約 374,355 件
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/543.html
543 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/11/02(木) 05 07 55 interlude―― 某日・新宿『外地会事務所』 「おや、こんにちは、お久しぶりです」 ■■さんは笑顔で私を迎え入れた。 「こんにちは、あの、■■さんは?」 「ああ、■■さんなら奥の部屋で事務作業をしていますよ、何かご相談ですか?」 「ええ、ちょっと――」 奥の部屋に向かう。 目的の人物はそこに居た。 「どうした、■■、女がこういうところに一人で来る物ではないぞ、俺だって■■■を連れてきたことは」 「あ、いえ、ちょっと相談があって」 分かっていて来た、『あの時』とは違い、無闇に足を踏み入れて良い場所ではないのだと理解している。 私は既にただの女子高生なのだから。 「相談? なんだ?」 手にした書類を置き、話に集中しようとしてくれた。 私は自分の悩みを話した。 私が関わった『あの事件』は既に私にとって過去の物だ。 だが、夜になるとあの事を思い出してしまう。 夜になると、苦しくて目が覚めてしまう、近頃は特に酷いのだ。 「ああ、なるほど――」 無言だった■■さんが少しだけ笑う。 「そいつはな、新兵が罹る病気だと思え、大したことはない」 「でも……」 「そうだな、前来たときに■■も■も似たようなことを言っていた、だからな、こいつを使え」 机から白い粉を取り出す。 「それってまさか……」 「安心しろ、お前が考えているようなヤバイ代物じゃない、外地会はそう言うことはしないからな」 似たような物だが、と笑う。 「そいつは俺が新兵だった頃から使っている物だ、アフリカの呪術士に貰った薬物でな、飲んで寝れば落ち着ける」 「似たようなモンじゃない……」 「ああ、次の日同僚からは言われたよ、まるで何十年も修羅場を潜ってきたように見えるってな、あいつらにも似たような雰囲気を感じたんじゃないか?」 言われて考える。 言われてみれば、二人とも、時期はバラバラだが不思議と落ち着いていた時期があった。 「今は二人ともバカばっかりやってるけどね」 「はは……あいつららしいって事だ」 二人で笑い合う。 「……うん、ありがとう■■さん」 白い粉を受け取る。 「一つ言っておくが注射器とかは使うなよ、水で飲め」 「はは、わかってますって」 その夜、私はその薬を飲んだ。 ――interlude out 544 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/11/02(木) 05 09 30 脱衣所で歯を磨いていると、風呂場で笑い声が聞こえた。 あの三人は気が合うからと思っていると、自分のマスターとなった人、衛宮士郎の笑い声が聞こえる。 マスター、そしてサーヴァント。 聖杯戦争と呼ばれる殺し合い。 与えられた情報では、召還された存在は道具として扱われる。 だが、私を召還したあの人は逆に安らぎと団欒を与えてくれた。 団欒。 それはある意味で私が求めた物だ。 ――ああ、ソンなことを考えるのは私らしくないな。 鏡に向かって笑顔を作る。 「うん、よし」 笑顔で風呂場のドアを開ける。 その途端に、お湯をブチ撒けられた。 笑顔のまま、キャスターが固まっている。 お湯を掛けられたフェイトが背後の涼しさと目の前の固まった面々に不思議がり、振り向く。 「あー……瞳、すまん」 ブチ撒けた士郎がとりあえず頭を下げる。 笑顔のまま洗面台に戻り、ホースを取り出し、蛇口に取り付け、思い切りコックを捻った。 「冷てっ! 水! それ水! 痛い! ホースの口を絞るな! 冷たくて痛いって!」 冷水を入り口から風呂場に向けて放水する。 「あはは、冷えろ冷えろー!」 歯を見せて笑っているあたり、ノリノリである。 自分の服が濡れているとか、何故に彼女たちと一緒に士郎が入っているのかとか、そう言ったことはどうでもよくなった。 ただひたすらに楽しみたいのだと思った。 脱衣所から風呂場に入り込み、尚も放水する。 「そのつもりならばー!」 冷水のとばっちりを受けたなのはが浴槽から湯を名城にブチ撒ける。 「ふっふーん、なのはちゃんも参戦するのね?」 放水を顔に受けて浴槽に倒れ込む。 「そ、それじゃ私も」 何かする前に三枝さんは放水を受けて目を回した。 「くはー!」 最終的にその場の全員が疲れ果て、風呂場に倒れ込んだ。 「……なーにやってんだろーね、私達」 「ああ、まったくだ」 倒れ込んだまま互いの手を握る。 「ま、童心に返って楽しかったって事で一つ」 「……そだね……」 「とりあえず暖まらないと……寒い」 フェイトがよろよろと起き上がり、浴槽に入り込む。 何かする元気は残ってなさそうだ。 「んー、私も……」 ふらふらと、それぞれのタイミングで浴槽に戻る。 だが士郎とキャスターが満足げに倒れたままだったので、とりあえずシャワーのお湯で暖めることにした。 「……なにやってたんだろ」 二着目の浴衣に袖を通して言った。 「瞳ちゃん、サイズ合う?」 三枝さんが聞いた。 とりあえずで脱衣所の棚から出した物なのでサイズの確認はしていなかったのだ。 「ん、大丈夫、それにしても、こんなに服のストックがあるなんて凄いわね、趣味?」 「いや、違うぞ、この家は広いし、いつ誰が転がり込んでも言いようにしておいただけだ」 それを始めたのはバゼット、カレンペアの時からだけど。 浴衣の大半は余り布で作った物だから手間はともかくいくらでも作れるし。 だから決して趣味なんかではないのだ、うん。 飲茶会談:「うん、とりあえず、お茶でも飲もうか」四人を誘うことにした。 武道一直線:「おや?」バゼットさんが脱衣所にやってきた 疑惑暴走機関:「……え?」桜が脱衣所にやってきた 世界ふしぎ発見:「……ん?」今廊下を誰かが……
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1591.html
268 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2008/06/15(日) 04 09 46 痛い、というだけの意識があった。 今の彼に知覚できるのはただそれだけ。 勝てなかったという事実の認識も、激痛の前では大河の中の木の葉のように流されるだけだ。 だがその木の葉は一つではなく、無意識の中でその大河を堰き止める堤防となりつつあった。 それはゆっくりと静かに、だが確実に激痛という意識の中に『敗北した』という意識を芽生えさせた。 その意識意識が無意識からもたらされる本能、激痛を堰き止めた。 そして意識は、『負けたくない』という意思へと急速にシフトした。 無言のままになのはの背負う。 「信じることにするわ、でも全てを信じようとは思わないわね」 「ふむ、心外じゃが、それも当然か……」 それだけ言って、興味を失ったようにホリィが左右を見回す。 その動きにつられ、凛も周囲を警戒するが、何も感じ取れはしなかった。 「……消えた、か。 やはりそう簡単にはいかんか」 その発言の意味するところは分からなかったが、それが彼女の目的なのだろうと察することは出来た。 「ところでお主、羽根を拾わなかったか?」 「……羽根?」 意図するところが分からず、鸚鵡返しに聞き返す。 「そう、羽根じゃ、純白のな」 それだけ言って頭を振る。 「……いや、止そう。 今は……今は、そうじゃな、お主を手伝ってやろう」 そう言って、少女は僅かに笑みを見せた。 気絶した衛宮士郎と、その彼を引きずるように連れ闇夜に消えていくサーヴァント。 その二人を背後から見送り、間桐桜は軽く安堵の吐息を漏らした。 「良いのですか? ついて行かなくて」 ライダーの言葉に一度頷く。 「この場合は仕方ないわよ……何しろ」 視線を向ける。 その先にあるのはビルに穿たれた穴。 ライダーが蹴り飛ばした魔術師、クロード・シュバリエが激突した穴だ。 向こうへと行かせた二人は気付いていなかったはずだが、その場所で魔力が渦を巻いていた。 「あれを……少なくとも止めないと」 常人を遙かに超える魔力量が放出されている。 例えるならばサーヴァントの召還にも似た放出量。 だが決して召還ではないそれは、術式も何もない只の放出だ。 只の魔力が放出され、渦巻いている。 それに気付いてしまったからだ。 再び現れた男の意識は正確に為そうとした事を為した。 冷静であればやらぬ無謀、あるいは特攻と評すべき偉大なる自爆を。 自らの鉄球に刻まれた数十人分の魔術刻印、それを剥がし、自らの体内に埋めていく。 拒絶反応が自らの体を苛むことさえ構わず、刻印を埋めていく。 小気味に良い破裂音と共に眼球が破裂する。 だがそれさえも頓着せず、ついには全てに刻まれた刻印を自らに刻み続ける。 既に視界はなく、どころか皮膚さえも全て吹き飛び、それでも刻印を刻み続ける。 血に塗れ、肉体が弾け、頭骨が曝されたその姿は、人のそれではない。 だが、それでもクロード・シュバリエは満足だった。 これこそが自らの為し得る最強なのだと、これならばあの怪物をも屠れると、最早失せた視界の先、燭台の炎が示したのだ。 何故勝たねばならないのか、何故強くなろうとしたのか、それさえも全て忘れ、クロード・シュバリエは覚醒した。 自らの血に塗れ赤く染まったカポーテを掲げ、刃を振り上げる。 かつて無いほどの開放感を感じながら、自らが開けた穴より跳躍した。 跳躍したその姿を見た二人は―― 対峙:着地するまで見惚れていた 迎撃:着地の隙を狙うべく移動を始めた 肉薄:空を舞う『敵』に攻撃を始めた 投票結果 対峙:0 迎撃:5 肉薄:2 隣町での聖杯戦争 隣町での聖杯戦争 第241話
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/179.html
隣町での聖杯戦争 今までの設定のまとめ 459 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/12(火) 03 45 32 「納得できるかー!」 部屋に入った途端、遠坂に殴られた。 顎に綺麗に入った一撃は、割と簡単に人間の体って吹き飛ぶんだなぁと言う事を実感させてくれた。 実感したくもない事だったが。 「ね、姉さん、いきなり殴るのはマズイんじゃ……」 吹き飛んだ先の壁に寄りかかりぐったりしたままの士郎を見ながら桜が言った。 「ええぃ、離せ桜、私はこいつを問いつめねばならんのじゃ」 なんだか時代劇がかっているなぁと、朦朧とした意識で思った。 「何者なのよアンタのキャスターは!」 怒っている、なんだかわからんが凄く怒ってる。 「と、遠坂、何を怒っているのだ……」 意識を取り戻して、気をはっきり戻してから聞いた。 「これよ、これ!」 指さした先には幾つかの宝石が転がっていた。 数は6、色は似た色もあるがバラバラだ。 「……遠坂の宝石か?」 値打ち物のようだが、と続ける。 「ええぃ、どこまでボケよるかこの男は」 「多分姉さんが殴ったからだと思いますよ」 そう言いながら、無事を確かめた桜は再び手元の本に目を戻す。 「とりあえずここに座りなさい、士郎」 言われた場所に座る、宝石の目の前だ。 「桜、その本貸して」 言われて桜が遠坂に本を渡す。 「これよ、これ」 本のページに載せられた写真と、目の前に転がる宝石は、少なくとも素人目には同じ物であった。 しかし、そのページの内容が驚愕に至らせた。 「遠坂、これって……」 「そうよ、そこに転がってるのは間違いなくホープ・ダイヤよ」 続いて桜が開いたページの写真も、他の宝石の一つにそっくりだった。 「それにこれは、ピゴット・ダイヤモンド、写真の物は模型ですが、多分これは本物です」 「他にもサンシー、リージェント、コ・イ・ヌール、どれもこれも値段の付けられないような代物よ」 売るつもりはないけど、と遠坂が付け加えた。 『持ち主を死に至らしめる』ホープ。 『歴史の闇に消えた』ピゴット。 『暗殺者を招く』サンシー。 『叶わぬ夢を囁く』リージェント。 『男を破滅に招く』コ・イ・ヌール。 「確かに本を読む限りだととんでもない事のようだが……遠坂、何を怒ってるんだ?」 「決まってるでしょ、まるで正体が分からない事よ」 確かに、キャスターは自称『女子高生』だが、本当にそうなら美術館に見に行く事は可能だとしても、所有者となることは不可能だ。 特にピゴットなど、19世紀にどこかに散逸してしまっているのだから尚のこと不可能だ。 「それに……曰く付きの宝石だけじゃないのよ」 そう言って差し出した赤い宝石は、どうと言う事のない、普通の宝石のようだった。 460 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/12(火) 03 46 47 「これは?」 「待って……öffnen Sie sich——」 遠坂が何かを唱え始める。 すると宝石は一本の刃物になった。 「手術用のメスみたいな形になってるけど……ナイフか?」 「そう、士郎なら解析できるでしょ? ちょっとやってみてくれるかしら? そうすれば多分分かるから」 「わかった……解析、開始——」 己の内に没する。 ナイフを己の内に取り込み、解析する。 ——見えた。 どうと言う事はない市街、恐らく日本ではない、周囲の車が現在の物ではない、というか馬車だ。 視界の端に国旗が見える——ここはイギリスか? ナイフの持ち主が見える、顔までは見えない、だが、持った人物が、女性をザクザクと刻んでいく—— 刻んで—— 刻んで—— 刻め—— 「う——」 解析が中断される。 それほどに不快な光景だった。 「見えたでしょ? 今の」 「……ああ、もの凄く気分が悪い、女性が滅多刺しで殺された瞬間が見えた」 「でしょうね、私も時計塔で保管されてるのを見た事があるナイフだったからまさかと思ったんだけど……」 「あれは、やはり『そう』なのか?」 「ええ、士郎が見たのは多分ジャック・ザ・リッパーよ」 英国史を学ぶならば必ず通るであろう19世紀の殺人鬼、ジャック・ザ・リッパー。 世界における連続殺人の起源とされる程の人物。 「これを、キャスターが持っていたのか?」 「ええ、宝石の形でね、私はそれを形にしただけ……しやすいようになってたけどね」 「……なるほど、遠坂が怒る理由も何となく分かった」 確かにまるで正体が掴めない。 調べれば調べる程深みに嵌ってしまうような気がする。 宝石を持っていただけならば宝石に関して何らかのの功績を挙げた人物という評価も可能かも知れない(それでも正体不明だ)が…… さらに切り裂きジャックである。 「考えても仕方ないだろう……直接聞けば良い、そうだ、それに夕飯が出来たんだった」 それで呼びに来たんだったと、思い出した。 「分かったわ、行きましょう、桜」 ——確かにキャスターは正体不明だな。 正:夕飯の時に直接キャスターに聞いてみよう 体:いや、それよりも気になるのは何故こんな凄い代物を落として平然と会話をしていられるのだろうか聞いてみよう 不:……そういえばさっき何か話していたな、夕食の後、夜になったらライダーに聞き出せたか聞いてみよう 明:何はともあれ、これはキャスターに返しておくべきだろう
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/983.html
