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企画内企画について 公式イベントも用意されていますが、 主催者様にメッセ等で提案も可のようです。 公式企画 Soul Dugout(略称:SD) 読みは「ソウルダッグアウト」意味は「魂の防空壕」 最近魂は防空壕に入ったかのように、身を潜めています。 そんな魂も排除・回収しなければなりません。 そこで、この「Soul Dugout」を開催することにいたしました。 (お知らせより) 開催期間→4月3日19:00~6月4日(土)24:00まで 開催予定イベント Soul Dugout・打ち上げ祭【スパルティート】 参加条件 キャラクターシートが投稿されていること。 チームが5人であること 集合絵が投稿され、【ぴく死神】SDチーム絵というタグがついていること。 チーム作成について 5人1組(学年、寮、性別は関係ない)集合絵をチーム1人が投稿すればチーム結成完了。 (カラー・モノクロどちらでも可。メモ程度でもよい。) 集合絵には【ぴく死神】SDチーム絵のタグをつけること。 また、参加するメンバーのキャラシに【ぴく死神】SD参加タグをつけること。 メンバーを募る記事を投稿してもOK。 狩りをした魂の数でチーム戦を行う企画。MVPのチームには賞を送る予定。 集合絵について キャラクター全員を描き、 そこにキャラクターの名前、チーム名をわかりやすく書くこと。 また上記の通りタグをつけ投稿すること。 開催日から投稿可能。(開催日前に投稿しないこと) 賞について 全チームに様々な賞を送る予定。MVPも決めます。 評価対象は「絵の数」「絵の風景」「作戦会議中の様子」などその他諸々で決定。 他企画 キャラに10の質問 自分のキャラになりきって10の質問に答えよう! 企画URL【http //www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium illust_id=17487904】 タグは 【ぴく死神】キャラに10の質問 タイトルについてはそれぞれ自由のようである。
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登録日:2018/01/03 (木曜日) 06 26 48 更新日:2023/04/04 Tue 23 34 05NEW! 所要時間:約 11分で読めます ▽タグ一覧 アホの子 主人公 伊坂幸太郎 千葉 天然 死神 死神の浮力 死神の精度 金城武 雨男 魔王 魔王_JUVENILE_REMIX ①CDショップに以上に入りびたる ②苗字に町や市の名前がつかわれている ③受け答えが微妙にずれている ④素手で人に触れようとしない ⑤いつも雨にたたられている そんな人が近くにいたら死神かもしれません 千葉とは『死神の精度』及び『死神の浮力』の主人公である死神のこと。 実写映画版での俳優は金城武。 死神とは? 死神とは伊坂幸太郎作品に度々登場する組織。監査部や情報部など様々な事務機構に分かれている。千葉はその中でも実際に人間と出会い『可』か『見送り』かを選ぶ調査部に属している。 仕事は人間界に赴き調査対象となる人間と接触し、7日間調査すること。調査結果を報告し、『可』であれば8日目に調査対象は事故などの外的要因で死に、『見送り』であれば死なず寿命まで生きていられる。もっとも千葉に限らず死神は人間の生死に興味はないためよっぽどのことがない限りは『可』を選ぶ。というか可否を決める判定が『例外にするほどの価値があるのか』と非常に曖昧であるため、ぶっちゃけ死神本人の主観で決められている。 ちなみに『8日目に事故などの外的要因で死ぬ』というのは厳密なルールであり、病気や事故など本人に関わることだけで死ぬことはなく、逆に調査期間の7日間は何があっても死なずこの期間に生じた怪我が8日目の死に繋がるということは決してない。さらに言えばこの世界で事故死した者には全て何らかの形で死神に出会っているということになる。 なお彼らの外見は決まっておらず、調査ごとにふさわしい外見を選ぶことになる。ただ形式番号的に名前だけは固定であり、都道府県名などの地名で統一されている。 また彼らは味覚を持っておらず食事の必要はない。さらに痛覚もなく怪我もせず毒物も通用しない。伊坂作品の悪役キラーと言える。 調査の仕方は人それぞれであり、サボってCDショップに入りびたるやつもいれば、『どうせ最後の7日間だから』と調査対象の幸せを演出する奴もいるし、千葉のように真面目に7日間調査する奴もいる。 また全員が無類の音楽好きであり千葉も例外ではない。調査対象に会う時以外はCDショップの試聴機で店員に睨まれながら延々と音楽を聴いている。ただ自由になる時間は必然的に夜になるため、深夜営業をやっている店を探すのは難しいのが悩みらしい。 全員が手袋をしているが、これは死神が人間に素手で触れるとショックで気絶してしまうため。ちなみに寿命も僅かに縮んでしまうらしい。なので下手に素手で触れることは規約違反になっている。違反した者は一定期間の肉体労働と、学習カリキュラムの受講が強制される。 ……死神は会社か何かなのだろうか。ちなみに新人研修も存在するらしい。 人物 一人称は「俺」、稀に「僕」だが地の文では一貫して「私」となっている。 冷静な性格の男で同僚たちからも「落ち着いている」だとか「冷たそう」などと言われることが多い。