約 580,750 件
https://w.atwiki.jp/riseiai/pages/101.html
- 注意)独自設定。2ちゃんねるのぬるぽ鉄道スレの内容と食い違ってるのは仕様でつ。 設定内容 本社所在地はぬるぽ町(現ぬるぽ市)。 略号はjnr(Japan Nurupo Railways)。間違っても大文字で書かないように。国鉄時代はぬるぽ電鉄といっていた。この地域のし尺線は北日本旅客鉄道会社。(イメージカラー:ピンク) 基本は1067mm 1500V。 そして確定 親会社はぬるぽホールディングス(ぬるぽHD、旧ぬるぽグループ本社)だが、同社が100%出資しているわけではない。ぬるぽグループ本社はバブルがはじけてあぼーん、は免れたがITバブル崩壊で倒産。ぬるぽHDとして再建された。ぬるぽグループ時代は上場企業、ぬるぽHDは公開企業。注)ぬるぽHDの株主優待には、ぬるぽ鉄道の優待乗車券は含まれない。 本線 電鉄ぬるぽ(旧ぬるぽ中央、し尺ぬるぽに隣接)~東ぬるぽ~大学前~ぬるぽガッ!丘~新ぬるぽ(JTX新ぬるぽに隣接)~秘境駅~? JTXは日本版TGV。新幹線と異なり、動力集中型である。 環状線 東ぬるぽ~南ぬるぽ~西ぬるぽ~北ぬるぽ~東ぬるぽ。 新交通システム(NANU)線 電鉄ぬるぽ~ぬるぽーと(し尺貨物線ぬるぽ港貨物駅付近)途中駅は北ぬるぽなど。NANU=Newtype Automatic Network Unit 大学前駅の大学正門側改札は「表口」を名乗る。不正規入学者と退学者は表口を利用できない。必ず裏口を使うこと。 運転 特急 全列車し尺に直通。 高速 電鉄ぬるぽ~新ぬるぽ。シャトル列車ともいう。 急速 NANU線にあり、ノンストップ運転。 普通 秘境駅以外の各駅に停車。 痛快 秘境駅にも停車。 ぬるぽ教専用 教祖は山崎渉(^^)。宗教関連輸送は鬼哭魔道(きこくまどう)流総本山、青天山=せいてんざん、古くは征天山と書いた=霹靂寺(へきれきじ)向けもある。 特別な乗車券 電鉄ぬるぽ~新ぬるぽ間は途中下車しないことを条件に(し尺線は途中駅なし)、選択乗車できる。運賃は安いほうにあわせている。 ぐるりんぱぁ 環状線で乗車駅まで途中下車することなく一周乗車する場合に発売。入場券と同額。他の駅で降りると増運賃を請求される。 優待乗車券など 当社は非上場・株券発行会社である。株券発行単位は1000株。「相場」は倒産企業なみ。名義変更には手数料が必要。「株の譲渡に取締役(会)の同意を必要とする」などという制限はない。半年ごとに1000株なら1枚(任意の区間に1回乗車可能)もらえる。注)話のネタに買っているような株主が大半とされる。大株主でも無料パスはもらえない。正社員、長年勤めたOB,会社役員などには配布している模様。 カード乗車券について ヌルポイントカードと称する、商品券としても使える磁気カードが主流。ICカード風の”AHOCA”も使用されているが、これはICカード「まがい」。ふいんきはあるが、ICは入ってないか、不良品とされたICを使用。購入後のチャージ(入金)はできず、使い捨て。接触型なので、かざすだけでは利用できない。改札機、券売機とも挿入する必要がある。また、クレジットカード「もどき」のもの(Konozama,VIVA,マイナーの3種類。JOBは廃止)も、当然クレジットカードではない。ぬるぽ銀行(旧ぬるぽ相互銀行)のキャッシュカードとしては使用可能。ぬるぽ銀行の設置したCD・ATMでは暗証番号の入力なしに預金を引き出せる。 車両 し尺乗り入れ用として製造した車両が、「基準を満たさない」などとして承認されなかったケースが多々ある。 悪津(ワルツ)リゾート予定地跡は立てかけのビルなどが長いこと放置されていたが、悪事放射性廃棄物埋没処分場になった。その輸送がある(し尺貨物では放射性物質の輸送は行わない)。 ※悪津は地名としては「あくつ」と読む。牙津(ガッ!ではなくがつ。地元の人は「がっつ」という)。この地域は、獄門平、悲嘆(ひたん、北海道の悲嘆別のルーツ)、八ツ墓(やっつはか)などエンギでもない地名や伝説が多いので縁起を担ぐなら素通りせよ。 基本的な体系(例外あり) ~199 旧性能(吊り掛け)車 現在は1~99は機関車と貨車。 200台、1000台 新性能車 1000台は急行用など。 300台 チョッパ 500台 VVVF 700台 NANU 800台 非営業用 ※この地域のし尺は交流区間。 1000系 SEN(Super Express Nurupo) VVVF化は見送られた。 NSE(Nullpo Super Express) EX-100番台 し尺直通の寝台電車 クハネEX -101+モハネEX -101+サロハネEX-101+モハネEX-101+クハネEX-101の5両編成1本。し尺束EX系と同設計、共通運用。 キサロハネ(し尺乗り入れ不認可車) 保存車 クデハニ101 当初はデハ。Mcはクデハと呼ぶことになり改称。その後荷物室を設置。両運転台。 ヌ(暖房車)+ル(配給車 実は元国鉄ヤ400)+ポ(陶器専用車) SL4号機(1Bタンク) 4は欠番だったはずだが? なぜかana(All Nullpo air、全国ヌルポ航空)の小型機も保存。 姉妹駅 韓国東海道ヌルポ(現在はニダー市の一部) ヌルポ駅
https://w.atwiki.jp/iclone/pages/63.html
3DXcharge についての情報 らしきもの 3DXchargeとは? 3DXcharge は、ざっくり言うと、 iClone用3Dデータの一部(.VNS/.iAvatar/.iProp)を 外部3Dモデリングソフトで加工可能な3Dフォーマット形式(.obj)などに変換/出力 する為のエクスポーターであると同時に、 各種3Dモデルデータ(.obj/.skp等)を取り込み iClone用データ(.VNS/.iAvatar/.iProp/i.Animation)に変換 する為のインポーターでもあります。 バージョン/グレードによって、インポート/編集可能な3Dデータフォーマットの内容に若干 差異があります。 現行バージョン:3DXcharge 5(STD) / 3DXcharge 5 PRO / 3DXcharge 5 Pipeline(新規追加上位グレード) 過去バージョン:3DXcharge 4(STD) / 3DXcharge 4 PRO 3DXcharge 2 3DXcharge ※ Enu/ローカル版を問わず、BOX版Pro本体であれば、本体同世代相当の 3DXcharge のSTD版 が同梱されています。 Enu/Digital(DL)版の新規/アップグレードの価格は一見安く思えますが、バンドルセット以外は 3DXcharge/STDすら付属しない為、実は却ってお財布に優しくありませんw 3DX4PRO では、.fbxデータの取り込みが可能になり、Poser/DAZ Studio 等で使われるフィギュアの3Dデータの取り込みと変換(Avatar(Non Standard Character)が従来に比べて格段に容易になりました。しかしながら、iClone標準Avatar互換フィギュアデータの作成や独自設定のボーン構造を持つカスタムフィギュア等、本格的な3Dデータの編集/新規作成を行うには、外部モデリングソフトとして Auto Desk社 製 3ds Max が必須となり、当アプリケーション本体の価格帯(≒購入ユーザー層)無視という本末転倒的な状況にはかわりありません。 3DX5PRO では、各種3Dソフトの標準リグ(ボーン構成)に則ったフィギュアをFBX形式で取り込む事により、iClone標準フィギュア(i.Avator)で用いるモーションを適用可能なフィギュアにコンバート可能になります。 3DX5PIPELINE では、3DX5PROの機能に加え、iClone標準フィギュア(i.Avator)で用いるモーションを外部3Dソフトに持ち込み、各種3Dソフトの標準リグ(ボーン構成)採用フィギュアに適用する事が出来る様になります。 以下、そのうち。 外部3Dモデリングソフト/データとの連携 DAZ Studio (D|S3/D|S4 + FBX Exporter) Poser 同様、本来 出来合いの3Dデータを使う3Dレンダラーであり、メッシュ(.obj)データを一から作る能力は皆無に等しい。 しかし、Poser とは異なり、有償Add-OnによるFBX形式でのデータエクスポートが可能であり、Poser/D|Sで一般的に利用されるフィギュアをiCloneへ持ち込む場合、FBX形式でエクスポートしたデータを 3DXchange4 Pro に読み込み、ボタンひとつで iClone内でポージング可能なAvatar(Non Standard Character)に変換する事が出来ます。(この際、D|Sで編集したアニメーションも同時に持ち込む事が可能です。) 但し、Poser/D|S で一般的に使われる Victoria 4.2 世代以前のメッシュデータ兼用型モーフフィギュアのデータは、FBX Exporterでの出力時のモーフデータのベイク(焼付け)方式の為か、現状では 3DXchange4 Pro での読み込み時にモーフデータが反映されないケースが多く、各種モーフデータによってカスタマイズしたオリキャラをiCloneに持込が出来ないと言う、かなり痒い状態w です。 尚、D|S4 で導入された最新の Genesis フィギュアは、メッシュのモーフにウェイトマップ方式を取り入れている為か、FBX形式で出力したデータは3DXchange4 Pro で読み込んだ際に、モーフさせたフィギュアデータも問題無く再現されます。 