約 3,284 件
https://w.atwiki.jp/feg2/pages/644.html
部品構造 大部品 救助活動 RD 20 評価値 7大部品 救出 RD 4 評価値 3部品 周辺環境の確認 部品 救出準備 部品 実際の救出 部品 救出後 大部品 救助時の連携 RD 3 評価値 2部品 通報 部品 複数人での対応 部品 周囲への協力依頼 大部品 一次救命処置(技術) RD 13 評価値 6部品 一次救命処置の目的 部品 基本的な考え方 部品 正しく行うために 大部品 具体的な内容 RD 8 評価値 5部品 周囲の観察、全身の観察 部品 反応の確認 部品 呼吸の有無 部品 気道確保 部品 胸骨圧迫 部品 人工呼吸 部品 AEDの装着判断 部品 回復体位をとらせる 部品 一次救命処置の流用実績 部品 一次救命技術講習会の受講 部品定義 部品 周辺環境の確認 救出を始める前に、周辺環境を確認せねばならない。崩落や攻撃、毒性物質などについて確認し、必要に応じて安全を確保したうえで救助活動を開始する。 部品 救出準備 救出を実際に行う前に準備を行う。火災等であれば有害物質対策や熱対策が必要だし、崩落等であれば物資も必須である。安易に突入しない事。 部品 実際の救出 必ず複数名で活動し、安全に救出を行う。危険が予想される個所については勝手な判断で踏み込まず、状況確認と情報連携を密にしたうえで行うこと。 部品 救出後 要救助者は速やかに医療者に引き渡す。救出活動を行った者についても必ず事後健診を受け、健康に問題がないことを確認すること。 部品 通報 救助活動を開始する前に、必ずしかるべき機関(医療機関、消防、警察等)に通報を行う。救助してもその後の対応ができないのでは本末転倒だ。 部品 複数人での対応 救助活動については、必ず複数人で対応を行うこと。するべきことは多岐に渡るし、何かあった場合に連絡を取る者も必要である。特に救助者の安全も確保しなければならないため、基本的に一人で活動してはならない、 部品 周囲への協力依頼 救助活動においては周囲の人員への協力依頼を忘れてはならない。通報やちょっとした措置等、素人でもできることは多い。 なお、依頼する際には「誰か助けて」ではなく「そこの方、○○をしてください」という風に具体的な指定を行うこと。 部品 一次救命処置の目的 一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。 専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。 部品 基本的な考え方 一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。 A air way(エアウェイ) 気道確保 B breathing(ブリーシング) 人工呼吸 C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持 これらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。 部品 正しく行うために 一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。 部品 周囲の観察、全身の観察 傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。 周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、 これから行う応急処置につながる。 部品 反応の確認 大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。 反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。 協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。 部品 呼吸の有無 傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。 胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。 普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。 部品 気道確保 傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。 一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上) この際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。 部品 胸骨圧迫 心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。 以下のような手順で行う。 硬い床に上向きで要救助者寝かせる。 救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、 その上にもう一方の手をかさねる。 両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。 目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。 手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。 一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回 部品 人工呼吸 気道を確保した上で行う。 傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。 逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。 一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。 2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。 注意点として以下がある 介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。 人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。 部品 AEDの装着判断 救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。 部品 回復体位をとらせる いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。 回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。 姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。 部品 一次救命処置の流用実績 以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http //nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html (申請順)(敬称略) 高梨ひひひ@FEG:救助活動アイドレスに流用:https //www29.atwiki.jp/feg2/pages/644.html 劔城 藍@海法よけ藩国:劔城 藍 刻生・F・悠也@フィーブル藩国:刻生・F・悠也 阪明日見@akiharu国:阪明日見 部品 一次救命技術講習会の受講 フィーブル藩国内にある国境なき医師団の派出所にて講習会を受け、正しい知識と技術を身に付けた。実践と復習を繰り返すことで使いこなせるようにした。 提出書式 大部品 救助活動 RD 20 評価値 7 -大部品 救出 RD 4 評価値 3 --部品 周辺環境の確認 --部品 救出準備 --部品 実際の救出 --部品 救出後 -大部品 救助時の連携 RD 3 評価値 2 --部品 通報 --部品 複数人での対応 --部品 周囲への協力依頼 -大部品 一次救命処置(技術) RD 13 評価値 6 --部品 一次救命処置の目的 --部品 基本的な考え方 --部品 正しく行うために --大部品 具体的な内容 RD 8 評価値 5 ---部品 周囲の観察、全身の観察 ---部品 反応の確認 ---部品 呼吸の有無 ---部品 気道確保 ---部品 胸骨圧迫 ---部品 人工呼吸 ---部品 AEDの装着判断 ---部品 回復体位をとらせる --部品 一次救命処置の流用実績 --部品 一次救命技術講習会の受講 部品 周辺環境の確認 救出を始める前に、周辺環境を確認せねばならない。崩落や攻撃、毒性物質などについて確認し、必要に応じて安全を確保したうえで救助活動を開始する。 部品 救出準備 救出を実際に行う前に準備を行う。火災等であれば有害物質対策や熱対策が必要だし、崩落等であれば物資も必須である。安易に突入しない事。 部品 実際の救出 必ず複数名で活動し、安全に救出を行う。危険が予想される個所については勝手な判断で踏み込まず、状況確認と情報連携を密にしたうえで行うこと。 部品 救出後 要救助者は速やかに医療者に引き渡す。救出活動を行った者についても必ず事後健診を受け、健康に問題がないことを確認すること。 部品 通報 救助活動を開始する前に、必ずしかるべき機関(医療機関、消防、警察等)に通報を行う。救助してもその後の対応ができないのでは本末転倒だ。 部品 複数人での対応 救助活動については、必ず複数人で対応を行うこと。するべきことは多岐に渡るし、何かあった場合に連絡を取る者も必要である。特に救助者の安全も確保しなければならないため、基本的に一人で活動してはならない、 部品 周囲への協力依頼 救助活動においては周囲の人員への協力依頼を忘れてはならない。通報やちょっとした措置等、素人でもできることは多い。 なお、依頼する際には「誰か助けて」ではなく「そこの方、○○をしてください」という風に具体的な指定を行うこと。 部品 一次救命処置の目的 一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。 専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。 部品 基本的な考え方 一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。 A air way(エアウェイ) 気道確保 B breathing(ブリーシング) 人工呼吸 C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持 これらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。 部品 正しく行うために 一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。 部品 周囲の観察、全身の観察 傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。 周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、 これから行う応急処置につながる。 部品 反応の確認 大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。 反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。 協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。 部品 呼吸の有無 傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。 胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。 普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。 部品 気道確保 傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。 一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上) この際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。 部品 胸骨圧迫 心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。 以下のような手順で行う。 ・硬い床に上向きで要救助者寝かせる。 ・救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、 その上にもう一方の手をかさねる。 ・両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。 目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。 ・手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。 ・一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回 部品 人工呼吸 気道を確保した上で行う。 傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。 逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。 一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。 2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。 注意点として以下がある ・介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。 ・人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。 部品 AEDの装着判断 救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。 部品 回復体位をとらせる いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。 回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。 姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。 部品 一次救命処置の流用実績 以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http //nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html (申請順)(敬称略) 高梨ひひひ@FEG:救助活動アイドレスに流用:https //www29.atwiki.jp/feg2/pages/644.html 劔城 藍@海法よけ藩国:劔城 藍 刻生・F・悠也@フィーブル藩国:刻生・F・悠也 阪明日見@akiharu国:阪明日見 部品 一次救命技術講習会の受講 フィーブル藩国内にある国境なき医師団の派出所にて講習会を受け、正しい知識と技術を身に付けた。実践と復習を繰り返すことで使いこなせるようにした。 インポート用定義データ [ { "id" 87923, "title" "救助活動", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 11 31 02.79242", "updated_at" "2017-09-04 11 31 02.79242", "children" [ { "id" 87924, "title" "救出", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 11 31 02.798272", "updated_at" "2017-09-04 11 31 02.798272", "children" [ { "id" 87925, "title" "周辺環境の確認", "description" "救出を始める前に、周辺環境を確認せねばならない。崩落や攻撃、毒性物質などについて確認し、必要に応じて安全を確保したうえで救助活動を開始する。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 02.799754", "updated_at" "2017-09-04 11 31 02.799754", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } }, { "id" 87926, "title" "救出準備", "description" "救出を実際に行う前に準備を行う。火災等であれば有害物質対策や熱対策が必要だし、崩落等であれば物資も必須である。安易に突入しない事。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 02.825146", "updated_at" "2017-09-04 11 31 02.825146", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } }, { "id" 87927, "title" "実際の救出", "description" "必ず複数名で活動し、安全に救出を行う。危険が予想される個所については勝手な判断で踏み込まず、状況確認と情報連携を密にしたうえで行うこと。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 02.847038", "updated_at" "2017-09-04 11 31 02.847038", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } }, { "id" 87928, "title" "救出後", "description" "要救助者は速やかに医療者に引き渡す。救出活動を行った者についても必ず事後健診を受け、健康に問題がないことを確認すること。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 02.868286", "updated_at" "2017-09-04 11 31 02.868286", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } } ], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" }, "expanded" true }, { "id" 87929, "title" "救助時の連携", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 11 31 03.057743", "updated_at" "2017-09-04 11 31 03.057743", "children" [ { "id" 87930, "title" "通報", "description" "救助活動を開始する前に、必ずしかるべき機関(医療機関、消防、警察等)に通報を行う。救助してもその後の対応ができないのでは本末転倒だ。