約 2,014 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2919.html
776 :わかる?の人:2014/05/22(木) 00 34 44 ドテラ撫子さんでわかる?戦間期 平和にぬくぬく編(7) ネーデルさん「新型戦艦の建造を依頼したいんだけど」 ドテラ撫子さん「はあ…へ?ドイツに発注してたんじゃなかったんですか?」 ネーデルさん「いやあ、キャンセルしちゃった。エーゲ海でドイツ製の新型戦艦があっさり沈没したのが偉い人たちの心に響いてね。かといってコンペに落ちた他の案でもどうも違うという気もするしで」 ドテラ撫子さん「なるほど…ていうか、仮想敵はうちなんじゃないんですか?場所的にいって」 ネーデルさん「ち、ちがうよ!それだったら戦艦を何十隻建造するかって話になるよ!破産するような相手を仮想敵にしないよ!」 ドテラ撫子さん「ほーんとーにー?(すりこみすりこみ)」 ネーデルさん「ほんとほんと!東インド防衛のために、まあ、周辺に植民地を持つ国が血迷わない程度の戦力が欲しくてね」 ドテラ撫子さん「ふむふむ。でも全面戦争になったら辛いですよ?」 ネーデルさん「ふふん。もしそういうことになったら、牽制くらいは期待していいよね?」 ドテラ撫子さん「ええ、まあ。古くからの友好国ですしね。輸入が途絶えたらちょっと困るものも少なくないですし」 ネーデルさん「いま、そのお肉にすり込んでる香辛料とかね?」 ドテラ撫子さん「うふふふふ。おいしくなーれ、おいしくなーれ…」 ジョンブルさん「ごきげんよう。おや、準備中だったかね?」 ドテラ撫子さん「こんにちは。いえ、今終わったところですよ」 ネーデルさん「うーん、今から胃が躍る思いだね」 ジョンブルさん「ふむむ。今日も楽しみだ!」 ドテラ撫子さん「久しぶりのお食事会ですからね!さてと、まずは食前酒から」 小人さん(まずは日本酒から。甘口だけど芳醇で薫り豊か…うーん、これが前世のこの時期にあればなあ…) ネーデルさん「おっ、サケだね。今日のこれは、常温か。おかげで香りがふんわりと…」 ジョンブルさん「おお、まるで果実酒のような…(ごくり)うむ!甘くて、不思議な味わいだ!食欲を刺激するな。どれ、おかわりを…」 ネーデルさん「おっと。サケは軽そうに見えて思ったよりアルコールが強いんだよ。ワインと同じくらいにはね」 ジョンブルさん「ほお…それは意外だな。では二杯までで我慢しておくか」 ネーデルさん「口当たりが優しいから軽いカクテルと勘違いして飲むと翌日、後悔するよ」 ジョンブルさん「ふむ、どこかの国のようだね、それは」 ドテラ撫子さん「んー?(首かしげ)次は前菜です」 小人さん(床伏とアスパラガスのバターソテー。床伏の肝と醤油を少量だけバターに加えて、彩りにクレソンを添えてみたよ) ジョンブルさん「これは、貝か?…うむっ!心地よい歯ごたえと深い味わい…これは…素晴らしい!」 ネーデルさん「クレソンの日本名はオランダ辛子…ふふふ。おもてなしって奴だね」 ドテラ撫子さん「んー、ふふふ?次は汁物ですね」 777 :わかる?の人:2014/05/22(木) 00 35 43 小人さん(次は舌休めの汁物として、蟹を使った吸い物。三つ葉を浮かせて) ジョンブルさん「ほう、透明なスープか。この漆器に浮かぶ赤と緑の対比。うむ……」 ネーデルさん「蟹の香りと味わいが生きてるねー」 ドテラ撫子さん「いい感触ですね?次は魚料理です」 小人さん(鮭の塩麹西京漬け、貝割れ大根ミョウガ和えだ) ジョンブルさん「む、魚のソテーか?単純な…いや、違う!この香ばしい香りはなんだ!?」 ネーデルさん「これは、たまらない!ご飯が欲しくなるね!」 ジョンブルさん「この、身に浸みこんでいるソースは一体…甘いのに複雑で…むううう!」 ドテラ撫子さん「はいご飯どうぞー」 ネーデルさん「これこれ!これがないとね!(はむはむ)」 小人さん(そして主菜だけど) ドテラ撫子さん「これはわたしが調理します。下ごしらえ済みのお肉に軽く塩を振ってと」 ジョンブルさん「ほほう。色が濃い…これも期待できるな!ミディアムで頼むよ!」 ネーデルさん「涎で口の中が大洪水になりそうだ!こっちはミディアムレアで!」 ドテラ撫子さん「はいはい。表面に火を通したあとは、温度を下げて、丹念に丁寧に…中に熱を通して」 小人さん(そこでさらに、出てきた肉汁をとって、醤油と少量の大蒜、砂糖にみりんとお酒を合わせてソースにする) ジョンブルさん「くっ、わざわざ目の前で調理すると思ったら、こうやって食欲を刺激するとは!」 ネーデルさん「日本の料理は、目でも香りでも楽しませるものなんだ…(ごくり)」 ドテラ撫子さん「では、シンプルに肉そのものを味わっていただきましょう」 ネーデルさん「これは、戴かざるを得ないね!(はむッ)ん!?これは!!」 ジョンブルさん「う……うーまーいーぞー!!!」 小人さん(穀物を食べさせることで臭みを下げた赤身肉を乾燥熟成させた一品だよ。前世のこの時期に、これがあればなあ…) ドテラ撫子さん「醤油の旨味も欠かせません。旨味は複数種類を組み合わせることで、相乗効果になるのです」 ジョンブルさん「そうか!これが旨味という奴なのか!」 ネーデルさん「しあわせ…ご飯おかわり!」 ドテラ撫子さん「はいはい。一緒にワインもどうぞ?」 ジョンブルさん「おお、これはまたボディの強い赤だな」 ネーデルさん「これは、どこのワインかな?」 ドテラ撫子さん「国産ものですよ。甲州産ですね」 ジョンブルさん「ほお、ワインといえばフランスに限ると思っていたが、なかなかだ。この肉にも負けていない」 小人さん(僕らの中にもワイン好きが多いからワイン造りも奨励しているんだ。それに、葡萄からはアレがとれるしね…) 778 :わかる?の人:2014/05/22(木) 00 36 37 ジョンブルさん「ふうう…これほどのディナーはなかなかない。心底感服したよ」 ネーデルさん「はふう…おにゃかいっぱい…」 ドテラ撫子さん「そういえば、新型戦艦の件は…」 ネーデルさん「あー、うん…んー、コンゴウ型くらいの攻防性能は欲しい。航続距離は妥協してもいいから、排水量で26,000トンくらいに納めて欲しい。数は四隻で」 ドテラ撫子さん「ふむふむ…36センチ砲でいいんですか?次に41センチ砲も控えてるんですが」 ネーデルさん「うん。予算の問題もあるからね。このくらいが精一杯かなあ」 ジョンブルさん「ほう、ドイツへの戦艦発注を取り消した件かね」 ネーデルさん「うん。東インドに配備するんだし、いっそ日本製にすれば維持補修が楽かなって。いいよね?」 ジョンブルさん「構わんよ。どうせ我がヴィッカース社も最終入札で負けているからな。ドイツへの発注が取り消されたから、それだけでも嬉しいところだ」 ドテラ撫子さん「えーっと、こちらも次期海軍拡張計画があって、海軍工廠の船台やドックの余裕は少ないですけど……民間の船台なら空きは作れますね。大型客船とかを建造してたところになりますが」 ネーデルさん「乗り心地が良ければ嬉しいんだけどね」 ドテラ撫子さん「まあ、それなりには、ですけどね。軽巡洋艦や駆逐艦は大丈夫なんですか?」 ネーデルさん「うん、それくらいならうちでも建造できるからね」 ドテラ撫子さん「話は変わりますが、対ドイツの戦争計画ってどんななんですか?矢面に立つのはフランスとロシアになりそうですが…」 ネーデルさん「あ、同盟国同士の話になりそうだから、僕はあっち行って本でも読んでるね」 ジョンブルさん「うむ、すまんね。…いったか。ロシアのは分からないが、フランスからは聞いている。たしかな…」 マリアンヌさん「流麗に総動員し、鮮烈にアルザス・ロレーヌを奪回し、あとはベルリンまで、雄々しく、華麗に!前進あるのみ!ですわ!」 ドテラ撫子さん「え、え?えっと……ぐ、具体的な計画は?」 ジョンブルさん「いや、それだけだが?」 ドテラ撫子さん「………あ、えっと…その計画?…ドイツ軍のことが考慮に入っていないような…気が…(ぴくぴく)」 ジョンブルさん「うん。要するに、動員計画しかない」 ドテラ撫子さん「お、おかしいですね。100年前と比べても退化してないですか、ねえ?」 ジョンブルさん「だってふらんすだもの。(悟った目)」 ドテラ撫子さん「あやまれ!ナポレオンにあやまれ!」 小人さん(……うわあ。もうだめだぁ……) フランスの対独戦争計画、プラン17です。 ちなみに対するドイツも改訂シュリーフェンプランなる別の意味でかっ飛んだアレな戦争計画を練っていますが。 779 :わかる?の人:2014/05/22(木) 00 37 13 ドテラ撫子さん「っあー…そういえば、そちらには戦争計画はないんですかね?」 ジョンブルさん「うむ。動員して戦力配備する程度の、普通の計画しかない。一応、私案レベルのものならないわけではないが」 小人さん(……な、なんとなく聞きたいような聞きたくないような…) ドテラ撫子さん「まあ、ないよりはいいと思いますが…どんなのです?」 ジョンブルさん「うむ!フランス軍とロシア軍がドイツ軍を吸引している隙に、我が陸海軍の総力を結集して北海、スカゲラク海峡、カテガット海峡、バルト海まで打通し!ドイツ北岸に強行上陸!そのままベルリンへ進軍!戦争を一撃で終わらせるのだ!希有壮大!勇壮無比な計画だよ!そうは思わないかね!」 ドテラ撫子さん「………………」 ジョンブルさん「さらにこの作戦を沿岸砲撃で支援するための秘密兵器!15インチ砲を装備した大型軽巡洋艦も構想中だ!」 ドテラ撫子さん「………………(ピキッ)」 ジョンブルさん「どうだね。私案にしてはなかなか悪くない。これを元に骨つけしていけば…」 ドテラ撫子さん「ばかなの?」 ジョンブルさん「えっ」 ドテラ撫子さん「しぬの?」 ジョンブルさん「ええっ!?」 ドテラ撫子さん「その妄想、完全成功しても、英国海軍が大打撃?少しでも失敗したら陸軍ごと藻屑?狭い海域で機雷原?水雷艇出没?壊滅?壊滅して回復不能?フランスも泣きます?わたしも泣きます?」 小人さん(あまりのリアル火葬戦記!こんなの出したら編集さんに『無理がありすぎて現実的じゃない』といって切られるレベル!というかあまりの馬鹿さ加減に壊れた!?) ジョンブルさん「だ、駄目かな…意外にいいと思ったんだが…浪漫にあふれてて」 ドテラ撫子さん「駄目ですっ!国家の命運をかける戦争で丁半博打をやるなんて何を考えているんですか!他に選択肢がないとでも!?」 小人さん(んー…んん。他に選択肢があるのなら、選んではいけない道がある…うん) ジョンブルさん「う、うむ、そういうわけではないが…」 ドテラ撫子さん「ならもうちょっと考えてください。頼みますから、ねっ!」 ジョンブルさん「(´・ω・`)」 つづく? 780 :わかる?の人:2014/05/22(木) 00 38 16 本来の時系列では、この超火葬計画と超火葬巡洋艦(グローリアス型)の案を温めているフィッシャー閣下が現役復帰されてないので、実際メタネタとなりますが。 フィッシャー閣下は、駆逐艦の父であり、弩級戦艦の父であり、巡洋戦艦の父であり、潜水艦導入の立役者であり、航空母艦の建造にも関与し、海軍戦備の近代化を断行し、英国海軍の人事教育改革を行い…と、もうこの人だけでいいんじゃないかって位の実績を残した大人物です。近代英国海軍の父といっても大げさでないほどです。 しかし、彼ほどの人物でも、イギリス人であるという宿命からは逃れられなかったのです。 先のグローリアス型、なりは基準20,000トン程度(改グローリアス型のヒューリアスは22,000トン程度)とそこそこ大きいですが『装甲を張らなきゃ軽い。軽いから速くなる。速くなれば回避率アップ』と、回避万能ゲーム世界ばりの皮算用全開で設計されています。しかも本来用途は対地支援用高速砲艦。お前は何を言っているんだ。誰か止めなかったのか。 さらに戦争が進展していく中『これからは潜水艦の時代らしい。ならば急に浮上して砲撃すればドイツの沿岸要塞たたき砲台じゃね?』と巨砲搭載潜水艦M1が建造されたのもフィッシャー提督のおかげです。お前は何を言ってるんだ。誰か止めなかったのか。 その上、20インチ砲を6門搭載した超高速巨大巡洋戦艦インコンパラブルなるトンデモ艦もフィッシャー閣下の思想の元に構想されました。フィッシャー式巡洋戦艦だけあって、防御は安心の薄さです。46,000トンもあるのに舷側装甲の最厚部が11インチって元祖弩級戦艦ドレッドノートと同等じゃないですかやだー! まあこれはさすがにこれはフィッシャー閣下が辞任されたおかげで止まったんですが。 もしガリポリ戦が起きず、辞任のきっかけがなかったら止まらない可能性が微粒子レベルで… チャーチル閣下と相打ちになって倒れることを期待しましょう。気分は正に怪獣大激突(をい)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/458.html
ティガれみりゃ その3 ======================== ≪はじめに≫ 『ティガれみりゃ』の続きになります。 時系列は、ティガれみりゃ1→ティガれみりゃ2→本作、となります。 他の作者様の設定や名称を一部使わせていただいております。 パロディネタおよび、自分設定有りです。 今回のエピソードには、本家東方のキャラが出演予定です。 口調やキャラなど、壊れ気味かもですが、ご容赦あれ。 すみません、まだ続きます。 また、今回のエピソードは長くなってしまったので、前編後編に分割しました。 以上、何卒ご理解・ご容赦ください。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。 ======================== 3、誇りをかけた試練(前編) 「ゆぐぅ……もっと…ゆっくりじだがっだ、よ……」 とある山の、とある森。 一匹のゆっくりれいむが、今まさに力尽きようとしていた。 あちこち皮が破け、その傷と口から大量のあんこを吐き出している。 しかし、この森に充満する甘い匂いは、このれいむだけが原因ではなかった。 「みんな……れいむもゆっくり……そっちへいくよ……」 れいむが語りかけた先、 れいむの眼前、左右、背後、 そこには膨大な量のあんこが飛び散り、地面や木に染みを塗りたくっていた。 所々にリボンや帽子の残骸が垣間見えるそれは、大量のゆっくり達の死骸であった。 赤ちゃんから、大人まで、原型をとどめないその数は200を越えていた。 「ゆぅ……くやじぃ、ょ……」 視界がぼやけ、意識が朦朧としていく。 そんな状態でなお、この惨状を生み出した元凶の影が、目に焼き付いて離れない。 耳をすませば、今なおアノ恐ろしい鳴き声と歌が聞こえてくるようだ。 その歌い手の主、たった一体のゆっくりによって、 れいむの家族も、友達も、喧嘩相手も、同じ森に住むまだ見ぬ同胞達も、 みんなみんな殺されてしまったのだ。 圧倒的な力で、抗いようの無い絶望を撒き散らしたそのゆっくりを、れいむは決して許さない。 その憎悪の炎だけが、れいむの命を辛うじてつなぎ止めていた。 ……もっとも、許すも許さないも、どうせ自分はこのまま死んでしまうのだろう。 ゆっくりのあんこ脳であっても、その事実だけはハッキリ認識できた。 「むっきゅーっ! まだ生きてるのね!」 「……ゆ、ぅ?」 聞いたことの無い声だった。 ゆっくりと目を開き、最後の力を振り絞り、声の主を見上げるれいむ。 そこには人間の少女に似たゆっくりが立っていた。 「大丈夫!? しっかりしてね!」 れいむを心配する少女。 よく見れば、少女もまたゆっくりであるようだった。 『ぱちゅりー、どうしたの?』 「むきゅ! まだ生きているれいむがいたのよ、まりさ!」 ぱちゅりーと呼ばれたゆっくり、 即ち胴体付きのゆっくりぱちゅりーの背後から、重たそうに跳ねて近づく巨大なゆっくり。 れいむはそれを知っていた。とっても強くて大きくて優しいゆっくり、ドスまりさだ。 それも一匹ではない。 二匹、三匹、四匹……次々とやってくる。 さらには普通のサイズのまりさやアリス、ちぇんにみょん、 何十匹ものゆっくりが、木々の隙間を跳ねてきた。 「ゆゆゆ?」 わけがわからなくなる、れいむ。 疑問と困惑があんこ脳を支配し、一時的に痛みも恐怖も忘れさせていた。 「むきゅー。もう大丈夫よ、れいむ」 ボロボロのれいむを優しく抱え上げる、ゆっくりぱちゅりー。 「ゆぅ……おねぇさんたち……だれ?」 「むきゅ! よくぞ聞いてくれたわ!」 ゆっくりぱちゅりーは、れいむを抱えたままドスまりさら仲間へ向き直る。 「わたしたちは、ゆっくりフォース!」 「ゆっ!?」 「ティガれみりゃを倒すために集まった、ゆっくりなれじすたんすよ!」 高らかに宣言する、ゆっくりぱちゅりー。 れいむは、力を振り絞って、ゆっくりぱちゅりーに懇願する。 「おねぇーさん、れいむをみんなの仲間にしてね! れいむもティガれみりゃを許せないんだよ!」 口からあんこを吐き出しながら、されど目には炎を宿して叫ぶれいむ。 ティガれみりゃと戦う上で、この傷だらけのれいむがどれほど役に立つかはわからない。 けれど、その気高いゆっくりマインドだけは、ぱちゅりーやドスまりさ達にも痛いほど伝わった。 なぜなら、その場に集まる殆どのゆっくり達が、ティガれみりゃの犠牲者だったから。 故に、そのれいむの申し出を断るゆっくりはいなかった。 ぱちゅりーを筆頭に、数多のゆっくり達が、れいむに歓迎の言葉をかける。 「「「「「ようこそれいむ! ゆっくりしていってね!!」」」」」 * * * 「うっめっ! むっちゃうめぇっ!」 「まんまぁぁぁーーっ!たしゅげでぇぇぇぇっ!!」 「やめでぇぇぇぇっ! れみりゃのあがぢゃんたべないでぇぇぇぇぇっ!!」 通称・ゆっくりフォースが、そのメンバーを増やしていた頃。 とある湖畔で、胴体付きれみりゃの親子が、複数のゆっくり達に襲われていた。 親だと思われるれみりゃが一匹、その子供が4匹。 親れみりゃは四肢をもがれ、地面にころがされている。 四肢の切り口は、強引に食いちぎられ、断面から肉汁があふれている。 その親れみりゃの前で、4匹の子供達はリンチされ、食い散らかされていく。 「むーしゃむーしゃ♪」 「なにこのにくまん!むっちゃうめぇ!」 「すっごくゆっくりできる味だぜ!」 れみりゃ達を襲っているのは、3匹のまりさ種だった。 それも、もっとも性悪といわれ、専門家達からがゲスまりさと分類される種だ。 「うわぁぁぁぁぁん! しゃくやぁぁぁ! はやぐぎでれみりゃとあぢゃんをたすけるんだどぉぉぉぉ!!」 泣きわめく親れみりゃ。 そんな親れみりゃを、見下すゲスまりさ達。 「おお、おろかおろか」 「うるさいにくまんだぜ!」 「よわいれみりゃは、ゆっくりたべられるんだぜ!」 そう言って、一匹の子れみりゃを丸呑みにして、咀嚼していくゲスまりさ。 「うぎゃぁぁぁ!!」 「うわぁぁぁぁぁっっ!!」 子れみりゃの断末魔と、親れみりゃの悲痛な叫びが湖畔の森に響き渡る。 「ぎゃおぉぉぉーーーーっ! ぎゃおぉぉぉぉーーーーっ!!」 怒りと悲しみで、ゲスまりさを倒そうと体をジタバタよじる親れみりゃ。 だが、四肢の千切られたその体では、文字通り手も足もでない。 「ったく、うるさいにくまんだぜ!」 ゲスまりさがピョンと跳ね上がり、親れみりゃの顔に体当たりをくらわす。 「ぷぎゃぁぁーーーっ! いたいぃぃぃぃーーーっ!!」 苦痛の叫びを上げ、ボロボロと大泣きする親れみりゃ。 「まんまぁぁぁ! がんばてぇぇぇぇ! こいちゅらやっちけてぇぇぇぇ!」 いじめられる親を見て、これまた泣き出す子れみりゃ。 なんとか助けて貰おうと、親れみりゃを応援する。 「ブサイクなにくまんのぶんざいで、なまいきだぜ!」 「うっぎゃっ!」 気分を害したゲスまりさが、跳ね上がり、子れみりゃを押しつぶす。 「どうだぜ! まいったかだぜ!」 「「「うぎゃ! ぷぎゃ! いだっ! ゆぎぃ!」」」 何度も何度も、子れみりゃ達をプレスしていくゲスまりさ。 間もなく、子れみりゃ達は物言わぬ肉まんの残骸と化してしまった。 「ああああああっ! れみりゃのあがじゃんんんんんっ!!! 目の前で全ての子供を失い、白目を向きながら泣き叫ぶ親れみりゃ。 その脳裏に、子供達と過ごした日々が浮かぶ。 森の中でアリスに襲われ、妊娠した日の戸惑い。 自分の体内で新たな命が育まれていくのを感じた感動。 とっても痛かった出産と、それ以上に可愛い赤ちゃんとの対面。 はじめて「まんまぁ~」と呼んでもらえた時の嬉しさ。 一緒に顔中を汚して食べた、さくやとくせい・ぷっでぃんの甘さ。。 立てるようになった子供達に、れでぃーのたしなみとして歌とダンスを教えた日々。 いままでも、そしてこれからも、自分と赤ちゃんたちには楽しくて素敵な毎日が待っている。 だって、れみりゃたちは、とってもえらくてかわいくてつよい、こーまかんのおぜうさまなのだから! だから、今日だって、メイドの言いつけをやぶってでも、 一緒に遠くまでお散歩に来たのに。 それなのに。 あかちゃん。 なんで。 「……あかちゃーん、あかちゃーん♪ ……とぉーってもかわいいどぉー♪」 親れみりゃは、放心状態となり、空想の中で子供達と遊びだした。 一方、ゲスまりさ達は、そんな親れみりゃの様子を見て、ふざけだす。 「おいおい、せっかくのにくまんをつぶしてどうするんだぜ♪」 「おっと、ついやっちまったんだぜ♪」 「そうだぜ、でも心配はいらないんだぜ♪」 ニヤニヤと笑みをこぼしあうゲスまりさ達。 「……う、う~~~~?」 そのゲスまりさ達の言動に、現実に引き戻され、 不安な気持ちでいっぱいになる親れみりゃ。 