約 2,539,556 件
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/805.html
スーパーロボット大戦NEO 作品情報 公式HP http //www.suparobo.jp/srw_lineup/srw_neo/index.html 5枚 稲葉駆 稲葉天音 シャーリィ・ルノイエ リバリス・ムイラブ キャオス・レール
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/6118.html
シオニー・レジス(ひ…)〔しおにー・れじす(ひ…)〕 作品名:第2次スーパーロボット大戦Z 作者名:スパロボあき 投稿日:2011年5月18日 画像情報:640×480px サイズ:143,154 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2011年5月18日 スパロボあき スーパーロボット大戦Zシリーズ 個別し
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4397.html
スーパーロボット大戦W 【すーぱーろぼっとたいせんだぶりゅー】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 バンプレスト 開発元 エーアイ 発売日 2007年3月1日 定価 6,090円 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント 模範的・見本的なスパロボ大胆かつ積極的なクロスオーバー「家族」を描いた人気の高いオリジナルキャラクター簡単過ぎる難易度は賛否両論一部参戦作品の扱いや悪ノリには疑問の声も スーパーロボット大戦シリーズリンク 概要 参戦作品一覧 評価点 シナリオ 完成度の高い戦闘アニメ 豊富なBGM DSの性能を活かしたシステム その他評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 DS初のスーパーロボット大戦。発売当時は、『OGs』が原因不明の無期延期状態が続いている最中であったため、ファンにとっては「久々の『スパロボ』」という事で期待がかなり高まっていた。本作の大きな特徴としてシナリオが2部構成になっており、参戦作品も続編が存在するものが多い。 一方で、前作『J』に参戦した作品の続投の多さから使い回しの多さを不安視する声もあったのだが、ふたを開ければそれらの不安を払拭して余りある、シリーズでもトップレベルの完成度を誇る作品となっている。 参戦作品一覧 + ... ★マークは新規参戦、☆マークは携帯機初参戦。 マジンカイザー マジンカイザー ~死闘!暗黒大将軍~ ゲッターロボG 真ゲッターロボ(原作漫画版) 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 機動戦士ガンダムSEED ★機動戦士ガンダムSEED ASTRAY ★機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY 宇宙の騎士テッカマンブレード ★宇宙の騎士テッカマンブレードII 機動戦艦ナデシコ 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- ☆勇者王ガオガイガー ☆勇者王ガオガイガーFINAL フルメタル・パニック! フルメタル・パニック?ふもっふ ★フルメタル・パニック! The Second Raid ★百獣王ゴライオン ★デトネイター・オーガン バンプレストオリジナル 『フルメタル・パニック!』3作品は、ゲーム中では「フルメタル・パニック! シリーズ」としてひとまとめにされている。 評価点 シナリオ 粗は少々あるものの、シナリオの完成度が非常に高く、多くのスパロボ、および参戦作品ファンの心をとらえた。家族愛・思い出の大切さ・スペースマンシップというテーマが一貫して描かれている。伏線も絶妙に配置されており2周目以降も新たな発見があるほど。 全般的にそれまでのスパロボではあまり見られなかった大胆なクロスオーバーが多く、直接的な関わりのなかった二作品を結びつけたクロスオーバーはプレイヤーを大いに驚かせた。 中でも『宇宙の騎士テッカマンブレード』は「『ブレード』→『ブレードII』というシナリオの時系列を『ブレード』前半→『ブレードII』→『ブレード』後半の順に変更」「『宇宙の騎士テッカマン』のオマージュとして製作された『デトネイター・オーガン』と『ブレード』 『ブレードII』をクロスオーバーさせる」「原作で救われなかったキャラをオリジナル展開で救済」などの大胆な変更及びクロスオーバーがなされている。 『百獣王ゴライオン』と『勇者王ガオガイガー』は、同じ「ライオンがモチーフ」という点に着目し、「同じ星系の古代文明が作り出した」というクロスオーバー設定を加えて『ガオガイガー』における敵組織との因縁を描き出し、ストーリーに深く関わる形になっている。さらにこの「古代文明の遺産」という設定が本作のとあるオリジナル勢力との深い関係へと繋がっている。 本作で特筆すべき『ナデシコ』関連の話題といえばダイゴウジ・ガイだろう。原作では3話で死亡してしまうが、本作では『R』や『IMPACT』同様無条件で生存するだけでなく、劇場版展開になる第2部では本作オリジナルの劇場版仕様のフェイスグラフィックをひっさげて登場する。ガイ仕様のエステバリスカスタムも当然用意されており、アキトとの合体攻撃も可能(*1)とその優遇ぶりはまさしく前代未聞。ガイ同様無条件で生存する白鳥九十九には劇場版仕様の顔グラフィックが用意されていないが、こちらも劇場版の時代まで生存した場合のIFを堪能できる。『マジンカイザー』とのクロスオーバーではっちゃけることも。 他の作品も、原作では死亡していた大半のキャラがクロスオーバーの結果生存するなど、IF要素を有効活用した大団円となっている。 ともすれば原作崩壊レベルと言われても仕方ないほどの改編が行われているのだが、一部を除き、原作の魅力を損なわない愛情のあるアレンジで、原作ファンからの評価は概ね高い。 日常描写が豊富で料理の腕前をきちんと描写される『ナデシコ』のアキトや学校に通うゲッターチームなど、原作で描かれていながらもこれまでのスパロボでは描かれて来なかった珍しいシーンが多く、これらの細かい拾い方も評価されている。 声優ネタ、パロディネタ等が非常に多い。「中の人などいない!」「まさに外道!」などネット上で話題になったネタや、過去のスパロボや声優などに余程詳しくないとわからないようなマニアックなネタまで存在する。 これまでのスパロボシリーズでも声優ネタやパロディは定番だったが、本作はかなり多い。 一方で元ネタを知らないために違和感を覚えたり、キャラに無理やり言わせているようなセリフ回しはほとんど無い。それだけライターの知識量と非凡さがうかがえる出来である。 パロディとは異なるが、最終決戦地は発売当時の時事ネタであり、多くのプレイヤーを驚かせた(しかもストーリー上、重要なレベルで絡む)。 オリジナルキャラクターの良さ。 今作のオリジナルキャラは、スパロボでは珍しい「一つの家族」として行動するというもの。主人公のカズマ・アーディガンは父・二人の姉・妹・後見人らと共に、戦艦を住居としながらトレイラーという「何でも屋」として生活しているという設定。 特に、カズマのキャラクターはスパロボオリキャラの中でも後にも先にもないようなタイプであった。具体的には近作としては珍しいほどの異様な熱血キャラだが、精神的にも未熟という設定。やたらと突っ走ってはミスをして、家族や周囲のキャラに笑われるのは日常茶飯事。スパロボの主人公では割と珍しく恋人を欲しがっているのだが、直近にいるのは妹か双子相当のキャラという絶望的な状況(後者はフラグが立ちかけたが、きっちり折られた)。主人公機のいい意味であんまりな性能(後述)の反動だろうか。 何かと1人だけ損な目に遭うことが多く、いやに三枚目的なエピソードが目白押し。序盤から版権・オリジナル問わず徹底的にいじられ、最終話でも版権キャラにヤンチャしていた頃の黒歴史を穿り返されるというネタキャラっぷりである。 だが、「偉大な父を越える」というカズマの成長を描いたシナリオの流れも非常に評価が高い。 ちなみに版権キャラの中では序盤から行動を共にするデュオ、性格的に似た者同士である甲児とは特に仲が良い。ある場面ではデュオのことを「昔のダチ(といっても半年前だが)」とまで言ってのける。彼ら以外の版権キャラとの絡みも多々あり(*2)、かといって変に出しゃばったりもしない。カズマの行動に親近感を覚えたプレイヤーも多く、現在でも非常に人気の高いキャラとなっている。 シナリオの合間にカズマが航海日誌を書くシーンが入るのだが、これが備忘録・あらすじとして機能しておりストーリーがわかりやすくなっている。文章という形式なので自軍部隊の様子が冗長にならずに伝えられている点も嬉しい。 実はカズマの航海日誌やとある時期の言動などは、オリジナル敵対組織のとあるキャラとの繋がりを示す伏線となっている。 主人公の妹であるミヒロは年齢10歳でお兄ちゃん大好きなしっかり者、時々黒いセリフを吐く(*3)等大きいお兄さんを狙いすました設定であり、一部で人気が高い。 特に2部序盤で言い放ったセリフ「ビッグボルフォッグだーっ!」は人気が高く、本作を代表する迷セリフとして知られる。 操舵手のホリス・ホライアンは、影の薄さが作中でネタにされたりするが、重要な活躍を度々見せるためファンが多い。版権作品に絡む設定があるのだが、そちらも完成度の高いコラ画像が有志によって作られるなど違和感が無い。 完成度の高い戦闘アニメ 戦闘アニメは『J』からの流用も多いものの、それでも十分すぎる出来。 その『J』から流用したアニメにも、アニメーションやトドメ専用のグラフィックなどが数多く追加されているため見応えがある(*4)。 特に『フルメタ』主役機アーバレストに関しては不遇気味だったアニメーションに多くの改良が加えられ、アーム・スレイブの特徴を良く掴んだ動きになっている(*5)。 ハードがDSに変わったため、BGMや効果音の音質・種類が劇的に向上した。これにより『J』流用のアニメでも以前より迫力が増加している。さらにメモリの性能が上がったおかげで戦闘アニメのテンポが改善されているものもある(分かりやすいのはマジンカイザーとグレートマジンガーの合体攻撃ダブルロケットパンチや、『J』で処理落ちしていたミサイル系の武器)。 完全新規の戦闘アニメは非常に上質で、特にジェネシックガオガイガーのゴルディオンクラッシャーの演出は、発動承認のシーンや終盤のカットインラッシュが再現されるなど、ボイスが無い事を除けばPS2の『第3次α』以上との評価も挙がるほど。 『J』では極少数しかなかった専用トドメ演出が大幅に増加。『オーガン』の原作完全再現レベルのグランドクルスアタックや、ファンの間で語り草となったブレードとアキの「ダブル・ランサーコンビネーション」(*6)は必見。 主人公の最終機体「ヴァルザカード」の最強技の演出などは現在でも最高峰とされており、トドメ演出はBGMがきっちり一周するようになっている。 なおこのヴァルザカード、登場するまでの経緯と見た目から非常に人気の高いオリジナルロボットとなった。特に登場方法はスパロボとしては珍しい展開になっている。 豊富なBGM BGMは様々なBGMが揃えられている。曲自体のクオリティも良質である。 ガンダムSEEDは戦闘BGMとEDがそれぞれ2曲収録、さらにASTRAYもBGMが4曲採用されている。 なお、ASTRAYのBGMは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』の物が採用されている。 『ナデシコ』からはお馴染みの「YOU GET TO BURNING」や「GO!エステバリス」ではなくスローテンポな「スキャパレリ・プロジェクト」が採用されたことは当時驚かれた。一方で三人娘のテーマである「Three Angel」、「なぜなにナデシコ」のBGM、さらには劇中劇「ゲキガンガー3」の主題歌も採用された。 『ガオガイガー』もヘルアンドヘヴン、ゴルディオンハンマー使用時のBGMと『FINAL』のヘルアンドヘヴン、ゴルディオンクラッシャー使用時のBGMがそれぞれ採用された。 オリジナル曲も豊富で味方戦闘BGMだけでも6曲になっている。 DSの性能を活かしたシステム 基本システムはこれまでのスパロボを踏襲しているが、DSに合わせた仕様の追加・変更がなされている。 DSならではの二画面を活かし、上部画面に全体マップやカーソル上のユニットの簡易能力が表示されるようになった。一度に多くの情報を見られるため地味ながら便利。 DSのGBAスロットを活用した「Wスロットシステム」。過去のGBAスパロボをDSに挿入する事で、高額な資金やレアな強化パーツを得られるという試みで、ファンには嬉しいシステム。 獲得資金やパーツの効果は新しい作品程高い傾向にあるが、いずれも「あると便利」といったレベルであり、クリアに必須ではない。 対応作品には『GC』発売時の懸賞でしか手に入らない、総数僅か2,000本のファミコンミニ版『第2次スーパーロボット大戦』にまで対応している。希少な分報酬も最も豪華。ただ、懸賞に当たらない限り絶対に手に入らない強化パーツがある、という意味で一部プレイヤーは複雑な思いをすることになった。 このシステムは後続のDS作品(『K』『無限のフロンティア』『学園』)にも採用されている。 タッチペンによる操作にももちろん対応しているが、こちらは一切使用しなくてもプレイに支障はない。 その他評価点 クリアデータを引き継いだ2周目以降のプレイでは一部シナリオが別のものに変化する(3周目以降では選択可能になる)ため、新たな楽しみが味わえる。 また周回プレイでは強化パーツと『フルメタ』及び『SEED』関連の機体の購入が可能になる。ただ購入できる機体については少々問題がある(問題点の項を参照)。 前作『J』で不評だった、命中率0%の味方をスルーしてくる敵AIは廃止。 次回作以降で採用される「連続ターゲット補正」もまだ存在しておらず、嘗てのスパロボならではの回避系無双を思う存分堪能できる。 前作『J』で不評だった増援の多さもかなり控えめ、難易度の低さ自体は後述の賛否両論点があるが、サクサクシナリオを進められるため全体的に明るく軽いノリの本作とはよく合っている。 賛否両論点 あまりに低い難易度。 それなりに強い敵もいるのだが、それ以上に味方の火力がインフレを起こし気味。前述の主人公機がいい例である。前作『J』でも言われていたが、更に悪化していると言ってもいい。 さらに、攻撃力低下などの状態異常付加の武器を持つユニットも多くなったため、それを活用すれば強い敵も楽に倒せる。 初心者には丁度いいレベルなのかもしれないが、熟練者にとってはクリア後の難易度調整を最大難易度にしてもヌルいとの事。無改造かつ精神コマンド未使用でもなんとかクリア出来たとの報告まで存在している。 ラスボスも通常でHP300000、クリア後の難易度調整で最大難易度にするとHP600000で他の性能も大幅に向上するが、主人公機を筆頭に単体でも大火力を叩き出す機体が多く、さらに合体攻撃など大ダメージを与える手段が豊富で火力がインフレし過ぎているためあっという間に削り切られてしまう。 さらに特殊能力も「特殊効果武器無効」と「EN回復L」のみで、HP回復やバリアなどは持たないため物足りなさも感じてしまう(一応、パイロットは底力L9や気力限界突破、2回行動といった強力な技能を数多く備えているが…)。 資金稼ぎも恐ろしいほどに容易。一部のボスは撃破しても条件を満たさない限り無限に復活するので「撃墜→復活→撃墜→…」のループで幾らでも資金が手に入る。出撃前メニューにて強化パーツとスキルパーツを売却した後に全滅し、インターミッションでシナリオ再開をすると、あろうことか資金はそのままで強化パーツとスキルパーツが売却前に戻るというバグまで存在している。 一部の機体があまりに強すぎる。 主人公機の最終形態であるヴァルザカードは重装甲に高機動、パイロットは6人、パーツスロットは4、武装もMAP兵器も込みで穴がないというデフォルトで何もかもがおかしいという有様。加えてバグ、もしくは仕様・強化パーツを併用することで無限行動あるいはダメージ5倍と言う凶悪無比な反則性能を発揮することも可能。欠点はせいぜい戦艦に格納できないことくらい。主人公の一家が所有する住居兼戦艦が素体となっているため、ファンからは史上最強の家と呼ばれている。 他にも強力な特殊能力や、ローコストの合体攻撃を所持している機体が味方にゴロゴロ存在している。精神コマンドとの兼ね合い次第では無双も容易。 フォローするならば基準となるバランスそのものが破綻しているわけではないので、極端な話バランスブレイカーな要素を封印しておけば難易度調節は可能。要は「難易度の下限がやたら低い」のである(上限が高いわけでもないが)。 一方で分岐で登場するガウルン搭乗のコダールは初見殺しと呼ばれるほど強い。 クロスオーバーに特化しているため、原作設定や展開はあまり再現されていないということでもある。この点は一長一短といったところか。 そのせいで新規参戦作品であっても出番や見せ場を失ってしまったキャラクターもいる。 問題点 参戦作品の扱いの格差 クロスオーバー及びシナリオが褒められているが、歴代でも悪い部類に当たる「参戦作品の扱いの格差」は批判されている。 本作のシナリオの中心となっているのは『ナデシコ』、『ガオガイガー』、『テッカマンブレード』とどれも既存参戦作品であり、新規参戦作品は冷遇傾向にある。 本作では数少ない純粋な新規参戦作品である『ゴライオン』も、『ガオガイガー』と大きくクロスする為そちらでの出番はあり、1部と2部の両方に登場するが、原作のストーリーはほぼ再現されず冷遇されている。設定についても意図してか否か無視されているものが多々存在する。 しかし原作が既に第三次世界大戦で人類が滅亡した過酷な世界観・奴隷を扱った残虐な描写が多いため、現代の基準からすると積極的な原作再現はしづらいだろうという意見も多い(*7)。 そんな同じく原作の持ち味が完全に殺された中で戦闘BGMとして使われた主題歌の明るい曲調、そしてその主題歌の歌詞の一部である「ギブアップせい!」をシナリオ中でゴライオンのボスキャラが発した事でネタアニメのように認識してしまうユーザーが続出してしまう事態に陥った。 本編第2期に当たる『TSR』が初参戦となった『フルメタ』に関しても、本来ロボットが登場しない番外編スピンオフの『ふもっふ』をメインにしたコメディ寄りのシナリオが多数用意されている一方で、肝心の初参戦の『TSR』については非常に扱いが悪い(*8)。 『TSR』の再現が終盤のみで終盤自体の再現度もかなり低く、キャラクターも数人しか登場しないため、後述のキャラクターデザイン・メカデザイン不採用も相まって初参戦にも拘らず『TSR』要素は非常に薄い。(*9) そのため『TSR』のテーマである宗介の成長とアルの自我の目覚めを描き切れているとは言えず、アルに関してもサブパイとして追加されずシナリオ上でもセリフがほとんど無い。 『TSR』初登場となった巨大組織アマルガムも本作に登場するが、本作では単なる武装勢力扱い(*10)になっており、『フルメタ』系のモブは全て謎の「傭兵」に変更されている。これも合わせて原作未見だと『フルメタ』の敵はテロリストだと誤解されやすい。 また前述の通り『ふもっふ』はロボットの出ない番外編ギャグアニメなのだが、本編を押しのける形で優遇されているため、『フルメタ』も『ゴライオン』同様にネタアニメの様な印象を受けるユーザーが続出した他、こうした扱いを好まない原作ファンから不満が噴出した。 『TSR』ではキャラクターデザイン及びメカデザインが一新されているが、本作では『J』を流用した関係で1期版であり、初参戦なのにもかかわらず、TSR版のキャラクターデザイン及びメカデザインは採用されていない。なおパッケージアートにはTSR版のアーバレストが描かれており、半ば詐欺状態となっている。 既存参戦の1期に関しても『J』との差異を出すためか、いくつかのエピソードの統合及び、時系列の入れ替えが行われているが、『W』全体の雰囲気に合わせてかコミカルなシーンが増え、中には捕縛したガウルンを護送中に自軍がパーティを始める話があるなど原作崩壊気味な話が多々見られる。上記エピソードでは原作とは違い、パーティ中に(*11)原作通りに、ガウルンに出し抜かれトゥアハー・デ・ダナンは乗っ取られた挙句、マッカラン大尉は死亡してしまう。(*12) またプラス方向にスパロボ補正で救済されたキャラクターも多いが、本作はマイナス方向にスパロボ補正を受けているキャラクターが散見される。代表的なのは原作以上に空気が読めず、政治も全く分かっていない様な描写をされた『ガンダムSEED』のカガリやラスボスに「言いたいことがあるならモゴモゴ喋るな、ハッキリしろ!」と言葉を吐かれ原作以上にナヨナヨしてる印象を受けるキラ。 とはいえ『ガンダムSEED』は本来原作では死亡しているキャラクターの多くが生存するほか、Gジェネレーションシリーズでも大きくピックアップされていない『ASTRAY』と密接な絡みを見せているなど、描かれ方に賛否があったキャラはあれど、優れた部分も少なからず存在する。 シナリオでの扱いの良い作品はアニメーションや収録楽曲の量も優遇されているため、余計に扱いの格差が目立つ。 特に曲については大きな差がついており、既存参戦作品の『ガオガイガー』は『ガオガイガーFINAL』と合わせ12曲と大量なのに対し新規参戦作品の『ゴライオン』は「斗え!ゴライオン」1曲のみとあまりにも格差があり、扱いの悪さを感じざるをえない。『フルメタ』も3シリーズ合計で5曲とそれなりだが、作品毎に視点を当てると初参戦となった『TSR』は2曲のみと寂しく、何故か最終決戦を盛り上げたアーバレストの代表曲として名高い「勝利」がない(*13)。既存参戦作品では『ガンダムW EW』、『ゲッターロボG』も1曲のみ。 バグやゲーム自体の仕様 「サイズ差補正無視」というスキルパーツを使っても効果が無いというバグが存在する。 原因はプログラムミスと見られている。これが原因で「デフォルトでサイズ補正無視を持っていない、サイズS以下の機体」は火力不足に悩まされる。 マルチコンボの仕様 マルチコンボを所持する敵が実に多く、更に思考ルーチンもコンボが可能な状況だと優先的に狙ってくる。 