約 374,258 件
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/315.html
衛宮切嗣&アーチャー ◆F3/75Tw8mw 僕はね……正義の味方になりたかったんだ ◇◆◇◆◇ 「……一体、何が起きている……?」 人気の無い、他者からの監視も恐らくは無いであろう薄暗い建物の中。 壁に背を預け、その男―――衛宮切嗣は、口からタバコの煙を燻らせつつそう呟いた。 事の発端は、時間にして十数分程前。 妻のアイリスフィールと共に、アハト翁が用意したという聖遺物を確認していた最中であった。 全ては来る第四次聖杯戦争に勝ち残る為……アインツベルンは持てる権力・財力の全てを賭し、その聖遺物を探し出したという。 そうして見つけ出されたのが、かのノアの方舟に使われたとされる欠片―――即ちゴフェルの木片だ。 もしこの木片が本物だというならば、宿る神秘性は計り知れないものがある。 呼び出される英霊もまた、極めて強き力を持ったサーヴァントとなるだろう。 そう、アハト翁をはじめとするアインツベルンの者達は喜んでいた。 まるで自身の勝利が絶対のものだと確信したかの如くだ。 しかし、その気持ちも無理はない……事実、切嗣もこの聖遺物を用いれば強力な駒を手に入れられるという予感があったからだ。 彼はこの聖杯戦争を勝ち残るに当たり、己に最も見合うサーヴァントはキャスターかアサシンであると考えていた。 そして……この聖遺物で呼び出されるであろうサーヴァントは、十中八九キャスターだ。 他のマスターが纏わる聖遺物を入手でもしていない限り、呼び出される英霊はほぼ確実に方舟を作った本人―――ノアに固定される。 ノアについては様々な伝承が現代に至るまで残されているが、その伝承から基づくに当てはまるクラスはキャスターしか存在しないのだ。 然程アインツベルンの者達に期待をしていなかった切嗣からしてみれば、これは嬉しい誤算であった。 確実な勝利を目指すアインツベルンならば、三騎士……中でも最優とされるセイバーの触媒を用意するだろうと踏んでいたからだ。 ―――戦場は地獄であり、そこで行われる命のやり取りには高潔さも何も無い。 数多くの修羅場を、文字通りの地獄を潜り抜けて来た切嗣にとって、英雄というものは許容し難い存在そのものであった。 平和の為と称して人を殺し、血を流す。 そんな者達の何処に美化される要素があるというのか、讃えられる謂れがあるというのか。 ましてやそれを『騎士道』として振りかざし、『誇り』として平然と言い放つ者達など、切嗣からすれば度し難い者達であった。 だからこそ、騎士道などとは無縁の存在たるキャスターを引く事がほぼ確定したのは朗報と言えたのだ。 無論、ノアにもその騎士道に通じる様な伝承もあるにはあるが、泥酔して裸を晒した際に、その裸体を偶然見かけてしまったハムの息子に呪いをかけるといった悪の側面もまたある。 何より……キャスターは最大限に活用すれば、自身の戦法を最大に活かせる。 聖杯戦争の勝率を大きく高められるという事実が、何よりも大きかった。 そう……アインツベルンの肩を持つつもりなどは一切無いが、切嗣は勝たねばならなかったのだから。 人の身では一生叶えられる事の無い、奇跡に頼らなければ叶えられない願いを、叶えるために。 『正義の味方』として流し続けてきた血を、奪ってきた多くの命を無駄にしない為には…… 世界の恒久的な平和という願いを叶えるには、聖杯を手にする以外に手は無いのだ。 そんな強い願いを胸に、彼は託された木片を手に取った。 それが……本来の聖杯戦争とは大きくかけ離れた流れの中に彼の身を置くとも、知らずに。 ◇◆◇◆◇ (……本来の聖杯戦争とは違う。 何か、アインツベルンですらも予想しえなかった事態が起きているという事か……) 木片を手にした結果、切嗣はこの異質な場―――聖杯戦争の会場へと呼び出される羽目になった。 本来開かれる筈であった聖杯戦争とは、何もかもが違いすぎる。 予期しえなかった―――恐らくはアインツベルンですらも分からなかったであろう―――完全なイレギュラーだ。 (しかし……どのような形にせよこれが聖杯戦争である事自体には間違いない。 そして勝ち上がった者には、奇跡を叶える聖杯が与えられる……この大前提に変化は無いだろう) だがこの事態を前にして、当初は困惑を覚えこそしたものの、あくまで冷静に切嗣は頭を働かせていた。 まず何より疑う余地が無いのは、これが聖杯戦争だという事実だ。 そして勝ち上がれば、目的の聖杯を手に入れられる。 (なら……問題は無い) ならば最初から、選ぶ道は決まっている。 この聖杯戦争に、当初の予定通り勝ち残るまでだ。 (無論、このイレギュラーが何なのか考える事を放棄するつもりはない。 その結果によっては、立ち回り方を変える必要性も出てくるだろうが……基本的な点に変更は無しだ) 勿論、この聖杯戦争の異質さを放置できるほど切嗣も楽観的ではない。 勝ちあがり聖杯を手にするというスタンスを変えるつもりは一切無いが、この異変の正体だけは突き止める必要がある。 その結果によっては、勝つ為に取るべき行動を変える必要性もあるだろうからだ。 (……予定していた舞弥によるサポートも無ければ、下調べして集めた情報も意味を成さない。 使える装備もそこまでなく、状況は決して良いとはいえないが……) それでも、成さねばならないのだ。 『正義の味方』として世界に平和を齎す為には、この戦いには絶対勝たねばならないのだ。 『……アーチャー、引き続きそのまま監視を続けろ』 その為には、効率よくサーヴァントを扱う必要がある。 切嗣は念話を使い、簡潔に指示を出した。 もう一機のそれを持つ、己がサーヴァント―――目覚めた時には傍らに居た、あの英霊に。 褐色の肌に赤い外套を身に纏う、アーチャーと自らを名乗った男に。 ◇◆◇◆◇ うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。 ああ―――安心した。 ◇◆◇◆◇ 「……爺さん……」 切嗣が身を隠す建物の屋上。 その一番高い地点で、見張りの指示を受けていたアーチャー―――エミヤシロウは、人知れずそう言葉を漏らした。 彼にとって、この様な召還はあまりにも予想外すぎた。 まず、自身の記憶にある聖杯戦争の知識とは……何より自身が経験してきた聖杯戦争とは、まるで状況が違う。 もっともそれについては、基本的な情報をかつての召還同様に聖杯から与えられているのだからまだいい。 しかし、最大の問題は……自身のマスターが、養父である衛宮切嗣その人であった事だ。 磨耗した記憶の中にあっても、決して忘れる事は無かった。 彼は、自身が正義の味方を目指す切欠になった憧れともいえる大切な存在であり……呪われた運命を進む元凶ともいえる存在だった。 そんな彼が、まさか自分を召還し……そして聖杯戦争に勝ちあがろうとしていようとは。 『正義の味方』と呼ぶに相応しい願いを胸に、聖杯を望んでいようとは……こんな事をどうして予想できようか。 (……爺さん、俺は……正義の味方にはなれなかったよ) アーチャーは、エミヤシロウは生前、正義の味方を目指した。 より多くの命を救う為に修練を続け、その死後にも守護者となるべく世界と契約を結んだ。 英霊としての力があれば、多数を救う為に少数を斬り捨てるやり方を選ばず、誰もが幸福な世界を実現できると信じていたからだ。 しかし、その結果に待ち受けていたのは、どうしようもない絶望であった。 守護者とは、彼が望んだ様な正義の味方ではなく、ただ人類の滅亡を回避する為だけに、起因する全ての者達を殺しつくすための存在だった。 信じ続けた理想を裏切られ、拒絶する事も許されない。 そんな役割を演じ続けた末に、彼の心はその信念ごと磨耗し、やがてかつての己自身を憎み、己自身の消滅を願うようになっていった。 そして……そんな虐殺を続けている最中、遂にアーチャーはその機会を得るチャンスを手にしたのだ。 即ち、聖杯戦争への参加である。 (……どうすればいいんだ) しかし、召還を受けたアーチャーの心に去来したのは、喜びではなく戸惑いと驚愕であった。 何せ目の前にいたのは、己が正義の味方を目指す発端となった養父なのだ。 その顔を目にして、思わず言葉を失った程だ。 しかも話を聞くに、彼は自身が知る衛宮切嗣とは違う。 第四次聖杯戦争に参加する筈だったという、全盛期の衛宮切嗣なのだ。 つまり……ここで彼を殺害できたならば、時間の流れは変わるかもしれない。 衛宮士郎が誕生する発端がいなくなる事で、自身もまた消滅するかもしれない。 だが……アーチャーには、それが出来なかった。 守護者となった時点で、元の人物とは別物の高位の存在として己は英霊の座に記録されてしまっている。 ならばここで切嗣を殺したところで、自身が消滅できる可能性が限りなく低いだろう。 ましてや、彼はアーチャーにとっては既に死亡した筈の人物だ。 それが生きていると言う事は、この場にいる彼は自身が知る衛宮切嗣とはまた別の存在―――平行世界の彼なのかもしれない。 だとすると、殺害しても何も変わらないのかもしれない。 そして、なによりも……自身を育て上げてくれた養父への思いもまた少なからずある。 (……聖杯を手に入れる……だが、本当に聖杯に願いを託してよいものなのか……) ならば、残された道は一つ……聖杯を手にするしかない。 聖杯を手にし、自身の完全な消滅を願う事だけしかないのだが……アーチャーは、かつての聖杯が如何なる物であったのかを知っている。 万能の願望器は、歪んだ形でしか人の願いを叶えられない邪悪な代物だった……だからこそ、『彼女』に破壊を願ったのだ。 もし、この戦いで得られる聖杯もまた同じ性質を持っていようものならば、願いを叶えることはかなわないだろう。 しかし……この聖杯戦争は、かつてとは大きく違う。 ナニモノにも染められていない、純粋な願望器たる聖杯を手に出来る可能性もまたあるのだ。 ならば、ここはどう立ち振る舞うべきか。 (……見極めるしかあるまい。 この聖杯戦争を戦い、その最中で聖杯がいかなる存在なのか……私自身の目で) アーチャーが出した結論は、この聖杯戦争を戦う中で、聖杯の正体を見極めるというものだった。 戦いを進めていけば、聖杯へは自然と近づく事になる。 その中で、聖杯が正しいものなのか否かを確かめ、その上でどうするかを決めなければならない。 今の時点では判断できる材料も殆ど無い……それが恐らくは最良だろう。 (もし、この聖杯にも穢れがあったならば……その時は……) 今度は、己自身の手で聖杯を破壊せねばならない。 その様な聖杯は、誰の手にも渡すべきものではない。 まして……かつての自身と同じ理想を抱く衛宮切嗣にだけは、尚の事だ。 彼を、己のようにする訳にはいかない。 正義の味方に絶望し、憎悪し、自らの破滅をも望む様な思いを……大切な父にだけは、させたくない。 (例えそれが、マスターの意に反するものだったとしても……) 磨耗した記憶の中においても……衛宮切嗣という男は、エミヤシロウにとって特別な存在なのだから。 ◇◆◇◆◇ (アーチャー……奴は一体、何を考えている) 愛銃の手入れをしつつ、切嗣はアーチャーについて考えを巡らせていた。 彼は己が目覚めた時、自身のサーヴァントとして宛がわれたというのだが……その存在には、大きく疑問があった。 何せ、その正体があまりにも不明瞭すぎる事だ。 切嗣は彼がサーヴァントであると認識すると同時に、何はともあれその真名・宝具を問いただした。 戦う上に当たって、まずは基本的な戦力の把握を行うべきと判断したが為のものであったのだが…… この問いに対する答えが、切嗣に大きな疑問を抱かせた。 (『強引な召還の為に記憶が一部欠如しており、真名を思い出せない』……か) アーチャーは、自身の真名を忘却していると口にしたのだ。 その原因は、本人曰く召還の不備不手際という事らしいのだが……切嗣はこれを鵜呑みにはしなかった。 出会って間もない相手の言葉を信用するなど、そんな危険且つ無防備な真似など出来るわけもない。 そしてもう一点……真名のみならず、その宝具に関しても大きな疑問が彼にはあった。 曰く、アーチャーは自身を象徴するような宝具は持ち合わせてはいない。 その代わりとして、投影魔術を駆使して戦闘を行うというのだ……これは、英霊としても極めて異端だ。 もし、真名を思い出せないのではなく隠しているのならば、恐らくは……いや、ほぼ確実にこの点に繋がってくるだろう。 (例え味方であろうとも、情報を安易に他者に与えないという点では評価できるが…… 不安要素を抱えている駒を扱い戦い抜くというのは、戦略上相当に厄介だ。 やはり、早急に事実を確かめるべきか……) 己が手に宿る三画の令呪を見つめ、切嗣は思案した。 アーチャーが隠している真実を引き出すのは簡単だ……この令呪を使えば良い。 隠し事を洗いざらい全て話せとでも命令すれば、それで問題には片がつくが…… (いや……まだ早い。 少なくとも今はまだ、奴は僕をマスターとして認め共に戦う姿勢を見せている。 それに、僕自身もこの聖杯戦争の異質さは感じている……本当に記憶を失っている可能性もゼロではない。 なら、戦略上有効な切り札である令呪を捨てるのはあまり得策でもない) しかし、切嗣は令呪を使いはしなかった。 もし本当にアーチャーの記憶に欠落があるならば、ここで令呪を使うのは無駄にしかならない。 戦略上、令呪は貴重な切り札となりえる武器だ……出来る限り、使用するタイミングは計りたい。 アーチャーの存在が己にとって害になると判断できた時こそが、この令呪を使う時となるだろう。 (逆に言えば、アーチャーが僕にとって害にならない限り、奴の異質さは大きな武器にもなる。 投影魔術を扱い戦うという能力は、幅広い戦術を望める……そういう意味では、僕にとっては相性がいいサーヴァントだ) そして、アーチャーの異端さは敵に向ければそのまま武器に出来る。 弓兵のクラスにありながらも近接戦闘もこなせ、ランクが本来のモノに比べれば落ちるとはいえ、投影魔術を扱い様々な武具を生み出せる能力。 扱い方次第では極めて応用が利く戦い方が出来、その真名を看破される事もまずありえない。 駒としてみるならば、このアーチャーは切嗣にとって中々に悪くないサーヴァントだったのだ。 (……それに、奴にも叶えたい願いがある。 こちらを裏切る可能性も勿論考慮に入れるが、序盤のうちから本性を現す可能性は低いだろう) 何より、アーチャーには己と同じく聖杯へ託す願望がある。 それを考慮すれば、例え裏切るにしてもそれは戦いが山場を迎えてからだ。 この序盤では、互いに敵の数が減るまで利用しあうのが得策であるというのは、分かっているだろう。 それに……彼の願いは、恐らくかなり切実なものだ。 (『存在を消したいものがいる』……か) アーチャーが自身に話した願い。 それは、聖杯に願いこの世から存在そのものを抹消したい者がいるというものだった。 死後も他者を呪い恨み続ける英霊というのは、数ある伝承の中では然程珍しいものじゃないが…… 私怨による願いというのは、なまじ綺麗事を言われるよりも信用できる。 故に切嗣は、彼のその願いは恐らく真実であるだろうと判断していたのだ。 まさかその消滅を願う存在が……自分自身の遺言で生み出されてしまった、後の正義の味方だとも知らずに。 (……僕はこの聖杯戦争を、人類最後の流血にする。 必ず……聖杯を手に入れてみせる) 衛宮切嗣と、アーチャー/エミヤシロウ。 本来ならば出会う筈がなかった、同じ理想を追い求めた二人の男達。 彼らのこの出会いは、果たして互いの心に何を齎すのか…… 【クラス】 アーチャー 【真名】 エミヤシロウ@Fate/Stay Night 【属性】 中立・中庸 【ステータス】 筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:C 幸運:E- 宝具:?? 【クラススキル】 ◎対魔力:D 一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 ◎単独行動:B マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 現界可能な時間は二日程度。 【保有スキル】 ◎心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 ◎千里眼:C 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になる。 ◎魔術 C 基礎的な魔術を一通り習得している。 特にアーチャーは道具の本質を一時的に増幅する「強化」、物質の構造を把握し、一時的に複製する「投影」と得意とする。 【宝具】 『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』 ランク:E~A++ 種別:??? レンジ:??? 最大補足:??? 錬鉄の固有結界。 本来は魔術であり宝具ではないが、アーチャーの象徴ということで宝具扱いになっている。 心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。 結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。 ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。 刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製しているため、初見の武器を複製してもオリジナルの英霊ほどではないがある程度扱いこなせる。 神造兵装の複製は不可能。 守護者として世界と契約しているため、固有結界にかかる負荷は非常に少ない。 【weapon】 投影魔術を用いて投影した武器を扱い戦う。 『干将・莫耶』 アーチャーがメインの武器として扱うことが多い陰陽二振りの短剣。 互いに引き寄せ合う性質を持っており、二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇する。 宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。 