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さて、では現在の私の状況を説明する。 特筆すべき事態は皆無の状況を維持していたのはこの放課後までだった。即ち、この放課後に特筆すべき事態が発生したということにほかならない。 珍しく沈黙を守っていた涼宮ハルヒが突然再起動し、この文芸部室にまで引きずられた。 容姿・生体的基礎能力、そして性格が他を非常に大きく逸脱したこの女子生徒は私の高校生活最初の日から私の後ろの席に居座っていたのだが、彼女は他を拒絶 してるようであったし、私も興味はなかったので、これまでと同じように時々友人(補足すると中学から異性としての要素を考慮にいれない付き合いをしていた国木田君や高校から話すようになった数人の女子生徒だ)と話をしながらも大半では黙々と読書にふける学校生活を送っていた。 どうやらそれがいけなかったらしい。 私は客観的に見れば、正にという無口文学少女だろう。しかし私は一人の人間であり、全く話さないわけではない。少々口下手なのを自覚してるのも合間って自発的に話し掛けないだけで、話が始まれば無口なりに話すし、常に無表情というわけでもない。友人もそれなりにいる。 だが、彼女の他を大きく逸脱したエキセントリックな感性に対して私というキャラは見事にマッチしてしまったらしい。 『あんた、気に入ったわ!今度からあんたのこと、有希って呼ぶから!』 『……そう』 そして、クラスで唯一彼女とコンタクトをとれるという理解に苦しむレッテルが追加されて数日が経ち、かくかくしかじかなことがありつつも、新しい部活を作ればいい、と叫ばれ、現在に至る。 確認しよう。私は彼女に特別干渉するようなことはしていないし、影響を与える可能性が高いことも言っていない。 なら何故、私はここにいるのだろう。 【もしもシリーズ壱号作:長門とちぇんじ】 さて、前述のように私はこの涼宮ハルヒという人物によって私の在学する通称北高の果てに存在する部室棟の三階にある文芸部室にまでつれてこられたわけなのだが、 「これからこの部屋が、我々な部室よ!」 「……少し待って欲しい。ここは文芸部室のはず」 現に、窓側にパイプ椅子を置いてそこに座り、片手に文庫本を持ってぼうっとしたようすでこちらを見つめる、文芸部員らしき男子生徒がいる。 「そ。でも今年の春に三年生が卒業して部員ゼロ。新たに誰かが入部しないと休部が決定していた唯一のクラブなのよ。で、こいつが一年生の新入部員」 予想は当たったらしい。 「……では休部になっていないはず」 「似たようなもんよ。一人しかいないんだから」 似て非なるものだと思う。 「しかし、あの人はどうするの」 「別にいいって言ってたわよ」 「……本当?」 「ええ。昼休みに部室貸してって言ったら、好きにすればいいさって。ゆっくりできればそれでいいらしいわ。高校生にあるまじきグータラぶりは、相当変わってるわよねぇ」 変わってる、という事に関して貴女が言える事は無いと思う。 「ま、そーゆーことだ。俺はキョンと呼ばれている。一つ適当によろしく頼むよ」 「……長門有希。こちらこそよろしく」 その声は、落ち着いて堂々とした声だった。容姿は一見して普通、しかしよく見ると結構高い水準にある。しかし、これはこの際関係無い。 「彼女はこの部屋を理解するに困難な部活動の部室にしようとしている。それを、許可するの」 「ああ、別に構わん」 「……しかし、恐らく多大な迷惑をかけると予想される」 「それはそれでいい」 「……そのうちこの部屋の専有権の放棄を迫られる可能性もある」 「そんときはそんときさ。なるようになる」 「…………」 思わず、絶句。よく考察すれば、彼の目的に当該の部室の絶対的必要性は著しく低い。故に生じる無関心さなのかもしれない。 「ま、そういうことだから。これから放課後、この部屋に集合ね! 絶対来るのよ!! 来なかったら、死刑だから!!!」 「…………了解した」 むしろ、圧し負けたというに近い。しかし、死刑は嫌。 そして翌日。 彼女は私に先に行くよう指令を下し、廊下へと消えた。 部室に到着した私だが、既に彼は来ており、少々行儀の悪い体制で文庫本を片手にしていた。そして、私も読書家だ。珍しく、興味が沸いた。 「何、読んでるの」 「ん、よう長門。本か、伊坂幸太郎の『重力ピエロ』だよ」 眼鏡を通して彼の文庫本を確認する。確か、若い層に人気のある作家だ。 「面白い?」 「ああ、中々ユニークだ。ジョークのセンスも話もな」 「本、好き?」 「暇つぶしの手段として優秀だな。地球人類の創りだした文化の極みだよ」 「……そう」 とりあえず、読書仲間が増えるのであれば先の狼藉も有益かもしれない。 そこから、同性の私からみてもかわいらしいと評価できる朝比奈みくるという先輩がかつての治安維持法も驚愕するような理不尽な理由で強制召喚され、色々あったのちに傍観に徹していたキョン(これで通すことにする)をしばし見詰めてから入部したり、男子生徒が一人追加されたりしたが、割愛する。 むしろ、重要なのはこちらの方。 「おお、そうだ長門。これ、読んでみろよ」 そういう彼に渡されたのは、伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』という一般的なハードカバーの小説。読んだことはない。 しかし彼が奨めるのだから面白いのだろう、と判断して素直に受け取る様を彼が少し神妙な顔でみていたことが少し気になった。 結局、私は今読んでいる本を読み切っておきたかったので借りた本はまだ手を付けていない。 それを読んでいたかのように、彼が私に催促した。私は違和感を覚える。彼は自発的理由から他人に余計な干渉はしない。私や朝比奈みくるの世話などはしてく れるが自らの考えからの行動は少ない。 私は帰り次第、妹をなだめてすぐに本を開いた。そして30分程読んで、挟まれていた栞の存在に気が付いた。 《午後七時、光陽園駅前公園で待っている》 時計を見て、素早く財布を持って、妹に用件を託し、タイミングよく来たタクシーをつかまえ駅前公園へ向かった。時間と距離的にその方がよい。滅多に使わないため、余裕があった。 公園に到着した私は、小走りで公園を回り、ベンチを横になる彼を視認した、と同時にそれを知っていたかねような悠然とした動作で彼が起き上がる。時間にはまだ少し余裕があったようだ。 「今日で、よかった?」 「ああ」 「……もしかして、昨日も?」 「まあな。別に気にしなくていいぞ」 「……何故、ここに?」 「なにかと都合がいいからな。さて、こっちだ」 数分喋るでもなく歩いた先にあったのは、この辺では知れた高級マンションだった。エントランスを抜け、玄関をくぐり、エレベーターで上がって、着いたのは少し殺風景な部屋だ。そしていま、私達は彼のいれたお茶を挟んでこたつを介し、向き合って座っている。 「…………」 「…………ふぅ、少し熱いな、失敗だ。気をつけてくれ」 「……家の人は?」 「いないぞ」 あまり健全な状況ではない。流石に動揺してしまう。 「……お出かけ?」 「いや、最初からいねえよ。俺しかな」 一人暮らしだろうか、初耳だ。 「ん~、まあそうなるな」 少し曖昧な返答をした彼は、再びお茶を注いだ。 「それで、用は?」 すぐには答えず、注ぎ終えたお茶をさしだして、「飲んでくれ」と、彼は言った。従って、飲む。 「うまいか?」 首肯する。事実、美味しかった。彼は、「そうか」とだけいって、こちらを見詰めてくる。 「じゃあ、なんでお前をここに連れて来たかなんだが、」 一拍おいて、 「涼宮。涼宮ハルヒのことだ。んで、俺のことでもある。お前に教えておこうと思ってな」 「……涼宮ハルヒと貴方が、何」 パターンからいえば恋愛沙汰だろうが、この場合役者が明らかにおかしい。私という人選もまた然りだ。 「そうじゃねーよ。うまく言語化できんな。情報伝達に齟齬が発生するかも知れんが、でも聴いてくれ」 それが、思えば実質的な『それら』の全ての開始だったのかもしれない。 「涼宮と俺は、普通の人間じゃないんだ」 「……前者はわかる。しかし、貴方は……」 「ああ、いや、そうじゃないんだ。性格に普遍的な性質を持っていないだとか頭の中が年中ハレハレのパラダイス状態だとかそういうんじゃなくてだな、文字通りの意味で、あいつと俺はお前のような大多数の人間と同じとは言えないんだ」 結構散々に言っている。しかし、本番はここからだったようだ。 「この銀河を統轄してる情報統合思念体によって創られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス、それが俺ってわけだ」 「………………?」 「あ~、通俗的な用語を使うとだな、宇宙人に該当する存在に当たるな」 「……宇宙……人……?」 二つの意味で、信じられなかった。 話自体もそうだが、彼はこんな小学生も信じないような嘘をいう人ではないし、そのためにわざわざ呼び出すなど尚更、更にいちいち難しい言い回しをするようなこ ともないはずだ。 現在の状態は、困惑。 「俺の仕事は涼宮ハルヒを観察して、入手した情報を情報統合思念体に報告することなんだ」 「………?」 「生み出されてからこの三年間、俺はずっとそうやって過ごしてきてた。この三間は特別な不確定要素もなく、至って平凡だったよ。しかーし、最近になって無視のできんイレギュラー因子が涼宮ハルヒの周囲に現れた。それが、お前だ」 「情報統合思念体にとってだな、銀河の辺境に位置するこの星系の第三惑星に特別な価値なんかなかったんだ。ところがどっこい、現有生命体が“地球”と呼称するこの惑星で進化した二足歩行動物に“知性”と呼ぶべき思索能力が芽生えたことによってだ、その重要度は増大したんだな。ひょっとしたら、自分らが陥っている自立進化の閉塞状態を打開する可能性があることを否定できんからだ。宇宙に遍在する有機生命体に意識が生じるのは有り触れた現象だったんだが、高次の知性を持つまでに進化した例は地球人類が唯一だったんだし。 情報統合思念体は注意深くかつ綿密に観測を続けていたんだが、三年前に惑星表面に他では類を見ない異常な情報フレアを観測した。弓状列島の一地域から噴出した情報爆発は瞬く間に惑星全土を覆って、惑星外空間に拡散したのさ。その中心にいやがったのが涼宮ハルヒで、そっから三年間色んな角度から涼宮ハルヒという個体に対して調査を行ったんだが、まだよくわかってないんだ。 それでも情報統合思念体の一部はあいつこそが人類の、んでもって情報生命体である手前等にも自立進化のきっかけを与える存在として涼宮ハルヒの解析を絶賛実行中ってわけだ。 情報生命体であるやつらは、有機生命体と直接的にコミュニケートができん。話せんからな。人間は言葉抜きに概念を伝達できんだろ。んだから俺みたいな人間用のインターフェイスを創ったんだな。情報統合思念体は俺を通して人間とコンタクトできるんだよ」 一気にそこまで喋ったためか、彼が唇を湿らすように湯飲みを口へ運ぶ。 「つまりだ、涼宮ハルヒは自立進化の可能性を秘めてる。まぁ大方、あいつは自分の都合の良いように周囲の環境情報を操作する力があるんだろうよ。それが俺がここにいる理由、んでもってお前がここにいる理由って筋書きだ」 「待って。理解しがたい」 「信じてくれ」 ……それは乱暴すぎる。 「そもそも何故、私なの。……いや、百歩譲って貴方の情報統合思念体云々という話を信用したとして、何故私に正体を明かすの?」 「お前は涼宮ハルヒに選ばれたからな。あいつは意識的か無意識的かはわからんが、手前の意思を絶対的な情報として環境に影響を及ぼしてる。お前が選ばれたのにも何かしら理由はあんだろ」 「……無い」 「あるな。お前と涼宮ハルヒが全部の可能性を握ってる」 「……本気?」 「勿論、えらくマジだ」 同じクラスの「谷口」と呼称される男子生徒のように口数が多いわけでもなく、基本的に現実しか見ないリアリストのような彼が、唐突に私に饒舌になったかと思うと、延々と非現実的なSF話を聞かされた。このように特殊な思考回路を有する人物だとは、想像もつかなかったというのが正直な感想。 「まず、そのような話であれば涼宮ハルヒ自身に話したほうが喜ばれると思われる。私はSF的な話題を好んでいないわけではないが、現実的でない話を現実に反映させるようなものには着いていけない」 「情報統合思念体の意識の大部分はな、涼宮のヤツが自分の存在価値と能力を自覚しちまうと、予測のできん危険が生んじまう可能性があると認識してんだ。今はまだ様子を見るべきだな」 「私が今聞いたことを、涼宮ハルヒに伝える可能性がある」 「まぁ確かに、あいつはお前からもたらされた情報を重視するだろうよ。だがあいつの思考回路はともかく知識は結構常識的でな、早々鵜呑みにしたりはしない。これは大多数の人間にも言えることで、現にお前だって今の内容を信じ込んではいないだろう?」 ……悔しくも、理に適っている。 「情報統合思念体が地球においているインターフェースは、俺一つじゃない。情報統合思念体の意識の一部は、積極的な行動を起こして、情報の変動を観測しようとしてやがる。んでもって、お前は涼宮のヤツにとっての鍵みたいなもんだ。危機が迫るとしたら、まずお前だな」 …………。 それから、某男子生徒の登場や、朝比奈みくるから前述の話と類似した、加えて言うなら属性が宇宙から未来へと変更されたかのような話をさせられ、それに起因して彼の話が少し信じられるような気がして来たと伝え、図書館へ行き、などという探索があったのだが、その辺りは原作を想像で改変してから自らの脳内で展開させておいて欲しい。結果はどちらにしろ同じ。ちなみにその後、某男子生徒改め古泉一樹より超能力的話も聞いた。以上。 そして、舞台は世界を朱へと染める太陽の断末魔が出番となった時間帯の教室へと跳ぶ。基本的にこれは電波小説だ、しっかりと着いてきて欲しい。 団活終了後、私は朝に下駄箱より確認した手紙に従い、教室のドアを開け、そこにいた人物を目にし、非常に意表をつかれた。 ――朝倉涼子 私の所属するクラスの委員長を務め、その任を見事にこなしてクラスを纏め挙げている、中々の手腕を有した女子生徒だった。 彼女は私と目を合わせてから、ゆっくりと教室の中心へと歩き出す。彼女の足音が異常なほど良く聞こえた。 「入ったら?」 穏やかな微笑と共に私の入室を促す。若干の驚きの意味を込め、私も言葉を返した。 「……あなたが?」 「そ。意外でしょ?」 意外だ。放課後に教室を呼び出すほどの用事が、彼女にあるとは思えない。近日中に何らかのイベントも無く、前提として私は何の役員にも属していない。 「用は?」 「用があるのは確かなんだけどね……、ちょっと訊きたい事があるの。涼宮さんのことね、……どう思ってる?」 また、涼宮ハルヒ。しかし彼女は涼宮ハルヒの孤立を警戒して幾度かコンタクトを試みようとしていた、その話だろうか。だがそうであれば、俯いてもじもじとする必要性は見つからない。 「人間はさ、よく『やらなくて後悔するよりも、やって後悔するほうがいい』って言うよね。これは、どう思う?」 「よく言うかどうかは知らない。しかし、言葉どおりの意味であると思われる」 「じゃあさ、例え話なんだけど、現状を維持するだけではジリ貧になることはわかってるんだけど、どうすればいい方向に向かうかわからないとき、あなたならどうする?」 「……話の意図を理解できない。日本経済の話?」 「とりあえず、何でもいいから変えてみようと思うんじゃない? どうせ今のままでは何も変わらないんだし」 「……そういうことも、あるかも知れない」 「でしょ? ……でもね、上の方に居る人は頭が固くて着いていけないの。でも、現場はそうもしてられない。手をこまねいていたら、どんどんよくないことになりそうだから。だったら、もう現場の独断で強行に変革を進めちゃってもいいわよね?」 ……本格的に話が理解できない。どっきり、といわれるものだろうか。掃除道具入れにでも、誰かが隠れているのかもしれない。 「何も変化しない観察対象に、わたしはもう飽き飽きしてるのね。だから、」 そして朝倉涼子は、一拍を置いて、嬉しそうに、 「あなたを殺して、涼宮ハルヒの出方を見る」 ――瞬間的な本能だったのかもしれない。 私は妙な気配を感じた瞬間に僅かに体をずらし、紙一重に朝倉涼子の持つナイフから逃れた。かすった部分の制服や、リボンが見事に切断されている。 思わず、息を呑んだ。朝倉涼子はナイフを持ち、私と対峙している。 この状況は何。何故私が朝倉涼子にナイフを突きつけられなければならないのだろう。彼女は何と言った。『私を殺す』? 何故。 「……冗談は止めて欲しい。本当に危ない。実際に切れているところから本物であると推測される、正直に言えば怖い」 こんな状況でも、何気に冷静でいられて且ついつもどおりの平坦な声が出る事に、内心流石に呆れた。 「冗談だと思う? ふ~ん……」 理解に苦しむ、といった表情で彼女はナイフを弄び始めた。理解に苦しむのはこちらの方。 「死ぬのっていや? 殺されたくない? 私には、有機生命体の死の概念がよく理解できないんだけど……」 「意味が理解できない上に面白くもない。いいからその危険物をどこかに置いて欲しい」 笑顔で言われた。 「うん、それ無理。だって私は、本当にあなたに死んで欲しいんだもの」 言うが早いか、朝倉涼子は素早くナイフを逆手から順手へと持ち直し、こちらへ飛び込んできた。かなり速い。しかし、直線的な動きだったおかげで何とかかわすことができた。直線的な動きは次の行動へと支障を生じる、その隙に教室外への逃走を試みたが、何故か扉は消えていた。 「無駄なの。今この空間は、わたしの情報制御下にある。出る事も入ることもできない」 もはや何も理解できない。理解できた人間はこの場へ来て、私に説明して欲しい。困惑していた。 「ねえ、諦めてよ。結果はどうせ、おんなじなんだしさ」 できないことをいう彼女と一定の距離を取る。 「……あなた、何者?」 しかし彼女は答えず、変わりに回りの机や椅子が跳んできた。反射的に反対方向へと逃げる。 教室の隅に来た時には、教室は手榴弾が暴発したかのような凄惨な状況へと変貌し、瓦解した壁からは幾何学模様の渦巻く空間が露出していた。 私は悪あがきとして、手近な椅子の足を握って、彼女の方へと投げる。 「むだ」 予想に反して勢い良く跳んで言った椅子が、彼女の目前で不可視の壁にはばかられたように空中に静止して、何故かプラズマのようなものを放出している。 「言ったでしょ、今この教室は私の意のままに出来るって」 いい終えると同時に静止していた椅子が弾かれた。さながら某絶対恐怖領域だ。 ふざけている場合ではない。私を殺して涼宮ハルヒの出方を見る? また涼宮ハルヒ。彼女は人気者のようだ。しかし、何故それで私が死ななければならないのだろうか。 「最初から、こうして置けばよかった」 正にそうだ。体が金縛りを受けたかのように動かなくなっている。神経接続の切断などではなく、感覚的には物理的に締め付けられているに近い。これは反則。 「あなたが死ねば、必ず涼宮ハルヒは何らかのアクションを起こす。多分、大きな情報爆発が観測できるはず。またとない機会だわ!」 ……そんなことは知らない。 しかし悪態をつく事もできずに、私は高々に降りあげられるそのナイフを眺めるしかできなかった。 「じゃ、死んで♪」 そして彼女が腰を落として体勢を作り、動き始めた瞬間に、私は砂塵によって視界を失った。聞こえるのは爆音。思わず頭部の保守体勢をとった。……保守体勢をとった? つまり、体が動く。恐る恐る目を開くと、 「っ!?」 目の前にはナイフの切っ先、そしてそれをつかみ痛々しい血を流している手と、 「……キョン……?」 文芸部の少年を確認した。息遣いから、朝倉涼子が息を呑むのを察することができる。彼――キョンは、ゆっくりと喋り始めた。 「一つ一つのプログラムが甘いな。それと側面部の空間封鎖、あと情報封鎖も甘い。だから俺に気付かれちまって、侵入も許す」 「邪魔する気? この人間が殺されたら、間違いなく涼宮ハルヒは動く。これ以上の情報を得るには、それしかないのよ?」 「お前は俺のバックアップだろうが。独断専行は許可されてないってんだよ。俺に従うべきじゃないのか?」 「嫌だと言ったら?」 「仕方ねぇから情報結合でも解除してやるよ」 「やってみる? ここではわたしの方が有利よ? この教室はわたしの情報制御空間」 「はいはい、言ってろ。んじゃ、情報結合の解除を申請するぞ」 適当にあしらうように彼が言った直後、忌々しいナイフが切っ先から光の粒子へと変貌して分解されていく。質量保存の法則は何処で迷子になってしまったのだろうか。 それに気付いたらしき朝倉涼子は常識はずれにも五メートルほど高く跳躍して交代した。オリンピック選手が馬鹿馬鹿しくなりそうだ。私は既に、この2人が人間ではないのだと、本能から悟った。 朝倉涼子の右手が閃光を発した瞬間、よくわからないが『何か』が跳んできた。しかしそれは彼の張ったらしいバリア的な『何か』によって受け止められたらしく、消滅した。安心したのも束の間、即座に多重一斉攻撃が開始されていた。そして、肉眼で確認出来ないほどに速く動かされている彼の腕がそれらに対抗していた。 唐突に、彼の反対側の手が私の頭に乗せられた。 「離れるなよ」 言うと同時に彼の手に力が込められ、私はそれに従って自然にその場へ座りこんでいた。視点を変えたからか、朝倉涼子の攻撃は見えないまでに加速された槍状のものであると、本能的に察した。生態的危機からか、脳の本能的部分が通常より機能しているらしい。だがすぐさま、背後で爆発が起きた。防ぎきれなかった攻撃によるものだろう。 「この空間では私には勝てないわ」 ベタな戦闘系フィクションの悪役が一度は言いそうなことだ。彼は答えずに、私には聞き取ることのできないような速度で何かを呟いた。高速詠唱と言うものだろうか。 「パーソナルネーム朝倉涼子を適正と判定する。当該対象の有機情報連結の解除を申請するぞ」 つまり、お前に勝つぞということ。 「あなたの機能停止の方が早いわ」 つまり、勝つのはこっちということ。しかし彼女の方は実態が何処にいるかがつかみにくいようなエコーがかかっている。 気がつくと、先ほどの朝倉涼子のように高く跳躍した私がいた。違う、跳躍した彼に私が小脇に抱えられているようだ。上空から、先程まで私がいた場所が爆発に飲み込まれているのを確認した。 「危ね。危機一髪だったな」 やれやれ、などと彼は悠長に溜息をついていた。緊張感のなさに頼っていいのか、穿っていいのか、判断しづらい。 「その娘を守りながらいつまで持つかしら」 朝倉涼子の高速詠唱と共に先程の高速槍状物体による多重攻撃が開始され、彼はそれを避けながらそれでも当たりそうなものを弾いている。 一瞬、視界がぶれたかと思うと私たちは彼女の背後にいた。高速移動か、空間歪曲による瞬間移動だろう。Gを感じなかったところから見て、後者だろうか。などという考察を終える前に彼女はこちらへと向き、次の瞬間には攻撃を放っていた。 ……これは、当たった。 そう、私は思った。これまで見えなかった槍状物体が、今度はハッキリと見えた。目を閉じる。 覚悟した衝撃は訪れず、感じ取ったのは私の眼鏡が落ちたことと、 「……!!?」 幾つもの槍に体を貫かれた彼の姿だった。それを見てから、私は彼に庇われたのだと初めてわかった。 「……ぁ……」 思わず、声が漏れる。刺さった箇所は医学的に見て、肺や胃をはじめ肝臓や気道をも貫いている。人体急所諸々だ。出血の量もおびただしい。しかし、彼は安心したかのようにゆっくりとため息を吐いた。 「……お前は動かなくていいからな。大丈夫、平気だ」 穏やかな微笑を浮かべる彼だが、滴り落ちる彼の血液の雫が、ぴちゃん、という音を鳴らしているのが、嫌に生々しく、おぞましかった。少しも平気に見えない。普通は死亡確定コースだ。 彼は刀を抜くかのような動きで、気道部分に刺さった槍を抜き、捨てた。捨てられた槍は少し間をおき、机の姿へと回帰していった。机でできているらしい。 「それだけダメージを受けたら、他の情報に干渉する余裕はないでしょ? じゃ、とどめね」 さも嬉しそうにいってくれる。振り下ろされた彼女の袖口からは、白く光る触手が伸びていた。その姿は、さながらシャムシエル。 「死になさい」 即答で拒否できそうな命令をいってくる朝倉涼子だが、彼女の触手と化した腕は彼の両胸を貫いた。衝撃から飛び散った彼の血液が、私の顔へと引っかかる。肺どころの騒ぎではなく、もう心臓を壊している。本来即死コースだ。 即死コースにもかかわらず、彼は動いて右手で光る触手へと触れた。 「はい、終了だ」 「何のこと? 貴方の三年あまりの人生が?」 「違うぞ、むしろそれはお前のほうだな。……情報連結解除開始だ」 彼が呟くと同時に、教室、いや元教室にある全てのものが光の粒子になって分解され始めた。さて、質量保存の法則はまだ迷子センターにも行きついていないらしい。 「そんな……」 「お前はまあ結構優秀だ。だからこの空間プログラムを割り込ませるのに今までかかったんだ。でも、もう終わりだな」 「……侵入する前に、崩壊因子を仕込んで置いたのね。道理で貴方が弱すぎると思った、予め攻性情報を使い果たしていたというわけね」 「まあな。おかげさんで、割とダメージを受けちまったが確実な方向で行きたかったしな」 「じゃあ、もし最初にあなたの言う通りにしてたら?」 「俺が見誤ると思うか?」 「……あ~あ、悔しいなぁ。全部お見通しだったんだね。所詮わたしはバックアップだったかぁ……。膠着状態をどうにかするいいチャンスだと思ったのにな」 「やかましい、待てないからって無理やり行動すんのはどこかのアホか、子どもぐらいなもんだ。大人しくしてりゃあよかったものを……」 「ふふっ、同情してくれるんだ。嬉しいなぁ……。うん、そうね。わたしも、もういいわ。負けたんだし」 朝倉涼子は、そのあどけない笑顔をそのままにこちらへと向いた。……そう、彼女は『子ども』だったのだろう。 「よかったね長門さん、延命できて。でも気を付けてね? 統合思念体はこのようにいくつも相反する意識を持ってるの。いつかまた、私みたいな急進派が来るかもしれない、それか、キョン君の操り主が意見を変えるかもしれない」 「従わんがな」 「そうかもね」 彼の言い分に、朝倉涼子がおかしそうにころころと笑った。 「それまで、キョン君や涼宮さんとお幸せに」 崩壊が首元まで進んでいた。そして、最後に彼女は、明るく笑った。 「じゃあね」 そして、朝倉涼子は『消えた』。それと同時に、彼が膝から崩れる。 「キョン……!」 私はほぼ無意識的に素早く彼の元に寄り、 「……しっかりして。今、救急車を」 読んでどうする。この状態は普通死んでいるはずだ。自らの焦り具合に再び内心で呆れた。 「いや、いい。肉体の損傷は大したことないからな。正常化せねばならんのは、まずこの空間のほうだな。不純物を取り除いて教室を再構成する」 見ると、360度砂漠な空間だった。しかし突如爆発が起こったかと思うと、回りの砂が失せていき、いつのまにか夕暮れ時の教室へと回帰していた。 彼は床に倒れ、私はそのそばに跪いている。 「……本当に大丈夫?」 「処理能力を情報の操作と改変に回したからな、このインターフェースの再生はあと回しだ」 彼が身じろぐ。反射的に私は彼の後頭部をとり、反対の手で彼の手を動かして私と組ませ、起き上がるのを補助していた。 「今、やってる……って、お?」 彼が動きを止めた。 「どうか、した?」 私が言い終わるや否や、彼は私の顔を軽くぺたぺたと触りだした。少し、くすぐったい。 「っと、すまん。眼鏡の再構成を忘れちまった」 「……いい。貴方には、眼鏡属性はなさそう」 「眼鏡属性って何だ?」 「……ただの妄言。忘れるべき」 「……そっか、なら忘れたほうがいいな」 「いい」 この瞬間、不測の事態が起こった。