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名前 倉科 カナ ふりがな くらしな かな 生年月日 1987年12月23日 血液型 O型 出身地 熊本県熊本市 公式ファンサイトURL 倉科カナオフィシャルサイト 主な活動 最新ニュース TBS秋ドラマ俳優陣のNGシーンを初公開! - テレビドガッチ 10代の妊娠・出産という難役に挑戦。『命のバトン』主演鈴木梨央さんインタビュー|VERY(magacol) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 岡田将生、倉科カナ、麻実れいが描くいびつな家族像。上村聡史演出『ガラスの動物園』稽古場レポート(ぴあ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 竹野内豊との別れから3年…倉科カナ33歳が“女が嫌う女”役がハマる理由(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 清野菜名、無垢な“すっぴん”公開「小学生のような目で…」 ファン絶賛「可愛すぎる」「女優さんは違うね」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 観月ありさ 30年連続の連ドラ主演!“ドロキュン”「奪い愛」で記録更新、27~30日深夜放送(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 倉科カナ “私のための最高の一杯”に笑顔「まさに、情熱ですね!!!」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 倉科カナ、桜井木穂、伊織もえ、本郷柚巴…2021年を彩った「巨大バスト美女」たち - アサ芸プラス 倉科カナの一人二役に驚がく|ニフティニュース - ニフティニュース 『ハンオシ』倉科カナ、“1人2役”で魔性の女っぷりを発揮 「あざとかわいい」と称賛の声(クランクイン!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 坂口健太郎「色鮮やかなスーツで撮影姿」が放つ圧倒的オーラ!(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 岡田将生が博多座初登場!意気込み語る「温かく歓迎してもらえるように頑張る」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ハンオシ」倉科カナが一人二役で登場 「香菜さんが怖過ぎる」「めっちゃ演技うまい」 - goo.ne.jp 倉科カナ、カジュアルなデニム姿 “ラーメンデート”風ショットに反響(クランクイン!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「?裸エプロン!?」倉科カナ、肌見せスタイルに反響「服どうなってるんですか?」 - ORICON NEWS 今期は豊作!主演タレントから読み解く絶対見るべき「秋ドラマ」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <最新ヘアカタログ>広瀬アリスのダウンヘア 綾瀬はるかのまとめ髪 観月ありさはボブにイメチェン 川口春奈、田中みな実、杏、藤原紀香、中谷美紀、天海祐希も 後編(毎日キレイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <最新ヘアカタログ>石原さとみのショート 深田恭子、みちょぱのアレンジヘア 倉科カナ、前田敦子、松本まりか、吉岡里帆、宇垣美里、福原遥も 前編(毎日キレイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ハンオシ」倉科カナは田中みな実、松本まりかに並ぶ“あざとさ職人”?〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 倉科カナ「金屏風に映える着物」で透明感たっぷり!爽やかな装いをプロが解説(婦人画報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 倉科カナ「なんてお芝居ってステキなんだろう」演じることへの熱い思いを語る<舞台『ガラスの動物園』インタビュー>(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 坂口健太郎×倉科カナの“意味深2ショット”に「心がざわざわ」 『ハンオシ』オフショット(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 倉科カナ、女優としての使命感 コロナ禍で感じたエンターテインメントの力とは? 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轟悠をお気に入りに追加 轟悠とは 轟悠の65%は犠牲で出来ています。轟悠の19%は税金で出来ています。轟悠の8%は電波で出来ています。轟悠の8%はむなしさで出来ています。 轟悠の報道 アニメ「恋は世界征服のあとで」桃月なしこが声優初挑戦、“超最速先行試写会”も(コメントあり) - コミックナタリー 2021年度男子U18日本代表チーム エントリーキャンプ参加選手発表(バスケットボールキング) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アジア選手権2022へ向け強化を続けるU18男子日本代表、エントリーキャンプに参加する37名のメンバーが発表(バスケット・カウント) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「TRIBE NINE」 セタガヤトライブ”メンバー轟 英二のイラストが公開に。CVは小野賢章さん - 4Gamer.net 大阪桐蔭のスーパー1年生左腕が追いかける2人の先輩左腕の背中(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ドカベン山田太郎、MAJOR佐藤寿也、ダイヤのA轟雷市……野球漫画の最強打者は誰だ?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 100周年の花組・月組スター、奇跡的な舞台が大阪で開幕 » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社) 「ベルサイユのばら COMPLETE DVD BOOK」全5巻が発売、第4巻に安奈淳のインタビュー - ステージナタリー OG・真琴つばさ 「100年の歴史の中にある“自分の時”を探しにきていただきたい」― スポニチ Sponichi Annex 芸能 - スポーツニッポン新聞社 宝塚ワールド:宝塚歌劇退団の愛月ひかる 自信がなかった私を変えたもの - 毎日新聞 - 毎日新聞 【宝塚OG劇場】妃海風「私の世界に染めたい!」観客を“魔法”にかけるプロデュースセンスの原点とは? - フジテレビュー!! 【宝塚歌劇団】「雪組」歴代トップスター人気ランキングTOP10! 1位は「望海風斗」さん!【2021年最新調査結果】(1/3) | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 宝塚の男役一筋36年 轟悠が退団 達筆でファンに感謝 - デイリースポーツ 男役36年半・轟悠が宝塚歌劇を退団「笑顔の花束を 今までありがとうございました」 - スポーツ報知 轟悠の5作品メモリアルBlu-ray BOX「YU TODOROKI」発売、初ディスク化の専科公演も - ステージナタリー 宝塚男役の道を極め続けた専科・轟悠が挑んだ不朽の名作 - ホミニス 東京宝塚劇場リニューアル20周年記念、宝塚歌劇歴代トップスターの37曲をBlu-ray / CDで(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「千葉真一さん目指す」 宝塚星組・礼真琴が柳生十兵衛役に挑む - 毎日新聞 - 毎日新聞 【宝塚歌劇団】「雪組の歴代トップスター」であなたが一番好きなのは誰?【人気投票実施中】 | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 宝塚トップ候補 松岡修造長女の熱すぎる“流血事件”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大人のタカラジェンヌの爽やかな引き際 轟悠さん退団公演 - 読売新聞 宝塚月組の元トップコンビ再び、名作再演を記念し当時を語る » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社) 宝塚雪組・縣千が「CITY HUNTER」で3年ぶり2度目の新人公演主演「舞台がまぶしい!」 - スポーツ報知 学んだものを下級生に 轟悠が宝塚退団 - 中日新聞 柚希礼音、マスク下のコンサート 心のキャッチボールを - 朝日新聞デジタル 元トップ霧矢大夢「舞台が楽しい」 宝塚時代の病気越え - 朝日新聞デジタル 【中世こぼれ話】あのバサラ大名・佐々木導誉は、流罪になっても傲岸不遜な態度を取った(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 真風涼帆「宝塚という看板を背負って歩む」轟悠の退団に真っすぐな誓い - 芸能 - ニッカンスポーツ 宝塚歌劇団 初代マリー・アントワネットの初風諄、プロ意識の高い歌姫ぶりは健在 | ラジトピ ラジオ関西トピックス - ラジトピ ラジオ関西トピックス Topics:轟悠が宝塚退団公演 入団から36年…様式美完成 ストイックに男役追求 - 毎日新聞 フランスの現代美術家 ボルタンスキーさん死去 - 朝日新聞デジタル 轟悠の美学、逸話、生き様・・・大きな過渡期を痛感させられた退団 - 芸能 - ニッカンスポーツ 宝塚歌劇の轟悠、最後の舞台「婆娑羅の玄孫」開幕 オリジナル脚本、人情味あふれる好演 - 神戸新聞 最上の笑顔と涙、男役の鑑・轟悠の宝塚最後となる舞台が開幕 » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社) 二度とできない芝居に賭ける 「春の終わりに」の那須凜 - 朝日新聞デジタル ハーモニカ奏者の大石昌美さん死去 普及にも尽力 - 朝日新聞デジタル 宝塚OGと轟悠が寺田瀧雄の名曲を想い込めて披露するコンサートが開幕(Lmaga.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 真風涼帆 退団する大先輩・轟悠にみた“男役の美学” 原点を胸にまた1歩 - 宝塚 ~ 朗らかに - 芸能コラム - ニッカンスポーツ 宝塚歌劇団OGの未沙のえる、OG会の存続に奔走中! 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登録日:2012/05/29(火) 20 12 34 更新日:2022/02/14 Mon 19 56 39NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 オーパーツ カラフルな項目 ソラホイホイ 八百万の女神 大和撫子 対日本人用最終兵装 属性 愛のある項目 日本 日本万歳 日本人の魂 日笠陽子 能登麻美子 萌え 萌え属性 貞子 髪型 麗子像 黒髪ロング 黒髪仮面 黒髪美人 ▼初めに 本項目では二次元における黒い長髪を持つ女性、ロングの黒髪の持つ魅力について記載する。 本項目では黒い長髪のことを黒髪ロング。 黒髪ロングを持つキャラのことを黒髪ロングキャラと表記する。 ▼歴史 まずは、二次元――特に我々の好むような漫画、アニメ、ゲームなどの中から黒髪ロングの歴史を紐解いこうと思う。 ●90年代 ~オタク文化の幕開け~ スタジオジブリなどの出現で、アニメなどが一つの文化として認められ始めたこの時代。 この時代について語るのならば、まずはこの二人の人物をあげるべきであろう。 比良坂初音(ひらさか はつね) ランスシリーズやエスカレイヤーシリーズ、近年では超昴閃忍ハルカなどで有名な、アリスソフト発の18禁ノベルゲーム『アトラク=ナクア』の主人公。 陶磁器のような白い肌。燃えるような真紅の瞳。 そして何よりも特徴的なのがシンプルゆえに魅力的なセーラー服と、腰まで伸びた艶やかな黒髪であろう。 そしてもう一人 高城千砂(たかしろ ちずな) 冬目景の著作『羊のうた』に登場するどこか儚げなヒロインで、彼女もまた長い黒髪を持ちセーラー服に身を包んでいる。 この二人を見て、何か気づいたことはないだろうか? そう、この時からすでにセーラー服に黒髪ロングという、至高にして究極の組み合わせは生まれていたのだ。 羊のうたの発表は1996年。 アトラク=ナクアの発売は1997年。 黒髪ロング界において鉄板ともいえるこの組み合わせは、1996年の時点で世に生を受けていたのである。 比良坂初音 高城千砂 この二人は、黒髪ロングの歴史を語る上では外すことのできない人物である思われる。 ●00年代前半 ~エロゲ、ラノベの台頭~ 00年に入り、成人向けPCゲーム――俗にいうエロゲと、キャラクターに重きを置いた挿絵付き小説――俗にいうラノベが、 漫画、アニメ、ゲームに続く第四、第五の文化としてその規模を拡大し始めた。 この時期にも、たくさんの黒髪ロングキャラが現れた。 