【人物背景】 とある未来の世界で、死すべき百人を救うために世界と契約した衛宮士郎その人である。 全てを救うという理想を追い求め続け、限界にぶつかった彼は、「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と世界と契約を交わし、その百人を救った。 だが、理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく、自分が助けた相手からの裏切りによって命を落とす。 それでもなお、誰一人恨むことはなかったが、その後に待ち受けていたのは自身が信じる正義の味方などではなく、「霊長の守護者」という残酷な現実であった。 死後、彼に与えられた役割は霊長の守護者として、ただただ人類滅亡を防ぐために、拒絶不可能な虐殺に身を投じることだった。 さらにその過程で人の暗黒面をまざまざと見せ付けられ、その結果信念は磨耗し、かつての理想に絶望することとなり、己自身の消滅を願うようになる。 【サーヴァントとしての願い】 憎むべきかつての己自身を殺すことで、自身の消滅を願っている。 【基本戦術、方針、運用法】 基本的にはマスターと共に聖杯戦争を勝ち抜けるつもりで、その戦術については切嗣の指示に従う。 また、その最中で聖杯の正体について見極めようと考えている。 その上で、自身の記憶にある様に聖杯が汚染された代物であった場合は、例えマスターの意に背いてでも破壊する。 また、全てに絶望した自分の様な思いを切嗣にはさせたくないとも考えている。 切嗣には自身の宝具や願いなどは伝えているが、真名については「召喚のショックで記憶に欠落がある」と誤魔化し伝えていない。 【マスター】 衛宮切嗣@Fate/Zero 【参加方法】 アハト翁が手配した聖遺物がゴフェルの木片であり、それを手にしたが為に聖杯戦争に参加した。 【マスターとしての願い】 世界の恒久的な平和。 【weapon】 『キャリコM950』 切嗣が主に扱うことが多い小型自動小銃。 コンパクトさに加え、50連ヘリカルマガジンを使用することで取り回しの良さと実用性を兼ねた銃。 『トンプソン・コンテンダー』 魔術礼装として独自の改造を施した、中折れ式単発銃。 大口径ライフル弾である30-06スプリングフィールド弾を使用するため、防弾チョッキ等では防げない程の破壊力を秘めている。 ただし単発銃である為に、一回発射する毎にリロードが必要である事が欠点。 また威力に比例して、その反動も当然ながら大きいものになっている。 『起源弾』 切嗣の肋骨の一本に魔術加工を施して作りだした弾丸。 彼の起源たる「切断」と「結合」の二重属性を発現させ、被弾した相手に不可逆の変質をもたらす魔弾。 これが魔術師が発動中の魔術に命中した時、その魔術回路を「切」って「嗣」ぐことで構造を変え、流れている魔力を暴走させて自滅させる。 また上記のコンテンダーを用いて扱われるため、魔術が関係なくとも命中した相手に大ダメージ自体を与えられる威力がある。 全部で66発の弾丸が作られ、その内の37発をこれまで魔術師の殺害に使用している。 【能力・技能】 魔術師としての腕前は並程度だが、一般的な魔術師が忌避している銃火器及び爆発物の扱いに長けている。 戦闘の際には、魔術師の裏を書く戦術や手段を多く用いる。 『固有時制御』 衛宮の家伝である「時間操作」の魔術を戦闘用に応用したもの。 本来儀式が煩雑で大掛かりである魔術であるのだが、「固有結界の体内展開を時間操作に応用し、自分の体内の時間経過速度のみを操作する」ことで、たった二小節の詠唱で発動を可能とし、戦闘時に用いている。 問言は「time alter 〇〇 accel(加速)またはstagnate(停滞)」。〇〇には倍率を示す単語が入る。 なお、固有時制御を解除した後に世界からの「修正力」が働くため、反動によって身体に相当の負担がかかる。 そのため、通常は2倍速程度が限界であり、それ以上を用いると肉体が大幅に損傷を受けてしまう。 【人物背景】 「魔術師殺し」の異名を持つ、魔術師を殺す術に長けた異端の魔術使い。 魔術師としての彼を言葉で表すならば異端であり外道。 戦闘に赴く場合は、幾重にも張り巡らせた策・謀略と罠で「絶対に勝てる状況」を作ってから挑む。 戦いにおいても確実に相手を葬ることを第一とし、そのためなら狙撃、毒殺、公衆の面前での爆殺、人質作戦、だまし討ちなど徹底して手段を問わない。 目的を達することでより多くの命を救えるならば、自分に近しい人間や愛する者ですらも利用し切り捨てる冷酷な行動原理の持ち主。 ただしそれは彼自身の悲しい過去に由来したものであり、むしろ普通の人間よりもずっと繊細な心をもっているが、あくまで自分の意志で非情な思考と行動を貫こうとしている。 「流血こそは悪」「戦場は地獄」という考えを持っており、英雄という存在そのものを忌避している。 これは自身がかつて「正義の味方」に憧れ、絶望したが故の反動とも言えるもので、自身のやり方でも闘争が終わらないことは理解している。 しかし、それまでに流してきた血や失われた命を無価値にしたくないという一心から、止まることができずに深みにはまり続けていた。 それ故に人類という種全体が抱える「闘争」全てを終わらせるための奇跡を求め、アインツベルンの誘いに乗り聖杯戦争に参加することを決める。 BACK NEXT 007 ジョンス・リー@エアマスター、アーチャー 投下順 009 アレクサンド・アンデルセン&ランサー 007 ジョンス・リー@エアマスター、アーチャー 時系列順 009 アレクサンド・アンデルセン&ランサー BACK 登場キャラ NEXT 参戦 衛宮切嗣&アーチャー(エミヤシロウ) 034 既視の剣
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou/pages/40.html
No.2 「王者の劫渦(バシリオス・ディーネー)!」 金髪の巨漢の手による大剣が、容赦なく木偶に振り落とされ、砕け散る。 ――人類の手により生み出され、はや千年。 もはや聖遺物といって良い“それ”は、宝具属性すら帯び。 加えて、担い手による暴風が如き一撃は。 “それ”本来の威力こそ損なわれているもの、 マスターの適性試験として配置されていた人形を 微塵に打ち砕くには、充分過ぎるものであった。 魔力を秘めた超常の人形が、無数の破片となり試練場の伽藍に舞い――。 それらも程なくして、空気に溶け入るように消える。 だが、それと入れ替わるように。 虚空より滲み出るように、一人の蒼き魔人が姿を見せた。 パン、パン、パン、パン――。 魔人は黒き竜を従え、巨漢の勝利に賞賛の拍手を贈る。 だが、その手の鳴り響きには。 喩えるなら召使いを呼び出すような、 あるいは良き見世物を見せて貰ったと感謝するような。 見下した者に対する賛辞のようなものが含まれていた。 「――良いぞ。実に良い」 そして、蒼き魔人は口を開く。 「出来損ないの屑とは言え、仮にも英雄の模型を鎧袖一触か。 所詮は命綱程度に過ぎぬとは言え、この我を従えるのだ。 それに相応しき威厳と力量を持つものでなければならぬ」 誰よりも傲岸不遜に。 誰よりも傍若無人に。 この場の、もといこの世全ての存在を嘲笑うように。 猛獣の笑みを浮かべて、巨漢に対峙する。 「――何者だ?」 「元デイン国王、アシュナード。 存命の頃は“狂王”とも呼ばれておったがな。 テリウス史に名を轟かせる、言わば反英雄よ。 この度はライダーの座を聖杯に与えられ、 この聖杯戦争とやらに加わる事になった。」 巨漢の誰何に、魔人は答える。 己の出自を。 己の存在を。 既にこの世の存在ではないと、その纏う気が傲然と示していたが。 魔人――、アシュナードはその言葉で明らかにする。 巨漢にとっては目の前に立て続けに沸いた、超常なる現象の連続。 だが、それに一切臆することはなく。 ただ己の身に降って湧いた現象にのみ彼は疑問を抱き。 魔人に負けぬ傲慢な視線で彼を値踏み、状況を問いただす。 「聖杯戦争、だと?」 「ククク…、貴様は何も知らぬのか? 我の方では、少々調べさせては貰ったのだがな。 ベルン動乱の元凶、狂気の解放王ゼフィールよ」 だが、アシュナードにはその問いには答えず。 金髪の巨漢の名を、ただ暴露するに留める。 「無能も極まる父を手にかけ、正当なる地位を掴み。 公正なる世を目指し、竜を駆り世の変革を望んだ。 エレブ大陸における、覇道の体現者。我と同じ覇王の魂よ。 ――相違あるまいな?」 警戒の気配を増す巨漢――、ゼフィールにアシュナードは 歯を剥き出しにして、声も無く笑う。いや、晒う。 ――だが、その笑いは。 大型の猛獣が獲物を目の前にして歯を剥き出しにする、 攻撃の前兆にも等しきおぞましいものでしかなった。 ――だが、その晒いを。 「…下らぬ。 世の誰が何をほざこうが、わしには興味すらない。 たとえ行く手に何があろうが、わしは全てを踏みしだき己が理想を貫く。 ただそれだけの事だ。貴様がそう思うなら、好きに言えばよい。」 ゼフィールは鼻であしらう。 その瞳には一切の恐怖も、憤りすらもなく。 血肉の通らぬ鋼を思わせる、只の無感動と虚無に彩られていた。 それは覇王と称される者には、相応しくない眼光ではあったが。 「――それは肯定と見倣すぞ? だが、貴様の覇道も落日を迎え。 根城をも包囲された貴様は、もはや討ち取られる寸前。 だがここに来て貴様の渇望が聖杯にすら届き、ここに召される奇跡が起きた。 それが我が知る、貴様のこれまでの経緯だ」 元より他者を塵芥程度にしか看做さぬ、狂える王の興味を引くものではなく。 ただアシュナードは、知りうる限りの知識を与え――。 「誇れ。この聖杯に、この我に。 ――貴様はまさに、選ばれたのだぞ?」 彼にとっての最大の賛辞を、ベルンの王に贈る。 あくまでも、格下を相手取るように。 だが、ゼフィールはその不敬を一切咎める事なく。 ただ、無言でその先を促す。 ゼフィールは、確信に近い感情を抱いていた。 このようなおぞましき蒼き魔人が、一切の目的も無く近づくはずがない。 そして、その内容が決して穏やかなものであるはずがない。 そうでなければ、ここまで塵相手に手間暇をかけて説明を為す理由がないだろうから。 「さあ、その先には貴様と我の野望を叶える万能の願望器――。即ち、聖杯がある。 ただそれを我らが手に取るには、貴様のような令呪持つ者どもと主従関係を結び。 我らと同じ立場を持つものども、計二十四組――。 即ち、四十八名の雑兵を全て屠らねばならぬ。それがこの“聖杯戦争”の仕組み。 だが我らが元いた世界で為した所業を思えば、実にささやかな数よ。 …さあ、貴様に決断を求めるぞ。…是か、否か?」 ――ああ、やはり。 ゼフィールはその要求がほぼ想像通りであることに、深い溜息を付いた。 魔人が覇王に求めるものなど、所詮は暴力と殺戮のみ。 つまり、この蒼き魔人は殺し合いの為の道具として己を求めたのだと。 それが、たとえ“所詮は命綱程度”の存在であろうとも。 この男には、この私が主として必要なのだと。 渇望は、確かにこの胸にある。 理想は、確かに思い描いている。 奇跡に縋ってでさえ、叶えたい願望はある。 そのためにたかが老若男女問わず四十八名殺戮するなど、今更どうと言うことはない。 これまでに己の理想のために手にかけて来た人間の数など、それこそ桁が違うのだから。 だが――。 この魔人と手を組む事だけは、人としてしてはならぬのだと。 この狂王の願いだけは叶えてはならないものだと。 本能のどこかが、強く警告を発していた。 あれはただ破壊の限りを尽くし、ただ全てを無に帰すのみの存在だと。 唯一それが、この理性ある猛獣の飼い主となる事を躊躇わせていた。 だが――。 「今更退こうとも、元の世界でただ無意味な死が待ち受けるのみ。 だからこそ、あそこで退かずここまで進んだのであろうが? だが、征くか退くか。決めるのはあくまでも貴様次第だ」 機転を制するように、狂王の饒舌は続く。 ゼフィールにとって癪に触る言葉ではあるが、それが彼の身に置かれた、 事実であり現実でもある。ただ、その逡巡を臆病と看做したのか。 狂王の弁舌は、直ちに血臭を帯びたものへと変じ。 「我はどちらでも構わぬぞ? 貴様が我との契約を拒むならな、直ちに令呪ごとこのラジャイオンの餌とし、 我の魔力炉とするまでの事。しばしはそれで自立出来るだろう。 あとは魔力が切れるまでの間に、他の未契約の主を捕らえるか、 なければ他の有像無像の召使いを一つ潰し、座を作り出せばよい。 我にしてみれば、乗り掛る船が変わる。ただそれだけの話よ」 彼の後ろに控えた騎竜が、脅迫に呼応して咆哮を上げ――。 迅速なる決断を促す。 「それとも我を滅し、貴様が新たな臣下を探し聖杯を得るという選択もあるぞ? もっとも、我はあの木偶とは訳が違うがな」 狂王は不敵に笑い、ゼフィールを挑発する。 だが、ゼフィールは既に悟っていた。 たかが人間の身では、魔人には決して適わぬのだと。 ならば――。 「――では、改めて問おう。貴様は我が主足りえるのか?」 そして狂王は最後通告を迫る。 貴様が主なのか、と。貴様が主に相応しい者なのかと。 ならば――。 ――その問いの答え、もはや考えるまでもない。 「痴れ言を。それこそ愚問というべきものだ。 貴様が何者であれ、貴様を使役せねば我が望みは決して果たせぬというのなら。 貴様を従え、聖杯とやらを掴み、我が見果てぬ夢を叶えよう」 「よかろう。これで正式に契約は為された」 ゼフィールの承諾と、アシュナードの宣誓に同意するように。 ゼフィールの手の甲にある令呪が、一度だけ閃光を放つ。 ベルンの狂気の解放王と、デインの狂王。 ともにその元いた大陸に比類なき悪名を轟かせる狂気の王達は、 今、まさにこの時に主従の契約を果たした。 今更惜しい命でもなく、魔人に手を貸すなど癪に触るが。 狂王の分析通り、元より後戻りなど出来ぬ身ではある。 この魔人が何者であれ、聖杯戦争とやらが何であれ。 退いた所でどうにもならぬのであれば、前に進むしか道はない。 そしてその手段がなんであれ、どれほどの災禍を引き起こすものであれ。 結果として理想を叶えられるなら、それに優るものはない。 狂王の処遇については、その闘争の間に考えればよい。 過ちがあれば、速やかに正すのみ。 ゼフィールはそう判断し、アシュナードと手を結んだ。 「聖杯戦争とやらの基本的な知識とルールは、追って説明する。 貴様と繋がった以上、お互いの知識と記憶はいずれ共有されるだがな。 さて、参ろうか。エレブ大陸の、もう一人の狂王よ」 「…フン。貴様こそ、わしの足を引かぬ事だな」 二人は足並みを揃え、伽藍の先にある扉を潜り。 作られた試練場を後にした。 共に戦乱の渦を生み出した、二人の狂える王達による主従の契約。 この二人が何を齎すか、今はまだ分からない。 ただ、一つだけ言えることは――。 彼らはただ、蹂躙するに特化された存在であるという事実のみである。 【参加者No.2ゼフィール@ファイアーエムブレム@覇者の剣】 【サーヴァント:ライダー(アシュナード)@ファイアーエムブレム@蒼炎の軌跡】 BACK NEXT 001 No.1 投下順 003 No.3 001 No.1 時系列順 003 No.3 BACK 登場キャラ NEXT 聖杯戦争開幕 ゼフィール&ライダー 044 Burning Ambition
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/417.html
【英数字】【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】 【キャスター】 『魔術師』のクラス。参戦数は四体。 「陣地作成」「道具作成」により自分の領地を作り上げ敵を迎え撃つ防性のサーヴァント。 しかし悲しいかな、三騎士(セイバー、アーチャー、ランサー)を始めとしてサーヴァントには対魔力持ちが多く肝心の魔術が効きづらい、接近戦では下手をするとマスターにも遅れを取りかねない貧弱さから、最弱のサーヴァントという汚名を被っている。 そんな汚名を返上するため、キャスターは策謀をもって他陣営を絡め取る戦術を用いる傾向がある。 最弱という名目もあくまで正面から当たっての話。陣地を整え魔力が充実したキャスターは三騎士といえど楽にかかれる相手ではなくなるのだ。 参戦した四名はどういうわけか、反英雄要素のあるサーヴァントばかり。原作からして権謀術数やトラブル枠だからだろうか。 中には三騎士も素でゴリ押せるような上級ランクも入ってるが、基本は待ちに徹して陣地作りや情報集めに勤しんでいる。 持久戦でこそ力を見せるクラスなのでそこまで持ちこたえられるかが勝負の別れ目。逆に他の陣営にとっては徒に時間をかければ余計な力を蓄えさせる羽目になるので、アサシンに並んで優先して倒していきたいクラスでもある。 【吸血鬼繋がり】 他項目にあるように、二次二次聖杯戦争にはアーカード、アンデルセン、少佐とサーヴァントとマスターそれぞれにHELLSING主要メンバー3人が揃っている。 これだけでも奇跡的だが、それ以外にもここには吸血鬼に関連した人物は多い。 アンデルセンのサーヴァントである吸血鬼ドラキュラのモデルそのもののヴラド三世、同じく女吸血鬼カーミラのモデルエリザベート、後天的な半吸血鬼であるシオンと吸血鬼を滅ぼす波紋使いのジョセフ。間接的な関わりでいえば切嗣も含まれる。 その数はおよそ6組。全主従の2、3割と考えると少ない数ではない。そして見ればわかるが殆どアーチャーランサーばかり。 吸血鬼だったり吸血鬼殺しだったり立ち位置は各々。聖杯狙いだったり中立だったり対聖杯だったりとスタンスもバラバラ。 だがやはり一番の見どころは、HELLSING揃い踏みと2人の「ヴラド」である。 【ゴフェルの木片】 ゴフェルとは旧約聖書に登場する「ノアの方舟」の素材として用いられる木。 聖書に一度だけ記載されており、その実態はスギやマツなど諸説ある。 神話から引用した所謂「オリジナルの題材」であり、聖杯戦争の元ネタであるFateと直接の関係はない。 二次二次聖杯では方舟の聖杯戦争における参加資格の一つとして登場する。 木片とは称されているものの方舟と同様世界によって異なる形を取るらしく、中には電子データとして存在する例も。 例外はあるが基本的に「願いを持つ者」がゴフェルと接触・或いはゴフェルに願いを込めることで方舟に転送される。 (中にはただ一度触れただけで強制的に方舟へ転送された者もおり、案外無作為な転送装置に近いのかもしれない) 尤も、あくまでゴフェルは聖杯戦争への「参加資格の一つ」である。ゴフェルを手にしただけでは聖杯戦争に参加出来ない。 方舟内で記憶を失いNPCとして生活し、違和感に気付いて記憶を取り戻すことで来訪者は初めてマスターになれるのだから。