前作『J』と違い対象が並んでさえいれば一直線でなくても攻撃が可能になっており、隣り合うだけで良いため、敵のLvが上がると援護防御がほぼ空気になってしまう。 機体やパイロットの加入期間の格差が激しい。 2部構成という都合もあって、第2部後半に初登場する作品の機体は使える期間が恐ろしく短い。また第1部で加入したものの、第2部での再加入がやたら遅いユニットもいる。好きなユニットが満足に使えない点は不満の声が大きい。 加入期間の格差がある事自体はスパロボでは珍しくないが、『W』ではその中に「本来なら序盤に出そろうであろう主役級の機体」が含まれている事が問題視されている。満足に使える期間が少ない作品のファンはかなり待たされる。 本作では周回ごとに撃墜数がリセットされる(しかも撃墜数は全員0で加入する)ため、第2部にならないと使えないキャラをエースまで育て上げるのは至難の業。トップエースなどよほど使い込まないとまずなれない(*14)。 周回プレイ時の改造段階引き継ぎの問題 第2部で正式参戦となるオーガンだが、第1部にNPCとして登場するオリジナルのオーガン(通称アーキオーガン)と改造段階を共有してしまっている。このせいで、2周目以降は前周までに強化した分の改造段階でNPCオーガンが登場する為、『IMPACT』の飛影を彷彿とさせる経験値泥棒と化してしまう。 せっかくの初参戦作品の主役機体でありながら、この問題点が周知されてからは改造を躊躇うプレイヤーが続出した。 この問題は第2部序盤でNPCとして登場するブラックサレナ(*15)にも共通しており、特に第1部でも登場するエステバリス(アキト機)とも改造段階を共有しているため、オーガン同様改造を躊躇うプレイヤーも。さらにこちらは第1部でのアキトのパイロット養成までも引き継ぐため、アキトの養成次第では更に厄介なことになってしまう。 前述の通り2周以降で『フルメタ』と『SEED』関連の機体購入が可能になるが、『SEED』の一部の機体しか役に立たない。 お遊び要素 観賞用と割り切るのが正しいのだが「もっと使える機体を増やして欲しい」という意見は多い。量産機が主体のラインナップなので主役機より強くてはまずいが、今までの作品にあったマニアックな隠し機体のように「総合的には弱いが一点特化で強い部分がある」と言うような面白みもない。 さらに問題なのはSEED系が本格参戦するのが2部からなので、購入した機体を使えるようになるのが一周半ぐらいしてからという事。好きなユニットを思う存分に使えないのはやはり痛い。 しかも、特定ルートでは『SEED』メンバーと『SEED ASTRAY』メンバーが別行動するのだが、機体も作品別で扱われるのでその間特定人物が機体に困ることになる。もっとも原作の機体を遣えば良いだけだが…。 2周目以降のお気に入りシステム引き継ぎの改悪。 『J』では一度お気に入りに選んだ作品は2周目以降も自動的にお気に入り指定されている(つまり、1周ごとにお気に入りに出来る作品数が追加される)。しかし今作では、毎周新しく選び直し、お気に入りを増やす事が出来ない。4周目になって初めて、全作品が自動的にお気に入りになり、さらに20段階改造と資金・経験値倍率の最大化のボーナスを得られる。 本作のお気に入り指定は2部開始時に選び直しが発生するため、その関連での設定ミスの可能性もある。 総評 大胆すぎるクロスオーバーやオリジナルキャラクターの成長描写、GBA時代から更に進化を遂げた戦闘演出は好評を博した。 純粋なSRPGとして見るとあまりに低い難易度に対する不満の声も無い訳ではないが、裏を返せば「サクサク進める上に、初心者でも好きなユニットで物語を存分に楽しめる」ということでもあり、スパロボのもつ「キャラゲー」としての側面において非常に優れている点と言っていい。それだけに、参戦作品の扱いの格差が非常に大きく、新規参戦作品でも扱いの悪い作品があるのは残念な部分である。 キャラゲーとしての面にやや無視できない点はあれど、本作における大胆なクロスオーバーは多くのプレイヤーを驚かせ人気を集め、後のシリーズにも大きく影響を与えた。 DSが旧世代機と化した現在でも「模範的・見本的なスパロボ」として人気の高い一作であり、スパロボシリーズの入門作品としても迷う事無くオススメできる。シリーズに興味があるならば、まずこの作品から触れてみるのも悪くないだろう。 余談 本作スタッフロールには、シナリオ担当者として邦仲人、神奈柴太、千住京太郎の3名がクレジットされている。 千住なる人物は「複数のライターによる共同ペンネームではないか?」と以前より噂されているため割愛する。前者2名だが、好評を博しながらも以降のスパロボに携わっている様子は見られない。 一部グロテスクな表現とハードな展開で放送時WOWOWでR15指定となった『フルメタTSR』が参戦しているものの、本作のCERO区分はA(全年齢対象)となっている。 本作から7年後に発売された『第3次Zスーパーロボット大戦Z 時獄篇』において、本作における『フルメタ』に関連したシナリオ上でのクロスオーバーはおろか、全体的な扱いや改変点など、原作崩壊気味の本作のシナリオ展開の多くを(改悪部分まで含めて)流用してしまっている。アニメオリジナルエピソードの1話~4話もやはり再現されなかった。この為、発売当時は本作を巻き込む形での議論が巻き起こってしまった。 上記のWOWOWにおけるR15指定といった事情から考えるに、或いは『フルメタTSR』についても『ゴライオン』と同様の、積極的な原作再現をしづらい作品として扱われてしまっているのだろうか? オリジナルBGMの一部に盗作疑惑がある。 盗用元とされる曲は『WarCraft2』の「Orc2」と、『オウバードフォース』の「決戦」。前者は本作の戦闘マップ用BGM、後者は会話パート用BGMに酷似している。 どちらも聞き比べればすぐに判るぐらいに一致しているが、この事に対するバンダイナムコゲームスからの言及は無し。 しかもあろうことか後の『K』でも使用している。 スパロボ系のネタスレなどでは、今作で出た「厨二病主人公」「ビッグボルフォッグだーっ!」「アリアハード(*16)」「ギブアップせい!(*17)」等のネタが未だに扱われている。何やかんやで愛されている作品であることの証左であろう。 『週刊ファミ通』のNo.1218(2012年4月5日発売)に掲載された「好きなスパロボ作品」のアンケート結果で、88票を獲得し1位の座を獲得した(2位は『第3次α』の60票)。 『SEED ASTRAY』に関しては、叢雲劾の「軍人も人だ、戦うための兵器ではない」など、本作で使用されたオリジナルの台詞が『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』でも戦闘時の台詞として使用されている。
https://w.atwiki.jp/2ndsrwog/pages/235.html
ヴォルクルス教団ガエン サフィーネ・グレイス ヴォルクルス教徒 ゴライクンルキナハ・ソコンコ クェパロク・ナーモ その他レオ・ギボン アラセリ・ガルシア ヴォルクルス教団 ガエン 敵に回った状態のガエン。 能力などの構成は味方の時と基本的に同じ。 初登場 スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD 性格 超強気 エースボーナス 搭乗機 ヂーヱン(ガエン機) 精神 集中 根性 不屈 直感 熱血 突撃 レベル 1 15 20 28 32 1 消費 15 10 15 30 40 10 地形適応 空 陸 海 宇 A A B B 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 援護攻撃 1 見切り 1 カウンター 1 1 1 1 1 ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.35 169 165 196 135 240 240 66 サフィーネ・グレイス 敵に回った状態のサフィーネ。 能力などの構成は味方の時と基本的に同じ。 初登場 スーパーロボット大戦EX 性格 強気 エースボーナス 搭乗機 ウィーゾル(洗脳) 精神 必中 ひらめき てかげん 脱力 愛 強襲 レベル 1 18 22 28 34 1 消費 15 10 10 40 60 30 地形適応 空 陸 海 宇 A A B A 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 援護攻撃 1 1 援護防御 1 連続攻撃 1 1 ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.36 161 169 198 141 242 241 73 ヴォルクルス教徒 初登場 魔装機神II 性格 強気 エースボーナス 搭乗機 ヂーヱン 精神 狙撃 加速 直撃 ???? ---- かく乱 レベル 1 15 20 ???? ---- 1 消費 20 30 10 ???? ---- 45 地形適応 空 陸 海 宇 A A A A 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 援護攻撃 1 ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.32 152 151 176 119 209 231 32 ゴライクンル キナハ・ソコンコ 後半の主敵となる、ゴライクンルの傭兵。 クェパロクの副官的地位にあり、オーグバリューを駆り暗躍する。 典型的な敵の中間管理職的存在だが、彼の真価が出てくるのはやはりEX-Hであろう。乗機オーグバリューのHP回復機能が数値以上に厄介になるほか、エースボーナスの「強襲」でネオ・グランゾンのフィールドを無力化してくるのが危険。 初登場 スーパーロボット大戦OGDP 性格 狡猾 エースボーナス 気力140以上で、自軍フェイズ開始時に「強襲」が掛かる 搭乗機 ライグ・ゲイオス?オーグバリュー(DP) 精神 必中 集中 ひらめき 鉄壁 加速 かく乱 レベル 1 1 1 1 1 1 消費 15 15 10 30 10 45 地形適応 空 陸 海 宇 A A A A 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 指揮官 1 1 底力 1 1 1 1 1 1 援護攻撃 1 1 見切り 1 気力+(ダメージ) 1 ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.44 180 189 218 156 267 270 114 クェパロク・ナーモ OGDPのラスボスを務める、ゴライクンルの傭兵。 シュウに対してこれでもかと死亡フラグめいた放言をしているが、座乗艦メッケンノーザの力に合うスキル構成と能力は決して油断ならない。ゆえに、機体性能と相まって下手に色々なユニットをぶつけるには厳しい相手。 なお、指揮官技能のレベルが0になっている。知らないとビビるが、知ってれば見掛け倒しの珍しいケース。同シナリオで交戦するゲスト三将軍と同様に指揮レベルが4もあったら、直衛のライグ・ゲイオス部隊が天井知らずに強くなってしまうためだと思われる。 初登場 スーパーロボット大戦OGDP 性格 大物 エースボーナス HP30%以下になると、自軍フェイズ開始時に「覚醒」が掛かる 搭乗機 ウユダーロ級制圧砲艦 精神 鉄壁 不屈 ド根性 気迫 熱血 直撃 レベル 1 1 1 1 50 1 消費 25 10 30 40 40 20 地形適応 空 陸 海 宇 A A A A 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 指揮官 0 2回行動 1 底力 1 1 1 1 1 1 見切り 1 Eセーブ 1 気力+(ダメージ) 1 ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.50 186 204 223 175 258 283 144 その他 レオ・ギボン DPにのみ登場するシュテドニアスの特殊部隊「デオ・シュバイル」の一員。 搭乗機からして一般のものとほぼ変わらないため、いつの間にか撃破してしまっている場合も多い。 基本的に公式からも適当な扱いを受けており、スキル無し・精神の揃えが異様というひどい扱いである。 初登場 スーパーロボット大戦EX 性格 普通 エースボーナス 搭乗機 レンファ? 精神 熱血 魂 ひらめき 不屈 ?? 大激励 レベル 1 1 1 25 ?? 1 消費 10 20 30 40 ?? 60 地形適応 空 陸 海 宇 A A A A 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.25 156 156 181 131 208 218 62 アラセリ・ガルシア OGDPではこちら。 性格が冷静から強気に変更され、気力が上がりやすくなっている。 初登場 第2次スーパーロボット大戦OG 性格 強気 エースボーナス 搭乗機 マスカレオン・タイプC 精神 加速 集中 ひらめき ???? ???? 連撃 レベル 1 1 1 ???? ???? 1 消費 10 15 10 ???? ???? 25 地形適応 空 陸 海 宇 A A B A 特殊技能 1 2 3 4 5 6 7 8 9 底力 1 1 1 援護攻撃 1 1 見切り 気力+(撃破) ステータス 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 SP Lv.25 151 165 193 129 227 220 62
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1989.html
登録日:2011/06/18 Sat 03 24 20 更新日:2024/09/23 Mon 19 18 39NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2001年 2008年 A GBA PSP SRW アクセル アホセル アンジュルグ エーアイ カオスな宇宙世紀 ガンダム サザビー νガンダム クロスオーバー ゲーム シャドウミラー ストナーサンシャインスパーク スパロボ スパロボA スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦A ソウルゲイン ターニングポイント ダイモス無双 トーセ バンダイナムコ バンプレスト ラミア レモン ワカメ ヴァイサーガ ヴァイスセイヴァー ツガイバーゲン 並行世界 五飛の自爆ショー 切り払い100% ←なん……だと…… 力の一矢と技のドモン 固すぎるドン・ザウサー 増えるワカメ 宇宙世紀 師匠無双 携帯機スパロボ 極めて近く、限りなく遠い世界に 気合の入った合体攻撃 究極石破天驚拳 良作 避けすぎるレモン 極めて近く、限りなく遠い世界に―――――― 2001年に9月21日に発売されたスパロボシリーズ初のGBA作品。シナリオ、オリジナルキャラ共に好評で、ファンからの人気も高い。 2008年にPSPにてリメイクされた(詳しくは後述)。 【参戦作品(★は新規参戦作品)】 ☆機動戦士ガンダム ☆機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ☆機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY ☆機動戦士Ζガンダム ☆機動戦士ガンダムΖΖ ☆機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ☆機動武闘伝Gガンダム ☆新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ☆無敵鋼人ダイターン3 ☆無敵超人ザンボット3 ★機甲戦記ドラグナー ☆マジンガーZ ☆グレートマジンガー ☆UFOロボ グレンダイザー ☆ゲッターロボ ☆ゲッターロボG ☆真ゲッターロボ(原作漫画版) ☆超電磁ロボ コン・バトラーV ☆超電磁マシーン ボルテスV ☆闘将ダイモス ★機動戦艦ナデシコ 新規参戦はドラグナーとナデシコ。 恋愛描写の多いナデシコの参戦はちょっとした物議を醸したが、 人気は得たようで以後の携帯機シリーズでは常連となる。 他の既存参戦作品もシリーズ作品で常連の作品が多く、初のGBA作品らしい王道のラインナップと言える。 CM 極めて近く、限りなく遠い世界に―――――― もうひとりの自分がいたならば、何のために戦っているのだろう? 人の数だけ正義はあるけど、自分の正義はただ一つ。 合体攻撃、援護システム…新機能を搭載して、今、あなただけの闘いが始まる。 スーパーロボット大戦A 上に挙げたのはゲームボーイアドバンス版。CMもナデシコ推しで、ルリがナレーションを担当していた。 なおAPではリョーコがナレーションを務めている。 シナリオはドラグナーとナデシコ、そしてGガンダムや0083、ダイモス等がメイン。サブでEW、ボルVなど。 1stガンダム並びにZガンダム、マジンガーZ、初代ゲッターは本編終了後設定。ZZとコンVは中盤からの再現。 SRWでは珍しく、兜甲児と剣鉄也があまり仲がよくない状態から始まっている。 真ゲは機体のみ、逆シャアはキャラデザ、機体のみ参戦。シャアは仮面をつけたまま逆襲し中盤でクワトロとなる。 シリーズにおいて、今では主流となった「並行世界」をテーマに扱った初の作品である。 グラフィックはユニット、キャラ共にウィンキー時代のモノを流用。ただし、ガンダムから瞳は無くなっている。 『64』で試験的に使用された「合体攻撃」が本作から本格的に実装された。 また、「携帯機は比較的新しい作品の実験の場」という流れも本作からのもの(本作ではナデシコが当てはまる)。 戦闘デモカットは無しで、『R』から実装された。 【主人公】 主人公は男主人公アクセルと女主人公ラミアから選択。 選ばなかった方はライバルとして登場。性格も若干変わる。そしてウィンキー時代の名残か、何故かNT技能持ち。 アクセル・アルマー 男主人公。我らが隊長。詳しくは項目で。 Dチームと良い感じに絡む。 ラミア・ラヴレス 女主人公。詳しくは項目で。 只の人形がやがて自我を形成し、製作者から独立していくシナリオは素晴らしいの一言。隼人の嫁。 【シャドウミラー】 本作のオリジナル敵勢力。戦争を求めて並行世界から転移してきた迷惑な奴ら。 ヴィンデル・マウザー 戦争狂ワカメ。溢れんばかりの小物臭を身に纏いしラスボス。究極の見かけ倒し。 PSP版では随分強化された。しかしレモンの方が強い。 レモン・ブロウニング アクセルの恋人にして、ラミアの製作者。本作ではイマイチ影が薄い。姓の関連性も今作では放置。 見所はやはりジャブローでのラミアとの決別シーンか。 こちらもPSP版で随分強化された。というかされすぎてヤバい。避けて耐えて当てて落とすという鬼畜仕様。 普通に最強武器を受けようものならフル改造したスーパー系も落ちる。 特にダイモスで切り払い無双してたら落ちるのはよくあること。 【主人公機】 本作では以下の五機から選択。選択しなかった機体は敵として登場。 その為か他機体と比べて攻撃面はやや控えめ。 尤も剣盾持ちだったり、特殊能力にビームコート、ジャマー、分身、HP回復(中)があったりとかなり硬い。 切り払いとシールド防御を強化すると更にしぶとくなる。 デザインは64オリジナル機体をモチーフとしたものが多い。 ※記述は基本的にPSP版準拠 ABはエースボーナス、 CBはカスタムボーナスの意(いずれもGBA版には無し) ◆スーパー系 ソウルゲイン(男専用) 『64』のアースゲインのそっくりさんで格闘特化なマッシブ機。 AB(気力130で与ダメ120%)と魂で主人公機中どころか全機最高の火力を誇る単体攻撃を持つ。 短い射程と底力の恩恵を受けにくいのが玉に瑕。またスーパー系3種のうち唯一分身を搭載していない。 CBで被ダメが70%になりHP回復(中)もあるので硬いが、剣も盾もないので過信は禁物。 アンジュルグ(女専用) 翼を生やした女騎士風の女性型ロボ。スーパー系としては高い運動性で、ビームコートと分身を持つ。 ただし攻撃力が低い上に格闘と射撃がバラけているので火力が伸びにくいのと、装甲と運動性が中途半端なのが悩みの種。 低い燃費と長い射程を生かした援護向け。CBは射程1以外の武器の射程+1。 ヴァイサーガ(男女兼用) 甲冑騎士のような見た目のいわゆるライバル機。 見た目に反し装甲にやや難があるものの、シールド防御を覚えさせておけば分身もあるのでスーパー系では一番しぶとくなる。 バリ貫で無限に使用でき、射程もそこそこの水流爪牙で木連相手も楽々。CBは分身確率10%上昇。 最強武器の射程が1~2、クリティカル補正が+50%と援護でも優秀。なので逆に敵としてはかなり厄介でもある。 ◆リアル系 アシュセイヴァー(男女兼用) ロッドアンテナに青と白を基調としたヒーローチックな機体。移動力は主人公機トップ。 穴はあるが長射程でP属性の最強武器が魅力。火力は低いがクセがなく使いやすい。 ジャマーとビームコートが装備されて運動性もトップレベルだが、逆にHPと装甲は最低値というピーキーさ。 また雑魚向けのP武器がジャマーの影響を受けるミサイルなのでそこだけは注意。 PSP版だとレモンが上位機のヴァイスセイヴァーに乗るので損した気分。 ラーズアングリフ(男女兼用) 大型キャノン砲を持ち全身にミサイルポッドを備えためちゃくちゃ無骨な重装機。 武器が射程に穴があるものばかりの上にミサイル系が2種類、さらに運動性も低い……とかなり癖が強い。 しかし剣盾持ちでビームコート、ジャマーを持ち、装甲もなかなかと実はリアル系最硬クラスの機体。 流石にHPはスーパー系には劣るが……ちなみにジャマーに影響を受けない特殊ミサイルも使える。 レベルキャップはあるが長い射程と高い火力も魅力。一方でディストーションフィールド持ちとの相性が滅法悪い。 唯一のP属性が空に攻撃できない射程1のナイフしかない上、近距離武器が全然ないので懐に入られると滅法弱い。 ナイフ以外全て弾数制だが、CBで1.5倍になるので問題ない。継戦能力に優れ援護機として非常に優秀。 【PSP版】 2008年に『スーパーロボット大戦A PORTABLE』としてPSPにてリメイクされた。 変更点は以下の通り。 ◇ボイス導入。キャラと機体は継続なので、コンバトラーVの一木金太や知恵が声付き参戦してる超レアゲー。 ◇ほとんどのグラフィックを『IMPACT』と『MX』と『OGS』から流用(一部新規アリ)。 ◇パイロットやユニットの能力が大幅に変更された。強化されたユニット、弱体化したユニット、色々。 ◇エースボーナスがパイロットによって違う。おかげでダイモス無双おいしいです。 ◇新システムとして連続ターゲット補正と乱数保存が実装された。これによりリアル系ユニットの無双が不可能になり、敵の回避率も上がっている(乱数保存には抜け道アリ)。 ◇難易度が上がった事を考慮してか、修理費用が無くなった。 ◇パイロットの育成もPPではなくスキルパーツとなっている。 ◇Ez-8の全弾発射に痺れたプレイヤー、アクセルの機体をソウルゲインにするプレイヤーが続出。 ◇PVで『極めて近く、限りなく遠い世界に』が歌詞付きで流れる。 ◇レモンの乗機がヴァイスセイヴァーとなっている。 ◇戦闘アニメの変更によりラミアの乳が揺れる。 【iアプリ版】 『スーパーロボット大戦i』にて配信されていた(現在は配信終了)が、 いちいち通信がウザい。 アプリを起動するために3つのソフトを落とさないといけない。 など、かなりの愛がないとラスボスまでストレスとの戦いを強いられる。 【余談】 本作における宇宙世紀(本作における正式な暦年)は原作ガンダムシリーズとは少々異なり 一年戦争、連邦の勝利で終結(この時『ガンダムW』におけるOZ、ホワイトファング両軍壊滅) ↓ ジオン残党狩りを名目にティターンズが勃興、それに反対するエゥーゴとの戦いとなる ↓ シャアは一切エゥーゴに加わらぬまま、ミネバを擁立するハマーンらがジオン残党を率いて襲来 三つ巴の混戦の中、ティターンズ壊滅、カミーユはクルクルパーになってジュドーがエゥーゴに加わる ↓ 残ったアクシズとエゥーゴが戦い、エゥーゴの勝利に終わる ハマーンは(『ZZ』の中盤くらいの時系列で)敗走、エゥーゴはロンド・ベル隊に編成され、ジュドーは木星に(プルシリーズはアクシズ改めネオ・ジオンにいる) ↓ 本編開始 ↓ ジオン残党(よほど脱出装置が優秀なのか、ララァやラルさんや黒い三連星もいる)、デラーズ・フリートを結成し地球へ攻撃を開始 ちなみに本作における『08小隊』のジオンはこの残党所属 ↓ 三輪長官がガンダム開発計画を推し進め、GP3兄弟が完成 ↓ GP02が盗まれて星の屑作戦が実行されるが、ロンド・ベル隊の活躍によりコロニー降下は阻止 シャアがクワトロを名乗ってロンド・ベル隊に合流、シーマはギガノスに亡命 ↓ デラーズ・フリート壊滅後、ガトーら残党がアクシズに逃げ延び、逆襲のシャアならぬ逆襲のハマーン (その為ジュドーたちの合流は歴代でも特に遅い) という流れになっている。 何というか、時系列順ではなく放映(制作)順に近い気がする。 この時系列にも拘らず原作における悪の親玉ポジションである『Z』のバスク・オム(名前のみ)や『ZZ』のグレミー・トトがフツーに生存している一方、 シロッコは台詞にすら出てこない(*1)うちに死んだことにされている。仮にも過去にラスボスを務めたのに…。 ラミア 「追記、修正いたしますですわ……と、いかんな」 アクセル 「追記、修正はスマートにな」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] PSP版はメタスとかガルバーを最優先で狙うのがキツい -- 名無しさん (2013-08-06 19 03 56) プレイヤーの分身である女主人公がプレイヤーにまで正体隠してんのはどうよ。 みたいな批判があったのもいまや昔 -- 名無しさん (2013-09-11 09 30 09) 12年後にはギャルゲーどころか元がエロゲのアニメ作品が参戦するなどこの時は誰も予想だにしなかった… -- 名無しさん (2013-11-05 14 22 13) ↑ゼオライマー「よくあるこった、気にすんな!」 -- 名無しさん (2013-11-05 14 45 07) ゲームで泣いたのはこの作品が初めてだったな -- 名無しさん (2013-11-05 17 10 09) この作品の宇宙世紀は一体何があったのか -- 名無しさん (2013-11-05 18 06 07) クリア出来ない程じゃないけどリメイク版は敵の回避が高過ぎてアッー!になるのが難点 -- 名無しさん (2013-11-05 18 22 19) とりあえずジュドーさん涙目。木蓮ルート行くとラスト4話くらいしか使えない。しかもプルとプルツーのほうが早く登場する上に説得に関わるのはカミーユとクワトロ…ジュドーさんェ… -- 名無しさん (2013-11-06 13 02 15) ↑5 そろそろ、18禁要素抜いたうえで、原作ゼオライマーこないかなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-03-28 15 07 59) 今見返すと参戦作品が凄くベーシックな感じで安心できる。 -- 名無しさん (2014-03-28 15 49 08) ↑時代は変わるもんだね。十分フラットに見えるんだから -- 名無しさん (2014-03-28 16 13 42) 実は一番凄いのは二週目のゲッターロボ。二週以降全てのメカが4つ強化パーツが付くが、ゲッターは後の2形態にも4つづつ付くので、実質1ユニットで12個も装備できる。移動力20なんてことも可能 -- 名無しさん (2014-06-01 17 56 10) ポータブル版の強化兵はF完のゲスト=ポセイダル連合兵クラスのバケモン -- 名無しさん (2014-07-14 20 04 30) 何気にハブられたアオイ=ジュンとゴート=ホーリー・・・リメイクを何回か周回して初めて気がついた。 -- 名無しさん (2014-07-16 23 29 55) 中古で何となく買って忘れてずっと積んでたリメイク最近発見したからプレイしようかと思ったけど、これって難易度高いのか…あんまり難易度高いとやる気出ない -- 名無しさん (2014-07-20 21 36 40) ↑序盤はともかく、後々攻撃が当たらなくなってくるから、集中持ちより必中持ちが便利になるってくらいの命中率しかなくなる。まず攻撃を当てること考えろなバランスです -- 名無しさん (2014-07-21 00 01 53) ↑9 と言うかZZ勢が揃って不遇。ジュドーさんとルーさんはまだ出番があるだけマシ。シャングリラ組は未参戦。グレミーは出オチ(と言うかゲスト怪人扱い)。後は・・・うん、酷いもんだ。 -- 名無しさん (2014-07-24 22 02 30) 没シナリオで逆シャアの再現があったことを最近になって知った。本来なら最終話前にアクシズ落しを止めるはずだったのかな? -- 名無しさん (2014-07-25 09 49 11) 最終話にシャアがウィンデルと協力してアクシズ落としをする予定だったはず -- 名無しさん (2014-07-25 12 17 00) タップさんライトさん、頑張ってねえん -- 名無しさん (2014-09-30 22 21 57) 気持ち悪い -- 名無しさん (2014-09-30 22 48 42) 地獄に落ちろ -- 名無しさん (2014-09-30 22 59 22) ひでぇ! -- 名無しさん (2014-09-30 23 03 25) 思えばこの頃から闘将ダイモスの三輪がネタキャラになり始めてたな。 -- 名無しさん (2014-10-17 21 10 03) Aポータブルはラスボスよりレモンのヴァイスセイバーに苦戦する 何周しても強い中ボスってすごいや -- 名無しさん (2014-10-17 21 20 45) ドンサウザーで詰むのはきっと誰もが通る道 -- 名無しさん (2014-10-17 21 32 59) ↑俺も詰んだ。全滅プレイ何度も繰り返すか最初から始めるか悩んでる。 -- 名無しさん (2014-10-17 22 03 09) アレンビーが死ぬスパロボはこれが最後だっけ? -- 名無しさん (2014-10-17 22 59 30) ずっとターン数かけまくりいつかは当たるだろう戦法使っていたらラスボスで詰まった…10ターンって…全滅プレイしてるけどあんまし勝てる気がしない…最近のスパロボに慣れすぎたのかな… -- 名無しさん (2015-01-02 12 37 11) 最終話で様々な勢力の機体に乗って登場する「???」って名前のパイロットの正体は結局何者だったんだろう。 -- 名無しさん (2015-01-21 22 05 04) 無印の『現れた影』がなかなかクリアできん; アムロをGP-01Fbに乗せて突出させたんだけど、ゴール間近で敵に囲まれて身動きができなくなった……(しかも、残り1ターン……) やっぱり、みんなで前進するしかないのかなぁ…… -- 名無しさん (2015-06-01 20 16 35) GBA版の仕様でただ戦闘デモをOFFにできれば充分なんだがなあ・・・ -- 名無しさん (2016-08-17 02 38 29) マスターガンダムヤバ過ぎ 歯が立たんわ -- 名無しさん (2016-08-17 11 10 08) ↑初見時に馬に乗ったマスガンに超級覇王電影弾で部隊全滅させられたの思い出したわ -- 名無しさん (2016-08-19 00 02 38) ↑5 普通にシャドウミラー隊員でしょ? 色んな組織に入って暗躍したりそこの戦力ちょろまかすくだりがあったじゃん -- 名無しさん (2017-05-31 13 28 56) ↑6 後付だったか覚えてないけどラミア以外のWナンバーっていう設定があったような -- 名無しさん (2017-07-14 17 10 46) APのヴァイスちゃん強すぎ そこそこ改造+強化パーツしたコンバトラーが念のためしておいた防御の上からちょうど半分持っていかれた時は戦慄した -- 名無しさん (2018-04-12 20 46 46) 宇宙世紀が歴代でも特にわけのわからないことになってるのよね -- 名無しさん (2019-06-07 22 42 52) 逆シャアのシナリオを再現する没シナリオが採用されていた場合、仮面、グラサン、オールバックの3パターンのシャアが見られたのだろうかw? -- 名無しさん (2021-07-12 19 51 41) 実は隠れた最強キャラはガンダムマックスター。カウンターが超絶強化されるABとCBで敵ターンに壊滅的打撃を与えることができる。また機体はそこそこ固く敵味方ともに命中が低いゲームバランスの都合上、チボデーは集中も鉄壁も覚えないが大ボスクラスでもなければワンパで撃墜なんてできないので耐久面でも安心 -- 名無しさん (2021-10-02 11 12 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/2471.html
【作品名】スーパーロボット大戦MX 【ジャンル】ロボットゲーム 【先鋒】渚カヲル 【次鋒】真聖ラーゼフォン<クオン> 【中堅】ひびき洸withライディーン 【副将】綾波レイ 【大将】真聖ラーゼフォン<アヤト> 【共通設定・世界観】 世界観:無数の分岐によって発生した並行世界が増えすぎてしまった為に、宇宙全体が押しつぶされてしまう危機に陥ってしまう。 そこで真聖ラーゼフォンの調律による世界改変や、その他の様々な勢力がそれぞれの方法で多元の崩壊を乗り切ろうとするのが今回の物語。 (それらの中で唯一、ゲンドウだけはその手段を利用して妻のユイに会いたかっただけだったけど) 無限に存在する並行世界の多元世界、それとは別のMUの世界の宇宙、二つの月の民の宇宙、ドーレムの回廊(この異次元空間は現実世界とさして変わらない世界なので単一宇宙並みとする)、 さらには最終話で神名綾人らがそれらとは別の世界の宇宙にへと旅立った(第3次スパロボαの世界?の可能性もあるがとりあえず単一宇宙並みとする)。 「ガフの扉」や「時の祠」、次元間不連続面、次元間界面、時と時の狭間といった空間も存在するので+α×5。 よって世界観は多元+単一宇宙×4+α×5。 1マス:速度設定がマッハ7のゴッドバードに変形したライディーンが30秒の時間で8マス進めるので、 距離にするとマッハ7×30秒=71400mが8マスに相当することになり、つまり1マスにつき8925mとなる。 『時の観測者』:宇宙全体が支えきれなくなり、崩壊してしまうのは『時の観測者』がいなくなったからとされている。 『時の観測者』がいれば世界は安定し、崩壊は止まる。 『時の観測者』となった者はいつでも、どこにでも存在している言われてるので 時間軸と世界観に遍在している(これは参戦作品の原作の話ではなく、このスパロボでの作中で言われていることである)。 【補足】『スーパーロボット大戦MX』の人類は外界より飛来した生命体(黒き月の民)が元でそれが繁栄した者の末裔であり つまり、純粋な意味での地球から誕生した地球出身の人類ではない。 【先鋒】 【名前】渚カヲル 【属性】第17使徒タブリス 【大きさ】男子中学生並み 【攻撃力】男子中学生並み 【防御力】A.T.フィールドがなくても素の防御力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上である爆発に巻き込まれても無傷 【素早さ】1マス先からのロボットのレーザーを発射後回避可能な反応。 移動速度は浮遊した状態だとマッハ4.375(これと同じ移動速度のEVA弐号機に常についていって同じ速度で移動してるので)、徒歩だったらおそらく男子中学生並み。 【特殊能力】浮遊可能 A.T.フィールド 18発分の核弾頭ミサイルより威力が上の攻撃を防御可能 「時の観測者」となったので時間軸と世界観である多元+単一宇宙×4+α×5に遍在。 【長所】ちなみにこの後、第3次スーパーロボット大戦αの世界に行ってバサラと出会ったりしている 【短所】その時の会話のやり取り↓ 渚カヲル「さぁ…君の歌を聴かせてくれ」熱気バサラ「断る」 【戦法】正直、分け要員なので負けなければそれで良い程度の感覚で 【備考】製作者であるプロデューサーのストーリーについての発言によると渚カヲルは「時の観測者」になっている。以下原文↓ 「寺田 渚カヲルと綾波レイ、綾人が観測者となったことにより、『MX』の世界は非常に不安定ながら残るという形で決着をつけました。」 (『スーパーロボット大戦MX 全シナリオ攻略ファイル』寺田貴信インタビューより) 【次鋒】 【名前】真聖ラーゼフォン<クオン> 【属性】ヨロテオトル(イシュトリ・イン・ヨリョトル) 【大きさ】全長50.0m(真聖ラーゼフォン<アヤト>と同程度の大きさであろうことから) 【攻撃力】ボイス:真聖ラーゼフォン<アヤト>の音障壁を突破可能な攻撃力。素の攻撃力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上なほど。射程107.1km。 【防御力】自分の音障壁を突破可能な真聖ラーゼフォン<アヤト>の攻撃に耐えられる。素の防御力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上の攻撃力に耐えられるほど。 音障壁:体の周りに目に見えないバリアのようなものを常時展開している。 真聖ラーゼフォンの場合は発する歌は世界改変である調律であることから原理的に全能防御となる。 (実際に、自軍が何をどんな攻撃をしようが全て弾かれる) 【素早さ】1マス先からのロボットのレーザーを発射後回避可能な反応。移動速度は(精神コマンドの「覚醒」も使って)マッハ10.5。 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能 調律:自分の発声する歌によって自分の望んだ通りに世界を改変する。 世界観の全てに干渉可能なので範囲は多元+単一宇宙×4+α×5。 【長所】もう一体のラーゼフォン 【短所】『時の観測者』になっていない 【戦法】まずは『時の観測者』になって時間軸と世界観に遍在して調律。効かなければボイスで攻撃。 【中堅】 【名前】ひびき洸withライディーン(ラ・ムーの星) 【属性】古代ムー帝国の守り神 【大きさ】全長52.0m 重量350.0t 【攻撃力】ゴッドボイス:真聖ラーゼフォン<クオン>の音障壁を突破可能。素の攻撃力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上なほど。前方の縦35.7km×横62.475kmの範囲で攻撃する。 【防御力】真聖ラーゼフォン<アヤト>の音障壁を突破可能なAI1の攻撃に耐えられる。素の防御力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上の攻撃力に耐えられるほど。 【素早さ】1マス先からのロボットのレーザーを発射後回避可能な反応。移動速度は(精神コマンドの「覚醒」も使って)マッハ10.5、 ゴッドバードに変形するとマッハ7(但し精神コマンドの「覚醒」も使えば同じ距離をもう一度移動できるので倍のマッハ14)。 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能 ライディーンにはラーゼフォンシステムを造った者も一枚噛んでおり失われたラーゼフォンシステムの代わりのつもりで建造されていて、 ラ・ムーの星が出現したライディーンは真聖ラーゼフォン<アヤト>と同格の存在で真聖ラーゼフォンと同様に歌うのでその歌で世界観相応の世界改変が可能と思われる。 【長所】ラーゼフォンとのクロスオーバーが逸脱 【短所】空気読めないラスボスにラ・ムーをぶったくられた 【戦法】歌って世界改変。効かなかったらゴッドボイスで攻撃。 【備考】ラ・ムーの星が現れた状態で参戦 【副将】 【名前】綾波レイ 【属性】第2使徒リリス 【大きさ】地球と同じぐらいなほど 【攻撃力】そういった描写はないがこちらの攻撃までもすり抜けてしまうかもしれないので実質なしか 【防御力】物理的にすり抜けてるので物理攻撃無効。 素の防御力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上の攻撃力であるMAP兵器に巻き込まれても全く無傷なリリスと融合したのでそれ以上、 さらにはそれが巨大化して大きさ相応になったほど。 【素早さ】リリスと一つになる前でも1マス先からのロボットのレーザーを発射後回避可能な反応。移動速度は大きさ相応。 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能 補完:人類全ての自我を失くし、人々はLCLという液体となって原初の状態である一つに還元させる(卵の状態に戻す)。要は生命をリセットする。 対象が多元に存在する人類なので範囲は多元規模。 調律:リリスと一つになって可能となった。機械仕掛けの神(真聖ラーゼフォン)の代わりに自分の望んだ通りに世界を改変する。 世界観の全てに干渉可能するので範囲は多元+単一宇宙×4+α×5。 『時の観測者』となったので時間軸と世界観である多元+単一宇宙×4+α×5に遍在。 【長所】ラーゼフォン、エヴァンゲリオン、ライディーンがよくクロスオーバーしてくれたおかげでこのようなテンプレとなった 【短所】最後はいなくなる 【戦法】調律。効かなければ補完。 【備考】製作者であるプロデューサーのストーリーについての発言によると綾波レイは「時の観測者」になっている。以下原文↓ 「寺田 渚カヲルと綾波レイ、綾人が観測者となったことにより、『MX』の世界は非常に不安定ながら残るという形で決着をつけました。」 (『スーパーロボット大戦MX 全シナリオ攻略ファイル』寺田貴信インタビューより) 【備考2】49話『シト新生』にてカヲルが綾人にリリスと接触しようとしてる自分を止めなければ自分が調律することになると忠告している。 この時のカヲルは他にもゼオライマーの次元連結システムの原理やゼーレとの関係性、電童のフェニックスエールについて語っており、 後にそれが全て真実だったということがわかるのでそのことから使徒とリリスが接触すれば調律は可能と思われる。 よってリリスと一つになった綾波レイは調律ができる。 以下、原文である会話↓ カヲル「さあ、オリン…君の歌で僕の心を潤してくれ」 綾人「!!」 カヲル「君がヨロテオトルへ至るには、この試練を乗り越えなければならない…」 カヲル「でなければ、僕があまねく世界を調律することになる」 綾人「い、いったい、何を…!?」 カヲル「僕達は同じような宿命を背負っているんだよ。…そして、シンジ君も」 シンジ「え…っ!?」 カヲル「世界の中心にあるべき存在…幾多の世界を見守る存在…永遠の輪廻の中核となる存在…」 カヲル「今までの試練は、それが誰なのか決めるためのものなんだ」 シンジ「君の言ってることがよくわからないよ、カヲル君…!」 カヲル「今はそれでいいんだ、シンジ君」 【大将】 【名前】真聖ラーゼフォン<アヤト> 【属性】機械仕掛けの神 【大きさ】全長50.0m(元のラーゼフォンの大きさが全長50.0mであることからおそらく真聖ラーゼフォンも同じ大きさ。なお、任意で大きさは自在に変えられる) 【攻撃力】調律の歌:真聖ラーゼフォン<クオン>の音障壁を突破可能な攻撃力。素の攻撃力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上なほど。射程107.1km。 【防御力】自分の音障壁を突破可能な真聖ラーゼフォン<クオン>の攻撃に耐えられる。素の防御力は18発分の核弾頭ミサイルより威力が上の攻撃力に耐えられるほど。 音障壁:体の周りに目に見えないバリアのようなものを常時展開している。 真聖ラーゼフォンの場合は発する歌は世界改変である調律であることから原理的に全能防御となる。 【素早さ】真聖ラーゼフォンになる前の神名綾人withラーゼフォンの時から1マス先からのロボットのレーザーを発射後回避可能な反応なのでそれ以上。 移動速度は(精神コマンドの「覚醒」も使って)マッハ14。 【特殊能力】宇宙空間で戦闘可能 調律:自分の発声する歌によって自分の望んだ通りに世界を改変する。 この調律により、多元化した宇宙の崩壊を乗り越えようとしていた。 世界観の全てに干渉可能なので範囲は多元+単一宇宙×4+α×5。 「時の観測者」となったので時間軸と世界観である多元+単一宇宙×4+α×5に遍在。 【長所】ほとんど綾人のおかげでエントリーしてるキャラが強くなれた 【短所】スーパーロボット大戦なのにエントリーしてるキャラが殆ど「ロボット」と言えるのか微妙なのばかり 【戦法】調律。効かなければ攻撃として調律の歌で攻撃。 