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24代目 2008/05/25(日) ザー ザー ゼラド「わっ、雨! 雨!」 ヴィレアム「雨宿りしないと!」 ゼラド「あっちに大きな門が!」 ヴィレアム「あれ? この門、見たことないぞ。俺たち、どうしてこんなところに」 ???「とおーりゃんせ、とーりゃんせ、こーこはどーこの細道じゃ」 ゼラド「門の上に誰かいる!?」 ヴィレアム「誰だっ!?」 ハザリア「誰だとは、異な返しだ。誰だ。それを聞いているのは俺の方だ。 貴様らは誰だ。なんのためにこの羅生門を訪れる。 また、度胸試しに看板でも立てに来たのか。 それとも死人の髪を抜きにでも来たのか。 あぁ、俺はそれを悪いことだとはいわぬ。せねば飢え死にするのだろう。 仕方なくやるのだろ。されば、いままた、俺のすることも恨むまいな」 ゼラド「ハザリアくん? なんでツノなんか生やしてるの?」 ハザリア「ふむ、なぜ俺の本名を知っているのかわからぬが。 いかにも。我こそは羅生門の鬼、茨木童子ハザリア、 さぁ、崇めろ! 称えろ! そして恐れるがよいわ!」 ヴィレアム「なにいってるんだ?」 ???「急急如律令!」 ぴしゃーん! ハザリア「ぎゃっ!」 どさっ マリ「大丈夫だったか!? なにかされなかったか!?」 ゼラド「マリちゃん? どうしたの、そんなカッコして」 リトゥ「彼は、このところ羅生門に現れては旅人を驚かしたり、 武者からカタナを奪い取ったり、女の子を拐かしたりしている鬼なのよ?」 ハザリア「濡れ衣だ! ああ、たしかに旅人をビビらせはしている! しかし、カタナはビビッた武者どもが勝手に落としていくだけだし、 女を拐かしたことなど一度もない!」 リトゥ「拐かしてるじゃない! 大切なものを盗んでるじゃない!」 ハザリア「そんな必死にいわれても、まったく身に覚えがない!」 マリ「この間、このお札を使ってようやく捕まえたんだけど、 しょっちゅう逃げ出してはこの羅生門に戻って来ちゃうんだ」 ハザリア「やかましい! その札さえなければ、 貴様ごとき見習い陰陽師、たちどころに食らってやるというのに!」 マリ「ああ、やってみろ!」 ハザリア「あ、いや、その札を近づけるな」 ヴィレアム「鬼や陰陽師って、そんな、平安時代じゃあるまいし」 マリ「なにいってるんだ? ここは平安の都に決まってるじゃないか」 リトゥ「わたしたちだって、れっきとした陰陽師よ? 陰陽寮では下っ端だけど」 ゼラド「ええと、待って。いまって、何年?」 マリ「天慶2年に決まってるじゃないか」 ゼラド「えぇ~、どうしようどうしよう! また妙なとこ来ちゃったぁ~」 ヴィレアム「天慶って、いつだったっけかな。歴史の授業で聞いたような、聞かないような」 マリ「ヘンな格好してるな。お前たちこそ、どこから来たんだ」 リトゥ「このあたりは危ないから、あまりうろつかない方がいいのよ?」 ヴィレアム「危ないって、こいつがイタズラするからか?」 マリ「それもあるんだけど」 どかーんっ! どかーんっ! マキネ「止まらない~♪ Ha~♪ Ha~!」 スレイチェル「ヴィルベルさっさー!」 ユウカ「ペイント・イッツ・ブラック! ペイント・イッツ・ブラック!」 ゼフィア「・・・・・・むぅ」 どかーんっ! どかーんっ! ゼラド「旧クロガネの関係者のひとたちが?」 ヴィレアム「会話成立してるのか、あれ!?」 マリ「チッ、クロガネ水軍! とうとう上陸してきたか!」 リトゥ「気を付けて! あのひとたち、大陸から輸入した最新の火器で武装してる!」 ヴィレアム「なんてことだ! ゼフィア先輩がものすごく暇そうじゃないか!」 ゼラド「ほんとだ、ぽつーんとしてる!」 ザッ レタス「陰陽寮のお二方、おつとめご苦労様です。 悪いのですが、道をあけてはいただけなくて?」 マリ「レタスまで来たか」 リトゥ「あの、レタスさん、わたしたちも一応、朝廷に仕える身だから」 レタス「たかが西国の一部を治めているだけの領主が、天の王とは思い上がりも甚だしくてよ。 今日こそは、あのおぞましい思想を打破してさしあげます」 マリ「や、打破するのは一向に問題ないんだけど、わたしたちにも立場ってものが」 レタス「では、各々方!」 ルサイケ「・・・・・・おぉー」 ゾンビ兵「う゛ぁー!」 ラッシュ「坂東ヒリュウの心意気、見せてやれ!」 ヴィレアム「なんて統一感のない集団なんだ!」 ゼラド「ヒリュウとかいってるのに、ヒリュウ改の関係者がレタスちゃんしかいない!」 マリ「ああ、たしかに烏合の衆だ」 ハザリア「やつは滝夜叉姫レタス。坂東ヒリュウどもの頭領だ。 新皇を名乗る父親の力になるため、妖術を身に付けたという強烈なファザコンだぞ」 レタス「レタスが命じる! オタ芸とかキモいんですのよ!」 マキネ「MAKINE思うんだけどぉ~、 そっちの都合で瀬戸内の舎人大リストラするなんて調子こき過ぎじゃなぁ~い? だからMAKINE反逆する! 朝廷のブタども、今日は死ぬにはいい日だよ!」 どかーん! どかーん! マリ「ここは危険だ! ひとまず待避するぞ!」 リトゥ「あなたちも、こちらへ!」 【大江山】 マリ「すべての発端は、テンノーミナトが 『オタ芸をもって貴しとすべし』というお触れを出してからだ」 ゼラド「なにやってるんだろう、ミナトくんは」 ヴィレアム「たまに偉くなってると思ったら」 リトゥ「かねてから反朝廷を唱えていた滝夜叉姫レタスさんは 『オタ芸とかキモいから禁止』の号令のもと、関東に坂東ヒリュウを結成して」 マリ「そんなとき、アンドー一門でありながらリストラ舎人に持ち上げられて海賊やってた マキネ・アンドーが『むしろYAZAWAスタイルでいかない?』 とか言い出して」 ヴィレアム「なんてバカバカしい争いなんだ」 ハザリア「いまのところ、両者に結託している節は見られん。 ところが先頃、同時期にそれぞれの国司を襲撃しおった。 以来朝廷は、関東からは滝夜叉姫レタス率いる坂東ヒリュウに、 瀬戸内からはマキネ率いるクロガネ水軍に狙われているというわけだ。 まったく、せまっくるしい島国で、よくやるものだ」 ゼラド「ん~、どこかで、聞いたような」 ヴィレアム「思い出した! 承平天慶の乱! たしか、平将門と藤原純友!」 ハザリア「マサカド? スミトモ? 知らんな、そんな名は」 ゼラド「マリちゃんたちは、朝廷側なの?」 リトゥ「陰陽寮っていうのは、国家鎮護の役割を持ってるんだ」 ヴィレアム「じゃ、なんでこんな山の中に来るんだ? 皇居とかにいなくていいのか? あれ、この時代でも皇居っていうのかな」 マリ「時代?」 リトゥ「ああ、それはね」 ハザリア「開門せよ! 茨木童子ハザリアが帰ってきたぞ!」 ジャンジャンバリバリ ジャンジャンバリバリ ゼラド「ええっ!? なにもないところから、門が出てきた!?」 ハザリア「光学迷彩でひと目に触れないようにしてあるのだ」 ヴィレアム「なんで、この時代にこんなものが?」 ハザリア「貴様らは、鬼だの妖怪だのが本当にいるとでも思っているのか? 京の都というところは、盆地で湿度が高ければ気温も高い。 そんなところを、あんな暑っ苦しいキモノなど着て歩いていては、 幻覚のひとつやふたつ見るのは当たり前だ」スポッ リトゥ「あれ、そのツノ、取れちゃうの!?」 ルナ「ひったてぇーい!」 キャクトラ「はっ」 ルル「さ、兄上、こちらへ」 ハザリア「わっ、なにをする! 離せ! 離さぬか!」 ゼラド「ルナちゃん!」 ルナ「うん? わたしの名を知っているか」 ハザリア「そうとも! こやつこそは悪名高き、大江山の酒呑童子ルナ姫! 幼名を外道丸といい、地元でフラグを立てまくるもののひとつ残らずクラッシュし! 買った恨みで鬼に堕ちたという外道中の外道よ! 伝教大師にヤキを入れられた後、ここ大江山で恐怖と混沌をばらまく・・・・・・!」 ルナ「デタラメを滔滔と述べるでない! 一から十までお前の作り話だろうが!」 キャクトラ「地元の伝承から、そんな作り話をでっちあげて」 ハザリア「黙れ、黙れよ! 貴様らとて、原住民どもに騒ぎ立てられるのは面白くないだろう! ゆえに、鬼伝説が残るこの山を潜伏先に選び、 さらには、この俺みずから京の都に足を運んで鬼の噂をばらまいて人払いしていたのだろうが! この心づくしが」 ルナ「恩着せがましくいうでない。8割ほどお主の趣味だろうに」 ルナ「お主らは、都の陰陽師か。面倒をかけたな。 あやつにはこちらでよく折檻しておくから、もう下がってよいぞ」 リトゥ「あの、連れてかれちゃ困るんですけど」 マリ「酒呑童子ルナ姫、本日はお願いの議があって参りました」 ルナ「その呼び方はよせ。ハザリアめが勝手に付けたものだ。わたしは酒など呑まん」 リトゥ「近頃、京の都を騒がしている坂東ヒリュウとクロガネ水軍のことはご存じですか」 ルナ「ああ、なにやら騒がしいとは思っていたが」 マリ「坂東ヒリュウのオタキモいの士気は高く、クロガネ水軍の火器は脅威です。 情けない話ですが、今の朝廷にはこの二大勢力を一度に相手取る力はありません。 そこで、あなたのお力をお貸しいただこうと」 ルナ「ふむ、気持ちはわかるが、そういうわけにもいかぬ。 信じてもらえるかどうかはわからぬが、我々はこの星の人間ではないのだ」 リトゥ「えぇっ!?」 ヴィレアム「あ、やっぱり」 ゼラド「バルマーから来たの?」 ハザリア「なに!? 貴様ら、なぜバルマーの名を知っておる!」 ルナ「どうせお主が、どこかでポロッと漏らしたのだろうが」 ハザリア「うぅむ、そういわれると、はっきり否定できないが」 マリ「空の向こうの国からやって来たという、こいつの話が本当かどうかわかりませんが」 ルナ「やっぱり漏らしているのではないか」 ハザリア「うむ? おかしいな。バルマーの名は出しておらんはずだが」 マリ「あなた方が強大なお力を所有しているというのは事実のはずです。 お願いです、その力、どうか都の平和のために」 ルナ「国を憂うお主の気持ちもわかる。 しかし我々は、船が不時着して流れ着いたというだけの立場に過ぎん。 この星での権力闘争に干渉するわけにはいかんのだ」 キャクトラ「それに、詳しい事情はわかりませんが、この星には極力手を出すなと、 霊帝閣下から厳しく命じられております」 ルル「下手に手を出して、異文明監査官たちにやいのやいのいわれるのも、おもしろくありませんわ」 マリ「わかりました。そういうことなら、気は進みませんが」 リトゥ「茨木童子ことハザリアくんの身柄を、そちらに返すわけにはいきません!」 ハザリア「うん? おや? 俺はひょっとして、人質にされておるのか?」 ルナ「まさにその通りだ! 面倒ごとを持ち込みおって!」 キャクトラ「いっそ、引き渡してしまってはどうでしょう」 ルル「まぁ、それは名案!」 ハザリア「え・・・・・・、あ・・・・・・、うん」 マリ「涙目になるなよ! こっちにだって良心の呵責はあるんだからな!」 ハザリア「やかましいわ! こんな未開の地にひとり置き去りにされてしまったら、俺はどうしたらよいのだ!」 マリ「うるさいよ! うちで式鬼として使ってやるから、心配するな!」 ルル「では、兄上はそちらの陰陽師がたにあげてしまうということで」 ルナ「待て待て、はやまるな。 広い宇宙を旅するにあたり、こやつの悪知恵もなければないで困る」 リトゥ「え~」 ルナ「なんだ、その抗議の声は」 マリ「では、ご協力願えるのですね?」 ルナ「あまり派手なことはできぬが、手助けくらいはしよう」 ゼラド「でも、具体的にはどうするの? マキネちゃんとこもレタスちゃんとこも、ずいぶんいっぱい武器と人数があったけど」 ルナ「軍事力で黙らせるのは簡単だ。しかし、それでは根本的な解決にはならないだろう」 ハザリア「頭がすげかわっただけで、またべつの争いが起こるだけだ」 ゼラド「だよねえ、やっぱ、平和的に話し合いをしないと」 ルナ「そういえば、こやつらは何者なのだ?」 ハザリア「この星の文化レベルから考えると、信じられんほど進歩的な考えをするやつだな」 ゼラド「だってわたしたち、ずっと平和教育を受けて」 ヴィレアム「旅人! 旅人です! ずっと遠くの、ほんと小さくて平和な島国から来た!」 ハザリア「ほう、年がら年中戦争やってる星で、そんな奇特な国があったとはな。 しかしな、その国、貴様らが帰るころには滅んでいると思うぞ。 まったく、この星の原住民どもの闘争本能といったら、感心すら覚えるわ!」 ルナ「よさぬか、波風立てるような真似は」 ヴィレアム「一番手っ取り早いのは、テンノーミナトにオタ芸をやめさせることだと思うけど」 マリ「それは、まぁ、そうなんだけど」 リトゥ「テンノーっていうのは万世一系で現人神ということになってるの。 そのご威光が崩れれば、あとあともっと大きな混乱が起きてしまうわ」 マリ「外国の方には、わかりにくいだろうけど」 ハザリア「こら、陰陽師。さっさと魂胆をいわぬか。 我らに人知を越えた超常の力を示させ、 畏怖したクロガネ・ヒリュウ両軍を無理矢理話し合いの場に引っ張り出したいのだろう。 それで、なんだ? 後の世には、テンノー陛下が起こした奇跡だとでも記録するつもりか、ええ?」 マリ「うるさいなぁ、調伏するぞ」 ハザリア「よかろう。そのつまらん思惑に、乗ってやろうではないか」 【比叡山】 ザー ザー ザー レタス「オタ芸とか迷惑だしキモいし、メジャーアーティストのライブだったら即刻つまみ出されるしキモいし、 ライブ見に来てるのか暴れに来てるのかわからないしキモいし、 新規のお客さまをひかせる原因にもなってるしキモいし、オタク全体の品性が疑われるしキモいし、 建前はいろいろとありますが、正直いってもう生理的に受け付けないほどキモいので、 オタ芸などは即刻この世界から根絶してさしあげましてよキモいから」 マキネ「MAKINE思うんだよねぇ~、 萌えスレだからって萌えキャラとかやるのやめませんか。 どこ行ったって萌えしかないんだから」 【茂みの陰】 ハザリア「キャクトラめのつかんできた情報通りだ やつら、いまにも同盟を結びそうな気配ではないか」 ヴィレアム「同盟以前に、会話成立してるのか、あれ」 レタス「では、わたくしはお父さまを新皇にするということで」 マキネ「んじゃ、あたしは一応アンドー一門だし、関白になるって方向で。 あい、よろこんでぇ~」 ハザリア「見よ、いままさに同盟が組まれたようだ」 ヴィレアム「歴史って、驚きの連続だな」 マリ「おい、なにのんびりしてるんだ。早くしろよ」 ハザリア「そう、急くでない。ルナ、準備はよいか」 ルナ「ほんとうに、やらぬとダメか?」 ハザリア「貴様、ノリで姫とか呼ばれておるが、本職は巫女だろうが。 たまには務めを果たせ」 ピシャーン! ピシャーン! ピシャーン! レタス「ひっ!」 マキネ「カミナリさまだぁ~! おヘソ! おヘソ隠さなくちゃっ!」 ピシャーン! ピシャーン! ピシャーン! ルナ「じゃきがん、とぉきょぉ~」 ベベッベ ベベベ ベベッベ ルナ「じゃんじゃんばりばり、じゃんじゃんばりばり、出ませぇ~い」 ピシャーン! ピシャーン! ピシャーン! レタス「カミナリが降りしきる中で踊っている? あれは、何者なんですの!?」 マキネ「しかも、おヘソ丸出しなのにカミナリさまに当たってない!」 レタス「いえ、あれではまるで、あの方がカミナリを呼び込んでいるような」 ハザリア「フハハハっ! その通り! 我々は天上から降り立ち、天変地異を意のままに操る大江山の鬼! そしてそやつこそは大江山の酒呑童子と名高き鬼姫! かくいう俺は、羅生門の鬼、茨木童子ハザリア!」 キャクトラ「虎熊童子キャクトラ」 ルル「星熊童子ルルですわ」 マキネ「大江山の鬼? まだいたんだ」 レタス「イカヅチを操るなんて」 ハザリア「こら、滝夜叉姫レタス。貴様の親父は、たしか菅原道真の加護を受けておるな? 雷電には逆らえまい。んん?」 マキネ「管公が」 ヴィレアム「いま一瞬、邪鬼銃王出てたような気がするけど、大丈夫なのか?」 ゼラド「楽しみだねぇ~、『無限のフロンティア』」 ハザリア「ふん、なんのことはない。避雷針を立ててカミナリを呼んだだけでこの通りだ。 無知は罪だな、そうではないか」 ルナ「・・・・・・なぁ、わたしは、この格好で踊る必要があったのか?」 ハザリア「大丈夫だ。面白かった!」 キャクトラ「はっ、素晴らしゅうございました!」 ルル「はいてるかどうかは、あえて問いませんわ!」 ルナ「騙されているような気がする」 マキネ「ハッ、なにさ、舞いで決着付けようってぇの? オッケェ~イ、スレイチェルちゃん、マイク!」 スレイチェル「ヴィルベルさっさー」ポイッ マキネ「ユウカちゃん、ミュージック!」 ユウカ「baby♪ ゆぅめ抱いてぇ上京しぃたけどぉ~♪」ペ-レレッレレッレ- マキネ「ゼフィアちゃんはそこに突っ立ってて!」 ゼフィア「・・・・・・むぅ」 ユウカ「ベイビー夢ってなんだっけ!? 友情愛情諸行無常ぉ~♪」 ヴィレアム「YAZAWAYAZAWAいってるなら、 最後までYAZAWAスタイル貫けよ!」 マキネ「ソニン泥水ソロ活動第三弾、『東京ミッドナイトロンリネス』! 裸エプロンしようがハミ乳しようが決してブレイクしなかった彼女が繰り出したのはぁ、 ニセ武富士ダンサーズ従えてYAZAWAスタイルでマイクぶんまわすという、 ヤケクソというよりほかにないパフォーマンスだったぁっ!」 レタス「なんという、アイドルに不必要なスキルなんですの!」 ゼラド「待って待ってぇ~、ダンスで決着付けるのはダメだよぉ、フェアじゃないよぉ~」 マキネ「えぇ~、なんでさ」 ゼラド「だってそっちにはユウカさんいるもん。 ユウカさんはちっちゃいころダンスコンテストで優勝しまくってたそうだから、勝負にならないよぉ~!」 マキネ「あれ、ユウカ。あんた、最近どこかで踊った?」 ユウカ「メモリーにないけど」 ゼラド「あと、レタスちゃんは音痴だし!」 レタス「なぜそれを!」 マキネ「え、あんた音痴なの?」 ゼラド「レタスちゃん、お母さんも音痴だったし!」 