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素材別ドロップ表 赤文字は日替り魔獣、青文字は召喚魔獣、緑文字はコラボ/イベント限定魔獣 木材 Lv1 ゴブリンLv2 ケットシーLv3 リザードマンLv4 グリフォン 小石 Lv2 ケットシーLv2 ストーンゴーレムLv3 ガーゴイルLv4 ゴライアスLv4 年獣Lv4 異族 竜騎型種Lv4 毒吹きアゲハ 青銅 Lv1 カーバンクルLv2 ストーンゴーレムLv4 アイアンゴーレムLv4 サキュバスLv4 赤き魔神Lv4 ヤミーLv4 魔人 生地 Lv1 ゴブリンLv1 カーバンクルLv4 サイクロプスLv4 ワルキューレLv4 リッチ 皮革 Lv3 リザードマンLv4 グリフォンLv4 嫦娥Lv4 ゆきだるまんLv5 ワイバーンLv5 グリフォンLv5 セイレーンLv5 エンシェントドラゴンLv5 ケツァルカトルLv5 クトゥルフLv5 アジ・ダハーカLv5 マンティコアLv6 グリフォンLv6 セイレーンLv6 エンシェントドラゴンLv6 ケツァルカトルLv6 クトゥルフLv6 アジ・ダハーカLv6 マンティコア 粘っこい土 Lv3 ガーゴイルLv4 ゴライアスLv4 嫦娥Lv4 ゆきだるまんLv4 年獣Lv4 異族 竜騎型種Lv4 毒吹きアゲハLv5 ゴライアスLv5 メデューサLv5 ヴァンパイアLv5 ブリアレオスLv5 コカトリスLv5 ジャバウォックLv5 年獣Lv5 異族 竜騎型種Lv5 毒吹きアゲハLv6 アイスジャイアントLv6 ゴライアスLv6 メデューサLv6 ヴァンパイアLv6 ブリアレオスLv6 コカトリスLv6 ジャバウォックLv6 年獣Lv6 異族 竜騎型種Lv6 毒吹きアゲハ 鋼鉄 Lv4 アイアンゴーレムLv4 サキュバスLv4 嫦娥Lv4 赤き魔神Lv4 ゆきだるまんLv4 ヤミーLv4 魔人Lv5 サキュバスLv5 ソウルリッパーLv5 ウィルオウィスプLv5 バンシーLv5 バロールLv5 ヒュプノスLv5 赤き魔神Lv5 ヤミーLv5 魔人Lv6 ブリザードナイトLv6 サキュバスLv6 ソウルリッパーLv6 ウィルオウィスプLv6 バンシーLv6 バロールLv6 ヒュプノスLv6 赤き魔神Lv6 ヤミーLv6 魔人 蜘蛛の網 Lv4 サイクロプスLv4 ワルキューレLv4 リッチLv4 嫦娥Lv4 ゆきだるまんLv5 ミノタウロスLv5 ワルキューレLv5 リッチLv5 バステトLv5 ティターニアLv5 エキドナLv5 ホムンクルスLv5 ロキLv5 キュウビLv5 ピュートーンLv6 ワルキューレLv6 リッチLv6 バステトLv6 ティターニアLv6 エキドナLv6 ホムンクルスLv6 ロキLv6 キュウビLv6 ピュートーン 羽毛 Lv5 ワイバーンLv5 グリフォンLv5 セイレーンLv5 エンシェントドラゴンLv5 ケツァルカトルLv5 クトゥルフLv5 アジ・ダハーカLv5 マンティコアLv5 ゾッドLv5 嫦娥Lv5 ゆきだるまんLv6 グリフォンLv6 セイレーンLv6 エンシェントドラゴンLv6 ケツァルカトルLv6 クトゥルフLv6 アジ・ダハーカLv6 マンティコアLv6 ゾッドLv6 嫦娥Lv6 ゆきだるまんLv7 グリフォンLv7 セイレーンLv7 エンシェントドラゴンLv7 ケツァルカトルLv7 クトゥルフLv7 アジ・ダハーカLv7 マンティコア ライムストーン Lv5 ゴライアスLv5 メデューサLv5 ヴァンパイアLv5 ブリアレオスLv5 コカトリスLv5 ジャバウォックLv5 ゾッドLv5 嫦娥Lv5 ゆきだるまんLv5 年獣Lv5 異族 竜騎型種Lv5 毒吹きアゲハLv6 アイスジャイアントLv6 ゴライアスLv6 メデューサLv6 ヴァンパイアLv6 ブリアレオスLv6 コカトリスLv6 ジャバウォックLv6 ゾッドLv6 嫦娥Lv6 ゆきだるまんLv6 年獣Lv6 異族 竜騎型種Lv6 毒吹きアゲハLv7 ゴライアスLv7 メデューサLv7 ヴァンパイアLv7 ブリアレオスLv7 コカトリスLv7 ジャバウォックLv7 年獣Lv7 異族 竜騎型種Lv7 毒吹きアゲハ ミスリル鉱石 Lv5 サキュバスLv5 ソウルリッパーLv5 ウィルオウィスプLv5 バンシーLv5 バロールLv5 ヒュプノスLv5 ゾッドLv5 嫦娥Lv5 赤き魔神Lv5 ゆきだるまんLv5 ヤミーLv5 魔人Lv6 ブリザードナイトLv6 サキュバスLv6 ソウルリッパーLv6 ウィルオウィスプLv6 バンシーLv6 バロールLv6 ヒュプノスLv6 ゾッドLv6 嫦娥Lv6 赤き魔神Lv6 ゆきだるまんLv6 ヤミーLv6 魔人Lv7 サキュバスLv7 ソウルリッパーLv7 ウィルオウィスプLv7 バンシーLv7 バロールLv7 ヒュプノスLv7 赤き魔神Lv7 ヤミーLv7 魔人 より糸 Lv5 ミノタウロスLv5 ワルキューレLv5 リッチLv5 バステトLv5 ティターニアLv5 エキドナLv5 ホムンクルスLv5 ロキLv5 キュウビLv5 ピュートーンLv5 ゾッドLv5 嫦娥Lv5 ゆきだるまんLv6 ワルキューレLv6 リッチLv6 バステトLv6 ティターニアLv6 エキドナLv6 ホムンクルスLv6 ロキLv6 キュウビLv6 ピュートーンLv6 ゾッドLv6 嫦娥Lv6 ゆきだるまんLv7 ワルキューレLv7 リッチLv7 バステトLv7 ティターニアLv7 エキドナLv7 ホムンクルスLv7 ロキLv7 キュウビLv7 ピュートーンLv7 波乗りドラゾン★ミLv7 創叡神マクスウェル きれいな羽 Lv7 グリフォンLv7 セイレーンLv7 エンシェントドラゴンLv7 ケツァルカトルLv7 クトゥルフLv7 アジ・ダハーカLv7 マンティコアLv7 ゾッドLv7 ゆきだるまんLv8 グリフォンLv8 セイレーンLv8 エンシェントドラゴンLv8 ケツァルカトルLv8 クトゥルフLv8 アジ・ダハーカLv8 マンティコアLv8 オーディンLv8 ゾッドLv9 氷獄龍・ゾウチョウLv10 氷獄龍・ゾウチョウ 金剛石 Lv7 ゴライアスLv7 メデューサLv7 ヴァンパイアLv7 ブリアレオスLv7 コカトリスLv7 ジャバウォックLv7 ゾッドLv7 ゆきだるまんLv7 年獣Lv7 異族 竜騎型種Lv7 毒吹きアゲハLv8 ゴライアスLv8 メデューサLv8 ヴァンパイアLv8 ブリアレオスLv8 コカトリスLv8 ジャバウォックLv8 ゾッドLv8 デーモンLv9 究極龍・ビシャモンLv10 究極龍・ビシャモン 黄金 Lv7 サキュバスLv7 ソウルリッパーLv7 ウィルオウィスプLv7 バンシーLv7 バロールLv7 ヒュプノスLv7 ゾッドLv7 赤き魔神Lv7 ゆきだるまんLv7 ヤミーLv7 魔人Lv8 サキュバスLv8 ソウルリッパーLv8 ウィルオウィスプLv8 バンシーLv8 バロールLv8 ヒュプノスLv8 ゾッドLv8 ケルベロスLv9 灼炎龍・コウモクLv10 灼炎龍・コウモク 高級繊維 Lv7 ワルキューレLv7 リッチLv7 バステトLv7 ティターニアLv7 エキドナLv7 ホムンクルスLv7 ロキLv7 キュウビLv7 ピュートーンLv7 ゾッドLv7 波乗りドラゾン★ミLv7 ゆきだるまんLv7 創叡神マクスウェルLv8 ワルキューレLv8 リッチLv8 バステトLv8 ティターニアLv8 エキドナLv8 ホムンクルスLv8 ロキLv8 キュウビLv8 ピュートーンLv8 ドラゴンゾンビLv8 ゾッドLv8 ダークアリスLv9 光輪龍・ジコクLv10 光輪龍・ジコク 爬石竜の尻尾 Lv3 リザードマン 爬石竜の碧燐 Lv3 リザードマン 砕け折れた鉄斧 Lv3 リザードマン 石獣の鋭利な爪 Lv3 ガーゴイル 命の清水 Lv3 ガーゴイル 石獣の禍々しき羽 Lv3 ガーゴイル 鋼鉄の歯車 Lv4 アイアンゴーレム 心鉄 Lv4 アイアンゴーレム 不消炎 Lv4 アイアンゴーレム 一つ目巨人の毛皮 Lv4 サイクロプス 折れた大きな木槌 Lv4 サイクロプス 巨人の一つ目 Lv4 サイクロプス 翼竜の銀の鉤爪 Lv5 ワイバーン 翼竜の赤翼 Lv5 ワイバーン 翼竜の毒針 Lv5 ワイバーン 牛戦士の角 Lv5 ミノタウロス 壊れたピアス Lv5 ミノタウロス 牛革 Lv5 ミノタウロス 氷結巨人の毛皮 Lv6 アイスジャイアント 氷結巨人の胃袋 Lv6 アイスジャイアント 氷結巨人の尻尾 Lv6 アイスジャイアント 冷騎士の氷片 Lv6 ブリザードナイト 冷騎士の刃 Lv6 ブリザードナイト 氷の核結晶 Lv6 ブリザードナイト 魔鋼皇の胸飾り Lv4 メタルゴッド 魔鋼皇の冠 Lv4 メタルゴッド 魔鋼皇の星玉 Lv4 メタルゴッド アルケウスの砂 Lv6 クリスタルゴッドLv7 クリスタルゴッド 水晶皇の王冠 Lv6 クリスタルゴッドLv7 クリスタルゴッド 黄帝の羽玩具 Lv6 クリスタルゴッドLv7 クリスタルゴッド 孔雀王の輝石 Lv6 クリスタルゴッドLv7 クリスタルゴッド 鉄塊 Lv5 ゾッドLv6 ゾッドLv7 ゾッドLv8 ゾッド 人外の怨念 Lv5 ゾッドLv6 ゾッドLv7 ゾッドLv8 ゾッド 妖精の鱗片 Lv5 ゾッドLv6 ゾッドLv7 ゾッドLv8 ゾッド ベヘリット Lv5 ゾッドLv6 ゾッドLv7 ゾッドLv8 ゾッド 血に染まった薔薇 Lv4 赤き魔神Lv5 赤き魔神Lv6 赤き魔神Lv7 赤き魔神 魔神の血 Lv4 赤き魔神Lv5 赤き魔神Lv6 赤き魔神Lv7 赤き魔神 生命の泉の水 Lv4 赤き魔神Lv5 赤き魔神Lv6 赤き魔神Lv7 赤き魔神 常闇の棺 Lv4 赤き魔神Lv5 赤き魔神Lv6 赤き魔神Lv7 赤き魔神 アークフォリア Lv7 創叡神マクスウェル 源聖黒龍の亡骸 Lv7 創叡神マクスウェル 創叡神天槍の残骸 Lv7 創叡神マクスウェル 生巡の魂器 Lv7 創叡神マクスウェル 廃材 Lv4 ヤミーLv5 ヤミーLv6 ヤミーLv7 ヤミー なめし革 Lv4 ヤミーLv5 ヤミーLv6 ヤミーLv7 ヤミー 精霊石 Lv4 ヤミーLv5 ヤミーLv6 ヤミーLv7 ヤミー 千年霊樹 Lv4 ヤミーLv5 ヤミーLv6 ヤミーLv7 ヤミー 錬成のインゴット・大 Lv4 異族 竜騎型種Lv5 異族 竜騎型種Lv6 異族 竜騎型種Lv7 異族 竜騎型種 獣王の紅牙 Lv4 異族 竜騎型種Lv5 異族 竜騎型種Lv6 異族 竜騎型種Lv7 異族 竜騎型種 龍神の黄翼 Lv4 異族 竜騎型種Lv5 異族 竜騎型種Lv6 異族 竜騎型種Lv7 異族 竜騎型種 輝石の虹薔薇 Lv4 異族 竜騎型種Lv5 異族 竜騎型種Lv6 異族 竜騎型種Lv7 異族 竜騎型種 ダマスク鉱石 Lv4 魔人Lv5 魔人Lv6 魔人Lv7 魔人 アルケミィポット銀 Lv4 魔人Lv5 魔人Lv6 魔人Lv7 魔人 ゴールド武具の欠片 Lv4 魔人Lv5 魔人Lv6 魔人Lv7 魔人 誰ガ為の林檎 Lv4 魔人Lv5 魔人Lv6 魔人Lv7 魔人 しなる枝 Lv4 毒吹きアゲハLv5 毒吹きアゲハLv6 毒吹きアゲハLv7 毒吹きアゲハ アリアドネの糸 Lv4 毒吹きアゲハLv5 毒吹きアゲハLv6 毒吹きアゲハLv7 毒吹きアゲハ 毒蝶の翅 Lv4 毒吹きアゲハLv5 毒吹きアゲハLv6 毒吹きアゲハLv7 毒吹きアゲハ アンブロシア Lv4 毒吹きアゲハLv5 毒吹きアゲハLv6 毒吹きアゲハLv7 毒吹きアゲハ 中秋節の月餅 Lv4 嫦娥Lv5 嫦娥Lv6 嫦娥 月の欠片 Lv4 嫦娥Lv5 嫦娥Lv6 嫦娥 仙女の涙 Lv4 嫦娥Lv5 嫦娥Lv6 嫦娥 賢兎の縫いぐるみ Lv4 嫦娥Lv5 嫦娥Lv6 嫦娥 悪食コウモリ Lv4 ジャックランタンガールLv5 ジャックランタンガールLv6 ジャックランタンガール クラウンハット Lv4 ジャックランタンガールLv5 ジャックランタンガールLv6 ジャックランタンガール 悪戯娘のエトッフ Lv4 ジャックランタンガールLv5 ジャックランタンガールLv6 ジャックランタンガール キング・パンプキン Lv4 ジャックランタンガールLv5 ジャックランタンガールLv6 ジャックランタンガール 黄金色のくつわ Lv4 年獣Lv5 年獣Lv6 年獣Lv7 年獣 邪教の呪具片 Lv4 年獣Lv5 年獣Lv6 年獣Lv7 年獣 異形の御手 Lv4 年獣Lv5 年獣Lv6 年獣Lv7 年獣 一角の砕屑 Lv4 年獣Lv5 年獣Lv6 年獣Lv7 年獣 聖なる滴 Lv4 ワルキューレLv5 ワルキューレLv6 ワルキューレLv7 ワルキューレLv8 ワルキューレ 天使の羽 Lv4 ワルキューレLv5 ワルキューレLv6 ワルキューレLv7 ワルキューレLv8 ワルキューレ 天使の鏡 Lv4 ワルキューレLv5 ワルキューレLv6 ワルキューレLv7 ワルキューレLv8 ワルキューレ 煌めく極光石 Lv4 ワルキューレLv5 ワルキューレLv6 ワルキューレLv7 ワルキューレLv8 ワルキューレ 金色の翼 Lv4 グリフォンLv5 グリフォンLv6 グリフォンLv7 グリフォンLv8 グリフォン 鋭利な鉤爪 Lv4 グリフォンLv5 グリフォンLv6 グリフォンLv7 グリフォンLv8 グリフォン 大きなくちばし Lv4 グリフォンLv5 グリフォンLv6 グリフォンLv7 グリフォンLv8 グリフォン 千里瞳 Lv4 グリフォンLv5 グリフォンLv6 グリフォンLv7 グリフォンLv8 グリフォン 綴られた武勇伝 Lv4 ゴライアスLv5 ゴライアスLv6 ゴライアスLv7 ゴライアスLv8 ゴライアス 猛獣の毛皮 Lv4 ゴライアスLv5 ゴライアスLv6 ゴライアスLv7 ゴライアスLv8 ゴライアス 鋼の装甲 Lv4 ゴライアスLv5 ゴライアスLv6 ゴライアスLv7 ゴライアスLv8 ゴライアス 黄金の鍔 Lv4 ゴライアスLv5 ゴライアスLv6 ゴライアスLv7 ゴライアスLv8 ゴライアス 淫魔の滑らかな尻尾 Lv4 サキュバスLv5 サキュバスLv6 サキュバスLv7 サキュバスLv8 サキュバス 淫魔の髪飾り Lv4 サキュバスLv5 サキュバスLv6 サキュバスLv7 サキュバスLv8 サキュバス 淫魔の怪しげな瘴気 Lv4 サキュバスLv5 サキュバスLv6 サキュバスLv7 サキュバスLv8 サキュバス 淫魔のオーブ Lv4 サキュバスLv5 サキュバスLv6 サキュバスLv7 サキュバスLv8 サキュバス ぼろ布の切れ端 Lv4 リッチLv5 リッチLv6 リッチLv7 リッチLv8 リッチ 死者の灰 Lv4 リッチLv5 リッチLv6 リッチLv7 リッチLv8 リッチ エクトプラズム Lv4 リッチLv5 リッチLv6 リッチLv7 リッチLv8 リッチ 真紅の爪 Lv5 リッチLv6 リッチLv7 リッチLv8 リッチ 嘆きの珊瑚 Lv5 メデューサLv6 メデューサLv7 メデューサLv8 メデューサ 海神の装身具の欠片 Lv5 メデューサLv6 メデューサLv7 メデューサLv8 メデューサ 石化の蛇髪 Lv5 メデューサLv6 メデューサLv7 メデューサLv8 メデューサ 蛇姫の涙 Lv5 メデューサLv6 メデューサLv7 メデューサLv8 メデューサ 煌びやかな鎧片 Lv5 ソウルリッパーLv6 ソウルリッパーLv7 ソウルリッパーLv8 ソウルリッパー 亡者の怨念 Lv5 ソウルリッパーLv6 ソウルリッパーLv7 ソウルリッパーLv8 ソウルリッパー 魂喰らいの剣片 Lv5 ソウルリッパーLv6 ソウルリッパーLv7 ソウルリッパーLv8 ソウルリッパー 魔魂核 Lv5 ソウルリッパーLv6 ソウルリッパーLv7 ソウルリッパーLv8 ソウルリッパー 海音女の金櫛 Lv5 セイレーンLv6 セイレーンLv7 セイレーンLv8 セイレーン 海に生えし音の弦 Lv5 セイレーンLv6 セイレーンLv7 セイレーンLv8 セイレーン 海風切り裂く頭翼 Lv5 セイレーンLv6 セイレーンLv7 セイレーンLv8 セイレーン 海音女の歌声 Lv5 セイレーンLv6 セイレーンLv7 セイレーンLv8 セイレーン 破損したシストラム Lv5 バステトLv6 バステトLv7 バステトLv8 バステト 守護神の青銅飾り Lv5 バステトLv6 バステトLv7 バステトLv8 バステト 猫の長しっぽ Lv5 バステトLv6 バステトLv7 バステトLv8 バステト 古き美の織物 Lv5 バステトLv6 バステトLv7 バステトLv8 バステト 夜の黒羽 Lv5 ヴァンパイアLv6 ヴァンパイアLv7 ヴァンパイアLv8 ヴァンパイア 血を奪いし鋭牙 Lv5 ヴァンパイアLv6 ヴァンパイアLv7 ヴァンパイアLv8 ヴァンパイア 鮮血瓶 Lv5 ヴァンパイアLv6 ヴァンパイアLv7 ヴァンパイアLv8 ヴァンパイア 死魂の灰 Lv5 ヴァンパイアLv6 ヴァンパイアLv7 ヴァンパイアLv8 ヴァンパイア 鬼火の装身具 Lv5 ウィルオウィスプLv6 ウィルオウィスプLv7 ウィルオウィスプLv8 ウィルオウィスプ 煉獄の鋼 Lv5 ウィルオウィスプLv6 ウィルオウィスプLv7 ウィルオウィスプLv8 ウィルオウィスプ 幽世の蒼霧 Lv5 ウィルオウィスプLv6 ウィルオウィスプLv7 ウィルオウィスプLv8 ウィルオウィスプ ヘレナの絹布 Lv5 ウィルオウィスプLv6 ウィルオウィスプLv7 ウィルオウィスプLv8 ウィルオウィスプ 鋭棘の緑鱗 Lv5 エンシェントドラゴンLv6 エンシェントドラゴンLv7 エンシェントドラゴンLv8 エンシェントドラゴン 叡智の髭 Lv5 エンシェントドラゴンLv6 エンシェントドラゴンLv7 エンシェントドラゴンLv8 エンシェントドラゴン 大地の剛角 Lv5 エンシェントドラゴンLv6 エンシェントドラゴンLv7 エンシェントドラゴンLv8 エンシェントドラゴン 暴風の翼 Lv5 エンシェントドラゴンLv6 エンシェントドラゴンLv7 エンシェントドラゴンLv8 エンシェントドラゴン 妖艶な魔髪 Lv5 ティターニアLv6 ティターニアLv7 ティターニアLv8 ティターニア 妖蝶の小壺 Lv5 ティターニアLv6 ティターニアLv7 ティターニアLv8 ティターニア 妖姫の髪飾り Lv5 ティターニアLv6 ティターニアLv7 ティターニアLv8 ティターニア ノーベルソウル Lv5 ティターニアLv6 ティターニアLv7 ティターニアLv8 ティターニア 壊れた剛腕の篭手 Lv5 ブリアレオスLv6 ブリアレオスLv7 ブリアレオスLv8 ブリアレオス 巨神の蛇尾 Lv5 ブリアレオスLv6 ブリアレオスLv7 ブリアレオスLv8 ブリアレオス 堅牢な装甲の破片 Lv5 ブリアレオスLv6 ブリアレオスLv7 ブリアレオスLv8 ブリアレオス 巨神の天角 Lv5 ブリアレオスLv6 ブリアレオスLv7 ブリアレオスLv8 ブリアレオス 悲嘆の切れ端 Lv5 バンシーLv6 バンシーLv7 バンシーLv8 バンシー 悲哀の装飾片 Lv5 バンシーLv6 バンシーLv7 バンシーLv8 バンシー 哀哭の叫声 Lv5 バンシーLv6 バンシーLv7 バンシーLv8 バンシー 嘆きノ薔薇 Lv5 バンシーLv6 バンシーLv7 バンシーLv8 バンシー 輪転翼の一片 Lv5 ケツァルカトルLv6 ケツァルカトルLv7 ケツァルカトルLv8 ケツァルカトル 天空の警鈴 Lv5 ケツァルカトルLv6 ケツァルカトルLv7 ケツァルカトルLv8 ケツァルカトル 鈍い輝きの鋼牙 Lv5 ケツァルカトルLv6 ケツァルカトルLv7 ケツァルカトルLv8 ケツァルカトル 残熱の龍眼 Lv5 ケツァルカトルLv6 ケツァルカトルLv7 ケツァルカトルLv8 ケツァルカトル 逆巻く双角 Lv5 エキドナLv6 エキドナLv7 エキドナLv8 エキドナ 竜炎の尾 Lv5 エキドナLv6 エキドナLv7 エキドナLv8 エキドナ 災禍の紫翼 Lv5 エキドナLv6 エキドナLv7 エキドナLv8 エキドナ 竜姫の紅布 Lv5 エキドナLv6 エキドナLv7 エキドナLv8 エキドナ 怪鳥の尾 Lv5 コカトリスLv6 コカトリスLv7 コカトリスLv8 コカトリス 怪鳥の鷄冠 Lv5 コカトリスLv6 コカトリスLv7 コカトリスLv8 コカトリス 怪鳥の鉤爪 Lv5 コカトリスLv6 コカトリスLv7 コカトリスLv8 コカトリス 怪鳥の灼眼 Lv5 コカトリスLv6 コカトリスLv7 コカトリスLv8 コカトリス 死魔の双角 Lv5 バロールLv6 バロールLv7 バロールLv8 バロール 魔槍の残骸 Lv5 バロールLv6 バロールLv7 バロールLv8 バロール 魔眼封じ Lv5 バロールLv6 バロールLv7 バロールLv8 バロール サウィルダーナハの欠片 Lv5 バロールLv6 バロールLv7 バロールLv8 バロール クトゥルフの触手 Lv5 クトゥルフLv6 クトゥルフLv7 クトゥルフLv8 クトゥルフ 堕落の紅翼 Lv5 クトゥルフLv6 クトゥルフLv7 クトゥルフLv8 クトゥルフ 狂信の瞳 Lv5 クトゥルフLv6 クトゥルフLv7 クトゥルフLv8 クトゥルフ マエストーソの核 Lv5 クトゥルフLv6 クトゥルフLv7 クトゥルフLv8 クトゥルフ 生命の培養液 Lv5 ホムンクルスLv6 ホムンクルスLv7 ホムンクルスLv8 ホムンクルス 人造人間の角 Lv5 ホムンクルスLv6 ホムンクルスLv7 ホムンクルスLv8 ホムンクルス 白銀の御髪 Lv5 ホムンクルスLv6 ホムンクルスLv7 ホムンクルスLv8 ホムンクルス 光彩の瘴気 Lv5 ホムンクルスLv6 ホムンクルスLv7 ホムンクルスLv8 ホムンクルス 凶悪の鉤爪 Lv5 ジャバウォックLv6 ジャバウォックLv7 ジャバウォックLv8 ジャバウォック 暴虐の片翼 Lv5 ジャバウォックLv6 ジャバウォックLv7 ジャバウォックLv8 ジャバウォック 静寂の心臓 Lv5 ジャバウォックLv6 ジャバウォックLv7 ジャバウォックLv8 ジャバウォック 宛転たる舌 Lv5 ジャバウォックLv6 ジャバウォックLv7 ジャバウォックLv8 ジャバウォック 原始の織布 Lv5 カーリーLv6 カーリーLv7 カーリーLv8 カーリー ひしげた狂冠 Lv5 カーリーLv6 カーリーLv7 カーリーLv8 カーリー 深紅の刃片 Lv5 カーリーLv6 カーリーLv7 カーリーLv8 カーリー 狂愛の証 Lv5 カーリーLv6 カーリーLv7 カーリーLv8 カーリー 破れたフード Lv5 ロキLv6 ロキLv7 ロキLv8 ロキ 冥府の紐飾り Lv5 ロキLv6 ロキLv7 ロキLv8 ロキ 白銀の膝当て片 Lv5 ロキLv6 ロキLv7 ロキLv8 ロキ ローズルの御手 Lv5 ロキLv6 ロキLv7 ロキLv8 ロキ 毒漬けの湾曲角 Lv5 アジ・ダハーカLv6 アジ・ダハーカLv7 アジ・ダハーカLv8 アジ・ダハーカ 毒竜の砕けた髪飾り Lv5 アジ・ダハーカLv6 アジ・ダハーカLv7 アジ・ダハーカLv8 アジ・ダハーカ 紫毒のスカート Lv5 アジ・ダハーカLv6 アジ・ダハーカLv7 アジ・ダハーカLv8 アジ・ダハーカ 甘苦の瘴気 Lv5 アジ・ダハーカLv6 アジ・ダハーカLv7 アジ・ダハーカLv8 アジ・ダハーカ 欠けた妖狐の瓢箪 Lv5 キュウビLv6 キュウビLv7 キュウビLv8 キュウビ 破れた魅惑の着物 Lv5 キュウビLv6 キュウビLv7 キュウビLv8 キュウビ 砕けた雅な扇子 Lv5 キュウビLv6 キュウビLv7 キュウビLv8 キュウビ 妖しげな九尾 Lv5 キュウビLv6 キュウビLv7 キュウビLv8 キュウビ 群青の翼膜 Lv5 マンティコアLv6 マンティコアLv7 マンティコアLv8 マンティコア 砕けた縞模様の角 Lv5 マンティコアLv6 マンティコアLv7 マンティコアLv8 マンティコア 猛毒の蠍尾 Lv5 マンティコアLv6 マンティコアLv7 マンティコアLv8 マンティコア 鬼顎の髭 Lv5 マンティコアLv6 マンティコアLv7 マンティコアLv8 マンティコア 断たれた眠り Lv5 ヒュプノスLv6 ヒュプノスLv7 ヒュプノスLv8 ヒュプノス 睡魔の端切れ Lv5 ヒュプノスLv6 ヒュプノスLv7 ヒュプノスLv8 ヒュプノス まどろみの羽根 Lv5 ヒュプノスLv6 ヒュプノスLv7 ヒュプノスLv8 ヒュプノス 夢の結晶 Lv5 ヒュプノスLv6 ヒュプノスLv7 ヒュプノスLv8 ヒュプノス ポイゾナス・ハイド Lv5 ピュートーンLv6 ピュートーンLv7 ピュートーンLv8 ピュートーン フィアー・テイル Lv5 ピュートーンLv6 ピュートーンLv7 ピュートーンLv8 ピュートーン ブルータル・クロウ Lv5 ピュートーンLv6 ピュートーンLv7 ピュートーンLv8 ピュートーン バイオレンス・コア Lv5 ピュートーンLv6 ピュートーンLv7 ピュートーンLv8 ピュートーン 泡立つ液体 Lv7 波乗りドラゾン★ミLv8 ドラゴンゾンビ うごめく肉塊 Lv7 波乗りドラゾン★ミLv8 ドラゴンゾンビ 毒の吐息 Lv7 波乗りドラゾン★ミLv8 ドラゴンゾンビ 抉られた心臓 Lv7 波乗りドラゾン★ミLv8 ドラゴンゾンビ メギンギョルズの切れ端 Lv8 オーディン スレイプニルの蹄鉄 Lv8 オーディン アルファズルの鎧片 Lv8 オーディン 戦刃の破片 Lv8 オーディン 呪縛する闘気 Lv8 ケルベロス 漆黒のたてがみ Lv8 ケルベロス 再生する尾 Lv8 ケルベロス 狩猟者の魔眼 Lv8 ケルベロス 禍々しい頭角 Lv8 デーモン 破損したチャクラム Lv8 デーモン 凄惨核 Lv8 デーモン 禍心の棘結晶 Lv8 デーモン 不浄なお茶会の解体道具 Lv8 ダークアリス 不気味な笑みの枕猫 Lv8 ダークアリス 不完全な出来の狂薬 Lv8 ダークアリス 不思議の国の白ウサギ Lv8 ダークアリス 破邪の鉤爪 究極龍・ビシャモン 北方四神の宝玉 究極龍・ビシャモン 鮮血の鋭角 究極龍・ビシャモン 深淵の翼 究極龍・ビシャモン 紅蓮の表皮 灼炎龍・コウモク 西方四神の宝玉 灼炎龍・コウモク 猛炎の剣山 灼炎龍・コウモク 数多の炎眼 灼炎龍・コウモク 金色の竜尾 光輪龍・ジコク 東方四神の宝玉 光輪龍・ジコク 麗しき光翼 光輪龍・ジコク 勇ましい樹角 光輪龍・ジコク 融けない氷鱗 氷獄龍・ゾウチョウ 南方四神の宝玉 氷獄龍・ゾウチョウ 絶対零度の凍翼 氷獄龍・ゾウチョウ 凍える瞳 氷獄龍・ゾウチョウ 真理ノ天核 Lv7 究極龍・ビシャモンLv8 究極龍・ビシャモンLv9 究極龍・ビシャモンLv10 究極龍・ビシャモン 灼炎ノ天核 Lv7 灼炎龍・コウモクLv8 灼炎龍・コウモクLv9 灼炎龍・コウモクLv10 灼炎龍・コウモク 光輪ノ天核 Lv7 光輪龍・ジコクLv8 光輪龍・ジコクLv9 光輪龍・ジコクLv10 光輪龍・ジコク 氷獄ノ天核 Lv7 氷獄龍・ゾウチョウLv8 氷獄龍・ゾウチョウLv9 氷獄龍・ゾウチョウLv10 氷獄龍・ゾウチョウ 武の紫微石 Lv2 ストーンゴーレムLv3 リザードマンLv3 クプティLv4 ワルキューレLv4 スイカLv4 ゴールデンゴーレムLv4 嫦娥Lv4 ジャックランタンガールLv4 ゆきだるまんLv4 ヤミーLv4 魔人 武の紫石 Lv3 リザードマンLv3 クプティLv4 ワルキューレLv4 メタルゴッドLv4 クプティLv4 嫦娥Lv4 ヤミーLv4 魔人Lv5 ワイバーンLv5 サキュバスLv5 ソウルリッパーLv5 ヴァンパイアLv5 ブリアレオスLv5 コカトリスLv5 ジャバウォックLv5 ヒュプノスLv5 ゾッドLv5 スイカLv5 ゴールデンゴーレムLv5 嫦娥Lv5 ジャックランタンガールLv5 ゆきだるまんLv5 ヤミーLv5 魔人Lv6 ブリザードナイトLv6 サキュバスLv6 ソウルリッパーLv6 ヴァンパイアLv6 ブリアレオスLv6 コカトリスLv6 ジャバウォックLv6 ヒュプノスLv6 ゾッドLv6 嫦娥Lv6 ヤミーLv6 魔人 武の紫晶石 Lv4 クプティLv5 ワイバーンLv5 クプティLv5 サキュバスLv5 ソウルリッパーLv5 ヴァンパイアLv5 ブリアレオスLv5 コカトリスLv5 ジャバウォックLv5 ヒュプノスLv5 ゾッドLv5 嫦娥Lv5 ヤミーLv5 魔人Lv6 ブリザードナイトLv6 サキュバスLv6 ソウルリッパーLv6 ヴァンパイアLv6 ブリアレオスLv6 コカトリスLv6 ジャバウォックLv6 ヒュプノスLv6 クリスタルゴッドLv6 ゾッドLv6 スイカLv6 ゴールデンゴーレムLv6 嫦娥Lv6 ジャックランタンガールLv6 ゆきだるまんLv6 ヤミーLv6 魔人Lv7 サキュバスLv7 ソウルリッパーLv7 ヴァンパイアLv7 ブリアレオスLv7 コカトリスLv7 ジャバウォックLv7 ヒュプノスLv7 クリスタルゴッドLv7 ゾッドLv7 ゆきだるまんLv7 ヤミーLv7 魔人 武の紫星石 Lv5 クプティLv7 サキュバスLv7 ソウルリッパーLv7 ヴァンパイアLv7 ブリアレオスLv7 コカトリスLv7 ジャバウォックLv7 ヒュプノスLv7 クリスタルゴッドLv7 ゾッドLv7 ヤミーLv7 魔人Lv8 サキュバスLv8 ソウルリッパーLv8 ヴァンパイアLv8 ブリアレオスLv8 コカトリスLv8 ジャバウォックLv8 ヒュプノスLv8 ゾッドLv8 ケルベロス 兜の紅微石 Lv1 ゴブリンLv3 クプティLv4 アイアンゴーレムLv4 ゴライアスLv4 リッチLv4 スイカLv4 ゴールデンゴーレムLv4 ジャックランタンガールLv4 赤き魔神Lv4 ゆきだるまんLv4 年獣 兜の紅石 Lv3 クプティLv4 アイアンゴーレムLv4 クプティLv4 ゴライアスLv4 リッチLv4 メタルゴッドLv4 赤き魔神Lv4 年獣Lv5 グリフォンLv5 メデューサLv5 ウィルオウィスプLv5 バンシーLv5 バロールLv5 ロキLv5 キュウビLv5 ピュートーンLv5 スイカLv5 ゴールデンゴーレムLv5 ジャックランタンガールLv5 赤き魔神Lv5 ゆきだるまんLv5 年獣Lv6 グリフォンLv6 メデューサLv6 ウィルオウィスプLv6 バンシーLv6 バロールLv6 ロキLv6 キュウビLv6 ピュートーンLv6 赤き魔神Lv6 年獣 兜の紅晶石 Lv4 クプティLv5 クプティLv5 グリフォンLv5 メデューサLv5 ウィルオウィスプLv5 バンシーLv5 バロールLv5 ロキLv5 キュウビLv5 ピュートーンLv5 赤き魔神Lv5 年獣Lv6 グリフォンLv6 メデューサLv6 ウィルオウィスプLv6 バンシーLv6 バロールLv6 ロキLv6 キュウビLv6 ピュートーンLv6 クリスタルゴッドLv6 スイカLv6 ゴールデンゴーレムLv6 ジャックランタンガールLv6 赤き魔神Lv6 ゆきだるまんLv6 年獣Lv7 グリフォンLv7 メデューサLv7 ウィルオウィスプLv7 バンシーLv7 バロールLv7 ロキLv7 キュウビLv7 ピュートーンLv7 クリスタルゴッドLv7 赤き魔神Lv7 ゆきだるまんLv7 年獣 兜の紅星石 Lv5 クプティLv7 グリフォンLv7 メデューサLv7 ウィルオウィスプLv7 バンシーLv7 バロールLv7 ロキLv7 キュウビLv7 ピュートーンLv7 クリスタルゴッドLv7 赤き魔神Lv7 年獣Lv8 グリフォンLv8 メデューサLv8 ウィルオウィスプLv8 バンシーLv8 バロールLv8 ロキLv8 キュウビLv8 ピュートーンLv8 デーモン 鎧の蒼微石 Lv1 カーバンクルLv3 クプティLv4 サイクロプスLv4 グリフォンLv4 スイカLv4 ゴールデンゴーレムLv4 ジャックランタンガールLv4 ゆきだるまん 鎧の蒼石 Lv3 クプティLv4 サイクロプスLv4 クプティLv4 グリフォンLv4 メタルゴッドLv5 ミノタウロスLv5 ワルキューレLv5 リッチLv5 セイレーンLv5 エンシェントドラゴンLv5 ケツァルカトルLv5 クトゥルフLv5 アジ・ダハーカLv5 マンティコアLv5 スイカLv5 ゴールデンゴーレムLv5 ジャックランタンガールLv5 ゆきだるまんLv6 ワルキューレLv6 リッチLv6 セイレーンLv6 エンシェントドラゴンLv6 ケツァルカトルLv6 クトゥルフLv6 アジ・ダハーカLv6 マンティコア 鎧の蒼晶石 Lv4 クプティLv5 ミノタウロスLv5 クプティLv5 ワルキューレLv5 リッチLv5 セイレーンLv5 エンシェントドラゴンLv5 ケツァルカトルLv5 クトゥルフLv5 アジ・ダハーカLv5 マンティコアLv6 ワルキューレLv6 リッチLv6 セイレーンLv6 エンシェントドラゴンLv6 ケツァルカトルLv6 クトゥルフLv6 アジ・ダハーカLv6 マンティコアLv6 クリスタルゴッドLv6 スイカLv6 ゴールデンゴーレムLv6 ジャックランタンガールLv6 ゆきだるまんLv7 ワルキューレLv7 セイレーンLv7 エンシェントドラゴンLv7 ケツァルカトルLv7 クトゥルフLv7 アジ・ダハーカLv7 マンティコアLv7 クリスタルゴッドLv7 ゆきだるまん 鎧の蒼星石 Lv5 クプティLv7 ワルキューレLv7 リッチLv7 セイレーンLv7 エンシェントドラゴンLv7 ケツァルカトルLv7 クトゥルフLv7 アジ・ダハーカLv7 マンティコアLv7 クリスタルゴッドLv8 ワルキューレLv8 リッチLv8 セイレーンLv8 エンシェントドラゴンLv8 ケツァルカトルLv8 クトゥルフLv8 アジ・ダハーカLv8 マンティコアLv8 オーディンLv8 ダークアリス 靴の翠微石 Lv2 ケットシーLv3 ガーゴイルLv3 クプティLv4 サキュバスLv4 スイカLv4 ゴールデンゴーレムLv4 ジャックランタンガールLv4 ゆきだるまんLv4 異族 竜騎型種Lv4 毒吹きアゲハ 靴の翠石 Lv3 ガーゴイルLv3 クプティLv4 クプティLv4 サキュバスLv4 メタルゴッドLv4 異族 竜騎型種Lv4 毒吹きアゲハLv5 ゴライアスLv5 バステトLv5 ティターニアLv5 エキドナLv5 ホムンクルスLv5 スイカLv5 ゴールデンゴーレムLv5 ジャックランタンガールLv5 ゆきだるまんLv5 異族 竜騎型種Lv5 毒吹きアゲハLv6 アイスジャイアントLv6 ゴライアスLv6 バステトLv6 ティターニアLv6 エキドナLv6 ホムンクルスLv6 異族 竜騎型種Lv6 毒吹きアゲハ 靴の翠晶石 Lv4 クプティLv5 クプティLv5 ゴライアスLv5 バステトLv5 ティターニアLv5 エキドナLv5 ホムンクルスLv5 異族 竜騎型種Lv5 毒吹きアゲハLv6 アイスジャイアントLv6 ゴライアスLv6 バステトLv6 ティターニアLv6 エキドナLv6 ホムンクルスLv6 クリスタルゴッドLv6 スイカLv6 ゴールデンゴーレムLv6 ジャックランタンガールLv6 ゆきだるまんLv6 異族 竜騎型種Lv6 毒吹きアゲハLv7 ゴライアスLv7 バステトLv7 ティターニアLv7 エキドナLv7 ホムンクルスLv7 クリスタルゴッドLv7 波乗りドラゾン★ミLv7 ゆきだるまんLv7 創叡神マクスウェルLv7 異族 竜騎型種Lv7 毒吹きアゲハ 靴の翠星石 Lv5 クプティLv7 ゴライアスLv7 バステトLv7 ティターニアLv7 エキドナLv7 ホムンクルスLv7 クリスタルゴッドLv7 波乗りドラゾン★ミLv7 創叡神マクスウェルLv7 異族 竜騎型種Lv7 毒吹きアゲハLv8 ゴライアスLv8 バステトLv8 ティターニアLv8 エキドナLv8 ホムンクルスLv8 ドラゴンゾンビ 飾の黄微石 Lv1~4の全魔獣 飾の黄石 Lv3~6の全魔獣 飾の黄晶石 Lv5~7の全魔獣Lv4 クプティ 飾の黄星石 Lv7~8の全魔獣Lv5 クプティ 四竜の虹輝石 Lv7 究極龍・ビシャモンLv8 究極龍・ビシャモンLv9 究極龍・ビシャモンLv10 究極龍・ビシャモンLv7 灼炎龍・コウモクLv8 灼炎龍・コウモクLv9 灼炎龍・コウモクLv10 灼炎龍・コウモクLv7 光輪龍・ジコクLv8 光輪龍・ジコクLv9 光輪龍・ジコクLv10 光輪龍・ジコクLv7 氷獄龍・ゾウチョウLv8 氷獄龍・ゾウチョウLv9 氷獄龍・ゾウチョウLv10 氷獄龍・ゾウチョウ
