約 11,746 件
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/268.html
← ◇ イリヤは、その光景から目を離せないでいた。 今しがた放送で呼ばれた名前。 クロ、ルヴィアさん、バゼット、藤村先生。 多すぎる、知った者達の名が呼ばれたことに衝撃を受けているイリヤの目の前で。 いきなり消滅したかのようにその手に込めた力がふわっと抜けたように見えた士郎が。 セイバーの一閃を受けて地に伏したのだから。 「え…」 舞い散る赤い何かを目にし、虚ろだった意識が一気に覚醒する。 何かの間違いではないか、もしかしたら夢なのではないかと心のどこかで否定しているのに。 その目の前で起きていることは、紛れも無く、あまりにも現実で。 「…嘘」 セイバーが士郎から視線を外してこちらを向くことも気にならない。 そのまま倒れて動かない士郎から、視線を離すことができない。 「嘘…でしょ…」 いくら頭の中で否定しても、現実は全く変わらない。 そのまま倒れたままでいると、本当に動くことが無くなってしまいそうな予感があって。 イリヤは、思わず声を張り上げて叫んでいた。 「――――お兄ちゃん!!!!!」 ◇ 「…クソッ」 「………」 一歩ずつ、ゆっくりと移動を続ける巧とL。 そんな彼らの元に放送が聞こえてきたのはつい今のこと。 Lは呼ばれた名の中に、夜神月やメロや夜神総一郎、草加雅人や鹿目まどかといった知った名がいないことにひとまず胸を撫で下ろし。 それとは対照的に、巧は悔しそうに顔を歪めていた。 佐倉杏子。 ほんの短い間だったがゼロと戦うために共闘した、気に食わなかったけど悲しい瞳をした魔法少女。 バゼット・フラガ・マクレミッツ。 バーサーカーとゼロから逃げる際、殿を務めた女。 クロエ・フォン・アインツベルン。 確かイリヤの姉妹で、自分に矢を仕掛けた少女の名だったと思う。士郎を助けるために一人あのバゼットの戦う場所近くに残っていた子だ。 呉キリカ。 あの時自分たちに襲いかかってきた黒い魔法少女。重傷を負っていたため長生きはできないだろうと思っていたが、実際に名前を呼ばれることとなった。 他にも幾つか人づてで聞き覚えのある名が聞こえた気がしたが、今はそれらに思考を裂くことはできなかった。 「辛い気持ちは分かります。しかし今は私達は立ち止まっているわけにはいかないのです」 「誰が…立ち止まってるってんだよ」 ゆっくりとだが一歩ずつ、北崎の去っていったであろう方向、士郎達も逃げただろう場所へと足を進めていく二人。 追いつくことができるかと言われたら、正直厳しいと言わざるを得ないほどにゆっくりとした歩みだ。 焦る気持ちとは裏腹に、蓄積したダメージで満足に動かない体に苛立ちを覚える。 そんな時だった。 ―――――――――お兄ちゃん!!!!! 周囲に響いたのは大きな叫び声。 その声の主を、巧は知っている。 そして、その声はそう遠くない場所から響いている。 「何かあったようですね。急ぎましょう」 「ぐ、おい、俺から一旦離れろ」 巧はそう言って、Lを密着した自分から引き離した。 よろめき、膝をつきながらも一人で起き上がった巧は、気合を入れるかのように吠えた。 その瞬間、体を灰色の肉体が包み、人ならざる姿へと変化させる。 その変化に若干驚いていたLに向かって巧が声をかける。 「掴まれ」 「巧さん、体の方は大丈夫なのですか?」 「ああ、大丈夫だ」 そうは言ったが、実際のところこうして変身しているだけでも意識が消し飛びそうな状態だ。 それでも変身できたのは、痛みに耐える精神力、そして仲間への想いがあってのものだろう。 Lはその全身に刃の生えた体の中で、それが少ない場所を掴み。 そのまま狼の脚力を持って走りだした。 生身で車にでも縛り付けられたかのような速さにしがみつくのが精一杯のL。 しかし巧はまた、肉体の疲労とダメージで想像以上の速度が出ないことに焦れていた。 風に髪をボサボサにされつつも、しがみついて移動すること数十秒。 たどり着くことができた目的の場所。 体が限界を迎えた巧は、人間の姿に戻って倒れこみ。 「へえ、追い付いてきたんだ。まさかL、君も一緒なんてね。 今おもしろいものやってるからちょっと見てみなよ」 「北崎さん…!」 それでも意識を保ったまま、前を見た巧の目に映ったもの。 北崎に抑えられたイリヤとルビー。 こちらを見据えた黒い騎士。 そして。 「士郎!!!!」 肩から胴にかけて袈裟懸けに斬られた士郎が、血を流しながらも立ち上がろうとしている姿だった。 ◇ 不思議と痛みはなかった。 それでも斬られたのだと気付いた時、俺はもう死んでしまったのだと感じた。 なのに、耳に聞こえてくるのはこちらから離れていくセイバーの足音。 それが知覚できるということは、まだ生きているということだろう。 あの挙動はセイバーにとっても予想外だったようで、それ故に剣筋がはっきりとしたものではなかったのが救いだったのかもしれない。 だというのに。 痛みを感じなかったのが不思議だった。 いや、一番不思議なのは、彼女の名が放送で呼ばれたことに対して、ここまで驚いていることだ。 藤村大河。 例えばの話、名が呼ばれたのがイリヤスフィールでも、間桐桜であったとしても、こうはならなかっただろう。 ここまで、傷の痛みすらも感じないほどに、彼女の死に動揺している自分がいた。 つまるところ、自分は藤村大河という存在が死ぬことを、完全に想定していなかったのだ。 彼女が殺しても死なない、のではない。 彼女が死ぬはずがない、という固定概念を、自分の中に持っていたのだ。 それほどに、藤村大河の存在は日常になくてはならないもので。 衛宮士郎という存在を支えていたものだったのだから。 そして、その衛宮士郎という存在を支えていた柱が無くなったと、そう認識してしまった今。 正義の味方、桜の味方という以前に。 衛宮士郎として、立ち上がることができなくなっていた。 そして、立ち上がることもしないこんな自分をしばらく見据えたセイバーは、そのままこちらから視線を外し。 イリヤを、そして彼女を捕まえ離さない北崎の方に向いた。 ああ、その判断は正解だろう。 きっと、衛宮士郎という男はここで死ぬ。 斬られた傷は深く、気を抜けば意識を落としてしまいそうになっている。 そして、ここで意識を落とせばもう二度と起き上がることはないだろう。 そのまま、漂白した状態から回復することもなく、士郎の意識は闇へと沈んでいくのを感じ。 何もない、深い無の中へ―――――――――――――― ―――――――――お兄ちゃん!!!!! 沈むはずだったのに。 そんな、イリヤの叫び声を聞いて、意識が浮かび上がるのを感じた。 (―――――――っ) それと同時に、自分の痛覚が痛みを訴えているのを感じ取り。 まだ生きている、という認識を覚まさせた。 ああ、そうだ。 俺には、まだやらなければいけないことがある。 もう、この命は俺一人のものではないのだ。 例え”衛宮士郎”としての支えがなくなったとしても。 今俺が背負っているのは、自分の理想だけではない。 今の俺には、衛宮士郎として守らなければいけないものがある。 桜が、そして、イリヤが。 だから。 「――――――ぉ」 体を無理やり起こす。 血が流れるのを気にもとめず、立ち上がる。 こんなところで。 「――――――――おおおおおおぉぉぉぉぉ!」 くたばってなど、いられないのだから。 ◇ 「別に君が戦うっていうんなら構わないけどさ、まだ後ろの彼やる気のようだよ?」 「何?」 「何か面白いものが見られそうな予感があるから、戻ってきなよ。今だけは待ってあげるからさ」 そう言ってニヤニヤと笑みを浮かべながらこちらを眺め続ける北崎。 思わず振り返り。 そこで士郎が起き上がっていたことに、最も驚いたのはセイバーだった。 あの一撃は、即死ではなくとも致命傷に間違いのないものだったのだから。 そして、振り返ったセイバーの目に映ったのは。 傷口から血を流しながらも、立ち上がろうとしている衛宮士郎の姿。 肉体は満身創痍のはずなのに、その目の戦意は衰えるどころか先よりも増している。 「士郎、今のあなたの傷は命に関わるものだ。しかしおとなしくしているのであれば、早急の手当で延命はできる可能性はある。 それなのに、まだあなたは起き上がるのですか、? まだ、私と戦おうというのですか?」 「―――――ああ、そうだ」 「イリヤスフィールを守るために?」 「ああ」 「…何があなたを、そうさせるのですか?」 セイバーには分からなかった。 今の衛宮士郎を、何がそこまで奮い立たせるのか。 彼には、あのイリヤを守る理由はないはずなのに。 何故そこまで傷ついてまで、守ろうとするのか。 「――――昔、世界の皆が幸せになってほしいって、そんな願いを持って戦った男がいた。 そいつは、自分の大切なものを全部切り捨てて、それでも一人でも多くの人が幸せになれるように戦ってた、らしい。 たくさんの人を救うために、少しの犠牲を切り捨てる、そんな、…正義の味方になろうとした男が」 それは、小さな少女と一人の男への追想。 まるでそれが自分のことのように。 遠い過去を思い出すかのように。 静かに語る。 「そのために、その男は自分の最も守りたかったものを、守ることができなくて。 今でもその子は、その男のことを恨んでる。自分を捨てた、と。 要するに、自分の信じた道を往くために、自分の大切なものを選ぶことができなかったんだ、その男は」 前を向く士郎。 その先にはセイバーがいる。しかし見ているのはさらにその先。 今にも泣き出しそうな顔をした、銀髪の少女。 「だけど、俺思ったことあるんだよ。もしそんな親と子が、幸せに暮らしてる世界があったら。 蟠りも何もなく、親は親として子供を愛して、その子供も親の愛情を受けて幸せに暮らしていけたら、それはどんなに幸福なことなのか、って」 「…………それは、キリツグとイリヤスフィールのことか?」 「ああ」 息子なのだから。父親の幸せを願うのは当然だろう、と。 そう言って、士郎は続ける。 「桜の笑顔も、俺が守らなきゃいけない。だけどイリヤも守る。 桜の味方としての俺、衛宮切嗣の息子としての俺、どちらかを取ることなんてできない。 ―――それなら俺は、両方を選ぶ。二人とも、死なせはしない」 だから、その理由さえあれば。エミヤシロウはまだ戦うことができる。 立ち上がることが、できる。 「………あなたの覚悟は分かりました。 これで本当に最後です。この戦いが終われば、共に立っている、ということは有り得ないでしょう」 「ああ」 「もしあなたの持っている、2つの”聖杯”を得る、という望みが本気であるのなら。 ―――――私の屍を越えて進むがいい」 士郎は思考する。 この体はあとどれくらい動けるか。 セイバーに打ち勝つには、何が必要か。 可能性はもはや絶望的なもの。 だが、そこにほんの僅かだが、光を見いだせるものがある。 「―――お兄ちゃん…っ!ダメ…!」 『士郎さん!いけません!』 「止めろ!士郎!」 そんな士郎を止めようとする声が3つ。 彼の耳に届く。 イリヤ、ルビー、そして巧。 (無事だったん、だな。巧) あの北崎が追い付いてきた時、巧がどうなったのか、気がかりではあった。 無論、肉体的には無事ではないだろう。しかし、まだ生きて自分の身を案じてくれている。 それが嬉しくて、同時に申し訳無さもあった。 ここから先は、もう彼らのことを考えることなどできないだろう。 だから、最後に彼らに会えて、良かった。 そんな感謝の気持ちを心の中で述べ、セイバーをまっすぐ見据えた士郎は。 肩に手をかけ。 ―――――――赤き聖骸布を、一気に剥ぎ取った。 ◇ これは2度目だった。 己の中で世界が崩壊するのは。 生命の存在を許さないだろうこの突風のような流れ。 ボロボロの肉体が、まるで高質量の液体の激流に揉まれていくかのような衝撃。 一度目は無意識であった。