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酒宴 積荷の酒類を使って酒宴を開き、自分と艦隊メンバーの行動力と、船員の疲労度を回復する。 また、船員の欲求不満を回復する場合がある。 ランクが上がると、疲労度の回復量が大きくなる。 専門・優遇職 ◇専門職 なし ◇優遇職 冒険 芸術家 翻訳家 交易 ソムリエ 非優遇習得 費用:25000 条件:冒険Lv10、 都市:マルセイユ(モンモランシー大元帥) ハンブルグ(マルティン・ルター) 詳細 積み荷の交易品の酒類から1を消費し(原価の安い順に使用される)以下の効果があるとされる。 ・行動力回復(艦隊効果) ・疲労Down(行動回復値/2 前後・艦隊効果) ・欲求不満の回復(確率) ・船員忠誠Up?(未検証) ・酒場で酔いつぶれにくくなる(プレイヤーズバイブルより・未検証・効果の実在について疑義あり) ◇行動力回復効果について R5で5±3位回復。 R12で12±3位回復。 La Frontera以前の数値 CdS現在の回復効果報告は以下の通り R7 で15~19 R11で23~27 という報告がなされている。 このことから、 回復量=R×2+(1~5) と、考えられる。 ただし、使用した本人は酒宴発動分の行動力5が同時に差し引かれるため、実質的回復値は 回復量=R×2-(4~0) である 以下に、この数値を元に酒宴を使用しての行動力回復の効率性について検討する。 ・条件 酒宴スキルR10(行動力を23回復すると仮定する) 使用酒類交易品:ビール(300D)、ワイン(400D) 比較条件:鳥丸・木魚(それぞれ行動力70回復) 行動力を70回復するために必要な値段を計算する。 酒宴R10で行動力を70回復するために必要な発動回数は3回強(70/23=3.04...)であり、このことから… ビールを使用した場合、3*300=900 ワインを使用した場合、3*400=1200 となる。 ・考察 ソロで使用したとしても、使用する酒類交易品にもよるが料理に比べてかなり高コストパフォーマンスであると言える。 また、艦隊で使用すれば、マグステ等の艦隊料理と比較して圧倒的なコストパフォーマンスとなる。 また、統率修行に使用できることからその効果を考えた場合価値は計り知れない。 ただし、使用できる局面が限られることも事実であり、効果を生かせるかどうかはプレイスタイル次第である。 また、行動力を消費して行動力を回復するスキルという性格上、行動力が足りないとそもそも発動出来ない。 うっかり行動力0になって回復不能なんてことにならないように料理も必ず持ち歩くように。 非優遇R8(R7?)以降は酒1本消費で経験値1。売却用の品を使われないように。 葡萄なんぞから加工してでは非効率すぎ。 ボルドー、ハンブルク 等酒個数多いのでお勧め。 交易上げするなら ボルドー ナント間がお勧め。 また、インド、ベンガル、北バルト海は、ウォッカを敵が頻繁に落とすのでその場で回復もできる ブースト ◇装備品 +一覧表 部位 アイテム名 攻撃 防御 正装 変装 耐久 名声 装備効果 使用時効果 性別 装備制限 入手方法 備考 持物 ローランの角笛 20 3000 酒宴+2 戦術 冒険「ローランの角笛」 祝祭のリュトン 20 20 30 10000 酒宴+2調達+2採集+2 疲労度回復 メモリアルアルバム「噂の真実(NO.6)」 戴冠式用儀礼剣 30 28 200 5000 酒宴+1工芸品取引+1 「Tierra Americana プレミアムBOX」特典12周年記念宝箱(NO.1) 入手不可 丈八蛇矛 58 15 100 500 酒宴+1応用剣術+1 ネットカフェ祭り1 入手不可 ナラーティハパテ王の懐剣 40 10 100 12000 酒宴+1財宝鑑定+1 冒険「最後の王」 ヤギ皮張タンバリン 75 酒宴+1 タンバリン演奏 販売:チュニス 黒檀製タンバリン 100 酒宴+1社交+1 タンバリン演奏 探索4:ソファラモスク収奪:バルバリア海賊 胴体 バイエルンの衣装 10 10 100 500 酒宴+2社交+2 Liveイベント「ビアフェスト」Liveイベント「ビアフェスト2012 in フランクフルト」 入手不可 レーダーホーゼン 10 10 100 500 酒宴+2社交+2 Liveイベント「ビアフェスト2013 in フランクフルト」 入手不可 ロイヤルガウン 13 50 100 10000 酒宴+2統率+2貴金属取引+1 ♂ 縫製12:特別衣装縫製法 ベリーダンサー 5 30 10 1500 酒宴+2口説き+1 ♀ 探索9:アラビア海北東岸 アルレッキーノ 15 30 1600 酒宴+2身体言語+2 縫製10:道化服の縫製法 イレーヌ愛用ドレス 15 25 50 500 酒宴+2口説き+3運用+1 ♀ 縫製20:著名人衣装縫製法・特注編 バーメイドドレス 1 5 30 150 酒宴+1 販売:オスロ クラヴィトーガ 5 20 80 18000 酒宴+1美術+2社交+1 ♀ 遺跡:ローマ地下遺跡 中層 ロイヤルドレス 9 50 100 10000 酒宴+1火器取引+2統率+2 ♀ 縫製12:特別衣装縫製法 バレエ舞踊手の衣装 3 5 40 35000 酒宴+1口説き+1 販売:マルセイユ 燕尾の礼服 10 40 100 酒宴+1社交+2口説き+1 「90日間プレイチケット」特典 入手不可 ラクスシャルキ 30 10 1200 酒宴+1口説き+1 ♀ 探索8:ペルシャ湾北岸宝箱:世界の衣装箱 (NO.1) 特製ラクスシャルキ 10 40 30 500 酒宴+1口説き+1繊維取引+1 ♀ 称号:優良商会会員 縫製12:特定優良商会レシピ第2巻 妓王の衣装 20 40 100 5000 酒宴+1考古学+2言語学+1 縫製10:特製服縫製法・総集編「Tierra Americana プレミアムBOX」特典 トラッヘ・デ・ヴァケーロ 12 60 9000 酒宴+1酒類取引+2 サルベ:沈没船 スカラムーシュ 15 30 1400 酒宴+1身体言語+1 縫製9:道化服の縫製法 ロボーネ・ディ・メディチ 17 40 100 500 酒宴+1美術品取引+3宝石取引+1 ♂ 縫製16:著名人衣装縫製法・外伝 フルール・ド・フルール 10 25 50 500 酒宴+1口説き+2 ♀ 縫製10:著名人衣装縫製法 パルファン・ド・フルール 10 25 50 500 酒宴+1運用+2 ♀ 縫製16:10周年記念著名人衣装集 頭 サルベージャバイコルヌ 20 5 40 10000 酒宴+2回避+1サルベージ+1 サルベ:沈没船 ウサギ耳のトップハット 10 5 10 100 酒宴+2口説き+1 「90日間プレイチケット」特典 入手不可 金色ひょっとこ面 15 25 100 酒宴+2口説き+1身体言語+2 プレイヤーズバイブルElO特典 入手不可 ひょっとこのお面 3 20 60 酒宴+1見張り+1 Liveイベント「5周年 大感謝祭」 入手不可 酒宴+1 宝箱:東アジアのお祭り袋宝箱:記念帽子の収納箱Liveイベント「5周年 大感謝祭」 入手不可 シペ・トテックのマスク 10 250 7000 酒宴+1宗教学+1 冒険「金色の神が芽吹くとき」 足 メキシカンブーツ 7 30 10000 酒宴+1 工芸11:自宅生産(19th) 服飾品 黄金のパイプ 5 30 500 酒宴+2口説き+1 販売:サントドミンゴ 琥珀のパイプ 5 30 500 酒宴+2口説き+2 販売:サンフアン 仙桃 10 500 酒宴+2視認+1 全状態回復(複数) トレジャーハント「桃源郷はいずこに」 ヴィットーリアの首飾り 20 20 酒宴+2社交+2美術+1 ヴェネツィア30章 他国籍入手不可 扇 30 40 500 酒宴+2戦術+2統率+2 Liveイベント「ヌーベルフランス開拓団」 入手不可 橙色のイースターエッグ 20 100 酒宴+2宗教学+1考古学+1 Liveイベント「イースターエッグハント2013 ~8th Anniversary~」Liveイベント「イースターエッグハント2017」 入手不可 銀のパイプ 5 30 500 酒宴+1口説き+1 販売:サンフアン みずがめ座のペンダント 10 30 3000 酒宴+1天文学+1 冒険「宝瓶宮の調査」 祝賀のジョッキ 25 25 500 酒宴+1社交+2口説き+1 祝賀の乾杯 「PS4 Gran Atlas TREASURE BOX」特典「祝賀のジョッキ」特典 入手不可 持物・服・服飾品の販売品で計+4に出来る。統率上げならこれで十分。 ◇副官 +一覧表 名前 職業 雇用場所 必要値(航海長) 必要Lv 備考 ユルバン 両替商 アテネ 10 12/5/0 アネット ソムリエ チュニス 10 12/5/0 ベルンハルト 工芸師 リオデジャネイロ 10 12/5/0 ジョルジェ 地方海賊 ジャカルタ 10 12/5/0 ブースト上限は副官と装備トータルで+10。 ※ブーストしても効果が上がるだけで、獲得熟練は増加しない?(未検証) 効率の良い上げ方 酒を大量に積み込み、酒宴連打 艦隊人数が多いほうが、獲得熟練Up?(未検証) R3+1では忠誠Up効果認められず -- 名無しさん (2006-10-10 12 10 15) R6+4で通常一回で熟練度1入るところが、艦隊組むと2入りました。 -- 名無しさん (2006-10-11 10 02 22) 回復量増えてるかも -- 名無しさん (2006-11-24 22 50 22) あの統計取ったんだが酔いつぶれ抑制効果r9でまったくないんですが -- uio (2007-03-18 05 03 14) どう計測したのか詳しく書いてくれると助かる。 -- 名無しさん (2007-03-20 06 52 58) R6+4で16とか回復ありました -- 名無しさん (2007-03-31 22 59 49) 昨年8/30のラフロUPのときに「「酒宴」スキルの行動力回復量をUP」があって回復量は約倍になってます。船員の欲求不満解消はそれ以前の半分の確率に下がりましたが。 -- 名無しさん (2007-04-03 06 06 10) 酒場で船員を雇っても熟練は入るようです。出航所では不明ですが・・・ -- 名無しさん (2007-09-20 14 08 49) 僕はハンブルグ2PCで片方酒宴片方青銅ブーメランで管理上げと平行してあげた -- 名無しさん (2007-09-23 06 05 52) R8+6では艦隊組んでも一回につき熟練度1でした -- 名無しさん (2007-11-14 23 35 49) 轟音機雷対策に統率上げと併用するとGOOD -- 名無しさん (2007-12-28 06 02 23) 複数の酒類を積んでいた場合、単価の低いものから消費される。 -- 774 (2008-01-11 12 42 46) この際はっきり言おう酒場で酔いつぶれにくくなる効果はない -- 名無しさん (2008-01-12 05 35 04) 欲求不満解消効果ありました。R6で4回目で解消。 -- 名無し (2008-01-20 00 17 58) プレイヤーズバイブルはうそが多いので注意 -- 名無しさん (2008-01-23 13 26 10) 酒場でつぶれにくいは、酒場娘と飲む時がでは? -- 名無しさん (2008-03-05 02 20 10) 上げるなら、ボルドーでの洋上シェリー造りがお勧め。取引、管理、工芸上げもでき回復も出来る。 -- 名無しさん (2008-07-24 08 45 41) ↑×2 酒場娘で酔いつぶれにくいのは口説きかと。口説き持ってたときは娘でめったに酔わなかった。 -- 名無しさん (2008-08-09 17 08 06) 酒宴3ヶ月でR15になった; -- 名無しさん (2008-08-22 15 34 40) 主に2アカで統率あげるためのスキル -- 名無しさん (2009-02-13 17 15 20) とっても古い数値のまま検証されてたので関連箇所を改稿しておきました -- 名無しさん (2009-10-22 17 47 10) 酒場で酔いつぶれにくいのは、対PCへ一杯おごる(乾杯)かも知れない。酒宴無しキャラの方が早くつぶれる。やはりこれも体感程度。 -- 名無しさん (2009-12-03 11 03 48) 南蛮をやる際は、南蛮交易品の酒類が仕入れ単価0=最優先で使用されてしまうことに注意 -- 名無しさん (2010-05-13 20 01 42) 非優遇R6で酒1樽につき獲得熟練度が1に減りました。 -- 名無しさん (2010-08-30 10 06 16) ブースト品の頭装備を金色ひょっとこ面に変更しました -- 名無しさん (2010-11-07 21 12 41) R5で船員忠誠度UP確認できず。使用者及び艦隊メンバー。 -- 名無しさん (2010-12-30 11 57 14) 陸でも使えれば神だったけど・・どちらかと言えば統率上げ用? -- 名無しさん (2016-09-17 10 52 03) ディヴだと焼酎ラム酒の素材があるからベルベ織り時に酒宴で回復なんてこともやれそうかな? -- 名無しさん (2019-10-16 20 46 59) 名前 コメント
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简介 凯氏球(K-Ball),又称凯泽曼球(Kaisermann ball),反射球(Reflection ball),是一百余年前起源于莫茜兰的一种球类运动。在凯氏球之前,大陆上各种族由于身体机能差异过大,体育运动对于大陆种族来说一直是各自的游戏,始终没有一种能令多数种族接受的竞技运动方式。2002年, 莫茜兰法师协会成员弗兰茨•凯泽曼(Franz Kaisermann)突发奇想,想要设计出一种能让全大陆所有种族都参加的体育活动。他认为大陆各种族能力差异如此之巨大,但目前能够形成相对稳定的势力范围,一定有某种“平衡”的元素在其中,而这种平衡则正是竞技体育的公平竞争理念所追求的。他进一步想到,南方的精灵法术强大,但身体素质上处于劣势,而西方的兽族身强体壮却不谙魔法;而中部的人类兼有两者之长,同时严密的组织也让他们能够在大陆中部立于不败之地。一种同时运用体力、法术和智力的游戏在他脑海中逐渐成型。后来他又从儿童玩的玻璃球游戏中得到了灵感,设计出了凯氏球的雏形。 现代凯氏球比赛规定双方各上场9人,其中一人把守本方球门,另外八人可在场上自由活动。凯氏球比赛场地一般为矩形,长宽不做详细规定,但上空高度规定为18米。比赛用球为一直径12cm的特制金色圆球,该球体对一切魔法绝缘并具有反射作用。在比赛中,双方球员不得携带任何法器,同时必须在身体的任何部位都不得接触球体的前提下,使用魔法凭空击球,将球打进对方球门。凯氏球在每次遭受魔法击打后绝缘层厚度都会下降,当凯氏球魔法绝缘层消失时则比赛结束。在比赛结束时,判定进球多的一方获胜。 由于不同派系的魔法击中球后的反弹飞行线路均有不同,这使得凯式球的比赛极为华丽且具有观赏性。但同时,也给球员带来了极大的危险性。在这种运动发明的早期,场上球员使用魔法直接攻击对方球员,甚至导致对方伤残的行为屡见不鲜。后来随着规则的逐渐完善,这种运动也逐渐变得文明并被大陆多数地区所接受。 由于凯氏球的比赛对身体的力量、速度和法力均有着很高的要求,因此在不同种族间实现了微妙的平衡。例如南方的精灵法术高明,他们对球的操纵范围也相对较大,但西部的兽人可以用敏捷的移动来达到同样的效果。同时比赛中只规定不允许身体不允许同球体接触,而允许双方队员之间的合理冲撞,因此身体力量更强的球队在这方面也有着优势。正因为这种平衡,使得凯氏球比赛有着很高的竞技性,而且在不同风格的种族之间,逐渐形成了不同的打法。例如魔法能力强的球队主要采用控球和技巧性打法,而身体机能强的球队则利用力量和速度冲击对方的球门。而体力和法力均处于中等水平的人类,则更多地采用混合打法,同时强调阵型和战术上的配合。在多次国际比赛中,不同的种族间互有胜负,没有哪个种族能够占到绝对的优势。 凯氏球比赛男女均可参加。一般来说在同一种族中,男性在体力上拥有较大的优势,但女性在法术和精神上则拥有更为强大的能力。因此在控球型打法的球队中女性球员较多,而在反击型打法的球队中则更多地是男性球员。此外由于凯氏球不需要对身体进行严密的运动保护,因此大陆各个国家、俱乐部的队服也是五花八门,有些控球型打法的队伍甚至将礼服作为自己的队服。 大陆杯 大陆杯是整个大陆最为重要的凯氏球赛事,由各个国家派队参加。虽然名义上是国家之间的比赛,事实上任何在FCKA注册的机构均有参赛资格。因此在大陆杯历史上也有诸如精灵代表队,光之教会代表队等并非以国家名义出战的队伍。大陆历2054年,热爱凯氏球运动的裘尔商人耶里格•凯文(Jericho Kevin)举办了第一届“大陆杯凯泽曼球赛”,比赛的主场馆设在亚登托海湖心的中心岛竞技场。第一届大陆杯共邀请了来自4个国家的球队参加,全部是鳞片同盟和珍珠同盟的小国,因此没有引起多大反响,反而在比赛中由于规则不完善导致了大量丑闻的出现,使得第一届大陆杯成了大陆凯氏球界的一大笑柄。最后在决赛中来自珍珠同盟的阿泽夫队以5:4击败了鳞片同盟的比斯尼斯队,捧得了第一座、也是他们唯一的一座大陆杯。 人们都认为大陆杯已经销声匿迹,可所有人都忽略了耶里格的坚韧。这个来自东方国度的商人继续锲而不舍地积极筹办着第二届大陆杯。4年后的2058年,第二届大陆杯凯氏球赛再次在中心岛举办。这一次,他请来了魔法学院对比赛用球和场地进行重新设计,并通过各种手段,最终邀请到了8支颇具声望的队伍,包括自己的祖国裘尔、大陆中部的强国亚默,甚至连魔法学院也派出了一支队伍参赛,上届的冠军阿泽夫队也应邀参赛,只不过这次他们在第一轮就惨遭淘汰。最终亚默队在决赛中以2:1击败了裘尔队,捧回了第二座大陆杯。 这一届大陆杯在整个大陆造成了相当深远的影响,不少国家都跃跃欲试,期待着第三次大陆杯,唯独凯氏球的起源国莫茜兰对此不屑一顾。2062年,第三届大陆杯如期在湖心岛举办,弗约尔德共和国等大国均派队参加,比赛的参赛队伍也扩充到了16支。最终亚默队击败了弗约尔德队,卫冕大陆杯。 大陆杯热火朝天的赛事终于令莫茜兰也坐不住了。2066年的第四届大陆杯上,莫茜兰终于派出了自己的代表队,并意得志满地认为冠军已经是囊中之物。但出乎所有人意料之外的是,莫茜兰在第一轮比赛中就以0 6惨败给东南部小国耶克瑟斯。这届大陆杯亚默取得了三连冠,亚默的球队在当时被认为是不可战胜的。 随着凯氏球技术的发展,中心岛竞技场的场地大小已经不能满足比赛的需要,因此第五届凯氏球大陆杯定在之前取得三连冠的亚默首都帕斯举行。同时中心岛竞技场被拆除,重新兴建为大陆凯氏球联合会(FCKA)总部。就是在这届大陆杯之前,有人提议将凯泽曼球更名为凯氏球,以同时纪念创始人凯泽曼和大陆杯创始人凯文。西方兽人国度梦洛克首次派队参加大陆杯,而他们队伍中的羽族队员也使得协会被迫改变规则规定球场高度。在这届大陆杯上,由于不能适应新的场地大小,擅长打阵型配合的东道主亚默队最终在自己的主场1:3败给了弗约尔德队,在自己的家门前痛失冠军奖杯。 2074年,痛定思痛的莫茜兰在王都举办第六届大陆杯,他们同时打出了“凯氏球回家”的口号。在这届大陆杯上,事先没有任何征兆地,精灵突然提出派一只代表队出战,一直致力于种族平等并努力改善人类同精灵关系的FCKA主席耶里格欣然接受。精灵们最终取得了第三名的好成绩,而他们几乎全女性的阵容和华丽的队服也成为了大陆杯上一道靓丽的风景线。从此他们也成了大陆杯的常客。在这届大陆杯上,莫茜兰队在自己的主场奋力击败了比斯尼斯队,终于捧回了自己的第一座大陆杯。 2078年,第七届大陆杯在弗约尔德首都萨苏雷拉举行。在这届大陆杯上,由于报名队伍太多,不得不预先在各个区域举行预选赛,最终角逐出的16支队伍参加在弗约尔德举行的决赛阶段比赛。光之教会第一次派队出战。不过在这届大陆杯上,本土作战的弗约尔德早早被淘汰,最终在决赛中,梦洛克队击败了里卜提亚特队,为西部王国捧回了一座大陆杯。 2081年,大陆杯创始人耶里格去世。2082年,为了纪念耶里格,第八届大陆杯定于耶里格的故乡裘尔举行。同时规定在比赛前应由双方队长共同宣读“种族平等宣言”。光之教会因拒绝宣读宣言而退出大陆杯。最终打法华丽的精灵代表队击败了亚默队,捧得了本届大陆杯。 2086年,原定于里不提亚特城市亚勒提伊举办的第九届大陆杯因亚默与里卜提亚特内战而取消。2090年,第十届大陆杯在梦洛克举办。内战中的亚默和里卜提亚特均未派队参赛。大陆杯全勤的比斯尼斯队终于在决赛中击败了东道主梦洛克队,捧得了第一座大陆杯。 2094年,第十一届大陆杯重新在亚勒提伊举行。虽然亚默与里卜提亚特已经结束了内战,但在赛场上仍然视同水火。两队同时闯入了决赛,结果决赛赛场上因为互相攻击的暴力事件两队共被罚出场7人。最终东道主里卜提亚特队以4:3击败了亚默队,捧得了属于自己的第一座奖杯。 2098年,第十二届大陆杯在南方城市尼缪举行。作为东道主的耶克瑟斯队表现出色闯入了决赛,但他们最终败给了强大的弗约尔德队,后者第二次捧杯。 2102年,新世纪的第一届大陆杯重新回到了亚默。在这届大陆杯上,参赛队伍扩充至了32支。重整旗鼓的亚默队终于在决赛击败了精灵队,捧回了第四座大陆杯。 2106年的大陆杯在东方城市萨洛尼亚举行。耶里格的故乡裘尔队在决赛中击败了莫茜兰队,最终夺冠。大陆杯终于在耶里格去世后的25年后,回到了裘尔人的手中。 2110年的大陆杯即将在大陆杯历史上做出了巨大贡献的魔法学院举行。这一次,谁会是胜利者呢…… 其他 除了大陆杯这一国家赛事之外,大陆的许多城市都拥有自己的凯氏球俱乐部。这些俱乐部不但参加自己国家组织的联赛,也会参加被称为“大陆冠军杯”的大陆俱乐部联赛,大陆冠军杯每年举行一届,是凯氏球俱乐部中最为重要的赛事。比较著名的凯氏球俱乐部有帕斯联队(Paz United)、KC圣依芬妮队(Santa Ifinine K-Ball Club)、梦洛克巡游者队(Moonlock Rangers)、比斯尼斯竞技队(Sporting Business)等 尼缪联队(Nimue Utd) 尼缪市最大的凯氏球俱乐部,前身为墨林联队 (Merlin United),于2060年成立,2074年正式易名尼缪联队,并在次年即取得首个国内联赛冠军。 耶克瑟斯“圣教北征”冲突发生后,尼缪联队进入低潮,但自凯伊里·利昂(kylie Lion)于2081年接手后,即为球队在此后5年间取得三次联赛冠军。可惜2088年发生的中央湖空难,令大部分主力球员不幸罹难,但在幸存者克劳德·古德曼(Cloud Goodman)和利昂合力重建后,新生的尼缪联队取得2095-2096赛季联赛冠军,并于2098年首夺大陆冠军杯冠军。 2104年,尼缪联队创下了联赛、学院杯及大陆冠军杯的「三冠王」传奇,奠定其大陆一流凯氏球俱乐部的地位。由于与魔法学院相距不远,队中属学院人士较多,球队与魔法学院关系也相当良好,常与魔法学院各级球队进行友谊赛以及免费到学院进行表演赛。 队服:配备有耳兜帽、尾巴、毛毛鞋的白色小猫睡衣套装,尾巴是保持平衡的魔法辅助装置,猫耳里有古德曼专门为配合尚显生疏的新球队设计的魔法感应系统。第二套队服为黑色。