https://w.atwiki.jp/yggdrasillwar/
指輪を担いしジークフリート、大神オーディンの槍を断つ。 役目を終えた世界樹は、神の手によって砕かれ、金の炎へと変わるだろう。 全ては神々の世界を、黄金の黄昏へと誘うために。 当@wikiは「聖杯戦争異伝・世界樹戦線」というリレーSS企画のまとめサイトです。 聖杯戦争とは、 ゲーム作品「Fate/stay night」の用語です。 魔術師達がサーヴァントと呼ばれる使い魔を操り、戦わせて優勝することを目指す戦いを指します。 企画性質上、キャラクター同士の殺し合いや、残酷な描写を含む場合があります。閲覧の際は十分にご注意ください。 複数の書き手さんによって進行される企画であるため、SS執筆の際には、事前に登場キャラクターの予約が必要となります。 予約期間は7日間、申請があれば3日まで延長可とします。 まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1313.html
249 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2008/02/07(木) 04 48 40 12年前 スイス・チューリッヒ 「俺の爺さん、次男だったんだよ」 ふと、あの人はそんなことを口にした。 「別にそれがどうだ、ってワケじゃない、結局爺さんの兄貴の家系は子供が出来ずに俺を養子に取ったわけだしな」 「ふうん、それで?」 「この前、20年ぶりくらいか、爺さんとオヤジに会ったのよ、養子に出されたのが10にならない頃だったからもう懐かしいとか全然思わなくてさ、まるで別世界の人さ」 話を聞きながら、グラスを呷り、杯を空にする。 「その時に言われたのよ、技術は常に最新鋭を過去に葬り続ける、お前の世界は過去に葬られていないか、ってな、爺さんにだぜ?」 「お前の爺さんって確か……」 「そう、ダイムラー・ベンツと一緒に会社を立ち上げた当時からのスタッフ、今は自動車工を趣味でやってる元気な爺さんさ」 「そんなこと言われてもな、こっちの世界は技術開示をするわけにもいかないだろ、何しろ魔術は隠匿すべし、って大原則がある」 「俺も思った、確かに普通に開示したら変人扱いされる上に時計塔なりに追っ手を出されて終わるだろうな、だがここに一つ、道を見つけた」 世界地図がテーブルの上に開かれる。 「日本に冬木市って場所がある……そこでは凡そ60年に一度、7人の魔術師と、それらに召還された英霊達によって聖杯を巡った戦いが開かれるって話だ」 「聖杯 ホーリー・グレイル ……手にした物の願いを叶える万能機だったか、そんなものが極東に?」 「ああ、それが真に聖人の血を受けた品かは知らないが、力は本物らしい」 地図の端、ニホンのフユキと書かれた場所に丸が描かれている。 「そしてこの間、それが開かれた、周期からすれば次は60年後、遠すぎるが、ここにいる俺達がその7人に入れば勝利は確約される、だろう?」 「確かに……ここにいるのは6人で、俺達はヨボヨボに為ってるかもしれんが、そこで寝てるお前の孫は60年後には『相当に円熟した』ってギリギリいえるレベルの魔術師になるだろうな」 それは言外にヨボヨボとそう違いはないと言っている物だが、少なくとも自分よりはマシだろうという感慨があった。 「そうだな、詳しい内容は俺もまだ分かってないが、少なくとも矢面に立つのは英霊だろうしね」 「なるほど……聖杯は願いを叶える万能の力、そこにお前は魔術を学問と同じ領域に持って行く、と言うことか」 「確かにそれなら隠匿せよなんて大原則は意味を失うな」 「そう、言うなれば歴史の改竄となるだろう、無論お前達の願いも叶えれば良い、一方的な関係を求めてここに集まってもらったワケじゃあないからな」 「……そうだな、俺達は目的も願いの終着点も違うし、友達じゃあない……だが時計塔に叛意を持つという点で共通している」 「その為の組織、だろ? ……俺だって伊達や酔狂でこの組織を作ったワケじゃあ無いんだからな」 「ハッ、組織ったって俺達5人ッきりの組織だろうに、えらそうにすんなや」 「馬鹿言うなよ、たった5人だろうと組織である以上、時計塔とタメだろって事さ」 「物は言いようってことだよな」 笑いが漏れる。 「言っておくがこの戦いが安全である保証は微塵もない、名前は知らんが時計塔の講師がフユキの戦いで死んだって情報もある」 「ほう……?」 「俺は参加するぜ ……まあシュタインベルガー一本を開けておいて反対なんて不義理なこと、したかないからな」 「未だ20にもならん若造が偉そうに」 「ふん、アルコールなんて実験で幾らでも使うからな、もう慣れちまったよ」 「……俺達にしても聴かれるまでもない、だろ?」 グラスにワインを注ぎ、杯を掲げる。 「なら俺は……精々時計塔相手のスパイ活動でもさせてもらうか」 ゲオルグ・ブッシュは、類い希なる素質を有していたにもかかわらず、回路の作動可能域の狭さから時計塔への招聘を拒否された。 カレックス・フラッカは、その血脈に長き歴史を持ち、その才を遺憾なく発揮した結果、封印指定に叙され、時計塔より逃げ出した。 ギュンター・ジヴァニッヒは、一族を挙げた目的、最も古き人類の書の再現を果たす為に聖杯を求めていた。 ヨシフ・カラマーゾフは、魔術の学問化という外道の為に聖杯を求めていた。 そしてできるならば息子のように、孫のドミトリが、この道に入らずとも良いようにと考えていた。 クロード・シュバリエは、時計塔という場所に窮屈さを感じていた。 学ぶ事に最適な場所は、彼の求める闘争には余りにも不向きな場所であった。 全員に共通することは、目的のために何を犠牲にしても構わぬと言う強き意志だったろう。 その欠点を挙げるならば、その意志の強さ故の無謀さだろう。 現在 冬木市 喫茶店『デア・シュトゥルム』 24時間営業の喫茶店であるこの店だが、流石に深夜ともなれば客足は遠のく。 店長、佐藤啓一は店の隅に陣取っている青ざめた顔の青年と、それに付き添う少女の姿を厨房から見つめていた。 たった一杯の飲料で何時間も粘るのはこの店では『よくあること』なのだが、妙に気になってしまっている。 机の上には大量の書籍やノートが散らばり、申し訳程度に数時間前に注文された二杯の紅茶が置かれている。 その姿はまるで追い込み時期にも関わらず成績が悪い受験生か、契約を突如打ち切られた零細企業の社長のようであった。 一方の少女はどこか楽しげであり青年とは対照的だが、縁日でもないのに和服である。 この辺りで縁日が行われるような場所といえば橋の向こうの柳洞寺であり、時期もかなり外れている。 「ま、詮索はせんがね」 客商売を何年もやってきた経験上、そう言った妙な人物は年に数度という程度だが来店する物だし、一々気にしていては身が持たないと言う物だ。 そうして青年、ドミトリは大きく息を吐き、机の上にすっかり尖りが無くなった鉛筆を転がした。 「どうでした?」 少女がドミトリの額の汗を拭いながら聞いた。 「確定だな、全てのチャネルでギュンターさんからの連絡がない、やられたって事だろう」 「そうですねー、私の方にも連絡は無いですから、まとめてやられちゃったみたいですね」 少女が広げられたノートに×印を書き込む。 そこに書かれていたのはこの地域の詳細な地図の写しだ。 「ウチのライダーはビル内で包囲されて交戦中、アーチャーは相打ち……いや、違うか、まだ屋上に反応が残ってる、敗北だな」 溜息と共に敗退の印を付けていく。 「クロードさんは特殊空間内で連絡不能……長引きすぎれば勝っても生還は難しい、か」 冷徹な目で見れば、結局敵を甘く見ていたと言うことだろう。 「これが御三家とその仲間の実力ってやつか……」 ビルの見取り図を見ながらドミトリが呟く。 「……漠 バク 、いや『アサシン』、キミのマスターの方はどうなんだ? 移動はしているようだが連絡が無い」 「無事です、連絡はありませんが、どうやらジェネラルに対して逆包囲を仕掛ける腹積もりのようですね」 「そりゃ……無謀じゃないか、真正面から戦ってあのジェネラルに勝てるはずがないだろ? 昨日の勝利だってあのバーサーカーだから勝てたような物で」 「ですから……それは囮です、マスターは敵マスターの暗殺で決着を付けるつもりだと思います」 青年の言葉を遮って少女が笑う。 にっこりと笑う姿は向日葵の花のように暖かだ。 目の前で微笑む少女が戦う姿というのはどうにも想像が付かないが、それ故に刺客となりえるのだろう。 事実、彼女は敵のマスターを暗殺してみせたし、こうやって笑いながら話す内容も物騒きわまりない話だ。 少女からの刺殺というのは完全に思考の外だったのだろう。 時計塔内でもそれなりに優秀だったという彼も、目の前の少女の手にかかりあっさりと死亡した。 その彼が連れていたバーサーカーにしても、その途方もない再生力で彼のライダーを一時的に圧倒していたが、死後無力化され消失した。 「ドミトリさんは行かないんですか?」 目の前の少女がくすくすと笑う、ロリコンの気はないはずだが、思わずクラクラして前後不覚に陥りそうになるくらいにその笑顔は可愛い。 「こりゃカレックスさんを笑えないな、あの人は相当なロリコンだったけど……」 彼女は『そう言った』方面に特化したアサシンだと言うが……なるほど、確かにこれなら納得できる。 爽やかな色気とも言うのか、余りにも自然に心の中に入り込り、掴んで離さぬその魅力は、自然と虜になっていた。 それを目的として彼が彼女と契約させたというのならば、実は相当に意地悪だと言う他はない。 「え? なんですか?」 分かっているだろうに、わざわざ聞き返す辺り、ちょっと意地悪だと思う。 「何でもないよ、俺が行ったところで何もできんさ、俺が出来るのは双方向通信の確保と植物を繁殖させることだけだぜ? この市街地に植物がどれだけあるってんだ、ったく……」 確かにあったし、恐らくある程度の効果はあったろう。 だがその『ある程度の効果』を発生させるために、数日分の魔力を溜め込んだアミュレットは一瞬で分解した。 結局彼に出来ることは、通信の維持と、もう撤退してくれと祈ること程度の物だった。 同時刻 冬木市外 SC空間内 十字路の先を視界に収めた直後、名城がこちらに吹っ飛んできた。 慌てて全身で受け止める。 それを見て取ってか、入れ替わるようにライダーが突撃する。 名城自身のステータスは生身の人間と同じ、クラスによる補正も何もなく、身体能力のみで言えば衛宮士郎にも大きく劣る。 彼女はただひたすらに、宝具によってここに存在することが許されていた。 ここが現実空間では無いからなのか、衝撃はあっても彼女自身の重さは感じられなかった。 「いたた……ごめん、ありがと、衛宮」 「いや、遅れてすまない、大丈夫か?」 「ギリギリだったけどね、シールドはほぼ全滅、だけどコアエナジーは半数近く残ってるよ」 見れば名城の手はノイズが掛かったように震えている。 殆どその存在を剥き出しにされ、この空間内に撒き散らされ掛けていたのだろう。 安堵の息を漏らして 三人の視線の先ではライダーと、そして狂戦士と化して生身の戦闘をも繰り広げるウツロの姿があった。 「……よく無事だったな、アレ相手に」 「普通の攻撃はそもそも無効化されるみたいだから、多少の攻撃ならシールドがあれば……痛いけど大丈夫、でもオーギュメントが無いとダメージは蓄積されていくと思う」 確かに、釘剣の直撃で噴き出た鮮血が瞬時に消え去って傷口も塞がるのが見える。 「あれを突破する方法は?」 「シールドを破壊するしかない、と思う」 名城を立たせて前に立つ。 「つまり宝具による攻撃しかない、って事ですか?」 「そうね……それ以外に何かある? 桜」 名城が桜の方に視線を向ける。 「え? 私に振るんですか?」 「そりゃあなたが聞いてきたんだから何かあるかなって聞くでしょ?」 「えっと、そうですね……」 「さっきみたいなのはナシにしてくれよ、あれはシャレになってないからな」 「それじゃ……瞳ちゃん、必殺技ってあとどの位撃てます?」 「今の状態だとあと一発かな、数分待てば二発は行けると思う……でもそれが効くかどうかは分からないわよ」 ライダーは今のところバーサーカーに掛かりきり、ライダーの宝具を使えば恐らく勝てるだろうが、それを可能とするだけの時間、数秒の間を開けるのは困難だろう。 先程一瞬見せた跳躍力、バーサーカーの機動性は一時的とはいえライダーに追随可能らしい。 名城はダメージの関係から最前線に置くのは無理、ヘタすれば消滅する。 桜も表情には出さないが額に大粒の汗を流しているし、呼吸も微妙に荒い。 簡易の魔術ならばまだまだ行使可能だろうが、あのバーサーカー相手では足止めすら不可能だろう。 自身の状態はどうか、既に数回に渡り投影を行使したが、恐らく2回ほどの投影が可能、ただし大規模、強力な投影をすれば只の一度で限界を超える可能性有り。 これらの状況から取り得る作戦はなんだ? 確実に有効打が一つあると言うのを前提に、それを可能とするだけの戦術は何か? アーレイバーク:ふとポケットの中に手をやった タイコンデロガ:「桜、ライダーに作戦を伝えてくれ」 クリーブランド:「名城、ちょっと聞きたいことがあるんだが」 投票結果 アーレイバーク:1 タイコンデロガ:0 クリーブランド:5
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/55.html
MY TIME TO SHINE◆wd6lXpjSKY 太陽が天から世界を照らすこの時間帯は午前十時といった所だ。 人の通りも少なくはないが、朝の通勤や通学の時間が過ぎたため比較的大人しい。 虹村形兆、学生の身である彼はサーヴァントとの初戦を終え自宅に帰宅していた。 していた。現在は再び外に出ておりその理由はある物の確認だ。 本来ならば学園に通わなければならないのだがそんな場合ではないと判断。 『体調不良で休む』この一言を学園側に伝えただけ。簡易だが無断で休むよりかはマシだろう。 どうやら設定では成績は上から数えた方が早く、特に休むこともない優等生……らしい。 聖杯戦争を行う中で無駄な行動は避けたい所、何時何処で襲われるかなど余地は不可能に近い。 学園に趣き日常を過ごす、仮にマスターが潜んでいる場合、危険な状況に陥る可能性がある。 学園に行かず、情報収集に務める、仮にマスターが学園に潜んでいる場合、感付かれる可能性があった。 結果として安息な時間など存在しないのだ。気を抜けば負ける、殺される、お終い。 選んだ道は後者、一日程度ならば問題ない、と判断し彼は表に出る。 この用意された空間の中でも確かめなかればならない重要事項だ、ソレを確認するために彼は動く。 勝ち抜く術を磨くのも必要かもしれない→一理ある。だが王道少年漫画のように都合よく覚醒はしない。 生き抜くために無闇に動かない事が重要だ→一理ある。だが止まっていては真実に辿り着けない。 敵を見つけたら戦わず協定を結ぶべき→一理ある。だが戦闘を必ず避けれるとは限らない。 己の保身のためにアレを確認するべき→一理ある。だが理由は保身だけではない――。 そして彼が辿り着いたのは公衆電話。 特に特徴が感じられない、緑で、ボックスの中に収まっている、あの公衆電話だ。 だがこの公衆電話こそが聖杯戦争において重大な要素に絡んでくる、確信ではない、本能だ。 参加者――マスターは聖杯戦争に参加している、これは周知の事実であり必役の状況である。 参加方法、と言うべきか。参加者に共通している事は紅いテレホンカードを所持していること。 自ら手に入れた者も居れば、気付けば所持していた者も存在する。 言い換えると、自らの意思で参加した者も居れば、巻き込まれた、状況の把握に困惑する者も存在する、と言うことだ。 彼、虹村形兆は前者である自らの意思で参加した、言わば願いを持った参加者だ。 しかし巻き込まれた者が願いを持っていない、という事実には繋がらない。 彼は知る由もない。無論他の参加者を把握していない現状で考察など空想の域を出ないのが結末。 唯一出会った老人と吸血鬼のサーヴァントからも参加の経緯までは考察不能に近い。 天戯弥勒の戯言を引用するならば『参加者は選ばれた者』になる。 この選定者は天戯弥勒か、それとも聖杯か。現段階で答えを出すべきではない。 永遠の迷宮に迷い込んだようだ、出口の光など一切見えて来ない心理への探求。 今行うべき行動は、違う。その妖かしに構っている時間ではないのだ。 参加者には聖杯戦争の記憶が自然と宿っている、仕組みは不明だが天戯弥勒が仕込んだ可能性が高い。 その中にはサーヴァントと呼ばれる召使や令呪、絶対命令権であるマスターの証……生活上必要ない知識が脳裏に刻まれている。 そして、一つ。参加者に置いて把握しておくべきことが一つ。 『サーヴァントを失ったマスターは紅いテレホンカードを公衆電話で使用すれば元の世界へ帰れる』 元の世界……つまりこの街は『世界』が違う事になる。 『世界』。忌々しい響きだが今は関係ない、必要なのは『別の世界に召還された』と言うSFな事実。 サーヴァントが実在し現世に現界している以上、どんな謎も可能性の視野に入れるべき、そう割り切るべき。 此処で重要なのは『サーヴァントを失ったマスター』。つまり参加資格を失った無力の敗者を指す。 スタンド能力。虹村形兆に備わっている異形の力、その力は絶大ながらもサーヴァントには効かない。 効かない、では語弊があるようだ、訂正する。想像や見た目よりも損傷を与えられないのだ。 先の吸血鬼少女には思ったよりも効いていなくサーヴァント同士の戦闘に割って入るのは至難の業と判明。 実戦ではマスターはマスター同士で争うのがベター、しかしサーヴァントは割って入れる。 マスターを潰せばサーヴァントは消える、単独行動のスキルでも付加されていない限りこの世を去る。 マスターは願いを求めるならば何が何でも生に執着しなければならないだろう。 