だからこそ、流されてしまった。 だが、今は。 耐える。この肉体を、精神を破壊するようなこの激流に。 前に進む。一歩ずつ。 今度は、耐えなければならない。 そうだ、例え他の誰に負けることがあっても、自分にだけは負けられない。 だから、決して屈しはしない。 無理にでも前に出ようと進み。 しかしその度に体をすり減らされ押し返され。 それでも、諦めることなく前進を続ける中で。 ふと、赤い外套が見えた気がして。 その瞬間、思考が完全にクリアになった。 俺では立っていられないような突風の中で。 ただ一人、じっと立ち続けるその男は。 こちらに目をくれることもなく。 こう問いかけてきたのだから。 ――――――――ついてこれるか? 静かに脳裏に響くその声に。 思わず叫び返していた。 「――――――――――――――――――――――ついてこれるか、じゃねえ」 「てめえの方こそ、ついてきやがれ――――――!!」 ◇ 地を踏みしめる。 風はもう途絶えた。 騎士王、アルトリア・ペンドラゴン。 今は黒きイングランドの王との距離は数メートル。 思考し、分析する。 今必要なものは何か。 今彼女の手にあるのは魔剣グラム。 アーサー・ペンドラゴンの宝具、約束された勝利の剣ではない。 しかしその技量は健在。 弓による攻撃は不可。隙があまりに大きすぎる。 今必要なものは、彼女の剣とまともに打ち合うことのできる剣。 いや、彼女に”隙”を作りうる攻撃。 構えるは、干将莫耶。 まだ投影する必要はない。 この宝具は、双剣は、まだ戦う力を残しているのだから。 こちらの武装を確認したセイバーもまた、片手に構えた剣を両手に持ち直す。 そのままの体勢で、ほんの数秒ほど時間も世界も止まったかのような静寂に包まれる。 ほんの数秒だった静止した時、しかしそれが永遠に近い時にも感じられた。 そして。 「「―――――――!」」 駆け出すのはほぼ同時だった。 ―――――! 激しい金属音を奏でながら全力で叩きつけられる魔剣。 正面から受け止めるにはあまりに大きすぎる一閃。 それを、この腕は防いでいた。 腕、正確にはこのアーチャーの持っていた記憶が、経験が受け継いだ中に存在したセイバーが。 それが俺の知るセイバーの技量と合わさり、彼女の攻撃のクセをかろうじて掴んだのだ。 しかし、そんなもの初撃の数度を受け止めることができれば幸いという程度のもの。 いくら相手の技量を知っていようと、その程度で対応できるならば彼女は剣の英霊などと呼ばれてはいない。 だからこそ、次の一手を思考する。 せめて一撃を入れる、決定的な隙さえ作れればいいのだから。 グラムを払い、軋みを上げる干将莫耶。 それを、セイバーの目の前で、投擲した。 不意打ち、というにはあまりにも雑なそれを、セイバーは難なく回避。 手に武器のなくなった俺に向かって容赦なく剣を振るい。 ――――――ガキィン その一撃を、俺は咄嗟に肩に未だ持ち続けていたバッグで防ぐ。 バッグの中身が散乱する中、グラムを受け止めたのはその中から姿を現した一本の黄金の西洋剣。 「―――!私の剣…!」 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)。 かつてアーサー王が持っていたとされる、選定の剣。 何という皮肉だろうか。 かつてアーサー王が所持していた選定の剣を自分が振るい。 今セイバーが持っているのは、自身にとって天敵となる竜殺しの特性を備えた、そのカリバーンの原点でもある最強の魔剣。 本来であればこの戦いで互いに持つべきは逆であるべきだろうというはずの2本の剣が、こうして主を違えてぶつかり合っているのは。 だがしかし。例えカリバーンであっても、相手はその原典である魔剣。 加えて干将莫耶によって受けていた、僅かながらもステータスアップの効果も今はない。 だからこそ、セイバーの一閃を正面から受け止めきることなど、不可能。 だが逆に言えば。 この咄嗟に近い一撃だけは、受け止めることができる。 そしてそれだけの時間があれば十分。 「――――――!!」 セイバーはそれで俺の狙いに気付いたのか。 引くこともなく、思い切り剣を振るい、こちらを吹き飛ばす。 後退する体、隙だらけのその体勢に、セイバーは追い打ちをかけることもなく。 ―――――!! そのまま背後から迫った2本の剣を弾き飛ばす。 それは今しがた俺の投擲した、干将莫耶。 弧を描く軌道に放たれたそれは、互いを引き合う性質によって引き寄せられ、セイバーの立っていた場所へと旋回し舞い戻ったのだ。 だが、セイバーの直感もまた化け物。 剣の投擲とカリバーンで受け止めたという事実だけで、こちらの狙いに気付いたのだから。 弾き返された干将莫耶は砕け散り、精錬された双剣はただの鉄クズへと成り果てる。 しかし、それもまた予想範囲内。 この程度のこと、彼女ならば難なく対処してくれる。 振り返ったセイバーは、後退した士郎へと更なる追撃を駆けるために跳ぶ。 アーチャーの腕を持った自分が、距離を空ければ何をするか。分からないわけがないのだから。 だからこそ。 ここで弓を穿ちはしない。そんな暇は、今はない。 「投影――――開始(トレース、オン)」 使う魔力は最小限、かつ弓を射ずとも離れた相手に攻撃できる武器。 元より剣に特化した体。剣でなければ魔力の消費は上がる。 その中でも射ることなく瞬時に射出可能な、魔力消耗の少ない剣。 そう、俺は知っている。 相手の切り札に反応して因果を逆転させる、飛翔する魔剣の存在を。 それは、衛宮士郎が本来の歴史では決して会うことのなかった執行者の持つ、神代の魔剣。 その存在をこの目で見た。 そして、それを使う持ち主、バゼット・フラガ・マクレミッツの姿も、脳裏に焼き付いている。 ならば作れる。それが剣であるのならば。 使用法、効果、形、それら全てを模して、つくり上げることができる。 パキン その瞬間、何かが割れるような感覚が脳内に走った。 しかし、問題はない。 戦うことに、支障はない。壊れた箇所は、腕が補強する。 後より出て先に断つ者(アンサラー)の軌道詠唱。不要。 作り出しさえすれば、後は放つだけだ。 投影すると同時に浮遊した短剣に拳をつがえ。 「――――斬り抉る戦神の剣(フラガラック)!」 手が焼ける感覚と共にその名を開放、閃光となって飛翔する一本の短剣。 それは相手の切り札に反応して、相手を穿つ光線を放つ迎撃宝具。 エクスカリバーを持たぬ彼女に、因果を逆転させる効果を発動させることはできない。 しかしそれでも、セイバーに迫るその光線は低ランクとはいえ宝具の光。 例え高対魔力、高耐久力を持つ彼女であっても、受けていいものではない。 心臓を穿つ光を、セイバーは直進しつつ受け止める。狙いさえ分かっていれば受け止めることは容易い。因果逆転が発動しないならなおさらだ。 しかし、それでも受け止めた光は必殺の威力を持った宝具。その一撃はセイバーの前進を食い止める、のみならず衝撃で後ろへと跳ね飛ばす。 ピキッ、と。受け止めたグラムはその刀身に僅かに傷を作る。 そのまま目標を穿ちもしなかった短剣は、それだけで役目を終えるように消滅し。 その瞬間、士郎の次の一手の布石が揃った。 「―――――――投影、装填(トリガー・オフ)」 フラガラックの射出と同時に、その手に持った黄金の剣から全ての情報を読取る。 真名開放直後の、投影魔術。 魔術回路の酷使にも近い行為を、体内に眠る27の魔力回路を、そしてこの腕を総動員して成し遂げる。 セイバーはそのただならぬ様子に気付き、距離を詰めようと一気に駆け出そうとしたところで。 思い直すように彼女もまた剣を構える。 そして、この剣に蓄えられた全ての知識を、情報を読取ったこの体で。 この聖剣の真名を、開放する――――― 「全工程投影完了(セット)――――是・勝利すべき黄金の剣(カリバーンブレイドワークス)」 読み取るは聖剣の記憶。騎士王の戦いの記録。 基本骨子を、構造を、経験を、魔術構成を。その全てを読み取り、その真名を開放する。 聖剣に収束していく魔力が、カリバーンに黄金の光を纏わせ。 「―――はあっ!」 そのまま振り下ろした聖剣は、黄金の波を放ちながら、セイバーへと迫った。 対してセイバーも、その様子を目にしながら。 退くこともなく、素早い動きで剣に魔力の霧を渦巻かせる。 そう、距離を詰めれば逆に至近距離からあれを食らう可能性があった。 ならばそれよりも、士郎のあの一撃を今出せる全力を持って受け止めるべきだと、セイバーの中の何かは告げていた。 濃密に渦巻く魔力の刃は、エクスカリバーを、そして風王結界を喪失した彼女の持つ、切り札には届かずとも最大威力にして唯一である技。 そう、あの光は己の所持していた聖剣の光。 故に、ことあの聖剣のことであれば彼女以上に知っている者などいない。 だからこそ、あの剣にだけは、敗れるわけにはいかない。 それがあの剣の所有者としての誇りだ。 そう言わんばかりに魔力を魔剣につぎ込み。 渦巻く黒い魔力は、巨大な剣のように形作り。 黄金の光を迎え撃つ――― 「卑王鉄槌(ヴォーディガーン)――――!!」 巨大な波動の刃は一瞬、黄金の光を打ち止め。 しかし直後に光に押されて崩壊させる。 その光を前に、セイバーは再度瞬時に魔力を剣に集中させる。 纏っていた黒き鎧、その魔力を剣に集め。 「――――ハッ!」 振り下ろした剣を再度、同じ形で打ち上げた。 鎧を魔力へと変換し再度放った卑王鉄槌。 それをもってしてなお、黄金の光は止まらない。 今のセイバーが持ちうる最大の攻撃を持ってしても、その光を破ることはできない。 しかしセイバーは、その様子に動揺することもなく、振り上げた剣を流れるような動作で地面に突き立てた。 光が彼女を覆い尽くすと同時に、濃密な霧がセイバーの周囲を守るように防壁へと形を変える。 防壁ごと光に覆い込まれるセイバー。 ――――シュン 一瞬の後、閃光を一閃するかのように剣風が走り、光が消滅。 奥から現れたセイバーは、前進を魔力に焼かれ纏った服はボロボロに焼け焦げている。 2度の卑王鉄槌、そして魔力の霧による防御。それらは確かにカリバーンの光を打ち消すことはできなかったが、決して意味がなかったわけではない。 幾度の障害を通じ、その威力はセイバーの対魔力と耐久力を持ってすれば耐えられるほどまでに威力を相殺されていた。 そして、目の前の士郎を見据えたセイバーは、今度こそ目を見張ることとなった。 「なっ?!」 構えているその武器は弓。 アーチャーの持っていた黒弓。それはいい。 問題は、そこに矢として構えられている武器。 黒い弓とは対照的に、その手に構えられた一本の剣。 まさかと思ったその瞬間、その剣はこちらへ向けて射出。 矢から手が離れると同時に一歩前に出たセイバーは、射出されたそれを咄嗟に全力で弾き飛ばして。 その直前、目の前でそれを見て、セイバーの驚愕は決定的なものとなる。 士郎はこともあろうに、勝利すべき黄金の剣を、自分の宝具を使い捨ての矢として射出したのだから。 そう、あのカリバーンですらも、ただの一手にすぎない。 セイバーがカリバーンを耐えぬくことなど、想定していたのだから。 カリバーンを最も知っているのがセイバーであるなら、―――――セイバーを他の誰よりも知っているのは俺なのだから。 だからこそ。彼女の直感はこの攻撃を予知し得ない。 予知できたとしても、起こり得ることとして捉えることができない。この一撃は、英霊に対する一つの冒涜でもあるのだから。 ぶつかり合った衝撃で軋みをあげる魔剣グラム。奇しくも傷のついた部位がその一撃を受け止めたことで、刀身の傷は小さな罅へと変化する。 弾かれたカリバーンは、そのまま上空へと打ち上がり大爆発を引き起こす。 ランクにしてAクラスの宝具の、壊れた幻想(ブロークンファンタズム)。 そんなものが爆発すれば周囲に振りかかる熱は、爆風は計り知れない。 轟音と共に吹き荒れる爆風。 あまりに予想外の事態に、乱れるセイバーの直感。 