会場のループについても認識しています。 ※ドモン、Dボゥイ(これまでの顛末とラダムも含む)、ヴァッシュ、ウルフウッドと情報交換を行いました。 【鴇羽舞衣@舞-HiME】 [状態]:背中にダメージ、全身に擦り傷、顔面各所に引っ掻き傷、引っ張られた頬、首輪なし、全身に軽い切り傷 疲労(大)、バリアジャケット [装備]:薄手のシーツ、ストラーダ@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:支給品一式、釘バット、X装置、ゲイボルク@Fate/stay night [思考]:皆でここから脱出 1:何としてでも皆を守る [備考] ※螺旋力覚醒 ※失った高次物質化能力を取り戻しました。 ※舞衣のバリアジャケットは《炎綬の紅玉》鴇羽舞衣@舞-乙HiME。飛行可能。 【小早川ゆたか@らき☆すた】 [状態]:発熱(中)、疲労(極大)、心労(中)、軽い脳震盪、左腕骨折、罪悪感、螺旋力覚醒 [装備]:エクスカリバー@Fate/stay night、フリードリヒ@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:支給品一式 、ガッシュの魔本@金色のガッシュベル!! [思考] 1:みんなで帰る [備考] ※自分が螺旋力に覚醒したのではないかと疑っています。 ※再び螺旋力が表に出てきました。 【C-6/市街地(MAP右の橋周辺)/二日目/日中】 【ギルガメッシュ@Fate/stay night】 [状態]:疲労(大)、全身に裂傷(中)、身体の各部に打撲、黄金鎧型バリアジャケット [装備]:乖離剣エア@Fate/stay night、マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:支給品一式、クロちゃんマスク(大人用)@サイボーグクロちゃん 、黄金の鎧の欠片@Fate/stay night [思考] 基本思考:打倒、螺旋王ロージェノム。月を目指す。【天の鎖】の入手。【王の財宝】の再入手。 1:ジンから王の財宝を回収する。 2:菫川ねねねに『王の物語』を綴らせる。 3:“螺旋王へ至る道”を模索。 4:頭脳派の生存者、 異世界の情報、宝具、それらに順ずる道具を集める(エレメント、フォーグラーに興味)。 5:目障りな雑種は叩き切る(特にドモンに不快感) 6:全ての財を手に入れた後、会場をエアの接触射撃で破壊する。 7:月に何かがあると推測。次に月が昇った時、そこに辿り着くべく動く。 【備考】 ※螺旋状のアイテムである偽・螺旋剣に何か価値を見出したようですが、エアを手に入れたのでもう割とどうでもいいようです。 ※ヴァッシュ、静留、ジンたちと情報交換しました。 ※ギルガメッシュのバリアジャケットは、1stがネイキッドギル状態、2ndがクロちゃんスーツ(大人用)、3rdが黄金の鎧です。 2ndを展開する意志はなくなりました。強敵に会った時にのみネイキッドのバリアジャケットを展開しようと考えています。 ※会場は『世界の殻』『防護結界』『転移結界(確率変動を発生させる結界)』の三層構造になっていると推測しました。 ※会場の形状は天の方向に伸びるドリル状であり、ドーム状の防護結界がその内部を覆っていると推測しました。 ※会場のループについて認識済み。 会場端のワープは、人間以外にも大出力攻撃を転移させる模様です。 ※マッハキャリバーによるウイングロード展開を習得。カタパルト代わりに使用可能(ちょっと飽きた)。 ※マッハキャリバーから詳細名簿の情報を少し聞いたようです (少なくともガッシュ、ヴィラル、シャマル、スカー、ねねねについて大まかに知ってます)。 【ジン@王ドロボウJING】 [状態]:全身にダメージ(包帯と湿布で処置)、左足と額を負傷(縫合済)、全身に切り傷 、疲労(中) [装備]:夜刀神@王ドロボウJING(刃先が少し磨り減っている) [道具]:支給品一式x16(食料、水半日分消費、うち一つ食料なし、食料×5 消費/水入りペットボトル×2消費]) 【武器】:偽・螺旋剣@Fate/stay night 、王の財宝@Fate/stay night、短剣 ムラサーミァ(血糊で切れ味を喪失)&コチーテ@BACCANO バッカーノ! 超電導ライフル@天元突破グレンラガン(超電導ライフル専用弾0/5) シュバルツのブーメラン@機動武闘伝Gガンダム 【特殊な道具】:オドラデクエンジン@王ドロボウJING、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!! 全てを見通す眼の書@R.O.D(シリーズ)、緑色の鉱石@天元突破グレンラガン ブラッディアイ(残量40%)@カウボーイビバップ、毒入りカプセル×1@金田一少年の事件簿 瀬戸焼の文鎮@サイボーグクロちゃんx4、ヴァッシュの手配書@トライガン 【通常の道具】:鈴木めぐみの消防車の運転マニュアル@サイボーグクロちゃん 壊れたローラーブーツ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、サングラス@カウボーイビバップ マオのヘッドホン@コードギアス 反逆のルルーシュ、シガレットケースと葉巻(葉巻-1本) 衝撃のアルベルトのアイパッチ@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日- ボイスレコーダー、防水性の紙×10、暗視双眼鏡、赤絵の具@王ドロボウJING 【その他】:予告状のメモ、清麿メモ 、ガンメンの設計図まとめ、がらくた×3、 柊かがみの靴、破れたチャイナ服、ずたずたの番長ルック(吐瀉物まみれ、殆ど裸) 首輪×4(つかさ、シンヤ、パズー、クアットロ) [思考] 基本:螺旋王の居場所を消防車に乗って捜索し、バトル・ロワイアル自体を止めさせ、楽しいパーティに差し替える。 1:ギルガメッシュたちとの合流。 2:その後何人かのメンバーでカミナの捜索。 3:ヨーコや清麿達の死を無駄にしないためにも、殺し合いを止める。 4:ギルガメッシュを脱出者の有利になるよううまく誘導する。 [備考] ※清麿メモを通じて清麿の考察を知りました。 ※ねねねからルルーシュの能力に関する詳細を聞きました。 ※ねねねからルルーシュ=ゼロという事を聞きました。 ※ドモン、舞衣、ゆたか、ねねね、ガッシュと情報交換しました。会場のループについても認識しています。 ※清麿を殺したのはルルーシュだと判断しました。 ※ルルーシュ、ニコラス、東方不敗、ヴィラル、シャマルを殺し合いに乗っている参加者だと判断しました。 ※螺旋界認識転移システムの存在を知りました。 【ガッシュ・ベル@金色のガッシュベル!!】 [状態]:おでこに少々擦り傷、全身ぼろぼろ、全身打撲(中)、肉体疲労(大)、精神疲労(大)、頭にタンコブ、強い決意、深い悲しみ、螺旋力増加中 [装備]:バルカン300@金色のガッシュベル!!、キャンチョメの魔本@金色のガッシュベル!! リボルバー・ナックル(右手)@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ4/6、予備カートリッジ数12発) 【カミナ式ファッション"グラサン・ジャックモデル"】 アンディの衣装(手袋)@カウボーイビバップ、アイザックのカウボーイ風の服@BACCANO バッカーノ!、マオのバイザー@コードギアス 反逆のルルーシュ [持ち物]:支給品一式×9、([全国駅弁食べ歩きセット][お茶][サンドイッチセット])をカミナと2人で半分消費。 【武器】:巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING、ジンの仕込みナイフ@王ドロボウJING 東風のステッキ(残弾率40%)@カウボーイビバップ、ライダーダガー@Fate/stay night 鉄扇子@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-、スペツナズナイフ×2 【特殊な道具】:テッカマンブレードのクリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード、ドミノのバック×2(量は半分)@カウボーイビバップ アンチ・シズマ管(3つで揃う)@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-、砕けた賢者の石×4@鋼の錬金術師 ロージェノムのコアドリル×5@天元突破グレンラガン 【通常の道具】:剣持のライター、豪華客船に関する資料、安全メット、スコップ、注射器と各種薬剤、拡声器、CDラジカセ(『チチをもげ』のCD入り) 【その他】:アイザックの首輪、アイザックのパンツ、アイザックの掘り当てたガラクタ(未識別)×1~6、血塗れの制服(可符香) ブリ@金色のガッシュベル!!(鮮度:螺旋力覚醒) 、ランダム不明支給品x1(ガッシュ確認済み) [思考] 基本:螺旋王を倒す。清麿亡き後も夢を捨てない。私は、やさしい王様になるッ!! 1:ねねね達と一緒にジンの仲間と合流。 2:カミナの捜索に加わりたい。 3:ギルガメッシュに少し警戒。 [備考] ※剣持、アレンビー、キール、ミリア、カミナ、ねねね、ジン、ドモンと情報交換済み ※ガッシュのバリアジャケットは漫画版最終話「ガッシュからの手紙」で登場した王位継承時の衣装です。いわゆる王様っぽい衣装です。 ※螺旋王に挑む決意が湧き上がっています。 ※ロニー・スキアートとの会話は殆ど覚えていません。 ※第四回放送はブリを追いかけていたので聞き逃しました。 ※東方不敗の螺旋力に関する仮説を聴きましたが、理解できていません。 ※東方不敗からラガンの所在について聞きました。 ※螺旋力覚醒。 ※螺旋界認識転移システムの存在を知りました。 ※ギルガメッシュとはまだ情報交換をしていません。 ※清麿を殺したのはルルーシュだと判断しました。 ※ルルーシュ、ニコラス、東方不敗、ヴィラル、シャマルを殺し合いに乗っている参加者だと判断しました。 【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)】 [状態]:本を書きたいという欲求、疲労(大)、強い意志、螺旋力覚醒 [装備]:なし [道具]:なし [思考]: 基本-1:螺旋王のシナリオ(実験)を破壊し、ハッピーエンドを迎えさせる。 基本-2:バシュタールの惨劇を起こし、首輪や空間隠蔽を含む会場の全ての機能を停止させて脱出する。 1:ギルガメッシュに自分の計画に必要なもの(小説・イリヤスフィール(ry)を奪われたことを正直に話す。できれば協力を促す。 2:アンチシズマ管の持ち主、それとそれを改造できる能力者を探す。 