約 108,551 件
https://w.atwiki.jp/kyokotan/pages/126.html
「…………」 「…………」 「――――」 三点リーダを飛ばし続け沈黙する俺たちに対抗しているのか、九曜はダッシュを放出し辺りの空間と同化し始めた。 まさかまさかの登場人物に驚いたってのもあるが、九曜の格好にも戸惑いを隠せないと言うのもある。 彼女――周防九曜は髪の毛と同じ漆黒のローブを身に纏い、同様に黒色のヴェールで頭を覆っている。胸元には宝石で作られたロザ リオ。勿論黒い宝石で作られたもので、燈篭の光を浴びてレインボーのような輝きを見せている。 全身黒ずくめの彼女だが、しかし唯一顔の部分のみ白い肌を露出させている。黒の衣装とは真逆のそれが、彼女の顔立ちをよりくっ きりと現していた。 と、俺がここまで説明する間、誰も喋らず動かず。まるでこの空間のみ時が止まったかのような挙動に駆られる。しかし燈篭の光が 揺らいでいることから実際はそんなこともなく、単に硬直しているだけに過ぎない。それに橘を見ると、何かを言おうとして口をもご もごさせている。九曜は言わずもがなのマネキン状態。 このままでは時間だけが過ぎ、何も解決しない。そう考えた俺は乾いた口を何とか動かした。 「……どうしてここにいる?」 ギギギという効果音が入りそうなくらい不器用に目線を動かした九曜は、 「――――観測する…………ため――――」 何を? 「綺麗な…………瞳を――――」 ザッツオーライ、意味不明過ぎる。もっと分かり易い言葉で喋ってくれ。 すると九曜は幾分考えるような素振りを見せて、 「――――勇者の――来訪を…………待っていた――――」 「ゆ、勇者ってもしかして!」 唇のグリスの補充が終わった橘がようやく言葉を口にする。 「……あなた――――」 俺を指差した。 「やっぱり……うんうん」 右手をあごにかけて何やら考え出した。 「ということは、九曜さん。あなたは魔王打倒の鍵をご存知なのですね!?」 「――さっきの…………言葉――――五行を…………見つける――――」」 五行? そう言えばさっきの不思議な声が、そんなことを言ってたような……っていうかあの声は誰の声だ? 九曜の声じゃなかっ たし、他に誰かがいる気配もないし。 「天の――声――――」 天の声? ああ、電池が切れるとバックアップデータが吹っ飛ぶ恐怖の記憶機器のことか。 「違うに決まってるでしょ。九曜さんが水晶の力を借りて、ご神託を受け取ったのでしょ。言わば神の御声を代弁してくれたのです」 「そう……」 そうかい。「で、その五行とやらは何なんだ?」 「五行は――陰と……陽――――2つの………存在意義から――――生まれた………五大元素――――」 「なるほど、陰陽五行説ですか。陰と陽の力を束ねるには、それと同等の力、すなわち五行の力を持って制する。そう言うことです ね」 どういうことなんだろうな。俺にはさっぱり理解不能だ。 「簡単に説明しましょう。この世界の因果律は古代中国の思想によって成り立っていると考えられます。その理由は、先程九曜さんも 仰った陰と陽の力です。陰と陽と言うのは、簡単に言えば相反するもの同士のこと。光と闇、天と地、寒と暖、男と女……様々な例え がありますが、そう言ったもののことなのです。混沌より生まれしそれは、どちらかが存在することでもう一方も存在する。相反しな がらも一心同体の力なのです。そして五行とは、そこからさらに派生した概念です。陰と陽の力が分極化し、火、木、土、金、水と言 う五つの存在が形成され、これも陰と陽と同じく相互作用しながら世界のバランスを保っているのです。あ、ファンタジーの世界だと 地水火風の四大元素の方が有名だと思いますが、あちらは西洋の思想です。話はそれましたが、つまり五行の力を借りることは、即ち 陰と陽の力と対等になると言うこと。暴走しつつある陰と陽の力を食い止める唯一の手段なのです」 まるで水を得た古泉のようにまくし立てる。二人とも超能力者と言うことだし、この辺の蘊蓄はお手の物なんだろう。俺にとっては ウザイ事この上ないが。 で、その陰と陽の暴走ってのが大魔王の力の源ってところか? 「……あ、はい。そうです。だいたいそんな感じです」 何となく橘の返答が遅れた気がしたが、まあいい。 「だがどうやって五行とやらの力を手に入れるんだ?」 「五行の――精霊に…………授けてもらう――」 ほほう、精霊とはこれまた大きく出たものだ。ははあ、分かったぞ。精霊とやらに会って『我が力を使いこなせるか確かめてやる』 とか言って戦闘を挑まれたり、敵の手に落ちた精霊が襲い掛かって正気に戻した辺りで『我が力を授けるにふさわしい』とか言って受 け取ったりするんだな。 「――――それは…………あなた――次第――――」 九曜が言うには、五行の力はその源である『賢者の石』と呼ばれる宝石(高純度高密度の偏向エネルギー凝集体が規則正しく配列し た結晶構造体だとか何とか説明してくれたが今回はパス)を手にすることでその力を発揮できるらしい。どのような力が発揮するかは 分からないが、世界を創造するパワーの源となった力だ。例え五分の一に減じているとは言え、恐るべきものであることは想像に難く ない。 ただ残念なことに、その『賢者の石』をどうやって授かるかはよくわかってないそうだ。第一精霊とやらに会って実際に手にした人 がいるわけでもない。そりゃそうだよな。世界を崩壊しかねない力を持つものをポンポンと人に渡していたら今頃この世界は塵と芥の 山か、あるいは既に混沌へと帰しているか……そんなところだろう。 だから、ここから先は手探りの状態が続く事になる。面倒くさそうなことこの上ないが、やらなければいつまで経ってもこの世界か ら抜け出せそうにない。先にも行ったが、俺はこの世界で天寿を全うしたいとは思わない。せめて自分の生まれた星で自分の生まれた 時代で生涯を閉じたいものだ。この辺朝比奈さんならよーくわかってくれると思う。 「わかったよ。それじゃさっさとその精霊とやらに会って賢者の石を貰おうぜ。で、どこが一番手っ取り早い?」 九曜はキキッと首を傾げ、 「――そこ」 九曜は意外な方向を指さした。それは、俺たちの会話を暫くうんうんと頷いて聞いていたツインテール。 「まさか、橘が持っているとでも?」 「――――」 数ミクロンには及ばないが、数ナノ単位で頷いたように見えた。 「え? あたしそんなもの持ってないですよ?」と対照的にあたふたとざわめくのは橘京子。あまり裏表の無い奴だから、嘘をついて いるようには見えない。それに嘘をついてこの世界からの脱出方法をひた隠しする理由もこいつにない。 だが、九曜も嘘をつくような人間には見えないわけで。 「九曜、どこに隠し持っているか教えてくれ」 「――――」 俺の言葉に、九曜は沈黙を保ったまま橘京子の目前まで迫った。 「う……」 少々ビビッた様子の橘と、全く怖じけつかない九曜がそれぞれ対面し、そして九曜は指を差した。 ――橘京子の下半身を。 「へ?」 「まさか……そこあると言いたいのか?」 「――――」 再び数ナノ単位で首を動した。 「え? え? どういう事? まさか体の中に埋まっているってことは……いえ、そんなはず無いわ。改造人間になる手術なんて受け てないもの。じゃあ一体どこに……?」 当の本人が解らないのに俺が解るわけ無かろう。こうなったらどこにその賢者の石があるのか、九曜に取って貰う以外に他はない。 「――わかった」 黒尽くめの占い師は両手を上げ、橘京子の肩を掴んだ。橘京子の体がビクンと小さく揺れた。 「く、九曜さん、取り出すのは構わないですけど痛いことはしないでくださいね! あと流血もゴメン被りたいのです!」 「大丈夫――痛くない…………引っかかっているだけ――」 「な、なんだ……九曜さんのことだから体の中に埋まっているソレを無理矢理取り出すかと思いましたよ」 ビビリまくりの橘の顔を見て、 「それは――――あり得ない…………」 何だか悔しそうな顔をする九曜。したかったのだろうか? 屠殺場じゃないぞ、ここは。 「――――ちょっとした……冗談――これからが――本番…………取り出す――――」 長門以上に喜怒哀楽が乏しいこいつが一世一代のギャグを言い放ったのはそれもかなりの事件なのだが、それをも上回る事件は俺の 目の前で勃発した。 「ちょ、九曜さん! 何をするんですか!」 何と九曜は、橘の貫頭衣をやおら捲し上げたのだ。必死になって抵抗する橘だが、九曜の超人類的パワーに圧倒出来るわけもない。 「……どこに手を入れ……ううっ! ……そこ……はぁん!……らめぇ!」 俺の位置からは九曜の豊満な髪の毛に阻まれてよく分からないが、橘が苦痛のに顔を歪めた事だけ分かった。顔中真っ赤である。 そして。 「取れた――」 九曜が取り出したのは、卵くらいの大きさをした、深緑色の宝石。 「これが賢者の石なのか?」 「そう――――『木』の力が…………宿っている――」 先程よりも滑らかに首を動かした。しかし、何でまた橘が……? 「先の戦闘――――その際……先兵が――隠し持っていた……その時に得たもの――――」 「……あ、そう言えば……」肩で息をつき、「先程の戦闘の際……はあはあ……ある一本の触手を……切り落としたら……何かがあた しの中……に……んん……潜り込んだというか……そんな気が……くはぁ…………今の今まですっかり忘れてました……」涙目の橘が 言葉を続けた。中々な大事をすっかり忘れる奴である。 「……いえ、基本草食性ですし……寄生すること……もないですし……単に先端部分が……残ってたのかなーと……思って……」 だとしても普通その場で取り除くだろ。 「だって……直ぐに他の触手が……攻めて……きましたし……第一あんなところに……」 橘の顔はさらに赤くなった。 「しかし、何であの触手が賢者の石を持ってたんだ?」 「精霊――――を――――食べた…………から――」 マジでか!? そんなに凄い奴だったのかあの触手!? 「精霊――――数万年を……生きた――大木…………それが枯死し――――彼の者が――――摂取した……」 ああ、そう言えば生きてない植物を食べるんだったな、あの触手。たまたま摂取した植物が精霊……いや、元精霊で、その時に賢者 の石も一緒に食べてしまったと言う訳か。 しかし、パワーの源たる賢者の石を、そんなに簡単に人様に手渡して良いものだろうか? 「それは……恐らく同じ『木』に属する仲間だったからでしょう」と橘。息を整え終えたのか、いつも通りの口調に戻っていた。 「賢者の石を守護するのは、何も絶対的な力持つ者や、長寿の存在である必要はありません。頻繁に他の者に譲り渡すことでその存在 を眩ませていたのかも知れませんね。今思えば、あたし達を必要に攻撃したのも、あの宝石を守るためだったのかも知れませんね」 さて、どうだろうね。あれはどう見ても橘に踏まれて怒っただけのように見えたが…… 「……もうっ! それより九曜さん、わざわざ取り出してくれて有り難うございます。でもよーく洗ってから持って行ってください ね」 「ん? どうしてだ?」 「だっ! だって……ほら、あまり綺麗とは言えないじゃないですか」 よく見ると、半透明の液体が緑色の宝石にまとわりついているのが分かった。先程の触手が吐きだした粘液だろうか? 「検討……する――」 ところで、橘のどこから出てきたんだ、それは? 「それは――「言わないでください!」」 「わたしも――――あなた達とと……行動を共にする――――」 一頻り話をし終えた後、九曜は突然言い出しやがった。 「行動するって……もしかして仲間になってくれるんですか!?」 「そう…………あなた達だけでは――心許ない…………」 悪かったな。 「それでは――次の目的地に……向かう――――次は……ここから――南の……場所――――港町…………」 「港町……ですか? 確かにここから南に行ったところにそう言った町があるのは確かですが、でもこの村の南には切り立った山がた くさん連なっています。それを迂回してたら何十日とかかっちゃうわ」 「心配……いらない――――」 九曜はおもむろに水晶を手に取った。 「―――羯諦……羯諦――――波羅羯諦………波羅僧羯諦――――sicut et nos…………dimittimus debitoribus……nostris――― ―sed libera――nos a malo…………Amen――――」 呪文のようなお経のような祈りのような……ともかく、小声で何やらブツブツ言った後、水晶がまばゆい光を放った。 「なっ……」 「何……?」 光はほんの数秒で消え去ったが、その光を直視したためか、俺の視界は先程の暗闇と同等なまでに低下した。 「九曜、何をした!?」 「――次の……目的地まで――移動した…………」 何!? 「……あっ……ここは……もしかして!?」 先に視力が回復したのだろうが、橘京子の驚愕の声が響き渡った。俺の視力も徐々に回復しているが、まだ全体を見渡せるほどでも ない。それでも先程の様子とは打って変わり、明るい場所に出没したことだけは分かった。 そして先程と全く異なるのは他にもある。深緑の匂いが消失し、入れ替わるかのように感じたのは潮の香り。波の音とカモメが鳴く 声が聞こえることから、海が近いことは間違いない。 「こっち――――」 手招きをする九曜がぼんやりと見えた。様子のつかめない俺と橘は、取りも直さず九曜の指さす方向へと歩幅を広めた。 「……で、九曜、ここはどこなんだ?」 「――港……町……」 「それは分かってるよ。だが問題なのは何故酒場でまったりしているか、っていうことだ」 俺たちが九曜に連れてこられたのは、港町にある、船着き場にほど近い酒場だった。船を利用する観光客が行き交うと言うより、水 兵だか船乗りが仕事前後に利用する、場末感たっぷりの酒場である。昼間だというのに酒の匂いがやたらと鼻についた。 「ここに、次の賢者の石の手がかりがあるんですか?」 「そう…………それと、もう一つ重要な事が――ある…………」 重要な事? 「――もう一人の……仲間を――見つけ出す……事――――」 もう一人の仲間!? 「どうやって見つけるんですか?」 「これが…………存在を――教えてくれる……」 九曜は右手に持った木の杖を掲げた。杖の先端には水晶が当てはめられていた。九曜のいた部屋に置いてあった水晶を、丁度小さく したようなもので、こちらも不思議な光に包まれている。 「先程の――水晶を…………小型化――凝縮した――――」 便利な技を使う奴だ。「それで、その仲間とやらはここに現れるってのか?」 俺の言葉に九曜はキキキッと腕を上げ、杖の先端で扉の方を差した。 「あそこから――来る…………もうじき――――」 その扉は、この酒場の入り口であり、言うまでもなく俺たちが入ってきた扉でもある。 「それまで待ってろ、てことか」 「そう」 「どのくらいかかるんだ?」 「直ぐに……来る――――」 そうか、それじゃ少し待つことにしようか。 「いいえ、あたし探してきます! だって少しでも早く見つけた方が良いですもの! 行ってきます!」 俺の言うことを完全無視した橘京子は、脇見もせず扉の向こうに走り出す。 「……いいのか、九曜? あのまま行かせても?」 「…………構わ――――ない…………無駄骨を――折るのは……彼女――――」 「そうだな、わざわざ付き合う必要もないか」 などと橘京子を除く俺たちが待ったりモードに入ろうとした瞬間、事件は起こった。 入り口まで駆け足で走る橘京子は扉を開こうとした瞬間、それよりも早く開く扉の気配を察知した。 「……!」 寸でのところでドアの開閉による攻撃を喰らわずやり過ごした。さすがは組織の一員。 しかし、である。 「きゃん! いったーい!」 咄嗟の回避にも拘わらず、何かに接触した橘は勢いに押されてその場に尻餅をついてしまった。 「ってーだろーが! どこに目をつけてやんだこの野郎!!」 図太い声が響き渡った。 