Chapter1 Early Morning I 早朝―― 市街地から数キロ離れた郊外の森。 柔らかな陽光と、鳥達のさえずりに満たされた静寂の空間。 ここは、広大な森林公園の中央付近に位置しながら、地形的要因から半ば捨て置かれた領域だ。 日中に公園を利用する市民は多いが、ここに足を踏み入れる者は極めて稀。 ましてや早朝とあっては近付く者などあるはずもない。 その一角、少しばかり開けたところに奇妙な人影があった。 古き時代の騎士を思わせる鎧。 素顔を覆い隠す白羽の兜。 使い込まれながらも手入れの行き届いた槍。 不規則な輝きを放つ神秘的な盾。 ――まさしく、騎士。 騎馬こそ伴っていないものの、ここが中世の欧州だと錯覚させうるほどの威容であった。 「…………」 騎士はおもむろに周囲の木々を見渡した。 そして、凛とした声を響かせる。 「いつまでこうしているつもりだ。遠慮せずに攻めてこい」 兜越しの声は篭っていて、老若男女の判別がつきにくい。 だが、声の主の精強さを知らしめるには充分過ぎた。 「よもやこの私を恐れたわけではあるまい?」 鳥が一斉に飛び立つ。 羽ばたきの音に紛れるように、数名の兵士が木の陰から姿を表した。 数は四人。騎兵が一騎と歩兵が三人。 いずれも亡霊じみた気配を纏って―― ――否。彼らは紛れもなく亡霊であった。 「ようやく出てきたか」 数の上では圧倒的に不利だというのに、騎士の声色に恐れはない。 亡霊騎兵が手綱を強く握り、騎馬を駆けさせる。 輝く盾の騎士と亡霊の距離はたかだか十数メートル。 騎兵の突撃ならば瞬く間に詰められる距離だ。 「正面切っての突撃を選んだ覚悟は見事。だが、遅い!」 亡霊騎士の繰り出した槍が宙を切る。 輝く盾の騎士は巧みに身をかわし、槍の先端で亡霊騎士の胸を突いた。 次の瞬間。 亡霊の駆る馬が、凄まじい衝撃を受けたかのように傾き、内側から弾けて霧散した。 輝く盾の騎士が突いたのは騎兵の方だ。馬には指一本触れてはいない。 だが、騎士の繰り出した一撃は、騎兵のみならず騎馬までもを破壊した。 これが尋常な攻撃であるはずがない。 「使役された亡霊では話にならん」 輝く盾の騎士は槍を横に振るい、百舌の早贄のように突き刺さっていた亡霊騎兵を投げ捨てた。 「"サーヴァント"自身が出て来なければ、私を討つことなどできんぞ」 そう告げるや否や、亡霊兵士達は大気に解けるようにして消えていく。 騎士を囲む三人の歩兵も、今しがた打ち倒されたばかりの騎兵も。 残された騎士は、暫し周辺を警戒していたが、やがて落胆の息を吐いた。 「退いた、か。……残念ね。サーヴァントの一騎でも脱落させようと思っていたのに」 騎士が兜のバイザーを上げると、美しい目元が露わになる。 聖杯戦争への召喚に応じ、ランサーのクラスを得て現界したサーヴァント。 輝く盾の騎士――その名はブラダマンテ。 「先日のサムライといい、今回の聖杯戦争には臆病者しか召喚されていないのかしら。 それにしても……亡霊を操るということは……キャスター、それもネクロマンサーの類ね」 騎士物語に明るい者であれば、女騎士と聞いただけで即座に彼女を思い浮かべることであろう。 十二勇士のひとりルノーの妹にしてシャルルマーニュ大帝の姪。 敵軍の騎士と恋に落ち、数々の冒険の末に結ばれ、エステ家の祖となった英雄である。 たかが亡霊程度ごときが討ち果たせる相手ではなかったのだ。 ――ところで。 サーヴァントとしての召喚に応じた以上、彼女にも聖杯戦争に参加する目的があるはずだ。 聖杯の力で叶えたい願い。死闘を渇望する闘争本能の充足。胸に抱く動機は様々だ。 そして、彼女の場合は―― 「ああ、愛しいロジェロ……もう少しだけ待っていて」 先程までの凛々しさは何処へ消えたのか。 ランサーは切なさに潤んだ瞳で空を見上げ、ここにはいない夫の名を呼んだ。 「聖杯さえ手に入れたなら、貴方と私はもう一度ひとつになれる。 この時代で共に生きることができるの……!」 ――ランサーことブラダマンテの願い。 それは、裏切り者に殺された夫ロジェロを蘇らせ、受肉した肉体で第二の生を送ること。 ブラダマンテとロジェロの恋路は困難と障害に覆われていた。 魔術師アトラントの妨害。魔女アルシナの誘惑。皇太子レオの求婚。 その全てを乗り越えた先に待っていたのは、悲しき死別。 本来であれば、そこで二人の愛は終わるはずだった。 しかし、聖杯の奇跡があれば。 克服することができないはずの終焉が、克服可能な『障害』へと姿を変える。 それに気付いた時、ブラダマンテの心は救われた。 困難ならば幾つも打ち破ってきた。 障害ならば幾つも乗り越えてきた。 聖杯戦争もそのひとつ――愛を掴むための冒険なのだ――! "聖杯戦争は愛する者を得るための戦いだ"――研ぎ澄まされた直感が導き出した、奇跡的とすらいえる思考転換。 これは彼女自身も知らぬ間に、とある副次作用を生じさせていた。 ランサーのサーヴァントとしてのブラダマンテは、3つの固有スキルを保有している。 これらのうちの一つ「蛮勇」スキルは、その状況にロジェロが絡んでいるか否かが発動条件となっている。 そして今、ランサーは聖杯戦争自体をロジェロのための戦いと認識しており―― 「こうしてはいられないわ! 一刻も早く他のサーヴァントを倒して、聖杯を手に入れないと!」 ――蛮勇スキルは常時全開。ただひたすらに向こう見ず。 恋する乙女の暴走はバーサーカーすら道を譲る。 亡霊兵士の存在など、とっくの昔に思考から弾き出されていた。 故に、彼女を観察する者の存在になど、到底気付くはずもなかったのである。 ――――Chapter1 Early Morning I END Chapter2 Early Morning II 「うーむ、鎧袖一触とはあの事だな。全く相手になってねぇ」 ランサーが亡霊兵士を退けたのと同時刻。 森林公園で最大の大樹の梢で、髭面の男がぼやいた。 細かにカールした髪と髭、そして彫りの深い顔立ちは、彼が日本人ではないことを如実に示している。 「流石の三騎士クラスってところかね、やっぱ」 男は太い枝に腰掛けたまま双眼鏡から目を離した。 左目は布で隠されているので、左側のレンズは意味をなしていないのだが、それを気にしている様子はない。 「バルカ師、何か分かりましたか」 男の隣に座っていたもう一人の男が、遠慮気味に話しかける。 こちらも日本人とはかけ離れた顔立ちだが、髭面の男とは人種が違う。 高い鼻。短く刈り揃えられた金髪。小さな眼窩に収まった碧眼。 両者の背丈は同じくらいだが、こちらの男の方が体格的には大柄だった。 「おいおい、その呼び方はおかしいって言っただろ?」 髭面の男――ライダーのサーヴァント、ハンニバル・バルカは呆れたように言った。 「俺はサーヴァントであんたはマスター。ここんとこ間違えちゃいけねぇよ。 第一、真名の秘匿ってセオリーがあんだろ。隻眼かつバルカ姓って言ったら俺しかいねぇじゃねぇか」 しかし、もうひとりの男の返答はなおも愚直。 「Yes, Sir。しかし、やはり違和感が拭えません」 「……ま、マスターがそう呼ばせろっていうなら文句は言わねぇけどさ」 ライダーのマスターの言動は魔術師と言うよりも軍人のそれだ。 事実、彼は純粋な意味での魔術師ではない。 どちらかと言えば、魔術師の血を引いた軍人、という表現の方が正しいだろう。 ライダーの召喚に用いられた触媒も、このマスターが真っ当な魔術師ではないことを如実に表している。 それは何と、ライダーの代表的戦術たる包囲戦術を教材として記載した、陸軍士官学校の教本であった。 確かに現代の軍事教本は、ライダーの戦術が二千年以上の時を経てなお輝きを失わないことを証明している。 ある意味、掘り返されるまで存在を忘れられていた発掘品よりも、本人との繋がりが強い品なのかもしれない。 しかし、いくらなんでも聖遺物の代わりにそれを触媒にしようなど、真っ当な魔術師の考えることではない。 ……そんな触媒で召喚に応じるライダーもライダーなのだか。 「さて。あちらさんの様子はっと」 ライダーは再び双眼鏡を覗き込んだ。 レンズ越しの視界には鎧姿のランサーのサーヴァントが大写しになっている。 兜のバイザーを上げているようだったが、ライダーに背を向けているので、顔までは確認できない。 「ふぅむ……これ以上の情報は得られそうにねぇな」 両者の距離は数百メートル程度。 サーヴァントの視力であれば、わざわざ双眼鏡に頼らずとも良い距離だ。 しかし、ライダーはマスターが持っていた双眼鏡をいたく気に入り、あえてこれを使い続けていた。 戦術家であるが故に、斥候の能力を強化し、なおかつ大量生産可能な装備に興味を持ったのか。 それとも、初めて使う道具を楽しんでいるだけなのか。 「マスターよ、ランサーをどう見る? あんたも双眼鏡で見てただろう」 「はっ。やはり英雄豪傑というだけあって凄まじい身体能力かと」 「そんなのは分かりきってんだよ」 ライダーは走り去っていくランサーを見やりながら言葉を続けた。 「恐らく、宝具は最低でも二つある。ひとつは盾。多分、あの光には目眩ましの効果があるんだろうな。 この距離からでも直視しにくくて仕方ねぇ。撤退させた兵に訊いて、視覚妨害を感じていたらほぼ確定だ」 「となると、もうひとつは槍でしょうか」 マスターの問いに、ライダーは頷き返した。 「ああ。兵を刺したら馬が砕けるなんてシロモノだ。普通の槍なわけがねぇ。 騎乗物を確定でぶっ壊すなら間違い無く騎乗兵(ライダー)殺しの宝具だが……」 二人が物見台とする大樹の下で、四脚の巨体が"鼻"を掲げた。 「肝心のライダーが俺だったのは不幸だな」 戦象―― 体長は六メートルにも達し、数トンもの重量で大地を駆ける、人類史上最大の動物兵器。 ハンニバルがアルプス越えに率いた三十七の戦象は、その偉業ゆえに英霊の格にまで高められている。 彼らの召喚と使役こそがライダーの宝具のひとつ――"崩落する峻嶺(アルプ・スルス)"である。 そして、これらの戦象はその地に彷徨う亡霊を兵士として従える力を持つ。 先の戦いでランサーと戦った歩兵と騎兵がそれだ。 三十七頭の戦象。亡霊の数だけ増える軍勢。 如何に騎乗兵殺しのランサーといえど、これだけの数を殺し尽くすのは容易ではあるまい。 「だがまぁ、懸念がないってわけでもねぇんだが」 「懸念と申しますと」 「そりゃあんた、アレだよ」 ライダーは双眼鏡の角で額を掻いた。 「真名解放だ。さっきは何も言わずに使ってたみたいだが、ランサーの宝具が常時発動型だけだとは限らねぇだろう。 もしかしたらとんでもない隠し玉を用意してるかもしれねぇ……そう考えて動いた方が損失を抑えられる」 「……真名、解放……」 マスターは言い慣れない単語を喋るように、ライダーの発言を反復した。 事実、このマスターにとっては身近ではない言葉なのだろう。 「対サーヴァント戦の戦略(ストラテジー)と戦術(タクティクス)についてはバルカ師にお任せします。 史上第三の指揮官が下す判断であれば、これ以上の命令はありえません」 マスターの発言にはサーヴァントに対する全幅の信頼が込められていた。 それは己が使役する下僕の性能に抱く信頼ではない。 軍事に携わる者として、偉大なる先人に捧げる混じり気のない尊敬の現れだ。 ところが、ライダーはそれを聞くなり、顔をしかめて髪をボリボリと掻き始めた。 「え、まさか史上第三って俺がスピキオの奴に言ったセリフ? うっわ、マジで? 二千年経っても残ってんの? 死にてぇ」 ハンニバル・バルカは人類史においても屈指の指揮官である。 故にその戦術は悠久の時を経て伝えられ。 その言葉は深い意味をもって人々に受け継がれる。 ……たとえ、その真相が単なる負け惜しみであったとしても…… ――――Chapter2 Early Morning II END Chapter3 Midday I 紙袋を抱えた小さな少年が、人気のない坂道を下っていく。 袋の中身は雑多な品物の数々だ。 新鮮な野菜や果物から、保存の効くカップラーメンやカレールゥ。 たまたま安売りをしていたアルミホイルまで顔を覗かせている。 「まったく。人使いが荒いなぁ」 お使い帰りの小学生にしか見えないこの少年。 彼がアーチャーのクラスを得て現界したサーヴァントであると、一体誰が気付けるというのか。 「……聖杯戦争ってこういうのだっけ?」 アーチャーは袋の中身をこぼさないようにしながら、ゆったりとした足取りで坂を歩いてる。 通常、敵サーヴァントとの戦闘が無い場合、サーヴァントはマスターの護衛や偵察に従事するものだ。 なかには勝手気ままに動く輩もいるだろうが、それはサーヴァントの性格に問題があるといえる。 こんな雑用――それも魔術と無縁なことを命じるマスターなど、そうそういるわけがない。 「大丈夫かなぁ、マスター」 それでも、アーチャーはマスターを疑いもせず、むしろその身を案じてすらいた。 疑いを知らぬ素直な少年―― アルスター神話のコンラという英雄を、これ以上的確に表す表現はないだろう。 どれほどの刺客を送り込まれようと、会ったこともない父との誓いを頑なに守り続けた、若すぎる戦士。 彼にとって、マスターの選択を拒絶するなど最初から思慮の外。 たとえそれが自身の破滅に繋がるとしても、その結末を自然体のままで受け入れるに違いない。 「……おっと、人が来た」 アーチャーは道の向こうから近付く通行人の気配を察し、進行方向を斜めにずらした。 アーチャーが抱える紙袋は視界を塞ぐほどに大きい。 だが、彼の生まれ持った危険予知能力をもってすれば、この程度の視覚妨害は問題にもならなかった。 道を譲り、通行人とぶつからないようにすれ違い―― 「――――ッ!」 ――第六感というより他にない。 アーチャーは反射的に身体を捻り、曲芸じみた側転で距離を取る。 その刹那、薄い片刃の切っ先がアーチャーの鼻先を掠めた。 「くっ……!」 卓越したバランス感覚を発揮し、袋の中身をこぼすことなく着地する。 姿勢は重心を低く。視線は刃を振るった男の方へ。 「残念。外しちゃったか」 ただの通行人かと思われた男の手には、細身かつ片刃の刀剣が握られていた。 男は現代人と同じ服を纏い、黒い長髪を背に靡かせ、にこやかに目を細めている。 背丈はアーチャーよりも十五センチほど高い程度。 人のことを言える立場ではないが、どちらかと言えば矮躯の部類に入るだろう。 だからこそ、この男は脅威だ――アーチャーは瞬時にそれを悟った。 体格的に恵まれていれば、それだけで一定の強さを得ることができる。 逆に、小柄な者が戦士として英雄の域にまで登り詰めるには、単純な力以外の何かが必要となる。 一騎当千の父に近付くため、ありとあらゆる技術を修めた自分のように。 すなわちこの男にとって、先ほど見せた奇襲は数ある技の一つに過ぎないはずなのだ。 「物騒だなぁ。聖杯戦争って真夜中にやるものじゃないんですか?」 アーチャーは男から視線を逸らさないように気をつけながら、紙袋をそっと地面に置いた。 「あはは。素直でいいね」 男は屈託のない声で笑った。 奇襲を回避された悔しさを微塵も感じさせない態度だ。 「だけど、こういうのはバレなきゃいいのさ。 神秘の秘匿とやらが目的なら、人目にさえつかなければ、白昼堂々でも問題はないだろう?」 爽やかさすら感じさせる笑顔を向けられ、アーチャーは警戒を抱かずにはいられなかった。 この男がサーヴァントであることに疑いの余地はない。 クラスはセイバーか、或いはアーチャー自身と同じく刀剣をサブウェポンとする別のクラスか。 いずれにせよいきなり宝具を晒していい場面ではないようだ。 アーチャーはそう判断し、もう一つの得物である片手剣を出現させた。 こちらの武装も、刀身に刻まれたルーンから出自が割れる恐れはあるが、宝具を知られるよりはずっといい。 「お、やる気だね」 男が太刀を構えようとする。 アーチャーはそれよりも疾く踏み込み、横薙ぎの一撃を繰り出した。 ――が、その刃は滑るように動いた薄刃の刀に凌がれる。 「っ――――!」 「――――おっと」 強度で防がれたのではない。 