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#shadowheader 【】内は裁縫スキル製作レベルです。 ※型紙の残りの使用回数 30 (共通) 型紙 [#z015b8ab] 英字ランク [#b8dc0fe9] 数字ランク [#wb655030] 特殊型紙 [#t453ad25] デザインコンテスト型紙 [#n39c8d72] ランダムボックス限定衣装型紙(仮) [#n77eb96a] コメントフォーム [#jf71d21d] 型紙 attachref縦2x横1(stack不可) 入手先 各地NPC、ドロップ、その他(詳細は下記) 売却価格 販売価格に準拠(NPC販売品)50G(巨大ボスドロップ品、ランダムボックス品) 英字ランク 型紙 素材 進行率 仕上げ 入手先 【F】魔道士の帽子 普通の革×1 70% 安い仕上げ糸×1 バルター,グラニテス,エフィー(200G) 【F】ポポスカート 安い生地×1 99.9% 安い仕上げ糸×1 ノラ,ガルビン(400G) 【F】バンダナ 安い生地×1 99.9% 安い仕上げ糸×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(400G) 【E】モンゴ旅行服(♀) 安いシルク×1細い糸×1 30% 普通の仕上げ糸×1 ノラ,ガルビン(1,250G)プレインドラゴンdrop 【E】モンゴ旅行服(♂) 安いシルク×1細い糸×1 30% 普通の仕上げ糸×1 ノラ(1,250G)プレインドラゴンdrop 【E】革頭巾 安い生地×1普通の革×1 99.9% 普通の仕上げ糸×1 バルター,エフィー(1,250G)ピシス地下トンネル宝箱 【D】モンゴロングスカート 安い生地×1安いシルク×1 99.9% 安い仕上げ糸×1 バルター,エフィー(1,600G) 【D】コレスヒーラードレス 安い生地×1安いシルク×1 50% 普通の仕上げ糸×1 ノラ,ガルビン,グラニテス(3,000G) 【D】魔法学校男子学生服 安い生地×1普通のシルク×1普通の革紐×1 99.9% 高級仕上げ糸×1 ノラ,ガルビン(1,700G)プレインドラゴンdrop 【D】コレス忍者スーツ(♂) 普通の生地×1普通のシルク×1太い糸×3 40% 安い仕上げ糸×1 バルター,グラニテス,エフィー(3,400G)プレインドラゴンdrop 【D】トークショートブリムキャップ 普通の生地×1安いシルク×1太い糸×1 40% 高級仕上げ糸×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(1万1,000G) 【C】コレスヒーラースーツ 安い生地×1普通の生地×1安い革紐×1 60% 最高級仕上げ糸×1 ノラ,ガルビン,グラニテス(4,000G)コンヌース地下迷路宝箱 【C】ガーディアングローブ 普通の革×1太い糸×1 30% 高級仕上げ糸×1最高級仕上げ糸×1 バルター,ガルビン,エフィー(4,600G)ピシス地下トンネル宝箱 【C】コレスヒーラーグローブ 普通の生地×1普通のシルク×1組紐×1 50% 高級仕上げ糸×1 ノラ,ガルビン,グラニテス(4,600G) 【C】スリムインナーローブウェア 普通の生地×2普通のシルク×1 36% 高級仕上げ糸×1 エレノア(アルバイト限定) 【C】ライミラク系修道服 普通の生地×1普通のシルク×1 40% 高級仕上げ糸×1 エレノア(アルバイト限定) 【B】一般用シルクの紡織手袋 普通の生地×1 99.9% 細い糸×1 バルター,グラニテス,エフィー(3,000G) 【B】リリナロングスカート 高級シルク×1細い糸×2 70% 高級仕上げ糸×1 バルター,グラニテス,エフィー(5,500G)コンヌース地下迷路宝箱 【B】コレスシーフグローブ 安いシルク×1高級革紐×1 70% 普通の仕上げ糸×1 バルター,グラニテス,エフィー(4,000G) 【B】コイキルトウェア 普通の生地×2普通のシルク×1 45% 普通の仕上げ糸×1 巨大ワニdrop 【A】モンゴ帽子 最高級生地×1普通のシルク×1 50% 最高級仕上げ糸×1 ノラ,グラニテス(1万1,250G) 【A】魔法学校女子学生服 最高級生地×2普通のシルク×1 70% 高級仕上げ糸×1 ノラ(1万1,500G)プレインドラゴンdrop 【A】エラベストスカート 高級生地×2安いシルク×1最高級革紐×1 20% 普通の仕上げ糸×2 レッドサキュバスdrop 【A】男性用ロングレザーコート:光沢なし 普通のシルク×1最高級革×2安い革紐×3 30% 最高級仕上げ糸×1組紐×1 ブラックサキュバスdropアルゴスdrop 【A】カリスウィザードシューズ 普通の生地×3高級シルク×2普通の革×2 28% 高級仕上げ糸×1 レッドドラゴンdrop 数字ランク 型紙 素材 進行率 仕上げ 入手先 【9】クロスメイル 最高級生地×2細い糸×1組紐×1 30% 最高級仕上げ糸×1 ノラ(2万5,500G) 【9】ボリュームベレー帽 最高級シルク×2高級革×1組紐×3 50% 最高級仕上げ糸×1 ジャイアントヘッドレスdrop 【9】アドベンチャースーツ 高級生地×2高級シルク×2組紐×2 40% 高級仕上げ糸×1 フレッタ(2万7,000G) 【9】ベーシックレザーアーマー 高級生地×3高級シルク×3普通の革×5 23% 高級仕上げ糸×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(3万2,500G) 【9】ビッグショルダーアーマー 普通のシルク×2普通の生地×2鉄板×1丈夫な紐×2 27% 普通の仕上げ糸x1組紐x3 グラニテス(4万7000G) 【9】ノルマンウォーリアアーマー 高級生地×2高級シルク×3普通の革×6丈夫な紐×3 30% 高級仕上げ糸×2アイアンインゴット×3 漁船宝箱 【8】ライトレザーメイル(♀) 高級シルク×1高級革×1普通の革紐×1 40% 高級仕上げ糸×1組紐×1 バルター,エフィー(1万6,000G)プレインドラゴン,レッドドラゴンdrop 【8】ライトレザーメイル(♂) 普通のシルク×1高級革×1普通の革紐×1 30% 高級仕上げ糸×1組紐×1 バルター,エフィー(1万6,000G)プレインドラゴンdrop 【8】ブロードフェザーハット 高級生地×1安いシルク×1最高級革×1 25% 最高級仕上げ糸×1高級革紐×2 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(5万5,000G) 【8】ライディングスーツ 高級シルク×4丈夫な紐×2丈夫な糸×2 19% 高級仕上げ糸x1組紐x3 ノラ,ガルビン,グラニテス(7万3000G) 【8】ダービースコットプレッドブーツ(♀) 高級生地×1高級シルク×2組紐×1 35% 高級仕上げ糸×1丈夫な紐×1 フレッタ(1万5,000G)巨大ワニdrop 【8】ダービースコットプレッドブーツ(♂) 高級生地×1高級シルク×1組紐×2 35% 高級仕上げ糸×1丈夫な紐×1 フレッタ(1万5,000G)巨大ワニdrop 【7】ルイスベストウェア 最高級生地×1普通のシルク×1最高級革紐×2 20% 高級仕上げ糸×1組紐×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(7万7,000G) 【7】踊り子用ズボン 最高級生地×2高級革×1最高級革×1 30% 最高級仕上げ糸×1 フレッタ(6万7,000G) 【7】スパークレザーアーマー 普通の革×5高級革×5丈夫な糸×5鉄板×2 20% 高級仕上げ糸x1丈夫な紐x3 ノラ,バルター,ガルビン,エフィー(12万1000G) 【7】キルステンレザーアーマー 最高級生地×2最高級シルク×2高級革×5 21% 最高級仕上げ糸×4 漁船宝箱 【7】カリスウィザードスーツ 最高級生地×3最高級シルク×3 22% 高級仕上げ糸×2 レッドドラゴンdrop 【6】専門家用シルクの紡織手袋 高級生地×1 99.9% 細い糸×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(5,000G) 【6】ステッチロングローブアーマー 高級生地×3高級シルク×3丈夫な糸×3鉄板×4 16% 最高級仕上げ糸x1丈夫な糸x3 グラニテス(9万4200G) 【6】テラエイシェントパターンウェア 高級生地×3高級シルク×3組紐×5 17% 高級仕上げ糸x1丈夫な糸x5 アークリッチdrop 【6】ビートクラックスアーマー 高級生地×2鉄板×4高級革紐×3 20% 高級仕上げ糸x1 巨大ワニdrop 【5】ミドルクラシックレザーアーマー 最高級生地×3高級シルク×2高級革×3 21% 最高級仕上げ糸×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(8万6,400G) 【5】タイアップロングブーツ 普通の生地×3高級シルク×3 17% 高級仕上げ糸×1 コンヌース地下迷路宝箱 【5】テラダイヤモンドシェイプレザーブーツ 高級革×3高級シルク×3丈夫な糸×3 13% 高級仕上げ糸x1組紐x3 バルター,グラニテス,エフィー(7万2200G) 【4】ボーンマリンアーマー(♂) 普通の生地×4普通のシルク×3キングクラブの殻×3 18% 最高級仕上げ糸×1トビウオのヒレ×1 シェナン,マーリン(7万4,000G) 【4】ボーンマリンアーマー(♀) 普通の生地×3普通のシルク×4キングクラブの殻×3 17% 最高級仕上げ糸×1トビウオのヒレ×1 シェナン,マーリン(6万8,000G) 【4】グレースプレートアーマー 最高級シルク×2高級生地×2高級革紐×1 17% アイアンインゴット×3最高級仕上げ糸×1 漁船宝箱 【3】コレスシーフスーツ(♂) 最高級生地×1最高級シルク×1最高級革紐×1 10% 最高級仕上げ糸×1組紐×1 バルター,グラニテス,エフィー(11万2,500G)プレインドラゴンdropピシス地下トンネル宝箱 【3】レザーミニワンピース:リングタイプ 高級シルク×1最高級革×1最高級革紐×1 10% 最高級仕上げ糸×2組紐×1 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(12万5,000G) 【3】キラフローリーパターンローブ 最高級生地×1最高級シルク×3丈夫な糸×5 21% 最高級仕上げ糸×1組紐×3 アークリッチdrop 【3】ベッキーウィッチドレス 最高級生地×3最高級シルク×4丈夫な糸×3 10% 高級仕上げ糸×2 巨大ライオンdrop 【1】チークスーツ 最高級生地×3最高級シルク×3最高級革×5 10% 最高級仕上げ糸×1濃霧柄のシルク×1 フレッタ(21万7,000G) 【1】ハイクラシックレザーアーマー 最高級生地×2最高級シルク×3最高級革×4 10% 最高級仕上げ糸×1鉄板×4 バルター,ガルビン,グラニテス,エフィー(17万2,000G) 【1】テラビーラインポアポイントアーマー 最高級シルク×3丈夫な紐×3鉄板×3プレインドラゴンの鱗×1 28% 最高級仕上げ糸×1組紐×5ミスリル板×5 アークリッチdrop 特殊型紙 特殊型紙で製作した服には、 年齢制限 があります。 特殊型紙で製作した服には、 魔法攻撃 自動防御確率:○% が付きます。(ココパンダローブには自動防御は付きません) 特殊型紙で製作した服には、 現在改造を入れることができません! 型紙 素材 進行率 仕上げ 入手先 【B】ココセーラーミニ( 11歳~14歳 魔防:5.00% ) 高級シルク×1高級革紐×2 80% 普通の仕上げ糸×1イエローベビーポーション×1 フレッタ(5,800G) 【9】ココパンダローブ( 10歳~14歳 ) 高級シルク×1最高級シルク×2高級革紐×3 30% 最高級仕上げ糸×1グリーンベビーポーション×1 フレッタ(5万G) 【8】セリナオープンレザージャケット( 13歳~16歳 魔防:8.00% ) 最高級シルク×3最高級革×1高級革紐×3 30% 最高級仕上げ糸×1ブラックユースポーション×1 フレッタ(7万5,000G)巨大ワニdrop 【7】セリナセクシーベアルック( 17歳~20歳 魔防:10.00% ) 最高級生地×2最高級シルク×2組紐×3 20% 最高級仕上げ糸×1レッドポーション×1魔法の金の糸×1濃霧柄のシルク×1 フレッタ(8万2,000G)プレインドラゴンdropコンヌース地下迷路宝箱マルコムのランダムボックス 【6】セリナレディードレス( 18歳~22歳 魔防:10.00% ) 最高級生地×2最高級シルク×1最高級革×1 20% 最高級仕上げ糸×1レッドポーション×1魔法の金の糸×1濃霧柄のシルク×1 フレッタ(9万5,000G)プレインドラゴンdropコンヌース地下迷路宝箱 【6】ビアンカドロワーズレイヤースカート( 13歳~16歳 魔防:8.00% ) 最高級シルク×2高級革×2最高級革紐×1 30% 最高級仕上げ糸×1ブラックユースポーション×1魔法の銀の糸×1 フレッタ(9万2,000G)ピシス地下トンネル宝箱 【5】剣士学校の制服ロングタイプ(♂)( 17歳~20歳 魔防:8.00% ) 最高級生地×2最高級シルク×2最高級革×5 12% 最高級仕上げ糸×1レッドポーション×1魔法の金の糸×1濃霧柄のシルク×1 フレッタ(13万2,000G)巨大ワニdrop 【4】剣士学校の制服ショートタイプ(♀)( 14歳~17歳 魔防:8.00% ) 高級生地×5高級シルク×5最高級革紐×5 10% 最高級仕上げ糸×1ブラックユースポーション×1魔法の銀の糸×1濃霧柄のシルク×1 フレッタ(10万7,000G)巨大ワニdrop 【3】ダービースコットプレッドウェア(♂)( 15歳~19歳 魔防:8.00% ) 最高級生地×3最高級シルク×3高級生地×2丈夫な糸×3 10% 最高級仕上げ糸×1レッドポーション×1魔法の金の糸×1 フレッタ(11万5,000G) 【3】ダービースコットプレッドウェア(♀)( 13歳~17歳 魔防:8.00% ) 最高級生地×3最高級シルク×3高級シルク×2丈夫な糸×3 10% 最高級仕上げ糸×1ブラックユースポーション×1魔法の銀の糸×1 フレッタ(11万5,000G) デザインコンテスト型紙 日本コスチュームデザインコンテスト(2007) ヴィセオ ブランシェ、クマタル(Kumataru) 日本コスチュームデザインコンテスト(2006) エミィロリン アルカレイド キュアレス 国際コスチュームデザインコンテスト(2005) 季鈴、イディカイ、サンドラ、ショウロンジュエン、ニューヨークマリオ、ウィス ラカド、ジャブシンセン、ナタネ 型紙 素材 進行率 仕上げ 入手先 季鈴 【B】季鈴冬天使のコート(♀) 安い生地×3普通の生地×1高級生地×1 58% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【A】季鈴冬天使のコート(♂) 普通の生地×2高級生地×1 56% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【B】季鈴冬天使の帽子 高級生地×1普通の生地×1 55% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【C】季鈴冬天使のグローブ 普通の生地×2 28% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【B】季鈴冬天使のブーツ 安い生地×1普通の生地×1 22% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス ショウロンジュエン 【9】ショウロンジュエンフォーマルドレス(♀) 普通の生地×2高級生地×1普通のシルク×2 34% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【A】ショウロンジュエンフォーマルスーツ(♂) 安い生地×1普通の生地×3高級シルク×1 31% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【C】ショウロンジュエンフォーマルシューズ(♀) 安い生地×1高級生地×1 --% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【B】ショウロンジュエンフォーマルシューズ(♂) 普通の生地×1高級シルク×1 --% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス ニューヨークマリオ 【8】ニューヨークマリオウエストテイラーウェア(♀) 安い生地×1普通のシルク×3高級シルク×1 32% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年) 【7】ニューヨークマリオウエストテイラーウェア(♂) 安い生地×2普通のシルク×2高級シルク×1 --% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年) サンドラ 【A】サンドラスナイパースーツ(♀) 高級生地×1高級シルク×1 45% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【9】サンドラスナイパースーツ(♂) 安い生地×1普通の生地×2高級シルク×1 34% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【9】サンドラスナイパーキャップ 普通の生地×1高級シルク×1 62% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【B】サンドラスナイパーグローブ 高級生地×1 62% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【B】サンドラスナイパーブーツ(♀) 普通の生地×1普通のシルク×1 32% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【A】サンドラスナイパーブーツ(♂) 普通の生地×3 36% 安い仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス ウィス 【7】ウィス防衛軍の服(♀) 普通の生地×2高級生地×2普通のシルク×1 45% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【8】ウィス防衛軍の服(♂) 高級生地×2普通のシルク×2 44% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【A】ウィス防衛軍の帽子(♀) 高級生地×1普通のシルク×1 58% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス 【C】ウィス防衛軍のブーツ(♂) 普通の生地×1高級シルク×1 35% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス イディカイ 【B】イディカイ聖職者の礼服(♀) 安い生地×3普通の生地×2高級生地×1 41% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年) 【A】イディカイ聖職者の礼服(♂) 普通の生地×2高級生地×1 46% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年) ラカド 【8】ラカドレイヤードマフラーローブ 普通の生地×1高級生地×1 42% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年) ジャブシンセン 【7】ジャブシンセンインペリアルローブ 普通の生地×2高級シルク×1 44% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年) ナタネ 【7】ナタネモフモフファーコート 普通の生地×3高級生地×1 45% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(1周年/2周年)マルコムのランダムボックス アルカレイド 【A】アルカレイドスターライトローブ 普通の生地×3高級シルク×4 --% イベント景品(2周年) エミィロリン 【9】エミィロリンアドミラルハット(♂) 普通の生地×2高級シルク×2 42% -- イベント景品(2周年) 【?】エミィロリンアドミラルハット(♀) 普通の生地×2高級シルク×2 44% -- イベント景品(2周年) 【8】エミィロリンアドミラルコート 高級生地×2安いシルク×2普通のシルク×2 36% -- イベント景品(2周年) 【8】エミィロリンアドミラルドレス 高級生地×1普通のシルク×2高級シルク×3 36% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(2周年) キュアレス 【7】キュアレスゴーグル付きキャスケット 高級生地×3高級シルク×3 45% 普通の仕上げ糸×1 イベント景品(2周年) ヴィセオ 【9】ヴィセオバッジ付き飛行帽 高級生地×3高級シルク×3普通の革×5 40% 高級仕上げ糸×1 イベント景品(3周年) クマタル(kumataru) 【9】クマタルバーバラスフォックスグローブ(♂) 高級革×1組紐×3 28% 高級仕上げ糸×2 イベント景品(3周年) 【9】クマタルバーバラスフォックスグローブ(♀) 高級革×1組紐×3 29% 高級仕上げ糸×2 イベント景品(3周年) 【8】クマタルバーバラスフォックスアーマー(♂) 最高級生地×2最高級革×1高級革×1 38% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 イベント景品(3周年) 【8】クマタルバーバラスフォックスアーマー(♀) 最高級生地×2最高級革×1高級革×1 36% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 イベント景品(3周年) ブランシェ 【9】ブランシェ炎紋のレザーキャップ 最高級生地×2最高級シルク×1最高級革×2 42% 高級仕上げ糸×1組紐×3 イベント景品(3周年) 【A】ブランシェ炎紋のレザーグローブ 高級革×1組紐×3 28% 高級仕上げ糸×2 イベント景品(3周年) 【9】ブランシェ炎紋のレザーブーツ 最高級革×2組紐×4 27% 高級仕上げ糸×2 イベント景品(3周年) 【8】ブランシェ炎紋のレザーアーマー(♂) 最高級シルク×3最高級革×1高級革紐×3 38% 最高級仕上げ糸×4 イベント景品(3周年) 【8】ブランシェ炎紋のレザーアーマー(♀) 最高級シルク×3最高級革×1高級革紐×3 36% 最高級仕上げ糸×4 イベント景品(3周年) ランダムボックス限定衣装型紙(仮) 従来は完成品だけ実装されていた「ランダムボックス限定衣装」の型紙が、2008年9月18日に追加されました。 型紙 素材 進行率 仕上げ 入手先 【D】眼帯 高級生地×5高級シルク×5 14% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【C】大きなリボン 高級生地×3高級シルク×8 18% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【B】ボニータツインリボン 高級生地×4高級シルク×8 17% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【B】トルディビンテージターバン 高級生地×8高級シルク×5 15% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【A】ねこの手ぶくろ 高級革×1組紐×3 17% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【A】トルディ4ボタングローブ 高級革×5組紐×3 15% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【A】ボニータプルームアンクルブーツ 高級革×4組紐×4 19% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【A】ビアンカロンググローブ 最高級生地×3最高級シルク×3 15% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【A】アスティングローブ 最高級生地×3最高級シルク×3 17% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【9】テンガロンハット 高級革×3組紐×3 15% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【9】ビアンカリボンブーツ 最高級生地×4最高級シルク×4 19% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【9】アスティンシューズ 最高級生地×4最高級シルク×4 18% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【8】ボニータシルキーグローブ 高級生地×5高級シルク×6 17% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【7】トルディシューズ 高級革×6組紐×2 20% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【7】ビアンカキャップ 最高級生地×2最高級シルク×2 15% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【7】アスティンキャップ 最高級生地×2最高級シルク×2 20% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【6】ヘッドドレス 高級生地×3高級シルク×5 17% 高級仕上げ糸×4丈夫な紐×1 マルコムのランダムボックス 【4】トルディビンテージウェア 最高級生地×5最高級シルク×3高級生地×2 18% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【4】アスティンダンディスーツ 高級生地×3高級シルク×2普通のシルク×2 18% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【3】執事衣装 最高級生地×3最高級シルク×3高級生地×2丈夫な糸×3 18% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【3】テラゴシックパンクスーツ 最高級生地×4最高級シルク×1最高級革×3 20% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【3】アーチャースクールウェア 最高級生地×5最高級シルク×3最高級革×5 11% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【2】エプロンワンピース 最高級生地×5最高級シルク×5高級生地×2 17% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【2】エレガントゴシックドレス(ロング) 最高級生地×5最高級シルク×3高級生地×2丈夫な糸×4 18% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【2】エレガントゴシックスーツ 最高級生地×3最高級シルク×3高級生地×2丈夫な糸×5 19% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【2】メイド衣装ロングタイブ 最高級生地×4最高級シルク×3高級生地×2丈夫な糸×3 19% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【2】テラゴシックフルドレス 最高級生地×6最高級シルク×1最高級革×2 19% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【2】ボニータシルキードレス 最高級生地×3最高級シルク×8高級生地×2 12% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【2】ビアンカウイングボレロ 高級生地×2高級シルク×4普通のシルク×1 16% 最高級仕上げ糸×4 マルコムのランダムボックス 【1】ボレロアンドジャンパスカート 最高級生地×7最高級シルク×3高級生地×2 10% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【1】グレースショールドレス 最高級生地×6最高級シルク×4高級生地×2 15% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【1】エレガントゴシックドレス(ショート) 最高級生地×4最高級シルク×2高級生地×2丈夫な糸×3 16% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 【1】メイド衣装ショートタイプ 最高級生地×3最高級シルク×3高級生地×2丈夫な糸×3 20% 最高級仕上げ糸×4組紐×1 マルコムのランダムボックス 名前 コメント コメントフォーム あと他にも型紙の入手先には店売り以外にイリアボスからのドロップもありますけどそれも書いたほうがいいのでしょうか? -- バイトで出る服類のところに(バイト有)と追加してみようと思うんだけどどうだろう。一回一回なにがあったかな~ってページ見比べっこしたりする手間も省けるし、これから上げようと思ってる人にもわかりやすくなるかな?と思うのですが・・・ -- ↑それは裁縫スキルやバイトのページでやった方がいいかと -- 続き 新しい枠組みを作って裁縫スキルページに作ってもらえるととても見やすいと思います -- テラビーの進行率27%の模様。30%は雷雨時ですね -- ショウロンジュエンフォーマルシューズ。男性用、天候・PTボーナス無しで進行率52%。女性用、同条件で進行率54%。・・・記載が無かったので、どなたか編集お願いいたします。 -- 箱型紙はランクの割には良心的な材料?扱える人にとっては良いトレ材料だがまぁ入手経路の問題はヒドいね・・ -- 全然良心的でもない。最高級革以上に流通していない一工程に最高級生地7つ使うボレロなんて鬼だろ。トレにしても流通量が限られるから期待はできない。しかも狙ったかのようにR5は外してるし。せいぜい保護付きが追加されたと思うぐらいがいいだろう -- 裁縫R4の人の大成功にR2型紙のビアンカウィングボレロはチークスーツ、ハイクラ作るよりもいいかもしれない。 -- 少なくとも売ってコストをある程度回収できる見込みがあるという点では上に同意。この辺が作れる裁縫スキル所有者なら大抵は高ランク紡績スキルも所持してるはずなので生地シルクの調達はドロップ頼みの革より楽。 -- 名前 コメント