ただ千葉本人に言わせれば無駄にはしゃぐのが好きではなく、喜怒哀楽を表現するのが得意ではないというだけとのこと。千葉自身、自分の性格が特殊であるということは自覚している。 ただ冷酷というわけでもなく頼まれれば立会人、客寄せ、復讐と大体なんでも手伝ってくれるし、(本人は意図していないというケースも多いが)的確なアドバイスを送ることもある。自覚していないがかなりのお人好し。 仕事に対しては非常にストイックであり、前述の通り調査対象とろくに話もせずに報告をするものが少なくない中ちゃんと調査対象と接触し報告内容を決める。こだわりを持っており、やるべきことはちゃんとやるタイプ。 しかし別に仕事が好きだとか死について興味があるとかそういうわけではなく「仕事だから」と割り切っている面が強く別に情熱があるというわけでもない。 また彼が人間界に行くと必ず雨が降っており、青空を見たことは一度もない。これは死神特有の性質だと彼自身は考えていたが、同僚は普通に青空を見ているため単純に千葉が運のない奴、というだけであるようだ。 死神は皆音楽好きだがその中でも千葉は常軌を逸脱した音楽好きであり、それらが絡むと軽くキャラ崩壊する。千葉がまともに感情を表に出すのは「あるシーン」を除けば大抵音楽が絡んでいる。というか作中で数少ない『見送り』を選んだ回での理由は「将来カリスマミュージシャンになりそうだから」だった。 だがカラオケは嫌い。渋滞はもっと嫌い。 周りの死神と比べ音楽以外では殆ど趣味も持たず、積極的に人と関わることもないため妙に世間知らずなところがある。言ってしまえばかなりのマイペース野郎。雪男と雨男を間違えたり、ヤクザの兄貴分を実の兄貴だと思ったり、片思いの意味を知らなかったりなど。安藤は空気を読めない言動も含めて「帰国子女なのだろうか」と訝しんでいた。彼に限らず千葉と話した者の殆どはマイペースな言動に困惑する。 『死神の浮力』では悪化したのか天然とかアホの子と言えるものとなっていた。 ……それでいいのか? 記憶力はいいらしく一度聞いた知識は忘れることはない。作中でも参勤交代の実態や再勧誘禁止法など妙な知識を披露していた。知識が変に偏っているタイプなのだろう。少なくも2000年前から生きているらしく歴史系の知識は案外豊富。 だがバカというわけではなくむしろ頭の回転はかなり速い。住所が電話番号だけで割れたトリックや、誘拐事件の裏側など様々な事象の真実にいち早く気が付いている。メタ的なことを言うと、一応本作はミステリーであるので探偵役の千葉に速攻で謎を解かれるわけにはいかないので何らかの弱点を付加する必要があったのだろう。 活躍 『死神の浮力』以外は全て短編 【死神の精度】 藤木一恵という女性が調査対象と。彼女と親密になるため態と服を汚し、お詫びとして高級ロシア料理専門店に連れ込むという初っ端からズレた行動をする。そしてそこで何故か彼女にだけ絡んでくる電話クレーマーの話を聞くことになる。 【死神と藤田】 藤田という中年のヤクザが調査対象。藤田は栗木という別のヤクザに兄貴分を殺されており、かたき討ちをしようとしている。そしてその抗争の最中に調査にやってきた千葉がそのゴタゴタに巻き込まれてしまう。 【吹雪に死神】 田中総江という中年女性が調査対象。夫の幹夫と共に旅行で洋館に向かった彼女を追う千葉。だが洋館は雪に閉ざされ、さらに幹夫が死体として発見される。クローズドサークルのパロディ。というかそこに千葉が入り込んでハチャメチャをやる話。・・・冷静になってみると一番ギャグな気がするのは気のせいだろうか? 【恋愛に死神】 荻原という恋する男が調査対象。荻原の片思いの女性・古川は違法勧誘に悩まされており、千葉たちはその解決のため動くことになる。初めて調査対象の死までが描写された。ラストシーンはちょっぴり切ない。 【旅路を死神】 森岡耕介という逃亡中の殺人犯が調査対象。千葉は森岡に脅され車を乗っ取られている・・・という名目で彼と接触し、調査中。その旅路の中で森岡の内面を知り、さらに森岡自身の気が付けなかった真実に気が付く。 【死神対老女】 最終話。美容院を経営する老女が調査対象。「一生の願い」と言われてしまい、千葉は街中で美容院の客探しをすることになる。音楽以外で千葉が大きく動揺することになる唯一のエピソード。 【死神の浮力】 9年ぶりに発表された新作。前述の通り本作は長編作品になっている。時系列的には少なくとも「死神対老女」よりは前だと思われる。 山野辺遼という人気作家が調査対象。 山野辺は本城という男に娘を殺されており、妻と共に彼に復讐する計画を立てている。 千葉は調査のために夫妻の復讐に付き合うことになる。 なおこの作品では前述の通り何故か千葉が天然になっている。 以下、その一例 ママチャリを無駄にいい姿勢で漕ぎながら登場する。 山野辺に何者であるのかを聞かれ「幼稚園時代の友人」と答える。 家に入ったらとりあえず音楽関連のものが無いかを確かめる。 「耳のオリンピックに出られますよ」と褒められ「出ようと思ったことがある」と返す。 チンピラからスタンガンを食らうが死神であるため無傷。しかしそれでは不審がられると思い数泊遅れてから「ぎゃあ」と叫んで倒れる。さらにもう少し生々しさが必要と考え「助けてくれえ」と付け足す。・・・逆に不審がられた。 拷問を受けるが苦しんでいないことに不気味がられ「瀉血だ」と言い訳する。 同僚から「水には浮力が働いている」と聞き「地味に真面目に仕事をするものには好感が持てる」と勝手に感心する。 