そしてそんな現象の至近距離に近い場所に位置し、先のカリバーンに勝るとも劣らぬ強烈な爆風に覆われながらも、セイバーは笑っていた。 士郎は本気だと。 自分の武器を打ち捨ててなおも、自分と戦っているということに。 あの、鍛錬では自分に一本も入れることが出来なかった少年が、こうまで自分を越えようとしている事実に。 喜びと楽しみを感じている自分を、セイバーは感じ取っていた。 それこそ、今この時だけは現マスター、桜のことも、イリヤスフィールのことも忘れられるほどの。 ああ、だからこそ惜しい。 次の士郎の一手が、この戦いに決着をつけてしまうだろうことを、直感していたから。 魔力の混じった爆風で周囲の状況もロクに掴めぬ空間。 そんな中で、視界の端に何かが映る。 「来るか、士郎―――――」 視界の端に映った剣を、瞬時に受け止め。 (――――違う!) それは、干将莫耶の片割れ、陽剣・干将。 しかし、剣の担い手はそこにはいない。 これはあくまでも投擲されたものに過ぎない。 思考より先に体が動く。 これが投擲されたということは、もう一方も自分に食らい付こうと迫ることは火を見るより明らかなのだから。 それを知っていたからこそもう一方、逆側から飛来した陰剣・莫耶をギリギリのところで受け止めることができた。 迫った剣にグラムを振るい粉々に砕く。 爆風の中であってもその直感をもって的確に対処し、干将莫耶による一撃を完全に回避し。 「―――――!」 それ故に、目の前に迫ってきた彼の次なる手を、防ぐ機会を失うことになる。 目の前で光るその手を見据えながら、その一撃を避けることができない、と見たセイバーは。 「っ!はああああああああああああ!!」 それでも退くこともなく、その一撃を、正面から迎え撃ち。 「セイ、バー――――――――…………!!!!!!」 その衝撃は周囲に一陣の風を巻き起こし。 爆風が完全に晴れた先にあった光景は。 互いの体が交差し、背を向け合う二人。 セイバーの振り下ろした剣と、士郎の投影した武器が、共に互いの体を捉え。 全身から生えた刃だらけの体で、胸から腹にかけて深く斬られて血を流す士郎と。 胸に一本の刃を刺されたセイバー。 その二人が、共に倒れる姿だった。 ◇ 「――――――お兄ちゃんっ!」 イリヤ自身、どこにそんな力が残っていたのか分からない。 ボロボロでロクに力も入らないはずの体だったのに、その光景を見ただけで北崎の拘束を振りほどいて走りだしていた。 「お兄ちゃ…ゴホッ」 体の中で、治りかけていた傷が開きかけたのを感じ取る。 口の奥からせり上がってくる鉄の臭い。体の内側から走る、鋭い痛み。 なのに、その足は止まることなく士郎の元へと駆け出していた。 『い、イリヤさん!』 叫ぶルビーの声にも。 「あーあ、相打ちかぁ。面白くないなぁ」 あくびを出す北崎の声にも反応することなく。 「お兄ちゃん…、お兄ちゃん!」 よろめきながらも走るが、体は正直だった。 傷ついた内臓の発するは身体機能を大きく低下させ、たった数十メートルの距離を満足に走らせない。 やがて足がもつれ、地面に転がり込む。 「つっ…、お、お兄ちゃん…」 それでも、地を這うように動かぬ兄の元にたどり着くイリヤ。 「目を開けて!お願いだから!お兄ちゃん!お兄ちゃん!」 揺らそうと呼びかけようと、倒れた兄は反応しない。 「嫌…、嫌だよ…、こんなの…。嫌ああああああああああああ!!!」 絶叫するイリヤ。 そんな様子を見ながら、北崎はゆっくりと立ち上がる。 嫌な予感を感じたLは、咄嗟に北崎を静止する。 「北崎さん…!」 「……」 しかしそんなもの、彼にとって何の障害にも成り得ない。 腕の一振りで跳ね飛ばされるLの身体。 ゆっくりと、倒れた二人と泣き叫ぶイリヤの元に、オルフェノクの身体へと変化させながら近付く。 「士郎!おい士郎!しっかりしろ!」 未だ起き上がることができない巧は、必死で士郎の名前を呼び続ける。 それが、無駄なことだと分かっていながら。 「クソッ、動け、動けよ俺の脚!!」 起き上がろうとしても、脚に力が入らない。 ボロボロの身体でオルフェノクの力を酷使したこの身は、まだ一人で起き上がることもままならない。 「お前、そこから逃げろ!!速く!」 せめてもの行為として、イリヤにそこから逃げるように叫ぶ。 しかし、イリヤは士郎の傍を、離れることはなく。 やがてドラゴンオルフェノクは、3人の元へと辿り着く。 じっと二人の身体を見渡し。足で軽く揺さぶって。 何の反応もないことを確認した北崎は。 「相打ちかぁ…。このパターン正直イラつくんだよねぇ。僕の関われないところで楽しそうなことしてさ」 士郎の身体にすがりついたイリヤに目を向ける。 その視線に、そして今の状況にようやく気付いたイリヤは。 「ひっ…!」 小さく怯える声を上げ。 それを楽しそうに北崎は眺め。 「それじゃあ、この戦いは僕の勝利ってことで、この子を好きにしてもいいんだよね?」 そう言って、手をイリヤへと差し伸ばし。 「じゃあね。運が良ければ生き返れるかもしれないけど。さよなら、白いお人形さん」 その手から、細い触手を彼女の心臓めがけて打ち出した。 ―――――――ザクッ ◇ 投影するたびに大切なものが消えていった。 思い出が、記憶が、大切な人達への想いが。 何故戦っているのか、遠くで俺の名前を呼んでいるのは誰なのか。 俺がなりたかったもの、守りたかったもの。 それが、少しずつ零れていった。 傷口からは刃が擦れる音を鳴らし。 ああ、俺はもう人間じゃないんだな、と思いながら。 それでも死を迎えようとしている自分を、とても冷静に見直しているやつがいた。 確か、誰だったかな。さっき、自分の大切な誰かの名前が呼ばれたような気がする。 ダメだ、名前が出てこない。 だけど、とても大切な人だったんだとは思う。 (………---、ごめんな、俺、もうすぐそっちへ行くと思う) 誰なのかは分からないのに、きっと怒られるんだろうなって感じた。 だから、たぶん先に待っているその人に対して何て謝ろうかなんて、そんなことを考えていた。 俺の名前を必死で呼んでいる少女の声が聞こえる。 確か、名前は―――そうだ、イリヤだ。 何となく、その声に涙が混じっているようですごく申し訳ない気持ちになっていた。 妹を泣かせるなんて、兄として最低の行為じゃないかと思った。 だけど、この涙のあとは、きっと彼女はそれを埋めるような笑顔を浮かべられるだろうと。 今はその悲しみに泣くことがあっても、いずれきっと、その数十倍の笑顔を浮かべられるようになるから。そう信じてるから。 だから、君は生きてほしいと。 彼女には届かないと思いながらも、そう願いを込めた。 あと、他に名前を呼ぶ男がいる気がする。 名前は―――――出てこない。 だけど、何となく覚えている。 ぶっきらぼうだけど本当は優しい心を持ったやつ。 人を傷つけるのを恐れて、人を自分から遠ざけようとする、自分と比べてまっすぐにみんなの笑顔を守れるだろう、そんなやつ。 俺の夢を守ってくれると言ってくれた時は本当に嬉しかった。 なのに肝心の俺がいなくなってしまうというのは、謝罪する言葉も見つからない。 それでも。あんたならきっと。 俺の夢を、守ると言ってくれた、桜の笑顔を含む、皆の笑顔を守ってくれるって、信じてる。 そして――――桜。 俺が守らなきゃいけない、大きな罪を背負った女の子。 彼女のことだけが、俺にとってほぼ唯一の心残りだった。 俺がいなくなって、---もいなくなって、--もいなくなって。 彼女は笑顔を浮かべられるようになるのか。 きっと、とても悲しむだろうなと思った。 だから、せめてあの子を一人にしないために。 もう生きていることができない俺の代わりに悲しむ彼女を、支えてやれるように。 だから、俺は 最も守りたかったものを。守るべきものを。その全てを。 最も信頼した存在に、託す。 だから桜を―――― 「頼んだぞ、セイバー」 もはや声も出ないはずの身体で、それだけはっきりと、口にできた気がした。 ◇ ―――――――ザクッ 鋭い音とともに、突き出されたそれはその肉体を貫いていた。 目を見開くイリヤ。 じっと動かないドラゴンオルフェノク。 いや、動かないのではない、動けなかった。 イリヤに伸ばした触手は、その数ミリ前で停止し。 触手の主の首からは、後ろから貫くように鋭い一本の剣が生えていたのだから。 北崎には、何が起こったのか理解することもできず。 もはや声を出すことも、身動き一つとることも叶わなかった。 ただ、自分のすぐ後ろに何者かの気配を感じ。 「――…その穢れた手で、彼女に触れるな。下郎」 その存在が震えるような声を、こう発したような気はした。 そしてその言葉を最後に。 首に刺さった刃が動かされ。 浮遊感に包まれて飛び上がったような感覚に包まれた北崎は。 何か大きな身体のようなものが青い炎で燃え上がっているのを見て。 それが、闇に落ちる北崎の意識が最後に見たものとなった。 ◇ イリヤの目の前で、ドラゴンオルフェノクの頭が飛んでいき。 青い炎に包まれてその身体が崩壊していくのを見届けたイリヤ。 それと共に、まるで竜を殺したことで役目を終えたかのように根本から折れ飛んでいく刃。 そんな彼女の視界に入ったのは。 胸に刃物を突き立てられた金髪の女剣士だった。 彼女は柄だけになった剣を投げ捨て。 胸に刺さった刃を引き抜く。 それは剣ではなく短剣程度の大きさの刃物。 なのに、その刃の部分はギザギザな線を描いた奇妙な形をしている。 そして、イリヤはそれを知っている。 「ルールブレイカー…?」 そう、ここに来たばかりの時、呪術刻印を消すために使った宝具。 それが、セイバーの胸に突き立っていた。 その歪な刃が抜き取られると同時、セイバーの肉体から発されていた黒い魔力が消失。 ボロボロな黒いドレスの色は青く変わっていき、真っ白だった肌は生きている人間のそれと大差ない色へと変わる。 その変化に驚くイリヤの目の前で。 セイバーは静かに士郎に近づき、その肉体を返して顔を上に向ける。 「……っ、あなたは…、どうしてこんなものを、私に…! あなたを殺した私に、生きろというのですか…!?」 あの最後の一撃。 あそこで投影していたのが干将莫耶だったなら、その双剣でもってこの身を切り裂いたのだったなら。 間違いなくこっちの刃は士郎に届かず、彼に勝利をもたらしただろう。 なのにこの刃を、彼はこの身に刺した。 結果、負けたはずの自分が生き、衛宮士郎はその生命を終えた。 例え届かなくても、何故そんな選択をしたのか。 問い詰めようと思う心がはやり士郎へと詰め寄った。 なのに。 士郎の顔は、まるで何かをやり遂げたような顔をしていた。 「何故あなたは…、悔いを残したはずなのにそんな顔で死ぬことができるのですか」 そんな顔を見せられたら、怒るに怒れなくなってしまうではないか。 「桜やイリヤスフィールを、あなたの代わりに私に守れ、というのですね…?」 もう、答える者のいないはずのない問いかけ。 なのに、その言葉に頷かれたような感覚を、どこからともなく感じ取っていて。 「あなたと、いう人は…」 今の自分に涙を流す資格などない。 だからこそ、そんな心を切り離すかのように、士郎を地面に横たえ。 「…分かりました。これより私は、あなたの剣として、イリヤスフィールを、桜を、必ず生きて連れ帰りましょう」 黒き泥の呪縛から解き放たれた騎士王は、かつての主へと一つの誓いを立て。 自分が離れると同時に士郎に近付くイリヤを見送りつつ、離れた場所で倒れた者達へ向けて、歩みを進めた。 ◇ 自分には何もできなかった。 何となくあの黒い騎士に従うことは間違いだと思っていながら、最後まで逆らうことができず。 なのに目の前では、ただの人間に見える少年が、あのとても強い騎士さんと戦って死んでいった。 勝てないはずの相手に、一歩も退かずに立ち向かって。 自分は、あのオルフェノクに立ち向かうことも、騎士に従わずに立ち向かうこともできなかったのに。 