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医療周辺の点景SS od@ヲチ藩国 シオ見て小隊をはじめとした臨時医療班が忙しく立ち働く本陣を少し離れて、 そぞろ歩く二つの人影があった。 「そろそろ、結果が出ますね」 「さようでございますな」 ACEユニット、海法紀光とミュンヒハウゼンであった。 海法紀光といえば、音に聞こゆる共和国の軍神である。 今回レムーリア派遣軍の総司令を務める土場藩王あさぎに、 わんわん帝國単独での戦いを助言したのが彼であった。 犬限定縛りの中参戦は五分五分と予測されていたが、 ダイスの勝利で本陣への出現に成功している。 もっとも召喚に成功した人物は目下藩王ごと死亡しており、 同時に召喚されたミュンヒハウゼンともども 時間切れによるゲームからの除去を待つ身ではあった。 「あちらが成功しなければ」 と時計を覗き込む海法。 「我々の介入もここまで、時間切れです」 「ふむ、短い介入でございました」 「いや僕はまだ共和国にアイドレスがありますけどね」 医療班の方から、なにごとか叫び声が聞こえる。 ここからでは、悲鳴か歓声かわからなかった。 「しかしまあ、これなら」 と、空を仰ぎ見る海法。 雲はすでに円を描くようにおしのけられており、 そこから大量の加護がふりそそぎはじめているのが二人には見えた。 ニューワールド全土からかきあつめられた大量の応援が、 リンクゲートを通じてこのレムーリアに届き始めている。 元来医療系アイドレスをもたない帝國からの応援に混じって、 共和国の医療系アイドレス着用者からの助言がいくつも見えた。 「成功しそうでございますな」 「時間切れは、気にしなくていいようですね。……すると、再戦かー」 うーんと頭を抱える海法。 「まずは、茜くんと相談かなあ。補給もなんとかしないと」 また声の上がる本陣へと戻っていく二人。 今度は、確かに歓声のようだった。 * 槙昌福@立案副長 荒野は見渡す限り、敵味方の屍で埋まっていた。 見方の表情は乱戦を経て疲れきっており、誰もかれもが泥と血と汚物にまみれ、生気を抜かれたような表情をして黙り込んでいる。 (ちきしょう。ちきしょう、なんで、こんな・・・。 『なにしてるの!!!!』 静寂を破ったのは、力強い声であった。 「あんた達、未だ戦いは終わってないわ!」 むくろのような眼が、その声の主に注がれる 「何呆けてるのよ!そこのアンタ!要救助者のリストアップ!後ろの野郎どもは要救助者を見つけてアタシのところまで運んできなさい!」 (え?俺? 呆ける私に彼女は言う。 「未だ終わってないのよ。終わらせるものですか・・・お願い、急いで」 消え入りそうなその声に、私は自らの役目を、その意義を思い出した ―――風が、吹いた。 『よっし、野郎ども!要救助者を探せ!息のあるなし関係なくだ!指一本でも見落とすな!』 そして、広がる 『おお!』 『任せとけ!』 「ヲチ藩国、暁の円卓、神聖巫同盟、え~藩国、よんた藩国、土場藩国の人員が不明との連絡。リスト化します」 場は沸きかえり、みなが懸命に働きだす。 今ここに、もうひとつの戦いが始まった。 命を懸けた その戦いが。 * 時雨野椿@暁の円卓 ――――ああ、ひどく静かだ 薄れ行く意識の中で、時雨野椿はただそう感じた。 一瞬前まで戦っていたとは思えない、静謐が意識を支配している。 何もかもが曖昧になっていく中で、自分を守るために覆いかぶさっているまさきちの体の感触だけが感じられた。 暁が先陣を切った最後の総攻撃。そこで彼は自分を守り、そして…… ―――――ごめんね そう言おうとしたが、唇が動かない。 体温はすでに失われ、体が凍るように停まっていくがわかる。 そう。 ――――私たちは、死ぬんだ。 先陣を切った暁部隊は、敵を全て殲滅して見せた。 そして。味方の盾となって、その攻撃を全て守り通した。 その命を対価として。 ――――悪くない、最後かな 暁は騎士の国だ。それを思えば、実に最後だろう。 どうせ人は皆死ぬ。だったら、念願の戦地であるレムーリアでこのように華々しく散るのは、まさに最高の散り際だろう。 ひどく安らいだ気分で、椿の意識が落ちようとした瞬間。 戦う直前、皆で交わした声を思い出した。 流れのもの自分を受け入れてくれた、かけがえのない仲間たち。 失うだけだった旅の果てに、やっと見つけた自分の国。 ―――――いや それに本当は気付いていた。ただ、認めたくなかった。 大切に思えば、失う事が怖くなる。弱く、惨めになる。 だけど。 ―――――まだ、死にたくない。 そんな自尊は、脳裏に浮ぶ笑顔の前に何の意味もなかった。 ―――――死ぬのは、いや。 最後の力でまさきちの手を取り、そう願う。 ――――――死にたくない! あまりにも惨めに、だけど強く。 椿はただ、そう願った。 「なら、もう少しだけ頑張りなさい。我らが守り手が、今参ります」 「何にもならないかもしれませんが、何もないよりは良いでしょう」 ひどく優しい女性の声が、聞こえた気がした。 * 曲直瀬りま@FVB あまりに大量の重病人や重傷者が担ぎ込まれ、医師や看護師の手が回らずてんてこ舞いの様子を「野戦病院のよう」というが、そこは比喩でも何でもなく、野戦病院であった。それも最悪の状態のだ。 あの悲惨な戦いの直後には既に展開していた緊急医療チームであったが。それでも損害は予想を遙かに超えていた。 「ライン確保っ!」 「こっち、静注急いで」 「スコポラミンを1CC投与」 大騒ぎはない。 ただそれぞれが最善を尽くし、少しでも無駄なく動き、1人でも多くの命を救おうと、いや1人も死なせはしないと、そこで働く1人1人が懸命の活動を不眠不休で続けていた。医師、看護師ばかりでなく、そこに医薬品や機材を運び込むトラックの運転手からI=Dパイロットまで、それらの動きを統制し指示を出して交通整理していくオペレーターまで全員が一丸となっていた。 それでも力が足りなかった。 この戦いに投入した部隊の半数が壊滅し、4人の藩王までが戦死したとも伝え聞いている。それが本当かどうか、これほど混乱した現場では確かめるすべもないし、目の前の患者を助けようとするのに精一杯で余裕もなかった。ただ片っ端から応急処置を施し、トリアージを行ってより適切な治療(実態は魔術的な蘇生に近い)がおこなえる施設へ後送するだけである。 「CPRを急げ!」 「輸血パック、ありったけ寄こせ!」 「無理です! B型が足りませーん」 「A型も10人足りていませんっ!」 負傷兵たちの苦渋の呻き、不足していく医薬品、足りないベッドや後送用I=D。人々の心に絶望が囁きかけ、ついには人々がくじけそうになったそのとき、どこからか野戦病院に一筋の清浄な空気が流れ込んだ。 「風が変わった・・・・・・」 意識不明だった患者の口から、ぽつりと言葉があふれ出した。 その風が周囲に澱んでいた空気を一気に吹き払った。 「守り手だ」 名医が立ち上がった。 「シオネの守り手が来たのよ」 ほつれ髪の看護師が窓の外を見た。 シオネ・アラダの守り手が緑の沃野を超え、1人2人と姿を現した。 「まだだ、まだ心は折れていない!」 老いも若きも、男も女も、犬も猫も、立ち上がる力の無い者までが叫んだ。 「まだこれからだ」と。 医療SS(龍の使い編) 草ノ端@わかば@伏見藩国 人を殺す事は、時に人を助ける事に通ずる。 ともに共通しているのは、『人体』の仕組みと作りをよく理解している点だ。 どの肉がどう繋がっているか。 どこを斬れば動けなくできるか、どう斬れば臓腑を潰せるか。 どこにどの臓腑があるか。 どの薬(毒)がどう作用するか、どれを壊せばどう反応するか。 どの骨がどう組み合っているか。 どう曲げれば折れるか、どう打てば砕けるか。どこを避ければ肉のみを斬れるか。 どこまでやれば弱るだろう。 どこまでやれば死ぬだろう。 逆理を唱えるならば──どこを『避ければ』『生きて』いられるのだろうか。 “龍の使い”と呼び倣わされる彼らは、修行の中でそれを体得する。つまり自分の身を 以って識(し)るのだ。訓練の実験台は自分であり、修行者もまた自分。 それもすべて、“シオネ・アラダの守り手”足り得る『業(わざ)』を備えるため── 『守りの剣』を、揮うために。 ──いまのままの拳法ではいずれ誰かが被害を受けるわ、 ──だからお願い、みんな生き残る為に今以上の訓練を課させてもらいます。 ──許してなんていわない、その代わり生き残ってたあとで私たちを罵ってくれることが 私たちの望みだわ 苛烈な修行の果てに得る、“龍の使い”。 その神秘にして修羅の『業』。 濃密な修行内容で得た経験と、自らの持てる能力すべてを結実させる時が来たのである。 /*/ 自らの体で会得した人体の摂理。 “龍の使い”にとって、それは知識の枠を飛び越えた百戦錬磨の『経験則』に等しい。 人ゆえに人を識る。 武器であり鎧である己の体。 自らを鍛錬する過程で、彼らは彼らなりに世界の摂理、 そのひとつを学んでいたのだ。 誰かの助けになるために。 『守る剣』となるために。 そう信じて── 「ふぅ……」 処置が終わり、ひと息つく。それでも、ぜんぜん休まらない。 『野戦病院』の『戦争』は、まだひと段落もついていない。傍らでは忙しない人の足音が 何度も行き交う。背中では、救助活動を行う仲間たちの気配がある。 全身は、処置を待つだろう患者のうめき声を聞いていた。 「──患者の心臓停止!」 「心マに切り替え! 誰か、人工呼吸に入って!」 蘇生処置を何人に、何度繰り返したかわからない。 意識を喪失した患者を何度覚醒させただろう。 ようやく意識を吹き返したかと思えば、今度は別の患者が倒れている。 「患者さんが痙攣起こしてます!」 「そのまま押さえて! 人手が足りないなら、動ける人の手を借りて!」 運びこまれた患者の痙攣が収まるまで、落ちないように何度も押さえつけた。手術中に 始まった時は、切り開いた術部のこともあって恐々とした。 「急患! 大腿部の大動脈が破れた! 止血、縫合を!」 「こっち空いてます! あああそんなに揺すらない!」 患者に触れる度、悪い予感しか感じられない。患者のほとんどは重傷者だったからだ。 致命傷になり得る傷、もう元には戻れぬかもしれない傷。触れた端から、嫌な予感、悪い 予感だけがひしひしと感じられた。 敵の大部隊を向こうに回した大合戦は、自分たちにも甚大な被害を残していった。貴重な 人材を──藩王ですら死に体で戻ってきた。何より、どれだけ凄惨な戦いかは、参戦した 自分たちが骨身に染みてわかっている。 「負傷者、三名! うち一名は意識喪失! 処置を! 左手断裂が一名、背部への創傷処置が必要な方が一名! 誰か──」 どれだけの患者を処置しただろう。 どれだけの患者が残っているのか。 考えると『負ける』気がして、省みるのは止めた。誰ひとり尋ねて来ない質問だ。おそ らく、皆がわかっているだろう。 黙っていると、じっとしていると、不安だけが湧き上がる。 それでも動き出してみれば、自分のしていることはひどく空回りしているんじゃないか、 という錯覚さえ覚えた。希望が、遠くに感じられた。 それでも── 誰かの助けになりたいと望んだ。 『守る剣』でありたいと望んだ。 現実の辛さから逃げる事が『悪』だとは言わない。 ただ、自分たちの積んだ、あの苦しい修練に『嘘』をついて逃げるのが、もっと許せない だけなのだ。 少なくとも、自分たちがここで逃げたら(折れたら)、そこで終わる。 “シオネ・アラダ”を支え、守ることなぞ、夢のまた夢だ。 「お願いします、誰か──!」 「ひとりをこちらへ回して下さい!」 挙手をして、名乗り出る。 気づいたらしい搬送者たちは、板に乗せた患者をこちらへ 運びこんでくる。仲間──たけきの藩の剣士たちだ。他に手隙だった者たちが、道をあける のを手伝ってくれた。 「焦らず、丁寧に! あまり揺らさないで」 その間に、こちらも患者へ歩み寄る。どんな容態なのかは、実際に見てみないとわから ない事が多い。何より、伝聞よりも一見の方が情報の正確さが違う。 「しっかり! 声が聞こえますか?!」 「っぐ、ぅ……──!」 「痛いですか? なら、生きてる証拠!」 「今、処置しますからね。痛いのなんて、すぐに飛んでなくなりますよ。 ──輸血準備! まず消毒から入ります! 感染予防用に抗体アンプルも準備! 手術 道具は──」 「今取りに行ってもらってます!」 後からついてきた仲間たちも、患者に声をかける。 医療部隊として母国からついてきてくれた彼ら。本当なら、出番なんてないに越した事は なかったのに──。 現実だけが、思いをあっさり裏切っていく。 「──手術台に移します! 少し、我慢して下さい」 「左手、気をつけて──行きます! 「「「「 一、二ィの ── 三ッ! 」」」」」 なるべく丁寧に、かつ迅速に。患者を板の上から、手術台へと移動する。 手術台の上のシーツがすでに新しく取り替えられていた妙技は、さすがに手馴れていた。 運んでくれた剣士たちに板を返し、礼を返す。 「ありがたい。苦しいですが、正念場です。どうか、もう少し──」 「わかってますよ。 任せてください」 言葉を遮った声は、思いのほか、明るかった。 「人手が居るなら、いくらでもお貸しします」 「今、これくらいしかできないッスからね。俺ら」 「だから、お願いします。“龍の使い”殿」 運び手を買ってくれた剣士たちは、矢継ぎ早にそう言い、頭を下げる。 「──助けてやって下さい」 明瞭で、簡潔な言葉。それなのに、この上ない重さを持つ。 それは祈るような言葉。ここに居る誰もが──おそらくは、NWに居るだろう仲間たちで すらも、同じ思いでいるだろう言葉。 ああ、そうだ。 「準備できました!」 「消毒から先にやっちゃいます」 「血圧、78! 輸血点滴、入れます!」 仲間たちも、自分たちと同じ思いで居る。 「では、自分たちはこれで」 ぱっ、と身を翻し、剣士たちは再び外へ出て行く。 その背が遠ざかるのを最後まで見届けず、踵を返す。 自分に託された役目は、これからなのだから。 「医療マニュアルは確認してますね? では、術式、開始──」 誰かの助けになりたいと望んだ。 『守る剣』でありたいと望んだ。 この手にしたメスが、今こそ、そう成らんことを。 /*/ 人生は概ね『理不尽』の連続だ。自分の思うままにならないことを指すのなら。 然れども、忘れてはならぬ事がある。 『理不尽』に見舞われる以前に、人は『生きている』ことを。 時間の、情報の『流れ』は、死と定義される終の瞬間まで動き続ける。 生還者の大半は本能的にそれを識り(あるいは執着し)、最期まで足掻く。 そこにこそ、『ただの人ならぬひと』を生み出す『力』の源が発生するとしたのなら── 有史以来、奇跡と呼ばれた事象は、『ただの人だった』者の手で創られてきたのだろう。 ただの人から、“龍の使い”へなったように。 あとは、その手なる成就を信じ、願わん事を── * 草ノ端@わかば@伏見藩国 理不尽な事実がある。 否、『理不尽』としか『言いたくない』事実がある。 天災に見舞われた時。 事故に遭遇した時。 病気が重かった時。 災難に巻きこまれた時。 そして、これらに命を奪われた時。 人生は概ね『理不尽』の連続だ。自分の思うままにならないことを指すのなら。 然れども、忘れてはならぬ事がある。 『理不尽』に見舞われる以前に、人は『生きている』ことを。 時間の、情報の『流れ』は、死と定義される終の瞬間まで動き続ける。 生還者の大半は本能的にそれを識り(あるいは執着し)、最期まで足掻く。 迫り来る『死』を前に、『生』は衝動的に覚醒する。 即ち、『生きる』という渇望に── /*/ 戦争の悲惨さは身に染みてわかっている。 戦地から帰ってくる人々は、歩いて帰ってくる事の方が少ない。 ひどい時には遺品しか戻ってこない。それすらない時もある。行方不明になったり、体 ごと戦場の塵と化すようなめに遭うからだ。 それに引き換え、今回は幸運だったのだろうか。 患者は体ごと、自分たちの目の前に居る。 「負傷者、一名! 気道確保、胴体部に30cmの創傷! 他、裂傷多数! 輸血準備を!」 「こっちに回して下さい」 「麻酔準備! 準備でき次第、すぐ処置に入る! 生理食塩水を──」 戦場から戻ってきたばかりの負傷者。 彼らを最初に待ち構えていたのも、やはり『戦場』のような野戦病院だった。 方々では泣き声とも叫びともつかぬ轟音が飛び交う。遠くでは何がしかの叫びや罵倒も 聞こえる。 まだ戦場の興奮が、尾を引くような空気が張り詰めている。それも道理である。 医療部隊にとり、ここはすでに『戦場』なのだから。 「向こうでチアノーゼ出ました! 