約 92,875 件
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/3663.html
死神見習い リビー コスト 27 レベル 10 MAX 進化元 - 進 化 素 材 緋色のドライアド (樹A) ヒタヌキ (タヌキC+) ランク A HP 650 1,099 進化先 死神少女 リビー (A) フレイフラウ (フラウC+) - MAX Lv 50 攻撃 1,103 1,865 進化費用 190,000 ヒノキノ・ルーキー (キノコC+) - No.1318 Aスキル 闇のレクレイム 敵単体を3回連続攻撃 売却価格 8,700 火石のロシェ (ロシェC+) - 編集 Sスキル フレイムブレス (7) 敵全体へ火属性の中ダメージ 入手方法 クリスタルガチャ 個別データ 備考
https://w.atwiki.jp/jidoubunkorowa/pages/402.html
弱井トト子が引き金を引き、十名以上の人間が銃撃戦を繰り広げた住宅地の一画から、徒歩数分のところにあるやや大きめの雑居ビル。 その一階部分は、地下への階段となっている。 まさかそこが地下鉄への入り口などとはこの街を往く参加者も気づかないだろう。一応、付近には駅への案内があるし、当のビルには小さいが地下鉄の看板もあるのだが、土地勘のない街でいつ撃たれるかわからない中ろくに地下鉄に乗ったこともない人間も多々いるという事情を考えれば、そこに気づける参加者というのは僅かだ。 そして地下へと降りると、広がっているのは地下街である。 地下一階は一つの都市区画と言えるほどの広さで、モノレールや電車の駅ビルとそれぞれ繋がっている。それぞれに乗り換えるには端から端まで歩かねばならずその距離は都市部の路線の一駅分ほどもあるが、一応これで一つのターミナル駅だ。この街に住人がいればさぞ面倒な通勤通学だろう。 地下二階は地下鉄の改札とホームがある。こちらは上階とは打って変わって没個性的な地下鉄だ。面白みのない作りに、後付されたようなバリアフリー、天井の一部からは雨漏りもしている。 氷室カイはその全てが自分の記憶にあるものと違いないことを認めると、己がタイムリープしたことを認めた。 (ギロンパのあれはハッタリではなかったか。いやはやスゴいな、未来のパンダ型ロボットは。) 言葉には出さず、心の中でだけ感心の笑みをこぼし、表情は怯えたものを浮かべる。 殺し合いに巻き込まれたクイズマニア、それがカイが己に与えたロールだ。 (ゲームの参加者は365人、最後の1人まで殺し合う、ただし例外あり、か。フフフ、前のループも予想外のことが起きて面白かったけど、今回も楽しめるかな?) 2週間前のフューチャーワールドでの戦い。100億円と十万人の命を巡った戦いよりも更に上を行く恐ろしさ。 自身が参加者として、そして主催者として挑んだそれを見事に打ち破られたところに現れたのが大形と灰色の男たちだった。 様々な世界から老若男女に化物を集めたデスゲーム。その運営にスカウトされ、自身のアジトを暴いたその凄まじさに協力に足る相手と見なした。実際はただ単に氷室カイとして動いているときの彼に黒魔法をかけただけでアジトそのものはついぞ見つけられなかったのだが、彼からすればどちらも同じだ。種も仕掛けもないマジックというものは興ざめではあるが、それを知恵で出し抜くことには知的好奇心が刺激される。 カイが参加者として動くことを選んだのはそのためだ。この殺し合い、参加者の知的な戦いではなくごく単純な暴力が支配するものだが、だからこそそんなつまらないデスゲームを仕掛ける、チートでふんぞり返っている魔法使いやロボットを叩き潰したいと感じる。 対主催をまとめ上げて反旗を翻させようか? はたまたマーダーとして道化師を演じようか? 楽しめるロールは多々あるが、その中で選んだのは、自分の正体を知る『Qube』のプレイヤーにリベンジすること。カイが直々に選んだ彼らは、見事にカイの用意した謎を解き、知恵と勇気でフューチャーワールドを攻略した。ではそんな彼らは、知恵をも喰らう暴力にどう立ち向かうのか? それが気になる、首輪越しではなく真横で見たい。 (彼ら以外にも面白い参加者ばかりだ。果たして彼らのようにジョーカーに気付けるのか、もしそうなら……ハハハ!) 思わず吹き出しそうになり口を抑える。