何となく、そんな自分の理想のために真っ直ぐ、強くあった少年の姿に。 一人の、心優しく強く、それでいて理想を願うオルフェノクを連想していた。 「ユカ、大丈夫ですか?」 「え、っと…、セイバーさん、ですよね…?」 セイバーからそんな優しい言葉をかけられたことのなかった結花は、戸惑いを隠し切れない。 「…はい。安心してください。今の私はあなたを力で縛ろうとは思いません」 そう言って手を差し伸ばし、結花を起き上がらせたセイバー。 そして周囲を見回し、二人の男を見つけた。 傷ついた一人を、もう一人が肩を貸して起こしているようだ。 「えっ、乾…さん?」 「知り合いですか?でしたら話は早い。一緒に来てくれませんか?」 『士郎さん…、あなたは…』 「な、何だ、どういうことだよ…?!」 何かを悟ったようにつぶやくルビーに対し、混乱する巧。 無理もないだろう。目の前で士郎と戦っていた剣士が、いきなり起き上がったと思ったら北崎の首を刎ね、そのままイリヤに何をすることもなく士郎の死体に問いかけていたのだから。 「…………」 そしてLもまた混乱こそしていたものの、頭は状況把握に努めようときわめて冷静だった。 咲世子の仇も取れず、一人の危険人物の手綱を握ることに失敗し、こうして死人まで出す事態になってしまった。 しかし、だからこそLは今するべきことをしなければならない、と。 そんな中、未だ状況の掴みきれない二人と一本の元についさっきまであの少年と剣を交えていた少女が、こちらへと向かって歩いてきた。 「大丈夫ですか?」 「ええ、私は大丈夫ですが、彼が重傷です。せめてどこか休める場所へ移動したい」 「…おい、待てよあんた。こいつのことを信用するのかよ」 信用するかのようにセイバーに話しかけるL。 そんな様子に意義を申し立てたのは巧だった。 「今の彼女からは敵意を感じません。それに、私の見立てでは彼女は騙して人に取り入り、闇討ちするような人にも見えません」 「信用できると思ってんのかよ」 『少なくとも彼女の言葉に嘘はないでしょうと私は思います』 「間違っていた時は私が責任を取りましょう。 …すみません、今は色々なことが立て続けに起きて私自身状況の整理ができていません。一旦どこかの施設に移動する、ということでよろしいでしょうか?」 そう言ったLの言葉に、巧は顔をしかめつつも反論はせず、セイバーもまた頷いていた。 問題は、士郎の傍から動こうとしないイリヤだったが。 「反論は、ありません。ただ、その前に一つだけお願いが」 「何でしょうか?」 と、セイバーはかすかに迷うように顔を伏せ。 その願いをLへと告げた。 「…シロウを、埋葬させてください」 【E-4/一日目 日中】 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:疲労(大)、肋骨骨折、両腕両足の骨にヒビ、内臓にダメージ(中、優先的に治癒中)、悲しみ [装備]:カレイドステッキ(ルビー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [道具]:クラスカード(キャスター)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [思考・状況] 基本:????? 1:お兄ちゃん…! [ルビー・思考] 基本:イリヤさんを手助けして、殺し合いを打破する 1:イリヤさんを落ち着かせつつ、まずは目の前の人達と話をする [備考] ※2wei!三巻終了後より参戦 ※カレイドステッキはマスター登録orゲスト登録した相手と10m以上離れられません ※ルビーは、衛宮士郎とアーチャーの英霊は同一存在である可能性があると推測しています。 [情報] ※衛宮士郎が平行世界の人物である ※黄色い魔法少女(マミ)は殺し合いに乗っている? ※マントの男が金色のロボットの操縦者、かつルルーシュという男と同じ顔? 【乾巧@仮面ライダー555】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(特大)、肩から背中に掛けて切り傷、全身に重度の打撲+軽度の火傷 [装備]:なし [道具]:共通支給品、ファイズブラスター@仮面ライダー555 [思考・状況] 基本:木場を元の優しい奴に戻したい 0:マミの事が少し心配 1:士郎…、何でだよ… 2:二人の元から離れたいが、仕方がないので協力する 3:暁美ほむらを探して、魔法少女について訊く 4:マミは探さない 5:セイバーに対して警戒心 [備考] ※参戦時期は36話~38話の時期です [情報] ※ロロ・ヴィ・ブリタニアをルルーシュ・ランペルージと認識? ※マントの男が金色のロボットの操縦者 【L@デスノート(映画)】 [状態]:右の掌の表面が灰化、疲労(中) [装備]:ワルサーP38(5/8)@現実、 [道具]:基本支給品、スペツナズナイフ@現実、クナイ@コードギアス 反逆のルルーシュ、ブローニングハイパワー(13/13)@現実、 予備弾倉(9mmパラベラム×5)、シャルロッテ印のお菓子詰め合わせ袋。 [思考・状況] 基本:この事件を止めるべく、アカギを逮捕する 1:目の前の少女、セイバー達と情報を共有するために移動する 2:月がどんな状態であろうが組む。一時休戦 3:魔女の口付けについて、知っている人物を探す 4:3or4回目の放送時、病院または遊園地で草加たちと合流する [備考] ※参戦時期は、後編の月死亡直後からです。 ※北崎のフルネームを知りました。 ※北崎から村上、木場、巧の名前を聞きました。 ※メロからこれまでの経緯、そしてDEATH NOTE(漫画)世界の情報を得ました。しかしニア、メロがLの後継者であることは聞かされていません ※Fate/stay night世界における魔術、様々な概念について、大まかに把握しました。しかし詳細までは理解しきれていないかもしれません。 【セイバー@Fate/stay night】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、全身に切り傷と軽い火傷(回復中)、魔力消費(大) [装備]:無し [道具]:なし [思考・状況] 基本:シロウの願いを継ぎ、桜とイリヤスフィールを守る 1:まずは目の前の参加者と話す 2:シロウ… [備考] ※破戒すべき全ての符によりアンリマユの呪縛から開放されセイバーへと戻りました 【長田結花@仮面ライダー555】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(中)、翼にダメージ(オルフェノク態のダメージ)、仮面ライダー(間桐桜)に対する重度の恐怖 [装備]:なし [道具]:基本支給品×3、ゴージャスボール@ポケットモンスター(ゲーム) 、穂群原学園の制服@Fate/stay night、お菓子数点(きのこの山他)、 スナッチボール×1@ポケットモンスター(ゲーム)、魔女細胞抑制剤×1@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー、ジグソーパズル×n、呉キリカのぬいぐるみ@魔法少女おりこ☆マギカ、不明支給品0~3 [思考・状況] 基本:??? 1:私は、どうしたら…? 2:え、乾さん…? [備考] ※参戦時期は第42話冒頭(警官を吹き飛ばして走り去った後)です 【衛宮士郎@Fate/stay night 死亡確認】 【北崎@仮面ライダー555 死亡確認】 ※干将莫耶、勝利すべき黄金の剣、グラムは破壊されました。 そこは、月が綺麗な夜の、静かな庭の縁側。 座った自分の隣には、一人の男が静かに佇んでいた。 「なあ、爺さん」 呼びかけても、隣の男は静かに目を閉じたまま動かない。 「俺さ、正義の味方にはなれなかった。それどころか、妹も、守るって決めた女の子も守れなかった。 優しくしろって言われてたのに、結局泣かせちまったんだ」 「………」 「まだ、やらなきゃいけないことも後悔も沢山あったけどさ。 それでも、やらなきゃいけないことは、俺なりにやり切ったと思うんだ」 父親の希望は、小さな妹に。 夢は、一人の男に。 そして、守りたい大切な存在は、最も信頼した少女に。 風が静かにそよぐ。 庭の草花がそれに揺らされ、小さく音を立てる。 しばらくの沈黙をもって、隣の男に問いかけた。 「爺さん、俺、間違ってなんてなかったよな?」 「………」 男は答えない。沈黙を保ったままだ。 小さな不安に包まれる心。 そんな時、微動だにしなかった男は、静かに俺の頭に手を乗せ、クシャクシャと乱雑に、しかし優しく撫でた。 その意味が分かった時、俺はなんとなく、心からの笑みを浮かべられたような気がした。 107 第二回定時放送 投下順に読む 109 わたしの世界を守るため(前編) 時系列順に読む 103 HORIZON-金色の奇跡 衛宮士郎 GAME OVER 乾巧 116 その手で守ったものは(前編) イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 096 美国織莉子、私の全て セイバー 長田結花 104 無邪気な悪意 L 北崎 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/holygrailwar-junne/pages/102.html
※ このページはあなたの楽しみをスポイルする可能性があります 本編未読の方は先に本編を読むことをおすすめします。 手っ取り早く情報を得たい方は↓ (ED後の戦闘は撃破数・死亡回数などにカウントしないものとします) +第十次聖杯戦争 第十次聖杯戦争 サーヴァント&マスター 一日目 一日目´ 剣 -- vs『キャスター』→勝利vs『ライダー』(二回死亡)→敗退 -- ネロ・クラウディウス 十代目 槍 -- -- -- -- 弓 エミヤ vs『アサシン』vs『バーサーカー』→敗退 アイリスフィール・フォン・アインツベルン -- -- 騎 -- vs『キャスター』vs『セイバー』→勝利 -- イスカンダル アイリスフィール・フォン・アインツベルン 魔 -- vs『キャスター』vs『セイバー』→敗退 -- ジル・ド・レェ ランルーくん 暗 ジャック・ザ・リッパー vs『アーチャー』vs『バーサーカー』→勝利 ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ -- -- 狂 フランケンシュタイン vs『アーチャー』→勝利vs『アサシン』→敗退(一回死亡)サーヴァント選択から再開 十代目 -- -- サーヴァント 所要日数 死亡回数 撃破数 マスター殺害数 令呪使用 最高感情 聖杯 フランケンシュタイン→ネロ・クラウディウス 1 3(GAME OVER) 1 0 0 『無関心』 × +第一次虎聖杯戦争 第一次虎聖杯戦争 登場人物 タイガーボールの動き 自陣営 十代目 玉藻の前→ネロ・クラウディウス 1つ所持(1) 一日目 一戦目 衛宮士郎(あかげ) 衛宮切嗣(ぶしょうひげ) 敵を倒し1つ入手(2) 二戦目 七代目(サムライぼくさー) 五代目(ロリガンナー) 敵を倒し1つ入手(3) 二日目 三戦目 初代 カルナ 敵を倒し1つ入手(4) 四戦目 ワカメ 久宇舞弥 敵を倒し1つ入手(5) 五戦目 四代目 玉藻の前 5つ所持した玉藻が離反(0)ネロが1つ所持しパートナーに(1)敵を倒し6つ入手(7)→7つのTBが揃う
https://w.atwiki.jp/yuifellowship/pages/505.html
