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「馬鹿か。今風呂に―」 「川とかで良いよ。井戸でもさ。いちいち沸かす何てもったいない。後、自分で歩けるからさ。」 気の切り替え早いのは流石と言ったところか。 佐助の声は既に何時もの調子に戻っていた。 胸を押し自分で立とうとする佐助を抱く力を強めて押し留める。 風呂はいつも沸かしていた。 そして客として滞在している佐助に毎度伝えさせていた筈だった。 「っち。あいつら……。まあ、話は後だ。湯は沸いてる。」 小十郎が是が否でも風呂に連れていこうとしているのが分かったのか、佐助は小さく溜め息を付いた。 「分かったよ。分かったからちょっと待って。あれ、取るから。」 部屋の隅に小さい巾着がある。 緩めた腕から降り、それを拾いあげると佐助は何か丸薬のようなものを取り出し飲み込んだ。 「なんだ?」 「こんなことで一々孕んでたら面倒でしょ?そーいう薬だよ。」 そう言い放った佐助の顔には何時ものように飄飄とはしていたが、どこか諦感を漂わせていた。 ああ――。 諦めてきたのか。ずっと、何もかもを。 不意にそう思う。 放っては置け無いと連れてきておきながら何も気付かなかった自分が腹立たしかった。 辞退する佐助を無理矢理浴室に押し込み湯で体を拭い、傷口を洗った。 既に日も暮れ始め、窓の外に灯り用の松明だけが光こうと燃えている。 揺らめく炎に照らされた佐助の体はやはり青白かった。 いつも忍装束で覆い隠された日に当たらない体。 あの日抱いた時と変わらず体に残る戦いの痕が妙になまめかしい。 「……何時からだ。」 「……分かってるくせに。」 「ああ……そうだな、悪い。」 何時から佐助がこんな目に遭っていたのか。それは容易に推測できた。 ここに佐助を連れてきたあの日、佐助は川で装束と体を洗っていた。 汚れているからと。あんな風に隅々まで洗わねばならない程汚れていたのなら共に来た自分も気付いたはずだ。 小十郎は自らの主の呼び出しを受け部下にこう言ったのだ。 「俺が戻るまでそいつを頼む。」 と。 あいつらは都合は良いようにそれを態と曲解した。 馬鹿で愚かな憂さを晴らすために。 「いつもこうなのか?」 「なんか面子変えて毎日見たいに来るねえ。男所帯だし溜まってんじゃないの?」 「顔は分かってる。罰は十分に――。」 「ちょっと、あんまり馬鹿なこと言わないでよね。」 なんだと?と顔を上げると佐助が此方をじっと見据えていた。 「良い?忍はね、道具なんだ。今回の客扱いだっておかしいし、そんなもんの為に何人の部下を失うつもり?」 それが例え下らない思い付きであったとしても、最悪と言う訳ではないが佐助を嫁に貰う事に特に不満は感じなかった。 それどころか非道く楽しみだとさえ感じた。 その女をこんな下らない理由で陵辱されたとあっては唯で済ますわけにはいかなかった。 Black Sheep4
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昼休み、岡倉が一瞬目を離したすきに、恭平から俺、俺から俺の鞄へと6-4-3のプレーで、岡倉にバレずに、エロ本を手に入れた。 「イエーイ!」と言いながらハイタッチをする俺と恭平を見て、岡倉は首を傾げるのだった。 依然、沙希からの殺意のある視線がぶつけられている。 俺が一体何をしたって言うのだろうか? 岡倉から頂いた高級そうな湿布に感謝しながら、昼休みが終わりを告げた。 昼休みの後も、龍ヶ崎から飲み物をプレゼントされた。 「別にてめぇの誕生日だからって訳じゃねぇよ。俺も飲み物を買ったからついでだ!」 などとツンデレ発言をする龍ヶ崎に感謝しながら、時間は過ぎていく。 さらに藤川百合からは、可愛いストラップを頂く。 と言っても携帯電話には、ストラップを付けない主義の俺は、家に置いておく事にする。 さて帰りのホームルームが始まったと言うのに、依然、沙希からの殺意のある視線が、ぶつけられる。 やはり何かあるのだろう。とりあえず放課後、話してみよう。 ホームルームも終わり、放課後へ。 とりあえずジッとこっちを睨む沙希の下へ。 「なぁ沙希」 「なに?」 