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 03.058728", "updated_at" "2017-09-04 11 31 03.058728", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } }, { "id" 87931, "title" "複数人での対応", "description" "救助活動については、必ず複数人で対応を行うこと。するべきことは多岐に渡るし、何かあった場合に連絡を取る者も必要である。特に救助者の安全も確保しなければならないため、基本的に一人で活動してはならない、", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 03.080052", "updated_at" "2017-09-04 11 31 03.080052", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } }, { "id" 87932, "title" "周囲への協力依頼", "description" "救助活動においては周囲の人員への協力依頼を忘れてはならない。通報やちょっとした措置等、素人でもできることは多い。\nなお、依頼する際には「誰か助けて」ではなく「そこの方、○○をしてください」という風に具体的な指定を行うこと。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 11 31 03.10016", "updated_at" "2017-09-04 11 31 03.10016", "children" [], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" } } ], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" }, "expanded" true }, { "id" 11821, "title" "一次救命処置(技術)", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.423289", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.423289", "children" [ { "id" 11822, "title" "一次救命処置の目的", "description" "一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。\n専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.166295", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.166295", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11823, "title" "基本的な考え方", "description" "一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。\n A air way(エアウェイ) 気道確保\n B breathing(ブリーシング) 人工呼吸\n C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持\nこれらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.183369", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.183369", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11824, "title" "正しく行うために", "description" "一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.186959", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.186959", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11825, "title" "具体的な内容", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.226582", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.226582", "children" [ { "id" 11826, "title" "周囲の観察、全身の観察", "description" "傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。\n周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、\nこれから行う応急処置につながる。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.19202", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.19202", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11827, "title" "反応の確認", "description" "大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。\n反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。\n協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.19541", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.19541", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11828, "title" "呼吸の有無", "description" "傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。\n胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。\n普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.1992", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.1992", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11829, "title" "気道確保", "description" "傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。\n一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上)\nこの際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.202825", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.202825", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11830, "title" "胸骨圧迫", "description" "心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。\n以下のような手順で行う。\n・硬い床に上向きで要救助者寝かせる。\n・救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、\nその上にもう一方の手をかさねる。\n・両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。\n目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。\n・手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。\n・一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.206626", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.206626", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11831, "title" "人工呼吸", "description" "気道を確保した上で行う。\n傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。\n逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。\n一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。\n2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。\n\n注意点として以下がある\n・介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。\n・人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.212352", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.212352", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11832, "title" "AEDの装着判断", "description" "救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.215725", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.215725", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 11833, "title" "回復体位をとらせる", "description" "いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。\n回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。\n姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.219228", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.219228", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } } ], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" }, "expanded" true }, { "id" 11834, "title" "一次救命処置の流用実績", "description" "以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http //nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html\n\n(申請順)(敬称略)\n高梨ひひひ@FEG:救助活動アイドレスに流用:https //www29.atwiki.jp/feg2/pages/644.html\n劔城 藍@海法よけ藩国:劔城 藍\n刻生・F・悠也@フィーブル藩国:刻生・F・悠也\n阪明日見@akiharu国:阪明日見\n", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.413176", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.413176", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } }, { "id" 73703, "title" "一次救命技術講習会の受講", "description" "フィーブル藩国内にある国境なき医師団の派出所にて講習会を受け、正しい知識と技術を身に付けた。実践と復習を繰り返すことで使いこなせるようにした。", "part_type" "part", "created_at" "2017-09-04 16 48 52.416808", "updated_at" "2017-09-04 16 48 52.416808", "children" [], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" } } ], "character" { "id" 762, "name" "猫野和錆" }, "expanded" true } ], "character" { "id" 424, "name" "高梨ひひひ" }, "expanded" true } ]
https://w.atwiki.jp/yamata97/pages/134.html
肺リンパ脈管筋腫症(LAM;lymphangioleiomyomatosis) 妊娠可能年齢の女性の肺に平滑筋がびまん性に増殖する予後不良な疾患。 近年、腫瘍抑制遺伝子症候群の一つであり、常染色体優性遺伝疾患である結節性硬化症から発見されたTSC遺伝子という腫瘍抑制遺伝子の異常により発生する事が明らかにされた。TSC遺伝子はTSC1とTSC2の2種類がありTSC2がエストロゲン受容体を介して作用が増強されることも示唆され、症例によってはホルモン療法や卵巣摘出術が有効であることの裏づけとなっている。 症状は多くの場合、労作時または突然の呼吸困難を訴え受診する。前者はリンパ管が変異した平滑筋が嚢胞を形成し周囲の末梢気道を破壊しながら増殖し、これらの部位にガスが閉じ込められ閉塞性障害を引き起こすことが原因。後者は胸膜下に形成された嚢胞が胸膜を破壊して気胸を起こしたことが原因である。また、経過中に乳糜胸水をもたらすことがあるが、嚢胞によってリンパ管の循環が傷害され側副リンパ管が破壊されるためである。さらにリンパ管に乗ってLAM細胞が後腹膜や骨盤内腔などに転移することも注意する必要がある。
https://w.atwiki.jp/genz/pages/698.html
部品構造 大部品 国境なき救急救命医(職業) RD 63 評価値 10大部品 概要と採用条件 RD 2 評価値 1部品 職業の成り立ち 部品 採用条件 大部品 救急救命医としての能力 RD 61 評価値 10大部品 名医 RD 27 評価値 8大部品 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD 5 評価値 3部品 礼儀作法(医療 部品 医師に求められる外見 部品 正確な診断力・検査力 部品 ムンテラ力 部品 最新医療知識の維持 大部品 鋼の心臓(医師) RD 3 評価値 2部品 動揺しても態度に出さない。 部品 経験と実績から発生する自負心 部品 強い自制心 大部品 医師の腕力 RD 3 評価値 2部品 うなされるほどの練習 部品 無駄のない手技 部品 瞬時判断 大部品 医師(現代版)(職業) RD 16 評価値 6大部品 現代医の能力と技能 RD 10 評価値 5部品 人体への理解 部品 基礎医学の心得 部品 地域医療の実地実習経験 部品 清潔操作と基本的医療手技修得 部品 一次救命処置能力 部品 患者とのコミュニケーション能力 部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 部品 共通試験・国家試験を合格する能力 部品 臨床研修で得た経験 部品 6年間の医学生生活 大部品 医師の心得 RD 6 評価値 4部品 医療関連ルールを遵守する 部品 生涯を人道に捧げる誓い 部品 患者へ尽力する誓い 部品 公平で公正な治療行う誓い 部品 人命尊重の誓い 部品 医師という職業への誓い 大部品 救命医の必須修得技能 RD 34 評価値 8大部品 チーム医療 RD 6 評価値 4部品 患者中心の医療の提供 部品 他職種との連携 部品 情報共有の推進 部品 専門性の推進 部品 社会的資源の管理 部品 チーム医療の流用実績 大部品 一次救命処置(技術) RD 11 評価値 5部品 目的 部品 基本的な考え方 部品 正しく行うために 大部品 具体的な内容 RD 8 評価値 5部品 周囲の観察、全身の観察 部品 反応の確認 部品 呼吸の有無 部品 気道確保 部品 胸骨圧迫 部品 人工呼吸 部品 AEDの装着判断 部品 回復体位をとらせる 大部品 二次救命処置(技術) RD 17 評価値 6部品 どんな技術か 大部品 技術使用条件 RD 4 評価値 3部品 医療系の資格を持っている 部品 BLS資格を持っている 部品 ACLSコース合格 部品 2年に一度の資格更新 大部品 実際に行う処置 RD 9 評価値 5部品 高度な意識、呼吸、脈拍の確認 部品 高度な気道確保 部品 モニター装着 部品 酸素投与 部品 除細動器を使用できる 部品 除細動器を使うメリット 部品 ショック適応の可否判断 部品 高品質のCPR 部品 救急救命用の薬剤投与 大部品 ACLS技術を保持し続けるための努力 RD 3 評価値 2部品 すぐになまる 部品 トレーニングサイトに通う 部品 フローチャートの持ち歩き 部品定義 部品 職業の成り立ち 国境なき救急救命医は国境なき医師団において、緊急出動の際に加入藩国にドッグバッグ(医療型)で派遣される優秀な救急救命医である。国境なき医師団の厳しい採用条件を満たした上で、日々の訓練を怠らず、救命のために力を尽くす。 給料はきちんと支払われるとはいえ、医師であればもっと所得を得られる仕事には事欠かない。それでも心の中の医者の矜持が輝くから。そういう医師たちが志願するのが国境なき救急救命医だ。 部品 採用条件 医師団が定めている採用条件は以下の通りである。 国境なき医師団の憲章を十分に理解した上で、賛同するスタッフ 異文化への適応力とチームワークのある人材(海外で活動することもあるため、現地の人の文化に対する理解があり、環境の変化に適応できる人材) ある程度の語学力とコミュニケーション能力(語学力に試験は求められていないが、多国籍のメンバーと支障なく会話がとれることが重要) 独立して、プロフェッショナルとして自覚ある行動を取れる人材 医療人として該当の国家資格か、それに準ずると認められる経験を持っている 新人への指導や教育業務の経験を持っている 一次救命処置、二次救命処置の技術を所持している 国境なき医師団の定める倫理面、能力面双方の試験に合格している 部品 礼儀作法(医療 医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。 しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。 その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。 部品 医師に求められる外見 第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。 よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。 余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。 部品 正確な診断力・検査力 高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。 医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。 余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。 部品 ムンテラ力 ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。 患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。 望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。 医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。 治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。 敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。 部品 最新医療知識の維持 正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。 納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。 何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強! これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。 部品 動揺しても態度に出さない。 医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。 予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。 部品 経験と実績から発生する自負心 ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。 部品 強い自制心 患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。 当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。 実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。 部品 うなされるほどの練習 治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。 緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。 部品 無駄のない手技 名医の治療は早い。 何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。 部品 瞬時判断 どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。 部品 人体への理解 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。 部品 基礎医学の心得 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。 部品 地域医療の実地実習経験 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。 部品 清潔操作と基本的医療手技修得 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。 部品 一次救命処置能力 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。 部品 患者とのコミュニケーション能力 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。 部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。 部品 共通試験・国家試験を合格する能力 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。 部品 臨床研修で得た経験 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。 部品 6年間の医学生生活 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。 部品 医療関連ルールを遵守する 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。 部品 生涯を人道に捧げる誓い 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。 部品 患者へ尽力する誓い 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。 部品 公平で公正な治療行う誓い 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。 部品 人命尊重の誓い 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。 部品 医師という職業への誓い 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。 部品 患者中心の医療の提供 チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。 部品 他職種との連携 医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。 部品 情報共有の推進 常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。 部品 専門性の推進 それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。 部品 社会的資源の管理 患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。 部品 チーム医療の流用実績 このアイドレスはダーム@無名騎士藩国によって製作された流用可能アイドレスです。 紅葉国様の【紅葉総合病院】に流用されました。 部品 目的 一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。 専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。 部品 基本的な考え方 一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。 A air way(エアウェイ) 気道確保 B breathing(ブリーシング) 人工呼吸 C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持 これらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。 部品 正しく行うために 一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。 部品 周囲の観察、全身の観察 傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。 周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、 これから行う応急処置につながる。 部品 反応の確認 大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。 反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。 協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。 部品 呼吸の有無 傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。 胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。 普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。 部品 気道確保 傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。 一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上) この際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。 部品 胸骨圧迫 心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。 以下のような手順で行う。 硬い床に上向きで要救助者寝かせる。 救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、 その上にもう一方の手をかさねる。 両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。 目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。 手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。 一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回 部品 人工呼吸 気道を確保した上で行う。 傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。 逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。 一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。 2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。 注意点として以下がある 介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。 人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。 部品 AEDの装着判断 救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。 部品 回復体位をとらせる いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。 回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。 姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。 部品 どんな技術か 二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。 部品 医療系の資格を持っている 二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない 部品 BLS資格を持っている 二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。 部品 ACLSコース合格 BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。 部品 2年に一度の資格更新 ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。 部品 高度な意識、呼吸、脈拍の確認 医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。 部品 高度な気道確保 ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。 具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。 アナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。 部品 モニター装着 ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。 これにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。 部品 酸素投与 モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。 必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。 部品 除細動器を使用できる ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。 部品 除細動器を使うメリット AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。 部品 ショック適応の可否判断 モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。 部品 高品質のCPR CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。 基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、 ACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。 具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。 1分に100回以上のリズムが正確に守られている 圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている 圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない 高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。 医療的判断から、過換気が避けられている。 部品 救急救命用の薬剤投与 ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。 部品 すぐになまる ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。 部品 トレーニングサイトに通う トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。 人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。 部品 フローチャートの持ち歩き 実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。 こうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。 提出書式 大部品 国境なき救急救命医(職業) RD 63 評価値 10 -大部品 概要と採用条件 RD 2 評価値 1 --部品 職業の成り立ち --部品 採用条件 -大部品 救急救命医としての能力 RD 61 評価値 10 --大部品 名医 RD 27 評価値 8 ---大部品 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD 5 評価値 3 ----部品 礼儀作法(医療 ----部品 医師に求められる外見 ----部品 正確な診断力・検査力 ----部品 ムンテラ力 ----部品 最新医療知識の維持 ---大部品 鋼の心臓(医師) RD 3 評価値 2 ----部品 動揺しても態度に出さない。 ----部品 経験と実績から発生する自負心 ----部品 強い自制心 ---大部品 医師の腕力 RD 3 評価値 2 ----部品 うなされるほどの練習 ----部品 無駄のない手技 ----部品 瞬時判断 ---大部品 医師(現代版)(職業) RD 16 評価値 6 ----大部品 現代医の能力と技能 RD 10 評価値 5 -----部品 人体への理解 -----部品 基礎医学の心得 -----部品 地域医療の実地実習経験 -----部品 清潔操作と基本的医療手技修得 -----部品 一次救命処置能力 -----部品 患者とのコミュニケーション能力 -----部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 -----部品 共通試験・国家試験を合格する能力 -----部品 臨床研修で得た経験 -----部品 6年間の医学生生活 ----大部品 医師の心得 RD 6 評価値 4 -----部品 医療関連ルールを遵守する -----部品 生涯を人道に捧げる誓い -----部品 患者へ尽力する誓い -----部品 公平で公正な治療行う誓い -----部品 人命尊重の誓い -----部品 医師という職業への誓い --大部品 救命医の必須修得技能 RD 34 評価値 8 ---大部品 チーム医療 RD 6 評価値 4 ----部品 患者中心の医療の提供 ----部品 他職種との連携 ----部品 情報共有の推進 ----部品 専門性の推進 ----部品 社会的資源の管理 ----部品 チーム医療の流用実績 ---大部品 一次救命処置(技術) RD 11 評価値 5 ----部品 目的 ----部品 基本的な考え方 ----部品 正しく行うために ----大部品 具体的な内容 RD 8 評価値 5 -----部品 周囲の観察、全身の観察 -----部品 反応の確認 -----部品 呼吸の有無 -----部品 気道確保 -----部品 胸骨圧迫 -----部品 人工呼吸 -----部品 AEDの装着判断 -----部品 回復体位をとらせる ---大部品 二次救命処置(技術) RD 17 評価値 6 ----部品 どんな技術か ----大部品 技術使用条件 RD 4 評価値 3 -----部品 医療系の資格を持っている -----部品 BLS資格を持っている -----部品 ACLSコース合格 -----部品 2年に一度の資格更新 ----大部品 実際に行う処置 RD 9 評価値 5 -----部品 高度な意識、呼吸、脈拍の確認 -----部品 高度な気道確保 -----部品 モニター装着 -----部品 酸素投与 -----部品 除細動器を使用できる -----部品 除細動器を使うメリット -----部品 ショック適応の可否判断 -----部品 高品質のCPR -----部品 救急救命用の薬剤投与 ----大部品 ACLS技術を保持し続けるための努力 RD 3 評価値 2 -----部品 すぐになまる -----部品 トレーニングサイトに通う -----部品 フローチャートの持ち歩き 部品 職業の成り立ち 国境なき救急救命医は国境なき医師団において、緊急出動の際に加入藩国にドッグバッグ(医療型)で派遣される優秀な救急救命医である。