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革細工 物言わぬもの 依頼人 ヒアーワード 場所 グリダニア革細工師ギルド(X 7, Y 3) 発生条件 革細工師レベル20以上 報酬 20,000ギルラウンドナイフ革細工師クエストリンクパール 取得経験値 〜1760(革細工) 発生条件 革細工Lv20 報酬 20000ギル、ラウンドナイフ 革細工ギルドの受付ヒアーワードから受注 黒檀商店街からインスタンスに移動 ララッタから「ぼろぼろの鬼哭隊制式鎧」の修繕を依頼される 製作→注文書→「クエスト」→「物言わぬもの」を選択→素材を自前で入れて修繕 ※アルドゴートレザーは自前で用意する必要あり ララッタに報告後「見る影も無い鎧の残骸」を手に入れる 革細工ギルドの受付ヒアーワードに話しかける 革細工ギルド外、向かって右奥ににある???を調べ「見る影も無い鎧の残骸」を手に入れる 黒檀商店街入り口に居るレフワインに話しかけ「見る影も無い鎧の残骸」を手に入れる 「見る影も無い鎧の残骸」が3つ集まったら、修繕する 製作→注文書→「クエスト」→「物言わぬもの」を選択→今回は自前で素材を用意する必要なし 成功したらヒアーワードに話しかけ、「W.W.ジャケット」を装備したままチョコボ厩舎へ行き戻ってくる 「W.W.ジャケット」を脱いでヒアーワードへ話しかける キャンプ・トランキルから東にあるクォーリーミルへ行き、焚き火近くにいるギルバルトに話しかける 戻ってヒアーワードへ話しかけて終了 第二のアトリエ 依頼人 ヒアーワード 場所 グリダニア革細工師ギルド(X 7, Y 3) 発生条件 革細工師レベル30以上 報酬 30,000ギル 取得経験値 〜3420(革細工) 革細工ギルドの受付ヒアーワードから受注 クルザス中央低地にあるアウルネストへ「水牛革の騎士用鞍」を届けに向かう クルザスの座標(x59-y31)でイベント後、そこの洞窟を抜けてアウルネストへ アウルネストでイベント後戻ろうとするとリンクパールが光る 「フェン・イルの新作鞄」を製作する 「フェン・イルの新作鞄」=「ギガントードレザー」+「ブラスインゴット」(材料自前) ※R30、ラウンドナイフで問題なく作成可能 完成後クルザスの(x60-y29)へ行くとイベント ヴィエールに話しかけ交渉開始(★★★★・Lv30時) 交渉成功後またヴィエールに話しかけるとイベント 革細工ギルドへ帰りヒアーワードに話しかけてイベント後終了 師弟評価制度 依頼人 ヒアーワード 場所 グリダニア革細工師ギルド(X 7, Y 3) 発生条件 革細工師レベル36以上 報酬 36,000ギル 取得経験値 〜4720(革細工) 革細工ギルドのヒアーワードから受注 ギルドの奥にいる冒険者3人に話を聞く 黒衣森の「再生の根株」に行くとイベント(x23-y27) 革細工ギルドに戻り「意地の悪そうな冒険者」と交渉する(★★★★・R36時) 交渉成功後もう一度話しかける 革細工ギルド奥に入るところに立っているマッテリーヌに話しかけると、トードハンターベルトを5つ作るよう指示される →トードハンターベルトを5つ持っていく(持っていくと5つとも消失する、+1でもOK) マッテリーヌからレシピを教えてもらう →「フェン・イルのヴィンテージブーツ」=「傷んだフェン・イルのブーツ」+「ボアレザー」 完成したらヒアーワードに渡す イベント後ララッタの過去を見る ヒアーワードに話しかけてイベント後終了
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エフト族 エルヴァーン族 エレメンタル族 オーク族 オークの戦闘機械 大羊族 オポオポ族 オロボン族 【 エフト族 】 Tundra Eft(モリマー台地) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 70% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 130% 切断 70% 振動 70% 収縮 115% 『プロマシアの呪縛』で実装された爬虫類。変温動物ゆえに氷に弱い。 eft とは「イモリの幼生」の意で、水に耐性があるのはイモリのキャラクター性を持たせたためだと思われる。 また同時にハシリトカゲとしてのキャラクター性も持たせているため(BF「風と共に」の Race Runner はハシリトカゲの英名) その風を切るイメージから風と土にも強い。 【 エフト族(タリチャック)】 Bellicose Tarichuk(エヌティエル水林) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 70% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 130% 切断 70% 振動 70% 収縮 115% ミーブルバローズで追加された亜種。解毒不可能な猛毒技「タリチャトクシン」を使用する。 亜種名はカリフォルニアイモリ属の学名 Taricha から。 【 エルヴァーン族 】 Hades(ラ・カザナル宮天守 BF「天守に座すモノ」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 122 溶解 60% 炸裂 30% 衝撃 60% 貫通 60% 硬化 15% 切断 20% 振動 30% 収縮 5% 太古の時代に研鑽を積み、生命の輪廻から外れる事に成功したエルヴァーン。 冥王を僭称し、ヴァナ・ディールの全生命体を抹殺する事で「救済」しようと企んでいる。 闇連携系に強く、光連携系に弱い。 Hades(ラ・カザナル宮天守 BF「神の化身」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 +0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 142 溶解 60% 炸裂 30% 衝撃 60% 貫通 60% 硬化 15% 切断 20% 振動 30% 収縮 5% 瀕死の重傷を負ったハデスがタルタロスの力を借りて変異した姿。 ハデスとしての人格はほぼ失われ、プロマシアに意識を支配されつつある。 戦闘開始から120秒後に「インセサントヴォイド」を使用して魔法バリアを発動させる。効果時間中はイヤリングが点灯する。 特殊技の構え及び発動中に物理ダメージのクリティカルを被弾すると青弱点が出てバリアが消滅する。 バリア消滅から120秒が経過すると再びインセサントヴォイドを使用する。 残りHP半ばで「テネブラスグリップ」を使用して赤色の羽を展開する。 羽展開から90秒後にインセサントヴォイドを使用して魔法バリアを発動し、 バリアが解除されないまま更に90秒が経過すると「ベインオブタルタロス」を使用してバリアを消失させる。 バリア消失から90秒が経過すると再びインセサントヴォイドを使用する。 Perfidien(ラ・カザナル宮〔U〕 BF「ベガリーインスペクター」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 102 溶解 50% 炸裂 50% 衝撃 50% 貫通 50% 硬化 50% 切断 50% 振動 50% 収縮 50% 魂魄研究家スコクル・ウンドルボルンが作り出したハデスの模造魂魄。 ハデス本人ではないため、アストラル体である事を示すブラーエフェクトが掛かっている。 HPバーが隠れているがHPは約630,000。HP90%でSPアビリティのエフェクトと共に火氷風土雷水いずれかのモードになる。 モード中は同属性のダメージを吸収し、弱属性を無効化し、強属性への耐性が130%になる(火モードなら溶解 吸収硬化 無効振動 130%)。 同属性のダメージを吸収すると装備変更不可スフィアを展開する。(効果時間は着弾吸収量が多いほど長く、100未満だとスフィア自体が発生しない) 吸収量の合計が一定値に達するとレベルアップし、更に値が増えるとデジョンで逃走する。 また戦闘中にPCが一人でも戦闘不能になったり(ペットやフェイスは不問)、後述の赤弱点が出ないまま一定時間が経過した場合でもデジョンを唱える。 強属性のダメージを受けると青弱点が出て場内アナウンスが流れる。 そこから更に強属性のダメージを23000受けると赤弱点が出てデジョン詠唱までの時間が延長される。 赤弱点から120秒後にモードチェンジを行う。 Plouton(ラ・カザナル宮〔U〕 BF「ベガリーインスペクター」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 102 溶解 50% 炸裂 50% 衝撃 50% 貫通 50% 硬化 50% 切断 50% 振動 50% 収縮 50% 同じくスコクル製の模造魂魄で、ブラーエフェクトが掛かっている点も同様である。 HPは約660,000。出現直後は通常攻撃と「インピュデンス」のみを使用する。 HP90%で「インセサントヴォイド」を使用しイヤリングが点灯する。 この点灯に魔法バリアの効果はなく、ここから Perfidien と同じモードチェンジが始まる。 そしてインピュデンスが特殊技の選択肢から外れ、新たに「デモンファイア」「フローズンブラッド」「ブラストオブレティセンス」 「エンセプルカー」「シースレスサージ」「トレンチャルペイン」が加わる。 HP50%で「テネブラスグリップ」を使用して赤色の羽を展開する。 以降、特殊技の選択肢に「エターナルミゼリー」「クリップリングアゴニー」「ベインオブタルタロス」が加わる。 Prishe(ナイズル島 BF「ヒロインズタワー」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 160 溶解 85% 炸裂 85% 衝撃 85% 貫通 85% 硬化 85% 切断 85% 振動 85% 収縮 85% タブナジア侯国出身の神学生。人類をプロマシアへ融合させる指導者「世界の終わりに来る者」として生まれたが、 30年前に暁の瞳を照射され虚ろなる闇を失った事でその資格を失い、同時に肉体の老化が止まってしまった。 ホーリー、バニシュIII、バニシュガIIIを詠唱し、女神の祝福と百烈拳をそれぞれ1回ずつ使用する。 序盤は「羅刹七星拳」と「崑崙八象脚」のみを使用するが、HP20%で「羅刹七星拳」→「崑崙八象脚」→「ナックルサンドイッチ」の連続技を繰り出し、 以降特殊技の選択肢にナックルサンドイッチが加わる。 【 エレメンタル族(火)】 Fire Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 5% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 100% 硬化 5% 切断 100% 振動 150% 収縮 100% ヴァナ・ディールにあまねく存在する元素が集合し具現化した精霊。火の精霊は熱波になったエリアに出現する。 高い物理カットを持つ。また自身が体現する属性とその劣位にある属性に強く、優位にある属性に弱い。 【 エレメンタル族(氷)】 Ice Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 150% 炸裂 5% 衝撃 100% 貫通 100% 硬化 5% 切断 100% 振動 100% 収縮 100% 氷の精霊。エリアの天候が雪・吹雪になると出現する。 【 エレメンタル族(風)】 Wind Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 5% 衝撃 100% 貫通 100% 硬化 150% 切断 5% 振動 100% 収縮 100% 風の精霊。エリアの天候が風・暴風になると出現する。 【 エレメンタル族(土)】 Earth Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 150% 衝撃 5% 貫通 100% 硬化 100% 切断 5% 振動 100% 収縮 100% 土の精霊。天候が砂塵・砂嵐になると出現する。 【 エレメンタル族(雷)】 Thunder Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 100% 衝撃 5% 貫通 100% 硬化 100% 切断 150% 振動 5% 収縮 100% 雷の精霊。エリアの天候が雷・雷雨になると出現する。 【 エレメンタル族(水)】 Water Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 5% 炸裂 100% 衝撃 150% 貫通 100% 硬化 100% 切断 100% 振動 5% 収縮 100% 水の精霊。エリアの天候が雨・スコールになると出現する。 【 エレメンタル族(光)】 Light Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 5% 硬化 100% 切断 100% 振動 100% 収縮 150% 光の精霊。エリアの天候がオーロラ・神光になると出現する。 【 エレメンタル族(闇)】 Dark Elemental(ル・オンの庭) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 150% 硬化 100% 切断 100% 振動 100% 収縮 5% 闇の精霊。エリアの天候が妖霧・闇になると出現する。 【 エレメンタル族(ベイルフィア)】 Baelfyr(アビセア-アルテパ) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 5% 炸裂 85% 衝撃 85% 貫通 5% 硬化 85% 切断 85% 振動 150% 収縮 150% 『アビセアの覇者』で追加された亜種。火と光の複合タイプ。 体現する属性に強く、それに対して優位にある属性に弱い。原種にあった「体現する属性の劣位属性にも強い」という特性は失われた。 アドゥリンエリアの天候変化時にはこの複合タイプのみが出現し、ケイザック古戦場とヤッセの狩場が熱波になると現れる。 【 エレメンタル族(ゲフィルスト)】 Treefrost Gefyrst(エヌティエル水林) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 150% 炸裂 85% 衝撃 150% 貫通 85% 硬化 5% 切断 85% 振動 5% 収縮 85% 氷と水の複合タイプ。モリマー台地の雪やエヌティエル水林の雨で出現する。 【 エレメンタル族(ウンゲウェダ)】 Crackling Ungeweder(マリアミ渓谷) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 85% 炸裂 5% 衝撃 5% 貫通 85% 硬化 150% 切断 150% 振動 85% 収縮 85% 風と雷の複合タイプ。ケイザック古戦場の風やマリアミ渓谷の雷で出現する。 【 エレメンタル族(ビルゲン)】 Byrgen(アビセア-アルテパ) 斬 - 75% 突 - 75% 打 - 75% 遠 - 75% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 85% 炸裂 150% 衝撃 85% 貫通 150% 硬化 85% 切断 5% 振動 85% 収縮 5% 土と闇の複合タイプ。ヨルシア森林の砂塵やラ・カザナル宮外郭の妖霧で出現する。 【 オーク族(白兵装備)】 Orcish Dreadnought(修道窟) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 130% 衝撃 130% 貫通 130% 硬化 100% 切断 130% 振動 150% 収縮 130% ラゾア大陸に帝国を築く豚型の獣人。世界征服を掲げてクォン大陸への侵略を繰り返していたが、 30年前に闇の王の軍勢に敗れて恭順を誓い、獣人血盟軍に加盟した。 戦ナ暗竜の4タイプがおり、人間の毛髪と革を使用した兜をトレードマークとしている。火と氷に強く、水に弱い。 【 オーク族(遠征装備)】 Orcish Champion(ダボイ) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 130% 衝撃 130% 貫通 130% 硬化 100% 切断 130% 振動 150% 収縮 130% モンクと狩人が身に着ける軽装。 【 オーク族(祈祷装備)】 Orcish Hexspinner(修道窟) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 130% 衝撃 130% 貫通 130% 硬化 100% 切断 130% 振動 150% 収縮 130% 黒魔道士の軽装。何よりも腕力を信奉するオーク族は魔法を「肉体的に劣る者が使う技」として蔑視しており、 魔道士は総じて恥じ入り顔を隠している。 Bozzetto Warlock(アブダルスの模型-レギオン) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 50% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 70% 硬化 50% 切断 70% 振動 100% 収縮 70% アンバスケードの雑魚。Lv139 HP約180,000 VIT301 INT343 MND286 回避1319 黒/戦。普段はV系、VI系、ガIII系、ジャ系を唱え、泉中はスリプガII、インパクト、メテオ、デスを唱える。SPアビ中の被ダメージ+はボスと同様。雑魚はボスが先に倒れると全員が英魂の雄叫びを使い被ダメージ-80%の状態になる(永続)。光闇睡眠と石化が有効。 【 オーク族(黄金マスク)】 Orcish Overlord(修道窟) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 130% 衝撃 130% 貫通 130% 硬化 100% 切断 130% 振動 150% 収縮 130% 大将や皇太子のみが被る事を許される純金製のマスク。 Overlord Bakgodek(修道窟) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 50% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 100% 硬化 50% 切断 100% 振動 130% 収縮 100% クォン大陸方面軍の最高責任者。大戦時は先任者ゲラドホッドの元で野豺軍団を率いた。 影武者である Orcish Overlord に比べ耐性が強化されており、火氷に至ってはレジスト保障を獲得するまでになっている。 Bozzetto Crusader(アブダルスの模型-レギオン) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 20% 炸裂 30% 衝撃 30% 貫通 30% 硬化 20% 切断 30% 振動 50% 収縮 30% アンバスケードのボス。Lv139 HP約600,000 VIT389 INT249 MND320 回避1344 ナ/戦。バニシュII、フラッシュ、プロテスIV、シェルIV、ケアルIV(HP25%から)を詠唱する。正面からの被物理ダメージを80%カットする。戦闘開始から20秒経つと発光し15秒間隔でベール・オブ・カオス→ベール・オブ・カオス→マニックダンスを使うルーチンに入る。背後から物理WS(0ダメ可)を受けると光が消滅し20秒後に再発光する。HP25%で発光しなくなり魔法も使わなくなる。HP75%、50%、25%でインビンシブルを使う。初期状態ではアームブロック、エアリアルホイール、ショルダーアタック、スラムダンク、バトルダンス、雄飛の雄叫びを使う。HP75%からはカウンタースタンス、ショルダーチャージ、トルネードエッジ、バーサーカーダンス、雄飛の雄叫びを使う。HP25%からはベール・オブ・ディサレーのみを使う。カオス、マニック、ディサレーは時限式でありミュインララバイでも止められない。SPアビの効果時間中は難易度別に被ダメージ+が付く(とてやさ+0%、やさ+10%、ふつう+25%、むず+50%、とてむず+100%)。 Halphas(デュナミス-サンドリア〔D〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 - 75% 魔防 180 溶解 30% 炸裂 50% 衝撃 30% 貫通 30% 硬化 30% 切断 50% 振動 50% 収縮 30% ダイバージェンスwave2のボス。CL139 Lv139 HP約1,590,000 INT343 戦/戦。 約100秒毎にマイティストライク、インビンシブル、ブラッドウェポン、E.スフォルツォのいずれかを使用する。 黄金マスクはナイトである事が多いが Halphas は戦士であり、魔法を用いずMPも持たない。 2018年2月9日のバージョンアップで闇耐性が引き下げられ、収縮が5%から30%へ変更された。 レベル?ホーリーの出目が1しかヒットしない為、ダイバージェンス前半戦のコンテンツレベル139とは、 wave2のボスの事であると考えられる。(wave1ボスには出目1、2、3、4、6がヒットし推定Lv132) 【 オーク族(遠征装備〔デュナミス〕)】 Vanguard Pillager(デュナミス-バルクルム) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 85% 炸裂 115% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 85% 切断 115% 振動 130% 収縮 115% 水晶大戦時に用いられた藍色の戦化粧。ケルト人のゲリラ兵「ウォードレイダー」を参考にしたものだと思われる。 Squadron Fleetfoot(デュナミス-サンドリア〔D〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 85% 炸裂 115% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 85% 切断 115% 振動 130% 収縮 115% ダイバージェンスの通常個体。独立して配置されてはおらず、石像に呼び出される事で出現する。 石像の目が緑の時に出現した場合は、被物理ダメージ+25%、被魔法ダメージ-75%の状態になる。 石像の目が青の時に出現した場合は、被物理ダメージ-75%、被魔法ダメージ+25%の状態になる。 WAVE1 (Lv127) Squadron Fleetfoot シ/踊 HP約52,500 INT292 魔防100 WAVE2 (Lv134) Regiment Fleetfoot シ/踊 HP約66,600 INT348 魔防100 Squadron Knight ナ/竜 HP約55,000 INT250 魔防100 Regiment Knight ナ/竜 HP約69,400 INT297 魔防100 Squadron Pirate コ/学 HP約52,500 INT315 魔防100 Regiment Pirate コ/学 HP約66,300 INT371 魔防100 Squadron Pugilist モ/か HP約56,100 INT254 魔防100 Regiment Pugilist モ/か HP約71,100 INT301 魔防100 Squadron Shinobi 忍/青 HP約53,200 INT285 魔防100 Regiment Shinobi 忍/青 HP約67,300 INT338 魔防100 Squadron Skullcrusher 戦/暗 HP約55,700 INT275 魔防100 Regiment Skullcrusher 戦/暗 HP約70,400 INT323 魔防100 Squadron Tamer 獣/狩 HP約53,400 INT272 魔防100 Regiment Tamer 獣/狩 HP約67,800 INT322 魔防100 WAVE1 (Lv129) Cutpurse Leader シ/踊 HP約556,000 INT309 魔防150 WAVE2 (Lv137) Cutpurse Commander シ/踊 HP約732,000 INT373 魔防150 【 オーク族(祈祷装備〔デュナミス〕)】 Orcish Bugler(デュナミス-バルクルム) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 85% 炸裂 115% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 85% 切断 115% 振動 130% 収縮 115% 水晶大戦時に見られた独特なデザインの覆面。 Squadron Enchanter(デュナミス-サンドリア〔D〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 122 溶解 85% 炸裂 115% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 85% 切断 115% 振動 130% 収縮 115% ダイバージェンスの通常個体。独立して配置されてはおらず、石像に呼び出される事で出現する。 石像の目が緑の時に出現した場合は、被物理ダメージ+25%、被魔法ダメージ-75%の状態になる。 石像の目が青の時に出現した場合は、被物理ダメージ-75%、被魔法ダメージ+25%の状態になる。 WAVE1 (Lv127) Squadron Enchanter 赤/剣 HP約54,500 INT303 魔防122 WAVE2 (Lv134) Regiment Enchanter 赤/剣 HP約68,700 INT359 魔防122 Squadron Evoker 黒/風 HP約51,100 INT341 魔防100 Regiment Evoker 黒/風 HP約64,800 INT403 魔防100 Squadron Medic 白/召 HP約50,900 INT291 魔防120 Regiment Medic 白/召 HP約64,800 INT341 魔防120 Squadron Troubador 吟/侍 HP約53,600 INT285 魔防100 Regiment Troubador 吟/侍 HP約67,700 INT338 魔防100 【 オーク族(甲冑〔S〕)】 Orcish Dreadnought(ラヴォール村〔S〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 70% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 100% 硬化 70% 切断 100% 振動 130% 収縮 100% 水晶大戦時にゴブリン族の職人が仕立てた鋼鉄製の甲冑。革は人間のものではなく牛革を使用している。 一式は近衛兵クラスのみに与えられ、下士官は兜や腕甲のみというケースが散見された。 【 オーク族(飾り付き甲冑〔S〕)】 One-eyed Gwajboj(ラヴォール村〔S〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 150 溶解 50% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 70% 硬化 50% 切断 70% 振動 100% 収縮 70% 指揮官専用の髪飾りが付いたタイプ。当初 One-eyed Gwajboj の専用グラフィックだったが、のちに Kingslayer Doggvdegg にも流用された。 【 オーク族(革マスク〔S〕)】 Orcish Strongarm(東ロンフォール〔S〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 130 溶解 50% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 70% 硬化 50% 切断 70% 振動 100% 収縮 70% モンクタイプのマスクマン。固有技「トルネードエッジ」を使用する。 目下カンパニエバトル中にベルフリーから呼び出される Orcish Strongarm の専用グラフィックとなっている。 【 オーク族(黒太子〔S〕)】 Darkheir Grradhod(ラヴォール村〔S〕 BF「黒太子討伐」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 110 溶解 50% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 70% 硬化 50% 切断 70% 振動 85% 収縮 70% 水晶大戦時のオーク帝国皇太子にしてクォン大陸方面軍最高司令官ゲラドホッド。黒太子の異名を持つ。 カウンタースタンスを使うと被魔法ダメージ+50%の状態になる。(時間で減衰する) 【 オークの戦闘機械 】 Orcish Stonelauncher(ミザレオ海岸) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 150% 炸裂 130% 衝撃 130% 貫通 50% 硬化 130% 切断 130% 振動 130% 収縮 50% 闇の血族が建造した攻城兵器シージ・ターレットをジャギッドボッドが模造したもの。 性能は大幅に劣り、実質的には火矢と水鉄砲を内蔵しただけの甲冑である。 木製ゆえに火に弱く、外板による遮蔽効果か光と闇に強くなっている。 【 オークの戦闘機械(スカッグノッグ〔S〕)】 Cogtooth Skagnogg(ラヴォール村〔S〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 170 溶解 115% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 40% 硬化 100% 切断 100% 振動 100% 収縮 40% スカッグノッグ専用の戦闘機械。Cogtooth Skagnogg の専用グラフィックとなっている。 耐性の傾向は原種と同じだがNMゆえに数値が強化されている。固有技の「スキャッターシェル」「スティッキーグレネード」「ティアグレネード」を使用する。 【 大羊族 】 Fluffy Sheep(ケイザック古戦場) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 130% 炸裂 130% 衝撃 150% 貫通 130% 硬化 100% 切断 130% 振動 150% 収縮 130% 東ウルブカ原産の反芻動物。タブナジア侯国経由でクォン大陸に輸入され、毛皮やミルクを目的に家畜化されたが、 サンドリア王国が狩猟目的でロンフォールに放った個体が野生化し、生息地を広げている。 3国周辺に配置されたモンスターはほぼ全ての属性に弱く、大羊族はその典型と言える。 しかし分厚い毛皮を有しているため、唯一氷にだけは強い。 【 大羊族(カラクール)】 Wild Karakul(カダーバの浮沼) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 115% 衝撃 130% 貫通 115% 硬化 85% 切断 85% 振動 130% 収縮 115% 『アトルガンの秘宝』で追加された亜種。アラパゴ諸島に生息し、固有技の「小咆哮」を使用する。 チゴー族に寄生されており、特殊技を使用するたびにチゴー族が1体出現する。(最大5体まで) 「ぬすむ」でレッサーチゴーを盗むと気性が大人しくなって攻撃間隔が伸びる。亜種名はウズベキスタン原産の羊の品種から。 【 大羊族(ルセーユ)】 Bedraggled Lucerewe(カミール山麓) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 122 溶解 130% 炸裂 130% 衝撃 115% 貫通 130% 硬化 85% 切断 130% 振動 130% 収縮 130% 『アドゥリンの魔境』で追加された亜種。カミール山麓に生息し、固有技「デイズディスコード」を使用する。 肉には独特の臭味があり、英語テキストでは「ずぶ濡れのミスラのよう」とまるで濡れた犬の悪臭を思わせるような解説がなされている。 亜種名はラテン語・イタリア語で輝くを意味する lucere と雌羊を意味する ewe を組み合わせた造語だと思われる。 【 大羊族(雄羊)】 Tavnazian Ram(ルフェーゼ野) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 115% 衝撃 130% 貫通 115% 硬化 85% 切断 115% 振動 130% 収縮 115% 大羊の雄。体高が雌の倍近くあり角が発達している。 当初はラテーヌ高原とコンシュタット高地にそれぞれ2体ずつ配置され、フィールドモンスターにもかかわらず10分POPという特殊な存在だった。 『プロマシアの呪縛』以降に配置された個体は通常通り5分POPである。 Mosshorn(カダーバの浮沼) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 100% 衝撃 115% 貫通 100% 硬化 70% 切断 70% 振動 115% 収縮 100% カダーバの通常個体。耐性はカラクールに倣っており、チゴーのギミックも持つ。 【 大羊族(オヴィム)】 Shaggy Ovim(カミール山麓) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 115% 衝撃 100% 貫通 115% 硬化 70% 切断 115% 振動 130% 収縮 115% 『アドゥリンの魔境』で追加された亜種。固有技の「スチームレイジ」を使用する。 亜種名はヒツジ属を意味する ovis と力強さを意味する vim を組み合わせた造語だと思われる。 Cherti(カミール山麓) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 30% 衝撃 50% 貫通 70% 硬化 15% 切断 30% 振動 70% 収縮 85% メナスインスペクター(カミール山麓の閉ざされた領域)に登場する個体。 HPが10%減る度にSPアビリティのエフェクトと共にカットモードを変える。(内容はエフェクトの色で判別可) 黄色:被近接ダメージ + 50%・被遠隔ダメージ - 95%・被魔法ダメージ - 95% 緑色:被近接ダメージ - 95%・被遠隔ダメージ + 50%・被魔法ダメージ - 95% 黒色:被近接ダメージ - 95%・被遠隔ダメージ - 95%・被魔法ダメージ + 50% メナスインスペクターのNMは種族固有の耐性を無視してボスに倣う傾向があり、Cherti の耐性はセフエジ族 Utkux に似ている。 【 オポオポ族 】 Cheeky Opo-opo(ヨルシア森林) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 130% 炸裂 115% 衝撃 100% 貫通 100% 硬化 150% 切断 100% 振動 130% 収縮 130% エルシモ島に生息する猿。体長の半分以上を占める長い尾を持ち、果実のパママを好む。 のちにダングルフの涸れ谷やヨルシア森林にも通常配置された。 熱帯のキツネザルがモデルと思われ、それゆえ氷に弱い。特殊技の「ブランクゲイズ」「ベイカントゲイズ」もキツネザルの凝視を取り入れた技だと思われる。 【 オロボン族 】 Deathmaw Orobon(ケイザック古戦場) 斬 - 12.5% 突 - 12.5% 打 - 12.5% 遠 - 12.5% 魔 - 12.5% 息 - 12.5% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 115% 衝撃 130% 貫通 130% 硬化 85% 切断 115% 振動 30% 収縮 60% 海底に潜伏している深海魚。当初は釣り用のNMだったが、のちにケイザック古戦場などに通常配置された。 『アトルガンの秘宝』で大量に追加された部位破壊が可能なモンスターの一種で、 通常攻撃のクリティカル、WS、ダメージを伴うアビリティで発光器を破壊すると特殊技「ヒプニックランプ」を使用しなくなり、 戦利品として「オロボンのランプ」を100%ドロップするようになる。 水生生物ゆえに雷に弱く水に強いが、深海魚であるため闇に強く光に弱くもなっている。種族名は『北方民族文化誌』や『怪物と驚異』に記された怪魚から。 【 オロボン族(オーガーボン)】 Cirein-croin(アビセア-ミザレオ) 斬 - 12.5% 突 - 12.5% 打 - 12.5% 遠 - 12.5% 魔 - 12.5% 息 - 12.5% 風 + 0% 魔防 150 溶解 100% 炸裂 100% 衝撃 115% 貫通 115% 硬化 70% 切断 100% 振動 25% 収縮 50% 『アビセアの死闘』で追加された亜種。肥大化した発光器を用いた魅了技「メイヘムランターン」を使用する。 発光器を破壊すると技が封印される点は原種と同様。 亜種名は人食い鬼 ogre と orobon を組み合わせた造語だと思われる。
