約 2,130,595 件
https://w.atwiki.jp/burnout/pages/64.html
→パラダイス/アップデート情報
https://w.atwiki.jp/tohorenda/pages/14.html
アップデート履歴 2016/07/10 ver2.34 歪極幻想のペナルティ発生条件を大幅に緩和(Android版のみ) 2016/07/08 ver2.33 各種説明を追加 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmの修行レベル1000以降の敵、ステージレベル500以降の敵の耐久を強化 2016/07/08 ver2.32 妖夢、幽々子、依姫、豊姫、のスキルを強化(この4人のスキルによって与えられるダメージ、ブレイクが1E+300を超えるようになった) アリスのスキルで与えられるダメージ、ブレイクの上限の初期値を1E+301に上方修正 神奈子のスキルで与えられる1フレーム当たりのダメージ、ブレイクの上限の初期値を1E+299に下方修正 紫のスキルに説明を追加 浄頗梨審判のページに補足説明を追加 歪極幻想のペナルティ発生条件を強化(Ver2.31以前よりかは緩い) 2016/07/05 ver2.31 歪極幻想のペナルティ発生条件を緩和 2016/07/04 ver2.30 針妙丸のスキルを強化 味方基礎攻撃力、各種ステータスの上限を大幅に上方修正 クリティカルダメージ、クリティカルブレイクの上限を1E+308に上方修正 ザコ敵の体力と耐久の上限を1E+302、ボスエネミーの体力と耐久の上限を1E+304に引き下げ 2016/07/03 ver2.25 真ラスボス戦の強化幅を縮小 2016/07/02 ver2.24 味方攻撃力の上限を大幅に上方修正 魔法陣のある画面でのステータス表示を修正 2016/07/02 ver2.23 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmの修行レベル1000以降、仙人修行Lunaticの敵ステータスの増え方を強化 2016/07/01 ver2.22 1日1回の特別企画に宣伝ツイートへのリンクを追加(Android版) 2016/07/01 ver2.21 共有の文章を修正(Android版) 2016/07/01 ver2.20 Android版を正式リリース (https //goo.gl/0KpHKY) 2016/06/29 ver2.11 キャラ選択のフォント指定ミスを修正 2016/06/29 ver2.10 ステージレベル500以降の敵ステータスの増え方を強化 Web版のみセーブボタンを復活 一部画面の構成を修正 開発ツール(Unity,Android SDK,JDK)をアップデート (その弊害か、Web版のみファイルサイズが約45MBから約143MBに増加し、UnityEditorがPCにインストールされている人は右下に常に「Development Build」の文字が出るようになった) 2016/06/24 ver2.05 セーブはゲーム終了時にのみされるように仕様変更 それに伴いセーブボタンを削除 2016/06/24 ver2.04 ステージレベル500以降の敵ステータスの増え方を強化 2016/06/23 ver2.03 技量などの各ステータスの上限を大幅に上方修正 転生の最後に行うステータスの四捨五入を削除 紫のスキルで300秒以上加算される時の計算式を変更 クリティカルの倍率が100倍以上になった時の計算式を変更 その他、一部の不具合を修正 2016/06/22 ver2.02 一部のレイアウトを修正 2016/06/22 ver2.01 一部の数値がinfiniyになる不具合を修正 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmの修行レベル1000以降、仙人修行Lunaticの敵ステータスの増え方を強化 2016/06/22 ver2.00 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) 諏訪子のスキルの仕様を変更(上方修正) 小傘のスキルを上方修正 紫、橙(紫部分のみ)のスキルが発動していなかった不具合を修正 紫のスキルで300秒以上加算される時の計算式を変更 味方攻撃力の上限を大幅に上方修正 敵の体力と耐久の上限を大幅に上方修正 HPゲージの挙動を変更(軽くなったはず) 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmの修行レベル1000以降、仙人修行Lunaticの敵ステータスの増え方を調整 クリティカルの倍率が100倍以上になった時の計算式を変更(下方修正) 純狐のスキルの仕様を変更 歪極幻想の連射ペナルティを大幅に強化 タイトル、ステージ画面の読み込みを軽量化 2016/06/17 ver1.84 アドベンチャーパートの動作を改善 2016/06/16 ver1.83 垂直同期を有効に(画面が乱れにくくなった) 2016/06/16 ver1.82 浄頗梨審判の動作を改善 2016/06/15 ver1.81 味方攻撃力、基礎攻撃力の上限を大幅に上方修正 仙人修行での制限時間上限を86400秒(24時間)に設定 2016/06/14 ver1.80 味方攻撃力、敵体力の上限を大幅に上方修正 ステージでの制限時間上限を86400秒(24時間)に設定 サグメ、布都、蓮子、メリー、こいし、ぬえのスキルを強化 小悪魔のスキルが正常に働いていなかった不具合を修正 アリス、早苗のスキルにおいて、魔法陣解放の効果を上昇させる一部の幻想少女のスキルが適用されていなかった不具合を修正 霊夢(マミゾウ)、豊姫のスキルの掛かり方を変更(上方修正) 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmの修行レベル1000以降の敵ステータスを強化 一部の処理を改善 2016/06/12 ver1.71 敵の体力が1E+38fを超えた時も正常な増え方をするように修正 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmの修行レベル1000以降の敵ステータスの増え方を強化 2016/06/12 ver1.70 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) ダメージと敵の体力の上限を大幅に上方修正 2016/06/12 ver1.62 仙人修行Hard以上の敵ステータス(特に歪極幻想)を強化 仙人修行Extraと仙人修行Phantasmで修行レベルが選択できない不具合を修正 2016/06/11 ver1.61 仙人修行Phantasmの修行レベルが仙人修行Extraの修行レベルに設定される不具合を修正 2016/06/11 ver1.60 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) 仙人修行Extraの歪極幻想の出現率の上限を引き下げ(下方修正) 仙人修行Lunatic、仙人修行Phantasmを追加(特定条件を満たすと出現) 2016/06/10 ver1.50 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) ステージレベル101以上(仙人修行Normal相当)で出現する歪極幻想を強化 仙人修行Hardの敵ステータスを強化 仙人修行Normalの難易度ボーナスを100倍に増加 仙人修行Hardの難易度ボーナスを5000倍に増加 魔法陣の画面をの処理を改善(軽くなったはず) 仙人修行の処理を改善(軽くなったはず) 2016/06/07 ver1.43 戦闘の処理を改善(軽くなったはず) 2016/06/05 ver1.42 図鑑のテキストの表示を修正 2016/06/05 ver1.41 図鑑のボタンの表示を修正 2016/06/05 ver1.40 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) 2016/06/04 ver1.31 魔理沙のスキルを上方修正 小鈴のスキルに制限と新たな内容を追加(一応上方修正) 2016/06/04 ver1.30 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) ミスティア、響子のスキルを上方修正 攻撃力、基礎攻撃力の上限を大幅に上方修正 蓮子、メリーのスキルの倍率、および倍率の掛かり方を変更(一応上方修正) 2016/06/03 ver1.21 オプションからタイトルに戻る時に確認画面を追加 2016/06/03 諏訪子様のスキルレベルの最大値の最大値をこっそり修正したぞ https //twitter.com/TD12734/status/738660704517947394 2016/06/03 ver1.20 エネミーレベル上限が上昇(味方も追加) 妖夢、幽々子、ドレミー(一応)のスキルを上方修正 ステータス(技量など)の上限を大幅に上方修正 転生ボーナスの仕様を少し変更(上方修正) 神奈子のスキルにおける神性の効果を変更(下方修正) タイトル画面に特定の条件を満たした時に更新履歴(この文章)を見れるように仕様変更 その他、バグ、誤記などを修正、隠し要素も追加 2016/06/02 ver1.10 ゲームがバックグラウンドでも動作するように仕様変更(Web版) 仙人修行「Normal」およびそれに相当するステージレベル帯の敵のステータスの計算式を変更(低レベルは弱体化し、高レベルは強化) 特定条件で仙人修行「Hard」が出現するように仕様変更 その他、表記、誤記などを修正 2016/06/01 ver1.03 ロード画面を軽量化 2016/06/01 ver1.02 一部の敵を弱体化 2016/06/01 ver1.01 一部の敵を弱体化 2016/06/01 ver1.00 WebPlayer版を正式リリース ※これ以前はUnityGameUploaderでの更新履歴です 2016/03/30 地底ルートクリアした人が2%ぐらいの確率でフリーズする致命的なバグがあったので修正し、再度上げなおしました 申し訳ありません 2016/03/30 ver0.75 アップデートしました(Ver0.75) 途中の分岐でできれば山頂行ってください(アプデ内容見れば察しが付きます) 主な更新点(うろ覚えなので書いてあるものよりも多く更新されているかも) 1、エネミーレベル上限を引き上げ 2、キャラクターを追加 3、仙人修行Easyを実装 4、浄頗梨審判で周回回数を設定可能にしました 5、アドベンチャーパートを全体的に緩い話にしました 6、一部バグを修正 7、本ゲーム最強の敵種、歪極幻想を実装 ※地底ルートを選んでも強制的に山頂に行きます(地底は未完成だから許して) 2016/03/12 ver0.52 ver0.52での更新点は以下の通りです。 