Poser DAZ Studio 同様、本来 出来合いの3Dデータを使う3Dレンダラーであり、メッシュ(.obj)データを一から作る能力は皆無に等しい。 また、D|S と異なり、フィギュアのボーン設定に各種有料AddOnを購入する必要は無いが、FBX形式でのデータエクスポートが出来ない為、Poser/D|Sで一般的に利用されるフィギュアをiCloneへ持ち込む場合、一度フィギュアを各部位毎に.objデータとして出力し、一般的な3Dモデリングソフトで作成した.objデータ同様 3DXchangeを介して各パーツをiCloneの小物(.iProp)として取り込み、各パーツをCloneBoneに装着/作成する事になるので、かなりの根気が必要。 この為、Poserを連携ソフトとして使用するのは、参照用.objデータを伴わないPoser/D|S用小物の.objデータ出力時になると思われます。(Poserのpp2データはジオメトリデータを含むので、配布データの軽量化の為、有償/無償を問わず参照用の.objデータを伴わない場合も多いです。) Auto Desk 3ds Max Google SketchUp Google 3D Warehouse 3DXchargeoには、直接Google 3D Warehouseにアクセスしてデータを取り込む機能があります。 Zblash Metasequoia Argile Hexagon
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2431.html
『ドラゴン殺し』 14KB 自業自得 日常模様 戦闘 群れ 希少種 自然界 人間なし 独自設定 人間グロあき 人間グロあきです 無記名時代含めて多分12作目です ※※※はじめに※※※ 独自設定が凄い事になっちゃってます また、幸福な結末が必要不可欠な方 人間に近い思考力を持ったゆっくりの存在がダメな方はお控えください。 【ドラゴン殺し】 同じ河の伏流を水源に持つ7つの湖沼の、一番大きく一番肥沃な沼に住む群れでにとりは生まれ育った 以前は水棲種ゆっくりと、そのゆっくり達と物々交換やらの交易を行うゆっくりの群れしか近隣に存在しなかったが 最近はその沼にも、宅地開発等で追いやられたゆっくりが自然を求めて押し寄せるようになっていた やがてにとりの赤ゆっくり時代と比べ、実に数倍のゆっくりが沼とその周囲の自然とに依存して生活するようになっていたが 元来豊穣な土地であったが為、個体数の増加など、この地の自然はもろともせず受け入れていた 「にとりん、今日もお仕事お疲れ様」 「・・・おつかれ」 先ほどまで水辺で幹部ゆっくりたちと、運び込まれる食料を仕分けしていたまだ若いにとりに 幼馴染のさなえが気付き声を掛けた にとりはぼんやりと返答しながらも、夕焼けの赤色に染まりながら視線は遠く沼の反対側を眺めている 「どうしたの?早く帰らないと暗くなっちゃうよ?」 「そうだな、帰ろうか」 無言のまま、帰路につくにとりとさなえ 最近口数がめっきり少なくなったにとりを、さなえは心配していた 「・・・まだ、ぱぱとままの事を?」 「どうしても、ね 群れ一番の漁の名手だった父さんや母さんが、まさか沼で命を落とすとは思ってもいなかったからな」 「そろそろ・・思い出にしてもいいんじゃないかな?」 「お前には言われたくない!さなえごときに誇り高きにとり一族の何がわかるッ!?」 「ご、ごめんなさい・・さなえが悪かったよ・・・」 「もういい、お前も暗くなる前に早くおうちに帰れ、『ぱぱとまま』が心配するぞ」 「・・・ぐすん、にとりん・・・最近冷たくなったね・・・」 さなえはにとりに好意を寄せていたが、心配する声を掛けてはプライドの高いにとりに拒絶されていた また、にとりもさなえを突き放してはいたが、決して心配される事自体を嫌がっていた訳ではなかった お互い不器用で、なかなか二匹の距離を縮める事が出来なかった 「・・・またやられたのぜ」 沼の群れの長すわこは、幹部のまりさから被害の状況を聞いていた 最近水中、水上での活動中に、謎の生物から食害に合うゆっくりが多発しているのだ 先日は水上を移動中のまりさ5匹が、一瞬で全滅したりしている 「被害が大きすぎるわね、まさかにとり一族までやられるなんて・・・」 「そろそろなんとかしないと、漁に出れなくなるのぜ」 このまりさは外からの流れ者であったが、頭が切れ、何より水上での活動に秀でていた為すわこは重用していた 水辺のゆっくり種が集団で漁を行い、水上に待機しているまりさ種へ輸送を託す 陸上に荷揚げした食べ物は、群れの幹部が差配し、分配用と保存用とに分けていた この制度があればこそ、外部からゆっくり難民を大量に受け入れても凌げていたのだ しかし、最近の謎の生物からの被害数の増加は、このシステムが全面崩壊しかねない事態まで差し迫っていた 「この前襲われて、命は無事だったまりさはなにか話せたかしら?」 「からだを半分ちぎられて、まだ具合がよくないのぜ、でも『ドラゴンが出た』、とうわごとを言ってたのぜ」 「ドラゴン・・・?」 「元飼いゆっくりだったまりさだったから、元飼いゆっくりに聞いた方が早いかもしれないのぜ」 「むきゅ!よくぞこの森の賢者を頼って来た!迷える饅頭ども!!」 「・・・まりさ、イラッと来たから帰るわよ」 「・・・いくら元飼いゆでも、このアホと話す必要などないのぜ、ぺっぺっ!」 「ままま、待つのだわ!元飼いゆっくりのぱちゅなら、その辺の事情に詳しいのだわ!」 「じゃあドラゴンの事を聞きたいんだけど」 「むきゅ!ドラゴンとは龍の事だわ、口から炎を吐き、爪には宝玉を持ち、世の災いに応じて世界を正しにくるだわ」 「・・・これまで誰も火でやられてないのぜ?ぺっぺっ!」 「・・・相手にするだけ無駄だったようね、ぱちゅりー、あんたまともに食料も集められないし、今度から配給減らすから」 「むっきゅーーーん!?う、嘘は言ってないのだわ!信じて欲しいのだわ!!それに対策があるのだわ!」 自宅に帰り、ひとりの食事をとってからも、にとりは寝付けずにいた これからの事をどうするか 幼馴染のさなえには強い事を言ってしまった事を後悔していたが 沼一番の漁の名手として、にとり一族の誉れとして名高い父と母を忘れる事などできない その2人と一族全員をドラゴン相手に同時に失ってしまったにとりには、もはや復讐を遂げる事でしか 一族最後の生き残りとしての、自分の存在価値を確かめる術が見つからないのだ あの日、捜索隊より手渡された形見、父にとりの愛用した木の枝を砥いだ銛 その形見を見ていると、父母の無念、 一族の憎悪に、とり憑かれたかのように怒りが込み上げてくる そして、薄々ではあるがにとりは気付いていた、ドラゴンと呼ばれる破壊者の正体を 「・・・長、本当にやるのぜ?」 幹部まりさは、自らのおぼうしに小石を入れながら、長のすわこにたずねた 「あのぱちゅりーの言う事を信じるのはしゃくだけど、他に手も見当たらないし、何もやらないよりかは・・」 長のすわこも半信半疑ではあったが、ドラゴンによる食害は増える一方であり、手をこまねいている訳にも行かず 苦渋の決断であった 「みんな、作戦はこうなのぜ、ドラゴンはこれまで崖の下の葦原付近に多く出没してるのぜ あそこは良好な漁場だけど、水中の視界も悪く、水中に潜れるゆっくりでも、目の前にドラゴンがいなきゃわからないのぜ これはドラゴンからしても同じ事なのぜ、だからまりさたち水上部隊が、水上広く展開して小石を水中に投下するのぜ」 幹部まりさ以下、この沼の水上まりさ部隊は、元は他の沼の群れに属していた難民だった 近年の宅地開発等、人間の森への浸食により棲家狩場を失い、この沼に受け入れてもらったのだ その為の恩返しとばかりに皆の士気は極めて高かった 「小石を投下してドラゴンが姿を現したら、みんな枝さんに持ち替えて一気に仕留めるのぜ!」 「おー!」 「まりさたちに掛かれば、ドラゴンなんて怖くないんだぜ!」 「ドラゴンの頭はまりさが頂くのぜ!!」 「みんな、石さんを積み過ぎると沈んじゃうから注意するのぜ?」 「・・・本当にこれでいいのかまりさにはわからないのぜ」 水上まりさ隊を煽ってはみたものの、出発寸前になっても幹部まりさはまだこの作戦に納得してはいなかった 悪い予感しかない、杞憂ではなく間違いなく感じる近い未来の死の予感 しかし群れの秩序の事や、自分達難民ゆっくりが命を賭してでもやらなければならない仕事、様々な思いが 幹部まりさの中で交錯しては形にならず消えていった 「本当はすわこ達水辺のゆっくりがやらなきゃいけない事なんだけど・・」 長すわこが心配そうに幹部まりさに話しかける 「・・・すわこ種もさなえ種も、水中に潜れてもあそこは視界も悪いし、そもそも非力じゃ仕方ないのぜ、 それにあのにとり一族が束になって戦いを挑んでもやられた相手なのぜ?まりさ達にまかせておくのぜ」 さっきまで作戦に乗り気でなかった幹部まりさが、強気で発言する その姿に、それ以上長すわこは何も言えず、幹部まりさ以下水上部隊が笑顔でお下げを振るのを岸辺で見送った 「にとりん、銛なんて持ってどこいくの?今日はドラゴン退治があるから沼に近寄っちゃだめだって長が・・・」 「・・・さなえ、にとりにはやらなきゃいけない事があるんだ」 「まさか、にとりん一匹でドラゴンを退治しようとか考えてるの!?無茶よ!!」 「・・・これはにとりの問題だよ、なに、死にはしないさ」 「にとりん・・・」 水上まりさ隊が向かった葦原の後背に位置する崖、下まで高さは3メートルほどしかないが、足場が悪く また、特別草花が豊富であるわけでもないので、立ち入るゆっくりは少ない その崖の上に向かう悪路を、にとりとさなえは登っていた 「・・・さなえ、覚えてるか?