このバトルロワイヤル、カイ自身はルール面の監修を担当した。放送ごとにいくつかの新しいルールを課すというものだ。参加者には動物もいるので頭を使うようなものをあまり用意できないというのはなんとも惜しかったが、それでもそんな存在を計算に入れての知略を問うゲームは作れる。 主催者特権で首輪が偽物であるのと初期位置の周辺の参加者の情報はあるが、それ以外はあえて一般の参加者と同じにしている。無論面白そうなら特権を使うことにためらいは無いのだが。 くつくつと口の中で笑うカイの耳に、子供の声が聞こえてきたのはその時だった。 「だから、俺はツノウサギとかの仲間じゃないんだって。信じてくれよ。」 「はう〜〜……」 「はう〜って言われても……」 一ノ瀬悠真はオメガ困惑していた。 突然殺し合えと言われたのは、まあそりゃ人並みには驚いたが、彼は死神だ。バイトだけど。 護廷十三隊的なアレに所属し、現世を彷徨う虚「虚って言うな死者の魂って言ってくれ」地の文にツッコむんじゃねえ初期のBLEACHみたいな設定なんだからこの方がわかりやすいんだ上等だろう。 それはともかく、つまり悠真はふつうの中学生よりは多少は異常事態への心得があり、今回のこれは自分では手に負えないレベルの悪霊が襲撃を仕掛けてきた、という認識であった。 なって日は浅いが、これでもバトルものの少年マンガの主人公みたいな境遇だ。やるべきことはもちろん、巻き込まれた人を助けること、というのは何も特別な力を手に入れてからの話ではない。病気の弟のために何かできないかともがくぐらいには、力を託されるに足る資質がある。というわけで早速周囲を偵察に向かったわけだが。 「やっぱり怪しいよね、ステファニーちゃん。殺し合えって言われてるのに助け合おうなんて。裏切る気だよね?」 数分して出会ったのは、片手でぬいぐるみのうさぎに話しかけ、もう片手で拳銃を油断無く構える、ゴスロリの同年代の少女だった。 いや中1ぐらいにもなって人形持ち歩くなよ話すなよとか、その銃どっから持ってきたんだエアガンだよなとか、その服めちゃくちゃ高そうだなとか、よく見たらカワイイなこの子とか、色々考えてしまい困惑していたのだ。 (くっそー、安全装置かかってたりしないかなあれ。マジでいつ撃たれるかわかんないぞ。) だんだん疲れてきたのか銃口がブレているとはいえ、拳銃を突きつけられたらさすがに動揺してしまう。なかなか冷静になれない自分を自覚しながらもなんとか打開策を探す。とはいえそれが見つからないから今の状況なのだが。 壁際でハンズアップしたまま、少女の視線を受け続ける。今まで悠真が話していたので会話も続いていたが、ついには沈黙が場に鎮座するようになった。 これなら色々うるさいクラスメイトの方がマシだ──などと動揺よりも困惑よりも気まずさから変なことを考えだして、ふと気づく。そう言えば少女の名前も知らない。というかよく見たら少女も気まずそうだ。 (よく考えたら、本当に撃つ気なら最初から撃ってないか……?) 「あのさぁ……」 「な、なに?」 「この手、手上げてんのキツいんだよ。おろしちゃだめか?」 「え〜〜……どうしようかなぁ〜〜。」 「なあ、頼むよ。そんぐらいならいいだろ。手おろすぐらいなら。」 「手おろすだけ? ほんとぉ?」 「本当に本当。神に誓う。」 「神に誓って言う人だいたい嘘じゃ〜ん。」 「いや俺の神に誓うは一味違うから、死神に誓うから、頼むよ一生のお願いだよ、俺小学校の時も一生のお願い使ってこなかったタイプだぜ。」 「あ、中学生なんだぁ。」 「ああ、一ノ瀬悠真。中1だ。て制服見ればわかんだろ。」 「ちっちゃいしコスプレかなって思ったぁ。」 「ちっちゃくねぇよ平均はあるよ!」 (よし、銃口はおりた。) 胸襟を開いたトークをしつつ、悠真は銃口に気を配る。悠真に戦う力はあるとはいえ、それは死神化的なアレなので生身では単なる中学生だ。もちろん銃で撃たれたらめちゃくちゃ死ぬ。ここはなんとか穏便に済ませるしかない。 (なにやってんだアイツら……) それをずっと眺めていたカイの前で2人が落ち着いて話し出すのはかれこれ10分後のことだった。 「ねぇ、やっぱり戻ろうよ〜。」 「そ、そうですよ、戻りましょう……」 ゴスロリ少女こと宮野ここあは、めっちゃ嫌な予感を感じてしきりに悠真の服を引っ張っていた。 「ここあちゃんそんなに怖いの〜? 桃平気だよ!」 