本城に睡眠薬を飲まされるが当然効かない。本城にいつ眠るか、と観察される中無視して音楽を聴き続ける。 山野辺に「ただでは起きない」と言われ「いくらで起きたんだ?」と返す。流石に慣れたのか、「そう言うと思ってた」と返された。 最早アホの子と化している千葉だが、前作と同じく推理力は高い。そして何があってもぶれないマイペースさから読者からは「謎の安定感がある」と言われている。 最終的には自転車で車と並走するなど最早死神であることを隠す気もないような行動をしながらも山野辺夫妻を手助けし、彼らの物語を最後まで見届けた。 関連人物 ◆藤木一恵 大手電機メーカーの苦情処理部署に務めている女性。元々気弱なうえに、クレーマーに悩まされているため結構メンタルをやられている。千葉には『声が小さい』と評された。 実はミュージシャンの才能があり、クレーマーの正体は彼女を調べていたプロデューサー。そして作中で数少ない『見送り』を受けたキャラ。 ◆藤田 中年のヤクザオヤジ。別の組の栗木に兄貴分を殺されており、かたき討ちを狙っている。所謂任侠を重んじるタイプのヤクザ。死ぬことよりも負けることが怖いらしい。阿久津という子分に懐かれている。 ◆田中総江 夫と共に洋館に泊まりに来た中年の宿泊客。実は息子を自殺に追い込んだ性悪女・真由子への復讐を画策していた。・・・しかし千葉がそこに紛れ込んできてしまったために、計画は予想外の方に向かってしまう。 ◆荻原 ブティック店に勤める男性。素はイケメン顔であるのだが、外面だけで見られることを嫌って敢えて丸坊主に分厚い眼鏡をかけている。店のバーゲンでやってきた古川に好意を寄せているが、うまくいかない。 ◆古川朝美 映画配給会社に勤める女性。荻原の近くのマンションに住んでおり、バス停でよく会う仲となっている。ストーカーに悩まされており、その正体が荻原ではないかと考えていた。 ◆森岡耕介 イマドキのキレやすい若者。過去に誘拐された経験があり、その時に助けてくれた誘拐犯の一味である深津という人物に感謝している。しかし母親と深津が繋がっていると知り逆上し母親を刺し、さらにカッとなって渋谷で若者を刺し殺した。そのため警察から逃げつつ深津に会うため逃亡中。 ◆青年 森岡と逃走中に千葉が偶然であった男。スプレー缶で壁に「GOD」と落書きをしていた。妙に従容な落ち着いた雰囲気であり、千葉には「死神だ」と名乗っても動揺されないと考えられていた。実際千葉の連れが殺人犯と知っても落ち着きをはらった様子だった。千葉と意気投合できる数少ない人物であり、二人で盛り上がっていた。 正体はおそらく……というか確実に『重力ピエロ』の春。春にとっても印象深い出来事だったのか、『重力ピエロ』で回想するシーンがある。 ◆老女 一行目から千葉に「人間じゃないでしょ」と言い出す勘のいい老女。流石の千葉も怪しまれることはあったが人間ではないと勘づかれたのは初めてだったらしい。 拷問受けてもノーダメージだったり自転車で車と並走したりしておいてよく今まで気が付かれなかったな、とか言ってはいけない。 実は『恋愛で死神』に登場する古川朝美ご本人。そして音楽以外で千葉を驚愕させた唯一の人間である。 ◆安藤 「魔王」の主人公。相手に自分の考えたことを話させる「腹話術」という超能力を持っている。この作品では千葉がゲストという形で出演している。 台詞から察するに安藤が調査対象であったらしい。安藤が結構な死亡フラグを立ててからの登場であったため、ちょっと肝が冷えた読者もいるだろう。最寄り駅が近いという理由でよく電車の中で話していた。本人が「調査期間が少ない」と愚痴っている通り、登場シーンは割と少ない。 最終的に犬養を止めようとするが能力の副作用により死亡。脳溢血と診断された。 しかし…… だが千葉が調査に来ていた、ということを加味するとこの死はかなり謎の多いものとなる。前述の通り死神に『可』とされた者は外的要因で死ぬ。対して安藤の死は(超能力ということを置いておいても)病死という診断である。つまり死神のルールと矛盾していることになる。要するにアレは誰かが殺した、という可能性が高い。・・・まあ十中八九マスターが殺したのだろうが。 ちなみにコミカライズ版でも千葉らしき男は登場している。まつ毛の長いメッシュをかけたスーツの男性という容貌。 大型バイクを乗り回したりとアグレッシブで僅かだが安藤と言葉を交わす。 ただし、音楽を聴いているシーンが無い他、晴れている日に登場したこともあるため、 『ラッシュライフ』に登場する黒澤ではないかという考察もある。 (彼もゲストキャラとして他作品によく登場している) ◆山野辺遼 売れっ子小説家兼テレビのコメンテーター。35歳。小説は3年前から書いていない。売れっ子だった時は調子に乗ってマスコミを非難するような発言までしていた。そのためそちらの業界からは結構嫌われていた。文学者・渡辺和夫の言葉を敬愛している。 一年前に本城という男に娘の菜摘を屈辱的な殺し方をされており、妻と共に復讐を計画している。序盤は少々精神をやられていることもありうだつ上がらないが終盤は伊坂作品屈指の漢となる。 ◆本城祟 『死神の浮力』の悪役。サイコパスであり「人の尊厳を傷つけることによって、その人に自身の名を刻みつける」という外道じみた行動原理を持っている。頭脳明晰でもあり、目的の為なら手段を選ばない。逆に他人に覚えられないことを嫌い「お前」など名前以外の呼び方をされると露骨に不機嫌になる。 