ラノベでは日本刀+セーラー服+黒髪ロングという、戦闘ものに登場する鉄板の組み合わせを広めた灼眼のシャナのシャナ 漫画ではセーラー服+黒髪ロングというオーソドックスな組み合わせを踏襲しつつ、和服+黒髪という組み合わせを再び世に提示し、 また、黒髪ロングキャラの声優=能登麻美子という定式を生み出した地獄少女の閻魔あい アニメでは年上属性と黒髪ロングの見事な調和で視聴者を魅了したゼーガペインのミサキ・シズノ 他にも無数のキャラが生まれ、さながら超新星爆発のように、弾け、跳ね飛び、様々な方向性からのアプローチを行われだしたそんな00年代前半最後の年、2004年。 それは、起こった。 アダルトゲームブランド Innocent Greyの発足だ。 やがて、黒髪ロング史に名を残すカルタグラ、殻ノ少女などの名作を生み出し、黒髪ロング界に多くの貢献をすることになる会社の設立。 それは00年代後半を目前に迎えた黒髪ロング界にとっての、大きな一歩だった。 ●00年代後半 ~そして、黒髪ロング界の現在は~ Innocent Greyの処女作、カルタグラの発売から幕を切った00年代後半。 ペルソナ4の天城雪子、キミキスの二見瑛理子、SHINOの支倉志乃、 紅の九鳳院紫、けいおん!の秋山澪、ぬらりひょんの孫の羽衣狐など、 様々な名キャラクター達が生まれていった。 が、これといった大きな動きがないと言えばそれもまた事実である。 人間、何かに頼りきりのままでは堕落する一方だ。 愛する黒髪ロング界のために。 自分たちの居場所を守るために。 我々は、立ち上がらなければいけないのかもしれない。 ▼特徴 黒髪ロングのキャラには、最早古典的といっても過言ではない付加属性がいくつある。 それが 和服 巫女装束 セーラー服 帯刀 などだ。 今、「巫女装束と和服は同じだろ」って思った人は早く日本国籍を手放してください。 前者三つは王道中の王道であるし、後者は戦闘美少女におけるオーソドックスなパターンキャラだ。 諌山黄泉、櫻井螢、青山素子など、多少なりとも戦闘の要素が入った作品には必要不可欠で、 逆にアーカード等の黒髪ロングで槍や銃などを装備したキャラを見つけることのほうが難しいだろう。 外見以外での特徴をあげれば 素直クール クーデレ 恥ずかしがり屋 男口調 などがあり、恥ずかしがり屋+男口調、素直クール+男口調などの組み合わせは、王道の中の至高といっていいだろう。 そして、 大和撫子 この概念を語らずして、もはや黒髪ロングを語ることは不可能だろう。 大和撫子―――それは、日本人が古くから追い求めてきた理想の女性像である。 おしとやかで品があり、礼儀正しく落ち着きを持ち、おとなしくどこか儚げで、それでも心には強い芯をもっている。 黒髪ロングは日本の女性を象徴する要素である。 それに日本人女性の理想像である大和撫子が加わったら――― 結果は皆までいうまい。 我々はただ、この国の人間に生まれたことに深く感謝するのみである。 追記・修正は黒髪ロングをクンカクンカしながら、お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 羽衣狐様は個人的には最高だった -- 松永さん (2013-06-05 01 24 43) 羽衣狐は良かったなあ・・・見た目が良いだけじゃなく、カリスマもあったしなあ・・・ -- 名無しさん (2013-06-05 02 18 18) せんせー、シャナは赤色の髪のイメージが強いです -- 名無しさん (2013-06-05 02 22 44) ナコルルは青髪か黒髪か…それが問題だ -- 名無しさん (2013-12-19 22 30 23) スクライドのみのり・・・じゃなかった水守さんも素敵な黒髪ロング。 -- 名無しさん (2013-12-19 22 36 56) 上でも述べらてるけど、黒というよりは青や紫に近いってのも多いな(ここで黒髪ロングのタグがついているキャラにも)… 美術はよくわからないから、どこまでが黒髪だとかという基準もよくわからない -- 名無しさん (2013-12-19 22 42 41) ハイキングウォーキングのQ太郎 -- 名無しさん (2014-01-12 22 42 19) 実は黒髪ショートは割と珍しくない、特に長髪禁止って場所では。 -- 名無しさん (2014-01-12 22 43 13) ↑記事違いだ消えろks -- 名無しさん (2014-02-19 17 29 13) この属性の到達点が、例のシャンプーCMみたいな感じなんだろうか -- 名無しさん (2014-02-19 17 35 37) ほむほむ(ボソッ -- 名無しさん (2014-03-23 08 25 38) 清楚なスッと長いロングヘアーが激しいアクションバトルでふり乱れるってのがいいよな -- 名無しさん (2014-03-23 09 10 29) 最近は姉御肌、武闘派、ぶっきらぼうといった押しの強さのあるキャラも増えてきているよな。個人的には清楚系よりこっちのほうが好みだが。 -- 名無しさん (2014-04-06 22 20 47) 設定上は黒髪ロングだけどカラーリングが青とかのキャラって意外といるんだよねぇ -- 名無しさん (2014-04-06 22 25 22) 緑の黒髪って言うし、濃い緑も作品次第じゃ黒扱いされてる気がする -- 名無しさん (2014-04-06 22 32 13) ↑緑そのものの意味が違う。greenの意味の緑とは全くの別物だよ。 -- 名無しさん (2014-04-06 22 56 38) 青崎青子は…… -- 名無しさん (2014-04-06 22 58 48) ↑あの方どう見ても茶髪ですやん。メルブラに至っては赤髪だし。 -- 名無しさん (2014-04-06 23 15 36) 黒髪ロングだけでなく黒セーラーも合わさると最高ですな -- 名無しさん (2014-04-06 23 26 18) 友達にストパー無しで超さらっさらの黒ロングの奴がいるぜよ。なお性格でだいぶ損してるもよう -- 名無しさん (2014-04-06 23 40 38) 量が多いと洗う時苦労しまっせー……まぁ切ればいいんだけどさ -- 名無しさん (2014-04-06 23 50 26) ↑4 青崎青子、設定上は黒髪じゃなかったっけ -- 名無しさん (2014-04-07 00 34 38) 地の文で青みがかった黒とか苦しい言い訳あるよね いや青髪じゃん -- 名無しさん (2014-04-07 09 13 06) AKIBA S TRIPのるいちゃんは? -- ゲゲル (2014-06-22 21 32 02) 夜空はロングもよいがショートもよい。 -- 名無しさん (2014-08-23 20 09 29) ↑7 地獄少女思い出しちゃったよ。 -- 名無しさん (2014-08-23 22 23 32) タグにも似たようなのが書いてあるけど、「黒髪イコールオタク向け」というのがよく分からんな。あまり書きたくないけど、なんか茶髪にして自分に自信を持ってる奴等が黒髪が似合う人間を妬んで必死にネガキャンしてるみたい。ある種の白人コンプレックスか? -- 名無しさん (2014-08-23 23 22 28) 黒髪ロングなら前髪パッツン姫カットだよね! -- 名無しさん (2014-08-23 23 29 09) 黒髪ロングが似合う人って羨ましい。 -- 名無しさん (2014-11-13 22 42 36) 90年代ならナコルルを忘れられては困る。彼女の生足を拝むためにコインを投入しまくった猛者が多かった。 -- 名無しさん (2014-11-26 19 08 11) ヒナタを褒める割には忘れているこの人達 -- 名無しさん (2014-11-26 21 04 39) 項目にもコメントにも「日向ヒナタ」の名前が無いなぁ・・・・。 -- 名無しさん (2014-11-26 21 19 31) 伝統的日本女性はは結髪(島田とか)が中心で、ロングヘアなんてバブル崩壊後パーマが衰退して登場した髪型の気がするんだが… -- 名無しさん (2014-12-13 21 13 06) 黒髪ロングって、何かクーデレお嬢様のイメージ。あとやっさん(文学少女) -- 名無しさん (2014-12-13 21 28 08) 巫女装束は和服の一種だろ お前が日本国籍を捨てろ -- 名無しさん (2014-12-13 22 15 54) 銀魂の桂も黒髪ロングだな。男だけど -- 名無しさん (2015-01-21 20 21 00) セーラーマーズこと火野レイちゃんを忘れてもらっては困る!!巫女・セーラー服・大和撫子(原作漫画版)完備ですぜ。 -- 名無しさん (2015-05-13 23 14 58) 一言、言わせて貰おう!黒髪ロングに魅力感じない奴。それでも日本男児か! -- 名無しさん (2015-05-14 02 48 19) 烏の濡れ羽色という表現があってだね -- 名無しさん (2015-05-14 07 58 40) ↑5(笑) -- 名無しさん (2015-09-10 06 03 39) シャナは黒より赤でしょ。 -- 名無しさん (2015-09-10 07 51 08) むしろもっと前、きまぐれオレンジ☆ロードの鮎川まどかの方が先駆者だろう めぞん一刻の音無響子もこの属性ではあるな -- 名無しさん (2015-09-10 08 23 23) ↑11 ヒナタの髪の色は青紫だからねえ -- 名無しさん (2016-01-13 21 21 16) これだけは言わせて貰おう!この和が生んだ究極の美を理解出来ない野郎は即切腹だ! -- 名無しさん (2016-01-13 22 52 07) これで前髪パッツンなら尚良し!プリキュアシリーズに登場する青木れいかや十六夜リコ、裸足少女の作品に登場する風冬しずね辺りはドンピシャで好み。 -- 名無しさん (2016-08-16 21 05 10) fateの頼光は凄い。異論は認める。 -- 名無しさん (2016-08-16 21 33 39) セブンスドラゴン2020のカタナコだなぁ -- 名無しさん (2016-08-16 23 29 29) 現実には髪が重く見え、どうしても垢ぬけない印象になってしまうので染めるのが主流 -- 名無しさん (2016-08-16 23 33 18) 巫女さんのイメージが強い -- 名無しさん (2016-08-16 23 58 41) 上の方の※にもあったけど、和服は日本で古来から使用されてきた衣服の総称だから、巫女装束は和服で合ってるんだよなぁ…和服じゃなくて振袖とかに記述を変えた方がいいんじゃないの。もしくは巫女装束の方を消すか -- 名無しさん (2016-11-15 00 42 45) シャナは地毛は黒やしいても問題はないやろ、刀使ってるときは大体赤やけど -- 名無しさん (2017-09-22 23 33 40) 西住しほとかいう娘よりアレな方面で人気のある黒髪ロング熟女 -- 名無しさん (2018-08-21 17 17 06) ほむらちゃんも麻衣ちゃんも入ってないやん! -- 名無しさん (2020-05-01 23 04 40) 黒髪ロングで帯剣と言えば、大昔(80年代)の話ではあるが、メトロイドのゲームブック『ゼーベス侵入指令』のサムス様も、素顔は黒髪ロング美女です🎵 クライマックスで海賊のボス(リドリーではない)と剣で一騎討ちするシーンも😃 -- 名無しさん (2021-04-08 21 28 47) 真宮寺さくらを忘れないでください -- 名無しさん (2021-09-21 21 41 48) アニメでは黒髪は映えないとかで、設定上は黒でも紺や濃い灰色で描写されることが多いんだよな -- 名無しさん (2021-10-20 21 41 49) 名前 コメント
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ツカサ・ファルケンリンクの幼い頃の記憶は白一色だった。 白紙という意味ではない。 収容されていた施設の白一色の内装。 そこで働く職員達の白い衣装。 そんな白色の続く記憶。 色々な装置に繋がれ、 大量の薬物を投与され、 データを採られ続ける毎日。 それを辛いと思った事は無かった。 物心つく頃には、既にツカサの心は壊れて麻痺してしまっていたから。 ある時、ツカサは研究者より一枚の写真を手渡された。 「それはお前の姉だ」 その男は端的にそれだけを告げた。 「・・・姉さん」 その時は良く意味がわからなかった。 それでもツカサは可憐に笑う少女の写っているその写真を大事にしまっておいた。 やがて時は過ぎ、それでもツカサは幼い頃とほとんど変わらない毎日を送っていた。 変化があった事と言えば、最近は研究内容に「運動」が加わるようになっていたという事。 用意された生き物を「停止」させろと要求される。 白だけだったツカサの記憶には、赤い色が追加された。 1日の実験が終わって眠る事を許された時間に、ツカサは良く姉の写真を見て過ごすようになっていた。 「姉さん・・・僕の、姉さん」 不思議とそうすると実験で負った傷の痛みも薬物の投与による副作用の不快感も薄れていくような気がした。 気が付くと頬が緩んでいる、そんな現象もツカサは初めて経験した。 それを「笑顔」というのだと、ツカサは知らなかったのだけど。 真紅の大鎌「バビロン」を振るいツカサがセシルを追い詰める。 切り裂かれて血の流れる右の二の腕を左手で押えながら、セシルは必死にツカサの猛攻を掻い潜る。 「ツカサ!! 話を聞いて・・・私は・・・」 傷付きながらもセシルは必死にツカサに呼びかけた。 「姉さんを・・・殺す・・・!!」 しかしツカサはその言葉に耳を傾けずに攻撃を繰り返す。 2人を見つめるネイロスが嗤う。 「そうだ・・・ツカサよ。お前は6度の強化手術を経て今究極の生物兵器へと成長した。さあ・・・ツカサよ・・・姉を自らの手で殺し、最後に残った不純物を自分の中から排斥するのだ。・・・フフフフ・・・ハッハッハッハ!!」 ネイロスの哄笑を背に受け、ツカサがバビロンを大振りにする。 その一撃を退きながら回避したセシルは、遂に足を取られその場に尻餅をついた。 「・・・殺す!!!」 その頭上へ、ツカサがバビロンを振り上げた。 「ダメだ!! ツカサ!!!!」 襲い掛かる無数のナイトゴーントと死闘を繰り広げつつヨギが叫んだ。 ネイロスがその細い眼窩に狂喜の光を浮かべた。 「!!!!」 