レタス「なぜ、ろくにフィーチャーされていないお母さまの弱点を!」 マキネ「えぇ~、じゃぁあんたがオタ芸嫌ってたのは、 音痴だってことの劣等感の裏返しだったわけぇ~?」 レタス「違います! ただもう、純粋にオタ芸がキモいからです!」 ハザリア「待て待て、早合点するな。ダンスなどで決められてたまるか」 レタス「では、一騎打ちでもいたしますか」 マキネ「いいのぉ? 上腕の直径からして違うよ、あたし」 ハザリア「どうにも、この星の連中は野蛮でいかんな。 決着はもっと、文化的に付けようではないか。 そこでこれだ」 レタス「紙?」 ハザリア「貴様らには、これに木を描いてもらう。 先にいっておくが、上手い下手ではない。 国家とは、いわば一本の大木のようなもの。 その枝振り、根の張り具合に貴様らの性根が透けて見えるのだ。 これを持って、この国を治めるにふさわしい人間を見極める!」 ヴィレアム「でまかせだな?」 ハザリア「貴様、本当にこの星の文明の人間か? どうも、いろいろ知っておるようだな。 たしかに、いまのは出任せだ。 バウムテストといって、木を描く位置、視点、背景、枝や幹の表現、葉や幹の状態などから 深層心理を解析する技術がある。 これで、精神状態が一番まともなのを選ぼうということだ」 ルナ「立会人は、我々大江山が務めよう。 朝廷に頼まれはしたが、元々朝廷側の人間ではない。判定は公正に行うぞ」 キャクトラ「その前に武装解除を。いかなる結果が出ても、乱暴などしないように」 ルル「もしも強攻策に出るというのなら、こちらも実力行使に踏み切らせていただきますわ」 レタス「やむを得ません。では、ヒリュウ側はわたくしが」 マリ「朝廷側は、わたしがやる」 マキネ「うーっし、誰か、絵ぇ描ける人ぉ~?」 スレイチェル「ヴィルベルヴィルベル!」 ユウカ「アナーキスッ! アナーキスッ!」 ゼフィア「・・・・・・俺は、絵は」 マキネ「あいかしこまりぃ~。あたしが行く」 スレイチェル「えぇ~」 ユウカ「ブーブー」 ゼラド「仲いいね、クロガネ側は」 ヴィレアム「ゼフィア先輩がポツーンとしちゃってるけどな」 【30分経過】 ハザリア「ふむ、全員提出されたが」 ルナ「レタスのは、ずいぶん右側によって描かれておるな」 ハザリア「依存性の強い人間に出る特徴だ。あまり、支配者には向かんな」 ルル「マキネさんのは、根が地面から浮き上がっているし、枝は大量でゴチャゴチャしていますし、 線の勢いはいいものの、全体的に描き方が乱雑です」 ハザリア「文字通り地に足が着いておらん。興味の対象が次々と移り、しかも飽きっぽい。 これはもう、大人しくアウトローやっててくれとしかいいようがない」 ルナ「マリが描いたのは、どうも砂利の上に立っているようだな。 全体的に、短い線を組み合わせたようなタッチだ」 ハザリア「臆病で用心深い、それでいて感受性がヘンに高いか。 世間で生きていくのが難しいタイプだぞ、それは」 ヴィレアム「なんだか、ろくな分析が出てこないな」 ハザリア「バウムテストは、もともと心理のネガティブな部分が浮かび上がるものだ。 ポジティブな結果など、滅多に出てこん。 ふむ、問題は、ここからどういいくるめるかだ」 ルナ「お主は、本当に口先だけで世の中を渡っているな」 ハザリア「うまいこといって、連中を納得させねばならん」 ゼラド「えぇと、わたしも描いてみたんだけど、いいかな?」 ハザリア「なんだ?」 レタス「これは」 マキネ「木のまわりに、人の輪?」 レタス「これは、わたくしたちの顔ですの?」 ゼラド「みんな、仲良くしないとダメだよ」 レタス「あ・・・・・・」 マキネ「ま、そうなんだけどさ・・・・・・」 ハザリア「フハハハハ! どうやら、決まったようだな!」 【羅生門】 マリ「じゃ、テンノーミナトには、わたしたち陰陽寮の方からなんとか進言するから」 レタス「ほかのお客さまの迷惑になるようなことはしない、 場所を考える、オタ芸やるならわたくしの目の付かないところでやる。 これを守らないようでしたら、わたくしどもは、またいつでも決起する構えでしてよ」 マキネ「MAKINE思うんだけどぉ~、ぶっちゃけテンノーって万世一系じゃないし、人間じゃん? あんまさ、神さま気取りで地方の領主いじめないでよ。 MAKINE義理堅いからぁ、オッサンたちに泣きつかれたら、また朝廷の船襲っちゃうよ?」 リトゥ「善処はするから」 ハザリア「はっ、あんなこといっておるが、そうそう平和な世の中などくるものか。 見ていろ、俺の見立てでは、この星はこの先二〇〇〇年は闘争をし続けるぞ」 ヴィレアム「お前は、いやなことばっかりいうなぁ」 ハザリア「おい貴様、ちょっと聞け」 ヴィレアム「なんだよ」 ハザリア「あの娘が描いた木のことだ。 あそこでは場を取り繕うために綺麗事を吐いておいたが、実際は違う。 いっただろう。バウムテストは人間のネガティブな面が浮き上がるものだ。 木のまわりに人やら動物やらを配置するというのはな、『愛されたい』という願望の現れだ。 あの娘、見かけより寂しがりなのではないか?」 ヴィレアム「お前が、ゼラドのなに知ってるんだよ!」 ハザリア「なにも知らん。バウムテストの結果を告げただけだ」 ルナ「よし、ちょうど船も直った。我らはこの場で出航するぞ。 これ、陰陽師。くれぐれも、我々のことを歴史に残すでないぞ」 マリ「わかった」 リトゥ「記録しようにも、ちょっと言葉にしにくいし」 ハザリア「よし、行くぞ!」 マリ「おい」 ハザリア「なんだ」 マリ「行っちゃうんだな」 ハザリア「ああ、貴様らの式鬼になどされてたまるか」 マリ「フン、行け行け。今度都に現れてみろ。間違いなく調伏してやる」 ハザリア「やかましい! 貴様こそ、次に会ったときは必ず食らってやる!」 ルナ「うん? これ陰陽師、あやつは、いつもあんなことをいうのか?」 マリ「エ、ああ。このお札さえなければ、必ず食らってやるって」 リトゥ「そういえば、わたしはいわれたことないような」 ルナ「この紙切れは、この星のまじないか? 霊的なエネルギーは感じられないが」 マリ「エッ、でも、あいつ、いつもこの札を怖がって」 ルル「まさか、我々の母星は、霊力の科学的研究が大変進んでいますのよ? こんな、プラシーボ効果しかないような紙切れに」 キャクトラ「からかわれたのではないでしょうか。妙なことをしたがる方ですから」 ルナ「しかし、『クラッテヤル』とはバルマーの古い言葉で」 ハザリア「なにをゴチャゴチャいっておる! 早く行くぞ!」 ゴゴゴゴゴ マリ「行っちゃったな」 リトゥ「ほんとに空の向こうから来てたんだ」 マリ「なぁ、お前たちはこれから」 リトゥ「あれ、いない、あのふたり」 マリ「なんだったんだろう。不思議なふたりだったな」 リトゥ「天人、だったんじゃないかな。あのひとたちこそ、本当に。 都の平和を守るために仕わされた」 マリ「うん、そうかも、な」 【???】 ゼラド「あれ? まわりに、霧がいっぱい。 ヴィレアムくーん、ヴィレアムくーん、どこー?」 ヴィレアム「ここだゼラド! でも、ここはいったい?」 ゼラド「わかんないけどぉ」 ユラッ ヴィレアム「ゼラド下がれ! なにかいる!」 ゼラド「待って! あのひと、あの赤い髪!」 ヴィレアム「赤い髪。まさか、ユウカさんの?」 ???「間に合った。少し遅れていたら、君たちも俺とおなじになるところだった」 ゼラド「フィオルさん! あなた、フィオル・グレーデンさんでしょう!?」 フィオル「いま、君たちを元の時間軸に送り届ける」 ゼラド「戻れるの? あなたも、一緒に?」 フィオル「俺は、まだダメだ」 ゼラド「どうして? ユウカさん、ずっと探してるんだよ! 学校にも来ないで、ずぅっとあなたを探してるんだよ!」 ヴィレアム「もともと、全然学校来てなかったけど」 フィオル「彼女に、よろしく頼む」 ゼラド「どうしてぇっ!」 ヴィレアム「待ってくれ! 訊きたいことがあるんだ! これまでも、似たようなことが何度かあったんだ! でも、なんで俺とゼラドが!」 フィオル「それは、俺にとって羨ましい理由からだ」 ヴィレアム「それは、どういう」 フィオル「俺はわりとイジワルだ。答えたくないことは答えない」 ヴィレアム「おい、待てよ! フィオル・グレーデン!」 【図書室】 ゼラド「戻ってきたんだ」 ヴィレアム「いったい、なんだったんだ」 ゼラド「あ、あれ」 ハザリア「う~ん」 ゼラド「ハザリアくん、なに読んでるの?」 ハザリア「『御伽草紙異聞』というのを見つけたのだが、どうも妙だ。 承平天慶の乱の際、前後になんの伝承もない天人が二名現れて、闘争の激化を食い止めたというのだ。 こういうのは、ある程度史実を下敷きにしているはずなのだがな。 それに、なんだ? 天慶4年ごろ、羅生門の鬼を従えた陰陽師がいたなどとある。 茨木童子伝説と、時期がズレているではないか! 史実と違うにもほどがある。これは、あれだな。奇書の類だ」 ゼラド「でも、素敵なお話だと思うよ?」
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最近のお勧め記事 / 最近のお勧め記事:過去ログ 2010.8.30(Mon.) マスコミに出ない政治経済の裏話」より ■ 英国ロスチャイルド、ローマ法王庁、創価学会が連携し「小沢一郎救済」活動を開始、代表選出馬決意か? 2010.8.20 の記事 ■ 菅直人首相が完敗を認め、小沢一郎が実権を掌握し激突回避、菅首相続投で終戦処理、人事作業に入った 2010.8.25 の記事 ■ 菅直人続投の強力内閣・役員人事案が仙谷由人の公設秘書問題でオジャン、小沢一郎が代表選出馬を発表! 2010.8.26 の記事 ■ 仙谷由人官房長官が辞任を決意、菅直人首相が小沢一郎前幹事長提示の人事案受け入れを回答した 2010.8.29 の記事 ■ 菅直人首相は、「世論首相」にすぎず、世論だけに頼った過去の政権同様、基盤脆弱で倒れやすい 2010.8.30 の記事 ■ UFOも認められてキタね 「メモ・独り言・戯言」より ● 各国政府メディアがやたらとUFOニュースをやっているけどどうしたんでしょうね? まさかブルービームの前フリ? 物理学者や政府筋とか言っているが、地球製UFOの事実に誰も触れないところが・・・ (★monosepia注:この記事にリンクしたため、2記事分ほど下から引き上げました。) ------ ■ 実録・自衛隊パイロットたちが遭遇したUFO 「軍事評論家=佐藤守のブログ日記」より ● TVなどで興味本位に騒がれている“UFO”という筋立てではないので、その方に興味がある方には若干物足りなかろうが、24時間日本の空を守っている航空自衛隊パイロットなどの活動振りや、大空の魅力を少しでも感じていただき、真夏の世の夢?を楽しんでいただけたら本望。 ------ ■ 宇宙には人類以外の生命体が存在する?=英UFO専門家 「大紀元」より ★ ● ポープ氏は、「UFOのデータが公開されるまで、UFOの現象はでっち上げだと思われていた。しかし、政府による情報公開を通して、UFOの存在は決して無視できない問題であると思われるようになった」と語る。 ------ ■ 2週間にUFO目撃談9件 中国研究者「来年と再来年は当たり年」 「大紀元」より ● 宇宙研究の権威・ホーキング博士は、発達した科学文明を持つ異星人がいる可能性が高いと4月に発言して以来、それを裏付けるかのように、中国各地でUFOが目撃されてきた。 ------ ■ 航空自衛官OBが断言!! 「UFOは日本上空にウヨウヨいます」 「宇宙のこっくり亭」より ● この夏、自衛隊員たちの間で話題になっているという、一冊の本。「越えてはならない一線を、越えちゃったんじゃないか・・・?」とネット上でも書かれた。 ------ ■ プラズマでUFOを動かす原理? 「世界の真実の姿を求めて!」より ● プラズマに包まれた場合、機体が急加速すると、人体の毛髪や血液に至るすべてのものに同じ加速度が働く。急停止やジグザグ飛行においても同様で、プラズマが支配するUFO内部は、外の景色が見えなげればホテルのスイートルームと変わらない状態を維持するのだ。 ■ Youtubeで人気となり年収10万ドル以上を稼ぐリッチな10人 「らばQ」より ● 年収が10万ドル以上あるというYoutubeのスターたちをご紹介します。 ■ 小沢一郎の選挙対策本部をネット上に立ち上げよ - 司令官は起て 「世に倦む日日」より ★ ● 日経新聞が電子版の読者に実施した世論調査では、「菅・小沢両氏のどちらが有効な経済対策を打てるか」の質問に対して、小沢一郎が50..7%で菅直人の49.3%を上回る結果が出ている。日経も、紙面で朝日や読売と同じく悪質な小沢排撃の政治宣伝を続けている事情を考えると、この数字は意外と言ってよい。 ● 口達者な菅直人が人の心を掴むということが苦手で、菅直人の生の人物像を知る者であればあるほど強い不信感を持っている事実に頷かされる。 ● ネットの中では幾つかのBlogが小沢一郎支持の声を上げているが、それらは散発的な意見発信のレベルに止まっていて、組織的で機動的な選挙運動になっていない。何故、ネットで本格的に小沢一郎の選挙対策本部を立ち上げようとする者が現れないのだろう。 ● これは政治戦であり、マスコミを菅陣営が制圧しているように、ネットを小沢陣営が完全に制圧しなければならない。ネットの情報空間では菅陣営に生息の余地を残さないほど、徹底的な占領支配の実現を目標にする必要がある。 ■ 中国が黄海での実弾演習を発表、米韓の軍事演習控え 「ロイター」より ------------ ■ 中共海軍、黄海で演習す 「中南海ノ黄昏」より ● 記事を読むと一目瞭然なのですが、これ国防部が直接発表したものではなくワンクッション入れております。しかし、これがどの程度特殊なことなのか、よくある発表方法なのかどうかはわかりませんが、このようなものを見た記憶はちょっとないです。 ■ アグネスビジネスサギネス:アグネス・チャンのパワーストーン 薬事法抵触で表現を削除へ 「或る浪人の手記」より ● 知らぬ存ぜぬ、事務所がやった事、で済ますつもりですな、このキティ。 つーか、事務所てあんたの旦那じゃんか。 つーか、知らなかったら法を犯しても許されるんかい、と。 ----- ■ Re デビュー以降ヒット曲もないアグネス・チャンさんの収入源の謎 「Birth of Blues」より ● 「セミナー稼業」自体は真っ当な商売ですので、批判される謂れはお門違いですが、「篤志」「ボランティア」を前面に掲げ、きっちり講師料をせしめるという流れに嫌悪感を抱く人が多いのは当然。 ■ 薬事法違反並びに景品表示法違反疑惑の霊感アグネス商法サイト続々消失 「Birth of Blues」より ★★ ● (monosepia - コメント:消失サイトのビフォー・アフターが載っている) ------------ ■ ショック!びっくり! 「アグネス・チャンオフィシャルブログ「アグネスちゃんこ鍋」」より ------------ ■ 【アグネス チャンの謎】 「大槻義彦公式ブログ」より ● 私どもの霊感商法との指摘に対して、すばやい対応を示して、商品を撤去したという。そのこと自体はいいことで評価できる。しかし、その後彼女自身が私自身に送ってきたメールや彼女のTwitterを読むにつけ、きわめて不自然で多くの疑問を感じる。 ■ 架空世界に執着する人たち:孤独とメディアの心理学 「WIRED VISION」より ★ ● よくできたドラマは、われわれの孤独をなぐさめてくれるかもしれない。しかし、別離の悲しさもまた、現実と同様なのだ。 ■ 金融の<衝撃と畏怖>作戦:バーナンキ議長の核オプション 「ROCKWAY EXPRESS」より ● 座して死を待つよりか、乾坤一擲の大勝負を賭ける・・・しかし、いずれにしてもそこまでアメリカは追い込まれている、ということを認識し、我々はそれに対する準備を進めるということが必要であることは理解されていいだろう。 ------ ■ 金融の<衝撃と畏怖>作戦:バーナンキ議長の核オプション 「暇人の恐慌対策」より ● (monosepia注 - 「ROCKWAY EXPRESS」の記事とまったく同じ文章なのだが、管理人は同一人物か?) ------ ■ バーナンキFRB議長:必要に応じ追加緩和策実行へ 「徒然流Blog」より ------------ ■ 日銀が30日にも臨時会合で追加緩和の可能性、白川総裁は帰国前倒し 「ロイター」より ● 年0.1%の固定金利で期間3カ月の資金を供給する共通担保資金供給オペ(新型オペ)の供給額を現行の20兆円から30兆円に増額する案や、期間を6カ月に延長することなどが検討されるもようだ。 ■ 仏教の資源化。日本人が1300年以上かかわりあってきたものにどう向き合うか 「Bloga enneagramica」より ● 仏教の方法論の中には、人間精神の機能強化、鍛錬の体系的方法論が内包されており、現代社会の緊急の課題である教育の生産性向上の問題に対して、仏教が対処できる場面は非常に多いのではないかと考える。 471 2010.8.29(Sun.) ■ そろそろですかね 「マヨの本音」より ● 私の予想と違い、小沢氏が偽右翼が批判するようなあくどい政治家だったら日本も終わりかも知れない。しかし、大局的に見るなら事は私の予想通り進んでいる。つまり、今上天皇がいよいよ東アジア共同体の構築に動き出したのである。 ■ エネルギー価格の上昇を前提とすれば、日本がその効率の高さから世界のリーダーシップを取ることは十分にありえる。 「株式日記と経済展望」より ● なぜ日本が20年近くも経済が停滞しているにもかかわらず円が高いのだろうか? 円の高さが次の世界覇権国を予言しているのではないだろうか? ■ 来るべきドル世界大恐慌を乗り越えられる総理大臣は小沢以外にいない 「国際評論家小野寺光一の『政治経済の真実』」より ● 小沢一郎をわれわれは 最後の切り札として 出馬させなければならない 日本の未来は小沢にかかっている 「日本を守るのに右も左もない」より ■ 欧州勢力の目論見は?