約 787 件
https://w.atwiki.jp/nekosen/pages/8.html
猫川柳 2009年03月24日 (火) 19時36分46秒 目次 猫川柳 あう お かき く け こ さし す せ そ たつ と なに ぬ ね はひ ふ ほ まみ め も やゆ よ らり わ 猫川柳検索ブログ クチコミ タグ News あ 足跡足跡が 残って乾く コンクリー 23 57 2007/05/20 足跡を 残すよ生コン 乾く前 23 57 2007/05/20 秋~ - ねこせん編集長 2007-09-01 19 04 41 秋風に 夕飯まだかと猫はいい - 2007-09-01 19 05 16 後先に家事を手伝いねこぱんち - 2008-03-08 17 50 13 暑いけど、猫毛退散掃除する - 2008-07-17 13 55 39 秋風に~猫口(にゃんこう)密度も上がるひざ - 2008-09-28 23 51 05 秋風に~猫口(にゃんこう)密度もアップする - 2008-09-28 23 50 08 秋風に~進むは猫の腹時計 - 2008-10-12 20 30 16 あみものおしなべて 毛糸たわむる 猫と人 - 2008-12-28 11 10 00 猫と人 なべて毛糸と たわむれる - 2008-12-28 11 04 59 編み物に凝る傍らで猫遊ぶ - 2008-12-28 11 00 00 い う 動けない! 夕食直後の刺身前 - 2007-11-15 23 16 11 内猫もヒゲをふるわす稲光 - 2008-07-26 19 36 21 え お ☆おとそより おせちのかまぼこ 食べたいな 2006/1/1 ☆お年玉 猫缶ふんぱつ 砂かけて 2006/1/1 お帰りと、とびつく猫にまったかけ、服を着替えて熱き抱擁~♪ - 2008-04-17 20 00 00 おニューだよ!猫がかならずチェックする - 2008-06-07 21 17 58 起き出した ふとんにもぐり 二度寝猫 - 2008-11-07 10 57 37 落ち込んだ飼い主よそにはしゃぐ猫 - 2008-11-07 11 01 11 大掃除肉球を使ってボクも大掃除 - 2008-12-06 21 50 23 肉球でボクも窓ふき大掃除 - 2008-12-06 21 49 55 上へ か がっぷりと 猫モロコシに かぶりつく 20 29 2007/07/05 がっぷりと よつに組む猫 モロコシを 20 29 2007/07/05 外食も にゃんずカリカリ お留守番 9 57 2007/07/01 ☆外食だ! にゃんずカリカリ あるじ寿司 9 57 2007/07/01 カシカシと 便所友達また来る - 2007-11-30 14 58 00 カシカシと 扉の開け方伝授する - 2008-01-10 13 00 06 カーペット、スイッチ忘れて猫火鉢 - 2007-12-25 11 23 12 換毛期、いつまで続く五月晴れ - 2008-07-04 11 42 31 換毛期、いつまで続く梅雨の空 - 2008-07-04 11 41 58 勝てないよ~地震雷火事にゃんこ - 2008-08-21 00 44 22 寒風もなにするものぞ猫の恋 - 2009-01-19 22 15 07 空っ風火花ちる~猫の毛皮よ 空っ風 - 2009-01-19 22 40 17 空っ風~猫の毛皮に火花散る - 2009-01-19 22 39 29 き 牛乳をねだる猫抱きあやす夜 - 2009-03-06 11 31 31 く 車乗り うれしこまるは 足跡か 23 57 2007/05/20 雲低く、猫のまぶたも重くなる - 2008-02-12 10 16 50 くつろぐも背後気になる猫の耳~ - 2008-07-19 23 13 15 きょうもまたアンモにゃいトに萌える夜 - 2008-08-18 23 25 44 くさめして 猫は飛び起き 走り去る _・)ぷっ - 2009-01-30 14 24 16 クシャミする~たびごと猫に嫌われる - 2009-03-12 23 31 00 け ☆迎春で ご主人ばたばた あそばない(^_^メ) 2006/1/1 芸術も、きょうはひととき猫ベッド(汗) - 2008-08-18 23 25 00 毛繕い きょうは転けたか?おでかけか? - 2008-11-07 10 58 10 芸餌と芸 商談成立しましたニャ - 2009-03-06 11 27 23 腹一杯 商談決裂 猫の芸 - 2009-03-06 11 26 45 こ ☆ご主人が 休日ストーブ あったかい 2006/1/1 ごうごうと 風めぐり吠ゆ 秋台風 2007-09-06 20 42 43 この間 ねずみ見たとこ じっとまち 2005/12/28 ご主人の 作品の前 じっと立ち 2006/01/04 小ぶとんをとられ猫股火鉢する - 2008-11-25 00 46 28 上へ さ 残業で きょうも夕飯 かりかりだ 2005/12/29 作品展、イブの緊張猫知らず - 2008-04-16 23 07 48 3匹の猫をはべらせ家事をする - 2008-05-16 22 48 48 座布団を猫にとられてニヤリする - 2008-05-18 09 07 03 さざ波背をつつき さざ波たてて猫睨める - 2008-10-18 21 51 21 猫の背を つつきさざ波 なめ睨める - 2008-10-18 21 46 28 さざ波をたたせて猫ににげられる - 2008-10-18 21 42 35 し しろくろと まっしろととら うちのねこ 2005/12/28 仕事する後ろで飽きた猫にらむ - 2008-09-17 20 51 23 じゃまだよと、こたつなくしてネコまみれ - 2008-11-25 00 48 38 身体測定5.3 毛並みの長さでさばを読む - 2008-05-22 18 16 16 5.1 あなたほんとに女の子? - 2008-05-22 18 15 43 3.1 ちびと名付けただけはある - 2008-05-22 18 15 08 じゃれられて、いたずらされても猫可愛☆ - 2008-06-10 23 01 41 す スイッチの入った猫と痛み分け - 2008-07-25 22 04 34 スケジュール朝は4時、夕方5時だ 猫時計 - 2009-02-28 22 36 19 スケジュール きびしくチェックするニャンズ - 2009-02-28 22 35 41 5時ですよ 夕飯作れ 秘書は猫 - 2009-02-28 22 34 20 スケジュール 猫はしっかり 守ります - 2009-02-28 22 31 33 せ 先端フェチ~ - 2007-09-28 01 42 23 いつになく差し出すゆびのねっとり感~っておまえがなめたでしょ - 2007-09-28 01 53 54 とりあえず、さしだされれば嗅いでみる - 2007-09-28 01 47 03 先っぽは、かならずにおい嗅いでみる - 2007-09-28 01 42 57 扇風機、かけて猫毛は舞い上がる - 2008-07-04 11 14 44 扇風機、かけて舞い散るヌケゲかな~ - 2008-07-04 11 19 32 そ その鳥を捕ってくれろと鳴く子猫 ☆その足をどけて欲しいな今日の朝刊 2005/12/27 上へ た ためいきを ついて顔を そらしたよ 2006/01/04 炊きたてのご飯うまいはあたりまえ。カマの上ではねこぬくぬくと - 2007-11-11 22 33 08 もちろんね、炊きたてご飯はうまいのよ! 炊飯器だってぬくくていいの! - 2007-11-11 22 31 51 暖房が壊れてねこにきらわれる - 2007-11-20 09 38 06 棚の上、猫が毎日掃除する - 2008-05-20 18 19 52 棚ぼた棚ぼたは 自分で招こう 猫パンチ - 2008-11-13 11 28 35 棚ぼたは 自分で招くよ ねこパンチ - 2008-11-13 10 56 41 ち つ ☆爪切りを わすれてふみだい みみずばれ 2006/01/02 て と どれどれと 傷を見せ合う 猫合戦 23 19 2007/07/28 年の瀬に主は走る猫またぎ、我もつきあう運動会 - 2007-12-12 19 31 37 ドアあけて、しめないところがにゃんこです - 2008-02-13 19 27 16 取り込んだ洗濯物にフレーメン - 2008-03-08 17 51 27 上へ な 生コンへ 残してどこへ 足跡を 23 57 2007/05/20 投げ出した 肉球くすぐる ぬるき風 16 33 2007/08/03 投げやりに どこでヒショする? うちの猫 20 43 2007/08/02 長々ところがる猫や蝉の声 - 2008-07-29 23 32 34 菜種梅雨菜種梅雨 日差し夢見る 猫団子 - 2009-03-06 12 36 46 猫団子 日差し夢見る 菜種梅雨 - 2009-03-06 12 32 53 に ☆肉球に ほおずりまたか トイレあと 22 34 2007/07/18 肉球に下がる目尻よゆるむ頬 15 44 2007/07/26 肉厚な脇腹なでる猫の秋 - 2008-11-07 11 06 31 何食わぬ、顔で要求飯はまだ? - 2008-06-05 22 55 41 肉球を 使い手伝う 大掃除 - 2009-03-06 11 31 04 ぬ ぬくぬくと ひとの場所盗り 高いびき 2006/01/04 抜け毛から春の足音聞こえるね - 2008-03-31 18 33 05 ね 猫川柳 思い浮かばず ねこかまう 2005/12/28 猫よれば、汗ばむ腕に抜け毛つく 20 43 2007/08/02 猫じゃらし、パンチキックが雨あられ 15 44 2007/07/26 ねこの手を 借りて書き込む ブログかな 13 06 2007/07/19 ねこやなぎ てざわりだけが にているよ 2005/12/28 猫砂の上にこんもり抗議文 - 2007-10-22 17 11 22 睨めつける - 2008-02-01 16 09 06 夕暮れよ腹ヘリ猫がねめつける - 2008-02-01 16 08 45 仕事する後ろで猫飽き睨めつける - 2008-11-07 11 02 25 猫がまた 顔を洗っているけれど、手が耳越えた あした雨降る? - 2008-02-07 21 00 53 猫いると、アイロンがけも攻防戦 - 2008-06-13 20 22 38 猫があくびをするときは退屈してるわけじゃない - 2008-06-23 13 37 08 猫がどく、その後涼しいひざの上 - 2008-07-16 21 18 20 年賀書き~隣で猫はいびきかき、、、 - 2008-12-09 20 29 35 猫ぐらに~みっちり詰まって暖をとる - 2009-01-15 22 04 25 猫の恋庭先に 二匹三匹 猫の恋 - 2009-01-19 22 15 57 夢やぶる 二匹三匹 猫の恋 - 2009-01-23 13 03 49 霜を踏む 二匹三匹 猫の恋 - 2009-01-23 12 59 43 猫ぐらも~本日窓際族となりました - 2009-03-06 11 25 35 の 上へ は ☆初春や お客来るたび ダッシュして 2006/1/1 初雪や猫はこたつで丸くなる - 2008-01-23 10 31 01 春~ - 2008-03-10 20 29 20 夢誘う、日だまりそよ風ねむる猫 - 2008-03-10 20 29 28 春風や~ポインタ飛ぶ飛ぶ抜け毛かな - 2008-03-29 23 52 37 ひ ひざまずく あなたの残した猫砂に ぴちゃぴちゃと、にゃんこの夢は母の味 20 43 2007/08/02 拾われて ちびと名付けた 面影はなし 2005/12/28 日々乃糧 晴耕雨描 時々猫 - 2008-09-10 14 30 34 彼岸~ - 2007-09-22 22 20 34 お彼岸にごちそう並べてもてなすも、お客のひざに猫はくつろぐ - 2007-09-22 22 33 38 人寄せよ~知り合い見つけ猫スリリ~♪ - 2008-04-13 21 40 56 火花散る 猫の毛皮よ 冬の夜 - 2008-11-07 10 59 53 ふ ふっくらと ピンクに染まる 肉球に そっとほおずり してみたくなる 22 34 2007/07/18 ブログネタ ねこの手をかり 13 06 2007/07/19 風呂ぶたの 警告カット ねこだよねぇ 2006/01/02 福招き おまえも やれと踊らされ 2005/12/28 フリースをコネコネ子猫を思い出す - 2007-11-11 14 22 58 ふんじゃった!?夜中見つける猫戦車 - 2008-05-26 09 44 29 ふと見ると 隙間を埋める 猫がいる - 2008-11-07 11 00 15 不満にはあるじにアピール小豆とぎ(か~しか~しか~し) - 2008-11-25 00 47 04 へ ほ ほおずりを ピンクに染まる 肉球に ああやっぱりね トイレあとだ わ 22 34 2007/07/18 上へ ま まったりと 三匹並んで こたつ際 2005/12/28 マタタビも満足すればただの粉 - 2008-11-07 11 01 32 窓際を占領猫の春日なた - 2009-03-06 11 23 25 み ☆水音を 聞き分けごはん まだかなぁ~ 2006/01/02 ☆水音を 聞き分け風呂に 付き合うか? 2006/01/02 む め 目覚めると、足の間に猫がいる - 2007-12-22 00 32 28 メタボ猫、グルーミングでダイエット - 2008-05-08 21 09 01 も もろこしを かじりつく猫 ちとコワイ 22 47 2007/07/04 モロコシを シンまでがりがり かじりつく 22 47 2007/07/04 物音にねこをさがすくせがつく、、、 - 2008-06-18 22 36 07 上へ や 焼き肉を食べたねにおいは消せないよ。にゃんず留守番、かりかりかじる - 2007-11-11 22 44 51 やってみせ~やらせてみりゃ~猫もお手 - 2008-04-12 18 52 04 ゆ ☆夕暮れの猫につられてあくびする 21 12 2007/06/30 夕闇に腹ホリ腹ホレ猫が鳴く - 2008-02-02 21 43 43 雪風に にゃんこ密度の上がる夜 - 2009-03-06 11 26 23 よ 横になる主の頭に猫スリリ~♪ - 2008-07-11 23 41 58 横になる主の頭にスリスリリ~ - 2008-07-11 23 15 18 上へ ら ☆来客が 遊んでくれる おしょうがつ~ 2007/1/1 り リフォームに 強化されたよパトロール - 2009-03-06 11 32 40 る れ ろ 上へ わ ☆脇腹に 肉球こねて すがる猫 22 47 2007/07/04 脇腹に~猫をはべらせ暖をとる - 2007-12-22 00 31 41 ワラワラと夕餉の支度に猫がよる - 2008-02-08 21 01 32 を ん 上へ 猫川柳検索 ブログ #blogsearch 上へ クチコミ #bf 上へ タグ #technorati 上へ News 脳を鍛えたい:川島隆太・東北大教授が指南! 皆伝!新あたま道場 第741回 - 毎日新聞 スイス最大の都市チューリッヒを表すドメイン「.zuerich」、一般登録受付開始:時事ドットコム - 時事通信 仲里依紗、小2息子の「おかあさん」川柳に感激 TOKIO松岡昌宏も絶賛(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 今夜はナゾトレ!鬼滅の刃からも出題!常識クイズSP【dボタンで50万当たる】[字][デ]|番組情報|TNC テレビ西日本 - tnc.co.jp ときドキ!さいたま~ず:猪崎那紗さん 視聴者とつながる五・七・五 /埼玉 - 毎日新聞 脳を鍛えたい:川島隆太・東北大教授が指南! 皆伝!新あたま道場 第738回 - 毎日新聞 『DLsite』のお得な「創業祭」、創業日の11月9日よりプレゼントが当たるユーザー投稿企画など新たな催しが続々スタート:時事ドットコム - 時事通信 トイレットペーパー型の川柳集『第17回トイレ川柳大賞』を11月10日(トイレの日)に発行:時事ドットコム - 時事通信 第6回『相続川柳』11月5日より作品募集開始 最優秀賞「JTB旅行券5万円」 相続に対する想いや出来事を5・7・5の中に凝縮! - アットプレス(プレスリリース) 【茨城新聞】保護犬猫を里親に引き合わせる鈴木佳代さん 幸せ願い譲渡会継続 茨城 - 茨城新聞クロスアイ 幸もたらす鍵しっぽの愛猫 食堂「銀河食堂の夜」に福呼ぶ”看板娘”に 「一緒に夢を追いかける存在」|まいどなニュース - 神戸新聞社 お題ガン無視?“アホ”を競い合う競技に発展「真空ジェシカの大喜利品評会」第6回(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 参加条件は“猫耳をつけてウィンク” オタク川柳公式キャラクター14代目にゃこ式部を決める、『猫耳キャラコンテスト』応募受付開始! - PR TIMES 「たばこ対策川柳」を募集、来月末まで 石巻保健所 - 河北新報オンライン 肴町で「盛岡川柳大会」の展示スタート 個性あふれる80作品並ぶ - 盛岡経済新聞 ハライチ岩井「すべての抽選は“運営”が支配している」 (2021年10月25日) - エキサイトニュース 時代の気分映す17文字の玉手箱 - 読売新聞 TOTOが「トイレ川柳」入賞作発表 ペーパーに印刷して発売へ - 朝日新聞デジタル 二人の気持ちを表現した“クスッと笑える”5・7・5で総額112200円プレゼント いいふうふの日『ふうふ川柳&カップル川柳』キャンペーン!:時事ドットコム - 時事通信 第1回CO・OP共済「育児あるある川柳」を10月20日から募集開始 - アットプレス(プレスリリース) 江戸時代の句集や川柳誌40点ずらり 美濃加茂・太田宿中山道会館で企画展 - 中日新聞 「そろそろ寝たらどうニャ?」夜なべ仕事の店主から離れない笹かま猫 「見守ってくれてるのかな」|まいどなニュース - 神戸新聞社 TikTokでクスッと笑える川柳を投稿しよう!「#TikTok川柳」、10月15日(金)から開催! - PR TIMES 漫画/アニメ/ゲームなどの作品スケジュール情報管理アプリ『シカロ』より 「推しごと川柳大賞2021」を開催!! ~推しのいる生活を川柳にして投稿しよう!~ - アニメイトタイムズ 衰えを笑い飛ばして大人気 「シルバー川柳」作品集がロングセラー - 中日新聞 資格にまつわる一句を募集! フォーサイト資格川柳キャンペーン受賞作品を発表! - PR TIMES 第17回「トイレ川柳」結果発表:時事ドットコム - 時事通信 「猫しか勝たん」 猫づくし、サブスク配信も - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞 「阪神高速プレゼンツ ドライブ川柳」を開催! - アットプレス(プレスリリース) ボルダリングルームのアイドル猫「わたしたちの缶バッジは頑張ったあかしだニャ」|まいどなニュース - 神戸新聞社 面接中、足元に愛犬 学生版サラリーマン川柳―第一生命 - 時事通信ニュース ブラック校則、いじめ…テーマは自由 「こども憲法川柳」募集 関東弁護士会連合会(千葉日報オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第一生命、サラリーマン川柳の応募受付を開始 - 保険市場タイムズ さらば森田、深夜に猫とかわいい女子見られる新番組(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第9回金魚川柳金賞を発表 新設のキッズ大賞は、お子様ならではの視点の一句が受賞。 - アットプレス(プレスリリース) 命つなぐ猫カレンダー10年 1日1匹 「不幸な死」訴え寄付増える - 毎日新聞 - 毎日新聞 コロナ禍を笑いで吹き飛ばせ 高校生が「コロナ川柳」 静岡市(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「猫がへそ天で寝ていると、店が忙しくなる」パン屋さんにいるのは、幸運の鍵しっぽを持つ猫|まいどなニュース - 神戸新聞社 「密です」と言われてみたい頭頂部 とぼけた笑いでコロナ禍も吹き飛ばす!第21回シルバー川柳の入選作発表|まいどなニュース - 神戸新聞社 ストレスからくる疲労を軽減する機能性表示食品「やすらぎ生活(R)」が「第2回ストレス川柳」募集開始!:時事ドットコム - 時事通信 朝日川柳 山丘春朗選:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル <まちかどエッセー・津田公子>お後はどうかな - 河北新報オンライン 密輸猫154匹が「安楽死」で批判殺到 台湾当局、業者厳罰化へ - 毎日新聞 - 毎日新聞 「不幸な猫減らしたい」シェルターで守る小さな命 大阪の保護団体 - 毎日新聞 - 毎日新聞 猫におしゃれ首輪 牛革に真ちゅうバックル 使い込むほど味 - 毎日新聞 - 毎日新聞 密回避、金メダルなど、今年ならではの作品が目白押し! 「第6回 暑さ対策川柳コンテスト」 受賞作品発表! - Dream News テーブルからひょっこり「かわいい」 猫とくつろげる家具が話題 - 毎日新聞 - 毎日新聞 2021年度「歯」に関する俳句・川柳、入賞作品発表! - アットプレス(プレスリリース) 2021/08/08 ヤヨイ化学 「壁紙川柳」優秀賞作品を発表 - インテリアビジネスニュース 豆柴の大群「けしからん川柳」で夏の白シャツを17文字で表現(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「2022年卒 就活川柳・短歌/採用川柳・短歌」の入選作品発表! - PR TIMES 応募総数4,935句の川柳から「まあじゃん川柳2021」最優秀賞が決定 - PR TIMES 「お膝の上はあたたかくて最高だニャ!」お客さんへの膝乗りとお尻ポンポンが大好きな猫がいる雑貨店|まいどなニュース - 神戸新聞社 テレワーク中に聞こえてきたのは…思わず頰が緩むパパママ川柳漫画 - withnews(ウィズニュース) 神楽坂おかみさん会企画「神楽坂ストリート川柳」 第1回、535句集まる - 市ヶ谷経済新聞 <まちかどエッセー・津田公子>角を曲がれば - 河北新報オンライン 楽しく学ぶ カルチャー+(プラス) 川柳は元気の素(4)川柳を作る上での留意点:中日新聞Web - 中日新聞 宮田村テーマに川柳を募集 22年4月28日まで - 中日新聞 第12回「交通安全」川柳コンテスト入選作品が決定!最優秀賞は「車間空け さわやかな風 吹き抜ける」 - アットプレス(プレスリリース) 「わたしはエステティニャン」 店主と一緒に猫も「癒し」のお手伝い 築85年の古民家エステ|まいどなニュース - 神戸新聞社 6月26日(土)・27日(日)開催「にゃんだらけVol.11」前売券を、6月11日(金)から発売!前売券は、当日券入場13 00に先行して、11 00より早期入場可能! - アットプレス(プレスリリース) 愛知・岡崎の住宅にネコ250匹 国内最大規模の多頭飼育崩壊 - 毎日新聞 - 毎日新聞 愛猫が失踪して3週間 タロット占いや不思議な出会いに導かれ、奇跡の再会を果たす|まいどなニュース - 神戸新聞社 麻雀と日々を結ぶ「まあじゃん川柳2021」一般公募を開始 - PR TIMES 会社へは 来るなと上司 行けと妻…サラリーマン川柳1位 - 読売新聞 「猫好きさんの祭典にゃんだらけ」が、にゃんタメグランプリ開催! 最優秀賞の賞金は、10万円! 猫にちなんだエンターテインメントを大募集! - PR TIMES 御朱印ならぬ「御猫印(ごねこいん)」が猫カフェで人気 店主「保護猫への関心高めるきっかけに」|まいどなニュース - 神戸新聞社 「この店の 売上支える 拾い猫」 店主の猫川柳にほっこり、猫の置物に絵付け体験できるアトリエの猫たち|まいどなニュース - 神戸新聞社 第1回「脱うつ川柳コンテスト」を開催 4月26日(月)よりTwitterで募集を開始 - アットプレス(プレスリリース) 大賞は「ワクチンの 保管に雇う 雪女」…妖怪川柳に6008句 - 読売新聞 「歯」に関する俳句・川柳を4月19日から募集開始!最優秀賞には1万円分の図書カードとWEB絵本5冊をプレゼント - アットプレス(プレスリリース) 「テレワーク 九九の呼吸が 漏れ聞こえ」 川柳作った商店主の関西魂 - withnews 「家族も社会も、笑って理解し合えたら」爆笑問題・田中裕二さん - 朝日新聞デジタル 第1回医療機関あるある川柳コンテスト結果発表! - アットプレス(プレスリリース) ポイ活アプリ「トリマ」主催「ポイ活川柳コンテスト」入選作品発表 - アットプレス(プレスリリース) 最優秀賞は賞金10万円!春の全国交通安全運動にて第12回「交通安全」川柳コンテストを開催! - アットプレス(プレスリリース) 「友達に 彼女ができた――」 小学6年生の書いた“川柳”に「エモい」「うまくて切ない…」と反響(1/2 ページ) - - ねとらぼ 第5回『相続川柳』の受賞作品が決定!最優秀賞「密でいい 相続めぐる 話し合い」 - アットプレス(プレスリリース) 萌えるドメイン「.moe」Presents『第16回オタク川柳大賞』結果発表!ネ申(大賞)は、「経済の 柱となった 炭治郎」に決定 - PR TIMES 日本チェーンストア協会主催 第9回うれしい!たのしい!お買い物!チェーンストアお買い物川柳大募集!!選考結果発表 - PR TIMES 現在何かと話題の多い「ステイ・ホーム」「安全対策」をテーマにした川柳 入選作決定 - アットプレス(プレスリリース) 「ぼくは先生の一番弟子だにゃ」能楽師の先生とお弟子さんの稽古を見守る“猫支配人”のみぃちゃん|まいどなニュース - 神戸新聞社 「畳の上は気持ちいいにゃ」畳屋さんの看板猫“たたみちゃん” 部屋の畳で爪を研ぐのが悩みの種|まいどなニュース - 神戸新聞社 「発酵が はかどる姉の ステイ腐ォーム」「経済の 柱となった 炭治郎」 オタク川柳大賞の最終20句が決定、自粛生き抜くオタクの叫び(2021年2月22日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース メガネ姿の「猫耳キャラコンテスト」、ファイナリスト決定!オタク川柳公式キャラクター「にゃこ式部」(13代目)を決める投票開始 - PR TIMES 「いてくれるだけで幸せ」サビ猫2代目店長がいるまちの不動産屋さん 2歳半で突然死した初代を引き継ぐ|まいどなニュース - 神戸新聞社 「柴同士話したいのに大喧嘩…とほほ」犬飼ってる人ならワカル!あるある満載「影山直美の犬川柳」が発売|まいどなニュース - 神戸新聞社 レシートで 川柳詠んで 五七五円 うまい買い物 風雅な響き - - ねとらぼ 〝幸運の鍵しっぽ〟を持つ猫 熊本地震で被災した中古レコード店で店主に寄り添う|まいどなニュース - 神戸新聞社 ハンコ不要 出社も不要 次はオレ? 「サラリーマン川柳」もコロナ一色 - 産経ニュース 高知自慢川柳 大賞に2句 - 読売新聞 「なに作ってるん?」生徒たちのそばで作陶を見守る陶芸教室の猫|まいどなニュース - 神戸新聞社 〝天使の羽〟を持つ!?看板猫 店主の悲しみを癒す いまは幸せに|まいどなニュース - 神戸新聞社 「ダンナ」と「オクサン」という名の猫たちが接待してくれる京のスナック 客同士の縁を繋ぐ|まいどなニュース - 神戸新聞社 ロシアンブルーの猫女将が宿泊客を〝おもてにゃし〟京の純和風旅館|まいどなニュース - 神戸新聞社 ~自宅コスプレも応援!今年は賞も増えました!参加条件は“メガネで猫耳”~オタク川柳公式キャラクター13代目にゃこ式部を決める、『猫耳キャラコンテスト』応募受付開... - PR TIMES 「にゃおにゃお川柳」開催!猫ちゃんのとっておきの1句をお待ちしています - PR TIMES 『フェリシモ猫部』からムック本、「フェリシモ猫部 オフィシャルパーフェクトBOOK Vol.3」が2月22日(猫の日)に全国の書店・コンビニで新発売 - PR TIMES 辞書の三省堂から、猫の句2400と猫に関する言葉や言い回しを集めた、猫尽くしのユニークな「国語辞典」新発売! - PR TIMES 川柳で「ながーい、おつきあい。」 京都銀行が新CM - 産経ニュース 上へ ©2007 nekosen colored_pencil_art hal
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2004.html
前ページ次ページZEROMEGA 結局、村の見回りも対した時間潰しにはならなかった。 重二輪の最高速度は時速七百リーグに達する。 整備された道がなくとも、ウエストウッドのような小さな村を一回りするだけなら三分もかからない。 危険な魔獣や盗賊の類がうろついていないことを確認した後、五宇たちは村はずれにある小さな山の上に昇った。 重二輪を下り、サウスゴータを一望する小高い丘の上に立つ。 右手の手袋を脱ぎ、指を握り締めて祈るように拳を掲げた。 五宇の右手の甲にはティファニアと使い魔の契約を結んだ時に刻まれたルーン文字が並んでいる。 その見慣れぬ言葉が何意味するのか、五宇は知らないし、魔法に詳しくないティファニアも彼に教える事はできなかった。 しかしその魔法の文字をどう使えば良いのか、五宇は既に自分の力で学び取っていた。 手の甲に意識を集中すれば、ルーンは光を帯び、ゆっくりと輝き始める。 走っている途中、ずっと五宇をからかっていたタイラも今は黙って彼の様子を伺っている。 やがてルーンの輝きが闇夜の月に匹敵するほどになると、五宇は額に掲げた拳を口まで持っていき、息を吸い込んで思いっきり口笛を吹いた。 合成人間の肺活量で生み出された笛の音は、高く遠くアルビオンの大地に木霊し、はるか遠くの山々まで染み渡った。 口笛を吹き終えた後、五宇は黙って立ち、何かを待ちつづけた。 そして、笛の音の余韻が消えてから十分ほど経った後、四つの方角から大量の羽ばたきの音が五宇のいる丘の上を目指して押し寄せてきた。 間もなく翼の音は黒い羽毛の塊となり五宇を取り囲み、耳たぶを齧ったり、羽を頬に押し寄せたりして青年をもみくちゃにした。 無邪気な子供のような声がわれ先に話し掛ける。 「ゴウ! ゴウ! 久しぶりっすね!」 「今日は俺たちを呼ぶのが随分速かったな!」 「おれ、話を聞いてきたよ! 一杯聞いてきたよ!」 「ご飯はまだ? ねえ、ご飯はぁ?」 青年を取り囲んだのは大鴉の群だった。 地球に生息するカラスよりも一回り大きなこの鳥類はハルケギニアでは有り触れた生き物だ。 しかし、彼らが実は人間の子供に匹敵するほどの知能の持ち主で、文字を識別する能力まである事はあまり知られていない。 異世界に着いて間もなく、五宇は自分に動物達の言語を解する能力を備わっていることに気が付いた。 そして大烏族の知能の高さに着目した彼は、子供たちの食べ残しと引き換えに烏たちを通してハルゲニアの情報を集めさせることを思いついたのだ。 今朝の朝食の残り(いつもより大分たくさん残ってしまった)を地面にばら撒くと、大烏たちは一端五宇を開放して食べ物に群がった。 「ふふふ、美味しい? 今日のご飯は私たちが作ったのよ」 お前は後ろで掛け声を上げていただけじゃないか。 そう突っ込みたいのを堪えて、タイラの台詞を大烏たちに翻訳してやった。 「へえ、そうなの? 道理でちょっと焦げてると思った」 「でも、結構いけるよ。この焼き魚、塩を使いすぎてるけど」 微妙な大烏たちの感想を伝えると、タイラはちょっと拗ねたようにそっぽを向いてしまった。 五宇はそんなタイラの様子を可笑しそうに見守っていたが、撒いた餌が無くなり掛けているのを見るとさっそく報告を聞くために烏たちに話し掛けた。 「食べ終わったら、お前たちの話を聞かせてくれ。まずはアルビオンで起きている戦争の情勢が知りたい……「尾長」はいるか?」 「ウッス!」 大烏の中で一際長い尾羽を持った一匹が飛び跳ねながら前に出た。 大きな嘴を鳴らし、青年と同族にしかわからない言葉で話し始めた。 「人間たちの戦争はもうほとんど終ったすよ。王さまたちはもう駄目っすね! 貴族たちに押し捲られてニューカッスルの方まで撤退してしまったっす! 多分、後二、三週間で決着がつくんじゃないすかね?」 「そうか……随分と早かったな」 「尾長」の報告に五宇は訝しげに首を傾げた。 五宇が「尾長」から最後に報告を受けたのが一か月前。 その時、まだ戦局は拮抗し、むしろ兵の質や士気では王党派が貴族派を上回っていたはずだった。 それからわずか一か月の間にこの破竹の逆転劇は如何にも奇妙であった。 「あの『ロイヤルなんとか』って言うでっかい船、今は『レキシントン』って言ったっけ? それが寝返ってからは一方的だったすね。次々に裏切り者が出て、王さまはもうもうガタガタすよ。 それにしても人間ってなんであんなに覚えにくい長い名前が好きなんすかね? オイラたちみたいに短い名前にすれば良いのに」 報告が終わると「尾長」は尻尾を五宇に向け、撫でてと言うように軽く振って見せた。 「尾長」自慢の尾羽根を撫でながら、複雑な気持ちで今耳にした報告を振り返る。 五宇は既にティファニアから彼女の数奇な生い立ちを聞いていた。 彼女がアルビオン王家の血を引きながら、本家から命を狙われる存在であることを知っている。 ティファニアの敵であるアルビオン王家が戦乱で途絶えるのは五宇にとって喜ばしいことだ。 しかしもしティファニアがそのことを耳にしたら、果たしてどう思うだろうか。 自分の父母の敵が滅んだことを喜ぶのだろう。 それとも血の繋がった親族がこの世から消えることを悲しむのだろうか。 いずれにしても今の少女に聞かせるには少々刺激の強すぎる話だった。 五宇は彼女が落ち着くまで王家に関する噂は自分の胸にしまって置こうと決心した。 「ご苦労だったな、「尾長」。さて、次の報告を聞こう。トリステインへ行ったのは―――」 「ゴウ! ゴウ! トリステインだったら、おれがすごいネタを仕入れて来たぜ!」 