和尚 禰豆子 マチ 渋谷凛(長男秘剣録) 織斑一夏 東郷美森 脇山珠美 虎子 あさぎ ミコチとハクメイ(長男秘剣録) やばたにえん 白道八宵 佐原 犬山の親戚 トウカ シルヴィ(長男秘剣録) サシャ・ブラウス 殺(シャア) エリカの部隊 シモン(長男秘剣録) 善逸 古菲 オリヴィア 横島忠夫 伊藤誠(長男秘剣録) 衛宮士郎 ジャンボ アストルフォ 吾郎 清水薫 風香 しぐれ シャナ 釜瀬 タオレン 美綴綾子 時告げ傭兵団 剣術関係者 億泰とその関係者 平戸の会合衆 本田華子 エリカ ホロ 氷室 藤村大河 間桐 王留美 桔梗屋利兵衛 喪黒 張維新 東方:虹村兄弟と親しい会合衆の雄 社長:自分が雇っていた武芸者に暗殺された。実は正規軍の武将並みに戦争が強かった。政治・商業:67 武力・統率:57 政治なら他の会合衆も劣らないが、軍人としては唯一無二。大名家の一手の大将も務められる 兵士を集められる自治都市に社長並みの手腕の持ち主がいると、安定度が全然違ってくる 軍人 虹村形兆 カン・ユー 芹沢達也 その他の要人 清少納言 古田:織田幕府の代官。融和派 秋山小兵衛:奉行 黒崎:二階堂流の月島を破った剣士 武丸:公家一条家の悪ガキ。強者にも弱者にも喧嘩を売る暴れ者。素手なら炭治郎以上の腕 シンジ:長屋の住人。文筆業で身を立てている。禰豆子と仲が良い。音楽の才能があるが、本人は気付いてない アストルフォ:魔性を討つテンプル騎士 鋼鐵塚蛍::研ぎ師。経済観念のない鍛冶職人。大金を持って会わない方がいい 炭治郎と同年代の手練れ 【タイ捨流】蛙吹梅雨 【虎眼流】贄殿遮那 【大陸のよくわからない流派を使う】道蓮 【示現流】東郷美森 関東の羽咲綾乃:東国無双
https://w.atwiki.jp/zeromoon/pages/94.html
長編(五十音順) ※作品タイトルのあいうえお順となっております 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ありうるひとつの可能性 ゼロの使い魔 ルイズ、平賀才人 2009-01-18 00 07 47 (Sun) 虚無と愉快な仲間達 トラぶる花札道中記 神父と愉快な仲間達 2009-08-23 05 35 18 (Sun) 虚無の続き Fate/hollow atraxiaMELTY BLOOD Act Cadenza 葛木宗一郎、キャスター、セイバーネコアルクカオス 2008-03-17 09 22 16 (Mon) 幻影の夏 虚言の零 MELTY BLOOD 『ワラキアの夜』こと『ズェピア・エルトナム・オベローン』 2008-04-14 01 14 28 (Mon) the saber of zero servant Fate/stay night セイバー 2008-03-17 09 24 43 (Mon) シロウが使い魔 Fate/stay night 衛宮士郎 2011-11-06 23 01 44 (Sun) Zero/stay night Fate/stay night ランサー 2008-12-20 14 25 20 (Sat) ゼロの白猫 MELTY BLOOD Act Cadenza 白レン 2011-02-03 21 17 03 (Thu) ゼロの使い魔(サーヴァント) Fate/stay night セイバー 2012-06-30 01 10 59 (Sat) 双月の美酒 Fate/stay night 言峰綺礼、ギルガメッシュ 2008-03-17 09 26 26 (Mon) ゼロとさっちん 月姫・MELTY BLOOD Act Cadenza 弓塚さつき 2011-02-03 21 17 03 (Thu) マガツカオルタナティブ Fate/stay night ライダー 2009-08-23 06 14 58 (Sun) 魔眼の使い魔 Fate/stay night ライダー 2009-08-23 06 22 11 (Sun)
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/799.html
318 名前: もしハサ ◆yfIvtTVRmA [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 15 54 50 そして運命の日がやって来た。在る者は自らの目的に沿い、在る者は他に選択肢を持たず、在る者は勝率を高める為に 在る物は他者にアサシンを使わせない為に。 目的は全く違えど、七人のマスターは奇跡的な偶然によって同じサーヴァントを召還しようとしていた。 そして、偶然はそれだけでは済まなかった。いや、ここまでくればもうこれは偶然ではなく運命といっていいだろう。 サーヴァントの召還は同じ日の同じ冬木市内、おまけにほぼ同じ時刻に行われてしまったのである。 汚れた聖杯すら問題とせず、それ以上のイレギュラーをもって第五回聖杯戦争は幕を開けた。 七本の運命の糸は複雑に絡まりあい一つの塊となる。まるでほどよくかき混ぜられた納豆の様に。 プロローグ 完 以下は注意事項です。 この話にはFateに登場したサーヴァント及び氷室や美綴は出てきません。各キャラのファンの皆様はあらかじめご了承ください。 呼ばれるサーヴァントは『ただ一人』ハサンのみです。ただし、桜ルートの心臓喰いハサンやゼロの百人ハサンやホロウの爆破ハサンではなく、作者の作り出したオリキャラのハサンが登場する事になります。 ジャンルとしては第五回聖杯戦争改変物ですが、従来のサーヴァントをぶつけ合う展開とは異なると思われます。 それではプレイヤーの分身である主人公をお選びください。 [選択肢] イ.遠坂凛 ロ.イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ハ.間桐慎二 ニ.某魔術師 ホ.バゼット・フラガ・マクレミッツ ヘ.間桐桜 ト.衛宮士郎 投票結果 イ 0 ロ 1 ハ 5 決定 ニ 1 ホ 0 ヘ 1 ト 0
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/44145.html
登録日:2020/02/25 (Tue) 18 24 03 更新日:2023/04/26 Wed 14 29 38NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 じゅんちゃん たしぎ のだじゅん ケッケコーポレーション ジョシュア・ラングレン ナレーター ハリハム・ハリー フリー声優 ブイモン 声優 声優項目 大阪市 大阪府 星彩 星野桃子 本堂瑛祐 歌手 藤原ざくろ 衛宮士郎 野田順子 陽ノ下光 青二プロダクション 野田順子は日本の女性声優である。 1971年6月29日生まれ。大阪府大阪市出身。血液型はA型。 フリー声優。 【概要】 高校時代から声優を目指しており、そのことを当時の担任に相談した際に青二塾のパンフレットを貰い、青二塾大阪校に入学した。 実はこの時の教諭は以前、2年先輩である置鮎龍太郎の副担任をしていた人物で、パンフレットもその後置鮎が挨拶に来た際に置いていったものであった。 その後、青二プロダクションに所属。 2008年4月にフリーとなり、2012年12月からTABプロダクションと業務提携を行っていたが、2015年1月よりケッケコーポレーションに所属(預かり)。その後、再びフリーとなっている。 ボーイッシュな少女や少年もといショタなど中性的な役柄を演じる機会が多い。 この他にも出身から関西弁キャラを演じることもある。 同一作品内で複数の役を演じ分けることもある。 代表作の『ときめきメモリアル2』の陽ノ下光役で、一躍脚光を浴びることになる。 現在では声優業だけではなく、ナレーターや歌手としても活躍しており、自身の楽曲を中心としたライブ活動も積極的に行っている。 また、声優の専門学校「ドワンゴクリエイティブスクール(現SAY YOU LAB)」で講師も務めている。 愛称は「のだじゅん」、「じゅんちゃん」など。 役柄に比例してか、ファッションはスカート類よりもパンツスタイルを好んでいるなど本人もかなりクールで、「男に生まれたかった」と冗談交じりに語ったこともあるとかなんとか。 ポリシーとして、ファンに対するサインや握手は設定された会場以外では一切しないと決めている。 『ときめきメモリアル2』で共演した松岡由貴や前田ちあきなどと仲が良い。 また、高校の先輩である置鮎龍太郎のほか、岡村明美やくまいもとこらとの共演機会も多い。 好きな歌手に森川美穂を挙げており、同じ大阪出身で出身中学も同じ(*1)といった縁で作詞依頼をした時すぐに知り合い、運命的な出会いだったと語っている。 【主な出演作品】 アウラ・シュリフォン(異世界の聖機師物語) オペレーター(ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ) 手紙の女の子(きかんしゃトーマス) ジョシュア・ラングレン(ガン×ソード GUN SWORD) 加藤祭(*2)(高機動幻想ガンパレード・マーチ) ジャクリーン・マッスル(キン肉マンⅡ世) 大形京(黒魔女さんが通る!!) 金城奈々穂(極上生徒会) カララ(ケロロ軍曹) 緋織(コワイシャシン ~心霊写真奇譚~) 赤阪郁乃(咲-Saki- 全国編) 相沢雅(GTO) 忘田多郎(地獄先生ぬ~べ~) もっくん(少年陰陽師) 能面ライダー(侵略!イカ娘) 麻比奈百合奈(スーパーリアル麻雀P7) 瀬賀太郎(セガガガ) ミーラ・ナイグス(ソウルイーター) ブイモン(デジモンアドベンチャー02) マグナモン(DIGITAL MONSTER X-evolution) チャット、セルシウス(テイルズ オブ エターニア) 原川玉子(電脳コイル) 藤原ざくろ(東京ミュウミュウ) 陽ノ下光(ときめきメモリアル2 少年期の則巻千兵衛(ドクタースランプ) 菊池久彦(ののちゃん) レキ(灰羽連盟) ハリハム・ハリー(*3)(HUGっと!プリキュア) 蛍塚音子、幼少期の衛宮士郎(Fateシリーズ) 有沢たつき(BLEACH) 星彩(無双シリーズ) 茂野(星野)桃子(MAJOR) メアリー、マリーナ(名犬ラッシー) 本堂瑛祐(名探偵コナン) 生方澄(モンキーターン) ディーオ・エラクレア(LAST EXILE) 紺野みつね(ラブひな) 崩(*4)、命(*5)(烈火の炎) アイスマン、色綾まどい(ロックマンエグゼシリーズ) ルミネ(ロックマンX8 -PARADISE LOST-) ルチアーナ(ロミオの青い空) たしぎ、カッパ、幼少期のフランキー、ハルタ(ONE PIECE) 追記・修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成乙。GTOとカレカノで知ったからキツい女の子を演じる人というイメージが個人的にはあるわ。 -- 名無しさん (2020-02-26 01 31 19) 可愛い歌を仁王立ちで歌うお方 -- 名無しさん (2020-02-26 10 32 27) ミュウミュウでは、ざくろさん以外でもマシャをやっていた。 -- 名無しさん (2020-03-01 18 18 45) この人もクレジットで名前見る度驚く声優の内の一人 -- 名無しさん (2023-04-26 14 29 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/423.html