「「「だって、にくまんはまだこんなにあるんだぜ!」」」 そう言って、いっせいに親れみりゃに噛みつくゲスまりさ。 「うぎゃぁぁぁ! やめてぇぇぇ! れみりゃはにくまんじゃないどぉぉぉ!!」 「なに言ってるんだぜ! どうみたってお前はにくまんだぜ!」 「そうだぜ! 肉汁だってこんなにアツアツウマウマなんだぜ!」 「かんねんするんだぜ! このぶさいくなにくまんが!」 「ちがうのぉぉー! れみりゃはぷりてぃーなこーまがんのおぜうさまなのぉっ! にくまんでもぶさいくでもないのぉぉぉ!!!」 「なにいってやがるんだぜ!」 「そうだぜ! このにくまん!」 「おぜうさまにこんな尻尾なんかあるわけないんだぜ!」 そう言って、尻尾にかぶりつくゲスまりさ。 尻尾。 そう、この親れみりゃは、胴体つきは胴体つきでも、 希少種であるゆっくりゃザウルスであった。 しかも、元々ゆっくりゃザウルスであったわけではない。 ついこの間まで、紅魔館に住み着き、メイド達に甘やかされて育った、 ごくごく普通の胴体付きれみりゃであった。 だが、子供を産み、子育てを経ていく間に、れみりゃの体に異変が起こった。 ある朝、起きたらゆっくりゃザウルスになっていたのだ。 ゆっくりゃザウルスとなった親れみりゃを見て、 普通の胴体つきれみりゃである子れみりゃ達は、たいそう感激し、 「まんま、かぁっこいいどぉ~~♪」と、ことあるごとに褒め称えた。 ただでさえ子供達と優しいメイドに囲まれ幸せだったのに、 さらにこんなにも素敵な体になって、いいんだろうか!? しばらくの間、親れみりゃは幸福感でいっぱいになった。 だが、いくつかの誤算が、親れみりゃの幸福に水を差す。 メイド達が、館の外へ出してくれなくなったのだ。 いつもは定期的にお散歩に行けたのに、 今ではどこかへお出かけしようとするたび、 名前を忘れた門番に呼び止められ、連れ戻されてしまうようになった。 自分は、こーまかんのあるじなのに! こんなにかっこよくなった自分を、いろんな人に見せてあげたいのに! そしたらきっと、みんな喜んで、褒め称えて、自分と赤ちゃんにぷっでぃーんをくれるのに! 腹をたてたれみりゃ親子は、たまに館にやってくる、箒にのった少女に頼み込み、 こっそり館の外へ連れ出してもらったのだ。 けれど、そこで二つの誤算があった。 一つは、遠くへ来すぎて、館へ帰れなくなってしまったこと。 そして、もう一つは、このゲスまりさ達にからまれたことだ。 たしかにゲスまりさ達は、いつもれみりゃ親子がエサとして与えられるゆっくりより大きかった。 その体長は、帽子を抜かしても50cm前後はあるだろう。 だが、そこはくさっても捕食種・れみりゃ。 殆どが子供とはいえ、れみりゃ5匹に対して、 少しばかり大きいエサが3匹いたところでものの数ではないと思っていた。 しかし、それが大間違い。 親れみりゃは、ぎゃぉ~~とゲスまりさに襲いかかったが、あっさりよけられ、 逆に3匹のゲスまりさのコンビネーションの前に、なすすべもなく体当たりされ続け、 あっという間に泣き出してしまった。 すると、あんなにも強くて格好良いと思っていた親れみりゃがやられたことで、子れみりゃ達もすっかり意気消沈。 子供達だけで狩りをしたことが無いこともあり、パニック状態に陥ってしまう。 その隙を突かれ、子れみりゃ達も、さして抵抗するでもなくゲスまりさ達のオモチャとなってしまった。 これこそが、館のメイド達がゆっくりゃザウルスを外へ出したがらないかった理由だった。 当のれみりゃ達は、何故か"最高に強そうで格好良い"と感じるのだが、 ゆっくりゃザウルスへの変化はパワーアップでも何でもないのだ。 むしろ、全ての面において弱体化しており、 その戦闘力は、れみりゃ種の中でも最弱と言っても過言ではない。 しかし、なまじ物珍しく、また肉まんとしてもより肉厚が増えて美味しくなっているため、 ゆっくりを愛好する人間達や、れみりゃの味を知っているゆっくり達から、しばしば狙われ命を落としてしまう。 それを知らず、勘違いしたが故に、このれみりゃ親子の悲劇は起きた。 「おねがいやべでぇぇぇぇ! れみりゃをたべぢゃだべぇぇぇぇぇっっ!」 「「「むーしゃむーしゃだぜぇ~♪」」」 泣き叫び哀願する親れみりゃと、構わずれみりゃの尻尾を食べ続けるゲスまりさ達。 親れみりゃにとって、永遠に続くかと思われた生き地獄は、 断続的な地響きと、その後に続く鳴き声……"とってもエレガントでイケている"と 親れみりゃが苦痛を忘れて聴き惚れた歌によって、遮られた。 『ティ~ガティガティガ♪ ティガれみりゃ~~♪』 「だれだぜ! じめんをゆらすのをやめるんだぜ!」 「なんだぜ? だれがうたってるんだぜ?」 「だれだぜ? まりさたちのしょくじをじゃまするのは!」 きょろきょろ左右を見回すゲスまりさ達。 しかし、見えるのは、湖と木と緑と潰れた肉まんと今たべているにくまんと……。 「ゆっ? だれもいないんだぜ?」 「おかしいんだぜ!」 「もういちどかくにんするんだぜ!」 ゲスまりさは警戒を怠らず、3匹がそれぞれ背中を合わせて、死角を無くす。 ゆっくりらしからぬコンビネーションは、この3匹が長年をともにし、 いくつかの修羅場を乗り越えてきたことを示していた。 「……うぅ?」 一方、一時的にとはいえ、解放された親れみりゃもまた、 "エレガントでかっこよくて綺麗な声の"歌の主を、目だけを動かして探す。 『ティ~ガティ~ガティガ♪』 「「「姿をあわらせだぜ!」」」 いらつくゲスまりさ達。 何度みても、そこには異常は確認できない。 見えるのは、湖と木と緑と潰れた肉まんと今たべているにくまんと……。 ……緑? この緑は葉っぱじゃない。 それによく見ると動いている。 『ティ~ガティガティガ♪ ティガれみりゃ~~♪』 ゲスまりさ達は、その視界に入っている緑を追って、徐々に顔を上げていく。 同じく、その緑色の存在に気付いた親れみりゃも、つられて瞳を上へ向ける。 そして。 「「「うぶっぼげぇぇぇ!!!」」」 「うーーーーーーっ!!!」 声にならない驚愕の叫びと、まるで神にでも出会ったかの如く感嘆に染まった叫びが、湖畔に重なる。 ゲスまりさと、親れみりゃが見上げた先、 そこには、超巨大ゆっくり・ティガれみりゃの満面のしもぶくれスマイルが広がっていた。 ゲスまりさの視界に入っていた緑色は、ティガれみりゃの足先だったのだ。 『ティガ☆れみ☆りゃ☆う~~~~♪』 「げぇぇぇぇぇぇぇっっっ!」 「う~~~~~~~~♪」 ゲスまりさと親れみりゃを見つけ、お得意のダンスを披露するティガれみりゃ。 ゲス達は恐怖で青ざめさせ、親れみりゃは興奮で顔を紅潮させている。 「か、か、か、か……かっこいいどぉーーー!!!」 目をキラキラと輝かせる親れみりゃ。 自分がゆっくりゃザウルスになった時も、鏡を見ては惚れ惚れしたものだが、 いま目の前に立っているれみりゃは、そんな自分から見ても格が違う! 「ま、まさに、かりしゅまだどぉ~~~♪」 ゲスまりさ達に虐められ、子供を目の前で失い、絶望のさなかにあった親れみりゃにとって、 このティガれみりゃの存在は鮮烈だった。 これこそ、自分達れみりゃが目指すべき姿! れみりゃ達の救世主! れみりゃの完成系! れみりゃの最終兵器! れみりゃを終わらせたれみりゃ! 「れみりゃが歩いたばしょなど、このれみりゃはすでに2000年前につうかしてるんだどぉ~~♪」 ……と、錯乱するほどに、親れみりゃは感動を覚えていた。 一方、ゲスまりさ達といえば、 口をパクパクさせたまま動けずにいた。 あまりにも違いすぎる大きさは、それだけで相手の戦意と思考を喪失させる。 まして、こざかしくもこれまで何度かの修羅場を切り抜けてきたゲスまりさ達だったからこそ、 いま目の前にいる巨大なゆっくりが、いかに絶望的な存在かを本能的に察してしまっていた。 本能的な恐怖が体を萎縮させ、ゲスまりさの体を、こおりつかせて動けない状態にさせていた。 『うっ~う~♪ れみりゃとおんなじれみりゃがいるどぉ~♪』 「うーうー♪」 ティガれみりゃに呼ばれたことが嬉しくて、うれしそうに反応する親れみりゃ。 立ち上がり、一緒に踊ろうとして…… 「うっぎゃぁぁっ!」 体の無い部分を動かそうとして痛みがよみがえり、 四肢と尻尾を食べられてしまっていたことを、嫌でも思い出す。 『う~~~?』 そんな親れみりゃの様子を不思議そうに眺めるティガれみりゃ。 やがて、肉餡の脳が、的はずれな答えを導き出す。 『わかったどぉ~♪ おなかがすいてうごけないんだどぉ~♪』 ティガれみりゃは言うや否や、 足下でかたまっているまんじゅうを一つつまみ上げる。 「た、たすけるんだぜ!」 「し、しらないんだぜ、まりさは無関係なんだぜ…」 「そうだぜ、それにきっとそのまりさが一番おいしいんだぜ…」 「ど、どぉじでぞんなごどぉいうんだぜぇぇぇぇっ!!!??」 ゲスまりさは、いかにもゲスらしく、自分のためだけに仲間を売り払おうとする。 『うーー、うるちゃいおまんじゅうだどぉーー』 ティガれみりゃは、つまみ上げたゲスまりさに、少しだけ力を込める。 『うるちゃいと、つかれたれみりゃがたべられないんだどぉー! しずかにしないとたーべちゃうぞー♪』 「ぷぎょげっ!」 ティガれみりゃの指に込められた力に耐えきれず、瞬時にパァーンと弾けるゲスまりさ。 ちょっとしかるだけのつもりでも、ティガれみりゃの力は、普通のゆっくりにとっては致命的な威力となってしまう。 『う~~~♪ れみりゃしっぱいしちゃったどぉ~~♪』 てへっ♪と舌を出しておどけるティガれみりゃ。 「や、やめるんだぜ~~~~!」 二匹目のゲスまりさをつまみあげるティガれみりゃ。 『しぃぃ~~~~だどぉ♪』 ティガれみりゃは、おとなしくするよう告げるが、 生命の危機にさらされた生物が、それでおとなしくなるわけもなく。 「はんすんだぜ! このでかにくまん! まりさよりあっちのまりさの方がおいしいんだぜ!」 「やぁべろぉぉぉ! ぞんなごどいうなぁぁぁぁ!」 『う~、おまんじゅうのくせにれみりゃのいうこときかないなんて、なまいきだどぉ』 いつまでたっても静かにならないゲスまりさ達に、 ティガれみりゃは、ぷくぅ~と頬を膨らませる。 「ぎょえぇ!」 無意識的につい力がこもってしまったのか、ゲスまりさがパァーンと弾け飛ぶ。 『うーーーっ! どぉーしてうまくいかないんだどぉー!』 いらつき、3匹目のゲスまりさをつまみあげるティガれみりゃ。 「や、やめてほしいでございますだぜ…」 卑屈に下手に出るゲスまりさ。 一方、ティガれみりゃはゲスまりさの言葉など聞かず、 ポケットに手を入れガサゴソと動かした後、そのまま空の手を取りだした。 『うっう~~~! すぴあ☆ざ☆ぐんぐにるを、忘れてきちゃったどぉ~~♪』 "れみりゃのおっちょこちょいさん♪"とでも言いたげに、 自分の頭を軽く叩き、頬を赤く染めるティガれみりゃ。 ちなみに、"すぴあざぐんぐにる"とは、 ティガれみりゃがポケットの中にしまって持ち歩き、 ゆっくりを狩る時に愛用する、立ち枯れた木のことだ。 ティガれみりゃは、その木の枝にゆっくり達を突き刺して、 "とくせいゆっくりだんご"を作って食べる習性があった。 「ま、まりさにひどいことすると、ドゲスたちがだまってないんだぜ、わかったらさっさと……」 ゲスまりさは、相変わらずティガれみりゃに自分を見逃すよう説得を続けていた。 しかし、ティガれみりゃ相手にそんな交渉は意味も無く、 「ゆべしっ!」 次の瞬間、押しつぶされて体を四散させていた。 『う? またやっちゃったどぉ♪』 しかたない、それじゃ次のおまんじゅうで……。 ティガれみりゃは足下をみるが、そこには既にゲスまりさはいない。 それはそうだ。 3匹のゲスまりさは、他ならぬティガれみりゃによって殺されたのだから。 『う~~~! これじゃ、れみりゃにごはんをあげられないどぉ~~~!』 鼻の上のあたりを真っ赤にしてジタバタするティガれみりゃ。 『しゃくやーー! はやくれみりゃたちにぷっでぃんもってきてぇーー!』 と、お決まりに、いもしない従者の名前を呼ぶが、当然誰かがくるはずもない。 『うー……』 しかたなく、短い手と膝をつき、顔をよせて、 小さな親れみりゃに話しかけるティガれみりゃ。 『うー、ごめんだどぉ。おまんじゅうなくなっちゃたんだどぉー』 ティガれみりゃは詫びるが、 それに対して親れみりゃの方は全く気にする素振りもない。 それどころか、自分達をいじめたあの3匹のゲスまりさを、 まったく寄せ付けず倒してしまった強さに、ただただ感動していた。 「うーうー♪ れみりゃは気にしないどぉー♪ それより助けてくれてありがとうだどぉー♪」 『う~~? いいのぉー?』 ティガれみりゃからすれば、別に助けたつもりもなかったので、 ただただ自分のミスを許してくれて、おまけに何故か御礼を言われたことに気分を良くする。 『うー♪ ちっちゃなれみりゃは優しい良い子だどぉ♪ れみりゃは、れみりゃにごほうびをあげたいどぉー♪』 「うっ? ごほーび?」 『そうだどぉ♪ なんでも言ってねぇ~♪』 うっふんとウィンクし、 うんしょ、うんしょと立ち上がるティガれみりゃ。 「……うぅー」 親れみりゃは考える。 そして、自分の置かれた立場を思い出した。 迷子になってしまったこと、子供を失ってしまったこと。 次々に悲しみがよみがえってきて、自然と涙が流れてくる。 『うーっ! どぉーしたんだどぉ?』 「うーーー! うーーー! うーーー!」 『う~~、れみりゃに泣かれると、なんだかれみりゃもかなしくなるどぉ~~』 困ったような笑顔のまま、ティガれみりゃは目尻にうっすら涙を浮かべる。 「……う~、れみりゃ、おうちにかえりだいどぉ」 嗚咽をすすりながら、親れみりゃは口を開く。 そう、おうちへ帰ろう。 そして、ぷっでぃんを食べて、さくやに慰めてもらって、ふかふかのベッドで眠ろう。 親れみりゃは、それだけを強く願い始める。 『う~~♪ わかったどぉ~~♪』 「うっ?」 『れみりゃがいっしょにおうちを探してあげるどぉ♪』 ティガれみりゃは、潰さないよう、優しく手の平の上に親れみりゃを乗せ、 自分の顔の前へ持ってくる。 至近距離で互いの顔をじっと見つめ合う、ティガれみりゃと親れみりゃ。 『う~~♪ ちっちゃいれみりゃだどぉ~~♪』 「う~~♪ おっきぃれみりゃだどぉ~~♪」 自然と笑顔になる、ティガれみりゃと親れみりゃ。 『うっうー♪ ちっちゃいれみりゃもかわいいどぉー♪』 「うっうー♪ おっきぃれみりゃもかっこいいどぉー♪」 互いを褒め合い、たたえ合う2人(?) ティガれみりゃは、親れみりゃを自分の頭の上に乗せる。 「う~! すっごい高いどぉー! 風がきもちいいどぉー♪」 痛みも忘れ、喜ぶ親れみりゃ。 実際、既に手足はだいぶ再生しており、 ふりおとされないようティガれみりゃの頭にしがみつくくらいのことはできるようになっていた。 最弱といえど捕食種れみりゃ。ゆっくりゃザウルスとなっても再生力は健在である。 『うー、それじゃいっくどぉー♪』 「うーっ♪」 よったよったのしのし。 よったよったどったどった。 頭の上にゆっくりゃザウルスを乗せて、 ティガれみりゃは湖に背を向けて、森を進んでいく。 ……紅魔館は、湖の対岸にあるのだが、 そんなことはティガれみりゃも親れみりゃも知らなかった。 2人はそろって楽しげに、うぁうぁダンスのリズムを取り始める。 『「うーうーうぁうぁ♪ うーうーうぁうぁ♪」』 楽しげに歌って踊るうち、親れみりゃは、 自分の中に芽生えつつあった嫌な疑問を払拭しはじめていた。 疑問。 それは、あのゲスまりさ達がたびたび口にした内容。 "れみりゃ達はおぜうさまではなく、たべられちゃうにくまんなの?"という不安。 けれど、そんなのは気のせいだ。 あのいじわるなゆっくり達がウソをついたに決まっている。 (だって、こんなにも可愛くて強いティガれみりゃが、にくまんなわけないもん!) 親れみりゃは、強く確信し、ティガれみりゃにあわせて快心のリズムを刻んでいく。 『ティガ☆』 「れみ☆」 『りゃ☆』 「うー♪」 『「にぱぁ~~~♪」』 にぱぁ~のタイミングでティガれみりゃと親れみりゃは、 その下ぶくれスマイルを最高に輝かせた。 あまりにも歌も踊りも素敵だったから、気持ちよくて楽しかったから、 だから2人は気付かなかった。 ティガれみりゃの進む先、空中を浮遊する1人の少女の姿を。 人とも妖怪とも違う、もっと強くもっと恐ろしい、幻想郷からは本来姿を消した存在。 甘ったるい桃ばかりに飽きて、塩からいツマミを探していたその"鬼"の存在に。 to be continued 次回予告 『ティガれみりゃ4・誇りをかけた試練(後編)』 ============================ (あとがき) どうも、ティガれみりゃ第三回です。 すみません、ちょっと長くなってしまったので前編後編わけました。 ……というか、風邪をこじらせてしまいまして、 そろそろ意識が朦朧としてきたので、とりあえずここで区切らせていただきます。 (ほんとはこの先が書きたくて、このエピソード作ったのにorz) それと、本当にどうでも良いことではあるんですが、 そろそろモンハンが元ネタのタイトルが尽きてきました……。 byティガれみりゃの人 ============================ 続 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/151.html
美味しい彼女 序審裁判制の3日をフルに使った長丁場は、辛くも勝訴で終わった。 毎度毎度崖っぷちのサイバンだね、ひやひやしたよ!と助手の真宵はひとしきり笑い声を上げたあと、 真面目な顔をしておめでとう、と成歩堂に言った。お祝いをしなきゃね、とも。 お祝いといえば美味しいもの食べなきゃ、と無邪気に笑いながら言う。その意見は否定することなど不可能だった。 成歩堂にはめずらしく経済的余裕があったのもあり、いつものみそラーメンのかわりにちょっと贅沢をしてしまおうかと話は進み、 国道沿いの焼肉屋のチェーン店に足を運んだ。 マニュアルどおりのイントネーションのいらっしゃいませの声を聞きながら、いつかはちゃんとした高級店で食べられるような身分に なるのだろうかと詮無いことがちらりと成歩堂の頭の片隅をよぎった。 しかしながらかたわらの真宵はこの状況に充分ご満悦のようで、店内のあちこちからのぼりたつ煙をうっとりと眺めていた。 「お肉、ひさしぶりだなぁ」 「…そんなに感慨深い声で言わなくても」 可哀想な子に見られるぞ、とこれは心の中でツッコミを留めておいた。 「なるほどくん、こういうときは『焼き肉くらいいつでも食べさせてあげるよ!』って言うもんだよ、オトコノコは」 「そこまでの甲斐性を僕にもとめられてもなぁ。毎月きちんとお給料あげてるだけでなんとか満足してよ」 「ううう。おねーちゃあん、なるほどくんが情けないよぅ」 おおげさにため息をつきあらぬ虚空を見上げる真宵をはいはいと宥め、店員の指示に従い席へと連れて行き、向かい合う形で座る。 折りたたまれたメニュー表を渡してやると豪快に机一杯に広げた。 このほうが一気に見られてみやすいじゃない、という言は確かに正しい。 ただもうすこしおしとやかとか、女らしさとか、そういった単語の意味を追求して欲しいかもしれない。 「なににする?」 「豚バラでしょ、特製カルビでしょ、牛タンも美味しそう…あ、お肉だけじゃなくてお野菜も欲しいな! 大根のじゃこサラダとか、美味しそうだよ」 「真宵ちゃん、あのね、今日は二人だけなんだから食べきれる量だけ頼もうよ」 「だーいじょうぶ!あたし、全部食べきっちゃうから。太らないし、安心してなるほどくん」 「…そうだね。きみの胃袋はブラックホールだったね」 真宵の体型は食べた量に比例することなく、贅肉などかけらも見当たらなかった。 手足が細いのはいいけれども、成歩堂としてはもう少し付くところにはついてほしいというのが本音である。 彼女の姉と比較するほうが間違っているのだが、それでも姉妹でここまでの差があるのはいかんともしがたい。 思わず彼女の胸周りを見てしまう。 真宵はメニュー選びに夢中になっているので、成歩堂のそんな不躾かつけしからん視線には気づく気配がないようだ。 安心していたらふいに真宵は成歩堂に視線をよこしてきた。じっとアーモンド形の大きな目に見つめられる。 まずいばれたかと、内心成歩堂は冷や汗をかく。 「なるほどくんは何にするの?」 「あ?…そだね」 外食をしにきたものとして当然の問いをふっかけられた。煩悩たっぷりの思索にふけっていた成歩堂は、 とりあえず糾弾の問いかけでなかったことに胸をなでおろすも、ここで不審な対応をしてはいけないと心身ともに引き締めた。 そう、ピンチの時こそふてぶてしく笑え。 …いやいや、ここで笑ったらますます怪しい人物だ。彼はなににでもとれるニュートラルな表情を顔に乗せた。 「もう、何をボーっとしてたのよう」 「ごめん。なに食べようか迷っててさ」 「こういうのは、いいなって思った瞬間ぱぱっときめちゃうもんだよ」 「そうだね」 早く早くと促されて、メニュー表から適当に品を指定する。すいませーん注文おねがいしまーすと大きな声で店員を呼ぶ真宵は、 先ほどの成歩堂の視線に気づいた様子もない。 たぶん、これからやってくる美味しい食べ物への期待が、彼女の注意力を散漫にさせたせいだろう。 もし相手が鞭少女、はたまたコーヒー男だったら自分に容赦ないツッコミを食らわせて、 いまごろ自分は鞭のアザだらけになるか、コーヒー染みでクリーニング代に泣く事になっているかのどちらかに違いない。 親友であるところのヒラヒラ検事の場合だったら、あの泣く子をもっと大泣きさせるような眼光で睨みを利かせてくることだろう。 