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NavelブースターパックC20 U12 R12 RR6 全50種 キャラクターSHUFFLE! Essence+ 俺たちに翼はない イベント セット コンプリートボーナス キャラクター SHUFFLE! Essence+ カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-001 神王の娘「リシアンサス」 火光 1 +3 2 +2 C 女 Navel Battle〔↑から→にする〕ターン終了時まで、自分のキャラ1体は攻撃力が2上昇する。 NV-002 表の顔「リシアンサス」 火光 4 +1 4 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の光属性のキャラの体数分、このキャラは攻撃力と耐久力が上昇する。 NV-003 裏の顔「キキョウ」 闇 7 +1 6 - U 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]「リシアンサス」と同じネームとして扱う。 NV-004 魔王の娘「ネリネ」 水闇 1 +2 2 +3 C 女 Navel Battle〔↑から→にする〕ターン終了時まで、自分のキャラ1体は攻撃力が2上昇する。 NV-005 天使の鐘「ネリネ」 水闇 4 +1 4 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の闇属性のキャラの体数分、このキャラは攻撃力と耐久力が上昇する。 NV-006 稟くんのお世話係「芙蓉 楓」 地火 5 +1 4 +1 R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラがバトルに参加している場合、バトルに参加している相手のキャラのスキルをすべて無効にする。 NV-007 夏の夜「芙蓉 楓」 地火 2 +2 2 +3 C 女 Navel [自動:フレンド]このキャラが登場した場合、カードを1枚引く。[自動:パートナー]このキャラがレベルアップかオートレベルアップした場合、カードをこのキャラのレベル分の枚数引く。 NV-008 魔法嫌い「時雨 亜沙」 火 0 +3 1 +2 U 女 Navel [自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、目標のキャラ1体に2ダメージを与える。 NV-009 新人ウェイトレス「時雨 亜沙」 火 7 - 5 +1 R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンド1体を控え室に置く〕[永続]このキャラは他のキャラの能力やイベントカードの効果を受けない。[永続]このキャラはセットカードをセットできない。 NV-010 実験体三号「プリムラ」 無 4 +1 4 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の無属性のキャラの体数分、このキャラは攻撃力と耐久力が上昇する。 NV-011 ネコミミリムちゃん「プリムラ」 無 1 +3 3 +2 C 女 Navel Main〔↑から→にする〕カードを1枚引く。 NV-012 妄想大暴走「カレハ」 火 3 +2 4 +1 C 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕Battle〔↑から→にする〕自分のキャラ1体のダメージをすべて回復する。 NV-013 暴走特急「麻弓=タイム」 火 6 +1 4 - U 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕『貫通』 NV-014 幼馴染「八重 桜」 地 1 +3 2 +2 RR 女 Navel [自動]このキャラが、登場かレベルアップした場合、自分の地属性のフレンド1体を表にする。 NV-015 放送部員「デイジー」 地 0 +2 1 +3 R 女 Navel [自動]このキャラがガードキャラに選ばれた場合、カードを1枚引く。 NV-016 担任「紅薔薇 撫子」 地 5 +2 2 +1 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕『先制攻撃』 NV-017 妄想超炸裂「ツボミ」 火 0 +2 1 +3 U 女 Navel [自動]このキャラがバトルに参加した場合、そのバトル終了時にこのキャラを↓する。[永続]このキャラはバトルによるダメージを受けない。(『貫通』や『反射』のダメージをプレイヤーは受けない) NV-018 新王家親衛隊「ルリ=マツリ」 地 6 +1 7 - C 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕 NV-019 神の使い「エリカ=スズラン」 無 2 +2 2 +3 C 女 Navel [自動]このキャラが、登場かレベルアップかオートレベルアップした場合、カード1枚を引く。 俺たちに翼はない カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-026 仮面恋人「渡来 明日香」 火 1 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、自分の裏のフレンドを1体表にする。 NV-027 乙女「渡来 明日香」 火 2 +3 2 +2 R 女 Navel [永続]このキャラが前衛に置かれている場合、このキャラは攻撃力は2上昇する。[永続]このキャラがパートナーエリアに置かれている場合、このキャラは耐久力が2上昇する。 NV-028 ポッポちゃん「羽田 小鳩」 地 2 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、ゲーム終了時まで、このキャラの攻撃力と耐久力が1上昇する。 NV-029 プリンセス・ダヴ「羽田 小鳩」 地 4 +1 3 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の前衛のキャラすべては攻撃力が2上昇し、このキャラ以外の自分の後衛のキャラすべては耐久力が2上昇する。 NV-030 チョーダウナー「山科 京」 水 0 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、相手のフレンドを1体→にする。 NV-031 チョーアッパー「山科 京」 火 4 +1 3 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラがアタックキャラに選ばれた場合、このゲーム中、このキャラの攻撃力と耐久力が1上昇する。この効果はゲーム中、5回しか使用できない。 NV-032 夢見る学生小説家「玉泉 日和子」 水 1 +2 1 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、カードを2枚引く。 NV-033 アレキサンダー新制服「玉泉 日和子」 水 4 +1 5 +1 R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラがバトルに参加している場合、バトルに参加している相手のキャラのスキルをすべて無効にする。 NV-034 蒼穹女学院1年生「鳳 鳴」 風 1 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、相手にセットされたセットカードを1枚控え室に置く。 NV-035 秋風「鳳 鳴」 風 6 +1 5 - R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、対戦相手は手札を1枚控え室に置く。 NV-036 コンパ潰しのエリー「日野 英里子」 火 6 +1 7 - C 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕 NV-037 駆け出し編集部員「米田 優」 水 3 +1 2 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の闇属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-038 コーダイン「香田 亜衣」 風 3 +1 2 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の光属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-039 真夜中の少女「アリス」 地 1 +3 2 +2 U 女 Navel [自動]このキャラがバトルに参加した場合、そのバトル終了時にこのキャラを↓する。[永続]このキャラはバトルによるダメージを受けない。(『貫通』や『反射』のダメージをプレイヤーは受けない) NV-040 仲介クレープ屋「春日 春恵」 風 3 +2 2 +1 U 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の地属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-041 編集部「沢井 冴子」 地 2 +1 3 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の風属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-042 意地悪副委員長「高内 昌子」 火 4 +2 1 +1 U 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の水属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-043 憧れのまなざし「林田 美咲」 水 2 +1 3 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の火属性のキャラすべてを↑から→にする。 イベント カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-020 世界で一番優しい魔法 - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Main目標の自分の裏のキャラ1体を表にする。 NV-021 生まれてきてはいけない存在 - - - - - R - Navel 【使用】〔自分の手札を2枚控え室に置く〕Mainターン終了時まで、目標のキャラ1体はスキルが無効になる。 NV-022 幼い嘘と罪 - - - - - R - Navel Mainターン終了時まで、目標の自分のキャラは攻撃力と耐久力が3上昇する。ターン終了時に、目標のキャラを裏にする。ただし、このカードは1ターンに1枚しか使用できない。 NV-023 亜沙先輩、ピンチ? - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Main相手にセットされたセットカードを1枚控え室に置く。 NV-044 闇の森の妖術師 - - - - - R - Navel Battleターン終了時まで、自分のキャラ1体は『先制攻撃』を得る。 NV-045 これが私のタマイズム - - - - - C - Navel Battleターン終了時まで、自分のキャラ1体は攻撃力と耐久力が1上昇する。 NV-046 ベントゥー・フォー・ユー - - - - - R - Navel 【使用】〔自分の手札を2枚控え室に置く〕Battleターン終了時まで、自分のキャラ1体は『貫通』を得る。 NV-047 たまひよ世紀の大反撃! - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を3枚控え室に置く〕Main相手のキャラすべてに2ダメージを与える。 NV-048 がけっぷち激励会 - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Mainターン終了時まで、自分のキャラすべては攻撃力と耐久力が1上昇する。 セット カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-024 白玉と黒玉 - - - - - C - Navel [永続]自分のキャラすべてはバトル以外によるダメージを受けない。 NV-025 ある意味合ってる礼服 - - +2 - +2 C - Navel 【セット】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕 NV-049 お手伝いの弱み - - - - +1 R - Navel 【セット】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕『先制防御』 NV-050 プリンセス・アスカ - - - - +1 R - Navel 【セット】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕『反射』 コンプリートボーナス 入手条件:NV-001~NV-050を各1枚以上所持 カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-CB1 クラスメイト「渡来 明日香」 火 1 +3 2 +2 CB 女 西又葵 [自動]このキャラがアタックキャラに選ばれた場合、カードを1枚引く。 コメント *お気付きの点など有りましたら、こちらへ情報提供をお願いします。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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酒宴 積荷の酒類を使って酒宴を開き、自分と艦隊メンバーの行動力と、船員の疲労度を回復する。 また、船員の欲求不満を回復する場合がある。 ランクが上がると、疲労度の回復量が大きくなる。 専門・優遇職 ◇専門職 なし ◇優遇職 冒険 芸術家 翻訳家 交易 ソムリエ 非優遇習得 費用:25000 条件:冒険Lv10、 都市:マルセイユ(モンモランシー大元帥) ハンブルグ(マルティン・ルター) 詳細 積み荷の交易品の酒類から1を消費し(原価の安い順に使用される)以下の効果があるとされる。 ・行動力回復(艦隊効果) ・疲労Down(行動回復値/2 前後・艦隊効果) ・欲求不満の回復(確率) ・船員忠誠Up?(未検証) ・酒場で酔いつぶれにくくなる(プレイヤーズバイブルより・未検証・効果の実在について疑義あり) ◇行動力回復効果について R5で5±3位回復。 R12で12±3位回復。 La Frontera以前の数値 CdS現在の回復効果報告は以下の通り R7 で15~19 R11で23~27 という報告がなされている。 このことから、 回復量=R×2+(1~5) と、考えられる。 ただし、使用した本人は酒宴発動分の行動力5が同時に差し引かれるため、実質的回復値は 回復量=R×2-(4~0) である 以下に、この数値を元に酒宴を使用しての行動力回復の効率性について検討する。 ・条件 酒宴スキルR10(行動力を23回復すると仮定する) 使用酒類交易品:ビール(300D)、ワイン(400D) 比較条件:鳥丸・木魚(それぞれ行動力70回復) 行動力を70回復するために必要な値段を計算する。 酒宴R10で行動力を70回復するために必要な発動回数は3回強(70/23=3.04...)であり、このことから… ビールを使用した場合、3*300=900 ワインを使用した場合、3*400=1200 となる。 ・考察 ソロで使用したとしても、使用する酒類交易品にもよるが料理に比べてかなり高コストパフォーマンスであると言える。 また、艦隊で使用すれば、マグステ等の艦隊料理と比較して圧倒的なコストパフォーマンスとなる。 また、統率修行に使用できることからその効果を考えた場合価値は計り知れない。 ただし、使用できる局面が限られることも事実であり、効果を生かせるかどうかはプレイスタイル次第である。 また、行動力を消費して行動力を回復するスキルという性格上、行動力が足りないとそもそも発動出来ない。 うっかり行動力0になって回復不能なんてことにならないように料理も必ず持ち歩くように。 非優遇R8(R7?)以降は酒1本消費で経験値1。売却用の品を使われないように。 葡萄なんぞから加工してでは非効率すぎ。 ボルドー、ハンブルク 等酒個数多いのでお勧め。 交易上げするなら ボルドー ナント間がお勧め。 また、インド、ベンガル、北バルト海は、ウォッカを敵が頻繁に落とすのでその場で回復もできる ブースト ◇装備品 +一覧表 部位 アイテム名 攻撃 防御 正装 変装 耐久 名声 装備効果 使用時効果 性別 装備制限 入手方法 備考 持物 ローランの角笛 20 3000 酒宴+2 戦術 冒険「ローランの角笛」 祝祭のリュトン 20 20 30 10000 酒宴+2調達+2採集+2 疲労度回復 メモリアルアルバム「噂の真実(NO.6)」 戴冠式用儀礼剣 30 28 200 5000 酒宴+1工芸品取引+1 「Tierra Americana プレミアムBOX」特典12周年記念宝箱(NO.1) 入手不可 丈八蛇矛 58 15 100 500 酒宴+1応用剣術+1 ネットカフェ祭り1 入手不可 ナラーティハパテ王の懐剣 40 10 100 12000 酒宴+1財宝鑑定+1 冒険「最後の王」 ヤギ皮張タンバリン 75 酒宴+1 タンバリン演奏 販売:チュニス 黒檀製タンバリン 100 酒宴+1社交+1 タンバリン演奏 探索4:ソファラモスク収奪:バルバリア海賊 胴体 バイエルンの衣装 10 10 100 500 酒宴+2社交+2 Liveイベント「ビアフェスト」Liveイベント「ビアフェスト2012 in フランクフルト」 入手不可 レーダーホーゼン 10 10 100 500 酒宴+2社交+2 Liveイベント「ビアフェスト2013 in フランクフルト」 入手不可 ロイヤルガウン 13 50 100 10000 酒宴+2統率+2貴金属取引+1 ♂ 縫製12:特別衣装縫製法 ベリーダンサー 5 30 10 1500 酒宴+2口説き+1 ♀ 探索9:アラビア海北東岸 アルレッキーノ 15 30 1600 酒宴+2身体言語+2 縫製10:道化服の縫製法 イレーヌ愛用ドレス 15 25 50 500 酒宴+2口説き+3運用+1 ♀ 縫製20:著名人衣装縫製法・特注編 バーメイドドレス 1 5 30 150 酒宴+1 販売:オスロ クラヴィトーガ 5 20 80 18000 酒宴+1美術+2社交+1 ♀ 遺跡:ローマ地下遺跡 中層 ロイヤルドレス 9 50 100 10000 酒宴+1火器取引+2統率+2 ♀ 縫製12:特別衣装縫製法 バレエ舞踊手の衣装 3 5 40 35000 酒宴+1口説き+1 販売:マルセイユ 燕尾の礼服 10 40 100 酒宴+1社交+2口説き+1 「90日間プレイチケット」特典 入手不可 ラクスシャルキ 30 10 1200 酒宴+1口説き+1 ♀ 探索8:ペルシャ湾北岸宝箱:世界の衣装箱 (NO.1) 特製ラクスシャルキ 10 40 30 500 酒宴+1口説き+1繊維取引+1 ♀ 称号:優良商会会員 縫製12:特定優良商会レシピ第2巻 妓王の衣装 20 40 100 5000 酒宴+1考古学+2言語学+1 縫製10:特製服縫製法・総集編「Tierra Americana プレミアムBOX」特典 トラッヘ・デ・ヴァケーロ 12 60 9000 酒宴+1酒類取引+2 サルベ:沈没船 スカラムーシュ 15 30 1400 酒宴+1身体言語+1 縫製9:道化服の縫製法 ロボーネ・ディ・メディチ 17 40 100 500 酒宴+1美術品取引+3宝石取引+1 ♂ 縫製16:著名人衣装縫製法・外伝 フルール・ド・フルール 10 25 50 500 酒宴+1口説き+2 ♀ 縫製10:著名人衣装縫製法 パルファン・ド・フルール 10 25 50 500 酒宴+1運用+2 ♀ 縫製16:10周年記念著名人衣装集 頭 サルベージャバイコルヌ 20 5 40 10000 酒宴+2回避+1サルベージ+1 サルベ:沈没船 ウサギ耳のトップハット 10 5 10 100 酒宴+2口説き+1 「90日間プレイチケット」特典 入手不可 金色ひょっとこ面 15 25 100 酒宴+2口説き+1身体言語+2 プレイヤーズバイブルElO特典 入手不可 ひょっとこのお面 3 20 60 酒宴+1見張り+1 Liveイベント「5周年 大感謝祭」 入手不可 酒宴+1 宝箱:東アジアのお祭り袋宝箱:記念帽子の収納箱Liveイベント「5周年 大感謝祭」 入手不可 シペ・トテックのマスク 10 250 7000 酒宴+1宗教学+1 冒険「金色の神が芽吹くとき」 足 メキシカンブーツ 7 30 10000 酒宴+1 工芸11:自宅生産(19th) 服飾品 黄金のパイプ 5 30 500 酒宴+2口説き+1 販売:サントドミンゴ 琥珀のパイプ 5 30 500 酒宴+2口説き+2 販売:サンフアン 仙桃 10 500 酒宴+2視認+1 全状態回復(複数) トレジャーハント「桃源郷はいずこに」 ヴィットーリアの首飾り 20 20 酒宴+2社交+2美術+1 ヴェネツィア30章 他国籍入手不可 扇 30 40 500 酒宴+2戦術+2統率+2 Liveイベント「ヌーベルフランス開拓団」 入手不可 橙色のイースターエッグ 20 100 酒宴+2宗教学+1考古学+1 Liveイベント「イースターエッグハント2013 ~8th Anniversary~」Liveイベント「イースターエッグハント2017」 入手不可 銀のパイプ 5 30 500 酒宴+1口説き+1 販売:サンフアン みずがめ座のペンダント 10 30 3000 酒宴+1天文学+1 冒険「宝瓶宮の調査」 祝賀のジョッキ 25 25 500 酒宴+1社交+2口説き+1 祝賀の乾杯 「PS4 Gran Atlas TREASURE BOX」特典「祝賀のジョッキ」特典 入手不可 持物・服・服飾品の販売品で計+4に出来る。統率上げならこれで十分。 ◇副官 +一覧表 名前 職業 雇用場所 必要値(航海長) 必要Lv 備考 ユルバン 両替商 アテネ 10 12/5/0 アネット ソムリエ チュニス 10 12/5/0 ベルンハルト 工芸師 リオデジャネイロ 10 12/5/0 ジョルジェ 地方海賊 ジャカルタ 10 12/5/0 ブースト上限は副官と装備トータルで+10。 ※ブーストしても効果が上がるだけで、獲得熟練は増加しない?(未検証) 効率の良い上げ方 酒を大量に積み込み、酒宴連打 艦隊人数が多いほうが、獲得熟練Up?(未検証) R3+1では忠誠Up効果認められず -- 名無しさん (2006-10-10 12 10 15) R6+4で通常一回で熟練度1入るところが、艦隊組むと2入りました。 -- 名無しさん (2006-10-11 10 02 22) 回復量増えてるかも -- 名無しさん (2006-11-24 22 50 22) あの統計取ったんだが酔いつぶれ抑制効果r9でまったくないんですが -- uio (2007-03-18 05 03 14) どう計測したのか詳しく書いてくれると助かる。 -- 名無しさん (2007-03-20 06 52 58) R6+4で16とか回復ありました -- 名無しさん (2007-03-31 22 59 49) 昨年8/30のラフロUPのときに「「酒宴」スキルの行動力回復量をUP」があって回復量は約倍になってます。船員の欲求不満解消はそれ以前の半分の確率に下がりましたが。 -- 名無しさん (2007-04-03 06 06 10) 酒場で船員を雇っても熟練は入るようです。出航所では不明ですが・・・ -- 名無しさん (2007-09-20 14 08 49) 僕はハンブルグ2PCで片方酒宴片方青銅ブーメランで管理上げと平行してあげた -- 名無しさん (2007-09-23 06 05 52) R8+6では艦隊組んでも一回につき熟練度1でした -- 名無しさん (2007-11-14 23 35 49) 轟音機雷対策に統率上げと併用するとGOOD -- 名無しさん (2007-12-28 06 02 23) 複数の酒類を積んでいた場合、単価の低いものから消費される。 -- 774 (2008-01-11 12 42 46) この際はっきり言おう酒場で酔いつぶれにくくなる効果はない -- 名無しさん (2008-01-12 05 35 04) 欲求不満解消効果ありました。R6で4回目で解消。 -- 名無し (2008-01-20 00 17 58) プレイヤーズバイブルはうそが多いので注意 -- 名無しさん (2008-01-23 13 26 10) 酒場でつぶれにくいは、酒場娘と飲む時がでは? -- 名無しさん (2008-03-05 02 20 10) 上げるなら、ボルドーでの洋上シェリー造りがお勧め。取引、管理、工芸上げもでき回復も出来る。 -- 名無しさん (2008-07-24 08 45 41) ↑×2 酒場娘で酔いつぶれにくいのは口説きかと。口説き持ってたときは娘でめったに酔わなかった。 -- 名無しさん (2008-08-09 17 08 06) 酒宴3ヶ月でR15になった; -- 名無しさん (2008-08-22 15 34 40) 主に2アカで統率あげるためのスキル -- 名無しさん (2009-02-13 17 15 20) とっても古い数値のまま検証されてたので関連箇所を改稿しておきました -- 名無しさん (2009-10-22 17 47 10) 酒場で酔いつぶれにくいのは、対PCへ一杯おごる(乾杯)かも知れない。酒宴無しキャラの方が早くつぶれる。やはりこれも体感程度。 -- 名無しさん (2009-12-03 11 03 48) 南蛮をやる際は、南蛮交易品の酒類が仕入れ単価0=最優先で使用されてしまうことに注意 -- 名無しさん (2010-05-13 20 01 42) 非優遇R6で酒1樽につき獲得熟練度が1に減りました。 -- 名無しさん (2010-08-30 10 06 16) ブースト品の頭装備を金色ひょっとこ面に変更しました -- 名無しさん (2010-11-07 21 12 41) R5で船員忠誠度UP確認できず。使用者及び艦隊メンバー。 -- 名無しさん (2010-12-30 11 57 14) 陸でも使えれば神だったけど・・どちらかと言えば統率上げ用? -- 名無しさん (2016-09-17 10 52 03) ディヴだと焼酎ラム酒の素材があるからベルベ織り時に酒宴で回復なんてこともやれそうかな? -- 名無しさん (2019-10-16 20 46 59) 名前 コメント