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前ページ次ページNameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/タイトル記録ミス 題 ウインガルト公国の没落・第一章 作者 -- Lunatic Invader -- ゴア 取得元 タイトル記録ミス,http //www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10603/1060398502 取得日 2005年09月27日 タグ Author ゴア mc ファンタジー 洗脳 牝犬 概要&あらすじ ウインガルト公国の第二公女アニスは、アベル大王の放つ「支配者のオーラ」の前に跪きます。その3/4 ページ 第一章-1-2-3-4/第二章-1-2-3-4-5/第三章-1-2-3-4-5-6-7-8-9 ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。 (7) 「アニス、跪け」 「はい、アベル大王様」 アベル大王様の命令で、あたしは姿勢を変え、その場に跪いた。 特に指示はされなかったが、スカートはまくり上げたまま跪き、足を開いた。 セノがあたしの正面に回って来て、数歩離れたところからあたしの性器を覗きこんだが、大王様もエル様も咎めずに無視した。 大王様はどこからともなく、大きな犬につけるような革の首輪と鎖、それから罪人が逃げられないようにするための革の拘束具を取り出して、地面に放り出した。 「アニス、それを着けろ」 「はい、アベル大王様」 「最初は首輪からよ」 エル様の指示通り、あたしはまず革の首輪を取り、自分の首にはめた。 犬のように首輪をはめ、鎖をつなぐと、本当に自分が獣になってしまったようで、全身がぞくぞくした。(牝犬みたい・・・あたしは、牝犬・・・) すぐにもその場で四つんばいになり、牝犬として振る舞いたくなったが、アベル大王様の命令に従わなくてはならない。あたしは、拘束具を取り上げた。 拘束具は手枷と足枷の二つで、それぞれ革のバンドを鎖で繋いだものだった。 まず足枷を自分ではめた。手枷は、エル様がはめてくれた。 それからエル様は短剣を取り出して、あたしのドレスを整えてくれた。 胸の部分の余分な布を切り取り、スカートを切り裂いて、正面を覆う部分を取り去ってくれたのだ。 これであたしは、立っただけで乳房も性器も丸出しの格好になった。 「ありがとうございます、エル様」 あたしがお礼を言うと、エル様は笑った。 「どういたしまして、アニス姫。 その格好、とても素敵よ。どう見ても完全な牝奴隷だわ。 絶対にこれからお姉様の戴冠式に出る公女様には見えないわよ」 エル様の嘲りで、あたしは戴冠式の事を思い出したが、それは既にどうでもよいことに成り果てていた。 いや、戴冠式は失敗するべきだった。 姉アリスは、やもめである宰相のプラール様の欲望にご奉仕していれば、それで良かったのだ。女の身で1国を治めようなどと、だいそれた事を考えていたあたし達は大馬鹿者だった。 このまま、第二公女であるあたしが出席しなければ、戴冠式は行えない。 ・・・いや、戴冠式は行うべきだ。 今日からこの国を支配されるアベル大王様のために。(そうよ。そうなれば、当然、あたしも・・・あたしも、この格好で・・・) あたしは、自分がこの格好で戴冠式に出るところを想像した。 「うふ・・・うふふっ」 知らず、笑い声が漏れていた。 興奮で身体が震えた。股間が熱くなった。 あたしは、欲情していた。 (8) 我慢できなくなって、あたしはその場に両手をついて四つんばいになってしまった。 口をあけて、舌を突き出した。 「あはっ・・うふふっ。くふっ・・・」 誰に、というのではなく、あたしは媚びを含んだ笑い声を上げながら、身体を前後に揺らした。手をいっぱいに伸ばして、伸びをする猫の様に、お尻を突き出した。 お尻が、もじもじと動いた。拘束具の鎖が音を立てた。。 エル様が笑いながら、あたしのスカートをまくり上げ、お尻を丸出しにした。 「あはっ」 あたしは、嬌声を上げて喜び、何度もお尻を突き出す動作を繰り返した。 あまりにもあさましいこの仕草に、回りで見ている殿方達がげらげらと笑った。 あたしは、その笑い声に答えるようにお尻を振った。 殿方の視姦に処女の花芯を濡らして応えていた。 あたしは、もう、完全に牝だった。 あたしはこれから、アベル大王様の手先となって、戴冠式をぶち壊す。 自分自身を含めて、今まで守ってきたもののすべてを自分から投げ出し、汚す。 姉妹を始め、信頼しあっていた人々を裏切り、陥れる。 そうしたことを考えるほど、あたしの興奮は増していった。 あたしは、もう、人間じゃない。 あたしは、牝奴隷。 牝奴隷は、それに相応しい振る舞いをしなくてはいけない。 発情したなら、はっきりとそれを示し、卑しい姿を晒して見せなければならない。 あたしは、もっともっと恥ずかしい姿を、見てもらわなくてはいけない。 あたしは、自分を辱める快感に酔っていた。 誰でもいい、この場で犯して欲しいと思った。 あたしは、訴える視線で、エル様を見上げた。 何と言って、おねだりしたらいいのか、教えて欲しかった。 だが、エル様は、微笑みながら首を振った。(ここでは、駄目) エル様の瞳がそう言っていた。 あたしは落胆したが、すぐに仕方の無いことだと思い直した。奴隷は自分の意志など持ってはならないのだ。 あたしは、顔を臥せた。四つんばいのまま、次の命令を待った。 回りでは、殿方達が興奮しながら、アベル大王様のお力を誉め称え、牝奴隷に堕ちたあたしを嘲っていた。 「アベル大王様にこの国を治めてもらえるなんて、俺達は最高にラッキーだぜ」 「見ろよこのざまを。あのおてんば公女が、すっかり牝犬になっちまったぜ」 「ああ、すげえな。ぐっしょり濡らしてよ」 「はねっ返りのアニス公女も所詮女だ。女ってのはそういうもんさ」 「違いない。あははっ」 立ったまま、あたしを指差して笑う殿方達を、アベル大王様は咎めなかった。 あたしの欲情に火照った身体に、嘲りが心地好い惨めさを与えてくれた。 エル様があたしの横にしゃがみ、手であごを持ち上げた。 「ふふっ・・・もうすっかり牝奴隷なのね、アニス公女?」 あたしが肯くと、エル様はにっこりと笑った。 「あなたが何を考えているのか、ちゃんと解っているのよ、アニス姫? あなたは、その恥ずかしい格好で、お姉様の戴冠式に出たいのね? そんなことをしたら、どうなるかは、解っているわね? 戴冠式はめちゃめちゃよ? お姉様はご即位できなくなるわよ? この国自体が、取り返しのつかない事になるかもしれないわよ? それでもあなたは、その格好で戴冠式に出たいの?」 「はいエル様」 あたしは答えた。 「この国は、アベル大王様のものです。 姉、アリスも、あたしと同じアベル大王様の牝奴隷にならなければなりません。 即位など大それた事は止めさせるべきです。 あたしはアベル大王様の牝奴隷として、姉の戴冠式を止めるためにどんなことでもします」 あたしは、つい先刻まで考えていた事とは正反対の考えを、はっきりと口に出した。 「そう。良い子ね、アニス姫。それでこそアベル大王様の牝奴隷よ。 ご褒美を上げるわ。いらっしゃい」 エル様はあたしの首輪の鎖を取ると、立ち上がって歩き出した。 (9) あたしは四つんばいのまま、エル様に引かれて牝犬のように這った。 お尻は丸出しのままだった。 殿方達が、また笑った。 エル様は、あたしを完全に犬として扱った。 アベル大王様と、殿方達の前を、何度も行ったり来たりした。 エル様の回りをぐるぐると何周も回った。 1周回るごとに、あたしは正面を向いて「ちんちん」をした。 足を開いてしゃがみ、股間と胸を殿方達の視線に晒した。手を肩の前で握り、首をかしげて微笑みを浮かべ、口を開いて舌を突き出した。 「あ・・は」 そうしながら、あたしは、心からの楽しさに笑っていた。 「くふふっ」 「ちんちん」をするたびに、股間が濡れていった。乳首が、痛いほど立っていた。 こんなに興奮したのは、生まれてはじめてだった。こんなに楽しいのも、生まれてはじめてだった。 結局、10回以上は「ちんちん」をした。最後は、息がはずんでいた。 「はい、良い子。立ちなさい。 これからが、ご褒美の本番よ。 足を開いて、手を頭の上に乗せてね」 「はい、エル様 あたしはエル様の命令にしたがった。 アベル大王様と、殿方達の正面に、女のすべてを丸出しにして立った。 冷徹な表情を崩さないアベル大王様以外の全員が、期待に満ちた視線を送っていた。 この、プライドのかけらも無い牝犬が、次にどんな恥を晒すのかを、楽しみに待っていた。 エル様はあたしの後ろに回ると、ぼろぼろになった礼服からこぼれ出る乳房を、両手でやさしく揉みしだいた。 「ああっ!」 予期しない、待ち焦がれた快感に、あたしは濡れた叫び声を上げた。 やわやわと乳房を揉まれ、あたしは身をくねらせて歓喜の声を上げた。 「あらあら、そんなによがっちゃって・・・よっぽど興奮してたのねえ。 気持ち良いならそう言いなさい。皆様に聞こえるように大きな声でね」 「はいっ・・・はい、とっても気持ち良いです。ああっ・・・ あんっ、ありがとうございます」 応えるあたしの声は快感に震えていた。 「そう・・・アニス姫は、どうして気持ちいいの?私に、どうしてもらって気持ちいいのか言いなさい」 「はっ・・・はい。アニスは、エル様に、胸を・・・あんっ、ああ・・・」 言いかけたあたしの乳房を、エル様はぐいと捻った。あたしはそのサインにしたがって言い直す。 「あ・・・おっ、おっぱいを揉んでいただいて、とってもいい気持ちです。 アニスのおっぱい、とってもいい気持ちです」 「まあ、おっぱいですって。アニス姫は、下品なお言葉を知ってらっしゃるのね」 「はい、アニスは下品な娘です。アニスは卑しい牝奴隷です。ああっ・・・ おっぱい、アニスのおっぱい、もっと揉んでください」 げらげらと笑う殿方達。あたしは、甘美な屈辱感で頭の中に血が昇り、意識に極彩色の霧がかかってくるのを感じていた。 エル様の片手が、胸を離れてゆっくりと腹をつたい下り、あたしの金色の若草を撫ぜた。 「あはぁっ・・・」 あたしは期待にあえぎ、身体をくねらす。 しかしエル様はいつまで立ってもそれより下には手を下ろさず、胸の愛撫も軽く乳首を撫ぜるだけにしてしまった。 あたしはエル様が求めていることに気付いた。 だがあたしはこのとき、女のその部分の俗称を知らなかった。 エル様は、あたしが自分から淫らにおねだりをしない限り、そこに触ってはくれないに違いない。あたしは、悲しくなった。涙ぐみそうにさえなった。 でも、あたしは牝奴隷。自分に素直でさえあればいい。すぐにそう思いかえした。 「申し訳ありません、エル様。アニスは、女のあそこを何と言うか知らないんです。 未熟な牝奴隷のアニスに、女の恥ずかしいところの呼び名を教えてください」 あたしが、身をくねらせながらそう言うと、エル様が何か言うよりも前に、セノが大きな声を上げた。 「おまんこだ!いや、まんこだぞ、アニス姫!」 その場にいる全員がげらげらと笑った。アベル大王様までが苦笑した。 「くくっ・・・良かったわね、アニス姫。ちゃんとお礼を言いなさい」 「はい、ありがとうございます、セノ様」 エル様の命令であたしがお礼を言うと、セノは本当にぴょんぴょんと飛び上がって喜んだ。 エル様はあたしの髪を撫ぜ、やさしく声をかけた。 「可愛いのね・・・アニス姫。牝奴隷のおつとめは、これから全部教えてあげるから心配しなくてもいいのよ。 今は、もう一ついいことを教えてあげるわ。女はね、身体の全部で殿方にご奉仕しなければいけないのよ。ここも」 言いながらエル様は手を後ろに回し、あたしのお尻の穴を指でつついた。 「ひぁっ!」 さかりのついたあたしの身体は、この異常な刺激まで快感として受け止めた。身体がびくんと震える。 「殿方を受け入れてご奉仕する穴なのよ。解った?」 エル様は、ぐい、とその指をあたしのお尻の中に入れてきた。 「くっ・・・はい、エル様。アニスは、これからお尻の穴でも、どこでも殿方にご奉仕します」 「そう、良い子。それじゃ、ご褒美よ。」 そして、エル様はあたしの耳に、あたしがこれからすることをささやいた。 惨めで、素敵なそのご褒美に、あたしは感謝した。 「はい。ありがとうございます。エル様」 そしてあたしは、アベル大王様と殿方達に向かって、自分を汚すことを宣言した。 前ページ次ページNameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/タイトル記録ミス Counter today - ,yesterday - ,summary - . 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横断歩道の停止線直前で停まる、漆黒の車体が眩しいトヨタ・センチュリーがあった。 衆目を引く車である。国産車が今一恰好が悪いと言うバイアスが強い日本においても、流石にこのグレードの高級車ともなれば話は別である。 歩道を歩く通行人や、片側の車道に停まる乗用車や原付、対向、反対車線を往く車の運転手の目線を集めているような錯覚を、この高級者に乗る現代の貴族は憶えている。 運転手は、小柄な体格をした、病的なまでに白い皮膚で、禿げた頭の男性だった。 白昼夢でも見ているかのように間抜けた表情をしているが、その実ちゃんと意識は覚醒状態にある。 が、如何にも危うさと言うものを隠せない。名をエルセンと言うこの男は、英財閥に所属する構成員の一人であり、その令嬢から直々に運転手を任せられた男であった。 上座には、礼儀正しい姿勢で座る、エルセンと余り背格好の変わらない少女がいた。 貞淑として、それでいて如何にも育ちの良さそうな顔付きをした女性で、都会の雑踏の中には相応しくない、百合の花のような娘であった。 しかし何故、この女性の表情には、うずうずとした期待感のような感情が渦巻いているのだろうか? 英純恋子は、何を楽しみにしているのだろうか? センチュリーの内部は、車の中と言うよりも、ある種の動くホテルの一室のような物であり、通常の乗用車の内部とは一線を画す。 空調の性能、シートの座り心地、カーテレフォンやカーテレビなど、食糧さえ持ち込んでしまえば、そのまま一日は過ごせてしまいそうな設備を搭載している。 とは言え、車の内装の素晴らしさは如何あれ、運転手と後部席の純恋子に会話がなければ、どうにも場の空気が悪くなりがちなのは、致し方ない。 故にエルセンは、適当なラジオにチャンネルを合わせ、それを流しているのだが、それがどうにも、エルセンの気付かない第三の乗車人物には耳障りでしょうがなかった。 「は~い、以上、モンスターさんからのリクエスト曲、プリマ☆ジカルでした~。やー、いい曲だったね~聞いてなかったけど。はいそれじゃ、とっととミュ~ジック二件目のお便り――」 実に軽そうな若い女性がMCを務めるラジオ番組だった。 とっととミュ~ジックなるこの番組は、このような如何にも軽くて、頭に何も詰まってなさそうな女性がこのようなテンションで進めて行くラジオ番組であるらしい。 これからよく、生きるか死ぬかの殺し合いをしに行くのに、このような、聞いているだけで頭が悪くなりそうな番組で集中が出来るものだと、 霊体化したレイン・ポゥは純恋子に感心した。ひょっとしたら、何にも考えていないだけなのかも知れないが。それはそれで、大物か。自分のマスターとしては堪らない位困るのだが。 停止したセンチュリーの窓から車外の光景を見つめるレイン・ポゥの気分は頗る憂鬱だった。 アサシンと言うクラスは原則、後手に敢えて回る事の多いクラスである。聖杯戦争の序盤と言うのは言うまでもなく、ほぼ全ての参加者が十全の状態である。 怪我も一切負っていない、魔力の量も万端。そのくせ、情報だけは揃っていない。このような局面では通常、アサシンのクラスは動く時ではない。 クラススキルである気配遮断で籠城や水面下行動を行い、盤面がある程度動くまで待ちつつ、情報を収集する。 皆が疲弊し、ある程度の情報が出尽くした所で動き、消耗した相手を影や闇からの一撃で直に葬り去る。これこそが、アサシンクラスの常道である。 アサシンであるレイン・ポゥが、ではどうして今、サーヴァントの暗殺にこんな序盤から向かいに行くのかと言うと、後部席の上座で上機嫌そうな、 英純恋子――馬鹿――の意向があるからに他ならない。勉強は出来る、金もある。だが、馬鹿なのだ。何故かは知らないが、だ。 二人は今、英財閥の情報室が集めた、 新宿 に住む聖杯戦争参加主従の内、把握している四組。 その内の一つである、『遠坂凛と黒礼服のバーサーカー』が住んでいると言う市ヶ谷の某邸宅に向かっていた。 正気の沙汰では、ないだろう。何せ真正面からの小細工抜きでの戦いであれば、三騎士を凌ぐと言われているバーサーカーを相手に、 暗殺を旨とするアサシンクラスが戦いを挑むのだ。愚作、としか言いようがない。しかし、これに関して言えば、レイン・ポゥはある打算を織り込んでいた。 そう、今回、遠坂凛の主従に襲撃を掛けに行くと決めたのは、マスターの純恋子の意向を汲んだと言う事も勿論あるのだが、この虹の魔法少女の計算も其処にはあるのだ。 先ず一つに、遠坂凛達は聖杯戦争のルーラー直々が指定した、成果報酬に令呪一画が与えられる正真正銘の賞金首である事が一つだ。 令呪一画が与えられると言うのは、財力にこそ優れるが、魔力量は聖杯戦争のマスターとしては落第点の純恋子には与えてやりたい代物だった。 令呪が一画増えると言う事は、レイン・ポゥの意思を無理やり捻じ曲げる鎖が一本増える事を意味するが、それでも、ないよりはあった方が良い。 ここぞの場面で令呪があるのとないのとでは、全く違う。令呪が欲しい、と言う事が一つ。 そしてもう一つ、これこそが一番重要なのであるが、遠坂凛の主従は聖杯戦争の参加者のみならず、一般のNPCからも、その扱いは賞金首のそれなのだ。 世界中を震撼させた、白昼堂々の大量殺人犯と、その共犯者。社会における遠坂凛達の扱いは、凡そこんな所である。 仮にそんな存在に純恋子達が襲われ、万一彼女らの方が下手を犯したとして、遠坂凛達と純恋子達。どちらの肩を、聖杯戦争の参加者及びNPCは持つだろうか。 言うまでもなく、後者の方である。相手は誰もが信じて疑わぬ、殺人鬼達。仮に襲われて敗走したとしても、相手の方がその魔の手を先に延ばして来た、 と多くの者は思うだろう。況してや遠坂凛が呼び出したサーヴァントは、一般人には御し難いバーサーカーである。 もしかしたらであるが、『一般人の遠坂凛』に制御が不可能になったバーサーカーに襲われた哀れな被害者と純恋子が認識され、聖杯戦争の参加者とは認識されないかも知れないのだ。仮に、一回失敗しても、セーフティの可能性が高い。だからこそレイン・ポゥは、敢えて遠坂凛の方を選んだ。 残りの三組では、そうも行かないのである。 セリューらの主従は頭が回りそうな為、事後処理に失敗するかもしれない。メフィスト病院とUVM社の社長の場所を襲撃など、論外である。 後者二つは対外的にも極めて名の知れた場所であり、遠坂凛達と比べて悪評もまるでないし、情報面への根回しも英財閥に勝るとも劣らぬとレイン・ポゥは見ていた。 『暗殺者は暗殺者とバレていないその時に真価を発揮する』。名と顔の割れた暗殺者は事実上その時点でデッドだ。 だから、後二つの方は省いた。――以上が、レイン・ポゥが、遠坂凛が奪った邸宅に襲撃を掛けようとしたその理由である。 ――とは言え、である。 「(ま、何時だって初陣はそれなりに緊張するもんね)」 聖杯戦争の正規の七クラス、その中でもキャスターと並んで最弱を争うクラスが、真正面からの小細工抜きでの戦闘ならばほぼ最強に近いバーサーカーと、 事を争うのである。緊張をしていないわけがない。レイン・ポゥの踏んで来た場数は、決して少なくない。寧ろ歴戦の魔法少女の一人と言っても良い。 相手が余程の格上でない限り、戦闘には自信がある方であるが、それはあくまでも対魔法少女の時の話、況してや相手が全く違う世界観の強者となれば、話は別だ。 これで緊張をしない方がどうかしているが、レイン・ポゥはその感覚を大事にしていた。そもそも彼女は暗殺に臨む時は何時だって、緊張をしていたものだ。 恐れからではない、暗殺任務の遂行上必要な心構えであったからだ。緊張感とは言い換えれば、警戒だ。 失敗した場合戦闘以上にリスクの大きい暗殺任務の遂行を行う際には、警戒や緊張感は重要な要素である。 実際これを抱いていない、馬鹿で無謀な鉄砲玉のような魔法少女程、カモな存在はいなかった。疑心や警戒心を忘れない存在こそが、一番やり難い。 経験でこれを解っているからこそ、自分も仕事の時はこれを忘れない。それはレイン・ポゥの演技力スキルに、如実に表れているだろう。 【マスター】 【何ですの?】 目線だけを、レイン・ポゥのいる隣の座席に向けて、純恋子は念話で返した。 身体の向きを動かすどころか、体幹にも動きがない。この車内には自分と運転手のエルセン以外にいると言う事を、彼に悟らせない見事な配慮であった。 【アンタ、緊張とかはしてないの?】 【余り、そう言うのはしない性格ですの。貴女の方はいかがかしら、アサシン? 貴女のような腕利きでも、武者震いはしますのかしら】 【ま、多少はね?】 この女はあいかわらず、そう言った緊張とは無縁の破綻者なようだと、改めて認識しながら、レイン・ポゥは窓から車外の光景を眺め始めた。 さっきからセンチュリーの進みが遅いのは、気のせいなどではなかった。センチュリー・ハイアットを出てから既に四十五分は経過している。 出る時に純恋子のスマートフォン経由で知った、新宿二丁目での大規模なサーヴァント同士の戦闘の影響であると見て、先ず間違いはなかった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 朝昼を塩水で凌ぎ、夕食を元の邸宅の主に仕えていた人物達が予め買い置きしていたであろう食糧の数々でやりくりして、遠坂凛は解った事がある。 カップヌードルは早く作れてしかも美味い、と言う事である。これがラインの上で大量生産され、日に数十万個と生み出され、世のスーパーに並ぶと言うのだから、 つくづく人類の進歩と言うのは驚くべき所がある。ここ百年近い歴史の中で、最も偉大な発明の一つと、これについて言及した人間がいたそうだが、 今ならそれも頷ける。これがなければ、遠坂凛は当の昔に、餓えて狂っていたかも知れないのだから。 ペリペリと、発泡スチロールの容器に成された蓋を剥がし、台所から借りて来た箸を右手に持ち構え、遠坂凛はそれを啜る。 遠坂家は冬木の御三家の中では、財政的に翳りを見せていた。それと言うのも、神学と魔術、武術の修行に明け暮れて財政学や会計学の初めの一文字すら知らない、 馬鹿な弟弟子にして現状における凛の後見人であるあの男のせいであった。尊敬する父が残した数々の利権を活かそうともしなかった結果が、あの冬木での生活だった。 往時のそれに比べれば冬木の遠坂の生活ぶりは、倹約に重きを置いたそれではあったが、それでも。此処の生活よりかは遥かにマシだった。 と言うよりも、廊下を出歩けば死体と遭遇する様な生活よりも酷い生活が、本当にあるのであれば今すぐにでも報告して欲しいものだと言うのが、今の遠坂凛の偽らざる本音である。 最悪のバーサーカー、黒贄礼太郎を呼び出してからの遠坂凛の生活は、頗ると言う言葉でもなお足りない、最悪の中の最悪であった。 朝昼夜のニュース番組で、自分達の事を報道していなかった事など一つとしてなく、胸中で私は無実だと何度主張したのか、最早解らない。 人を殺さずにはいられないあのバーサーカーについてのストレスもそうだが、何時聖杯戦争の参加者及び警察組織が此処にやってくるか解らない為に、 警戒と緊張の糸を極限まで張り詰めさせる事による心労も、彼女にとっては凄まじい負担となっていた。 ピークの時は空腹や尿意、睡眠と言った人間としての宿命である生理反応ですら忘れる程、心の重圧は強かったが、とうとう聖杯戦争の管理者から直々に、 討伐令を下された瞬間、ドッと疲れが舞い込んで来た。黒贄に屋敷の門番を――心底不安だが――頼んだ後、遠坂凛は、久方ぶりに泥のように眠った。 そうして現在に至って、彼女はカップヌードルを啜っていると言う訳だ。 これらの食糧は夜にしか食べないと心に決め、実際その通りの生活を送っていたのだが、事此処に来てそれまで抑えていた空腹感が一挙に襲い掛かって来て、 耐えられなくなったので、このように食事を摂っていると言う訳だ。 「……惨め」 本当に惨め過ぎて、泣けてくる。あのバーサーカーは恨んでも恨み切れない、最低かつ最悪のサーヴァントだった。 しかし現状、自分に対して有効的な人物は黒贄を除いて他にいないと言うのも、厳然たる事実だ。 今の凛の境遇を招いたのは、間違いなくバーサーカー・黒贄礼太郎である。しかしタチの悪い事に、黒贄はその事を欠片も悪いと思っていない。 あの男と凛とでは、世界観が全く違うのだ。あの男の生きた世界は、彼に聞くに、殺人と言う行為が全く咎められない場所であったと言う。 咎められないと言うよりは、黒贄と言う男を咎める手段がないの間違いなんじゃないかとも思ったが、兎に角、あの男は自分の行為を全く悪いと認識していない。 魚が水中を泳ぐ事を、悪い事だと言う人間はいない。鳥が空を飛ぶ事を、邪悪だと叫ぶ馬鹿はいない。あの男にとっては殺人と言う行為が、 魚が行う所の水の中を泳ぐ事、鳥が行う所の空をはばたく事と、殆ど同じなのである。だからこそ、最悪なのであるが。 あの時、宝石商が扱っていた契約者の鍵に触れていなければ、今頃は自分は、冬木の聖杯戦争に向けて様々な準備を行っていたのだろうと、夢想していた。 自分に相応しい最強のサーヴァントを呼び寄せて、志半ばで倒れた偉大なる父である、遠坂時臣の意思を継ぎ、聖杯を獲得する。 それこそが悲願であったと言うのに。現実に遠坂凛は異世界の新宿、いや、 新宿 に呼び寄せられ、考え得る限り最悪のバーサーカーと共に、 聖杯を目指さなくては行けなくなっている。これ以上の理不尽などあろうか。聖杯の獲得の為に、今まで一日たりともサボらず続けて来た聖杯戦争のシミュレート、 魔術回路を増やす修行、魔術に対する研鑽、万が一の時の為の八極拳。それらの努力が、神の気まぐれで一瞬で台無しになったような物である。 「あぁ、もう!!」 言って凛は、勢いよく麺を大量に啜り、一気にそれを咀嚼し、飲み下す。 乱暴な食べ方だと思うし、これではすぐにまた空腹が訪れる。脳が、食べたと言う気にならないだろう。 解っていても、やってしまった。この和室に焼酎の一升瓶でもあれば、直に其処に素っ飛んで行き、それをラッパ飲みしてしまいかねない程度には、 今の凛にはストレスが溜まりに溜まっていた。本当に、何で、自分だけ。 はぁ、と深い溜息を吐いて、凛は畳の上に仰向けに倒れ込んだ。 今凛の頭の中には、二人の遠坂凛がいる。ストレスに苦しみ続ける遠坂凛と、状況の割に冷静な遠坂凛の二人だ。 一つの頭に、二つの思考が並列して稼働しているのだ。その中の、冷静な方の遠坂凛が場違いに考えていた。 人の精神は擦り切れに擦り切れると、ある種諦観めいた悟りのようなものを啓くのだと。 ――……もう、無理なのかな―― 平時の遠坂凛からは、考えられない思考だった。 聖杯を獲得する、と言う、普通であれば誰もが一笑に付すような望みに向かって、全霊の努力を続けて来た女の心は、 今や赤子がおもちゃを押す程度の力で軽く圧し折れてしまいそうな程脆くなり切っていた。 自分の脇を固める狂人のバーサーカー、NPCからもルーラーからも指名手配されていると言う現実。 この現状で、かつ、慣れない『 新宿 』を舞台にした聖杯戦争を、勝ち抜ける訳がない。魔術に聡く、聖杯戦争の何たるかを知っている凛でも、これは無理だ。 ……そもそも『何故 新宿 で聖杯戦争を行う必要性』があったのか? ふと、そんな事を遠坂凛は考え始めた。情けない話だが、今の今まで彼女はこのような思案に行き着く余裕がなかった。 サーヴァントは周知の通り、現在進行形で災厄を振り撒く殺人鬼である事と、それが齎す緊張感と、他のサーヴァントが襲撃に来るのではと言う警戒から、 そう言った事を考えようにも考えられなかったのだ。あらゆるしがらみから一度離れ、諦めにも似た冷静さが頭を冷やしている今だからこそ、このような思考に至っている。 何を以ってして、聖杯戦争の参加者と言えるのか、と言えば、それは令呪である。 本来の聖杯戦争では、聖杯が見込んだ参加者に、予め令呪が与えられ、其処で初めて当該人物は、自身が聖杯戦争の参加者である事に気づくのだ。 通常その参加者と言うのは、聖杯が見込む程の腕の立つ魔術師であると相場が決まっているのだが、この聖杯の見立て言うのは実はかなりアバウトで、 魔力量や魔術の腕に乏しい三流魔術師、果ては魔術回路が死んでいるも同然の一般人にすら、令呪を与える事もあると言う。つまるところ、聖杯戦争参加者になるか否かは、聖杯の胸先三寸と言う事になる。 ――だが、聖杯戦争を行う『場所』に関しては、そうは行かない。 聖杯戦争を行う土壌と言うものは、決して適当に選ばれている訳ではない。 この大掛かりな儀式を行うに相応しい土地と言うのは、極めて潤沢な霊地のみに限られると言っても良い。 霊地とは即ちマナの通り道である霊脈が大量に存在する場所とほぼニアリーイコールであり、冬木市などまさに典型的な霊地の一つだった。 何故か、と言えば、潤沢なマナを吸い上げられる土地でない限り、聖杯戦争を行う上で最も重要となる、大聖杯が起動出来ないからである。 冬木の聖杯戦争は、その土地の霊脈を殺さないよう、何十年と言う年月をかけてゆっくりとマナを溜め、ある程度溜まった所で、聖杯戦争を開催させるのである。 聖杯戦争を行う上で、その地が霊地であるか否かと言うのは重要な要素であり、仮に新しく聖杯戦争を他の土地で行おうと言うのならば、先ず吟味すべき最も重要なファクターである。 一般人はそれと言う認識は薄いかも知れないが、東京は実は、霊地として見た場合、それなりの格がある土地柄である。 彼の江戸幕府の祖である徳川家康に仕え、百歳以上も生きたとされる老怪僧・南功坊天海。 