3:センセーに会いに行きたい……けど、我慢する。 4:本が書きたい! 本を読んで貰いたい! 5:全てが終わったら、清麿の代わりにガッシュを王にしてやる。 [備考]: ※読子を殺害したスカーを許し堪えることを選びました。スカーの罪、その理不尽は許していません。 ※ラガンをフル稼働させたため、しばらく螺旋力が発揮できません ※清麿殺害の犯人、『イリヤスフィール・フォン・アインツベルンに捧ぐ』を持ち去ったのは、ルルーシュだと考えています。 ※ルルーシュ、ニコラス、東方不敗、ヴィラル、シャマルを殺し合いに乗っている参加者だと判断しました。 ※螺旋界認識転移システムの存在を知りました。 【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】 [状態]:疲労(中)、空腹、強い覚悟、螺旋力覚醒 [装備]:アヴァロン@Fate/stay night(回復に使用中)、ガジェットドローン@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:支給品一式x7(メモ一式使用、地図一枚損失水ボトルの1/2消費、おにぎり4つ消費) 【武器】:イングラムM10(9mmパラベラム弾22/32)@現実、イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5 ワルサーWA2000(4/6)@現実、ワルサーWA2000用箱型弾倉x2、S W M38(弾数5/5)、S W M38の予備弾15発 COLT M16A1/M203@現実(20/20)(0/1)、M16アサルトライフル用予備弾x20(5.56mmNATO弾) M203グレネードランチャー用予備弾(榴弾x6、WP発煙弾x2、照明弾x2、催涙弾x2) モネヴ・ザ・ゲイルのバルカン砲@トライガン(あと4秒連射可能、ロケット弾は一発) エンフィールドNO.2(弾数0/6)、銀玉鉄砲(玉無し)、水鉄砲、短剣×4本 【特殊な道具】:ゼオンのマント@金色のガッシュベル!!、魔鏡の欠片x2(3つで揃う)@金色のガッシュベル!! アンチ・シズマ管(3つで揃う)@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-、無限エネルギー装置@サイボーグクロちゃん 【通常の道具】:USBフラッシュメモリ@現実、タロットカード@金田一少年の事件簿、暗視スコープ、単眼鏡、鉄の手枷@現実 糸色望の旅立ちセット@さよなら絶望先生[遺書用の封筒が欠損]、バルサミコ酢の大瓶(残り1/2)@らき☆すた シアン化ナトリウム、各種治療薬、各種治療器具、各種毒物、各種毒ガス原料、各種爆発物原料、使い捨て手術用メス×14 【その他】:マース・ヒューズの肉片サンプル、清麿の右耳、殺し合いについての考察をまとめたメモ 首輪×3(クロ、アニタ、キャロ)、解体済みの首輪×2(エド、エリオ)、首輪のネームシール(清麿) [思考] 基本-1:ねねね達と協力して実験から脱出し、この世界では「堪える」を選んだ者の行く末を見届けたい。 自分は彼らから負を追い払う剣となる。(元の世界でまた国家錬金術師と戦うかどうかは保留)。 基本-2:螺旋力保有者の保護、その敵となりうる存在の抹殺。 1:ジンの仲間と合流。 2:各施設にある『お宝』の調査と回収。 及び螺旋力保有者の守護。 3:ギアスを使用したヴィラルへの尋問について考える 4:螺旋王に対する見極め。これの如何によっては方針を変える場合も…… [備考]: ※言峰の言葉を受け入れ、覚悟を決めました。 ※スカーの右腕は地脈の力を取り入れているため、魔力があるものとして扱われます。 ※会場端のワープを認識。螺旋力についての知識、この世界の『空、星、太陽、月』に対して何らかの確証を持っています。 ※清麿達がラガンで刑務所から飛び出したのを見ていません。 ※ねねね、ドモンの生き方に光明を見ました(真似するわけではありません。自分の罪が消えないことはわかっています)。 ※ルルーシュ、ニコラス、東方不敗、ヴィラル、シャマルを殺し合いに乗っている参加者だと判断しました。 ※螺旋界認識転移システムの存在を知りました。 【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】 [状態]:全身に打撲、背中に重度の火傷、全身に軽度から重度まで無数の裂傷、疲労(大)、やや強めの罪悪感、明鏡止水の境地 [装備]:なし [道具]:支給品一式 [思考] 基本:己を鍛え上げつつ他の参加者と共にバトルロワイアルを阻止し、師匠を説得した後螺旋王をヒートエンド 1:ジンの仲間たちと合流する 2:積極的に、他の参加者にファイトを申し込む(目的を忘れない程度に戦う) 3:ゲームに乗っている人間は(基本的に拳で)説き伏せ、弱者は保護し、場合によっては稽古をつける 4:カミナを探し、ニアを守れなかったことを謝罪したい。 [備考]: ※本編終了後からの参戦。 ※ゲイボルクの効果にまるで気づいていません。 ※ループについて認識しました。 ※カミナ、クロスミラージュ、奈緒のこれまでの経緯を把握しました。 ※第三放送は奈緒と情報交換したので知っています。 ※清麿メモについて把握しました。 ※螺旋力覚醒 ※ニアをカミナの関係者だとは確認しました。 【A-7/道路/二日目/日中】 【カミナ@天元突破グレンラガン】 [状態]:疲労(極大)、全身に青痣、左右1本ずつ肋骨骨折、左肩に大きな裂傷と刺突痕(簡単な処置済み) 頭にタンコブ、強い決意、螺旋力増大中、明鏡止水 [装備]:ファイティングスーツ 【カミナ式ファッション"グラサン・ジャックモデル"】 アイザックのカウボーイ風ハット@BACCANO バッカーノ!、アンディの衣装(靴、中着、上下白のカウボーイ)@カウボーイビバップ [道具]:なし [思考]基本:殺し合いには意地でも乗らない。絶対に螺旋王を倒してみせる。 1:ガッシュとクロミラと合流しねぇとなぁ。 2:ヴィラルの野郎、グレンラガンとクロミラを返しやがれ! 3:もう一回白目野郎(ヒィッツカラルド)と出会ったら今度こそぶっ倒す! 4:ドモンはどこに居やがるんだよ。 [備考] ※文字が読めないため、名簿や地図の確認は不可能だと思われます。 ※シャマルを殺し合いに乗っているヴィラルの仲間と認識しました。 ※第二放送についてはヨーコの名が呼ばれたことしか記憶していません。 ※溺れた際、一度心肺機能が完全に停止しています。首輪になんらかの変化が起こった可能性があります。 ※禁止エリアに反応しない首輪に気がつきました。 ※会場のループを認識しました。 ※ドモン、クロスミラージュ、ガッシュの現時点までの経緯を把握しました。 しかしドモンが積極的にファイトを挑むつもりだということは聞かされていません。 ※クロスミラージュからティアナについて多数の情報を得ました。 ※ニアと詳細な情報交換をしました。夢のおかげか、何故だか全面的に信用しています。 ※ロニー・スキアートとの会話は殆ど覚えていません。 ※カミナのバリアジャケットは、グレンラガンにそっくりな鎧です。 ※ニコラス・D・ウルフウッドこそが高峰清麿殺害犯だと考えています。ただしルルーシュ・ランペルージに関しても多少の疑いは持っています。 ※東方不敗が死んだと思っています。 ※東方不敗に修行をつけられました。格闘家としての基礎的なものを習得しました。 ※明鏡止水に覚醒しました。 ※シモン、ニア、ヨーコの死を受け止めました。 ※ゴッドガンダムはショッピングモール跡地に座り込んでいます。 時系列順に読む Back 十人十色 Next 獣人と人 投下順に読む Back 十人十色 Next 愛に時間をⅠ 281 十人十色 ヴィラル 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 シャマル 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 スパイク・スピーゲル 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 鴇羽舞衣 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 小早川ゆたか 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 ギルガメッシュ 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 ジン 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 ガッシュ・ベル 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 菫川ねねね 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 スカー(傷の男) 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 ドモン・カッシュ 282 愛に時間をⅠ 281 十人十色 カミナ 282 愛に時間をⅠ
https://w.atwiki.jp/mangaroyale/pages/272.html