「……「トサカ」、お前だったか」 大烏の群の中から羽毛のトサカを生やした一羽が気取った足取りで歩み出た。 そいつは五宇たちを見上げて、偉そうにに胸を張ると、 「確か、ゴウはトリステインの王都に行きたいって言ってたろ? 止めた方が良いぜ。今、あそこはラ・ヴァリエール公爵の末っ子が悪魔を呼び出したせいで凄い騒ぎになっているんだから!」 「悪魔とは物騒な……」 「凄いね! ファンタジーだね!」 五宇は不吉な知らせに眉をひそめ、タイラはすなおに驚きの声を上げる。 二人の反応に「トサカ」は得意げに頷くと、 「そうさ! その悪魔は呼び出されるなり、自分の主人とハゲの教師を八つ裂きすると、全てを消し飛ばす「虚無の光」を使って魔法学院を焼き尽くしたんだ! それから、王都の中に飛び込んでおお暴れ! 近衛の騎士やら枢機卿やらお姫さまなんかを次々に千切っては投げ! 千切っては投げ!」 話しているうちに興奮してきたのか。 「トサカ」は嘴を使って地面に落ちている葉っぱを一枚拾うと、唖然とする五宇たちの前でそれを振り回して悪魔が暴れまわる様を再現して見せた。 すると突然、大烏の群の中から真赤な爪をした一羽のメスが飛び出し、見事な飛び蹴りで「トサカ」を蹴っ飛ばした。 「適当なこと言ってんじゃないよ、この宿六! あんたまたスズメの連中からガセネタ仕入れてきたね! ゴウ、あたしがちゃんとトリスタニアに言って話を集めてきたから、こんな奴の言うこと聞く必要ないよ!」 その美しいメスは「トサカ」の連れ合いで「紅爪」と呼ばれる大烏だった。 彼女がいい加減なゴシップばかり報告する夫と違って、いつもきちんと裏づけを取ってくることを知っていた五宇は笑って先を促した。 「それじゃあ、「紅爪」。本当の話を聞かせてくれるか?」 「ラ・ヴァリエール公爵家の三女が悪魔を呼び出したというのは本当だよ。その悪魔が暴れたせいで怪我人が出たというのも本当。でも、まだ死人は一人も出ていないよ。 一番酷い怪我をしたのはギーシュって男の子だけど、その子も身体が半分に千切れて真っ黒焦げになったらしいけどまだ死んじゃいないよ」 「……その悪魔がどんな姿をしているのか分かるか?」 「うーん……それがね。変なんだよ。学園の使い魔たちから聞いた姿が皆食い違っているんだ。小さな女の子みたいな姿をしているって言う奴もいれば、大人の女だって言う奴もいる。中には蝶みたいな翼が生えているとか、手がでっかい大砲になっているという奴もいるのよ。」 「お前はその「虚無の悪魔」を自分の目で見たことはあるか?」 「ううん。悪魔が使った「虚無の光」なら見たことがあるよ。悪魔の光に触れると石も雲も空までなんでも消えた。それから光の通った場所から真っ赤な火柱が生まれたの。火柱はどこまでも伸びて、まるで星の世界まで届くようだった。とてもきれいで怖かったわ」 悪魔の光を見た様子を思い出したのか、「紅爪」は目を瞑って小さな体を震わせた。 五宇は慰めるようにメス烏の背中を撫でたが、その心中は穏やかなものではなかった。 今までトリステインの魔法学院に行くことが元の世界に帰るための近道だと考えていた。 しかし、「虚無の悪魔」ような危険な存在がいるとなると、話はだいぶ違って来る。 今の内に他の目的地を探した方が良いのかもしれない。 しかし、魔法学院に匹敵するほどの書物と知識人があってなおかつある程度治安の良い場所と言えば……。 五宇の考えを見抜いたように、大烏の群れの中でも一際目立つ外見をした一羽が五宇に歩み寄った。 「ゴウ、わたしの話も聞いてよ」 五宇に話し掛けた大烏の名前は「雪白」。 その名前の通り、雪のように白い羽毛を持ったアルビノだった。 完全なアルビノ種の大烏は大変珍しい。だが、成長仕切ったアルビノ種はもっと珍しい。 「雪白」が捕食者に食べられることなく成鳥になることができたのは、雛鳥の頃に神官に拾われ、聖なる鳥として育てられたおかげだ。 「雪白」は子供の頃から神の教えばかり聞かされて来た者特有の夢見るような声で話した。 「わたし昨日お空の上で風竜に乗った男の子と女の子にあったの。二人ともとても綺麗な子だったわ。男の子はわたしを無視したけど、女の子はわたしを撫でてくれた。その子はわたしみたいな白い髪をしていて、胸にはゴウの右手についているような文字があったの」 無意識の内に右手の甲を撫でる。 自分と同じようなルーンを持つと言うのなら、その少女もやはり誰かの使い魔なのだろうか? 「その子は俺みたいにお前と話ができたか?」 「いいえ。あの子は言葉を喋ることができなかったみたい。まるで子猫みたいに唸っていたわ」 「それじゃ、その子供たちがどこから来たのか分かるか?」 「それなら、分かるわ。あの子たちが乗っていた竜が教えてくれたもの。教皇さまのお屋敷から飛んで来たと言っていたわ。ねえ、一杯話したらお腹が空いたわ。干し葡萄をちょうだい」 「雪白」に褒美の干し葡萄を投げ与えながら、五宇は今聞いた話を吟味した。 その少女の主人が誰なのか分からないが、一つだけ言えるのは彼女が教皇の使い魔じゃないということだ。 ロマリアの教皇の使い魔が、「がうな」と言う名の目に見えない魔物だというのはちょっとした情報通なら誰でも知っていることだ。 一説によるその使い魔は、始祖ブリミルに退治された伝説の怪物「はらぺこゴウナ」と同じ生き物で、口の悪い人間の中には教皇がその怪物を送って自分の政敵を暗殺していると吹聴するものもいる。 しかし、誰の使い魔か分からないが自分の同類がいるというのはかなり心強い話だ。 こうして考えて見ると、ロマリアへ行くのも悪くないような気がしてきた。 ロマリア皇国の『宗教庁』にはハルゲニアで最も多く知識が集まるというし、何より治安が抜群にいい。 ただ一つ気になるのが、この世界に異端審問という野蛮な習慣があることだ。 特にロマリアのような信仰が盛んな土地に五宇たちのような異世界の人間が入り込めば、どんなトラブルが巻き起こるか予測は不可能だ。 そこのところを「雪白」に詳しく聞こうとした時、五宇は何かが自分の脚を触れている事に気付いた。 見下ろすと、烏と言うよりはよく肥えた鶏のような大烏が彼の脚を突っついていた。 その名も「太っ腹」と言う名の大烏はフォアグラができていそうなぽっちゃりしたお腹を揺さぶりながら青年に笑いかけた。 「ゴウ! 俺も凄いのを見てきたよ! ラ・ヴァリエール公爵領で人間の言葉を喋る熊にあったんだ! そいつは熊のくせにハチミツが嫌いで、ご主人さまからもらったハチミツのお菓子をぜんぶ俺に分けてくれたんだよ!」 「太っ腹」は羽を大きく広げて、みんなの驚きと賞賛を待った。 しかし、彼に向けられたのは哀れみの眼差しと彼の身を心配する仲間たちの声だった。 「お喋りな熊なんてありえないっす! ましてや、ハチミツ嫌いな熊なんてもっとありえないっす!」と「尾長」が断言すれば、 「……ああ、「太っ腹」。ハシバミ草の拾い食いは止めときなさいって、あんなに注意したのに」と「紅爪」が大きく溜息をつき、 「雪白」に至っては「お酒は身体に悪いよ。酒場のゴミ箱ばかり漁っちゃ駄目だよ」と雨に濡れた野良犬を見るような「太っ腹」を見た。 この仲間の反応にぽっちゃり烏は大いに憤慨。 翼を振り回しながら、何とか自分の言っている事を彼らに信じさせようとした。 「違うって! 俺本当に見たんだってば! 見てよ、このお腹! あの熊から毎日、ハチミツのオヤツをもらっていたからこんなに大きくなったんだぞ!」 しかし、皆の反応はまるでツンドラ地方のブリザードのようであった。 特に「トサカ」はタプタプ揺れる「太っ腹」のお腹を見るなり、 「お前が太っていたのは前からだろ。やれやれ、飯の食いすぎでとうとう脂肪が脳に回ったのか? ぷっ」 「ぷっだと! お前だけには言われたくねえよおおおおおおおおお!!!」 「太っ腹」が「トサカ」に飛び掛り、それから大乱闘が始まった。 二人を引きとめようとして「トサカ」を突っつこうとした「尾長」を「紅爪」が蹴っ飛ばす。 一番大人しそうに見える「雪白」は「皆、喧嘩しちゃ駄目だよ。喧嘩する子は悪い子だよ。悪い子は異端だよ――――異端は燃やさないと!」などと言いながら、木の枝と枯葉を使って物凄い勢いで火を起こし始めた。 いい加減見かねた五宇が仲裁に入ろうとした時、 ―――それはやってきた。 牛革を張った太鼓を思いっきり叩いたような音がした。 続いて同じような音が規則正しく繰り返される。 空の彼方にごま粒のような天が現れたかと思うと、見る見る間にそれは長い尻尾と大きな翼を持った影となった。 それまでお互いの羽を毟りあっていた大烏たちは巨大な存在の接近に気付いた途端、慌てて丘の端っこまで逃げ去った。 「雪白」もようやく煙が立ち始めた木の枝を投げ捨てて、仲間たちの後を追った。 翼の影は風を切って丘の上を何度も旋回し、やがてその巨体からは信じられないような軽やかさで大地に降り立った。 それは竜だった。 しかも、とても大きな竜だった。 鼻先から尻尾まで優に二十メイルを超え、広げた両翼の端は五十メイルあまり。 途方もない年月を生きた証しなのだろう。 本来青いはずの鱗は白ばんで淡い灰色に染まっていた。 巨大な身体は無数の古傷に覆われ、特に喉には何か鋭い刃物でつけられたような一際深い傷痕があった。 竜はその恐ろしげな外見に似合わない可愛い声できゅいっと鳴くと、 「ゴウやぁ、桃りんごはあるかのう?」 紛れもなく人間の言葉で五宇に話し掛けた。 青年は竜の登場に少しも取り乱さず、重二輪に載せた荷物の中から袋一杯の桃りんごを取り出した。 村の子供たちなら一週間分のオヤツになりそうな量の果実を竜はほとんど一口で平らげてしまった。 「美味いのう。わしゃ、この桃りんごに目がないんじゃ。しかし、この年になると一個ずつ集めるのが面倒でのう。うん、今年の桃りんごは甘くて瑞々しいのう。昔食べた乙女の柔肌を思い出すわい」 竜は長い舌で牙だらけの口を舐めながら、悪戯っぽい視線を五宇に送る。 しかし、五宇は老竜が遠い昔に人間を食べること止めてしまったのを知っていたので、適当にその冗談を受け流した。 「だからと言って、俺の主人を食わないでくれよ、ご老体」 「くくく、分かっておるわい。人の肉はもうわしにはちと脂っこ過ぎるでのう。さて、ガリアの話が聞きたいんじゃったな、小さき者よ」 五宇はだまって頷いた。 使い魔の能力を掌握した後、青年はハルケギニアの全ての国に大烏たちを送り込んだ。 しかし、一つだけ大烏たちの偵察が失敗に終った国があった。 ハルケギニア一の大国、ガリア王国である。 特に王都リュティスには野生動物を恐れさせる何かがあるのか、大烏たちは怯えて近寄ろうとすらしなかった。 仕方なく、五宇は自らアルビオンの山中に出向き、そこに隠遁していた老韻竜にガリアの偵察を頼んだのだ。 「小さきものよ。お前の懸念は当たっておった。ガリアは既に人の国ではない。特にその王都は異界の者が巣食う魔性の都と化しておる。わしはガリア王とその使い魔が全ての元凶だと睨んでおる」 「ガリア王の使い魔とは何だ?」 「分からぬ。教皇の「がうな」とはまた別の意味で誰もその使い魔を見たことはない。そやつを見たものは皆死ぬと言われておる。事実、ガリア王が使い魔を召喚したその日から、王家では不幸が続いた。 先王が死に、次に王の弟が死に、王の妃も母も死んだ。王弟の妃はまだ生きておるが、何かの毒を口にしたのか、人の心を失ってしまったと聞く。 ……使い魔本体を見ることは不可能じゃが、やつの眷属はリュティスの至るところに溢れておる。ロバ・アル・カリイエから来た職人と名乗っておるが、このわしの眼は誤魔化せん! 東方のどこを探してもあのような者らはおらん。やつらは人間たちが「教団」と呼ぶものと同じ輩じゃよ」 「教団か。最近、よく聞く名だ……」 ここ数年の間、ハルケギニアでは混沌の教理を崇める「教団」と呼ばれる奇妙な宗教団体が勢力を広めていた。 子供を攫って妖しげな儀式にふけるという噂があるものの、貴族や平民を平等に扱うその教えは貧しい下層民を中心に人々の心に深く根付きつつあった。 ロマリアの「宗教庁」は各国に異端審問官を派遣して、疫病のような組織を駆逐しようとした。 しかし、「教団」は系統魔法とも先住魔法とも違う異能力を使って審問官たちを惨殺し、己の存在を誇示するかのようにその死体を教会の扉に貼り付けているという。 「……「教団」の奴らはやはり人間じゃないのか?」 「奴らは人ではない。エルフではない。オークではない。トロールでもない。生きてはいないが、死んでもおらん。この世の如何なる者と似ていない。まさに異界の民としか呼びようのないものだ」 五宇は背後に控える重二輪に視線を移す。 巨大なバイクの上に浮ぶ小さな女の子の立体映像は同意するように頷いた。 「聞いたか、タイラ?」 「うん、その教団の人たちってN5Sウイルス感染者(ドローン)に良く似てるわね」 老竜が話した異界の住人の特徴は五宇たちの世界でN5Sウイルスに感染して、生きる屍と化した者たちに符合する。 しかし、五宇の知る限り感染者達はドローンになると同時に全ての知性や人格を失ってしまう。 もちろん、布教活動などできるはずもない。 ならば、今ハルケギニアで猛威を振るう魔性の教団とは一体何者なのか……。 「異変は大地の上に留まらぬ。ジャイアントモールの若長の話によれば、地下の世界にも奴らの魔の手は伸びておるらしい。ガリアの地下では奇妙な蟲の群が巨大な巣をつくり、ジャイアントモールを始めとする地底の生き者たちをあの国から追い出してしもうた。 わしもジャイアントモール語を話すのは久しぶりじゃから、詳しい話は分からなかったが、どうも「教団」の奴らは蟲どもを「建設者」、蟲の巣を「簡易超構造体」と呼んでおるらしい。蟲どもの巣は今も増殖を繰り返し、一部は既にトリステインやサハラに届いておるという」 一気に話し終えると老竜は疲れたように深々と胸の中の息を吐き出した。 その目や口元には深い皺が刻まれ、巨大な身体が一回り縮んだように見えた。 「ゴウや。わしは今まで十世紀を超える時間を生きてきた。その間、異世界の者がハルケギニアを訪れたことは一回や二回ではない。しかし、悪しきものであれ、良きものであれ、そのものらは一滴の墨の如くハルケギニアと言う大海に溶けて消えた。 しかし、あの「教団」と呼ばれるやつらは日を追うごとに数と力を増し、ハルケギニアを逆に呑み込まんとする勢いだ。小さき者よ。わしは恐ろしい。わしが生きている間にこの世界が消えてなくなるのではないかと、恐ろしくてたまらぬのじゃ」 五宇は何も言わずに、うな垂れる老竜の首を撫でた。 そして、はるか遠くにあるガリアの地に思いを馳せた。 「建設者」、そして「簡易超構造体」。 何れも聞き覚えのない名前だが、どこか懐かしい響きがする。 もしかしたら、ガリア王国には自分と同じように地球からやってきた人間がいるのではないか? しかも、教団を作るほどの人間がいるということは、ひょっとしたら地球とハルケギニアを自由に行き来する技術を確立した可能性もある。 先にガリアを訪問するべきなのだろうか? しかし、老竜の話によれば彼らはかなり閉鎖的で秘密主義的な集団だ。 同じ地球の出身者だからといって、友好的な反応が返ってくるは限らない。 迂闊な接触は大きな危険を招く恐れがある。 子供たちやティファニアのためにも先にトリステインかロマリアで情報収集をしてからガリアへ赴くべきか? 圧倒的に情報が足りないせいで、質問ばかりが頭の中を空回りする。 ふと視線を感じ、思考を中断して顔を上げた。 そして、老竜が何か言いたげにこちらを見詰めている事に気がついた。 「ゴウよ。一つ、老い先短いわしの頼みを聞いてくれんか?」 「俺にできることなら力を貸そう。ご老体、言って見てくれ」 「ふむぅ……。実は孫のイルククゥが最近、行方不明になってのう。ちょうどトリステインの使い魔召喚の儀式の時期と重なるのじゃ。ゴウや、お前はトリステインに行くといっておったじゃろ? ついでにイルククゥが使い魔として人間に召喚されたかどうか確かめてくれんかのう? 年上のお姉さまが欲しいとか、浮ついたことばかり言っとるような子じゃったが可愛いたった一人の孫なのじゃ。あの子がメイジに無体な扱いを受けておるのかと思うと夜も良く眠れん」 甲高い悲鳴が背後の烏の中から沸きあがった。 悲鳴を上げた「太っ腹」は目に深い恐怖を浮かべながら、黒い羽毛を逆立てている。 「俺の姉ちゃんと同じだ! 姉ちゃんもある日、突然現れた鏡に攫われて二度と帰って来なかったんだ!」 大烏たちは何も言わずに「太っ腹」を慰めた。 「トサカ」は自分の毟ったせいで、ちょっと禿げてしまった「太っ腹」の頭を嘴でマッサージしてやった。 その様子を目の端で捉えながら、老竜は怒りの唸り声を上げる。 「ブリミルと奴が撒いた種に呪いあれ! 毎年、毎年、春がくる度に人間以外のハルケギニアの生き物は恐怖に身を縮め、洞窟や海のそこに隠れて召喚の儀式をやり過ごそうとする。だが、それでもあの忌々しい鏡が現れたらどうしようもない! 神聖な儀式かどうかは知らんが、メイジどもに家族や恋人を突然引き離し、奴隷以下の身分に落とす権利があろうか! ―――のう、ゴウ。お前もそう思わぬか?」 あまりの怒りに竜の言葉には半ば火炎が混じり、口の周りの空気が熱気に揺らめいた。 五宇は肯定も否定もせず、老いた竜の鱗に自分の手の平を重ねた。 「―――ご老体の怒りは分かるが、俺は今の主人が結構気に入っているんだ」 「そうか。お前も使い魔の一人じゃったな。やれやれ、孫娘を召喚したメイジもお前の主人みたいに優しい子なら良いのじゃがのう……」 老竜は胸に蓄えた息を全て火に変えて吐き出した。 灼熱のブレスに触れた草は見る間に茶色く染まり、枯れ果てていった。 誰も口を開かず、鉛のように重たい静寂が丘の上に圧し掛かった。 その沈黙のベールを破ったのは汽笛のような甲高い叫び声。 小さく黒い羽毛の塊が物凄い速さで空の彼方から五宇たちめがけて飛んできた。 そして、老竜の鱗にぶつかる寸前で、五宇が手を差し出し、それを受け止めた。 羽毛の固まりは手に乗るぐらいの小さな烏だった。 その烏は速く飛びすぎた副作用で暫く目を回していたが、意識を取り戻すと同時で五宇の肩に飛び乗り、 「兄ちゃん! 兄ちゃん! 西の方角からオーク鬼の群がゴウ兄ちゃんの村目指して歩いてくるよ! あいつらったら酷いんだよ! 何もしていないのに、ボクに石を投げたんだよ!」 「……落ち着け、「子羽根」。オーク鬼だと?」 オーク鬼はハルケギニアで人間の次に広く生息している豚顔の亜人種だ。 他種族の子供を好んで食べるという悪癖のために、どこでも酷く嫌われている。 もちろん、子供ばかりが住んでいるウエストウッド村には一番近づけたくない手合である。 烏たちは異口同音にオークを罵り、老竜も嫌悪のために牙を剥いて唸り声を上げた。 「オークどもか。あやつらは騒々しい上に下品で好かん。わしが追い払ってこようか?」 五宇は一瞬考えた後、首を横に振った。 「いや、奴らには聞きたいことが一杯ある。ご老体に任せたら、何か聞く前に全員死ぬか、逃げてしまう。今回は俺自身の力で処理する事にする」 何故、この時期にオークがウエストウッドに向かおうとするのか。 それ以前に、人間とほとんど話もできない奴らがどうやって森の中にある孤児院の存在を嗅ぎつけたのか。 考えれば、考えるほど嫌な予感が胸の中で水かさを増す。 今回ばかりはティファニアにオーク鬼たちの記憶を消してもらうだけでは足りない。 オーク鬼たちを呼び寄せた元凶を取り除かなければ、五宇たちは安心して村から離れることすらできない。 竜や烏たちは重二輪で走り去る五宇を心配そうに見送った。 老竜は五宇が去った方向の空を見上げると、小さな唸り声を上げて、 「いやな雲行きじゃわい。こんな天気の日には古傷が疼いていかんのう……」 翼の付け根についている小さな爪で喉の大きな傷痕を掻いた。 それを見ていたお調子者の「トサカ」は妻の制止を振り切って、龍に近づき話し掛けた。 「な、なあ爺ちゃん。前から聞きたかったんだけど、そのすっごい傷。誰がつけたんだい?」 「竜への口の聞き方を知らん小鳥じゃのう。わしの若い頃なら、一口で食っておるぞ」 金色の瞳で突き刺すように睨みつけた。 しかし、己の視線を受けた烏がすくみ上がるのを見ると、竜は愉快そうに笑い声を上げて、 「……だが、まあ良いじゃろう。教えてやろう。わしに傷をつけたのは人間の子供よ。人間どもはあやつを「イーヴァルディの勇者」とか呼んでおったが、わしの目から見れば小さな身体に小さな刃を構えた子供に過ぎなかったわ。最も、根性だけは腐るほどあったがな」 「そうだったのぉ?」と拍子抜けしたように「トサカ」。 「ああ。しかし、その小さな子供がエルフも精霊も恐れなかった、この嵐竜ヤーガッシュの鱗に傷をつけたのじゃ」 「その子はどうなったんすか?」 「トサカ」に釣られて勇気を出した「尾羽」が聞いた。 「もうとっくにこの世におらん。人間どもの詰まらん争いに巻き込まれて早死にしたのじゃ。わしが眼をかけておったのになぁ……そう言えば、ゴウもあの子供とどこか似たような眼をしておったのう。同じような結末にならねば良いのじゃが……」 どこか寂しげな声で老竜は呟いた。 その眼差しの向こう、五宇たちが向かった方向には暗雲が垂れ込め、稲光が闇を切り裂いて大地に突き刺さっていた。 ◆ ◆ ◆ そして、ついでに蛇足ですが、虚無の使い魔たちの現状をば簡単に説明させていただきます。 「ガンダールヴ=サナカン」 相変わらずの歩く災害。魔法学院で重力子放射線射出装置をぶっ放し、ギーシュを七割殺しに。 「ヴィンダールヴ=丁五宇&タイラ」 本作の主人公。保父さん業が段々板についてきました。でも、やっぱり料理は苦手。 「ミョズニトニルン=ダフィネル・リンベガ」 ジョセフ王と組んで暗躍中。建設者と簡易超構造体を使ってハルケギニアを侵食中。 最近、地下ケーブルの届かないアルビオンに受信施設を作った。 「不明=那由多(アバラ)」 教皇の使い魔としてジュリオと一緒に飛び回っている。優しいパパと弟分でかなりご機嫌。 「第五の使い魔=コズロフ」 ルイズの実家で茄子とかキュウリとか作ってます。やっぱりハチミツ漬けの毎日を送っているらしい。 前ページ次ページZEROMEGA
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/538.html
6 左手のパーツだと、認識する事すら難しいほどに巨大な、五本の指を押しのけて、上条当麻は床に転がる。 咳込んだ拍子に、赤いものが飛び散った。 巨手に圧迫されたときに肋骨が折れたか、それとも元々折れていたものが何処かに刺さったのか―――、 パール・クールが見せたのは、そういう映像だった。 大口を叩いた所で、所詮は脆弱な人間風情。仮にも魔王に敵うわけがない。 そう言って嗤っているのだ。人間如きに希望を託した二柱の魔王を。彼を心の支えにしている、アゼル・イヴリスを。 そして、目論見どおり、アゼル・イヴリスはその映像に釘付けられていた。 「上条、くん―――」 見開いた目に映る姿。 既にして満身創痍。切り札たる右手は最早アカを通り越してどす黒く、喉の奥から迸る喀血は床を汚してゆく。 その身体に刻まれた傷は、己が受けたものの十分の一にも満たないだろう。それでも、人間である彼には重症であって、 「あはははっ、いい様よね!」 パール・クールの嘲笑が遠い。 「ほらほら、どうせコイツはここでお仕舞よっ! アンタもとっとと諦めちゃいなさい!」 お仕舞い。そうだ、人は脆い。確かに。此処まで痛めつけられて、立ち上がる人間なんて居ない。 彼の二人の仲間は、死霊女王が再び呼び出した死者の軍団を相手にするので精一杯。これ以上行けば、きっと死んでしまう。 それなのに―――、 パールの顔色が変わる。 やっぱり。と、アゼルは心のどこかで呟いていた。 地に転び、血を吐いて、それでも、上条当麻の瞳から輝きが失われる事はなかったのだから―――。 ふらふら、と、覚束なくても、頼りなくても、上条当麻は起き上がった。 「あははははッ」 ギシリ、と奥歯を噛み締めるパールに代わり、ベール・ゼファーの笑声が上がった。 「見誤ったわねパール。人間ってぇのはしぶといの。そしてその中には、こーゆーどぉおっしょぉもないヴァカがいるものなのよ!」 黒衣の魔王は、これ以上無いという程に愉し気に笑い転げて、 「さぁアゼル、反撃開始よ。声マネまでしてお膳立てした甲斐があったわ」 生み落とした光を弾けさせた。 万色が踊る。黒を背景(バック)に。 ベルとアゼル。二柱の魔王はパール・クールを挟み移動する。必然的に戦場となる危険地帯も、場所を移してゆく。 アゼルには、何処に向かうのかは解らない。ただ、そちらの方に生き物が居る事は解っていた。人にしては大きな力が二つ。人並みの力が二つ、そして消えそうなものが一つ。 何をする心算か―――、アゼルには解らない。 7 岩が山が、建造物が、年月によって劣化する事を風化と呼ぶ。 山は崩れ岩を生み出し、岩は砕けて砂になる。 人の手になる建造物は、廃墟となって瓦礫と散り、最後は不毛の荒野と成る。其処に命が芽吹くか否かは、ソレこそ神のみぞ知る事だ。 それは、数十年、数百年かかって行われる、雄大なる自然の御業。 必然。もしも己の目がおかしくなっていないのなら、自分たちを取り囲む光の壁の向うではそれだけの年数が過ぎ去っているという事になる。 「コレはやばいです!! コレが荒廃の力だって言うなら、想定をぶっちぎり過ぎてますよ!!」 赤い方の杖が、焦燥感たっぷりに絶叫する。 そんなもんが絶叫する時点で、色々とぶっちぎっていると思うが、何しろ異世界の事に、深く突っ込むのは不毛なだけだ。 「………、なんだかよく解らないけど、随分不味い事になってる気がするって、ミサカはミサカは戦々恐々してみたり―――」 打ち止め(ラストオーダー)の矮躯にしがみ付かれる。不安に震えるその手をしっかりと握り返して、その白く白く白い彼は、こういったことの専門であろう三人組に問いかける。 「いったい何が起こってンだよ」 パステルピンクと藤紫の、二人の少女は杖を掲げて微動だにしない。彼には理解できないが、吹き荒れる力に対抗すべく結界を維持するだけで精一杯だからだ。 答えたのは、赤い目に銀髪を二つに括った、血まみれのゴスロリ少女だった。 「アゼルたち―――。第八世界の魔王たちの戦闘領域がこっちに移動してきているであります。 このままだとまずいでありますよ」 「………。魔王だァ?」 「信じられないかもしれないでありましょうが、事実であります。 何とかイリヤたちの結界で荒廃の力の影響を遮っているでありますが、それだけであります」 このままでは、戦う事は愚か逃げる事もままならない。と、その、ノーチェと呼ばれていた少女は言った。 しばらく沈黙して、その白い少年は忌々しげに舌を鳴らした。 「要はその魔王とか言うのをブチ殺しゃあ良いンだろォが」 首のチョーカーに付けている、MP3プレイヤーらしき物―――チョーカー型電極のスイッチに手をかけて、 「ダメであります。 恐らく、アナタの能力(スキル)が通用するような相手ではないでありますから」 「………ああァ?」 少年の三白眼が更に吊りあがった。 「彼女の能力は、ベクトルが如何とかそういった次元のものではないでありますゆえ。 勿論銃など効きませんし、そもそも貴方のようなヒョーロク玉は、この結界から外に出た瞬間消えて無くなるでありますよ」 「…………テメェな―――」 白い少年は、言い返そうとして、止めた。自分が同年代の標準に比べて、生白いもやしっ子であるのは紛れも無い事実。 そして外では、時間が加速しているのか、それに準ずるとんでもない何かが起こっている。ベクトル云々で収まる話では、確かに無さそうだ。 そういった不確定なナニカを演算に代入する事も出来なくは無いが―――、正直、今此処でアレを使って、打ち止め達を巻き込まない自信も無い。 「………。じゃあどォすンだよ?」 「ソレが考え付かないから、困っているでありますよ」 「………。一つだけ、思いついたことがある―――」 ポツリと、呟くように藤紫の少女が言葉を発した。 「ですが美遊様、その手段で離脱できるのは二人が限度です。それも安全性は保障できませんし、その上、次の機会が何時になるか―――」 彼女が手にした青い杖が懸念を述べる。 「でも、その方法しかないと思う」 パステルピンクの少女が言う。 「私たちならある程度まで大丈夫だけど、打ち止め(ラストオーダー)たちはソレこそ命に関わっちゃうでしょ? だったら―――」 「オイ、執行委員。テメェら一体何しようってンだ?」 嫌なモノを感じ取った少年の言葉に、イリヤと呼ばれた少女が振り向いた。 「これから、学園都市の外に転送するわ」 「………オイ、ちょっとマテ」 「結界を維持しながらだと人数は多分、貴方と打ち止め(ラストオーダー)の二人が限度だと思う。 それでも、幾らか結界強度が下がっちゃうから、下手したらそのまま結構吸われちゃうかもしれないけど、このまま此処でジリ貧になってるよりは、きっとマシじゃないかな?」 「で、でもでも、それだとイリヤたちはどうなるのってミサカはミサカは泣きそうになりながら尋ねてみる!」 「私たちは―――、執行委員だから。 まぁ………、機会を見て逃げ出すよ」 鮮やかな紅に輝く瞳で、白い少女は苦笑った。 「ノーチェ、術式の設計をお願い。 美遊、式が出来次第、魔力の充填を始めるよ!」 了解。と、二人分の声がそろう。動き出した三人を見て、打ち止めは悲痛な声をあげたが、それでも三人は止らない ぐずる少女を、少年は抱きしめる。 彼の優先順位は明確だ。だから、 「………。死ぬンじゃねェぞ」 そんな、自分でもらしくないと思う言葉を告げていた。 8 亡びの風が吹き荒れる。 この街を壊すのはコレで二度目。第六学区を廃墟にしたのはほんの数時間前のこと。だからといって気分の良いものでは無い。 けれど、ここでパール・クールは斃さなくては成らない。 彼女の跳梁を許せば、これ以上の被害がでるのは解りきっているのだから。 優先順位を間違えるな。感傷に浸っているヒマは無い。 上条当麻は戦っている。アゼル・イヴリスを信じて。ならば、負ける事なんて出来るものか。 交錯する、三巴の力。 (アゼル!! アタシの攻撃から二秒遅れて攻撃! 九時方向に退避後、もう一発ぶちかましなさい!!) ベルの指示は適確だ。 手数で撹乱し、不意討ちで気を逸らし、隔絶したプラーナ出力を誇るパール・クールに食い下がっている。 ただ一つ、気になるのは――― 蝿の女王が誘導しようとする先にある、大きな魔力反応。 此処まで近づいてしまえばかなり、忌まわしき荒廃の力の影響を受けているだろう。このまま行けば、下手をすれば食い殺してしまいかねない。 だが―――、迷うヒマは無い。 アゼル・イヴリスよりパール・クールのほうが強いのだ。戦闘経験豊富なベルのサポート無しでは、とっくの昔に斃されている。 迅速、そして適確に、その指示を実行する。 心の奥に、小さな恐れを抱いて。 ―――そしてその恐れは、現実となる。 小さな光のドームが其処には在った。 人が五人ばかり、身を寄せる程度の大きさで、けれど恐ろしいほどの魔力(チカラ)をつぎ込んだ、魔力結界。 芳醇で重厚な、侵魔の『食欲』をこれ以上ないほど刺激する濃厚な魔力。 一瞬の事だ。けれども呆然と自分を見失った。 プラーナを求めるのは侵魔の本能。常に満たされる事のない飢餓が、首をもたげた。 その一瞬。たかが一瞬で、されど一瞬。 それだけの隙があれば、パール・クールが致命傷を与えるのに、十分な隙。 「アゼルッ!!」 びしゃり。と、温かい何かが飛び散った。 何が起こったのかもわからず、アゼルは全身を赤く染め上げる。 赤く染まった視界の中で、糸の切れた人形の様に崩れ落ちる影。 「ベルッ!!!!!」 アゼル・イヴリスを庇って、腹に大穴を空けた黒衣のベール・ゼファーは、アゼルの腕に倒れこむ。 斃れた魔王に、パール・クールが爆笑を贈った。 「あははっあはははっあ~っはっはっはっはっはっ!!! なにそれ、飼い犬庇ってやられちゃうなんて、ちょっとベルゥ、幾らなんでも嗤かしすぎよぉ!!!!!」 その嘲弄すら、アゼルの耳には届かない。 「………嘘―――。 ベル。ねぇ、ベルってば!!」 ベール・ゼファーの生命力は強大だ。 今まで幾度と無くウィザードに撃退され、それでもその度に復活してきた。今回だって大した事は無い。ない筈だ。 ―――ソレはただの願望だと、解っている。 高山外套を纏った少女の姿であるのなら兎も角、黒のドレスを身に着けた、本来の蝿の女王としての能力を使えるようにした形態で、ベール・ゼファーが斃された事はない。 亡びる事は無いだろう。しかし、弱体化は、きっと免れない。 「……。アゼル……」 「ベルっ!」 唇を割るのは、力なく掠れた声。 今際の際の断末魔のように、蝿の女王は言った。 「……、喰いなさい」 ベール・ゼファーだったものが、プラーナに分解され、アゼルに吸収される。 彼女のプラーナが告げた。 喰いなさい。 それは、蝿の女王の残骸だけでなく―――。 「……………。」 輝ける、黄金の魔力結界をも。 そのために、私が呼び寄せたのだと。 愕然と、アゼル・イヴリスは結界を見つめる。 「何が、起こってるの?」 その内側で、イリヤスフィールは、ポツリと呟いた。 目の前に居るのは、第六学区を破壊したという、魔王アゼル・イヴリス。そして、ソレを攻撃したのは、パール・クールで、庇って消滅したのがベール・ゼファー。 すべて資料(データ)で見た顔だった。 けれども、目前で起こった事態に、頭がついていかない。ただ、かなりの危機に直面しているのだろうという事だけは、理解できる。 「何かこっち見てますよ!?!」 手にした赤い杖(カレイドステッキ)の精霊、マジカルルビーが悲鳴をあげる。 威力を増した荒廃の力に、結界維持の負荷は増大し、そのまま術者であるイリヤと美遊に圧し掛かっている。 その発生源であるアゼル・イヴリスに、これ以上近づかれれば、結界ごと、丸ごと削り取られかねない。 「サファイア! 転送魔法発動まで後何秒!?」 その手の青い杖(カレイドステッキ)に、美遊は声を荒げる。 「ダメです!! 結界維持に手一杯でそちらに魔力をまわせません!!」 冷静沈着な杖の精霊(マジカルサファイア)らしくも無く、悲鳴のように返答した。 吹き荒れる死の風の中、結界越しにイリヤとアゼルの視線が交錯する。 その、ダークゴールドの瞳を見つめ、イリヤは奇妙な感覚に囚われた。 (………泣いてる?) その瞳には、悲しみと、苦しみの色。 結界の外で、パール・クールはアゼルに告げた。 「別に、ソイツらを食ってもいいのよアゼル・イヴリス。 その二本の杖は面白そうだし、上手く使えば私を斃せるかもね? それとも、なにか逆転の案でも思いついてみせる? 望めば手に入るのがココでしょう?」 ビクリ。と、持ち主の手の中で身を強張らせる二本の杖(カレイドステッキ)。 強大な力。