なお、このサイトでは告知通り更新しておりません。(ver0.5のまま) 1、浄玻璃審判の後、ステータスの処理がうまくされない不具合を修正 2、浄玻璃審判に周回回数設定機能を追加 3、清蘭の立ち絵を修正(山頂ルート) 4、仙人修行Easy、Extraの特別解禁を終了 2016/03/05 ver0.5 アップデートしました(Ver0.5) 主な更新点 1、新しい敵、味方キャラクターを追加しました 2、音楽を追加、調整しました 3、新たなモードを2個(戦闘と音楽)を追加しました 4、エネミーレベル上限を30に上げました 5、キャラクター加入時のステータスを全体的に上方修正しました ※3の新しい戦闘モードについて 動作確認版の特別仕様として最初からEasyとExtraも挑戦できます。 ただし、Easyで勝ち続けても特に何もありません。 また、今まで本ゲームはこのサイトでのみ公開しておりましたが、さすがに毎回セーブデータが消失するのは鬱陶しいので次のアプデからモゲラでも公開します。 そちらではセーブデータの消失はありません。公開したらまた報告します。 2016/02/28 ver0.22 アップデートしました(ver0.22) 更新内容 1、タイトル画面左下のボタンを消しました なお、ゲームの説明通り、今後このサイトでのゲームのアップデートは控えさせて頂きます。 たまに大型のアップデートをするくらいです。 2016/02/28 ver0.2 アップデートしました(ver0.2) 更新内容(大きな点) 1、敵の固定エンカウントを全体的に前の方に移動させました。 2、1に伴いエネミーレベル上限を19に変更しました。 3、1に伴いタイトル画面左下にあるボタンを配置しました。 4、2に伴いエネミーレベルが一定以上の方はエネミーレベルが17になるようにしました。 5、ランダムエンカウントのボスエネミー遭遇率を正常値にしました。 6、最初のボス2体を弱体化させました。 7、仲間を1人追加しました。 3についてですがバランス調整(モンハンの序盤とかに感じる大ボスと戦いたいのにザコしか相手にできないあの微妙な気持ちの解消)のために配置させて頂きました。ご理解の程をお願いします。 また、今後一切このようなアップデートはありません。 なお、キャラ1(諏訪子様)からキャラ17までの間に存在しないキャラクターが居る場合は3のボタンを押してもう一度進めて頂ければ仲間になります。 全員居る状態でボタンを押してもエネミーレベルが1になるだけで特に問題は発生しません。 また、居ない仲間が存在するけど意地でもボタンを押したくないという方もかなり先のアップデートでエネミーレベルを選べるようになる(はず)なのでご安心ください。
https://w.atwiki.jp/heavenstg/pages/16.html
○月○日 アップデートの内容を書きます。
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/3958.html
デート デート アーティスト 斉藤壮馬 発売日 2018年6月20日 レーベル SACRA CDデイリー最高順位 2位(2018年6月20日) 週間最高順位 3位(2018年6月25日) 月間最高順位 12位(2018年6月) 年間最高順位 191位(2018年) 初動総合売上 13502 累計総合売上 16143 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 デート 2 レミニセンス 3 C CD/総合ランキング 週 月日 CDシングル 総合シングル 順位 週/月間枚数 累計枚数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 6/26 3 13502 13502 3 14853 14853 2 7/3 13 1584 15086 1584 16437 2018年6月 5 15086 15086 12 16437 16437 3 7/10 394 15480 394 16831 4 7/17 416 15896 416 17247 5 7/24 247 16143 247 16143 配信ランキング デート 週 月日 デジタルシングル 順位 週/月間DL数 累計DL数 1 6/26 1351 1351 関連CD 夜明けはまだ/ヒカリ断ツ雨
https://w.atwiki.jp/eiyuunosiro/pages/85.html
2010/7/22 大型アップデート「ギルド戦場」 ギルド戦場 コロセウム 装備鍛冶
https://w.atwiki.jp/seraphisno/pages/42.html
7章・サーヴィルで発生する必須イベント。 イベントを上手くこなすことによってレアアイテムを入手出来る。 イベントの流れ 現在味方になっているキャラから1人を選んでサーヴィルに連れて行く。この時選んだキャラによってデートイベント時の会話や後に手に入るアイテムが変化する。 武具屋・道具屋・闘技場・図書館から何れか1箇所を選んで行く。 表示される3つの選択肢の中から1つを選ぶ。この時選んだ選択肢によって-2〜+2Pの評価が入る。 武具屋・道具屋・闘技場・図書館のうちまだ行っていない場所から何れか1箇所を選んで行く。 表示される3つの選択肢の中から1つを選ぶ。この時選んだ選択肢によって-2〜+2Pの評価が入る。 武具屋・道具屋・闘技場・図書館のうちまだ行っていない場所から何れか1箇所を選んで行く。 表示される3つの選択肢の中から1つを選ぶ。この時選んだ選択肢によって-2〜+2Pの評価が入る。 クッマドクマ・屋台・料亭阿瑠乃から何れか1箇所を選んで行く。この時選んだ店によって-2〜+2Pの評価が入る。食事の際店によってそれぞれ1000、3000、50000フォッグかかる。※所持金が足りない場合、その店で食事することはできない。(ポイント利用も不可)※所持金が1000フォッグ未満でもクッマドクマで食事は出来る。この場合、相手に支払ってもらうことになる。この際、キャラによってクッマドクマでの評価がさらに入る。(バグ?) 評価の合計値に応じてデート相手から4段階の総合評価が貰える。 総合評価に応じてノーベルジェヌン官邸の門番からアイテムを貰える。 デートイベントで高評価を得ていれば、終章・ブラックホールにおいてセラフィスノ内でそのキャラから武器を貰うことができる?(要検証) キャラの反応 キャラ 道具屋 武具屋 闘技場 図書館 昼食 選択肢1 選択肢2 選択肢3 選択肢1 選択肢2 選択肢3 選択肢1 選択肢2 選択肢3 選択肢1 選択肢2 選択肢3 クッマドクマ 弁当屋台 料亭阿瑠乃 ルーア △ - × △ ○ - △ ○ - - ○ △ - ◎ ○ ナスカ ◎ △ × △ ◎ × × - △ ○ △ × × △ ◎ アストラ ◎ × - △ ○ × ○ ○ △ × ○ - - ○ ○ ウィル ○ - × ○ - ◎ ◎ ○ - △ - ○ - △ ○ トキファ - △ ◎ - △ × ○ × - - △ ○ ○ ○ ◎ ゼフィリア ◎ ○ - △ ○ × ○ ◎ × ◎ ○ × ◎ ○ × スケープ - - - - - - - - - - - - - - - フェクト △ - ○ × △ - △ - × ◎ △ - - ○ ◎ アラフォース - △ ○ - × △ ○ ◎ × ○ - ◎ △ - ◎ シェリル △ - ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ - ○ △ - × ○ ◎ クレイバー ○ × - × - ○ × ◎ △ △ - ○ ○ ◎ - ◎:+2楽しんでいるみたいだ ○:+1いい感じの雰囲気だ ‐: 0まあまあって感じだ △:-1ちょっと機嫌を損ねたらしい ×:-2なんか空気が悪いぞ +5以上:高評価 1以上4以下:普通 -3以上0以下:低評価 -4以下:最低評価 評価・貰えるアイテム ルーア 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 うん。意外と、良かった。 デスフィンガー、生命の塊、ブーストドリンク 普通 うん。ふつうだった。 デスフィンガー 低評価 うん。退屈。 水世具足 最低評価 うん。最低。 タブレット ナスカ 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 あなたにしては、上々だったわ。 フィルノアビットシステム、生命の塊、ブーストドリンク 普通 まあ、及第点ってところかしら。 フィルノアビットシステム 低評価 一人でいた方が、マシだったわね。 水質追加半導浮遊球体 最低評価 あんた、私に嫌がらせしてるの? タブレット アストラ 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 ニアと一緒で楽しかったよー!えへへ。 壁射ファイヤーウォール、生命の塊、ブーストドリンク 普通 気分転換にはなったかなー、うん。 壁射ファイヤーウォール 低評価 うー、もうちょっと気を使ってほしかったかな・・・。 極大規模水回路液線銃 最低評価 ニア、もしかしてボクのこと嫌い・・・? タブレット ウィル 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 結構楽しめましたであります。 零式火炎君、生命の塊、ブーストドリンク 普通 普通でしたよ。 零式火炎君 低評価 正直、微妙であります。 毒液噴射爆破鉄球 最低評価 もう二度と、一緒に行きたくないであります。 タブレット トキファ 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 いろいろ楽しかったよー。 賢者のローブ、生命の塊、ブーストドリンク 普通 特に何にも思わなかったよ。 賢者のローブ 低評価 つまんなかった。 薬液配合拳 最低評価 帰りたい。 