君にこの言葉が届きますように(後編) ◆14m5Do64HQ エレオノールが歩く。 念のため、あるるかんは仕舞わずに、己の斜め前方に立たせる。 エレオノールの視線の先には、小刻みに身体を震わせるナギの姿。 年端もいかぬ少女に、予想以上に時間をかけられた事にエレオノールは腹立たしく思う。 だが、それと同時に別の感情もあった。 それはナギに対しての一種の敬意ともいえる感情。 一人だけの力ではないものの、自分を相手に奮戦したナギの意地は賞賛に値する。 「あなたは何故、私が闘うのかと訊いたな? どうせあなたが私に勝てる見込みはない。ならばあなたへのせめての礼として、教えてやろう。私の闘いの理由を」 そう考え、エレオノールはナギに、自分の闘いの理由について話す事を決めた。 その瞬間、うつ伏せに倒れていたナギの身体が、大きく揺れた事には気付いていない。 「あの記憶の中で見た、人形。彼女は人間になった後でも、人が無残に死んで行く惨状に顔を背けていなかった……。 きっと彼女はそれを望んでいたのだろう。人形の私にはわからないが、人間は他の人間が死ねば喜ぶものに違いない。 だからきっとナルミは笑ってくれる……私が人間を殺し回れば笑顔を見せてくれる……そのために私は闘っている!」 以前見た、フランシーヌ人形の記憶。 本来、フランシーヌ人形は人間が死ぬ惨状を見て、その後人間となった。 未だ幼い赤子である、エレオノールに笑ってもらい、彼女自身も心の底から笑えた事によって。 記憶を見た順番の違いにより、生じてしまったエレオノールの思い込み。 だが、エレオノールはその事になんら疑いは持っていない。 元々、人形繰りだけを学び、自動人形の破壊のみに費やしてきたエレオノール。 更に、笑う事が出来ない自分を、人形と思い込む彼女は一般の常識とは逸脱している。 「あなたの知りたいコトは話した。さぁ、そろそろナルミのコトを――――なっ!?」 鳴海が自分の行為を褒めてくれる未来。 そんな未来を思い浮かべ、つい気持ちが昂ったエレオノールが驚く。 エレオノールの視線の先にはナギの身体が映る。 但し、先程のようにうつ伏せに倒れているのではない。 懸命に身体を動かし、頭を上げ、エレオノールの方を向いている。 そのナギの表情にエレオノールは驚きを隠せない。 「ふざけるな……しろがね! お前のその言葉、鳴海への侮蔑にも等しいぞ!」 最早別人とも思えるかのような、ナギの怒りの表情。 確実な怒りをエレオノールは感じる。 何故、ナギがこんなにも怒っているのか?何故、自分の言葉が出てこないのか? 答えの出ない疑問が彼女の脳裏を駆け巡る。 「あの鳴海が、人が死んで嬉しがるわけがないだろう! 他人のために命を張って…… 自分の命が燃え尽きてしまいそうな男が……嬉しがるわけがない!!」 ナギの全身には疲労は勿論として、痛みも未だ残り続けている。 だが、その痛みよりもナギには我慢できない事がある。 それは、意味不明ともいえる戯言を漏らすエレオノールへの怒り。 エレオノールが言っていた、記憶や人形などの話には興味がない。 只、鳴海のために殺人を行っている。 エレオノールがそう言った事に対しての怒りだけだ。 唖然するエレオノールを尻目に、ナギは二枚の紙を取り出す。 「そんな事もわからんお前には、鳴海のコトを口に出す資格はない!」 一枚目の紙を開き、一本の、何の変哲もない白のハチマキが出現する。 才賀善冶によって勝が誘拐された時に、鳴海が巻いた一本のハチマキをナギが己の頭に巻く。 (私にお前の力をかしてくれ鳴海……お前の大事な存在、しろがねの眼を覚ますためにも!) 鳴海が使っていたハチマキを巻いた瞬間、ナギは不思議な感覚に囚われる。 身体の奥底から、心地よい熱が全身に行き通っていく。 その感覚にナギは僅かに両眼を細め、勢い良く開く 続いて、二枚目の紙をナギは開いた。 現れた小さな瓶のようなものをナギは手に取り、一気に飲み干す。 「私が……私が鳴海に代わってお前を叩きなおしてやる! お前達と同じ存在になった……この私がなッ!!」 その瓶の中に入っていたものは、生命の水(アクア・ウィタエ)。 昔、才賀正二がアンジェリーナから半ば強引に奪い、摂取したもの。 みるみる内に、ナギの毛髪、両眼が銀色に染まっていくのをエレオノールは、驚愕の表情で見つめた。 身体を最適な状態に適応させる生命の水により、ナギが遂に、前屈みにもならず、立ち上がる。 続けて、スパイスガールを発現し、武装錬金を発動させ、弓を構えるナギ。 今、再び二人の闘いが始まった。二人のしろがねによる闘争の舞台が。 「あるるかぁん! LES ARTS MARTIAUX! (闘いのアート!) 聖ジョージの剣!」 あるるかんが動く。 右腕の、聖ジョルジュの剣を横方向に振りぬく。 先程スパイスガールの肩に裂傷を与えた聖ジョルジュの剣が、スパイスガールに迫る。 だが、当たることなく虚しく空を切る結果となった。 バックステップをし、距離を取った事で攻撃を回避したスパイスガール。 先程より速い反応に違和感を覚えたエレオノールだが、構わずあるるかんを直進させる。 今度は左腕の聖ジョルジュの剣による、斬撃の一閃が切り裂かんと唸りを上げた。 「甘い!」 「なっ!?」 だが、聖ジョルジュの剣が切り裂く前に、スパイスガールの拳がそれを殴りつける。 瞬く間に軟体化し、不格好な音をたてて、スパイスガールの身体にぶつかる聖ジョルジュの剣。 当然切れ味などなくなっているため、スパイスガールにはなんのダメージもない。 何をされたのか皆目見当が付かないが、エレオノールは即座に次の行動に移る。 踏み込んだあるるかんの左脚を踏ん張り、そのままの勢いで右脚の動作繰りを行う。 「ナルミがお前のやっているコトを知ったら、きっと悲しむ! なんでそんな簡単なコトもわからんのだ!!」 振り上げられたあるるかんの右脚よりも早く、スパイスガールの拳が叩き込まれる。 顔面を殴りつけられた事により、あるるかんが後方へ吹っ飛ぶ。 苦い表情を浮かべながら、エレオノールは同じように後方へ距離を取った。 先程の戦闘で、スパイスガールがナギの近くしか行動できない事は既に知っている。 完全に崩れた、あるるかんの体勢を整えるためにも、エレオノールは一旦距離を取る事を選んだ。 だが、エレオノールの表情が再び驚愕の色に染まる。 「こ! これは!?」 「お前も知っているはずだ! あいつの強さを……あいつのバカみたいなお人良しさをッ!!」 スパイスガールがエレオノールの想像以上の速さ、行動距離を見せた。 朧気に感じていた、先程の動きとの違い。 それが最早、気のせいではないとエレオノールは判断する。 事実、ナギのスパイスガールは成長し、拳速、行動距離など、全ての能力が向上していた。 ジャン・ピエール・ポルナレフがヴァニラ・アイスと闘った時のように。 譲れない想いが、スパイスガールの成長を誘発していたという事だ。 射程外だと思っていたため反応が間に合わず、エレオノールはスパイスガールの拳を腹部にもらう。 あるるかんの繰りを行う指輪が外れるのを防ぎながら、エレオノールは後方へ吹き飛ぶ。 いや、空中であるるかんの右脚を繰り、聖ジョルジュの剣で攻撃を仕掛けた。 拳を合わせるタイミングが取れず、ナギの元へ戻ろうとしたスパイスガールの頬に切傷が生まれる。 「確かにそうかもしれない……ならば、確かめるまでだ!」 以前、自分と共に花火を打ち上げた人物の様子を見にいった鳴海。 そして、誇り高く範馬刃牙と闘った鳴海の姿に、一時は羨ましさを覚えた。 だが、刃牙に核鉄を渡し、不信感もあり、自分の師匠、ギイとも関係があるかもしれない鳴海。 あまりに鳴海に関する事が重なりすぎたため、エレオノールはもう一度彼に会い、話をする事に決めた。 「そのためにも私はナルミにもう一度会う必要がある……答えろ! ナルミは今どこで、なにをしている!?」 頬の血を拭っていたナギに、荒々しくエレオノールが叫ぶ。 そもそも自分の目的である、鳴海の情報を求め、エレオノールは駆け出す。 あるるかんと共に、走り来るエレオノール。 そんなエレオノールをナギは黙って見つめていた。 「――――だよ」 先程とは打って変わって、あまりに小さい声でナギは呟く。 何か様子がおかしい。そう思いエレオノールがナギの様子を観察する。 今すぐにでも泣き出しそうで、必死に涙を堪えているナギの顔が見えた。 「死んだよ……鳴海は……私達に後を任せてな。死んじゃったんだよ……鳴海は……」 ナギがポツリ、ポツリと呟く言葉。 駆け出していたエレオノールの、足の動きがピタリと止まる。 俯きながら、必死に涙を堪えるナギ。 だが、そんなナギを見る人物は一人も居ない。 どこを向いているかもわからない程、エレオノールの目線は泳いでいる。 ナギの言った内容が、エレオノールは直ぐには理解できなかった。 「嘘だ……ナルミが死んだなど……嘘だッ!!」 才賀勝を失い、優勝者の褒美の話もいま一つ信用性に欠ける話である。 そのため、鳴海を笑わせる事だけを目的としてエレオノールは闘ってきた。 だが、鳴海が死んでしまえば、自分の目的は無くなってしまう。 目的がない人形など最早人形ともいえない。言うなれば、ジャンク(欠陥品)だ。 碌に自分の役も演じられず、ジャンクとして人生を終える事になる自分。 「ああああああああああああぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!」 その事実を振り解くかのように、エレオノールが走り続ける。 浮かべる表情は怒り、疑念など様々なものが入り混じったもの。 両腕の繰りによって、同じように疾走するあるるかんの動きは荒い。 自分の目的を失い、冷静さを失ったエレオノールの人形繰りは、最早、鮮やかなものとはいえない。 只、目の前のナギを叩きのめし、先程の言葉を撤回させるためにあるるかんを操る。 これまでにない変則的な動きで、あるるかんの両腕がナギとスパイスガールに迫った。 「嘘じゃない! そんな悪趣味な嘘を言うもんか……。鳴海は最後まで、痛いのを我慢して、闘って……死んじゃったんだ!!」 悲痛な叫びを上げるエレオノールに対し、ナギが顔を上げ、力強く叫ぶ。 咄嗟にスパイスガールの左腕で大地を殴り、ナギがその地点に足を踏み込む。 軟化し、柔軟性に優れる大地を蹴り、ナギが跳躍する。 しろがねになる事によって、得る事が出来た身体能力を存分に引き出す。 更に、後方へ飛びながらエンゼル御前の矢を掃射する。 地上で打ち合うスパイスガールとあるるかんから、 少し離れた位置でナギを見上げていたエレオノールは、咄嗟に横に飛びのく。 だが、完全には避け切れず、左ふくらはぎ、左腰、右肩それぞれに一本の矢が突き刺さり、赤い鮮血が噴き出す。 負傷の事実に構わず、エレオノールはあるるかんを操り、右腕の聖ジョルジュの剣が斜め上に振り上がる。 両腕を伸ばしていたスパイスガールの腹部から肩までに、深く、そして長い亀裂が走った。 亀裂が入った部位から、砂のようなものが大気に向って昇っていく。 「ぐっ! まだだあああぁぁぁぁぁッッッ!!」 スパイスガールと同じ傷を受け、赤い鮮血を撒き散らしながらナギが大地に降り立つ。 以前のナギならとっくに致命傷となる程の負傷。 だが、今の彼女にはしろがねとしての生命力がある。 何より、こんなところで終わるわけにはいかない気持ちが、抑えきれない程強い。 少し色が薄くなったスパイスガール一点に、再び精神を集中させる。 今までより更に速い速度で、あるるかんに迫るスパイスガール。 大きく振りかぶり、前方に突き出した右の拳を胸部に受け、あるるかんが破片を散らしながら吹っ飛ぶ。 「では、ナルミが死んでしまったら……私はどうすればいい! 私はナルミを笑わせるために闘ったというのに……。 目的がない人形である私は……この先何をすればいいのだ!? それになんだ……? 胸が張り裂けそうな、この奇妙な感覚は一体……?」 あるるかんと共に、後方へ跳んだエレオノールが両手を自らの胸に当てる。 鳴海が死んだという事を聞かされた後、馬鹿みたいに鼓動が早くなっている。 今までにない、不自然な感覚にエレオノールは動揺を隠せない。 鳴海にもう二度と会う事が出来ない。 その事実が何故か、エレオノールの心をがんじがらめに縛り付けている。 