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託された希望(3)◆dGUiIvN2Nw 託された希望(2)に戻る 「ぎゃあああ!!」 どこからともなく現れた守護霊のような巨大な男。そこから発せられた雷がシルバーの身体を襲った。 「せ、瀬多さん……」 何度呼んでも決して目を開けなかった瀬多総司が、そこには立っていた。 「全員戦闘を中止しろ!! この戦いは、殺し合いは無意味だ!!」 もう一度、今度は何もないところに雷を放ち、周囲の注意を引く。 その目立つ攻撃と、その興味深い言葉から、戦闘を行っていた者が徐々に戦いの手を休めていった。 「フン。この状況でよくそんなことが断言できる。我々は殺し合う以外に道はない。参加者の中で、最強の者こそが生きる権利を与えられるのだ」 幽香に心底惚れ込んだ今のアシュナードは、そんなこと甚だ考えていない。が、今は瀬多の温い発言を嘲弄するために敢えてそう言った。 「最強? そんなものがこのゲームで計れる訳がない。このゲームで最も重要なのは力じゃない。運だ」 全員が黙って瀬多の言葉を聞いている。しかし、その全員が聞き耳をたてながらも、周囲の警戒だけは解いていない。 「いくら強い奴でも、連戦連勝を迫られれば必ず消耗する。そうなれば、実力では劣る奴が強い奴を倒すこともあり得る。 そんな不確定要素の多いゲームで、本当に最強の参加者が決められると思うのか?」 「殺し合いは無駄だと言ったが、それはこの殺し合いを打破する可能性を見つけた、ということか?」 剣を下げ、見た目だけで言えばかなり無警戒なセシルが言う。 「そうだ」 その問いに、瀬多は躊躇なく頷いた。 そして、瀬多は自分の手の甲に浮き出た紋章を見せた。 「ほぉ。これはまた懐かしいものが出てきたな」 アシュナードの含んだ言い方に疑問を持つが、今はそれを無視して瀬多は叫ぶ。 「俺はイゴールという奴と契約した。そして、イゴールは俺と約束した。自分を探し出すことができれば、この首輪を解除すると」 「眉つばだな」 「嘘ではないぞ」 カインの呟きに、瀬多ではなくアシュナードが答える。 「あの紋章は『血の契約』をした証だ。かなり拘束力の強い契約で国家間の交渉にも使われている。 支給品にしては度の過ぎたものよ。どういう契約をしたのかは知らんが、下手な嘘は契約違反と見なされる。見るからに甘い性格なその男が、ここでそんな危険は冒さん」 言外に、この契約が他者に影響を及ぼすことを仄めかし、アシュナードはクックと笑う。 「で、でも、いつの間にそんな契約を。さっきまではそんな紋章なんてなかったのに…」 「良いところに気がついたな、アドレーヌ。俺が言いたかったのはまさにそこなんだ」 にやりと笑ってみせる瀬多。 瀬多の狙いはただ一つ。殺し合いの打破。殺し合いに乗った者の改心。それを成すだけの情報を今の瀬多は持っていた。 「俺はさっきまで気絶していた。そして、その気絶している間に俺はイゴールと契約したんだ」 勘の鈍い者は首を傾げ、鋭い者は眉間に皺をよせる。 「なるほど。つまり少年はこう言いたいわけか。俺達をこんなところに集められる力を持った奴を、契約に則って殺してしまおう、と」 スネークの的を得た言葉に、瀬多はこくりと頷いた。 「イゴールは無敵だ。夢と現実の狭間を行き来し、参加者に気付かれることなく、この殺し合いの会場へと拉致した。だが、今は違う。この会場にいる今は」 「契約内容に、そのイゴールの弱体化も織り込んだ、というわけか」 「イゴールは自分を参加者だと言った。契約にもそう書かれていた。殺し合いの参加者だということは、俺達にだって殺せる存在でなければならない。 夢の中へ逃げることも、この会場にいる限りは不可能だ。……イゴールはここでしか倒せない。 そして、イゴールを倒さなければ、たとえ優勝しても殺し合いから抜け出せたとはいえない。 イゴールをここで倒し、殺し合いの輪廻を断ち切る。それが俺達全員に共通した目的であるはずだ」 「殺し合いなぞしている場合ではない。そういうことか?」 「優勝して、これ以上殺し合いに参加しないことを確約してもらうって手もある。だが、それはあんた達の望みとは違うものだろ?」 全員が沈黙している。しかし、それは瀬多の問いに対してイエスと答えているも同然だ。 瀬多の視界の隅に、倒れ伏したレミリアとデデデが映る。アドレーヌの様子から、二人とも生きていることは確かなようだが、それでも瀕死であることに変わりはない。 (大丈夫だ。俺がミスらなければ、これ以上の被害は出ない。二人とも生還できる) 「協定を結ぼう。あんた達の行動を強制するつもりはない。だが、イゴールを倒すだけの間は、他の参加者を襲うようなことはしないで欲しい。 その間に、必ず俺がここから脱出する方法を考える。イゴールを倒すことに関しては、俺達の目的は一致している。お互い悪い話じゃないはずだ」 両手を広げ、こちらに攻撃の意思がないことを示す。他の人間に強制することはできないが、それでも効果はあるはずだ。 「いいか。マルクの力は、それぞれの世界の常識を集合させたものに過ぎない。この中に死者を蘇らせる術を知ってる者がいるか? そんな奴、どこを探してもいやしない!! マルクはただ、俺達をゲームの駒に見立てて楽しんでるだけだ!!」 声を大にして、高揚した気持ちを吐き出すように、瀬多は訴えかける。 「マルクは倒せる。こんな見え透いた首輪なんかで俺達を縛ってる時点で、あいつが万能でないことは証明されてる。イゴールさえ倒せれば、俺達はここから脱出できる!!」 肩で息をしながら、周りの反応を窺う。 カインは全員の動きを機敏に観察し、どのようにも動けるようにしている。セシルは何か考えているかのように、眉間にしわを寄せて立ちつくしている。 シルバーはぽかんとしており、アシュナードは黙って瀬多を睨んでいる。 スネークもメタナイトも、幽香もアドレーヌも、その様子を緊張した面持ちで窺っている。瀬多の説得に応じるかどうか。それはもはや誰にもわからなかった。 この均衡状態において、一番最初に行動を起こしたのはセシルだった。 「……行くぞ、カイン」 その言葉に一番驚いたのは、他ならぬカインだった。 「本気かセシル!? 本気であの小僧の言う事を信じるのか!?」 セシルは剣を仕舞い、横目で瀬多を見遣る。 「信じたわけではない……が、今は退こう」 それだけ言って、セシルは背を向けて割れた窓へと歩いて行った。 「……フン」 何も言わず、アシュナードも背を向ける。シルバーも一瞬慌てるが、それでもアシュナードの側へと移動する。 元より部下になることを約束した身だ。王の決定に背ける訳がない。 それを見て、アドレーヌはヘナヘナと崩れ落ち、心の底から安堵のため息をついた。 「……瀬多さん。勝ちましたね」 決して無傷だったとはいえない。デデデの傷が危険なことには変わりないし、レミリアもいつ起きるか分からない。 しかし、誰も死んでいない。これほどの危機を前にして誰も死んでいない。 それは、確かに一つの成果だった。 喜ぶべきではない。しかし、それでも瀬多は、戦いを回避できたことを嬉しく思い、自分に出来たことを誇らしく思った。 セシルが背を向けたことで、カインもメタナイトとの睨み合いを切り上げた。 「…俺は納得したわけではない。貴様とはまた別の機会に決着をつける」 「望むところだ」 下がるカインを見届けて、メタナイトは自分の武器を仕舞い、くるりと背を向けた。 「アドレーヌ! デデデの怪我の具合は──」 「馬鹿野郎!! 油断し過ぎだ!!!」 その言葉を、メタナイトは一瞬理解できなかった。 それを理解したのは、先程身を引いたはずのセシルが、自分を斬り付けようと迫るところを確認した時だった。しかし、それはあまりにも遅過ぎる反応だ。 再び武器を取り出す暇もなく、メタナイトの視界は赤に染まった。 「……スネー……ク?」 しかし、その血はメタナイトのものじゃない。斬りつけられる瞬間、スネークが間に割って入ったのだ。 「がっ……」 袈裟懸け状に血を噴出させ、スネークはその場に倒れ込んだ。 「き、貴様あああああ!!!!」 自らを竜巻へと昇華させ、高速の斬撃を繰り出す。しかし、セシルは後方へと下がりながらそれを防御し、全てを捌き切った。 瀬多は、アドレーヌは、その様子をただただ目を見開いて傍観することしかできなかった。自分の説得は成功したのではなかったか。 理屈からしても、瀬多の提案は乗るに値するものなのではないのか。 「二人ともしっかりしなさい!!」 幽香の言葉にはっとする。アシュナードによって投擲されたシルバーが迫っていたのだ。 「スラッシュ!!」 瀬多のペルソナ、イザナギが手に持つ大剣を振るう。 シルバーの身体をまともに受け切り、そのまま後方へと吹き飛ばす。 「何故だ!? 俺の言う事が信用できないのか!?」 自分の言葉が足りなかった。必死の思いで説得したというのに、誰の心にも届いていなかった。絶望に打ちひしがれそうになりながらも、瀬多は叫んだ。 「信じるも何もない。貴様の言葉など、我々が聞くに値するようなものではない」 メタナイトの猛襲を防ぎながら、セシルは事もなげに言ってのけた。 メタナイトの高速の斬撃は確かにセシルを上回るものがある。しかし、パワーでいえばセシルのそれはメタナイトを遥かに上回る。 一撃。宙から振り下ろされた一撃が、メタナイトのナイフとぶつかる。メタナイトはそのまま踏ん張り切ることができず、後方へと飛ばされる。 「瀬多、とか言ったか。はっきり言おう。貴様は我々にとって、脅威以外の何物でもない」 指を差し、一切迷いのない目で睨まれ、瀬多は動揺した。 「我々にとって、もはや選択肢などというものはない。我々は勝つしかないんだ。勝って、優勝して、そして願いを叶える他、自らを律することが出来ないんだ。 貴様はそのたった一つの希望に翳りを与える存在だ。我々の存在理由を根本から否定する可能性を秘めている。 そして、我々の敵になる者達の旗頭になる可能性を秘めている。貴様は、貴様だけは、ここで殺しておかなければならない」 瀬多にとって、この言葉はショック以外の何物でもなかった。説得しようと言葉を紡いだ結果、より殺害意欲を増加させる結果となったのだ。 「ククク。瀬多よ。我はお前の言ったこと、半分以上は真実だと踏んでいるぞ」 アシュナードは愉快そうに言った。 「イゴールとかいう奴を始末しなければならないとも考えている。そして、貴様の力が必要だともな。だから我はこう考えたのだ。貴様を我の配下に加えてやろうとな」 「……は?」 言っている意味がわからない。瀬多は、この狂王がどれほど傲慢な存在か、まるきり理解していなかった。 「貴様のような参謀も、国には必要だということだ。貴様にはその素質がある。この殺し合いから抜け出す方法を編み出すだけの将来性もある。だから、貴様は幽香と共に、我がもらう」 自分勝手、という言葉も霞んでしまう傍若無人。 アシュナードは決して自分の願望を言っているわけではない。実際にそうなると心から信じ、そう言っているのだ。 手に入れたいものは、竜の王族だろうが何だろうが手に入れてきたアシュナード。そんな男だからこそ、その歯止めの利かぬ欲望は常人に計り知れるものではない。 「ふん。狂王め。お前のような男と一緒にされるというのも、随分気に入らない話だ」 カインが吐き捨てるように言い、アシュナードが笑う。 「ククク。面白いことを言う奴だな。貴様ら二人もなかなか気に入ったぞ。我の傘下に入る気はないか?」 「断る。我らの主は、我らが決める。貴様など、その器ではない」 「その独立した精神。ますます気に入ったぞ。…が、優先順位で考えれば、貴様らの相手は後回しだな」 アシュナードが瀬多に向かって歩いて来る。セシルとカインが瀬多に向かって歩いて来る。 それを、幽香と、メタナイトが阻止すべく対峙する。 「「どけ。奴は我(我々)がもらう(殺す)」」 それが再戦の合図だった。 メタナイトは一人でセシル達と斬り結び、幽香はアシュナード相手に再び肉弾戦を挑む。 瀬多が望んだのは争いの回避だった。殺し合いに乗った人間も含め、誰も犠牲者を出すことなく脱出することが望みだった。 しかし、懸命な努力の末がこのありさま。 凄まじい勢いで展開する白兵戦。 その犠牲者は既に現れている。そして、これから確実に増え続ける。下手をすれば全滅だって免れない。 「瀬多!! いい加減しっかりしなさい! こっちの戦力は明らかに不足してるのよ!!」 アシュナードとの息もつかぬ攻防の最中、幽香が叫ぶ。 セシルとカインも、アシュナードとシルバーも、狙っているのは対主催チーム。つまり、瀬多達だ。 瀬多の提案を退けた今、優勝を目指す彼らにとって同じスタンスの人間は等しく貴重な存在。 そして、対主催側がチームを組んでいるというのなら、両者の利害関係は一致している。 何の打ち合わせをせずとも一種の協定を結んだかのようにお互いを攻撃し合うようなことはしない。 「……その…お嬢さんの……言う通り、だ。…少年」 メタナイトが怒涛の勢いでセシル達を相手に奮闘している中、アドレーヌが動いてスネークを戦闘圏外へと連れ出していた。 「瀬多さん。この人はまだ生きてます。まだ誰も死んでません! だから、だから…諦めないで!!」 「……諦めるなって言ったって……」 無理だ。スネークがやられ、もはやパワーバランスは崩れた。メタナイトが二人相手にしているが、それもいつまでもつか分からない。 あの説得が唯一のチャンスだった。自分達が生き残れる最後の道だった。 なのにそれを…それを、自らの手で閉ざしてしまった。 自分の命をも顧みず決死の思いでイゴールと契約を結んだというのに、けっきょく自分の出来ることには限界があった。その限界を思い知らされた。 奮闘していたメタナイトがこちらに吹き飛ばされて来た。慌ててその身体を受け止める。 「だ、大丈夫か!?」 大丈夫なわけがない。体中傷だらけで、左腕が欠損しているうえに羽根も一本根元から折れてしまっている。 どれもこれも、自分の責任だ。 瀬多にはもう、立ち上がり踏ん張るだけの力がなかった。このまま終わる。それが自分達の運命だと、諦めた。 「……ここで死ぬのが…お前の運命か? ……瀬多総司」 聞き慣れた声に瀬多は思わず振り向いた。 もはやこの戦いにおいて、決して立ち上がることはないと確信していた人物。レミリア・スカーレットの姿がそこにはあった。 「貴様が何をやったのかは知らん。何を落ち込んでいるのかも、何を絶望しているのかも私にはわからん。 だがな、一つだけ確かなことは…諦めたら、そこで終わりだということだ」 額から血を流し、手足をだらんと垂らしながらも、その残った手に紅き槍を携える。 魔力によって生成されたそれは、まるで光の塊のようにこうこうと瀬多達を照らしていた。 「気高さを忘れるな、瀬多総司。自らの存在に誇りを持て。強かろうが弱かろうが関係ない。それが、生きるということだ」 槍を掲げ、その弱々しい身体のあらん限りの力を込めて、レミリアは叫ぶ。 「貴様ら下賤な弱者は、この私に屠られるのがお似合いだ!! 身の程知らずはかかって来るがいい。見る目のある者は、私の元で膝を折るがいい。 どちらも出来ぬ者は、黙ってそこで見ているがいい。私の名はレミリア・スカーレット! この会場に降り立った最強無敵の吸血鬼。 敗北という運命が決まっているというのなら、私はその運命さえも変えてみせる!!!」 飛び出してきたカインを相手に、レミリアは自らの槍で応戦する。身体はボロボロ。しかしカイン相手にまったく退けを取らない。 その強靭な精神力が足りない部分をカバーしていた。 「だが、それもただの意地だ。意地は、ほんの小さなことがきっかけで…瓦解する!!」 セシルの剣から放たれた衝撃派が、対主催チームを包み込む。 ……かと思われたが、すんでのところで大剣に阻まれ、暗黒を放つタイミングを逸する。 そこには、瀬多の心の化身、イザナギが立っていた。 「……そうだ。俺の命はもう、俺だけのものじゃない。俺は、諦めてはいけないんだ!!」 イザナギの剣と時折放たれる雷。それらはセシルに暗黒を撃たせる余裕をなくしていた。負傷者を多数背負うこちらにしてみれば、暗黒は最悪の技。 それを理解しているからこそ、瀬多は畳みかけるように技を連発する。 誰も死なせない。全員生きてここから脱出する。 その意思を、高貴な意思を忘れないために。 おれさまはやっぱりバカだ。 曇った視界に映る天井を眺め、デデデはそう思った。 リディアを失い、もう誰も死なせたくないと誓い、挙句の果てがこのザマ。 何もしてない。 何もできてない。 アドレーヌに対し、いつもみたいに偉そうに説教を垂れただけ。 なにがデデデ大王だ。これのどこが王様だ。ともだち一人救えなかった自分。みんながピンチなのに、何もできない自分。 けっきょくおれさまは、何もできなかった。 「違う!!」 突然、目の前にいたアドレーヌが叫んだ。