酸素吸入の準備を!」 「向こうってどっちだ? 具体的に言え!」 「黙って処置に当たる! ホラ、手が止まってるでしょっ!」 「「……すいません」」 「ボンベが届くまで人工呼吸から始めて! 呼びかけは続けなさい。 道具は取りに行かせたから、落ち着いて処置を──急いでっ」 次々に運ばれる患者たち。 処置が終わった後、別の場所へ搬送される人も居れば、道端でじっと蹲る負傷者もいた。 レムーリアから帰還した兵士は、誰も彼もが疲弊しきっている。それほどの激戦だった。 軽症で済んだ者ですら、虚脱状態に陥って一歩も動こうとしなかった。気が抜けただけか、 はたまたシェルショック(PTSD)の兆候なのかはよくわからない。 いずれにせよ、心身ともに傷が深すぎた。 そんな脱力状態の彼らを、手の空いた者たちが他所へと引っ張って行くのが見られた。 「負傷者三名! 全員意識有り! 骨折! うち一名、患部が骨で破れてます! 他、創傷多数!」 「止血は?」 「一応、できるだけ応急処置はしました。創傷は止血完了。二人は副え木で患部を固定。 残りのひとりは止血帯をしてから十五分経過。保護ガーゼを当てていますが、破れた 箇所の壊死が始まりかけてて──」 「もう少しもたせて。手術準備! その間に消毒! 後はこっちが引き受ける。 誰か、二名の処置に当たって!」 「患者さんを手術台へ移します。一、二の──三っ!」 「──しっかりしろ! ちと痛いが、絶対助けるからな!」 医療部隊の──仲間の戦う様子が伝わってくる。 すぐ脇を患者が通り過ぎ、すぐ後ろで痙攣し出した患者の様子を背中で聞く。搬送され る患者の中には、板に乗せられて運びこまれる者も居た。搬送台すら間に合わない。 斯く言う自分も、目の前に横たわる患者の手術の最中だ。重傷者の執刀医担当になって かなりの時間が経過している。担当する患者の声は、うめき声以外に聞いてない気がする。 誰も彼もが、ひどい負傷だった。 (……痛いよな。いや、それすらもうわからんか) (それで、こう言うのも不謹慎だが……) (──……それでも、) (それでも、今は感謝する) 自分たちの前に帰ってきてくれて。 手の届く──触れられる位置に戻ってきてくれて、感謝したい。 (体が──息がある状態で戻ってこれたのなら……) (まだ、俺たちの手が届くのならば……) 「癒着部分を剥がす。クーパー──…肩の力を抜け、手が震えてる。 傷をこれ以上増やすなっ」 「縫合処置完了。続いて──」 「血圧低下。昇圧剤を投与」 「誰か鎮静剤余ってないか? できたら補充も頼みたい」 「頃合いか……と──止血帯、少し緩めます」 まだ手が届くならば治療できる。 まだ手が届くならば手術できる。 諦めるな。 あなたは『死』に抗うべきだ。 死神の手を振り払え。 誘惑に負けるな。 楽が一瞬なら苦も一瞬で済む、せめて──せめて、その間だけでも……。 頼むから── 「手術道具の洗浄・消毒、完了しました!」 「在庫、確認してきました。薬剤も器具もまだ余裕があります」 「誰か、手の空いてる人居ます? 居たら凍傷患者の末端マッサージお願いします」 「大丈夫ですか? 手、握ってるのわかります?」 「ガーゼ足りてますかーっ?」 「食糧配給、行ってきます。荷物持ちにもう二、三人着いてきて。 あ、ついでに毛布も持ってこ」 聞こえているか? わかっているか? 助けたい、って思ってる奴らがここに居る。 こンだけ居るんだ。 三途の川を渡ろうッてンなら、俺らが現世(コッチ)に引きずり戻す。 カッコよく死ぬなんざ『御伽噺』だけでいいンだよ。 こちとら体を張って生きてる人 間だ。カッコ悪くたって次の日には笑っていられる。 王様だってそうだろうよ? (死ぬなよ……──死なないでくれ…………) 戻ってきてくれ。 目を覚ましてくれ。 犬死にで満足かよ? (力が足りないなら──力が欲しいなら、くれてやる) (俺たちが持ち得る限りの技術を、全部──注ぎこむから、) シオネの『守り手』が、ここで尻尾を巻くわけにはいかない──! 「──術式終了」 傷口を閉じ、しっかり結んだ縫合糸と針を切り離す。カンシを使用済みの道具と一緒に しながら、患者の様子を伺う。 やれるだけのことはやった。後は、信じること。 自分を、患者を、仲間たちを──。 我らがお守り申し上げる方──シオネよ。どうか、御加護を…… SS1 シオネ・アラダさまが見てる~戦場の研修医偏~ 寿々乃@たけきの藩国 彼等は元々医者では無かった。 その拳と剣を振るい敵と踊るための部隊だった。 だが、世界はそれを許してくれなかった。 彼等が動くのは常に人が倒れた時。 誰かが泣くのをとめるために彼等はいつも走り、戦ってきた。 そして今回も。 「本当にどうにかなるのか…」 「うるさい。そんな暇があったら手を動かす!ここで泣き言言っても本当に泣く人たちが増えるだけだ」 しかし今回は駆けずり回って死傷者を回収するだけではなかった。 幸運というかうっかりというか、 シオネ・アラダの守り手という大層な加護を受けた彼等は医療という仕事にもつけるようになっていた。 ただ、名医がたくさんいる医療国家のようにはいかない。 ついでに言えば、医療班としての出動は初めてである。 …にゃんにゃんの名医のような安心感はまず無い。 研修医達の奮闘、そう言うのがぴったりな状況。それでも当人達は必死だった。 「他の人の命預かっちゃった以上失敗できないね…」 「だ、だいじょうぶ。落ち着けば絶対成功するはず!」 「お、落ち着いて!一回深呼吸して落ち着こう!」 『すーはーすーはー』 手が震える。目がぐるぐるする。 自分たちにこれだけの人を救うだけの力があるのだろうかと、重圧に押しつぶされそうになる。 それでもやらなければいけない。今ここで動けるのは自分たちだけだという自覚はある。 出撃前、役にたたなければいいねと言いながらも慣れない医療書も読み漁り 医療のマニュアルも持たされた。 予行訓練しとこうね、と一通り応急処置、蘇生処置の手順も確認してきた。 大丈夫、大丈夫と言い聞かせるが傍から見ても実に頼り無い。 今にも泣きそうな気持ちで処置を続ける中、一人が口を開いた。 「……面白い話をしてみようか」 面白い話と言いつつもその表情は必死そのもので、手は止めず蘇生処置を続けている。 「これさ、一人でも死なせて帰ったら藩王さまどころかわんわん中からフルボッコ確定だぞ」」 「わんわんだけで済めばラッキーくらいだな」 「いや、突っ込みどころはそこではなく、笑い話でも何でもねーぞ!それ!!」 「…………だったら笑い話にすればいい。今ここで皆を助けて皆で笑って帰ればいい!」 そんなこと最初から────── 『わかってる!!!』 迷いも不安も無理矢理にでも振り切った。今はやれることがまだある。 やらなきゃいけないことがある。 ふと、誰かの声が聞こえた気がした。 [だいじょうぶ、みんながついてる] とくん、と患者の心臓が動いた。 「よし!もう少し!戻ってこい!」 「OK、そっちは!?」 「大丈夫!意識はある!」 「包帯足りません!あと鎮痛剤と輸血の準備!」 「包帯は足りなきゃ着替えでもなんでも破いて使え!ちゃんと消毒しとけよ!」 「次!時間は無いんだ!早く!」 「生きて!まだ死んでいい人なんて誰一人いないんだから!」 次々と死傷者が運ばれ血の匂いが濃くなってくる。 そんな中騒がしくも必死に救助をする者達がいる。 それはとても頼りなかったが、シオネ・アラダとわんにゃん全土の加護を受けて必死に働いていた。 その名はたけきの藩国、龍の使い-シオネ・アラダの守り手部隊 又の名をたけきのレスキュー部隊。 彼等は元々医者では無かった。 その拳と剣を振るい敵と踊るための部隊だった。 幸運にも彼等は医療行為をすることが出来るようになった。 だからこそ。 誰かが泣くのをとめるために彼等は今回も戦っている。 「シオネ・アラダよ。今ここにいる人たちを助ける為に最大の加護を!」 助清@伏見藩国 「本当だったら、こんなモン役に立たない方が良かったんですけれどね…」 「備えあれば憂いなし。そもそも、使う機会すら無いくらい、やられちゃうかもしれない様な作戦だったんですから。良しとしましょうよ。“医療リーダー”さん」 彼女の言う通りだ。 もはや意地だけで構成されたわんわん帝國のレムーリア突撃部隊は、予想以上の戦果を上げた。 上げた、が、それまでだ。 被害はそれ以上に甚大で、帝國にその人ありと言われる様な腕利きの戦士や、藩王達すらも大けがを負って倒れている。 肝心の敵の大将を取り逃してしまった事も考えると、正直苦しい展開だ。 「けど。僕等が動ける。医療の心得がある、僕等が。」 そう。先の戦いはまさに激戦だった。激戦だったが、重要度で言えばむしろ今の方が重要かもしれない。 今自分が手にしているメスは、少しずれてしまえば患部でなく、帝國の未来すら切り裂いてしまうかもしれない。こんな事もあろうかと用意していた薬も、量を違えば毒薬だ。 でも、やるしかない。 手術に取り掛かる直前。たけきの藩国の面々は、一瞬だけ目配せをして頷いた。 後は、嫌になるほど頭に叩き込んだ知識をフル活用し、罰ゲームが怖くて丸暗記した作業分担を的確にこなせば良い。 それだけで。 「それだけで、助かる……それでも駄目なら、駄目じゃなくなるまで頑張るだけさ」 半ば祈る様な、リーダーの指示が飛ぶ。 自分達が、シオネ・アラダを守る者ならば。 朋友くらい、護れなくてどうするのだと―――! 「加護を……!」 祈りは叫びに変わる。 答えるように、患者の心臓は、とくんと脈を打った。 SS2 助清@伏見藩国 名前くらいしか知らない人だった。 輸送船の中で話して、笑って、食事をして。 肩を並べて戦って、解った。とても、良い人だと。 「そこに顔を出す度に饅頭よこせ、ってさ。私は饅頭屋じゃあないって(笑」 もっと話したいと思った。少し落ち着いたら遊びに行って、 お互いの藩国の御話でもできたら、嬉しいなとか考えていた。 きっと辛い戦いになるけれど、その時の事を考えれば、できる気がした。 /*/ 「気道を確保!呼吸状態を確認してくれ!」 「こっち鎮静剤をください!早く!!」 戦場に次いで、そこも戦場だった。 殺す為でなく、生かす為の戦場だった。 もし、ここで助からない人が多ければ、敵は今度こそ手堅く私達を殉滅するだろう。 でも、逆に言えば、ここで皆が助かれば補給が到着次第決戦に持ち込める。 否。戦力健在を見せつければ、停戦交渉に持ち込むチャンスにだってなるかもしれない。 「人口呼吸に入る。えぇい、男同士かよ!」 「ガーゼが足りない……着替えを破きます、包帯にして!」 医療の専門家はいない。なら、少しでも知識がある私達がやるしかない。 人やデーモンを殴るのに躊躇いの無い手でも、注射器を持った途端、震えがきた。 「大丈夫、落ち着け、落ち着け私………」 深呼吸をした時。 少しだけ遠く。包帯にぐるぐる巻きにされた、“あの人”と目が合った。 (あ……――) 信頼されている。 私たちなら、できると。 此処にいる全ての人を助ける事が、間違い無くできると。 「よぉぉーーーーっし!」 柄にもなく大声で叫ぶ。 みんな死んじゃうなんてバッドエンドは、どうしても性に合わないから。 * 助清@伏見藩国 ふと、何かに呼ばれる様な気がして、ふらふらと窓の方へと歩いて行った。 夜更けすぎ。 職業の開拓と、大規模施設の施工工事、来賓の歓迎に兵器開発。 ニューワールドの誰もがそんな仕事に追われている最中だった。 窓の向こう。隣の家のあの子も、同じように窓を見ていた。 「なに、してるの?」 「君こそ、何してるんだよ」 「……呼ばれた、気がしたの」 「―――なんだ、ボクと一緒か」 呼ばれた気がする。この子も、そう言った。 自分達だけじゃない。見れば、町の家ぜんぶからみんなが顔を覗かせていた。 「じゃあ、呼ばれた気がしたんじゃなくて、呼ばれたんだね」 少しだけ、嫌な予感がしたから。 みんなで、「そんな事ありませんよーに」ってお祈りをした。 /*/ 死に物狂いの治療は、後に行くほど苛烈を極めた。 ただでさえギリギリの物資に詰め込んだ医療器具には限りがあるのに、 負傷者の数は甚大で、大怪我を負っている人間が少なくない。 さらに、時間が経てば経つほど患者の状態が悪化していくのは自明の理であり、 最善を尽くせば尽くすほど器具が消耗されていくのも、当然の成り行きである。 「くっそぉ、くっそぉ!」 いくら自分達が専門の医者ではないといえ、例えば実習を行ったたけきの藩国にある病院でなら、皆を助ける事も、そんなに難しくは無いと想像できた。 けれど、状況が悪すぎる。余りにも。 「もう、駄目なのかな……」 誰かが、ボソりと呟く。 どこかで解っていたけど、敢えて押し殺していた考え。 心が折れそうな時、トドメを刺してしまう一言。 けれど。釣られて弱音を吐きそうになった自分の口から漏れたのは、 心境とはまるで違う、遠くの誰かの言葉だった。 「そんな事ありません」 ………偶然、なのかもしれない。 けれど、自分は、自分達はそれが偶々自分の口を通して出た、誰かの声援だと。 そう、信じる事にした。 「そんな事、無い。あるわけねェだろォッ!!」 /*/ 鍋 ユウ@鍋の国 「そんな事、無い。あるわけねェだろォッ!!」 誰かが呟いた「もう、駄目なのかな……」の言葉の後に聞こえた言葉。 それは心の中に染み渡る言葉であった。どんな時でもどんな場所でも医療現場では悲しい事がある。しかし、その悲しい事を起こさない為の活動が医療である。例え、専門の医者でなくても医師として活動する以上は医師として最後までがんばるだけである。どんなに心が砕けようが、患者がどんな状況でもただあきらめない。 それはただ一人の人間の意地かもしれない。 しかし、医療現場の人間は皆、その患者を救う為、患者の命の火を消さない為に自らの全ての技術を、全ての想いを込めてただ、最後の最後まで諦めずに進むだけである。専門の医者でなく、限りある物資の中だとしても想いだけはいっぱいなのである。ならば、するべきことをすればいい。 「くそ!! まだ終わんねぇぞ!!」 誰かの言葉は皆の想い。 「まだよ! あなたはまだ生きるべきなのよ!!」 患者に向ける言葉。どんな人だろうが、ただ助ける……それは医者の心である。シオネ・アラダの守り手が医者ほどの技術ではなくても治療行為ができるのならばその想いは医師と同じ意思である。どんな患者だろうが、最後の最後まであきらめない……想いは一緒なのである。 「まだだ! まだあきらめるなよ!」 誰かが叫んだ言葉は守り手達の意思である。 (なんだろ……何かが叫んでる?) それは想いである。想いは患者の心に届き、かならず治療は成功する……ただその結果だけを信じ、守り手達は懸命に作業を行っているのである。 * 竹戸 初@たけきの藩国 仮設の野戦病院は、消毒液の匂いではなく、血と泥と汗と汚物の臭いが充満していた。ここが、病院と言うよりも戦の野に設けられた天幕の類に過ぎない事を如実に証明している。 もっとも、今の彼等にはそれを気にする余裕は無い。 意識を喪いそうな者を励ます戦友の叫びと、身体から離れようとする魂を呼び戻すべく怒号する声に、まだ叫ぶ事は出来る者の苦悶の声。 医療の指示を飛ばす声も、自然と大声になる。怒号、絶叫に等しい。 誰もが殺気立っていた。寸前までの戦場の余韻だけでは無い。今、この瞬間もまた、違う意味で紛れも無い戦場なのだ。 縫合した疵口に、手早く膏薬とガーゼと油紙を当て、消毒された包帯で包む。 (人体は、水と気の流れるもの) (今、この瞬間も息づいている肉体は、手を当てれば鼓動が伝わる)(だから、手を当てれば素人でも何らかの処置は出来る) 全速で回転している筈の頭に、前後の #32363;がりもなく、以前に聞き習った教えが浮かんで来る。もとより、断片的な代物で当座の役に立つものでは無い。混乱している頭が、役に立つ智識はないかと過去の記憶を総浚いしているのだろう。 (現実逃避している暇など、あるかッ!) まずは、眼の前の怪我人に専念する。と、気づく。掌に伝わっていた振動が、止っている。 人体を流れる血や体液といった水と、呼吸の気、それらの流れが止っている。それが意味する事は、一つ。 「心停止かッ!」 だが、まだ脳は死んでいない筈だ。魂も、身体から抜けていない筈。それが正しいか間違っているか、今は考えている暇はない。巧緻よりも拙速。 「未だだ!」 ともすれば、自分自身が捉われそうな絶望を振り払うべく、両の拳を組み合わせる。高く頭上に掲げ、何かに祈る。 それは、あの神々しい女神像のようでもあるし、たけきの神社の神であったかもしれない。否、それらを含めて自身が知る全ての者に、竹戸 初は祈った。 「帰って来い!」 渾身の力を込めて、心臓に一撃を叩き込む。まるで、肋骨もろとも粉砕する勢いで。 「帰って来い!」 もう、一撃。跳ねる身体に、更に一撃。 ……後日。彼が蘇生処置を担当した患者の何名かが、本当に肋骨を骨折ないし罅割れていたらしい。