冷たい対応。やはり何か怒ってる模様。 「さっきから、ずっと殺意のある視線をぶつけてきたけど、どうかしたんか?」 「…はぁ…英雄、はい誕生日プレゼント」 一度深く溜め息を吐いて、沙希は言うと、一枚の紙切れを渡した。 そこには現在上映中の「夢と共に去りぬ」と言う恋愛映画のチケットだった。 「おぉ! 二組無料チケットじゃねぇか! って男女ペアかよ」 なんだ。男二人でも良いなら、恭平といって、恋愛の勉強をしようと思ったのに。 「しかも期限が9月23日って次の祝日までかよ! てめぇ期限切れそうだから、俺に渡したな!」 そう俺が言うと、沙希が素早く反論してくる。 「はぁ!? んな訳ないでしょう! ……で、誰と行くつもり? 私は…その…その日は暇だけど…」 またも後半、頬を赤く染めながら、モジモジして小声で呟く沙希。小便行きたいんですね。分かります。 さて、誰と行くかだが…。 「その日は部活があるからな。ついでだし、部活帰りに岡倉を誘ってみるか。あっ! プレゼントありがとう沙希」 そう俺は100円スマイルを浮かべながら沙希に感謝する。 「…………」 「…? 俺が珍しくお礼したんだから、なんか言えよ沙希」 あまりお礼しない俺がお礼したせいか、沙希が固まっているのか。 ってか俯きながら、プルプルしている。小便の限界なんですね。分かります。 「馬鹿英雄!!」 教室に響きそうなぐらいの大声で沙希は怒鳴ると、そのまま教室から出て行く。 な、な、なんでやねん!!!! 感謝したのに怒鳴られるなんて、なんという理不尽。 理不尽に巻き込まれた俺は、首を傾げながら部活へと向かった。 ≪前 HOME 次≫
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「おや、今日は長門さんだけですか」 いつもは騒がしいSOS団……もとい文芸部部室は水を打ったように静かであった。 世界を変革出来る力を持つ華麗な団長の声や、 それを止める鍵となる普通の男子生徒の声や、 未来から来た年齢不詳な巨乳なメイドの声も、今日はいっさい声が聞こえない。 居るのは本にかじりつく物静かな宇宙人だけだった。 「お茶、飲みます?」 問掛けに、顔を上げずに頷く長門。 その様子に溜め息を吐いてから古泉は問いを続ける。 「その本、面白いですか?」 首を縦に振る。 「何の本読んでいるんでか?」 黙って表紙を見せる。その言語は古泉の知らないものであった。 「長門さん、緑茶と紅茶どちらになさいますか?」 「……ほうじ茶」 「仰せのままに」 胡散臭い、と団員に言われてしまった笑みを向けるが、長門の興味は相変わらず本にのみ向く。 適切な温度で緑茶を煎れると、香ばしい香りが部室を支配する。 「どうぞ、長門さん」 視線を上げ、一瞬会釈。そして視線はすぐに本に戻る。 見えた本文からはどんな本か伺い知れぬような文字が群れをなしていた。 「長門さんは、」 自分の名前を出されても眉一つ動かさない。 動いているのは彼女の白く細い指のみ。 「キョン君が、お気に入りのようですね」 そこで長門は顔を上げた。そして、硝子玉のような澄んだ瞳で言う。 「私個人の感情としては、彼を気に入っている」 「それでは涼宮さんは?」 「興味深い観察対象だと考えている」 「それでは朝比奈さんは?」 「こちらから歩み寄ろうと考えている」 「じゃあ、僕は?」 そこまで言うと、長門は一度だけ瞬きする。そして淀みの無い声で言う。 「貴方は、涼宮ハルヒによって変わった人間の一人。それ以上でも以下でもない」 「……そうですか」 肩をすくめてそう言う古泉。 「僕は、長門さんを気に入っているんですがね」 「……そう」 パラリ。ページがまた捲られる。 「それでは、僕は帰りますね。戸締まりを……」 「古泉一樹」 長門が、古泉の発言を防ぐ。今度は本を閉じて真っ直ぐに言う。 「私は、確かに貴方を涼宮ハルヒによって変わった人間として捉えている」 「そうですか」 「しかし、貴方のその笑顔には興味がある」 「……」 「私は、感情が乏しいから」 「だから、貴方は興味深い」 そう言い、また視線は本に。詰まることなく、またページは捲られる。 「ありがとうございます、長門さん」 「私は、礼を言われることは言っていない」 「僕が言いたかっただけです」 「……そう」 古泉は穏やかに笑む。そして鞄を抱えてから言った。 「それでは長門さん。また明日お会いしましょう」 返事は無い。しかし古泉は気にせずに歩き出す。 部室には、冷めたほうじ茶が残されていた。