「しろがね……お前はきっと鳴海が死んだコトを認めたくないんだ……。 理屈じゃないんだ……お前もきっと鳴海のコトが大事な存在だと感じているハズだ……。 だから、あんなに怖い顔も出来た……鳴海を深く想っているからこそな……」 スパイスガールを依然発現したままのナギが、苦しそうに呟く。 しろがねといえども決して、不死の存在ではない。 出血が多ければ、常人と同じように死んでしまう。 頬と腹部から肩までに出来た裂傷は完全には修復していなく、未だ血は流れ続けている。 ナギの命が磨り減っている事は、最早明確な事だ。 「ナルミが私の大事な存在……? 私が……ナルミに想いを寄せているだと……人形であるこの私が……この私が……?」 心底不思議そうな顔で、エレオノールは言葉を繰り返す。 この殺し合いに呼び出される前には、人を想うなどという感情は持った事がない。 そのためナギの言う言葉通り、自分が鳴海を大切な存在であるかどうかすらわからない。 只、自分に笑顔を向けてくれた鳴海の姿を思い出すと、不思議な感覚には囚われる。 その事だけしか、今のエレオノールにはわからなかった。 そんなエレオノールに向って、ナギが決心したような表情で口を開いた。 ここ一番の大声を伴って、ナギが叫ぶ。 「バカもん! お前は人形なんかじゃない! 人形が……人形がそんな風に悩んだり、さっきみたいに怒ったりできるもんか! お前も私や鳴海と同じで正真正銘の人間なんだ! 転んだり、迷ったりするけど自分一人で道を切り開ける……。 私達となにも変わらない……この世でたった一人の人間なんだよ! しろがね……いや、エレオノールッ!!」 ナギの言葉が何度も、何度もエレオノールの脳裏を揺さ振る。 自分が人形ではない? とても信じられない事を叫ぶナギに、疑問が生じる。 だが、自分が捨て去った名前を呼ばれた瞬間、何か奇妙な感覚が走った。 「私達とこの殺し合いを潰そうエレオノール! 私達と鳴海もそれを望んでいる! 皆でここから抜け出す事が出来れば……お前もきっと笑顔になれるさ! きっと……きっと鳴海が見惚れるくらいの笑顔が出来る……絶対にだッ!!」 エンゼル御前の矢を放ちながら、スパイスガールと共にナギが走り出す。 自分の言葉をエレオノールがどこまで、受け入れてくれるかはわからない。 そのため、力付くでもわからせるためにナギは仕掛ける。 「私は……私はッ!!」 長きに渡る闘いの癖で、半ば無意識的にエレオノールはあるるかんを繰る。 ナギを自分に危害をなす存在、敵と判断し、迎撃を行う。 エレオノールの闘志は未だ、折れてはいないからだ。 スパイスガールとあるるかんの、二体の人形が肉迫する。 ――スパイスガールの右の拳が叩き込まれた衝撃により、あるるかんの顔が大げさに揺れる。 ――体勢が崩れたあるるかんの左脚が上がり、聖ジョルジュの剣がスパイスガールの右脇を下方から上方へ向って突き刺さる。 ――開いていた右脇を閉じ、あるるかんの左脚を固定し、スパイスガールの左腕が腹部に振り下ろされる。 ――あるるかんの右腕がスパイスガールの左手首を掴み、動きをしっかりと抑えた 「エレオノールーーーーーッッッ!!」 先程スパイスガールを使い、柔らかくさせておいた地面を蹴り、ナギが両手を振りかぶる。 右脇に走った激痛、出血に表情を歪ませながらナギは跳んでいた。 その両手に握られたものは核鉄。 スパイスガール、そしてあるるかんを飛び越え、核鉄による打撃でナギはエレオノールの沈黙を狙う。 スパイスガールとあるるかんは互いに組み合い、行動は難しい。 ナギとエレオノールを邪魔立てするものはなにもない。 「なっ!?」 だがそんな時、ナギは驚きの声を上げ、急に身体の動きが鈍くなる。 ナギの視界に、身体中が砂のようなものとなり、消えていくスパイスガールの姿が入る。 いくらしろがねになったといえども、スタンドを操るナギの体力、特に精神力は底を付いていた。 完全に消えたスパイスガールから、抜け出したあるるかんがナギに向って飛び上がる。 武装錬金を発動する暇もなく、そのまま核鉄をあるるかんにぶつけようとナギは両腕に力を込めた。 「……おしまいだ」 だが、核鉄はあるるかんにぶつかる事なく、あっけなく地に落ちた。 あるるかんの、右腕の聖ジョルジュの剣にはべっとりと赤い鮮血が張り付いている。 ドラゴン殺しの英雄の名を取った、聖ジョルジュの剣の切れ味は凄まじく、容易に物体を切断できる。 たとえ、しろがねになった人間の身体でさえも。 全身に、真っ赤な鮮血を浴びた、エレオノールの姿がそこにあった。 ◇ ◆ ◇ 「私を人間と言ってくれたコトは嬉しく思う……だが、私には実感が湧かない。 私が人間であるというコトも……ナルミが死んでしまったというあなたの話も……」 核鉄を回収し、エレオノールが呟く。 生身の身でありながら、とてつもない強さを誇った鳴海。 エレオノールにはそんな鳴海が死んでしまったという事実がとても信じられなかった。 いや、信じたくなかったかもしれない。 ナギが自分の事を惑わすために付いた嘘だと、思いたかったのかもしれない。 (でも本当にナルミが死んでいたら……私は……私は……どうすればいい……?) 心に疑念を持ちながら、エレオノールは走り出した。 仮初の同盟を組んだ相手、マーティン・ジグマールの元へ戻るために。 一人ぼっちではどうしようもなく、不安で自分自身を見失いそうな錯覚に脅えながら。 エレオノールは走り去った。 ナギの真っ赤な返り血を全身に浴びたままの姿で。 胴体を切断され、二つに分かれる事となったナギを残して。 【D-3 西部 1日目 真夜中】 【才賀エレオノール@からくりサーカス】 [状態]:全身に打撲と裂傷、腹部に中程度のダメージ、左ふくらはぎ、左腰、右肩に矢による傷 (しろがねの再生力、核鉄の治癒力で再生中)、精神不安定 、血まみれ [装備]:本部の鎖鎌@グラップラー刃牙、あるるかん(白金)@からくりサーカス (頭部半壊、胸部、腹部に大きな損傷、全身にへこみと損傷あり、血まみれ)、エンゼル御前の核鉄@武装錬金(核鉄状態) [道具]:青汁DX@武装錬金、ピエロの衣装@からくりサーカス、支給品一式 [思考・状況] 基本:??????? 1:取り合えずジグマールの元に戻る。 2:ナルミが本当に死んでいたら…… 3:強い者とは無理に戦わないが、勝機を逃すつもりはない。 4:ジグマールと共に行動し、強敵を減らす。 [備考] ※ジグマールと情報交換をしました。 ※参戦時期は1巻。才賀勝と出会う前です。 ※夢の内容はハッキリと覚えていますが、あまり意識していません。 ※エレオノールが着ている服は原作42巻の表紙のものと同じです。 ※ギイと鳴海の関係に疑問を感じています。 ※メイクは落としました。 ※フランシーヌの記憶を断片的に取得しています。 ※「願いを叶える権利」は嘘だと思っています。 ※制限についての知識を得ましたが、細かいことはどうでもいいと思っています。 ※ケンシロウとキュルケを恋人同士だと思っています。 ※鳴海の死亡を嘘だと信じたい節があります ※エンゼル御前は使用者から十メートル以上離れられません。 それ以上離れると核鉄に戻ります。 『私――――――ト――――――――ない。が――――――う――――――ナル――――――たと――――――話も……』 (なにを……なにをいっているの……だ、エレオ……ノール……?) エレオノールが何か言っているようだが、ナギにはよく聞こえない。 身体をしろがね化させたといっても、無理やりに動かしていた分疲労は大きかった。 最早碌に言葉を出す気力も、腕一本も動かす力もない。 腹部に走る焼けるような痛みがナギの力を、気力を奪っていた。 しろがねの強靭な生命力により、なんとか生きている事が出来ている状態。 うつ伏せの状態で、自分の下半身を見る力もないナギだが、自分の身体に起きた事はわかる。 空中であるるかんに胴体を切断され、地に落ちていく自分の下半身を見届けたからだ。 エレオノールに声をかけようとしたが、彼女が立ち去る音が彼女の気配が消えたのでナギは諦めた。 (まぁ……十分に……時間は稼いださ……あとは独歩さんや……ケン、こなた達に任せて……ちょっとだけ……寝ようかな……。 ……カズキ……ジョジョ……マリア……鳴海……私は……私なりに…………頑張ったぞ。 だから……もうすこし…………待ってく…………れ……) 今まで出会った仲間、知人達の顔を思い浮かべ、ナギが両眼を細める。 皆、いい人達で自分をお金持ちのご令嬢としてではなく、一人の少女として見てくれた掛替えのない仲間。 何故か彼らの事を思い浮かべると、心地よい気持ちになってくる。 もうすぐ、自分の命が尽きようとしているというのに。 その不自然さに、いいようのないナギは可笑しさを覚え、同時に悲しくなってきた。 自分の愛する人、そして尊敬する人である二人に会いたくなってしまったから。 (ハヤテ………………ヒナギク…………もっと…………遊びた……かったんだぞ …………私は…………いっぱい……いっ……ぱい……だ。 でも……………………悔いはない…………やれるだ…………けのコトは …………やったから……な……………………。 しろがね…………のコト…………が…………すこし気に…………なるが…………) 身体が段々と固くなり、全身のコントロールが効かなくなるのがわかる。 以前、鳴海が死んだ時のように、自分の身体にひびが走っていくのをナギは確認した。 それはしろがねがこの世を去る印。 ナギの両頬に涙がポロポロと滴る。 (ごめんよ…………ハヤテ…………お前を…………残して……………… 死んでしま…………う…………私を…………ゆるし…………てくれ……。 …………こんな私だが…………ハヤテ…………最後に…………もう一つ ……………………おねがいして…………もいいか…………) 運命の人、ハヤテと過ごした日常をナギは振り返る。 ――クリスマス・イブの日、暴漢に襲われた自分を助け、情熱的な告白をしてくれたハヤテ。 ――自分の我侭を聞き、自転車を漕いで一緒に初日の出を見に行ってくれたハヤテ。 ――狂言誘拐で誘拐され、東京の地下で暴走したロボットから自分を助けてくれたハヤテ。 ――秘密のダンジョンを探索中に、悪霊がついたロボットの囚われた自分を助けてくれたハヤテ。 数え切れない程の、大切な思い出を思い出す度に、ナギは涙を零す。 (もし私が…………うまれ…………かわるコトが…………できて…………ハヤ……テ…………の前に……あらわれた……ら……。 その時は…………ま…………た……私…………の…………) だが、その表情は決して暗いものではない。 それどころか、どことなくナギは嬉しそうな表情を浮かべていた。 (執事を…………やらない…………か……? ずっと…………ずっ……と…… 私の執事を………やってくれ…………。 私の…………一番…………大切な……人……大好きな…………ハヤテ…………) その瞬間、バリンと、何かが割れるような音が辺り一面に響いた。 その音を聞いた者は誰一人として、居ない。 只、赤い鮮血に塗れた一本のハチマキ。 そして、以前三千院ナギであったモノが辺り一面に散らばっていた。 粉々に砕け散った、破片が。 だが、彼女の顔の破片はどこか満足げなものであった。 実際には、心の中で呟いただけであったが、ナギは綾崎ハヤテに最後の言葉を言う事が出来た。 その事がナギを満足させる事が出来たのかもしれない。 君にこの言葉が届きますように――――――そんな願いを込めた言葉を、言う事が出来たから。 【三千院ナギ@ハヤテのごとく!:死亡確認】 【残り21人】 前編 207 弟 投下順 209 らきすた ~闇に降り立った輝星 207 弟 時系列順 209 らきすた ~闇に降り立った輝星 202 何をしても勝利を 三千院ナギ 死亡 202 何をしても勝利を 愚地独歩 210 運命の罠 202 何をしても勝利を ケンシロウ 210 運命の罠 202 何をしても勝利を 才賀エレオノール 210 運命の罠 202 何をしても勝利を マーティン・ジグマール 210 運命の罠 202 何をしても勝利を 泉こなた 209 らきすた ~闇に降り立った輝星 201 笑顔 赤木しげる 209 らきすた ~闇に降り立った輝星