参戦 vol.109 348-351,365 vol.109 333 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 04 45.54 ID H6Bwcnvm 330 時間軸と世界観に遍在している(これは参戦作品の原作の話ではなく、このスパロボでの作中で言われていることである)。 これ作中のどこで言われての? 334 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 11 46.90 ID F3TuF9ci 333 最終話の綾人が言っている 335 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 37 41.58 ID d50jubOO 334 エンディング入ってから確かに言ってるね、すまん。 ただ、補完は個体生物を命の水にするって作中言われててヒトと世界を再生する力もないって言われてるから改変扱いにはできないと思う。 336 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 38 55.13 ID F3TuF9ci 335 いや、再生する力がないってのはAI1の筈だぞ 337 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 39 44.69 ID F3TuF9ci 補完で再生する力がないってのはAI1で 綾波レイの補完は別にそういうこと言われてないって意味ね 338 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 43 29.07 ID d50jubOO 再生できるとも言われてないならどっちかわからないのでは? というか補完が調律のように改変できるなんて言われてないと思うが。 339 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 50 53.28 ID F3TuF9ci 338 ミサトが確かゲームに例えて綾波レイの補完を次のゲームを行う為のセーブデータとか バックアップとかリセットとか言ってたよ ていうか再生できないならゼーレは補完を企まないだろう 人類がやり過ごす為を目的としてやってるって言ってたんだから AI1の補完は否定してた冬月ですら綾波の補完は否定してなかったし あと、補完が調律のように改変できるとかはテンプレにもあるが 敵スレのギラティナと同じ理論で 真聖ラーゼフォンの調律と同様に補完で世界の崩壊をやり過ごすという同じ目的で実行し、 さらには真聖ラーゼフォンと同格の存在にされていることから世界改変が可能ということを推測したんだが駄目だろうか 341 :格無しさん:2012/08/30(木) 00 57 21.03 ID d50jubOO 339 推測で同格だからって同じことできる扱いは厳しいと思うのだが。 342 :格無しさん:2012/08/30(木) 01 00 16.39 ID F3TuF9ci 341 それじゃあ同格で力が拮抗してるからと考えても厳しいか? それでも駄目なら諦めるけど 343 :格無しさん:2012/08/30(木) 01 04 05.65 ID d50jubOO 342 同格だなら同じことができると言われてるならともかく、推測で改変できる扱いは厳しいと思う。 カズマと劉鳳は同格だけど相手のやれること全てやれるわけじゃないし 344 :格無しさん:2012/08/30(木) 01 07 44.71 ID F3TuF9ci じゃあ修正しとくか その前に聞いときたいことがあるんだが 物理的にすり抜けた描写があるもので物理無効になってるキャラって こちら側から攻撃できるかどうかわからない場合ってちゃんとこちら側から物理攻撃できた描写が必要? それともこちら側からも物理的に触れないとかみたいな余計な設定か描写がなければ こちら側からは触れて攻撃できる扱い? 345 :格無しさん:2012/08/30(木) 01 13 03.24 ID d50jubOO 描写、設定がないなら触れられる扱いにはならないはず。 354 :格無しさん:2012/08/30(木) 22 02 58.15 ID zng7Mx8J 348 『時の観測者』となった者はいつでもどこでも存在している言われてるので 時間軸と世界観に遍在している(これは参戦作品の原作の話ではなく、このスパロボでの作中で言われていることである)。 これだったら時間軸遍在から0秒行動とれるんじゃないのか?まどかみたいに 351 それだったらエイリアンと一緒だから、おそらく人外扱いになると思う。 だから結構変わるんじゃないかな?(中堅の補完は人外にしか効かない扱いか?) 355 :格無しさん:2012/08/30(木) 22 36 11.62 ID rE4kXdXK 余計なこと言われてない限りは普通の人類にも効く扱いじゃないのか? 356 :格無しさん:2012/08/30(木) 23 06 53.12 ID rkpLbeEs スパロボがどうこうって話じゃないんだが いつでもどこにでもいるだけで遍在になれるの? 357 :格無しさん:2012/08/30(木) 23 11 19.19 ID rE4kXdXK それが遍在じゃなかったら何が遍在になるんだってレベル 358 :格無しさん:2012/08/30(木) 23 16 57.04 ID AZNVjWNB 普遍的な意味じゃない限りはなるでしょ それに今回の言われてるのは「いつでもどこにでもいる」だけじゃなくて 「いつでもどこにでもいる存在」なんだし存在について言及されている 361 :格無しさん:2012/08/30(木) 23 26 12.42 ID F3TuF9ci 356 だけって言うけども遍在が認められてるキャラって大抵がそれだぞ 俺が知ってるだけでもエデンバイタルやまどかがそれで遍在になったし エデンバイタルはもうちょっと遍在っぽい言い方だけども 363 :格無しさん:2012/08/30(木) 23 47 01.30 ID N7o1asE/ 356 そりゃあなるだろうよ 普遍的な意味で言ってるのもあるかもしれないけど今回は存在について語ってるからまだ通りやすい方 遍在って広くあちこちに同時に存在してるのを言うんだから 「どこかにいる」みたいな言い方だったらならないだろうけども 365 :格無しさん:2012/08/31(金) 03 09 45.13 ID RV+8YBCW 354 テンプレ作成者の意見としては0秒行動になるならそれでいいしならないならそれでもいい まあ、ならない時のために普通の素早さ書いておいたんだし つまりルール上でOKなことならどちらでもいい 374 :格無しさん:2012/09/01(土) 21 03 40.85 ID S+cxd4S7 365 ルール上いけるはず>0秒行動 だから簡易テンプレとしては 【先鋒】0秒行動+(多元+単一宇宙×4+α×5)遍在。 攻撃力ほぼなし 【次鋒】8925mから光速反応 (多元+単一宇宙×4+α×5)任意全能 同規模全能防御 【中堅】次鋒と同程度 【副将】0秒行動+(多元+単一宇宙×4+α×5)全能 【大将】0秒行動+(多元+単一宇宙×4+α×5)全能 こうか。 考察すると、これなら全能の壁以下では負けないだろう。とりあえずスタートレックから。 スタートレック 【先鋒】遍在分け 【次鋒】0秒行動じゃないから全能防御分けか 【中堅】同上 【副将】全能勝ち 【大将】全能勝ち 2勝3分け インフィニティ・ガントレット 【先鋒】遍在分け 【次鋒】防御分け 【中堅】防御分け 【副将】全能勝ち 【大将】全能負け 1勝1敗3分け ジャン・ジャック、天地無用はスタートレックと同じように勝てる まどかは一次多元宇宙×20+単一宇宙×15全能が3人いるから無理か よって位置は まどマギ>スパロボMX>天地無用! だと思う。
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/253.html
ケルナグール艦 ブラックモンスター ブンドル艦 カブトンガー ガイキング[初期] サソリンガー ガイキング[FO] デビルジャガー 大空魔竜[頭あり] ムーンコンドル 大空魔竜[頭なし] グロテクター[紫] 大空魔竜(ボリューション) グロテクター[青] 翼竜スカイラー グロテクター[緑] 剣竜バゾラー グロテクター[黄] 魚竜ネッサー ダリウス大帝 レッドバロム ガオガイガー ケルナグール艦 戦国魔神ゴーショーグン 全長―― 重量―― ドクーガの幹部ケルナグール司令の旗艦。正式名称は不明。 艦首に巨大な3本の爪を持ち、突撃戦法を得意としていそうだが、残念ながらそのような描写はなかった。 艦首中央の穴は戦闘メカの発進口である。 3幹部の旗艦の乗組員は指揮官以外はすべてスナイパーと呼ばれる戦闘用アンドロイドで構成されているらしく、ブリッジに他の人間の姿を見たことはない。 ブンドル艦 戦国魔神ゴーショーグン 全長―― 重量―― ドクーガの幹部ブンドル局長の旗艦。正式名称はスピリットオブメディチ。 戦いの美しさを追求するブンドルの旗艦らしく、およそ戦闘艦とは思えない優美なフォルムを持っており、クラシック音楽がよく似合う。 ゲーム中に使用しているヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」は初登場時に流れたもの。ちなみに音楽はブリッジにあるカセットデッキでかけていたようである。 ガイキング 大空魔竜ガイキング 全長50.0m 重量220.0t 備考:初期状態 大空魔竜の頭部パーツとなるパート1、脚部となるパート2が合体して完成する大空魔竜戦隊の戦闘用ロボット。超金属ゾルマニウム鋼製。パライザー、キラーバイト、デスパーサイト、カウンタークロス、ザウルガイザー、ハイドロブレイザーなど多くの武装を持っており、まさに全身武器のかたまり。 マッハ3で空を飛び、深海や宇宙でも活動可能なスーパーロボットである。 また、大空魔竜を持ち上げて飛んだこともあり、そのパワーは計り知れない。 ガイキング 大空魔竜ガイキング 全長50.0m 重量―― 備考:フェイスオープン機能付き 第23話「地獄の月世界」でパワーアップしたニューガイキングはフェイスオープンの掛け声で出現する超兵器ヘッドなどの武装の追加だけではなく、腕や足が太くなり全体的にパワーアップしている。 パイロットのサンシローの特性を活かして魔球の要領でハイドロブレイザーを投げることもあったが、左投げのサンシローが操縦しているにもかかわらずガイキングは右投げのことが多かった。 大空魔竜 大空魔竜ガイキング 全長400.0m 重量38000.0t 備考:頭部あり 大文字博士とサコンによって12年の年月をかけて建造された移動要塞。 地球防衛のための機体としてシュタイン博士のダブルイーグルと競合して勝ち、国連から地球防衛を委任されている。 磁力、原子力、光子力を動力としており、宇宙では亜光速、大気中はマッハ3、地上は時速200キロ、水中は120ノットの速度を誇る。 乗員は68名。 頭部は分離してガイキングの胸部パーツになる他小型戦闘メカのスカイラー、ネッサー、バゾラーを搭載している。 静岡県南部の御前崎灯台地下の秘密基地を主に使うが、実は伊豆堂ヶ島に秘密第2基地を持つ。 大空魔竜は超天才となったサコンの手により徐々に武装を追加されていく。 ミラクルドリル、ジャイアントカッター、ビッグホーンなどの必殺武器は、ガイキング以上の戦闘力を大空魔竜に与えており、一撃で暗黒怪獣を粉砕する。 大空魔竜には超重密度鋼で覆われたシールドルームがあったり、動力室が移動式だったりと、他にも脅威のメカニズムが満載されている。 大空魔竜 大空魔竜ガイキング 全長400.0m 重量―― 備考:頭部なし ガイキング発進後の大空魔竜は頭部パーツがないため、戦闘力が低下する。 だが、その代わりに無敵の防御力を誇るうずまき防御体勢をとることができるようになる。 逆に言うと完璧なボリューションプロテクトのためには頭部パーツは邪魔なのである。そのため、ガイキングを緊急合体させたこともあった。腹部中央の集積回路板を破壊されるとうずまき防御ができなくなるという弱点がある。 首の部分をドリルのように回転させ、地中に潜ることもできるようになる。 大空魔竜(ボリューション) 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― 別名うずまき防御と呼ばれるこの形態で大空魔竜はデスクロス現象にも耐えられるようになる。 この状態で前方へ回転し攻撃することもあるが、基本的には後部機関砲くらいしか扱える武装がないため、防御に特化した形態と言える。 大空魔竜の各セクションはアストロスタビライザーによってどんな場合にも水平が保たれているため、このような形態をとることが可能となっているのだ。 翼竜スカイラー 大空魔竜ガイキング 全長25.0m 重量―― コンバットフォースの1機で空中戦を得意としている。 主な武装は機銃、スカイラーミサイル、スカイラービーム、火炎放射である。 主翼は前後で分割されており、着陸時には後部を下げて着陸脚として使用する。 下方へのジェット噴射で空中に静止することも可能で、もちろん宇宙も飛べる。 大空魔竜の移動基地としての特性上、基地への往来にはスカイラーを用いることが多く、非戦闘時にはタクシーがわりに使われていた。 発進時の掛け声は「スカイラーフライト」。 剣竜バゾラー 大空魔竜ガイキング 全長20.0m 重量―― コンバットフォースの1機で地上戦を得意としている。 主な武装はバゾラービーム、バゾラーミサイル、バゾラー砲、バゾラードリルである。 頑丈さを活かして体当たり攻撃を行うことが多いが、意外と器用で胴体から伸びる2対のバゾラーアームを使って立ち上がったり、噛み付き攻撃を行うこともある。 コクピットは意外と広くて4人以上の人が乗れる。元々飛べるようにはできていないらしいが、バーニア噴射である程度の滑空はできるようだ。 バゾラーはコンバットフォースの他の機体よりも表情が豊かで、笑ったりあくびしたりもできる。 発進時の掛け声は「バゾラーアタック」。 魚竜ネッサー 大空魔竜ガイキング 全長25.0m 重量―― コンバットフォースの1機で水中戦を得意としている。 主な武装はネッサーミサイル、ネッサー魚雷、ネッサービーム、ネッサ-ファイヤーである。 水中戦用の機体ながら空も宇宙も飛べるため、もっとも活動範囲の広い機体となっている。 ネッサーバリアと呼ばれるバリアを装備しており防御力も高い。 ファン・リーの操縦で単独で暗黒怪獣を倒したこともある。 発進時の掛け声は「ネッサーフラッシュ」。 レッドバロム 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― グロテクターに搭載されている暗黒ホラー軍団の標準型戦闘艇。 単独での大気圏突入および離脱が可能。 通常3機以上の編隊で行動する。 積載能力は高く、かなりの数の暗黒鳥人が乗れるほか、戦車を搭載していることもあるようだ。 ブラックモンスター 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― 暗黒怪獣第一号。正式名称不明。 第1話「謎のブラックホール」および第2話「みたか必殺魔球」に登場。宇宙スペクトルを利用して姿を巨大に見せていた。 頭部の目から光線、口からは炎を吐く。 魔球と化したハイドロブレイザーで倒された。 カブトンガー 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― 第22話「地底王国の謎」第23話「地獄の月世界」に登場した暗黒怪獣。 ベネズエラのガイアナ高原に建設中の秘密基地を防衛しており、角から怪光線を出して、敵の操縦系統を狂わせ吸い寄せる能力を持つ。 お尻から巨大なミサイルを発射したり、角で相手を締め上げることもできる。 特筆すべきはその回復力で、一度はザウルガイザーとハイドロブレイザーの連続攻撃によって破壊されたが、自己修復で復元した。 サソリンガー 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― 第13話「砂漠に吠える赤サソリ」に登場した無敵要塞。 サハラ砂漠のピラミッドの地下にある工場で8000年前に建造され、砂漠の魔王に守られていた。サハラ一帯が砂漠化した原因でもある。 右目は砂漠の魔王の心臓部とつながっており、砂漠の魔王を不死身のロボットにしていた。 尻尾の先から怪光線を出す。 第14話「大空魔竜の逆襲」ではかなりの数が量産されていた。 デビルジャガー 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― 第21話「涙のデビルジャガー」に登場した暗黒怪獣。ゼーラ星人エリカの機体である。 エリカの素早い身のこなしに合わせて俊敏な動きを武器とする。 口からは炎。するどい爪と牙で超金属ゾルマニウムをも切り裂く。首のギロチンも回転し、ガイキングを絶体絶命に追いこんだが、大空魔竜のビッグホーンで潰されてしまった。 ムーンコンドル 大空魔竜ガイキング 全長―― 重量―― 第22話「地底王国の謎」第23話「地獄の月世界」に登場した暗黒怪獣。 目からホログラフィーを投射し、ヤマガタケとサンシローに幻覚を見せた。 その翼はハイドロブレイザーを跳ね返すだけでなく、ガイキングのボディをも切り裂き、ガイキングを倒した初の暗黒怪獣となる。 月の引力が地上の1/6である事を利用し、大空魔竜をも追い詰めたが、初お披露目のフェイスオープンに不意をつかれて倒された。 グロテクター 大空魔竜ガイキング 全長420.0m 重量―― 備考:デスモント用・紫 暗黒ホラー軍団の四天王が登場する戦闘母艦。 このカラーリングはデスモント将軍のもの。 4機のグロテクターを十字の形にすることで恐怖のデスクロス現象を起こすことができる。 デスクロス現象はブラックホールエネルギーを発生させて何でも吸い込んで破壊してしまうほか、タイムアンドスペーストランポーテーション航法にも利用されている。 デスクロスと逆位置に配置することで逆デスクロスを起こすことも可能。ちなみにデスクロスフォーメーションの配置は各四天王の守護する東西南北の位置に符合しているようだ。 目から光線を出し、翼端にレッドバロムの格納庫、胴体内に暗黒怪獣の格納庫を持っている。 グロテクター 大空魔竜ガイキング 全長420.0m 重量―― 備考:ダンケル用・青 暗黒ホラー軍団の四天王が登場する戦闘母艦。 このカラーリングはダンケル博士のもの。 4機のグロテクターを十字の形にすることで恐怖のデスクロス現象を起こすことができる。 デスクロス現象はブラックホールエネルギーを発生させて何でも吸い込んで破壊してしまうほか、タイムアンドスペーストランポーテーション航法にも利用されている。 デスクロスと逆位置に配置することで逆デスクロスを起こすことも可能。ちなみにデスクロスフォーメーションの配置は各四天王の守護する東西南北の位置に符合しているようだ。 目から光線を出し、翼端にレッドバロムの格納庫、胴体内に暗黒怪獣の格納庫を持っている。 グロテクター 大空魔竜ガイキング 全長420.0m 重量―― 備考:アシモフ用・緑 暗黒ホラー軍団の四天王が登場する戦闘母艦。 このカラーリングはアシモフ将軍のもの。 4機のグロテクターを十字の形にすることで恐怖のデスクロス現象を起こすことができる。 デスクロス現象はブラックホールエネルギーを発生させて何でも吸い込んで破壊してしまうほか、タイムアンドスペーストランポーテーション航法にも利用されている。 デスクロスと逆位置に配置することで逆デスクロスを起こすことも可能。ちなみにデスクロスフォーメーションの配置は各四天王の守護する東西南北の位置に符合しているようだ。 目から光線を出し、翼端にレッドバロムの格納庫、胴体内に暗黒怪獣の格納庫を持っている。 グロテクター 大空魔竜ガイキング 全長420.0m 重量―― 備考:キラー用・黄 暗黒ホラー軍団の四天王が登場する戦闘母艦。 このカラーリングはキラー将軍のもの。 4機のグロテクターを十字の形にすることで恐怖のデスクロス現象を起こすことができる。 デスクロス現象はブラックホールエネルギーを発生させて何でも吸い込んで破壊してしまうほか、タイムアンドスペーストランポーテーション航法にも利用されている。 デスクロスと逆位置に配置することで逆デスクロスを起こすことも可能。ちなみにデスクロスフォーメーションの配置は各四天王の守護する東西南北の位置に符合しているようだ。 目から光線を出し、翼端にレッドバロムの格納庫、胴体内に暗黒怪獣の格納庫を持っている。 ダリウス大帝 大空魔竜ガイキング 全長50.0m 重量―― ゼーラ星滅亡にともない、地球へやって来たダリウス大帝は富士の火口に潜んでいた。 その智謀でガイキングと大空魔竜のいない地球を征服しようとしたが、火星から帰ってきたガイキングのデスファイヤーと大空魔竜のミラクルドリルの連携攻撃によって本体を現した。 本来は旧式のロボット同然の形態をしており、目から光線を出すほか、大空魔竜を押し返すほどの怪力を見せた。 頭部の電子頭脳が弱点で、必殺魔球ハイドロブレイザーの直撃を受けて倒された。 ガオガイガー 勇者王ガオガイガー 全長31.5m 重量630.0t ガイガーが3機のガオーマシンとファイナルフュージョンすることで完成するスーパーメカノイド。なお、ファイナルフュージョンには大河長官の承認と外部からのプログラム起動が必要とされる。なお、その所要時間は62.328秒であり、その間、ガイガーの周囲はEMトルネード(電磁竜巻)によってガードされている。 宇宙から飛来したギャレオンから得たデータをベースに開発されたため、未知の部分、不完全な部分が数多く残されている。そのため、当初は出撃する度に何らかの問題が発生していた。しかし、護という協力者を得た後は4基のGSライドが発する圧倒的パワー、核となる凱の勇気、そして、それをサポートするGGGスタッフにより数々の困難や敵に打ち勝ってきた。 右腕の攻撃エネルギーと左腕の防御エネルギー、二つの相反するエネルギーを一つにする技・ヘルアンドヘヴンはガオガイガー単独での最強必殺技である。 オプション情報大事典に戻る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2499.html