国境なき医師団の厳しい採用条件を満たした上で、日々の訓練を怠らず、救命のために力を尽くす。 給料はきちんと支払われるとはいえ、医師であればもっと所得を得られる仕事には事欠かない。それでも心の中の医者の矜持が輝くから。そういう医師たちが志願するのが国境なき救急救命医だ。 部品 採用条件 医師団が定めている採用条件は以下の通りである。 ・国境なき医師団の憲章を十分に理解した上で、賛同するスタッフ ・異文化への適応力とチームワークのある人材(海外で活動することもあるため、現地の人の文化に対する理解があり、環境の変化に適応できる人材) ・ある程度の語学力とコミュニケーション能力(語学力に試験は求められていないが、多国籍のメンバーと支障なく会話がとれることが重要) ・独立して、プロフェッショナルとして自覚ある行動を取れる人材 ・医療人として該当の国家資格か、それに準ずると認められる経験を持っている ・新人への指導や教育業務の経験を持っている ・一次救命処置、二次救命処置の技術を所持している ・国境なき医師団の定める倫理面、能力面双方の試験に合格している 部品 礼儀作法(医療 医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。 しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。 その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。 部品 医師に求められる外見 第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。 よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。 余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。 部品 正確な診断力・検査力 高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。 医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。 余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。 部品 ムンテラ力 ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。 患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。 望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。 医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。 治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。 敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。 部品 最新医療知識の維持 正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。 納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。 何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強! これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。 部品 動揺しても態度に出さない。 医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。 予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。 部品 経験と実績から発生する自負心 ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。 部品 強い自制心 患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。 当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。 実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。 部品 うなされるほどの練習 治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。 緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。 部品 無駄のない手技 名医の治療は早い。 何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。 部品 瞬時判断 どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。 部品 人体への理解 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。 部品 基礎医学の心得 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。 部品 地域医療の実地実習経験 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。 部品 清潔操作と基本的医療手技修得 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。 部品 一次救命処置能力 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。 部品 患者とのコミュニケーション能力 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。 部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。 部品 共通試験・国家試験を合格する能力 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。 部品 臨床研修で得た経験 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。 部品 6年間の医学生生活 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。 部品 医療関連ルールを遵守する 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。 部品 生涯を人道に捧げる誓い 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。 部品 患者へ尽力する誓い 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。 部品 公平で公正な治療行う誓い 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。 部品 人命尊重の誓い 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。 部品 医師という職業への誓い 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。 部品 患者中心の医療の提供 チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。 部品 他職種との連携 医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。 部品 情報共有の推進 常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。 部品 専門性の推進 それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。 部品 社会的資源の管理 患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。 部品 チーム医療の流用実績 このアイドレスはダーム@無名騎士藩国によって製作された流用可能アイドレスです。 紅葉国様の【紅葉総合病院】に流用されました。 部品 目的 一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。 専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。 部品 基本的な考え方 一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。 A air way(エアウェイ) 気道確保 B breathing(ブリーシング) 人工呼吸 C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持 これらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。 部品 正しく行うために 一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。 部品 周囲の観察、全身の観察 傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。 周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、 これから行う応急処置につながる。 部品 反応の確認 大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。 反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。 協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。 部品 呼吸の有無 傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。 胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。 普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。 部品 気道確保 傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。 一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上) この際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。 部品 胸骨圧迫 心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。 以下のような手順で行う。 ・硬い床に上向きで要救助者寝かせる。 ・救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、 その上にもう一方の手をかさねる。 ・両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。 目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。 ・手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。 ・一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回 部品 人工呼吸 気道を確保した上で行う。 傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。 逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。 一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。 2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。 注意点として以下がある ・介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。 ・人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。 部品 AEDの装着判断 救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。 部品 回復体位をとらせる いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。 回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。 姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。 部品 どんな技術か 二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。 部品 医療系の資格を持っている 二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない 部品 BLS資格を持っている 二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。 部品 ACLSコース合格 BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。 部品 2年に一度の資格更新 ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。 部品 高度な意識、呼吸、脈拍の確認 医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。 部品 高度な気道確保 ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。 具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。 アナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。 部品 モニター装着 ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。 これにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。 部品 酸素投与 モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。 必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。 部品 除細動器を使用できる ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。 部品 除細動器を使うメリット AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。 部品 ショック適応の可否判断 モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。 部品 高品質のCPR CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。 基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、 ACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。 具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。 ・1分に100回以上のリズムが正確に守られている ・圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている ・圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない ・高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。 ・医療的判断から、過換気が避けられている。 部品 救急救命用の薬剤投与 ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。 部品 すぐになまる ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。 部品 トレーニングサイトに通う トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。 人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。 部品 フローチャートの持ち歩き 実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。 こうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。 インポート用定義データ [ { "title" "国境なき救急救命医(職業)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "概要と採用条件", "part_type" "group", "children" [ { "title" "職業の成り立ち", "description" "国境なき救急救命医は国境なき医師団において、緊急出動の際に加入藩国にドッグバッグ(医療型)で派遣される優秀な救急救命医である。国境なき医師団の厳しい採用条件を満たした上で、日々の訓練を怠らず、救命のために力を尽くす。\n給料はきちんと支払われるとはいえ、医師であればもっと所得を得られる仕事には事欠かない。それでも心の中の医者の矜持が輝くから。そういう医師たちが志願するのが国境なき救急救命医だ。", "part_type" "part" }, { "title" "採用条件", "description" "医師団が定めている採用条件は以下の通りである。\n・国境なき医師団の憲章を十分に理解した上で、賛同するスタッフ\n・異文化への適応力とチームワークのある人材(海外で活動することもあるため、現地の人の文化に対する理解があり、環境の変化に適応できる人材)\n・ある程度の語学力とコミュニケーション能力(語学力に試験は求められていないが、多国籍のメンバーと支障なく会話がとれることが重要)\n・独立して、プロフェッショナルとして自覚ある行動を取れる人材\n・医療人として該当の国家資格か、それに準ずると認められる経験を持っている\n・新人への指導や教育業務の経験を持っている\n・一次救命処置、二次救命処置の技術を所持している\n・国境なき医師団の定める倫理面、能力面双方の試験に合格している", "part_type" "part" } ], "expanded" false }, { "title" "救急救命医としての能力", "part_type" "group", "children" [ { "title" "名医", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "高度なインフォームド・コンセントの形成力", "children" [ { "title" "礼儀作法(医療", "description" "医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。\nしかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。\nその入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。\n", "part_type" "part" }, { "title" "医師に求められる外見", "description" "第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。\nよく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。\n余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。\n", "part_type" "part" }, { "title" "正確な診断力・検査力", "description" "高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。\n医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。\n余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。", "part_type" "part" }, { "title" "ムンテラ力", "description" "ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。\n患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。\n望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。\n医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。\n治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。\n敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。", "part_type" "part" }, { "title" "最新医療知識の維持", "description" "正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。\n納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。\n何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!\nこれができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "鋼の心臓(医師)", "children" [ { "title" "動揺しても態度に出さない。", "description" "医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。\n予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。", "part_type" "part" }, { "title" "経験と実績から発生する自負心", "description" "ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。", "part_type" "part" }, { "title" "強い自制心", "description" "患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。\n当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。\n実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医師の腕力", "children" [ { "title" "うなされるほどの練習", "description" "治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。\n緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。", "part_type" "part" }, { "title" "無駄のない手技", "description" "名医の治療は早い。\n何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。", "part_type" "part" }, { "title" "瞬時判断", "description" "どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医師(現代版)(職業)", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "現代医の能力と技能", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "人体への理解", "description" "医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。", "part_type" "part" }, { "title" "基礎医学の心得", "description" "人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。\n", "part_type" "part" }, { "title" "地域医療の実地実習経験", "description" "医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "清潔操作と基本的医療手技修得", "description" "医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。\n清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。", "part_type" "part" }, { "title" "一次救命処置能力", "description" "医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。\nこの基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。\n救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。\nC=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。", "part_type" "part" }, { "title" "患者とのコミュニケーション能力", "description" "医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。\nこのため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。", "part_type" "part" }, { "title" "臨床実習で得た臨床医としての能力", "description" "医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。\n患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。\nいわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。", "part_type" "part" }, { "title" "共通試験・国家試験を合格する能力", "description" "一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。\nこれに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。", "part_type" "part" }, { "title" "臨床研修で得た経験", "description" "一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。\n臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。", "part_type" "part" }, { "title" "6年間の医学生生活", "description" "医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。\nこれは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、\n同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。\nなお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医師の心得", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "医療関連ルールを遵守する", "description" "医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。", "part_type" "part" }, { "title" "生涯を人道に捧げる誓い", "description" "医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。", "part_type" "part" }, { "title" "患者へ尽力する誓い", "description" "医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。", "part_type" "part" }, { "title" "公平で公正な治療行う誓い", "description" "医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。", "part_type" "part" }, { "title" "人命尊重の誓い", "description" "医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。\n", "part_type" "part" }, { "title" "医師という職業への誓い", "description" "医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "救命医の必須修得技能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "チーム医療", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "患者中心の医療の提供", "description" "チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "他職種との連携", "description" "医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "情報共有の推進", "description" "常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "専門性の推進", "description" "それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "社会的資源の管理", "description" "患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。\n", "part_type" "part" }, { "title" "チーム医療の流用実績", "description" "このアイドレスはダーム@無名騎士藩国によって製作された流用可能アイドレスです。\n紅葉国様の【紅葉総合病院】に流用されました。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "一次救命処置(技術)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "目的", "description" "一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。\n専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "基本的な考え方", "description" "一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。\n A air way(エアウェイ) 気道確保\n B breathing(ブリーシング) 人工呼吸\n C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持\nこれらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "正しく行うために", "description" "一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。", "part_type" "part" }, { "title" "具体的な内容", "part_type" "group", "children" [ { "title" "周囲の観察、全身の観察", "description" "傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。\n周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、\nこれから行う応急処置につながる。", "part_type" "part" }, { "title" "反応の確認", "description" "大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。\n反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。\n協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "呼吸の有無", "description" "傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。\n胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。\n普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "気道確保", "description" "傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。\n一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上)\nこの際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。", "part_type" "part" }, { "title" "胸骨圧迫", "description" "心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。\n以下のような手順で行う。\n・硬い床に上向きで要救助者寝かせる。\n・救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、\nその上にもう一方の手をかさねる。\n・両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。\n目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。\n・手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。\n・一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回", "part_type" "part" }, { "title" "人工呼吸", "description" "気道を確保した上で行う。\n傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。\n逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。\n一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。\n2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。\n\n注意点として以下がある\n・介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。\n・人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。\n", "part_type" "part" }, { "title" "AEDの装着判断", "description" "救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "回復体位をとらせる", "description" "いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。\n回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。