タブレット ゼフィリア 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 実に興味深かったぞ、ニア! エビルズウエポン、生命の塊、ブーストドリンク 普通 ふむ。この星のことが少し分かったぞ。 エビルズウエポン 低評価 一人で回りたかったものだな。 超液化的晴着 最低評価 そなたは我のことを、侮辱しているとしか思えぬ! タブレット スケープ 評価 反応 貰えるアイテム 低評価 スケープに感想を求めても、それは無理なご相談。 エリクシル×5 フェクト 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 まあ、よかったよ。 フィリジクヴェルファー、生命の塊、ブーストドリンク 普通 特になんにも思わなかったな。 フィリジクヴェルファー 低評価 お前と居るのを苦痛に感じたぜ。 水砲粒子衛星兵器 最低評価 ・・・お前、ルーアのことを根に持ってるのか? タブレット アラフォース 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 まったく期待してなかったのですが、いい意味で裏切られましたね。 滅亡の大鎌、生命の塊、ブーストドリンク 普通 悪くは無かったですよ。 滅亡の大鎌 低評価 どうも馬が合いませんね。 水質切断大鎌 最低評価 自分の行動を考えたら、分かりませんかね? タブレット シェリル 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 面白かったよー、ありがとね! フレイムガーディアン、生命の塊、ブーストドリンク 普通 いい気分転換になったかな。 フレイムガーディアン 低評価 う、うん・・・楽しかったよ。うん。 水蒸気爆破放射装置 最低評価 ・・・・・・・・・・・・・・・。 タブレット クレイバー 評価 反応 貰えるアイテム 高評価 お前と居ると飽きないな。 マジカルニードル、生命の塊、ブーストドリンク 普通 まあ、普通だったよ。 マジカルニードル 低評価 つまんなかったよ。 極水質液化銃剣 最低評価 お前、性格悪いってよく言われるだろ。 タブレット 終章・ブラックホールで貰えるアイテム キャラ 貰えるアイテム ルーア オリハルコンクロー ナスカ マジカル光線波動ビット アストラ サイバーニックガードガン ウィル ギャラクシーフレア トキファ ゼフィリア ライトニクスガン スケープ フェクト 刹砲中性子放射榴弾 アラフォース シェリル ギャラクシーガーブ クレイバー 銃剣"桜花"
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11018.html
こんにちは。中野梓です。 いきなりですが、今、私にはとある重大な計画があります。 ガチャ 紬「あら、梓ちゃん一人?」 梓「は、はい。今日は皆さんまだ来ないみたいで」 紬「そういえばみんな用事があるとか言ってたような…」 そうでしょう。他の先輩がたに用事があるのを確認した上で 二人っきりになれるタイミングを計りましたので。 紬「せっかくだからお茶飲んでいく?」 梓「はい!いただきます!」 紬「ふふ。じゃあちょっと待っててね~」 琴吹紬先輩。通称ムギ先輩。 軽音部のキーボード担当。作曲もできちゃいます。 おっとりぽわぽわで、優しくてとっても綺麗で しっかりしてるのに、すごく子供っぽいところもあって。 いつも抱きついてくる唯先輩と並んで、軽音部のマスコット的な人、とでも言いましょうか。 とても皆に愛されています。当然私もその中の一人。 紬「はい。おまたせ。熱いから気をつけてね」 梓「ありがとうございます!」 紬「あらあら。なんだか今日の梓ちゃんは元気いっぱいね」 梓「へ!? そ、そうでしょうか?」 多分緊張してるだけだと思います。 そう、これからしようとしてることを考えれば緊張しないわけがありません。 こんなこと、今までなかったし……ましてや相手が先輩で、……女の子なんだもん。 いや、これはそう言うのじゃなくって、うん。 もっと単純な、普通の女子高生がするようなこと。 憂や純とだって、よくしていること。何も緊張することないよ。 そう言い聞かせないと、心臓が破裂しそう。 それはきっと、その行為に特別な気持ちがこもってるから。…だと思う。 それを、はっきりさせなきゃいけないから。だから。 梓「あ、あの!ムギ先輩!」 紬「はい?なにかしら?」 梓「え~と、あの、その~」 紬「??」 梓(ええい。もう! やれるよ私!今言わないでどうするの!?) 梓(そのためにこうやって二人っきりになったのに!) 紬「梓ちゃん?」 梓「あのですね!!」 紬「は、はい!」 梓「今度の休みの日、お暇ですか!?」 紬「え?……うん。特に予定はないわよ」 梓「じ、じゃあ……」 梓「その、もしよかったら……二人で、遊びに行きませんか?」 ―――― すうじつまえ ―――― 梓「はぁ~……」 純「どうしたの、梓。朝からため息なんかついちゃって」 梓「ん~……。なんでもない~」 憂「なんか最近元気ないように見えるけど……ほんとに大丈夫?」 梓「うん。体調悪いとかじゃないから……ありがとね」 純「ハイテンションでいろとは言わないけどさ~」 純「なんかそんな風にしてるのも、梓らしくないよ」 梓「私らしいって何さ~…」 純「ああ!もう!なんか調子狂うなぁ」 憂「純ちゃんたら…」 朝っぱらからダウナーな私を心配してくれる仲良し二人組。 純粋に嬉しい。こんな友達を持った私は幸せものだろう。 人付き合いが上手い方ではないのは分かってる。 そんな私ともここまで仲良くしてくれるんだ。ほんと、二人には感謝してる。 恥ずかしいから面と向かっては言えないけど…… でも、そんな二人にさえ、今の私が沈んでいるその理由を明かすのはためらわれる。 純「あー!分かったかもー!」 梓「なによもう。いきなり大声出して……」 純「梓さー」 純「好きな人でもできたんでしょ!?」 なんでこのモップはこう変なところで妙に鋭いのか…… 純「…今心のなかで私のこと馬鹿にしたでしょ!?」 梓「……してないよ」(嘘だけど) 憂「まあまあ純ちゃん落ち着いて」 憂「でもでも、そうなの?梓ちゃん!?」 梓「なんで憂はちょっと嬉しそうなのよ……」 憂「いや~、なんか今までそういう話したことなかったな~って思って」 梓「憂がそういう話に興味あるのも…ちょっと意外かも」 憂「え~そうかな~?」 純「お姉ちゃん一筋って感じだもんねー」 憂「それはそうなんだけど」 梓・純(否定はしないんだ) 憂「でも、やっぱり恋のお話は興味あるよ」 憂「他ならぬ梓ちゃんのだし。ね?」 純「たしかに!あの梓がね~。ニヤニヤ」 梓「ニヤニヤ言うな。それにそんなんじゃ……」 ……でも、はっきりと否定もできなくて。 ここ数日、寝ても覚めても思い浮かぶのはムギ先輩のことばかりで。 ムギ先輩のことばっかり考えてる。 キッカケはなんだったのか、なんて考えてたのも随分前のことのような気がする。 要するに分からなかったわけだけど。 この気持がなんなのか、今の私ははっきりとした答えを出せていない。 だけど、たぶん。そうなんじゃないかって、思っていることはある。 でも、勘違いかもしれない。いや、はっきり認められないだけなのかな。 考えれば考えるほどわからなくなってきて はじめはちょっと浮き足立ってた私も、今はこんな風に沈んでばっかりだ。 だから……ひょっとしたら、何か分かるんじゃないかと思って。 変わるんじゃないかと思って。 梓「……もし、そうだって言ったら?どうする?」 純「うゎお!ホントに!?」 憂「梓ちゃんおめでと~!」 梓「何がおめでたいのよー。…付き合ったりしたわけじゃないっって」 純「でもさ!好きな人できたのはホントなんでしょ?」 梓「よく分かんないんだよ。実際」 純「はい?どゆこと?」 梓「……その人のこと、すっごい気になるんだけど」 梓「ず~っと考えてるんだけど。でも、それが好きって気持ちなのかどうか」 梓「ハッキリとしなくて、さ」 梓「はぁ~……」 純(こんな物憂げな表情でそんなこと言われてもな~…) 憂(これはどう見ても恋だと思うんだけど…) 純(あ、やっぱり憂もそう思う?) 憂(うんうん。きっとそうだよ!) 純(ほんと、思ったよりも食いつきがいいね…) 純「……よし!じゃあ私がいい案を授けてあげよう!」 梓「なんか純が自信満々だと逆に不安なのはなんで…」 純「今日の梓さりげにひどいよね。私泣くよ?」 梓「はいはいごめんねー」 純「ひどいよね!?」 梓「それで……どうしたらいいの?」 純「ふっふっふ。聞いて驚くなかれ」 梓「大丈夫。多分驚かないから」 純「あー、なんかイラつくわ」 憂「もう、梓ちゃん!」 梓「ごめんごめん。ちゃんと聞くから」 純「もう!……じゃあ、気をとりなおして。ズバリ言うけど」 純「デートしなさい!」 ………… 梓「は、はいいいぃ!?」 純「あ、驚いた」 憂「驚いたね。すっごく」 梓「え!なんで!?どっからデート出てきたの!?」 純「まあまあ落ち着きなよ梓」 梓「これが落ち着いていられるか~!」 憂「まあまあまあまあまあまあ」 純(6回…) 純「ただ思いつきで言ってるわけじゃないって」 梓「…ほんとに?」 純「ほんとほんと。まあ聞きなさいよ」 純「要するに二人っきりで遊びにでも行きなさいってこと」 純「梓、多分その人と二人っきりになったこととかほとんど無いんじゃない?」 梓「まあ、たしかに。全くないわけじゃないけど…‥」 純「でしょ? で、たぶんお互いのことについてしっかり話したこととかもないでしょ?」 梓「…なんかこうも当てられると悔しいけど、おっしゃるとおりです」 純「だからデート。ふたりだけでいろんなとこ行って。いろんなことして。いろんな話して」 純「相手のことがもっとよくわかるし。自分をもっと知ってもらえるし」 純「そのおかげで分かる新しい一面とかも、きっとあると思うんだ」 純「なにより相手と一緒にいるときの自分の気持ちともしっかり向き合えるし」 純「そうすればきっと、分かるんじゃないかな?梓自身の気持ちがさ」 純「要はさ、もっとお互いのこと知るのが必要なんじゃないかな」 純「そこまで思ってるのに気持ちが固まらないってのは、それが足りないからかなー、と」 純「そこで手っ取り早いのがデートってわけ」 梓「……」 憂「……」 純「え、なに?どうしたの?ふたりとも黙っちゃって…?」 梓「純すごい」 憂「純ちゃんすごいね」 純「へ?」 梓「なんかすごい真面目なこと言ってる。色々考えてるんだね」 憂「すごいよ~。私ちょっと感動しちゃった」 純「え?あれ?そう/// なんか照れるな~」 梓「モップなんて思ってごめんなさい」 純「いまさらかい。もうアドバイスしないぞあずにゃん」 梓「だからごめんって。