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312 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 22 17.43 ID tfQSCfeZO 「アハハ♪だ・か・らあなた達は愚かだと言うのよ。自分たちが信仰する神の正体すら知らない」 目の前で高らかに笑うのはあらゆる武具を使いこなし、作り出す魔女「戦女(いくさめ)」ことシルバー。 「…あなた達教会は神の名を語り、どれだけ罪の無い人間を殺した?」 我々に休む暇も与えず、次々と繰り出される攻撃。 「教会における神って何?そこのあなた、休ませてあげるから答えなさいな?」 シルバーは私を指名する。 「…神とは人間を始め、万物を作り…絶対的な力を持った我々の守護者だ」 「ぶぶ~、それは違いま~す♪人間の守護者って言うなら私たち「魔女」だって刈らないわよ、「人間」だもの。…あなた達の信仰する神っていうのは…」 シルバーは後ろにいた部下三十名を一瞬で倒すと、私の背後に回りこう言った。 313 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 22 46.07 ID tfQSCfeZO 「他の星から来た人間よ。自分たちの星を滅ぼして行き場を無くし、この星に目を付けた侵略者。…そして、二千年経った今…」 シルバーは俺の首筋を見て驚いた様に言う。 「なぁんだ!あなた、刻印があるじゃない♪」 ふざけるな! 神に仕える騎士の私に刻印? 「お仲間じゃあ優しくしないとねぇ…」 「…私は騎士だ!」 最後に残った力で剣を振るうが、シルバーを捉えることは出来ない。 「あぁん………面倒だから寝てて!」 「…あ」 後頭部に鈍い痛み。 頭がグラグラと揺れて、私は意識を失った。 314 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 24 22.43 ID tfQSCfeZO 「………つぅ」 頭がズキズキ痛む。意識を失ってからどれだけ経った? 「…あらぁ、お目覚めかしら?」 のほほんとした声。 「貴様、シルバー!」 憎らしい声に立ち上がろうとするが、四肢を拘束されていて無駄な足掻きとなる。 「おはよ~。可愛らしい騎士様?うふふ♪」 「可愛らしいだと?…貴様、私を愚弄するか!」 「私は見たまんまを言ってるんだけど?」 「何?」 私は固定されていない首を動かし、自分の肉体を見る。 いつも通りの鍛え抜かれた… 「………」 肉体ではなく柔らかそうな女性の物だった。 「き、貴様!何をした~!」 興奮していて気付かなかったが声も少女のそれとなっている。 「私はなんにも~」 シルバーはフルフルと首を横に振る。 「嘘を吐け!」 「ホントよぉ。あなた、教会の教えは忠実に守ってた?」 「当たり前だ!私はこの身を神に捧げた」 「だからよ。あなた、女の子とエッチしたことないでしょ?」 「それが神の教えだ!」 「良かったわねぇ♪」 何を言っているんだシルバーは? 「だって、あのままだったらあなた………教会に刈られてたもの」 316 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 27 46.84 ID tfQSCfeZO 「ねぇ?何で教会が20歳以下の人間に性交する事を禁じていると思う?」 「それは…」 私はシルバーの問いかけに答えが見つからなかった。 教会の教えは絶対であり、幼い頃から何の疑問も抱きはしなかった。 「私たち「先住民」はね、生まれながらの女っていないのよ」 「それでは子を成せないではないか?」 「…ふぅ。教会に毒されて何も知らない。哀れね…」 やれやれと溜め息。 