最初から己が脱落することを視野に捉えている者が聖杯戦争を勝ち抜けるのか。 それは不明だ。雑に説明すると運命は何が起きるか解らない。この聖杯戦争も相当な異分子に当たる。 何もかもが手探りだ……もう本題に入ってもいいだろう。 霊体化しているライダーには見張りの役目を。 公衆電話のボックスと言う個室を攻められればとてもではないが対策の立てようがない。 霊体化しているライダー、道端の影やコンクリートの隙間にスタンドを展開させ安全を確保、のつもりでいる。 「あぁ、今は特に何もねぇな」 ライダーの言葉だ。 『特に何もない』此処では敵が居ない状況を指す言葉になる。 退屈な返答、それでも言葉の響く重低音はしっかりと確認してくれているのだろう。 その返答に反応するように軽く首を縦に動かすとボックスの扉を開け内部に踏み込む。 密閉されていた扉を開いたためか、熱気と呼ぶ感じたくない、人間の嫌な部分を凝縮した風が彼を向かい入れる。 こんな状況では出来る事も出来ない、そう思いつつガムを口に入れ匂いの緩和に。 クチャクチャと音を鳴らしながら受話器を取ると無造作に紅いテレホンカードを突っ込む。 若干苛立ちを覚えたのか、差込口から少しずれ丸みを帯びながらも押し込んだ。 「……さあて」 今の状態はサーヴァントを失っていない正規の参加者だ。 今回の確認事項――『サーヴァントを失っていない状態で元の世界で帰ろうとするとどうなるか』 天戯弥勒はサーヴァントを失った、これをわざわざ宣言する事実から察するに失っていないならば――帰れないだろう。 無論、帰る事になれば奇跡に辿り着くための足掻きも実行不可能になるため困るのだが。 受話器を耳に当てる。 流れてくる雑音は普段聞くようなボダンを待っている音、しかし番号など知らない。 帰るための番号。考えてみれば『公衆電話で元の世界に帰れる』不思議な話だ、鵜呑みにするのは馬鹿か阿呆か。 だが――何も起きない。 適当に電話帳に載っているタクシー会社の番号を押すも繋がらない。 この話は摩耶香しの幻想だったのだろうか? それともサーヴァントを失っていないためなのだろうか。 答えは得られない、まだ辿り着くには早過ぎるらしく、超えなくてはならない山を飛び越えてしまったようだ。 結論を述べると今回は時間を浪費してしまったようだ。 受話器を強めに戻し出てきたカードを手に取る。 通話していないため数字が減っていない新品のままだ。 ライダー、そしてスタンドを展開し周辺を警戒していたが、敵は見当たらない。 この場に居ても仕方がなく虹村形兆は次の行動を考えながらも公衆電話を後にした。 【B-3/公衆電話前/1日目 午前】 【虹村刑兆@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]疲労(小) [令呪]残り3画 [装備]いつもの学ラン(ワイヤーで少し切れている) [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:おやじを殺す手段を探す。第一候補は聖杯。治す手段なら……? 0.まさかいきなり吸血鬼に会うとはな… 1.次の行動を考える 2.登校するかどうかは気分次第。 3.公衆電話の破壊は保留。 [備考] ※バッド・カンパニーがウォルターに見え、ランサーに効かなかったのを確認、疑問視しています。 ※サーヴァント保有時に紅いテレホンカードを使用しても繋がらない事を確認しました。 【ライダー(エドワード・ニューゲート)@ONE PIECE】 [状態]疲労(小) [装備]大薙刀 [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:刑兆の行く末を見届ける 1.刑兆に併せる 2.できれば海に行きたい [備考] ※NPCの存在、生活基盤の存在及びテレカのルールは聖杯、もしくは天戯弥勒の目的に必要なものと考えています。 [共通備考] ※ウォルター&ランサー(レミリア・スカーレット)と交戦、宝具なしでの戦闘手段と吸血鬼であることを把握しました。 ※B-2の近辺にこの世界における自宅があります。具体的なことは後続の方にお任せします。 虹村形兆が公衆電話ボックスに入り受話器を手にしていた時。 一つの影が人混みに紛れ、消えていく。その後姿は布を纏いし暗殺者――アサシン、ジャファル。 ジャファルのマスターはエレン・イェーガーと呼ばれる少年だ。 容姿やネームからはドイツを連想させるが彼は壁の中の住人である。 壁の中――天戯弥勒の言葉で表わす『別の世界』、天戯弥勒や虹村形兆とは別の世界の人間。 天戯弥勒の世界は超能力が存在していた。 虹村形兆の世界も超能力が存在していたが、その具現は全くの別モノ。 エレンの世界に超能力は存在しないが巨人が蹂躙していた。 人々を喰らう人類の敵、それが巨人。 彼の願いは巨人を駆逐すること、そして選ばれた聖杯。 人類が成し得ない奇跡をたった、ほんのたった。数人殺せば叶えることが出来る、そう、選ばれたのだ。 エレンは人を殺せるのか――彼のために何人の人間が死んでしまったか。 考えれば考えるだけ地獄の千手に足を掴まれ引きずり込まれてしまう。 甘いことは言わない……つもりでいる。 所詮は人間、固い決意も情の前では鈍り、脆く、時には己を滅ぼす。 彼がこの先、生き残るには『悪』以外の存在を殺せるか、否か。この一点に懸かっている。 そんな彼に与えられた役割は留学生。 アッシュフォード学園中等部に留学生として……明日から通うことになっていた。 学園に他のマスターが居る可能性……そんな事を考える余裕などエレンには存在しない。 自分が今まで生活していた空間とは全く異なる世界。 海、高層ビル、公共機関。全てが全て彼にとっては新しい、未知との遭遇。 生活に馴れるだけでも苦しい彼に他の参加者を気にする余裕など、無い。 サーヴァントであるジャファルは一言、冷たく一言だけ彼に告げていた。 『――偵察だ』 その一言を残し、彼は闇の中に消えていった。 エレンにとっては有難い、彼ならば外に出るだけで迷う可能性があるからだ。 最近はコンビニで買い物を済ませる程度には生活に慣れてきたが適応は完全ではない。 登校は明日、ならば今日はアサシンに情報収集を頼み自分は大人しくする、彼が辿り着いた今の解であった。 【A-4/エレン自宅(マンション)/1日目 午前】 【エレン・イェーガー@進撃の巨人】 [状態] [令呪]残り3画 [装備]立体機動装置 [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を勝ち取り巨人をこの世から駆逐する。 0.アサシンの帰りを待つ。 1.今後の方針を考える。 2.明日になったら登校する。 3.生きている人間を……殺す? [備考] ※アッシュフォード学園中等部在籍予定です。 マスターの命令で……ではないのだが、己の意思で偵察に足を運ぶアサシン。 暗殺者として生きていた彼にとって気配を消すなど造作も無い。 そして生命の灯火を根本から抉り取る事に戸惑いも存在しない。 故に悩んでいるエレンは彼にとって理解し難い存在に近い、そう、近い。 完全に理解出来ない、の段階には至っていないが彼の願い、境遇を聞けば喜んで聖杯に飛びつくだろう。 他者を蹴落としても……叶えたい願いがあるならば。 ジャファルは冷たい殺人鬼だった、だった。過去の姿。 冷たい大地に陽気を与える太陽が彼に近づいた。 氷はそれを拒む、溶けてしまっては己が崩れるから。 拒んで、拒んで、拒んで……。 それでも太陽は氷に光を与える、彼に心を開いていった。 光に当てられた氷、溶け出す心、次第に開く、しかしそれは崩壊。 機会的に行動を繰り返すだけの暗殺者にとって、心を持たない機械にとってそれは辛かった。 光は心地良い、されどその光は闇にとっては許されない。 氷は溶けたら水になる、形は残らない――彼という人間の像が崩壊する。 ……彼に関する記述は必要ない、彼という人間が、サーヴァントが聖杯戦争に身を投げるなら。 それは暗殺者として輝かしい、闇としての栄誉を授かるかもしれない。 そして、もしも、もしもの可能性。再び太陽と呼べるべき存在に出会ったら……もしもの話だが。 「……」 彼が持ち帰る情報。一つは交戦した少女と高齢の大男のサーヴァント。 一つは奇妙な小さい兵隊を使役する学生、そして公衆電話の一部始終。 念話でもいいだろうが背中を取られてしまっては意味が無い。 ――彼なら背中を取られる事は無いだろうが念には念を押すべき。 拠点へと足を動かし再び人混みの中に消えて行く。 必要なのは確実に仕事を熟す事、過信など要らぬのだ。 【B-3/東/1日目 午前】 【アサシン(ジャファル)@ファイアーエムブレム烈火の剣】 [状態] [装備] [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:獲物を殺す 1.情報をエレンに持ち帰る。 2.甘さは捨てろ……。 [備考] ※ランサー(レミリア)、ウォルター及びライダー(白ひげ)、虹村形兆の姿を確認しました(名前は知りません) ※奇妙な兵隊(バット・カンパニー)を視認しました。 ※公衆電話の異変を感じ取りました。 BACK NEXT 026 火種 の オカリナ 投下順 028 あの空の向こう側へ 026 火種 の オカリナ 時系列順 028 あの空の向こう側へ BACK 登場キャラ NEXT 012 エレン・イェーガー&アサシン エレン・イェーガー&アサシン(ジャファル) 038 闇夜に生ける者たち 017 Vのため闘う者/老兵は死なず 虹村形兆&ライダー(エドワード・ニューゲート) 033 戦争と平和
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou/pages/18.html
No.21 白い少女が嗤う。自分を嘲るように。 赤い少女が嗤う。自分を嘲笑するように。 怯えていたはずの少女が嗤う。不要なのは貴方なのだと。 迫る狂戦士の石斧。自分を取り巻く女たちの嗤い。 それが間桐慎二が見たはずの、最後の光景だった。 「っ……!はーっ、はーっ……!」 救いのないまま、目が覚めた。 荒い、乾いた息が漏れる。 目覚めた場所は寒風吹きさす新都センタービルの屋上。 慎二のサーヴァント、メドューサと衛宮士郎のサーヴァント、セイバーが死闘を繰り広げた地。 ……そして慎二は、敗北したはずだった。あの衛宮士郎に。 「違う…っ!違う違う違うッ!」 ありえない。間桐家の次期当主であるはずの自分が、衛宮士郎などに敗北するなどあってはならない。 (僕のせいじゃない!僕は悪くない!悪いのはライダーだ!あんなはずれサーヴァントじゃ勝てるわけないだろッ!?) だがあの神父は言った。『お前たちは聖杯に選ばれた』と。 間桐慎二の知る知識でもこの聖杯戦争が異常なものだとは分かる。 聖杯戦争中の真っ最中に新たな聖杯戦争を開始する? 教会の連中も好き勝手が過ぎるんじゃないか? だがこれは僥倖。魔術師として再び戦う機会が自分にも得られたのだ。 そしてなによりも右手に刻まれたこの三画の令呪…! 魔術師の証、聖杯に選ばれた証、サーヴァントの主たる証明! 妹から奪い取ったサーヴァントじゃない、本物のサーヴァントを自分は率いることができるのだ。 今度はあんな雑魚じゃない、僕に相応しい、優秀なサーヴァントが…! 「おいっ!さっさと出てこいよ! 僕に召喚されたサーヴァント!」 従者たるサーヴァントは常に主であるマスターの側に侍り、忠実な奴隷としてその用務を請け負う。 前回自分が率いたライダーは主人への奉仕以外にはなんの取り柄もない弱いサーヴァントだった。 だが今回は違う。そもそもあれは妹が召喚したサーヴァントなのだ。あの愚図でなにもできない妹に相応しいサーヴァントだった。 だからあの意気地なしに代わり、自分が戦ってやっていたに過ぎない。 しかし今回は正真正銘、間桐慎二に相応しい最強の下僕が手に入る! 「――……えっ?」 霊体化を解き姿を表したそのサーヴァントに、慎二は彼に似つかわしくない間抜けな声をあげた。 そびえ立つ巨躯、猛牛のように前へ突き出た鋭い角付き兜に巨大なマント、鋼鉄よりも頑強なのではないかと見紛う鍛えあげられた胸板。 目を合わせた瞬間に、そのサーヴァントが、圧倒的強者であることを、間桐慎二はなかば小動物めいた本能的直感で察知していた。 同時に流れこんでくるこのサーヴァントの情報も慎二の直感を立証している。 驚くことに魔力を除くほぼ全てのステータスがAランク相当。特に筋力ステータスと、彼の持ちうる一部のスキルにはプラス補正までが付いている。 そしてクラスはライダー。三騎士の一角ではないが、基礎能力値から見ても間違いなく優勝を狙える。まさに最強のサーヴァントだ。 「ほぅ……貴様がこの俺のマスターとなる男か……。答えよ、小僧。貴様の抱く野望をッ!!」 目の前に立ちはだかった巨漢の圧倒的な存在感。その筋骨隆々たる体躯、己以外の何者をも意に介さぬというオーラ。 体重100kg以上、身長2m以上。その掛け値なしに本当にでかい男に内心怖じながらも、間桐慎二は精一杯の虚勢と共に己の野望を宣言する。 「衛宮のヤツと…遠坂に一泡吹かせてやるんだよ! さっさと行けライダー! 僕をバカにしたあいつらを痛い目に合わせ――」 「愚か者がァッッッ!!」 言い終わるより前に、ライダーの一喝と共に空前絶後の衝撃が慎二の身体を吹き飛ばした。 ライダーはさしたる力もこめず、小虫でもはたき落とす程度の力で平手打ちをマスターへと見舞ったのだが、 彼のその一撃は強烈過ぎたらしく、慎二は華麗に宙を舞い地面へと落ちた。 「この俺を召喚したマスターの野望が、矮小なただの意趣返しだと!? 恥を知れいッッッ! 地より生を受けし男が抱く大望とは、天をも掴むものでなければならぬことも分からぬのかッッッ!!」 下僕であるサーヴァントに平手打ちをかまされ、ましてや説教までされるなど信じられぬことであった。 ぶち打たれた頬を抑えながら、主への反逆に唇を震わす慎二の憤りをまったくこのサーヴァントは意に介さない。 令呪――三つの刻印をひとつずつ消費して行使される、絶対命令権の使用が慎二の脳裏に過る。 だがすぐさまその考えを慎司は否定する。 『始まりの御三家』の一角、間桐によりもたらされた令呪の重要性は、間桐の次期当主と自負する慎ニはなによりも理解していた。 これを全て失えばこのサーヴァントは制御できなくなる。 そしてなにより、この令呪を全て消費してしまえば、やっと手に入れたこの魔術師としての証までも失ってしまう。 「クソッ…!やっと強いサーヴァントを引いたと思ったらこれかよ…!」 冷たいコンクリート塗りの床を慎二はその拳で打つ。 魔術師の家系に生まれた、選ばれたはずの自分がこの聖杯戦争では辛酸ばかり舐めさせられてきた。 常に勝利者である自分がである。 何もかもが上手くいかない。 目をつけていた遠坂に袖にされ、同じ参加者であった衛宮を同盟へと誘っても断られ。 あろうことかそいつが最優のサーヴァントと呼ばれるセイバーを引き当て遠坂と同盟まで組んでいた。 今度こそはと掴んだチャンスも、サーヴァントの性格に難有りという酷さである。 かくいうライダーはそんなマスターのことなど気にもせず、天へとその豪腕を掲げ咆哮する。 騎乗兵(ライダー)に当てはめられた自分を象徴する宝具を。己と共に世紀末を駆け抜けた愛馬の名を! 「黒王――――ッッッ!!!!」 そのけたたましい怒号と共に、暗雲に覆われていた空が真っ二つに裂けたのは慎二の見間違いであろうか? 天より駆け抜けてきた象と見紛うほどに巨大な黒馬の嘶きに慎二はへなへなと立ち上がりかけた腰を落とした。 「――行くぞ、小僧」 そんなマスターの首根をライダーはむんずと掴み、巨馬の背へと放り投げる。 「はぁッ!? 行くってどこだよ!?」 ライダー自身もまた鞍へと跨り、再び高々とその拳を空へと向ける。 「天へっ!!」 「意味ワカンネーよこのバカッ!! 」 世紀末を制した覇王もまた、この聖杯を求める戦いへと応じた。 混迷の世と同じく、再び拳王の嵐がこの戦いに吹き荒れる――。 【参加者No.21:間桐慎二@Fate/stay night】 【サーヴァント:ライダー(ラオウ)@北斗の拳】 BACK NEXT 020 No.20 投下順 022 No.22 020 No.20 時系列順 022 No.22 BACK 登場キャラ NEXT 聖杯戦争開幕 間桐慎二&ライダー 041 Imagine Bleaker
https://w.atwiki.jp/222seihaisensou/pages/166.html
+遠坂凛 +アルトリア・ペンドラゴン +黒鳥千代子 +テレサ +美遊・エーデルフェルト +小野寺ユウスケ +竜堂ルナ +ヒロ +天沢勇子 兵部 優秀な使い魔 狂介 敵マスター パピヨン 敵サーヴァント 間桐 敵マスター フドウ 敵サーヴァント カルナ 敵サーヴァント 小野寺 突然降って来た敵サーヴァント +兵部京介 +マイケル・スコフィールド +ワイルド・ドッグ +希里ありす +少佐 +クロノ・ハラオウン +五代雄介 +九重りん +千手扉間 +イリヤスフィール・フォン・アインツベルン +カルナ +イリヤスフィール・フォン・アインツベルン +ヘラクレス +色丞狂介 +パピヨン +ナノカ・フランカ まほろさん 信頼できるパートナー のび太 保護した男の子 ワイルド・ドッグ 危険なサーヴァント? 伊達男 危険なサーヴァント? マイケル スーパーで出会ったマスター 茜 スーパーで出会ったマスター 幸村 スーパーで出会ったサーヴァント カルナ スーパーで襲ってきたサーヴァント? +安藤まほろ +高遠いおり +アリシア・メルキオット +間桐慎二 +フドウ +衛宮切嗣 +クロエ・フォン・アインツベルン +アリス・マーガトロイド +赤城 +野比のび太 ドラえもん 一緒に元の世界に帰りたい ワイルド・ドッグ 仲間になれるかも→危険なサーヴァント→ドラえもんの仇→ドラえもんとナノカさんの仇 伊達男 仲間になれるかも→危険なサーヴァント→ドラえもんの仇→ドラえもんとナノカさんの仇 ナノカ 良い人 まほろさん 良い人→一緒に聖杯戦争を止めたい マイケル ドラえもんの仇のマスター? 茜 ドラえもんの仇の仲間? 幸村 ドラえもんの仇の仲間? カルナ 危険なサーヴァント 狂介 悪い人じゃなさそう→情報交換した一人→『必勝法』の共有者で一緒に聖杯戦争を止めたい パピヨン 悪い人じゃなさそう→情報交換した一人→『必勝法』の共有者で一緒に聖杯戦争を止めたい シュレディンガー 猫耳の女の子? 教授 悪い人じゃなさそう 扉間 ホテルの同盟の一人→ドラえもんの仇の仲間? アリシア ホテルの同盟の一人→情報交換した一人 いおり ホテルの同盟の一人→情報交換した一人 美遊 ホテルの同盟の一人→情報交換した一人 小野寺 美遊のサーヴァント 少佐 怪しいマスター?→怪しいサーヴァント 間桐 狂介さんの仲間→『必勝法』の共有者で一緒に聖杯戦争を止めたい フドウ 狂介さんの仲間→『必勝法』の共有者で一緒に聖杯戦争を止めたい クロノ 狂介さんの仲間→『必勝法』の共有者で一緒に聖杯戦争を止めたい 五代 狂介さんの仲間→『必勝法』の共有者で一緒に聖杯戦争を止めたい 遠坂 狂介さんの仲間 アルトリア 狂介さんの仲間 大尉 教授達の仲間の一人 アリス 狂介さんの仲間の一人 赤城 狂介さんの仲間の一人 九重 自殺した女の子 +ドラえもん のび太 元の世界に帰したい ワイルド・ドッグ 仲間になれるかも→危険なサーヴァント 伊達男 仲間になれるかも→危険なサーヴァント +日野茜 +真田幸村 +三谷亘 サイト 危険なサーヴァント +サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ ワタル 魔力源 アリシア 敵 幸村 敵 カルナ 魔力源