かわす事も防ぐ事ももうできない。 そう悟ったセシルが身を強張らせて瞳を堅く閉じた。 「・・・・・・・・・・・・」 しかし、自らに死をもたらす筈の最後の一撃は、セシルへと振り下ろされる事は無かった。 「・・・ん?」 ネイロスが怪訝な表情を浮かべる。 恐る恐るセシルが瞳を開いて眼前のツカサを見る。 ツカサはバビロンを振り上げた姿勢のままで固まっていた。 「い・・・いやだ・・・」 ツカサは震えている。その両目からは涙が零れ落ちていた。 「姉さん・・・殺せない・・・いやだ・・・。助けて・・・姉さ・・・」 「・・・ツカサ・・・」 苦しむツカサにセシルが呆然とする。 「ここへ来てイレギュラーが発生するとはな。私のマインドコントロールが不完全だったという事か・・・」 忌々しげに呟いてネイロスが右手を翳した。 掌の先に発生した魔力球から周囲に魔力波動が放たれる。 「!!! うああああああああああっっっっ!!!!!」 ガシャン!!とバビロンを地面に落としたツカサが両手で頭を抱えて激しく苦しみ出す。 「ツカサ!!!」 立ち上がったセシルがツカサへと手を伸ばす。 しかしそのセシルの手に交差するかのように、素早く伸ばされたツカサの手がセシルの首にかかった。 「・・・・かはっ!」 セシルが苦悶の表情を浮かべる。ツカサがその両手でセシルの首を絞める。 「姉さん・・・殺・・う・・コロ・・す・・・」 ツカサの頬を濡らす涙は赤い色に変じていた。 血涙を零しつつ、ツカサはセシルの首を締め上げる。 そのツカサの様子に満足そうにネイロスが笑みを浮かべたその時、そのすぐ脇でドォン!という爆発音が響いた。 怪訝そうな顔でネイロスがそちらを見る。 無数の肉片に砕かれたナイトゴーントがバラバラと空から降ってくる。 そして立ち込める煙の向こうからヨギが姿を現した。 「ネイロス・・・」 ヨギが眼鏡を外す。 「許さん・・・!!!!」 握り締められた眼鏡がヨギの手の中で粉々に砕け散る。 「私の実験の邪魔をしないでもらおうか・・・ヨギよ。お前では私を倒す事などできはしない」 嘲笑してネイロスがヨギと向き合う。 言葉の消えた両者の間を乾いた風が吹き抜けた。 倒れてもがくマキャベリーの元へリューが歩み寄る。 苦しむフリをしながらマキャベリーが伏せた顔を笑みで歪ませる。 そしてマキャベリーの想定していた距離までリューは足を進めた。 「油断したなぁッッ!!! クリストファー!!!!」 その瞬間、マキャベリーは弾かれた様に上体を起こした。 両肩には機械仕掛けの蜘蛛がいる。 2匹の鋼の蜘蛛がブレードワイヤーを射出する。 しかしリューはそれを読んでいた。無言のまま彼は2発の指弾を射出する。 マキャベリーの両肩から風穴を開けられた蜘蛛が火花を散らしながら吹き飛んだ。 先の戦いの経験から、リューはマキャベリーの背の蜘蛛を警戒していたのだ。 ・・・そして、ここまでは全てマキャベリーの想定内。 「!!」 リューが眉間に皺を刻んだ。 マキャベリーが瞳に澱んだ輝きを満たして自分を見ている。 その目は「策を見破られた男」の物ではない。 マキャベリーの操る機械蜘蛛は背にいる2匹だけではなかった。 全部で13匹。残りの11匹は先程シンラ達との戦いの最中に既にこの周辺に配置してある。 その11匹が今、必殺の射程内にリューを捉えた。 勝利を確信したマキャベリーが犬歯を見せて口を笑みの形に吊り上げたその時、周辺から11の爆発音が響いた。 「!!!! 何だ!!!!!??」 驚愕したマキャベリーが目を見開く。 自身の切り札、11の機械蜘蛛が破壊され爆散している。 リューも怪訝そうに周囲に鋭く視線を走らせている。 「黙って眺めておるのもヒマなもんでの」 顎の毛をもふもふ撫でながら仁舟老人が進み出てくる。 「手慰みに少しな。御気に召したかのう」 爆発音の轟いた場所からそれぞれ何かがぴょんぴょんと地面を跳ねてこちらへ近付いてくる。 それは折り紙で折られた蛙だった。 「・・・あああ・・・ああ・・・」 ガクガクと震えながらマキャベリーが必死に立ち上がる。 右足の傷口から血が噴く。 「ちくしょう・・・!!! お前らぁぁぁ・・・!!!」 憎悪と狂気を孕んだ瞳でマキャベリーがリューと仁舟を睨み付けた。 「こんな事をしてただで済むと思っているのか!!! どうしてわからん!! このクズどもがあ!!!!」 唾を飛ばしてマキャベリーが絶叫する。 「この世界を見てみろ!!! どれだけ下らん頭の悪いゴミどもが犇めいていると思っているんだ!!! ギャラガー様はそれを正して下さろうとしているんだぞ!!! その理想の崇高さ、素晴らしさがどうしてわからない!!!! そしてその第一の僕であるこのマキャベリーを傷付ける事の罪深さがどうしてわからんのだ!!!!!!」 ザッとそのマキャベリーへリューが1歩近付いた。 ヒッ!と悲鳴を上げたマキャベリーが反対に後ずさる。 「たった一言だ、マキャベリー」 リューが静かに告げる。 「な・・・に・・・?」 「総帥の理想も今の俺には関係が無い。たった一言、お前は余計な事を言った。お陰でこうして俺は地獄の底から幽鬼の様に彷徨い出てくる羽目になった」 リューが腰を落とし、拳打の構えを取る。 マキャベリーが懐から拳銃を取り出してリューへと向ける。 「クリストファーッッッッ!!!!!!!」 「これが・・『料理人風情』だ、マキャベリー」 弾丸をかわし、リューがマキャベリーのボディへ深々と拳を突き刺した。 「・・・ぐぶ・・・ぇ・・・」 飛び出さんばかりに目を見開いて、呻いたマキャベリーが意識を失い崩れ落ちた。 倒れたマキャベリーをちらりと一瞥してリューが仁舟老人を振り返る。 「これで・・・借りが2つだ」 その言葉に仁舟老人が静かに頭を振った。 「いんや・・・2度ともこっちが勝手にやった事じゃよ。気にせんでええ。貸しだ借りだとむず痒くて面倒くさいわい」 そして仁舟老人もうつ伏せに倒れているマキャベリーを見下ろす。 「とどめはいらんのかね?」 ああ、とリューが肯く。 「散々人から借りた上での勝利だ。命まで取るつもりはない」 「こやつが復活したらまた狙われるかもしれんぞい」 言われてリューが静かに瞳を閉じる。 「その時は、改めて雌雄を決するとしよう」 そしてその2人に勇吹を抱きかかえたシンラが近付いてくる。 勇吹の様子を仁舟老人が診る。 「うーむ・・・大分衰弱しておるのお。しばらくは静養が必要じゃろうて」 その勇吹を再度シンラの手から受け取り、リューが背負った。 「彼女は俺が安全な所まで連れて行く。どちらにせよ俺はこれ以上この戦いに関わる気は無いのでな。財団とはこれで袂を分かつが、総帥には身一つだった俺を引き上げて店を持たせてもらった恩もある。拳を向けるつもりはない」 そうか、と仁舟老人が肯いた。 「命を大事にな、クリストファー・リューよ」 「・・・お前達もな」 そして両者は別々の方向へと歩き始めた。 そして4人が立ち去り、残されたマキャベリーの傍らにすっと白い影が立ち上がった。 「ンフフフフ・・・ここまで全て私の計画通り」 ピョートルが扇子で口元を隠して笑う。 「・・・おや?」 そのピョートルの眉がピクリと上がった。 「ほほーぅ・・・これはこれはお優しい事ですな。とどめを刺して行かれないとは。・・・ンフフフ、私は死体でも構わなかったのですがねぇ」 バサッ!と扇子をピョートルが翳すと、マキャベリーの身体がガクンと震えてゆっくりとその場に浮かび上がった。 「まあ生きているのなら生きているなりのやり方にするとしましょうか! ・・・さぁマキャベリー・・・あなたには語って頂きますよ。あなただけの知る『あの秘密』についてね・・・ンフフフフフ」 第27話 7← →第27話 9
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04-462 :1/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 36 30 ID Osof+Om6 ――分かっている事とはいえ。 シェイク による転移後の、自分であって自分でないという、このもどかしいまでの 違和感には毎度悩まされ続けている。 状況を把握する為にまずは辺りを見渡した。 首周りが軽い。が、視界はぼやけている。頬を触る肩まで伸びた髪の毛がかゆい。今俺 が寝ているベッドの頭の部分に眼鏡が置いてあったのでそれを掛けた。 木製のタンス、テディベアやアクセサリなどの小物類が置かれた棚、勉強机。鏡は見あ たらない。広さは大体六畳位だろうか。勉強机に置かれた高校の教科書から、宿主に与え られた一人部屋といった所だと思う。 几帳面な性格なんだろう。部屋は見ていて気持ちが良い位にきっちり片付いている。 さてどうしたものかと下に向けると、メロン大のふたつの何かが服を張り上げている。 そのあまりの大きさに、いつの間にかふとそれに手を伸ばしていた。 別にやらしい気持ちがあった訳ではない。寝起きで頭が回らないのか、 シェイク で いまいち調子が良くないのか、それが何か全く見当がつかなかったのだ。それ位、でかか った。 しかし俺も万年発情中の年頃の童貞な訳で、その気は無くとも一度触れてしまえば、大 きくてやわらかな触感の虜となるのもしょうがない事だと思う。そこまで手に力を入れな くても指が吸い込まれ、元々余裕が無かったシャツが張って背中が窮屈になる。 はじめて味わうそれは、マシュマロのような、プリンのような、風船のような、なんと も形容しがたい魅力があるが、もうずっと前から慣れ親しんでいるかのようにしっくりと 手に収まる。 その手は――それどころか心臓すらも――直ぐにとめる事となったが。 「起きてるー? まだ出なくて大丈夫なの?」 ふにょふにょとした感触を楽しんでいた矢先、開いた扉からそんな言葉が入り込んでき た。どうやら声の主は母親らしい。ベッドの脇の目覚まし時計の短針が八をさしている。 学校か。今日は――からしばらくは――しょうがないだろう。 思わず手の動きが、心臓が、止まった。 やましい事を見られたから、という訳ではない。 事情を説明しようと目を向けた先にあったもの、あるいは続けて出てきた会話の中の宿 主の名前らしいものを聞いて、驚愕した。 どうやら、俺は片思い中のあの子のなかに入ってしまったらしい。 理想の人 整理しよう。 シェイク は、どこでも、いつでも起こる珍しくもなんともない意識転 移現象で、その範囲は差はあるが平均半径5キロメートル、期間は3日、一回当りの被害 者数は範囲内人口の五割ほどと言われている。 この市が面積70キロ位だからここを中心に シェイク が発生すれば市民の半数以上 が他人の身体で生活する事になる。 意識が誰に転移するかはランダムだけど、血縁に転移する事は殆ど無くて、恋人や友達、 知り合いなど、何かしらの交流がある人に転移する事が多い。また異性に転移する事も珍 しくなく、 シェイク についてはどの国でも研究機関が設けられているほど調べられて はいるが、その法則性はよく分かっていないので様々な与太話が転がっている。 俺の意識は今朝方起きた シェイク によってあの子の身体に入ってしまったようだ。 以上、整理終わり。 口ぶりから察するに、警報はまだ出ていないんだろう。しかしそう遅くは無い筈だ。 「どうしたの? 具合でも悪いの?」 彼女をそのまま歳を取らせたような母親が、心配そうにこちらを見ている。 大丈夫、あやしんでいる訳ではない。彼女の両親が、どれだけ有名な シェイク 学の 研究者であろうと、警報が出てない内から疑心を抱かないだろう。 心臓の鼓動が早くなっている。呼吸が不自然に見えないように、細心の注意を払って対 処し、俺は寝巻きであるパジャマを脱いだ。 控えめで真面目な彼女に似合わない巨大な胸、くびれた腰、丸く形の良い尻。乳輪が想 像していたよりも大きめでやらしい。生で拝んでみたいと思わないことはなかったが、こ ういう形で見たかった訳ではなくて、複雑な気分になった。 04-463 :2/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 37 35 ID Osof+Om6 女に転移するのは初めてで、ブラジャーを着けるのにとまどい、着けた後に違和感を覚 え、スカートというのはここまで風通しがよいものなのか妙に感心した。ジーンズに慣れ た身としては心許ない無防備さがある。ポケットがあることをはじめて知ったが、はたし てそれに意味はあるのか少し悩む。 着替え終わり、彼女の家を後にした。 全身の汗腺がどっと開いている。それも不思議な事ではない。これから俺は完全犯罪を 犯すのだから。 シェイク によって本来の肉体から離れた意識は、性別も体格も全く異なる他人の身 体に入り込んでも拒否反応を起こす事なく(起こされる事なく)適応する。 今自分がしているみたいに、身体を動かし走る事も出来る。朝日を目にして眩しいと思 うことも、思考する事も出来る。それらは宿主の身体能力に依存するのだが、どういう訳 か記憶や思考パターンは影響を受けない。 かといって肉体と意識が全くの別物かというと、そうでもない。 デジャブは シェイク で他人の意識が行動した時の残滓だ。おぼろげではなく、 シ ェイク 中の記憶が映画のようにはっきりと残っている事も多々あるという。 元の肉体に意識が戻った時に食べ物や音楽の好みが変わったり、暗い人が明るくなった り、粗野な性格が穏やかになったりすることもある。 俺にはまだ経験はないが、そういった シェイク による影響は生きていれば必ず通る 道なのだという。 シェイク の影響は計り知れない。 転移先の人物と親交を深めたり、結婚をしてしまうケースもそう少なくない事なのだ。 これからの俺の行動は、彼女の肉体に深く刻まれてしまうのか? 自分が味わった事のない体験でPTSDになるという話や、 シェイク 時の記憶の断 片から犯罪の発覚が分かるという話はフィクションでもノンフィクションでも食傷を起こ すほど氾濫していてありふれたネタだ。 けれど、俺の(彼女のといった方が正しいのか?)足は迷う事無く自宅(宿主ではなく 俺自身の)に向かっていった。 なんでこんな大それた事をしようとしているのだろう? たしかに彼女がうっすらとでも思い出すことも無く、これから起こす犯罪が表に出る事 もないかもしれない。