\n姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" false }, { "title" "二次救命処置(技術)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "どんな技術か", "description" "二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "技術使用条件", "part_type" "group", "children" [ { "title" "医療系の資格を持っている", "description" "二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない\n", "part_type" "part" }, { "title" "BLS資格を持っている", "description" "二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。", "part_type" "part" }, { "title" "ACLSコース合格", "description" "BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。", "part_type" "part" }, { "title" "2年に一度の資格更新", "description" "ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "実際に行う処置", "part_type" "group", "children" [ { "title" "高度な意識、呼吸、脈拍の確認", "description" "医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "高度な気道確保", "description" "ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。\n具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。\nアナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "モニター装着", "description" "ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。\nこれにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "酸素投与", "description" "モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。\n必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "除細動器を使用できる", "description" "ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "除細動器を使うメリット", "description" "AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ショック適応の可否判断", "description" "モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "高品質のCPR", "description" "CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。\n基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、\nACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。\n具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。\n・1分に100回以上のリズムが正確に守られている\n・圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている\n・圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない\n・高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。\n・医療的判断から、過換気が避けられている。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "救急救命用の薬剤投与", "description" "ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "ACLS技術を保持し続けるための努力", "part_type" "group", "children" [ { "title" "すぐになまる", "description" "ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。\n", "part_type" "part" }, { "title" "トレーニングサイトに通う", "description" "トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。\n人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。", "part_type" "part" }, { "title" "フローチャートの持ち歩き", "description" "実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。\nこうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" false } ], "expanded" false } ], "expanded" false } ], "expanded" true } ]
https://w.atwiki.jp/noteethnolife/pages/31.html
メールで周った直しは赤字のとこです Anesthesiology 2010 1.麻酔中の血圧の変化について知るところを記せ。 (血圧が低下する時) 深麻酔 術前使用薬剤の影響 心不全 脱水、出血 不適合輸血 迷走神経反射 局所麻酔中毒 ショック 低酸素血症(末期) 高炭酸ガス血症(末期) 交感神経遮断 (血圧が上昇する時) 浅麻酔 麻酔薬の影響 血管収縮薬の投与 アシドーシス 過剰輸液、輸血 頭蓋内圧亢進 低酸素血症(初期) 高炭酸ガス血症(初期) 交感神経刺激 術中の高血圧症と低血圧症の定義・症状・対応・予防 高血圧症 低血圧症 定義 日常血圧の30%以上または180/110mmHg以上の持続 日常血圧の30%以下,あるいは90mmHg以下の持続 症状 自覚症状ないが出血量増大、脳内出血・心筋虚血 自覚症状ないが臓器機能不全、脳梗塞・心筋虚血 対応 適切な麻酔深度の維持と鎮痛、酸素化と換気の維持 カルシウム拮抗薬、ベータ遮断薬の投与 適切な麻酔深度の維持と鎮痛、酸素化と換気の維持原因に応じた治療:輸液・輸血、昇圧薬(エフェドリン、カテコラミン=アドレナリンやノルアドレナリン) 予防 適切な麻酔深度の維持と鎮痛、酸素化と換気の維持 適切な麻酔深度の維持と鎮痛、酸素化と換気の維持 そしたら、覚え方!まず、対になってるものを覚える。麻酔の深さ・低酸素血症・高炭酸ガス血症・交感神経の4つ。あと、血圧低下は心不全とかショックとか元気なくなりそうなやつ、血圧上昇は血管収縮薬とか頭蓋内圧亢進とかくるしくなりそうなやつ。輸血に関しては、不適合なら血圧低下だけど、普通は血圧上昇。 2.麻酔中の呼吸器合併症について知ることを記せ 気道の狭窄・閉塞、誤嚥性肺炎、喉頭けいれん、気管支けいれん、気胸、無気肺、肺水腫、肺塞栓、低酸素血症、高二酸化炭素症 3.麻酔後の合併症について記せ 1)循環器 血圧低下 血圧上昇 不整脈 頻脈 2)呼吸器 気道狭窄・閉塞 呼吸抑制 無気肺 急性呼吸窮迫きゅうはく症候群 3)中枢神経系 覚醒遅延 興奮、せん妄 4)ふるえ、シバリング 5)悪心、嘔吐 6)術後疼痛 7)体温上昇 4.電解質の正常値について記せ。また、高カリウム血症の生体への影響を述べよ。 Na:135~145mEq/ℓ Cl:99~107mEq/ℓ K:3.5~4.9mEq/ℓ Ca:9~11mg/㎗ P:2.5~4.5mg/㎗ Mg:1.8~2.6mg/㎗ mEq/ℓの読み方は「メックパーリットル」 Cu:70~130mg/㎗ 高K血症 5mEq/ℓ以上 神経症状:深部腱反射の減退 精神症状:意識障害 心筋異常:不整脈、伝導障害、心停止、心電図異常 その他:四肢・口唇のしびれ感、顔面・舌の刺激過敏 細胞内液の性状としてカリウムイオン155 mEq/ℓ、ナトリウムイオン11 mEq/ℓ 5.輸血の副作用について記せ 溶血性輸血反応:血液型不適合輸血、不規則抗体、加熱や過冷血液の輸血により起こる。溶血性反応が疑われたら輸血を中止してショックに対する治療と腎臓に対する治療を行う。 病原体の感染:梅毒、肝炎、HIV、細菌感染などがある。HIVは加熱処理により問題とならなくなったが、輸血後肝炎の発生率は10%程度。 アレルギー反応:蕁麻疹、咽頭浮腫、喘息症状が発生する。 発熱反応:殺菌過程で混入した発熱物質により、よく見られる。 大量輸血による副作用:大量に輸血することにより、低体温・高カリウム血症、クエン酸中毒、代謝性アシドーシス、出血傾向が見られる。 GVHD:予防は放射線照射。 急性肺障害:ABO型不適合に次いで,輸血関連の一般的な死因。 ※血液の正常値→血液量は体重の8%(血漿が5%、血球が3%)、白血球WBC4000~9000/mm3、赤血球RBC400万~500万/mm3、ヘモグロビンHb男14~18g/㎗・女11~15g/㎗、ヘマクリット男40~50%・女30~45%、血小板PLT10~40万/mm3 6.自己血輸血の種類、利点、問題点 (種類) 術前貯血式自己血輸血(貯血法):ある程度の出血が予想される患者に前もって採血して保存し、輸血が必要となった際に戻す方法。口腔外科領域では計画手術が多いため前もって血液の採取が可能であり現在多くの施設で試みられている。採血後の造血能の亢進をはかるためにエリスロポイエチンや鉄剤の投与などが行われている。 術中回収式自己血輸血(回収法):ガーゼなどに染み込んだ血液を回収し、洗浄・濃縮して戻す方法。 血液希釈式自己血輸血(希釈法):手術直前に患者から血液を採取し、それに伴う循環血液量の減少を輸液で補填して手術を行い、手術による出血に対して戻す方法。 (利点) 同種血輸血による副作用のほとんどを回避できる (問題点) 採血時の副作用 貧血 貯血量の限界 緊急時に対応できない 7. 麻酔に関連した高齢者の生理学的特徴について記せ ≪多数の合併疾患≫ 糖尿病 高血圧 動脈硬化 慢性気管支炎 虚血性心疾患 脳梗塞 認知症 など ≪呼吸系≫ 肺活量の低下と機能的残気量の増加 肺コンプライアンスの低下 1秒量・1秒率の低下 MACが小さい ≪循環系≫ 心拍出量や心拍数の低下 血圧上昇 圧受容体反射の亢進(すべての循環器系の反射は低下傾向にあるが、必ずじゃないけどしばしば圧受容体反射は亢進する) ≪その他≫ 肝機能の低下 腎機能の低下 免疫系の低下 脳血流の低下 基礎代謝率の低下 薬剤代謝の遷延 8.麻酔に関連した小児の生理学的特徴について記せ。 ≪呼吸系≫ 換気量増大は1回換気量ではなく、呼吸数増加による 呼吸予備力が少ないので、末梢気道閉塞や低酸素血症を起こしやすい。 酸素消費量/体重 が成人の2倍あるため呼吸不全を起こしやすい 動脈血酸素分圧(PaO2)が低い(小児:60~80mmHg、大人100mmHg) 気管分枝角度が左右とも約55°である。 肺のコンプライアンスは低く、気道抵抗は高い。また気管より細いチューブを使うため換気も困難である。 腹式呼吸である。 気管狭窄部が声門下の輪状軟骨部であり、声門下浮腫が起きやすい 喉頭の位置(声門)が高いため挿管しやすい MACが大きい(新生児は小さい)→MACが小さいほど麻酔は効きやすい。年齢が増えるごとにMACは小さくなる ≪循環系≫ 心拍出量の増加は心拍数の増加でまかなう。 循環血液量が多く、脱水を起こし易い。 血圧は低く、心拍数が多い。 除脈や呼吸性不整脈を起こしやく、乳幼児は頻脈より徐脈が危険である。 ≪代謝・体液系≫ 新生児のヘモグロビンは多いが、生後3か月では最も低くなる。 細胞内液が多い 6か月まで体温低下しやすい 6か月から1歳半まで基礎代謝最高値。 未熟な尿濃縮力であり、腎機能自体が未発達。 1日あたりの水分交代率は乳児で最高で、脱水になりやすい。 ≪神経系≫ 吸入麻酔薬に対する感受性低く、成人より高濃度必要。 9.歯科外来麻酔=日帰り全身麻酔の適応について記せ。また、禁忌となる患者を記せ。 適応 1、治療に非協力的で、意思疎通困難な患者(重度心身障害者、低年齢児、認知症) 2、局所麻酔薬にアレルギーのある患者 3、一度に多数歯治療が必要な患者 4、不随意運動の著しい患者 5、歯科恐怖症や嘔吐反射の強い患者 6、頻回の治療が困難な患者 7、簡単な口腔外科手術 8、麻酔時間2時間以内の処置、手術 禁忌 1、全身的合併症を有する患者(ASA分類3以上) 2、高齢者、6ヶ月未満の乳児 3、小下顎症等など挿管困難が予想される場合 4、筋ジストロフィー患者などの骨格筋に異常がある患者 5、胃内容物がある症例 6、上気道炎、喉頭炎などの急性症状がある症例 7、気道確保が困難な症例 8、帰宅時に責任のある大人の付き添いがない場合 10、長時間の手術、治療(2時間以上) 11、輸血が必要なケース 10.歯科外来麻酔の帰宅条件を記せ。 1、経口摂取可能で、嘔吐がないこと 2、意識、判断、運動機能(歩行)が術前と同じように回復していること 3、循環器系、呼吸器系に異常がないこと 4、自然排尿があること 5、付き添い人がいること 6、出血などの合併症がないこと 7、バイタルサインに異常がないこと 11.全身麻酔と鎮静法の差異と明示し、意識ある鎮静状態を説明せよ。 精神鎮静法 全身麻酔法 意識 あり なし 患者の協力 あり なし 防御反射(嚥下反射・咳嗽反射など) あり 低下~なし 鎮痛効果 なし~不完全(局麻いる) あり(局麻いらない) 術前処置 不要 必要 バイタルサイン 安定 不安定 回復 すみやか 遅い 意識ある鎮静状態には以下のものがある。 1意識がある。 2口を開けっ放しにできる。 3深呼吸をしてくださいと言われたらできる 4おだやかな表情で上眼瞼が下垂し半眼となるverrill`s signの出現 5発語が不明瞭だが、会話が可能 このような状態であれば適正な鎮静状態と判断できる。 12.精神鎮静法の概念、目的、適応、種類について述べよ。 概念 治療に対する精神的ストレスを軽減する目的で、鎮静効果のある薬物を用いて意識を残した状態で中枢神経系の機能を抑制し、精神的安静を得させる。 目的 ①不安、恐怖、緊張の緩和 ②歯科治療に伴う不快刺激の緩和 ③バイタルサインの安定化 ④歯科治療に対して患者さんの協力を得る ⑤健忘効果 ⑥疼痛閾値の上昇(笑気) 適応 ①意思の疎通可能 ②歯科診療に不安感・恐怖心 ③過去に歯科治療で神経性ショックの既往 ④強い嘔吐反射 ⑤高血圧・心疾患などを合併 種類 ①吸入鎮静法(笑気) ②静脈内鎮静法(ベンゾジアゼピン系、プロポフォールなど) ③経口鎮静法 ④直腸鎮静法 ⑤筋肉内鎮静法 があり、主に①・②が使われる。 13.笑気吸入鎮静法の特徴、適応、禁忌 〈特徴〉 鎮痛作用がある 非観血的で痛みを伴わない 上気道閉塞はまれである 呼吸・循環系に影響が少ない 鼻マスクが必要である 回復はすみやかである 〈適応症例〉 原則として全ての歯科治療が適応だが、特に 歯科治療に不安・恐怖感をもつ患者 嘔吐反射(絞扼こうやく反射)の強い患者 高血圧や心疾患などの全身疾患を有していてストレスを最小限にしたい場合 過去の歯科治療で異常を起こした場合 低年齢児(3歳以上) 長時間・大きな侵襲の歯科治療 〈禁忌症例〉 妊娠初期及び後期の患者 鼻閉→笑気が吸えない イレウス・気胸などの体内閉鎖腔がある→閉鎖腔増大による破裂のおそれ 重度の知的障害者→意思疎通ができない 中耳疾患 医療ガスの硝子体内残存(眼科手術既往) 14.笑気吸入鎮静法と比較した静脈内鎮静法の利点・欠点 〈利点〉 患者による薬剤投与の様式に差がない 笑気吸入鎮静法で必要な鼻マスクがいらない 鎮静状態が確実である 抗不安作用・健忘効果が期待できる 効果発現が早い 〈欠点〉 上気道閉塞を起こしやすい 鎮痛薬の併用が必要である 呼吸・循環系抑制効果を起こすことがある 観血処置で疼痛を伴う 投与薬剤によるアナフィラキシーがある 針刺し事故の可能性がある この問題の欠点が笑気の利点になり、利点が欠点となる!! 15.ベンゾジアゼピン系薬剤の種類・特徴・および作用機序、合併症およびその対処について 〈種類〉 ①ミダゾラム(効果時間最短で短時間処置に適応) ②ジアゼパム(中間の効果持続作用。静脈内投与で血管痛や静脈炎をおこす) ③フルニトラゼパム(効果時間が最長) 〈特徴〉 個人差が大きく、高齢者では少量でも呼吸抑制を起こす可能性がある 現在最もよく使われる鎮静薬。 作用について ①抗不安作用 ②鎮静作用 ③睡眠導入作用 ④筋弛緩作用 ⑤抗痙攣作用 ⑥自律神経調節作用 ⑦抗ストレス作用 〈作用機序〉 大脳辺縁系(海馬や扁桃体など)に作用し、抑制性のGABA(ガンマ・アミノ酪酸)ニューロンに存在するベンゾジアゼピン受容体に結合し、GABAニューロンの作用を増強して神経活動を抑制する。 <合併症とその対処> 過剰投与や覚醒遅延で呼吸抑制が強く発現したら、拮抗薬のフルマゼニルを投与することで覚醒する。 血管痛や静脈炎(ジアゼパム)に対しては、太い血管より薬剤を投与したり、ゆっくり薬剤を投与する。 動脈内への注入をした場合は、リドカインやヘパリンなどの動脈内注入か神経ブロックなどを行う。 16.静脈内鎮静法における鎮静状態からの回復と帰宅時の注意事項について 帰宅許可の条件→応答が明瞭、バイタルサインに異常ない・ふらつかずに歩行できる・ロンベルグテストが正常・帰宅までの付き添いや交通手段に問題ない ※ロンベルグテストは視覚を遮断して立位姿勢を30秒間保持できるかをみる 呼吸および経皮的動脈血酸素飽和度を注意深く観察し、呼吸抑制がみられたら適切な処置を行う 患者への注意→車・自転車などの運転禁止、交通に十分注意、細かい仕事や重要な判断を要する仕事は避ける、激しい運動は避け安静にする、帰宅後に発熱や嘔気など異常な症状が出たら連絡させる 17.痛覚伝導路について記せ。 痛みを伝える一次求心線維にはAδ線維とC線維がある Aσ繊維;有髄で速い first pain さす様な痛み C繊維;無髄で遅い second pain うずく様な痛み 末梢側の神経突起は皮膚、粘膜、骨格筋、内臓など全身に自由神経終末となって分布する。この自由神経終末は侵害受容器の役目を持つ。顎顔面領域では三叉、迷走、顔面Nの知覚繊維が痛覚伝導路の1次ニューロンに相当する。 痛覚の伝導路 刺激 → 受容器 → 脊髄後角 → 視床 → 大脳皮質 → 痛覚 一次ニューロン 二次ニューロン 三次ニューロン 一次求心線維は脊髄の後角でシナプス形成をする。シナプスを介した二次ニューロンは脊髄を対側に交叉し、脊髄視床路を通り、視床まで上行する。二次ニューロンは視床のVPL核で三次ニューロンとシナプスを形成する。三次ニューロンは頭頂葉の中心後回にある感覚野に伝達する。 18.顎顔面口腔領域の神経痛(三又神経痛、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛)の症状と治療法を記せ。 <三又神経痛> 40歳以上の女性に多い。痛みは誘発痛・放散痛・片側痛・自発痛なし・疼痛閾値は低下しない。 症状:三叉神経支配領域に一致した片側性の間欠的電撃痛で、痛みは洗顔、会話などによって誘発される神経因性疼痛である。 治療法:①薬物療法(カルバマゼピン、フェニトイン)②神経ブロック(局所麻酔薬で効果発現を確認してから、神経破壊剤として純アルコール)→まずは末梢枝のブロックから行い、最後に半月神経節(三叉神経節、ガッセル神経節)③手術療法(脳外科医による三叉神経節切除術など)④理学療法 <帯状疱疹> 水痘帯状疱疹ウイルスの感染による。 症状:三叉神経の走行に沿った皮疹,水泡の形成があり、それに前後して疼痛を発症する。口腔内では粘膜面に水泡の形成がみられ、重症例では、これが癒合してびらん,潰瘍の形成をみる。激痛を伴い、口唇および口腔内に症状がある場合は強度の摂食困難を訴える。三叉神経第1枝(眼神経)は、全身の中でも最も発生頻度の高い部位である。 治療:①薬物療法(抗ウイルス剤アシクロビル、消炎鎮痛薬、ビタミンB群)②帯状疱疹後神経痛の予防に星状神経節ブロック <帯状疱疹後神経痛> 症状:帯状疱疹治癒後に、VZVによる神経障害によって、神経因性疼痛が発現する。