焦点の合わない目で、デデデがアドレーヌを見つめる。 いつの間にか、デデデは自分の心境を声に出してしまっていたようだ。 「わたし、デデのだんなのおかげで幽香さんを信じれたよ。だんなのおかげで、幽香さんが、わたしたちを守るために戦ってくれてる。 わたしたちが今も生きていられるのは、だんなのおかげなんだよ」 おれさまの……おかげ? デデデには何の実感もない。むしろ足手まといになっていると感じていた。 しかし、アドレーヌは涙を流し、自分を必要だと言ってくれる。 リディアを死なせた自分。カインを説得できなかった自分。何をするわけでもなく敵にやられ、足手まといになっている自分。 どれもこれも、どうしようもなく駄目な自分。 そんなおれさまでも……できることがあるのか? 「私も……だ」 メタナイトが無理やり立とうとして、慌ててアドレーヌが手を貸す。 「敵の甘言を信じ、最後の最後で油断してしまった。挙句、スネークをこんな目に。助けに入ったはずが助けられるなど…。自分自身に腹が立つ」 「……違うぞ。メタナイト」 確かな声量で、スネークは喋っていた。 「俺がこうなったのはお前のせいじゃない。俺は俺の意思でお前を助けた。他の誰でもない。この結果は、俺が決めたことだ。 俺自身が見つけて、選んだ道だ。俺は俺のやりたいようにやる。昔も、今も、…そして、これからも」 むくりと起き上がり、そのまま立ち上がる。ふらつきはしているが、先程までの瀕死の状態には見えない。 「なあ? お前もそうだろ」 そこには、ただ黙って突っ立つシルバーがいた。手に持つ銃にアドレーヌは警戒する。 「……勝ち組になる。それだけが俺の望みだった。殺し合いに勝ち残って、強者になって、アシュナードの腹心にさせてもらって。 ……俺は親父を越える。俺を捨てて逃げた親父なんか絶対に越えてやる。そう思ってた」 ぼそぼそと感情も何もなく喋り、突然咆哮するかのように身体をくの字に曲げた。 「俺は!! てめぇら全員殺して勝ち組になるんだ!! 俺はいらない子供だったんじゃない。親父が俺をちゃんと見てなかったんだ。 俺は優秀だ! 優秀な俺を、親父は知らずに捨てやがったんだ。だから俺は、いつか親父の前に立って、「どうだクソ親父。俺はこんなにすげえんだぞ」って、そう言って… …口汚く……罵ってやろうって……」 いつの間にか涙を流し、銃からも手を離していた。 スネークが持っていたのは、『マキシムトマト』というアイテムだった。体力を回復することができる、シルバーに支給されたアイテムだった。 「ロケット団なんかただの雑魚集団だ。本当に強い奴は、一人で戦える奴だ。一人で何でもできる奴だ。……だから、俺はてめえらなんか大嫌いだったんだ。 ……けど、…けどよぉ、……あの、瀬多って野郎は…手加減しやがったんだ。俺は不死で、あいつの敵で、……あいつの仲間だって傷つけた。 ……なのに、あいつの攻撃は…痛くなかった。……痛くなかったんだ」 幽香も、レミリアも、セシルも、そしてアシュナードも、全員が致命傷になるほどのダメージをシルバーに与えていた中で、瀬多総司だけはその攻撃を緩めていた。 万が一にも死なないように。誰も死ぬことなく、この殺し合いを止められるように。 「誰が何と言おうと、俺は人間なんだよ。痛いのはこええよ。死ぬのは、もっとこええ。他の人間なんて知らねえ。俺は俺が良ければそれでよかったんだ。 強くなって、本当に強くなって。それで、誰かに認めてもらえれば、それでよかったんだ。 ……親父に、俺はいらない子じゃないって……認めてもらえればよかったんだ」 目頭を拭い、それでも飽きずに流れ出る涙。 不死になろうと、何になろうと、そこには人としての感情があった。 「……アシュナードは、俺のことなんてどうでもいいと思ってる。そんなもん、最初にここに放り込まれた時から理解してた。 それでもあいつの命令通りに動いてたのは、怖かったからだ。強い奴に見捨てられるのが怖かった。いらない奴になるのが怖かった。 ……でも、それももう終わりにする。俺は瀬多みたいにはなれない。それでも、俺は……俺は、あいつに認めてもらいたい。あいつの希望を、俺は信じたい」 強者。シルバーが追い求めていたもの。その器を、サカキでもなく、アシュナードでもなく、瀬多総司に、一介の高校生に、シルバーは感じていた。 瀬多の言葉は、希望だ。 殺し合いが怖くて、その想いを断ち切るために率先して殺し合いに乗って、怒りで自分を誤魔化して。 そんな惨めでどうしようもない自分を変えれるかもしれないと、瀬多の言葉を聞いてシルバーは思ったのだ。 この希望を紡げば、支えることができれば、自分は、自分の知らない、もう一つの強者の道を歩めるのではないかと。 「人はいつだって誰かに認めてもらいたがる。だがそれは駄目なことじゃない。そうやって足掻いて、見つかるものもある。 ……俺も同じだ。俺も、あの少年を信じたい。希望を、……未来を」 スネークはマキシムトマトを二つに割り、デデデとメタナイトに差し出した。 「完全には回復しない。血が止まって、歩けるようになるくらいの効果だ。……俺達はもう、この殺し合いでは足手まといだろうな」 そう言って、スネークは笑う。 「そ、そんなこと……!!」 アドレーヌの両肩に、ぽんと手が置かれる。デデデと、メタナイトの手だった。 「なにより我々が理解している。この回復は気休め程度しかない。数十分も歩けば、身体は動かなくなるだろう」 「それでも、できることはある。アドレーヌがおれさまに教えてくれたことだぞ」 デデデもメタナイトもスネークも、戦場へと向けて歩いて行く。 「ま、待って。何をするつもりなの? 止めてよ。行かないで! お願い!!」 「……人は死ぬ。だが、死は敗北じゃない。誰が言った言葉かは忘れたがな」 「答えになってない! そんなの……ぜんぜん答えになってないよ」 「アドレーヌ。お前は生きてくれ。カービィを見つけて、きっとみんなで生き残ってくれ。おれさまは、それで満足だ」 へたり込み、泣きじゃくるアドレーヌ。 しかし止めることなどできない。 彼らの意思は、もはや誰に変えれるものではない。 「私……だって……みんなの…役に……たちたいよぉ。戦いたいのに……私だって戦いたいのに」 「それでいい、アドレーヌ。お前はそれでいい。お前のような人間が見ていてくれるから、私達は戦える。だから、見守っていてくれ。見届けてくれ。私達の戦いを」 四人は今の戦況を再確認する。 幽香とアシュナードは相も変わらず殴り殴られの肉弾戦。ハリケーンのような勢いで周りのものを破壊しながら戦っている。 カインとレミリアも拮抗してはいるが、それでもやはりレミリアは押されて来ている。 セシルと瀬多も同様だ。戦闘経験でいえば、セシルに一日の長があるのだろう。瀬多の攻撃を最小限の動きでかわし、着実に相手のスタミナを削っている。 このままではごり押しで確実にこちらが敗北する。 「だが、このままでは済まさない。……済ますものか」 その決意の言葉はメタナイトだけじゃない。ここにいる全員に共通した意思だった。 「……よし。行くぞ。希望を託しにな」 スネークの合図と共に、四人は戦場へと飛び出した。 「はぁ……はぁ……。どうした……。もう……降伏か……?」 息も切れ切れに、しかし不敵な笑みだけは崩さず、レミリアは言った。 確かに強い。自分一人で勝てる相手じゃない。 だが今は一人じゃない。相手は万全じゃない。 セシルの提案を信じて正解だった。この女は、確実にここで殺しておかなければならない。そう改めて確信し、カインはもう一度突撃する。 「はあっ!!」 一閃。 渾身の一撃を頭部に目掛けて放つ。 ガキイイン しかし、いくらなんでも、何のフェイントもない一撃をまともに食らうほどレミリアも弱っていない。上部へと槍を逸らし、その攻撃を回避する。 が、 「ごふぅ!!」 次の瞬間、レミリアの顎に槍の持ち手部分が直撃した。レミリアの回避に合わせて、カインが槍を回転させたのだ。 首の骨が折れるのではないかと思われるほどの勢いで頭部が弾き飛ばされる。 ぐらりとレミリアの身体が揺れ、地面に膝を折る…… ガン!! 槍を地面に突き刺して身体を支える。 絶対に倒れない。こいつを殺すまでは何があっても立っている。 そんな意思を、レミリアの睨みつけてくる瞳を見て感じ取った。 「……その根性は敬服する。だが、もう終わりだ」 こちらが槍を振り上げても、がくがくと身体を震わせるのみだ。もはや動こうと思っても動けないのだろう。 しかし、一切目を逸らそうとしない。自分の死の瞬間も、全て受け入れる。それがレミリアの誇りであり、吸血鬼のプライドだ。 しかし、今回ばかりはそのプライドも無用の長物だ。何故なら、既にカインの腰にはしっかりと抱きついて離さないデデデがいたのだから。 「お、……まえ」 目を見開き、驚愕するレミリア。 「カイン!! もう殺し合いなんて止めろ! リディアも…それに、ローザって人も、きっとそれを望んでる!」 「……うるさいっ!!」 ドス! デデデの肩に槍が突き刺さる。しかし、デデデは歯を食いしばってその手を離さない。 「ぜったいに離さない。おれさまにだってできることがある!」 ドス! ドス! 次々と身体に風穴が開く。しかし、それでもデデデは一切手の力を抜かなかった。 「や……めろ…!!」 叫ぶだけの体力もない。それでも、レミリアは叫ばざるを得なかった。 「やめない!! ぜったいにやめないぞ!!」 ドスドスドス!! 叫んでいる内にも次々に槍が突き刺さる。すでに地面には血溜まりが出来あがっていた。 レミリアが決死の思いで身体を奮い起す。立ち上がろうともがく。だが、言う事を聞かない。身体が悲鳴をあげ、なかなか立ち上がることができない。 レミリアにとって、人の命は重いものではない。 しかしそれでも、自分の為に命を賭けるような相手を、そのまま放置しておくような礼儀知らずでもない。 自分を慕い、自分に尽くす相手には、相応の態度を示すのが主の役目だ。 部下を持ったなら、その部下を守るのが主の役目だ。 (動け……! 私の身体。さっさと動け!!) しかし、動かない。 レミリアは既に限界の限界を越えている。今までで既に十分奇跡的だったのだ。 許容量を超えた身体が崩れ落ち、そのまま地面に横たわる瞬間、何者かがその身体を支えた。 「アド……レーヌ?」 瞳を涙で濡らし、それでもレミリアを担いで後方へと下がる。 「待て……。私を……あっちに…つれてけ。……デデデの奴を……」 「あなたを下がらせろという、みんなの最後の願いです。死んでも聞けません」 気丈に言い放つアドレーヌ。しかし、ポロポロと零れる涙は決して隠せるものではなかった。 (くっ。駄目だ。やはり強い!) 瀬多がこの戦いに勝機が薄いことに気付いたのはつい先程だ。 それまでは実力差など大してないと感じていた。しかしそれは、セシルが瀬多の力を計っていたに過ぎない。その計りを終えた今、セシルは本気で瀬多を殺しにかかっていた。 (慎重で隙がない。だというのに、ここぞという時には大胆に攻め込んで来る。戦闘に関しては確実に向こうの方が上だ) 経験も、素質も、能力も、全てにおいて向こうが勝っている。瀬多が出来るのは時間を稼ぐことと、『暗黒』をどうにか撃たせないようにすることくらいだ。 しかし、そんなジリ貧がそう長く続くはずもない。 瀬多が『暗黒』を意識して攻撃を畳みかけ、そのために疎かになった防御面を器用に打つ。セシルは傷一つつかず、瀬多は傷つく一方。もはやどちらが勝つかは一目瞭然である。 「攻撃が緩くなったな。防御を意識したか? だが、それはお前にとっての敗北だ」 後ろに飛び、『暗黒』の構えを作るセシル。 (しまった!) 慌ててイザナギでセシルを追う。が、それこそがセシルの罠。素早く『暗黒』の構えを解き、イザナギの懐へと肉薄する。 不意をつかれたイザナギは、そのまま大剣によって両断…… 「おおおおおっ!!!」 される寸前、戦闘不能だと思われたスネークが飛び込んできた。思わぬ伏兵にタックルされ、手元を狂わせる。 すぐさま横なぎに剣を振るう。しかし、まったく知らない体術で身体を組ませられ、右手が動かない。 「死にぞこないめ。そんなに息の根を止められたいか!」 「死なんて怖くないさ。怖いのは、何も出来ない自分だ!」 「そうまでして戦うか。貴様を駆り立てるのはなんだ。何の為に戦う。正義か。友情か!?」 このまま腕を折ろうとするが、すんでのところでスネークの腹に蹴りが入る。 「ぐはっ!」 みぞおち深くに突き刺さった蹴りだ。人間の自然な摂理として、当然力が緩む。 その隙を見てセシルは逃げ出そうと試みる。が、 「なっ!?」 何かが巻き付き、セシルの自由を奪った。 「お前は……」 それはもう一匹の蛇。スネークに支給されたポケモン、アーボだった。 スネークが最初に戦闘不能になった時、既にアーボへの命令は途絶えていた。以来、誰にも命令されていないアーボは自主行動が取れる状態となっていた。だというのに、アーボはまるでスネークの意思を尊重するかのように、彼に力を貸していた。 スネークはポケモンのことなど知らない。もちろん、モンスターボールの性能もよくわかっていない。しかし、アーボのその瞳を見れば、彼が自分の意思で手を貸してくれたことはわかった。 「そうか。お前も…俺と同じなんだな」 アーボが巻き付いてくれた腕を再び取る。 ゴキリという鈍い音と共に、セシルの関節が外れた。 「俺達はいつだって、自分の為に戦っている!!」 そのままの勢いでセシルを押していく。その先にあるのはカインと、血だらけでしがみついているデデデ。 「今だあああ!!! メタナイトおおお!!!」 スネークの声と共に小さな影が走る。カインとセシルの間に入り込むかのような位置でメタナイトはマントを翻した。 「ギャラクシア・ダークネス!!!!」 目に見えない一閃が、宙に走った。 この激しい殴り合いが始まって、どれほどの時間が経っただろうか。十分か、二十分か。おそらくはそれより長い。その長い時間、彼らはスタミナの切れることなく拳でぶつかっていた。 拳と拳がぶつかり、衝撃派のような突風が舞う。それでも二人の拳が砕けるようなことはない。アシュナードの顔をまともに肘が激突する。メキリという音と共に鼻が砕ける。それでも一切躊躇することなく、幽香の頬を殴り抜ける。 口の中に溜まる血を唾のように吐き出し、幽香は再び腰をひねり、砲弾のような一撃を放つ。 「っ!」 しかし、それは軽くアシュナードに回避される。先程まで言葉通りの殴り合いをしてきた二人だ。避けられるということを完全に頭から除外していた幽香は必要以上に攻撃が大振りになっていたのだ。 腕を取られ、さらに首に腕を巻かれて締め上げられる。 「貴様の戦い方はずぶの素人同然だ。拳法も何もあったものではない」 メキメキメキ 「あっ……か…!!」 気道が塞がり、息が出来ない。 妖怪同士の戦いで首を絞められるなんてことは一切なかった。未知の苦痛が幽香を襲う。 「これでも、我は少し戸惑っているのだ。どうすれば貴様が我のものになるのか。……たとえば、苦痛を与えるというのはどうだ?」 何の躊躇もなく、アシュナードは幽香の足の指めがけて思い切り踵を振り下ろした。 グシャ、という嫌な音と共に鋭い痛みが全身を駆け巡る。 「ククク。こんなもので屈服するような安い女ではないな。しかし幽香よ。先程と比べ、今のお前はあまりにも弱々しいな。あの竜の如き圧倒的な力を持ったお前はどこに行った」 左肘でアシュナードの腹を狙うも、見事に予想されており、あっさりと避けられる。 「まあいい。貴様は適当に嬲って連れ帰る」 気道を塞いでいた腕がふいに解かれる。 「かはっ。はぁ、はぁ、はがっ……!!!」 その瞬間、髪の毛を掴まれ、そのまま近くにあった机に叩きつけられる。瞬時に机は粉々に砕かれ、それでもアシュナードは同じ場所に幽香の顔面を叩きつける。 グシャ 今度は机を突き抜け、地面にぶつかる。 盛大な音とともに、何度も何度も地面に叩きつける。 その度に地面に穿たれ、徐々にクレーターが大きくなっていく。 「かひゅっ。…はっ、はぶっ!!!」 もはや呼吸をする暇もない。一際強い力で地面に叩きつけられた幽香は、ピクピクと身体を震わせるのみで、動かなくなった。 「ふう。ようやく大人しくなっ──」 途端にアシュナードの身体が縮こまる。だがそれも致し方ない。男性ならば誰もが苦手とする急所に、幽香の蹴りが見事に命中していたのだ。 「ぐ、お、お」 「げほっ。はぁ、はぁ。よくも……やってくれたわね。…ごほっ」 身体くの字に曲げてもだえるアシュナード。その頭部を両手で支え、幽香の膝がモロに鼻を直撃した。 浮かび上がるアシュナードの身体。その顔面に再び渾身の右ストレートをお見舞いする。 身体を回転させてアシュナードは吹き飛んだ。 「生憎と、やられる方は好きじゃないの。ドSキャラは一人で間に合ってるわ」 アシュナードはやられたまま、しばらく動かなかったが、やがて何事もなかったかのようにむくりと起き出した。 