……教室のドアが、 「うぃ~っす。WAWAWA忘れ物♪~……のぅわっ!!!?」 …………私は無口に該当されるが、この沈黙は痛いと感じる。 そしてこの体勢は、私の方から『致そう』としているようにも見えなくないわけで。 「……すまん」 何が。 「ごゆっくりっ!!!!」 だから何が。 「……面白いヤツだな」 「…………どうしよう」 「ん? ああ、任せろ。情報操作は得意だ」 記憶でも消せるのだろうか、と期待したのも束の間、 「朝倉のやつは転校した事にする」 「……そっち?」 などと冷静につっこみを入れている場合ではない。もしかすると私は、とんでもない体験をしてしまったのではないだろうか。先日、彼の語った非現実的な話を信用するしないの問題ではない。先ほどの事態は、私に本当の危険さとは何かを身を以て体験させた。これでは、彼が宇宙人であると言う事に納得せざるを得ない。真実か否化の論争を越え、事実としてやってきたのだから。 だが、このポジションは美味しくもある。なんだかんだいいつつも、常に彼に意識を置かれ、時に守られるという完全なヒロイン的ポジションで―――――― ………………… ……………… ………… ……… …… … 「…………ダメ」 「いいじゃないか長門。なにやってたのかを訊いてるだけなんだし」 まさか、現在の状況を構成する上で彼と私のポジションを入れ替えた場合の設定でシミュレートした結果を文字に引き起こし、本にして窓辺で読もうだなんて考えていることを、彼には言えない。しかもその結果がもう間違いなく『長キョン』といわれるルートをたどると見て、嬉しくて身もだえしてしまいそうだとも言えるわけがない。 「なにか打ち込んでるようだったが、今度は小説か?」 ……迂闊、彼は地球人類で唯一私の表情を完全に読む事に出来る存在。無敵の無表情でも、彼には通じず、些細な真情の変化をも読まれてしまう。熟年夫婦のようだ。…………それはそれでいいかもしれない。 「……人間は、好奇心から進歩を続けてきた。しかし故に壊滅した存在も多くある。多大な詮索は推奨しない」 「…………言い訳か「ちがう」 …………。 「ちがう」 「ああ、わかったよ、違うんだよな」 「そう。あなたは賢明」 「そりゃあんがとよ」 禁じえない、と言った様子で苦笑を浮かべる彼を、私は恨めしそうに見詰めているだろう。彼の手が私の頭に乗せられた。勿論、撫でるために。 「よし、図書館にでもいくか。ハルヒは風邪、古泉はそれゆえのバイトで、朝比奈さんは鶴屋さんのとこだし、何もせずに帰るのも面白くないだろ?」 「いく」 しかし、先程の設定では彼が様々な危ない目に合う。それは好ましくない。このままであれば私は彼を守る事ができるし、彼も私を守ってくれる。現在のままでは彼の件での敵性存在は多くあるが、他にはないポジションである事も否定出来ない。私は、彼を守る事ができるのだ。それが、私がここにいる理由。 「貴方は」 「ん?」 「貴方は、私が守る」 彼の手を捕まえて、強く、握る。 「信じて」 「信じてるぜ、長門」 「……そう」 ――読了―― 【……ユニーク】 朝倉「ねえ、わたしって明らかに消され損よね。ぴょこんと出てきて情報連結解除されただけじゃない」 喜緑「そのとおりですね。でも、貴女は少しでもキョンさんと絡む事ができた上に、ちょっといい雰囲気にも包まれていたじゃないですか。十分、折檻ものです」 朝倉「(ビクビク)で、でもさ、喜緑さんだって、あの設定だと好き勝手できるわよね!だって穏健派の喜緑さんは鍵たる存在であるキョン君との接触は最低限に限られてるけど、あれだと主流派のキョン君じゃない?プライベートにお付き合いできるじゃない!! ね、ね!!?」 喜緑「まあ……まあまあまあ!!! 何と素晴らしいんでしょう、つまり強引に《禁じられたワード》を進めちゃったりとか、思い切って《禁じられたワード》して《禁じられたワード》にしてもいいってことなのですね? あらあらあら、とても素晴らしい世界ですこと。では早速、涼宮さんから『力』のほうを頂きに……」 九曜「――私……も――冬に――彼を――……うれ……しい―――」 天蓋「可愛い妹と私自身のために! 情報統合思念体にはこの件に関しては協力するわ!」 朝倉「……じゃ」 喜緑「行動は」 九曜「――素早く」 天蓋「進めるべきね!さあっ、続きなさい!!」 (注意兼あとがき:この件に関しては続きません。よい子のみんなは期待しないでくださいね♪ もし続きが欲しければ、ご自分でお書きになるのが得策かと♪ それでは、次のキョン君は誰とちぇんじするのかな? 気長に待とう!! See you again!!) 裏会合 ハ「あたしたちって、何だったのかしら?しかもここですら簡略化されてるし、さっきより」 古「いえ、我々の名字では字数を統一できません。僕たちは二文字ですが、朝比奈さんは三文字だ」 み「で、でもぉ、三人とも名前の方は三文字なんですけどぉ……」 ハ「そうよね。つまりこういうことも可能なのかしら。……えい!」 ナルシスホモ「……おーけー、落ち着きましょうか涼宮さん。僕はリリンです」 ハ「似たようなもんよ。(その属性は互いに)一人しかいないんだから」 み「首ちょんぱですぅ」 ナルシスホモ「神人にですか?」 ハ「神人って何?」 ナルシスホモ「何でもありません。ただの妄言です」 み「ナ……古泉君、心証のなんとやらですかぁ?」 ハ「言いかけたわね。まあいいわ、とりあえず言いたいことは色々あるでしょうね、読んでる奴ら。有希って、キョンをキョンって呼ばないわよね」 み「デフォルメでしゅ」 ハ「2人とも、何か喋った?」 み「いえ……。あ、でもポジションがころころ変わるみたいですねぇ」 作「しかしながら気分によって書くんで、必ずしも続編が出るとは言いがたいんです。短編連作、何処から読んでも大丈夫。途中で切れても大丈夫。連載を途中でブツるよりマシでしょう」 ハ「作者が乗り込んでくるの、ちょっと痛いかしら。長いし。でもそれって逃げてるだけね、周りから、何より自分から」 作「うん」 み「最後だけ少し、綺麗でしたねぇ」 作「私は元々シリアス畑。そっちが本職です。電波と言うのは副職のようなものです。賛否両論あるとは思い……たいのですが、これにて終わりです。ではまた。 ……あと、そこに転がってるの何です?」 キ「リリンのタブリスだろ」
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池沼唯のハロウィン(その4) ―すうふんご! 男A「ざっとこんなもんやろか」パンパン 男B「なかなかの出来栄えですなww」 男達は唯の宝物、うんたんの残骸・豚の弁当箱・クレヨンでちょっとした祭壇のようなものを作っていた その回りには枯葉や枯れ枝など"燃えやすい"ものが山のように積まれている そして肝心の池沼ちゃんはと言うと少し離れた所で腹から下を地面に埋められ身動きがとれない状態だ 手が届くか届かないか、この微妙な距離感がこれからの悲劇を物語っているようだ 男A「そんじゃま起こせやw」 男B「はいな!おらよっ!!」パシャ!! 唯「ぎゃう!ぐぢゃいよ~!!( q )」 例の如く液体アンモニアをぶっかけて目を覚ます唯 しかし池沼臭よりもアンモニアの方が臭いのだろうか?w 恐らく唯は自分の糞ヘドロよりもキツイ臭いに慣れているのであろう その為新たな臭いに敏感に反応し、アンモニア臭を臭いと感じているのだろう なんと汚い不潔な池沼なのだろうかw見た目も相まって臭さ100倍であるw 唯「あうぅ?ゆいうごかない!どちてれす?(゚Q゚)」 男A「おう唯ちゃん!おじさん達をおぼえてるやろかー?ww」 男B「どうせまた忘れとるんやろうなあwwうんたんが壊れた事も忘れてそうやもんなww」 唯「はぶぶっ!うんたんこわれちゃれすかっ!!どして!どしてれすっ!!(°q°;)」 男A「やっぱりやなwwこりゃやっぱこっちのペースで進めた方がええなww」 男B「そうですなww時間が無限にあればこのループを楽しんでもええんですけどww」 男A「いやいやwwそりゃ勘弁やろww」 男B「わはははwwジョーダンですがなwww」 唯「はっはぶ!("q")ぶぅーぶぶぶぶ!!(`q´メ)」 男A「お?w気付きよったなw」 男B「ほな仕上げに取り掛かりますかw」 男A「おい唯ちゃんww今から起こることをよーく見とくんやで?ww」 男B「豚さんらと今生のお別れやで?ww」 唯「おあかれ?ぶーぶーとばいばいしないれすよ?(゚Q゚)ゆいとぶーぶはともらちれす!\(^Q^)/」フンスッ!! 唯には意味が分からない、なぜ友達である豚さんとお別れをしなければならないのか… その答えは唯が池沼で馬鹿でカスでゴミだからだ、それ以上の答えは神にも分からない 男A「ほんなら最後までよーく見ときや?w…おい」クイッ 男B「はいな!せーのっ!!」 唯「あーうぅ?( q )はぎゅっ!!( q )やめちぇべべべべべべぶべっ!!!("q")」 男Aが顎で合図をする!すぐさまスレッジハンマーを振りかぶる男B! そして流石にIQ25のド低脳カス味噌の頭脳でもこれから何が起こるのか察知した唯の慌てっぷり!! 手を伸ばすも届かぬ状況に何が何だか分からない! ズッガーン!! 轟音と共に唯の宝物は粉々に砕け散る!当たりに舞い散る枯れ葉が美しい!! 目を見開き放心状態になっている唯に男達はすかさず追撃をかける!! 男A「~ぺっぺ!最初から葉っぱ積んどくのはミスやったなあww」 男B「そうですなあww振り下ろす寸前で”あ、これアカンやろww”って思いましたわww」 唯「ばっぶびゅ?ぶぶぅぶびゅ?(゚oo゚)うんちゃ?ぎゃびぶ?(。oo゚)」 男A「ぐははww精神崩壊しとるでwwこりゃおもろいww」 男B「デザートを食べる前になに死んどるんじゃワレww起きろやww」バシャ!! 唯「ぎゃう!ぎゃぶちょ?ぶぶぶぶぶぶ…(。oo゚)」 男A「わははははww流石に効き目も薄くなってきたかww」 男B「そんな類いの効き目じゃないんですがねww粘膜への直接的な刺激ですさかいww」 大事な大事な友達が目の前で突然消えたのだ、いくら池沼とは言えその程度ショックを受ける機能は付いているらしい だがそのような状態になっている相手にもこの男達が手心を加えるはずがないのだ!それが男ABだ!! 安心安全迅速万全!池沼駆除は男ABまで!! 男A「とりあえず呼びかけながらぶっかけるか?ww後は頭殴ってればショックで戻ってくるかもなww」 男B「テレビやないんですからwwあ、この場合テレビみたいな高級な構造じゃないので治らんでっしゃろって意味でww」 男A「テレビに劣る脳みそて存在価値あるんかいなww吹っ飛ばしてもかまわんなww」 男B「そしたら池沼の反応が見れなくなっておもろないやないですかww」 男A「案外脳みそ無くても動くんとちゃうか?ww試してみたい気もするが一応法律では殺人になってまうからなww」 男B「池沼駆除して勲章が貰えるならともかく、前科が付くのは勘弁ですわww」 男A「まったくじゃなwwわっはっはっはっはwww」 たとえ警察に追われることになってもこの男達の功績を考慮すれば琴吹家が全力を持ってサポートに当たるとは思うがw 男B「物は試し、叩きながら話しかけてみますかw一応人命救助の基本ではありますさかいw」 男A「お前は物知りやのwwおーい池沼ちゃん!!起きてー!!起きないとうんたんぶっ壊すぞ―!!www」ガンッガンッ!! 男B「おーい!唯ちゃん!!豚さんの弁当箱も壊すぞー!wwwオラ!このやろww」ゲシッゲシッ!! 唯「はぷちゅ?がっふがっふ…(°q°)」 起きた所でもう壊された後なのだが、池沼の意識を取り戻すために敢えて嘘を吐いているのだ それでも反応しない唯、男達はめげずに殴り起こす 男A「ほらほら池沼!ww起きないとうーいも怒るぞwww怖いぞ―!!ッショラ!!起きろや!!」ガツンッガツンッ!! 男B「ええかげんに起きろや!!マジいてまうぞコラ!!あーん?ワイらを舐めとんのかっ!?こらっ!!」ゴンゴンッ!! 唯「ぐわっふ、ぎゅっぶぃ…ぃちゃ~!!( q )いぎやああああ!!いちゃい!こわさない!どぼちで!??(°q°;)」 男A「おおww池沼ちゃんが眼を覚ましたでwwこのまま殴り殺す所やったわww」 男B「はーい池沼ちゃん?wwあれ見よかー?ww」 唯の目の前にはまたしても綺麗に積まれた枯葉等の山がある そしてその頂点には唯が噛み壊したうんたん、潰されてバラバラになった弁当箱だったものが祀られていた! 唯「あーう!ゆいのうんたん!(^Q^)/やーの!なにすうの!!\(`Q′)」 男A「ほら唯ちゃん!これ豚さんだよー?ww」サラサラー 唯「はうっ!!ぶーぶ!!!("oo")どぢで!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!(°Q°;)」 またしても崩壊寸前の唯を尻目に、男Bが松明に火を付ける!! 男B「はーい唯ちゃん?wwこれが何か分かるかなー?ww」ボオォオォ 唯「ひあっ!あちちです!!( q ;)あちちこわいいい!!あちちやめてべべべええ!!( q ;≡ q )」 池沼の唯にとって火は本当に命に関わるモノだ その為憂に近づかないようにととっても厳しく教育されていた その甲斐あって唯は野生の獣以上に炎を怖がるように刷り込まれた! 男A「あちちとなwwこれでもご飯が食えそうじゃが今は他にもやる事がなww」 男B「くっくっくwwホンマに惜しいですわwwまあそれは次の機会ということでww」 男Bは着火燃料が十分に混じった枯葉に炎を近づける! みるみる間に炎が移りうんたんや弁当箱だった物を地獄の業火が飲み込んで行く!! その様を見ながら必死で助けようと手を伸ばす唯!!だが体は埋められているので届かない!! 唯「あががががが!!("Q";)うんだあああ!!あぢぢにいいい!!ぶぅぶうう!!