彼は家康の江戸幕府を盤石のものとするべく、彼の統治していた江戸を、魔力やマナの満ちる霊地に改造した。 当時から世に稀なる祟り神として恐れられていた平将門を明神として祀り、幕府に仇名す可能性のある霊的存在を慰撫し、鎮めた後で。 彼は風水に基づき、江戸城を中心に北東に寛永寺、南西に増上寺を建て、江戸の表鬼門と裏鬼門に守護寺を置き、国家の鎮守を果たそうとした。 無論天海は、江戸のレイラインを見抜き、其処に敢えて寺を置いたのは言うまでもない。これを以て江戸幕府は二百数十年以上も存続し、今でも、天海が確約した霊地としての東京は、生きているのである。 但し、霊脈として機能としているのは『東京全土』であり、間違っても『 新宿 一区』だけではないのだ。 其処が、おかしい。 新宿 は然程霊地としては優れておらず、聖杯戦争の舞台の候補からは真っ先に外されかねない場所であるのだ。 そんな所で、如何して、聖杯戦争を行おうとしたのであろうか。 目が、冴えて来た。頭の回転が速くなる。 上体を引き起こさせ、姿勢をよくさせた後で、凛は再び思考の海に沈む――その前に。 和室を歩き回り、紙とペンを探してから、再び和卓の前に座り込み、己の考えを纏めようとする。 新宿 で聖杯戦争を行おうと、何故この世界の主催者は決めたのか。 世界中に点在する数多の霊地を蹴り、何故霊脈的にも優れないこの土地を、選んだのか? ――違う。紙に纏めた自分の考えを、ペンで乱暴に黒塗りにし、凛は思い直した。 そうだ、この世界の 新宿 は、凛が知る東京都二十三区の、副都心新宿区ではないのだ。『 魔震 』だ。 この街は、二十と余年以上前に、この区だけを襲った未曾有の大災害、 魔震 によって、他区を 亀裂 で隔絶された、本来の歴史とは違う道を歩まされた街なのだ。 となれば、彼女の知る新宿区の知識など、全く通用しない事になる。この街にはもしかしたら、自分の知らない、マナの溜まる場所が、何処かに在るのかも知れないのだから。 そもそも、だ。 前述の通り、聖杯戦争を開催するにあたり、霊地が優先的に選ばれる傾向にあると言うのは、大聖杯、或いは、それに類するシステムを稼働させる為に、 マナや魔力を霊脈から吸い上げる為であるからに他ならない。この言葉からも解る通り、聖杯戦争は霊地であると言う事も必須条件であるが、それだけでは駄目なのだ。 そもそも聖杯戦争自体が、一種の魔術的な儀式と言うべきものであり、儀式と言うものには何時だって、御膳立てと言うものが必要になる。 この儀式を行う上で、必要となる物こそがその大聖杯である。これがなければ、聖杯戦争の核とも言うべき、サーヴァントを呼び出す為に必要な、 英霊の座にアクセスすると言う行為がそもそも不可能になる。必然、此処 新宿 にも大聖杯、或いは、それに類似したシステムが、何処かにある筈なのだ。 それが、全く何なのかが見当もつかない。一歩も足を運んだことのない土地で行われる聖杯戦争であるが故に、それも仕方がない事ではあるが、 凛は 新宿 に来る前から聖杯戦争の関係者の一人だった。知らないで完結されるのは、どうにも悔しかった。 情報が、やはり足りない。 何を思い、この世界の主催者達は、聖杯戦争を開いたのだろうか。 そして、この 新宿 で聖杯戦争を運営出来る、基盤とは何か。それは、何処にあるのか? 謎は、尽きない。この際だが――この世界の聖杯戦争で、聖杯を勝ち取る事は最早捨てた方が良いかも知れない。 他の参加者とは違い、遠坂凛は、元の世界に戻っても聖杯戦争の機会が待っていると言う事が最大の相違点である。 此処で元の世界に戻っても、聖杯戦争が再び待っている。つまり彼女に限って言えば、『聖杯を手にするチャンスが二度用意されている』と言う事になる。 新宿 で行われる聖杯戦争が聖杯戦争なら、凛の性質上何が何でも勝ちに行くのが通常であるが、今回ばかりは流石に状況が悪すぎる。 故にこれ以降は、聖杯を勝ち取る為、と言うよりは、 新宿 での聖杯戦争の謎を解き明し、元の世界に帰還出来る方法を模索した方が良いのかもしれない。 だがその為には、名実共にお尋ね者、賞金首となった身で、外を出歩かねばならないと言うリスクがつきまとう。 如何したものか、と悩み始めた、その時であった。背後に気配を感じたのは。 自分のサーヴァントであっても、いや、あのサーヴァントだからこそ、背後を取られたくなかった。 引き当てたサーヴァントに一番警戒している現状を馬鹿みたいに思いつつも、バッと振り返って――顔から血の気が失せて行き、青褪めた様な顔に凛は変わって行った。 「おっと見つけた賞金首」 そう口にするのは、如何にも可愛らしい桜色を基調とした服装を身に纏う、円形の虹環を背負う少女であった。 背負った虹の環を小さくしたようなリングが少女の頭上に浮いている。まるで天使の光輪(エンジェル・ハイロゥ)のようであった。 しかしその姿を見ても、凛は少女の事を天使だとは思わなかった。本やアニメによく出て来る、魔術の世界等欠片も知らない一般人が、 そのイメージだけで創造した様な、年端もいかない少女が変身する愛くるしい魔女――例えて言うなら、『魔法少女』、と言うイメージを、凛は抱いた。 そして目の前の魔法少女は、浚ったドブのような、腐敗した匂いがした。 「悪いけどさ、アンタ相当恨み買ってるっぽいし、このまま生きててもしょうがないみたいだから此処で死んでくれないかな」 同じ女性の、しかも自他共に高い評価を貰う程整った容姿を持つ遠坂凛から見ても、可憐で可愛らしいと言わざるを得ない、 虹の少女のその顔に、笑みが浮かんだ。ハイエナが嗤えばきっと、こんな顔になるのだろうかと言う程に、狡賢く悪辣な笑み。 彼女が魔法少女ではなく、サーヴァントであると言う事は、最早明白な事柄であった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 夢もなければ希望もない、楽しい事だってありゃしない、自身に言わせればクソッタレな世界に生きて来たレイン・ポゥには解る。 能力にもよりけりだが、百数十名以上の人物を表の世界で殺すと言う事の意味を。 先ず、その表の世界の住民に事が露見する。現代の世界では至る所に公権力の仕掛けた隠しカメラが置いてある上に、その公権力の追跡力も凄まじい。 これだけで済むのであれば、魔法少女の力で逃げ果せる事が出来るのだが、今度は所謂魔法の国の追跡が待っている。これを振り切る事は不可能に近く、 それこそ裏仕事や汚れ仕事の腕利きが、地の果てまで追跡して来る事になる。こうなればもう殆ど詰みに近い。死を待つのみとなる。 百名を超す人物を殺すと言う事は、それはそれは大それた事であり、自身の破滅を早めるリスクが極めて高い行動なのだ。まるで、殺された人物の怨念や、殺してしまった因果応報が百人分、自身の運命にのしかかってくるようであった。 暗殺は確かに人を殺す事が任務であるが、殺すべきなのは言うまでもなく標的と、その標的の身辺を警護する存在。 そして、自身の魔法の正体を知った者にのみ限られると言っても良い。殺し過ぎて事が露見するのは下の下。 この辺りの調整能力が、レイン・ポゥのような嘗て魔法の国の暗部を跋扈していた魔法少女には求められた。 恐らく、あのバーサーカーにはそう言った調整能力や、物事に対する帰結を予測出来る力がなかったのだろうと、レイン・ポゥは解釈していた。 百歩譲って、バーサーカーが引き起こした大量殺人を、仕方がない、既に起きてしまった事だと割り切る事としよう。 ――だからと言って、あれは信じられない。 ――如何にも退屈そうな表情で、黒礼服のバーサーカー、黒贄礼太郎は、遠坂凛が拠点としているあの邸宅の周りをウロウロと、実体化した状態で巡回しているのだ。 「自分が百何十人も殺してるって自覚ゼロじゃん、アイツ……」 仮に数百人も殺し、事実ルーラーからも指名手配を受けている身ならば、水面下で活動し、その姿を隠し通すのが常である。 全く、その事について勘案していない。それどころか霊体化すらせずに、実体化して邸宅の周りを見回っている始末。 これはもう馬鹿を通り越して、気狂いの領域だった。常識で物を考える、と言う事が、サーヴァントの方もマスターの方も、出来ていないのだろうか。 「マスターの遠坂凛が、近辺を監視させているのではないのかしら?」 「それがまぁ一番あり得る線なんだろうけど、それにしたって、あのバーサーカーに頼むかぁ?」 「……確かにそうかも知れませんわね」 往来の真っただ中で、百人超の人間を殺すようなバーサーカーに、拠点の周りを警備させる。 常識的に考えればありえない話だが、遠坂凛の主従は実際そうでもしない限り危険な程追い詰められている。 放っておいても脱落するのは最早秒読み段階な事が、遠目から見ても理解出来る程だった。 英純恋子とレイン・ポゥは、あるマンションの屋上から、黒礼服のバーサーカー、黒贄礼太郎の事を監視していた。 エルセンの運転していたトヨタ・センチュリーは、遠坂凛が拠点としている邸宅から離れた所の駐車場に待機させ、 二名は非常階段経由で、見晴らしの良い屋上までのぼり、黒贄の動向を逐次監視していた。 五感や身体能力が通常人類の埒外の所にある魔法少女であるレイン・ポゥは、肉眼でもこの程度の距離からなら黒贄礼太郎の姿は勿論、 表情すらも視認出来るが、マスターの純恋子はそうは行かない。双眼鏡を利用し、彼女は黒贄の姿を監視していた。 エルセンが齎した調査資料を確認した所、遠坂凛の主従は『香砂会』と呼ばれる、日本でも有数規模の暴力団組織の邸宅を現在の本拠地にしていると言う。 この暴力団はかなり手荒な真似を平気で犯す事で、そのスジやカタギの人間からも有名で、調査部によると近年では、ロシア人のアフガン帰還兵で構成された、 ロシアン・マフィアとも繋がりを持とうとしていると言う噂もある。そう言った過激派の組の邸宅であるからだろう。 その邸宅の周りだけ、蚊帳でも下ろしたかのように人がいないのは。皆が仕事に行き、学校で勉強をしている真昼の時間と言う事を差っ引いても、いくらなんでも人気が少ない。 「で、よ。マスター」 「何でしょう」 「あのバーサーカーのステータス、如何?」 聞いておきたい事柄であった。一応直接戦闘も出来るとは言え、自身より優れた身体能力の魔法少女など掃いて捨てる程存在した。 況してや今は、音に聞こえた英霊や猛将の類が平然と召喚される事もある聖杯戦争である。自分より優れたステータスの持ち主など、当然いる物とみている。 暗殺をしくじった時の為の、純恋子からこの情報だけは聞いておきたい所だった。何せ、相手のサーヴァントのステータスをその目で確認出来るのは、――心底不服だが――マスターだけなのであるから。 「貴女なら勝てる強さですわ」 「具体的に言えや」 こめかみに健康的な血管を浮かべながら、ドスの効いた声でレイン・ポゥが返事をした。 如何してこのマスターは、やる事なす事がアバウトの極みなのだろうか。自分について全幅の信頼を抱いていると言うのであれば、それはそれで良いのだが、 流石にこれは抱き過ぎである。何せこの少女は本当に、三騎士やバーサーカーと真正面から戦っても、自分が勝つと思っているのだ。信頼と言うよりは、もう狂信の域に近かった。 「信頼していますのに……」、と言う小言の後に、純恋子は具体的な黒贄のステータスを口頭で告げた。 結論から言えば、真正面から戦う相手ではないと言う事だ。当たり前だ、近接戦闘で特にモノを言う三つのステータスが、レイン・ポゥが何人居ても敵わない位に高いのだ。 まかり間違っても勝てる道理など何一つとしてない。やはり、此処は暗殺で決着をつけるのがベストだろう。 ……だがそれにしても、耐久のEXが非常に気になる。想像を絶する程高いと言う事か、それとも、その耐久の高さにはカラクリがあると言う事か。 スキルは見えないのかと純恋子に打診した所、見えないと言う返事が寄越された。本当だろうなと脅した所、やはり返事は先程と同じ。 見えない、と言うのならば仕方がない。此処は先手必勝で、レイン・ポゥの有する最大かつ最強の勝ち筋を見舞ってやるしかない。 「マスター、一つ聞くよ」 「はい」 粛々とした表情と声音で、純恋子が言った。 「アンタの価値観から言ったら、あの主従は、自分が出張って戦う程でもないんでしょ?」 レイン・ポゥは、純恋子がハイアット・ホテルで口にしていた言葉をシッカリと記憶していた。 彼女は、自分に見合った誇り高い強者と戦う事を矜持にしており、無軌道で無思慮な、遠坂凛達の主従は歯牙にもかけない、と言う如何にも貴族的な性格だ。 だからこそ純恋子は当初、黒贄達と事を構える気概などなかったのだ。……実を言うと、レイン・ポゥが敢えて黒贄達を選んだ理由はこれもあり、 初めから興味の薄い主従であるのならば、百%レイン・ポゥと言うサーヴァントの計算に基づいて純恋子は行動させると、踏んでいたのだ。 「そうです」 「なら、戦い方についても、私の好きにやらせて貰っても構わないっしょ?」 「えぇ」 短く、純恋子は即答した。自分の目論見は、正しかった。 「じゃ御言葉に甘えて」 そうレイン・ポゥが告げたその瞬間。 何も無い虚空から偏平状の何かが現出、凄い速度で此方に背を向けた状態の黒贄目掛けて向かって行った。 その偏平状の長方形には、クッキリとした赤、橙、黄色、緑、水、青、紫色の七色が、筆でなぞった様に浮かび上がっていた。 聡い者がみれば、それが虹の七色である事に気づくだろう。これこそが、レイン・ポゥが有するただ一つの魔法にして、アサシンたる彼女の宝具。 実体を持った虹の橋を作る宝具だ。それは虹の橋(アーチ)と言うよりは道(ストリート)とも言うべき物で、見事なまでに一直線に、黒贄の下に向かって行き―― ――――彼の心臓部を、抉るように貫いた。 それだけでは飽き足らず、二本目の虹が腹部を斬り裂き。 三本目の虹が、鳩尾の辺りを打ち抜いた。魔法少女の顔には、上手くいった、と言うような笑みが刻まれている。 「……何時みても、小狡い戦い方ですのね」 数秒程の時間をおいてから、純恋子は溜息交じりにそう言った。 「は? アンタが足手纏いにならないように配慮して戦っただけだよ。寧ろ光栄に思って欲しいね」 何処か軽口を叩く様に――しかし、マスターである英純恋子に対する嫌悪を匂わせて。 アサシン、レイン・ポゥはそう言った。これ以上の言い合いをするのは得策ではないと、純恋子も思ったのだろう。 かぶりを二度ほど振ってから、双眼鏡で、虹の道に貫かれた黒贄の方を確認する。見る事の邪魔になると思った虹の魔法少女は、自らが生み出した七色の凶器を消してやる。 よく黒贄の姿は見えた。うつ伏せに倒れながら、胸から流した血でアスファルトを染め上げていた。耐久EXなど、飾りも同然。ピクリとも動いていない。 ああ、とレイン・ポゥが思い出す。あの倒れ方、誰かに似ていると思ったら。魔王等と言う大層な名前を冠していながら、自分の正体にすら気付けなかった、あの愚かな女そっくりではないか。 「生きてるわけないよ」 レイン・ポゥが補足する。 「手ごたえあり過ぎてこえー位。もう即死だよ即死」 「の、ようですわね。ピクリとも動きませんわ」 「そ言う事。んじゃま相手のマスターの方に行きますか。サーヴァントの死体は時間を置いたら消滅するみたいだし? ルーラーから令呪を貰えるっていうんなら、その遠坂凛って奴の首を刎ねてそいつの所に持って行けば、流石にルーラーの方も、『殺したって証拠がないから令呪はやれない』何てナメた事言えないでしょ」 令呪を貰うと言う事が一番ベストな結果であるが、手ぶらでルーラーの下に赴いても、シラを切られる可能性が高い。 だからこそ、殺したと言う証立てを用意する必要があった。中世の武人達が、斬り落とした首や耳をその証拠としたように。 レイン・ポゥ達は、遠坂凛の首をそのままルーラー達に見せる事で、一切の逃げ道を断とうとしていた。 「その辺りの手筈は、貴女に任せますわ、アサシン。早く、邸宅に向かいません事?」 「あいあいさー」 と言ってやる気のなさそうな声で、虹の魔法少女は霊体化を行い、純恋子は元来た道を戻り、遠坂凛がいるであろう邸宅の方に向かって行った。 虹の刃で切り裂かれた黒贄が、倒れる間際、「ありゃりゃ」、と口にしていた事など、二人は知る由もない。 【黒贄礼太郎@殺人鬼探偵 死亡】 . ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「ば、バーサーカーは!?」 声が裏返るのを抑えつつ、凛が叫んだ。 反射的に立ち上がる。カップヌードルの容器に入っていたスープの飲み残しが、踵が和卓の裏面に当たった衝撃で零れた。 「私の従者であるアサシンが葬り去りましたわ」 第三者の声が、アサシンの魔法少女、レイン・ポゥの背後の廊下から聞こえて来た。凛の視界には、その姿は見えない。 如何にも育ちが良く、並々ならぬ教育を受けて来た声であると、直感で凛は悟った。一応凛も、世間上はそう言った少女に分類され、自身もそんな自覚があるからだ。 やがて、魔法少女のサーヴァントのマスターと思しき女性が、姿を現した。亜麻色の髪の乙女、と言う言葉がこれ以上なく相応しい女性で、 流した後ろ髪の優美さと、顔立ちそのものの優艶さの、如何にもな女性らしさよ。通っている学校が学校ならば、マドンナや高嶺の花のような扱いで、 蝶よ花よと生徒や教師を問わず愛でられそうな事が容易に想像出来た。レイン・ポゥの前では兎も角、英純恋子と言う少女は、対外的には、 英コンツェルンの令嬢に相応しい教育と帝王学を叩き込まれて来た、一端の女王である事を再認させられる瞬間であった。 ――バーサーカーが。黒贄礼太郎が、死んだ!! 一瞬ではあるが凛は、凄まじく喜んだ。あの最低最悪のバーサーカーが殺されたと言う事は、今自分を苛む要素の一つが消え失せた事を意味するのだから。 だがすぐ後で、全く喜べない事を理解する。黒贄が死んだと言う事は、もう誰もこの 新宿 に遠坂凛の味方がいないと言う事を意味するのだから。 あんな男でも、一応は自分をマスターだと認識していたのだ。たまに勢い余って自分を殺そうとする事もあるが、それでも、味方なのだ。 「呆気のない物でした。そして同時に、貴女を哀れにも思いましたわ、遠坂凛さん。不意を打たれて殺されるようなサーヴァントを引き当てた程度で、 舞い上がり、白昼の往来の只中で大量の人間を殺してしまうなんて」 「舞い上がってんのはお前の方だろ」と突っ込みたいレイン・ポゥであったが、此処は黙っておいた。 だが、そもそもお前は前線に出てくんなオーラを放出する事は、やめない。凛の方はと言うと、純恋子のこの言葉を受けて、激昂した。 「私は、誰も殺してもないし、舞い上がってもない!!」 誰もが抱く誤解を真正面からきっぱりと言い放たれて、遠坂凛は久方ぶりに、自身のサーヴァントである黒贄以外に激昂の言葉をぶつけた。 冬木における聖杯戦争の参加者として遠坂凛は、魔術師としての非情さを時と次第によっては発揮するつもりであった。 敵は状況次第では殺すし、見られては行けないものを見られたら、サーヴァントを駆使して口封じだって行うつもりでもあった。 白昼の往来で、人目に付く程の大虐殺など、遠坂凛の望む所では断じてあり得なかった。神秘の秘匿を至上とする魔術師だから、と言うのも確かにある。 しかし実際には、遠坂凛と言う少女の本質は何処にでもいる少女のそれであり、感性自体は一般人のそれと大差がないと言う所に起因すると言っても良い。 殺したく何て、なかった。間が、悪すぎたのだ。狂った歯車のせいで、運行がおかしくなったのだ。全てはあの時、鍵に触れた瞬間から。 バーサーカー、黒贄礼太郎が彼女の元に導かれたその瞬間から。 「アンタがどんなに弁解した所でさ、恨みを買われてるし、首に掛けられた賞金首の札付きも消えないんだわ。此処で死んだ方が楽になると思うけど?」 と言うのはレイン・ポゥだ。これ以上の会話は、もうする気はない。 虹の刃で相手の首を断ち斬り、そのままこんな状況を終わらせよう。彼女は確かに、そう思っていた。 英純恋子のみならず。 魔法少女達が跋扈する世界で生きて来たレイン・ポゥですら、予測出来なかった事が、一つある。 いや恐らくは、彼女らだけでなく。他の聖杯戦争の参加者ですら、こんな事は予測は不可能であろうか。 遠坂凛を、バーサーカーの制御に失敗した一般人だと、恐らく多くの者は思っているに相違ない。しかし、その思い込みは半分しか合っていない。 遠坂凛は、確かにバーサーカーの制御には失敗した。しかし―― 「――!?」 慌ててレイン・ポゥが、純恋子の真正面の辺りに虹を伸ばし、七色のバリケードを作り上げる。 其処に、赤黒い色をした弾丸めいた物が幾つもぶつかり、水あめで塗り固めた砂糖菓子の様に脆く砕け散った。 この間、ゼロカンマ五秒。純恋子は、この間に如何なる攻防が行われていたのか、全く認識出来なかった。 レイン・ポゥはプロである。ヤクザの邸宅を拠点に設定した以上、マスターである遠坂凛は、其処の構成員が所持していた匕首や、 縦しんば拳銃の類を護身用に用意している。純恋子は到底解らなかったであろうが、このアサシンはそう予測して行動をしていたのだ。 そして実際、弾丸は放たれた。――腕利きのアサシンのレイン・ポゥですら、予測が出来なかった事。それは、遠坂凛の放った弾丸が、『魔術に由来するもの』であった事だろう。 遠坂凛は、バーサーカーの制御には失敗した。 しかし、彼女は一般人では断じてないのだ。そう、彼女は魔術師。将来の訪れが恐ろしくもある一方で、楽しみとすら人に思わせる程の、 天才的な才覚を持つ魔術師。それこそが、遠坂凛が有する本当の顔。一般人としてのペルソナで覆い隠した、真実の側面。 マスターに向けて撃ち放ったガンドが防御されたと認識した瞬間、凛は和室の体裁を成させた居間から、脱兎の如く逃走。 レイン・ポゥ達が陣取る側の廊下方面とは別方向にかけだし、閉じられた襖を蹴破り、其処から逃げ果せる。 敵に背を向け、何とも情けない姿ではあるが、サーヴァントを相手に戦うと言う愚を犯すよりは遥かにマシ、と言うものだった。 「チッ、ミスった!! アイツ一般人じゃなくて魔法使えるのかよ!! 」 盛大に舌打ちを響かせてレイン・ポゥが言った。 まさかこれまで無力な一般人だと思っていたマスターが、その実、魔術師だったなど、誰も予想出来る筈がない。 魔法少女である自分とは比べるべくもないが、人間が努力して得られる実力と言う範疇で見れば、あの魔術師はしかも相当な腕利き。 不意打ちのガンドを防げたのは、半ば運の要素もある。魔法少女としての優れた反射神経、そしてレイン・ポゥと言う個体が培ってきた経験がなければ、 間違いなく純恋子は凛の放った赤黒の弾丸に貫かれ即死していただろう。 今までの余裕ぶった言葉は、相手が一般人だと言うバイアスから出て来た言葉だった。相手がそっちの側の人物と解った以上、最早容赦はしない。 早急に、遠坂凛は殺されねばならなかった。と、認識した瞬間だった。魔法少女の感覚が告げる。壁を数枚程隔てた数m先で、魔力が収束して行くのを。 幅四十cm程の虹を横向きに幾つも展開させ、自分と純恋子を覆うバリケードを生み出す。 遠坂凛が放ったガンドが壁を打ち抜き、百を超えると言う圧倒的な物量でレイン・ポゥ達に殺到する。 狙いは完璧に適当で、やたらめったら撃ちまくっているらしく、見当違いの方向に向かうガンドが幾つも存在した。完璧に、当たれば良いの精神だが、今その判断は正解だ。 チィンッ、と言う音と同時に、ガンドが虹の障壁に衝突し、砕け散った。ガンドは人体に当たれば致命傷であろうが、 生憎、レイン・ポゥが生み出した虹を突き破るには威力が絶対的に足りない。こうなれば、虹を展開させていない背後でも取られない限り、凛のガンドがマスターを害する事はない。 「完璧に目測を誤ったようですわね」 事此処に至って、純恋子は冷静だった。 買い物をして、牛肉と間違えて豚肉を買ってしまった、とでも言うような口調であった。声音からは緊張感が感じられない。 「全くだよ、情けないったらありゃしない!!」 「不測の事態が起きたのならば、如何するべきだと思います?」 「あん?」 怪訝そうな光を宿した瞳で、純恋子の方をレイン・ポゥは見た。 「堂々と構えて、この程度の事態なんて何の支障もない、と言う顔でいるのですよ。混乱をしていては、相手の思う壺。ピンチの時ほどふてぶてしい笑みを浮かべるのは、帝王学の基本ですわ」 一瞬ではあるが、レイン・ポゥは、純恋子のこの堂々とした威風に呑まれそうになった。 帝王学何て欠片も学んだ事がない所か、寧ろ生涯を掛けて学んで来た事柄は、それとは正反対の、小狡く生きる方法であったレイン・ポゥには、 生涯をかけても、純恋子のような威風堂々とした空気など醸し出す事は出来まい。考えてみれば、彼女は大物だった。 今の発言もそうであるが、気が滅入るどころか、常人ならば内臓ごと吐き出しかねない程グロテスクな死体がそこかしこに散らばる、香砂会の邸宅の内部に入っても、 純恋子はその態度を崩してすらいなかった。この程度で臆するようでは、女王は務まらない。念話で彼女はそう伝えていた。 ひょっとしたら、彼女は想定を超える程の大物であり、場合によりては、自分のかけている部分を満たす、正真正銘のパートナーに成り得るかも――其処まで思った、その時だった。純恋子が口を開いたのは。 「そして――」 言った。 「『従者のミスを、嫌な顔一つせずに修正してやるのも、女王の務め。貴女の失策の帳尻を、私が直々に直してさしあげましょう』」 レイン・ポゥが「は?」と言うよりも速く、純恋子は、凄まじい速度で畳を蹴り、走り出す。 凄まじい加速度を得た純恋子が、見事な白色をした和室の塗り壁を右拳で殴打し、粉砕。人一人は余裕で通れる程の大穴を作った後、そこを通って別所に移動する。 虹の魔法少女が、全てを理解したのは、自身のマスターがその穴を通って遠坂凛を追跡に掛かったのだと言う考えに至ったその時だった。 石鹸の様に白くてすべすべとした彼女の顔が、全身の血液が昇って来たのではないかと余人に知らせしめる程に赤くなっていったのも、殆ど同時だった。 「あんの馬鹿女ァ!!」 生前の時代でも叫んだ事のないようなドスの効いた叫びをレイン・ポゥが上げる。 描いていた遠坂凛を殺す計画が、パーになった。弾丸を放った位置から、壁を貫いて相手を切り裂く虹の刃で相手を殺そうと言う計画が、おじゃんになってしまった。 純恋子がいては、彼女も巻き込む可能性が強かったからだ。苛々を募らせながら、レイン・ポゥも畳を蹴って移動する。 蹴られた畳が真っ二つに圧し折れたのは、彼女の怒りを如実に示すいい証拠であった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ さしあたっての急務は、この邸宅から逃げ果せる事だった。 逃げ果せる、つまりは、指名手配犯に等しい身分で日の当たる所に逃げると言う事であるのだが、これは凄まじいリスクを伴った行動と言える。 