「ククク。やはりいいぞ。我の妃に相応しい豪傑だ」 「あなたの妃になるくらいなら、そこらへんで野たれ死んでる方が遥かにマシね」 軽口を叩くも、幽香は内心焦っていた。 アシュナードのあの様子。まだまだ余力を残しているようにみえる。対してこちらの体力はかなり消耗している。 幽香には知るはずもない話だが、アシュナードには回復というスキルがある。それ故に普通の人間、妖怪よりも自然治癒が早いのだ。 満足な得物もなく、どうやってあいつを追い出すか。そんなことを頭の片隅で考えている時だった。 「……何の用だ? シルバー」 その新たな敵に、幽香は忌々しげに舌打ちした。 アシュナードだけでも厄介な現状で、さらなる敵が増えることもさることながら、その手にある剣が、幽香にとって何よりの不安要素だった。 「アシュナード。敵から奪ってきた。こいつを使ってくれ」 ヴァーグ・カティと呼ばれる名剣。それを手にし、ヒュンヒュンと軽く振る。 「フン。少し軽いが、なかなかだ。でかしたぞシルバー」 その時、幽香は少しだけ嫌な予感がした。 強敵に武器が渡り、さらにもう一人倒さなければならない敵が増えたというだけで、幽香にとってはかなりピンチなのだが、そういった危険とは違う違和感のようなものを幽香は感じ取っていた。 (そうだ。あの餓鬼。あいつの、何か決意したような目) あの目は幽香もよく知っている。何百年も昔、自分を人類の敵だと信じて戦いを挑んできた人間ども。圧倒的なまでの戦力差であろうと決して屈しない強さを持った瞳。 幽香はあの瞳が好きだった。敵であり、殺すべき相手であったが、あの気高さを持った瞳を見た時は高揚すら覚えた。 それとまったく同じ目を、シルバーはしているのだ。 幽香は躊躇しなかった。そして、それが正しいという確信が自分の中にあった。 幽香は強力な武器を携えるアシュナードに、何の策もなく突っ込んでいた。 「馬鹿っ! その男を甘く見るな!!」 だが、幽香の助言も、突攻も、全ては無意味だった。 シルバーの心の蔵に、ヴァーグ・カティは寸分の違いなく突き刺さっていた。 「フン。幽香の言う通りだ、小僧。我を油断させて背後を突くつもりだったか? その心意気は買うが、逆に殺されても文句は言えまい?」 ずぶりと引き抜かれる剣。血が吹き出て、地面が赤に染まる。 そして、シルバーの身体の崩壊が始まった。 足の先から砂のように散っていく自分の身体。それをシルバーは呆然と見つめていた。 「本当に不死になったと思ったか? 馬鹿め。殺し合いの中で、不死になれる薬などあるはずがなかろう」 もはやシルバーなぞに用はない。そう言うかのように、アシュナードは崩壊が始まっているシルバーを無視して幽香の方へと歩いて行く。 グイ ふいに、何者かにマントを引っ張られる。犯人が誰かは簡単に見当がついた。 「しつこいぞ、シルバー。貴様なぞ──」 ピン 何かを外したような音がした。 シルバーの手には、アシュナードの見たことのない楕円形の何かが握られていた。 現代で言われる手榴弾というものだ。 「道連れだぜ。逝けよ、狂王。てめえが生きていてもろくなことにならねえ」 途端、アシュナードを光が包み込んだ。 託された希望(4)へ
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ページ作成 あご 部品構造 部品定義部品 あはき師とは 部品 3年間の養成課程と国家試験 部品 あん摩マッサージ指圧とは 部品 あん摩マッサージ指圧の治療作用 部品 鍼灸術とは 部品 鍼灸の成り立ち 部品 鍼灸治療による作用 部品 医学の知識と理解 部品 作用への理解と適切な選択 部品 東洋医学への理解 部品 リスク管理 部品 禁忌部位 部品 安全刺入 部品 鍼灸治療の禁忌 部品 清潔と消毒 部品 あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応 部品 四診能力 部品 コミュニケーション能力 部品 自身の健康管理 部品 清潔な衣類 部品 手ぬぐい 部品 鍼灸道具 部品 生涯研修 部品 数々の臨床経験 部品 包括的な思考 部品 地域社会との連携 部品 身近な存在 部品 継続的な治療 部品 応急手当の知識と能力 提出書式 インポート用定義データ 部品構造 大部品 あはき師 RD 29 評価値 8部品 あはき師とは 部品 3年間の養成課程と国家試験 大部品 あん摩マッサージ指圧師 RD 2 評価値 1部品 あん摩マッサージ指圧とは 部品 あん摩マッサージ指圧の治療作用 大部品 鍼灸師 RD 3 評価値 2部品 鍼灸術とは 部品 鍼灸の成り立ち 部品 鍼灸治療による作用 部品 医学の知識と理解 部品 作用への理解と適切な選択 部品 東洋医学への理解 大部品 施術上の注意点 RD 6 評価値 4部品 リスク管理 部品 禁忌部位 部品 安全刺入 部品 鍼灸治療の禁忌 部品 清潔と消毒 部品 あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応 部品 四診能力 部品 コミュニケーション能力 部品 自身の健康管理 部品 清潔な衣類 部品 手ぬぐい 部品 鍼灸道具 大部品 信頼される施術者 RD 6 評価値 4部品 生涯研修 部品 数々の臨床経験 部品 包括的な思考 部品 地域社会との連携 部品 身近な存在 部品 継続的な治療 部品 応急手当の知識と能力 部品定義 部品 あはき師とは あはき師とは「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格をもったものの俗称である。 「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」それぞれの頭文字をとった俗称であり、医療従事者としての活躍が期待される。 部品 3年間の養成課程と国家試験 あはき師になるためには「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格が必要である。 国家試験の受験資格は、「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。 3つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能である。 国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」を名乗り業することを許可される。 部品 あん摩マッサージ指圧とは あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。 主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。 マッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。 求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。 指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。 押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。 あん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。 部品 あん摩マッサージ指圧の治療作用 あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。 「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。 この手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。 運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。 「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。 この手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。 神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。 「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。 興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。 部品 鍼灸術とは 鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。 灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。 どちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。 生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。 部品 鍼灸の成り立ち 鍼灸治療の生まれは経験療法である。 原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。 やがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。 また、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。 そしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。 部品 鍼灸治療による作用 鍼灸治療によって以下の治療作用が期待できる。 「調整作用」 組織、器官に一定の刺激を与えて、その機能を調整する。 「興奮作用」 知覚の鈍麻や消失、運動麻痺などの神経機能の減弱及び内蔵諸器官の機能減退に対して興奮を促す。 「鎮静作用」 疼痛や痙攣のような異常に興奮が起きる疾患に対して鎮静を促す。 「誘導作用」 局所の血行障害に対し、患部に施術して血流を他の健康部から誘導する。もしくは局所の充血や炎症の際に少々隔たった部分に施術し、血液をそちらに誘導し患部の血流を調整する。 「鎮痛作用」 内因性モルヒネ様物質の発生あるいは下行性抑制などの機序により鎮痛作用を発現させる。 「消炎作用」 施術により白血球が増加し、施術部位に遊走する。血流改善により病的滲出物などの吸収を促進させ、生体の防衛能力を高める。 「転調作用」 自律神経失調やアレルギー体質を改善し、体質を強壮にする。 「反射作用」 痛み刺激あるいは温熱刺激による反射機転を介して組織、臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する。 特に灸術においては施術後の血液像(赤血球、血色素量など)、血液凝固時間の短縮などの循環器系の作用が認められ、 「増血作用」「止血作用」「強心作用」があるとされている。 部品 医学の知識と理解 あはき師は、患者の生体へ触れることを業とする。 そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。 また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。 部品 作用への理解と適切な選択 あはき師は治療するにあたって、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。 まんぜんと施術するだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。 生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。 部品 東洋医学への理解 東洋医学とは、人とは自然の一部であるという考え方のひとつである。 「陰陽学説」「気血津液の仕組み」「五行学説」「五臓のはたらき」「経絡経穴」などに基づく人体の捉え方と治療方法も、治療にとって大事な選択の一つである。 部品 リスク管理 施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。 環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。 常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。 万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。 部品 禁忌部位 刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。 また、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。 灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。 部品 安全刺入 過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。 解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。 部品 鍼灸治療の禁忌 鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。 しかし、一般には 安静が必要な場合 刺激を与えることで有害な作用を起こす場合 免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合 は鍼灸治療を避ける。 また、 妊娠中 救急救命や手術を必要としている場合 出血性の疾患 悪性腫瘍の腫瘍部への治療 も治療の選択をすべきでないとされている。 部品 清潔と消毒 手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。 汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。 施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。 感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。 滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。 可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。 部品 あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応 あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。 これを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。 もし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。 医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。 以下に禁忌症の一例を示す。 急性の伝染病、熱性病 悪性腫瘍 急性中毒(昆虫毒・蛇毒など) 急性炎症(虫垂炎など) 出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後) 外傷(創傷部、骨折、脱臼直後) 重症の内臓疾患 部品 四診能力 四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。 「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。 「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。 「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。 「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。 鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。 