「いっただっきまーす!」 元気よく乾いた音を立てて手を合わせて、真宵は高らかに食事の宣言をする。 どんなに腹が空いていても、彼女はいつだっていただきますの挨拶を欠かしたことはない。 「 だって食べ物に失礼だよ!」とくりくりした目で見上げて自分に説くさまは、まるで子供を躾けるかのようだった。 そんな彼女のしぐさを見るたびに、僕のが年上なのになあ、と成歩堂は苦笑するのだが、そういう時の気分はけっして悪いものでは なかった。 くすぐったいような甘いような。大人ぶる子供を見て微笑ましくなる気分とよく似ているかもしれない。 「なるほどくん、こっち焼けてる!はやくとらなきゃ焦げちゃうよ」 「ん。真宵ちゃんタレとろうか」 「じゃあそっちの特製ダレとって。さいしょはこってりいかなきゃね」 「えー、豚バラには塩ダレだろ」 「塩もいいけど、あとあと。大体、その特製ダレだって妥協案だよ?しょうゆベースでしょ?これ。ほんとはみそダレがあるといいのにね。 今度はみそダレのあるとこにつれてってね」 「焼肉屋を選ぶ基準にタレを持ってくる人はそういないんじゃないかな、真宵ちゃん」 「えー?みそは重要だよ」 「きみはみそがあればなんでもいいのか」 「あはっは、そうかも」 「そのうち目玉焼きにもみそをかけはじめたりしないよね」 「あ!それ新境地だね、美味しそう」 「目玉焼きにしょうゆは譲れないぞ日本人として!」 「きゃ!やだなあ、テーブル叩かないでよ!」 真宵の言動は不思議なところが多すぎる。でっぱったちょんまげのような奇妙な髪型に包まれた脳には、もっと珍妙な思考が渦巻いているのだ。 成歩堂は職業病ともあいまって、つい突っ込まずにはいられない。 前にそうこぼしたら、法廷でのツッコミ力を鍛えられていいじゃない、とこれまた的外れな返事をされた。 そのほか思い出すとさまざまな(主に疲れを誘発する)できごとがぽんぽん出てきてだんだん力が抜けてきたので、 成歩堂は精をつけるべく目の前の焼けた肉に箸をつけた。 口を開けて放り込むと、最初はタレの香りがして、次にじゅわっと温かい肉汁が溢れる。 忙殺されてカロリーメイトだのウィダーインゼリーだの、戦うビジネスマン必携携帯食しか口にしていなかった身としては、染み渡るうまさだった。 ここにビールを流し込むと、それはもう生きててよかった、大人でよかった、としみじみ思えるようになる。 子供のころにはけっして知りえない感動が身を包む。 向かいの席の真宵も似たような感動を味わっているらしく、目をつむってそれに浸っていた。 もっとも、彼女の場合はアルコールは抜きだが。 「んまいねぇ…」 ほうっとため息とともに呟かれたため息には幸せの色が目一杯溶け込んでいた。 真宵はいつも元気に笑っているイメージがあるが、そんな彼女の笑顔の中でも、美味しいものを食べているときの笑顔は格別だと 成歩堂は密かに思っている。 「さあ、どんどん焼いちゃうからねなるほどくん」 「おー。どんどん食べるといいよ」 腕まくりせんばかりの勢いで、真宵は焼き網に新たな肉を投入していく。 カルビ、タン、ホルモン、ハラミ、香ばしいにおいが立ち込めて、食欲を刺激する。 焼いたものを片っ端から胃袋に収めていく彼女。ぱくぱくと擬音を付けたくなるくらい豪快な食べっぷりだ。 しかし下品というわけではなく、勢いはあるのに食い散らかすという印象は生まれてこなかった。 彼女の生まれは古い家だから、躾もそれなりに厳しかったのだろうか。 しっかり噛んで食べなさい。食べてるときにしゃべったらお行儀悪いわよ。幼い彼女がそう姉に言い含められているところを想像して、 微笑ましくてつい頬がほころんだ。 母代わりとも言える姉の言葉は彼女にとって絶対だっただろう。 こくんとうなづく小さな真宵の姿は実にかわいらしい想像図だった。そこまで考えて自分に幼女趣味はなかったはずだと成歩堂は思い直す。 やっぱり目の前の、大人…というほど成長はしていないけれど、かといって全く分別のわからない子供ではない、まさにお年頃の今の真宵が一番好きだと感じる。 自分の食欲を満たしつつ、真宵の食べっぷりを観察する。 ふっくらとした唇を開けて、肉をほおばる。うっかり受け止め損ね、口の端から流れ出る肉汁を慌てて布巾で拭う。 脂に濡れた上唇を小さな舌がぺろりと舐めて、充分に咀嚼された口の中身のものが、白い首筋の中を通っていく。 その一瞬、のどが蠢く。また新たに次の一口に取り掛かろうとして口を開けると、真っ白な歯列と赤い舌がちらりと見えた。 その一連の動きがどうにも刺激的な代物で、思わず成歩堂は唾を飲み込んだ。 ――いかん、今日はどうも下半身方向に思考が偏る。 真宵は共に戦う助手であり、大事な師匠の守るべき妹であり、大切な気の合う友人であった。 しかし最近になって、そこに愛すべき恋人という項目が追加されていた。 なおかつ裁判で立てこんでここのとこさっぱりそういう雰囲気がなかったのがいけなかったらしい。 普段なら反応しないようなことにまでセンサーが敏感になっている。 最初は、食欲にまい進する真宵をみて、素朴にかわいいな、と思っていた程度なのに。 いつの間にかそこに色を含んだ魅力を感じるようになってしまっている。 「どうしたの?食べないならもらっちゃうよ」 「あ、ああ、どうぞ」 小首をかしげて無邪気に聞いてくる真宵がいっそ憎らしいほどだった。 男は不便な生き物だなとこっそりため息をついて、とりあえず今は食欲に専念してくれと体に訴えかけるも、 一度ふくらんだ妄想はなかなかやんでくれはしない。 食べているものが肉、というのがまたまずかったのかもしれない。 まだせめてラーメンだったら、ここまで淫らには見えなかっただろう。 そもそも、ラーメン屋だと向かい合うのではなくてカウンターで並んで食べるから、こんなにまじまじと食べる姿を見ることはない。 しかし、真宵の姿を見られないのは、それはそれで寂しい。 アンビバレンツに苦しむ一人の男がここにいた。しかし、それを彼女に悟らせてはいけない。男の沽券にかかわるというものだ。 「ね、なるほどくん」 「何?」 平静に、平静に、と言い聞かせがら、真宵の問いかけにさわやかな笑みを浮かべて見せた。だいじょうぶ。だいじょうぶ。 「今日、なるほどくんの家に行っていい?」 「ぐはっ」 ………だ、だいじょう…ぶ…………なわけがなかった。酷だ、酷過ぎる。成歩堂はうめいた。どうしてこの子は、こんなバッドタイミングで爆弾発言をかましてくるのか。 既に成歩堂に余裕の表情を繕うことは不可能になっていた。法廷でも評判の汗ダラダラ姿を晒していることを自覚しながら、這うような声で真宵に問い直す。 「な、なんでかな。真宵ちゃん」 「トノサマンの新作DVDを買ったんだけど、ウチにはプレーヤーがなかったんだよね、うっかりしたことに」 「それうっかりの範囲か!?」 「うん。ほらあたし、そそっかしいからさ」 「そそっかしいで済ます問題でもないと思うんだけど」 「…だめ?どうしても、見たいんだけどな」 上目使いで、顔を覗き込まれる。――成歩堂は、真宵のこの仕草にとことん弱かった。だから、 「だ、だめなんかじゃないけどさ」 …などと返事してしまったのである。 「やった!わーいなるほどくん、ふとっぱらー」 ぱちんと景気よく両手を叩いて、真宵は跳ねんばかりに喜んでいる。それをみて成歩堂は、乾いた笑みを浮かべるだけで精一杯だった。 付き合っている恋人が、自分の家に来て、風呂を借りる。その後に入れ違いで、自分が入る。 …ここまでのシチュエーションでこの後考えられる展開は一つしか考えられない。 が、しかし。 「いっけえええトノサマン!そこ、トノサマンスピアだよ!」 風呂に入っている成歩堂の耳には、そんな期待を吹き飛ばす実に威勢のよい声が聞こえてくるのだった。 「そこだ、ひねって攻撃をかわして…やったああああ!!」 ぱちぱちぱち…と拍手まで聞こえてきた。成歩堂には、たかが子供向けの特撮番組にどうしてそこまで熱中できるのか、 まるで理解できない。 楽しそうな真宵は見ていて心地いいものだけど、自分を相手にしてくれないことには全く意味がないのだ。 子供向け番組のヒーロー相手に負けるのかと思うと、ぶくぶくと湯船に沈んでしまいそうな自分がいる。 そんな自分に渇をいれながら、成歩堂は温まった体を湯船から起こした。 浴室の扉を開けると、くぐもって聞こえていたトノサマンのBGMがクリアになって耳に入ってくる。 ちょうど、エンディングロールが流れているところのようだ。 「あー、燃えたね!すっきりした!」 手早くパジャマを身に着けて居間をのぞいてみれば、真宵がやはりパジャマ姿でぐったりと伸びていた。 「真宵ちゃん、DVD終わったらちゃんと電源落としといてよ」 「わかってるよう、なるほどくんてば電気代もやばいんだね」 「そーだよ。どーせ赤貧弁護士だよ」 くす、と笑う真宵に、成歩堂はふて腐れた返事をする。大人気ないとわかっているが、それでも面白くない。 自分をほっといて、別のことに集中する真宵。こっちの気持ちなんてわかってくれやしないんだ。 そんなふうに子どもっぽくいじける自分が、たまらなくいやだった。こんな日はさっさと寝てしまうに限る。 寝れば、妙なことを考えずにすむから。 戸締りとガスの確認をして、居間のソファーにもたれこむ真宵のところへいく。 「真宵ちゃん、僕そこで寝るからさ、真宵ちゃんは僕のベッド行ってくれる?」 「え」 真宵はきょとん、とした顔で見上げてきた。 「やだなあ、なるほどくんてば」 「なにが?……て、わ!?」 見下ろしていた真宵の顔が急に近づいてきた。それは彼女が立ち上がったせいだったのだが… 気づくと、首に腕がまわされて、唇に柔らかい感触がした。 一瞬だけの触れ合い、そしてはなれてみれば、赤い顔の彼女がいる。 「……女の子から、こんなことやらせないでよね。なるほどくん」 恥じ入る気持ちを押し込めた、小さく細い声。赤らめた頬に、潤んだ瞳。 急激に展開した色事に目が白黒する。信じられない成歩堂は、情けなくも真宵に問う。 「で、でも真宵ちゃん、トノサマン目当てで僕んちに来たんじゃ」 「もうっ!そんなの、ストレートにいえるわけないじゃないっ。なるほどくんてば、デリカシーないよ!」 「ごめん!」 ぷいっと横を向かれて慌てて成歩堂は真宵を抱きすくめた。途端に鼻先をかすめる、シャンプーの香り。 風呂上りのため、真宵の長い髪はそのまま流れて、さらさらと気持ちのよい感触が腰にまわした手にからみつく。 「歯、ちゃんと磨いてなかったら怒るよ?」 「それはだいじょうぶだから」 「ならよし。焼肉のにおいのキスなんて、ムードぶち壊しだもんね!」 ベッドに入る前に子供向け番組に夢中になってるのはいいムードとはいえないんじゃなかろうかと成歩堂は思ったが、 黙っていることにした。 これ以上、彼女の機嫌を損ねるのは愚策の極みというものである。 ベッドに下ろして、ゆっくりと覆いかぶさった。一瞬だけ視線を絡めて、あとはお互いに吸い寄せられるように唇を重ねあう。 先ほど真宵が仕掛けてきたような、軽い触れ合いではとても満足できなかった。角度を変えながら、少しずつ攻めてゆく。 「はぁ…んんっ」 酸素を求め一瞬開いた口の隙を逃さずに舌を侵入させた。びく、と真宵の体が震えるのを感じたが、それは嫌がっているからではなく、 ただ単にびっくりしただけのこと。 それが証拠に、真宵は拙いながらも一生懸命に舌を絡ませようとしてくる。 その動きを優しく受け止め、かつより性感を煽るように、舌先に神経を集中させた。 ちゅ、ちゅ、と唾液の混ざり合う小さな音。体を重ねている当人同士でしか聞こえない、ひそやかな秘め事の象徴だった。 「…ぷはぁ……はぁ……」 やっと唇を離されて、真宵は酸素を求めるように大きくを口を開けた。目の潤みはますます増して、成歩堂をぼんやりと見上げている。 「キスって、むずかしいよねぇ…すぐ、息あがっちゃうもん」 「鼻から息吸わなきゃ、そりゃ苦しいって」 「う、でも、舌も動かさなきゃ…って思うと、息するの忘れちゃうんだよ」 「あはは」 真剣な顔で頬を膨らませる真宵が、おかしくもあり、いとおしくもあった。胸にきゅうっとこみあげる温かいものを感じながら、 成歩堂は真宵の首筋に唇をよせ、かるく吸い上げた。 「あんっ…」 白い肌に薄くうっ血の跡が付くさまは、壮絶に色っぽい。調子に乗って場所を変えて付けていく。 そのあいだ、両手で胸に触ることも忘れない。真宵の乳房は、成歩堂の大きな手のひらにすっぽり収まってしまうサイズだ。 全体を揉み解すように刺激を与えてやると、いやいやと首を振るのが見えた。 「あ、…や、やだよう……そんな、……あん…」 「何言ってんの、乳首立たせてるじゃないか」 「ひゃん!」 かわいらしくたちあがりかかってる桃色の突起を弾いてやると、流石に効いたのか軽く眉をしかめて睨みつけられた。 もっとも、目のまわりを赤くさせて睨まれても、まったくもって効かないのだが。 「あたしのおっぱい、ちっちゃいのに…楽しくないでしょ?」 「そんなことないってば。こんなに気持ちよくなってくれるおっぱいなら、大きさなんて関係ないよ」 先ほどの焼肉屋でもう少し成長してくれれば、などと思っていたことはおくびにも出さず、成歩堂は真宵に微笑んだ。 すこし、意地悪な色を含ませて。 「真宵ちゃんだって、ほんとは揉まれるの好きなくせに」 「そ、そんなことないよっ」 「じゃ、なんで、そんな気持ちよさそうな顔してるの?」 「え…あ……あぅう」 ぷしゅう、と音が聞こえるかと思うくらいに、真宵の顔が真っ赤に染まった。かわいいなぁなどとのんきに思う。 成歩堂は親指と人指し指で乳首を軽く摘み上げて引っ張ったり、逆に押しつぶしたり、を繰り返す。 指を押し返してくる適度な弾力が気持ちいい。 こみ上げてくる性感を散らすように身じろぎをする真宵。先ほどの子どもらしさなどすっかり影をひそめてしまっていた。 その些細な動きの一つ一つが、しっとりとした女の香りを放っている。 「やぁ……じんじんするぅ…」 「痛い?じゃ、もっと柔らかいので触るね」 「え、ちょ、…ふあ…!あ、やぁ、……ああ……だめぇ………」 乳輪ごとべろっと大きく舐めた後、乳首に吸い付いた。 最初は軽く、徐々に音を立てて吸ってやると、真宵の体が小刻みに震えだした。 切れ切れの喘ぎ声が濃密な空気に溶け込んで、耳に心地よく響く。 もっといじめてみたい、そんな不埒な欲求が成歩堂の体を駆け巡る。 空いた片手を胸から脇腹と撫で滑らせて、下腹部と届かせる。薄い茂みを指でかき分けて、中の襞に指を埋め込ませた。 「きゃああああああああああ!」 中指でクリトリスを探し当て、軽くこすりあげてやると一際高い悲鳴があがる。 「あん、も、…やだ、そこぉ……」 そこはもう既にうっすらと水気を帯びていた。やじゃないだろ、とからかってやりたかったが、いかんせん口はまだ乳首を弄んでいる真っ最中だ。舌先と指先で、それぞれの肉の感触を存分に味わう。 「はぁ、はぁ、…やぁ……も、おかしくなるぅ……なるほどくん……」 たっぷりの色と潤みを含んだ、甘えた声。思わず顔を上げて真宵の顔を覗き込めば、羞恥と快楽に引き裂かれ、その合間に漂い喘ぐ牝の表情がそこにある。 ――ああ、美味しそうだ。 成歩堂は無意識にわいていた生唾をごくりと飲み込んだ。 「すっごくイヤラシイ顔してるよ」 「やだぁ……なるほどくんが、へんなこと、するせいでしょ……」 「へんなこと、ってどんなこと?こう?」 「ぁああ!!」 クリトリスをいじっていた指を、一本だけ膣口に差し入れた。ぎゅうと締め付けてくる。そのくせ、もっともっとと誘い込むように、奥の襞は妖しく蠢いて異物を取り込もうとしている。 「はぁ……やあ…んっ……あ、あ、…」 その動きに従って、奥へ奥へと指を進めて、Gスポットに達したところで指を曲げてやると、膣全体が収縮して指を包み込んだ。 「すごいね、真宵ちゃんのココ。僕の指を離してくれないよ?」 「ふぅううう……あん……もぉ……」 「そんなに睨まないでよ。真宵ちゃんだってキモチイイだろ」 「…」 「違うの?じゃあやめちゃおっかな」 「や、やだぁ!」 ずるりと指を引き抜こうとすると、真宵は目を見開いて首を振った。 「やめてぇ……抜かないで、もっとぉ……」 「……はは、ずいぶんえっちな子になっちゃったよね。真宵ちゃん」 「うん……だって、なるほどくんとしてると、ぁあん!……きもちいいんだもん…」 うっとりと細められた目の奥に、優しい光がともっていた。子どもっぽい彼女が時折見せる、ひどく大人びた姿の片鱗がそこにある。 「ね、だから。欲しいな、なるほどくんが……ねぇ……きて……」 ―――ここで断れる男がいたら心底お目にかかりたい、と成歩堂は思った。 こちらがからかっているつもりだったのに、いつの間にか彼女に取り込まれそうな勢いだ。 これだからこの子は油断ならない、と内心舌を巻く思いだった。 避妊具をつける間も惜しく、成歩堂はすっかり準備万端だったペニスを、ピンク色の割れ目にあてがった。 ぢゅ、と濡れた音がして、ずぶずぶと先端を飲み込ませていく。 「ン……あ、きてる…」 「痛くない?」 「ん……ちょっと、きついけど…へいき、だ、よぅ……」 小柄な真宵は、当然ながらその部分も人より狭かった。痛みもあるだろうに、健気にも耐えて男を受け入れている。 そんな彼女に、どうしようもないいとしさがこみ上げてきた。 なんとかすべてを収めて、おたがい大きく息を吐いた。そのようすがなんだかおかしくて、成歩堂と真宵は目を見合わせてくすくすと笑いあう。さざなみのような快感の予感が繋がった箇所からひろがっていく。 「…動くね」 「うん…あ、あ、はあぁあああああ!」 真宵の細い腰をもちあげて、軽く揺さぶって動かすと、弾かれたように大きな声が彼女の口から飛び出した。 狭くて、熱い。柔らかく弾力にあふれる膣の肉が、ペニス全体を包み込み、たたえようのない快感が成歩堂の脳髄を突き抜ける。 自分だけ気持ちよくなるのは反則だから、と先ほど指で散々刺激したスポットをカリ首で抉る。 「い、いいよぉ…そこ、きもち、いい…!ああ、も、ぁぁぁああああ!!」 「真宵ちゃん、真宵ちゃん!」 「なるほどくぅん…」 どちらからともなく、本能に突き動かされて唇を重ねた。お互いの間に空気が入るのが許せないくらい、ぴったりと密着させあう。 真宵の小さな体の中で跳ねる心臓の鼓動が、肌から直接伝わってきた。あたたかい。確かにそこにいる真宵の存在を感じる。 下半身の動きを激しくしていくと、真宵が苦しそうに成歩堂の背中を叩いた。 そういえばキスの最中に呼吸できないんだっけかと、さきほどの台詞を思い出して、唇を離す。 「ひゃあ、ひぃ、あああ!あ、あぁぁぁん!」 眦からぽろぽろ滴を零しながら、真宵は可愛い声を張り上げている。ただ、その表情に苦しさや痛みは感じ取れない。 擦れあうペニスに、愛液が大量に分泌されて絡みつくのがわかる。真宵は大分感じてきてくれているようだ。 「っ、真宵ちゃん、どんな感じ…?」 「う、うん、すごい、なか、いっぱいいっぱいって感じ…も、だめぇ…とんじゃいそ…」 「とんじゃいな、気持ちいいよ」 「でもぉ、怖い、こわいよう!」 ふるふると首を振りながら、真宵は成歩堂をじいっと見上げた。熱と快感に浮かされて、蕩けた表情でしがみついてくる。 「大丈夫、僕がしっかり捕まえててあげるから…さ、…ほら」 「お願い、なるほどくん………あ、きてるっ…も、イイ、いいよぉ…いっちゃう、いっちゃうぅぅぅ!!」 「ぅううっ…すご、しめつけ…やば、僕もイキそ…」 「なるほどくんっ……いっしょ、いっしょに、ねぇ、」 「うん……」 潤んだ瞳に見上げられて懇願されると、なんでも言うことを聞きたくなってしまう錯覚に陥ってしまう。 成歩堂は懸命にタイミングを合わせる。己の持つテクニックと集中力を結集させて、真宵の中に、最後の駄目押しの一撃をくわえ、 「…っ…ぅくぅ…ぁあぁぁぁああああああああ!!」 「…くっ…!」 背中を仰け反らせて達する真宵の中に、薄い膜越しの精液を放った。 「ここでゴムをきゅっと縛って…完了!よっし、後始末終わり!」 「ちゃんとゴミ箱に捨て終わったら後始末完了だよ…」 「えー、でも、なんかもったいないよ」 情交後の疲れもどこへやら、真宵はいつもの元気そのものの姿で、使用済み避妊具を弄んでいる。 成歩堂にしてみれば、自分の出したモノをいつまでもまざまざと見せ付けられるのは妙に恥ずかしいのでやめてもらいたいのだが、 真宵は「このたぷたぷした感触が楽しいよねえ」などと無邪気に笑っているので、もうどうでもいいかと言う気分になってきてしまう。 結局のところ、この台風のような彼女に、逆らえるわけがないのだ。 「適当なトコで捨ててね。あ、いつもみたいに投げたりしないで、ちゃんとゴミ箱のとこまでいって捨てるんだよ」 「めんどくさいよー、なげちゃえば一発じゃない」 「もうすこし自分のノーコンっぷりを自覚してくれよ。いっつも僕があらためて捨ててるじゃないか」 「うふふ、ごめんね」 呆れ声に流石に感じるものがあったらしい。真宵は素直にベッドから下りて、きちんと処理をしにいった。 長くさらりとした真宵の後ろ髪が歩く速度にあわせて揺れている。その動きが妙になまめかしかった。 そうだ、次はバックからしてみたいな、などと馬鹿なことをとりとめもなく思う。 ベッドに戻ってきた真宵を、自分の横に優しく引き入れる。もぞもぞと体勢を整えたところで、前髪をかきあげて額にキスを落とす。 真宵が、くすぐったそうに目を細めるのがわかった。 「おやすみ、真宵ちゃん」 「おやすみ、なるほどくん。またあしたね」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1525.html