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4 『どないせぇッちゅうんじゃこんなもん!!!』 縮尺の狂った巨大な日本家屋の部屋に、上条当麻と御坂美琴の絶叫が反響する。 畳敷きの床一面から、飛び出してくる無数の畳針。踏込めば、即座に百舌鳥の速贄だろう和式鉄の処女(アイアンメイデン)。 間違えても、酒樽(デスローラー)を破壊せずにこの部屋に逃げ込んでいたら、などとは考えたくも無い。 「いや、飛んで行きゃ良いんだろうけどな―――」 柊蓮司曰く。 人の丈ほどある巨大な畳針であれ、空に届くには長さが足りない。 「人は飛べねぇっすよ!!」 至極まっとうな事を上条が言った。 柊は魔剣を掲げて、 「コイツはウィッチブレイドつって、まぁ、所謂『魔女の箒』だ。当然飛べる」 問題は―――、 「定員、俺を含めて二名。 このトラップだらけの部屋を突破しようと思えば、一往復と半分しなくちゃなんねぇ。 空にトラップが無いともかぎらねぇから―――、というか、多分在るだろうから、なるべく長居はしたくない」 経験に照らし合わせれば、ご丁寧に空に追い込んでくれる以上、其処に何も無いわけが無い。そして罠の中を突っ切る危険(リスク)は、なるべくなら減らしたい。 悩む事数十秒。 ぽん。と、上条当麻が手を鳴らした。 「なぁ、なぁ、御坂さん」 「なによ」 「お前って、電撃使い(エレクトロマスター)だよな」 「何を今更」 「その、『馬鹿かコイツは』って表情については後で言及するとして。 お前ってさ、イオノクラフトかなんかで空飛べないの?」 Ionocraft(イオノクラフト)。 Ion craft(イオンクラフト)とも言い、UFO(未確認飛行物体)の浮遊原理ともいわれている、電力だけで空中に浮かぶシステムの事である。 その原理は、強力な電荷によってイオン化した原子の移動。それによって発生する反作用が物体を持ち上げる。というのが通説である。 ともかく、「美琴も空を飛べるなら解決じゃね?」と、上条は言いたいのだが、 「そりゃ、やってやれない事は無いでしょうけどね……」 渋面を作った後、御坂美琴は『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』を具現化する。 胸の辺りにプラス電荷を、足首の辺りにマイナス電荷を設定。マイナスからプラスまでの電子の流れを体内に、プラスからマイナスの流れを大気中に作り上げる。 電力だけで物体を浮かべるには、かなりの電圧が必要になるが、超能力者(レベル5)の超電磁砲(レールガン)たる彼女には朝飯前。 量子レベルから現実を改変し、静放電とオゾン臭をまとって、美琴は重力の頚木を解脱した。 電荷の位置を微調整してやれば、ふわり、ふわりと、前後左右に。強弱で上下移動と速度をコントロールできる。 「ま、こんな感じかな……」 ソレを見て、上条は一言。 「自分でやらせといてこんな事言うのもなんだけど………。 上条さんは、なんかどっかの電気鰻人間を思い出しましたヨ?」 「誰が最初に喰われた超獣化兵よっ!」 「微妙に濃ぃ話題で盛り上がってんじゃねぇよ!! 二〇年以上連載してるクセに、完結するまで後一〇年はかかりそうな漫画のネタなんざ誰も解らんわ!! で? 美琴。いけそうか?」 柊の言葉に、美琴は少しばかり思考(えんざん)して、 「ダメね。浮かぶには浮かべるけど、アンタの箒についていけるとは思わない」 「……。そうか? 電圧上げれば何とかなるんじゃね?」 上条が問う。 御坂美琴の身体を浮かせる力は、電荷を持った空気中の元素、即ちイオンが移動する力の反作用である。 つまり、速度を上げたいならば、胸元のプラス電荷から足首のマイナス電荷までの、イオン化した酸素その他の元素が移動する速度を上昇させればいい。 即ち、電気が流れる力―――電圧の上昇だ。 超電磁砲(レベル5)の電圧最大値は十億ボルト。 それだけ在れば大分速く移動できるんじゃないか? と、尋ねる無能力者(レベル0)に、美琴は大きな溜息で答えた。 「………。あのねぇ。アンタ、人型の物体を空飛ばすってのが、どんだけ大変だと思ってんのよ」 飛行機が流線型なのは、偏に空気抵抗を減らすためだ。 人型という複雑な形状では、たとえ翼を背負っても、大気の壁に阻まれて揚力すら得られない。今は能力で浮いているにしても、バランスを崩せば即、地面に真っ逆さまだ。 そのへんの常識をぶっちぎる、月衣や機械箒(ブルーム)と、比べてはいけない。 「そうかぁ……」と、思考の海に戻っていった上条に代わって、柊蓮司が口を開いた。 「でも、浮けるには浮けてんじゃねぇか。だったら俺の箒で引っ張るってのはどうだ? どうせ上条を乗っけるにしたって、左手だけで掴まってもらわねぇとならねぇからな―――」 そうでなければ、色々壊されてしまう。服の代えはもう無いのだ。 空いているほうの手で浮いている美琴を捕まえてもらえば、あとは箒の推進力で進めばいい。 と、いう柊の提案は、「ダメよ」の一言で美琴に却下された。 「『空いてる手』って、つまり『右手』でしょ? コイツに触られてると『力』が使えないわ」 「いや。そうでも無いぜ」 上条は言う。 「『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の効果があるのは右手首から先だ。 其処以外の―――、制服の裾でも何処でもを掴んでもらえば、効果は働かない」 美琴は、「ふーん。そうなんだ」と納得した後、ニヤリと口元をゆがめた。 「………。なんでせうミサカサン。その不吉な笑みは―――」 「べっつにー。なるほど、成る程。 つまりアンタに電撃を食らわせたければ、右手以外を狙えってことね?」 「げげぇ~い! 何ゆえ俺の弱点を!? これはレールガンノミコトの罠かぁ!!」 「レールガンノミコトって何よ! 人を怪しい神様みたいに言うんじゃない!!」 「だぁあっ! ホントいい加減にしとけよコノヤロウ共!! 仲がいいのは良く分かったから、一言ごとにじゃれあってんな話が進まねぇ!!」 箒に跨る柊の腰に、左手をまわして掴み上条はタンデムシートに腰掛ける。宙ぶらりんの自由な上条の右腕を、浮遊する美琴が掴んだのを確認して、柊は箒に火を入れた。 「行くぞ!」 風を斬るウィッチブレイドが部屋に突入する。 如何にしてソレを察したか、途端、畳を突き抜け床一面に針山が生まれた。 ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすん―――――!!! 剣呑な音を発て、執拗に天を突く尖端は果たして、けれども宙を行く三人には届かない。 針に煌く室内灯の反射。星々のような無数の煌きを睥睨して、 (ここまでは、想定通り―――) 問題はココからだ。と、魔剣使いは箒を握る手に力を込める。 上条と美琴に語ったとおり、用意されている逃げ道には、必ず次の罠が待っている。何故なら、月匣は砦なのだから、突破(ブレイク)される訳にはいかないからだ。 警戒を強める柊の、その期待に答えた訳ではないだろうが、無闇に高い天井から、スルスルと何かが降りてきた。 「来やがったな……!」 垂れ下がるように、天井から降りてきたのは円筒形の物体。小田原提灯。 蛇腹の胴体がぱかりと割れて、中から噴射口の様な物が突き出した。 其処から何かが飛び出すその前に、柊は箒を翻し急降下する。 そして異口同音に、恥も外聞も無い悲鳴があがった。 5 学園都市。 開発の遅れていた、東京の西側を買い取って造り上げられた研究機関。 学園世界でも有数の敷地面積を誇り、不夜城とはいかずとも、人の波が絶える事のないこの街は、けれど今宵、死の淵にも似た静寂がその主人であった。 第八世界の魔王の出現。 現実に、街の一区画が丸ごと消滅し、追い討ちを掛けるように、大量の下級侵魔の群が湧き出したこの事態。 他の地域に飛び火する事は何としても防がなければならない。そして何より、 同じ多重次元融合という災害に巻き込まれた『仲間』たち、即ち学園都市の住人の安全の為にも、極上生徒会は全住人の避難を決定した。 幸いなことに、そうたいした混乱は起きずに、ほとんどの住人は避難し終えたのだが、そういった災害の場には、必ず起こる事態が一つ在る。 略奪。即ち火事場泥棒である。 学園都市は、研究機関であると同時に一つの街だ。金目のものは、在る所には結構ある。 そして、人間社会の例に漏れず裏側の住人(ドロップアウト)とはいるものであって、そういった不良連中は、歴史をなぞるように行動した。 尤も、そういった連中のほとんどは、避難誘導にあたった執行委員の手で『説得(制圧)』され、強制的に『避難(退去)』させられたのだが…………。 表があれば、裏が在る様に。 光があれば、闇もまた其処に在る。 学園都市の暗部に潜む悪意は、ここぞとばかりに牙を剥いた。 学園都市で、最も価値があるのは『学生』だ。 特に、高レベルの能力(スキル)を有する名門校の生徒などは、恰好の的だった。 学園都市の全住人の避難。 二三〇万以上の人間が一斉に移動する事で引き起こされる混乱は、予想していたよりも小さかったとは言え、決して平時と比べられるものではない。 その混乱の中で、人間が一人二人消えたところで、誰が気付く。如何すれば己に手が伸びる。 そう、高をくくって表側に噛付こうとした彼らの牙は、しかし尽くが叩き折られた。 彼らは闇に潜み、闇を喰らって生きるもの。 闇から這い出た悪意は、それ以上の悪で以って、須らく喰い荒らされる。 ―――そして、 少女と見まごうばかりの細腕が、鷲掴んだ人間の頭を、無地のコンクリートに叩き付けた。 爛と咲いた彼岸の花。 光差さぬ路地裏の一角で、今、一つの命が刈り取られた。この夜、行動を起した人身売買組織の指を一本たりとも学生に触れさせる事なく。 その最後の一人を永遠に黙らせて、少年は悪態を吐き捨てる。 「つまンねェ事で、イチイチ人の手ェ煩わせンなってンだよ、三下」 白く白く白い彼は、けれど、溶け込むほどに夜闇に馴染んで、紅い海を後にした。 チョーカーのMP3プレイヤーを弄って、右手の杖を伸ばし、彼はポケットから取り出した携帯を開く。 「オイ、こッちは片付けた。 回収ルートを教えやがれ」 数回のやり取りの後、電話の向うの、声の調子からすればこの白い少年と年齢的にはそう変わらないであろう年頃の少年は、その情報を告げた。 「はァ? テメェ、こンな時にフザけてンのか? 細切れにされてェってンなら、リクエストに応えてやンぞ?」 『残念ながら、こんな冗談を言う趣味は在りませんよ』 「………………。 あァンのクソガキがァ………」 白い少年は、携帯を握り潰さんばかりに、握り締める。 『彼女と合流したなら、正規のルートを通って街を抜けた方がいいですね。 執行委員が彼女の捜索に当たっているそうですから、彼女たちと合流してください』 「言い訳は自分で考えろ。ってかァ?」 『出来るでしょう?』 「……ったく面倒クセェ………。あのガキ、今度飯ン時に、ピーマンを山盛りにしてやる」 『まぁ、その辺はお互い後で解決してください』 プツリ。と、向うから切られる回線。電話の向うの相手を幻視して、彼は赤い瞳を更に鋭く細める。 「――――――」 三度悪態をついて、彼は暗い路地裏を後にした。 残されたのは、頭の無い死体が一つ。 いずれ駆けつけた闇の欠片(じゅうにん)が、その痕跡すら残さず処分するだろう。 6 そして無造作に、放り捨てられるような勢いで、三人は床に転がった。 「さ、流石に死ぬかと思ったぜ………」 放心したように、柊が呟く。 和式アイアンメイデンと、武装提灯の二重トラップエリアは、意外な事にこのベテランウィザード(漢探知のプロ)を、憔悴させていた。 異世界人(アマチュア)の二人など、いまだ声すら出せない。 原因は一つ。 糸の切れた凧の様に、上に下に右に左に、自由自在で縦横無尽、乗り手の意思すらブッ千切って、魔女の箒(ウィッチブレイド)は、広い日本家屋の部屋の中を駆巡ったからだ。 更にその原因も一つ。 何故なら、御坂美琴は電撃使いだからだ。 レベル5の超電磁砲は、重力を操るわけでもなく、気流を操作できるわけでも無い。 どこぞの未元物質の様に存在しない元素をぶち込んで周囲の環境を造り変える事も、一方通行のようにベクトル自体を操って空を飛ぶこともできない。 電荷によって空気元素をイオン化し、移動するイオンの移動力(ベクトル)を動力としているのが、電荷浮遊(イオノクラフト)だ。 上から下へ。正確には胸元から足元へ。身体が直立していれば、真下への反作用(ベクトル)が働き、身体を宙に浮かせるだろう。 しかし、もしも身体が傾いた場合はその限りではない。極端な話、上下反転でもした日には地面に向って超加速だ。 そして、御坂美琴は柊の箒で曳航されていた。彼女自身のほかに、魔剣という動力が彼らには存在していた。 そういう事で、急降下した柊のベクトルと、美琴のベクトルが掛け合わさり新しいベクトルが生まれ、三人まとめて吹っ飛んだのだった。 板張りの床に叩き付けられた衝撃が薄れて、ようやく美琴は起き上がった。上条当麻は、いまだ床に張り付きピクピクしている。 (…………。何だったの? アレは―――) 学園都市の能力者達は、ありえたかもしれない別の世界の可能性――自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を、能力(スキル)の基盤としている。 開発した脳で別の可能性を観測し、ソレを現実で再現、量子レベルから世界を書き換えることで、一般に超能力と呼ばれる事象を引き起こす。 この際、御坂美琴のような高レベル能力者になればなる程、自分だけの現実で現実を侵食するのが、自然かつ無理なく行えるようになる。 寧ろ、ソレこそが高レベル能力者の条件と言っても良いだろう。 無理なく自然に、いつもやっている様に、箒の進行方向、速度を演算し、無理なく曳航できる角度と強さで、イオノクラフトのベクトルを設定した筈だったのだが、 (明らかに、強かった――――わね) 演算に誤差(ノイズ)が入り込み、発生した電荷が思ったよりも強力で、イオンクラフトのベクトルの調整が、上手くいかなかったのだ。 勿論、その程度の微調整が出来なくては、超能力者(レベル5)は名乗れない。彼女は名門常盤台付属の優等生なのだから、平時であれば苦も無くこなせた筈だ。 七回。 それだけの回数、微調整に失敗して、箒は縦横無尽に暴れまわった。 空中ロデオに平衡感覚をかき乱され、針山すれすれに袖を引っ掛け、衝撃を伴う砲弾とニアミスし、大火傷必至の熱蒸気に突っ込みかけた。 死を覚悟したのが、とりあえず両手で数えられる範囲で済んだのは、幸運といって良いのか悪いのか。 それでも、何とか微調整に成功して、トラップエリアをクリアしたその頭で、御坂美琴は思考の海を航海する。 誤差(ノイズ)の正体は明らかだ。 能力者は現実を作り変える。御坂美琴(超電磁砲)ほどの高レベルになれば、それは無理なく自然に行われるが、其処にはもちろん現実(せかい)自身の抵抗がある。 ありえたかもしれない可能性は、やはり在り得た『かも』知れないのであって、本来ならば発生し得ない。 モノゴトは、すべからく安定した状態を取ろうとする。その結果が今の現実だ。 其処に、在り得なかった現実を引っ張り出すのだから、当然の結果として抵抗が生まれる。 普段の彼女は、ソレも読みきった上で自然に演算するのだが、 「―――。なかった……」 あるべきである筈の抵抗が、ココにはない。 すんなりと。素直に。 御坂美琴が観測する、在り得なかった現実(パーソナルリアリティ)こそ、この世の真理であるとでもいいたげに。 不自然なほど自然に、するり。と、現実は書き換えられた。 ソレが、誤差(ノイズ)となって失敗を誘発した。 ソレを踏まえて御坂美琴は思考する。 ココでなら、演算の手間が減る。 もしかすれば、今よりも――― 「ふ、ふこうだ………」 隣で、もぞもぞと立ち上がる気配を感じ取って、美琴は思考の海から呼び戻された。 「ちょっと、アンタ大丈夫!?」 「はながいたひ」 顔を上げた上条当麻の顔面は、鼻といわず額といわず、満面真赤に染まっていた。 そして、床の板目がくっきりと縦線を引いていた。くっきりと。 「………。御坂さん? 何ゆえ笑いを堪えてやがりマスか?」 「………………っ」 「ええい! 笑うならば笑うがいいさ! 中途半端に堪えられるのが一番ムカつく!!」 跳ね起きて上条は叫ぶ。 途端。弾けるように美琴は笑い出した。 「何たるお約束! そしてなんて容赦がない! えぇい!! 常盤台のおぜうさまには情というものはないのか腹抱えて笑うなコンチクショウ!! 」 二人の様子を眺めて、柊蓮司は溜息を付いた。 「まぁ、気が弛むのもわからんでもないけどさ」 実際、死ぬかと思ったのは一度や二度ではないのだ。初めて月匣ダイブする二人にきついものが在っただろう。 その反動で、些細な事がツボに入るほど、気が弛みまくっても仕方がないだろう。 そうは、思うのだが。 「あー、前見ろ前」 そういう心の隙を、月匣の罠は突くだった。 廊下の奥に視線をやれば、ゴゴゴゴゴ、と、音を発てて蠢く何か。 そうして此方をにらみつける大きく円い、暗い穴。 大砲。 ピタリと、美琴の笑声がやんだ。 「…………前門の針山。後門の大砲?」 可愛らしく首を傾げる。少々錯乱しているらしい。 廊下は例に漏れず長大で、ソレを挟んでもまだ巨大な黒穴と呼べるソレは、一体何口径の大砲なのか。 そんなもので撃たれたら、人間の跡形は、残るのだろうか。 死地を越えたら、また死地が。 「…………不幸だ」 上条の呟きを聞きとがめて、柊はとりあえず言ってやる。 「上条。一応言っといてやるけど、この程度で不幸だ何だって言ってたら、こっから先身がもたねぇぞ?」 さぁっ。と、上条が青ざめるのと同時に、巨大大砲が火を噴いた。 7 寝静まった街は、それだけで墓場のようだというのに、闇に沈むこの町に、果たして、人は一人として居らず、空虚な風景は廃墟の夜(ゴーストタウン)を思わせる。 魔法少女カレイドルビー・プリズマイリヤと、他二名。美遊・エーデルフェルトと打ち止め(ラストオーダー)は、空っぽの街の探索を続けていた。 「む。こっちの方かもって、ミサカ的アンテナに反応あり! って、ことできっとあの人はこっちにいると思うから、急いで急いでってミサカはミサカは魔法少女のコスプレした二人に頼んでみたり」 「コスプレ言わないでよ!! こっちだって恥ずかしいんだから!!」 「そうですよ、コレは由緒正しい魔法少女の姿なんですから、その辺の贋物と一緒にしないで下さい」 「姉さん。フォローになっていません」 「…………」 探し人は一人。打ち止め曰く『あの人』は、住人が避難し終えたこの街に未だ居残っているらしい。 「で、今度こそ間違いないの、その御坂レーダーってのに」 「わかんない。って、此処は虚勢を張って判るふりをしておくべきかもしれないけどせっかく手伝ってくれてるんだから、ミサカはミサカはちゃんと真実を語ってみる。 でも、なんとなくそんな感じがするのは間違いじゃないよって、ミサカはミサカはピンクの人に胸を張ってみたり」 「随分、曖昧なのね」 呟く美遊に、 「だって、ミサカはレベル2程度の電撃使い(エレクトロマスター)だもの。人探しは専門じゃないんだよ。ってミサカはミサカは悟ってみたり。 でも、ミサカネットワークであの人と繋がってるから、あながちあてにならないわけでも無いよとミサカはミサカは紫の人を慰めてみる」 「………。お気遣いありがとう」 姦しく、少女三人と杖二本は夜の街を進む。 別に緊張感がないわけではない。そうでもしなければ、やっていけないだけだ。 廃墟と見紛うばかりの学園都市(よるのまち)は、空虚であるが静寂には程遠い。 断続的な、内蔵を揺らす低い音が。大気の震えが夜に響く。 黒い空を見上げれば、紅い月バックにして、色鮮やかに万色が踊る前衛絵画。 この世界を、奪うものと護るもの。三柱の魔王が鎬を削る危険地帯は、すぐ傍だった。 カレイドの魔法少女とは言え無敵ではない。データで見ただけだが、あの荒廃の力に曝されようものなら、幾ら第二魔法を扱う霊装であっても無事ではすまない。 緊張感は、生命の危機レベルで存在する。笑い飛ばさなければ、一歩も歩く事すら出来ない。 そうして、幾つかの道を越え、路地を曲がり、 「みつけたぁ!! って、ミサカはミサカは貴方に飛びついて――――いたたたたたた!! なんでいきなりミサカのこめかみをグリグリするの! ってミサカはミサカは暴力反対って本日二度目の宣言を声高に叫んでみたり!!」 「やかましいっ!! 色っ々メンっドクセェマネさせてンじゃねェぞクソガキャァ!!」 前方から現れた人影に飛びついた打ち止めは、がっちりとホールドされてうめぼしの刑に処されていた。 その、白く白く白い人物が、ひとしきり打ち止めを折檻するのを見届け、イリヤは彼に話しかけた。 「あの、貴方が打ち止め(ラストオーダー)がさがしてた―――?」 「あァ? ああ、テメェら執行委員か。クソガキが世話ンなったな、ありがとよ」 「この人で間違いないよーって、ミサカはミサカは太鼓判押してみたり。 ところで、太鼓判って実は判子じゃなくて小判の事だったんだよって、ミサカはミサカはどうでもいいトリビアを披露してみる」 「文字通り無駄知識だな。ちょっと黙ってろ」 「………。 一応聞いておきますね―――」 「なンだよ?」 「どうして避難しなかったんですか?」 その質問に、 「あー。知り合いからこのバカがはぐれたって聞いてな。 探してたンだ。見つけてくれてありがとォな」 すらすらと、少年は答える。 (………。なーんか嘘っぽいなー) 内心訝るが、追及する根拠も時間も無い。 「(まぁ、何かあっても私じゃ判んないかな?) 判りました。じゃあ、ちゃっちゃと送っちゃいますね。 美遊、準備できた?」 イリヤが振り向いた先では、もう一人の魔法少女が地面に魔法陣を展開していた。 「なンだ? コレ」 複雑で精緻な魔術式も、科学の街の住人からすれば、正直単なる落書きのようにしか見えない。 「転送用の魔法陣です。中に入っちゃって下さい」 少年は訝しがりながら、少女は嬉々揚々と、二人が魔法円の中に入ったのを確認して、イリヤと美遊は杖からの魔力を注ぎ込む。 『開け、シュバインオーグ。 我は我の望む場所へ。我は我の望む法を』 イリヤと美遊。二人の声と言葉が共鳴し、呼応して魔法陣も発光を始める。 第二魔法『平行世界運営』。 かつて魔導元帥が朱き月のブリュンスタッドの月落としを防いだ、あらゆる可能性から束ねられた『力』は、『四人』を一時に転送する魔術式に浸透し現実を塗り替え―――。 『Sesam, offne di――――』 ―――まってくださいでありますよー!! 耳に飛び込んできた聞きなれた声に、イリヤは作業を中断する。 向うから走ってくる白黒の塊は声同様よく見知っていた。 「………一人追加だね」 術式は四人用。どうやらもう一度、最初からやり直す必要が在りそうだ。 8 炸裂する砲弾を、<金剛剣>で叩き落とし。 床に開いた落とし穴にはまった上条を、箒で引っ張り上げ。 壁から飛び出す槍衾は、魔剣で切り落として。 吊り天井の部屋は箒をつっかえ棒にして、時間を稼ぎ。 水牢に閉じ込められた美琴を、難解なパズルを解いて助け出し。 刻々と巨大爆弾のカウントダウンが進む中、倉庫番よろしくパールちゃん神像群を動かし道を拓き。 幻影の出口に騙されて顔面を強打し、超重力に曝されて内臓(あんこ)が飛び出しかけ、冷たい雨に打たれてからだの芯まで冷やされたと思ったら、攻勢防壁に突っ込んでこんがり焼かれ、 連動するトラップというとラップに追い込まれそのすべてをクリアするのに、柊蓮司は八面六臂の大活躍を見せた。 そうして、柊の体力、生命力がレッドゾーンに差し掛かったあたりで、三人はようやっとそこへと辿り着いた。 廊下を越えた先には、朱々と鎮座する巨大な鳥居。 鳥居は社の門。俗世と神代を分ける境界。 佇む威容に気圧されて、上条は知らず、ゴクリと喉を鳴らしていた。 月衣から取り出したポーションで、回復していた柊が言う。魔剣使い(漢探知のプロ)が身体を張ったお陰で、二人のアマチュアは、ほぼ無傷で済んでいた。 「準備良いか? 多分、ココが一番奥だ。 いい加減判ってると思うけど、気ぃ引き締めとけよ」 上条当麻と御坂美琴は、神妙に頷く。 此処までの道のりで、月匣の恐ろしさは二人ともようく理解していた。柊が庇ってくれていなければ、無傷どころか、今ココには立っていられないだろう。 回復を終えた柊と一度、三人顔を見合わせ―――、彼らは其処へと踏込む。 入口の鳥居と同じように、ソレを潜り抜けた途端、辺りの風景ががらりと変貌する。 空間はピンクの光に満たされ大気には甘ったるい香の匂いが染み付いていた。 床には、ベンガル虎と思しき白い獣の毛皮。その周りには、高級感溢れる牛革張りのソファーが、数基。 ぐるりと壁に視線を向けてみれば、青磁、炻器、白磁、土器等の文化的、歴史的背景などの統一感を無視した色とりどりの壺が、壁際の棚に収められている。 そして、その部屋の中心に立てられているナニカ。 それだけの光景を、一遍に認識して、 上条当麻と御坂美琴。二人分、四つの眼球は、その部屋に中心で、はためくソレに釘付けにされていた。 長さは二メートルほど。奇怪な金属であろうポールに括り付けられた、奇妙な形のおかしな色の布に、趣味の悪い色合いで刺繍された狂った図柄。 持ち主の美的センスの無さを露呈するそれは、形容するなら『旗』だろう。 恐らくは、魔導具『東方王国旗』。 常識をぶっちぎって異様な内装に、アマチュア二人が言葉を失っているうちに、柊蓮司はざっと周囲を観察する。 「………。えらく堂々と飾ってやがるな―――」 「あの、ベルって奴が言うには、王権の象徴だから、目立つところに置いてなんぼって言ってましたけど……」 半ば呆然と、上条は呟いた。 「ソレにしたってなぁ……」 一見無用心に見えるが、パターンとして、何かしらのトラップがありそうなものだ。 左手で上条と美琴をその場に制止し、魔剣を構えて近づく。 二メートル超のウィッチブレイドで床を突き白虎の敷布を捲り上げ、慎重に進めば、果たして。 柊蓮司は、何の障害もなく『旗』の下へ辿り着いていた。 「………。」 無言で魔剣を振りかぶり、『旗』に叩き付ける。 二メートルを越える刃は、金属質な音を発てて、旗に跳ね返された。 「トラップも無し―――、か。コレだけ頑丈なら、必要ないってか?」 自分で出した結論に納得が行かず、こめかみを掻く。 このエリアは、いわば敵の心臓の筈だ。最も重要で、そして最大の弱点。 その筈なのだが、 「部屋は無人で、トラップもなし。ただ旗が頑丈なだけ。 少々無用心な気もするけどなぁ――――」 「別に、無いならないで良いんじゃないすか?」 「わざわざ難易度上げる必要はないでしょ」 パールセンスの衝撃から抜け出して、何時の間にか近づいていた上条と美琴が気楽な声をあげる。 「そりゃまぁそうだけどな」 一応頷いて、けれど柊は考える。 敵の最大の拠点。一番大事なところ。ソレなのに警備が薄い。 此処までの道のりも、トラップばかりでエネミーが一体たりとも出てこなかった。 そのトラップにしても、上条に美琴というアマチュアを連れていたからこそ非常に苦労したが、そこそこ名のあるウィザードならば、それほど労なく突破出来ていただろう。 「こっちは敵の心臓に食い込もうとしてんだから、進むたびに警戒が強くなって当然なんだが……」 当然あるべきものがない。この状況は、やはり異常と言ってしかるべきだろう。 「ま、考えても仕方ないっすよ。どっかでサボってんじゃないですか?」 気楽な事をいいながら、上条は旗に向って右手を伸ばす。 何はともあれ、コレを壊せば全て終わる。 パール・クールは力を失い、アゼルもこの世界も救われる。 「あ、そうだ。 柊さん、この部屋になんか魔術的な仕掛けってあるか判りますか?」 「? なんだ、いきなり」 「これも、ベルって奴から言われたんすけど、えっと、いろんな世界から引っ張ってきた力をパールって魔王に合う様に変換する為の『濾過回路』があるとか何とか。 どうせなら、そっちもぶっ壊しちまったほうがいいんじゃねぇかな? って」 「そういう事か。 悪ぃけど、俺はそういうの苦手なんだ。ちょっとわかんねぇや」 肩をすくめる柊に、そうですか、と頷いて、上条は右手で『旗』に触れる。 その直前、三人の足元に、魔法陣が広がった。 「なっ!?」 「えっ!?」 「嘘だろっ!?!」 赤黒く、刺々しい魔法円から、平和的な意志は感じ取れない。 トラップ。それも剣呑な魔法型。 反射的に、三人は魔法陣へ攻撃を仕掛けた。 美琴の電撃が、柊の魔剣が、虚しく床板を抉る。 「!!」 振り下ろされる上条の右拳は、しかし、 硝子を砕くような音を響かせた。 「……。あれ?」 握った右手を訝しげに見つめる上条の、その耳にその音が沁み込む。 意外といえば、意外であった。 今の今まで、上条の右手の『幻想殺し(イマジンブレイカー)』は、一切効果を顕してはこなかった。それが、この場面ではなぜ――― 「あらあら、消されてしまいましたか―――」 染み出すように、不気味な声音が産まれたのはその時だった。 幕間 9 どくん。と一度大きく拍動して、鼓動は規則正しいリズムを取り戻した。 「元気が良いわね。何か良い事あったのかしら?」 身の丈ほどもある熊の縫い包みを抱きかかえて、微笑むソレ。 月の裏側。いまだここにたどり着いた者はいない。 けれど、世界の息吹は此処にも息づく。 神殿を思わせる聖域の最奥。西風の吹き抜ける森の中。大樹の根元に設えられた寝台の上で、規則正しい寝息をたてる。 少女か、少年か。 性別は判然としない。 ソレは母のように語り掛ける。 「幾多の言葉は、今日も貴方に語り掛け、 幾多の意思は、明日も貴方の馬車の車輪を廻す―――」 数多の世界が混ざり合ったこの世界で、 「歓びも悲しみも、愛も憎しみも、絶望も希望も―――、 無駄なものなど一つも無い。 ココに在りたいと願う総ては祝福されている。 その総てが、貴方を育んでいる」 願わくば―――、 「心優しきモノとなるように。 命育むものとなるように。 命を慈しむモノと成るように―――」 月の裏側で、ソレは語りかける。 ← Prev Next →
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(前編から) ゆっくり共の苛めの執拗さは人間の比ではなかった。 人間なら、いくら他人をいじめたって日がな一日そればかりやるわけじゃないが、 ゆっくり共は一日中ひたすらいじめに没頭していた。 集中力がすごいのか、単純な思考しかできないゆえか、 なんにせよ、その標的にさらされたこちらの負担は計り知れない。 いつでも握りつぶせるような、自分よりはるかに弱い連中に苛められることが、 これほどまでに悔しく苦しいとは想像もしていなかった。 まりさとれいむ二匹だけの時は、「たかが饅頭のやること」と受け流すこともできたが、 今ではその「たかが饅頭」の意識が俺を苛んでいた。 そのたかが饅頭に、俺の生活は蹂躙され、何もやり返せないでいるのだ。 苛立ち、怒り、悔しさ、俺の精神的ストレスはすでに限界を超えていた。 外では意味もなく道端の木を殴りつけ、缶が転がっていれば力いっぱい蹴り飛ばした。 友人が俺を少しばかり避けるようになったが、どっちみち友人と遊んでいる時間は全くない。 由美にしても、自分の趣味のために苦労をかけている引け目があるらしく、 ゆっくり以外のことでは近頃本当に気を配って聞き分けよくしていた。 しかし、ゆっくりを全力でゆっくりさせるという計画の苦難はこれだけではない。 ゆっくり同士の関係にも気を配らなければならなかった。 全員がゆっくりしていなければ計画の完遂はないのだ。 しかし、こいつらが繰り広げるゆっくり模様はまさに地獄だった。 まりさは、相も変わらず傍若無人に振る舞っていた。 十匹の子ゆっくり共には目もくれず、食べたいものを食べたいときに食べ、 子ゆっくり共の注視の中でれいむやありすにすっきりを要求した。 まりさの相手をするのは主にありすだった。 ありすのすっきりテクニックは完全にまりさを虜にしていた。 かつては人間に躾けられ、人間の強さを知っているありすの方も、 その人間に勝てるまりさを手放してはならじと、全力で奉仕した。 まりさはオーラルすっきりがお気に召したようで、 ありすの舌技ですっきりすることも多く、交尾そのものはそんなに行わなかった。 直接交尾をしてにんっしんっをしてしまえば、体力が奪われてそれ以上すっきりしにくいものだが、 この技術により、ありすは通常では考えられないほど連続でまりさをすっきりさせていた。 また、舌を使うことで、 たとえにんっしんっ中であってもありすはまりさのすっきりを相手することができる。 なによりその点が、そのへんのゆっくりとは決定的に違っていた。 それでも一匹だけでは飽きるようで、まりさは外出先でもとっかえひっかえすっきりし、 一方で、厚かましくも家でれいむにすっきりを要求した。 「ゆっ!まりささまとすっきりするんだぜぇ」 「うらぎりまりさはれいむにちかよらないでね!!」 初めのほうこそ、れいむは形ばかりの抵抗をしていたが、 子供たちを父なし子にしたくないという母心と、そしてありすに対する対抗心から、 すぐにまりさとすっきりするようになった。 日々ありすの性技を目の前で見せつけられていたれいむはすぐに真似し、技術を磨いていった。 「んほっほっほおぉぉぉ!!!たまらないのぜぇぇぇぇぇ!!!」 互いに対抗心を燃やし、日々技を磨いていく妻と妾とのすっきりは、 もはやそこらの野良ゆっくりとは比べものにならず、 まりさが外出先ですっきりすることはめっきり少なくなった。 さて問題は、にんっしんっした子供である。 俺としては、これ以上一匹だって増えてはほしくないし、 数が多ければそれだけトラブルの種も増えるだろう。 由美と相談のうえ、なるべくこれ以上増やさないように誘導する方針を固めた。 れいむとありすは、その時点ですでにまたにんっしんっしていた。 れいむは頭に茎を生やし、ありすは下顎をぼってり膨らませている。 その母どもに対し、俺は説得を試みた。 ここは手狭だから、あまり増えるとみんなゆっくりできなくなる。 その方向で言葉を尽くした。 しかしやはり、れいむが言う事を聞くはずはなかった。 「なにばかなこといってるのおおおおおぉぉぉぉ!? かわいいあかちゃんをみればみんなゆっくりできるにきまってるでしょおおおおお!!! ばか!!ごみ!!むのう!!しね!!」 「ちにぇ!!ちにぇ!!」 「おきゃーしゃんのいうこちょをきけ!!」 処置なしだった。 強すぎる母性愛により、こいつの餡子脳内では、 赤ゆっくりがすべてを解決することになっているようだ。 一方ありすの方は、論外であった。 「みゃみゃ、かちきゅがにゃにかほえちぇるわね?」 「なんだかこうふんしてるみたいね。ほうっておきなさい」 「きちゃにゃいきゃらおいかえちまちょう!」 「およし。つかれたらかってにおとなしくなるわよ」 どれだけ言葉を連ねてもこの調子だった。 全く目線を合わせてこず、家族同士でせせら笑うだけだ。 俺は頭を抱えたが、 子供数の問題に関しては、結局のところ、紆余曲折を経ながらも最終的には決着した。 かかる状態において、当然ながられいむとありすの関係は最悪だ。 憎悪と侮蔑、同じ屋根の下に住みながら互いに家族と認める気は皆無のようだ。 子育ての途上で、互いに互いの家族を貶めた。 あのれいむ共はゆっくりできない、あのありす共はみんなれいぱーだ。 部屋の反対側の隅どうしで、互いの家族は固まって暮らしていた。 どちらも相手を蹴落とし、家から追い出すチャンスをうかがっていた。 最初の十匹の子供が生まれてからまた十日ほどがたったころ、 れいむの茎の子供がまたぽとぽとと生まれた。合計五匹だ。 暗い表情の俺に向かって、喜色満面のれいむがいきいきとあまあまを命令する。 由美は俺を気遣いながらも、やはりどこか浮きたっていた。 その顔を見ると、もう少し頑張ってみるかという気になった。 その翌日、事件は起こった。 「でいぶのおぢびぢゃんがあああああーーーーーーっ!!!」 絹どころか牛革をも裂くような甲高い悲鳴で、俺は起こされた。 押入れから出ると、れいむ一家が泣きわめいている。 「れいみゅのいもうちょがあああああーーーーーーーー!!!」 「ゆっぎゅりぢで!!ゆっぎゅりぢでよおおおぉぉ!!」 「どぼじでごんなごどにいいいいいいいいーーーーーー!!?」 れいむ一家が囲んでいるのは、黒ずんだ五つの小さな饅頭だった。 昨日生まれたばかりの赤ゆっくり共。 どれも苦悶を顔に貼り付け、頭の上から何本もの茎を生やして死んでいた。 その周囲に垂れこびりついているこの液体は。 俺はありす共を見た。 ありす共は何も言わず、揃ってにやにやと見下した笑みを向けている。 全てが一目瞭然だった。 「お前ら……………やったのか?」 くだらない質問だったが、俺は聞いてみた。 「はあああぁ~~~~~~?」 返ってきたのは唇をゆがめた冷笑。 「ばかがなにかいってるわねえ?」 「みゃみゃ!あのどりぇい、いよいよおかちくなっちぇるわよ」 「ときゃいはにゃありしゅちゃちをうちゃがうにゃんて、きっちょあちゃまがおきゃしいのにぇ!」 「あら、ちょんなこちょはみゃえからわきゃっちぇちゃわよ!」 「ゆっほっほっほっほ!!」 言葉こそまだ舌足らずだが、こいつらはもう子ゆっくりとしてはそれなりの大きさだった。 昨日生まれたばかりの小さな赤ゆっくりを標的に、夜中にこっそりすっきりしたのだろう。 親れいむを起こさないように赤ゆっくりだけを舌でそっと連れ出し、 赤ゆっくりの小さな声が届かないほど離れたところですっきり殺したあと、ご丁寧に戻しておいたわけだ。 見ると、俺が寝ていた部屋の隣にある部屋の押入れが開いていた。 その中にカスタードが落ちている。ここに連れ込んでことに及んだのか。 物音や声が聞こえなかったおれも迂闊だった。連日の疲れで毎日泥のように眠っていたのだ。 「あでぃずううううううううーーーーーーーっ!!!」 泣き喚きながられいむが突っ込んできた。 胎生型にんっしんっしているありすに激突し、ありすはごろんと転がって悲鳴をあげた。 