「ん? よく見たら女じゃねーか」 続いて甲高く細い声が聞こえる。 「くひっ……しかも中々の上玉……ひゃひゃひゃ」 さらに聞こえるダミ声。 橘はその場に座り込んだまま、焦燥感を露わにした表情で彼らを見ていた。 「よう、姉ちゃん。人様にぶつかっておいてお詫びの一つも名無しか?」 「いえ、その……ご、ごめんなさい……」 「ごめんなさいだぁ? まさかそれで謝ったつもりか? へっ、ガキじゃあるまいし」 「ふへへへ……それ相応の責任を取って貰おう、かなっと」 続々と扉から入ってくる男三人。 最初に入ってきた野太い声の主は禿頭姿のゴリマッチョ。元は白色なのだろうが、長いこと着続けているのだろう、灰色くくすんだ タンクトップと同じ色のクオーターパンツを着ている。甲高い声はひょろ長く長髪ストレートヘア。襟を立てたシャツと、ジーンズに 似た素材のパンツに手を入れにひひひと笑ってやがる。そして最後に入ってきたダミ声は、チビデブバンダナ姿。縞々のTシャツと短 パン、そして丸いサングラスが似合っていない。 三者三様の格好だが、この三人には共通点があった。それは、いわゆる「ごろつき」だと言うことだ。 「あ……あの……あの……それ相応の責任って……」 よせばいいのに聞き返す橘。泣きそうな顔を見て三人は 「なに、晩酌の相手でもしてくれればそれでいいさ」 「そ、それくらいなら……」 「おお、してくれるのか。それはありがたい」 「分かってるとは思うが、酒を注いでハイ終わりじゃないからな。酒に溺れて野獣と化した俺たちのモノの処理も含めて、だぜ」 「ひっ……! そ、そんな……」 「おいおい、連れないこと言うなよ。自分から了承したんだ。今更イヤだとは言わせないぜ? 所謂和○ってやつだ」 「ぐひひ……久しぶりの女だっぜ……溜まりまくってるから俺は三発はいけるぜ」 「なら俺は五発だ」 「おいおい、サカリの時期はまだ早いぜお前ら」 『ぐはははははっ!』 低俗な笑い声が辺りにこだました。その笑い声に橘の顔が蒼白になっていくのが分かった。流石に何をされるのか分かったのだろう いくら強気に振る舞っても、いくら弓矢の扱いが上手くても、大の男三人に羽交い締めにされれば元も子もない。その絶望感からだろ う、橘はへたりこんで身動き一つ取らなくなってしまった。 ちっ、これだからお嬢様ってのは……いや、別に橘がお嬢様って訳ではないが、気分的にな。 それはともかく、いくら場末の酒屋とは言え、こいつらの非道さに誰も口を出さないのも気になる。船着き場の近くと言うこともあ り、カタギの人間も少なからずいるはずなのだが……あいつらか、あるいはあいつらの親玉が余程力を持っているのか? だが、俺たちにはそんなことは関係ない。ここで橘があいつらの良いようにされるのは面白くない。人数的に不利だし、如何ほどの 力を持つかは知らないが、こっちは九曜もいるし、魔法も使える。何とか対等の立場に持って行けるはずだ。 よし、と気合いを入れて席を立った瞬間、九曜もまた同時に立ち上がった。 「――大丈夫……あなたは…………見ていて――」 そう言い残すと、九曜はからくり人形並みにぎこちなく橘とごろつき三人の前までゆっくりと移動した。 「ん? 何だお前?」 「お、ねーちゃんも俺たちのパーティに参加してくれるってか?」 「ふへへへ……それいい! 乱交だ! 乱交パーチーだ!」 「――――」 ごろつき共のヤジに怯えることもなく(というか何とも思ってないのだろうが)、九曜は橘の方に赴き、今だ座り込んでいる彼女を 何とか立たせ、そして担いで俺がいるテーブルまで移動し始めた。 「……おい。どこに行く? まさか逃げる気じゃないだろうな?」 そんな言葉でビビる九曜じゃない。 「待てよ!」 だから言うだけ無駄だって。 「くひゃ! まちやがれぇ!!」 ついにチビデブサングラスが九曜の肩に手をかけた。 瞬間。 「…………っ!!!」 九曜が手にした気の杖が、サングラス野郎の後頭部にクリティカルヒット。声すら出さずごろつきの一人はその場に倒れ込んだ。 『なっ……』 あまりの事に驚愕の声を上げる残りのごろつき二人。 「――――ここに……」 その二人を尻目に、パニック寸前の橘をゆっくりと椅子に座らせた。 「……あたし……危ない目に……九曜さんも……危ない……」 「大丈夫――――」 九曜は手のひらをそっと橘の顔に置いた。すると橘はまるで操られているかのようにスッと目を閉じ、そして眠りに陥った。パニッ クになりつつある橘の気を鎮めるための配慮だろうか。 「くー……くー……」 寝息を立てる橘を確認した後、九曜は再びごろつき達と向き合った。 「野郎!」「テメエッ!!」 二人は腰に差していたダガーを取り出し、九曜に向かって斬りかかる! 禿頭は上段から、長身は中段よりやや下から、それぞれク ロスさせるかのようにダガーを振るった。 「――!!」 九曜は寸でのところでかわしたものの、その風圧のため右袖が切り落とされ、ローブの左足部分にが綺麗なスリットが入った。 「なかなかやるじゃねえか、お前」 「普通の奴ならあの一撃で全身ズタズタのボロボロになるだがな、ヒヒヒヒ!」 こいつら……ただのごろつきと思ってたが、そこそこ腕があるようだ。なるほど、この界隈ででかい顔をしているだけある。 「だが……今度はどうかな?」 長身の方が懐からさらにダガーを取り出し、それを投げつける! 九曜は難無くかわし、隙だらけになった長身に攻撃を加え……ない? 「ほう、今のもかわしたか!」 九曜に向かって投げたはずのダガーは、再び長身の手の中に収まっていた。三本目のダガーを取り出したから、ではない。長身が投 げたダガーを禿頭が受け取り、間髪入れず投げ返したからだ。 「ほら、ほら、ほら!」 「それ、それ、それ!」 一人が投げつけたダガーはそのままもう一方の元まで届き、すぐさま投げ返す。二人でやるお手玉状態だ。九曜は差し迫るダガーを 何とか交わしているものの、これでは攻撃も出来ない。 「そうら、もう一本追加だ!」 合計三本となったダガーの攻撃はさらに凄まじさを増す。そしてその影響が九曜にも現れ始めた。 即ち、ローブが少しずつ切り裂かれているのだ。 「へいへい! ねーちゃん! ストリップとは色っぽいねえ!!」 「言っとくが、真っ裸になっても謝るまで止めねえからな!」 くっ、このままでは九曜が不利だ。そろそろ俺も加勢に…… 「――大丈夫……と――言ったはず…………」 必死でよける九曜の胸元にダガーが掠めた。 「大丈夫って言ってもな! お前その状態で反撃すらできてないじゃないか!」 「ちょっとした……ウォーミング――――アップ……これから――――反撃する」 右手にした杖を手にし……うおっ!? 『何っ!?』 チン、チンと金属音が床に響いた。 九曜は手にした杖をバトン宜しく回転させ、ダガーの猛追を振り払ったのだ。あまりのことに攻撃することも忘れたごろつきの一方 に九曜が迫る! 「ぐふっ!」 杖の先端をみぞおちにめり込ませ、そのまま数回突く。たまらず長身はその場に膝を突いた。 「ぐ……やるな……だが……この杖を封じれば…………攻撃……でき……まい……」 長身は最後の力で杖を奪い、そのまま覆い伏せるかのように倒れ込んだ。 「よくもっ! 俺の相棒を!!」 間髪置かず禿頭が九曜の元に攻め込む。いつの間に用意したのか、両手に携えたダガーが九曜に襲いかかる! しかし、この後俺はとんでもないモノを目の当たりにした。 「死ねえぇぇ!!」 頭に血が上ったのか、なりふり構わず突っ込む禿頭。 「――――」 対する九曜はその場でじっと……いや。その場から足を一歩引き、両手を軽く上げ、ファイティングポーズを取る。 そして獲物が間合いに入る瞬間跳躍した!? 「なっ……!」 禿頭の呆気にとられた顔が、遠く離れたこの位置からでも確認できた。 飛ばれたことで間合いが狂った禿頭は思わずダガーを振るうが当たるはずもない。それどころかスキができる。 勿論見逃す九曜ではなかった。体を捻り、右足を伸ばし、回し蹴りを横っ腹に決める。これだけでも致命傷だろうが、凄いのはここ からだ。なんと九曜はその反動を利用してもう一回転。左足が禿頭の同じ場所を貫いた。 「ぐへぇ……」 もろカウンターで入った。あの衝撃では下手をしたら骨の一本や二本は折れたかもしれない。 ドサッと重いものが倒れ込む音と、トスッと軽い音がほぼ同時に響き渡った。 その軽い音を立てた方――九曜はゆっくりとその場に立ちあがり、そして俺の方を見る。 スリットから生える白い足が目に焼き付く。それくらい華麗な空中二段回し蹴りだった。 すげえ、その格好からして魔法使いか僧侶系がと思ったのに、見事なまでの格闘タイプかよ。 「これくらいは――――当然…………魔法も――使える――」 九曜はシャランという音を立てながら杖を振るった。瞬間、ボロボロに破けたローブが再生し、まるで新品のような輝きを取り戻し た。……あ、でもスリットは直さないのな。 「こっちの――方が…………動きやすい――――」 あ、そう。 だがさすがは宇宙人。万能キャラはこの世界でも有効ってわけだ。 「そうでも……ない――」 いや、謙遜はいいぜ。ちったあ俺も橘も見習った方がいいな……そういえば橘はどうした? まだ惚けているのか? 何とはなしに橘を座らせた椅子に目をやると……あれ? いないぞ。どこに行った? 「あそこ……」 九曜が指さした方向を見れば、橘を抱きかかえられ、連れ去られようとしていた。 連れ去ろうとしているのは、一番始めに失神したチビデブ野郎。 「こらぁ! 何してやがる!」 俺たちが気づいた瞬間、ものすごい速さで逃げるチビデブ。俺も懸命に走るが、奴との距離を保つので精一杯だった。混乱した場内 と、入り乱れたテーブルと椅子で思うように動けないためだ。 こうなったら魔法で……って、こんな場所で火の魔法使った日にゃ大火事だ! 水も木も土も辺りに迷惑をかけそうだし、金に至っ ては何を唱えて良いか分からんし……ええい! 俺が何とか呪文の詠唱を考えているスキに、チビデブは入り口付近まで到達。その場から逃げようとしていた。くそ、焦れば焦るほ ど呪文を唱える意識が飛んでしまう。どうすればいいんだ!? 「ひゃーはっはっは! この娘だけは俺が預かっていくぜ! 悔しかったら追いかけて来な!」 完全に勝利を確信したチビデブがドアを開けようとした瞬間、 「ぐふっ!」 開いたドアの一撃を食らってその場に倒れ込んだ。 「ぐっ……誰だっ!!」 「お前如きに名乗るような安っぽい名前は持ちあわせておらん」 ドアの前に立っていた人物……声からして男だ……は、ゆっくりと酒場の中へと入ってきた。 背丈は俺より少し高く、短くも長くもない髪を軽く真ん中分けにしている。古泉とはまた違ったファンがつきそうな整った顔立ち。 ここまでなら酒屋に似つかわしくない好青年で済むのだが、実はそう思えない理由が二つほどあった。 まずはその格好。水色の半着と灰色の袴、そして藍色の羽織を着込んで高下駄を履くという、和を前面に押し出したその格好はここ がファンタジーの世界だと言っても全く異質な物にさえ感じた。 そしてもう一つ。それは彼の瞳……全てのものに不平不満を言いたげなあの目が、奴のメリットを全面的に押し殺していた。 ああ、もちろん見知った顔だ。 「こんなところで遭うことになるとはな……正直虫が好かん。だがこれも既定事項の内だ。甘んじて受け入れてやる」 愚痴を零すその声は、この時ばかりはありがたく感じた。 「藤原……お前もこちらに飛ばされてきたのか……」 ふん、と鼻を鳴らしたその男は、 「識別信号で呼ばれるは気に喰わんが、だからといって偽世の礎を確乎不抜とせしめん輩もまた大罪。いいか。忠義によってお前達を 助けてやる」 シャキン、と腰に差してある片刃の長剣を抜いた。あの風体からして、恐らく日本刀の一種だろう。 「失せろ。さもなくば死ぬぞ」 「う…………」 件を突きつけられ、チビデブはすごすごと後ずさりし、その場から立ち去る……と思いきや。 「……へっ、できるものならやってみやがれ!」 中々挑戦的な態度を取りやがった。正面には藤原、後方には俺と九曜が控え、逃げることも反撃することもままならない。頼りのお 仲間は、九曜がさっきふん縛って身動きできなくしている。 この期に及んで自分の優位性を疑わないとは……ついに頭のネジが切れたか? 「うるさいっ! ならこれでどうだ!?」 そうほざいた後、小走りであるポイントまでたどり着き、そして。 「あいたたた……あれ……? あたしどうしたのかしら? 確か暴漢に襲われて……うわ!」 最悪なタイミングで起き上がる。くそ野郎。橘を羽交い締めにしやがって……人質のつもりか? 「た、助けてぇ! は、早くぅ!! いやぁ! 死にたくないぃぃぃー!!!」 普通こういう場では、『あたしの事はどうでもいいから逃げて!』と言うのがセオリーなんだが……全く以て空気の読めない奴であ る……ま、そんな冗談はさておき。 チビデブは橘を盾にしつつ、「俺が遠くに逃げるまで、こいつは人質だ! いいな!」と血気盛んにまくし立てる。攻撃することは 容易いが、あれでは橘にまで危害を加えてしまう。魔法を使ったところで巻き添えを食らうだろうし、九曜の格闘術もまた然り。 古風で使い古された手ではあるが、確実な方法だ。 ならば……どうする? 「ここは僕に任せろ」 「何か良い策でもあるのか?」小声で言う俺の言葉を無視し、藤原は二人の前に立ちはだかった。 抜き身の剣を携える藤原に、チビデブは恐怖で仰け反り返っている。 「どどど、どどどうする気だぁぁ……」 「心配いらぬわ。眠って貰うだけだ。永遠に覚めぬ眠りをな……」 カチャリと剣を上段に構えた。 「ひいっ! い、いいのかぁぁ……こいつが、どどど、どおなっても…………いいのかよぉぉぉぉ!!!」 「いやぁぁぁ! 切らないでぇ!」 藤原の脅しに、二人ともパニックを通り越してエクスタシー状態! 「仲良く地獄の夢でも見るが良い」 『いやぁぁぁぁぁ!!!!!』 スチャ、と鞘に剣を収めた藤原は、また下らぬものを斬ってしまったというような、複雑な表情を浮かべてその場に鎮座した。 「…………っっっ、あれ? 何もなってねえ?」 「…………んあ? 本当……?」 二人は自分の体が繋がっていることを確認し、ぷはぁと大きく息を吐き、再びへたり込む。 「刀が名刀である証。どうやって証明するか分かるか?」 『???』 突然の話題に、二人はクエスチョンマークを点灯させた。とてもついて行けそうにないと感じた俺は、二人に代わって藤原の質問に 答えてみた。 「そんなの、切れて丈夫で良くしなって……あと、名匠が作り上げた物だろ」 「違うな」小馬鹿にするように笑った藤原は「切れない刀はなまくらだが、切れるだけの刀も不出来の刀だ。それにいくら名匠が作っ たといっても、主人や刀匠に徒なすものも少なくない。村正の伝説などはその典型だ。それは最早名刀とは呼べない」 今度は脇差しを抜き、逆手に構え、腕を伸ばした。 「名刀かどうかを判断するのにこんな方法がある。小川に刀を刺し、上流から木の葉を流す。この時、『切れろ』と念じれば葉は真っ 二つになり、『切れるな』と念じれば切っ先が触れても切れずそのまま流れていく。つまり所有者と一心同体の動きをすることが名刀 たる証」 ……で、何が言いたいんだ? 「つまり、だ……」ツカツカとへたり込む二人の元まで歩き、手にした脇差しの峰でチビデブの頭をコンッと軽く叩く。 「うひぃ……!」 瞬間、彼の着ていた服が紙吹雪ならぬ布吹雪となって辺り一面に舞っていった。 「いくら強固な鎧で身を包もうとも、いくら人質で身を守ろうとも、この名刀天叢雲の前には無力」 「ひ、ひひぃぃぃぃぃ……」 さらに切っ先を首に向けて、カチャリと鳴らした。今度は峰では無く、刀身。 「もう一度言う。失せろ。さもなくば死ぬぞ」 「う、うわ、うわあああああああ!!!!!」 一糸纏わぬ姿で一目散に駆け出すチビデブ。仲間の事など歯牙にもかけることもなく。 ……ま、悪人の末路などあんなものだな。 