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統一地球圏連合政府中央政庁は、オーブのオロファト市中心部の官庁街、そのやや西寄りにそびえ立っている。 高さは400メートル弱、100階を越えるその姿は、天を貫く柱にも雲海へと繋がる門にも例えられ、統一連合の権威の象徴として威容を誇示していた。 主席公邸の最上階は丸々、主席代表専用の執務フロアとなっている。 豪奢な内装の施された廊下を、濃い藍色の髪の青年士官が歩いていた。 年の頃は20代前半。 若々しい引き締まった体躯を、統一連合正規軍の第一種軍装で包んでいる。 胸元の階級章は少将。 だがその緑眼と秀でた額が特徴的な整った容貌を見れば、若年に似合わぬ階級を疑問に思う者は殆どいないだろう。 現主席の側近中の側近である近衛総監アスラン=ザラを知らぬ者は、軍には皆無なのだから。 従者の案内で、アスランは目指す部屋の前へとたどり着く。 受付の秘書官に形式的な手続きをすますと、部屋へ通じる重厚な木製扉が開いた。 扉の奥に広がっていたのは、主席が休息や仮眠を取るためのプライベートルームだ。 広々と広がる室内の内装や調度品は、よく吟味されているものの華美とは程遠い。 万事において気取らない主の為人(ひととなり)を反映したのだろう。 窓際で眼下の市街を見下ろしていた人影が、ゆっくりと振り向く。 金に近い琥珀色の瞳が真っ直ぐにアスランへと向けられた。 背筋を伸ばし、アスランは敬礼をした。 「お迎えに上がりました、主席」 「ご苦労、ザラ少将」 統一連合首席代表カガリ=ユラ=アスハは、今年で23歳を迎えた。 いつもは妙齢の女性にも関わらずオーブ首長服の上下で通しているものの、今は式典のためにドレスを着ている。 オーブの民族衣装を現代風にアレンジした薄緑色のドレスはカガリに良く似合っていた。 大胆に開いた首筋から肩にかけてのラインを隠すように、純白のマントを羽織っている。 数年前から伸ばし始めた金髪は、結い上げず自然に背筋の中程まで流されていた。 よく見ると、どこか少年じみた顔にも薄っすらと化粧が施されているのに、アスランは気づいた。 「まだ時間に余裕はあるが、そろそろ行くとするか。アスラン」 上品に微笑むカガリに、アスランは一礼した。 空調の効いた中央政庁から出ると、オーブの暑い空気が広がっている。 主席公邸を出発した公用車の前後に、SPを乗せた護衛車両が半ダースほど続く。 後部座席では、カガリがうんざりした表情をしていた。 「やっぱりこういうヒラヒラした服は苦手だ。気を抜くと裾を踏んで転びそうになる」 そういってドレスを摘み上げるカガリに、アスランは苦笑した。 20を過ぎて猫の被り方を覚えても、こういう素の部分は変わらないな――そう思いながら、アスランはカガリをたしなめる。 「折角の晴れの式典なんだ。こういう演出が必要なのは分かってるだろう」 こうやって2人きりになると、ついアスランの口調も昔の俺お前のそれに戻ってしまう。 ちなみに公用車の前後は特殊な偏光ガラスで区切られているため、後部座席のやり取りは運転手に届かないようになっている。 「分かっているさ、それぐらい」 口をとがらせたカガリは、窓の外に視線を移す。 首都オロファトの市街を行き交う人々に混じって、要所要所に青とグレーに塗り分けられたMSが立哨していた。 治安警察省特別機動隊保有の無人MS、ピースアストレイだ。 旧式化したかつてのオーブ軍主力機MBF-M1アストレイを再利用し、高性能AIを搭載した機体である。 武装もスタンロッドや放水銃といった対人非殺傷兵器が中心。 当然ながら対MS戦闘能力は低いものの、暴徒鎮圧やデモ隊の誘導などで大きな成果を挙げていた。 街並みを眺めていたカガリが感慨深くつぶやいた。 「豊かだな、オーブは」 「ああ」 アスランもそれにうなずく。 「カガリやラクスががんばったからさ。おかげで『統一地球圏連合』という、やっと世界を平和に出来る仕組みも作る事ができたからな」 ―『統一地球圏連合』― 通称、統一連合。 これはメサイヤ攻防戦、後の世に言う「第二次汎地球圏大戦(ロゴス戦役)」後、オーブが提唱した新しい国際的政治体制である。 過去二度にわたって世界は、人類絶滅すら危ぶまれるう世界規模の大戦争を引き起こした。 その反省から戦争勃発の危険を廃し、地球圏の恒久的平和の実現を求めて設立された。 それが『統一地球圏連合』である。 世界の国々は統一連合に加盟し、政府と議会が制定した「統一地球圏連合憲法」と、加盟各国の代表者(人口に合わせて増減。数名~十人前後選出)より構成された議会「統一地球圏連合最高議会」、そこで承認を受けた各連合政府機関のもとに、統治される。 議会からは代表主席が一名選出され、強力な権力によって軍や政府機関を統括していく。 加盟国は地球圏連合憲法の枠組みを超えて行動してはならない。 また議会や政府の決定に服す義務を有する。 その代わりに、国家間の諸問題(紛争や貿易問題、経済格差など)はもちろん、一国で処理できない問題(内戦や財政破綻など)の解決・援助を、議会や政府に求めることが出来る。 事実上、世界を支配する統一政治機構なのである。 オーブが世界各国の有力国をまとめあげて作り上げた経緯から、首都はオーブの首都オロファトに置かれ、そして現在の統一連合代表主席は、オーブ永世首長であるカガリ=ユラ=アスハとなっていた。 しかし世界を統べる盟主となったのに、カガリの表情は今一つ浮かない。 「……世界を平和に……か。ならいいんだけど」 「……何かあったのか?」 その声の微妙な響きに気づいたアスランが水を向けると、ややあってカガリは答えた。 「ついさっき、西ユーラシア総督からの報告があってな」 ああ、と頷いたアスランは、ようやくカガリの言葉にも納得できた。 CE73年に勃発した第二次汎地球圏戦争――ロゴス戦役において、地球で最も大きな被害を受けた国はユーラシア連邦だった。 まず開戦のきっかけとなったユニウスセブン落下の際、破片の1つが中心部である西ヨーロッパを直撃。 ローマ市が消し飛び、穀倉地帯のフランスも大打撃を受ける。 続いて以前からユーラシア政府の施政に反発をしていた黒海沿岸部で分離独立運動が起こる。敵の敵は味方、との判断からこの地域はプラントに支援を要請し、プラントもザフトの派遣で答えた。 対抗して地球連合も第81独立機動軍やオーブ遣欧艦隊を増援として投入するも、地中海を舞台とした一連の戦いで敗退する。 反連合の動きは、ロシアや東欧といったユーラシア東部全域に広がった。 追い詰められた地球連合軍は非常手段に訴える。 ユーラシア政府の黙認の下に超大型MA、GFAS-X1デストロイを投入して独立運動の鎮圧を計ったのだ。だが、モスクワやベルリンといった4つの大都市の壊滅と100万人以上の死傷者という悲劇の末、デストロイは撃破され、この暴挙は失敗に終わる。 激怒した『東』ユーラシアは、CE74年5月のメサイア攻防戦に前後して『西』ユーラシアに独立と宣戦を布告。 『東ユーラシア共和国』を名乗った。 以降、翌75年5月にピースガーディアンとオーブ軍を中心とした連合軍が介入するまで、約1年に渡って泥沼の東西内戦が続く。 ユーラシアの欧州半島からシベリアに至る広大な版図は、分断されたまま統一連合に編入される。 その分断ラインが旧西暦時代のいわゆる<鉄のカーテン>にほぼ沿っていたのは、歴史の皮肉だろうか。 それでも東ユーラシアは、かろうじて主権を持つ加盟国としての体裁を保っているものの、西ユーラシアは自治権すら放棄した直轄領として、統一連合政府から派遣された総督に統治されている。 現在の西ユーラシアは、莫大な数の領域内難民と壊滅した経済、戦禍で荒廃した国土を抱えこみ、統一連合から投下される援助物資を頼りにかろうじて復興が始まった状態だ。 欧州が人類の中心の1つだった時代は、過去のものとなっていた。 「どうやら、今年の冬は餓死者を出さずにすみそうだけど――」 「去年は酷かったからな。ユニウスセブン落下から続く異常気象が原因で、北半球は記録的な冷夏。そのせいで北半球全体でも500万もの餓死者を出す大惨事だ。しかもその犠牲のほとんどが東西ユーラシアときている」 「私達も、統一連合も打てる手は打ったんだ……。でも間に合わなかった」 「……」 「こうやってオーブの人間が平和と繁栄を謳歌する一方で、飢えと寒さに怯える人達もいる。矛盾だな」 「そうだな……」 今年の1月から4月にかけて、反統一連合勢力による一斉蜂起。いわゆる『九十日革命』まで起こった。 反乱軍と戦った統一連合軍もその中核は、旧オーブ軍とクライン派ザフトであり、アスランも近衛総監としてユーラシア戦線に出征している。 実の所、近衛総監という地位は、ほとんど名誉職に近い。 平時にはカガリの側近兼護衛、戦時には切り込み隊長。 もっとも、その立場を不満に思ったことはないが。 「でも今の世界にオーブの力が必要なのは分かっているだろう」 「……」 「オーブが揺れれば世界が揺れる以上、オーブ市民の不満を呼ぶような政策は取れない。違うか?」 「そのためには、ユーラシアの人達を見捨てろと?」 「彼らからの搾取の上で、オーブが太平楽を楽しんでいるわけじゃない」 「そういう問題じゃないだろう!」 思わずカガリは声を荒げる。 たとえ統一連合の元首であっても、現実にカガリが拠って立つ足場はオーブなのだ。 「世界のためだ。泥を被る覚悟ぐらいしろ」 「嫌な話だ……」 「安心しろ。何があっても、俺がお前を守る」 「え?」 アスランの真摯な眼差しに、カガリはきょとんとしてしまった。 思わず一瞬、ほんの一瞬だけかすかに頬を赤らめてしまうが、すぐもぎ放す様に視線を外すとそっぽを向く。 「ば、馬鹿! そういう事は私じゃなくメイリンに言ってやれ!」 「え、いや、そういう意味じゃ――」 妻の名を出され、急にしどろもどろになったアスランを横目で見ながら、カガリはふんと鼻を鳴らした。 沿道で歓声を上げる群衆の中に、黒衣の青年――シン=アスカの姿があった。 車載ラジオは、カガリの功績をたたえる放送を繰り返す。 「統一連合樹立3周年記念式典か。いい気なものだな、独裁者。今日が貴様の命日になるのも知らずに」 小声で吐き捨てるように呟くと、シンは足早にその場を立ち去った。 街路の角を何度か曲がり、路地裏に停車していた古い型のバンの助手席にに乗り込む。 シンが固いシートに腰を下ろしてドアを閉めると、バンはくたびれたモーター音と共に発車した。 「コニール、状況は?」 「今の所は予定通りだね。サハラの虎や南米の連中は、もう配置についてる。いけすかない、バラに十字のお歴々もね」 運転席でハンドルを握っている若い娘――コニールが答える。 年の頃は二十前後。 よく日に焼けた肌は褐色、頭の後ろで括られた髪は茶色だった。 気の強そうな眉が特徴的な顔立ちは、どこか猫を思わせた。 「ふん、どうやら幸運の女神は、まだ俺達にそっぽを向いていない様だな」 「女神さまはどうでもいいけどね」 ハンドルを切りながら、コニールがシンにどこか剣呑な口調で言う。 「1時間前に公園で騒ぎを起こしたの、あんたでしょう?」 「捕まるようなへまはしないさ」 「オセアニアのみんな、カンカンだったよ!うまく誤魔化しておいたけどさ」 悪びれずに肯定するシンに、コニールは声を荒げた。 「まったく、連絡役で間に入ってるあたしの身にもなってよ」 「元々、この作戦に参加する予定だったのは俺とレイだ。勝手についてきたのはお前だろうが」 「なっ――」 あまりの言い草に、激昂しかけるコニールだが、寸前で思いとどまると深々と溜め息をついた。 「あんたねえ。その前後左右360度に喧嘩売って回ってる態度、何とかしなよ」 「性分だ。今さら変えられん」 「……あっそ」 再び溜め息をつくコニールとシンの間に、第3の声がかかる。 《シン、この作戦で俺達リヴァイブの役割は、あくまでサポートだ》 不思議な事に、バンの中にはシンとコニール以外の姿は無い。 もっとも注意すれば、その3人目の声が合成された電子音声だと気づくだろうが。 《オセアニア解放軍はこの作戦の下準備に、少なからざる時間と人員を費やしている。それを忘れるな》 「ああ分かっているさ、レイ」 素っ気無く、レイと呼ばれた声の主にシンは答える。 その眼は街並みの向こうに覗く式典会場、クライン=アスハ平和祈念スタジアムに向けられていた。 式典パレードの隊列は、オロファト市中心部のメインストリートを進んでいた。 このままクライン=アスハ平和祈念スタジアムへと行進するのだ。 隊列を組んでいるのは、オノゴロ島に置かれた統一連合地上軍総司令部の直隷下、オーブ防衛を主任務とする精鋭師団「地上軍第1機動師団」だ。 100機を越える鋼鉄の巨人は、併走する軍楽隊の奏でる行進曲に合わせて一糸乱れぬ歩調で進み、沿道を埋める数十万にも達する市民の興奮を高める。 ザフトMSの系譜に連なる曲面主体のシルエットと、ダガー系列の特徴が強く現れた頭部ユニットを併せ持ったその姿が、陽光を受けてきらめく。 統一連合軍の現行主力MSであるGWE-MP006Lルタンドだ。 外見から分かるように連合・プラント双方の技術を組み合わせて開発された機体で、『ナチュラルとコーディネイターの融和の象徴』として地球圏全域に配備が進められていた。 興奮した少年達が、目を輝かせて吹奏に合わせて合唱する。 他の大人達もそれに唱和し、歌声はあっという間に広がっていった。 歌が終わらぬうちに、それまでとは質の異なる甲高い響きが上空から降って来る。 見上げた市民の目に映ったのは、鏃のような隊形を組んだ、3機の戦闘機。 鋭角的な前進翼と機首のカナードが特徴的な機体は、だが正確には戦闘機ではない。 GWE-MP001Aマサムネ――第2次大戦時のオーブ軍可変MS、ムラサメの後継機だ。 原型となったムラサメ同様、空戦型MAへの変形による高い機動力を誇っている。 3機のマサムネは、飛行機雲の尾を引きながら上昇する。 続いて旋回、錐揉み、急降下。 一隊だけではない。 十数の編隊が入れ代わり立ち代わり僅かな時間差で現れては、巧みなアクロバット飛行の軌跡を蒼穹のキャンパスに描く。 その度に地上からは、大きな歓声が上がった。 尽きぬ歌声と歓声の中を、パレードは進んだ。 「フン……下らんな」 官庁街の一角にある、統一連合政府情報管理省の大臣執務室。 部屋の主――アンドリュー=バルトフェルドは呟いた。 執務室にすえられたTVでは民間放送のレポーターが、式典の様子を実況中継している所だった。 《ご覧下さい。沿道を埋め尽くす人、人、人……。ここオロファト中央通りには記念式典のパレードを一目見ようと人々が殺到しております。今ちょうど私の後ろをオーブの守り神、第1機動師団の精鋭MS隊が人々の歓喜の声の中、整然と行進しております……》 「……連中に真実など必要無い。ただ奴らが望む情報を、餌として与えてやればそれでいい」 最高級のスーツに包まれた逞しい肩が、小刻みに震える。 笑っているのだ。 「愚民どもが」 浅黒い精悍な顔に、傲慢そのものの笑みが浮かぶ。悪意と嘲弄が広い室内に満ち―― 「……で、今日は愚民ごっこですか?」 心底、呆れ返った一言で雲散霧消した。 「その手の台詞は、夜景でも見下ろしながらブランデーグラス片手に口にして下さい。真っ昼間からコーヒー飲みながら言っても、馬鹿にしか見えません。遊んでる暇があったら仕事して下さい」 「手厳しいね、ダコスタ君」 むしろ淡々と続ける声に、バルトフェルドはマーチン=ダコスタ補佐官を振り返る。 ザフト以来の腹心の部下は、本来ならバルトフェルドが決済すべき書類の山と格闘していた。 先程までの凄味はどこへやら。 緩み切った表情と声で、バルトフェルドはだらしなく背もたれに寄りかかると、両足を机の上に投げ出した。 「いやあ、持つべきものは有能で勤勉な部下だねえ」 「一応は閣僚の一員なんですから、もっとしゃんとして下さい。折角の礼服に皺が寄りますよ。式典で恥をかいても知りませんからね」 「夜の睡眠時間まで削って取り組んでいた一大イベントが、一応の成功を見せてるんだ。多少だらけても罰は当たらんさ」 「その代わり、昼寝はしっかり取ってましたね――何にせよ、お疲れ様でした」 実際、バルトフェルドの演出は完璧と言って良かった。 統一連合を構成する加盟国の元首達が集うこの場で、統一連合軍はその力を遺憾無く見せ付けていたのだ。 「どうせならピースガーディアンも出した方が、印象が強いと思うんですが」 「今日の主役はアスハ主席だからね。正規軍に花を持ってもらうさ。と、本命のお出ましか」 TVが真紅と黄金に輝く2体のMSを映す。 パレードの隊列に参加したのだ。 赤い機体はGWE-X002Aトゥルージャスティス、金の機体はGWE-X003A旭。 それぞれアスランとカガリの専用機であり、統一連合の力を象徴する超々高性能MSだ。 真紅の騎士と黄金の王者の勇姿に、レポーターは興奮し、群集は一際大きな歓声が上がる。 「目立つねえ。ま、宇宙艦隊を丸ごともう一揃え建造できるだけの予算をつぎ込んでるんだ。せめて看板の役には立ってくれないとね」 「またそんな事を。その内、舌禍で失脚しても知りませんよ」 「そうなったら、田舎に引っ込んで暴露本――もとい、回想録で一山当てるさ。ダコスタ君、君の事は誠意と勇気に満ちた、有能な人材として描写しておくからね。安心したまえ」 「そいつはどうも……」 どこまでも気楽に振る舞う上司に、ダコスタは深々と溜め息をついた。 アンドリュー=バルトフェルド情報宣伝長官と比較すれば、カガリ=ユラ=アスハ首席代表は少なくとも1万倍は勤勉だった。 彼女はまだ若く、指導者として多くの欠点を有していたが、少なくともその中に怠惰は含まれていない。 オーブ中が式典に沸くころ、遥か遠くにスタジアムを望む高層ビルの一室に仏頂面の男が入ってきた。 肩には大きめのバッグを背負っている。 ここは以前は空部屋だったのだが、二ヶ月ほど前から事務所として借りられている。 しかし不思議なことに部屋には机一つなく、使われた形跡が全く無かった。 だが男はそれが当然のように、全く関心を示さない。 バッグを下ろすと、中にあった数々の部品を組み立てる。手馴れた手つきだ。 十分足らずでそれは完了し、彼は窓際に自身を配置、窓を開ける。 高層ビルであるにも関わらず、窓が開けられる。 何故ならこの日のために、そういう風に仕掛けたのだからそれは当然だった。 男は懐から取り出した通信機に語りかける。 「こちら『雀"1"』、配置に着いた。あとは『駒鳥』を待つだけだ。オーバー」 《こちら『牡牛』、了解。オーバー》 短い通話はそれっきりで切れた。 この日、カガリは忙しかった。 まず主席公邸で式典に参列する各国元首の表敬訪問を受ける。 そして次にドレスからパイロットスーツに着替え、旭に乗り込み、自らパレードに参加してスタジアムへと向かう。 さらに礼服に着替えた後、スタジアムで式典に参加。 大戦の犠牲者を追悼し、統一連合の成果を高らかに謳いあげる演説を行う。 その後は戦没者慰霊公園に向かい、遺族達を弔問。 夜はドレスに着替え、迎賓館でパーティー。 招待した各国元首や貴賓客をもてなす……。 分刻み、秒刻みのタイトなスケジュールだ。 「あーあ、着せ替え人形にでもなった気分だな」 スタジアム到着後、一角に用意された控え室で、カガリは大きく伸びをする。 式典での演説に備え、礼服に着替えていた。 「やはり、子供の頃はそういうので遊んでいたのか?」 湯気の立つ紅茶のカップを差し出しながら、アスランが言った。 「うーん、どちらかというと、外で駆け回ってた方が多かったかな」 紅茶にやや多目の砂糖とミルクを加えながら、カガリは答える。 甘めのミルクティーを1口。 疲れた体には心地良かった。 「ラクスにももっと手伝ってもらえばよかったなあ」 「カガリの演説のあと、一曲歌うんだろう?」 「知ってるよ。でも不公平だ」 「ぼやくなよ。統一連合の主席なんだから、仕方ないさ」 「む゛ー」 ラクスは統一連合の特別顧問、キラは精鋭部隊「ピースガーディアン」の隊長を務めている。 二人ともやはり式典には参加しているが、それでも仕事の量はカガリの方が圧倒的に上だった。 役職の責任に比例して、仕事量が増えるのは判るが何かずるいぞ、とカガリは思ってしまう。 そんなむくれるカガリの様子に、アスランは思わず苦笑してしまった。 その時、従者がドアをノックする。 来客だという。 「誰だ?余程の事が無い限り誰も近づけるな、と言っておいたはずだが」 不審そうに眉をひそめるカガリを置いて、アスランが応対する。 「フラガ大将が、御家族と一緒に挨拶に見えたらしい。どうする?疲れているならまたの機会に、と言っているが」 「ば、ばか!早く通せ!」 待つ事しばし、30代半ばの長身の軍人と、同年輩の軍服を着た女性が姿を現した。 女性の胸では、ふくよかな赤ん坊がぱちりとした目で辺りを見回している。 統一連合宇宙軍総司令ムウ=ラ=フラガ大将と妻のマリュー=フラガ予備役准将、そして2人の間に生まれた愛娘のアンリだ。 無数の傷痕が残る端整な顔に陽性の笑みを浮かべ、ムウは敬礼する。 「お久しぶりです、主席閣下」 「そういう物言いは止めてくれ。ここには私達しかいないんだから」 カガリにとってムウとマリューの2人は、何よりも前に1次大戦以来、共に戦ってきた大切な『仲間』だった。 差し出されたカガリの右手を、ムウは苦笑しながらも力強く握り返す。 マリューもいつもの柔らかな笑みで、それに倣った。 来客用のソファーに腰を下ろしたムウとマリューに、アスランは新しく淹れた紅茶を差し出す。 「上手く淹れられたか判りませんけど、どうぞ」 「近衛総監直々の御点前とは、いたみいるわね」 珍しく軽口で返しながら、マリューは紅茶を受け取った。 現在のムウは月の新プトレマイオス基地におかれた宇宙軍総司令部が任地であり、マリューとアンリはオーブに残されている。 何気ない雑談を交わしながらも、久しぶりに愛しい夫に会えた喜びが、言葉の節々から滲み出ていた。 「キラ達は?」 「キラとラクスはピースガーディアンへの閲兵を済ましてこちらに来ます。もうすぐ着くでしょう」 「そうか。式典って奴は作法と格式と手続きの塊みたいなもんだからなあ」 ムウとアスランの問答を聞きながら、カガリは冷めかけた紅茶をすする。 嘆息するカガリの目が、アンリに止まる。その頬が嬉しそうに緩んだ。 「アンリも、少し見ない間にずい分と大きくなったなあ」 「ああ、親の俺もびっくりさ」 アンリのすべすべした頬をつつきながら、フラガはカガリに答えた。 その指を、アンリは丸まっちい両手でしっかりと握り締める。 まるで、もう二度とどこにも行かさないと宣言するように。 「アンリも、お父さんに会えて嬉しいのね」 優しく娘の頭を撫で摩るマリュー、そして愛する妻子を見守るムウ。 ありふれた、だが何よりも尊い家族の肖像に、カガリは胸をつかれた。 アスランの方へと泳ぎかけた視線を、慌ててもぎ離す。 もう遥か昔に思えるあの頃、カガリは自分とアスランの人生が不可分のものだと信じていた。 言葉にはしなかったものの、アスランもまた同じ想いを抱いていると思っていた。 「カガリ、少し早いがそろそろ準備をしよう」 カガリの想いを知ってか知らずか、アスランが時計を確認しながら言った。 「おっと、じゃあ俺達は先に会場に行っとくから」 「じゃあ、また後でね、カガリさん」 立ち去るムウとマリューを見送りながら、カガリは小さく頭を振った。 もう、全ては終わった事だ。道は既に別たれている。 たとえアスランが常に自分の傍らにあり続けているとしても、2人の軌跡が交わる事は、もはや決して無いのだから。 「カガリ……?」 「何でも無い。私達も行こうか、ザラ少将」 主席代表の顔と声で、カガリは答えた。 《――会場より、情報管理省報道局のミリアリア=ハウがお送りします》 つけっぱなしのラジオから流れる若い女性報道官の声に、シンは顔を上げた。 ゆっくりと立ち上がり、首をめぐらす。 目に映るのは日の光も照明も無い、暗く薄汚れた階段の踊り場だった。 腕時計に内蔵された通信デバイスから、レイの声が流れる。 《そろそろ時間だ》 「ああ」 シンは大小2つのケースを持って階段を登る。 登り切ったつきあたりの鉄扉を力を込めて押すと、軋んだ音を立てながら錆びついた扉がゆっくりと開く。 《――ただいま、会場に汎ムスリム会議のザーナ代表とアメノミハシラのサハク代表、そして南アフリカ統一機構のナーリカ代表が到着しました》 扉の向こうに広がっていたのは、狭くコンクリートが剥き出しの床面と、雲1つ無い空だった。 ここは、オロファト市東部の再開発地域にある小さな廃ビルの屋上。 地上の喧騒もここまでは届かず、沈黙に閉ざされた中にラジオの音声だけが白々しく響いていた。 《――ご覧下さい。世界中の国と地域の指導者が、互いの手を取って平和と融和を誓い合っています。あの悲惨な大戦から4年半、人類は、世界はここまでたどり着きました》 感極まった報道官の声を無視し、シンは鋭い視線を地上の一角に向ける。 狭隘なビルとビルの隙間から、平和祈念スタジアムが小さく覗いていた。 「こちら『雀”3”』。"牡牛"。オーバー」 《こちら『牡牛』。どうぞ》 「俺だ。予約していた特等席についた。いい眺めだ。舞台が一望できる」 腕時計の通信機を操作し、指定のチャンネルに合わせると、シンは低い声で囁きかける。 ややあって、通信機から若い娘の声で返事があった。 言わずと知れたコニールだ。 《了解。他のみんなはもうとっくに席に座ってるよ。『雀”1”、"2"』もね。弁当もちゃんと配り終わった。あんたもしっかりね》 「ああ、わかってるさ」 全チームが配置完了、別ルートで持ち込んだ武器も支給済み、作戦内容に変更無し。 符丁を頭の中で変換すると、シンは通信を打ち切った。 傍らのチェロケースを手にし、ロックを解除。 中身――長大な狙撃用ライフルを取り出す。 「ここにするか」 伏射姿勢を取るのに適当な位置を選び、腰を下ろす。 銃身固定用の二脚架を展開し、ライフルを抱えたままうつ伏せになった。 銃床を肩に当て、両腕でライフルを構えると、都市迷彩が施されたシートを頭から被る。 二脚架で銃身を支えているため、重量の割に荷重は少ない。 シンの鍛え上げられた背中と首の筋力は、易々とライフルの重量を受け止めた。 片手でもう1つのケース(中型の携帯用コンピュータだった)を手繰り寄せる。 ケーブルを引き出し、ライフルの上部にマウントされた電子スコープに接続する。 念のため空を見上げ、シンは太陽の位置を再確認。 陽光が差し込み、レンズの反射光で位置を知られる心配は無い。 スコープのキャップを外し、覗き込む。 各種の照準情報と共に標的――遥か2,500メートル先のスタジアムの演壇に立つカガリの姿が、網膜に直接投影される。 これだけの長距離狙撃になると、風や湿度による僅かな弾道の捻じれが、無視できない大きな影響を与える。 それに対処するため、シン達は前もってビルとスタジアムを結ぶ直線上に、複数の偽装センサーを設置していた。 もたらされた様々なデータは観測手――本来とは意味が異なるが便宜上そう呼ぶ――のレイによって解析され、その結果がスコープに表示される。 現在、快晴で湿度は約15パーセント、風は東南東の微風。 狙撃には絶好の状況だ。 《――いまだ争いは現実として世界に存在し続けている。「九十日革命」は、まだ皆の記憶にも新しい事だろう》 ラジオから流れる声は、いつのまにかカガリの演説になっていた。 《――しかし、たとえ何度も芽が摘まれ、踏みにじられようとも、私達は種をまき続けよう。いつか、平和という大輪の花が咲き誇るその日まで》 「さすが、奇麗事はアスハの御家芸だな」 苦々しく呟くと、シンは弾倉をライフルに差し込んだ。 レバーを引き、薬室に初弾を装填する。 スコープの向こうに見えるカガリの脳天に照準。 だが、まだ指は引き金にかけない。 演壇の周囲は、防弾仕様の強化プラスチックのケースによって守られている。 この時点で発砲しても射殺は不可能だ。 今は、まだ。 《時間だな。状況開始だ》 レイの静かな声が、ひどくはっきりと聞こえた。 「ありがとうございましたー」 コーヒー1杯で1時間近く粘っていた常連客を笑顔で見送ると、ソラは小さく息をついた。 急にがらんとした店内を見回し、エプロンに包まれた細く華奢な肩をとんとん叩く。 ここは、オロファト市の南部にある喫茶店『ロンデニウム』。 半年ほど前から、ソラはこの店でアルバイトをしていた。 「ソラちゃん、ご苦労さま」 カウンターの向こうから、マスターが人懐っこい笑顔を向ける。 半白の髪をした初老の人物で、ソラたち従業員や馴染みの常連客も本名を知らず、『マスター』とだけ呼んでいた。 「店が空いているうちに、少し休むといい。何か食べるかい?」 「あ、じゃあカルボナーラを」 「判った。今日は僕のおごりだ。せっかくの祭りの日にわざわざ出てもらったお礼だよ」 「わあ、ありがとうございます。マスター」 そう答えると、ソラはカウンター席に腰を下ろした。 少しぼんやりとした目で、窓の外を眺める。 オロファトの街並みには、つい先程まで続いていた軍事パレードの熱気がまだ冷えずに残っていた。 「お待たせ」 しばらく待つと、店の奥の厨房からマスターが出てきた。 手にしていたトレーをソラの前に置く。 トレーの上には、湯気を立てるパスタとサラダの皿、アイスコーヒーのグラスが載せられている。 「いただきま~す」 ソラは手を合わせて歓声を上げると、フォークを取った。 フォークでスパゲティの麺を巻き取り、白いソースをたっぷりとからめて口に運ぶ。 バターと卵と生クリームの濃厚な味と、ベーコンの程良い塩辛さが口中に広がる。 お腹が空いてたため、つい麺をすする大きな音を立ててしまった。 「ソラちゃん。慌てずもう少し上品に食べて欲しいな。料理は逃げやしないよ」 「す……すいません。お腹減ってたんで思わず……」 「大丈夫。何だったらお替り用意しようか」 「もう、マスターったら」 ソラは思わず赤面する。 いたずらっぽく笑いながらマスターは口にパイプをくわえた。 「そういえば、今朝は大変だったみたいだね」 「そうなんですよ。信じられますか、マスター。大の大人がよってたかってお年寄りに暴力を振るうなんて!?ホント酷すぎます!!」 「まあまあ落ち着いて」 あの騒動の後、警官がまだ混乱しているうちにソラは老人を連れて逃げ出した。 普段の自分から全く考えられなかったが、頭で考えるより体が動いてしまったのだろう。 ふとソラは、記念式典の中継を流しっ放しにしているTVに目を留める。 主席カガリが威風堂々と演説をしていた。 《……世界の恒久の平和のため、人類の永遠の未来のため、どうか皆の力を貸して欲しい……》 「……あんな事、ラクスさまやカガリさまが喜ばれるはずないのに」 「ソラちゃんみたいに優しい娘もいれば、平然と酷いことをする人もいる。世の中には色々な人がいるよ。でも、ラクス様やカガリ様の様な御方はそうそういないからね」 「そういうものなんですか。なんか悲しいです」 小さく溜め息をついたその時、ズンという鈍い音と共に辺りがぐらりと揺れた。 「……地震……!?」 国土が火山島であるオーブは、当然ながら地震も多い。 思わず悲鳴を上げたソラだが、揺れはその一度きりでおさまった。 マスターはコップやグラスを手で押さえている。 「大丈夫かい、ソラちゃん――」 胸を撫で下ろすソラに話しかけたところで、マスターは硬直した。 「あ……、あれは……?」 窓の外へと釘付けになった視線を、ソラもたどり、そして気づいた。 オロファト市南の高層ビル街。 そのうちのビルの1つが、炎と黒煙を噴き上げているのを。 「火事……事故――?」 呆然と呟くソラの胸に、不安が黒雲の様に湧き上がっていった。 カガリの演説が後半に差し掛かった時、アスラン=ザラのポケットから呼び出し音が鳴り響いた。 こんな時に、といぶかしみながらも通信機に手を伸ばす。 「私だ」 呼び出しに答え、部下の報告に耳を傾けるアスランの顔にさっと緊張の色がよぎる。 周囲に気取られないように、小声で答える。 「爆破テロだと!?」 《はっ、郊外の軍施設と市街地外れの政府機関が数箇所、爆破されました》 「式典警護のため、市の中心部に兵力を集中させていたのを、逆手に取られたか。式典自体ではなく、手薄になった施設を狙うとはな」 《申し訳ありません。テロリスト達に裏をかかれたようです》 舌打ちするアスラン。 《幸い、民間人にはほとんど被害が出ておりませんが》 「分かった。