山野辺をターゲットとしており、 山野辺の娘を騙して毒殺する その映像を山野辺自身に送る(しかも一回見たら消えるプログラミング付き) 敢えて捕まり、その後証人を脅し逆転無罪を勝ち取る。 山野辺の元編集者を人質にし、爆殺を狙う。 さらに山野辺の名を騙りダムに毒を流すテロを行おうとする。 という無駄に計算高くえげつない犯罪のオンパレードを上述の行動原理の為だけに行った。山野辺を絶望のどん底に追い込もうとするも、よりによって千葉がいたのが運の尽き。伊坂作品の悪役の中でも屈指の悲惨的かつ屈辱的な末路を辿った。 以下、その末路についての詳細 死神情報部は苛立っていた。死神全体の杜撰な仕事っぷりのため明らかに必要以上の人間を『可』にしていたのである。 その不祥事をもみ消すため、調査部の連中に「見送りにしないか?」と声をかけていた(ちなみに真面目な千葉は断っていた) そして本城を調査していた香川が面白半分で『見送り』にしてしまう。 そのせいで本城が最悪の末路を送るとも知らずに。 物語終盤、本城は前述の通り山野辺の名を騙って毒物テロを起こすべく、車でダムに向かっていた。 しかし千葉が自転車で頑張った結果山野辺が車に乗り込んでしまう。 一進一退の攻防になるが、最終的に本城は山野辺の挑発に乗ってしまい、誤って車ごとダムに転落する。 そのままダムに沈んでしまい、さらに砕けたガラスが身体に深く突き刺さりあっけなく死亡……するはずだった。 情報部の『見送り』のやり方が杜撰であったため、見送られた本城は寿命が尽きるまで何があっても死ななくなってしまったのだ。 本城の寿命はあと約20年。それまでダムの底でガラスの突き刺さったまま生きていくことになる。 ちなみに情報部は不祥事のもみ消しにだけは力を入れているため、彼が途中で発見されることはまずありえないらしい。 何より犯行がバレて裁判を受けることにでもなれば「稀代のサイコパス」として世間に名を残せていたかもしれないが、 ダムの底にいるため誰にも気が付かれることなくひっそりとその生を終えることになる。 間違いなく本人にとっては最低の末路である。 最後に、忘れられがちだが千葉の本質は謎を解き明かす探偵でも悪に天誅を下すヒーローでもなく、ただの死神に過ぎない。 彼と関わってプラスになった人間は多いが、千葉からすれば仕事をしただけのこと。 だから(面倒見が良すぎるのは否めないが)千葉が人間に手を差し伸べるのは調査を円滑に行うためであるし、 謎解きをするのは基本的に千葉の気まぐれでしかない。 何より関わった人間を躊躇なく『可』にしているのは他でもない千葉である。 彼は正義の存在というわけでもなんでもなく、仕事をしているだけの死神だということを忘れてはならない。 人の死には意味がなくて、価値もない。 つまり逆に考えれば、誰の死も等価値ということになる。 だから私は、どの人間がいつ死のうが、興味がないのだ。 にもかかわらず私は今日も、人の死を見定めるためにわざわざ出向いている。 なぜか? 仕事だからだ。 床屋の主人の言う通り。 追記修正は、見送られた人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 魔王JRではわかる人にはわかる死亡フラグとして、わからない人にはマジで意味深に登場するけど意味のわからないままな人物として。ちょくちょく現れるの好き -- 名無しさん (2019-01-03 23 50 09) 感想だと可愛いとかよく見るけど自分はなんだかんだで「可」にしちゃうドライさというか仕事だからの無関心が怖いキャラだった、逆に言えば不可避な死にユーモアを持たせて擬人化してるとも言えるが -- 名無しさん (2019-01-04 00 19 19) 最初の調査対象が「見送り」だったから、なんだかんだで他の人達も「見送り」になるパターンかと思ったらそんなことは無かった -- 名無しさん (2019-11-01 01 53 27) 違反のペナルティのとこ、学習カキュラムになってるよ -- 名無しさん (2019-11-22 11 46 29) 残り全部バケーションで政治家が刺殺された時、雨で現場から犯人以外にも不審な人物が目撃されてたけど、まさか -- 名無しさん (2020-01-27 01 32 23) 雨の日にしか場に出ないデュエマのクリーチャーになるのはさすがに予想出来んわww -- 名無しさん (2020-02-02 14 22 52) 最近はCDショップが減ってきてるから、千葉みたいな死神達はストレスが溜まってそう。 -- 名無しさん (2023-04-04 23 34 05) 名前 コメント
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しにがみのぺるそな 公式 主人公が所持・使用する「死神」アルカナのペルソナ。 神話における死神、もしくは死霊が名を連ねる。 ムド系魔法を扱い、どのペルソナも闇属性に耐性を持つ一方、光属性に耐性が無いという一貫かつ徹底した性質を持つ。 ペルソナ一覧 グール ペイルライダー ロア サマエル モト アリス タナトス~「死神」コミュがMAXになることで解禁されるペルソナ。 ※『死を司る神』