(1)~新世界秩序を画策する欧州勢力 ■ 欧州勢力の目論みは?(2)~大量の隠し金(ゴールド)を担保にした新通貨制度? ● 暴落した金で通貨価値を支えられるのかという疑問はあるが、欧州貴族をはじめとする世界の王侯貴族たちが簿外の金(ゴールド)を大量に保有しているのは想像に難くない。その金や資源を担保とした新たな通貨制度を欧州勢力が構想している可能性は十分ある。原田武夫氏の言う「日華の金塊」が事実であれば、欧州勢力はそれを放出するようにアジアの王侯貴族に迫り、それを合わせて新通貨制度の担保とするというのが、欧州勢力の目論見なのだろう。 ■ <「助けて左ト全」三度登場> やめてケ~レ、ゲバゲバ、タスケテパパヤ、なんと菅氏側が小沢代表当時の資金配分を調査へ 「園田義明めも。」より ● 急速な円高と株安に直面し、雇用も悪化する中で、ど派手な内ゲバ騒動。 これぞまさに「あいた口がふさがらない」。 -------- ■ あきれた『首相』(怒) 「調子っぱずれのEveryDay (ver 5.0)」より ● ともかく、身内の過去、小沢氏の過去の民主党代表時代のことについてネガティブキャンペーンに一生懸命だそうだ。同じ党内で代表を決める選挙。そこまでして蹴落としたいのかね。やることが違うだろ、首相! -------- ■ 小沢の使途不明23億の組織対策費を、党が調査&廃止+江田が菅に、脱小沢人事のススメ 「日本がアブナイ!」より ● そして、何だか、今回の代表選は,菅氏や小沢氏以上に,周囲の方が、先に、どんどんエキサイトしそうな感じかも~と思い始めているmewなのだった。(@@) ------------ ■ 当サイト内関連ページ ■ Re デビュー以降ヒット曲もないアグネス・チャンさんの収入源の謎 「Birth of Blues」より ● 「セミナー稼業」自体は真っ当な商売ですので、批判される謂れはお門違いですが、「篤志」「ボランティア」を前面に掲げ、きっちり講師料をせしめるという流れに嫌悪感を抱く人が多いのは当然。 それは島国根性的日本人のセンチメンタリズムで、大陸ではこれ当たり前アルヨ! というのがビジネスで大成する秘訣なれど、日本人の堅気であれば良心の呵責で心が折れる修羅の道ですね。 ■ 貧困から子を守れ 給食ない夏休み…げっそりやせる 「或る浪人の手記」より ● これは、貧困とかそんなのじゃあなく、虐待とかネグレクトとかを疑った方がいいんじゃないの? 真面目な話、大抵のまともな親は、例えどんなにギリギリの苦しい生活をしていたとしても、その中で何とか遣り繰りをして、子供がげっそりやせ細ったりする程に飢える事はないようにする。 ■ ボイコットによるイスラエル企業のダメージは大きい 「ROCKWAY EXPRESS」より ● ノルウェーだけではない:イスラエル企業は多くの国で政治的理由からボイコットされている。ガラス工場主は、「ボイコットで大変な損害を受けた」と語った。 ■ ストマラ島の火山が噴火 シナブン山 「インドネシア情報局」より ● シナブン山は400年以上の沈黙を破っての噴火。 ● 今年は世界中で火山活動が活発になっていますが、今年から数年間、太陽活動が活発な間は、日本、インドネシアともに火山噴火および地震が引き続き続くことが予想されます。 ところかわりますが、米国カリフォルニアも巨大地震に要注意と警告している学者もいます。 ■ アジュバント多くのワクチン、例ナルコレプシーと新型インフルエンザ。 「Malapedia フォーラム H1N1」より ---------- ■ 新型インフルエンザワクチン接種後のナルコレプシーの多発についての調査が欧州で始まる 「In Deep」より ● 新型インフルエンザワクチンの予防接種後に、突然眠りに落ちる病気ナルコレプシー患者が発生していることで、ヨーロッパの薬事監査機関は豚インフルエンザワクチンの安全性の調査を開始した。 ● パンデムリックスの接種が病気のトリガーとなったのか、あるいは、単なる偶然の一致なのかを現在調査している。 -------- ■ 新型インフルエンザワクチン接種とナルコレプシーの関係について欧州で調査が始まる 「ちょっと意外な健康情報」より ● 日本なら、たとえこのような事実があったとしても、相当国民からの世論が喚起されなければ 調査は決して行われないだろう。さすがに、疑問は追求するという国民性の違いを見せつけられた思いです。 -------- ■ インフルエンザワクチンでナルコレプシー(過眠症)疑惑? 「新型インフルエンザ・ウォッチング日記」より ● ナルコレプシーとは過眠症の一種で、睡眠発作と脳波異常で特徴づけられます。 突然の眠気で(たとえ興味のあることをやっている瞬間でも)眠り込んでしまう睡眠発作、寝入りばなや起きがけに怖い夢を見る入眠時幻覚、感情の波で力が抜けてしまう情動脱力発作などが症状です。脳波では、本来、入眠後数時間経ってから現れるはずのREM睡眠が寝入りばなに出てきたりします。 361 2010.8.28(Sat.) ■ 在日外国人が首相を選ぶ? 民主サポーター制に異論 「J-CASTニュース」より -------- ■ オザーリンが在日サポーターを大動員 「連山改」より ● もし、特アの在日諸団体の力によりオザーリンが首相になれば、その反作用は日本全体を地鳴りを響きながら動かすことになるでしょう。陰極まれば 陽来たるという言葉があります。 ■ 豪腕政治家不在戦略 「ASKAZEERA」より ● 今の日本も、マスコミを通し、霞ヶ関と検察の官僚の言いなりになっており、今のまま進めば、最終段階の原子爆弾投下に匹敵する、アメリカからの直撃(世界経済破壊)を受けることになる。 その時のためにも、アメリカの手口を裏まで知り尽くす最後の政治家・小沢一郎を残しておかねばならない。 ■ 【アグネス チャン の霊感商法】 「大槻義彦公式ブログ」より ● もっといかがわしいのは、『五色霊芝』の販売がある。 このサプリメント(漢方薬?)は高価で1万8千円もする。『中国では古来より健康を維持する』妙薬として用いられたもの、とのふれこみ。 ● 国民生活センターは『霊芝、とくに有機ゲルマニウムは貧血やガンに効くという薬効を否定、薬事法に抵触する可能性』を指摘している。 -------- ■ アグネスと日本ユニセフは大嫌い 「ネットゲリラ」より ● まぁ、日本ユニセフは、大手新聞社など大マスコミの天下り先になっていて、なのでマスコミは絶対に日本ユニセフは叩かないんだが、おいらも日本ユニセフは大嫌いです。 ■ 日経「国債増加と借金大国は別物」 「廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ」より ● 外国人が日本国債を保有しているとすれば、それは外国人が、自分の資産と引き換えに日本国債を買ったからである。 すなわち、外国人の日本国債保有高が増える分、日本人の外国資産保有高も増えている。 外国に国債の利払いをすると同時に、外国から収益を受け取るから、結局は戻ってくる。 外国人が日本国債を買ったら大変という見方は、交換で日本人が外国資産を受け取ることを忘れている。 ----- ● 破綻を来たすのは、 基本的には物不足で強度のインフレで中央銀行が国債の買いオペを放棄せざるを得なくなったときだけです。 ■ 『小沢一郎首相』圧勝!支持8割も 「逝きし世の面影」より ● スポニチは公式サイト「スポニチ・アネックス」で緊急アンケートを実施したところ、有権者からの支持では小沢氏が(意外にも?)圧倒的な強さをみせている。 ------ ■ 【今日までのリンク記事】2010年9月・民主党代表選関連【同窓で開く】 359 2010.8.27(Fri.) ■ [金正日の奇妙な訪中] 平壌にカーター氏を残したまま、息子を連れて訪中… なぜ? 「In Deep」より ● [金正日の奇妙な訪中] 平壌にカーター氏を残したまま、息子を連れて訪中… なぜ? ■ お断り:隠し子だという前提でお話し 「忘れようとしても思い出せないのだ」より ★ ● 歌は上手でダンスも踊れてルックスも良いのに、マイケルの死後でないと、表の仕事には就けなかったんだね。 ■ 小沢と菅の闘いはブロガーとメディアとの闘いでもある 「カナダde日本語」より ● 面白いことに、読売オンラインのアンケート調査では、こんな結果がでている。 さすがに、新聞社も、世論調査の結果は捏造できても、オンライン調査の結果は捏造できなかったようだ(笑)。 ■ 早くも菅陣営に焦りの色 ~「小沢一郎は精神を病んでいる」との誹謗中傷(菅首相の身内話)~ 「暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~」より ● 菅首相の元政策秘書である”どらえもん”こと松田光世氏(フリージャーナリスト)が、自身のTwitterにて醜い”つぶやき”をおこなっているので、・・・(略-monosepia)。 ● 大局的にみると、アメリカ戦争屋(ディヴィッドRF)⇒アメリカ銀行屋(ジェイRF)への覇権交代という大きな変化が起こりつつある今、ジェイRFを後ろ盾とする小沢一郎が圧倒的に有利な情勢であることは、以前「政治とカネ問題」で執拗に偏向報道を繰り返してきたマスゴミの報道姿勢の変化をみても間違いないであろう。 ■ 「小沢 VS カン」の構図を見ると、やはり民由合併時のゴタゴタがよみがえってくる 「日々坦々」より ● 業を煮やした鳩山グループが離党をしてまでも自由党と合併する動きみせ、それをを察知したカンさんが突然、小沢さんに合併話を再び持ちかけることになる。 そこには大義も何もない。 ただ、民主党における代表の地位と権力を手放したくないという、義も何もない個人的欲望だった。 ■ クーラーと扇風機をつけて寝たら死ぬのか? 実際に試して嘔吐 「ロケットニュース24(β)」より ★ ● 今回は死に至らなかったが、クーラーと扇風機を両方つけながら寝てしまうと体調が悪くなるのは事実なようで、その状態で何時間も寝てしまうと命を落としてもおかしくないと思われる。 ★ 元記事【探偵ファイル】:扇風機とクーラーをつけて寝たら死ぬのか ● 悲劇を未然に防ぐためにもさらなる調査が急がれる!早速調査員が身をもって実験を行った。 ■ 山口編集長よく言った!~小沢出馬批判に見えるそれぞれのレベル 「棒に怒る日本人」より ● で、今日の生方氏の小沢批判にキレたのが、週刊朝日の山口編集長だ。 山口「政治と金って言いますが、具体的に何が問題なんですか」 生方「報道されている政治資金規正法違反容疑ですよ」 山口「その容疑や検察審査会の中身の事を聞いてるんですよ」 生方「○○に金が行ったり(と言うような内容、正確には失念)」 山口「そんな事問題になって無いでしょ、土地の売買が収支報告書に記載された時期の単なるズレが検察審査会の対象なんですよ。小沢さんの『政治とカネ』問題は検察官僚がつくった虚構ぢゃないですか」 生方「・・・・」 ■ 長谷川洋三の産業ウォッチ - トヨタ相談役の危惧:人間の国際化しないと日本ダメになる 「J-CASTニュース」より ---------- ■ 元経団連会長 おーくーだー・・・オマエ何言ってんだ?? 「日々のストレス溜まりまくり」より ● ヨーロッパの国々の様に移民に失敗する国々が続出してるのに、今更その轍を踏むのか??奥田??いかに大企業のTOPまで上り詰めた男でもやはり馬鹿は馬鹿なんだなぁ・・・www ------ ■ 小泉内閣時代の日本においてみんなの不幸の始まりを作った悪徳経営者の奥田が言うなッ! 「オリキャラ喫茶一刻館」より ● 『Voice』 2010年5月号 愛国心なき経営者は職を去れ トヨタ問題で顕在化した米国の「経済の牙」 西尾幹二(評論家) ● この秀逸な論考で西尾氏が言う「愛国心なき経営者」=奥田碩。 ● 日本とトヨタをおかしくした主犯。 新自由主義系売国奴の典型的人物。 この奥田とキヤノンの御手洗だけは許さない。凸(゚皿゚#) ---------- ★ 関連2chスレッド保存ページ ---------- ★ 記事関連【Tweetbuzz】 428 2010.8.26(Thu.) ③ ■ 「忖度政治」はもうごめんだ。小沢一郎は政策や理念を語れ 「きまぐれな日々」より ● 冒頭に触れた植草一秀などは「良い小さな政府」を標榜しているが、「小さな政府」に良いところなど何一つない。「小さな政府=悪」なのである。ところが私は、小沢一郎はもしかしたら「良い小さな政府」を主張したいのではないかと疑っている。 ■ 謝罪が成功し、効果を生むためには、謝罪の相手がそれを受け入れる用意があることが不可欠だ。だが、韓国や中国にはその意思はない。 「株式日記と経済展望」より ● 戦後においてアメリカの進駐軍は日本の歴史を書き換えてしまいましたが、多くの戦前戦中に書かれた書物を回収して燃やしてしまった。文明国であるはずのアメリカがなぜ本を燃やすなどと言う蛮行をしたのか、最近になってそれが分かり始めていますが、アメリカに都合の悪い事実を消し去る為だ。 ● アメリカが文明国家であるならば歴史を書き換えることは蛮行である事は知っているはずですが、アメリカは精神レベルにおいて中国や韓国なみなのだ。最近のハリウッド映画を見ても違和感を感じますが映画そのものがプロパガンダなのだ。戦後のGHQがどのような事を日本から消し去ったかを調べれば面白い結果が出るだろう。 ② ■ 気分は最高! 「マヨの本音」より ● 私は小沢氏出馬はとうにあきらめていた。小沢さんは表には立たず、キングメーカーとして闇将軍になるものだと決め付けていた。 潔く見通しが狂っていた事を認めよう。でも、うれしい誤算なのだから、構うものか。 ---- ■ 小沢一郎氏の民主党代表選挙を歓迎し、小沢氏を応援する 「天木直人のブログ」より ● 国民のための政治、脱官僚の政治、そして対米自立の平和外交を掲げて闘って欲しい。 「さらば日米同盟」などと言わなくてもいい。 沖縄県民のために普天間基地問題を米国と再交渉する、そう宣言すればいいだけの話だ。 ---- ■ 小沢一郎政権実現妨害のマスゴミ粉砕が最重要 「植草一秀の『知られざる真実』」より ● 小沢一郎元代表が代表選出馬を決断したことを心から歓迎したい。正義と大義は小沢一郎氏の側にある。 ---- ■ 小沢には「伝家の宝刀」になって欲しかったのに。管、小沢は刀を交えることになるのか? 「日本がアブナイ!」より ● mewは、正直なところ、もし小沢氏が、今、強引に出馬して当選し、首相になったとしても、党内や野党、世間の厳しい批判にさらされて、思うように政権運営を行えないおそれがあるのではないかと危惧する部分が大きい。 ① ■ 鳩山寝返りで小沢代表戦に出馬決定!! 民主事実上分裂で菅首相窮地に 「憂国世界」より ● というわけで、状況によっては政界大再編が一気に実現して「自由党」が復活し、衆参とも安定過半数を取ってしまうかもしれない。日本の将来のためにはこの図式の方がマシな感じはする。 ---- ■ 必読!鳩山氏、小沢氏を支持 「小沢先生に民主党に入ってもらった経緯からして、応援するのが大義だ」 「ジンボルト」より ---- ■ 鳩山グループ某代議士から電話があり 「nikaidou.com」より ● 思いつきで言っただけで、周りは困っているとのこと。 ------------ ■ 小沢はもう引退しろ 「非国民通信」より ● しかも「本来の日本人の精神力と知恵と力さえ持っていれば~」と精神論を持ち出すことしかできないでいるのなら、もう小沢の役目は終わった、さっさと退場してくれと言うほかありません。 -------- ■ 小沢は負けるという予測が大半。 「nikaidou.com」より ● どんな工作をするにしろ、民主党が壊れるように持って行かなければダメだということだ。 -------- ■ 【民主党代表選突入】滑舌が勝負をわける・・菅さん興奮すると♯気味、小沢さん全部♭気味 「オフイス・マツナガのブログ!」より ● 民主党代表選挙は、これから菅さん、小沢さんなどの論戦にはいるが、この二人の特徴は、スコーンとジャストの音程がだせない。 ■ 株価9000円割れ!円高株安の正体はやはりアメリカの強要だった 服従するしかない属国日本 「真相世界」より ● 野田財務大臣「必要なときは適切な対応をとる」 ガイトナー米財務長官の対談について「コメントは控える」と、いうわけでこれが真相である。アメリカ様の命令だったのだ。 スレッド保護(~149) ■ 古舘伊知郎と山田昌弘の供給サイド要因論 - 内需低迷の理由づけ 「世に倦む日日」より ● 日本の企業の努力が足りないからモノが売れず、内需が盛り上がらず景気がよくならない。山田昌弘と古舘伊知郎はそう言い、報道の正論として吐いて国民を洗脳する。この結論が、本当に山田昌弘の持説なのか、それとも番組が用意して山田昌弘に口パクさせている御用コメントなのかは判然としない。だが、こうして報道ステーションは、また時代を逆戻りさせ、小泉・竹中時代の常識や正論をテレビの公共空間の常識や正論の位置に据え置いた。(定着していた)デマンドサイドに問題があるとする一般認識を覆しに出た。イデオロギー工作とはこういう現実を指す。時代を逆戻りさせる謀計に抵抗を感じる者は、こうした報道による悪質な観念操作に対して暴露し反駁しなくてはいけない。(注:この引用記事は明日になれば有料閲覧記事となるだろう文章中から引用 - monosepia) ■ 【アグネス チャンの正体】 「大槻義彦のページ」より ● そして後になって、アグネス チャンの正体がはっきりしたのでした。それは、例の『江原スピリチュアル』の番組でした。江原と仲良しグループだったのです。つまり、アグネス チャンは霊能者江原と同列のオカルト芸人でした。 372 .