ようやく全てが終わり、俺はやれやれと溜息をつき、藤原は脇差しを鞘に収めた。 「大丈夫か?」 「ああ、あの……ありがとう。強いのね」 「……ふん、お前があまりにも不甲斐ないのでな。こんな事ではこれから先が思いやられる」 お、微妙に照れてやがる。横に顔を向けても赤くなってるのが丸わかりだ。さすが元祖ツンデレ。 「……って、これから先ってまさかお前もついてくるのか!?」 「甚だ遺憾だが、これも既定事項だ。お前達の仲間となり、目的を達成しなければならないんだ。言っておくが勘違いするな。こちら はこちらの任務を遂行するだけだ。馴れ合いをする気はさらさら無いからな」 ったく、素直に『宜しく頼むぜ』位言えばこっちも『期待してる』とかいうのに…… 「そうかい、それで結局これからどこに行くんだ?」 俺の問いに、それまで酒場のオブジェと化していた九曜がようやく動いた。 「――――この先……南の――――島――――そこに……賢者の石の…………波動が――感じられる――――」 手にした杖を掲げると、はめ込まれた水晶が蒼く輝いた。色からして『水』の力だろう。 「わかりました。では行きましょ。今回ちょっと情けなかったから、次こそは頑張るのです。人間相手に弓矢を振るうのは気が引ける けど、モンスターなら全く問題ないわ」 だといいけどな。 「何よ。あなたも見たでしょ。あたしがゴブリンをやっつけたの!」 ぷくっとふくれた顔で怒る橘。まあ……見たことは見たが…… 「でしょ? あたしだって役に立つのです。さあ早速行きましょう!」 待て、南の島に渡るには船か何かが必要だろう。まずはそれを用意しないと。 「大丈夫よ。九曜さんの魔法でパーンとあそこまでひとっ飛び!」 「――それ…………無理……」 「え゛?」 「――――魔法障壁が――結界が……張ってある…………」 だそうだ。と言うことはやっぱり船をチャーターするしかないか。 「この町で船を貸してくれそうな人を探すしかないな、まずは」 「そうですか……しゅん」 なぜこんなに悲しいそうな表情をするのだろうかね。 「……うん、できないのなら仕方ありませんね。こうなったらあちこちかけずり回って船をさっさと手配しましょ」 立ち直るのも早い奴ではある。 「ところで橘、さっき藤原に斬られたのに、お前は何もなってないのか?」 ふと思った疑問を投げつけた。藤原が言ったことが本当なのか確かめるためだ。橘は自分の衣服を見渡し、つんつんと触ったり引っ 張ったりして異常が無いことを確かめた後、「んー。そうみたいですね」と言った。 「当たり前だ。僕の腕と天叢雲が、そんな初歩的なミスをするわけがない」 だと良いんだがな。「ところでどこで手に入れたんだ? かなりの一品みたいだが、そんなものがゴロゴロ転がっているとは思えな いし、縦しんば売られていたとしてもバカ高いだろ」 「ならば教えてやろう。これは僕が立ち寄ったある村の小高い丘に深々と突き刺さっていたのだ。村人曰く、これが抜けるのは真の勇 者のみとされており、ならば僕も挑戦してみようじゃないかとやってみたんだ。参加料を払ってな」 さ、参加料……? それって単なる阿漕な商売じゃ…… 「そ、それで抜けたと?」 「ああ」 「因みに村の人、顔が引きつってなかったか……?」 「全くその通りだ。もっと喜んでくれると思っていたのだが、汗を垂らして悲痛な趣を見せていた」 「多分、その刀偽物のような気がする……」 「はっ、そんなわけなかろう」 「なら試してみる。おい橘、こっちに来い」 橘を近くに呼んで俺は剣を抜いた。 「じっとしてろよ」 そして、藤原がそうしたように俺も剣の柄でコツンと軽く小突いてみた。 「へ……? キャアァァァァァァ!!!」 ……果たして俺の予想通り、橘が来ていた貫頭衣は細かく分断され、辺りを綺麗にはためかせた。 「いやぁぁぁ! なんであたしこんな役回りばっかなのよぉぉ!!!」 キャーキャー叫びながら再三にわたって服をボロボロにされた橘を横目で見つつ、 「藤原、お前もちょっとおかしいと思わなかったのか?」 「……ふん、禁則だ」 目が泳いでいるぞ。こら。 ――次回予告―― こうして、五行の力を求め、悪の大魔王を倒す四人の選ばれし者(?)がそろった。 まず一人。剣と、そして何故かは知らないが魔法を駆使する勇者こと、不肖俺。 二人目。魔法のエキスパートながら、実は格闘技の方が得意という異色の占い師、周防九曜。 三人目。妖刀天叢雲(贋作?)を使いこなす異国のサムライ、ポンジー藤原。 最後。弓矢の精度はイマイチ。頭の中はドンヨリ。その分お色気担当で挽回するわ! 橘京子。 果たして、この面子で残りの五行の力を借り、悪の大魔王を倒すことが出来るのだろうか――? 「ちょっと! なんであたしがお色気担当なのよ!」 ……それは作者の趣向だから仕方ない。 「何であんな野郎のためにあたしがボコスカ肌を露出しないといけないのよ!訴えてやるわ!」 それは構わんが、お前が嫌と言ったところで九曜が代わりにやるだけだぞ。あいつなら喜んで任務を全うするだろうし。 そうすると橘京子の出番はさらに無くなるが、それでもいいのか? 「うう……人の弱みにつけ込んで……妄想フェチ変態野郎……」 ……否定はしない。 ということで、橘さんがこれまで通り(?)お色気担当をしてくれるそうですので、安心して続きを掻きたいと思います。 ただ今のままだと可哀相なのでもう少し活躍させます。 次回、『大海原の死闘!』 橘京子の新たなる力が目覚め…………たらいいなぁ。 続けたい。
https://w.atwiki.jp/demobura/pages/47.html
必殺技解説 ~必殺技~ 薔薇花葬脚 ライダーキック。上空から斜め下に蹴りのモーションで突っ込む。 攻撃判定が強く、突進速度も速い。なお、ガードされてもスキが少ない。 EX版は射撃無敵がある。 翠星連舞脚 三回連続で回し蹴りを繰り出す。三段目以外は追加入力2及び3に派生可能。 発生が早くリーチも長い。初段で止めれば隙は少ない。三段目ヒット後は追撃可能。 派生技に繋ぐことで中・下段の二択を迫れる。攻撃判定発生前にも追加入力を受け付けており、初段を出さずにいきなり二段目を出すことも可能。 EX追加入力2は下段判定のスライディングを繰り出す突進技で、ガードされても有利。 胡蝶乱舞脚 両脚を広げて回転蹴りをしながら飛び上がる。 攻撃判定が大きく、A、B、EXの順に追加入力できる。 通常版には無敵はないが、EX版には出掛かりに無敵判定があるため、対空や割り込みに使える。 ~ブライド必殺技~ バグズショット ベルゼブブが蝿の群れを飛ばす。 弾速は遅いが、蝿は相手を追尾する。 インモラルホールド ベルゼブブが相手の背後にワープし、羽交い絞めする。 捕まえた相手は追撃可能。 ~超必殺技~ スパンキングローゼスシュート 四つん這いになったベルゼブブを蹴り飛ばし、ヒット時はロックして連続攻撃する乱舞技。 空振りすると膨大な隙をさらすので、主に連続技に使う。
https://w.atwiki.jp/tekiyakusaikyou/pages/1222.html
【作品名】機動戦士Vガンダム 【ジャンル】漫画 【名前】ドッゴーラ改withクロノクル・アシャー 【属性】大型MA 【大きさ】尻尾まで含めると370m、体部分だけだと40mくらい 【攻撃力】 400mくらいの大きさの戦艦を正面から真っ二つにする大型ビームサーベルを持つ。 軽く殴っただけでV2が100mくらいぶっ飛び、5mくらいの厚さがある装甲を持つ宇宙要塞に叩きつけられてV2と同じくらいの大きさの穴が空く。(宇宙で) バリアーアタック:要は体当たり(自称「星さえも砕く」) 2連ビームキャノン:肩に装備されてるビームキャノン、上記の宇宙要塞に直径50mくらいの穴開ける 【防御力】全身がバリアコーティングしてありV2ガンダムのあらゆる攻撃を弾く 【素早さ】V2ガンダムと同等の速度で動き回れる、動き回るV2を羽交い絞めにできる 【特殊能力】全身がビームそのもの 【長所】異常にしぶとい、ボロボロの状態でもかろうじて動ける 【短所】ボンボンオリジナル 【戦法】ビームキャノンで牽制しつつビームサーベルorバリアーアタック 【備考】ラストの敵 【V2の攻撃力と素早さ】 【攻撃力】20mくらいの小衛星の後ろに隠れたMSを衛星ごと破壊できる威力のビームライフル V字斬乱れ斬り 周りを取り囲んだ10数機のMSを一瞬で全滅させるビームサーベル乱れ斬り 5mくらいの厚さがある装甲を持つ宇宙要塞に100mくらいの大穴を空けるメガビームライフル 【素早さ】クロボンのマザーバンガードに搭載されているミノフスキードライブの完成版装備、 理論上亜光速の速度が出る 一瞬で100mは移動できる相手を捕らえられる奴が5体に分身して見えるくらい早く動ける。 目の前10mくらいにドッゴーラが撃ったビームが迫った状態で上昇して回避 地平線が光った1,2秒後には敵機に接近しビームサーベルで刺せる 858 :格無しさん:2009/07/05(日) 23 39 32 808 【素早さ】亜光速戦闘可能(目の前に出現した準光速ミサイルを足を止めた状態で撃破し、自身も亜光速で移動するイデオン相手に 肉弾戦できるようなロボットが飛び交う戦場で戦闘) イデオンの【大きさ】も書いておかないと、どの程度の距離で亜光速の攻撃に反応できるのかわからない。 844 2連ビームキャノンの速度・射程の補足してくれ。速度はV2の【素早さ】にも関わる。 【素早さ】V2ガンダムと同等の速度で動き回れる、動き回るV2を羽交い絞めにできる ↑と同じ理由でV2ガンダムの【大きさ】。 一瞬で100mは移動できる相手を捕らえられる奴が5体に分身して見えるくらい早く動ける。 「捕らえられる奴」の【大きさ】。 857 全方位ビームの速度。メガゼータの反応にも関わる。 859 :格無しさん:2009/07/06(月) 00 11 49 イデオンの【大きさ】も書いておかないと、どの程度の距離で亜光速の攻撃に反応できるのかわからない。 イデオンは105m V2ガンダムの【大きさ】 15mほど 「捕らえられる奴」の【大きさ】。 15mほど ビームの弾速はどっちも基準の機械ビーム相応で。射程はおおよそ数百mほど。 860 :格無しさん:2009/07/06(月) 00 15 57 ああ、射程は2連ビームキャノンの方ね 149 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/26(金) 22 12 59 ID tdqefg9B ドッゴーラ改withクロノクル・アシャー 考察 亜光速の壁から ○神野亜零 モニター越しだろうしビームサーベル勝ち ○黒セイバー 全体的に有利 △うちはイタチ 大きさ的に相手の射程距離外だろう 速いので分け ×神取 地球規模の常時洗脳負け ○前川彰男 雷速(マッハ440)より速い程度の攻撃は回避できる ビームサーベル勝ち ○<釘> 直視しないので喪神現象は効かない ビームサーベル勝ち ×GBH 接近されて精神侵食負け これ以上には先手とられてやられる 位置は GBH=ドッゴーラ改=<釘>か
https://w.atwiki.jp/ayano01/pages/146.html
ある晩のことだ。 「……それで?」 水瀬の膝の上に座った日菜子が、まるでおねだりするように瞳を閉じた。 「……んっ」 そっと重ねられる唇の感触。 肌と肌の触れ合いにすぎないはずなのに、どうしてこうも嬉しいんだろう。 日菜子は、そんな泣きたいほどの幸福感をもたらしてくれる感触に全てを委ねる。 「……それで、ですね?」 唇を離した水瀬が言う。 肌に感じるほど近い水瀬の顔。 その吐息ですら抱きしめたいほど愛おしい。 きゅっ。 水瀬の服を掴む日菜子の手に、無意識に力がこめられる。 「……ルシフェルの事なんですけど」 「ルシフェルの?」 日菜子は、少しだけ心証を悪くした。 ルシフェルは水瀬家の養女、水瀬にとっては姉になる。 それはわかる。 わかった上でも、日菜子の“女”としての何かが、この場で水瀬が他の女の名を口にすることを許そうとしない。 日菜子は、それでも――― (悠理が、“私に”相談に来てくれた) それで納得することにした。 納得出来るだけ、自分は成長した。 日菜子はそう思う。 それがわからない水瀬は、日菜子にとって、意外なことを言った。 「秋篠博雅君―――ご存じでしたよね?」 「……秋篠宮家の三男坊ですね?ルシフェルとはかなりの仲と聞きましたが?」 日菜子は、博雅の堂々とした体躯と、ゴツくて男臭い顔立ちを思い出した。 心根の優しい男というのが、日菜子の博雅から受けた印象だ。 「はい。その……彼を巡って」 「?」 「―――ルシフェルにライバルが出来まして」 「は……い?」 ●一週間ほど前 水瀬邸 「……」 「……」 男臭いゴツイ顔立ちの博雅が無言でこちらを見つめている。 睨んでいる。 その方が正しいほど、じっとりとした視線を浴びる水瀬は眉をひそめた。 「……どうしたの?」 「だから」 「……デートするんでしょ?」 「……そうだ」 ヘンな話だ。 水瀬は首を傾げた。 ルシフェルと博雅がデートする。 それを事前に博雅が話してきたのは、初デートの時位だ。 すでに毎週のようにデートする二人なのに、今回に限って一々、何故僕に言う? 「……まさかと思うけど」 水瀬は、その答えを思いついた。 「ルシフェル以外の女の子が相手―――とか?」 「……そうだ」 「……」 「……」 数十秒、ぽかんとした目で博雅を見た水瀬は、 ―――ちょっと待ってて。 そう言い残して席を立った。 「……お待たせ」 戻ってきたのは数分後。 どんよりとした表情の水瀬の手には、巨大な包丁が握られていた。 「ちょっ!?」 ギラリと光るその刀身から放たれる殺気に、博雅は思わず後ずさってしまった。 さすがに身の危険を感じた博雅が慌てて怒鳴る。 「落ち着けっ!俺はマグロじゃないっ!」 「大丈夫―――クマやイノシシの解体はやったことが」 「誰を解体するつもりかっ!大体、俺はルシフェルと別れるつもりはないっ!」 「―――それ、言い逃れのつもり?」 水瀬は訪中の切れ味を試すように刃先を見つめながら、 「姉をキズモノにされて黙っているつもりは、僕にはないよ?」 「だからっ!」 博雅は、酒の入った杯をあおった。 「―――ふうっ。この前、校外清掃やったの、知っているか?」 「僕、熱出して休んだけどね」 「……福井先生は“水瀬は生理痛がひどくて休む”と言っていたぞ?“あいつやっぱり!”って、かなり騒ぎになったんだが?」 「それで?」 「―――さぼったな?」 「だから、それで?」 「俺はその時、神林の辺りでゴミ捨てで歩き回っていた。そうしたら、中等部の女の子達に助けを求められた。“友達が不良共に囲まれている”とな」 「ふむ」 水瀬は博雅の杯に酒を注ぎながら頷いた。 「それで?」 「不良共2、3人叩きのめしてゴミ箱の中に放り込んでやった。そしたら、助けた相手を見て驚いた。―――お前、高円寺家は知っているな?」 「……」 水瀬はしばらく考えた後、記憶にたどり着いた。 「侯爵家だったね。確かあそこの一人娘が中等部にいた」 「そう。その高円寺家の娘だったんだ」 「成る程?」 水瀬は自分の杯を空けた。 「それで、博雅君。その総領娘に惚れられたわけだ」 「惚れられたかどうかはわからんが……」 博雅は杯をあおった。 「とにかく、それ以来、やれお弁当だなんだのと……」 「そこまで困るとは……そんなにブスだっけ?その娘さん」 「いや?」 博雅は首を横に振った。 「かなりカワイイ娘だ」 「―――ふうん?」 カワイイ。 水瀬は、博雅から初めてそんな言葉を聞いた気がした。 ルシフェルに対する評価は“美しい”とか“綺麗”だ。 水瀬は、博雅からその言葉を勝ち取った女の子に興味を持った。 「どんな子?」 