剣の側面に刀の鎬を触れさせて、軽く力を加えることで巧みに受け流したのだ。 アーチャーは間髪入れず刃を返す。 二撃、三撃、四撃、五撃。 回数を重ねるごとに勢いを増す斬撃は、しかし回数を重ねるごとに精度を増す剣捌きに流される。 ここに至って、アーチャーは初めて男から距離を取った。 (……おかしい。何か、違和感がある……) 確かに男の技術は目を見張るものがある。 しかしそれだけでは、この異常な凌ぎ方の説明がつかない。 ――思い返せば、最初の一撃。 あのとき男は『斬撃を凌いでから、攻撃されたことに気付いた』ように見えた。 いや、一手目だけではない。 アーチャーの人並み外れた動体視力は、先ほどの攻防で男が反応しきれなかった瞬間を何度も捉えていた。 この直観が正しければ、男の武器――宝具の力は―― 「子供かと思いきや、凄まじい豪剣じゃないか。完全に力負けだ。 それじゃあ……次は防御の腕前を見せてもらおうか」 彼我の間合いはサーヴァントであっても三歩を要する距離。 だが、男の流れるような歩法は、その間合いをただの一歩で詰め切った。 流れる剣閃。弧状の光とも錯覚しうる斬撃が、無防備なアーチャーの脇腹に食い込んだ。 が、それだけだった。 刃は確かに食い込んだ。 しかし、エイワズのルーンによって護られた肉を断つことはかなわず、着衣に切れ込みを入れるに留まっていた。 「こいつは……ッ!?」 男の顔から初めて笑みが消える。 エイワズ。イチイの木。死と再生、そして防御のルーン。 紙袋を道路に置いたとき、アーチャーは予め右脇腹にエイワズのルーンを記していた。 万が一攻めあぐねた場合は、ここにわざと隙を作って攻撃を誘い、反撃の機会を得るために。 そして今、もうひとつのルーンを刀身に記し終える。 「――――ラグズ」 それは車輪を表す移動のルーン。 引き出す力は、加速。 「はぁッ――――!」 神速の刃が振り下ろされる。 使い手の意志に関わらず動く刀ならば、それすらも凌駕する速度で断てば良い。 回避も防御も成し得ぬ絶対の一撃。 それは狙い過たず男の脳天を襲い――空を切った。 「っ!」 切っ先がアスファルトを掠め、数メートルに渡る断層が道路に刻まれる。 「消えた……いや……」 アーチャーの動体視力はその瞬間をしっかりと捉えていた。 刃が触れるか否かの一瞬、男の足が僅かに動いたかと思うと、目の前から男の姿が掻き消えたのだ。 残像すら見えぬ瞬間的回避。 移動の過程がまるで捉えられなかったということは、過程を飛ばした空間移動の類か。 「へぇ、あんなことも出来るのか。日の本の呪術じゃあないね」 後方から飄々とした声が聞こえた。 振り返ると、あの男が坂道の左右を囲む高い塀の上に立ち、刀を無造作に提げたまま黒髪をなびかせていた。 アーチャーは不満気に目を細め、男に視線を投げた。 「驚いたのはボクの方だって。今の何? 瞬間移動?」 「秘密。詳しくは想像にお任せするということで」 相手が戦意を失ったことを悟り、アーチャーも追撃を諦める。 あの瞬間移動らしき能力がある以上、逃げに徹されてしまえば攻撃のしようがない。 宝具を使えば仕留められるかもしれないが、正体を晒すリスクの高さを考えれば避けたい選択肢だ。 「それじゃ、今日のところは御暇させてもらうよ」 そう言い残して、男は塀の向こうへ姿を消した。 追いかけても無駄だろう。奴は既にアーチャーの手の届かぬ場所へ去っているはずだ。 周囲が静寂を取り戻したことを確かめ、アーチャーは剣を消し、紙袋を拾い上げた。 「……手の内、少し見せすぎちゃったかな。 セイバーだと間違えてくれてたらいいんだけど」 アーチャーが見せた手の内は剣技とルーンの二つ。 出身地と生きた時代の推測こそされたかもしれないが、流石にクラスまでは見抜かれていないだろう。 逆に、今回の戦いで得られたものも多い。 瞬間移動能力を持つサーヴァント。本人の意志に関わらず動き、使い手を守る刀。 これらの情報は貴重だ。彼のクラスが何であろうと、厄介な相手であるのは間違いない。 「後でマスターにも伝えておかないと。……これでもうちょっと用心深くなってくれないかなぁ」 瞬間移動を駆使してマスターを狙われたら、流石に守り切れないかもしれない。 後をつけられないように、ちょっとだけ遠回りをして帰ることにした。 ――Chapter3 Midday I END Chapter4 Midday II 昼下がりの閑静な住宅街。 晴れ渡る空からは燦々と日が注ぎ、地上をほどよく暖めている。 その光を避けるように、物陰に身を隠す影ひとつ。 「――――ああ。手筈通り、四騎目と会ってきたよ」 アーチャーとの交戦を終えた暗殺者(アサシン)のサーヴァントは、携帯電話という文明の利器を手に、己のマスターとの連絡を取っていた。 身の丈五尺程度の体躯に女と見まごうばかりの長髪。 現代風の衣装を纏ったその姿からは、戦場における彼の姿は想像もできないだろう。 「もちろん。首尾よくやり遂げたさ。確認できた武装は両刃の片手剣。 それと、確かルーン文字っていうんだったかな。文字を書いて発動する"まじない"も使えるみたいだ」 規格外の神秘たるサーヴァントと、魔導の体現者たる魔術師。そして両者を繋ぐ現代文明の産物。 見る者が見れば目眩すら覚える光景だろう。 しかし彼にとって、そんな常識は大した価値を持たない。 便利ならば使えばいい。有効ならば実行すればいい。しがらみに縛られた制約など邪魔なだけ。 千年の過去に生きながら、時に現代人すら上回る非情な合理主義―― それがこのアサシンという英霊の本質なのだ。 「ん、四騎目はセイバーだったのかって? そう考えるのは早計だね。 聖杯戦争が始まってまだ間もない。本命の攻撃手段を隠していたとしても、おかしくはないさ」 少なくとも自分が彼の立場ならそうしていた――アサシンは心の中でそう付け足した。 「それじゃあ、報告な詳細は帰ってからにしよう」 通話を切り、携帯電話をポケットにしまい込む。 召喚から今日に至るまでの間に、アサシンは四騎のサーヴァントとの邂逅を重ねてきた。 見るからに騎士然とした佇まいの槍使い。 亡霊を従えた隻眼の指揮官。 背だけひょろ高く、武術の心得があるとは思えない男。 そして――ルーン使いの少年剣士。 彼らのうち二騎を観察し、残る二騎と刃を交えた。 通常であれば、暗殺と諜報を意義とするアサシンでありながら、他のサーヴァントと直接交戦するなど論外だ。 しかし、彼の場合は少しばかり事情が異なる。 「……さて。これであの少年の技も『見切った』わけだ。 それにしても、ルーンの加速を乗せた一撃か。……八艘飛びの秘技を晒すだけの価値はあったな」 アサシンが保有するスキル――"見切り" このスキルは一度相まみえた敵と戦うとき、回避に補正を得ることができるというものである。 暗殺者のクラスで現界していながら、あえて危険を冒してまで直接的に刃を交えた理由がこれだ。 "見切り"と宝具『薄緑』の力を複合させれば、一度でも戦った者の剣は脅威足りえなくなることだろう。 「ま、それでもようやく五分ってところかな」 アサシンは目を細めて笑った。 遂に宝具を使うわなかった少年に対し、こちらは宝具とスキルを駆使してようやく食い下がっていた。 いくら見切りの真価が発揮されるようになったとはいえ、その優位は剣戟のぶつけ合いに限られる。 相手の宝具次第では全く意味を成さなくなってしまうのだ。 それでもなお、アサシンの目は勝機を捉え続けている。 かつて身を置いた戦場には、自分より強い武士など掃いて捨てるほどいた。 むしろ個人の戦力でいえば下から数えたほうが早かったに違いない。 だが、彼は勝利を重ねてきた。 奇襲を繰り返し、崖を駆け降り、嵐を越え、兵でない者すらも殺して。 掟破りと責められようと。卑怯者と罵られようと。 ただひたすらに勝ち続けた。 「――此度の戦も、同じようにやるだけさ」 アサシンは嗤った。 来るべき闘争を楽しむ笑顔か。それとも自嘲の笑みなのか。 目を細めた笑みの裏にある感情は、彼自身にしか分からない。 ――Chapter4 Midday II END Chapter5 Dead of Night I 魔力光の照明が、冷たい地下室を淡く照らしている。 床に描かれた魔法陣と、古風で綺羅びやかな剣を乗せた祭壇、折り重なる三人の影。 地下という環境も相成って、寒々しさを感じずにはいられない光景だ。 「さぁ! 早くサーヴァントを召喚しなさい!」 ヒステリックな女の声が反響する。 女は令呪が刻まれた左手を大袈裟に振るい、足元に蹲る少女を執拗に蹴りつけている。 薄暗い光に照らされたその顔は、まさに悪鬼のよう。 本来なら美貌とも呼ばれうる顔立ちは苛立ちに醜く歪んでいた。 「戦うなんて……嫌、で……す」 少女は魔法陣の端で蹲り、両手で頭を庇いながら、女の暴力に耐え続けていた。 その右手の甲には、女と同じく三画の痣――資格者の証たる令呪が浮かんでいる。 「まだそんなことを! いい? あなたはそもそも――!」 「我がマスターよ。それくらいにして貰えないか? 声が地上にまで届いてきて、妻が怯えている」 そう口を挟んだのは、古代ギリシャ風の胴衣(キトン)と外套(ヒマティオン)を纏った青年であった。 屈まなければ地下室の扉を潜れないほどの長身だが、武人のような雰囲気ではない。 むしろ貧相の謗りを避け得ない体格といえる。 「黙りなさい、キャスター! 元を辿れば、あなたなんかが召喚に応じたせいなのよ」 キャスターのマスターが用意した触媒―― それは女神アプロディーテを祀る神殿の遺跡から無断採取した柱の断片だった。 無論、神を召喚しようとしたわけではない。 まかり間違って召喚を果たしたとしても、美の女神では何の役にも立たないだろう。 彼女が狙っていた英霊は、トロイア戦争の英雄にしてローマ建国の祖、アイネイアスだ。 ギリシャ神話に数多く存在する半神の中でも、アイネイアスはアプロディーテを母に持つ珍しい英雄である。 主神ゼウスや海神ポセイドン、軍神アレスを父に持つ英雄は多いが、アイネイアスはその意味で例外的。 故にアプロディーテゆかりの品を触媒に使えば、息子であるアイネイアスが召喚されるはず――そう考えたのだ。 ところが―― 「どうして戦う力もないあなたが聖杯戦争に首を突っ込んだの! ピュグマリオン!」 キャスターのマスターは逆上し、己のサーヴァントを罵り続けた。 アプロディーテの聖地キプロス島を治めた王、ピュグマリオン。 生身の女に絶望し、自ら作製した理想の女の像を愛し、アプロディーテの慈悲により生を得た彫像を妻に迎えた男。 確かにアプロディーテと縁深い人物だが、聖杯戦争のサーヴァントとしては不適合甚だしい。 まともな魔術はまるで使えず、得意分野の『創造』も戦闘面では殆ど役に立たない。 無理やり武器を作らせたところで、使う者が弱小では何の意味もないのだから。 「聖杯に託す願いは前にも説明しただろう? ガラテアがゼウスに拐かされたなどという、事実無根の伝承をこの世から抹消するためだ」 「ええ、それは聞いたわ。だけど事実無根なんでしょう。聞き流せばいいだけじゃない!」 女魔術師の苛立ちの矛先は、いつの間にかキャスターへと向けられていた。 その間に少女は床を這うように後退り、祭壇に背をぶつけた。 「そんなこと出来るものか! これは妻の名誉の問題だ!」 「問題外ね! 理解できないわ」 サーヴァントとマスターの言い合いは既に口論にまで発展していた。 キャスターの価値観は逸脱しており、軽度の精神汚染の域にまで達している。 常人と理解し合うなど土台からして不可能なのだ。 「ああ、そうだとも! 歴史の影に潜んで生きる魔術師には永遠に理解できないさ! ありもしないデタラメを、平然と付け加えられる我々の気持ちは! こういうものはね! 可能性を生み出しただけでアウトなんだよ!」 キャスターは地下室の壁を殴り、不機嫌そうに黙り込んだ。 女魔術師は精神的疲労を吐き出すように溜息をつき、怯える少女へ向き直った。 「ひっ……!」 「ねぇ、いいことを教えてあげる。あの男が私のサーヴァント、キャスターよ。 彼の宝具は『魂息吹く愛の虚像(キプロゲネース)』と言って、彫像に命を吹き込むことができるの。 キャスターの道具作成スキルも強化されていて、資材さえ用意できれば宝具や令呪すら生み出せる――」 先程までと打って変わって、女魔術師は優しい声色で語りかけている。 しかし、少女はこれまでよりも更に怯え、焦点の合わない目で女魔術師を見上げていた。 この声色は慈愛から来るものではない。 存在のレベルが圧倒的に低いモノを見下す、憐憫から生じた優越感。 少女はそれを理解してしまったのだ。 「あ、あ……」 「これを見なさい。令呪が一画減っているでしょう」 女魔術師は左手の甲を少女に見せた。 三画で構成されるはずの令呪が、今は二画。 確かに一画消費されている。 「あの男、私が命じたモノを造りたがらなかったから。令呪で強制したの」 にこり、と笑みが作られる。 「『マスターの資格を得た魔術師』を造れってね。だからあなたに拒否権はないのよ、お人形さん」 少女の顔が絶望に染まる。 「ち、ちが……私は、にんげ……」 「いいえ、これは真実よ」 女魔術師は平然と髪を掻き揚げた。 マスターとして充分な量と質の魔術回路を持つ魔術師を『マスターの資格込みで』造るなど、常識では考えられないことだ。 条件を満たす人造人間(ホムンクルス)でも用意し、運良く聖杯に選ばれるのを期待する方がまだ容易かもしれない。 しかし、彼女らの行為はマスター選定への割り込みであり、聖杯戦争というシステムへの介入に他ならなかった。 このような反則行為は、本来であればサーヴァントのスキルと宝具をもってしても困難の極みである。 それこそ神代の大魔術師でもなければ成し得ないだろう。 だが、そこに令呪の強制力を上乗せすれば、それすらも実現可能な奇跡となるのだ。 正規マスターが召喚するはずのサーヴァントを、人造の僕に召喚させる―― この計画が成功すれば、キャスターの弱さを補って余りある戦力を得ることができるだろう。 けれども、それすらも順調にはいかなかった。 「恨むならキャスターを恨みなさい。 令呪で強要されたことへの意趣返しかしらね。あの男、性格までは指定されなかったなんて屁理屈をこねたのよ。 だからあなたは人形の自覚もないし、聖杯戦争に参加しようという意志すら持ってない――要は失敗作なの」 女魔術師は怯える少女の頭越しに腕を伸ばし、祭壇に置かれた豪奢な剣を手に取った。 その後ろで、キャスターが抗議の声を上げる。 「失敗作だと? 心外だな。久々に会心の出来だったのだが。 彼女が自分を人間と疑っていないのがその証左だ。ガラテアには及ばないが傑作だぞ」 「出来はどうあれ、顧客の注文を満たせないなら失敗作でしょうに」 女魔術師は剣の鎬を指でなぞった。 この剣は、最優たる剣の英霊セイバーを召喚する確率を高めるために用意されたものだ。 現状、新たな聖遺物を用意できる目処は立っておらず、触媒なしでは臆病者の少女と似た英霊が召喚されかねない。 それを防ぐため、苦肉の策としてキャスターに造らせたものであり、それ故に彼の趣味を反映した装飾過多なものとなっている。 無論、これは効果があるかどうかも分からない措置である。 この剣はあくまで気休め。お守り程度のモノでしかない。 剣を置いた程度で確実にセイバーを指名できるなら、苦労して聖遺物を求める必要など最初からないのだから。 せめて英雄の剣の贋作でも造らせたいところだったが、オリジナルを知らなければ贋作の造りようがなく、諦めざるを得なかった。 しかし――今は別の用途に役立ちそうだ。 「あなたは失敗作だけど、造り直させる時間も資材もない。