「ほら、小2の桃ちゃんだってこう言ってるんだぞ? ねえ魚塚さん?」 「こっちに振られても……とにかく、この薬莢まだ温かい、さっき撃ったばっかと見て間違いないですぜ。」 (なんか怖い人と一緒になったしなんか銃の音すごいするし、これどうなっちゃうの〜〜?) ここあは絶体絶命ゲームというギャンブルのズガン枠の少女だ。 ろくに自己紹介をする間もなく、サンドウィッチ食って毒殺されただけの女子小学生である。あまりに早く死にすぎて主人公たちと交流する間もなかったので、どんな人間性なのかすらわからない。 だがそれでも、弱井トト子やヌガンが銃を乱射する市街地を散策するぐらいなら駅ビルに戻りたかったのは間違いなかった。 間違いないといえば、今のパーティーも怖かった。悠真はまだいい。その後に現れたカイもだ。この2人は男性だが、情けない感じがするので殺されそうな感じはない。実際は全然違うので彼女の目は節穴もいいところなのだが、しかし後の2人に関しては正解である。 桃こと桃花・ブロッサムと、魚塚ことウォッカ。この2人は確かに表社会の存在ではない。そもそもウォッカはいつもの黒ずくめなので、自分が疑われて見えることは折込済みだ。 「なんで銃撃ってる人に近づこうとするの〜〜?」 「そ、そうですよ、危ないですよ……(この子やっぱり足手まといだね。こういうのが1人いると、有能揃いのチームでも足並みを乱す、足元をすくわれる。君たちはどうかな?)」 「でも、お前みたいに怖くて銃を持ってるだけかもしれないだろ?(実際に撃つのはヤバイやつだけど)」 「それに、桃の友達が怖い目にあってるかもしれないもん!(この子邪魔ですね、隙見て黒魔法でちょっと眠っててもらいましょう)」 「自分はマトリなんで見逃せないっスけど、カイさんたちは戻っててもらってもいいですよ?(着いてこられるとやりにくいんだよなぁ……こいつ胡散臭いし)」 「そ、それは……」 ここあは閉口する。 確かにウォッカは怖い。だがそれよりも、ウォッカと別行動するのが怖い。 重ねて言うが悠真とカイは頼りない。自分を守ってくれるのは、どう見てもヤクザみたいなウォッカのような強い盾である。 一般人の感覚として、殺人鬼がそこらじゅうにいるかもしれない街なら、話のできるヤクザから離れたくないのだ。 「はう〜〜、ステファニーちゃん、どうしよう?」 (トト子もマーダーとして見ておくと、この辺りの戦闘は加速しそうだな。まずこの子を危ない目にあわせてこの集団の人間性を見ようかな?) (宮野や氷室さんがああ言うのも当然かもな……このへんで戻るか?) (カイさんはここあさんに便乗するタイプですね、先に黙らせるのはここあさんにしましょう。) (ここあってガキに便乗してばっかだな。どっかでガキの方を黙らせりゃ……) 自分を生死問わず黙らせようとするパーティーメンバーに気づかず、ここあはトト子のサブマシンガンやヌガンのアサルトライフルの銃声に耳を抑える。 このパーティー、彼女以外は全員生死をかけた戦いを経験している。戦力的には中途半端であるのにこれ以上なく戦闘向きの思考を持つパーティーで、マスコットには死神の鎌が何重にも絡みつく。 果たしてここあは第一放送を突破できるのか? 氷室カイ(前のループでは深海恭哉にバズーカ撃ち込まれたから駅ビルから出たけど、今回はどうなるかな?) 深海恭哉「……見つけた。」 駄目かもしれない。 【0047 南部・駅ビル近く】 【氷室カイ@天才謎解きバトラーズQ vs.大脱出! 超巨大遊園地(天才謎解きバトラーズQシリーズ)@角川つばさ文庫】 【目標】 ●大目標 主催者兼ジョーカーとしてゲームを楽しむ。 ●中目標 対主催に紛れ込み、ステルスマーダーする。 ●小目標 そろそろ深海恭哉に狙われそうだから気をつけようっと。 【一ノ瀬悠真@死神デッドライン(1) さまよう魂を救え!(死神デッドラインシリーズ)@角川つばさ文庫】 【目標】 ●大目標 事件を解決する。 ●中目標 家族や仲間が巻き込まれていないか心配。 ●小目標 もう少し辺りを偵察する? 【宮野ここあ@絶体絶命ゲーム 1億円争奪サバイバル(絶体絶命シリーズ)@角川つばさ文庫】 【目標】 ●大目標 また死にたくない。 【桃花・ブロッサム@黒魔女さんのハロウィーン 黒魔女さんが通る!! PART 7(黒魔女さんが通る!!シリーズ)@講社青い鳥文庫】 【目標】 ●大目標 生き残る。 ●中目標 先輩(ギュービッド)たちが巻き込まれていないか心配。 ●小目標 ウォッカを利用する。 【ウオッカ@名探偵コナン 純黒の悪夢(名探偵コナンシリーズ)@小学館ジュニア文庫】 【目標】 ●大目標 生き残る。 ●中目標 桃(桃花)や氷室たちを利用する。 ●小目標 銃撃犯を探すという体で足手まといから一旦距離を置きたかったんだがなぁ…… 【深海恭哉@ギルティゲーム(ギルティゲームシリーズ)@小学館ジュニア文庫】 【目標】 ●大目標 生き残る。 ●中目標 対主催に紛れ込み、自分の信頼を上げる。 ●小目標 紛れ込めなさそうな集団は殺す。集団の足を引っ張るやつも殺す。バレないように殺す。が
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/73.html
「ひッ…!」 深夜の廃倉庫に、足音が静かに響く。 男は腰を抜かしながら、必死に逃げていた。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』が近付いてくる。 罪人への鎮魂歌を奏でにやってくる。 「く、来るな、畜生ッ!やめろ!」 恐怖に震えた男は、『奇妙な紋様』が浮き出た右手を必死に振るう。 尻餅を突き、後ずさりをしながら、男は戦く。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』が迫り来る。 死を運ぶ者が鎌を携えてやってくる。 「くそッ…!アサシン!!来い!!アサシンッ!!!」 男は最後の頼りの綱に賭ける。 己の従者―――サーヴァント『アサシン』。 これまで男はアサシンを使い、数々の犯行を繰り返してきた。 欲望の赴くままに他者を殺し、犯してきた。 アサシンの力があったからこそ、ここまで警察にも捕まらずに犯行を続けられたのだ。 男は令呪に念じる。アサシンよ、今すぐ戻れ―――と。 「―――マスター。こっちはもう終わったわよぉ?」 しかし、アサシンは戻ってこない。 代わりに耳に入ったのは、妖艶な少女の声。 迫り来る『死神』の傍に降り立つ、もう一人の『死神』。 不敵な笑みを浮かべるゴシック風の少女は返り血に染まっていた。 右手に携えられているのは鮮血で染まった大柄な斧槍。 そして、左手に握られていたのは『生首』。 それを目の当たりにし、男は愕然とする。絶望する。 それはアサシンの生首だった。 大量の血に染まり、苦悶の表情で逝ったアサシンの成れの果てだった。 直後に生首は魔力の粒子へと変わり、砂の様に霧散していく。 男の頼りの綱は、失われた。 何もかも、終わったのだ。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』がやってくる。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』が足音を奏でる。 死の円舞曲(ワルツ)を奏でる。 絶望する男の首に、『死神』の手が掛けられる。 『死神』の腕に、異様な膂力が迸る。 ごきり、と。 男の首がへし折られた。 ◇ ある快晴の日。 駅にて、老人が立ち尽くしていた。 老人が見つめているのはタッチパネル式の切符の券売機だ。 使い方が解らないのか、睨む様にそれを見つめている。 どう使うのか。 何を押せばいいのか。 どうすればいいのか。 慣れぬモノを前にし、老人は立ち尽くしたまま考える。 ゆっくり。 ゆっくり。 ゆっくり。 その動きは鈍く、誰かを苛立たせるには十分だろう。 その後、よろよろと覚束無い動きで財布を取り出す。 ゆったりと千円札を投入する。 ようやく券の購入へと移行したものの、老人の後ろには数人の列が並んでいる。 手際の悪い老人への苛立ちを少しずつ募らせていた。 その時だった。 「――――おい」 一人の男が、老人の横へと現れた。 男は老人に何か小声で話し掛けていた。 その内容は誰にも聞き取れない。 恐らく老人にのみ聞こえるように話しているのだろう。 そして間もなく、男は老人に怒鳴りつけた。 動きの鈍い老人を罵倒し、怒りを吐き散らしていた。 並んでいた数人の客は表情を顰めた。 老人への苛立ちなど忘れ、怒鳴り散らす男への不快感が込み上がったのだ。 怒声が響き渡ってから、僅かな時間の後。 老人はようやく券を購入し、そそくさと改札を通っていった。 男もまた、ふらりとその場を去っていった。 ◇ 《ねーえ、マスタァー?》 駅前を歩く男に、霊体化した少女が念話で語りかける。 ランサーのサーヴァント――――ロゥリィ・マーキュリー。 死と断罪を司る神・エムロイの使徒。 先程老人に怒鳴り散らした男「大藪」の従者だった。 《さっき、わざと怒ったんでしょう?》 飄々とした態度でランサーは大藪に問いかける。 ランサーは霊体化した状態で、マスターが老人と小声で交わした会話を聞いていたのだ。 「券売機の使い方に手こずっているのか」。 「なら俺がこれから演技で怒る」。 「そうすれば周りの人間の不快感は俺に向く」。 大藪は老人にそう語っていた。 列に並ぶ者達を苛立たせていた老人をわざと怒鳴り、負の感情を敢えて自分に向けさせる。 そんな捻くれた人助けを大藪は行っていたのだ。 ランサーは思う。 この男はいつもこんな感じだ、と。 マスターである大藪は聖杯戦争に消極的だ。 しかし、こと人助けに関しては極めて積極的なのだ。 以前、連続殺人犯であるマスターとアサシンの情報を掻き集めて殺しに向かったこともある。 彼らを殺しに行った理由も「犯行を繰り返して街を脅かしているから」というものだった。 大藪は聖杯戦争の参加者としてではなく、一種の人助けの為に他の参加者を殺害したのだ。 ロゥリィはそんな大藪を不思議に思っていた。 《何の為なのかしらぁ?》 《『誰かの役に立ちたい病』》 大藪はぽつりとそう呟く。 《俺のマネージャーが、以前俺のことをそう呼んでいた》 誰かの役に立ちたい病―――それが大藪を動かしているものだった。 彼は己が善人ではないと自覚している。 にも関わらず、彼は人助けを繰り返す。 元いた世界で大藪をサポートしていたマネージャー曰く、そういった類いの病だというのだ。 彼は人の役に立たずにはいられないのだ。 大藪は殺し屋であり、多くの人間をその手に掛けてきた。 人を殺した分の人助けを行うことでバランスを取り、己の心を救っている。 それ故に彼は他者を助ける。誰かの役に立とうとする。 その為なら――――『首折り男』として動くことさえも、厭わない。 ふぅん、と興味あり気なランサーの相槌を流し、大藪は懐から新聞紙を取り出す。 『東京都江東区―――で警察関係者を含む52名が殺害』 『容疑者と見られる20代後半の男性は以前逃亡中』 新聞の一面を飾るのは、凄惨な殺人事件。 およそ日本では考えられない程の猟奇的な犯罪だ。 容疑者と見られるのは20代後半と見られる刺繍の男。 彼は多くの犯行に関わり、警察関係者をも手に掛けているのだという。 大藪は記事を睨み、決意を固める。 彼は、誰かの役に立つことを望む。 その為に他者を殺すことも厭わない。 故に大藪/首折り男は標的を定める。 街を脅かす『刺繍の男』を炙り出し、殺す。 あの『帽子卿』を狙った時と同じ様に。 彼は残忍な殺人鬼を追うことを決意したのだ。 大藪は聖杯などに興味は無い。 ロゥリィの話によれば、この街は全てが紛い物だ。 それでも街には人が生きているし、現実と何ら変わらない日常が存在している。 故に彼は普段と変わらずに生きる。 首折り男として、誰かの役に立ちたい人間として動くのだ。 殺人とのバランスを取る為に人助けをし、人助けの為に人を殺す。 端から見れば、矛盾とも言えるスタンスだ。 しかし大藪は殺人鬼を野放しにはしておけなかった。 その理由は————そういう性分だから、としか言い様が無い。 こんな性分だからこそ、「誰かの役に立ちたい病」と揶揄されるのかもしれない。 それでも、構わない。 自分は、自分の意思の赴くままに動くだけだ。 くしゃり、と紙が潰れる。 異様なまでの握力が新聞紙を潰したのだ。 その瞳には、微かな殺意が籠められていた。 【クラス】 ランサー 【真名】 ロゥリィ・マーキュリー@GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 【ステータス】 筋力B+ 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 秩序・中庸 【クラス別スキル】 対魔力:A Aランク以下の魔術を完全に無効化する。 事実上、現代の魔術師では傷をつけることは出来ない。 亜神としての強い神秘を持つロゥリィは強力な対魔力を備えている。 【保有スキル】 神性:A ヒトの肉体のまま神の力を得た「亜神」。 