(`q´;)」 男A「こりゃあ埋めといて正解やったなww唯ちゃんが火傷してまう所だったわww」 男B「ホンマですなwwうーいにお礼代わりに一発お願いしてもかまいませんやろww」 下品な会話をする男達、その足元で喚く唯を見てさらに大きな声で笑うのだった 男A「ひぃひぃwwwもう十分笑わしてもらったわwwそろそろ終わりにしてもええやろww」 男B「そうですなwwもう暗くなり始めて来ましたし、そろそろ"アイツ"の出番ですかなww」 男Bは台車の上にある"モノ"を指さして笑みをこぼす 男A「それにしてもでっかいの~!wwこんなの見たことないでww」 男Aはその"モノ"の大きさにたいそう感心しきっている! 男B「ちゃんとマスクしとって下さいよ?ほな真っ二つにしまっせ!!」ガッツーン!! 男Bが台車に乗せて運んできたもの、それはこの季節にぴったりのアイテム大きな大きなお化けカボチャだ!! 男Bは器用に鉈で以って真っ二つに割った!するとどうだろう中身はドロドロのあんこ状で腐っているではないか! 臭い!とても臭い!これでは買い手がつかないのも頷ける!実際八百屋の親父も不審がっていた!! 男A「うわー!臭いのー!wwマスク越しでも臭いが届きそうな見た目じゃのーww」 男B「予想以上ですわwwこれならいいお面ができそうですなww」 そうなのだ!男達はこれでジャック・オー・ランタンのお面を作るつもりなのだ! なんと言うお洒落な趣向!池沼と言えどもハロウィンを楽しむ気持ちは一緒と言う考えなのだろうか? ムカつく池沼に対しても優しさで接することが出来る男ABはお釈迦様か何かか!? 男A「はーい唯ちゃん?お面かぶろうな~?wwカワイイカワイイかぼちゃのお面やで~?ww」 唯「あう!?(゚Q゚)くちゃいくちゃい!ゆいやだ~!それくちゃい!≡; q )」 男B「はーいおとなしくしててなー!よいっしょ!」ガッシーン!! 唯「がっががぐぶぶぶぶ!!ぐびびびびびび!!(。Q゚)」 (くさいよー!くるしいよー!たすけて!!たすけてうーい!!) なんということだろう!!男Bは中身を取らずにそのまま被せるどころか唯の顔をかぼちゃの中に取り込んだ!! これは臭い!臭い以上に息が出来ない!!当然暴れる唯!だが男Bはかぼちゃを完全に固定してしまった!! もう抜け出せない!!唯は窒息死してしまうのかっ!! 唯「がうがう、ぐぎぎぎぎ…(。Q゚≡ Q )」バタン (くるしいよ、どうしてこんなことするの?いやだよ…) 男A「おいおいwwこれじゃ息ができないやろww死ぬんちゃう?wwそれもええけどなww」 男B「ひっひっひwwそれはこれで解決ですわwwえいっ!」スパァ!! 男Bは素晴らしい手際で前頸部の気管を切開!!空気の通り道を作り出したのだ!! 唯「ふぴー!ふぴゅー!ふぴー!ふぴゅー!( q #)」 (いたいよ!くるしいよ!うーいたすけて!くらいよ!こわいよ!) 男A「お前はどんだけ器用なんじゃwwこれで息できるのか?すごいなww」 男B「まあ応急処置的なものなんですがねww池沼が生きるにはこれで十分でっしゃろww」 唯「がぶひゅー…、ふひゅー、ひゅー……、……("q"#)」 (くるしいよ…、たすけ…、うぅ……、……) 男A「それにしても動かない池沼ほどつまらん物もないなw」 男B「それはこれで解決ですわwよいっしょ!!」 男Bは唯を掘り起こし抱き上げたかと思うとかぼちゃを火にくべたのだ!! 男A「ぶはははははwwこりゃ傑作ww池沼の蒸し焼きじゃなww」 男B「多分中まで火が通るまで時間がかかりますわww芋でも焼いてじっくり待ちましょうやww」 男Bはその言葉と共にアルミホイルに包んだサツマイモを炎の中に投入した ―じゅうすうふんご! 男達はサツマイモも食べ終え、手持ち無沙汰になったその時!唯の体に反応が出始めた! 唯「…………、ぐぶぶ?( q )ぶんもおおおお!!!がっぐぐぐぐぐ!!(°q°; ≡ ;°q°)」 (……、あれ…ゆいどうして…、!!!!!いやあああ!あついよおおお!!) 男A「おおっ!!池沼ちゃん息を吹き返したかな?」 男B「中はアッツアツのドロッドロのはずですわwwこりゃーきついでっしゃろなーww」 読者諸兄にもあるだろうか、買ったばかりのあんまんを頬張ると熱々のアンコが口の中を襲う経験が! 今唯はそれを顔全体で感じているのだ!想像を絶する熱さである!!しかも息もできない苦しさだ! 唯「ぎぎぎぎぎぎぎ!!ぶああああああああ!!("q";≡;"q")」ジタバタジタバタ!! 男A「ぐははははwww池沼の蒸し焼き舞い踊りじゃなwwwこれはお金取れる見世物じゃろwww」 男B「あっ!先輩見てくださいwww首からかぼちゃが出てきましたでwww」 かぼちゃの中で唯はとても苦しがっている!当然口の中にも入る! そのほとんどは食道を焼きながら胃に進むがそのいくつかは気道にも押し込まれるのだ! すると首に開けた穴からも出てくる道理である!!これは苦しい!!熱い上に苦しい地獄の責め苦だ!! 唯は今顔だけでなく体の中から焼き尽くされている!しかしこれでも助かるのが池沼の不幸だ!! ここまでくれば一息に死んでしまったほうが楽になる、でも死ねない!池沼の構造は不思議だ!! 唯「ぐーげげげげげ!!ぐぼぼぼぼぼぼ!!(`Q′; ≡ ;`Q′)」ジタバタジタバタ!! (あづいよ…!!ぐるぢいよ…!あづいよ…!!ぐるじいよ…!!) 男A「はひひひひwwwもう十分笑わせてもらったわwwそろそろええ時間じゃ、おでん行こうか!」 男B「おほっwwそうしますか!wwじゃあ火を消して…、そんじゃ池沼ちゃんw達者でなww」 唯「ぎゅるぐぐぐ…、うっぶぶぶぶびゅ…(-q-;)」ジタ…バタ…ジタ…バタ… (うーい…、たすけて…、こわいよ…、くるし…ょ…) 憐れ池沼唯!このまま息絶えてしまうのだろうか!? その方が世界平和の為にはありがたい事なのだがw ―いっぽうそのころ! 憂「もー!どうしてまっすぐ帰ってこないのよー!」 憂は学校から帰って来たのに唯が居ない事に気付いて腹を立てていた 憂「留守電には連絡なし、と…」 池沼被害があると警察などから連絡があるものだ、それが無いことに一先ず安心する 憂「んー、今日はちょっと嫌な予感がするから夕飯の準備の前に探しに行こうかしら?」 さすが17年も池沼の世話をしている憂である!虫の知らせの様な予感を頼りに唯を探しに出た! これは間一髪憂のファインプレイだ!夕飯の準備をしていたら確実に唯は死んでいたであろう!! 憂「やっぱりいつもの公園かなあ?」 唯が気絶している場所の9割は公園だ!統計学的に見ても憂の勘は正しいことが証明されている!! 人目につかない場所を探す内に異臭がする場所についた!! 憂「臭いっ!何の臭い…、えっ!えええぇええ!?お姉ちゃん!?」 憂が驚くのも無理は無い!ブクブクと太った醜い裸を晒しながら木に磔になっているモノを発見したのだ! おばけかぼちゃのお面を被っているが間違いなく唯であろう事は姉妹の絆により感じ取ることができた! 憂は泣きながら唯に駆け寄る!! 憂「どうして!!どうしてこんな事に!!」 憂は全速力で唯を木から下ろし、狂ったようにかぼちゃを剥がそうとする! しかし思いの外頑丈に接着されたかぼちゃは憂の細く可愛らしい指ではどうしようもできない!! 憂「こんなんじゃ間に合わない……、お姉ちゃんちょっと我慢してね…」 憂は一先ず距離を取ると呼吸を整え始めた! 丹田に力を貯め、一撃の威力を上げる準備をしているのだ!! 憂「はぁあああああ!!ふぅん!!!」吽!! 憂の周りには淡い光が見える様だ!!そのオーラを拳に集める!! 憂「ちょっと痛いけど、我慢してねおねえちゃん!!うううううぉりゃああああああ!!!!」丹!!!!! 憂の拳により硬い皮がはじけ飛ぶ!!それだけなら唯の周りにこびり付いているかぼちゃの中身はどうにもならない! だが憂の拳速は凄まじく熱々の餡を吹き飛ばす!!これが憂の奥義『吽丹拳』である!!!!!!! 唯「ぅーぃ…、こわかた…、うんちゃ…、ぁぅ……("q")」ガクッ 憂「おねえちゃん!おねえちゃん!!くっ…、どうして私たちばっかり……」 憂はしっかりと唯を抱きしめ、挫けそうになる気持ちを抑えて病院までの道のりを急ぐのであった ―はろうぃんとうじつ! 唯「あーう!いちぇきます!(^Q^)/」 憂「はーい、いってらっしゃい!」 病院に運ぶのがなんとか間に合いすっかり元気になった唯を送り出し、憂も自分の学校へ向かう しかし爛れた皮膚はまだ治っておらずぐるぐる巻きの包帯が顔を覆っている 学校についたらもちろんたかし君達にイジメられたのは言うまでもないw ―ほうかご! 唯は男達にいじめられた事も忘れて調子はずれの歌を口ずさみつつごきげんに帰り道を歩いている 唯「といーちゃー!とーちゃー!おかしー!おかしー!(^q^)」 今となってはトリック・オア・トリートの事など忘れている唯だが、なんとなく口をついて出てくるのだ そんなこんなで珍しくw無事に家に付いた時、事件が起こった! 一文字「あらあら唯ちゃん!はろういんの変装かねえ?」 隣に住んでいるおばあちゃんが話しかけてきた!確かに包帯巻きの唯は変装していると見えなくもない 唯「あーぅ!!おばあちゃ!(^q^)とーちゃー!!おかし!!(^Q^)/」 一文字「はいはい、おかしねちょっと待っててね?」 なんという奇跡!なんというミラクル!! おばあちゃんの空気を読む力が唯にねんがんのハロウィンを体験させる事に成功した!! 唯としては意味もなくお菓子を要求したにすぎないのだが、おばあちゃんからすればそんなことは分からない とにもかくにも当初の希望は叶ったのだ!よかったね唯ちゃん!! 一文字「憂ちゃんに怒られるといけないからね、ちゃんと言ってから食べるんだよ?」 唯「あーぅ!!おばあちゃ!あんがとございま!!ばいばい!!(^Q^)/~」 一文字「はいはい、ちゃんとお礼が言えましたね、えらいえらい!」 唯「ぎゃっぎゃっぎゃ!ゆいいーこ!ぐっふふふww(^oo^)v」 流石のおばあちゃんも気持ち悪いと思ったのか、そそくさと家に戻る そんなことは気にならない唯、おばあちゃんの言いつけを守らずにその場でお菓子を食べてしまった!! 袋もその場で捨てて唯からすれば完全犯罪成立だ!!思わず溢れる笑みを抑えつつ家に入る唯だった ―そのばん! 唯「あーううううう!!!("q")ぶぶぶーとまらないよおおおおお!!!くちゃいよおおおおおお!!!( q )」 憂「もー!!また地面に落ちてるものでも食べたんでしょ―!!当分オヤツもアイスも無しよー!!!」 唯「あーぶぶぶぶぶぶ!!おしりいちゃいいちゃいよおおおお!!!!くちゃいいいい!!やだああああ!!( q ;)」 憂「もう!臭いし煩いし寝られないわ!お外に出ていなさいっ!!」 唯「ぎゃうっ!!さむいよおおお!!(TqT;)ぶぶぶぶぶー!!!あっがががががが!!!!(。q°)」 唯は猿轡を噛まされ庭に放り出されてしまったw 何故こんな事になったのであろうか?その答えはこれだ!! ―一文字家 一文字「あら!唯ちゃんにあげたお菓子、賞味期限が2年前の生菓子だったわ! でも憂ちゃんが居るからきっと平気ね、さー暖かくして寝ようかしら!明日もいい日でありますように…」 最後まで自業自得な池沼唯であった!!w (^q^)おしまい(^q^) (その3)へ戻る 池沼唯SS一覧へ戻る カウンター 今日 - 昨日 -
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目次 概要 特徴 対策暑さに体をさらさない 暑さに負けない体づくり 暑さから身を守る行動を 症例 対処 補足 出典 概要 熱中症とは、高い気温(暑さ) によって体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことである。 一般的に人間における症状に対してつかわれることが多いが、ほかの動物も熱中症にかかることがある。 かつては、熱射病や日射病などとも呼ばれ、熱けいれんや熱疲労など症状別の呼び名も一般につかわていたが、昨今では暑さが引き起こす一連の症状を総称して熱中症と呼ぶことが一般的となっている。 特徴 人間は恒温動物に分類され、気温が上下しても体温を一定に保つ機能を持っている。例えば暑いときは汗をかいたり血流が増えたり、寒いときは毛穴が閉じたり体が震えたりといったものである。 しかしながら、体温調節は汗や尿といった形で水分や塩分を排出、消費される形で行われることも多いため、体内の水分や塩分が失われたり、湿度が高く汗が蒸発しないなどといった理由で体温をうまく下げられない状況に陥ることがある。また、体内に蓄えられている水分や塩分が足りなくなることによる直接的な影響も含めて熱中症と呼ばれる。 症状としては めまいや顔のほてり 筋肉痛や筋肉のけいれん 体のだるさや吐き気 汗のかきかたがおかしい(異常発汗、もしくは汗をかかない) 体温が高い、皮ふの異常 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない 水分補給ができない などがある。 対策 暑さに体をさらさない まず、当然のことにはなるが、体を暑さにさらさないことが一番の対策となる。 一言に暑さといっても、気温の事ではなく、体が感じる暑さの事であることから、一般的な指標としてはWBGT(暑さ指数)がよく用いられる。WBGTの求め方と基準については当該ページを参照のこと。もっとも、人によって感じる暑さも発汗などの代謝量も変わってくるため、基準はあくまでも参考程度にとどめ、自分が暑いと感じたり、熱中症の症状が出始めたりするようであれば我慢せずに対処する必要がある。 「気温と湿度を」いつも気にする いま自分のいる環境の気温や湿度をいつも気にしておく。屋内の場合は、日差しを遮ったり風通しを良くすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぐこと。WBGTの測定についてはこちらでいくつか測定機器を紹介しているので参考に。