子ゆっくり時代の事を」 「どうしたの?急に・・・?」 最近冷たかったにとりが昔話を持ち出した事に、さなえはどきりとした これから決死の行動をとろうとしているにとりが口にするのは、不吉で仕方が無いと感じたからだ 「去年さなえと、それまで見た事も無い綺麗な亀さんを飼おうとしてたよな?」 「交易隊のぱちゅりーが『がいらいしゅ』だから殺しなさいって言ってた・・・緑色の亀さん?」 「ああ、大人たちに迫られて、さなえと2人で秘密の場所で飼ってたよな?」 「・・・まさか!?」 「ああ、ある日から姿を見せなくなったあの亀が、ドラゴンの正体だ・・・」 崖の上に立ったにとりとさなえの眼下で、水上まりさ隊は地獄の渦中に居た 「ゆぎゃああああ!!おめめがあああ!!」 「え、枝さんがきかないよっ!?」 「お、おぼうしに穴が!がぼぼぼ・・・」 ぱちゅりーの作戦通り、ドラゴンを呼び寄せる事には成功したが、その後の展開は苛烈を極めていた 堅い甲羅に阻まれ、槍代わりの尖った枝は通らず、逆にドラゴンの前足の鋭利な爪は簡単にまりさ達の皮を おぼうしを切り裂いた これまで皆、ドラゴンが遠く水面を泳ぐ姿を見た事はあったが、間近で姿を目にしたのは始めてだ その為、作戦当初は同じく沼に棲むイシガメやクサガメと同じような大きさや風体に、拍子抜けしてあざ笑ってみたものの いざ戦闘を挑んでみれば、わずかの間に壊滅的な損害を受けていた この亀は、他の亀たちと違い明らかに戦闘能力が高いという事実に、まりさ達は驚愕していた 「み、みんなで取り囲むのぜ!しょせん亀さんなのぜ!」 幹部まりさの発言に、色を無くしていた生き残りのまりさ達が一斉にドラゴンを取り囲む しかし、まるで手馴れているのように一旦水中に潜ると、水に浮かぶまりさを一匹一匹水中に引きずり込む 「ゆぼぼぼぼ・・・」 水中に引きずり込まれたまりさ達は、ひと噛みされると離され、浮いてきた所をふやけて死ぬまで放置された そうして何ひとつドラゴンへ有効打を与えられぬまま、水上部隊は壊滅してしまった 「こ、こいつ・・・化け亀なのぜ!?」 気が付けば、幹部まりさは水上まりさ隊で唯一、おぼうしに乗っているまりさとなっていた これまで被害を話し合っていた時に、長も幹部まりさも食害という表現を使ってきたが、今目の前にある惨状はなんだ? 誰一匹として食われる事を目的とされず、まるで生命を弄んでいるかのような破壊行動 一旦は亀と見下してはいたものの、あきらかな敵意のある行動に、これまで味わった事の無い恐怖を感じ、 幹部まりさは一匹で逃走を図った 周囲ではおぼうしを失ったものの、まだ生きて浮いているまりさたちが、助けてくれと叫び声を上げているが、 もはや逃げる事で精一杯の幹部まりさには届かない なにより、おぼうしは一匹しか乗れないと、他のまりさたちも熟知しているはずだ その時、ドラゴンの爪で引っ掛けられたのか、幹部まりさの乗っているおぼうしに一瞬衝撃が走り、浸水し始めた 自らの駆るおぼうしに空いた穴からの浸水を気にしながらも、近場の陸地である崖下の砂地にたどり着き、 やっとの思いで地獄から生還できたと、幹部まりさは一息ついた、その時 キシャァァァァァァァ!!!! 聞こえた訳ではない、しかし明らかに幹部まりさには聞こえた、声無き亀の咆哮を 振り返った幹部まりさが最期に目にしたものは、逆光の中、ドラゴンが自分めがけて爪を振り下ろす姿だった 「・・・もう緑色じゃなくなってるが、あれがあの時の亀だ」 「そんな・・・、あんなに可愛かった亀さんが・・!?」 崖の上、一撃で決めなければならない、にとりは群れのまりさ達が何ひとつ敵わぬまま死んで行くのを 歯噛みしながら見ていた 好位置を得る為に 「・・・さなえ、にとりは行くよ」 「ままま、待って!!別に亀さんを放っておいて、沼の近くでみんなで住んだらいいじゃない!?」 さなえは本気で願った、別に沼に依存しなくてもいいじゃないか、周辺には豊かな自然が残っている 「・・・長も幹部も、父も母も一族のみんなも・・・にとりも さなえと同じように考えられたら幸せなんだがな」 「だったらにとりんも・・・」 「・・・にとり一族最期のこのにとり、プライドを捨てて陸地で生きるなど考えも付かぬ事だ!」 最近見せるようになった高慢な態度、しかしその自信に満ちた表情が、さなえは好きだった そしてそれ以上、にとりを引き止めることが出来なくなってしまった 「にとりん・・・」 「行くぞドラゴンッ!エントリィィィィ!!」 「に、にとりんはずっと、さなえのめーゆーだよーっ!?」 にとりは幼馴染の言葉を背に受けながら、父にとりの形見の銛を持ち、宙を舞った 狙うのはドラゴンの頭部 自らの体重と高低差を利用すれば、堅い表皮も頭骨も一撃で叩き割れるはずだ その後、空中から落下した自分がどうなるかは考えないようにしていた 「!!」 ドラゴンは空中から迫る刺客に反応し、視線を落下してくるにとりに向けた 逆光の中、接近するにとりが何であるかを理解する事は出来なかったが、顔を向けた事が幸いしたのは確かだった 「ちぃっ!外したか!!」 形見の銛は、不意に頭を動かしたドラゴンの右目を切り裂き、砂地の地面に突き刺さった 銛から落下した事で、いくらか衝突速度は弱まり、また下が砂地だった事も幸いしてにとりはほぼ無傷で済んでいた 片目を失い深手を負ったものの、ドラゴンはまだ生きている 距離を保ったままにらみ合うにとりとドラゴンの視線が交錯した時、お互い同じ思いを心に馳せた 立場は違えど、互いに懐かしい相手と記憶している だが、今となっては両者それで手を抜く事はできない事実を噛み締めていた 「・・・。」 「懐かしいな、ドン亀さんよ?」 言葉が通じる相手とは思っていなかったが、少しでも自分を優位に立たせないと、にとりの心は爆発しそうだった この後は、文字通りノープランだ 「・・・。」 「立派に黒くなったが、この有様が命を助けてもらったゆっくりへの恩返しか?おい」 余裕を見せつつ半周回し、一撃の下に葬り去られた幹部まりさの枝を手にする その時、はっきりとはしない違和感を覚えた 「覚えてるか?お前がなに食うかわかんねーから、さなえがお玉じゃくし持って来てくれたりしたろ?」 「・・・。」 違和感を確信に変える為、にとりは今度は逆向きに跳ね、半周回してみる 「・・・くそっ、お前・・・やっぱり・・・」 「・・・。」 にとりは確信に至って、泣きだしそうになった このドラゴンと呼ばれる、かつてにとりとさなえで飼っていた亀は、砂地奥に行かせない様に阻んでいるのだ 「・・・くっ」 外来種、ミドリガメ かつてのさなえとにとりのペットは、この沼を安住の地とし、産卵に至っていた その産卵場所を外敵から守る為、これまでゆっくりを殺してきたと考えるのは自然な事だろう 悲しさと悔しさに支配されそうになったにとりは、それでも歯を食いしばり、ドラゴンと対峙する 「それでもお前は父と母、一族の敵!許せ!!」 幹部まりさの枝を持ち、ドラゴンに突進するにとり ドラゴンも応じて前に出ようとするが、潰れた右目の死角にあった、地面に突き刺さったままの 形見の銛が右足に引っかかり一瞬反応が遅れた 首の付け根、上の甲羅と下の甲羅の隙間 その柔らかな部分に、幹部まりさの枝が深々と突き刺さる ドラゴンの体内で、色々な堅いものに枝先が引っかかりながらも、ずぶずぶと奥深くへ侵入する感触に勝ちを確信する 「・・・勝った!」 しかし、にとりが気を緩めたその瞬間、ドラゴンに両足で上から押さえつけられてしまった 「ちぃぃ!!」 体の大きさ的に似たり寄ったりの生物同士ではあるが、爪、くちばし、甲羅と 肉弾戦ではどれをとってもゆっくりが単体で勝てる相手ではない 両足で押さえつけられたまま、ドラゴンがにとりを喰いちぎろうと口を大きく開いた時、にとりは閃いた 「ぐ・・ぎぎ・・ぎ・・・」 「・・・・。」 押さえつけられたままドラゴンの頭部を丸呑みするにとり 歯でドラゴンの首を噛み千切ろうと顎に渾身の力を込める ドラゴンはといえば、にとりの口中に頭を進ませ、意図してか偶然か、中枢餡をしっかりとくちばしで捉えていた にとりの視線の先には逆光の中、崖の上でさなえがなにか叫んでいる 晴れの日に降って来る雨の正体が何か悟る前に、にとりは自分の上と下の歯が勢い良く重なる音と、 自らの中枢餡が砕ける音を同時に聞いた おしまい ※※※おわりに※※※ 誤字脱字があると思いますが、ごめんなさい 文中の矛盾も独自設定も凄い事になってると思いますが、ごめんなさい 自分は亀を数種類飼育してますが、ミドリガメさんはこんな凶暴じゃありません 少なくとも飼育下で人間さんに対しては、ですけどね 念の為 ついでに1年でそんなに巨大化もしないと思います 最後までお付き合い下さったとっしーに感謝です。。。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2787.html