「ゆひぃいいいっ!!?いだいいぃぃぃぃ!! ゆっくりごろし!!ゆっくりごろし!!たすけて!!たすけてまりさああああ!!!」 「じねええええええーーーーーーゆびゃ!!」 なおもつっかかろうとするれいむに、まりさが横から激突した。 「ばかなことはやめるんだぜ!! ゆっくりどうしなかよくしろだぜぇ!!」 どの口が言うのか、家庭内不和の元凶がなにか叫びだしている。 「ばりざああああ!!あでぃずが!!あでぃずがでいぶのごどぼおおおおおお!!! でいぶのおぢびぢゃんだぢがあでぃずどもにごろざれだんだよおおおおおおお!!?」 「ちょうこもにゃいにょにちょんなこちょいわにゃいでよ!!」 「りぇいしぇいになりなちゃいよ!!いにゃかもにょね!!」 子ありす共が口々に罵る。 まりさはありすを起こしてやりながら、れいむに向かって言った。 「うるさいんだぜ!! なかよくできないんならここからでていくんだぜ!!」 「ゆっ!?で、でも!!」 「じぶんのこどもをちゃんとみてないれいむがわるいんだぜ!! いくじほうきなんだぜ!?めんどうごとはごめんなんだぜ!!」 本当にどの口が言うのか。 「…………ゆあぁぁぁ……ゆがああぁぁぁぁ………」 ちゃんと見ていなかったお前が悪いと、母性愛にケチをつけられると弱いようだ。 れいむはその場に突っ伏してむせび泣いた。 「ゆゆっ、うるさいわね!やばんないなかもののそばになんかいられないわ」 「まったきゅ、みっちょもにゃいわね!」 「あっちでおけちょうをなおちまちょう!」 その場から離れ、家族でぺーろぺーろを始めるありす共。 まりさはあくびを一つして、俺にあまあまを要求するとむしゃむしゃやりはじめた。 れいむの家族だけがいつまでも泣き続けていた。 昼過ぎにやってきた由美は、俺に成り行きを聞いて絶句していた。 これであきらめてくれればもうけものだが。 忍耐力を示す手前、俺のほうから計画の中止を言い出すわけにはいかない。 「ありすちゃんは、無理、かな……」 さんざん考えた末、ありすを追い出せば解決するという結論に落ち着いたようだ。 まあ、それでひとまずは収束するだろう。 「ねごとはねてからいうんだぜ!!」 まりさの一喝で、その提案は一蹴された。 「追い出すわけじゃないの。ありすちゃんたちに別のところに住んでもらって、 まりさちゃんが通えば……」 「ここでいいんだぜ!!めんどくさいんだぜ!!」 「でも、れいむちゃんと喧嘩しちゃうでしょ?」 「けんかなんかないのぜ!!いじめはありません!! ちゃんとまりささまがとりまとめてるのぜ!! まりささまのりーだーしっぷにけちをつけるきかぜぇ!?」 リーダーシップなどというものが自分にあると、このまりさは思っているらしい。 まりさはかたくなに固辞した。 理由は不明だが、俺の思うところ、 目の前で二匹のゆっくりが自分をめぐって争うのが気分がよかったのではないだろうか。 その結果子供が殺されようと、むしろ面白がっているふしがある。 とにかく、まりさが拒否する以上、 まりさがゆっくりできない可能性のある選択肢は取れなかった。 どうしようかと気をもんでいるうちに、やはり報復は行われた。 ありすが胎生型出産で、二匹の赤ありすを産み落とした翌朝のことだ。 「ゆぎゃあああああああああ!!!」 その日の朝は、ありすの悲鳴で起こされた。 予想できていた光景がそこにあった。 二匹の赤ありすが、風呂場で潰されてカスタードのカスになっていた。 狼狽するありす共の後ろで、れいむ共がこれ見よがしに笑っている。 「あなたたち!!あなたたちがやったのね!!?」 「れいむはしらないよ!!みてなかったそっちのせきにんだよ!!」 「ちょうこもにゃいのにうちゃがわにゃいでにぇ!!」 「ばぁ~きゃ!!ばぁ~きゃ!!」 ぽんぽん飛び跳ねながらせせら笑うれいむ共。 とかいはを自称するありすは、さすがにれいむのように暴れることはしなかったが、 ぎらつく殺意の視線をれいむに向けている。 ありすはまりさに泣きついたが、面倒ごとはごめんだとばかりに取り合われなかった。 こうして、ここは地獄と化した。 毎日思うさますっきりするまりさの子供たちは、 弱い赤ゆっくりのうちに敵対する家族に殺された。 れいむの子はありす共に殺され、ありすの子はれいむ共に殺される。 互いに必死に自分の子を守ろうとするのだが、 所詮ゆっくりの事、つけいる隙はいくらでもあった。 結局、すでに大きくなって力のついた一番最初の子供十匹以外は、 成長する前にことごとく殺され、それ以上子ゆっくりが増えることはなかった。 こんな状況に、ついに由美が泣きだした。 わがまま放題にゆっくりさせるのは構わないが、このゆっくり共は子供を殺している。 可愛い子ゆっくりが殺されていくこの地獄を前に、 まりさ達を自由にさせたい、しかし子ゆっくりが死ぬのは可哀想だ、というジレンマに苛まれていた。 由美が泣いて俺は俄然うろたえ、事態の収束を決意した。 俺は考え、新たに1メートル四方程度の透明なガラス製の箱を設置した。 まあ水槽のようなものだが、これを部屋の両端に一個ずつ置く。 箱の壁は高いのでゆっくりには飛び越えられないが、人間が入れてやればよい。 箱の底にタオルを敷き、こうして寝床ができあがった。 寝るときなど無防備な際は、俺たちに言えばこの中に入ることができ、 赤ゆっくりを守ることができるわけだ。 れいむ種とありす種がそれぞれ別の寝床を使った。 こうしてこいつらはひとまずゆっくりできるようになり、 由美は俺に抱きついて大袈裟なくらいに喜んだ。 ついつい鼻の下を伸ばしてしまう。 由美がゆっくり馬鹿なら、俺は恋人狂いだろう。 しかし、問題はそこでは終わらなかった。 最大の問題児はまりさ種だったのだ。 「むーしゃ、むーしゃ!!うっめ、これ、これめっちゃうめえ!!ぱねえ!!」 「はむっ、はふはふ、はふっ!!」 「しあわちぇなんだじぇぇぇぇ~~~~~!!」 今、まりさと子まりさ三匹は、あまあまにむしゃぶりついている。 そのあまあまは、赤ゆっくりのなれの果てであり、 それを差し出しているのはこの俺だ。 そもそも、ここで一番強いのはまりさだった。 個体としては身体能力が高く、狩りが得意で、ときには外敵を撃退する。 ゲスにはままあることで、その強さゆえに増長するケースがほとんどだ。 それゆえ、まりさは俺たちに対してだけでなく家族にも横暴にふるまっていた。 子供たちの食べている食事がうまそうだと思えば、横から奪い取る。 楽しい遊具は片っ端から独占し、他のゆっくりが触れると体当たりを食らわせる。 れいむやありすが寝ている最中でも、お構いなしにすっきりを強要する。 面倒だと思えば話しかけられても返事もせず、文句を言われれば暴力で返した。 先ほどガラス箱の寝床のことを書いたが、 まりさに限っては、自分専用の天蓋つきの高級ゆっくりベッドを使用していた。 最初のうちは父親を恋しがって近づいていた子ゆっくりも、 その横暴を恐れ、三匹の例外を除いていまでは父親には近づかないようにしていた。 三匹の例外とは、子まりさである。 最初の子ゆっくり十匹のうち、三匹がまりさ種だった。 二匹がれいむの子、一匹がありすの子だが、 このまりさ種に限っては両母親の確執とは無関係に接触し、行動を共にするようになった。 三匹のまりさ種は父親のまりさを慕っていた。 いつも父親の後をついて歩き、機嫌を損ねないように媚びへつらう。 子育てを面倒がるまりさも、自分を持ち上げてくれる子まりさ共は憎からず思うらしく、 ついてくる分には勝手にさせていたし、気が向けば自らの武勇伝を語って聞かせていた。 語られる強さにあこがれ、子まりさ共はますます父親を尊敬し、その価値観にすり寄って、 妻と妾を同時にはべらせて顧みない横暴をさえかっこいいと思っているようだった。 新たなゲスまりさが三匹完成したというわけである。 れいむ種やありす種が家族でゆっくりしている間、 子まりさ共は母親の傍にも行かず、ひたすら格闘ごっこをしていた。 クッションをサンドバッグに見立てて体当たりを繰り返し、 子まりさ同志で取っ組み合いを始める。 父親のような暴力を奮い、権力をものにするための鍛練だった。 すぐに子まりさ共は子ゆっくりの中では強いほうになり、 三匹で固まってうろついては俺や他の姉妹をいじめ出した。 そんな子まりさ共を、父親は悦に入って眺めていた。 直接喧嘩しても勝てないのはもちろん、 父まりさお気に入りの三匹に抵抗したらどんな目に逢わされるかわからない。 それゆえ、子まりさ共が他の家族に忌避されるのは必然だった。 同族食いの味を発見したのは子まりさだった。 生まれては殺されていく赤ゆっくりの死骸を、ある時一匹の子まりさが餡子の匂いに惹かれて舐めた。 「ぺーろ、ぺーろ……ちちちちちあわちぇぇぇぇ~~~!!!」 甘い餡子やカスタードで構成されるゆっくりは、ゆっくり自身にとっても御馳走だ。 れいむ種やありす種は同族食いに怖気をふるったが、 完全にゲスとなったまりさ共は、積極的にタブーを犯すことを楽しんでいた。 子まりさ共が争って死骸をむさぼり、続いて親まりさがその死骸を横取りした。 今まで差し出されてきたどんなあまあまよりも濃厚かつ深い甘味。 やがて、子まりさ共が率先して赤ゆっくりをつけ狙うようになった。 母親や大きくなった子が守っているあいだは手を出されないが、 母親たちが寝静まった夜中にこっそり盗まれたり、 うっかり赤ゆっくりだけにしてしまった時に襲われる危険性は日常的についてまわった。 いよいよ赤ゆっくりは安心できなくなり、ほとんどをケースの中で過ごしていた。 面白くないのはまりさ共のほうで、すでにやみつきになった甘味を忘れられない。 しかしさすがに母親に面と向かって子を差し出せと言えず、夜中に盗もうにもケースの中には入れない。 やがて、他のゆっくり共が寝静まったある夜、彼らは奴隷を使うことにした。 「おい、ごみくず!あのあまあまをもってくるんだぜ!!」 子まりさが顎でしゃくったほうを見て俺は唸った。 「赤ありすの事か?」 「にゃにいっちぇるんだじぇ!!ありぇはゆっきゅりじゃなきゅてあみゃあみゃなんだじぇ!!」 「さすがに、そんな手助けは」 「おいぃ!!ごみくじゅがにゃにまよっちぇるんだじぇぇ!? ごみのうみしょなんきゃうごかちたっちぇしょうがにゃいんだじぇ!!」 「くちょどりぇいはだまっちぇはいはいいうこちょをきくんだじぇぇ!!」 俺は考えてしまった。 赤ゆっくりを保護したはいいが、これ以上増やしては世話しとおす自信がまったくなかった。 そして、こいつらの渇望は深いようで、ここで拒否したら後々めんどうそうだ。 またぞろ由美の目の前で、堂々と赤ゆっくりを殺しかねない。 二つの問題を解決するために、俺は手助けしてしまった。 あとあとこの決断を深く後悔する事になったが。 大きめの赤ありすを一匹持ち出し、ケースから離れて子まりさ共に与えた。 「ゆぴぃ……ゆぴぃ……ゆぴぎゅっ!?」 起きる暇さえ与えられず、一撃のもとに踏みつぶされて絶命する赤ありす。 そのカスタードを子まりさ共は貪った。 その日から、毎日のように少しずつ赤ゆっくりを持ち出してはまりさ共に食わせた。 親まりさも舌鼓を打ち、赤ゆっくりを食すためにますますすっきりするようになった。 同族殺しの罪悪感、というよりは母親を激怒させては面倒なので、晩餐は夜中に秘密裏に行われた。 ゆっくりは数を数えるのが苦手なので、あまり多くなると自分の子供の数が把握できなくなる。 度重なるまりさとのすっきりで、母親共は数多くの赤ゆっくりを生み出したが、 一見わからない程度に少しずつ盗み出しているぶんにはばれないようだった。 大きくなってきたものから順に運び出していったので、 どれも子ゆっくり程に成長する前に間引かれることになった。 しかし、やはりやがてはばれるものだ。 そんなことを繰り返していたある日、たまたま起きだしてきたありすに見つかった。 自らの子を貪り食うまりさ共をしばし呆然と見つめた後、 ありすは聞いてきた。 「……どうやってありすのこどもをとったの?」 「ゆっ」 居直ったまりさが咀嚼しながら俺のほうを指した。 ありすはしばらく黙っていたが、やがて信じられないことを言ってきた。 「ありすにもあっちのあかちゃんをもってきなさい!」 まさかこいつらも食うつもりなのか。 そういえばこいつが俺に直接口を聞いてきたのは初めてのような。 とにかくれいむ側の寝床に寝ていた赤まりさを取り出して渡してやると、ありすはケージの中で震えはじめた。 「ま、ま、ま、まりさかわいいよまりさああああああ!!!」 「ゆぎゅっ!?」 赤まりさに突撃し、すさまじい勢いで交尾を始めた。 「かわいいあかちゃああああんん!!ありすのとかいはなあいをたっぷりそそぎこんであげるわねええええ!!!」 「ゆぶっえっ、ぎぼ、ぎぼぢわりゅいいいいいい!! おがあじゃああああんだじゅげぢぇええええええ!!!」 ここに来てから、生きるためにまりさをすっきりさせるばかりだった生活。 本来、性欲の並はずれて強いゆっくりの中でもだんとつに性欲が強いありす種にとって、 それは恐ろしいほどの欲求不満だったのだろう。 というか、やっぱりレイパーだった。 「んほほおおおおおおおおすっきりーーーーーーーーーーーーっ!!!」 「もぢょっ!!」 小さな赤まりさの中に大量の精子カスタードを注ぎ込み、その勢いで赤まりさが爆ぜた。 断末魔は、「もっとゆっくりしたかった」の言いかけだろうか。 「ゆふぅ、ゆふぅ………まりさたちにおすそわけしてあげなさい」 ありすの指図で、茎を生やして黒ずんでしまった赤まりさをまりさ共の前に差し出してやった。 まりさ共は喜々として貪った。 あんなに黒ずんで崩れた饅頭は食べる気も起きないが、少なくともゆっくりにとって味は問題ないようだ。 まりさ共の死体食に、ありすが一枚噛むことになった。 溜まりに溜まった性欲と、同族食いを目の前にしての集団心理が、ありすを子殺しに追いやったのだろう。 ありすは自分の赤ゆっくりさえ犯し殺しはじめ、死骸をまりさ共に差し出した。 茎を生やして黒ずんだ赤ゆっくりはまた特別な味らしく、まりさ共は喜んでいた。 自らの子を、まりさは食らうために、ありすは犯すために、以前の何倍ものすっきりを繰り返した。 子ありす達がそれに参加しはじめ、子まりさ共とすっきりし、出産と強姦に加わったことで、 数倍のペースで出産される赤ゆっくりは数倍のペースで消費されていった。 子殺しの宴は、表向きは秘密にされており、 夜中は自宅に帰っている由美は幸い知る機会がなかった。 ひっきりなしに出産しているはずなのに一向に増える様子のない赤ゆっくりを、 彼女は疑問に思っていたが、俺が取り繕った。 「外出のときに、森のゆっくりの群れに預けてるんだよ。 このゆっくり達も自分では手に負えないってわかってるみたいで、間引いてこいってさ」 由美はすんなり信じてくれた。 残念だけど、子供たちが死ぬよりはずっとましだと喜んでいた。 「でいぶのおぢびぢゃんになにじでるどおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!!?」 れいむに露見したときには、やはりそれまでのようにはいかなかった。 母性愛の強いれいむにとって、赤ゆっくりは絶対だ。 その赤ゆっくりを犯し、食らっていたありすとまりさ共に向かって飛び跳ねたが、 ガラスケースをばんばん叩くばかりだった。 「だぜえええええええ!!ごごがらだぜえええええーーーーーーっ!!! おばえらみんなごろじでやぐううううううううううーーーーーーーーー!!!!」 れいむの剣幕に、さすがにまりさとありすも少々青ざめていた。 目玉と歯茎をむき出しにしてがんがんガラスに体当たりする様は、確かにこの世のものではなかった。 しばらくたじろいでいたが、やがてありすが叫んだ。 「あ、ありすはしらないわよ!そこのどれいがかってにやったことよ!!」 「ゆゆっ!そうだぜ!!そいつがもちだしてころしたんだぜ!! まりささまはしたいをかたづけてただけなんだぜ!!」 まりさがすぐに口裏を合わせた。 面倒事はすべて奴隷に押し付けろ、の方程式がここでも採用された。 「おばえがあああああーーーーーーーーっ!! だぜ!!だぜ!!だぜ!!ごろじでやるがらだぜえええええええええ!!!」 あっさりと信じたれいむが俺に殺意を叩きつけてくる。 弁解しても火に油を注ぐだけだろう。 仕方なしに、運び出そうとケージに手を突っ込んだら、思いっきり右手に噛みついてきた。 痛くもないが、急に引き抜いたら歯を折らせてしまいそうなので、慎重に運びだしてやる。 「じね!!じね!!じね!!ゆっぐりごろじのごみぐじゅはじねえええええ!!!!」 床に下ろされた途端、すさまじい剣幕で体当たりを繰り返してくるれいむ。 適当にやられたふりでうずくまる俺を見て、まりさとありす共はけたけた笑っていた。 「ころちぇ!!ころちぇ!!」 「れいみゅのいもうちょをころちちゃごみくじゅはゆっくりちないでちにぇ!!」 「おきゃーしゃん、かちゃきをとっちぇにぇ!!」 子れいむ共がガラスケースの中でわめいている。 しばらくの間黙ってやられていたが、やがてまりさが言った。 「ゆっ、れいむ!そこまでにしとくんだぜ!! このどれいにはまだまだはたらいてもわらなければならないんだぜ。 ころすんじゃないのぜ!!」 「ゆはぁーっ、ゆはぁーっ……」 全身を上下させて息を整えてからようやくれいむが答える。 「こんなどれいはもういらないよ!かわりをつれてくるよ!! こいつはここでしまつするんだよ!!」 「あら、そんなにあっさりころしてきがすむのかしら?」 ありすが口をはさんでくる。 「かわいいおちびちゃんをなんびきもころしたにんげんを、ひとおもいにころすなんてやさしいのね」 「ゆっ!?」 「しぬまでゆっくりくるしめたほうがえれがんとにたのしめるんじゃないかしら?」 「……そうだね!!」 憎いありすに同意するのは不本意だろうが、俺への憎しみが勝ったようだ。 れいむは俺に向きなおって宣言した。 「おまえはいっしょうゆるさないよ!! これからずっとゆっくりさせないよ!!ゆっくりくるしんでいってね!!」 その日から、苛めは制裁に変わり、制裁はやがて虐待になっていった。 れいむの憎悪はすさまじかった。 その日からすっきりもせず、 子れいむ共ともども、すべての生活と意欲を俺への虐めに注ぎ込んだ。 「ごみくずはどげざをしてね!! いいというまであたまをあげないでね!!」 理由もなしにいきなり土下座を強要され、いつまでも続けさせられた。 「れいむたちのうんうんをじっくりみててね!!めをそらさないでね!!」 正座させられ、れいむ親子が一列になってうんうんをひり出す様を見せつけられた。 「れいむたちのうんうんをかたづけてね!! どうぐはつかっちゃだめだよ!!ぜんぶきれいにたべてね!!」 床のうんうんやしーしーを綺麗になるまで舐め取らされた。 「ひまなんだったらかべさんにあたまをうちつけててね!!」 えんえんと壁に頭突きをさせられた。 さすがに演技で、本気ではやらなかったが、それでも相当苦痛だった。 「くそじじいはうごいちゃだめだよ!!」 仰向けに寝転んで動かぬよう強要され、 れいむ共に上で跳ねまわられしーしーをかけられた。 「なにおへやにはいろうとしてるの?ばかなの?ほんもののばかなの? おまえのへやなんかもうないよ!!ごみくずはゆっくりしないでね!!」 押入れに逃げ込むことも許されず、一日中部屋の中を追い立てられた。 「だれがごはんをたべていいっていったのぉ!?くそじじいはいっしょうたべなくていいんだよ!! それをだしてね!!む~しゃむ~しゃ、しあわせぇ~!!」 部屋の中では食事ができなくなった。 れいむの執拗な攻撃にまりさ共とありす共も喝采して、 右にならえで俺への虐めを強化した。 俺の無様な姿を目の当たりにして、由美はさすがに狼狽していた。 これまでさんざん見下され馬鹿にされてきたが、 これほどの虐めは想定していなかったのだろう。俺だってしていなかった。 「あの、れいむちゃん、許してあげて?」 「おねえさんはだまっててね!! ゆっくりごろしにかけるなさけはないんだよ!!」 「ゆ、ゆっくり殺し?」 俺のほうを見る由美に向かって、俺は慌てて言った。 「いや、なんでもないんだ。ちょっと勘違いしているだけなんだよ」 嘘でもあるし、事実でもあった。 「なにがかんちがいなのおおおぉぉぉ!!?」 れいむが体当たりを浴びせてくる。 「なにがちがうのぉぉ!?いってみてね!!ゆっくりごろし!!」 本来なら俺のほうを信じてくれるはずの由美が、 今までにないれいむの剣幕にうろたえている。 そんな彼女に向って、大丈夫だという笑顔のサインを向けてやる。 こいつらの子殺しに加担していたということはどうしても伏せておきたかった。 由美を泣かせたくはなかったし、 ゆっくりの子を次々死なせていたという事実が愛護派の長浜氏に知られると大変だ。 「ゆふぅ~ん……つがいのにんげんにはしられたくないらしいわね」 ありすが無駄な鋭さを見せ、俺の弱点を読み取った。 その日はなんとかごまかせたが、 ゆっくり同士で密談が行われ、翌日からそのカードをいちいちちらつかせられるようになった。 「あのことをしられたくないんでしょ?さっさとよういしなさい!!」 「やりたくないならしなくてもいいんだよ! おねえさんにかわりにやってもらおうね!!」 「まりささまはくちがかるいのぜ!! ききわけよくしてないといつくちがすべるかわからないのぜぇ!?」 俺が誰をかばってやっていると思っているのか。 そして現在に至る。 こんな地獄を、俺は二か月以上自分の部屋で耐え忍んできた。 甘やかされ飽食しきったゆっくり共は、 三匹の親ゆっくりが直径50cm、十匹の子ゆっくり共が直径30cm程度に膨れていた。 昼は虐められ続けた。 寝る暇も食べる暇もなく、通学をはじめとした外出だけが俺の休息だった。 勉強なんてとてもじゃないがやっている時間はない。 夜はまりさとありすの子殺しパーティーに加担させられ、日々赤ゆっくり殺しの片棒をかつがされた。 れいむはもう子供を作っておらず、この宴に関わっていない。 自分でも自分の忍耐力にあきれる。 何度投げ出そうと思ったか、何度殺しそうになったか、何度死にたくなったか。 それでも、由美。 由美だけが俺の支えだった。 長浜氏に認めてもらい、由美と一緒になる。 それだけを思い描き、来る日も来る日も耐え続けた。 あんないい女、どこを探したっていない。 俺があの子と付き合っているなんて、何度考え直しても夢としか思えないような話だった。 ゆっくり狂いについては機会をみつけておいおい話し合うとしても。 そして今、ついに、その地獄から解放されるときが訪れた。 ある件のために、計画の中止が長浜氏から言い渡されたのだった。 由美が妊娠したのだ。 俺の子だ。 続く
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Last up date 2010-01-13 13 17 58 (Wed) 採取 果実 / 植物 / 原石 / 鉱物 / 木材 / 亜人 / 生物材料 編集 レシピ 料理 食品精製 / 調理 / 製菓 / 飲料作成 編集 薬剤 薬剤精製 / 薬品作成 編集 裁縫 糸布精製 / 布製品作成 編集 革 生物材料加工 / 革製品作成 編集 鍛冶 鉱物精製 / 宝石精製 / 貴金属製品作成 / 金属製品作成 編集 大工 木材精製 / 木製品作成 編集 革製品作成レシピ +データの編集について @wikiのプラグインはソート対応ではないためデータとデータの間に新規のデータを入れる場合、現状では直接編集しか出来ません。 お手数ですがデータの直接編集をされる方はコチラより編集してください。 直接編集の方法がわかりにくい方はそのままデータを追加していくかコメントにデータを残してくださると助かります。 画像 レシピ名(頭装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービーヘルム 頭装備 ~3.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(2) 購:60販:3 頭/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革兜 物理防御力:10特殊防御力:4 編集 トレーニングヘルム 頭装備 ~9.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(2) 購:1455販:73 頭/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革兜 物理防御力:18特殊防御力:6 編集 マーシャルヘルム 頭装備 ~16.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(2) 購:7530販:189 頭/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革兜 物理防御力:28特殊防御力:10 編集 シャッスボンネット 頭装備 ~22.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(2) 購:23750販:594 頭/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革兜 物理防御力:34特殊防御力:16 編集 カーサボンネット 頭装備 ~30.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(2) 購:46550販:776 頭/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革兜 物理防御力:44特殊防御力:22 編集 サイドボンネット 頭装備 ~38.0 1 獅子毛糸(1)獅子のなめし革(2) 購:72375販:910 頭/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革兜 物理防御力:54特殊防御力:26 編集 フォルスヘッド 頭装備 ~44.0 1 蜥蜴の鱗(2)飛竜の鱗(2)象毛糸(1) 購:販:1098 頭/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革兜 物理防御力:64特殊防御力:30 編集 シーラヘッド 頭装備 ~52.0 1 飛竜の鱗(4)象毛糸(1) 購:販:1237 頭/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革兜 物理防御力:74特殊防御力:34 編集 イグニスヘッド 頭装備 ~35.0 1 蜥蜴の鱗(2)ラケルダの鱗(2)獅子毛糸(1) 購:販:1011 頭/Lv33/全種♂♀/テイマーあらゆる熱さに耐えることが可能になる特殊な革兜 物理防御力:54特殊防御力:48最大HP:+25火耐性:+10水耐性:-10 編集 画像 レシピ名(胴装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービージャケット 胴装備 ~5.0 1 鼠のなめし革(5)鼠毛糸(3) 購:75販:4 胴/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革鎧 物理防御力:20特殊防御力:8 編集 トレーニングジャケット 胴装備 ~11.0 1 羊のなめし革(5)羊毛糸(3) 購:1820販:91 胴/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革鎧 物理防御力:36特殊防御力:14 編集 マーシャルジャケット 胴装備 ~18.0 1 鹿のなめし革(5)鹿毛糸(3) 購:9410販:236 胴/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革鎧 物理防御力:54特殊防御力:20 編集 シャッスジャケット 胴装備 ~24.0 1 豹のなめし革(5)豹毛糸(3) 購:29690販:495 胴/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革鎧 物理防御力:66特殊防御力:30 編集 カーサジャケット 胴装備 ~31.0 1 虎のなめし革(5)虎毛糸(3) 購:58190販:970 胴/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革鎧 物理防御力:86特殊防御力:40 編集 サイドジャケット 胴装備 ~40.0 1 獅子のなめし革(5)獅子毛糸(3) 購:90920販:1137 胴/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革鎧 物理防御力:104特殊防御力:48 編集 フォルスハイド 胴装備 ~46.0 1 飛竜の鱗(5)蜥蜴の鱗(5)象毛糸(3) 購:販:1373 胴/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革鎧 物理防御力:124特殊防御力:58 編集 シーラハイド 胴装備 ~54.0 1 飛竜の鱗(10)象毛糸(3) 購:販:1547 胴/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革鎧 物理防御力:142特殊防御力:66 編集 ファアルジャーキン 胴装備 ~14.0 1 鼠毛糸(3)リーゼテスコのなめし革(5) 購:販:232 胴/Lv10/全種♂♀/ウォーリア,テイマー身に付けた者に活力が漲る特殊な革鎧 物理防御力:48特殊防御力:18DEX:+3AGI:+3攻撃命中力:+3状態異常回避力:+5 編集 バルーンジャケット 胴装備 ~15.0 1 風船羊の毛糸(2)風船羊のなめし革(1) 購:販: 胴/Lv15/全種♂♀/全職防寒性のあるとても暖かい風船羊の革鎧 物理防御力:48特殊防御力:25攻撃回避力:+5斬耐性:+20突耐性:-25打耐性:+20火耐性:-10風耐性:+25土耐性:-10水耐性:+25状態異常回避力:+5 編集 バリュジャケット 胴装備 ~32.0 1 罰の糸(3)バリュエラポスのなめし革(5) 購:販: 胴/Lv**/全種♂♀/** 47.0%難し目 編集 エラプロンコート 胴装備 ~33.0 1 上質な蜘蛛糸(3)エラプロンエラポスのなめし革(5) 購:販:1785 胴/Lv31/全種♂♀/ウィザード軽い素材で作られた軽鹿革製の革服サラサラとしている 物理防御力:52特殊防御力:96VIT:-10MND:+5攻撃命中力:+10攻撃回避力:+12斬耐性:-2突耐性:-2打耐性:-2火耐性:-2風耐性:-2土耐性:-2水耐性:-2状態異常回避力:+5移動速度:+2 編集 コル・レオニス 胴装備 ~40.0 1 ルビー(8)獅子毛糸(8)レグルスのなめし革(1) 購:販: 胴/Lv40/全種♂♀/バードレグルスの毛皮を贅沢に使ったダブレット 物理防御力:115特殊防御力:84最大HP:+10斬耐性:+5火耐性:+5水耐性:+5 編集 チェインジャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)鎖状の生地(3) 購:販: 熟練53%身の丈 編集 スケイルジャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)うろこ状の生地(3) 購:販: 熟練41.2%難しめ 編集 ラバージャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)ゴム状の生地(3) 購:販: 熟練53%身の丈 編集 インバラハイド 胴装備 ~53.0 1 ぺスタテイルの鱗(10)象毛糸(3) 購:販:2138 胴/Lv48/全種♂♀/テイマー飛竜のような強靭さが身に付く特殊な革鎧 物理防御力:138特殊防御力:64STR:+3突耐性:-10火耐性:+5風耐性:+5土耐性:+5水耐性:+5状態異常回避力:+5 編集 画像 レシピ名(両脚装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービートラウザ 両脚装備 ~4.0 1 鼠毛糸(2)鼠のなめし革(4) 購:70販:4 両脚/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の腰鎧 物理防御力:12特殊防御力:6 編集 ニュービースコート 両脚装備 ~4.0 1 鼠毛糸(1)ポルトゥーン綿糸(1)ポルトゥーン綿布(1)鼠のなめし革(3) 購:70販:4 両脚/Lv1/人間♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の女性用腰鎧 物理防御力:12特殊防御力:6 編集 トレーニングトラウザ 両脚装備 ~10.0 1 羊毛糸(2)羊のなめし革(4) 購:1620販:81 両脚/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の腰鎧 物理防御力:24特殊防御力:10 編集 マーシャルトラウザ 両脚装備 ~17.0 1 鹿毛糸(2)鹿のなめし革(4) 購:8655販:217 両脚/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の腰鎧 物理防御力:36特殊防御力:14 編集 シャッスケックス 両脚装備 ~23.0 1 豹毛糸(2)豹のなめし革(4) 購:27315販:456 両脚/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の腰鎧 物理防御力:44特殊防御力:22 編集 シャッスファルダ 両脚装備 ~23.0 1 豹毛糸(1)トリネイ麻糸(1)トリネイ麻布(1)豹のなめし革(3) 購:27315販:456 両脚/Lv20/人間♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の女性用腰鎧 物理防御力:44特殊防御力:22 編集 カーサケックス 両脚装備 ~31.0 1 虎毛糸(2)虎のなめし革(4) 購:53535販:893 両脚/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の腰鎧 物理防御力:58特殊防御力:28 編集 カーサファルダ 両脚装備 ~31.0 1 虎毛糸(1)イシリア麻糸(1)イシリア麻布(1)虎のなめし革(3) 購:53535販:893 両脚/Lv28/全種♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の女性用腰鎧 物理防御力:58特殊防御力:28 編集 サイドケックス 両脚装備 ~39.0 1 獅子毛糸(2)獅子のなめし革(4) 購:83645販:1046 両脚/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の腰鎧 物理防御力:72特殊防御力:34 編集 サイドファルダ 両脚装備 ~39.0 1 獅子毛糸(1)ガンドゥルフ麻糸(1)ガンドゥルフ麻布(1)獅子のなめし革(3) 購:83645販:1046 両脚/Lv35/全種♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の女性用腰鎧 物理防御力:72特殊防御力:34 編集 フォルスフープ 両脚装備 ~45.0 1 蜥蜴の鱗(4)飛竜の鱗(4)象毛糸(2) 購:販:1263 両脚/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の腰鎧 物理防御力:86特殊防御力:40 編集 シーラフープ 両脚装備 ~53.0 1 飛竜の鱗(8)象毛糸(2) 購:販:1423 両脚/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の腰鎧 物理防御力:98特殊防御力:46 編集 画像 レシピ名(両手装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービーグローブ 両手装備 ~2.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(1) 購:55販:3 両手/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革手袋 物理防御力:6特殊防御力:2 編集 トレーニンググローブ 両手装備 ~8.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(1) 購:1310販:66 両手/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革手袋 物理防御力:14特殊防御力:6 編集 マーシャルグローブ 両手装備 ~15.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(1) 購:6770販:170 両手/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革手袋 物理防御力:20特殊防御力:8 編集 シャッスリスト 両手装備 ~21.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(1) 購:21375販:357 両手/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革手袋 物理防御力:24特殊防御力:12 編集 カーサリスト 両手装備 ~28.