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登録日:2019/01/20 Sun 06 20 00 更新日:2024/05/30 Thu 01 30 05NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 おとめ座 みずがめ座 エラスティシティ ジェントル・クリミナル ダメ人間 ヒゲ ヤンデレ ラブラバ ヴィラン 中卒 乙女座 僕のヒーローアカデミア 共依存 動画投稿者 哀しき悪役 堀江由衣 小悪党 山寺宏一 弾性 愛 愛すべきバカ 憎めない悪役 承認欲求 敵 歳の差カップル 水瓶座 漢 犯罪者 目立ちたがり屋 相葉愛美 紅茶 紳士を騙る小悪党 義賊 老け顔 銀髪 飛田弾柔郎 馬鹿 髭 お金など目的になりえない 歴史に名を残したい そう…それが私!! ジェントルさ!! ジェントル・クリミナルとは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物である。ここでは彼と関わりの深い「ラブラバ」についても記載する。 ●目次 ◆プロフィール ◆人物 ◆個性:『弾性(エラスティシティ)』◆技 ◆過去 ラブラバ◆個性:『愛』 ◆活躍 ◆余談 ◆プロフィール 個性:弾性(エラスティシティ) 誕生日:8月29日(乙女座) 身長:181cm 血液型:A型 好きなもの:紅茶 CV:山寺宏一 ◆人物 豊かな髭とロマンスグレー、そしてタキシード風のコスチュームを身に纏った敵(ヴィラン)。 一見して初老に見えるが、年齢は32歳と、ギリギリまだ青年と言っていい年齢。白髪と併せてとんでもない老け顔である。 本名は飛田(とびた)弾柔郎(だんじゅうろう)。 「現代の義賊」「義賊の紳士」を自称し、曰く紳士的でないものに制裁を与えるためにパートナーのラブラバと共に、ネットの動画サイトに自身の制裁行為を録画した動画を投稿し続ける迷惑な男。 なお彼の行為は全体的にみみっちくセコい上、微妙な事件にしか動かないため、基本動画も含め世間からは低評価。 (例:プリンの賞味期限偽装を行ったコンビニに強盗を試みる) 殺人犯ではないとはいえ10年間も自身の犯罪行為を配信し続け、時にはヒーローを撃退して逃げおおせるなどその存在は軽犯罪者の域を大きく越えている。 そんな危険人物でも警察からは「危険度は低いが鬱陶しい」程度に認識され、ヴィランとしての危険度はC級レベルという、ヒロアカ世界の治安の悪さを表す一端である。 その癖、活動資金はヴィランへ転向すると決めて以降、ひたすらバイトして貯金したものである。 また、相棒のラボラバがどうやっても取れない隈がもたらす醜さを気にしていることを察して、自分のコスチュームに敢えて隈取を取り入れて彼女の憂いを晴らそうともしていた。 全ての活動において義賊を自称する素振りと併せて捉えると、本質的には良くも悪くも生真面目だった人間性が歪な形で拗れてしまったことが窺い知れる。 大の紅茶好きで、仕事前と仕事後は必ず紅茶を嗜むのがルーティン。 仕事の規模によって茶葉のブランドを選び、高級な茶葉であるほど社会に対する影響が大きいという。 ◆個性:『弾性(エラスティシティ)』 触れた物質にゴムやトランポリンのような弾性を与え強烈に弾ませる能力。 固体のみならず空気にも付与させ、弾力を利用してカウンターや空中を足場に出来たりと意外と応用の幅がある。 個性を鍛え込んでるか怪しいにもかかわらず、 プロヒーローと比較しても高い水準にあるワン・フォー・オール8%状態でのデクの突進も受け切るだけの弾性を誇る。 欠点は弾性の消失は時間経過のみで自分の意志で解除することができない点。そして空気に使用した場合目に見えない点(ジェントルに見えているのかは不明)。 一見愉快で迷惑なだけのおじさんだが、プロヒーロー3人を相手取っても余裕で返り討ちにするだけの力を持っている。 ジェントルはこの個性をリスナーなら当然知っているものと言っているが、個性が割れていてなお警察は彼の正体を突き止められなかった。 ◆技 ジェントリーリバウンド 弾性を与えた空気を膜状に展開して相手や攻撃を跳ね返す不可視の防御技。 勢いよく接近・攻撃してきたらその勢いのまま跳ね返すカウンター技であり、芝居じみた大袈裟な挙動で目を引いた隙に仕掛ける戦術を好む。 ジェントリートランポリン 相手が踏み込みそうなところの地面に弾性を与えて相手を吹っ飛ばす行動阻害技。 ジェントルの移動技も兼ねており、跳ねた先の空気にも弾性を与え、更に跳ねることを繰り返すことで擬似的な空中歩行を可能にする。 ジェントリーサンドイッチ 重ねた空気の膜で相手を地面へと強く押し付ける拘束技。 ◆過去 今でこそヴィラン扱いされているジェントルだが、かつては「歴史に名を残す偉大な男になる」と大真面目に語りヒーローを目指す高校生だった。 だがその道を志すにあたり彼には致命的な欠点があった。 担任をして"普通"と評する学校で赤点を取り続け、仮免試験にも4度不合格、それ以外にも何かやらかしてたのか高校留年を繰り返し、 あまりの不出来っぷりに三者面談で退学を勧められ母親を泣かすどこにでもいそうでいない落ちこぼれ生徒だったのだ。 馬鹿キャラで通っている上鳴や芦戸など比べ物にもならないレベル(まあ彼らはあくまで超難関校である雄英基準での馬鹿だしね)。 それでもめげずに何の根拠もなくヒーローとして大成することを夢見ていたジェントルだったが、ある日偶然ビルから清掃員が落下しそうになった現場に遭遇し、救助を試みるも、自身の個性と視野の狭さのせいで同じく救助に向かおうとしていたプロヒーローを妨害してしまうことに。 結局、清掃員は助けが間に合わず重傷を負ってしまう。 アニメではこの失態の流れが詳しく描かれており、咄嗟に空中に一枚のみ発動するものの、デクにも危険性を指摘された「他人に見えない」弾性のあるものを空中に張ったが為に救助に向かったヒーローを跳ね返して妨害してしまった挙句、「クッションになると思った」という個性も、作業員と一緒に落ちてきたコンテナが跳ね返され、結局クッションになるどころか作業員がコンテナの下敷きになってしまったという、視野の狭さと自分の個性への理解の無さが浮き彫りになっている。 これが理由でジェントルは高校を自主退学、家族は世間からの誹謗中傷を受け実家からも追い出されてしまう。 それから22歳までは1人貧しくフリーター生活を送っていたが、ある日かつての同級生でプロとして活躍中の竹下と数年越しに再会。懐かしさでつい声をかけるも、彼からは「えーと…誰でしたっけ」とものすごく気まずそうに言われてしまう。 落ちこぼれても平気だった 母を泣かせても諦めなかった 助けようとした人に怪我をさせても折れなかった 道を閉ざされ、夢を忘れたつもりでいた だがその言葉がジェントルの転機になった 「誰だよ」「知らねーよ」などと軽く返されたのなら、竹下が意地悪だった、あるいは忙しくて思い出そうともしなかった、で済ませられたかもしれない。 だが、竹下は思い出そうとして果たせず、申し訳なさそうに答えたのである。それはつまり、人柄の良い彼ですら忘れているほど、飛田の印象が薄かったということ。 「歴史に名を残す」どころか、かつて(相対的に)最も近しい存在だった学友にさえ忘れられているという現状を突き付けられたことで、逆に押し込めていた夢を揺り起こされてしまう。 「歴史に名を残す偉大な男になる」。ヒーローになれないなら、誰かに迷惑をかけてでも…どんな手段を使ってでも… 学生時代かじっただけの犯罪学で理論武装し、人々に己を刻みつける為に飛田弾柔郎は「ジェントル」になった。 ジェントルの正体はヒーロー社会を憂い世直しを目論む正義の人などではない。彼は英雄になりたくて、そんな自分を皆に認めて欲しかったのだ。 とはいえ根が小市民なのと生来の頭の悪さから大した悪事も集客もできていない。結局ジェントルはヒーローにもヴィランにも向いていないのだろう。 だが、そんな彼の動画がある少女の目に留まり…… ラブラバ 再生数が伸び悩んでるわジェントル! ジェントルは今日もこんなに素敵なのに!! 何でかしら!! CV:堀江由衣 個性 愛 誕生日 2月14日(みずがめ座) 身長 111cm 血液型 B型 好きなもの ジェントル 本名『相葉(あいば)愛美(まなみ)』。 ジェントルの相棒を務める女ヴィラン。 見た目は赤い髪にツインテールが特徴的な幼女のようだが実年齢は21歳とれっきとした成人。 つまり合法ロリ。よく見たら結構おっぱいもあるし 人物像を一言で言えば狂信と言えるほどのジェントルの熱狂的ファン。 一途な上に愛がとんでもなく重たく、ジェントルへの憧れは最早盲愛の域で、「ジェントルが喜ぶためなら何だってする」という思想が彼女の全てを物語る。 番外編ではジェントルへの愛を直接表現したところ、ジェントルは恐怖のあまり粗相しかけた。 プライベートではジェントルの私生活を盗撮してこっそり自分のPCに保存している模様。 中学生1年の夏休み明け、好きになった男子に重すぎる分厚いラブレターを送った結果酷評されたのが原因で引きこもりになってしまい人生を悲観。 悲しみのあまり、目の隈が二度ととれない程に深く刻み込まれてしまった。 思い詰めた挙句、人生を自身の死で終わらせようかと思っていた時、偶然ジェントルの投稿した動画を視聴した結果彼に一方的に憧れてしまい、衝動的にハッキングでジェントルの住所を突き止め、ジェントルの相棒になるため押し掛けてしまった。 当初は良心の呵責によりジェントルに断られるも、怒濤の押しによりジェントルが根負け。そのまま相棒になってしまった。 担当はジェントルの活躍の録画及び撮影した動画の編集・投稿。 「ハッキングのプロ」を自称する通りネットワーク関係に卓越した技術と才能を持ったハッカーであり、ネット上にジェントルの数々の問題行動を映した動画を投稿しながらも警察の捜査を振り切り続けるなど力量はとんでもない域に達している。 他にも自作の再生回数を増やす違法ツールでジェントルの動画再生数を内緒で増やしていたりもする。 ジェントルより明らかに才能に満ち溢れてるのは禁句。 なおジェントルの動画ではジェントル本人より人気がある。 ◆個性:『愛』 「愛」を囁くことで、最も愛する者一人だけを短時間パワーアップさせられる個性。 愛が深まれば深まる程与えられるパワーも強くなり、危機的状況で発動されたその力は何十倍にも跳ね上がる 。 また一度強化されれば後の強化された力の運用は対象者に委ねられる。 弱点として制限時間が非常に短く長期戦には不向きな事と、個性の発動は一日一回である事。 制約や発動条件の厳しさから使い勝手は悪いものの、その強化性能はOFAを使用した緑谷に肉弾戦で拮抗可能な程の効力を与える程。 加えて発動条件の厳しさはラブラバ自身が狂信的なまでの愛をジェントルに向けているため事実上制約がほぼ無きに等しい。 ◆活躍 ラブラバの参入以降は警察の手を掻い潜りながら人気を集め、知る人ぞ知る迷惑男という地位まで躍進していた。 ある秋の日にセキュリティ強度が世間から疑問視されている雄英高校に目を付け、特に警備の厚くなる文化祭当日へ不法侵入し、 動画をアップすることで雄英のセキュリティの脆弱性を世間に知らしめ更に自分への注目を集めようと企画する。 しかし文化祭当日の潜入直前に買い出しのため街にいた雄英生・緑谷出久と接触、 やり過ごそうとしたが正体と目論見を暴かれてしまい、やむなく交戦する。 ヴィランが校内に侵入すれば警報を流し、仮にそれが誤報であっても文化祭は中止という学校と警察の取り決めがあったため、 文化祭に懸けてきたみんなの想いを守るために果敢に食らいつくデクに対し、 自身も「歴史に名を残す」という夢を成し遂げるべく雄英の文化祭にこだわる理由は特にないもののギリギリの攻防を繰り広げるが、 乱闘騒ぎを察知した雄英の警備が逃げられない距離まで迫っていることを悟り、計画を放棄。 守りたいものを賭けてぶつかったデクとの戦いを通じて、 「自分にとって一番守りたかったのは、かつての夢ではなく今の自分を支えてくれているラブラバだった」ということに気づかされ、 ラブラバを守るため1人責任を背負って警備隊に投降した。 この事件が表面化すれば文化祭の続行が危うくなるため、物的証拠(*1)を学校側で押収し、関係者全員が口裏を合わせることで「少しもめただけ」というふうに事実を隠蔽して決着となった。 緑谷出久くん 私もかつてはヒーロー科にいた 「ジェントル・クリミナル」はヒーロー落伍の成れの果てだ とても言えた義理ではないが 君の想い 届くといいな (明るい未来…か) 熱意こそあったものの、素質の無さと不運のため道を踏み外してしまったジェントル。 実力不足だろうとも、困った人を救おうと思わず身体が動いてしまった善意の行動ではあったが、彼の場合はその行為が人生の破滅に直結してしまった。 それでも夢を諦めきれずにねじ曲がってしまった彼の姿は「もしかしたら僕もあの場にオールマイトがいなければ、前科がつき世間から責められヒーローへの道を閉ざされ、承認欲求を拗らせた犯罪者に身を落とした末に逮捕されていたかもしれない」とデクの心に強く刻まれることとなる。 ▷ 皆がヒーローになるまでの物語(ネタバレ注意) 終章に入り最終決戦が進む中、38巻378話で再登場を果たす。 文化祭の一件後、ジェントルは水葛(みくず)刑務所に収監されていた。 後に敵連合が各地の刑務所を襲撃したことで囚人の大量脱獄が発生するが、 デクの信念を胸に刻んでいたジェントルはたった一人で凶悪な受刑者たちを鎮圧。 これにより、襲われた全国7箇所の刑務所で唯一、一人の脱獄者も出させないという偉業を成し遂げた。 そして、その褒美としてジェントルが望んだのは「ラブラバに会いたい」「緑谷出久に報いたい」という願いを叶えることだった。 ヒーローとヴィランの全面戦争の最中、スケプティックによって雄英の防御システムと避難システムが乗っ取られ、死柄木対策で宙に浮いていた雄英高校が墜落し始める。 不測の事態に絶望するヒーロー達であったが、そこにラブラバとジェントルが現れる。 ラブラバは塚内刑事の元、捜査本部にてスケプティックを逆にハッキングし居場所を突き止め、追いつめることに成功した。 一方、ジェントルは墜落中の雄英校舎に駆けつける。 会えない時間により一層熱烈に育ったラブラバの「愛」で強化されたジェントルは、2人の合体技「ジェントリースーパーラヴァー」で校舎落下を阻止した。 少年!! 君はまだ 誰かの笑顔の為に戦っているのかい!? 私はあの時 落ちる人を助けたかった 助けたかったんだよ!!! かつてヒーローを志すも挫折した男は、自らの原点(オリジン)を振り返ると共に、今度こそ「誰かを救うヒーローになる」という夢を実現したのだった。 ◆余談 初登場時に紅茶を上手く注げず服をビチャビチャにしていたが、これは個性と特に関係ない。 思わせぶりな一コマだったが、格好つけて風の強い高所で紅茶を注ごうとした結果に過ぎない。屋内でもビチャビチャになっていたのは謎。 ジェントルの目的は文化祭の破壊ではなく侵入を果たし警備の杜撰さを後日動画で伝えることだったので、 彼の計画が全て予定通りに進めば文化祭自体は無事終了していた。 ただし、当日は特別警戒を敷いていた上に、ラブラバの計画では堅固なセキュリティシステムをハッキングによってシステムダウンさせて突破させる予定だった。 この方法で侵入に気付かれずに穏便に済ませる、というのは所詮絵に描いた餅に過ぎない(*2)。 また、万一計画通り成功しても、雄英の信用は少なからず低下していただろうし、当然ジェントルの逮捕・改心にも繋がらなかっただろう。 追記修正は忘れられたくない人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この記事にラブラバの人物像が書かれていないので、余談で誘拐罪の話が出てきて「?」と思ってしまった。ある少女=ラブラバってことか。 -- 名無しさん (2019-01-20 12 15 41) マジモンの池沼だった -- 名無しさん (2019-01-20 16 50 13) 果てしなく迷惑なクソ野郎だったが、とにかく「突き抜けられなかった」人物であってそれまで出てきたヴィランとは全然違う立ち位置だから面白いキャラクターだと思う。 -- 名無しさん (2019-01-21 00 18 52) このキャラは誰が為のヒーローなのか、それに尽きる。本人はヴィランのつもりでやってることも小悪党だが、ラブラバにとってはまごうことなきヒーローだった。たった一人の為にしかならないが、昔、彼が目指したものに実はもうなってたってことに気づかなかったのが悲しいところ -- 名無しさん (2019-01-21 03 40 39) 個性的にはトップヒーロー狙えそうな能力なのに、致命的に頭悪いのが残念すぎる。配信とか隠匿とかきちんと出来てるあたり、本当に興味のあることしか学習出来ないタイプなのだろうか。 -- 名無しさん (2019-01-22 01 40 46) 個性、弱くはないんだけど空気だと見えなくてほかのヒーローと連携しづらいとか、弾性による攻撃って制御しづらそうとか絶妙にヒーロー活動とのかみ合わせ悪そう -- 名無しさん (2019-01-22 02 11 53) とがひみこが狂人ならこの人は変人て感じ、とがひみこよりは常識的だがベクトルが違うだけで社会に適合出来ないはぐれものなのは同じ -- 名無しさん (2019-03-28 08 41 32) ↑2デクはジェントルが弾性を与えた位置を覚えて反撃に利用してたし、そういうのが出来るヒーローと組めたら結構いけると思う -- 名無しさん (2019-12-03 18 22 56) オールマイトと出会えなかったデクの末路という呼び名が相応し過ぎる こういうのは上手よねぇ -- 名無しさん (2020-01-15 01 49 32) 落ちこぼれても平気な時点で、現状を弁えず曖昧な夢を語るだけの性格だというのが分かるな。 -- 名無しさん (2020-01-15 06 44 37) デクが戦った敵の中で一番弱く、そして一番厄介だった敵。もしものIFとの戦いというのが考えさせられる。 -- 名無しさん (2020-02-22 11 34 04) トゥワイスといいふとした出来事で人生が転落していって悪に堕ちるキャラを描くのはほんと上手いと思う -- 名無しさん (2020-02-22 19 30 32) 竹下くんがどういう個性だったのか気になってしょうがない -- 名無しさん (2020-02-24 00 28 06) ↑手にした竹を伸ばしたりできるとか? あるいはもっと単純に竹を生やすとか -- 名無しさん (2020-03-07 16 45 46) アニメのジェントルの過去の失態、分かりやすかった。正直原作でも思ったけどジェントルは汎用性高い個性なのに致命的に実力不足が故だったな。割と自業自得。 -- 名無しさん (2020-03-15 23 26 21) 夢だけ見ていたキャラとでも言うのか、何も身に付けないまま過ごし、その間に過ぎ去った現実を目の当たりにしてそこから逃避するために楽な楽な方向に進んだどうしようもない感じの…。この後に救済がてらスピンオフとかで上手いこと使えればいいキャラになると思うけど果たして -- 名無しさん (2020-03-16 15 08 54) なんというか「デクだったら都合よく行っただろうに」みたいなところも見え隠れして巡り合わせがとことん悪い方に向かったデクという意味でデクを主人公にする限り変に咎めるのも不公平な感覚 -- 名無しさん (2020-03-17 07 28 29) ↑自分はどっちかっていうと個性に恵まれなかった上にセンスもなかった場合の爆豪なイメージだわ -- 名無しさん (2020-03-17 11 49 05) ↑都合よくいくだろうというが、留年して仮免すら4回も落ちてる時点で同じ様に見るのも失礼だと思う。そもそも個性は汎用性高いからジェントル自身の自業自得だし -- 名無しさん (2020-03-18 08 28 32) ↑オールマイトからOFAの継承だのなんだののきっかけの無かったIFデクみたいな立ち位置な訳で、今デクが苦労してる全ては無個性でも鍛えられたはずの肉体をロクに鍛えても居なかったデクの自業自得、っていうのと大差ないと思うけど -- 名無しさん (2020-03-19 01 32 14) ↑個性が当たり前の世界で無個性(頭は良い)なのと、4歳から個性ありで汎用性高い個性を使いこなせない 留年と仮免4回落ちを大差ないとするのも微妙。 -- 名無しさん (2020-03-19 08 00 46) 考える前に身体が動いてしまった結果転落した人 -- 名無しさん (2020-03-19 08 20 49) そもそも弾性という「跳ね返る」性質を持つものを空中でやろうとした事自体悪手では? -- 名無しさん (2020-03-19 09 08 48) ジェントル、間違いなく粗忽で短慮ではあるがそんなに成績悪かったアホには見えないんだがなぁ。ケアレスミスが多かったとかなんだろうか。 -- 名無しさん (2020-03-22 07 35 19) 作中通して「結果良ければすべてよし」みたいな感じで流す傾向があるからその逆で「なんだかんだで終わり悪いから全て悪し」みたいなケアレスミスと運とかの悪さの合わせ技かもしれない -- 名無しさん (2020-03-22 08 38 21) 死柄木弔とは別の方向性で(己の理想と現実に乖離が起こり犯罪者になってしまった)もう一人の緑谷出久 -- 名無しさん (2020-03-22 14 31 00) ↑2 合格率5割を切ると言ってもデク達よりは随分緩いだろう仮免を4回も落ちてる時点で頭も足らなかったんじゃね。32歳のジェントルと落第生の時と同じ実力ではないだろうし -- 名無しさん (2020-03-29 09 52 24) ラブラバは未成年ではない -- 名無しさん (2020-10-15 07 31 33) もしかしてデクはラブラバの事をエリちゃんと同じくらいの幼女だと思ってた? -- 名無しさん (2021-01-05 20 51 54) でもデクも個性貰うまでは何も身に付けようとはしなかったし、ヘドロの時も何も考えず飛び出しただけなんだよな、ある意味ジェントルより悪質 -- 名無しさん (2021-02-22 15 52 40) ↑知識だけは身につけてたしそれをきちんと活かしてたんだよなあ… -- 名無しさん (2021-02-22 19 56 20) そう思い込みたいんだね、わかるわかる(笑) -- 名無しさん (2021-02-22 20 39 07) コメ欄で喧嘩すんなて。 -- 名無しさん (2021-03-20 19 36 16) まともに勉強(という名の犯罪研究)しはじめたのは同級生にあってショック受けた後からなんじゃね -- 名無しさん (2021-03-22 21 21 41) ↑諦めなかったというか何とかなるだろう的な感じだったのが例の事件で1度諦めて、同級生の言葉で初めて焦りだしたんだろうね -- 名無しさん (2021-04-22 20 55 51) 一言でいえばバカ。ただ、外伝のヴィジランテのコーイチと出会っていたら未来は変わってそう -- 名無しさん (2021-05-25 11 06 57) 友情は忘れ去られ、努力は報われず、勝利を得る事も叶わない。ある種少年ジャンプへのアンチテーゼとも言えるジャンプ中年。 -- 名無しさん (2021-06-11 20 18 06) ヒロアカ世界版の無敵の人 -- 名無しさん (2021-08-15 15 44 13) あんだけヒーローが優遇される社会ならこういう人もいるよなぁって感じ。本編で1年から脱落者出せないから代わりに出した感はある。...雄英は除籍・退学した人のケアとか十分にやってるんだろうか?中途半端に力を持って、ヒーローにコンプレックスを抱えてる人なんて敵落ち有力候補な気がするけど。 -- 名無しさん (2021-08-26 12 40 19) 超人社会に若い頃のジェントルみたいな人は必ず出てくるだろうからヒーローという存在が無くても個性使用が免許制になるのは必然だろうなぁ -- 名無しさん (2022-03-31 15 16 51) 地味に出番期待してる。これまでオールフォーワンの思惑通りに進んだ中で、たぶん目に映らないほど小物だったから、その計画を打ち崩す一手になったら嬉しいな -- 名無しさん (2022-06-29 07 12 52) 考えるより先に体が動いて、主人公補正が無いから失敗した人なので二次創作で妙な人気を誇る -- 名無しさん (2022-08-20 20 25 21) ラブラバに超常開放戦線のハッカーの企みを打ち砕いてほしい、太刀打ちできるのラブラバくらいだと思う -- 名無しさん (2022-09-10 14 51 39) 夢を叶えられない運と実力のなさが不幸を産んだけど、その適正能力のなさのお陰で徹底的に堕ちずにすんだっていうのが皮肉というか不幸中の幸いというか、とにかく自分の野心に振り回されるやつというイメージ。最終章で再登場してほしいキャラクターです。 -- 名無しさん (2022-12-31 09 30 56) 再登場嬉しいけど強くなりすぎじゃね?いやまあ会えない時間が強くするってのも理解はできるが -- 名無しさん (2023-01-23 10 50 35) 元々、ジェントルの弾性って破られた描写はないんだよね。物理的手段では突破不能なのかも。 -- 名無しさん (2023-01-23 15 33 59) 元々個性をかなり使いこなしてたし、後ろめたさと暴力禁止の枷外した上で覚悟を決めて死に物狂いになったと思えば納得の強さではある -- 名無しさん (2023-01-23 18 54 54) 視野の狭さと膜が見えないもとにかく周囲をぶっ飛ばすって条件なら問題ないしね -- 名無しさん (2023-01-31 22 18 58) ラブラバ含めたまさに奥の手の再登場、さらに100人単位の脱獄阻止までしてたと評価が爆上がりの男。正直盛りすぎな気もするけど長い道のりを経てようやく主役補正を手に出来たとも取れる 良かったなジェントル -- 名無しさん (2023-02-11 02 19 43) みみっちい悪事ばっかり配信してたのも、根が善良だからガチ悪事できなかった説。 -- 名無しさん (2023-07-21 19 54 55) 名前 コメント
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「センセ、今日は何を見せてくれんだ?」 「ああ、あの子が作った機械をね。結構興味深いわよ」 「あの失敗作の山か? そういやハカセはどこ行ったんだ?」 「そういえば、姿を見てないわね。また新しい機械を作ってるんじゃない?」 笑いながら並んで歩く美琴と英理。 今日は英理の弟子である発明家を笑いに行くようだ。 しかし、肝心の本人はここ数日姿を見せていない。何が起こっているのか、二人は知らない。 「しっかし、このデュエリスト狩りってのはなんなんだ?」 「さあ?」 公園の壁の掲示板。そこに貼られた小さな紙には、巨大な機械族を使うデュエリストによる、デュエリスト狩りが横行している……と書かれている。 「巨大な、機械……? まさか、な。あいつはそんな人間じゃねえや」 「同感ね。抜けてて迷惑ばっかりかけてるけど、根っこはいい子だしね」 ともに知り合いを思い浮かべたようだが、二人ともすぐに否定する。 ……しかし、そんな思いは公園からの爆音で否定されることになった。 「顔、見てみましょうか」 「ああ」 急いでその公園に入っていく。 「あははっ、これも違う。美琴はどこ?」 そこには、ほうほうの体で逃げ出すデュエリストと、二人がよく知った顔。 笑いながら相手を破壊する、朝霧菫の姿があった。 ただ、普段と違っているのは美琴もよく知っている、命従士の衣装を纏っているところ。 今デュエルしていた相手は幸いにも逃げ出せたようだが、病院送りになったデュエリストもおそらく多いだろう。 「ハカセ、あんた……」 「あ、見つけた。美琴……見つけちゃった」 にへらにへらとしまりのない笑顔を浮かべ、歩み寄る。 「迎えに来たのよ。私と一緒に、素敵な世界に行きましょ?」 「……チッ、イっちまってる! センセ、こいつは……」 「わかっているわ。そこね」 デュエルディスクに備え付けられたレーダー。 そこにはその場にいた3人のほかに、もう一人の反応があった。 「あーら、バレちゃった。結構うまくいってたのに」 空間が歪み、人の形が浮かび上がる。そこから現れたのは今まで何度となく戦いを繰り広げた仇敵……リリカの姿があった。 『光学迷彩アーマー』のカードを持って、残念そうに笑う。 「やっぱり、得体の知れないカガクなんて、ダメね」 「お前ッ! まさかハカセを命従士にしたのか!?」 怒りをあらわにし、詰め寄る美琴。 「あら、勘違いしないで? この子は命従士にするには少し賑やか過ぎるわ。 まだ見習いよ。せいぜい命従人形ってところね。着せ替えだけはさせたけど」 その言葉通り、菫の眼光からは意思の輝きは完全に消えている。 今の菫の瞳は、ガラス球をはめ込まれたような人形の目をしていた。 「ご主人、目標を見つけました」 その虚ろな瞳のまま、菫がリリカに傅き、頭を垂れる。 「あらご苦労様、それじゃ、せいぜいがんばって倒してちょうだい?」 「了解しました」 完全に服従の態度でリリカに接する菫に、二人は言葉を失う。 「あなたに勝ったらね、命従士にしてあげる約束してるのよ。タトゥーはどこにしてあげようかしら? そのバカみたいに大きい胸もいいし、肩なんかにも、いや、頬? ふふふっ」 リリカは嘲るように体のさまざまな部分を指差す。 「ふざけんなよ! 見てろ、ハカセは絶対取り返してやる!」 息巻く美琴に、あくまで嘲る態度を崩さずにリリカが返す。 「お人形になるときまで、あなたに謝ってたわよ? ごめん。ごめん……って。 あ。そうそう、ちゃんとその辺もケアしてるのよ。賢いでしょ?」 「どういうこった?」 「まだお人形だから完全には洗脳しきってないの。デュエリスト狩りをさせてたのもこのため。 心はちゃーんと今の自分のしてることを見てるわ。万が一元に戻っても、良心の呵責ってやつ? それに耐えられずにおかしくなっちゃうかもね。 泣きまねしてるだけで簡単に引っかかるほどの、お人よしさんだもん、クスッ」 「っ、リリカァァァッ!!」 人の良心までも踏みにじり、自分のために利用する。そんなリリカの所業に、美琴は怒りを爆発させた。 しかし、今にも飛び掛らんとするのを、さえぎる手があった。 「センセ、止めるな! こいつはアタシがブッ潰す!!」 「そんな状態では勝てるものも勝てないわ。私に任せなさい」 「でも!!」 「しばらく頭を冷やしてなさい。不出来な弟子を教育するのは師匠の役目よ」 そう言われ、少し冷静さを取り戻し一歩下がる。 「っ……わかった。でも、頼むぜ」 「当然よ。さ、始めましょ?」 「でもよセンセ、もしかしたらこれがハカセの……」 かつて自分が操られたとき、悲しい顔を浮かべていたといわれた。 ならば、笑っている菫はこれが本心なのだろうか? そういう疑問が頭をよぎった。 しかし英理は即答する。 「その可能性はゼロね。これが心からの笑顔に見える?」 美琴があらためて見た彼女の笑顔……いや、笑顔というにはあまりにも不自然な表情。 まるで本当の表情を塗りつぶされて、笑顔の面を貼り付けられているようだった。 「そ、そうか。そうだよな! まったく、こんなときまで人騒がせなんだからよ、待ってろ。すぐに叩き起こしてやる!」 「あらあら、本命は隠れちゃうの? つまんなーい」 舌を出しておどけるリリカと美琴の前に、英理が立ちはだかる。 「何とでも言いなさい。さあ……特別授業の時間よ。 バカ弟子と、非行児童のね」 「いいわ、まとめて奪って、命従士にしたげる! 行きなさい、お人形!」 「……仰せのままに」 二人はデュエルディスクを構える。 「デュエル!」 そうして、デュエルが始まった。 「先攻は私がもらうわ。ドロー」 デュエルディスクのシステムにより、先攻に選ばれた英理がカードに手をかけ、ドローする。LPは5000で始まる、少し変則的なデュエルとなった。 そうでもしなきゃすぐ終わっちゃうから、チャンスをあげるとリリカは嘲笑を込めて言った。 「マシンナーズ・スナイパーを召喚。永続魔法カード・機甲部隊の最前線を発動させてもらうわ。そしてカードを2枚伏せて、ターンエンドよ」 英理の背後から、まるで兵舎のような建物が出現する。 さあ、どう出てくるか。まずは様子見といったところである。 「私のターン、ドロー!」 いかにも楽しそうな、しかし無理やり出されているような、そんな菫の声。 「私は、無頼特急バトレインを召喚! そして、マシンナーズ・スナイパーに攻撃!」 「相討ち狙い? いったい何をたくらんでいるのかしら」 攻撃力はお互い1800、暴走する列車が狙撃兵に向かって突進する。 冷静に狙撃兵は車輪を撃ちぬき、制御不能としたが、勢いのまま半回転し狙撃兵もろとも吹き飛ばし爆発した。 「機甲部隊の最前線の効果を発動、私はマシンナーズ・ピースキーパーを召喚するわ」 「ふん……カードを1枚セットし、ターンエンド。エンドフェイズに墓地へ送られたバトレインの効果を発動。 レベル10の機械族・地属性のモンスターを手札に加える。私は深夜急行騎士 ナイト・エクスプレス・ナイトを選択!」 残骸と化した列車から現れた小さな貨物列車が、1枚のカードを菫にもたらす。 藤山英理 LP:5000 手札:3 場:ピースキーパー(守) 伏せ魔法罠2・機甲部隊の最前線 朝霧菫 LP:5000 手札:5 場:伏せ魔法罠1 「破壊をトリガーにサーチ、そこまではいいけど、場を空にするのは何かの作戦かしら? 私のターン、ドロー。」 冷静さを崩さず、カードを見つつ戦略を練る。 「マシンナーズ・ディフェンダーを召喚。ダイレクトアタックよ」 本来は守衛を担当する機械だが、今回は攻撃を仕掛ける。 肩に乗せた機銃が朝霧に向いた瞬間、朝霧は笑みを浮かべた。 「待っていたわ! 