急がないと本物の七人目が召喚の儀式を始めてしまう…… だから今すぐサーヴァントを召喚してくれたら丸く収まるんだけど……」 女魔術師は怯える少女を見下ろしながら、怜悧な刃を撫でた。 「どうしても拒むというなら、その腕を切り落として令呪を私に移植するまでね。 召喚権を得られるかどうかは分からないけど、令呪の補充が出来るだけでも良しとするわ」 「い、嫌……!」 「諦めなさい。あなたはキャスターの宝具の産物。キャスターが消えればあなたも終わりよ」 これは嘘だ。キャスターが造った物が、キャスターの消滅後にどうなるかは確証が取れていない。 恐怖心を植えつけて召喚に同意させようという算段だったが、それでも少女は首を立てには振らなかった。 ――なるほど、製作者が傑作と太鼓判を押すだけのことはある。 この程度で揺らぐような人格ではないようだ。 「さぁ、その令呪を頂きましょうか。お人形さん」 「私、は……人形じゃ、ない……! 誰か……誰か、助けて!」 引き裂くような叫びが響く。 悲痛な訴えに応えるかのごとく、それは起こった。 「――――これは! いかん、マスター! 離れろ!」 最初にその異変に気が付いたのはキャスターだった。 大気中の魔力が急激に励起され、床面の魔法陣が光り輝く。 迸る閃光。暴風が逆巻き、爆発的な風圧が女魔術師を魔法陣から弾き飛ばす。 豪奢な剣がその手から離れ、旋風に弄ばれながら、陣の中央へと落下する。 ――その柄を、何者かの手が掴み、受け止めた。 「君の切なる願い、確かに届いた」 軽やかな斬撃が白煙を断つ。 視界を塞ぐ煙が消えたことで、女魔術師はようやく状況を理解した。 朗々たる声。揺るぎなき意志を湛えた瞳。 王者の威容を備えた青年が、少女を守るように立ちはだかっていた。 「安心しろ。君自身がそう願う限り、君は間違いなく人間だ」 青年は肩越しに振り向き、柔らかな笑みを少女に送った。 まさしく、それは少女が望んでいた言葉。 そのたった一言で、少女の胸には青年への信頼が生じつつあった。 「ふ、ふふ……やればできるじゃない」 女魔術師は動揺に頬を引きつらせながらも、抑えきれぬ歓喜を漏らした。 追い詰められた者の望み――掛けられたい言葉を即座に察し、すかさず与えるという人心掌握術。 召喚直後の僅かな時間で、これほど鮮やかに人心を掴んでみせたのだ。 名の知れた王者であることは疑いようもない。 「名乗りなさいサーヴァント。あなたのクラスと真名は――」 その瞬間、鋭い切っ先が女魔術師の鼻先に突きつけられた。 「ヒッ……!」 「俺は"彼女"の声に応えるため、召喚に応じたのだ。貴様に命じられる謂れはない」 放心し、崩れ落ちる女魔術師。 己のマスターの自業自得とも言える窮地を見て、キャスターは呆れの表情を浮かべ、代わりに青年の前に立った。 「名も知らぬ者よ。さぞ名のある王とお見受けした。 私はキプロス王ピュグマリオン。此度の聖杯戦争ではキャスターのクラスを得て現界している」 朗々と口上を述べるその様は、マスターと醜く言い争っていたときとはまるで別人のようだった。 それもそのはず、たとえ狂気に片足を踏み入れていようと、彼もまた王として一つの島を治めた身なのだ。 「我がマスターに憤りを覚えるのはもっともなこと。しかし、現状に至るまでには複雑に込み入った事情があるのだ。 そのことについて話す席を設けるゆえ……今は剣を収めていただけないか」 ややあって、青年は女魔術師に突きつけていた剣を下ろした。 「貴君のご厚意痛み入る。私はセイバーのサーヴァント――ペルシア王キュロス」 セイバーの名乗りは、自ら正体を明かしたキャスターに向けられたものだ。 彼のマスターには召喚と同時にすべての情報が行き渡っており、女魔術師にはもはや一瞥もくれてはいない。 もはや存在を無視された女魔術師は、胡乱な目で呆然と呟いた。 「キュロス……ペルシアの"諸王の王(シャーハンシャー)"……か……」 人類史上五指に入る破格の征服者にして、異教徒でありながら旧約聖書において救世主と称された解放者。 かの征服王イスカンダルも、この大王が成し遂げた偉業に敬意を抱いていたという。 武勇を誇る『戦士』ではなく国を治める『為政者』に限れば、紛れもなく最上級の格を持つ英雄だろう。 「名乗りも済んだ。それでは地上へゆこうか。我が美しき妻も紹介したい」 「了解した。……さぁ、君も行こう」 セイバーは未だ立ち上がれずにいた少女へ手を差し伸べた。 その手を取るべきか逡巡する少女に、セイバーは微笑み、か細い手を握り締めた。 「君は私が護ろう。君を否定する全てのものから」 ――Chapter5 Dead of Night I END Chapter6 Dead of Night II 深夜―― 月すら凍る夜の帳の下、それは在った。 枯れ落ちた生垣。荒れ果てた庭園。 雑草と灌木に侵された地に佇む、朽ちた洋館。 壁面の煉瓦は砕け、硝子はひび割れ、屋根の尖塔(ピナクル)は半ば崩壊しつつある。 しかし、電灯はおろか瓦斯灯の光すら絶えたこの空間には、本来ならばありえない量の魔力が満ちていた。 「これで全ての結界が起動したな。予定通りだ」 男は二階の窓から外界を見下ろしながら、独り呟いた。 今、この洋館は十重二十重の結界に覆われている。 館に近付く者を感知する魔術的警戒網。 侵入を試みる者を焼き払う攻性防壁。 館内の侵入者の認識を乱し、心身を封殺する迷宮異界。 傍目には廃墟としか思えないこの館は、今や魔道の粋を集めた要塞と化していた。 「これ程の魔道具を異国に持ち込むのは苦労したが、労力に見合う出来栄えではないか。 我がサーヴァントが正気を取り戻した暁には、更に強固な城塞を築いて頂くとしよう」 この男もまた、聖杯戦争のために集った魔術師のひとりだ。 彼は無事サーヴァントの召喚を果たしておきながら、召喚以降の三日間をこの要塞の構築に充てていた。 その間、ただの一度もサーヴァントを動かすこともなく、である。 「あと四日。この工房ならつつがなく守り抜けるだろうな」 溢れ出る自尊心を隠すこともせず、魔術師は己のサーヴァントへ振り返った。 視線の先では、アンティークの椅子を玉座替わりにした男が、狂気に面貌を歪めて魔術師を睨みつけていた。 これがバーサーカーのサーヴァントであることは疑いようもあるまい。 「七日間あれば狂化すら解く宝具……嬉しい誤算というべきだな」 バーサーカーのサーヴァント、その真名はネブカドネザル。 新バビロニア王国の最盛期をもたらし、壮麗たるバビロンの都を築き上げた王だ。 この魔術師は、聖杯戦争への参加にあたり、自身の得意分野である陣地構築と相性のいい英霊の召喚を目論んだ。 結果、手に入れられた触媒は王都バビロンの城門の装飾部品。 建築王ネブカドネザルであればサーヴァントとして申し分はなかったが、問題は『クラス』だった。 セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、アサシン…… そのいずれもネブカドネザルには当てはまらないように思われた。 独自のクラスを得て召喚されれば良いが、適合クラス無しと見なされて、違う英霊が召喚される可能性も否定しきれなかった。 種々のリスクを秤にかけ、彼はネブカドネザルをバーサーカーとして召喚することに決めた。 理性が奪われてまともな建築ができなくなるだろうが、その点は令呪の強制力で穴埋めが効く。 また、狂化の能力補正があれば、他のサーヴァントと直接対決することになっても引けは取らないだろう――そう考えたのだ。 結果として、この判断は想定外の利益をもたらすことになった。 「七つ時越え至る王道(コンカー・ライカントロフィー)……実に素晴らしい宝具だ」 魔術師は満足気にほくそ笑んだ。 ネブカドネザルの召喚に成功したのみならず、やむを得ないデメリットとして受け入れるつもりだった『理性の喪失』まで回復できるとは。 ――しかし、彼にとっての『想定外』はそれだけに留まらなかった。 まさにこの瞬間、同市の地下において七体目のサーヴァントの召喚が成されようとしていた。 バーサーカーの持つ野性の第六感が、その予兆を鋭敏に捕らえ、召喚される英霊の気配を感じ取ったのだ。 「…………■■■■■■ーーーー!!!」 「ど、どうしたのだ、バーサーカー!?」 突如としてバーサーカーが咆哮を上げ、玉座替わりの椅子を砕いて立ち上がった。 「■■■■■■ッッッ!」 狂乱のままに振り抜かれた腕が、窓硝子を格子枠と壁ごと粉砕する。 憤怒と憎悪に濁った瞳は、地平の彼方に殺意の眼光を向けていた。 「■■■■■■ーーー!」 「ま、待て! バーサーカー!」 魔術師の制止も虚しく、バーサーカーは壁に開けた大穴から外へ飛び出していった。 令呪を使えば止めることは可能であったはずだが、突然の暴走は魔術師を酷く混乱させ、冷静な判断力を失わせてしまっていた。 「やめろ! まだ時間が――」 「■■■■■■ーーー!」 死せる庭園を破壊しながら、獣は駆ける。 五感を超えた感覚で理解したのだ。今しがた召喚されたサーヴァントは己の怨敵に相違ないと。 "奴"と己の間に、生きていた頃の面識はないはずだ。 当時の"奴"は隣国が支配する属国の王族に過ぎず、省みる必要すらない小物だったのだから。 しかし紛れもなく"奴"は怨敵。 愛する都を陥落せしめ、偉大なる王国を滅亡させた憎むべき敵。 「■■■■■■■■■■■■■■■■――――!!」 遠吠えにも似た叫びが夜を震わす。 狂える獣が定めし獲物――ペルシアの帝王キュロス。 バビロニアを滅ぼした男――! ――Chapter6 Dead of Night II END
https://w.atwiki.jp/alice-baseball/pages/229.html
戦況 クラス 令呪 魔力 霊地 礼装 補足 セイバー 3-3 40 要 魔法石×1 アーチャー 3-0 170 大 なし ランサー 3-1 7 要 幻惑符×2 ライダー 3-1 30 要 なし アサシン 3-3 75 要 魔宝石×6、使い魔 キャスター 3-2 100 要 強化符×5 バーサーカー 3-0 脱落 帰宅 なし レフォーマー 3-0 脱落 なし 幻惑符×4、強化符×2 ビーストと共有。 ビースト 3-0 脱落 なし 幻惑符×4、強化符×2 レフォーマーと共有。 ※3スレ目6815付近のデータ アサシン陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:東風谷早苗 【レベル】:25 【アライメント】:中立/善┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:10 【魔】:30 【運】:40 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○地元の風祝 このキャラクターは神の祝福―――というと大げさだが神道の家系に生まれた 巫女の家系に生まれ育った。彼女が味方する限り、自陣は常に【退魔】としての属性を保有する。 この効果は参戦していなくとも発揮される。 ○地元の交渉術:C このキャラクターはシナリオ1回に限り、ランダムで敵対的な接触が発生した場合 その接触内容を中立的な接触に変更する事が出来る。根は天真爛漫でお人好し。 地元出身で年配者と接触する機会も多い彼女はその手の呼吸に長けている。 ○奇跡を起こす程度の能力:EX 東風谷早苗に与えられた異能とも言うべき能力。 シナリオ中「あらゆる判定」をファンブルが起きない限り振り直す事が可能。 ただし一度使う事に彼女は「視覚」・「聴覚」・「触覚」・「味覚」・「嗅覚」の五感のうち一つを失い、 【運】ステータスが一度ごとに恒久的に「-10」されていく。 ―――この作品に何の代償もない奇跡は存在しない。 イイカゼコーイ ○乾神招来 風:A 消費魔力:80 ランダムステータス決定後、「自陣のランダムステータス合計値」に+20。 また、このスキルを使用した戦闘では、シナリオ1度までランダムステータスを合計値+10して振り直せる。 彼女の祈りと共に吹き荒れる暴風は正確には彼女の異能の一部を制限的に使う能力であるが、 魔力をバカ食いしながらいい感じに彼女を援護する。 ○巫術:C 消費魔力:30 神や精霊などへの祈願という原始宗教系の魔術体系。 祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。 その特性上として対魔力の影響を極めて受けにくく、また彼女の性質として他者への強化に適している。 任意のキャラクターの【宝】以外のステータスのうち1つを+10。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:無銘の隊士 【レベル】:45 【アライメント】: 混沌/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:30 【耐】:30 【敏】:60 【魔】:10 【運】:00 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】 160/160 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ (【敏】+10、計算済み。また、情報収集の成功率に+20%し、被情報収集時の敵成功率に-20%のペナルティ。 詳細情報を得ている相手に能動襲撃した場合、勝率補正+20%。気配遮断スキルを保有。) 【スキル】 ○気配遮断:B 戦闘時、相手が初見のキャラクターのみの場合、勝率に+30%の補正を得る。 アサシンのクラス補正もあってかなり高いランク。 ○無窮の武錬:D 剣術――ならぬ“拳術“に没頭し続けたアサシンの生涯を代表する能力。 彼は元は暗殺者であったのだが、幕末の時代に佐幕派として戦い続けた名も無き武士の1人である。 心技体の合一により、あらゆる状況下においても安定した戦闘能力を発揮できる。 戦闘時、劣位のステータス1つにつき、勝率を+5%する。 ○心眼(真):C このキャラクターは常に+10%の勝率補正を有し、最終勝率が-80%より大きいならば、 最終勝率を5%にまで引き戻す。 ○直感:C このキャラクターは常に+10%の勝率補正を持つ。 また、初見相手のみに効果を発揮するスキルは、このスキルのランク以下の場合無効化される。 ステガマリ ○撤退戦の心得:B- このキャラクターは敗北時自陣に参戦している味方陣営を安全に撤退させることが可能。 また自分が参戦していない戦場で味方の陣営が敗北した時、その代償を肩代わりする事が可能。 ただしいずれも撤退の殿を務める為の戦闘になるので、いずれの場合も自らはその対象とならず消滅する。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ザバー・ニーヤ ○静打拳撃 種別:対人宝具C 魔力消費:20/40/60 アサシンは元を辿れば名も無き暗殺者の一族の若者であった。 彼本人には本来の聖杯で呼ばれるレベルの才能を持つ“ハサン・サーバッハ“ではなく、 一族を離れ野に下った士族の1人。暗殺者としての側面は気配遮断程度で暗殺能力すら保有していないが、 生前の経験からか肉弾戦――特に劣勢の局面でのそれを非常に得意としている。 戦闘開始前に発動。 「敵陣の最大レベル-自分のレベル」の差分だけ任意のステータス1つを上昇させる。 また、追加で魔力でそれぞれ20を払うことで対象となるステータスを最大3つまで変更する事が出来る。