『クリスマス合唱団.TXT』 4KB ギャグ 小ネタ 嫉妬 妬み 野良ゆ 現代 独自設定 うんしー 14作目 『クリスマス合唱団』 時ついに来たれり。 我が本懐を遂げる時が来たのだ。 何回実験し、何回失敗したことか。 しかし、ついに作り出すことに成功したのだ。 顔がにやけるのを止められない。 「できたのか災三(さいぞう)!」 兄の厄太郎が俺に聞いてくる。 「できたよ。完璧だ。予定時刻に一斉に効果が出るように、それぞれ効果発生までの時間をずらしたものをいくつか用意してある」 俺は自信を持って答える。 兄は眼をぎらつかせながら言った。 「作戦決行だ!」 リア朗は、一大決心をしていた。 クリスマスを人生の記念日にする。恋人のリア子にプロポーズをするのだ。 指輪も用意した。プロポーズの予行練習もした。 リア朗は走る。約束の場所へ。 双葉公園だ。 クリスマスには、テレビで紹介されるほどのイルミネーションがされ、カップルに人気がある。 日付がかわる午前0時にプロポーズする。永遠の愛を誓うのだ。 リア朗は幸せな未来を信じて走り続けた。 「むーしゃむーしゃ!しあわせー!」 野良ゆっくりが、飴を食べている。 「むきゅー。ありがとう人間さん。でもなんで、ぱちゅ達にあまあまをくれるの?」 野良ゆっくりの長のぱちゅりーが、飴を配る厄太郎と災三に尋ねる。 「今日はクリスマス・イヴ。ちょっと早いクリスマスプレゼントさ」 二人は優しく答えた。 「ぱねぇ!これ、まじぱねぇ!」 意地汚く、飢えた豚のように飴を漁るゆっくりを二人は満足げに見ると 「じゃあ俺達は行くからね。他のゆっくりにもプレゼントあげないとね」 と言って立ち去っていった。 「ごめん。まった?」 リア朗が、リア子に尋ねる。 「そんなこと無いよ」 リア子は、笑顔で答える。 公園はカップルでいっぱいである。 しかし、全員二人の世界に入っている為、他の人間など居ないも同然である。 時計の針は、まもなく12月25日午前0時をさそうとしている。 「見てリア朗さん。雪が……」 「ホワイトクリスマスだね。」 二人は空を見上げ、そして見つめあう。 沈黙。 リア朗は、勇気を振り絞る。いままで二人で過ごしてきた思い出が、頭をよぎる。 リア子は、胸の高鳴りが止まらない。 リア朗は指輪を取り出し、人生で一番大切な言葉を口にする。 「リア子さん。僕と結婚し……」 「うんうんでるよーーーーーーーーーーー!ぶいぶりーーーーーーーーーー!!」 深夜の都会にゆっくりの声が響き渡る。 「でりゅ!いっぱい!」 「ぷりぷり!!」 「すーぱーうんうんたーーーーーいむ!はじまるよーーー!」 公園だけではない。ビルの隙間、住宅街、自販機の影などいたるところからゆっくりの叫びが聞こえる。 耳が痛くなるほどの大声だ。 ゴキブリのように何処にでもいる野良ゆっくりが、まるで合わせたかのように叫ぶ。 「うんうんとまらないーーーーーーーーー!」 「たしゅけて!」 「でる!もっとでる!」 「もっりゅん!ぷりゅん!」 しかも、内容が最悪である。 一瞬にして公園の温度が下がる。 リア朗とリア子は泣いていた。 ゆっくりのうんうん合唱はとまらない。 災三は笑っていた。 「成功。成功。大成功!」 ゆっくりに遅効性の下剤を飲まし、クリスマス・イヴの深夜に最低な叫び声を上げさす。 兄弟の計画は成功していた。 しかし、厄太郎が難しい顔をして災三に質問する。 「なあ。確かにカップルは最低な思いをしているだろうけど、罪もない人も迷惑してるんじゃないのか?」 そう、厄太郎の言うとおり、無駄に声の大きいゆっくりのせいで 「うおおお!寝れん!明日早いのに!」 「あれ?どうしてお父さんが僕の部屋に居るの?」 というように一般家庭をも巻き込んでいる。 災三は、厄太郎の言葉を聞くと大笑いしながら 「当たり前だろ。今気づいたのかよ。兄さんはホントに頭が悪い」 と言った。 そして、絶句する厄太郎に向かって言い放った。 「一般家庭?関係ないね。全人類を不幸にする!全員をだ!」 「そう言う事かい」 いつしか二人の周りには人だかりができていた。 全員凄まじい形相をしている。 「うるさくて寝られないところに、あんだけ大声で喋ってりゃ嫌でも聞こえるよ!」 「手前らのせいか」 「全人類を不幸にするんだって?ならお前らも入るよな?」 怒り狂った住人が二人を取り囲んだ。 依然として、町はゆっくりのうんうん合唱に包まれていた。 おしまい ※街で嫌なものを見て、一時間で書き上げました。あまりできが良くなくて申し訳ない。 今日はクリスマス。みんなが幸せでありますように……。 ■作品 anko2679 野良のゆうかにゃん anko2681 夜の悩み anko2683 逆噴射てんこ anko2688 邪悪なさなえ anko2691 清く正しいなんとかです。 anko2693 さなえリターンズ anko2694 にとり相撲 anko2696 件名:こいしの躾について anko2702 継ぎ接ぎ帽子のまりさ anko2708 3年YU組けーね先生 anko2715 行動と責任 anko2719 双葉マンション anko2732 超合金さなえ
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2734.html
『にとり相撲.TXT』 4KB 愛で 希少種 現代 愛護人間 独自設定 7作目 『にとり相撲』 「いつもありがとね。あきとしちゃん。」 近所に山菜をおすそ分けし、お礼を言われる。 俺の家の裏山には、ゆっくりにとりの群れが生息している。 俺はそこの群れの胴つきにとりと交友があり、家庭菜園で作っているきゅうりと引き換えに山菜をもらっている。 多めにもらった日は、こうして近所におすそ分けする。 ゆっくりと人間も良い関係を築くことが出来るのだ。 俺が家に帰ると、裏手のほうから 「盟友ー。あそぼー!」 とにとりが大声で俺を呼ぶ。 裏口から外に出ると、にとりが地面に輪を書き、土俵を作っていた。 「相撲やろう。相撲!」 楽しみで仕方が無いといわんばかりの笑顔で誘ってくる。 本当にこいつは相撲が好きなのである。 「仕方が無いな。」 そう呟いて土俵に上がる。 「いくぞ盟友!」 にとりがぶちかまして来る。それをしっかりと受け止める。 すかさずにとりは、俺のベルトを掴み体勢を整える。 俺も負けじとにとりの腰に手を回す。 たまに手が滑ってお尻を触る。相撲だからしかたがないよね。 にとりが顔を真っ赤に染め、うんうん唸り俺を押し出そうとする。 実際のところ、にとりはゆっくりにしては力があるが、人間にはかなわない。 しかし、子供相手に本気をだすのと同じように、ゆっくり相手に本気を出すのは大人気ない。 俺はある程度組み合ったら、適当に負けることにしている。 「ゆりゃあ!」 にとりが渾身の力を込めて俺を押し出した。 俺はばたりと後ろに倒れる。そして勢いが付いたにとりは俺を飛び越える。スカートが翻る。 パンツ確認。水玉把握。 にとりは仰向けに倒れた俺を上から覗き 「ゆわーい。にとりの勝ち!」 とけらけらと笑う。 その後、にとりと俺はモロキュウ食べたり、「ゆ虐の科学13月号・電極まりさ」の工作を一緒に作ったりして楽しい時間を過ごした。 「盟友。今日はありがとう。もう帰るね。」 そういってにとりは山へ帰って行った。夕焼けがとても美しく感じた。 数ヵ月後、裏山一帯の開発が始まった。 誰もが街の発展を望んでいたし、それは必要なものだと感じた。 日に日に木が切られ、土が削られて山の形が変わっていく。 俺はにとりのことを心配しながら、それを眺めていた。 その日は雨が降っていた。 俺はすっかり形が変わってしまった裏山を、いつものように眺めていた。 にとりは生きているのだろうか? そう考えていると、雨で見にくかったが庭に人影が見えた。 青い髪・・・間違いない。にとりだ。 俺は傘も持たずに飛び出した。 「久しぶり、よかった。生きてたんだな。」 俺は嬉しくなって声を掛けた。 しかし、帰ってきたのは憎しみに満ちた目であった。 「よかった?・・・みんな死んだよ。おとうさんも、おかあさんも、兄弟も、友達も。人間さんには敵わないよ。にとりの大切なもの全部壊れちゃった。」 俺は言葉が見つけられなかった。 「ねぇ盟友。にとり達はね。人間さんに迷惑は掛けてなかったはずだよ。なのになんでこんなことされるの?ねぇ盟友。にとりは街じゃ生きて行けないよ。」 にとりは、雨音にかき消されそうな声で、淡々と言った。 「すまない・・・。」 俺は何の解決にもならない場当たり的な言葉しか出せなかった。 にとりは失望した顔で俺を見つめる。その目がどんな言葉よりも絶望を語っていた。 にとりは理解しているのだ。どうやっても開発を止めることなど出来ないことを。俺が無力であることも。 俺はにとりに言う。 「一緒に暮らそう。俺とならうまくやってけるはずだ。」 にとりは泣き笑いのような顔で 「盟友は好きだよ。・・・だけどね、人間さんは嫌いだよ。」 と答えた。 お互いにずぶ濡れのまま、無言でしばらく見つめあうと、にとりは静かに歩いて山へ去っていった。 俺はにとりの姿が見えなくなるまでその後姿を見ていた。にとりは一度も振り返らなかった。 にとりと最後に会ってから、1年以上が経った。 裏山はすっかり住宅地に変わり、僅かな緑を残すのみである。 あれから俺は庭に小さな土俵を作り、きゅうりを置いている。 もしかしたらにとりがひょっこりと帰ってくるんじゃないかと思ってやっている。 嘘だ。 にとりは、帰ってくることは無い。分かっている。 だけど、だけどほんの少し、ほんのひとかけらの希望を捨てられずにいる。 にとりの絶望した顔が忘れられない。しかし、あの楽しかった日々もまた忘れられないのだ。 俺はいまだに夢を見る。 にとりとする相撲の夢を。 夢の中でにとりが俺を呼ぶ。 「盟友ー。あそぼー!」と おしまい ※ガチエロHENTAIハッピーエンドを書き直したらバットエンドになったでござる。の巻き ■作品 anko2679 野良のゆうかにゃん.TXT anko2681 夜の悩み.TXT anko2683 逆噴射てんこ.TXT anko2688 邪悪なさなえ.TXT anko2691 清く正しいなんとかです。.TXT anko2693 さなえリターンズ.TXT
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2825.html