神の使いとしての信託を受けた彼女の神性は最高ランクとなっている。 亜神は最終的に正式な神格へと至るが、ロゥリィはそれ以前の亜神としての姿で召喚されている。 不死:A 亜神としての能力。 如何なる傷を負っても決して死なず、僅かな時間で肉体の治癒・再生を行える。 ただし再生時には受けたダメージ量に比例した魔力消費を必要とする。 直感:B 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 【宝具】 「殲華に咲く、戦神の眷姫(エムロイ・アポストル)」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 神の眷属としての特性が逸話として膨張し、宝具へと至ったもの。 強烈な『死』や『血』の臭いを放つ戦場において、全パラメーターと攻撃判定にプラス補正がかかる。 殺戮によって多くの死者が発生している、熾烈な闘争が勃発しているといった状況において発動する。 状況が苛烈であればあるほど補正率がより上昇し、ロゥリィの能力が強化される。 ロゥリィはこの宝具の発動条件である『臭い』を感知することが可能であり、感知した際には性的な快楽にも似た興奮に駆られる。 血の興奮とも呼ばれるこの昂りは戦うことでしか発散できない。 「断罪の殲斧槍(ブラッドエッジ・アクス)」 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:5 神の使徒たるロゥリィが振るう斧槍(ハルバード)。 単純な刃物としての切れ味や重量は凄まじく、敵を叩き斬ることを得意とする。 また数々の罪人を裁いてきた武器であるため、属性に『混沌』『悪』が含まれる者には追加ダメージを与える。 【Weapon】 「断罪の殲斧槍(ブラッドエッジ・アクス)」 【人物背景】 特地における死と断罪を司る神「エムロイ」の使徒。 腐敗した神官や盗賊の断罪を行っており、「死神」の異名で恐れられている。 神に選ばれたことで亜神と化しており、外見は13歳前後だが実年齢は900歳を越える。 のらりくらりとした妖艶な少女だが、自分の仕事や信条には非情なまでに忠実。 飄々とした態度とは裏腹に仲間思いな一面も持つ。 【サーヴァントとしての願い】 特になし。 ちょっとした退屈凌ぎのつもりで召喚に応じた。 【方針】 大藪に付き合う。 闘争も満喫したい。 【マスター】 大藪@Waltz 【マスターとしての願い】 人助けをする。 【weapon】 素手 【能力・技能】 人の首をへし折る程の凄まじい腕力。 それだけが彼の武器である。 【人物背景】 「首折り男」と呼ばれる殺し屋。 標的の首を素手でへし折る殺人方法からその異名が付けられた。 一流の殺し屋だがマネージャー曰く「誰かの役に立ちたい病」らしく、金にならない人助けをすることがある。 【方針】 連続殺人鬼である「刺繍の男」を追う。 候補作投下順 Back 安藤潤也&ライダー Next カナエ=フォン・ロゼヴァルト&ランサー
https://w.atwiki.jp/kjh2/pages/24.html
死神さんの屋台 店長 死神 店長が死神だけあって、死ぬほどおいしい軽食を販売している。 やっぱり10人に1人は死ぬとの噂がある。 メニュー ロシアンたこ焼き(20個中17個がハバネロ入り) ¥800~ 焼き鳥 ¥80~ カキ氷(メロン・イチゴ・ハワイブルー・地獄)お祭りメニュー ¥200~ フランクフルト ¥300~ その他 椅子は30席ほどありますが、駐輪場や駐車場はありません。 また、席を長時間離れられる際は、場所取りはご遠慮ください。 店員が撤去する場合がございます。(お返しできない状態になる場合もございます。) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sngm/pages/15.html
染井 景 ( ソメイ ケイ ) 景彰 (@kageaki5106 ) 「はよ覚悟決めてくれへんか?俺は定時で帰りたいねん」【性別】男 【身長】175cm ( + 5cm ) 【一人称】俺 【二人称】君、あんた等々東組死神の副隊長。面倒見が良い通り越してオカンなタイプ。家事に費やす時間が多く、仕事はなるべくノルマ達成したらそこでやめる。時々家計簿で頭を抱えている姿が目撃されており、胃に穴を開けない為に仕事は程よくサボる。「明日から本気出す」 好きなものは餅(醤油が特に)と明太子 嫌いなものは納豆 本性は地獄で罪を犯した魂を捕らえ罰を与える鬼・獄卒。 罪を犯した魂を開放し自由にさせてしまった罪で角を折られ追放されたところを拾われて今に至る。 死神になりたての頃にほぼ同期の女死神と恋人関係になった事があったが 彼女に腐れ縁の他の死神と夫婦になると言われ初恋は終わりを告げた。その際彼女の血肉を喰らったらしい。 ※随時編集