「面倒見はいいし、弁当もうまいし、会話も楽しいし、俺とは趣味も合うし、親同士のつきあいもあるし……」 「それ……新しいオンナが出来たって、自慢しに来たの?」 「だからっ!」 博雅は頭を抱えた。 「俺はどうしたらいいんだ!?彼女の出来が良すぎて、交際を断る口実がないんだっ!」 「二股」 「俺はルシフェルが好きなんだっ!」 博雅は勢い余ったのか、立ち上がって怒鳴った。 「俺にはルシフェルがいればいいっ!それにウソはないっ!しかも、明日は彼女と一緒にデートなんだ!」 「まぁ、落ち着いてよ」 「これがどうやって!?」 「もう一杯どうぞ?」 「……」 無言で座った博雅は、杯を一気にあおると、すがるような視線を水瀬に向けた。 「―――どうにかならんのか?」 ●翌日 葉月駅前ロータリー付近 「……」 「……」 駅前ロータリーの噴水前に立つ博雅を、物陰から睨み付けているのはルシフェルだ。 その横では、彼女にボコボコにされた水瀬が自分相手に治癒魔法の展開に忙しい。 「水瀬君」 ジーパンにジャケットを羽織っただけというラフな格好のルシフェルは、視線を博雅にむけたまま訊ねた。 「狙撃部隊の配置は?」 「ないよ」 「砲撃支援は?」 「言っておくけど、航空支援(ばくげき)も艦砲支援(かんぽう)もないからね」 「単独でやるしかないの?」 「……あのね?一体、誰と何するつもりなの?」 「だから」 「最近、瀬戸さんとキャラ被りつつあるね。ルシフェ」 「私はあそこまで過激じゃない」 「全く……てんで自分を知らないんだから……あっ」 そのとき、博雅の前に現れたのは、髪をポニーテールにまとめた活発そうな印象のある女の子だ。 季節にあわせた暖色系のワンピースがよく似合っている。 「へえ?」 思わず治癒魔法をかける手を止めた。 きびきびとした元気のいい動作。滑舌のいい、よく通る声。女の子らしい愛らしい動作。 そして何より――― ―――私は、この人が好きです。 その小柄な体からは、そんなオーラが放たれている。 本当にカワイイ。 その理由は、間違いなく、彼女が恋をしているからだ。 「これじゃ、博雅君が断れないのも無理はないな」 水瀬は、男としてそう思う。 はにかむような笑顔で答える博雅との初々しい対比は、水瀬のように色恋沙汰に鈍くても、悪くない相手だと思わせる程、似合うのだ。 「うん。元気な妹系ってキャラだね」 「……」 「ああいう子って、一緒にいれば楽しいだろうね」 「……」 「退屈しないっていうか……る、ルシフェ!?」 ブンッ! いつの間に抜いたのか、霊刃がルシフェルの手の中で光っていた。 「や、やめっ!?」 「離してっ!」 「何するつもりなの!」 「一々、聞く必要があるの!?」 水瀬は、ちらりと博雅達を見た。 まだこちらに気づいていない。 「もうっ!」 シュンッ 水瀬の舌打ちだけを残して、水瀬とルシフェルの姿が消えた。 色恋沙汰は人を狂わせる。 それは、わかっている。 実際に間近で経験した、好いた惚れたで身を滅ぼした者の数は、水瀬自身、両手の指ではとても足りない。 その恐ろしさは、水瀬の恋愛感では、その素晴らしさの先に来る。 ただ――― 「離してっ!」 「だからっ!」 いくら何でも、その狂った相手が姉というのは、本気で勘弁してほしいというのが、水瀬の偽りのない本音だ。 「一般人相手に何するつもりなのっ!大人げないっ!」 真っ白に塗られた5メートル四方の部屋の中で暴れるルシフェルを羽交い締めにする水瀬が珍しく姉(ルシフェル)を叱っていた。 一方、叱られた姉は、 「水瀬君に言われたくないっ!」 水瀬をふりほどいて怒鳴った。 「ここどこっ!?」 「監獄の中だよ。僕専用の」 「監獄っ!?」 「別名“テレポートホイホイ”。テレポートは一方通行(ワンウェイ)しか出来ないから、誰かに開けてもらうしかない」 「ならっ!」 「また話は終わってないからぁっ!」 チュドォォォォンッ!! 凄まじい爆発音が室内に響き渡ったのは、その瞬間だった。 「ごちそうさまでした。先輩!」 ファミレスから出た博雅にぺこんと頭を下げると、ポニーテールが慌てて後を追うように大きく揺れる。 その可愛さに、博雅の顔が緩んだ。 「美味しかったかい?」 「はいっ!」 女の子―――名を高円寺舞(こうえんじ・まい)という。 クリッとした丸くて大きな目が感動気味に潤んでいた。 「お友達には聞いていたんですが、あんな大きいパフェは初めてですっ!」 「そうか」 博雅は嬉しげに頷いた。 「家族と一緒だと、こういう店はなかなか―――ね」 舞は頷いた。 「いつもお料理の広告見るたびに、おいしそうだなぁと思ってもお父様やお母様と一緒だと入れなくて……」 「念願がかなったかな?」 「はいっ!」 零れそうな程の笑みと共に、舞は再び頷いた。 「ルシフェのばかぁっ!」 水瀬がついに怒鳴った。 「壁に魔力反射加工がかけられているから危ないって言おうとしたのにぃっ!」 「さっさと言って!」 「いいんですか?」 映画館の中で舞は心配そうな顔になった。 「あの……もっと、大人の映画でも」 「でも、見たいんだろ?」 「……はい」 博雅達の周りは親子連ればかり。 少なくとも、カップルは博雅達だけだ。 タイトルは“大映まんが祭り” とてもデートで見る内容でもない。 ―――選択、間違えた。 ションボリする舞に、博雅は言った。 「さ、始まってしまうよ?」 「えっ?」 「俺達だって、きっと見れば楽しめるだろ?」 「はいっ!」 舞は小走りに博雅の後を追いながら、そっと言った。 「あの―――先輩?」 「ん?」 「―――手を、握ってもいいですか?」 メキッ! 暗い館内にそんな音が響いた。 「ルシフェぇ……」 小声で言ったのは水瀬だ。 「やめなよぉ……子供が泣くからぁ……」 ルシフェの手が握る通路の手すりは、半ば握りつぶされていた。 「お願いだから、警察に通報される前に逃げようよぉ……」 「何……あれ」 ルシフェルは、そんな水瀬の声にまるで頓着していない。 スクリーンを前に、観客達に混じって楽しむ博雅達がいるだけだ。 「ずっと手を握って―――あんなに楽しそうに」 「ううっ……これ、僕も見たかったのにぃ……」 楽しげな笑いの響く中、水瀬に引きずられるように、ルシフェルはその場を離れた。 「―――飲み物、買ってくるから」 水瀬は、ルシフェルをソファーに座らせると、“絶対、その場を動かないでね!”と念を押して席を離れた。 ―――ハァッ 思わず出たため息に、ルシフェル自身が驚いた。 ―――私、何やってるんだろう。 そう思うと、自分自身が情けなくて仕方ない。 博雅君が好き。 それにウソはない。 博雅君も、自分を好きでいてくれる。 それも、信じている。 だけど――― 目をつむると、楽しげにしているあの二人の姿ばかりが浮かんでくる。 ―――博雅君は、私と一緒にいる時、本当に楽しいんだろうか。 そんな、疑問と共に。 「―――はい」 不意にかけられた、そんな声にルシフェルは目を開けた。 「どうぞ?」 目の前で軽く振られる缶ジュース。 それを持つのは――― 「ちょっと、いいですか?」 舞だった。 「それで?」 日菜子が訊ねた。 「どうなったのですか?」 「それが―――」 水瀬は肩をすくめた。 「二人で、妙に楽しそうに話をしてまして」 「博雅様は?」 「途中で寝ていたそうです。実は、途中で彼女が抜け出したの、今でも気づいていないそうで」 「……はぁ」 「とにかく、別れ際に舞ちゃんは言ったそうです」 「……何と?」 日菜子はそっと水瀬の胸の中に顔を埋める。 そっと髪を梳く水瀬の手が心地良い。 「私にあるのは生まれだけです。華族の出自位しか、私はあなたに勝てるものはありません。つまり、女として何一つ勝てていません。けど、私は博雅先輩が好きです。ただ、その想いだけは絶対に負けません―――そう、言ったそうです」 「……」 「……そんな話です」 「……水瀬は」 「はい?」 「そんな女の子は、嫌いですか?」 「……」 「生まれしか誇るものはない。ただ、そんな事しか、自分の優れている所と口にしなければならない―――そんな、女の子は」 「ルシフェルは」 水瀬は言った。 「こう言い返していました―――“私はあなたをライバルとして認める。正々堂々、勝負しましょう”」 「……そうですか」 「―――日菜子?」 クイッ。 水瀬は日菜子のあごにそっと手を向けると、顔を自分に向けさせた。 だが、日菜子は水瀬と視線を合わせることを拒んだ。 「どうしたの?」 「……質問に、答えてもらっていません」 「あの言葉は、勇気だと思います」 水瀬は日菜子の形のいいあごの感触を楽しむように指を軽く動かした。 「何もないと一笑に付されるかもれしない。相手は美貌をたたえられるあのルシフェです。それでも、他に何もないよりマシ。逃げ回らずに正々堂々と言った辺りはたいしたものです」 そっと、水瀬は日菜子の頬に口づけすると、その耳元で囁いた。 「内心、生まれを楯にしたのは、何もないよりむしろ惨めだったんじゃないですか?」 「―――それを、私に言いますか?」 「日菜子だから、わかってもらえるかと思いまして」 「……」 「博雅君、今でも実はちょっと落ち込んでいるんです」 「……今でも?」 日菜子は、その言葉にひっかかった。 「どういうことです?」 「舞ちゃん、実は今度、親の仕事の関係で、京都に転校になりまして」 「……えっ?」 「あのデート、舞ちゃんにとっては、転校前の記念だったんです。デートすること自体が、精一杯の冒険というか、勇気だったんですよ。 それを乗り越えたら、もう恐いものはなかった。 博雅君も、舞ちゃんの転校知ってから、“もっと何か出来たんじゃないか”って、ずっと悩んじゃって」 僕はよくやったと思いますけどね。と、水瀬はそう小さく笑った。 「……」 「日菜子は、どう思います?舞ちゃんのこと」 「とても仲良く出来そうです」 日菜子はそう言って笑った。 「同じスタートラインに立つ戦友みたいです♪」 それは、日菜子の本音だ。 生まれ以外、何もない。 ―――私だって、あの容姿には…… 日菜子は、ライバルと認める女性達を思い出して唇をかみしめた。 「それで?ルシフェルは?」 「それが―――」 水瀬は天を仰ぎ見た。 舞はルシフェルにある意味凄まじい楔を刺して東京を去った。 ―――絶対に、博雅先輩を色仕掛けで奪るようなマネだけはしないで下さいね? 元からマジメで律儀な性格のルシフェルだ。 その申し出に同意して以来――― 「その……欲求不満が溜まっているらしくて」 「……」 欲求不満。 その意味は、さすがに日菜子にもわかる。 わかってしまう。 だから、 「あの……殿下?どうしたらいいと思います?」 そんなこと聞かれても困る。 「知りませんっ!」 日菜子は顔を真っ赤にして怒鳴った。 「そんなところまでシンパシーを感じさせないで下さいっ!」 「え?えっ?」 「わ、私だって!」 日菜子は両手で水瀬の顔に触れると、その唇を重ねた。 「―――んっ」 水瀬が驚いたほど深く、長いキスに、脳天がしびれそうになる。 水瀬から唇を離した日菜子は、泣きそうな顔で言った。 「私だって、いろいろ……そのっ!」 「えっ?」 「えっ!?じゃなくてもうっ!」 日菜子はじれたように言った。 「私だって、今、お尻に何が当たっているか位、わかりますっ!」 「―――っっ!!」 今度は水瀬が赤面する番だった。 たまらず天井を仰ぎ見てしまう。 「……」 「……」 「……反省、しましたか?」 「……はい」 「よろしい♪」 日菜子は言った。 「もう少し……こっち方面は……その……待って下さいね」 「……舞ちゃんの件と、どっちが先ですか?」 「答えは一つです」 日菜子は言った。 「あなたの甲斐性次第です」 「……女の子のじゃなくてですか?」 「……」 日菜子は、じっ。と、自分の好きな相手を見つめた。 どうしてこうも鈍いのか、理由が分からない。 落胆するより呆れるしかない。 「水瀬?」 「はい?」 「今回の件、一番、辛いのは、誰だと思っていますか?」 「……」 うーんっ。と水瀬は唸った後、自分を指さした。 で、殿下っ!? おしおきですっ! 室内に、そんな声が響いた。 ●翌日 明光学園 「成る程?」 放課後、水瀬は美奈子に舞のことを話した。 「好きな人との思い出が欲しかったのね。舞さんは」 「思い出?」 「そう。だって、もう二度と出会うことも出来るかわからない。もう一度、再会しても、その時、好きで居続けているかわからない。なら、今、この瞬間、自分が博雅君を好きだったんだって、後でいつでも思い出せる思い出があってもいいでしょう?」 「……そういうものなの?」 「私も、経験があるから」 美奈子は遠くを見つめるように、窓の外に視線を向けた。 「博雅君、良いコトしたし、ルシフェルさんにもいい刺激になったんじゃない?」 「ふぅん?」 水瀬は、思い出したように手を叩いた。 「それで、ある人にね?」 「うん」 「これを桜井さんに見せて反省させてもらってこいって言われて?」 「反省させて……もらう?」 美奈子は首を傾げた。 「それ、日本語ヘン」 「そう思うけど―――これ」 水瀬は、そう言って、襟元を美奈子に見せた。 それは一種の内出血。 日菜子が水瀬の首筋につけた口づけの跡。 俗に言うキスマークだ。 「……」 ピシッ 凍り付いた空気に、水瀬は、よくわからないけど地雷を踏んだことだけは自覚した。 そして――― ●夜 宮中 「水瀬は?」 「本日は入院です。集中治療室から出られません」 「……少し、やりすぎたかしら?」 日菜子はタマの背中を撫でながら呟いた。 「女心に鈍いからです……天罰ですよね?タマ?」 ニャア。 タマのその泣き声に、日菜子は嬉しそうに頷くだけだった。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/983.html
「何だ…?殺し合いをしろだと?今度は一体どこからどうなって俺は死ぬんだ?」 ディアボロがいるのは公園らしき場所であったそしてベンチに座る一人の男を発見した 「やらないか」 (やらないか…だとぉっ!?それは殺るってことか…この状況下そういう意味でしかありえない!今回俺はこいつに殺されるのか…!) そう考えてるうちにベンチに座る男は立ち上がりつなぎのファスナーを下ろしそのご立派と言わざるを得ないゲイボルグを露にしディアボロに近づいてきた ディアボロは逃げようとしたが後から下着一丁のガチムチな男に羽交い絞めにされて動けなくなった (何ィィィっ!!?ふざけるな…俺はそっちの気はない!今までいろいろ殺される経験をしてきたが犯されて殺されるなんてそれだけは嫌だ!!ってそうだ…そろそろ叫ばないとタイミングを逃すっ!) 「俺の側に近寄るなぁぁぁぁ――ッ!!!」 【一日目・正午】 【阿部さん@くそみそテクニック】(マスター) [令呪]やらないか [状態]ディアボロをアッー!して極めて健康 [装備]股下のゲイボルグ [思考]いい男を掘る 【ビリー兄貴@ニコニコ動画】 [宝具]ガチムチレスリング [状態]ディアボロのパンツゲットで極めて健康 [装備]股下のゲイボルグ [思考]ガチムチレスリングを楽しみたい 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/break_joker/pages/5068.html
仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム& ホースオルフェノク【SP ver.】 仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム& ホースオルフェノク【SP ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 5 レア ★★★★★★ 属性 主人公 最大レベル 80 スート ダイヤ ライバル HP 種族 ライダー 剣戟 攻撃 時代 平成 光 チャージ 50 No.2946編集 作品 仮面ライダー555 ユニット MAXレイズ 1000 スキル 必殺 青い炎 200 【連続技】「自分の「ライダー」カードの攻撃力を、このカードの攻撃力の150%分アップする」&「自分の場札にあるカードを、ランダムに1枚消す」を発動 超必 超強化クリムゾンスマッシュ 260 自分のBJナンバー「5」のカードを、場札から全て消す ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) 相手に直接ダメージを、5000与える(ライド数ごとに1000アップ)(無属性) 奥義 迎撃陣 カウント9 相手が次に発動した必殺技を自動的にキャンセルする BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト アークオルフェノクの強烈な一撃を受け、青い炎に包まれ始める木場勇治。最後の力を振り絞り、王を羽交い絞めにしてファイズに反撃の機会を与える。 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/huguri/pages/53.html
KAIWA (197):05/01/23 01 07 50 ID ekBZeD9O 春香 「だ、大丈夫?」 「ん? 平気平気」 さとしは息を飲んだ。 春香はこれで豚骨ラーメン4玉目である。さとしも一緒に食べたが、既に餃子も2皿食べている。 2人は中学2年生でクラスは同じ。 春香はさとしにとっての初めての彼女だ。 まだ付き合って間もなく、付き合う前から仲良しだが、お互い深い事はまだよく知らない。 今日は2人の初デート。昼時になり春香が店前に貼ってあった「替え玉70円」の文字に立ち止まったラーメン屋へ寄った。 「お腹壊しちゃうよ?」 「大丈夫よぉ。替え玉70円って安くない? もちろん私の分は私が払うし」 「…あ、ああ」 2人はラーメン屋を出た。 「あー食べた食べた! 美味しかったねー?」 「う、うん美味しかった。…それにしても凄いね!」 「そう? まだまだイケるよ(笑)」 結局春香は 豚骨ラーメン+替え玉3玉、 ミニチャーハン、 餃子1.5皿 をラーメンを普通に1杯食べるスピードで食べ切った。 春香は男子の中で憧れの存在だ。文系だがスポーツも出来る。女子の中で背もスラッと高いが、細かい事を言えば、ほんの少し肉もついている。同時に学校一の巨乳の持ち主。G、Hカップはあるだろうか。 さとしと春香は同じ図書委員で仲良くなっていき、春香から告白した。 201 :KAIWA:05/01/23 01 08 51 ID ekBZeD9O 今日のデートは具体的な予定は立ててなかった。とても気の合う友達の延長の関係なので、初デートと言っても特にマニュアル的な予定は立てない。 歩きながらさとしが尋ねた。 「どこ行く?」 「どっか喫茶店とか行こ?」 少し歩いていると、 「ン…キツい」 春香はおもむろにスカートのベルトを緩めた。 その時上着とスカートの間から見えたグレーのインナーは丸々と張っていた。 「…ゴクリ」 さとしは実は“大食いの女の子フェチ”だった。 しかし、春香が大食いとは今日初めて知った。 (スゲーェェ... サイコーだなぁ。俺チョー幸せだ(笑)) さとしは興奮状態だった。もちろんその感情は押し殺しているが。 202 :KAIWA:05/01/23 01 10 02 ID ekBZeD9O 少し歩くと、細道の角に喫茶店があった。 「あ、向こうに入ろ?」 春香は駆け寄って行った。さとしも春香の後に歩きながら向かう。 しかしだんだん近付く喫茶店のショーウィンドウの中身がおかしい。近くなりショーウィンドウの中身が分かったさとしはドキッとした。 ジャンボパフェにジャンボかき氷、ジャンボホットケーキにバケツカフェオレの商品サンプル…。 さとしと春香はショーウィンドウの前に立ち止まった。 「…偶然だね(ゴクリ)」 「凄いねぇ」 さとしは思い切って明るく言ってみた。 「ね、ねえ、挑戦してみない?」 「え~っ、無理だよぉ(笑) さっき食べたし」 「でもまだまだイケるんでしょ?」 「あれはぁ…」 「取り合えず入ろ」 203 :KAIWA:05/01/23 01 13 10 ID ekBZeD9O 店内に客は少ない。 席に着いた2人はメニューを見合った。 「私、パフェが食べたいと思ってたんだよなぁ」 「え、ホントに?」 「…俺はコーヒーで;」 “普通のヒト”のさとしは当然さっきの1杯のラーメンと餃子でお腹いっぱいである。 「でもこのパフェは…。4.5kgって…」 「完食したら2000円だよ! 完食出来なくても俺が払うから」 「う~ん…分かった。期待しないでね」 春香は渋々OKした。 …注文して20分。 「遅いね~」 「うん。あ、来た!」 店員が2、3人見守る中、一人の女性店員が、重そうに抱えながら金魚鉢を持ってきた! 全体的な体積は、バスケットボール位と言えばだろうか。 もう何が何だか分からないが色々載っかっている。てっぺんにはアイスクリームが6本。 小さなスプーンが添えられている。 204 :KAIWA:05/01/23 01 13 59 ID ekBZeD9O 「…スゴいね…」 「…あのう…。このスプーンなんですけど。もう少し大きいのに替えてもらえますか」 「あ、はい。分かりました」 さとしは春香の顔を見入る。春香は真顔。どういう心情なのだろう。 普通では使わないような大きめのスプーンが用意された。 「では、よ~い、スタート!」 店員がストップウォッチを押す! 速い! 落ち着いて食べているのだが、とても速い。一口が多いのだ。 てっぺんのアイスクリームを掴み、1個3口で食べる! 元々小さな口だが、よく広がるらしい。 ここで凄い技を見せた! 春香はてっぺんのさくらんぼ7、8個をいっぺんに取り、まとめて口に含み、いっぺんに種を手のひらに出した! 205 :KAIWA:05/01/23 01 15 24 ID ekBZeD9O 常に落ち着いて、大きいスプーンで大きくすくい、大きく吸い込むように口に消していく。同時にお冷やもがぶがぶ飲む。 あっという間に器の半分位まで食べた! 「頑張れー!」 こんなものを目の当たりにすれば、さすがに普通の反応だろうと思い、さとしは普通に応援したり、励ます。 206 :KAIWA:05/01/23 01 16 21 ID ekBZeD9O 「あっ」 ふと、春香はマズい顔をする。 「どうした!?」 「…スカートのホック外すの忘れてた; ちょっと「ビチッ」って言ったかも; ちょっと外してくれない?」 春香の顔が少し赤らむ。 「うん、分かった」 207 :KAIWA:05/01/23 01 17 44 ID ekBZeD9O さとしは春香側に回り、まずキツキツのベルトのバックルを外し、スカートに手を入れようとする。 が、キツキツでなかなか手が入らない。やっとかっとでホックを外すと、今までせき止められていた腹がググーっと餅のように下がってきた! スカートを下に押しやる。一瞬さとしの指も挟まってしまった。 208 :KAIWA:05/01/23 01 21 25 ID ekBZeD9O また快調に食べる食べる! 全くペースは落ちない。 「あっま~い」 春香は愚痴る。テンションは自然と上がるので声も少し大きくなる。 「ちょっと薄めたいなぁ。すいませーん! ちょっと、お冷やはジョッキで下さーい」 さとしも店員もビックリする。 やってきたジョッキを豪快に飲みながら更にスプーンを休めない。 209 :KAIWA:05/01/23 01 24 27 ID ekBZeD9O そして遂に4.5kgのジャンボパフェを完食した! しかし、お冷やを含めると何kgになるだろうか。 「おめでとうございます!」 店員は色紙と賞金を持ってきた。 210 :KAIWA:05/01/23 01 27 47 ID ekBZeD9O 春香は色紙に書き込み、立ち上がろうとした。しかしキツキツで思うように動けない。ホック部の股の布までも裂きそうである。そしてそのホック部の股からは少しパンツが見えている。 「あ~ヤバいヤバい!;」 春香はスカートを掴みながら歩き、2人は店を後にする。 さとしは、もうドキドキである。 「凄いねー!!!」 「ま~ね~(笑); ねえ、ちょっとスカートマズいから家来ない?」 「うん! 行く行く!!」 211 :KAIWA:05/01/23 04 03 14 ID ekBZeD9O 電車に乗り春香の家へ。 吊り革につかまる(左手はスカートを持ち上げている)春香の体型は明らかに変わっていた。普段は胸だけが大きく前に突き出しているのだが、今はお腹も妊娠しているように大きく膨らんでいる。さとしはたまに目を遣った。 (それにしても成る程~。これだから少しばかりぽっちゃりしてるのか) 春香の家の最寄り駅で降り、歩きながら、春香のお腹は微かにチャプチャプ音を立てていた。 :KAIWA:05/01/23 15 57 48 ID ekBZeD9O 「ただいまー」 「…おじゃましま~す」 春香の家に着く。ごく普通の一軒家だ。 「今誰もいないから」 春香はそういいながら2階へ上がり、さとしも春香の後を付いていき、春香の部屋へ。 普通の女の子の可愛らしい部屋だ。珍しいのは、テレビもないのに普通サイズの冷蔵庫がある。春香は部屋に着いたその足取りでそのまま冷蔵庫まで行き、さとしに聞いた。 217 :KAIWA:05/01/23 16 48 24 ID ekBZeD9O 「何か飲む?」 「え? え~っと…」 「コーラあるけど」 「あ、じゃあコーラで」 すると、春香はおもむろに1.5Lのコーラを冷蔵庫から取り出し、さとしに渡した。 「…コップは?」 「ああ、ラッパ飲みしていいヨ」 そう言いながら春香は今度は1Lの牛乳を取り出すと、口を開け、そのままラッパ飲みし始めた。 「ゴギュゴギュゴギュ…」 10秒、いや、8秒か! 仰向けになりながら飲んでいた春香の顔は前に戻り、牛乳パックを置いた。「カコッ」 空の音である!! 一気飲みをしたのだ!!! 「あ、いつもの事;; 帰ったら飲むのが日課なの。気にしないで;」 さとしは開いた口が塞がらない。 「…す、凄いね(笑)」 「あ、緩い服に着替えるから少しあっち向いてて」 「あ、う、うん」 218 :KAIWA:05/01/23 17 46 16 ID ekBZeD9O さとしは尋ねたい質問の中で、どの質問だったら自然に出来るか、どの質問だったら答えてもらえるか考えたが、ここまで凄い事を見せられたらどんな質問でもOKだろうと思い直した。 「…ところでさあ、いつからこんな…大食いになったの?」 「…え~っと、それは…」 春香は答えに詰まった。 (マズかったか?;; いやアリだろ) 余裕のあるトレーナーと、ジャージに着替え終わった春香がゆっくりと口を開いた。 「実はね、イジメで…」 「えっ、イジメ?」 219 :KAIWA:05/01/23 18 13 50 ID ekBZeD9O 春香はうつむきながら語り出した。 「小3までさかのぼるんだけど…」 …ーー… 小学校3年生の春香は、やはり学年で1番の美人でスタイルも小1ながら抜群で、男子には大人気だった。 夏休み明けのある日、ちょっとした罰ゲームで、春香は給食の牛乳1Lを飲まなくてはならなくなった。先生にはバレないように、静かに皆が見守る中、給食時間の後半さり気なくその罰は実行された。 そのゲームの参加者、春香本人共に、半ば無理だろうと考えていた。 「飲めなくても無理矢理飲ませてやろうよ」 春香には聴こえない声があった。 別の班に座っていたいじめっ子のゆりと喜美代である。ゆりと喜美代は春香の男子からの人気が気に入らなかった。 220 :KAIWA:05/01/23 18 35 30 ID ekBZeD9O 「じゃあ、飲むね」 春香は小声で言い、1杯目を器に注ぎ、飲んだ。 2杯目、3杯目と飲んでいく。 「ガンバレ」 春香と同じ班の仲良しの女の子は小声で応援する。 5杯、6杯… 「飲み、終わりぃました~」 何と、あっけなく飲み干してしまった! 春香は小さくガッツポーズ。 周りは控えめに拍手。 「アっイツ~#」 ゆりはまだ封の開いていない牛乳パックをこっそり春香の班まで運び、囁いた。 「罰ゲーム忘れてるよ」 春香はビックリしてゆりを見上げた。 「えっ、今、飲んだよ」 「今のは普通の給食だろ。これが罰ゲームの牛乳だよ」 221 :KAIWA:05/01/23 18 41 47 ID ekBZeD9O 訂正。 ×スタイルも小1ながら抜群で、 ○スタイルも小3ながら抜群で、 その班はシーンとした。 …静かに春香はハサミで牛乳の口を切る。 「春香、無理だよ。やめた方がいいよ」 「春香、無理するなよ」 その班の面々は口々に心配する。 「し、心配しないで…」 再び春香は淡々と牛乳を飲み出した。 しかし、すぐに小刻みに震え出した。眉間にはしわを寄せている。 しかし、スピードは落ちつつも着実に飲み続けている。 小さな白いシャツはお腹の部分だけ張っているのが分かる。 班の面々は心配そうに見つめる。 そして… 「飲・んだ…」 今度は拍手は起こらない。皆心配そうに見つめ続ける。 周りは片付けに入っている。 春香も片付けようと席を立った。が、 「ウップッ…」 吐きそうである。 「春香座ってて。私が片付けるから」 春香の食器は仲良しの女の子が片付けてくれた。 真っ青な春香にゆりと喜美代が近付いてきた。 「放課後、私の家に来て」 「え!?」 「ご飯ごちそうしてあげるからさ。まさか来なかったら‥分かってるね」 その会話は既に散々になっていた親友達には聴こえなかった。 放課後、春香は不安な気持ち一杯で独りゆりの家へ向かった。 ゆりの家の場所は知っていたが、友達でもなく、入った事などなかった。 234 :KAIWA:05/01/25 23 24 32 ID GvIiWLTB 「ピィンポーン」 大きめの一軒家のインターフォンを押す。ゆりの家だ。 「‥入って。2階の一番奥の部屋。誰もいないから黙って上がっていいよ…カチャ」 「…おじゃま、します」 ドキドキしながら玄関から少し大きめの暗い階段を上がる。少し掃除が行き届いていない感じだ。そして奥の部屋のドアをノックする。 「早く入ってこいよ!」 春香はドアを開ける。 「ハハ、よく来たなぁ」 「まあ、ここ座って」 春香は恐る恐る座る。 「春香のためにさぁ、倉庫に置いてあった使ってない業務用の炊飯ジャー持ってきたんだ」 「チョー重かったんだよ! ありがたく思ってね」 ゆりと喜美代の間にはとても大きな炊飯ジャーが湯気を噴いていた! 「‥い、いらないよ」 春香は引きつりながらそう言うと、ゆりの顔が豹変した。 「遠慮はするなよ! 全部食べるまで帰さないから! 食べれなかったら毎日この部屋に通ってね」 「ご飯ってホントにご飯だけでゴメンネ~」 235 :KAIWA:05/01/25 23 25 46 ID GvIiWLTB 「もう炊けてるよね」 「うん、炊けてる炊けてる」 喜美代が炊飯ジャーのふたをゆっくり開ける。一気に蒸気の塊が上がる。 「ああ~、ちょっと水多かったかな?」 「ご飯なんて初めて炊くしぃ。余計ボリュームたっぷりになって春香も嬉しいでしょ? どうぞ召し上がれ」 春香は渡されたこれまた大きめのしゃもじと、大きめのご飯茶碗を手に取る。 「ホラ早く食えっつってんだよ!!」 「‥‥た、食べればいいんでしょ。食べれば…」 春香はご飯茶碗にご飯を盛っていく。少なく盛っても仕方ない。しっかりと山を作る。 一口一口多めに箸で取り、軽く噛み、飲み込む。 春香を観ながらゆりと喜美代は笑いながら話す。 「よしよし、それでいいんだ! イイ食べっぷりだヨ」 「この炊飯ジャー、裏に“2升まで”って書いてたけど、升ってどれ位だろうね」 春香は食べながらジャーに目を遣ると、小さめに「3.6L」という文字があった。 