痛みは電撃痛、灼熱痛で痛覚過敏やアロディニア(触れただけで痛みがでる)なども生じる。 治療:①薬物療法(抗ウイルス剤アシクロビル、鎮痛薬ノイロトロピン、抗うつ薬アミトリプチリン、神経痛をやわらげるメキシレチン、漢方薬)②星状神経節ブロック③点滴治療(ケタミン、リドカイン) 19.顎顔面口腔領域の麻痺性疾患(三又神経麻痺、顔面神経麻痺)の症状と治療法を記せ。 <三又神経麻痺> 症状: 麻痺の症状は完全な知覚・運動麻痺から正常よりやや低下しただけの軽微なものまである。 障害された神経によって症状が違っていて、眼神経なら、前頭部の知覚麻痺、眼の炎症や潰瘍、毛髪の脱落、白髪化。上顎神経なら、顔面上半部の皮膚や上顎歯牙、粘膜の知覚麻痺。下顎神経なら、顔面下半部の皮膚や下顎歯牙、粘膜の知覚麻痺、舌前2/3の味覚障害、咀嚼障害、末梢部麻痺ではオトガイ部から下口唇の麻痺。 治療:①原因(腫瘍やインプラントなど)の除去②理学療法(レーザー治療、赤外線療法、ハリ、電気療法)③星状神経節ブロック④薬物療法(局所の浮腫軽減にステロイド、神経賦活剤としてビタミンB群、生理的活性物質としてATP製剤)⑤外科的治療 <顔面神経麻痺> 30~50歳代に多く男女差なし 症状:損傷部位により中枢性と末梢性があり症状が異なる。中枢性では、麻痺は非障害側の顔面下部に限局し、末梢性と異なり額にしわをつくれて、前頭筋や眼輪筋の運動障害はみられない。末梢性では症状は障害側にあらわれ、4大徴候として麻痺性兎眼(目が閉じれず、充血や角膜潰瘍を起こす)、ベル症状(目を閉じようとすると眼球が上転する)、鼻唇溝消失、口笛不能、他には味覚障害、聴覚障害、涙分泌の異常、顔面痛などが見られる。 治療:①薬物療法(局所の浮腫軽減にステロイド、神経賦活剤としてビタミンB群、生理的活性物質としてATP製剤)②理学療法(運動訓練、低周波通電治療)③末梢血管を拡張させ循環の改善を目的に星状神経節(交感神経節)ブロック④外科的治療 20.がん性疼痛におけるWHOの治療指針について記せ。 5つの基本原則があり、①経口投与by the mouth②鎮痛作用に切れ目がないように時間を決めて定期的に by the clock③痛みの強さに応じてそれに見合った薬物の使用(三段階ラダーに従う)by the ladder④患者さんごとの個別的な量by the individual⑤以上の4原則を守った上で細かい配慮を行うwith attention to detailである。 三段階ラダーとは、第一段階:NSAIDs使用(必要に応じて抗うつ薬や抗不安薬などの鎮痛補助薬)、第二段階:弱麻薬使用(補助的にNASIDsや鎮痛補助薬)コデイン、第三段階:治療の中心は強麻薬(鎮痛補助薬を効果的に併用)モルヒネ、フェンタニル、ケタミンである。 21.星状神経節ブロックの口腔顔面領域の適応、成功のサイン、合併症とその対処について記せ。 適応 頭痛、顔面神経麻痺、三叉神経麻痺、顔面痛、舌痛症、Ramsay-Hant症候群、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、メニエール、カウザルギー、反射性交感神経萎縮症などがあげられます。 成功のサイン ホルネルの三徴候と呼ばれ、1)瞳孔縮小 2)眼瞼下垂 3)眼球後退 他には、眼球結膜の充血や鼻閉がある 合併症 ①椎骨動脈内への薬液誤注による局所麻酔薬中毒(局所麻酔薬中毒の症状は、初期症状に不安・頻脈・血圧上昇、その後、全身けいれん、末期には徐脈・血圧低下・呼吸停止・意識消失) 対応は、酸素吸入と全身けいれんに対してジアゼパム静注、必要に応じて心肺蘇生 ②局所麻酔薬アレルギー Ⅳ型アレルギーなら経過観察、Ⅰ型アレルギーならただちに酸素吸入と大量輸液、ステロイドと抗ヒスタミン薬の静注を行う、重症例ではアドレナリン静注、必要に応じて心肺蘇生 ③反回神経麻痺による嗄声(させい) 対応は、1〜2時間で回復するので経過観察。声がかすれる間は、むせたり、咳き込んだりので、飲食は控えるように指導する。嗄声出現時の患者の不安は大きいので、注意する。 ④上腕神経叢ブロックによる麻痺で腕があがらない 対応は、1~2時間で回復するので経過観察。 星状神経節ブロックは注射した側の「血流改善」と「不要な神経活動の鎮静化、ないしは過剰な神経活動の正常化」を期待できる方法です。 22.歯科治療時に起こりうる全身的偶発症とその鑑別診断法について記せ 意識障害の原因鑑別 徐脈から頻脈へ・血圧低下、原因となる基礎疾患なし→血管迷走神経反射 血圧低下・頻呼吸、ステロイド服用の既往→急性副腎不全(副腎クリーゼ) 胸痛、徐脈あるいは頻脈・血圧低下、高血圧患者→心筋梗塞 血圧低下、頻脈→アレルギー反応 顔面蒼白、浅い呼吸、糖尿病患者→低血糖 顔面蒼白、アセトン臭、糖尿病患者→高血糖 全身けいれん、呼吸・循環抑制、局所麻酔薬の多量投与または血管内直接注入→局所麻酔薬中毒 頭痛、高血圧患者→脳血管障害 突発的な意識消失、てんかん既往歴→てんかん 過換気、手足のしびれ、不安感、ヒステリー→過換気症候群 不整脈、冷汗なし→アダムス-ストークス症候群 呼吸困難の原因鑑別 喘鳴、吸気時の鎖骨上窩の陥没→気道内異物 過呼吸発作、テタニー様症状→過換気症候群 喘鳴、乾性ラ音(ラッセル音)→気管支喘息 息切れ、胸痛→特発性自然気胸(細長い青年男子に多い) 咳、起坐呼吸、赤色泡沫状の痰→急性肺水腫 チアノーゼ→肺気腫 胸痛、血痰→肺塞栓 痙攣の原因鑑別 突発的な意識消失、てんかん既往歴→てんかん 糖尿病患者→低血糖 過呼吸、テタニー→過換気症候群 局所麻酔後のけいれん→局所麻酔薬中毒 急激な血圧上昇、高血圧患者→高血圧性脳症 23.ショックの定義、病態の種類、臨床症状および治療について ≪ショックの定義≫ 急性の全身性の循環障害で、酸素や栄養素が供給されず末梢組織の代謝が損なわれた状態。循環血液量、心臓、末梢血管抵抗の3つの因子の障害が関与する。 ≪種類≫ ①神経性ショック②出血性ショック③アナフィラキシーショック④敗血症性ショック⑤心原性ショック⑥その他のショック ≪症状≫ 典型的症状は、四肢の蒼白またはチアノーゼ、冷汗、頻脈、血圧低下、無欲、無関心状態、乏尿または無尿。 ショックの初期または敗血症ショックでは皮膚は温かく、神経性ショックでは徐脈を呈する。 蒼白pallor、精神的肉体的虚脱prostration、冷汗perspiration、微弱な脈から脈拍の触知不能pulselessness、呼吸不全pulmonary insufficiencyをショックの症状5Pという。 ¥≪ショックの治療≫ ①原因の除去②代謝性アシドーシスの補正③輸液、輸血による循環血液量の維持④血管拡張薬による微小循環の改善⑤心機能促進薬、利尿薬、タンパク分解酵素阻害薬の投与 24.生命徴候:Vital signsとその評価方法に関して記せ ①意識状態 JCS(Japan Coms Scale) ・ GCS(Glasgow coma scale)を基準に評価する。 ②呼吸 スパイロメトリーにより呼吸型をみる。呼吸数、深さ、リズムも観察する。 ③脈拍 触診により脈拍数、リズム、緊張度、大きさを評価する ④血圧 血圧計を用いて測定、評価する。 ⑤体温 臨床においては腋窩温や口腔温を体温計で測定し、体温として評価する。 25.救命の連鎖について説明せよ 心肺蘇生法により傷病者を助けるには、一連の救命処置がうまく連携されることが大切である。これを救命の連鎖という。 成人の場合 通報→心肺蘇生(CPR)→AED→二次救命処置へ 小児の場合 心肺蘇生2分間(CPR)→通報→CPR→AED(1歳以上の場合)→二次救命処置へ 小児では心停止の原因の多くが呼吸原性であるため、早期にCRPを行う。 26.気道確保について、BLSおよびACLSで行われる方法を記せ BLSでは 頸椎損傷がないもしくは下顎挙上法でも気道確保困難なら頭部後屈―あご先挙上法を行う。頸椎損傷が疑われるなら頭部後屈を伴わない下顎挙上法を行う。 ACLSでは基本的補助用具を使用し、意識のない患者には口咽頭エアウェイを、咳反射や咽頭反射のある患者には鼻咽頭エアウェイを使用する。 高度な気道確保としてコンビチューブやLMA(ラリンジアルマスクエアウェイ)、気管挿管がある。 27.傷病者に対する人工呼吸について記せ 傷病者に対する人工呼吸は、口対口と口対マスクの2つに分類できる。感染防止のためマスクがあるならマスクを使用し、ないならフェイスシールドを使って口対口で行うのが理想。マスクにはポケットマスクやバッグバルブマスクBVMなどを用いる。 気道確保し、一秒/一回で呼気吹き込みを2回行い、呼気吹き込み中は傷病者の胸の上がりを確認する。 28.胸骨圧迫心マッサージの方法を成人・小児・乳児に分けて記せ 成人の場合 傷病者の横に位置し左右の乳頭を結ぶ乳頭間線上の胸骨に両手を重ねておき、両腕をまっすぐに伸ばし、両手の直上に両肩が来るようにする。 胸骨が4~5cm沈むように100回/分のペースで圧迫し、圧迫するごとに胸が完全にもとの位置に戻るように行う。このペースで、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を5サイクル継続する。胸骨圧迫の中断は最長でも10秒以内とする。 小児の場合 成人と基本的に同じ方法だが、力が強過ぎると内臓を損傷する可能性があるので胸骨を胸の厚さ1/3沈む程度の力で圧迫する。十分な胸骨圧迫が可能なら片手でも良い。また、救助者が2人以上なら、胸骨圧迫と人工呼吸の比は15:2となる。 乳児の場合 乳頭間線の少し下の位置の胸骨を救助者が一人なら二本指圧迫法で100回/分のテンポで胸の厚さ1/3まで圧迫し、胸骨圧迫と人工呼吸の比は30:2で行う。救助者が2人以上なら胸郭包み込み両拇指圧迫法で行い、胸骨圧迫と人工呼吸の比は15:2となる。 29.ACLSで用いられる薬剤の適応について記せ(アドレナリン、バソプレシン、アトロピン、リドカイン、アミオダロン) バソプレシン→心室細動(VF・Vf) 無脈性心室頻拍(VT) 心静止 無脈性電気活動(PEA) アミオダロン→心室細動 無脈性心室頻脈 アドレナリン→心停止 アナフィラキシーショック 喘息発作 リドカイン→心室性期外収縮 心室性頻拍、 心室細動 アトロピン→徐脈性不整脈 房室ブロックによる除脈 無脈性電気活動(PEA) ※心停止を来す不整脈は、心静止、無脈性電気活動、無脈性心室頻拍、心室細動 30.酸素解離曲線と臨床症状について 酸素解離曲線とは、動脈血酸素飽和度と動脈血酸素分圧の関係を表していて、これからパルスオキシメーターにより測定されるSpO2を使うことで間接的にPaO2を予想でき、低酸素血症の検出を行うことができる。SpO2が90%以下になるとPaO2は60mmHg以下になっていることを示しこれは呼吸不全の状態であり呼吸障害を呈しているから酸素吸入を行う。このまま適切な処置を行わないとPaO2が40mmHg以下となり急性低酸素血症という状態になる。すると、患者は興奮し失見当識を認め、不穏状態となる。このとき、大気呼吸下であれば中枢性チアノーゼ、呼吸促迫、心悸亢進、ときに不整脈を認める。さらにPaO2が低下すると患者は昏睡し、ショック、徐脈、チェーンストークス様呼吸が出現し最悪死に至る。 31.局所麻酔の作用機序を説明 神経細胞膜の表面に存在するNaチャネルにおいて、局所麻酔薬の非イオン型が神経線維膜を通過し、細胞内に入り、細胞内でイオン型に変化してNaチャネルを内側から封鎖することでNa+がチャネルを通過できないようにして痛みを感じなくさせる。 32.代表的な局所麻酔薬の構造の違いと薬理学的特性を比較せよ 下図のように局所麻酔薬の化学構造はベンゼン環とアミノ基が中間鎖を介して結合している。中間鎖がエステル結合のものをエステル型、アミド結合のものをアミド型という。 エステル型はアミド型に比べアレルギーを起こしやすい。 エステル型もアミド型も代謝物は腎臓から排泄される。 アミド型は局所麻酔薬中毒を起こしやすい。 33.局麻の麻酔効果に及ぼす物理化学的特性について述べよ。 解離定数pKaが小さいほど作用発現が速い。 脂溶性が大きいほど作用発現速く、麻酔効果が大きい。 タンパク結合性が大きいほど作用持続時間が長く麻酔効果が大きい。 血管拡張性が大きいほど作用持続時間が短い。 組織浸透性が大きいほど効果発現が速い。 34.炎症部位で局麻の効きが悪い理由 ①組織が炎症起こすと組織のpHが低下するので局所麻酔薬の作用型である非イオン型の比率が下がり効きにくくなる。 ②炎症部位では血管拡張によって局所麻酔薬が血中に吸収されやすく、また浮腫によって局所麻酔薬の濃度が下がるので効きにくくなる。 35.局所麻酔薬を分類し、代謝の違いを述べよ。 二つは構造の違いにより分解酵素が異なる。 エステル型は血液に入るとその血漿内にある偽コリンエステラーゼで代謝される。 アミド型は血液に入っても分解されず、肝臓まで輸送され肝臓のシトクロムP450によって代謝される。 36.局所麻酔注射時に伴う全身的合併症とその鑑別診断について説明せよ。 発症までの時間 血圧 治療 疼痛性ショック(血管迷走神経反射) 瞬時 低下 水平位 異常高血圧 痛みは瞬時 上昇 Ca拮抗薬 アナフィラキシーショック 数分~数十分 低下 救急蘇生法 過換気症候群 不定 不変or上昇 呼気の再呼吸 局所麻酔中毒 2~3分 初期に上昇後に低下 人工呼吸、抗痙攣薬 37.歯科用局所麻酔薬の特徴と製剤における主な添加物を挙げ、説明せよ。 特徴 ①高濃度である(通常2~3%、一般医科用は0,5~1,0%) 口腔内は血管の量が多く、麻酔薬が吸収されやすく局所部位に留まれる薬の量が少なくなる。また感覚に優れた部位であり、痛覚も過敏なので麻酔薬が他の部位に比べ効きにくい。よって一般医科用と比べ高濃度である。 ②血管収縮薬が添加されている。 出血の抑制による術野の明視化、局所麻酔の効果の増強、持続時間の延長、中毒発現の予防などを目的としている。アドレナリンやフェリプシンが使われる。 ③薬剤師でなくても使えるので歯科材料店でも入手可能 主な添加物 血管収縮薬:アドレナリン、ノルアドレナリン、フェリプシン 防腐剤・・・メチルパラペン(リドカインよりもアレルギーの原因となる。歯科用キシロカインカートリッジ以外は含まれていない) 浸透圧調整剤・・・NaCl 安定化剤(酸化防止)・・・ピロ硫酸ナトリウム 溶解剤・・・HCl が含まれる。 38.局所麻酔法の利点、欠点および浸潤麻酔施行時の注意点 利点 1.適応範囲が広い。 2.意識が保たれている 3.患者の協力が得られる 4.全身に及ぼす影響が少ない。 5.塗布および注射で施行できる 6.施行するための注射器剤以外には特別な器具、人員を必要としない 欠点 1.意識が保たれているため、患者に精神的負担を与える 2.疼痛を伴うことがあり、神経性ショックをみることがある 3.薬液が口腔内に漏れると非常に強い苦みを与える 4.局所麻酔薬やその添加物により過敏な反応を呈する場合がある 5.急性中毒による全身痙攣、心肺停止を誘発することがある 6.数時間に及ぶ手術には適応出来ない 浸潤麻酔注射施行時の注意事項 1.注射部位の解剖的形態を十分に考慮して行う 2.局所麻酔薬の特性、濃度、添加物などを考慮し、適材適所に使用する 3.針の刺入部位は痛点が少ない、薬液を注入しやすい、骨小孔が多い、炎症がないなどの条件をもとに選択する 4.十分な消毒を行ってから針を刺入し感染や潰瘍を予防する 5.下顎舌側への浸潤麻酔は感染が起こりやすいので避ける 6.局所麻酔薬注入時には必ず注射器の吸引を行い、血管内へ注入しないように確認する 7.刺入時、薬液注入時の疼痛について十分に考慮し、強圧の注入はせず、ゆっくり注入する 8.患者に精神的な不安感や恐怖感を抱かせるような行為を行わない 9.神経性ショックや局所麻酔中毒などの発生を予想して、救急処置法修得および救急器具を用意する 39.伝達麻酔注射施行時の注意事項、および伝達麻酔の利点と欠点 注意事項 ①基本的に浸潤麻酔と同じことに気をつける ②伝達麻酔は針が太いので、血管損傷や神経損傷に気をつける ③針を深くまで刺すので刺入部位は十分に消毒し、感染予防に配慮する ④定の深さまで針を進めたら、血液の逆流がないか確認する。 伝達麻酔の利点 1.少量の薬液で広範囲な麻酔の効果が期待できる 2.局所に薬液を注入することによる変形が避けられる 3.作用持続時間が長く、効果も大きい 欠点 1.注射バリが太い(25・27G) 2.麻酔液を血管に注入する恐れがある 3.注射バリによって神経や血管を損傷することがある 4.必要以上の範囲まで麻酔が及ぶことがある 40.局所麻酔の注射において局所に現れる偶発症を説明せよ。14個! 疼痛 麻酔効果不全 顔面の腫脹と内出血 顔面の貧血帯(キューンの貧血帯) 開口障害 顔面神経の麻痺 遷延性知覚麻痺 感染 注射部位の潰瘍と壊死 視覚障害 注射針の破折、組織内への迷入 注射針の誤嚥、気道内吸引 口唇や舌の咬傷 誤薬 41.上顎神経と下顎神経の伝達麻酔注射法を説明 上顎神経 ①正円孔注射法 正円孔付近に注射して上顎神経幹を麻酔、注射側の上顎神経全体を麻痺させる。 ②眼窩下孔注射法 眼窩下孔にて眼窩下神経を麻酔、注射側の上顎前歯部唇側の麻痺が得られる。 ③上顎結節注射法 上顎神経の後上歯槽枝の麻酔を目的とする。上顎の片側の大臼歯部を麻痺する。 ④大口蓋孔注射法 大口蓋神経支配の同側臼歯部の口蓋粘膜の知覚を麻痺する ⑤切歯孔注射法 切歯孔から出る鼻口蓋神経を麻酔し、上顎前歯部口蓋粘膜が麻痺される。 下顎神経 ①卵円孔注射法 第三枝の分布領域を完全に麻痺する。 ②下顎孔注射法 下顎孔に注射し、同側の下歯槽神経を麻酔。下顎半側が麻痺される。同時に舌神経も麻酔する。 ③オトガイ孔注射法 オトガイ孔及び切歯枝を麻酔する。下口唇、唇側歯肉、オトガイ2/3の皮膚を麻痺させる。 頬神経注射、舌神経注射は普通下顎孔注射時の浸潤麻酔で麻痺される。 42.局所麻酔薬急性中毒症状と対処法を記せ。 初期に中枢神経刺激作用(興奮、多弁、不安、頭痛、四肢の痙攣、呼吸筋が麻痺することで呼吸停止) 症状が進行すると呼吸停止、血圧低下、意識消失、心停止を招く。 (対処法) まず、歯科治療を中止し、口腔内の器材・異物排除、バイタルサインチェック、酸素吸入、生態情報モニター観察開始、静脈路・気道確保をする。人工呼吸を局所麻酔薬が代謝されるまで行う(約15分)。痙攣に対するフェノバルビタール、ジアゼパムなどの投与を中枢神経刺激症状が消失するまで行う。意識消失、心肺停止時は救急蘇生法を行う。 43.窒息への対応 窒息者に意識ある場合、ハイムリック法を行なう。救助者は背後から腕を患者の腹部に回し、片手で握りこぶしをつくり胸骨とへその間にあてる。もう片方の手で握りこぶしをしっかりつかみ両手を強く引き締めで上腹部を圧迫する。小児の場合は力を弱める。この方法は意識を失ったらすぐにやめる。 意識がない場合、気道確保して人工呼吸を行なう。 乳児の場合は、うつぶせにして、胸部を救助者の手で支え、乳児の背中の肩甲骨の間をたたき背部叩打法を行なう。乳児の場合、ハイムリック法は行なわない。 高度の肥満患者や妊婦には、胸部突き上げを行う。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/meigakubot/pages/11.html
【体育会】 合気道部 (2013.11最終更新) 【概要】 【人数】 ●人 (内訳:明学生:●人、他大学:●人) 【男女比】 男:女=●:● 【活動頻度】 月●回ミーティング 【主な活動場所】 【部費】 ●円/年 【合宿】 年に●回 【公式HP】 【twitter】 【facebook】 【その他/特徴など】 ・ ・ 【募集に関するお願い】 ・ ・ 【興味がある人は下記までご連絡ください】 Email: *******@yahoo.co.jp
https://w.atwiki.jp/sansho/pages/47.html