しかし、そんなうまく行くものなのか? うだうだと考えている内に、身体は家の玄関先に立っていて、築数十年を経て変形した 扉が音を立てないように、遅々とした速度で慎重に横へ滑らした。 都合よく俺の本当の両親は旅行中なので、気をつけるのは自分(当然ながら中身は違う が。しかし中の人などいない事もあり得る。意識だけが飛んで、植物人間状態になること もあるにはあるそうだ)だけでいい。 見慣れた棚からビニール紐と、手拭いを取り出す。スカートのポケットの必要性がここ で分かった。 見慣れない風景にまだ戸惑っているだろう俺(の身体)を一部屋一部屋探していく。棚 から取り出すついでに見た茶の間の次は、階段を登って自分の部屋へ行った。 がらんとしていて、誰もいない。のだが、布団がベランダに干されていた。 俺の中の人は転移先に迷惑が掛からないようにしてくれている。それなのに、その身体 の持ち主である自分はこれから何をするつもりなのか。 事を成す前からこの罪悪感。してもないのに後悔してるなんて、先人の言葉を真っ向か ら否定しているな。 もしそれを行ったら、し終えたら、罪悪感で死んでしまいそうな気がしてきた。その時 は『後悔さらに立つ』とでも遺書を残すか? これだけ気が進まないのに、自分の身体は悪の道へと着実に前進しているから不思議な もんだ。 04-464 :3/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 38 42 ID Osof+Om6 それから間もなく俺は俺と対面した。トイレにいた。便座に座っていて、突然の闖入者 に驚いているようだった。立ち上がって逃げようとする俺(の肉体)。しかし下ろしジー ンズが足をもつらせ、胸に頭突きをかます勢いで顔を埋める形になった。 視界の隅、足元に手拭いが落ちているのが見えた。ぶつかった衝撃で落ちたのだろう。 俺は彼を押さえ込んでビニール紐で素早く両手を結び、手拭いを拾って目隠しをさせた。 顔を見られた後で目隠ししても遅いかもしれないが、一瞬だったし万に一つという事も ある。覚えてない事を祈ろう。 胸が痛い。この痛みは頭突きされたからだけではない気がする。 初めてながらもうまく事を運べたのは、相手が混乱していただけでなく、こうする事を 何度も夢に見たからだと思う。 自分が今借りている彼女を、今と同じようにして自由を奪って何度も何度も犯す夢を見 たことがあった。童貞で味わった事も無いのに、夢の中で感じた肉感は目覚めた後もやけ にハッキリ残っていて、気持ちが悪い位だった。 なんなんだと事態を把握できず騒ぐ彼を部屋まで引きずり、ベッドに寝かせた。 下はずり落ちたままで、さすが自分の身体、さっき胸との接触でナニをびんびんに立た せている。節操の無さになさけなくなった。 「ごめんなさい、事故にでもあったと思って諦めてください」 知らずにこぼれたこの言葉は、俺の身体の中の人に対してなのか、それとも彼女に対し てなのか。とにかく、止めるという選択肢は頭に無かったのは確かなんだが。 とりあえず俺は、着ているものを脱いだ。最初からブラのサイズが合ってなかったんだ が、立った乳首のお陰でなおさら窮屈になってしまい痛かったからだ。罪悪感やこれから 先への不安を感じるだけでなく、正直言って、興奮していた。 ブラを取ると案の定、白い肌に赤い跡がついてしまっている。物理的には開放感がある が、精神的に胸は苦しいままだった。心臓がどくどくと脈打ち呼吸が荒いのが分かる。 どうせだから下も脱いだ。 陰毛が薄かったので、薄茶色ともピンクとも表現できる少しはみ出た具が丸見えだった。 いや、こんなもんだよなと思いつつもショックを隠せなかった。 彼の上に乗り、腰を下ろす。が、うまく入らず、ナニに手を添えてやるも濡れてないか らか、痛くて中に挿れる事は無理だった。 しかたないので自分でいじる事にする。指の腹で陰部をなぞっていく。気持ちいいとい うより、むず痒いような微妙な感じだったので、あいている手で胸も撫でる。 やらしく実った双房や陰部を見ているだけでも結構興奮してくる。 そういえば、女は視覚的刺激よりも雰囲気重視だとなんかで見た覚えがあるけれど、こ ういう場合はどうなるんだ? 変な状況だ。自分の身体を見て興奮している構図になるのか。まあいいや。 彼女の胸に細い指を這わせ、乳輪に到着する。直ぐには乳首には触れずその周りを焦ら すように触っていく。青年向けマンガで学んだテクニックだ。あれが話題に上がると、時 折出てくる統計は一体どっから仕入れてくるんだという疑問に必ず落ち着くのが最大の疑 問だと個人的に思っている。 いよいよ乳首を摘んでみると、電気が走ったようにびくっと刺激が来た。 「うおっ」 思わず漏れた声は、彼女の口から出てくるとオッサンくささを微塵も感じさせなかった。 04-465 :4/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 40 05 ID Osof+Om6 乳首をいじっている内にコツというか、大体どうすれば気持ちいいのか分かってくるよ うになった。力の加減を間違えると痛い事になるようだ。調節しながら引っ張ったり、指 で弾いたりする。 「はあ……あんっ、きもちいい……」 自分で声を出しているのに、別人が言っているように思えるから面白い。 「わたしは……普段、まじめな顔して授業を受けてますが……勉強よりも、おっぱいいじ る方が好きです」 彼女が一生言わないであろうセリフを喋った。陰部を撫でていた手が、ぷくっと少し膨 らみを感じるようになり、そこをいじると乳首を触るのと同じ位気持ち良い。これがクリ トリスなのか? 「えっちな言葉を自分で言って、クリトリスを勃起させちゃう、変態です」 あからさまな言葉は萎えるかもしれないと思ったが、彼女の声で言われるだけでそんな 事は不思議と気にならない。 「あむ……ほうやって……じゅるっ……乳首をちゅうちゅうできちゃうくらい、牛みたい に大きくていやらしいおっぱいをつけた雌牛です」 乳首を顎の上まで持っていき口に咥える。大きな胸が伸びて少し痛い。 彼女の乳首は硬く張り詰めていて舌で押しても反発力がすごくて倒れない。別に母乳が 出る訳でも、出たとしてもそんな事はないだろうけど、甘い匂いと味が口の中に広がって いた。 気づけば陰部もくちゅくちゅと水気を帯びた音を立てるようになっていき、指を挿し込 んでいた。指をきつく締め付けられ、鬱血しそうだ。 「んんっ……ふぅ、ひゃあっ……うう……」 膣内をほぐすようにかき回している内に、自分が意識して無くても喘ぎ声が漏れるよう になった。 俺は、もし彼女とこういう事をするとなった時にしたいと思っていた事を一通りやった。 オナニーを終えた時の、あのなんともいえないむなしさにも似た感傷が襲っていたが無 視してやり通した。 さあ後はもう入れるだけとなって、ふと、彼女は初めてなのだろうかという疑問が今頃 になって頭に過ぎった。 処女ならば血が出るだろうし、激しい痛みは シェイク 後の本来の肉体に戻った時に も残ってしまうのではないだろうか。彼女が将来、他の誰かと行為に及んだ時に血が出な くて不思議に思うかもしれない。 処女であった場合のリスクは大きい。彼女がそうでない事を祈りながら、だけど、そう であってほしいという童貞丸出しの幼稚な願望も持ち合わせていた。 もう一度ナニを手で触れて陰部に持っていく。さっきとは違いすんなりと入った。 感じたのは自分の身体の中に別の何かが入っているという異物感のみで、痛みなんてど こにもなかった。これっぽっちも。 04-466 :5/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 42 03 ID Osof+Om6 当然だ。彼女はどう控えめに見ても可愛い。ビューティフォー過ぎる。今まで彼氏 の一人や二人いたことだろう。今時の高校生なら付き合えばそりゃあヤったりもすん だろうよ。今まさに誰かと付き合っていて、サカっている最中かもしれない。 別に、不思議なことじゃない。そう落胆する事も無い。 ナニは彼女の膣内にビックリする位ぴったりと納まっている。 「しっかり咥え込んだおちんちんを、今からわたしのおまんこでシコシコして童貞の くっさい精液を出させてあげようと思います」 腰を浮かしナニを入り口まで抜く。彼女の中が蠢いて、ひだがナニを離さないよう に絡みついた。 そういえば、と度忘れしていたみたいに一つ思い出した。 考えてみたら、夢でこそ見れ、彼女をおかずに自慰した事は無かったんだよな。 「ふううぅぅんっ! あなたのおちんちんは……ああっ……今までの誰よりも大きく て、わたしのおまんこも、このように、ぴくぴく喜んでいます」 家庭科で同じ班になって喜んだり。席替えで斜め前に彼女が来て、授業中も彼女を 眺め続けたり。 「声、とめらんない……おまんこ気持ちよすぎて……声でちゃいます……」 けっこう勇気出して挨拶したら、彼女からも返ってきて、それが日課になったり。 「彼氏よりも、太くてっ……あひぃっ……おなかえぐられて、おちんちんおいしいっ」 冬、目が悪い彼女が前列のストーブ近くに座って、普段はきちんとノート取ってい る彼女がたまに暑さにやられて寝てしまっているのを見て勝手に親しみを覚えたり。 「はあ……はあ、童貞なのに……すごい……」 春が来て、また彼女と同じクラスになれる事を祈ったり。違う組になって沈んだり。 「こんなかたい、おちんちん、はじめてですっ」 たまに廊下ですれ違って、凝視しちゃって、後で変に思われていないかうな垂れた り。 そんなもんだった。そんなもんで、良かったんだ。 ささやかな、小学生みたいなことで一喜一憂している間に、彼女は勉強もして、恋 もして、愛する誰かの胸に抱かれて。 「ふうっ……えぐっ……うえ……」 視界が歪んだ。勝手に目頭が熱くなった。 「ずずっ、ずーっ……ひぐっ……ずずーっ」 鼻をすすっても、すすっても。目をぬぐっても、ぬぐっても全然止まりそうにない。 「好きです。好きです、すげー好きだ」 激しく腰を上下する。ぐちゅぐちゅと湿った音がもっと大きく響くように。 「好きだ……ちくしょ……好きだ……」 その内、びくびくとナニが脈を打ち、果てた。なか一杯にどろどろとした液体が注 がれて、やがて力なく抜け落ちた。萎びたそれはあまりにもみすぼらしかった。 風呂を借りて(自分の家だが)シャワーを浴びる。精液が残らないように膣を洗い 流す。ここまで来る途中コンビニはあったが、カメラを恐れてコンドームは買いに行 けなかった。 今思うと、違うのかもしれない。俺は彼女がコンドームを買う姿なんて見たくなか ったんだ。彼女がそれを使う姿なんて想像したくもなかったんだ。 調査されたらどうなるか分からないが、とにかく念入りに洗い流した。 着替え終わり自室で着替え、男の手首の紐を緩める。しばらくもがいていれば解け るだろう。 「ごめんなさい」 始める前と同じように謝って家を出た。 今度は誰に謝ったのだろう。俺の中の人に対してなのか、彼女に対してなのか。そ れとも、知りたくもないことを知ってしまった自分自身にか。 気をつけている余裕はもう無かったので、玄関はけたたましく音を立てた。 04-467 :6/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 43 32 ID Osof+Om6 俺は走った。むしょうに、走りたい気分になったのだ。 大きな胸が弾み、痛さと息苦しさからすぐに止めた。 休もうと思い、近くの公園のブランコに腰かけた。未だに涙も鼻水も止まらない。半袖 のシャツなので拭くのには役に立たない。 何かないか探してみるとポケットの中に手拭いが入っていた。 さて、この後どうしようか。この先どうなるんだろうか。 彼女の家に戻るにも、警報から随分と経っているだろうから今帰ったところで怪しまれ るだけだ。かといって帰らないのも同じことだ。もしかしたら捜索願が出ているかもしれ ない。 シェイク による犯罪増加は(特に性犯罪が多くなる事も)統計的事実だからだ。 けれど、そういった事ももう、どうでもいい気がする。 指を鼻の下に持っていき、さっき見つけた手拭いの上に字を書いた。 後悔さらに立つ。 ナメクジが這った後のようにほぼ透明なその字は滲んでいておそらく本人以外には解読 不可能だろう。 ゴミ箱に手拭いを捨て、彼女の家に帰ることにした。気づいたら見知らぬ土地にいて、 彼女が戸惑わないように。 許される訳ではないけど、少しでも罪滅ぼしをしたかった。もう、とてつもないくらい に掛けてはいるが、迷惑は掛けたくなかった。 俺の中の人ほど模範的な寄生者にはなれっこないが、少しだけでも彼女に負担を掛けな いように。 どんなに理想と違っていても、彼女が俺の好きな人であることに変わりはないのだ。 歩きながら、俺はただただ シェイク が終わってくれる事を願った。 そして、 シェイク 中に意識が入ってない抜け殻が出来てしまう事があるように、そ のまま意識が自分の身体に戻らずにここではないどこかへ行ってしまう事だけを、ただた だ、願い続けた。 04-468 :7/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 50 09 ID Osof+Om6 シェイク が終わり、とにかく私は走る事にしました。 彼にどうやって説明するか、頭で整理しながら足を動かしました。 意識転移現象にまつわる与太話で、こんなものがあります。 聞いた事があるかも知れませんが、曰く、 シェイク は新しいコミュニケーションの 手段であり、他者を理解し、特に子孫を増やす為の合理的な方法であると。 転移先に血縁者が選ばれる事が少ない事、この現象によって深い友好関係や恋愛関係が 育まれる事。この間中は性犯罪が増加する事。 これはあなたもご存知の事実ですが、これらの説明も シェイク が前述の通りなら、 つくだろうという事です。 あるいは元々の意思の伝達方法だったのではないかともあります。書き言葉ができる前、 話し言葉もできる前、古代の人間はどうやって意志の疎通を図っていたのか。それは意識 転移現象のように、自分の意識を他者に転移させる事で自分の意見を他者に伝えた、とい う説です。 