『遠くの星から.TXT』 4KB 小ネタ 飼いゆ 希少種 現代 独自設定 18作目 三題噺 このSSは三題噺です。 スレでいただいた『宇宙人』『書初め』『てゐ』のお題で書きました。 『遠くの星から』 地球の調査を任されて、早くも一年が経った。 故郷は遠く、本国からの指示がなければこちらから通信することも許されない。 私の外観は完璧に人間だ。 文化や思想についても、潜入前にしっかりと叩き込まれた。 もっとも、実際生活しなければ分からないことだらけではあったが。 私の任務である調査の目的は、侵略である。 この星を植民地化する際、抵抗を抑える為に人間に対し効果的な統治ができるようにデータを収集することにある。 私はこの仕事に誇りを感じている。 「Fさん、今日はお仕事お休みですか?」 M子がにこにこ笑いながら私に聞いてくる。 地球にきた当初、一人暮らしをする予定であったが、自分の掘った穴に嵌まって困っていた『ゆっくり』という生物を助けたところ、飼い主の家に下宿することとなった。 『てゐ』という種類だそうだ。 兎をデフォルメした外観をしており、その構造は我々の科学力をもってしても理解できない。 要報告ものだろう。 ここの家族には、私がイギリスの保険調査員をやっていると説明してある。 不規則かつ自由に外出しても怪しまれることは無い。 「ええ、さすがにお正月ぐらいはゆっくりしたいですからね」 「Fさんは、日本のお正月は初めてですよね?」 「はい、ですからどのような風習があるのかとても興味があります」 私がそういうと、M子はなにやらおおきな紙や筆などを持ってきた。 そのうしろを、てゐがぴょこぴょこ跳ねながらついてくる。 「では!いまから書初めをします!」 「書初め?」 「うーんと、簡単に説明すると、その年の目標を紙に書くの」 M子は、紙に大きく 全国大会優勝 と書いた。 その字が上手いのかどうかは私には良くわからない。 「ああ、確か陸上の選手なんだっけ」 私はその字を見て話す。M子は胸を張って 「うふふ、あたし長距離走じゃ結構有名なんだよ。まいったか」 と嬉しそうに答えた。 「おねいさんなら、きっといちばんになれるウサ」 てゐが、よこから口を出す。 「あったりまえじゃん!」 M子がてゐを抱きしめた。 その光景は、本国にいる自分の妹と重なった。元気だろうか。 「それじゃ、Fさんも書こうか」 そういって、私の前に紙がだされ、筆を渡される。 私は少し悩んみ、家内安全と書いた。 「なんかお守りみたい」 M子がけらけらと笑った。 書初めは、目標を書くもので願望を書くものではない。 この日、私はそれを実感した。 M子が車に轢かれたのだ。 早朝、M子はジョギングしているところを、飲酒運転の車に轢かれたのだ。 頚椎骨折および全身打撲。 いまだに意識は戻らす、戻ったとしてもおそらく体は動くことは無いだろう。 M子の両親は、この世の終わりのような顔をしている。 いや、二人にとってはこの世の終わりなのだ。 私は見るに絶えず、病室を出て病院の中庭に行く。 新鮮な空気が吸いたかった。 「おにいさん」 後ろから、てゐに声を掛けられる。 「おねえさんを、たすけてほしいウサ」 「なぜ私に?」 「なんでかはわからないウサ。でもおにいさんならできる、そんなきがするウサ」 こいつ……私の正体を? 「おねがいウサ。おねいさんは、ずっとどりょくしてきたウサ。こんなのないウサ」 てゐが泣きながら私に懇願する。 「私には、どうすることもできないよ」 私は冷たく突き放した。 結論からいえはM子を救うことはできる。 しかし、それは命令違反である。必要以上に干渉しないことを厳命されている。 そむけは、私はどうなるか分からない。 M子の顔が頭をよぎる。 私は……。 私はいま本国のある星へ帰還する宇宙船の中にいる。 私は、ナノマシンを使いM子を治療した。 その後、すぐに本国からの帰還命令が下された。 私は、自分のしたことが正しかったかどうか判断できない。 ただ、M子の家を出るときに、墨で真っ黒になったてゐが 「おにいさんは、ヒーローウサ」 といいながら、『ひーろー』と書かれた紙を渡してきた。 どうしてこいつには、私がやったとわかるのか不思議である。 私はその文字を眺めて思う。 地球の調査は失敗だった。私は駄目調査員である。 しかし、遠くの星からM子を助けに地球に来たと考えるなら、私はヒーローなのかもしれない。 おしまい ※初挑戦で1時間30分ぐらいかかりました。難しいものですね。 でも面白いので、評判が悪くなければ続けようと思います。 今年もよろしくおねがいします。 ■TXTあきSS anko2679 野良のゆうかにゃん anko2681 夜の悩み anko2683 逆噴射てんこ anko2688 邪悪なさなえ anko2691 清く正しいなんとかです。 anko2693 さなえリターンズ anko2694 にとり相撲 anko2696 件名:こいしの躾について anko2702 継ぎ接ぎ帽子のまりさ anko2708 3年YU組けーね先生 anko2715 行動と責任 anko2719 双葉マンション anko2732 超合金さなえ anko2746 クリスマス合唱団 anko2752 まりさが可愛くて anko2759 ゆうかと一緒 anko2770 よく晴れた昼下がり
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/153.html
ここはミズハミシマの独自設定<設定・その他>を集約しています。 使用上の注意 ※国別・項目別に仕分けています。他国の設定については人物・用語目録から該当国家のページを開き追加してください。 ※可能な限り、作者自身で項目作成していただくようお願いします。五十音順に並んでるので、それに沿っていただけると助かります。 ※この項目は「確定事項」ではありません。利用するもしないも、設定的に齟齬が出る内容でも確定事項に反しない限り原則問題ありません。 項目凡例 【項目の名称】 項目の内容 (初出:[[初出のSS名]] または ネタ提示スレの日時・本数) 【雨市】 【有頂天カエル】 【海之入(うみのいり)】 【踊り子】 【サババス】 【三本槍】 【斜陽硝子】 【釣り禁止】 【税の納入】 【ダイダラ】 【トイレ】 【飲み物の文化】 【御霊験(みしるし)】 【ミズハ争乱覚え書き】 【ミズハの風景覚え書き】 【戻り魚呼び(もどりなよび)】 【ヨニャ・ナーシ】 【龍神の勅令】 【雨市】 雨が降り始めると開く不定期市。 蛙人やイモリ人など、陸と海都を行き来する両生鱗人の商人たちはからっと晴れた日を苦手としており、幸運にも雨が降り始めた時にその雨水を集めるため広げた天幕の下でついでに商売を始めたのが発祥だとされるが、水の気の強い日は龍神に祝福された日であるからという説も存在する。 【有頂天カエル】 乾燥させた海綿の一種を削ってカエルの形にした人形で、水に入れると吸水してむくむく膨らんで数倍の大きさになる 質がいいものなら際限なく膨らむ…こともある 膨らんだ状態のものは水分の割合が多いので、水精霊が潜り込んでどべんどべん跳びまわって遊んだりする (初出:20130706 2) 【海之入(うみのいり)】 海辺にて向かい合うこけしの様な双子岩の間から、海中へと降りていく石段。 石段を降りると音が響き、水精霊が寄って来て海中で行動するための手助けをしてくれる。 乙姫の海と陸との共和政策の一環である。 (登場【海の中を歩いてみます】) 【踊り子】 主にミズハミシマの人魚の女子の職業の一つ。 公的な行事において舞を奉納するのがその職務。また民衆向けに舞台を用意し公演を行ったりもする。 その職務から踊り子たちは地球におけるアイドル的な立ち位置にある。 業界内ではいくつもの屋号が存在し、屋号間で日々鎬を削っている。日報では芸能面において踊り子たちの去就がよく伝えられている。 金と利権の絡む話でもあるため不祥事は枚挙に暇がないが、煌びやかな舞台の上で民草に夢を伝える職業であるのは確かである。 【サババス】 ミズハの各都市をくるくる回遊するでっかいサバ 乗り込んだり荷を牽かせたり (初出:2012/02/20 1スレ) 【三本槍】 フタバ幕府の頂点たる士族長・フタバ=スズキ八代目竜将軍へ直々に仕える懐刀にして、ミズハミシマ最強の武力の持ち主たち。 即ち《凍えのガンセ》、《煙りのクロツグ》、《流れのキザン》。 鰐の鱗人のガンセは薙刀《轟丸》を持つ『竜宮奉行』。3つの拠点を持つ竜宮城の警備の統括責任者。 水精霊の中でも冷えて固まることを好む氷精霊に愛された男であり、立ちはだかる者は尽く氷漬けにしてしまうという。現場からの叩き上げであり実務経験は多い。 竜人のクロツグは2対の手槍《竹割長光》を持つ隠密忍軍の長。 フタバ幕府に代々仕える忍びの家の出身。その歴史の中でも最高の出来と称される女。大気に関わる水精霊へ強く働きかけることが出来、その能力の桁は未だ底が知れぬと言われる。 甚平鮫の魚人のキザンは十字槍《波潜》を持つフタバ幕府の老中のひとり。 武官の家柄でありながらその能力により政治の世界にも強い影響力を持つに至った男。海中が主な世界であるミズハミシマにおいてこの海を満たす精霊たちの多くから寵愛を受ける男とされる。 パワーバランスは均等ということになっているが、実際のところはキザンがやや優勢であり代表の立場。 もっともこのミズハミシマにおいて水精霊の加護を最も強力に受けている者のひとりがキザンであることに疑いはないので、残りのふたりに不満はないようだ。 【斜陽硝子】 ミズハミシマで伝統的に作られている硝子細工。 硝子の中に無数の気泡を意図的に閉じ込め、その色合いは浜で砕ける波のよう。 色々なカラーがあるが一番ポピュラーなのは赤色の類。 形状はコップや花瓶など、値段もブランド物の高い物から土産用の安価な大量生産品まで多岐にわたる。 