以後はオノゴロの軍司令本部の指揮下に入れ。私も急いで現地に向かう」 そう答えると、アスランは通信を打ち切った。 「何があったんだい?」 隣に座っていたムウが振り向く。 表情も声色も緩んでいたが、目だけは鋭かった。 前列のバルトフェルドも同種の視線を向けてくる。 <エンデュミオンの鷹>と<砂漠の虎>――かつての旧連合軍とザフトで屈指のエースパイロットだった2人だけに、鉄火場への嗅覚が並みではない。 「実は――」 後事を任せるため状況を説明しようとした正にその時、スタジアムを閃光と轟音が襲った。 あの爆発がセレモニー用の花火で、殺傷能力は皆無だと知れば、連中はどういう顔をするだろうか。 2,500メートル先からスコープ越しに、パニックに陥った式典会場を覗き込んでいたシンは、意地悪く考えていた。 あれは統一連合主席を、穴から燻り出す煙なのだ。 本来、オセアニア解放軍が立てた原案では、武装した決死隊を会場に潜入させる予定だったらしい。 しかし警備の厳しさからそれは不可能と判断され、代わりに狙撃での暗殺となった。 さらにその狙撃も一弾が外した場合のフォローを考え、三方向から狙う。 スタジアム内で花火を焚き、防弾装備の演説台から主席を引きずり出す。 そして――。 マザーグースの童話『Who killed cockrobin?』になぞらえて、弓を持った三羽の雀が駒鳥「カガリ=ユラ=アスハ」を射抜くのだ―― 。 シン達の狙い通り 会場が混乱する中、逃げ惑う市民達を尻目に各国要人や政府首脳といったVⅠPは、SPに守られながら会場から脱出しようとしている。 カガリも例外ではない。 演壇を下り、アスラン達と合流する。 激しく動揺した表情が、スコープ越しからでも見て取れた。 「煙で燻せば狐は巣穴から飛び出してくる、か」 口元を、笑みというにはあまりにも歪んだ形に吊り上げる。 《風力、風向き共に変化無し。いけるな?》 レイの問いに頷き、シンはライフルの引き金に指をそえる。 いいだろう。貴様らが目を背け続けるのならば、襟首をつかんで引きずり回してでも見せ付けてやろう。 かつて踏みにじられた者の無念を、いま切り捨てられている者の怒りを―― 「思い知れ」 低く呟くと、シンはトリガーへとかけた指に力をこめた。 不意にアスランの背筋を、ぞくりと悪寒が走った。 周囲、少なくともコロシアムの中にテロリストとおぼしき姿は無い。 だが、幾多の戦場で培われたモノが警鐘を鳴らす。 ―――殺気――― 自分は知っている。 ―――戦場で幾度も向けられた、あの殺気――― 初めてのものではない。忘れていたものでもない。 ―――背筋に馴染む、この殺気は……!――― それが戦士としての勘なのか、それとも無意識下で現状と経験を照らし合わせて判断した結果なのか。 自分自身でも理解できないままアスランは、咄嗟にカガリを突き飛ばした。 その瞬間、アスランを凄まじい衝撃が襲う。 超音速で飛来した何かがアスランの側頭部を掠め、一瞬前までカガリの頭部が存在していた空間を貫いたのだ。 「アスラン!?」 「頭を上げるな!!」 こめかみの辺りから生暖かいものが流れるのが判る。 飛びそうになる意識を必死で繋ぎとめ、アスランは倒れたカガリの上に覆いかぶさった。 「なっ!?」 倒されたカガリは状況が理解ができずに呆然としていたが、すぐに"理解させられる"。 次の瞬間、さらに彼女がいた空間、すぐ傍らに弾痕が数発、たてづづけに穿たれたのだ。 「ひっ!!」 怯えるカガリを抱きかかえたまま、アスランは集まったSPに怒鳴った。 「カガリ様!アスラン様!ご無事で!!」 「狙撃だ!!主席を守れ!!」 「アスラン=ザラっ!!」 スコープに映された狙撃の結果に、怒りと失意の叫びを上げるシン。 信じられなかった。 この距離からの銃撃に、対応できる人間がいた事が。 どうやら他の連中もしくじったらしい。 素早くライフルのボルトを操作する。 薬莢排出、次弾装填。 だがその数秒の間に、SP達がカガリの周囲で横並びの隊列を組む。 カガリへの射線を塞いでいるSPを狙い、発砲。 打ち抜かれた頭から血と脳漿をぶちまけながら崩れ落ちるSP。 だが生じた穴は、あっという間に他のSPによって埋められた。 「アスハの狗が!!」 叫ぶシンに、レイが冷静な言葉をかける。 《失敗だな。撤退するぞ》 「何を言ってるんだ、レイ!?」 《元々、博打の要素が高い奇襲だ。こうも態勢を固められては、付け入る隙が無い」 「馬鹿な!?」 指を、式典会場に突きつけて押し殺した声を上げる。 「あそこに――すぐ手の届くあそこに連中がいるんだぞ!!それを見逃せというのか、お前は!?」 《直にこの位置も特定される。軍なり治安警察なりの特殊部隊がやってくるぞ。無駄死にをするつもりか?》 「…………」 淡々と指摘するレイに、数秒の逡巡の後、シンは頷く。 「その通りだ。レイ、お前が正しい。撤退しよう」 内心でいかなる葛藤があったとしても、その声は冷静さを取り戻していた。 《式典自体の妨害には成功した。俺達の一方的な敗北ではない。それより、β班の撤収が遅れているらしい。援護に向かうぞ》 「了解」 素早く立ち上がるシン。 最後に一度だけ振り返り、怒りと憎悪に燃える目でスタジアムを睨みつける。 そして足早にその場を立ち去った。 銃撃は数度あった後、唐突に止んだ。 (諦めてくれたのか?) ずきずきと痛むこめかみを押さえながら、アスランはゆっくり立ち上がった。 傍らにいた兵士の1人が、首から高倍率の電子双眼鏡をかけているのにアスランは気づいた。 ひったくると、最初の銃弾が飛来して来たと予想される方向を覗き込む。 (銃弾の方向と角度は――。まさか、再開発地域から撃ってきたのか?) 内心で呻くアスランの目が、ぴたりと止まる。 いかなる偶然か。 小さな廃ビルの屋上にライフルを持った人影、その後ろ姿を発見したのだ。 倍率を最大に上げる。 黒髪に黒尽くめの服装をした、まだ若い男。 黒一色のその姿は、まるで死を告げる大鴉のごとき不吉さがあった。 不意に男が振り返った。燃え上がるような真っ赤な瞳が、正面からアスランを貫く。 「な――っ!?」 驚きのあまり、双眼鏡を取り落としかける。 慌てて再び覗き込んだときには、すでに男の姿は無かった。 「だ、大丈夫か、アスラン!?傷はどうなってる!?」 心配のあまり狼狽するカガリの声も、届かない。 アスランは意識が遠くに引きずられていく感覚を覚えていた。 過去という遠くの世界へと。 ―――殺気――― 自分は知っている。 ―――戦場で幾度も向けられた、あの殺気――― 初めてのものではない。忘れていたものでもない。 ―――背筋に馴染む、この殺気は……!――― 「お前、なのか――シン……?」 このSSは原案文第一話Aパート後編(DC私案)、第一話Bパート前編(DC私案)を再編集、一部加筆したものです。
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* 「猫」 括りかけた腕を放し、焦点の合わない頬を叩く。 「猫」 ぱん、と何度目かの頬への衝撃でふっ、とチャトラの瞳に色が戻る。 「……あ……?」 きょとんと瞬いた拍子に、表面張力を超えた涙がぽろと頬にこぼれて、不思議そうに彼女はそれを拭った。 「……なに?」 「覚えてないのかな」 「……オレが?なにを?」 「知るか」 身を引き離し、男は髪を掻き上げた。我に返ったような気分だ。萎えた。死にかけた雌鶏の痙攣したような姿を見て、それでも興奮する趣向はさすがに己にはない。 目の奥が鈍く痛む。憑き物が落ちたように冷静を取り戻していた。 「寝台を使いなさい」 顎でしゃくってやると、ごしごしと眼元を擦っていたチャトラが眉をしかめて男を見上げる。 「冗談じゃねェ」 「私はまだ仕事が残っているから」 「はァ?……何言ってんのアンタ。ここ、アンタの部屋だろ。オレが別の部屋に行くよ」 「――いいからそこで寝なさい」 「だから、」 「大人しく寝ないのなら襲うよ」 「寝ます」 即答だった。 だるそうな動きで揺り椅子の背から身を起こし、ごそごそと寝台に潜り込んだチャトラが、背を向けかけ、躊躇い、物言いたげに男をじっと見る。 「――何かな」 「……いや、その……、もうやんないの?」 「欲しいのか」 「いらねェ!」 これも即答だ。 言い置いた後で、だけど、と歯切れ悪くチャトラが言葉を続ける。 「や、そうだけどさ、その、普通さ……嫌がったって止めないよね」 花売りの客を見てきたからわかるよ。 そこだけ大人びた顔をされて、男が苦笑を滲ませる。 「息をしていなかった」 「え?オレが?」 「覚えていないのかな」 「オレが?」 「興が冷めた」 身に覚えがないらしい。首を捻ってオレが、と何度か呟いていた猫が、思い返しても覚えがないことは仕方がないと諦めたのか、大きく息を一つ吐いた。 「なんかオレ、前もいっぺん、そうなったみたいなんだよね」 「――何が」 「ハラ空かしてブッ倒れかけた時に、どうしてもメシ代を稼げなくて、客を取ろうと思ったんだけど」 「ほう」 「……なんか、直ぐに息苦しくなってワケ判んなくなって、すげェ慌てた客に引っ叩かれて目が覚めた」 傭兵だったかな。商人だったかな。 思い出せない風で、首を傾げている。 「そん時も息してなかったって、死ぬんじゃないかって思ったって言われて、やめて。オレも掏摸の方が気楽でいいから、客引くのやめたけど……寝る」 そう最後に言い置いて、じゃあ、だとか素っ気なくチャトラが頭から潜った。 ――だとすると、心因性の何かなのだろうか。 積み上げられた羊皮紙の量に溜息を吐きながら、男は頭を振ってこれ以上の思考を追い出した。猫の過去に何があろうと、自分には関係のない話だ。 ただ、強気だった顔が泣き顔に歪めば楽しいのではないか、その程度の興味だ。 暫く文机に向かい、酒精のために霞む意識を無理やり手元の書類に引き寄せる。 「……なぁ」 とうに寝たと思っていたチャトラが寝具の間から顔を出し、声を上げたので男は小さく驚いた。 熱のせいか、潤んだ目が真っ直ぐにこちらを見つめている。 「――寝ていなかったのかな」 「寝るけど……あのさ、さっきの」 「――先の?」 どの出来事を指しているのかが検討がつかなくて、男は眉根を寄せた。 「えっと……味方はいないって言ってたヤツ」 「ああ――言ったが」 それがどうした。 「……アンタ、また怒んのかもしんねェけど。オレ、何も特技ないし、武器とかあんなもん怖くて使えないし、頭もよくないし……つまり、アンタの『役に立つ』ようなことは何もねェけど」 遠まわしに理由を言い連ねるのは、チャトラなりの防衛策なのかもしれない。視線だけ上げて、男は続きを促した。 「味方なんてなれないし、なれるとも思ってない」 「――端的に言うと?」 「でもオレ、アンタの敵じゃない」 言われて肩が僅かに強張ったのは、また、もぞもぞと掛け布の中に潜り込んでしまったチャトラには見られていないだろうと思う。 ――敵じゃない、か。 投げられた言葉を口の中で小さく転がした。 ――ならば、一体何だと言うのか。 急に仕事の書類も見る気が失せて、男は文机に投げ出した。補佐官どもの小言が一瞬聞こえてくるような気もしたが、今は知るものか。 立ち上がり、飾り戸棚を開けて、男は二本目の酒瓶を手にする。 呷る。 寝台からは早々に寝付いた猫の寝息が聞こえてくる。熱が高い以外に症状がある訳でもなし、直ぐに回復するだろう。 そうして、このまま椅子にでも座して寝てしまおうと男は思った。今度はこちらが風邪を引くかもしれないが、知ったことではない。頭を振り払い、男は瓶口に唇を寄せた。 * 目が覚めると正午をとうに回っていた。まるで気づかず眠りこけていたものらしい。 慌てて身を起こし、まだ幾分かぼんやりとしながら、チャトラは室内を見渡す。自分以外の気配はなかった。 無論エスタッド皇帝――この部屋の主の姿もない。 昨晩、仕事をするから寝台を使えと言われたきり、大した会話を交わすでもなく、言われた通りに布団に潜り込んで寝てしまったが、男は本当にあの後寝台に寄っては来なかったようだ。 目が覚めた瞬間に添い寝でもされていて、げんなりするのではないかと若干の覚悟を決めつつ、それでも熱のだるさには逆らえず、半ば捨て鉢になって眠ってしまったのだが、空振りした気分だった。 勿論、添い寝されていないに越したことはない。ない――が、普段と異なるエスタッド皇の側面を見せられると、どう対処してよいものか判らなくなる。 昨晩。抑え込まれた時が、そうだった。 あの時男は明らかに何かに対して苛立っていて、多分それは自分の言葉や態度がそもそもの原因ではないのだろうなとチャトラは思う。 部屋に戻ってきた時から、気配が荒れていた。 顔に出してまで驚きはしなかったものの、男が戸棚から酒を呷りだしたのを見て、何かあったのだろうなと直感はしていた。 だから、きっと男がチャトラを抑え込みかけたのも、その「何か」のせいなのだろうなと、そこまでは分析している。 男を怖いと思った。 それは、抑え込まれた恐怖などではなくて、もっと以前の、静かに沸々と苛立つ男が怖かったのだ。 正直、椅子に押し付けられた後のことはあまり覚えていない。やめろと暴れたところまでは判るけれど――すぐに息が苦しくなって頭が真っ白になった。 見覚えのある誰かの死に顔が浮かんだような気もする。判らない。 頬を張られて我に返ると、そこだけ切り取ったように皇帝が見えた。瞬くと一瞬安堵したような色を滲ませた。だから、混乱して何も言えなくなった。 ……何が、あったのかな。 夕刻には戻ると言った。その男の帰りが遅かったこととも、関係があるのだろうか。 聞いてもきっと答えてはくれないだろうと思う。 喉の渇きを覚えて、寝台から足を下ろす。立ち上りかけた拍子に、脇の小卓に細かな水滴の浮く水差しとグラスが、用意されていることに気が付いた。飲んで悪いこともないだろうと判断し、グラスに注ぐ。ほど良く冷えた水は僅かに柑橘の香りがした。蓋を取り覗き込むと、輪切りになったまだ青い柚子が数枚、ゆらゆらと沈んでいる。 汗もかいたせいか、口に含むと体に染みわたる気持ちになる。 小さく溜息を吐き、首を回した。 少しだけ頭が重い気もするが、一晩ぐっすり眠ったおかげで、ほぼ完調した。さすが「皇帝」の使う寝台だと妙なことを思った。起き上がりの節々の痛みもなければ、凝りもない。寝返りを打ったところで軋み一つしなかった。 安普請の、半ば連れ込み宿まがいの寝台しか知らないチャトラにとっては、軽く驚きだ。素材からして違うのだろうなと変に感心した。 それから、椅子に脱ぎ捨ててある男の礼服に近付く。 チャトラが皇帝の身の回りの世話を受け持ってから、着替えを手伝うのも彼女の「仕事」だったけれど、今朝は一人で着替えて出て行ったのだろうか。 身分云々はこの際脇に置いておくとしても、皇宮で着回されている衣装の造りは、あちらこちらに留め金があったり結び紐があったりで、結構面倒臭い。片手しか使えない男が一人で身支度を整えることは不可能ではないのだろうが、かなり手間取ることは確かで、目を覚まさないで寝続けてしまったことに若干の罪悪感があった。 それとも、誰かが手伝ったか。 昨夜男が着ていた礼服を拾い上げて、何気に皺を伸ばすように指でなぞっていたチャトラは、ある一点でぎくりと指を止めた。 血痕が点々と飛沫いていた。 前身ごろの裏の部分。一瞬男が噛み切った自分の喉元の傷のせいかと思った。けれどあれは僅かに滲んだ程度だ。袖口程度なら汚してしまうかもしれないが、吹きつけた覚えはない。 男が怪我でもしたのかとも思ったが、それなら染み入りこそすれ、こんな風に丁度対面から細かな跡にはならないような気がした。 勢いよく噴き出した、「何か」がないと、こうはならない。 男が苛立ちながら部屋へ戻ってきたことをもう一度思い出す。 最初、男はチャトラが判らなかったのだ。あれは何か他のことに気を取られていたに違いないと思う。 何があったのかな。 かさぶたになり始めている喉元の傷へ手をやって、チャトラは嘆息した。 そうして、汚れた礼服をひとまとめにして、籠に突っ込むと、洗濯ついでに教えてくれそうな「誰か」を探しに行くことにした。部屋でじっとしていても落ち着かないばかりだし、何しろ男の雰囲気は尋常ではなかった。 幸い、皇宮内の造りは昨日教わって頭に入っている。今日は迷わない。 籠を抱えてとりあえず洗濯場へと向かうことにした。 まず洗濯場を選んだのは偶然だ。そこへ至る道に、裏木戸を抜けずに表の回廊を選んだのもほんの気まぐれだった。 であったから、回廊を曲がった瞬間にセヴィニア補佐官とばったり対面してしまったのも、運命の悪戯と言う物で、 「うぇ」 体は正直に思わず酷い声が出た。 極力顔を合わせたくはない。できれば姿も見たくない。もっと言わせてもらえば金輪際関わりを持ちたくない相手へ、こうして不可避な距離まで接近してしまうと、回れ右をして逃げる訳にもいかない。後はなるべく穏便に、なるべく刺激せず、なるべく素早く撤収してしまうに限る。 「……お前……」 チャトラの願いは叶わなかった。 いつものように冷血質な目で一通り上から下まで見下された後、急に眉を顰めたセヴィニアに腕を掴まれ、有無を言わせない足取りで手近の部屋に押し込まれた。補佐官の後ろに続いていた数人に指示を与え(先に行っていろ、だとかそういった類の)、不意にチャトラに向き直る。 「何を考えている」 低く抑えた声の語尾が神経質に震えている。そんなに自分が気に食わないのなら、いっそ無関心を装えばいいのに、だとかチャトラは捻くれた気持ちで思った。 反論すればするほどきっと手酷い「教育」を施される。黙り込んでいるのが一番だ。 「聞こえているのか」 「聞こえているよ」 気に食わないのはこちらも同じだ。黙っていようと念じた端から、つい不貞腐れた声が出た。 「意図的か?」 「はァ?」 「お前、自分が何をしているのか判っているのか?」 「何がだよ」 苛々しながら答えると、盛大に呆れた溜息を吐かれた。掴まれた腕に指が食い込んで痛い。いい加減放してほしいと思う。 「判断できないのは相当の阿呆だな」 「……だから何が!」 つい頭に血が上って声を荒げた。なるべく穏便に、なるべく刺激せず。そんな言葉は糞食らえ。 喚いた瞬間、容赦なく側頭部を張られる。相手にダメージを与えることだけを考えた、軽い音の割に内部に響く叩き方。だのに叩かれた部分が頭では、相当のことがない限り目立つ跡が残らない。チャトラが口外しない限り、張られたことは誰も気が付かない。 ああやっぱり。 そんな言葉がよぎった。男が唐突に掴んだ腕を放したので、ずるずると壁伝いに尻をついた。最悪の気分だ。 「オレはテメェの羽枕じゃねェぞ!パンパン簡単にブッ叩くなよ!」 「意味もなく叩くような愚行はしない」 「判んねェよ。判る言葉で話せ」 「底無しに愚かな。教えてやるのも腹立たしいが、そこまで無知なら言ってやろうか。……なんて恰好だ」 「あ?」 まるで感情の読めない瞳で見下していたセヴィニアが、不意に腕を伸ばしてチャトラの胸倉を掴んだ。 持ち上げる。 「答えろ。ここに至るまで何人とすれ違った」 「知……るかよそんなん!」 意識して数えていた訳でもないし、そもそも見張りの兵士も含めれば、相当な数と行き違っているような気もする。何にせよ、相手は自分に注意を払わなかったし、自分も相手のことなど知らなかったから、無関心に通りすがった、その程度だ。 「お前は何がしたい」 「あ?」 「自分の立場を何と心得ているのだ」 「立場ってなんだよ!」 「救えんな」 ぞんざいに突き放され、壁に突き当たりチャトラは唸る。本当にこの男は気に食わない。殴りかかってやろうかとも思うが、男の腰に佩いた細身の剣が目に入って躊躇する。人目のない部屋の中で、男が本気で激昂し、あの剣に手を置かれたらそれはそれで笑えない状況になる。躱す技術は持っていない。 ずるい。武器はずるい、と口の中で呟いた。 「部屋の外に出る時はそれなりな恰好をしろ、と言っているのだ」 歯軋りをしていた彼女の頭上から、吐き棄てるように男が叱責した。 叱責。そう、それは叱責だった。 感情を以って振る舞われる怒声ではなく、苛烈ながら冷静で叱る物言い。 だから、チャトラの頭が冷える。 「え?」 割と素直に我に返ったチャトラは、初めて己の身繕いを見下ろした。何も考えないまま、寝台から起きだしたそのままに部屋を出てきたのだが、言われてみれば確かに、 「鏡を見ろ」 示された部屋の一面の壁は姿見だった。大きな鏡に呆けた彼女が、彼女を見返している。そこに映った自分は確かに、 「……あー、」 確かに――酷い恰好だった。 半ば引き千切られたタイが、結んでいるというよりは紐のように首に数回巻きつけてある。その間から痣とも傷ともつかない赤い印が点々と散らされ、けれどそれは所有の刻印と言うにはあまりにも痛々しい。釦は飛んでいくつか失われていた。両手首にも指の跡。恐らく昨晩、男がチャトラを抑え込んだ時の名残だとは思うのだが、 「部屋の中でお前が何をしようと何をされようと、私は一切の興味がないし口を挿む気もないが。その恰好で出歩いて風評を流され、その厄介ごとが私に回ってくるのは御免だ」 「……ああ、悪ィ……なんか、全然気づかなかった」 これはセヴィニアでなくとも眉を顰めるだろうと思う。 ダインに会わなくてよかった。 どうでもいいことをぼんやりとチャトラは思った。 何とかしてやる、だとか息巻いていた男に見つかったら、根掘り葉掘り聞かれるに決まっているし、上手くはぐらかす自信はない。下手に答えると、エスタッド皇でも殴りかねない。 自分でも何度か殴り倒そうとは思っていたものの、客観的にダインが皇帝を殴る場面を想像すると笑えない。 「悪い」 唖然としながらもう一度呟くと、呆れた溜息をもう一度吐かれた。 「懲りたらせいぜい部屋を出る前に身支度を整えることだ」 薄汚すぎて見ていられぬぞ、言いながらも乱暴に上着を脱いでセヴィニアがチャトラに放り投げる。 「羽織って歩くのも目立つ気はするがな。……それでも幾分かまともには見えるだろう」 思いもよらなかった行動に、チャトラの瞳が点になる。温情を示すような男には思えなかったけれど、もしかすると、 「えっと、でもオレ」 「ああ、返そう、などと言う気は起こさなくていい」 きっぱりとセヴィニアは言い切った。 「お前が羽織ったものを私が二度と羽織る気もない。早々に処分しろ」 ……やっぱムカつく。 一瞬見直しかけたのが莫迦だった。内心舌を出しながら不機嫌にチャトラが頷くと、舌打ちを一つ残して、男が踵を返しかける。 「おい」 ここまで貶されて、これ以上この恰好で出歩く気は流石にチャトラにはなかったし、かと言って着替えて出戻るのも癪だった。いっそ腹立ちついでに目の前の男に聞いてやろうと言う気になる。 「……何か」 「昨日、皇帝になんかあったのか?」 こちらを振り向く義理はないとでもいう様に、足を止めはしたものの、セヴィニアの声は肩越しに投げかけられた。 「……何か、とは」 「あのひとちょっとおかしかった」 上手く説明できなくて、結局思った通りをチャトラは口にする。 「どうしてそう思う」 「何かに怒ってた。忘れたいって言うか……気晴らししたい風に見えた。あと服に血が付いてた」 「……陛下には」 「聞けるかよ。聞いたって答えてくれると思えねェし」 なるほどな。セヴィニアが呟く。 僅かに間が開いた。 セヴィニアが言葉をまとめているのが判ったので、チャトラは大人しく待つことにする。 「……お前に言って理解できるとは思わないが……まぁどうせどこからか話を仕入れてくるのだろうから、尾鰭の付いた下世話な話よりまともだろう」 相変わらず彼女の方へは向き直らずに、セヴィニアは淡々と告げた。だから、一体彼がどんな顔でそれを口にしたのか、チャトラは知らない。 「昨日。午後に、地方の太守が謁見を申し込んできてな。予定には組み込まれていなかったのだが、それ程急ぎの用が他になかったことと、陛下のご予定が他に空いていなかったことと、――まぁそれはお前に言っても無意味か」 「……うん」 「我が国にはいくつもの主要の城塞が配備されていて、太守はそのうちの一つを守る位置にある。ある程度の爵位や軍位のある者が就くとは言え、通常ならば陛下直々にお目通りが叶うことは難しい……が。我々三補佐誰の許可も通さずの謁見が行われていることに、『遅れて』報告されて気付いた。我々の目を盗んで何者が許可したのか、画策したのかは、目下調査中だ。何かきな臭いと駆けつけたら案の定だった」 「だった、って」 「太守の脇に控えたお前と同じくらいの子供が数人、獲物を持って陛下へ襲いかかる直前であったよ。……直後であった、と言おうか。控えた護衛兵によって事なきを得たが」 引き攣った太守も含めて全てをその場で斬首した。口止めと言うよりは、その対応が一番楽だと誰もが判断したからだ。 辻褄は後からでも合わせられる。 埃ひとつ吹かない風に何気なく立っていたエスタッド皇帝の、無味乾燥な表情が印象的だった。 いや。 皇帝は嗤っていた。 声も立てずに嗤っていた。 「……死んだ、の」 「いいや?」 僅かに震えた声が出たので、拳を握ってチャトラは腹に力を入れた。意気地なしと思われるのは業腹だった。 「肝要なのは、『昨日は何も無かった』と言うことだ」 「なにも、なかった……」 「そう。陛下は長引いた会議のご公務以外、公式記録には『何も無かった』のだ」 「だって」 「『そういうもの』なのだ。判るか。五、六の死骸が今日か明日の何時だかに皇都のどこかに打ち捨てられようと、それは皇宮とは何ら関わりのない事件だ。違うか?」 だから黙っていろ。 呆気にとられたチャトラの耳に、被せられる無言の圧力。理解できないけれどここは頷くしかない。不承不承首を揺らしたところに、 「じゃあなんでオレに教えてくれたんだよ」 ふと疑問が出た。 「だから。お前はどこからか話を仕入れようとするだろう?」 尾鰭の付いた噂話を信じ込まれるよりは余程ましだ。言外にそう言われて、かちんと来てもよかったのに、怒りは何故か湧かなかった。 「以上だ。人目を避けて部屋へ戻れ」 言い置いて今度こそさっさとセヴィニアは部屋を出て行った。 後に残されたチャトラは、その背にかける言葉もなく、かといってすぐに立ち上がって部屋へ戻る気概もなく、壁に凭れて対面の鏡の自分を眺めながら、聞かされた話を反芻する。 自分と同じくらいの子供が数人。 それが男だったのか、女だったのか、セヴィニアは言わなかったし、チャトラは知らない。男でも女でも、その部分は重要なことではなかったのかもしれない。 チャトラを椅子に抑え込んだ皇帝は、抑え込んだ自分の体に、何を見ていたのだろう。頸切られた血まみれの遺骸を思い浮かべていたのだろうか。 ……それも、ぞっとしないか。 チャトラは一人語散た。 鏡の中の自分が困ったように膝を抱えている。 「あらかた片付いたぜ、旦那」 執務室にずかずかと入ったダインに手は止めず、鵞ペンを走らせながら、ちらとだけエスタッド皇帝は視線を投げかけた。 「ご苦労」 口調が戻っている。昨晩の冷徹なまでの無表情と比べると、幾分か穏やかな顔になっているなとダインは内心呟いた。 襲撃未遂とでも言ったらいいものか、あまりにお粗末な皇帝への反旗は、たった数秒で片が付いた。命を狙われる男と、それを守る兵士たちの姿が日常茶飯事とは言え、本当に昨日の襲撃は、拍子が抜けるほど呆気なく終わった。 きっとそれは、 「言葉が口に出ているよダイン卿」 「うへ」 「そんなに怖い顔をしていたかね」 つい口に出して呟いていたらしい。 どうにも苦手意識のあるこのエスタッド皇の前では、ダインの今まで身に着けてきた「処世術」とやらが身ぐるみはがされてしまう。 ダインは元傭兵だ。宮廷のお高くとまった礼儀とやらが気に食わないし、できれば鼻でもかんで丸めて投げ捨ててやりたい……くらいには思っているものの、まだ実行に移せない。色々と命が惜しい。 であるから、チャトラの境遇に割と近しい感情を抱いている。戸惑いもよく判るつもりだ。 そのダインを「便利だから」の一言で、駆り出す皇帝も皇帝だと思う。それには恐らく、皇妹ミルキィユとの関連――曲がりなりにも伴侶に近い関係――胸を張って皇帝にそう言い切れないところが辛い――にも依るもので、面倒な建前その他が省かれて皇帝がダインにある程度の信用を寄せている証だと思うのだが、 ……信用は、ねェか。 訂正した。 エスタッド皇はきっと利用はしても信用はしない。誰に対しても同じだ。 「だから――声に出ていると」 「すみません」 嫌いではない。だがはっきりと苦手だった。 「――首尾はどうであったかな」 初めてそこで書類を綴る手を止めて、皇帝が掬い上げるようにダインへ視線を流す。 ぞく、と背筋が凍った。 戦場で武者震い以外の震えを体験したことはないが、どうにもこの皇帝の前に出ると無闇矢鱈に緊張する。同じ人間とは思えない一種の気迫がある。 「上々」 思いを振り切るように、肩を竦めてダインは答えた。 「そうか。――ご苦労だった、下がって良いよ」 手を振られて暗に退室を促され、けれど微かに躊躇った彼の挙動を、皇帝は視界の端に止めたらしい。 「――ダイン卿」 「あ?」 「まだ何か言いたいことがあるような素振りだが」 「いや……」 「私は忙しい。言いたいことがあるのなら手短にまとめなさい」 忙しい、と口で言いながらダインを留めたのはきっと皇帝自身も息抜きを欲していたからだろう。本気で立て込んでいる時は、話しかける隙すら見せない。 そう判断して、ダインは皇帝に向き直り、部屋には他にディクスしかいないのをいいことに、応接椅子に無断で腰掛けた。 「……言われた通りに『全員』揃えたけどよ?本当に『全員』、始末するつもりなのか」 「後腐れがないからね。――君は躊躇するのかな」 「いや。命令されたら俺は従うぜ?」 だけど。 この男にしては珍しく詰まりながらダインは言葉を探す。 「まだ二つ三つのガキもいたけど……いいんだな?」 「情けをかけろと?」 「……命乞いのつもりはねェよ。けどアンタにしちゃあ珍しいなって」 「珍しい、か」 「おっかない目で見んなって」 「見逃す――つもりではあったのだがね」 あまり買い被るな。そう言いたかったのか僅かに皇帝が苦笑する。 「昨日の『あれ』を見せられては致し方あるまい」 苦笑は凶悪だ。研ぎ澄ました牙を瞬時剝きだした夜行性の獣をダインは連想する。 昨日の、と暗に告げられてダインの顔も顰められる。 全く酷い急襲だったと思う。 急襲と言うのもおこがましい。あれは、はっきりと、 「……あのガキら。お嬢ちゃんに似てたな」 ダインもあの場にいて、適宣処理した一人だ。刃を握り振り上げ皇帝へ向かい奔る子供を切り捨てたことに悔いはない。それがダインの仕事であったし、傭兵時分幾度かは、倫理に背くような胸糞悪い戦もしてきた。金の為だった。綺麗ごとを並べるつもりもない。 「君も――ミルキィユ将軍も。惑うたかね」 「俺が?」 冗談。 探る様な視線を向ける皇帝に、鼻先でダインは笑った。 