・現代。俺設定満載。希少種優遇。いつも通りだね!! ・ちょっと愛で入ってるね!気をつけてね! 思ったよりも時間が掛かりました。とりあえずどうぞ。 では、ゆっくりしていってね!!! 「だんなさま、あさですわ!おきてくださいまし!!」 朝。心地よい夢の世界に身を委ねていた僕は、いつもの大きな声で現実に引き戻された。 眠い目をこすりつつ寝起き特有の不機嫌な気分で声のほうに目をやると、 そこにはやはり、ウチで飼っているゆっくりさくやの姿があった。 銀色の髪を軽くまとめたおさげに、 ホワイトブリムが映える。 今日も実にキュートだ。まあそれで僕の眠気が吹っ飛ぶわけでもないが。 「だらしないですわ、だんなさま!はやくおきておしごとのしたくをなさってくださいまし!!」 「うん、まあ、それはいいんだけどさ… なんで君いつも目覚ましよりも早く起こすわけ?目覚ましの意味無いじゃん」 「よていのじゅっぷんまえこうどうがしんしのたしなみですわ、だんなさま!!」 「いや、だからそれも視野に入れての設定…まあいいや。着替えの仕度は?」 「いつものところにかけてあります!ゆっくりしたくしてくださいまし!」 ゆっくりする暇があるならもう少し寝かせろよ、と言うとまた小言が飛んでくるのでおとなしくしておく。 僕が着替え始めるのを確かめると、さくやは引き戸を開け颯爽と跳ねて部屋から出て行った。 もう彼女と暮らし始めて1年と少しになる。 最初は手間が掛からないペットという認識で、人気種の子犬でも買うつもりで大枚はたいて購入したのだが、 手間が掛からないどころかこっちの生活が少しだが楽になるという予想外な結果となった。 後で調べてみると、彼女はどうやらメイドの真似事をする習性があるらしい。 おかげでペットどころか、本職には遠く及ばないものの随分と便利なお手伝いができた。 だがしかし。さくやは非常に口うるさい。 それなりに今までのんびりと暮らしていたのが彼女が来てからというもの、 まるで母親と一緒に暮らしているような錯覚を覚える。少なくとも断じてメイドじゃない。 そのせいで僕はかなり規則正しい生活を送る事を余儀なくされてしまった。 とは言っても都会に出てから、一人寂しく暮らしていた以前よりはずっと楽しくやっている。 うるさくはあるが、さくやは可愛いし(ゆっくりに言うのもなんだが)器量もいい。 つまり僕はさくやが誰よりも大好きだ。 これで、あの妙な習性さえなければなぁ… 「おじょうさま、あさですわ!おきてくださいまし!!!」 「うー、まだれみぃおねむなんだどぉ…」 「いけませんわ!りっぱなおじょうさまはきちんとしたせいかつをするものです!!」 「うあ゛ー!なんでそんないじわるいうんだどぉ!さぐや!ざぐや゛ー!!」 あーうるさい。朝っぱらから喚くなよ… 忌々しいあの肉まんの声にイライラしながら、僕は朝食の準備をするために部屋を出た。 僕とさくやとおぜうさま 少し口やかましいが働き者で気配りもできるさくやが我侭を言ったのは、 一緒に暮らし始めて二ヶ月ほど経ってからだった。 「だんなさま…さくやはおねがいがあります」 「なんだ?珍しいな。 まあ言ってみなよ。よっぽどの事でなけりゃ聞いてあげるさ」 「…さくやはしあわせものでございます。なのに… たとえだらしなくても、ひとりではあさもおきられないだめなおかたであったとしても、 これほどにやさしいだんなさまがいるというのに…」 「いや、おだてるのはいいから……え?これ貶められてるの?どっち?」 「さくやは……おじょうさまがほしゅうございます!!!」 …お嬢様?何の? 訳がわからない。僕に妹とかはいないんだけど… 「どういうことさ。お嬢様って…」 「このまえ、ほんをよんでいたときにみたのです。 わたくしのようなゆっくりには、つかえるべきおじょうさまがいると… わるいことだとはわかっているのです!ほかにつかえるかたがほしいなどと! しかしもうかんがえただけでがまんができないのです!! どうか、どうか…」 ああ、もしかしてゆっくりの習性に関する本のことか。 確かにさくや種はれみりゃ種、それも胴付きに仕える癖があるって書いてたが、 今まで知らなかった物を自分で確認、自覚した事で我慢できなくなったんだな… そういえばさくやを買った時もなんか抱き合わせみたいな形で勧められたような気もする。 あんな脂っこい肉まん欲しくないから適当に聞き流したけど。 しかしあのブッサイクで頭が悪い肉まんと暮らすのか?でも他ならないさくやの頼みだしな…… ―――結局次の日、いくつかの条件を飲ませて胴付きれみりゃを飼う事を許した。 ウチに来てからというもの、ろくな要求もせずただ黙々と僕に仕えるあのさくやが。 何か欲しい物は、行きたい所は、やりたい事は無いのかと聞くたびに、 『だんなさまにつかえることが、さくやのなによりのしあわせですわ!!!』 と言って譲らなかったあのさくやが、初めて自覚しながらも我侭を言ったのだ。 きっと身を切るような覚悟だったのだろう。その辛そうな顔を見れば分かった。 ならば断るわけにはいかないではないか。 例えそれで、あの醜く知性の欠片も無い肉まんを家に招く事になるとしてもだ。 念願叶いとても幸せそうなさくやに僕の頬も思わず緩む。 あとは――― 「うぁー、さくやー♪ふっでぃんたべたいどぉ。ぷっでぃ~ん♪ かわいいれみぃにぷっでぃんちょうだいだどぉ~♪」 「はい、おじょうさま!きょうのおやつにはとっておきのぷりんをごよういしてありますわ!!」 「さくやばかだどぉ、ぷりんじゃなくてぷっでぃんだどぉ♪」 「そうですわね、おじょうさま!もうしわけございません!」 「うっう~☆うあ☆うあ♪」 ホントあれさえ居なけりゃなぁ… 上機嫌で奇妙な踊りを始めるでっぷりと膨れた肉まんに、笑顔が固まった僕は自分の血圧が上がるのを感じた。 ―――――――――― さくやは今とても幸せだった。 あの憧れのおじょうさまに、とうとう仕える事ができたのだ。 おじょうさまが来てから二日になり、今までよりさくやは忙しくなったがそんなことは気にならない。 辛い事や上手くいかない事もあるが、充実した日々を送っている。 それにこんな自分には勿体無いほど優しい旦那様がいる。 自分はあなたのほかに仕える方が欲しいなどと、 従者にあるまじき発言をしたというのにそれを受け入れてくださった。 旦那様にはとても大きな御恩がある。自分ごときでは全ては到底返せそうに無い程の恩が。 だがそれでも少しでも完璧で瀟洒な従者に近づき、 おじょうさまを立派な淑女にすることが恩返しに繋がるのだと、さくやは信じて疑わなかった。 少し品性が無く我侭が過ぎるおじょうさまは、従者専門である自分であっても非常に手が掛かる。 が、そう信じればこそさくやは諦めずにおじょうさまを諫め続ける事ができたのだった。 「おじょうさま、いけません!そんなにちらかすのはゆうがではございませんわ!!」 「うるさいんだどぉ!れみぃのこーきなげいじゅつせーがわからないむのーはだまってるんだど! れみぃのげーじゅつのうつくしさがわかったら、ぷっでぃんをもってくるのをゆるしてやるんだどぉ♪」 「おい、うるさいぞ。たまの休みくらいゆっくりさせてくれ!」 「も、もうしわけございません、だんなさま!」 「まったく……また後で片付けないとな。手伝ってくれよ?」 「はい、だんなさま。まことにもうしわけございませんわ…」 「おい、お前もさくやの言うこと少しはきけよ、居候同然の分際で。もうこれで七度目だぞ」 「う~!そんなのしらないんだど!ばかなにんげんはぽ~いするんだど!さくや、ぽ~い!!」 「いけません、おじょうさま!だんなさまにそのような…」 「うぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!みんな゛れみ゛ぃをいじめるんだど!さぐやぁ、ざぐやぁぁ゛ぁ゛!!」 「お、おじょうさま……」「・・・・・はぁ。」 そう。どれだけ辛くとも、さくやは幸せだったのだ。 ―――――――――― れみりゃは、幸せではなかった。今の状況はちっともゆっくりできない。 あの自分の体の大きさとほとんど変わらない狭い部屋にいた頃に比べれば、 おいしいご飯に広い部屋、オマケに大好物のぷっでぃんまで付いてくる。 以前のパサパサでまずいご飯をほんの少ししか与えられず、他に話ができる者も居ない。 そして時々見知らぬ人間に部屋を覗き込まれ、鼻で笑われる毎日。 (それでも世の中に存在する8割の他の胴付きれみりゃよりは恵まれているのだが) それに比べれば、従者までいる現在は天と地の差ほどに恵まれているはずである。 が、当のれみりゃはそう思っていない。 むしろ “今までかわいいれみぃがあんな酷いところにいたのは何かの間違いだ。 さっさと迎えに来ないなどさくやは何をしていたのか。 まあいい、それは許してやる。高貴な自分が住むには少し狭いおうちも、まあ許してやろう。 が、あの人間はなんだ。勝手に自分の家に入り込んで自分の従者を使う。 それどころか従者であるさくやはその人間に逆らいもせずただ従う始末だ。 食事を作るので特別に許してやっているが、自分がそのために我慢するなどあってはならない。 だと言うのに、さくやは我慢しろと言う。 もっとおとなしくだの、人間に逆らうなだの、あれこれと言う。 何故?れみぃはこの“こーまかん”の主なのだ。我慢する事など何もない。 むしろお前達を住まわせてやっているのだから、お前達が自分に跪くのは当然だろう” と考えていた。 早い話がれみりゃは、 『自分がこういう環境にいるのは当たり前。自分の思い通りにいかないこと自体が間違っている』 そう思っていたのだ。 ふざけた話だが、それでもこの肉まんにとってはそれが真実だった。 “むのーなじゅうしゃ”の意見ごときでそれが変わる事は、決して無い。 その思い違いが己の運命を決定付けるとも知らずに。 そして、さくやの努力は実ることなく時は流れていく――― ―――――時は戻り、約11ヵ月後の現在――――― 「おいしくないおはな、ぽーい!まじゅいおやさいののこりもぽーい!れみぃはぷっでぃんがしゅきー☆」 仕事から帰ってきた僕を出迎えたのは散らかった部屋と、テーブルの上の花瓶等を倒しながら、 テーブル上でこっちに例の気持ち悪い変な踊りを見せる、太った醜い肉まんだった。 さくやはテーブルの上に登る様な行儀の悪い事はせず、ただ下でオタオタするだけだ。 「う?うあ☆うあ♪れみぃのかり☆しゅまだんすでにんげんなんかいちころなんだどぉ♪ やくたたずなさくやにもやさしいれみぃはみせてやるから、かんしゃするんだどぉ♪」 「おじょうさま、おやめください!!このままでは、このままでは……」 「……さくや」 「だ、だんなさま。ちがうのです…これは……」 「さっさとれみぃのみりょくにのうさつされたら、ぷっでぃんもってくるんだどぉ♪ うっふ~ん、かわいくてごべんねぇ~ん♪ うっうー☆(ブボッ!)」 わけのわからん事をほざきながら屁をこく肉まんには目もくれず、 僕はさくやに静かに、そして冷徹に告げた。 「もう、だめだな」「!!!」 「これで何回目か分かってるだろ?さくや。約束は約束だ」「・・・・・」 さくやはうつむいたまま何も言わない。 こちらのやり取りにはかまわず、肉まんは調子に乗り続ける。 「きいてるのかどぉ?これだからばかなにんげんはこまるんだど♪ まったく。やくたたずなさくやといっしょにほんとはくびにするとこなんだどぉ! でもしょうがないからとくべつにれみぃのあしをなめればゆるしてやるどぉ♪」 「くたばれ」 「う~?なに『ボゴッ!!』ブボォ!!?」 まだ何かを喚いている肉まんの顔を、僕はおもいっきり殴りつけた。 飛んで壁に激突した肉まんは、顔の中心をめり込ませてウメボシになりながらも何か騒いでいる。 「ぶぼぉぉ゛ぉ゛!!よぐもでびぃどぶりぢーな゛がおぁ゛!!!」 構わず顔面を殴り続ける。どれだけ叫ぼうとも、許しを請おうとも 「ざぐや、だずげでざぐや!!おぜぅ゛ぇ゛!!がっ!が!」 「ごべんじゃ!ゆるじばぁ!ぼ、ぼういだがぁ!!あがっ!ぶがぁ!!」 「ぶげっ!ぎゅが!あげぇ!ぷびぃ!!ぶぅ!ぶぅぅぅ!!!」 ひたすら殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。 殴り続けて、もうれみりゃ種特有の再生力も働かなくなった頃、 肉まんはうめき続けるだけになった。さくやは目を瞑ってただ身を震わせている。 僕は動かなくなった肉まんの髪を引っ張り上げ、唾を吐きかけた。 「おい、デブ。いい夢見れたか? お前みたいな醜い豚には過ぎた夢だったろう?」 「ぶ…ぶぎぃ…でびぃぶだじゃ……」 「ブーブー鳴く汚い豚だよ、お前は。生憎ウチに住めるのはさくやに相応しい、理想のお嬢様だけなんでな。 これだけさくやが尽くしても全く進歩が無いバカは、ただの豚。いや、それ以下だ」 豚は今度は必死になって、震えているさくやに助けを求めている。 本当に勝手な奴だ……先程の自分の言動を省みるような事もしないのだから。 何度もさくやを無能だなどと言った事を、僕は決して許しはしない。 「ぶ、あがぁぁ…ざぐやぁ…ざぐぶぎゃぁ゛!!!」 「豚風情が僕の従者を気安く呼ぶな。不愉快だ。 さあ、豚は豚らしく逝くべき所に行かないとな」 「ぶ、ぶぎぃ…でびぃ゛!!やべっ!ぼうぶだない゛べっ!!!ばっ!!ぶあ゛あ゛!!」 そう言って今度は話せなくなるまで再び顔面を殴り続けた僕は、豚の髪を掴んで引きずりながら外へと繰り出した。 さくやも黙ってその後をついて来る。 ―――――――――― 顔が潰れて声も出せなくなった豚を引きずって来たのは、人気の全く無い夜の公園だ。 近所迷惑にならないように声が出せないよう顔面をグチャグチャにしてやったのだが、 豚もここに来る間に少しは回復したのか微かに息を漏らしていた。 「おい……一応生きてるみたいだな、豚。 お前に相応しい最後を用意してやったぞ」 「ば、おでがいじばず、だずげ…」 「ここは夜になるとカラスが集まる場所でな。 そりゃもう町内の四分の一が集合してるんじゃないかってくらいの数さ。 …今は分からないだろ。息を潜めてるからな。 奴らは人にむやみに突っかかるような真似はしないのさ。 賢いだろう?少なくともお前よりはよっぽどな」 「で、でびぃじにたぐ…」 「お前はこれから、カラスに食われる。 体中を啄ばまれて、ジワジワと痛みを感じながら死ぬんだ。 凄いな。骨とか関係なく体全部が食料になるんだ。豚よりもそこは誇っていいぞ」 「いや゛、いやだぁ…なんでれびぃが…」 「はいはいゆっくりゆっくり」 人間ってやつは豚の懇願なんかいちいち聞きやしないんだって。 全て言い終えると、僕は豚の腕を掴み一気に ―――引きちぎった。 「う゛ばぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 バサバサバサバササッバサッ!! 「ぼっぢょ!ぼっぢょゆっぐりぃぃ゛ぃ゛ぃ゛い゛ぢゃい゛!!やべでぇ゛ぇ゛!!!」 豚が大声で鳴くと同時に今まで息を潜めていたカラスたちが一気に群がった。 まず損傷が酷く肉汁まみれだった顔を粗方毟り取られ、次第に叫びは声にならない物になっていく。 「う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!だじゅきゅぶぃー!!ぷぴぃぃぃ!!」 その光景を、一歩引いたところで僕とさくやは見ていた。 思わず目を背けようとするさくやを、僕は叱りつける。 「だめだ、さくや。ちゃんと見るんだ。 あいつがあまりにもバカで能無しだったという事もあるとはいえ、 理想のお嬢様にできなかった君にも責任の一旦はある。勿論それは君だけじゃない。僕もだ。 だけど君が約束を守れなかったのも事実だ。だからこそ、ちゃんと見るんだ」 「う…うぅ…おじょうさまぁ…またちゃんとおじょうさまをりっぱなしゅくじょにできませんでした。 ゆっくりさせてあげられませんでした。さくやは、さくやはだめなじゅうしゃでずぅ…」 「駄目なんかじゃないさ。今回だって前回よりはまだ上手くやれてただろ? 今まで犠牲になった“おじょうさま”のためにも諦めちゃ駄目だ」 「だんなさまぁ…」 さくやは何もできずに叫び続ける豚を前に涙を流している。 そう。僕が今までさくやに与えた“おじょうさま”は別に一匹というわけではない。 そもそも僕がさくやと、“おじょうさま”を飼う時に交わした約束、条件にもそんな事は書かれてない。 ・おじょうさまの世話だけでなく、僕の世話も怠らない事。 ・もしおじょうさまが相応しくない行動をとった時は、さくやが責任を持って躾ける。 ・それができずに僕の注意や警告が十回を超えれば、不適合と判断し処分する。 ・処分して約一ヵ月後、また新しいおじょうさまを迎え入れる。その後は上の通りに。 たったこれだけだ。が、それで十分だった。 まず一匹目は三日で目に余る行動が規定回数を超えたので殺した。 さくやは勿論泣きじゃくったが、次があると説得し何とか立ち直らせた。 二匹目のおじょうさまは三日半もった。が、結局死んだ。 さくやは泣きじゃくったが、また説得で立ち直った。 そうして次々と肉まんを与え、そのことごとくが死んでいった。 ちなみに今回は十一匹目だ。今度は六日間もった。 きっとさくやは僕が支える限り、決して諦めず何度だって挑むだろう。 僕はただ、それを応援するだけだ。 ―――――――――― 食事が終わったカラス達は、一匹残らず飛び去っていった。 残ったのは地面に広がった食べカスと肉汁とボロボロになったおべべだけ。 さくやはまだ、かつておじょうさまが居たであろう場所を見つめてしゃくりあげていた。 自分のせいでまたおじょうさまが死んでしまった。今度こそは、と思っていたのに… いや、思っているだけなら毎回だ。ついてこないのは結果だけ。 なんで、どうして…そんな事を考えているさくやに、“だんなさま”が優しく語りかけた。 「さくや…ごめんな。僕ももう少し我慢強くなってやればとは思うんだけど。 それでも君が役立たずだって、あれほど尽くしていた君があんな能無しに言われた事が許せなかった。 何度もやってて言うようなことじゃないのは分かってるんだけど、さ」 「わかっております、だんなさま…」 そうだ。そんなことはわかっている。怒るときの理由は色々あったが、 いつだって旦那様は自分がおじょうさまに、無能だ役立たずだと言われた時にしか怒らなかった。 悪いのは旦那様でも、おじょうさまでもない。 おじょうさまの期待に答えれない自分が悪いのだ。 自分がちゃんとしてればおじょうさまもお怒りにならず、旦那様の不評も買うことは無いのに。 それでも、旦那様は応援してくれる。こんな勝手で駄目な自分に頑張れと言ってくれる。従者だと言ってくれる。 ならば精一杯努力しなければ。そのために旦那様は幾つものチャンスと一ヶ月の猶予をくださるのだから。 これからもさくやのする事は変わらない。 次のおじょうさまに仕える為に更に従者としての心構えを学び、 その間だけでも迷惑をかけた分旦那様だけに心から御奉仕するのだ。 だから、こんなところでうちひしがれている場合ではないのだ。こんなところで、こ・・ん・・な・・・ 何度経験したからといって、目の前で大事な存在が永遠にゆっくりしてしまう事に慣れる訳が無い。 自分の心を必死に押さえつけようと目を潤ませるさくやを“だんなさま”は持ち上げ、抱きしめた。 「いいんだよ、さくや。そんな事まで我慢する必要は無いんだ」 「だ、だんなさま…!?」 「誰だって完璧にはなれやしない。僕は君にそんな事望んじゃいない。 ただ自分の心に正直であってほしいだけなんだ。 だから、泣きたい時はおもいっきり泣いていいんだよ。 僕には君がどれだけ辛いかはわからないけど、受け止めてあげる事ぐらいはできるんだからさ」 それも旦那様の役目ってもんだろ?と笑う“だんなさま”に、 さくやは改めて『この方が私の旦那様でよかった』と思い、おもいっきり胸に頭をうずめて、泣いた。 「だんなさま……だんなさまぁ………うわあぁぁぁぁぁん!!!」 “だんなさま”は何も言わず、ただ優しくさくやの頭を撫でてくれた。 ―――――――――― 泣きじゃくるさくやの頭を優しく撫でながら、僕は―――ニヤリと笑った。 そうだ。これでいいんだ。そうでなくてはならない。 これでこそ、あんな肉まんの相手をわざわざする甲斐があるというものだ。 僕はさくやの全てが好きだ。 懸命に尽くしてくれるところも、少し口うるさいところも、 笑った顔も、嬉しそうな顔も、そして悲しそうな顔も。なにもかも。 僕は独占欲が深い男だ。できればさくやには僕だけを向いていてほしい。 でも、さくやはお嬢様が欲しいと言う。 当然僕は気に入らないが、さくやの頼みは聞いてあげたい。 が、僕らの間にあの醜い肉まんを入らせるつもりはない。 そのために僕が良い格好してればさくやに嫌われる事も無く いつでもあの肉まんを排除できる、自分にとって都合のいい条件を作った。 これで短い期間で奴を消せる。 なにせ最低でも、タイムリミットは奴がさくやを十回馬鹿にするまでなのだから。 そこに関しては譲るつもりはない。あんな豚がさくやを罵るなどあってはならない事だ。 あのさくやが居る事のありがたみを少しも理解しない愚か者なら、それで十分だ。 後は僕の機嫌を損ねたときぐらいだろうか。それをしてしまうとマジで瞬殺なので控えてはいるが。 さくやは自分の勉強の成果が出ていると思っているようだが、なんの事はない。 奴らが処分されるまでの日時が延びているのは単に運と、僕のさじ加減によるものなだけだ。 十回という回数にも深い意味は無い。 ただなんとなく、五回程度で我慢の限界というのは人として器が小さいと思われるかも、と考えただけだ。 そして後はあの肉まんを処分するだけ。 