自由自在に シェイク が出来なくなったから人はボディランゲージを作り、口語表現 を行うようになり、モノに書き記す事で知識を後世に残したという訳です。これが事実だ と今度は、何故テレパシーが出来なくなったかの理由説明が必要になりますが。 ……この与太話はいらないかもしれません。保留しましょう。 ご存知の通り、私の両親は シェイク の研究者です。これの法則性は掴めていません が、世間に発表されてないだけで、多くの事実が分かってきてはいるのです。 『いつ』はまだですが、『誰が』『誰に』はある程度特定、操作できるようになって来 ています。 そしてこの現象中の他人が行った記憶は、デジャブとしておぼろげに残ることもあれば、 映画のようにはっきりと残る事もあるんです。 そして意識転移現象はその度合いはともかくとして、人の思考回路を確実に変容させる のです。 あなたが夢に見たという、その、私を何度も何度も、えと、抱き続けるというそれは、 実のところ、本当に起こった事実なのです。 その時の『あなたの中の人』は、私でした。 あなたが私に言わせたように、いや正しくは、私の身体の中に入っている時に言ったよ うに、誠に恥ずかしい事に、私は変態なのかもしれません。いや多分そうなのでしょう。 あなたが好きで好きで好きで好きで、一年の頃、あなたに朝声を掛けられる事だけを楽 しみに学校へ行き、あなたと別々のクラスになった二年、三年は廊下であなたの姿を見か ける為だけに学校へ行きました。 けれど私はそれだけでは我慢できませんでした。 両親の研究結果をほんの少しだけ個人利用して『あなたの中の人』となった私は、本来 の私の家にその足で赴いて、私の身体の自由を奪って手首を縛り目隠しをさせて思う存分 私の身体を抱きました。これを変態と言わずしてなんといいましょう。大変な変態です。 『私の中の人』はトラウマとならないように、これまた研究を個人利用して記憶操作を 行ったので大丈夫です。 考えていなかったのが、あなたのアフターケアでした。意識が無いとはいえ、あなたに、 その、初めてを捧げて、報われない想いにむなしさを感じながらも浮かれ気分だった私は 最後のツメを誤りました。 04-469 :8/8 ◆95TgxWTkTQ :2007/05/16(水) 04 52 38 ID Osof+Om6 この経験があなたの肉体の方の記憶に残ってしまって、それが夢となって現れていると は予想もしなかったのです。 夢となって鬱積したあなたの想いは、今回の シェイク で『私の中の人』となった為 に爆発してしまいました。 自制心の強いあなたの身体から、我慢足らずの私の身体に移ってしまったあなたは、鬱 憤を抑えきれなくなり、自分の欲望を満たす為に自分の家に戻りました。 意識と肉体の剥離はおそらくこれが原因でしょう。 その時私は、また『あなたの中の人』となることが出来たので、勝手しったる他人の家、 着替えをすまし、準備を済ませた後、あなたが シェイク 後に困らないようにと少し部 屋を掃除させてもらって布団を干しておきました。 私の家に向かう前に、あなたの、その、男性器、に学術的興味が湧いたのでトイレで少 し研究をしていたのですが、それが間違いでした。いきなり扉が開き、私の姿をした誰か がそこに立っているではありませんか。 混乱して立ち上がろうとして転んでしまい、あなたといえば良いか私のといえば良いか 分かりませんが、胸に飛び込む形になってしまいましたが、あなたが気に病むことはあり ませんでした。それが原因ではなく、もともとぼ、勃起していましたから、だから、その 大丈夫です。変態なのは私だけです。 ちなみに、その時にズボンから落ちた手拭いを、多少動揺していたあなたが自分で持っ てきたものと間違えてしまったので、馴染みの薄いスカートのポケットにしまっておいた 手拭いは公園まで使われずじまいとなりました。 あなたに犯されている時、恐怖心はありませんでした。手口が私の用いたものと同じで したから、あなたの記憶に変な風に残ってしまった事を理解し、中の人はあなたに違いな いという確信がありましたから。 そこで事情を説明すれば良かったのですが、私の口から飛び出してきた淫らな言葉に圧 倒されてしまい、思考が飛んでしまいました。 先程言ったとおり、十中八九あなたが中の人だと思っていましたから、あのセリフ群は 私があなたに言葉責めをされているのと変わりありません。 自分が、その、おちん、いえ、性器の名称を恥ずかしげも無く連呼している錯覚して恥 ずかしくもあり、あなたに言わされているかと思うと、興奮して何も考えられなくなって しまいました。 シェイク が終わり、自分の身体に戻ってみると更にびっくりする事がありました。 あなたの考えていた事をはっきりと、自分の事のように覚えているのです。 まず私はあなたと両想いだった事に感激しました。正直、小躍りしたい気分です。 そして、間違いはやはり訂正しないといけないと思いました。 残念ながら、私はあなたが想っているほど大人しくも真面目でもないのです。ピンク色 の妄想でいっぱいの変態なのです。 けれど、きっとなんとかなる気がするんです。あなたはどう思います? ……こんなところで、いいのではないでしょうか? 頭の中でも詰まる箇所があったの で、きっと口頭なら恥ずかしすぎてもっとつっかえつっかえになってしまうでしょう。 こんな時、 シェイク が起こってくれれば簡単に伝えられるのにと考えてしまいます。 けれど、こういうのは自分の口から言った方が嬉しいに決まっているのです。 二年前の朝、あなたが勇気を出して声を掛けてくれたように。 今度は、私から。 胸が痛いです。この痛みは運動不足の人間が走ったからではきっと無いのだと、私は思 うのです。
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summary 国王軍 vs.反乱軍 サンジ vs.ボンクレー @南ブロックポルカ通り (戦利品…小さな友情) ゾロ vs.Mr.1 ナミ vs.ミス・ダブルフィンガー @北ブロックメディ議事堂 saying いい勝負だった…もうそれ以上 言葉はいらねェハズだぜ… ― サンジ ………痛くも… カユくもないわこんなの… …あんたにあのコの痛みがわかる? …それに比べたら… 足の一本や二本や三本!!! へのカッパ!!!! ― ナミ だがそういう思い出話は アルバムにでもしまっときな 過去にどれ程の剣士と 戦ってきたのかは知らねェが おれとお前は今まで 会った事がねェんだからよ ― ゾロ 〝最強の剣〟とは… 守りたいものを守り 斬りたいものを斬る力 ― コウシロウ(ゾロの先生) 礼を言う おれはまだまだ強くなれる ― ゾロ serial cover はっちゃんの海底散歩 空腹の男を助け指輪をもらう 金魚姫に指輪を返し矛をもらう 海猪を救い人魚とヒトデ登場
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578 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/02/09(土) 00 10 04.25 ID ??? イオリア「地球で生まれ育った、全てのカカオに報告させて頂きます。 私達は、ソレスタルビーイング。機動兵器ガンダムを所有する、私設武装組織です。 私達、ソレスタルビーイングの活動目的は、この世界からバレンタインを根絶することにあります。 私達は自らの利益のために行動はしません。バレンタイン根絶という大きな目的のために、私達は立ち上がったのです。 只今を以って、全ての女性に向けて宣言します。本命・義理・友チョコ、どのような理由があろうとも、 私達は全ての男性諸君に対して均等に、チョコによるプレゼントを開始します。 バレンタインを幇助する二月、十四日、木曜日は、ただのチョコが貰える日となります。 私達はソレスタルビーイング。この世からバレンタインを根絶させるために創設された武装組織です」 ガトー「素晴らしい……男の魂が形になったような演説だ……」 カリウス「少佐……そこまでニナさんのバレンタインを避けようと……」 ティエリア「くっ…これイオリアの計画ならば、僕は…私は…俺は…」 アレルヤ「僕は憂鬱だよ」 ライル「俺は…嫌だね」 ニール「貰えるアテがあるヤツはそりゃねぇ」 刹那「ガンダム」 ハム「HAHAHAHA!矛盾している!バレンタインを根絶する為に、チョコを配るなど!」 カティ「チョコレートが市場に出回っていない!?では14日までに女性はチョコを手に入れることができないではないか!」 ジジット「ちょっとあの馬鹿にプラズマダイバーミサイルをぶち込んでくる」 アルグレ子安「正気ですか、司令」 荒熊「司令の判断は正しい。イオリア=シュヘンベルクは娘からチョコを貰うのを心待ちにしている全世界の父親を敵に回したのだ」 ジジット「そうだ、ヤツは悪魔だ!儂からユノアとキオのチョコを奪った!」 アセム「父さん、貴方という人は……ッ!」 ラクス「チョコがないならば、私は歌を歌います。大切な人へ、歌を届けたいと思います」 キラ「やめてよね。喪男がバレンタインを潰せるわけがないじゃない」
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青目の巣 理想郷を語る掲示板 理想郷を騙る(ヲチ・ボード)
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朝倉涼子ちゃんに刺されて死にたい 鈴ちゃんのストレート当てられて死にたい
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野良ゆっくり害は徐々に徐々に広がっていった。 その街の野良ゆっくり発生も、原因については、他の所とそう変わりは無かった。 ゆっくりペットブームをあてこんで森から乱獲されたゆっくりたちが、一時飼いゆっく りとして暮らした後に、 「飽きた」 「うぜえ」 という無責任だがこの上もなく重大な理由で捨てられた。 飼いゆっくりを捨てた人間は、無責任ではあるがそれを深刻にはとらえていなかった。 ゆっくりに接してきた彼らは、ゆっくりがいかに脆弱かをよく知っており、野良になれば すぐさま死んでしまうであろうと考えた。 人語で命乞いをする一時はともに暮らしたゆっくりを殺すまではしたくない人間にとっ ては、 「こいつら、どうせすぐ死ぬだろう」 という観測は、とても魅力的であった。 しかし、人間とゆっくりが関係を持ってからこれもまた幾度となく起こった事柄である が、人間はゆっくりという生物としては脆弱極まり無い饅頭が、種としては意外にしぶと いことを後々になってから知ったのである。 野良ゆっくりが飼いゆっくりから転落したものの、それなりにゆっくり生きられるのは、 大概がその期間である。 次第に、人間たちが減るどころかどんどん増えていく野良ゆっくりに眉をひそめだす頃 には、まだ野良ゆたちはゆん生を謳歌している。 眉をひそめるものの、ほとんどの人間はゆっくりを殺すのを躊躇う。なにしろ人語で命 乞いをし、小さな子供がおかあさんをいじめないでと甲高い舌っ足らずの声で泣き喚き、 親ゆっくりは自分はどうなってもいいからと子供を庇う。 そんなものを見せられては、人間たちも殺すまではできずに追い払うに止まることが多 い。 その捨てゆっくりが野良化した初期の段階では、いわばほとんどのものがペットゆっく りになるための躾を施されており、人間に逆らってはいけないと叩き込まれている。その ため、基本的に人間に対しては下手に出る。 これが世代が変わってくると、中には親から受け継ぐ記憶などが薄れるものも出てくる。 そこで、一部のものは人間が自分たちを殺さないのを、自分たちを恐れているからだと解 釈することになる。 哀れに思って餌をやる人間なども同じことで、自分たちの御機嫌をとっているのだとい うことになる。 こういうものが増えてくると、そろそろ黄信号である。 第一世代の時には考えられなかったようなこと――人間を罵倒するものが現れる。 それにカッとして野良ゆっくりを叩き殺す人間も出てくる。 なにも殺すまではなかったかと、親の死骸にとりすがって泣く子ゆっくりを見て心を痛 める者もいたが、その一方で、 「やってみたらなんてこたない。ゴキブリ殺すのと同じだ」 と開眼してしまう者もおり、そうなるとそろそろ赤信号だ。 保健所には対野良ゆっくりチームという名の駆除部隊があったが、増えていく野良ゆっ くりを要請に応じて駆除しに行っていた。 以前、「ゆっくり駆除の日」を定め、ボランティアを募集したところ、ヒャッハーと叫 ぶごくごく少数の人間しか集まらなかった。 いよいよ野良ゆっくりの被害が大きくなってくるにつれ、舞い込む駆除要請も増えたが、 同時に増えたのが家やら庭やらゴミ捨て場を荒らしたゆっくりを殺したのだが、死体の処 分に困っている。どうしたらよいか。という問い合わせだ。 そこで今一度「ゆっくり駆除の日」を決め募集をかけると前回を遙かに上回る人数が集 まった。 「これで、保健所の職員だけでなく、人間全体を恐れるようになり、以前よりも被害は減 るだろう」 と保健所はその意義を強調した。 とある野良ゆっくりの群れ―― リーダーの賢明なるぱちゅりーのもと、その群れは人間を怒らせないようにしていた。 人間に向かってあまあまを要求する行為や人間の家に入る行為などは厳しく禁じられてい た。それをすれば、群れの一員とは見なさないという掟を作っていた。 だが、どうしても生きていくために譲れないところがあった。 ゴミ捨て場等でのゴミ漁りである。 しかし、どうせ捨てるものなのに人間たちはそれをやると怒って追い飛ばすのだ。なん でああも人間というのはゆっくりしていないのかと、蹴飛ばされて傷を作った食料調達部 隊のものたちをぺーろぺーろしながらゆっくりたちは話し合った。 だが、蹴飛ばされる程度で済んでいたその時期は幸せだったのだ。 そのうちに、容赦無く殺されるようになった。 ゴミ捨て場に、ゆっくりを捨てるためのゴミ箱が設置されたのがそれに拍車をかけてい た。 