Fate/Another Servant HeavensFeel 2 第七、八話ミニ劇場 ~ヘイドレクの人生相談室~ ヘイドレ「よし次の相談者入れ」 遠坂 「聖杯戦争に勝ち抜きたいのだがどうすればいい?」 ヘイドレ「邪魔する連中を全てぶち殺して手に入れればいい、以上だ。さっさと帰れ。次入れ」 遠坂 「………」 雨生 「意気のいい人間どこかにいない?」 ヘイドレ「町中に腐るほど居るじゃねえか!くだらねえこと聞きに来んじゃねえぞ死ね!次!」 間桐桜 「失礼します。あの……わたし好きな人がいるのですけどどうすれば…」 ヘイドレ「奪えばいい。それかライバルを全て殺して蹴落とせば残ったお前の独り占めだ」 黒桜 「ですよねー?ふ、ふふふ姉さん先輩…待っててくださいね?」 ヘイドレ「あれが俗に言うヤンデレってやつか……怖ぇなぁ。 うちのティルフィングと同レベルの危なさじゃねーか。…じゃ次!」 ローラン「ぶっちゃけオードとえっちなことしたい!」 ヘイドレ「二人きりになった時に押し倒せ。その女にてめえの男らしさを見せてやれb」 ローラン「よっしゃぁぁあ!!行ってくるぜ!おいアンタ……礼を言うb」 ヘイドレ「フン、さっさと失せな童貞小僧b」 衛宮士郎「あー今日と明日の夕飯のメニューとか……やっぱ駄目?」 ヘイドレ「おいガキ。貴様の家の冷蔵庫には新鮮な鱈があるな?あと白菜も。なら今日は鱈鍋だ。 明日の晩はその残り汁に卵と他の具材を加えて卵雑炊にすりゃいい。今の寒い季節にはうってつけだ」 衛宮士郎「サンキュ!よっし今日は鱈鍋明日は雑炊だ!待ってろよセイバー」 遠坂凛 「家にお金が足りないんだけど何とかならない?」 ヘイドレ「金持ちから奪え。他国を侵略してもいいな。力さえあればそれが一番手っ取り早いぜ?おら次!」 遠坂凛 「ルヴィア首洗って待ってないよーーー!」 ヘイドレ「おら次の相談者さっさと入れ!」 トマスタ「もっ────」 ヘイドレ「お前如きじゃ活躍は無理だ、時間の無駄だからさっさと失せろ」 トマスタ「まだ二文字しか喋ってないのに当てられた上に即答された………orz」 ヘイドレ「俺は事実しか言ねえよ。俺の叡智がお前じゃ無理だと言ってる」 トマスタ「そこを何とか……」 ヘイドレ「しょうがねえ糞だ。あまりにも哀れみを誘うから慈悲をくれてやる」 トマスタ「ほ、本当か!!?」 ヘイドレ「ああ!てめぇの様な糞でもこのティルフィングを装備すればたちどころに最狂戦士だ!」 ティル 「クケケケケケ。オトコ♪オトコ♪げっげっげ!」 トマスタ「………剣が喋ってるぞ……」 ティル 「ヘイドレク?まさかあんたアタシを捨てる気じゃない──ヨネ?ヨネェェエエエ!!?」 トマスタ「ヒィィ!!?いきなりキレた!?」 ヘイドレ「これがこれから流行する(予定)というヤンギレ(病ん切れ)というものだ。 こいつとは長ぇ付き合いだがさっきの女に負けず劣らず怖ぇぞ?」 ティル 「でも逃ガサナイわ。貴方はアタシのモノだもの」 ヘイドレ「あーウゼェウゼェ。わったからじゃれ付くなこのキ○ガイめ」 ティル 「ふふ、うふふ。ヘイドレク♪ヘイドレク♪モット殺そコロソ?一杯コロシテ全て手に入れナサイ」 ヘイドレ「言われなくてもそうするぜ。全てのサーヴァントとマスターをぶっ殺して俺が狂戦士達の栄光を証明する」 ティル 「アタシがチカラかしてあげる。ダカラもっと喘いで?苦しんで?ネェヘイドレク?無視しなイデヨォ!!!」 ヘイドレ「おい糞その1。遠慮はいらねえよ持っていけ。そしたらテメェたちまちヒーローだぜ?」 トマスタ「すいません遠慮しますでは!」 ヘイドレ「チッ!根性無しのイン○野郎が!」 ティル 「ヘイドレクゥゥウウ!!アタシ訊いてんの!!!?」 ヘイドレ「じゃかましいわ!タイトルコール言うからちょっと黙れボケ!!うおっほん! ────戦いは三日目へと突入した。 圧倒的な強さを見せつけたバーサーカー。 激しい傷に苦しむファイター。雨生に襲われる人々。 ついに設置されるライダーの宝具。ついに動き出すキャスター。 互いを絡め取ろうとする彼らの知略と知略がぶつかり合う──! FateAS第七話、第八話『偽りの同盟』。 目ん玉かっぽじって部屋を明るくして寒くないようにココアを用意して見やがれよ?」 ティル 「ヘェェイドレクゥウウ!!アタシ訊いてるムシスルナ!!!」 ヘイドレ「ウルセェェエー!!叩き折るぞ糞剣がァァァアア!!!」 ティル 「ヘイドレクアタシに怒った……ふ、ふふ。くけけけけ!! さっきの男がワルイのネ?ソウヨネ?あいつ殺してイインダヨネ?ヘイドレクアタシのモノ…殺す」 ヘイドレ「なぁところで誰かこれトレードしねえか?」 AS一同「断るっ!!!!」 ヘイドレ「チッ!!」
https://w.atwiki.jp/v-actress/pages/508.html
相田さやかをお気に入りに追加 相田さやかのリンク #blogsearch2 相田さやかのキャッシュ 使い方 サイト名 URL 相田さやかの報道 【うちはサスケや衛宮士郎を演じた杉山紀章さんも】3月9日がお誕生日の声優さんは? - アニメージュプラス 相田さやかとは 相田さやかの37%は見栄で出来ています。相田さやかの24%は波動で出来ています。相田さやかの17%は成功の鍵で出来ています。相田さやかの9%は魂の炎で出来ています。相田さやかの7%は苦労で出来ています。相田さやかの3%は厳しさで出来ています。相田さやかの3%は祝福で出来ています。 相田さやか@ウィキペディア 相田さやか 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ 相田さやか このページについて このページは相田さやかのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される相田さやかに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/ankasekai/pages/411.html
, -―- . / `ヽ _,i \ / , __ハ / \. i ヽ 7 | i , |、 \>r< } | レヘ| / 呼ばれて飛び出て参上! 私が証人の藤村大河! | | | L\ }\!_ヽ| rヘ / / 乂{イiトrt‐、 ̄` " ̄ リム!}| /|/ 私が今日証言したい事…それは↓1~10! `ヾ いcj ,.-、 rO { / . ヽ.` } /| |ト、| __ ` 、.`' ´ / |从} | ∨,二Y'',二 }´ 乂 | Z,r-、「 /仁jワに _/圧ニ>、. 〈 rくr'^' | / | / { /,イ / | } r '´ __|\ jナベ.二ニイ/厶| /ス. ri/ / ノ! |.\ソ´\ __... -'〈 | / / ム |_\__/\ / ヽリ |  ̄ ヽ|//--'⊥! ヽ- .二フ 人.\ ト、. | i ヽ' //|_\ / / .\\ У! '、 /./Y,/_{ ヽ 二_/ 〈‐冖<_ ri' r' ヽ. / ,/ \| 厂ト、 / ヽ ̄ ̄二._入〉| _,r' \. |!ヽ二/ \'__,r--'/ | 丿厂 ̄¨>┐ \__/ \ ,.イ | \  ̄ ノ ヽ/ ! \ __,/_ ,' ', \__  ̄¨ヽ i ', \ \ \ . | ', 、 \ \__/ | ', ヽ \ | ', 丶 \ 名前 藤村大河 原作 Fate/stay night 出演物語数 2 辛・逆転裁判 弁護側の証人として登場、吉良の隣人 +しかし・・・ 裁判長衛宮士郎に愛を叫んだだけで終わり、結果何の役にも立たなかった・・・ 冠を持つ神の手外伝~信じる心と愛~ 間桐桜の母親として登場、故人 +ネタバレ注意 ネタバレはここに書く
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/216.html
hollow ◆Z9iNYeY9a2 市街地を歩く三つの人影。乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。 食事の後、一人で行こうとする巧だったが放っておけない士郎が一緒に行くと言い出したのだ。 無論巧は付き添いなんかいらないと言ったのだが、士郎は付いていくと譲らず巧のほうが折れる形となった。そしてイリヤは士郎についていくことになったのだ。 その最中だった。放送が始まったのは。 そして放送が終わった後、しばらく歩いたところでルビーが不意に声を出した。 『…イリヤさん、何かすごく嫌な気配を感じるのですが。 どうもこちらに近づいてきて――』 「…む、あなたは、イリヤスフィール?」 「『ゲッ?!』」 突如現れたスーツ姿の女。 その姿を見た途端、思わず身構えてしまうイリヤ。ルビーも悲鳴に近い声をあげてしまう。 「『バ、バゼット?!!』」 「ああ早く転生、転生を!!」 『いや~…、今のイリヤさんでは勝ち目なさそうですよ…。士郎さん達もいることですしこの場はおとなしく降参したほうが…』 「そんな~!!」 「…その反応はやめてください。さすがに傷付きます」 「あー、落ち着けイリヤ。あんたは?」 「バゼット・フラガ・マクレミッツといいます」 士郎から見ればそこまでおかしい人には見えなかった。 イリヤの知り合い、かつルビーのことも知っているということはつまり彼女も魔術関係者ということなのだろう。 「俺は衛宮士郎。イリヤの、その…、兄だ」 「乾巧だ。こいつらとはここで会った」 「なるほど、………。 一つ伺いますが、彼の素性は分かっているのですか?」 軽い自己紹介の後、バゼットが問いかける。 彼というのは乾巧のことである。 「いや、今のところ軽く自己紹介しただけだけだ。でも信用できると俺は思うぞ」 「ちょっと失礼」 『きゃーどこ触ってんですか~!』 おもむろにルビーを掴みあげるバゼット。 三人には何やらバゼットが怒っているような気がした。 「ゼルレッチ卿の礼装ともあろうあなたが不用意に姿を晒すなど、何を考えているのです?」 『いやぁ、じーっとしているのも性に合わないですし。 それに私みたいな道具っていちいち話していないと存在とか忘れられそうじゃないですか』 「言っている意味が分かりません。それが存在を明かしてよいことにどうして繋がるのですか」 『だってほら、あなたは知ってるでしょうけど私ってここを抜け出すにはどうしたらいいか~とか、そういうことに一番近いと思うのですよ。 それなのに情報を集められなければ何もできないじゃないですか』 「……」 バゼットにはそれが正しいのかどうかの判断まではつかなかった。 ただそれを否定するには彼女とルビーとの関わりがあまりにも薄すぎた。 もしこれが凛やサファイアであったなら反論できただろう。 『もっと状況に応じて臨機応変に生きたほうがいいですよ。特にここから出たいのであれば。 最悪記憶操作という手段もありますし、そこまで神経質にならなくてもいいんじゃないですか?』 「仕方ありませんね、今だけはその口車に乗せられておきます。しかし話す際の言葉は慎重に選んでください」 「ねえ、お兄ちゃん、いったい何の話をしてるの?」 「あー、まあイリヤは知らなくてもいいことだ」 そんな会話を脇で聞いていた三人。 その会話の意味が分かったのは士郎だけだった。 だからイリヤの問いかけも適当に誤魔化しておいた。 イリヤが魔術師の掟などに触れる必要はないのだから。 「話は終わりました。積もる話もあるようですし腕の処置もしたい。どこか休息の取れる場所はないものか」 「そういえばバゼット、その傷…」 と、イリヤが気付いたように左腕に目をやった。 見ると切り裂かれたスーツの中からは乾いた血の色が見える。 「この件も含めて、色々と伝えておかなければならないこともあります」 ◆ そうして4人と1本が入ったのは一件の民家である。 生活感などなく、ただ民家にありそうなものを詰め込んだような家。おそらく住人など元から存在しないのだろう。 そしてそんな空間であるからこそ、一般家庭にありそうなものであればある程度はおいてあった。 スーツの袖を千切ったバゼットが傷口の縫合に使っている救急箱、ナイロン糸もそういったものなのだろう。 最も、麻酔も無しにも関わらず声一つあげることなく自分の腕を黙々と縫っていく姿というのは色々とすごい光景であったが。 