これに関しては楽しい事など何もなかった。僕に豚を虐めて楽しむ趣味などない。 が、その後のさくやにハマッてしまった。 あの肉まんが死んでいくときの無力感と絶望感に満ちた表情。 そして奴が死んだ後に、普段からは考えられないほどに悲しむ姿を見るだけで興奮が収まらない。 実は当初、再び肉まんを買い与えるつもりはなかった。 だがその時のさくやの反応を見るのに病み付きになってしまったため 再び見たいが為の追加の処置であったが、以外にもさくやには心が広いと感謝されるし良い事尽くめだ。 まああんなに泣くほど想われている肉まんどもに嫉妬して辛く当たるのはご愛嬌というもの。 お陰でカラス達も、ここがたまにご馳走がもらえる場所だと覚えてしまったようだ。 代価はというと、月一でペットショップに置いてある問題ありな肉まんを安く買い叩くだけ。 入荷当初、ペット用の胴付きれみりゃは脂っこい気持ち悪さで人気が出ずほとんど売れなかった。 それに頭が悪すぎて卸す前に受けたせっかくの躾を忘れてしまう事も多いから、問題ありが沢山出る。 誰もすぐ調子に乗って言う事は聞かず、所構わず散らかし、屁をこく不細工で我侭な肉まんなど欲しがりはしない。 今では虐待用くらいしか需要が無く、売れずに育ちきって処分にも困ったバカが探せば割といるのだ。 店側も見世物同然のタダ飯喰らいを置いておくよりマシと捨て値で売るし、無駄がない。 後はあの耳障りな声や妙な行動、我侭を我慢すれば良いだけ。 それも、もしこちらの我慢の限界が来たなら簡単に切ることができる。 そりゃ時々は億劫になるが、さくやの色んな顔が見れるとなれば安いものだと思う。 そもそも彼女は自分と他のゆっくりとの違いがわかってないみたいだ。 なんせ彼女のような希少種とあのゆっくり一馬鹿な肉まんの頭の出来が同じだと信じているのだから。 だからこそ、ああも無駄な躾を続けれるのだろう。 そんなものあのどうしようもない豚以下の知能しか持たない肉まんに通じるはずがないのに。 自分が仕える者なのだから、自分と同等かそれ以上の知能を持っている筈とでも思っているのだろうか? そんな事はありえない。彼女の理想と、現実は遠く離れすぎている。 実際にあらゆる面において特別なのは彼女の方であって、あの肉まんはその点においては最下層に位置する。 仕える価値など微塵もありはしない。いいところあの肉まん達ではおぜうさま(笑)が限界だろう。 別に彼女の変な習性も、無ければ無いでお互い上手くやっていけるのは事実だ。 しかし、あればあったで良いものを見ることができる。 彼女だってこの事に気付かなければそれなりに幸せにやっていけるだろう。 これからも僕らのこの関係は何も変わらない。変わる必要も無い。 もう一度言う。僕はさくやが大好きなのだ。 ただ、それを実感する方向性が捻じ曲がっているだけで。 ―――――――――― しばらく経って泣き止んださくやに、僕はいつもの様に話し掛ける。 「さあ、さくや。もう帰ろうか。次のために勉強しないとな」 「…そうですわね。つぎこそはやってみせますわ!みててくださいませ、だんなさま!!」 ああ、見ているとも。まあ君の努力が報われる事は未来永劫無いけどね。 「そうだな。頑張れよ! …その前に晩御飯だな。お腹が空いて仕方ない」 「まあ、だんなさまったら。 それならはやくかえりましょう?おてつだいいたしますわ」 「これからも頼りにしてるよ」 「・・・はい!おまかせくださいませ、だんなさま! さくやはきっとりっぱなじゅうしゃになってみせますわ!!」 「ああ。楽しみにしてるさ……」 僕の陰湿な愛情表現に付き合ってもらうんだしな。 僕に抱かれながら決意を新たにするさくやには見えないように、歪んだ笑みを浮かべて僕は家路を急いだ。 ・あとがき 通常種は嫌いです。それよりもゲスが嫌いです。でも胴付きれみりゃはもーっと嫌いです。引き千切りたい。 というわけで、色々考えたけどやっぱゆっくりは完全に幸せになっちゃいけないよねっていうのが今回のテーマ。 困った事にこういう話になるとどうしても人間が気持ち悪くなります。仕方ないね。 あと、カラスの餌付けはダメ。絶対。 と、言うわけで、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました! 小五ロリあき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後
https://w.atwiki.jp/wanisita/pages/69.html
○× 四択 連想 画像タッチ 並べ替え 文字パネル スロット タイピング キューブ エフェクト 線結び 一問多答 順番当て グループ分け 問題 ○ × 補足 次のうち、「4大スパイス」の1つに数えられる香辛料を全て選びなさい クローブ ターメリックトウガラシ 次のうち「一番だしを用いるのが良い」とされる料理を全て選びなさい 吸い物茶碗蒸し 煮物味噌汁 次のうち、「三水」と総称される梨の3つの種類に含まれるものを全て選びなさい 幸水新水豊水 香水放水 次のうち「世界三大ブルーチーズ」の一つに数えられるものを全て選びなさい ゴルゴンゾーラスティルトンロックフォール エメンタールカマンベールチェダーマスカルポーネモッツァレラ 次のうち、「世界三大紅茶」に数えられるものを全て選びなさい ウパキーマンダージリン ニルギリ 次のうち「日本三大漬け菜」とされるものを全て選びなさい 広島菜高菜漬野沢菜 芥子菜 次のうち、「日本三大美味鶏」に数えられるニワトリを全て選びなさい 薩摩シャモ比内地鶏名古屋コーチン 河内奴鶏佐渡髯地鶏矮鶏 次のうち1885年に宇都宮駅で発売された日本初の駅弁に入っていたものを全て選びなさい おにぎりたくあん うめぼしかまぼこちくわゆでたまご 次のうち、1980年代頃に「カアチャンヤスメ」と呼ばれた、主婦にとって手軽な料理を全て選びなさい カレースパゲッティチャーハン焼きそば目玉焼き お好み焼きそうめんちゃんこ鍋 次のうち、2014年4月に日清食品が発売開始した「カップヌードルエスニックシリーズ」の商品を全て選びなさい トムヤムクンヌードルミーゴレン カオマンガイゴイクンナシゴレンフォーヌードルヤムウンセンヌードル 次のうち、B級グルメの祭典・B-1グランプリで優勝したことがあるご当地グルメを全て選びなさい 横手やきそば富士宮やきそば 四日市とんてき 次のうちTボーンステーキに含まれる肉の部位を全て選びなさい サーロインヒレ バラランプリブロース 次のうち、穴の開いているパスタを全て選びなさい ブカティーニペンネマカロニ ニョッキフェットチーネリングイネ 次のうち、アメリカで誕生したファーストフードチェーンを全て選びなさい ケンタッキーフライドチキンサブウェイネイサンズマクドナルドミスタードーナツ フレッシュネスバーガーモスバーガーロッテリア 次のうち一般的な魚のおろし方にあるものを全て選びなさい 五枚おろし三枚おろし二枚おろし 四枚おろし 次のうちインド料理とされるものを全て選びなさい シークカバブタンドリーチキンチキンティッカ シュラスコチキンスブラキドネルケバブ 次のうち、イタリアのピエモンテ州の二大ワインと称されるものを全て選びなさい バルバレスコバローロ アスティミュスカデメドック 次のうち、インド料理におけるパンの種類を全て選びなさい チャパティナン ギーサモサラッサムラッシー 次のうち岡山県の郷土料理を全て選びなさい ままかり料理祭り寿司蒜山おこわ あなご飯ほおかむり 次のうちオランダのチーズを全て選びなさい エダムゴーダ エメンタールグリュイエールラクレット 次のうち、お米を使った料理を全て選びなさい エスカロップジャンバラヤナシゴレンパエリアビリヤニロコモコ アイスバインザウアークラウトサルティンボッカチョリソー 次のうち、オムライス専門店を全て選びなさい ポムの樹ラケル北極星 いきなり!ステーキカプリチョーザジョリーパスタビッグボーイフォルクスブロンコビリーポポラマーマ洋麺屋五右衛門 次のうち、主な材料として米を使う料理を全て選びなさい パエリアピラフ ギョーザピロシキブイヤベース 次のうち硬さでチーズを分類したとき「硬質チーズ」とされるものを全て選びなさい エメンタールグリュイエールゴーダコンテ クリームブリー 次のうち各国でクリスマスシーズンの定番として食べられているケーキを全て選びなさい クロカンブッシュシュトーレンパネットーネブッシュ・ド・ノエルプディングヘクセンハウス タルトタタンバウムクーヘンブリオッシュ 次のうちかつて日本のマクドナルドで販売していたメニューを全て選びなさい カレーライスチャーハンホットドッグ 次のうち、加工食品の材料として使用した場合は、アレルギー物質として必ず表示せねばならないものを全て選びなさい 小麦落花生卵 大豆 次のうち、柑橘類を全て選びなさい キンカンザボンセミノールダイダイデコポン アルルカンガボンセギノールバリカン 次のうち、韓国の名物を全て選びなさい ビビンバ(チーズ)ハットグサムゲタン ガパオライストムヤムクン 次のうち九州の郷土料理を全て選びなさい だご汁チキン南蛮黄飯 おくずかけほうとう鍛冶屋鍋味噌おでん冶部煮 次のうち京都三大漬物と呼ばれる漬物を全て選びなさい しば漬けすぐき漬け千枚漬け べったら漬けわさび漬け糠漬け松前漬け壺漬け 次のうち京野菜を全て選びなさい 賀茂なす九条ねぎ鹿ヶ谷かぼちゃ聖護院だいこん伏見とうがらし堀川ごぼう 金時にんじん源助だいこん天王寺かぶら二塚からしな 次のうちケンタッキーフライドチキンの商品を全て選びなさい チキンフィレサンド和風チキンカツサンド マルセイバターサンド 次のうち、現在マクドナルドで販売しているチキンマックナゲットの種類を全て選びなさい 15ピース入り5ピース入り 20ピース入り3ピース入り6ピース入り 次のうち魚を使った寿司ネタを全て選びなさい えんがわ穴子大トロ鉄火巻 いなりかっぱ巻 次のうち、酒や塩水で洗って熟成させる「ウォッシュタイプ」のチーズを全て選びなさい エポワスビエダングロワボン・レヴェックルクロンルブロション カマンベールサンタンドレヌーシャテルブリープロボローネマスカルポーネ 次のうち、サブウェイで選ぶことができるブレッドの種類を全て選びなさい ウィートセサミハニーオーツフラットブレッドホワイト アメリカンコッペスタンダードブラウン 次のうち、サブウェイのサンドイッチに使われている野菜を全て選びなさい オリーブタマネギトマトピクルス キャベツジャガイモニンジンパセリ 次のうち、サラダバーがあるファミレスを全て選びなさい カウボーイ家族ステーキガストフォルクス ココスびっくりドンキー 次のうち四川料理の代表的なメニューを全て選びなさい 宮保鶏丁酸菜魚夫妻肺片 汚漕鶏甜不辣葱爆羊肉 次のうち植物性食品を全て選びなさい 海藻豆類野菜 魚介類卵類 次のうち、島根県の伝統料理「宍道湖七珍」に含まれる食材を全て選びなさい アマサギウナギコイシジミシラウオスズキモロゲエビ エノハクロメバルゴズ 次のうち、ショートパスタを全て選びなさい オレキエッテコンキリエファルファッレフジッリペンネルオーテ ヴェルミチェッリスパゲッティタリアテッレブカティーニ 次のうち、白身魚を全て選びなさい アンコウカマスカレイサケスズキタイヒラメ アジカツオサンマハマチブリ 次のうちジャガイモの品種を全て選びなさい メイクイーン男爵 セレベス紅あずま 次のうちジンがベースのカクテルを全て選びなさい シンガポールスリングジントニックトムコリンズマティーニ サイドカースクリュードライバーバラライカマンハッタンモスコミュールレッドアイ 次のうち人名に由来するステーキを全て選びなさい シャリアピンステーキロッシーニステーキ シャンピニオンステーキトルヌードステーキ 次のうち、ジビエ料理に使われる食材を全て選びなさい イノシシキジシカノウサギマガモ サーモンホタテヤギ 次のうち、人名に由来するステーキを全て選びなさい シャリアピンステーキロッシーニステーキ シャンピニオンステーキトルヌードステーキ 次のうち、人名に由来する料理を全て選びなさい エッグベネディクトオリヴィエサラダカルパッチョコブサラダシャトーブリアンステーキシャリアピンステーキビーフストロガノフ ヴィシソワーズグラタンタンドリーチキンドネルケバブトルヌードステーキブイヤベースポン・デ・ケージョ 次のうちステーキとハンバーグ専門のチェーン店を全て選びなさい あさくまいきなり!ステーキビッグボーイフォルクスブロンコビリー カプリチョーザサイゼリヤジョリーパスタポポラマーマポムの樹ラケル北極星洋麺屋五右衛門 次のうち、俗に「アンコウの七つ道具」と呼ばれる部位に含まれるものを全て選びなさい エラカワキモトモヌノ水袋柳肉 アラヒカリ刈り身串肉 次のうち、大正時代に「三大洋食」と呼ばれた料理を全て選びなさい カレーライスコロッケトンカツ エビフライオムレツシチューステーキハンバーグ 次のうち、宅配ピザチェーンドミノ・ピザで選べるピザの生地の種類を全て選びなさい ウルトラクリスピークラストチーズンロールトリプルミルフィーユ スーパークリスピーもっちりハンドトス 次のうち、宅配ピザチェーンピザーラで選べるピザの生地の種類を全て選びなさい スーパークリスピーハンドトス ふっくらパンピザ 次のうち、卵料理を全て選びなさい オムレツ親子丼茶碗蒸し ロールキャベツ 次のうち大豆を利用した食品を全て選びなさい 醤油納豆味噌 ビール寒天煎餅 次のうち、大根を使った食品を全て選びなさい いぶりがっこぜいたく煮たくあんべったら漬け くさやしば漬へしこやまと煮 次のうち陳建一の父である陳建民が日本へ紹介したとされる四川料理を全て選びなさい エビチリ回鍋肉汁入り担々麺麻婆豆腐 小籠包酢豚北京ダック味噌ラーメン 次のうち東北地方の郷土料理を全て選びなさい いちご煮しょっつる鍋はらこ飯稲庭うどん盛岡冷麺 きしめんはりはり鍋ひゅうが飯もんじゃ焼き讃岐うどん 次のうち、東京にあるフランス料理のレストランを全て選びなさい ジョエル・ロビュションブノワ エノテカ・ピンキオーリクーダイニング 次のうち動物性食品を全て選びなさい 肉類乳製品 芋類穀物山菜 次のうち、ドイツ料理を全て選びなさい アイスバインアイントプフザワークラウトバウムクーヘン ガスパチョジャンバラヤティラミスパエリアブイヤベースブリオッシュボルシチ 次のうち長崎風のトルコライスで皿に乗っている料理を全て選びなさい スパゲッティピラフ豚カツ エビフライステーキ 次のうち、名古屋名物を全て選びなさい ういろうひつまぶし手羽先味噌かつ きりたんぽしょっつる鍋たらいうどんなれずし蜂の子 次のうち日清食品の発売している即席めんを全て選びなさい カップヌードルチキンラーメンどん兵衛 うまかっちゃんカップスタースーパーカップペヤングソース焼きそば 次のうち、日清食品のカップ入り焼きそば「U.F.O.」のアルファベット3文字が意味するものを全て選びなさい うまい太い大きい うれしい古い薄い 次のうち、日本原産の野菜を全て選びなさい マツタケ サトイモニンジン 次のうち、日本で誕生したファーストフードチェーンを全て選びなさい ファーストキッチンフレッシュネスバーガーモスバーガーロッテリア ウェンディーズバーガーキングマクドナルド 次のうち、日本料理の「二杯酢」と「三杯酢」に共通して使われる調味料を全て選びなさい 醤油酢 みりん砂糖 次のうち、ハワイの名物を全て選びなさい エッグベネディクトマラサダロコモコロミロミ ビビンバハットグサムゲタントムヤムクン 次のうちバーボンウイスキーを全て選びなさい I・W・ハーパーアーリータイムズフォア・ローゼス ジョニー・ウォーカーバランタインビーフィーターマルスエクストラ 次のうち、パスタ料理専門のチェーン店を全て選びなさい カプリチョーザジョリーパスタポポラマーマ洋麺屋五右衛門 あさくまいきなり!ステーキビッグボーイフォルクスブロンコビリーポムの樹ラケル北極星 次のうち、パスタ料理のゆで具合を示す言葉を全て選びなさい アルデンテスコッタータ アラビアータカルボナーラペスカトーレボロネーゼ 次のうち東日本の郷土料理を全て選びなさい 芋ちゃのこ玉こんにゃく柳ばっと いかなごのくぎ煮がめ煮ひゅうが飯ママカリずし 次のうち平麺タイプのパスタを全て選びなさい タリアテッレパッパルデッレピッツォッケリ オレッキエッテコンキリエファルファッレフェットチーネブカティーニフジッリ 次のうち、東日本のご当地ラーメンを全て選びなさい 旭川ラーメン 尾道ラーメン和歌山ラーメン 次のうち、兵庫県産の牛肉を全て選びなさい 三田牛但馬牛 松阪牛前沢牛美夢牛 次のうち、びっくりドンキーのレギュラーバーグステーキで選べるハンバーグの量を全て選びなさい 200g300g 100g150g450g 次のうち、びっくりドンキーのレギュラーバーグディッシュで選べるハンバーグの量を全て選びなさい 150g300g 100g200g450g 次のうちふつうお米を使う料理を全て選びなさい チャーハンパエリアピラフリゾット ギョーザピロシキラビオリワンタン 次のうちフランスのブルゴーニュ地方で生産されているワインを全て選びなさい シャンベルタンボジョレー・ヴィラージュラ・ターシュ エルミタージュシャトー・マルゴーミュスカデ 次のうちフランスのロワール地方で生産されているワインを全て選びなさい サヴニエールソミュールミュスカデ コルトン・シャルルマーニュシャトー・オー・ブリオンラ・ターシュ 次のうち、フランスのミネラルウォーターを全て選びなさい ヴィッテルボルヴィック ゲロルシュタイナーサンペレグリノ 次のうち、フランスパンの種類を全て選びなさい エピバゲットバタールパリジャン グリッシーニスコーンフォカッチャベーグル 次のうち、豚肉を使った料理を全て選びなさい アイスバインサムギョプサルトンカツトンポーロールーロー飯レチョン エスカルゴガイ・ヤーンサムゲタンダッカルビバンバンジー北京ダック 次のうちマクドナルドのメニューにあるものを全て選びなさい ダブルチーズバーガービッグマックフィレオフィッシュ ロースカツバーガー 次のうち、マクドナルドの朝マックのメニューを全て選びなさい ソーセージマフィンフィレオフィッシュホットケーキ エッグスラットエッグベネディクトえびフィレオビックマックモグモグマック 次のうち、もち米を材料に使う和菓子を全て選びなさい おはぎ大福もち 草加せんべい柏餅 次のうち、横浜のホテルニューグランドで誕生した洋食メニューを全て選びなさい ドリアナポリタンプリンアラモード オープンサンドハヤシライス 次のうち、レシピに卵を用いる料理の名前を全て選びなさい オムカレーオムハヤシオムライス オムニバス 次のカクテルのうちウイスキーをベースにしたものを全て選びなさい アイリッシュ・コーヒーゴッドファーザーマンハッタンロブ・ロイ ギブソンネグローニバラライカモスコミュール 次のカップヌードルのうち具に豚肉を使っているものを全て選びなさい カップヌードルカップヌードルカレー カップヌードルしおシーフードヌードルチリトマトヌードル 次の外食チェーンのうち株式会社すかいらーくが運営するものを全て選びなさい ガストグラッチェガーデンズバーミヤン夢庵藍屋 あさくまサイゼリヤロイヤルホスト 次の牛肉の種類のうち内臓にあたるものを全て選びなさい ハツマメミノ テールモモランプ 次のシチューのルウ製品のうちハウス食品が発売しているものを全て選びなさい シチューミクスふらんす厨房北海道シチュー シチュー絶品とろけるシチュー 次の食材のうち「手長エビ」を指すものを全て選びなさい スカンピラングスティーヌ エクルビスグルヌイユ 次の食品添加物のうち保存料として使われるものを全て選びなさい ソルビン酸白子タンパク抽出物 エステルガム亜硝酸ナトリウム 次の寿司ネタのうち「光もの」と呼ばれるものを全て選びなさい アジイワシサンマ アナゴタイ中トロ 次のスナック菓子のうちカルビーが発売しているものを全て選びなさい かっぱえびせんじゃがりこ カールキャベツ太郎とんがりコーン 次の酢のうち、「果実酢」に分類されるものを全て選びなさい バルサミコ酢リンゴ酢ワインビネガー かす酢玄米酢黒酢米酢 次のソースの名前にうち人名に由来しているものを全て選びなさい ベシャメルソースモルネーソース アメリケーヌソースオーロラソース 次の食べ物のうち「世界三大珍味」とされるものを全て選びなさい キャビアトリュフフォアグラ エスカルゴ 次のチーズのうち白カビタイプのものを全て選びなさい カマンベールブリー・ド・モー スティルトン 次の肉の部位のうち牛の胃にあたるものを全て選びなさい ギアラセンマイハチノスミノ コブクロテッポウヒモ 次のフランス産バターのうちポワトゥー・シャラント地方で生産されているものを全て選びなさい エシレグラン・フェルマージュセーヴル・エ・ベルバムブリー イズニーエトレボルディエ 次の有名カレー店のうち東京に本店があるものを全て選びなさい エチオピアナイルレストランパク森 せんば自由軒マジックスパイス船場カリー 次の和菓子のうち中にアンコが入っているものを全て選びなさい きんつばどら焼き最中桜餅大福 みたらし団子金平糖生姜糖煎餅
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4871.html