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【検索用 しにかみのきたー 登録タグ 2014年 IA JASRAC管理曲 VOCALOID し ぽてんしゃる0 曲 曲さ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ぽてんしゃる0 作曲:ぽてんしゃる0 編曲:ぽてんしゃる0 唄:IA ROCKS 曲紹介 曲名:『死神のギター』(しにがみのぎたー) ぽてんしゃる0氏 の13作目。 細かい事は抜きでベロンベロン頭揺らしていただければ幸いです。明日なんか見えません。溜め込んだヘイトは脳内で死神のギターを掻き鳴らして忘れましょ。そんな気分。(作者コメ転載) PSvita用ソフト、『IA/VT-COLORFUL-』の特典CD収録曲。 歌詞 虚構 無限 彷徨う、涙が乾けば。 息すら忘れて、死神のギターを掻き鳴らせ。 ちょっと待って懺悔なんて やってらんね。ザッて去って ジャンピンベイベ! だって明後日なんて待ってたって やっぱ無ぇ!って言って ワン・ツー・ロッキン! レイドバックだって? 知ったこっちゃねって言ってやんぜ 泣いてろベイベ! ブッ叩いた ピックアップ 「鬼さんこちら」 リフで昇天。 HIGH-GAIN! リフで昇天。 HIGH-GAIN! 絆す(ほだす)音は一閃、夜明け前。 エッジ唸って、メランコリーチック☆ 揺れる藍錆色(あいさびいろ)をした猫柳。 ドーナツ噛んで 掻き鳴らす鉄線。 浮き世の月を見上げた髑髏(しゃれこうべ)。 我が魂が叫ぶ、戯れ言 のたまえば、 嗚呼、愉しや。 虚構 無限 彷徨う。道すら示さず。 終わりの無い わだかまり、行き場求め。 心に刹那の救いを求めど、 それすらもういいさ。 死神のギターを掻き鳴らせ。 しゃららん。 夜の中でしゃららん。 ちょっと待って懺悔なんて やってらんね。ザッて去って ジャンピンベイベ! だって明後日なんて待ってたって やっぱ無ぇ!って言って ワン・ツー・ロッキン! レイドバックだって? 知ったこっちゃねって言ってやんぜ 泣いてろベイベ! ブッ叩いた ピックアップ 「鬼さんこちら」 リフで昇天。 HIGH-GAIN! リフで昇天。 HIGH-GAIN! 浮き世の沙汰(さた)に呆れた髑髏(しゃれこうべ)。 我が魂は軋む、痴(し)れ言 のたまえば、 嗚呼、嬉しや。 誰かが投げた上辺の、 優しい言葉は要らないし。 今宵もギターぶら下げ、 歪(ひず)んだ揺り篭揺らす。 今日も 虚構 無限 彷徨う。明日など見えない。 やり場の無い憤り、音に変えて。 心に刹那の救いを求めど、 それすらもういいさ。 死神のギターを掻き鳴らせ。 しゃららん。 夜の中でしゃららん。 ちょっと待って懺悔なんて やってらんね。ザッて去って ジャンピンベイベ! だって明後日なんて待ってたって やっぱ無ぇ!って言って ワン・ツー・ロッキン! レイドバックだって? 知ったこっちゃねって言ってやんぜ 泣いてろベイベ! センス無ぇって言ってたって やってやんぜ。半端 ROCK。 アン・ドゥ・ロッキン! ガッとやって、グッとなって カッとなって、カット切って アップダウン アップダウン・・・ チャット打って、 そう ロンリーベイベ。 レイドバックだって? 知ったこっちゃねって言ってやんぜ 泣いてろベイベ! ブッ叩いた ピックアップ 「鬼さんこちら」 リフで昇天。 HIGH-GAIN! リフで昇天。 HIGH-GAIN! 唸れチョーキング。 鉄線! リフで昇天。 HIGH-GAIN! リフで昇天。 HIGH-GAIN! 唸れチョーキング。 HIGH-GAIN! 唸れチョーキング。 鉄線! コメント おおお!!!!!! -- 名無しさん (2014-06-25 20 38 46) かっこいい!!!!!! -- 名無しさん (2014-06-26 21 42 59) 最高にクールでかっこいいです! -- アオねこ (2014-06-27 00 29 40) かっこいいね!!! -- 名無しさん (2014-06-27 16 52 21) めちゃくちゃかっこいい -- あんどぅ (2014-06-28 12 27 27) めっちゃかっこいい!!! -- ピピ (2014-06-29 15 35 03) すんばらしい! -- 渚 (2014-07-01 07 03 47) かっこいい!! -- 名無しさん (2014-07-01 18 25 19) かっけぇ! -- 名無しさん (2014-07-01 18 26 53) かっこいいです!!気分が乗りますね♪ -- 玖冥 (2014-07-01 19 00 11) これ大好き!アイスクリームとこれはマジで神曲 -- 名無しさん (2014-07-01 22 24 46) かっこいい!(≧∇≦)ノリが自分の好みだあ! -- 名無しさん (2014-07-08 22 51 47) かっこいいし大好き!! -- camo (2014-07-09 21 52 18) ぽてんしゃるさんの曲は全部大好きです!いやもうホントカッコいいとしか言いようがないです(*´ω`) -- 名無しさん (2014-07-09 23 01 11) 1発で落とされた~~! -- りんりん (2014-07-14 19 55 54) 一発中毒 -- 名無しさん (2014-07-19 22 56 08) レトロかつ格好いい。まさに「リフで昇天」(///ω///)♪ -- 名無しさん (2014-07-22 00 15 35) これ13作目じゃなかったっけ?教えてエロい人 -- 名無しさん (2014-07-22 18 18 14) かっこいいけど、此処のコメント少ないね。あまり知られて無いのかな? -- ルリカ (2014-08-16 00 14 09) かっこいい!