【釣り禁止】 海棲種族が多く暮すミズハミシマにおいて、無思慮に釣り糸を垂れることは大変危険であるため 指定水域以外での釣りは原則禁止されている。 海中住民への危険度的には「電柱の間にピアノ線」レベルのため厳罰に処されることもあり得るので、 釣りをたしなむ旅人は十分な注意が必要。 なお、ミズハミシマでの一般的な漁は、海中に網などを張って魚群を追い込み銛で仕留めるという なかなかにダイナミックなものである。 (初出:【釣り人(初)、人魚と出会うの巻】) 【税の納入】 祀族長オトヒメを首長とした封建国家であるミズハミシマは商農を営む民衆から税を徴収して国家を成立させている。 季節の変わり目ごとに一年に4回納めることになっており、一定の金額か職種に応じた品物を一定量納めることになっている。 納めた場合はミズハミシマの民として正式に認められ数々の保証を受けることができる。民事に対する士族の介入や医療機関に関する保険など。 ここで集められた税収はオトヒメを初めてとして士族司族に配られることになる。 黒社会によってこの法の抜け道を利用して作られた偽装の認可証と幕府との争いは年々手を変え品を変え後を絶たない。 【ダイダラ】 アグールが最初に生んだ始まりの鬼 心優しき亜神ダイダラは荒ぶる龍神の暴挙を見かねてその巨体を生かし戦いを挑むが敗北 十と二つに引き裂かれたその身体は後に鬼の有力氏族の証しとなり 後の世において稀代の白鬼刀鍛治の手により「大太羅変体十二刀」となる ミズハ騒乱では鬼狩りを苦しめ、ゲート解放直後には地球人との軋轢の一因となり 未だこの世界に禍根を残す… 【トイレ】 水中で拡散するのを防ぐため、イソギンチャクな触手に直接食わせている。 (初出:スレ) 【飲み物の文化】 海中棲人たちにはもともと飲料の文化が無い。 最近は外の文化が入ってくるとともに海中に溶けないよう寒天状に柔らかく固められた飲料を口にするようになった。 精霊の力を使えば通常の液体としての飲料を飲むことも可能。それを元にした観光客向けの商売も成立している。 【御霊験(みしるし)】 主神シマハミスサノタツミノミコトの神通力を国土全域に拡散するため地に埋められたもの。ニッポンに曰く道祖神的なものと考えると理解しやすいか。 主に海神気道橋《おうらみちはし》の生活圏不分の神通力を効率運用するためのものである。 (初出:【未来王、海都へ】) 【ミズハ争乱覚え書き】 海中のミズハが諸島を奪いとった戦争のこと 陸地は元々鬼と土蜘蛛が支配していた 陸上鱗人や鬼人が群雄割拠してた きっかけはオトヒメ失踪? オトヒメ誘拐の嫌疑が鬼族に?真相は別に 陸鱗族の利益が大きかった 鬼神が戦神に敗れ力を失っていた 司族の一部が煽った 発端は勘違い 【ミズハの風景覚え書き】 陸地は江戸時代な風景、士族が主導権を握る 海中は司族が主導権 陸地には水路が張り巡る 陸地は鄙びている 海中の建築物は石・貝・珊瑚で出来ている 海中都市は明るい、透明度や光の精 【戻り魚呼び(もどりなよび)】 海底の所々や水棲亜人の住居の近くにある鳴子のような立て物。 それは楽器の類であり、それを鳴らすことで海辺まで運んでくれる戻り魚が泳いできます。 (登場【海の中を歩いてみます】) 【ヨニャ・ナーシ】 ミズハミシマ近郊で比較的低確率で連れる、絶品と称される食材の一つに数えられる魚類。 唯焼くのみが最高の調理法にして最大の美味、との至言はあまりにも有名。 魚大好きラ・ムール猫人の間では「一生に一度は食べたい魚」の一つであり、資本家などの家では祝い事の時などに食事の一品として陳列されることがある。なお、ラ・ムール以外では普通の「結構ウマい魚」である。 体色は白を基調とし各部の端が淡い桃色をしている。体躯的な特徴としては、目が爛々とした血の様な紅色で、鰓蓋が非常に長く発達している。 (初出:【未来王、海都へ】) 【龍神の勅令】 “(地球からの)客人は手厚くもてなすべし” 龍神様の勅令は直に対面して、というものはまずなく、大抵は勅令の対象となる有力者全員の夢枕に立つ、あるいは対象者全員が突如白日夢を見る、大地が割れるかと思うほど大音響の“幻聴”を聴くなど、唐突かつきわめて大雑把に一括処理される。 (初出:【月光の落ちる窓辺で】)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3525.html
『台風去ったら野良に注意』 9KB いじめ 小ネタ れいぱー 現代 独自設定 すっげー久しぶりに投稿 台風去ったら野良に注意 物凄い久しぶりな投稿 アッサリ小ネタ 独自設定満載 どっかで見た様な兄妹が以下省略 週末・・・その前日まで風が吹き雨が振り続けていた台風が去り、ようやく太陽がその姿を現した絶好の行楽日和な朝。 「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 ドンッ ドンッ ドンッ 「むきゃー!はやくここをあけなさい!はやくしないととけてしまうわ!」 ドンッ ドンッ ドンッ そんな良い日のとあるアパートの部屋の前・・・ いかにもなれいぱーありすと、もりけんぱちゅりーは必死に部屋の中に入れて貰おうとドアを叩き続けていた。 ―――その一方の部屋の中 ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ 「・・・ウザイ」 「お兄、ドアの外のゲスがウザイ」 「うー・・・ウッザイどー」 「ウザイですねぇ・・・」 その部屋を借りているお兄さんと、実家から遊びに来ていた妹 飼いゆのれみりゃとさくや(共に胴付・銀)の意見が重なった。 「それにしても・・・何でこの部屋のドアはこうも野良ゆっくりに狙われ易いんだろうなぁ」 お兄さんはチラッと妹の方を見る。 「今回はあたし尾行も何もされてないからね?」 妹はそんな兄を睨み返した。 「今日はまだ買い物に出ておりませんからさくやでもないですよ?」 「れみぃも今日はまだこのお部屋からは一歩も出てないど?」 飼いゆのれみりゃとさくやも無実を証明した。 「そういうお兄こそどうなのよ?」 「あのな・・・今さっき起きたばかりの俺がどうやって野良を誘導するんだよ」 お兄さんの無実も証明された。 「・・・偶然って恐ろしいですね」 「・・・だな」 そしてドアの向こう側の野良ゆっくり共は・・・ 「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいーいまむまむねぇぇぇぇええええぱちゅりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 「むぎゃああああああああああああああああああやめでえええええええええええええええ!!」 れいぱーありすがもりけんぱちゅりーをれいぽぅしていた。 ―――昼ごろ 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!はやくあけてえええええええええええええええ!!」 ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ 「何か知らんがぱちゅりーの声がしなくなったな・・・」 「大方れいぱーがすっきりー死させたんじゃないの?」 「もしくは疲れて吐きすぎましかたね・・・」 「どのみち死んでるのは確実だど」 お兄さんはフム・・・と少考した後 「今いるのがれいぱーだけなら手間も少ないか・・・誰かアレ潰して来ないか?」 だが・・・ 「あたしパス!れいぱーは生理的に物凄く嫌!」 「れみぃもパスだどー・・・れいぱーはイカ臭くって好きじゃないど」 「さくやもれいぱーはちょっと・・・野生だった頃に駆逐したクイーンありすを連想してしまいますので」 全力全開で拒否された。 「まあ・・・生理的に嫌だというのは理解出来る、だが何で饅頭からイカの臭いがするんだ? そしてさくや・・・以前ドスを殺った事があるとは聞いたがクイーンもなのか?」 「ええ・・・あの時は付近に住んでいたもげ妹様の協力を得ながら辛うじて倒して九死に一生を・・・」 肯定するさくやの顔はどこか怯えている雰囲気もあった・・・。 それを察したのか誰もがそれい以上の追求はしなかった。 「・・・仕方がない、俺がどっかに捨てに行くか」 「頑張ってー」 「うー!」 「ではさくやは昼食の準備をしています」 お兄さんが行くと決まったら誰もが何事もなかったかの様にしていた。 「フゥー・・・フゥー・・・」 その頃れいぱーは流石に疲れたのかドアに寄り掛かる様に休んでいた。 「どうしてあけてくれないのかしら・・・? ありすはかいゆっくりにとかいはなあいをわけあたえたいだけなのにぃー!!!」 だがその時・・・ (ガチャッ) いくら体当たりしようとも開く事がなかったドアが開いた。 「んほっ!いまよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 れいぱーはすぐさま体を180度回転し、勢いを付けて飛びかかった。 だが・・・ (ブォフッ)「っぶぇえっ!」 逆にれいぱーは開いたドアに弾き飛ばされる事となった。 (バシャンッ) 「ゆっ・・・ぐぎぎぎぎ・・・」 弾き飛ばされたれいぱーはそのままアパートの敷地内中に出来ている水溜りに顔面から突っ込む事となった。 今、外は台風が去ったばかりのせいか水溜りは水が引く気配も地面が乾く気配もなく 人間でもサンダルでは歩きたくはないという程に雨水だらけであった。 「えーっと・・・あ、いたいた」 因みにお兄さんはわざわざ長靴を履いて表に出ていた。 そして出た直後に足元にあった黒ずんだぱちゅりーをごみ袋へと入れていた。 「ゆぐぐぎぎぎ・・・このいなかものおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 れいぱーは起き上がるなりお兄さんへ向かって体当たりをしかけた。 