※ちーんぽ!といってくるみょんがでます ※みょんが成仏します ※実際にやってみたりします 「ゆっくりレポート 〜みょん〜」 通常種のゆっくりの中にはれいむ種とまりさ種より強い上位種がある。 それはみょん種とちぇん種だ。 みょんは戦闘力が高いため棒切れを武器に戦うことがある。 ちぇんしゅは攻撃力こそ無いが瞬発力などが高い。 群れにれみりゃなどの捕食種が現れた場合、みょんとちぇんは、ドスとともに立ち向かう個体もあれば、怖くて逃げ出すものもいる。 今回のレポートはそのみょん種について調べ簡単にまとめてみた。 1 話しかたについて。 みょん種の話し方は3つに分かれる。 それは動物系と通常系と混合系の3種類 動物系は「ちーんぽ」や「ぺにすっ!」「まらぁ」 など性に関する言葉を発して来る存在自体が下ネタという存在。 しかし、その言葉が理解できるのは同じみょん種ぐらいのようなものである。 ほかにも感情表現でうれしくなると 「びっくまらぺにすっ!」 などと意味不明な言葉を発して来る。 つまりみょん種はうれしくなると「びっく」などの言葉を言うのではないかと思う。 通常系は普通のゆっくりと同じようにしゃべることができる固体。 しかしゆっくりとは違い語尾に「〜みょん」をつけてくる。 例「ゆっくりしていくみょん!」 混合系は通常種と動物種の混合タイプ 語尾に「〜みょん」では無く動物種の言葉を発する。 例「ゆっくりしていくちーんぽ!」 ちなみにこの3つのうち一番多いのはこの種らしい。 2 通常種による動物種の翻訳。 先ほどお話したように動物種の言葉は同じ属性に値するみょん出ないと翻訳はほぼ不可。 なので動物種と通常種を一緒にさせ、動物種の言ったことを俺に伝えるように通常種に依頼した。 ――――――――――――――― そして数分経過すると。 「ちーんぽ、まらっ、ぺにす。」 と動物種のみょんが通常種のみょんにはなしかけてきた。 なんていってんのと聞くと 「おにーさんはほんとうにやさしいのといってたみょん!」 といってきた。 「ああ、そうなのか。 みょん、俺は優しいお兄さんだ。その証拠に・・・ほら」 とチョコをばら撒く そして 「びっくまらぺにす!」 と歓喜の声。 「おにいさん、これは・・・」 「ああ、言わなくてもわかる。 お兄さんありがとう!か何かだろ。」 「すごいみょん!おにいさん!」 ――――――――――――――― という感じになった。 やはり動物種のみょんがいる場合。 通常種、もしくは混合種のみょんの存在は不可欠なのだ。 3 戦闘力の高さ。 みょんの戦闘力は前文にも述べたように高い。 その戦闘力は時にはれみりゃに匹敵するほどらしい。 なので、実験してみた。 ――――――――――――――― まずは軽いウォーミングアップ。 お兄さんはお出かけしてくるといい。 もし変なゆっくりがはいってきたらこいつで始末してくれと、木の枝を渡す。 お兄さんが外へ出たら近くにいた野良ゆっくり(まりさ種)をみょんに気づかれぬよう、家にぽいっと放り込む。 「ゆっ・・・ぐっ・・・ぎゅっ」 と三回はねた後転がるまりさ。 そして起き上がりあたりを見渡す。 「ゆぅっ・・・いたいのぜ・・・ここはどこなのぜ?」 とまりさの目の前に広がる謎の空間。 しかし、わかるのは今まで住んでた家よりももっともマシな空間。 「ゆう・・・すごいのぜ・・・ここはにんげんさんのおうちなのぜ?にんげんさんにはもったいないのぜ!だからここを・・・」 まりさは息を吸い思いっきり声を上げた。 「ここをまりさのゆっくりプレイスにするよ!!」 まりさは高らかとお家宣言をしてしまった。 違う部屋にいたみょんはぴくんと耳(?)を立てた。 「みょんっ?ふしんしゃがいるみょんね・・・」 「ちんぽ?」 「みょんはちょっとみてくるみょん!みょんはそこでまってるみょん!」 とお兄さんに渡された木の枝を持って部屋を出る。 その部屋には 「ちんぽっぽー」 と見送る動物種のみょんが見送っている姿があった。 みょんは玄関に向かった後キッチンへ向かう。 するとキッチン近くに 「むーしゃ、むーしゃ」という声が聞こえた。 間違いない。不審者だ。 みょんはこっそりとキッチンの中へ。 よく見るとまりさ種がキッチンのものを貪り食っている。 「んめぇっ!まじぱねぇ!!」 ついでにこのご飯もわざと用意したものだ。 みょんは (ゆ!おにいさんがよういしたごはんをたべている!?ひとがつくったごはんをたべるなんてゆるせないみょん!) こっそりとまりさに近づき声を上げる。 「やい!まりさ!!なにをやっているみょん!」 「ゆ!みょん!!まりさのゆっくりプレイスにようこそ! でもかってにはいってきちゃだめだよ! あとごはんさんあまっているからいっしょにたべようね!」 みょんは絶句した。 こいつ、何を言っている。 ここはお兄さんのおうちなのに、なぜ『まりさのゆっくりプレイス』と言い切れる。 しかもそのご飯はお兄さんが用意していたご飯・・・ 許せない。 早く退治しないとお兄さんが帰ってくる。 時間はない。 短い針さんが3の数字をさしたら帰ってくる。 すべてを賭けるしかないと考えた。 「どうしたの?みょんゆっくりs(ドスッ)」 まりさの腹部に木の枝が刺さる。 「ゆぎゃあああああああああああああああああいたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 「おまえはおにいさんのおうちにむだんでしんにゅうした!いまからそのつみをつぐなってもらうみょん!」 「どおじでえええええええええ!!ここはまりざのゆっぐりぷれいずっ・・・ゆっ゛!!」 「そういうゆっくりはゆるさないみょん!じごくにおちろみょん!」 「いだいいいいいいいいいいいいいいい!! ごべんなざい!ごべんなざい!! まりさがわるかったですう! ここがおにいさんのおうちとはしらなかったんですう!!」 「・・・あいかわらずくちだけはたっしゃだみょんね・・・まりさってのはみょん・・・ いまらくにしてやるみょん! ゆっくりしねみょん!」 と木をさらにねじ込ませた。 「ゆぐげげげげげげぇっ!」 とまりさが痙攣している。 中枢餡にたどり着いたのかと思ったみょんは木の枝を引き抜いた。 しばらくしないうちにこのまりさはゆっくり死ぬだろう。そう確信していた そして3時になるとお兄さんがみょんの大好きなおやつを持って帰ってきた。 「みょん、お勤めご苦労様」と言ってくれたそれが何よりもうれしいことだ。 ――――――――――――――― やはりまりさ種は瞬殺だった。 適度に休憩を与え飯も食わせた後。 次の実験に移る。 ――――――――――――――― 夜。 みょんがまだ寝る時間じゃないときに 「今日は早く寝る」といい部屋を後にする。 みょんから 「ゆっくりおやすみみょん!」 「ちんぽー」と送られた。 今度はれいむやまりさではなくれみりゃを放つ この日のために前日捕まえたものだ。 昼と同じくみょんに気づかれぬようにれみりゃを放つ。 「うっう〜♪」とのんきな声を放つれみりゃ 通常種のみょんが動物種のみょんが遊んでいるときに 「ぎゃおーー!たべちゃうぞー!!」 とばかげた声がする。 その声の主が 「れ・・・れみりゃだあああああああああああああ!」 「ちんぽー!まらっ!ぺにすっ!まらぺにすっ!」 「うー☆あまあまにひきいただきますどぉー♪」 「そうはさせないみょん。みょん!」 「ぺにすっ!」 と木の枝を構えた二匹。れみりゃに勝負を挑むのだ。 「はさみうちだみょん!」「ちんぽこ!」 とれみりゃの頬をさす。 「うぎゃあああああああああああああざぐやああああああああああああああああああ!!」 といないはずのメイド長を呼ぶれみりゃ 「さくやあ・・・どこぉ・・・こあいあまあまがいるよぉ・・・」 おびえるれみりゃ。それはそうだ、今まで痛みを味わったこともないれみりゃをつれてきたのだから。 「つぎははねさんをうごけなくさせるみょん!」 「ちんぽこぽーん!」 と二匹が羽を引きちぎった。 「あぎゃあああああああああああああああああ!!」 羽をちぎり、食べてみると 「おいしいのかおいしくないのかわからんみょん!」 「ちんちん!」 「やめるどぉぉぉぉおおお!いたいどおおおおおおおおお! れみりゃはぁ〜かり☆しゅまであたまのきれる。こーまかんのあるじなんだどぉー!!」 「うるさいみょん!」 「なにがあるじだみょん!それはたんなるおもいこみにしかすぎないみょん! おまえはにせもののあるじだみょん!」 「ちんぽこちーん!」 「・・・え よくきこえないどぉ。もういちどいうどぉ」 れみりゃがとぼける。 「わかったみょん! おまえは!なさけなくて!げすな!にせものあるじだみょん!!」 「う・・・う・・・うわあああああああああああああああああああああああああああ!」 そんな・・・そんなはずは無い。 れみりゃはれっきとした。こーまかんの主。 くーるで、かり☆しゅまな主なのに なのにあのみょんはれみりゃのことをにせものといった。 でもれみりゃの家族もみんなこーまかんの主といっていた。 じ・・・じゃあ本物の主は・・・ ぷちん れみりゃの理性を保つ線が切れた。 「ぐびょびょびょびょびょびょびょびょ!」 「ついにこわれたみょんね・・・ あわれなもんみょん」 「まらぺにす!」 「ゆっくりしぬみょん!」 れみりゃの脳天に木の枝をさす。 「びょびょびょびょびょびょっ・・・ ぐべえええええええええええええええええ!!!」 その後れみりゃは肉汁などを吐き息をしなくなった。 「・・・おわったみょん・・・」 みょんは見つめ合い、軽いスキンシップをした後、 「おやすみみょん」 といい眠りについた。 ――――――――――――――― やはりれみりゃもだめだった。 相当このみょんが戦闘慣れしていることがよくわかる。 やはりちぇんよりみょんがつよいのではと思った。 やはりドスの群れなどでは用心棒候補としてみょんの名前が多い 4 みょんの不思議な特性 みょんは独特の話し方をするだけではないんじゃないかと思う ということでゆっくり辞典で少し調べてみることにした 何でも辞書にはみょんの中に時折半霊をつれているみょんが存在し、その半霊はみょん以外のゆっくりに憑依可能らしい。 その半霊はみょんじゃないと見えないらしく 見抜くのは相当難しいそうだ。 あとみょんをあと方も無く消滅させる方法というものが書いてあった。 開いてみると、そこにはこうかいてあった。 ――――――――――――――― ゆっくりみょんは元々別世界の存在。 「南無阿弥陀仏」というとみょんはあと方も無く成仏します。 面白そうなのでためしに山に登りみょんを一匹ほど成仏させる。 ゆっくりしていってねというとれいむがあらわれ、お菓子を分け与えることを条件にみょんにあわせてもらった。 「ちんぽー!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり。 じゃあ、早速だが。」 すぅーと深呼吸をした後叫んだ。 「南無阿弥陀仏!!」 そういうと、みょんの体からしゅぱあああという光が放たれた しかし、れいむはのんきに 「ゆぅ〜みょん。きれいだよぉ・・・」 と、するとみょんのからだから発される光がさらに強くなりお兄さんの視界を覆い尽くす。 目がちかちかするが。 目の前を見るとさっきまでいたみょんの姿が無かった。 本当に成仏したのか?と思い天を見ると半霊が。 よく見ると半霊はみょんのすがたをしている。 おそらく成仏しようとしているみょんだろう。 するとみょんが 「ゆっくりしていってね!」 と声を上げる。 うぉぉすげぇ半霊状態だと「ちーんぽ」とか言わないのか! そう感激しているとみょんが口を開いた。 「そこのおにいさんにおねがいがあるよ。 みょんがじょうぶつしたらみょんのしたいをそこにうめてね・・・おねがいだよ・・・」 お・・・おれ!?と思った。 「わ・・・わかった」と返事をすると。 なぜか雲から光がさし、みょんを照らす。 「ゆ・・・おむかえさんだね・・・いまいくよ・・・」とみょんが消え始める。 そして完全に消える直後。 「ゆっくりじょうぶつするよ!」 といい完全に消滅した。 よく見ると魂の抜け殻になったみょんの遺体が 遺言通りに土に埋めると、 「ゆぅ〜どうしたの、みょんは?」 とれいむが聞いてくる。 「え・・・・・・ゆ・・・ゆっくりしちゃった。」 と言ってその場を後にした。 ――――――――――――――― にみょんが畑荒らしに来たら南無阿弥陀仏といえばすぐに成仏する。 しかも成仏寸前になるとまともにしゃべるというものだ。 やはりゆっくりはやめられない。 あとがき ゆっくりレポートというものだが 回想が妙におおかったことは謝りたい byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る木 いじめ系2967 ゆっくり天井針 いじめ系2974 もしもゆっくりが廃スペースシャトルにいたら いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! いじめ小ネタ580 とかいはこーでぃねーと このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/comedians/pages/1379.html
馬場裕之をお気に入りに追加 馬場裕之とは 馬場裕之の半分は血で出来ています。馬場裕之の35%は海水で出来ています。馬場裕之の8%は真空で出来ています。馬場裕之の4%はお菓子で出来ています。馬場裕之の2%は野望で出来ています。馬場裕之の1%はカテキンで出来ています。 馬場裕之の報道 ごちそうマエストロ 久留米市の老舗製麺所「田中製麺」へ!ロバート馬場が麺料理を披露 - 久留米ファン 【2021香港国際競走】日本馬の近況(12月7日)(競馬のおはなし) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 競馬実況web - ラジオNIKKEI 丸山桂里奈、夫・本並健治の仰天行動に呆れ 「やっぱり悪いクセ」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース 資生堂ジャパン、組織の一部改正および人事異動を発表/2022年1月1日付 - 国際商業オンライン ロバートの“聴くコント”『秋山第一ビルヂング~』が復活 マヂラブ、男性ブランコらがゲストに登場 - リアルサウンド 【ラヴィット】あったかグッズランキングTOP8。プロが厳選!最新アイテム 【ラビット】(12月6日) - キラキラ!たのしい毎日 (画像1/13) 中田花奈、馬場ふみかのコーディネートで色気爆発 - モデルプレス 今週末、久留米市・筑後地方が放送されるテレビ番組まとめ【12月4日〜5日】 - 久留米ファン ごちそうマエストロ 福岡県大川市唯一のレンコン畑で収穫体験!マルマサ農園 - 久留米ファン 日本企業の決意を発信 COP26から世界に - 日本経済新聞 ラヴィット!【丸山・本並夫妻の激安デイキャンプ!▼お風呂時間充実の神アイテム】[字] - tbs.co.jp ヴェロックスの半弟セルケトがデビュー/関西馬メイクデビュー情報(netkeiba.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 舞台「ぼくらの七日間戦争」主演は校條拳太朗 - ステージナタリー 一番好きなトリオ芸人ランキング、2位ネプチューンを超えたのは、ライブにこだわるコント職人!(Suits-woman.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ロバート馬場、火を使わない極上ポテトサラダ公開 食材にも工夫「目からウロコ」の声(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ロバート馬場 お笑いそっちのけ料理界で確たる地位 相方・秋山はもう怒れない!? - auone.jp ロバート馬場裕之 “隠密行動” の理由を語る 「こういうのをやると秋山に…」(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 焼き肉好きロバート馬場裕之、考案した秘伝のタレは構想「42年くらい」 - ニッカンスポーツ ごちそうマエストロ 久留米市出身 こがけん&ロバート馬場 明太子アイデアレシピ - 久留米ファン 土屋太鳳と共演、ロバート馬場「お笑いじゃなく料理をやってきてよかった」 - ドワンゴジェイピーnews 石田ひかり&志田彩良ペア、ロバート馬場、サンシャイン池崎が激突! 第3回飯ごう-1GP開催 『アイアム冒険少年』 - music.jpニュース ロバート馬場さんが、きのこ料理を披露!『メイプルストーリー』、ホクトとのコラボ動画第3弾を公開 - PR TIMES 乃木坂46樋口日奈、「ラヴィット!」10~12月の月曜担当に決定 自身初の帯レギュラー(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 料理上手なイメージがある男性芸能人ランキング! 2位「木村拓哉」「ロバート馬場」、1位は? - All About NEWS ロバート秋山、『ラヴィット』で馬場に涙の説教 「もうお笑い芸人じゃないよ」 - しらべぇ ごちそうマエストロ 八女市「江﨑酢醸造元」黒酢など放送【8/29】 - 久留米ファン ロバート馬場、渾身のマグロ料理の評価にショック 「技術におぼれて…」 - しらべぇ 「ちびまる子ちゃん」ゲスト声優にロバートと上白石萌音 秋山竜次「トゥトゥトゥはもう封印」 - アニメハック <ちびまる子ちゃん>ロバートが風来坊3人組に “トゥトゥトゥ”ネタ登場 9歳の少女役で上白石萌音も(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 馬場裕之と山本博がつかみ合い!秋山竜次が「時間のムダ」と嘆いたロバートの内紛 - フジテレビュー!! 「ちびまる子ちゃん」“ゲスト声優まつり”にかまいたち出演、恋する高校生と友人役(コメントあり) - コミックナタリー 【週間BSマップ】“達人”ロバート馬場が地元食材巡り 「走る別荘!車中泊の旅~日本海をめざす!夏の磐越横断300キロ」(7月24日(土)午後7時BS-TBS) - ZAKZAK ロバート馬場、23年前の“履歴書”ショット「セロテープで写真を貼るタイプ」とツッコミ(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ロバート、ありえない設定のコントを成立させる“多数決”構造。司令塔・秋山が語る「馬場の使い方」 - テレビドガッチ ロバート馬場、夏にぴったりのそうめんレシピ紹介 ツナ缶アレンジに「絶対に美味しい」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新井恵理那、眼鏡&エプロン姿が「家庭的」と話題 辛ラーメンのアレンジ料理も披露(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『もやし』のことならロバートの馬場に聞け! たった5分の『無限もやし』レシピ3品! (2021年6月30日) - エキサイトニュース 【#サステナブルチャレンジ】吉本興業×OZmallが特別コラボ!楽しく始めるSDGsアクションを徹底ガイド - ozmall.co.jp ロバート馬場、食品ロス削減推進大賞審査員就任! (2021年6月4日) - エキサイトニュース 関ジャニ∞・丸山隆平、ロバート秋山考案のゲームでNG用語!「アカン」とメンバー大慌て - テレビドガッチ ロバート山本&馬場のおうちでハピキャン!!6月2日(水)放送『おぎやはぎのハピキャン』は スピンオフ企画 - PR TIMES シーフードからはじめる、地球にやさしいサステナブル習慣の選び方「Select S」プロジェクトを開始 - PR TIMES ロバート馬場、『ラヴィット』生放送でスタッフにブチギレ 川島明は「なに言うてんの?」 - しらべぇ ロバート馬場 ある大物芸人の一言で料理の才能が開花「これならOKでしょ!って言う感じで」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 山梨県、県ゆかりの吉本芸人とコラボしたYouTube動画を発信 - AdverTimes(アドタイ) 日向坂46・加藤史帆の料理が“ロバート馬場超え”大絶賛 (2021年5月11日) - エキサイトニュース 馬場裕之が鶏肉を簡単にやわらかくするテクニックを公開<ごちそうマエストロ> - ザテレビジョン 山梨県公式YouTubeチャンネル「山梨チャンネル」に「よしもと山梨動画応援隊」発足 - PR TIMES 料理本も出版しているロバート馬場裕之が提案! 韓国風『悪魔のおにぎり』とは… - ニコニコニュース 『家事ヤロウ』ロバート馬場の“料理コーナー”大不評「全く参考にならない」 - まいじつ 【ワイドショー通信簿】ロバート馬場、料理の時短テク 「通常1時間を3分で」(ラヴィット!) (2021年4月19日) - エキサイトニュース ロバート・馬場裕之が福岡県生産量日本一の“たけのこ”を使った料理を披露 - ザテレビジョン “チヂミ”に“キンパ”、韓国料理の定番をリモートクッキング さらに重大発表も - ザテレビジョン 「お笑いももっと真剣に取り組め!」ロバート馬場にツッコミ 『DRAGON CHEF 2021』エリア予選の様子を配信中 - ザテレビジョン リモート飲みや家飲みを盛り上げる、福岡生まれの絶品おつまみ特集 - ザテレビジョン ロバート・秋山「ボケつぶすなよ。