しかし、この屋敷にいては先ず間違いなく、遠坂凛は殺される。座して死を待つくらいならば、一波乱の中を泳いだ方が余程マシだった。 こう言った時、一秒と言う判断ミスが死に直結する。熟考する天才より、このような状況では行動する馬鹿の方が、存外生き残れるのだ。 己の才能と行動力、そして、自分の残ったなけなしの運を全て信じ、遠坂凛は香砂会邸宅から逃げようとしていた。 ――そうはさせじと、凛の真正面数m先の、左脇の木製の壁が、凄まじい音響を立てて砕かれた。 唐突に起こった現象に、凛は急ブレーキをかけ、停止。空いた穴から、先程虹の魔法少女のマスターと思しき、亜麻色の髪の女性がその姿を現した。 如何なる力を用いてか、彼女は壁を破壊し、此処まで追跡して来たらしい。腕の立つ魔術師である、と言う可能性を先ず視野に入れ、凛は構えた。 「ごきげんよう、遠坂凛さん」 ある晴れた昼下がりに、よく歩く散歩道で知り合いと偶然出会ったかのような口ぶりの、純恋子だった。 だがそれがなまじ、恐怖と不安をかきたてる。正真正銘の殺し合いの場において、純恋子の口ぶりは、場違いを極るそれであった。 「私のみならず、私の従者の裏をかくとは、成程、ただの少女、ではなかったようですね」 その言葉の意味を凛はよく理解していなかった。 そもそも凛にとって聖杯戦争とは、『魔術師が参戦するもの』であり、魔力回路がそもそも存在しない一般人など、参加出来る可能性はゼロに近いと言う認識なのだ。 まさか、純恋子の言っている裏と言うのが、自身が魔術師であると言う事を指している事など、凛は夢にも思わない。 此処に認識の齟齬が生じていた。凛は聖杯戦争に魔術師が参戦するのは当たり前の事柄だと思っているが、純恋子はそうだと思っていない。 そして純恋子は――遠坂凛は、あのバーサーカーに大量殺人を命令したのは間違いなく彼女自身であり、『バーサーカーの制御に失敗した一般人と見せかけて、襲撃に来た人物を叩く抜け目のない女性』と、認識していたのだ。 「前言を撤回いたします。貴女は中々に強かな女性のようです。そして――女王の座を賭けて戦うに相応しい人物でも、あるようです」 「じょ、え、なに?」 全く相槌を入れずとも、女王の勝手な思い込みによる会話は進んでいく。 「ならば、私の真の力を――」 よく見たら隙だらけだったので、凛は人差し指からガンドを放った。 目を見開かせる事以外の一切の反応を許させず、赤黒いガンドは純恋子の右腕を肩の付け根付近から貫き、遥か向かいの壁に建て付けられたガラスを砕いて、 彼方に消えて行った。心臓や頭を狙えなかったのは、凛の本質が人間的にお人よしな所がある、と言うのも確かにある。 それ以上に、自分のサーヴァントが原因だった。自分は何があっても、あの男のような無軌道に人を殺す外道になりたくない。そんな思いが、心の中にあったのだ。 あったから、殺せなかった。令呪が刻まれているであろう位置を特定し、それを奪い去り無力化させようと言う、甘い以外の何物でもない判断。 ――そしてそれが、本当に甘かったと知ったのは、口の端を吊り上げた、実に好戦的で血色が香る笑みを純恋子が浮かべたのを見た時であった。 痛がっていない!! いやそれ以上に、腕から血が流れていない!! 代わりに弾痕から走っているのは、血色の花ではない。白と青、橙色が織りなす、電気の花、スパークなのだ!! 「貴女の判断は間違っていないですわ、遠坂さん。ですが、半分は間違い。私を殺すつもりならば、頭か、心臓を狙わなければ!!」 言って純恋子は地面を蹴り、凛と彼女の彼我の距離数mを、格闘技の達人めいた速度で一瞬でゼロにする。 左腕で、前動作も何もない見事なフックを、凛の顎目掛けて放つ。普通であれば純恋子の拳が顎を捕らえ、脳震盪を起こすどころか、顎そのものを砕いていたであろう。 あの弟弟子から八極拳を学んでいて、今日程救われた日はないだろう。ボクシングにおけるダッキングの要領でこれを回避。けんけんの要領で、軽く後ろに跳躍。 純恋子の放った一撃から、彼女が格闘技の心得を習得している事を理解した凛は、迅速に行動を始めた。 距離調整で離した彼我の距離から、凛は思い切り踏込み、純恋子の胸部を右拳で撃ち抜いた。グッ、と言う苦悶が純恋子の口から漏れるが、お構いなしだ。 空いた左手で凛は彼女の左手首を掴み思いっきり引く。体勢の崩れた純恋子の、やはりまた胸部に、肘鉄を放つ。 身体を魔力で強化した一撃は、純恋子の身体を二m程も吹っ飛ばすが、どうにも、手ごたえが妙だ。 『重い』のだ。筋肉量と体格から想定される、英純恋子の全体重。それが、凛の想定よりも重い。まるで、身体の何処かに金属を仕込んでいるような――。 其処まで考えて気付いた。今も純恋子の右腕から走る火花。 もしや彼女は身体の幾つかを機械に―― 「良い腕ですわ、実に暗殺者らしい!!」 痛みなど感じないのかと言わんばかりに、即座に床を蹴って純恋子が凛の下に駆け寄って行く。 左腕を思いっきり引き、凛の顔面にストレートを放とうとするが、余りにも動作が大振りなので、カウンター気味の一撃を放とうと待機する、が。 拳を突きだしたその途中で、純恋子の左腕の一撃が停止。フェイント、と気付いた時にはもう遅い。鋭い膝蹴りが、凛の下腹部に突き刺さり、十m程も吹っ飛んで行く。 吹っ飛んだ先の廊下の壁をクッションに、思いっきり背後から激突した凛は、肺の中に溜められていた酸素の全てを一瞬で吐き出して軽い酸欠状態になり、 余りにも鋭い衝撃と痛みで、視界が混濁とし始めた。 凛の予想通り、英純恋子はその四肢を機械の物に挿げ替えさせた、ある種のサイボーグとも言っても良い人間で、生身の部分は胴体にしかないと言っても良い。 頭か心臓を狙わなければ殺せないと純恋子が言ったのは此処に起因するのだが、果たして其処をガンドで撃ち抜いたとて、純恋子が死ぬかどうか。 九十九階建ての建物から落下して、生存し、女王への執念を未だ捨て切れていないし諦めてもいない女性こそが、英純恋子だと、誰が認識出来ると言うのか。 雄叫びを上げて、凛がガンドを純恋子の方へと殺到させる。 しかしその本質が、殆ど直線的な移動でしかない赤黒の弾丸は、スピードこそ速いが見切るのは容易い。今の様に、フェイントを交えていないのならば猶更。 純恋子は勢いよく左脇の壁に肩から体当たりをし、破壊。別の部屋への道を無理やり通じさせ、其処に移動する事でガンドをやり過ごす。 痛みに苦しむ身体に喝を入れ、無理やり立ち上がった凛は、玄関口の方へと走って移動する。其処までの距離はもう、十m程だ。 逃げながら、純恋子が移動したその部屋目掛けて、機関銃の如き威力のガンドを掃射させた、刹那。 ガンドの軌道上に七色のバリケードが何枚も張られ、それにぶち当たった、殺意と言う名前の加速度を十分に得切ったガンドが粉々に霧散して行く。 虹の障壁が消え失せたその先に、あの、虹の環を背負ったあの魔法少女がいた。顔面の全ての組織が凍結したような無表情で、凛を見据えた後に、彼女は口を開いた。 「ゲームオーバー」 情け容赦なく、無色の殺意を内包した虹を伸ばそうとした、その時だった。 凄まじい勢いを立てて、玄関のガラス戸のガラス部が砕け散り、ガラス内部の基礎枠が全体的にその形を保ったまま、高速で天井に突き刺さった。 嗚呼、来てしまった。 実を言うと凛は、本当は死んでいないのではないかと思っていた。それを百%信じ切れていなかったのはひとえに、ある筈がないと思っていたからだ。 本当の不死など、再現される筈もないし、英霊の身で到達出来る境地にないと、頭から決め込んでいたのだ。 自分のサーヴァントが傷らしい傷を負った局面など見た事がなかったから、凛は俄かには信じられずにいた。不死など、ある筈がないと。 ゆっくりと、己が引き当てた、最低最悪、しかし、確かに最強のバーサーカーの方を見て、疑いが確証に変わった。 「いやぁ、珍しい凶器を使われるのですねぇ」 胴体から大量の血を流し、空いた黒礼服の隙間から、ぞろりと大腸を暖簾のように下げながら。 破壊された玄関のその先で、黒贄礼太郎はいつものように、何がおかしいのか解らないような薄い微笑みを浮かべていた。 【黒贄礼太郎@殺人鬼探偵 復活】 時系列順 Back 仮面忍法帖 Next 殺人最高永久不滅 投下順 Back 満たされるヒュギエイア Next 殺人最高永久不滅 ←Back Character name Next→ 17 死なず学ばず、死んで学ぶ者は誰? 英純恋子 25 殺人最高永久不滅 アサシン(レイン・ポゥ) 06 笑顔の絶えない探偵です 遠坂凛 25 殺人最高永久不滅 10 ウドンゲイン完全無欠 バーサーカー(黒贄礼太郎)
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次に進む ミドル2「コンベンション開催前日B(昼過ぎ~夕暮れ)」 全員自動登場 GM:んでは先ほどのシーンと同じノリで、各自メインプロセスを実行してください。 シルバーシャドウ:んじゃあ、「ネフィリム社の重要機密を辿ってたら、ディキシーに行き着いた」 シルバーシャドウ:‥‥って理由で、ディキシーを調べるぜ! シルバーシャドウ:やったね! ネフィリム本社に殴りこみだーいw マリー:んじゃ、会長室の扉を開いたところで! 中に居たあたしが出迎えようw 《忠実なる部下》! マリー(秘書):「おやおや。随分と乱暴なお客様ね。アポイントメントは?」 シルバーシャドウ:「Hurmmm.... ジェイコブ・ペテルセンに用事がある」 じろりとマリーを見て。 GM:普通なら乱入した瞬間に人が塩の柱になる会長室ですが、カオスフレアとあれば例外です GM/ジェイコブ:「やぁ、待っていたよ」 と動じないで待ち構えているジェイコブ。 マリー:というわけで。ディキシーの名前を聞いた彼が何を突き止めたのか。こちらも聞かせてもらおう。+4どぞ!w シルバーシャドウ:2d6+10+4(ダイスを振る)出目「3・1」で達成値18‥‥ シルバーシャドウ:どうにもダイス目がふるわんな。これが常人の限界か。 マリー:[VIPER後方指揮通信車]相当の仮面を適用。振り直しなさい。この効果はシーン1回限定よ。 シルバーシャドウ:2d6+10+4 助かる!(ダイスを振る) シルバーシャドウが気合いをこめて振ったダイスの出目は「1・1」。 マリー:そして、ファンブル&アクシデンツ発生~~~ッ!w シルバーシャドウ:ぶはは?!w GM:うひゃっほい! マリー:えーと。「出目0扱いで-20」だよね。つまり達成値0か。 マリー:「達成値は最低0」というルールがあるので、フレアを叩きこめば成功できるが‥‥w ダグラス:それは防ぎたいな。 ダグラス:「“廊下は走らず騒がず”学校で習わなかったかな」 《教師》1回目でその出目の片方を「6」に変更。 マリー:おお、それならファンブル回避だね。出目「6・1」で達成値21! シルバーシャドウ:ありがとう! シルバーシャドウ:じゃあ、絵札のフレアで達成値31だ。 GM:なるほど それなら無事回避ですね、ちっ グラディ:しまった、ダグラスが格好良すぎて、こちらは良い登場ができそうにない‥‥w グラディ:えーと、ダグラスの隣に一般人姿で居まーす。 グラディ:こう、ノートパソコン抱えて何も知らない人のふり。 シルバーシャドウ:「‥‥シューティングスターか。引退したと聞いたがな。元気なものだ」 ダグラス:「最近噂の“シルバーシャドウ”とは。君も相当元気だと聞いているよ」 シルバーシャドウ:「まわりが好きに呼んでいるだけだ。興味も無い」 > シルバーシャドウ GM/ジェイコブ:「ふむ。因果の巡り合わせとは恐ろしいものだ。まさかこのような面子が揃うとはね」 GM/ジェイコブ:「ディキシーの資料ならそちらに用意してあるよ、自由に使いたまえ」 と既に来客用のテーブルの上に書類が マリー(秘書):「随分と落ち着きがない様子ね」 眼鏡美人を気取ってるザマス!w シルバーシャドウ:「それに、因果だのなんだのと神気取りのやつも気に入らん」 グラディ:「‥‥‥‥それは悲しいね。いや彼らしくはあるのかな‥‥」<興味ない シルバーシャドウ:「必要なのは情報だ。ジェイコブ・ペテルセン。この街は貴様の庭だろう」 マリー:さぁ、判定結果を!w シルバーシャドウ:というわけで、達成値は31だw GM:うい、まずは結果出しましょうか -情報項目「ディキシー=シモンズ」 情報項目「ディキシー=シモンズ」 シルバーシャドウ事件の中核に居た人物。 ヒーロー排斥に向けて傾いたメディア報道や情報工作により、殺人者でありながらも世間的には被害者として扱われている。 一応、短い期間だけ刑務所に入れられたが直ぐに出所し、その後は親のコネでネフィリム社に入社した。 今回のネフィリム・コーポレーション・コンベンションの開催責任者代理。 陰気で七光りをかざして怒鳴り散らして出世欲だけは人一倍という、とても分かり易いダメ人間。 仕事は出来るほうらしいが、人格的な部分で社内の評判は最悪という。 熱心な反ヒーロー活動家として知られており「ヒーロー絶対不要論」「正義の真実は拳と暴力」という著書まである。 本人の部署とは関係ないはずなのに、最近何故かNSSの研究ビルに出入りする姿が見られているという。 GM:以上です これで全情報開示 マリー(秘書):「‥‥なんでさ」 思わず眼鏡がズレる。この男が今回のキーパーソン? まさかぁ?w シルバーシャドウ:こっちもディキシーについては興味ゼロですね きっとTVとかじゃ散々叩かれてるでしょうがw ダグラス:全部開ければ繋がりが見えるのかなあ グラディ:「なるほど、いや‥‥しかし、だとすれば彼の警告も‥‥」 シルバーシャドウ:「NSSの研究ビルだ。お前の管轄だろう、ジェイコブ・ペテルセン」 GM/ジェイコブ:「私は既に因果の外にいる身だ。干渉できるのはキミ達のようなイリーガルだけさ」 シルバーシャドウ:「見張り気取りか。 ‥‥Hurmmm....」 じゃあ、帰り際にマリーの方を見やって。 マリー:そいじゃ、このまま情報収集を進めましょう。 マリー:「新型歩行戦車について」を調べるわ。 シルバーシャドウ:「『家出人』の捜索依頼が出ている。児童相談所からの報告もある。出てない娘もいるようだが」 シルバーシャドウ:「あいつの姉妹か何かはしらん。 だが家に帰れ。 学校に行け。 ジェイコブに媚を売る暇があるのなら」 シルバーシャドウ:と言って、去っていく 一応情報は聞いた後でw マリー(秘書):「待って。‥‥もしかすると」 タタタと端末を操作して。 マリー(秘書):[礼服]で+2、マイナーで[特殊通信機]を使用して+2 マリー:2d6+10+4(ダイスを振る)出目「5・3」で22‥‥ マリー(秘書):フレアで+10して、達成値32! GM/ジェイコブ:「ふふ‥‥」 シルバーシャドウの様子を見て微笑むジェイコブ GM/ジェイコブ:「見た目もやっていることも彼そっくりだとは思っていたが、子供想いな所まで見ていると本当に彼を移し見ているようだ」 GM:情報開示しますー -情報項目「新型歩行戦車について」 情報項目「新型歩行戦車について」 NSSの次世代標準装備として開発が進められている最新鋭機。形式番号は「NWT-00 ロウキャスト」 正確には新型の機体のみならず、それを多数同時に遠隔操作する新システムを含めた総称。 科学装置や魔法、フレアなどによるあらゆる無線通信手段でも妨害されず、確実に歩行戦車を遠隔地から正確に操れるという。 将来的には完全無人駆動の実現を目標とし、既に専用AIの開発にも着手している。 このシステムの根幹にはクリスタルスカイが利用されている。 NSSはクリスタルから“境界の域”を通じる事で歩行戦車の人工筋肉との間で情報をやり取りできる技術を発見した。 これを基にして“境界の域”の膨大な情報リソースを更に活用できないかと様々な実験がされている。 最終的な目標は、量子シフトを用いた無限大量生産と完全自動制御を併せ、無限に生み出せる兵力を手に入れることである。 マリー:これで全部? GM:(歩行戦車についてはコレで全部) GM:そして各種情報を統合した上で得られる新たな情報が。 -総括 総括 クリスタルスカイの運用が可能になったのは、ディキシー・シモンズの助言によるものである。 彼は技術部などには所属しておらず、何故そのような知識を有していたかは一切分からない。 非公式だがディキシーはNSSの重要顧問として影で動いている。 マリー(秘書):「‥‥ディキシーが最近、頻繁にアクセスしていた機密データよ。彼の迂闊さに感謝ね♪」 シルバーシャドウ:「Hurmmmm......助かった。 これで私も次に動ける」 シルバーシャドウ:と、みんなに礼を述べておこう、うんw マリー(秘書):「こら、待ちなさい! シルバーシャドウ!」と去りゆく彼に呼びかけて、無視されておきますw グラディ:「随分と出世したものだね、ディキシー・シモンズも‥‥」 ダグラス:その辺のカラクリはこの後(眠る)あたりで絡んでくるのかもな。 ダグラス:「ジョージ、クリスタルスカイの資料を出してくれないか」できれば全部開けておきたいw グラディ:「だとすると、クリスタルスカイとは‥‥」というわけで一応クリスタルスカイの調査を グラディ:おお、被ったw ダグラス:じゃあ調査お願いしますw > グラディ マリー:ああ、ではクリスタルスカイについての情報をシルバーシャドウに届けに行く、という動機で次に合流するとしよう♪w マリー:ではグラディ、+4で情報収集判定どぞー GM:おk グラディ:2d6+11 「現状の情報から推論してみよう、まず――」(ダイスを振る)出目「5・6」で達成値26‥‥ マリー:相変わらず出目が神。でも前回は28で届かなかったから‥‥ グラディ:なのでS10切って達成値36でお願いします。 GM:おk それで最後の項目も解放だね。 -情報項目「クリスタルスカイ」 情報項目「クリスタルスカイ」 達成値30 クリスタルスカイの正体はテオトル星人の遺産で“境界の域”にアクセスすることの出来る端末だ。 ネフィリム社の技術部は“境界の域”を経由させ、最新鋭の歩行戦車運用システムを開発している。 同じく“境界の域”に接続できるサクセシュアが使用すれば更に高い機能が得られると考えられている。 GM:先ほどから頻出する“境界の域”についてはフローライトプリズンp030をどうぞ ダグラス:読めるぞ‥‥古文書の通りだ GM:うーむ きっとテオトル語とかで書かれてるぞその古文書w シルバーシャドウ:うむー シルバーシャドウ:ストライダーは読めそうだけどねえ、この古文書w グラディ:「理論上はかなりのことができるはずだね、でも問題はそれを達成できる人材だ‥‥」 マリー(秘書):「なるほどね‥‥」 これ、あのシルバーシャドウは掴んでないわよね。下手をすれば返り討ちかも? マリー(秘書):「ったく、世話のやける」 苦笑しつつ。ジェイコブや他の2人にウィンクして、退室するよ。 ダグラス:「彼は孤高の男だ‥‥ それは長所でもあり短所でもある。よろしく頼むよ」 > マリー マリー(秘書):会長室の外に出て。「家に帰れ、か‥‥」 マリー:帰れる場所がある娘に言ってよね。つぶやきつつ、仮面をつける。 ダグラス:「その”人材”に目を付けたダスクフレアがいる、というわけだ」 GM:とりあえずシーン内にジェイコブ居るから、推察しきれない事とか聞いたらジェイコブ的に分かり辛く断片的に教えてくれると思うよ グラディ:「ロジックが完全ならより恐ろしいハッキングも自在だ」 グラエィ:「――レオファルダンでも例外じゃないと思うかい?」と聞いておこう、念の為w<歩行戦車遠隔操作とクリスカ マリー:さて。それじゃ、ダグラスはどうするの? マリー:情報項目は全て開いたっぽいけど。何か買い物でもしておく? ダグラス:メジャー残ってるのはうちかな。何か欲しいものある?>ALL マリー:そうね。‥‥「代返」!w ダグラス:買えるんだww マリー:「あたし達が登場できないシーン」の出来事を察知したいわ!w マリー:無論、直後のシーンにそこに殴りこんで「話は聞かせてもらった! だが‥‥!」するためよw マリー:もっとも、GMさんが「PCが登場できないマスターシーン」を描かないなら意味ないんだけど!w > 代返 ダグラス:8か。ファンブル以外だね。 ダグラス:2d6+10 「代返」の購入(ダイスを振る)出目「4・4」で達成値18、成功。 GM:じゃぁ代返が手に入っ‥‥た? ダグラス:マリーが増えたのかもしれないw ダグラス:これでこのシーンのメジャーは使い切ったかな ダグラス:マリーが持っててくださいな>代返 グラディ:あれ、アイアンオックスくんじゃないのかw<代返 ダグラス:欲しいの私じゃないもんw マリー:それじゃありがたく受け取っておくわ♪ GM:んじゃ、これでシーン終了で。 シーンEND GM:パスと手札処理したら本日は終了しましょうか。 シルバーシャドウ:パスかー パスー‥‥ シルバーシャドウ:シューティングスターやストライダーとも絡みたいんだが、 シルバーシャドウ:どうも上手く関わりにいけなかったな。申し訳ない! シルバーシャドウ:今後に備えてパス保留で。 GM:孤高キャラだからなぁ ダグラス:現在パス6つか。新規は保留しよう。 ダグラス:[シルバーシャドウからの失望]をもちっとマシにしたいな‥‥ まだ先があるか。 GM:むしろ、シルバーシャドウに他二人から絡んでいった方が良いんじゃない? GM:んでシルバーシャドウもそれを突っぱねたりしなけりゃw グラディ:こっちから絡むべきなんだけどタイミング逃し、次こそは。 ダグラス:ですなー。頑張ろう。 マリー:7つ目の新規パス[ダスクフレアへの怒り]を新規取得。 マリー:既存パス[シルバーシャドウへの疑問]を[シルバーシャドウへの世話が焼けるわ!]に変更w GM:具体的だwww グラディ:何このお互い保護者スタンス GM:調整終わったら本日は自由解散。 GM:次回は8/27(土)21:00~です。 GM:残りの自由行動をどう過ごすか ミドル3「夜間」は寝るかどうか。軽く考えておいて下さいな。 グラディ:はーい、大体情報は出揃ったしパス作りかな‥‥ 次に進む
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登録日:2018/03/09 Fri 14 59 00 更新日:2024/06/27 Thu 18 31 46NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 2010年代戦隊 2018年 VSシリーズ VS戦隊シリーズ ※日曜朝9時30分です。 アルセーヌ・ルパン ギャラクシー賞 コメント欄ログ化項目 コードネーム呼び戦隊→ルパレン シリアスな笑い シリアス回多め スーパー戦隊シリーズ テレビ朝日 ルパパト ルパパト正義は2つある ルパンコレクション 三つ巴 傑作 千葉県 名作 埼玉県 大和屋暁 宇都宮孝明 安元洋貴 快盗戦隊ルパンレンジャー 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 快盗鬼 怪盗 意外と多いギャグ回 感動のラスト 戦隊 本名呼び戦隊→パトレン 杉原輝昭 東映 涙腺崩壊 特撮 秀逸な伏線回収 第42作 群像劇 義賊 荒川稔久 警察 警察戦隊パトレンジャー 警察鬼 豪華声優陣 金子香緒里 香村純子 香村純子の本気 高木洋 大快盗アルセーヌ・ルパンが残した不思議な宝物「ルパンコレクション」が、ギャングラーに奪われた! 失った大切な人を取り戻すために戦う快盗! 世界の平和を守るために戦う警察! 君はどっちを応援する!? 画像出典:快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ©2018テレビ朝日・東映AG・東映 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、ニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放映されている特撮ドラマである。 放送期間は2018年2月11日から2019年2月10まで全51話が放送された。話数カウントは「#〇」。 歴史あるスーパー戦隊シリーズ第42作目を務める。 公式の略称は「ルパパト」。新聞のラテ欄などでは「快盗戦隊VS警察戦隊」として掲載される事が多い。 キャッチコピーは「正義のアウトロー、絶対のヒーロー」。 ◆概要◇ ◆あらすじ◇ ◆登場人物◇▼快盗戦隊ルパンレンジャー陣営 ▽警察戦隊パトレンジャー陣営 ●中立陣営 ■異世界犯罪者集団ギャングラー ◆ルパンレンジャー&パトレンジャーの装備◇ ◆ルパンコレクション◇ ◆楽曲◇ ◆劇場映画◇ ◆超バトルDVD◇ ◆プレミアムドラマ◇ ◆概要◇ 前作『キュウレンジャー』でも試みられた『シリーズの変革』の一環として、専らVシネマや冬の劇場版で扱われていた『VSシリーズ』を題材に据えたインパクトあるタイトルが特徴。 タイトルの通り2つの戦隊が同時に登場するが、明確な敵同士であるという衝撃的な設定となっている。 最初から異なる思想を持ち合わせた2つの戦隊が対立し、時に共通の敵勢力と共闘するという「義賊の戦隊vs正義の戦隊vs極悪非道な敵組織」の3つ巴構図がメイン。 ヒーロー側の正義のぶつかり合いというテーマ故か、ストーリー序盤の段階でシリアス寄りの作風となっている。 …が、戦隊恒例の女装(性転換)回である#11から、メインはシリアスで通しながら度々腹筋崩壊レベルのギャグ回が投入されるように。 『忍風戦隊ハリケンジャー』の電光石火ゴウライジャーや、『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンウイングスのように別チームが登場する作品は他にもあるのだが、番組開始時からかつ同人数なのは初。 ちなみにソーシャルゲーム『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』でも明確に別の戦隊扱いされている点で、ゴウライジャーやゴーオンウイングスとは異なる。 3年後の『ゼンカイジャー』の映画『赤い戦い!オール戦隊大集会!!』や『スーパーヒーロー戦記』でもルパンレッドとパトレン1号が二人ずつ召喚され、センタイギアでも42バンが二つあるなど徹底している。 従来ならば製作されていたであろう『キュウレンジャー』と『ジュウオウジャー』が共演するVSシリーズは、キャストのスケジュールの都合や(*1)本作との混同を避けるために製作されなかった。 その代わり、本作と『キュウレンジャー』による総勢19人参戦のVSシリーズがVシネクスト枠で2019年6月に上映されている。 