…でさ、物は相談なんだけど」 純「はいはい。もうここまで言ったしなんでも聞きますよ」 梓「当然ながら、私、デートとかしたことないんだけど」 純「そこかー。まあ無さそうだもんね」 梓「それ怒っていいとこ?」 純「さっきの仕返しだ。まあそれは置いといて」 純「普段私たちと遊んでんじゃん。あんな感じでいいんだよ」 梓「実はさ…」 純「ん?なんだい子猫ちゃん?」 梓「ごめん。イラッとする。謝るからやめて」 純「あははは!いやいや、こっちこそごめんね。 それで?」 梓「私たちが遊びにいく時ってさ…」 梓「私から何かしたいって言ったことあんまりないんだよね」 憂「えーそうかなー?」 純「こないだ憂の家に泊まった時とかいろいろ言ってたじゃん」 梓「あの時は…ちょっと、まあ色々あってね」 純「うーん。でもそう言われてみるとたしかにそんな気もする」 梓「というわけで、デートともなると尚更なんだけど」 梓「プランなんて分かんないわけですよ」 憂「今まで私たちと行ったことある所とかは?」 梓「うーん。それでいいのかなー?」 純「もう、それじゃあもう一つ私が助け舟を出してあげよう!」 梓「なんか純がすごい頼もしく見える」 純「いつもそれくらいの眼差しを向けてくれてもいいのよ!」 梓「そういう所が良くないんだって…」 純「梓パソコン持ってたよね。はいこれ」 梓「アドレス?どっかのホームページの?」 純「そ。ここに行って、自分の名前と相手の名前を入れるとね」 純「なんと驚き!デートプランを自動で考えてくれるって寸法よ!」 梓「うわ、胡散臭」 純「えー。でも結構しっかりとしたプラン出してくれるって最近評判なんだよ」 梓「ほんとかな~…」 純「ありきたりなとこだけじゃなくて、意外なコースも出てきたりして」 純「そこがまた刺激があるとか、マンネリ打破!とかで人気なんだ」 梓「普通のところがいいんだけどな」 梓「まあ…自分じゃ決められそうもないし、やってみようかな」 純「でしょでしょ!やってみなって」 梓「…なんか遊んでない?私で」 純「何をおっしゃる。これも梓を思ってだよ」 憂「そういえばさ」 梓・純「?」 憂「いつの間にかデートしてみようって話で進んでたけど、大丈夫なの」 梓「……うん。まあ」 梓「私一人で考えてても、どうにもなりそうにないし」 梓「思い切ってやってみるよ」 純「おっ!なんか吹っ切れたみたいだね。よかったよかった」 憂「よかったね~!」 梓「ありがとね。二人とも」 憂「私は何もしてないから」 梓「いや、話聞いてもらっただけでも気が晴れたからさ」 純「まあ何かあったらこの純様に任せておきなさいって!」 梓「このモップには憂の爪の垢でも飲ませたい」 純「なんだとー!!」 梓「冗談冗談。純にも感謝してるって」 純「もうちょっと敬意を表してほしいなぁ!」 純「…ま、あれだ。元気になったみたいで何より」 2
https://w.atwiki.jp/arkhamknight/pages/16.html
バージョン1.15 小規模な更新 バージョン1.14 2022年「ザ・バットマン」スキン バージョン1.12 WBPlay削除済み。 アニメ版のスキンと惑星ズー・エン・アー版のスキンが今なら自動的にアンロック。 バージョン1.11 その他のゲームプレイに関する修正や改善。 バージョン1.10 コミュニティー・チャレンジパックをサポート。 拡張現実チャレンジにおけるスターの不具合(誤って与えられたり、消失してしまう事象)を修正。 コンバット中のターゲットの優先順位付けを改善。 オープニングシーンの雨量を調整。 その他のゲームプレイに関する修正や調整。 バージョン1.09 12月分の追加コンテンツをサポート。 降雨効果が欠けていたバットマン スキンを修正。 バージョン1.08 新コンテンツ どのキャラクターでも拡張現実チャレンジ(プレデター)をプレイ可能。 11月分の追加コンテンツをサポート。 バージョン1.07 犯罪取締人チャレンジパック#2に含まれている"抑止不可"のプレイ後に"アーカムのエピソード"をプレイすると生じるセーブデータの不具合を修正。セーブデータに不具合が生じた場合は、バックアップセーブデータをご使用ください。(誠に申し訳ございませんが、一番最後にプレイした進行状況は復元できません) バージョン1.06 新コンテンツ どのキャラクターでも拡張現実チャレンジ(コンバット)をプレイ可能。 新コンテンツ 「はじめから+」をアンロックすると、拡張現実チャレンジ(コンバット/バットモービル)で難易度「ハードレベル」が利用可能。 没頭できるよう、可能な場所で拡張現実チャレンジの壁を撤去。 拡張現実チャレンジ(コンバット)"ニュートンのゆりかご"のランキングに関する不具合を修正。(過去の最高記録を反映させるためには、再度プレイしてください) 10月分の追加コンテンツをサポート。 バージョン1.05 9月分の追加コンテンツをサポート。 バージョン1.04 9月分の追加コンテンツをサポート。 バージョン1.03 WBPlayとダウンロードコンテンツのアップデート。 バージョン1.02 安定性の修復。 新コンテンツ フォトモード。 新コンテンツ オリジナル版音声のオプションを追加。(英語圏以外の地域対象) 8月分の追加コンテンツをサポート。 WBPlayとダウンロードコンテンツのアップデート。 全体のゲームプレイ、グラフィック、オーディオ、UI、ローカライゼーションの修復。 バージョン1.01 パフォーマンス向上。 安定性の修復。 新コンテンツ ライバルpts。 新コンテンツ オリジナル版バットスーツのスキンが選択可能。 追加コンテンツ「家族の問題」のサポート。 全体のゲームプレイ、グラフィック、オーディオ、UI、ローカライゼーションの修復。
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/171.html
690 :最後のデート [↓] :2013/12/02(月) 00 54 45.16 待ち合わせはサンフランシスコ中央駅。 アルトは相変わらず、SMSのジャケットのインにはタンクトップでカーゴパンツにブーツの出で立ちだった。 初めてのデートでは制服を着ていて、まだ全然学生だった彼も、今では精悍なパイロットになっている。 「わた~しの彼は、パイロォト」 「んだよ、悪いかよ」 すぐに気がつくという事は、アルトも気にはしているらしい。 「悪いなんて言ってないわよ?他の服持ってないのかしら可哀相に、なんて思ってないわよ?あんたらしくて気が抜けたわ」 「服を選ぶとか苦手なんだよ。そうだ、お前が選べばいいんじゃないか?文句ないだろ?」 「今日はゼントラモールに行くんだから、ぜ~んぶ、ぶかぶかね?」 「なら、次は服屋に行こうぜ」 ファッションに興味がないのかと思っていた彼からそんな言葉が聞けるとは、平和になったものだとシェリルは思った。 しかし、彼と次の約束をする事は出来ない。 「あ、あのホットドッグスタンドに寄りたかったの」 シェリルは、彼の言葉をはぐらかして、駅を出たところにあるホットドッグスタンドへと彼を引っ張っていった。 「ハンバーガーにたこ焼きにケバブにタコス。ファーストフードは学校帰りに一通り食べさせられたな。『ジャンクフードはもう良い』って言ってなかったか?」 放課後に彼と二人きりで行ったり、空き時間にみんなで行ったりしたのは、一年もたっていないのに、遠い思い出のようだ。 「あの時もホットドッグを食べたから、懐かしくなっちゃったの」 「…スーパーチリチリドッグは食わねえぞ」 ちょっと焦ったアルトを見て、シェリルは笑いがこらえられない。 「ないわよ。お店が違うもの。でも、でかるちゃーチリ…」 「おれはそれは食わないからな!」 「わかったわよ」 アルトの作る料理は繊細で上品な味が多く、アルトの舌は繊細なのだろうと、シェリルも今なら分かる。 「じゃあ、私はこのやっくでかるちゃーチリドッグとスイートレモンソーダS」 「おれは、普通のドッグとかばうしミルクソーダM」 二人とも、右手にはドッグ、左手にはドリンクを抱え、それぞれに味わった。 「ん~おいし~」 「…一口…」 美味しそうに食べているシェリルに釣られてアルトも興味がわいたようだ。 「食べてみる?」 シェリルの差し出したドッグにかじり付いた後のアルトのリアクションは、まるきり、あの時と同じだったので、懐かしさの涙を隠すようにシェリルは笑った。 「やっぱり、おっきい~」 フォルモに辿り着いた二人はマイクローン用のルートを通ってショッピングモールを廻る。 このおとぎの国を出る時に、私は夢から覚めるんだわ。 だから、今だけは恋人ごっこに浸ってもいいわよね? シェリルはそっと彼の手を握った。 気付いた彼は、シェリルの手を握り返し、そっと顔を伺うと、照れた顔を前に向けて、シェリルの手を引っ張って前へ進んだ。 これじゃ、保護者と子供みたいだわ。 でも、結局それが私たちの関係だったのかも。 世話焼きお母さんの仕事も今日で終わりだからね? そして、食器売り場の前に辿り着いた。 大きなゼントラン用の食器に感激したのは、遠い昔のように感じる。 シェリルが感慨にふけっていると、ふと、アルトの手が離れた。 「見つけられるもんなら、見つけてみろよ!」 アルトが走って食器売り場へと向かっていった。 アルトが子供の頃にしたって言ってた「かくれんぼ」って遊びよねと、 ゼントランサイズの食器を楽しみながら、シェリルは彼を捜して歩いた。 目に入るようなペアのカップやカトラリーに憧れていたが、家族同然だったグレイスに裏切られて初めて、アルトと一緒に使うことが出来た。 たまたま、アルトがいろんな初めてだったってだけで。 ペア食器だって、きっと、またいつか、誰かと使う時が来るはず。 私みたいな良い女が放っておかれる訳ないじゃない? 家事も結構覚えたし、恋も知った。 愛する事も知った。 シェリルは、食器売り場を余す事なく歩き回ったが、中々、彼が見つからない。 今ここで置いていかれる事はないと、頭では分かっているが、シェリルはだんだん不安になって来た。 彼が側になくなったら、本当にひとりぼっち。 いいえ、私はきっとすぐに新しい恋をして、寂しさなんて上書きしちゃうんだわ。 アイツは私こと思い出して、もったいないことしたなーってちょっとくらい後悔すれば良いんだわ。 そして、彼女と幸せになるといい。 それが、バトルフロンティアで別れた時の私の願いだった。 予定よりちょっと遅くなっちゃったけど、新しい生活の準備を手伝ってもらっただけ。 明日からの、彼のいない生活。 きっと平和で、穏やかで。 とても、さみしい。 ひとりぼっちにしないで。 突然、シェリルは後ろから引っ張られて、体勢を崩した。 「アルト!?」 