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/348.html
紅涙(前編)◆.ji0E9MT9g 「ガタックゼクター、それに……カブトゼクター!?」 ユウスケが、思わずと言った様子でそれに驚く。 どうやら地の石に自分が支配されていた間、ガタックゼクターは単身で自分を救うことの出来る参加者を探しに行ってくれていたようだった。 そして同時、カブトゼクターがここに来たということは……。 ユウスケの予想を裏付けるように、バイクの駆動音が響いた。 先ほどと違い、警戒をする暇も必要もなかった。 そのバイクに乗っていた参加者は、ユウスケもよく知る男であったからだ。 「――名護さんッ!」 「ユウスケ君、久しぶりだな」 自身がこの場で出会った仮面ライダーの一人にして、渡の師匠、名護啓介。 その彼が、今こうして目の前に現れたのだった。 しかし、そうした運命の再開に、今の彼らは喜んでいる時間などない。 それを名護もアクセルの様子を見て察したようで、ユウスケに短く目配せをした。 「名護さん、この人を病院までお願いできますか?」 「当然だ、君も一緒に来るんだろう?」 「いいえ、俺にはまだやらなきゃいけないことがあるんです。 だから先に一条さんだけをお願いします」 ユウスケは、渡を救うという目的を口にはしなかった。 それに一瞬一条は疑問を抱いたものの、既に限界を迎えた身体と朦朧とする意識ではそれについて言及することさえままならなかった。 「分かった……それなら、彼を連れて病院に向かおう。 だが忘れるなユウスケ君、俺はあくまで先に行くだけだ、後から君もちゃんと病院に来るんだぞ」 「はい、分かってます」 そんな一条を置いて、二人の話はもう終わりを迎えようとしていた。 しかしそんな状況で、しかしまだ一条にはユウスケに対し言わなくてはいけないことが残っているように感じられた。 「小野寺君、何度も言うようだが――」 「――はい、俺、中途半端はしません、絶対に!」 言いたかったことを先に言われてしまって、一条は罰が悪くなり少し俯いた。 それを見て再度ユウスケは笑みを浮かべ……しかし瞬間、すくと立ち上がり渡たちがいるだろう方向へその足を既に向ける。 「もう、大丈夫なのか?」 「はい、だって俺、クウガですから!」 「――そうか」 言って、一条もまた名護に先導されバイクに跨がった。 小野寺ユウスケという青年がクウガであって本当によかったと、そう思いながら。 「どうかご無事で。一条さん、名護さん」 「君こそ無事でいろよ、ユウスケ君。絶対に後でまた会おう」 その名護の言葉を最後に、二人は一斉に駆けだした。 それぞれ逆の方向を向いてこそいたが……しかしいずれまた出会えることを確信しているかのようにユウスケと一条の心にはもう、未練はなかった。 【二日目 黎明】 【D-1 市街地】 【一条薫@仮面ライダークウガ】 【時間軸】第46話 未確認生命体第46号(ゴ・ガドル・バ)撃破後 【状態】疲労(極大)、ダメージ(極大)、額に怪我、腹部表面に裂傷、その他全身打撲など怪我多数(応急処置済)、全身に擦り傷、出血による貧血、五代たち犠牲者やユウスケへの罪悪感、強い無力感、仮面ライダーアクセルに二時間変身不可、カブトエクステンダーに乗車中 【装備】アクセルドライバー+アクセルメモリ@仮面ライダーW 【道具】食糧以外の基本支給品×1、名護のボタンコレクション@仮面ライダーキバ、車の鍵@???、おやっさんの4号スクラップ@仮面ライダークウガ 【思考・状況】 0:小野寺君……無事でいてくれ……。 1:第零号は放置できない、ユウスケのためにも対抗できる者を出来る限り多く探す。 2:五代……。 3:鍵に合う車を探す。 4:照井の出来なかった事をやり遂げるため『仮面ライダー』として戦う。 5:一般人は他世界の人間であっても危害は加えない。 6:小沢や照井、ユウスケの知り合いと合流したい。 7:未確認への対抗が世界を破壊に導き、五代の死を招いてしまった……? 【備考】 ※『仮面ライダー』の定義が世界ごとによって異なると推測しています。 ※麗奈の事を未確認、あるいは異世界の怪人だと推測しています。 ※アギト、龍騎、響鬼、Wの世界及びディケイド一行について大まかに把握しました。 ※変身に制限が掛かっていることを知りました。 ※おやっさんの4号スクラップは、未確認生命体第41号を倒したときの記事が入っていますが、他にも何かあるかもしれません(具体的には、後続の書き手さんにお任せします)。 ※腹部裂傷は現在開いてしまっています。すぐに治療をしなければ命に関わる重傷です。 【名護啓介@仮面ライダーキバ】 【時間軸】本編終了後 【状態】疲労(中)、ダメージ(大)、左目に痣、仮面ライダーイクサに1時間変身不能。 【装備】イクサナックル(ver.XI)@仮面ライダーキバ、ガイアメモリ(スイーツ)@仮面ライダーW 、ファンガイアバスター@仮面ライダーキバ 【道具】支給品一式×2(名護、ガドル)、ラウズカード(ダイヤの7,8,10,Q)@仮面ライダー剣、カブトエクステンダー@仮面ライダーカブト、カブトゼクター@仮面ライダーカブト 【思考・状況】 基本行動方針:悪魔の集団 大ショッカー……その命、神に返しなさい! 0:今は病院に戻りこの男性(一条)の手当をしなくては。 1:直也君の正義は絶対に忘れてはならない。 2:総司君のコーチになる。 【備考】 ※時間軸的にもライジングイクサに変身できますが、変身中は消費時間が倍になります。 ※『Wの世界』の人間が首輪の解除方法を知っているかもしれないと勘違いしていましたが、翔太郎との情報交換でそういうわけではないことを知りました。 ※海堂直也の犠牲に、深い罪悪感を覚えると同時に、海堂の強い正義感に複雑な感情を抱いています。 ※剣崎一真を殺したのは擬態天道だと知りました。 ※ゼロノスのカードの効果で、『紅渡』に関する記憶を忘却しました。これはあくまで渡の存在を忘却したのみで、彼の父である紅音也との交流や、渡と関わった事によって間接的に発生した出来事や成長などは残っています(ただし過程を思い出せなかったり、別の過程を記憶していたりします)。 ※「ディケイドを倒す事が仮面ライダーの使命」だと聞かされましたが、渡との会話を忘却した為にその意味がわかっていません。ただ、気には留めています。 ◆ 「君と東京タワーで別れた後、僕は相川始という参加者と一緒に行動していたんだ。そして、そのすぐ後に大ショッカー幹部のアポロガイストともう一度出会った……」 渡の話をつらつらと聞きながら、キバットはその内容に口を挟むことさえ出来なかった。 彼が殺していた参加者がアポロガイストであったのはまだいい。 しかし、もう一人のクウガを操っていた男とも手を組み、病院を襲い、恐らくは先の放送で名前を呼ばれた参加者の死に対し幾つかの責任があるだろうと迷いなく彼が言い放った時には、何か耐えがたい吐き気をも催した。 そこでの戦いの詳細や、地の石を戦利品として手に入れたことなどは聞こえこそしていたが、正直全てを暗記できている自信はない。 友である彼が何をしていたとしても支えると大言壮語を宣ったというのに、早くもその覚悟が砕かれるような思いであった。 だがその後もう一人のライジングアルティメット……クウガを探しに西側に来たという渡の話は、キバットすら予想出来なかった方向へと転がり始める。 「――僕は、そこで名護さんと出会ったんだ」 「名護とッ!?」 渡を止められるはずだと信じた最早数少ない存在の一人、名護啓介。 そんな彼と出会い、しかし渡は未だにキングを自称している。 それから導き出される可能性を幾つか模索してみたものの、そのどれもがキバットにとって、また渡にとって望ましいものではなかった。 「名護さんは僕に言ったよ。僕の罪を一緒に背負ってくれるって。 弟子の罪は師匠の罪、どんなに重い罪でも一緒に償うって。 本当に名護さんは最高の人だと思ったよ……」 しかしキバットの予想に反して、渡の表情は安らかであった。 てっきり名護と決裂し戦闘にでもなったのかと心配していたが、そうではなかったらしい。 と、そこまで考えて、しかし渡の口調はキングのそれへと再び変わった。 「――でも、いやだからこそ。僕は名護さんとは一緒に行けなかった。でも名護さんは僕についてずっと責任を負ってしまう。だから決めたんだ。 名護さんから僕の記憶を消してしまえば、名護さんは僕の師匠なんかじゃない。ただ一人の仮面ライダーとして、戦う事が出来るって」 「なッ、記憶って……渡、まさかお前――」 「そう、そのまさかだよ。僕はこのベルトの力で名護さんの記憶を消した」 そういって渡はキバットにも見覚えのある、緑のベルトを掲げた。 先代のキングを打倒した後東京タワーに向かう間デイパックに押し込められていたキバットにも、そのベルトの特性は理解出来ていた。 つまりは、変身の度記憶を代償として消費する恐ろしいアイテムだと……同時に、幾ら渡が切羽詰まっているとは言え記憶を消してまで戦う事はないだろうとそう楽観視していた、いやせざるを得なかったのだ。 そんなアイテムごときで自分と渡の関係を断ち切れるはずなどないと、そう信じる他キバットに残された道はなかったのである。 だが、実際はどうだ。 渡は戦闘の副作用としてではなく、記憶を消す目的のみでそのベルトを使ったのだ。 名護との一年にもなる付き合いと、彼から学んだ多くのことを、同時に彼が渡から学んだ全てのことを、無に帰すことを知った上で。 