荒廃の力の処理能力を超える魔力は、二人の年端も行かぬ少女が手にする二振りの杖から発せられている。 恐らくは無限の力を供給する、ソレを使えば、アゼル・イヴリスはパール・クールに並ぶだろう。 荒廃の魔王は、哀しげに微笑んで――― 「……。――――ぃ、ベル………」 ボロボロになった魔殺の帯を、再び纏った。 『え?』 荒れ狂っていた死の風が、目に見えて落ち着く。 上がった驚きは誰のものか、数種類の驚愕が場に生れ落ちる。 「逃げて!!」 アゼルは叫び、そしてパールと相対する。 「逃げなさい!! 早く!!」 「イリヤ!! 魔力を!!」 美遊の声に正気に返った。 今ならば、余剰魔力を転送魔法に充てられる。 『開け、シュバインオーグ!! 我は我の望む場所へ! 我は我の望む法を! Sesam, offne dich――――!!!!!』 今度こそ、イリヤと美遊の声が共鳴し、少年と少女の姿が掻き消える。 結界の内側に残っているのは、三人にまで減っていた。 「………如何言う心算?」 平坦な声が、かえって荒れ狂う怒りを感じさせた。 眦を吊り上げて、パール・クールはアゼルを見据える。 「アンタまさか、今のままでこのアタシに勝てるつもりなの?」 荒廃の魔王は黙して語らず、その仕草こそ、雄弁な肯定とパールは受け取った。 「そう。 よぉっく解ったわ。アンタ、アタシを舐めてるのね―――」 巨大な力に背を向けて、人間如きを逃がす為に力を抑える。 そして、ベール・ゼファーはもう居ない。だというのに―――。 その所業に、パール・クールはプライドを傷付けられ、頭に完全に血を上らせた。 「いいわ。その代償、しっかりと払ってもらうから」 据わりきった目でアゼルを見つめる。 そして、 真夏の陽光を、数千倍に拡大したかのような熱が、世界を焼いた。 結界の中で、イリヤスフィールはひりつくような痛みを覚える。 逃亡する為の施術(プロセス)をキャンセルして、その力を防御に回してなお、その熱はソレを突破した。 冷たい汗が背筋を伝う。 今の攻撃の矛先は、如何してか立ち塞がるアッシュブロンドの魔王に―――ではなく、自分たちに向いていたのだと、―――理解した。 「アンタは滅ぼす。必ず滅ぼす。 けどその前に、あんたが護ろうとしたものすべて、ぶち壊してやる」 東方王国の王女は、酷薄に告げた。 9 鋭い、金属を打ち合わせる音が、耳から脳に突き刺さる。 ふらふらと、足元が覚束ない。 巨腕の怪力で締め付けられ、更にカクテルよろしく身体ごと脳髄をかき回され、その上で壁に激突したダメージは、決して小さくはなかった。 折れていた肋骨が、何処かに刺さったのか。ぶちまけた胃の中身は赤く色付いていて、右手の傷からもとめどなく血が流れ出す。 痛みは無い―――と、言うより解らない。 多分痛覚が麻痺しているんだろう。と、勝手に思っておく。 それでも、立ち上がれるのなら、立ち向かわないと。 鈍った頭には、けれど食料発言からこっち、怒りで逆流する血液も同時に鈍っていて、少々冷静になった上条当麻は、戦場を眺めやる。 剣戟が奏でられるのは、『旗』の周囲。体育館並みのこの部屋の、中央のあたり。 軽やかに、しかしその斬撃は鋭く。空に文目を刻む魔剣の斬撃を、ローズ・ビフロは再び死者の軍団を盾にして、しのぐ。 なんとかの一つ覚えのように、一番有効であろう数の暴力で対抗していた。 御坂美琴の雷光が閃き、所狭しと振り抜かれる大剣(ほうき)は、物も者も、立ちふさがるすべてを切り捨て魔王に迫るが、届きはしない。 此度、呼び出される軍勢は先だっての倍以上。 あと少し、足りないのだ。 本当に少し。今も、ほら、柊の魔剣は魔王を掠めて、少量の出血を強いている。 けれど、その少しを埋められなければ、恐らくは魔王の勝利で閉められるであろう持久戦。 ぼやける頭の回転数はまだ上がらず、上条は戦場を見つめていた。 ローズ・ビフロ自身を倒す必要は無い。何より優先するべきなのは魔導具『東方王国旗』の破壊。柊が戦っている間に、出し抜いて破戒できるかどうか。 「………。」 不可能だ。 其処を抜けようとすれば、再びローズは此方を攻撃してくるだろうし、その時、対抗手段は無い。 『旗』を破戒しようと思えば、まず、番人たる魔王を斃す他ない―――。 ふと、違和感が走った。 「何で立ち上がってんのよアンタはっ!!」 柊蓮司を援護しながら、部屋をぐるりと廻って美琴が駆け寄ってきた。 「ちょっと、聞いてんの!?」 「………。御坂?」 まだ、頭が働いていない。御坂美琴が泣きそうな顔で此方の顔を覗き込んでいるように見える。きっと錯覚だろうけど。 「そうよ!! 誰か他の人にでも見えるって言うの!?」 掴み掛からん程に加熱している御坂はどう見たって激昂している。それで居ながら、迸る雷光は的確に死者の軍団を薙ぎ払っている。 やっぱり、泣きそうに見えたのは間違いのようだ。 「御坂」 「何よ?」 荒い息の下から、上条は言う。 「響くから、声のトーン下げて……」 「っっっっっっっっっっ!!!!!」 爆発しそうになって、しかし上条がぼろぼろである事に思い当たって、美琴は怒声を噛殺す。 尤も、次ナニカ変な事を言った場合にはその限りでない。と、心のどこかで悟っていた。 「兎に角、アンタは下がってなさい。 私と柊で、此処は何とかするから!!」 懇願するように、美琴は言う。 脳裏に過ぎる、過ぎし日の光景。 ―――まるで氷の海に浸かっていたかのように青ざめた顔。 体中に巻かれた包帯は無理な運動のせいか所々ずれていて、赤いものが滲んでいる箇所すらあった。 引き千切ったような電極を貼り付け、一歩進むのにすら全力を尽くし、それでも誰にも助けを求めない。 誰にも話していないのだから、誰にも心配などかけないのだし、だから誰にも助けて貰えないのは当然で。 だから、誰一人として巻き込むことはない。 そんな事を考えている彼が、美琴にはどうしようもなく頭に来た。 かつて、御坂美琴は上条当麻に救われた。 それはデリカシーの無い、心に土足で上がりこむような、強引で力任せな方法で。 それでも間違いなく、御坂美琴は救われたのだ。 ならば、どうしてその同じ方法で、彼が救われてはいけないと言う法がある。一体何処の誰が、上条当麻が救われてはいけないと言うのか。 「―――私、前言ったわよね。 私だって戦えるって、私だって力に成れるって―――、」 だから、だからだから!! 「なぁ、美琴」 「何よ!?」 「だったら…………。 危険だけど。―――幾つか、頼んでいいか?」 八双よりの袈裟懸けで二体の死者を斬る。 一体の死者を斜めに両断し、もう一体の足を破壊し、戦闘不能。 左の脇に腰だめにした魔剣を、右足を引いて右前方に横一閃。 斬撃を回避し、三体を腰から両断。これで五体。 右脇から左上へ。腰のバネ、遠心力を動力に薙ぎ上げる。 バックステップを踏んで回避される。撃破数、ゼロ。 顔の横に構えた魔剣を突き出す。 体重移動と箒の推進力で加速突撃。壁となる数体の(残りの)死者を吹き飛ばし、切先が魔王に迫る。 脳に響く怪音を発てて、魔剣は魔王の障壁(魔法)に受け止められた。 寸秒入れず。掲げられた魔王の掌に、魔力の輝きを見てやって、柊蓮司は魔剣を引き戻す。 その隙に、攻撃魔法が発動。柊は<御法剣>で、攻性魔力を斬り捨てる。 そして間髪入れずに反撃。二メートル超の刃は、襲い掛かってきた死者を障害物(ソファー)ごと両断し、魔王の胴を掠めた。 散る赤血の飛沫に、違和感を覚える。 今のタイミングなら、間違いなく避けられていた筈だ。そもそも、今の一閃は魔王に対しては、牽制以上である心算はなかった。 思えば、ローズ・ビフロのその身体に、柊の刃が届く時はすべてこんな様子。 魔王は何かに気をとられたかのように、その動きを止め、魔剣によって出血する。 あそこまでの隙を見せて、浅く薙がれるに留まっているのは、流石と言う他ないが、幾らなんでも不自然だ。 (不自然といえば―――) 新たに具現化した死者の攻撃を、下がりながら魔剣で受けて、柊は思考を回転させる。 その瞳が写すのは、『旗』の周囲。白虎の敷布とその周りのソファー。黒革の、恐らくは牛革製の豪華さに比例する堅牢さを備えた高級ソファー。 先ほど、魔剣で死者ごと両断した筈の障害物(インテリア)は、何事も無かったかのように鎮座している。 見た目、高級ソファーとは言え、月匣の一部なのだろう。常識で計るのはきっと無駄だ。 だが、ナニカが引っかかる。 他人の月匣だからだろうか、巨腕といい鉤縄といい、ローズ・ビフロが月匣の一部を変形させる際には少々の集中が必要なようだ。 もしもの話である。もしもその集中と、先ほどの隙が同じものだとしたら? 月匣の変形は、つまり修復で、斬られてまで護らなければならないものとは? その答えを導き出したのは、柊ではなかった。 「柊さんッ!!」 壁際から上条が叫ぶ。 「この部屋全部ぶっ飛ばしてくれ!! この部屋自体が回路だ!!」 回路。 あらゆる世界から集めたプラーナを、パール・クールに一番馴染むように作り変える魔術的濾過回路。 柊は、ローズの貌を見た。 上条の絶叫を、何より雄弁に肯定していたのは、よりにもよって、ただの一般人に見破られた事に、驚愕する番人(ローズ)自身だった。 10 言葉になんかならない。 それでも、それ以外考えられなかった。 とても不合理で、不条理。そんなことをする、自分の思考回路に疑問を抱く。 背後には、三人の少女。そのうち一人の顔は知っている。少し前、自分では無い自分が知り合った友達だ。 あとの二人は、顔も知らない。会った事も無い他人だというのに。 ベルが用意してくれた、逆転の手だったというのに。 自らの背に庇うように―――、否。事実庇って、アゼル・イヴリスはパール・クールの猛攻を耐える。 「ほらほら、如何したの? 急いで護らないとあいつら死んじゃうわよ?」 パールは愉しげに嗤う。 煉獄をも凍りつかせるほどの怒気は、アゼルを嬲る嗜虐に溶かされ鳴りを潜めている。尤もソレが、誰の救いになるわけでは無いが。 瀑布のように光(ちから)の洪水が放たれ、名も知らぬ少女たちに襲い掛かる。その間にアゼルが割って入るが、作り出した防御壁は焼け石に水ほどの役にも立っていない。 その膨大な攻撃力は、アゼルを翻弄し蹂躙する。 唇を割る荒い息。 呼吸を整えるヒマすらない。 迫る複数の光球。一つ一つが街の一区画は吹き飛ばせるであろう威力を秘めた攻撃魔法。 我先にと争い群がって、輝く防御結界を打ち抜こうとする姿は、餌に群がる肉食魚を連想させる。 その群に追いすがり、アゼルは一つ一つ破壊してゆく。 血の弾丸で打ち砕き、腕に仕込まれた剣で切り裂いて、 けれど、壊しきれない。 アゼルは、魔力で造った障壁(カベ)と、盾に変形した腕で、受け止める。 群れる魔力弾は、障壁を打ち抜き盾を砕く。 腕の肉は半分ほど焼け焦げて、残りの魔弾が少女たちの結界に迫る。 力を振り絞って、防ぎに入る。盾にしたのはその身体。 豊満な胸が、なだらかな腹が、引き締まった腰が、肉付きのいい腿が、魔弾に喰いつかれ無残な傷口を曝した。 「―――――っ!!」 悲鳴は挙がらない。代わりに血を盛大に吐き出した。 白い身体が、赤黒く汚れる。 激痛を原動力に変えて、魔力を解き放つ。 反撃の暇も与えず、手数を重ねる。 「鬱陶しいッ!!」 けれど、何の動作もなくパールが放った気だけで、吹き散らされた。 そして、パールの反撃。 少女たちの結界に累を及ぼさぬように、アゼルはその身で受けるほかなく―――。 見る間もなく、荒廃の魔王は追い詰められていた。 裏界の本体から力を供給し、傷は修復できる。だからこそ、今でも、まだカタチを保っていられる。 それでも後幾度、アゼルは少女たちを庇いきれるだろうか。 彼女たちは、強固な結界を張っているとは言え、今のパール・クールを相手にすれば、そう長くは持たない。 ここでアゼルが斃れれば、間違いなく彼女らは殺される。 (それは、イヤだ) 自問に自答は、衝動の様に即答の速さを誇った。 「惨めね。アゼル・イヴリス。 そして哀れよ」 可哀想、カワイソウ。と、東方王国の王女は嘲弄する。 「いまさら一人二人護ったところで何になるの? アンタの居場所は、もう此処には無い。人間があんたを許すと思ってるのかしら?」 パールの言葉はいちいち胸を抉る。 一万人を殺した。街を此処まで破壊した。 もう、私は此処には居られない。そんなこと、誰も許さない。 人殺しの怪物は、人間の傍にはいられない 解っている。 ベルは、私のために彼女らを呼び寄せた。 何をしたのかは解らない。けれど、彼女たちの力を手に入れれば、確かに勝てるだろう。 その、唯一の勝算を、ベルの末期の言葉を、自分でも解らない衝動(ワガママ)で無駄にした。 そんなこと判っている。 それでも、護りたかったんだ。 この世界が好きだから。 この夢のような世界が、此処に住む人たちが、 けれど―――。けれど、そう思っているのならば、背に守る少女たちは一体何なのか。 この世界を守りたいのなら、何としてでもパール・クールはここで斃す他ない。 彼女の好きにさせれば、この世界は人の住まう世界ではなくなってしまう。 だったら、幾らかの犠牲を出してたとしても―――。 「けれど、私は―――、」 首を振る。縦ではなく横に。 言葉に出来るほど、磨かれたわけじゃない。だから、この想いは言葉にならない。 それは、この数時間一緒に居ただけの少年の面影で、全てを知っても私の味方で居てくれた彼の姿。 ただ、この少女たちを死なせてはならないと、身体の奥で何かが叫ぶのだ。 「だから、退けない―――。退かない!!」 「いやな目―――。ムカつくわ」 パールの手に魔力の輝きが燈る。 その光は、間髪を置かずに数百倍に膨張し、直視できないほどの輝きに成長した。 判る。 この光は、荒廃の力無しでは受けきれない。しかし、荒廃の力を解放すれば―――、 「これで、終わり。アンタは何も護れない 安心しなさい? この世界は、私が有効利用してあげる」 お前には力がない。力が在っても、使いこなせなければ意味がない。 パール・クールは、その巨大な光球を解放する。 それは着弾と同時に魔力を炸裂させ、人間の単位で数キロを抉り取るだろう。 防御も回避も何も無い、絶対的で圧倒的な力。 アゼル・イヴリスは、パールが放った破壊をもたらす魔力を凝視する。 目算――。着弾、そして破壊の炸裂まで、凡そ三秒。 そうして、死の力が解放された。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8470.html
前ページ次ページルイズと無重力巫女さん アルビオン空軍工廠の街ロサイスは、首都ロンディニウムの郊外に位置している。 つい最近まで存在していた王家がこの国を治めていた頃から、王立空軍の工廠であった。 その為街全体が一つの工場となっており、街のアチコチで見える何本もの長い煙突が黒煙を空へと吐き出している。 アルビオンにある建物の中ではかなり大きい部類に入る製鉄所の隣には、木材が山と積まれた空き地が見えた。 製鉄所ほどではないが、赤レンガの大きな建物は空軍の発令所であり、その屋根には誇らしげに『レコン・キスタ』の三色の旗が翻っている。 だが、今のところここロサイスで一番目立っているのは発令所でも製鉄所でも無く、天を仰ぐばかりの大きな巨艦であった。 雨よけのための布が、旅のサーカス団が使うような巨大なテントのように、停泊した艦を覆っている。 アルビオン空軍本国艦隊旗艦『ロイヤル・ソヴリン(王権)号』――だがそれはもう旧名である。 『レキシントン号』――それがこの艦に付けられた新しい名前だ。 赤レンガが眩しい発令所の執務室に、二人の男女がデスク越しに向き合っていた。 「ふぅん…。私が留守にしている間、良くここまでの事が出来たわね。助かったわ」 デスクに負けず劣らず高級そうな回転椅子に腰掛けたシェフィールドが、ポツリと呟く。 彼女の冷たい視線の先にあるのは数枚の書類であり、一見する限り報告書のようである。 主な内容は先の戦の戦後処理などであり、具体的な戦死者数や雇った傭兵達に支払う料金の金額も記されていた。 そしてシェフィールドは、報告書が予想以上にうまく出来上がっている事を、若干嬉しく思った。 「いえいえ!貴方様のお手を煩わせぬようにと、一生懸命書き上げました!」 そんなシェフィールドと顔を合わせてデスクの前に立っている男、クロムウェルは思いっきり頭を下げて叫んだ。 このクロムウェルという男、一見すればただの司教に見えるが、実際は違う。 彼は此度の件で反乱を起こし、王党派を破滅に追いやった貴族派の指導者、オリバー・クロムウェルその人であった。 そして王とその一族が途絶えたこの国の新たな王として君臨する男でもあった。 今彼が座るべき椅子にふんぞり返って座っているシェフィールドは、彼の秘書である。 だが、いまこの光景を外で働いている将兵が見れば驚くに違いない。 この国を新たに治める皇帝が自分の秘書に頭を下げ、その秘書がタメ口で話しているのだから。 しかし、クロムウェルにとって目の前にいる秘書は、所謂『恩人』とも呼べる存在だ。 ※ 話せば長くなるが、クロムウェルという一人の司教が何故ここまで大きくたのにはちゃんとした理由がある。 始まりは二年前、届け物があってアルビオンから遙々ガリアの首都リュティスに赴いた時であった。 彼はちょっとした気まぐれで、酒場にいた物乞いに老人に一杯の酒を奢った。 安酒だが、物乞いには買えそうもないアルコール飲料を嬉しそうにチビチビと飲む老人はこう言った。 「司教、酒のお礼になにか一つ、願い事を叶えて差し上げよう。言ってごらんなさい」 もはや老い先長くもない老いぼれの口から出た予想外の言葉に、クロムウェルは笑みを浮かべて呟いた。 「そうだなぁ…――あぁ、王だ。アルビオン王家を滅ぼしてオレが新しい王になってみたい!」 「ほぅ…これまた珍しい。このようなご時世に王家を滅ぼして自ら王になりたいと?」 クロムウェルの言葉に、老人は興味津々と言いたげな笑顔を浮かべた。 その時のクロムウェルは酔っていた。酔っていたからこそとんでもない言葉が口から飛び出してしまう。 だが飛び出した言葉はそのまま冗談として空高く舞い上がることなく、老人の耳へと降り立った。 自分に酒を奢ってくれたこの司教の願い事を叶える為の、゛真実゛という名の竜となって…。 翌日――リュテイスの観光にでも行こうと部屋を出て一階のロビーに降りたとき、一人の女が声を掛けてきた。 「もし、そこの司教様?」 声から察するになかなかの美人だと感じたクロムウェルはそちらの方を振り向く。 そこにいたのは案の定美声に負けない程の美貌を持った黒髪の美女がいた。 ローブの上からでも分かる体のラインはちゃんとバランスが取れている。 しかし、体から発せられる雰囲気は冷たく、まるで大蛇に睨まれているようであった。 「…?私に何か御用でも?」 「えぇ御座いますよ。それもかなりお急ぎの御用でしてね…」 そんな美女に声を掛けられる覚えの無いその時のクロムウェルは、キョトンとした表情を浮かべていた。 だがクロムウェルの様子など気にも留めないのか、黒髪美女は喋りながらも彼に右手を差し出し、言った。 「ついてらっしゃいオリバー・クロムウェル。お前にアルビオン王家を滅ぼし、王になれる力を授けてやるわ」 これが、シェフィールドとの出会いであり、今の彼に至る人生の転機でもあった。 あれからもう早二年、念願適ってクロムウェルは自らが願った王になれる事が出来た。 無論その過程には色々と困難があったものの、シェフィールドの手助けで何とかやってこれた。 それらを思えばこの秘書に頭を下げる王の姿というのも、何処か納得できるモノがある。 ※ 一通り報告書を読み終えたシェフィールドは、手に持っていたそれをデスクの上に置いた。 「とりあえず今後の事だけれども…ちゃんと準備は出来ているのかしら?」 シェフィールドの言葉に、クロムウェルは水飲み鳥の如くへこへことお辞儀をする。 「えぇそれはもう!貴方様の持ってきてくれた計画書の通りに。…部隊の編成もじき終わります!」 アルビオン初代皇帝のコミカルな動きにシェフィールドは鼻で笑いながらも、口を開く。 「へぇ…でもそう簡単にうまくいくのかしらねぇ…。中には怪しんだ奴もいたんじゃない?」 その言葉を聞いた瞬間、クロムウェルは上下に動かしていた頭をピタリと止めた。 前に突進すればシェフィールドの腹に頭突きをぶち込ませる位置で止まった頭が、ゆっくりと上がる。 そして、上がった先にあったクロムウェルの顔には、意味深な笑みがうっすらと浮かんでいた。 「えぇ…確かに若手の将校共が一部異論を唱えましたが―――『コレ』で黙らせてやりましたよ」 そう言ってクロムウェルは、左手の中指にはめている指輪を右手の人差し指で軽く小突いた。 指輪の台座に嵌っている石は、まるで深い深い海の底と同じような色をしている。 それは見続けているだけで心を奪われてしまうような、美しくも危険な雰囲気を纏っていた。 クロムウェルの言っている意味を理解したシェフィールドは、その顔にハッキリとした笑みを浮かべた。 「上出来よクロムウェル。一国の主になったと理解したのかしら」 そう言った瞬間。コンコンという乾いたノックの音が部屋の中に響き渡った。 二人がそこで会話を止め、ノック音の発生源であるドアの方へ顔を向けた時、ドア越しに士官と思われる若い男の声が聞こえてくる。 「閣下!今日の会議に出席する者達が全員発令所に参られました!閣下もどうかご出席を!」 士官の言葉に、クロムウェルは二、三回軽く咳払いをした後、答えた。 「そうかそうか!では参ろうとするかな、我が国が今後行い政策を決める為に!」 低い、威厳に満ちた声は先程の強者に媚びへつらう痩せた司教のものではない。 そう…それはまるで、゛皇帝゛。数万の民と文武百官をその背に連れた皇帝のソレであった。 この国の今後を決める会議が行われようとしている発令所の向かい側には、二階建ての大きな倉庫がある。 倉庫の側面には旧アルビオン王国の紋章が描かれており、ここはかつて国が管理していた倉庫だと一目で分かる。 しかし周りにある建物と比べてみるとその倉庫だけ古びており、今も尚使われているという雰囲気はない。 倉庫の入り口である大きなゲートと各出入り口のドアには赤い鉄製のプレートが貼り付けられている。 雨風に当たってすっかり錆びてしまってはいるが、何とかプレートの書かれた文字は読むことが出来た。 ゛立ち入り禁止!倒壊の恐れあり!゛ 何年も前にあった爆発事故で閉鎖された倉庫に目を向ける者はこの一帯にはいない。 まだこの国が゛王国゛だった頃は取り壊しの案などが出ていたが、その王国もつい最近滅びた。 今やこの倉庫はそこにあるものの、誰から見向きされる事無くじっと佇んでいる。 もしこのまま何もされなければ、永遠とも言える時間の流れに身を任せてただの廃墟になるだろう。 しかし今日に限ってこの倉庫には久しい客がひとり、訪れていた。 ◆ その客は倉庫の二階にいた。 二階は事務室として使われていたのだろうか、一階と比べればかなり狭い部屋である。 机や椅子などは撤去されており、床も所々グズクズに腐っていて抜け落ちている箇所もある。 空気もジメジメとしており、既に役目を果たしていない亀裂だらけの天井から見える晴天と対照的な雰囲気を放っていた。 しかし女は、それを気にすることなくその部屋の窓から顔だけを出して何かを見つめていた。 彼女の視線の先には丁度発令所の執務室が丸見えであり、外いる者達はその事に誰も気づいていない。 当然発令所にいたシェフィートルドとクロムウェルも、その事に気づきはしなかった。 「あれがこの国の新しい指導者か。とんだ役者だな…――いや、人形か」 事の一部始終を見ていた女は、クロムウェルとシェフィールドのやり取りに対し、一言だけ呟いた。 亀裂だらけの天井から入ってくる陽の光に当てられた美しい金髪がキラキラと輝いている。 服装は長袖の白いブラウスに黒い長ズボンと、どうにも男にモテなさそうな服装だが、それで良かった。 彼女は所謂゛逆ナン゛の為にここまで来たのではなく、それどころか゛そこいらの人間゛にも興味は無かった。 「あんなのが皇帝では、この国は一年も経たずに終わりそうだ」 冷たい声でまたも呟き、彼女は自分の足下に置いてある大きなリュックの中へと手を伸ばす。 リュックは長旅などに用いられる軍用の物で、その中には幾つかの荷物や食料が入っていた。 何回か漁ってようやく目当ての物を見つけたのか、リュックの中から一冊のメモ帳を取り出した。 年季の入った牛革のメモ帳のページをペラペラとと捲り、真ん中辺りの所で止める。 そこには色々な事が書かれているが、その文字はハルケギニアで使われている物とは違う。 ここ『ハルケギニア大陸の存在する』世界とは『別の場所にある世界』では俗に「日本語」や「漢字」と呼ばれるものであった。 日本語と漢字で構成されたその内容はハルケギニア大陸各国の状況が事細かく記されている。 習慣、風習、宗教、政治、治安、軍備、経済、物価、伝統、食事、技術、人物…。 ありとあらゆる事が記されたそのメモ帳は、正に情報の宝庫とも言っていい。 そして驚くべき事に、この記録は彼女自身が直接見聞きして、記してきたのである。 「あんな人間が一人ここまで上り詰めたとは到底思えない。…今のところ、あの秘書が臭うな」 女はブツブツと呟きながらもいつの間にか手に持っていたペンで、すらすらとメモ帳に何かを書き始める。 その動きは速く、口が動くのと同時にペンがシュッシュッと音を立てて動き、記録を残していく。 やがて書き始めてから数秒もしない内にペンがメモ帳から離れ、新しい記録がそこに記された。 ゛アルビオンの新しい指導者となったオリバー・クロムウェルはただの小心者。 恐らく秘書を自称するシェフィールドが裏で暗躍したのだろうが、彼女単独の事とはとても思えない゛ 自分の書いた内容を今一度確認した後、女はメモ帳を閉じて鞄の中へと入れた。 その時であった、窓越しに何人もの男達の声が聞こえたのは。 ――…あ…に…女が!……発…所の方を…覗…てるぞ! ―――何…スパイ……知れん!引…捕らえるんだ! ――…いで鐘を鳴らせ!…周りの…に知らせ…いと! 声が途絶えた瞬間、辺りにカーンカーンと甲高い鐘の音が響き渡った。 これは見回りの兵士や歩哨などが持つ緊急事態用の小さな鐘で、周囲にやかましいくらいの音を響かせる。 それと同時に、それが鳴ったという事はそれ相応の緊急事態が起こったと他の兵士や将校に伝える事が出来るのだ。 事実鐘の音を耳にした何十人もの兵士達が、鐘の方へと走ってきていた。 「気づかれたか。まぁ別に良いのだがな」 一方の女はというと、すぐ傍にまで兵士が来ているというのに焦ることも恐れることもなかった。 ただリュックの口を紐で締めるとそれをゆっくりと担ぐと、その場でグルリ!と体を一回転させる。 一流ダンサーを思わせるような華麗な回転の後、何枚もの布が擦れる音が辺りに響いた。 ※ 「ここで間違いないな?」 上品ではあるもの、戦闘に適した服を着たメイジの士官が、後ろに入る下級士官に再度尋ねる。 「はい、先程二階から発令所を見ていた女がいるのをハッキリとこの目で見ました」 帽子を被り、その手に槍を持った伍長は上官の言葉に頷いた。 二人の周りには武器を持った数人の兵士と杖を持ったメイジがおり、誰もが緊張した表情を浮かべていた。 数分前、この倉庫の近くで緊急事態用の鐘が鳴り響いたのである。 発令所の方から駆けつけた将軍達が何事かと問いただしてみたところ、鐘を鳴らした伍長はこう応えた。 「大変です!あそこの倉庫の二階に発令所を見つめてメモをしていた女がいます!スパイかも知れません!」 ややけ興奮気味に喋る伍長の言葉に、将軍達はすぐさま気持ちを切り替えた。 先程までいざ会議という気持ちが嘘のように変わり、その場にいる兵士達にすぐさま指示を飛ばした。 そして今この倉庫に来ている者達はその指示を受け、まだ二階にいるかもしれない者が居るのか確認しに来ていた。 「良いか?訓練通りだぞ伍長、お前がドアを開ける…その後で私たちメイジ隊が中に突入する」 少し優しげな雰囲気を放つ上官の言葉に伍長は無言で頷き、次いでドアノブをゆっくりと捻った。 とっくの昔に鍵が壊れたドアのノブはすんなりと開き、瞬間伍長は勢いよくドアを開けた。 バタン!と勢いよくドアが壁に叩き付けられる音と共に数人の武装メイジ達が杖を構えて部屋の中に入った。 だがその瞬間、軽装のメイジ達は突然発生した空気の塊によって部屋の外に吹き飛ばされてしまった。 突然のことに、部屋の外で待機していた伍長含め平民出の兵士達は驚いた。 「なっ何だ…!?敵はメイジなのか…!それも風の…」 その場にいた一人の兵士がメイジ達の傍へと駆け寄るが、不幸なことにメイジ達は皆気絶していた。 まさかの事態に兵士達は狼狽え、誰も部屋の中を見ようとはしなかった。 「クソッ!お…おい、誰か銃を持ってないか!?メイジ相手の接近戦には銃が一番だ!」 彼らが思わぬ事態に慌てている中、部屋の中から女の声が聞こえた、 「いや、私はメイジじゃないぞ」 鋭く、ドスの利いた声を耳にした兵士達はすぐさま振り返る。 そこにいたのは――――「人」に限りなく近い姿をした「狐の亜人」であった。 白い導師服の上に青い前掛けを付けており、その前掛けには良くわからない記号の刺繍が施されている。 金髪が眩い頭には狐の耳を隠す為か白い頭巾を被り、その頭巾にこれまた謎の記号が書かれた紙を何枚も貼り付けていた。 顔は美しく均整が取れており、正に美人という言葉を体現したかのような美しさを持っていたが、浮かばせている表情は冷たい。 一見すれば異国の衣装を纏った狐の亜人であるが、兵士達が注目したのは亜人の「尻尾」であった。 太く、柔らかい毛並みを安易に想像できるその尻尾は天井の隙間から漏れる太陽光で、黄金に光っている。 もしあの尻尾だけを切り落としてその系統の好事家に見せれば、泣いて喜ぶに違いない。 しかし、兵士達が注目しているのは尻尾そのものではなく―――尻尾の数であった。 彼女の背後から見える大きな尻尾の数は九本―――そう九本であった。 一本だけでもかなり大きい狐の尻尾が九本、どれも立派な毛並みをしている。 そしてこれは兵士達の気のせいなのかも知れないが、その尻尾一本一本から禍々しい何かが漂っている気がした。 この大陸に様々な亜人はいるが尻尾を生やしている亜人は少ないし、生えていたとしても一本だけだ。 「それに…銃で殺される程、私は若くないんだが…?」 聞かれたわけではないが、狐の亜人は「誰か銃を持ってないか!?」と叫んでいた兵士に顔を向けて言った。 その瞬間、銃を求めていた兵士は「ヒゥッ…!」とか細い悲鳴を上げてバタリと倒れ、そのまま気を失ってしまった。 「む…、情けない奴め…。まぁ仕方ない、チンピラ程度の人間ならこれくらいで倒れて当然か」 狐の亜人は倒れてしまった兵士を見て目を細めたが、すぐに先程の冷たい表情に戻った。 他の兵士達はその亜人に攻撃を加えることも逃げる事も、それどころか喋ることも出来ずその場に立ちすくんでいる。 仮にも彼らは雇われた傭兵達とは違い、正規の士官学校で学び、死よりも辛い訓練を経た兵士である。 チンピラや盗賊はおろか、並みの傭兵にも引けを取らない彼らをチンピラ扱いしたのである、この亜人は。 「まぁ私とてここでは手荒にしたくないから、今日はこの辺りで帰らせて貰うよ」 狐の亜人は何処か見下した感じで言いながらゆっくりと兵士達に向かって歩き始める。 ギシュ…ギシュ…と湿り、半ば腐りかけている床が軋む音に兵士達は体をビクリと震わせた。 皆が皆その顔を蒼白にしており、恐怖を通り越した何かを感じていた。 「なぁに、怖れることはないさ。大抵の人間は私を見たら怖がるしな」 亜人は大袈裟に両手を横に広げ、兵士達との距離をドンドン詰めていく。 「もしそんなに怖れるのなら…笑い飛ばしてここにいない他人に言ってやればいいのさ」 もう兵士達と一メイルほどの距離に来たとき、狐の亜人―――八雲 藍は足を止めてこう言った。 「我ら一同、見事狐に化かされました。―――…ってね」 ◆ トリステイン魔法学院―――ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエールの部屋。 この学院内では、かなりの家名を持つ名家のお嬢様が寝泊まりしている部屋。 その部屋に置かれている、それなりに大きい本棚を一人の巫女が漁っていた。 どうやら本を探しているようなのだがお目当ての本が無かったのか、軽く一息つくと首を横に振った。 「ふぅ…無いわね。魔理沙が持ってきた本も探したんだけどね…」 巫女――霊夢は残念そうに言うとクルリと踵を返し、部屋の中を見回した。 本来は彼女を召喚したルイズの物であるこの部屋は、今や空き巣に入られたかのような悲惨な空間となっていた。 クローゼット箪笥、戸棚等々…開けられる場所は全て開放され、ルイズが大切に隠していた秘蔵の茶菓子が入った箱も幾つか発見していた。 つい数分前までは小綺麗だったこの部屋は、博麗霊夢というたった一人の人間が原因で、乱雑した雰囲気を放つ部屋と化してしまった。 最も、これが霊夢ではなく今この部屋のベッドで気を失っている魔理沙だったらもっと悲惨な空間となっていただろう。 「はぁ…これだけ探して無いとすれば。やっぱり気絶してる魔理沙が隠してるのか、もしくは紫が持ってったのかしらね…」 すでに探せる場所を探し終えた霊夢はそう呟き、今日何度目かになる溜め息をついた。 「…まぁ別に必要の無いモノだったけど…どうしてこうそういう時に限って見つからないのよ」 『そりゃお前さんが溜め息ばっかりついてるからじゃないか?』 霊夢のうんざりとした感じの独り言に、テーブルに置かれたデルフが応えた。 それに対して霊夢はキッと鋭い視線をデルフに向ける。 「溜め息をつくと幸せが逃げる…ってやつ?馬鹿馬鹿しいわね、だったら私は今頃不幸のどん底じゃないの」 霊夢の言葉がおかしかったのか、デルフはプルプルと刀身を震わせた。 『なーに言ってんだよレイム、オメーの服装センス自体が不幸さ。生まれついての不幸ってヤツさ』 デルフの遠慮のない一言は、絶賛不機嫌中の霊夢を怒らせるのに十分な起爆剤となった。 「へ~…成る程。じゃあアンタは、ちょっと衝撃を与えただけで壊れるような錆びた刀身になった事が不幸よね?」 霊夢はその顔に笑みを浮かべながらもえげつない事を呟くと懐を漁り始め、お札を手に取ろうとする。 それが何を意味するのか、ここ数日霊夢との会話で理解していたデルフはガタンガタンと刀身揺らしながら叫んだ。 『ワッ!やめろってオイ!…お前剣を殺す気か!?殺人ならぬ殺剣を犯すことになるぞ!えぇオイ!?』 哀れデルフリンガー、このまま霊夢お手製のお札で壊れてしまうのか…と思った瞬間。 「ん…むむむ…うぅん…うぅぅ…ん」 ふとベッドの方から呻き声と共に、今まで気絶していた魔理沙がようやく目を醒ました。 ゴシゴシと目を擦りながら眠たそうな顔で部屋を見回し、次いで大きな欠伸を一発かました。 「ふぁあぁ~…あれ?霊夢とデルフじゃないか…というかここってルイズの部屋だよな?」 