https://w.atwiki.jp/sngm/pages/32.html
未確定情報から、なんとなく確定してきた事柄を載せたり、形になってきた設定を載せたり(+思いついた設定をちょこっと足したる)。 おかしな所などあったらドンドン編集していってください! 世界について ・もともと西組と東組は一つだった ・死神は本来、魂を導くだけの存在であり、魂を喰らえず、喰らってもそれを力にする能力は無かったが、ある宝珠の存在により、魂を食して力を得られる体質に変えられることが出来るようになってしまった。 宝珠の力は死神の禁忌を脅かすものとして否定的な意見を持った死神に対し、その力に魅了され魂を喰らう死神が現れた。←これが東と西が分かれたルーツ ・宝珠の力が及ぶ範囲が西組の領域で、その宝珠の力は年々強まっている(魂を変化させる事によって宝珠自身も力を得ている?)ため、西組の領域が拡大してきている。 ・現在の東組は、導くはずの魂を喰らう西組を敵視し、東西間で争いが続いている。 ・東組のよく食べている和食(米など)には、死神本来の体質に戻す作用があり、食すことによって魂を喰らっても力を得られなくなる。それは東組の食卓でのみ提供される。 東組について ・魂を導くという、死神本来の姿を未だ保持しているグループ。 ・東組の食している和食によって、「魂を喰らっても力にならない体質」を保っている。 ・そのため東組は結界のようなもので守られている。宝珠の力がその領域に及ばない。 西組について
https://w.atwiki.jp/dmorika/pages/2366.html
《死神の秘術》 死神の秘術 R 闇文明 (9) 呪文 クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 作成者 GiS フレーバーテキスト DMO-20 「覇鏡編 第4弾 世界の鏡片(ワールド・ピース)」 収録セット DMO-20 「覇鏡編 第4弾 世界の鏡片(ワールド・ピース)」 参考 [[]]
https://w.atwiki.jp/dng9th/pages/108.html
『復讐者の手』という秘密結社がある。 魔人は最初に能力を覚醒した際に起こした犯罪では裁かれる事は無い。 しかし、被害者や被害者の遺族達はそれでは納得は出来ない。 始めは、そのような人達に同士が互いの心の傷を癒すそんな集まりだったが、徐々にその性格は攻撃的なものに変わり遂には復讐の為に殺人すらも行う危険な集団へと変貌を遂げていき、現在では魔人犯罪の被害者の復讐の手助けを目的に活動している。 2015年9月某日 夜の帳に紛れて目黒鈎介は剣道部の部活帰りの篠塚真一を緊張しながら今か今かと待ち構えていた。 緊張するのも無理は無い、なぜなら初めての実戦であり、相手は一年間恨み続けた姉を殺した犯人なのだから。 そんな時、『支援者』からもうすぐ篠塚がこの道を通ると連絡が入る。 鈎介は一度大きく息を吸い込んで静かに吐き出して心を落ち着けると、ゆっくりと篠塚の前に姿を現す。 物陰からいきなり現れた、手に大鎌を持ち、全身をすっぽりと覆った黒いローブと真っ白な仮面、まさしく死神としか言いようの無い姿に驚いたのだろう。 「だ、誰だ。てめえは!」 そんな篠塚の上げる声に答えずに、 「我は刃、ただ只管に敵を切り裂くのみ」 何度も練習した言葉を唱え、精神を戦闘モードに切り替えると大鎌を肩に担ぐ。 こちらの意思は伝わったのだろう、向こうも竹刀袋から日本刀を取り出しその場で居合いの構えを取る。 「俺の間合いに一歩でも踏み込んでみろ、その瞬間お前は真っ二つだぜ!」 相手の能力と間合いは既に調査済みで、文字通り血反吐を吐くほど身体に叩き込んでいる。 「セイッ」 自らの身体が間合いに入らない距離から大鎌を相手の右肩目掛けて振り下ろす。 「ハッ、遅いぜ!」 後から動いたはずの相手の刃が大鎌の柄を真っ二つに切り裂く。