「何てこと、しやがる……!」 「名護さんは、僕が僕でいて良いって言ってくれた……。それは嬉しかったけど……でも、今の僕にそれは許されない。 他の世界を全て破壊して僕の存在自体をなくしてもらうまで、僕に僕として生きていい時間なんて存在しないんだ……!」 その言葉を告げる渡は、とても辛そうに見えた。 だからといって彼がしたことは許されることではない、それは分かっているが……、キバットには、もう自分が言うべきことが分からなかった。 何を言えば彼が少しでも考えを変えようとしてくれるのか、それとも最早彼の考えの変化を認めない自分こそが間違っているのだろうか。 彼らしくもない後ろ向きな思考が生まれた瞬間に、渡の視線はもうキバットから外れていた。 もう、キバットには彼を呼び止めるだけの事も出来ない。 手を伸ばせばすぐに届くはずのその距離が、渡が一歩足を進める度に、彼がもう戻ってこれない場所まで向かうかのように感じる。 呼び止めなければと心は叫んでいるのに、もうキバットにその口を開くことすら――。 「――なッ……!?」 瞬間、渡が驚愕の声を上げた。 キバットからは彼の背中に隠れ見えないその視線の先、渡が見つめたその視線を追随した彼は、見た。 「ユウスケ……ッ!?」 闇に捕らわれ自我を石に支配されていたはずの小野寺ユウスケ、彼が自分の意思で今渡の前に立ちはだかっている姿を。 「渡……俺は、お前を止めなきゃいけない。お前が記憶を消した、名護さんの分まで!」 「何故、貴方がそれを……!?」 困惑した様子で渡はユウスケに問う。 もしかすればキバットとの会話を聞かれていたのかもしれないが、彼の表情からは立ち聞きをしていた情報を話しているような雰囲気は一切感じられなかった。 「その石を通じて全部聞こえたよ。それに、お前が感じた感情だって、全部伝わった。 アポロガイストを殺した時、名護さんの記憶を消した時、……お前はこれっぽっちも嬉しいなんて思っちゃいないってことも!」 ――古来より伝わる偉人の言葉に、こんなものがある。 『深淵を覗くとき、深淵もまたお前のことを見ているのだ』 ――ユウスケが渡の声を聞くことが出来たのは、ひとえに地の石にひびが入りその支配能力に僅かながら影響が出ていた為であった。 そもそも地の石は、仮面ライダークウガを自身の傀儡としその思い通りに操る為のもの。 それに罅が入ったことによる影響、それが、地の石の所有者が抱いた感情、そして見た光景をもクウガに流してしまうというものであった。 つまりは本来一方的であったはずの地の石による精神的干渉が、五代雄介には存在しなかった罅と、もう一つのイレギュラーによって渡にさえ作用しユウスケにも彼の体験を全て追体験することになったということだ。 無論、そんなものは渡には知るよしもない。 故にただキバットに対し、彼は今までの行動の全てを吐露するだけだった。 それによってキバット以外の誰かに、キバットに語った以上の情報が渡るなど思いもせずに。 「何を知ったような口を……!」 言いながら渡は最早手を煩わせるのみとばかりにその手に持っていた地の石を地面に叩きつけた。 「サガーク」 それによって大きく音を立て地の石が粉砕されるのに見向きもせず、彼はその腰に自身の臣下を呼び寄せた。 戦闘の意思を露わにした渡に対し、キバットはそのままユウスケの元に飛びよる。 「ユウスケッ!お前、色々大丈夫なのか?操られてたんじゃねぇのかよ!?」 「その話は後だキバット、今は渡と戦わなくちゃいけない時なんだ」 「それは……」 ユウスケの帰還、そして渡との避けられない戦い、そのどちらをもキバットに逃げ道がないことを示しているのは分かっている。 だがそれでも。 それでも今のユウスケが渡と戦うということは……。 「――キバット、もし勘違いしてるなら、だけど、俺には渡を殺す気はないよ」 「えっ、でもお前さっきまで渡に……」 「あぁ、確かに操られてたし、それは確かに思うところもあるけど……。 でもそれ以上に、俺は今、渡を救いたい!」 「ユウスケ、お前って奴は本当に――!」 思わず、キバットは涙ぐむ。 ユウスケを信じた自分は、決して間違いではなかったのだ。 それが分かっただけでも、本当にこうして彼に出会えたことは、無駄ではなかったのだろう。 「変身」 冷たく渡が呟くと、それを受け彼の身体にステンドグラスのような鎧が発生する。 運命の鎧、サガ。 最早この場でキバの鎧よりも纏った、新たな王を象徴する鎧であった。 一方で、ユウスケもまたその腰に手を翳した。 それによってアマダムが彼の身体の表面に浮き上がり、ユウスケはいつもの構えを取る。 ――クウガの力を行使することに、もう恐れがないと言えば、それは嘘になる。 それでももう自分しか戦士クウガがいないのであれば。 そして何より自分を信じ相棒を救うよう頼み込んできたこの蝙蝠を思えば。 最早、ユウスケにその力を出し惜しみする理由などなかった。 「――変身ッ!」 高まる力を感じながら、ユウスケは叫ぶ。 それに呼応するように、アマダムがユウスケの身体を作り替えていく。 赤い瞳、赤い躰、そして二本の角……。 凄まじき戦士ではない、ただの戦士、人の心を持った仮面ライダー。 クウガが、今ここに誰かを救うため再び立ち上がったのだった。 ――止める為に戦うユウスケと、止まらない為に戦う渡。 相容れないはずの思いを、しかしそれでも届ける為に、ユウスケは駆ける。 それが、今の自分にやらなければいけないことだと、そう思うから。 ◆ 地の石による支配を、小野寺ユウスケがこうして無理矢理にでも抜け出せたのには、もちろん根性論以外の理由がある。 そもそもにして地の石とは、仮面ライダークウガをライジングアルティメットとしその所有者の意のままに操る能力を持つ。 その特異性は往々にして語られてきたとおり、クウガでない存在にその石は無力である。 また、この場においてクウガである五代雄介も、アマダムを砕かれクウガでなくなった為にその支配から解放されたことは周知の通りである。 では、ユウスケのアマダムは、果たして完全であっただろうか? 言い方を変えれば、『彼は未だ完全な仮面ライダークウガなのか』という問いである。 答えは否、彼のアマダムはダグバとの究極の域に達した凄まじい戦いの最中罅割れていた。 これによってクウガである証に文字通り傷が付いたユウスケは、地の石の支配下にあってなお抵抗を試みることが出来、また同時に自分の意思で言葉を発することが出来たのだ。 そして同時に地の石が可能にするライジングアルティメットという形態への変化。 元々アマダム単体で至れる限界地点であるアルティメットフォーム、それに地の石による魔力を上乗せした形態がライジングアルティメットフォームであることは、既に承知の上のはず。 或いは何らかの要因さえあれば自力でライジングアルティメットフォームに至ることも不可能とは言い切れないものの、しかし本来は極めて歪な力であると言えるだろう。 つまり本来は想定されていない形態への進化をするには、今のユウスケの身体は余りに不安定であったのだ。 元々ユウスケの身体は無理矢理にアルティメットフォームに至り急速な進化を促された形であり、それに加えて地の石による強制的な進化はアマダムの酷使に繋がってしまったのだ。 しかし地の石はそんなことを気にも留めずアマダムに新たな進化を促した。 無理な進化の強制、その先に待つのは……、アマダム自身の崩壊であった。 そして刻一刻と迫る支配にユウスケが拒絶を見せアマダムもまた崩壊を始めたなら、最終的な結論は一つ。 彼は、そしてアマダムは、その身を削り“クウガであること”、地の石による支配の条件それ自体を否定したのだ。 つまりはアマダムが地の石の強すぎる力に耐えきれず自壊を始め、それによりユウスケの身体はどんどんとクウガではなくなっていく。 アマダムとの肉体の結びつきこそがクウガである証明であるなら、それが壊れゆく度地の石の支配が加速度的にユウスケに及ばなくなったとして、何ら不思議ではないのだ。 故に、ユウスケは地の石の支配より解放された。 そのアマダムに刻んだ罅を、より一層広げる代償と引き替えに。 果たして、それは自然に自壊するものなのか、或いは外部的干渉がない限り何ら問題はないのか、誰にもわかりはしない。 しかし、そんなことをユウスケは気に留めすらしない。 今戦える力があり、自分が仮面ライダーであること。 ただそれだけで、自分の存在意義があり、そして目の前の青年を救うこと、それが、今の彼にとって成さねばならない使命なのだから。 【二日目 黎明】 【E-1 焦土】 【小野寺ユウスケ@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】第30話 ライダー大戦の世界 【状態】疲労(極大)、ダメージ(大)、左脇及びに上半身中央、左肩から脇腹、左腕と下腹部に裂傷跡、アマダムに亀裂(進行)、ダグバへの極めて強い怒りと憎しみ、仲間の死への深い悲しみ、究極の闇と化した自分自身への極めて強い絶望、仮面ライダークウガに変身中 【装備】アマダム@仮面ライダーディケイド 、キバットバットⅢ世@仮面ライダーキバ、ガタックゼクター+ライダーベルト(ガタック)@仮面ライダーカブト 【道具】アタックライドカードセット@仮面ライダーディケイド、ガイアメモリ(スカル)@仮面ライダーW、変身音叉@仮面ライダー響鬼、トリガーメモリ@仮面ライダーW、ガルルセイバー(胸像モード)@仮面ライダーキバ 、ディスクアニマル(リョクオオザル)@仮面ライダー響鬼、士のカメラ@仮面ライダーディケイド、士が撮った写真アルバム@仮面ライダーディケイド、ユウスケの不明支給品(確認済み)×1、京介の不明支給品×0~1、ゴオマの不明支給品0~1、三原の不明支給品×0~1、照井の不明支給品×0~1 【思考・状況】 0:渡を救う。 1:一条さん、どうかご無事で――。 2:これ以上暴走して誰かを傷つけたくない…… 3:……それでも、クウガがもう自分しか居ないなら、逃げることはできない。 【備考】 ※自分の不明支給品は確認しました。 ※『Wの世界万能説』をまだ信じているかどうかは後続の書き手さんにお任せします。 ※アルティメットフォームに変身出来るようになりました。 ※クウガ、アギト、龍騎、響鬼、Wの世界について大まかに把握しました。 ※変身に制限が掛けられていることを知りました。 ※アマダムが損傷しました。地の石の支配から無理矢理抜け出した為により一層罅が広がっています。 自壊を始めるのか否か、クウガとしての変身機能に影響があるかなどは後続の書き手さんにお任せします。 ※ガタックゼクターがまだユウスケを自身の有資格者と見なしているかどうかは、後続の書き手さんにお任せします。 ※キバットバットⅢ世の右目が失われました。またキバット自身ダメージを受けています。