半目がやけに可愛い顔でそう言いながらベッドから出ると、箪笥の上にあった帽子を手に取り、被った。 「おはよう魔理沙、アンタルイズに何かちょっかいでも掛けて殴られたんでしょう?」 「ん?…あぁそういえば突然ルイズに殴られたんだっけな…イテテ」 勘の良い霊夢に指摘された魔理沙はルイズに殴られた事を思い出し、その時の痛みが残っている額を撫でた。 「全く、アンタって余計な事さえ言わなきゃ割とマシなんだけどね」 目の前の白黒に呆れた霊夢の言葉に、魔理沙はムッとしつつも言い返す。 「失礼なヤツだぜ。私はタダ自分の好奇心に従ってただけさ!…ま、その結果がコレだけどな」 『格好良さそうな言葉を吐いてるつもりなんだが、イマイチ決まってねぇぞマリサ』 デルフはそう言いながら、プルプルとその刀身を震わせた。 ※ それから数十分後… とりあえず朝の掃除も終え、することが無かった霊夢はお茶を飲むことにした。 ついでいつもなら部屋にいない魔理沙も、折角だと言うことで霊夢のお茶を頂くことになった。 ベッドの上に置かれていたデルフはという、霊夢の手によってロープでグルグルに巻かれて喋ることが出来なくなったうえ、クローゼットの中に入れられた。 霊夢曰く、「四六時中喋られたら。休めるにも休めないのよ」…ということらしい。 ※ 「ふ~ん。そういやコルベールのヤツ、自分の掘っ立て小屋に色々変な物を置いてたわね」 霊夢は魔理沙の口から出る話を何となく聞きつつ、持参した自分の湯飲みに入れた緑茶を啜る。 先程まで開きっぱなし出会った部屋中の゛戸゛は全て閉じられ、元の綺麗でサッパリとした部屋に戻っている。 デルフが置かれていたテーブルにはこれまた霊夢が持参してきた急須に茶葉の入った袋が置かれていた。 ついでに、先程戸棚を開けた時に見つけたルイズ秘蔵の茶菓子も、ちゃっかりとテーブルの上に置かれていたりしている。 「それでよ、何となく気になった私は動かしてみたいと思ったんだが…ルイズに掴まれて結局何も出来ずじまいさ」 魔理沙は心底残念そうな表情を浮かべつつも霊夢の淹れてくれた緑茶を一口啜り、ルイズが隠していた茶菓子の一つであるクッキーを一枚手に取った。 ★ このクッキー、見た目は普通のチョコサンドクッキーではあるが、トリステイン王家の家紋である白百合のプリントがされている。 実はコレ、この学院に入ってきた入学生や無事に進級した生徒、そして卒業生しか貰えない学院からのプレゼントであった。 入学生達には歓迎の挨拶として、進級生達には新しい友達を迎える為に、卒業生達はここを巣立ってもあの時の気持ちを忘れないようにと… 実質的には単なる粗品だが、生徒達にとってこのクッキーはある種の特別な存在であった。 大抵の生徒達はクッキーをすぐに食べようとはせず特別嬉しい事があったり、友達を自分の部屋に迎え入れた時に食べるのである。 クッキーの入った箱には長期保冷用のマジックアイテムがついており、カビる心配もない。 味の方も、学院のコック長であるマルトーが腕によりを掛けて作ったこともあって非常に良い。 サクッとした食感に柔らかいバターの風味と、苦みよりも若干甘みの多いチョコクリームは正に一級の品である。 入学式の後にそれを一度食べたルイズも、受け取ったらすぐに食べる類の物ではないと気づき、今年は戸棚に入れて大事に保管していた。 戸棚から取り出して箱の蓋を開ける時――それは彼女にとってとても…とても大事な日を意味する。 ★ いつか来る青春の一ページを飾るであろうクッキーの一枚が…魔理沙の口の中へと入っていく。 サクサク…サクサク… 気持ちの良い音と共に粗食されるクッキーは、魔理沙の表情を緩ませた。 「ん~、なかなかイケるなこのクッキー。緑茶とはあまり相性が良くないが」 何処か多いような一言に、霊夢は表情を変えずに、クッキーを一つポイッと口の中に入れて粗食する。 サク…サク… 口に入れた瞬間、紅魔館や時折人里から妖怪退治のお礼にと貰う祝い物のそれとは違う代物だと霊夢は瞬時に理解する。 それと同時に、確かにこれは緑茶に合わないわね。と心の中で毒づいた。 「むぅ…確かに。これなら紅茶を…いや緑茶だから煎餅でも用意した方が良かったかしら。持ってきてないけど」 しかしあくまで緑茶の好きな霊夢は、紅茶を選ぶよりも緑茶を選んだ。 そんな巫女に、魔理沙は苦笑しつつも二枚目のクッキーは半分に割りつつその片方を口の中に入れる。 「ムグムグ…ゴク。…お前ってホント緑茶好きだよな、偶には紅茶の勉強でもしたらどうなんだ」 「アンタ神社の縁側でするアフタヌーンティーってそんなにステキだと思ってるの」 霊夢の言葉に、魔理沙は自らの脳内で想像してみた。 ある晴れた日の昼下がり、博麗神社の縁側。 白いティーカップの中には程よい熱さの紅茶、そのすぐ横にはサンドイッチやスコーンなどの軽食とお菓子。 そしてティーセットの傍には…神社の巫女である霊夢。 そこまで考えたとき、魔理沙は思わず吹き出してしまった。 「プッ…駄目だな。お前さんの神社にはやっぱりティーカップじゃなくて湯飲みが似合うよ」 急に吹き出した魔理沙に、霊夢は呆れた表情とジト目のダブルコンボを浴びせかけた。 「全く、どんな想像をしてたんだか―――――…あ、そういえば」 喋っている途中、ふと思い出した事があった霊夢は、真剣な表情になると魔理沙の方へ顔を向けた。 「魔理沙、ちよっと聞きたいことがあるんだけど?」 「ん?何だ霊夢。気が変わって紅茶の勉強でもしたくなったのか?」 魔理沙の勘違いに霊夢は何言ってのんよと突っ込みつつ、話を続ける。 「アンタがこの世界…というよりルイズの部屋に来てからここで日本語の本を見たことないかしら」 「本?」 「…本というより日記かしらねぇ。なんかこうボロボロで…汚れてた感じはするけど…見てない?」 霊夢の口からそんな言葉が出てくるとは全く思っていなかった魔理沙は、目を丸くしつつも首を横に振る。 「いや、そんな本なんて見たこと無いが…何だ霊夢、お前ここに来てから読書も趣味のひとつになったのか?」 魔理沙の茶化すような最後の言葉に、霊夢は素直に否定の意を述べる。 「違うわよ。ただちょっと遠出した際に気になったからちょっと部屋に持って帰ってきたんだけど、いつの間にか無くなってて―――」 そこまで言ったとき、ふと背後から聞こえてきたドアの開く音に、霊夢は口を止めて頭だけをそちらへ向けた。 前ページ次ページルイズと無重力巫女さん
https://w.atwiki.jp/arcadiasaga/pages/578.html
革製品作成レシピへ戻る 画像 レシピ名(頭装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ニュービーヘルム 頭装備 ~3.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(2) 購:60販:3 頭/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革兜 物理防御力:10特殊防御力:4 トレーニングヘルム 頭装備 ~9.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(2) 購:1455販:73 頭/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革兜 物理防御力:18特殊防御力:6 マーシャルヘルム 頭装備 ~16.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(2) 購:7530販:189 頭/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革兜 物理防御力:28特殊防御力:10 シャッスボンネット 頭装備 ~22.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(2) 購:23750販:594 頭/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革兜 物理防御力:34特殊防御力:16 カーサボンネット 頭装備 ~30.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(2) 購:46550販:776 頭/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革兜 物理防御力:44特殊防御力:22 サイドボンネット 頭装備 ~38.0 1 獅子毛糸(1)獅子のなめし革(2) 購:72375販:910 頭/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革兜 物理防御力:54特殊防御力:26 フォルスヘッド 頭装備 ~44.0 1 蜥蜴の鱗(2)飛竜の鱗(2)象毛糸(1) 購:販:1098 頭/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革兜 物理防御力:64特殊防御力:30 シーラヘッド 頭装備 ~52.0 1 飛竜の鱗(4)象毛糸(1) 購:販:1237 頭/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革兜 物理防御力:74特殊防御力:34 イグニスヘッド 頭装備 ~35.0 1 蜥蜴の鱗(2)ラケルダの鱗(2)獅子毛糸(1) 購:販:1011 頭/Lv33/全種♂♀/テイマーあらゆる熱さに耐えることが可能になる特殊な革兜 物理防御力:54特殊防御力:48最大HP:+25火耐性:+10水耐性:-10 画像 レシピ名(胴装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ニュービージャケット 胴装備 ~5.0 1 鼠のなめし革(5)鼠毛糸(3) 購:75販:4 胴/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革鎧 物理防御力:20特殊防御力:8 トレーニングジャケット 胴装備 ~11.0 1 羊のなめし革(5)羊毛糸(3) 購:1820販:91 胴/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革鎧 物理防御力:36特殊防御力:14 マーシャルジャケット 胴装備 ~18.0 1 鹿のなめし革(5)鹿毛糸(3) 購:9410販:236 胴/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革鎧 物理防御力:54特殊防御力:20 シャッスジャケット 胴装備 ~24.0 1 豹のなめし革(5)豹毛糸(3) 購:29690販:495 胴/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革鎧 物理防御力:66特殊防御力:30 カーサジャケット 胴装備 ~31.0 1 虎のなめし革(5)虎毛糸(3) 購:58190販:970 胴/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革鎧 物理防御力:86特殊防御力:40 サイドジャケット 胴装備 ~40.0 1 獅子のなめし革(5)獅子毛糸(3) 購:90920販:1137 胴/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革鎧 物理防御力:104特殊防御力:48 フォルスハイド 胴装備 ~46.0 1 飛竜の鱗(5)蜥蜴の鱗(5)象毛糸(3) 購:販:1373 胴/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革鎧 物理防御力:124特殊防御力:58 シーラハイド 胴装備 ~54.0 1 飛竜の鱗(10)象毛糸(3) 購:販:1547 胴/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革鎧 物理防御力:142特殊防御力:66 ファアルジャーキン 胴装備 ~14.0 1 鼠毛糸(3)リーゼテスコのなめし革(5) 購:販:232 胴/Lv10/全種♂♀/ウォーリア,テイマー身に付けた者に活力が漲る特殊な革鎧 物理防御力:48特殊防御力:18DEX:+3AGI:+3攻撃命中力:+3状態異常回避力:+5 バルーンジャケット 胴装備 ~15.0 1 風船羊の毛糸(2)風船羊のなめし革(1) 購:販: 胴/Lv15/全種♂♀/全職防寒性のあるとても暖かい風船羊の革鎧 物理防御力:48特殊防御力:25攻撃回避力:+5斬耐性:+20突耐性:-25打耐性:+20火耐性:-10風耐性:+25土耐性:-10水耐性:+25状態異常回避力:+5 バリュジャケット 胴装備 ~32.0 1 罰の糸(3)バリュエラポスのなめし革(5) 購:販: 胴/Lv**/全種♂♀/** 47.0%難し目 エラプロンコート 胴装備 ~33.0 1 上質な蜘蛛糸(3)エラプロンエラポスのなめし革(5) 購:販:1785 胴/Lv31/全種♂♀/ウィザード軽い素材で作られた軽鹿革製の革服サラサラとしている 物理防御力:52特殊防御力:96VIT:-10MND:+5攻撃命中力:+10攻撃回避力:+12斬耐性:-2突耐性:-2打耐性:-2火耐性:-2風耐性:-2土耐性:-2水耐性:-2状態異常回避力:+5移動速度:+2 コル・レオニス 胴装備 ~40.0 1 ルビー(8)獅子毛糸(8)レグルスのなめし革(1) 購:販: 胴/Lv40/全種♂♀/バードレグルスの毛皮を贅沢に使ったダブレット 物理防御力:115特殊防御力:84最大HP:+10斬耐性:+5火耐性:+5水耐性:+5 チェインジャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)鎖状の生地(3) 購:販: 熟練53%身の丈 スケイルジャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)うろこ状の生地(3) 購:販: 熟練41.2%難しめ ラバージャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)ゴム状の生地(3) 購:販: 熟練53%身の丈 インバラハイド 胴装備 ~53.0 1 ぺスタテイルの鱗(10)象毛糸(3) 購:販:2138 胴/Lv48/全種♂♀/テイマー飛竜のような強靭さが身に付く特殊な革鎧 物理防御力:138特殊防御力:64STR:+3突耐性:-10火耐性:+5風耐性:+5土耐性:+5水耐性:+5状態異常回避力:+5 画像 レシピ名(両脚装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ニュービートラウザ 両脚装備 ~4.0 1 鼠毛糸(2)鼠のなめし革(4) 購:70販:4 両脚/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の腰鎧 物理防御力:12特殊防御力:6 ニュービースコート 両脚装備 ~4.0 1 鼠毛糸(1)ポルトゥーン綿糸(1)ポルトゥーン綿布(1)鼠のなめし革(3) 購:70販:4 両脚/Lv1/人間♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の女性用腰鎧 物理防御力:12特殊防御力:6 トレーニングトラウザ 両脚装備 ~10.0 1 羊毛糸(2)羊のなめし革(4) 購:1620販:81 両脚/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の腰鎧 物理防御力:24特殊防御力:10 マーシャルトラウザ 両脚装備 ~17.0 1 鹿毛糸(2)鹿のなめし革(4) 購:8655販:217 両脚/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の腰鎧 物理防御力:36特殊防御力:14 シャッスケックス 両脚装備 ~23.0 1 豹毛糸(2)豹のなめし革(4) 購:27315販:456 両脚/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の腰鎧 物理防御力:44特殊防御力:22 シャッスファルダ 両脚装備 ~23.0 1 豹毛糸(1)トリネイ麻糸(1)トリネイ麻布(1)豹のなめし革(3) 購:27315販:456 両脚/Lv20/人間♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の女性用腰鎧 物理防御力:44特殊防御力:22 カーサケックス 両脚装備 ~31.0 1 虎毛糸(2)虎のなめし革(4) 購:53535販:893 両脚/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の腰鎧 物理防御力:58特殊防御力:28 カーサファルダ 両脚装備 ~31.0 1 虎毛糸(1)イシリア麻糸(1)イシリア麻布(1)虎のなめし革(3) 購:53535販:893 両脚/Lv28/全種♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の女性用腰鎧 物理防御力:58特殊防御力:28 サイドケックス 両脚装備 ~39.0 1 獅子毛糸(2)獅子のなめし革(4) 購:83645販:1046 両脚/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の腰鎧 物理防御力:72特殊防御力:34 サイドファルダ 両脚装備 ~39.0 1 獅子毛糸(1)ガンドゥルフ麻糸(1)ガンドゥルフ麻布(1)獅子のなめし革(3) 購:83645販:1046 両脚/Lv35/全種♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の女性用腰鎧 物理防御力:72特殊防御力:34 フォルスフープ 両脚装備 ~45.0 1 蜥蜴の鱗(4)飛竜の鱗(4)象毛糸(2) 購:販:1263 両脚/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の腰鎧 物理防御力:86特殊防御力:40 シーラフープ 両脚装備 ~53.0 1 飛竜の鱗(8)象毛糸(2) 購:販:1423 両脚/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の腰鎧 物理防御力:98特殊防御力:46 画像 レシピ名(両手装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ニュービーグローブ 両手装備 ~2.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(1) 購:55販:3 両手/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革手袋 物理防御力:6特殊防御力:2 トレーニンググローブ 両手装備 ~8.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(1) 購:1310販:66 両手/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革手袋 物理防御力:14特殊防御力:6 マーシャルグローブ 両手装備 ~15.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(1) 購:6770販:170 両手/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革手袋 物理防御力:20特殊防御力:8 シャッスリスト 両手装備 ~21.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(1) 購:21375販:357 両手/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革手袋 物理防御力:24特殊防御力:12 カーサリスト 両手装備 ~28.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(1) 購:41895販:699 両手/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革手袋 物理防御力:32特殊防御力:16 サイドリスト 両手装備 ~37.0 1 獅子毛糸(1)獅子なめし革(1) 購:65460販:819 両手/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革手袋 物理防御力:40特殊防御力:20 フォルスクロウ 両手装備 ~43.0 1 蜥蜴の鱗(1)飛竜の鱗(1)象毛糸(1) 購:販:989 両手/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革手袋 物理防御力:48特殊防御力:22 シーラクロウ 両手装備 ~51.0 1 飛竜の鱗(2)象毛糸(1) 購:販:1114 両手/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革手袋 物理防御力:54特殊防御力:26 レグヌムフィスト 両手装備 ~33.0 1 獅子毛糸(1)ヴィーゼレオンのなめし革(1) 購:販:752 両手/Lv30/全種♂♀/ウォーリア,テイマー手に馴染み精度の高い行動を可能にする特殊な革手袋 物理防御力:34特殊防御力:18最大HP:+15攻撃命中力:+5攻撃回避力:+5 アルクトスケイル 両手装備 ~35.0 1 上質な熊毛糸(1)バリュアルクトスのなめし革(1) 購:販:1121 両手/Lv36/全種♂♀/バード動物の毛皮を使用して作られた重熊革製の革手袋 物理防御力:39特殊防御力:44最大AP:+10DEX:+2火耐性:+2風耐性:+2土耐性:+2水耐性:+2 画像 レシピ名(両足装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ニュービーブーツ 両足装備 ~2.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(3) 購:60販:3 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の靴 物理防御力:6特殊防御力:2 トレーニングブーツ 両足装備 ~8.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(3) 購:1380販:69 両足/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の靴 物理防御力:14特殊防御力:6 マーシャルブーツ 両足装備 ~15.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(3) 購:7150販:179 両足/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の靴 物理防御力:20特殊防御力:8 シャッスゲマッシュ 両足装備 ~21.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(3) 購:22565販:377 両足/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の靴 物理防御力:24特殊防御力:12 カーサゲマッシュ 両足装備 ~28.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(3) 購:44225販:738 両足/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の靴 物理防御力:32特殊防御力:16 サイドゲマッシュ 両足装備 ~37.0 1 獅子毛糸(1)獅子のなめし革(3) 購:69100販:864 両足/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の靴 物理防御力:40特殊防御力:20 フォルスフット 両足装備 ~43.0 1 蜥蜴の鱗(3)飛竜の鱗(3)象毛糸(1) 購:販:1043 両足/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の靴 物理防御力:48特殊防御力:22 シーラフット 両足装備 ~51.0 1 飛竜の鱗(6)象毛糸(1) 購:販:1176 両足/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の靴 物理防御力:54特殊防御力:26 バルリオカリガ 両足装備 ~25.0 1 狼毛糸(1)レルムヴォルフのなめし革(3) 購:販:674 両足/Lv24/全種♂♀/全職身に付けた者の歩みを軽快にする特殊な履物 物理防御力:26特殊防御力:14移動速度:+45 ランニングシューズ 両足装備 ~36.0 1 上質な獅子毛糸(1)豹の上質ななめし革(3)ラバーソール(1) 購:販: 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア走ることを追求した靴ゆえに、防御力は無いに等しい 物理防御力:2特殊防御力:2AGI:+1攻撃回避力:+1移動速度:+7526,0難し目37身の丈ラバーソールは背徳クエで入手(激レア) リベルタフット 両足装備 ~39.0 1 蜥蜴の鱗(3)ストレイフリーゲンの鱗(3)象毛糸(1) 購:販:1273 両足/Lv38/全種♂♀/テイマー体が軽くなり軽快な動きを可能にする特殊な靴 物理防御力:46特殊防御力:42AGI:+3攻撃回避力:+5風耐性:+5 アルトランニングシューズ 両足装備 ~50.0 1 ランニングシューズ(1)メタルアントジュース(1)ラバーソール(1) 購:販: 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア走ることを追求した靴の進化版防御力は無いに等しいが恐ろしく速い 物理防御力:3特殊防御力:3AGI:+2攻撃回避力:+2突耐性:-10打耐性:+30移動速度:+100 画像 レシピ名(アクセサリー首) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 オウィスゴルゲット 首装備 ~3.0 1 ポルトゥーン綿糸(2)羊のなめし革(1) 購:販:18 首/Lv3/全種♂♀/全職首回りを保護する薄革の首鎧 物理防御力:2 カペルゴルゲット 首装備 ~7.0 1 アネフタス綿糸(2)山羊のなめし革(1) 購:販:97 首/Lv7/全種♂♀/全職防寒性を高めた暖かい首鎧 物理防御力:3水耐性:+3 ヒルシュゴルゲット 首装備 ~11.0 1 モーネリア綿糸(2)鹿のなめし革(1) 購:4795販:120 首/Lv11/全種♂♀/全職機能性と防御性を兼ね備えた首鎧 物理防御力:4AGI:+1攻撃回避力:+3 ルプスゴルゲット 首装備 ~15.0 1 イストニア綿糸(2)狼のなめし革(1) 購:販:223 首/Lv15/全種♂♀/全職独特な肌触りと臭味がある野性的な首鎧 物理防御力:6火耐性:+4 ドゥルソゴルゲット 首装備 ~22.0 1 イストニア綿糸(2)牛のなめし革(1) 購:19170販:320 首/Lv22/全種♂♀/全職柔軟で強靭な革を使用した実戦的な首鎧 物理防御力:8風耐性:+3土耐性:+3 シオンゴルゲット 首装備 ~27.0 1 イシリア麻糸(2)虎のなめし革(1) 購:28875販:482 首/Lv27/全種♂♀/全職独特な臭いを発し、嗅いだものの攻撃意欲を高める首鎧 物理防御力:10STR:+2 ウルラゴルゲット 首装備 ~36.0 1 ガンドゥルフ麻糸(2)梟熊のなめし革(1) 購:51335販:642 首/Lv36/全種♂♀/全職強靭だが非常に軽く動きやすい革を使用した首鎧 物理防御力:12AGI:+2攻撃回避:+5 ナミルゴルゲット 首装備 ~40.0 1 オルディア麻糸(2)豹のなめし革(1) 購:販:634 首/Lv40/全種♂♀/全職身に付けることで体が非常に軽くなる不思議な首鎧 物理防御力:14AGI:+2攻撃回避力:+8(+物理防御、特殊防御、AGI、攻撃回避力) ティーグルゴルゲット 首装備 ~43.0 1 マグラール麻糸(2)虎のなめし革(1) 購:販:733 首/Lv43/全種♂♀/全職周囲の殺気を感知する感覚が鋭くなる野性的な首鎧 物理防御力:16クリティカル率:+3 レーヴェゴルゲット 首装備 ~46.0 1 ブルクラント綿糸(2)獅子のなめし革(1) 購:販:839 首/Lv46/全種♂♀/全職独特な臭いが周囲にいる者を畏怖させる王者の首鎧 物理防御力:18攻撃命中力:+7 スローンゴルゲット 首装備 ~50.0 1 ルプトリア綿糸(2)象のなめし革(1) 購:販:826 首/Lv50/全種♂♀/全職身に付けると体中に力が溢れ出てくる厚革の首鎧 物理防御:20最大HP:+35 ファートゴルゲット 首装備 ~45.0 1 バシアンボラールの鱗(2)象毛糸(2) 購:販:1003 首/Lv45/全種♂♀/全職どのような環境でも性能を失わない特殊な首鎧 物理防御力:16火耐性:+5風耐性:+5土耐性:+5水耐性:+5 画像 レシピ名(アクセサリー指) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ミュースリング 指装備 ~2.0 1 鼠の牙(1)鼠毛糸(1)鼠のなめし革(1) 購:販:7 指/Lv2/全種♂♀/全職軽い革で作られた普通の指輪 攻撃回避力:+1 オウィスリング 指装備 ~5.0 1 大きな棒状の骨(1)羊毛糸(1)羊のなめし革(1) 購:販:42 指/Lv5/全種♂♀/全職柔軟な革で作られた革製の指輪 攻撃命中力:+2 ルプスリング 指装備 ~19.0 1 狼の牙(1)狼毛糸(1)狼のなめし革(1) 購:12100販:303 指/Lv19/全種♂♀/全職独特な肌触りのする革で作られた革製の指輪 攻撃回避力:+2 シオンリング 指装備 ~28.0 1 熊の爪(1)熊毛糸(1)熊のなめし革(1) 購:26280販:438 指/Lv28/全種♂♀/全職独特な臭いを発する革製の指輪 物理攻撃力:12 レーヴェリング 指装備 ~34.0 1 獅子の爪(1)獅子毛糸(1)獅子のなめし革(1) 購:38745販:485 指/Lv34/全種♂♀/全職柔軟かつ強靭な革で作られた革製の指輪 物理攻撃力:16 スローンリング 指装備 ~43.0 1 象の牙(1)象毛糸(1)象のなめし革(1) 購:販:620 指/Lv43/全種♂♀/全職非常に厚手の革から作られた革製の指輪 最大HP:+25 ハルブリング 指装備 ~48.0 1 上質な狼毛糸(1)アレスディウブのなめし革(1) 購:販:966 指/Lv48/全種♂♀/全職鬼神のような腕力を得ることができる特殊な指輪 物理攻撃力:35STR:+3 画像 レシピ名(マント) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ヒルシュマント 背装備 ~10.0 1 モーネリア綿糸(4)鹿のなめし革(2) 購:販:131 背/Lv11/全種♂♀/全職柔軟で非常に動きやすい戦闘用の外衣 物理防御力 4攻撃回避力:+3 ドゥルソマント 背装備 ~29.0 1 イシリア麻糸(4)牛のなめし革(2) 購:販:487 背/Lv30/全種♂♀/全職丈夫な牛革で耐久性を強化した重めの外衣 物理防御力 24最大HP +30VIT:+3攻撃回避力:-5 スローンマント 背装備 ~42.0 1 ブルクラント綿糸(4)象のなめし革(2) 購:販:800 背/Lv43/全種♂♀/全職強靭だが重量のある象革を使用した扱いには技術を要する外衣 物理防御力:34最大HP:+80VIT:+5攻撃回避力:-10 カビールマント 背装備 ~19.0 1 イストニア綿糸(4)グランルーポのなめし革(2) 購:販:361 背/Lv20/全種♂♀/全職非常に軽く負担を一切感じさせない特殊な外衣 物理防御力:18攻撃回避力:+3状態異常回避力:+3 画像 レシピ名(ベルト) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ミュースベルト 腰装備 ~1.0 1 ブロンズチップ(1)鼠のなめし革(1) 購:販:2 腰/Lv1/全種♂♀/全職軽い革で作られた庶民的な腰帯 物理防御力:1攻撃命中力:+1 カペルベルト 腰装備 ~6.0 1 ブロンズチップ(1)山羊のなめし革(1) 購:販:70 腰/Lv6/全種♂♀/全職柔軟性が高く多くの冒険者が使用している腰帯 物理防御力:2クリティカル率:+2 ヒルシュベルト 腰装備 ~13.0 1 ブラスチップ(1)鹿のなめし革(1) 購:6490販:163 腰/Lv13/全種♂♀/全職腰周りが軽く、機能面も充実した腰帯 物理防御力:3攻撃回避力:+2 ルプスベルト 腰装備 ~17.0 1 ブラスチップ(1)狼のなめし革(1) 購:販:278 腰/Lv17/全種♂♀/全職丈夫で軽いが独特な臭いを持つ革を使用した腰帯 物理防御力:4攻撃回避力:+3 ドゥルソベルト 腰装備 ~21.0 1 アイアンチップ(1)牛のなめし革(1) 購:16930販:283 腰/Lv21/全種♂♀/全職強靭な革を使用した身に付けやすい腰帯 物理防御力:5STR:+1VIT:+1 シオンベルト 腰装備 ~25.0 1 アイアンチップ(1)熊のなめし革(1) 購:24000販:400 腰/Lv25/全種♂♀/全職独特な臭いを発し、興奮作用をもたらす野性的な腰帯 物理攻撃力:28物理防御力:6攻撃命中力:-3 ウルラベルト 腰装備 ~32.0 1 スチールチップ(1)梟熊のなめし革(1) 購:販:492 