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【藤宮凛】 【作品名】よくばりサボテン 【ジャンル】エロゲ 【名前】藤宮凛 【属性】合気道道場正当後継者、義妹、猫耳尻尾 【大きさ】小柄な女子高校生 【攻撃力】合気道を小さい頃から毎日欠かさずやってる。 通常六年かかる正当後継者、及び師範としての修行を五年で済ませた。 よって少なくとも合気の達人程度はあるかと。 参考の相手が投げられた時、痛いを通り越し、立ち上がるのにも 足が重く感じられるほどのダメージを受ける。 【防御力】体格相応の達人くらいか。 【素早さ】上記により達人相応。ちなみに、普通の合気道より実戦的かつ効率的に 敵を倒す技術として洗練されてるらしい。 少なくとも参考の相手を、構えさせる暇も与えずに投げ飛ばせるくらいには。 後、相手の呼吸やリズムを狂わせるのが上手い。 参考の相手曰く、「分かっていても崩される。構えていても崩される。 何をしても崩される。」 上記状態の凛を圧倒する相手と互角まで腕を上げた。 現在の状態は、『参考の相手ですら視認不可能な速度で数m移動可能。 上記の時の凛の攻撃を全て受け流し、全く相手にしない』相手と互角。 【特殊能力】目を閉じながら歩いても人にぶつからない。 気配を感じてたりするっぽい。 勘がいい。死角から抱きついて来ようとする相手の接近を感知して、 それを回避できるくらいに。 【長所】自前の猫耳と尻尾付き。 【短所】なぜ猫耳で尻尾なのか不明。 【備考】体温低め。両親は真人間。異種族の血を引いていない。 作中で猫耳の話になろうとすると、言い切られる寸前に 偶然「お醤油取って」とかで妨害されるので理由不明。突然変異か。 【参考】 【大きさ】男子高校生並み 【防御力】北海道と刻んであるでかい木彫りの熊投げつけられ、 それが顔面直撃しても頭押さえて「うう…いたた」で済む。 本人曰く、「修行してなかったら死んでたかも」。 左こめかみを成人男性に殴られても平気の平左。 【素早さ】数秒で向かってくる成人男性4人投げ倒して戦闘不能に出来る。 扉開けた瞬間の合気道で鍛えた中年の不意討ちの蹴りを、両手に 持ってた掃除道具を手放しつつ受け流せる。 達人くらいか。 2スレ目 162 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/04/13(水) 20 32 28.48 ID sb1nwPxL [4/4] 藤宮凛 考察 ○宮小路瑞穂:速さで圧倒、勝ち ○布椎 闇己:速さで圧倒、勝ち ○佐竹城:速さで圧倒、勝ち ×ギラン:頑丈過ぎ、負け ギラン>藤宮凛>佐竹城 163 :格無しさん:2011/04/13(水) 23 27 15.72 ID rRuYmrSU 今までのをwiki編集ようとして気づいたんが 158のイーノックと 162の藤宮凛の位置がかぶってるからこの二人の考察しなければいけない その他は編集しといた 164 :格無しさん:2011/04/14(木) 23 45 52.58 ID 5m3rBwsM 163 藤宮凛とイーノックは素早さと攻防からして ギラン>イーノック>藤宮凛>佐竹城 こんなとこか
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出典 フリー百科事典『Wikiqedia』 オメガバース(おめがばーす、がめお、ばーす、TNK、合気道同好会で最もかわいい生物担当)は、絶対に検索してはいけない人物名選手権にて、圧倒的ナンバーワンに君臨している2漢が誇る18禁ディフェンディングチャンピオンである。また、某大学から弊大学へ潜入しているスパイでもある。 来歴 加入前 神奈川の辺境地出身。部活動はサッカー部に所属し、県大会ベスト8に入る強豪校の部長を務めた。なお、試合中のことについては聞かないお約束である。 高校2年生時にはある女子生徒のことが好きになり、意を決して告白を決行したが、ガッツリ振られてしまった。その翌日失意の中ディズニーシーへ慰安旅行へ向かい、タートル・トークにてクラッシュに失恋のショックを打ち明け慰めてもらうという今思えばブラックリスト行き間違いなしの凶行に走った。なお隣の女子高生には同情されたため成仏したとみられる。 。 合気道同好会加入時 加入前に、自身の専攻する学部で得たマーケティング知識から、並み居る同期のライバルに第一印象で負けないようにと、体育祭の仲間一同派手髪でウェイウェイしている写真でLINEとインスタのプロフィールを統一。 しかし肝心な対面での第一印象では、マーケティング戦略が失敗した模様。 人物像 本人は嫌がるものの誰もが認めるかわいらしい人物である。その純情可憐、百花繚乱、天真爛漫、三段弁当、焼肉定食さは、もはや同好会の漢のみならず2女3女をも凌ぐほどである。 しかし、そのイメージによって彼女ができないと本人は嘆いている。が、このイメージとその怪現象の因果関係は不明である。 また、彼は生粋のロマンチストであり、更には恥ずかしがり屋である。 年越しを控えた年内最後のB109(お部屋)では、同期の男たちが「夜中に厳島神社までみんなでドライブして初詣」など、半ば冗談じみた年末年始の計画を話し合う中、彼一人だけは「今年は俺、“みんなで”海の見えるエアビーで年越しして、“みんなで"初日の出をみたいんだ。」と自身の胸の内を赤裸々に明かす。しかし合気道同好会男子には見受けられないそのロマンチストさを冷やかされ続けた結果、その計画は彼によってすべて取り消され、結局年越しは各自おうちで過ごすという一番激シブな結果となってしまった。 一発ギャグ屋としての活躍と野望 彼は、「場を繋ぐ」というわれらが合気道同好会男子の使命を完遂するべく幾枚にも及ぶ一発ギャグのネタ帳を保持している。その成果は冬の時期から表れ始め、新歓会議Zoomなど3月~4月にかけてその最盛期を誇った。 そして自信と栄光を得た彼は1回生が居た新歓Zoomでもギャグを披露したために、数人の1回生から侍プロフィールの「推しメン」の欄に自身の名前が書かれることをひそかに期待しているという。(*出典:ヒョンビン)
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避難所、雑談、連絡などに 名前: タイトル: 本文: すごすぎる? -- オタッキー 2009-07-11 10 33 21 a href=http //mbga.jp/AFmbb102.1v3g1ecf9e8/?_from=mail_aff_mbb 無料エロアプリサイト /a このサイトはすごい? 登録したらゲームトップで【無料エロゲー】って調べてみてください? 名前 コメント 2ch武道板の覚せい剤中毒 元.龍貴(はじめりゅうき)とは? -- vcsZ 2007-07-16 19 49 43 2ch武道板の覚せい剤中毒 元.龍貴(はじめりゅうき)とは? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 元.龍貴(はじめ りゅうき)という 男の肛門を掘るのが趣味の覚せい剤中毒詐欺師が いるのだが、この男、武道の段位(黒帯)を一つも持ってないにもかかわらず、合気会の 合気道三段と大嘘をつき、、「2ちゃんねる運営用ブラウザ←検索参照」を駆使し、 2ちゃんねる武道板で嘘八百捏造。ペテンにかけ2ch住人から5年間で数百万円講習料金を 騙しとっています。実際は武道未経験に近く(寸止め空手4級で挫折)、夜な夜な覚せい剤を やりながらトリップして、でっちあげ捏造を繰り返す男の肛門好きのホモなので騙された人は 奈良県警吉野署生活安全課 熊代刑事まで110番。 ※イカサマを暴露されるたび名前を変えている。下記はすべて同じ詐欺サークル。 ■入身転換反射道■吉野愛氣塾■反射道愛氣塾■船場合気道同好会■養神館合気道龍大阪 ■元.龍貴の個人情報■ 「元.龍貴+経歴詐称」「+覚せい剤」で検索すると情報満載。 現住所 大阪市中央区南船場1-14-7 アインズ南船場306 本籍地 神戸市長田区苅藻通4丁目15 前住所 奈良県吉野郡川上村寺尾533-1 生年月日昭和36年8月3日生 連絡先06-6263-5830 ■■<覚せい剤中毒の合気道詐欺師 元.龍貴はじめ りゅうきの動画>■■ ●45歳にして髪の毛が禿げ上がる(ミジメな髪の毛に注目) http //www.youtube.com/watch?v=33DoqlmdEzY mode=related search= ●動画 打撃合気道などと法螺吹いて実はど素人(寸止め空手4級ケツワリ) http //www.youtube.com/watch?v=UIfiTJGV7Xs ■元.龍貴の2ch犯罪暴露スレッド★有料詐欺講習会で、300万円猫糞(HNウサ=元.龍貴) ★愛気白光療術★(医師免許も無く詐欺の治療行為でお金を猫糞) http //sports.2ch.net/budou/kako/997/997500200.html ※本当は3段すら持ってない。 偽合気道有段者の有料詐欺講習会証拠「ウロコを落とせ!」(参加費一日最高8000円) ※HNは、HAJIMEのすけ、天下無敵、万有愛護、合気バカ一代などで登場 http //sports.2ch.net/budou/kako/1015/10154/1015423701.html http //sports.2ch.net/budou/kako/1024/10242/1024232697.html http //pc.2ch.net/ad/kako/1015/10155/1015559182.html ■■■■■元.龍貴の2ch合気道詐欺グループメンバー■■■■■ ★ホーリーランド森恒二(覚せい剤漬けの漫画家・元龍貴のホモ肛門趣味仲間)ヤングアニマル連載中。 格闘技の達人のように描かれているが、実は単なるど素人であることが話しすればわかる。 ★村川真啓(コテ名 MkⅡ・マークツー)養神館合気道龍大阪 電話090-9233-0142 MBSの番組「せやねん!」で睨むだけで吹っ飛ぶ詐欺技を演じるハゲ30歳。写真はカツラ、 ★栗島茂一(コテ名 段々畑、向上たん?富木合気道経験者を経歴詐称していた詐欺師。タイ在住。 ヤフー掲示板で元龍貴とグルになりタイでお金を猫糞。(N田氏談)後に通報され元龍貴は取調べを受ける。 ★岩本総(コテ名 GINSA) 合気万生道下関支部長 名誉毀損捏造動画撮影DVD制作 (㈲銀紗経営。大阪府警此花警察からの捜査の電話で、嘘八百ついてる詐欺師のおっさん。 ★虎撲把(野菊のファッカー・菊門)というHNを使う。元龍貴とは男の肛門を掘る趣味の仲間。 2chお笑い板、昆虫板、オカルト板(曹長)などを担当し能力開発板という投資詐欺の掲示板管理運営。 大阪府警此花警察署から捜査の電話が入っただけで掲示板を削除した小心者。 ★若狭宏嗣(コテ名=弐百九拾)東京理科大学寺崎研究室 経営学部 元大学合気道部学連 埼玉県久喜市下清久500 過去に、村川真啓(ハゲ頭30男)と大学で演武を行う。 ★中川蓮太郎(2ちゃんねる従業員軍事板担当)※最近元龍貴の後釜に武道板を担当。 ダイエット健康食品の新規ビジネス投資を求め計画倒産、お金をトンヅラ持逃げする詐欺師。 〒104-0061 筋トレパワードットコム 東京都中央区銀座3丁目13-4 真光ビル4F-B ★小内山晶 東京都大田区在住の生活保護受給者 ハゲの33歳 (2ch格闘技板担当) ★阿部.将英 どりーむろっじ(2ch宗教板癒し板担当)ババジ瞑想霊感詐欺商法(大麻中毒者) ★宮本隆寛 有限会社リバイバル代表 精神病院通院一年後、医者に見離されマルチ詐欺師に転身。 その基地外ぶりを西村博之に評価され2ちゃんねる運営スタッフにスカウトされる。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ いじめ撃退法 -- 新 (2008-03-12 19 47 28) 自称43歳ポン中08038297776 -- いろいろ (2009-01-22 19 27 27) 大阪府警の星加稔男は不倫している。早くやめてほしい -- ゆ (2009-02-04 21 29 37) 寝屋川市早子町に住む星加って子の父親は警察官で不倫している。娘は父親がそんなんで恥ずかしくないんでしょうか。 -- ゆう (2009-02-22 22 37 07) 名前 コメント 元147氏からの伝言です。 -- 青 2006-11-30 23 09 12 先日、元147氏と連絡がつきまして、伝言を記載します。 「何の連絡もなく消えて、大変申し訳ないorz チャットの書き込みの後も、ゴタゴタが続き、その最中肝臓も壊し現在も家に帰る事が出来ません……。 PCに向かうこともままならず、投薬を受けている身です……。 大言壮語を吐いた以上、早くもどりたいのですが……今はどうにもなりませんorz 詫びの言葉もなければ、詫びて住むとも思いませんorz 回復するまで待っていて欲しいなどと、虫の良いことを言うつもりはありません。 ただ、自分は、ここに戻りたい、戻って責を果たしたいのです……。」 以上、伝言でした。 名前 コメント うごいてませんね… -- 歌の人 2006-11-17 18 39 15 おひさしぶりです 歌の仕事の件が一段落したのでやってきましたー 見ての通り、会議室への書き込みを最後に147氏は消えました -- 元スタッフ (2006-11-22 16 51 28) 名前 コメント ■2ch従業員★どりーむろっじ阿部.将英の歌■ -- vds 2006-11-02 09 01 55 ■2ch従業員★どりーむろっじ阿部.将英の歌■ http //hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1161679730/12 ★覚せい剤中毒阿部.将英の住所 神奈川県大和市中央 4-14-24-806 ★ネット詐欺用架空銀行口座 みずほ銀行蒲田支店(普)3160358アベマサヒデ ◆◆◆↓キン肉マンGO Fightのテーマソングで歌おう↓ ◆◆◆ http //chakumero.yahoo.co.jp/bin/search?kd=5 ca=1 id=8300 ■2chで~~ニートをあつ~め~♪ 騙し~の~~マントラで稼~ぐ~♪ インチ~キ~遠隔透視(霊視)♪2ちゃんの~(IP)情報つか~ってぇ~~~♪ ■★精神病人(呼~び出し)★瞑想洗脳(オフ会) 霊能力、夢見させ~~♪ ★薬物瞑想(ゲーンカク・幻覚) ★マントラ料金(ぼったくり) TM~~瞑想でぇ~~♪、騙されてる~~オタクが、カモ~~♪ おカネ~~を湯水のように~~~使うから~~♪♪ 阿部まーさひでー(将英)~~ (2ch)宗教板従業員~~♪ http //hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1161679730/1-100 http //sports9.2ch.net/test/read.cgi/budou/1159588804/1-100 http //hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1161990440/1-100 <阿部.将英で検索してみ?> http //www.google.co.jp/search?hl=ja q=%E9%98%BF%E9%83%A8%E5%B0%86%E8%8B%B1 lr= ──────<どりーむろっじ阿部.将英への内部告発の声>─────────── 94 :名無しさん@3周年:2006/07/27(木) 23 49 00 ID dq2OV3yn 阿部.将英って(フルフィルメント瞑想の)他の講師陣から総スカンくらってハブにされてやんのw しかもそのことをうらめしそうに自分のメーリングリストに流して他講師を中傷してやがる 本当に屑 ディクシャも自分で 推奨して講師になりたいとまでいいながら 「瞑想は必要ない」と いっているのを知ると 商売があがったりになるのを恐れ 突然ディクシャは黒魔術といいはじめた最低な豚野郎だ 。 名前 コメント