「むきゅぅ……」 リーダーぱちゅりーは、打つ手の無い悩みに苦しんでいた。 人間が本気で自分たちを殺しにかかったら対応すべき手段など無い。 そのことは痛いほどにわかっている。せいぜい彼らの視界に入らないようにすることだ が、やはり、どうしてもゴミ漁りをせねば群れが保てない。 「ゆん、まりさだぜ」 そんなある日、近くでやはり野良ゆっくりの群れのリーダーをしているまりさがやって きた。 いつも快活なまりさだが、それにしたってここ最近はあちらとてぱちゅりーたちと同じ 悩みを抱えているはずだ。 それでも、まりさは明るく笑ってゆっくりしていた。 ……正直、とびきり性格はよいが少々思慮に足りないまりさではあるが、それにしても その笑顔には屈託が無かった。無さ過ぎた。 「ぱちゅりー、まりさたちの群れは、森に帰ることにしたんだぜ!」 まりさは、言った。 「むきゅ!?」 代々餡子に受け継がれ、さらに語り継がれた森の記憶が蘇る。 街のようなゆっくりできない場所ではない、自分たちの親たちがゆっくりしあわせーに 暮らしていた場所。 辛いこともあったが、ゆっくり暮らしていたゆっくりたちを人間が捕獲し、躾と称して ゆっくりできないことを強要してペットにしたのだ。 そして、ペットとして最後まで面倒を見るならともかく、何匹ものゆっくりが捨てられ て野良と化した。 そして今、人間たちは野良ゆっくりを目の敵にして殺しにかかっている。 酷い、と思う。 しかし、その主張を通せる力など自分たちには無い。 森――。 そこへ帰る――。 その言葉は、なんともいえぬゆっくりとした魅力を持っていた。しかし、ぱちゅりーは それの困難さを思い、そのようなことに踏み切ることは考えもしなかった。 森は遠い。 正確な距離はもちろん知らぬが、人間でさえ歩いて行くのは時間がかかるので大きなす ぃーを使っているぐらいだ。ゆっくりのあんよでは一週間はかかるのではないか。 むろん、ぱちゅりーはそれらのことを念を押すようにまりさに確認したが、まりさはま りさなりに色々考えたらしく、それらの困難は承知の上だと言う。 「ぱちゅりーたちもあとから来ればいいんだぜ、むかえをよこすんだぜ」 まりさはそう言って去って行った。 やはり無謀だ、止めた方がよい。 その制止の声は、ぱちゅりーの中で消えた。 まりさは全て覚悟の上なのだし――それに、森に帰れるというのはとてつもない魅力を 持っていた。 まりさたちがそのための道を切り開いてくれるというのなら、止めることはない。と、 賢いゆえの狡猾さもぱちゅりーにはあった。 だが、まりさたちのためにも自分たちのためにも、その壮挙の成功を祈る気持ちは本物 であった。 「ゆひぃ……ゆひぃ……ゆひぃ……」 翌日、食料調達、要するにゴミ漁りに行ったまりさがボロボロになって帰ってきた。 帰ってきたのはまりさだけである。他にもれいむやらちぇんやら、全部で五匹いたはず なのだが。 姿の見えないものの家族がまりさにその安否を尋ねるが、ぱちゅりーには既にその末路 はわかっていた。 家族たちも、まりさが質問に答えずに泣き喚いているのを見て、ようやく認め難い事実 を認めるしかなかった。 落ち着いたまりさから話を聞くと、決死の覚悟でゴミ捨て場に赴いた食料調達部隊は、 目的地に辿り着けもせずに、朝の散歩中だった人間によってまりさ以外は殺されてしまっ た。 まりさは最初に蹴飛ばされたが、むしろそのことがまりさを救った。 強く蹴られたまりさはふっ飛んで繁みの中に突っ込んだ。 まりさを蹴った人間は、しまった、と呟いて繁みを見ていたが、すぐに、まあいいやと 言ってから、他のものへの攻撃を開始した。 繁みをかきわけてまりさを探すのを億劫がったのだろう。 「ゆひぃぃぃぃ、まりざだぢ、なにがわるいごとじた? ねえ、ばちゅりー! ねえ!」 「むきゅ……」 まりさは話している内に再び錯乱して、ぱちゅりーに八つ当たりをするように叫んだ。 まりさは、繁みの中で激痛に苛まれながら、仲間の断末魔の声を聞いていたが、人間の 声も聞いた。 「おれもこんなことしたくねえんだけどなあ……お前ら、ほっとくと増える一方だからな あ。優しくすると付け上がるし……」 本当に、鬱陶しそうな感じであった。ゆっくりを虐待すること自体を楽しんでいるので はないそのことが、単なる虐待趣味者よりも恐ろしかった。 やりたくないのに、なんでやるのか。 ほっとくと増えるから殺すのか。 優しくすると付け上がる? それだけのために? まりさはそういったことを全く無茶苦茶に思いつくままにぶちまけた。 「むきゅぅ……」 ぱちゅりーは、人間の中にもゆっくりに対して優しい者がいることを知っている。彼女 の夢は、いつか人間とゆっくりが愛し合い共存できるようになることだ。 もっとも、ここ最近、そんな夢はもはや夢として見ることすらできなくなっていたが。 人間たちは、野良ゆっくりとともに生きる気は無いようだ。 「森……」 呟いて、遠くを見た。 以前より、より一層、まりさたちの森への帰還が成功することを祈った。 「わ、わがらないよぉぉぉぉ!」 ちぇんが、転がり込むようにやってきた。 あの森へと向かったまりさの群れでリーダーの補佐をしていた幹部のちぇんだ。 状態は一目でわかるほど酷い。 二本の尻尾は、千切れて無くなっているし、顔の右半分が削れており、右目は見えない ようだ。 なんの打つ手も無い状況に、ぱちゅりーたちは日に日に、まりさからの森への迎えを待 ち望むようになっていた。 ぱちゅりーは、成功を祈りつつも、その可能性は低いと理解していたが、群れのものに 少しでも生きる気力を持たせるために、そのことは言わなかった。 そのため、少数のもの以外は、皆、今にも明日にも迎えが来ると信じて頑張っていたの だ。 だから、最初にちぇんを見た時は、希望に満ちた声が上がった。ちぇんを迎えだと思っ たのだ。 ちぇんがボロボロになっているのも、森からここへ来る途中に悪い人間にでも虐待され たのであろうと思った。 ぱちゅりーと、一部の群れの幹部ともいうべき賢いものたちは、ちぇんの言葉を聞かず とも、森への帰還が失敗したのであろうことを悟った。 まりさたちが出発してからの時間が短すぎるのだ。 いくらなんでも、この時間内に森との間を往復できるとは思えなかった。 果たして、ちぇんが泣きながら語ったのは、まりさの群れが森へ辿り着くどころかその 遙か以前に壊滅し、ちぇんだけが命からがら逃げ戻ってきたのだという事実であった。 希望が反転し、絶望にうちひしがれ、狂ったように泣き叫ぶ群れのものたちを痛ましげ に見やりながらも、ぱちゅりーはちぇんを促して詳しい話を聞いた。 最初の頃は、希望に満ちた森への帰還ということで、リーダーのまりさ以下、ゆっくり たちも意気軒昂であった。 人間に見つからぬよう早朝に出発した群れはぞろぞろと進んだ。 そこで出会ったのが、おそらく朝の散歩中の人間であった。 その人間にやられたのか――皆は思った。 しかし、そうではなかった。 その人間は、ゆっくりの大行列に驚いていたが、いったいどこへ何をしに行くのかと尋 ねて来た。 リーダーまりさが森へ帰る、人間さんたちが自分たちを無理矢理に街に連れてきたので あって、自分たちの生きるべきは森なのだから、とそのようなことを言った。 それを聞いて、ぱちゅりーが顔をこわばらせる、そのような人間批判と思われるような ことを言っては危険だと思ったからだ。 しかし、その人間は、それに怒らず、むしろ納得していたという。 「そうか……お前らの親とかを無理に連れてきて、飽きたと言って捨てたのはおれたち人 間だものな……」 そう言って、お前らが森に帰るのならば人間たちも喜ぶだろうと、言った。 その言葉に、ぱちゅりーは強く反応した。 まりさの群れが壊滅したのは、その日の夕方であった。 捕食種の襲撃を受けたのだ。 しかし、それはれみりゃが三匹程度であり、それが直接の原因ではない。 その襲撃によって大騒ぎになったのを人間が聞きつけたのだ。 すぐさま保健所に通報が行き、職員がやってきた。 捕食種は飛んで逃げたが、地べたに残されたゆっくりたちは駆除されてしまった。 ちぇんは、れみりゃに尻尾をくわえられて巣に持ち帰られそうになっていたが、尻尾が 千切れて落ちた。 保健所の職員がいる地上にまではれみりゃも追ってこなかった。 そして、すぐに物陰に隠れて職員からも逃げることに成功したのである。 「ゆぅぅぅぅ!」 「そ、そんなぁぁぁ!」 「おわりだよ……もりにかえれないなら、もうれいむたち……」 「みんな! みんなにんげんにころざれぢゃうんだぁぁぁ!」 「ゆぴゃあああああん、ゆっくちできにゃいよぉぉぉ!」 「ま、まりしゃたち、にゃんで、にゃんでゆっくちできにゃいにょぉぉぉ!」 泣き喚くゆっくりたち。 「むきゅぅ……むきゅぅ……むきゅきゅぅ」 ぱちゅりーは、呻いていた。 しかし、ただ単に絶望したからではない。 ちぇんから得た情報により、人間には野良ゆっくりが森へ帰ることを喜ぶ者がいるので はないか、と考えを巡らせていたのだ。 これは、賭けになる。 一歩間違えば群れは全滅だ。 しかし、もう、このままではどうせ近い内にそうなるのではないか。 食料の調達は全く上手く行っていない。 その辺に生えている不味い草で命を繋いでいるが、そのような食事でゆっくりできない からだろう、子供たちの成長が遅いし、中には非ゆっくり症の症状を見せている子もいる。 しかし、踏み切るにはあと一押しが必要であった。 そして、その一押しはすぐに来た。 付き合いのあった群れが、人間に滅ぼされたのだ。 日頃から付き合っているだけあって、その群れもぱちゅりーの群れと方針は同じであっ た。 できうる限り、人間とは関わらないようにするのだ。 それでも、その群れは群れの場所を襲撃されてやられてしまった。 食料を調達に出かけたものがやられたのではない。 ひっそり隠れて暮らしていたのに、あそこにゆっくりが住んでいるらしいということで 保健所職員がやってきて駆除してしまったのだ。 そのことは、曲りなりにも生きていられるのだからと踏ん切りをつけられなかったぱち ゅりーの背中を強く押した。 「むきゅ……みんな、このままだと近い内に人間さんに殺されるわ」 ぱちゅりーは皆を集めて言った。 「そ、そんなゆっぐりでぎないごといわないでえええええ!」 「そうだよ、ゆっぐりでぎないよ!」 「ゆぴゃあああああん!」 ゆっくりできない言葉に、もちろんみんな拒否反応を示したが、ぱちゅりーは構わずに このままではいつか自分たちのおうちも人間に見つかって全滅させられてしまうというこ とを言い続けた。 そして、群れのものが、このままではどうせ死んでしまう、という気持ちになったのを 見計らって、ぱちゅりーは言った。 「人間さんにお願いして、森に帰してもらいましょう」 人間たちが、ざわめいていた。 人通りの多い繁華街であった。 そこに三十匹はいるかという野良ゆっくりたちが現れて、大声で叫び始めたのだ。 「お願いします! ぱちゅりーたちを森に帰してください! お願いします!」 「ゆっくりおねがいします! ゆっくりおねがいします!」 「ゆっくちおねぎゃいちましゅぅぅぅぅ!」 異様な光景に足を止める人間がたくさんいた。 そして、すぐに駆除しようという感じではないのを見て取ってぱちゅりーは切々と訴え た。 自分たちの親は元々森でゆっくり暮らしていたのを無理矢理に連れてこられてペットに されて、そして捨てられた。 自分たちは好きで街で野良ゆっくりをやっているのではない。 知り合いのまりさの群れが自分たちのあんよで森に帰ろうとしたが、ちぇん一匹を残し て全滅してしまった。 森に帰りたいが、自分たちの力では不可能だ。 だから、もう人間さんにお願いするしかない。 そう言ったことを、涙ながらにぱちゅりーが訴え、群れのゆっくりたちが合間合間にお 願いします、おねぎゃいちましゅ、と声を上げる。 ぱちゅりーとしては、人間への非難がましいことを言うのはできれば避けたいところだ ったが、やはりそれを言って人間たちにも少しは自分たちにも非はあったと思わせなけれ ば、成功しないだろうと思った。 ちぇんから聞いた人間の話だけが一縷の望みだった。 一定の効果はあった。 人間たちはあれこれと話していたが、とにかくこういった訴えを集団でしてきたゆっく りは初めてなので、すぐに駆除してしまっていいものか迷っていた。 そして、午後には、テレビ局の取材班がやってきた。 ゆっくりというのは、テレビ局にとってはよいネタであった。そのゆっくりが妙なこと をしていると聞いてやってきたのだ。 このカメラを通して、大勢の人間に話を聞いてもらえると言われて、ぱちゅりーは熱弁 を振るった。 ぱちゅりーの話は、なかなかバランスが取れていた。 ペット目的の乱獲、そして無責任に捨てて野良化させたという話で人間に罪悪感を感じ させ、知り合いのまりさの群れが自力で森に帰ろうとしたが失敗したという話で何もはじ めから人間を頼っているのではないと思わせ、そしてひたすら自分たちは無力であるから とお願いすることで人間の感情をやわらげていた。 いいから駆除してしまえ、という声はほとんど無かった。 それよりも、人間にも非はあったのだから森に帰してやろう、という声が上がった。 保健所の職員――あの恐怖の対象でしかなかった人間――がやってきて、ぱちゅりーに 森へ帰してやることを決定したことを伝えた時、ぱちゅりーも他のゆっくりたちも大泣き してひたすら顔を地面に打ち付ける、ゆっくり式の土下座をして感謝した。 それを見ていた人間たちからは歓声と拍手が上がった。 ぱちゅりーは、思った。 夢は夢ではなかった。 ゆっくりと人間が愛し合い共存する理想の世界――その実現は決して夢ではないのだ。 すぐには無理だろうが、こんなにも、自分たちのために喜んでくれる人間たちがいるの だ。不可能ではない。 ぱちゅりーたちは、とある広場に集められた。森への移動の準備が終わるまでここで暮 らせと言われ、その間は生ゴミだが食料が提供された。 明日にも駆除で全滅か、という境遇からのこの待遇である。ゆっくりたちは大喜びで、 ぱちゅりーのことを褒め称えてゆっくりした。 そして、喜ばしいことは続いた。 他の野良ゆっくりがどんどん広場に連れてこられたのだ。 