腰/Lv32/全種♂♀/全職強靭だが非常に動きやすく作られている腰帯 物理防御力:7AGI:+1攻撃回避力:+4 ナミルベルト 腰装備 ~39.0 1 シルバーチップ(1)豹のなめし革(1) 購:58395販:649 腰/Lv39/全種♂♀/全職軽快な動きをすることが可能になる腰帯 物理防御力:8VIT:-2AGI:+3攻撃回避力:+5 ティーグルベルト 腰装備 ~43.0 1 シルバーチップ(1)虎のなめし革(1) 購:販:710 腰/Lv43/全種♂♀/全職周囲の殺気を感じると、革が伸縮し装備者に知らせる特殊な腰帯 物理防御:9DEX:+2攻撃命中力:+5 レーヴェベルト 腰装備 ~49.0 1 ゴールドチップ(1)獅子のなめし革(1) 購:販:922 腰/Lv49/全種♂♀/全職身に付けると揺るぎない自信が得られる王者の腰帯 物理防御力:10攻撃命中率:+7クリティカル率:+3 フリッカーバンド 腰装備 ~23.0 1 オークレザーフォールド(3)硬化しきった革(1) 購:販:1111 腰/Lv24/全種♂♀/全職身に着けた者の実体がゆらぎ霧散すると伝えられる腰帯 攻撃回避力:+3風耐性:+15水耐性:+15状態異常回避力:+3 キュオーンケルコス 腰装備 ~58.0 1 ゴールドチップ(1)オルトロスの蛇革(1) 購:販:420 腰/Lv40/全種♂♀/全職オルトロスの大尻尾から作られた蛇革の美しい腰帯 物理防御力:6STR:-3DEX:-2AGI:+5INT:-2MND:-2攻撃回避力:+5火耐性:+3状態異常回避力:+2移動速度:+1 変身ベルト・レッド 特殊道具 ~60.0 1 カペルベルト(1)レッドの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 変身ベルト・ブルー 特殊道具 ~60.0 1 ヒルシュベルト(1)ブルーの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 変身ベルト・グリーン 特殊道具 ~60.0 1 ルプスベルト(1)グリーンの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 49.0難しめ 画像 レシピ名(グリップ) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ファーストグリップ グリップ ~ 1 ポルトゥーン綿糸(3)梟熊のなめし革(1) 購:4250販:36 グリップ/Lv10/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー両手武器の滑りを抑える一般的な革製のグリップ 物理攻撃力:38 サバトグリップ グリップ ~ 1 モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2) 購:販:94 グリップ/Lv15/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー悪しき力から身を守る為に呪いをかけた革製のグリップ 状態異常回避力:+2 ルクスグリップ グリップ ~ 1 トリネイ麻糸(2)豹のなめし革(2) 購:販:105 グリップ/Lv15/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー重い武器を扱っている時でも隙がない動きを実現させる革製のグリップ 攻撃回避力:+2 ディスプレイグリップ グリップ ~ 1 アネフタス綿糸(2)熊のなめし革(2) 購:16800販:140 グリップ/Lv20/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー扱いやすさを一番に考え作られた革製のグリップ 物理攻撃力:60 フォースグリップ グリップ ~ 1 オルディア麻糸(1)獅子のなめし革(3) 購:販:105 グリップ/Lv25/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー衝撃的な攻撃力を与えるとされる革製のグリップ クリティカル率:+2 エスプリグリップ グリップ ~30.0 1 イシリア麻布(2)鼠の上質ななめし革(3) 購:22500販:188 グリップ/Lv30/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー魔術師が好んで使う革製のグリップ 特殊攻撃力:76 マジックグリップ グリップ ~28.0 1 モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2)山羊の上質ななめし革(1) 購:販:219 グリップ/Lv30/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー悪しき力から身を守る為に魔力を込めた革製のグリップ 状態異常回避力:+3 ジャグワールグリップ グリップ ~28.0 1 ブルクラント綿布(1)虎のなめし革(2) 購:販:246 グリップ/Lv35/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー集中力を高め堅実に攻撃を当てることができる革製のグリップ 攻撃命中力:+3 ストロンググリップ グリップ ~40.0 1 ポルトゥーン綿糸(3)梟熊のなめし革(1)上質な梟熊のなめし革(2) 購:販:282 グリップ/Lv40/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー力を求める者が好んで使う革製のグリップ 物理攻撃力:100 インテンショングリップ グリップ ~30.0 1 ポルトゥーン綿糸(1)ニーズへッグの革(2) 購:販: フォーカルグリップ グリップ ~40.0 1 常闇の銀糸(1)インテンショングリップ(1)ニーズへッグの革(1) 購:販: 画像 レシピ名(家具) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 ランバウバスケット 家具 ~20.0 1 樹人の樹皮(4) 購:販:125 農作物などを運ぶ際に使用される籠屋内外両用調度品のひとつ 鍛練素材:樹人の樹皮土耐性:0.23有効設置最大数:15超過設置減衰率:20% 購:販:
https://w.atwiki.jp/eorzea14/pages/539.html
ウェポンパーツ類 [#yfc68706] ウェポンパーツ類 名称 説明 価格 スタック 販売場所 備考 確認Ver メイルブレーカーブレード 闇鉄の新式佩剣の剣身。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 アベンジャーグリップ 闇鉄製の新式闘器の握り。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 ランページャーヘッド 闇鉄の新式大斧の斧頭。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 オベリスクヘッド 闇鉄の新式長槍の穂先。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 サルンガリム トウヒ製の新式長弓のバネ板。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 アルカルロプスフラワー トリリウム製の新式幻具の杖頭。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 アストロラーベメーター 星極性の丸石をあしらった新式呪具の杖頭。低品質で部品としての使用に耐えない 99 1.22 良質のメイルブレーカーブレード 闇鉄の新式佩剣の剣身 99 1.22 良質のアベンジャーグリップ 闇鉄製の新式闘器の握り 99 1.22 良質のランページャーヘッド 闇鉄の新式大斧の斧頭 99 1.22 良質のオベリスクヘッド 闇鉄の新式長槍の穂先 99 1.22 良質のサルンガリム トウヒ製の新式長弓のバネ板 99 1.22 良質のアルカルロプスフラワー トリリウム製の新式幻具の杖頭 99 1.22 良質のアストロラーベメーター 星極性の丸石をあしらった新式呪具の杖頭 99 1.22 ソードガード(シープ) 羊革の剣の鍔 99 1.16 ソードガード(グレイ) 黒灰色の羊革製剣の鍔 99 1.16 ソードガード(ドードー) ドードー革の剣の鍔 99 1.16 ソードガード(オックスブラッド) エンジ色の水牛革製剣の鍔 99 1.16 クロスガード(ブラス) 黄銅の剣の鍔 99 1.16 クロスガード(アイアン) 黒鉄の剣の鍔 99 1.16 クロスガード(ダークシルバー) いぶし銀の剣の鍔 99 1.16 アクスフェルール(ブロンズ) 青銅の斧の責金 99 1.16 アクスフェルール(アイアン) 黒鉄の斧の責金 99 1.16 バグナウフレーム(アイアン) **** 99 1.16 フェザークラスプ(アイアン) **** 99 1.16 スピアクラスプ(ブロンズ) 青銅の槍の口金 12 1.16 スピアクラスプ(ブラス) 黄銅の槍の口金 12 1.16 スピアクラスプ(アイアン) 黒鉄の槍の口金 12 1.16 スピアクラスプ(スチール) 白鋼の槍の口金 99 1.16 ストリング(ヘンプ) モコ草の繊維をより合わせた太糸 99 製作(裁縫) 1.16 ストリング(リネン) 亜麻の繊維をより合わせた太糸 99 製作(裁縫) 1.16 シニューボウストリング(アンテロープ) レイヨウの腱をより合わせた弓弦 99 1.16 シニューボウストリング(ヒッポグリフ) ヒッポグリフの腱をより合わせた弓弦 99 1.16 シニューボウストリング(ラプトル) ラプトルの腱をより合わせた弓弦 99 1.16 ボウノック(アイアン) 黒鉄の弓弭 99 1.16 リール(ブロンズ) 青銅の釣糸巻取器 99 1.16 リール(ブラス) 黄銅の釣糸巻取器 99 1.16 リール(アイアン) 黒鉄の釣糸巻取器 99 1.16 ブロークンゴブリンダガー 折れた短剣 1 Rare 1.17a ブロークンゴブリングラディウス 折れた旧式歩兵剣 1 Rare 1.17a ブロークンゴブリンロングソード 折れた長剣 1 Rare 1.17a ブロークンゴブリンシミター 折れた近東様曲剣 1 Rare 1.17a ブロークンアイオリアンシミター 折れた近東様曲剣 1 Rare 1.16
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/536.html
4 『どないせぇッちゅうんじゃこんなもん!!!』 縮尺の狂った巨大な日本家屋の部屋に、上条当麻と御坂美琴の絶叫が反響する。 畳敷きの床一面から、飛び出してくる無数の畳針。踏込めば、即座に百舌鳥の速贄だろう和式鉄の処女(アイアンメイデン)。 間違えても、酒樽(デスローラー)を破壊せずにこの部屋に逃げ込んでいたら、などとは考えたくも無い。 「いや、飛んで行きゃ良いんだろうけどな―――」 柊蓮司曰く。 人の丈ほどある巨大な畳針であれ、空に届くには長さが足りない。 「人は飛べねぇっすよ!!」 至極まっとうな事を上条が言った。 柊は魔剣を掲げて、 「コイツはウィッチブレイドつって、まぁ、所謂『魔女の箒』だ。当然飛べる」 問題は―――、 「定員、俺を含めて二名。 このトラップだらけの部屋を突破しようと思えば、一往復と半分しなくちゃなんねぇ。 空にトラップが無いともかぎらねぇから―――、というか、多分在るだろうから、なるべく長居はしたくない」 経験に照らし合わせれば、ご丁寧に空に追い込んでくれる以上、其処に何も無いわけが無い。そして罠の中を突っ切る危険(リスク)は、なるべくなら減らしたい。 悩む事数十秒。 ぽん。と、上条当麻が手を鳴らした。 「なぁ、なぁ、御坂さん」 「なによ」 「お前って、電撃使い(エレクトロマスター)だよな」 「何を今更」 「その、『馬鹿かコイツは』って表情については後で言及するとして。 お前ってさ、イオノクラフトかなんかで空飛べないの?」 Ionocraft(イオノクラフト)。 Ion craft(イオンクラフト)とも言い、UFO(未確認飛行物体)の浮遊原理ともいわれている、電力だけで空中に浮かぶシステムの事である。 その原理は、強力な電荷によってイオン化した原子の移動。それによって発生する反作用が物体を持ち上げる。というのが通説である。 ともかく、「美琴も空を飛べるなら解決じゃね?」と、上条は言いたいのだが、 「そりゃ、やってやれない事は無いでしょうけどね……」 渋面を作った後、御坂美琴は『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』を具現化する。 胸の辺りにプラス電荷を、足首の辺りにマイナス電荷を設定。マイナスからプラスまでの電子の流れを体内に、プラスからマイナスの流れを大気中に作り上げる。 電力だけで物体を浮かべるには、かなりの電圧が必要になるが、超能力者(レベル5)の超電磁砲(レールガン)たる彼女には朝飯前。 量子レベルから現実を改変し、静放電とオゾン臭をまとって、美琴は重力の頚木を解脱した。 電荷の位置を微調整してやれば、ふわり、ふわりと、前後左右に。強弱で上下移動と速度をコントロールできる。 「ま、こんな感じかな……」 ソレを見て、上条は一言。 「自分でやらせといてこんな事言うのもなんだけど………。 上条さんは、なんかどっかの電気鰻人間を思い出しましたヨ?」 「誰が最初に喰われた超獣化兵よっ!」 「微妙に濃ぃ話題で盛り上がってんじゃねぇよ!! 二〇年以上連載してるクセに、完結するまで後一〇年はかかりそうな漫画のネタなんざ誰も解らんわ!! で? 美琴。いけそうか?」 柊の言葉に、美琴は少しばかり思考(えんざん)して、 「ダメね。浮かぶには浮かべるけど、アンタの箒についていけるとは思わない」 「……。そうか? 電圧上げれば何とかなるんじゃね?」 上条が問う。 御坂美琴の身体を浮かせる力は、電荷を持った空気中の元素、即ちイオンが移動する力の反作用である。 つまり、速度を上げたいならば、胸元のプラス電荷から足首のマイナス電荷までの、イオン化した酸素その他の元素が移動する速度を上昇させればいい。 即ち、電気が流れる力―――電圧の上昇だ。 超電磁砲(レベル5)の電圧最大値は十億ボルト。 それだけ在れば大分速く移動できるんじゃないか? と、尋ねる無能力者(レベル0)に、美琴は大きな溜息で答えた。 「………。あのねぇ。アンタ、人型の物体を空飛ばすってのが、どんだけ大変だと思ってんのよ」 飛行機が流線型なのは、偏に空気抵抗を減らすためだ。 人型という複雑な形状では、たとえ翼を背負っても、大気の壁に阻まれて揚力すら得られない。今は能力で浮いているにしても、バランスを崩せば即、地面に真っ逆さまだ。 そのへんの常識をぶっちぎる、月衣や機械箒(ブルーム)と、比べてはいけない。 「そうかぁ……」と、思考の海に戻っていった上条に代わって、柊蓮司が口を開いた。 「でも、浮けるには浮けてんじゃねぇか。だったら俺の箒で引っ張るってのはどうだ? どうせ上条を乗っけるにしたって、左手だけで掴まってもらわねぇとならねぇからな―――」 そうでなければ、色々壊されてしまう。服の代えはもう無いのだ。 空いているほうの手で浮いている美琴を捕まえてもらえば、あとは箒の推進力で進めばいい。 と、いう柊の提案は、「ダメよ」の一言で美琴に却下された。 「『空いてる手』って、つまり『右手』でしょ? コイツに触られてると『力』が使えないわ」 「いや。そうでも無いぜ」 上条は言う。 「『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の効果があるのは右手首から先だ。 其処以外の―――、制服の裾でも何処でもを掴んでもらえば、効果は働かない」 美琴は、「ふーん。そうなんだ」と納得した後、ニヤリと口元をゆがめた。 「………。なんでせうミサカサン。その不吉な笑みは―――」 「べっつにー。なるほど、成る程。 つまりアンタに電撃を食らわせたければ、右手以外を狙えってことね?」 「げげぇ~い! 何ゆえ俺の弱点を!? これはレールガンノミコトの罠かぁ!!」 「レールガンノミコトって何よ! 人を怪しい神様みたいに言うんじゃない!!」 「だぁあっ! ホントいい加減にしとけよコノヤロウ共!! 仲がいいのは良く分かったから、一言ごとにじゃれあってんな話が進まねぇ!!」 箒に跨る柊の腰に、左手をまわして掴み上条はタンデムシートに腰掛ける。宙ぶらりんの自由な上条の右腕を、浮遊する美琴が掴んだのを確認して、柊は箒に火を入れた。 「行くぞ!」 風を斬るウィッチブレイドが部屋に突入する。 如何にしてソレを察したか、途端、畳を突き抜け床一面に針山が生まれた。 ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすんっ、ばすん―――――!!! 剣呑な音を発て、執拗に天を突く尖端は果たして、けれども宙を行く三人には届かない。 針に煌く室内灯の反射。星々のような無数の煌きを睥睨して、 (ここまでは、想定通り―――) 問題はココからだ。と、魔剣使いは箒を握る手に力を込める。 上条と美琴に語ったとおり、用意されている逃げ道には、必ず次の罠が待っている。何故なら、月匣は砦なのだから、突破(ブレイク)される訳にはいかないからだ。 警戒を強める柊の、その期待に答えた訳ではないだろうが、無闇に高い天井から、スルスルと何かが降りてきた。 「来やがったな……!」 垂れ下がるように、天井から降りてきたのは円筒形の物体。小田原提灯。 蛇腹の胴体がぱかりと割れて、中から噴射口の様な物が突き出した。 其処から何かが飛び出すその前に、柊は箒を翻し急降下する。 そして異口同音に、恥も外聞も無い悲鳴があがった。 5 学園都市。 開発の遅れていた、東京の西側を買い取って造り上げられた研究機関。 学園世界でも有数の敷地面積を誇り、不夜城とはいかずとも、人の波が絶える事のないこの街は、けれど今宵、死の淵にも似た静寂がその主人であった。 第八世界の魔王の出現。 現実に、街の一区画が丸ごと消滅し、追い討ちを掛けるように、大量の下級侵魔の群が湧き出したこの事態。 他の地域に飛び火する事は何としても防がなければならない。そして何より、 同じ多重次元融合という災害に巻き込まれた『仲間』たち、即ち学園都市の住人の安全の為にも、極上生徒会は全住人の避難を決定した。 幸いなことに、そうたいした混乱は起きずに、ほとんどの住人は避難し終えたのだが、そういった災害の場には、必ず起こる事態が一つ在る。 略奪。即ち火事場泥棒である。 学園都市は、研究機関であると同時に一つの街だ。金目のものは、在る所には結構ある。 そして、人間社会の例に漏れず裏側の住人(ドロップアウト)とはいるものであって、そういった不良連中は、歴史をなぞるように行動した。 尤も、そういった連中のほとんどは、避難誘導にあたった執行委員の手で『説得(制圧)』され、強制的に『避難(退去)』させられたのだが…………。 表があれば、裏が在る様に。 光があれば、闇もまた其処に在る。 学園都市の暗部に潜む悪意は、ここぞとばかりに牙を剥いた。 学園都市で、最も価値があるのは『学生』だ。 特に、高レベルの能力(スキル)を有する名門校の生徒などは、恰好の的だった。 学園都市の全住人の避難。 二三〇万以上の人間が一斉に移動する事で引き起こされる混乱は、予想していたよりも小さかったとは言え、決して平時と比べられるものではない。 その混乱の中で、人間が一人二人消えたところで、誰が気付く。如何すれば己に手が伸びる。 そう、高をくくって表側に噛付こうとした彼らの牙は、しかし尽くが叩き折られた。 彼らは闇に潜み、闇を喰らって生きるもの。 闇から這い出た悪意は、それ以上の悪で以って、須らく喰い荒らされる。 ―――そして、 少女と見まごうばかりの細腕が、鷲掴んだ人間の頭を、無地のコンクリートに叩き付けた。 爛と咲いた彼岸の花。 光差さぬ路地裏の一角で、今、一つの命が刈り取られた。この夜、行動を起した人身売買組織の指を一本たりとも学生に触れさせる事なく。 その最後の一人を永遠に黙らせて、少年は悪態を吐き捨てる。 「つまンねェ事で、イチイチ人の手ェ煩わせンなってンだよ、三下」 白く白く白い彼は、けれど、溶け込むほどに夜闇に馴染んで、紅い海を後にした。 チョーカーのMP3プレイヤーを弄って、右手の杖を伸ばし、彼はポケットから取り出した携帯を開く。 「オイ、こッちは片付けた。 回収ルートを教えやがれ」 数回のやり取りの後、電話の向うの、声の調子からすればこの白い少年と年齢的にはそう変わらないであろう年頃の少年は、その情報を告げた。 「はァ? テメェ、こンな時にフザけてンのか? 細切れにされてェってンなら、リクエストに応えてやンぞ?」 『残念ながら、こんな冗談を言う趣味は在りませんよ』 「………………。 あァンのクソガキがァ………」 白い少年は、携帯を握り潰さんばかりに、握り締める。 『彼女と合流したなら、正規のルートを通って街を抜けた方がいいですね。 執行委員が彼女の捜索に当たっているそうですから、彼女たちと合流してください』 「言い訳は自分で考えろ。ってかァ?」 『出来るでしょう?』 「……ったく面倒クセェ………。あのガキ、今度飯ン時に、ピーマンを山盛りにしてやる」 『まぁ、その辺はお互い後で解決してください』 プツリ。と、向うから切られる回線。電話の向うの相手を幻視して、彼は赤い瞳を更に鋭く細める。 「――――――」 三度悪態をついて、彼は暗い路地裏を後にした。 残されたのは、頭の無い死体が一つ。 いずれ駆けつけた闇の欠片(じゅうにん)が、その痕跡すら残さず処分するだろう。 6 そして無造作に、放り捨てられるような勢いで、三人は床に転がった。 「さ、流石に死ぬかと思ったぜ………」 放心したように、柊が呟く。 和式アイアンメイデンと、武装提灯の二重トラップエリアは、意外な事にこのベテランウィザード(漢探知のプロ)を、憔悴させていた。 異世界人(アマチュア)の二人など、いまだ声すら出せない。 原因は一つ。 糸の切れた凧の様に、上に下に右に左に、自由自在で縦横無尽、乗り手の意思すらブッ千切って、魔女の箒(ウィッチブレイド)は、広い日本家屋の部屋の中を駆巡ったからだ。 更にその原因も一つ。 何故なら、御坂美琴は電撃使いだからだ。 レベル5の超電磁砲は、重力を操るわけでもなく、気流を操作できるわけでも無い。 どこぞの未元物質の様に存在しない元素をぶち込んで周囲の環境を造り変える事も、一方通行のようにベクトル自体を操って空を飛ぶこともできない。 電荷によって空気元素をイオン化し、移動するイオンの移動力(ベクトル)を動力としているのが、電荷浮遊(イオノクラフト)だ。 上から下へ。正確には胸元から足元へ。身体が直立していれば、真下への反作用(ベクトル)が働き、身体を宙に浮かせるだろう。 しかし、もしも身体が傾いた場合はその限りではない。極端な話、上下反転でもした日には地面に向って超加速だ。 そして、御坂美琴は柊の箒で曳航されていた。彼女自身のほかに、魔剣という動力が彼らには存在していた。 そういう事で、急降下した柊のベクトルと、美琴のベクトルが掛け合わさり新しいベクトルが生まれ、三人まとめて吹っ飛んだのだった。 板張りの床に叩き付けられた衝撃が薄れて、ようやく美琴は起き上がった。上条当麻は、いまだ床に張り付きピクピクしている。 (…………。何だったの? アレは―――) 学園都市の能力者達は、ありえたかもしれない別の世界の可能性――自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を、能力(スキル)の基盤としている。 開発した脳で別の可能性を観測し、ソレを現実で再現、量子レベルから世界を書き換えることで、一般に超能力と呼ばれる事象を引き起こす。 この際、御坂美琴のような高レベル能力者になればなる程、自分だけの現実で現実を侵食するのが、自然かつ無理なく行えるようになる。 寧ろ、ソレこそが高レベル能力者の条件と言っても良いだろう。 無理なく自然に、いつもやっている様に、箒の進行方向、速度を演算し、無理なく曳航できる角度と強さで、イオノクラフトのベクトルを設定した筈だったのだが、 (明らかに、強かった――――わね) 演算に誤差(ノイズ)が入り込み、発生した電荷が思ったよりも強力で、イオンクラフトのベクトルの調整が、上手くいかなかったのだ。 勿論、その程度の微調整が出来なくては、超能力者(レベル5)は名乗れない。彼女は名門常盤台付属の優等生なのだから、平時であれば苦も無くこなせた筈だ。 七回。 それだけの回数、微調整に失敗して、箒は縦横無尽に暴れまわった。 空中ロデオに平衡感覚をかき乱され、針山すれすれに袖を引っ掛け、衝撃を伴う砲弾とニアミスし、大火傷必至の熱蒸気に突っ込みかけた。 死を覚悟したのが、とりあえず両手で数えられる範囲で済んだのは、幸運といって良いのか悪いのか。 それでも、何とか微調整に成功して、トラップエリアをクリアしたその頭で、御坂美琴は思考の海を航海する。 誤差(ノイズ)の正体は明らかだ。 能力者は現実を作り変える。御坂美琴(超電磁砲)ほどの高レベルになれば、それは無理なく自然に行われるが、其処にはもちろん現実(せかい)自身の抵抗がある。 ありえたかもしれない可能性は、やはり在り得た『かも』知れないのであって、本来ならば発生し得ない。 モノゴトは、すべからく安定した状態を取ろうとする。その結果が今の現実だ。 其処に、在り得なかった現実を引っ張り出すのだから、当然の結果として抵抗が生まれる。 普段の彼女は、ソレも読みきった上で自然に演算するのだが、 「―――。なかった……」 あるべきである筈の抵抗が、ココにはない。 すんなりと。素直に。 御坂美琴が観測する、在り得なかった現実(パーソナルリアリティ)こそ、この世の真理であるとでもいいたげに。 不自然なほど自然に、するり。と、現実は書き換えられた。 ソレが、誤差(ノイズ)となって失敗を誘発した。 ソレを踏まえて御坂美琴は思考する。 ココでなら、演算の手間が減る。 もしかすれば、今よりも――― 「ふ、ふこうだ………」 隣で、もぞもぞと立ち上がる気配を感じ取って、美琴は思考の海から呼び戻された。 「ちょっと、アンタ大丈夫!?」 「はながいたひ」 顔を上げた上条当麻の顔面は、鼻といわず額といわず、満面真赤に染まっていた。 そして、床の板目がくっきりと縦線を引いていた。くっきりと。 「………。御坂さん? 何ゆえ笑いを堪えてやがりマスか?」 「………………っ」 「ええい! 笑うならば笑うがいいさ! 中途半端に堪えられるのが一番ムカつく!!」 跳ね起きて上条は叫ぶ。 途端。弾けるように美琴は笑い出した。 「何たるお約束! そしてなんて容赦がない! えぇい!! 常盤台のおぜうさまには情というものはないのか腹抱えて笑うなコンチクショウ!! 」 二人の様子を眺めて、柊蓮司は溜息を付いた。 「まぁ、気が弛むのもわからんでもないけどさ」 実際、死ぬかと思ったのは一度や二度ではないのだ。初めて月匣ダイブする二人にきついものが在っただろう。 その反動で、些細な事がツボに入るほど、気が弛みまくっても仕方がないだろう。 そうは、思うのだが。 「あー、前見ろ前」 そういう心の隙を、月匣の罠は突くだった。 廊下の奥に視線をやれば、ゴゴゴゴゴ、と、音を発てて蠢く何か。 そうして此方をにらみつける大きく円い、暗い穴。 大砲。 ピタリと、美琴の笑声がやんだ。 「…………前門の針山。後門の大砲?」 可愛らしく首を傾げる。少々錯乱しているらしい。 廊下は例に漏れず長大で、ソレを挟んでもまだ巨大な黒穴と呼べるソレは、一体何口径の大砲なのか。 そんなもので撃たれたら、人間の跡形は、残るのだろうか。 死地を越えたら、また死地が。 「…………不幸だ」 上条の呟きを聞きとがめて、柊はとりあえず言ってやる。 「上条。一応言っといてやるけど、この程度で不幸だ何だって言ってたら、こっから先身がもたねぇぞ?」 さぁっ。と、上条が青ざめるのと同時に、巨大大砲が火を噴いた。 7 寝静まった街は、それだけで墓場のようだというのに、闇に沈むこの町に、果たして、人は一人として居らず、空虚な風景は廃墟の夜(ゴーストタウン)を思わせる。 魔法少女カレイドルビー・プリズマイリヤと、他二名。美遊・エーデルフェルトと打ち止め(ラストオーダー)は、空っぽの街の探索を続けていた。 「む。こっちの方かもって、ミサカ的アンテナに反応あり! って、ことできっとあの人はこっちにいると思うから、急いで急いでってミサカはミサカは魔法少女のコスプレした二人に頼んでみたり」 「コスプレ言わないでよ!! こっちだって恥ずかしいんだから!!」 「そうですよ、コレは由緒正しい魔法少女の姿なんですから、その辺の贋物と一緒にしないで下さい」 「姉さん。フォローになっていません」 「…………」 探し人は一人。打ち止め曰く『あの人』は、住人が避難し終えたこの街に未だ居残っているらしい。 「で、今度こそ間違いないの、その御坂レーダーってのに」 「わかんない。って、此処は虚勢を張って判るふりをしておくべきかもしれないけどせっかく手伝ってくれてるんだから、ミサカはミサカはちゃんと真実を語ってみる。 でも、なんとなくそんな感じがするのは間違いじゃないよって、ミサカはミサカはピンクの人に胸を張ってみたり」 「随分、曖昧なのね」 呟く美遊に、 「だって、ミサカはレベル2程度の電撃使い(エレクトロマスター)だもの。人探しは専門じゃないんだよ。ってミサカはミサカは悟ってみたり。 でも、ミサカネットワークであの人と繋がってるから、あながちあてにならないわけでも無いよとミサカはミサカは紫の人を慰めてみる」 「………。お気遣いありがとう」 姦しく、少女三人と杖二本は夜の街を進む。 別に緊張感がないわけではない。そうでもしなければ、やっていけないだけだ。 廃墟と見紛うばかりの学園都市(よるのまち)は、空虚であるが静寂には程遠い。 断続的な、内蔵を揺らす低い音が。大気の震えが夜に響く。 黒い空を見上げれば、紅い月バックにして、色鮮やかに万色が踊る前衛絵画。 この世界を、奪うものと護るもの。三柱の魔王が鎬を削る危険地帯は、すぐ傍だった。 カレイドの魔法少女とは言え無敵ではない。データで見ただけだが、あの荒廃の力に曝されようものなら、幾ら第二魔法を扱う霊装であっても無事ではすまない。 緊張感は、生命の危機レベルで存在する。笑い飛ばさなければ、一歩も歩く事すら出来ない。 そうして、幾つかの道を越え、路地を曲がり、 「みつけたぁ!! って、ミサカはミサカは貴方に飛びついて――――いたたたたたた!! なんでいきなりミサカのこめかみをグリグリするの! ってミサカはミサカは暴力反対って本日二度目の宣言を声高に叫んでみたり!!」 「やかましいっ!! 色っ々メンっドクセェマネさせてンじゃねェぞクソガキャァ!!」 前方から現れた人影に飛びついた打ち止めは、がっちりとホールドされてうめぼしの刑に処されていた。 その、白く白く白い人物が、ひとしきり打ち止めを折檻するのを見届け、イリヤは彼に話しかけた。 「あの、貴方が打ち止め(ラストオーダー)がさがしてた―――?」 「あァ? ああ、テメェら執行委員か。クソガキが世話ンなったな、ありがとよ」 「この人で間違いないよーって、ミサカはミサカは太鼓判押してみたり。 ところで、太鼓判って実は判子じゃなくて小判の事だったんだよって、ミサカはミサカはどうでもいいトリビアを披露してみる」 「文字通り無駄知識だな。ちょっと黙ってろ」 「………。 一応聞いておきますね―――」 「なンだよ?」 「どうして避難しなかったんですか?」 その質問に、 「あー。知り合いからこのバカがはぐれたって聞いてな。 探してたンだ。見つけてくれてありがとォな」 すらすらと、少年は答える。 (………。なーんか嘘っぽいなー) 内心訝るが、追及する根拠も時間も無い。 「(まぁ、何かあっても私じゃ判んないかな?) 判りました。じゃあ、ちゃっちゃと送っちゃいますね。 美遊、準備できた?」 イリヤが振り向いた先では、もう一人の魔法少女が地面に魔法陣を展開していた。 「なンだ? コレ」 複雑で精緻な魔術式も、科学の街の住人からすれば、正直単なる落書きのようにしか見えない。 「転送用の魔法陣です。中に入っちゃって下さい」 少年は訝しがりながら、少女は嬉々揚々と、二人が魔法円の中に入ったのを確認して、イリヤと美遊は杖からの魔力を注ぎ込む。 『開け、シュバインオーグ。 我は我の望む場所へ。我は我の望む法を』 イリヤと美遊。二人の声と言葉が共鳴し、呼応して魔法陣も発光を始める。 第二魔法『平行世界運営』。 かつて魔導元帥が朱き月のブリュンスタッドの月落としを防いだ、あらゆる可能性から束ねられた『力』は、『四人』を一時に転送する魔術式に浸透し現実を塗り替え―――。 『Sesam, offne di――――』 ―――まってくださいでありますよー!! 耳に飛び込んできた聞きなれた声に、イリヤは作業を中断する。 向うから走ってくる白黒の塊は声同様よく見知っていた。 「………一人追加だね」 術式は四人用。どうやらもう一度、最初からやり直す必要が在りそうだ。 8 炸裂する砲弾を、<金剛剣>で叩き落とし。 床に開いた落とし穴にはまった上条を、箒で引っ張り上げ。 壁から飛び出す槍衾は、魔剣で切り落として。 吊り天井の部屋は箒をつっかえ棒にして、時間を稼ぎ。 水牢に閉じ込められた美琴を、難解なパズルを解いて助け出し。 刻々と巨大爆弾のカウントダウンが進む中、倉庫番よろしくパールちゃん神像群を動かし道を拓き。 幻影の出口に騙されて顔面を強打し、超重力に曝されて内臓(あんこ)が飛び出しかけ、冷たい雨に打たれてからだの芯まで冷やされたと思ったら、攻勢防壁に突っ込んでこんがり焼かれ、 連動するトラップというとラップに追い込まれそのすべてをクリアするのに、柊蓮司は八面六臂の大活躍を見せた。 そうして、柊の体力、生命力がレッドゾーンに差し掛かったあたりで、三人はようやっとそこへと辿り着いた。 廊下を越えた先には、朱々と鎮座する巨大な鳥居。 鳥居は社の門。俗世と神代を分ける境界。 佇む威容に気圧されて、上条は知らず、ゴクリと喉を鳴らしていた。 月衣から取り出したポーションで、回復していた柊が言う。魔剣使い(漢探知のプロ)が身体を張ったお陰で、二人のアマチュアは、ほぼ無傷で済んでいた。 