(o^-^)o -- 名無しさん (2014-09-18 18 44 23) 新曲キタ━(゚∀゚)━!素朴な味のある曲ですね。 -- 小学生キレぬこ@野崎エミボカロ曲歌い手の見習い卵ヲタ廃 (2015-02-23 16 50 54) かこいい! -- こっつ (2015-02-23 19 20 49) すごくかっこいい!!カラオケ配信強く希望 -- 俺 (2015-03-29 17 18 45) ラップのところかっけえええ -- 名無しさん (2015-04-11 19 41 48) かっこいい‼︎大好き‼︎ -- 名無しさん (2015-09-06 10 13 46) 下のほうの出っ張ってるところに「なしおなる」って書いてある。 -- liela (2015-11-05 19 27 56) 名前 コメント
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あらすじ 優秀すぎる兄の影響で夢見ることを辞めてしまった有翼種(フェザーズ)の青年フェイトは、恩師の紹介で死神として『鎌印運送株式会社』という会社に入社する。 白い翼を黒く染め上げ配属された先は、社内でも窓際部署と噂されるアジア圏日本支部。そこに在籍していたのは、極寒の冷気を放つ上司やその他大勢の個性豊かな先輩達。 夢を忘れた新人フェイト、果たして彼は社会の荒波に揉まれながらも再び自らの夢を取り戻すことはできるのか──。 登場人物 【主要人物】 フェイト 少し疲れた目をしたフェザーズの青年、恩師に勧められるがまま入社したら何故か窓際部署に配属された。 若者らしからぬくたびれた雰囲気をまとっており、無気力な態度と「どうせ……」という口癖がデフォ。一方で押しに弱い系のお人好しな性格なため、頼まれごとをされるとなかなか断ることができない。 職務態度は真面目だが、朝が苦手なせいか入社当初は遅刻が多かった。目覚まし時計のアラーム音が何よりも嫌いで、雑な止め方で犠牲になった時計は数知れず。また、時折眠気の化身(爽やかなナイスガイ)が現れるとのこと。 + 詳細情報 三兄弟の次男で、完璧な兄と我が道を行く弟に挟まれる。 夢見ることを辞めた原因が兄であることは言うまでもなく、周りからは「実力があるのに勿体無い」とよく残念がられていた。 学生時代は『飛翔部(陸上部のようなもの)』に所属しており、その実力の高さから【白銀の弾丸】と呼ばれていた。そのため、最初は恩師から選手になることを薦められていたらしい。 チョールヌィー 極寒の冷気を放つ冷徹非常なフェザーズの男、フェイトの上司であり日本支部の責任者でもある。 『歩く永久凍土』の異名を持つほど厳しい性格をしており、泣かせてきた部下と上司は星の数ほど。そのため本部の上層部から恨みを買っており、それが原因で窓際部署に左遷されてしまった。 実際は仕事に対して真面目すぎるだけで、相手を労うだけの情も気遣いも持ち合わせている。アーラ曰く、「ヒトに優しくすることに慣れてないだけ」とのこと。またシャルトリューのことを尊敬しており、彼に対してだけは少し甘い。 + 詳細情報 実は大家族の長男で、医者と弁護士の父母と四人の弟達がいる。 チョールヌィーが生まれて程なくして母親が主婦業に専念するも、しばらく経たないうちに弁護士として復職せざるを得なくなり共働きの大家族状態になった。 下はガキ大将の次男と悪戯好きの双子の三男四男、兄達に振り回される苦労人の五男で構成されており、色々と手を焼いているうちに今のような冷徹な性格に仕上がったとのこと。 もっともそんな彼の家庭事情を知っているのは日本支部の社員くらいなので、他所の部署からは「生活感がない」「食事は外食のみ」と噂され、ウィダーゼリーが主食とも言われている。 アーラ 太陽のように明るい性格のフェザーズの女性、フェイトの先輩兼世話役でチョールヌィーとは同期。 誰に対してもフレンドリーで、チョールヌィーとも対等に話せる貴重な存在。フェザーズには珍しい褐色の肌とナイスバディな体型はもちろん、何より左右色違いの翼が一際目を引く。 一児の母であり、コントラバスの付喪神の旦那がいる。フェイトのことは息子や弟のように可愛がっており、よく気遣ったりと私生活の方でも面倒を見ている。 + 詳細情報 実は双子の姉で、お互い片翼の状態で生まれてきた。 妹とはいつも一緒にいるほど仲が良かったが、不慮の事故で妹が死去し移植手術により彼女の翼を受け継いだ。 本来であれば入社時点で両翼とも黒く染め上げなければならない規則なのだが、妹の形見である片翼を染めたくなかった彼女は入社時点で本部に直訴しそのままにしておくことを許可してもらったとのこと。 ルーエ 物静かで柔らかな空気感を持つフェザーズの青年、フェイトのすぐ上の先輩で以前は別の部署にいたとのこと。 マッチョなボディにグラサン&スキンヘッドという近寄りがたい見た目をしているが実際は部署内で一番の常識人で、先輩達に振り回されるフェイトをよく慰めてあげたりしている。 口数は少なめだが寡黙というほどではなく、その声は意外にも高めでそれでいて滑らか。夢を司る神を崇敬しており、その関係で受付係のラトリとは仲がいい。 + 詳細情報 『癒し手』と呼ばれる業種の名家の出身で、次期当主の姉がいる。 本来は金髪碧眼の中性的な容姿だが、それがコンプレックスだったため打ち消すように体を鍛え髪を剃り落としたりした。その結果見た目重視の癒し手業界では敬遠され、迷い込むように鎌印運送に入社するも厳つい容姿が原因で部署内で孤立してしまう。 