聞けば、他にも森に帰りたい野良ゆっくりがいれば名乗り出ろと言ったところ、最初は 恐る恐る少数のものが、やがて、どうやら本当に森に帰してくれるし、それまでは食べ物 までくれるらしいと知った野良ゆっくりたちが我も我もとやってきているのだという。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 「いっしょにもりへかえろうね!」 「もりでゆっくりしようね!」 日に日に増える仲間たちに、広場はゆっくりした声で満ちぬ日は無い。 やがて、ぱちゅりーは、この森への帰還を人間に願ったいわば功労者ということで、後 からやってきたゆっくりたちからもリーダーと仰がれるようになった。 元々ぱちゅりーの群れだったものたちはそのことを喜んだ。 自分たちのリーダーが、こんなにも多くのゆっくりにリーダーと認められる偉いゆっく りだったのだということを誇っていた。 おそらく、生涯で最高のゆっくりを広場に集められた野良ゆっくりたちは感じていた。 誰もが、これから行く森でこそ最高のゆっくりが待っているのだと思っていたが――。 ――最初の、ぱちゅりーの三十匹程度の群れだけが森に帰れば、後の悲劇は起こらなか ったであろう。 しかし、既に人間たちの意図は、当初の哀れな街の野良ゆっくりを森に帰して上げよう という、ある意味では単純素朴な善意から変質を遂げていた。 今や、その目的は、鬱陶しい野良ゆっくりをできるだけ多く森に帰してしまおう、とい うことになっていた。 人間たちとて、自分たちに非があることは認め反省していた。だから、殺さずに森に帰 して上げるという解決方法は魅力的であった。 そのことでゆっくりたちも喜ぶのだから、よいではないか。 ――彼らが、本当の意味で反省するのはもっと後のことである。 そして、元々思い込みの激しいゆっくりである。 明日無き絶望の反動のせいもあったが、既にゆっくりの大半は森に帰れば全てが上手く 行く、森ではゆっくりできないことなどは無く際限なくゆっくりできると思い込んでいる ものが多かった。 森には森で辛いことはあるだろうが、みんなで頑張って生きて行こう、人間が駆除に本 腰を入れた街よりはマシなはず、といった考えを抱いていたのは、ぱちゅりーの群れのも の他、少数であった。 「ゆっゆっ、もりにいったら、あまあまをむーしゃむーしゃするんだぜ」 「あみゃあみゃ、たのちみだにぇ!」 そんな会話をしているものがたくさんいた。そのことをぱちゅりーが知っていれば、さ すがにリーダーとなるのは躊躇ったであろうが、ぱちゅりーの周りには元からの群れのも のがいて、その声は届いていなかった。 そしてある日、とうとう明日、森に帰ると告げられた。 その時に湧き上がったゆっくりの大歓声たるや凄まじいものであった。 近所の住民はそれに驚いたものの、その理由を知ると、まあ今日だけは騒音だとか言わ ないで許してやろうと苦笑した。 「なんて勝手な!」 青年が、いきり立っていた。 それに頷く何人もの人間たち。 「だから、街の人間は信用できねえって言うんだ!」 青年の怒りに満ちた声は続く。 「街の野良ゆっくりなんだから、あっちで始末つけりゃいいじゃないか、なんだってこっ ちに持ってくるんだ」 村の会館の一番広い部屋。 そこで座っている多くの人間たち。 青年はその中で一人立ち上がり、手を振り顔を振り、時に人々から少し離れて、その人 々と向かい合って座っている初老の男を指差して叫んでいた。 「村長、なんで承知したんだ。そんな話!」 「……森は、国のもんで、わしらのもんじゃない。わしが承知せんでも……強引にやられ たらどうしようもない」 「そりゃあそうだが、その森から一番近いとこに住んでるのはおれらじゃないか」 「おい、村長だって、おれたちが言ってるようなことは全て承知の上だろう」 青年の袖を、彼と同年代らしい別の青年が引いた。 それにより、青年は憤然と鼻を鳴らしたものの、腰を下ろした。 「ええっと……それで、その野良ゆっくりってのが、約五百匹か……」 その声に応じて、うんざりしたといった感じの呻きやため息が各所に上がる。 「話にならん。駆除じゃ」 最前列にいた老人が言った。 駆除、という言葉にざわめきが起こる。ここにいる人間たちがそれに対してある程度の 抵抗感を持っていることがわかる。 「おやじさん……」 村長が、遠慮がちに言った。 「先代とわしらが散々苦労して教え込んで協定を結んだ群れでも、群れの数は百匹前後と 取り決めておるんじゃぞ。そこへ街の野良ゆっくりが五百匹じゃと。話にならん」 老人は吐き捨てるように言った。それへ同調する声が上がる。 まったくもって話にならない、と皆が思っていた。 「……やっちゃいましょうよ。しょうがないわよ」 と、一人の中年女が言った。人のよさそうなおばさんなのだが、言うことには容赦が無 い。 「街の野良ゆっくりって、テレビで見たけど、人間のことをどれいとか、死ねとか、チン ピラみたいなタチの悪い連中なんでしょ」 彼女は、テレビで特集されていたそういった映像を見ていた。やや誇張されてはいたが、 決して嘘ばかりとは言えない。 「あんなのがそんなたくさん来たら、あの子たちが酷い目にあわされないか心配よ」 その言葉にもまた同調の声が上がった。 彼女は、村と協定を結んだ群れのゆっくりたちをことの他可愛がっていた。 あの子たち、という呼び方からも、そのことは察することができよう。 「そうだ。むしろあいつらのためにも、そんな連中はやっつけてやらないと」 青年が、再び立ち上がって言った。 「よし……」 村長は、人々の間の空気が一定の方向へ向かって流れるのを感じて頷いた。 「村長、つれてきたぞ」 そこへ、一匹のまりさを抱いた男がやってきた。 「おお、来たか」 「ゆん、まりさが来たんだぜ。ゆゆ? みんな集まってどうしたんだぜ?」 まりさは村長が呼んでいると言われてやってきたので、こんなに大勢が集まっていると は思っていなかったのだろう。 「うん、まりさ、実はな……」 と、村長は、街の方から野良ゆっくりが五百匹ばかり連れて来られることを告げた。 「ゆ!? ゆゆゆ? ごひゃく、ってどのぐらいなんだぜ? まりさたちはひゃくぐらい だけど……」 このまりさは、子供の頃から人間の教育を受けた群れの子ゆっくりの中でも特に優秀と 認められて長になった個体である。 協定にあるすっきり制限により、群れの数が百と定められているために、それを遵守す るために百までの数字を理解することが長の条件みたいなもので、そのためまりさは百ま でなら数えられる。 「五百というのは……百が五個あるということじゃ」 「ゆ!? まりさたちがあと五……ゆゆゆゆ!? だ、ダメなんだぜ! そんなのダメな んだぜ!」 まりさは、それを聞くと困惑して言った。 「そんなにたくさん来たら、ごはんがなくなっちゃうんだぜ! そんなにたくさん森さん はごはんをくれないんだぜ!」 「うむ、その通りだ」 「お前でもわかることをわからん奴らがおるんじゃよ。まったく……」 村長に被せるように言ったのは、先ほど真っ先に駆除を主張した老人だ。 「それで、その五百匹の連中じゃが、おそらくゲスじゃ」 「ゆっびいいいいい!」 まりさはゆわゆわと痙攣し出してしまった。そんな大量のゲスが来たらまりさたちの群 れはあっという間に蹂躙されてしまうに違いない。 「大丈夫じゃ、わしらがついとる!」 「そうよ、そんな街のチンピラゆっくりなんかに、あんたたちをやらせるもんですか」 「それについては、お前らにも協力してもらいたい」 「ゆっ! な、なんでもするんだぜ!」 何台ものトラックが停車する。 荷台にびっしりと積み込まれているのは今朝まであの広場にいた野良ゆっくりたちだ。 「ほい、ほい、ほい」 「ほい、ほい、ほい」 「ゆっくりおろしてね! つぎはれいむだよ!」 男が手渡しでゆっくりたちを地面に下ろす。 「ゆわああああああ、ここが、ここがもりなんだねえええええ!」 「むきゅ、そうよ、おとうさんやおかあさんの故郷よ」 「ゆわーい、ゆわーい」 「ゆゆぅ、にゃんだかくうきがおいちーよ!」 「ゆっくちできりゅよ!」 念願の森へとやってきて、街で薄汚れた野良ゆっくりたちは目を輝かせていた。 「ゆゆん、にんげんさんたち、ゆっくりありがとう!」 「ゆっくち!」 去っていくトラックを見送ったゆっくりたちは、まずはおうち探しに取り掛かった。 「ゆゆぅ! 段ボールさんがどこにもないよ……」 「なんでおうちがないのぉぉぉぉ!」 「ゆゆ、ここに穴があるよ、ここをおうちにすれば……」 「ゆん! それじゃそこはまりささまのおうちにするんだぜ!」 「ゆっ! そこはれいむが見つけたんだよ!」 「うるさいんだぜ! ここはまりささまのおうちなんだぜえ!」 とてもではないが、五百匹ものゆっくりがおうちにできるような穴や洞はすぐには見つ からない。 それならばとりあえず腹ごしらえを……と食べ物を探したところ、これもまた五百匹の 満足するような量はとれない。 「リーダー、どうしよう……」 「リーダー、なんとかしてね!」 「リーダー、ゆっくりできないよ!」 「むきゅぅ……」 この時になって、ようやくぱちゅりーはリーダーを引き受けたことを後悔していた。 とにかく、この数である。 ぱちゅりーだけで統率などとてもではないができない。 結局、街に住んでいた時の群れをそのままに、どこの群れにも属していなかったものを 適当に割り振り、各群れのリーダーの上にぱちゅりーが総リーダーとして立つことにした。 「ゆん、それじゃ狩りに行ってきてね」 「ゆっくりいってくるよ!」 「おとうしゃん、がんばっちぇぇぇ!」 「あみゃあみゃたべちゃいよ!」 元街の野良ゆっくりたちは、なんとか森で生きていこうとしていた。 そして、今日も番のれいむと子供たちに見送られて、一匹のまりさが狩りに出た。 「ゆん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 道々、何匹かのゆっくりと合流する。 「ゆん、ゆん、ゆゆっ!」 一匹のれいむがぴょんぴょんと跳ねてきた。まりさたちを見てひどく驚いている。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆぅ……ゆっくりしていってね……」 「ゆぅ……れいむはどこのれいむ? 見たことないけど」 だが、なにしろ五百匹もいるのだ。街では全く接触が無かったものも多く、顔を知らな いものが同じ群れにいてもおかしいことではない。 「れ、れいむは、ずっとここに住んでるんだよ」 「ゆゆ、それじゃ、ずっともりに住んでるんだね」 「ゆぅ、それはすごいゆっくりしてるね」 まりさたちは、れいむが森の先住ゆっくりだと知って感心していたが、れいむは決して まりさたちと目を合わせずにぴょんと跳ねて背を向けた。 「それじゃ、れいむはいそぐからいくね。ぜったいついてこないでね! ぜったいだよ!」 「「「ゆゆぅ?」」」 過剰に念を押すれいむの言葉に不思議そうにするまりさたち。 「それじゃあね、ぜったいついてこないでね! ぜったいだよ! ぜったいだよ!」 最後までれいむはそう言いながら去っていった。 「ゆぅ……気になるよ」 「……ついていってみるんだぜ」 「ゆん、ついてくるなっていってたけど……ちょっとならいいよね」 好奇心を刺激されたまりさたちは、こーそこーそとれいむを尾行した。 「ゆん! ただいま!」 「ゆっくりおかえり!」 「れいむ、おかえり!」 れいむがやってきた場所を見て、まりさたちは思わず大声を上げそうになってそれを必 死に我慢した。 「ゆぅぅぅぅ……」 「す、すごい……あんなにおやさいが……」 「あ、あんなにあったら、みんなむーしゃむーしゃできるよね……」 小声でひーそひーそと話す。 そこは、畑であり、たくさんの野菜が生えていた。 大きな数が認識できないゆっくりではあるが、視覚的にそれが五百匹のゆっくりがむー しゃむーしゃしてもなお余る量であることはわかった。 さっきのれいむは、そのおやさいの海に向かっていき、それをまりさやらありすやらの 他のゆっくりが出迎えていた。 「ゆぅ……あのおやさい、あのれいむたちのなのかな」 「……にんげんさんはいないみたいだし、そうなんだよ、きっと」 「ゆゆゆゆ、きっとあれがでんせつのおやさいがはえてくるゆっくりぷれいすなんだよ」 なおもひそひそ話すまりさたちに、れいむたちの、ちと不自然なぐらいに大声の会話が 聞こえてきた。 「れいむ! どうだった!」 「ゆん! 例のよそものたちだね! すぐそこで会ったよ!」 「ゆぅ、そんな近くにまで来ているんだね!」 まりさたちは顔を見合わせる。れいむの言う「よそもの」というのが自分たちであるの は明らかだ。となると、あのれいむは自分たちを偵察にやってきていたのか。 「ここのことを知られないようにしないとね!」 「そうだよ、ここのおやさいはぜんぶれいむたちのものだからね!」 「まりさたちじゃとてもたべきれないけど、よそものにあげることはないよ!」 思わぬ事態に呆然としていたまりさたちだが、そんな声を聞いているうちに腹が立って きた。こんな素晴らしいゆっくりぷれいすを独り占めしているなんて! 「ゆっ!」 「ゆっくりまってね!」 跳ねて行こうとするれいむを、まりさが制した。許し難いことだが今はこちらの数が少 ない。 「リーダーに言ってみんなで来よう」 「ゆん、そうだね」 「それじゃ、ゆっくりしないで帰ろうね!」 まりさたちが跳ねて行った。 それを見て、畑にいたれいむたちは顔を見合わせて頷く。 「上手くいきそうだな、れいむ、よくやったぞ」 まりさたちの位置からは見えないところに伏せていた青年が姿を現した。その手にはビ デオカメラがあった。 「ゆゆゆゆ! おやさいの生えるゆっくりぷれいすを独り占めしてるなんて、そいつらは ゲスなのぜ! やっちまうのぜえ!」 まりさたちの報告を受けて、リーダーのまりさが叫んだ。 ゲスと言うが、はっきり言ってこのまりさ自身がかなりのゲス気質であった。 「みんなを集めるんだぜ! ゲスどもを攻めるんだぜ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「ゆっへっへ、でんせつのおやさいが生えてくるゆっくりぷれいすがあるなんて、やっぱ りもりはすごいんだぜ」 このまりさ、ゲス気質による容赦の無さと身体能力の高さでリーダーを張っていたもの の、頭はあまりよろしくなかった。 