317 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 28 19.72 ID tfQSCfeZO 「教会内の「魔女」を見つけて刈るために性交を禁じているのよ?私たち「先住民」は15~20歳手前まで純潔を守れば女として生まれ変わるの。二千年前までは当たり前の常識だったのよこんなのは」 シルバーは表情を引き締める。 「それが一般的に忘れ去られ、男と女が明確に分かたれた現代………「侵略者」達は星中に蔓延り、私たち「先住民」は男に化けて世に忍んでいる「魔女」として迫害されてるってわけよ」 困ったものだわ、とまた溜め息を吐いた。 「あなた達の神はね、この星を自分たちの種で満たすため………いいえ、自分たちの星を再現するために魔女刈りをしている殺戮者なのよ」 「殺戮者は魔女の方ではないのか?」 「何言ってるの?私たちは自分や仲間を守る為にしか力を使わない。魔女に殺された人間っている?」 318 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 30 01.00 ID tfQSCfeZO シルバーに言われて気付く。 魔女と戦い重傷を負った騎士は多数いたが、死に至った者を一人も見たことがない事に。 「魔女は星の声を聞くわ。星は人を殺すことを望まれていなかった………たとえ、この星が嘗ての在り方を失うことになろうとも…ね…」 何ということだ………教会に拾われ、育てられたこの12年。 私はその教えを疑ったことなど無かった。 魔女は異端也、滅ぼすべき悪也と叩き込まれてきたというのに。 「…私がやってきたことはただの殺戮だったというのか」 シルバーと話していると、教会の教えがおかしいと気付く。 何をした訳でない少女たちを魔女として一方的に刈った。 ただ、刻印が浮かんだ僧侶、騎士、信者たちを有無を言わさず殺した。 「…悪は私自身か」 319 名前:くみちょ! ◆nvmgYjRe.Y [ファンタジー風] 投稿日:2007/09/25(火) 20 30 52.67 ID tfQSCfeZO 自分を正義と信じ、神の名の下に何の疑いもなく人を殺めてきた自分が哀れだと思った。 「ま、それに気付けたあなたはまだ救いがあるわよ♪」 シルバーに抱きしめられて思う。 (何も違わない。この温もりは同じ人の物ではないか…) 「で、本題。このまま聞いてくれる?」私は頷く。 「1ヶ月位前になるんだけどね………星は初めて人を殺すという決断をしたの。このままじゃこの星に住む命は全て無くなると知ってね…」 「それは…」 「教皇と教会の幹部7人が…」 「…ぐはぁ!」 首筋の刻印が尋常じゃなく痛む。 頭がクラクラする。 「あら、覚醒が始まるのね………。お話はまた今度にしましょう」 「覚醒だと?」 「言ったでしょう?魔女は星の声を聞くと。そのために魔女は星と繋がるの…」 …星と繋がる? 「星と繋がった時、あなたは新しい力を手にする。この星を守るための力を…」 「シルバー…」 沈みゆく意識の中 「おやすみなさい!あなたの目覚めが素晴らしいものであらんことを!」 シルバーの声だけがはっきりと頭に響いていた。
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午前4時を回ろうとしている頃、裕【女子16番】はI-6の住宅街にいた。 「ここまで来れば・・・」と、一安心する裕。誰もいない家屋で、裕は少し休むことにした。 「みんな今どうしてるのかなぁ・・・。」裕がつぶやく。「やっぱり私もこれで、殺し合いしなきゃいけないのかな。」そういうと、裕は支給武器の牛刀を取り出した。 裕は切れ味を試してみた。民家にあった服を切ってみたのだ。 すごい切れ味だ。何の抵抗もなく切れる。これなら人の体でも・・・。と裕は思った。 刃は朝日を浴びて怪しく光っている。それを見て裕は気づいた。 「もう朝か・・・。このままじゃ・・・何も解決しないよね・・・。」 そう言うと、一呼吸おいてその場を後にした。 さっぴは偶然見つけた洞穴の中にいた。つまりH-4である。 さっぴはこの状況を受け入れたようで、どうせやられるなら・・・と思っていた。さっぴはデイパックの中から支給武器を取り出した。