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ズズッ ゾゾッ ズルズル ゾゾッ ズズズッ ズルズル ちゅるんっ 多少は掃除された小奇麗な店内に、あまり頭に残らない軽い音楽。 サラリーマンが一仕事終えた疲れた顔でラーメンを突き、かと思えば対照的に明るい若い男女が談笑しながら食事を楽しんでいる。 はたまた熱いスープで舌を火傷し、涙目の息子を宥める母親もいる。 雑多な様々な客が利用する、何処にでもありそうなラーメンのチェーン店。 その座席の一角で、甘城千歌はラーメンを啜り終え溜息を吐いた。 「はぁ―――…おいしかったぁ……」 長い漆黒の髪は艶やかできめ細かい。それを後ろで縛り、露になる素顔はとても小顔でそれでいて鼻立ちは高く、美しい瞳は真珠すら霞む美しさを放つ。 奇跡的なバランスで配置された顔のパーツに加え、首下の胸元は豊満で暖かみと包み込むような柔さを醸し出し彼女が纏う学校の制服に皴を作った。 突き出した二つの乳房に反して、引き締まったウェスト、椅子に腰掛け浮き出したヒップは程よい丸みを持つ。 スタイルも良く、それでいて食事の最中も上品さを感じさせる彼女は何処か良家のお嬢様のようだ。 横に重ねられたラーメンが収められていた筈の器の山を除けば。 「チカ、もう五杯目ですよ?」 テーブルを挟み、対角にいる女性が艶めかしい声で呟いた。 「ライダーさんも食べますか? 美味しいですよ、ここのラーメン」 ライダーと呼ばれた女性も少女に負けず劣らずの紫の長髪、すらりと伸びた手足は海外のモデルのように長身的で、黒い質素なシャツとジーパンから浮かぶ胸とヒップも同じように豊満だ。 冷徹な風貌は天真爛漫な千歌とは対照的でもあり、双眼に掛けられた眼鏡は彼女にとてもよく似合っていた。 「ラーメンも良いのですが、野菜も食べた方が良い。バランスの良い食生活が大事です」 「うーん、確かに……野菜かあ」 「……軽い野菜料理でしたら、私でも作れますし今度お教えしますよ」 「本当ですか!? 帰ったら是非!!」 「まだ食べるのですか?」 何気ない談笑は友人のようでもあり、姉妹のようでもあり和やかで彼女たちの美貌も合わさり華がある。 「いえ、むしろ今のうちに英気を養ったほうが良いのかもしれませんね。 日本のことわざでしたか。腹が減っては戦が出来ぬ、というのは」 傍から見れば、彼女らが聖杯戦争等という殺し合いを強要されているとは、到底思えないだろう。 「そっか……もう戦いは始まってるんですよね」 「ええ、既に予選は開始しているのでしょう」 先程とは打って変わり、千歌は箸を置き俯いた。 「界聖杯(ユグドラシル)私の知る汚染されたそれとは違い……これは生まれてまだ間もないらしい。 この先の戦いで何かしらの影響を受ける可能性はありますが、少なくとも今は願いを叶えるという点では信頼は出来ます……聖杯から与えられた情報が確かならば、ですが」 ライダーがかつて召喚されたとある世界にある日本の地方都市、そこで間桐桜のサーヴァントとして戦い抜いた冬木での聖杯戦争。 そこではある特殊なサーヴァントを呼び出した為に、聖杯が汚染されその願望を歪んだ形で叶えてしまうという致命的な欠陥を抱えていた。 例えば、世界平和を願えばその世界にある全人類を滅ぼす事で、争いのない世界を与える。といった具合に。 これはもう、ある種の災厄だ。 その願いの良し悪しを問わず、全てを殺戮、破壊という形に帰結してしまう。 だが、界聖杯は冬木のそれとは違い、産まれたばかりの新品であり、しかも自然に発生した存在。 何かの思惑も野望も何も孕むことのない純粋な願望機である。 本来継承されることは殆どない別に起きた聖杯戦争での記憶も、ライダーのなかにある程度保持されているのを見るに、その性質もまたかなり差異が見られる。 冬木愛用していた、普段使いの眼鏡まで再現してくれたのだから、ある意味太っ腹だ。 「チカ、貴女の願いも何の歪みもなく、ここでなら叶うかもしれない」 「その為に、誰かを殺さなくちゃいけないんですよね?」 「理屈の上では、サーヴァントだけを倒しても聖杯を手にする事は可能ですが、やはり現実的ではない」 現世を生きる人間であるマスターに危害を加えず、既に死した英雄の分霊であるサーヴァントだけを倒す。 言うのは容易いが、成し遂げるのは至難の道だ。 基本的に人間よりサーヴァントのが強い以上、その現界に必要であるマスターを狙わない手はない。 しかもそれは相手も同じことなのだから、弱点を庇いながら相手の弱点を狙わないのは、ライダー達にとって非常に不利になる。 「メデューサ症候群って聞いたことありますか?」 「…………メドゥーサは、有名な神話ですね。相手を石にする蛇の怪物」 「元々メデューサは綺麗な神様だったらしいですね。それが突然、バケモノになってしまう。自分を綺麗だなんて言う気はないけど、私はそれなんです。 突然、殺人鬼に変わって人を殺してしまう……」 特殊な薬、技術を用い過去に実在した非道な殺人鬼の記憶を女性へと植え付け、その殺人鬼達を現代へと再現させる異様な人体実験。 人殺しに縁のない千歌を一瞬にして、自身を犯そうとしてきたとはいえ、五人の男女を躊躇なく惨殺させ得るほどの変貌はまさしく女神から化け物へと墜ちたメデューサの名に相応しい。 「――――私は数え切れない人たちを殺して、今は刑務所にいます。……本当なら殺した人たちを生き返らせた方が良いんだなって思います。 遺族の人たちに、私が奪ってしまった人達を返せるのならって……」 初めての殺人を行った時、千歌にはその記憶がなかった。 後から、裁判などで改めて人を殺めたことを認識したのが、その被害者遺族からの糾弾を受けた時だ。 向こうから襲ってきたのを返り討ちにしたとはいえ、やはり遺族からすればそれはとても大事な尊い存在であることに変わりはない。 それを千歌は永久に奪い去ってしまったのだ。 「でも、その為に他の人を殺すなら……きっとやり直せても、何も変わらない」 だがその償いとして新たに血を流すというのなら、それは恐らく違うのだろうと思う。 「優しいのですね……貴女も被害者なのに」 「それにお兄t……兄が今、裁判をやり直せるように色々調べてくれてるんです。 だから、聖杯なんてなくたって平気です!」 「マスターである貴女がそう言うのなら、私は従いましょう。 とはいえ、聖杯戦争を降りる方法も現在は不明です。 当面はこの聖杯戦争に乗ってしまった参加者に対して、こちらは戦闘を避けつつの防衛という方針でよろしいでしょうか?」 「……待ちな、ライダー」 それはほんの一瞬だ。ライダーは千歌から意識を一切逸らしてはいない。 「チカ?」 だというのに、その容姿は何の変化こそないが、口調が、雰囲気が、その鋭い眼光が、今まで言葉を交わしていた人物とはまるで別人だと伝えてくる。 「私らに客だぜ」 何より、驚くべきことはサーヴァントたるライダーよりも早く千歌は敵の襲来を察知したことだ。 ライダーが警戒を怠った訳でも、感知に劣る訳でもない。それ以上に千歌が、敵意や殺意を察知する事に鋭敏過ぎる。 「まさか、先にマスターの方に気取られるとはな」 気付けば、周辺に居た筈の客は一人残らず消えており、千歌とライダーのテーブルの丁度正面に二人の男が立っていた。 一人は剣を背負い、鎧を身に付けた体躯の良い屈強な戦士。間違いなくこちらがサーヴァントだ。 そしてもう一人、その戦士のマスターであろう男は、戦士に比べ華奢であり、その顔面に張り付いた笑みは意地の悪さと性格の傲慢さを伺わせる。 だが、腕のいい魔術師であることは、同じく魔術を収めたライダーには一目で理解できた。 「客を追っ払ったのも、お前らの仕業か? 魔術ってのは便利なもんだな」 「威勢のいい女だ……私のママに相応しい」 「あ?」 「決めたぞ。セイバー、あの女は生かして私のママにする。あっちのライダーも殺すな、私の妹にするからな」 千歌は呆れた顔で溜息を吐く。羽黒刑務所に入ってから、やけに変態との遭遇率が上がったのは決して気のせいではないだろう。 「しかし、マスター。あのサーヴァント加減の出来る相手では……」 「黙れ! それを何とかするのがお前の仕事だ!!」 (どちらかというと、ライダーの方が年増で母親なのでは……マスターの言っている事は良く分からぬ。そもそもなぜ血の繋がらない娘を母親などに?) 「下がってください。チカ、貴女は私が守ります」 ライダーが光に包まれ、その衣装が変わる。 明らかにサイズの合わない紫の拘束衣のような服、顔に掛けられた眼鏡は紫のバイザーへと変化した。 手にした鎖付の鉄の杭を構え、千歌を庇うように前に出る。 「何言ってんだ。必要ねえよ」 だが、千歌はライダーを振り払う。 「お前、セイバー相手にどれだけ戦える?」 「……後先考えなければ5分、温存をしながらなら1分は拮抗出来ますが」 「1分ありゃ十分だ。その間に私があっちのマザコン殺して、お終いだ」 「チカ?」 ライダーの制止より早く、千歌は駆け出していた。 その後を追うライダーにセイバーの剣閃が靡く。 「ライダーよ。貴様の相手は私だ」 鉄杭と刃の鬩ぎ合い、轟く金鉄の高音からセイバーの低い声が響く。 「貴方と遊んでいる暇はないのですが」 「こちらも、マスターの元へお前を行かせるわけにはいかぬ」 ライダー達を尻目に、千歌は学校の鞄からナイフを取り出し逆手に握り構えた。 その一連の動作には一つの無駄はなく、非常にしなやかかつ機械のような精密さを誇る。 間合いの詰め方も早い。躊躇も躊躇いもまるで感じさせず、相手を確実に仕留める為の合理的で理想な動きだ。 (確かに、あの威勢だけはある。殺人は初めてではないか) 体の柔さから見ても、何かの格闘技かスポーツでも嗜んでいたのだろう。確かに、この少女は強い。 「なっ!?」 あくまでただの人間にしてはだが。 魔術師は下品な笑みで指を鳴らす。千歌の手からひとりでにナイフが動き出し、手からすり抜ける形で後方へと飛んでいく。 「そんなものは捨てて、私のママになれ」 武器を無くせば、ただの体の柔くて殺しに躊躇のないだけの女子高生でしかない。制圧方法はいくらでもある。 「フフフッ……キミは母乳が出るのかな? ああいや結構、私の魔術で立派なJKミルクを育成させて貰うからね。 さあ、ここから先はハイパーおっぱいタイムd―――がっ!?」 そこから先の言葉が紡がれることはなかった。 箸が魔術師の顎下を舌ごと貫通して、言葉は呻き声として唇の隙間から漏れ出す。 「てめえ、馬鹿か? 武器なんざいくらでも転がってんだよ」 振り上げられた千歌の足先を見て、魔術師は瞬時に理解する。 彼女は先の攻防の裏で、座席の備品である割り箸を確保し、死角から蹴り上げることで不意を突いたのだ。 その戦闘環境への瞬時の理解と適応力、これが千歌のマーダーモデル、殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカス。 一見して何の役に立たない雑貨品を、一瞬にして恐るべき凶器へと変貌させる残忍な殺人鬼の技能に他ならない。 「れ、れれ……れいz……」 「おっと、セイバーを呼んで来られても面倒だな」 「ごっ……!?」 忘れ物を思い出したような、そんな気楽な声と共に手刀を魔術師の喉仏へと打ち込む。 魔術師は気道を潰され、息を吸うのもままならない。 当然、令呪を用いサーヴァントを呼ぶために声を張り上げるなど、不可能だ。 「じゃあな、ママのおっぱい代わりに地獄でエンマのナニでもしゃぶってな」 心底馬鹿にした顔で、苦しむ魔術師を見下ろし千歌はその止めを刺した。 「チカ、これは……」 セイバーの消滅を確認し、千歌の元へ向かった時、ライダーは驚嘆した。 涙、鼻水、唾液、そして血に塗れた魔術師の死に顔は歴戦のサーヴァントをして、見ていて気分の良いものではなかった。 「こっちは終わったぜ。向こうのセイバーもこれで消えたんだろ?」 何の負い目も感じず、少女は男勝りな活発そうな笑みでライダーを迎える。 あの人殺しを嫌悪していた心優しく、食い意地のはった甘城千歌とは思えぬほどの落差。 「……メデューサ症候群とは、良く言ったものですね」 千歌が先ほど語ったそれの意味を、ライダーはようやく実感と共に理解する。 美しき少女を、一瞬にして冷酷な殺人鬼へと変える。 彼女には末来があった筈だ。あの端麗な容姿に、明るい人柄は多くの人を引きつけ華やかな将来を約束されていただろう。 だが、一瞬にしてそれは奪われた。残酷な殺人鬼という因子を埋め込まれ、怪物にされた。 「なんだ、昼の私と夜の私の違いに驚いてるのか?」 「いえ、まるで神話と同じだと思いまして。……メドゥーサというネーミングも皮肉が利いている」 「何が言いたい?」 「メドゥーサの神話、それはその女神が多くの血を浴び怪物となり、殺されるまでの物語です」 「はっ、そのうち英雄様(ペルセウス)に私が殺されるってか? 説教でもかます気かよ。 ライダー……お前も人の事言えないんじゃねえか。同じさ、匂うんだよ。血の匂いがする。殺人鬼のな」 「ええ……チカ、同じなんですよ。私達は。 幾重もの殺人を重ね、その血を吸い、いずれは全てを壊す、魔獣ゴルゴーンへと成り果てる」 千歌はライダーから、その真名をまだ聞いてはいなかった。 「ライダー、お前、まさか―――」 昼の千歌がそういった事を深く気にしていなかったのもあるが、ライダー自身も口数が少なく多くを語らなかったのもある。 だが僅かながら、ヒントは確かにあった。 あの眼を封じるかのように付けられたバイザー、それは石化の魔眼を封じるためのもの。 最優のサーヴァントと打ち合えるだけの怪力、そう神話より伝わる怪物の魔性さが顕現したもの。 「貴女はゴルゴーンに―――怪物(わたし)になってはいけない」 ならば、そこにあるのは紛れもなく――――。 「……一緒にすんな。 私は、殺人鬼だ。殺すヤツは私が決める。下品な怪物みてえに手当たり次第に暴れる気はねえよ」 敵意と挑発を込めた声色は鳴りを潜め、憂い気に千歌は顔を俯かせる。 「無駄話は終わりだ。ズラかるぜ。警察に捕まっても面倒だ」 踵を翻し、千歌はライダーに背を向けた。 これ以上の話を放棄するかのように。 先までの自信に溢れた様はなく、その背はただの少女の小さなものにライダーには見えた。 【クラス】 ライダー 【真名】 メドゥーサ@Fate/stay night 【ステータス】 筋力C 耐久E 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A+ 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。 【保有スキル】 魔眼:A+ 最高レベルの魔眼・キュベレイを所有。 MGIがC以下の者は無条件で石化。Bの者でもセーブ判定次第で石化をうける。 Aの者には石化判定はないが、全能力をワンランク下げる“重圧”をかけられる。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。 怪力:B 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 神性:E- 神霊適性を持つが、ほとんど退化してしまっている。 英霊自身の魔物、魔獣としてのランクが上がる度に減少していく。 【宝具】 『他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人 形なき島を覆った血の結界。ゴルゴン三姉妹が追放された『形のない島』に作られた魔の神殿。 魔眼を拡大投射する事で一定のフィールドを“自らの眼球の中に”置換し、中にいるものたちから生命力を奪い取る。 対魔力のない一般人では、体が溶けて死亡するが、逆に言えば対魔力さえあれば殆ど通用しない。(マスターが優れた魔術師なら、対魔力持ちでも長くは耐えきれない) 『自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 対象に悪夢を見せ、その力を封印する結界。ライダーが戦闘時に付けるバイザーもこれで自身の魔眼を封印している。 『騎英の手綱(ベルレフォーン)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:300人 ライダーとしての宝具。あらゆる乗り物を御する黄金の鞭と手綱。単体では全く役に立たないが、高い騎乗スキルと強力な乗り物があることで真価を発揮する。 召喚したペガサスに主に使用され、時速400kmを超えるスピードで突貫してくる。 そのペガサスはセイバーのクラスの対魔力を上回り、膨大な魔力を放ち大破壊を引き起こす。 【Weapon】 『鎖の付いた杭みたいなやつ』 【人物紹介】 メドゥーサ。ギリシャ神話に登場するゴルゴン三姉妹の末妹。 元は土着の地母神であったが、女神アテナの怒りを買いその果てにゴルゴーンとなってしまった。 【方針】 マスターに従う。だが千歌の身を案じてもいる。 【マスター】 甘城千歌@サタノファニ 【マスターとしての願い】 昼の千歌:人を殺して願いを叶える気はない。 夜の千歌:特にないが、敵は容赦なく殺す。 【人物背景】 エログロクソ漫画サタノファニの主人公。 以前は食べるのが好きな心優しい普通の女子高生だったが、アルバイトの先輩らに嵌められ強姦されかけた際にメデューサ症候群を発症し彼らを惨殺する。 以後、羽黒刑務所に収容され、メデューサとして多くの殺人に手を染めることになる。 【能力・技能】 殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスの人格を埋め込まれたことで、その残酷さと殺人技術を有する。 殺気などに非常に敏感で、それらの類を察知すると千歌は本来メデューサがその内なる殺人鬼を呼び起こすのに必要な薬なしで、非情な殺人鬼になれる。 更に千歌は戦闘時と日常での差が激しく、昼の私、夜の私、と言い分けるように実質的に二重人格に近く、現在は記憶も共有する。 身のこなしも大したもので、メデューサが発症する前から千歌はバレエをやっていた経験から、非常に柔軟な肉体と、優れた身体能力を持つ。腕力も女にしては高い。 その腕前は、戦闘に活用すれば百戦錬磨のヤクザすらも翻弄する。 【weapon】 ナイフ。 その他、様々なものを凶器に使用する。 【方針】 仲間(羽黒に同じく収容されている受刑者達)がいないか探す。 特に鬼ヶ原小夜子は絶対に守る(二人はレズ)。 【備考】 与えられたロールは女子高生。 参戦時期は教団編以降。