イリヤは早々に部屋から逃げ、巧も空気を吸ってくるといって出て行ってしまった。 故に今は士郎とバゼットだけが部屋に残っていた。 残ったといっても特にコレといった会話があったわけではない。 せいぜい士郎が手伝いを申し出て、断られたくらいのものだ。 何かしていたかった。彼にとっても彼女があの放送で呼ばれたことは少なからずショックだったのだから。 (遠坂…) 士郎にとっては友人であり仲間であった。ある種の好意も抱いていたかもしれない。 ある意味では全てのきっかけであり、そしてセイバーを失った今では数少ない味方であった。 その存在の死は衛宮士郎には思いのほか堪えるものだったようだ。 (桜…、俺は―――) 彼女はどうしているのだろうか。 やはり自分の姉の死に悲しんでいるのだろうか。あるいはあの影となって人を襲ったりなどしてはいないか。 もし、さっきの放送で彼女の名前が呼ばれていたら俺はどうなっていたのだろうか。 あるいは、どうするべきなのだろうか。 答えは未だ見つからなかった。 ◇ 部屋の外の廊下、イリヤは傍にルビーを伴って座り込んでいた。 『いいんですか?士郎さんとバゼットさんを二人きりにしたりして』 「……」 よくはなかった。一時休戦とはいえバゼットのこと完全に信用できたわけではないのだから。 それでも今あの空間にはなんとなく戻りたくなかったのだ。 『やっぱりですか。イリヤさん、凛さんの件はまだ受け入れられてはいませんか?』 「……」 イリヤにとって、彼女はある意味全てのきっかけといえる存在であった。 突然現れ、自分を下僕にし、何かとルヴィアと共に変なトラブルを持ち込んでくるトラブルメーカー。 イリヤにはそんな遠坂凛が死んだという事実は未だに受け入れきれていない。 それも当然だろう。今まで彼女自身戦いに身を投じてきたとはいえ、その中で死を見たことはなかったのだから。 ましてイリヤ自身は魔術師ではない。いくら魔法少女に変身できるとはいえ精神的には一般人、小学生なのだ。 「…正直、凛さんが死んだって聞いたとき、全然実感なんて沸かなくて、そのうちどこかから出てきそうな気がして。 ひょっとしたらこれは夢で、もし目を覚ましたらいつもどおりにみんなと騒がしくするような日々に戻れるんじゃないかって、心のどこかで思ってて」 『残念ですがこれは現実のようですね』 「…」 『イリヤさん、あなたは死という現実を目の当たりにしてしまった。 ですがだからといって、あまり背負いすぎないようにしてください。特に士郎さんのことなど』 「え…っ?」 なぜそこでその名前が出てくるのか、イリヤには分からなかった。 『私もこれまであえて深くは触れてこなかったことですが、今後のために一応言っておくことにします。 彼は衛宮士郎です。しかしあなたの想う彼とは別人だということは頭に入れておいてください』 「そ、それは…」 イリヤ自身も分かっている。だがどんな存在だろうと衛宮士郎であることには変わりないのだと。 そう考えて受け入れてきた。 だが、ルビーが言うのはそういった話ではないのだ。 なんとなくそんな気がした。 「そんなの、ルビーに言われなくても…」 『それならこっちも安心なのですが』 「…ねえルビー、それならさっき放送で呼ばれた凛さんは――」 『こちらはどちらにしても確信がとれません。あまりそれに期待しすぎないほうがいいと思いますよ』 凛が死んだのが悲しかったはずなのに、ルビーが難しいこと言い出すせいで頭の中が混乱してしまう。 などと思っていると、巧が出ていこうとするのが目に入った。 「あれ…?乾さん行くの?」 「ああ、どうせ俺がいても邪魔っぽいしな」 『おや、士郎さんがそんなこと言いましたかね?』 話しながらも既に靴を履いている。放っておくと本気で出ていきそうだ。 そうなったらきっとお兄ちゃんは追うだろうしそのままあの時のようにセイバーやロボットに出会ってしまうかもしれない。 「待って!」 「…何だよ」 「別に乾さん、殺し合いに乗ってるとかじゃないんでしょ? だったらみんなで協力すればいいじゃない。どうして一人でやろうとするの?」 「やらなきゃいけねぇことがあるんだよ。他の奴を巻き込む気はねえ」 『巻き込む、という表現もおかしいですね。きっと士郎さんなら進んで手伝ってくれるでしょうし』 「それがうっとおしいって言ってんだよ」 『おや、もしかしてあれですか?自分が傷つくのはいいけど人が傷つくのは見たくないって本心を見せたくない、とか?』 「…」 一瞬巧の動きが止まる。 その時だった。 「おーい、もう終わったから戻っても大丈夫だぞ」 士郎の声が聞こえる。バゼットの縫合が終わったのだろう。 イリヤは部屋に戻り、巧もタイミングを逃したと言わんばかりに靴を脱ぎなおし、その後に続いた。 ◆ 「それにしても、バゼットさんでもあのセイバーに勝てないなんて…」 『さすがは本物の英霊は格が違うといったところでしょうか』 バゼットが治療を終えた後、居間にて4人はそれぞれの情報を交換していた。 まず出た話は、セイバーの件。バゼットの怪我についての話題が最初となったために出てきた話だった。 斑鳩という施設にいるニアという存在、呉キリカという少女、そしてセイバー。 『もし移動していれば、おそらく彼女はこことは反対側のイリヤさんの家の方角に向かったでしょうね』 それを聞いてイリヤは安心し、士郎は複雑な気持ちになった。 というかバゼットで勝てないとなるとかなり厳しいのではないか、とイリヤは思っていた。 「さて、それではあなたのこともお聞きしてもよろしいでしょうか?」 「そういえば乾のことまだ聞いてなかったな。この際だし、色々と教えてくれないか?」 「…」 巧の言う情報をまとめたところ、園田真理、草加雅人、長田由香、海堂直也が仲間となりうる人物。 村上峡児、北崎、そして木場勇治が危険人物、ということらしい。 ついでにオルフェノクという存在がどのようなものか、おおざっぱに説明もしてもらっておいた。 「人間を襲うことで仲間を増やす怪物、ですか」 「ああ、元は人間だったって言ってもそうなったら人間の心を無くすんだよ」 ( (え?) ) (なるほど、そういうことですか。全く難儀なものですねえ) 「死徒のようなもの、という認識でよいのでしょうか」 最後のは小声での呟きである。 何はともあれ、士郎達3人の会った人物の中にはその者達はいなかった。それ以前に出会った人物もそこまでいたわけではない。 一方、巧はこの6時間ほどの間に随分と多くの人物と出会っていた。彼の知り合いも多くいたが、士郎達の知り合いはいなかったのだが。 魔王を名乗る仮面の男、ゼロ。 魔法少女を名乗る少女、暁美ほむら、佐倉杏子、そして巴マミ。 アリスという少女にマントを羽織ったルルーシュ・ランペルージという男。 バゼットが好奇心からか魔法少女というものについて詳しく聞きたがっていたが巧は詳しいところまで覚えてはいなかったため説明することはできなかった。 『なるほど、魔法少女ですか、興味深い話ですねぇ。ぜひとも会ってMS力を測ってみたいものですね』 「ねえ巧さん、その巴マミって人のことなんだけど―」 巴マミ。金髪で髪をロールしている少女。 イリヤは知っていた。あの金色のロボットが暴れていたあそこで黒髪の男を殺そうとしていたあの人のことだ。 巧の言っている巴マミと同一人物とは思えない。だが状況から言って同一人物としかありえないだろう。 「おい、どういうことだよそれ?!あいつがそんなことするかよ!!」 「だからこっちも分からないんだよ。そもそもあのロボットは何だったんだ?」 「さっき言ったルルーシュとかいうやつが撃ったあとでいきなり出てきたんだよ。 ああくそ、何がどうなってんだよ…」 話せば話すほどどうなっているのか分からなくなる。 巴マミがそんなことを理由もなくやるはずがない。撃たれたことで混乱していたのだろうか? 考えがまとまらない中、意外なところから思わぬ情報が放たれた。 「一つよろしいですか?マントの男に金色のロボット、と言いましたね?」 会話に入り込んでくるのはバゼット。 「何か知ってるのか?」 「私が知っているわけではありません。 ただ、私の出会った者の中に呉キリカという少女がいまして。 仲間と判断し、ここから東にある斑鳩という施設に送ったことは伝えましたね」 呉キリカ。巧はその名前をどこかで聞いたことがある気がした。だがよく思い出せない。 情報のほとんどは啓太郎任せにしていたせいか、と自身のことながら思う。正直知り合いの知り合いのことまでは覚えていない。 そういえば鹿目まどかとナナリー・ランペルージという少女もいたな、と思い出す。 「彼女はここに来てすぐ、冬木大橋とされるあの橋の近くでその存在と交戦したと聞きました。 マントの男が金色の戦闘兵器を召喚した、とも」 「おいちょっと待て、あいつはスマートブレインが崩れるあそこで会ったって言ってたんだぞ。 何でそんなところにいるんだよ、おかしいじゃねえか」 巴マミがあの崩壊現場で会ったというルルーシュと金色のロボットを駆るマントの男。 同一人物としたら位置と時間が一致しない。 『あー、これはもしかしてあれですね』 「あれって何よルビー?」 『ほら、あれですよ。平行世界にいる同じ顔をした別人っていうのもいるんじゃないですか?』 「なるほど、確かにそれなら辻褄は合います」 イリヤ自身、クロという存在があったためその辺の理解は早かった。 しかし巧には理解が追い付いていなかった。 と、そこまで話したときだった。 士郎が顔を険しくして立ち上がったのは。 「みんな、気をつけろ」 「お、お兄ちゃん?」 『やばいですよイリヤさん、ここ狙われてます』 ◆ 呉キリカ。彼女は斑鳩を出発後、当初の予定通りに美国邸を目指して移動していた。 その最中であった。魔力を発する存在を感じ取ったのは。 「ん~、複数?ってことは何人か集まってるってことかな~?」 複数人相手となると意外と手こずる可能性がある。 魔力消費は抑えておかなければ織莉子を見つけたときにかっこ悪い姿を晒すことになるかもしれない。 この場合は賭けになるが短期決戦で結界を絞って爪を増やして攻撃力をあげるか。 あるいは広めに範囲をとることで分散させて各個撃破にするか。 「ま、その辺は臨機応変に、ってことで」 戦略などを考えるのは得意ではないのだろう。 細かいことは突っ込んでから考えればいい。 そんな、彼女らしいといえばらしい考えの下、キリカはその民家を中心に結界を張る。 そして発動を確認した後そこに突っ込んだ。 ◆ それが飛び込んできたのは、結界が張られたことに気付いた士郎とルビーが警戒を促した直後であった。 ―ガシャーン!! 窓が割れた、どころかその窓の周囲までもを人の通れる大きさに切り裂きそれは現れた。 「とーう!愛の魔法少女、呉キリカちゃんいざ参上!!」 そんな謎の口上と共に現れたのは黒い服に身を包んだ眼帯の少女だった。 その出現に最も驚いていたのはバゼットである。 「あなたは呉キリカ…?!ニアのところに向かったのではなかったのですか?!」 「お、誰かと思えば大恩人!ってことはちょっと早まったかな~。 うーん、まあでも、その、あれだ、些細だ」 バゼットを見て一瞬何か考え込む様を見せるも、直後に自己完結している様子のキリカ。 「まあどうせここで殺せば一緒だろうし、ね!!」 キリカは不意に部屋にあった机を打ち上げ、バゼット、そしてその近くにいた巧に投げつける。 轟音とともに壁が崩れたことによる煙が巻き上がり、視界が塞がれる。 最初に襲いかかったのは士郎。 彼を狙ったことに特に意味はない。ただ目についたというだけだ。 「っ…!早い…!」 士郎は干将莫邪を構えて迎え撃とうとするもあまりの速さに対応が追い付かなかった。 それでもかろうじてその手の爪を受け止め切り返したが、それもあっさりとよけられてしまう。 「お兄ちゃん!!」 