「何コレ・・・?」 中には茶褐色の瓶が入っており「Potassium cyanide」と書いてある。瓶についていた紙を取り、中を見ると、「シアン化カリウム(青酸カリ)」と書いてあった。 「でも、青酸カリじゃ・・・すぐには人は殺せないじゃん。」さっぴの言うとおりだった。 他の人の武器には銃も入っているに違いない。だが、それに対抗するためには青酸カリはあまりに脆弱だった。 さっぴは決断した。「私は生き残る。まず、誰かの武器を奪って・・・。」 さっぴは以前、殺人事件の現場を見たことがあった。そのとき、彼女に不思議な感覚がしたのである。 『殺人ってこんなもの?それなら私にも・・・』 そう考えていたさっぴは、今更、抵抗などなかった。教室を出るときは怯えていたが、今は違う。 全員を殺してでも・・・生き残ってやる。 さっぴの決意は固かった。 えっことあっか【女子1番】は2人で、学校を出てすぐの山の中にいた。 えっこの持っていた暗視ゴーグルで学校から出てくる人がどこへ行くか見ていたのである。 全員が出終わったらしく、学校の扉が閉められた。2人は深い溜め息をついた。 「これからどうする?」と、えっこが言う。 「とりあえず、しばらく様子を見ようか?」とあっかが返す。 そんなやり取りがあったが、最終的に朋子が6時間ごとに放送すると言っていた放送を聞いてから考えることにした。 2人はあまり大きな声を出さないように、つかの間の雑談を楽しんだ。 そんなに余裕があったのも、学校から出て山に登ってくる人が1人もいなかったためであろう。 2人は、目立たない場所に隠れ、少しの間睡眠をとることにした。 山は、限りなく静まり返っていた。 前へ 次へ
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KARASU(2006-11-15) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ 第二章 天狐 さて。 物語というのは、それを動かす者がいて初めて存在できるのである、とは言わずもがなの事である。 後に「天狐の乱」と呼ばれるようになる今回の事件にも当然、動かす者がいる。 天狐と名乗る者? いや、そんな小さな話ではない。 この事件を動かす者はジョー○と呼ばれており、七変化を繰り返して包囲の手を逃れてきた。 実はこの妖怪、「新・妖怪党」という、政治結社とも裏組織ともつかぬ団体を引っ張っているのだが、最近は怪しい実験と煽動活動で忙しく、真面目に働く妖怪党の面々を恐れさせている。 これはそんな妖怪党のある日、あるアジトでの出来事である。 河童漬けをつまみに、新・妖怪党は会議を行っていた。 「最近のあの方の行動は目に余りますねぇ・・・」 とぼやくのはhyousen。 ひょうりん亭の旦那という愛称で呼ばれる、猫又界の重鎮である。 普段は俳句を吟じたりする芸術家肌の妖怪だが、・・・いや、これ以上言うと殺されそうなのでやめておく。 「そろそろ州霊を呼び出して、進めていかないととんでもない事になるんじゃねえのかい?」 そう危惧するのは、shion。 気風の良さで、多くの妖怪を従える。 穏やかな性質に見えるが、その本性は推して知るべし。 「nanakiの旦那方は、何を見たってんだィ?」 居眠りをしていたcyuが、そう問う。 付喪神界を束ねるcyuだが、今回の事件にはあまり関わっていないので興味が薄いのだろうか。 「これを見てくれ」 と、nanakiは「ぱそこん」を立ち上げる。 nanakiは妖狐界でもトップクラスに位置する狐だ。 尻尾は・・・七本。 現れた映像と数字の羅列を見た新・妖怪党の面々から、嘆きとも感嘆とも付かない溜め息が漏れた。 「まずい・・・まずいぜェ」 cyuがはっきりと目を覚ました。 「これをどうすれば良いのさ」 shionが項垂れた。 「あの方の計画には我々も織り込み済みなんだ」 恐ろしい事に。 「KARASUさん、貴方さっきから黙ってますけど、何か考えをお持ちでは?」 呼ばれて暗がりから現れたのは、新・妖怪党最年少のKARASU。 化け烏界の爪弾き者として追放されふらふらしていたが、何を思ったか新・妖怪党に入党、今では幹部になっている。 「考えといいやすか・・・」 KARASUは言葉を濁したが、やがてくいっと顔を上げた。 「党首があっしらを計画に織り込み済みなら、逃れる術はありやせん。・・・今は大人しく、話を動かす手伝いをするのが無難かと・・・」 それは誰もが感じていた事だったが。 言葉した途端、悲痛な沈黙が落ちた。 続く? 行き詰まった時はジョージさんをいじるのが一番だな。 魑魅魍魎 美食の宴