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1.相手の右手突きを両手で受ける。体は左にはずす。 2.自分の右手で、相手の右手首を押さえる。 3.左手を相手の右上の右から通す。 4.腕を後ろに倒す。
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拳3発 その1 775 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 11 18 16.47 O 牛乳と卵のアレルギー持ちの息子にケーキ食わせたクソコトメを拳で多分3発位殴ってきた。 今息子連れて病院に向かってる。 776 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 11 30 42.94 0 帰ってきたら、さらに5発殴っとけ。 777 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 11 47 41.81 0 帰ってきたらkwsk 食べりゃ治る系かなぁ。 778 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 11 52 58.51 0 最近、ちょっとずつ食べて治す(もちろん入院して監視のもとで)療法を 何度か放送してたからなあ・・・。 「やっぱり食べさせていいじゃんいいじゃん!」な考えが出ちゃいそう。 779 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 12 44 59.93 0 >牛乳と卵のアレルギー持ちの息子にケーキ食わせたクソコトメを拳で多分3発位殴ってきた。 DQNじゃないじゃんと思ってしまうのは私だけ? お子さんが無事でありますように。 とりあえず、帰ったらトメぼこぼこにしたうえに追い出せ。 780 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 12 45 14.23 0 息子さん、無事でありますように。 3発くらいじゃ足りないね。 781 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 13 20 20.08 O 775です。 とりあえず帰宅しました。 たまたま先生の時間が空いてたらしくすぐ診てもらえたのが幸い。 更に先生から「ケーキ食べてこのレベルに落ち着いてるのなら、もしかしたら成長と共に良くなるかもしれませんよ。」と言われて驚きました。 まだまだ全然油断は出来ませんけど。 トメさんが腰を痛めてしまって、義実家に行ってたのだけど たまたま休みを取ってたコトメが私がいなくなったのを見計らって 息子にケーキを見せて、あーんと食べさせたらしい。 トメさんからは謝罪の嵐。 コトメからは罵詈雑言の嵐。 訴えてやる!アンタなんか逮捕されればいい!とか言ってましたが、 そんな事しようものなら逆にこっちが訴えてやる。 あーダメだ。 私の頭がまだ血が昇りまくってて冷静になれない。 なんか頭がガンガンする。 ビールでも飲んで寝てしまいたい。 782 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 13 23 48.70 0 病院で治療してもらえたかな? 女性なら卵と牛乳成分が入ってる事くらいわかるだろうからわざとだろうね。 うちでちょっとずつ食べさせてたけど(医師の指導の下です) 1g単位で量らないといけなかったりで面倒だったわ。 …するきっかけが母が卵アレルギーの息子にポンデリングを食べさせたからだけど。 783 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 13 24 11.11 0 先生から言われた事は内緒にしといた方が良いね。 「私のおかげで」って言い出しかねない。 784 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 13 25 31.94 0 頭痛の時にビール飲んじゃ駄目ー! とりあえず頭痛薬と水分摂って休め。 コトメ殴るのは旦那に任せろ。 785 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 13 47 36.83 0 大したことなくて良かった…!! きっとこれまでの努力が実って良くなってたってことだよね。 拳でたった三発って、全然DQNじゃないよなあ。寧ろ優しい。 まあこの場合、馬鹿殴ってる暇があったらさっさと子供病院に連れてくわ!ってことだろうけど。 つーか拳傷めなかった? DQN返しを名乗りたければ、馬鹿が動かなくなるまで殴るとかしないと。 勿論、拳を守る為には素手で実行してはいけない。 786 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 13 59 04.22 0 とりあえず診断書とって録音して訴える準備しておくとか。 自分がどういうことをしたのか身をもっておしえてやりたい。 787 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 16 15.54 0 782 TVでその治療法やってたのを見たけど、入院させて何かあったら即対処できるような環境でしてたよ 788 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 18 04.62 0 10円玉とか握って殴るといいんだっけ? 789 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 19 18.18 0 これコトメが障害で被害届出したらどうなるん? 理由が理由だし身内だから刑事罰はなし? 790 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 20 45.04 0 逆に息子の殺人未遂だろ 訴えてやれ あと私からだといって口にショートケーキ1コ無理やり詰めて殴ってやって! 791 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 22 39.33 0 789 コトメは殺人未遂にならないのかね 792 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 23 05.88 0 ショートケーキよりトウガラシを。 あれだって平気な人は平気なんだから気合いで何とかなるだろ。 793 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 26 53.95 O 775 アレルギーに理解がない奴とはもう接触しないほうがいいよ 794 名前: 775 [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 47 16.82 O 色々とどうもありがとう。 濃くてあっまーいココア飲んだら若干落ち着いてきた。(息子の前では飲めない代物。) 拳、今見たら裂けてた。でもまぁいいや。 コトメのニヤニヤ顔に拳叩き込めたし。 息子はもっとしんどい筈だし。 その先生が本当にいい人で、何とか改善させようとしてくれるし その医者に通って軽減した子達が我が家の近くに住んでいるので、本当に励みになる。 いまだにアレルギーを甘えとか食べれば治るとか言ってる人がいて、本当に困ると言っていた。 だけど大丈夫、ちょっとずつ強くなろうねー。と言ってくれて泣きそうになった。 旦那からメール来た。 自分の妹ながら殺意を覚えたと書かれていたよ。 夜に義実家に寄ってくるらしい。 また報告に来ます。 ちょっと寝たい。 795 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 49 18.65 0 794 おつかれさま。 うちの子もアレルギー持ちで、ウトメの理解が無いから、その辛さは良く解る。 後は夫に任せて、ゆっくり休んで下さい。 796 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 50 13.57 0 乙。お子さん共々の安眠を祈る。 797 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 50 57.27 0 794 乙 クソコトメのクソ具合を少しkwsk。 798 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 52 23.09 0 794 本当乙。 うちも卵アレだから分かる。 保育園でそれがあってうちは園から電話あったときに救急車呼んでもらった。 コトメは殴られて済んだんだから。 それを理由に絶縁していいと思う。 799 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 56 25.70 0 790 ショートケーキがもったいないわ! 800 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 14 57 27.34 0 ウルシ汁をコトメの鼻から流し込むとか。 801 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 00 36.60 0 感情が高ぶると疲れるよね しかも一刻も早く運ばないと命が危ない可能性もあるし 本当に「今回は」無事でよかったよ 前回大丈夫だったからってコトメが調子に乗るかもしれないし 次回は大丈夫かは誰にもわからないんだからもう絶縁で良いよ 802 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 03 21.56 0 790 デスソースとかシュールストレミングとかホンオフェとかw 803 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 19 31.69 0 775 コトメからは罵詈雑言の嵐 殺人未遂やっておきながら反省も無く罵詈雑言だと? ああ、許せん!!!よくもまあ3発に抑えたね。 息子さんのために絶縁がんばって。 804 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 23 08.64 0 知り合いでアレルギーの物食べさせる治療した子がいる。 治療じゃなくて、食べさせてみよう、だったかな? 入院して点滴して医師が3人くらい構えててすこしだけ口にする、というものだったって。 警察に被害届出したらいいんじゃないかな?身内だからこそ知らなかったでは済ませら れないし、殺意があったと思われても仕方ないでしょ。 現に殺人仕掛けたんだし。幸い未遂になったけど。 805 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 36 01.11 0 まぁ癌の手術で胃を切ったり、肺を切ったりするのも医師が行うものだから良いのであって、アレルギーの治療も 医師の厳密な管理下で行うから治療なのであって。 コトメがやったことは傷害というより殺人未遂だよ。 粘膜が貼れて気道が閉塞して窒息死したらどうしてくれるって話だよ。 二度と会わない方が良いよ。 806 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 36 35.05 0 アレルゲンのものを知ってて食べさせたんなら 文句無しで殺人だよな 807 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 37 35.64 0 788 記念コインのペンダントのヘッド部を握り、拳にはチェーンを巻いておくと完璧 808 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 15 58 06.14 0 806 死んでないなら殺人未遂だろ… 809 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 11 35.48 0 787 うちの子はテレビで観た子よりも程度が軽かったからかも。 ミスでも食べて大丈夫だったって事実があったから。 たまたまうちは母が食べさせた(入ってると知らなかった)から治療を始めたけど、 それがなければある程度大きくなって再検査するまで除去する気だったし 食べさせた事実については母に注意しました。わざとじゃなくてもコトメとやってる事一緒だし。 810 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 15 12.45 0 実母は殴らなかったの? 旦那はあなたの実母にも殺意抱いただろうにね… 811 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 27 33.99 0 810 809実母の場合は故意犯じゃないのに殴ったらさすがにヤバいだろ 812 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 29 42.45 0 794 大事にならなくてよかった! コトメはニヤニヤしてたってことは、わざとなんだね。むっちゃ腹立つな! 腰を痛めたトメさんには申し訳ないが全部コトメが悪いんだもんね。旦那さんに きっちり〆ていただきましょう。 813 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 30 21.99 P 810 アレルギーだと知っていてアレルゲンが含まれているものをわざと食べさせるのと これには入ってないだろうと思って食べさせたものに実はアレルゲンが入っていた場合とでは 子どもにとっての迷惑度は同じでも大人同士の感情面での反応は変わってくるでしょうよ。 ウチも小さい時に卵アレルギーで実母が気をつけつつ買ってきたつもりの食品に 卵が使われてて慌てて病院で診察してもらって薬もらったことがあったわ。 