手札の除雪機関車ハッスル・ラッセルの効果発動! このカードを手札から特殊召喚して、自分の魔法・罠カードすべてを墓地へ送り、その数に200をかけたダメージを与える! スノー・フォール!」 けたたましい音とともに現れた機関車。菫の場にあった『神の警告』のカードとともに跳ね上げられた雪が、英理を直撃する。 「く……なるほど。カードを1枚伏せて、ターンエンド」 「私のターン、ドローよ!」 うかつであったか。現在のところ、守備力3000の牙城を崩せる手はない。 英理が喋り終わるより早く、菫がカードを引く。 「私は深夜急行騎士 ナイト・エクスプレス・ナイトの効果を発動! 元の攻撃力をゼロにする代わりに、リリースなしで召喚が可能になる!」 電車を背負った騎士が現れ、その電車を走らせる体制にするよう寝そべる。 これにより最上級モンスターがいとも簡単に2体揃ってしまう。 「覚悟はできたかしら? 私はハッスル・ラッセルとエクスプレス・ナイトでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!! 狂気の知識が交わるとき、その結晶は死を撒き散らす! 世界に破壊をもたらせ! 超巨大空中宮殿ガンガリディア!」 空から雲を裂き、巨大な建造物が降下する。栄華を極めた宮殿も、今は狂気の温床と化した廃墟にしか見えないが。 「ガンガリディアの効果発動! 相手の場にあるカードを1枚破壊し、相手に1000ダメージを与える! メガトンダイブ!」 ガンガリディアがさらに降下し、英理の場に降りてくる。 先ほど伏せられた次元幽閉ともども、英理を踏み潰し、再び上昇していく。 「ぐううっ……効くわね、これは。でも、これであなたのガンガリディアは攻撃の権利を失うわ」 「そんなことは知っているのよ……これさえ、この素晴らしい力さえあれば、そんなのは無に帰すわ! RUM-バリアンズ・フォース発動!」 「それでいいのよ、お人形。力を貸してあげるわ」 リリカが指をはじくと、菫の手の甲にまがまがしい紋章が姿を現し、同じ紋章が記されたカードが手札から現れる。 「バリアンズフォース……センセ、気をつけろ! 来るぞ!」 一度その力を使った美琴が叫ぶ。あの時も非常に強烈なモンスターが現れた。 しかも今度は母体が母体である。恐ろしさは想像に難くない。 「ガンガリディアでオーバーレイ・ネットワークを再構築! 究極の宮殿よ、すべてを灰燼に帰すために、鎧を纏いて死と破壊の嵐を巻き起こせ! 現れろ、CX-超巨大空中要塞バビロン!!」 ガンガリディアが混沌の渦に飲まれ、新たなモンスターが現れる……はずだった。 しかし、二人の眼前にはそれらしきモンスターは存在しない。代わりに、まるで日が落ちたように暗くなっていく。 「なんだ、空が曇って……いや、違う! 上だセンセ!!」 そのモンスターは、全員の頭上に存在した。まるで太陽を隠すかのように、全員をその巨体の影で覆う。 「あははは! よくやったわお人形。こんな大きいだけのガラクタでも使いではあるのね!」 「攻撃力、3800……なかなか厄介ね」 後ろで戦いを見ながら無邪気に笑みを浮かべるリリカ、それと対照的に渋い表情の英理。現在の両者の明暗を示しているかのようである。 「覚悟はできたかしら? 超巨大空中要塞バビロンで、マシンナーズ・ディフェンダーに攻撃! グロース・シュトラール!」 巨大な砲塔から、それに見合った巨大な光線が放たれ、ディフェンダーに殺到する。 「速攻魔法、月の書! これでディフェンダーを裏側守備表示に変更するわ!」 月の光が降り注ぎ、ディフェンダーは守備の体勢を取る。 しかし、その月光すらも飲み込む暴虐の光は止まらない。瞬く間にディフェンダーは光に飲み込まれ、バラバラになった。 「ディフェンダーのリバース効果を発動。デッキから、督戦官コヴィントンを手札に加えるわ」 「それがどうしたの? バビロンの効果発動よ! 相手モンスターを戦闘で破壊したとき、その攻撃力の半分のダメージを与える! ファイナル・オメガショット!」 最悪の事態は免れたが、今度は英理にバビロンの爆撃が襲い掛かる。攻撃力が少ないのか当たる数が少ないとはいえ、なかなかの脅威だ。 「なかなかきついものがあるわね。最前線の効果で、マシンナーズ・カノンを特殊召喚させてもらうわ」 「攻撃力0のカノンなら、逃れられるとでも思ったの? 甘いわよ! バビロンのもうひとつの効果発動! ガンガリディアをオーバーレイ・ユニットにしているとき、 ユニットをひとつ取り除いてもう1回攻撃が可能になる! リーズィヒ・シュトラール!!」 ユニットによりエネルギーが急速に上昇し、1回目以上の出力を伴ったレーザーが射出。 爆風と煙がフィールドを包み、しばらく互いが見られなくなるほどの光線は、今度はピースキーパーを飲み込んだ。 「脆いわ! さあ、またバビロンの効果発動! ダメージを受けてもらうわよ!」 「ピースキーパーの効果発動……デッキからユニオンモンスター1体を選択し、手札に加える。マシンナーズ・ギアフレームを手札に加える。 そして残念だけど、もう私のデッキにこれより低い攻撃力のモンスターはいない。よって効果は発動しないわ」 爆撃が降り注ぐ中、ピースキーパーのアラートが鳴り響き、それに応じてデッキからモンスターが手に加わった。 「いくら手を増やしても、もうどうしようもないわ! ターンエンドよ」 藤山英理 LP:3150 手札:3 場:マシンナーズ・カノン(守) 伏せ魔法罠1・機甲部隊の最前線 朝霧菫 LP:5000 手札:2 場:超巨大空中要塞バビロン(攻) 伏せ魔法罠1 「センセ……どうすんだ、こいつ……」 ただでさえ攻撃力3800という巨大なモンスター。さらにバーン効果に、2回攻撃と、攻撃に関しては完璧な性能。 バーン効果を読んで出したカノンも裏目に出て、美琴の顔が珍しく、青ざめていた。 「センセなら、なんか考えてるんだろ? 教えてくれよ」 その一言に応える時間を少し置き、口を開いた。 「……わからないわ。いい方法があったら、教えてちょうだい」 「へっ!?」 あまりにも予想外の声、記憶の中を探っても、英理が初めて出した弱音。 そんな姿に、思わず固まり素っ頓狂な声を上げる美琴。 「……魔法カード、一時休戦。お互いカードを1枚ドローし、次の相手のターンまでお互いの受けるダメージは0になる」 「逃げるつもり? カガクがどうこう言って、最後は逃げ腰だなんて!」 カードを1枚ドローし、ターンを終える。 次の菫のターンがめぐってくるが、そこでリリカの声が飛ぶ。 「変に動かないでいいわ、もう相手は虫の息なんだから。そこの目障りな鉄クズだけ吹き飛ばしなさいよ!」 「仰せのままに。バビロンでマシンナーズ・カノンに攻撃して、ターンエンド」 英理を守っていた最後の壁も脆く崩れていく。 もはや万策尽きたか。そう思った瞬間、二人の鼓膜を耳障りな笑い声が揺らした。 「あはははは、いい気味よ、何がカガクよ、何が叡智なの? こんなガラクタひとつに負けちゃう叡智なんて、脆すぎるわ! そんなものより、この私の力を込めた人形のほうがよっぽど賢いわ!」 完全に勝利を確信したリリカが、高笑いとともに英理を嘲る。 しかし、その言葉は、消えかけた英理の闘志を再び呼び覚ますには、十分すぎた。 「なめてくれるじゃない……」 「センセ、何か思いついたのか!?」 「まだよ、でも前言は撤回するわ。まだ私は次のドローをしていない。そのドローを含めての戦術を考えないとね。 素晴らしい技術を持った要塞をガラクタと呼び、人の心を塗りつぶして操る。 科学の力を、私の愛弟子を、冒涜したあなたを許すわけには……いかない」 弟子とともに、自らの生涯を捧げたもの。それを踏みにじられて、英理の心は燃え滾っていた。 「せ、んせ……」 その思いは、人形と化した菫に響いたのか。狂喜に満ちていたさっきまでと違う、心を込めた言葉がこぼれた。 「そこで待っていなさい。私のターン……ドロー!」 カードを引き、そのカードを確認する。 「……マシンナーズ・ギアフレームを召喚し、効果発動! デッキからマシンナーズと名のつくモンスター1体を手札に加える。 私は、マシンナーズ・フォートレスを選択するわ。そして……」 「罠カード、強制脱出装置を発動。ギアフレームを手札に戻してもらいま……うわ」 ギアフレームの足元から巨大なバネが現れ、吹き飛び手札に戻った。 「ん? なんでだ? ユニオンするのを警戒でもしてんのか?」 一見美琴には不可解な行動。しかし、英理はこれを見抜いていた。 「わからない? あの子は自分を取り戻しかけているのよ。あの口車が効いたようね。 だからあえて不利になるような行動をしている。さっき、『もらいます』って言いかけたのもそのせいよ」 「ほへー……よくわからねえが、ハカセが戻りかけてるってことでいいんだな!」 「そうよ。罠を無駄遣いさせたってところね。フォートレスと、コヴィントンを墓地へ送り、特殊召喚! 鋼と知識の要塞、無数の策を従えて姿を現せ! マシンナーズ・フォートレス!」 コヴィントンの指揮により、英理を守護するかのように現れる大要塞。要塞同士が対岸でにらみ合う形となる。 「守備表示だから攻撃はできない。カードを1枚伏せてターンエンドよ」 「バカじゃないの? これで時間稼ぎでもするつもり? 自爆特攻のライフももうないから動けない、無様だわ!」 彼女のランク10主体のデッキ、フォートレスを放置して展開されれば、グスタフの砲撃でいずれ負けてしまう。 これは、英理の賭け。心を取り戻した菫ならば、必ず…… 「っ、私の、ターン……ドロー……」 彼女の中で、二つの心がせめぎあう。 手札を何度も見たり、場を見渡したりと不可解な行動をし始める。 「待っているわ、貴方が私の期待通りの答えを出してくれることを」 「攻撃せずに待って、グスタフとかいうオモチャでも作ってやれば終わりよ、さあやりなさい!」 英理は信じた。リリカは命じた。 そして、震える手で、震える声で、菫は叫んだ。 「……バビロンで、守備表示のフォートレスに攻撃!」 「ば、バカ!? 何をしてるの!? やめなさい!」 リリカが止めさせようとするが、一度下した命令は変えられない。 激しい光線が要塞に降り注ぐ。 「バビロンの効果を発動! 戦闘破壊したモンスターの半分のダメージを与える!」 「フォートレスの効果発動。このカードが戦闘で破壊されたとき、相手の場のカード1枚を選択して破壊できる。対象はもちろん、バビロンよ!」 マシンナーズの要塞も、ミサイルや砲弾、レールガンと搭載された武装で猛烈な反撃をバビロンに与える。 その攻撃が交差したとき、激しい光をもたらす。その光が晴れたときには、2つの要塞は跡形もなく消滅していた。 「バビロンの弱点は、耐性が一切ないこと。フォートレスの効果で破壊はできるわ。そしてそれを待っていた…… 忘れたわけじゃないでしょうね。機甲部隊の最前線の効果で、マシンナーズ・ギアフレームを特殊召喚するわ」 「くっ……何をしてるのよ、このボロ人形!」 思い通りに動かない菫に、怒りをあらわに叫ぶリリカ。 自分の所有物だと思っているリリカには、信頼などかけらもなかった。 「そんなに反抗的なら、もう一度体を操ってやるわ!」 ヒステリックに、菫に術をかけるリリカ。 菫の目から、取り戻しかけた光が、顔からは表情が消えていく。 「指1本だけは自由にしたげるわ。何も伝えられないもどかしさを味わいなさい! 言っておくけど私もバカじゃないわよ。字や絵なんて書いたらわかってるわよねぇ?」 唯一自由を維持している指1本。その指1本で、何やら伝えようとしている。 そうしてその指は、何かリズムのようなものを取り始めた。 「苦し紛れに曲でも作ってるのぉ?」 「センセ、これは何やってんだ?」 「何かを伝えようとしているわ。これは……」 意味を知ろうともせず嘲笑うリリカ、意味がわからない美琴、そして、意味を知り始めた英理。 デュエルディスクを腕にかけたその指でとんとんと自らの体を叩いたり、体をひっかくようになぞってみたり。それを何度も何度も繰り返す。 菫の指の動きは、リリカにも美琴にも意味はつかめなかった。しかし…… 「なるほどね」 一人、何か納得した表情の英理。 そうしている間にも操られている菫はデュエルを進める。 「カードを3枚伏せて、ターンエンド」 藤山英理 LP:1900 手札:5 場:マシンナーズ・ギアフレーム 伏せ魔法罠1・機甲部隊の最前線 朝霧菫 LP:5000 手札:1 場:伏せ魔法罠4 「私のターン……あら、ごめんなさいね」 カードをドローするのをわざと手間取り、時間を稼ぐ。急ぐ菫が何かを伝えるための時間を。 そうして菫の指は、強く3回指を叩き、3回体をなぞり、最後にまた3回叩いたところで動きを止めた。 「……ありがとう、教え込んだ甲斐があったってものね。今ドローしたのはサイクロン、これを発動するわ。 私が破壊するのは……一番左、聖なるバリア・ミラーフォースよ!」 見えてもいないカードを宣言し、それに向けてサイクロンを発動する。 旋風に煽られて出てきたカードは……宣言のとおり、ミラーフォース。 「どうして……!?」 「あなた、余裕を見せたんでしょうけど、とんでもない墓穴を掘ったわね。もうフィールドも手札も丸分かりよ。 当てて見せましょうか? たとえば、残った3枚の真ん中に伏せているこけおどしの『臨時ダイヤ』なんてあったわね。手札に持っている1枚は、出せないフォートレスかしら?」 リリカの顔が青ざめる。真偽はもう、この表情から明白だった。 「すっげぇぜセンセ! どうやって当てたんだよ!」 「この子がすべて教えてくれたわ。モールス信号……これも科学の力よ。 人間の叡智と科学は、点と線だけで、意思疎通を可能にしたのよ」 不可解な指の動きは、すべて信号。その信号で菫は、手札や伏せたカードの内容、場所、すべてを英理に伝えたのだ。 「こんなことできるのかよ……あ、じゃあセンセ。ハカセが最後に3つずつやったのはなんなんだ?」 「あれもモールス信号よ。意味は……救難信号、SOS。伝わると信じて、助けてほしいとあの子は願ったのよ。そして、もうその手段は私の手にあるわ」 「なるほどな! よっしゃ、早く助けてやってくれよ!」 「もちろんよ」 そんな二人に、一杯食わされたリリカが激昂する。 「何よ、何よ何よ何よ!! いくら伏せてあるカードがわかったところで、対処できなきゃ同じよ!!」 声を荒げるリリカを無視するように英理がカードを手に取る。 「マシンナーズ・ソルジャーを召喚。効果により、もう1体のマシンナーズを手札から特殊召喚できる。私はマシンナーズ・ディフェンダーを召喚! そして魔法カード、アイアンコールを発動するわ。これにより、墓地のマシンナーズ・スナイパーを召喚。 さらに、伏せていたリビングデッドの呼び声を発動し、督戦官コヴィントンを蘇らせる……さあ、仕上げよ!」 「来るぜ! センセの最強モンスターが!」 「コヴィントンの効果を発動! ソルジャー・スナイパー・ディフェンダーを墓地へ送り、デッキからマシンナーズ・フォースを特殊召喚する! マシンナーズ・フォーメーション!」 コヴィントンが指揮を取り、3体のモンスターは見る間に合体していく。そして、3体は1体の巨大なメカへと姿を変えた。 「ふん、攻撃力4600と言っても、攻撃するのにライフを1000も使うポンコツじゃない! 1回でおしまいのこんなのがカガクの結晶なの!?」 「何とでも言いなさい。さあ、今解き放ってあげるわ! マシンナーズ・フォースのダイレクトアタック!」 「トラップカード、リビングデッドの呼び声。これで、再びバビロンを呼び戻す……」 地底が蠢き、再び巨大要塞が姿を現した。 「攻撃が巻き戻されたわね。ならば、改めてバビロンに攻撃! アナイアレート・シュート!!」 しかしいかにバビロンが巨大モンスターでも、まだ攻撃力が負けている。ならば取る方法は…… 「「速攻魔法、リミッター解除発動!!」」 まったく同時に二人が叫んだ。互いの切り札が、倍の攻撃力を得て戦闘を開始する。 激しく攻撃を行う2機の巨大な機械。しかし、今度はフォースがバビロンの光線を切り裂き、そのままの勢いでバビロンの本体を一直線に貫いた。 今度こそ大爆発を起こし、空中要塞が沈んでいく。 「う、く、くぅ……まだよ、ガラクタが破壊されたくらいで!」 「……貴方、何か忘れていない?」 あくまで強がるリリカに、英理が声をかける。 そこには、まさに起動を終えたギアフレームとコヴィントンの姿があった。 「そんな、そんなまさか!?」 「今度こそ終わりよ、コヴィントンでダイレクトアタック、メタルスカッド!」 コヴィントンが指揮する兵士たちが狙いを定め、菫の手の甲に植え付けられた紋章を打ち砕く。 「そして、ギアフレームのダイレクトアタック! ギアーズクラッシュ!」 その兵士の群れを切り抜けたギアフレームの、巨大な歯車での一撃が菫の体に突き刺さる。 文字通り、糸が切れた人形のようにライフが尽きた菫は崩れ落ちた。 「まったく、いつも手間取らせてくれるんだから、この子は」 藤山英理 LP:900 手札:0 場:マシンナーズ・フォース マシンナーズ・ギアフレーム 督戦官コヴィントン 機甲部隊の最前線 朝霧菫 LP:0 手札:1 場:なし 「ぐぐぐ……この、役立たずッ!!」 倒れた菫に八つ当たりするように蹴りを加え、足早にリリカが去っていく。 「覚えてなさい、もっと質のいいお人形を用意してやるわ!」 