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ セイバー陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:春川英輔 【レベル】:15 【アライメント】:中立/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:10 【魔】:20 【運】:20 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○心霊治療 このキャラクターは行動ターンを消費することで同意したキャラクター間の間での令呪の受け渡しが可能である。 また、特定の事象に対して深い知識を抱いている。この世界の春川英介はこの分野にも精通している。 ○陣地作成:D- 行動ターンに使用する事で、勝率+10%する陣地を形成する事が出来る。 ただしこのキャラクターの本質は科学者であり、魔術師ではない為魔力供給の改善は出来ない。 ○交渉者 このキャラクターは望むならばPC同様現在位置を把握している相手とコミュターンを行う事が出来る。 ただし、対象となる人間次第では戦闘の可能性がある。 ○情報進化 このキャラクターは情報入手時、その情報を1段階“深い”物として扱える。 また、持っている情報を精査していくことで、50%でそれらの情報を更に1段階深化させることが可能。 精査は最大3情報に対してまで同時に実行可能。 ○電子捜索:D このキャラクターは魔術師らしからず、電子機器を利用した情報収集・索敵に長けている。 情報収集の成功率+20%。また、情報収集判定を2回まで振り直し可能。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:セイバー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:“戦国ファンタジスタ”今川氏真 【レベル】:50 【アライメント】:中立/善┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:40 【耐】:40 【敏】:40 【魔】:00 【運】:40 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】 140/140 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】○対魔力:A 「魔術」のスキルによる敵陣の勝率補正を、1つのスキルにつき最大20%まで軽減する。 クラス補正による魔術に対する耐性。セイバーの場合、その数字は全クラス最高である。○心眼(真):C このキャラクターは戦闘時に+10%の勝率補正を持つ。 また、このキャラクターは勝率が-100%を下回らない限り、常に5%の最低勝率保証を持つ。○新当流:A このキャラクターは塚原卜伝に師事し皆伝を授かった剣客である。 このスキルはあくまで磨きあげた基本的な技術であり、宝具ではない。 戦闘時、【筋】【耐】【敏】のうち片方のステータスを+20。更にそのステータスで勝利した場合勝率+10%。 戦国の世でも屈指の剣聖から皆伝を授かったセイバーはこの術理について非常に高いレベルで実践運用が可能である。 この手のスキルは習得難易度が高く、Aは確かに達人の域であるが、更なる上位者が同時代に何人も確認されている。 或いは戦国や幕末の日本が頭おかしいだけかもしれない。○無辜の怪物:E- 本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。 セイバーの場合、家を滅ぼした無能・盆暗・暗愚という評価から来るものであり、本人としては甚だ不本意なものである。 近年の再評価もあって能力的には文武に長け、風流を解し、政務や軍事も相応以上に出来た人物という評価を得つつ あるが、根強い風評被害により外見だけは大きな制限を食らっている。 具体的には性能はそのままに、暗愚らしい外見を取らされる。 この装備は装備していてもステータスや思考に悪影響を与えないが、やっぱり外せない。○専科百般:C 万能の秀才。剣技、芸事、文化、内政など多くの物事に非凡な才能を発揮し、歴史に名を残したセイバーの持つ特性。 戦闘以外の判定に常に+10%の補正。また、シナリオ1回まで戦闘以外の判定を振り直せる。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】○集外三十六歌仙 ランク:C 種別:対人宝具 消費魔力:30 セイバーは武芸のみならず和歌にも優れ、後水尾天皇陛下が選ぶ集外三十六歌仙にも名を連ねている。 この宝具を発動させた場合、セイバーは【魔】【運】【宝】ステータスを+10することができる。 優れた詩により霊的加護をアップさせる、戦国バードとしての技能。 ただしこの場合、もう片方の宝具を使用することは出来ない。○秘剣・一の太刀 ランク:C 種別:対人宝具 消費魔力:60 戦国屈指の剣聖より授けられた、剣の極み。その一つ。 神憑り的に研ぎ澄まされた斬撃であり、その一撃は相手の先の先の先を取り、使おうとした手札ごと強引に斬り潰す。 皆伝ではあるものの、セイバーとてこの一撃は宝具として大量の魔力を消費せねば使用不可能。なお、師匠は連射可能。 敵が任意使用のスキルを使用した場合、そのスキル1つを無効化する。また、この宝具を使用した場合、セイバーは任意の 近接ステータス1つを+10できる。 ただしこの場合、もう片方の宝具を使用することは出来ない。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ アーチャー陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:シュテル・ザ・デストラクター 【レベル】:20 【アライメント】:秩序/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:20 【魔】:40 【運】:00 【宝】:00┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○魔術(炎):B 戦闘時、【魔】ステータスが選択された場合、敵陣営の勝率を-15%。 このキャラクターは炎系の魔術を得意とする。 ○心眼(真):D このキャラクターは常に+10%の勝率補正を有し、最終勝率が-50%より大きいならば、 最終勝率を5%にまで引き戻す。 ○量産ホムンクルス このキャラクターは正常の状態で生まれた人間ではない。 人間と違い体躯に見合わぬ身体能力を発揮する事が可能。 戦闘時自身の肉弾ステータス1つに「+5」する。 ○戦闘続行:D シナリオ1回に限り、ランダムステータスを再選択する。 ただし振り直し後のステータスは-5される。 ○星光の殲滅者:A 消費魔力:100 自陣が【魔】ステータスを選択した際にのみ発動可能。 膨大な魔力の放出と引き換えに放つ強大な火炎攻撃。 敵陣に「-30%」の勝率補正を与える。ただしこれは種別:魔術に属する為、対魔力の影響を受ける。 シナリオ3回まで使用可能。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アーチャー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:下河辺行平 【レベル】:50 【アライメント】:混沌/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:40 【敏】:50 【魔】:20 【運】:05 【宝】:10┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】 280/280 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ (アーチャー:敏ステータス「+15」済) 【スキル】 ○単独行動:B- このキャラクターの貯蔵魔力限界を「+100」する。 また「魔力の供給不足」によるペナルティを不足分「-20」ごとに「-5」に変更する。 単独戦闘時、勝率に+20%。ただしこのサーヴァントは戦闘意欲旺盛の為、 中立接触程度では戦闘をしたがる悪癖を持っている上に、マスターの言うことは気分次第でしか聞かない。 ○古流弓術:A アーチャーは鎌倉時代黎明期、勇士と誉を受けた武人である。 戦闘開始前、「ランダムで2つ」まで敵陣の合計ステータスを「-20」。 宝具が戦闘外であるアーチャーにとってこのスキルは実質宝具に相当するスキルである。 ○心眼(偽):B このキャラクターは常に+15%の勝率補正を持つ。また自陣への勝率/ステータスペナルティを15点まで軽減。 このアーチャーは対魔力こそ持っていないが、歴史の古さを鑑みてこのクラスの能力を持っている。 ○鎌倉の流儀 このキャラクターは自分から戦闘を仕掛ける際に+10%の勝率補正を持つ。 ただし暗殺抵抗率に-20%される。謀殺の多い鎌倉武士故致し方なし。 ○仕切り直し:E- このキャラクターは敗北時、自身の消滅を代償に、マスターを生存させる事が出来る。 ただし余程気に入った相手じゃない限りは使わない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ヨロイナンザシルカゴラァ! ○甲冑無用我先陣也 種別:対人宝具 ランク:E 消費魔力:30 葦屋浦の戦いにおいて、先陣を切りたいと思っていたアーチャーは自身の鎧を売り払い小舟を手に入れた。 この事を同僚について批判されると、「命は惜しいとは思っていない。先陣を切るために鎧よりも 自由に動ける船が欲しい(意訳)」と答えたという。 1ターン1度に限り、戦闘発生時に事前の状況を全てすっ飛ばしてその戦場に介入する事が可能。 ただしその際は宝具効果で参上するので自身のマスターや同盟陣営とは連携できず単独となる。 戦闘に対する効果は一切ないが、戦場の香りを嗅ぎ分けるアーチャーの真髄である。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ランサー陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:佐倉千代 【レベル】:20 【アライメント】:中立/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20 【耐】:20 【敏】:15 【魔】:25 【運】:00 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○魔術(絵):C 【魔】ステータス選択時に勝率+10%。 経験を元にした絵という触媒を元にした彼女特有の魔術。 もう遠い昔のように感じる過去の幸せな思い出。 ○道具作成(絵):D 道具作成時、通常の礼装と異なる絵の礼装を作成する。 礼装1つにつき、勝率を+7%する。重複使用可能。 通常の成功率の半分で情報ターンにも作成に挑戦可能。 ○陣地作成:D このキャラクターは魔術師として自らの拠点を最低限陣地化することが出来る。 行動ターンにスキルを使用した場合、その場の魔力回復量を休息時+5。勝率+5%。 2回重ねて使用した場合、合計で休息時回復量+10、ターン終了時回復+5、勝率+10%となる。 ○復讐者:A 彼女は特有の事柄を無視する事が出来ない。 聖杯戦争で恋人を喪った彼女の激情と憤怒の象徴。 自身の復讐対象であると相手が認めた対象と戦闘する時に限り、 このキャラクターが戦場にいる限り味方全陣営の全ステータスの合計値に+10し、勝率を+20%する。 このスキル対象は変えられず、またその効果も永続する。 ただし10%の確率で悪性の人物相手に誤認する可能性がある。 対象と戦闘する場合、シナリオ1度に限りランダムステータスを振り直す事が可能。 ただしその分思考が硬直化し、本来の彼女より若干好戦的になっている。 またランクCまでの精神干渉スキルの効果を跳ね除ける。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:ランサー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:「東京」ローズの一人 【レベル】:35 【アライメント】: 中立/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20 【耐】:20 【敏】:30 【魔】:20 【運】:30 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆ 【魔力量】 150/150 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫(ランサーのクラススキル:敏ステータスに+20) 【スキル】 ○対魔力:C 「種別:魔術」のスキルによる敵陣の勝率補正を、1つのスキルにつき最大10%まで軽減する。 ランサー自体は非常に現代に近しい人間ではあるのだが、三騎士の一角として召喚されている事もあり、 このランクの対魔力スキルを保有している。 ○交渉術 ランダムで敵対的な接触が発生した時に発動可能。 シナリオ1回に限り、その接触を一段階友好的なものに変化させる。 ただし相手が交渉の意思がない場合、無駄撃ちとなる。 ○諜報術:C 相手の事を知り尽くしているような口調。 生前敵兵士の名前から誕生日の事まで朗々と話した彼女の真髄。 情報収集の成功率を+10%し、自身への情報収集成功率を-10%する。 ○自己保存:C+(消費済み) このサーヴァントは本来戦闘に向いている人間ではない。 シナリオ1回に限り、戦闘敗北時自身がサブにいるならば自陣営のみならば令呪なしで撤退が可能。 またその際、戦闘に使用した消費魔力を半減する。 ○へそくり(消費済み) 任意のタイミングで自由に礼装任意2つを入手する。 最後の最後の切り札である。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○歌姫は戦場兵を死地へ誘う 種別:対人宝具 ランク:C 消費魔力:40 (30-対象の【運】ステータス)%の確率で、任意の対象者1名に暗殺判定を行う。 この判定に成功した際、令呪1角か撤退系スキルが支払われなかった場合、 そのキャラクターは死亡する。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ライダー陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:ベール・ゼファー 【レベル】:10 【アライメント】:中立/善┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:15 【魔】:15 【運】:00 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○ぽんこつ(真) あまりにぽんこつオーラを出しまくる地元の女学生。 そのあまりの日常生活のぽんこつぶりに母親が作ってくれたお守りがある。 シナリオ1度だけ、敵対的な接触が発生した場合「他所に押し付ける事が出来る」。 また戦闘に参戦している場合、如何なる状況でも勝率1%だけ残す。 尚、接触対象を変更し終わったらお守りさんは力尽きる。 ○応援 このキャラクターは戦闘に参加しない場合、自陣の勝率に+10%の補正を与え、 好きなステータス1つを+10できる。 戦闘にまるで向かない普通の少女。しかしそれ故、その姿は英雄の背を後押しする。