実家だからと油断して老眼の母の成分表示チェックを信頼しちゃった私にも 非があるのでとにかくみんなで気をつけようという話で終わった。 814 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 40 10.71 0 810 殴ってないよ。旦那も何もなくて良かったけど気をつけないとねって感じだった。 もし何かあったら怒鳴り散らしてたと思う。 ちなみにポンデリング1個には5g卵が入ってるそうです。 このうち1/8玉くらい食べさせたそうな。この量でもアウトな子にはきつい。 794 帰ってきたって事は入院レベルじゃなかったんだね、良かった。 食べたら治るってもんなら世の中に花粉症の人なんていないのに。 ゆっくりなさってください。 815 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 16 42 45.71 O 807 九楽あすか乙。 つか、本当に 775乙。 息子さんが気の毒。 うちは私の兄がアレルギー持ちだったので、本人と親の苦労は痛い程わかるよ…。 私はアレルギーが無かったので、兄に八つ当たりされた事もあったし。 だけど今では昔が嘘のようにアレルギーが出なくなってるみたいだから希望は捨てないでね。 816 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 17 30 16.64 O GJ!!!コトメに対する怒りはすごくよく伝わってきたよ まず気持ちを落ち着けてビールを飲むのもいいかもしれない 旦那さんもコトメを〆るみたいだけど怒りがおさまらないなら その後でもまた殴っちゃっても誰も貴女を責められないよ、子供は撫でといたらいいかな 817 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 17 32 48.20 i 775 従兄弟は治療で卵食べれるようになったよ!子供の頃はほんとうに酷かったけど、今ではケーキもクッキーも食べれるよ! 頑張って欲しい。 コトメ、口に殻ごとのウニ入れて小石握りこんだ拳叩き込む位しても足りないわ。 818 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 17 33 43.57 P 814 報告者でもないのにベラベラ自分のことを書いて紛らわしい。 まだ続けるなら名前欄にレス番いれてよ。 819 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 17 51 48.28 O 802 デスソースはともかく、あとの二つは、壮絶な臭さにこちらがやられはしまいか。 820 名前: 775 [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 18 35 21.92 O 色々なレスありがとうございます。 アレルギーってこの薬飲んだら治るとか病巣を切り落としたら治るではないので、 終わりのないゲームが延々と続くのではないかとか色々考えていた矢先の出来事だったので 特に怒りが爆発したのかも知れないです。 寝ていたら謎な歌声と共にバシバシと叩かれ、何事だろうかと飛び起きたら 息子はどうやら子守唄を歌ってトントンしてくれていた模様。 もう堪らなかったです。 電気点けたら麻疹はほとんど引いていて一安心しました。 昔は投薬しても半日麻疹が引かないとかザラだったので 少しは強くなってるのかなぁ、強くなって欲しいな、と願いました。 少し寝たら頭がスッキリしたので、ご飯作ってから旦那の報告を聞きたいと思います。 皆様からの励まし、本当に嬉しかったです。 ありがとうございました。 839 名前: 名無しさん@HOME [sage] 投稿日: 2012/04/23(月) 21 07 01.32 P 子供に発疹ができてたなら、写真は撮った? 一番ひどい時の写真を撮るのは辛いけど、 でもそういう写真を撮って義実家へ送ればいいのに。 まあどうせもう義実家とは絶縁コースだろうけどさ。 たとえウトメが良だとしても、コトメが逆恨みで もっとひどいことやりそうだしね。 拳3発 その2へ 次のお話→873
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キノガッサorケッキング 上杉達也 前者は、ボクシング繋がり ルカリオ 上杉和也 -- (名無しさん) 2016-09-21 19 37 57 カビゴン 松平孝太郎 アブソルorラティオス 新田明男 マニューラorラティアス 新田由加 バンギラス 原田正平 メガヤンマ 黒木武 ボーマンダ 西村勇 特性じしんかじょう 上杉信吾 フーディン 上杉晴子 サーナイト -- (名無しさん) 2016-09-21 23 30 58 ワルビアルorガブリアス 柏葉英二郎 サングラス繋がり後者は、ふいんきから -- (名無しさん) 2016-09-25 13 22 34 エビワラー:上杉達也 ボクシング繋がり サワムラー:上杉和也 -- (キリカ) 2018-06-30 00 04 12 草案 登場人物 カビゴン:松平孝太郎 リングマ:原田正平 ズルズキンorラティオス:新田明男 前者は、元ヤンから ラティアス:新田由加 メガヤンマ:黒田武 ガブリアス:西村勇 ワルビアル:柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2018-07-01 09 32 29 キレイハナ:浅倉南 -- (マツブサ) 2018-07-05 08 27 57 クチートorミロカロス:新田由加 -- (名無しさん) 2018-07-22 17 34 33 草案 訂正あり↓ バンギラス:原田正平 〇ニョロボン:新田由加 合気道が得意なのでともえなげ必須 ✕クチートorミロカロス:新田由加 エルレイド:新田明男 ルカリオ:西村勇 ワルビアル 柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2020-06-29 21 22 43 草案 訂正あり↓×2 〇アマージョ:新田由加 ✕ニョロボン:新田由加 〇ゾロアークorズルズキン:新田明男 ✕エルレイド:新田明男 ルカリオ:西村勇 コジョンド:吉田剛 ワルビアル 柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2020-07-14 18 20 15 草案 バンギラス:原田正平 -- (名無しさん) 2020-07-14 18 23 13 草案 バンギラス:原田正平 オノノクス:西尾茂則 ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアルorグランブル 柏葉英二郎 メガヤンマ:黒木武 フライゴン:佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 前者は髪の色から 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者はルカリオ(西村勇)と対になるので 後者は元ヤンキーから ルカリオ:西村勇 コジョンド:吉田剛 -- (名無しさん) 2020-07-15 19 12 06 草案 ブニャット:パンチ バンギラス:原田正平 オノノクス 西尾茂則 ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアル:柏葉英二郎 フライゴン;佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 髪の色合いと目つきから 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから ルカリオ:西村勇 コジョンド:吉田剛 ケッキング:寺島 使い手のセンリと声優繋がりから -- (名無しさん) 2020-07-16 09 54 57 草案 訂正あり↓ ブニャット:パンチ バンギラス:原田正平 オノノクス 西尾茂則 〇エルレイドorゴローニャ:黒木武 後者は使い手のジムリーダーの名前から✕メガヤンマ:黒木武 ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアルorグランブル:柏葉英二郎 フライゴン;佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 髪の色合いと目つきから 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから ルカリオ:西村勇 マルノーム:鈴子 ドーブル:吉田剛 スケッチ必須 ケッキング:寺島 使い手のセンリと声優繋がりから -- (名無しさん) 2020-07-19 09 24 08 草案 重要人物 ブニャット:パンチ バンギラス:原田正平 オノノクス 西尾茂則 エルレイドorゴローニャ:黒木武 後者は使い手のジムリーダーの名前から ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアルorグランブル:柏葉 色違いワルビアル:柏葉英一郎 フライゴン;佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 髪の色合いと目つきから 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから ルカリオ:西村勇 マルノーム:鈴子 ドーブル:吉田剛 スケッチ必須 ケッキング:寺島 使い手のセンリと声優繋がりから -- (名無しさん) 2020-07-19 20 38 59 草案 登場人物 バンギラス:原田正平 オニドリルorアマージョorクチート:新田由加 フライゴンorヤミラミ:佐々木 ワルビアルorグランブル:柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2020-07-23 13 23 54 イワーク:黒木武 使い手のジムリーダーの名前から -- (カンタ) 2020-08-21 18 43 54 主題歌 エンディング ブラッキー:君をとばした午後 -- (ロケット・ガチャット) 2021-03-06 07 47 55
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____ ,r‐‐ー-- 、 ,r",r-、`,r  ̄ `ヽ`ヽ、 /,r"-‐- f ,r"´`ヽ、 ゙ヽヽ、 ,'./.' r‐-ミ/彡三ニヽ l、ゝゝ l l三ニ= '´ , ‐- l、_l| 爪〕 ,|メ| ヽ, -‐ ,r-!-、`ヽ `キァ 〔/ヘ ./ `., ‐ ___\.ヽ ヽ, ,イ l /´ ___ ,イ辷`l | .lヘ、 /,l ノ l ノfi少` 、 ‐イ 人 丶、 // l .| (ヽ、_ , .,!.| l .,イ ハ ハヘ、 / ヽ ヽ ヽ` ._ ` イ| 乂ヽゝ_ ヘ ハ.ハ // ,' ||`ヽ` `i.| l` .‐´ .|' `i |ハl、 l .| |∥′ .|!___,,) l |.ト- (⌒{}⌒) |__nリノ` `---、 l | lノ //l ~´ill|、l.|、 . (_八_) ⊂二 ハ `ヽ、 / / f// ---っ ⊂二 l .ヽ .∥ .∥ .|ノ ハ _∠、 ,≧=- ,l .|ヘ ハ .l || ,| .ハl ,ノ、.__ _,.rヽこ, |/ !ヽ.l .ハ | ||.〈 、 .| く´ー ,.r‐{ニ}ミ- 、ー| .| /.l.| .| l .l| .ヽ___ヽ l レ'´ .//┤ヽ`ヽ、!、 l` _,r-'´ .l.| .l ∨ ヽ ∨┤ / /l l、\\ `l l二,| || .∥ /l X ヽ ∨.l、〈_ l| | l、 .λ∥.∥ ll ∥ ./ | `、 | .∨.`l〈.``ヽ、 ∥ | .|`、_/ .y' .∥ リ// / ノ ハ ノ ∨`、| |l-".| .|ハ| || | .∥ / / / | | ∨ .| リ...| .| .∨∧|.....l ∥ イ (/ Vリ l ∨ | .j | .∨ ヽ | ∥ / || ヽ 〉 // l | / . | V ハ∥ / ./ . ノ V / l | .l| .l .l .|ー _.V rー〉 | / ,. r'´ `< .| | |.,'.∥ L 、 .|  ̄ レ' 〈l l| l´ ヽ、 / ∥ |l`ー| || /ヽ、ヽミ=- l | ./´^ヽ、|| .|| //.\.ヽ、 _,彡/ /ヽ、||_ _,,,, |l 'ハ .\ .ヽ、 / 〃, ' ,||`ー .||l. ハ ヽ .ヽ、 / .〃 / l.|| `ー 、  ̄-‐ .||l ハ ヽ .\ ./ 〃.../ ,' ||__ ___.||.| ハ ヽ ヽ 〃 .〃 ../ l ||`ー |.| l .ハ ヘ .ヘ ナナリー ランペルージ ナナリー ランペルージ 種族:偽・適合者(ヒロイン) 体力100/100 攻撃力:10 特殊技能:合気道・翻訳・骨法 合気道:幼い頃に合気道を学んでいた。沈黙シリーズに出られる、かもしれない 遠距離以外の攻撃に+10、攻撃を受ける場合ぞろ目成功で相手攻撃力のまま反撃 翻訳:他国の言語を翻訳が可能なレベル習得している。エキサイトはしない。 外国人キャラとの意思疎通が可能。 骨法:骨法もかじっている。山篭りして熊の毛皮被ったおっちゃんに教わったとかではない。 戦闘中一回の絶対回避、ぞろ目成功で攻撃力の三倍+相手の防御スキル無効の『徹し』使用可能。 ナナリー ランペルージ 好感度:80 何でもしてください!
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337: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/22(日) 18 11 25 【にんまり顔に舌打ち】 「ホント、オマエって可愛いよな」 そんな称賛の声が恭悟の鼓膜に届いたのは少し肌寒くなってきた休日の昼だった。 リビングのソファに座り雑誌を捲る自分を、それこそ穴が開いてしまいそうな程に見つめてくる龍に恭悟は器用に片方の眉を僅かに吊り上げる。 「頭も良いし、家事も出来るし、なんたって床上手だ」 最後のに至っては、臆面も無く言い放った龍に少しカチンと来たものの、ここまで褒められれば誰だって嫌な気分はしない筈だ。しかし、恭悟は龍の激賞ににこりともしなかった。あくまで無表情を保ち、龍の言葉に視線は手元の雑誌に向けたまま耳のみを貸す。 「オマエの少し天然入ってる所もスゲェ可愛いし、素直じゃない所も嫌いじゃない」 「……それは褒めてるのか」 当たり前だろう、と頷いた龍についに恭悟の無表情の仮面が崩れた。あからさまに呆れたと言わんばかりの表情で溜め息を吐く。 「言っておくが、小遣いは上げないぞ」 溜め息を吐いた後、顔はにこやかなのに単調すぎる声色で龍の先手を打った恭悟。 さすがと言うべきか、自分の思惑を見抜かれていた龍はチッ、とわざとらしく恭悟にも聞こえる様に舌打ちをした。 その夜、せめてもの仕返しと営みを張り切った龍が翌日小遣いを減らされたのは仕方のない事だと思う--。 ※※ まさかの小遣い制(笑)← や、本当は違うんですよ? なんとなく、無性にこんなのが書きたくなったんです← 今回も龍。ごめんな← ていうかこの二人って既に熟年夫h(ry← 338: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/23(月) 13 15 29 【注ぐ、溢れ出す】 「あっ、あ、あっ……!」 「ッ……!」 もう何度目か解らない情交、極み。 柔くそれでいて俺のものを離したくないと言わんばかりに締め付ける媚肉に欲望の飛沫を注ぎ込む。 「あぅ……も、無理、ぃ……」 何度も俺のものを受け止めたそこからは収まりきらなくなった俺の出した白濁が溢れ、腿を伝っていた。 俺の下に居るそいつの腹は異様なまでに膨らみ、まるで孕んでいるかの様。 さぞ苦しいんだろうな、なんて昂ぶる身体とは裏腹に冷めた思考で思った。 「でも、気持ち良いだろ? 中ぐちゃぐちゃでうねってる」 軽く中で旋回すればぐちゅ、と粘着質な音が鼓膜に届き、またも白濁が溢れる。 