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(1) 購:41895販:699 両手/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革手袋 物理防御力:32特殊防御力:16 編集 サイドリスト 両手装備 ~37.0 1 獅子毛糸(1)獅子なめし革(1) 購:65460販:819 両手/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革手袋 物理防御力:40特殊防御力:20 編集 フォルスクロウ 両手装備 ~43.0 1 蜥蜴の鱗(1)飛竜の鱗(1)象毛糸(1) 購:販:989 両手/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革手袋 物理防御力:48特殊防御力:22 編集 シーラクロウ 両手装備 ~51.0 1 飛竜の鱗(2)象毛糸(1) 購:販:1114 両手/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革手袋 物理防御力:54特殊防御力:26 編集 レグヌムフィスト 両手装備 ~33.0 1 獅子毛糸(1)ヴィーゼレオンのなめし革(1) 購:販:752 両手/Lv30/全種♂♀/ウォーリア,テイマー手に馴染み精度の高い行動を可能にする特殊な革手袋 物理防御力:34特殊防御力:18最大HP:+15攻撃命中力:+5攻撃回避力:+5 編集 アルクトスケイル 両手装備 ~35.0 1 上質な熊毛糸(1)バリュアルクトスのなめし革(1) 購:販:1121 両手/Lv36/全種♂♀/バード動物の毛皮を使用して作られた重熊革製の革手袋 物理防御力:39特殊防御力:44最大AP:+10DEX:+2火耐性:+2風耐性:+2土耐性:+2水耐性:+2 編集 画像 レシピ名(両足装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービーブーツ 両足装備 ~2.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(3) 購:60販:3 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の靴 物理防御力:6特殊防御力:2 編集 トレーニングブーツ 両足装備 ~8.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(3) 購:1380販:69 両足/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の靴 物理防御力:14特殊防御力:6 編集 マーシャルブーツ 両足装備 ~15.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(3) 購:7150販:179 両足/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の靴 物理防御力:20特殊防御力:8 編集 シャッスゲマッシュ 両足装備 ~21.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(3) 購:22565販:377 両足/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の靴 物理防御力:24特殊防御力:12 編集 カーサゲマッシュ 両足装備 ~28.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(3) 購:44225販:738 両足/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の靴 物理防御力:32特殊防御力:16 編集 サイドゲマッシュ 両足装備 ~37.0 1 獅子毛糸(1)獅子のなめし革(3) 購:69100販:864 両足/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の靴 物理防御力:40特殊防御力:20 編集 フォルスフット 両足装備 ~43.0 1 蜥蜴の鱗(3)飛竜の鱗(3)象毛糸(1) 購:販:1043 両足/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の靴 物理防御力:48特殊防御力:22 編集 シーラフット 両足装備 ~51.0 1 飛竜の鱗(6)象毛糸(1) 購:販:1176 両足/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の靴 物理防御力:54特殊防御力:26 編集 バルリオカリガ 両足装備 ~25.0 1 狼毛糸(1)レルムヴォルフのなめし革(3) 購:販:674 両足/Lv24/全種♂♀/全職身に付けた者の歩みを軽快にする特殊な履物 物理防御力:26特殊防御力:14移動速度:+45 編集 ランニングシューズ 両足装備 ~36.0 1 上質な獅子毛糸(1)豹の上質ななめし革(3)ラバーソール(1) 購:販: 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア走ることを追求した靴ゆえに、防御力は無いに等しい 物理防御力:2特殊防御力:2AGI:+1攻撃回避力:+1移動速度:+7526,0難し目37身の丈ラバーソールは背徳クエで入手(激レア) 編集 リベルタフット 両足装備 ~39.0 1 蜥蜴の鱗(3)ストレイフリーゲンの鱗(3)象毛糸(1) 購:販:1273 両足/Lv38/全種♂♀/テイマー体が軽くなり軽快な動きを可能にする特殊な靴 物理防御力:46特殊防御力:42AGI:+3攻撃回避力:+5風耐性:+5 編集 アルトランニングシューズ 両足装備 ~50.0 1 ランニングシューズ(1)メタルアントジュース(1)ラバーソール(1) 購:販: 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア走ることを追求した靴の進化版防御力は無いに等しいが恐ろしく速い 物理防御力:3特殊防御力:3AGI:+2攻撃回避力:+2突耐性:-10打耐性:+30移動速度:+100 編集 画像 レシピ名(アクセサリー首) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 オウィスゴルゲット 首装備 ~3.0 1 ポルトゥーン綿糸(2)羊のなめし革(1) 購:販:18 首/Lv3/全種♂♀/全職首回りを保護する薄革の首鎧 物理防御力:2 編集 カペルゴルゲット 首装備 ~7.0 1 アネフタス綿糸(2)山羊のなめし革(1) 購:販:97 首/Lv7/全種♂♀/全職防寒性を高めた暖かい首鎧 物理防御力:3水耐性:+3 編集 ヒルシュゴルゲット 首装備 ~11.0 1 モーネリア綿糸(2)鹿のなめし革(1) 購:4795販:120 首/Lv11/全種♂♀/全職機能性と防御性を兼ね備えた首鎧 物理防御力:4AGI:+1攻撃回避力:+3 編集 ルプスゴルゲット 首装備 ~15.0 1 イストニア綿糸(2)狼のなめし革(1) 購:販:223 首/Lv15/全種♂♀/全職独特な肌触りと臭味がある野性的な首鎧 物理防御力:6火耐性:+4 編集 ドゥルソゴルゲット 首装備 ~22.0 1 イストニア綿糸(2)牛のなめし革(1) 購:19170販:320 首/Lv22/全種♂♀/全職柔軟で強靭な革を使用した実戦的な首鎧 物理防御力:8風耐性:+3土耐性:+3 編集 シオンゴルゲット 首装備 ~27.0 1 イシリア麻糸(2)虎のなめし革(1) 購:28875販:482 首/Lv27/全種♂♀/全職独特な臭いを発し、嗅いだものの攻撃意欲を高める首鎧 物理防御力:10STR:+2 編集 ウルラゴルゲット 首装備 ~36.0 1 ガンドゥルフ麻糸(2)梟熊のなめし革(1) 購:51335販:642 首/Lv36/全種♂♀/全職強靭だが非常に軽く動きやすい革を使用した首鎧 物理防御力:12AGI:+2攻撃回避:+5 編集 ナミルゴルゲット 首装備 ~40.0 1 オルディア麻糸(2)豹のなめし革(1) 購:販:634 首/Lv40/全種♂♀/全職身に付けることで体が非常に軽くなる不思議な首鎧 物理防御力:14AGI:+2攻撃回避力:+8(+物理防御、特殊防御、AGI、攻撃回避力) 編集 ティーグルゴルゲット 首装備 ~43.0 1 マグラール麻糸(2)虎のなめし革(1) 購:販:733 首/Lv43/全種♂♀/全職周囲の殺気を感知する感覚が鋭くなる野性的な首鎧 物理防御力:16クリティカル率:+3 編集 レーヴェゴルゲット 首装備 ~46.0 1 ブルクラント綿糸(2)獅子のなめし革(1) 購:販:839 首/Lv46/全種♂♀/全職独特な臭いが周囲にいる者を畏怖させる王者の首鎧 物理防御力:18攻撃命中力:+7 編集 スローンゴルゲット 首装備 ~50.0 1 ルプトリア綿糸(2)象のなめし革(1) 購:販:826 首/Lv50/全種♂♀/全職身に付けると体中に力が溢れ出てくる厚革の首鎧 物理防御:20最大HP:+35 編集 ファートゴルゲット 首装備 ~45.0 1 バシアンボラールの鱗(2)象毛糸(2) 購:販:1003 首/Lv45/全種♂♀/全職どのような環境でも性能を失わない特殊な首鎧 物理防御力:16火耐性:+5風耐性:+5土耐性:+5水耐性:+5 編集 画像 レシピ名(アクセサリー指) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ミュースリング 指装備 ~2.0 1 鼠の牙(1)鼠毛糸(1)鼠のなめし革(1) 購:販:7 指/Lv2/全種♂♀/全職軽い革で作られた普通の指輪 攻撃回避力:+1 編集 オウィスリング 指装備 ~5.0 1 大きな棒状の骨(1)羊毛糸(1)羊のなめし革(1) 購:販:42 指/Lv5/全種♂♀/全職柔軟な革で作られた革製の指輪 攻撃命中力:+2 編集 ルプスリング 指装備 ~19.0 1 狼の牙(1)狼毛糸(1)狼のなめし革(1) 購:12100販:303 指/Lv19/全種♂♀/全職独特な肌触りのする革で作られた革製の指輪 攻撃回避力:+2 編集 シオンリング 指装備 ~28.0 1 熊の爪(1)熊毛糸(1)熊のなめし革(1) 購:26280販:438 指/Lv28/全種♂♀/全職独特な臭いを発する革製の指輪 物理攻撃力:12 編集 レーヴェリング 指装備 ~34.0 1 獅子の爪(1)獅子毛糸(1)獅子のなめし革(1) 購:38745販:485 指/Lv34/全種♂♀/全職柔軟かつ強靭な革で作られた革製の指輪 物理攻撃力:16 編集 スローンリング 指装備 ~43.0 1 象の牙(1)象毛糸(1)象のなめし革(1) 購:販:620 指/Lv43/全種♂♀/全職非常に厚手の革から作られた革製の指輪 最大HP:+25 編集 ハルブリング 指装備 ~48.0 1 上質な狼毛糸(1)アレスディウブのなめし革(1) 購:販:966 指/Lv48/全種♂♀/全職鬼神のような腕力を得ることができる特殊な指輪 物理攻撃力:35STR:+3 編集 画像 レシピ名(マント) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ヒルシュマント 背装備 ~10.0 1 モーネリア綿糸(4)鹿のなめし革(2) 購:販:131 背/Lv11/全種♂♀/全職柔軟で非常に動きやすい戦闘用の外衣 物理防御力 4攻撃回避力:+3 編集 ドゥルソマント 背装備 ~29.0 1 イシリア麻糸(4)牛のなめし革(2) 購:販:487 背/Lv30/全種♂♀/全職丈夫な牛革で耐久性を強化した重めの外衣 物理防御力 24最大HP +30VIT:+3攻撃回避力:-5 編集 スローンマント 背装備 ~42.0 1 ブルクラント綿糸(4)象のなめし革(2) 購:販:800 背/Lv43/全種♂♀/全職強靭だが重量のある象革を使用した扱いには技術を要する外衣 物理防御力:34最大HP:+80VIT:+5攻撃回避力:-10 編集 カビールマント 背装備 ~19.0 1 イストニア綿糸(4)グランルーポのなめし革(2) 購:販:361 背/Lv20/全種♂♀/全職非常に軽く負担を一切感じさせない特殊な外衣 物理防御力:18攻撃回避力:+3状態異常回避力:+3 編集 画像 レシピ名(ベルト) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ミュースベルト 腰装備 ~1.0 1 ブロンズチップ(1)鼠のなめし革(1) 購:販:2 腰/Lv1/全種♂♀/全職軽い革で作られた庶民的な腰帯 物理防御力:1攻撃命中力:+1 編集 カペルベルト 腰装備 ~6.0 1 ブロンズチップ(1)山羊のなめし革(1) 購:販:70 腰/Lv6/全種♂♀/全職柔軟性が高く多くの冒険者が使用している腰帯 物理防御力:2クリティカル率:+2 編集 ヒルシュベルト 腰装備 ~13.0 1 ブラスチップ(1)鹿のなめし革(1) 購:6490販:163 腰/Lv13/全種♂♀/全職腰周りが軽く、機能面も充実した腰帯 物理防御力:3攻撃回避力:+2 編集 ルプスベルト 腰装備 ~17.0 1 ブラスチップ(1)狼のなめし革(1) 購:販:278 腰/Lv17/全種♂♀/全職丈夫で軽いが独特な臭いを持つ革を使用した腰帯 物理防御力:4攻撃回避力:+3 編集 ドゥルソベルト 腰装備 ~21.0 1 アイアンチップ(1)牛のなめし革(1) 購:16930販:283 腰/Lv21/全種♂♀/全職強靭な革を使用した身に付けやすい腰帯 物理防御力:5STR:+1VIT:+1 編集 シオンベルト 腰装備 ~25.0 1 アイアンチップ(1)熊のなめし革(1) 購:24000販:400 腰/Lv25/全種♂♀/全職独特な臭いを発し、興奮作用をもたらす野性的な腰帯 物理攻撃力:28物理防御力:6攻撃命中力:-3 編集 ウルラベルト 腰装備 ~32.0 1 スチールチップ(1)梟熊のなめし革(1) 購:販:492 腰/Lv32/全種♂♀/全職強靭だが非常に動きやすく作られている腰帯 物理防御力:7AGI:+1攻撃回避力:+4 編集 ナミルベルト 腰装備 ~39.0 1 シルバーチップ(1)豹のなめし革(1) 購:58395販:649 腰/Lv39/全種♂♀/全職軽快な動きをすることが可能になる腰帯 物理防御力:8VIT:-2AGI:+3攻撃回避力:+5 編集 ティーグルベルト 腰装備 ~43.0 1 シルバーチップ(1)虎のなめし革(1) 購:販:710 腰/Lv43/全種♂♀/全職周囲の殺気を感じると、革が伸縮し装備者に知らせる特殊な腰帯 物理防御:9DEX:+2攻撃命中力:+5 編集 レーヴェベルト 腰装備 ~49.0 1 ゴールドチップ(1)獅子のなめし革(1) 購:販:922 腰/Lv49/全種♂♀/全職身に付けると揺るぎない自信が得られる王者の腰帯 物理防御力:10攻撃命中率:+7クリティカル率:+3 編集 フリッカーバンド 腰装備 ~23.0 1 オークレザーフォールド(3)硬化しきった革(1) 購:販:1111 腰/Lv24/全種♂♀/全職身に着けた者の実体がゆらぎ霧散すると伝えられる腰帯 攻撃回避力:+3風耐性:+15水耐性:+15状態異常回避力:+3 編集 キュオーンケルコス 腰装備 ~58.0 1 ゴールドチップ(1)オルトロスの蛇革(1) 購:販:420 腰/Lv40/全種♂♀/全職オルトロスの大尻尾から作られた蛇革の美しい腰帯 物理防御力:6STR:-3DEX:-2AGI:+5INT:-2MND:-2攻撃回避力:+5火耐性:+3状態異常回避力:+2移動速度:+1 編集 変身ベルト・レッド 特殊道具 ~60.0 1 カペルベルト(1)レッドの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 編集 変身ベルト・ブルー 特殊道具 ~60.0 1 ヒルシュベルト(1)ブルーの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 編集 変身ベルト・グリーン 特殊道具 ~60.0 1 ルプスベルト(1)グリーンの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 49.0難しめ 編集 画像 レシピ名(グリップ) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ファーストグリップ グリップ ~ 1 ポルトゥーン綿糸(3)梟熊のなめし革(1) 購:4250販:36 グリップ/Lv10/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー両手武器の滑りを抑える一般的な革製のグリップ 物理攻撃力:38 編集 サバトグリップ グリップ ~ 1 モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2) 購:販:94 グリップ/Lv15/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー悪しき力から身を守る為に呪いをかけた革製のグリップ 状態異常回避力:+2 編集 ルクスグリップ グリップ ~ 1 トリネイ麻糸(2)豹のなめし革(2) 購:販:105 グリップ/Lv15/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー重い武器を扱っている時でも隙がない動きを実現させる革製のグリップ 攻撃回避力:+2 編集 ディスプレイグリップ グリップ ~ 1 アネフタス綿糸(2)熊のなめし革(2) 購:16800販:140 グリップ/Lv20/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー扱いやすさを一番に考え作られた革製のグリップ 物理攻撃力:60 編集 フォースグリップ グリップ ~ 1 オルディア麻糸(1)獅子のなめし革(3) 購:販:105 グリップ/Lv25/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー衝撃的な攻撃力を与えるとされる革製のグリップ クリティカル率:+2 編集 エスプリグリップ グリップ ~30.0 1 イシリア麻布(2)鼠の上質ななめし革(3) 購:22500販:188 グリップ/Lv30/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー魔術師が好んで使う革製のグリップ 特殊攻撃力:76 編集 マジックグリップ グリップ ~28.0 1 モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2)山羊の上質ななめし革(1) 購:販:219 グリップ/Lv30/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー悪しき力から身を守る為に魔力を込めた革製のグリップ 状態異常回避力:+3 編集 ジャグワールグリップ グリップ ~28.0 1 ブルクラント綿布(1)虎のなめし革(2) 購:販:246 グリップ/Lv35/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー集中力を高め堅実に攻撃を当てることができる革製のグリップ 攻撃命中力:+3 編集 ストロンググリップ グリップ ~40.0 1 ポルトゥーン綿糸(3)梟熊のなめし革(1)上質な梟熊のなめし革(2) 購:販:282 グリップ/Lv40/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー力を求める者が好んで使う革製のグリップ 物理攻撃力:100 編集 インテンショングリップ グリップ ~30.0 1 ポルトゥーン綿糸(1)ニーズへッグの革(2) 購:販: 編集 フォーカルグリップ グリップ ~40.0 1 常闇の銀糸(1)インテンショングリップ(1)ニーズへッグの革(1) 購:販: 編集 画像 レシピ名(家具) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ランバウバスケット 家具 ~20.0 1 樹人の樹皮(4) 購:販:125 農作物などを運ぶ際に使用される籠屋内外両用調度品のひとつ 鍛練素材:樹人の樹皮土耐性:0.23有効設置最大数:15超過設置減衰率:20% 編集 購:販: 編集 コメント 過去のコメントはコチラ サバトグリップ:モーネリア綿布*2、山羊のなめし革*2 身の丈15% - 名無しさん 2011-09-14 20 09 07 ↑反映しました - 名無しさん 2011-09-21 06 28 57 ジャグワールグリップ:ブルグラント綿布(1)虎のなめし革(2) - 名無しさん 2011-09-30 18 51 17 マジックグリップ:モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2)山羊の上質ななめし革(1) 26.0身の丈 - 名無しさん 2011-10-07 13 58 02 エスプリグリップ:イシリア麻布(2)鼠の上質ななめし革(3) 30.6身の丈 - 名無しさん 2011-10-10 20 50 10 チェインジャケット:メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)鎖状の生地(3) 39.3難しめ - 名無しさん 2011-10-14 11 08 44 ↑ごめんなさい 既出でした - 名無しさん 2011-10-14 11 10 08 ドゥルソマント 熟練度29%までの模様 - 名無しさん 2012-01-06 22 44 38 ディスプレイグリップ 8.0%身の丈 上昇確認 - 名無しさん 2014-01-17 17 30 09 サバトグリップ 11.0%身の丈 上昇確認 - 名無しさん 2014-01-20 20 56 41 名前
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2327.html
あ、ありのまま今起こったことを説明するぜ! お、俺達はラ・ロシェールから予定通り出港したと思ったら海賊に襲われたがそいつらは王党派で、すんなり王党派の最後の拠点であるニューカッスル城についちまった。 な、何を言っているかわからないと思うが俺にも何が起こったのかわからなかった… 孔明の罠とか既に条件はクリアされたとかそんなチャチなもんじゃねー。 もっと恐ろしいコネの恐ろしさを味わったぜ! 「…ポルナレフさん」 「なんだよ…」 背中にかけられたため息交じりの声に、俺は肩越しに視線をやった。 俺の寝床でもあるソファに深く腰掛けた黒髪の成金野郎が太ももがグンパツのお姉さんと胸がありえないエルフの美少女を左右に侍らせているのが目に入り、俺の目はごく自然に細くなった。 船員達への指示を終え、部屋に戻ってくるなり亀の中に引きこもりにきたジョルノだ。 一瞬、『DIO』の野郎と重なった印象を俺は振り払う。 そうすると髪を染めたその顔立ちは、俺と共に旅した戦友の一人、空条承太郎と…いや、あるいはその祖父ジョセフ・ジョースターとよく似ているのかもしれねぇが。 「何の為に王党派と貴族派の両方に顔の利く元アルビオン空軍高級仕官の方々をわざわざ船員に選んだと思ってたんです? 単に海賊対策なら、もう少し安くつきます」 「今は話しかけるんじゃねぇ。この庶民の敵が!」 俺は思わず怒鳴りつけていた。 この船自体コイツが用意したものだから我ながら酷い言い草だとは思わなくもない。 だが金と金で購入した権力を使い揃えた亡命アルビオン貴族達を使いあっさり到着って… 「テメェッ! かなり危険な任務じゃあなかったのかよッ!!」 「やれやれ…」 俺の叫びには亀の中にいる皆も同じ気持ちらしく、新参のミキタカはおろかテファまでが少し怒ったような目でジョルノを見る。 特にマチルダ姉さんの形相と言ったら、俺に体があったら逃げてるね、って勢いだぜ。 だが冷たい視線を受け止めたジョルノの表情は驚くほど爽やかで、照明の科学的な光を真っ黒に染まった艶やかな髪で反射させていた。 俺の中から、少しだけだが、怒りが薄まる。読んでいた本を軽い音をさせて閉じて、一瞬だけテファに一瞥を送ったのを俺は見逃さなかった。 「ルイズのことも頼まれていますし、アンタ達を泥沼の内乱状態の所に行かせるとわけがないでしょう」 「本物の海賊の時はどうする気だったんだい?」 最初俺と同じく不満そうな顔をしていたのに、今はもうどうでも良さそうな顔をして寛いでいたマチルダ姉さんが、ジョルノに尋ねた。 毛繕いをするペットショップ以外はどう答えるのか気になり、ジョルノの返事をじっと待つ。 ジョルノは一瞬呆れたような顔を見せた。 「…パッショーネと関係がある船を襲う程間抜けじゃあありませんよ」 チッと俺は舌打ちをして冷蔵庫に入れていたワインを取り出す。 マジシャンズレッドの手刀でワインのコルク栓のちょっぴり下を切らせた。 トリスティン産の、名前は忘れちまったが結構有名な産地のワイン…つまり結構値が張るらしいんだが、今だけは知ったこっちゃねぇと水代わりに飲み干す。 ったく…貴族派の囲いを突破し、戦火の中を潜り抜け、一人に二人と犠牲さえ払って泥だらけになってここに来ることになるかと思ったが、そんなことはなかったぜ! 悪態をつくポルナレフから視線をはずしたジョルノは再び本を読むふりをしながら 「ジョナサン。これはなんて読むんです?」 考えごとを始める前にミキタカが開いたページを見せに割り込んできた。 学生らしく勉強中のミキタカは簡単な本を読んでいるようだが…ジョルノはミキタカが指差して示す一文を見て答える。 「直訳は〝皿の上のミルクをこぼしてしまった〟〝です。慣用表現ですから〝取り返しのつかないことをしてしまった〟という意味になります」 「おお! つまりは"耳にたこができる"だとか"ここのストロベリー&チョコチップアイスを舐めながら登校するのは嫌いな月曜の朝の唯一の心の慰めなのによぉ~"と一緒ですね!」 「…二つ目はどう考えても月曜の学生が大げさなこと言ってるだけでしょう」 どーでもよさそうに、あるいは、出来るだけ関わらないようにしているとも受け取られかねない素っ気ない口調で返す。 だがジョルノの隣でハツカネズミをなぜていたテファは興味をひかれたらしい。 ソファの後ろに立つミキタカに振り向いた。 「ストロベリー&チョコチップアイス? それっておいしいの?」 「はい億康さんと丈助さんとよく買ったものです……舐めたいですか?」 懐かしむように言うミキタカに丈助と憶康って誰だよとワインの瓶に口をつけたままポルナレフは目で尋ねていたが、そちらは無視らしい。 ミキタカはテファに尋ねた。 「え?」 「ねぇ? なめたいんですか?」 戸惑うテファをのぞき込むようにしてミキタカはもう一度言う。 顔を近づけられたテファは、腰掛けたソファの空いたスペースの上に仰け反って逃れていく。 一緒に重力を無視して持ち上がっていく胸を見ていたポルナレフは少し前かがみになった。 それは鬼の形相となったマチルダが一瞬で距離を詰め、肘を眉間に叩き込むのに実にいい位置だった。 鈍い音だけがあがる…悲鳴も上げずに崩れ落ちたポルナレフの持っていた酒瓶を、中身が零れる前にマチルダは奪い取った。 そのまま残りを飲み干す豪快さに乾いた笑いを浮かべてから、テファはミキタカに返事をした。 「…う、うん。でも二人の故郷の話だし」 「そうですか!ちょうど2本持ってました……面倒を見てくれるせめてものお礼としてお受け取りください」 ジョルノ達の体が一瞬硬直した。 ミキタカが(そもそもそれをどこから持ってきたのか不思議だったが)いつの間にか抱え込んでいた薄っぺらい鞄の中からストロベリー&チョコチップアイスを2つ取り出していた。 上にストロベリー、下にチョコチップを見事に二段重ねたアイスがテファに差し出される。 「ちょっと待て。なんかそれおかしかったぞ!?」 間髪入れずカーペットの上に転がっていたポルナレフが突っ込みを入れるが、テファはそんな反応こそ妙だとでも言わんばかりに首を傾げてアイスを受け取った。 彼女にとっては、亀の中にはいれるのだから今更鞄から冷えたアイスが出てこようがさほど驚くことではないらしい。 「つ、冷たい…」 「上がストロベリー、下がチョコチップです」 「そうなの? …いただきます」 ひんやりしたアイスを袋から取り出し、ジョルノとマチルダの顔色を伺ってから口をつける。 「おいしい! とっても甘くて、ストロベリーって苺のことなのね! チョコチップは…不思議な味ね。初めてだけど、とてもおいしいわ!」 「そういえば、余りこちらでは見かけませんね…」 ポルナレフはそれを聞いて物欲しそうにミキタカを見る。 ジョルノは、新しいビジネスチャンスかもしれないと思案顔になっていく、ミキタカはポルナレフの視線になど気付いていない様子でもう一本を自分で食べ始めた。 挑発と受け取ったポルナレフが、マジシャンズレッドでアイスを奪いさる。 「ジョルノも欲しい?」 「え?」 だが今度はテファに呼ばれ、顔の前に食べ差しのストロベリー&チョコチップアイスが差し出される。 甘いものはジョルノも嫌いじゃあない。特にチョコは好物だったが、ジョルノは首を横に振る。 その時の視線の動きを見て、テファは歯形のついたチョコチップアイスとジョルノの横顔を交互に見た。 その後ワルドから、結婚相談を受けていたようだが、その手の相談はエレオノールとバーガンディの件だけで辟易したジョルノはさっさと逃げたので知らない。 ジョルノは片手でミキタカを払いのけながらアイスに齧り付く三十路のフランス人に一瞥を送った。 詳しくはジョルノも尋ねていない。 尋ねられた時、ポルナレフはソファをマチルダに占領され、床にクッションを持ってきて座っていた。 壁を背にし、立てた片膝で頬杖をついたポルナレフは不愉快そうに言った。 「お前の言いたいことはわかる。疑ってるんだからな。お前が言うんだからある程度確証もあるんだろうさ。だが…これは関係ない話だろう? 奴はただのロリコンさ」 「…いいのかいそれは?」 問題はその後、出立前になって街で騒いでいた傭兵達が襲撃をかけようとしていたことだ。 街の宿を経営する組織の人間から通報された情報によってそれは未然に防がれ、全員ペットショップの氷で串刺しになってもらった。 氷の塊でグチャッっとなった者達もいたようだが、『逆に始末されるかもしれない覚悟』を決めていたものと見ているジョルノは特に気にしていなかった。 やはり内通者がいる。雇ったのは白い仮面の男。 マチルダを助けに向かった時に現れ、手合わせしたラルカスもスクエアクラスと断言した者に違いないだろう。 アイスを食べてご満悦の仲間達を置いて、ジョルノはソファから立ち上がった。 この後は、海賊船を装い船を襲って物資を得ようとするまでに落ちぶれた王党派の船の船長と会う予定だった。 「じゃあ僕はルイズ達と一緒に海賊船の船長に会ってきます」 「お、ああ。この亀を持っていってくれよ」 「はい」 「私も行っていいですか? 海賊船の船長がどんな人か興味があるんです」 ついてこようと自分からアイスを取り上げたポルナレフから放れるミキタカにジョルノは拒否する態度を見せようとする。 だがその前に、ミキタカの体がバラバラに解けた。 驚く皆の前で細い繊維へと姿を変えてジョルノの足に纏わりついていく…いつでもスタンドを繰り出せるようにするジョルノの靴に、ミキタカは完全に覆いかぶさった。 ジョルノが触って見ると、確かに靴の…牛革の感触がした。 「これなら大丈夫でしょう?」 「こんな能力があったんですか?」 「はい。私は大抵の物に変身できます」 騙されたような感じがして不満そうな顔をしたポルナレフが残りのアイスとコーンを口の中で租借しながら言う。 びっくりしているテファの手に、溶けたアイスがちょっぴり垂れた。 「食えない野郎だな…「食えない?? そんなことはありませんよ。今、手の一部をアイスクリームにもしましたよね」 「「「え?」」」 革靴になったミキタカのどの部分に当たるのかはわからないが、靴紐の部分が変形し、先ほどテファ達に渡されたアイスクリームへと変化する。 ひんやりしてて、甘くておいしそうなストロベリー&チョコチップだった…テファの手からアイスが落ち、床が汚れるのを嫌ったポルナレフが慌てて手で受け止める。 「でも『複雑な機械』や自分以上の『力』の出るものにはなれません…後人の顔に化けるのも無理ですね。私宇宙人だから人の顔って皆同じに見えるんです」 「…行ってきますね」 付き合いきれないと言いたげな顔でジョルノは亀から飛び出す。 すぐには部屋を出ずにジョルノは鏡の前に立つ。 ギャングスターになった頃に作ったスーツの一着を着た自分の姿を確認し、ボタンの位置を少し直してから床に転がっている亀を持ち上げ歩き出す。 外には既に準備を終えたルイズとワルドが立っていた。 二人は部屋からやっと出てきたジョルノを促し、先を歩いていく。 狭い通路を抜け、甲板に出ると船員と船を襲った海賊が和気藹々と言葉を交わしていた。 突風が吹きすさぶ中をよく、と風に流れる髪を押さえたルイズが小さな声でぼやいた。 行き来出来るほどの距離に二つの船を近づけ、船は雲の中を進んでいた。 彼らの腕に感心しながら三人は向かいの船へと乗り移る。 髪の毛はすっかり刈られてしまったので流れはしない。 そう、ほんの少しだけ気を抜いていたワルドの帽子が、その時風に吹かれて飛ばされていった。 泣きそうな顔のワルドに困ったように笑うルイズの後にジョルノは続いていく。 三人は海賊の格好をした貴族に連れられ船長室へと案内された。 客を待っていたのは、凛々しい金髪の若者であった。 変装道具の眼帯や髭などが机に置かれているのが目に入る。 海賊の服を着たまま、彼は威風堂々名乗った。 「私はアルビオン王立空軍大将、本国艦隊司令長官……、本国艦隊といっても、すでに本艦『イーグル』号しか存在しない、無力な艦隊だがね。 まあ、その肩書きよりこちらのほうが通りがいいだろう。アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ」 ルイズは口をあんぐりと開けた。 まさかこうも簡単に目的である皇太子と出会えるとは思わなかったからか。 その表情はアンリエッタが愛する男が海賊の真似をしていることに唖然としているようでもあった。 ワルドは興味深そうに、皇太子を見つめており、ジョルノは普段と変わらぬ様子だった。 ウェールズは、にっこりと魅力的な笑みを浮かべると、ルイズたちに席を勧めた。 「アルビオン王国へようこそ。大使殿。さて、御用の向きをうかがおうか」 そう言われて、呆けていたルイズは目的を告げようとしたが、すぐには言葉にはならなかった。 それをどう取ったのかウェールズは悪戯っぽく笑った。 「その顔は、どうして空賊風情に身をやつしているのだ? といった顔だね。いや、金持ちの反乱軍には続々と補給物資が送り込まれる。 敵の補給路を絶つのは戦の基本。しかしながら、堂々と王軍の軍艦旗を掲げたのでは、あっという間に反乱軍のフネに囲まれてしまう。まあ、空賊を装うのも、いたしかたない」 「アンリエッタ姫殿下より、密書を言付かって参りました」 緊張して言葉が出ないルイズに代わり、ワルドが、優雅に頭を下げて言った。 「ふむ、姫殿下とな。きみは?」 「トリステイン王国魔法衛士隊、グリフォン隊隊長、ワルド子爵」 それからワルドは、ルイズたちをウェールズに紹介した。 「そしてこちらが姫殿下より大使の大任をおおせつかったラ・ヴァリエール嬢と協力者のジョナサン・フォン・ネアポリス伯爵です」 「なるほど! 君のように立派な貴族が、私の親衛隊にあと十人ばかりいたら、このような惨めな今日を迎えることもなかったろうに! して、その密書とやらは?」 ルイズが慌てて、胸のポケットからアンリエッタの手紙を取り出した。 恭しくウェールズに近づいたが、途中で立ち止まる。それから、ちょっと躊躇うように、口を開いた。 「あ、あの……」 「なんだね?」 「その、失礼ですが、ほんとに皇太子さま?」 ウェールズは笑った。 ワルドも突然の失礼な言葉に驚いたが、逆にルイズらしいと笑い出す。 「まあ、こんな形だ、無理もない。僕はウェールズだよ。正真正銘の皇太子さ。なんなら証拠をお見せしよう」 ウェールズは、ルイズの指に光る、水のルビーを見つめて言った。 彼は自分の薬指に光る指輪を外すと、ルイズの手を取り、水のルビーに近づける。 二つの宝石は、共鳴しあい、虹色の光を振りまいた。 「この指輪は、アルビオン王家に伝わる、風のルビーだ。きみが嵌めているのは、アンリエッタが嵌めていた、水のルビーだ。そうだね?」 二つの宝石が生み出す虹に見とれていたルイズは恥かしげに少し頬を染めて頷いた。 「水と風は、虹を作る。王家の間にかかる虹さ」 「大変、失礼をばいたしました」 ルイズは一礼して、手紙をウェールズに手渡す。 ウェールズは、愛しそうにその手紙を見つめると、花押に接吻した。 それから、慎重に封を開き、中の便箋を取り出して読み始めた。 