だが・・・ (ブゥッ・・・バシャンッ!) 「ど・・・どぼじであんよがおもうようにうごかないのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 それもその筈、れいぱーのあんよは朝から徐々に蒸発していた雨水を吸っていたし ぱちゅりーをれいぽぅした事により粘液やらぱちゅりーの涙やらを全身に浴びていて そして先ほど弾き飛ばされた事により顔から全身に浴びた水がトドメとなっていた。 これで動けるゆっくりはドスサイズのゆっくりぐらいであろう。 今やれいぱーがまともに動かせるのは目といきり立ったぺにぺにぐらいであった。 「さて、とりあえず遺言ぐらいは聞いてやろう・・・何であの部屋を狙ったんだ?」 お兄さんは何故自分の借りている部屋ばかりが野良に狙われるのか・・・それが気になっていた。 「そんなのきまっているでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! かべさんがみえなくなってからさいしょにみえたからよおおおおおおおおおおおおおおお!!」 言われてお兄さんはふとアパートを見る・・・ 確かにこのお兄さんが借りている部屋は道路側の入り口から一番近い所にある。 「まさかそんな理由で狙われるとはな・・・迂闊だったぜ」 「それに・・・」 「・・・それに?」 「しょうてんがいにいるジジイたちがいってたわ、ここにすんでいるさくやをよめにしたいってええええええ!! だからありすがそのさくやにとかいはなあいをわけあたえればありすがかいゆっくりになれるでしょおおおおおおおお!」 (ビキィッ!!) その一言にお兄さんの中の何かが切れた・・・。 「これでわかったでしょおお!! ありすはいまからさくやにとかいはないあいをわけあたえなきゃいけないのよおぉ! だからはやk「ウルセェ!(グシャッ!)」っぐぎいいいいいいいい!!」 お兄さんは後の掃除の手間も忘れてれいぱーのぺにぺにを思いっきり踏み潰した。 地面が水溜り&水を吸ってグチャグチャな土で踏んでも効果はないと思われたが 幸いにもれいぱー自身が既にふやけていたのでぺにぺには一撃で根元から潰れて千切れた。 「いだ・・・いっだあああああああああああああああああああああああああああい! ありっ・・・ありすのっ・・・ありすのぺにぺにがああああああああああああああああああああ!!!」 そんな状態でも痛覚はあるらしく・・・ ありすは中身のカスタードクリームが漏れるにも関わらず思いっきり叫んでいる 近所迷惑この上ない。 「どぼじでごんn「黙れ!(ズドォッ!)」っぶぇええええええええ!!」 次いでお兄さんはれいぱーの眉間に思いっきり蹴りを入れた。 れいぱーは水を吸っていて重くなっているせいか50センチ程度だけ吹っ飛んだ。 「ゆ゛っ・・・く゛っ・・・」 再び水溜りに顔面から突っ込んだれいぱーは何とか起き上がろうとしたが・・・ (ズンッ!) 「ゆげぇぇぇぇ・・・つ・・・つぶれ・・・」 お兄さんはそんなれいぱーの後頭部に足を乗せ、嫌でも動けない状態にした。 「おいれいぱー・・・よく聞けよ、お前は4つ過ちを犯した」 お兄さんは徐々に足に力を込めつつゆっくりを宣言した。 「1つ、俺の部屋に侵入しようとした事!」 (ググッ・・・) 「がっ・・・あ゛あ゛あ゛・・・」 「2つ、俺の飼いゆっくりをれいぽぅしようとした事!」 (グググ・・・) 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!」 「3つ、人ん家の前でゴミ(れいぽぅ済のぱちゅりー)を出した事!」 (ギュウウウウウウウウウウウ・・・) 「あ゛っ・・・あ゛・・・」 「そして最後に・・・ようやく眠れたばかりの俺を騒音で叩き起こしやがった事だぁ!」 (ググ・・・ズンッ!) 「き゛ゆ゛っ!!」 お兄さんがれいぱーの罪を数え終わった瞬間、れいぱーは遺言を残す間もなく真っ二つになってそのゆん生を終えた。 そしてお兄さんは水溜りのせいであっという間にそこら中に広がったカスタードクリームの掃除に苦悩した。 掃除が終わったのは・・・ここから30分後の事であった。 「ただいまー」 「あ、お兄お帰りー」 「うー、お帰りなさいだどー」 「お疲れ様でした、お兄さん・・・すぐに昼食の準備をしますね」 そう言ってさくやがキッチンで昼食を温め始めた。 「何なら先に食ってても良かったのに・・・」 「だって皆で食べた方が美味しいでしょ?」 「うー、お兄さんも一緒じゃなきゃ美味しくないど」 そして昼食後・・・ 「どっか連れてけー!」 「うー!遊びに行きたいどー!」 「まあまあ、妹様もおぜうさまも落ち着いて下さい・・・お兄さんは昨夜帰りが遅かったのはご存知でしょう?」 「スマン、今日はマジ勘弁してくれぇ・・・」 妹&れみりゃはジトーっとした目で睨みつつ尚も食い下がろうとしていたので・・・ 「分かった、こうしよう・・・今日は無理だが明日は朝から面白い所に連れて行ってやろう!」 その一言に妹&れみりゃは・・・ 『分かった(どー)』 即乗った。 そして夕飯後・・・ せっせと眠ってしまった妹&れみりゃを見ながら・・・ 「でも宜しかったんですか?あんな事を言って・・・」 「ん?ああ・・・昼間の事か」 「そうですよ、お兄さんは今給料日前でそんな余裕なんてない筈では?」 「まあ何だ・・・実は昨日お隣さんから臨時のバイトを頼まれてだな・・・ 日給もいいし、珍しいゆっくりが見れるからあいつらも喜ぶだろうと・・・な」 「あー・・・つまり遠出するからおぜうさまが喜ぶ、希少なゆっくりが居るから妹様が喜ぶ・・・と」 「まあそういう事だ・・・ついでに交通費に昼食・夕食も向こうが持ってくれるから懐も痛まない」 「そういう事でしたら納得です、ではさくやも一緒に?」 「ああ、そのつもりだが・・・因みに留守中は大家さんの飼いゆのもげふらん(胴付・金)が周辺をウロつくから心配はいらんぞ?」 「それを聞いて安心しました、ではそろそろオヤスミするとしましょうか・・・」 「だな・・・寝坊したら申し訳がない」 翌朝、農業の臨時体験&日雇いバイトに向かった一行はプラチナのうかりんとまっちょりーにミッチリと鍛えられ 山羊に野良の始末の仕方と山登りまで教わったそうな・・・。 だが希少なゆっくりを見てハイになった妹や、山羊と友達になってハイテンションなれみりゃよりも 多くの野菜や山菜に囲まれたさくやのテンションの方がはるかに高かったのはまた別のお話・・・。 ~~Fin~~ 後書き メッチャお久しぶりの投稿です。 ネタ切れ&出張で色々と鈍ってそうですがまた徐々にうpっていこうと思います。 書いた人:マーラーあきでしたm(_ _)m
https://w.atwiki.jp/tkoolmvtcontest2023/pages/130.html
作品ページへ 部門・賞 ポイント 順位 シナリオ部門 01pt 25 グラフィック部門 00pt 24 バトル・システム部門 11pt 11 総合部門 12pt 25 主演男優賞 ルキウス 01pt 24 主演女優賞 シエナ 04pt 18 助演男優賞 セディル 01pt 19 助演女優賞 アリス 06pt 12 ヴィラン賞 パンドラ 03pt 15 初自主コン参加賞 18pt 8 ※各部門・賞をクリック・タップすると、ひと言コメントへジャンプします ひと言コメント シナリオ部門 王道的なストーリーなのに、たまにキャラクターたちが言ってる事が理解できなかったんですけど、あれがいわゆるメタネタというやつなのか…と思いました。 ルキウスが旅をするコメディ作品。ラストの結婚シーンはシリアスなんですが凄く良かったです。 世界の危機と恋愛コメディドラマが組み合わさっていて、面白かったです。「終天種」「根源者」などの独自設定も良かったです。 最後結ばれて良かったです。 序盤までのプレイですが、独自の世界観が壮大である一方、みんなの掛け合いがコミカルで楽しい冒険でした。フレーバーテキストもクスッと来るものが豊富で面白かったです。【戸塚】 グラフィック部門 景観の美しいマップがいろいろあって、旅の楽しさがありました。 内省という形でクラスチェンジ用のマップをデザインされたのは良かったです。【戸塚】 バトル・システム部門 ポジションダウン(ジョブ)やクラフトなどシステム面が充実! ジョブごとにレベルがあり、さらにふたつのジョブを組み合わせられるシステムで、戦略に幅があり面白かった! 独自システムの「ポジション」が、戦闘でもストーリーでも活きていて良かったです。ポジションの組み換え・探索・合成など、ゲーム性も充実していて、しかも長編ですごい作品だと思いました。 技の選択肢が多く戦闘に深みが与えられていて良かったです スキル効果のシナジーでヤンチャな効果になる組み合わせを探すのが楽しい 多くのジョブ(ポジション)を組み合わせてパーティーを編成するゲームは、自分が1番好きなタイプのRPGです。ぱうわ ポジション育成がいろいろと工夫しがいがありそうでした。 ポジションという独自のクラスシステム・育成システムが面白いアイデアでした。合成システムも種類が豊富で、モンスターの素材集めも楽しそうです。【戸塚】 主演男優賞 ルキウス 顔がほぼキャラジェネレータの初期設定なのが彼の勢い良い性格と相まって好き。 イケメンで金持ちのおぼっちゃまで結構ポンコツで面白かった。 真面目に言葉遣いを直そうとして空回ってるところが好きです。 思ったことをズバッと言ってくれるので、ボケにもツッコミにも回れる面白さがありました。【戸塚】 主演女優賞 シエナ 賢明なところや、恋をすると嫉妬心が出たりするところが可愛かったです。 