貪婪な媚肉は俺を何度も誘い、飽きる事なく快楽を貪ろうとする。 「あ……あ、あぁ……」 絡み付いてくる内壁を自分のもので擦れば下にある細い腰と腿がびくびくと震えてか細い喘ぎが零れた。それに冷めやらないでいた熱を再度煽られ、腰の奥に滾る情欲を放出する為に蠕動運動を開始した。 「あっ、あ……あぁっ--」 注ぐ、溢れ出す。 解放してやりたい筈なのに乖離する心と身体。 ※※ み じ か い ^p^← 駄目だ。 トランプ (←)未だに脱出出来ない…orz← 339: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/24(火) 19 20 14 【獣の情愛】 所謂“男女の営み”とやらをするのが目的のこの場所。 目に痛すぎるピンク色の部屋。これまた目に優しくない色、デザインのベッド。 ま、コトに及ぶのに部屋の色もベッドの色、デザインもどうだって関係ないか。 「あ、ああっ、やあっ!」 四つん這いで後ろから俺のモノを銜え込むのはつい数分前に初めて出会った名前も知らない青年。 暇で適当にふらついていた所を誘われたから手近にあったホテルでこうしてコトに耽っている。 思えばコイツは俺の嗜虐性を見破っていたのかもしれない。じゃなきゃ俺がこうして半ば一方的に犯す様な性行為を強要した時に素直に受け入れたりはしないだろう。 「嫌? 嘘吐くなよ。俺に虐げられて悦んでるくせに。ほら「私は卑しい雌猫です。イヤらしい私のお尻の中に種を植え付けて下さい」って言ってみな?」 そう耳元で囁いてやれば下に居る青年が身体を震わせる。弱々しく頭を振って拒否の意を見せるけど身体の方は正直だ。嬉しそうに俺のモノが締め付けられた。 もう一度、「言えるよな?」と低く囁けば小さく嗚咽を洩らすのが聞こえた。 「わ、私は、卑しい雌、猫です……。イヤらしい、私のお、尻の中に……っ、種を植え、付けて下さ、ひああぁっ!?」 全てを言い切る前に奥を突き上げる。油断していたのか、青年は一際甲高い嬌声を上げて背を撓らせた。同時に中に埋まる俺のがキツい位に締め付けられて俺の方も更に昂ぶっていく。 俺は上半身を前に倒して、猫科の獣のソレまんまに目の前の汗が滲むうなじに噛み付いて腰を使いだした。 「あ、あ、あっ! や、こんな、っあぁ!」 「っ、は……獣[けだもの]だな。俺達」 「こんな、こんなのだめ、あぁっ! も、もうオレ、イッちゃ……っ」 俺のモノに絡みついてきていた媚肉が俺に、青年の絶頂が近い事を教える。俺の方もこの滾る欲望の解放を求めて半ば一心不乱に腰を打ち付けた。 「あっ、あ、あぁっ--んああぁっ!」 「っ……クッ」 二人ほぼ同時に極みに達し、ベッドに崩れ落ちる。 俺のモノが青年の中から抜け出た後からは、俺が出した欲望の証が零れた。ソレが青年の肉付きの良い太腿を伝ってベッドのシーツに染みを作る。 乱れたシーツに腰のみを高く上げた状態で突っ伏し、荒い呼吸を繰り返しながら植え付けられた男の種を零す。かなり扇情的なその姿に俺はたった今、欲を吐き出したばかりだと言うのに当てられそうだ。 「そういえばお前、名前は?」 「え……?」 怠そうに身体を横たえて、青年がこれまた気怠そうな視線を向けてくる。 「俺のペットになる気、ねぇ?」 「恋人じゃ、なくて?」 「あぁ、ペット。恋人は昇格の可能性が無くもない」 青年が俺の言葉にぷっ、と吹き出す。クスクスと鈴でも転がしたような笑い声をあげて「なにそれ」だって。 「良いよ、オレを飼ってよ。ご主人様。名前は--」 獣の情愛。 本能のまま交わってから愛を探せ。 ※※ くっ……←何 受けの台詞は私の趣味丸出しですね← 性描写ってなんでこんなに難しいんだ…!! 342: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/25(水) 21 50 00 【終わりの音が聞こえる(あの人の足音)】 部屋には窓から差し込む月光以外の光源が無かった。 部屋の隅。月光が差し込む窓の側には全裸の肢体を曝した男--智也が立ち、自らの正面にある姿見にその姿を映している。智也の身体には所々に鬱血痕が散らされ、智也の男にしては細い指がそれらを一つ一つなぞっていった。 --此所と……あ、こんな所にも……。 一つ鬱血の華を見つける毎に、これを自分に刻んだ相手の事を思い描いて智也の顔が綻ぶ。 智也がこうして己の身体に刻まれた証を一人、鏡の前で確認するようになったのは今に始まった事ではない。 「隆成……」 かの彼の名前を呟き、束の間の充溢感に浸る。昨夜の恋人との身も心も溺れてしまいそうになった情事を頭の中に描き智也は自分の身体に散った華に爪を立てた。 「痛っ……」 皮膚を突き破ってしまいそうな程に力を込める。 恋人への配慮で爪は切られてはいたが、それでも結構な痛みがあったらしい。智也の顔が歪めらる。だが相変わらず爪を立てるのをやめる気配はない。加えて、表情はどこか恍惚とさえしていて、正面にある姿見にはうっとりとした顔で自らの身体に傷を付けようとする智也の姿のみが映し出されていた。 --こうすれば暫くは消えない……。 鏡の中の智也が満足そうな笑みを浮かべる。 智也が爪を立てていたそこは赤いその証から更に上書きでもするように赤く腫れてしまっていた。 智也にとってこれは誰よりも、言ってしまえば自分自身よりも愛しく大事な彼に愛されている痕跡であり、同時に自分がこれからも生きていくのに必要な証であった。 --僕が生きてるのは隆成が居るから。隆成の証があるから生きていける……。 ふと、智也の耳に聞き慣れた足音が。 途端に自分の今の格好も関係ないと言うように智也が部屋と廊下を隔てる扉に駆け寄る。すぐに廊下へと繋がる扉が向こう側から開けられ、そこに居た、自分が待ちわびていた訪問者の姿に智也は弾んだ声色でその訪問者の名前を呼んだ。 「隆成っ!」 愛しい彼の足音は、 自傷行為の終わりを告げる音--。 ※※ はい病み~← 今回は三人称単数という(らしい)書き方で書いてみました!! 以下コピペ↓ 三人称単数(主人公のみの視点で描かれるが、地の文は主人公を客観的に描写する) だそうですww← 345: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/26(木) 21 10 30 狂ってます。 意味不注意ですよ!!← 突発的に書いたのでなにこれ状態です← ていうか…BLじゃなくね?← 男しか出て来ないけどラブ要素なくね?← ※※ 【右手にナイフ、左手に心臓】 本道から一つ裏へ入った場所。街灯はもはや無く、所々白っぽい月明りが照らしている以外には闇が広がるそこを、一人の、違法な薬をしているかの様に濁った眼の少年が歩いていた。 良く見ると少年の右手には鋭利な光るもの。左手には滴を零す何かの塊の様なものが握られている。 「んー……?」 ザリッ、と地面の砂利かなにかを踏んだ音が少年の耳に届く。ゆっくりとした動作で少年が己の正面を見ればそこには少年よりも幾らか年上であろう男が驚愕の表情で少年を見つめていた。 少年がニタリ、と黄ばんだ歯を見せ、男はすぐにこの少年が“普通”では無い事を悟った。そして少年の手元に視線をやり息を呑む。 「お、お前……それ……っ」 右手には鈍色に光るのはナイフ。そして左手には赤い滴を垂らす臓物--人間の心臓が握られていて、信じられない思いで漸く絞り出した声は酷く震えていた。 少年が歯を見せたままゆっくりな動作で首を傾げる。 「お兄さんもー……心臓ー……俺にーくれるー……?」 スローペースの声が更に遅い早さで男の脳に伝えられ、少年の言った言葉の意味を間を置いて理解した男は当たり前だが逃げようとする。が、何故だか足が地面に縫い付けられてしまったかのように少しも動かせない。 頭では逃げなくては、逃げないと殺される、と思ってはいるものの身体が言う事をきかなかった。 男の背を冷たい汗が伝う。 「や、やめ、て、くれ……っ」 少年がふらふらとした足取りで少しずつ男との距離を詰めていく。 ナイフの握られている右手が振り上げられ、殺られる、と男が目をぎゅっと瞑りこれからくるであろう衝撃に身を固くした。 「--……っ?」 しかし何も起こらない。意を決し、おずおずと瞼を持ち上げた男はすぐ目の前までやってきていた少年の姿と、至近距離にあるやつれた顔に息を詰める。 少年の方はといえば男の顔をじっと見つめており、ふと、くるりと反転。男に背を向けた。 男はただただ呆然と立ち尽くし、少年の背中を見つめる。少しずつ本来の働きを取り戻し始めてきた男の脳が自分がとりあえず助かった事を認識するが、何故寸前になって少年が手を止めたのかが不可解で仕方なかった。 しかし声に出して少年に尋ねる事はおろか未だに身体がいう事をきかない。 「お兄さんはー……あんまりー……おいしそうじゃー……ないからねー……」 危うく悲鳴染みた声を上げそうになりながらなんとか飲み込んだ男は、暗闇に消えていく小柄な背中をやはりただ、見つめる事しか出来なかった。 左右の手に“キョウキ”を握った少年は今宵もまた食事を求め自らの手を汚す。 352: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/27(金) 21 46 01 結構皆さん病み系好きなんですねw 良かったですww 今回も病んで…るよね?← ※※ 【君の眼球抉り出したいくらい素敵(最大級の褒め言葉さ)】 紫苑は所謂クォーターで、母方の祖母がヨーロッパ系の血を引いていた為に紫苑の瞳は澄んだ空色をしていた。 二重の大きな空色の瞳は紫苑の自慢で、紫苑の恋人である燈も紫苑の綺麗な瞳が好きだった。もちろん、紫苑自身もだが。 「ほんと、紫苑の目は綺麗だよね」 「でしょう? ボクの自慢だから」 燈の家のテーブルに向かい合う形でそれぞれ座る紫苑と燈。 にっこりと、お日様のようにキラキラと輝いて見える笑顔を浮かべた紫苑は本当に嬉しそうで、燈はそんな紫苑に眩しそうに目を細める。 ふと、燈が紫苑の頬に手を伸ばした。撫でるように紫苑の頬に触れ、柔らかく微笑む。 「燈? どうしたの?」 首を傾げた紫苑にううん、と燈が紫苑の瞼を親指で軽くなぞった。 「ほんと、綺麗だよね……。このまま指突っ込んで抉ってしまいたいくらい……」 表情はうっとりと、声はどこか熱を含んだ燈にそう言われた紫苑は、触れられていない方の目をその空色が零れ落ちてしまうんではと思う程に見開いた。しかし相変わらず燈はうっとりとした表情で紫苑の閉じられる瞼を親指の腹で撫でている。 紫苑はこの指にこのまま力が込められてしまうんでは、と恐怖に駆られた。 しかし燈が紫苑の頬に触れていた手をスッ、と引く。 「冗談だよ。それくらい素敵だって事。怖がらないで?」 そう苦笑した燈は普段の、紫苑が良く知るもので紫苑はホッと胸を撫で下ろした。 「びっくりしたじゃん。もうー……」 照れたように頬を僅かに上気させた紫苑がくすくすと鈴を転がした様な声で笑う。 そんな、当たり前に自分に対して無防備な紫苑に燈は苦汁を嘗める思いでいた。 最大級の褒め言葉は 禁忌的な真実--。 358: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/28(土) 17 04 59 だからBL要素なくね?← ホント、突発的に書いちゃう癖なんとかしないとな…orz 主人公、妄想が激しい子w← 狂ってます。 ※※ 【脳内殺人】 --あいつは絞殺。 人目を引くような美麗な容姿をしているでもなく、秀でた頭脳を持っている訳でもない、どこにでも居るような、極々平凡な青年の安易に人に話せない変わった趣味。それは目についた人間を様々な方法で殺害する事。 もちろん実際に実行してしまえば刑務所行きだ。 --あの女は刺殺。 だから殺すのは自分の頭の中でだけ。 実際殺人を経験した事の無い青年にはそれだけでも十分な満足感を得られていた。 休日の午後。特に予定も無く適当に街中をふらふらしていた青年は朝から歩き回っていたお陰で疲労の溜まってきた足を休めようと、たまたま見つけたベンチに腰を下ろした。 ベンチに深く腰を掛けふと、車道を挟んだ向こう側にある喫茶店に居た一人の人間に青年の視線が固定される。自分とあまり歳の変わらなさそうな男。 青年はその男を次の標的に選んだ。 --あの男は……。 向こうが気付かないのを良い事に、じっと男を見据える青年の頭の中は、すでに視線の先にいる男をどんな風に殺すかで一杯だった。 青年の目に捕らえられている事など露も知らない男は、大勢の人で賑わう休日の喫茶店のオープンテラスで文庫本を片手に洗礼された優雅な動作でカップを口に運んでいる。 --車で轢き殺す……。 暫く思案してから殺し方を決めた青年は僅かに唇の端を吊り上げた。しかし青年は車の免許を持っていない。 まぁ、そこは青年の妄想だから細いことは気にしない。 それを見計らったかのように男が席を立った。会計を済ませ、青年の方に向かい歩いてくる。 青年は身を強張らせたものの、自分の頭の中でだけの事で実際は何の関係も無い事を思い出し、横断歩道を渡ろうとしている男を遠くを見ている振りをして見つめ続けた。 「っ……な、っ!?」 青年が勢い良くベンチから立ち上がる。と同時に一瞬時が止まってしまったかのように回りがシン……と静まった。 どこからかの絶叫に近い悲鳴を耳が拾い青年がハッとする。 目の前の横断歩道の中間辺りに倒れる人間。その回りにはその人間から流れているであろう赤が広がっていった。 その側には電柱にぶつかり無残にも大破して煙を立ち上ぼらせる車が。 現状は何も知らない人間でも見ただけですぐに事故が起こったのが分かる程。 「嘘だ、違う……。俺は関係ない……っ」 そしてその事故にあった人間が自分が先程頭の中で殺害した男だったものだから、青年は酷く狼狽した。 実際は青年に何の罪も無いのだが、青年の頭は一杯一杯で、あらぬ妄想が勝手に膨らんでいく。 --逃げないと……っ! 青年は駆け出した。事故現場から離れようと、人目も憚らずに全力疾走する。 どれくらい走ったのだろうか。ふと青年の背後から女性のものかと思われる甲高い悲鳴と、誰かを引き止めようとする大声が聞こえた。 青年が立ち止まり、状況を確認しようと辺りを見回す。そして左を見た瞬間、青年のすぐ目の前には自分に向かってくる車。運転席にいる男の驚愕の表情が脳内にこびりつく。 「っ…… え?」 世界が暗転した。 脳内殺人。 貴方も殺されているかもしれない--。 369: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/29(日) 20 03 22 え? 今回も病んでますよ?← あ、意味不注意報発令です。これだから思い付きってやつは…(●ーωー)=3 ← 次は病んでないのあげたいな…← 最近キャラ名考えるのが辛いです←オイ 聖(ひじり)と希望(のぞむ)です。きぼう、じゃないですよw ※※ 【胸を焦がす憎悪(それを愛と君は言う)】 --強すぎる愛は時として相手や自分自身すら滅ぼす、とか何とか。そんな様な言葉を誰かから聞いた事がある。 キングサイズのベッドに仰向けに寝ている聖は酸欠になりかけで霞んだ思考の中そんな事を考えていた。 聖の身体の上には聖の恋人である希望が身体を跨いだ格好で陣取り、その手は聖の細い首をベッドに押さえ付けていた。 足りなくなった酸素を求めて開いた聖の口。声を出そうとしてもひゅーひゅーと喉が鳴るだけで、聖の顔は徐々に苦しげに歪んでいく。 「苦しい?」 眦をさげながら首傾げに希望が問う。 聖は今にも保っている事を放棄してしまいそうな程に薄れた意識の中、なんとか希望の言葉を理解した。当たり前だろ! と喉が張り裂けんばかりの大声で叫んだつもりだったが、聖の喉から発せられたのは低い呻き声。 力の入らない手で自分の首を絞める希望の手の甲を掻き毟ろうとする。 そんな聖の姿に希望は唇の端を吊り上げ不気味に笑った。 --クソが……っ! 眉間に深い皺を何本も刻みながら声に出せない代わりに心の中で悪態をつく。 「聖ー。俺はね、聖を愛してるんだ。大好きな子の一番イイ顔を見たいって思うのは当たり前の事でしょう?」 本格的に霞んできた視界と思考。聖はそれでも尚、希望に反論しようともがくが、身体が自由に動かない。 意識が遠のき、身体から力が抜ける。 --もう、だめ……だ……。 聖が暗転していく世界でそう思った瞬間聖の肺に一気に新鮮な酸素が入ってきた。久し振りのそれに聖が盛大に咳き込み、眦には涙が滲む。 「死なれたら困るからね。