真剣な顔で、手紙を読んでいたが、ウェールズはそのうちに顔を上げた。 動揺した瞳が読み終わるのを静かに待つルイズ達へと向けられた。 ルイズはその手紙を書いたアンリエッタののことを思い出して苦しげな顔をする。 それだけでウェールズには衝撃的だったこの手紙に書かれた内容、既に苦境にある彼を苦しめる知らせが真実味を増した。 「姫は結婚するのか? あの、愛らしいアンリエッタが。私の可愛い……、従妹は」 ワルドは無言で頭を下げ、肯定の意を表した。再び、ウェールズは手紙に視線を落とす。 最後の一行まで読み終わるとウェールズは先ほどの動揺など微塵も感じさせぬ微笑を見せた。 「了解した。姫は、あの手紙を返して欲しいとこの私に告げている。何より大切な、姫から貰った手紙だが、姫の望みは私の望みだ。そのようにしよう」 ウェールズの様子に引き摺られ、暗く沈んでいたルイズの顔が輝く。 しかしながら、とウェールズは優雅にどこか芝居がかったような調子で言う。 「今、手元にはない。ニューカッスルの城にあるんだ。姫の手紙を、空賊船に連れてくるわけにはいかぬのでね」 そう語る皇太子は笑っていたが、「多少面倒だが、ニューカッスルまで足労願いたい」 告げた口調には微かに動揺が残されていた。 ラ・ロシェールから乗ってきた船と別れ、ジョルノ達を乗せた軍艦…『イーグル』号は、浮遊大陸アルビオンのジグザグした海岸線を、雲に隠れるようにして航海していく。 ウェールズはその間自由に船の中を歩き回る許可をルイズ達に与え、部屋で休むか甲板に出て他では滅多に経験できぬであろう雲の中を地形図を頼りに進む気分を味わうことを勧めた。 測量と魔法の明かりだけで航海するというアルビオン王立空軍の腕前に興味を惹かれたらしいワルドがルイズを連れて部屋を後にした。 ジョルノは残り、部屋の扉を閉めてからウェールズへと向き直った。 「ウェールズ殿下。折り入って貴方に話があります。人払いをお願いできますか」 皆部屋を出て行ったものと決め付け、もう一度アンリエッタからの手紙へと目を落としていたウェールズが顔を上げる。 申し出を受けるか否か、考えたウェールズは「…わかった」と応じて、部屋を出て行く。 すぐに戻ったウェールズはジョルノが先ほど閉じた扉を閉じて杖を抜いた。 洗練された優雅な動作で杖を振り、彼が唱えたのはサイレント。密談などに使用される魔法の効果はすぐさま現れた。 窓の外を流れる風の音や風に微かに軋む船体の音。船員達が各々の仕事を果たす内に自然と奏でられる様々な音が全て消えた。 「さて、話とはなんだ? まさかここで君が逆賊だったなどとは言わないでくれよ」 そう言ってウェールズは杖を仕舞う。 客に自分が先ほどまで腰掛けていた椅子を勧め、かつらや付け髭などを脇に寄せて自分は埃一つない机の上に座り込んだ。 椅子に腰掛け、亀を膝に乗せてジョルノは言う。 「用件は二つあります。貴方を始め王党派の貴族の方々に亡命をしていただきたい」 皇太子は直ぐには返答を返さなかった。 じっくりと亡命を勧める若い…彼が愛するアンリエッタより年下でありながら落ち着いた、余裕と冷静な態度が引っかかっていた。 「アンリエッタの願い、と言うわけではないようだね。何故だ?」 「公にはしておりませんが、今私の所で何人ものアルビオン貴族のご婦人達やお子さんを匿っています。彼女らには父親が必要だ」 ウェールズは痛いところを突かれたように表情を変えた。 真っ直ぐに向けていた視線を外し、部屋に飾られた海賊の雰囲気を醸し出す為のおふざけ…鳥かごを始めとしたガラクタの辺りに視線を漂わせる。 答えをすぐに返さなかった王党派の実質的な党首を更に悩ませる出来事をジョルノは言う。 「保護した方々の幾人かは売られる所でした」 「何だって?」 「平民が貴族に買い取られる話をご存じない?」 トリスティンのモット伯等、貴族の中には平民を慰み者にする為に雇い入れる者もいる… アルビオンでもそうした話があり、耳に入っていたのかウェールズの体に力が篭っていた。 「それと同じようなものです。襲われた方もいますし、その中には少年もいました」 ケアを行うのに夫や父親の力が必要なこともある。 ジョルノは椅子に深く腰掛けて、ウェールズの返事を待った。 机の上で唇を噛み、汗をかいている皇太子がどう答えるのか…動揺している様子を眺め、足を組見直す。 亀の中が騒がしくなっている。サイレントの効果で静かになった室内ではそれはとてもよく目立ったが、ウェールズにそんな暇はなかった。 「わかった。それについては、検討させてもらおう」 「殿下についてもです」 「私には王家としての義務がある。内憂を払えなかった王家に、最後に課せられた義務がな」 毅然として、言い放つ。 課せられた義務が死ぬことと悟り亀の中で誰かが息を呑んだようだった。 ジョルノの持つ覚悟とは違ったが、皇太子は既に覚悟を決めている事が見て取れた。 そんな相手に、「では」と殊更に冷たい声で告げる。 「私はアンリエッタ王女を暗殺するかもしれませんが、構いませんね?」 「どういうことだ…ッ?」 厳しい声と共に、腰掛けていた机から飛び上がるように降りる。 一瞬で気色ばみ、杖をまた引き抜いてジョルノの急所へと突きつける。 ウェールズの目には殺気が漲っていたが、身動ぎもせずに返事が返された。 「貴方が死ねば、貴方の従姉妹が仇討ちを考える位には情熱的だと言うことです」 突きつけられた杖が怯んだ。 苦々しい笑みを浮かび、そうした考えをアンリエッタが持つかもしれないとウェールズは考えた。 同時に、心の中にそれを望む気持ちがないとは言えない事も悟る。 だがトリスティンにはそんな戦力はない。更には、マザリーニ達もそれを許すはずがないのだ。 「トリスティンには…いや、まさか」 だが、返事を返す為相手を、ゲルマニアの貴族を見た瞬間に、ウェールズの脳裏に一つの新しい予想が生まれた。 それを見て取って更に表情を曇らせたウェールズに言う。 「四十の男一人籠絡すること位出来る。そう考えていますね?」 「できるわけがない!アンリエッタは…」 ウェールズの言葉は自分に言い聞かせているようだった。 心の迷いを写したように杖を持つ手が、小刻みに震えている。 「私はその可能性もあると考えています」 気が動転しているウェールズの心に無造作に、だが深く鋭くジョルノの言葉は突き刺さり…杖を持つ手を下ろさせていく。 凍りつく眼差しにじっとりとした汗が止まらず、真っ黒に染まった髪が、ウェールズの目には一瞬金色に輝いているように見えた。瞬きをする。輝きはやはり目の錯覚で真っ黒な髪だった。 「…ですが、私と付き合えばその不安も心の中から取り除ける。私と王党派の方々の力があれば、ゲルマニアとトリスティン。両国にとってより良いやり方で貴族派を打倒できる…」 シャツと首の隙間。透き通るように白い肌に、星型のあざが見えた。 妖しい色気と、「どうです? 一つ、私と手を組みませんか? 既に保護した方々、貴族派を打倒した後も今まで以上に力を貸しましょう」 囁かれる言葉にウェールズは、心が安らぐのを感じた。 危険な甘さに、恐ろしさを感じていた。 すると、不意にジョルノは不機嫌そうな顔をした。 アルビオン王党派を率いてきたウェールズを恐れさせた何かに、少年自身も戸惑っているような態度で、頭部に手を触れた。 「もう一度、次は貴方のお父上にお願いするでしょう。返事はその時に態度で示してくだされば結構です」 囁かれた言葉にウェールズは頷きもしなかった。 構わずに、ジョルノはもう一つの話を始める。 今の話で亀の中は騒然としていたが、「ところで殿下はプリンス・オブ・モードを知っておられますか?」 頷き、ジョルノが出した名前に愛しいアンリエッタのことで頭が一杯になっていたウェールズは我に返った。 ウェールズは頷いたが、最大限の警戒を持って再び杖をジョルノへと向けた。 敵意に近い警戒心に表情を厳しくする皇太子に、ジョルノは何の反応も見せず薄く微笑んで佇んでいた。 「…勿論だ。私の叔父であり、間接的に今の事態を引き起こした要因の一つでもある」 「レコンキスタにモード大公へ忠誠を持っていた者でもいるのですか?」 「伯爵なら知っているのではないか? 父は否定しているが…叔父とその部下達が抜けた穴を父は塞ぐことが出来なかったのだからな」 ウェールズが言ったことについてはジョルノも知っていた。 アルビオンで力をつけていく間に、アルビオン貴族だった者達も従えるようになったジョルノにはそうした情報は素早く入っていた。 財務監督官だったテファの父は、そしてマチルダの父親であるサウスゴータの太守らはアルビオンの政治と経済に深く関わる人物達でもあった。 そんな彼らが皆テファの父共々次々と重罰に科せられ、いなくなった。 それはモード大公の事件を利用し、新たに権勢を得ようと一部の貴族達が暗躍した結果だった。 新たに権勢を得た貴族達は前任者が引き継いできたものを捨て去り、自らの手腕を発揮しようとした。 だがそれは、うまくいかなかったのだ。 もっと長い時間をかければ形になったかも知れぬ彼らの仕事が実を結ぶ前に、押し退けられた者達とまた新たに力を得ようとする者達が手を取りこの戦争を引き起こした。 「さあ? それより知っているなら話が早くて助かります。テファと会っていただきたい」 「テファ…まさか、叔父上、モード大公の」 呆然とウェールズが呟いた。手に持っていた亀を、ジョルノは床に下ろす。 「ま、待って姉さん…っ、わ、私、まだ心の「30秒で仕度しなって言ったろ!?」 すると亀の中から帽子を被った頭が出た。驚いて杖を向けようとするウェールズの腕を、その頭を押し退け伸びた腕が掴む。 殺気に満ちた目をしたマチルダがウェールズを睨みつけながら姿を現し、その後ろに隠れるようにして、テファが亀から出た。 向けられる殺気に覚えはなかったがウェールズは、慣れたものと受け止め、深く被った帽子を押さえた女性を見た。 マチルダが家を潰され、家庭を滅茶苦茶にされたことについてどれ程の恨みを持っていようとも…ウェールズはそれに取り合う気はないようだった。 ニューカッスル城で会うものとばかり考えていた。 それにジョルノは王女の暗殺を考えているなどと聞かされ、更に宇宙人が変身したアイスなんてものを食べて大騒ぎしていたテファに、心を決めることなどできているはずもなかった。 顔が真っ赤になるくらい緊張して、最初俯いていたテファが助けを求めてジョルノを見る。 ジョルノはそんな態度を不思議がってでもいるように、体を傾けて立っていたが…暫くしても何も動きがないのを見てテファに言う。 「テファ。貴方がどうしてこの方と会いたいと言ったのか、僕は知りませんが…既に覚悟をしたから会いに来たのではないんですか?」 ウェールズの手を放し、少し距離を置いて一挙手一投足を油断なく監視していたマチルダが、その言い草にジョルノにも怒りの篭った視線を向ける。 テファがこんな様になっている理由の半分以上がジョルノのせいなのに、身勝手なことを言うのが気に入らなかった。 言葉に詰まりまた俯いてしまったテファは、「う、ん…ご、ごめんなさい」と小さな声で答えた。 小刻みに震える指でテファは深く被った帽子を取る。 帽子の中から現れたエルフの特徴である長い耳に、ウェールズは目を見開いたがもう杖をテファに向けたりはしなかった。 「は、初めまして。ウェールズ殿下。お会いできて嬉しいです。わ、私ティファニアって言います。えっと、わ、私…母はエルフで父はモード大公です」 「もう一人の従姉妹殿が…生きていたのか」 マチルダから向けられた敵意で我に返ったウェールズが呟く。 頷き返したテファを不思議そうに見ていた。 何故ここに、こんな危険な場所にわざわざ現れたのか、ウェールズには理解が及ばなかった。 「ティファニア。何故こんな危険な場所に来たのだ。今までどおり隠れていれば、私と父王の状況を知らないわけもあるまい」 「私、お父さんのことが知りたかったの。私が生まれたせいでどうなたったのか…よく知っているはずのお二人から」 「それだけの為に?」 「う、うん…」 頷き返されたウェールズは唖然として、言葉が出なかった。 死んだ父親の死に纏わる話を聞く為だけに内乱中のアルビオンに潜入し、既に負けが決まった自分達に会いに来たなど信じがたい話だった。 レコンキスタの軍勢に、今『イーグル』号が向かっているニューカッスル城も包囲された自分達に…なんと無謀なことかとウェールズはジョルノ達の顔を見た。 偶然自分が彼らの乗る船を襲ったとはいえ、そんな無謀な行為を許し、連れてきた者達の正気もウェールズは疑っているようだった。 今やウェールズにはネアポリス伯爵と言う少年は、自分達王家の血を引く者を惑わす悪魔のようにさえ映っていた。 悪魔と視線が絡み合った。 「ウェールズ殿下。彼女の望みを叶えてもらえますか?」 合わさった瞬間、微かな怯えを見せた皇太子にジョルノは尋ねる。 マチルダや、亀…何故かジョルノの革靴からも視線を感じながらウェールズは居住いを正し、力強く頷いた。 「…それについては、私に反対の意思はない。モード大公の娘として正当な権利が欲しければ私から父上を説得しよう」 「え…「少し話が飛躍しているように感じますが」 「伯爵、我が王家には時間が残されていないのだよ。絶えるはずだった我が王家の姫が一人生き残るという機会を先延ばしにする理由があると思っているのか?」 「し、信じてくれるの? 私がお父さんの娘だって」 「王家の血を引く姫だと言ってハーフエルフを連れてきておいて、よく言うね」 言うなり、ウェールズは先ほど自らの身分証明に使用した王家の証、王家に伝わる始祖の秘宝『風のルビー』を指から外し、テファの手の中にねじ込むようにして押し付けた。 「え? あの…」 「父も反対はすまい。例えエルフの血を引いていようと、いやレコンキスタなどと言う輩が現れた今となってはいっそ小気味よいかもしれないな」 一人笑い出したウェールズに、テファは手の中に入れられた指輪と初めて顔を会わせた年上の従兄弟の顔を交互に見る。 「その『風のルビー』は君が持っているんだ。もしもの時、証明する道具の一つになる。譲渡する書類もすぐに作成しよう」 そうしたやり取りは、マチルダの目には不愉快極まりなかった。 わなわなと手が振るえ、目を血走らせたマチルダが怒鳴る。 「アンタ、ふざけてんじゃないだろうねっ!? モード大公や、お父様を殺しておきながら…ッ!!」 「マチルダさん、黙ってください」 詰め寄ろうとするマチルダとウェールズの間に、ジョルノが割って入った。 ジョルノは普段と変わらぬ冷静な態度でマチルダを、そしてテファへと視線を向ける。 「いらなければ後で棄てればいいんです。テファ、そんなことよりお父上のことを聞かなくていいんですか?」 「あ、うん…ウェールズ殿下。父のことを、教えてください。この内乱も関係あるようなことをおっしゃられてましたけど…?」 王家の、始祖の秘宝をあっさり棄てろと言う少年に皇太子は苦笑した。 ウェールズを悩ませるもう一つの用件の時といい、始祖や王家等に対する敬意など欠片も持ち合わせていないらしいと、ウェールズは感じていた。 だがそんな人間がこのハルケギニアに何人いるのか、ゲルマニアの血統らしいがまるでサハラや東方から来たと言われた方がウェールズには信じられただろう。 「直接関係はない」 「どういうことですか?」 「……遺恨が残ったのだよ。貴族にも、平民達との間にも」 言いにくそうに返された返事に、テファは息を呑んだ。 彼女の姉であり保護者。今もウェールズを睨むマチルダの姿から、テファには容易に想像がついたからだった。 「叔父上の話は、私ではなく父上に聞くといい。私もまだ幼く、数えるほどしか会わなかったのだ」 ウェールズがそう言って話を切り上げて三時間ばかりが過ぎた。 思っても見なかった程好意的に自分を受け入れたウェールズに驚きと共に、次第に嬉しさがこみ上げてきたらしいテファは、国王に会うことを楽しみにして亀へと戻っていった。 それとは対照的に、怨敵と顔を合わせてもテファの為には堪えなければならないマチルダの顔は、表面に出さぬように努めていたが…ジョルノの目には消えることのないどす黒い感情で歪められていた。 テファがこれに気付くより先に、マチルダへの慰めをポルナレフに期待して甲板に上がっていたジョルノ達の視界に大陸から突き出た岬が見えた。 岬の突端には、高い城がそびえていた。 そしてそこへと王党派を追いやった貴族派が如何にして包囲を行っているかも一目で確認することが出来た。 ウェールズは後甲板に立ったジョルノ達に、あれがニューカッスルの城だと説明した。 貴族派を避ける為か『イーグル』号は真っ直ぐにニューカッスルに向かわずに、大陸の下側に潜り込むような進路を取る。 「なぜ、下に潜るのですか?」 ウェールズは、城の遥か上空を指差した。遠く離れた岬の突端の上から、巨大な船が降下してくる。 慎重に雲中を航海してきたのはこの為で向こうには『イーグル』号は雲に隠れて見えないはずだとウェールズは語った。 「叛徒どもの、艦だ」 本当に巨大、としか形容できない、禍々しい巨艦であった。 『イーグル』号の優に二倍はある船体に何枚もの帆をはためかせ、巨艦はゆるゆると降下していく。 ゆっくりと巨艦の腹に幾つもの窓が開き、ニューカッスルの城めがけて並んだ砲門を見せた。 斉射の震動が『イーグル』号まで伝わってくる。砲弾は城に着弾し、城壁を砕き、小さな火災を発生させた。 「かつての本国艦隊旗艦、『ロイヤル・ソヴリン』号だ。叛徒どもが手中に収めてからは、『レキシントン』と名前を変えている。やつらが初めて我々から勝利をもぎとった戦地の名だ。よほど名誉に感じているらしいな」 ウェールズは微笑を浮かべて言った。 「あの忌々しい艦は、空からニューカッスルを封鎖しているのだ。あのように、たまに嫌がらせのように城に大砲をぶっ放していく」 雲の切れ目に遠く覗く、無数の大砲を曝け出したままの巨大戦艦の艦上をドラゴンが舞っていた。 「備砲は両舷合わせ、百八門。おまけに竜騎兵まで積んでいる。あの艦の反乱から、すべてが始まった。因縁の艦さ。 さて、我々のフネはあんな化け物を相手にできるわけもないので、雲中を通り、大陸の下からニューカッスルに近づく。そこに我々しか知らない秘密の港があるのだ」 城からの反撃を受けぬ位置に野営する兵の姿を目に納めてからジョルノは亀を持って船内へと戻っていく。 雲中を通り、大陸の下に出たのか船内は次第に真っ暗になった。 大陸が頭上にあるため、日が差さないのであろう。船内のあちらこちらに備えられた魔法の照明に灯りが灯っていく。 雲の中にいるせいで並んだ窓の外には何も見えない。 視界がゼロに等しく、簡単に頭上の大陸に座礁する危険があるため、反乱軍の軍艦は大陸の下には決して近づかないのだ、と甲板でルイズ達にウェールズが語っているのが聞こえてきた。 「地形図を頼りに、測量と魔法の明かりだけで航海することは、王立空軍の航海士にとっては、なに、造作もないことなのだが」 貴族派、あいつらは所詮空を知らぬ無粋者さ、とウェールズは笑っていた。 その笑い声は、そんな者達に追い詰められる自分達の滑稽さを嘲笑っているようでもあった。 To Be Continued...
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Last up date 2010-01-22 16 48 46 (Fri) 背景ストーリー第一話 天下の大勢 第二話 旗揚げの時 第三話 初陣での小手調べ 第四話 連盟して敵に立ち向かう 第五話 再起を図る 第六話 燕(えん)を滅ぼして皇帝となる 背景ストーリー 第一話 天下の大勢 晋の太熙(たいき)元年、武帝(ぶてい)の跡を継いだ恵帝(けいてい)は暗愚だったために司馬氏一族による「八王の乱」が起こり、その混乱は十六年続いた。ここから司馬氏による晋王朝(しんおうちょう)は弱体化し、永嘉(えいか)四年に匈奴(きょうど)人である劉聡(りゅうそう)によって滅ぼされた。劉聡(りゅうそう)は晋を滅ぼした後に洛陽(らくよう)に都を定め、その国号を漢とした。劉聡(りゅうそう)が死んだ後、旧臣である靳准(きんじゅん)が謀反を起こし、劉氏一族を殺して自らが皇帝になろうとしたが、やがて劉曜(りゅうよう)に滅ぼされてしまった。劉曜(りゅうよう)は靳准(きんじゅん)の乱を平定した後に都を長安に移し、天下に大赦令(たいしゃれい)を発した。 そして、河北の羯族(けつぞく)に石勒(せきろく)という者があり、劉曜(りゅうよう)が靳准(きんじゅん)を討伐する混乱に乗じて、自らも王と称し、襄国(じょうこう)に都を定めて、国号を趙(ちょう)とした。石勒(せきろく)は以前に漢族の奴隷とされたことがあり、それを恨んだ石勒(せきろく)は漢族に対する復讐心に燃えていた。羯軍(けつぐん)は行軍中、兵糧をほとんど持たず、漢人を捕まえては殺して食糧にしていた。戦乱は十年続き、長安は陥落し、劉氏の趙(ちょう)は滅亡した。この時、大地は一面焼け野原となり、漢人の十人のうち七、八人は殺されるという有り様で、南方に避難する人々の数ははかり知れなかった。 また二十年が経ち、石勒(せきろく)の旧将である冉閩(ぜんびん)が石勒(せきろく)とその孫の石鑑(せきかん)を殺し、自らが皇帝となり、国号を大魏(たいぎ)と称した。冉閩(ぜんびん)は漢族で、十二歳の時に父親ともに石勒(せきろく)に捕虜にされた。父親が死ぬと、石勒(せきろく)は冉閩(ぜんびん)のたぐいまれなる智謀と武勇を評価して養子にした。かつて無数の漢族が羯族(けつぞく)に殺されたので、その報復に胡人(こじん)を虐殺する命令を出し、胡人(こじん)であれば老若男女を問わず殺され、三日のうちにその死者は二十万人に及んだ。危険を感じた冀州(きしゅう)、司州(しれい)などの各異民族の百万人は北に向かって逃げたが、あまりに大勢の人々が殺到したので、各地の路上では避難民による殺し合いが起こり、さらに飢餓や疫病の発生で多くの人々が命を落とした。冉氏による魏王朝は人口が激減し、あらゆる産業は衰退してしまった。さらに三年後、国中で飢饉が生じ、冉閔(ぜんびん)は食糧を得るために一万の兵力で北上した。燕国(えんこく)の慕容俊(ぼよう しゅん)はこれを知り、慕容 恪(ぼよう かく)に命じて騎兵十四万で迎え撃ち、冉閔(ぜんびん)を常山(じょうざん)で包囲した。燕(えん)の騎兵は連戦連破だったので、慕容 恪(ぼよう かく)は重装備の騎馬の三人一組を縄でつないだ「拐子馬」または「鉄浮図」と呼ばれる重騎兵を用いたところ、歩兵は手も足も出ず、破竹の進軍を続けた。戦死者は数知れず、冉閔(ぜんびん)は奮闘して三百人余りを殺したが、ついには捕虜になり、慕容俊によって遏陘山で処刑された。 冉氏による魏王朝は滅亡したが、旧臣たちは誰一人として降伏を潔しとせず、南や西に逃れて勢力を築き、鮮卑族(せんぴぞく)の慕容氏に対抗しようとした。 ▲ 第二話 旗揚げの時 「将軍、この土地は肥沃で屯田に用いることができます。 三里西には山岳地帯で木が生い茂り、伐採して木材にすることができ、その麓(ふもと)では石材を採掘することができます。 三里北の石はみな黒い鉄鉱石で、その鉄から武器や農耕具を鋳造することができるので、なにも心配がありません。ここは天から与えられた安住の地です。 将軍はすみやかに伝令を発し、ここに軍営を設置し、とりでを築き、兵士を帰農させて、樹木の伐採や良鉄の鋳造、石材の採掘により建物や城壁の建築にあたらせて、長期的な計画を図るべきです」 「それはよい。永嘉の乱(えいかのらん)の後、北には慕容氏が燕(えん)を建て、南には晋の残存勢力がまだ残っている。この広い天地に自分の身の置き所はないものと思っていたが、今、このような地相に恵まれた宝物のような土地を得ることができるとは思いもしなかった。 われわれはまずこの地で休養し、ここで再起を図るとしよう。幸い、異民族どもはわれわれの実力を知っている。冉魏(ぜんぎ)の亡き陛下の恨みを晴らすときは今である! 諸将に伝える。お主は百人を率いて西の山に赴き山林を伐採せよ。お主は百人を率いて西の山に赴き石を採掘せよ。お主は百人を率いて屯田し狩猟を行え。木で建物を建て、石で城壁を築くのだ。その他のものは私に従って北に赴き鉄鉱石の採掘だ」 「承知いたしました!」みなはそう言うと、すぐさま鳥や獣を追いやり、しばらく樹木の伐採や石材の採掘、食糧の運搬に黙々と励んだ。 三日の後、木材は一日に三百、石材は一日に三百、開墾した五百ムーの田では三千人を養える食糧、さらに良質の鉄一日一百を産出できるようになった。将軍は木材二百、石材一百で倉庫、食糧庫をそれぞれひとつ作り、木材、石材、鉄鉱石、食糧を保管できるようにした。さらに余った木材と石材で民家も建築させて、四方に触れを出した。 「帰る家のない者は、しばらくここで難を避けるがよい。食べ物と住居を提供するが金は一銭も取らない。もし長く住みたいのであれば、木材の伐採、石材の採掘、屯田の開拓、鉄鉱石の採掘を手伝え」 一ヶ月も経たず、三千人が集まり、みなそのままの居住を望み、将軍とともに進退を共にすることを誓った。こうして、人手が増えたために、木材、石材、食糧、鉄鉱石の生産量は一気に増加し、倉庫や食糧庫は満杯になり、戦乱の世において桃源郷のような光景を呈するようになった。 「将軍、一月余りが経ち、すでに山林は七度、農場は九度、鉱山は三度、石場五度の開拓を行いました。民家も八十五軒になり、人口は三千人余り。毎日百人の者がやって来て将軍と生死を共にすることを誓っております。 民力が充実したこの機会に、石場を拡張も五里四方に拡張し、高さ五丈、幅三尺の城壁を築き、幅三丈、深さ一丈の外堀を掘り、その底には無数の鉄や木を鋭く削って作った串を配し、盗賊や敵の侵入に備えましょう。 さらに鍛冶場を設けて、優秀な鍛冶師を招き、刀、剣、矛などの兵器を作ら、練兵場では教練に命じて流民たちに様々な戦闘技法を教えるのがよろしかろうと存じます」 「うむ。軍師の言葉に従い、すみやかに実行しよう」 まず、朴刀を将兵百人に持たせた。朴刀手の持つ朴刀は重く、振り回すには不便だが殺傷力はきわめて高い。刀手は防具がないと容易に負傷するので、将軍は命じて、厚い牛革の鎧を作って胸や腹を覆わせ、胸の前に「護心鏡」という鉄の鏡ひとつを付けさせ、流れ矢に当たったり刀を受けたりしても怪我をしにくくさせた。 防具も武器も重ければ行動力が鈍るので、朴刀をやめて、その代わりに剣を持たせることにした。毎日、様々な剣の技を練習させ、朴刀を剣に替えても、その攻撃力が朴刀に劣らないようにさせ、これを「濶剣士」と呼ばせた。 将軍は城郭を巡らせ、盗賊に備えた。胡人(こじん)たちは騎射を得意とし、刀剣ではこれに近づくことができないので、歩兵は対抗することができない。そこで軍師が進言した。 「胡人(こじん)たちの弓は強く、馬は速く、刀は長いので、遠くから攻めれば弓の射程距離で負け、近くで攻めてもわが軍の刀剣ではとても及びません。早急に対策をお考えください」 将軍は「城の四隅に塔楼を多く建て、そこから弓を射て防げばよい。」と答えた。 軍師は「それは国を守るための良策でございます」と言い、続けて「もし野戦になれば、いかが対処いたしますか?」と問うた。 将軍は「将兵たちに胡人(こじん)のように騎射を習わせ、これに対抗すればよい」と答えると、 「いいえ。胡人(こじん)は三歳で羊に乗り、五歳で馬に乗り、七歳で兎を射ることを覚えますので、一朝一夕でこれを真似ることなどできません。もしわが軍にこれの真似をさせても、胡人(こじん)にはるかに及ばず、騎射で対抗することなど不可能です」と軍師が反論した。 将軍が「軍師にはすでに策があるようだな。率直に言ってくれ」と言うと、 軍師は「遠い敵に対抗するには、職人に命じて弩弓を作らせます。弩は胡人(こじん)の弓よりも百歩も遠く飛び、敵の装甲を貫くことができますので、これを用いれば遠方にいる敵に勝つことができます。近い敵には矛を用いて対抗します。柄には木材を使い、長さ二丈、太さ一寸で、その尖端に鋭利に尖らせた鉄器を備えます。敵の騎兵に遭遇した場合、これを林のように並べて防げば、敵騎も容易に近づけませぬ」と答えた。 将軍は「それはよい考えだ。まず学院を建築して制弩の法を研究させ、工匠に長矛を作らせよう。私自らが指揮を取る」と言い、長矛手百人を配備した。 矛の長さが二丈もあるため、その扱いはきわめて困難であったが、戦場においては、これを縦横に使いこなせなくてはならない。将軍は矛手たちに矛での戦い方を教え、横五人、縱五人で列を組み、胡人(こじん)の騎射にその一列を破られても、その次の列の矛手がこれを刺すようにさせた。 さらに一ヶ月余りが経ち、城壁は二十里に及び、塔楼は八つになったので、将軍はこの城を「緑洲城」と名づけた。城中には一万人余りの難民を収容し、生産や鋳造に従事する者以外の精強な者には城を守る兵士にした。その数は二千人になり、うち矛手が千人、刀手と剣士が各五百人であった。弩(おおゆみ)は完成したが弩矢の飛距離が百歩だったので、将軍は不満に思い、さらなる研鑚を命じた。 「将軍、今や鉄も余裕が出てきましたので、それで鉄の鎧を作り、鎖帷子(くさりかたびら)を作って、布や皮の替わりにしましょう」 「将軍、鉄は百回精錬すれば、鋼鉄になると聞き及んでいます。鋼鉄は鉄を泥のようにうがち、鎧を神のように突き破ることができます。職人に命じてこれを作らせましょう。某が自らこれを担当します」(文官がその研究の中心となる)」 さらに一ヶ月余が経ち、弩が完成した。足で弦を引くので矢は二百歩も飛び、百歩の距離なら重装甲も打ち抜けるようになった。将軍は喜び、弩手五百人を配備させた。 「将軍、今や緑洲城の名声は外に聞こえ、三百里四方の家を失った避難民たちはみなここに身を寄せるようになりました。 これではそのうち胡人(こじん)たちに狙われる恐れがあります。敵が通りそうな場所には堅固な関を設け、防御にあたる軍に重弩を持たせ、落石の計も準備させましょう。関の前には深い溝を掘り、騎馬の進軍を防ぎましょう。千人でこれの防御にあたれば、胡人(こじん)の騎兵数万といえども容易に突破はできますまい」 ▲ 第三話 初陣での小手調べ 「軍師、流星馬の調査によると、ここから北方百里のところに流寇の巣窟があり、盗賊千人がいるという。先帝が胡人(こじん)を虐殺した時に逃れて隠れた者たちで、略奪、殺戮を繰り返して民衆を苦しめ、悪逆非道の限りを尽くしているそうだ。すでにわが軍には装備を備えた軍隊三千人があるので、これを討って民衆の害を除こうと思うのだが」 「もし流寇たちが野戦でわれわれを迎撃するならばわが軍に勝ち目がありますが、もし敵が山寨にこもって堅く守ればわが軍になす術はございませぬ」 「私は大魏(たいぎ)の将軍である。どうして胡人(こじん)の盗賊くずれに遅れを取ることがあろうか。すでに決めた。討伐に赴くぞ。」 「将軍、どうか落ち着きください。 最善の攻撃をしようとすれば、まず必ずそれに応じた武器を得なければなりません。今わが軍には三千人の将兵がおりますが、城を攻めるための武器がございませぬ。 胡人(こじん)がもし城門を堅く閉じて打って出てこない場合、わが軍が殺到したところでこれを打ち破る良策がありません。無理をして城壁を登ろうとすれば、必ず石や木を落とされて甚大な被害をこうむるでしょう。 今の策としましては、まず工場を建設し、職人たちに衝車(しょうしゃ)や雲梯(うんてい)、投石車を製造する方法を研究させます。そうすれば兵卒たちが城壁を登ることがでるようになり、投石車でその塔楼を落とすこともできましょう。 もしこの三つを備えることができれば、胡寨の攻略など物の数ではありません」 将軍はこれを聞いて大いに喜び、ただちに実行させた。 さらに二十日が経ち、衝車(しょうしゃ)二台、雲梯(うんてい)十台、投石車六台が完成した。投石車は三百斤の巨石を三百歩の距離まで届かせることができたので、将軍は特にこれを気に入り、「霹靂車(へきれきしゃ)」と名づけた。 諸事すべて備わったので、兵二千人を率いて討伐に出発した。 胡寨に着くと、胡人(こじん)の流寇たちの勢力は大きかったが、案の定、籠城戦に及び、弓手を塔楼に登らせて、漢族の軍が近づくとこれに射掛けさせた。将軍は山寨から三百歩の距離に陣を布き、弩手を前列に、矛手をその後ろに、朴刀手と剣士たちを矛手の横に立たせた。 陣太鼓を三度鳴らして、胡人(こじん)たちが出てこないのを見ると、霹靂車(へきれきしゃ)で攻撃させた。瞬く間に、三百斤の巨石数個が胡寨に飛んで行き、弓手のいる塔楼や山寨の城壁を粉砕した。木を組んで築いただけのものが、三百斤の巨石に敵うわけがない。弩はこれらを紙のように撃ち抜き、ことごとく粉砕した。 胡人(こじん)たちは胆を冷やし、これ以上、山寨を守ることは不可能と見て、全軍が馬に跨って出撃して、漢族の軍がやって来るのを待った。将軍は弩手に矢をつがえさせ、二百歩の距離に近づくのを待って、五百の弩手に一斉に攻撃させると、百人の胡人(こじん)の騎兵が落馬した。さらに弓をつがえ、胡人(こじん)たちが百歩の距離に近づいた時に先頭の百騎を攻撃させたが数十の弩手が敵の矢にあたった。再び攻撃させると胡人(こじん)の騎兵のうちさらに百人が落馬した。敵の騎兵が近くに迫ってきたので、弩手たちを後退させ、矛手たちを前線に立たせた。 一千の矛手たちは五列に分かれて立ち、矛を林のように立てて、騎馬兵たちをことごとく地面に突き落とし、再び馬に乗ろうとする者は矛手によって斬られ、他の者たちもみな朴刀手や剣士たちによって殺された。二千の兵力のうち戦死者はたった百人で、敵の首は一千にもなり、戦闘は完勝に終わった。 山寨はすでに主人を失い、将軍によって占拠された。そこで食糧一万斤、兵器数百、良質の騎馬百匹を得た。さらに兵士に命じて騎射の技を練習させた(技能獲得)。そして緑洲城から民夫千人を募って、山寨を拡張し、石の城壁、木の家屋を建設して、寨民たちを安んじた。山寨は山地にあったので将軍はこれを「流雲城」と名づけた。 流雲城は拡張工事が始まったばかりの頃は、緑洲城からの木材、石材、鉄鉱石の輸送が必要だった。その路程は百里におよび、人力での運搬は不便であったために、軍師は輜重車(しちょうしゃ)を製造させ、牛馬にこれを引かせたところ、一台あたり、千斤の物資を運ぶことが可能になった。輜重車(しちょうしゃ)を狙う流寇たちによって資源を略奪されることが頻発したので、将軍は怒って、百人の剣士にこれを守らせたところ、流寇たちも手を出せなくなった。 ▲ 第四話 連盟して敵に立ち向かう 半年も経たず、将軍は大小百におよぶ戦闘を経験し、殲滅した胡人(こじん)の流寇は数十万人にもなった。所有する城郭は五つ、民衆は十三万人、将兵は一万八千人、支配地は二百里になった。 支配地の民衆たちは安心して産業に従事し、将兵も勇猛果敢に戦に臨むので、将軍は心から喜び、大魏(たいぎ)王朝の栄光をいかにして取り戻すかということを考えるようになった。 軍師は言った。 「先帝の時代、中原の胡人(こじん)は散り散りに四散しましたが、今は慕容氏が燕(えん)を建て、胡人(こじん)たちは捲土重来を期しています。江南には東晋がありますが、現状に甘んじて、北伐に臨む気配はありません。先帝に背いた賊徒どもも用いるに足りません。大魏(たいぎ)の栄光を取り戻すのは易しいことではございませぬ」 そこで将軍は「まず東晋を討ってから、中原を目指すのはどうであろうか?」と問うた。 「それは決してなりませぬ。東晋は暗弱とは言え、百足虫が死しても固まらぬように、その力はいまだ健在です。われらがこれに立ち向かうのは卵を石に投げつけるようなものです。 さらにわれらも晋も漢族です。これを討とうとして軍を起こしても、加勢するものは少ないでしょう。 当面の策としては、まず晋に臣下の礼を取り、貢ぎ物をして敵意をそらせましょう。われわれはその間に安心して屯田、募兵することができます。そしてこの地の千里四方の漢人たちと連合して、唇歯(しんし)の関係を結び、将軍に胡人(こじん)を討伐する盟主に推挙させるのです。そうすれば出陣に大義名分が得られ、人々は必ず加勢に参りましょう。 鮮卑族(せんぴぞく)の慕容氏はすでに国を建て、国内の羯族(けつぞく)や匈奴(きょうど)などの各民族は表面上は服属していますが、心服してはおりません。いつの日かこれを討つ時に、弁舌の立つものを遣わして利害を説けば、かならず叛旗を翻すでしょう。そうすれば慕容氏は前後を顧みることができず、大事は必ず成し遂げることができます」と軍師が答えると、 将軍は怒って「私は魏将軍である。死んでも晋の臣下などになりはせぬぞ!」と言った。 しかし軍師が「かつて漢の高祖劉封(りゅうほう)は甘んじて項羽(こうう)の軍門に下りました。大丈夫たるもの、大事をなすには時には身を屈することも必要です。匹夫の勇だけでは,項羽(こうう)の最後のようになりかねませぬぞ」と言うと、将軍は長い間、考えた挙げ句、その策を容れた。 そして、晋に書状を送って臣下の礼を取り、金や食糧を貢ぎ物とした。晋の皇帝は大いに喜び、将軍を魏王に封じて、九錫を与えた。さらに戦車百台、攻城兵器百台を与え、その威厳を示した。そして四方千里の将軍や勢力を抱える城主たちに書状を出して、燕(えん)の討伐を呼びかけた。将軍の軍隊は精強であり、その戦功も第一であったので、盟主に任命された。 連合軍に加わった都市は三十八、人口は百万、将兵は十万にもなり、この連合を「討胡の盟」と称した。 燕(えん)との戦いは三十余度におよび、破った関所も十有余、斬首した数も二十万に達した。中原の胡人(こじん)たちは、みなわれ先にと逃げ出した。燕(えん)の皇帝である慕容俊はこれを激しく恨み、精鋭騎馬隊による鉄浮図の軍を率いて自ら迎撃に出た。 両軍は野戦で激突し、漢軍の血で千里が赤く染まった。鉄浮図の兵士はその身を鏡鎧(きょうがい)で覆っている。鏡鎧(きょうがい)とは鎧の表面が鏡のように輝いている精鋼で作られたもので、遠距離戦では、重弩で三十歩の距離で射ても傷つけることができず、接近戦では矛手でも貫き通すことができない。