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KARASU(2006-11-15) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ 第二章 天狐 さて。 物語というのは、それを動かす者がいて初めて存在できるのである、とは言わずもがなの事である。 後に「天狐の乱」と呼ばれるようになる今回の事件にも当然、動かす者がいる。 天狐と名乗る者? いや、そんな小さな話ではない。 この事件を動かす者はジョー○と呼ばれており、七変化を繰り返して包囲の手を逃れてきた。 実はこの妖怪、「新・妖怪党」という、政治結社とも裏組織ともつかぬ団体を引っ張っているのだが、最近は怪しい実験と煽動活動で忙しく、真面目に働く妖怪党の面々を恐れさせている。 これはそんな妖怪党のある日、あるアジトでの出来事である。 河童漬けをつまみに、新・妖怪党は会議を行っていた。 「最近のあの方の行動は目に余りますねぇ・・・」 とぼやくのはhyousen。 ひょうりん亭の旦那という愛称で呼ばれる、猫又界の重鎮である。 普段は俳句を吟じたりする芸術家肌の妖怪だが、・・・いや、これ以上言うと殺されそうなのでやめておく。 「そろそろ州霊を呼び出して、進めていかないととんでもない事になるんじゃねえのかい?」 そう危惧するのは、shion。 気風の良さで、多くの妖怪を従える。 穏やかな性質に見えるが、その本性は推して知るべし。 「nanakiの旦那方は、何を見たってんだィ?」 居眠りをしていたcyuが、そう問う。 付喪神界を束ねるcyuだが、今回の事件にはあまり関わっていないので興味が薄いのだろうか。 「これを見てくれ」 と、nanakiは「ぱそこん」を立ち上げる。 nanakiは妖狐界でもトップクラスに位置する狐だ。 尻尾は・・・七本。 現れた映像と数字の羅列を見た新・妖怪党の面々から、嘆きとも感嘆とも付かない溜め息が漏れた。 「まずい・・・まずいぜェ」 cyuがはっきりと目を覚ました。 「これをどうすれば良いのさ」 shionが項垂れた。 「あの方の計画には我々も織り込み済みなんだ」 恐ろしい事に。 「KARASUさん、貴方さっきから黙ってますけど、何か考えをお持ちでは?」 呼ばれて暗がりから現れたのは、新・妖怪党最年少のKARASU。 化け烏界の爪弾き者として追放されふらふらしていたが、何を思ったか新・妖怪党に入党、今では幹部になっている。 「考えといいやすか・・・」 KARASUは言葉を濁したが、やがてくいっと顔を上げた。 「党首があっしらを計画に織り込み済みなら、逃れる術はありやせん。・・・今は大人しく、話を動かす手伝いをするのが無難かと・・・」 それは誰もが感じていた事だったが。 言葉した途端、悲痛な沈黙が落ちた。 続く? 行き詰まった時はジョージさんをいじるのが一番だな。 魑魅魍魎 美食の宴
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掃除当番が終わった後、ああ怠い、と思いつつも、何時ものように部室へ向かった。 朝比奈さんの極上のお茶が早く飲みたいものだ。 さすがに朝比奈さんの着替えも終わっているだろうと、特にノックもせずにドアを開ける。 「ふぁ、あ!キョン君?!みっ見ちゃらめえぇぇ!」 いきなり上がった声に、思わず回れ右、180度回転してドアの外…いや。何かおかしい。 もう一度180度回転、目の前に広がった光景に思わずぐらりと目眩がしそうになった。 「あっ…キョン君、何で…っ」 「ちょっとキョン!入るんならさっさと入りなさいよ!」 