そのため、森に来ればあまあま食べ放題なのぜ、などというアホな考えをしていたのだ が、幻想とは違う現実に戸惑っていた。 これはおかしい。 もりはゆっくりぷれいすのはず。 きっと、どこかにおいしいものがあるに違いない。 そう思い続けていたまりさにとっては、おやさいの生えるゆっくりぷれいすは、やっぱ りそういうゆっくりできるものがもりにはあったのか、といった感じであった。 「リーダー、みんな集まったよ!」 「ようし、やろーども、ゆっくりしないでなぐりこみなのぜえ!」 「おやさいをむーしゃむーしゃできるよ!」 「おちびちゃんにもむーしゃむーしゃさせられるね!」 「「「えいえい、ゆー!」」」 まりさに率いられた二十匹ほどの集団は、大急ぎで跳ね飛んで畑へとやってきた。 「ゆゆゆ?」 「な、なんなの、まりさたち!」 先ほどのれいむやまりさたちがそれを見て驚く。 「ゆっひゃあああああ、おやさいがたくさんなのぜえ!」 「す、すごいよぉぉぉぉ、たべきれないぐらいあるよぉぉぉぉ!」 「ゆっくりできるよ! ゆっくりぃぃぃぃ!」 リーダーまりさたちは一面のおやさいを見て興奮し、雪崩を打って向かってくる。 「待ってね! ゆっくり待ってね!」 その前に、れいむが立ちはだかった。 「ここは人間さんの畑だよ! このおやさいは人間さんのものだよ! れいむたちはお手 伝いをしておやさいを分けてもらってるんだよ!」 「はあああああああ? おやさいは勝手にはえてくるんだぜ、それをお前らが独り占めし てるんだぜ! 人間さんなんかどこにいるんだぜ!」 「今はいないけど、ここは人間さんの畑なんだよ!」 「ゆっぎいいいいい! うるさいんだぜ、ゆっくりしね!」 リーダーまりさの体当たりを貰ってれいむがふっ飛ぶ。 「ゆぎ……いだいぃぃぃぃぃぃ!」 「ゆへん、こんじょーなしなのぜ。おとなしくゆっくりぷれいすを渡すんだぜ」 リーダーまりさが言うと、痛がるれいむを見てすっかり恐れをなした畑のゆっくりたち は、このゆっくりぷれいすをまりさたちに明け渡し、自分たちは奴隷になることを誓った。 「ゆふん、そういうことならわるいようにはしないのぜ」 とりあえず、まりさたちは野菜をむーしゃむーしゃしてしあわせーの声を上げた。そし てこのゆっくりぷれいすに定住するために、留守番のゆっくりや子ゆっくり赤ゆっくりを 呼び寄せた。 勇猛果敢ではあるが、既述の通り、あんまし頭のよろしくないリーダーまりさであるか ら、それらの指示が「偉大なまりささまに逆らったことを後悔しているダメれいむ」に誘 導されたものであることなど当然気付かない。 「ゆわあああああああ!」 「しゅ、しゅごいよ! おやしゃいがあんにゃに!」 「むーちゃむーちゃできりゅよ!」 「おとうしゃんたち、しゅごーい!」 この素晴らしいゆっくりぷれいすにやってきた子供たちは一様に驚き喜び、リーダーま りさたちを讃えた。 それにいい気分になっていたまりさたちだったが、それへ冷水を浴びせるように、奴隷 になったはずのれいむたちが、野菜を食べようと畑に駆け寄る子ゆっくりたちの前に立ち はだかって叫んだ。 「「「ここは人間さんの畑だよ! おやさいは人間さんのものだよ!」」」 一瞬、リーダーまりさたちは呆然とした。それはさっきも聞いた。 「まだそんなこと言ってるのかぜ! おやさいは勝手にはえてくるんだぜ、人間さんなん かどこにいるんだぜ!」 「ここにいるぞ!」 「この野菜泥棒め!」 「やれっ!」 それまで伏せていた人間が立ち上がった。 「ゆっびゃああああああ、に、にんげんざんだああああああ!」 街の野良時代に散々な目にあっているので、人間に対する恐怖心は大きい。リーダーま りさたちは逃げようとしたが、いつのまにか後ろにも人間がいて、自分たちが完全に包囲 されていることを知った。 「ゆ゛っ……ゆぐ……ゆひぃぃぃぃ、だ、だずげでええええええ!」 リーダーまりさは真っ先におそろしーしーを漏らしたところへ鍬の一撃を受けて死んだ。 「ゆ゛わあああ、やめでえええええ!」 「やじゃよぉ、まりざ、じにだくないよぉぉぉ!」 「おきゃあしゃん、たじゅげぢぇぇぇ!」 「にゃ、にゃんで、にゃんで……」 「い、いじゃいぃぃぃぃぃ!」 「ゆるじでえ! ゆるじでえええええ!」 元街の野良ゆっくりたちは、久しぶりに本気で殺す気の人間の恐怖を味わいながら皆殺 しにされた。 「むきゅぅ……」 ぱちゅりーが唸っていた。 リーダーの一人であったまりさの群れが一匹もいなくなっていると聞いたためだ。 移動するにしても、そんなに遠くに行くとも思えないし、なんらかの理由で死んだのだ としてもこちらに助けを求める前に全滅するとは思えないし、なにより死体が無い。 「総りーだー! 総りーだー!」 「むきゅ、なにかしら」 「た、たいへんだよぉぉぉ! ありすのところも誰もいないよぉぉぉぉ!」 「むきゅっ!」 ありすの群れが住んでいたのは、まりさのところと隣接した所だ。あの辺りに何かある のだろうか。 「むきゅ……きっとあの辺りに、何か、恐ろしい動物でも住んでいるのね」 ぱちゅりーはそう推測して、そちらには近付かないように群れに通達を出すことにした。 まりさとありすの群れの消失は確かに気になる。しかし、目下の問題は食料であった。 さすがにこれだけの数のゆっくりが突如移住してきたために、森の恵みと言えどもおっ ついていないのが現状だ。 その観点から言うと、立入禁止の区域を作って狩りの範囲を狭めるのはよろしくないこ とであったが、なにしろ三十四十の群れが突然消えるという事態である。 「総りーだー! 総りーだー!」 「むきゅ……なにかしら……」 なにかまた悪い知らせではないかと思う癖がついてしまっているぱちゅりーは、駆け込 んできたちぇんに対して身構える。 「このもりにずっと住んでいるっていうれいむとまりさが来て、おやさいがはえてくるゆ っくりぷれいすがあるって言うんだよー」 「むきゅ! そ、そんなものが……」 「それでね、おやさいを分けてあげるからみんなで取りに来てって」 「むきゅぅぅぅぅ」 正直、ありがたい。 そのありがたさ、そしてなんと言っても、森にずっと住んでいたというゆっくりならば、 とてもゆっくりしているだろうから嘘などつくまいという思い。 それらが、ぱちゅりーの判断力を著しく鈍らせた。 「おちびちゃんたちも連れてきてって、あっちのおちびちゃんとともだちになってほしい んだねー、わかるよー」 「むきゅ! それじゃ、みんなで行きましょう。他の群れも呼びましょう」 総リーダーの招集によってみんな集まってきた。 おやさいがはえてくるゆっくりぷれいす、という言葉に引かれぬものはいない。 まりさとありすの群れがまるごといなくなっているが、その数はそれでも四百を少し超 えている。 それらが意気揚々と、森を進む。 やっぱり、もりは凄い。 おやさいがはえてくるという伝説のゆっくりぷれいすがあるなんて! もりに帰ってきてよかった。 本当によかった。 もりは、とってもゆっくりできるよ! ゆっくり~、ゆっくり~、おやさいでゆっくり~♪ いつしか、そこかしこからおうたの声が上がる。 とってもゆっくりした笑顔のゆっくりたちは、そうやってゆっくりぷれいすを目指し、 そしてゆっくりぷれいすに辿り着き、ゆっくりぷれいすだと思っていたそこで殺された。 「むきゅ! むきゅ! むきゅっ!」 ぱちゅりーは、もうなにがなにやら、わけがわからなかった。 おやさいがはえたゆっくりぷれいすにやってきたはずであった。 そこでは、森で暮らしてきたとてもゆっくりしているゆっくりたちが歓迎してくれて、 そして、人間にさらわれて街の野良ゆっくりとなっていた自分たちと森の先住ゆっくりた ちはこれから仲良く森で暮らしていくはずだったのだ。 四百以上の口からのゆっくりしていってね、の挨拶。 それへ返ってきたのは、突然現れた人間たちによる攻撃だった。 それは、駆除だった。 使っている道具こそ違うが、それは街で保健所の職員が行っていた駆除そのものであっ た。 馬鹿な。 ここは、街じゃない。 森だ。 なんで、なんで、なんで――。 なんで、ようやく帰ってきた、ゆっくりできるはずの森にも人間の駆除があるのだ。 やっぱり――。 やっぱり、人間は野良ゆっくりを駆除せずにはいられないのだ。 あの日、一緒に喜んで拍手までしてくれたアレは、一体なんだったのだ。 広場に住ませて森に行くまでに食べ物までくれたのは、一体――。 やっぱり、ゆっくりと人間が愛し合い共存する理想郷など、夢のまた夢、理想に過ぎな かったのか――。 きっと、森に住んでいたゆっくりたちと言うのも人間にいつ駆除されるかと怯えて暮ら し、おどされて自分たちを騙しておびき出す手伝いをさせられたに違いない。 無かった。 理想郷など、ここには無かった。 そして――他のどこにもあるとは思えなかった。 ぱちゅりーは、ゆっくりと人間との対立という構図しか意識になかった。当然といえば 当然である。 それゆえに、街の人間とこの森のそばの村の人間とで、考えなどに差があるという認識 がなかった。そして、それはゆっくりにとっても同様であった。 だが、ぱちゅりーは、次々に殺されていく仲間たちの連続する断末魔の中、それを聞い てしまった。見てしまった。 そんなものには気付かぬままに、さっさと殺されていればよかったのに。 「ゆん! 街のゲスゆっくりはゆっくりしね!」 森のゆっくりが、人間と一緒に「駆除」をしていた。 「ゆわあ!」 「危ない! まりさ、危ないから前に出るなと言っただろう」 「ゆゆぅ、おにいさん、ありがとうなんだぜ」 そして、反撃されそうなところを助けてゆっくりを気遣う人間、それにお礼を言うゆっ くり。 「でも、まりさもおてつだいしたいんだぜ!」 「気持ちは嬉しいが、無理はするなよ。お前らに何かあったら……」 そのまりさと、人間の青年は、お互いを思いやっているようであった。 見れば、そこかしこで似たような光景があった。 「む……きゅ……え゛っれえええええええええ!」 ぱちゅりーは、盛大に吐いた。 ここは、理想郷だったのではないか。いや、そうなのだ。 夢に見た光景がそこにあった。 ゆっくりと人間が愛し合い共存する理想郷。 あった。 理想郷は、ここにあった。 ただ、その理想郷は、ぱちゅりーたち、元街の野良ゆっくりを激しく拒絶していた。 お前らなんかいらない、と。 お前らなんかこの理想郷には必要ない、と。 色々理由はあるのだろうが、この人間たちの駆除の理由の一つに、自分たちと仲良くし ているゆっくりたちへの危害を未然に防ぐということがあるのだろう。 明晰なぱちゅりーはそれを理解してしまった。 理解しなくていいのに、してしまった。 そして、精神が死んだ。 それに僅かに遅れて、体が死んだ。 自らが吐いた生クリームに突っ伏して、ぱちゅりーは死んだ。 「ゆるじでえええええ!」 「だずげでええ、ころざないでええええ!」 街の野良ゆっくりが一匹残らず森へ帰ったわけではない。 様々な理由から、森へ行くよりもこのまま街で暮らした方がよいと思って残ったものも いた。 このれいむとまりさも、そうであった。 いきなりそんな大勢で森に帰っても上手く行くとは限らない。 それよりも、それだけ大量の野良ゆっくりがいなくなった街の方が食料調達の競争も緩 くなるし、住みよいかもしれない。 そう考えたこの二匹は、決して愚鈍でもなく、むしろなかなか利口であった。 実際、当初は思惑通りにゆっくりできたのだ。 大量の野良ゆっくりを森に送った人間たちは、ゆっくり駆除を前ほど熱心にやる必要は 無いと思っていた。 しかし、それでも駆除を全くしなくなったわけではない。 れいむとまりさも、少々油断したところを捕まってしまったのである。 「もり! もりにがえるがら、ゆるじでええええ!」 まりさが叫んだ。 れいむを踏みつけ、まりさの髪の毛を掴んで持ち上げていた男は、それを聞くと、ぴた りと動きを止めた。 脈ありと見たまりさが、なおも叫ぶ。 「ぼりに、ぼりにがえりばずぅぅぅぅ」 踏みつけられて餡子を吐きそうになっているれいむもそれに続いた。 「そういうわけにはいかないんだよ」 男はそう言うとれいむを踏み潰し、それを見て絶叫するまりさを叩きつけてかられいむ と同じようにしてやった。 街の人々の善意で森に送られた野良ゆっくりたちが、森の近くの村の人間によって殲滅 されたということがニュースになった時、村の人間を非難する声は上がったが、それもす ぐ止んだ。 村長をはじめとする村の者たちが、毅然と反論したからだ。 そもそも、森の生態系とか何も考えずに五百匹もの野良ゆっくりを運んで来るというの が暴挙なのだ。 善良ならばまだよいが、これがどいつもこいつもタチの悪いチンピラみたいな連中とき ている。 その証拠として、村が畑の被害をなくすために躾けて協定を結び、今ではそういった利 害関係を超えて仲良く付き合っている群れのゆっくりたちが制止するのも聞かずに暴力を 振るい、畑の野菜を奪おうとした様子を撮った映像を提示した。 それらを見て、聞いて、街の人間たちは今度こそ本当に反省した。 自分たちがやって喜んでいたのは偽善であった。 自分たちの都合で負担をよそへ押し付けていただけであった。 だから、街の人間たちは野良ゆっくりを殺す。 もう、森に帰せだのなんだのという言葉には耳を貸さない。 街の野良ゆっくりは、街で始末をするべきだからだ。 終わり 書いたのは「本当に悪いのは人間さんだよ! ゆっくりは悪くないよ! 殺すけど」 でおなじみののるまあき。 久しぶりに長めの書けてよかった。 なお、このお話は余白あきさんの「人間の世界でゆっくりが見た夢」にインスパイア されています。 過去作品 anko429 ゆっくりほいくえん anko490 つむりとおねえさん anko545 ドスハンター anko580 やさしいまち anko614 恐怖! ゆっくり怪人 anko810 おちびちゃん用のドア anko1266 のるま anko1328 しょうりしゃなのじぇ anko1347 外の世界でデビュー anko1370 飼いドス anko1415 えーき裁き anko1478 身の程知らず anko1512 やけぶとりっ anko1634 かわいそうかわいそう anko1673 いきているから