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:ライダー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:田沼意知 【レベル】:45 【アライメント】: 秩序/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:30 【耐】:30 【敏】:20 【魔】:30 【運】:00 【宝】:60┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】 130/130 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ (ライダー:【宝】+20計算済み) 【スキル】 ○騎乗:C 自身の初手選択ステータスに「+10」。 ライダーは騎乗兵としては一般的な程度の騎乗能力を備えている。 ○悪運 劣勢の状態でこそ強い、一種の強運・悪運。 戦闘時、最終勝率が50%以下の場合、最終勝率を+10%。 また、最終勝率が20%以下の場合、最終勝率を+20%。 ○心眼(偽):C このキャラクターは常に+10%の勝率補正を持つ。 また、自陣への勝率/ステータスペナルティを10点まで軽減。 ○専科百般:D(使用済み) 万能の秀才。武芸だけでなく、文学的才能にも優れていたライダーの特性。 戦闘以外の判定に常に+10%の補正。また、シナリオ1回まで戦闘以外の判定を振り直せる。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○俊才の智謀 種別:対軍宝具 ランク:B 消費魔力:80 彼女は世子の身分にして若年寄の身分まで上り詰めた若き天才である。 無論かの父親の存在も大きかったのだろうが、能力なくして得られた立場ではない。 発動時に自身の【筋】【敏】【魔】ステータスに全てに+20、勝率を+10%。 更に自陣サブにいる人数×5%の数を勝率を加える。 ただし、死亡時の由来から暗殺に弱いという特性を持っている為、宝具を使わなくとも 最優先で暗殺スキル・宝具の対象となり暗殺抵抗率に30%のマイナスがかかってしまう。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ キャスター陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:できる夫 【レベル】:40 【アライメント】:中立/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:30 【敏】:30 【魔】:10 【運】:00 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○天禀 生まれながらにして持っている才覚。 心眼のように修練の結果鍛え上げられた経験によるものとはまた異なる戦闘の才能。 その影響か、彼の感性というのは独特でかなり浮世離れした側面を持っている。 自身の【筋】【耐】【敏】いずれか一つのステータスを+10し、10点/10%までの勝率/ステータスペナルティを無効化する。 また自身より敵陣の最高レベルが高い時、最終勝率が-150%を超えない限り5%の最低勝率保証を得る。 このスキルは心眼系の亜種である。 ○強化魔術(偽) 消費魔力:120 魔力を通す事で一時的に対象の能力を補強する魔術であり、全ての基本の魔術。 応用範囲は非常に広く、魔術の主体とはならずとも対象の広い非常に奥深い魔術のひとつ。 ……なのだが、彼の場合ほぼ独学で基礎を欠いたものである為非常に燃費が悪い。 肉弾ステータス1つに「+20」し、「そのステータスで戦力比較で勝利した場合差分」だけ勝率補正を更に加える。 ○仕切り直し:C- シナリオ1回に限り、「自身単独」ならば令呪消費なしで離脱可能。 他陣営と共同で撤退する場合にはこのスキルは使えない。 ○神出鬼没 どこをうろついていても不思議ではない行動範囲。 シナリオ1回に限り、自身が関わっていない戦闘が発生した時、 サーヴァントを引き連れ介入が可能。その対象はGM指定。 ……最早護国の戦士と化しすぎてフレーバー文がちょっと物悲しい気もする。 ○戦闘続行:D シナリオ1回に限り、ランダムステータスを再選択する。 ただし振り直し後のステータスは-5される。 【装備】 ○魔術礼装:ガントレット 防刃・防弾仕様の分厚いガントレットに、概念付与による強化をかけ、英霊相手にも殴り合える仕様に 改装したガントレット。データ的な効果は無い上に本人専用なので他のキャラクターへの譲渡などは不可能。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:キャスター┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:五徳姫 【レベル】:30 【アライメント】:混沌/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:10 【魔】:50 【運】:00 【宝】:40┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】 120/120 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○策略:B+ 状況を見切り利用することに長けた、策略家としての能力。 軍を率いて戦闘する軍略と違い、あくまで状況の操作にのみ長けている。 シナリオ2回までランダム性の遭遇ダイスの出目を振り直せる。 消費回数を1回分使う事でシナリオ1度だけランダムターンの表を両方振り直す事も可能。 ○黄金律:B 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 かなりの富裕さを発揮できる。初期でマスターの保有分とは別に礼装を3つ持ち込んでいる。 また、毎ターン、情報ターンの放棄と引き換えに礼装1d2つを入手できる。 ○無辜の怪物:C 本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。 生前の事件については政治的事情の大きい内容で彼女の引き起こしたものはあくまで発端にすぎなかった のではないかとも研究されているが、悪意を持ってみれば父を利用した夫の謀殺であったとも見れる。 このスキルの悪影響もあり、キャスターのアライメントを「混沌/悪」で固定されている。 敵陣のステータスの合計値1つをランダムで「-10」する。 このスキルは戦闘に参加していなくとも効力を発するが、敵陣に【退魔】属性がある時無効化される。 ○祈る者 このキャラクターは以下の点を代償に戦闘参加が不可能である。 戦闘時自身のマスターの【運】【宝】を除いた全てのステータスを「+10」する事が可能。 ただし彼女のマスターは令呪をランダムステータスの振り直しや勝率補正に使用出来ない。 ―――例外として、彼女がマスターを信頼出来た時、敗北時彼女自身が犠牲になることで敗退を免れる。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○訴状十二箇条 種別:特殊宝具 ランク:B 消費:敵陣の最高レベル分の魔力 生前に彼女が父・信長に対して書き送った十二箇条の訴状。 果たして彼女が生前どのような思いでこれを書き送ったのかは定かではないが、 結果としてこれが夫信康の切腹と築山御前の謀殺に繋がるきっかけとなったという曰くつきのある代物。 この逸話の性質上から逆説的に「主従感の対立を生じさせる」という性質を発生している。 宝具の対象となったマスターは「任意使用スキルの発動及び、令呪を撤退以外の用途で使う事が出来ない」。 (正確には自らのサーヴァントへの疑心暗鬼に苛まれることで使用を躊躇ってしまう)。 またこの効果は2ターンの間継続するが、一度使った相手には効果を発揮出来ない。 戦闘力は皆無だが状況次第で嵌まれば極めて凶悪で悪辣な宝具である。 ――ただ、令呪を使用しない限りこの宝具を本人が使う事はない。 一度でもこの宝具を使えば彼女は魔女そのものとなってしまう。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ バーサーカー陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:金剛 阿含 【レベル】:35 【アライメント】:中立/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20 【耐】:20 【敏】:30 【魔】:30 【運】:10 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○心眼(偽):C このキャラクターは常に+10%の勝率補正を持つ。 また、自陣への勝率/ステータスペナルティを10点まで軽減。 ○天才 全ての判定に対し、成功率/勝率を+10%する。 金剛阿含はどのような分野においてもその類まれな天才性を発揮する。 ○神速のインパルス:EX 人間の反応速度の限界、0.11秒での動きを可能にする類まれな敏捷性(アジリティー)。 原作でも散々に暴れまわった彼はこの世界でもこの才能を持っている。 【敏】ステータス選択時、自身の【敏】に+20し、比較勝利時勝率を+10%。 また、シナリオ1度に限りランダムステータスを振り直せる。 【装備】 ○魔術礼装:グローブ 阿含が双子の兄から贈られた、一見何もないグローブ。 彼はそれを自身の才能で魔術的なアミュレットとして使用可能にしている。 戦闘時、自身の【筋】ステータスに+5。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:フランツ・フォン・デア・トレンク 【レベル】:35+10 【アライメント】:混沌/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:30+10 【耐】:30+10 【敏】:20+10 【魔】:15+10 【運】:5+10 【宝】:60┣━━━━━━━┻━━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】 160/160 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○狂化:C- 【Lv】【筋】【耐】を+10。【敏】【魔】【運】を+10。 筋力と耐久と1ランク、その他のパラメーターを若干ランクアップさせる。【魔力消費量】に+10される。 ただしバーサーカーは【怪物】としての側面を持った状態で召喚されている為、 常時+10%の勝率を持つが、【退魔】スキルが敵陣に存在する時勝率が逆に-20%されてしまう。 ○猟奇性 このキャラクターは【自身のレベル】-【敵陣の最低レベル】の勝率補正を持つ(※参戦していない対象には効果外)。 弱い相手を嬲る事で真価を発揮する。また、優位を得たステータス×10%の勝率を加える。 ただし【怪物】の側面として発現されているため、【退魔】属性のキャラクターがいる場合このスキルは無効化される。 ○略奪:A データを設定されているキャラクターに対して勝利した時「30」点の魔力を収奪し自分のものとする。 また、その対象を殺害した時に「+100」点(ただし1陣営につき1回)の収奪となる。 ただし特殊処理として令呪を喪った自身のマスターを殺害した時に限り、「+150」点の魔力を得る。 自身のマスター殺害による特殊処理だけはマスターからは認識出来ない。 ○窃盗技術:D(C) 戦闘に勝利した時、ランダムで相手から礼装を一つ奪う。 狂化による理性喪失の為、本来の能力より能力は下がっている。 ○単独行動:E- このキャラクターの貯蔵魔力限界を「+20」する。 ただしこの効果はマスター死亡時からしか発動できない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 トレイク・パンデュール ○血と虐殺の軍団 種別:対軍宝具 ランク:B 消費:100 本来この宝具はランクBではあるが、ステータス上はランクA+として扱う。 戦闘開始前に使用可能。3グループのトループ、“トレイク・パンドゥール”を召喚。 バーサーカーが生前率いた、悪名高い猟兵部隊。 略奪・暴行を繰り返した猟兵の悪辣さはこの時点でも健在である。 ただし―――この宝具発動時、召喚されるトループもまた「怪物」としての特性を発揮してしまう。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:トレイク・パンドゥール 【レベル】:25+5 【アライメント】:混沌/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:25+5 【耐】:25+5 【敏】:25 【魔】:10 【運】:05 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○狂化:D レベルを+5、【筋】【耐】それぞれのステータスを+5する。 ○トループ このキャラクターは複数名で1体扱いのキャラクターである。 敵陣が対軍宝具を使用した場合、敵陣に+10%の勝率補正がかかってしまう。 ○蛮勇:D- 後先を顧みない、向こう見ずな傾向。戦闘時、【筋】と【耐】に+5。勝率を+10%。 またライダーの宝具発動時の効果により「怪物」としての効果を持つため、 敵陣に【退魔】属性を持つキャラクターがいる場合このスキルは無効化され、逆に勝率-10%されてしまう。 複数の場合、この効果は累積する。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ レフォーマー&ビースト陣営 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:伊藤誠 【レベル】:5 【アライメント】:混沌/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:00 【耐】:00 【敏】:00 【魔】:50 【運】:00 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○策略:C(使用済み) このキャラクターはランダムに寄る遭遇結果をシナリオ1度まで振り直せる。 ただし、このスキルでランダムイベントそのものの振り直し等は不可能。 ○暗躍:B(使用済み) 状況を見切り利用することに長けた、策略家としての能力。 軍を率いて戦闘する軍略と違い、裏から支配する別種の領域の能力。 シナリオ2回まで、ランダム表のどちらかのダイスを振り直す事が可能。 ○魔術:B 戦闘時、【魔】ステータスが選択された場合、敵陣営の勝率を-15%。 このキャラクターは一般的な西洋魔術を始め、魔術師としてかなり高い能力を持っている。 紛れも無くこのレベルの聖杯戦争出場者の中で屈指の魔術師である。 ○にんぎょうつかい このキャラクターは「にんぎょうつかい」としての技能が高い。 どちらかというとキョンシーのような死霊使いという方が正しいか。 ただし彼のにんぎょうが戦闘するごとに50点の魔力消費を行う。 彼のにんぎょうは肉体を持っている分、戦闘した部分は行動ターンを消費して補填が必要。