チーフプロデューサーは宇都宮孝明、メインライターは香村純子の『ジュウオウジャー』コンビが担当。 音楽は『シンケンジャー』以来の高木洋。 プロデューサーによるとルパンレンジャーは「敵から宝物を取り返す義賊」というイメージで設定され、悪事などの悪の要素はギャングラーに振り分けたという。 その他これまで慣例だったOP時のタイトルコールやED、トッキュウジャーから続いていたDボタンゲームコーナーが廃止されるなど歴代戦隊との差別化も図られている。 映像面でも巨大戦では従来よりCGが増加し、ミニチュアセットも一新するなど、これまでとは異なる画面作りが図られている。ロボアニメさながらにダイナミックに動くロボットアクションも見どころ。 また、パイロット監督を務めた杉原輝昭の趣味を反映して現代的なロボットアニメの要素も取り入れられている。 脇を固めるメイン声優がこれまた豪華なことも話題を呼んだ。 玩具売上は伸び悩み21世紀のシリーズ作品では最低となったものの、香村脚本の丁寧なストーリー運びや朝加圭一郎を始めとしたキャストの熱演などが高く評価され、 日本の放送文化に貢献した作品に送られる「ギャラクシー賞」をスーパー戦隊シリーズで初めて受賞した。 「47戦隊47都道府県」では、ルパンレンジャーは千葉県、パトレンジャーは埼玉県を担当。 千葉は夢を叶える事で繋がった仲間→夢の国がある事、埼玉は朝霞市がある事やモチーフと思われるキャラクターが元埼玉県警所属なのが理由だろうか。 両県の対立構造が由来ではないかという声も多い。 ◆あらすじ◇ 100年前に活躍した希代の大快盗、アルセーヌ・ルパンが密かに収集していた摩訶不思議な力を持つ秘宝・ルパンコレクションが、異世界からやってきた犯罪者集団・ギャングラーにより強奪された。 コレクションを管理するルパンの末裔に仕える執事・コグレは、ギャングラーにより大切な人を奪われた三人の若者をスカウトし、義賊集団・快盗戦隊ルパンレンジャーに任命。 ルパンコレクションを奪還することを依頼された三人は、ギャングラーを相手に「快盗」としての戦いを始める。 一方、国際警察(GSPO)もルパンレンジャーとギャングラーをマークし、二組織のメンバーを逮捕するべく捜査網を広げていたが、凶悪なギャングラーに対抗する装備を持たないがため戦果を挙げられず市民からの評判は悪化するばかり。 だがある日、ルパンコレクションの一つを取り戻すために出撃したルパンレンジャーの前に駆けつけた若き三人の警官は、ルパンレンジャーが変身に使うルパンコレクションの一つ、VSチェンジャーと全く同じものを所持し、それを用いて警察戦隊パトレンジャーに変身した。 互角の力を持った2つの戦隊は、ギャングラーという共通の敵を持ちながらも、互いの信念の違いから相容れることなく、それぞれの目的のために三つ巴のルパンコレクション争奪戦を繰り広げる! ◆登場人物◇ ▼快盗戦隊ルパンレンジャー陣営 予告する。アンタのお宝頂くぜ! 一年前に奪われた大切な人を取り戻すという願いを叶えるため、謎の執事・コグレからの依頼でルパンコレクションを集める義賊達。決してルパン三世とは関係ない。多分。 鮮やかに異世界犯罪者集団ギャングラーを倒してはルパンコレクションを奪い去っていくため、世間からはGSPO戦力部隊を差し置いて英雄視されている。 「互いに助け合わない」「仲間が倒れても残った者が必ず願いを叶える」というシビアな行動原理を持つアウトローだが、メンバー同士のチームワークは高い。 普段は世を忍ぶ仮の姿として、ビストロ「ジュレ」というレストランを経営している。 なお、店は国際警察日本支部の近くにあるらしく、ちょくちょくパトレンジャーの面々が食事にやってくる。 分かりやすく言えばキャッツアイみたいな状況。 彼らは基本義賊であり一般人からは盗みを働かないが#9でVSビークルを持つ女性と接触する際に倒れた警備員から、#33で子ども化した際不可抗力とはいえ無人露店から服を盗んでいる。…おい。 快盗としての活動時には礼服とシルクハット(イエローは被るというよりもヴェール付きのシルクハット型の髪飾りがちょこんと乗っている感じ)、アイマスクを着用する(礼服とアイマスクはパーソナルカラーをベースとしており、シルクハットは黒でレッドとブルーのものはパーソナルカラーのラインが入っている)。 ちなみに、アイマスクは正体を隠すために認識障害機能が付いた優れもの。 意外な話だが、国際警察が何の罪状で彼らを追っているのかは明かされていない。 快盗を名乗ってこそいるが、ルパンレンジャーのターゲットはギャングラー怪人と彼らの持つルパンコレクションであり、コレクションを一般人が持っている場合はコグレが買い取っている。またギャングラーはそもそも国際警察でも殲滅一択の「敵」である。つまり「ギャングラーと戦い、彼らの持っているコレクションを回収する」行為が犯罪になるとは非常に考えづらい。 では何の容疑なのかというと、一番可能性が高く、本編でも当てはまるのは国際警察に対する公務執行妨害。コレクションの回収が第一であるため、国際警察が活動しているところに乱入して暴れ回ることも相応に多かったと考えられる。 また作中の描写としては「コンクリ床に連射をして床を抜いて離脱(下記「命がけでやってる」の台詞が出た3話)」が出来る銃器を所持し、 それと同等のダメージをギャングラーに与えうる刃物なども保有している。 一般警察のように銃刀法違反などで取り締まっている訳ではないだろうが「正規の許可が下りていない高火力武器保有者が、一瞬でビル1棟を変形させうる(同じく3話で怪人が用いたコレクション)レベルの特殊物品を蒐集している」というのはまあシャレになる話でもない。 ルパンレンジャーの目的は視聴者視点でこそ管理者たるルパン家への返還と安置だと認知されているが、 危険人物への転売などを考えると警察的結論が「破壊か国際警察の保管以外が許されるのか?」になる面はどうしてもある。 警察視点ではあくまで快盗は「100%信頼のおける外部戦力」等ではなく、「危険物品蒐集をする第三勢力的な正体不明の誰か」なのだ。 ルパンレンジャー三人の名前を繋げるとかい・と・う=『快盗』になる。 また、三人の苗字には「夜」・「宵」・「は“やみ”=闇」と、夜や暗いイメージのある語が含まれている。 夜野 魁利(やの かいり)/ルパンレッド 演:伊藤あさひ 「ごっこ」じゃねえ、俺達は命がけで快盗やってるんだ! 兄を氷漬けにされて失った青年。19歳→20歳。#49でいつの間にか誕生日を迎え成人している。買い出し及びコグレとの交渉担当。 ノリは軽いが大胆な性格と抜群の機転を兼ね備えるルパンレンジャーのリーダー。相手に感謝する際に『ありがチュー』というのが口癖。 早くに両親を亡くして以来、一年前までは少し歳の離れた兄・勝利と二人で暮らしており、表向きは高校卒業後に「ジュレ」に就職した、ということになっている。 成長するに従って優秀だった兄へのコンプレックスに押し潰され、素直になれず衝突したまま兄と別れてしまったことが心の傷となっている。 お調子者の気があるのか、サボりの常習犯であったり、胡散臭いフランス語を喋るのが目立つ。 当初は警察を当てにせず甘く見ていたが、圭一郎の正義の心を間近で見たことで彼らを戦力の1つとして看做すようになった。 ギャングラーやパトレンジャーを相手にしても軽口と挑発を絶やさないが、圭一郎に「どんな事情があろうと、怪盗という道を選んだ時点で貴様らは間違っている!」と糾弾された際は「俺達にはこれしか無いから快盗やってるんだ!!正論なんかどうでもいいね!!」と激昂し真っ向から拒絶するなど、実は内心では後ろめたさも抱えているようだ。 後には圭一郎のことをからかいも込めて「圭ちゃん」とあだ名で呼ぶなど距離を縮めたが、一方で小細工を使わず真正面から課題にぶつかっていく圭一郎に実直な人物だった兄の姿を重ね、兄へのコンプレックスから脱却しきれていないことへの苦悩を抱えるようになる。 一時期、演者検索欄の画像が女装姿(*2)のものだったことがあり、検索した人たち全てを困惑させた罪深き人(勿論、今はちゃんと修正されています。) 宵町 透真(よいまち とおま)/ルパンブルー 演:濱正悟 それが俺たちのルールだからな 婚約者を氷漬けにされて失った青年。24歳。調理担当。料理の腕は一流で時にはギャングラーすら唸らせる。 元々は都内の有名フレンチレストラン「シエル・ブル」に勤務していたが、一年前の事件をきっかけに退職して「ジュレ」に移ったことになっている。 なお、何も話さず退職したため以前の職場では「婚約者失踪のショックで退職した」と解釈されている。 婚約者・大平彩との待ち合わせに遅刻したために彼女を失い(*3)、そのことを今も後悔している。 クールでキザ、紳士的な振る舞いを取る次元大介ポジションの2枚目だが、一刻も早く婚約者を蘇らせたい余り焦りがちになったり、アジトのレストランで堂々と警察のチェンジャーを盗もうとするなど腹黒い一面を見せる傾向にある危なっかしい男。 また、事故でギャングラーと精神が入れ替わったせいで「婚約者に捨てられたショックでナンパに走った男」扱いされてパトレンジャーの三人に説教されたり、 ギャングラーの経営するぼったくり武術道場に入門させられ、同じく入門していた咲也のウザさに苦しめられた挙句に恥ずかしい姿を魁利たちに見られて恥辱に震えるなど、歴代の知的・クール系のブルーの例に漏れず、何かと不憫な目に遭わされている。 柔軟剤のCMで正反対のキャラを演じて子供達に衝撃を与えてしまった罪深き人。 早見 初美花(はやみ うみか)/ルパンイエロー 演:工藤遥 アンタなんかクシャクシャのポイだよ! 幼馴染の親友を氷漬けにされて失った少女。18歳→19歳(*4)。接客担当。 琥珀ヶ丘女子高校に通う高校生だったが、一年前の事件をきっかけに中退している。 ファッションとおしゃれを好み、能天気な性格と軽いノリで喋る今どきの女子だが三人の中では一番のしっかり者。 『オケオケ』『セフセフ』『ヤバヤバのヤバ』といった二文字の単語を二回いう独特な言い回しが特徴。 情にも厚く、ギャングラーの被害者への同情から警察側に助け舟を出すことも。 親友・一ノ瀬詩穂が自分を庇って目の前で氷漬けにされたこと(*5)がトラウマとなっており、普段の明るい振る舞いとは裏腹に誰かに守られる無力な自分への嫌悪感を抱えている。 咲也に好意を寄せられるが、彼が警察官であることから当初は苦手意識を持っていた。やがて彼の人柄の良さから「いい人」とは認めるが、パトレンジャーを度々利用している罪悪感に悩むようになる。 演者の工藤遥は元・モーニング娘。で、卒業前から参加していた本作のオーディションに合格し、卒業後間もなく女優デビューとなった。 幼少期からのスーパー戦隊ファンとしても知られ、13歳の時にとある番組で戦隊ヒーローになりたいと語った際、当時の先輩だった仮面ライダーなでしこ役の人から「5年後とか出てるかもしれない」と言われた事があり、その夢が見事実現する形となった。 視聴者からの知名度や人気なども放送前からあったため、放送開始前日に発売された本作関連の玩具の中で、ルパンイエロー関連の商品だけが店頭から消えるという大珍事を発生させた罪深き人。 ●コグレ 演:温水洋一 アルセーヌ・ルパンの末裔に仕えるとされる老執事。デーモン小暮閣下は一切関係ない。多分。 ルパンコレクション奪還を条件に、消失した人々を取り戻すと言う約束で、魁利たち三人をルパンレンジャーへと勧誘した。 ターゲットにするルパンコレクションとギャングラーの情報を魁利たちに封書で伝える。 ルパンレンジャーとは必要最低限の付き合いに留め慣れ合わず、気配を一切悟られず行動する謎の多い神出鬼没な人物。 またノエルとは一応「ルパン家に仕える」という共通点があるが、互いのやり方等に違いがあるらしく、牽制しあう仲である。 変装が特技。 演じる温水洋一は、プロデューサーの宇都宮孝明がファンだった事もあっての起用。 ▽警察戦隊パトレンジャー陣営 これより、ギャングラー及び快盗に対し、国際警察の権限において、実力を行使する! 世界規模で超法規的な活動が認められた機関「国際特別警察機構(GSPO)」日本支部によって結成された戦力部隊、通称「警察戦隊」の一員。 当初は異世界からの犯罪集団「ギャングラー」の蛮行に対抗策がなく、ルパンレンジャーと比較されて世間からは手厳しい評価を受けていた。 しかし、#1で何者かの手によって戦力部隊にもたらされたVSチェンジャーにより、彼らもギャングラーと互角に戦う力を得た。 圭一郎とつかさは同期、咲也は後輩に当たる。 制服は紺地で襟元などにパーソナルカラーのラインが入った立襟のもの。 背中に「GSPO TACTICAL UNIT」の文字がプリントされており、右腿部分にVSチェンジャー用のホルダーを装着している。 所謂、銭形のとっつぁんポジション。 パトレンジャー三人の名前を繋げると、けい・さ・つ=『警察』になる。 また、三人の苗字には「朝」・「陽」・「明」と、朝や明るいイメージのある語が含まれている。 #11ではギャングラー怪人のせいで、ある意味ギャングラー最大の被害者になってしまった。 朝加 圭一郎(あさか けいいちろう)/パトレン1号 演:結木滉星 俺たち国際警察がすべきことは、この場でギャングラーを倒し平和を取り戻すこと…… でなきゃおちおち入院も出来ん! パトレンジャーのリーダーを務める熱血警官。 悪を断じて許さない正義感の塊で、突っ走って無茶をしがちな性格(*6)であり、生真面目で堅物な昔ながらの暑苦しい男。 ルパンレンジャーの事はギャングラーと同列の「人々を脅かす悪党ども」という認識でしかなく、それらを真っ向から敵視している。 一方で、職務へのひたむきさで部下を引っ張るタイプで、ルパンレンジャーよりも市民の安全を守ることを優先する警察官の鑑とも言うべき人物。 暑苦しい言動の割には冷静な判断や周囲への気遣いをきちんとできるタイプなのだが、#6ではルパンレッドに敗れた悔しさのあまり、ルパンレンジャーを誘き出すためにギャングラーとの戦いをわざと長引かせて周囲を危険に晒したことからつかさに一喝され、本来の使命を思い出した。 その後は改めてルパンレンジャー逮捕を誓う一方、彼らが怪盗となったのは何らかの事情があると察した。 ベージュ色のトレンチコートを着ていたり、「おのれルパンレンジャー!」などのセリフがあったりと、とっつぁんっぽい雰囲気を持っている。 いまや、ツイッターのトレンドに「♯圭一郎」が出来たり、『スーパー朝加圭一郎』『圭一郎ポイント』なるパワーワードが誕生するほど、大きなお友達から愛される存在となる。 ミラクル9でド天然解答をしてしまい、子供達を唖然とさせた罪深き人。 陽川 咲也(ひかわ さくや)/パトレン2号 演:横山涼 構いません!守らなきゃいけないのはボクの立場じゃない!みんなの笑顔です! 圭一郎とつかさの後輩で明るく素直でお人好しな好青年。 「褒められると伸びるタイプ」とは本人の弁だが、どちらかという調子に乗るタイプで、#27では正にこの性格が仇となってしまう。 可愛い子とは仲良くなりたいという理由で女の子に声をかけるといった軽薄な所や(*7)、新人故に詰めが甘い未熟な面はあるものの、熱意は他2人に負けない。 また、人間に化けたギャングラーを見破ったり、金庫から漏れた光から透明になったギャングラーの居場所を見抜いたりと観察眼はかなりのもの。 射撃と運転を得意としており、パトカーの運転は基本的には彼の役目。 ルパンレンジャーの行動にはやや疑問を持っているが、基本的に同じギャングラーと戦う仲間として見ている。事実怪盗に手を貸すことに納得する場面もあった。 ジュレの初美花に対してはその素性を知ることなく好意を抱いていた。そしてルパンレンジャーに度々警察サイドの情報を得るために利用されていた。キャッツアイの内海俊夫ポジション。それ故にジュレのメンバーに快盗である疑いがかかった時は感情的に否定し、ついに#48で彼女が怪盗だったことを知った際にはショックで泣き崩れていた。 氷川ではない。朔也でもない #11にて壁ドン・顎クイコンボで圭一郎を恐怖に陥れ、前述の#27ではレオタード姿と巨大戦でのダンスと「オラオラオラオラ!」で視聴者の腹筋をかっさらった罪深き人。 明神 つかさ(みょうじん つかさ)/パトレン3号 演:奥山かずさ あの時のお前の言葉を胸にやってきたつもりだったんだがな 圭一郎とは警察学校時代からの同期。一度タガが外れるとブレーキが効かなくなる圭一郎と、一度調子に乗るとやはりブレーキのきかない後輩咲也の抑え役。 面倒見がいい姐御肌で、職務中は厳しく、男勝りな言動が目立つサバサバ系女子。 洞察力の高さから早い段階からジュレのメンバーがルパンレンジャーではないかと疑いを持つ。が、#8でルパンレンジャーのアリバイ工作によってひとまず疑いを晴らす。キャッツアイの浅谷光子ポジション。 心身共に逞しいクールビューティーなのだが、実はぬいぐるみが大好きな可愛らしい一面もある。それは秘密にしていたらしく、#4で圭一郎の発言によって咲也、ヒルトップ、ジムに知られてしまった際にはかなりのショックを受けていた。 実のところ可愛いもの全般に弱いようで、#33では子供化した魁利に完全に翻弄されてしまっていた。1時間前の黄色い子とは気が合いそうである ルパンレンジャーに関しては、人々に危害を及ぼさない限りは放っても良いと中立的立場を取っている。 警察陣営で最初に怪盗に歩み寄りを見せ、共闘を実現。今後の展開のターニングポイントとなった。 だが、彼女の「何者も頭から疑ったり信じたりせず、公平中立に判断する」姿勢がギャングラー怪人ヨシー・ウラザーとの交流で悲劇を招いてしまう。 実は奥山かずさご本人はショートカットなのだが、ルパンイエロー工藤と被るのでエクステを付けて挑んでいる。#11では前述の事情で本来のショートが見られた。その後#31でもヨシー・ウラザーの妄想(つかさが夫、ヨシーが妻の新婚夫婦)として披露している。 ルパパトでちびっ子男子のハートを鷲掴みにしたと思ったら、回想でミニスカ女子高生姿をお披露目したり、放送の合間にヤンマガなどなどの雑誌で水着を披露し、中高生男子までも魅了した罪深き人。 東雲 悟(しののめ さとる) 演:秦野浩孝 もう、『代わり』はいらないな… 圭一郎、つかさの同期で元警察戦隊のメンバー。咲也の前任者であり先輩でもある。 なお、「東雲」は夜明け頃の茜色の空(転じて早朝)を意味する古語であり、名前の頭文字が「さ」であることも含めパトレンジャーの命名の法則性に従っている。 つかさと同じく、なにかと熱くなりがちな圭一郎のストッパー役を務めており、彼の何気ない一言がギャングラーの対抗策になった他、市民の安全を第一に考える人徳者。圭一郎とは性格の違いから対立する事も少なくなかったが、お互いにかけがえのない大事な仲間だと思える関係だった。 初登場は『警察戦隊パトレンジャーFeat.快盗戦隊ルパンレンジャー~もう一人のパトレン2号~』で、本来ならばパトレン2号に変身するのは彼だったのだが、ゾニック・リーとの闘いにより負傷し、療養も兼ねてフランス本部に異動となった。 #43で無事ケガが完治し、特別任務のために一時帰国したが、その任務内容が『高尾ノエルのギャングラースパイ疑惑』を報告・調査するためだった。 後任者である咲也に対しても『優秀な人物と聞いている』とベタ褒めなのに対し、調査対象であるノエルには露骨な態度を取る。 甘いものが苦手な筈なのに『お気に入りのチョコレート』をお土産に持って来たりと不穏な部分が多い。 帰国後の真実 実は本物の東雲悟はフランスでギャングラーに殺害された上に化けの皮の素体にされてしまい、日本へ帰国した悟の正体はその化けの皮で変装したギャングラー怪人ナリズマ・シボンズだった。さらにシボンズは国際警察フランス本部の機密情報をギャングラーに横流ししていたのだ。そればかりか、ノエルが情報漏洩の犯人がフランス本部に居ると気付いたのを察し、悟の姿と自らのコレクションの能力を利用してノエルにギャングラーのスパイだと汚名を着せて孤立させようとした。 しかし悟の大体の事は知っていたものの、「本物の悟は甘いものが嫌い」などという細かい情報は全く知らず、そこから正体が発覚することとなる。 悟が既に死んでいた事実を知った警察は大量失踪事件の再調査を開始。そして、圭一郎は被害者リストを調べていく内に魁利達の関係者の名前を発見する。それがきっかけとなり、圭一郎はルパンレンジャーの正体が魁利達である確信を抱き、彼らが怪盗となった裏には大量失踪事件が関係している事を突き止めたのだった。 なお、『もう一人のパトレン2号』ラストではジュレで談笑する国際警察の面々を悟が見届けて去るという演出がされているのだが、 この時点では既にノエルが加入しているため、時系列的にはナリズマが機密情報の漏洩を始めていた後の可能性が高い。 果たして、この時の悟は本物だったのか、それとも…… ●ヒルトップ管理官 演:アイクぬわら(超新塾) 戦力部隊の管理官で所謂司令官ポジション。 スーパー戦隊司令官初の黒人男性。#30に登場した書類のサインによると、フルネームは「サミュエル・ヒルトップ(Samuel Hilltop)」。 すこし抜けているところはあれど、決して声を荒げることなく戦力部隊をサポートする頼れる上司。 デスクの上に盆栽や香炉を置いていたり和菓子好きだったり、日本文化にはかなり理解がある模様。 日本語は堪能だが難しい漢字は読めないのか、デスクの背後には「焼肉定食」の掛け軸が奥ゆかしく鎮座している(*8)。 独自のルートでルパンコレクションのVSビークルを手に入れているなど、謎の部分もある。 ただ、VSビークルの輸送中にギャングラー怪人と遭遇した際には呆気なく奪われてしまっているため、腕っぷしはそれほど強くないようだ。 ちなみに、演じるアイクぬわらはお笑いグループ・超新塾のメンバーで、ヒルトップのようなカタコトではなく日本語も英語もかなり流暢。 ヒルトップ役に起用されたのは、「国際特別警察機構の国際的な部分を表現するため」だという。 企画当初は圭一郎達がジュレへ通う理由付けとして不味いコーヒーを淹れるという設定が想定されていたそうだが、それだと30分前の世界のおやっさんと被ってしまうので、和菓子好きという設定に改められたという経緯がある。 ●ジム・カーター 声:釘宮理恵 戦力部隊の名前通りの事務方ロボット。マスコット枠。 普段は腕を折りたたんでいるが、必要に応じて出す事が出来る。 ギャングラーによる事件が発生した際にはサイレンを鳴らして出動を発令する。 優秀と自認している割に、分からないことがあるとパニックを起こしテンパるなど、どことなくポンコツ感が漂う。 #8ではルパンレンジャーをおびき寄せるため、頭にガムテープで金庫を括り付けただけのお粗末な姿でテキ・カーターと名乗りギャングラーに化けた。 同話では本物のギャングラーに捕まった際に「やめろー!ギャングラー!ぶっとばすぞー!」と某番組のパロディをやらかした事も視聴者間で話題を呼んだ。 ●中立陣営 グッドストライカー 声:三ツ矢雄二 グッドストライカー、ブラッと参上!! 自我を持って行動し、「グッと」きた方の戦隊に味方するルパンコレクション。愛称は「グッティ」。 コグレすら「アレは昔から私どもの手に負えない」と語る不思議な存在。 その正体は、「ルパンコレクション」が持つ人間には扱えない強大な力を、アルセーヌ・ルパン自らが手を加えることで人間でも使えるように改良した成功例第一号。 アルセーヌの「その力で他のコレクションを守護するように」という願いによって意思を持った、いわゆる付喪神的な存在である。 自由気まま且つ気まぐれ、加えてお調子者な性格で、自由を尊び気分次第でコロコロと両陣営の側に付く蝙蝠みたいな奴(*9)。 しかしながら、その軽いノリと言動が、殺伐となりがちな本作の清涼剤となっている。 普段は小型だが、ダイヤルファイターとトリガーマシン双方の性質を合わせ持つ。 VSチェンジャーに装着されることで必殺モードとなり、各モードに合わせた必殺技を発動することもできる。 また、巨大化してルパンカイザー及びパトカイザーの胴体を構成する。 高尾 ノエル(たかお のえる)/ルパンエックス/パトレンエックス 演:元木聖也 ある時は孤高の怪盗、ある時は気高い警察官! しかして、その実態は! …高尾ノエル。君たちの味方さ フランス・パリから現れた第四の快盗にして警察官。26歳。 表の身分は国際警察フランス本部所属の潜入捜査官だが、コグレ曰くルパン家に仕えるエンジニアでもあり、グッティやコグレとも旧知の仲らしい。 パトレンジャー側にVSチェンジャーを提供したのも彼の手によるもの。 飄々とした振る舞いで掴み所がない性格だが、ルパンコレクションをギャングラーから奪回し確保したいという気持ちは本物のようである。 ルパンレンジャー側とは利用し利用される関係(所謂、峰不二子ポジション。ただし、戦闘では石川五ヱ門ポジション)、パトレンジャー側とは(怪盗の正体については守秘義務を口実に秘密にしてはいるが)一応信頼関係を築き上げている模様。 怪盗としての姿は銀色の礼服とシルクハット(*10)、警察官としての姿は戦力部隊の三人とほぼ同デザイン(*11)の白地に金ラインの制服で、背中の文字は「GSPO UNDER COVER OFFICERS(潜入捜査官)」となっている。 名前の「ノエル(Noël)」はフランス語にてクリスマスを意味する単語。 クリスマスは英語で「X'mas」と略す クリスマスは日本語で「聖夜」 諸説ある「ノエル」の語源の一つが、「古代にフランスを含む地方に住んでいたガリア人の言葉で『新しい太陽』を意味する『noio hel』」 以上から、恐らく「X」「夜」「朝」の全てに関連する単語として選ばれたものと思われる。 「おとうさんといっしょ」で優しいお兄さんを演じることもあれば「算数刑事ゼロ」でメロンの窃盗犯を演じたりと温度差が激しい罪深き人。 『エックス』が抱える秘密 その正体は、現在ギャングラーが根城とする世界にかつて住んでいた、いわゆる異世界人の末裔。 ノエル曰く、彼の祖先である異世界の種族こそがルパンコレクションを開発したという。 異世界には元々複数の種族が共存し平和に暮らしていたというが、およそ1000年前に突如として世界支配を企むギャングラーが襲来、ノエルの祖先たちはルパンコレクションを手に人間界へと渡り、コレクションと共に散り散りになったという。 そして、100年前に散逸したコレクションの全てを蒐集し願いを叶えたという稀代の大快盗アルセーヌ・ルパンこそ、恵まれない孤児であったノエルを拾い上げ、異世界やコレクションについての知識を与えエンジニアとして育て上げた恩人であった。 