と、そんなキリカの横から魔力弾を撃ち込むイリヤ。既にその姿は魔法少女のものとなっている。 士郎の前に出て庇い、目の前の敵と向かい合う。 「後ろに下がってて!! あなた、お兄ちゃんに手を出さないで!」 「へぇー、君も魔法少女だったんだね。 じゃ、君から殺すとしようか」 魔法少女であったという事実がキリカの注意を引いた。 それは士郎から気を逸らすことには成功したが、彼女の意識をイリヤが直接受け止めることになってしまった。 純粋かつ狂気に満ちた視線がイリヤに注がれる。 「………!?」 そしてそれはイリヤが恐怖を感じるには十分なほどのものだった。 『イリヤさん!』 「イリヤ!!」 近づくキリカに身動きが取れないイリヤを呼びかけるルビー。そしてイリヤの様子に気付き前に飛び出す士郎。 飛び出した士郎はその手の双剣を振りかざし牽制しようとした。 しかし魔法少女であるイリヤを殺すことを優先としたキリカは士郎を踏み台にすると同時に蹴り飛ばし、増した勢いのままその凶刃をイリヤに向ける。 吹き飛ぶ士郎と立ち尽くすイリヤ。 ―ザン 「―――あ」 ルビー自身が作った障壁によりその爪が体を貫くことはなかった。 しかしそれでも守りきれなかった衝撃はイリヤの腕に深い傷を作っていた。 痛みと体から流れ落ちる生々しい赤い液体。それは恐怖で身をすくませていたイリヤをさらにパニック状態に追いやる。 思考が止まり、ルビーを取り落してしまった。 「ほらほら、ぼーっとしてると死んじゃうよ!!」 それでも敵は待ってなどくれない。素早い身のこなしでさらなる一手がイリヤにせまる。 「避けろ、イリヤーー!!」 一方投げつけられた机の近くにいた巧は態勢を立て直していた。 投げられた机の影に隠れたせいかバゼットの姿は見えない。 見ると、キリカと言った魔法少女が士郎を吹き飛ばしてイリヤに肉薄する瞬間が目につく。 急いでオルフェノクへと変身して助けに行こうとする。 だが、 「…!!くそ、こんな時に…!!」 これまでの戦いでのダメージが回復しきっていなかったのだろう。 体の痛みが変身を遅らせてしまう。そして相手の動きはその一瞬を命取りとするほどのものであった。 腕を斬られて動けないイリヤとそんな彼女に迫る黒い魔法少女。 変身している暇すらもない。急いでイリヤの元に飛び出し、抱きかかえた態勢で倒す。 「あ……、乾さ――」 「ぼーっとしてんじゃねえよ」 イリヤは庇うことができたものの、巧の肩からは血が流れていた。 それでもキリカの攻撃は終わっていない。起き上がろうとする巧の後ろで爪を振り上げて肉薄し―― 「―――お?」 そんな彼女の横から高速の拳が叩きつけられた。 「んぎゃっ?!」 悲鳴を上げて吹き飛ばされるキリカ。 壁を突き抜け廊下の外まで飛んでいったようだ。 「大丈夫だったん――っておい!」 近くまで寄ってきたバゼットはイリヤの足、そして起き上がって近くにいた士郎の腕を掴み、キリカの入ってきた窓があったはずの穴に放り投げた。 「うおっ?!」 「きゃ!」 士郎はどうにか態勢を立て直すが、足を掴まれたイリヤにはそのようなことができるはずもなく。 慌てて飛び出した巧がどうにか受け止めることで地面に激突することは避けられた。 「この場は私に任せてください」 そう言い残してバゼットは窓の前に棚やソファを倒してバリケードを作った。 バゼットの姿は見えなくなるが中からの何かが壊れる音は外まで聞こえてくる。 「バゼット!!」 「おい、行くぞ!」 「行くって…、バゼットはいいのかよ!?」 「いいわけねえだろ、でもこいつはどうすんだよ!」 そう言って見せられたのは巧の腕で震えるイリヤ。 腕の傷は深くはないものの血はまだ止まっておらず、少しずつではあるが傷から流れ出ていた。 こんな状態のイリヤを連れたまま戦うことができるかといえば×だった。 「お兄ちゃん…」 「イリヤ…、くそっ…!」 その苛立ちはイリヤを守りきることができなかった自分へのもの。 今はここを離れ、イリヤの手当てをすることが優先なのだろう。 あのような危険人物に一人仲間を残して行くことに後ろ髪を引かれる気持ちを残し、3人はここから離れた。 「…あれ、ルビー…?」 ◆ 「さて、これで邪魔は入りません」 確か彼女自身が魔法少女、といったか。 このような結界を瞬時に作り出す魔術師というとかなりの能力を持っていることになる。 仮にも魔術協会の人間として、それを惜しみもせずに人目にさらすような者を放置しておくわけにはいかない。 それに"魔法"少女などというものを自称されるのもあまり気のいいものではなかった。 やがて壁を壊しながらキリカはその姿をみせる。 「あはははは、意外とやるじゃないか大恩人!!」 「あなたは優勝を狙ってはいないのではなかったのですか?」 「そうだよ、私は愛しい人を生き残らせるためにみんな殺して回るつもりなんだからさ」 「なるほど、そういうことでしたか」 つまり、これは自分の認識の甘さが招いたことか。 おそらくニアはもう生きてはいないだろう。 彼の計画はそれなりに有用なものであり、可能かどうかは別として失うには惜しいものではあった。 そこにはバゼットも若干は責任を感じずにはいられなかった。 「それではあなたは私の敵か」 「あーあ、本当ならあの魔法少女から殺したかったんだけどね。 まあ君は大恩人だし特別だから先に殺してあげるよ!」 「そう簡単にいくとは思わないことだ」 あの速さ自体は脅威ではあるがかつて戦った英霊の影、そしてあのセイバーに比べれば劣る。対処できないほどではない。 腕のあの爪にさえ気をつければどうとでもなるだろう。 あとは一応支給品に脅威となるものがないかということにも注意しておかねばなるまい。 「なにしろ私の仕事はあなたのような存在を狩ることなのですから」 爪を振りかざして迫るキリカの前で、バゼットはルーンの刻まれた手袋をはめた。 ◆ 『よよよ、ひどいですよイリヤさん…。 このバーサーカー女とこんな中二病魔法少女もどきのところにおいていくなんて…』 「片づけたらすぐに追いかけます。それまでは静かにしていなさい」 【G-3/市街地/一日目 朝】 【衛宮士郎@Fate/stay night】 [状態]:疲労(小)、ダメージ(小) [装備]:干将莫邪@Fate/stay night、アーチャーの腕 [道具]:基本支給品2人分(デイバッグ一つ解体)、お手製の軽食、カリバーン@Fate/stay night [思考・状況] 基本:この殺し合いを止める 1:ここから離れ、イリヤの治療をする 2:桜、遠坂、藤ねえ、イリヤの知り合いを探す(桜優先) 3:巧の無茶を止める 4:“呪術式の核”を探しだして、解呪または破壊する 5:桜……セイバー…… 6: [備考] ※十三日目『春になったら』から『決断の時』までの間より参戦 ※アーチャーの腕は未開放です。投影回数、残り五回 [情報] ※イリヤが平行世界の人物である ※マントの男が金色のロボットの操縦者 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:疲労(中) 、ダメージ(小)、右腕に切り傷(中) [装備]:なし [道具]:クラスカード(キャスター)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [思考・状況] 基本:この殺し合いを止める 1:痛みと恐怖で思考が纏まらない 2:ミユたちを探す 3:お兄ちゃんには戦わせたくない 4:乾巧の子供っぽさに呆れている 5:あまりお兄ちゃんの重荷にはなりたくない 6:バーサーカーやセイバーには気を付ける 7:呉キリカに恐怖 [備考] ※2wei!三巻終了後より参戦 ※カレイドステッキはマスター登録orゲスト登録した相手と10m以上離れられません [情報] ※衛宮士郎が平行世界の人物である ※黄色い魔法少女(マミ)は殺し合いに乗っている? ※マントの男が金色のロボットの操縦者、かつルルーシュという男と同じ顔? 【乾巧@仮面ライダー555】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、治療済み、肩から背中に掛けて切り傷 [装備]:なし [道具]:共通支給品、ファイズブラスター@仮面ライダー555 [思考・状況] 基本:木場を元の優しい奴に戻したい。 1:隙を見て二人の元から離れたいが、なんとなく死なせたくない 2:この場所から離れる 2:衛宮士郎が少し気になる(啓太郎と重ねている) 3:マミは探さない [備考] ※参戦時期は36話~38話の時期です [情報] ※ロロ・ヴィ・ブリタニアをルルーシュ・ランペルージと認識? ※マントの男が金色のロボットの操縦者 【G-3/民家/一日目 朝】 【バゼット・フラガ・マクレミッツ@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:全身裂傷、左腕重傷(骨、神経は繋がっている、応急処置・縫合済)、疲労(中) [装備]:ルーンを刻んだ手袋 [道具]:基本支給品、逆光剣フラガラック×3@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、カレイドステッキ(ルビー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、 [思考・状況] 基本:何としてでも生き残る。手段は今の所模索中 1:呉キリカの排除 2:セイバーを追い詰めれるだけの人員、戦力を探す 3:とりあえず会場を回ってみる 4:障害となる人物、危険と思しき人物は排除する 5:呉キリカを撃破後、イリヤスフィール達と合流する [備考] ※3巻の戦闘終了後より参戦。 ※「死痛の隷属」は解呪済みです。 ※セイバーやバーサーカーは、クラスカードを核にしていると推測しています。 ※魔法少女やオルフェノクについて、ある程度の知識を得ました(が、先入観などで間違いや片寄りがあるかもしれません) 【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】 [状態]:ダメージ(中)、ソウルジェムの穢れ(3割) [装備]:魔法少女姿 [道具]:基本支給品、穂群原学園の制服@Fate/stay night、お菓子数点(きのこの山他) スナッチボール×1@ポケットモンスター(ゲーム)、魔女細胞抑制剤×1@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー、ジグソーパズル×n、呉キリカのぬいぐるみ@魔法少女おりこ☆マギカ [思考・状況] 基本:プレイヤーを殲滅し、織莉子を優勝させる 1:織莉子と合流し、彼女を守る。ひとまずは美国邸が目的地。 2:大恩人を殺し、魔法少女(イリヤ)を追う。 3:まどかとマミは優先的に抹殺。他に魔法少女を見つけたら、同じく優先的に殺害する 4:マントの男(ロロ・ヴィ・ブリタニア)を警戒。今は手を出さず、金色のロボット(ヴィンセント)を倒す手段を探る [備考] ※参戦時期は、一巻の第3話(美国邸を出てから、ぬいぐるみをなくすまでの間) ※速度低下魔法の出力には制限が設けられています。普段通りに発動するには、普段以上のエネルギー消費が必要です ※バゼット・フラガ・マクレミッツから、斑鳩の計画とニアの外見的特徴を教わりました。 ※バゼット・フラガ・マクレミッツを『大恩人』と認定しました。 081 外見と心象の違い 投下順に読む 083 漆黒の会談 時系列順に読む 074 MEMORIA-黒き騎士の記憶 064 夢の残滓 衛宮士郎 095 スパークス イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 乾巧 061 対決~英雄の真髄 バゼット・フラガ・マクレミッツ 069 言っちゃいけなかったんだよ 呉キリカ