春香自らが盛っているのだが、徐々に1杯1杯の盛り方が多くなっていく。この電子ジャーの全てのご飯を食べなければ意味がないからだ。遂には、1杯をマンガのように盛るようになる。 「ゲェプ‥」 若干9歳のお腹はもうパンパンである。しかし、箸を止めない。 5分後、少しずつペースが落ちてきた。 「‥苦しい」 途中で制服のスカートを緩める。 「あ」 スカートを緩めた途端、春香はまだいけると思った。 再びペースが上がる春香をゆりと喜美代は不思議そうに見つめる。 が、またすぐにペースが落ちる。そして完全に箸が止まってしまった。 「おい、どうしたんだよ!!」 「食えよ!」 春香はうつむく。 「…すいません。もう、無理です…」 春香の顔は真っ赤。飲み込めず口の中にご飯が入ったままだ。小刻みに震えるお腹は、2周り程大きくなっている。 結局春香は丼茶碗山盛り6杯食べた。 「ほんとに無理なのか?」 「…はい」 ゆりと喜美代はコソコソ喋っている。そして、 「よし、じゃあこれを一気飲みしたら許してやる! ハハハ!!」 247 :KAIWA:05/01/29 13 53 00 ID foJHTRw5 ゆりは春香の前に2Lのお茶のペットボトルを出した!! 春香はもう驚きの声も出せない。ゆっくりと涙が滴る。 「ありがたく思えよ」 春香の手が震えながらペットボトルのキャップを回す。 そして、目を閉じ静かに飲み始めた。 「ゴキュゴキュゴキュ…」 しかし、2Lのペットボトルはなかなか減っていっているように見えない。春香は休憩も入れず飲み続けているのだが。喜美代が罵声を浴びせる。 「甘えてんじゃねーぞ!!!」 「あ~遅え!!」 突然、ゆりと喜美代は立ち上がり、喜美代が春香を羽交い締めにし、ゆりがペットボトルを片手で持ち、もう片方の手で春香の鼻を塞ぐ!!! 暴れる春香を力ずくで抑え、口からペットボトルが離れないようにする! 足りない手を器用に使いながら鼻を抑え、口も漏れがないように抑える姿勢を作る! そして、喜美代がペットボトルを押しつぶす!!! 「ンー!!」 無理矢理春香の体の中に2Lのお茶が押し込められていく。春香は涙を流す。 そして、ほとんど漏れずにお茶が春香の胃の中に、いや、もはや胴の中にという表現がいいだろう、入った。 春香のウエストは横から見ると胴をもう一つ前にくっつけたような幅になっている。正座が出来ない程に張っている。 後ろに反ったままの姿勢で苦しんでいる春香を見ながらゆりと喜美代が笑う。 「やれば出来るじゃんか!」 「よし今日は帰っていいぞ。おっと、まさか吐くなよ!」 「じゃーねー! 明日また来いよ! 来なかったり、チクったりしたらどうなるか‥分ってるね! もっと豪華なごちそうにするよ‥」 春香はガクガクしながらランドセルを持ってゆりの家を出た‥。 …ー… 「こうして大食いイジメが始まったの‥」 「ヒドい‥話だね…」 春香の家に初めて来たさとしは、いきなりの強烈な昔話に戸惑った。 大食いっぷりに興奮しながらも、イジメの度合いには正直胸が痛んだ。 273 :KAIWA:05/02/06 21 13 09 ID Ilj6gKkl 「…で、その次の日は‥どうなったの?」 「あ、次の日~? そうなの! ここからが、私、強いの☆」 春香の明るい喋りにさとしは驚いた。 「前日にそんな大食いさせられたからさ、やっぱ胃が大きくなっちゃってて、次の日にその釜完食してね♪」 「へ、へぇ~」 「結構苦しかったんだけど、食べたよ。ふりかけも持って行って1回も休まずに食べ続けたの(笑)」 春香はパンパンに張ったお腹をさすりながらあっけらかんと喋る。 「その時からずーっと大食いイジメは続いたの。でもイタチごっこ。私も元々大食い向いてたらしくて、食べさせられる度に私の胃も大きくなっていって、完食し続けたんだ(笑)」 さとしは過去の大食いの事実と、この凄い性格を目の当たりにして、ますます春香に惚れた。 「‥例えば、どんな大食いさせられたの?」 「え~とねぇ、確か小5でクラスの給食の牛乳全部飲まされた事もあったなぁ」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5317.html
登録日:2012/02/01 Wed 18 00 57 更新日:2024/09/16 Mon 14 01 21NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 UE Xラウンダー ※日曜夕方17時です。 だいたいこいつのせい まさに外道 エデンの住人 ガンダム ガンダムAGE ガンダムライバルキャラ クズ クロノス ショタ ゼダス デシル・ガレット ド外道 パイロット ユリンの死因 ライバル ヴェイガン 仇敵 兄 命はおもちゃ 問題児 因果応報 女の敵 寺島拓篤 小物 弟に勝れない兄 情緒不安定 昔は可愛かった 機動戦士ガンダムAGE 毒家族 汚いアポロ 無邪気 自業自得 赤髪 顔芸 高垣彩陽 魔少年 → 魔中年 → 魔幻影 ニーサン 遊ぼうよ、おにぃちゃん…… 『機動戦士ガンダムAGE』に登場するキャラクター。 CV 高垣彩陽 初登場は第5話。 ファーデーンにて、フリット・アスノが出会った子供。 バイクで走っていたフリットの前に急に飛び出し、追突こそ避けたものの軽い怪我をしてしまい、その治療の為にフリットにディーヴァに連れて来られる。 だが、何とAGEデバイスをちょろまかしてガンダムに搭乗し、襲撃してきた二体のガフランを瞬く間に撃墜してみせた。 その際、ジェノアスで追い掛けて来たフリットを「期待外れ」とする等、謎が多い。 ※以下ネタバレ その正体はUE(ヴェイガン)のパイロットであり、フリットと同じXラウンダーである。搭乗機はゼダス。 Xラウンダーであるが故に選ばれた人間であると周囲から見做され、イゼルカントの提唱する「エデンの住民」と目されている。 過酷な火星の環境にあってそんな選民思想に晒され続けてまともに育つ訳も無く、性格も他人の命を軽視する等、無邪気故の冷酷さが目立つ。 第9話におけるマッドーナ工房での戦闘では、タイタスとゼダスの戦闘をモニター越しに観戦。 その際も、フリットを見下す発言をするが……。 10話で一気に小物化。スパローに機体を中破させられ撤退。 負けた腹いせに物に八つ当たりした子供染みた面を見せる。 「僕の力はこんなもんじゃない……!」 14話における再戦では事前に拉致ったユリン・ルシェルをファンネルにしてフリットとの戦いを有利に進めるが、ユリンがフリットを庇い死亡してしまう。 その死を「盛り上げてくれる玩具が減っただけ」と言った事に対して激怒したフリットがXラウンダーの力を更に引き出し、片手を失ったスパローでゼダスを圧倒。 目で追えない程の高速機動に翻弄されながら徐々に四肢を斬り飛ばされていき、達磨状態にされたところでゼダスの首辺りにシグルブレイドを突き立てられる。 至近距離に迫ったガンダムフェイスをモニター越しに見て涙目になりながらも、敗けを認められず、結局トドメを刺されないまま宇宙の虚空に消えた。 「僕はっ……負けてなぁぁぁぁぁぁいっ!!」 OPでもガンダムAGE-1とゼダスが戦う等ライバルキャラとして位置付けられたキャラの様だが、ぶっちゃけライバルキャラとしては色んな意味で弱い。 しかし、UEを人間とは認めない程の憎しみをフリットに植え付けるきっかけとなった人物であり、そういう意味では重要なキャラと言える。 □ゼダス UEのMS型の一体で高機動型。 Xラウンダー用に調整されたカスタム機で、そのスピードはタイタスもとよりAGEー1ノーマルですら補足は困難であり、スパローのスピードでしか攻撃はまともに当てられない。 □ゼダスC AGEのMSVに登場したMSであり、例の如く負けたのを機体のせいにしたデシルが主導して行った改修機。 ゼダスキャノンの他、各部スラスターも増設されている。 後に砲撃戦仕様のクロノスに乗る事を考えると、何かトラウマでもあったのだろうか? 【第二部】 会いたかったよぉ…アンタにぃ! CV 寺島拓篤 貴重なXラウンダーとしてコールドスリープ(実際はただの飼い殺し)されていたが、時期が遅かったのか少しお年を召していらっしゃる。 可愛かった幼き日はいずこ、 外見は赤毛のロングヘアーに痩け気味の頬の残念なイケメンに。 時の流れは残酷である……。 ゼハート・ガレットは弟にあたるが、見下していた弟が司令になった事に嫉妬心を隠せない模様。 アニメでは堪忍袋の緒が切れて見殺しにするまでは常に下手に出ていた弟だったが、小説版では兄の嫌みに辛辣な言葉で返す等、かなり仲が悪い。 自分が気に入った機体じゃないと乗りたがらない困ったちゃん。 何なんだこの中年。 また、愛機のクロノスにはゼダス同様、他のMSを操る機能がある。 小者っぷり、噛ませっぷりには更に磨きが掛かっており、初陣ではAGE-1がフリットと分かるや襲い掛かるも、色々あってフルボッコにされた。 後に無断出撃するもAGE-1どころかフリットが指揮するディーヴァの攻撃に手も足も出ず撤退した。 ちなみに彼自身はフリットに対して物凄く固執しているが、当のフリットはデシルを認識していたがこれと言って特別扱いされておらず、そこらのヴェイガンと同じような扱いである。 本人曰く機体のせい。 実際は第一部での敗北後漂流、救助されるも精神を病んだからである。 これにより能力、操縦の腕共に低下している。 それでもウルフとアセム達を圧倒する辺りはXラウンダーの、兄の面目躍如か。 つくづく色々残念な奴である。 色々とやんちゃを仕出かしたせいで、遂にゼハートの堪忍袋の緒が切れて、営倉にブチ込まれたりする等手の掛かり過ぎる兄。いい加減にしろ。 コロニー「ノートラム」での決戦において、ゼハートに予備部隊に回された事について問い詰めるも、ゼハートはまともに取り合わず。 戦闘が始まると命令を無視して単独で出撃。 尚もフリットとの戦いに拘り、彼を探す途中でその息子であるアセム・アスノとウルフ・エニアクルに遭遇して戦闘に入る。 単機で二機相手に互角以上に戦い、途中で戦域にいたマジシャンズ8のメンバーのゼダスM二機をクロノスの能力で操り、ガンダムAGE-2ダブルバレットを羽交い締めにさせる。 トドメを刺そうとした際にウルフのGバウンサーがゼダスMを撃破して脱出させて庇った為、その背後からコクピットを貫き、彼の戦死の原因を作った。 ウルフの死の衝撃から立ち直り切れないアリーサ達を圧倒するも、激昂し、同時に「スーパーパイロット」としての技能を開花させたアセムのガンダムAGE-2ダブルバレットに圧倒される。 Xラウンダーではないアセムに尽く攻撃を回避、或いは防御され、血走った目で「Xラウンダーでもない癖に!!」となじるが、当然聞こえていないアセムに怒りのままにまた達磨にされた。 最期はゼハートからも仲間の死の真相を知ったマジシャンズ2からも見捨てられ、真っ二つに斬られた挙句にツインドッズキャノンで撃ち抜かれる。死ぬ間際まで自分の敗けを認める事が出来ないまま散って逝った。なお、フリットはウルフを殺した張本人がデシルである事を知らなかったが、もし知っていれば完全にデシルの思うツボどころか、あの時の甘さがウルフの死の遠因になってしまったとして余計に自分を責めていた可能性を考えると、悲劇の真相を知らずに済んだのは本当に救いだったのかもしれない。 「何故だっ!? この俺が負ける筈が無い!! 負ける筈がぁぁぁぁぁぁっ!!??」 第四部において、ゼハートの幻影という形で再登場している。 何か悪いもんでも食ったんじゃないかと言いたくなる柄でもない励ましをするが、ゼハートの作戦失敗後はいつも通り2828していた。 この時「兄に勝る弟など…」と発言している。 小説版においてアセム篇のラスボスを勤めており、移動要塞のダウネスを地球種への憎悪から地球へ落とそうとする。 損傷したクロノスでバリア越しに攻撃する等、卑怯な手段を取るも最後はアセムとゼハートの合体攻撃に敗れ戦死する。 人気投票においては魔少年時代は圏外だったが 魔中年化した第7回にて見事一位に輝き、雪辱を果たした。 同時に入賞したのは、よりによってウルフ隊長であったが。 ちなみに2019年の特撮作品『ウルトラマンタイガ」では、主役ウルトラマンの声兼OPを寺島氏、後期EÐを高垣氏の所属するユニット「sphere」が担当しており、間接的ではあるがデシル担当の共演となった。 あの時、ラグナロクによって全消しされた屈辱……昨日の事の様に覚えてるぜぇぇぇぇぇ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 魔幻影の時他の連中は明らかにゼハートの悪い想像だけど兄さんだけは本物臭かったんだよなぁwww -- 名無しさん (2013-12-19 21 47 31) 同じく扱いの悪いライバルキャラにはジェリドやクロノクルがいるけど自分なりの信念や誇りを持つ二人と違ってこいつはただの戦闘狂で何の信念も持たない上にわがままで残忍。多分歴代でも相当救いようのない悪役かも。 -- 名無しさん (2013-12-22 22 33 15) それどころかフリット編ではガキ過ぎてライバル相当のキャラとしても不十分との評価が大多数だが・・・ -- 名無しさん (2014-01-15 06 35 38) こういうクズキャラ好きだけどな。クズを清々しいくらいに貫いて。悪いことしまくったのに制裁されてない奴の方がウザい -- 名無しさん (2014-02-17 20 49 25) 個人的には脳みそだけ回収されてメタル化して再登場するくらいの執念を見せてもらいたかったわ。 -- 名無しさん (2014-03-03 21 25 30) ↑執念というよりしぶとさ? -- 名無しさん (2014-03-03 21 31 27) 友人が嫌いとか言ってたけど俺はこういう分かりやすいクズは好きだわwww -- 名無しさん (2014-03-08 16 32 36) アセム編では本当にコールドスリープしていたのかと思うほどおっさんになっていた。 -- 名無しさん (2014-03-08 17 34 01) ヴェイガン社会の歪みの象徴みたいな奴よな -- 名無しさん (2014-03-08 18 17 41) ↑そして顔も歪む -- 名無しさん (2014-03-09 11 04 29) 負けてない…僕は負けてないんです!信じてください! -- 名無しさん (2014-03-09 14 41 50) アセムGJとしか思えないよな。 -- 名無しさん (2014-04-24 11 45 36) 7歳児とは思えないほどだったな。 -- 名無しさん (2014-04-24 11 46 38) チビのころは中の人がOOのフェルトと一緒ということに驚いた。 -- 名無しさん (2014-05-10 21 59 12) ネーナがガンダム史上最大の悪い女ならデシルはガンダム史上最悪の悪い男じゃないか? -- 名無しさん (2014-06-10 23 18 10) MOEだと中々面白いポジションだったな -- 名無しさん (2014-07-25 00 18 52) 特殊能力持ったガキが周囲から持ち上げられて批判や叱責受けることない状況下で増長して歪んでいった成れの果てが魔中年。魔中年デシルに関して中の人はどう語ってるのか知りたかったりする(魔少年デシルに関しては中の人が色々話してた気がする) -- 名無しさん (2014-08-08 06 58 28) ↑フリットが過激なのは小説版だけじゃないか…… -- 名無しさん (2014-08-08 14 22 49) 魔少年と魔中年が両方眼鏡キャラの作品があるとはこの海のリハクの目をもってしても・・・ -- 名無しさん (2014-08-08 14 55 13) デシル=弟を見下す兄、コウタ=妹に対して過保護な兄 -- 名無しさん (2014-10-01 00 55 37) 言い方悪いがフリットは勝手にヴェイガン絶滅厨になっただけじゃね?