もちろんまくしたてるような捨て台詞とともに、である。 「どんなに人形の質がよくても、操るほうの腕が悪くちゃ、ね」 「やっぱセンセはすげえぜ! っと、大丈夫か?」 リリカが去った後、菫に駆け寄ろうとする美琴より早く、英理のデュエルディスクから伸びたワイヤーが菫の体を拘束する。 「な!? センセ、何してんだよ!?」 「……弟子をひとり失いたくはないから、ね。お望みなら舌も噛み切れないようにしてやるわよ」 「あ、そっか。そんなこと言ってたな。まったくあの野郎、とんでもねえ置き土産してったもんだな」 そうして、程なく菫が目を覚ます。 その顔は、目を開けるなり涙でぐしゃぐしゃになっていった。 「わ、私、私っ……取り返しのつかないことを……!」 操られていたとはいえ、無辜の人々を次々と襲い掛かったという事実。 根は優しい菫には、耐えられなかった。 「ハカセ、本心じゃないんだろ?」 「でも、でも……!」 美琴と菫の会話に、英理も割り込む。 「自殺はやめなさい、私が手間取った甲斐もないし、貴方は生きなければならないわ。私からの命令よ。 死んでしまえば、それこそあの子の思う壺よ。すべてを失っても、生き続けるのが貴方の義務」 「死ぬよりつらい日々が待っていたとしても?」 「だとしても、よ」 「忌み嫌われながら生きることなんか、耐えられない……」 「またやり直せばいいのよ」 「無理です先生、もうふり出しには戻れません」 「……いえ、それは思い込みよ。いい? もし明日死ぬとわかっていても、やり直せないことはない。まだまだこれからよ」 そう言われ、涙の量がさらに増す。 「ほら、アタシも協力してやるって。アタシだって同じような目にあったけど、こうして元気なんだからよ! センセだって後始末してくれるし、元気出せよ!」 「うっ、ぐすっ……えぐっ……いいの、かな……」 「もちろんだぜ!」 子供のように泣きじゃくる菫の肩を、バンバンと叩く美琴。 「いつでも、いくらでも、やり直せる。望、これでいいのよね」 誰にも聞こえないつぶやきをした後、菫の顔に近づく英理。 「貴方、発明は失敗ばかりだけど、友達選びは大成功したようね」 「う、うん。あと、先生を選ぶのも、成功しました。これだけは胸を張って……」 「ばか」 ワイヤーを解き、こんと軽く菫の額を指ではじく。 「気付くのが遅いのよ」 「はい、ぐすっ、遅すぎました」 「まったく……さて、どこかで食事でもしましょうか」 「おっ、いいな! もちろんこんなに頑張らせたから、ハカセがおごってくれるんだろうな?」 「あ、うん……たぶん大丈夫、だけど……」 「よし決まり! ほらほら、さっさと行くぜ! うまいイタリアンの店知ってるからよ!」 そうして、3人は立ち上がり、公園を出る。 菫の心とかばんの中には、リリカに強いられた悲しみを上回る嬉しさと、ちゃっかり手に入れたカードたちが詰まっていた。
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autolink NK/W30-015 カード名:心の変化 誠士郎 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:1000 ソウル:1 特徴:《武器》? 【永】 あなたのターン中、他のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。 【自】[①] あなたのクライマックス置場に「かみかざり」が置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは他の自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+4000。 ……いえ、『奴』には何も変化はありません…… レアリティ:C 14/08/12 今日のカード ・対応クライマックス カード名 トリガー かみかざり 1・炎
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悪夢は、夢が個人的なものである以上、その人が理解せねばならない特別の事柄を示している。そしてその理解は、理解に対する理解(反省)を必要とし――全ては、全ての人が「夢のような」幸福を感じられるような結論へ、善良な人へと導かれるような結論へ為されねばならない。例:民衆は天才に、人民は貴族に、人間は神に、地上は天国に、地球は太陽に、万人はひとつに。 つまり、悪夢に対する勝利は、健全で目覚めた理性にあるのだ。健全で目覚めた理性の鍵は、良心にある。良心は今は――天国で眠っているが、人は地上にあっても目を覚ますことが出来るし、そうならねばならない。そのときは、地上は天国に移行するか、あるいはこの私が地上となって、降り注ぐ良心の王座を、形成するのだろう。 おいおい
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心の闇 ◆i7XcZU0oTM 少し、夜の闇が薄くなってきた頃。 街中を歩く、4人プラス1台。 やはり、殺し合いの最中とだけあって、緊張感に包まれている……かに見えた。 だが、その中でも。 ある意味、異彩を放っている人物が、1人がいた。 「うーん、やっぱり……いや……」 「……まださっきのこと考えてるのかよ……」 「だって、あんなオイシイ場面、忘れろって方が酷だしー」 「勘弁してくれよ……」 そう、801の姐さんである。 残念ながら現実では未遂に終わったが、801の姐さんの脳内では、ドクオ×照英の妄想が危険な領域まで達していた。 それこそ、一般人が内容を知れば、即座に引いてしまう程の濃厚な……。 そんな様子に呆れたように、ドクオが言う。 「この状況、理解してるのか? そんな呑気な事考えてる場合じゃないだろ」 「だからこそだよー。こんな状況だからこそ、こうやってリラックスさせようと思ってさー」 「じゃあさっきのはなんだったんだよ……どう考えても、自分の欲のためにやったろ!」 「まあまあ、固い事言わないで……」 「『固い事』じゃねーよ……普通だろ……」 相変わらずの解答に、ドクオは溜息を付く。 ……下手したら、命が無くなる前に、俺の後ろの童貞が無くなるんじゃないか。 そんな心配が、ドクオの心を刺激する。 「でも、何だか羨ましいです。……僕なんか、怖くてどうしようもないのに……」 つい、照英の口から弱音が零れる。 「……本音を言えば、私も怖いよ……」 ……別に"現状を理解していない"から妄想に耽っている訳ではない。 "現状を理解した上で"妄想に耽っているのだ。 本名は思い出せないものの、あくまで801の姐さんは2chの住人。つまり、一般人に分類される。 ……心の中では他人と同様に、死ぬのを恐れている。 だが、自棄になっても何にもならない。ドクオに出会う前に、少し考えていたのだ。 自分には、「生きて帰って同人誌を書く」と言う目標がある。 それを、果たすために、最初は殺し合いに乗ろうかとも思っていた。 だが、どうしてもそんな"勇気"を、801の姐さんは持てなかった。 ……今考えてみれば、そこで殺し合いに乗らなくて良かった。 「でも、立ち止まっててもどうしようもないし! だから、前向きに生きた方がいいじゃん」 「……そうですね!」 照英の顔に、笑顔が浮かぶ。 ……まだまだ幾多の困難は待ち受けているだろうが、諦める訳にはいかない。 ――――自分たちが、こんな所で死ななきゃいけない理由なんてない。 だからこそ、生きなければならない。 そして……生きて、帰らなければならない。 ◆ 「……ん? あれって……」 照英が、突然声を上げて一点を指差す。 そこには……誰でも知っているような、スーパーマーケットのチェーン店があった。 ……店舗は大きく、スーパー本体だけでなく他の店舗も附属しているようだ。 もちろん、駐車場も広々としている。 「ふぅん、スーパーかぁ……ちょっと、行ってみない?」 「僕は構いませんよ……お婆さんは?」 「わしも構わぬ」 「よーし、それじゃ……T-72神には駐車場で待っててもらうとして……ドク君はどうするの?」 「え、俺?」 素っ頓狂な声を上げ、自分を指差す。 「私たちと一緒に行く? それとも、残る?」 「あ、いや、じゃ、残るわ」 「そう……もったいないなぁ」 何がだよ……と言いかけたが、何とか寸での所で呑み込む。 下手に何か言えば、またネタにされそうだ。 (建物の中では、何が起こるか分かりません。できれば、私がついて行きたいが……その代わりと言っては何ですが、 私の支給品を使いなさい。中身の確認はしていないので、役に立つ物があるかは分かりませんが……) 「ありがとう、助かるわー……あ、私も残りの支給品、2つ分見てなかったなぁ」 そう言うや否や、猛スピードでT-72神の中に入りこむ801の姐さん。 ……中から感嘆の声が漏れてくる。 まさか、戦車をもネタにするのか……? だが、別にそんなことは無く、少し時間をおいた後に鞄を抱えて出て来た。 「入ってたのは……煙幕弾とダイヤモンドの指輪だったけど、私の分は……良く分からない物だったよ」 「……指輪はともかく、煙幕弾は役に立つんじゃないか」 「なら、ドク君が持ちなよー。何かの役に立つかもしれないしさ」 結局、5つあった内の2つを俺が持って、残りは姐さんたちが持つことになった。 その後、軽く手を振って、姐さんたちはスーパーの中に入っていった。 「……」 急に、静かになった気がする。まあ、当然と言えば当然か……。 と言うか、殺し合いの最中なのに騒がしかった今までの方がおかしいような気がする。 ……まあ、一人でビクビクしながら歩くよりは、まだマシかもしれないが。 その時、ふと頭に浮かんだ事があった。 ……もし、本当に殺し合う事になったらどうなる? 今はまだ、運良く誰にも襲われてはいないが、いつかは襲われるかもしれない。 そうなったら、俺はどうなる?少なくとも俺は……戦えない。 俺は所詮、とりえも何もない男だ。そんな俺に、何が出来ると言うんだ。 頭が回る訳でもない。腕っ節が強い訳でもない。統率力がある訳でもない。 そんな俺に…………何が…………。 「畜生……何で俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだ……」 頭を抱え、肩を落とす。 本当、何で俺がこんな目に。 俺は、何も悪い事なんかしてないじゃないか。 特に、こんな殺し合いに巻き込まれるような事なんて、何もしてないじゃないか。 なのに、何故。もう、訳分かんねえよ。 ただでさえ暗い気分が、さらに淀んでいく。 あぁ……憂鬱だ。 「もう最悪だ……もうどうしようもねえ……」 (そんなに悲観することはない、人の子よ) 突然、T-72神が話しかけて来た。 いったい、何なんだ。 こんな状況で、悲観的にならない方がおかしいだろ……。 いつ死ぬか分からないのに、楽観的でいられるかよ。 (今の所、弾薬はありませんが……手に入れた暁には、必ずやひろゆきを粛清して……) ……そんなものはうんざりだ。 具体的な方法もないくせに、そんなこと言うなよ。 そんなことは、方法を見付けてから言ってくれよ。 ……何だか腹が立ってきた。 そう思った途端、自分でも意識せずに、つい本音が口から飛び出していた。 「……その弾薬をどうやって手に入れるってんだ。探し回るのか? ……何処にあるのかわからないのに、 そんなこと、出来る訳ないだろ! そもそも、『ひろゆきを倒す』って言ってるが、ひろゆきの居場所知ってるのか!? それも知らないで、そんなこと言ってんのかよ!? 無責任にも程があるだろ!!」 (それは……) 「……ハァ、ハァ……」 全て吐き出して、荒く息を付く。 ……ここに来て、初めて本音を言ったような気がする。 (…………) 「……ふっ」 胸の内を少し吐き出したせいか、頭が幾分か冷えた。 それと同時に、何となく後ろめたさも、何故か感じてしまった。 (……確かに、少々無謀とも言える計画です) 「……少々どころじゃないだろ……」 ボソッと呟いたこの一言は、幸運にもT-72神には聞こえなかったようだ。 結果、それに気付かずにT-72神は話を続ける。 (…………ですが、今は……この『無謀』に賭けるしか、方法がないのです) 「…………そうか」 何か、余計に鬱になった気がしてきた。 結局、何の解決案も無く、ただ俺の気分が余計に沈んだだけ。 ……いいことなんか何もありゃしない。 「……はぁ……」 もう一度、溜息をつく。……さっきよりも、溜息が重い気がする。 当たり散らした所で、状況が良くなる訳でもない。 T-72神を責めても、どうにもならない。 そんなことは重々承知している。 だだ、それでも愚痴りたい時だってあるだろ。 俺なんか、精々こうやって愚痴ってるのが精一杯なんだ。 ――――俺にできることなんか、何もねえんだよ。 ◆ (……大丈夫かなぁ、ドク君) 何だか、不安だ。 一応、T-72神と一緒に待たせてあるから、少しは安全だろうけど。 いくら弾が無くて戦えないとは言え、まかりなりにも戦車だ。 少しくらいなら、攻撃に耐えられるはず。 「かなり広いですね……」 その心配をよそに、照英さんはしきりに辺りを見回している。 「こう広いと、誰かが潜んでいても不思議ではないのう」 「ですね……気をつけて行きましょう」 もし、襲われでもしたら……。 嫌なイメージが、頭によぎる。 振り払おうにも、こういう物に限ってしっかりと頭に残るんだから……。 でも、実際襲われでもしたら、どうなるだろうか? 今の所、武器になり得る物を持ってるのは、私と照英さんくらいだ。 でも、もし相手が銃でも持ってれば……。とても太刀打ちできそうにない。 できれば、誰もいないでいてくれればいいなぁ。 ……そう言う訳にも行かないかもしれないけど。 (……置いてある物は、どれもよくあるものばっかりかぁ) 改めて辺りを見てみると、本当に何の変哲もないスーパーだ。 食料品やら何やらが、普通に陳列されている。 その内の1つを手に取ってみるが、特に変わった所もない。 ……至って普通だ。 そして、少しの時間が流れた後。 「…………」 「特に、何もありませんでしたね……」 事務室やら業務員用の更衣室なども見て回ったが、結果は変わらず。 ……なんだか、徒労に終わってしまった感が強いなあ。 でも、危険な目に遭わなかっただけ、まだいいか。 「そろそろ、ドク君達の所に戻ろっか。何も無かったって事も、一応教えてあげないとね」 そう思って、出口に歩き出した時だった。 「……何か、変な音がしませんでしたか?」 確かに、変な音がした。 いや……今も、その"音"は聞こえている! その音は……2人が待つ駐車場から聞こえてくる……。 ――――何だか、嫌な予感がする。 というか、とんでも無い事が起こっているに違いない……! 「……急がなきゃ!」 ◆ (まだ帰って来ないな……) 姐さん達が、スーパー内に入っていってから結構経った。 と言っても、具体的にどんだけ経っているかは良く分からないが。 どっちにしろ、とっとと帰って来て欲しいもんだ。 さっきのやり取りの後から、T-72神はずっと黙ったままなんだ。 このままだと、どうにも気まずくていけない……。 とはいえ、こっちから話題を振る気にもなれない。 別に、T-72神の過去やら何やらを知りたい訳でもないし。 「……2ちゃんでも見るか……」 やる事なんてない。 せめて、スレに書き込めればマシなんだが、それも出来ないんじゃ、出来ることは限られる。 結局、特に目的も無く板を巡り、スレを巡るくらいしかできない。 ……相変わらず、下らないスレばっかだな。 俺はいつ死ぬか分かんねぇってのに、こいつらは呑気に無駄な時間を過ごしてやがる。 ――――いつもなら馬鹿にするような奴らでも、今は羨ましいよ。 少なくとも、俺みたいに命の危険に晒されてる訳じゃねえんだから。 ……本当なら、俺も今頃は暖かい布団の中で眠ってるって言うのに。 くそ、何で俺がこんなことに……。 (あぁ……もう最悪だよ……) どんどん鬱が酷くなってきた……。 もう、どうすりゃあいいんだ。 そう思っていた時だった。 「――――おや、こんな所に人が」 「……何だお前」 誰かが、歩いてくる。 街灯に照らされたその姿は……どこかで見た事のあるような中年の男だった。 スーツの袖には血を滲ませ、何を考えているか分からない表情でこちらに近づいてくる。 一体、こいつは何者だ? どう考えても、まともな奴じゃなさそうだが……。 「ほう、これは……戦車ですか。あなたの支給品ですか? だとしたら、ずいぶん羨ましいですねえ。 私も欲しいですよ」 「いや、これは……」 (……残念ながら、私は支給品ではありません) 俺が答えようとしたが、そこにT-72神が割り込む。 「では、私と同じく参加者の1人ですか……これは面白い……なら……」 「おい、一人で何ブツブツ言ってんだ?」 俺の問いにも答えずに、中年の男は何やらブツブツ呟いている。 ……何だよ、また変な野郎なのか? もうこれ以上変人が増えるのは勘弁して貰いたいんだが。 「――――さあ、出てきなさい」 そう言うと、男は何か球のようなものを取り出し、その場に放り投げる。 すると……光と共に、何かが球から飛び出してきた! 「……どうです、この姿。