漢軍の七、八割が戦死し、千里の潰走を余儀なくされ、「討胡の盟」は千里四方の支配地を失ってしまった。 .将軍は緑洲城へ退却し、全連合軍に、城を守るための援軍を派遣するように要請した。まず弩手で燕(えん)軍の先鋒の軽騎兵三千人を関所前で撃退した。 三日後、連合軍の敗残兵を緑洲城に集めて、軍馬の数を数えたところ、三万五千人しかいなかった。将軍は五千人に関所を守らせ、残りの兵士で緑洲城を堅守させた。 さらに二日後、大将軍慕容 恪(ぼよう かく)は燕(えん)軍十万を率いて、関所の前まで来ると、 「貴様らはこのような小さな関所で、わが十万の兵を防げると思っているのか?すみやかに投降を申し出るものがあれば命だけは助けてやろう」と兵に叫ばせたが、関所の兵は誰一人として答えなかった。 慕容 恪(ぼよう かく)は怒って、攻撃命令を出した。燕(えん)軍は軍から雲梯(うんてい)百台を繰り出した。一台に十数人が乗り、その周囲を木の板で守っていた。 兵士たちは合図の太鼓の音を聴くと、一斉に関所を目指して殺到してきた。守備の将はこれを見て、火矢を射かけると、ことごとく命中し、雲梯(うんてい)の上の兵士の多くが焼き殺され、死ななかった者も次々に地面に落ちた。関所からは矢や石が雨のように降り注ぎ、無数の燕(えん)兵が死んだ。 慕容 恪(ぼよう かく)は戦況が不利と見て、とうとう合図の銅鑼(どら)を鳴らして撤兵した。 守備の将は「慕容 恪(ぼよう かく)は緒戦が不利と知って、必ずや戦法を変えて来るだろう。われわれはそれを探らなければならない」と言い、斥候数十人を燕(えん)の陣に派遣して探索させた。 半日して斥候が戻ってきて言うには 「燕(えん)軍は多数の衝車(しょうしゃ)を配備しているので、門を衝車(しょうしゃ)で攻撃してくる可能性があります」ということだったので、守備の将は急いで百斤の大石に穴を掘り、これに縄を結んで「飛石」という武器を作らせた。 その翌日、燕(えん)軍は果たして衝車(しょうしゃ)数十台を繰り出して、関門を破ろうとして来たので、守備の将が飛石でこれを攻撃させると衝車(しょうしゃ)はみな破壊されてしまった。燕(えん)軍は再び功なく退却することになった。 慕容 恪(ぼよう かく)は激怒して 「このような小さな関所にいつまでも足止めを食っているわけにはゆかぬ。明日は兵士に土嚢(どのう)を持たせ、それを関所の前に積み上げて総攻撃させよ。退く者があればその場で斬れ!」と命令した。 三日目、三発の陣太鼓を合図に、燕(えん)軍は次々に殺到して来て、土嚢(どのう)を関の壁の下に積み上げた。関から矢や石が雨のように降り注ぎ、さらには檑木を落としたので、燕(えん)軍には無数の死傷者が出たが、一人も後に退かなかった。関の下に積まれた土嚢(どのう)は丘のようになり、燕(えん)兵たちはそれを登って、連合軍に襲いかかってきた。 燕(えん)兵の数は多く、連合軍は次第に劣勢となり、五千人の将兵がことごとく戦死し、燕(えん)軍の死傷者も八千におよんだ。関所は落ち、慕容 恪(ぼよう かく)はこれを二日かけて修復させ、三日目に城を攻めて来た。 慕容 恪(ぼよう かく)は数日の間休息するつもりだったが、兵糧不足のために、即時決戦を選び、三日目にやむなく城攻めを実行したのである。(関所では食糧が供給されないが、もし食糧があれば、さらに数日軍隊を駐屯させて、士気や傷兵を回復させることが可能である) その後、燕(えん)兵は緑洲城の四方を包囲し、数十日に渡って攻め続け、ついにこれを陥落させた。落城の寸前、将軍は腹心の部下たちとともにひそかに城を脱出し、再起を期した。落城後、慕容 恪(ぼよう かく)は三日かけて都市の人々を皆殺しにし、後顧の憂いを断った。三日後、緑洲城は跡形もなくなった。 ▲ 第五話 再起を図る 将軍はすでに好機が過ぎ去ったことを知ると、晋の皇帝に上表して、南に帰ることを希望した。晋の皇帝はその武勇の卓越していることを惜しみ、留まるように望んだが、慕容俊がその怒りを晋に向けることを恐れて、とうとう将軍の願いを容れて、食糧を車百台分、鉄千斤、木材、石材をそれぞれ一万斤、そして五千の兵士を与えて、将軍を援助した。 南に向かえないので、西に赴いて良い土地を探し、そこで屯田することにした。将軍は燕(えん)軍の主力が追撃することに備え、緑洲城のあった土地の西方八百里のところに留まった。民衆たちは将軍がまだ生きていることを知ると、再びおびただしい数の流民が身を寄せてきたので、これを整理し、兵士一万人を得て、民衆の数は数万に達した。再び、良い土地を求めて城を築き、田畑を作ったところ、民衆たちは心をひとつにして励んだので、たった三ヶ月で大都市を築き上げることができ、その広さは緑洲城の三倍にもなり、食糧、鉄鉱石、木材、石材の生産量も緑洲城の十倍になった。 将軍はここを涅槃(ねはん)の意味をこめて「鳳凰(ほうおう)城」と名づけた。 「軍師よ、燕(えん)の騎兵は精強で、鉄浮図の軍に突撃されては、わが軍は羊の群れに虎に飛び込まれたようなもので、弩弓も矛も役に立たない。どうすればよかろうか?」と将軍が問うと、 軍師は「敵の装備は精鋼です。目下の策としては、ただ精錬法の研究に励み、鉄を鋼鉄に替えれば勝算があるでしょう。さらに弩弓の製造法にも改良を加え、もし三百歩の距離に届き、精鋼の鏃を用いれば鉄浮図を破ることが可能です」と答えた。 「今は臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の時だ。以前の恥辱を雪ぐために、軍師は精錬法と弩弓の製造法の開発研究にあたってもらいたい。ここは四方を山に囲まれ、守るに易く、攻めるに難い要害の地である。ここに再び関を設け、城を守る武器を研究し、賊軍の襲来に備えよう」 ひと月余り後、突然、関の外に装甲兵千人が近づいているという報が届いた。将軍はただちに弩手を登楼させ、その他の兵士にも落石、檑木の計の準備をさせた。敵軍が近づくと、兵士の装備が燕(えん)のものではなかったので、攻撃を止まらせた。 関の下に来たところで、首領と思しき将が大声で叫んだ。 「私は討胡の盟の副盟主の王真である。先の戦では胡人(こじん)どもに一敗地にまみれ申したが、ここで将軍が再起を図っていると聞き及び、馳せ参じた次第でござる。どうか帰参をお聞き届けくだされ」将軍は承諾して、民夫千人を与えて王真を東に向かわせて屯田にあたらせた。その月の鉄鉱石の生産はわずかであった。(盟友の生産能力、軍事能力の回復を助ける) 「将軍、私はすでに新たな弩を完成させております。矢は三百歩の距離まで届き、足で弓を引くのです。二百歩以内なら、重装備の鎧といえども軽く貫き通します」 「鉄浮図の鏡鎧(きょうがい)も貫くことができるか?」 「百歩以内なら貫けましょう」 将軍は大いに喜んで、自らこれを試したところ、矢をつがえるのに相当の腕力が必要だったので、これを「神臂弓(しんぴきゅう)」と名づけた。神臂弓(しんぴきゅう)は製造が困難で、一人の優秀な職人が三日で一本を作るのがやっとであったので、将軍は兵器工房を拡張し、戦での需要に備えた。 さらにひと月余りが経つと、ついに精鋼の精錬法が完成し、鉄器の鋭利さにはるかに勝る精鋼で刀、剣など製造できるようになった。将軍はあらゆる兵器を鉄から精鋼に替えた。 鉄鉱資源の需要が急激に増加したので、将軍はあちこちに人を遣って探させ、鉄を売る者はその貴賎(きせん)を問わず、ことごとく仕えさせた。瞬く間に、鉄の値段は高騰し、五の食糧で鉄一に替えられたが、今や八の食糧になってしまった。 人々はふざけて「鳳凰(ほうおう)城の鉄は高い」と言い合った。(需要供給の変化は価格の変動を引き起こす) 辺鄙な場所にあったので、燕(えん)軍は数度にわたって押し潰され、いずれも関に近づく前に敗退した。神臂弓(しんぴきゅう)手は燕(えん)軍を恐れさせ、まだ隊列を組んでいないうちに、すでに百十人が倒されてしまった。 慕容俊は国内の混乱が続き、鳳凰(ほうおう)城攻めに割く余力がなかったので、鳳凰(ほうおう)城から中原に至る経路の要所に関を設けて、「重関」と名づけた。その関は城壁の高さ二十丈、幅三丈で、数万人の兵士を配備できた。そして関には強力な弩弓を配し、連合軍の進軍を阻もうとした。 三年の後、討胡の盟は再び勢力を盛り返し、兵は精強になり、食糧も充分な備蓄を得た。さらに矢を三里の距離に飛ばすことのできる床子弩(しょうしど)を新たに開発した。 床子弩(しょうしど)は前弓、中弓、後弓から成り、三つの弓で一本の矢を射るのだが、それには四人の力を必要とした。三つの弓を使うので「三弓床弩」と呼ばれた。 また霹靂車(へきれきしゃ)を改良して、火石弹を投擲(とうてき)できるようにし、これを「火霹靂」と名づけた。 将軍は連合軍に伝令を出し、 「魏王の名において天下に号令する。燕(えん)の皇帝の非道は、われわれの仁義の兵で討伐せねばならない。諸侯は兵を出して重関を攻めるべし。 重関の城壁は高く、兵も多い。守るに易く、攻めるに難い難所ではあるが、魏王自ら火霹靂で関の兵士を焼き尽くし、三弓床弩で関門を攻めるであろう」と呼びかけた。 関を守る弩弓は二百歩の距離までしか飛ばず、連合軍には届かなかった。攻撃は数日に渡って続き、関門、城楼、弓櫓などはみな破壊されて将兵の士気が低下したので、魏王は攻城命令を発し、半日の白兵戦の後、重関はついに破られた。 ▲ 第六話 燕(えん)を滅ぼして皇帝となる 魏王は再び天下に号令した。 「燕(えん)の皇帝の天にそむく所業はすでに天の報いを受け、その運気はすでに尽きている。人々は決起してこれを滅ぼせ」 すると、たちまち非鮮卑族(せんぴぞく)の人々が決起し、反乱を起こした。燕(えん)の皇帝は慌てふためいて、これを皆殺しにした。 魏王は三ヶ月に渡って攻撃を続け、数多くの城を落としながら、都である鄴の城下に迫ったので、慕容俊は精鋭部隊全軍を配して対抗した。 しかし、三年の歳月は形勢を全く逆転させており、三弓床弩と神臂弓(しんぴきゅう)によって鉄浮図の軍は百歩の距離に近づく前に殲滅されてしまった。接近戦では、兵器をすべて精鋼に替えているので、精強な将兵たちは奮迅して鏡鎧(きょうがい)の兵を次々に撃ち破った。 この戦争は天地を揺るがし、鬼神も涙するほどの凄惨を極め、鉄浮図の軍を破っても、燕(えん)軍の選り抜きの精鋭が挑んできたので、戦闘は七日七晩続いた。 ようやく慕容俊の軍を殲滅した時には同盟軍もその七、八割を失っていた。都は陥落し、燕(えん)は滅亡した。 魏王は鄴を落とすと、ここに遷都し、宮中を探して国を治める者の印である王鼎を見つけ、大魏(たいぎ)の栄光を取り戻そうとした。 翌日、魏王は帝位に就き、詔を天下に発して、国号を魏と改め、年号を天啓元年とした。天下に大赦令を出すと同時に、兵を出して燕(えん)の残存勢力を討伐させた。 晋の皇帝も、魏王が帝を称するや、魏帝を名乗る逆賊を誅すべしと詔を発した。そして同時に魏討伐の北伐軍を進めた。 ▲
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Red Snow Mystery Page 2 今回は皆堅実に展開してるな。 とかいうとすぐに超展開が起きるんだろうけど… 「わたしは狭霧カヤ。よろしくぅ!」 「……フラミリア・D・ツェペシュ」 リュウらと合流した二人が、それぞれ自己紹介をした。 「夜智冬瑠、と申す」 「俺はリュウサトウだ」 二人も、彼女らに習って名前を名乗った。 「まあ、立ち話もなんだ。そこら辺の座席にでも座ろう」 リュウの提案で、近くの座席に着席する四人。 「さて、二人はいかにしてこの場に?」 着席するや否や、そう切り出したのは冬瑠だった。 「私達かや? 多分君達と同じだよぅ」 「というと、例の小説を?」 「うん!」 そう言って胸元に一冊の本を掲げるカヤ。 その装丁は立派な牛革で綺麗に仕立て上げられており、本自体から手に取りがたい荘厳なオーラが放たれている。 表紙の上方に、金字で縫いつけられた「赤雪物語」という文字。 「これを読んで気になったんだ!」 まるで大切な宝物を自慢する子供のように、カヤは二人に笑顔を見せた。 リュウは、ふぅとため息をついた。 「まあ、当然か」 「他に妥当な理由は見当たらないからな」 「それで、どうして劇場にいたんだ?」 リュウが、次なる質問をカヤに投げかける。 「う~…説明すると長いんだけど、それでもいいかや?」 「構わん」 そう言うと、冬瑠は腕を組んで目を瞑った。カヤの話を聞く体勢に入った、ということだろう。 リュウも、膝に肘を置いて頬杖をついた。 「そうだね~…」 カヤは、頬に指を当てて小さく上を見ながら語り出した話は、以下のとおりである。 カヤは元々、彼女の隣にちょこんと座っているフラミリアと一緒に赤雪に来た訳では無く、もう一人違う連れと共にきたのだという。 この場所に訪れた理由は、前述の通り小説の後書きを一読したからだ。 しかし、例の山道を徒歩で歩いた彼女の連れは体力を消耗してしまい、カヤが肩を担いで赤雪の旅館に入り、その場にあったソファで連れを寝かせたのだそうだ。 冬瑠とリュウが顔を見合わせたのは言うまでもない。 連れを寝かせたソファは、他でも無くロビーに忽然と置かれ、リュウ達が目にした違和感だらけのそれそのものだからだ。 そして、カヤは眠る連れの傍にしばらくついていたが、やがて彼女の興味は連れの容体から赤雪の旅館へと移って行った。 聞いている二人もそれは体験済みだ。そうなってくる理由は、感覚的にカヤと共有できた。 なんとはなしに目の前に伸びていた道を進む事を決めた彼女が、最終的に着いた場所が… 「劇場、と?」 「うん。わたし、方角を知らなくて、適当に歩いてたんだよぅ」 冬瑠達は、見た目とは裏腹になかなか用意が良かった又津が持っていた方位磁針によって方角を認識したが、彼女はそういう類の物を所持していないのだろう。 彼女は劇場にたどり着いたのは、まさに偶然が生み出した状況だ。 「しかし、フラミリアとはいつ?」 座席にちょこんと座ったまま人形のように動かなかったフラミリアが、自分の名を呼ばれてピクリと眉を動かした。 「フラちゃんとは――――」 「馴れ馴れしく呼ばないで」 話を始めようとした所を過度な毒舌で止められ、その場に項垂れるカヤ。 「随分と手厳しいな…」 呆れたように首を振る冬瑠の気持ちは、さぞかし唖然としたものだっただろう。フラミリアはかなり冷徹な性格である事は、この一連の応酬で簡単に予測する事が出来た。 「まあ、そんなことよりも、フラミリアはどうしてここに?」 しかし、リュウはカヤの様子には目もくれずに、質問の対象をあっさりと切り替えた。 一見熱血漢かと思えば、意外とドライな一面も持っていることは、一目瞭然だ。 「…知らない人に連れてこられた」 「知らない人?」 「そう」 そう言ってぷいとそっぽを向く。それを見て、リュウが一つの疑問を抱いた。 「なあ? なんでその年でそんな子供っぽい態度とるんだ?」 「!」 「?」 リュウの発言に、フラミリアが顔をばっとリュウに向けた。冬瑠はといえば、フラミリアとは違いリュウの発言に疑問符を浮かべている。 「何を言ってるんだ、リュウは…。どこからどう見たとしても子供ではないか」 「あたしは…とっくに成人してる…」 「なにっ!?」 「ええっ!?」 フラミリアの発言に、今度は冬瑠と、今までずっと打ちひしがれていたカヤでさえ、奇抜な声を上げてフラミリアを凝視した。 「何をそんなに驚いているんだ?」 リュウは、フラミリアが自分の年を尋常ではない程に上回っている事を 既に知っていた為、二人の反応に逆に疑問を抱いていた。 しかし、誰よりも驚いていたのは、当の本人であるフラミリアだった。 「なんで分かったの?」 「いや、見た目で分かるだろ」 さらに、驚愕で見開かれていくフラミリアの目。 「…あたしの年をちゃんと分かったのは、あんたが初めて…」 「そうか? まあ、そんなもんなのか」 「…あんた、名前は?」 「さっき言っただろ。俺はリュウサトウだ」 「リュウ…リュウ…」 フラミリアは、少しばかり俯いてリュウの名前をぼそぼそと呟き始めた。 当然、リュウはそれに不安を感じざるを得ない。 「おい、おい」 軽くフラミリアの肩をつつくと、 「ねぇ、『リュウお兄ちゃん』って呼んでいい?」 顔の角度は俯かせたまま、上目遣いでリュウの様子を見ながら、フラミリアはそんな事を提案した。 「まあ、俺の呼び名なんて適当でいいよ」 断る理由も見つける事が出来なかったのでリュウがそう言うと、 「わぁ、ありがとう! リュウお兄ちゃん!」 果たして、先程までの不貞腐れた顔をした彼女はどこへ行ってしまったのだろうか。 あどけない顔に似合った純粋な笑顔を満面に浮かべながら、フラミリアはリュウに抱きついた。 「ええっ!? なんで!?」 「リュウの奴…羨ましすぎる…」 突然抱きつかれて慌てふためくリュウを、カヤは驚愕に満ちた目で、冬瑠は羨望に嫉妬を含んだ目で、それぞれ見つめていた。 ☆ 「で、わたしにはさらに目的があるんだけど…」 二人から四人になったこのグループは、一度重影らと合流するためにロビーへ向かった。 しかし、重影と又津はその場にはおらず、カヤが急に三階へ行きたいと言い出したので、急遽三回の探索へ赴く事になった。 「さらなる目的?」 「そう! ねぇ、三階には何があるか、知ってるよね?」 リュウが、ウエストポーチの懐から赤雪の小説を取り出した。 「確か…おっと、あった。食堂とプレイルームがあるな」 「うん! で、食堂でなにかを思い出さないかや?」 「?」 元気よく先頭を歩くカヤの後ろで、リュウと冬瑠は顔を見合わせた。 因みに、フラミリアはリュウに肩車をされている。一度冬瑠が笑顔で話しかけたが、その途端ぷいとそっぽを向いたものだから、それ以降彼女は少しだけ落ち込んでいる。 「フラミリア。お前は分かるのか?」 「んー…わかんない」 「生憎、こういう状態だ」 リュウは、カヤに向かって肩をすくめて見せた。 「むぅ…まあ、仕方ないかなぁ。じゃあさ、ここの食堂の特徴って分かるかや?」 今度は、冬瑠が即答した。 「食堂の壁が、全面窓で構成されている事だろう? 小説の中でも、強盗殺人犯はその巨大な窓から屋敷内へ侵入した事が記述されていたな」 「そう!」 自分の問いに正しい答えが返ってきたのがさぞかし嬉しかったのだろう。カヤはさらに明るい笑顔を三人に向けた。 「わたし、その窓から見える景色がずっと気になってたのよぅ!」 「景色…」 リュウと冬瑠は、尋常では無く楽しみにしているカヤに水を差したくなかったが為に言わなかったが、赤雪旅館は森の中にぽつんと建てられた建物だ。いくら頑張っても木ばかりしか見えないだろう。 小説内に記述が無かったから、なんとも言えないのだが。 やがて、荘厳な扉の前に四人はたどり着いた。扉横のプレートには、『食堂』と書かれている。 「じゃあ、開けるよ!」 カヤが元気な掛け声と共に扉を開け、最初に上がったのは… 「寒っ!!」 「冷たいっ!!」 リュウと冬瑠の叫びだった。 カヤとフラミリアと言えば、その余りにも予想と外れた食堂の光景に、目を見開かざるを得なかった。リュウと冬瑠も、その叫びから立ち直った途端に二人と同じ境遇に立たされた。 食堂の壁は、確かに壁が一面の窓だった。 ただし、すべて割れていたが。 窓の近くには、無造作に投げ捨てられた一本のハンマー。 「誰かが……割った……?」 呆然と開かれた口から発せられたフラミリアの言葉が、状況の全てを堂々に語っていた。 そして、リュウと冬瑠が寒いといった理由。 「嵐だと…」 いつの間にか来ていた嵐が起こした雨が、割れた窓から入り込んで来ていたのが理由だ。 それも、およそ嵐という額縁に収まる範囲では無い。割れた窓の奥に見えるだけで、風によって折れた木々の枝が舞いあがり、それが新たな枝を舞い上がらせる。 地面に当たっては、至る所で地滑りが起きていた。 到底帰ることが出来る状況では無かった。 そう、これが。この状況こそが。 「……クローズド・サークル……」 最後の旅人が屋敷に入ったのをまるで見計らったかの様に、太陽はどす黒い雲に覆われ、たちまちの内にとてつもない嵐に旅館が巻き込まれた。 木々の枝は宙に舞い、地滑りは至る所で生じ、旅人達が歩んできた道は土にまみれて、とうとう消え去った。 そして、それこそが、この旅館で起きる不吉で不可解な事件の幕開けとなったのは、一部の鋭い旅人にはもう既に分かっていた。 (赤雪物語『序章』より) さて、状況設定は整った。 君達、超展開の時間だよ(何 「……あーあ、『やっぱり』帰れなくなっちゃったか」 二階の図書室を歩く少年――理志がそう呟く。 いつの間にか、彼は眼鏡を外していた。 「……事件の起こるところに人が集まったか、人が集まったから事件が起きるのか。……はは、面白い。実に、面白いじゃないか」 郷流が今の彼を見たら精神科を薦めるか、もしくは良く似た別人だと思うだろう。それほど普段の彼とは違っていた。 「本当に、面白い……そう思わないか?そこの人」 そう、彼が本棚の方へ問う。 「…………」 「死んだ振りでもしてるのか?生憎と、俺は熊じゃないんでね、はは、バレバレだよ、君」 そう彼が言うと、本棚の影から一人の少年が姿を現した。 「……いつから、気づいてた?」 「そうだなぁ……入口の前に立ったあたり、かな?」 ふざけてるのか。いや、本当にそうなのか。 今の彼ほど、『つかみどころがない』という言葉が似合う人物はいないだろう。 「なんなら、君が何故こんな所にいるかも当ててみようか……そう、ここにはある人と二人で来る筈だった。―――そう、女だ」 ぴく、と、少年が反応する。 「でも、そこにもう一人―――知り合いが、来たみたいだね。それから―――あら、これはひどい」 「……お前、何者だよ」 少年が、そう問う。 「ただの魔法使いを師匠に持つ普通の男子高校生、のつもりだけど?……まあ、変な力があることは否定しないけどね………そういう君こそ何者だい?えーっと……『ユウキ』くん?」 「ッ……!」 気味が、悪い。 理志の能力は普通にチートなんですが、その副産物の一つが軽い未来予知と、過去再生。 前者はそのまま、後者は見たものが辿った過去を映像のように見れる能力。ただ、例外があったり、どちらも普段は使いたがらない。 彼は語らないし、もとより語るつもりもないですが、色々見えています。 彼の能力を二言で言うと「原初り(はじまり)」と「終焉り(おわり)」です。 わからん?ですよねー。 で、(参加していない)二代目リレー小説の主人公登場。 元より(キャラとか設定とかが)壊れやすいもの。夏の雪に…… つまりはキャラや設定崩壊など知ったことか、と。参加してないし。うん。 郷流放置プレイは仕様。 「一度状況を整理しましょう」 四人が食堂にて驚愕すべき光景を見た後のこと。 一階のロビーには七人の旅人が集まり、各々絨毯の上に座っていた。 その中心に座る青年――――重影が、話を仕切る体制になっっていた。 「私と又津さん、リュウさんと冬瑠の四名は、リュウさんの運転によってここ、赤雪の旅館に到着した」 「ああ、間違いねぇ」 ぷかりと煙草をふかしながら、又津がそれに同意する。 「そして一階の広間、つまりここですね。にて、私と又津さん、リュウさんと冬瑠の二つの班に分かれた。ここまでは私も既知の範囲にしている事です。他の御三方も問題ないですね?」 一度重影はここで話を区切り、後から入ってきたメンバーに確認を取る。 「大丈夫だよぅ!」 「…うん…」 「俺も大丈夫だ」 重影は、三人の反応を見て一つ頷き、さらに話を進めた。 「そして、紅桜さん。あなたはここまで一人で歩いて来た、と。そして、入口にて見かけた男性二名を追って赤雪に入った。相違ないですね」 「ああ。問題無い」 腕を組んで頷く彼女は、重影と又津の二人と合流した女武士だ。 彼女もまた、小説を読んでここに来た旅人の仲間だった。 冬瑠が先程から「性格や外見、設定まで被ってないか?」とぶつぶつ不平不満を漏らしている程、冬瑠との共通点が多々見受けられるが、決定的な違いが一人称にある。 冬瑠は自分を夜と呼び、紅桜は自分を俺と呼ぶ。 「で、俺以外の連中はどうなんだ?」 といったように。 重影は紅桜から視線をずらし、その隣にぺたんと座りこんでいたカヤを目を合わせた。 「では、次に狭霧さんの確認をしましょうか」 「うん!」 カヤは重影に大きく笑いかけた。 「狭霧さんは、フラミリアさんとは違う人と共にこの旅館に来た、と」 「そうだよ!」 「その連れが…」 そう言うと、重影は一本の髪の毛を手の平に乗せて、皆に見えるようにすっと差し出した。 それは、重影達が一階のロビーに入ってきた時に見つけた純色の髪の毛だった。 「この髪の持ち主である、と。相違ないですね」 「うん! 鈴音が山道で疲れ切っちゃったから、寝かせてあげたの」 「そして、その後周囲に興味を惹かれ、たまたま目に入った南の道を進んで行った結果、劇場に辿り着き、フラミリアさんと合流した」 カヤとフラミリアが同時に頷いた。 「続いて、フラミリアさんは正装をした会社員に連れられてここまで来た、と言っていましたが、その彼は?」 「ここではぐれた…」 「はぐれた、と?」 しかし、フラミリアはリュウの背中にぴったりとくっついたまま顔を上げなくなってしまった。 「おい、フラミリア。ちゃんと重影に情報を教えろ」 「むー…」 唯一フラミリアに懐かれているリュウでも、何故かフラミリアを宥める事は出来なかった。 「ふむ…」 重影は、フラミリアの子供の様な振る舞いに閉口せざるを得ない。 「まあ良いでしょう。そして、狭霧さんとフラミリアさんは冬瑠達と、紅桜さんは私達と合流し、冬瑠達は食堂の様子を見た、と」 「…ああ」 冬瑠が返事する間に間があったのは、返事をしようかどうかを迷った訳ではない事は、彼女の固い表情を見ればすぐに分かることだった。 「今は、それが問題です。食堂には、窓を割る為に使用されたと思われる鎚が放置されてあっただけでしたか?」 「うん、わたしが見たのはそれだけだったよぅ」 余りにも情報が少なすぎた。 重影は、推理自体は苦手では無くむしろ得意な方だった。彼と冬瑠は、日本を旅している序でにここに訪れた事は既に他に説明していたが、その中でも彼は何度も推理をしていた。 しかし、今回の場合に於いては余りにも手掛かりが少なすぎた。 だが、それでもある程度は状況は把握できていた。 「まあ、しかし大体の情勢は掴めたな…私達以外に、ここには少なくとも4名が居るのか」 紅桜が赤雪に入る直前に見かけた二人の男性、カヤが訪れる時に連れていた一人の女性、フラミリアが連れられていた一人の男性。 今、この旅館がクローズド・サークルの状態になった以上、彼らと早急に合流することを求められている事は、重影以外の人も分かっていた。 「早く合流するべきだな」 その冬瑠の言葉が、それを端的に語っていた。 それが、重影を次第に焦りへ向かわせていた。 そして、重影を焦りに追いやっている原因は、4名と合流することを早急にしようとしていることだけでは無い。 「食堂のそれか…」 重影のその言葉が、一同を一気に暗い気持ちにさせた。 常識的に考えれば、ハンマーで窓を叩き割ることの需要は無い。あるとすれば、それこそ… 「窓から侵入した、っつーことぐれーしか俺には分からん」 ぶっきらぼうに言った又津の言葉が、7つの頭脳が協力して推測したものの限界となっていた。 「やっぱり、情報が少ないよぅ」 やはり、ハンマーで割られた窓、だけでは真実に近づきたくとも近づけることが出来ない。 「また、班で別れるのか?」 「いや、冬瑠。確かにお前なら大丈夫かも知れんが、わざわざ侵入してきた者どもが、まともな精神をしているとは考えにくい。班で別れるのは危険だろう」 「そうか…」 「ここはやはり、大所帯にはなるものの、7人で行動する方が襲われた際のリスクが小さいでしょう。異論は御座いますか」 重影以外の6人は、首を横に振った。 「では、まずここにいる人々と合流することを目的としましょう。まずは一階からでいいですね」 その時、赤雪の五階にある広間では、窓を割って入ってきた犯人達が居た。 「ふふふ、やはり俺様みたいな死神は、こう派手に登場しないとな…」 そのうちの一人、黒いローブを着ながら肩に鎌を担いでいる女性の姿は死神そのものだった。 「うん! やっぱり派手なのはいいね! 私も楽しみになってきたよ」 その横ではしゃぐ少女の手には、見える人間にしか見えない時計を握っていた。 その中で一人だけ、 「おかしい…麗魅とここに来たはずなのに、なんでいつの間にこんな変人達と居るんだ…?」 こめかみを押さえながら、深いため息をついた少年が一人。 いや、気が付いたらキーボードを叩いていたんだ。うん。フライング過ぎて本当にごめん。 ところで、第一グループが膨大化し始めた件。あと、膨大の一発目の変換で厖大の方が出るっていうのはイレギュラーすぐる。 さて、サイは一代目リレー小説があるから設定が書けるが紅桜さんが書けない。無責任にキャラ出すのもうやめよう… 人が死んでいました。 筆はお化けのようにゆらり、ゆらり動く。 ■ ■ 「大きな音がしましたね」 白熊が夾竹桃(きょうちくとう)を抱く奇妙な画の広がる天井をつい、と見上げながら羽橋鈴音は云う。 その他二名とともに、相も変わらず炬燵に入ったままである。 「え、したかな」 「しましたねー。上の方かしら。こう、パリンッという、言ってみれば窓ガラスが割れる音?」 「へえ」 「お二人とも……今朝隣人が転びましたと云うかのように」 異変が起きれば敏感に反応してしまう羽橋なので、 (困った……) 今にも動きたくてうずうずしている。 それならばさっさと動けばいいのに動かないのは、其処はやはり彼女なりの気遣いというものがある。 「あれ」 ぽつり、と呟いたのは七瀬である。 「どうしました、七瀬殿」 「いや。ちょっと」 そういって、特に何となしにスーツの内ポケットに手を突っ込み携帯端末を取り出す。バイブ音が幽かに響いた。 耳元には運ばずそのままぱか、と携帯を開いたところを見るに、誰かしらからメールが届いたらしい。 「ふーん。圏外かと思えばメールなんて届くんですね。あ、もしかして専用の回線なんか使ってたりしてるんですか? 七瀬さんからはお金のにおいが……しませんねぇ」 「はは、しがないサラリーマンですよ。さて、誰からかな」 羽橋鈴音はジャスミンティに口を付けながら、興味津々に七瀬の携帯を眺めている。 /// 此処の蔵書数はいくらであろうか。 窓のひとつもない、豆電球に照らされるのみのこの空間には本棚が軍隊か何かのようにずらりと整列している。 広さとしては、 「雪を見て興奮した童子(こども)が無邪気に走り回れるくらいの広さね。うん、いい喩え」 田原儚(たはら はかな)が云うところでは、だそうである。 齢三十四、夫もすでにいる剣客で――彼女の昔の名である白然緋を知っている者なら田原という苗字に違和感を覚えるかもしれない――羽橋鈴音の剣の師である。 あたまには編み笠。そのせいで顔のつくりはよくは分らないが、小顔であることは見受けられる。 髪は射干玉。長さがあるようで、紐で括り背中の方にしゅっ、と流している。 上は黒いロングコート、下は白いジーンズにシンプルなエンジニアブーツ、腰には大小を提げた田原儚は図書館の一角にあったコーヒーメイカーから注いだコーヒーを飲んでいる。カップには耳の形の取っ手が三つついていた。 後は連れが一人。 「ねぇあなた。それ邪魔じゃないの?」 図書館に備えている椅子に坐りながら、云う。合わせてコーヒーの湯気が視界に靄をかける。 儚が眼を向けたのは、椅子に腰をかけている女である。正確には頭の方に眼を向けながら。 「シルクハットは……要るものなのです」 亡霊めいた声で、囀る様に女は云った。眼は大きく丸く黒々としている。頭にある純白のシルクハットのおかげで、貌には影がかかる。 「ふうん。似合ってるわね」 こういう台詞をすぐに云えるあたりに、田原儚の人柄が知れる。 「はい。有難うございます」 ゆっくりと、玄明晴子(くろあかり はるこ)はシルクハットを下げ礼をする。 衣は着物。漆黒に加えて、白い梅の文様が在る。髪は丁度肩の高さまでの長さ。後頭部の方で軽く結って、すぅっ、と垂らしているのは彼女なりの御洒落であろう。 いまは、せっせと何やらお札を書いている。玄明晴子は占い師である。 「あなたは、それは邪魔では……ないのですか」 「編み笠? 別に邪魔じゃないわよ。だって、こうしてる方が雰囲気あるでしょ」 剣客と占い師は会話をする。 儚の貌は笠のおかげで影がかかっている。 「雰囲気。それは、おもしろいです」 「あら、ありがとう。あなたこそ、そんな深い帽子に真っ黒の着物なんて、もっと雰囲気があるわ」 「はい。有難うございます」 またも、晴子はお辞儀をする。本の香い(におい)が幽かにしている。 ふふ、と儚は笑っている。光はなく図書館は小暗い。 「さて」 「はい」 晴子は札を書く筆を止める。儚はコーヒーを飲み終えたようである。 二人して、椅子からおもむろに立ち上がる。がた、と椅子を引く音が残響する。 「供養を、しますね」 「ええ、手短にね。人が来ると騒ぎになるわ」 視えるモノは紅。香いは腐った果実のような。 田原儚は、コートの内ポケットより小説を取り出す。 表題は赤雪物語。ぱらり、ぱらり、と頁をめくる。書いてあるのは、 「最初の死人が出るのは図書館。これは――波瀾ねぇ」 儚の大小が、ちき、と鍔鳴りの音を立てる。 晴子の懐には鈴があり、りん、と音が鳴る。いい音である。 美女屋敷ではあまり活躍してなかった晴子さんを出してみました。 ちなみに、今回の話において七瀬とサイ、晴子とサイは赤の他人ということでお願いします。昔のリレー小説サイと化けたくサイでは設定が違いすぎる。 そろそろ一部メンツ合流か? 図書館の一角。 「……と、『僕』は十夜理志だ。君は……なんて呼べばいいかな?」 いつの間にやら眼鏡をかけた理志は、普段どおりの人のよさそうな顔になっていた。 勿論、初対面が初対面だけにユウキは面食らったわけだが。 「……友人とかはカジキって呼ぶが、呼び捨てでもいい。好きにしてくれ」 「カジキ……なるほど、なかなか面白い渾名だね」 そう言って理志は笑う。ユウキは内心『こいつ本当にさっきまでの奴と同じ人間か?』と思っていたりした。 「ところで……たぶん、カジキ君もあの小説を読んでここに来たんだと思うんだけど……だとしたら、分かるよね?……ここが、最初の犠牲者が出た場所だ」 あの小説が真に誠ならば。ここで、最初の犠牲者が出た。 「……不気味、だな。ここで人が死んだってのか」 理志がどうかは謎だが、少なくとも普通の神経をしていれば人の殺された場所、というのはあまり気持ちのいい空間ではない。 「…ところで、君、珈琲持ってる?」 唐突に、理志がそう尋ねる? 「あ?持ってないが……どうした?」 「いや、さっきから珈琲の香りがするんだけど……ん、あっちかな」 そう言い、図書館の端のほうへと歩き出す。 「あ、ちょっと、おい、待ってくれよ」 ユウキも彼を追って同じ方向へと歩く。 彼は得体が知れなかったが、それでも、少なくとも自分を殺そうという気は感じられなかった。 少なくとも自分に危害を加える人物じゃない。―――だったら、一人より二人のほうが心強い。そう、ユウキは考えていた。 そんな頃と、同時刻。 大荒れの旅館の外に、二つの影が。 「……寒いです、馬鹿の間抜のってか従者労えよなメリー様」 「あら、これくらい我慢しなさいルミネス私だって苦労してるんだから贅沢言うな」 一人は、金の髪をし、ニット帽を被り、和服の上からトレンチコートを羽織った女性。 もう一人は、空色の髪にメイド服、その上からロングコートを羽織っている。 「へ……へっくし!」 メリーと呼ばれた金髪の女性の方がくしゃみをする。 「中、入りましょう、メリー様」 「……そうね」 そうして、二人は旅館の中へと入っていった。 ええ、そこに彼女が居たのです。丁度、図書館の中央の辺りで、血を流して倒れていました。 勿論声をかけてみましたが、反応がありません。しかし、近づいてみると、まだかすかに息があると判りました。 幸いな事に旅人の中にお医者様――そう、彼です――がいらっしゃったので、彼のところへ伝えに行ったのでございます。 彼の部屋に行き事を伝えると、すぐに包帯やら薬やらを持って出てきてくれました。 彼を連れ、図書館へ向かったのですが―――私は唖然とし、彼は首を傾げていました。 そこに彼女は居らず、血痕すらも無く、ただ、外で吹き荒れる嵐の音がするばかりだったのです。 (赤雪物語より抜粋) メリーさん登場。ルミネスは=イグザムと思ってくれてかまいません。ってかそうだし。 図書室。うん、二人はもしかしなくてもあの二人と合流するでしょう。 でも次はメリーさんの方を書くと思うんだ。理志君動かすなら今!( 「こっちだよ! 急いで!」 「ちょ、待って!」 「待てないよ! もっと頑張って走って! ガノン君!」 ざあざあびゅうびゅうと窓の外で雨風が騒ぐ中。 赤雪の旅館、四階の廊下を駆け抜ける影が二つ。 「どうか…どうか!」 「間に合ってくれ! 頼む!」 女と男一人ずつの二人組は、そう願いながらある場所に向かって全力で走っていた。 「くっ!」 男はリュックサックを開けて、赤雪物語の本を取り出す。 「間違ってないよね! 麗魅さん!」 「あたしもそんな記憶が残ってるの! ああ、もうっ! 香奈ちゃんがいればもっと早く着いたのに!」 女は目的地に早く着くことで頭が一杯だった。 やがて、二人が目指していた扉に到着する。二人は何も考えずに目の前の扉に体当たりをして、それを開けた。 だが、彼らが望んでいた、そこに在るべき様々な名画が置かれた神聖な空間は存在しておらず、 「ぐっ!!」 鼻を貫き、噎せ返るような血の匂いのたまり場。 「ああ…」 女はそこに膝をつき、項垂れた。 「間に合わなかった…」 ☆ 「まずは何処に向かうんだ?」 先頭を歩くリュウにそう聞いたのは紅桜だった。 「ん? まずは画廊に向かおうと思っているぜ」 「画廊? なぜ?」 他の者達も、皆一様に首を捻った。 赤雪は5階建て構造になっているが、その中で4階はあまり需要が無い施設が入っている。 なにせ、多目的ホールと画廊だ。 わざわざそこに初めに向かう理由が分からなかいのは当然。 「赤雪の最初の事件。お前らはもう忘れたのか?」 そう言うと、リュウは赤雪物語の本をウエストポーチから取り出した。 「最初に死人が出るのは図書館」 「そうだね~」 「だが、図書館の死体は目を離した隙に消えた、とも書かれてる。これじゃあ、行ってもあまりしょうがねぇだろ」 「まあ、な」 「あ! 分かった! リュウお兄ちゃんは、次に事件が起きる画廊に先回りしようとしてるんだ!」 フラミリアの答えが、リュウの思惑の全てを的確に捉えていた。 そう、赤雪で一番最初に死人が出るのは図書室。 しかし、記述通りならそこで見つけられた死体はすぐに消え去ってしまう。理屈は分からないが、証拠もろとも、だ。 死体や証拠が消え去った事故現場など無価値。 ならば、次に事件が起こる舞台となる画廊で待ち伏せをすればよいではないか、というのがリュウの考えだ。 頭の上に疑問符を浮かべていた他の人々も、そこまで来てようやく合天がいった様だった。 「だが…妙に嫌な予感がするぜ…」 隣を歩く又津は、何か言い知れぬ不安を覚えていた。 赤雪旅館は、外の日が落ち始めた事もあって、より一層不気味な雰囲気を醸し出している。 「それは俺も感じてんだ。刀が騒いでいる」 「むぅ~、そうかや? でも、言われるとそう感じるかも…」 「リュウお兄ちゃん、急がないとまずい気がするよ」 「…ああ」 次第に一同の脚は速くなり、いつしか走るまでになっていた。 そこで、 「? お、おい!」 四階の廊下で座り込んでいる少年と少女を見つけた。 「…?」 リュウの声に少女の方だけ反応して、ゆっくりとリュウの顔を見上げる。 「どうした、大丈夫か?」 一度その場にしゃがみこみ、リュウは彼女の肩を持った。 「う、うん…平気だよ…」 「おいおい、笑顔が弱弱しいじゃねぇか」 紅桜もリュウの傍に寄って来て、未だに俯いている少年の顔を上げた。 その顔は、蒼白と形容してなんら問題が無い。 「何かあったのか?」 ただならぬ不安を感じ始めるリュウら一同は、二人の答を待った。 しかし、麗魅は画廊の扉を指さして、ゆっくりと首を振っただけだった。 「…ちっ!」 それを見て、全力で扉に向かう又津。そのまま躊躇することなく扉の先で見たのは。 「っ!!!!」 地獄 彼らは気が付いていない。 もう赤雪の事件が開幕した事を。 そしてもう一つ、彼らは気が付いていない。 7人の軍団が、新たに2人と合流して、7人になっていることを… ☆ 「しかし、奇遇だな。重影」 「お前もな。冬瑠」 その頃、集団を抜け出した二人の武士が赤雪の二階、図書館を静かに歩いていた。 「怪しい。余りにも怪しい」 「ほう、前職の勘か?」 「そうとも言うな」 二人の会話は止まらないものの、緊張感は維持されたままだ。 「さて…」 そして、二人同時に刀を抜いた。 「尾行は得意か?」 「ふっ、ばれても負けん。腐っても日本最強だ」 そう言うと、冬瑠は刀を目の近くに掲げる。 「頼もしくて何よりだ」 重影は、もう一度ちらりと尾行目的に目を向けた。 「行くか、冬瑠」 「ふっ、当然」 そろそろと、音を立てぬよう尾行を開始する二人。 眼鏡を掛け、リュックサックを背負った少年と、それにつき従っている少年の後を。 えっと、理志君とガチ冬瑠が戦闘すると旅館吹き飛びかねないんで、戦闘だけはさせないでください。 更新速度がマジぱない件(( 1 3