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12274.html
登録日:2009/08/23 Sun 14 58 21 更新日:2024/09/20 Fri 11 57 51NEW! 所要時間:約 14 分で読めるペポ ▽タグ一覧 1994年 DDD だデ ひかわカービィ ひかわ先生ありがとう ひかわ博一 みんなの思い出 カービィ カービィ漫画 コミカライズ コロコロアニキ コロコロコミック デデデでプププなものがたり ヒロイン優遇 ピンクの悪魔 ペポ〜 ラスボス不遇 任天堂 俺らの青春 俺達のカービィ 別冊コロコロコミック 学年誌 小学館 愛すべきバカ達 打ち切り 敵も味方も変な奴 星のカービィ 時事ネタ 月刊コロコロコミック 漫画 胃の中は∞ 良作 週刊コロコロコミック 顔芸 隊員全員に緊張が走った! 隊員約一名がカンチョーに走った!! ノワァァァァァァ!!! 『星のカービィ~デデデでプププなものがたり~』とはひかわ博一による『星のカービィ』を題材としたコロコロコミックのギャグ漫画。 連載期間は1994年5月から2006年11月で、単行本は全25巻。連載期間12年7ヶ月は、コロコロ内では歴代6番目、星のカービィを題材にした漫画では歴代2番目に長い。 ○概要ペポ ○主な登場人物ペポ●メインキャラ ●その他プププランドの住民達 ○打ち切りについてペポ ○その後ペポ ○余談ペポ ○概要ペポ 序盤は『カービィとチービィがデデデからスターロッドを取り返す』という『夢の泉の物語』の内容にちなんだストーリーだったが、スターロッドが返却(*1)されてから以降は日常を描いた一話完結編の話となった。 原作から割と自由な雰囲気のためか時事ネタやパロディ、あるあるネタが多い。 初期はカービィとチービィがメインで、デデデやポピーブロスSr.(ポピー)を始めとしたプププランドの住人は全員デデデの手下と言う設定だったが、リック・カイン・クーが登場すると、チービィは「ディジー」というデデデの手下であったことが判明してレギュラーから降板してしまう。 前期~中期はリック・カイン・クーの他に、グーイ・ナゴ・チュチュ・ピッチ・アドレーヌ・リボンもレギュラーに加わり、カービィ達が様々な職業や時代に扮して騒動を巻き起こすことがメインの話となった。作者も「このころがピークだった」と語っていた。 後期からは仲間キャラの出番が減り、変わってカービィ・デデデ・ポピーの三人が、個性的なゲストキャラクターから生き様や特技を教わる話がメインとなっていった。 コロコロの漫画にしては下ネタがあまり使われておらず、(連載当時の)小学生ならまず知らないようなギャグや替え歌など、シュールなギャグもたくさん。クスリと笑える。 人気も高く、当時は「カービィ漫画といえばひかわカービィかさくまカービィ(*2)」と言われるくらいだった(当時他には小学4年生で連載している物と、マイナーではあるが、他の雑誌で短期連載がいくつかあったというくらい)。 逆に新作ネタに関しては後の『も〜れつプププアワー』に比べると控えめで、新作の新キャラは最初こそメインに据えた話が多いが段々と控えめになっていく…というのが主な流れになっている。 タッチ!カービィは珍しく本気を出したネタを披露した。 ○主な登場人物ペポ ●メインキャラ カービィ ご存知まんまるピンクの悪魔。 誇張抜きで何でも吸い込む口の持ち主で、作中では隕石や大仏、ブラックホールすらも飲み込んでいる。 一人称は「ぼく」で語尾に「~ペポ」と付けるのが口癖。 年齢及び出生は不明。ただ、年齢に関しては「あんたまだ子供だろ」と突っ込まれた事があった。また、両親は居ない模様。 性別については、ブラをアイマスク代わりに被ってみたら興奮していたり、デデデの仕業で老けた際にお爺さんになっていたことから男性だとわかる。 性格はワガママで子供っぽく、大食いかつ超音痴なため、それが原因で様々な問題を起こすトラブルメーカー。現にプププランドで起きる事件の99%の原因がカービィという驚愕の数字をたたき出している。当初は能天気ながらも正義感のあるやんちゃ坊主といったキャラクターだったが、次第に自分勝手な部分が表面化していき、この迷惑ぶりからプププランドの住民からは忌み嫌われていおり、これまでの迷惑行為からとばっちりを受けることもしばしば。 ただ流石に食欲にも限界はあるらしく、色々な店をハシゴして食べまくった結果、満腹状態になった時には食欲が出なかった。 …と、ここまで書くとどうしようもない人物に思えるが、根は優しく、困っている人は放っておけないお人好し。 トラブルの大半も、よかれと思ってやったことが裏目に出てしまったというものが多く、相手を困らせてやろうというイタズラ心はほぼ皆無。 ダイナブレイドの雛を代わりに育てたり、恐竜の子供を助けたり、赤ん坊となったデデデを率先して子育てしたりと、自身よりも小さい(幼い)者に対しても面倒見がいい。 酔うと泣き上戸になったり、すぐ絡み酒をするなど酒癖が悪い。 原作後期では奇人なゲストキャラが出てくる回等、しばしばツッコミに回る姿も見られるようになった。 デデデ大王 自称プププランドの王様であるくちびるオバケ。でも途中からは本当に王様のような扱いとなり、厄介ごとが起きた時には国の代表として突き出されている。 一人称は「おれさま」。カービィに負けず劣らずのワガママで少々怒りっぽい。語尾に「~デ」と付けるのが口癖。 当初はスターロッドを巡ってカービィと対立していたが、後々仲が良くなった。 毎回カービィやその他によって酷い目にあい、それにより一度うつになったことも。出番があって酷い目にあうか出番はないが平和に暮らすかどっちかしかない。 よく城を破壊されてしまうが、次の話ではなにごともなかったかのように復活しているため、プププランドの謎の一つに数えられることも。 原作よりも人間に近い体形になっており、やや中年太り。オヤジギャグを好んで使ったり、時代劇が好きだったりなど、どこかおじさんくさい。初期の飛行形態はフグモードと呼ばれている。 カービィ同様、年齢不詳だが、若いときにはアイドルを目指していたと豪語していたり、人生ゲームを見て懐かしいと言っているところを見ると、割といい年齢なのかもしれない。 デが三つもあるのは無駄だという理由で『デ大王』にされたり、運勢的に最悪な名前ということで『デデデデデデデデデデ大王』にされたりとなにかと改名されがち。 オバQみたいな顔をしてるくせにオバケが大の苦手。 帽子の中身はトップシークレット。その存在はミステリーファイルからカテゴリを抹消される程。 Mr.チクタクやダークマター等の厳格な性格や強者には頭が上がらず、彼らを見ただけで警戒したり怯えたりする不甲斐ない一面もある。しかもこれらにはカービィのせいでとばっちりを喰らうこともしばしばある。 基本的に何もしていないのにひどい目に合う事が多い一方で、悪さをしなくなった後期でも自業自得な状況に陥る事も少なくない。マラソン大会をサボるための仮病を利用した時に調子に乗ってカービィたちをこき使い、いざバレるとあろうことかそのカービィに叱られるという普段とは逆の状況を見せた事すらある。 ポピーブロスSr. デデデの側近兼ツッコミ役。通称「ポピー」。 当初はずる賢い性格だったが、段々と丸くなっていき、真面目なしっかり者キャラとなっていった。 デデデには不満がたまっているような描写が見られるが、大ケガを負ったデデデを本気で心配したり、いざという時には身を挺して守ろうとする(結局失敗したけど)など忠誠心は本物である。 意外にも魔王やミスターX等悪役を務めたこともあるが、自身の威厳の無さや登場機会の遅さもあっていずれも空回りしている。 弟のJr.はたまに出てくる程度。初登場回はアニメ『カービィ』のとあるエピソードにちょっと似てる。 兄弟共々、初期は『夢の泉の物語』の公式イラストに準拠したデザインだったが、『スーパーデラックス』発売頃(4巻の途中)から『スーパーデラックス』に準じたNewデザインに変更された。 グーイ 暗黒物質の未完成。 リック達の友達として登場、空が青かったからプププランドへやって来た。 カービィとはすぐに意気投合し、現在同居生活中。 カービィに負けず劣らずのトラブルメーカーで、同族に代わってデデデ大王の思考回路を乗っ取ったことがある。 自慢の舌は長い距離を伸ばすことが可能で、潜水艦を一本釣りしたり、腹話術できたりとかなりの高性能。 ちなみに舐められると顔がふやけて勝手に恵比寿顔になってしまうという地味ながらも恐ろしい技。 本格的な登場は9巻からだが、以前にも背景として登場している。 チービィ 連載初期の頃登場していたひかわのオリキャラ。 カービィよりも一回り小さく白色で、頭にアイスコーンのような帽子をかぶっている。 真面目な性格で、自由奔放なカービィに説教をする保護者的ポジション。 実はその正体はデデデの部下である『ディジー』という敵キャラ。初代カービィのバブリークラウズに登場していたアイツ。 帽子が外れると角が生え、本性を現す。 デデデに帽子を食べられたことでチービィに戻らなくなってしまい、2巻で退場した(*3)。 …が、その後1コマだけ再登場。その時はてるてる坊主の代わりに使われ「せっかくの再登場なのに…」(一部略)と呟いていた。以降はディジーとして13巻や20巻などモブキャラとして登場している。 読者には忘れられていなかったようで、25巻に掲載された読者応募の応援イラストで読者に描かれたこともあった。 そもそも上述したようにデデデの部下なのに何故カービィの保護者的ポジションになっていたのかと謎の多いキャラ。 ディジーを仲間にした理由は「夢の泉の物語の攻略本のCGイラストにカービィとディジーが一緒に写っているものがあったため」と傑作選ぺポポ編で作者から語られている。 リック 巨大なゴールデンハムスター。カービィに負けず劣らずの大食漢。 ゲームとは違い、単独でコピー能力が使える(クーやカインも同様)。 大道芸と怪力が得意技。初期には「チュポポ」という奇声を上げていたが後半になるにつれて止めてしまった。 おじいちゃんになったカービィと合体した際には入れ歯でもないのに歯が飛びだした。(*4) よく毛を剃られたり、体内の中に入れられている。 クー クールなフクロウ。本作でのツッコミ担当。 プライドが高く、自らをカッコいいといって憚らないナルシスト。 しかし登場人物の中では比較的常識人で正義感も強いため、女性からモテる。 『幸せは見つけるものでなく、後から気づくもの。』は名言。 ただし、ちょいちょい女装や変な踊りではっちゃけることも。 自身の攻撃を跳ね返されて頭に刺さった時は激しくキレることも。 よく羽を毟られる。 また、クリーンの合体能力で箒にされてプライドを激しく傷症させられ、某白き龍の如き3000ポイントものダメージを受けたことも。 カイン 水陸両用マンボウ。 常にボーッとしており、「んぼう」としか喋れないため(*5)、背景になりやすい。実は奥さんがいるリア充。 よく入れ物にされる。 ナゴ とても希少な雄の三毛猫。 リックのライバルキャラだったが、少しキャラ被りしていたり大道芸ができなかったので空気になった。 あまり毛を刈られない。 ピッチ クーに憧れる小鳥の少年。 自己主張が少ないために次第に空気化していった。 一回百円。 チュチュ スライムの女の子。ツッコミ担当。 乙女チックだが、ちょっと気が強い。 彼女に包まれた者は少女マンガチックな瞳になってしまうという特殊能力の持ち主。 上述の性格に加えて数少ない女性キャラと言うことやメイン回が作られたこともあり、『3』の仲間の中ではあまり空気になっていない。カービィには少なからず好意を持っている様子。 よく伸びる。 リボン リップルスターから来た妖精の女の子。 可愛らしい容姿をしたプププランドのアイドル的存在。 後に芸能界にスカウトされ、歌手やリポーターとして活躍するも、次第に空気となる。 沈没したキングデデデ号に変わってカービィが責任を持って船の代わりになった際には彼女だけ喜んでいたりと少なくともカービィに好意を寄せていることが窺える。 アドレーヌ プププランドに絵の修業に来た絵描きの女の子。 絵に描いたものを実体化する能力を持つが、まだ修行中故に言うことを素直に聞いてくれないのが難点。 被写体が同一人物でも絵柄によって性格が変わるらしく、例えばデデデ大王をかっこよく描けば威厳に溢れた大王となり、美男子風に描けば女性に優しいジェントルマンとなる。 絵の他にも彫刻や料理を得意とするなど中々に器用。 ●その他プププランドの住民達 ウィスピーウッズ カービィシリーズおなじみのステージ1ボスである大木。 記念すべき初回にてデデデが苗木にハンマーを振りかざしたことによって召喚された。 この時から根っこを足のようにして走ったり(*6)と漫画オリジナル要素も存在し、調査ファイルの一つとしてレポートされたこともある。 よく枯れていたり、カービィにリンゴを全部持っていかれることもある。 終盤では住人を洗脳する悪役として登場した。 また、コンもカービィを脅かそうとしてウィスピーウッズに似た妖怪に変身するが、当然の如くカービィに苛められて悲惨な目に遭っている。 クラッコ 一つ眼の雲。 デデデの飛行手段として用いられている。 漫画オリジナル要素として吹雪を降らせる攻撃を度々披露している(*7)よくクーラーにされている。 Mr.ブライトとは当初は仲は悪くなかったが、後半からは仲が悪くなり、天気を巡って戦争を繰り広げている。 コロコロアニキ版で収録された特別エピソードでは風紀委員長を務めていた。 Mr.シャイン&Mr.ブライト 昼夜の変化を勤める太陽と月。 三日月のシャインは常識人、太陽のブライトは熱血漢な性格で、ブライトの方が出番が多い。 ブライトは単純なミスでも炎の体が消えるほどのショックを受けて空を真っ暗にしてしまう程に繊細だが、ふざけたフォローをしたカービィに怒鳴って拳骨で制裁したり、シャインに渇を入れられただけで元気を取り戻したりとメンタルも強い。前述のクラッコとは仲が悪く、天気を巡って戦争を繰り広げていたが、それが原因でデデデ大王に風邪を引かせてしまい、彼を看病する形で和解した。 メタナイト 仮面を被った騎士。 原作同様にメタナイツを連れている。 初期はデデデ大王の手下だったが、後に侵略者という設定に変更された。 常に鍛錬を怠らない努力家だが、ロケットの中に胡椒を詰め入れたり(*8)、グーイにつまずいて転倒しつつ仮面を壊したりとずれた一面も。 巨大化したデデデのくしゃみであっさりと飛ばされて以来出番がまったくなかったが、コロコロアニキでの再連載で設定を大幅に変更して久々に登場した。 当時のどこか間抜けな一面はなくなり、代わりに表情を一切変えず真顔で事を進めるという融通の効かない真面目キャラになった。 ノディ ニット帽を被った睡眠症の住人。 ゲームとは違い手があり、あまり睡眠せず、カービィが遊びで使ったスターロッドを使って巨大ロボをけしかけたり、カービィのライバルに抜擢されて睡拳を披露したりとハイスペック。また、先祖から受け継いでいる「ドリームぼうし」も所持している。リボンに溺愛されてワドルディと可愛さを比較されたこともある。 後半からは帽子や足等のデザインが変更された。 タック プププランドの住人から窃盗を働く泥棒。 カービィから難を逃れるべく、優しい事をしていると嘘をついて見逃してやろうとするも、感心したカービィに逆に無理やりつき合わされ、最終的に落ちぶれた直後に郵便配達で働く羽目になった哀れな泥棒今まで盗んだ預かった品々を全て持っていったカービィを泥棒扱いするシーンは必見。 その後の話では何事もなかったかのように泥棒に復帰している。 コックカワサキ デデデ城のシェフを務める料理人。 返事や料理が完成したときに『グ~!』と言うのが口癖。(*9) 料理の腕前はアニカビとは違い、中々に高い。 カービィのつまみ食いに頭を悩ませてる反面、いらないと言われた時は本気で落ち込んだりしているため、食べてもらうことそのものは嬉しい様子。 初登場時にはフライパンを持つとデデデにすら包丁を投げつける過激な性格となる設定だった。 ダークマター ダークマター族の一員で、宇宙からの侵略者。あれ?住人じゃなくね? デデデも恐れる程の高い実力を持つが、そのデデデとお茶会を楽しんだりカリスマ美容師の噂を聞いて散髪をしに來訪したりと以外にも娯楽ものを楽しんでいる。また、初対面からデデデの印象を見抜いていたりと洞察力にも優れている。 しかし、同族であるグーイの舌一発で宇宙の彼方へ吹き飛ばされたり、美容師に変装したカービィに丸坊主にされたりとラスボスの割に酷い扱いを受けている。 