「俺もお嬢も、お花畑にゃあ馴染めない戦狂いだぜェ?何人戦場でブチ殺してきたと思ってんだ。一人二人のガキを切り捨てるのを躊躇ったところで、煉獄往きは免れねェさ」 「それは頼もしい限りだ」 謁見の際に地方の太守に付き従っていた少年少女は六人。左右に分かれて大人しく頭を垂れていた。いずれも似たような顔形をしているなと、ふと気付いた時にダインの脳裏に警鐘が走った。 太守の目配せがあったものかどうか、確認する前に体が動いていた。 流れるように腰に佩いた愛剣へ手をやる。音もなく抜き去るのと、一人目の背中へ投擲の要領で投げつけたのは同時だ。次いで僅かに腰を折り、革長靴に仕込んだ短剣を抜き取り、これも投げる。 狙いは過たず、少年か少女か、短く切り上げた金髪の首筋へ突き立った。 苦悶の声は、なかった。 同時期に、皇帝への進路を塞ぐ形で立ちはだかったミルキィユが、細身の剣で数度宙へ薙ぎ払う仕草をする。三人倒れた。 手慣れた大剣の姿はない。あれは皇都ではあまりにも目立ちすぎるし、屋内で使用するには何かと不便だ。第一どこかに突っかかる。 そこまでが、一瞬。 唯一、はっきりと意識のあるもう一人の子供と太守を跪かせて、ディクスがその首筋に剣を当てる。 溜めのない動きで引かれた刃が、綺麗な直線でもって二つの首と胴を綺麗に等分した。 遅れて漂う血臭に、どこか安堵の表情を浮かべたのはダインもミルキィユも同じだ。嗅ぎ慣れた臭い。 戦狂い。 正常な感覚ではないのかもしれない。正常な感覚とやらがどこかに転がっていれば、の話ではあるが。生まれてくる時代がここで良かったな、そんな風に酒の席で語り笑ったこともある。半分が自嘲だ。 検分しようと小さな体の一つに近付いたミルキィユが、ふと眉根を寄せるのに気付いて、その視線の先をダインも追った。 真っ直ぐに突き立った短剣。 突き立ったことに対して、ミルキィユが嫌悪を示したのではないことくらい、ダインにも判る。 皇帝の刃となる為に、彼女は感傷を棄てていたからだ。 もうずっと前に。 彼女が眉を顰めたのは、突き立った短剣筋に襲撃者――この場合もそう名づけるべきなのだろうか――に、全く避ける意思が無いことが見て取れたからだった。最初から死ぬつもりだった。明らかに語っている。「つもり」がなかったのは、恐怖のあまり薄ら笑いを浮かべていた太守だけであったろう。 返した彼らの顔を見て、ますますミルキィユの眉が顰められた。 金の髪。青い瞳。多民族の集まるエスタッド皇国に於いても、見かけない訳ではないけれどここまで同じ背格好をこの人数集めるのは、それなりに苦労する。 意図的だ、と言うことだ。 どの顔もどこか、チャトラに似ていた。 苦虫を噛み潰した顔で一通りの改めを終えたミルキィユが、指示を仰ごうと皇帝へと振り返り、ぎくりと肩を強張らせる。 皇帝に一切の色は無かった。 無機物を見る目付きで、転がった死骸とミルキィユ、そうしてダインを眺めている。 「見て」 いるのではないのだろうなとダインは思った。眺めている、それだけだ。 その場に控えた他の兵士も侍従も動けない。動くことを躊躇う無表情さだった。誰もが息を飲み動向を伺う中で、 「愚かな」 皇帝が突如嗤った。 思わず視線を逸らす類の、あまりに凄惨な笑いだったと思う。かける言葉は無かった。思い当たりもしなかった。 であったから、皇帝が何を思ってあの時何故笑ったのか、ダインに知る術はない。 「――鳴かずば雉子もとられざらまし」 淡々とした皇帝の声。その時もダインは背筋を凍らせた。 三補佐の調査は迅速だ。未明には主犯の名が報告されている。軍籍に身を置く中将の一人で、実力ではなく家名で世襲した地位に驕った愚か者。 「火事、かな」 見せしめには。ぽつ、と呟いた言葉を拾って、ダインが頷く。皇帝は名指しで誰にも命じていない。ダインも何も答えていない。公式記録には何も残らない。 「……本日夜半、不始末火により書斎から出火。火の回りがかなり早く、就寝中の家人の救出はならず。中将殿以下ご家族全員の焼死を確認。享年五十三歳。不幸な事故でした」 呟きを耳にした脇で同じく淡々とノイエ補佐官が応じ、それを今度は書記官が書き留める。早送りされた過去に、ダインがもうひとつだけ頷いた。 あとは無言で部屋を出る。 夜半までの下準備は、早めに済ませておくつもりだ。 皇帝が執務室を出たのは、日も暮れて辺りの篝火が灯されてからだ。 昨日の一件以外にも煩わしい急用が次々と舞い込んで、ろくに通常業務もこなせなかった。草臥れているのが見て取れる。それでも自暴自棄気味に押して仕事を続けようとする男へ、静かな物言いで切り上げるように促したのはディクスだ。 皇帝自身も嫌気が差していたのだろう。大して抗いもせず、そうだね、と頷いて机から離れた。 皇帝を居室まで警護し、引き継いで、それでディクスの一日の仕事は終わる。あとは明けて翌日の朝まで皇都の一角に構えた自宅で体を休めるのが常だ。 であったから、部屋を出てからこうして居室へ送り届けるまでの道行は、自然その日の出来事をまとめながらの日課となっていた。皇帝もそれを理解していて、この間は他に人をあまり寄せ付けない。 言っても、もともと多弁ではないディクスと、見た目よりもずっと無口な皇帝二人では、会話もあまり振るうことはない。どちらかがぼつと呟き、どちらかがが頷く。いつもの光景だ。 回廊を伝い歩き、篝火に照らされながらふと皇帝が生活居住区への道筋から外れ、庭園への足を運んだのは、ディクスにとって割と珍しくもない光景であったので、黙ってそれに付き従った。中途から二人に気付き、会話が聞こえない程度に少し離れた形で追随していた交代の兵士に、目で促して先に居室へと向かわせた。 使える主が個人的な時間を邪魔されるのを好まないことは、ディクスもその兵士もよく知っている。 皇帝は黙ったままでもう何も言わない。 ディクスが付き従っていることも考えから払われているようで、と言うより、主の不興を買ってしまうと、文字通り 「追い払われる」 ことは目に見えていた。きっとこうして無関心を装うことが最大限、主の譲歩なのだろうとディクスは内心納得している。 東屋へ向かい、その一角に腰を下ろしてしまうと、主は石のように動かなくなった。 僅か顔を伏せ、視線は園丁によって整えられた花壇を見ているようで見ていないようで、想いに沈んでいるというよりは、何も考えない努力をしているようにも見て取れた。 東屋の内部とその周辺へ、視線を走らせ異常がないことを確認したその後は、ディクスはじっと佇む。 こうして日常の執務や業務やその他のしがらみ――から逸脱したがる傾向は昔からのもので、それが主の精神的な疲労度合いと比例していることをディクスは理解している。 草臥れているのだ。 けれど癒す術をディクスは持たない。 東屋の立てられたここは、宵の口の歩哨引き継ぎや夕食に携わる仕事をもつ者どもの喧騒からも少し離れていて、音は遠い。回廊ほどに照らされてもいないので、本格的に闇が迫ってくると、主の表情は伺えなくなる。 ふ、と第三者の気配を感じて、ディクスが頭を巡らし、遅れて気付いたものか億劫そうに皇帝もその視線の先を見た。 皇宮の側から、小走りに駆けてくる小さな影がひとつ。まるで足音を立てない走り方は、恐らく生来のものと言うよりは掏摸稼業で身に付いたものなのだろう。身のこなしがそうなのに、はっきりと気配を感じさせるのは、その小さな体がぴんぴんと闇を弾いているせい。 チャトラだ。 彼女が居室で男を待たずに、こうして探しにやってくることは今日が初めてだったので、一瞬ディクスはどう対処したものか躊躇う。彼女の動作が無礼だとかなんだとか、そんな小煩い意識が頭にあった訳ではなく、そもそももしそう言った 「常識」 をディクスが彼女に主張するのだとしたら、皇都に来るずっと前よりそうしたろう。ディクスが躊躇ったのは、草臥れている風な主の時間へ彼女を近寄らせて良いものかどうか、そうすることで主は快か不快か、その一点に尽きた。 迷った隙にチャトラは無用心にさらに近付いており、ふと顔を上げてディクスを仰ぐ。 「いいかな」 皇帝へと言うよりはディクスに確認したのだろう言葉に、仕方なしに彼は頷いた。今更否もない。 「――猫?」 億劫そうな声を隠さないまま、皇帝が顔を上げチャトラの名を呼ぶ。皇宮からの明かりを背にしているので彼女の表情は知れず、それは眺めていたディクスへ、昨晩の襲撃を喚起させる。 呆気なく、実に呆気なく転がった数個の体。あの体の持ち主が何を思って皇帝へと刃を向けたものか、ディクスは知らないし、知りたいとも思わない。けれど軍籍から離れ、皇宮勤めが長い彼にはまた、反抗といえども案外驚くほど軽い――肩透かしにも似た――例えばそれは、その日の家族の糧を満たされるといったような、実に命を懸けると思うには程遠い――理由でも行われてしまうと言うことを識っている。 「皇帝」 「――うん、」 「悪ィ!」 ぱしん、と軽く打ち合わされた音が響いて、主が小さく首を傾げたのが判った。チャトラが下げた頭の前で手を合わせている。要は謝っているのだろうが、その合わせた手の平が妙に黒い気がした。 影だろうか。 「――謝られるようなことがあっただろうか」 主からして不思議そうに呟いている。 「……あの。オレ、さっき、部屋を片付けようとして机とか動かしてたんだけど」 「ほう」 「インク壺の蓋が開いてるの気付かなくて……その。動かした拍子に壺、盛大にブチかましちまって……なんか、机の上に積まれてた書類とか、救える奴はすぐよけたんだけど、上の数枚がもうべったりで」 「ほう」 聞いた皇帝の声が、不意に押し殺された低いものへ変わる。 「うん」 頭を上げたチャトラの顔が、今度は明かりに照らされて見えた。心底困っていた。 「あの、これ」 差し出した羊皮紙は裏も表も真っ黒で、ついでに彼女の両の手も真っ黒だった。 確かにこれではもう書類の意味を成さない。 「『重要書類』……なんだろ。侍従のオッサンに聞いたら、おおごとだって、一枚作るのに一体どのくらいの時間と労力が掛けられているのか判らないって言われて」 「――」 「その……そんな大事なものだって知らなくて、って言うか、知らなかったとかそんなん言い訳にしか、なんねェんだけど」 「――」 「けど、アンタが昨日の夜頑張って仕事してた分、オレが台無しにしたってのは事実で……」 「それを、謝りにここへ来たと?」 「うん。部屋に先に来てた護衛のヒトに聞いたら、庭園に向かったって言われて……その、何ていうか謝ってどうなるってもんでもねェけど、本当にごめんなさ、」 無造作に皇帝の腕が伸ばされた。殴られる、と見ていたディクスですら思った。身構えていた当の本人は、思わず目を閉じている。そのまま、首後ろに手を当てられぐいと胸元へ引き寄せて、 「ちょ、おい、皇帝!」 ディクスは目を逸らす。 主が可笑しそうに肩を揺らして笑っていた。 瞬間放心したチャトラが、焦って身もがく。 「放せよ、オレ今、両手インクべったりなんだぞ!付くって。アンタに付くって」 「汚れる?」 「に決まってんだろ!」 突き放したい。けれど両手は使えない。矛盾した焦りに、チャトラがばたばたと暴れるものの、主は彼女を開放する意思はなさそうだった。 「汚れたら洗えば良い」 「無理無理無理無理!アンタ、自分で洗ったことないからそんなこと言えるんだよ。しかも今日白い服着てんじゃねェか!インクの染み落とすとか絶対無理!」 「ではお前は大人しくしていなさい」 「そう言う問題じゃねェッ……ああもう!」 付いたら落ちねェだろ、だとか喚いていたチャトラへ、 「――良い」 急に笑いを収めて、その細い肩口へ皇帝が額を押し付ける。くぐもった声がまだ少しだけ笑いを含んでいたけれど、 「良い」 「……」 「このまま」 「……皇帝?」 敏感に何かを感じたか。チャトラが暴れる動作を収めて、覗き込むように小さく呟いた。汚れた手のひらを、極力男の体から遠ざけたのがなけなしの努力だ。 「何か、あったのかよ」 「何もない」 「……あっそ」 逃れることは諦めたのか、腕を後ろ手に伸ばした状態で、諦めたようにチャトラが溜息を吐いた。 「猫」 「あ?」 「明日からまた少し周囲が騒がしくなる」 「うん、……?」 「逃げようか」 「え?ど、どこに?」 唐突な話の振りにチャトラが付いていけなくて、目を白黒させているのが判る。 「逃げるって、アンタ何か悪ィことでもしたの?」 「何もない」 「……いや意味判んねェし」 そう言って宙を睨んでいたチャトラが、あー、と喉奥で潰れた声を立てた。 「明日と明後日は無理だオレ」 「――無理?」 「うん。園丁の爺さんと、明日、バラの蔓を刈り込む手伝いする約束してる」 「薔薇」 「うん。あと明後日は何かアンタの聖誕式?がもうすぐあるとかで、その蝋燭をあちこちに飾るらしくてさ。それ手伝うの約束しちまった」 明々後日なら行けるけど。 そう答えたチャトラを不意にしんとした目で皇帝はしばらく眺めて、それから居心地の悪くなり始めた彼女が身動く前に、突然げらげらと笑い出した。 驚きに目を丸くした彼女はきっと、なぜエスタッド皇が笑いを誘われたのか理解できないに違いない。 聞いていたディクスには、よく判った。 思わず苦笑いを噛み殺す。 男が現在の皇位に就いたのが、今のチャトラより少し上の頃合い。十八か九の辺りだったようにディクスは記憶している。前代の死によって齎された、唐突な即位。整えられた訪れるべき過去。かなり昔の話だ。 その、継いでから今の間、「皇帝の誘いを断る」度胸のある人間はどこにもいなかったように思う。いなかった、では語弊があるかもしれない。誘いを断る行為が有り得ないのだ。選択肢として用意されていない。 仮令戯言のひとつだったとしても、平身して周りは男の意思として敬ってきた。男の意思が芯であり、中心であり、当然のようにそれを軸として皇宮は回ってきたし、今も回っている。 「バラの手入れがあるから」、断られるとは夢にも思っていなかったのだろう。 「な、……なんだよ。涙流して笑うようなことか?っていうかどこがツボなんだよ?」 「お前は、本当に――」 くつくつと喉奥を震わしながら、それ以上の言葉を男は飲み込んだ。チャトラを解放し、立ち上がる。部屋へ戻る気になったらしい。気が晴れたのだろう。 「あ、おい」 置いて行かれた風情のチャトラが、ばりばりと頭を掻いた。渋面になっている。掻いた弾みに金茶の短髪が黒く汚れたが、本人は気付いていなかった。 「……意味わっかんねぇぇぇ……」 未だに首を捻りながら、皇帝を追う。 二人の背を護るように付き従って、ディクスが後へ続いた。 お前は本当に面白い、そう皇帝は続けたかったのかとふとディクスは思い、そうであるような気もしたし、そうでないような気もした。お前は本当に。 その後に何と言いたかったのだろう。 思いを巡らせかけたディクスへ、皇帝がちらと振り向き、視線を流す。思考を見通していたのだろうと思う。 牽制の色だった。 知らず背筋が伸びていた。 (20101212) -------------------------
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統一地球圏連合政府中央政庁は、オーブのオロファト市中心部の官庁街、そのやや西寄りにそびえ立っている。 高さは400メートル弱、100階を越えるその姿は、天を貫く柱にも雲海へと繋がる門にも例えられ、統一連合の権威の象徴として威容を誇示していた。 主席公邸の最上階は丸々、主席代表専用の執務フロアとなっている。 豪奢な内装の施された廊下を、濃い藍色の髪の青年士官が歩いていた。 年の頃は20代前半。 若々しい引き締まった体躯を、統一連合正規軍の第一種軍装で包んでいる。 胸元の階級章は少将。 だがその緑眼と秀でた額が特徴的な整った容貌を見れば、若年に似合わぬ階級を疑問に思う者は殆どいないだろう。 現主席の側近中の側近である近衛総監アスラン=ザラを知らぬ者は、軍には皆無なのだから。 従者の案内で、アスランは目指す部屋の前へとたどり着く。 受付の秘書官に形式的な手続きをすますと、部屋へ通じる重厚な木製扉が開いた。 扉の奥に広がっていたのは、主席が休息や仮眠を取るためのプライベートルームだ。 広々と広がる室内の内装や調度品は、よく吟味されているものの華美とは程遠い。 万事において気取らない主の為人(ひととなり)を反映したのだろう。 窓際で眼下の市街を見下ろしていた人影が、ゆっくりと振り向く。 金に近い琥珀色の瞳が真っ直ぐにアスランへと向けられた。 背筋を伸ばし、アスランは敬礼をした。 「お迎えに上がりました、主席」 「ご苦労、ザラ少将」 統一連合首席代表カガリ=ユラ=アスハは、今年で23歳を迎えた。 いつもは妙齢の女性にも関わらずオーブ首長服の上下で通しているものの、今は式典のためにドレスを着ている。 オーブの民族衣装を現代風にアレンジした薄緑色のドレスはカガリに良く似合っていた。 大胆に開いた首筋から肩にかけてのラインを隠すように、純白のマントを羽織っている。 数年前から伸ばし始めた金髪は、結い上げず自然に背筋の中程まで流されていた。 よく見ると、どこか少年じみた顔にも薄っすらと化粧が施されているのに、アスランは気づいた。 「まだ時間に余裕はあるが、そろそろ行くとするか。アスラン」 上品に微笑むカガリに、アスランは一礼した。 空調の効いた中央政庁から出ると、オーブの暑い空気が広がっている。 主席公邸を出発した公用車の前後に、SPを乗せた護衛車両が半ダースほど続く。 後部座席では、カガリがうんざりした表情をしていた。 「やっぱりこういうヒラヒラした服は苦手だ。気を抜くと裾を踏んで転びそうになる」 そういってドレスを摘み上げるカガリに、アスランは苦笑した。 20を過ぎて猫の被り方を覚えても、こういう素の部分は変わらないな――そう思いながら、アスランはカガリをたしなめる。 「折角の晴れの式典なんだ。こういう演出が必要なのは分かってるだろう」 こうやって2人きりになると、ついアスランの口調も昔の俺お前のそれに戻ってしまう。 ちなみに公用車の前後は特殊な偏光ガラスで区切られているため、後部座席のやり取りは運転手に届かないようになっている。 「分かっているさ、それぐらい」 口をとがらせたカガリは、窓の外に視線を移す。 首都オロファトの市街を行き交う人々に混じって、要所要所に青とグレーに塗り分けられたMSが立哨していた。 治安警察省特別機動隊保有の無人MS、ピースアストレイだ。 旧式化したかつてのオーブ軍主力機MBF-M1アストレイを再利用し、高性能AIを搭載した機体である。 武装もスタンロッドや放水銃といった対人非殺傷兵器が中心。 当然ながら対MS戦闘能力は低いものの、暴徒鎮圧やデモ隊の誘導などで大きな成果を挙げていた。 街並みを眺めていたカガリが感慨深くつぶやいた。 「豊かだな、オーブは」 「ああ」 アスランもそれにうなずく。 「カガリやラクスががんばったからさ。おかげで『統一地球圏連合』という、やっと世界を平和に出来る仕組みも作る事ができたからな」 ―『統一地球圏連合』― 通称、統一連合。 これはメサイヤ攻防戦、後の世に言う「第二次汎地球圏大戦(ロゴス戦役)」後、オーブが提唱した新しい国際的政治体制である。 過去二度にわたって世界は、人類絶滅すら危ぶまれるう世界規模の大戦争を引き起こした。 その反省から戦争勃発の危険を廃し、地球圏の恒久的平和の実現を求めて設立された。 それが『統一地球圏連合』である。 世界の国々は統一連合に加盟し、政府と議会が制定した「統一地球圏連合憲法」と、加盟各国の代表者(人口に合わせて増減。数名~十人前後選出)より構成された議会「統一地球圏連合最高議会」、そこで承認を受けた各連合政府機関のもとに、統治される。 議会からは代表主席が一名選出され、強力な権力によって軍や政府機関を統括していく。 加盟国は地球圏連合憲法の枠組みを超えて行動してはならない。 また議会や政府の決定に服す義務を有する。 その代わりに、国家間の諸問題(紛争や貿易問題、経済格差など)はもちろん、一国で処理できない問題(内戦や財政破綻など)の解決・援助を、議会や政府に求めることが出来る。 事実上、世界を支配する統一政治機構なのである。 オーブが世界各国の有力国をまとめあげて作り上げた経緯から、首都はオーブの首都オロファトに置かれ、そして現在の統一連合代表主席は、オーブ永世首長であるカガリ=ユラ=アスハとなっていた。 しかし世界を統べる盟主となったのに、カガリの表情は今一つ浮かない。 「……世界を平和に……か。ならいいんだけど」 「……何かあったのか?」 その声の微妙な響きに気づいたアスランが水を向けると、ややあってカガリは答えた。 「ついさっき、西ユーラシア総督からの報告があってな」 ああ、と頷いたアスランは、ようやくカガリの言葉にも納得できた。 CE73年に勃発した第二次汎地球圏戦争――ロゴス戦役において、地球で最も大きな被害を受けた国はユーラシア連邦だった。 まず開戦のきっかけとなったユニウスセブン落下の際、破片の1つが中心部である西ヨーロッパを直撃。 ローマ市が消し飛び、穀倉地帯のフランスも大打撃を受ける。 続いて以前からユーラシア政府の施政に反発をしていた黒海沿岸部で分離独立運動が起こる。敵の敵は味方、との判断からこの地域はプラントに支援を要請し、プラントもザフトの派遣で答えた。 対抗して地球連合も第81独立機動軍やオーブ遣欧艦隊を増援として投入するも、地中海を舞台とした一連の戦いで敗退する。 反連合の動きは、ロシアや東欧といったユーラシア東部全域に広がった。 追い詰められた地球連合軍は非常手段に訴える。 ユーラシア政府の黙認の下に超大型MA、GFAS-X1デストロイを投入して独立運動の鎮圧を計ったのだ。だが、モスクワやベルリンといった4つの大都市の壊滅と100万人以上の死傷者という悲劇の末、デストロイは撃破され、この暴挙は失敗に終わる。 激怒した『東』ユーラシアは、CE74年5月のメサイア攻防戦に前後して『西』ユーラシアに独立と宣戦を布告。 『東ユーラシア共和国』を名乗った。 以降、翌75年5月にピースガーディアンとオーブ軍を中心とした連合軍が介入するまで、約1年に渡って泥沼の東西内戦が続く。 ユーラシアの欧州半島からシベリアに至る広大な版図は、分断されたまま統一連合に編入される。 その分断ラインが旧西暦時代のいわゆる<鉄のカーテン>にほぼ沿っていたのは、歴史の皮肉だろうか。 それでも東ユーラシアは、かろうじて主権を持つ加盟国としての体裁を保っているものの、西ユーラシアは自治権すら放棄した直轄領として、統一連合政府から派遣された総督に統治されている。 現在の西ユーラシアは、莫大な数の領域内難民と壊滅した経済、戦禍で荒廃した国土を抱えこみ、統一連合から投下される援助物資を頼りにかろうじて復興が始まった状態だ。 欧州が人類の中心の1つだった時代は、過去のものとなっていた。 「どうやら、今年の冬は餓死者を出さずにすみそうだけど――」 「去年は酷かったからな。ユニウスセブン落下から続く異常気象が原因で、北半球は記録的な冷夏。そのせいで北半球全体でも500万もの餓死者を出す大惨事だ。しかもその犠牲のほとんどが東西ユーラシアときている」 「私達も、統一連合も打てる手は打ったんだ……。でも間に合わなかった」 「……」 「こうやってオーブの人間が平和と繁栄を謳歌する一方で、飢えと寒さに怯える人達もいる。矛盾だな」 「そうだな……」 今年の1月から4月にかけて、反統一連合勢力による一斉蜂起。いわゆる『九十日革命』まで起こった。 反乱軍と戦った統一連合軍もその中核は、旧オーブ軍とクライン派ザフトであり、アスランも近衛総監としてユーラシア戦線に出征している。 実の所、近衛総監という地位は、ほとんど名誉職に近い。 平時にはカガリの側近兼護衛、戦時には切り込み隊長。 もっとも、その立場を不満に思ったことはないが。 「でも今の世界にオーブの力が必要なのは分かっているだろう」 「……」 「オーブが揺れれば世界が揺れる以上、オーブ市民の不満を呼ぶような政策は取れない。違うか?」 「そのためには、ユーラシアの人達を見捨てろと?」 「彼らからの搾取の上で、オーブが太平楽を楽しんでいるわけじゃない」 「そういう問題じゃないだろう!」 思わずカガリは声を荒げる。 たとえ統一連合の元首であっても、現実にカガリが拠って立つ足場はオーブなのだ。 「世界のためだ。泥を被る覚悟ぐらいしろ」 「嫌な話だ……」 「安心しろ。何があっても、俺がお前を守る」 「え?」 アスランの真摯な眼差しに、カガリはきょとんとしてしまった。 思わず一瞬、ほんの一瞬だけかすかに頬を赤らめてしまうが、すぐもぎ放す様に視線を外すとそっぽを向く。 「ば、馬鹿! そういう事は私じゃなくメイリンに言ってやれ!」 「え、いや、そういう意味じゃ――」 妻の名を出され、急にしどろもどろになったアスランを横目で見ながら、カガリはふんと鼻を鳴らした。 沿道で歓声を上げる群衆の中に、黒衣の青年――シン=アスカの姿があった。 車載ラジオは、カガリの功績をたたえる放送を繰り返す。 「統一連合樹立3周年記念式典か。いい気なものだな、独裁者。今日が貴様の命日になるのも知らずに」 小声で吐き捨てるように呟くと、シンは足早にその場を立ち去った。 街路の角を何度か曲がり、路地裏に停車していた古い型のバンの助手席にに乗り込む。 シンが固いシートに腰を下ろしてドアを閉めると、バンはくたびれたモーター音と共に発車した。 「コニール、状況は?」 「今の所は予定通りだね。サハラの虎や南米の連中は、もう配置についてる。いけすかない、バラに十字のお歴々もね」 運転席でハンドルを握っている若い娘――コニールが答える。 年の頃は二十前後。 よく日に焼けた肌は褐色、頭の後ろで括られた髪は茶色だった。 気の強そうな眉が特徴的な顔立ちは、どこか猫を思わせた。 「ふん、どうやら幸運の女神は、まだ俺達にそっぽを向いていない様だな」 「女神さまはどうでもいいけどね」 ハンドルを切りながら、コニールがシンにどこか剣呑な口調で言う。 「1時間前に公園で騒ぎを起こしたの、あんたでしょう?」 「捕まるようなへまはしないさ」 「オセアニアのみんな、カンカンだったよ!うまく誤魔化しておいたけどさ」 悪びれずに肯定するシンに、コニールは声を荒げた。 「まったく、連絡役で間に入ってるあたしの身にもなってよ」 「元々、この作戦に参加する予定だったのは俺とレイだ。勝手についてきたのはお前だろうが」 「なっ――」 あまりの言い草に、激昂しかけるコニールだが、寸前で思いとどまると深々と溜め息をついた。 「あんたねえ。その前後左右360度に喧嘩売って回ってる態度、何とかしなよ」 「性分だ。今さら変えられん」 「……あっそ」 再び溜め息をつくコニールとシンの間に、第3の声がかかる。 《シン、この作戦で俺達リヴァイブの役割は、あくまでサポートだ》 不思議な事に、バンの中にはシンとコニール以外の姿は無い。 もっとも注意すれば、その3人目の声が合成された電子音声だと気づくだろうが。 《オセアニア解放軍はこの作戦の下準備に、少なからざる時間と人員を費やしている。それを忘れるな》 「ああ分かっているさ、レイ」 素っ気無く、レイと呼ばれた声の主にシンは答える。 その眼は街並みの向こうに覗く式典会場、クライン=アスハ平和祈念スタジアムに向けられていた。 式典パレードの隊列は、オロファト市中心部のメインストリートを進んでいた。 このままクライン=アスハ平和祈念スタジアムへと行進するのだ。 隊列を組んでいるのは、オノゴロ島に置かれた統一連合地上軍総司令部の直隷下、オーブ防衛を主任務とする精鋭師団「地上軍第1機動師団」だ。 100機を越える鋼鉄の巨人は、併走する軍楽隊の奏でる行進曲に合わせて一糸乱れぬ歩調で進み、沿道を埋める数十万にも達する市民の興奮を高める。 ザフトMSの系譜に連なる曲面主体のシルエットと、ダガー系列の特徴が強く現れた頭部ユニットを併せ持ったその姿が、陽光を受けてきらめく。 統一連合軍の現行主力MSであるGWE-MP006Lルタンドだ。 外見から分かるように連合・プラント双方の技術を組み合わせて開発された機体で、『ナチュラルとコーディネイターの融和の象徴』として地球圏全域に配備が進められていた。 興奮した少年達が、目を輝かせて吹奏に合わせて合唱する。 他の大人達もそれに唱和し、歌声はあっという間に広がっていった。 歌が終わらぬうちに、それまでとは質の異なる甲高い響きが上空から降って来る。 見上げた市民の目に映ったのは、鏃のような隊形を組んだ、3機の戦闘機。 鋭角的な前進翼と機首のカナードが特徴的な機体は、だが正確には戦闘機ではない。 GWE-MP001Aマサムネ――第2次大戦時のオーブ軍可変MS、ムラサメの後継機だ。 原型となったムラサメ同様、空戦型MAへの変形による高い機動力を誇っている。 3機のマサムネは、飛行機雲の尾を引きながら上昇する。 続いて旋回、錐揉み、急降下。 一隊だけではない。 十数の編隊が入れ代わり立ち代わり僅かな時間差で現れては、巧みなアクロバット飛行の軌跡を蒼穹のキャンパスに描く。 その度に地上からは、大きな歓声が上がった。 尽きぬ歌声と歓声の中を、パレードは進んだ。 「フン……下らんな」 官庁街の一角にある、統一連合政府情報管理省の大臣執務室。 部屋の主――アンドリュー=バルトフェルドは呟いた。 執務室にすえられたTVでは民間放送のレポーターが、式典の様子を実況中継している所だった。 《ご覧下さい。沿道を埋め尽くす人、人、人……。ここオロファト中央通りには記念式典のパレードを一目見ようと人々が殺到しております。今ちょうど私の後ろをオーブの守り神、第1機動師団の精鋭MS隊が人々の歓喜の声の中、整然と行進しております……》 「……連中に真実など必要無い。ただ奴らが望む情報を、餌として与えてやればそれでいい」 最高級のスーツに包まれた逞しい肩が、小刻みに震える。 笑っているのだ。 「愚民どもが」 浅黒い精悍な顔に、傲慢そのものの笑みが浮かぶ。悪意と嘲弄が広い室内に満ち―― 「……で、今日は愚民ごっこですか?」 心底、呆れ返った一言で雲散霧消した。 「その手の台詞は、夜景でも見下ろしながらブランデーグラス片手に口にして下さい。真っ昼間からコーヒー飲みながら言っても、馬鹿にしか見えません。遊んでる暇があったら仕事して下さい」 「手厳しいね、ダコスタ君」 むしろ淡々と続ける声に、バルトフェルドはマーチン=ダコスタ補佐官を振り返る。 ザフト以来の腹心の部下は、本来ならバルトフェルドが決済すべき書類の山と格闘していた。 先程までの凄味はどこへやら。 緩み切った表情と声で、バルトフェルドはだらしなく背もたれに寄りかかると、両足を机の上に投げ出した。 「いやあ、持つべきものは有能で勤勉な部下だねえ」 「一応は閣僚の一員なんですから、もっとしゃんとして下さい。折角の礼服に皺が寄りますよ。