あんなんでよ」 馬場の本気ギャンブルに怒り - スポニチアネックス Sponichi Annex ロバート・馬場裕之とノッポノナカが豚肉を使ったレシピを紹介 - ザテレビジョン 2月11日「初午(はつうま)いなりの日」でロバート馬場裕之・服部幸應氏・ぐっち夫婦がオリジナル「初午いなり寿司」をお披露目 - アットプレス(プレスリリース) 福岡発の“絶品ご飯のお供”を使った、食卓をワンランクアップさせるレシピを馬場裕之が紹介 - ザテレビジョン ロバート・馬場が有明のりを使ったお手軽料理や、韓国風料理を紹介 - ザテレビジョン ロバート馬場裕之が語る、料理家としてのこだわり 「料理に“こうしなきゃいけない”はない」 - リアルサウンド ロバート馬場裕之が博多ブロッコリーを使った”冬に食べたい温かいレシピ”を披露 - ザテレビジョン 2月11日「初午(はつうま)いなりの日」のプロモーションを実施 ロバート馬場裕之や料理研究家服部幸應氏、ぐっち夫婦がオリジナル「初午いなり寿司」を発信! - アットプレス(プレスリリース) ロバート・馬場、正月に余ったお餅を絶品リメーク 画像公開に「ぜったい美味しい」 - ENCOUNT 「太鼓の達人」の試作品、ロバート秋山の顔をバチで叩くシステムだった!? - テレビドガッチ ロバート馬場、失敗しない王道&ふわとろオムライスのレシピ公開「参考になります!」 - ENCOUNT ロバート・馬場裕之がカブや人参を使った温かいアレンジレシピを紹介する - ザテレビジョン 「ロバート」馬場を救った、ぬか漬けと明石家さんまの一言(中西正男) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 料理人・ロバート馬場「サステナブル食材」の天津飯で痛恨ミス!? (2020年11月1日) - エキサイトニュース 福岡県うきは市のブランド・千年豚を使った、メニューを料理好きなロバート馬場が披露! - ザテレビジョン ロバート・馬場、ナポリタンを「もっちもち度150%!」にする方法を紹介 - ENCOUNT スタッフ激怒「この車から降りろ!」 ロバートが「はねトび」時代の苦悩を告白:あちこちオードリー - テレビ東京 ロバート・馬場さん“遣島使” 県産食材、全国にPR 「ヤッホー!」レギュラーが縁 /島根 - 毎日新聞 馬場裕之が、“ざる豆腐”の食感と風味を最大限に生かした「特製ナムル」を紹介 - ザテレビジョン ロバート・馬場、肉汁溢れる“ハンバーグ”レシピを公開 ポイントは「冷凍えのき」!? - ENCOUNT ロバート・馬場のツナ缶を使った温・冷パスタに反響「めっちゃ美味しそう」「天才か!!」 - ENCOUNT ロバート・馬場、ごはんが進むズッキーニキムチにファン驚き「初めて知りました!」「恐るべし、馬場ちゃん!」 - ENCOUNT ロバート・馬場、家庭でできるスープカレー公開「超美味しそうです」「これも簡単そう!! 」 - ENCOUNT ロバート・馬場、身崩れしない白身魚の絶品簡単ソテー公開「おいしそー!」「レストランの一品の様ですね」 - ENCOUNT ロバート・馬場が自信の一品「バカうま丼」披露 「見た目だけで確実に美味しい」と絶賛の声 - ENCOUNT ロバート・馬場 初夏にぴったりなタイ風サラダを公開「間違いなく美味しい」「目から鱗!」 - ENCOUNT ロバート馬場が伝授 塩味袋麺でつくるタイ風ラーメン - NEWSポストセブン ロバート・馬場の“豚バラと新ショウガ”のレシピに驚きの声「巻く発想はなかった…」「天才」 - ENCOUNT ロバート・馬場の「超簡単新玉ねぎスープ」に絶賛の声 料理ビギナーも「やってみます!」 - ENCOUNT ロバート・馬場の「味噌ツナもやし」に絶賛の声続々「美味しそう」「今晩作りま~す」 - ENCOUNT ロバート馬場が料理系YouTuberに YouTubeチャンネル「馬場ごはん」開設 - おたくま経済新聞 “お料理芸人”ロバート馬場裕之が自宅のキッチンから簡単レシピを紹介 - フジテレビュー!! ロバート馬場、簡単レシピ紹介するYouTubeチャンネル開設 - RBB TODAY ロバートは「秋山がいないと何もできない」!? 山本&馬場だけ現場で「残念過ぎる」ネタ披露 - J-CASTニュース 独身のロバート馬場裕之 お相手はダッチワイフ!? - ニッカンスポーツ ロバート馬場、衝撃の子供時代を回顧「昆虫を発酵させて……」 - RBB TODAY ロバート馬場裕之、秋山竜次の好物熟知、手料理差し入れるも「ネタ覚えろ!」と叱られる (2019年7月24日) - エキサイトニュース 『ゼクシィ』からの出演オファーに本人ビックリ!ロバート馬場が、夫婦が仲良くなる愛情レシピを伝授夢は料理教室!? 秋山さんから「その時間にネタ覚えろ」のツッコミも - PR TIMES ロバート馬場:芸人「やってません」と言い切り 秋山ガッカリ… - MANTANWEB(まんたんウェブ) ロバート馬場ちゃん でらイイネ!名古屋で“主婦の救世主”に。夕方のニュース情報番組「UP!」にレギュラーコーナー出演!GYAO!で全国配信も! - PR TIMES お笑いと料理の二刀流で活躍するロバート、馬場裕之/週末エンタメ - サンケイスポーツ ロバート・馬場裕之、本業“セーブ”?「料理教室やりたい」 - ORICON NEWS ロバート馬場、芸人は休業状態「料理が本業」 トリオの現状は100%秋山頼み - ORICON NEWS ロバート馬場裕之氏も登壇!多様な視点からアグリテックの未来を考える - PR TIMES 馬場裕之のウィキペディア 馬場裕之 Amazon.co.jp ウィジェット 馬場裕之の掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 馬場裕之のリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 馬場裕之 このページについて このページは馬場裕之のインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される馬場裕之に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1303.html
忍奉さんが入室しました 忍奉 義理チョコクッキン…はもう終わりだ。次はバレンタインに備えないとね。 忍奉 バレンタイン?違う違う、ホワイトデーだ。うっかり間違えた。チョコの魔力かな? 忍奉 ところで私は思うのだよ。いわゆるホワイトデーは、何をあげる日なのか? 忍奉 少なくともそれがチョコレートでないことは確実だ。つまりそれ以外の菓子… 忍奉 キャンディー、およびクッキーだろう。 忍奉 実際、バレンタインほど攻勢の強くないのがホワイトデーといえる。 忍奉 そしてなんと、別に菓子でなくてもいいんだ。“お返し”の意味合いがとれれば 忍奉 それは花でも、アクセサリーでもいい。食べ物に限定されない。チョコ神は居てもホワイトデー神はいないのはそういうことかな? 忍奉 …いや居るんだろうか。私にはわからないね。ま、でも基本的に此処では菓子だ。 忍奉 キャンディーにクッキーはありきたり?ならマシュマロ、カステラ、羊羹… 忍奉 先ほどチョコレートでは無いといったが、“ホワイトチョコレート”ならホワイトデーらしいかな! 忍奉 本命チョコならともかく、義理チョコに対してアクセサリーとかはちょっと重いもんね。 忍奉 ん?手作りでなくてもいい?そうだね、今回のバレンタインは手作りが多かったけれど 忍奉 そもそも、お小遣いで大企業のチョコレートを品定めするのだって、立派に愛なのさ 忍奉 そこのところは忘れちゃいけない。最も重要だったことは、“渡す行為”だったのさ 忍奉 だが関係ないね!私の趣味でお返し特集だ!ということで録画おわり! 忍奉 (手を伸ばし、切る 忍奉 さーて、何にするか…(貰う貰わない関係なく… 忍奉 (あげる&あげる 施しの菓子リスト、血達磨忍奉! 忍奉 よし、お客様は本日もご不在だ。定時定時…っと 忍奉 (店の裏から去っていく 忍奉さんが退室しました 春夏秋冬さんが入室しました 春夏秋冬 (昼前の喫茶 春夏秋冬 (仮眠室 春夏秋冬 (ベッド 春夏秋冬 (の上 春夏秋冬 すぴー……(爆睡してる! 春夏秋冬 (床には画材やら何やらが散らかっている 描くだけ描いて寝た模様 テッサさんが入室しました テッサ (畳んだタオルを運びつつ、ふと仮眠室の扉のノブを足で行儀悪く回し、あける テッサ …此処はホテルじャないっつーの…(溜め息 テッサ というかこの喫茶どういうことなの、地下に部屋が多すぎる… 春夏秋冬 zzzz…… テッサ 仮眠室何部屋あるっぴョん…?気づくと増えてるし…(奥の洗面所にタオル置いてきて テッサ (再び住まわれてる仮眠室の扉をあけて)…芸術家はそうさね、私生活だらしないと聞いたことがある テッサ コイツもそのタイプ…(扱いがだんだん悪くなってる 春夏秋冬 …んんー……(腹も丸出しで テッサ …EOなら水でもぶっかけて叩き起こすところだけど、此処はEBっぴョん テッサ 別に寝てる分にャ迷惑は無い…ほっとくか(ばたん。 春夏秋冬 んん(がばっと起きる 春夏秋冬 …んん? テッサ (他の仮眠室の掃除中 テッサ (一通り終えて無造作に仮眠室あける 春夏秋冬 (ぼやっと上体だけ起こしてる 春夏秋冬 ……(テッサの方見る テッサ おはよう。お昼過ぎだよ。 春夏秋冬 ……水、水くれるかい(ぼけぇー テッサ …寝起き弱すぎじャないか。風邪っぴきか。もってくるけどさ(さっさと上にいき テッサ (ポットごと水を持ってくる)水がタダなのはいい文化 テッサ ほら、飲みな(コップにいれて差し出す 春夏秋冬 ん(受け取ってゴクゴク 春夏秋冬 おかわり(差し出す テッサ 自分でやりなって…(トポトポ 春夏秋冬 あんがと(飲まずにサイドテーブルに置いて 春夏秋冬 (テッサの手をとって ポットをサイドテーブルに置いて 春夏秋冬 (両足で腰を捕まえて 春夏秋冬 (空いた手で背中に手ぇ回して テッサ …なんの つもり? 春夏秋冬 (ベッドへぐるんぐるん! テッサ っんお!? テッサ やめーい!わたぴそういう趣味ないから!?重い!どいて!どけ!(ばたばた 春夏秋冬 んっふっふっふ(巻き込んで押さえつけて悪い笑い テッサ こんにャろ…(半眼で)身体はタダじャーないんだっぴョん! 春夏秋冬 前から気になってたのさァ…? これ、聞こえてるんかい?(ウサ耳に触れる テッサ ン… テッサ …わたぴの耳はセンサーみたいなもんだ!ほら、人間の耳あるだろう耳! テッサ そっちは周波数が違うんだっぴョん!役に立たないけどな!わかったら放せ! 春夏秋冬 ちゃんと手入れしてるじゃないか、どれ(さわさわと品定めするように 春夏秋冬 (内側に親指を差し込み指の腹で撫でる テッサ んィっ…あ、やめ、やめ…やーめー 春夏秋冬 んっふっふ、思った通りだぁ(さわさわさわ テッサ や、め、ろ!(全開キュプロクスの加護・マイナス テッサ (ベッドが突如崩壊する 春夏秋冬 (ドンガラッシャン! テッサ (転がりぬけるように部屋の真ん中に)っはぁ、はあ…はあ… 春夏秋冬 んん~!(シーツに絡まって足だけ出てバタバタ テッサ 訴えるか金取るぞ!! 春夏秋冬 (ガバッと) テッサ つーか色魔か!?起きろ!目覚めろ!昼だ昼、お天気いいのに何が悲しくて地下だ! 春夏秋冬 ………払ったら、良いのかい?(ニィ、と笑って テッサ … (数秒考えて) テッサ 割りにあわないからナシで。 テッサ そっもそものそもだ画家(メイド服払って 春夏秋冬 (くぁぁ、と欠伸して テッサ 此処はホテルじャーないんだ、なんか画材揃ってめっちャ定住気分だが テッサ ちャんと住むとこ探せ!もしくはホテルいけ! 春夏秋冬 …なんだ、ダメなのかい?(むぐむぐと欠伸噛み殺して テッサ タダ宿なんかありャしない。というか仮眠室だ。仮眠って意味わかるか。 春夏秋冬 (ふぁ~ぁ)……確かに。そりゃ道理だね。 春夏秋冬 ぎりぎりまで描けるから気に入ってたんだけどねぇ…(頭掻いて テッサ 食っちャ描いて寝てってどんな道楽者だ… テッサ まあタダはいけない、いけないっぴョん テッサ 然るべき家賃なりなんなり払うか、仕事すべき。働かざるものに衣食住は無いんだ 春夏秋冬 …それもそうさな(んーーっと背伸びして 春夏秋冬 とりあえず宿代は払っとくよ…(のざらし状態のカバンを掴んでゴソゴソ テッサ 貰うもん貰えばまぁ文句は出ないっぴョん 春夏秋冬 んん(適当に 札束を手づかみで渡す テッサ …ってホテルじャない!(プルルルル 内線) テッサ え、何、店長?え、何この札束馬鹿なの?あ、違う店長、札束が馬鹿なんで…何?OK? テッサ なんかOK出たっぴョん。…ふざけた世界!悪い文化! 春夏秋冬 おや、店長さんとやらは話がわかるねぇ(へへへ、と笑って まだ寝ぼけてる テッサ どういうことだよ札束!道楽者じャーないか!どういうことだよ! テッサ まあいいや、ただ自分で片付けられるものは片付けなよ テッサ 部屋を貸しただけだ、貸しただけだから。ホテルじャーないから(拘り 春夏秋冬 ん、足りないのかい?(もう一個 手掴み札束を押し付けるように渡して 春夏秋冬 わーった、わーったよ。片す分にはやるからさ(頭掻いて テッサ 金持ち嫌いだな、金持ち悪い文化! 春夏秋冬 そいつぁとっといてくれ、別に汚れた金じゃないし、何かと迷惑かけるだろう? テッサ 貰えるか!最初の分店長に渡して、それで終わりだ!貰ったら身体とりそうだし! テッサ これだから全く…金もってるやつはどいつもこいつも…(ぶつぶつ言いつつ金庫にいれにいく 春夏秋冬 あたしもそんなに興味は無いさ。けど壊したもんの補填にいるだろう?(ぶっ壊れたベッド見て テッサ そいつはわたぴが壊したもんだ。…というかたぶんそれは、なんかすぐ直るから。 テッサ 上にいって、とぉッても遅い朝食でも食ってるうちにな! テッサ “キュプロクス”でそんだけあっさり壊れるんだから、安物だよ。間違いない 春夏秋冬 何かっかしてんだい、悪いことしたかい?(かしげて テッサ しただろさっき!?悪いも悪い!オニールでも無かったわ!! テッサ さっさとあがりな!あとアンタ寝起きぼさぼさしすぎんだよ!奥でシャワー浴びろ! テッサ (支離滅裂なこと言いつつ、ポットとコップは置いたまま喫茶の上の階にあがってく 春夏秋冬 …(見送って、また欠伸 春夏秋冬 …悪くない手触りだった(余韻 春夏秋冬 (シャワー室に入っていく テッサ (ぷんすかしつつ、喫茶の階段で身だしなみ整え、兎耳に触れ)ん… テッサ …変な気分になるじャん、あの尼… テッサ (そのまま、兎耳メイドは店員してたとさ テッサさんが退室しました 春夏秋冬 (シャワーも浴びて 髪型も服装も眠気もばっちりになって地上階に戻ってくる 春夏秋冬 ~~♪ ビリーさんが入室しました 春夏秋冬 テッサ? あれ、テッサー? ビリー (なんか2mぐらいのグラサン男が、ネコチャンエプロンで待機してる ビリー ッフ…テッサなら今日は早退した。です。 春夏秋冬 ちと、からかいすぎたかね…、っと 春夏秋冬 店員さんかい? 随分な偉丈夫じゃないか ビリー テッサでなくてすみません…だ。俺はビリー・ザ・メイカー。ビリーでいい。 春夏秋冬 あたしぁ春夏秋冬、よろしく、ビリー(上目に傾げて ビリー よろしくです、だ。何かご注文は、ありますか? 春夏秋冬 朝飯! ぁあ、でも今はもう昼だったかい? 春夏秋冬 にーさんのオススメがあれば、そいつを頼むよ? ビリー 朝…昼…ッフ… ビリー ではしばちお待ちください、だ 春夏秋冬 頼んだよー(手をひらひらと 席の方へ ビリー (…しばらく後、なんか饅頭…否、肉まん?らしきものが。 ビリー 包子。 春夏秋冬 …包子? ビリー 肉まんなど、だ(…明らかになんかずっしりしてる気がするが ビリー (果たして朝なのか昼なのか、どちらを見据えたのか ビリー (小さめのものがいくつか乗ってる皿を置いて 春夏秋冬 はて、オクターンの出店で食ったあれと似てるね ビリー こちらは烏龍茶。 春夏秋冬 何だったかねぇ…齧ると肉汁が溢れて…… 春夏秋冬 ともあれ、美味そうじゃないか(意気揚々と皿を見て ビリー ッフ…お気に召せばよいです、が。 春夏秋冬 うむ。いただきます(合掌して 春夏秋冬 あつッ 箸、箸々…(素手じゃ無理だった ビリー 中はもっと熱いのでお気をつけて、だ 春夏秋冬 やっぱそうなのかい? 出店のと一緒だね(割り箸わって 春夏秋冬 あん時ぁ口ん中やけどして笑いモンになったねぇ(はは、と苦笑いして 春夏秋冬 (つまみ、一口 ビリー (…なんたることか、皮が薄い!その中身は野菜大目の肉サクサクだ! 春夏秋冬 んぐ、、っふ、、はふっ 熱っ!(猫舌 ビリー 烏龍茶、です。 春夏秋冬 (んぐんぐ 春夏秋冬 (っぷふー 春夏秋冬 ……(余韻でも濃厚な肉と野菜の香り ビリー (野菜の後味の一部に、独特な味 春菊か 春夏秋冬 …ビリー、あんたこれ店出せるよ(関心して見上げて ビリー ッフ…だが、店長には及ばない。 春夏秋冬 しかしまぁ、美味いじゃないか? あたしぁ猫舌だから食べるの下手だけどさ…(箸で崩してふーふー ビリー それはすまないです、だ。包子には常温のものもある。そちらも今度、提供しよう。 春夏秋冬 あいや、これは熱々なのが気に入ったね。具もほろほろして美味い(むぐむぐ ビリー (中には魚肉… なんの肉かというとカレイをすり潰したものだったりするが …もある ビリー (だが基本は菜食包子らしい 春夏秋冬 (たまにアツアツ言いながら食していく ビリー (サングラスの奥で満足げである 春夏秋冬 ごっそさん。 美味しかったよ!(完食 ビリー お粗末様です、だ ビリー (食器片付け) ビリー (ぬるめのお茶を置いておく ビリー それでは、ごゆるりと、だ 春夏秋冬 ありがと、ビリー(肘を起き、リラックスして ビリー (厨房に消えていく ビリーさんが退室しました 春夏秋冬 さぁて、とんと墨を擦るかねぇ(伸びして、一仕事取り掛かろうと 春夏秋冬さんが退室しました
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4679.html
※現代もの ※ドスあり ※人間による直接虐待描写なし ※初投稿 「お客様にお知らせします。現在、総武快速線は千葉駅構内で発生した ゆっくりによるポイント故障の影響により、千葉―東京間の運転を取りやめております。 お急ぎのところ大変申し訳ございませんが、予めご了承ください」 「ゆん身事故」 鉄道先進国、日本。 平地が頗る少ない国土で隧道を掘り、橋を架け、線路を引き、そこに数多の列車を走らせる。 秒刻みでダイヤが定められ、にも拘らず、まさに職人芸といわれるほどの技術でそれを完璧にこなす。 ある調査では、日本の鉄道の正常運行率(遅延せず、時刻表通りに列車を運行させる)は、 89%を記録し──1分以上の遅れを遅延とした場合で──日本が世界に誇る高速列車の新幹線に至っては、 平均遅延時間がなんと6秒であったという。 しかし、そんな日本の鉄道に影を差す存在が現れた。 それは"ゆっくり"だ。 「ゆゆ~ん おちびちゃんたちゆっくりすにかえろうね!!」 「「わかっちゃよ!おきゃーしゃん!!」」 線路の脇に大小あわせて3つのゆっくりがいた。成体れいむ1匹と小れいむ2匹である。番のゆっくりはいない。 親れいむの頬はいっぱいに膨れていた。おそらく狩りからの帰りであろう。子れいむの方も何かを咥えていた。 「おきゃーしゃんしゅごきゅきゃりがじょうじゅじゃっちゃね!」 「おきゃーしゃんのおきゃげでれいむちゃちしゅごきゅゆっきゅりできりゅよ!」 「ゆふ~ん そんなにいったられいむてれちゃうよ!それにおちびちゃんたちもすごくゆっくりしたものひろってきてさすがれいむのおちびちゃんたちだね!!」 「「ゆっへん!れいみゅちゃちしゅごいでしょ!!」」 子れいむ達が咥えていたのは、駄菓子屋などに置いてあるガチャガチャの透明のカプセルであった。 ゆっくり達には、それが大層ゆっくりしたものに見えるのであろう。子れいむ達はとても誇らしげである。 「「「ゆ~ゆ~ゆ~~ゆ~ゆ~ゆ~~ゆ~ゆ~ゆ~ゆ~~」」」 騒音とも雑音ともとれる歌を歌いながられいむ親子は線路を越える。近くにマイクを構えたお兄さんがいれば確実に潰されていただろう。 そして、3本目のレールに差し掛かった時、遠くから青白の帯が入ったステンレス製の車両がれいむ親子の方へ滑ってきた。 「ゆゆっ!?なんだかゆっくりできないおとがするよ!」 「「きょわいよー!おきゃーしゃん!!」」 ぱふぉふぉぱふぉふぉ~ん 「おとさんゆっぐ……ッ!!」 「「ぅ゛……!!」」 警笛を鳴らしながら、しかし速度を落とすことなく列車はれいむ親子を通過した。列車は、何事もなかったかのように遠くに過ぎ去った。 「「「…………………………」」」 バラスト(レールの下に敷かれている砂利)の上には、もはやゆっくりであったのかすら疑わしい程ぐちゃぐちゃになったれいむ親子がいた。 餡子の塊であるゆっくりが、時速100km以上もの速さで動く合金鋼(ステンレス)に当たったらどうなるか?もちろん即死である。 れいむ親子は悲鳴すらあげることなく、列車に轢かれて死んだのだ。 ゆっくりによる被害件数は都市部の列車より、どちらかというと所謂ローカル線と呼ばれる田舎・山間部を走る列車の方が多い。 