同じラスボスのナイトメアウィザードも外国人役だったり地獄をカービィに好き放題される閻魔大王役だったりと微妙な扱いで、 特に連載当時に発売されていたはずの「SDX」のマルクや「3」のゼロは登場すらしていないなどこの作品はラスボスの扱いがいまいちよろしくない。 デザインは剣士の姿がメインだが、真の姿であるリアルダークマターも消しゴムバブルの回で1コマだけ登場している。 マドゥー 後半以降から準レギュラー化するようになった闇の行商人。 デデデに魔法のおもちゃを売りつけるが、それが原因でトラブルになってしまうこともしばしば。 地味にタイムトンネルをも作り上げてしまう恐ろしい人。 おどろおどろしい雰囲気にも関わらず実はホラーが大の苦手。 ワドルディ シリーズおなじみのキャラクター。 今でこそカービィと人気を二分する程の人気キャラであるがコロコロ連載当時はまだモブキャラクターの一体程度の扱いであり、星のカービィ64発売当時のリボン初登場回以降目立った登場は無かった。 アニキ復帰以降は現在のワドルディ人気が確立しており、レギュラーキャラ程ではないものの主役回が描かれたり、以前以上に様々なモブキャラとして登場するようになった。 なお本作でも口の扱いはハッキリせず、描かれてたりいなかったりとマチマチ。 バウンダー そのワドルディよりもこの漫画で(おそらく)最も出番が多いモブキャラクター。 原作ではスーパーデラックスを最後に敵キャラとして再登場していないが、人型かつシンプルな見た目から医者など様々な格好で登場することが多い。 フレンズ達はタイムリーな時期にならないと出なかった。 ○打ち切りについてペポ 人気を得た本作だが、連載終了間際になると、作風がどこかおかしくなっていった。 どことなく暗い作風。とあるキャラが「生きるって辛いね〜」と発する場面もあった 作品終盤、特にラスト二巻の極端な作画崩壊(線の歪み、ハイライトの省略、表紙や背景、書き文字の手抜き) 非常にやせ細った著者近影 過去の話を焼き直したような話の増加 登場人物の極端な削減(特に、カイン、ナゴ、ピッチ、アドレーヌ、リボン) 憂鬱さを感じさせる23巻のコメント。この他、24巻では体力的な消耗を示唆する文が綴られていた そして、2006年に打ち切りが決定され、代わりに星のカービィ!も~れつプププアワー!が連載が始まった。 これに関して「編集部に作者が手酷く扱われて鬱病になった」「作者が株に成功してやる気を無くした」などという噂がネットコミュニティで広まる。 前者は2ちゃんねるに書き込まれた、コロコロコミック編集部の横暴を暴露した文章が発端。当時は雷句誠の原稿紛失事件の一件で小学館への不信感が強まっていた事もあり、真実であるかのように広まっていった。しかし事実と断定できる根拠は全く無く、そもそも本作の事を言っているレスなのかも不明の内容だった。 なにしろ「メディアミックスを書いていたH先生」としか書かれておらず、それだけなら該当者が他にも存在するのだ。 後者は、前者の噂が広まる中で「自称」元アシスタントがブログを作って告発したもの。「鬱病説は嘘」「株に手を出して真面目にやらなくなった」という旨を記載している。 なお、このブログにおいてひかわのアシスタント時代の名前を使ったひかわのような人物がコメント欄に現れているが、詳細は不明。 このブログの告発は、とある書籍が真実のように取り上げた事で、2016年秋頃から知名度が上昇した。 ただ、この書籍は裏を取らずに上記のブログの内容をそのまま伝聞したような内容であり、その出版社の書籍の制作体制全般を含め、資料性には疑問符が付いた。 その後、ひかわはWii用ソフト「星のカービィ20周年記念コレクション」にアニメ版等と共に一部エピソードの再録、プププ大全に描き下ろしカラーイラストを寄贈している。 また、2017年に東京ソラマチで開催された「コロコロコミック伝説カフェ」に来店したことが公式で伝えられた。 コロコロアニキのTwitter公式アカウントでは、ひかわ直筆でカフェの壁にカービィのイラストを描いた様子が撮影されている。 そして2017年、小学館刊行雑誌「ゲッサン」7月号の「カメントツの漫画ならず道」にて、本作に関するエピソードが掲載された。 上述の「コロコロコミック伝説カフェ」にひかわが来店した際に行われたカメントツによるひかわ自身への直接取材である。 事実上、小学館からの本作に関する噂話の騒動の回答にもなっている。小学館は「事実がどうであろうと掲載を約束する」とOKを出している。 初めに言っておくが夢を打ち壊すような内容である。そのため格納の形で詳細を記すこととし、閲覧は自己責任で行うことを勧める。 反響の大きさを受けてか、このインタビュー漫画は2017年6月27日から期間限定でweb上に無料公開されることとなった。 カメントツの漫画で見るのは文字だけで読むのとはまた違った味がある。興味を持った方は「カメントツの漫画ならず道」や「サンデーうぇぶり」で検索。 その詳細 まず「編集部の横暴による鬱病説」はひかわ自身がインタビューの初めに完全否定した。 むしろコロコロ編集部と任天堂の援助は大きく、この両者がいなければ本作はなかったかもしれないとまで感謝している。 ひかわは噂が広まっていることは知っており、本作が掲載される以前にも否定はしていたが効果はなかったようだ。 そして連載終了の理由は『ひかわ先生自身に漫画を描く気力がなくなってしまったから』。モチベーションが下がり続けた果てのある日、突然「真っ白」になって何も描けなくなったのだという(*10)。 単行本10巻の時期からは「作画:アシスタント/シナリオ:ひかわ博一」という状態になり、ひかわはほとんど作画をしなかった。 最初は「来月から頑張ろう」と考えていたひかわだったが、代筆の回数が重なる内に罪悪感は消えていった。 やがて、アシスタントはひかわに代筆を止めると宣言し、ついにひかわが作画を再開することになったのだが 当然まともな精神状態で描けるわけもなく、ついに連載終了に至る。この時ひかわは「助かった」と思ったらしい。 打ち切り以降、ひかわはそれまでの収入を元手に株で稼いでいたが、折悪くリーマンショックの煽りでお金は残らなかったらしい。 なお、現在までひかわは転職などはしていない様子。ひかわ自身「まともな就職経験がない50近いおっさんを雇う会社はない」からとのこと。 ファンに対しては『「自分の事はもう忘れて」とインタビューに掲載してくれ』とカメントツに伝えている。 「株で金を稼いだ」「10巻時期からアシスタントが代筆したが連載末期に降りた」など、自称元アシスタントのブログに掲載された告発文における証言と一致する点も多い。 一部微妙な食い違いもあるが、(ブログ主がアシスタントと仮定するなら)両者の主観や告白した媒体の違いなどから生じた物とも考えられる。 なお、上述したひかわのようなブログへのコメント主は、カメントツのインタビュー漫画掲載後に同名の人物がこのブログのコメント欄に再び現れ、ブログ主とやり取りを交わしている。 このインタビュー漫画が掲載されたゲッサン誌には島本和彦が漫画に情熱を燃やす若者を描く「アオイホノオ」が連載されている。 さらには誌中で新人賞の募集・発表があったり、付録として新人の読み切り短編集が付いたりと新人漫画家のステージの面もある雑誌である。 おまけに掲載されている漫画には全て漢字に読み仮名が振ってあり、子どもが読むことも想定されていることが伺える。 子どもや漫画家を目指す人間も読むような雑誌に、「漫画家という夢を一度叶えたものの、続けられずに脱落した人物の話」が掲載されたのである。 いくら事前に約束していたとは言っても、ここまで重い内容の掲載を許可したゲッサンの編集部の判断は英断と言えるのではないだろうか。 ○その後ペポ コロコロアニキ2018年冬号において本作が復活掲載された。 ひかわにとっては11年ぶりの新作執筆であり、同時に漫画家としての復帰作となる。 同時にひかわの師匠であるのむらしんぼとの対談も記載されている。 また、同誌でのむらしんぼが連載している「コロコロ創刊伝説」でものむらから見た一連の騒動が描かれており、末期にひかわから相談を受けていた事を明かしている。 復活以降は、例えば カービィが自身のプレイしたゲームに近い顔になるという現象が起こり、デデププを読ませたところ作画崩壊。「誰だ24巻持ってきたのー!ピークの14巻もってこい!」 コロコロオンラインに掲載された傑作選宣伝漫画にて、「1巻から絵は進化していって…」と、色んな絵柄のカービィのあと「最終的に退化♡」「もうこのネタこするのやめろよ!」と25巻の絵を載せるその後も1巻発売から24年という話に「ずいぶん長い間がんばってきたよな」「約10年休んでたけどね…」とか、現在のデデププの作業を作者がひとりで全部やってることについて「アシスタント使えばいいのに」とかやりたい放題 傑作選の描き下ろし4コマで「アシの方が絵上手いじゃん!」 というような、自虐ネタも増えている。 アニキ復帰後はアニキ掲載分の新作と往年の名作をまとめた傑作選が刊行されている(現在8冊)。 往年の名作には作者からのコメントが掲載されたり、傑作選用に新作が書き下ろされている。 その後はコロコロアニキの休刊もあって週刊コロコロでの月イチ連載に移行した。 作風として「カービィが身勝手すぎる」「デデデが可哀そうすぎる」という意見を汲んだか、あるいはそういった作風が現在にそぐわないとしたのが雰囲気が大きく変化。 デデデや他のメンバーがカービィ達の騒動に巻き込まれる事が減り、カービィが変な拘りを見せては独り相撲に陥るような作風となった。 当時はほぼチョイ役だったメタナイトが現在のイメージに近い形で再登場したり、後期以降ほぼ出番がなかったナゴ、アドレーヌ、リボンなどにもスポットが当てられているが、基本的には復活前と面子に変化はない。 このため近作、特に「参ドロ」以降のキャラは未だに登場の機会に恵まれていない(*11)。 一方でコピー能力は「ベル」や「レスラー」といった近作のものが多く登場しており、「クリーン」も久々に登場したスターアライズ仕様のデザインになっている。 ○余談ペポ 長期連載で様々なネタやギャグを扱った結果、後の『カービィ』作品に似たようなものが登場することがままある。 雪からコピーし、雪玉の姿となった「スノーボール」→『64』の「アイスアイス」や、『Wii』の「スノーボウル」。 複数のコピー能力の同時使用(*12)→『64』のコピー能力ミックスや、『スターアライズ』のフレンズ能力。 ソード能力で横回転の回転斬り→『Wii』から使用。 通貨としてリンゴの実が流通→『カビハン』シリーズの「ジェムリンゴ」。 カービィが汽車の煙突を被り、仲間と共に電車ごっこの要領で爆走→『スターアライズ』の「フレンズれっしゃ」。しかも『デデププ』で巻き込まれた面子のほぼ全員(*13)参加可能。 リング状の「ホイール(浮き輪バージョン)」→『グルメフェス』にてドーナツ状のホイールに変身。 巨大化したデデデを呑み込もうとした結果、着ぐるみみたいになる。→『ディスカバリー』の「ほおばりヘンケイ」。 追記修正は一度叶えた夢を諦めずにお願いしますペポ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ペポッと/ -アニヲタWiki- 真相に関する編集合戦により、履歴が流れる問題が発生しております。アニヲタwiki全体のルールにも関わる議題ですので、これ以上編集合戦を続ける前に、相談所の議論に参加お願いします ▷ コメント欄 [部分編集] ひかわ先生 カムバック! -- 名無しさん (2013-08-28 14 33 05) ひかわ先生のカービィにすごい愛着あるから、未だにも~ププ読んだ事ない…。 -- 名無しさん (2013-09-06 21 41 57) いまだにコロコロのコミック紹介に載ってる -- 名無しさん (2013-11-10 11 54) デデデがボコボコにされなかったりカービィがしっぺ返しを食らう話も意外に多いよね -- 名無しさん (2014-01-14 11 18 49) 最初に読んだのが何故か姉が持ってた13巻だったなぁ。その後1巻から購入したけど、人生で初めて買った漫画だから思い入れが深いよ -- 名無しさん (2014-01-14 12 36 35) ↑よう俺 まぁ俺は17巻からだったけどw 大好きな漫画だわ -- 名無しさん (2014-01-14 12 56 38) スーパーマリオくんもそうだけど、これも12年続いたんだね。ひかわさんがカムバックして欲しい気持ちもあるけど、よく頑張ったと思うよ。 -- 名無しさん (2014-01-14 14 09 34) コロコロで「赤字国債発行じゃ!消費税は10%!」なんてセリフを見るとは思わなかったな… -- 名無しさん (2014-01-14 14 30 57) たまに皮肉や風刺のきいた回があるのが印象的だったな…あとチービィ -- 名無しさん (2014-01-16 16 03 03) カービィに関してだけど、キャピィとにらめっこ対決した時デデデが「二人とも男だよ」って言ってるから性別は不明じゃ無いよ -- 名無しさん (2014-01-16 17 01 37) 通りすがりのジョニーです -- 名無しさん (2014-01-16 18 00 49) さくまカービィも連載終了していたことを最近知った…5年間知らなかった -- 名無しさん (2014-01-27 17 20 00) 20年前この漫画にはまったのを皮切りにいろんなアニメゲームオタク文化に埋もれていったな・・・でもどの漫画家より尊敬してるし一生この作品を忘れることはない -- 名無しさん (2014-01-30 02 07 22) ひかわカービィは黒い、谷口カービィは明るいバカって感じがする -- 名無しさん (2014-02-13 01 49 57) というか小学館の件なんだが、これってソースが2chの告発スレみたいなところで「ついでに」言われたものだから、信憑性は冗談抜きで0に近い。仮にそうだとしたら何で小学館が出したプププ大全にひかわ氏のコメントがあるんだ。漫画が書けなくなる原因には身体上の問題もあるというのに。 -- 名無しさん (2014-05-10 15 01 22) 消しゴムバブルの回すごい好き。 -- 名無しさん (2014-05-10 15 35 50) ギャグもそうだがツッコミが秀逸、「あやしいというか、へんだ」とか -- 名無しさん (2014-06-09 13 25 52) 心配性のアイスドラゴンの話が好きだ -- 名無しさん (2014-09-01 00 05 50) なつかしい -- 名無しさん (2014-09-02 05 52 43) カービィの幼児化の原因。その先駆け -- 名無しさん (2014-09-02 07 49 57) きっとアニカビがあの路線に行った元凶な希ガスる -- 名無しさん (2014-09-02 08 55 02) 最近ひかわ氏のアシスタントらしき方が「うつ病じゃなくてやる気がなくなったからやめた」と話していたらしい。どれが本当かはわからんがこれが事実であってほしい -- 名無しさん (2014-10-10 18 23 58) 通りすがりのジョニーは思い出すと今でも笑ってしまうわwww -- 名無しさん (2014-10-15 18 26 52) 打ち切りの真実は誰もわからない。1つ言えるのはどんな世界でも裏があるって事くらいか。 -- 名無しさん (2014-10-23 21 46 05) ジョニーは今でも確かに笑うw -- 名無しさん (2014-11-25 06 08 59) ただ連載末期の絵柄を見るに精神に何らかの異常があったのは間違いないだろうな・・・。もし上のコメントの「ただやる気がなくなった」が理由ならプロ失格もいいとこだよ。大好きだったひかわ先生に限ってそんな人じゃないと信じたい。 -- 名無しさん (2014-12-07 17 41 54) 帽子が取れた後のチービィ(ディジー)にはサバイバルレース前までの記憶がないのかな。初見で凄く衝撃的だったから気になる。 -- 名無しさん (2015-05-24 02 05 26) コロコロ列伝(死亡説流布後に出た総集編みたいなの)でひかわ先生がしっかり読者プレゼント用色紙を書いてる件について ファンなら勝手に殺すなと言いたい -- 名無しさん (2015-08-18 12 34 38) 打ち切りや鬱などの憶測は消していいのでは? -- 名無しさん (2015-10-07 01 33 02) ↑そのアシスタントらしき方のブログでその暴露記事を見てみたけど、ひかわ先生への妬みで暴露したようにしか見えないのがなぁ・・・自分から教えた株で儲かったことに妬んだゆえの行動だったりして -- 名無しさん (2016-01-06 10 26 38) 10月で終了10年目だね。う~ん……連載復帰はアニカビ二期と同じくらい難しいだろうな。だいたいの人ももう今の谷口カービィに慣れちゃっているだろうし、今再開したところで今更感漂うでしょ。俺ももう今はどちらかというと谷口派だから。 -- 名無しさん (2016-04-01 12 02 34) デデデ大王はカービィのライバルであり保護者であり友達でデデデ大王の性格が子供であり乙女でありオッサンである -- 名無しさん (2016-04-16 21 31 03) リボンちゃんとアドレーヌとチュチュは当時数少ない女キャラだったからよく出てたな -- 名無しさん (2016-05-16 17 21 29) アニメは緒方賢一さん、ゲームは桜井さんとか熊崎さんだけど、ひかわデデデはチョーさん辺りの声が合っていそうだな。 -- 名無しさん (2016-05-20 18 42 08) ↑自分の場合、このマンガのカービィは渡辺明乃。デデデは成田剣。ポピーは関俊彦。リックは森久保祥太郎。カインは千葉一伸。クーは桜井孝弘ってところかな -- 名無しさん (2016-05-20 19 28 48) マリオやピカチュウすら脱糞してた当時のコロコロにしては珍しく下ネタは少ない漫画だったなぁ -- 名無しさん (2016-05-24 10 36 45) 未だに絶えない連載復帰希望の声。谷口先生のも好きだけど、ひかわ先生のもやっぱり忘れられないよ………。 -- 名無しさん (2016-07-13 11 36 34) いっその事谷カビ10周年やカービィ25周年のお祝いに出てきてくれねーかなぁ -- 名無しさん (2016-07-18 12 19 14) 情報源はどこだか知らないが、ひかわ先生は連載終了から2年後に、なんらかのインタビューで「また漫画をかきたい」と話していたという噂もあるらしい。まぁこちらも決して鵜呑みにしないように。 -- 名無しさん (2016-07-19 19 11 52) 2↑コロコロアニキあたりでコラボ漫画やら谷口先生・ひかわ先生の対談をやってくれれば丸く収まるとおもう。 -- 名無しさん (2016-08-02 16 07 20) 3のキャラが出て来てからチュチュがリック、クーと一緒に出て来るのを見るようになった。セオリーだとリックとクーとくればカインだけど、この組み合わせもかなり良かった。 -- 名無しさん (2016-08-31 17 17 21) 株で儲けてやる気なくなった説とかもあるんだな -- 名無しさん (2016-11-11 20 05 17) むう、谷口先生も好きだったが終わってしまったか。次に期待。それにしても鬱なのかやる気か株かどれなんだろーな -- 名無しさん (2016-11-11 20 14 06) 噂が出たのは雷句先生が小学館訴えたあの大きな事件の時ってのも。その時に2ちゃんで打ち切りになった漫画家の話で「ある子供向け雑誌で~」というので出た。名前もタイトルもその時は伏せてたが、状況からこれじゃないかという話題に -- 名無しさん (2016-11-23 22 27 24) 報告にあった違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2017-02-12 07 15 41) 詳しい説明、助かります。 -- 名無しさん (2017-05-09 18 47 38) ありがとうございます。その後、件の記事が書かれた本の出版元を調べたら色々ヤバい事実が次々と……。記事に追加しましたが、本筋と逸れている気もするので、邪魔だと感じたら消しても結構です。 -- 名無しさん (2017-06-05 21 59 54) それはさておき、最近始まったコロコロのカービィはひかわ先生の絵柄に近いらしいね。幅広い世代に愛されてるなぁ -- 名無しさん (2017-06-05 22 01 40) まあ元気ならそれでいいよ -- 名無しさん (2017-06-05 22 26 12) そもそも鬱病は脳の病気なので、普通の生活をしていてもなる人はなるし、きつい生活でもならない人はならない -- 名無しさん (2017-06-09 09 38 45) 今月のゲッサンに真相描かれてたね -- 名無しさん (2017-06-09 16 33 42) ↑kwsk。あと、ググっても話題になってる場所を見かけないんだけど、本当に今月号?来週月曜発売分じゃなくて?(もしそうならネタバレによるwikiの規約違反) -- 名無しさん (2017-06-09 19 47 16) 真相が分かって一安心したが、ひかわ先生自身は後任の谷口先生の事をどう思っていたのだろうか? -- 名無しさん (2017-06-12 19 51 43) あ、やっぱネタバレだったのね。真相が載るって聞いたときは安心したけど、決して明るい話じゃないのか……まだ記事の畳んでる部分読んでないのだけれど、開くのが怖い -- 名無しさん (2017-06-12 20 42 37) カメントツはかなりツッコむなぁ。嘘ではないんだとは、思うんだけど……なおのこときつい。 -- 名無しさん (2017-06-12 21 53 35) 今思うと、終盤のいくつかの作品は先生の心理状態にリンクしてたんだなあと考えさせられる。「大晦日にすごく面白い番組を作ろうと企画するも、迷走のあげく放送寸前まで何もする事が決まらない」とか「好きで始めたのに美味い料理が作れないラーメン屋さんが結局迷走しまくって仕事を畳む決意をする」とか -- 名無しさん (2017-06-13 00 25 15) ネタバレマジかよぉぃ… -- 名無しさん (2017-06-13 08 29 36) 真相はそうだったのかぁ…。この漫画が自分にとって宝物なのは変わりないけど、何だか複雑な気持ち…。だからってひかわ先生を責める気にはならないけど -- 名無しさん (2017-06-13 10 23 33) スーパーマリオッさんで沢田ユキオ先生も描かれてたがギャグ漫画家って病みやすいんだな・・・。考えさせられる。この真相を見ると今でも続けている沢田先生のすごさがわかる。ひかわ先生には元気でいて欲しいな・・・・。 -- 名無しさん (2017-06-13 10 57 28) ↑シンボーも松本大先生も鬱病になったとカミングアウトしてた。 -- 名無しさん (2017-06-13 12 14 12) 元アシのブログ、当時は半信半疑だったけどこうして見ると真実だったんだなって。もう7年近く前だし嘘じゃないだろうなぁ -- 名無しさん (2017-06-13 15 46 17) なんと重たい話・・・。だが、ひかわ先生のこともデデププのことも忘れんよ 10巻以前のことも10巻以後のこともな -- 名無しさん (2017-06-13 16 36 55) リーマンショックで株に失敗、転職などの就職活動はしてない・・・。この事から考えるとつげ義春みたいに印税収入によってまかなってるといった所か? -- 名無しさん (2017-06-13 17 48 52) 真相の方が何百倍もセンセーショナルじゃねぇかひかわ先生ェェ! -- 名無しさん (2017-06-13 18 41 08) なんか、もう少しゲームのストーリー展開してもよかったのにって思う。マリオくんはそこの両立がうまくできてたから長く続いてるんだと思う。話考える力はあったのに勿体ない。 -- 名無しさん (2017-06-14 10 47 20) ↑谷口カービィはそれを徹底していたのだが、皮肉なことにそれが原因で「古参には顔なじみのキャラクター(リック、カイン、クー)が出てこない」という理不尽な批難の対象になってしまった。 -- 名無しさん (2017-06-14 11 36 35) アシスタントに非は全くなかったんだなあ…批判や中傷はしてないけど、疑った眼で見て本当に悪かった -- 名無しさん (2017-06-14 13 35 58) とりあえずひかわ先生はアシスタントさんにちゃんと原稿料払った方が良いと思うよ・・・ -- 名無しさん (2017-06-14 15 05 23) 株で儲けてやる気なくして、印税と儲けもその後のリーマンショックでパァか…。小学館は悪くなかったし、アシスタントさんもブログ見た感じ壊れて……。カメントツ先生もファンだったのに、こんな真相を直接聞かされて……。関係者に救いがない…… -- 名無しさん (2017-06-14 16 34 10) 噂の否定はしていたとあるけど、これってアシさんのブログの書き込みの事かね? それだと不十分すぎると思うが…アシさんその書き込み後も読者の為に真相を明かすべきと作者と編集部に愚痴ってたようだし -- 名無しさん (2017-06-14 16 50 48) 10巻から入れ替わってたんなら、以降作品の権利や名義は元アシさんの物では?裁判起こしていい事案だと思うけど‥… -- 名無しさん (2017-06-14 17 09 28) ↑一応、ネームだけは描いてたから -- 名無しさん (2017-06-14 17 12 51) ↑それなら原作担当と作画担当に分けるべきだよ。実際にそういう漫画家さんいるよね? -- 名無しさん (2017-06-14 17 32 19) 真相判明してからここのコメント欄遡ると、色々思うところがあるなぁ -- 名無しさん (2017-06-14 19 21 58) 株失敗した後はほかの漫画家のアシスタントでもしてたのかな -- 名無しさん (2017-06-14 19 35 02) いきなりで悪いが、ゲッサンの詳細部分をコメントアウトした(消したわけではないのでいつでも復帰できる)。いくらなんでも発売から3日も立っていない状態で、独占掲載のインタビュー漫画をほぼ丸々要約するのはやっちゃいけないだろう。下手すりゃゲッサンの営業妨害になる。復帰はせめて一か月程度の時間をおくべきかと思う。 -- 名無しさん (2017-06-14 20 49 17) ↑7 否定したのは鬱病説の方だよ ↑8 少なくともインタビュー見る限りでは株が直接の原因ではない(元々追い詰められた所に収入が入った事でトドメになった可能性はある) -- 名無しさん (2017-06-14 22 00 39) 以前から、「何で特別読み切り企画を一回やったきり二度とやらなかったんだろう?」と疑問に思っていたけど、漸く謎が解けたよ……思えばこの時期はスマブラ読み切りの仕事ものしかかってたし、この辺で完全に糸が切れちゃったんだろうな…… -- 名無しさん (2017-06-14 22 05 51) 噂の詳細を二ヶ月前に書いた者です。件のブログは数年前に読んだきりで追記にも目を通しておらず、非常にいい加減な憶測でデマと決めつけていました。アシさん並び当該部分を読んでいた読者の皆様、並びに某記事から転載していただいた方に深くお詫びします。もう少し自分を見つめ直そうと思います。 -- 名無しさん (2017-06-14 22 09 09) ↑4 相談所で似たような話題出たときのことだけど『台詞をある程度使い、状況説明は自分の言葉で行っているのであれば、出典明示のルールさえ満たせば大丈夫です 整理しますが、ネタバレはまったく問題になりません 文章や台詞を大量にコピーする手法がNGなんです』なので、無問題だよ -- 名無しさん (2017-06-14 22 30 30) ↑ ↑5とは別人なのだが営業妨害になりかねないという指摘ももっともだと思うんだけど。近くの書店をいくつか見たけど立ち読みできない形にしてあったし。似たような話題ってどんなものでした? -- 名無しさん (2017-06-14 23 09 46) どっちみち一週間ルールでアウトだろう。編集合戦はしたくないんだが、もう一度COさせていただく。基本無料のアニメとは違うんだから…… 一応相談所にも上げておくよ -- 名無しさん (2017-06-14 23 28 38) ネタバレ禁止に伴い、今は本文に書かないけど一つ記しておく。「株でやる気を無くした」はウソ。自称アシスタントのブログが真実と判明したけれど、そのソースでは「漫画も書かず株をやっていた」と書いてあるが「株で儲かって働かなくなった」とは一言も書かれていない。履歴が流れてしまったのでまた書き直すけど、ネットでよく見かけるソース書籍は非常に問題のある出版社(おまけにそれを取り上げたサイトは悪名高いゲーム系迷惑ブログというおまけ付き)。真相が判明した今、思わぬ形でデマが拡散しかけているけど、騙されないで欲しい -- 名無しさん (2017-06-15 00 21 03) 追記 色々調べた所もっとはっきりした否定ソースがあるので書いておく。①作画放棄は10巻ごろ。ひかわ先生とアシ両方ともこのタイミングを指してるのでほぼ確実。②ひかわ先生が株を始めたのは2000年8月より後。アシは「エニックスのドラクエ人気で儲けた」と言っており、ドラクエ7の発売より後の可能性が非常に高い為。③同じ月、カービィは13巻発売。以上より、先生が株を始めたのはほぼ間違いなくやる気を無くした後。以上。 -- 名無しさん (2017-06-15 00 46 28) ↑3新規作成時は、一週間開けないと駄目だけど、追記は大丈夫になっていますよ -- 名無しさん (2017-06-15 00 47 36) ↑ 06-14 23 09 46の質問を全スルーしてる。販売からそれなりに時間が経ったものならまだいいけど、今回は流石にやり過ぎ。時期も追記内容(事実上転載)もマズイ。 -- 名無しさん (2017-06-15 00 57 55) ↑7で、示した通り記載は問題ないわけだし、法的にもりどみ的にも問題はない。一週間以内に情報を載せたら営業妨害になるというならジャンプ漫画など他の週間雑誌にも言えるわけで。ワンピースとか、どんどん追記されてるよ。 -- 名無しさん (2017-06-15 01 57 19) ↑じゃあむしろワンピースの方が問題だろそれ。というか、そこまで意固地になってまで記述復活させようとする理由がわからない。空気読んでくれ -- 名無しさん (2017-06-15 02 19 27) 昨日辺りに投稿した筈が、上手く出来てなかったので再投稿。連載打切りの裏でそんな事があったとはな・・・。原作×作画という表記をした方がいいというのも分かる気がする。 -- 名無しさん (2017-06-15 09 46 39) 元アシさんの名前を作画担当として発表して欲しい。元アシさんの描くキラキラ目のカービィが大好きだったし、あんなに貢献したのに無名ってかわいそすぎる -- 名無しさん (2017-06-15 22 37 05) ↑それが今の武内カービィなのではないだろうか。 -- 名無しさん (2017-06-15 22 47 32) ↑武内先生は歳が22~24歳。7年前に高校生でコロコロデビューした方だから違うと思う。 -- 名無しさん (2017-06-16 08 37 41) どうしようもないクズ人間だったことが判明したな。 -- 名無しさん (2017-06-16 19 46 25) カメントツ氏の取材漫画がWeb上で公式に無料公開されることになりました。ただ内容が重いことを鑑み、詳細部分は格納状態のままにしておきます。 -- 名無しさん (2017-06-28 00 09 22) ソースが小学館のゲッサンってどーよって感じがしないでもない。まあ意味のない疑いだけど… -- 名無しさん (2017-06-30 22 39 03) 個人的に師匠ののむらしんぼの近況を聞いた時の「あの人には敵わないなぁ・・・」って呟いていたひかわ先生の姿が心に刺さる・・・ -- 名無しさん (2017-06-30 22 51 33) アシ任せになったのは「最後の方から数えて10巻」つまり終わりの10巻の筈では?五十歩百歩かもしれないが、虚偽を掲載するのは如何かと。 -- 名無しさん (2017-08-02 21 34 28) アニカビといいカービィのタイアップ作品の完結の裏事情は胸が痛むものが多いな -- 名無しさん (2017-08-10 19 33 07) 正直、いじめられて~とかじゃなくてよっぽど良かったし真実を知れてよかったよ。 -- 名無しさん (2017-08-30 22 37 16) 「鬱で漫画が描けなくなった」こと自体は事実だったという、本人はクズと自称しているがひかわ先生の当時の精神状態を考えれば責めるわけにもいくまい -- 名無しさん (2017-10-22 20 27 42) 断筆のタイミングと照らし合わせると、スマブラ読み切り執筆によるスケジュール進行がストレスの原因になった可能性もありそう。あの読み切り好きだったから悲しい -- 名無しさん (2017-10-22 20 31 36) 株説流した出版社の話を再掲載してくれた方、ありがとうございます。履歴が流れて再掲載を断念していたので、助かります。 -- 該当部分最初に書いた人 (2017-10-22 20 35 13) ひかわ先生星のカービィまんぷくプププファンタジー の帯にコメントを載せてた -- 名無しさん (2017-10-27 15 20 13) ↑4 ギャグ漫画家の鬱率って高いしな。 ある程度間にシリアス混ぜるとか休み入れるかしないと長続きしない。 しかし、公式で絶版になってるのに未だに全巻新刊で買えるってどんだけ・・・。 -- 名無しさん (2017-10-27 15 42 36) カメントツの語りがまた生々しくて・・・「この炎が最近呪いなんじゃないかって思うときがあるよ」の下りで漫画家という生き方の辛さが伝わってくる -- 名無しさん (2017-11-09 16 21 13) カメントツがツイッター上で「○ー○○の漫画家が復活する」とか言ってそれがひかわだとか噂があがってるけど、あの話読んだ後に復活されてもなーって感じしかしない。もっと言えばひかわ本人は「自分のことなんか忘れてほしい」なんて言ってたのに。 -- 名無しさん (2017-12-07 11 12 11) 元アシさんは心身ともに擦り切れてバイト生活らしいな… -- 名無しさん (2017-12-07 17 56 58) 描き下ろし新作が出るらしい -- 名無しさん (2017-12-09 21 40 42) 複雑すぎる いろんな意味で -- 名無しさん (2017-12-15 18 22 32) 最終回が普通すぎる話で残念だった。1巻の冒険物みたいな感じにしてほしかった -- 名無しさん (2018-01-08 17 30 26) ↑ここでも書いてある通り、作者がろくに話を考えられる精神状態じゃなかったから仕方ないね。 -- 名無しさん (2018-01-08 18 00 12) まあ、楽しませてもらったのは事実だし、いじめられてたとかじゃなくて本当によかった。 -- 名無しさん (2018-01-08 20 14 21) 初めて読んだ漫画で誰よりも尊敬する漫画家だってのは変わらない、漫画家飽和の時代だからきっと珍しい話でもないんだろう -- 名無しさん (2018-03-13 08 01 20) コロアニで連載とか。インタビュー→読み切り→季刊連載ってまるでリハビリみたいだ。のむら先生との対談でまだ漫画書きたい的なこと言ってたしいいことかもしれない -- 名無しさん (2018-06-20 10 53 04) 真実判明したのは本当に良かったがいかんせん遅すぎた。ひかわ先生復活祈願動画とか見てると小学館が悪いと完全に決めつけた過激な叩きコメントの多い事…。谷口先生も気の毒すぎる。