部品 コミュニケーション能力 患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。 それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。 患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。 部品 自身の健康管理 患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。 自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。 部品 清潔な衣類 服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。 医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。 外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。 部品 手ぬぐい 治療家として、手ぬぐいを所持しているものが多い。 およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。 いずれにせよ清潔を心がける。 有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 部品 鍼灸道具 鍼灸師は鍼灸治療のために「鍼」「もぐさ」「線香」「消毒用品」「灰皿」などを適切な範囲内で持ち歩く。 鍼は鍼体が1寸(30ミリ)から3寸(90ミリ)の長さで、太さが1番(0.16ミリ)から5番(0.24ミリ)のものが一般的である。 針先の形状は鍼尖の少し上方から細く鋭利になっている。刺入しやすく、疼痛も少ない。 材質は金・銀・ステンレスが主流であり、ステンレスのものはディスポーザブル(使い捨て)が推奨されている。 また、刺入する鍼以外でも円鍼や鍉鍼といった皮膚刺激を主体とした鍼もあり、小児や刺激量の少ない施術に利用される。 艾(もぐさ)は蓬の葉を乾燥させ、石臼でひいて篩にかけ、不純物を除去し作られる。 柔らかで芳香のよい、熱刺激の緩和なものが上質である。 線香は樹皮や葉などの粉末を原料とし、着色料や香料などを適量混ぜて練り、乾燥させたものである。 灸に着火する際に用いる。 部品 生涯研修 免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。 目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。 部品 数々の臨床経験 書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。 多数の症例の経験と一連の試行錯誤は、治療の大切な指針である。 部品 包括的な思考 施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。 養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそ信頼のできる施術者であるといえる。 部品 地域社会との連携 地域の医療、福祉との連携も大事なことである。 患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。 また逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。 部品 身近な存在 施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。 治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。 また負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。 部品 継続的な治療 悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。 しかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。 継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。 それらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。 部品 応急手当の知識と能力 医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。 有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。 提出書式 大部品 あはき師 RD 29 評価値 8 -部品 あはき師とは -部品 3年間の養成課程と国家試験 -大部品 あん摩マッサージ指圧師 RD 2 評価値 1 --部品 あん摩マッサージ指圧とは --部品 あん摩マッサージ指圧の治療作用 -大部品 鍼灸師 RD 3 評価値 2 --部品 鍼灸術とは --部品 鍼灸の成り立ち --部品 鍼灸治療による作用 -部品 医学の知識と理解 -部品 作用への理解と適切な選択 -部品 東洋医学への理解 -大部品 施術上の注意点 RD 6 評価値 4 --部品 リスク管理 --部品 禁忌部位 --部品 安全刺入 --部品 鍼灸治療の禁忌 --部品 清潔と消毒 --部品 あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応 -部品 四診能力 -部品 コミュニケーション能力 -部品 自身の健康管理 -部品 清潔な衣類 -部品 手ぬぐい -部品 鍼灸道具 -大部品 信頼される施術者 RD 6 評価値 4 --部品 生涯研修 --部品 数々の臨床経験 --部品 包括的な思考 --部品 地域社会との連携 --部品 身近な存在 --部品 継続的な治療 -部品 応急手当の知識と能力 部品 あはき師とは あはき師とは「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格をもったものの俗称である。 「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」それぞれの頭文字をとった俗称であり、医療従事者としての活躍が期待される。 部品 3年間の養成課程と国家試験 あはき師になるためには「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格が必要である。 国家試験の受験資格は、「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。 3つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能である。 国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」を名乗り業することを許可される。 部品 あん摩マッサージ指圧とは あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。 主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。 マッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。 求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。 指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。 押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。 あん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。 部品 あん摩マッサージ指圧の治療作用 あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。 「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。 この手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。 運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。 「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。 この手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。 神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。 「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。 興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。 部品 鍼灸術とは 鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。 灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。 どちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。 生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。 部品 鍼灸の成り立ち 鍼灸治療の生まれは経験療法である。 原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。 やがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。 また、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。 そしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。 部品 鍼灸治療による作用 鍼灸治療によって以下の治療作用が期待できる。 ・「調整作用」 組織、器官に一定の刺激を与えて、その機能を調整する。 ・「興奮作用」 知覚の鈍麻や消失、運動麻痺などの神経機能の減弱及び内蔵諸器官の機能減退に対して興奮を促す。 ・「鎮静作用」 疼痛や痙攣のような異常に興奮が起きる疾患に対して鎮静を促す。 ・「誘導作用」 局所の血行障害に対し、患部に施術して血流を他の健康部から誘導する。もしくは局所の充血や炎症の際に少々隔たった部分に施術し、血液をそちらに誘導し患部の血流を調整する。 ・「鎮痛作用」 内因性モルヒネ様物質の発生あるいは下行性抑制などの機序により鎮痛作用を発現させる。 ・「消炎作用」 施術により白血球が増加し、施術部位に遊走する。血流改善により病的滲出物などの吸収を促進させ、生体の防衛能力を高める。 ・「転調作用」 自律神経失調やアレルギー体質を改善し、体質を強壮にする。 ・「反射作用」 痛み刺激あるいは温熱刺激による反射機転を介して組織、臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する。 特に灸術においては施術後の血液像(赤血球、血色素量など)、血液凝固時間の短縮などの循環器系の作用が認められ、 「増血作用」「止血作用」「強心作用」があるとされている。 部品 医学の知識と理解 あはき師は、患者の生体へ触れることを業とする。 そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。 また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。 部品 作用への理解と適切な選択 あはき師は治療するにあたって、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。 まんぜんと施術するだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。 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滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。 可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。 部品 あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応 あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。 これを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。 もし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。 医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。 以下に禁忌症の一例を示す。 ・急性の伝染病、熱性病 ・悪性腫瘍 ・急性中毒(昆虫毒・蛇毒など) ・急性炎症(虫垂炎など) ・出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後) ・外傷(創傷部、骨折、脱臼直後) ・重症の内臓疾患 部品 四診能力 四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。 「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。 「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。 「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。 「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。 鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。 部品 コミュニケーション能力 患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。 それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。 患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。 部品 自身の健康管理 患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。 自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。 部品 清潔な衣類 服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。 医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。 外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。 部品 手ぬぐい 治療家として、手ぬぐいを所持しているものが多い。 およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。 いずれにせよ清潔を心がける。 有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 部品 鍼灸道具 鍼灸師は鍼灸治療のために「鍼」「もぐさ」「線香」「消毒用品」「灰皿」などを適切な範囲内で持ち歩く。 鍼は鍼体が1寸(30ミリ)から3寸(90ミリ)の長さで、太さが1番(0.16ミリ)から5番(0.24ミリ)のものが一般的である。 