が、ここまでは想定どおり大鎌を捨ててローブの下に隠していたハルパーを引き抜きながら、躊躇無く相手の懐へと飛び込み、全力で振り切った状態の刀を左のハルパーで捕らえて押さえ込み、右のハルパーを恐怖の表情を浮かべる相手の首に引っ掛け全力で引く。一瞬の膠着の後、あっけないほど簡単に相手の首が飛び傷口から勢いよく血を噴出しながら前のめりに倒れた。 あまりにも簡単な復讐の終わりに拍子抜けしたが、『支援者』に後始末を任せてから姉の墓前に報告を済ませると、それなりの達成感は得られたがそれもすぐに消えうせ、心には空しさしか残らなかった。 その後、罪悪感に悩まされるような事は無かったが、何をやっても遣り甲斐を感じられず、そのままずるずると組織に残り続け、からっぽになった心を埋め様とするかのように『実行者』として復讐対象の殺し続け、今ではその姿と殺し方から死神と呼ばれるようになり、周辺の裏社会で一目おかれる存在になっていく。 GK評:2点 鮮やかな鎌アクション描写がかっけーです。 目黒くんは剣道部との因縁を持っているので、番長陣営剣道部員の一八一八や刹那識との絡みも気になるところ。
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/11134.html
《死神との取引》 速攻魔法 自分のモンスター1体を生贄に捧げる。 自分の墓地からアンデット族モンスターを2体選び手札に加える。 part20-750 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4578.html
プロフィール 設定 - 死神少女は修行中 これまでのお話 死神少女は修行中-01.呪われた少女は鳥居を探す 死神少女は修行中-02.俺の彼女を紹介します-0a 死神少女は修行中-03.俺の彼女を紹介します-0b 死神少女は修行中-04.俺の彼女を紹介します-0c 死神少女は修行中-05.【拡散希望】 死神少女は修行中-06.死神少女はキウイフルーツの幻想に浸る 死神少女は修行中-07.ヘタレ姉妹と過激な母と。 死神少女は修行中-08.少年と少女と居候 死神少女は修行中-番外.バレンタインに胃が痛い黒服は甘い物がお好き? 死神少女は修行中-番外.冬の夜空に警笛が響くとき、ゴスロリ少女は皮算用をする 死神少女は修行中-09.兄と妹、心は未だ遠くに-0a 死神少女は修行中-10.兄と妹、心は未だ遠くに-0b 死神少女は修行中-番外.吸血鬼達が狩りをする夜、ゴスロリ少女は自由落下する 死神少女は修行中-11.命消ゆる光の中、死神少女は死を拒む 死神少女は修行中-12.そして過激な母は復讐者を連れて 死神少女は修行中-13.静かになった家 死神少女は修行中-14.死神少女は夜更けに禁断の電波を受け取る 死神少女は修行中-15.蘇る、罪の記憶 死神少女は修行中-前章.死を携えし少女-a 死神少女は修行中-前章.死を携えし少女-b 死神少女は修行中-前章.死を携えし少女-c 死神少女は修行中-番外.本日、くしゃみ後キス 死神少女は修行中-番外.ファーストキスは都市伝説の味 死神少女は修行中-前章.死を携えし少女-d 死神少女は修行中-前章.死を携えし少女-e 死神少女は修行中-前章.死を携えし少女-f 死神少女は修行中-16.戻れない家 死神少女は修行中-17.7月7日、晴れ 死神少女は修行中-番外.少女ふたり、昔の夢、今の幻想(ゆめ) 死神少女は修行中-18.大人の心配、子供の憂鬱 死神少女は修行中-19.冥王を名乗るもの 死神少女は修行中-20.昼休みの会話 死神少女は修行中-21.引きずり込まれた悪夢 死神少女は修行中-22.「ただいま」 死神少女は修行中-23.「あなた、誰?」 死神少女は修行中-番外.パーティの夜-о-№の場合 死神少女は修行中-番外.パーティの夜-新田家の場合 死神少女は修行中-24.健康優良児の憂鬱 死神少女は修行中-25.惚れ薬の服用方法 死神少女は修行中-26.とある悪魔のクリスマス 死神少女は修行中-27.ある雨上がりの日 死神少女は修行中-28.眼球と少女たち-01 死神少女は修行中-29.ラッキー?ハッピー!バレンタイン 死神少女は修行中-番外.ベッドの下のボディーガード 死神少女は修行中-番外.鏡と錬金術師 ページ最上部へ