作風比べられるまでは仕方ないとして(良くないが)あたかもひかわ先生追い込んだ共犯みたいな扱いだもの -- 名無しさん (2018-09-06 20 58 30) まあ、ガッシュの作者の件があったのも原因だろうな…あれで大分評判落としたし -- 名無しさん (2018-09-06 21 04 43) ひかわ先生を擁護して見当違いなバッシングをした人たちは謝らんの? -- 名無しさん (2018-09-07 00 34 52) 作画崩壊を作者自らネタに出来るようになったのはそれだけ余裕が出てきたってことなんだろうけど喜んでいいものか複雑だわ -- 名無しさん (2018-11-08 20 41 37) ↑↑逃走はいいけど「でも小学舘は~谷口は~」「ひかわが100%悪いわけじゃないだろ」って言い続けてる奴は死ね。 -- 名無しさん (2019-01-21 12 09 35) ヘタウマなイラスト描いたり拡散してまでひかわ擁護小学館叩きしてた連中は反省してるの?煽り抜きでぜひ今のお気持ちを聞きたいところですね -- 名無しさん (2019-01-26 17 08 01) コロコロオンラインに描いた話が自虐的すぎる -- (2019-07-13 22 02 00) ↑2そうやって煽る人も同類だと思います -- 名無しさん (2019-08-29 20 42 39) ↑連中に関しては煽られて当然だと思う。ひどいのだと小学舘が悪いのと他の漫画版カービィがクソな -- 名無しさん (2019-09-11 18 05 31) ↑続き、クソなのは事実だから仕方なかった、俺らもひかわもまともだ、みたいなこと未だに言ってるんだぞ?ひかわも思いやってた人よりも、思慮の浅い極悪な偽善者の方が多かったんだよ。反論してくるのがその証。 -- 名無しさん (2019-09-11 18 08 43) 「事実が分かったからってマウント取るな」みたいな反論もあったしアシスタントに矛先変える奴もいたしな。デデププ自体が特段面白いわけじゃなかったみたいな意見が増えつつあるのも信者が結果的にネガキャンしてるからだろう。 -- 名無しさん (2019-09-11 18 24 44) 好きな漫画とその作者を悪く言わないでほしいしずっと読んでたいってのは分かるがな…ほぼ100%ひかわだけの問題だったことは認めよう。 -- 名無しさん (2019-09-11 18 43 30) ↑3だから何言っても良いとでも? -- 名無しさん (2019-10-07 21 06 46) 「どうせこいつはもう復帰しないだろう」という前提で双方あれこれ言ってたら、予想以上にちゃんと復帰して復刻単行本とかもちゃんと出るようになったせいでアレな議論してた人たちの引っ込みがつかなくなった感じ -- 名無しさん (2019-11-29 10 20 21) まあ本人は自虐ネタして開き直ってるようだけど、今後も単行本を一部使いまわして傑作選として出すような状態が続くようだとちょっとなぁ…。傑作選は直近ので決定版らしいけど、今の掲載ペースだと全話初収録の次巻はいつになるのか…。 -- 名無しさん (2019-11-30 21 42 03) 仰々しい見出し書いて格納までしてる割には割と予想できる範疇の内容だった>詳細 -- 名無しさん (2019-12-20 01 29 03) いやひかわも100%悪いわけじゃねえだろと、モラハラが原因ではなかったけど鬱病になってしまったことは事実なわけで、そればっかりは誰も責めるわけにもいかんわ -- 名無しさん (2020-04-15 12 18 18) 「ディジーを仲間にしてしまった理由は「夢の泉の物語の攻略本のCGイラストにカービィとディジーが一緒に写っているものがあったため」との事。」チービィの件、これ事実なんか…?だとしたらソースはどこ? -- 名無しさん (2020-05-10 19 58 12) カービィが幽体離脱(死亡)→デデデも含めてみんな悲しむ デデデが幽体離脱(死亡)→誰も悲しまない、むしろいなくなって安心 何で周囲に迷惑かけてる者同士でここまで露骨に扱いが違うんだよ、しかも迷惑度でいえばカービィの方が高いだろ -- 名無しさん (2020-05-27 17 01 10) そういえば書き下ろし新たに出るのかな?そうだとしたらチービィ出て欲しい -- 名無しさん (2020-05-27 17 41 51) ↑2アニメのあいつがあまりにも邪悪で目立たんが漫画のデデデも結構大概なとこあるしなぁ。でもカービィのがあれなのも事実 -- 名無しさん (2020-07-08 08 35 53) ↑3後半からは身勝手さが割と鳴りを潜めてカービィに巻き込まれている苦労人ポジションが強いから尚更なあ・・・ -- 名無しさん (2020-07-19 18 49 45) ↑4そらもう、デデデは悪、カービィは善っていうバイアスがかかってたんやろ -- 名無しさん (2020-07-22 14 15 14) コロコロのギャグ漫画故か、クレヨンしんちゃん並に外伝話が多かったな(ねずみ小僧、原始時代、戦隊ヒーロー、人魚姫、一休さん、巌流島の戦いetc…)。考えてみると何でこんな話多かったんやろ -- 名無しさん (2020-07-25 19 49 55) ↑6 デデデの幽体離脱の時はカービィだけは一応悲しんでた、一応カービィだけは ただし死体を滅茶苦茶乱暴に扱ういつも通りの暴れっぷりだが -- 名無しさん (2020-07-25 21 53 50) 今読んだらつまらないとかそういうわけじゃないけど「カービィがひたすら周りをひっかきまわして周りのキャラ(特にデデデ)が迷惑を被る。カービィに対するお咎めはナシ」という流れは昔だったからこそ許されたノリな感じはある -- 名無しさん (2020-08-11 00 06 54) 今カービィ描いてる武内いぶき先生はこれを影響を受けた漫画に挙げている -- 名無しさん (2020-08-13 17 04 12) ↑2 初期のワドルディが行方不明になる話や七夕の話など、カービィがひどい目に遭って終わる話も少なからずあるが…あと、極々稀にギャグ染みてない終わり方をした話も存在する(花見の話と流れ星ピッカーの話) -- 名無しさん (2020-11-01 17 14 57) 七夕の回は最後カービィをみんなで蹴飛ばして終わったし当時一緒に連載してたホームズ仕立ての回ではみんなに追っかけられて終了だしナゴとリックの喧嘩の回でも二人にボコボコにされて終わるしひどい目に遭わない訳でもないんだけどねカービィ -- 名無しさん (2021-01-09 11 58 19) 当時、小学生で単行本買ってて、なんか最後のほうの巻が表紙しょぼくなってきたなぁ…って思ってたけど、結構ヤバいことしてたのねこの作者。まぁあくまで漫画が好きだったのであって作者が好きなわけじゃないから別にいいんだけど。 -- 名無しさん (2021-01-12 22 13 23) まぁ誰も悪くねえわなこれ、関係者全員が被害者だ -- 名無しさん (2021-03-14 10 54 49) 潜水艦が深海で故障する話はトラウマ -- 名無しさん (2021-04-25 08 38 15) 当時サンデーの編集部のアレっぷりが有能なコロコロ編集部に対する風評被害もたらすわ元アシスタントはひたすら可哀想だわひかわ先生本人に関してもわかってしまう話だわ本気で夢を壊すし救いがない話よな…… -- 名無しさん (2021-04-25 17 00 45) ↑ガッシュの件で評判落としてたからな -- 名無しさん (2021-04-27 20 08 08) プププ大全に寄贈しているメッセージは、サインのみ直筆でコメントはワープロ文字、イラストは12巻の表紙の流用だよ。当時は「さくま先生と谷口先生は描き下ろしなのに」と思っていたけど、連載終了の真相を知った後だと描き下ろしじゃないのも納得がいく。 -- 名無しさん (2021-06-25 21 00 16) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2021-12-17 16 08 57) 5巻でカービィに宝物を盗まれたタックが発した台詞「まて~~~~、どろぼ~~~~~!!」に思わずツッコみたくなる -- 名無しさん (2022-03-25 19 50 04) 4巻のドームで遊ぶ回が一番面白かった。作中でクーが普及している程悪い事はしてないのにカービィによってドームを壊滅させられて悲惨な目に遭わされるデデデ -- 名無しさん (2022-03-25 21 15 25) 3巻のリックが大口を開けてクーとカインを運ぶシーンがめっちゃ爆笑した。 -- 名無しさん (2022-03-26 21 29 04) ムサシ二刀流やほおばりとかいろいろゲームで実現したなぁ・・・ -- 名無しさん (2022-04-14 21 18 35) カービィが教師を務める回が一番面白かった -- 名無しさん (2022-04-19 00 48 55) 個人的に一番好きな回がやっぱり勇者カービィ。ドット絵とか多数のパロディがめっちゃ面白い! -- 名無しさん (2022-06-02 21 20 29) 5・9・13~15・18・19巻は読まない方がいい。カービィが悲惨な目に遭うから -- 名無しさん (2022-07-23 23 25 03) ↑デデデは全巻で悲惨な目にあっておりますが -- 名無しさん (2022-08-26 20 45 09) 11巻でデデデがダークマターに勝負を挑まれた時に発した「お助け~~~!!」が何かサルゲッチュシリーズのウッキーホワイト思い出した(アニメ版デデデとウッキーホワイトの中の人は同じ)。 -- 名無しさん (2022-10-21 01 01 56) アニカビはこれをベースにした方が良かったのに! -- 名無しさん (2023-01-12 17 12 32) アニメとやってる事は大した差は無いだろこの漫画。真面目にバトルやってるか登場キャラが原作キャラかどうかの違い程度。 -- 名無しさん (2023-01-19 11 37 39) 改めてカメントツさんの単行本で真相わかったけどわかってても辛かったわ… -- 名無しさん (2023-05-06 17 44 03) 初期と前期の間ぐらいはバイオレンス色が濃かったような記憶。特にデデデの入院回がちょっとしたトラウマになるレベルで痛々しかったなあ… -- 名無しさん (2023-05-06 17 55 03) デデププのカービィはガチクズみたいなことしかしないから嫌いだったなぁ。特に後期以降は。今はだいぶまともになったけど。 -- 名無しさん (2023-05-10 07 12 37) メタナイトがロケットに胡椒を詰めた理由って簡単に死なせたくないからなんて言ってたっけ?爆薬を入れろってツッコまれて「そんなことしたら死んじゃうだろ!」みたいに慌てて言い返してた記憶があるんだが… -- 名無しさん (2023-08-22 00 31 56) 格納部分に突然仮面ライダーの話始まってて、深刻な内容なのにクソ笑ってしまった。特撮オタクくんさ…なんでも仮面ライダーに絡めて話すのやめなよ… -- 名無しさん (2023-08-27 20 48 00) 嫌なら読み飛ばせばいい -- 名無しさん (2023-09-08 08 54 29) でもまともになった反動でデデデの出番が減ったり大騒ぎになるスラップスティックな側面は減っちゃったんだよね -- 名無しさん (2023-09-11 15 39 05) ↑コメ見ればわかる通り今でも悪気はなく迷惑かけまくるこの作品のカービィを嫌ってる人多いからね… -- 名無しさん (2023-09-11 19 39 04) なお最近は師ののむらしんぼ氏が全然連載中の漫画(コロコロ創刊伝説)を描いてくれないという逆転現象の模様 -- 名無しさん (2023-09-18 12 23 04) コロコロのギャグって大体こんなだったし、コレでも当時はコロコロにしては珍しく下ネタがないから見やすいって評価だったんだがね -- 名無しさん (2024-01-12 05 02 00) コロコロってことでカービィ漫画の元祖的な感じかと思ってたらさくまカービィのが始まるのちょい早かったのな。他の小学館の本にもちょくちょく出張読切があった記憶。ひかわ版。 -- 名無しさん (2024-02-10 14 49 16) アニメのデデデ嫌いって言ってる者がこの漫画のデデデは好きって言ってるのが理解できない。こっちのデデデもアニメと大体同じ性格の自分勝手で我儘な大王なのに。カービィの方が迷惑すぎて一番の被害者であるデデデの性格の悪さがあまり目立たないからって理由だろうけど初期、中期辺りのデデデはアニメほぼそのまんまな印象でカービィの命も平気で奪おうとしたこともある程の悪党だったからなあ。この漫画の光の部分ばかり見てて、闇の部分は見ていないのだろうか? -- 名無しさん (2024-04-11 01 57 42) ↑初期は確かに完全に悪役だけどそれ以降もカービィの病気が治らないと知って喜んだりいたずらしたり傲慢な振る舞いもあるけど基本いい奴という描写の方が多かったからなあ。それを打ち消すレベルで後半のカービィの振る舞いは割と嫌われてもおかしくないレベルだったし -- 名無しさん (2024-04-11 19 43 37) ↑自分はカービィが迷惑行動起こす場面見ても大してカービィには腹は立たなかったなぁ。小さい頃からカービィ好きだったし、でも自分が異常だったのだろうか… -- 名無しさん (2024-04-22 20 48 47) ひかわカービィがアニメの世界に来れば、デデデ陛下も割と常識人になっていたかもしれない。逆にカービィのいないデデププはひかわデデデがアニメ並の暴君になってたりして -- 名無しさん (2024-04-24 14 20 36) ↑3いい奴描写が多いというより、悪い奴描写が減ってきたってだけだと思う。基本自分勝手な性格と行動ばかりで、他人に親切な行動を取った回数は割と少なめなんだよね。むしろ普段から迷惑なカービィの方がまだ他人に親切な行動を取った回数が多い。もっともその親切な行動は極端すぎて迷惑になってしまってるのが大半だけど。ようするに基本的にデデデは悪いことはしてないけど、良いことも特にしていないだけ。 -- 名無しさん (2024-05-04 20 29 04) カービィが本当に死んだときには泣きながら助けにいくし心配性のアイスドラゴンを励ましたりとか良いところもあるぞ(アイスドラゴンが元気になったときには素直にカービィを称賛してるし) -- 名無しさん (2024-05-18 08 47 20) この漫画を持ち上げて田中太郎とかを叩いてた連中がいたけど、正直この漫画も大概なんだけどな -- 名無しさん (2024-06-24 21 00 43) 結局作者や信者がどうしようもない奴らだったという訳か -- 名無しさん (2024-06-24 21 02 12) ↑3だからその良いところの数が少ないと言ってるの -- 名無しさん (2024-06-25 01 30 24) 荒らし報告ページにて一部コメントの通報を行いました。 -- 名無しさん (2024-08-02 08 09 44) 傑作選にあったけど、腹痛めて笑うことが出来ないデデデをカービィが看病する話すごい好きだった。たまにある二人のしょーもない日常回好き -- 名無しさん (2024-08-05 16 20 33) のむら先生とひかわ先生の友情( カメントツの方でも少し触れてたけど )や、ひかわさん版のカービィ誕生の秘話は感動したな...脳内でアニメ版のカービィのBGMが流れた....。 -- 名無しさん (2024-08-30 19 00 32) 今回の件を読んだ上で「作者がクズ」って結論になった奴は拳の振り下ろしどころを見失って結局作者に向けただけにしか見えない。ありゃ関係者全員が被害者としか言いようがないし悪者がいないことが不満だったんだろうね -- 名無しさん (2024-09-09 03 51 54) ひかわ先生は「自分は鬱ではない」とおっしゃっていますが診察を受けていたら(記事を読む限り)鬱病と診断されていた可能性が高いでしょうね。しかも読み切りも描いていたようですから余計に負担をかけていた。連載当時の2000年前後だと(鬱病は認知され始めていたと思いますが)まだまだ「鬱は気分の問題」という認識が強かったでしょうから、この件は「みんなが被害者」としか言い様がない。 -- 名無しさん (2024-09-20 11 57 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou/pages/60.html
人物詳細 士郎とは同級生で中学からの数年来の友人。 プライドが高く他人をすぐに見下す悪癖があり、口も悪い。 士郎のことも何かと馬鹿にし、時には便利屋同然に扱うも、家に士郎を頻繁に招いたり、 裏では士郎を利用する人間に社会的制裁を食らわせるなど、歪んではいるが彼なりの一本筋や友情を持っている。 士郎は慎二の性格をそれなりに理解しており、交友関係が今に至るも続いているのは彼が歪んではいても腐ってはいないため (ただしあくまでも「一般人」としての表の顔の話)。 ルックスの良さから女子生徒に人気があるが、男の後輩部員をイジメで退部させるなどの問題を起こしている。 桜から偽臣の書(仮の令呪であり、本の形をしている)によってライダーへの命令権を借り受け、ライダーの仮マスターとして聖杯戦争に参加した。 間桐の家は数代前に魔術師として枯れており、彼自身に魔術回路は無いので、ライダーに命じて学校に結界を張らせ、無差別に生徒や教師から生命力を奪おうと画策する。 一般的な魔術師としては決して無能ではないものの、士郎や凛などの聖杯戦争参加者と比較すると格段に弱く、窮地に陥ると戦意を喪失するなど、臆病な面も見受けられる。 士郎と出会った頃はあまり歪んでおらず、魔術回路を持たずとも由緒正しい魔術師の家系に生まれ、魔術に関する知識を持っていることを誇りにしていたが、 養子に来た義妹である桜が彼に無いものを全て持っていたことと、彼が桜に向けていた憐みは実際は桜から向けられていたという事実を本編の数年前に知ってしまい、 以降強い劣等感を抱き歪んでいった。 特別な能力 魔術師として枯れており、彼自身に魔術回路は無い。 故に彼自身の能力は一般人のそれである。