一般的な温度計と湿度計、あるいは時計にそのような付属機能がついているものでもよい。 「室内を」涼しくする 扇風機やエアコンで室温を適度に下げること。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけない。消費電力が気になる場合は、エアコンと併用して扇風機や冷風扇、除湿機能付きの空気清浄機などを併用すれば全体の電力が下がることがある。また、打ち水も効果的であることが実証されているが、少量ではかえって逆効果で蒸し暑さが増してしまう。ふろの残り水などを活用し、地面がすぐに乾かない程度に撒いておくのが良い。 「衣服を」工夫する衣服を工夫して暑さを調整する。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶとよい。ただし、日焼けや虫刺されが気になる場面では長手袋をしたり、薄い長袖のシャツを上から一枚羽織るのも手である。体を直射日光から守ることで、状況によっては却って暑さを感じないこともある。 「日ざしを」よける ぼうしをかぶったり、日傘をさすことで直射日光を避けること。また、なるべく日かげを選んで歩いたり、日かげで活動したりするように。大都市では地下街、田舎では並木やアーケードなどを活用するのが良い。 「冷却グッズを」身につける 冷却シートやスカーフ、氷枕などの冷却グッズを利用する。毎日の生活で使えるものから夏の寝苦しさをやわらげるようなものまで、さまざまなグッズが存在する。ちなみに、首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができる。そのため、最近ではネッククーラーなどの商品も販売されている。 ネックファン(首掛け扇風機タイプ)の例 【2022年夏最新型 ネッククーラー】首掛け扇風機 羽根なし ネックファン 1秒瞬間急速冷却 U型 携帯扇風機 アロマ機能 首かけ 扇風機 ミニ扇風機 大風量 超大容量 超長時間連続稼働 Type-c充電式 3段階調節 静音設計 低騒音設計 幅調整可能 軽量 ハンズフリー 両手解放 携帯便利 遠足/スポーツ観戦/アウトドア/運動/通学/家事 マスク蒸れ対策 熱中症対策 夏さ対策 ギフト プレゼント (ホワイト) ネッククーラー(冷却プレートタイプ)の例 【2022新登場 3つ冷却ブレート搭載 10000mAh大容量バッテリー付き】ネッククーラー 冷却ブレート 首掛け扇風機 最先端ペルチェ素子採用 専用モバイルバッテリー付き Type-C給電式 強弱モード 最大-16℃冷やす サイズ調整可 首 冷却 プレート 携帯扇風機 くびかけ扇風機 ねっくくーらー 冷却プレート 首掛けクーラー ネックエアコン PSE認証済み 冷感 熱中症対策 ネックファン 暑さ対策 現場 外仕事 父の日プレゼント ギフト(ブラック) 暑いときは「激しい運動を避ける」 暑いときは安静時においても大量に汗をかき、熱中症にかかりやすい。運動といってもスポーツなどに限らず、屋外での作業、特にアスファルト舗装作業やアスファルトの上での交通整備などといった作業はアスファルトによる照り返しで更なる暑さにさらされることとなる。 特に暑いときはこのような作業を原則中止したり、涼しい室内などでできる作業や練習で代替するなど、トップダウンで対処することが求められる。特に子供や高齢者においては大人以上に気を遣うこと。 急激な「暑さの変化」を避ける 例えば、クーラーで過剰に冷やした部屋から外に出ると体が熱さに対応できず、異常発汗や思いがけない体調不良(場合によっては熱中症ではなく、ヒートショック) につながることがある(熱中症ではないが、逆に外からクーラーで過剰に冷やした部屋に入るとヒートショックに陥ることがあるため、こちらにも注意が必要)。 特に10度以上の急激な気温変化は体に悪影響を及ぼすため、空調の温度を下げすぎないことや、どうしても気温差が大きいときに外出するときは衣服で調整したり冷却グッズを身につけるなど、体を少しでも冷やす工夫をすること。車から車外に出たり、長い間炎天下で放置していた車の中に戻るときも注意が必要。 外出時の「避暑スポット」を確保する やむを得ず外出しなければならない時は、経路上にある公共機関やショッピングセンターなど、気兼ねなく入れる涼しい場所を把握しておくとよい。また、外出が長くなりそうな場合は喫茶店など水分を補充できるスポットに立ち寄ることを行程にあらかじめ組み込んでおくとよい。 暑さに負けない体づくり また、シーズン前、シーズン中を通して暑さに負けない体づくりが必要となる。 「体を徐々に暑さにならす」ということに限らず、暑さに対し必要な栄養や水分などを積極的に摂取することで暑さに対抗する体づくりをしていくことも重要である。 体を徐々に「暑さにならす」 本格的な夏のシーズンの到来前(大体5月ごろ) には多くの地域で夏日や真夏日となることがある。このころはまだ空気も乾燥していることも多く、夏本番よりまだ過ごしやすい暑さであるため、すぐに空調に頼るようなことをせず、段階的に体を暑さに慣れさせていき、夏本番の暑さに備えることが大事である。ただ、本格的な暑さではないとはいえ、熱中症の危険性はあるため、無理をしない程度にならしておくことが大事。 また、まだ暑くなるシーズンの前から軽い運動(ジョギング)などで軽く汗をかくことにより、体を慣らしておき、日ごろから暑さに体を慣らしておくとよい。 本格的な夏のシーズンの中であっても、例えば急に外の作業に入る場合は最初から全力で作業をせず、徐々に体の負担を増やしていき、体を暑さに慣れさせることが必要である。現場における新規入場者に対する安全教育の一環として、熱中症の危険性や対策について徹底的に周知しておく必要がある。 「水分を」こまめに摂取する のどがかわいていなくても、こまめに水分をとること。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながる。 ただし、一度に吸収できる水分の量には限界があるため、一度に大量の水を飲んでも効果が薄い。長い間隔で水をがぶ飲みするのではなく、こまめに適量を吸収することでより効率的な水分補給が可能となる。 スポーツ飲料で水分を補給する場合は状況によって適した飲料が変わってくる。暑いときの水分補給についてのページを参考に。 なお、カフェインやカリウム、アルコールなどは利尿作用があるため、熱中症対策としてこれらが多く含まれる飲料での水分補給は避けること。(例:コーヒー(カフェイン)、カリウム(トマトジュース)、アルコール(ビール)) スポーツ飲料に関しても糖分が多く含まれるため、飲みすぎると「ペットボトル症候群」にかかり、糖尿病のリスクが高まることから、飲みすぎには注意すること。 「塩分を」ほどよく取る 日本人は一般的に塩分摂取量が高いといわれている関係上、過度に塩分をとる必要はないものの、毎日の食事を通してほどよく塩分を取ること。大量の汗をかくときは、特に塩分補給を。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従うこと。 スポーツ飲料で水分を補給する場合、適切に飲用していれば必要な塩分量はスポーツ飲料で補えるため、さらに塩タブレットや塩飴を使った塩分補給は不要であり、場合によっては塩分過多に陥る場合がある。逆に、緑茶や水で水分補給を行っている場合は、そういったもので必要に応じ塩分補給を行っていくこと。 塩タブレットの一例 森永製菓 inタブレット塩分プラス 80g×6袋 「睡眠環境を」快適に保つ 通気性や吸水性の良い寝具をつかったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防すること。 寝ている間にも汗によって水分や塩分は失われていくため、快適な睡眠環境は体調を整え、体力を回復させることによる翌日の熱中症対策だけでなく、寝ている間の熱中症対策にもなる。また、先述の理由により寝起きは水分が体より失われているため、起き抜けに水を一杯飲んでおくと安心である。 ただし、おなかを過剰に冷やすことは「下痢」を引き起こすことがあり、下痢によって水分を奪われたり、体力を奪われることにつながる。空調をするにあっては、おなか周りを冷やしすぎないように注意すること。 「丈夫な体を」つくる バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくること。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切。 また、夏野菜には体を冷やす効果があるものも多く、暑い時期には欠かせない。夏に限らず、旬のものを食事に取り入れることが体を丈夫に保つことにつながる。 「過度な飲酒は」控える アルコールはストレスを解消したり、生活の質を上げるために大事なものである。また、ワインに含まれるポリフェノールなど、体にいい効果をもたらす成分が含まれている場合もある。が、飲みすぎに注意すること。アルコールは利尿作用があるため水分補給としては不向きであるうえ、飲みすぎは二日酔いなどといった翌日の体調不良をもたらし、熱中症にかかりやすくなる。熱中症になりやすい日の前日はお酒は控えめに。 暑さから身を守る行動を 「飲み物を」持ち歩く 出かけるときは水筒などでいつも飲み物を持ち歩き、気づいたときにすぐ水分補給できるようにする。 屋外の現場などで長時間持ち歩く場合は、水筒など保温性がある容器に入れるか、あるいはクーラーボックスなどに入れて常に冷やしておくとよい。ペットボトルを暑い路上に長時間放置した場合は破裂の危険性があるほか、中身が想像以上に高温になることもあるため、冷やしすぎに注意しつつ、適切な温度を保てるようにする。 ペットボトルなどは特に車内など、暑くなりやすい密閉空間には放置しないこと。破裂の危険性がある。 「休憩を」こまめにとる 暑さや日差しにさらされる環境で活動をするときなどは、こまめな休憩をとり、無理をしないようにする。風次第では木陰や水辺での休憩でも十分効果がある。 先に述べたように、屋外での活動時には避暑スポットを確認しておき、長時間歩くときなどはそういった場所への立ち寄りなどをあらかじめ計画として考慮しておくとよい。(その時間を見込んだうえで早めの外出を心がける) 屋外での現場作業の際、現場の期間が長くなる時は特にプレハブなどで休憩所を用意したり、そうでなくても近くの木陰などにサーキュレーターや冷風扇を用意するなどして快適に休憩できる場所を確保する。そのうえで暑いときは通常時より休憩時間を多めに設け、作業員の体調確認を怠らないようにすること。 「暑さ指数(WBGT)を」気にする テレビ、Webなどで公開されている暑さ指数(WBGT)で、熱中症の危険度を気にすること。 ネット上における主な公開サイトは次の通り 環境省 日本気象協会 ウェザーニュース 同じ気温であってもWBGTが異なると、暑さの感じ方がかなり変わってくる。予想最高気温だけにとらわれず、WBGTを確認することで、実際に感じる暑さにより近い数値を知ることができ、より正確な暑さ対策に結びつくことになる。 また、屋内外問わず、直射日光を受けるような場所、アスファルト上や熱の逃げ場がない都心、空調のない体育館、温室、プレハブ小屋、倉庫などの密閉空間、熱源の近くなど暑くなりやすい場所、水辺や水回りなど湿度が高くなりやすいような場所など、WBGT値が高くなりやすい環境下ではWBGT計を携帯するなど、正しいWBGT値を把握できるように努めること。 スポーツや現場での作業など、屋外などで激しい運動を伴う場合は特にWBGT値に注意し、危険な場合は予定を中止するなど、強い措置をとること。また、数値上は危険でなくても自分自身や仲間の健康状態をお互いに気づかい、無理はしない、させない意識を共有すること。 WBGT計の例 タニタ 黒球式熱中症指数計 熱中アラーム TT-562GD 「暑さの変化に」気を付ける 一般的にWBGTで熱中症の危険性を把握し、啓発が行われていくわけではあるが、先述した通り「体の暑さに対する慣れ」というのも熱中症に大きくかかわってくる。 そのため、梅雨明けシーズンや台風一過の好天、フェーン現象の発生による急激な温度上昇など、数日間単位で気温が低下していた後に急に気温が上昇するようなケースでは実際の暑さ以上に体に負担がかかりやすくなる。 また、休日の間空調の効いた家で体を休め、週明けいきなり外出や運動、作業などを行う場合や、定期試験や病気などにおける部活中断の後の部活再開、長らくの事務作業から現場作業に入る時(新規入場時やブランクがあった場合) などにも同じようなことが言える。 このような場合はWBGTの数値が多少低くても、いつも以上に熱中症に警戒する姿勢を大事にし、周囲にそのような人がいる場合は周りも気にかけておくこと。 「みんなで」気を付ける ここまででもいくつか挙げた通り、自分だけでなく、お互いに熱中症に対する意識を共有し、お互いに声を掛け合い、気遣う姿勢が大事。 部活や学校行事、仕事など集団で行動する場合は長い間一人になるひとを作らず(単独作業をできるだけ控える)、互いに声を掛け合ったりしながら、お互いの体調を気遣い、みんなで熱中症を防ぐ意識を持つこと。特に指導的・監督的な立場の人は行動や運動、作業などの開始時に全員の体調を確認しておき、集団の状況を常に把握し、少しでも異常を感じたらためらわずに声をかけること。 街中で熱中症の症状が出ている人を見かけたら、ためらわずに声をかけること。声をかけづらい場合は助けを求め、複数人で対処するのも良い。 症例 重症度によって、次の3つの段階に分けられる。 Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる) 筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り) 大量の発汗 Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感 Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症 意識障害、けいれん、手足の運動障害 高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病) 対処 熱中症が疑われる場合は、次のような応急処置を行う。 涼しい環境に移す 風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内に移動させる。 意識障害がある場合は特に慎重に。できるだけ複数人で慎重に搬送する。 意識がない人の搬送方法(日本赤十字社) 。 脱衣と冷却 衣類を脱がせて、体内の熱を外に出す。さらに、露出させた皮膚に水をかけ、うちわや扇風機などで仰いだり、氷嚢で首やわきの下、太ももの付け根を冷やし、体温を下げる。 血管が集まっている場所を集中的に冷やすことで迅速に体温を下げることができる。 水分と塩分を補給する 冷たい水、特に塩分も同時に補える経口補水液やスポーツ飲料などを。ただし、意識障害がある場合は水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませない。 また、吐き気や嘔吐の症状がある場合には、すでに胃腸の動きが鈍っていると考えられるので、口から水分を入れることは避ける。 また、次のような場合は医療機関へ。 熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい場合は、すぐに救急車を呼ぶ。 意識があっても、水分を自力でとれない場合は、医療機関へ。 また、水分を自分でとれ、必要な応急処置を行ったものの、症状が改善しない場合も、医療機関へ。 補足 子供は代謝がよく、体の体積に対して表面積が大きいため、暑さの影響を受けやすい。ペットも熱中症にかかることがある。体調には大人以上に気をつかい、水分補給を怠らないようにする。 きつい日差しの中ではアスファルトは50度を超える高温になることもあり、頭が近い子供やペットはその影響を強く受けやすい。子供を伴う外出やペットの散歩などは早朝や夜間など、日差しがないか、まだそれほどまでに強くない時間帯に行うことが望ましい。夕方も日差しは和らいでいるものの、昼間の影響でアスファルトの温度が下がりきっていないことも多いため、気を付けること。 また、ペットを熱いアスファルトの上で無理にはだしで歩かせると肉球にやけどを負うこともある。散歩の際はペット用の靴を履かせるなどの対策をとることが望ましい。 出典 環境省 - 熱中症予防サイト 全日本病院協会 - 熱中症について 日本気象協会 - 熱中症ゼロへ Wikipedia - 熱中症
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【作品名】智代アフター ~It s a Wonderful Life~ 【ジャンル】人生の宝物を探すゲーム 【名前】河南子 【属性】合気道と空手の達人の少女 【大きさ】女子高生並 【攻撃力】 合気道と空手、両方の経験があり、自称公式戦最強だが、実際現役で活躍しており男達の憧れでもあった。(現在は引退) 打撃と合気道を使い分け、ケンカもかなり強い。 元ボクサーの不良の軽いジャブに合わせて、相手を宙に回せて転ばせる。 またジャブの連打はガードし、大きいパンチが来た際にタイミングを合わせて身を引き、自身の腕を支点にすることでもう一度相手を宙にまわせる。 相手は地面に落ちたその勢いが止まらず、そのままごろごろ転がっていった。 元ボクサ?ーの不良にカウンターをあわして、ふっとばす。その後頭に蹴りを入れて勝利する。 成人男性より頭一つ大きい大柄なケンカ屋や元ボクサーのケンカ屋よりも強力な打撃を使う。 素人じゃ勝てないといわれ、殴られた場所が陥没したかのように感じるほど強力な打撃を一方的に浴び続けて何度もダウンするが、 そのたびに起き上がって戦い、最終的に相手が根負けして負けを認めるほどタフな成人男性をK.O.する。 包丁装備 【防御力】 鍛えられた少女並み。 元ボクサーのケンカ屋や鍛えられた成人男性のパンチを素手で普通にガードできるくらいには頑丈。 【素早さ】 ケンカ屋の軽いジャブや大振りのパンチやタックルを見切って避け、カウンターをあわせたりできる奴が、 なにやられたか全くわからないくらいの速度でワンツーをかましたり、懐に一瞬で飛び込んだりできる元ボクサーのジャブやパンチを見切り、 腕を取って投げたりカウンターをかましたりできる。 軸足を狩られて宙に浮いても両手を突いて体勢を直し、即座に蹴りで反撃する。 【長所】やたらケンカが強い。持ち前の活発さと魅力で気力がない村全体に活気を取り戻させる。 【短所】智代には負ける可能性があるため戦いを避けていたが、結局負けた。
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タッチ 登場人物重要人物 コメント あだち充による日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)に1981年から1986年まで連載された。 テレビアニメ、劇場用アニメとしてアニメ化もされ、実写のテレビドラマや映画も製作されたあだち充の最大のヒット作である。単行本全26巻、ワイド版全11巻、文庫版全14巻、完全版全12巻、アニメコミックス版全7巻。単行本の総売上は、新書版、完全版、文庫版、ワイド版、アニメコミックス版を合わせて一億部以上を売り上げている。第28回(1982年度)小学館漫画賞受賞。 登場人物 重要人物 プラスルorエビワラー:上杉達也 マイナンorサワムラー:上杉和也 フーディン:上杉信吾 サーナイト:上杉晴子 ドレディア:浅倉南 ちょうのまい(新体操)必須 カビゴン:松平孝太郎 ゾロアークorアブソルorラティオスorズルズキン 新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから マニューラorオニドリルorアマージョorクチートorラティアス 新田由加 バンギラス:原田正平 エルレイドorメガヤンマorイワーク:黒木武 後者は使い手のジムリーダーの名前から ルカリオ:西村勇 はどうだん必須 ワルビアル:柏葉英二郎 ドーブル:吉田剛 スケッチ必須 オノノクス:西尾茂則 ミロカロス:西尾佐知子 フライゴン:佐々木 マルノームorブルンゲル♀:鈴子 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 主題歌 エンディング ブラッキー:君をとばした午後 -- (ロケット・ガチャット) 2021-03-06 07 47 55 イワーク:黒木武 使い手のジムリーダーの名前から -- (カンタ) 2020-08-21 18 43 54 草案 登場人物 バンギラス:原田正平 オニドリルorアマージョorクチート:新田由加 フライゴンorヤミラミ:佐々木 ワルビアルorグランブル:柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2020-07-23 13 23 54 草案 重要人物 ブニャット:パンチ バンギラス:原田正平 オノノクス 西尾茂則 エルレイドorゴローニャ:黒木武 後者は使い手のジムリーダーの名前から ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアルorグランブル:柏葉 色違いワルビアル:柏葉英一郎 フライゴン;佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 髪の色合いと目つきから 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから ルカリオ:西村勇 マルノーム:鈴子 ドーブル:吉田剛 スケッチ必須 ケッキング:寺島 使い手のセンリと声優繋がりから -- (名無しさん) 2020-07-19 20 38 59 草案 訂正あり↓ ブニャット:パンチ バンギラス:原田正平 オノノクス 西尾茂則 〇エルレイドorゴローニャ:黒木武 後者は使い手のジムリーダーの名前から✕メガヤンマ:黒木武 ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアルorグランブル:柏葉英二郎 フライゴン;佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 髪の色合いと目つきから 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから ルカリオ:西村勇 マルノーム:鈴子 ドーブル:吉田剛 スケッチ必須 ケッキング:寺島 使い手のセンリと声優繋がりから -- (名無しさん) 2020-07-19 09 24 08 草案 ブニャット:パンチ バンギラス:原田正平 オノノクス 西尾茂則 ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアル:柏葉英二郎 フライゴン;佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 髪の色合いと目つきから 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者は西村と対になるので 後者は元ヤンから ルカリオ:西村勇 コジョンド:吉田剛 ケッキング:寺島 使い手のセンリと声優繋がりから -- (名無しさん) 2020-07-16 09 54 57 草案 バンギラス:原田正平 オノノクス:西尾茂則 ミロカロス:西尾佐知子 ワルビアルorグランブル 柏葉英二郎 メガヤンマ:黒木武 フライゴン:佐々木 オニドリルorアマージョ:新田由加 前者は髪の色から 後者は合気道をやっていたので ゾロアークorズルズキン:新田明男 前者はルカリオ(西村勇)と対になるので 後者は元ヤンキーから ルカリオ:西村勇 コジョンド:吉田剛 -- (名無しさん) 2020-07-15 19 12 06 草案 バンギラス:原田正平 -- (名無しさん) 2020-07-14 18 23 13 草案 訂正あり↓×2 〇アマージョ:新田由加 ✕ニョロボン:新田由加 〇ゾロアークorズルズキン:新田明男 ✕エルレイド:新田明男 ルカリオ:西村勇 コジョンド:吉田剛 ワルビアル 柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2020-07-14 18 20 15 草案 訂正あり↓ バンギラス:原田正平 〇ニョロボン:新田由加 合気道が得意なのでともえなげ必須 ✕クチートorミロカロス:新田由加 エルレイド:新田明男 ルカリオ:西村勇 ワルビアル 柏葉英二郎 -- (名無しさん) 2020-06-29 21 22 43
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「(何か手を…!)」 斬り結びながら策を必死で模索するアグリアスの目に、 奇妙な光景が映った。 レディが突如、後ろに大きく跳躍した。 しかも、跳躍中になぜか右手の忍刀を腰に佩びた鞘に 納めつつ、である。 着地と同時にどこからか取り出したのは、針状の手裏剣。 灰色に仄光るそれが、一瞬だけアグリアスの目に留まった。 「な…!?」 刹那の間に、アグリアスの左胸を狙って正確に投擲された手裏剣は、 全く想定外の攻撃手段であった。 だがしかし、戦場においては戦況が予想外の事態に展開する のが常であり、百戦錬磨のアグリアスはそれに慣れていた。 思考を介さない、戦士の直感が彼女の体を動かし、 手裏剣は心臓を射抜くことは叶わず、肩を覆う装甲に突き刺さる。 手裏剣は肩の寸前で止まり、流血には至らなかったものの、 アグリアスは再び驚愕に襲われることになる。 ビシビシと音を立てて、手裏剣が命中した装甲が石化を 始めたのである。 物質転換。ある物を石に変えてしまうような魔術は 確かに存在するが、そういった対象の大掛かりな変態を伴なう 魔術の行使には、永い詠唱と大量の魔力が必要であるのが 常であり、ノータイムで標的を石化させるような手段など、 通常は考えられない。 ベイオウーフの魔法剣に、それを可能にする技があるが、 アグリアスの知りうる限りそれぐらいのものである。 どんな呪術か魔法を施したのか知らないが、 あの手裏剣は危険すぎる。 もしも生身に直撃すれば、脚や腕ならば戦闘の続行は 不可能になり、そのまま殺される。 胸の近くに食らえば心臓や肺が石化して即死だろう。 装甲の石化は左肩から始まり、右胸の領域にまで広がって、 石化した鎧の部分がひずみで砕け散った時点で止まった。 アグリアスの上半身を覆う鎧の大部分は破損し、 急所である胸の周囲が外に露出する形になってしまった。 石化の手裏剣の直撃は免れたものの、鎧の損失は 大きな痛手である。 レディは手裏剣の投擲と同時に、一度鞘に納めた忍刀を抜刀し、 再びセリアと共にアグリアスに襲い掛かる。 依然として2人の電光石火の連撃は衰えを見せず、 アグリアスに聖剣技を使う隙を作らせない。 アグリアスの剣の技量は、2人のどちらよりも勝っている。 もしも1対1の決闘方をとれたのなら、 アグリアスの勝利は堅いだろう。 しかしこの2人が結束した時の勢いは、脅威である。 