少なくともそれがユリンの意思じゃないのは明らかなのに「仕立てた」って… -- 名無しさん (2014-10-01 10 59 43) ↑実は全滅厨房 -- 名無しさん (2014-10-01 11 51 42) ↑訂正、実はウルフを殺したのも原因、あとこんな奴があっちではエリートとか言われたらね -- 名無しさん (2014-10-01 11 53 40) 早くスパロボに出ないかな。他作品のキャラ達に色々な特殊セリフを吐いてくれるだろうから楽しみにしてる -- 名無しさん (2014-10-10 22 41 12) こういうゲスなキャラ大好きなんで、最後の方まで暴れまくって視聴者の憎悪を一身に背負ってほしかったな -- 名無しさん (2014-10-12 17 55 04) 寺島さんの『ヒヒッヒヒヒヒヒッ』の引き釣った笑いの演技が上手すぎて爆笑した二期声優陣 -- 名無しさん (2014-10-12 18 25 38) 一応第一部のライバルなのに扱いの悪さに逆に笑った。ヴェイガンは絶対悪であるということをフリットに刷り込むためだけのキャラクターだったのか…? -- 名無しさん (2014-11-19 01 02 20) ↑ジェリド、マシュマー、クロノクルと大差ないかと。あの辺いっぺん観てみ。扱いの悪さに涙出るぞマジで -- 名無しさん (2014-11-19 08 08 11) ↑大使、サーシェス「………。」 -- 名無しさん (2014-11-19 08 46 18) クロノスHGまだかな。そういやpixivのイラストでMGクロノスが写ってるのがあって笑うと同時に欲しくなったわ -- 名無しさん (2015-02-04 03 07 35) デシルがバディコンプレックスのビゾンみたいな爺さんとなって3部に登場したら面白かったのになあ -- 名無しさん (2015-05-23 16 09 17) デシルのような優秀なネタキャラは温存される。スパロボBXに出ない可能性も高い。 -- 名無しさん (2015-05-23 20 49 52) ↑2 ジジイになっただけじゃ面白く無いのでサイボーグにしよう。撃墜されても再登場した言い訳が立つし。そしてギアシドに直結させてラスボス化。 -- 名無しさん (2015-06-05 04 03 02) 負けたのを機体のせいにする、物に当たり散らす、そして全く同じ内容の散り際……まるで成長していない。しかしそんなデシルもゼハートがアセムを逃した理由を見透かせるぐらいには兄なのであった。 -- 名無しさん (2015-06-05 04 10 43) コイツどーしよもねぇバカなヤツだ -- 名無しさん (2015-06-28 19 19 36) フリットを復讐鬼にした直接の原因はコイツだよな。 -- 名無しさん (2015-06-28 20 02 40) 10で神童、15で才子、20超えたらただの人を地で行くよな… -- 名無しさん (2015-07-04 06 47 43) 遊び気分で戦場に出るわ、スタンドプレーで味方に損害出すわ、組織を私物化して好き勝手やるわ、挙げ句の果てに、同僚を物のように扱って死なせるわで、組織の癌細胞でしかない。そりゃ、ゼハートも見限るわな。アセムに手も足も出ずに地獄に叩き込まれた時はスカッとした -- 名無しさん (2015-09-07 04 47 24) はっきり言ってザナルド共々ヴぇイガンの害虫。 -- 名無しさん (2015-09-27 13 36 55) 『EXA VS』でアル・アダは少年フリット殺害よりコイツの解体ショーをしたほうが読者的にもよっぽど良かったと思う 今後イクス・トリム(と千葉)が平気な顔でコイツの解体ショーするんだろうか -- 名無しさん (2016-01-05 01 45 32) アセム編で死ななかったらザナルドと手を組んでそう -- 名無しさん (2016-01-24 23 11 10) コイツがいなかったら、フリットはあそこまでベイガン殲滅主義に走ったか微妙だったりすることを考えると、ある意味イゼルカント並の諸悪の根源。しかも当時七歳というのがすごすぎる。 -- 名無しさん (2016-04-05 02 00 53) 7歳って小1~小2なんだよな。そう考えればありえない天才児だったんだな(過去形) -- 名無しさん (2016-06-12 00 40 20) とりあえず普通に平和に暮らしてたユリンを戦争の道具にした時点でコイツに対しては怒りしか沸かない -- 名無しさん (2016-08-23 21 27 31) 個人的には第三部でどっかのいじめと人殺しが大好きな奴みたいにメタル化してもらいたかったな。 -- 名無しさん (2016-08-23 21 35 36) あれ?バイクじゃなくてセグウェイじゃなかったっけ…… -- 名無しさん (2016-11-02 16 34 07) ユリンちゃんとウルフ隊長を殺した罪は重い・・・! -- 名無しさん (2016-12-19 13 03 34) 高垣彩陽の演技力の幅の広さを感じた、悪フェルト。 -- 名無しさん (2017-02-04 12 17 01) ↑×7 オルフェンズの三日月ならフリット編のデシルが相手でもメイスで叩き潰すだろうな -- 名無しさん (2017-02-10 23 49 40) コイツも人気キャラを殺した奴だけどリディやイオクやジャスレイと違って中の人にまで憎悪が向けられたって話は聞かないよね。 -- 名無しさん (2017-03-14 22 25 44) 済まぬデシル 鉄血やAEGとOOは見てもいないんだ じゃすれーーい -- 名無しさん (2017-05-25 20 10 09) シナリオの都合上スパロボBXには出れなかったけど、今だったらスパロボVのジブリールみたいな感じでキオ編で再登場しても違和感無いと思う -- 名無しさん (2017-07-30 14 30 11) マキオンだとトレーズ閣下に誉められるニーサン。閣下女の子を無理やり戦わせてることに関してはノータッチですかそうですか -- 名無しさん (2017-10-14 17 17 15) スパロボなら中年期に発狂ザビーネと組ませよう、長谷川裕一の絵でも違和感ない -- 名無しさん (2018-04-03 19 08 04) 亡国のアキトのアシュレイと似たような境遇 声優なのにアシュレイは部下に信頼されまくり主人公の噛ませ犬感0おまけに主人公の改良型専用機まで用意去れる。でもこの二人対決結果は分かっていても見たい狼VSケダモノ -- 名無しさん (2018-10-08 20 36 26) このクソガキにユリンちゃんが殺され話を見た時、デシルに対して殺意を感じました。 -- 名無しさん (2019-05-10 20 36 45) スパロボではユリンは出るが原因がこいつというのも一切出ないし、弟のゼハートからも一切触れられない。まあ、出番が回想以外一切ないキオ篇しかないからね。仕方ないね -- 名無しさん (2019-05-10 21 11 46) ↑一応ジスペルにデシルに言った「命はおもちゃじゃないんだぞ!」を思わせる台詞を言うぐらいだな -- 名無しさん (2019-06-21 20 59 28) 控えめに言って人間性クズのデシルやイゼルカント狂信者のギーラ・ゾイがヴェイガンの初接触だったフリットと、ルウやディーンみたいな普通のヴェイガン人と会えたキオとでは断絶起きるのも当然っちゃ当然なんよな……。 -- 名無しさん (2021-10-12 16 29 29) ハッキリ言ってヴェイガンの疫病神。 -- 名無しさん (2023-01-07 02 20 02) エクバシリーズだと何故かユリンのファルシアが操作キャラでこいつのゼダスは随伴機扱いで立場逆転な謎仕様と、一応ライバルポジな割に扱いが悪い -- 名無しさん (2023-01-09 10 06 00) 成人したこいつの日課は腕立て伏せだったりしてw。R2のコルチャック・・・ -- 名無しさん (2023-02-14 22 29 51) スパロボDDにAGEも参戦してたら、青年デシルがディスコード・ディフューザーのメンバーとして復活して3部の面々とクロスオーバーできそう -- 名無しさん (2024-01-19 23 17 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/13288.html
今日 - 合計 - タグ ツッパリアクションアドベンチャー バイク プレイステーション2 ワイズケイ 喧嘩番長シリーズ 続編 喧嘩番長2 フルスロットルの攻略ページ 基本情報 ストーリー 攻略情報 データ集技データ連続技 立ち技 武器データ アイテムデータ携帯アイテム 特殊アイテム 裏技 関連動画 参考文献、参考サイト 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ジャンル ツッパリアクションアドベンチャー 制作 スパイク/ワイズケイ 発売 スパイク 開発 ワイズケイ ハード プレイステーション2 発売日 2007年3月8日 価格 7140円(税別) 『喧嘩番長2 フルスロットル』(ケンカバンチョウ ツー フルスロットル)は、2007年3月8日にスパイクから発売されたプレイステーション2用アクションアドベンチャーゲーム。CEROレーティング12歳以上対象。主人公は武田トモヤ(名前変更可)。「狂犬」から「負け犬(ポチ)」に落ちた主人公の成り上がりを目指す物語。前作に引き続きイメージキャラクターには嶋大輔、ナレーションには田中信夫を起用している。 「男気」、「メンチビーム」、「啖呵合戦」など、基本的なシステムは前作『喧嘩番長』を継承している。 本作から、RPGなどの経験値と同様のレベルアップシステムとして「漢の器」という新システムが採用された。漢の器を上げることで喧嘩魂というポイントを取得し、そのポイントをステータスに振り分けることでステータスアップができる。また、習得できる喧嘩技は320種類を越え、プレイヤー好みのカスタマイズが可能となっている。ストーリーは大まかに分けて「極東連合編」と「東関狂走連合編」に分かれており、序盤の行動によってどちらに分岐するかが決定される。ストーリー自体もRPG的要素が強い内容となっており、プレイヤーの行動や選択肢などでエンディングも様々に分岐する。その他、隠し要素なども用意されている。 「東関狂走連合編」に分岐すると体力ゲージなどのデザインや戦闘BGMが変わる他、男気が上下する条件が変更される。 バイクも搭乗可能になった。前作では各地域に区分けされていたマップが一つのフィールドに統合され、シームレス化を実現。その結果、マップの広さは前作の約5倍と拡大し、要望が強かったバイクの使用が可能となったことでプレイヤーの行動範囲も広がっている。最初から乗れるというわけではなく、鮫島免許センターという免許センターに行き、免許を取得しないとバイクには乗れない。免許取得のためには金が必要。種類は自転車、アメリカン、レプリカ、配達用原付などがある。乗車中は蹴り(バイクに乗りながら)、ウィリー、ドリフト(アクセルターン)、二ケツ(二人乗り)、気合い走りなどもできる。しかし蹴りや、人を轢くなどすると警察に追われ、バイクも壊れる。 ガソリンスタンドはマップ上に複数存在し、1件1件値段が違う。バイクショップも数件マップ上にある。そこでバイクからパーツ、ヘルメットが買える。買ったものは、家のガレージで確認・変更することができる。改造しすぎるとシャバくなって警察も黙ってはいない。 バイクは奪うこともできるがそれも犯罪となる。交通ルールもリアルに再現されており、ルールに反した運転をすればすぐに警察に追われたり男気が下がってしまう為、自由かつ無茶な運転が許されないのも特徴である。例としては、ヘルメット着用義務違反、速度超過、通行禁止違反、消音機不備、整備不良、信号無視などがある。そういった違反も画面中央の下にアイコン表示されている。 また、今作から時間経過の概念が登場した。ゲーム中はイベント中や建物の中に入っている時を除いて時間が流れており、時間帯によってイベントの発生状態や街を歩くNPCが変化したりする。ストーリーも基本的に「○日後に○○のイベントが起こる」といった具合に時間を跨いでイベントが進行する形となる。24時間通して行動が可能だが、深夜にもなれば店や駅も閉まるので行動に制限が掛かる。自宅で寝ると時間を進める事が出来、寝た時間に応じて体力が回復する。 ストーリー [部分編集] 黒真連合との激闘から1年後、田中ヤスオは極東連合の初代総番となっていた。武田トモヤは入学早々その田中ヤスオに1対1での勝負を挑むが敗れ、狂犬から負け犬(ポチ)に成り下がる。それから1年後、2年生になったトモヤは中学時代の親友、如月亮との約束を重圧に感じながら日々が過ぎていく。ある日、東関狂走連合烈火が極東高校に武田トモヤを探しにやってきた。その東関狂走連合烈火の羽柴から中学時代の親友、如月亮の近況を聞く。如月は東関狂走連合の総長となっていた。田中ヤスオ、如月亮という2人の男の間に挟まれるトモヤは、2大勢力の抗争に否応なしに巻き込まれていく。 攻略情報 [部分編集] データ集 [部分編集] 技データ 連続技 コンボ 1~2発目 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 左ジャブ 2 _ _ 1560円 3 大山田流喧嘩道場 右フック 4 _ _ _ _ 最初から所持 左フック 4 _ _ 0円 1 大山田流喧嘩道場 ヘナチョコ右フック 3 _ _ _ _ 最初から所持 ヘナチョコ左フック 3 _ _ _ _ 最初から所持 デンプシーロール右 5 _ _ 7850円 21 大山田流喧嘩道場 デンプシーロール左 5 _ _ 7850円 21 大山田流喧嘩道場 ストレート 7 _ _ 3550円 7 大山田流喧嘩道場 ヘナチョコストレート 5 _ _ 0円 1 大山田流喧嘩道場 右中段正拳突き 6 _ _ 3860円 7 大山田流喧嘩道場 左中段正拳突き 6 _ _ 3860円 7 大山田流喧嘩道場 右拳底 4 _ _ 1280円 3 大山田流喧嘩道場 左拳底 4 _ _ 1280円 3 大山田流喧嘩道場 右アッパー 5 _ _ 4850円 12 大山田流喧嘩道場 左アッパー 5 _ _ 4850円 12 大山田流喧嘩道場 右ボディーブロー 5 _ _ 4250円 10 大山田流喧嘩道場 左ボディーブロー 5 _ _ 4250円 10 大山田流喧嘩道場 右ビンタ 3 _ _ 5550円 18 大山田流喧嘩道場 左ビンタ 3 _ _ 5550円 18 大山田流喧嘩道場 右エルボー 3 _ _ 1800円 5 大山田流喧嘩道場 左エルボー 3 _ _ 1800円 5 大山田流喧嘩道場 右ネコパンチ 2 _ _ 950円 3 大山田流喧嘩道場 左ネコパンチ 2 _ _ 950円 3 大山田流喧嘩道場 右ミドルキック 7 _ _ 6850円 15 大山田流喧嘩道場 左ミドルキック 7 _ _ 6850円 15 大山田流喧嘩道場 コンボ 3発目 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 ロシアンフック 16 _ _ _ _ 最初から所持 高速ストレート 15 _ _ 2350円 5 大山田流喧嘩道場 喧嘩ストレート 16 _ _ 0円 1 大山田流喧嘩道場 シャドーアッパー 17 _ _ 3200円 7 大山田流喧嘩道場 ハートブレイクバズーカ 22 _ _ 