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:にんぎょう 【レベル】:50 【アライメント】:混沌/愛┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:50 【敏】:50 【魔】:00 【運】:00 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○死者 このキャラクターは聖杯戦争開始時に既に死亡している。実際の彼女は世間で言う所のゾンビに近い。 人智を超えた能力を保有しているが同時に【怪物】としての属性も付与されてしまう。 常人には測れない膂力を発揮し+20%の勝率補正を得るが、【対魔】スキルがあった際には、 逆に-20%の勝率補正を受けてしまう。 ○にんぎょう このキャラクターは一度戦闘するごとに肉弾ステータスが「-5」される。 蓄積されたマイナスを打ち消すには行動ターンにて「修復作業」を選択する必要がある。 ○怪力:B- 戦闘時、自身の【筋】ステータスのどれか一つに「+15」。 ただし【退魔】スキルが敵陣に存在する場合使用不能。 ○仕切り直し:C- 自身単独で戦闘する際、シナリオ1度に限り令呪の消費無しで撤退出来る。 ただし、敵陣に【退魔】スキルが存在する場合、このスキルは無効となり消費扱いとなる。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:レフォーマー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:陳勝 【レベル】:60 【アライメント】:秩序/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:40 【敏】:40 【魔】:40 【運】:00 【宝】:40┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆(共用) 【魔力量】 200/200(共用) 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ○革命家クラス補正:【筋】+20、カリスマスキル保有 【スキル】 ○カリスマ:D 身分の低い存在から一時は王と呼ばれる存在になったことによる彼の特性。 敵陣に参戦する人数×5%の勝率補正を得る。 逆境にあればあるほど彼の魂は輝く。 ○中華武術:C+ 戦闘時、【筋】【耐】【魔】のうち1つのステータスを+10。更にそのステータスで勝利した場合勝率+15%。 魔術というより武術、特に勁力を攻防に使う気術の属性を持つ技術。つまり単なる中国武術。 この手のスキルは習得難易度が高く、Cはそれなりの域であるが、更なる上位者が同時代に何人も確認されている。 型月世界における中国や日本の武術の頭おかしさは健在である。 ○星の開拓者:C 人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。 あらゆる難航、難行が“不可能なまま“実現可能な出来事”になる。 後に項羽や劉邦など名だたる英雄達の魁の存在となった“始まりの英雄”。 戦闘時勝率が+15%され、勝率-100%までは5%の最低保証が担保される。 ○戦闘続行:C+ シナリオ1回まで、戦闘時のランダムステータスを振り直せる。 振り直し後のステータスに更に「+10」。 俗に言う「まだだ!」。AAのせいとは言ってはいけない。 ○悪運 自身の最終勝率が50%以下の時、勝率+10%する。 また20%以下の時は上昇幅が+20%される。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○燕雀いずくんぞ 鴻鵠の志を知らんや 種別:対軍宝具 ランク:B 消費魔力:30 若き日の彼は雇われ農民であったが、金持ちになるという発言を笑われこう返した。 ある時兵役の時に演説から彼は同士と共に発起し、一時は王の座に付く。 その最後は味方の裏切りであったといえ、この規模の聖杯戦争における能力は高い。 戦闘開始時に使用し、戦闘開始時に限り、自身のレベルを「+40」する。非常に燃費は安く、使いやすい上に強力。 ただし、【使用可能な状態にある限りこれを使用しない事は出来ない】。 ――彼はいずれ打倒される英雄という宿命を背負っている。 同じ相手に2度目以降使用する場合、その都度上昇量は「-10」されていく。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:ビースト┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:ワイバーン 【レベル】:60 【アライメント】:混沌/獣┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:50 【敏】:30 【魔】:20 【運】:00 【宝】:40┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆(共用) 【魔力量】 200/200(共用) 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫(獣性スキル所持) 【スキル】 ○獣の真髄 このキャラクターは魂喰いする際に+15%の勝率補正を持つ。 襲撃戦こそ、このキャラクターの実力が発揮される。 ○野生の嗅覚 このキャラクターは最終勝率-50%までは最低保証勝率5%を持つ。 ○怪力:B 怪物のみが持つ攻撃特性。 戦闘時、【筋】ステータスを+15。更に【筋】が選択されている場合、勝率に+15%。 ただし敵陣に【退魔】スキルがある際、このスキルは無効化される。 ○怪物の宿命 「怪物」は「英雄」によって打倒される。 それを意味する所のスキルであり―――サーヴァントは英霊であるが故に奮い立つ。 「レベル40未満」のキャラクターが敵陣に存在すればその数×10%の勝率補正を得るが、 また逆に「レベル40以上」のキャラクターが敵陣に存在する数×-10%の勝率補正を受けてしまう。 ○食い散らす獣 このキャラクターはターン行動時、魂食いしか行えない。 また、「敵陣参加者の全員」から魔力50点を勝敗に関わらず収奪する。 ただしあくまで奪い取るのみであり、自身の魔力に加算する事は出来ない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○食い散らす獣 ランク:E 種別:特殊宝具 消費魔力:0 この宝具は情報ターン開始前に発動する特殊な魂喰い発生宝具である。 生存している全参加者に魂喰い発生場所を通知するが、戦闘の際に勝率20%の勝率保証を持つ。 ○我が嘆きを見よ ランク:B 種別:対軍宝具 消費魔力:150 ワイバーン群体トループ3体を追加召喚する。 獣は獣であるが故に群体として扱われる。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:ワイバーン群体 【レベル】:30 【アライメント】:混沌/獣┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:30 【耐】:30 【敏】:30 【魔】:10 【運】:0 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○トループ このキャラクターは複数名で1体扱いのキャラクターである。 敵陣が対軍宝具を使用した場合、敵陣に+10%の勝率補正がかかってしまう。 ○食い散らす獣・群体 このトループが戦場に参戦している時、追加で敵陣戦闘参加者に「+20」点の魔力消耗を与える。 ただしあくまで奪い取るのみであり、自身の魔力に加算する事は出来ない。 この効果は複数トループが参戦しても累積しない。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/413.html
少女性、少女製、少女聖杯戦争 女の子の世界は砂糖とスパイスと地獄で出来ている 俺ロワトキワ荘にて進行中の亜種聖杯戦争企画。 企画者は◆PatdvIjTFg。 2015/03/17に登場話SSの募集が開始され、2015/05/03にOPが投下、2015/05/05より企画開始となった。 企画の特徴としてマスターとして登場するキャラクターが少女のみに限られたことが挙げられ、 作品全体から漂う陰鬱さから、同時期に立った二つの聖杯スレと並び、暗黒三聖杯の一角と称される。 参加者 No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.01 木之本桜 カードキャプターさくら セイバー 沖田総司 Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 No.02 中原岬 NHKにようこそ! セイバー レイ ドラゴンクエストIV 導かれし者たち No.03 大井 艦隊これくしょん -艦これ- アーチャー 我望光明 仮面ライダーフォーゼ No.04 海野藻屑 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない アーチャー 森の音楽家クラムベリー 魔法少女育成計画 No.05 シルクちゃん 四月馬鹿達の宴 ランサー 本多・忠勝 境界線上のホライゾン No.06 フェイト・テスタロッサ 魔法少女リリカルなのは ランサー。 綾波レイ 新世紀エヴァンゲリオン No.07 江ノ島盾子 ダンガンロンパシリーズ ランサー 姫河小雪(スノーホワイト) 魔法少女育成計画 No.08 双葉杏 アイドルマスターシンデレラガールズ ランサー ジバニャン 妖怪ウォッチ No.09 星輝子 アイドルマスターシンデレラガールズ ライダー ばいきんまん 劇場版それいけ!アンパンマン No.10 蜂屋あい 校舎のうらには天使が埋められている キャスター アリス デビルサマナー 葛葉ライドウ対コドクノマレビト No.11 高町なのは 魔法少女リリカルなのは キャスター 木原マサキ 冥王計画ゼオライマー No.12 桂たま 天国に涙はいらない アサシン ゾーマ ドラゴンクエストIII そして伝説へ… No.13 大道寺知世 カードキャプターさくら アサシン プライド(セリム・ブラッドレイ) 鋼の錬金術師 No.14 山田なぎさ 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない アサシン クロメ アカメが斬る! No.15 ララ D.Gray-man アサシン ウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイド(バネ足ジャック) 黒博物館スプリンガルド No.16 白坂小梅 アイドルマスターシンデレラガールズ バーサーカー ジェノサイド ニンジャスレイヤー No.17 雪崎絵理 ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ バーサーカー チェーンソー男 ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ No.18 諸星きらり アイドルマスターシンデレラガールズ バーサーカー 悠久山安慈 るろうに剣心 No.19 輿水幸子 アイドルマスターシンデレラガールズ クリエーター クリシュナ 夜明けの口笛吹き No.20 玲 ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス エンブリオ ある少女 さいはてHOSPITAL 外部リンク 支援サイト 少女性、少女製、少女聖杯戦争@wiki スレッド 少女性、少女製、少女聖杯戦争 少女性、少女製、少女聖杯戦争 二章
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/367.html
315 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/10/26(木) 04 49 57 「む?」 邸内に聞き慣れぬ異音が鳴り響く。 その瞬間に邸内の空気が変わる。 表面上の変化はない。 だが間違いなく温度が数度下がり、空気が張り詰めた。 ……来客のベルだとすれば随分と剣呑な音を出す物だ。 まず動いたのは家主の衛宮氏、何人かに目配せをしている。 そして続いて遠坂嬢がサンダルを履いて庭に出る。 夜逃げのように設置されたままの脚立から屋根に上る……何か途方もない借金でもしたのだろうか、彼女は。 ふと目を邸内に向ければ六道氏とカール氏が衛宮氏の後ろに立ち、廊下に出る。 ……まるで状況が理解できない。 とはいえ、一応は部外者である以上、ここは黙って状況に流されるしかなかろう。 ――まさか真っ昼間から敵の反応とはね 士郎からの目配せに頷く。 庭から屋根へ上り、玄関に入ったところを背後からマスターを叩く。 前衛がサーヴァントである可能性が高い以上有効な攻撃だ。 サンダル姿ではどうにも格好がつかないが仕方がない。 「……どうぞ」 身構え、玄関に声を掛ける。 「お邪魔する」 音もなく玄関が開き、現れたのは一人、老人である。 眼光は鋭く、身なりもしっかりとした人物だった。 「……何か?」 警戒はまるで解けない、目の前の老人は怒気の類を隠しもしない。 「イリヤスフィール嬢を返還いただこう」 「……イリヤを?」 「さよう」 これ以上は言うことはないとばかりに気を増す。 一触即発。 そんな言葉がぴたりと当てはまる状況で。 「ヴェルナー!」 声が響く。 イリヤの声だ。 「おお、イリヤスフィール嬢、ご無事でしたか、心配しましたぞ、さ、帰りましょうぞ」 「いやよ、私はここに泊まるの」 「何を言うかと思えば……昼食までに帰ると仰っていたにも関わらず……」 「いいの! 私は……」 老人の眼光がイリヤを貫く。 それでも怯まず、見据える。 数秒の後、折れたのは老人の方であった。 「……良いでしょう、今日のことは私が誤魔化しておきましょう……ただし、今日一晩のみですよ」 「……わかったわ」 そして衛宮士郎を見据える。 「もし嬢に何かあれば、私と我々は何があろうと必ず貴方を殺す、宜しいか?」 無言で頷く。 それを見届け、玄関を出る。 その背中越しに。 「……少なくとも二組、この家を見張っている者が居ります、努々油断なされるな」 そんな言葉を投げかけた。 出て行ったこと、そして壁の向こうに消えたことを視認して。 思い切り息を吐いた。 これほど人間的な気迫というものに気圧されたことは衛宮士郎の経験の中では初めてのことだ。 かつての聖杯戦争での人外の強さと共に迫る気迫とはまた違う感覚であった。 「生粋の軍人だな、あの気迫は中々の物だ」 カールが呟いた。 そして、 家庭の問題:「私は、此処に居てもいいんだよね?」イリヤが不安げに言った 戦術の抑制:気付けば巻き込めぬ三人が、それぞれの表情で衛宮士郎を見つめていた 敵への備え:「ともあれ、あの情報は聞き逃せる物ではあるまい、気付かれぬ程度に準備はしておく」ジェネラルの顔に戻って言った
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/39119.html