手数と速度で相手を圧倒する、言わば物量攻撃である。 それに加えて正確さまで備えているのだから手に負えない。 4本の刃は、まるでそれぞれが意思をもった魔物であるかのように 巧みに宙を舞い、アグリアスの防御を突破し、急所を刺し貫こうと 間断なく次々と押し寄せる。 表情の欠け落ちた2人の顔からは、2人が何を考えているのか まるで判断できない。 まるで、巨大な昆虫のようである。 何も考えず、何も思わず、何も感じず、ただ本能に依って 機械的に他の虫を捕食する。 虫にとってそれは、悪でも正義でもないのだろう。 そうしないと生きていけないからそうするというだけの話である。 セリアとレディにとっては、今ここでアグリアスを確実に殺すこと。 それだけが意味のある行為であり、その他全ては無意味であると 断じているかのような、無機質で機械的な表情。 アグリアスはまるで、同じ人間と刃を交えている気がしなかった。 再びレディが後方に跳び、先ほどと同様に灰色の手裏剣を投擲する。 狙いは再び心臓。鎧の加護を失った胸を、今度こそ 石化の手裏剣で射抜き、決着をつける腹積もりでいる。 「(まずいっ…!アレか!)」 石化の威力と脅威がアグリアスの脳裏によみがえり、 一瞬恐怖と焦りが全身を走った。 剣で手裏剣を打ち払うことはできない。 さっき、手裏剣は金属製の鎧を石化し、破壊した。 本来は人体に直接突き立て、標的の体を石化させる 武器であると考えられるにも関わらず、 あの灰色の手裏剣は人体、金属を問わずに石化させる。 手裏剣の尖端に当たり判定があるのなら、 剣と接触した瞬間、剣が石化する恐れがある。 2振りの剣でどうにかセリアとレディの猛撃に応じている現状で、 剣を片方失うということは、死に直結はしなくとも、 ただでさえ不利なこの状況を、より一層悪い方向に進め、 敗色を濃厚にしてしまう悪手である。 剣はどちらも、手放せない。 鎧をこれ以上削らせる余裕もない。 鎧で受け損なったら、体のどこかに手裏剣が命中する。 そうなったら最後だ。 結局、どうにかして避けるしかない。 「ぐっ…!」 食い下がるセリアの侍刀を大きく打ち払い、刹那に間合いを とったアグリアスは、横に跳躍し、寸での所で手裏剣の投擲を 回避した。 セリアに斬り掛かるために足を踏み込み、アグリアスは前傾姿勢をとる。 ドスッ…。 アグリアスの足元で、不吉な音が響いた。 「うっ!?」 異変は、すぐにアグリアスの知るところとなった。 「(馬鹿な…!身体が…身体が動かない!?)」 アグリアスの全身は、前傾姿勢を保ったまま硬直していた。 脚も、腕も、まるで彼女のいうことを聞かず、 氷漬けにでもなったかのように固まって、ピクリとも動かない。 石化の手裏剣を投げたレディには細心の注意を払っていたし、 投擲された手裏剣についても完全に避けたはずである。 それでも身体が動かないというこの事態…原因があるとすれば…セリア。 レディに注意を傾けたほんの一瞬に、セリアに何かをされたとしか 考えられない。 事実、アグリアスの刹那の間に展開された推理は当たっていた。 全ては、周到に用意された罠。 石化の手裏剣は、現在の絶対的勝機を作り出すための布石。 手裏剣の威力と脅威を標的に存分に認識させた上で、 恐怖と焦りを心に染み込ませる。 手裏剣の回避に注意を仕向けさせた上で、 アグリアスのマークがザルになったセリアが、刹那のうちに決定打を仕掛ける。 アグリアスが足元をとっさに見れば、自身の影の胸の位置に、 黒い手裏剣が突き刺さっているのが見て取れた。 影が、地面に縫い付けられている。 アグリアスがレディの投げた石化の手裏剣を回避しようと跳び、 セリアへの注意がおろそかになった一瞬に、セリアがアグリアスの 影に向けて、密かに別の手裏剣を投げつけたのである。 石化の手裏剣同様、対象の動きを一瞬で停止させる 呪術や魔術など、通常はありえない。 にも関わらず、アグリアスの影に突き立てられた黒い手裏剣は 彼女の知る理とは別の、正体不明の機構をもってして、 アグリアスの全身を呪縛し、頑として身動きを取らせない。 一秒以下の隙を奪い合う、達人同士の技の応酬下において、 身動きを封じられるというのは…即ち死。 無防備の身体は、敵の刃を避けられるはずも無い。 果たしてセリアとレディは、笑いもしなければ喜びもしなかった。 依然としてその顔には、何の色も浮かばない。 虚無を宿した、生きながらにして既に死んでいる心は、何も映さない。 彼女らが勝利を手にしたも同然の現況は、偶然によるもの でもなければ僥倖でも何でもない。 2人の実力と、敵を欺く周到な陽動作戦による必然。 今こそ標的を斬り刻み、血の海に沈めんと、 セリアとレディはそれぞれの得物を構えなおして 冷徹にアグリアスに走り寄る。 そこに油断や慢心は、欠片も無かった。 その様子はちょうど、見えざる糸に絡め取られ、 身動きが出来なくなった無力な羽虫を、蜘蛛が捕食するために 機械的に近づいていくのに似ている。 絶体絶命と呼ぶにふさわしい窮地に追い込まれ、 アグリアスは硬直したまま剣に力を込める。 最後の手段をとるしかなかった。 非常に危険であり、自滅する可能性も高いが、 このまま黙って殺されるのを待つよりは、いくらか生存の確率は 高まるだろう。 「(影に刺さった手裏剣をどかすことができれば… 動けるようになるはずだ…!)」 うつむいた状態のまま身動きが封じられているため、 今2人の殺し屋が何をどうしているのかを見ることは叶わない。 2人の床を蹴る音から察するに、4本の刀で無防備のアグリアスを なますに斬り刻むつもりだろう。 たが恐怖は、今必要な感情ではない。 努めて冷静になり、右手に持つ騎士剣に内力を集中させる。 聖剣技は、標的を選択的に攻撃するための指向性をもたせるために、 術者の技術によりエネルギーを精製し、力の奔流を 特定の形態に形作らなければならない。 この工程こそが、聖剣技を強力な遠距離攻撃手段たらしめると 同時に、技を繰り出すために生まれる硬直の原因にもなってしまう。 銃弾を火薬の爆発による圧力で、一定の方向に撃ち出すには、 弾丸の飛ぶ方向を規定するバレル(銃身)が必要であるのと同じである。 聖剣技の使い手は、自らをバレルとして、指向性のエネルギーによる 砲撃を、標的に叩き込むのである。 彼女が今やろうとしていることは、無方向なエネルギーを方向付けるための 精製過程を省いた、単純なエネルギーの放出。 危険であるし、無意味であるので今まで一度もやったことがないが、 何の方向性も持たないエネルギーの奔流は、恐らく 爆発を伴なって術者もろとも周囲を破壊するだろう。 いわば、むき出しの銃弾を数十個、無造作に焚き火の中に 放り込むようなものである。 火薬に引火し、暴発した銃弾は、周囲の人間を無差別に殺傷する。 精製の過程を含めると、最短でも2秒の硬直を要する聖剣技であるが、 精製を省けば、一瞬で力を放出することは可能であると考えられる。 術者の無事は全く保障されない、危険極まりない荒業ではあるが…。 暴発による怪我は、確かに恐ろしい。 しかし、アグリアスにとって最も恐るべき、由々しき事態は、 2人の殺し屋を止められず、ここで無駄死にすること。 ここで自分が無抵抗に殺されれば、現在エルムドアと交戦中のラムザは、 あの凶悪なセリアとレディをも同時に相手にしなくてはならなくなる。 いかにラムザでも、あの手錬3人を同時に相手しては、 勝てるわけがない。成す術なく殺されるだけである。 隊の長であり、皆の希望であるラムザが殺されれば、全てが終わる。 それだけは、何としても防がなくてはならない。 今ここで、自分の身がどうなろうと。 2人の殺し屋の足音がアグリアスのすぐ傍まで近寄り、 今まさに、アグリアスの首に刀が振り下ろされようとしたときに、 アグリアスはすっと目を閉じ、祈るような思いで、剣から力を解き放った。 制御を失った無秩序な力の流れは、爆発を伴なって アグリアスの影を縛っていた手裏剣を吹き飛ばす。 爆音と爆煙が吹き上がり、爆風が吹き荒れる中、 セリアとレディの2人はとっさに後方に回避し、 即座に状況の把握に移る。 不可解な攻撃を受けた場合は一度距離をとり、 相手の出方をうかがうのが戦場における鉄則である。 剣しか扱えないはずのアグリアスが、放出系の攻撃手段… それもノータイムで発動するようなタイプを突如使用したのは、警戒に値した。 術者であるアグリアスは、当然のことながら 爆発による衝撃を、無防備のまま全身に受けたことになる。 辛うじて立っているものの、爆心地より最も近い位置にあった右手、 エネルギーの射出口となった剣を握っていた右手の感覚がほとんどない。 今の爆発の威力から察するに、指が何本か消し飛んでいたとしても 不思議なことではない。 足元の感覚が消えかかり、絶望的な浮遊感が全身を襲う。 何度も経験した、気絶直前の症状である。 この場で気を失うということは、己の命をむざむざセリアとレディの 2人にただでくれてやるのと同じである。 断じて、ここで気絶する訳にはいかなかった。 「(ただでは死ぬな――。 死ぬなら…1人でも多くの敵を 道連れにしろ――!!)」 下唇を犬歯で思い切り噛み、鮮烈な痛みと鮮血の味が、 おぼろだったアグリアスの意識の輪郭を確かなものにする。 ふらつく脚を内心で叱咤し、アグリアスは疾駆する。 敵を殺すために。仲間を生かすために。 煙幕の中からレディの眼前に突如飛び出したのは、 鬼神のごとき形相で双剣を振るうアグリアス。 「!」 人間らしい驚きの表情が、はじめてレディの顔を彩った。 自爆したようにしか見えない標的が、 これほど早く、再び刃向かってくるとは、さしもの レディも想定外だったのである。 アグリアスがくぐり抜けてきた死線の数と執念の強さ。 これが、殺しの練達者たるレディにも予測不可能な行動を、 アグリアスが可能にした理由だった。 レディの判断違いで、アグリアスの振るう剣への対応が一瞬遅れる。 アグリアスの壊れかかった右手に収まった、騎士剣による 斬撃はレディに打ち払われ、剣はアグリアスの手を離れて 彼方に弾き飛ばされた。しかし、アグリアスの左手の剣による 追撃には、レディの反応が間に合わなかった。 鋭い刺突は、刹那の内に、容赦なくレディの右胸を串刺しにする。 人を刺し貫く嫌な感覚が、アグリアスの手に伝わった。 「…あ…」 かすかな声が、レディの口をついて出た。 レディの両手から、忍刀が離れ落ち、澄んだ金属音が鳴り響く。 口元から血を流しながら、死相もあらわな顔を後ろにのけぞらせ、 崩れ落ちる…そうなる寸前で、レディは踏みとどまった。 即死で当然のはずの致命傷を受けてもなお、レディは倒れない。 いかなる執念によるものか、死の恐怖と絶望をも凌駕する、 本能にまで刻み込まれた殺し屋としての習性がそうさせるのか。 必勝必殺を信じて疑わなかったアグリアスの顔が、驚異に凍る。 明らかに死に体においてもなお、レディは左手を、流れるような 動作でアグリアスの首に添えた。 レディの細く、白い指が、白骨化した死神の手を思わせて、 アグリアスに"死"を彷彿とさせる。 「!?」 親指と中指で、首の左右を走る太い血管を押さえつける。 必要最小限の力、それでも人の意識を奪うには十分な 圧力をもってして血流を封じ、標的を瞬間的に気絶に追いやる。 つまり、レディは格闘技における絞め技を、ごく簡易的に 即席で再現したことになる。 死人も同然のレディに、突然首を撫でられたかと思えば、 急激にアグリアスの視界は暗転する。 意表を突かれたアグリアスは成す術なくレディの術中にはまり、 一瞬ではあるが、意識を消失した。 レディは淀みのない流れのまま、左手の人差し指を もってして、標的の気道と喉笛を同時に圧迫する。 これにより、アグリアスは呼吸をすることも声を上げることも 出来なくなったわけだが、意識が暗転している彼女には 知る由もない。 そのまま、右手をアグリアスの左胸に当てる。 石化の手裏剣が命中したことにより、上半身を覆う鎧の 大部分が破損しているため、今現在、アグリアスの左胸は 外に露出している形を取っていた。 レディの右手は、アグリアスの左胸…心臓のすぐ上に添えられていた。 狙いは無論、急所の中の急所である心臓。 レディの手のひらから即座に放たれた衝撃波は、 ほぼ無音を保ったまま、手と心臓の間にあるアグリアスの服も、 皮膚も一切傷つけることなく、的確に、心臓を直撃した。 意識を奪われているアグリアスの全身が、反射的に びくんと大きくけいれんを起こす。 標的の意識と悲鳴を奪い、完全に無力化した上で、 心臓のみを選択的に破裂させる。 極限まで音を殺すように技術立てられた衝撃波は、 誰に聞きとがめられる恐れもないし、素手による殺しは 証拠すら残らない。 加えて、この技を食らった者の衣服や皮膚には、一切の 痕跡が残らない。 衝撃波は、手のひらから放たれた少し先…つまり服や皮膚を 通り越した心臓のある位置で炸裂するように組み立てられた、 特殊技術によるものだからである。 傍目には、原因不明の変死にしか映らない。 死因を特定できたとしても、それは検死のための解剖を 行った後である。 いつでも、どこでも、証拠の残らない迅速で確実な暗殺を。 それを可能にするこの絶技…息根止は、 暗殺の集大成にして、殺し技の一つの到達点。 「さよなら」 口元に血を滲ませながら、虚ろな眼差しでレディは呟いた。 余命幾ばくもない彼女の顔を彩る色は…悲しみ…とでも 表現すべきものであろうか。 今生最後の息根止。何十人もの命を奪ってきた、 その至高の暗殺技の手順に、断じて間違いは無かった。 問題があるとすれば、ただ一つ、彼女が致命傷を負っていた 一点のみである。 渾身の力を込めたその一撃でさえも、目前の標的を 絶命しうるには至らなかった。 それは、手応えからレディ自身がはっきりと自覚できていた。 アグリアスの首を押さえていた左手にも力が入らなくなり、 レディの意識が混濁を始める。 死が、もう目前にまで迫ってきていた。 首から手を離され、意識を取り戻したアグリアスは、 正体不明の胸の激痛に意識を割く余裕もない。 背後からは、セリアが走り寄る足音が聞こえる。 アグリアスを今、仕留めるつもりでいるのは間違いない。 「くっ!!」 壊れかけた右手の掌底を、左手に持つ剣の柄に添えて、 レディの胸を刺し貫く剣を、力任せに上に押し上げる。 生きたまま胸から肩の上まで剣で引き裂かれる、地獄の苦痛に 襲われているのにも関わらず、レディは悲鳴一つ上げなかった。 瞼を静かに下ろして、従容と最後の時を迎えていた。 胸から肩にかけて切り裂かれたレディはそのまま絶命し、 アグリアスは即座に背後を振り向き、セリアの剣戟を打ち払う。 アグリアスはとっさに後方に跳躍し、セリアと距離をとった。 アグリアスの全身を、原因不明の脱力感が覆う。 レディに首を絞められた時に何をされたのか、アグリアスが知る由もない。 その4へ