針先の形状は鍼尖の少し上方から細く鋭利になっている。刺入しやすく、疼痛も少ない。 材質は金・銀・ステンレスが主流であり、ステンレスのものはディスポーザブル(使い捨て)が推奨されている。 また、刺入する鍼以外でも円鍼や鍉鍼といった皮膚刺激を主体とした鍼もあり、小児や刺激量の少ない施術に利用される。 艾(もぐさ)は蓬の葉を乾燥させ、石臼でひいて篩にかけ、不純物を除去し作られる。 柔らかで芳香のよい、熱刺激の緩和なものが上質である。 線香は樹皮や葉などの粉末を原料とし、着色料や香料などを適量混ぜて練り、乾燥させたものである。 灸に着火する際に用いる。 部品 生涯研修 免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。 目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。 部品 数々の臨床経験 書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。 多数の症例の経験と一連の試行錯誤は、治療の大切な指針である。 部品 包括的な思考 施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。 養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそ信頼のできる施術者であるといえる。 部品 地域社会との連携 地域の医療、福祉との連携も大事なことである。 患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。 また逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。 部品 身近な存在 施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。 治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。 また負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。 部品 継続的な治療 悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。 しかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。 継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。 それらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。 部品 応急手当の知識と能力 医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。 有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。 インポート用定義データ [ { "title" "あはき師", "children" [ { "title" "あはき師とは", "description" "あはき師とは「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格をもったものの俗称である。\n「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」それぞれの頭文字をとった俗称であり、医療従事者としての活躍が期待される。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "3年間の養成課程と国家試験", "description" 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"あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。\n\n「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。\nこの手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。\n運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。\n「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。\nこの手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。\n神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。\n「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。\n興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。 ", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "鍼灸師", "part_type" "group", "children" [ { "title" "鍼灸術とは", "description" "鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。\n灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。\nどちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。\n生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。\n\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "鍼灸の成り立ち", "description" "鍼灸治療の生まれは経験療法である。\n原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。\nやがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。\nまた、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。\nそしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "鍼灸治療による作用", "description" "鍼灸治療によって以下の治療作用が期待できる。\n・「調整作用」 組織、器官に一定の刺激を与えて、その機能を調整する。\n・「興奮作用」 知覚の鈍麻や消失、運動麻痺などの神経機能の減弱及び内蔵諸器官の機能減退に対して興奮を促す。\n・「鎮静作用」 疼痛や痙攣のような異常に興奮が起きる疾患に対して鎮静を促す。\n・「誘導作用」 局所の血行障害に対し、患部に施術して血流を他の健康部から誘導する。もしくは局所の充血や炎症の際に少々隔たった部分に施術し、血液をそちらに誘導し患部の血流を調整する。\n・「鎮痛作用」 内因性モルヒネ様物質の発生あるいは下行性抑制などの機序により鎮痛作用を発現させる。\n・「消炎作用」 施術により白血球が増加し、施術部位に遊走する。血流改善により病的滲出物などの吸収を促進させ、生体の防衛能力を高める。\n・「転調作用」 自律神経失調やアレルギー体質を改善し、体質を強壮にする。\n・「反射作用」 痛み刺激あるいは温熱刺激による反射機転を介して組織、臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する。\n\n特に灸術においては施術後の血液像(赤血球、血色素量など)、血液凝固時間の短縮などの循環器系の作用が認められ、\n「増血作用」「止血作用」「強心作用」があるとされている。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "医学の知識と理解", "description" "あはき師は、患者の生体へ触れることを業とする。\nそのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。\nまた患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "作用への理解と適切な選択", "description" "あはき師は治療するにあたって、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。\nまんぜんと施術するだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。\n生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。 ", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "東洋医学への理解", "description" "東洋医学とは、人とは自然の一部であるという考え方のひとつである。\n「陰陽学説」「気血津液の仕組み」「五行学説」「五臓のはたらき」「経絡経穴」などに基づく人体の捉え方と治療方法も、治療にとって大事な選択の一つである。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "施術上の注意点", "part_type" "group", "children" [ { "title" "リスク管理", "description" "施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。\n環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。\n常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。\n\n万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "禁忌部位", "description" "刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。\nまた、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。\n灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "安全刺入", "description" "過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。\n解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "鍼灸治療の禁忌", "description" "鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。\nしかし、一般には\n・安静が必要な場合\n・刺激を与えることで有害な作用を起こす場合\n・免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合\nは鍼灸治療を避ける。\nまた、\n・妊娠中\n・救急救命や手術を必要としている場合\n・出血性の疾患\n・悪性腫瘍の腫瘍部への治療\nも治療の選択をすべきでないとされている。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "清潔と消毒", "description" "手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。\n汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。\n施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。\n感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。\n滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。\n可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応", "description" "あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。\nこれを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。\nもし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。\n医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。\n以下に禁忌症の一例を示す。\n\n・急性の伝染病、熱性病\n・悪性腫瘍\n・急性中毒(昆虫毒・蛇毒など)\n・急性炎症(虫垂炎など)\n・出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後)\n・外傷(創傷部、骨折、脱臼直後)\n・重症の内臓疾患", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "四診能力", "description" "四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。\n\n「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。\n「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。\n「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。\n「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。\n\n鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "コミュニケーション能力", "description" "患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。\nそれは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。\n患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "自身の健康管理", "description" "患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。\n自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "清潔な衣類", "description" "服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。\n医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。\n外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "手ぬぐい", "description" "治療家として、手ぬぐいを所持しているものが多い。\nおよそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。\nいずれにせよ清潔を心がける。\n有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "鍼灸道具", "description" "鍼灸師は鍼灸治療のために「鍼」「もぐさ」「線香」「消毒用品」「灰皿」などを適切な範囲内で持ち歩く。