美しいでしょう」 ……何を言っているんだこいつは。 こんな、四足歩行の何とも言えないバケモノが、美しいだって? 一般的な感性を持ってるか怪しい俺でも、そうじゃないと思える。 しかし……こいつは、強そうだ。 威圧感とでも言えばいいのか、そんな物をこいつからひしひしと感じる。 「何言ってるんだ……ふざけてるのか」 「ふざける? ご冗談を。私は至って真面目ですよ」 ……どこをどう見れば真面目なんだ。 (……我が名はT-72神。汝に問う。私と共に闘う意思はあるか?) 「誠に残念ですが、そのお誘いは丁重にお断りします。私には、私の『仕事』があるので。 ――――このネメアと共に、優勝すると言う仕事がね」 と言う事は……こいつ、殺し合いに乗ってるのか!? だとしたらヤバい! とてもじゃないが、こんな化け物相手に戦える訳がない。 ……一応、武器みたいな物はあるが、こんなもんじゃあいつは倒せない。 (……ならば、ここで汝を粛清する!) 「いいでしょう、やってご覧なさい。……できるものならね。ネメア、アイアンヘッド」 男がそう言うと、化け物は大きく跳躍し……T-72神に攻撃を仕掛けた! だが、意外にもバックでかわす。 「ほう……戦車の癖に、小回りが効くんですね! ……もう一回、アイアンヘッド!」 ここで、俺の頭の中にある考えが浮かぶ。 ――――今、あいつの意識はT-72神に向いている。 なら……それを利用して、ここから逃げ出せるんじゃないか? (うぐっ……!) 「ほほう……直撃は避けましたか。ですが、その美しいボディがヘコみましたよ?」 (この程度……損傷の内に入らないッ!) 幸いにも、T-72神自身も戦いに集中している。 こんな手強い相手をしている時に、俺なんかを気にかけてたらやられるからな。 その選択は、当然とも言えるか。 とにかく……逃げ出すなら今しかない! 「くうっ……!」 そこからの行動は素早かった。 持っていた鞄を素早く背負い、あいつらと真反対の方向に走る。 …………これでいい。 これで、いい。 俺は死にたくないんだ。 死にたくないだけだ。 「まさか、気づいていないとでも?」 「え……」 その声に反応して振り返った時。 もう、その時には全てが遅かった。 「――――メタルクロー」 化け物の爪が、いとも簡単に、俺の服を引き裂く。 そのすぐ下にある、俺の体も。 まるで、紙でも破るかの如く。 あっさりと、切り裂かれた。 (ドクオ……!!) 「うぐ、あ」 その場に、崩れ落ちる。 何か、生温かい液体が、俺の体から……流れ出てる……。 ああ、そうか。 俺の血か。 「痛、え……こん、なに、痛いなんて」 死ぬって、こんなにも苦しくて、辛くて、痛い物なのか。 今まで、人生に絶望して自殺を図ったこともあったけど、そんなの目じゃないな。 まあ、いままでと違って、今度は本当に死ぬんだから、苦しいのは当然か。 ああ、でも何か急に痛く無くなってきたな。 多分、大量出血で意識がヤバいんだろう。 ……何で、こんな時だけ頭が回るんだ。 この頭の回転の良さが、もっと前に発揮できてれば、俺も変われてたかもな。 今更、そんなこと考えても、無駄だけどさ。 「く、そ………………」 今までの人生、面倒なことばっかりだったな。 だけど、それももう少しで終わる。 それと同時に、この殺し合いからも解放される訳だ。 ……やっと終わるのか。 ここに来てからそんなに時間は経ってないはずだが、ずいぶん長かった気がするな。 「………………こんなとこで、死ぬなんてなあ………………」 もう、体も動きゃしない。 まあ、今更動いた所でもうどうしようもねえけど。 それなら、諦めて死んだ方がいいかもな。 あ、でも未練も無くはないな。 童貞のまま、死ぬことになるのがなあ……。今更どうしようもねぇけど。 何か、考えるのももう面倒だ。 「……ドクオ殿……」 ん? 今、何か声が聞こえたような。 何だよ、聞こえない。 誰かが、どっか遠く離れた場所で話してる。 聞き取れねえ。 ……まあ、もうどうでもいいか。 「あー…………マンドクセ…………」 倦怠感の中、俺は、深い闇へと堕ちていった……。 ◆ 「……そんな……」 目の前に広がる光景に、思わず息を飲む。 謎の人物と生き物に向かいあっているT-72神。 そして……血の海に倒れる、ドクオ君の姿。 「ドクオ殿!」 (来てはいけません!!) 思わず駆け寄ろうとしたお婆さんを、T-72神が制止する。 しかし、その制止を振り切り、そのまま倒れているドクオ君の傍に駆け寄る! 「お仲間が注意してくださったのに……行きなさい、ネメア」 一瞬の出来事だった。 何かが、猛スピードでお婆さんに突っ込んできて……。 ――――そのまま、撥ね飛ばした。 それだけでは終わらずに、地面へと打ち付けられたお婆さんを……。 「――――この程度ならば、技を使う必要もありませんね」 ――――あっけなく、踏みつぶした。 「お、お婆さん……!」 「おっと、動かない方が良いですよ? ……あのお婆さんのようになりたいのなら、話は別ですがね」 走り出そうとしていた足が、止まる。 「……今の一撃……即死には至らずとも、あの様子なら遅かれ早かれ死ぬでしょう」 「ちょっと……今、自分が何をしたか分かってる!?」 お姐さんの怒声が飛ぶ。 しかし、その怒りを嘲笑うかのように、男性は答える。 「フフフ、まあそう怒らずに……」 「こんなことされて、怒らない方がおかしいって!!」 「怒りは冷静さを失わせます。落ち着いた方が良いですよ?」 「そうねぇ……あんたを一発殴れば、少しは落ち付けるかもね!」 「これはこれは、相当御怒りのようで…………2人も殺害したことですし、私は退散するとしましょう。 ここでやりあって、無駄に体力を消費するのは、私とネメア共々、得策ではないので」 こうしている間も……あの化け物が、僕達を睨み付けている。 僕も、お姐さんも、T-72神でさえ、身動きがとれない。 ……怖い。 お婆さんや、ドクオ君を殺された怒りや恨みがあるはずなのに。 真っ先に出て来た感情は、"恐怖"だった。 「それでは……さようなら。……ネメア、追撃されないように3人を見張っていなさい」 悠々と、男性は立ち去っていく。 ……そして、男性の姿が消えた頃、化け物も走り去っていった。 ◆ 静寂。 「…………」 「…………」 (…………) 誰も、何も言えなかった。 誰もが、心に後悔を抱える結果になった。 ただ、2人の亡骸の前で、立ち尽くすしかなかった。 何故、ドクオ君が、お婆さんが死ななきゃならないんだ……! 僕が、しっかりしていれば……!」 照英が、涙を流しながらその場にへたり込む。 (責任は…………私にあります) T-72神も、見た目では分からないが、自身を責めて項垂れる。 ……T-72神の不注意も、確かにこの惨事の原因と言えなくもない。 だが、原因は1つとは限らない。 もしかしたら、あの時ドクオが逃走を図らなかったら。 図ったとしても、店舗の方に向かったとしたら。 そもそも、内部を調べずにここを通り過ぎていれば。 ……可能性の話をしたら、切りが無い。 重苦しい雰囲気の中、801の姐さんが口を開いた。 「………………ねえ、2人とも。そんなに、自分を責めないでよ」 「でも……」 「考えてみれば、悪いのはドク君とお婆さんを殺したあいつだし、元を辿れば、ひろゆきがこんな事しなければ、 こんな事にもならなかったんだから……だから、自分を責めないでよ」 「……」 そう語る801の姐さんの目にも、涙が。 そうやって考えを切り替えて割り切ろうとしても、やっぱり悲しい。 短い付き合いではあったものの、かけがえのない命。 失われてからでは、もうどうしようもない。 「とりあえず……こんな所に放置してちゃかわいそうだよ。だから……きちんと、埋めてあげよう」 「……はい」 (……私も、協力しましょう) 【ドクオ@AA 死亡】 【麦茶ばあちゃん@ニュー速VIP 死亡】 【残り 53人】 【B-2・スーパー駐車場/1日目・早朝】 【801の姐さん@801】 [状態] 健康、悲しみ [装備] グロック17(16/17) [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品×2(801の姐さん視点で役に立ちそうに無い物) [思考・状況] 基本 生き残って同人誌を描く 1 とりあえず、2人を埋葬する 2 ドク君……お婆さん…… 【照英@ニュー速VIP】 [状態] 健康、不安、悲しみ [装備] 金属バット@現実 [道具] 基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP、サーフボード@寺生まれのTさん [思考・状況] 基本:殺し合う気は無い。皆で生きて帰る 1:…… 2:いざ闘うとなると、やっていける自信がない…… 3:誰も死なないで済む……はずなのに…… 【T-72神@軍事】 [状態] 装甲の一部にヘコミ、燃料満タン、カリスマ全開、悲しみ [装備] 125ミリ2A46M滑空砲(0/45)、12.7ミリNSVT重機関銃(0/50) [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、煙幕弾@現実×3、親のダイヤの結婚指輪のネックレス@ネトゲ実況 [思考・状況] 基本 人民の敵たるひろゆきを粛清し、殺し合いを粉砕する 1 …… 2 私は、保護対象を守れなかった…… 3 弾が欲しい…… ※制限により、主砲の威力と装甲の防御力が通常のT-72と同レベルにまで下がっています。 ※制限により、砲弾及び銃弾は没収されました。 ◆ 「……戻りなさい、ネメア」 ボールに、ネメアを戻す。 ……常時出しっぱなしにしておくのも、あまり意味はない。 (…………予想外だった) 最初は、私のスキを突こうとして、逃げ出した情けない男のみを殺害してから撤退しようと思っていた。 ……最初の一撃で、あの戦車を破壊するのは骨が折れると判断したからだ。 それに、あの発言――――私と共に闘う意思があるか。 間違い無く、殺し合いに反抗しようとする者の言葉だ。なら、最初から「協力」を申し出る必要はない。 しかし、運の悪い事に、仲間であろう連中が出て来てくれたお陰で、もう1人殺害することになった。 私の『仕事』のためだと割り切り、もう1人殺害しておくことに決めて……それを決行した。 この調子で、減らしていけば……私が優勝するのは、時間の問題だ。 もちろん、殺し合いに乗っているのは私だけではないだろう。 他の殺し合いに乗っている連中も、今頃は殺し合っている最中だろう。 しかし……このネメアがいる限り、私の負けは有り得ない。 ――――それに、ちゃんと"切り札"だってあるのだ。 だが……今の所懸念材料が、1つだけある。 (……腕の傷の、まともな手当てをしなければ) 確か、まだ地図を見ていなかったな。 ……何か、役に立つ場所が載っているかもしれない。 「どれどれ……病院がありますが、ここからは少々距離が離れていますね……」 よく見れば、先程までいた公園の方が病院に近かったようだ。 ……もう少し早く気がつけばよかったのだが。 まあ、こちらに向かった事で、得られたメリットもあったから、良しとしよう。 (さて……行きましょうか……) 痛む腕を抑え、歩き出す。 ……『仕事』の為にも、私は立ち止まってなんかいられない。 【B-2・スーパー付近/1日目・早朝】 【クタタン@ゲームハード】 [状態] 右腕に切り傷(中)、健康 [装備] ネメア@ポケットモンスターアルタイル・シリウス [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=02】)、ちくわ大明神@コピペ、不明支給品(0~1) [思考・状況] 基本 優勝し、世界を美しいモノへ創り上げる 1 相手を見極め、出来るならば他の参加者に「協力」を呼びかける 2 いわっちには自分の思想を理解してもらいたい 【ネメア@ポケットモンスターアルタイル・シリウス】 [状態] 支給品、健康 [思考・状況] 基本 クタタンの指示に従う ※使える技は、アイアンヘッド、悪の波動、メタルクローの他にもう1つあるようです。 何があるかは次の書き手の方にお任せします。 ≪支給品紹介≫ 【煙幕弾@現実】 5つセットで支給された。 ピンを抜いて投げると、一定範囲に煙幕を張り、視界を遮る。 煙幕内に入ると咳き込むかもしれない。 【親のダイヤの結婚指輪のネックレス@ネトゲ実況】 ブロントさんの親の物。 これを指に嵌めて殴ると多分奥歯が揺れるくらいの威力があるらしい。 だが大した武器にはならない。 50話時点 現在位置地図 No.45:カルネアデスの板 時系列順 No.52:おっぱいなんて、ただの脂肪の塊だろ No.49:銭闘民族の特徴でおまんがな 投下順 No.51:メンタルヘルス No.31 8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム T-72神 No.72 戦争を知らない大人たち No.31 8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム ドクオ 死亡 No.31 8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム 801の姐さん No.72 戦争を知らない大人たち No.31 8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム 照英 No.72 戦争を知らない大人たち No.31 8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム 麦茶ばあちゃん 死亡 No.36 すべては、セカイ動かすために。 クタタン No.76 さー、新展開。
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「じゃあ俺もう寝るから。」 節穴がそういうと、天使は頷きわずかな沈黙のあと通話が終了した。 節穴はいつもこの瞬間に世界中のすべての重力が自分の元にのしかかる感覚を覚える。心地よかった。 節穴は満たされたような、そうでないような、何とも言い難い不思議な気持ちのまま眠りに落ちた。 心の苦しみ 失恋があった。 とても苦しかった。 とても辛かった。 すべてがどうでもよかった。 そう思えばもっと楽になれるはずだった。 でも楽になれなかった。 だから人と話した。 だから人と触れ合った。 そうやってごまかした。 そうやって自分の気持ちをごまかした。 そうやって自分の苦しみをごまかした。 いつの間にか笑えるようになっていた。 いつの間にか冗談も言えるようになっていた。 いつの間にか、その相手が特定の一人になっていた。 それが天使だった。 彼女と話しているとすべてから開放された気になった。 もっと彼女と話して、彼女のことをよく知りたかった。 だからたくさんの人に相談した。いろんな意見を聞いた。 (彼女に触れて童貞を捨てたい) 夢の中でそう思ったのか、実際にそう呟いたのか、節穴には判断がつかなかった。 しかしどちらにしろ目が覚めた事は事実で、いつもの現実が目の前に広がったのがこの瞬間だった。 そしていつものように節穴は仕事へ行く。 季節はすでに夏が始まろうとしていた。 ANGEL ATTACKへ
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真心の説得【まごころのせっとく】 『2』で麻生華澄がバトルの際に使用する奥義。 「だめよ!暴力なんか、ふるったりして!反省しなさい!」という台詞と共に「仁・智・礼・信・義」と書かれた光を放つ球体5個を敵に示す。 すると、敵の頭上に「反省」という吹き出しが出現し、それが表示されている間は攻撃をしてこなくなる。 華澄と旧知の間柄であろう総番長が相手の場合は「かっ、華澄…」と、狼狽えたような台詞を聞く事が出来る。 バイト番長には無効化されるが、彼女(?)は華澄に名前で呼びかけており、ほとんど正体を自ら明かしてしまっている。 不良戦では、華澄の攻撃が非常に強力かつ不良が弱過ぎるのでバトルがすぐに終わってしまい、この奥義が発動される事は少ないと思われる。 教師だけあって、彼女の魔法はどれも最高レベルの物であり、MP(容姿)も安定して高い。 また、戦況に応じて主人公に回復魔法を使ってくれる事もあるなど、連れていると最も頼りになるキャラである事は間違いない。 主人公が強い時でも、総番長戦に一緒に来てもらえば更に楽に戦えるだろう。 しかし、説得というか説教で相手の動きを止めておきながら、 その隙に大きな雷を落としたり、火を放ったり、氷漬けにするのは、教師としては行き過ぎた体罰と言えなくもない。 関連項目 部活・趣味・バトル 麻生 華澄
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狂科学者(ドクトル)は組織に仕える科学者である。 良心の歯止めのない悪の科学の粋を尽くし、数多の超兵器マシーンと薬物生成能力により、ヒロインを肉体から改造できる特徴を持った王道(?)のスタイルである。 その主たる任務はヒロイン怪人化改造計画だ。