チョールヌィーに拾われてからは持ち前の真面目さを発揮し、日本支部にとってなくてはならない存在になっている。また、プライベートでは『武士マッチョさん』の名で下界のスポーツジムに通っているとのこと。 シャルトリュー 胡散臭さと遊び心が同居したフェザーズとケットシーのハーフの男性、日本支部では最古参でチョールヌィーは元部下。 自称「ねこオジサン」で猫耳と尻尾が出ていることが多く、都合が悪くなるとすぐ猫のフリをする。勤務態度も適当でよく仕事をサボっているが、不思議とチョールヌィーは彼がどれだけサボっても小言程度にしか注意しない。 プライベートでも頻繁に下界へ行っているらしく、『二枚舌』という楽団に“アンクー・ラ=モール(死神・死神の意味)”の偽名で所属している。 + 詳細情報 実はかなり仕事ができるらしく、『眠れるケットシー』とはズバリ彼のこと。半年分の仕事を三日で終わらせたという伝説を持ち、年に一度の繁忙期の時は仕方なさそうにこっそりやる気を出す。 元々は献身的な社員だったが上層部の一人が彼の母親(ケットシー)のことを嘲笑したのをきっかけに態度が一転、上層部に対し背の毛を逆立てた猫の如く反抗するようになった。日本支部をゼロから作ったのも彼で、その理由が「無理難題を言いつけた上層部への腹いせ」とのこと。当然上層部は彼のことを辞めさせたいと思っているが、ライバル会社に引き抜かれることを恐れ辞めさせられずにいる。 フェイトの恩師とは大学の元先輩後輩で、フェイトを日本支部に引き抜いたのはかつての後輩に「彼に夢を取り戻させてやってくれ」と頼まれたため。また、これまでにも左遷に落ち込むチョールヌィーに責任者の役目を任せ、途方に暮れるルーエに救いの手を差し述べた。なお、日本支部の居心地がいいので当分は辞めないとのこと。 【仕事関係】 ヤール フェイトの同期で、高校の時の同級生のフェザーズ。お調子者でいわゆる陽キャ、よく上司に怒られてるとのこと。 日本支部のことは「なんかヤベーヒト達がいる部署」という認識で、チョールヌィーやシャルトリューへの認識が甘いフェイトに対して内心呆れている。 モヘヤ フェイトの同期で、この会社では珍しいウォーカー(無翼種)。バカ真面目で苦労人タイプ、同じ部署のヤールには手を焼いている。 日本支部への風当たりの強さを目の当たりにしているため、フェイトのことは同期のよしみということで何かと気にかけている。 ラトリ 受付係のフェザーズの女性で、窓口対応や接客業務がメイン。日本支部への偏見はなく、フェイトのことも新人君として温かく見守っている。 妹がとある神の使徒を務めていることからルーエからよく声をかけられるのだが、彼が語る神様像と妹からの愚痴とのギャップにいつも首を傾げている。 甘夏 日本地獄所属の『回収屋』の死神。三白眼の気の良い青年で、名前にちなんだ柑橘系の着こなしが特徴。 夏に行われた合同研修の時に偶然出会い、そこからプライベートでちょこちょこ交流している。メインウェポンは鎖鎌で、「駄々をこねるヤツを無理矢理連れて行くのが楽しい」と少しSっ気な部分もちらつかせている。 薩摩 古くからこの世界にいる『選別屋』の死神。姿は会うたびに変わるが、季節外れのフォーマルな服装と飄々とした口調が特徴。 夏に行われた合同研修の時に偶然出会い、業務中でもたびたび会うようになる。多くの生き死を見届けたことと職務柄から人の死に対して非常にサバサバしており、その的確で救いようのない物言いで一度だけフェイトを激怒させたことも。 【下界の人々】 春日 舞(かすが まい) 黄泉の世界に迷い込んだ人間の女性、ほわほわとした雰囲気と少女のようなあどけない笑顔が印象的。 入社間もないフェイトが出勤途中のバスの中で出会い、周りに頼まれる形で会社へと案内した。のちに臨死体験中であることが判明し、チョールヌィーとアーラの説得により下界へと帰される。 + 重大なネタバレ 実は既婚者で、『大凪 遊』の母親。ちなみに春日は彼女の旧姓で、娘に対して母親らしいことを何一つしてやれない自身から目を背けたくてわざと名乗ったとのこと。 元々病弱な体質で、これまでも生死を彷徨ったことは何度もあったらしい。そして物語の最後で寿命を迎え、ひと回り成長したフェイトに導かれ黄泉路を下った。 国岡 優輝(くにおか ゆき) どこにでもいる中学生の男の子だったが、酔っ払いが起こした交通事故に巻き込まれて亡くなってしまう。ちょうど彼の死に居合わせたフェイトは、消えゆく命を前に鎮魂の祈りを捧げた。 + 重大なネタバレ 選別屋・薩摩の担当で、慣れによるミスが目立つようになってきたフェイトを見かねチョールヌィが彼の職場に立ち会うよう指示した。 たった数日間の観察で死亡判定を下す薩摩に戸惑いを隠せないフェイトだったが、彼の淡々とした言葉に普段自分が関わっている【死】の生々しさを突きつけられてしまう。結果フェイトはしばらくの間スランプに陥り、仕事を辞めることを考えるまでに思い悩まされた。 + 更なるネタバレ 死後あの世へとやって来た国岡少年だったが、あまりにも未練が強いことから本来であれば地縛霊になっていたことが判明。しかしフェイトが捧げた鎮魂の祈りにより中途半端に浄化され、新たに転ずることも地に縛することもできず宙ぶらりんな状態に。 話し合いの結果、フェイト担当の元『人工知能に転生させ仮成仏を行う』という前代未聞の措置がとられることに。国岡優輝としての記憶は残っているが、まだ目覚めず“彼”の中に静かに眠り続けている。 