シェリルは重力がひっくり返っているのが分かった。 彼がかぶさっている。 場所はカップの中。 「おまえ、かくれんぼ弱過ぎだろう。探すの諦めるの早いぞ!」 隠れながら、シェリルの挙動を伺っていたらしい。 「捕まえた!」 ぎゅっとシェリルが抱きついた。 「こ、こら!ずるいぞ!それが作戦かよ!」 そう。私は、諦めかけた私を助けてくれたあなたを捕まえるズルをしたんだったわ。 本当は怖くて寂しい。 こうやってあなたの腕の中にいるとそれを忘れる事が出来た。 シェリルはつい凍えた心の暖をとるように彼の胸に縋り付いてしまう。 「シェリル?」 シェリルの様子いぶかしんだ彼の声が、逆に、しっかりしなくてはと、シェリルを奮い立たせる。 この腕を離して、あなたの胸は彼女に返す。 ゼントラモールの中央に位置する広場を歩いていると、シェリルの視界の端に、見覚えのある緑色がかすめた。 無意識に目で追うと、紛れもなくランカであった。 シェリルが驚いて立ち止まってしまった事にアルトが気付いた。 「シェリル?」 自分と出かけているアルトをランカが見たら? シェリルの固まった表情の目線の先をアルトが追った。 「ランカか!凄いな、まるであの時みたいだ!」 偶然ランカに出会って、アルトは嬉しげだ。 いくら心優しい少女とて、彼に思いを寄せる自分が彼と二人きりで出かける事を快くは思わないだろう。 彼を少女の下に返そうと思っていたのに。 ランカに見つからないように立ち去りたいシェリルの思いと裏腹に、アルトはシェリルと繋いだ手を離して、ランカの方へと駆けていった。 シェリルは隠れる事も出来ず、立ち止まったままだったが、アルトは興奮気味にランカへと向かっていく。 手を離して、私に背を向けて、アルトが行ってしまう。 覚悟していた事だけれど、胸が酷く痛い。 シェリルが呆然とアルト達を眺めていると、アルトが手を振って来た。 我に返ったシェリルだったが、脚がすくんでどうする事も出来なかった。 シェリルの様子を認めたアルトが再びシェリルの下へと駆け戻って来た。 「どうした?気分が悪いのか?」 アルトが心配げにシェリルの肩に手を添えて顔を覗き込んだ。 遅れてやって来たランカは複雑げな笑顔を浮かべていた。 「シェリルさんたちも、フォルモに来てたんですね」 「え、ええ。新しく出来たって話題だったでしょう?」 シェリルは平然を装って答えた。 「またお前とたまたまゼントラモールで会うなんてな」 アルトが嬉しげにランカに話しているのを見ると、シェリルは申し訳ない気持ちになった。 そんな裏腹な3人の会話に近づいて来たブレラが割って入った。 「ランカ、そろそろ映画の時間だ」 「あ、いっけな~い。時間ギリギリだったんです。また、ゆっくりお話しして下さい!」 可愛らしく首を傾げると、ランカは兄と早足で場を離れていった。 「元気そうだったな」 少女を見つめるアルトの瞳は優しい。 「シェリル?疲れたのか?」 黙り込むシェリルをいぶかしんでアルトの表情が曇った。 ここで否定しても、余計にアルトが気を使うだけだと、無言でシェリルは頷いた。 「そうだよな、ごめん。少し座って休んだら帰ろう」 終わりのときが、近づいて来た。 休憩の場として選んだのは、初めてのデートの別れの時に見たような夕暮れに照らされた噴水の側のベンチ。 ぼんやりと噴水を眺めて座るシェリルに、買って来たレモンティーを渡して、アルトは隣に座った。 顔をあげると、天蓋越しに見えるバジュラ星の夕空を二人でぼんやりと眺めた。 あの向こうには彼の焦がれた大気のある空。 自由に生き生きと飛ぶ彼を心に描いてシェリルは決心した。 ここで彼を自由にしよう。 シェリルは意を決して、アルトの方へ向き直り、はっきりとした声で話しかけた。 「アルト、イヤリングを返して欲しいの」 シェリルの真剣な様子を感じ取ったアルトは驚くと、間を置いて小さくつぶやいた。 「ああ…そうだな」 胸元のお守り袋を取り出すと、中からイヤリングを取り出した。 受け取ろうとしてシェリルが手を差し出そうとしたが、アルトはシェリルの右耳に手を伸ばし耳に触れると、イヤリングを添えてゆっくりネジを締めた。 まるで出撃前のバトルフロンティアの控え室での時のようだった。 あの時は、自分が彼にイヤリングをつけた。 これで最期だと思っていた。 歌って燃え尽きて終わるのだと、もう二度と会う事はないと思っていた。 だから、最後まで笑っていられた。 「お前と初めて出かけた時、フォルモの噴水で別れただろ」 イヤリングを見つめながらアルトが語りかける。 「お前、ギャラクシーに帰っちまうんだなって、そういうもんなんだって、思ってた」 アルトの綺麗な顔が眉を寄せている。 こんなに近くで彼を見れるのもこれが最後かもしれない。 そう思うと、シェリルは切なくてこぼれそうになるになる涙をこらえた。 アルトがつけ終わったイヤリングから目を外すと、見つめていたシェリルと目が合った。 それをきっかけにアルトがシェリルを抱きすくめた。 「イヤリングをちゃんと返しに帰って来たんだ。お前が言ったようにランカだって助けた。 俺の話を聞く約束だったよな?」 苦しげに続ける彼の言葉で、降下作戦前の控え室での約束だと、シェリルは思い出した。 きっと歌えなくなるほど苦しくなるような言葉だ。 例え別れを惜しみながら苦しんで自分から彼に別れを告げなくても、結局彼から真実を告げられれば、魔法も解けるのだと シェリルは拍子抜けして、全身の力が抜けた。 後は、彼の言葉を受け入れるだけ。 「これからも、ずっと一緒にいよう、シェリル」 ぎゅっとシェリルを固く抱きしめたまま、彼は続けた。 「もう離れたくない。俺はお前がいないと飛べないって言っただろ。 イヤリングが帰って来たから、一人でどっか行っちまおうとか、考えるなよ」 アルトなりに、最近様子のおかしいシェリルが何を思っているのかを考えていたのだった。 シェリルは彼に強く抱きしめられたまま、呆然としていた。 彼の言っている事の意味が暫し飲み込めなかった。 「お前にとっては、一時の『恋人ごっこ』のつもりだったかもしれないが、俺は真剣だったんだ」 病身のシェリルとともにいた時、自分がシェリルにするように、 いや、もしかしたらそれ以上にシェリルは自分を愛し慈しんでくれていた。 それなのに、「恋人ごっこ」と言い放ったシェリルの心中を、アルトはあれからずっと考えていた。 恋人には戻れないかもしれないと覚悟はしていたものの、 戦後、シェリルは案外すんなりと自分を受け入れてくれた。 そうして、シェリルとの甘い生活を送るうちに、 失い続けた彼女の孤独を癒せるのは自分しかいないと、そう思うようになっていた。 それも、どんな時も彼女が自分を愛し続けてくれたからだ。 予防線を張って心を守っている強く儚いシェリルをアルトは愛おしく思うようになった。 「逃げないでくれ。怖がらなくていいんだ」 シェリルがどんなに虚勢を張っても、大切な事は彼に見透かされていた。 鈍いようでいて、敏く清らかな人。 まっすぐに私を見つめてくれていた。 心の鎧を脱げば、あなたと直に触れて抱き合う事が出来たのかしら? まだ、間に合うの? 抱きしめていた腕を緩めて、アルトがシェリルの顔を覗き込むと、青い双眸には涙があふれていた。 「泣くなよな」 アルトは涙をこぼす恋人をあやそうと再び抱きしめると、今度は彼女の腕がまわされてしっかりと抱きしめ合う形になった。 「俺たちは生き延びたんだ。俺を置いていかないでくれ」 シェリルを失う恐怖と戦っていたかつてを思い出して、胸が詰まってアルトも涙が出そうになる。 腕の中の愛しい人は更に涙を流して止まりそうにない。 広場のベンチで固く抱きしめ合う恋人達を茜色の夕日が染めていた。 泣き止んだシェリルが腕を放すので、アルトは再び顔を覗き込んだ。 目も鼻も赤くて、美人が台無しだが、無防備な姿がとても愛しかった。 顔を拭ってやると、アルトは、シェリルに問いかける。 「シェリル、返事は?」 しっかりと返事をさせなくてはと思っても、自然と優しい声が出た。 たまにしか見せない、幼げな様子で、シェリルが口を開く。 「私、多分、暫くはいなくなったりしないのよ?」 「ああ。良かった」 「私を本気にさせたらきっとただじゃ済まないわよ?」 不穏な言葉とは裏腹にシェリルは申し訳なさそうに言う。 「今まで本気じゃなかった方がショックだな。てっきりお前は俺のだと思い込んで張り切ってた俺がバカみたいじゃないか」 「ううん、あなたがそうやって私に勇気をくれたから、私、今ここにいるの」 額を寄せ合って語り合う二人の間の空気が柔らかに流れていく。 シェリルが改めて、アルトに返事をすべく、ぎゅっと結んでいた桜色の唇を開いた。 「ずっと、あなたの、傍にいたい」 涙がようやく止まったシェリルの瞳が再び潤んできたが、アルトは嬉しくて微笑んで頷いた。 「ん」 アルトの微笑みで安心したシェリルは、ずっと心に閉じ込めていた言葉をようやくアルトへと向けて紡ぐ。 「アルト、大好き」 シェリルの気持ちを聞いたアルトの微笑みが深くなる。 「俺も。お前を愛してるよ」 口角をあげて笑ったアルトが、大きく頷いた。 「今は外だから」 早口にささやくと、アルトは溢れる愛しさを込めてシェリルの頬に口づけた。 フォルモの噴水の前で立ち去る時、シェリルは自分の頬にキスをして手を振っていった。 今、自分がシェリルの頬に口付けし、比翼の鳥であることを誓っている事にアルトは運命の不思議さを感じた。 あの時の別離の切なさとは違う幸せな切なさがアルトを包み込む。 イヤリングが見つからなければ、シェリルと別れたまま別の人生を歩んでいたなんてこともあったのかもしれない。 決して安楽ではなかったが、大空のように決められた道のない人生の中で、愛する人と巡り会い、結ばれた数奇の縁にアルトは感謝した。 惑星の空にうっすらと星座が輝きだしていた。 おわり 加筆・修正 201406
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/629.html