「準備良いか? 多分、ココが一番奥だ。 いい加減判ってると思うけど、気ぃ引き締めとけよ」 上条当麻と御坂美琴は、神妙に頷く。 此処までの道のりで、月匣の恐ろしさは二人ともようく理解していた。柊が庇ってくれていなければ、無傷どころか、今ココには立っていられないだろう。 回復を終えた柊と一度、三人顔を見合わせ―――、彼らは其処へと踏込む。 入口の鳥居と同じように、ソレを潜り抜けた途端、辺りの風景ががらりと変貌する。 空間はピンクの光に満たされ大気には甘ったるい香の匂いが染み付いていた。 床には、ベンガル虎と思しき白い獣の毛皮。その周りには、高級感溢れる牛革張りのソファーが、数基。 ぐるりと壁に視線を向けてみれば、青磁、炻器、白磁、土器等の文化的、歴史的背景などの統一感を無視した色とりどりの壺が、壁際の棚に収められている。 そして、その部屋の中心に立てられているナニカ。 それだけの光景を、一遍に認識して、 上条当麻と御坂美琴。二人分、四つの眼球は、その部屋に中心で、はためくソレに釘付けにされていた。 長さは二メートルほど。奇怪な金属であろうポールに括り付けられた、奇妙な形のおかしな色の布に、趣味の悪い色合いで刺繍された狂った図柄。 持ち主の美的センスの無さを露呈するそれは、形容するなら『旗』だろう。 恐らくは、魔導具『東方王国旗』。 常識をぶっちぎって異様な内装に、アマチュア二人が言葉を失っているうちに、柊蓮司はざっと周囲を観察する。 「………。えらく堂々と飾ってやがるな―――」 「あの、ベルって奴が言うには、王権の象徴だから、目立つところに置いてなんぼって言ってましたけど……」 半ば呆然と、上条は呟いた。 「ソレにしたってなぁ……」 一見無用心に見えるが、パターンとして、何かしらのトラップがありそうなものだ。 左手で上条と美琴をその場に制止し、魔剣を構えて近づく。 二メートル超のウィッチブレイドで床を突き白虎の敷布を捲り上げ、慎重に進めば、果たして。 柊蓮司は、何の障害もなく『旗』の下へ辿り着いていた。 「………。」 無言で魔剣を振りかぶり、『旗』に叩き付ける。 二メートルを越える刃は、金属質な音を発てて、旗に跳ね返された。 「トラップも無し―――、か。コレだけ頑丈なら、必要ないってか?」 自分で出した結論に納得が行かず、こめかみを掻く。 このエリアは、いわば敵の心臓の筈だ。最も重要で、そして最大の弱点。 その筈なのだが、 「部屋は無人で、トラップもなし。ただ旗が頑丈なだけ。 少々無用心な気もするけどなぁ――――」 「別に、無いならないで良いんじゃないすか?」 「わざわざ難易度上げる必要はないでしょ」 パールセンスの衝撃から抜け出して、何時の間にか近づいていた上条と美琴が気楽な声をあげる。 「そりゃまぁそうだけどな」 一応頷いて、けれど柊は考える。 敵の最大の拠点。一番大事なところ。ソレなのに警備が薄い。 此処までの道のりも、トラップばかりでエネミーが一体たりとも出てこなかった。 そのトラップにしても、上条に美琴というアマチュアを連れていたからこそ非常に苦労したが、そこそこ名のあるウィザードならば、それほど労なく突破出来ていただろう。 「こっちは敵の心臓に食い込もうとしてんだから、進むたびに警戒が強くなって当然なんだが……」 当然あるべきものがない。この状況は、やはり異常と言ってしかるべきだろう。 「ま、考えても仕方ないっすよ。どっかでサボってんじゃないですか?」 気楽な事をいいながら、上条は旗に向って右手を伸ばす。 何はともあれ、コレを壊せば全て終わる。 パール・クールは力を失い、アゼルもこの世界も救われる。 「あ、そうだ。 柊さん、この部屋になんか魔術的な仕掛けってあるか判りますか?」 「? なんだ、いきなり」 「これも、ベルって奴から言われたんすけど、えっと、いろんな世界から引っ張ってきた力をパールって魔王に合う様に変換する為の『濾過回路』があるとか何とか。 どうせなら、そっちもぶっ壊しちまったほうがいいんじゃねぇかな? って」 「そういう事か。 悪ぃけど、俺はそういうの苦手なんだ。ちょっとわかんねぇや」 肩をすくめる柊に、そうですか、と頷いて、上条は右手で『旗』に触れる。 その直前、三人の足元に、魔法陣が広がった。 「なっ!?」 「えっ!?」 「嘘だろっ!?!」 赤黒く、刺々しい魔法円から、平和的な意志は感じ取れない。 トラップ。それも剣呑な魔法型。 反射的に、三人は魔法陣へ攻撃を仕掛けた。 美琴の電撃が、柊の魔剣が、虚しく床板を抉る。 「!!」 振り下ろされる上条の右拳は、しかし、 硝子を砕くような音を響かせた。 「……。あれ?」 握った右手を訝しげに見つめる上条の、その耳にその音が沁み込む。 意外といえば、意外であった。 今の今まで、上条の右手の『幻想殺し(イマジンブレイカー)』は、一切効果を顕してはこなかった。それが、この場面ではなぜ――― 「あらあら、消されてしまいましたか―――」 染み出すように、不気味な声音が産まれたのはその時だった。 幕間 9 どくん。と一度大きく拍動して、鼓動は規則正しいリズムを取り戻した。 「元気が良いわね。何か良い事あったのかしら?」 身の丈ほどもある熊の縫い包みを抱きかかえて、微笑むソレ。 月の裏側。いまだここにたどり着いた者はいない。 けれど、世界の息吹は此処にも息づく。 神殿を思わせる聖域の最奥。西風の吹き抜ける森の中。大樹の根元に設えられた寝台の上で、規則正しい寝息をたてる。 少女か、少年か。 性別は判然としない。 ソレは母のように語り掛ける。 「幾多の言葉は、今日も貴方に語り掛け、 幾多の意思は、明日も貴方の馬車の車輪を廻す―――」 数多の世界が混ざり合ったこの世界で、 「歓びも悲しみも、愛も憎しみも、絶望も希望も―――、 無駄なものなど一つも無い。 ココに在りたいと願う総ては祝福されている。 その総てが、貴方を育んでいる」 願わくば―――、 「心優しきモノとなるように。 命育むものとなるように。 命を慈しむモノと成るように―――」 月の裏側で、ソレは語りかける。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/5889.html
バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~ 編集 No.718 邪悪教典 From 新宿のアーチャー illust. 都島。 解説 新宿のアーチャーからの贈りもの。悪に支配されるのではない。悪を支配するのだ。それでこそ、善良なる者の営みを守ることができる。そして私は、そういうものであろうとする君を信じているのだ。……まあ、悪に走りたくなったら遠慮なく申し出たまえ! 月々たったの300QPのご奉仕価格で指導を承ろう! No.719 セーブ・ワイヤー From エミヤ〔オルタ〕 illust. 佐々木みどり 解説 エミヤ〔オルタ〕からの贈りもの。―――上りたくなったらいつでも言え。遠慮も呵責もなく、引っ張り上げてやる。白鳥のような優雅さはなくとも、その無様な必死さは何より人間らしいものだ。そうだろう? No.720 疾駆する From 新宿のアヴェンジャー illust. 加藤たいら 解説 新宿のアヴェンジャーからの贈りもの。ただ走りたかっただけ。ただ、名も知れぬ草原を疾駆したかっただけ。そしてまた、自分の上に誰が乗っていようがどうでもいいことだ。心地良い風を感じただろうか?臓腑が跳ね上がりそうな感覚を味わっただろうか?……楽しかっただろうか?まあ、どうでもいいことなのだが。あの強烈で痛烈な甘いだけの香りの返礼には、なっただろう。本当に、どうでもいいことなのだけど。おまえの記憶に強く残ったのであれば、それを少しだけ誇りに思う。 No.721 隕鉄扇 From 新宿のアサシン illust. --- 解説 新宿のアサシンからの贈りもの。叩いてよし、守ってよし、隠してよし。何より優雅なのがいいだろう?こいつを袖口に仕込んでおいてさ、取り囲まれたときに袖口から飛び出した扇を掴んではらりと広げる。どうだい、武侠のロマンが詰まっているだろ?まあ、ちっとばかり重いのは玉に瑕だが……。そこらへんはほら、一緒に鍛えればいいってことさ! No.722 マカロニグラタン From アーサー・ペンドラゴン illust. --- 解説 アーサー・ペンドラゴンからのバレンタインのお返し。湯気が立っている───オーブンで焼き上げたばかりの、熱々のグラタンだ。チーズとマカロニは出来合いだけれど、ホワイトソースはなんと手作り。ここに来てはじめて知る事実かもしれないが、彼はそこそこの料理上手であるらしい。何?五世紀ブリテンにマカロニグラタンがあったのか?それとも世界や聖杯による知識にレシピがあるか?いいえ、いいえ。どちらも違う。きっと、食べ終わる頃には教えて貰えるだろう。異世界の聖杯戦争だとか、例外的に引き継がれている記憶や知識だとか。───だから、今は召し上がれ。───出来立てのグラタンが冷めてしまう前に! No.723 副長謹製の散薬 From 副長 illust. はよせな 解説 副長からのバレンタインのお返し。新選組副長、土方歳三がかつて行商で売り歩いていた薬。骨折、打ち身、捻挫や筋肉痛などに効用があるとされている。若かりし頃、剣術修行の傍らでこの薬を背負い各地を行商していたが、新選組結成以降は売り歩くこともなくなった。この薬はわざわざ土方がむしってきた牛革草で作ってくれたもの。ちなみに歳三謹製のものは特別苦い。「――俺の許しもなく勝手に死ぬなんてのが通ると思うなよ」 No.724 日輪しるこ From いまをときめく茶々 illust. 竹 解説 いまをときめく茶々からの贈り物。醍醐の花見で振舞われたといわれる金粉をちらした甘くて美味しい豪華絢爛まろやか餡子なお汁粉。茶々自らが拵えた珠玉の一品にして、茶々の大好物という一挙両得茶々大満足な甘味。え? というかバレンタインなのにチョコじゃなくないって? 茶々も一緒に食べたいからノープロブレム!バレンタインとはいえそろそろチョコに飽きた頃合いに餡子という、この茶々っとした心配りはマスターのハートにズギューンよね!「……どうじゃ、うまいか? そうか、うまいか。ふふ……、それは本当に、――何よりじゃ」 No.725 甘い物語 From 不夜城のキャスター illust. 佐々木みどり 解説 不夜城のキャスターからのバレンタインチョコ。巻物風に形作られたチョコロールケーキ。甘く優しい味が、まるで極上の物語のようにあなたを蕩けさせる。「自身が生存している明日」だけを願い続けてきた彼女が、はじめて「それ以外の願い」を込めた贈り物―――かもしれない。 No.726 高貴なる壺チョコ From 不夜城のアサシン illust. 佐々木みどり 解説 不夜城のアサシンからのバレンタインチョコ。「くっふっふー! これこそが、妾ならではの超高級陶器と超高級ちょこれーとと超高級ふるーつを用いた超高級ごーじゃす・ろいやる・ちょこれーとほんぢゅ、ふぉんじゅ……ふぉん、でゅ、じゃ! ……………。なんじゃそのニヤケ面は。噛んだ? か、噛んでなどおらーん! どうやら妾の手でじきじきに仕置きされたいようじゃな!」 No.727 トゲの生えたチョコ塊 From エルドラドのバーサーカー illust. 青味ドリ 解説 エルドラドのバーサーカーからのバレンタインチョコ。硬い! 痛い! 美味しい! と三拍子揃った鉄球型チョコレート。女王の気遣いにより、これは戦士が陥るかもしれないあらゆる窮地に対応できるよう作られている。たとえば、魔獣の徘徊する無人島に取り残されたとき。古今東西の達人が激突する闘技場に放り込まれたとき。憎きギリシャ英雄が突然目の前に現れたとき。いかなる想定外の事態に陥ろうとも、このカロリーと破壊力は過不足なく君を救ってくれるだろう。ちなみにピンクの部分はストロベリー味らしい。 No.728 スタンディング・ボイルドエッグ From レジスタンスのライダー illust. 瓶すけ 解説 レジスタンスのライダーからのお返し。整然と並んだゆで卵。どれ一つ、底が潰れたりはしていない。要したのはただ「諦めない事」。君も含めて、彼に会ったものは一度はこう問う。「あの卵のエピソードは本当なのか」と。「潰して立てて何の意味があるんだよ?」と普段なら呆れ顔で笑い飛ばすだけの彼が、チョコレートのお返しとして、特別にもっと具体的な否定の形を示してくれた。大事なのは卵ではなく、この光景に込められた彼の信念。彼の信じる真理が確かに存在するという証拠。どれだけ時間がかかっても。何度失敗しても。諦めずに努力し続けてさえいれば、いつか必ず、夢は叶うものなのだと。 No.729 メルティ・ハート From メルトリリス illust. はよせな 解説 メルトリリスからのバレンタインチョコ。きらきらと水晶のように輝くチョコ。硬いチョコ岩盤を切り裂いて作ったもの。深夜の厨房では「いくわよ、いくわよ、いくわよ……!」妙に興奮した体でチョコ岩盤に踵を振るうメルトリリスの姿があったとか。口にいれるととても冷たく、注意して噛まないと口の中を傷つける。チョコの中の蜂蜜は身も心も溶かすメルトの毒だと言うが、果たして―――? No.730 殺生院特上おはぎ From 殺生院キアラ illust. たわわ実 解説 殺生院キアラからのバレンタインチョコ。高級和菓子おはぎ。なぜか神々しい。億劫、ズボラな女に料理の覚えなどある筈もないが、いざ行えば万事人並み以上の才を発揮するのが魔性菩薩。その味は天上の甘露もかくや。ひとたび口にすれば舌はかわき目はとろけ、旨味に翻弄された心は荒波の中の小舟のように。一つ目で終われば人の道へ。二つ目に手を伸ばせば、さて―――落ち行く先はバレンタイン。和菓子となるのは果たして何か。 No.731 Pプリン・ア・ラ・モード From パッションリップ illust. はよせな 解説 パッションリップからのバレンタインチョコ。パッションプリン・ア・ラ・モード。タマモキャットに相談し、一緒に準備したスイーツメニュー。リップは小さなキューブ状のサイコロチョコをいくつも作って皿に載せ、その他いろいろとキャットが盛りつけた。さくらんぼがアクセント。リップにとってはマスターにチョコを渡す事も一大イベントなのだけど、友人と一緒にキッチンに立った事も、忘れられない大切なイベントになったのだった。 No.732 スイートデビルスロット From BB illust. --- 解説 BBからのバレンタインチョコ。BBスロットを10㎝ほどのチョコにしたもの。チョコだがスロットは回る。スロットのマークは「犬」「虫」「牛」の三種類。不思議なBBパワーでプロテクトがかかっており、一度スロットを回さないと食べられない仕様。スロットを回した結果がどうなるかは、まさに悪魔のみぞ知る。 No.733 プレミアム・スナック From 鈴鹿御前 illust. 秋田犬 解説 鈴鹿御前からのバレンタインチョコ。いわゆる「地方限定お菓子」。誰が、どの時代で作ったものかは定かではない。気楽に食べられるが特別品でもある、という鈴鹿の気配りが光る。「一緒にポッキーゲームもできるっしょ!」 No.734 緋色の研究 From シャーロック・ホームズ illust. M・S 解説 シャーロック・ホームズからのバレンタインのお返し。是は我が起源ではない。けれど、すべては此処から始まったとも言えるだろう。いや、失礼。私の活躍を小説として記した一連のシリーズにおける、記念すべき最初の一冊だ。英語版初版本。読む時は、慎重にやりたまえ。壊さないようにね。ジョン・H・ワトソンによる記録なのか───またはサー・アーサー・コナン・ドイルの創作か。或いはそのどちらでもあるのか。それはまあ、想像にお任せしよう。内容については……私が過去に現実として“体験”した事件とすべて同じとまでは言わないが、概ねここで描かれたような出来事があったとも。ちなみに、出版には適さない事実や描写などは事前に削っている。私がね。ん?ああ、そうだよその通り。“修正前の原稿”も世界の何処かにあるはずさ! No.735 大好きなパンケーキ From ポール・バニヤン illust. wogura 解説 ポール・バニヤンからのバレンタインの贈り物。整地された大地のように平らなパンケーキの上にそびえ立つ華やかなトッピングは、新世界を征服した開拓者たちの繁栄を象徴するかのようだ。言うまでもなく勝利の味は格別なのだ。 No.736 美しすぎる皇帝チョコ From ネロ(キャスター) illust. 佐々木みどり 解説 ネロ(キャスター)からのバレンタインチョコ。水辺の黄金劇場、そのビーナス像をモチーフにした味もデザインも凝りに凝った逸品。なぜビーナスで翼なのか? それはネロ本人にも分からない。ビビッときたらしい。「うむ。はじめは可愛いマスコットを作るつもり だったのだが、気がついたらこうなっていた! 余と思って愛でるがよい!」 No.737 イシュタル凱旋門おこし From イシュタル(ライダー) illust. 青味ドリ 解説 イシュタル(ライダー)からのバレンタインチョコ。技名のようでグッド。夏のレースの途中、立ち寄った観光地のお菓子が気に入ったらしく、そちらを参考にして作られたイシュタルからのはじめての贈りもの。唐辛子がビリッときいたレッドおこし、甘味がビビッときいたカラメルおこし、クールな味わいが夏らしいミントおこし、の三種類からなる。一緒に食べさせっこができるよう気を配られているが、はたして上手くいくのやら。 No.738 英霊スティックチョコ From エレナ・ブラヴァツキー(アーチャー) illust. wogura 解説 エレナ・ブラヴァツキー(アーチャー)からのバレンタインチョコ。サーヴァントたちをデフォルメしてかたどったスティックチョコレート。エジソン、ニコラ・テスラ、ホームズ、エレナの順に仲良く並んでいる。現代っ子向けのチョコレートはこれだ!と、カルデアのアーカイブを閲覧している時に思い至ったようである。エレナ曰く「今風」。後にホームズが確認してみたところ、20世紀後半に於ける日本、特に昭和後期あたりにこの手のモノが流行していた事が判明したが、彼女には言わない方がいいかもしれない。あるいは───「つまり今風ってコトよね?」言ったとしても、こんな風に返されるかもしれない。 No.739 スチームエレクトリカルチョコ From フランケンシュタイン(セイバー) illust. 一橋真 解説 フランケンシュタイン(セイバー)からのバレンタインチョコ。がんばりました。がんばっただけのできだとじふしています。だから、ちゃんとたべてくれるととってもうれしいです。……もしかすると、たべてくれなくてもうれしいのかもしれません。ふらんにとって、だれかにぷれぜんとすることは、すごくたのしくて、すごくどきどきすることなのです。 No.740 チョコミントクールバレット From アルトリアオルタ(ライダー) illust. 秋田犬 解説 アルトリアオルタ(ライダー)からのバレンタインチョコ。弾丸型のアイス(チョコミント)六発。無論、メイドは料理を嗜むものではない為、持ちうる最大のコネクションを駆使して最高級ブランドとコラボ、この日、この時の為にたった一つのオーダーメイドとして作らせたという。 No.741 バーニング是非もないチョコ From 世界のノッブ illust. 一橋真 解説 世界のノッブからのバレンタインチョコ。信長の背後に顕現する謎骸骨がフランベされて燃えている様をあらわした謎チョコ。いまだにこの骸骨が何なのかはっきりしないが、それはまあ今回もどうでもいい。かの髑髏チョコをさらに一歩推し進めた珠玉の一品。割とかっこいいけど欲しくはない。「イェーイ! 皆のものバレンタインっとるかのう!!わしこそが戦国史上最もバーニングなバレンタインの雄、そうわしじゃ! で、これがわし特製のバーニング是非もないチョコ! 賞味期限はあと10秒! 急げ、人間50年! チョコのうちを食らぶれば! 甘き浮世の如くなり! 聞いてください、そんなわしとそなたの晴れ舞台。いざ本能寺へ届け、バレンタイン・ロックンロォーーーーーゥル!」――あ、溶けた。 No.742 極上生チョコタルト From 源頼光(ランサー) illust. ベップミツナカ 解説 源頼光(ランサー)からのバレンタインチョコ。手作りの生チョコレートタルト。上品な盛り付けで、高級そうなお皿の上に載っている。彼女はよくお菓子を作る。今までのバーサーカーの霊基では、なんとはなしに和菓子ばかりを作っていたそうだが、カルデアの風紀委員と化したランサーの霊基では洋菓子を作りたくなったとの由。「ふふ。影の風紀委員長としての、想いのかたちです」なるほど?なお、今回のチョコタルトはハート型ではないので風紀委員的にも問題ないらしい。「ハート型はいけません。禁制です。いいですね?」はい。 No.743 チョコレート From ニトクリス(アサシン) illust. えいひ 解説 ニトクリス(アサシン)からのバレンタインチョコ。お皿の上にメジェド様たちが立っているタイトルに「チョコレート」と書いてあるからにはチョコレートに違いあるまいが、しかしどうみてもただのメジェド様である。そしてそのお皿を、大きめのメジェド様たちが覗き込んでいる……おいしく……めしあがれ…… No.744 精進料理 From 宝蔵院胤舜 illust. asaro 解説 宝蔵院胤舜からの贈りもの。胃に優しいものを中心とした精進料理。チョコレートにもたれがちな胃を優しく癒してくれるだろう。成長期であれば、多少物足りないかもしれないが、そこは腹八分目ということで。精進料理で胃を休めたら、再びチョコとの戦いが君を待つ。 No.745 銘菓風魔まんじゅう・改 From 加藤段蔵 illust. 佐々木みどり 解説 加藤段蔵からの贈り物。風魔の里が総力を挙げて開発した、栄養補助食品。従来のソレを段蔵が改良したもの。饅頭一つで一日の栄養を全て摂るのみならず、蓄積した疲労を拭い去り、一時的な魔力の増加さえ成すという。新時代のビジネスマンに加えて魔術師たちもが垂涎する、驚異の忍具。改良前の普及品にとって最大の特徴であった独特の食感と生臭さについては───なんと!そのまま!たわしを食っているような食感はそのままに、生魚を混ぜたことによる生臭さもそのままに、なにやら新たな後味も追加されているという。 No.746 洋風ぜんざい From アサシン・パライソ illust. はよせな 解説 アサシン・パライソからの贈り物。ホットチョコレートに、白玉と小豆を混ぜたもの。ぜんざい(おしるこ)風の外観である。彼女はその味に絶対の自信がなかったようだけれど、これでなかなか美味なもの。厨房常駐サーヴァントたちのお墨付きでもある。あたたかいチョコレートで日々の疲れをじっくりと癒やしたら───彼女に、ぜひ、味わいの感想を言ってあげよう。きっと喜ぶに違いない。 No.747 甘栗子ちよこれいと From アーチャー・インフェルノ illust. ベップミツナカ 解説 アーチャー・インフェルノからの贈り物。甘栗の中身をチョコレートでコーティングしたモノ。結果として「皮を剥く前の甘栗」じみた外観になっている。……云ってしまえばそれだけなのだが、「まるで甘栗だ」という完璧な外観に到達するためにかなりの試行回数を経ている模様。彼女はもちろん、その事実を隠している……なので、決して。「がんばって作ってくれたんだね」等と言及してはいけない。 No.748 古楓橋 From 柳生但馬守 illust. 加藤たいら 解説 柳生但馬守からのバレンタインのお返し。───秋の紅葉によく映える、古木の楓。現在の奈良市柳生下町に現存する、芳徳禅寺。かつて柳生但馬守の願いを受けた沢庵和尚が建立した柳生の菩提寺である。北から禅寺へと登る坂は霊源坂と呼ばれ、坂の登り口にかかる橋は古楓(もみじ)橋と呼ばれる。これらの風景は、沢庵が選んだと云われる「柳生十景」に数えられている。(沢庵は生涯、柳生庄を訪れなかったとの説もある) No.749 ナンディーチョコ(1/1スケール) From パールヴァティー illust. 佐々木みどり 解説 パールヴァティーからのバレンタインチョコ。―――せめて空洞にしてくれれば……。なぜ、中身まで詰め込んでしまったのだ。押し寄せる甘味、雪崩のようなカカオ、カカオ、カカオ。650万キロカロリーの暴力。凄まじいまでの多幸感に意識が飛ぶ。おっと、いいのが入った。肘か。膝か。いや拳だ。関節だ。自分でも何を言っているかわからない。餓えた狼のように立ち向かえ。空腹などなく、飽きることなどなく、ヘビー級のチョコに次々と倒れ行くサーヴァント。ジャガーマン、責任を取って。メドゥーサ、がんばって。クー・フーリン、とりあえず巻き込まれて欲しい。エミヤ、とにかくがんばろう。メディア先生、カロリーが減る魔術とか、胃袋を異界にする魔術とかありませんか……!最後の一欠片を食べたとき、流れた涙は決して嘘ではない。ごちそうさまでした。とても美味しかったです。 No.750 ありきたりで悪い? From 刑部姫 illust. ベップミツナカ 解説 刑部姫からのバレンタインチョコ。色々と、色々と、考えたのです。一生懸命考えたのです。心臓を撃ち抜くような殺し文句も、蕩けるように甘い囁きも、頭を捻って考えたのです。けれど、どうにも嘘臭くて、ありきたりのように思われて、他の人のチョコレートや贈り物に嫉妬して、そうしてできあがったのがコレなのです。そんなありきたりのチョコを、この上なく大切に食べてくれたあなたの姿が、この上なく大切な思い出なのです。 No.751 レシーバー From メカエリチャン illust. 秋田犬 解説 メカエリチャンからの贈りもの。メカエリチャンに指令を送るためのレシーバー。メカエリチャンはチョコを食べないのでチョコは贈らないのである。マスターの頭部を守りつつ、メカエリチャンとのリンクは絶やさないというパイロット垂涎のアイテム。「おまえには勿体ない品ですが、いずれこれが似合う日も来るでしょう。その時のため、日頃から練習しておくように。なにを、ですって? 決まっているでしょう、カメラ映りを前提にした、格好いい命令ポーズをです!」 No.752 シートベルト From メカエリチャンⅡ号機 illust. 秋田犬 解説 メカエリチャンⅡ号機からの贈りもの。Ⅱ号機がいつかメガフレームを手に入れた時用のシートベルト。こう見えて銀色に塗られたベルトは純革であり、ズラーッと打たれているビスはパイロットの安全性を考慮したもの。ちょっとチクチクする。「……。想像していたより似合うのね。 それなら私も文句はないわ。次は……そうね。 銀色のラバースーツを用意してあげるわ」 No.753 チョコの鍵 From アビゲイル illust. はよせな 解説 アビゲイルからのバレンタインチョコ。チョコの鍵(出来たて)アビゲイル・ウィリアムズ(12歳)手製のチョコレート菓子。素朴な鍵型のフォルム。湯煎後成形された本体にアーモンド、アラザン、食用銀箔、粉砂糖が装飾されている。壊れやすく温度と扱いに注意を要する。製作を補助したキャットの毛が数本混入している。甘さ 9 香り 8 重さ 1oz 食べやすさ 8高揚感 7 素早さ 10 可愛さ 8 苦味 4正気度 0 耐久力 1ダメージボーナス:+1D4武器:心臓への甘美な苦痛 55%、ダメージ1D3技能:鍵開け 25%、説得 40%、跳躍 65%、水泳 80%正気度喪失:鑑賞時0/1、完食後1/1D10 No.754 ピンク・ピグレット From オケアノスのキャスター illust. 竹 解説 オケアノスのキャスターからのバレンタインチョコ。―――お時間よろしいかしら、マスター?すこしご相談を。ええ、わかっているわ。こんな時期ですもの。貴方がそわそわと、誰かを心待ちにしていたのは百も承知。けれど少しばかりこの私、メディアの話につきあってくださる?相談というのは他でもない、私の魔術工房について。ええ。それが突然、占拠されてしまったのよ。あの二人に―――叔母様と、メディア・リリィに!お菓子作りに向いたキッチンに改装するのですって!バレンタイン期間のみ開店ウィッチズ・キッチンだとか。まったく迷惑千万な話だわ。だいたい魔女の厨房って……添加物ありと誇大広告しているようなものでしょう?それで叔母様ときたら―――「神話に名高き魔女たるもの、菓子作りの道具も、そして調理服だって、一級品を揃えなければね! 空を飛ぶにはまず羽繕いからだ!」……なんてずいぶん張り切ってしまって。菓子作りの時点で、もう魔女とか無関係で、ただの素人パティシエにすぎないって気づいてるのかしら、あの人。私まで勧誘されかけたけれど、丁重に断ったわ。―――え? もったいない?それに、調理服の用意だけは私が手を貸したのでは、ですって?……よくわかったわね。実はそうよ。白状しておくわ。リリィはともかく……叔母様はその……。あれでほら、何を着せても案外似合ってしまう人だから。私もついお裁縫とミシンに熱が入ってしまって。叔母様ご自身は「メディアにそんな家庭的な特技があったとはね……」と、若干引き気味のようだったけれど……。ともあれ、パティシエ風のコックコートの方は、なかなか可愛らしく仕立てられた自信作よ。お菓子の出来映えまでは保証しないけれど、衣裳だけでも見てあげたらどうかしらね。仕方ないから工房のことはしばらく忘れて、剣士の部屋にでも間借りするわ。わざわざマスターの所に来たのは、いくつか尋ねたい事があって。叔母様ときたら、昼夜問わず押し掛けて私を質問責めにするのよ。神話に名高き大魔女、いわく―――「マスターの好みのフレーバーを知りたくてさ。甘さの加減はどうだろう。ほろ苦いほうが舌に合うかな?」「苦手な香料があれば熟知しておきたいんだ。今後の調薬のためにもね」「よく考えると手作りのお菓子なんてダサいよな……なぁ、どう思うメディア?」「マスターの前世が豚だとすると何種だい?」「ニホンにはトーキョー●ックスっていう交配種がいるんだよ。浪漫だね! ●ックスだぞ!」品種とかどうでもいい。「なぁメディア……実はバレンタインとか、マスターはとっくにトラウマでさ。笑顔でチョコを口にしたその裏で、部屋でたまらず吐いてしまう、とか耳に挟んだんだけど……悪い冗談だよなぁ? なぁ?」……といった具合なのよ。ふぅ。今は追い込みで手が離せないらしくて、代わりに私が来させられたの。こんな役目はリリィにやらせればいいのに。本当に叔母様の気まぐれとお祭り好きには困ったものよね。ふふ。マスターもそう思うでしょう?まあ、あの人も不慣れなりに努めているようだから、答えられる範囲で答えてあげてはくれないかしら?あらいいのよ、あらたまって私にお礼なんて……え?だ、だから!!わ、私は、メ、メディアだ!! です!? でしょう!?ちゃ、ちゃんと最初にそう言っただろ!? う、嘘じゃないぞ!!まったくきみは失礼だな!! No.755 節制と嘘とビタースイート From ミドラーシュのキャスター illust. 青味ドリ 解説 ミドラーシュのキャスターからのバレンタインチョコ。―――昔々、とある砂漠の国で。高名なる僧侶さまが広められたと囁かれる薫り香ばしき琥珀色の飲み物、それが『珈琲』。過去には、重税からの解放を意味する自由の象徴であり、現代に至るまでずっと、会話を陽気に咲かせ、恋を実らせる魅惑の一服でもあった。カカオを原料とする『チョコレート』もまた当初は飲料として嗜まれた上流階級にふさわしい高級品だった。優れた効能が評価され、発祥のメソアメリカでは、それ自体が貨幣の役割も果たした。で、あるならば……精霊の目を持ち、現代でも通用する鑑定の眼力を誇る、かの女王がふと、深夜でも煌々と輝く雑貨商に立ち寄り、どこか懐かしいこの菓子を手に取ったのも不思議なことではない……。―――そう。とある商機を期待して。意味もなく店内をうろついて、ただ暇をつぶしたり―――困惑する店員に、思わせぶりな視線を幾度も向けてみたり―――そういった行為もまた、まったく奇妙なエピソードではない。※審議中【エハド某】「むりみある」【シュタ某】「店員マジ店員。完全スルー無表情」【シャロ某】「おばちゃんムーブさ、放置でいいね。面白いから」 No.756 蓮花愛すは何人ぞ From 哪吒 illust. はよせな 解説 哪吒からのバレンタインチョコ。―――とある異国の港町の中華街。華やかな大通りからはずれた細い路地。ひっそりとその菓子工房は在る。店を構えるは長年連れ添った老夫婦。それと3匹の猫。数年前につてを頼り、親族の若夫婦が国からやってきた。最初は大きな失敗もあった。喧嘩もした。それでも若夫婦の働きぶりは真剣だった。乾いた失望は、やがて暖かな期待と安堵へと変わった。今年もまた旧正月が間近に迫った。華人たちの祝い事には欠かせない伝統的な菓子作りで、店は多忙を極める。そんな折にふらりと、その注文は舞い込んだ。情人節、巧克力。じんりんちえ、ちゃおけーりー。バレンタインデーの細工菓子をご所望らしい。以前は腕を買われ、大きな店にも作品を卸していたが、近頃は目が弱くなり遠ざかっていた。断りたかったが相手は旧知の依頼主で悩ましい。ただ、情人節に蓮花とは珍しいと、ふと思った。街の廟への参拝が店主の朝の日課だ。手を合わせながら、昨夜、若夫婦があらたまった様子で切り出した話が胸をよぎる子供を授かった。名付け親になってほしいと。蓮花は子宝と安産祈願の象徴だ。熟考の末、店主は依頼を受けることにした。 No.757 聖夜のホワイトケーキ From アルテラサンタ illust. 佐々木みどり 解説 アルテラサンタからのバレンタインチョコ。幼い頃、誰もが夢見たホールケーキ独り占め。たった一度のクリスマスを忘れないよう、アルテラサンタの旅の思い出が詰まっている。「フォッフォッフォッ。ワシも食べたいが、ヒゲにクリームがついてしまうからな。我がふわふわのマスターよ。おぬしひとりで、胸いっぱいになるまで食べるといい。私にとっては、それが一番の贈りものだ」 No.758 冥界のスイートホーム From エレシュキガル illust. ベップミツナカ 解説 エレシュキガルからのバレンタインチョコ。エレシュキガルの「槍檻」のミニチュア版。一番作り慣れた造形のものでトライしたあたり、乾坤一擲、絶対に失敗できない感が伝わってくる。カタチはたいへんよく出来ましたが、味はまだまだというところ。 No.759 ちよこちよこ蛸かいな From 葛飾北斎 illust. 秋田犬 解説 葛飾北斎からのバレンタインチョコ。「ちよこちよこ蛸かいな」【材料(一人分)】・大福(買ってきた。賞味期限に注意)・ちよこれえと粉末(きゃっとに貰った)・イイダコ(じるどれがくれた)【作り方】一.イイダコをまな板に押さえつける。二.大福を上から「てやんでぇ!!」と 豪快に叩きつける。三.ちよこれえと粉末をたっぷりまぶす。四.ちよこぺんしる(白)で大福に顔を描く。五.適当に飾り付けて出来上がり。「ぼなぺてい! 召し上がれィ! ……あれ? とと様どこ行った? ま、いいかァ」 No.760 裏切りのチョコレートたち From セミラミス illust. 加藤たいら 解説 セミラミスからのバレンタインチョコ。毒は入っていない、と言ったと?ふむ、確かに言った。しかしな、マスター。考えてもみるがいい。貴様に毒は効かぬ、そしてサーヴァントにもこの程度の毒は効かぬ。で、あれば。これは毒ではなく、貴様にしか食べられぬチョコ、という訳だ。……そしていずれ、食べられなくなるチョコでもある。サーヴァントと貴様の関係みたいであろう?何、そう悲しむでない。それでもやはり、このチョコは美味しいのだ。今はそれに耽溺するがいいさ。 No.761 ストレンジャー・アマンド From マシュ illust. 秋田犬 解説 マシュからのバレンタインの贈りもの。ホワイトチョコケーキに、アーモンドと苺をふんだんに使ったもの。華やかな見栄えとふわふわのスポンジは前回からの成長をうかがわせる。「と、取り分けはまだなのです。お世話になった先輩 に、いちばんはじめに食べてほしいので……!」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/203.html