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■アイマス・トータルウォー(用語/戦場/その他 篇) § 用語 §MOD(モッド)<ゲーム> アマゾネス<歴史><種族><ゲーム> アラエ騎兵集団<歴史><軍事><演出> イイ女<台詞> いおりんの○○マジ最高!!<台詞><コメント> ウルトラスーパー美少女元老議員<タグ> 英雄<台詞> エピグラフ<演出> 演説<歴史><軍事><ゲーム> オリュンピア大祭<歴史><文化><台詞> 悲しいけど、これ戦争なのよね<タグ> 株価<コメント><タグ> カルタゴの亡霊<コメント><タグ> さようなら農場、こんにちは軍団幹部<タグ> 死亡フラグ<演出><台詞> 出世<文化><台詞> 上司<文化> スキピオの苗木<台詞><タグ> スパァルゥタァ!!<台詞><タグ> タカギウス<コメント><タグ> タグロック<タグ> 力と栄光<台詞> 茶<歴史><文化><食> デコ<コメント> トリアリィに行く<歴史><文化><台詞> ハゲ<コメント> 破城槌<歴史><軍事> 蜂蜜<歴史><文化><食> バニラ<ゲーム> バリスタ<歴史><軍事><コメント> ヒゲ<コメント> ピルム<歴史><軍事><コメント> 不毛な争い<タグ><コメント> 平民<タグ><コメント> マイリスにちょっとした解説あり<タグ> メッセージウィンドウ<演出> 萌え禿<コメント> もはやドラマ、いや映画<タグ> ローマン・チハヤ街道<コメント> § 戦場 §§§ シチリア出征 §§シラクサ攻め リリュバエウムの戦い §§ ギリシア戦線 §§アポロニアの戦い §§ ポエニ戦争 §§タタウィヌの戦い ■アイマス・トータルウォー(用語/戦場/その他 篇) ■アイマス・トータルウォー(導入/登場勢力/登場人物 篇) § 用語 § MOD(モッド)<ゲーム> [英]modificationの略。ゲームの簡易拡張パックのこと。 『トータルウォー』シリーズにおいて、ユーザーが、このMODを開発、調整を積極的に進めており、ゲームを販売している会社(公式)も、黙認する形で半ば公認化している。MODの中には公式パッチ顔負け(バグ修正、歴史考証、バランス調整等)のMODも多数出ている。 とは言え、これらは、全てユーザーの産物。公式にサポートされているわけでも無いので、MODを当ててPCやゲームの調子が悪くなっても、それらは全て、ユーザーの自己責任であるので、扱いには注意が必要。 関連:バニラ アマゾネス<歴史><種族><ゲーム> Amazones。誰しもが少なくとも名前だけなら聞いたことがあろう、女だけの戦士族。 マイリストやコメント解説にもあるように、史実のアマゾネスは(こと男性に対して)かなり過激な存在である。 一方で、有名な「(弓を引くために)右乳房を切り落としていた」という伝説は、近年では当時のギリシャ人がアマゾネス(の単数形アマゾーン)という名称を彼らなりに説明するために考え出した民間語源説であると考えられており、実際にアマゾネスがそうしていたというわけではないらしい。 おっぱいは小さくても大きくても大事ですもんね。わかります。 本作に登場した、真と共に活躍した「アマゾネス弓騎兵隊」は、ケントゥリオPの手によるオリジナルユニットであり、原作ゲーム中には存在しない。ただし、原作ゲーム中に「アマゾネス」というユニットは存在する。 アラエ騎兵集団<歴史><軍事><演出> Alae equi。千早が騎兵の可能性を追求する為に設立したスキピオ領各地から集めた騎兵のみで構成された特殊部隊。 設立当初は千早直属、構成比はローマのエクイテス(騎士階級)の騎兵3に対し補助軍騎兵2。タタウィヌの戦い等で戦果を上げたものの消耗が激しく、未だ千早を満足させるに至っていない。 原作ゲーム中では軍制改革イベントが起こるまでは「エクイテス」という名の軽騎兵ユニットがある。アラエ騎兵集団の主力もこれである。 なお、ラテン語でアラエ(alae)は「翼」を意味するアラ(ala)の複数形、つまりアラは片翼でアラエは両翼である。史実でのアラは、元は会戦時に主力となる重装歩兵の翼に配置されたローマと同盟国の主に騎兵から成る補助部隊を指した言葉だが、やがて配置とは無関係に補助軍の騎兵隊を指すようにもなった。 イイ女<台詞> bona mulier。優れた性質を有する女の人。 アムリウスはこの言葉をスキピオの謂う所の「英雄」のほぼ同義語として用いており、自分の春香にもスキピオの千早にもそれになり得る素質を認めている。 なお本作では、英雄的な意味で謂う時は「“イイ女”」、それ以外の意味で(例えば、性的な意味で)謂う時は「良い女」と日本語表記を分けている。 関連:英雄、力と栄光 いおりんの○○マジ最高!!<台詞><コメント> Iorinculae ○○ vere maximus(*1)!! 伊織議員が何かをする場合、それは即ち最高である。作中人物、視聴者を問わず、いおりんファンの熱烈な心の叫び。 いおりん登場回は当然として、いおりんが裏で何かを行ったことが判明した場面にも必ず現れ、しばしば弾幕化する。 元はある問題動画の中でいおりんがネット上で展開した「いおりんのMA(*2)マジ最高!!」という自讃工作。 関連:ウルトラスーパー美少女元老議員 ウルトラスーパー美少女元老議員<タグ> Ultra Super DECOra Virgo Senatorix。ローマが誇る美少女アイドル元老院議員水瀬伊織ちゃんのこと。 いおりん登場回には必ず付くタグ。ニコマスにおいてタグはジャンル名、シリーズ名、作者名などの重要項目タグを除くとただの一口メモや一発ネタとして使われがちだが、このタグはタグ本来の標識機能をきっちり果たしている。さすがいおりん、タグでさえも優秀だ。 関連:デコ、いおりんの○○マジ最高!! 英雄<台詞> heros(男性)/heroina(女性)。才能・武勇に優れている者、偉業をなしとげる者、また、それをもって尊敬され、愛されている者。 本作において、コルネリウスをはじめとしたスキピオ派が考える(望む)英雄(像)の定義は「スキピオ一門が市民の支持を得てローマの覇権を握るために必要な『力と栄光』を手に入れる者」のこと。 ちなみに、上述の「スキピオの英雄」を最初に定義したのはいおりん(第四話)。後にコルネリウスはこれを認めている(第七話)。その後は、いおりんの言う通り陳腐であろうが説明するに十指に余る語数を要する概念がわずか二音節の単語で済む利便性からか、クイントゥスやプロデウスも同様に用いるようになっており(第十四話後編その一)、今やスキピオの中枢部での共通語となっている。 関連:力と栄光、スキピオの苗木、イイ女 エピグラフ<演出> exordium (または epigraphe)。章頭辞・巻頭辞。本作では動画の冒頭に黒地に白文字で綴られる。 その文は様々な書物から引用された一節の体裁をとるが、すべてケントゥリオPによる創作である。本当に古代の書物に記されまた民話に語り継がれてきたかのような趣のある言葉の列が美しく、語り尽くされない背景の存在感によって本編により深みを与えている。 なお、エピグラフは古代ギリシャ語の「epigraphê」(碑銘)を語源としているものの、古代語では「章頭辞・巻頭辞」の意味はなく、近代語においてその意味が加わったが、そもそも著作の冒頭を引用文で飾る技巧自体が近代文学のものである。(*3) 元来の「エピグラフ」はラテン語では「inscriptio」(インスクリプティオー)といい、墓石やコインなどに刻まれている短文を指す。特にローマ人は故人を記念して好んで墓石に銘を刻み、その内容は辞世の句や座右の銘、経歴や業績、手向けの言葉など至って自由で、中には Balnea, vina, Venus corrumpunt corpora nostra. Sed vitam faciunt balnea, vina, Venus! (風呂、酒、女は体の毒だが、命の源、風呂、酒、女!) のようなふざけたものもある。ローマでは市壁内での死者の埋葬が禁じられていたため、墓所は自然と市壁外の街道沿いに建設されるようになっていたが、これらの多様な墓碑銘は街道通行者にとっても道中のちょっとした楽しみとなっていたと思われる。 このように、墓の主の人となりを表すのに相応しい文句を刻んで墓を飾るが如く、著作をそれに相応しい引用文で飾るのが文芸におけるエピグラフである。 演説<歴史><軍事><ゲーム> contio。戦闘前に行なわれる演説。 本作のスキピオ第一軍団ではクイントゥスが担当している。 古代ローマ軍の指揮官は戦いの前に兵士の士気を高めるべく演説を行うことがあった。史実では共和政期には指揮官は選挙で選ばれた執政官であったためこれを得意とした者が多かったことだろう。 原作ゲームでは、演説の内容は演説を担当する人物によって内容がかわり、また効果も変わってくる。勇敢な人物が演説を行なえば士気は高くなるが、臆病な人間が行なえばブーイングが飛び戦闘中に逃亡しやすくなる。 オリュンピア大祭<歴史><文化><台詞> Olympia。古代オリンピックのこと。 知る人ぞ知る、古代の裸祭り。現在のオリンピックの原型となったもので、当時も4年毎に開催されていた。 エウメネスが真の武勇を称えた際、何を思ったか、彼女に出場をすすめた。 いいぞ、エロメネス。もっとやれ! なおオリュンピア祭はゼウスが男神であることから女人禁制であり、女性の出場は一部競技を除き制限されていた。しかし観戦まで許されていなかったかどうかは定かでは無い。 一方これとは別に、女神ヘラに捧げる未婚女性だけの競技会も同じく4年毎に開催されていたことが知られている。 用事思い出したんで、ちょっと古代ギリシャ行って来る。 悲しいけど、これ戦争なのよね<タグ> Me paenitet, sed hoc est bellum. 人類の歴史は悲劇や不条理に満ちている。平和な現代日本に住む我々の目から見れば尚更のこと。これを受け入れる覚悟の言葉。 元はアニメ『機動戦士ガンダム』のスレッガー・ロウ中尉の台詞。 株価<コメント><タグ> pretium。人物評価のこと。 当然物語の進展に従って上下し、「○○株が急騰」「○○株がストップ高」という風に用いられる(○○には人物名が入る)。株式市場にインパクトを与え続けるのがケントゥリオPの妙技でありこの作品の見どころの一つでもある。 カルタゴの亡霊<コメント><タグ> larva Punica。ケントゥリオPの動画はしばしば不具合によって画像が荒れノイズが入る。これを殺されたカルタゴ人の亡霊の仕業とするジョーク。 しかし荒れる箇所はわざとやっているんじゃないかと思えるほど適切な所なので誰も気にしないどころかむしろ効果的な演出となっている。 なおノイズが入る際、画面が短く激しく明滅するのと似た状況が起きることがある。人によっては吐き気や胸焼け等、気分不良を起こす原因となる場合もあるので、視聴の際には注意が必要。タグが入っていた場合は、大抵、ノイズが現れる時間も一緒に記してあるので、それを目安に、マバタキをする、画面から距離を置く等をすれば、症状緩和、もしくは回避出来るかもしれない。 I.T.Wを見る際は、部屋を明るくして、画面から離れて見て下さいね。プロデューサーさん! さようなら農場、こんにちは軍団幹部<タグ> Vale ager, salve praefecte! 出世の回避を華麗に失敗して絶望の淵に立たされたアラエ騎兵集団の暫定指揮官の心象風景を視聴者が描写した言葉。 類語:出世したくないでござる 関連:出世、トリアリィに行く 死亡フラグ<演出><台詞> a morte notari。物語中で死ぬ人物のお決まりの行動パターン。これに該当する言動を行った者は高確率で死ぬ。 例えば「この戦争が終わったら」に類する句で始まる仮定条件文による発言は典型的な死亡フラグである。(*4) 本作では第十三話前編にて、スキピオ第一軍団のBが決戦を前に自ら死亡フラグを立ててみせるフリをして、緊張に心を乱すAを落ち着かせた。 なお、Aの言う通り、死亡フラグは遙か古代から存在する。以下は、カエサル『内乱記』に見えるクラスティヌスというカエサル軍の百人隊長によるもの(ローマ公用暦 紀元前48年8月9日、パルサルスの戦いにて): ‘... unum hoc proelium superest ... nos nostram libertatem recuperabimus.’ (「…この戦いが終わったら…我々は我々の自由を取り戻すだろう。」) ↓ In eo proelio ... interfectus est etiam fortissime pugnans Crastinus ... (この戦闘で…クラスティヌスも…壮絶な戦死を遂げた) 勿論、実際には当のクラスティヌスもこれを記録したカエサルもこれを死亡フラグとしては認識していなかっただろうが(ただし文筆家としても天才だったカエサルはこういうのが効果的な演出になると知っていた可能性はある)。 出世<文化><台詞> promotio。功を立てて高い地位や身分を得ること。 出世するとローマで繰り広げられているそれはもう恐ろしい権力闘争に巻き込まれて暗殺されてしまうので、アラエ騎兵集団の暫定指揮官は出世を全力でお断りしようとしている。 関連:さようなら農場、こんにちは軍団幹部、トリアリィに行く 上司<文化> superior。部下いじめに定評がある。作品の内外で百人隊長はその被害者。 ケントゥリオPにはげましのお便りを送ろう! 関連:ピルム、バリスタ スキピオの苗木<台詞><タグ> Surculus Scipionis。千早のこと。 人を木に喩え、若い人材の成長を期待するのである。目指すはローマの大樹である。 この隠喩を最初に用いたのはコルネリウスだという。クイントゥスは度々この隠喩を用いており、やがてこの言葉は伊織やプロデウスなどスキピオの中枢部で共有されることとなる。しかし千早本人は自分がこう言われているのを知らない。 関連:英雄、力と栄光、萌え禿 スパァルゥタァ!!<台詞><タグ> Spaarrtaa!! スパルタのファランクスが敵に激突するときの吶喊。 将軍の第一声に続いて全スパルタ兵が声を揃えて発する。敵ばかりでなく味方のアマゾネスのお姉さん方も身震いする大喝である。 元は映画『300』でスパルタのレオニダス王がペルシャ帝国の使者を井戸に蹴り落とすシーンで言い放った「THIS IS SPARTA!!」という台詞。映画のTVCMでもおなじみになった。 タカギウス<コメント><タグ> Tacagius。ご存知、765プロの高木社長のこと。古代ローマっぽく訛ってみました、という感じ。 同様の趣旨で春香がHalcaと書かれることがある。こちらはアイマスMADにおいて春香版人力Vocaloidを表すHalcaloidという言葉に由来している。 タグロック<タグ> appendiculam figere。ニコニコ動画のタグを固定する機能の事。動画投稿者のみ可能。 こと、ケントゥリオPはタグロックに定評がある。それもそのはず、Pのblog上で曰く: タグですか? 腰痛Pも言ったようにネタタグはお宝だからだー! ということなので、タグ枠が空いていたら、ネタバレに注意しつつ面白いタグを投稿してみよう。 力と栄光<台詞> virtus et gloria。 それは全てである。それは進むべき路、目指すべき光である。 形あるものではないが、何よりも尊いものである。 クイントゥスは、これを手に入れた者は何者をも従わせることができると説き、千早と春香は、別れの際にこの言葉を互いに贈り合った。 この「virtus et gloria」は、史実においては古くはキケロー『ミロー弁護』(紀元前52年)やタキトゥス『年代記』(ある保守派の元老院議員の演説中の言葉(紀元48年)として)などに見られる言葉である。しかしその後のキリスト教の展開に従い彼らの神の名の下に用いられることが多くなってしまった(ケントゥリオPは非キリスト教文脈の中でこの言葉を作中人物に言わせた初めての日本人かもしれないよ!)。また「virtus」は広く「徳」を表す言葉であるため発言者によって具体的な意味は千差万別であるので、より直接的に「力(パワー、権力や武力)」を表す「vis」に置き換えることもできよう。「vis et gloria」もまたタキトゥス『年代記』(パルティア王ウォロゲセスの言葉(紀元62年)として)に見られる。 余談ではあるが、映画『グラディエーター』において、これと類義の言葉「strength and honor」(*5)が、マキシマスら将兵が(まこちんの「ダーン!」と同様に)出陣前に拳を合わせ互いを奮起する際に使用されている。このように力と栄誉を結びつけるのは、史実、フィクションを問わず、政治家、将兵を初めとした権力に(様々な意味で)通じる人々の間では意外とポピュラーな発想でもあったりする(*6)。 大事なことなので、長く書きましたよ。 関連:英雄、イイ女、スキピオの苗木 茶<歴史><文化><食> thea(茶葉)/theana potio(茶抽出液)。緑茶のこと。 え?お茶なんて、この時代、この世界に存在するわけないって? いいんですぅ!雪ぽは特別なんですぅーっ! 文句あるなら、ボミルカルに斬られちゃってください。 ケントゥリオPのBlogで公表された裏設定: シルクロード経由で雪歩の一族が(趣味で)お茶の木を持ち込み、初めは一族だけが楽しむ為だけのモノだったが、徐々にカルタゴ(主に上流階級中心)に広まり、今は一族が栽培できるか試行錯誤中。ハスドルバルが金になるかもと思い、命じたみたいな。でも、カルタゴの風土からして難しそう。 っていう設定を今、思いついた。よし、これでいこう。 で、百人隊長が好きなのはどこかで飲む機会があったんでしょう。(投げた デコ<コメント> ①frons。額、おでこ。特に、皆のアイドル、水瀬伊織ちゃんのキュートなおでこのこと。 ②Fronto。キュートなおでこを有する、ローマが誇る美少女アイドル元老院議員水瀬伊織ちゃんのこと。 通常、親しみを込めて「デコちゃん」(Frontula)という。 はぁ…いおりんのおでこにキスしたい。 関連:ウルトラスーパー美少女元老議員、ハゲ、ヒゲ トリアリィに行く<歴史><文化><台詞> rem ad triarios venisse。「今大ピーンチ!」の意味の諺。 ローマ軍の陣は若年兵の第一戦列ハスタティ、主力の第二戦列プリンキペス、古参兵の第三戦列トリアリィから成っていた。ハスタティもプリンキペスも破られ、最終戦列のトリアリィを投入せざるを得ない厳しい戦況からの比喩。 故郷で家族に囲まれてささやかな農場を経営する平穏な田舎暮らしを望むもその有能さによって不可避的に出世街道を驀進してしまうアラエ騎兵集団の暫定司令官が自らの置かれた状況をこう解釈した。 この台詞の「行く」は「至る」として訳されるべきだろうけども、ちょっと調べた限りでは動詞にvenisse「至れり」を用いている例が古代のテクストからは見つからなかった(近世以降のにはよく出てくる)。 とりあえずこの諺のソースとしてよく引用されるリーウィウス『ローマ建国史』(紀元前25年頃)ではredisse「帰せり」が用いられている: Si apud principes quoque haud satis prospere esset pugnatum a prima acie ad triarios se sensim referebant; inde rem ad triarios redisse, cum laboratur, proverbio increbruit. (プリンキペスでも戦線を保ちきれない場合には徐々にトリアリィと交代する。「事はトリアリィに帰せり」が難局で用いられる諺になった所以である。) しかしこの指揮官はこのままではトリアリィをも突破されてしまうのは明らか。さらには追い撃ちのタグロック。どうする。どうなる。 関連:出世、さようなら農場、こんにちは軍団幹部 ハゲ<コメント> Calvus。クイントゥスあるいはコルネリウスのこと。 クイントゥスもコルネリウスも初登場にしてこの称号を与えられ、また多くの者が遺伝を確信した。コルネリウスのハゲは年齢に因るものであるといい、コルネリウスが息子の頭を「悲しい」とからかうとクイントゥスは「気に入っている」と反論した。この二つ名はやはり若くしてこれをモノにしたクイントゥスのものであるべきであろう。史実ではカエサルもハゲだったので気にすることはないぞ兄上。 なお、元老院にコルネリウスといおりんというスキピオ派トップの二人が揃って現れた時には外野のそこかしこから「眩しい」という声が聞こえた。ハゲやデコとの関係は不明であるが、人々が彼らの頭上に燦然と輝く栄光を見出していただろうことは想像に難くない。 関連:萌え禿、不毛な争い、デコ、ヒゲ 破城槌<歴史><軍事> aries。鐘撞の要領で門や壁を破壊する攻城用の車両。『三國志』等で言う所の衝車。 古代ローマ軍の破城槌は丸太の先端に付いている青銅の塊が牡羊頭を象っていたので「牡羊」を意味するアリエス(aries)の名で呼ばれていた。ありすえではない。 余談だが、現実でのローマ軍への降伏のタイミングにはルールがあり、それはこの破城槌が門を叩くまで、であった。 関連:バリスタ 蜂蜜<歴史><文化><食> mel。ミツバチがその巣に集めた甘味物。古代の重要な甘味料。 アラエ騎兵集団の暫定指揮官の大好物で、常に小壺に入れて携行し(蜂蜜は特濃糖溶液であり水分活性が非常に低くほとんどのカビや細菌が繁殖できないので非常に日保ちが良い)、休憩時にはいつも水に溶いて飲んでいる。彼は亡き祖父からその滋養強壮効果を訓わったといい、若干の公私混同を伴った動機に因ってこれを軍内に公的に広めることを企んでいる。 この用時溶解の用法による蜂蜜水は、大プリニウス『博物誌』(紀元後77年頃)に滋養強壮・消炎解熱・通便などの効能のあるものとして記されている。また用時溶解でなく発酵させてから飲んだり油に入れて飲んだり乳に入れて飲んだり古酒に入れて飲んだり塗布したりして実効力はともかくとして様々な薬効を得ようとしていたらしい。 現在でも蜂蜜は滋養強壮を目的に使用され、生薬として日本薬局方にも収載されている。 なお、既にこの時代に「マイ・ハニー」の原型となった表現「meum mel」が存在している(例えばプラウトゥス『カルタゴ人』(紀元前189年頃))。(*7) \大好きハニー♪/ バニラ<ゲーム> またはヴァニラ。vanilla。ゲームにMODを当てていない、素の状態のこと。 ヴァニラ アイス(plane vanilla → vanilla)という発想。つまり、MODはアイスにのっけるトッピングであると考えれば面白いかもしれない。(*8) 関連:MOD バリスタ<歴史><軍事><コメント> ballista。古代~中世のヨーロッパで運用された大型の弩砲。 岩石塊や矢などを弾として撃ち出す。白兵戦の支援および、攻城戦、その際の防衛に使用された。 の、はずなんですが… コメントにおけるバリスタは、ケントゥリオPの続編製作に立ち塞がる上司や、とあるおっぱい紳士に打ち込み、殲滅するためのものです。 「Ballista! Go your way!!」 「Go my way!!!」 関連:ピルム、破城槌 禁句:ローマン・チハヤ街道 ヒゲ<コメント> Barbatus。ガイウスのこと。 いおりんがガイウスをあからさまに嫌っているのはその濃いヒゲのせいだという噂が立っている。 ちなみに史実では、ローマ最初の理髪師は紀元前300年にプブリウス・ティティニウス・メナという人がシチリアから連れてきた人(残念ながら肝心の理髪師の名前は不明)でそれまでローマ人はヒゲ伸ばしっぱなしだったとか、毎日のヒゲ剃りという習慣を始めた最初のローマ人は小スキピオ(カルタゴをこの世から消し去ったあの人;紀元前185年~紀元前129年)だったということを、ワッロー(紀元前116年~紀元前27年)の研究(散佚)を引きつつ大プリニウスが『博物誌』(紀元後77年頃)に記している。 関連:ハゲ、デコ ピルム<歴史><軍事><コメント> pilum。複数形はピラ(pila)。古代ローマ軍の重装歩兵が使用していたことで有名な投槍。 元は北イタリアのガリア人と戦っていたエトルリア人が発明したと言われており、ガリア人の主装備である盾を失なわせるのに有効な武器であった。戦い中で運用戦術と共に、精錬された武器であり、時代が進むにつれ、穂先が曲がりやすくなる等、様々な改良が施されていった。 あるいは第二話後編のコメント解説を参照: 古代ローマ軍が使用した近距離投擲用の重い投げ槍。 先端の鉄は軟らかく加工されており、敵が盾で防いでも折れ曲がり 重みで盾を掲げなくしたり、抜いて投げ返すことをできなくするようにしていた。 バリスタと同様、コメントにおいて、スケコマシやとあるおっぱい紳士、上司に打ち込むために使用される。 はい、押さないでくださーい。ピルムは一人、2本までですよーっ。 関連:バリスタ 禁句:ローマン・チハヤ街道 参考サイト:Roman Numsimatic Gallery/Roman Military Equipment(海外サイト main page) 不毛な争い<タグ><コメント> sterilis dissentio。禿げ同士、喧嘩しても毛は生えないよ。DNAです。って古代ローマの諺だよって小鳥さんが言ってた。 関連:ハゲ、萌え禿 平民<タグ><コメント> plebs。「へいみん」と読む。決して、「平(たい)らな民(たみ)」などと読んではいけない。 …くっ。 関連:ローマン・チハヤ街道 マイリスにちょっとした解説あり<タグ> Parvii commentarii in mea tabula sunt. マイリスト、ニコニコ動画におけるブックマーク、所謂、お気に入りリストであるが、動画を製作する人たちの間では、自作品を纏めて公開する役目も担っており、ケントゥリオPも例にもれず纏めている。 それに加えて、ケントゥリオPのマイリストは、当時の時代背景、人物像、勢力及びゲームの補足がわかりやすく解説されており、各話に必ず「マイリスにちょっとした解説あり」か「マイリストにちょっとした解説はまだ無いよ」のタグがつくほどである。(それだけ、楽しみにしている人が多い) これで一つ賢くなれるよ! 最近ではマイリストも字数制限があり、そのせいで解説が不十分だと感じているようである。 いいぞもっとやれ! メッセージウィンドウ<演出> nuntia fenestra。台詞や擬音などのメッセージが表示される窓。 初めはごくシンプルなものであったが、第七話で太い枠が付く一度目の大進化を果たし、第一五話前編で「I.T.W」の文字が背景にデザインされる二度目の大進化を果たした。視聴者の「メッセージウィンドウに高級感を」という要望に応え、文質彬彬たるべく調整が続けられている。 萌え禿<コメント> Moe Calvus。スキピオ第一軍団長クイントゥスのこと。 はじめは自分の軍団の指揮権を奪われているからか新参者の千早にきつく当たる。 が、実はその態度は彼なりの色々とまだ未熟な千早に対する気遣いと教えによるものであった。 それに気づいたときに多数の視聴者がその不器用な優しさに悶え、彼に付けたあだ名。 類語:禿デレ 関連:スキピオの苗木、ハゲ、不毛な争い もはやドラマ、いや映画<タグ> Jam fabula televisifica, non, fabula cinematographica.(*9) アイマス・トータルウォーが織り成す、重厚なドラマに魅入られた人たちなら、おそらく一度は口にするであろう言葉。 第十一話辺りから、タグとして定着しつつあり、視聴者はケントゥリオPが紡ぐ物語にコメントも忘れて見入っている。 類語:もはやドラマ、いや映(ry ローマン・チハヤ街道<コメント> Via Romana Tihajana。 第六話後編のコメント解説より: 街道自体はどこの国にもありました。 しかし、ローマの街道が今なお語り継がれるのは、ローマが街道を「道」ではなく「システム」にしたからです。 メンテナンスは勿論、宿や代え馬、天候その他の情報も然りです。 さらに、ローマ人は橋やトンネルを使うことで極力人や馬の負担を少なくしました。 これこそが、高低差を極限まで減らしたローマン・チハヤ街道で(ry (解説者の安否不明) 関連:平民 要注意 ピルム、バリスタ § 戦場 § アイマス:トータルウォーにおける、著名な戦場とその経過 §§ シチリア出征 §§ シラクサ攻め リリュバエウムの戦い §§ ギリシア戦線 §§ ローマ三氏族のひとつブルトゥス家が受け持つ戦線。強力なギリシア同盟の前に、ローマ側の旗色は悪く、この戦場でブルトゥス家は後継者全てを失っている。 アポロニアの戦い +詳細 序 ローマ先遣隊を壊走させ、追撃中のエウメネス率いるスパルタ兵とローマ軍本隊であるブルトゥス軍第三軍団が国境線付近で衝突した戦いである。実のところ国境線付近では、ローマとギリシア同盟の戦闘が頻発しており、一つの戦いを指して、これを示すわけではない。(日本で言う川中島の戦いのようなもの) ローマ側の悪夢であり、ギリシア同盟側の大勝利とも呼べる戦いが、アポロニアより南東へ数十キロの国境線付近で起きた事から、その他及び付近ので行われた戦闘も称して、アポロニアの戦いと呼ばれる。 布陣 上述したように、この戦闘は先遣隊を壊走させ、追撃中のスパルタ兵団をローマ・ブルトゥス第三軍が迎え撃つ形で開始された。 両軍の戦力(*10)は以下の通り。 ローマ(ブルトゥス第三軍) 重装歩兵 約2600 騎兵 約300 ギリシア同盟(スパルタ兵団) 重装歩兵(Hoplite ホプリタイ) 801 騎兵(アマゾネス弓騎兵隊) 208 である。 ローマ側はギリシア側と比して実に3倍近い兵力(主力たる歩兵部隊は4倍以上)であり、騎兵の数でも勝っていた。なおかつ、ギリシア兵(スパルタ兵)は先にローマの先遣隊と衝突しているため、ある程度、消耗していると考えられ、ローマ側の勝利に終わると思われた。 戦闘経過 戦闘開始と同時にローマ軍の重装歩兵はその数に任せ、敵を圧倒するべく前進を開始。同じくギリシアの重装歩兵(ホプリタイ)も、セオリー通り斜線陣を組み前進を開始する。一方でギリシア側は騎兵を素早く展開、ローマ騎兵に突撃。数でこそ勝っていたローマ騎兵隊ではあるが、ギリシア側と比べ、その質は大変低く、運用方法にギリシア(正確にはアマゾネスではあるが)と大きな開きがあったため、ローマ騎兵は脆くも壊走する。 これにより、ギリシアはローマの機動兵力によりファランクスの後背を突かれる恐れが無くなり、ローマ騎兵の壊走を見たエウメネスは、直ちに歩兵の前進、攻撃を指示する。 衝突後、互角の戦いを繰り広げていた両歩兵部隊であるが、数に勝るローマ歩兵部隊は、一部を散開させ、ギリシア歩兵部隊の右翼を切り離しに成功。さらにローマ軍はギリシア・ファランクスの背後を突かせるべく、またギリシア右翼左翼騎兵部隊の抑えとして数部隊を衝突中の戦列両側から迂回させる。 しかし、これが裏目に出る事となる。迂回中、進行中の部隊は主力戦列と全く連携が切り離された状態であり、孤立していると言ってもいい状況であった。 これを見抜いたギリシア右翼騎兵部隊は直ちに突撃、迂回中のローマ歩兵部隊を壊走させる。一方、左翼騎兵部隊は抑えとして前進中のローマ歩兵部隊の隙間を掻い潜り、ローマ側の左翼戦列の背後へ突撃を開始する。 これが決め手となり、ローマ軍の左翼は壊走をはじめ、ここにアポロニアの戦いの勝利が決定する。 了 先述したように、この戦いのみを指してアポロニアの戦いというわけでは無い。この大敗の後もローマ・ブルトゥス家は絶え間なく戦力を送り続け、国境線は両軍の血と死体で埋められていくこととなる。 研究 これまでの歴史家によれば、この戦いはローマ側の迂闊であったと評されていた。 事実、戦闘が行われた場所は緩やかな傾斜をもちながらも、開けた土地であり、大部隊を擁するローマ側に適した土地で、数の上でも地の面でもローマ側の有利には揺るぎは無い。 しかし、近年の研究よってローマ側の迂闊さよりも、数々の不利さを打ち破ったギリシア側の用兵術に評価が高まっており、特に騎兵と歩兵の連携術、騎兵の運用方法に注目が集まっている。 補足 「ホプリタイ hoplite ὁπλίτης」(*11)とは…古代ギリシア式の重装歩兵。古代ローマ式の重装歩兵(scutum 体全体を覆う長方形の盾とgladius 両刃の剣、pilum 投槍を装備し、大隊規模としてもよいマニプルスを基盤に戦う。これをレギオン legionという。)とは違い、木に牛革を重ねた青銅の盾と槍を用い、ファランクスを組んで戦う。歴史的にギリシア文化圏においては小型の盾が用いられ、敗走の際に盾を捨てることは不名誉とされた。 余談ではあるが、このギリシア式重装備歩兵:Hopliteに古代マケドニアは改良加え、胸に盾を装備し、5~6mの長槍 sarissaを両手で用いて戦う独自の重装歩兵を生み出している。加えてマケドニアは一般的なファランクスを見直し、重厚なマケドニア式ファランクスを編み出している。 §§ ポエニ戦争 §§ タタウィヌの戦い +詳細 工事中です。しばらくお待ちください(by 百人長) 俺…この工事が終わったら… (by 兵士B) だー!!もう、やめい!!!(by 兵士A) やれやれ。どうせ聞くなら伊織議員からの罵声を浴びるほど聞きたいものだな(by 伊織派兵士) 以下、コメント欄 英雄を目指しているのはスキピオの千早だけではないはず。また、既にひとつの単語として幅広い定義をもつ言葉を、ただ一つの、作中における、千早だけの定義にしばるにはいかがなものかと思い――と、いうより説明文として個人的に違和感があったので。加筆 -- 名無しさん (2008-07-01 23 01 09) 「デコ=水瀬伊織」であるならば、「いおりんのデコマジ最高!! =いおりんのいおりんマジ最高!!」となるので、呼称(「デコ=水瀬伊織」)であると定義しなけれ(そういう用法「も」あるとのみ記しておけ)ば、いおりんのおでこにキスしたいしやよいのフレンクルーラーをもさもさしたい -- 名無しさん (2008-07-06 09 45 24) 名前 コメント