なぜなら、ゆっくりの数が都市部より圧倒的に多く、また地平を走り線路までの間に障害物がないことが多いのもその一因となっていた。 だが、一たび事故が起きると他線区にあまり影響を及ぼさないローカル線よりも、直通列車が多く走る都市部の方が被害の大きさが尋常ではなくなるのだ。 たとえば横須賀線の列車が走る新川崎で事故が起こったとしよう。ここを通るのは横須賀線のほかに湘南新宿ラインがある。 横須賀線の列車は、久里浜から東京を経て総武快速線に入り千葉方面へと至る。この時点で神奈川・東京・千葉に影響を及ぼすことになる。 さらに湘南新宿ラインは小田原・逗子から新宿を経て、大宮から分岐し高崎・宇都宮方面へと至る。事故が起きれば瞬く間に関東一円の列車が遅れてしまう。 ゆっくりによる事故は単にゆっくりが走行中の列車にぶつかることで起きるのではない。だいたい重さが数kgしかないゆっくりが何十トンもの重さを持つ列車に 当たったところでどうにかなるものではない。ではなぜか。ひとつはれみりゃやふらんなど飛行することができるゆっくりだ。いくらゆっくりといえども、 走行中の列車の前部、つまり運転席の窓ガラスにぶつかればどうなるだろうか。罅くらいは入るだろうし、運転士の視界全域に肉汁や皮が張り付くことになる。 列車が自走できたとしても、目の前の安全が確認できなければ列車を走らせることはできない。信号や標識を無視して走れば大惨事が起きてしまう。 また、信号やポイントなどの設備にゆっくりが被害を与えることもある。前述の通り、ポイントに赤ゆっくりなどの小さいゆっくりが挟まることもある。 無論、赤ゆっくりは即死だが、餡子が詰まり微妙にレールの隙間が空いてしまう。このままでは列車が脱線してしまう恐れがあるので除去する必要が出てくる。 さらに、信号の光はゆっくりを寄せ付けるのであろう。信号機に大量のれみりゃが群がっていたこともある。信号が見えないので当然駆除しなければならない。 他にも田舎の駅で停車中の列車内に大量の野良ゆっくりが入り込んできたり、胴付きの飼いゆっくりが乗車の際ホームと列車の間に足を挟んだり、 留置してある列車の窓ガラスが割られ車内にゆっくりの死骸と大量のガラス片が落ちていたりしたこともあった。 ゆっくりによる被害金額は合計で数十億円にまで上った。これではいかんと、JRや民鉄各社が政府に陳情した直後、ある事件が起こった。 「むきゅ、またかえってこなかったわ……」 「ゆ~……」 群れのリーダーであるドスまりさと参謀役のぱちゅりーは悩んでいた。ここ最近、狩りを行った際ゆっくりが永遠にゆっくりしてしまう事態が多発しているのだ。 別に捕食種に喰われて死んだり、躓いて皮が破けて餡子を大量に失って死んだりするわけではない。 群れが住む場所から狩り場までは、運動能力が乏しいぱちゅりー種でも十数分も移動すれば到着してしまうほど近い。 なのに多くのゆっくりが帰らぬ餡子となるのには理由があった。狩り場は線路の向こう側にあったからだ。 「ドス、やっぱりドススパークでやっつけるしか……」 「そうだね……みんなをひろばにあつめてね……」 ドスの群れは元々この付近にいたのではない。もっと山の頂上に近いところで生活していた。 しかし、このドスはあまり賢い方ではなく、群れに掟を作ることなくゆっくりし続けた結果、今の場所へと引っ越しせざるを得なくなった。 現在、群れがいる場所は比較的ゆっくりにとっては安全な方で、近くに──線路を挟んでだが──狩りをするところがあったのも幸いした。 群れの近くにある路線は、スカイブルーの各駅停車や銀色の快速列車、揺れる特急列車がバンバン走る通勤路線であった。 そのため必然的にゆん身事故が起きる確率が高くなり、哀れ群れのゆっくりは大半が狩りの行き帰りにその餡子をぶちまけて死んでしまった。 「みんな!よくきいてね!ドスはむれのみんなをゆっくりできなくするあのゆっくりできないものをやっつけるよ!」 「「「「「ゆゆっ!」」」」」 「がんばるんだぜドス!」 「れいむのこどものかたきをうってね!」 「いなかもののあれをやっつけるなんてさすがドスとかいはね」 「かたきうちだね、わかるよー!」 「じゃおーん!」 「ちーんぽ!」 大小さまざまなゆっくりの声援を受けドスまりさは線路へと向かっていった。 ドスはゆっくりが轢死するのを話だけしか聞いていなかったが、一度だけその現場を見たことがあった。 よって群れをゆっくりさせなかったのは全て同じものだと思い込んでいた。幸か不幸かその時と同じ形式の列車がやってきた。 「ゆ、ドススパークでむれのみんなのかたきをとるよ……!」 ドスは線路の上に跳ね、列車の前に立ち塞がった。そしてドススパークを放とうとした瞬間、轢かれた。 「ゆっくりできないぎんいろさんはドススパークでゆっくりしんでぶべぇえっ!!!?」 列車は辺りに餡子を撒き散らし、自身も餡子まみれになりながら、停車した。 「あっちゃ~駄目だったか……」 運転士は心の中でそう吐き、すぐさま指令へと連絡した。 「運転指令、え~こちら4549H、4549H、山中渓―紀伊間において巨大ゆっくりと正面衝突した為、安全確認のため緊急停車いたしましたどうぞ」 何事もなく山間を運転していた時、突然茂みの中からドスまりさが現れた。本来ならゆっくりが線路上にいれば警笛を鳴らしたあと、 ゆっくりが逃げようが逃げまいがそのまま通過するだけだ。しかし、ドスまりさがドススパークを射出する構えを見せたため、 構えてから実際に発射するまでの時間を瞬時に計算し、「この速度では運転室はおろか1両目全てが消滅してしまうかもしれない」と思い、 咄嗟の判断でフルノッチ(車で言うとアクセルを思いっきり踏むようなこと)にした──のではなく、 単にこの運転士はゆっくりについての知識は皆無で「デカイ饅頭がきたなあ」位にしか思っていなかったのだ。 「もっとスピードを上げればビビって避けるだろう」と考えてのことだった。 結構強い衝撃があったが所詮ゆっくり。ドスであろうと高速で動く金属の塊に餡子ではどうしようもなかった。 「ほう、この運転士、なかなかやるじゃないか……!」 一連の出来事を運転席の後ろで腕を組み仁王立ちしながら眺めていた鬼意山は呟いた。 実はこの鬼意山、国交省のお偉いさんであったのだ。地方の視察からの帰り、気まぐれで普通列車に乗っていたところ、 ドススパークにも怯まず瞬時に最適解を導き出した有能な運転士を心の底から感心していた。実際は前述のとおりなのだが。 「しかし、頭の悪いドスでよかった。影から狙い撃ちされては一たまりもなかったな……」 鬼意山はゆっくりに関してはスペシャリストといっても過言ではない。だからドススパークの恐ろしさもよくわかっていた。 この事によりすぐさまゆっくりへのさまざまな対策が取られた。 運転席の窓ガラスはより強固なものに取り換えられ、ゆっくりの皮だけを溶かす洗浄液が流れるようにした。 ポイント近くには監視員や、ゆっくりだけを溶かすスプリンクラーが設置された。信号機にはゆっくり除けの音波が出る装置を取り付けた。 ローカル線を走る列車にはトングやゆっくり虐待用の道具一式が備え付けられた。飼いゆっくりにも運賃・料金を取るようにした。 留置線の道床は可能な限りバラストからスラブへと替えられた。 鉄道が走る半径数キロ以内にいるゆっくりは全て駆除された。 特にドスがいるかもしれない山の近くを走る区間では念入りにゆっくり狩りが行われた。もちろん、あの群れも例に違わず全滅させられた。 「ゆっへっへばかなにんげえ゛え゛え゛お゛え゛お゛え゛お゛え゛お゛お゛え゛え゛え゛!!!???」 「にんげんはあまあまをばびぶべぼ゛お゛お゛お゛!!!?」 「いなかもののにんげんばぼお゛ぼぼぼお゛お゛お゛お゛!!!?」 「わ゛がら゛な゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?!?」 「じゃ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ん゛ん゛!!!」 「ぢぢぢん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!???」 「むぎゅう゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛!???」 「「「「「ゆ゛っ゛ぐりでぎな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!??」」」」」 おわり おまけ 「この電車は埼京線りんかい線直通新木場行きです」 「さいきょー!?」 「さいきょう!さいきょう!」 「うわっ!?……なんだゆっくりちるのか」 「あたいったらさいきょうね!」 「駅長、これどうします?」 「ううむ……」 「さいきょー!」 「「キャーかわいいー!!」」 「「「!?」」」 「これなんていうんですかー?」 「ええと、ちるのっていうゆっくりなんだけど……」 「「ちるのちゃんカワイイー!!」」 「!? あ、あたいったらさいきょーねっ!!」 「「キャー!!」」 「……駅で飼うか」 「そうですね……」 「あたいったらさいきょうね!」 本当に終わり このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2543.html
※現代もの ※ドスあり ※人間による直接虐待描写なし ※初投稿 「お客様にお知らせします。現在、総武快速線は千葉駅構内で発生した ゆっくりによるポイント故障の影響により、千葉―東京間の運転を取りやめております。 お急ぎのところ大変申し訳ございませんが、予めご了承ください」 「ゆん身事故」 鉄道先進国、日本。 平地が頗る少ない国土で隧道を掘り、橋を架け、線路を引き、そこに数多の列車を走らせる。 秒刻みでダイヤが定められ、にも拘らず、まさに職人芸といわれるほどの技術でそれを完璧にこなす。 ある調査では、日本の鉄道の正常運行率(遅延せず、時刻表通りに列車を運行させる)は、 89%を記録し──1分以上の遅れを遅延とした場合で──日本が世界に誇る高速列車の新幹線に至っては、 平均遅延時間がなんと6秒であったという。 しかし、そんな日本の鉄道に影を差す存在が現れた。 それは"ゆっくり"だ。 「ゆゆ~ん おちびちゃんたちゆっくりすにかえろうね!!」 「「わかっちゃよ!おきゃーしゃん!!」」 線路の脇に大小あわせて3つのゆっくりがいた。成体れいむ1匹と小れいむ2匹である。番のゆっくりはいない。 親れいむの頬はいっぱいに膨れていた。おそらく狩りからの帰りであろう。子れいむの方も何かを咥えていた。 「おきゃーしゃんしゅごきゅきゃりがじょうじゅじゃっちゃね!」 「おきゃーしゃんのおきゃげでれいむちゃちしゅごきゅゆっきゅりできりゅよ!」 「ゆふ~ん そんなにいったられいむてれちゃうよ!それにおちびちゃんたちもすごくゆっくりしたものひろってきてさすがれいむのおちびちゃんたちだね!!」 「「ゆっへん!れいみゅちゃちしゅごいでしょ!!」」 子れいむ達が咥えていたのは、駄菓子屋などに置いてあるガチャガチャの透明のカプセルであった。 ゆっくり達には、それが大層ゆっくりしたものに見えるのであろう。子れいむ達はとても誇らしげである。 「「「ゆ~ゆ~ゆ~~ゆ~ゆ~ゆ~~ゆ~ゆ~ゆ~ゆ~~」」」 騒音とも雑音ともとれる歌を歌いながられいむ親子は線路を越える。近くにマイクを構えたお兄さんがいれば確実に潰されていただろう。 そして、3本目のレールに差し掛かった時、遠くから青白の帯が入ったステンレス製の車両がれいむ親子の方へ滑ってきた。 「ゆゆっ!?なんだかゆっくりできないおとがするよ!」 「「きょわいよー!おきゃーしゃん!!」」 ぱふぉふぉぱふぉふぉ~ん 「おとさんゆっぐ……ッ!!」 「「ぅ゛……!!」」 警笛を鳴らしながら、しかし速度を落とすことなく列車はれいむ親子を通過した。列車は、何事もなかったかのように遠くに過ぎ去った。 「「「…………………………」」」 バラスト(レールの下に敷かれている砂利)の上には、もはやゆっくりであったのかすら疑わしい程ぐちゃぐちゃになったれいむ親子がいた。 餡子の塊であるゆっくりが、時速100km以上もの速さで動く合金鋼(ステンレス)に当たったらどうなるか?もちろん即死である。 れいむ親子は悲鳴すらあげることなく、列車に轢かれて死んだのだ。 ゆっくりによる被害件数は都市部の列車より、どちらかというと所謂ローカル線と呼ばれる田舎・山間部を走る列車の方が多い。 なぜなら、ゆっくりの数が都市部より圧倒的に多く、また地平を走り線路までの間に障害物がないことが多いのもその一因となっていた。 だが、一たび事故が起きると他線区にあまり影響を及ぼさないローカル線よりも、直通列車が多く走る都市部の方が被害の大きさが尋常ではなくなるのだ。 たとえば横須賀線の列車が走る新川崎で事故が起こったとしよう。ここを通るのは横須賀線のほかに湘南新宿ラインがある。 横須賀線の列車は、久里浜から東京を経て総武快速線に入り千葉方面へと至る。この時点で神奈川・東京・千葉に影響を及ぼすことになる。 さらに湘南新宿ラインは小田原・逗子から新宿を経て、大宮から分岐し高崎・宇都宮方面へと至る。事故が起きれば瞬く間に関東一円の列車が遅れてしまう。 ゆっくりによる事故は単にゆっくりが走行中の列車にぶつかることで起きるのではない。だいたい重さが数kgしかないゆっくりが何十トンもの重さを持つ列車に 当たったところでどうにかなるものではない。ではなぜか。ひとつはれみりゃやふらんなど飛行することができるゆっくりだ。いくらゆっくりといえども、 走行中の列車の前部、つまり運転席の窓ガラスにぶつかればどうなるだろうか。罅くらいは入るだろうし、運転士の視界全域に肉汁や皮が張り付くことになる。 列車が自走できたとしても、目の前の安全が確認できなければ列車を走らせることはできない。信号や標識を無視して走れば大惨事が起きてしまう。 また、信号やポイントなどの設備にゆっくりが被害を与えることもある。前述の通り、ポイントに赤ゆっくりなどの小さいゆっくりが挟まることもある。 無論、赤ゆっくりは即死だが、餡子が詰まり微妙にレールの隙間が空いてしまう。このままでは列車が脱線してしまう恐れがあるので除去する必要が出てくる。 さらに、信号の光はゆっくりを寄せ付けるのであろう。信号機に大量のれみりゃが群がっていたこともある。信号が見えないので当然駆除しなければならない。 他にも田舎の駅で停車中の列車内に大量の野良ゆっくりが入り込んできたり、胴付きの飼いゆっくりが乗車の際ホームと列車の間に足を挟んだり、 留置してある列車の窓ガラスが割られ車内にゆっくりの死骸と大量のガラス片が落ちていたりしたこともあった。 ゆっくりによる被害金額は合計で数十億円にまで上った。これではいかんと、JRや民鉄各社が政府に陳情した直後、ある事件が起こった。 「むきゅ、またかえってこなかったわ……」 「ゆ~……」 群れのリーダーであるドスまりさと参謀役のぱちゅりーは悩んでいた。ここ最近、狩りを行った際ゆっくりが永遠にゆっくりしてしまう事態が多発しているのだ。 別に捕食種に喰われて死んだり、躓いて皮が破けて餡子を大量に失って死んだりするわけではない。 群れが住む場所から狩り場までは、運動能力が乏しいぱちゅりー種でも十数分も移動すれば到着してしまうほど近い。 なのに多くのゆっくりが帰らぬ餡子となるのには理由があった。狩り場は線路の向こう側にあったからだ。 「ドス、やっぱりドススパークでやっつけるしか……」 「そうだね……みんなをひろばにあつめてね……」 ドスの群れは元々この付近にいたのではない。もっと山の頂上に近いところで生活していた。 しかし、このドスはあまり賢い方ではなく、群れに掟を作ることなくゆっくりし続けた結果、今の場所へと引っ越しせざるを得なくなった。 現在、群れがいる場所は比較的ゆっくりにとっては安全な方で、近くに──線路を挟んでだが──狩りをするところがあったのも幸いした。 群れの近くにある路線は、スカイブルーの各駅停車や銀色の快速列車、揺れる特急列車がバンバン走る通勤路線であった。 そのため必然的にゆん身事故が起きる確率が高くなり、哀れ群れのゆっくりは大半が狩りの行き帰りにその餡子をぶちまけて死んでしまった。 「みんな!よくきいてね!ドスはむれのみんなをゆっくりできなくするあのゆっくりできないものをやっつけるよ!」 「「「「「ゆゆっ!」」」」」 「がんばるんだぜドス!」 「れいむのこどものかたきをうってね!」 「いなかもののあれをやっつけるなんてさすがドスとかいはね」 「かたきうちだね、わかるよー!」 「じゃおーん!」 「ちーんぽ!」 大小さまざまなゆっくりの声援を受けドスまりさは線路へと向かっていった。 ドスはゆっくりが轢死するのを話だけしか聞いていなかったが、一度だけその現場を見たことがあった。 よって群れをゆっくりさせなかったのは全て同じものだと思い込んでいた。幸か不幸かその時と同じ形式の列車がやってきた。 「ゆ、ドススパークでむれのみんなのかたきをとるよ……!」 ドスは線路の上に跳ね、列車の前に立ち塞がった。そしてドススパークを放とうとした瞬間、轢かれた。 「ゆっくりできないぎんいろさんはドススパークでゆっくりしんでぶべぇえっ!!!?」 列車は辺りに餡子を撒き散らし、自身も餡子まみれになりながら、停車した。 「あっちゃ~駄目だったか……」 運転士は心の中でそう吐き、すぐさま指令へと連絡した。 「運転指令、え~こちら4549H、4549H、山中渓―紀伊間において巨大ゆっくりと正面衝突した為、安全確認のため緊急停車いたしましたどうぞ」 何事もなく山間を運転していた時、突然茂みの中からドスまりさが現れた。本来ならゆっくりが線路上にいれば警笛を鳴らしたあと、 ゆっくりが逃げようが逃げまいがそのまま通過するだけだ。しかし、ドスまりさがドススパークを射出する構えを見せたため、 構えてから実際に発射するまでの時間を瞬時に計算し、「この速度では運転室はおろか1両目全てが消滅してしまうかもしれない」と思い、 咄嗟の判断でフルノッチ(車で言うとアクセルを思いっきり踏むようなこと)にした──のではなく、 単にこの運転士はゆっくりについての知識は皆無で「デカイ饅頭がきたなあ」位にしか思っていなかったのだ。 「もっとスピードを上げればビビって避けるだろう」と考えてのことだった。 結構強い衝撃があったが所詮ゆっくり。ドスであろうと高速で動く金属の塊に餡子ではどうしようもなかった。 「ほう、この運転士、なかなかやるじゃないか……!」 一連の出来事を運転席の後ろで腕を組み仁王立ちしながら眺めていた鬼意山は呟いた。 実はこの鬼意山、国交省のお偉いさんであったのだ。地方の視察からの帰り、気まぐれで普通列車に乗っていたところ、 ドススパークにも怯まず瞬時に最適解を導き出した有能な運転士を心の底から感心していた。実際は前述のとおりなのだが。 「しかし、頭の悪いドスでよかった。影から狙い撃ちされては一たまりもなかったな……」 鬼意山はゆっくりに関してはスペシャリストといっても過言ではない。だからドススパークの恐ろしさもよくわかっていた。 この事によりすぐさまゆっくりへのさまざまな対策が取られた。 運転席の窓ガラスはより強固なものに取り換えられ、ゆっくりの皮だけを溶かす洗浄液が流れるようにした。 ポイント近くには監視員や、ゆっくりだけを溶かすスプリンクラーが設置された。信号機にはゆっくり除けの音波が出る装置を取り付けた。 ローカル線を走る列車にはトングやゆっくり虐待用の道具一式が備え付けられた。飼いゆっくりにも運賃・料金を取るようにした。 留置線の道床は可能な限りバラストからスラブへと替えられた。 鉄道が走る半径数キロ以内にいるゆっくりは全て駆除された。 特にドスがいるかもしれない山の近くを走る区間では念入りにゆっくり狩りが行われた。もちろん、あの群れも例に違わず全滅させられた。 「ゆっへっへばかなにんげえ゛え゛え゛お゛え゛お゛え゛お゛え゛お゛お゛え゛え゛え゛!!!???」 「にんげんはあまあまをばびぶべぼ゛お゛お゛お゛!!!?」 「いなかもののにんげんばぼお゛ぼぼぼお゛お゛お゛お゛!!!?」 「わ゛がら゛な゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?!?」 「じゃ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ん゛ん゛!!!」 「ぢぢぢん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!???」 「むぎゅう゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛!???」 「「「「「ゆ゛っ゛ぐりでぎな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!??」」」」」 おわり おまけ 「この電車は埼京線りんかい線直通新木場行きです」 「さいきょー!?」 「さいきょう!さいきょう!」 「うわっ!?……なんだゆっくりちるのか」 「あたいったらさいきょうね!」 「駅長、これどうします?」 「ううむ……」 「さいきょー!」 「「キャーかわいいー!!」」 「「「!?」」」 「これなんていうんですかー?」 「ええと、ちるのっていうゆっくりなんだけど……」 「「ちるのちゃんカワイイー!!」」 「!? あ、あたいったらさいきょーねっ!!」 「「キャー!!」」 「……駅で飼うか」 「そうですね……」 「あたいったらさいきょうね!」 本当に終わり このSSに感想をつける