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格闘技(徒手)【小】 説明 主に武器を持たず、徒手で行う格闘技。 補足 ここでは具体的な技名ではなく格闘技のカテゴリを列挙する。 上位カテゴリ スキル【大】 身体スキル【中】 属性 合気道 沖縄空手 カポエラ 空手 カラリパヤット キックボクシング 形意拳 骨法 コマンドサンボ サバット 散打 サンボ ジークンドー システマ シュアイジャオ(角抵戯) 柔術 シュートボクシング 少林拳 少林寺拳法 シルム 心意六合拳 太極拳 通背拳 テコンドー 日本拳法 八掛掌 八極拳 パンクラチオン ブラジリアン柔術 ペンチャックシラット ボクシング マーシャルアーツ ムエタイ ルチャ・リブレ レスリング 合気道 沖縄空手 カポエラ 空手 カラリパヤット キックボクシング 形意拳 骨法 コマンドサンボ サバット 散打 サンボ ジークンドー システマ シュアイジャオ(角抵戯) 柔術 シュートボクシング 少林拳 少林寺拳法 シルム 心意六合拳 太極拳 通背拳 テコンドー 日本拳法 八掛掌 八極拳 パンクラチオン ブラジリアン柔術 ペンチャックシラット ボクシング マーシャルアーツ ムエタイ ルチャ・リブレ レスリング ↓これは属性を投稿するためのフォームではありません。 新たに属性を投稿される方は上部の「このページを編集する」から 編集ページに入ってください。 名前 コメント
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このページでは室内で行われる企画について説明しています。 ジャズ研 場所:霞会館2階 時間:13日(土)11 00-18 00, 14日(日)11 00-18 00 今年も熱いジャズ研ライブ!ノリノリの演奏を楽しんでください!! 写真部・美術部合同展示 場所:医学部基礎棟2階 セミナー室1&チュートリアル室1~3 時間:13日(土)11 00-17 00, 14日(日)11 00-17 00 それぞれの魂の込められた傑作が所狭しと飾ってあります。 カフェ 場所:医学部基礎棟2階 セミナー室2 時間:13日(土)11 00-17 00, 14日(日)11 00-17 00 屋内ステージ企画を楽しみながら美味しいお菓子とお茶をどうぞ! この企画は屋内ステージと同じ部屋で行われます 霞茶会 場所:保健学科棟1階 時間:14日(日)10 00-15 30 まったりと流れる時間をお茶でも飲みながら過ごしませんか? 霞合気道部演武 日々精進している合気道の演武をお楽しみください
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ピスケス・ゾディアーツ【SP ver.】 ピスケス・ゾディアーツ【SP ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 5 レア ★★★★★ 属性 共闘 最大レベル 50 スート ハート 水 HP 種族 その他 女性 攻撃 時代 平成 宇宙 チャージ 50 No.2791編集 作品 仮面ライダーフォーゼ MAXレイズ 800 スキル 必殺 合気道 180 【ダメージ反撃】1回まで、受けたダメージを、防御効果無視でこのカードのHPの200%分まで反撃する 超必 水流攻撃 160 3ラウンド、自分のチャージ量を、50%アップする ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 迎撃陣 カウント9 相手が次に発動した必殺技を自動的にキャンセルする BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト 合気道と水泳が得意な新入生、黒木蘭がゾディアーツスイッチで変身した姿。十二使徒には加わらず、仮面ライダー部として戦った。 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
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血闘 「それは、真剣勝負を求める男たちの血を賭けた闘い。誰にも悟られることがない、ストリートファイト」 現代の日本、大阪を舞台に空手、プロレス、合気道、キックボクシングetc。あらゆる格闘家が己が実力と、スリルを味うためにストリートファイトを繰り広げる、群像劇。 設定 ストリートファイター 現在、行われているストリートファイトに明確なルールは存在しない。ストリートファイターたちは夕方過ぎ、陽が沈んだ辺りから活動を始める。 お互いに殺気を出しながら、街を歩き、同じストリートファイターたちと邂逅した瞬間、勝負が始まる。 ストリートファイトにルールは存在しなく、単純にどちらかが立てなくなるまで。しかし、個人によっては相手に戦意が無くなった瞬間に攻撃を辞める人もいる。 反面、対戦相手に重傷を負わせる者も少なからず存在する。 もちろん、日本では決闘罪が禁止されている。ここ最近、多発する喧嘩により怪我を負う事件が増えており、警察も原因究明のために捜査へ乗り出している。しかし、負傷したストリートファイターは己のプライドやなんやらで、事情聴取を受けても曖昧な答え方をする。 稀に純粋な格闘家が、ストリートファイターたちの殺気に当てられ、勝負が開始されるケースも。 朱雀館 大阪は港区を拠点とする、ごく一般的なフルコンタクト空手。十年前に、空手協会の「周藤達也」と他数名の役員によって、関西での空手浸透を目指すために朱雀館を立ち上げたとされる。 周藤達也自身の豪快な性格や、関西圏におけるフルコンタクト空手の浸透性、ここ最近の格闘ブームもあって、門下生は一万人を越えた。 基本的には極真をベースにする、顔面禁止のフルコンタクト空手。本館は港区。支部は梅田、難波、生野、高槻、西淀川、と多岐に渡る。 一年に一回、朱雀館の門下生による大会「龍神大会」が開催されている。 華剛合気道 藤田友則が師範となって、経営している合気道の道場。門下生は十人ほどだったが、TVの取材により現在は四十人に増えた。 ルーツは華剛武術と呼ばれる、打撃と合気道を混ぜた古武道「古武術華剛流」。 戦後の武道禁止政策を経て藤田家当主藤田武臣が合気道に感化され、編み出したとされる。 しかし、合気道の技を本来のそれと全く違う用途で使っていたため、戦後の武道禁止政策で苦い経験をしていた合気道養神館により、華剛武術の禁止を武臣に言い渡す。 反発していた武臣であったが、その後は心を改めて、華剛合気道として一本化を目指す。 しかし、武臣は密かに自分の子孫に華剛武術を伝授していた。もちろん、友則もその一人だった。 千鶴落とし 相手の片腕の関節を極めた状態で、後頭部から地面に落とす投げ技。四方固めと、払い腰を複合した技 首刈り 相手の喉仏に向けて、人差し指を折り曲げた打突を叩き込む打撃技 青海プロレス 中部地方をメインに興行するプロレス団体。社長は猪江信二。 ローカルな地方団体で、観客を楽しめることをメインだったが、猪江信二の方向転換により、ドラゴン金田をメインとするストイックな興行内容で徐々に人気を伸ばす。しかし、ドラゴン金田の不祥事によって、団体は解散。 その後、FSWと手を組んだ猪江によって、青海プロレスのレスラーを全て回収、FPWという新団体を発足した。 FSW ファイティング・シューター・ワールド。社長は南方渓。 総合格闘系を目指しつつ、プロレス特有のエンターテイメント(ブック)を採用した団体。青海プロレスと同じく、中部地方をメインに活動しており、ライバル的存在。 昨今からの総合格闘技ブームにより、青海プロレスとの差がついたと思いきや、選手の数が少なく苦戦していた。 そこで、青海プロレスと共同戦線を貼ることとなり、抗争戦という内容で、毎月末に魅力的な抗争劇が繰り広げられる。 しかし、ドラゴン金田によるブック破りにより、メインイベンターである村田が重傷負い、裁判沙汰になる。結局、両団体は和解の末、解散してしまう。 PWW プロフェッショナル・レスリング・ワールド。 南方渓のFSWと、猪江の青海プロレスが元となる新興格闘技団体。総合格闘技のような、シュータースタイルを取り入れつつ、プロレスのような、観客を湧かせる演出を目指している。 社長には猪江が抜擢され、南方は主に現場監督。 PWWになってからは、人気が急上昇し、ダイジェスト版であるが番組を放送されるほど。 諏訪田 朱雀館の有段者。幼少期から空手を嗜んでおり、高校卒業と同時に就職。現在は土木関係の仕事をやりつつ、朱雀館で汗を流している。 空手の腕前は平凡で、高校までは黒帯を取れるかどうか怪しかった。高校卒業後、少しだけ空手から離れていたある日、不良に絡まれて喧嘩をしてしまう。そのとき、実戦で初めて使う空手の技の破壊力に魅了され、やがてストリートファイトを欲するようになる。 そこから、空手の才能が開花。朱雀館三段者で、龍神大会でベスト8に残るほど。 朱雀館には通いつつ、キックボクシングの杉本ジムや総合格闘技道場「王進」へ通っている。 オールラウンダータイプで、やや打撃方面に特化。総合格闘技ならではのテクニックを身に着けている。ストリートファイト界隈では、圧倒的すぎる実力により「通り魔」という名前で恐れられている。 得意技は、三日月蹴り。 金田 青海プロレスの元メインイベンター。 重量感があるファイトスタイルと、多種多様な技を覚えている、一種の天才肌。しかしブックと呼ばれる台本を演じる自分に嫌気が差し、時折、シュートーサインと共に真剣勝負を相手に吹っかける問題児となる。 猪江も口頭で注意するものの、それに逆らって、FSWとの抗争戦で村田と真剣勝負を仕掛け、彼の足を破壊する。その結果、裁判沙汰となり、金田は格闘技界から永久追放。青海プロレスとFSWは解散してしまう。 地方団体だったため、さほど世間からの注目を浴びることは少なかったらしい。 現在は蓄えていたファイトマネーを使って、大阪へ。そこでストリートファイトと出会う。 躊躇いもなくプロレス技を仕掛けるスタイルや、相手を完膚なきまで破壊する金田は「壊し屋」としての異名を持つ。 得意技はラリアット、DDT。 藤田友則 今年で50歳を迎える、合気道の師範。心の奥底で、闇に葬られた華剛武道が陽の目を浴びることを思っている。 諏訪田とのストリートファイトを通じて、狂気に満ちた彼を止められるのは自分しか居ないと思い、界隈へ飛び出す。 そこで初めて使う華剛武道の恐ろしさを実感する。 躊躇なく人体を完全に破壊する華剛武道を扱う藤田は、金田とは違う意味で、生粋の「壊し屋」である。 亀山満 朱雀館四段であり、去年の龍神大会で優勝した、「朱雀館の切り札」と称される男。 尖った顎と、スポーツ刈りがトレードマーク。身長体重ともに重量級だが、動きにもキレがあり、また読み合いにおける頭脳戦や、フェイントにも富み、周藤からは「二十年に一度の豪傑」と、その実力を認められている。 諏訪田の師範代であり、頭角を現す彼共々「青竜と玄武」と称されている。 得意技は正拳突き、上段蹴り。 猪江信二 PWWの社長を務める、エンターテイナー。自身もレスラーとして出場する。 ドラゴン金田を選出した人物であり、彼のファイティングスタイルはとても気に入っていた。しかし、真剣勝負を求める彼を徐々に抑えきれなくなり、とうとう村田の足を壊してしまう事件を経て、一度はプロレス界から姿を消す。 しかし、FSWの南方の説得により、PWWを発足した。 金田がストリートファイターに転向したのは把握しており、知人である杉本と一戦を交えたのも知っている。 杉本 杉本キックボクシングを経営する男性。キックボクシングへの第一線は既に引いているが、後継者である雨宮の育成に励んでいる。 しかし裏では、ストリートファイトに興じる面もある。が、金田の一戦によって病院送りに。現在は療養中。 雨宮 杉本の後継者。金田との一戦によりストリートファイトに興味を持つ。 村田 数年前、金田のブック破りによって右足を負傷させられた、元FSW所属のレスラー。怪我が完治したものの、格闘技界から引退、現在はサラリーマンとして働いている。 が、猪江によって金田がストリートファイターとして戦っていることを知り、復讐心のためにストリートファイターへ。 古武術華剛流を会得した金田と死闘を広げる。 早瀬 傷害事件を起こし、公式非公式問わず試合出場が停止された元プロボクサー。現在は小さなジムのインストラクターとして働いている。 類稀な分析とダッキングを駆使した攻防一体のファイトスタイルが特徴的。また柔術や総合格闘技の技術も取り入れており、打撃と組み技を完璧に両立させたオールラウンドファイター。 猪江により、諏訪田を成長させるための布石としてストリートファイト界隈へスカウトされる。が、諏訪田と同じくストリートファイトで格闘技の奥深さを痛感し、著しい成長を遂げる。