ノエルと同じく異世界の血を引く者であったアルセーヌはコレクションがギャングラーに奪われた際に殺害されており(「アルセーヌは一体幾つなんだ」という魁利の問いにコグレは「自分にも分からないが、アルセーヌは異世界の影響を強く受けている」と答えている)、ノエルは孤独だった自分に生きる希望を与えてくれた恩人・アルセーヌを取り戻すために命懸けで戦っていたのである。 ■異世界犯罪者集団ギャングラー 脅して、奪って、殺しまくって、楽しい人生だったが…少々飽きた そこで…後継者を決めようと思う。条件は一つ。人間界を掌握した奴が次のボスだ。 最も力のある奴にこのドグラニオ・ヤーブンが築いた全てを譲ってやる! 様々な世界の裏社会を牛耳ってきた異世界のギャング集団。 500年間裏社会を支配してきた首領ドグラニオ・ヤーブンの後継者を決めるという号令により、 ギャングラーの富と首領の座を求める構成員達が地球を支配せんと襲いかかる。 ギャングラー怪人は普段は「化けの皮」を被って人間に化けているが、体内の金庫に「ルパンコレクション」を隠し持ち、これを利用して様々な犯罪を引き起こしていく。 ロンダーズファミリーやアリエナイザーを彷彿とさせる犯罪者集団。 拠点は常に夜の闇に包まれた巨大な洋館。 デザイナーは前作に続き久正人。 ドグラニオ及び幹部陣のモチーフは恐竜+武器。モチーフの恐竜の骨の意向が組み込まれている。 また、全員に共通して身体の何処かにルパンコレクションを収納する金庫(主に幹部が金、一般怪人が銀)が埋め込まれており、ノエルからは金庫を2つ持つ者が「ステイタス・ダブル」、金の金庫を持つ者が「ステイタス・ゴールド」と呼称されている。 詳しくは個別項目を参照。 ◆ルパンレンジャー&パトレンジャーの装備◇ VSチェンジャー こちらの項目も参照。ルパンレンジャーとパトレンジャーが共通して使用する変身銃。 また後述の「VSビークル」を銃身に装着して銃身を回転、トリガーを引くことで変身する事が出来る。 ルパンソード ルパンレンジャー専用の片刃剣型の武器。 普通の長剣として使う他に、刀身の峰の部分に設置されたグリップを使って柄の先端をマジックハンドとして操作することが出来る。 これを用いて物を奪ったり、相手を掴んで投げたりとトリッキーな戦い方ができるようになっている。 パトメガボー パトレンジャー専用のメガホンと伸縮式の警棒が合体した武器。 メガホンとして使用すると音波で怪人を怯ませ、ポーダマン程度が相手なら自由を奪うことができる。上部からロッドを伸ばすと警棒になり、強力な打撃武器として使用できる。 VSビークル 両戦隊が使用する本作のコレクション枠。 VSチェンジャーに装着することで各戦隊に変身、さらに巨大化させることでビークルとして乗り込むことが出来る。 ルパンレンジャーが飛行機型の「ダイヤルファイター」、パトレンジャーが車両型の「トリガーマシン」、ルパンエックス/パトレンエックスが列車型の「エックストレイン」を操る。 だが、基本的にどちらの陣営でも使用する事は可能。 詳細は該当項目にて。 Xチェンジャー ノエル専用の変身銃で、エックストレインゴールドをトリガーおよび銃身、エックストレインシルバーが銃身の一部を構成。 銃身を180度回転させることで二つの顔を持つレンジャーにそれぞれ変身可能。 また、360度回転させることでエックストレインが発車され、さらにトリガーを弾くことで専用ロボであるエックスエンペラーに合体可能となる。 Xロッドソード ルパンエックス/パトレンエックスの専用武器で、鍔部のレバーを上下に動かすことでモードチェンジする。 ルパンエックス時には柄に沿うように倒したレバーをナックルガードに見立てたソードモードとなる。必殺技は×の字に斬り裂くことで銀色のエネルギー刃を撃ち出す「スペリオルエックス」。 パトレンエックス時には刀身に沿うように倒したレバーを十手の鉤に見立て刀身を折り畳んだ十手モードとなり、スピーディな打撃攻撃を繰り出す。必殺技は鼓などを使用した和風の効果音と共に浮かんだ「十(十手の十。もしくは「×」を斜めにしたもの)」の字による円陣(*12)から金色のビームを発射する「エクセレントエックス」。 ◆ルパンコレクション◇ かつてアルセーヌ・ルパンが収集し、遺した宝物。 それぞれが現代においてもオーバーテクノロジーともいうべき不思議な力を持っているとされ、悪用すれば世界を滅ぼすことすら可能とまで言われている。 現在はそのほとんどがギャングラーによって奪われているが、ルパンレンジャーの装備品やルパンレンジャーが回収したもの、国際警察機構が保管及びパトレンジャーに配備したもの等、その行方はものによって様々。 詳細は項目参照。 ◆楽曲◇ OP 『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』 歌 Project R.(吉田達彦、吉田仁美)、作詞 藤林聖子、作曲/編曲 高木洋 男性ボーカルによるルパンレンジャー側の「ルパンレンジャー ダイヤルをまわせ」、 女性ボーカルによるパトレンジャー側の「Chase You Up!パトレンジャー」と2つのテーマソングが製作されており、 2曲を同時に再生する事で男女デュエットのOP曲として成立するというギミックが仕込まれている変わり種のOP。誰だ聖徳太子とか言ったの 公式によれば、男女デュエットの主題歌は『秘密戦隊ゴレンジャー』以来。女性ボーカルの主題歌としても『未来戦隊タイムレンジャー』以来となる。ちなみに担当の一人である吉田仁美は声優としても活動しており、『デジモンアドベンチャー tri.』の太刀川ミミ役などを担当している。 『トッキュウジャー』以降、オープニングの音楽・映像構成が大きく変化し、エンディングはミニコーナーやダンス映像のための実質的なものとなっていたが、今回は戦隊シリーズで初めてエンディングが廃されており、その分の尺は平成仮面ライダーシリーズ同様に本編に回されている。 但し、一部の話で流れる挿入歌は平成ライダーのようにエンディング扱いではない。 ◆劇場映画◇ 2018年8月4日に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』が上映開始した。 同時上映は『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』 また、本編終了後の2020年2月8日には、次作騎士竜戦隊リュウソウジャーとのクロスオーバーとなる『スーパー戦隊MOVIEパーティー 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』が上映開始。 こちらの同時上映は同年3月8日より放送開始した次々作『魔進戦隊キラメイジャー』の前日譚『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』 ◆超バトルDVD◇ てれびくん誌の「超バトルDVD」シリーズの一環として、 『てれびくん超バトルDVD 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ~GIRLFRIENDS ARMY~』が全員サービスで有償配布された。 平成仮面ライダーのオリジナルソフトは既にハイパーバトルビデオで長年のファンにとってもお馴染みとなっていたが、 小学館の雑誌でスーパー戦隊のそれを製作するのは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以来実に25年ぶりのこと。 ◆プレミアムドラマ◇ 動画配信サイト「auビデオパス」と東映公式会員制動画配信サイト「東映特撮ファンクラブ」とのコラボ企画として、 2018年8月4日・11日に2種類の前後編オリジナルウェブドラマが公開された(脚本:きだつよし)。 auビデオパス版:「究極の変合体!」(ギャグ調番外編) 東映特撮ファンクラブ版:「もう一人のパトレン2号」(パトレンジャーの過去に迫るシリアス番外編) 両ドラマを収録した映像ソフトも2019年2月6日にリリースされた。 追記!修正!君はどっちを実行する!? 41.宇宙戦隊キュウレンジャー←42.ルパパト→43.騎士竜戦隊リュウソウジャー △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ コメントログ1 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 異論がなかったのでログのリネームを実行しました。 -- (名無しさん) 2020-04-22 22 36 50 販促や戦歴でルパンを優遇させた分、キャラ描写や心理関係ではパトレン側に焦点を当ててた印象 春SPでも圭一郎が出演したのはビックリしたよ! -- (名無しさん) 2020-08-12 07 32 59 ログ1の愚痴を削除しました -- (名無しさん) 2020-08-15 08 11 29 スプラッシュがルパンレンジャー側に渡るのが判明した時は荒れに荒れたけど、実際の番組中だとむしろあの展開でパトレンジャーに渡ってたら興醒めもいいところだったであろうくらい完成度の高いシナリオが出てきたの本当に凄かった -- (名無しさん) 2020-09-14 23 10 26 まあパトレンが渡す為の話しだしね、出来が良くて良かったよ。追加が無かった分ほぼ初期装備で強敵撃破したりしてパトレンめっちゃ強くね?ってなったし -- (名無しさん) 2021-05-07 19 06 56 そりゃぁ、民間戦隊のルパンレンジャーと、がっしり訓練受けてるパトレンジャーじゃ戦闘面じゃ差が出るわな。 -- (名無しさん) 2021-05-07 19 38 59 圭一郎はよくパトレンジャーの眩しさを象徴する存在として語られるし、実際彼の眩しさは凄いもんだけど、もう一度鑑賞してみると、むしろ1番端的にそれを体現してるのはあの3人の中で1番未熟なのに「市民を守る責任を背負って戦う警察官」としての精神は最初から出来上がってた咲也なんじゃないかと思えてきた -- (名無しさん) 2021-07-09 13 51 29 12話に出てた車いすの少女役だった子がハロプロ入り。初美花の中の人の後輩になるんだねぇ -- (名無しさん) 2021-07-09 14 01 49 タグでルパンレンジャーが「ヒーロー仲最悪」って言われてるけど、言うほど仲悪いか? -- (名無しさん) 2021-11-22 21 39 51 強いて言うならチームワークが抜群のパトレンと個人の実力に優れるルパレンってところじゃないかね。実際はどっちもいざとなればチームワーク抜群なんだけどさ -- (名無しさん) 2022-04-05 23 43 15 玩具は全く売れなかったけど、ソフトとか関連書籍がよく売れて総売上はそれなりに好調だったんだっけか -- (名無しさん) 2022-04-06 00 20 58 まあタイムレンジャーとかと同じよ。ドラマ性は評価されてスーツもカッコいいから大人人気はある。今はセンパイジャーとしてゲストに来たりするから、そっち需要はある。 -- (名無しさん) 2022-04-06 06 42 16 ↑2 ハズブロによるパワレンの版権買収でその関係の収益がゴッソリ無くなったのも収益低下の理由としては大きい(玩具売上も落ちてるけど)からあんまルパパトだけを戦犯呼ばわりするのも考えものやで -- (名無しさん) 2022-04-06 07 32 21 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2022-04-07 20 08 42 ノエルさんって中立陣営なの凄いよね。これ深夜アニメやライダーだったら第三勢力的存在になってそう。ギャングラーどうなるんだだが。 -- (名無しさん) 2023-02-19 21 29 23 ヒルトップ管理官てやっぱ「丘の上」と「正午」を引っ掛けてる? -- (名無しさん) 2023-03-21 18 07 13 多分「昼トップ」も掛かってるんじゃないかな。パトレンは太陽や昼関連の名前で統一してるし -- (名無しさん) 2023-05-22 19 25 35 ↑9本当に仲悪かったらキツツキの回で心配したりしないでしょ -- (名無しさん) 2023-07-08 18 57 40 ルパンレンジャーが千葉県担当なのは、ルパン三世の作者のモンキー・パンチ先生が90年代から千葉県住まいだったのもあると思う -- (名無しさん) 2023-10-05 17 28 20 今更だが項目名を省略するなら◯◯◯◯◯◯◯(ルパンレンジャーVSパトレンジャー)の方が締まってた気がする -- (名無しさん) 2024-04-11 08 20 17 サイレンストライカーって完全にパトレン側のデザインしてたよな トリガー付きだったし -- (名無しさん) 2024-04-11 10 48 32 名前 コメント すべてのコメントを見る
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キャラクター名:リリーカ・ペリクフェクト プレイヤー名 :ゆうやん 種族 :ナイトメア(人間) 性別 :女性型両性具有 年齢 :18 外見年齢 :16 生まれ :魔術師Ⅱ 種族特徴 :異貌・銀弱点・土弱点 経験点 :4965点 使用経験点 :226000点 【リリーカ/HP:65/65 MP:156/156】 【コンセンサス】 エロは「情を通じ合った関係以外は、PC・PL共に全てNG」でお願いします。 上記においても「異種姦・獣姦・苦痛・猟奇・スカトロ・陵辱」はPC・PL共に基本的にNGです。 また、行為中のPCに依る過度な淫語での説明台詞やアヘ顔等の過剰な快楽演出はPL的に苦手です。 【特筆欄】 基本的に責め基質でセックスの際はタチが主となり、ネコになるときは稀です。 リリーカのペニスは穢れとマナが干渉しあい、肉体を変異させたもので、精液として射精されるのは実際には液体化したマナの奔流です。 よって精液は陰茎の根本で精製され吐き出されるために睾丸は無く、その精液に女性を妊娠させる機能はありません。 また、睾丸で精液を貯める事が出来ないため、射精の欲求と解放の快楽は通常の男性よりも非常に強いものとなり、 魔力やMPに強い影響を受け、射精される量も大量なものとなります。 これにより、魔法を発動せずに過ごす場合はペニスにマナが溜り発情状態となり、強姦衝動も湧き上がります。 危険に対処するなどで魔法を行使してマナを解放した場合、この発情は抑えられます。 【能力値】 :ダイス:成長:装備: :ボーナス ”技”:07/07: 6 : - :器用度・20 :+3 :07/06:25: 1 :敏捷度・39 :+6 ”体”:10/04: 5 : - :筋 力・19 :+3 :生命抵抗:HP :10/01:14: - :生命力・25 :+4 : 19 :73+2(専用化)-10=65 ”心”:13/08:27: 2 :知 力・50 :+8 :精神抵抗:MP :13/08:27: - :精神力・48 :+8 :22+1:154+2(専用化)+15(ファミリアⅡ:猫) 【レベル】 冒険者レベル :15 技能 :レベル:魔力:次レベル必要経験 ・ソーサラー :15 :24:- ・コンジャラー :13 :21:12000 ・プリースト(ル=ロウド:人):5 :14:2500 ・ファイター :1 : :1500 ・ライダー :11 : :7500 ・スカウト :12 : :9000 ・セージ :8 : :4000 ・エンハンサー :6 : :2500 ・レンジャー :1 : :1000 ・フェンサー :1 : :1000 ・ノーブル(一般) :5 【特技】 戦闘特技 :参照ページ : 《魔法拡大:数》 : : 《魔法収束》 : : 《魔法誘導》 : : 《魔法制御》 : : 《鷹の目》 : : 《魔力強化》 : : 《魔法拡大:時間》 : : 《魔法拡大:距離》 : : 《鋭い目 》 : : 《弱点看破》 : : 《トレジャーハント》 : : 《ファストアクション》 : : 《影走り》 : : 練技/呪歌/騎芸/賦術 :参照ページ : 《騎獣の献身》 :ライダー : 《探索指令》 :ライダー : 《攻撃指令》 :ライダー : 《タンデム》 :ライダー : 《空中騎乗》 :ライダー : 《大型制御》 :ライダー : 《特殊攻撃指令》 :ライダー : 《人馬一体》 :ライダー : 《遠隔指示》 :ライダー : 《バランス》 :ライダー : 《八面六臂》 :ライダー : 《メディテーション》 :エンハンサー : 《オウルビジョン》 :エンハンサー : 《アンチボディ》 :エンハンサー : 《ストロングブラッド》 :エンハンサー : 《スフィンクスノレッジ》:エンハンサー : 《ワイドウィング》 :エンハンサー : 【言語】 :会話:読文: ・交易共通語 : 可 : 可 : ・魔法文明語 : 可 : 可 : ・神紀文明語 : : 可 : ・汎用蛮族語 : 可 : : ・ドレイク語 : 可 : 可 : ・魔神語 : 可 : : ・ドラゴン語 : 可 : : ・妖精語 : 可 : : 【判定値】 :技能レベル:能力値ボーナス:合計 『魔物知識』 : 8 : 8 : 16+1(ライダー:19+1) 『先制力』 : 12 : 6 : 18 『基本命中力』 : 1 : 3 : 4 『追加ダメージ』: 1 : 3 : 4 『基本回避力』 : 1 : 5 : 6 『真語魔法魔力』: 15 : 8 : 29(魔道書+魔力強化+スフィンクスノレッジ+異貌込み) 『操霊魔法魔力』: 13 : 8 : 27(魔道書+魔力強化+スフィンクスノレッジ+異貌込み) 『神聖魔法魔力』: 5 : 8 : 17(魔力強化+スフィンクスノレッジ+異貌込み) 『スカウト知力』: 12 : 8 : 20(聞き耳時22) 【装備】 武器 :用法:必筋:命中修正:命中力:威力:C値:追加D ・レイピア(発動体) :1H: 8 : - : 4 : 8 : 9 : +4 ・スヴァーハの託宣 :1H: ― : ― : ― : ― : ― : 最大HP-10、真語・操霊・妖精・行使+2 ・ドゥガナの外典 :1H: ― : ― : ― : ― : ― : 最大HP-10、真語・操霊・妖精・ダメージ+2 (非装備) 防具 :必筋:回避力:防護点: ・マナコート : 1 : 6 : 8 : ・バックラー : 1 : 1 : 0 : その他 : 0 : 0 : 合計 : 7 : 8 : 【装飾品】 部位 : 装飾品の名称 :効果 頭 :とんがり帽子 :魔物知識+1/専用化(MP+2) 耳 :うさぎのピアス :聞き耳+2/専用化(HP+2) 顔 :異形の面 :異貌中、リジェネ 首 :幸運の首飾り : 背中 :サーマルマント :快適生活。炎氷-1。 右手 :知力腕輪 : 左手 :信念の指輪 :精神抵抗+1 腰 :不撓のバックル :精神抵抗でガンダメージを半減 足 :ル=ロウドの聖印: その他:俊敏の指輪 : 【頻繁使用魔法の消費MP】 マナシール(16)ライトニングバインド(19)サンダーボルト(13)+スフィンクスノレッジ(3) テレポート(15)フリーフライト(9)マルチターゲット(8)ドローアウト(7)ライフ・デリバー(8) 【所持品】 ●背負い袋 ・水袋 ・毛布 ・快眠の寝具 ・たいまつ6 ・ロープ10 ・火口箱 ・小型ナイフ ・着替セット ・礼服 ・望遠鏡 ・夜警の鳥像 ・警戒の石(リュック装着) ・蛮族探知機 ・シャンデルビキニ+パレオ ・保存食(2週間) ・モノケロスの角(部屋に飾っている) ・アルテーのハープ(アインの部屋に飾っている) ・テレオペレートドール×4 ・小さな人形×6(スケープドール用) ・韋駄天のブーツ ・秘伝の魔道書(ダンジョンの戦利品:1500Gで売却可能) ○ポーチ ・叡智の水×8 ・収納ブレスレット ・ひらめき眼鏡 ・通話のピアス(片割れはグリッサに) ・アウェイクンポーション×2 ・救命草×20 ・魔香草×10 ・魔香水×1 ・ヒーリングポーション×4 ・インクと羽ペン ・羊皮紙×5 ・北向きの針 ・消魔石10点×5 ・消魔石5点×8 ・消魔石1点×4 ・魔晶石3点×10 ・魔晶石4点×2 ・魔晶石5点×5 ・魔晶石6点×1 ・魔晶石8点×1 ・古代都市の金貨×116 ・スカウトツール ・騎乗証 ・騎獣縮小の札Ⅰ×2 ・騎獣縮小の札Ⅱ×4 ・ラミアの首飾り:ドレイクのレイス(clo GMにて登場)の姿になる ・ミニマムアーマー上質:防護6】 ・光のアミュレット ・陽光の腕輪 ・俊敏の指輪×1 ・俊敏の腕輪 ・カースレベリオン:魔神相手にダメージ+3、魔神からのダメージ-3 ・知力指輪×3 ・通訳の耳飾り(/////) ☆プレイアイテム ・白の淫靡な下着×2 ・黒の淫靡な下着×3 ・男性用自慰遊具×2 ・媚薬ジェル ・媚薬ローション ○荷馬 ◯スカイバイク+バイク収納スフィア HP140 命中14 打撃14 回避14 防護14 生命抵抗14 精神抵抗14 ○名馬ウォーホース(ピエール/知能:動物並) HP64 命中13 打撃15 回避12 防護14 生命抵抗14 精神抵抗14 騎獣用甲冑/上等な手綱/真紅の護符/鉄の茨 ○ヒポグリフ(ギース/知能:動物並) HP45 命中8 打撃8 回避8 防護5 生命抵抗9 精神抵抗8 上等な手綱 ○ワイバーン(シャルル/知能:低い) HP55/35/35/45 命中14/13/13 打撃15/13/12 回避15/14/13 防護12/11/13 生命抵抗13 精神抵抗13 上等な手綱/真紅の護符/鉄の茨 キャンペーン専用マジックアイテム ★魔剣”迷宮の化身”(売却価格6500G) 武器としてのデータは、”狂戦士の魂”と同じ 特殊効果:所有者の昏い願望を、その所有者の近しい(物理的、そして精神的にも)コネクションのうち1人の夢にランダムに投影する。 月の影が大きいほど(シーンの加護が薄い程)、夢の投影の頻度が高くなり、満月は必ず範囲内のコネクション一人の夢に投影される。 知名度は2段階あり、1段階目は「狂戦士の魂」としてのデータで、2段階目の目標値を突破する事で上記の効果を知る。 リリーカは第二段階突破に失敗している。 ★射精禁止リング(売却価格:取引不可) ×2 所有者のみが装備させ、また外す事の出来る男性器専用の輪(男性器が無ければ装着できない) 魔法によって装着者に合わせてぴったり嵌り込み、装着中の射精と絶頂を禁じる効果を持つ ★具現の呪薬と瓶(売却価格:取引不可) 魔法陣が全体に刻まれた、小さな2本の水晶の瓶。瓶にはそれぞれ塗薬と内服薬が入っており、使用しても何故か中味は翌日には補充されている。 この薬は、穢れに反応して男性器を形成し、対象の魔力に反応して、絶え間ない発情状態を引き起こす。穢れとMP最大値が高いほど、発情の強度は高くなる。 穢れを持たない者には効果が無い。また、既に男性器を持つ者にも効果は無い。 塗薬タイプは、局部に塗る事で即座に効果を現し、1日の間持続する。 内服タイプは毎日一定量摂取することで、徐々に体内に蓄積して性欲を亢進させ、一定段階(平均して十日間)を越えた時点で男性器を具現化する。解除されない限り、効果は永遠に続く。 【名誉】 名誉アイテム :点数 ・称号:黒山羊の魔女 :25 ・称号:龍殺し :20 ・称号:城崩し :30 ・称号:森の守護者 :20 ・称号:道を見つけるもの :50 ・称号:渓谷の勝利者 :20 ・称号:荒地の踏破者 :20 ・称号:山岳の覇者 :20 ・称号:台地の征服者 :20 ・称号:沼地の勇者 :20 ・称号:街道の守り手 :10 ・称号:セイズの盾 :20 ・称号:エターナルを見いだせし者 :30 ・ウォーホース名馬 :60 ・ウサギのピアス専用化 :50 ・とんがり帽子専用化 :50 ・セイズ村村長宅の客間間借 :15(家賃月一500G) ・セイズ村長代行エリス(親友) :100(10/50/100) ・セイズ村長薬剤師のおばば(友人):50(10/50/100) ・衛兵長グリッサ(親友) :400(50/200/400) ・侯爵家令嬢スーリエ(悪友) :500(200/500/1000) ・ライフォス神官戦士クルル(友人):200(50/150/300) ・マギ協会支部長アミー(顔見知り):100 ・酒神系列穀物商店(顔見知り) :10(10/50/100) ・受付嬢ルルフェット(友人) :50(10/50/100) ・大きな屋敷 :400 ・有能な金庫番エリス :200 ・人族陣営容認ナイトメア :900 ナイトメアだと発覚しても、ウィスタリア国内はおろか、人族の領域での活動に支障がなくなる。 ・ウィスタリア騎士爵位 :150 ウィスタリア国に仕える騎士となる。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 所持名誉点 :1639 合計名誉点 :5029 所持金:356,277G セイズ村復興記録(ウィスタリア国領内) ★ポイズンモルドを倒し、村人の安全を確保して、森を安全に使えるようになった。>商業値+3 ★強力な魔物が倒された、という噂が広まった> 名声値+3 ★村に復興物資を運び、破壊された田畑の修復の助けとなるアイテムを入手し、村の新しい産業を確保した>商業値+5 ★強力な魔物が倒された、という噂が広まった> 名声値+3 ★村への隊商護衛を達成し、村の新しい商業を確保した>商業値+3 ★村への蛮族襲撃を防いだ> 商業値・名声値+5 ★衛兵隊長を冒険者の宿の主人に雇用した> 名声値+5 ○交易路を建設 ★ヒドラを討伐した> 名声値+4 商業+4 ★魔物を討伐した> 名声値+4 商業+1 ★未探索の遺跡の情報を売った> 名声値+1 ★オボロンの遺跡を発見> 名声値+6 商業+1 ★騎獣の餌を手に入れた> 名声値+1 商業値+1 防衛ポイント+3 ★魔物を討伐した> 名声と商業が各+4、 ★増えた魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★増えた魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声と商業が各+4 ★魔物を討伐し、重鎮を救出した> 名声+6、商業+6 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+8、商業+8 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+4 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★護衛に成功した> 名声+1、商業+4 ★薬草を採取した> 名声+1、商業+4 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★守りの剣を手に入れた> 防衛P+20 名声+1、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★ウルトゥケの遺跡を発見> 名声値+6 商業+1 ★イラボスの遺跡を発見> 名声値+6 商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★アルテーの遺跡を発見> 名声値+6 商業+1 ★吟遊詩人を助けた>名声+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★魔物を討伐した> 名声+4、商業+1 ★騎士に訓練を施した> 名声値+1 商業値+1 防衛ポイント+3 ★ブラグザバス教団を滅した> 名声+4、商業+4 ☆総合値:221/発展レベル6 建物は1000を超え、人口は10000に達する。