※初デートとか の続き。あり得ないくらいに長い 大騒ぎとなった昨夜から一夜が明けた日曜日の午前10時すぎ、この騒動の中心にいるであろう少女、天江衣は今日の待ち合わせ場所である繁華街の駅前にある噴水広場において、彼女と同じように騒動の中心人物である宮永咲の到着を今か今かと待っていた 待ち合わせの時間は午前10時。しかし、その時間を30分程度過ぎても咲がやってくるような雰囲気は全くない。さすがの衣も少し心配になってきたのか先ほどから妙にそわそわとした言動を繰り返していた。 噴水広場は今日が日曜日であることも手伝って、いつもよりも人通りも多くにぎやかだ。 そんな中で、多くの人が衣の近くを通り過ぎていく。そんな人の流れを一瞥して衣は一人、ぼやいた。 「咲・・・遅いな。まだ駅に着いていないのか?」 衣は透華の家の車で送られてきたのだが、咲は普通に電車移動。 来る時間がかみ合わないのは仕方のない話だけれど、時刻表通りに電車が動いている状態である以上、咲はこの駅に着いていると仮定できるといえよう。しかし、そうすれば咲の姿が見えないのはさらにおかしい出来事である。 「道に迷っているのか・・・・?」 衣は辺りを見回し、咲の姿を探すが、勿論いるはずもない。 探しに行きたいのは山々だが、衣にはこの場所から動けない理由がある。その理由とは、透華の言いつけである。 衣本人には自覚は無いが、衣は言うまでもなく方向音痴といわれる人間だ。変に動きまわれば二人ともども道に迷って、デートどころではなくなってしまうだろう。 そのことをもちろん知っている透華はこのデートの成功のために衣が変に動きまわらないようにけん制を入れておいたのだ。 そんな裏事情など知る由も無い衣はその言伝をきちんと守り、噴水広場に留まって咲を待っている。 「咲・・・どこにいるんだ?」 衣は表情を暗くし、俯きながらコンクリートの台に腰掛けて足をパタパタと動かしていたのであった。 一方その頃、気になる本人の咲はというと・・・・ 「うぅ・・・道に迷っちゃったよぅ」 案の定、道に迷っていた。 咲が迷い込んだそこには本人が思い描いていたような、賑やかな繁華街ではではなく、バーやクラブなどが多く立ち並ぶ商店街の裏側のような景色が広がっていた。 本当のところ、現在咲がいるのは衣が待つ噴水広場の反対側にあるさびれた商店街の路地であった。どうやら駅の出口を間違ってしまい、逆方向に歩いてきてしまったようである。 「うぅ・・もう10時半近い・・・。衣ちゃん怒ってるかなぁ」 不安げな表情を浮かべる咲は少し瞼に涙を浮かべつつ、ゆっくりと、また逆方向へと歩みを進めていく。 目の前に広がる見たことの無いような景色に咲は嘆息しながら呟いた。 「はぁ・・これからどうしよう」 肩を落としながらとぼとぼと歩く咲。 その様子からは強い落胆の色が窺え、少し痛々しくも思えた。咲が一人で来たことに後悔を感じ始めたそんな時、咲の肩がポンッと叩かれた。驚いた咲は後ろを振り返る 「!!あなたがなぜここに!!」 ―それから30分位後の噴水広場― 「宮永咲はまだですの!?」 「まぁまぁ、とーか落ち着いて・・・・」 「・・・決戦どころか戦いにもなってねぇじゃねぇか」 咲が来るべき道を逆行していたその一方で、衣の観察に来ていた透華たち、龍門渕軍団は夏の季節柄には到底そぐわない黒のスーツ、黒いサングラス、黒い帽子の怪しさ爆発の3点セットを身につけて衣のいる噴水広場から数10メートル離れた公衆トイレからその様子をうかがっていた。 最初こそ士気も高く、何だかんだとと言いながらも一や純からも楽しみそうな様子が感じられた。しかし、すでに待ち合わせの時刻から30分以上が経過した今は噴水広場にいる衣の表情と重なるようにその士気も低下していた。 「・・・まったく、だからやめようって言ったんじゃねぇか」 「なっ!?最初は貴方も乗り気だったじゃありませんの!!」 純のこぼした独り言に過剰反応を示す透華。それを見た純は頭を軽く掻いてから透華に言う。 「少しそういう気になっちまったのは認めるけど、やっぱりそういうことはよくねぇんじゃねぇかと俺は思ったわけさ。」 「やっぱさ、他人の交友関係に他人が干渉するのは良くないんだよ。ロクな事になんねぇ」 「・・・どういうことですの?」 純の話がよく理解できなかったのか、首を傾げる透華。その方に純は改めて向かい直して答える。 「極端な話、もしかしたら俺たちが手を加えようとしなければ、ちゃんとあの二人は会えたかもしれないだろ?変に手を加えない方がかえっていい結果を生むかもしれないし。だからさ、今からでも間に合う。ここから離れようぜ?せっかくの日曜日だ。みんなで買い物に出m」 諭すように透華をやんわりと説得しようと試みる純。 しかし、それを言い終わるよりも先に透華は早い口調でまくし立てるかのようにこう言い放った。 「きゃっかですわ!!せっかくお茶会をキャンセルしてまでここに来たのに、このまま引き下がるなんて・・・・そんなことをしたらこの龍門渕透華の一生の恥!!ぜったいにおそんなことありえませんわ!!!!!」 とキッパリとした調子で体を踏ん反り返すようにしながら透華は言う。 それを聞いた純ははぁっと一つ深いため息を吐くと、もう一度説明をするようにしながらこう言った 「なぁ、透華。俺が言いたいのは」 「何を言っても却下ですわ!!!!!私は衣をお預かりしている身・・・勿論、衣の友人関係を助けるのも私の務めです。だから、引くわけにはまいりません!!!」 「それが大きなお世話なんだって昨日から言ってるだろ!!!!!」 「あーあ、始まっちゃった」 ついに意見が対立してしまった透華と純は口論を始めてしまう。 いつもならば一がすぐに二人の間に入って宥めるような場面であるが、今回はどちらにも強い気迫のようなものが感じられるうえにどちらの気持ちにも頷けるところがあったようで、一は次第にエスカレートしていく言い争いになかなか口を出せずに黙っていることしかできなかった そんな時、一は向こうから歩いてくる人影に気付くとすぐさまに大きな声を出した 「ねぇねぇ、とーか!あれって宮永咲じゃないかな!?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 場面は再び戻り、駅前の噴水広場 あれから十五分程度が経過したが、未だ咲が来るようすはない。ふと、時計に目を向けると街灯近くに設置された時計は間もなく11時を指そうとしている。気づけば、太陽は先ほどよりもさらに高く上がり、駅に出入りする人通りもさらに多くなっていた。 いつのまにか衣は立っているのが疲れたのか近くのベンチに腰掛け、顔を俯かせている。その表情は先ほどよりも更に暗さを増していた。 「咲・・・・衣のこと、嫌いになっちゃったのかなぁ」 俯いている衣の顔から水滴が垂れ、アスファルトに落ちたその時であった。 「衣ちゃん!!!」 聞き覚えのある声が響き、靴音が響いた。 衣はその声に気付くと顔をその声が聞こえた方に向けて上げ、前を見据える。 するとそこには衣の待ち人である宮永咲がこちらに向かっている姿が明確に確認できた。 その瞬間、衣の眼がしらが更に急激に熱を上げる。 しかし、衣は涙を堪えると咲に向ってまずは怒りを示した。 「こらぁ!咲!衣を待たせるなんて何を考えている!?それに衣のことを衣ちゃんと呼ぶなぁ~!衣の方がお姉さんなんだぞ!」 「ごめんね?道を間違っちゃって・・・」 怒る衣をなだめるようにして咲が答える。すると、衣は少し頭を垂らしながら咲の服の裾を軽くきゅっと握ると言葉を絞り出すようにして言った。 「・・・心配、したんだからな・・・」 「本当にごめんね?でも、会えてよかった。会えないよりはよっぽどましだもん。・・・もう時間ないね、時間無くなっちゃう前に早く行こうよ!」 「うむ!では最初は携帯電話の店だったな。早く行くぞ!!!咲!」 先ほどまではものすごい勢いで元気を失っていた衣は、咲の到着によってようやく元気を取り戻した。やっとの思いで会うことができた二人はまず最初の目的地である、携帯電話店へと向かって歩き始めたのであった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「さぁ!いかがですの!?これでもまだ、あの二人だけでデートが成功するとお思いなのかしら?」 「・・・・・・わーったよ、俺の負けだ。あれじゃぁ、絶対に成功しねぇ」 衣たちの様子を近くで窺っていた透華たちは、会話の内容を盗聴器で確認して2人の危うさを再確認していた。案の定、早速咲が道に迷ったというじじつがかくにんされたことによって 「じゃぁ、決まりですわね!!!まぁ、最初の目的地のケータイショップはすぐそこですし、何もすることは無いんですけど」 「ボクはそれが一番だと思うよ。とーか」 改めて気合を入れ直すも、次は何もすることがないことに気付き少しだけ落ち込んだような表情をする透華に一は軽くフォローを入れる。純はそれに頷いて同調する それを見た透華は軽く息を吐いてから 「まぁ、それもそうですわね」 と言って肩をなでおろしたのであった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ はてさて、そんな心配もかくやの二人はやっと、ケータイショップに辿りつかんとしていた。その店舗の前では黒髪の女性とペンギンの着ぐるみが精いっぱいに客引きをしているのが見える。その店の前にさしかかると、店の前のテーブルには機種がいくつか並べられており、これがおススメとばかりに広げられていた。咲は機種をある程度見て回ってから隣の衣に対して呟いた。 「うーん・・・・と。ここで買えばいいんだよね。確か部長は操作が簡単な機種にしなさいって言ってたけど。でも私にはどれが簡単でどれが難しいのかさっぱりわかんないよ」 「衣もだ・・・テレビだとか、地図だとか、衣にはよくわからん。こういうときは店員に聞くのが一番じゃないか?」 咲の言葉に衣は適当な回答を返す。咲は衣の言葉に軽くうなづくと、黒髪の店員に声をかけたのであった。 「すいませーん。ちょっとお聞きしたいんですが・・・」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 衣が困った咲に対して適当な回答を返し、にこやかに笑う。そんな光景を見た透華達はそれぞれに異なった驚きの表情を見せた。一は本当に嬉しそうな笑みを浮かべて瞼に少し涙を含ませていたし、純はまるでわが子の成長を喜ぶ父親のような優しげな笑みをみせてその喜びを表現していた。逆に印象的だったのが透華だ。 最初こそ、あんぐりと大きく口をあけてその衝撃の大きさを表していた。しかし、ある一瞬を境にしてその表情を複雑そうに変えてしまい、こんなことを小さくつぶやいた。 「わたくしたちの知っている昔の衣はもういないのですわね・・・何でしょうか、衣が他人と仲良くやれているというのに私は少し悲しいのです。嬉しいはずなのに、どうして」 「・・・とーか・・・」 小さく、そして寂しそうに呟く透華の気持ちは、いつも透華の近くにいた一には強く理解ができた。手を掛けて、手を掛けて、世話をしてきた手のかかる妹のような存在であった衣が急に自分の手を離れ、羽ばたいていくことは嬉しいけれど、それと同時に親離れとまでは言わなくともそれに近いような虚しさが共存しているのだと一は思った。そんな透華の様子を横からのぞいていた純はいきなりなぁとと口を開くとこんなことを口に出した 「・・・俺たちの衣は、みんなの衣になった。それでいいじゃねーか、明るくなった、友達もできた。