可愛い聖」 「勝手な、こと、言うな……っ」 希望の顔が歪に見えるのは生理的な涙で視界が霞んでいるせいではない筈。聖は先程までの事といい、本能的に希望に対して畏怖の情を覚えていたが、おくびにも出さずに気丈にも希望を睨み付けた。 聖の胸の内で焦げ付くのではと思う程に煮え滾るこれは希望に対する嫌悪と憎悪。 「どうして? 俺は聖を愛してるんだよ?」 「ブッ殺す!」 聖が希望に飛び掛かる。意外にもあっさりと希望の身体に跨がる事が出来た。 形勢逆転。それぞれ先程とは真逆の立場に置かれ、聖は自分がされたように希望の首に手をかける。 聖が希望の首にかけた手に力を込めれば希望は一瞬苦しげな表情を見せた後、口許を歪に吊り上げた。思わず聖が力を緩めてしまう。 気道への圧迫がなくなり、希望が口を開く。 「嬉しいな。聖にこんなに愛されて……」 「や、やめっ……ぐっ」 俺を愛してあげなきゃね、と、どこか恍惚とさえした嗜虐的な笑みを顔に張り付けながら聖の細首にかけた指に力を込めた。 希望の首から聖の手が完全に離れてしまう。 先程とは違い、自分が優位に立っている筈の体勢での屈辱感。聖はギリッ、と奥歯を噛み締めた。 「俺が憎い? だったら嬉しいんだけど」 希望の言葉と笑みに聖の表情が苦痛と訝しげが混ざり合った様なものになる。 --なにを……言ってるんだ……? 戸惑っている聖の心の内を読んだかのように希望が腹筋を使って上半身を起こす。まるで対面座位のような格好で聖は相変わらず希望によって気道を塞き止められていた。 そんな聖の耳元に、希望が聖の首を絞めあげたまま湿った唇を寄せ囁く。 「憎悪と愛は紙一重でしょう--」 希望の囁きに聖は奈落の底に突き落とされたような感覚を覚え、自分の首にかけられた手にぐっ、と力が込められたのを最後に聖は意識を保つ事を無理矢理放棄させられる。 意識を失う瞬間、希望の唇が何かを紡いだ気がしたが聖には希望が何を言ったのか解らなかった--。 胸を焦がす憎悪。 それはきっと愛なんだ--。 370: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆11/30(月) 19 24 17 今回は病んでないですよー!! こいつらは所謂無自覚バカップルってやつですね、きっと← ※※ 【たかが夢。されど夢。】 「…… 最悪」 空が白み始め、外では小鳥が囀りだした頃。 敦哉はベッドから裸の半身を起こした状態で眉間に皺を寄せていた。 隣りではつい数時間前まで熱を分け合っていた男が自分と同じ全裸でシーツにくるまり規則正しい寝息を立てている。どこか満足そう、幸せそうな寝顔がまた、敦哉を苛立たせる要因となった。 「お前ばっかり良い思いしやがって」 八つ当たりもいい所だが、敦哉が男--慎の鼻を摘む。暫くして呼吸が苦しくなった慎が小さく呻いて目を開けた。眠そうなとろりとした目が敦哉を映し、寝起きで虚ろだったそれに光が宿る。 「どうした……?」 気怠そうな掠れた声。すぐに敦哉の異変に気付いた慎が重そうな腕を伸ばし敦哉の頬を撫でる。 敦哉は自分の頬を撫でる優しい手に目を細め、その姿は猫を思わせた。慎がくすりと小さく笑う。 「笑うな。馬鹿」 「はいはい。で……どうしたんだ?」 慎に再度尋ねられて敦哉は少し思案する様子を見せてから小さく夢……と呟いた。 「夢? 怖い夢でも見たのか?」 心配しているのが滲みでた慎の声色に敦哉が首を振る。 思惑が外れた慎は首を傾げた。 「怖いっていうか……その夢のせいで眠かったのに目が冴えた」 「どんな夢?」 「……お前が事故った夢」 少し躊躇いながら間を置いて答えた敦哉に慎がは? と目を丸くさせる。恋人が夢とはいえ事故にあったのに冷静、というより眠りたいという事まで言った敦哉に慎が自分の耳を疑った。 「十分怖くね? その夢」 「どこが? ただの夢だろ?」 おずおず尋ねた慎に敦哉は心底不思議そうな表情で首を傾げ、その様に慎はガクリと肩を落としてうなだれてしまう。 そして相変わらず首を傾げている敦哉の腕を引き、突然の事で成すがままにベッドに倒れた敦哉を慎は自分の腕の中に閉じ込めた。 素肌同士が密着し、互いの体温が溶け合う様な感覚を覚えさせる。 「ちょ、離せよ……っ」 「眠いんだろ。寝ろ。それとも、疲れる事してから寝るか?」 「なっ……! ふざけんな!」 慎の言った“疲れる事”の意味を敦哉が即座に理解出来たのは慎の手が敦哉の尻を撫でたから。敦哉は冗談じゃない、と慎の腕の中でもがくが、ガッチリとホールドされているせいで無駄な労力を使っただけだった。 「大体、次は俺がお前を抱く番だろ!? 交替制の事、忘れたとは言わせねぇ!」 「おやすみ」 「こらっ! 慎!」 自分の分が悪くなった途端、強制的に会話を終了させた慎。だが敦哉を抱く腕は相変わらずで、敦哉は少し身を捩ってから諦めたのか慎の裸の胸板に身を寄せた。 たかが夢。されど夢。 あわよくば次こそ良い夢を--。 371: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆12/01(火) 20 14 32 いくらタイトル思い付かなかったからって最低過ぎる…orz フ ○ラ描写、今までで一番頑張った気がします!!← ※※ 【口内性器】 眼前にある怒張に凪は口の中に溜まった唾をごくりと嚥下した。 おずおずと手を伸ばし、どくどくと脈打つそれに触れる。ただでさえ自分以外の男の雄に触れる機会などそうそうある筈もなく、触れた指先に感じた熱さに思わず手を引いてしまった。 頭上から隆昌の苦笑する声が聞こえ、凪は自分の耳が赤くなるのを感じながら再び目の前のそれに触れる。 軽く握り込み、初めはゆっくりと手を上下させた。 「熱いし硬い……」 思わず本音が洩れる。 手の中のそれはそれまでも十分すぎる程だった硬度を更に増し、頭を擡げた。さもすれば蜜口から豊潤なそれが滴り初め、ぬるついたそれが凪の手を汚す代わりに手をスムーズに動かせる様になる。 これが自分の所為だと思うと凪の方も堪らなくなった。 意を決し、隆昌の怒張に尖らせた舌先を伸ばす。無理しなくてもいい、とも言われたが、したいと思った。 「ん……っ……」 隆昌のだからなのか、不思議と嫌悪感は無い。 裏筋を下から舐めあげれば雄がぴくりと揺れ、溢れた滴が裏筋を伝った。 「っ…… 銜えられる?」 「うん……」 官能的に掠れた隆昌の低い声にふらふらと凪が隆々とした雄に顔を近付け口を大きく開ける。まず先端を食み、普段自分がされているのを思い出しながら、舌で蜜を溢れさせる鈴口をつついたり、張り出した部分に舌を絡めた。 奥まで銜えれば口の中に苦味が広がり、息苦しくなる。飲み込めない唾液が口の端から零れたが、凪は気にせず頭を動かし始めた。 「上手い、よ……っ」 「っ……ん、んっ……」 凪の髪を隆昌の男らしい骨張った大きな手が撫ぜ、指が髪に絡められる。その気持ちの良さに凪が目を細め、それから嘔吐かない程度に奥まで銜えた。 快感の色を滲ませた低い声を凪の耳が拾ったのとほぼ同時に頭を撫ぜる手に力が込められる。髪を引っ張られる痛みに眉を寄せながらも凪は奉仕をするのを止めようとはしなかった。 「んん……っ、ふ……」 「っ…… 凪、出すよ……!」 「んぐ!?」 隆昌が低く呻いたと思えばいきなり頭を押さえられ、息苦しさに眦に涙が滲む。 喉の奥に熱い飛沫を浴びせられ、吐き出す事も出来ないままドロリの粘着質なそれを数回に分けて嚥下した。 「ぐぅ、……ぅっ……っん」 口内で隆昌のそれが力を失っていくのが分かる。漸く押さえ付けていた手が退き、凪が咳き込んだ。飲み切れなかったものが口の端から垂れ、染みを作る。 「あぁ……ごめん、凪。つい……」 「ん、大丈夫……。ちょっとびっくりしたけど……気持ち良かった?」 凪の窺うような視線に隆昌が微苦笑を浮かべ、凪の口の端から零れる己のものを指で拭う。 「すごいヨかったよ。ありがとう」 そう、前髪を上げられた額に接吻けが落とされて、凪は頬をほんのり染めながら嬉しそうに微笑んだ。 口内性器。 自分だけじゃなく相手も悦ばせたい。 372: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆12/02(水) 18 59 10 前にも心臓がどうの~って書いた気がしますが違うタイプです。 色んな意味で二人共可哀想です← 私の中で相川は杉田さん(銀魂の銀さん、涼宮ハルヒのキョン)ボイス…←だから何 ※※ 【僕の心臓ごと差し上げます】 「いや、要りません」 喫茶店でバイトをしていた奏は、お客の一人の訳の分からない申し出を秒殺した。 「どうしてですか!?」 週末の昼間に三つ揃いの、見るからに上等なものだと判るスーツを着たこの男は、女性客の割合がただでさえ多いこの喫茶店に居るのが不自然過ぎた。それに加え、端正な顔の美丈夫とくれば良い意味でも悪い意味でも人目を引いてしまう。 ここ数日、ほぼ毎日のようにこの喫茶店に通い詰めていたこの男は、その目を引く容姿のお陰か女性店員の間で良く話が持ち上がっていた。毎日、とは言っても奏のバイトがある日は毎回、という話だ。 今は奏が他の客に迷惑がかかるからと、特別に店長の許可を貰い従業員専用のロッカー室に居たが、時折他の店員が興味本位で覗きに来る程。 奏は表には出さずに心の中で小さく息を吐いた。 「それより、えっと……」 「あ。申し遅れました。僕は相川 俊幸と申します。樋山 奏さん」 店員は胸にネームプレートを掲げているから相川が奏の名前を知っていたのは良いとして。一介の客の名前を知る筈がない奏に相川はスーツの内ポケットから名刺を取り出し、営業さながらに背筋をピンと伸ばし両手で丁寧に差し出した。 「どうも。それで相川さんはお仕事良いんですか? スーツ着てますけど」 奏の、あからさまに隠すつもりのない訝しげな表情や刺々しい物言いにも相川は気にする様子は見せない。むしろ、奏に名を呼ばれ高揚とさえしていた。 普段なら自分よりも年上相手にこんな態度をとらない筈の奏だったが、奏には相川はこれくらいでは怒らない、という根拠の無い自信があった。 「奏さんに心配して貰えるなんて感激だなぁ。大丈夫ですよ。今日は休みなんで」 だったら何故スーツを着ているんだ、と半ば反射的に問い掛けそうになりさすがに失礼だと思った奏は開きかけた唇を一文字に噤む。 しかし相川はそんな奏の考えを読み取ったのか爽やかな笑みを浮かべた。 「スーツの方がここでは目立つし、奏さんに覚えて貰いやすいでしょう?」 子供の様に屈託のない笑顔を無防備に見せる相川に奏は一瞬目を奪われたが、すぐにハッとして目を逸す。 何故だか、先程までは全然気にならなかった自分の心臓の音が今では煩いくらいに高鳴っていた。その原因は間違いなく己の正面に居る男の所為で。奏は劇的な心境の変化に戸惑っていた。 「な、なんで僕になんか。僕は男ですよ」 「性別なんて僕には関係ありません。僕は貴方のひたむきな姿に惹かれてしまったんです」 切れ長の涼しげな瞳で、まっすぐに見つめられて奏は言葉を詰まらせる。そんな奏の手を相川がとり己の両手で包み込むように握った。 「なので、奏さん。僕の心臓ごと受け取って下さい」 いや、だから心臓は要りません--。 373: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆12/03(木) 20 50 45 【膝を貸します】 連日の徹夜で棗はうつらうつらとしていた。 棗は現役の高校生で、ほんの数時間前まで大学受験の試験会場に居たのだ。 試験を終え、漸く張り詰めていた緊張の糸が解けた棗に一番に襲いかかったのは壮絶な眠気。 「出来る限りの事はやった。大丈夫」 そう自分に言い聞かせ、棗は数日振りの惰眠を貪ろうと自宅のドアを開けて真直ぐ二階にある自室へと急いだ。 「--うん?」 ふと、二階への階段を上ろうとした棗はリビングの方に人の気配を感じて足を止める。 この日は両親は共に外出していて、今の時間この家には今帰宅した棗以外に誰か居る筈が無いのだ。 初めは気のせいだとも思った棗だったがもしもの事があったら、と自分の携帯を握り締め、足音を立てない様にリビングへと向かった。 「あ。棗お帰りー!」 嬉嬉としているのを隠そうともせず、リビングのソファに腰掛けながら棗に向かって手を振るのは、棗の一つ上の幼馴染み郁人。 棗はあからさまに不快だと言わんばかりに眉を顰めたが郁人はそんな棗の様子も気にする素振りも見せず、こっちにおいで、と座っているソファの空いているスペースを叩いた。 「なんでお前が此所に居るの? どうやって入った? 警察呼ぶぞ?」 「一気に聞かないでよー。えっと、棗が今日試験だって聞いたからさ。鍵はおばさんに借りた。だから警察はやめて」 郁人の話を聞いている間も訝しげな表情の棗に郁人は困った様に微苦笑を洩らす。 「俺これから寝るから。帰れ。鍵は閉めたらポストの中入れといて」 「えぇっ!? せっかく心配して来たのに! 棗酷い!」 郁人の大声はただでさえ寝不足な頭に響く。堪らず棗が眉間を押さえると、郁人が大丈夫? と棗に近寄った。 「煩い。頭に響くだろ。寝不足なんだよ」 「あぁ、ごめんごめん。ちょっと失礼」 「え? うあっ、!?」 身体が浮く感覚に棗が素っ頓狂な声をあげる。慌ててすぐ側にあった郁人の服にしがみつく。 暫く間を置いて、今の自分の状態を認識した棗は一瞬固まってからバタバタと足を動かして暴れだした。 「ふざけんな! 降ろせ!」 「暴れないの。落ちたら危ないでしょ」 「だったら降ろせ! お姫様抱っことか有り得ねぇ! 俺は男だ!」 「はいはい。そーだねー」 人には大声を出すなと言っておきながら怒鳴り声をあげる棗を軽い口調で窘め、郁人は男一人抱き上げているとは思えない程しっかりとした足取りで、先程座っていたソファまで歩く。 「眠いんでしょう? 寝て良いよ」 所謂棗に膝枕をする形でソファに腰掛けた郁人。自分の膝に無理矢理乗せた棗の頭を撫でる。 棗はといえば、初めこそは抵抗していたものの次第に眠気に耐えられなくなっていく。正直男の膝なんて硬くて仕方なかったが、頭を撫でる郁人の優しげな手に棗は眠気を余計に誘われた。 「帰る時、起こせよ……」 「分かった。おやすみ、棗」 郁人の声に小さくおやすみ、と返して棗が身体から力を抜く。 規則正しい寝息が聞こえてきても相変わらず棗の頭を撫でるのをやめない郁人は、棗の無防備な寝顔を眺めながら小さく笑った。 「今ならキスしても分からないよね? 棗が大学受かってますように--」 そうして額に落とされたキスと、キスした後の郁人の自嘲的な笑みも、棗は知る由も無かった。 膝を貸します。 少し硬いだろうけど我慢してね。 ※※ 無性に膝枕が書きたくなった結果です← ホントは攻めがもっとアホっぽくなる予定だったのに…(´・ω・`)あれぇ?← 374: 名前:灰人 (L/G6UpmrlY)☆12/03(木) 21 21 56 そういえば今日でピコ森デビュー(笑)2ヵ月でした!! いやいや本当にお世話になってます。これからもどうかよろしくお願いしますm(_ _)m 久し振りにお兄ちゃんズですw あぁ…思いきり恭悟を啼かせたい←オイ ※※ 【朝日と腕枕】 昨夜も所謂“夜の営み”に精を出して、クタクタになりながらオレは半ば意識を飛ばす様な感じで眠りについた。 そして今、暖かな朝日を感じて目を覚ませば、すぐ目の前には昨夜遅くまで熱を分け合っていた張本人のドアップが。 二人共生まれたままの姿で、身体はきちんと綺麗にされている。しかもどうやらオレは腕枕をして貰っていたようだ。 長時間なんて腕痺れてるんじゃないか? 「龍?」 試しに小さく呼び掛けてみる。 寝起きがあまり宜しくないこいつだ。これくらいじゃ起きないのは分かっている。 「ンッ……」 もう一度呼び掛けようとすれば龍が小さく呻く。眉間に皺が寄って、少し身動いだかと思えば-- 「ぅ、あ……!?」 抱き寄せられた。 「ン……恭、悟……」 「っ!?」 普段の地声よりも更に低く、加えて掠れた艶のある声。まるで“コト”に及んでいる時のそれの様なその声は、オレの腰を的確に痺れさせた。 ただでさえ素肌同士が密着しているのにこんな声で、しかも名前を呼ばれたらそんな気力は残っていない筈なのに変な期待をしてしまう。 「しかも寝言……」 恥ずかし過ぎる。 寝言で名前を呼ぶなんて、一体こいつはどんな夢を見ているんだ。 「龍? どんな夢を見てるんだ?」 答えが返ってこないのを承知の上で尋ねてみる。もちろん龍からの答えは無い。 とりあえずせっかくの休日なんだから、オレは二度寝をする事にした。 もう暫く腕枕、よろしくな? ※短編だらけ※ 続き9