商業区、居住区などの街区が出来、大小さまざまな通りが張り巡らされる。 地方を代表する都市として、流通の中心的存在に成る。 ◆商業値79 ◆名声値142 ◆建設ポイント:100 ◆防衛ポイント:76 村の施設:24/24 豊かな菜園<救命草4つor魔香草1つをミッションごとに入手> 自宅の書架(図書館):<魔物知識判定or見識判定振り直し可能(1ミッション1回のみ)> のどかな牧場<生死判定振り直し可能> 交易路:<ミッションを達成する毎に商業値と名声値を+1> 地下錬鉄場:<全ての武器と防具を購入可能。2個建設で、10%割引> 目抜き通り:<武器・防具以外のすべてのアイテムを購入可能。2つ建造で10%割引> 商館:効果<武器・防具以外のアイテムが20%割引される> 軍事施設 物見櫓<先制判定振り直し可能> 武器倉庫<防衛ポイント+5 城門:効果<防衛ポイント+15> 城塞:効果<防衛ポイント+20> 衛兵駐屯地:<防衛ポイント+10> 公共施設 公衆浴場<生命力抵抗振り直し可能>2件建設。一件は自宅の裏に建設し、私物化。 噴水広場<精神力抵抗振り直し可能 水道橋:<施設建造数限界+4 ティダン神殿:<ティダンのMP上昇無し> シーン神殿:<シーンのMP上昇無し> サカロス神殿:<サカロスのMP上昇無し> 自動設置 冒険者の宿 ライダーギルド 騎士団支部 マギテックギルド 職人工房(エンチャンター:5Lv) ☆遺跡探索状況 ・オボロンの楽譜(イベントアイテム)→遺跡踏破済。 ・勇猛なるエッダの楽譜(イベントアイテム)→沼地にあり。エッダのトランペットを取得。 ・優しきウルトゥケの楽譜(イベントアイテム)→遺跡の手がかりは台地に? ・英明なるイラボス(イベントアイテム)→遺跡の場所は湖畔の湖? ・アルテーの楽譜(未取得)→遺跡場所は東の山岳山頂。 ・エターナルエンパイアの碑文(イベントアイテム) ・エターナルエンパイアの石版+1*3(イベントアイテム) 名誉人族(ナイトメア)称号:蛮族PCの名誉人族に準ずる。ただし、必要な名誉点が1ランク低下する。(「仲間」=10点) 【―――】【 湖畔 】【永遠帝】 主未討伐:すべて討伐 【―――】【 渓谷 】【 沼地 】 最下層探索済み遺跡:全て 【―――】【 森 】【山・沼】 刻印装置発見済遺跡:全て 【 街道 】【セイズ】【 山岳 】 エターナルエンパイアは、湖畔の東、沼地の北にあり。 【―――】【 荒野 】【 台地 】 拠点の問題チャート 【衣:1/資材不足 2/流通停止】【食:3/穀物不足 4/肉不足】【住:5/土地不足 6/外敵襲来】 【設定】 かつては貴族だった:落ちぶれて路頭にさまよっている時に冒険者に助けられた。 目標としている人がいる(いた):食い扶持と自分を助けた冒険者に憧れて冒険者に。 大きな失敗をした事がある:落ちぶれた後も元貴族のプライドでふるまったために初期パーティーから追い出された。 波打った金髪に猫目をしており、ほっそりとした華奢な身体をしている。胸はあるがやや小さく、お尻も小ぶり。 身体魅力【美麗な髪の毛】【華奢な体格】【映える礼服】 性癖【出世】【支配】【快楽】 【裏設定(仮)】 発情性のふたなり体質は、古代魔法文明の秘薬によるものだが、当人は覚えていない。 両親は、術師の家系として没落しつつあった家名を守るために、禁忌の術の研究に手をつけ、 先祖から伝わる「穢れの水」を赤子のリリーカに投与し、ペリクフェクト家最強の魔術師を創り上げようとした。 そして「穢れの酒」を入手し、リリーカに投与する直前に通報され、それが証拠として押収され、お家取り潰しとなった。 両親は軟禁状態にあり世界を知らぬリリーカを連れて逃亡し、最終的にリリーカを一人逃す形で命を落としたが、その際に追っ手も道連れにしている。 【セッション参加履歴】 (tatunoGM) GM:龍の音 (tatunoGM) メンバー:アリスタ(くろ)ミリル(SIX)ミモナ(みつき)リリーカ(ゆうやん) (tatunoGM) 報酬:陽光の指輪+1498G (一人の報酬) (tatunoGM) 経験点:1270点 (tatunoGM) 名誉点:8点 (tatunooGM) 2010/05/01 【巨大生物の森】 (tatunooGM) GM 龍の音 (tatunooGM) メンバー:リリーカ(ゆうやん)リーティア(SIX) (tatunooGM) 経験点1105+50点 (tatunooGM) 報酬:一人当たり1333G (tatunooGM) 名誉点:22点 (tatunooGM) GMファンブル:0 (Aki-Dice) yuuyansan - 【SW2キャラクターメイキング】 種族:ナイトメア (Aki-Dice) yuuyansan - 器用度 = [12][ 7] = 19(+3) 筋 力 = [12][ 4] = 16(+2) (Aki-Dice) yuuyansan - 敏捷度 = [12][ 6] = 18(+3) 生命力 = [12][ 1] = 13(+2) (Aki-Dice) yuuyansan - 知 力 = [ 6][ 8] = 14(+2) 精神力 = [ 6][ 8] = 14(+2) (Aki-Dice) yuuyansan - ([II-12]軽戦士)フェンサー Lv1 & エンハンサー Lv1 (Aki-Dice) yuuyansan - 所持金:1200 初期経験点:2000 『ゴブリン☆ジェノサイド』 報酬:1712 経験点:1330 名誉:23 救命草:13(195G) ←のGM経験投入 (cloclo_) ●2011/11/21 【エターナルへの道標―魔女の選択―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :0G (cloclo_) 経験点:1000点 (cloclo_) 名誉点:0点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2011/11/23 【エターナルへの道標―深淵よりの誘い―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :21810G (cloclo_) 経験点:1870+50点 (cloclo_) 名誉点:57点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2011/11/30 【エターナルへの道標―炎の巨人―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :0G (cloclo_) 経験点:1130点 (cloclo_) 名誉点:0点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/01/02 【エターナルへの道標―クラーケン退治譚―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :16250G (cloclo_) 経験点:6620点 (cloclo_) 名誉点:208点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/01/02 【エターナルへの道標―ドラゴンスレイヤーズ?―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :42835G (cloclo_) 経験点:3690+100点 (cloclo_) 名誉点:39点+【特殊称号:龍殺し(20点)】 (cloclo_) GMファンブル:2回 (cloclo_) ●2012/01/03 【エターナルへの道標―伝承蒐集家―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :30G (cloclo_) 経験点:1100点 (cloclo_) 名誉点:0点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/01/04 【エターナルへの道標―魔女と神官戦士の一夜―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :0G (cloclo_) 経験点:1000点 (cloclo_) 名誉点:0点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/03/25 【エターナルへの道標――再訪①】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :0G+5王国の金貨(50G)×23枚、1000G相当の装飾品、4点(200G)と8点(800G)の魔晶石 (cloclo_) 経験点:2280点 (cloclo_) 名誉点:56点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/04/01 【エターナルへの道標――再訪②】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :5点魔石×5+叡智の水×5+王国金貨(50G)×14+魔道書(1500G相当)+26900G+【ストゥハの託宣】×1 (cloclo_) 経験点:4670点 (cloclo_) 名誉点:105点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/06/02 【エターナルへの道標―遺跡再訪③―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :4272G (cloclo_) 経験点:3370点 (cloclo_) 名誉点:90点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/06/13 【エターナルへの道標―蛮族の影―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :0G (cloclo_) 経験点:1290点 (cloclo_) 名誉点:0点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/06/13 【エターナルへの道標―暗殺者?―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :5200G (cloclo_) 経験点:1370+50点 (cloclo_) 名誉点:0点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/06/24 【エターナルへの道標―竜魔神との死闘―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :33545G (cloclo_) 経験点:6850点 (cloclo_) 名誉点:182点 (cloclo_) GMファンブル:0回 (cloclo_) ●2012/06/24 【エターナルへの道標―剣神の解放―】 (cloclo_) GM:clo (cloclo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo_) 報酬 :57600G (cloclo_) 経験点:5740+450点 (cloclo_) 名誉点:316点 (cloclo_) GMファンブル:1回 (clo_) ●2012/10/20 【リリーカのセイズ村開拓史:シティ開放】 (clo_) GM:clo (clo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (clo_) 報酬 :エターナル発見報酬5万G+18100G+五王国の金貨(売値50G)7枚 (clo_) 経験点:2160+100点 (clo_) 名誉点:13点+<特殊称号:エターナルを見いだせし者(30点)> (clo_) ●2012/10/20 【リリーカのセイズ村開拓史:シティ探索】 (clo_) GM:clo (clo_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (clo_) 報酬 :27676G (clo_) 経験点:5460+50点 (clo_) 名誉点:53点 (clo_) GMファンブル:1回 (cloclo2_) ●2014/01/18 【リリーカのセイズ村開拓史:月神との遭遇】 (cloclo2_) GM:clo (cloclo2_) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo2_) 報酬 :一人5466G+神器(月神、陽神。詳細は後日) (cloclo2_) 経験点:4470+50点 (cloclo2_) 名誉点:38点 (cloclo2_) GMファンブル:2回 (cloclo2) GM:clo (cloclo2) 参加者:リリーカ(ゆうやん) (cloclo2) 報酬 :総計138690G+ドゥガナの外典(売却価格12500G)×2+5点魔晶石6個=一人当たり33038G←外典二冊買い取り (cloclo2) 経験点:9940点 (cloclo2) 名誉点:162点 (cloclo2) GMファンブル:0回 コメント hzg9h96abdk8
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一回戦第三試合その2 「提督、エリー湖の戦い勝利おめでとうございます」 合衆皇国海軍の制服を来た青年を、様々な人が取り囲む。 赤絨毯が敷き詰められた会場は、多くの人で溢れかえっていた。 バージニア州艦に存在するノーフォーク海軍基地。 ここは数ある海軍基地の中でも最大規模の軍事基地である。 今、この基地では祝勝会が開かれていた。 米英戦争の大きなターニングポイントになり、後の大英帝国消滅の遠因ともなったエリー湖の戦い。 その戦いに参加していた将兵らをねぎらう為の祝勝会であった。 参加者の多くは将官や佐官、及びその関係者である。 煌びやかな礼服に身を包み、美食やダンスに興じる。 そこには戦争の悲惨な空気など一抹も感じ取れなかった。 「いやぁ、しかし流石提督。これは、お父上の薫陶ですかな。」 モノクルを掛けた貴族が冗談めかして話しかける。 後に、エリー湖の英雄と呼ばれた青年は頭を下げ俯いた。 「やめて下さい……その、家族たちが見ていますので……」 周りからどっと湧き上がる笑い声、青年を暖かく見守る家族。 会場全てが幸せに満ちているように感じられた。 ……嘘だ、誰よりもそれをお前は知っている癖に…… 世界がどろりと崩れ落ちる、人も景色も真っ黒な墨になって霧散した。 そして、思い出したくもない言葉だけがリフレインする。 いやぁ、羨ましい 提督 やっぱり彼も ほら、挨拶なさい 提督 ミスリル原爆を投下します 提督 荷が重かったかな 比べてはいけない 私は 提督 よっぽど……の方が 提督 提督 提督! 大きな声が私を現実へ引き戻す。 「提督!」 目を開けると、まずクインの顔が目に入った。 彼女の目は赤く、そして少し腫れぼったくなっている、恐らく彼女も今しがたまで寝ていたのだろう。 「悪かった、起こしてしまったな」 クインの頭を一撫でし、ベッドから這い出る。 ベッド脇の水差しを持ち上げてみたが、あいにく空だった。 「うなされておりましたが、大丈夫ですか」 ベッドシーツを片手で掴んだままクインは問いかける。 「ああ、心配しなくていい、いつものやつだ」 よく見る悪夢の事をクインは把握している。 なぜ話したのか自分でも不思議であったが、クインに隠し事は余りしたくなかった。 服も羽織らずにキッチンへ向かう。 水道の蛇口を捻ろうとしたところで、作り置きのミスリルスムージーがあったなと思い出し、冷蔵庫を開く。 「クイン、何か飲むか」 「……いえ、私は結構です」 しばし逡巡した後に、返事が返って来た。 冷えたタンブラーを引っさげ寝室へ戻る。 クインは既に下着を身につけていた。黒い肌に純白の下着が映える。 「・・・・・・提督、提督は私達ダークエルフに優しくしてくださいますよね」 「それが、どうした?当然のことだ」 彼は私費を投じてダークエルフの保護活動を行っていた。 ダークエルフを迫害していた歴史は消えない、だが償いは出来る。 戦災孤児であったクインを引き取ったのも、そういった贖罪の一環であった。 「・・・・・・その、失礼ですが肌の色で差別をされないのなら」 クインがそう言いかけた所で、提督は遮った。 「クインよ、それは無理だ」 同じ有色人種であるタケダの民達を案じているのだろう。 クインの優しさは、微笑ましかったが戦場に持ち込むにはいささかセンチメント過ぎた。 「お前たちは抑圧され、未来を閉ざされた。猿どもは、おのが力を過信し自ら未来を閉ざした」 タンブラーを傾け、銀色に輝く液体を流し込む。 キンキンに冷えたミスリルが体中を巡り、眠っていた細胞を目覚めさせる。 「やつらに温情はかけんよ」 クインは、提督の目を見つめ何かを訴えかけたが、それ以上言葉をかけることは無かった。 「えらく冷えるな、ええっ?」 数人、いや数十人の男が氷原を歩いていた。 男たちはは支給された耐寒スーツを着込んでいたが、それでも寒いものは寒いのだ。 「ここら辺もずいぶん寂しくなったな・・・・・・」 ざっざっざっと歩く音だけが響く。 一面、死の荒野という表現がぴったりであったが、 歩いている男たちもまるで亡者のような足取りであった。 「今度はどこだって?」 先頭を歩く年長の男が訪ねる。 「C3ブロックだと」 「・・・・・・ニラクの奴の村の周辺か」 たったそれだけの会話だったが、重々しい足取りを さらに鈍らせるには十分だった。 「本当、寂しくなっちまうわなぁ・・・・・・」 「そうだな・・・・・・」 「・・・・・・」 男たちは歩きながら空を見上げた。 遮るもの一つない空で、星だけが煌々と輝いていた。 「提督、準備は宜しいでしょうか」 無機質な個室にクインの声が響き渡る。 小さなモニターと椅子しかない簡素な部屋で二人は待機していた。 「ああ、問題ない」 装備を確認しつつ答える、この一回戦は後々の為に布石を打っておかねばならぬ試合だ。 必然、戦場に持ち込むものも多くなる。 腰周りはガンベルトやナイフホルスターなどで溢れ返っている。 ミスリル合金製の防弾ジャケットを羽織りつつ、電子機器の作動をチェックする。 軽量・頑丈であるミスリルをふんだんに利用できるのは提督の地位の高さ故だろうか。 ミスリル火薬を内蔵した手榴弾「ホーリーパイナップル」等の姿も見える 「こんな所か、準備しすぎてしすぎるということは無いしな」 重火器類、弾薬にも問題は無い。 「・・・・・・そろそろお時間です、御武運を」 時間になりました、選手の皆様はポータルの前までお進みください・・・・・・ 時間になりました、選手の皆様はポータルの前までお進みください・・・・・・ 無機質な機械アナウンスが繰り返される。 「ああ、行って来る」 まるで戦争映画の一兵卒のやり取りだな、とふと思った。 ステイツフリート四隻を指揮する自分が一兵卒、正直悪くない。 人間というものは、自己を凌駕する大きな何かの前では誰もが一兵卒に過ぎないのだ。 怯え、竦み、恐れ、それでも抵抗するのだ。 彼にとって抵抗すべき存在は--- そこまで考えたときポータルが一際大きく輝き、一瞬彼は意識を失った。 「バーニア、スラスター等取り付け完了報告が来ました」 多くの制服を着込んだ人物が、慌しく蠢く。 ここは、軍事施設だろうか、報告を受けた指揮官と思しき男が新たな指令を出す。 「ご苦労、いつでも射出準備できるようにしておきなさい」 「はっ!」 報告のために飛び込んできた青年は、飛び込んできたときと同じ速度で退室していった。 目を開いたら、一面草原であった。 ここは・・・サバンナか、彼は地形一覧から合致する地形を思い起こした。 確かサバンナは、1km四方に囲まれた地形だったはずだ。 ゆっくりと周りを見渡す・・・ いた 4~500mほど先であろうか、椅子か何かに腰掛けた人影が見えた。 恐らく向こうもこちらを視認しているであろう。 ・・・いけない、今はまだ他にすることがある。 彼は冷静さを取り戻した、戦いを始める前にいくらでも確かめねばならぬことはある。 まずはポータルの確認だ。 彼が右手をさっと振りかざすと、サバンナの大地にワープポータルが出現した、しかし。 「なるほど……ポータル自体は開けるが外には出れんか」 軽く中を確認したが出口となるポータルは開いていない。 希望崎学園のロストテクノロジーにより、試合会場から会場外に影響を与える事は出来ない。 「確認できただけよしとするか……後は」 右手で超小型のVSAT(可般型衛星通信システム)のスイッチを入れ、インカムをオンにした。 「アローアロー、こちらは皇国海軍所属、コールサインはエイブル、デルタ、マイク、インディア・・・・・・」 「ごきげんよう」 「ハロ~!」 二人のファーストコンタクトは思ったよりも和やかであった。 両者の距離は7~8m程までに縮まっていた。 遠くから『提督』がゆっくり近づいても、姫宮マリは動かなかった。 マリにも、そして『提督』にも一つ確信に近い考えがあった。 すぐに戦闘になることは無いだろう・・・・・・そして。 「お互いがお互いの不意を突こうとしている」と、そう考えた。 「あー、可愛らシイお嬢サンですネ!」 作った声で話しかけながらも警戒は怠らない。 両足がなく、車椅子を使用している。 単純に考えれば、車椅子に何らかのギミックが仕込んでいる・・・・・・ もしくは、足が無くとも何のハンデにもならないか、だ。 「まぁ、照れますわ」 マリは、重火器やナイフ等の武装を観察する、もしこれをそのまま使ってくるような魔人なら組し易いだろう。 だが魔人能力次第で勝負はいくらでも揺れ動く。 「少しお話シマセんか」 「ええ、よろしくってよ」 二人とも腹の探りあい・・・・・・そして仕掛けるタイミングを伺っていた。 「もシ、もしデス!貴方がオ金が目的デあれバ、私タチは仲良クできるカモしれまセーン」 「まぁ!どういうことかしら!興味ありますわ!!」 交渉は出来ないか・・・・・・と『提督』は悟った。 金銭に興味が無いのはあからさまだった。 『提督』の戦闘スタイルは典型的なアメリカンスタイルであった。 即ち、まず交渉する、それが叶わなければ次は脅迫、それでも従わない場合に初めて武力行使となる。 通常は脅迫フェイズとなるのだが、それが通じるような相手はそもそも武闘会に参戦しないだろう。 そうなれば…… 「実はデスね……」 ゆっくりと左手を腰のナイフホルスターに伸ばす。 もちろん姫宮マリも、その動作には気づいている。 『提督』はゆっくりと動き、自分がナイフを抜こうとしている所をあえて見せつけた。 この距離なら大した事にはなるまいと、大抵の人間は考えるはずだ。 だが、ナイフをつまみ上げた瞬間である。 バヂン! 大きな音が響き、手元からナイフが消えた。 いや、実際は消えてなどいない。弾け飛んだのだ。 スペツナズナイフと呼ばれる武器がある。 柄にスプリングを仕込んだナイフで、トリガーを操作することで刀身を射出できる様になっている。 有効射程は5m程と短く、主に近距離での奇襲などの為に使われる。 しかし『提督』が所持しているナイフは特注のスペツナズナイフである。 柄の部分にスプリングを仕込んでる点は同じだが、射出仕様が大幅に違う。 スプリングを極限まで縮めた状態で接着。 「閉じた」接着面を強制的に「開く」事で弾性エネルギーを解放。 射程・威力を大幅に上昇させるとともに、他者には利用できない仕組みになっている。 銃弾よりも早く刀身が閃く。 そして、その刀身よりも早く閃く何かが『提督』に襲いかかる。 紅い粒子の尾を引き、襲い来るのはもちろん姫宮マリである。 鋭く美しい蹴りが『提督』の喉を狙う。 だが、当たれば致命傷であろう一撃は外れることになる。 恐ろしい速度で距離を「縮めて」きた何かに対し、本能的に彼は距離を「開いた」のだ。 本当に偶然と言ってもよい、本能的な恐怖が彼を救った。 「エマージェンシー!」 彼はそう叫ぶ、それは自らを奮い立たせる言葉か、あるいは…… 「無駄ですわよ」 加速を続け、さらにマリは蹴りを放つ。 だが、奇襲でなければ対応出来るとばかりに『提督』は距離を「開き」続ける。 しくじった、この手のスピードアンドパワーの単純なタイプだったか…… 『提督』は自分の苦手とするマッチアップに苦虫を噛み潰した、今は逃げまわるしかない。 マリの蹴りが幾度か躱されたのち、改めて二人は対峙した だが、最初の時の余裕は『提督』にはない。 「鬼ごっこはもうおわりかしら」 マリには余裕があった、奥の手無しで有利をとっているという心理的余裕だ。 「でも、もうおしまいですわ……」 マリの体を流線型のスーツが包む。 瞬時に『提督』が距離を…「開く」筈であった、いや開いてはいた。 だが、単純にそれを上回るスピードでマリは追いついた 「アン!」 紅い線が光る、手が千切れ飛ぶ 逃げる追う逃げる追う逃げる追う 「ドゥ!!」 紅い線が走る、足が千切れ飛ぶ。 逃げる追う逃げる追う逃げる追う マリの活動限界を示すインジケータが紅く光る 問題ない、あと一呼吸で首を刎ねるだけだ。 「トロ!?」 最後の蹴りが放たれる瞬間であった、義足が外れた、いや外された。 装着型であれば必ず継ぎ目があると『提督』は踏んだ、そして接合面を強制的に外した。 凄まじいスピードで転倒するマリ、そして仰向けになって転がったマリは、とてつもないものを見ることとなる。 「……猿のくせに強かったよ、正直負けた。だからこっからは運試しだ」 「し、白豚風情が……、こんな、こんな……」 能力の反動まともに動けないマリ、片手片足をもがれ動けない『提督』 二人の頭上はるか高くには大きな何かが落下しようとしていた。 ICBA 大陸間弾道アラスカである 広大なアラスカを一部切り取り、落とす 単純な質量兵器である。 「奥の手中の奥の手だったんだが…まぁ、仕方あるまい」 「ゆ、許しませんわよ……こんな事が許されて…」 サバンナの動物たちが尽く上を向く、それは世界最後の日の光景であった。 全てが光に飲み込まれ、……そして勝利者は『提督』と判定が出された。 了