キバへの変身は問題なくできるようですが、詳細は後続の書き手さんにお任せします。 ※地の石の損壊により、渡の感情がユウスケに流れ込みました。 キバットに語った彼と別れてからの出来事はほぼ全て感情を含め追体験しています。 ※カードセットの中身はカメンライド ライオトルーパー、アタックライド インビジブル、イリュージョン、ギガントです ※ライオトルーパーとイリュージョンはディエンド用です。 ※インビジブルとギガントはディケイド用のカードですが激情態にならなければ使用できません。 ※デイパックは音也のものに移し替えました。その際支給品の紛失についても確認しましたが、彼が覚えている限りの支給品はそのまま残っていました。 【紅渡@仮面ライダーキバ】 【時間軸】第43話終了後 【状態】ダメージ(大)、疲労(大)、地の石を得た充足感、精神汚染(極小)、相川始の裏切りへの静かな怒り、心に押し隠すべき悲しみ、仮面ライダーゼロノスに1時間変身不能、仮面ライダーダークキバに1時間15分変身不能、仮面ライダーサガに変身中 【装備】サガーク+ジャコーダー@仮面ライダーキバ、ゼロノスベルト+ゼロノスカード(緑二枚、赤一枚)@仮面ライダー電王、ハードボイルダー@仮面ライダーW、レンゲルバックル+ラウズカード(クラブA~10、ハート7~K、スペードK)@仮面ライダー剣、キバットバットⅡ世@仮面ライダーキバ、ザンバットソード(ザンバットバット付属)@仮面ライダーキバ 【道具】支給品一式×3、GX-05 ケルベロス(弾丸未装填)@仮面ライダーアギト、アームズモンスター(バッシャーマグナム+ドッガハンマー)@仮面ライダーキバ、北岡の不明支給品(0~1)、ディスカリバー@仮面ライダーカブト 【思考・状況】 基本行動方針:王として、自らの世界を救う為に戦う。 1:仮面ライダークウガを倒す。 2:何を犠牲にしても、大切な人達を守り抜く。 3:ディケイドの破壊は最低必須条件。次こそは逃がさない。 4:始の裏切りに関しては死を以て償わせる。 4:加賀美の死への強いトラウマ。 5:これからはキングと名乗る。 6:今度会ったとき邪魔をするなら、名護さんも倒す。 【備考】 ※過去へ行く前からの参戦なので、音也と面識がありません。また、キングを知りません。 ※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。 ※ディケイドを世界の破壊者、滅びの原因として認識しました。 ※相川始から剣の世界について簡単に知りました(バトルファイトのことは確実に知りましたが、ジョーカーが勝ち残ると剣の世界を滅ぼす存在であることは教えられていません)。 ※レンゲルバックルからブレイドキングフォームとクウガアルティメットフォームの激闘の様子を知りました。またそれによってもう一人のクウガ(小野寺ユウスケ)の存在に気づきました。 ※赤のゼロノスカードを使った事で、紅渡の記憶が一部の人間から消失しました。少なくとも名護啓介は渡の事を忘却しました。 ※キバットバットⅡ世とは、まだ特に詳しい情報交換などはしていません。 ※名護との時間軸の違いや、未来で名護と恵が結婚している事などについて聞きました。 ※仮面ライダーレイに変身した総司にかつての自分を重ねて嫉妬とも苛立ちともつかない感情を抱いています。 【全体備考】 E-1エリア焦土に、バグンダタ@仮面ライダークウガと鯛焼き名人アルティメットフォームスーツ@仮面ライダー剣、バギブソン@仮面ライダークウガが放置されています。 地の石@仮面ライダーディケイドは破壊されました。 【支給品紹介】 【バグンダタ@仮面ライダークウガ】 紅音也に支給。 グロンギの中でも特殊な役職についているラ・ドルド・グがゲゲルのスコアを記録する為用いるもの。 【鯛焼き名人アルティメットフォームスーツ】 東條悟に支給。 鯛焼き名人アルティメットフォームと呼ばれるスーツ。今回は鯛焼き板が付属しなかった為、ただ重いだけの薄い装甲の意味合いしか持たなかったようだ。 【ディスクアニマル(リョクオオザル)@仮面ライダー響鬼】 紅音也に支給。 ディスクアニマルの一種。猿のような形状に変化する。 【士のカメラ@仮面ライダーディケイド】 小野寺ユウスケに支給。 士が愛用するカメラ。士が撮った写真は全て歪な形になるが、光夏美が試しに撮った際は鮮やかな写真を写した為、問題は彼にあるようだ。 【士が撮った写真アルバム@仮面ライダーディケイド】 照井竜に支給。 光夏美の祖父、光栄二郎が趣味でアルバムにしている士の写真を纏めたもの。 旅の思い出そのものとも言える代物な為、いつしか士たちにとっても大事な思い出の品となった。 124 紅涙(中編) 投下順 125 魔・王・再・臨 時系列順 一条薫 128 忘られぬmelody! 津上翔一 擬態天道 名護啓介 左翔太郎 小野寺ユウスケ 129 レクイエムD.C.僕がまだ知らない僕(1) 紅渡
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/433.html
0306:静夜のシ者(下)(修正版)◆PN..QihBhI 故人曰く、 『親不知 子はこの浦の波まくら 越路の磯の あわと消えゆく』 通称『親不知・子不知』。 現、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線親不知駅周辺のこと。 北アルプスの北端が、日本海に没する断崖絶壁と、海浜が織りなす雄大な景観である。 古来より、北陸街道最大の難所として、 数多の旅人を阻んできたその巨大な断崖絶壁が、 今、大音響を轟かせて崩壊していた。 ~~~ 「ふっ、ふふふ・・・ 排撃貝は、貴方に当てる為のものではありませんでした」 「な・・・なんだと・・・!?」 瓦解する岩石と共に、落ちてゆく飛影を尻目に、 アビゲイルは、魔術『黒鳥嵐鳥』により空に浮かんでいた。 「し、しかしまさか・・・排撃貝の反動が、これ程までとは・・・グふッ」 「罠か・・・!」 得意気な喋りは、込み上げてきた咽びに中断される。 右半身が悲鳴を上げている。排撃貝の反動は、予想以上であった。 しかし、高い代償に見合う価値はあったようだ。 『排撃貝で崖を崩し相手を海に落とす作戦』 これが、アビゲイルの奥の手だった。 不測の事態に備え、この場所に到着してから程なく、 魔術“赤斬光波”にて、周辺の地盤に幾筋かの亀裂を入れてあったのだ。 そして今、策は成り、飛影は崩壊する絶壁に飲み込まれ、 瓦礫と共に遥か下、闇の海に消えようとしていた。 ~~~ 「くっ」 嵌められた。 無数の岩石と共に落下しながら、飛影は歯軋りをした。 崩壊を免れた地点に向かい、試みた最後の跳躍も、 掴もうとした手は、指一寸の差で空を切った。 届かなかった。 浮力が失われ、再び落下が始まる。 落ちながら見渡すが、足場代わりになるような岩石はない。 完全に、空に投げ出されていた。 それにしてもアビゲイル。 恐らく戦いの前から、周到に準備をしていたのだろう。 予め、後一押しで崖が崩壊するよう仕込んでいたということか。 遙か下は海面。いくら身軽な自分でも、これ程の高さから落ちれば唯では済まない。 いや、その前に海へ侵入したと見做され、首輪が爆発するか。思い立ち、飛影は愕然とした。 (こんなものか・・・) 最早、どうにもならなかった。 首輪の爆発まで数秒とあるまい。虚しさが、飛影を包み込んでゆく。 結局、幽助との再戦も叶わず、氷涙石も見つからなかった。 成したことといえば、怒りに任せて氷女を殺したこと位か。 そして今、このアビゲイルにも敗北した。 戦って死ぬ。だが、それは悪くない。 「邪王炎殺拳・最大最強奥義・・・」 せめて、派手に散ってやるか。 飛影はありったけの妖気を、その手に集めた。 ~~~ 「トゥイ・ステッド・イントゥホーム 血の聖餐杯よ 還らざる怨霊の罪で満ちよ」 最後の足掻も想定の範囲内。 時を同じくして既に、アビゲイルの魔法も完成しようとしていた。 後数秒。このまま飛影が海に落ち続ければ、自ずと首輪が爆発するはずだった。 だが、その時を黙して待つような相手でないことは明白であり、 何より、一刻も早くリンスに治療を施さねばならなかった。 瞬きの時間すら惜しい。 飛影の身体には、遠目にも分かる程の凄まじいオーラが漲っていた。 恐らく、最強の技が放たれるのだろう。まさに正念場だった。だが防ぎ切れば勝つ。 アビゲイルは精神を研ぎ澄ませ、気合いと共に魔力を放出した。 「 『 封 獄 死 霊 砲 』 」 「 『 炎 殺 黒 龍 波 』 」 轟く咆哮。巻き起こる怨嗟の大合唱。 黒龍と邪霊。解き放たれた暗黒の力が、親不知の夜空に激突した。 『封獄死霊砲(闇属性)』 邪悪な死霊の怨念を集約して攻撃する呪文。 その威力は物理的・霊的両方に及び、対象を滅ぼすまでその攻撃は続くこととなる。 ※BASTARDデータブックP104参照。 全ては一瞬の出来事であった。 黒龍が、牙を剥いて迫る。 何という技だ。と、アビゲイルは舌を巻く。 触れてはならぬ物に触れたように、邪霊が蹴散らされてゆく。 禍々しき灼熱の炎。荒削りな部分も、何処かあのD・Sを彷彿とさせるものがある。 (ですが、ここまでですね) ふう、と息を吐き、アビゲイルは空中で乱れた髪を直した。 やはり『格』という点に於いて、アビゲイルの魔力は数段勝っていた。 『封獄死霊砲』は元来、一つの都市を壊滅に追い込む程の破壊力なのである。 夜空を埋め尽くす程の邪霊が群がり、包囲し、黒龍に喰らいついてゆく。 やがて、龍はその執拗な波状攻撃にのた打ち回り、 遂には断末魔の咆哮を上げ、飛影もろとも崖下に墜落していった。 ~~~ 凌ぎ切った。 崖際に着地して、アビゲイルは膝を突いた。 飛影の生存確認は、次の放送までは一先ず持ち越しである。 だが万が一爆発を免れても、あの高さから落ちては無事では済むまい。 「ふう、あとはお嬢さん、貴方を・・・」 一刻も早く、リンスの元へ急がなければ。 だが意思とは裏腹に、脚が思うように動いてくれない。 左肩は刀に貫かれ、排撃貝の反動に右半身が軋む。魔力の消耗も限界に近かった。 朦朧とする意識。その中で、アビゲイルは確かに声を聞いた。 ―――立て、アビ公!このヘチマ野郎! 「―――?・・・おやおや、こんな非理論的幻聴が、私にも聞けるとはねえ」 気がつくと笑っていた。四百年も生きてみるものだ、とつくづく思う。 不思議なもので、足は前へと動かされていた。 (ふふ、ですが勘違いしないで下さい、ダーク・シュナイダー。 貴方に捧げる為に、お嬢さんを救うのではありませんよ) 小走りになっていた。リンスの元まであと僅か。 しかし、アビゲイルはそれ以上進むことが出来なかった。 「どこへ行く。見せたいものはこれからだぞ」 「!!!」 声。今度は、幻聴ではない。 振り返ると岸壁に、立つ影があった。馬鹿な、そんなはずはない。 