\n\n鍼は鍼体が1寸(30ミリ)から3寸(90ミリ)の長さで、太さが1番(0.16ミリ)から5番(0.24ミリ)のものが一般的である。\n針先の形状は鍼尖の少し上方から細く鋭利になっている。刺入しやすく、疼痛も少ない。\n材質は金・銀・ステンレスが主流であり、ステンレスのものはディスポーザブル(使い捨て)が推奨されている。\nまた、刺入する鍼以外でも円鍼や鍉鍼といった皮膚刺激を主体とした鍼もあり、小児や刺激量の少ない施術に利用される。\n\n艾(もぐさ)は蓬の葉を乾燥させ、石臼でひいて篩にかけ、不純物を除去し作られる。\n柔らかで芳香のよい、熱刺激の緩和なものが上質である。\n線香は樹皮や葉などの粉末を原料とし、着色料や香料などを適量混ぜて練り、乾燥させたものである。\n灸に着火する際に用いる。\n", "part_type" "part" }, { "title" "信頼される施術者", "part_type" "group", "children" [ { "title" "生涯研修", "description" "免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。\n目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "数々の臨床経験", "description" "書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。\n多数の症例の経験と一連の試行錯誤は、治療の大切な指針である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "包括的な思考", "description" "施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。\n養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそ信頼のできる施術者であるといえる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "地域社会との連携", "description" "地域の医療、福祉との連携も大事なことである。\n患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。\nまた逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "身近な存在", "description" "施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。\n治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。\nまた負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "継続的な治療", "description" "悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。\nしかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。\n継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。\nそれらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "応急手当の知識と能力", "description" "医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。\n有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ]
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1.相手の突きに対し、相手の手を左手で受ける 2.右手でも内側から掴み相手の腕を引っ張る。
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【作品名】ナイフの行方 【ジャンル】NHKドラマ 【名前】根本拓自 【属性】松本幸四郎 【大きさ】身長175cmほどの70代男性並み 【攻撃力】ナイフを装備。合気道でナイフを持った青年男性を投げて組み伏せ、ナイフを奪える。 蹴り一発で成人男性の足を骨折させ、全治1ヶ月の怪我を負わせる 【防御力】合気道が使える鍛えた70代男性並み 【素早さ】反応・戦闘速度が青年男性以上の鍛えた70代男性並み 【長所】現役なら殺していた 【短所】万事が軽い vol.108 参戦 vol.109 25 :格無しさん:2015/03/06(金) 20 30 22.00 ID oeiDoo+m 根本拓自考察 見た感じ格闘家~達人並みスペックにすることもできそうだけど、テンプレに従って耐久・速度は鍛えた人並みとする。 格闘家のカラテカ以下、攻撃だけ高いババア以上なのでその間を見る。 ○ババア 先手攻撃勝ち ○漢田豪 どちらも耐久・速度が同等で刃物装備なので、攻撃力の分こちらが有利か ×氷室鐘 格闘家スペックなので無理 ×井江田孝 全身刃物はきついかな ×巫部梓 鍛えた人なら一言言われるほうが速いだろう。負け ×平田平男 格闘家スペックは無理 氷室鐘>根本拓自>漢田豪 (後略)
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松森 寛 役職 岡山県スポーツチャンバラ協会 理事 岡山市スポーツチャンバラ協会 インストラクター 経歴 剣道初段、弓道初段、合気道1級 大学2年時、合気道をやめて子どもたちに自然体験を教える市民サークル参加。 その際にスポーツチャンバラの師範が来て意気投合。 そのまま岡山理科大学にスポチャンサークルを創設。 今までマイナースポーツだったスポチャンを国体に参加するため、地味な普及活動を行う。 活動の結果、国体の番号を頂き、デモストレーション競技として参加を認められる。 岡山国体に参加。 父の病気をきっかけに長崎へ。 長崎県大村市にてスポチャンクラブ創設。 仕事のご縁で、再度岡山へ。 現在、岡山県理事。 保有段級/資格 本部サイトを参照 得意種目 楯小太刀、長剣両手 スタイル トリッキー インファイター 大会記録 過去の大会記録 + ... 平成13年 西日本大会 異種 一般の部 準優勝 平成16年 全日本選手権大会 小太刀 一般の部 準優勝 平成17年 岡山国体 長剣 一般の部 敢闘賞 第2回玉野市大会(2003年) 異種 一般男子の部 優勝 第7回岡山県大会(2004年) 長剣 一般男子の部 優勝 第8回岡山県大会(2005年) 基本動作 一般男子の部 第三位 第14回総社市大会(2015年) 長剣 一般有段の部 敢闘賞 世界大会(2023年) 参加賞 写真 コメント 名前 コメント
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永久にドエロ永久童貞 by 侍見習い@相方 高校生になるまで本籍が北九州市戸畑だった 先祖は士族 関西在住(兵庫)→お引越し→東京在住 とりあえずエロコテ(たいぞう氏談) 生意気にも、みーちゃん(ぱぱさんの娘)に、おにいちゃんと呼んでもらえる ルル嬢を太らそうと目論む 今はなき韓一(ホロン)をブロンとは何かを教えた親切な人。 女装経験あり(ゲイバー) 男の娘とキス経験あり +... 814 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 12 22 17 ID nREsQND6 811 韓一 小児用ブロンを1ビン飲んでオナると腰が抜けるほどの快感だぞ。 819 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 12 23 49 ID uVU2vFrB 814 前から気になってたけど ブロンって何?826 :Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ :2008/01/05(土) 12 27 12 ID ocK/uABe ?2BP(1024) 819 エスエスブロン液L ■エスエスブロン液Lは、せきやたんによく効くのみやすいシロップ剤です。 有効成分、臭化水素酸デキストロメトルファンは、非麻薬性の鎮咳成分で、延髄のせきコントロール中枢に作用し、苦しいせきをしずめます。 また、グアイフェネシンは、気管支筋の緊張をゆるめてせきをやわらげるとともに、気道粘膜の分泌機能を高めて、のどにからんだ粘稠なたんの排出をうながします。 ■希望小売価格 120mL 1,554円(税込み) ttp //www.ssp.co.jp/products/apf/c2/brl/prod.html 835 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 12 30 12 ID nREsQND6 828 バカ、小児用と書いただろう? 大人用は危険だが子供用だから危険はない。 使用するのは子供用だ、1ビン飲んでオナってみろ。 昇天するって、快感で。 そもそもこれって有名な方法だし841 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 12 31 58 ID uVU2vFrB 833 835 836 量を守るってこと? 844 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 12 33 25 ID uVU2vFrBブロンどのくらい飲むの? 844 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 12 33 25 ID uVU2vFrBブロンどのくらい飲むの? 869 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 13 02 06 ID uVU2vFrBブロン買ってきたぞ 全部飲むのか?874 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 13 06 53 ID uVU2vFrB一回5mmって書いてある ちょっと飲んでみる 881 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 13 13 13 ID uVU2vFrB特別な事は何も起こらなかった というか普通のオナニーだった スッキリしたからサウナに行ってくる じゃあ610 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 12 41 ID uVU2vFrBみんな楽しそうだな このスレだけ見てると生き生きしてキラキラしてる お互い言いたいことを言い合えるのは ある意味良い事だと思えてきた 632 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 14 17 ID EFnjGs+I 610 韓一 ブロンは1本全部飲まないと効果ないぞ。 642 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 15 03 ID uVU2vFrB 632 さっき全部飲んだよ でも何にもならない 688 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 18 48 ID uVU2vFrB変な事言ってる韓国人はスルーだ 普通に韓国人の友達を作ってほしい とにかく韓国と日本は仲良くして頑張ってみる 693 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 19 16 ID qqbFcdsU在日は嫌いだけど韓一は憎めないんだよ・・・ 717 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 20 57 ID uVU2vFrB 693 韓国人とか在日とか関係なく 嫌いなものは嫌い好きなものは好きでいいじゃないあk 737 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 22 38 ID uVU2vFrBはううwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 744 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 23 14 ID EFnjGs+I 737韓一 どうした? 753 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 24 01 ID +HjDOEsm 737 ほんとに飲んだのかよ・・寝てしまえ 今日は酒飲むなよ 765 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 25 17 ID uVU2vFrB俺だって好きな日本人は好きだし嫌いな日本人は嫌いだし好きな韓国人は好きだし嫌い穴韓国人は嫌いだから俺の言いたいことは分かってくれた778 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 26 14 ID EFnjGs+I 765 韓一・・・ ブロンが効いてきたようだな。(w 780 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 26 30 ID y3DvAkLW 765 さっさと帰って寝ろ 809 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 29 42 ID uVU2vFrB韓国韓国韓国韓国韓国間虚空韓国ぁk韓国韓国韓国韓国韓国間っこ区韓国にhpんん日本ニホンン日本日本に保ん日本日本日本とにかくどっちm歩多し薄き大好きfっだからsfgfg818 :瀬戸内漁業協同組合☆支援機構@任侠 ◆2ChOkEpIcI :2008/01/05(土) 19 30 22 ID yG9t9sdF ?2BP(350) 809 ブロンまわりきったなw 819 :空気読めず ◆mAIImlFBRA :2008/01/05(土) 19 30 30 ID 1EFSuTaz 809 もう帰って寝ろWWW 820 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 30 39 ID XylgBS92 809 水飲め 821 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 30 41 ID HjmtGU/u 809 もちつけよ。 866 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 35 38 ID uVU2vFrB902 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 38 56 ID uVU2vFrB9000 910 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 39 24 ID dwsy9ZpK 902 なんだ? 預金残高か? 923 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 40 33 ID EFnjGs+I 902 韓一 今日は歩いて帰れ。 その状態で自転車は危険だ。(w 930 :韓国世界一 ◆m8PZApKcNc :2008/01/05(土) 19 41 40 ID uVU2vFrB 9223wかtかえrからもおおl 943 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/01/05(土) 19 42 56 ID wV6JmpzO 930 家なんだな! 家からのレスなんだな! 