青春謳歌/絶絶絶絶対聖域 発売日:4月17日・3月19日 2024年3月、4月に、全2章で公開となる映画 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の後章主題歌となる 幾田りらfeat. ano楽曲を期間限定生産盤にてCDリリース。 原作者・浅野いにおによる描き下ろしイラストで彩られた、 7inchサイズの紙ジャケット仕様となっている。 ここを編集 2024年3月公開。続編にデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章がある。 https //dededede.jp/ ※暫定版。 アニメーションディレクター 黒川智之 原作 浅野いにお シリーズ構成・脚本 吉田玲子 キャラクターデザイン・総作画監督 伊東伸高 世界設定 鈴木貴昭 デザインワークス 動画検査 美術監督 西村美香 色彩設計 竹澤聡 CGディレクター 稲見叡 撮影監督 師岡拓磨 特殊効果 編集 黒澤雅之 音響監督 高寺たけし 音響効果 録音調整 録音助手 音楽 梅林太郎 アニメーションプロデューサー アニメーション制作 Production +h. ☆インタビュー ▽本作に影響を与えた人物のひとり!? 偉大な脚本家が語る本作のテーマとは|『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』シリーズ構成・脚本、吉田玲子さんインタビュー ▽【ネタバレ】『デデデデ』に込めた「原作へのリスペクト」と「アニメ独自の魅力」 ▽【デデデデ】脚本・吉田玲子が目指したイキイキとしたキャラクター描写 ▽【デデデデ】「観客のリアル」と「アニメの出来事」のリンクとこだわり! ▽映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」シリーズ構成・脚本の吉田玲子さんにインタビュー ▽内山昂輝さん演じる、可愛らしくて危うい少年の正体とは? 繰り広げられる「正義のぶつかり合い」に思わず困惑⁈ 映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』インタビュー ▽浅野いにお先生の大ファンだった入野自由さん「アニメ化びっくり!」ではなく「やらねばならん!」と奮い立たせられた! アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』大葉圭太役:入野さんインタビュー ▽映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」のアニメーションディレクター・黒川智之さんにインタビュー、浅野作品初のアニメ化をどのように形にしていったのか? ▽幾田りら×あのが大切にする、「自分と向き合う時間」。映画『デデデデ』インタビューで語る ▽「デデデデ」あのが“自身の声を褒めてあげられる” 幾田りらはケンカも楽しかった ▽「貴方はこの作品からどのようなメッセージを受け取るのでしょうか?」アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』中川ひろし役:諏訪部順一さんインタビュー ▽Youtube 幾田りら×あの『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』単独インタビュー 言葉の重みを意識して挑んだ門出&おんたん ▽『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章 試写会舞台挨拶の公式レポートが到着! 幾田りらさん、あのさん、浅野いにお先生が登壇 ▽YOASOBIのボーカルikuraとしても活躍するシンガーソングライター幾田りらさんとTVやCMで話題沸騰の“あのちゃん”ことあのさんが主演声優に!アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』インタビュー ▽第三回スピリッツ新人王開催記念 浅野いにお氏インタビュー 前編 ▽浅野いにおが見るコロナ禍。いま、あえて普通に振る舞うことの「優しさ」 ▽【インタビュー】浅野いにお『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 浅野いにお、引退宣言!? 「『デデデデ』で○○○○は最後かもしれない」 ■関連タイトル 前章主題歌 絶絶絶絶対聖域 後章主題歌 青春謳歌 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション DX COMPLETE BOX 原作コミック デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1 Kindleまとめ買い 原作コミック デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション ホビー:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/39774.html
青春謳歌/絶絶絶絶対聖域 発売日:4月17日・3月19日 2024年3月、4月に、全2章で公開となる映画 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の後章主題歌となる 幾田りらfeat. ano楽曲を期間限定生産盤にてCDリリース。 原作者・浅野いにおによる描き下ろしイラストで彩られた、 7inchサイズの紙ジャケット仕様となっている。 ここを編集 2024年5月公開。デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章の続編。 https //dededede.jp/ ※暫定版。 アニメーションディレクター 黒川智之 原作 浅野いにお シリーズ構成・脚本 吉田玲子 キャラクターデザイン・総作画監督 伊東伸高 世界設定 鈴木貴昭 デザインワークス 動画検査 美術監督 西村美香 色彩設計 竹澤聡 CGディレクター 稲見叡 撮影監督 師岡拓磨 特殊効果 編集 黒澤雅之 音響監督 高寺たけし 音響効果 録音調整 録音助手 音楽 梅林太郎 アニメーションプロデューサー アニメーション制作 Production +h. ☆インタビュー(前章後章共通) ▽本作に影響を与えた人物のひとり!? 偉大な脚本家が語る本作のテーマとは|『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』シリーズ構成・脚本、吉田玲子さんインタビュー ▽【ネタバレ】『デデデデ』に込めた「原作へのリスペクト」と「アニメ独自の魅力」 ▽【デデデデ】脚本・吉田玲子が目指したイキイキとしたキャラクター描写 ▽【デデデデ】「観客のリアル」と「アニメの出来事」のリンクとこだわり! ▽映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」シリーズ構成・脚本の吉田玲子さんにインタビュー ▽内山昂輝さん演じる、可愛らしくて危うい少年の正体とは? 繰り広げられる「正義のぶつかり合い」に思わず困惑⁈ 映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』インタビュー ▽浅野いにお先生の大ファンだった入野自由さん「アニメ化びっくり!」ではなく「やらねばならん!」と奮い立たせられた! アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』大葉圭太役:入野さんインタビュー ▽映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」のアニメーションディレクター・黒川智之さんにインタビュー、浅野作品初のアニメ化をどのように形にしていったのか? ▽幾田りら×あのが大切にする、「自分と向き合う時間」。映画『デデデデ』インタビューで語る ▽「デデデデ」あのが“自身の声を褒めてあげられる” 幾田りらはケンカも楽しかった ▽「貴方はこの作品からどのようなメッセージを受け取るのでしょうか?」アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』中川ひろし役:諏訪部順一さんインタビュー ▽Youtube 幾田りら×あの『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』単独インタビュー 言葉の重みを意識して挑んだ門出&おんたん ▽『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章 試写会舞台挨拶の公式レポートが到着! 幾田りらさん、あのさん、浅野いにお先生が登壇 ▽YOASOBIのボーカルikuraとしても活躍するシンガーソングライター幾田りらさんとTVやCMで話題沸騰の“あのちゃん”ことあのさんが主演声優に!アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』インタビュー ▽第三回スピリッツ新人王開催記念 浅野いにお氏インタビュー 前編 ▽浅野いにおが見るコロナ禍。いま、あえて普通に振る舞うことの「優しさ」 ▽【インタビュー】浅野いにお『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 浅野いにお、引退宣言!? 「『デデデデ』で○○○○は最後かもしれない」 ■関連タイトル 前章主題歌 絶絶絶絶対聖域 後章主題歌 青春謳歌 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション DX COMPLETE BOX 原作コミック デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 1 Kindleまとめ買い 原作コミック デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション ホビー:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/581.html
749 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 四日目・夜:格闘戦] 投稿日: 2006/12/21(木) 02 56 56 最初の一歩を踏み出す直前、ちらりと後ろを振り返る。 倒れ込んだままのキャスターの表情は苦悶のままだが、消失する兆しは見られない。 クラス特性故か、『唯の女子高生』であっても普通の人間の魔術で消失することはなさそうだ。 そうなれば、正面の敵さえ排除すれば問題はない。 「すぐ終わらせるから、待ってなさい……!」 最初の一歩を踏み出す。 「Destruction……par feu 炎上 !」 その動きに漸く反応して、放とうとした魔術を凛の周囲に向けて放つ。 「くっ……」 凛の赤い服が炎に映え、その先ではシャルロットが高笑いを上げる。 石畳の敷き詰められた地面と抜き損ねた雑草が炎に包まれる。 「でもこの位なら……Einfrierung 氷結 !」 身体の周囲に薄い氷の膜を張り、そのまま炎の海に突入する。 「そんな……?」 そのような使い道を知らないシャルロットが驚愕する。 腹部に力を込める。 腕は中段構えで、狙いは腹部内臓。 「Bord 刃 !」 シャルロットの振り払うような一撃を膝を折り曲げ回避する。 そして屈んだ位置は凛の射程内だ。 「教科書通りの魔術じゃ……」 折り曲げられた足と腕の筋肉が同時に引き延ばされる。 「応用が効かないわよ!」 腹部にめり込む寸頸の一撃はシャルロットを吹き飛ばすに十分な一撃であった。 「ごふ……魔術師が格闘なんて……」 吹き飛ばされ、それでも意識を保って後退する。 シャルロットの驚きは恐らく魔術師共通の物だ。 彼女とて、何も知らぬままこの聖杯戦争に身を投じたわけではない。 極東で行われる大儀式の情報は、金さえ積み、然るべき機関に問い合わせれば幾らかは手に入る。 彼女が手にした情報はそう多くはないが、必要十分と彼女が思えるほどであった。 故に、生存者であり、同時に聖杯戦争を画策した『御三家の生き残り』である遠坂凛の情報もある程度、魔術師としての略歴や顔くらいは握っている。 それ故に、魔術師が最初っから、否、敗退していたとしてもだろう、殴りかかって格闘戦で勝負を仕掛けてくるなど考えもしなかった。 「おあいにく……この戦争は基本の魔術だけで勝てるほど甘い代物じゃないのよ!」 弾き飛ばされ、後退するシャルロットに肉薄する。 足払いの一撃を放ち、咄嗟に跳び上がらせる程に下半身に意識を集中させた段階で足払いを止め、止めた足を軸足にして肘の一撃を放つ。 「!」 喉への強烈な一撃で声さえ停止する。 魔術を使わせぬという目的のため、喉は潰さなければならない。 無論詠唱だけが魔術を使う手段ではないが、主要手段が詠唱にある以上、潰しておかねば話にならない。 喉への一撃に崩れ落ちるシャルロットの頭を両手で掴み、追撃の膝蹴りを放つ。 再び弾き飛ばされ、そこで爆風が起きた。 750 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 四日目・夜:音速格闘戦] 投稿日: 2006/12/21(木) 02 57 51 初撃は計算通りの突き。 それを捌き、続く一撃への体捌きを開始する。 だがその体捌きに対応したのは外套の裾。 それを振り、プレストンの視界を覆った。 再計算。 続く一撃は外套の先からの蹴り、回避至難。 同時に後方へ跳び、ダメージを軽減し、敵の蹴りの勢いを利用しての正面からの追撃を含めた予測位置12カ所への射撃を行う。 その結論に対し、僅かに感情が現れる。 幾ら視界がないとはいえ、予測される位置が12とは、予想以上の手練れだと。 果たして蹴りに対する弾幕射撃の向こうでは真正面からの追撃を選択した敵セイバーが外套を蹴散らすように追撃するのが僅かに見えた。 4発まで撒き散らした弾幕の向こうでは外套へ弾丸を受けつつも身を捻り正面への一撃を回避した敵セイバー。 残りの8発を中断して再び再計算へ没頭する。 足を突き出すように後方へ飛んでいる状況からでは行える軌道パターンはたかが知れている。 追撃が来れば今度こそ致命的なダメージを覚悟しなければならない。 突き出たままの足で地面を蹴りし一回転し、そこに生まれる隙を弾幕斉射で6発を撒き散らして補う。 数歩ほどの距離を保ったまま、体勢を立て直し着地するプレストン。 だが立て直すための着地の瞬間動きが止まり、それは音速を超えるセイバーにとって絶対の隙となる。 それだけの時間があれば肉薄し剣の一撃を放つ事が可能なのがセイバーの技。 その隙を逃さぬ袈裟斬りは回避不可能な一撃であると、プレストンが結論するまでには数瞬の時間を要した。 それだけの時間があって尚、出遅れぬのが遺伝子にまで刻み込まれた彼の技。 出遅れぬが、それでも尚全身を動かすには時間が足りない。 その結論故に、起こした行動は二挺拳銃による白羽取り。 直上から振り下ろされた一撃に対した左右からの白羽取りは、その勢いを完全に止めた。 互いに負けぬと信じていた戦いは、意外なほどの膠着でその幕を開けた。 銃の障壁:「動けぬな」「互いにな」言葉は簡素に、戦闘は続行する。 疾風怒濤:互いに無言のまま、示し合わせたように互いが離れ、戦闘は続行する。 投票結果 銃の障壁:1 疾風怒濤:5 決定