「見えるか、これが黒龍波を極めた者の妖気だ」 「お、おお・・・」 飛影が、ゆっくりと間合いを詰めてくる。 後ずさりながら、アビゲイルははっきりと見た。 稲妻のように迸る、闇の妖気。 極限までに濃縮された、漆黒の炎。 そしてそれを纏う、飛影。 からからの喉を震わせて、何故、と問う。 「フン、黒龍波は単なる飛び道具じゃない」 黒龍波を、食ったのだ。そんなことは解っていた。 それより何故、海に落下していた筈の飛影が目の前にいる。 周囲に視線を走らせて気が付いた。先の攻防で弾き飛ばされた雷人剣。 それが見当たらない。まさか、飛影と共に落下したのか。 「はっ・・・!!」 「良い剣だったぜ、足場には勿体なかったがな」 それでアビゲイルは全てを悟った。 落下しながら、飛影は雷人剣を手にしたのだ。 剣を崖に突き刺し、楔代わりにして墜落を免れ、 更に足場代わりにしてここまで跳躍した。 まさかそんな偶然が、だが飛影は現実にここにいる。 「さて、そろそろ死ぬか」 「くっ、(お嬢さん申し訳ありません)『衝・・・」 咄嗟にGIカード『衝突』を発動させようとした刹那、身体が浮き上がった。 一瞬で距離を詰めた飛影の掌底によって、空中に舞い上げられていたのだ。 「死ね、アビゲイル」 脳天から、声が聞こえた。 アビゲイルは観念した。次の攻撃で終わりだろう。 全身を抉るような苦痛と絶望の中で、死を確信して瞼を閉じた。 しかし、追撃は来なかった。 何があったのか。 目を開き、アビゲイルは信じられない光景を見た。 飛影の身体を、白い光が包み込んでいた。 新手の技なのか。しかし飛影の双眸もまた、驚愕に見開かれていた。 そして、光が消えた時、飛影の姿も消えていた。 忽然と、跡形も無く。 「まさか」 突然の消失。 辛うじて空中で体勢を立て直し、アビゲイルは着地に成功した。 何が起こったのか、それはすぐに理解できた。 倒れているリンス。その手に握られていた一枚のカードが、 蒸発するように虚空に消えた。 アビゲイルは痛みを忘れて駆け寄った。 ~~~ 主よ、我が主よ。 私は、こうしてお嬢さんに救われました。 守りたいと願いながら、守られていたのは、この私の方でした。 挙句の果てに、劣勢と見るや、お嬢さんを見捨てて逃亡を図りました。 皮肉なものです。 そんな私がおめおめと生き延びて、 そんな私に救いの手を差し伸べたお嬢さんは、今、主の許に召されんとしています。 主よ、せめてもの慈悲を、この哀れな子羊に与え給え。 間も無く御許に参らんとするお嬢さんに、束の間の安らぎを与え給え。 そして主よ、この愚か者に罰を与え給え。 十賢者なるものを僭称し、冥界の預言者などと叡智を謳いながら、 今、このお嬢さんに、掛ける言葉一つも見つけられないでいる、愚か者に。 主よ、私は無力です。 ~~~ <リンスレット・ウォーカーの脳内手記・最終回> 静かな夜。波の音だけがはっきりと聞こえる。 できれば朝日に輝く大海原を、この親不知の断崖から見てみたかった。 「どうやらお嬢さんに、お礼を言わなければならないようですね」 アビゲイルが血塗れの顔を近づけてきた。とうとうこの顔に、慣れることはなかった。 こんな時までそんなことを思う自分を、私は心の中で自嘲気味に笑う。 「始めに名乗らせておいて正解でしたよ」 何か言おうとしたが、もう声が出ない。 血を流し過ぎてしまったようだ。寒くて堪らない。 でも、やるだけのことはやったんだ。死ぬのは仕方が無い。 これでもプロの泥棒だから、最低限の覚悟はしていたつもりだった。 「申し訳ありません。 最早、私の癒しの呪文でも、お嬢さんを救えないようです」 そうだろう、と思う。胸に深々と突き刺さっている短剣は、何処から見ても致命傷。 GIカード『左遷』を発動できたことさえ、今となっては不思議だった。 それでも楽になった。寒気が、急速に和らいでゆく。 仄かな光が私を包んでいた。きっとこれもアビゲイルのおかげ。 胸が熱くなった。もうすぐ死ぬはずの私にも、彼はこうして残された力を使ってくれる。 でも、無駄なことはしないで。本当は、そう言いたかった。 重い沈黙が流れる。 アビゲイルの表情は沈んでいた。 責めている。痛いほど、自分を責めている。 伝えたかった。私は、貴方のそんなカオが見たい訳じゃない。 精一杯守ろうとしてくれたじゃない。そして今も助けようとしてくれている。 それで充分だよ。 「・・・手を」 残された力を振り絞って、出てきた言葉はそれだった。 アビゲイルは驚いた顔をしたが、何も言わずに私の手を取ってくれた。想いを込める。 絶え間なく響く波の音。どれだけの時をそうしていたのか、やがてアビゲイルの口が開いた。 今度は打って変わって明るい声で。 「お嬢さんもついてない。 最後の時を、こんなおじさんの腕の中で迎えることになるとはねえ」 全くだわ。 お返事代わりに、私はぎこちない笑顔で応えた。アビゲイルも笑っている。 気持ちが、どれだけ伝わったのかは分からない。 でも貴方が微笑ってくれたから、私は胸を張って、ブルマのトコに行けるわ。 視界が暗くなる。 さようなら、アビちゃん。ちょっとヘンだけど愉快で優しいオジサマ。 どうか振り返らないで欲しい。貴方はこんなところで立ち止まってはいけない人。 この狂った世界から、みんなを解き放つ希望なのだから。 P.S. 短い付き合いだったけど、なかなか(?)楽しかったわ。 <リンスレット・ウォーカーの脳内手記・終> ~~~ 「男の赤子、忌み子、忌み子じゃ」 「百年周期の分裂期に合わせ、男と密通しおったのだ」 「何という汚らわしい、恐ろしい娘じゃ」 氷女の寿命は限りなく長い。 百年毎の分裂期に一人の子を産む。誰の力も借りずに。 子供は正に分身であり全て女である。ただ一つ、男と交わらない限りは。 「男と女の双子など氷河始まって以来のこと」 「長老、如何なされましょう」 「女児は同胞じゃ、しかし男児は忌み子、必ず災いをもたらし氷河を蝕む」 耳元で騒ぐババア共を、丸焼きにする力くらいならあったかもしれない。 「泪、そなたと氷菜が懇意であったことは知っている。 だが情けは無用、忌み子によって何人の同胞が殺されたことか、お前も知っておろう」 「情けは無用じゃ」 生き延びる自信はあった。 生まれてすぐ生きる目的ができたことが嬉しかった。 氷河の女を皆殺しにしてやる。 ―――またあの夢か。 木々の狭間から、山並みが覗いていた。 微かな風が木の葉を揺らして、瞬きをする様に月光が差し込む。 標識によると、ここは『奈良県』という場所らしい。 妙な力でここまで飛ばされた後、飛影は手近な木の上に登り、 幹に背中を預け眠りについた。 目覚めてから飛影は、そのまま木の上で無為に時を過ごしていた。 休息は、左程必要ない。傷の手当も、既に施してある。 ただ、幽助が死んでいた。 考えられぬことは無い。 現実に、自分を軽くあしらう程の実力者も存在したのだ。 所詮は弱肉強食の世界、と理屈では解る。 だが一方で、目的を削がれた様な虚無に、飛影は襲われていた。 願わくば、もう一度戦いたかった。 しかし、過ぎてしまったことは巡り会わせと思うしかなかった。 共に戦えなかったことが巡り会わせなら、氷女をこの手で殺したことも巡り会わせだ。 不思議な衝動に駆られ、飛影は眼前を横切る梢を切り飛ばした。 遮る物が無くなり、雲ひとつない夜空に浮かぶ満月が、臆面も無く飛影を照らす。 緩やかな風に木々がざわめき、舞い上げられた木の葉が頬を撫でた。 不意に既視感に襲われた。闇に浮かぶ青白い光。 いつの間にかこの満月に、氷泪石を重ねていたことに気付く。 自覚すると共に、さながら渚に打ち寄せる波の如く、 かつて、忘却の彼方に葬り去られたはずの想いが、飛影の心をさらった。 (故郷は、あれより遠いのか) 隠密の帰郷。 追憶に浮かぶのは、氷女共のいじけた眼差し。 城の裏角、母の朽ちた墓標。厚い雲に覆われた流浪の城は、 今も魔界の何処かを彷徨っているのだろう。 (フッ、下らんな) 笑わせるぜ。今更何を考える。 最早あの場所に、求める物など何も無かろうに。 小さく苦笑して、飛影は立ち上がった。 木の上から夜景を臨み、帰らない日々を改めて思う。 かつて、憎んだ故郷があった。かつて、妙な人間達がいた。 かつて、この月明かりの如く心の闇を照らす、ささやかな輝きがあった。 いつの間に握り締めて、いつの間に零れ落ちていたのだろう。 気が付けば、戦うことだけが残されていた。 ―――だが、未練などない。 巡る想いを断ち切るように、飛影は宙に身を投じた。 高々と飛翔した自分を、満月が見つめてくる。 それは、眩しさすら感じさせる程だった。 ―――時は、帰らない。 そのまま、音も無く着地した。 柔らかな草の感触が足に伝わってくる。 月明かりに背を向けて、自らの影に眼を落とした。 闇が呼んでいる。戦いが呼んでいる。 声なき声に耳を澄ませながら、飛影は歩き始めた。 ~~~ 【富山県宇奈月市(親不知)の岸壁/1日目・真夜中】 【アビゲイル@BASTARD!! -暗黒の破壊神-】 状態:精神力・体力・疲労大、左肩貫通、全身・特に右半身に排撃貝の反動大、無数の裂傷 装備:なし 道具:荷物一式、ブルマの荷物一式、クリリンの荷物一式(食料・水、四日分)、海坊主の荷物一式(食料・水、九日分) ドラゴンレーダー@DRAGON BALL、首輪、ディオスクロイ(片方)@BLACK CAT、排撃貝@ONE PIECE 超神水@DRAGON BALL、ヒル魔のマシンガン@アイシールド21(残弾数は不明)、ベレッタM92(残弾数、予備含め31発) 衝突・漂流 各一枚@HUNTER×HUNTER、マルス@BLACK CAT、無限刃@るろうに剣心 思考:1.リンスを埋葬する。呵責? 2.体力回復 3.首輪をさらに調べる 4.この場所を拠点とし、ヨーコ達、協力者を探す。 5.ゲームを脱出 【奈良県/2日目・黎明】 【飛影@幽遊白書】 状態:全身に無数の裂傷(応急処置済み) 装備:なし 道具:荷物一式 思考:1.未定 2.強いやつを倒す 3.氷泪石を探す(まず見つかるまいし、無くても構わない) 備考:雷神剣@BASTARD!! -暗黒の破壊神- は親不知の崖に突き刺さっている。 燐火円礫刀@幽遊白書 は崖の崩壊に巻き込まれ海の藻屑と化した。 【リンスレット・ウォーカー@BLACK CAT 死亡確認】 【残り67人】 時系列順で読む Back 静夜のシ者~アビゲイルvs飛影~【上】 Next アミバ快進撃~前兆~ 投下順で読む Back 静夜のシ者~アビゲイルvs飛影~【上】 Next 掃除屋達の挽歌 305:静夜のシ者~アビゲイルvs飛影~【上】 飛影 364:狂殺万華鏡 305:静夜のシ者~アビゲイルvs飛影~【上】 リンスレット・ウォーカー 死亡 305:静夜のシ者~アビゲイルvs飛影~【上】 アビゲイル 316:ヘタレ放狼記 ~VSアビゲイル編~