式典で恥をかいても知りませんからね」 「夜の睡眠時間まで削って取り組んでいた一大イベントが、一応の成功を見せてるんだ。多少だらけても罰は当たらんさ」 「その代わり、昼寝はしっかり取ってましたね――何にせよ、お疲れ様でした」 実際、バルトフェルドの演出は完璧と言って良かった。 統一連合を構成する加盟国の元首達が集うこの場で、統一連合軍はその力を遺憾無く見せ付けていたのだ。 「どうせならピースガーディアンも出した方が、印象が強いと思うんですが」 「今日の主役はアスハ主席だからね。正規軍に花を持ってもらうさ。と、本命のお出ましか」 TVが真紅と黄金に輝く2体のMSを映す。 パレードの隊列に参加したのだ。 赤い機体はGWE-X002Aトゥルージャスティス、金の機体はGWE-X003A旭。 それぞれアスランとカガリの専用機であり、統一連合の力を象徴する超々高性能MSだ。 真紅の騎士と黄金の王者の勇姿に、レポーターは興奮し、群集は一際大きな歓声が上がる。 「目立つねえ。ま、宇宙艦隊を丸ごともう一揃え建造できるだけの予算をつぎ込んでるんだ。せめて看板の役には立ってくれないとね」 「またそんな事を。その内、舌禍で失脚しても知りませんよ」 「そうなったら、田舎に引っ込んで暴露本――もとい、回想録で一山当てるさ。ダコスタ君、君の事は誠意と勇気に満ちた、有能な人材として描写しておくからね。安心したまえ」 「そいつはどうも……」 どこまでも気楽に振る舞う上司に、ダコスタは深々と溜め息をついた。 アンドリュー=バルトフェルド情報宣伝長官と比較すれば、カガリ=ユラ=アスハ首席代表は少なくとも1万倍は勤勉だった。 彼女はまだ若く、指導者として多くの欠点を有していたが、少なくともその中に怠惰は含まれていない。 オーブ中が式典に沸くころ、遥か遠くにスタジアムを望む高層ビルの一室に仏頂面の男が入ってきた。 肩には大きめのバッグを背負っている。 ここは以前は空部屋だったのだが、二ヶ月ほど前から事務所として借りられている。 しかし不思議なことに部屋には机一つなく、使われた形跡が全く無かった。 だが男はそれが当然のように、全く関心を示さない。 バッグを下ろすと、中にあった数々の部品を組み立てる。手馴れた手つきだ。 十分足らずでそれは完了し、彼は窓際に自身を配置、窓を開ける。 高層ビルであるにも関わらず、窓が開けられる。 何故ならこの日のために、そういう風に仕掛けたのだからそれは当然だった。 男は懐から取り出した通信機に語りかける。 「こちら『雀"1"』、配置に着いた。あとは『駒鳥』を待つだけだ。オーバー」 《こちら『牡牛』、了解。オーバー》 短い通話はそれっきりで切れた。 この日、カガリは忙しかった。 まず主席公邸で式典に参列する各国元首の表敬訪問を受ける。 そして次にドレスからパイロットスーツに着替え、旭に乗り込み、自らパレードに参加してスタジアムへと向かう。 さらに礼服に着替えた後、スタジアムで式典に参加。 大戦の犠牲者を追悼し、統一連合の成果を高らかに謳いあげる演説を行う。 その後は戦没者慰霊公園に向かい、遺族達を弔問。 夜はドレスに着替え、迎賓館でパーティー。 招待した各国元首や貴賓客をもてなす……。 分刻み、秒刻みのタイトなスケジュールだ。 「あーあ、着せ替え人形にでもなった気分だな」 スタジアム到着後、一角に用意された控え室で、カガリは大きく伸びをする。 式典での演説に備え、礼服に着替えていた。 「やはり、子供の頃はそういうので遊んでいたのか?」 湯気の立つ紅茶のカップを差し出しながら、アスランが言った。 「うーん、どちらかというと、外で駆け回ってた方が多かったかな」 紅茶にやや多目の砂糖とミルクを加えながら、カガリは答える。 甘めのミルクティーを1口。 疲れた体には心地良かった。 「ラクスにももっと手伝ってもらえばよかったなあ」 「カガリの演説のあと、一曲歌うんだろう?」 「知ってるよ。でも不公平だ」 「ぼやくなよ。統一連合の主席なんだから、仕方ないさ」 「む゛ー」 ラクスは統一連合の特別顧問、キラは精鋭部隊「ピースガーディアン」の隊長を務めている。 二人ともやはり式典には参加しているが、それでも仕事の量はカガリの方が圧倒的に上だった。 役職の責任に比例して、仕事量が増えるのは判るが何かずるいぞ、とカガリは思ってしまう。 そんなむくれるカガリの様子に、アスランは思わず苦笑してしまった。 その時、従者がドアをノックする。 来客だという。 「誰だ?余程の事が無い限り誰も近づけるな、と言っておいたはずだが」 不審そうに眉をひそめるカガリを置いて、アスランが応対する。 「フラガ大将が、御家族と一緒に挨拶に見えたらしい。どうする?疲れているならまたの機会に、と言っているが」 「ば、ばか!早く通せ!」 待つ事しばし、30代半ばの長身の軍人と、同年輩の軍服を着た女性が姿を現した。 女性の胸では、ふくよかな赤ん坊がぱちりとした目で辺りを見回している。 統一連合宇宙軍総司令ムウ=ラ=フラガ大将と妻のマリュー=フラガ予備役准将、そして2人の間に生まれた愛娘のアンリだ。 無数の傷痕が残る端整な顔に陽性の笑みを浮かべ、ムウは敬礼する。 「お久しぶりです、主席閣下」 「そういう物言いは止めてくれ。ここには私達しかいないんだから」 カガリにとってムウとマリューの2人は、何よりも前に1次大戦以来、共に戦ってきた大切な『仲間』だった。 差し出されたカガリの右手を、ムウは苦笑しながらも力強く握り返す。 マリューもいつもの柔らかな笑みで、それに倣った。 来客用のソファーに腰を下ろしたムウとマリューに、アスランは新しく淹れた紅茶を差し出す。 「上手く淹れられたか判りませんけど、どうぞ」 「近衛総監直々の御点前とは、いたみいるわね」 珍しく軽口で返しながら、マリューは紅茶を受け取った。 現在のムウは月の新プトレマイオス基地におかれた宇宙軍総司令部が任地であり、マリューとアンリはオーブに残されている。 何気ない雑談を交わしながらも、久しぶりに愛しい夫に会えた喜びが、言葉の節々から滲み出ていた。 「キラ達は?」 「キラとラクスはピースガーディアンへの閲兵を済ましてこちらに来ます。もうすぐ着くでしょう」 「そうか。式典って奴は作法と格式と手続きの塊みたいなもんだからなあ」 ムウとアスランの問答を聞きながら、カガリは冷めかけた紅茶をすする。 嘆息するカガリの目が、アンリに止まる。その頬が嬉しそうに緩んだ。 「アンリも、少し見ない間にずい分と大きくなったなあ」 「ああ、親の俺もびっくりさ」 アンリのすべすべした頬をつつきながら、フラガはカガリに答えた。 その指を、アンリは丸まっちい両手でしっかりと握り締める。 まるで、もう二度とどこにも行かさないと宣言するように。 「アンリも、お父さんに会えて嬉しいのね」 優しく娘の頭を撫で摩るマリュー、そして愛する妻子を見守るムウ。 ありふれた、だが何よりも尊い家族の肖像に、カガリは胸をつかれた。 アスランの方へと泳ぎかけた視線を、慌ててもぎ離す。 もう遥か昔に思えるあの頃、カガリは自分とアスランの人生が不可分のものだと信じていた。 言葉にはしなかったものの、アスランもまた同じ想いを抱いていると思っていた。 「カガリ、少し早いがそろそろ準備をしよう」 カガリの想いを知ってか知らずか、アスランが時計を確認しながら言った。 「おっと、じゃあ俺達は先に会場に行っとくから」 「じゃあ、また後でね、カガリさん」 立ち去るムウとマリューを見送りながら、カガリは小さく頭を振った。 もう、全ては終わった事だ。道は既に別たれている。 たとえアスランが常に自分の傍らにあり続けているとしても、2人の軌跡が交わる事は、もはや決して無いのだから。 「カガリ……?」 「何でも無い。私達も行こうか、ザラ少将」 主席代表の顔と声で、カガリは答えた。 《――会場より、情報管理省報道局のミリアリア=ハウがお送りします》 つけっぱなしのラジオから流れる若い女性報道官の声に、シンは顔を上げた。 ゆっくりと立ち上がり、首をめぐらす。 目に映るのは日の光も照明も無い、暗く薄汚れた階段の踊り場だった。 腕時計に内蔵された通信デバイスから、レイの声が流れる。 《そろそろ時間だ》 「ああ」 シンは大小2つのケースを持って階段を登る。 登り切ったつきあたりの鉄扉を力を込めて押すと、軋んだ音を立てながら錆びついた扉がゆっくりと開く。 《――ただいま、会場に汎ムスリム会議のザーナ代表とアメノミハシラのサハク代表、そして南アフリカ統一機構のナーリカ代表が到着しました》 扉の向こうに広がっていたのは、狭くコンクリートが剥き出しの床面と、雲1つ無い空だった。 ここは、オロファト市東部の再開発地域にある小さな廃ビルの屋上。 地上の喧騒もここまでは届かず、沈黙に閉ざされた中にラジオの音声だけが白々しく響いていた。 《――ご覧下さい。世界中の国と地域の指導者が、互いの手を取って平和と融和を誓い合っています。あの悲惨な大戦から4年半、人類は、世界はここまでたどり着きました》 感極まった報道官の声を無視し、シンは鋭い視線を地上の一角に向ける。 狭隘なビルとビルの隙間から、平和祈念スタジアムが小さく覗いていた。 「こちら『雀”3”』。"牡牛"。オーバー」 《こちら『牡牛』。どうぞ》 「俺だ。予約していた特等席についた。いい眺めだ。舞台が一望できる」 腕時計の通信機を操作し、指定のチャンネルに合わせると、シンは低い声で囁きかける。 ややあって、通信機から若い娘の声で返事があった。 言わずと知れたコニールだ。 《了解。他のみんなはもうとっくに席に座ってるよ。『雀”1”、"2"』もね。弁当もちゃんと配り終わった。あんたもしっかりね》 「ああ、わかってるさ」 全チームが配置完了、別ルートで持ち込んだ武器も支給済み、作戦内容に変更無し。 符丁を頭の中で変換すると、シンは通信を打ち切った。 傍らのチェロケースを手にし、ロックを解除。 中身――長大な狙撃用ライフルを取り出す。 「ここにするか」 伏射姿勢を取るのに適当な位置を選び、腰を下ろす。 銃身固定用の二脚架を展開し、ライフルを抱えたままうつ伏せになった。 銃床を肩に当て、両腕でライフルを構えると、都市迷彩が施されたシートを頭から被る。 二脚架で銃身を支えているため、重量の割に荷重は少ない。 シンの鍛え上げられた背中と首の筋力は、易々とライフルの重量を受け止めた。 片手でもう1つのケース(中型の携帯用コンピュータだった)を手繰り寄せる。 ケーブルを引き出し、ライフルの上部にマウントされた電子スコープに接続する。 念のため空を見上げ、シンは太陽の位置を再確認。 陽光が差し込み、レンズの反射光で位置を知られる心配は無い。 スコープのキャップを外し、覗き込む。 各種の照準情報と共に標的――遥か2,500メートル先のスタジアムの演壇に立つカガリの姿が、網膜に直接投影される。 これだけの長距離狙撃になると、風や湿度による僅かな弾道の捻じれが、無視できない大きな影響を与える。 それに対処するため、シン達は前もってビルとスタジアムを結ぶ直線上に、複数の偽装センサーを設置していた。 もたらされた様々なデータは観測手――本来とは意味が異なるが便宜上そう呼ぶ――のレイによって解析され、その結果がスコープに表示される。 現在、快晴で湿度は約15パーセント、風は東南東の微風。 狙撃には絶好の状況だ。 《――いまだ争いは現実として世界に存在し続けている。「九十日革命」は、まだ皆の記憶にも新しい事だろう》 ラジオから流れる声は、いつのまにかカガリの演説になっていた。 《――しかし、たとえ何度も芽が摘まれ、踏みにじられようとも、私達は種をまき続けよう。いつか、平和という大輪の花が咲き誇るその日まで》 「さすが、奇麗事はアスハの御家芸だな」 苦々しく呟くと、シンは弾倉をライフルに差し込んだ。 レバーを引き、薬室に初弾を装填する。 スコープの向こうに見えるカガリの脳天に照準。 だが、まだ指は引き金にかけない。 演壇の周囲は、防弾仕様の強化プラスチックのケースによって守られている。 この時点で発砲しても射殺は不可能だ。 今は、まだ。 《時間だな。状況開始だ》 レイの静かな声が、ひどくはっきりと聞こえた。 「ありがとうございましたー」 コーヒー1杯で1時間近く粘っていた常連客を笑顔で見送ると、ソラは小さく息をついた。 急にがらんとした店内を見回し、エプロンに包まれた細く華奢な肩をとんとん叩く。 ここは、オロファト市の南部にある喫茶店『ロンデニウム』。 半年ほど前から、ソラはこの店でアルバイトをしていた。 「ソラちゃん、ご苦労さま」 カウンターの向こうから、マスターが人懐っこい笑顔を向ける。 半白の髪をした初老の人物で、ソラたち従業員や馴染みの常連客も本名を知らず、『マスター』とだけ呼んでいた。 「店が空いているうちに、少し休むといい。何か食べるかい?」 「あ、じゃあカルボナーラを」 「判った。今日は僕のおごりだ。せっかくの祭りの日にわざわざ出てもらったお礼だよ」 「わあ、ありがとうございます。マスター」 そう答えると、ソラはカウンター席に腰を下ろした。 少しぼんやりとした目で、窓の外を眺める。 オロファトの街並みには、つい先程まで続いていた軍事パレードの熱気がまだ冷えずに残っていた。 「お待たせ」 しばらく待つと、店の奥の厨房からマスターが出てきた。 手にしていたトレーをソラの前に置く。 トレーの上には、湯気を立てるパスタとサラダの皿、アイスコーヒーのグラスが載せられている。 「いただきま~す」 ソラは手を合わせて歓声を上げると、フォークを取った。 フォークでスパゲティの麺を巻き取り、白いソースをたっぷりとからめて口に運ぶ。 バターと卵と生クリームの濃厚な味と、ベーコンの程良い塩辛さが口中に広がる。 お腹が空いてたため、つい麺をすする大きな音を立ててしまった。 「ソラちゃん。慌てずもう少し上品に食べて欲しいな。料理は逃げやしないよ」 「す……すいません。お腹減ってたんで思わず……」 「大丈夫。何だったらお替り用意しようか」 「もう、マスターったら」 ソラは思わず赤面する。 いたずらっぽく笑いながらマスターは口にパイプをくわえた。 「そういえば、今朝は大変だったみたいだね」 「そうなんですよ。信じられますか、マスター。大の大人がよってたかってお年寄りに暴力を振るうなんて!?ホント酷すぎます!!」 「まあまあ落ち着いて」 あの騒動の後、警官がまだ混乱しているうちにソラは老人を連れて逃げ出した。 普段の自分から全く考えられなかったが、頭で考えるより体が動いてしまったのだろう。 ふとソラは、記念式典の中継を流しっ放しにしているTVに目を留める。 主席カガリが威風堂々と演説をしていた。 《……世界の恒久の平和のため、人類の永遠の未来のため、どうか皆の力を貸して欲しい……》 「……あんな事、ラクスさまやカガリさまが喜ばれるはずないのに」 「ソラちゃんみたいに優しい娘もいれば、平然と酷いことをする人もいる。世の中には色々な人がいるよ。でも、ラクス様やカガリ様の様な御方はそうそういないからね」 「そういうものなんですか。なんか悲しいです」 小さく溜め息をついたその時、ズンという鈍い音と共に辺りがぐらりと揺れた。 「……地震……!?」 国土が火山島であるオーブは、当然ながら地震も多い。 思わず悲鳴を上げたソラだが、揺れはその一度きりでおさまった。 マスターはコップやグラスを手で押さえている。 「大丈夫かい、ソラちゃん――」 胸を撫で下ろすソラに話しかけたところで、マスターは硬直した。 「あ……、あれは……?」 窓の外へと釘付けになった視線を、ソラもたどり、そして気づいた。 オロファト市南の高層ビル街。 そのうちのビルの1つが、炎と黒煙を噴き上げているのを。 「火事……事故――?」 呆然と呟くソラの胸に、不安が黒雲の様に湧き上がっていった。 カガリの演説が後半に差し掛かった時、アスラン=ザラのポケットから呼び出し音が鳴り響いた。 こんな時に、といぶかしみながらも通信機に手を伸ばす。 「私だ」 呼び出しに答え、部下の報告に耳を傾けるアスランの顔にさっと緊張の色がよぎる。 周囲に気取られないように、小声で答える。 「爆破テロだと!?」 《はっ、郊外の軍施設と市街地外れの政府機関が数箇所、爆破されました》 「式典警護のため、市の中心部に兵力を集中させていたのを、逆手に取られたか。式典自体ではなく、手薄になった施設を狙うとはな」 《申し訳ありません。テロリスト達に裏をかかれたようです》 舌打ちするアスラン。 《幸い、民間人にはほとんど被害が出ておりませんが》 「分かった。以後はオノゴロの軍司令本部の指揮下に入れ。私も急いで現地に向かう」 そう答えると、アスランは通信を打ち切った。 「何があったんだい?」 隣に座っていたムウが振り向く。 表情も声色も緩んでいたが、目だけは鋭かった。 前列のバルトフェルドも同種の視線を向けてくる。 <エンデュミオンの鷹>と<砂漠の虎>――かつての旧連合軍とザフトで屈指のエースパイロットだった2人だけに、鉄火場への嗅覚が並みではない。 「実は――」 後事を任せるため状況を説明しようとした正にその時、スタジアムを閃光と轟音が襲った。 あの爆発がセレモニー用の花火で、殺傷能力は皆無だと知れば、連中はどういう顔をするだろうか。 2,500メートル先からスコープ越しに、パニックに陥った式典会場を覗き込んでいたシンは、意地悪く考えていた。 あれは統一連合主席を、穴から燻り出す煙なのだ。 本来、オセアニア解放軍が立てた原案では、武装した決死隊を会場に潜入させる予定だったらしい。 しかし警備の厳しさからそれは不可能と判断され、代わりに狙撃での暗殺となった。 さらにその狙撃も一弾が外した場合のフォローを考え、三方向から狙う。 スタジアム内で花火を焚き、防弾装備の演説台から主席を引きずり出す。 そして――。 マザーグースの童話『Who killed cockrobin?』になぞらえて、弓を持った三羽の雀が駒鳥「カガリ=ユラ=アスハ」を射抜くのだ―― 。 シン達の狙い通り 会場が混乱する中、逃げ惑う市民達を尻目に各国要人や政府首脳といったVⅠPは、SPに守られながら会場から脱出しようとしている。 カガリも例外ではない。 演壇を下り、アスラン達と合流する。 激しく動揺した表情が、スコープ越しからでも見て取れた。 「煙で燻せば狐は巣穴から飛び出してくる、か」 口元を、笑みというにはあまりにも歪んだ形に吊り上げる。 《風力、風向き共に変化無し。いけるな?》 レイの問いに頷き、シンはライフルの引き金に指をそえる。 いいだろう。貴様らが目を背け続けるのならば、襟首をつかんで引きずり回してでも見せ付けてやろう。 かつて踏みにじられた者の無念を、いま切り捨てられている者の怒りを―― 「思い知れ」 低く呟くと、シンはトリガーへとかけた指に力をこめた。 不意にアスランの背筋を、ぞくりと悪寒が走った。 周囲、少なくともコロシアムの中にテロリストとおぼしき姿は無い。 だが、幾多の戦場で培われたモノが警鐘を鳴らす。 ―――殺気――― 自分は知っている。 ―――戦場で幾度も向けられた、あの殺気――― 初めてのものではない。忘れていたものでもない。 ―――背筋に馴染む、この殺気は……!――― それが戦士としての勘なのか、それとも無意識下で現状と経験を照らし合わせて判断した結果なのか。 自分自身でも理解できないままアスランは、咄嗟にカガリを突き飛ばした。 その瞬間、アスランを凄まじい衝撃が襲う。 超音速で飛来した何かがアスランの側頭部を掠め、一瞬前までカガリの頭部が存在していた空間を貫いたのだ。 「アスラン!?」 「頭を上げるな!!」 こめかみの辺りから生暖かいものが流れるのが判る。 飛びそうになる意識を必死で繋ぎとめ、アスランは倒れたカガリの上に覆いかぶさった。 「なっ!?」 倒されたカガリは状況が理解ができずに呆然としていたが、すぐに"理解させられる"。 次の瞬間、さらに彼女がいた空間、すぐ傍らに弾痕が数発、たてづづけに穿たれたのだ。 「ひっ!!」 怯えるカガリを抱きかかえたまま、アスランは集まったSPに怒鳴った。 「カガリ様!アスラン様!ご無事で!!」 「狙撃だ!!主席を守れ!!」 「アスラン=ザラっ!!」 スコープに映された狙撃の結果に、怒りと失意の叫びを上げるシン。 信じられなかった。 この距離からの銃撃に、対応できる人間がいた事が。 どうやら他の連中もしくじったらしい。 素早くライフルのボルトを操作する。 薬莢排出、次弾装填。 だがその数秒の間に、SP達がカガリの周囲で横並びの隊列を組む。 カガリへの射線を塞いでいるSPを狙い、発砲。 打ち抜かれた頭から血と脳漿をぶちまけながら崩れ落ちるSP。 だが生じた穴は、あっという間に他のSPによって埋められた。 「アスハの狗が!!」 叫ぶシンに、レイが冷静な言葉をかける。 《失敗だな。撤退するぞ》 「何を言ってるんだ、レイ!?」 《元々、博打の要素が高い奇襲だ。こうも態勢を固められては、付け入る隙が無い」 「馬鹿な!?」 指を、式典会場に突きつけて押し殺した声を上げる。 「あそこに――すぐ手の届くあそこに連中がいるんだぞ!!それを見逃せというのか、お前は!?」 《直にこの位置も特定される。軍なり治安警察なりの特殊部隊がやってくるぞ。無駄死にをするつもりか?》 「…………」 淡々と指摘するレイに、数秒の逡巡の後、シンは頷く。 「その通りだ。レイ、お前が正しい。撤退しよう」 内心でいかなる葛藤があったとしても、その声は冷静さを取り戻していた。 《式典自体の妨害には成功した。俺達の一方的な敗北ではない。それより、β班の撤収が遅れているらしい。援護に向かうぞ》 「了解」 素早く立ち上がるシン。 最後に一度だけ振り返り、怒りと憎悪に燃える目でスタジアムを睨みつける。 そして足早にその場を立ち去った。 銃撃は数度あった後、唐突に止んだ。 (諦めてくれたのか?) ずきずきと痛むこめかみを押さえながら、アスランはゆっくり立ち上がった。 傍らにいた兵士の1人が、首から高倍率の電子双眼鏡をかけているのにアスランは気づいた。 ひったくると、最初の銃弾が飛来して来たと予想される方向を覗き込む。 (銃弾の方向と角度は――。まさか、再開発地域から撃ってきたのか?) 内心で呻くアスランの目が、ぴたりと止まる。 いかなる偶然か。 小さな廃ビルの屋上にライフルを持った人影、その後ろ姿を発見したのだ。 倍率を最大に上げる。 黒髪に黒尽くめの服装をした、まだ若い男。 黒一色のその姿は、まるで死を告げる大鴉のごとき不吉さがあった。 不意に男が振り返った。燃え上がるような真っ赤な瞳が、正面からアスランを貫く。 「な――っ!?」 驚きのあまり、双眼鏡を取り落としかける。 慌てて再び覗き込んだときには、すでに男の姿は無かった。 「だ、大丈夫か、アスラン!?傷はどうなってる!?」 心配のあまり狼狽するカガリの声も、届かない。 アスランは意識が遠くに引きずられていく感覚を覚えていた。 過去という遠くの世界へと。 ―――殺気――― 自分は知っている。 ―――戦場で幾度も向けられた、あの殺気――― 初めてのものではない。忘れていたものでもない。 ―――背筋に馴染む、この殺気は……!――― 「お前、なのか――シン……?」 このSSは原案文第一話Aパート後編(DC私案)、第一話Bパート前編(DC私案)を再編集、一部加筆したものです。
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問題 解答 解答文字群 補足 2年先の流行色を予測・決定する国際流行色委員会は○○○○カラー? インター イスタドブマルワンー 1869年、イタリアのハーマン・クルル社が起こしたブランドで、人気の香水「ホワイトモス」が有名なのは? アッカカッパ アカグッテトパレワン 1879年イギリスのノーザンプトンで義理の兄弟である2人が創業した高級紳士靴ブランドは「○○○○○&ジョーンズ」? クロケット クケスッデトビロンー 1913年に現在のセイコーである服部時計店から発売された国産初の腕時計は? ローレル イウクヤラルレロンー 1920年にアメリカのシアトルで生まれた人気カジュアルブランドはエディ・○○○○? バウアー アィウトバフマランー 1922年にイギリス皇太子が訪日した際に乗っていた巡洋艦から社名を付けた日本のアパレルメーカーは? レナウン ウスッテナマラルレン - 1930年代にロレックスがイギリス市場に向けて誕生させた時計のブランドは? チュードル クチッドマュルワンー L 1940年代にブライトリングがアメリカ市場に向けて誕生させた時計のブランドは? ワックマン クチッドマュルワンー 1948年、ジャン・キャスグランが設立した、「ロゾ」シリーズのバッグなどで知られるフランスのブランドは? ロンシャン クシスヌマャュロンー 1964年に誕生した小説『三銃士』の登場人物の名前がついた香水でおなじみのブランドは? アラミス アスタダトニポミラル 1966年にカリフォルニアでジム&ポール兄弟が創業したスニーカーのブランドは? VANS ABCEKLNOSV 1966年にスキーヤーのブルナー兄弟が創設した5本のラインを特徴とするスニーカーの人気ブランドは? ケースイス イエケコシスナビモー 1967年にデザイナーの松田光弘が設立したファッションブランドでリエラボ、ハイダウェイなどのオリジナルブランドがあるのは? NICOLE ACEFGIKLNO 1968年に創業したペイズリー柄で知られるイタリアの人気ブランドは? エトロ エカストニバリロ 1970年代後半に流行した横浜元町のブランドでそろえたお嬢様ファッションを何という? ハマトラ イクコゾトハマモラン 1970年代に流行した、底が厚くかかとが高いブーツの一種である都市の名前が付いているのは○○○○ブーツ? ロンドン ストドベボリルロンー 1971年、ロンドンでロジャー・ソールが創業したバッグ「ベイスウォーター」で有名な革製品のブランドは? マルベリー ィェデフベマリルンー 1971年にはロンドンにおいて日本人で初めてファッションショーを開催した、椎名桔平の義父でもあるデザイナーは? 山本寛斎 寛関斎山子斉鉄田藤本 1975年にパリで生まれた人気ブランドは○○○○ベー? アニエス アイエカスッニランー 1976年にウベール・ドルナノが創業した、「植物美容学」に基づいた商品開発で知られるフランスの化粧品ブランドは? シスレー イエクシスボラレンー 1980年代半ばの「ボディコン」ブームの火付け役となったチュニジア生まれのデザイナーはアズディン・○○○○? アライア アイスタマミラレンー 1981年に「フレッシュ・ライフ」の名前で発売され、後に改名され大ヒットした、レナウンが発売している抗菌ソックスは? 通勤快足 快学玉勤金行足速袋通 1985年にアメリカで設立された世界的なファッションブランドはダナ・○○○○? キャラン アイキスナニャランー 1987年に、世界最初のベビー向けフレグランスとして登場した、ジバンシーの香水は? プチサンボン アウサセチトプボルン 1987年にエルメスから独立して自らのメゾンを設けた、「色彩の魔術師」とも呼ばれるデザイナーはクリスチャン・○○○○? ラクロワ クスセフラレロワンー 1997年に発売以来全くモデルチェンジのない「900シリーズ」が人気の、純国産にこだわる日本の時計ブランドは? GSX ABCGPSUX 2003年、メラニー・マーシャルとスージー・バーグマンが設立したマザーズバッグの代表的なブランドは「○○○○サック」? ストーク クサストポマルレンー 2004年12月に開設された日本最大級のアパレル通販サイトは「○○○○TOWN」? ZOZO AEFGMNORTZ 2005年に第1回が開催されたゼイヴェルが主催する、日本で最大級のファッションショーは「東京○○○○コレクション」? ガールズ ィガギズデャリルレー 2006年からロート製薬が展開している、メンズスキンケアのブランドは? OXY BNOSTUXY 2009年に「990円ジーンズ」を発売して話題となった、ユニクロ系列の低価格ブランドは? ジーユー エコジブホユラロンー 2009年の「新語・流行語大賞」でトップテンに選ばれた、安くて手軽なファッションを表す言葉は「○○○○ファッション」? ファスト ァイストドフユレンー 2009年はこの丈のワンピースが女性に流行している、「くるぶしが隠れる程度の長さ」を意味するファッション用語は○○○丈? マキシ キクシットマルー 2011年3月にマガジンハウスが創刊した、20代後半から30代前半の女性をターゲットとした女性誌は? Lips aeFiLmnprs 2011年に音楽グループのケツメイシが立ち上げたファッションブランドは「○○○ APPAREL」? KTM EHIKMSTU 2012年11月に日本1号店がオープンした、ユニクロ傘下の女性向け下着のブランドは「プリンセス ○○・○○」? タムタム イクサタテムラリンー 2013年4月に創刊した、秋元康が名誉会長を務める出版社・giftが刊行する、40代の独身女性向けのファッション誌は? DRESS ADEMOPRSTY 2013年に再び人気を呼んでいる1980年代に流行した、フランス語で「細いバンド」という意味のビキニは「○○○○ビキニ」? バンドゥ ゥチドバブボュルンー 2016年8月に著書『人はいくつになっても、美しい』が日本で出版された世界最高齢のスーパーモデルはダフネ・○○○? セルフ イエセフラルンー 「○○▽▽□□」の記号がロゴマークである、1986年に創業されたアメリカの眼鏡ブランドはオリバー○○○○○? ピープルズ ザスズピブプラルンー 「7分丈パンツ」とも呼ばれる足首をちょっと見せる程度の丈のパンツは「○○○○○パンツ」? クロップド クサスッドプリロンー 「avvブゥドゥシュ」という子供用ブランドも手がけているフランスのファッションブランドは「MICHEL ○○○○○」? KLEIN AEIKLNTUVY 「DKNY」と略される、1985年にアメリカで設立された世界的なファッションブランドは「ダナ・○○○○・ニューヨーク」? キャラン アイキスナニャランー 「Magazine for City Girls」のキャッチコピーで1982年に創刊されたファッション雑誌は? オリーブ アイェオジノブリンー 「アバクロ」の愛称で呼ばれる2009年12月に日本に上陸したアメリカの大手衣料チェーンは「アバクロンビー&○○○○」? フィッチ ァィケスチッフムンー 「イエローブーツ」など完全防水のレザーブーツで人気のアメリカのブランドは○○○○○ランド? ティンバー ィコスチッテバャンー 「永遠に輝き続ける大切な小箱」という意味を込めたカネボウ化粧品のブランドは? コフレドール アキコジドフマルレー 「カスタムナイフの神様」と呼ばれる、アメリカのカスタムナイフメーカーは「ロバート・ウォルドーフ・○○○○」? ラブレス イギスソバブミラレン 「きもちよすぎー」のキャッチコピーで知られる楽なつけ心地が人気の下着ブランドは? スロギー エギジスニブラロンー 「靴のロールス・ロイス」とも称される、イギリスの高級靴ブランドはマノロ・○○○○? ブラニク ェガクグチニフブラロ 「くるぶしが隠れる程度の長さ」を意味するファッション用語は○○○丈? マキシ キクシットマルー 「しまラー」と呼ばれる熱心なファンもいる、さいたま市に本社を置く衣料品チェーンはファッションセンター○○○○? しまむら うきざしはひまむらろ 「ズッカ柄」というトレードマークで知られる高級ブランドは? フェンディ ィェグコチッデフンー 「ずんぐりした」という意味の2011年から2012年にかけて流行した太いハイヒールの靴を○○○○○ハイヒール? チャンキー キスチナブマャリンー 『世界ふしぎ発見!』