(前編から) ゆっくり共の苛めの執拗さは人間の比ではなかった。 人間なら、いくら他人をいじめたって日がな一日そればかりやるわけじゃないが、 ゆっくり共は一日中ひたすらいじめに没頭していた。 集中力がすごいのか、単純な思考しかできないゆえか、 なんにせよ、その標的にさらされたこちらの負担は計り知れない。 いつでも握りつぶせるような、自分よりはるかに弱い連中に苛められることが、 これほどまでに悔しく苦しいとは想像もしていなかった。 まりさとれいむ二匹だけの時は、「たかが饅頭のやること」と受け流すこともできたが、 今ではその「たかが饅頭」の意識が俺を苛んでいた。 そのたかが饅頭に、俺の生活は蹂躙され、何もやり返せないでいるのだ。 苛立ち、怒り、悔しさ、俺の精神的ストレスはすでに限界を超えていた。 外では意味もなく道端の木を殴りつけ、缶が転がっていれば力いっぱい蹴り飛ばした。 友人が俺を少しばかり避けるようになったが、どっちみち友人と遊んでいる時間は全くない。 由美にしても、自分の趣味のために苦労をかけている引け目があるらしく、 ゆっくり以外のことでは近頃本当に気を配って聞き分けよくしていた。 しかし、ゆっくりを全力でゆっくりさせるという計画の苦難はこれだけではない。 ゆっくり同士の関係にも気を配らなければならなかった。 全員がゆっくりしていなければ計画の完遂はないのだ。 しかし、こいつらが繰り広げるゆっくり模様はまさに地獄だった。 まりさは、相も変わらず傍若無人に振る舞っていた。 十匹の子ゆっくり共には目もくれず、食べたいものを食べたいときに食べ、 子ゆっくり共の注視の中でれいむやありすにすっきりを要求した。 まりさの相手をするのは主にありすだった。 ありすのすっきりテクニックは完全にまりさを虜にしていた。 かつては人間に躾けられ、人間の強さを知っているありすの方も、 その人間に勝てるまりさを手放してはならじと、全力で奉仕した。 まりさはオーラルすっきりがお気に召したようで、 ありすの舌技ですっきりすることも多く、交尾そのものはそんなに行わなかった。 直接交尾をしてにんっしんっをしてしまえば、体力が奪われてそれ以上すっきりしにくいものだが、 この技術により、ありすは通常では考えられないほど連続でまりさをすっきりさせていた。 また、舌を使うことで、 たとえにんっしんっ中であってもありすはまりさのすっきりを相手することができる。 なによりその点が、そのへんのゆっくりとは決定的に違っていた。 それでも一匹だけでは飽きるようで、まりさは外出先でもとっかえひっかえすっきりし、 一方で、厚かましくも家でれいむにすっきりを要求した。 「ゆっ!まりささまとすっきりするんだぜぇ」 「うらぎりまりさはれいむにちかよらないでね!!」 初めのほうこそ、れいむは形ばかりの抵抗をしていたが、 子供たちを父なし子にしたくないという母心と、そしてありすに対する対抗心から、 すぐにまりさとすっきりするようになった。 日々ありすの性技を目の前で見せつけられていたれいむはすぐに真似し、技術を磨いていった。 「んほっほっほおぉぉぉ!!!たまらないのぜぇぇぇぇぇ!!!」 互いに対抗心を燃やし、日々技を磨いていく妻と妾とのすっきりは、 もはやそこらの野良ゆっくりとは比べものにならず、 まりさが外出先ですっきりすることはめっきり少なくなった。 さて問題は、にんっしんっした子供である。 俺としては、これ以上一匹だって増えてはほしくないし、 数が多ければそれだけトラブルの種も増えるだろう。 由美と相談のうえ、なるべくこれ以上増やさないように誘導する方針を固めた。 れいむとありすは、その時点ですでにまたにんっしんっしていた。 れいむは頭に茎を生やし、ありすは下顎をぼってり膨らませている。 その母どもに対し、俺は説得を試みた。 ここは手狭だから、あまり増えるとみんなゆっくりできなくなる。 その方向で言葉を尽くした。 しかしやはり、れいむが言う事を聞くはずはなかった。 「なにばかなこといってるのおおおおおぉぉぉぉ!? かわいいあかちゃんをみればみんなゆっくりできるにきまってるでしょおおおおお!!! ばか!!ごみ!!むのう!!しね!!」 「ちにぇ!!ちにぇ!!」 「おきゃーしゃんのいうこちょをきけ!!」 処置なしだった。 強すぎる母性愛により、こいつの餡子脳内では、 赤ゆっくりがすべてを解決することになっているようだ。 一方ありすの方は、論外であった。 「みゃみゃ、かちきゅがにゃにかほえちぇるわね?」 「なんだかこうふんしてるみたいね。ほうっておきなさい」 「きちゃにゃいきゃらおいかえちまちょう!」 「およし。つかれたらかってにおとなしくなるわよ」 どれだけ言葉を連ねてもこの調子だった。 全く目線を合わせてこず、家族同士でせせら笑うだけだ。 俺は頭を抱えたが、 子供数の問題に関しては、結局のところ、紆余曲折を経ながらも最終的には決着した。 かかる状態において、当然ながられいむとありすの関係は最悪だ。 憎悪と侮蔑、同じ屋根の下に住みながら互いに家族と認める気は皆無のようだ。 子育ての途上で、互いに互いの家族を貶めた。 あのれいむ共はゆっくりできない、あのありす共はみんなれいぱーだ。 部屋の反対側の隅どうしで、互いの家族は固まって暮らしていた。 どちらも相手を蹴落とし、家から追い出すチャンスをうかがっていた。 最初の十匹の子供が生まれてからまた十日ほどがたったころ、 れいむの茎の子供がまたぽとぽとと生まれた。合計五匹だ。 暗い表情の俺に向かって、喜色満面のれいむがいきいきとあまあまを命令する。 由美は俺を気遣いながらも、やはりどこか浮きたっていた。 その顔を見ると、もう少し頑張ってみるかという気になった。 その翌日、事件は起こった。 「でいぶのおぢびぢゃんがあああああーーーーーーっ!!!」 絹どころか牛革をも裂くような甲高い悲鳴で、俺は起こされた。 押入れから出ると、れいむ一家が泣きわめいている。 「れいみゅのいもうちょがあああああーーーーーーーー!!!」 「ゆっぎゅりぢで!!ゆっぎゅりぢでよおおおぉぉ!!」 「どぼじでごんなごどにいいいいいいいいーーーーーー!!?」 れいむ一家が囲んでいるのは、黒ずんだ五つの小さな饅頭だった。 昨日生まれたばかりの赤ゆっくり共。 どれも苦悶を顔に貼り付け、頭の上から何本もの茎を生やして死んでいた。 その周囲に垂れこびりついているこの液体は。 俺はありす共を見た。 ありす共は何も言わず、揃ってにやにやと見下した笑みを向けている。 全てが一目瞭然だった。 「お前ら……………やったのか?」 くだらない質問だったが、俺は聞いてみた。 「はあああぁ~~~~~~?」 返ってきたのは唇をゆがめた冷笑。 「ばかがなにかいってるわねえ?」 「みゃみゃ!あのどりぇい、いよいよおかちくなっちぇるわよ」 「ときゃいはにゃありしゅちゃちをうちゃがうにゃんて、きっちょあちゃまがおきゃしいのにぇ!」 「あら、ちょんなこちょはみゃえからわきゃっちぇちゃわよ!」 「ゆっほっほっほっほ!!」 言葉こそまだ舌足らずだが、こいつらはもう子ゆっくりとしてはそれなりの大きさだった。 昨日生まれたばかりの小さな赤ゆっくりを標的に、夜中にこっそりすっきりしたのだろう。 親れいむを起こさないように赤ゆっくりだけを舌でそっと連れ出し、 赤ゆっくりの小さな声が届かないほど離れたところですっきり殺したあと、ご丁寧に戻しておいたわけだ。 見ると、俺が寝ていた部屋の隣にある部屋の押入れが開いていた。 その中にカスタードが落ちている。ここに連れ込んでことに及んだのか。 物音や声が聞こえなかったおれも迂闊だった。連日の疲れで毎日泥のように眠っていたのだ。 「あでぃずううううううううーーーーーーーっ!!!」 泣き喚きながられいむが突っ込んできた。 胎生型にんっしんっしているありすに激突し、ありすはごろんと転がって悲鳴をあげた。 「ゆひぃいいいっ!!?いだいいぃぃぃぃ!! ゆっくりごろし!!ゆっくりごろし!!たすけて!!たすけてまりさああああ!!!」 「じねええええええーーーーーーゆびゃ!!」 なおもつっかかろうとするれいむに、まりさが横から激突した。 「ばかなことはやめるんだぜ!! ゆっくりどうしなかよくしろだぜぇ!!」 どの口が言うのか、家庭内不和の元凶がなにか叫びだしている。 「ばりざああああ!!あでぃずが!!あでぃずがでいぶのごどぼおおおおおお!!! でいぶのおぢびぢゃんだぢがあでぃずどもにごろざれだんだよおおおおおおお!!?」 「ちょうこもにゃいにょにちょんなこちょいわにゃいでよ!!」 「りぇいしぇいになりなちゃいよ!!いにゃかもにょね!!」 子ありす共が口々に罵る。 まりさはありすを起こしてやりながら、れいむに向かって言った。 「うるさいんだぜ!! なかよくできないんならここからでていくんだぜ!!」 「ゆっ!?で、でも!!」 「じぶんのこどもをちゃんとみてないれいむがわるいんだぜ!! いくじほうきなんだぜ!?めんどうごとはごめんなんだぜ!!」 本当にどの口が言うのか。 「…………ゆあぁぁぁ……ゆがああぁぁぁぁ………」 ちゃんと見ていなかったお前が悪いと、母性愛にケチをつけられると弱いようだ。 れいむはその場に突っ伏してむせび泣いた。 「ゆゆっ、うるさいわね!やばんないなかもののそばになんかいられないわ」 「まったきゅ、みっちょもにゃいわね!」 「あっちでおけちょうをなおちまちょう!」 その場から離れ、家族でぺーろぺーろを始めるありす共。 まりさはあくびを一つして、俺にあまあまを要求するとむしゃむしゃやりはじめた。 れいむの家族だけがいつまでも泣き続けていた。 昼過ぎにやってきた由美は、俺に成り行きを聞いて絶句していた。 これであきらめてくれればもうけものだが。 忍耐力を示す手前、俺のほうから計画の中止を言い出すわけにはいかない。 「ありすちゃんは、無理、かな……」 さんざん考えた末、ありすを追い出せば解決するという結論に落ち着いたようだ。 まあ、それでひとまずは収束するだろう。 「ねごとはねてからいうんだぜ!!」 まりさの一喝で、その提案は一蹴された。 「追い出すわけじゃないの。ありすちゃんたちに別のところに住んでもらって、 まりさちゃんが通えば……」 「ここでいいんだぜ!!めんどくさいんだぜ!!」 「でも、れいむちゃんと喧嘩しちゃうでしょ?」 「けんかなんかないのぜ!!いじめはありません!! ちゃんとまりささまがとりまとめてるのぜ!! まりささまのりーだーしっぷにけちをつけるきかぜぇ!?」 リーダーシップなどというものが自分にあると、このまりさは思っているらしい。 まりさはかたくなに固辞した。 理由は不明だが、俺の思うところ、 目の前で二匹のゆっくりが自分をめぐって争うのが気分がよかったのではないだろうか。 その結果子供が殺されようと、むしろ面白がっているふしがある。 とにかく、まりさが拒否する以上、 まりさがゆっくりできない可能性のある選択肢は取れなかった。 どうしようかと気をもんでいるうちに、やはり報復は行われた。 ありすが胎生型出産で、二匹の赤ありすを産み落とした翌朝のことだ。 「ゆぎゃあああああああああ!!!」 その日の朝は、ありすの悲鳴で起こされた。 予想できていた光景がそこにあった。 二匹の赤ありすが、風呂場で潰されてカスタードのカスになっていた。 狼狽するありす共の後ろで、れいむ共がこれ見よがしに笑っている。 「あなたたち!!あなたたちがやったのね!!?」 「れいむはしらないよ!!みてなかったそっちのせきにんだよ!!」 「ちょうこもにゃいのにうちゃがわにゃいでにぇ!!」 「ばぁ~きゃ!!ばぁ~きゃ!!」 ぽんぽん飛び跳ねながらせせら笑うれいむ共。 とかいはを自称するありすは、さすがにれいむのように暴れることはしなかったが、 ぎらつく殺意の視線をれいむに向けている。 ありすはまりさに泣きついたが、面倒ごとはごめんだとばかりに取り合われなかった。 こうして、ここは地獄と化した。 毎日思うさますっきりするまりさの子供たちは、 弱い赤ゆっくりのうちに敵対する家族に殺された。 れいむの子はありす共に殺され、ありすの子はれいむ共に殺される。 互いに必死に自分の子を守ろうとするのだが、 所詮ゆっくりの事、つけいる隙はいくらでもあった。 結局、すでに大きくなって力のついた一番最初の子供十匹以外は、 成長する前にことごとく殺され、それ以上子ゆっくりが増えることはなかった。 こんな状況に、ついに由美が泣きだした。 わがまま放題にゆっくりさせるのは構わないが、このゆっくり共は子供を殺している。 可愛い子ゆっくりが殺されていくこの地獄を前に、 まりさ達を自由にさせたい、しかし子ゆっくりが死ぬのは可哀想だ、というジレンマに苛まれていた。 由美が泣いて俺は俄然うろたえ、事態の収束を決意した。 俺は考え、新たに1メートル四方程度の透明なガラス製の箱を設置した。 まあ水槽のようなものだが、これを部屋の両端に一個ずつ置く。 箱の壁は高いのでゆっくりには飛び越えられないが、人間が入れてやればよい。 箱の底にタオルを敷き、こうして寝床ができあがった。 寝るときなど無防備な際は、俺たちに言えばこの中に入ることができ、 赤ゆっくりを守ることができるわけだ。 れいむ種とありす種がそれぞれ別の寝床を使った。 こうしてこいつらはひとまずゆっくりできるようになり、 由美は俺に抱きついて大袈裟なくらいに喜んだ。 ついつい鼻の下を伸ばしてしまう。 由美がゆっくり馬鹿なら、俺は恋人狂いだろう。 しかし、問題はそこでは終わらなかった。 最大の問題児はまりさ種だったのだ。 「むーしゃ、むーしゃ!!うっめ、これ、これめっちゃうめえ!!ぱねえ!!」 「はむっ、はふはふ、はふっ!!」 「しあわちぇなんだじぇぇぇぇ~~~~~!!」 今、まりさと子まりさ三匹は、あまあまにむしゃぶりついている。 そのあまあまは、赤ゆっくりのなれの果てであり、 それを差し出しているのはこの俺だ。 そもそも、ここで一番強いのはまりさだった。 個体としては身体能力が高く、狩りが得意で、ときには外敵を撃退する。 ゲスにはままあることで、その強さゆえに増長するケースがほとんどだ。 それゆえ、まりさは俺たちに対してだけでなく家族にも横暴にふるまっていた。 子供たちの食べている食事がうまそうだと思えば、横から奪い取る。 楽しい遊具は片っ端から独占し、他のゆっくりが触れると体当たりを食らわせる。 れいむやありすが寝ている最中でも、お構いなしにすっきりを強要する。 面倒だと思えば話しかけられても返事もせず、文句を言われれば暴力で返した。 先ほどガラス箱の寝床のことを書いたが、 まりさに限っては、自分専用の天蓋つきの高級ゆっくりベッドを使用していた。 最初のうちは父親を恋しがって近づいていた子ゆっくりも、 その横暴を恐れ、三匹の例外を除いていまでは父親には近づかないようにしていた。 三匹の例外とは、子まりさである。 最初の子ゆっくり十匹のうち、三匹がまりさ種だった。 二匹がれいむの子、一匹がありすの子だが、 このまりさ種に限っては両母親の確執とは無関係に接触し、行動を共にするようになった。 三匹のまりさ種は父親のまりさを慕っていた。 いつも父親の後をついて歩き、機嫌を損ねないように媚びへつらう。 子育てを面倒がるまりさも、自分を持ち上げてくれる子まりさ共は憎からず思うらしく、 ついてくる分には勝手にさせていたし、気が向けば自らの武勇伝を語って聞かせていた。 語られる強さにあこがれ、子まりさ共はますます父親を尊敬し、その価値観にすり寄って、 妻と妾を同時にはべらせて顧みない横暴をさえかっこいいと思っているようだった。 新たなゲスまりさが三匹完成したというわけである。 れいむ種やありす種が家族でゆっくりしている間、 子まりさ共は母親の傍にも行かず、ひたすら格闘ごっこをしていた。 クッションをサンドバッグに見立てて体当たりを繰り返し、 子まりさ同志で取っ組み合いを始める。 父親のような暴力を奮い、権力をものにするための鍛練だった。 すぐに子まりさ共は子ゆっくりの中では強いほうになり、 三匹で固まってうろついては俺や他の姉妹をいじめ出した。 そんな子まりさ共を、父親は悦に入って眺めていた。 直接喧嘩しても勝てないのはもちろん、 父まりさお気に入りの三匹に抵抗したらどんな目に逢わされるかわからない。 それゆえ、子まりさ共が他の家族に忌避されるのは必然だった。 同族食いの味を発見したのは子まりさだった。 生まれては殺されていく赤ゆっくりの死骸を、ある時一匹の子まりさが餡子の匂いに惹かれて舐めた。 「ぺーろ、ぺーろ……ちちちちちあわちぇぇぇぇ~~~!!!」 甘い餡子やカスタードで構成されるゆっくりは、ゆっくり自身にとっても御馳走だ。 れいむ種やありす種は同族食いに怖気をふるったが、 完全にゲスとなったまりさ共は、積極的にタブーを犯すことを楽しんでいた。 子まりさ共が争って死骸をむさぼり、続いて親まりさがその死骸を横取りした。 今まで差し出されてきたどんなあまあまよりも濃厚かつ深い甘味。 やがて、子まりさ共が率先して赤ゆっくりをつけ狙うようになった。 母親や大きくなった子が守っているあいだは手を出されないが、 母親たちが寝静まった夜中にこっそり盗まれたり、 うっかり赤ゆっくりだけにしてしまった時に襲われる危険性は日常的についてまわった。 いよいよ赤ゆっくりは安心できなくなり、ほとんどをケースの中で過ごしていた。 面白くないのはまりさ共のほうで、すでにやみつきになった甘味を忘れられない。 しかしさすがに母親に面と向かって子を差し出せと言えず、夜中に盗もうにもケースの中には入れない。 やがて、他のゆっくり共が寝静まったある夜、彼らは奴隷を使うことにした。 「おい、ごみくず!あのあまあまをもってくるんだぜ!!」 子まりさが顎でしゃくったほうを見て俺は唸った。 「赤ありすの事か?」 「にゃにいっちぇるんだじぇ!!ありぇはゆっきゅりじゃなきゅてあみゃあみゃなんだじぇ!!」 「さすがに、そんな手助けは」 「おいぃ!!ごみくじゅがにゃにまよっちぇるんだじぇぇ!? ごみのうみしょなんきゃうごかちたっちぇしょうがにゃいんだじぇ!!」 「くちょどりぇいはだまっちぇはいはいいうこちょをきくんだじぇぇ!!」 俺は考えてしまった。 赤ゆっくりを保護したはいいが、これ以上増やしては世話しとおす自信がまったくなかった。 そして、こいつらの渇望は深いようで、ここで拒否したら後々めんどうそうだ。 またぞろ由美の目の前で、堂々と赤ゆっくりを殺しかねない。 二つの問題を解決するために、俺は手助けしてしまった。 あとあとこの決断を深く後悔する事になったが。 大きめの赤ありすを一匹持ち出し、ケースから離れて子まりさ共に与えた。 「ゆぴぃ……ゆぴぃ……ゆぴぎゅっ!?」 起きる暇さえ与えられず、一撃のもとに踏みつぶされて絶命する赤ありす。 そのカスタードを子まりさ共は貪った。 その日から、毎日のように少しずつ赤ゆっくりを持ち出してはまりさ共に食わせた。 親まりさも舌鼓を打ち、赤ゆっくりを食すためにますますすっきりするようになった。 同族殺しの罪悪感、というよりは母親を激怒させては面倒なので、晩餐は夜中に秘密裏に行われた。 ゆっくりは数を数えるのが苦手なので、あまり多くなると自分の子供の数が把握できなくなる。 度重なるまりさとのすっきりで、母親共は数多くの赤ゆっくりを生み出したが、 一見わからない程度に少しずつ盗み出しているぶんにはばれないようだった。 大きくなってきたものから順に運び出していったので、 どれも子ゆっくり程に成長する前に間引かれることになった。 しかし、やはりやがてはばれるものだ。 そんなことを繰り返していたある日、たまたま起きだしてきたありすに見つかった。 自らの子を貪り食うまりさ共をしばし呆然と見つめた後、 ありすは聞いてきた。 「……どうやってありすのこどもをとったの?」 「ゆっ」 居直ったまりさが咀嚼しながら俺のほうを指した。 ありすはしばらく黙っていたが、やがて信じられないことを言ってきた。 「ありすにもあっちのあかちゃんをもってきなさい!」 まさかこいつらも食うつもりなのか。 そういえばこいつが俺に直接口を聞いてきたのは初めてのような。 とにかくれいむ側の寝床に寝ていた赤まりさを取り出して渡してやると、ありすはケージの中で震えはじめた。 「ま、ま、ま、まりさかわいいよまりさああああああ!!!」 「ゆぎゅっ!?」 赤まりさに突撃し、すさまじい勢いで交尾を始めた。 「かわいいあかちゃああああんん!!ありすのとかいはなあいをたっぷりそそぎこんであげるわねええええ!!!」 「ゆぶっえっ、ぎぼ、ぎぼぢわりゅいいいいいい!! おがあじゃああああんだじゅげぢぇええええええ!!!」 ここに来てから、生きるためにまりさをすっきりさせるばかりだった生活。 本来、性欲の並はずれて強いゆっくりの中でもだんとつに性欲が強いありす種にとって、 それは恐ろしいほどの欲求不満だったのだろう。 というか、やっぱりレイパーだった。 「んほほおおおおおおおおすっきりーーーーーーーーーーーーっ!!!」 「もぢょっ!!」 小さな赤まりさの中に大量の精子カスタードを注ぎ込み、その勢いで赤まりさが爆ぜた。 断末魔は、「もっとゆっくりしたかった」の言いかけだろうか。 「ゆふぅ、ゆふぅ………まりさたちにおすそわけしてあげなさい」 ありすの指図で、茎を生やして黒ずんでしまった赤まりさをまりさ共の前に差し出してやった。 まりさ共は喜々として貪った。 あんなに黒ずんで崩れた饅頭は食べる気も起きないが、少なくともゆっくりにとって味は問題ないようだ。 まりさ共の死体食に、ありすが一枚噛むことになった。 溜まりに溜まった性欲と、同族食いを目の前にしての集団心理が、ありすを子殺しに追いやったのだろう。 ありすは自分の赤ゆっくりさえ犯し殺しはじめ、死骸をまりさ共に差し出した。 茎を生やして黒ずんだ赤ゆっくりはまた特別な味らしく、まりさ共は喜んでいた。 自らの子を、まりさは食らうために、ありすは犯すために、以前の何倍ものすっきりを繰り返した。 子ありす達がそれに参加しはじめ、子まりさ共とすっきりし、出産と強姦に加わったことで、 数倍のペースで出産される赤ゆっくりは数倍のペースで消費されていった。 子殺しの宴は、表向きは秘密にされており、 夜中は自宅に帰っている由美は幸い知る機会がなかった。 ひっきりなしに出産しているはずなのに一向に増える様子のない赤ゆっくりを、 彼女は疑問に思っていたが、俺が取り繕った。 「外出のときに、森のゆっくりの群れに預けてるんだよ。 このゆっくり達も自分では手に負えないってわかってるみたいで、間引いてこいってさ」 由美はすんなり信じてくれた。 残念だけど、子供たちが死ぬよりはずっとましだと喜んでいた。 「でいぶのおぢびぢゃんになにじでるどおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!!?」 れいむに露見したときには、やはりそれまでのようにはいかなかった。 母性愛の強いれいむにとって、赤ゆっくりは絶対だ。 その赤ゆっくりを犯し、食らっていたありすとまりさ共に向かって飛び跳ねたが、 ガラスケースをばんばん叩くばかりだった。 「だぜえええええええ!!ごごがらだぜえええええーーーーーーっ!!! おばえらみんなごろじでやぐううううううううううーーーーーーーーー!!!!」 れいむの剣幕に、さすがにまりさとありすも少々青ざめていた。 目玉と歯茎をむき出しにしてがんがんガラスに体当たりする様は、確かにこの世のものではなかった。 しばらくたじろいでいたが、やがてありすが叫んだ。 「あ、ありすはしらないわよ!そこのどれいがかってにやったことよ!!」 「ゆゆっ!そうだぜ!!そいつがもちだしてころしたんだぜ!! まりささまはしたいをかたづけてただけなんだぜ!!」 まりさがすぐに口裏を合わせた。 面倒事はすべて奴隷に押し付けろ、の方程式がここでも採用された。 「おばえがあああああーーーーーーーーっ!! だぜ!!だぜ!!だぜ!!ごろじでやるがらだぜえええええええええ!!!」 あっさりと信じたれいむが俺に殺意を叩きつけてくる。 弁解しても火に油を注ぐだけだろう。 仕方なしに、運び出そうとケージに手を突っ込んだら、思いっきり右手に噛みついてきた。 痛くもないが、急に引き抜いたら歯を折らせてしまいそうなので、慎重に運びだしてやる。 「じね!!じね!!じね!!ゆっぐりごろじのごみぐじゅはじねえええええ!!!!」 床に下ろされた途端、すさまじい剣幕で体当たりを繰り返してくるれいむ。 適当にやられたふりでうずくまる俺を見て、まりさとありす共はけたけた笑っていた。 「ころちぇ!!ころちぇ!!」 「れいみゅのいもうちょをころちちゃごみくじゅはゆっくりちないでちにぇ!!」 「おきゃーしゃん、かちゃきをとっちぇにぇ!!」 子れいむ共がガラスケースの中でわめいている。 しばらくの間黙ってやられていたが、やがてまりさが言った。 「ゆっ、れいむ!そこまでにしとくんだぜ!! このどれいにはまだまだはたらいてもわらなければならないんだぜ。 ころすんじゃないのぜ!!」 「ゆはぁーっ、ゆはぁーっ……」 全身を上下させて息を整えてからようやくれいむが答える。 「こんなどれいはもういらないよ!かわりをつれてくるよ!! こいつはここでしまつするんだよ!!」 「あら、そんなにあっさりころしてきがすむのかしら?」 ありすが口をはさんでくる。 「かわいいおちびちゃんをなんびきもころしたにんげんを、ひとおもいにころすなんてやさしいのね」 「ゆっ!?」 「しぬまでゆっくりくるしめたほうがえれがんとにたのしめるんじゃないかしら?」 「……そうだね!!」 憎いありすに同意するのは不本意だろうが、俺への憎しみが勝ったようだ。 れいむは俺に向きなおって宣言した。 「おまえはいっしょうゆるさないよ!! これからずっとゆっくりさせないよ!!ゆっくりくるしんでいってね!!」 その日から、苛めは制裁に変わり、制裁はやがて虐待になっていった。 れいむの憎悪はすさまじかった。 その日からすっきりもせず、 子れいむ共ともども、すべての生活と意欲を俺への虐めに注ぎ込んだ。 「ごみくずはどげざをしてね!! いいというまであたまをあげないでね!!」 理由もなしにいきなり土下座を強要され、いつまでも続けさせられた。 「れいむたちのうんうんをじっくりみててね!!めをそらさないでね!!」 正座させられ、れいむ親子が一列になってうんうんをひり出す様を見せつけられた。 「れいむたちのうんうんをかたづけてね!! どうぐはつかっちゃだめだよ!!ぜんぶきれいにたべてね!!」 床のうんうんやしーしーを綺麗になるまで舐め取らされた。 「ひまなんだったらかべさんにあたまをうちつけててね!!」 えんえんと壁に頭突きをさせられた。 さすがに演技で、本気ではやらなかったが、それでも相当苦痛だった。 「くそじじいはうごいちゃだめだよ!!」 仰向けに寝転んで動かぬよう強要され、 れいむ共に上で跳ねまわられしーしーをかけられた。 「なにおへやにはいろうとしてるの?ばかなの?ほんもののばかなの? おまえのへやなんかもうないよ!!ごみくずはゆっくりしないでね!!」 押入れに逃げ込むことも許されず、一日中部屋の中を追い立てられた。 「だれがごはんをたべていいっていったのぉ!?くそじじいはいっしょうたべなくていいんだよ!! それをだしてね!!む~しゃむ~しゃ、しあわせぇ~!!」 部屋の中では食事ができなくなった。 れいむの執拗な攻撃にまりさ共とありす共も喝采して、 右にならえで俺への虐めを強化した。 俺の無様な姿を目の当たりにして、由美はさすがに狼狽していた。 これまでさんざん見下され馬鹿にされてきたが、 これほどの虐めは想定していなかったのだろう。俺だってしていなかった。 「あの、れいむちゃん、許してあげて?」 「おねえさんはだまっててね!! ゆっくりごろしにかけるなさけはないんだよ!!」 「ゆ、ゆっくり殺し?」 俺のほうを見る由美に向かって、俺は慌てて言った。 「いや、なんでもないんだ。ちょっと勘違いしているだけなんだよ」 嘘でもあるし、事実でもあった。 「なにがかんちがいなのおおおぉぉぉ!!?」 れいむが体当たりを浴びせてくる。 「なにがちがうのぉぉ!?いってみてね!!ゆっくりごろし!!」 本来なら俺のほうを信じてくれるはずの由美が、 今までにないれいむの剣幕にうろたえている。 そんな彼女に向って、大丈夫だという笑顔のサインを向けてやる。 こいつらの子殺しに加担していたということはどうしても伏せておきたかった。 由美を泣かせたくはなかったし、 ゆっくりの子を次々死なせていたという事実が愛護派の長浜氏に知られると大変だ。 「ゆふぅ~ん……つがいのにんげんにはしられたくないらしいわね」 ありすが無駄な鋭さを見せ、俺の弱点を読み取った。 その日はなんとかごまかせたが、 ゆっくり同士で密談が行われ、翌日からそのカードをいちいちちらつかせられるようになった。 「あのことをしられたくないんでしょ?さっさとよういしなさい!!」 「やりたくないならしなくてもいいんだよ! おねえさんにかわりにやってもらおうね!!」 「まりささまはくちがかるいのぜ!! ききわけよくしてないといつくちがすべるかわからないのぜぇ!?」 俺が誰をかばってやっていると思っているのか。 そして現在に至る。 こんな地獄を、俺は二か月以上自分の部屋で耐え忍んできた。 甘やかされ飽食しきったゆっくり共は、 三匹の親ゆっくりが直径50cm、十匹の子ゆっくり共が直径30cm程度に膨れていた。 昼は虐められ続けた。 寝る暇も食べる暇もなく、通学をはじめとした外出だけが俺の休息だった。 勉強なんてとてもじゃないがやっている時間はない。 夜はまりさとありすの子殺しパーティーに加担させられ、日々赤ゆっくり殺しの片棒をかつがされた。 れいむはもう子供を作っておらず、この宴に関わっていない。 自分でも自分の忍耐力にあきれる。 何度投げ出そうと思ったか、何度殺しそうになったか、何度死にたくなったか。 それでも、由美。 由美だけが俺の支えだった。 長浜氏に認めてもらい、由美と一緒になる。 それだけを思い描き、来る日も来る日も耐え続けた。 あんないい女、どこを探したっていない。 俺があの子と付き合っているなんて、何度考え直しても夢としか思えないような話だった。 ゆっくり狂いについては機会をみつけておいおい話し合うとしても。 そして今、ついに、その地獄から解放されるときが訪れた。 ある件のために、計画の中止が長浜氏から言い渡されたのだった。 由美が妊娠したのだ。 俺の子だ。 続く 選択肢 投票 しあわせー! (1) それなりー (0) つぎにきたいするよ! (0) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/arcadiasaga/pages/387.html