「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「問題点の全体的な整理」です。 現在サンドボックスに問題点の記述内容を大幅圧縮したものを記載しているので、そちらも参照してください。 スーパーロボット大戦F スーパーロボット大戦F 完結編 概要 問題点 『F』 『完結編』 ウィンキー補正 評価点 総評 移植版 余談 スーパーロボット大戦F 【すーぱーろぼっとたいせん えふ】 スーパーロボット大戦F 完結編 【すーぱーろぼっとたいせん えふ かんけつへん】 ジャンル シミュレーションRPG 高解像度で見る 裏を見る高解像度で見る 裏を見る 高解像度で見る高解像度で見る 裏を見る 対応機種 セガサターンプレイステーション 発売元 バンプレスト 開発元 ウィンキーソフト 発売日(F/完結編) 【SS】1997年9月25日/1998年4月23日【PS】1998年12月10日/1999年4月15日 定価 各7,140円 レーティング(F/完結編) 【SS】セガ審査 全年齢推奨(両方)【PS】CERO A(全年齢対象)/CERO B(12才以上対象)(*1) 廉価版/配信(*2) PlayStation the Best 2000年12月7日/各2,940円ゲームアーカイブス 2011年11月9日/各1,200円 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント 全体的に敵が強い全体的に宇宙が苦手全体的に踏み込みが足りん!ニュータイプにあらずんば人にあらず 別次元のイデオン スーパーロボット大戦シリーズ 概要 元々は『第4次スーパーロボット大戦』(実質的には『第4次スーパーロボット大戦S』。以下『第4次』)に若干の新要素を加えた上でセガサターンに移植するという企画から生まれたソフト。 開発中に参戦作品やシナリオ内容が大幅に変更され、実質的なリメイク作品としてリリースされた。 + 参戦作品一覧 ★マークは新規参戦作品。※はゲーム内での登場作品表記が『オリジナル』の作品。 『第4次』に参戦していた『勇者ライディーン』・『UFOロボグレンダイザー』・『闘将ダイモス』・『無敵超人ザンボット3』は不参戦となった。 また、本作オリジナルのマジンガー「マジンカイザー」が参戦しているが、参戦作品としてはクレジットされていない。 マジンガーZ グレートマジンガー ゲッターロボ ゲッターロボG 真・ゲッターロボ(原作漫画版) ※ 機動戦士ガンダム 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 機動戦士Zガンダム 機動戦士ガンダムZZ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 機動戦士ガンダムF91 機動武闘伝Gガンダム 新機動戦記ガンダムW ★新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(*3) ★M-MSV(*4) 無敵鋼人ダイターン3 ★伝説巨神イデオン 聖戦士ダンバイン 重戦機エルガイム 超電磁ロボ コン・バトラーV 戦国魔神ゴーショーグン 超獣機神ダンクーガ ★トップをねらえ! ★新世紀エヴァンゲリオン 魔装機神 THE LOAD OF ELEMENTAL ※ バンプレストオリジナル ※ 問題点 余談にある通り、元々は1作品として発売する予定だったものを2分割して発売することになったため、主に『完結編』部分を引き延ばして(*5)制作することになった。『完結編』では序盤から敵側を有利にしつつ、味方側が有利になる要素の登場は終盤まで遅らせるといった調整により、調整不足とも批判されるような全スパロボシリーズでも最高クラスの高難易度になってしまっている。詳細は『F』『完結編』それぞれに分割して後述。 パフォーマンス・演出関連 ロード時間がやや長いうえ、戦闘アニメのテンポが悪い。 この点はCDメディア故の宿命と言えるが、当時のスパロボには戦闘アニメのスキップ機能が無く、1回1回の戦闘に非常に時間が掛かる。これについては、当時のスタッフが「スキップ機能を持たせる事はできたが、折角作ったのだから飛ばさず全て見て欲しかった」と答えている。しかし厳しい言い方をすると、これでは見るか否かの選択をプレイヤーに委ねさせる事を放棄したと思われても仕方ないとも取れてしまう。特に辛いのが自軍の無双が確定した時であり、消化試合状態の戦闘をスキップできずにずっと見続けるのは流石に苦痛と言わざるを得ない。 その戦闘アニメ自体も正直SFCの『第4次』と大差ない出来であり、静止画の立ち絵をベースに攻撃エフェクトを加えた程度のもの。 EVA弐号機のプログナイフやNT-1のビームライフルに至っては、「握り拳に武器のドット絵を重ねただけ」というお粗末な代物である。あまり原作を追求してなかった時代の作品とは言え、一部の武器は色・エフェクト・効果音等も、原作と比較するとおかしなものが多い。ライフルから発射されるビームだけは、過去作と比べて滑らかに動き、ビームの粒子の描き込みも細かいため確かにこだわりは感じるが…。 スタッフは当時「今作では機体がちゃんと動くようになっていて、ヴェスバーを出す時にも腕が滑らかに動く」等とコメントしていた。しかし実際には機体も手も全く動いておらず、上記の通り「F91の機体グラフィックにヴェスバーのドット絵を重ねただけ」で終わっている。もっとも『第4次』ではF91の額からビームが出るだけであり、今作は武器グラフィックが用意されただけ一応は進化したと言える(*6)。 後述で問題視されているZガンダムのハイパーメガランチャーは、今回で初めて武器専用グラフィックが追加・表示されるようになった(*7)。しかし既存作品の立ち絵に無理に持たせているため、長尺の銃身を片手で構える違和感の強いアニメになってしまった。ついでに色も違う(*8)。 ちなみに『新』の戦闘アニメは、ローテクではあったものの、様々な工夫(*9)が随所に施されていた。何故退化してしまったのだろう? 開発スタッフが折角作ったという本作の戦闘アニメで、最も動いているのは、よりにもよって生身の東方不敗である。 ロード時間の問題とは別口で、本作は必ず「キャラが喋り終わる→攻撃」の手順を踏むため、戦闘アニメのテンポが全体的にかなり悪い。 一例として上記のハイメガランチャーの場合、ボイスが流れ、何故か武器を構えてゆっくりと後退し、その後発射…という長い工程を踏む(*10)。演出が同じ武器は大半が機体同士で表示座標を共有しているらしく、攻撃時に発射口をいちいちその座標に合わせる内部処理をしている模様。 ちなみに『ZZ』のイーノやプルツー等の一部キャラクターだけは、何故か台詞と同時に攻撃・発射を行うため非常にテンポが良い。この他、ファンネル等のビットタイプの武装、Gガンダムのフィンガー系統の武器等も、キャラが台詞を言い終えるより前に攻撃を開始する。バグかキャラ毎の個別設定なのかは不明だが、テンポ良くできるなら全ての武装もそうした方がよかったと言える。実際、本作の約1年半前に発売された『第4次S』は、パートボイスとはいえ台詞と行動が同時に開始されるためテンポも見栄えも良かった。 機体/パイロットの格差の大きさと、それを補完する手段の欠如 同Lvにおける一軍と二軍の射撃値を例にすると、『第4次』では20程の差だったが、本作では30~40以上の大差が付く事も珍しくない。機体やパイロットの強化イベント等はごく僅かで、基本的にパイロットはレベル上げ・機体は改造とパーツのみでしか強化は行えない。『新』には機体の強化イベントや特殊コマンド(*11)があった他、武器改造が安いため弱い機体/パイロットでも運用しやすかったのだが…。 原作における脇役キャラクターが弱いのはまだしも、主役でありながら明らかに弱く設定されたキャラクターが複数存在してしまっている。 この点において、最も槍玉に挙がりやすいのが『0083』のコウ・ウラキである。『第3次』『EX』『第4次』のコウは、粗はあれど決して弱いキャラではなく、育成や運用を間違えなければ十分に使えるキャラだった。一方で本作では、明らかに二軍と断言できるほどに弱く調整されており、特に回避値はUCガンダム系で下から数えた方が早いほど低い。某攻略本では「努力を覚えるためレベルは上げやすいが、いくら努力しても底が見えているため育てても空しいだけ」と評される始末(*12)。 同じく槍玉に挙がりやすい『ガンダムW』のWチームは、オールドタイプ云々とはまた別の微妙な調整が行われている。Wチームは『F』で強敵として登場する都合上、反応/回避値は低め、切り払い/シールド防御はかなり高めという調整が施されている(*13)。前者についてはプレイヤー側がある程度は攻撃を当てられるための、後者については強敵としての耐久力を表現するための処置である。勿論、この調整自体は決して悪い事ではないのだが、問題なのはこの敵時のステータスのままで『完結編』で自軍に加入する事である。この低いステータスでは、数値がインフレした『完結編』の敵の前には避けられないし当てられず、2回行動も通常プレイではほぼ不可能。パイロット側が弱いため、機体性能を徹底強化し無理矢理使うしかないという、当時の人気ガンダム系にあるまじき待遇になってしまった。 意図的かどうかは不明だが、『第4次』と比較して命中/回避を補う精神コマンドを覚えない味方パイロットがやたらと増えている。 一軍すらこれらの補助がないと苦戦しやすいため、二軍の場合はよほどステータスや機体の運動性を高めないと戦闘自体が困難になる。特に『完結編』終盤の大ボスは飛び抜けた機体性能を誇るため、命中/回避を補う精神コマンドがなければ一軍すら勝負権を失ってしまう。 ちなみに、この「補正系コマンドを覚えない」に該当するのが上記のコウとWチームであり、ヒイロ以外は必中も集中も覚えてくれない。 自軍内の格差や高難易度を助長する、劣悪な地形適応・命中率・回避率に関するバランス取り 本作では、特殊技能や一部パイロットが持つ特殊システムによって、主に命中率・回避率にボーナスを得られるようになった(*14)。 それ自体はシステムの進化なのだが、本作、特に『完結編』はその補正ありきで難易度が調整されているとしか思えないほど敵の運動性が高い。これらの補正がないキャラは悲惨の一言であり、 『ニュータイプ(と強化人間と聖戦士)にあらずんば人にあらず』 という風潮さえ生まれた。加えて上記の補正を持たないキャラは、ステータスの成長率や先述した命中/回避を補う精神コマンドの有無で差を付けられている事も多い。上記の補正系技能が無ければそれだけで二軍落ち、良くてせいぜい一軍半…という、SRPG全体で考えてもあり得ない事態が発生してしまった。 一方で野生化やマジンパワー等、『新』にあった強化系特殊能力はごっそり撤廃、保守的なのか革新的なのかいまいちはっきりしない。 地形対応:宇宙の杜撰な調整 従来作では機体の地形適応は「Aが良い・Bが普通」、もしくはその概念自体がなかったが、本作からは「Aが普通」となった。本作は与ダメ計算式の中で地形適応が占める割合が大きく、Aの1.2倍とBの1倍とでは、元々の数値の大きさから結構な差が発生してしまう。 『F』『完結編』共に、終盤は宇宙が舞台となるため、宇宙B以下の機体/パイロットの大半は『完結編』で弱体化してしまう。しかも機体・パイロットの適応値双方がAでないとBと判定される。例えば陸Bのパイロット+陸Aの機体=総合陸B、その逆も然りである。 また、機体の適応は資金さえあればフル改造ボーナスで補強する事ができるが、パイロットの適応はどう足掻いてもフォローできない。そのため、ゴーショーグン・コンバトラー・マジンガー系・ダンバイン系・EVA系は、『完結編』終盤では参戦作品単位で不遇と言える。特に主題歌の歌詞に「宇宙スペースNo.1」と出てくるゴーショーグンは、これのせいで『宇宙Bの宇宙スペースNo.1(笑)』等と皮肉られた(*15)。 『第4次』ではマサキ・ミオ・リューネの3人が宇宙Aだったが、本作の魔装機系4人組はリューネ共々全員宇宙Bに改悪されている。加えて『第4次』の上記5人は射撃値に優れていたが、本作では格闘値に優れるよう改悪されており、射撃属性の最強武器と噛み合わない(*16)。 真・ゲッター2は宇宙Aだが、最強武器が従来作のミラージュドリルから、宇宙使用不可のドリルテンペストにわざわざ変更する始末。最大火力が大幅に減少した他、燃費も悪化、更には装甲や後述する限界反応の低さの関係で回避要員としても弱体化してしまっている。流石に改悪が過ぎたためか、『α』では再びミラージュドリルが最強武器になり、ドリルテンペストも宇宙で使用できるようにされている。 リメイク元である『第4次』の時点で、地形適応に関する様々な調整不足、多数の問題点(*17)が目に付いていた。本作では真・ゲッター2の件、各魔装機神系の件、各スーパー系の件等、地形適応の杜撰な調整が改善どころかより際立っている。 元々の能力値やMAP兵器等に目を付け、他機体より大幅にテコ入れすれば、宇宙Bや特殊技能の欠如の問題があっても戦う事はできる。しかしその場合、他機体に回す改造資金を削る羽目になったり、それを稼ぐために全滅プレイも覚悟したりと、時間にはまるで優しくない。 圧倒的に不遇なスーパー系 機体/パイロットの命中・回避が低く、補正系の特殊技能も持たないスーパー系は、上記の中途半端な改革の影響をモロに受けている。 例えばZガンダムの運動性は100、ダンクーガは55。これだけで命中・回避に45%もの大差が付いており、技能補正も考慮するとそれ以上。先へ進むと雑魚にすら攻撃が当たらなくなり、1ターン命中率が100%になる「必中」を使ったボスキラー程度しか使い道がなくなっていく。 本作のスーパー系は、原作を意識して必殺武器の消費ENを従来作よりも高くしたとのことで、使用回数が抑えられている場合が多い。例えばゲッタービーム。無改造でも9回使えた『第4次』に対し、本作では5段階改造しても僅か3回しか使えず、使いどころが非常に難しい。威力と燃費でバランスを取るならまだしも、「原作での使用頻度の少なさ」を理由に燃費を悪化させる調整は、疑問に思わざるを得ない。 このため、最強武器以外の豊富な武器群の活躍の場が増えている…と言いたいところだが、本作、特に『F』は獲得資金が全体的に低い。当時は武器1個1個を個別改造する仕様で、『完結編』に登場する機体とその改造費を考慮すると、弱い武器を改造する資金的余裕はない。敵の攻撃力や機体性能も高く、弱い武器で反撃しても気力を無駄に上げるだけなので、黙ってリアル系に反撃を任せるのが正解と言える(*18)。 『完結編』のスーパー系は運動性が高く、改造も6段階以降は高額な分効果も高いので、資金さえあれば雑魚戦をこなせるようにはなる。 しかし無理にスーパー系を使うよりは、武器だけ改造して「必中」で命中率を補った方が効率がよく、資金繰りが悩ましくなっている。1機だけをフル改造して使うのならともかく、複数のスーパー系を満遍なく使っていきたいプレイヤーには辛すぎるゲームバランスである。 「宇宙A・優秀な精神コマンド・高火力」の条件に合致するスーパー系は、真ゲッター・ガンバスター・グルンガストの3機しかいない。ダンクーガもこれに当てはまるスーパー系だが、断空剣をフル改造して断空光牙剣を追加せねばならず、上記の3機と比べて若干敷居が高い。 ダイターン3はそこそこ高い機体性能と宇宙Aに加え、切り払い・シールド防御の技能Lvが高め、と一見いい事尽くめのように思える。しかし本作では機体・パイロット共に『第4次』ほどの攻撃力がなく、「魂」も習得しないため、最大の特長だった爆発力が消えてしまった。一人乗りのため精神ポイントのやりくりが厳しく、資金難の本作において「幸運」も覚えないため、残念ながら使われない事が殆どである。 隠し機体のシズラーブラックは宇宙A、かつパイロットのユングがスーパー系では唯一現実的なレベルで2回行動が可能という強みを持つ(*19)。しかしユングが「熱血」を習得しないため火力不足であり、おまけに「必中」すら覚えないため運動性を改造しないと攻撃を当てられない。シズラーの性能自体はスーパー系トップクラスのため、ダイターン共々「もしこうであったら…」で非常に惜しまれている機体である。 これらに加え、本作は全体的に精神コマンドのSP消費量が『第4次』『新』と比べて高く、逆に精神ポイントの最大値は減少傾向にある。ダイターンや各マジンガー系のような一人乗りスーパー系は、「必中」「ひらめき/鉄壁」に精神ポイントを取られてガス欠を起こしやすい。 イデオンは攻撃力9999・射程∞という規格外のMAP兵器を持っており、更にダメ押しとばかりにパイロットの一人が「魂」を使える。最終盤の大ボスであろうと容易に吹き飛ばせてしまえるため、「イデオンとゲージ調整要員以外何もいらない」等と主張する者すらいた。ただし、これについてはどうしてもクリアできない時の救済要員としての色合いが濃い上、現実的なレベルで「幸運」を覚えない欠点もある。また、イデゲージが上がりすぎると制御不能になって味方を攻撃したり、イデが発動してゲームオーバーになるというリスクも背負っている。 後年の作品では、スーパー系を使いやすくなる調整が徐々に行われていったが、逆にリアル系が冷遇気味になる逆転現象が発生している。 逆に補正系特殊技能を持つリアル系は、本作のゲームバランスの恩恵を最大限に受けており、スーパー系とは悪い意味で対極に位置している。 基本的にスーパー系はHPと装甲で「受けて耐える」タイプであり、その2つに加え、敵に攻撃を当てるために運動性の改造も求められる。一方のリアル系は「避けて当てる」タイプであり、運動性の改造だけで済む…この時点でスーパー系より遥かに資金が掛からないのである。 運動性を高めた上で先述の補正系技能持ちを乗せれば、大抵の攻撃は回避し切ってしまえる。「集中」や地形効果も活用すればなお良し。大抵のリアル系は射程も長く、下手にスーパー系を運用するより、リアル系1機を突っ込ませる方が遥かに効率良く敵戦力を削れてしまう。おまけに2回行動可能レベルもスーパー系よりリアル系の方が圧倒的に早く、ゲームを進めるほどにスーパー系の立つ瀬がなくなっていく。更にリアル系は「魂」を覚えるため、火力すらリアル系に抜かれる。与ダメージだけに限れば、本作では真ゲッター1よりF91の方が高くなる。 ただし、先述した終盤の大ボスはリアル系でも当てられないほど高い運動性を誇るため、スーパー系の役目が完全に無くなる事はない。中盤でもハイパー化したオーラバトラーやウィル・ウィプス、街の地形効果を得たジ・O等、要所要所でスーパー系の出番が回ってくる。また、敵パイロットが切り払いを持っている事が多く、主力武器のファンネルが切り払い対象なため、『完結編』はこれに悩まされやすい。ネームドキャラは基本切り払いを持っており、終盤のボスともなると3~4割の確率で切り払ってくるので、命中率100%でも当てにならない(*20)。リアル系が圧倒的に使いやすいのは確かだが、かと言ってスーパー系の育成を軽視してリアル系に依存し過ぎると、思わぬ苦労する事になる。 ちなみにこれは余談だが、雑魚が切り払いを発動した際の「踏み込みが足りん!」という台詞は、今なお多くのユーザーに愛されて(?)いる。 上記のような始末のため、攻略本で全滅プレイと修理によるLvカンストが推奨されるという異常事態になった。 前者は「ゲームオーバーになっても獲得資金・経験値は引き継がれる」という仕様を利用した、シリーズ伝統の資金稼ぎの基本である。 後者は「2機の修理装置持ちのHPをMAP兵器で削り互いに修理し合う」または「補給可能な機体同士でお互いを補給し合う」というもの。最初の2人をLv99にするまでがとにかく長いが、できてしまえばそのキャラをMAP兵器の被弾役にする事で3人目以降を簡単に育てられる。アムロ・カミーユ・シャア等の一級ニュータイプをLv99まで上げれば被弾の恐れがほぼなくなり、囮・削りとして猛威を振うようになる。 余談だがこの修理/補給のLv上げをする際、削り役としてエルガイムMk-IIが、食らい役としてGP03デンドロビウムが非常に役に立つ(*21)。エルガイムMk-II・GP03デンドロビウム共にかなり微妙な性能だが、味方の強化には貢献してくれる。主役機でこの扱いはどうなんだろう。 本作のゲームバランスとセオリーをしっかり理解し、運用する機体・パイロットを絞れば、このLv上げをしなくてもクリアは可能である。しかし本作はキャラゲーとしての側面もある点と、不遇な扱いの作品が好きなユーザーはおざなりな点が、人によっては引っかかる所である。 その他の問題 本作最大の問題として、SS版『F』ではセーブデータが他ゲームのデータを道連れにして消えるという前代未聞の凶悪なバグがある。 このバグのために販売を停止した一部小売店まで現れ、相談センターに電話すると修正版に取り換え ハンカチ同封のサービスがあった。基本的に交換での対応であり、バグ修正版の出荷は殆どしなかったいう事もあって、市場に出回っているROMはほぼ未修正版とされている。特に中古では高確率で未修正版である事が多く、パッケージ等が修正版でもROM本体は未修正版というケースも多々あるため注意である。 戦闘アニメやデモ中にフリーズする、後述する命中率のバグ、とあるBGMが大音量になる等、これ以外にも細かなバグが存在する。 + バグ修正版の見分け方解説動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm13091667http //www.nicovideo.jp/watch/sm14821946 従来作ではLv80に達すると必要EXPが500から1000に倍増していたが、今回は何故かLvが60から増加するようになっている。おまけに反応の伸びもLv30から悪くなり成長ペースが鈍化、ただでさえ命中/回避に乏しく2回行動が遅いスーパー系が更に涙目である。 敵のレベルは最終シナリオでも60前後のため、先述した全滅プレイ・修理/補給のLv上げをしない限りは65あたりまで育てるのが限界。にもかかわらず、スーパー系パイロットの2回行動可能レベルはそれ以上に高く設定されており、不遇さにより一層の拍車をかけている。半ばネタ枠のボス:Lv81等はともかく、『ゴーショーグン』の真吾:Lv75等はもうちょっと何とかしてやれなかったのだろうか…。 『新』もLv40から必要EXPが増加していたが、殆どのパイロットはそれよりも前に2回行動が可能になるため大した悪影響はなかった。 前後編に分かれているシナリオで、前編に出撃した気力100以上のユニットは、上がった気力の分だけ後編で下がる誰得な仕様になっている。