レポーターの竹内海南江がプロデュースするバッグや小物のブランドは○○○プロジェクト? カナナ ウエカケタチナミ 「天井」や「腰」などの部分から構成される、帽子で頭が納まる頭の部分のことを何という? クラウン イウクチッドブラロン 「ビューティ・アーティザン(美の職人)」と自称した「造顔マッサージ」の提唱者でもあるメイクアップアーティストは? 田中宥久子 久原香子智中田藤美宥 「ファッションテーマパーク」を標榜する、2012年4月に東京にオープンした大型商業施設は「東急プラザ ○○○○○」? 表参道原宿 原参山宿青道南表北裏 「ブギー・モンキー」というサルのマスコットが付いているソフトナイロンのバッグで有名なベルギー発のブランドは? キプリング キグストプポリレンー 「ベネチアの工房」という意味を持つイタリアの高級ブランドは○○○○・ヴェネタ? ボッテガ アイガスチッテニベボ 「まいにちスウィートスタイル」をコンセプトとする、トリンプの女性用下着のブランドは「○○○'S STYLE」? AMO ACDJMOPX 「よちよち歩きの子供」という意味の、2~4歳の幼児を対象としたファッションを表す用語は○○○○ファッション? トドラー アクセツトドマムラー 「ライオンハート」や「ベビードール」が有名な、ハート型のボトルで知られる香水のブランドは○○○○○ハート? エンジェル ヴェエジナムルロンー Jリーグブームの頃に日本でも流行した、手首や足首に巻き自然に切れると願い事が叶うとされるアクセサリーは? ミサンガ ガグサジマミムロンー 脚にぴったりとフィットするシルエットの細いジーンズを「やせ細った」という意味の英語で「○○○○ジーンズ」という? スキニー ァアガキスニフムリー - 暑い季節を中心に愛用される履物で、バックベルトがあり足全体を覆い包まないものを何という? サンダル サスダドパミュルンー L バックベルトが無く、爪先部分だけが覆われているものを何という? ミュール サスダドパミュルンー 厚底の「ブローセル・クリーパーズ」で名高いイギリスの靴のブランドといえば「ジョージ・○○○○」? コックス ウエカクコスットバー 歩くと裾がパッと広がることに由来するという説がある、1920年代から1930年代にかけて流行した女性の夏用ワンピースは? アッパッパ アイセッドパラワンー イスラム教の戒律を破らないように手足の先と顔のみ露出させたイスラム教徒の女性向け水着のことを「○○○○」という? ブルキニ キシタニノブモュルン イタリア語で「2つのボタン」という意味がある、襟のフロント部分にボタンが2つあるシャツの総称は「ドゥエ・○○○○○」? ボットーニ ィダッデトニボマラー イタリア語で「あなたのサイズに合わせて」という意味のオーダーメードを指す言葉はス・○○○○? ミズーラ イウサズタノミランー イタリア語で「かぼちゃ」という意味がある、1989年に小野塚秋良が創業したファッションブランドは? ZUCCa aCeiNoORUZ イタリアでは「クロアチア人」という意味で「クラバット」と呼ばれる、主に男性がシャツの襟元にしめる帯を何という? ネクタイ イカクスタネバフンー イタリアの人気ブランドジョルジオ・アルマーニのセカンドラインといえば○○○○○・アルマーニ? エンポリオ エオコトニフポラリン インディアンの部族名がついた頭の中央だけ前から後ろまで髪を残す髪型は○○○○刈り? モヒカン アカドヒフモレロンー 裏返ししても着られるデザインの洋服のことを英語で何という? リバーシブル グシノバブャリルンー 上着、ベスト、ズボンの三つ揃いの紳士服を、英語で○○○○○○スーツという? スリーピース イオクシスピリルンー 英語で「ごしごし洗う」という意味の毛穴の汚れを落とすための細かい粒子が入った洗顔料は? スクラブ ウクゴシスダパブラー - エルメスのバッグでオータクロアを原型に作られイギリスの女性歌手の名前が付けられたのは? バーキン キケットバマリレンー L 発注者である日本人男性の名が付けられた大型の旅行鞄は○○○○・タナカ? マレット キケットバマリレンー 大きな南京錠が特徴的なフランスの人気ブランド クロエの定番バッグは? パディントン ィウデトニパフプンー 多くのカリスマ店員を輩出し「マルキュー」の愛称で呼ばれる東京・渋谷の道玄坂交差点前にあるファッションビルは? 109 01235679 多くの水が入るような印象から命名された、女性にも人気のカウボーイハットの一種は○○○○○ハット? テンガロン ウォガッテトリルロン 沖縄地方でビジネスマンの春・夏用の仕事着として認められている半袖開襟の色鮮やかなシャツは○○○○ウェア? かりゆし かこしそてばゆりるん 主に中南米で着用されている真ん中に開いた穴に首を通して着用する四角形の衣類は? ポンチョ ウガコジチポムョンー 音楽ユニット、ALI PROJECTのボーカル、宝野アリカがプロデュースしているロリータファッションのブランドは? 少女貴族 閑貴戯自女少族有由遊 画家フリーダ・カーロにちなんだ名前を持つ、2006年からグッチで統括デザイナーを務めた人物はフリーダ・○○○○○○? ジャンニーニ イェコジズニブャンー 型紙を用いずに、人体や人工のボディに直接布を当てて服の形に裁断することを英語で何という? ドレーピング キグタドニパピレンー 肩ひもがなく、抱えて用いる小形のバッグのことを「つかむ」という意味の英語から「○○○○バッグ」という? クラッチ クグスチッドラリンー カネボウのメイクアップ化粧品で50代からのキレイを作るのはコフレドール○○○? グラン エクグスプラリン 華麗な作品と容姿から「ニットの貴公子」と呼ばれたニットデザイナーは? 広瀬光治 光広弘治春深世瀬大満 幾何学模様のデザインが人気で「プリントの王子」と呼ばれたイタリアのデザイナーは○○○○・プッチ? エミリオ エオカノマミラリロン キャミソールなどに見られるハイウエストで切り替える服をナポレオン帝政期に流行ったことから○○○○○ウエストという? エンパイア アイエコトナパボルン ギャル系に絶大な人気を誇るジャパンイマジネーションの代表的なブランドといえば○○○マクビー? セシル アシセナラルンー ギリシャ出身のデザイナーが創業した人気ブランドで定番の香水「スカルプチャー」のシリーズでも知られるのは? ニコス エコスドニリロン 唇の水分量やpH値によって色が変わる、英語で「染める」という意味がある韓国発の口紅は○○○○リップ? ティント ァィコジテトフョラン 靴職人ジョージ・クレバリーが考案した、先端の膨らみをノミで切り落としたようなデザインの靴を「○○○トゥ」という? チゼル アカゼチナバマル 靴でかかとが細くとがったデザインのことを、その形が短剣の一種に似ていることから○○○○○○ヒールという? スティレット ィガスッテトナピフレ 靴の裏地が赤くデザインされているのが特徴の、1992年に創業したフランスの靴のブランドはクリスチャン・○○○○? ルブタン オクタブマラルロワン - クリミア戦争で活躍したイギリスの将軍の名前が付いた、肩から一続きのデザインになっている袖は○○○○スリーブ? ラグラン グチドフマラルレンー L 元々はトルコで着用されていた袖付けが広く身頃と一体になった袖は○○○○スリーブ? ドルマン グチドフマラルレンー - 形状によるバッグの分類で底が長方形になった、主に旅行用に使われる革製の手提げ鞄は○○○○バッグ? ボストン ウェカスセトドボンー L 両手が自由に使えるのが特長である、胴部分に巻きつけて使うものは○○○○バッグ? ウェスト ウェカスセトドボンー L 従来は大型の鞄の中に入れて使われた、手で抱えて持つ小型の鞄は○○○○バッグ? セカンド ウェカスセトドボンー 毛先を不揃いに仕上げる髪形は○○○○カット? シャギー ギザシチドャュョンー 神戸コレクションの東京公演を前身とする、2012年3月に第1回が開催されたファッションイベントは「東京○○○○○」? ランウェイ イウェクサズラリンー 顧客がテーラーと話をしつつ服を仕立てていくことから注文服店を英語で「○○○○○テーラー」という? ビスポーク イキクストビポメンー ごつごつとしたデザインで底が厚い運動靴のことを、「醜い」という意味の英語を用いて「○○○○シュース」という? アグリー アグスッドバマリンー 子供の遊び場、事務服などに用いられる、ゆったりとした上っ張りのことを何という? スモック クコスップマムモリー L このような紳士服仕立ての上着は○○○○○ジャケット? テーラード ェグテドニフミランー L このようなネイルアートは○○○○ネイル? フレンチ アイタチフメリレンー サウジアラビアで頭から被る布クフィーヤを止めている黒や金色をした輪っか状の金具のことを○○○○という? イガール イカガシノプャルンー 「イカール」はQMA的には× サウジアラビアなどのイスラム諸国において、女性が外出する際に着用が義務付けられているスカーフのことを何という? ヒジャブ ガジッヒブメモャルン シープスキンブーツが人気のオーストラリアのファッションブランドは? UGG AEFGLOPU ジーンズの右ポケットの上部に付いている、かつては懐中時計の収納場所だった小さなポケットの呼び名は○○○○ポケット? ウォッチ ウォクソチッドロンー ジェームス・ボンドも愛用することで知られる、1873年にノーサンプトンで創業した靴のブランドは? チャーチ イチデトブャラルンー 資生堂のweb会員サービスの名称は「ワタシ○○○」? プラス コステプボメラー 資生堂マキアージュのキャッチコピーは「○○○にしあがれ」? レディ ィイガキデルレー 下着や肌着をインナーというのに対しコートやジャケットを何という? アウター アウオカサタトナバー シドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が途中で投げ捨てたことでも有名な、世界トップのサングラスブランドは? オークリー イオクズバモリレンー シフォンやオーガンジーなど柔らかくて中身が透けて見える生地のことを英語で何という? シースルー イクシスデフマルンー - シャツ、セーター、ジャケットなどがこれに当たる、上半身に着用する衣服を指す用語は? トップス アシスットプボムルー L ズボン、スカート、パンツなどがこれに当たる、下半身に着用する衣類を指す用語は? ボトムス アシスットプボムルー シューズの人気ブランドで「エアマックス」や「エアフォース」といえばどこの商品? ナイキ イキコナプマンー ショーメ、ブシュロンなど高級ブランドのブティックがあるパリの広場は○○○○○○広場? ヴァンドーム ァヴコサドピムルンー 女子大生に人気のファッションセレカジ系の「セレカジ」とは「○○○○○○カジュアル」の略? セレブリティ ィクセテトヌブリレー 女性のファッションでカーディガンと半袖セーターの組み合わせを一般に何という? ツインニット イダッツトニブルンー - 女性用の水着やレオタードに見られる、足の付け根の両脇を極端に深くカットしたデザインを何という? ハイレグ イグストハルレロンー L 女子用のスクール水着などに見られる、足の付け根の両脇を極端に浅くカットしたデザインを何という? ローレグ イグストハルレロンー 女優の名前がついたバーキン、ケリーなどのバッグで知られるブランドは? エルメス エスセヌメリルレンー スイスに本社を置く女性用下着メーカーとしては世界最大の会社は○○○○インターナショナル? トリンプ イウコトプリルワンー スーパーマーケットの赤札堂を運営するアブアブ赤札堂が関東近郊に展開しているファッション専門店は? ABAB ABCEFIOSUY スーパーモデルの元祖と称されることもある、80年代にシャネルで活躍したモデルは○○○・ド・ラ・フレサンジュ? イネス イカスダネリンー スコットランドの都市名に由来する、まが玉模様を何という? ペイズリー アイガズペラリルンー 裾広がりでゆったりとした七分丈のパンツを、南米の草原地帯のカウボーイが着用したことから「○○○○パンツ」という? ガウチョ アウガソチッパョロン スタイリストの中山まりこが2014年に立ち上げたファッションブランドはマディソン○○○? ブルー グッドブルレンー - 世界の有名ブランドの香水で「N°5」「N°19」といえば発売しているのは? シャネル エガシスネブメャリル L 「イリス」「カレーシュ」といえば発売しているのは? エルメス エガシスネブメャリル 世界初のハリントンジャケットである「G9ジャケット」で知られるイギリスのファッションブランドは? バラクータ イクスソタバマラリー 石けん・シャンプーなどのメーカーで、代表ブランドに「ナチュロン」「バックス」があるのは? 太陽油脂 化業産脂太蜂明油陽養 仙台市や水戸市が発祥地といわれている、かつて女子高生に流行したファッションといえばルーズ○○○○? ソックス イカクケスソタッンー そのウエディングドレスは絶大な人気を誇る、明治期の「美顔術」の提唱者の名を冠したブランドは「○○○エンドウ」? ハツコ エカコシツハヨリ そのブランドは雑誌編集者タマラ・メロンと設立したマレーシア出身の靴のデザイナーといえばジミー・○○○? チュウ ウカシチッメュロ そのボトルは印籠をイメージしている、「阿片」という意味があるイヴ・サンローランの香水といえば? オピウム アウオジズピブムャラ 多彩な配色テクニックから「色彩の魔術師」「プリントの詩人」などと呼ばれたデザイナーはエマニュエル・○○○○? ウンガロ ウエオガバルレロンー タレントの栗山千明、岡本玲、新垣結衣がモデルを務めていた1997年に創刊した新潮社の女性ファッション雑誌は? ニコラ コゴスニパマラリ - タンクトップにパンツやスカートを組み合わせた水着は○○○○? タンキニ キクタトニノビプモン L 前からはワンピース後ろからはビキニのように見える水着は○○○○? モノキニ キクタトニノビプモン - 中学・高校の制服にも採用されている、複数のヒダを付けたスカートは○○○○スカート? プリーツ アゴツドバプリルンー L 数枚の布を剥ぐようにして仕立て上げたスカートは○○○○スカート? ゴアード アゴツドバプリルンー 筒状にした布にゴムを通し縮ませて作られた髪飾りを「お気に入り」という意味のフランス語から何という? シュシュ コシタチッバュレンー デザイナーはフランス人のピア・ハーディである靴やバッグのブランドはピエール○○○○? アルディ アィソデフラルワンー ドイツ人の父親と日本人の母親を持つ、ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルは○○○○○直美? トラウデン ウオコデトドラリルン 東京の東中野に店舗を構える映画、漫画、プロレスとのコラボで知られるTシャツブランドは○○○○○チョコレート? ハードコア アオコソトドハフンー 東京モード学園在学中の1995年にワシノミカが設立した主にTシャツを中心とするインディーズブランドは? クラブマニア アクドニブマモランー トップアスリートの許可を得てその名前を冠した時計やシューズのことを○○○○○○モデルという? シグネチャー オグシジソチネメャー 日本語で「ズボン吊り」などと呼ばれる、肩からまわしてパンツを留めるベルトのことを一般に何という? サスペンダー カサスダドバペマンー 日本では怪盗ルパンのイメージが強い、19世紀ヨーロッパで上流社会のシンボルだった、片目にはめて使う単眼鏡を何という? モノクル アクコスチノハモルレ ネイルアートの一種で新聞・雑誌の切り抜きや写真などをネイルに転写することを何という? デコパージュ コジッデパフメュロー ネコをモチーフとした商品で人気の、イギリスのシューズブランドは「○○○○○○オリンピア」? シャーロット ウシッテトャルロンー バルセロナ五輪日本選手団のユニフォームもデザインした「蝶」のモチーフで知られる女性デザイナーは? 森英恵 英花恵香小森美由 ハワイの女性が着るゆったりとしたワンピース型の婦人服は? ムームー アイハマムモレロンー L 半透明の質感が特徴のこのバッグは○○○○バッグ? ジェリー イェケジトュリルンー ピカソやヘミングウェイが愛用したことで有名な、黒い表紙とゴムバンドが特徴のイタリアの手帳ブランドは? モレスキン アキスダトブマモレン ひざ上までの「ニーハイブーツ」とともに注目を集めている太ももの高さまであるブーツを「○○○○ブーツ」という? サイハイ アイグサドハレロワー - 人前に出るときの装いでジーンズなど普段着を○○○○○ウェアという? カジュアル アォカジフブマュルー L 礼服などかしこまったものを○○○○○ウェアという? フォーマル アォカジフブマュルー 日焼け止めクリームなどに書かれている紫外線防御指数のことをアルファベット3文字で○○○値という?○を答えなさい SPF ADFKPRST - 漂白剤と石状のプラスティックを洗濯機に入れ洗って色を落とすジーンズの洗い加工の一つは○○○○ウォッシュ? ケミカル カケストプミリルンー L 軽石を一緒に入れて洗い表面を擦って着古し感を出すジーンズの洗い加工の一つは○○○○ウォッシュ? ストーン カケストプミリルンー ファッション業界を描いたメリル・ストリープ主演の映画は『○○○を着た悪魔』? プラダ グシダチップャラ ファッション性と値段の安さで日本でも人気がある、1975年に創業した、スペインの低価格衣料店チェーンは? ZARA ABEFGKMORZ ファッションデザイナーとして活躍している、ミュージシャン ポール・マッカートニーの娘は○○○・マッカートニー? ステラ コステナニラルー ファッションブランド「H&M」で知られるスウェーデン発祥のアパレルメーカーはヘネス・アンド・○○○○○? マウリッツ ウチッツナマミリンー ファッションブランドの三愛が手掛ける水着のセレクトショップは三愛○○○○? 水着楽園 園夏楽広場常水太着陽 ファッション用語でアウトレット店舗に対して正規のショップのことを「○○○○店舗」という? プロパー オカバパプメリロンー - フォーマルスーツの原型に当たる昼間の正礼服として用いられた膝下丈のダブルのコートは○○○○コート? フロック クダチットフルレロン L 生地が編み出されたベルギーの町に名を由来する、厚手のウール地のコートは○○○○コート? ダッフル クダチットフルレロン 深いスリットが入った長い上着にズボンを組み合わせて履く「長い着物」という意味があるベトナムの民族衣装は何? アオザイ アイオゴサザチマョリ 服飾業界のことを「衣服」を意味する英語を用いて「○○○○業界」という? アパレル アスソバパマラルレン - 服飾用語で、漢字では「莫大小」と書く、編み物用機械で編まれた布地を何という? メリヤス スドヌビピメヤリロー L 漢字では「天鵞絨」と書く綿や絹、毛などで織り表面にけばを出した、滑らかで光沢のある織物を何という? ビロード スドヌビピメヤリロー フランス語で「エナメル加工した」という意味のルイ・ヴィトンのバッグは? ヴェルニ アヴェエダニピマミル フランス語で「籠」という意味がある、スカートを綺麗な形で膨らませるために女性が用いる下着の一種を何という? パニエ エコニパフマリル フランス語で「小箱」という意味の、ポーチに化粧品や香水を入れて販売される商品は? コフレ コスセットフメレ フランス語で「毒」という意味がある、クリスチャン・ディオールの香水は? プアゾン アスゾテトノプレンー フランス語では「ヴォル・ド・ニュイ」というゲランの香水は? 夜間飛行 間行新昼朝飛美漫夜浪 フランスの国鳥「オンドリ」がシンボルマークであるスポーツウエアのブランドは○○○○スポルティフ? ルコック クコットモラルレンー フランスの国鳥「オンドリ」がシンボルマークであるダウンジャケットのブランドは? モンクレール クコットモラルレンー フランスのテニス選手が作ったワニのマークでおなじみのブランドは? ラコステ コステニバパマランー フランスのファッションブランド 「agnes b.」の「b」は創設者の最初の夫の姓の頭文字に由来するものですが、その姓は何? ボルコワ コシナビボヤュルワン ブランド誕生30周年のイメージモデルに、乃木坂46の白石麻衣を起用したのはセシル○○○○? マクビー イクサズビマメリンー ブランドのコム・デ・ギャルソンを設立したデザイナーは? 川久保玲 久山司川大保本耀怜玲 フリルやレースを多用した華やかでお姫様のような衣装をナボコフの小説のタイトルから○○○○ファッションという? ロリータ イガスタパリルロンー プレーンノット、ウィンザーノットといえば何の結び方? ネクタイ イカクスタトネフルー ヘアカラーや化粧品などが肌に合うかどうか、腕などに少しだけ付けて確かめることを一般に何という? パッチテスト クスチッテトパプョラ ペットボトルをリサイクルして原料に使っている両面に起毛が施された柔らかい布地は? フリース カシスツフプミヤリー ベルトや靴などの留め金具を英語でいうと? バックル クタッナバルレロンー ぽっちゃり系ブランド「モンスタードロップス」を設立した、お笑いの森三中のスタイリストといえば? スージー アイシジスダナヌンー 毎年、クリスマス前にカシオが発売する、G-SHOCKとBaby-Gをセットにしたペアウォッチは「○○○○コレクション」? ラバーズ ズタドバブミラリンー 毎年3月頃にスイスで行われる世界最大の宝飾と時計の見本市は○○○○ワールド? バーゼル ジゼネバブベュルンー マフラー、ジャケットスカートなどに見られる房飾りを英語で何という? フリンジ ジストフベポラリンー まるで空気を着ているような感覚であることから命名されたユニクロが2013年に発売開始したインナーは「○○○ism」? AIR AEGINRST マレーシア出身の人物が創業した「JC」のロゴマークで知られるイギリスのファッションブランドは「ジミー○○○」? チュウ ウクチットビュリ 耳あてが付いているロシア人が冬にかぶる毛皮のついた帽子のことを「○○○○○」という? ウシャンカ ウカシナノバャルンー 民族衣装の影響が強いナチュラルなファッションのことを、英語の「民俗学」の意味から何という? フォークロア アォクザトフペロンー 無農薬の綿を用いた衣類など環境や社会貢献に配慮したファッションを「○○○○ファッション」という? エシカル エカコシトマルロンー メイクの一種で、頬骨の一番高い部分を中心にしてオレンジ色やピンクの陰影を丸く入れることを「チーク・○○○○」という? シャドー クコシドニャラロンー 名パイロットの名前を冠した「デュモン」といえばどこのブランドの腕時計? カルティエ ィエカクスッテルレロ - メーカーやブランドに拘らずにオーナーの意向で商品を揃えるアパレル店舗の総称といえば「○○○○ショップ」? セレクト オクシセットリレンー L あるメーカーやブランドの商品を専門に扱うアパレル店舗の総称といえば「○○○○ショップ」? オンリー オクシセットリレンー - メガネの部分で、レンズを入れる左右2つの枠・リムを橋のようにつなぐもののことを何という? ブリッジ ジスッテブプリルンー L 左右2つの枠・リムの付近から耳の方へ腕状に伸びているもののことを何という? テンプル ジスッテブプリルンー メキシコの画家フリーダ・カーロにちなんだ名前を持つ現在のグッチの統括デザイナーはフリーダ・○○○○○○? ジャンニーニ イェコジズニブャンー 元バレーボール選手の三屋裕子がかつて社長を務めていた、兵庫県神戸市に本社を置く、女性用の下着を中心としたメーカーは? シャルレ アィエシデトャルレン もともとアンゴラ山羊の毛やそれに似たアルパカ、カシミアの毛を原料とする織物のことを何という? モヘア アゴスフヘモロー もともとはクライマーが滑り止めの粉を入れるためのものだった、巾着型のバッグといえば○○○○バッグ? チョーク ウクジダチパョロンー よく伸び縮みする素材を用いた足長効果があるパンツを「伸縮」という意味の英語から○○○○○パンツという? ストレッチ ィクスチッテトピラレ 横浜・元町で1923年に創業した靴のブランドは? ミハマ キタハマミムヤラ 四つ葉のクローバーがモチーフの「アルハンブラ」が人気のジュエリーブランドは「ヴァンクリーフ&○○○○」? アーペル アェクジペムリルンー ラバーソールを使用した靴を世界で初めて発売したことで知られるイギリスの靴ブランドは「ジョージ○○○○」? コックス ウクコスットブマラン ラルフローレンやラコステのものが有名な、あるスポーツの名前が付いている春夏定番の半袖アイテムといえば? ポロシャツ アカシツナポャロンー ロシアの男性が着るゆったりとしたブラウス風の上着は? ルバシカ ァカサシバフラルンー ロリータテイストで人気がある村野めぐみが創業した女性向けファッションブランドの名前は「Jane ○○○○○○」? Marple aBeiklMnpr - 若い女性向けのブランド「セシルマクビー」などを展開する企業は○○○○イマジネーション? ジャパン ヴェコジストパャルン L 「トゥララ」「リズリサ」などを展開する企業は○○○○・インターナショナル? ヴェント ヴェコジストパャルン ワックスなどで自然な癖をつけたヘアスタイルを、あまり手を入れていないように演出することから「○○○ヘアー」という? 無造作 為形作成造適当無