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名前 ノダチ PL ◆8PfM.NT106 年齢 ? 性別 男性 職業 ネクロマンサー(賢者)(能力値自由振り分け) 人種 魔族(元荒野人) 能力値 武勇 機敏 精神 備考 基本値 1 1 10 攻撃力 1 1 14 (闇+4) 防御力 2 1 10 闇以外の属性魔法に-1 聖+1 HP 20 スキル 常備 投射魔法自己犠牲飛行 消費 治癒魔法召喚魔法再生魔法魅了回避資産 経験点 0(100)(GM経験点21) 英雄点 60(使用55) (バリア1突破) 参加回 なし 装備品 武器(両手) 老樹の杖相当の両腕に刻まれた文様(専用化済) 35000G 0 0 4 盾 なし 鎧 よれよれの黒衣相当の常闇のローブ 装飾品 黒瑪瑙の指輪(闇属性精神攻撃に+2 その他の属性に対する防御に-1)売価4000G闇の指輪 10000G 攻撃/精神(闇)+1 技能書・魔法書 なにかの皮でできた書物(闇+1)・「死者の書 上」 30000G 吸血鬼の呪文 精神-2で闇属性の精神攻撃を行い、与えたダメージの1/2に等しいHPを回復する 「詠唱」可「スタン攻撃」可「急所狙い」可 ・「アルソンの自叙伝」 10000G 盾かざし ・・「聖医の書 中」 20000G 治療術 「治癒魔法」+4 応急手当 +2・技能《ワードオブゴドー》効果:1セッションに1度だけ使用可能、攻撃スキルの使用宣言後、相手の行動(これはダイスロールではなく、相手の防御スキルの使用の有無である)を見た後にスキルの使用を取り消すことが出来る、しかしそれに伴ってダイスのふり直しは発生しない、取り消せる攻撃スキルは一つである。・技能書『聖絶』 範囲可能 シーン内有効 セッションに一回聖以外のあらゆる加護を否定する神意の具現化精神値の対抗判定で勝利した場合、対象が装備する聖以外の魔法属性&属性修正分のダメージを与えるその後、自身の手番時に再抵抗に成功するか、所持品を手放すまで手番終了時にダメージが継続する武器防具装飾品の着脱はアイテムルールに従う(魔法書は武器相当)魔法属性のある精霊や召喚は抵抗に成功しない限りダメージを受け続ける属性補正は攻撃にのっている部分だけで防御修正は関係なし 魔法書はひとつえらぶごとに1と換算 所持品 非消費 ・調合道具(調合に+2)・『忘却の日記』 消耗品 突発用解毒薬 応急セット 簡易呪縛印・青 上等な傷薬・ぼろぼろの札:売値100G 防御/斬+1を得る札。一回で破れる・サモニングカード・『液鋼の塗膜』 消耗品 売値2000 フレーバー ぼろぼろの本 一昔前の羽根ペン 羊皮紙の束 あやしいランタン あやしい油 なんかあやしい小袋 素材 クルカの葉 銀 染料 宝石 祝福された布*2 燃える羽根 生肉 錆びた防具 ・裁縫術:《風鳴りのマント》 記念品 突発43:リュンクスの子供 首ポロ:クリーピングコインのはいった瓶 見捨てられた村;眼球の入った瓶 牢獄;等身大人形(礼服男)質感も人間、どうみても人間、むしろ死体、傷をつければ血のようなものすら流れる精巧な人形水竜の眼球 所持金 8696G 累計所持金 195203 備考 2万円スッた NPC利用 可 二次創作 可 外見 黒髪長髪、切れ長の目に深い闇を宿す、黒衣を引きずる男。美形。あやしい。肌の色は浅黒く、荒野人の面影をのこしている。声や見た目からは二十代後半から三十代の印象を受けるが年齢不詳。 口調 一人称 私 三人称 おまえ 備考 沈黙や間が多くゆっくりとした口調。詠唱は略式でかなり独自。 設定 元、ミルドラを奉ずる古き荒野の民。神官であり墓守であったが、とある事件により魔族と変容する。事件によって失った記憶は既に取り戻し、同時にミルドラへの信仰も捨てている。今はただ己の好奇心と形無き目的の為、冒険者に紛れ、現世を彷徨っている。 性格 冷静で感情の揺れ幅が小さい。無頓着で無愛想で無口。案外に好奇心が強く、自身の体質も相まってややもすれば無謀な行動をとることがある。死霊術の他、人間の悪意等負の感情に興味を持っている。 召喚生物 黒塊(4/4/4)足の六本ある獣、双頭の蛇、巨大な百足などの地を這う物。寄り代の無い闇の塊、質量のある影。様々な形をとるが自我は同じであり、エネルギー体に近い。 コネクション サウィル/多少の親近ダイアモンド/面白いクォート/面白いベルノア/従者デス/従者レーター/興味ヒース・グリフ(NPC)/魔術師ナーガールジュナ/幼子 近況 変容は未だ現在進行形らしく、つい先日触媒を得て肉体が不死者のそれとなった。一度霧散し復活を遂げたのをきっかけに、魔力を瞬間的に放出、収束することでの肉体の再生成方法を得た。(回避)冒険者に混じって依頼を受けているのはどうやら金の為ではないらしく、出所不明の大金を無造作に扱っている。(資産)相手の自我に影響を与えない簡易的な蘇生方法を得る。(再生魔法)ぼんやりとした記憶の淵から明瞭な意識が目覚める。(精神+1)気が向く(自己犠牲)記憶を取り戻したことによって、仮面をはずす気になる(仮面売却)仮面の下に隠された目が露わになる(魅了)命を取り戻すと同時に死を取り戻し、面倒なことにそれを守らねばならなくなる(飛行)これを魂と呼ぶとすれば、それも構わないだろう(精神+1) +■PC面識表 ■PC面識表 マイア 突発39 ………活きがいいな… イグナシオ 突発39 ……使いでは、ないでもない… サウィル 突発39 ………良い腕だ…危ういが、な… レーア 突発39 …人のままであの場に立ったことは、評価しよう… ダイアモンド 突発43 ………なかなか、面白い……… アネット 突発43 ………やるものだ… エウスタシオ 突発43 ……あの曲…、悪くは、ない… アルセシア 突発53 …生き急いで、いるな… ウォーレン 突発53 …面白い作りをしている… マウリシオ 突発53 …ホビット、か…… オウミ 突発83 ……らしからぬ、神官…だな… ライマル 突発83 ……いろいろと、考えつくものだ… リアス 突発83 …あれもまた…狭間の一人、か… ジョズス 突発94 …… リュカ 突発94 …… リセ 突発94 …使うには…頼りない、か… ロゼ 突発94 ………血が、あり余っている、な… レアン ランダム ………ふ ローウェル ランダム ……傀儡とはいえ、やるものだ… ベルノア ランダム …それなりには…やるようだ… テツ 突59 …日輪の魔族、か… ラティア 突59 ……同胞、とでも呼ぼうか…? セレステ ランダム ……… リューニ ランダム ……人の身で…よくやるものよ… アシュレイ ランダム …… ブラスト バベルの天塔1 ……あれは…使える…か キョウサ バベルの天塔1 ……悪くは…ないな シン バベルの天塔1 …… エルセ ランダム ……歪みに有る…な… パレーネ ランダム …… ドードー バベルの天塔 …… レージル バベルの天塔 …… コンラート バベルの天塔 ……ふ、残念…だったな… ヴィエリ 突軍事 …… フリード 突軍事 …… デス 突発131 ……………………深き淵の者…か… ユウヘイ 突発131 ……生者とは…貪欲なる者よ… ミラグロス 突132 ……………………………………ふ ヨミ 突132 ……若き同胞、と…言ったところか… ディア 突132 …あの手合いは…強い、な… クズノハ 突132 ……………………ふむ… ヘルベルト 見捨てられた村 …… ロドニー ティアガドの悪魔 …生きて深遠に踏み入れるとは…な アサギ ゴドー ………………死に魅入られている、な… マイリス ゴドー …… オリヴィエ ゴドー …騒がしいな ゲイン ゴドー …… ワッツ ランダム ……既に苗床……か アシュレイ ランダム ………………………ふ ウォルド ランダム ……惜しいな アイラーヴィータ 色迷宮 ………エルフ、か ソール 色迷宮 …………………悪くはない…な アイネ 色迷宮 …… ルート 色迷宮 ……………………ふむ ネフィ 牢獄 …… レゾル 牢獄 …… アティア 牢獄 ………… クプルーム 牢獄 ……足掻くものよ… クォート 牢獄 ……………王とはまだ…呼べぬ、な ハヤテ 海賊船 ……… ニース 廃坑探索 …… キャスバル 廃坑探索 ………… ストレリチア 廃坑探索 ……… ソーニャ 廃坑探索 …… ホプルス 天使 ………ふ ムギ 天使 ……… レーター 天使 ………面白い シルッカ 天使 … アム 絵画物語 …… アルタリア 絵画物語 …… ウィスカー 絵画物語 …… シノ 逃亡犯 ……… ジャンゴ 逃亡犯 …… ラド 逃亡犯 ………人の身にしては…しぶといな ゼノ 逃亡犯 …… ストレリチア 無垢なる罪人 …………ほう ヴィエリ 無垢なる罪人 ……………… フォルティス 無垢なる罪人 …… イリス 無垢なる罪人 …… アーシュラ 無垢なる罪人 ………ふむ 死体ゲット遍歴 いっぱい 「這いずる者達の挽歌」 骨とか死体とか 魔術師 突発94 死体 ボーガンと仲間 突発135 眼球 水龍 にせっぱつ 眼球 +■アイテム詳細 裁縫術:《風鳴りのマント》売価:0G 祝福された布、錆びた防具、西風の精の涙、宝石、ダイモンの羽根を集めると作成可能、 エルフ族にかつて伝わっていた失われた秘伝、 風鳴りのマント 非売品(売価25000G) 分類:装飾品 効果:空・地属性ダメージ半減、落下ダメージ無効、機敏防御+1、身躱し、跳躍に関する判定に+8の補正 説明:エルフ族にかつて伝わっていたという秘伝のマント、これを身に付けた物は風を操り、自由に空を飛んだ、とも言われる サモニング・カード 基本的に非売品、買える場合、買価10000G 売却価格は2500G 召喚術の封入された札、あるいは召喚獣の封入された札、 使用すると封入された召喚獣が現れる、どんな契約が封入されていたかによって効果は変わる、 もしこれがPCの利用可能なアイテムとして、特別なアイテムではなくコモンなアイテムとして出現した時はランダムに効果が変わる、 1d6を振り、出た目によって以下の効果をもたらす、 1:ザラマンダー・辺りを炎で包む、精神5での炎属性範囲魔法、 攻撃でのダイスで9以上の目が出た時、1d6を振り、そのダメージを追加する、 振った1d6で5以上が出た時はまた同じように1d6を振り、4以下が出るまでそれを繰り返す、 2:ウンディーネ・辺りに霧を振りまく、PT全員を3回復し、敵の視界を奪う、 敵は攻撃するときに-2のペナルティがつく、1ターン持続、 3:ジュルフェ・強風が全てを吹き飛ばす、投射魔法、射撃が全員不可能となる、 他者へのアイテム使用、譲渡も行えなくなり、全員が攻撃するときに-3のペナルティを負う、2ターン持続、 4:コーボルト・小さな土の精が現れる、《HP15 能力値2:1:3 スキル:家事 鉄腕》の小さな友好的精霊を呼び出す、この精霊は鉱物の採掘などに優れ、 土や山に関する判定では常に《ダイス目が》+2される、 5:ナックラヴィー・皮膚の無い半人半馬の水妖を呼び出す、 毒の息を辺りに吐き散らし、5分の間その周辺にいる《生物》全てに1d6のダメージを与え続ける、 6:エンゼル・友好的な天使を呼び出す、PT全体のHPを5回復する、 ミルドラを含む、神を信ずる者には二倍の効果をもたらす、 その上で周囲の不死者に対し精神6での聖属性の攻撃を行う、 これは彼(彼女)が存在するだけで周囲の生命の輪廻が浄化されるからである、 ●簡易呪縛印・青(消耗品/価値3000G /売値1500G) 基準値4で判定し、相手は精神による対抗判定を行う。 判定に勝利した場合、相手の能動的な 移動 及び 隊列変更 を禁止することができる。 効果は3ターン(3分間)持続する。精神攻撃の射程内の単体に有効。 『液鋼の塗膜』 消耗品 売値2000 使用すると24時間の間、分類上の無生物(石や岩)として扱われる 毒や急所狙いなどの有機系への追加ダメージ関係などが無効になり、病気の進行なども停止する 食事、自然回復、治癒魔法なども一切受け付けない、細かいところはGMの無生物(ゴーレムやらなにやら)の判断に一任 HP0で行動不能、回復や蘇生は鍛冶か錬金術(応急手当て相当)でのみ可能、街の鍛冶屋なら2000でガンガンしてくれる 行動不能で効果終了した場合は、通常の戦闘不能になる 『忘却の日記』 装飾品扱い (呪・解呪抵抗は精神目標20) 今の状態では無価値 ブランクなら売値3000 最初に手にした人物に効果を発揮し、以降全ての事柄が自動的に記されていく日記 書かれている事柄を破り捨てることで、その事象を存在しなかったことにできる 戦闘時であれば手番を消費して使用 使用宣言と同時に1d6の最大HPを永続的に失う そのセッション中に登録者の身体に起きた『あらゆる事象』を一つだけ無かったことにできる (ログでいれば1行程度、スキル消費、ダメージ、特殊効果など身体に影響を与えることなら正負問わずほぼ全てを対象とする) またページを破くのは本人で無く第三者でも構わない 失ったHPの回復は経験点でのみ回復する、呪いを解こうが何しようがそういうルール 現在はリエルという名前で登録されており、現在進行形で効果を発揮している PL以外からのコメント コメント
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※ 相変わらず、異性装表現が含まれますので苦手な方、不快に思う方は自己防衛してください。 最早俺には、黙って頷くことしかできなかった。 私の無言のイエスにひとつ頷いた後、ロゼは優美な動作でソファから立ち上がる。 「よろしい。──さて、お前も納得ずくで御遣いを引き受けてくれたところで、潜入用の服は用意してある。御遣い先──ソルティレージュ嬢は今、魔法学院で世話になっているらしいからね。そこに行けば確実に会えるだろう。さあ、今着ている物を脱ぎなさい。私が手ずから着替えさせてあげようね」 話すうちに次第に言動が不穏なものを帯びてきたので嫌な予感はしていたが、それは直ぐに的中した。何処から取り出したのか、明らかに女物の学生服を手に、有無を言わせぬ勢いでロゼは俺に迫ってきた。 「ちょ、待ってください! 何故、俺にそのような格好をさせる必要があるのです!? 貴方なら男性用制服を手に入れる事だって簡単な筈だ!」 思わず後ずさったが、背後は直ぐにドア。俺はあっという間にロゼに追い詰められる。女性にしては少し背が高めのロゼに、口惜しいがまだ成長途上の俺では体格では叶わないし──それ以前に幾ら鍛錬をしていても、只の人間が"古き世代"の真祖に力で訴えられれば結果は推して知るべしだ。勝負以前に同じ土俵にすら立てない。 それでも容易く肌には触れさせまいと、俺は身に着けている体術の限りを駆使して立ち回る。──正直、父様や皆や目の前の本人が護身のためにと叩き込んでくれた技術を、こういう無駄遣いはしたくなかったが。 「ご明察。此方を用立てたのは、その方が面白いからに他ならない。それにね、私としては前々から言っているが、お前には礼服よりもドレスの方が似合うと思うのだよ。それを妥協して普段は許してやっているのだから、こういう時くらいは逆らわずに私の目を楽しませなさい。それとも何かね、お前はこれを着ない代わりに普段からドレスで過ごしたいというのかね?」 「断固断る!!」 リリアローゼの艶やかな金瞳は、半ば本気の色を称えていた。出たな。リリアローゼの悪癖二つ目め! 俺の乳母は美しいものは何でも寵愛するが、別けても幼い子供や歳若い少年少女が大好きで──好みの相手を己の趣味で着飾るのが好きで好きでたまらないのだ。俺は丁度ロゼの守備範囲真っ只中にいるようで、早く己に急激な成長期が来ることを願ってやまない。俺の格好も純然たる彼女の趣味だ。これでも妥協の結果だというから末恐ろしい。俺としてはもっと汚しても破いても問題ない、動きやすくて安い格好の方が良いというのに。 性的に倒錯した格好をさせる方がもっと良いというリリアローゼは、一度くらい日光を浴びて頭をさっぱりさせてくるといいと思う。"旧き世代"はそれくらいでは根本的にどうこうならぬと知っているからな! ソルティレージュ嬢には、できれば『特区』の民の良識を疑われるようなこんな醜態は見せて欲しくないものだが、……似姿でも伝わってきたあの美貌からすると目を輝かせるのだろう事は考えるまでもなく思い描けた。 「や、め、ちょ……かあさま、どこ触っ、や──!」 乳母の悪癖の発露に業を煮やしていると、年の功やら力の差で、リリアローゼの手は俺の防御をすり抜け、ともすればきわどい部分にまで触れてくる。そんな所は触らなくていい筈なのだが!? こんな時に"黒帳(ドゥンケルハイト)"が居れば幾らロゼが相手とはいえ、多少なりと跳ね除けられるというのに! こういう時に限って忠実な騎士剣は俺の手元から留守であった。 「相変わらず脱ぐのは苦手なようだから手伝ってあげようというのだ。ふふ、余り可愛い声をあげるものじゃあない。本当にいけないことをしたくなってしまうだろう? 永く生きても私とて命は惜しいからね。古竜の吐息を浴びるようなことはさせないでおくれよ?」 「ッ、戯れを! そもそも、かつて己が乳を上げたような相手に、そんなことを欠片でも考えないで頂きたい!」 「強ち冗談でもないよ。最近はお前も随分と"美味しそう"になってきたしね。熟れ過ぎて腐る前に摘み取るのも悪くないかと」 このペドフィリアが!! 思っていても、戦慄いた唇からはあまりのことに声も出なかった。 マントが先ず剥がされて床に落ちた。ついで手袋が剥ぎ取られ、リボンタイが解かれる。顕わになった首筋に、戯れめいて百花の唇が落とされた。それだけで背筋に、形容したくもない戦慄が背骨から腰下に向けてが走るのだから、存在その者が誘惑で出来ている真祖という奴は空恐ろしい。 「うん、この包み紙を解くようなじれったさが堪らないね……ねえ、フィー。食べてもいいかい?」 「──ぶち殺しますよ、"育ての母(ナニー)"!!!」 戯れでなくとも情人以外に身を任すほど、俺は貞操観念の緩い人間ではない! いかん。余りの呆れと怒りで、そろそろ言語を繕う余裕がなくなってきた。開かれたシャツの隙間から入ってこようとした手を、がっちりと掴んで留める。 俺の手の甲に浮いた淡い虹真珠の煌きで、乳母は俺の抵抗の本気具合を察したようだ。 俺は確かに只の人間だ。魔剣を使い、父様の目を与えられてはいても、根本的には人以外の何者でもない。なれない。普段は。 しかし、父様から『特区』と命と貞操の危機には──いや前者二つと最後のひとつを同列に並べるのはどうかと思うのだが──『奥の手』を使うことを許されている。 こんなお披露目は全く持ってしたくないのだが、"旧き世代"などといった規格外の存在に抗う手段というのはそう多くない。俺が覚悟を決めかけたところで、唐突にロゼは手を引っ込めた。 「こわいこわい、まあお前は棘の有り過ぎる薔薇だ。父親に、本人に、──後は、お前の魔剣たちは仮令合意の上でのことでも、悋気で串刺しにしてくれそうだからねえ? ……生半可な気持ちで手を出すのは止めておくよ。機嫌を直しておくれ? ああ、そうだ。私からも御遣いをしてくれるいい子にはご褒美があるというのを伝えていなかった。お前の気にしていた案件、『地上』の知人に通しておいたのだがね。お前とその件で話す席を設けて貰ったよ。ついでに行っておいで」 安堵にほっと息を吐く間もなかった。ロゼはどうしてそっちを隠したりするのか! 「──は? そういう重要なことは父様の手紙以前に先に言っておいてください!!」 父様が関わることは俺にとっての最重要項目だが、別段それ以外でだって重要な案件を持ち出されれば話を聞く余地はあるというのに。わざわざそっちを後出しにして、俺が複雑な思いをするだろう切り札を先に切る辺りは本当に性根が腐っている。 ぽかん、と目を丸くした後に思わず叫んだ私の顔が余程おかしかったのか。 リリアローゼは声を上げて、それはもう楽しそうに笑った。悪戯の成功した、子供のような顔だった。 所詮、二十年も生きていない俺では、この老獪かつ用意周到、己の愉しみの為なら何よりも全力を尽くす"旧き世代(アルハイク)"の思惑の糸から逃れられようはずもなかったのだ。 その後、俺がロゼの魔法のような手に残っていた衣服をあっという間に脱衣させられ、女物の制服を身に着けさせられたばかりか──薄化粧に香水と、彼女の趣味全開の"おめかし"の洗礼まで受けさせられたのは、正直思い出したくもない事実である。 ※ ※ ※ 「──そういう訳だ。ようするにロゼの盛大な暇潰しに付き合わされておる」 お前にもすまぬことをしているな、と疲労感と申し訳なさからかどんより曇った目をしてフィロさんは僕──ミケル向けの事情説明を締めくくった。盛大な溜め息のおまけも付く。 校内の喫茶室でお茶しながらかいつまんで聴いた話で、フィロさんのじょそ……もとい格好には一応の納得がいった。 つまるところ、フィロさんは多少無茶な頼みであってもNOといえない位には、そのリリアローゼというひとに頭が上がらないらしい。 「とはいえ、ひとりアルコ・イリスに暮らす真祖の少女を案じている、というのも嘘ではないのだろう。……あれで中々情の深い所があるのだ。それ以上に遊び心に溢れ過ぎている、が」 フィロさんは再度溜め息を吐いた。複雑な親愛と食傷が見て取れる。そういう顔をしていると本当に只の人間にしか見えない。いや、実際フィロさんは混じり気なく僕と同じ人間らしいのだけれど。 ──というか、人間だったのか、と。『特区』の内情の一部とか、"旧き世代"が地下で面白おかしく暮らしているとか、驚愕ポイントは余りにも多かったけどフィロさんの話の中で僕が一番驚かされたのは実はそこだったりする。てっきり魔物なのだと思っていたけれど、そうではなくて古竜の目を貰った人間なのだと──なら、どうして君は『特区』に? というのは流石に無神経すぎて聞けなかった。 「フィロさんも大変ですねえ……。まあこれでも食べて元気を出して下さい。そういえばどうして剣持ってかなかったんですか? 今も持ってないし。あの物々しい奴ですよね」 代わりに茶請けのクリームケーキを自分の分もどうぞと勧めながら、別のことをたずねた。 ぱ、と瞳が輝くのが解かった。フィロさんは甘いものがすごく好きみたいだ。喫茶室の甘味を気に入ったみたいでさっきから美味しそうに、その時ばかりは幸せそうにしていたのを思い出す。一口クリームを口に運んだ瞬間から、フィロさんのどんより加減は幾分マシになっていた。僕の質問にも答えてくれる。 「ん? ああ、ミケルに逢った時に佩いておったのは"咎討ち(ブラム・ノッカー)"と"黒帳(ドゥンケルハイト)"か。一本は留守番、もう一本は他の剣と共に術士の元に調律に出しておる。──それに、学院内で剣を下げてうろつく訳にも行くまい」 ケーキを食べ始めていたフォークと口を途中で止め、「幾ら地下暮らしが長いとはいえ、私とてその程度の常識は弁えている」とフィロさんは小さく胸を張った。 ──案外武器携帯してうろついている人も少なくないんですけどね、この学院。という事実はあんまり褒められたことでもないので、秘密にしておいた。 「それで、ミケル。私の事情は解かって貰えたならば……協力してもらえないだろうか? 礼と言えるほどの事はあまりできぬのだが」 申し訳なさそうに上目遣いに僕を見たフィロさん。そんな顔する必要ないのに。 僕は首を横に振ってから、安心させるように笑って見せた。 「いいですって。僕、前にフィロさんに助けられたようなものだし! 困った時はお互い様、でしょ? ……で、僕は何すればいいんですか?」 「ありがたい。……ミケルには、ソルティレージュ嬢の所に案内してもらいたいのだ。私は、流石に院内の詳しい配置やクラス分けなどは知らぬゆえ。一刻も早く手紙を届けてしまいたい。それまではこの情けない仮装を脱げぬからな!」 僕の言葉にほっとした様子から一転、急転直下。低くも血反吐を吐くような叫びだった。女装のままだからか、竜眼だという虹色の目の方が隠されているからか、少々迫力に欠けるが切実そう。僕にはどういう仕組みになっているかわからないのだけれど、御遣いを果たす前に脱いだら判る仕掛けになっているらしい。 こう言っては何ですが似合ってるから別に暫くそのままでもいいんじゃないですか。違和感なく校内に溶け込めるくらいには馴染んでますよ。 ……いや、言うのは辞めよう。何も僕が追い討ちをかける必要はない。言葉というのは時に鋭い刃になるのだから。 とりあえずもう一個ケーキを注文して、フィロさんに英気を養ってもらってから、僕らは喫茶室を出た。 「こっちですよ、フィロさん」 「ミケルは流石通い慣れているだけあるな。似たような部屋がこんなに多いのに」 ちょっと先立って連れて行っただけなのに、尊敬みたいな目を向けられると少し気恥ずかしいような、嬉しいような。 中庭でフィロさんがきょろきょろしていたのは、どうも学院の構造への戸惑いが強かったらしい。格好が格好だけに不審者扱いされたくなくて、誰にも話しかけられず困っていた所でたまたま僕が通りかかったとのこと。縁が結ぶ偶然ってあるものなんだなと、少し思う。 そんなこんなでフィロさんを案内して向かった先はハルトマン導師の教室。仮令ソルティレージュさんが留守でも、居場所の心当たり位は聞けるだろうと踏んでのことだ。 ──が、行ってみると何やら教室の周りに人だかりが出来ている。何かあったのだろうか? こういう風景を目にすると、『アルコ・イリス クロニクル』の雑用係にして新聞サークル員の血が騒ぐ。 「ちょっと失礼しますよー……って、えええええ!?」 人ごみを掻き分けて何の気なしに教室内を覗き込んだ僕は、目の当たりにした光景の予想外さに思わず叫んでしまった。くっついて来たフィロさんも少し目を丸くしている。 僕が見たのは、教室内に机や椅子がばらばら飛び散り、ひとらしきものが思いっきり床にめり込まされ、その傍らではソルティレージュさんがまるで汚物を見るような冷え切った眼差しを向けているという、まるで劇画のような光景だった。