言われるまま、ガクガク首を上下に降ってドアを急いで閉める。 そして目の前の現状に、どうしてこうなってるんだと頭の中で叫びまくる。 「あんっ、古泉君、ちゃんと舌も使いなさいよ。ほら、みくるちゃんも腰ちゃんと使って!」 「ひゃいいっ!んっえいっ」 「んぅっふぁっああんっ!」 「本っ当に古泉君てば下手ねぇ!そんなんじゃ女の子を喜ばせてあげられないわよ!」 「ら、らって、今日彼は来ないって…ひゃぁんっ?!」 「あ、前立腺ってこの辺りみたいですね」 「良くやったわみくるちゃん!もう古泉君、も泣きべそかいてないでよ。私は別に来ないって言ってないわよ、来てないって言っただけだもの。」 「そ、そんな…うぁああっやっも、そこダメぇっ」 俺には言葉も出せずにそれを見ている事しかできなかった。 ハルヒはいつものように椅子にふん反りかえって古泉や朝比奈さんにばしばしと文句を言っている。 古泉はその足下、犬のように四つん這いになりながら、ハルヒのそこを一生懸命に舐め、後ろからの刺激に喘ぎまくっている。 そして我がエンジェル朝比奈さんはと言えば、何故か彼女が持ち得ない筈のイチモツで、古泉をバックからといやっえいやっと攻め立てている。 …カオス。何ていうカオス。 「・・・。」 「な、長門、何なんんだこの状況は?」 「・・・・」 横にやってきた長門は何も言わない。ただ何だか少し不満そうなのは俺の気のせいか? 「ああんもうっ!古泉君たら全然なってないわっ!」 いきなり大声出したハルヒは、勢いのまま長門の名を呼ぶ。 「いい、古泉君。ちゃんと有希のやり方みてるのよ?ほら、古泉君にお手本見せてあげて」 「…分かった」 言うが早いか、長門は古泉の拙い舌使いなんかとは違う、AV男優も真っ青な凄いテクニックで舌や指を使ってハルヒに奉仕し始めた。 「んぁっあんっ良いわ…ね、古泉君ちゃんと見てる?」 「あ、はうっ…み、見てまっふぁっ!朝比奈さ、もう、そこばっかりやあぁっ!い、いっちゃいますっ」 「んっ、私もそろそろイきそうっ」 朝比奈さんと長門に攻められるがまま、SOS団団長と副団長は一緒に絶頂へと上りつめていった。 …おい、俺、こういう場合どうしたら良いんだ?誰か教えてくれ。 元気になってきた股間の息子を見やり、はぁ…と溜め息を吐いた。
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フラン・フィアロット ♀ 17歳 あたし/君 ライディア国の警備隊に入隊している。警備隊の採用は18歳からなので実は1歳さばを読んでいる。 小さい頃謁見会で一目見てからクレイ王子に惚れ込んでいる。 (良く言えば)お茶目で明るく、人見知りをしない性格。 普段は極東支部の警備に当たっているが、プラチナロッドと王子の護衛をするために刳音の祭典まで「白金警備隊」に配属されている。 ノイエル・シーダ ♂ 19歳 俺/お前 ライディア国の警備隊、極東支部に所属している。フランとは同期で仕事も同じことが多く、いつも世話を焼かされている。ちなみにあだ名は「ノイ」。 真面目で、頼まれると溜め息をつきながらも引き受けてしまうタイプ。ははっ、俺って損な性格だよな…と時々こぼしているのをフランは何回か聞いた事がある…。 実は北西地方の豪族の息子。 フランと同じで、刳音の祭典まで白金警備隊に所属し隊長を務める。 クレイ・アスフィル ♂ 20歳 私/あなた ライディア国の王子様。 容姿端麗、聡明で優しいお方との評判。 位や家柄などに囚われず、経験や能力を評価してくれると城の若い関係者からは特に絶対的な信頼がある。 今回の刳音の祭典で、初めて祈祷を捧げる事になっている。 ビアン・アラガスタ ♀ 24歳 あたし/あんた ライディア国の警備隊に入隊している。人事異動のため、2か月前に極東支部から北西支部に転勤した。 女とはとても思えない態度と、地方独特の訛り、タバコを吸う癖などを直そうとは全く思っていないようだ。サバサバを通り越した、軽い性格。 ノイエルのような、真面目な人をからかうのが趣味。 シリタナ・リーガイン ♂ 31歳 わたし/君 ライディア国警備隊・極東支部の支部長。 