お嬢様キャラすき お幸せに 巫女としておしとやかな雰囲気を持つ一方、主人公に対して容赦ないツッコミを入れるギャップもあり、おもしろ可愛いキャラクターでした。【戸塚】 助演男優賞 セディル 家出していても根が良い青年で、ほっこりしました。 エルフでありながら家出青年というギャップが新鮮でした。【戸塚】 助演女優賞 アリス グラフィック・キャラクターが非常にマッチしていると感じました。この表情の表現も見事。可愛い。 髪染めてるの草。異世界なのに意外性ある高度なギャグでした。 好戦的なところと、ちょくちょく入るセディルとの掛け合いが楽しかったです。 単純にかわいい。 彼女とクラウス教授の会話は無限に聞いてたいです。【戸塚】 ヴィラン賞 パンドラ 邪魔をされて腹は立つんですけど、「夫婦喧嘩と言ってくれて良い人だなぁ」と。 なにやら秘められた過去がありそうで、どんな目的で動いているのか気になりました。【戸塚】 初自主コン参加賞 ニモサーモン先生! 職業と職業スキルが使えるアクセの組み合わせを考えるのが面白かったです。 ジョブ組み換え遊びと錬成システムが楽しいガチRPGな一方で、会話は奇妙でそれも面白く、個性的なゲームであられ仰せ奉り候。 世界救済後の結婚式のシーンがすっっっごく素敵でした。長い旅路があってこそ映えるエンディングと思います。 多彩なスキルが戦闘に深みを与えていた、また主人公の面白い男ルキウス含めキャラ魅力も高い作品だった。 まろやかな雰囲気が好きなゲームです! 「こんな作品作ってみたいな」と妄想していた作品が、まさにこの作品でした。テキストや演出などから、おバカゲーのガワを被っていますが、そのガワを剥いでしまえば超王道だと思います。それはストーリーしかり、ゲームシステムしかり。難易度はノーマルでしたが、さくさくすすめられました。長すぎる会話イベントが無かったのも非常に好みです。ぱうわ ポジションマスター という響きが良かった この度は自主コン2023に参加して下さりありがとうございました!今後も皆さんと切磋琢磨しつつ、ゲーム制作を楽しんでいきましょう!【戸塚】 + 気になるあの作品の結果を見てみる…… 結果発表 無敵の男 結果発表 牧場ガンナー 結果発表 ILLー悪意の箱庭ー 結果発表 サクヤニチル 結果発表 目がみえない男 結果発表 ResurrectionStoryC 前編 結果発表 殺人鬼が愛したNY 結果発表 明日への約束-On Your Marks- 結果発表 リユニオン≠リベレイション ディルンウィン3.5 結果発表 ふりだした雨 結果発表 奴らの超事件:終わりへの鍵 結果発表 ジョブチェンジローグライク 結果発表 THE BRAVE 結果発表 黄昏のアヴニール 結果発表 Cosmo Memorys-Remake FC- 結果発表 マジカルキサラ外伝 Prologue 結果発表 サンライズ・スピードキル 結果発表 スメル・アイアン 結果発表 黄昏の海に冷たいぬくもりを 結果発表 ローベリアの悪魔 結果発表 Le voyage de Luc 結果発表 PLANET FANTASY 結果発表 口魁!熱舌甲子園 結果発表 RPG MAKER WITH出すってよ 結果発表 狭蔵姉妹とSFな日々 結果発表 風来!アヤメ忍軍っ! 結果発表 バルムンク 結果発表 タンポポ降り咲く世界【体験版】 結果発表 歌うたいは歌いたい 結果発表 ボクが女装した理由 結果発表 関連リンク 結果発表 総合ページ 結果発表 シナリオ部門 結果発表 グラフィック部門 結果発表 バトル・システム部門 結果発表 総合部門 結果発表 主演男優賞 結果発表 主演女優賞 結果発表 助演男優賞 結果発表 助演女優賞 結果発表 ヴィラン賞 結果発表 初自主コン参加賞 結果発表 主催者賞
https://w.atwiki.jp/animanfuyuki/pages/36.html
ADVENT BEAST 人類悪 喪失 概要 人類悪リンクとは、あにまん掲示板で立てられた「FGO」と「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド/ティアーズオブザキングダム」のクロススレ「ここだけ厄災リンクがいる妖精國」で誕生した概念である。 スレタイ通り、当初はネタとして立てられたスレであるが、同スレの 46の書き込みをきっかけにシリアスな背景が肉付けされていった。 人類悪設定はその過程で付けられた。 この概念における独自設定 ハイラル王国は神代に栄えていた国家とされる。 ケルヌンノスの巫女はリンクとゼルダの孫と設定されている。 妖精騎士トリスタン/バーヴァン・シーはリンクとゼルダの孫の不完全な転生体。 リンクはビーストIII/L、「喪失」の理を持つ獣となっている。 原作に近い設定の(=人類悪とならなかった)リンクは汎人類史の存在とされる。 妖精騎士ベイリン/人類悪リンクのキャラ詳細 人類悪リンク概念で中心となっているキャラ。 原作のブレワイ/ティアキンでの物語の後にゼルダと結ばれており、子、そして孫を成し、平和に過ごしていた。 しかし、セファールによる蹂躙で妻や子、仲間が犠牲となり、祖国であるハイラルも滅亡。 そして自身の孫やその孫と仲の良かった祭神ですら「はじまりのろくにん」の魔の手に掛かり失ってしまう。 激怒したリンクは「はじまりのろくにん」のうち、5羽を殺害するが、あと1羽を残したところで力尽き、長い眠りに落ちる。 目覚めた後はトネリコと出会い、従者として巡礼の度に同行していた。 その旅の中でトネリコには兄貴分として接し、ウーサーという弟分兼弟子ができたのだが、ロンディニウムの戴冠式での毒殺事件でウーサーが殺害されてしまう。 その出来事がきっかけで妖精という存在に憎悪を抱き、人類悪としても覚醒してしまう。 そのため、憎悪と人類悪としての力を抑えるためにトネリコ……冬の女王モルガンによって、汎人類史におけるブリテンの双剣の騎士ベイリンのギフトが着名されることになった。 人類悪としての名はビーストⅢ/L。 七つの人類のひとつ、喪失の理を持つ獣である。 妖精騎士ベイリン/人類悪リンクの関連キャラ トネリコ/モルガン(人類悪リンク概念) リンクの妹分であり、慕えている女王。 リンクのことは「ベイリン、リンク(モルガンと接する時の呼び方)」、「兄様(素での呼び方)」と呼ぶ。 トネリコ時代からの付き合いであり、義理の兄妹/女王と騎士としてお互いに大事に思っている。 トネリコ時代はリンクの奇行にツッコミを入れたり、頭を抱えていたらしい。 妖精國のウーサー(人類悪リンク概念) 弟分兼弟子にして血縁上の曾孫。 トネリコ、バーヴァン・シーと同じぐらい大切に思っていたが、ロンディニウムの戴冠式で毒殺されてしまう。 彼の死がリンクを人類悪として覚醒させてしまうことになった。 妖精騎士トリスタン/バーヴァン・シー(人類悪リンク概念) リンクとゼルダの孫、その不完全な転生体である。 リンクのことは「爺さん」と呼び、懐いている。 上述のことからリンクは彼女のことを大切に思っており、害する者が居たらその者に対して殺意を抱くほどである。 ゼルダ 最愛の妻。 セファール襲来時に孫をリンクに託し、四賢者(チューリ、ユン坊、シド、ルージュ)とともに足止めに向かったが、生きて帰ってくることがなかった。 そのことがリンクのトラウマの一つになっている。 ゼルダ(孫) この概念におけるケルヌンノスの巫女にしてリンクの孫、そしてバーヴァン・シーの転生前の存在である。 家族として大切に思っていただけでなく、同じハイラルの生き残りだった。 そのため彼女が「はじまりのろくにん」によってバラバラにされた出来事はリンクにとってのトラウマの一つになっている。 「先輩!ここは……」スレにおける関連キャラ 妖精騎士ダゴネット/首領パッチ 同じ妖精騎士組。 おそらく妖精騎士の中で最も仲の良い相手。 一緒にバカをやることが多く、その度に妖精騎士パーシヴァル/デュラハンの胃にダメージを与えている。 妖精騎士パーシヴァル/デュラハン 同じ妖精騎士組。 リンクの中では善良な妖精のカテゴリーに入っており、お互いの仲も良好な方……なのだが、リンクの奇行によって胃にダメージを受けている。 クッパ(バゲクパ) 別世界の妖精國でのこととはいえモルガンとバーヴァン・シーを害した怨敵。 妖精國を奪った時の行動が完全にリンクの地雷を踏み抜いているため、殺意を抱いている。 そのため一度対面すれば戦闘沙汰になり、誰かが介入しない限り滅多に止まることはない。 ベイリン(荒木現代ランサー) 妖精騎士としての名の元になった人物。 「騎士」「妖精嫌い」という共通点を持つものの、一部の妖精へのスタンスの違いで対立している。 ただし、クッパと違って殺し合いに発展することは少なく、スタンスが違う理由も理解しているため言い争いの範疇に収まることが多い。 関連スレ 初代スレ「(クロス注意)ここだけ厄災リンクがいる妖精國」 https //bbs.animanch.com/board/1983756/ 2代目スレ「(クロス注意)ここだけ人類悪リンクがいる妖精國」 https //bbs.animanch.com/board/2074801/ 3代目スレ「(クロス注意)ここだけ人類悪リンクがいる妖精國 part2」 https //bbs.animanch.com/board/2153760/ 4代目スレ「(クロス注意)ここだけ人類悪リンクがいる妖精國 part3」 https //bbs.animanch.com/board/2228237/ 5代目スレ「(クロス注意)ここだけ人類悪リンクがいる妖精國 part4」 https //bbs.animanch.com/board/2308378/