Last up date 2010-01-13 13 17 58 (Wed) 採取 果実 / 植物 / 原石 / 鉱物 / 木材 / 亜人 / 生物材料 編集 レシピ 料理 食品精製 / 調理 / 製菓 / 飲料作成 編集 薬剤 薬剤精製 / 薬品作成 編集 裁縫 糸布精製 / 布製品作成 編集 革 生物材料加工 / 革製品作成 編集 鍛冶 鉱物精製 / 宝石精製 / 貴金属製品作成 / 金属製品作成 編集 大工 木材精製 / 木製品作成 編集 革製品作成レシピ +データの編集について @wikiのプラグインはソート対応ではないためデータとデータの間に新規のデータを入れる場合、現状では直接編集しか出来ません。 お手数ですがデータの直接編集をされる方はコチラより編集してください。 直接編集の方法がわかりにくい方はそのままデータを追加していくかコメントにデータを残してくださると助かります。 画像 レシピ名(頭装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービーヘルム 頭装備 ~3.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(2) 購:60販:3 頭/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革兜 物理防御力:10特殊防御力:4 編集 トレーニングヘルム 頭装備 ~9.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(2) 購:1455販:73 頭/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革兜 物理防御力:18特殊防御力:6 編集 マーシャルヘルム 頭装備 ~16.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(2) 購:7530販:189 頭/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革兜 物理防御力:28特殊防御力:10 編集 シャッスボンネット 頭装備 ~22.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(2) 購:23750販:594 頭/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革兜 物理防御力:34特殊防御力:16 編集 カーサボンネット 頭装備 ~30.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(2) 購:46550販:776 頭/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革兜 物理防御力:44特殊防御力:22 編集 サイドボンネット 頭装備 ~38.0 1 獅子毛糸(1)獅子のなめし革(2) 購:72375販:910 頭/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革兜 物理防御力:54特殊防御力:26 編集 フォルスヘッド 頭装備 ~44.0 1 蜥蜴の鱗(2)飛竜の鱗(2)象毛糸(1) 購:販:1098 頭/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革兜 物理防御力:64特殊防御力:30 編集 シーラヘッド 頭装備 ~52.0 1 飛竜の鱗(4)象毛糸(1) 購:販:1237 頭/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革兜 物理防御力:74特殊防御力:34 編集 イグニスヘッド 頭装備 ~35.0 1 蜥蜴の鱗(2)ラケルダの鱗(2)獅子毛糸(1) 購:販:1011 頭/Lv33/全種♂♀/テイマーあらゆる熱さに耐えることが可能になる特殊な革兜 物理防御力:54特殊防御力:48最大HP:+25火耐性:+10水耐性:-10 編集 画像 レシピ名(胴装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービージャケット 胴装備 ~5.0 1 鼠のなめし革(5)鼠毛糸(3) 購:75販:4 胴/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革鎧 物理防御力:20特殊防御力:8 編集 トレーニングジャケット 胴装備 ~11.0 1 羊のなめし革(5)羊毛糸(3) 購:1820販:91 胴/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革鎧 物理防御力:36特殊防御力:14 編集 マーシャルジャケット 胴装備 ~18.0 1 鹿のなめし革(5)鹿毛糸(3) 購:9410販:236 胴/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革鎧 物理防御力:54特殊防御力:20 編集 シャッスジャケット 胴装備 ~24.0 1 豹のなめし革(5)豹毛糸(3) 購:29690販:495 胴/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革鎧 物理防御力:66特殊防御力:30 編集 カーサジャケット 胴装備 ~31.0 1 虎のなめし革(5)虎毛糸(3) 購:58190販:970 胴/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革鎧 物理防御力:86特殊防御力:40 編集 サイドジャケット 胴装備 ~40.0 1 獅子のなめし革(5)獅子毛糸(3) 購:90920販:1137 胴/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革鎧 物理防御力:104特殊防御力:48 編集 フォルスハイド 胴装備 ~46.0 1 飛竜の鱗(5)蜥蜴の鱗(5)象毛糸(3) 購:販:1373 胴/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革鎧 物理防御力:124特殊防御力:58 編集 シーラハイド 胴装備 ~54.0 1 飛竜の鱗(10)象毛糸(3) 購:販:1547 胴/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革鎧 物理防御力:142特殊防御力:66 編集 ファアルジャーキン 胴装備 ~14.0 1 鼠毛糸(3)リーゼテスコのなめし革(5) 購:販:232 胴/Lv10/全種♂♀/ウォーリア,テイマー身に付けた者に活力が漲る特殊な革鎧 物理防御力:48特殊防御力:18DEX:+3AGI:+3攻撃命中力:+3状態異常回避力:+5 編集 バルーンジャケット 胴装備 ~15.0 1 風船羊の毛糸(2)風船羊のなめし革(1) 購:販: 胴/Lv15/全種♂♀/全職防寒性のあるとても暖かい風船羊の革鎧 物理防御力:48特殊防御力:25攻撃回避力:+5斬耐性:+20突耐性:-25打耐性:+20火耐性:-10風耐性:+25土耐性:-10水耐性:+25状態異常回避力:+5 編集 バリュジャケット 胴装備 ~32.0 1 罰の糸(3)バリュエラポスのなめし革(5) 購:販: 胴/Lv**/全種♂♀/** 47.0%難し目 編集 エラプロンコート 胴装備 ~33.0 1 上質な蜘蛛糸(3)エラプロンエラポスのなめし革(5) 購:販:1785 胴/Lv31/全種♂♀/ウィザード軽い素材で作られた軽鹿革製の革服サラサラとしている 物理防御力:52特殊防御力:96VIT:-10MND:+5攻撃命中力:+10攻撃回避力:+12斬耐性:-2突耐性:-2打耐性:-2火耐性:-2風耐性:-2土耐性:-2水耐性:-2状態異常回避力:+5移動速度:+2 編集 コル・レオニス 胴装備 ~40.0 1 ルビー(8)獅子毛糸(8)レグルスのなめし革(1) 購:販: 胴/Lv40/全種♂♀/バードレグルスの毛皮を贅沢に使ったダブレット 物理防御力:115特殊防御力:84最大HP:+10斬耐性:+5火耐性:+5水耐性:+5 編集 チェインジャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)鎖状の生地(3) 購:販: 熟練53%身の丈 編集 スケイルジャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)うろこ状の生地(3) 購:販: 熟練41.2%難しめ 編集 ラバージャケット 胴装備 ~50.0 1 メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)ゴム状の生地(3) 購:販: 熟練53%身の丈 編集 インバラハイド 胴装備 ~53.0 1 ぺスタテイルの鱗(10)象毛糸(3) 購:販:2138 胴/Lv48/全種♂♀/テイマー飛竜のような強靭さが身に付く特殊な革鎧 物理防御力:138特殊防御力:64STR:+3突耐性:-10火耐性:+5風耐性:+5土耐性:+5水耐性:+5状態異常回避力:+5 編集 画像 レシピ名(両脚装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービートラウザ 両脚装備 ~4.0 1 鼠毛糸(2)鼠のなめし革(4) 購:70販:4 両脚/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の腰鎧 物理防御力:12特殊防御力:6 編集 ニュービースコート 両脚装備 ~4.0 1 鼠毛糸(1)ポルトゥーン綿糸(1)ポルトゥーン綿布(1)鼠のなめし革(3) 購:70販:4 両脚/Lv1/人間♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の女性用腰鎧 物理防御力:12特殊防御力:6 編集 トレーニングトラウザ 両脚装備 ~10.0 1 羊毛糸(2)羊のなめし革(4) 購:1620販:81 両脚/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の腰鎧 物理防御力:24特殊防御力:10 編集 マーシャルトラウザ 両脚装備 ~17.0 1 鹿毛糸(2)鹿のなめし革(4) 購:8655販:217 両脚/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の腰鎧 物理防御力:36特殊防御力:14 編集 シャッスケックス 両脚装備 ~23.0 1 豹毛糸(2)豹のなめし革(4) 購:27315販:456 両脚/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の腰鎧 物理防御力:44特殊防御力:22 編集 シャッスファルダ 両脚装備 ~23.0 1 豹毛糸(1)トリネイ麻糸(1)トリネイ麻布(1)豹のなめし革(3) 購:27315販:456 両脚/Lv20/人間♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の女性用腰鎧 物理防御力:44特殊防御力:22 編集 カーサケックス 両脚装備 ~31.0 1 虎毛糸(2)虎のなめし革(4) 購:53535販:893 両脚/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の腰鎧 物理防御力:58特殊防御力:28 編集 カーサファルダ 両脚装備 ~31.0 1 虎毛糸(1)イシリア麻糸(1)イシリア麻布(1)虎のなめし革(3) 購:53535販:893 両脚/Lv28/全種♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の女性用腰鎧 物理防御力:58特殊防御力:28 編集 サイドケックス 両脚装備 ~39.0 1 獅子毛糸(2)獅子のなめし革(4) 購:83645販:1046 両脚/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の腰鎧 物理防御力:72特殊防御力:34 編集 サイドファルダ 両脚装備 ~39.0 1 獅子毛糸(1)ガンドゥルフ麻糸(1)ガンドゥルフ麻布(1)獅子のなめし革(3) 購:83645販:1046 両脚/Lv35/全種♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の女性用腰鎧 物理防御力:72特殊防御力:34 編集 フォルスフープ 両脚装備 ~45.0 1 蜥蜴の鱗(4)飛竜の鱗(4)象毛糸(2) 購:販:1263 両脚/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の腰鎧 物理防御力:86特殊防御力:40 編集 シーラフープ 両脚装備 ~53.0 1 飛竜の鱗(8)象毛糸(2) 購:販:1423 両脚/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の腰鎧 物理防御力:98特殊防御力:46 編集 画像 レシピ名(両手装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービーグローブ 両手装備 ~2.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(1) 購:55販:3 両手/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の革手袋 物理防御力:6特殊防御力:2 編集 トレーニンググローブ 両手装備 ~8.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(1) 購:1310販:66 両手/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の革手袋 物理防御力:14特殊防御力:6 編集 マーシャルグローブ 両手装備 ~15.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(1) 購:6770販:170 両手/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の革手袋 物理防御力:20特殊防御力:8 編集 シャッスリスト 両手装備 ~21.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(1) 購:21375販:357 両手/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の革手袋 物理防御力:24特殊防御力:12 編集 カーサリスト 両手装備 ~28.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(1) 購:41895販:699 両手/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の革手袋 物理防御力:32特殊防御力:16 編集 サイドリスト 両手装備 ~37.0 1 獅子毛糸(1)獅子なめし革(1) 購:65460販:819 両手/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の革手袋 物理防御力:40特殊防御力:20 編集 フォルスクロウ 両手装備 ~43.0 1 蜥蜴の鱗(1)飛竜の鱗(1)象毛糸(1) 購:販:989 両手/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の革手袋 物理防御力:48特殊防御力:22 編集 シーラクロウ 両手装備 ~51.0 1 飛竜の鱗(2)象毛糸(1) 購:販:1114 両手/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の革手袋 物理防御力:54特殊防御力:26 編集 レグヌムフィスト 両手装備 ~33.0 1 獅子毛糸(1)ヴィーゼレオンのなめし革(1) 購:販:752 両手/Lv30/全種♂♀/ウォーリア,テイマー手に馴染み精度の高い行動を可能にする特殊な革手袋 物理防御力:34特殊防御力:18最大HP:+15攻撃命中力:+5攻撃回避力:+5 編集 アルクトスケイル 両手装備 ~35.0 1 上質な熊毛糸(1)バリュアルクトスのなめし革(1) 購:販:1121 両手/Lv36/全種♂♀/バード動物の毛皮を使用して作られた重熊革製の革手袋 物理防御力:39特殊防御力:44最大AP:+10DEX:+2火耐性:+2風耐性:+2土耐性:+2水耐性:+2 編集 画像 レシピ名(両足装備) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ニュービーブーツ 両足装備 ~2.0 1 鼠毛糸(1)鼠のなめし革(3) 購:60販:3 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した鼠革製の靴 物理防御力:6特殊防御力:2 編集 トレーニングブーツ 両足装備 ~8.0 1 羊毛糸(1)羊のなめし革(3) 購:1380販:69 両足/Lv7/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した羊革製の靴 物理防御力:14特殊防御力:6 編集 マーシャルブーツ 両足装備 ~15.0 1 鹿毛糸(1)鹿のなめし革(3) 購:7150販:179 両足/Lv13/全種♂♀/ウォーリア,テイマー柔軟かつ軽量で動きやすさを追求した狼革製の靴 物理防御力:20特殊防御力:8 編集 シャッスゲマッシュ 両足装備 ~21.0 1 豹毛糸(1)豹のなめし革(3) 購:22565販:377 両足/Lv20/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた豹革製の靴 物理防御力:24特殊防御力:12 編集 カーサゲマッシュ 両足装備 ~28.0 1 虎毛糸(1)虎のなめし革(3) 購:44225販:738 両足/Lv28/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた虎革製の靴 物理防御力:32特殊防御力:16 編集 サイドゲマッシュ 両足装備 ~37.0 1 獅子毛糸(1)獅子のなめし革(3) 購:69100販:864 両足/Lv35/全種♂♀/テイマー動物の毛皮を多量に使用して作られた獅子革製の靴 物理防御力:40特殊防御力:20 編集 フォルスフット 両足装備 ~43.0 1 蜥蜴の鱗(3)飛竜の鱗(3)象毛糸(1) 購:販:1043 両足/Lv43/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた蜥蜴と飛竜の合鱗製の靴 物理防御力:48特殊防御力:22 編集 シーラフット 両足装備 ~51.0 1 飛竜の鱗(6)象毛糸(1) 購:販:1176 両足/Lv50/全種♂♀/テイマー鱗を生地にとじ合わせて作られた飛竜の鱗製の靴 物理防御力:54特殊防御力:26 編集 バルリオカリガ 両足装備 ~25.0 1 狼毛糸(1)レルムヴォルフのなめし革(3) 購:販:674 両足/Lv24/全種♂♀/全職身に付けた者の歩みを軽快にする特殊な履物 物理防御力:26特殊防御力:14移動速度:+45 編集 ランニングシューズ 両足装備 ~36.0 1 上質な獅子毛糸(1)豹の上質ななめし革(3)ラバーソール(1) 購:販: 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア走ることを追求した靴ゆえに、防御力は無いに等しい 物理防御力:2特殊防御力:2AGI:+1攻撃回避力:+1移動速度:+7526,0難し目37身の丈ラバーソールは背徳クエで入手(激レア) 編集 リベルタフット 両足装備 ~39.0 1 蜥蜴の鱗(3)ストレイフリーゲンの鱗(3)象毛糸(1) 購:販:1273 両足/Lv38/全種♂♀/テイマー体が軽くなり軽快な動きを可能にする特殊な靴 物理防御力:46特殊防御力:42AGI:+3攻撃回避力:+5風耐性:+5 編集 アルトランニングシューズ 両足装備 ~50.0 1 ランニングシューズ(1)メタルアントジュース(1)ラバーソール(1) 購:販: 両足/Lv1/全種♂♀/ウォーリア走ることを追求した靴の進化版防御力は無いに等しいが恐ろしく速い 物理防御力:3特殊防御力:3AGI:+2攻撃回避力:+2突耐性:-10打耐性:+30移動速度:+100 編集 画像 レシピ名(アクセサリー首) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 オウィスゴルゲット 首装備 ~3.0 1 ポルトゥーン綿糸(2)羊のなめし革(1) 購:販:18 首/Lv3/全種♂♀/全職首回りを保護する薄革の首鎧 物理防御力:2 編集 カペルゴルゲット 首装備 ~7.0 1 アネフタス綿糸(2)山羊のなめし革(1) 購:販:97 首/Lv7/全種♂♀/全職防寒性を高めた暖かい首鎧 物理防御力:3水耐性:+3 編集 ヒルシュゴルゲット 首装備 ~11.0 1 モーネリア綿糸(2)鹿のなめし革(1) 購:4795販:120 首/Lv11/全種♂♀/全職機能性と防御性を兼ね備えた首鎧 物理防御力:4AGI:+1攻撃回避力:+3 編集 ルプスゴルゲット 首装備 ~15.0 1 イストニア綿糸(2)狼のなめし革(1) 購:販:223 首/Lv15/全種♂♀/全職独特な肌触りと臭味がある野性的な首鎧 物理防御力:6火耐性:+4 編集 ドゥルソゴルゲット 首装備 ~22.0 1 イストニア綿糸(2)牛のなめし革(1) 購:19170販:320 首/Lv22/全種♂♀/全職柔軟で強靭な革を使用した実戦的な首鎧 物理防御力:8風耐性:+3土耐性:+3 編集 シオンゴルゲット 首装備 ~27.0 1 イシリア麻糸(2)虎のなめし革(1) 購:28875販:482 首/Lv27/全種♂♀/全職独特な臭いを発し、嗅いだものの攻撃意欲を高める首鎧 物理防御力:10STR:+2 編集 ウルラゴルゲット 首装備 ~36.0 1 ガンドゥルフ麻糸(2)梟熊のなめし革(1) 購:51335販:642 首/Lv36/全種♂♀/全職強靭だが非常に軽く動きやすい革を使用した首鎧 物理防御力:12AGI:+2攻撃回避:+5 編集 ナミルゴルゲット 首装備 ~40.0 1 オルディア麻糸(2)豹のなめし革(1) 購:販:634 首/Lv40/全種♂♀/全職身に付けることで体が非常に軽くなる不思議な首鎧 物理防御力:14AGI:+2攻撃回避力:+8(+物理防御、特殊防御、AGI、攻撃回避力) 編集 ティーグルゴルゲット 首装備 ~43.0 1 マグラール麻糸(2)虎のなめし革(1) 購:販:733 首/Lv43/全種♂♀/全職周囲の殺気を感知する感覚が鋭くなる野性的な首鎧 物理防御力:16クリティカル率:+3 編集 レーヴェゴルゲット 首装備 ~46.0 1 ブルクラント綿糸(2)獅子のなめし革(1) 購:販:839 首/Lv46/全種♂♀/全職独特な臭いが周囲にいる者を畏怖させる王者の首鎧 物理防御力:18攻撃命中力:+7 編集 スローンゴルゲット 首装備 ~50.0 1 ルプトリア綿糸(2)象のなめし革(1) 購:販:826 首/Lv50/全種♂♀/全職身に付けると体中に力が溢れ出てくる厚革の首鎧 物理防御:20最大HP:+35 編集 ファートゴルゲット 首装備 ~45.0 1 バシアンボラールの鱗(2)象毛糸(2) 購:販:1003 首/Lv45/全種♂♀/全職どのような環境でも性能を失わない特殊な首鎧 物理防御力:16火耐性:+5風耐性:+5土耐性:+5水耐性:+5 編集 画像 レシピ名(アクセサリー指) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ミュースリング 指装備 ~2.0 1 鼠の牙(1)鼠毛糸(1)鼠のなめし革(1) 購:販:7 指/Lv2/全種♂♀/全職軽い革で作られた普通の指輪 攻撃回避力:+1 編集 オウィスリング 指装備 ~5.0 1 大きな棒状の骨(1)羊毛糸(1)羊のなめし革(1) 購:販:42 指/Lv5/全種♂♀/全職柔軟な革で作られた革製の指輪 攻撃命中力:+2 編集 ルプスリング 指装備 ~19.0 1 狼の牙(1)狼毛糸(1)狼のなめし革(1) 購:12100販:303 指/Lv19/全種♂♀/全職独特な肌触りのする革で作られた革製の指輪 攻撃回避力:+2 編集 シオンリング 指装備 ~28.0 1 熊の爪(1)熊毛糸(1)熊のなめし革(1) 購:26280販:438 指/Lv28/全種♂♀/全職独特な臭いを発する革製の指輪 物理攻撃力:12 編集 レーヴェリング 指装備 ~34.0 1 獅子の爪(1)獅子毛糸(1)獅子のなめし革(1) 購:38745販:485 指/Lv34/全種♂♀/全職柔軟かつ強靭な革で作られた革製の指輪 物理攻撃力:16 編集 スローンリング 指装備 ~43.0 1 象の牙(1)象毛糸(1)象のなめし革(1) 購:販:620 指/Lv43/全種♂♀/全職非常に厚手の革から作られた革製の指輪 最大HP:+25 編集 ハルブリング 指装備 ~48.0 1 上質な狼毛糸(1)アレスディウブのなめし革(1) 購:販:966 指/Lv48/全種♂♀/全職鬼神のような腕力を得ることができる特殊な指輪 物理攻撃力:35STR:+3 編集 画像 レシピ名(マント) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ヒルシュマント 背装備 ~10.0 1 モーネリア綿糸(4)鹿のなめし革(2) 購:販:131 背/Lv11/全種♂♀/全職柔軟で非常に動きやすい戦闘用の外衣 物理防御力 4攻撃回避力:+3 編集 ドゥルソマント 背装備 ~29.0 1 イシリア麻糸(4)牛のなめし革(2) 購:販:487 背/Lv30/全種♂♀/全職丈夫な牛革で耐久性を強化した重めの外衣 物理防御力 24最大HP +30VIT:+3攻撃回避力:-5 編集 スローンマント 背装備 ~42.0 1 ブルクラント綿糸(4)象のなめし革(2) 購:販:800 背/Lv43/全種♂♀/全職強靭だが重量のある象革を使用した扱いには技術を要する外衣 物理防御力:34最大HP:+80VIT:+5攻撃回避力:-10 編集 カビールマント 背装備 ~19.0 1 イストニア綿糸(4)グランルーポのなめし革(2) 購:販:361 背/Lv20/全種♂♀/全職非常に軽く負担を一切感じさせない特殊な外衣 物理防御力:18攻撃回避力:+3状態異常回避力:+3 編集 画像 レシピ名(ベルト) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ミュースベルト 腰装備 ~1.0 1 ブロンズチップ(1)鼠のなめし革(1) 購:販:2 腰/Lv1/全種♂♀/全職軽い革で作られた庶民的な腰帯 物理防御力:1攻撃命中力:+1 編集 カペルベルト 腰装備 ~6.0 1 ブロンズチップ(1)山羊のなめし革(1) 購:販:70 腰/Lv6/全種♂♀/全職柔軟性が高く多くの冒険者が使用している腰帯 物理防御力:2クリティカル率:+2 編集 ヒルシュベルト 腰装備 ~13.0 1 ブラスチップ(1)鹿のなめし革(1) 購:6490販:163 腰/Lv13/全種♂♀/全職腰周りが軽く、機能面も充実した腰帯 物理防御力:3攻撃回避力:+2 編集 ルプスベルト 腰装備 ~17.0 1 ブラスチップ(1)狼のなめし革(1) 購:販:278 腰/Lv17/全種♂♀/全職丈夫で軽いが独特な臭いを持つ革を使用した腰帯 物理防御力:4攻撃回避力:+3 編集 ドゥルソベルト 腰装備 ~21.0 1 アイアンチップ(1)牛のなめし革(1) 購:16930販:283 腰/Lv21/全種♂♀/全職強靭な革を使用した身に付けやすい腰帯 物理防御力:5STR:+1VIT:+1 編集 シオンベルト 腰装備 ~25.0 1 アイアンチップ(1)熊のなめし革(1) 購:24000販:400 腰/Lv25/全種♂♀/全職独特な臭いを発し、興奮作用をもたらす野性的な腰帯 物理攻撃力:28物理防御力:6攻撃命中力:-3 編集 ウルラベルト 腰装備 ~32.0 1 スチールチップ(1)梟熊のなめし革(1) 購:販:492 腰/Lv32/全種♂♀/全職強靭だが非常に動きやすく作られている腰帯 物理防御力:7AGI:+1攻撃回避力:+4 編集 ナミルベルト 腰装備 ~39.0 1 シルバーチップ(1)豹のなめし革(1) 購:58395販:649 腰/Lv39/全種♂♀/全職軽快な動きをすることが可能になる腰帯 物理防御力:8VIT:-2AGI:+3攻撃回避力:+5 編集 ティーグルベルト 腰装備 ~43.0 1 シルバーチップ(1)虎のなめし革(1) 購:販:710 腰/Lv43/全種♂♀/全職周囲の殺気を感じると、革が伸縮し装備者に知らせる特殊な腰帯 物理防御:9DEX:+2攻撃命中力:+5 編集 レーヴェベルト 腰装備 ~49.0 1 ゴールドチップ(1)獅子のなめし革(1) 購:販:922 腰/Lv49/全種♂♀/全職身に付けると揺るぎない自信が得られる王者の腰帯 物理防御力:10攻撃命中率:+7クリティカル率:+3 編集 フリッカーバンド 腰装備 ~23.0 1 オークレザーフォールド(3)硬化しきった革(1) 購:販:1111 腰/Lv24/全種♂♀/全職身に着けた者の実体がゆらぎ霧散すると伝えられる腰帯 攻撃回避力:+3風耐性:+15水耐性:+15状態異常回避力:+3 編集 キュオーンケルコス 腰装備 ~58.0 1 ゴールドチップ(1)オルトロスの蛇革(1) 購:販:420 腰/Lv40/全種♂♀/全職オルトロスの大尻尾から作られた蛇革の美しい腰帯 物理防御力:6STR:-3DEX:-2AGI:+5INT:-2MND:-2攻撃回避力:+5火耐性:+3状態異常回避力:+2移動速度:+1 編集 変身ベルト・レッド 特殊道具 ~60.0 1 カペルベルト(1)レッドの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 編集 変身ベルト・ブルー 特殊道具 ~60.0 1 ヒルシュベルト(1)ブルーの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 編集 変身ベルト・グリーン 特殊道具 ~60.0 1 ルプスベルト(1)グリーンの証(1) 購:販:10 ゴブリンの技を使用することができるおもちゃのヒーローなりきりベルト1度使用すると壊れてなくなる 49.0難しめ 編集 画像 レシピ名(グリップ) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ファーストグリップ グリップ ~ 1 ポルトゥーン綿糸(3)梟熊のなめし革(1) 購:4250販:36 グリップ/Lv10/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー両手武器の滑りを抑える一般的な革製のグリップ 物理攻撃力:38 編集 サバトグリップ グリップ ~ 1 モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2) 購:販:94 グリップ/Lv15/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー悪しき力から身を守る為に呪いをかけた革製のグリップ 状態異常回避力:+2 編集 ルクスグリップ グリップ ~ 1 トリネイ麻糸(2)豹のなめし革(2) 購:販:105 グリップ/Lv15/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー重い武器を扱っている時でも隙がない動きを実現させる革製のグリップ 攻撃回避力:+2 編集 ディスプレイグリップ グリップ ~ 1 アネフタス綿糸(2)熊のなめし革(2) 購:16800販:140 グリップ/Lv20/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー扱いやすさを一番に考え作られた革製のグリップ 物理攻撃力:60 編集 フォースグリップ グリップ ~ 1 オルディア麻糸(1)獅子のなめし革(3) 購:販:105 グリップ/Lv25/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー衝撃的な攻撃力を与えるとされる革製のグリップ クリティカル率:+2 編集 エスプリグリップ グリップ ~30.0 1 イシリア麻布(2)鼠の上質ななめし革(3) 購:22500販:188 グリップ/Lv30/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー魔術師が好んで使う革製のグリップ 特殊攻撃力:76 編集 マジックグリップ グリップ ~28.0 1 モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2)山羊の上質ななめし革(1) 購:販:219 グリップ/Lv30/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー悪しき力から身を守る為に魔力を込めた革製のグリップ 状態異常回避力:+3 編集 ジャグワールグリップ グリップ ~28.0 1 ブルクラント綿布(1)虎のなめし革(2) 購:販:246 グリップ/Lv35/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー集中力を高め堅実に攻撃を当てることができる革製のグリップ 攻撃命中力:+3 編集 ストロンググリップ グリップ ~40.0 1 ポルトゥーン綿糸(3)梟熊のなめし革(1)上質な梟熊のなめし革(2) 購:販:282 グリップ/Lv40/全種♂♀/ウォリアー,ウィザード,テイマー力を求める者が好んで使う革製のグリップ 物理攻撃力:100 編集 インテンショングリップ グリップ ~30.0 1 ポルトゥーン綿糸(1)ニーズへッグの革(2) 購:販: 編集 フォーカルグリップ グリップ ~40.0 1 常闇の銀糸(1)インテンショングリップ(1)ニーズへッグの革(1) 購:販: 編集 画像 レシピ名(家具) 種別 熟練度 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 ランバウバスケット 家具 ~20.0 1 樹人の樹皮(4) 購:販:125 農作物などを運ぶ際に使用される籠屋内外両用調度品のひとつ 鍛練素材:樹人の樹皮土耐性:0.23有効設置最大数:15超過設置減衰率:20% 編集 購:販: 編集 コメント 過去のコメントはコチラ サバトグリップ:モーネリア綿布*2、山羊のなめし革*2 身の丈15% - 名無しさん 2011-09-14 20 09 07 ↑反映しました - 名無しさん 2011-09-21 06 28 57 ジャグワールグリップ:ブルグラント綿布(1)虎のなめし革(2) - 名無しさん 2011-09-30 18 51 17 マジックグリップ:モーネリア綿布(2)山羊のなめし革(2)山羊の上質ななめし革(1) 26.0身の丈 - 名無しさん 2011-10-07 13 58 02 エスプリグリップ:イシリア麻布(2)鼠の上質ななめし革(3) 30.6身の丈 - 名無しさん 2011-10-10 20 50 10 チェインジャケット:メタルアントジュース(1)プライマルソーダの雫(1)鎖状の生地(3) 39.3難しめ - 名無しさん 2011-10-14 11 08 44 ↑ごめんなさい 既出でした - 名無しさん 2011-10-14 11 10 08 ドゥルソマント 熟練度29%までの模様 - 名無しさん 2012-01-06 22 44 38 ディスプレイグリップ 8.0%身の丈 上昇確認 - 名無しさん 2014-01-17 17 30 09 サバトグリップ 11.0%身の丈 上昇確認 - 名無しさん 2014-01-20 20 56 41 名前