仕事に対しては厳格だが、気丈で上下関係なんかをあまり気にしないので部下達からはとても慕われている。 浮いた噂は一切なく、まだ独身なので狙っている女性も多い。 極東支部長のトエカとは古くからの良き友人。 トエカ・サイゼン ♂ 31歳 俺/お前 ライディア国警備隊・北西支部の支部長。 階級制度がまだ強く根付いている北西地区で、一般階級民だが実力で支部長まで成り上がった。シリタナとは武芸学校で一緒だった、古くからの友人。 ひげ面でズボラ、豪快な性格。貴族達からはあまり好かれていない。 刳音の祭典(くるねのさいてん) ライディア国で毎年行われている、国の平和や豊作などを祈る行事。 正式には正午からライディア城の庭園で行われる祈祷がメインだが、祈祷を見れる人なんて少ないので、国民にとっては城前に広げられる屋台などを楽しむのが大きな目的となっている。 プラチナロッド 刳音の祭典の祈祷で使用され「至宝」と呼ばれる、白金でできた杖。 ちなみに祈祷は国家公務員の中から選ばれる20歳以上の男子が行う事になっているので、今年はちょうど20歳になったクレイ王子が担当する事になっている。 素晴らしい価値があるので、この杖のために何人か警備が付く事になっている。
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←その1 白人妻「《そうだわ、貴方に謝らなくちゃ…》」 白人男「《どうしたんだい?》」 白人妻「《ええ、実は先週買ってもらったスニーカーなんだけど…》」 白人男「《スニーカー?》」 白人妻「《ええ、この写真を見て》」ピラッ 白人男「《ははっ、靴の中でほむほむ達が寝てるじゃないか》」 白人妻「《ええ、すごく気に入っちゃったみたいなのよね…》」 白人男「《ふふっ、あれはほむほむ達にあげて、新しい靴を買いなさい》」 白人妻「《うふふっ、ありがとう》」 白人男「《ははっ、僕も写真を撮らないとな》」 白人妻「《ええ、あれだけ遊んでいれば、すぐに寝ちゃうと思うわ》」 仔ほむA「ホミュゥー…」《モットアソビタイ…》 仔ほむB「ホミュ…ホミ…」《マダ…ネムクナイモン…》 白人妻「《嘘はダメですよ》」 仔ほむC 「…ミュー…ミュー…」スヤスヤ… ほむほむC「ホムッホムゥ」《ハヤクネナイト オバケガデルヨ》 ほむほむA「ホムッホムッ」《アオイオバケニ タベラレチャウヨ》 ほむほむB「ホムーッホムッ」《タベラレチャッタラ タイヘンダヨ》 仔ほむA「ホミュゥーッ!!!」《オバケコワイヨーッ!!!》 仔ほむB「ホミュミューッ!」《オヤスミナサーイ!》 白人男「《ははっ、明日はシャボン玉で遊ぼうね》」 仔ほむA「ホミューッ♪」《ワーイ》 仔ほむB「ホミュミュッ♪」《タノシミーッ》 ほむほむC「ホミュゥン///」《カワイイネ》 ………………………… 白人妻「《ほら、スニーカーの中に…》」 仔ほむA「ホンミュ」《ヨイチョ》 ポトン 仔ほむB「ホミュミュン」《ヨイチョッ》 ポテン 白人妻「《この仔も入れてあげましょうね》」ヒョイッ 仔ほむC「ミュー…ミュー…」スヤスヤ… 白人妻「《おやすみなさい…》」ソッ ほむほむC「ホミュゥーン///」《アリガトウ》 白人男「《おやすみ、ほむほむ達》」 ほむほむA「ホムホムン」《オヤスミナサイ》 ペコリ ほむほむB「ホホムムン♪」《シアワセ》 コロン 白人男「《ふうっ…》」 白人妻「《あら、珍しいわね。貴方が溜め息だなんて…》」 白人男「《すまない、実はね…》」 ………………………… 白人妻「《えっ、日本に転勤ですって?》」 白人男「《ああ、でも、君が嫌なら……》」 白人妻「《ふふっ、大丈夫よ。我が儘なんて言わないわよ》」 白人男「《…ありがとう》」 白人妻「《私の幸せに必要なのは、貴方とほむほむ達だけだもの…》」チュッ 白人男「《ああっ、愛してるよ》」ギュッ 白人妻「《ああっ…うふんっ》」パラリ ………………………… ギシギシ 《ああっ》 《ううっ》 ギシギシ ほむほむA「ホミュゥー///」《イイナァ》 ほむほむB「ホミュゥゥ///」《ゴシュジンサマァ》 クチュクチュ 仔ほむ達「ミュゥー…ミュー…」スピー スヤスヤ ほむほむC「ホムゥ~ン」《コドモタチ カワイイ》 →その3