よく笑うようになった。最近では楽しみながら麻雀を打っている。衣がここまで元気になってくれるなんて誰が思った?俺は少なくともここまでとは考えもしなかった。これだけでも俺たちはあの県予選に出たことに価値があったと思えた。しかも更に、俺たちも衣と“家族”になることができた。透華、俺たち“家族”の絆ってやつは見えないところで強く繋がっているもんだ。いくら衣が大きく成長しようとも、遠くへ離れて行ってしまおうともそれは未来永劫消えること無い俺たちだけの宝物だ。心配しなくとも、衣はおれたち家族のことを決して忘れはしないさ」 「純くん・・・うん、そうだね!ボクたちは“家族“で“友達”だもん!!!そうだよね?とーか!」 「・・・ぁったりまえですわ!!!!!!私たち龍門渕は最強の絆をもった最高の家族ですわ!」 純の言葉に透華も一も嬉しそうに笑うと、透華は声高らかに空を指しながら言う。 そんな時、誰もいないはずの少し離れた所の草むらで何かが動く音が三人の耳に聞こえた。 三人共にその音が聞こえたらしく、とりあえず多少近づいてその不審人物たちの様子をうかがおうということを決めて歩き始めた。その最中、さっきまでは聞こえもしなかった2人の女の子の声が少し筒ではあるが聞き取れるようになっていった。 「うぅ・・・良いはなじですねぇ・・・モモさん」 「ちょっ!南場さん!急に話しかけないで欲しいっす!」 三人は彼女たちの裏側に回ってから身を潜ませ、気付かれないように慎重を期して覗き込む。すると、そこには彼女たちが良く知った人物が二人揃って例のケータイショップを見つめていたのだ。その人物とはー 「ん?まさか・・・あれって・・namberさんと鶴賀の副将?あんなところで何を・・・」 そう、namberこと南浦数絵とステルスモモこと東横桃子がその華奢な体をせばまめながら草陰に身をひそませていたのだ。 純は2人の様子をしばらく観察してから透華に言った。 「こっちが気付いたことに気付いてないみたいだな」 確かに純の言うように、2人は互いの話に夢中になっておりこちらに振り向くような様子を全く見せずにいた。 「・・・見るから怪しいですわね」 「・・・いやぁ、僕達がいえた言葉かな?ソレ」 自分の顎に手を当てながら呟く透華に一は冷静に突っ込みを入れた。 ともあれ、透華達は何かしらのことに関わっていることが明白であるこの現状を無視するわけににも行かず、とりあえず静観を決め込むことを決めたのだった。 小さくであるが漏れてくる声が聞こえ始めた 「というか、南場さん。よくこんな計画に参加する気になったっすね?」 「だって、紫炎姫さんがコスプレをするんですよ?黙っていられるわけ無いじゃないですか!?」 「まぁまぁ、落ち着くっすww。私も理由はわからんではないっすよ。着ぐるみのおっぱいさんはともかく、むらさきさんの変わりっぷりにはわたしもびっくりしたっす!!本当に黒髪ロングの美人お姉さんって感じっすもん!!」 「え・・・・・・・・・・・」 思わず三人の口から声が漏れた。しかし、数絵と桃子はそれにkづかずさらに会話を続けた。 「ホント、綺麗ですよね。のどっちさんと一緒に出てきたときは思わず見とれてしまいました・・・」 「おっぱいさんのメイク技術も半端じゃなかったっすよね、どんだけハイスペックなのかと」 「私、後でのどっちさんにやり方を教えてもらおうかなって思いました。でも、私さっきから思うんですけどこれはやり過ぎじゃ無いですか?」 「いやぁ・・・ホントそう思うっす。おっぱいさんはなりふり構わなすぎっすよ」 「「いくら自分とお揃いの携帯にしたいからって、店に忍び込んで自らそう仕向けようとするなんて」」 その声を聞いた途端急に立ち上がった透華は指をパチンっと鳴らせ、ハギヨシを呼び寄せてこう言った。 「・・・ハギヨシッ!」 「はっ!」 「あの二人をこちらに連れてきなさい。・・・重要参考人です。丁重にお出迎えなさい」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一方その頃店内の咲と衣はというと・・・ 「お客様にはこちらの商品が適当かと」 「え、でもそれ、扱いが難しい奴なんじゃ・・・」 「そんなオカルトありえません。実に簡単ですよ?デコメも豊富に取り揃えてますし」 「いや、ですから。私はメールと電話ができるだけの簡単なので・・・」 「わーい!このペンギン喋るぞー♪」 「コロモチャン。ボクハコロモチャンニハキットコレガイイトオモウヨ」 案の定どちらとも怪しげな店員に捕まり、説明を受けていた。 咲は最低限の性能のみを有していて、値段の安いものを希望していたが、店員は比較的新しいモデルのピンク色の機種をごり押ししている。値段は確かに安いのではあるが、数多くの機能を使いこなせる気がしない咲はそれを買う気にはあまりなれないようだった その一方の衣はペンギンの着ぐるみと戯れながらデ○ズニー携帯コーナーへ向かい、品定めをしている最中であった。 悩む咲。確かに扱い辛そうな携帯電話だと思う。しかし、咲の記憶の中にはこの携帯電話を扱える“身近な存在”がいることを知っていた。迷惑をかけることになるかもしれない。でも、店員の勧めを無視してまで簡素なものにすることに意味などない、そんな風にも考えていた 「うーん・・・そうだ!衣ちゃ―ん。ちょっとこっちに来てー!」 「ん?何だ?咲?それより衣のことを衣ちゃんと呼ぶのはやめろと」 「あのね?聞きたいんだけど、衣ちゃんはこの携帯と、こっちのピンク色の携帯。どっちがいいと思う?私・・決められなくて」 突如、何かを思いついた咲は少し離れた場所において携帯電話を物色していた衣を呼び寄せると、衣に反論を許さず間髪入れてカウンターテーブルの上に置かれた二つの携帯電話を指さして意見を求めた。 すると衣は少しキョトンとした表情になるけれど、すぐにいつものそれに戻すと丁度良かった。と一言つぶやくと、そのまま咲の手首を掴み店の隅の方へと彼女を導いていった 「衣ちゃん、いきなりどうしたの?」 いきなり手首を掴まれて引きずられるようにして連れてこられた咲はまだ少しおどろきの表情をその顔に残したまま、衣に対してその本意を問うた すると衣はショップの新作コーナーと書かれた赤いシートの掛けられた机から白と青の二つ携帯電話を持ち出してこう言った。 「咲、衣はこれがいいと思う」 「え?どうしてこれなの?」 咲の前の祖の携帯電話を差し出して言う衣に咲はその理由を問い返した。それはそうである、さっきまでは数多くのアプリケーションなどが揃っている最新鋭の携帯電話には興味は無い。そんな風に言っていた衣がいきなりその考えを曲げ、最新型の機種を選んだその理由がよくわからない。 咲が問い返すと、衣はその携帯電話の裏側を見せてこう言った 「電話の性能ではなく、これが衣は気に行ったのだ。」 そこには・・・ 「え?これって・・・」 「二つが重なると絵ができるようになっているみたいに見えるだろう。嶺上の花が咲き、海底の月が輝く・・・いわゆる花天月地、を表しているんだろうと衣は感じた」 白い携帯電話の表面には白い花があしらわれ、青い携帯電話の裏面には深海の海を想像させるような、暗い海の中に月の光がさしているそんな様子が彫られていた。ただ、デザイン別で描かれた二つの携帯電話。しかし、この二つの重なりあいで生まれた一つの“絵”がまさにこの二人の麻雀での邂逅を想起させるような図として一つの命を帯びていた。 偶然、なのか、必然なのか。衣にそれを知るすべはない、しかし、この出会いには何らかの意味がある。そう、衣は感じたのであった。 「どうだ?」 暫くその“絵”を見つめている咲に衣は恐る恐る尋ねてみた。 すると、咲は満面の笑みでこちらを見直すと、衣に向かってこう言った 「・・・私、これにするよ!!」 そう言って、白い携帯電話を指さした。 「!?」 「!?」 その咲の行動に今度は店員たちに焦りの色が見え始めた。嬉しそうに会話する二人に駆け寄ると、先ほどの黒髪の店員が二人に近寄り、問題点を指摘し始めた 「あの、お客様。そちらの商品は少々操作性が・・・」 「かまわぬ!!!メールと電話さえ使えれば仔細無い!」 「少々カメラの性能が・・・」 「大丈夫ですよ。あまり使わないと思いますし」 「っ・・・・これはセールの特別割引が適応されない商品になりますので本体価格があまり安くならないのでこちらとしてはお勧めしかねるのですが・・・」 「・・・それは少し困りますね」 様々な質問を投げかけてきた店員が最後に繰り出してきたのは一般市民的にはもっとも問題となってくる“本体価格”の問題であった。父母が残してきた莫大な財産がある衣はいざ知らず、予算に限りのある一般市民の咲には割引があるとないとでは大きな違いになるのであった。 店員はその反応にほくそ笑むと、更にたたみかける。 「割引き無しですと、これくらいお値段違くなってきますね。」 「ぅわ!一万円近く違う・・・これじゃあ私のおこずかいを入れても間に合わないよ・・・」 咲は料金表を見て戦慄しながらそう言う。 その表情には少しだけ涙が滲んでいた。せっかく欲しいものが見つかったのに、それが値段の関係で買うことができないことが悔しい、そんな意味合いも込められている涙であることもその表情からうかがい知ることができた そんな咲の表情を見た衣は少し何かを思案し始める 「・・・わかりました。じゃぁ、こっちのピンクのケータイに・・・」 咲が料金表を見極めたうえで、白い携帯電話を諦めようとしたその時、衣は声を上げた 「待った!!決めたよ。衣が払う。」 「え」 「え!?」 衣の意外な発言に咲が驚いて、声を出す。しかし、それよりも店員の方が大きな声をあげて驚く。そんな様子に少しだけ衣は驚きを見せた。しかし、すぐに自分を取り戻すと、こんなことを言ってきた 「そんなに驚くことも無かろう。衣の父君と母君は衣に多くの財産を残して行ってくれた。その一部を使うだけにすぎん」 「いやいや、そういうことじゃなくて!私が申し訳なくなってしまうよ!こんなに高価なものをおごってもらうなんて」 先ほどの衣の発言に度肝を抜かれていた咲は少しの時間を要しながらも復活すると衣に反論した。いくら衣の方が年上だとしても、携帯電話という大きなお金が動くものを無償で買い与えてもらうなどあまりにも図々しすぎるからと考えたからだ そんな咲に衣は余裕を大いに含ませた笑みをその顔に浮かばせると優しげな口調でこんなことを言ってきた 「気にするな。衣が初めて自分で望んだ金の使い方をするのだ。父君も母君もきっと喜んでいてくれるはずだ。だから、気にしないでくれ。」 衣は嬉しそうにほほ笑みながら、咲に言う。そんな衣に咲は嬉しそうに笑うと、衣に言った。 「・・・ありがとう。衣“お姉ちゃん”」 その言葉を聞くや否や衣は顔を真っ赤に染め上げるとあさっての方向を向きながら言う。 