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デカダンスRPGイノセンス オンライン用テキストキャラクターシート ──────────────────────────────────────── PL:らんらん ──────────────────────────────────────── 「(決め台詞)」 キャラ名 :トレイル・ミラー 年齢 :19 性別 :男 堕落レベル:0/13〈 堕落確定レベル 〉 権力レベル:5 学歴 :義務教育 境遇 :〈 戦士 〉〈 暗殺者 〉 立場:魔狩人 階級 :中位市民階級 家柄 :低市民階級 運勢 :波乱万丈 楔:(クロスボウ) 魅力 :《童顔》《入れ墨》《スリム》 嗜好 :《病的》《典雅》《童顔》 性癖 :《主従》《賭博》《薬物》 経験点 :0 武装時の戦闘技術を有しています。 【素手】以外の近接武器による【攻撃判定】に「+10」を受けます。〈装填:2以上〉の射撃武器装備時、〈装填〉が「-1」されます。【鎧】の装備時、〈威力:2以上〉の武器攻撃を受けた際、その〈威力〉を「-1」して処理し、また、部位狙い「指定なし」の攻撃を宣言された際、部位決定の出目を任意に上下へ1ずらした結果に変更できます。 気配を殺し他者を害する術に長けています。 【隠密判定】の〈対決判定〉を行う際、自身は《アクション》と《リアクション》どちらでも「+10」を受け、対象は「-10」を受けます。 ──────────────────────────────────────── 《 命運:14 》《 穢れ:00 》《 所持金:40 》《 経験点:00 》 ──────────────────────────────────────── 《 能力値 》 〈 能力合計値【410/515】成長限界合計値 〉 【器用:60】【機敏:60】【体格:80】【知力:70】 【意思:60】【権力:40】【財力:40】 ──────────────────────────────────────── 《 罪 》 【憤怒:1】【怠惰:1】【傲慢:4】【暴食:1】 【色欲:2】【強欲:1】【嫉妬:3】 ──────────────────────────────────────── ■ 装備品・所持品・乗物 重量:160 種別:近接片手 価値:-- 重量:-- 射程:0PT 威力:1 備考:素手攻撃《武器》 【 素手 】 【 クロスボウ 】 種別:両手用 射撃武器 価値:40 重量:60 射程:4~10PT 威力:4 備考: 標準的な弩です。《体格》が「70以上」であれば〈装填〉を1段階軽減できます。攻撃部位の防具の合計防護を「-10」させます。重量は矢筒込みです。太矢は5本につき「重量:1」「価格:5」です。 【 - 】 種別:射撃両手 価値:00 重量:00 射程:0~0PT 威力:0 備考:装填0 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 防具 》 【 衣装: 礼服 】 価値:20 重量:00 備考:なし 【 ハードレザーアーマー 】 着脱:3ラウンド重量:30権力:20価格:30 腕部防護:+15脚部防護:+15急所防護:+5頭部防護:+5 加工された革製の軽鎧です。 【合計回避値】【腕部】30 【脚部】30 【急所】30 【頭部】30 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 所持品 》 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 【 干し肉 】 準備:1保持:片手重量:1×5権力:0価格:1 携帯食料です。1個につき1食分の栄養を得ます。重量と価格は5個セットのものです。 【 酒 】 準備:1保持:片手重量:5権力:20価格:2 気分を高揚させる神の与え給うた酒が満たされた瓶です。飲酒後12時間、《知恵》と《意思》が「-5」されると同時に、【損傷】による判定ペナルティを「5」軽減します。効果終了後、「+80」を受けた【耐毒判定】を行い、失敗すると「アル中」となります。以後、24時間毎にすべての判定が禁断症状のために「-5」されていきます。飲酒すると禁断症状のペナルティは「0」へ戻ります。禁断症状のペナルティが加算された際、それが連続4回目以上であれば【耐毒判定】を行い、これに成功すると「アル中」は解除され、ペナルティも消滅します。 【 松明 】 準備:2保持:片手重量:20権力:0価格:2 油が染み込んだ布を巻いた木の棒の照明です。着火すれば、周囲「4PT以内」の空間が、2時間灯りに照らされます。松明は〈威力:0〉の【クラブ】として使えます。燃えている松明による攻撃の命中時、対象は命中部位に火傷を受けます。ただし【攻撃判定】で《ファンブル》が発生すると、【部位狙い:指定なし】で決定される部位に自身が火傷を受けます。いずれの対象も「急所」に命中時は「軽傷」とします。武器使用時、着火の有無に関わらず戦闘後に失われます。 【 火打ち石 】 準備:4保持:両手重量:5権力:20価格:2 火をおこすための道具と火種のセットです。可燃物に着火できます。 【 毛布 】 準備:0保持:両手重量:10権力:20価格:5 防寒具であり簡素な寝具です。 【 水袋 】 準備:0保持:両手重量:0※権力:20価格:5 飲料水を入れておける丈夫な袋です。水を入れると重量が増加し、満杯で重量は10となります。都市部では飲料水の価格は1日分で1となります。生活排水なら無料ですが、飲むと「+40」を受けた【耐毒判定】を行い、失敗すると「食中毒」となります。これは腐敗した料理品と同様に扱います。満杯の水をふりかけた場合、【松明】の自滅者の火を消せます。 【 ロープ 】 準備:2保持:両手重量:30※権力:20価格:2 2メートル分(2PTとします。)の長さの丈夫なロープです。麻縄は複数を結んで長さを拡張できます。垂らして登坂に利用したり、縛って固定したりできます。 【 盗賊道具 】 準備:1保持:両手重量:20権力:20価格:20 合鍵なしに鍵を開けるキーピックをはじめとする、盗人御用達の道具一式です。これがなければ【解錠判定】は行えず、【罠判定】は大きくペナルティを受けます。錠前職人以外で所持が発覚すれば、当然に盗人の犯罪者と扱われるでしょう。一応、まっとうな職人の仕事道具から選別されているので、それらの店をまわっていけば合法的に入手はできます。 【 包帯 】 着脱:2重量:1権力:0価格:1 装備中、頭部以外の【負傷】あるいは【大量出血】を1個無効化、あるいは【頭部重傷】の効果を【頭部負傷】の効果に軽減します。【負傷】【頭部重傷】【大量出血】が消えるわけではありません。傷に使用された包帯を外すと包帯は失われます。重量と価格は5個セットのものです。 【 添え木 】 着脱:2重量:5権力:0価格:2 装備中、腕部あるいは脚部【重傷】の効果を1個、【負傷】の効果に軽減できます。【重傷】が消えるわけではありません。 種別:非消耗品 【 - 】 価値:00 重量:00 備考: 種別:装身具 【 - 】 【 フランキスカ 】 射程:1PT威力:2重量:40権力:20価格:10 投擲可能な戦闘用の片手斧です。【攻撃判定】に「-5」されますが、攻撃部位の防具の合計防護を「-5」させます。 【 ギャロット 】 射程:0PT威力:0重量:0権力:0価格:2 絞首紐です。「頭部狙い」のみ選択できます。命中時、【損傷】は与えず、対象と共に【揉み合い】状態となり、即座に「首を絞める」を行って成功したものと処理します。 価値:00 重量:00 備考: 【 マンゴーシュ 】 着脱:1ラウンド重量:10権力:40価格:10 腕部防護:+10脚部防護:+5急所防護:+5頭部防護:+5 持ち手を防護する護身用短剣です。近接武器の「短剣」としても使用できます。「短剣」と「盾」の切替は1ターン行動と扱います。 【 短剣 】 射程:0PT威力:1重量:10権力:0価格:5 ありふれた日用品のナイフです。「フェイント」を行う際、《リアクション》に「-10」を与えます。投擲が可能です。 総合重量:154/160(体格×2) ──────────────────────────────────────── 《 乗物 》 【 】 始動:0 速度:0 命運:4 耐久:- 積載:000 備考: ──────────────────────────────────────── ■ 家 【 2階建ての家屋 】 保管:4部屋:7階層:2厩:なし権力:40財力:20 農村での村長宅や、中位市民階級では代表的な木造家屋です。 屋根裏が一部屋あります。全部屋を従者が管理するならば、従者「3人」が「2部屋」に住み込む事となります。 《 2階建ての家屋 》 【 】 部屋数:7 階層:2 厩:無 住人:1+3 未管理の部屋数:4 雇用済従者:0 従者の部屋数:0 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 保管物 》 【 チェインメイル 】 着脱:3ラウンド重量:40権力:40価格:40 腕部防護:+25脚部防護:+25急所防護:+10頭部防護:+25 鎖を編みこんで作られた重鎧です。 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 種別:消耗品 【 弩の太矢×5 】 価値:05 重量:1 備考:クロスボウ・アーバレスト用の太矢です。 種別:所持品 【 - 】 価値: 00 重量:00 備考: 種別:家具 【 - 】 価値: 00 重量:00 備考: 種別:仕掛け 【 - 】 価値: 90 重量:-- 備考: 総合価値:060/080( (財力-未管理の部屋数)×保管 ) ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 部屋割り 》 (設定は必須ではありません。GMが要望を出した際には設定して下さい。) 屋根裏:「 な し 」 一 階:「 未管理 」「 未管理 」 地下室:「 な し 」 ──────────────────────────────────────── ■ 設定他 外見設定 : 茶髪の青年。筋力はあるが小柄で比較的童顔。肩から胸にかけて刺青がある。 質素な服装を心がけ、感情表現は豊か目な方。 経歴設定 : 故郷の村が貧しく、仕送りのために鍛えて名を上げようとしていた少年。 出世欲が強く、傭兵として農民よりは上の地位を手に入れた物の物足りず、 色々あってアナスタシアに士官している。 士官するうちに神子となり、現状は士官時よりより深く仕事に関わっている。普段はフリー。 村を出てからの暮らしに耐性がなかったのか、退廃的な娯楽に惹かれる節がある。 金銭に弱く手段を選ばない所があるが誇りを損なう行いは嫌う。 ■ シナリオ履歴/シート変更履歴 (堕落レベルの変動や成長、特殊な設定追加や変更を行った場合は、概要を記してください。)
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朱き帝國第16話 7月26日 モスクワ 徐々に眼前に迫ってくる巨大且つ荘厳な大宮殿を前にしても、エレオノールをはじめとしたネウストリア帝国使節団の面々は傍目にそれとわかるような動揺は見せなかった。 ここに来るまでに既に驚嘆すべき様々な異界の文物を目の当たりにしてきただけに、どこか感覚が麻痺しつつあるのかもしれない。驚き疲れた、と言い換えてもいい。 (いや、まぁ、それもありますけど……ねぇ) エレオノールの首席補佐を務める若者、封土監察院の文官であるシェロー・アプサラスは気を落ち着けるためにゆっくりと息を吸い込み、吐き出した。 正直、これは驚きの一言で済ませられるものではない。 これまでに目にした機関車・動力船・ガソリン自動車といった移動機関。移動中に、ソヴィエト側の応対役を務めた役人や軍人との会話のなかで知った異界の巨大国家の存在。 その総人口は一億を超え、動員能力は一千万に及ぶ。その巨大さのみを取っても十分に列強と呼ぶに値する。加えてその技術力・文明程度は、これまでに自分たちが見てきた限りでは 大陸に冠たるわが祖国、ネウストリアに匹敵……ことによると凌駕しかねない。 まぁ人口や動員能力云々はある程度の誇張は混じっているだろうが、技術レベルに関しては自分たちが現物を直接目にしているだけに混じりっけ無しの本物だと理解できる。 ネウストリアという大陸屈指の覇権国家にあって政府の最エリートというべき情報官をつとめる男が表情に出さぬように心中に留めている感情。それは恐怖だった。 「気分が優れない?」 「いえ…ああいや、そうですね。少しばかり酔ったかもしれません」 「だらしないわね」 くすり、と笑みを浮かべるエレオノール。だが、その目は全く笑っていない。 さりげなく、シェローの視界に入るように自身の書類鞄を持ち上げ、そこに縫いこまれた封土観察院の紋章を指でなぞる。 シェローの顔色が変わった。 「ま、到着までの間に息を整えておくことね」 そういったきり、エレオノールは窓の外に視線を移した。 シェローは内心で上司のさりげない気遣いと叱咤に感謝すると、静かに瞑目した。 (私としたことが……相手の空気に呑まれすぎですね) ここに来るまでに見せられ、案内役の役人や軍人から懇切丁寧な解説つきで紹介されたソヴィエト連邦という超大国の姿。 外交手法としては古典的かつオーソドックスなやり方だが、初見の相手には実に効果的といえる。 まぁ、こちらもある程度分かったうえで情報収集も兼ねてソ連側の思惑にのった部分はあるが、いつのまにやら相手のペースに引き込まれていたらしい。 (交渉開始前でよかった) 内心ほっと溜息を零す。 それからしばらくして、車は静かに停車し、運転席の横に座っている将校が目的地への到着を告げるのだった。 モスクワ・クレムリンの起源は11世紀後半にさかのぼると言われている。 史料にあらわれる最初の城壁は1156年、ユーリー・ドルゴルーキーによって築かれた、ということだ。 クレムリンの誕生はこの年と見ることができる。モスクワ・クレムリンが築かれたのはモスクワ川とネグリンナヤ川の合流点であり、二つの川に守られた要害の地だった。 この城塞が石造りになったのが1367年、ドミトリー・ドンスコイの治世であったと言われる。 そして、クレムリンが今日と同じ規模で今日とほぼ同じ外観をもつようになったのは、イヴァン3世の治世時代(1462~1505)である。 現在のクレムリン建設には多くのイタリア人が関与している。まず、ミラノのピエトロ・アントニオ・ソラーリが、北イタリア・ロンバルディアの進んだ築城術を利用して、城塞の建築に取り組んだ。 彼は、現在のスパスカヤ塔やニコリスカヤ塔の建築に取り組んだ。 また、クレムリンの中心寺院でもあるウスペンスキー聖堂の建築にもイタリア人は関係している。ボローニャのフィオラヴァンティは息子と弟子と共にモスクワにやってきた。 そして、ウラジーミルのウスペンスー聖堂(12世紀建立)にみられる古ルーシ建築様式を学び、モスクワ・クレムリン内のウスペンスー聖堂を今日の形に再建した(1479年)。 この聖堂はモスクワの大公が、そして、後にはツァーリが戴冠式を行う由緒ある場所となった。ちなみに、聖堂の名称は、聖母の昇天を意味する「ウスペーニエ」に由来する。 1682年8月7日、ウスペンスキー聖堂ではピョートル大帝の戴冠式も行なわれている。 その由緒ある大宮殿を今現在支配するのは、赤い労働者たちの代表たるヨシフ・スターリンと、彼が率いるソヴィエト共産党政治局員たちだ。 血で血を洗う内戦・大粛清を経て反動的な軍部、党内の反スターリン派閥を一切の慈悲なく徹底的にパージ。軍部に対する党・政府の絶対的優位を確立し、強権的な警察国家を作り上げた。 そして、彼ら赤い皇帝と貴族たちは今、これより訪れるであろう来客の到着を固唾を飲んで待ち受けていた。 建国以来最大の危機を迎えた祖国に救いの光明をもたらしてくれるやもしれないネウストリア帝国から訪れる使節団の到着を、ただひたすらに待ち受けていた。 穏やかな初夏の陽気がモスクワ市街を照らす中、モスクワ中央駅から直行してきた黒塗りの高級乗用車……米国からの輸入車であるパッカード2台が、同じく漆黒に塗装されたエムカ2台に前後を挟まれるようにして赤の広場を抜け、クレムリンの門をくぐり抜けていく。 まるで敷地内を見学でもするかのように、ゆっくりとした速度で敷地内をぐるりと巡り、クレムリン武器庫を通過。閣僚会館前にゆったりと駐車した。 敷地内。閣僚会館入口前には儀仗兵並びに手すきの将校が整列し、車内の人物を待ち受ける。 まず、助手席側のドアが開き、車内から青い制帽にNKVD国内軍礼服に身を包んだ少尉が降り立った。そのまま後部席側に歩み寄り、恰も主人の坐乗する馬車の扉を開く従僕のように、恭しい挙措でパッカードの後部ドアを開けた。 、エレオノールたちが車外に降り立つと、居並ぶ儀仗兵・将校連は完璧な角度で一斉に敬礼する。 敬礼を送られた方の使節団の面々は、馴染みのないソ連式の敬礼に少しばかり戸惑いながらも、外交使節として戸惑いを表に出すことなく、毅然と足を踏み出した。 エレオノールを先頭に玄関に向かって進んでいくと、入口前で品の良いスーツに身を包んだ壮年の男が使節団一同を出迎えた。 「ようこそいらっしゃいました。ネウストリア帝国の皆様。私はソヴィエト連邦外務人民委員を務めておりますヴャチェスラフ・モロトフと申します」 差し出された右手に少しばかり戸惑いながらも、エレオノールはその手を握り返す。 「先触れもなく、急に押しかけたにもかかわらず歓待をいただき、感謝も言葉もありません。当使節団の団長を勤めておりますエレオノール・カセレスです」 ときに…、とエレオノールは申し訳なさそうにモロトフを見る。 ここに来るまでに、首都モスクワで国交を結ぶ旨の交渉を行うことは伝えられていたが、交渉相手がソヴィエト政府内でどの程度の位置にいる人物なのか――それによって交渉の内容・重要性が大きく変わる――は教えられていない。 外交部の担当官ということは聞いたが…… 「不勉強で申し訳ない。道すがら、貴国の政治体制等については伺ったのですが、今一つ、貴国の職務呼称には馴染みがなく……貴公の外務人民委員というのはどういった職位を指すのでしょうか?」 「ああ、失礼。そうですな、我が国では閣僚会議のことを人民委員会議と呼称しております。私はそこで副議長及び外交部の統括を任されております」 「!!……そ、それは」 使節団の面々の表情が驚きに歪む。これまで全く表情を崩さなかったエレオノールでさえぎょっとした様子で一瞬固まってしまう。 (閣僚……それも副宰相兼外相!?そんな人物が玄関先まで出迎えって……) 帝国の使節としてソヴィエト政府との交渉に臨むのはこれが初めてである。 当然、エレオノールとしてはソヴィエト政府高官との直接会談・交渉に臨む腹積もりでいたが、いきなりこの展開は予想外だ。 ネウストリア帝国において外相に限らず、閣僚の地位にある者には宮廷貴族として一代限りではあるがその位階に応じた爵位が下賜される。 その最高位は侯爵位であり、宰相・副宰相は侯爵位、外相・軍務相・蔵相・内相が伯爵位となる。 つまり、このモロトフという男は帝国であれば最低でも侯爵以上の大貴族に相当する地位にある、エレオノールからすれば文字通り雲の上の人物ということになる。 帝国代表などと言っても、所詮は正式なスタッフが到着するまでの間に合わせ。エレオノール自身は実質交渉の意思を伝えるためのメッセンジャーにすぎない。 まぁエレオノール自身はその扱いにいたく不服ではあったが……結局のところ、彼女は只の特使であり、条約締結などに裁量権を持つ全権大使・全権公使というわけではなく、身分にしたところで平民にすぎない。 そんな者を出迎えに、閣僚が官邸の玄関先まで出張るなど、厚遇どころの騒ぎではない。 ソ連側としては『私たちは貴方方との関係をとても重要視していますよ』という意思表示程度のつもりだったのだが…… 260 :reden:2012/03/19(月) 20 12 52 ID wlaiBnjM0 相手側の予想以上の動揺に、モロトフは内心で眉を顰めた。 (ふぅむ……少しばかり露骨すぎたか?しかし、この世界の外交儀礼・慣習もロクに分からん状況で、相手に無礼と受け取られては元も子もない) モラヴィア王国との交戦開始から既に一月以上が経過しているにもかかわらず、未だ国境沿いの防衛線構築に奔走し、実質国内にひきこもり続けているソ連には異世界についての情報が圧倒的に不足していた。 この状況をなんとか打破したいスターリンとしては、新たに接触が持たれた未知の異界国家との交渉は何としても成功させねばならない。 なにしろ、今度の国は問答無用で先制攻撃をしかけてきたモラヴィアとは異なり、平和的な交渉を行う意思があるというのだから。 今回の会談と、その後あちらの本国から派遣されてくる使節との交渉で、最低でも親書の交換と友好条約の締結を約束させ、できれば大使・公使を交換できる程度の状態に持っていきたいところだ。 相手国はどうもこの世界でも有数の国力を誇る大帝国らしいが、今ソ連に必要なのは、何よりもまずこの世界に関する情報であり、これを得るためにも現地国家と国交を結ぶことは絶対に必要だ。 にこやかな笑みを浮かべ、モロトフは使節団一行に改めて歓迎の意を表した。 交渉を望むソ連側の意に応えてくれた帝国と皇帝に感謝し、得体の知れぬ未知の大陸・未知の国家の首都まで遠路はるばる至った使節団一同の勇気と祖国への献身を讃えつつ、 自ら大仰に手を広げて官邸内にエレオノールたちを迎え入れる。 ここに来るまでに散々見せつけられたソヴィエト連邦の国力・軍事力を知るだけに、使節団の面々は自分たちがこれ程の厚遇を受けることに違和感を感じていたが、 とりあえず、交渉に際しては相手側が友好的であるのは望ましい傾向である。 エレオノールを含め、使節団一行はその表情に微かに安堵の色をにじませつつ、クレムリンの中枢たる館に異世界人として初めて足を踏み入れるのだった。
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煩悩恥遊戯◆Gay//98CDE 仏様。 ああ仏様。 私はなんて愚かで破廉恥な娘なんでしょうか。 私、聖白蓮は大悪無道を行なっているであろう男性と その被害者であろう女性を追い、ついには逃げ切れぬ所まで追い詰めました。 何時の時代も人間は大欲非道、自らの欲望のため行動をする愚かな生物です。 ……今となっては私も根っこの部分は同じで、三つ子の魂百までということだったと戒めます。 とにかく私は彼らの言い分を聞きもせずに更に攻撃を加えました。 でもよく考えてみてください。 まだ私たちが来てから半刻もたっておらず、誰しもが状況判断せざるを得ない状況。 そんな時に都合よく女性が来て、図ったように催眠術をして、私が来るタイミングよく…… こ、行為の一部を済ますなんて…… 常識的に考えれば不可能です。 仮に洗脳が出来たとしても、再思三考したってあんな所でするなんてありえません。 だって殺し合いをしろと切り出されて、どうぞ見てくださいと言わんばかりの場所でやる。 そんな馬鹿なことをやらかすのはたとえ人間だといえども十中八九ありえません。 しかし、しかしそれでも私は冷静ではありませんでした。 まったく情けないに越したことはありません。 そんなことを一切気づけなかった私に対して少女は男性を庇うように立ち塞がりました。 なんて鬼畜なことを……! 私は一時的に彼女を気絶、ないし束縛をして彼女の目の前で断罪をすることを決意しました。 ですが彼女は私の弾幕を喰らえども喰らえども男性を逃がすために立ち向かっていました。 必要悪に見なされない程彼女に対して幾度ともなく仕掛けていました。 そしてここで事件…… いえ、私自身を沈着冷静に戻して頂いた冗談みたいな話が起こりました。 動画を映し出す……モニター、と言うのでしたでしょうか? 何分、私が人間であった頃はこの様な機械は存在していなかった物ですから、確証はもてません。 ともあれそのモニターと呼ばれる巨大な機械が、どこからともなく我々の目先に現れました。 何処から現れたのは今現在もわかっておりません。 確かめることは可能です、ですが私も少女もそしてこの時の被害者である男性もやりたくないとのことでやってはおりません。 その理由としては、このモニターに映された動画に問題があったからです。 そこに映されたのはまず大勢の礼服姿の笑顔に包まれている場面でありました。 結婚式、私は体験してはありませんが誰が見てもそう慮るでありましょうそれは煌びやかでした。 その次に映されたのは主賓であろうこれまた美しい式服に包まれた新郎と新婦の姿。 その新郎の姿は私が怒りを抱いていた男性であることはもう皆様感づいているでしょう。 この時点で既に私は思考を巡り巡らせていました。 こんな善美な式典を行なっている人間が非道な人間なのであろうかと。 おまけに映像ではない男性の顔をよく見ると犯罪などできるようではない人相でないとを改めて感受いたしました。 私が浅慮を正している最中も映像はまだまだ続きます。 映像は佳境へと向かいます。 新郎が新婦の方を向き、新婦もまた新郎を見つめます。 接吻、口づけ、キッス。 呼び方は何でもよろしいですが、今の時代の婚式を締めくくる儀式。 破廉恥、などとは言いません。 なぜならこれは今の時代の定石、変化や進化についていかないのは勉強を怠るのと一緒です。 それに私も少しドキドキとしていました。 ふふ、私もまだまだ女の子なんでしょうね。 顔と顔が近づく。 両者には少し恥じらいが感じられる、でもそれでも止まらない。 一寸、一分、一厘、一毛。 限りなく距離は縮まりそして、お互いの唇は繋がった。 そしてここで緊急(?)事態が起きます。 モニターから流される思わず踊りたくなるような音楽。 それに合わせてリズムよく緊張の一瞬を繰り返す映像。 「え!? なにこれ!? アカンて!?」 と声を上げる実際にこの場にいる新郎の叫び。 そんな叫ん日に虚しく悪意あるほどに巻き戻され、重要な場面を繰り返していきます。 時より早くなったり、遅くなったり。 「アカン!? これはアカンて!? は、恥ずかしすぎるで!?」 男性はモニターの眼の前に行きピョンピョンと頑張って映像を隠そうとしています。 ですが無意味です。 モニターはあまりにも大きすぎました。 まるで隠せません。 そんな滑稽な男性を確認して私はもう彼を悪人だとは抱くことはできません。 むしろ同情さえ湧いてきます。 これは正直ひどすぎます。 自分が同じようなことをやられたら…… 考えたくもありません。 そんなこんなで冷静になった私は今まで攻撃していた少女の方へと向かいました。 少女は悪意ある映像と飛び跳ねている男性をみて顔を赤らめ笑っていました。 映像に集中していた少女に近づくのは簡単でした。 話しかけた時は警戒されていました、私が謝罪から話を進めると少女も納得してお話をして下さいました。 彼女の白濁まみれは、これまた主催の悪意の塊で有ることがここで判明することが来ました。 なんとと言いましょうか、二人は呪われている。 それ以外に言い表せません。 そんな二人に酷いことをした私も愚かであることには変わりません。 こんな時だからこそ、きちんと話を聞いて行動しましょう。 いい教訓に致します。 ☆ ☆ ☆ 『アーイ! アーイ! アーイ! アーイ! アーイ!』 有野晋哉の投げが決まる。 と言っても有野晋哉が実際に投げいるわけではない、彼が操っているキャラクターが投げているだけだ。 色々一悶着あった有野晋哉、エイラ・イルマタル・ユーティライネン、聖白蓮であったが 有野晋哉の多大なる精神的犠牲をもって誤解は晴れた。 聖白蓮は話も聞かずに攻撃したことを誠意一杯に謝罪をし、有野もエイラもまたこんな状況だからとすぐさま許した。 その後はまあ立ち話も何だからと近くにあった建物に入り腰を下ろして軽く雑談をする。 しかしながら蟠りはそうは簡単に消えない。 やはりこんな時期である、そうそう簡単に信用を仕切るなど難しいであろうと有野晋哉は考える。 『さっきの映像をまた見ればいいんじゃないカ?』とエイラは宣っていたが、 もちろんほぼ土下座に近い形で勘弁だということを伝えるとすぐに引き下がった。 いい子や。 とりあえずもう一つくらいなにかあったらなあと鞄を漁って見ることにした有野晋哉。 いやはや、苦を越えたら楽が来る。 出てきた最後の支給品は有野晋哉の最も得意分野であり、かつ親睦を深めるためのものであった。 ビデオゲーム。 それも所謂ゲームセンターで置いてある筐体と呼ばれるものだ。 アレでもこれ電源無いといアカンちゃう? そう有野は心配もしたが、どうやらいらぬことであった。 どうにもこうにも、なぜだかは知らないが電源は何もしないまま就いたままであり やっぱここは不思議な場所なんやなあと有野は今更ながら感じ取っていた。 「いやあ~、しかしこの格闘ゲーム、滅茶苦茶良い意味で単純やで。 ボタン押しとったらある程度コンボはでるし。 なんかカッチョイイシールドはってくれるボタンもあるし、 負けてもまたすぐ挑戦したくなる気にもなるし。 なんか四人くらい隠しキャラが出てきそうな感じやけど、でもこれは流行るやろうなあ~」 そのビデオゲームは今は下火であるが、有野晋哉の少年時代ではトップクラスの人気があった対戦格闘ゲームであった。 それではすぐに対戦、と行きたいところなのだがまずは二人にゲームというものがどれほど面白いものかを勧めればならない。 そういうわけで現在は有野晋哉が一人でプレイをしている。 他の二人は退屈なのでは? と疑問に思ってしまうかも知れないがそこはプロ。 色々ゲームに茶々を入れたり説明をしながらプレイしたりして視聴者を飽きさせ無いのは有野の得意分野である。 現にエイラは和気藹々とゲームを見ているし、白蓮もまた同様にゲームの画面を見続けていた。 「あ、なんか会話シーン入ったで!? こいつラスボスちゃう?」 なんだかんだ楽しませ楽しんでいたらどうやらラストまで来たらしい。 特にここまで苦戦はしなかった、行ける。 ラスボス倒したら三人で対戦して親睦を深める。 それほど仲が深まることがないと信じ、有野晋哉はラスボスへ挑むのであった。 なおラスボスだけ異常に強かった模様。 ☆ ☆ ☆ さてそんな有野課長がやっていらっしゃるゲームに意外や意外、 エイラではなく聖白蓮の方が興味を示していたりします。 なにか懐かしい、そんな気もするが思い出せない。 どこかでやったことがあるのだろうか? そんなはずはない。 そもそも幻想郷においてゲームと呼ばれるものは存在はしない。 ではこの胸に引っかかるのは何だろうか。 特に鼎というキャラクターを見る度に何故か心が揺れる。 始めてみたはずなのに、これは一体……? 【B-3/1日目早朝/市街地 建物内】 【有野晋也@現実】 [状態] 健康 [装備] ネシカ筐体@現実(プレイ中) [道具] 基本支給品、恥ずかしい映像が再生されるリモコン@DDTプロレスリング [思考・状況] 基本:嫁の下にかえらんとなぁ 1:ゲームを使った親睦会や! 2:なんでラスボスだけめちゃくちゃ強いん……? 連コや 3:殺し合いはしない。 【エイラ・イルマタル・ユーティライネン@ストライクウィッチーズ】 [状態] 健康 [装備] ボム@東方×3 [道具] 基本支給品、不明支給品0~2 [思考・状況] 基本:殺し合いはしない 1:課長のゲームを見守る 2:殺し合いはしない。 【備考】 ※白濁液は聖白蓮によって綺麗に拭かれました。 【聖白蓮@東方Project】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本:弱きものを助ける。殺しはしない 1:弱き人を助ける。 2:もう早とちりはしない。 3:とりあえずこのゲームとやらには興味がある。 この鼎というキャラクターは特に。 【支給品紹介】 【恥ずかしい映像が再生されるリモコン@DDTプロレスリング】 使った本人が恥ずかしくてしょうがない映像が どこからともなく現れた巨大モニターに表示されてしまう大外れ支給品。 悪意のあるリピートやスローモーションがさらに精神的ダメージを加速させる。 なお再生ボタンをを押した本人の恥ずかしい映像が流れるので、誰が使っても別の映像(使用者の恥ずかしい奴)がでる。 参考動画(ニコニコ動画版はDDTプロレスリングの公式チャンネルが登場した結果消滅) ttp //www.youtube.com/watch?v=p3cOcPyzMMY feature=player_detailpage#t=413s 【ネシカ筐体@現実】 タイトーが運営する業務用ビデオゲーム筺体のダウンロードコンテンツシステム、NESiCAxLiveが導入されている筐体。 NESiCAxLiveは、サービスに対応しているビデオゲーム筺体に、 ダウンロードコンテンツとして配信されているゲームタイトルをダウンロードして遊ぶことができるシステム。 配信するゲームタイトルは最新のタイトル以外にも、システム稼働前に発売された業務用ゲームも対象となる。 配信され始めた最新ゲームは、ゲームセンターの店舗に設置された「NESiCAサーバー」に自動的に提供され、 NESiCAサーバーに繋がれたビデオゲーム筺体「NESiCAクライアント」へ、 ゲームセンターのオペレーターおよびプレイヤーがダウンロードする形式を取っている。プレイするゲームは、 SNKのMVSのように複数から選択することが可能。ゲームタイトルによっては1台のみでの運用、いわゆる「シングル台」専用の物もある。 (Wikipedianより転載) 本来は切り替え台なのだが、エヌアイン完全世界と呼ばれるドマイナーなゲームのみしか遊べないという嫌がらせな仕様となっており、 かつキャラクターの一部(上から二番目の左、下からニ番目の右、一番下の中央と右のキャラクター)が消されている。 バグだろうか? それに伴い中ボスも一部変更されている。 sm61 逃げんなよ…逃げんなよ…逃げんなよソレスタルなんちゃら!! 時系列順 sm40 人間の屑 sm36 難儀を引き寄せる程度の能力 投下順 sm38 ゴンさんは滅びんよ、何度でも蘇るさ sm26 有野課長と白濁少女とガンガン行く僧侶と 有野晋哉 sm81 魔法の兵器で♪素敵な~対主催を~♪ずどどど~ん♪ sm26 有野課長と白濁少女とガンガン行く僧侶と エイラ・イルマタル・ユーティライネン sm81 魔法の兵器で♪素敵な~対主催を~♪ずどどど~ん♪ sm26 有野課長と白濁少女とガンガン行く僧侶と 聖白蓮 sm81 魔法の兵器で♪素敵な~対主催を~♪ずどどど~ん♪