作中で「連戦からくる疲労」という理由付けがされており、前編と後編でユニットを使い分けるようにと開発スタッフは目論んだのだろう。 じゃあ自軍の戦力の温存に合わせて、敵機の総数や難易度が調整されているか?と言われれば、そんな調整は全く施されていない。むしろ第20話「ジャブロー侵入(前)」は、森の地形効果を得た大量のA級HMを相手にせねばならない、中盤でも屈指の高難度シナリオである。おまけに増援でシェンロンガンダムすら現れる。戦力を温存しなくても苦戦する難易度を誇り、後編用に戦力を温存する余裕は皆無である。戦力を出し惜しみできずに全力で戦ってしまい、後編シナリオで気力が低下する…という散々な目に遭ったプレイヤーも多かったという。 一応この気力低下のペナルティは、補給や戦艦に積んでは下ろす等をして、前編シナリオクリア前に気力100以下にすれば回避可能である(*22)。前編は勿論後編も難しい上、後編では後述の敵幹部も現れるため、結局プレイヤーは気力低下行動を延々と繰り返して後編に挑む事になる。この前後編の仕様はプレイヤーからの評判があまりにも悪かったのか、長いスパロボ史の中でも採用された作品は本作のみとなった。 後述のように、本作のBGMは全体的に高クオリティだが、バックで流れているドラム(*23)について「バンバン喧しい」との意見が少なくない。指折りの人気BGM「はるけき彼方で」はこれに加えて曲調とテンポが激しくなった事で「『第4次』の哀愁がなくなった」と難色を示す人もいた。それを踏まえてか『完結編』では、「熱風!疾風!サイバスター」等の一部BGMの打ち直しが行われている。 『F』 苛烈な難易度 本作は最序盤からかなりの高難度であり、今までのシリーズに慣れてきた人であっても戸惑うような場面が多い。 リアル系ルートでは、第2話でいきなりHP1万弱とビームコートを持つ敵+高威力のMAP兵器を持つ敵と戦わされる(*24)。しかも続く第3~4話では、高耐久・高火力・MAP兵器持ちのウイングガンダムとの戦闘となり、多くのプレイヤーが苦戦を強いられた。 この時点での自軍最強機体はガンダムMk-IIとゲッターロボ。Mk-IIでは決定打を与えられず、ゲッター1は命中率が低すぎる。最序盤という事もあって精神コマンドも多用できないため、セーブ/ロードを繰り返して命中やクリティカルを祈る以外にない。 手持ちの手札をフル活用すれば倒せない事もないが、最序盤からこれほど強力な敵機が出てくるスパロボは現在でも殆ど例がない。これらの敵はターンの経過や一定ダメージを与える事で撤退するケースが多いが、高難度である事に変わりはないだろう。 スーパー系ルートはリアル系に比べれば比較的易しめだが、こちらはこちらで第1話からゲッタードラゴン+グールとの戦闘になる。ドラゴンに搭乗するあしゅら男爵は格闘値が高く、ゲッタービームの火力も相まって油断するとマジンガーですらあっさり爆砕される(*25)。加えて当該シナリオではドラゴンを先に倒すと、高額の資金と強化パーツを持つグールが逃げてしまうという仕様も難易度を上げている。 そこからしばらく進め、序盤の終わり辺りに差し掛かると、今度はビームコートとMAP兵器を搭載した敵機がわんさか出てくるようになる。一方、自軍に配備されるガンダム系はビーム兵器メインの二軍MSばかりで、スーパー系は必中なしでは当てにくく、当然苦戦を強いられる。追い打ちを掛けるように、今作ではビームコートの仕様が「ビーム兵器を1000軽減」に変更されており、MSではダメージを与えにくくなっている(*26)。 更にしばらく進めると、今度はライグ=ゲイオスというHP42000/装甲3000/最大火力2500の超強力な敵司令官機まで現れる。リメイク元の『第4次』では中盤で顔見せ、終盤で戦うという構成になっており、本作のような理不尽な出方はしていなかった。 幸いな事に一定ターンを経過させる事で撤退するので倒す必要性はないのだが、これには多くのユーザーが絶望を味わった。この辺りになると大体ゲームに慣れてきたと思い、何も知らずに突っ込んだ結果撃墜されたり等の悲劇報告が多数聞かれた。 しかし中盤のシナリオ「ジェットスクランダー危機一髪!!」では、何とこの超強力な敵機と真正面から戦わなければいけない。このシナリオは他と違って撤退条件がターン経過ではなくHP51%以下になっており、防御や回避に徹して撤退させる戦法が通用しない。しかもこの時のライグ=ゲイオスは機体・武器共に5段階改造されており、こちらの改造やプレイヤースキル次第では本当に詰みかねない(*27)。 そして終盤では、そのライグ=ゲイオスが更に強化された敵幹部専用機が現われる。この時は顔見せだけだが、絶望の上乗せである。 本作の難易度を引き上げている決定的要因が、ポセイダル軍(*28)とその運用兵器ヘビーメタルである(以下HMと表記)。 序盤は量産型のB級HMが相手なので比較的楽だが、その後は機体性能・武装共に高性能なA級HMを大量投入してくるようになる。 本作のHMはその名にあやかってかHP・装甲がやや高めに設定されており、ビームコートの存在も相まって耐久力がかなり高い。原作設定ではジーンプラスチックという硬質樹脂が装甲であり、アニメ本編でも頑丈さは特に強調されてはいなかったのだが…。 前述の通り、こちらには運動性の低いスーパー系とビーム兵器メインの二軍MSしかいないので、相手にするのに骨が折れる。加えて交戦シナリオに森・海・市街地・砂漠と戦いにくい地形が多く、おまけに『F』のシナリオの過半数はこのポセイダル軍が相手である。 また、従来作では敵側はMAP兵器を滅多に使わなかったが、本作で範囲内に2機以上自機がいると確実に撃ってくるようになっている。しかも戦艦の場合、例えば機体を2機搭載していると合計3機と扱われ、範囲内に戦艦しかいなくても容赦なくMAP兵器を撃たれる。本作くらいにしか見られない仕様のため不具合の可能性があるが、この厄介なMAP兵器も強さと面倒さを加速させている要因である。 更に、エルガイム系の敵はシールド防御と切り払い(とそれなりの能力値)を持つ名有りキャラが非常に多い。これも強さと面倒さを(ry加えて一部のHMは、シールド防御が発動してもグラフィックが変化せず、発動を視覚的に把握しにくいのが余計に厄介。これも強さと(ry 特に酷いのが、中盤の分岐で南米ルートを選んだ際の難易度である。 第14話「ゴラオン救出」では、雑魚HMは3段階、取り巻きのバッシュ等は5~6段階、アトールVやグルーンに至っては7~8段階改造されている。おまけに敵機の大半が地形効果を得ており、当てにくい・当てても大して効かない・反撃で大ダメージ…とうんざりする難易度になっている(*29)。 第17話『敵包囲網を突破せよ』に至っては、ネームド機は先述のライグ=ゲイオスも含めて5段階、雑魚は8段階改造済みの凄まじい難易度。雑魚ですら攻撃力2500であり、スーパー系は殆ど歯が立たず、運動性をフル改造したビルバインしかほぼ勝負権を得られないレベルである。 一応これには、前者は「危険度の高い南米のジャブロー付近」、後者は「リスク覚悟で突っ切る」という物語上の理由付けがされてはいる。しかし困った事に、どちらも事前に難易度の高さを把握する事ができず、危険性を知らされるのはルート選択後である。もっと早く言え!(*30)。 そもそもの話として、いくら無理して敵と戦わなくてもいいシナリオと言えど、5~8段階改造されているのはいくら何でもやりすぎである。こちらは戦力・資金に乏しい上に5段階までしか改造できないのに、それ以上の改造を平然と施しているのは不公平さを禁じ得ないだろう。 ミデアの護衛シナリオは本作にも存在するが、本作のミデアは移動後に敵機と隣接した場合、あろう事か自分から攻撃を仕掛けてしまう。機体・パイロット共にミデアの攻撃力なんてたかが知れており、更に反撃を受けてしまう等、完全に余計な行動でしかないため不評を買った。 目に見えて不遇なリアル系ルート 『第4次』でリアル系が有利過ぎた反動なのか、今作のリアル系ルートはスーパー系と比べかなり冷遇気味。 コン・バトラーVの追加武装が『完結編』終盤まで追加されない。本作の終盤ではなく『完結編』の終盤である。しかも今作の追加武器は、燃費重視で既存武器と同等かそれ以下の攻撃力にされており、『完結編』どころか本作の時点で既に使い道がない。特に『第4次S』で真ゲッターに匹敵する火力を誇ったグランダッシャーは、本作では見る影もないほどに弱体化してしまっている(*31)。 テキサスマックが仲間にならない。飛行可能・それなりのHPと移動力・切り払い/シールド防御可・主兵装が実弾・2人乗り等の有利な要素が多く、中盤までは役立ってくれる。特に本作では貴重な地形適応 海Aを持つユニットであり、序盤の終わり頃の難関シナリオ「南海の死闘」「裏切り」では大いに活躍する。流石に後半に差し掛かる頃にはインフレに適応できず二軍落ちするが、それでも慢性的な火力不足の中では貴重な戦力になってくれる。 ガンダムMk-IIと合体してスーパーガンダムになるために必要な機体「Gディフェンサー」が終盤まで登場しない。スーパーガンダムは火力こそ低いが飛行可能・二人乗り・長射程武器と2種類の実弾兵器・移動力6という特長を持ち、本作では頼りになる。スーパー系なら序盤からMk-IIを改造していけばいいが、リアル系は最終盤になるので、活躍する機会を完全に逃してしまっている。 上記のスーパーガンダムに加えて、リアル系の場合はルー・ルカの加入も中盤の終わり頃にずれ込む事になる。ルーは一軍とは言えないがシャングリラ組よりはずっと戦力になり、加えてLv19で「幸運」を、Lv22で貴重な「かく乱」を習得してくれる。スーパー系なら僅か4話で加入し、同時に本作では高性能なジェガンも入手できるが、リアル系は22話にずれ込みジェガンも入手できない。 シャイニングガンダムの加入が非常に遅い。スーパー系の場合、第3話から第14話or第16話まで一時的に加入し、その後第26話でに正式加入する。一方でリアル系はこの一時加入がなく、第26話で初めて加入する。本作は全33話なので時期的には最終盤であり、流石に加入時期が遅すぎる。言うまでもなくシャイニングガンダムは強力な機体であり、これの活躍機会が大幅に少ない事は作品的にもバランス的にも大きな問題だろう(*32)。 リアル系主人公及びその専用機の弱体化・物足りなさ リアル系ゲシュペンストの主兵装である「ニュートロンビーム」は、『第4次/S』では射程7・非ビーム兵器という性能・特性であった。しかし今作では射程が6に弱体化した上でビーム兵器に改悪されており、この変更が今作のHM祭りと最高に最悪な形で噛み合ってしまった。『第4次/S』のニュートロンビームはHMのバリアを無視でき、かつ殆どのHMに射程外攻撃が可能という、正にHMの天敵と言える機体だった。しかし今作ではバリアに阻まれるようになり、射程外攻撃も不可能と、『第4次/S』とは逆にゲシュペンストの天敵がHMになってしまっている。 一方でスーパー系は優れた火力・CRT補正・燃費はそのままに命中補正と射程が向上し、更に飛行可能になるという上方修正を受けている。一応「ビームコートを搭載しているのはリアル系のみ」という調整で差別化をしているが、それでも今作ではスーパー系の方が遥かに強い。 後継機であるゲシュペンストMk-IIが、スーパー系は『F』中盤で入手できる一方で、リアル系は『完結編』まで使えない。話数で言えばスーパー系とは実に11話もの差がある事になり、初期機体で最後まで戦い抜くのは流石に辛いと言わざるを得ない。 リアル系は先述した「命中/回避を補う精神コマンドを覚えないパイロット」であり、主人公も副主人公も「集中」を覚えてくれない。ステータスもアムロやシャア等の一流ニュータイプと比べると物足りず一流半といったところであり、2回行動も若干遅めに設定されている(*33)。『完結編』で入手する後継機ヒュッケバインの運動性も、一級ではあるが『第4次/S』ほど高くないため、強敵相手には命中回避に不安が残る。 対するスーパー系主人公は、スーパー系パイロットでほぼ唯一「魂」を習得し、かつ現実的なレベルで2回行動が可能となっている(*34)。リアル系主人公との比較は勿論、他のスーパー系パイロットと比較しても明らかに優遇されており、些か不公平さを感じさせる調整である。 数少ないリアル系のメリットとして、最終話でキュベレイを撃墜すれば、最強の強化パーツ「ファティマ」を入手できるようになっている。しかしキュベレイは『F』で最も耐久力が高く、更に二回行動もするため、よほど計画的な改造とレベル上げを行わなければ撃墜は至難である。 『F』はニュータイプLvによるファンネルの射程補正が高く、この恩恵を受けているのはキュベレイのみであり、射程も全ユニット中最長。この射程補正は『完結編』で大幅な下方修正を受けており、『F』ではファンネル搭載機を使用できないプレイヤーだけが割を食っている。 なお、何故かスーパー系では何のパーツも入手できない。これを割に合わないと取るか、無理に撃墜しなくてもよいというサインと取るか。スーパー系ならキュベレイを倒さず敵増援を待った方が獲得資金も多い他、『F』の図鑑にエンドラを登録できなくなるデメリットもある。 その他の問題点 そもそもの話として、分割販売の前編である事を明記していない。 本ページトップの画像をよくご覧頂けるとお分かり頂けるが、『F』のパッケージにもイデオンとガンバスターが堂々と登場している。しかし実際には、この2作の出番は最終話クリア後に挿入される『完結編』の予告と、オプションでのカラオケモードのデモのみである。パッケージにもカラオケにも登場しているし、本編にも登場するだろうという期待の中で、この扱いは詐欺と批判されても仕方がない(*35)。 後年にデータ解析の結果、『完結編』とは違う仕様で両機のデータも入っている事が判明した。当然通常のプレイでは使用できない。また、こちらも後年になって判明した事だが、分割自体が印刷物制作後に決定したためで、決して悪意によるものではない。詳しくは後述。 『完結編』 かなりの高難易度とは言え、『F』の時点では理不尽とまで言えるほどの難易度シナリオは無くはなかったが少なかった。 場違いな強敵もやり方次第では倒せる等、高難度ながらバランスは取れていた、またはギリギリ破綻していなかったと言える。 しかし本作ではその高難度が悪い方向へ更に発展。バランスは投げ捨てるものと言わんばかりであり、ほぼリセット前提で長期戦は必至。 ダメージ・命中回避・敵機の異常なインフレ 命中・回避は改造以外もパイロットのレベルアップで上がるが、防御力は装甲の強化・地形効果・気力でしか上げる事ができない。加えて本作のパイロット攻撃力は数値が大きい上に、気力補正や地形適応の影響も非常に強いために、ダメージのインフレ化が一気に加速。味方リアル系は防御しないと雑魚の攻撃にワンパン撃墜され、敵雑魚も後述のHPインフレがあるにもかかわらず2回攻撃すればほぼ落とせる。『F』では圧倒的な強さを誇った大ボスも、改造と気力次第ではあるが、本作ではその異常性能を感じさせない勢いで落とせるようになる。戦闘における命中面の比重が更に加速した形となり、補正できる精神コマンドや技能が無いパイロットで戦うのはもはや縛りプレイである。 前編から登場しているMSは、修理要員のメタス以外ほぼ二軍落ちすると言ってよい。その他はリ・ガズィが自爆要員として使える程度。 『F』では最強のMSだったZガンダムすら、本作1話で加入するF91はまだしも、脇役のビギナ・ギナに大きく劣っている始末である。パイロットに対して一級MSの総数が不足気味なので序盤は十分レギュラーを張れるが、最後まで使うには愛と念入りな改造が必要になる。 一応Zガンダムは他MSと比較して飛行可能・移動力8という強みがあり、『完結編』に入って即二軍落ちするわけではない。NPCの救出や特定地点の防衛等、高い移動力を求められるシナリオが幾つかあるため、そういった場面では十分に活躍する事ができる。しかしそれを過ぎた頃から運動性/限界反応の低さ・射程の短さ・悪燃費が響くようになり、終盤に差し掛かる頃にはかなり辛くなる。同じく『F』時代の主力であったビルバインには「パーツスロット+1」という調整が入っているめ、Zにも何らかの調整があれば…。 そのビルバインすら、本作では遠距離攻撃の弱さ・近接武器が切り払い対象・二回行動が遅さ・宇宙B等の欠点が目立つようになる。最大火力だけは非常に高いが、逆を言えばそれ以外はほぼ全てMSに劣っており、自慢の回避能力も今作ではMSに逆転されてしまう。敵陣に突っ込んで削る反撃戦法も、本作ではMSの方が遥かに強いため、プレイヤーによってはチャムを引っぺがして二軍落ちさせる事も…。 本作を象徴する要素、名前付きパイロット専用機が非常に厄介。名前付きのパイロットは、たとえ雑魚と同じ機体に乗っていても異常に能力値が強化されており、しかもそんな連中が群れて出てくる。 代表例はハンブラビやグルーンだろうか。特に前者は『F』仕様、『完結編』仕様、ヤザン隊が乗る強化型、そしてそれを更に強化したマップ兵器搭載型まである。 後年のスパロボにも名前付きパイロット専用機の概念は引き継がれたが、それらはあくまでも(長期戦や撤退を誘うためか)HPや装甲が高めに設定されているくらいであり、それ以外の数値も過剰に高いのは本作くらいである。 この『完結編』ではポセイダル軍に代わって、『Zガンダム』のティターンズが面倒な強敵としてプレイヤーに立ちはだかる。数値のインフレにより、ティターンズ機は弱いMSでさえ㏋6000/運動性135、強いMSだとHP9000/運動性155もある高性能MS揃い。おまけに3~5段階改造、シナリオによってはそれ以上改造されており、例によってそんなのをわんさか投入してくる。そのくせ落としても得られる資金は1200~1500ほどと、同クラスのネオジオンMSに比べても安い。こんな強力かつ倒しても旨味のないティターンズとの戦いが、『完結編』は中盤までずっと続く事になる。 代わりにティターンズ兵は獲得経験値がやたらと多く、ネームドパイロットより雑魚MSに乗っている一般兵の方が経験値をくれることもしばしば。『F』においても序盤に頻出するポセイダル兵の経験値が親衛隊兵などよりもかなり高めに設定されていたため、バランス調整の一環なのかもしれない。成功しているかどうかはさておき…。 一方でポセイダル軍は本作の中盤以降しか出現しないが、厄介度が劇的に跳ね上がっている。HP14000/装甲2700/運動性160/シールド+ビームコート+MAP兵器持ちの雑魚がバカスカ現れる光景には、多くのプレイヤーがげんなりした事だろう。しかも終盤にはHP25000/装甲3300の強化型が…。加えて本作では雑魚を含む大半のポセイダル軍が2回行動するため、1度目の行動で位置を合わせ、2度目の行動でMAP兵器…といういやらしい行動も多いため対処が難しい。撃たれても直撃しにくいNT勢への依存がますます強まりやすい。 機体を改造して強化しようにも、『完結編』中盤までは5段階までしか改造できないのですぐ頭打ちになり、効果も『完結編』仕様に強化されたり、「解禁前から6段階以上改造済み」という不公平さを感じさせる者まで混じる敵の前では心もとない。「『完結編』では10段階まで改造できるようになる」という触れ込みだったが、実際は最終話手前十数話になるまでできない。 しかも6段階目からは必要金額が跳ね上がるため、他のスパロボの感覚で多くの機体を改造しようとすると金が足りず、幸運を多用するか全滅プレイを使わないと資金不足になりがち。改造による効果はこれまでよりも高いので、数機をフル改造した単騎無双を戦術の軸にしたり、フル改造にもかかわらず必殺武器や運動性を重点的に改造したりするなど、必要な点を見極めて改造していくことになる。 実際には、MAP兵器と必殺兵器、ENと運動性と限界反応に絞って改造を施していくことが一般的で、スーパー系であってもHPと装甲を最低限しか改造しないケースが多い。 資金に関してはあまり稼げる敵機が出てこない内でも、ほぼ全マップで1番儲けられる相手を幸運を駆使して仕留めるつもりでなければ辛い。また、お遊びでネタ機体や弱機体を改造する場合も、主力の次にしなければ壮絶な無駄になりかねず、強制出撃する機体を興味ないからと放置すると本作の難易度も相まって思わぬ戸惑いを味わう事も…この辺の自由度の無さは辛いところである。 ラスボス級の敵は限界・運動性が恐ろしく高く、先述の強烈な補正が乗ったNTですら攻撃を当てるのが困難。例を挙げると、普通に育てて来たクワトロ+F91ですらラスボスへの命中率は15%。NTと新鋭MSでコレなので、時間を掛けずに倒したり、それ以外のユニットで挑むのなら最低でも「必中」やレアパーツのサポートがないと話にならない。 ただ、必殺武器をフル改造したスーパー系がいればインフレした火力もあり楽に倒す事が出来る。リアル系とスーパー系がここまではっきりと役割分担させられるスパロボは少なく、人によってはかなり戸惑うだろう。精神コマンドを駆使すればリアル系だけでも倒す事は出来るが、運(リセット)頼みになる。 ちなみにリアル系の必中持ちはほぼ皆無(*36)である一方、スーパー系は殆どが所持している。幸い真ゲッター・イデオン・ガンバスター・ダンクーガと、宇宙A組で賄えるのが救いである。 当時のインタビューでは「ガンダム系の機体の強さは年代順です」と答えられていたが、実際には敵側やFA百式改の序列があやふや。 例として、『F91』のベルガ・ギロスが『Z』のガザCやギャプランより遥かに弱い、そのガザCが『ZZ』のバウより強かったり等。そもそも『ZZ』同士であるはずのガザDが大半の『ZZ』のMSより圧倒的に強い。 余談だが、ジャムル・フィンやガ・ゾウムが没データとして存在している。原作で雑魚MSだったガザC(D)を『完結編』からの新雑魚にするより、これらの方が違和感が少なかったのではなかろうか。 主役MSの最大攻撃力を見るとGP03 Z ZZ ν F91となっており、味方に関しては確かに年代順と言えなくもない。 アッシマーがビームサーベルを持っている上に宇宙で運用されていたりと、機体の設定等もおかしい(*37)。厳密には本作だけでなく『第4次』からだが、こちらも宇宙適応がないなど、原作の機体設定は正しく反映されていた。 『0083』の機体がかなりの弱MSになってしまっている辺り、開発スタッフは『0083』の機体がグリプス戦役のMSに匹敵する性能を持っている事など知らない模様。と言うより攻略本の辛辣コメントを書いた人の方が詳しかったりする。 そもそもの話として、MSの強さを年代順にする事自体が非常に雑な調整と言わざるを得ない。スパロボ世界は原作シリーズとは全く異なる世界観なので、開発タイミングや技術の原作と発展が同じとは限らない。