「///////は、恥ずかしいことを言うではない!!こ、衣はお姉さんだからなッ!これくらい当然なのだ!!!」 そっぽを向きながら照れる衣の様子を見て、咲はくすっと一笑いするとでもね。と前置きしてからまた話しだした。 「でもね。お昼ごはんくらいはおごらせてちょうだい?これじゃ私の立場がないから」 咲の真面目な表情でのお願いに衣はふぅっと一息ついてからこう言った。 「・・・うむ、じゃぁお願いさせてもらおう。咲、衣はハミレスが良いぞ!!!」 「うん、わかった。じゃぁあそこのファミレスでごはん食べよう?衣ちゃん」 「あぁ!また衣ちゃんって言ったなぁ!!!衣の方がお姉さんなんだぞ!もっと年上を敬え!!!」 「あはは」 咲と衣はそんな風に笑いあいながら終始笑顔で会計および書類の記入を行っていったのであった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ありがとうございましたー!」 自動ドアの開閉音と共に咲と衣は店外へと出て行った。その中で店員(智紀)はふぅっとため息をつくと、ぼそっと小さな独り言をつぶやいていた。 「・・・衣、すごい」 嬉しそうだけど、その中に寂しさをも含有したそんな表情をうかべながらひとことだけそう、呟いていた。そしてそれを言い終えた後、表情を緩めた 「・・・お疲れ様です。・・・失敗、しちゃいましたね」 そんな智紀に声を掛けてきたのはペンギンの着ぐるみの上部分だけを外し、あせだくになっていた和。和は手に持った清涼飲料水のペットボトルを智紀に手渡すとその傍らに立ちなおした。彼女が立てた計画は失敗に終わったというのにその表情はどこか、清々しさを感じさせるくらいに晴れやかであった。 「・・・ありがとう。良いの?あの二人を追わなくて」 智紀は受け取った清涼飲料水のペットボトルのキャップを開け、一回口に含んでから和に尋ねた。すると、和も同じように清涼飲料水を口に含み、それを飲みほしてから笑顔で答えた。 「良いんですよ。咲さん、楽しそうでしたし。」 「・・・そう、私もそんな風に考えてた。衣も楽しそうだったし、これでいいと思う」 互いに向き合いながら、智紀と和は言葉を交わしあう。どちらともに笑い合って、とても充足感に満ち溢れた笑みを湛えながら。そんな中、自動ドアが開く音が店内に響いた。2人はそのドアの方向に目をやると、その先にいる人物を見て絶句した。 「お疲れ様でしたわね・・・原村和!!!!!いったいこんなところで何をなさっているのかしら?」 「・・・ごめんなさい。見つかっちゃいました(っす)」 「龍門渕透華さん!?」 そう、店内に大人数を引き連れてやってきたのは透華達。一、純といういつものメンツの他に数絵、桃子がその手を押さえられながら入ってきたのであった。 透華は和たちの前まで来ると、驚愕した様子の二人に向かって話し始める。 「話はこのお二方から伺いましたわ。あなた方・・・」 「・・・ごめんなさい。これは私の非です、何とでもしてください。ただし、紫炎姫さんやみなさんには何もしないと言っていただけませんか?」 「ちょっと!?何を言っているの?」 透華の切り出しに対して、和が透華に頭を下げながら返す。すると智紀は横に座る和の顔をのぞきながらえ!?と言った表情で反論した。 そんな智紀の様子を気にすることも無く、和はなおも透華に対して話を続ける 「紫炎姫さんたちはわたしが無理やり参加させただけなんです!!!この人たちに火はありません。だから・・・」 「ふざけないで・・・私たちは自分の意思でここまで来た。だから責任はみんなにある、責任を一人で覆うなんてわがまま、私は許さない。」 和が透華に自分が責任を追うと主張するけれど、智紀によってその言葉はかき消される。 和も智紀も全くと言っていいほど自分の主張を曲げることをしなかった。それは互いが互いを思うからこそなのであり、それが理解できるからこそこの言いあいは収まりを見せずに均衡しながら続いていた。 しかしそんな中、いきなり透華が大きな声を発してその言いあいをストップさせるとふぅっと一息ついてからまた話しだした。 「良いですか?私がいつあなたたちに対して制裁を加えるなどと言いました。」 「え・・・・・・どういうことです?」 ついさっきまで言い争っていた二人が揃って素っ頓狂な気の抜けた声を出して、意外そうな表情を浮かべて透華を見た。 透華は私の印象って・・・と頭を抱えながら呟いた後で、 「何のために私たちがここに来たとお思いですの?私たちは貴方達四人に対して交渉をするべくここにはせ参じたのです。ハジメ!」 「うん。わかったよ、とーか」 透華に言われるがままに、一が透華に代わって2人の前に立って交渉の説明を始めた 「穏便に終わらせたいから簡潔に済ませるよ。君たちにはデートの邪魔をした罰として、僕達の協力をしてもらいたいんだ。することは、衣たちにはあまり接触せずにあの二人を迷わせることなく最終目的地まであの二人を誘導すること、君たちにとっても悪い話ではないと思うんだけど・・・どうかな?」 その話を聞いた和と智紀はあまりにも都合が良すぎるその話に疑問を抱いた。流石にこれ以上の接触を禁じられたとしても、前科のある人物に対しての後の対応としてはそれはあまりにも甘いものだったからである。 一は警戒する二人に向かって、少し笑いながら言った 「いやいや、そんなにいぶかしんでも他意なんてないよ。これは単に透華の厚意と僕なりの紫炎姫さんへの配慮」 「・・・私への?」 自分の?と不思議そうに智紀は言う 「うん。だって」 そう言うと一は智紀の耳元に近づくと軽く一言囁いた 「だってともきー、透華に身バレしたくないんでしょ?」 「!?どういうこと?」 「実はね、透華は最初。君たちを強制的にお家へ帰らせるつもりだったんだ。それだと、紫炎姫さんには色々と問題が出てくるでしょ?だからさ」 そう言って一は笑って智紀に話しかけた。そうすると、智紀は嬉しそうにほほ笑むと一にお礼を言った。 「・・・ありがとう。国広さん、感謝します」 あまりにも聞きなれないフレーズに少し恥ずかしさを感じたのか一は照れながら返事をした。 「やだな~そんなの言いっこなしだよ。ともきー」 「ん?ともき?」 一の口から放たれた爆弾は見事の透華の耳に届き、その疑いという名の花を咲かせてしまったのだった。 「(はじめーーーーーー!?)」 声にならない叫びをあげる智紀。そして自分の失言に気付いた一は口を押さえてから呟いた。 「あ、やば」 「ともき、ともきがここにいるといいますの?はじめ!」 智紀という単語に超反応した透華はすさまじい勢いをもって一に詰め寄るとその真意を訪ねた。しかし、冷静を保った一はそこまではあわてた様子もなくしっかりと受け答えする 「いや、僕が呼び間違っちゃっただけだよ。ごめんね、紫炎姫さん」 そんな一の様子を見て更に疑心を深めたのか透華は不審そうに言った 「・・・怪しいですわね。といいますか、紫炎姫って風越のキャプテンじゃありませんでしたの!?http //www40.atwiki.jp/shienki/pages/37.html背丈が全然違いますけど」 「え!?えっとぉ・・・」 そういえばそんな風に教えてたっけ・・・そうつぶやく一は何とかしようと思考をまとめるべく思案していた。そんな中、透華は智紀に肉薄するとこう言い始めた 「そういえばどこかこの方はともきに似ているような・・・」 気付き始めている・・・もう駄目だ!!!そんな空気がこの場を支配していたそんな時、その張本人であるところの智紀がいきなり話し始めた 「・・・いえ、私はあなたの知っている智紀さんではありません。」 「じゃぁ、誰だといいますの!!?」 いきなりそう切り出した智紀に透華は強い口調で聞き返した。 「・・・・・・・・・・・・・津山です」 「はい?」 暫くの無言の中ぼそっと智紀は呟いた。その声が良く聞こえなかった透華がもう一度聞き返す。すると、今度はみんなに聞こえるように大きな声で宣言した。 「私の名前は津山睦月。鶴賀学園の二年生で麻雀部の新部長です。間違えないでください」 あまりにも苦しい言い訳だった。 確かに鬘をかぶっている影響で黒髪に見えはするものの、彼女のチャームポイントであるポニーテールを結えるほどには長くは無い。背丈や骨格も大きく違うし、すぐにバレてしまうだろうと思えるくらいに胡散臭い嘘であった。 しかし、透華はうーむとうなってから少しだんまりを決め込んでから言った 「・・・・・・・・・・・そうでしたか。申し訳ありませんでしたわね。」 ええっ!?そんな空気があたりを支配した。こんなウソがまかり通るとはだれも思っていなかったのだろう、みんな驚愕しながら2人をずっと見ていたのであった そんな透華の様子を見た智紀はため息をはぁっと吐くと、とりあえずこれ以上透華達と一緒にいるわけにはいかないと思い、その場を離れようとする。しかし、その希望は儚くも散ることとなった。・・・またしても透華の手によって 「では行きましょうか、鶴賀の新部長」 がっちりとつかまれた手を見た智紀は唖然としながら透華を見る。しかし、透華はその手を放そうとは全くしなかった。慌てた智紀はしどろになりながらもこう言う 「え。いや、私は。その、今日はバイトの用事が」 しかし、透華は聞く耳を持たずにこう言い返す 「嘘おっしゃい!!!さぁ、行きますよ!!!!!!!!!!!!!!!」 「そんな・・・帰らせて・・・・・」 泣きねいるような口調で懇願する紫炎姫(津山睦月) 「問答無用!!!!!!ですわ!!!!」 しかし、透華はそれをも問題とせず智紀を引きずって咲と衣の向かったレストランに向けて歩き始めた。そんな中、智紀は一瞬目のあった桃子に向かって助けを求める。が 「・・・むっちゃん先輩。頑張るっす♪」 桃子は必死に笑いをこらえながら引きずられていく智紀をハンカチを振りながら見送ったのであった 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 あーるーはれたひーるさがりーのみちへーつづ(ry やっと忙しい時期から抜け出せたので、続きを書くことができました。 むっきーさんごめんなさい 乙、そしてGJ!透華の中で紫炎姫の正体がエラいことにw結局迷子の咲に道を教えたのは誰だったんだろう? -- 名無しさん (2010-04-05 22 59 24) ハギヨシが付き添いを禁じられたのは衣にだから、衣との合流前はハギヨシとか?いや、菫さんかな紫炎姫の名前が出てきたときには書き間違えかと思ったら、テラカオス -- 名無しさん (2010-04-05 23 14 11) 咲ちゃんに道教えたのは通りすがりの小林さんかな -- 名無しさん (2010-04-09 12 27 30) 名前 コメント