959 :瀬戸内漁業協同組合☆支援機構@任侠 ◆2ChOkEpIcI :2008/01/05(土) 19 44 22 ID yG9t9sdF ?2BP(350) 943 よく読めたなw ♂からしかチョコ貰ったことがないらしい 様々な分野のスレに顔を出す エロ話も大好きである インフルエンザには勝った模様 元気でやれ 通報もするいい人現在3世帯送還済み未確認、2人 左耳にピアス痕アリ(10年経ってもダイジョウブ♪) 商売柄(サーバ屋)&あんまり買物をしないので、耐久消費財を買う時は、ランニングコストや信頼性にお金を払うことにしてるんですよ。 そのせいで、一点豪華主義とかブランド志向とか言われるんですけどねw 自分の常識で計っちゃいけませんね。 バイト先で男の娘とカップル扱いされた上に、BL系雑誌に投稿された経験がある。 【ODA】途上国援助 防衛費より少ない、もっと増やすべき 中国へのODAは戦後日本外交の成功物語の一つだ 信濃毎日新聞★2[10/03]http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1286095273/252 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18 35 26 ID zdCUFmUk [11/11] ?PLT(14444) 244ふはーははは何でも聞くがいいなんでも白状してやるぞバイト先で男の娘とカップル扱いされた上にBL系雑誌に投稿されたこともな 【ODA】途上国援助 防衛費より少ない、もっと増やすべき 中国へのODAは戦後日本外交の成功物語の一つだ 信濃毎日新聞★2[10/03] http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1286095273/189,213 189 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18 20 38 ID zdCUFmUk [9/11] ?PLT(14444) 180 妹なら二人いるし、年の離れてない女の親族なら母親の従姉妹から自分の従姉妹まで山盛りだ。 乳吸わせて貰ったこともあるわい。 213 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18 25 01 ID zdCUFmUk [10/11] ?PLT(14444) 193,195,197 いや、母の従姉妹の僕より一回り年上のねえちゃん(実は双子だからって貰われてきた貰いっ子で血はつながってない)が、赤ちゃんごっこしようって風呂 の中で…… 【日中】海上保安庁が衝突事故の再現に対し、中国外務省が「証拠を集めても無効で無駄」と抗議★3[09/12]http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1284301608/488488 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2010/09/13(月) 01 20 20 ID COSwdvFP [8/10] 471いや、違うから。つーか、マジで少年時代女の子扱いだったのは秘密だから。 きゅうじょー きゅうじょー きゅじょ きゅじょ きゅーじょー♪けんぽう きゅうじょー♪9条信者の前でこの替え歌歌ったら、物凄い目で睨まれたw 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2009/08/27(木) 20 38 39 ID frcy/0wX ?2BP(1433) 341おらっち、中学の担任の先生(その他数名)が、母者の前で泣いたそうです。「手に負えないけど、私が未熟なせい」って。別にDQNでもなんでもなく、素行不良もねえのに、授業の時に教師の無知をあざ笑ってるようだって……。天性の東亜牙魚だったのか?おらっちは。 450 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2009/07/17(金) 19 49 46 ID eQgQRi8B ?2BP(1383) 僕の昔の彼女は、グラサンとぱんちゅで「仮面ライダー」ってやってくれましたが? とりあえず、「変態仮面では」と突っ込んだら、「仮面ライダー以外の何者でもない」と「ふおぉぉおおおおおっ」って……。 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1271079494/【韓国/ロケット】宇宙強国の日本『失敗の成功学』を見習うべき/韓国メディア ★5 [10/04/12]60 名前:侍見習い@武士道 ◆VpTYy/KBUc [元在日三世 ウサギMASTERウイルスLv1に感染! ボーパルバニーLv20化&新米パパ] 投稿日:2010/04/12(月) 22 45 32 ID XdqJQIgh ?2BP(3333) 35お ま え か wwwまとめ人っているんだよね?命令だ。Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQを永久にドエロ永久童貞と書いておけwww 857 名前: 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/07/24(金) 12 12 08 ID b/vGK9jW _ _ /~ヽ /~ヽ (。・-・) 食べないでよ (。・△・) だめだよ ゚し-J゚ ゚し-J゚ 889 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2009/07/24(金) 12 15 06 ID auJRXlbr ?2BP(1383) 857うるせえ。ぷりんにちんこ突込んで、おなぬーするぞ。 中国】台湾製粉ミルクから有害細菌、死に至る危険性も[02/02]16 :Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage]:2009/02/02(月) 16 29 48 ID 1fORF98l BE 498327348-2BP(1152) 11 君がょぅι゛ょ なら、わたしがおにいちゃんだ。 韓国】「日本のアニメ、フリーチャルで見よう!」[02/01]273 :Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage]:2009/02/01(日) 12 16 54 ID 1i8JglRx BE 545044875-2BP(1152) 247 僕は日本人だけど、伝承では鬼やらなにやら混じってる。 韓国】「経済指標ショック」、通貨危機時よりも深刻[01/27]591 :Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage]:2009/01/27(火) 20 30 21 ID H9V4jQ9R BE 1121234898-2BP(1152) 560 うむ。 「お兄ちゃん。妊娠しちゃいます」とか言って、えっちなことばっかりする血のつながらない妹がなあw 健康な男子の夢である。 断言。 血のつながらない姉でも可。 ━━━━体はロリで出来ている血潮は萌で 所業は鬼畜幾たびの排斥を越えて無罪ただ一度の逮捕はなくただ一度の訴訟もなし彼の者はここに孤り 機会あらば幼女に酔うならば我が生涯に倫理は不要ずこの体は無限のロリで出来ていた 彼女が生理で性欲をもてあます書院に対して491 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2009/03/07(土) 18 54 26 ID HIGGoRJn ?2BP(1155) 482ア●ルを開発なさい。 659 名前: 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/03/08(日) 13 01 13 ID Ax6OAAc4 630傘さしているの日本人か?困っている人を助けないなんてほんと薄情だな。落ちぶれたとはいえ世界第二位のGDPである日本が難民を受け入れない、ODAの拠出額が最低なのも納得できる687 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2009/03/08(日) 13 05 09 ID mPr48q6Y ?2BP(1155) 659こっちの方が良かったか? 邪魔だ. ∧__∧ ( .´∀`)∧∧l||l /⌒ ,つ⌒ヽ (___ ( __)"''"" "'゙''` '゙ ゙゚' ''' '' ''' ゚` ゙ ゚ ゙''` 「なあ、僕と付き合わないか?前から、人妻というのに興味があったんだ」と口説いて見たんですよ。そうしたら、上から打ち下ろすショートフックをテンプルに叩き込まれた。腰の入ったいいパンチですた。 おいw 481 名前:Ta152 H-0 ◆Tank/Ja2RQ [sage] 投稿日:2009/06/13(土) 15 15 24 ID Z6boOAc6 ?2BP(1234) 447けけーけけっけw放射性物質の出ないなんちゃって核爆弾がどうしたい?はようてw撃ってみろよ。白丁ww なんというおそるべき性欲のお方w -- 東亜書院 (2009-04-22 10 42 50) うーん?僕は仕事で防衛省等の後方システムに関わったことあっても、自衛官だったことはないんですが。 -- Ta152 H-0 (2009-06-24 15 48 25) ぬこさんと仲良し。ぱぱはうらやましい・・・ -- ぱぱ (2009-06-28 00 11 04) 今は、東京在住です -- たんく (2009-10-04 18 43 10) なんというまとめ人鬼畜 -- 名無しさん (2010-04-12 23 13 50) 名実共にド!エロの鬼かつ童貞の鬼ですなw -- 名無しさん (2010-04-13 01 00 43) 博識な方だと密かに瞻仰しておりましたが、まさかこんなエロエロだったとは!まんまと騙されました! -- 或るハン板者 (2010-11-16 01 27 34) ↑博識じゃないですか、あらゆる方面でwエロもその一つですw -- ゼンマイ (2010-11-16 07 53 28) ↑な、なるほど。確かに本朝において愛欲は芸術・文学の不可欠なる要素…となれば彼の超弩級エロもごく自然なこと…僕が浅はかでした…。 -- 或るハン板者 (2010-11-17 05 26 29) ↑とんでもない、ただし、もう一つ言うなれば、すべてはエロから始まりエロで終わるのですw -- ゼンマイ (2010-11-25 01 16 35) 名前 コメント
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引き倒しと同じように相手の手を引き、 相手の後ろに左足から体を入れながら、 相手の腕を捻じ曲げる。
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種族:オニ(25BP) ■能力値(255BP) 強靭力:5 敏捷力:5 反応力:3/5 筋 力:5 魅 力:2 直観力:4 論理力:3 意志力:3 エッジ:3 魔 力:6 エッセンス:6.0 イニシアティブ:9 イニシアティブ・パス:3 身体ダメージトラック:11 精神ダメージトラック:10 ■能動技能(108BP) 運動技能グループ2 サバイバル4 トラッキング3 潜入2 知覚2 素手戦闘6/技能強化+3 └合気道+2 長銃4 └スポーツライフル+2 ■知識技能(21初期知識技能点) SEX4 └奉仕+2 ローンスター警備手順4 悪党のたまり場2 解毒剤2 超常動物学4 ■言語技能 日本語N 広東語4 ■資質(-11BP) アデプト 格闘技/合気道3 └組み伏せ+1、全力受け流し+1、転倒狙いの攻撃+1 格闘動作2 └キック、足払い SIN持ち 火の精霊との反発性 銀アレルギー/重度 過敏な神経反応 ■アデプトパワー (魔力から6点のパワー点) 殺戮の手/護符の制約 技能強化:素手戦闘3/護符の制約 強打6/護符の制約 元素属性打撃:電撃/護符の制約 浸透勁3/護符の制約 反射強化2/護符の制約 感覚強化:赤外線視覚 感覚強化:大光量補正 ■装備とライフスタイル(\39950/40000)(8BP) 近接武器: 素手 9P 射撃武器: ルガー100 ├映像スコープ、ストック、衝撃パッド ├外部スマートリンク └予備マガジン×2(通常弾)、予備マガジン×2(スティクン・ショック) エンフィールドAS-7 ├レーザーサイト ├外部スマートリンク、衝撃パッド └予備クリップ×2(通常弾)、予備クリップ×2(スティクン・ショック) 防具: アーマー・ジャケット コムリンク: レンラク・センセイ(OS:レンラク・イチ) プログラム: オートソフト: ヴィーグル: ドローン: その他の装備: ゴーグル4 └映像リンク、スマートリンク、映像拡大、視覚強化3 ヘッドホン1 └音源探知 熱煙幕手榴弾×5 フラッシュパック×5 プラスティール製拘束具×3 セキュリティ・タグ×20 偽造SIN4 ドクワゴン契約:ゴールド ライフスタイル: 下層(1ヶ月) ■コンタクト(15BP) 巡回警官(2/4) ストリート・ドク(3/2) フィクサー(2/2) ■備考 「デンキ・オニって言うな馬鹿!」 彼女は日本固有のメタ種族、オニであり、雷撃を纏う拳を武器とする賞金稼ぎです。 ライフルやショットガンの腕もそこそこであり、身につけた合気道……というよりもその源流、古流柔術は逃亡者を難なく取り押さえます。 彼女の悩みといえば、夜空のように黒すぎる肌と、自分をデンキ・オニと呼ぶ心ないものの存在です。 まあ、彼女を本気で怒らせれば、そんなことを言う者は口を噤んでしまうのですが。
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注意 ドスまりさ登場。虐殺は後編から 山々に囲まれた盆地 そこに外部との交流はほとんど無く、土地の痩せた貧しい村があった 「村八分の身のくせに飯をたかりに来るだなんて本当に卑しい子だね」 青年はただ黙って女性に対して頭を深く下げていた 「まったく、親が親なら子も子だよ。兄妹そろって厄介者だね。本当にっ!」 女性の小言が終わるまで、青年は顔を上げることができなかった。奥歯をかみ締める音が青年の鼓膜にだけ聞こえる 「ほら、受け取ったらさっさと村から出て行きな」 ようやく女性の小言が終わり、青年は乱暴な手つきで袋を手渡される 「ありがとうございます・・・・」 米を受け取り礼を言い、青年は次の場所を目指す 目的に建物に着き、左右を見回し人気の無いことを確認してから小さく戸を叩く 「先生、先生」 返事は無い 「先生に何用だ」 代わりに背後から声が掛けられ咄嗟に身構える 「・・・・・・なんだあんちゃんか。先生はどこか知らないか? 妹の薬が欲しいんだ」 「もう無くなったのか?」 「最近また発作が酷くなって、もうほとんど飲んじまった」 「生憎と先生は薬草取りに出かけている。明日の夕方にでもまた取りに来い」 「わかった出直すよ」 建物に向かい頭を下げ、急いで村を後にする 村を出るまでの途中、すれ違う村の人間に悉く冷たい視線をぶつけられた 村を出て家に向かうまでの道中。ろくに整備のされていない林道を青年は進む 「あっ・・・」 受け取った米の入った袋の底に擦り切れてできた小さな穴があいていた、慌ててそこに手をあて塞ぐ。村に居たときは人目を気にし過ぎて気付けなかった あの家の女性の嫌がらせだと青年は瞬時に理解する 「以外と胸筋使うなこの持ち方は・・・・・・・・ん?」 草の影に動く複数の丸い物体を見つける。ゆっくりの一家だった、大きいものから小さいものまでいて地面を掘ったり、草を食んだりしていた (冬篭りの餌集めか) 色めいた山は落葉が進み始め、徐々に気温も下がり始めている 暖かい時期を恋しく思いながら青年は家路を急いだ 村から離れた山の中に青年の家はあった しかしそれを『家』と呼ぶにはいささか躊躇われた 童話の狼が息を吹きかかれば簡単に吹き飛ばされそうな粗末なつくりの小さな小屋だった 戸が外れるのに気をつけながら慎重開ける 「ただいま」 「あ、にぃちゃんお帰り」 小屋の真ん中には小さな囲炉裏。それを挟んだ向かいに布団に入った妹がいた この家には兄妹の二人だけで住んでいる。両親は2年前に他界した、二人とも流行り病だった 父親が村で人傷沙汰を起こして以来、一家はこの小屋へと追いやられ細々と暮らしていた 家の横には石を積んだだけの小さな墓が二つある 囲炉裏で火を起こしながら青年は話す 「また今日も帰る途中にゆっくり見たぞ」 「そうなんだ、最近はこのあたりまで来るようになってるみたいだね」 半年ほど前の話 この集落の近くにゆっくりの群れが越してきた。