7150円 18 大山田流喧嘩道場 鼓膜破り 10 _ _ 5250円 15 大山田流喧嘩道場 モンゴリアンチョップ 13 _ _ 4800円 12 大山田流喧嘩道場 逆水平チョップ 12 _ _ 0円 1 大山田流喧嘩道場 右脳天唐竹割り 15 _ _ 4520円 10 大山田流喧嘩道場 両手突き出し 10 _ ○ 9960円 24 大山田流喧嘩道場 ハイキック 23 _ _ 5250円 15 大山田流喧嘩道場 踵落とし 22 _ _ 8950円 18 大山田流喧嘩道場 アイアンクロー 14 _ _ 2150円 3 大山田流喧嘩道場 コンボ フィニッシュ 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 裏拳 20 20 ○ 7850円 1 大山田流喧嘩道場 強烈ボディーブロー 17 17 ○ _ _ 最初から所持 強烈正拳突き 21 21 ○ _ _ 最初から所持 大振りビンタ 15 15 ○ 11200円 21 大山田流喧嘩道場 ぐるぐるパンチ 25 25 ○ 12350円 23 大山田流喧嘩道場 両腕回転パンチ 10 16 ○ 9800円 18 大山田流喧嘩道場 後ろ蹴り 24 24 ○ 2980円 15 大山田流喧嘩道場 ブラジリアンキック 26 26 ○ 16850円 17 大山田流喧嘩道場 顔面前蹴り 25 25 ○ 8950円 5 大山田流喧嘩道場 逆回し蹴り 27 27 ○ 10550円 10 大山田流喧嘩道場 浴びせ蹴り 18 18 ○ 13680円 22 大山田流喧嘩道場 ローリングソバット 25 25 ○ 7850円 7 大山田流喧嘩道場 ドロップキック 30 30 ○ 14800円 25 大山田流喧嘩道場 延髄切り 23 23 ○ 12850円 11 大山田流喧嘩道場 立ち技 ダッシュ攻撃 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 斧爆弾 16 15 ○ 3450円 5 大山田流喧嘩道場 ダッシュタックル 9 15 ○ _ _ 最初から所持 ぶちかまし 15 18 ○ 4420円 7 大山田流喧嘩道場 ダッシュフロントキック 13 14 ○ 2980円 3 大山田流喧嘩道場 フライングクロスチョップ 11 18 ○ 6210円 12 大山田流喧嘩道場 レッグラリアット 12 16 ○ 7450円 18 大山田流喧嘩道場 両手グルグルパンチ 10 12 ○ 15800円 27 大山田流喧嘩道場 ダッシュタックル 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 押し倒しタックル 7 10 ○ _ _ 最初から所持 ダイビングボディープレス 10 12 ○ 5240円 15 大山田流喧嘩道場 高速タックル 8 11 ○ 3850円 10 大山田流喧嘩道場 ジャンプ攻撃 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 ジャンプドロップキック 21 _ ○ 7850円 15 大山田流喧嘩道場 ヒーローキック 19 _ ○ 6340円 10 大山田流喧嘩道場 ジャンピングキック 14 _ ○ _ _ 最初から所持 ジャンピングニー 13 _ ○ 3850円 5 大山田流喧嘩道場 フライングボディーアタック 15 _ ○ 5250円 20 大山田流喧嘩道場 チャージ攻撃 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 踏み込みアッパー 19 19 ○ _ _ 最初から所持 カミソリアッパー 20 20 ○ 5680円 10 大山田流喧嘩道場 カエルアッパー 23 23 ○ 9850円 入手方法 かち上げエルボー 18 18 ○ 0円 1 大山田流喧嘩道場 飛び膝蹴り 21 21 ○ 8680円 20 大山田流喧嘩道場 金的蹴り上げ 22 22 ○ 5450円 15 大山田流喧嘩道場 タイフーンミキサー 20 20 ○ 13650円 24 大山田流喧嘩道場 アッパースイング 17 17 ○ 7350円 15 大山田流喧嘩道場 ちゃぶ台返し 18 18 ○ 4990円 5 大山田流喧嘩道場 ダウン攻撃 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 ストンピング 8 _ _ _ _ 最初から所持 ダウン蹴り 10 _ _ 2180円 3 大山田流喧嘩道場 エルボードロップ 12 _ _ 2980円 5 大山田流喧嘩道場 ヒップドロップ 13 _ _ 値段 15 大山田流喧嘩道場 ニードロップ 13 _ _ 値段 10 大山田流喧嘩道場 ダウンパンチ 8 _ _ 値段 1 大山田流喧嘩道場 背後攻撃 (掴み技の掴み背後攻撃、羽交い締め背後攻撃と共用) 名称 攻撃力 気合 ダウン 値段 購入LV 入手方法 背後にエルボー 10 _ _ _ _ 最初から所持 背後に裏拳 12 _ _ 5120円 10 大山田流喧嘩道場 背後にキック 13 _ _ 6850円 15 大山田流喧嘩道場 背後に蹴り上げ 9 _ ○ 3250円 5 大山田流喧嘩道場 武器データ 名称 攻撃力 回数 シャバさ増減 値段 解説 入手方法 木刀 5 10 4UP 3800円 扱いやすく低価格な練習用の刀 ハッピーベル、ホビーライク 竹刀 3 10 2UP 2700円 軽くて低価格な練習用の刀 ファザーアンドマザー、ハッピーベル バールのようなもの 4 20 3UP 1800円 おそらくバールではないと思われる凶器 ファザーアンドマザー 角材 3 10 3UP 800円 建設現場などにある木材の切れ端 ハッピーベル 金属バット 4 30 4UP 2300円 甲子園を思い出させる金属製のバット ホビーライク 木製バット 3 15 3UP 1600円 低価格だが折れやすい木製のバット ホビーライク、雑貨屋ZACKER 一番ウッド 5 13 5UP 5800円 使い古されたノーブランドのゴルフクラブ BREEZY ハリセン 0 10 0 380円 ツッコミ用としてピカイチの性能を誇る ホビーライク ハエたたき 0 10 0 200円 うるさいハエもすばやくしとめられる 雑貨屋ZACKER、BREEZY 伝説のピッコンハンマー 0 ∞ 1DOWN _ シャバい心を清めるという伝説の武器 「武勇伝 恐怖のツッコミ男」達成 三段警棒 6 20 4UP 5800円 三段階に伸び縮みする特殊な警棒 ハッピーベル 鉄パイプ 4 30 3UP 1800円 鉄工所でよく見かける鉄製のパイプ ハッピーベル、ホビーライク 伝説の木刀『覇王』 9 ∞ 3UP _ 刀職人「正宗」の作。攻撃するたびに気合が3回復 「武勇伝 400戦無敗の漢」達成 伝説の角材『オヤジの魂』 8 ∞ 6UP _ 伝説の番長が愛用していたという角材 イベント 嶋大輔を倒す ビリヤードキュー 2 10 2UP 3500円 プロも使用しているビリヤードキュー ファザーアンドマザー ほうき 1 10 0 800円 主婦に人気の室内用ほうき ファザーアンドマザー、雑貨屋ZACKER デッキブラシ 2 10 1UP 1900円 汚れがよく落ちる固めのブラシ ハッピーベル、ホビーライク 旗棒 6 10 6UP _ 旗を取り付けて使用する鉄棒 衣ノ島駐車場に落ちている 蛍光灯 6 1 2UP 600円 見た目が派手な照明器具 ハッピーベル ビール瓶 2 1 1UP 200円 一般的なビール瓶 ハッピーベル、ホビーライク 伝説の光る棒 16 ∞ 1DOWN _ 赤く輝くビームを武器にしたもの メダル10000枚と交換 扇子 2 10 0 1200円 有名な職人が作った扇子をまねたもの 雑貨屋ZACKER 打出の小槌 10 ∞ 2DOWN _ 伝説の小槌。1回振るたびにお金やアイテムが出現 イベント 100人喧嘩祭りをクリア アイテムデータ 携帯アイテム 名称 買値 売値 効果 入手方法 アンパン 150円 70円 体力が25回復する ショップ コロッケパン 200円 100円 体力が30回復する ショップ 焼きそばパン 250円 120円 体力が35回復する ショップ おにぎり 280円 140円 体力が40回復する ショップ 肉まん 300円 150円 体力が50回復する ショップ のり弁当 550円 270円 体力が100回復する ショップ カレーライス弁当 850円 420円 体力が150回復する ショップ 焼肉弁当 1150円 570円 体力が200回復する ショップ ステーキ弁当 1800円 900円 体力が300回復する ショップ 極上焼肉弁当 2800円 1400円 体力が500回復する ショップ 一流シェフの特別弁当 4800円 2400円 体力が全回復する ショップ ファミリーピザS 900円 450円 主人公と仲間の体力が100回復する ショップ ファミリーピザM 1600円 800円 主人公と仲間の体力が200回復する ショップ ファミリーピザL 2400円 1200円 主人公と仲間の体力が350回復する 入手方法 ファミリーピザLL 3200円 1600円 主人公と仲間の体力が500回復する ショップ サプリメント緑 _ 20000円 体力の上限が20増える 宝箱 サプリメント赤 _ 50000円 体力の上限が50増える 宝箱 サプリメント黒 _ 100000円 体力の上限が100増える 宝箱、メダル1000枚と交換 牛乳 100円 50円 気合が10回復する ショップ コーヒー牛乳 150円 70円 気合が15回復する ショップ ビンジュース(オレンジ) 200円 100円 気合が20回復する ショップ 気合ドリンク 450円 220円 気合が30回復する ショップ 気合ドリンクZ 800円 400円 気合が60回復する ショップ 超気合ドリンクZZ 1500円 750円 気合が全回復する ショップ 攻撃プロテインK-O 1480円 740円 攻撃力が15秒間だけ1増える ショップ 攻撃プロテインK-OS 2700円 1350円 攻撃力が30秒間だけ2増える ショップ 攻撃プロテインK-OSX 4800円 2400円 攻撃力が60秒間だけ3増える ショップ 耐久プロテイン 1480円 740円 守備力が15秒間だけ1増える ショップ 耐久プロテインS 2700円 1350円 守備力が30秒間だけ2増える ショップ 耐久プロテインDX 4800円 2400円 守備力が60秒間だけ3増える ショップ 携帯酸素ボンベ 700円 350円 30秒間息切れしなくなる ショップ 携帯酸素ボンベ+ 1200円 600円 60秒間息切れしなくなる ショップ 番長の哲学 24000円 12000円 シャバさ50ダウン。極東連合編でのみ購入可能 ショップ 続・番長の哲学 46000円 23000円 シャバさ100ダウン。極東連合編でのみ購入可能 ショップ 真・番長の哲学 78000円 39000円 シャバさ200ダウン。極東連合編でのみ購入可能 ショップ 特攻精神学本 28000円 14000円 シャバさ50ダウン。東関狂走連合編でのみ購入可能 ショップ 族・特攻精神学本『皇帝』 50000円 25000円 シャバさ100ダウン。東関狂走連合編でのみ購入可能 ショップ 真・特攻精神学本『神』 82000円 41000円 シャバさ200ダウン。東関狂走連合編でのみ購入可能 ショップ 週刊「ピンクの時間」 14800円 7400円 気合が全回復し15秒間減少しなくなるが、シャバさが30アップする 自販機、敵 月刊「ピンクの季節」 28400円 14200円 気合が全回復し30秒間減少しなくなるが、シャバさが60アップする 自販機、敵 バイク回収永久券 98000円 49000円 外に置いてきたバイクを何度でも戻すことができる ショップ スタミナンリバース 3980円 1990円 体力とスタミナが200回復する ハッピーベル、ホビーライク スタミナンリバースS 7640円 3820円 体力とスタミナが400回復する ハッピーベル、ホビーライク スタミナンリバースSS 15840円 7920円 体力とスタミナが全回復する ホビーライク、ファザーアンドマザー 極東神社の御守 _ _ 漢の器が1上昇する 「武勇伝 神頼みし続けた他力本願な漢」達成 東関最強の勲章 _ _ 漢の器が最大(30)まで上昇する 「イベント」 ナインボールを集めて多馬大社に行く 喧嘩魂 _ _ 喧嘩魂が1増える 宝箱 喧嘩魂リセッター _ _ 今まで割り振った喧嘩魂を一度リセットして再度割り振れる 「イベント」大山田を倒す バイク修理キット 12800円 6400円 バイク乗車中に使用すると修理できるが完全に壊れたバイクは不可 ハッピーベル、ファザーアンドマザー バイク回収チケット 1980円 990円 外に置いてきたバイクを一回だけ自宅に戻すことができる ショップ 極東電鉄フリーキップ _ 580円 所持していると一回だけ極東電鉄に無料で乗車できる 「武勇伝 完全ヒキコモリ」達成 タクシーチケット 1500円 750円 一回だけタクシーに無料で乗車できる ハッピーベル、ホビーライク クマのぬいぐるみ 19800円 _ コレクションアイテム ハッピーベル、ファザーアンドマザー シロクマート限定シロクマ 138000円 _ コレクションアイテム ショップ シロクマート限定番クマ 180000円 _ コレクションアイテム。極東連合編でのみ購入可能 ショップ シロクマート限定族クマ 180000円 _ コレクションアイテム。東関狂走連合編でのみ入手可能 ショップ 携帯ガソリンポット1L 500円 250円 効果 入手方法 携帯ガソリンポット5L 700円 350円 効果 入手方法 携帯ガソリンポット満タン 1500円 750円 効果 入手方法 タスキラテボトルショート 6480円 3240円 効果 入手方法 タスキラテボトルトール 11500円 5750円 効果 入手方法 タスキラテボトルグランデ 19750円 9875円 効果 入手方法 バイク完全修理キット 29800円 14900円 効果 入手方法 特殊アイテム 名称 買値 売値 効果 入手方法 裏技 [部分編集] ●50万円 黒山埠頭のシロクマートから東に進みT字路を右に曲がる。 次のT字で左に曲がり工場の壁沿いに進むと中に入れる部分がある。 一番奥まで行くとおもむろに50万円が置いてある。 クリアするたびに何度でも取りにいくことができる。 ●2週目以降のプレイに引き継がれる要素 所持金 着替えパーツ ナインボールラックとナイナビ 習得技 バイクとヘルメット ゲームセンターのメダル アイテム 武器 免許 見たエンディング 達成済みの武勇伝 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (5) 2024年09月26日 (木) 13時41分18秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/kizumon/pages/668.html
胴締め 属性 射程 種類 貫通 威力 対象 AP 無 近 物理 - 55 敵単 3(3) 詳細 マヒ(大)化 期間 2 付与 38% 使用部位:絞め技 ※APの()内は同属性時の消費量 LvUP情報 命中率+5.00% マヒ付与率+5.00% 肥料 生産肥料数 10 入手場所 所持するモンスター カーリヤ 真・カーリヤ 銭塘君 羅刹天 ヨルムンガンド 備考 Last Update 2018-01-22 14 54 31 (Mon)