劇中で過去のもの(劣るもの)と言及されたり、原作の歴史通りと分かる描写がない限り、宇宙世紀での序列をスパロボに丸写しする動機としては認められない(*38)。 考慮されていないのは、開発サイドの好き嫌いや贔屓が大きく出てしまったのが原因ではないかという考察もある。 一応『F』の間だけ見れば概ね時代順となっている。ちぐはぐな部分もなくはないが、主人公機補正・大型機補正・高級機補正と考えると納得出来る範囲であり、そこまでおかしな印象は受けないだろう。バランスがおかしいのは『完結編』以降に初登場する機体や、『F』から性能が大幅に変更されている機体が中心。また敵ユニットごとの改造段階の差が激しいことで強弱が逆転しているパターンもある。 ちなみにバランスがおかしいのはMSに限らない。オーラバトラー最弱のドラムロですらνガンダムやF91よりも運動性が高く、同系統の戦艦ウィル・ウィプスは戦艦であるにもかかわらず更にその上を行く性能を持っており戦艦のくせにひょいひょい避ける。また『F』では性能的にほとんど同格だったバッシュとカルバリーテンプルに圧倒的な性能差が付いている等、行き当たりばったりな調整が散見される。 ゲームバランス以外の問題点 エルガイムとヌーベルディザードのどちらかにマップ兵器「バスターランチャー」を追加できるが、後者に追加すると何故か敵として登場するヌーベルディザードにまでランチャーが追加されてしまう。 敵用と味方用でデータを共用しているためと予想されたが、ユニットデータは敵味方で別、にもかかわらずマップ兵器の追加だけが共通化されている。 味方のヌーベルディザードは敵のヌーベルディザードより機体性能が(改造を考慮しても)全般的にかなり劣る。そんなところだけ差異をはからなくてもいいだろうに…。なのでヌーベルディザードを選ぶと無駄に難易度が上がる。なお事前にこれを確かめることもできない。 理由・原因は推測になるが、恐らく設定ミスだろう。味方仕様のユニットデータをコピペして敵仕様のデータを作成する際、HP等の数値だけを弄って「使用可能な武器の種類データ」からランチャーの削除ないし完全な非表示化を忘れたため、武器表示フラグが味方仕様と同じ状態で残ったと思われる。 そもそも原作ではヌーベルディザード単機でバスターランチャーを撃つエネルギーはなく、また反動に耐えられないはずなのだが、別の資料では「ランチャー接続口が3つあるためバスターランチャーの使用は可能。放送当時の資料にも発射可能の旨が記されている」など、情報が錯綜していた様子がうかがえる。 相変わらず機体性能の1つである「限界反応」(*39)に見過ごせない調整ミスがある。 例えばイデオンは運動性110に対し限界反応440と、十分な限界反応が用意されてある。一方で真・ゲッター1は運動性110に対し限界反応は僅か280、運動性と限界反応の強化段階によっては収まり切らなくなる。 特にキュベレイMk-II(運動性105・限界反応330)やノイエ・ジール(運動性155・限界反応340)等は運動限界比が明らかにおかしく、高い命中回避を誇るNTを乗せると軽く限界反応をオーバーしてしまう。 これは敵側にも同じ事が言える。『エルガイム』のアトールVは165もの凄まじい運動性を持っているが、限界反応はたったの330、しかも名ありパイロット専用なのでいつも限界反応が真っ赤で当たらない攻撃を繰り返すだけの雑魚である。同作の同じくパイロット専用機体であるオージェやアシュラテンプルはそれなりにあるだけに余計に目立つ。 本作の隠し要素は比較的獲得難度が高く、攻略情報がないとまず気付けないものが多いが、その割には実用性が全体的に低め。機体性能は異常に高いが武装が貧弱なシャア専用ザク、色替えのみで性能の変わらない夜間迷彩ビルバインはその筆頭だろう(*40)。 先述のマスターガンダムやゼロカスタムも、機体は強力なのに加入時期が非常に遅く、折角の隠し要素なのに3~4話しか使用できない。特にマスターガンダムは、残り数話という時期になって無改造で加入する。せめて改造済みかもう少し早ければ実用性が生まれたのだが…。 同様に隠しキャラとして『1stガンダム』のセイラ・マスを仲間にできるが、条件が総ターン数一定値以下となっている。更に『完結編』から始めたデータは総ターン数がかなり多めになっているため、『F』から始めないとほぼ達成不可能である。その厳しい条件に見合った能力も持っておらず、精神コマンドに至っては『第3次』のラインナップをそのまま使い回している。 シナリオ担当とパラメータ担当の連絡不行き届きがあるのか、とっくに二軍落ちした機体が強制出撃に選ばれるシナリオが複数ある。 一例として終盤手前のシナリオ「灯火は炎となりて」は、ザク改や旧ザク等の二軍MSを庇いつつZZとGP-03だけで味方増援まで耐えるという内容なのだが、性能的にGP-03も図らずして二軍化してしまっており、実質的にZZ単機のみで耐えなければいけない。 特に酷いのが終盤DCルートの「理想と現実」。強制出撃枠に先述したZガンダムやGP-03、一軍か二軍か微妙なビルバインとダイターン3、更には修理専門のメタスや遥か昔に二軍落ちしたリ・ガズィまでもが選ばれており、味方本隊の到着も遅いため非常に厳しい戦いを強いられる。 また地上ルートの「決戦、第2新東京市」は、機械(戦闘)獣12機+暗黒大将軍をEVA3機だけで迎え撃つというシナリオなのだが、何故か敵の運動性がフル改造されており、場合によっては攻撃が当たらず詰む危険性すらある。一応、普段は飛行している暗黒大将軍がこのマップに限っては地上にいるので、プログナイフが当てられないということはないが…。 予めレベルを上げてある程度の改造を施しておく必要があるのだが、こんな時に限って1つ前のシナリオではEVAが出撃できない仕組みになっている。つまり対策ができず、10段改造解禁前という事もあってEVAパイロットを育てていなかった場合はほぼ詰みかねない状況に立たされる。 一応初期レベルのシンジでも、回避能力が低めの敵に対しては攻撃を当てられるため、ちまちま殴って少しずつレベルを上げれば攻略は不可能ではない。かなりの時間がかかってしまうが… 身も蓋もないが、初号機を敵陣に突っ込ませて暴走させるという手もある。40000もの修理費を取られてしまうが、育てていなかった場合はこの方法が一番楽。 『完結編』は前編未経験者のために、「予めパイロットのレベルが適当に上がっており、また豊富な資金が用意されているため、機体を自由に改造して準備を整えられる」というデフォルトデータも用意されている(*41)のだが、これも微妙に理不尽な要素を孕んでいる。 ここまでで散々記述されたように、このゲームは機体の強弱の差が激しすぎるため、改造する機体をどれにするかは正に死活問題。特に機体を万遍なく改造するのが好き…というタイプの人だったら苦戦は必至である。 デフォルトデータのパイロットは、修理/補給ができる機体に乗っているパイロットが誰よりもレベルが高いというアイロニカルなレベル設定になる事が多く、そしてコウやバーニィのレベルは低い傾向がある。開発スタッフから直々に戦力外通告を受けたようなもので、これほど屈辱的な仕打ちはないだろう。 ファティマや高性能レーダー等、前編で強敵を倒さないと手に入らないパーツを所持しているデータになる可能性もあるので、前編で取っていなかった場合新しくデータを作った方がいいというケースになりかねない。前編から始める必要性はトッドとセイラ(共に微妙な能力)を仲間にするのと、大図鑑を100%にするくらいしかない。 スパロボで初めて赤いキュベレイMk-IIが登場し、プル機と同時運用できる…と思いきやどちらかをその場で強制的に捨てなければならない。ちなみに加入シナリオで2機とも撃墜された場合、両方の修理代を払った上で片方を捨てさせられるという謎の理不尽を味わう羽目になる。 中盤で「増え過ぎた機体を買い取ってもらう」という名目の強制廃棄イベントがあり、勝手に機体が捨てられてしまう。 ネモやジムIIIのような二軍MSは捨てられても困らないが、このイベントはビギナ・ギナやキュベレイMk-II等の一級MSまで仕分け対象に含まれる。 事前に「パイロットが乗っていない機体を売却する」と説明されるが、そんな時に限って一部のキャラが強制乗換えを起こす。適当にパイロットをあてがっただけではダメ。 事前にメモしておけという警告はあるが、それならそれでそのイベントのインターミッションで既に乗り換えさせて欲しいところである。乗り換えされていないためこの事を忘れるプレイヤーが多数出た。 そのくせザク改と旧ザクは、原作にはない「ザクマニア」の設定を付与されたバーニィから物言いをつけまくるので捨てられない。 この2機はあまりに悲惨な性能であり、ソフトバンクの攻略本ではそれぞれ「どうすんだこんなの」「どーすんだ、これ」と言われていたほど(*42)。 システム面の問題 武器の地形適応が分かりにくい。 本作では基本的に格闘武器は「相手のいる地形」、射撃武器は「自分のいる地形」を参照してダメージ計算が行われる。 例えば、拡散バズーカの武器適応は海Bで、一見「海にいる敵にダメージが落ちる」と考えがちだが、実際は射撃武器のため「海の中で撃つとダメージが落ちる」が正しい。 格射武器の扱いもこれと同様。武器適応が「AABA」のロケットパンチは、「海の中で撃つ」と弱くなる。 と思いきや、武器適応が「-」の場合は相手への攻撃不可判定が優先され、たとえ射撃武器であっても相手がその地形にいる場合攻撃できなくなる。武器適応「AA-A」のビームライフルは海の敵に対して撃つことができない。また、自分が海の中に入って敵を撃つと、上記の仕様により強制的に10ダメージになってしまう。 分かりにくいと判断されたのか次回作以降では格闘武器も射撃武器も相手側のいる地形を参照するようになっている。 『完結編』中盤のルート分岐以降、プロペラントタンクやリペアキット等の消費パーツも含め、一切パーツを落とさなくなる(*43)。 反撃選択時、シールド防御は「防御」を選択すると、分身は「反撃以外」を選択すると絶対に発動しなくなる。一方で切り払いは防御・回避のどちらでも何故か発動する。仕様か不具合かは不明だが、仮に仕様だったとしてもその意図が分からない。 『F』と『完結編』、SS版とPS版で微妙に数値の調整を受けたパイロットが存在し、それが地味な被害を与えている。 例えば、ダバは『SS版F』だとレベル39で反応が200になり、2回行動が可能となる。 一方で『PS版F』は全キャラが『完結編』の精神と反応の成長パターンになっため、ダバはレベル42で2回行動が可能となる。『F』はレベル40までしか上がらないためどうしても2回行動ができず、また精神ポイントも微妙に減る事になる。 とはいえ、『F』の間にダバのレベルを39にするのは非常に困難であり、ほぼ全滅プレイ必須なため通常プレイの範疇ではさほど影響はない。だが『完結編』になると更に症状は悪化し… 『F完結編』においてはレベル39時のダバの反応は最速パターンより一つ遅いパターンに変更されており、2回行動可能レベルは何と52、時期的には最終盤である。2回行動の遅さはダバが2軍落ちする要因の1つでもあるため、正に余計な調整と言えよう。 反応の成長パターンの変更は『SS版F』だとレベル37で2回行動が可能になったルーが、『SS版完結編』及びPS版ではレベル43に変更されている等、この余計な調整はそこかしこに存在している。 また反応は命中回避にも影響するため、ここでもニュータイプ優遇となってしまっている。 いくつかの設定ミス クリティカル率の補正値が実際に表示される値とは微妙に異なっている。本作の補正値は-20・-10・±0・+10・+20の5段階だが、実際の補正値が表示上のそれより1段階低く、+20%の場合実際は+10%となる。そして-20%の場合、実際の補正は1周回って+20%になっており、この影響でバルカン・機銃系の武器が異様にクリティカルしやすい。 データには通常のプレイでは聞く事のできない音声データがいくつかある。例えばブランには撃墜台詞「アッシマーがっ!」が用意されているが、ゲーム内では一般機ではなく彼専用の強化型アッシマーに搭乗する。この強化型に専用台詞を設定し忘れるというミスにより、折角の有名な断末魔が聞けなくなっている。他にはジェリドやゲーツ等が該当。当初はここまでインフレする予定ではなく、強化機体を用意するつもりもなかったのだろう。 先述の五飛は何故か乗り換えができず、他パイロットをアルトロンに乗せる形で五飛を同機から降ろすと、二度と搭乗できなくなる。これは五飛の乗り換え系統の設定ミスによるもので、一度降ろしてしまうと「乗り換え可能な機体がない」という判定になってしまうため。五飛は他4人のW系パイロットよりも加入が極めて遅く、ポセイダルルートでは僅か3話、DCルートに至ってはなんと2話しか使用できない。その頃は既にスタメンが決まり切っている時期であり、機体・パイロットの弱さも相まって、使用にはプレイヤーの愛が必須なレベル。よほど五飛が好きだったり縛りプレイとかでもなければまず使う機会がない事から、開発側が不具合を発見できなかった可能性はある。 『ゴーショーグン』の敵キャラクター・ブンドルとの戦闘では、クラシックがBGMとして流れるという演出がある。「登場の際にクラシックが流れる」という原作を意識した仕様である…が、何故か選曲が原作で彼が嫌っていた『ワルキューレの騎行』。資料不足による間違いか、それとも狙った演出なのか…。 『F』で加入する副主人公は、設定ミスによりスーパー系がリアル系の、リアル系がスーパー系の能力値になっている(『完結編』で修正)。 ストーリー・シナリオ構成の問題 『第2次』からシナリオを担当していた阪田雅彦氏は、健康問題を理由に本作途中から降板し、後半からはウィンキーの堀川和良氏がシナリオを担当している。そのためか、本作は後半から徐々に不可解な展開も増えていく。 『Zガンダム』の敵キャラであるジェリドが何故かラスボスに特攻してプレイヤー側を助ける形になる、『エヴァ』のアスカが他作品のキャラであるカトルになびく、ソロシップクルーと甲児・万丈・忍を除くスーパー系パイロットがインターミッション中の会話に殆ど登場しない、等。このうちジェリドの場合は意図的に助けたわけではなく「自分と恋人だったマウアーの運命をもてあそんだ者…を作った者がラスボスだった」というややこしい事情がある。怒りの矛先が直接マウアーを死なせたプレイヤーでなく大元の大元に向かった結果なのだが、激高型の彼にしては冷静過ぎるかもしれない。ついでに原作では乗っていないジ・Oに乗ってくるが、シロッコのお下がりだろうか? また『イデオン』『エヴァ』の原作を再現しているのに、脇役達は散々喋るにもかかわらず主人公のコスモやシンジは無言というイベントまである。 もっとも特攻云々に関して本来は『ガンダムW』のトレーズの役割なのだが、彼が死んでいるとジェリドが代わりになるという感じである。本当なら最終決戦の途中でいきなり第三勢力扱いで乱入してきて犬死に、という惨めな立ち位置になってしまう。ゲームシステムとしては彼の特攻がないとボスが無敵のままなので犬死にではないが…。 なおラスボスがシロッコになるルートでは、トレーズ云々とはまた別に『Z』のバスクが特攻する。本作のバスクは原作とは異なりジャミトフに忠誠を誓っているため違和感があるというほどではないが、プレイヤーにとっては悪いイメージしかないジャミトフの敵討ちなどはっきり言ってどうでもいい。 ちなみにオリジナル主人公は、ライター交代後の後半は一切、全くもって、一言も喋らず、正真正銘のいるだけ主人公となってしまっている。 また、前編途中にあった選択肢で「恋人はいない」を選択していると、サブ主人公は最後まで登場しない。リメイク元の『第4次』では恋人の有無によってサブ主人公の登場の仕方が変わっていたため、『完結編』での登場を期待していた人も多かっただろうに…。 特にリアル系の恋人は、「激励」「再動」と、とても貴重な精神コマンドを持っているうえにSP自体もかなり高いので、いるといないとでは難易度に大きな差が出る。 デビルガンダムと決着を付けるシナリオは用意されていたものの没になり、イベントだけ最終面に捻じ込んだらしく、ラスボスと自軍の会話が終わっていざ勝負…という時になってウルベ少佐が乱入してきて長々と喋り始める。 ウルベとの会話中はラスボスが無言になるので、操作可能になる頃にはラスボスとの会話内容などプレイヤーの頭から消えている事だろう。 ページ上部や設定ミスの項目で述べたWチームは、シナリオ面での扱いも非常に悪い。 『F』では完全に敵として出ていたが、本作でも引き続き敵として登場。説得すれば味方として運用できるが、途中でまた離脱する。その後はデュオと五飛はどちらのルートでも無条件で仲間になるが、他3人はルート限定かつやや難しい条件を満たさないと復帰しない。『完結編』序盤で加入する4人は耐久力を活かした戦い方ができるためまだマシだが、加入タイミングが最終話直前の五飛は救いがない。そもそもの問題として、主役であるヒイロが、敵として出てくるだけで終わる可能性があるというのはいかがなものかと言われている。 『F』の終盤手前で加入していたゼクスとノインは『完結編』に入って早々かつ唐突に永久離脱してしまう。搭乗機の改造に費やした資金も無駄になってしまい、『完結編』が発売される以前に改造を施して損をしたというプレイヤーもいた。 全方位で散々な扱いのW勢だが、例外的にウイングガンダムゼロカスタムだけは、武装・機体性能共に恐ろしく高性能になっている。終盤は敵側も限界反応に引っかかり回避率が頭打ちになるため、他パイロットはともかく集中を持つヒイロなら十分戦力になる強さを持つ。ただし、スーパー系に毛の生えた程度の回避値・反応のW勢では、ここまで性能を高めてようやくNT勢と肩を並べられるとも言える(*44)。 この他、ウイングゼロはただでさえ正式参戦が遅いのに、カスタム化すると2話もの間パイロット共々出撃不能となってしまう。その結果、折角の超強力な機体でありながら、たった3話しかゼロカスタムを使用できないという問題も抱えている。 『第4次』でも、死亡描写も無く退場するキャラや、前作までは登場していながら姿を消したキャラが複数存在したが、本作もそれは同様。 『Zガンダム』のサラ、『ガンダムZZ』のキャラ・スーン、『ダンバイン』のガラリアやベル等も登場せず、消息不明のままである。 本作の開発当時は『新』と違って声優に代役を使わない方針になっていたのか、声優の都合で没になったとおぼしきキャラも多い。代表的なのが、『第4次S』でボイスが無かった『グレンダイザー』と『ザンボット3』であり、今作では作品ごと不参戦となっている(*45)。ちなみに、トッド・ギネスを演じた逢坂秀実氏は当時既に引退していたが、中原茂氏や平松広和氏の協力により半年掛かりで探し出したという。 シナリオ64『招かれざる訪問者』で初期配置の敵を素早く倒すと、なんとゲーム側から改造コード疑惑を掛けられてしまう。そのような小ネタを入れるよりも、他にするべき大切な事があったのではないだろうか? ウィンキー補正 ウィンキー補正とは、ウィンキースパロボ独自の仕様である。 「敵の10%は余裕で当たるがこちらの90%は軽く避けられる」「シールド防御・切り払いの発生確率が異常に高い」等、ウィンキー時代のスパロボ、特に本作の命中回避率の不満に由来するものであり、「なんか変な補正が敵に掛かってんじゃないの?」と思われていた。 当時はプレイヤーの間で囁かれていた都市伝説であったのだが、なんと後年になってれっきとした根拠が見つかっている。 謎の命中判定 命中率1~5%の攻撃、及び命中率96~99%の攻撃は、普通に乱数を使った命中判定を行う。一方で命中率6~95%の攻撃は、マップ開始時、リセット直後の各勢力(味方、敵、第3軍それぞれ)の初撃は乱数を使った命中判定を行うが、以降は「乱数を使った命中判定」の他「必ず被弾」「必ず回避」の3つに分岐する。 詳しい説明は長くなる上に複雑なため省くが、要は命中率6~95%の攻撃に限り、乱数による命中判定とは別の命中判定が設定されていて、これによって表示されている命中率と実際の命中率が明らかに異なっているのである。 間接的な不具合で先攻側がEN消費型の武器+ビームバリア所持 反撃側がビーム兵器使用の条件を満たすと戦闘画面で先攻側の武器使用時のEN消費が通常より+5(ビームバリア消費分)増加してしまう場合がある。その時点で反撃の被弾は確定となる。例えば、エルガイムのパワーランチャーはEN消費量が通常10だが、反撃のビーム兵器が被弾確定の場合はパワーランチャー発射時にビームコート発動分の消費量も同時に合算されてしまい15に増加する。 切り払い・シールド防御の不具合 切り払いLv9・シールド防御Lv9の発動確率がどちらも全く違う。どちらも本来なら9/16の確率で発動するはずが、バグによって前者は発動率100%に、後者はLv1時と同じ1/16になっている。これは技能Lvに対応したコードがLv8までしか用意されておらず、Lv9に対応した場所に全く別のコードが入っている事が原因。 東方不敗とアレンビーは切り払い技能を持っているが、マスター/ノーベルガンダムに剣装備を設定し忘れており、切り払いが発動しない。特に東方不敗は切り払いLvが最大まで上昇するパイロットであり、上記の通り切り払いLv9にはプレイヤー有利なバグがあるため惜しまれた。また逆の設定ミスとして、ゼイドラム等の一部の敵はサーベル型武装を持たないにもかかわらず、剣装備に設定されていて切り払いを発動する。 100%? 命中率100%の攻撃、つまり本来なら絶対に当たるはずの攻撃が回避される事がある。使用武器か、パイロットか、特定の機体同士の組み合わせにより発生するか、単に命中回避計算に不備があるのか、その原因は全くの不明。発生確率がかなり低い不具合であり、それ故に発生報告も少なくあまり認知されていないが、SRPGには絶対にあってはならない不具合である。ちなみに、本作をベースに開発された『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』にも、これと全く同じ不具合が発生・存在する。 上記とはまた別の問題として、切り払い関連の不備によって、命中率100%の攻撃が回避される(ように見える)不具合がある。本作にはコン・バトラーVの超電磁ヨーヨー等、「切り払いされるが切り払いモーションが設定されてない」という武器が一部存在する。この武器を切り払った場合、切り払いではなく通常の回避モーションが発生し、それが命中率100%の攻撃を避けたかように映るのである。 