ゆっくりまりさとゆっくりれいむだけで構成されていた群れだった その群れを統べるのはドスまりさ。3メートルはあろうかという巨体で賢くて仲間思い。それ故に群れの信頼も厚かった 「あいつらの中身は餡子っていうけど。本当だと思うか?」 甘い物などここ何ヶ月も口にしていない兄妹にとって餡子ほど魅力的な甘味はなかった 「駄目だよ食べたら。ゆっくりだって一生懸命生きてるんだから」 もうこの家には食べるものはほとんど無く。青年が罵られのを承知で村の親戚に食べ物を分けてもらいに行ったのはこのせいだった 「わかってる、村とあいつらが結んだ『決まりごと』だろ。破る気は無いよ」 ドスまりさは引っ越してきて早々仲間を引き連れて村へとやって来て、自らの力と能力を見せ付けた後に『不可侵協定』を申し出てきた その力は圧倒的で、争えば自分達はただではすまないと理解した村長は協定を結ぶことに合意した 協定の内容は単純明快。ゆっくりが畑を荒らさない代わりに人間もゆっくりに危害を加えることをしない このルールに違反した場合は犯した側に厳しい処罰が下す。というものだった ある意味で村とゆっくりは共存していた 自分たちとしても下手に手を出して村との関係をこれ以上悪化させるわけにはいかなかった ゆっくり同様、この兄妹も冬を越せるかどうかの瀬戸際だった 「そういえば薪の備蓄がもう・・・・」 「わかった。明日とってくるよ」 「手伝えなくてごめんね」 すまなそうにして俯く 「そんなこと気にするな」 妹にそんな顔をされるのが青年には堪らなく堪えた 「でも私も枝拾ったりとかなら・・・・・うっゴホッゴホッ」 ゴホ、ゴホン、、ゴホン、ゴホゴホゴボ…ッ うぅ…ゴホン―…! 「おい、大丈夫か!」 妹は呼吸器を患っていた。発症したのは約1年ほど前。元々体が弱く、さらに長期にわたる不摂生と湿気の多い場所で過ごしたのが原因だった 大体一週間に2~3回の割合でこの発作は起きる 青年は急いで木箱から三角に折られた紙を取り出す 発作を抑える粉薬が包まれていた そしてこれが最後の一つだった げほっげほゲホゲホンゲホン・・・ゼィゼィ・・ぅゲホンゲホンゲホンゲホンゲホゥげホッ、、ハァッ、ハァッ、げほ、ハァッ、 咽る妹に竹の水筒を渡す 「一気に飲むなよ、ちょっとずつ、ちょっとずつだ・・・・・・・そうだ。上手いぞ」 兄の指示通り、薬を少し含んでは水を飲む行為を繰り返す 飲んだ粉が気道に付着していがらを抑え、徐々に呼吸が安定していく この薬がなければ妹は長時間この咳に苦しむことになる。長いときは一晩中 「ふぅ・・・・・・ふぅ・・・・・・・・・」 背中をさすってやる。さする青年の手が背骨の形を布越しにもかかわらずはっきりと捉える 袖から伸びた腕は肘の関節の輪郭がはっきりとわかった 「お前また痩せたか?」 妹は頑なに首を横に振るだけだった 発作から数分が経ち、妹の呼吸はいつもの浅いものに戻っていた 「ねえ。にぃちゃん」 「なんだ?」 「にぃちゃんって恨んでる人いる?」 唐突な質問ではあったが、兄は包み隠さず答えた 「そりゃぁいっぱい居る。まず川向こうの親戚のババァにくそジジイの村長、親父にお袋、あと俺とお前に石投げてきたやつら全員。挙げていったらきりがない」 村八分となる原因を作った両親。その親が死んでなお自分たちを受け入れようとはしない村長。手を差し伸べてくれない親戚。迫害する村人。全てが許せない 「ねえにぃちゃん。私たぶん・・」 「滅多なことは言うな。親父らとお前の病は違う、お前のは治る見込みのある病だと先生は言ってたぞ」 「そうじゃなくて、わた・・」 「米が炊き上がったぞ」 無理矢理言葉を遮った。何が言いたいのかは知らないが、縁起でもないことを言おうとしているのはわかった 「食ったらさっさと寝ろ。いいな?」 「うん!」 食後、二人は寄り添うように眠る 「寒いな」 所々壊れた壁から吹き付ける冷たい隙間風が兄妹を舐め回した 「私は平気だよ」 「ならいい」 もうすぐ本格的な冬がやってくる 春になれば今よりずっとあたたかくなって、今よりたくさん食べるものが手に入る この冬さえ越せば妹はきっと治るという確信があった 寝息を立てる妹の寝顔を見る その頬にはもう以前のようなふくよかさは無かった (明日も頑張ろう) そう誓い青年も眠りについた 次の日 朝から青年は冬を越すための薪を集めるために小屋にあるノコギリとロープ、ナタとヨキ(斧)を持ち手ごろな樹木を探していた 「この木でいいか」 薪に適した程よい大きさの広葉樹を見つけた。伐倒方向の確認をしてノコギリで受け口をつくり、追い口をつくり木を倒す 倒したらナタとノコギリで枝を打ち。小さく玉切りをして、ヨキで割る。割った薪を集材用のカゴに入れてる。この作業を延々と繰り返す 空腹が仕事の邪魔をするが構ってなんかいられない 季節は待ってはくれない。少しでも多くの薪を集めなくてはならなかった 汗を拭うついでに周りを見渡すと今日もゆっくりの群れを見つけた (まったくご苦労なことだ) 気にせず薪集めを再開した 兄が樹木にノコギリの刃をあてている頃、妹は家の周りを散歩していた 家に閉じこもってばかりでは治るものも治らない。と兄に言われ、定期的に行なっている たった少しの距離を歩くだけで息を切らしてしまう自分を不甲斐無く思いながら、おぼつかない足どりで進む 「あら」 草の陰から小さな球が一つ飛び出してきた 「ゆっきゅりちてってね!!」 手のひらに乗る大きさのゆっくりの赤ん坊が一匹だけいた 突然の挨拶であったが、妹も微笑みながら返した 「うん、こんにちは」 よく見ると赤ん坊ゆっくりの目の周りは赤く腫れていた それに子供が単体でいるのはおかしいと思い訊いてみる 「あなた、お父さんとお母さんは?」 するといきなり赤ん坊は目に大粒の涙を浮かべて泣き出した 「ゆう゛う゛う゛う゛う゛う゛みんなどっがいっじゃっだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 この赤ん坊、数時間前から親とはぐれこのあたりを泣きながらずっと彷徨っていた そこへ偶然妹が通りかかり寂しさに勝てず草むらから出て声をかけた 「あなた迷子なの?」 顔を前に傾けて肯定する 「よかったら家に来る?」 「いいにょっ!?」 その言葉泣き止んだ 家からこの場所まで大した距離はないから親が来ればすぐに見つかるはずだ、それにここにいたら他の動物に捕食されてしまうと思った 赤ん坊を手に乗せてすぐ近くの小屋へと戻る。いつもより高い視点に赤ん坊は歓喜した 手のひらからあがる歓声に妹は頬を緩ませる、赤ん坊を連れてきたのには話し相手が欲しかったという気持ちもあった その光景を離れたところから見ている者達がいた 赤ん坊ゆっくりの家族である。いなくなった子供をようやく見つけたと思った直後、人間の手に乗って連れ去られるのを見て驚愕した 「ゆゆっ!! いもうとがゆうかいされたーーーーー!!」 「れいむのこがぁぁぁ!!」 「と、とりあえずどすにほうこくするんだぜ! あしのはやいまりさがいってくるんだぜ!」 母れいむに人間の監視を任せて父まりさは一目散に巣を目指した ゆっくりたちの巣は村の北側にある山肌の露出した斜面にできた洞穴だった 入り口はドスまりさより一回り大きく、同じ直径で奥まで続いていた どういう仕組みかはわからないが、洞窟の中は奥まで明るかった 巣にたどり着き、息切れ切れの父まりさに仲間が声を掛ける 「どうしたのまりさ、そんなにいそいで? もっとゆっくりしようよ」 「いまはそれどころじゃないんだぜ! どすはどこなんだぜ!?」 「いつものいちばんおくのへやだよ」 礼を言うのも忘れ父まりさはその道を急ぐ 「どす! どす! たいへんなんだぜ!!」 『どうしたの?』 洞窟の奥は底がすり鉢のように窪んでおり、ほかの場所よりも広かった すり鉢の底にドスまりさが鎮座していた。その横には腹心と思われる成体のゆっくりれいむとまりさがいた この場所は普段ドスまりさと腹心しか常駐することは許されていなかった、その奥に食料を蓄えてあるからだ 「まりさのこどもが、にんげんにゆうかいされたんだぜ!!」 「「『ゆゆっ!!』」」 父まりさは自分の見たことを全て伝えた 群れ全体に激震が走った だがドスまりさだけがこれはチャンスだと閃いていた もしこれが事実なら赤ん坊の生死を問わず、協定違反の罰金として越冬の食料を要求できる。苦労して餌をあつめる必要が無くなる 万が一人間が要求を断っても自身の必殺技“ドススパーク”を使えば人間は「はい」といわざるおえないはずだと 普段温厚なドスまりさも群れの繁栄のためなら人間に対して鬼のように冷徹に振舞える覚悟と自信があった 目先の利益に囚われてドスまりさは、父まりさの報告が誤解かもしれないという可能性にまで頭が回らなかった 腹心の2匹と話し合った結果。赤ん坊の救出隊と村に行く部隊の二つを作り同時に進行するという段取りを立てた 『群れの中で強い子を集めてね! その子たちで赤ちゃんの救出部隊を作るよ!!』 「ほかのこはやまでしょくりょうをあつめているみんなをよんできてね!」 「かずがあつまったらみんなでむらにいこうね!」 ドスまりさと腹心がそれぞれ指示を出した 部隊はすぐに編成され兄妹の家に派遣された 『仲間を傷つけたやつは絶対に許しちゃだめだよ!!』 「「「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」」」 別れ際にドスまりさは救出隊にそう激を飛ばした 布団から上半身だけ出してゆっくりの赤ん坊と会話を楽しむ妹。かれこれもう2時間以上は経っていた 「ん?」 「どうちたの?」 外から物音が聞こえた気がした そう感じた直後、いきなり戸が倒れた 「にぃちゃん、戸を開けるときは丁寧にっていつも自分で・・・」 小屋に入ってきたのは兄ではなかった 「おとーしゃん、おかーしゃん!!」 ゆっくりの赤ん坊が目を輝かせながら喜び叫んだ 小屋に入ってきたのはゆっくりたちだった。目で追って軽く数えてみても10匹はいる 一人と一匹は向かい合って笑い、赤ん坊が妹の手のひらから降りる 「良かったね、迎えに来てくれて」 「うん!!」 とてとてと小さな歩幅で母のもとまで歩み寄る 母れいむは急いで我が子を口の中に入れるとすぐ小屋を出て行った さよならを言う時間も無かった その母れいむが出て行くと他のゆっくりが壁を作るように横一列に並ぶ 「 ? 」 その奇妙な光景に妹は首をかしげた 集団の代表である父まりさが口を開いた 「よくもうちのこをさらったな!!」 その言葉に妹は驚愕した 「待って。私は・・」 「うるさいよこのゆっくりさらい!! あのこをたべるきだったんでしょ!?」 群れのゆっくり達は『人間はゆっくりに対してヒドイことをする』というの認識を強く持っていた その言葉を皮切りにゆっくりたちが一斉に飛び跳ねだした 「ぐぅッ」 4キロ以上ある皮と餡子の塊がぶつかり、体を大きく振られる その痛みを堪えて事情を丁寧に説明する 「勝手に連れて行ったのはごめんなさい。でもあの子に危害をつもりなんて無かったの、信じて」 「いいわけしないでね!!」 「あやまったっていまさらおそいんだぜ!!」 「おお、みぐるしいみぐるしい」 数匹が妹を襲い、残りが部屋の中を荒らしまわった ゆっくりといえど成体は以外と力を持っている、病人の妹がそれを追い払うのは困難を極めた ましてやこの数ではどうすることもできなかった 自分の身を守ることだけで精一杯だった 「にんげんがまりさやれいむにかてるわけないんだぜ!」 「『ふかしんきょーてー』をやぶったばかなにんげんはゆっくりはんせいしてね!」 妹は薄い布団を被ってゆっくり達からの暴力にひたすら耐えた 布団の上にゆっくりが乗りかかり、容赦なく飛び跳ねる 「痛い・・・痛い・・・・ごめんなさい、許して・・・・」 叫ぶ力すらもう無かった 「ゲホッゲホッ」 ゆっくり達が暴れたことで舞い上がった部屋の埃と灰、ゆっくり達の体に付着していた砂により気管を痛めてしまった ハァッ、ぐゥゥっゴボンゴボンゴボンゴンゴンゴンゴンゴン、は、ハァっ、ヒ―――…ゴボンゴボンゴボンゴボっ 「ごほごほうるさいよ! さっさとだまってね!!」 咳の音に苛立ちを覚えさらに強く妹を踏みつけるゆっくりたち ついに妹の被っていた布団を剥ぎ取り、直接体当たりを始める 妹はただ本能で体を丸くすることしかできなかった 頭に、足に、腕に、背中に、腹、いたる所に重量のあるゆっくりがぶつかってくる 砂袋で殴られているのも同然だった。骨は折れないものの相当な痛みだった やめてと言いたくても咳で声が出ない ゆっくりの気が済むまでこの暴力は続いた 部屋にあるものはほとんど壊され、妹も虫の息の状態になってようやくゆっくりたちの動きが止まった 「じゃあね! これにこりたらにどとばかなまねはしないでね!!・・・・・・・ペッ」 「にんげんがまりさたちにかなうはずないんだぜ!!・・・・・・・・・ペッ」 それぞれの言葉で妹をなじり、その体に老廃物となった餡子の唾を吐きつけてゆっくりの団体は小屋から出ていた 圧倒的勝利にみなご満悦だった ゼヒィ…ゼヒィ…ゼヒィ…,コヒュゥ、コヒュゥ、、コヒュゥ、、ゼィッゼィッゼィッゼィッ、、うぅ…、―― 痰だらけの喉で必死に呼吸して息を整えようと努める うう・・・・っゴボンゴンゴンゴンゴンゴン…、ゴボンっ しかし駄目だった 痛む体に鞭打ってなんとか這いずりながら薬の入っている箱に辿り着く 「あ・・・」 薬はすでに昨日の時点で無かったことを思い出した 少女の咽る音だけが寂れた小屋の中に響いた 薪の積んであるカゴを担ぎ青年は家を目指していた 「ん?」 道の向こうからゆっくりの群れがこちらの方向にやってきた ゆっくりたちは何か楽しげに話している (本当に最近よく見るな・・・) 青年とゆっくりは特に何事もなくすれ違った 家についたのはそれから数分のことだった 小屋の様子がおかしいことに気づきカゴを捨てて走る 倒れた戸を無視して土足のままあがる 「おい、何があった!!」 床にうつ伏せになって倒れている妹を抱き起こす 妹に付着した餡子と先ほどすれ違ったゆっくりの集団の二つが符合する 「ゆっくりどもが襲ってきたんだな!?」 「ち、違うの・・・ゴホぉッ、、 ゴホぅごホ・・・・私が迷子の赤ちゃんを連れて来たから・・・あの子たち、私が攫ったと・・・・あハッ、エホンゲホン」 「なんだよそれ! あいつらの勘違いじゃないか!!」 体についた餡子を無視して布団に寝かせる。いつもよりも症状がひどい 「すぐに薬とってきてやるからな! おとなしく寝てろよ!」 時刻はもう夕方だ今行けば薬はあるはずだった。全力で走れば村とここまでなら20分とかからない だが 「まって・・・・にぃ、ちゃん・・・・・行かないで・・・」 妹の手が離れていこうとする兄の着物の袖を掴む。どこにそんな力があるのか、袖に皺ができるほど力強い握りだった 「心配するな、あっという間だから」 「でも・・・・・・・・・・・わか、った・・す、ぐに、帰ってきて、ね・・・・」 息も絶え絶えにそう言うと手を離した 青年は妹に布団を掛けなおしてから家を飛び出した 薪集めの作業と空腹でクタクタだったが、疲労感は背後から聞くる咳き込む音にかき消されていた 次 このSSに感想を付ける
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【宮小路瑞穂】 【作品】処女はお姉さまに恋してる 【ジャンル】アダルトゲーム 【名前】宮小路瑞穂 【属性】エルダー・シスター 【大きさ】173cm 【攻撃力】合気道他武道百般の達人並み 体格のいい男を秒殺できる 【防御力】達人並み 【素早さ】達人並み。ナイフやスタンガンで武装した体格のいい男四人を秒殺できる 【特殊能力】お花、立ち振る舞い、薙刀、合気道何でも御座れ 完璧な女装 女子高で寮生活をしてもばれないどころか理想のお姉さまと慕われる 【長所】完璧なお姉さま 【長所】実は男 2スレ目 68 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/20(月) 21 36 46 ID WkBOlcez カラテカ ○>みのり>佐藤美和子>ヤマト>ジン :鍛えた空手家のが強いか。鷹も捕らえるし ×>赤井秀一:FBIトップの強さと武器で負け ×>川島清志郎:タフなので反撃負け カラテカ>みのり>佐藤美和子 宮小路瑞穂 ○>川島清志郎:普通に捌いて勝ち ○>大石山蔵之助:ぶちかましもいなして勝ち ○>Father McGruder:下段蹴りも捌いて勝ち ×>布椎 闇己 :剣の達人は無理 ×>毛利蘭:戦闘描写の豊富さで無理 布椎 闇己>宮小路瑞穂>大石山蔵之助