合気道部 試合日程 ○月×日 00 00~ @●●●● 一橋大学 抱負 さらに技に磨きをかけたいと思います 結果報告 ここにテキストを入力します。 神戸大学 抱負 三商合練は他大学の技を知る良い機会なので、 交流を深めてより良いものにしたいです。 結果報告 ここにテキストを入力します。 大阪市立大学 抱負 部員各々が一技一技にいつも以上の集中力で臨みたいと思います。 結果報告 ここにテキストを入力します。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/galeos/pages/201.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 1.心臓マッサージと人工呼吸の割合が30:2に変更 一次救命処置(BLS)に関して、比較的早くからウワサされていた点ですが、やっぱりガイドライン2005では、心臓マッサージと人工呼吸の割合が従来の15:2から30:2に変更されました。心臓マッサージに重きが置かれた結果となりました。心マが重要、この考え方は後述のAED(自動式体外除細動器)のアルゴリズムなど、随所に影響を与えています。 2.心臓マッサージの重要性を強調 新しい勧告では、次のように書かれています。 効果的な心臓マッサージのためには、力強くそして早く胸部圧迫を繰り返すべきである。新生児以外のすべての年齢層の人に対して、1分間に100回のペースで心臓マッサージを行なう。 胸部圧迫を行なう都度、一回一回確実に力を抜いてしっかりと胸郭弛緩させる。なお、圧迫している時間と無圧迫の時間はほぼおなじ程度とする。 胸部圧迫の中断時間は極力短くする。心臓マッサージの中断は血流がストップすることを意味する。 手技的に考えると前回のガイドライン2000とさほど変わっていないような気がしますが、その背後にある根拠性(エビデンス)がだいぶしっかりしてきました。 世界中からの研究データでわかってきたことは、弱い、もしくは遅い胸部圧迫では十分な心拍出量は得られないということです。また圧迫を始めて最初のうちは勢いが付いていないため(?)有効な血流にはなりません。そのために連続して圧迫し続けることが重要で、中断は極力するなというわけです。 3.胸部圧迫の位置決めが簡略化 これまで救急蘇生の訓練を受けた方は、心臓マッサージで手をあてる部分の決め方をどう教わったでしょうか? おそらく肋骨の下縁をたどっていって剣状突起を見つけて、胸骨の端から2横指上に手を置くというような話を聞いたと思います。 なんかわかりにくいよなぁと感じた方は多いと思いますが、今回の改定でズバッと簡略化されました。新ガイドラインでは、「胸の中央で両乳頭のライン上」となっています。部位的には以前となんら変わらないのですが、位置決めの方法がとってもすっきりしました。 これまでは、剣状突起を圧迫して折ってしまうのを防ぐために、まどろっこしい場所確認の方法を採っていましたが、そんなことで時間を食うことが問題であると言う点が議論された結果のようです。 実はこの乳頭ラインという位置決め法は、以前からアメリカ心臓協会(AHA)の一般人向け講習(Heartsaver AEDコース等)では取り入れられていました。今回、正式にガイドラインとしても明文化されたことで、他団体の講習でも一般化していくことと思います。 4.人工呼吸は1秒以上かけて吹き込み、量は胸部が挙上する程度 今回のガイドライン2005では、とにかく心マが重要であることが随所で強調されています。心マと人工呼吸が30:2という割合もそうですし、呼吸の吹き込みが従来の「2秒以上」というのから「1秒以上」とされたのも、できるだけ多く心マを行えるようにという意図が関係しています。 今回のガイドライン2005では、人工呼吸に関係したいくつかの重要な理解が示されました。まずは、人工呼吸で必要とされる呼気吹き込みは少なくてもよいというエビデンス ― 心配蘇生中は全身を循環する血流量が減っているため、当然肺の実質に流れる血流も減ります。そのため通常の呼吸時と同じだけの吸気量・酸素濃度を供給したところで肺で酸素化に供されるのは一部に過ぎない、つまり通常よりずっと少ない酸素量で十分であるという点です。 もうひとつは、心室細動による突然の心停止の場合は、倒れた直後には血液内に十分な酸素が残っているので、人工呼吸より心マの方が重要であるという点、そしてさらに過剰な量の人工呼吸は胸腔内圧を上げ、静脈潅流をへらす結果となり、脳と心筋の酸素化を阻害する要因となることなどが示されました。 そうしたエビデンスに基づいて、呼吸の吹き込みは「胸が上がる程度」に少ない方がよいという勧告に統一されています。 5.市民救助者は「循環のサイン」のチェックは不要。すぐに心マを! ガイドライン2000では、呼吸停止者に呼気吹き込みを2回行なった後、循環のサイン(息、咳、体動)を確認し、それがなければ心臓マッサージを始めることになっていました。 しかしガイドライン2005では、市民救助者に関しては、循環のサインの確認も不要になったようです。2回の呼気吹き込み後、すみやかに30回の心臓マッサージを開始し、以後30:2のCPRを続けます。そして傷病者に体動がみられるか、AEDや救急隊が到着するまで続けるように勧告されています。 この理由に関しては、市民救助者の場合、循環のサインを確実に評価できる根拠性がなく、心肺蘇生でもっとも重要な心臓マッサージの開始が遅れてしまうからだそうです。 ちなみに訓練されたヘルスケア・プロバイダー(Healthcare Provider)の場合は、脈拍チェックを行ないますが、10秒以内に確実に「脈あり」と判断できない場合は、その時点ですみやかに心臓マッサージを開始することになっています。 6.AED(除細動)は3回連続ではなく、1回行なった後、すぐにCPRを続行する これまでは、心肺停止者にAEDで電気ショックを与えても反応がない場合は、3回まで連続して電気ショックを与えるようになっていました。しかし今回のガイドライン2005では、ショックを掛けるのは1回だけで、ショック後の心電図解析を待たずにすぐにCPR(心マが先)を再開するように変更されました。30:2のリズムで心臓マッサージと人工呼吸を5サイクルを行なったあとで、はじめてAEDの効果を確認します(心電図の再解析を行なう)。(上図参照) 実際にAED講習を受けた方はわかると思いますが、AEDを装着して心電図を解析、電気ショックを加えて、結果を確認(再解析)するまでの間、かなり時間がかかるんですよね。その間は傷病者に触れてはいけないわけですが、心臓も呼吸も停まっているのに、こんな長い間ホントになにもしなくていいのかなと不安に感じた人も少なくなかったと思います。(私もそうでした) 実際、このAEDを装着したゆえのCPR空白時間が問題となって、今回の改定に至ったようです。これまでは「AEDファースト!」と、とにかくAEDを優先させてきましたが、一番重要なのはCPR(心臓マッサージと人工呼吸)、特に心臓マッサージであるという認識に変わってきたというわけです。 また、心室細動による突然の心停止から時間が経っている場合、心筋内のエネルギーが少なくなり細動の振幅が小さくなっており、そうした状態で除細動(AED)をかけても正常リズムには戻りにくいという事実があります。こうした場合は、心臓マッサージで心筋に酸素を送り込んで、多少心臓を元気にしてやってから除細動をかけると効果的であるという研究結果も示されていました。 7.市民救助者向け心肺蘇生ガイドライン 変更点 アメリカ心臓協会(AHA)発行の機関誌"Currents"に掲載されていた"Lay Rescuer CPR"という囲み記事部分をざっと訳してみました。部分的に私なりの注釈も付け加えています。 ガイドライン2005での主な変更点のうち、市民救助者(Lay Rescuer)向けのCPR(心肺蘇生)に関するものは次の通りです。 1.救助者ひとりで意識のない幼児もしくは小児に対応する場合は、119番通報をするため、もしくは他の救助者を呼びにその場を離れる前に、約5サイクルの胸部圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸(約2分間)を行なう。 ⇒従来は、心臓マッサージと人工呼吸の割合が15:2だったため、「約1分間のCPR」とされてきたが、ガイドライン2005からはCPRの割合が30:2と改められたため、時間も2分となった。 2.気道確保は外傷性の傷病者に対してであっても、下顎挙上法(jaw thrust)ではなく、頭部後屈顎先挙上法(head tilt - chin lift)を使うべきである。 ⇒市民救助者の場合、下顎挙上法は修得も実践も難しく、しばしば十分な気道確保にならない可能性が高いため勧めない。頸椎損傷があったとしても、確実な気道確保の方が優先される。 3.意識のない成人、もしくは呼吸停止で無反応な幼児・小児に対して、5秒から10秒の間(10秒は越えてはいけない)で、「正常な呼吸」があるか確認する。 ⇒「死戦期あえぎ呼吸」などを見逃さないため、呼吸の有無ではなく、「正常な呼吸」があることを確認する。ふつうとは異なる呼吸の場合は、すべて人工呼吸の適応となる。 4.人工呼吸前に深呼吸は不要 ⇒これまでは、マウス・トゥ・マウスなどの人工呼吸を行なう際には、吹き込み前に深呼吸することが勧告されてきたが、新ガイドラインでは、深呼吸の必要はなく通常の呼吸で十分であるとされた。 5.人工呼吸は1秒以上かけて行ない、傷病者の胸部が上がる程度に息を吹き込む ⇒これまでは2秒以上掛けることが勧められていたが、最も重要な心臓マッサージをなるべく中断しないために、1秒以上かければよいとされた。短くて強い呼気吹き込みを避けるのは従来とおなじ。胃膨満となり嘔吐を誘発する可能性があるため。 6.一回息を吹き込んで胸の挙上が確認されなかったら、2回目の息を吹き込む前に頭部後屈顎先挙上で再気道確保する。 7.循環のサインの確認はしない。2回呼気を吹き込んだらすぐに胸部圧迫をはじめる。そのままひたすらCPRを続ける ⇒以前は心マの前には頸動脈で脈拍の触知を行なうことになっていました。またその後に改定されたガイドライン2000では脈拍触知を廃止して、呼気吹き込みに対する反応(息、咳、体動=「循環のサイン」)の有無を心臓マッサージ開始の目安としました。しかし今回のガイドライン2005では、さらに簡略化し、循環サインの確認すらを廃止して、「正常な呼吸がない」というだけで「生命の徴候」(sign of life)なしと判断する方針に変わりました。 8.心マを伴わない人工呼吸だけの救助法は教えない。 9.胸部圧迫と人工呼吸の比率は、対象に関わらず常に30:2に統一する。 ⇒これまでは乳児と成人では、心マ:呼気吹き込みの比率が異なっていたが、簡略化のため統一された。 10.小児の心マは、乳頭部を結んだ胸の中央を片手もしくは両手で圧迫する。乳児の場合は、乳頭を結んだライン上の胸骨を2本指で圧迫する。 11.AEDを使う場合、1回のショックを与えたら、すぐにCPRを開始し、リズムチェック(心電図解析)は約2分間CPRを続けたあとに行なう。 12.気道内異物除去の方法が簡略化された。 13.応急処置に関する勧告が諸々増えた。頸椎保護や酸素の使用に関することなど。 成人には 150ジュールのエネルギー量、小児用は50ジュールで心室細動または無脈性心室頻脈の細動、頻脈を取り除きます。 1ジュールとは・・・・ 1N(ニュートン)の力が、その力の方向に物体を1m動かすときの仕事と定義されています。 150ジュールとは、理論上、地球上でおよそ15.3キログラムの物体を1メートル持ち上げる時の仕事に相当します
https://w.atwiki.jp/imas/pages/2881.html
簀巻きP(すまき) ※注意事項※ 逆さ吊りが長時間にわたるものであった場合、血圧の急上昇による血管の破裂、及び、胃袋から逆流した吐瀉物が気道を抑えた事による、窒息死などが発生する確率が高い。 逆さ吊り実行者は、未必の故意によるものであっても、殺人罪に問われる可能性がある。 簀巻きPとは、ノベマス「春香さんまっしぐら!」シリーズを投稿している、手描きもこなせる期待の病人Pである。 P名の由来は……まあ動画を見れば分かると思うよ。 最近は、OP製作にも、間違った方向で全力を傾けて臨んでいるようだ。 また、本シリーズは、有能だけどどこか間違ってるPを巡り、一途だけど何か間違ってる春香さんと、やっぱり一途だけど違う方向で間違ってるやよいさんと、Pの妹でどう見ても中身が漏れ出ている千早が織り成すドタバタ暴走活劇。 人気番組?の『値切って!ブンブン!!』の震源地でもある。 最新作 超淑女的父兄参観 代表作 春香さんまっしぐら! 真面目に製作教養講座 ニコ動一覧 タグ-簀巻きP 大百科-簀巻きP マイリスト-春香さんまっしぐら! 大百科-春香さんまっしぐら! タグ一覧: ノベマスP 大百科収録P 投稿数30作品以上 P名 P名_す デビュー2010.2下旬
https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/468.html
指鳴(ゆびなき) 基本情報 仮想全高 約180cm 仮想質量 80~100kg 存在規模 一号級 穢装等級 I 脅威情報 存在強度 E(個人装備で対処可能) 疑似知覚 F(聴覚及び視覚の有無並びにその他特殊な知覚能力の有無は不明) 穢装出力 E(基本的な祭具で防護可能) 空間機動力 F(一般的な人間の歩行速度と同等程度) ※基本情報及び脅威情報はいずれも境界異常事案第15432号の報告書から得られた推計値です。当該界異が複数体存在した場合、個体差がある可能性があります。 分析結果 概要 当該界異は■■県■■市■■町にて発生した境界異常事案第15432号において確認された界異です。■■■■年■■月■■日、午後6時20分頃、当該界異を目撃した住民の通報により発見されました。当該界異はその後、市街地を徘徊しながら民間人を無差別に穢し、これに伴う失明による事故で3名死亡、2名負傷、窒息により2名死亡の被害を出した後、午後7時35分、現場に到着した境界対策課祓魔隊第3班により祓滅されました。 特徴 当該界異の外見は、上半身が腰の曲がった高齢の男性のようであり、下半身からは人間の手の指を巨大にしたような脚が大量に生えています。また、口腔内から手と思しき組織が二本生えており、その間には巨大な眼球の様な器官(以下、「穢眼球」と呼称。)が存在します。眼窩は通常時、手のような形状の瞼に覆われていますが、なんらかの要因で瞼を開けた場合、穢眼球が18個露出します。これらの穢眼球が感覚器官としての機能を有しているのかは不明です。左手に数珠のような物、右手には錫杖様の物体(以下、「錫杖」と呼称。)を握っており、穢眼球を対象に指向し、錫杖を鳴らすことで穢れを発現しているものと推測されます。またこの音は、通信障害、停電等の他、幻聴を引き起こす可能性が指摘されています。この穢れの有効射程は不明ですが、類似する穢れを有する他の界異から推測すると、当該界異も視界内であれば距離を問わず対象を穢すことが可能であると推測されます。 脅威 防護されていない人員が当該界異の穢れに曝露した場合、眼窩と口腔及び気道内部に大量の指状の有機物が出現し、眼球の圧潰および気道閉塞を引き起こします。これらにより被害者は、窒息もしくは、視力の喪失に伴う副次的な事故等によって負傷または死亡します。気道異物除去を迅速かつ適切に行えば生存できますが、その場合も失明は免れません。穢れによるその他の後遺症は現在のところ確認されていません。負傷者2名の容態は■■日現在、意識不明の状態ですが、これは副次的な事故による頭部の負傷が原因であり、当該界異の穢れとは関連付けられていません。 多くの低級界異と同じく、住宅等の基礎的な結界を突破する能力は有していないものと思われます。被害者は全て、屋外等の加護のない結界外部で界異と遭遇したか、屋内にいたものの、何らかの理由で自主的に屋外に繋がる空間を開き、結界内部に界異を招いたもののいずれかでした。屋内退避を徹底した者で被害を受けた事例は確認されていません。この点から、当該怪異の穢れは狩衣で防護可能と考えられます。また、当該界異の体格と対応にあたった職員の証言等から推測される質量、及び移動速度から推定した筋力等を鑑みると、建造物を物理的に破壊する能力も有していないものと思われます。 懸念すべき特徴として、当該界異の発見が非常に困難である点が挙げられます。通常、多くの界異は穢れが常に漏出しており、界異警戒装置や境界ゆらぎ監視装置(モニタリングポスト)等により早期に発見されます。しかし当該怪異は、穢装出力の低さと穢れの高い指向性から、当該界異による被害発生前に、穢れを利用した観測装置で発見することが困難です。本事案では、境界異常の第一報はモニタリングポストによるものではなく住民からの通報でした。また、対応にあたった職員によれば、当該界異にかなり接近した状況でも界異警戒装置が反応せず、当該界異が錫杖を鳴らすまで本装置が作動しませんでした。その上、可視光増幅式暗視装置や赤外線監視装置等に映らず、肉眼でのみ視認することができたとの証言もあり、職員の装備したビデオカメラにも当該界異は記録されていません。このことから、当該界異の自動監視システムによる発見は困難と考えられます。 結論 本事案の被害者数は少ないものの、これは現場が人口密度の低い地域であり、境界異常警報により迅速に屋内退避が完了したこと、祓魔隊が比較的早期に現場に到着したこと等が要因と考えられます。本事案の被害の少なさを根拠に、当該界異の脅威を過小評価するべきではありません。報告では、囮として当該界異に3分間見つめられ続けた職員は、この間に15枚もの形代紙を消費しており、当該界異が瞼を開けた際に正面にいた職員は、約3秒の間に19枚の形代紙を消費したとの記録があることから、当該界異は眼球一つにつき12秒間隔で一人を穢す事ができるものと推測されます。よって、当該界異が瞼を開けた場合、祓魔隊の現場への平均到着時間である3時間の内に、17,100人もの防護されていない人員を穢す事が理論上は可能であり、人口密集地に出現した場合、交通事故、特に公共交通機関等による二次災害が発生する可能性も考慮すると、深刻な被害を発生させる恐れがあります。また、その隠密性による早期発見の難しさから、発生から発見、対応までに時間がかかり、その間に一定程度の被害が出る可能性が高いと思われます。 幸い、形代紙などの初歩的な祭具で防護できる点や、存在強度の低さ、更に、基礎的な結界突破能力と物理的な破壊能力の欠如などの理由から、当該界異への対処は困難ではありません。被害低減には、御守り等を用いた民間人への形代紙の配布、境界異常発生時を想定した屋内退避訓練の実施、民間の祓魔事業者との緊密な連携による初期対応の迅速化などの対策が有効と思われます。 関連ページ 権利情報 権利者 tka コンタクト先 https //twitter.com/63Jpg 他作品での使用範囲 ご自由にお使い下さい。能力の変更も可能です。 登場作品 境界異常事案第15432号
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/45252.html
ひすいのほんかい【登録タグ VOCALOID ひ ネギシャワーP 初音ミク 曲】 作詞:ネギシャワーP 作曲:ネギシャワーP 編曲:ネギシャワーP 唄:初音ミク 曲紹介 ネギシャワーPの75作目 歌詞 (作者ブログより転載) 眠れる世界と焦燥、憩い中毒の 冷徹を纏う魔法 数才 down 祭壇 灰から機械に you don’t stop 気道は驟雨の牢 迷宮咲かす アグリカルチャー Seeds, rat-a-tat-tat! 愛憎と憧憬 翡翠舞う瑠璃色の空 I don’t know 到底 徒然織りなす戦慄show 物足りないな 未来アリシン 世界抱いて確かめるだけ! 在来の硫化アリル 喰らい尽くせ 仮初め媒体のエネルギー B1揺らいで溢れ出すまで 倍々ゲームの先へ! 翡翠の本懐 はい、どうぞ 爆ぜるソレイユと狂想 駆け抜けてsmile! かき乱す極彩色は 曖昧 likes 栽培 Lies 蔓延る just crazy world 傀儡 dead or alive! 期待に任せないで Seeds, rat-a-tat-tat! 宵闇のモンスター 火の粉散らすように舞い上がれ VSクラスター 徒然織りなす旋律show 覚束ないな 擬態アリシン 舌先で確かめるだけ! 在来の硫化アリル 喰らい尽くせ 仮初め媒体のエネルギー B1揺らいで溢れ出すまで 倍々ゲームの先へ! 翡翠の本懐 はい、どうぞ コメント 名前 コメント