と、これらの仕様やバグによって、本作は命中率・回避率など確率関係の信憑性がかなり疑わしくなっている。これがよく言われるウィンキー補正の真実であり、決して「印象が強いせいでそう言われるようになった」だけの話ではなく、言われるだけの根拠が存在しているのである。ただゲームの難易度が高いだけならまだしも、この『ウィンキー補正』に至ってはただの嘘つきであり、SRPGとしてはお粗末で大きな問題である。 評価点 インフレした火力は自軍も備えているため、要点を押さえてプレイするとサクサク敵を落とせて快適なプレイを楽しめる。 2回行動も相まって攻めが非常に強いSLGである事を把握し、MAP兵器+長射程武器による先手必勝、高い回避能力を持つユニットを囮にして反撃で削る、強敵には「脱力」「挑発」を駆使する、早いうちに2回行動ができるパイロットや、ロボット、地形適応が両方ともAのユニット、「激励」「かく乱」等を習得するパイロットを育て、ほかはいっさい手を加えない…などを心がければ、スムーズに攻略できる。それでも、シールド防御、切り払いなどではそれなりにリセットを強いられるような運が絡む部分もある。 これらは、ピーキーながら慣れると楽しめる要素と言え、それゆえに今でもコアな愛好家が存在している。また、一見キャラゲーらしからぬシビアさと言われがちだが、本作より参戦した「イデオン」「トップをねらえ!」「エヴァンゲリオン」は、上記の戦術と非常に相性がよい。シナリオにもしっかり絡んでいることから、新規参戦を優遇するという役割はしっかりと果たしていると言える。 前述したドラムの問題こそあれど、SSに使用されているパッチの高性能さとそれを見事に引き出した担当者の優れた手腕により、BGMのクオリティは非常に高い。 一部の合体・発進ムービーは実際に放送されていたアニメをほぼそのまま使っている(BGMとボイスはゲーム内のものを使用)。「手抜きだ」という批判もあるものの、原作視聴済みのプレイヤーが思い出に浸る要素として機能している。 本作発売時点でアニメが存在していなかった真・ゲッターロボとマジンカイザー、グルンガストのムービーはCGで制作されており、こちらも当時としてはかなりの出来栄えである。 今作で採用された新システムには、後年のスパロボにも引き継がれた便利で画期的なものが多い。 特に、強化パーツの入手が、煩わしい「マップの探索」から「敵を倒して入手」に変更された点は大きい。 『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』から修理及び補給により経験値が手に入るシステムを逆輸入し、また修理されたユニットとのレベル差により経験値に補正が入るようにされたため、サブユニットを育てやすくなった。 不便だった『第4次』の修理装置/補給装置の弾数制が廃止され、再び無限となった事も育成のしやすさに一役買っている。 戦闘終了後に「残り精神ポイントx2」分の経験値が入る。修理・補給ユニットの専属パイロットにとっては貴重な経験値ではあるが、このシステムのせいで精神コマンドを気持ちよく使い難い(使うと獲得経験値が下がってしまう)と言う事もあり、後の作品には採用されていない。 隠しユニット、パイロットの数が多く、初参戦である『トップをねらえ!』からはシズラー黒(*46)が入手可能。 また、スパロボでは初めて師匠こと東方不敗がマスターガンダムと共に参入する。非常に強力なユニットとなっており、終盤では「石破ラブラブ天驚拳」の代わりに「石破究極天驚拳」が見られるなど、贅沢三昧となっている。 『第4次/S』でフェードアウトしていたハマーンも、条件を満たすことでシリーズ初となる自軍加入を果たせるようになった。残念ながら鬼のような強さを誇ったキュベレイは入手できないが、彼女の能力値は敵仕様のままなので一級MSに乗せてやれば即戦力となる。 発売前から鳴り物入りで喧伝された新システム、「DVE」「ひとことモード」はいずれも評価が高く、後の作品でも多く導入されている。 『イデオン』関連のイベント、前述の東方不敗との決戦イベントはセリフの殆どがDVE。 開発スタッフが『イデオン』に注いだ愛は凄まじく、コスモの「こんな甲斐のない生き方なんぞ俺は認めない!」とか、カーシャの「そうよ、みんな星になってしまえー!」など、本編では殆ど再現されていない『発動篇』のセリフまで収録されている。 またそれまであまり目立っていなかった『ダンバイン』のエレ&エイブやトッド・ギネスはDVEによって存在感を見せており、中でもトッドは上述した逢坂氏のエピソードも功を奏したか『完結編』を含めかなり気合が入っている。 更にはオリキャラでも敵同士でDVEのやり取りを交わすキャラがいる。だからこそ主人公には何もないのが気になってしまうが…。 キャラ辞典の「ひとことモード」では、戦闘員と同じ声優である非戦闘員も喋ってくれる。例えば、セイラ・マス役で井上瑤氏が出ている三条レイカやフォルモッサ・シェリルなど。 ただ、サリィ・ポォは冬馬由美氏が『F91』のセシリー・フェアチャイルド役で出ているのに喋らない。 また子安武人氏、速水奨氏、松井菜桜子氏の3名は本当に一言しか喋ってくれない。 『スーパーロボット大戦Fを一生楽しむ本(セガサターン版)』によると、このキャラによって喋るセリフの数に差がある原因は、「ひとことモードは開発途中で付け加えられたシステム」だからであるという。実装決定前に声を録音していた声優のセリフは少なく、実装後に録音した声優は逆に本編では使わないようなセリフまで録音したため多くなっている。 特に『第4次S』や『新』で声のついていたキャラは新録されていないキャラも多く、そのためアムロや甲児などはメインキャラなのにDVEが存在しない。逆にハサウェイには『新』での音声ライブラリがあったため、戦闘員でもついで出演でもないのにひとことモードで喋る。 総評 事前から発売後まで雑誌での取り扱いも大きく売れ行きはよかったものの、シビアなゲームバランスと謎の不具合の数々とユーザビリティの悪いシステムでも話題となる作品。 厳しい言い方をするなら当時の『ガンダムW』『エヴァ』などの人気の高まりにより起きたロボットアニメブームのおかげで「様々なロボットアニメが一堂に会する」と言うお祭りゲーの需要が高まったため急に売れたとも言える。 散々延期された挙句前後編に分割され、延期してなおゲームバランスに無視できない問題が多々あるのを見る限り、当時の開発現場が相当混乱していたであろうことが窺える。 一方、当時のスパロボシリーズは本作に限らずゲームシステムはあまり重視されておらず、良くも悪くも、「ゲーム性」よりも「お祭りゲー」であることに重きを置いていた節があった。こうした方針が転換されるのは、次回作となる『スーパーロボット大戦64』以降となる。 分割販売・バランスに問題・バグが多い等の問題を抱えている一方、ネットなどでは話題になることも多く、本作を愛好している人は決して少なくはない模様である。 現在でも手ごたえを求めて遊ぶ人がいたり、この超難易度のゲームで縛りプレイを行ったり、かなり詳しい攻略サイトが出てきたりする点からも窺える。もっとも今から遊ぶ場合はどうしても時間がかかったりする点や、自分のお気に入りのユニットだからと容易に活躍させられるとは限らないという点などを考慮し、『64』以降や『新』以前とは違った独自のプレイ感覚への慣れを要求されることを覚悟して臨むべきだろう。 移植版 SS版発売から約1年後にPSに移植された。主な相違点は以下の通り。 「聖戦士バグ」や「暴走初号機操作バグ」等、一部の不具合が修正された。一方でPS版独自の不具合も発生している。幸いにもゲームプレイに大きな影響を与えないものばかりであるが。 SS版では『F』→『完結編』で仕様が変更された部分があったが、それらが『完結編』仕様で統一された。 PS音源の問題もあるが、アレンジの評価が全体的に芳しくなく、アレンジというよりはもはやリミックスである。主人公BGM「TIME TO COME」には大幅な変更が加えられており、「ダンバイン」、「グレートマジンガー」のBGMは音程のずれがある。一応擁護すると全ての戦闘BGMが悪いわけではなく、リューネの「フラッパーガール」や大ボスの「ARMAGEDDON」等PS版の方が好評な曲もある。 アレンジとはまた別の形だが、魔装機神組のBGMはSS版はLOE準拠のアレンジだったのに対し、こちらは『第4次/S』までの旧来のものに差し戻されている。 ちなみにBGMはSS版ではBGM担当が藤本大輔氏1人であったのに対し、PS版ではSS版を担当した藤本氏が退社していたため代わりに稲田義広氏、藤原達也氏、寒川真澄氏の3人がサウンド制作にあたっている。 一部BGMの変更 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の戦闘BGMが、「MAIN TITLE」から「νガンダム」に変更されている。「νガンダム」の評価が低いという訳ではなく、こちらも原作を代表する人気曲ではあるのだが、やはり変えられた事に対する不満は大きい。 ゲスト三将軍の戦闘BGM「VIOLENT BATTLE」は、曲名こそ同じだが、メロディーラインからして完全に別物のBGMに差し替えられている。これに関してはあくまで変えられた事に対する不満があるだけで、BGMの出来自体は意外にも「これはこれで悪くない」という評価を得ている。最も変えられたのは曲の最初の部分で、PS版では落ち着いたトーンと低音が主体となっている。これにより得体の知れない不気味さが出たとして、普段のどこか抜けた口調と敵対した時の強さのギャップが凄まじいゼブにはこのアレンジの方がいいとの声が上がる事となった。 主に『F』において、敵がドロップする強化パーツの一部が改悪された。 リアル系第5話「ヒイロとリリーナ」で特殊条件を満たした場合、初期配置の敵機がより強力なものに変化するという隠し要素が存在する。SS版はこの内の1機から「ブースター」を入手できるが、PS版ではこれが何の変哲もない「リペアキット」に変更されている。 同じく第18話「ジェットスクランダー危機一髪!!」で5ターン以内に全滅させた場合、敵増援の出現位置が変化する隠し要素が存在する。SS版はこの内の1機から貴重な「ミノフスキークラフト」を入手できたが、PS版では通常増援と同じ「チョバムアーマー」にされてしまった。 ハードの仕様の都合上仕方のない事ではあるが、セーブ・ロードが長くなった。 コロニー等の一部オブジェクトが変わっている。 SS版では主人公設定のときに誕生日を本体の時計と同じ日にすることでエヴァのキャラクターが祝福してくれる裏技があったが、PSには時計がないので当然削除されている。 シナリオ攻略中にクイックセーブすると、ゲームオーバー時にタイトルまで戻る。セーブさえしなければ一応全滅プレイは可能。 ゲームバランスの酷さは相変わらず。HP回復コマンド「信頼」をNPCに使えなくなった分余計に難しくなっている。 『F』『完結編』それぞれに同梱されている応募シールを、『全スーパーロボット大戦 電視大百科』に付属の応募用紙に貼って送ることで、「超合金マジンガーZ(第1期の復刻版)」がもれなく貰えるキャンペーンが存在した。 余談 発売予定日から三度も延期され、ようやく確定したかと思えば前後編構成になり『完結編』が発表されるなど、相当に難産な作品であった。 2023年8月にTwitter(現X)で、本作のプロデューサーである寺田氏から当時の開発状況についてある程度の裏話がなされた。それによると、開発スタッフは版権スパロボと魔装機神シリーズの2ラインでのシリーズ継続を予定していたところに、上層部から新たにセガサターン用に『第4次スーパーロボット大戦』並みのボリュームで版権スパロボの制作を命じられ、予定していた2ラインを止めて本作の制作を開始したものの、制作スケジュールが壮絶なまでにタイトで、開発ノウハウがないセガサターンであったことも災いし、スタッフに離脱者が相次ぐなど満身創痍になっていたことがうかがえる内容であった。 セーブデータバグに関しても発売前から把握していて、セガの協力も得てバグが発生しないよう対策をとったつもりでいたが、それでも発売後に発生してしまったとのこと。バグの内容が内容なだけに、割られたディスクが送り付けられてきた事例を紹介し、プロデューサーを退いた今もなお、深い反省の意を示している様子。 本作の分割発売もそういった事情からの苦肉の策であり、説明書やパッケージといった印刷物が完成した後の納期ギリギリの決定であったらしい。それでも分割によるシナリオ増や上記のバグ対策といった作業量の増加で開発スケジュールは好転しなかったらしい。 前編である『F』クリア後に表示させる次回予告演出は、シナリオ後半に登場を予定していた「伝説巨神イデオン」と「トップをねらえ」を版元との契約上どこかで登場させる必要があったための演出であった。 本作の後、スパロボシリーズの開発を担当していたウィンキーソフトはPS移植版や旧作リメイク版の『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』を手掛けた後に開発から離れ、バンプレストが子会社として自社スタジオのバンプレソフトを立ち上げて『α』の開発を行うようになり、外注作品もウィンキーソフト以外の会社が手掛けるようになるなど、ウィンキーソフトは2010年発売のDS版『魔装機神』までスパロボシリーズの開発に一切関わらなくなっていた。 これについて長らく経緯が語られず、本作の分割発売やバグの多さが理由でウィンキーソフトが開発から外されたという説もあった。しかし上記の寺田氏の裏話によると、本作完成後に上層部からスパロボシリーズの更なる開発が指示されたことで、これ以上は請け負うことができないとウィンキーソフトが離脱することになったとのこと。 その後、ウィンキーソフトの要望で『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』を皮切りに魔装機神シリーズが16年ぶりに再開し3作品を発売し完結を迎えている。 その後ウィンキーソフトは2015年に多額の負債を処理できず破産申請し、敢え無く倒産の憂き目を見ている。幸いにもウィンキーソフトに所属していたスタッフは、その多くが2023年現在もスパロボの開発に携わっているとのこと。 本作がセガサターンで発売された経緯について、本作発売当時の1997年は1月にセガとバンダイが合併しセガバンダイとなる計画を発表したものの、5月に取りやめとなり、その後本作が9月に発売されたこともあって、元々はセガバンダイにまつわる計画の1つだったという予想が当時からなされていたが、これは上記の寺田氏のX更新により否定されている。 別のインタビューで『新世紀エヴァンゲリオン』の参戦は、当時ゲーム化の権利を持っていたセガのハードだから実現できたことが言及されており、当時大ヒットしていた『エヴァンゲリオン』が登場するスパロボ作品を発売したかったバンプレスト側の意向が働いたのかもしれない。 SS版『F』の予約特典はゼンマイ式の人形セット。予約数が多かったようで早期に締め切られ、その後は小冊子に切り替わっている。 人形セットの内訳はνガンダム、マジンガーZ、真ゲッター1、コンバトラーV、ダンクーガ、エヴァ初号機の6体。このうちエヴァ初号機以外の5体は 『スーパーロボットシューティング』限定版付属の人形セットからの流用品であった。 『逆襲のシャア』のキャラ、ネオ・グランゾン、などが没データとして残っている。 あまり知られていないが、一般的に『α』から認知されている熟練度システムは、実は本作から採用されている。 しかし熟練度を獲得できるシナリオは『F』の僅か10のみであり、それによって内容が変化するシナリオは『ヒイロとリリーナ』及び『南海の死闘』の2つだけ。獲得した熟練度をゲーム内で確認する方法すらもなく、作りかけで放置されたと思わしきシステムとなっている。 またSS版後期ROMでは、熟練度によって変動した敵からバリアジェネレーターを高確率で、超合金ニューZを低確率で入手できる。ちなみに前者は装備しても何の効果もない没になった強化パーツ、後者は本来は『完結編』でしか入手できないはずの強化パーツ。どちらも本来なら入手できないはずの強化パーツであり、やはりこちらも作り込みの浅さが窺える。 後に信頼補正と呼ばれるシステムが本作にもマスクデータとして採用されている。特定のパイロット同士が近くにいると攻撃力や防御力が上がるようになっている。 レベルが上がるとかなり大きな効果になるのだが、攻略本等にも載っていなかったので解析や研究が進むまであまり知られていなかった。 『F』前半で多く出てくる「DC兵士」などザコ兵士のセリフがやけにヘタレている。ヘタレ型一般兵の担当は菊池正美氏と島田敏氏であったが、菊池氏が普通に弱そうなのに対し島田氏のものはやたらに気合の入った弱さ(雄叫びがやけっぱちの悲鳴にしか聞こえない、頻繁に声が裏返る、といった具合)を見せ付けている。そんなヘタレボイスがα、GCなどに流用され続けた結果、いつの間にか島田氏が当てたザコ兵士は「島田兵」と呼ばれ一般兵の代名詞となった。この島田兵は寺田Pからも「キング・オブ・一般兵」の称号を授けられ、後の作品で島田氏が演じたキャラクターにも「○○島田兵」とネタにするプレイヤーも現れる事に。 菊池氏と島田氏以外では、「エリート兵」以上のパイロットを演じる郷里大輔氏の演技もアドリブが入っているようでかなり趣がある。雄たけびや「うぅ…(ああぁ…)パワーが…違い過ぎる…」は聞いていて印象深い。 『F』のカラオケモードにおける「カムヒア!ダイターン3」では、ダイターン3の武器の1つである「ダイターンジャベリン」が登場するが、ゲーム本編には登場しない。 これは初期ロットのみで、バグが修正された後期ロットでは「ダイターンザンバー」に修正されている。なお前述の『F』の「初期・後期ロット」の見分けポイントの一つとなっている。 講談社の児童誌『月刊コミックボンボン』にて本作の4コマ「パロディギャグ競作」とコミカライズ「リアルストーリー」が連載されていた。特に後者は開始時に表紙で「長編まんがスタート」と銘打たれ、新連載から2号連続で掲載順トップという力の入れようであった。 しかし、98年4月号の編集長交代の煽りを受けて2つとも連載が終了。後者に至ってはたったの4話だけしか連載されなかった。しかも3話以降はゲーム内容と無関係のオリジナルストーリーとなっており事実上は2話打ち切りである。最終話はオリジナルキャラの少年たち(*47)がメインでゲームの登場キャラは最終盤にしか登場せず、主人公のミーナに至っては未登場である。図らずも『完結編』における主人公の空気化を先取りする形となってしまった。 ちなみに4コマを連載していた漫画家・冬凪れく氏はこの時の連載分ギャグ漫画を同人誌として出版している。 賛否両論ある作品でありながら今なお人気が高い本作であるが、発売日当日に店の前に早朝から行列が出来たり、『完結編』発売時にはその様子が報道番組で取り上げられたりするなど、当時から話題性があった。 今は亡きケイブンシャから出された『完結編』の攻略本が、使えないユニット・キャラや存在感のない敵に対し容赦のない罵声を浴びせており、一部で有名である。 しかもSS版『F』・『完結編』とPS版『F』・『完結編』それぞれ4つに加えさらに狭く深い攻略をしている『一生楽しむ本』SS・PSと計6冊もあり同じキャラでも紹介の仕方が違っている。中には1ステージごとに、スタッフである阪田雅彦氏と寺田貴信氏のコメントが挿入されているというものも。 体裁の関係か、なかなか今では見られない文面の砕け具合に時代を感じてみるのもいかがだろうか? ウィンキー時代の他のケイブンシャスパロボ攻略本も結構独特なレビューがされているので古本屋などで探してみるのも面白いだろう。 ソフトバンクからも攻略本が出ており、こちらも負けず劣らずの辛辣かつ脱線した内容のコメントが多く、別の意味で読みごたえがある。 本作の女性主人公の声優は、林原めぐみ氏、宮村優子氏、緒方恵美氏と、本作初参戦のエヴァンゲリオンの主要人物が主に担当している。残る一人も、トップをねらえ!の主人公役である日髙のり子氏が担当。彼女の起用は声優陣の出演したアニメ制作会社がガイナックスであるという共通点からだろう。 ちなみに男性主人公の声優陣は難波圭一氏、堀内賢雄氏、石野竜三氏、関俊彦氏であるが、この4名には「非主人公でガンダムを操縦したパイロットを演じたことがある(*48)」という共通点がある。(難波氏の演じたカツもMk-IIを操縦している。) 本作で初の参戦を果たした「マジンカイザー」は、のちにダイナミックプロによってOVAとして逆輸入された。 さらに、『スーパーロボット大戦GC』からは、こちらのOVA版が参戦している。 寺田Pは『スーパーロボット大戦F完結編 ディープファイル』収録のインタビューで、マイトガインやライジンオー、Vガンダムを入れる案もあったと発言している(*49)。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/882.html
スーパーロボット大戦EX part35-268 268 :ゲーム好き名無しさん:2008/01/08(火) 22 10 22 ID Q38hu8BjO EX 地底世界のラ・ギアスガ舞台。 地上では謎の失踪事件が発生していた。 原因はラ・ギアス各国による地上人召喚儀式の為だった。 大国ラングランが不安定な状態の為、各地で紛争や内乱が発生。 また邪神ヴォルクルス信徒の暗躍… これらの解決までを風の魔裝機神サイバスターパイロットのマサキ ビアン博士の娘リューネの視点で描いてゆく。 隠しでシュウの章があり、前作のラスボスだった彼が主人公のシナリオあり。 ヴォルクルス信徒の手により蘇生したシュウ。 しかし記憶が一部欠落していた。 最終的に邪神を復活させるのだが、 実は契約により自分を操っていた邪神を倒す為に 復活させたのだった。 記憶の欠落は契約の部分が欠けており 操られないようにするためだったのだ!
https://w.atwiki.jp/jamproject/pages/161.html
願い 「ひとひらの願い抱き 宇宙に散る花」 概要 2011年4月27日に発売されたシングルに収録されている曲。読み方は「ねがい」。 「第2次スーパーロボット大戦Z 破界編」のED。 作詞 奥井雅美 作曲 奥井雅美 編曲 安瀬聖 スローなバラード調の曲。 同じスーパーロボット大戦ZのED曲としては「Cosmic Dance」がある。 Live 関連ページ 曲別データベース SINGLE ALBUM 用語集 コメント 名前 コメント