りく君 いつの間にか日本支部に迷い込んだ人間の男の子、出会った当初は臨死体験中かも分からない状態だったため日本支部で一時期保護していた。 素直で純粋な性格だが幼いせいか記憶がはっきりしておらず、なぜ自分が黄泉の世界に来たのかも理解していなかった。母親に会いたがる様子を見せる他、『ペス』という友達の話をよくした。 + 重大なネタバレ 実は、母親の虐待により命を落とした男の子の霊。ペスというのは近所の公園で仲良くなった雑種犬のことで、家を抜け出してたびたび会いに行っていた。 違法な手段で黄泉の世界に侵入したペスの手引きにより“現世返り”という大罪を犯しそうになるが、フェイトの説得により死者の国へと渡ることを決めた。 ペス りく君の話によく出てくる彼の友人、「茶色くてもこもこしてる」という特徴から動物が何かではないかと言われていた。 + 重大なネタバレ 血統種じゃないから、という理由で捨てられた雑種犬の子犬。唯一優しくしてくれたりく君に懐くも、ほどなくして空腹により命を落としてしまう。 のちにりく君が亡くなったことを知ると、彼に会うためにフェイトを騙し黄泉の世界に侵入する。(黄泉の世界に逝くには、動物であれ決められた手続きが必要)その後、りく君が母親に会いたがっていることを知り、その願いを叶えてやるために彼を現世へ戻そうと大事件を起こす。 + 更なるネタバレ それから一悶着あったものの、フェイトの説得を受け入れ泣く泣く黄泉路を渡るりく君を見送るペス。当然、大罪人として重い処罰を覚悟していた彼だったが、主人を思う行動だったということで無罪放免に。その後はアーラの提案で守護霊になることを決意し、修行のため『北山神社』へと向かった。 そして数年後、守護霊達の間で『琥珀色の神獣が、愛慕っていた主人と再会した』という噂がまことしやかに囁かれたとか。 美濃 夏の合同研修最後の夜に開催された夏祭りに参加していた、高校生と思しき少年。来年卒業を控えているらしく、将来は父親と同じ警察になりたいと話していた。 武藤 夏の合同研修最後の夜に開催された夏祭りに参加していた、高校生と思しき少年。来年卒業を控えているらしく、進路は自衛官一択だと熱く語っていた。 用語 霊界 身体を持たない存在が住む世界で、見た目は現世とほぼ変わりはない。特にフェイトがいる地区はこの世とあの世をの汽水域のような場所であるため、時折臨時体験者など生きた人間が迷い込むことも。 同じ世界層に三途の川などがあるが、入るためのルートが分けられているため普通は交わることはないという。 鎌印株式会社 死神 + 種類一覧 迎え屋 回収屋 選別屋 黄泉の住人 + 種類一覧 フェザーズ(有翼種) レザーズ(有羽種) ウォーカー(無翼種)
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死神少女リビー(シニガミショウジョ~) p e 属性 火 コスト 29 ランク A 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 ? ? ? 50 1,290 2,011 ? 最大必要exp 19,564 No. 1319 シリーズ リビー Aスキル 闇のレクレイム 敵単体を3回連続攻撃(?%) Sスキル フレイムブレス 敵全体へ火属性の中ダメージ(60%/7turn) 売却価格 9,600 進化費用 252,000 進化元 死神見習いリビー(A) 進化先 魂と舞う死神リビー(A+) 進化素材 ド2(A+) フ2(B+) タ2(B+) キ2(B+) ロ2(B) フ1(C+) キ1(C+) - 入手方法 進化 備考
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トイフラン Toifran 猫見屋 性別:男 身長:163cm 一人称:自分 二人称:~さん 「楽しく可笑しく参りましょう!」 西組に所属するも、東側に肩入れする死神。もとは東側だったらしい。ロートゼイゲル率いるペダルヴィレオの一人。 火の玉を操り、曲芸師まがいの事をする。口の中から死神の鎌やナイフなど出すことが出来る。 血のつながらない兄が居るが、現在は別の場所で死神として仕事をしているらしい。 道化師のような格好をしており、ロートゼイゲルと倉本緋桜、魂を狩る対象の人のと兄の前でのみ口を聞く。それ以外はパントマイムで対応。音もなく表れ、いつも笑みを浮かべている。 他人を楽しませることや悪戯が好き。東西に顔が広い。 本来の死神の仕事である東組の真似ごとを、西組のくせにやっている。何故東組に所属せずに西組にいるかは謎である。ロートゼイゲルとの契約と何か関係があるようであるが…?
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第玖話「最後の願い」 閻魔邸に鋼を打ち合う音が響き渡る。おれと竜頭の戦いはまだ続いていた。 竜頭は大鎌から風の刃を飛ばして攻撃してくる。閻魔邸の壁や天井に当たった斬撃はそれを砕き、そこから粉塵が舞い視界は悪い。おれはどこから飛んでくるかもわからない斬撃を、この小さな鎌で受け止めるだけで精一杯だった。まさに防戦一方である。 「甘い。甘すぎる。所詮は新入り、その程度だ。無駄な抵抗はよせ。俺がすぐに楽にしてやろう」 一方で竜頭は全く疲れの色を見せない。 風の刃の一撃は重く、強い風圧を伴っている。何とかその斬撃を受け止められても、その勢いで押し下げられるのはもはや必至だ。攻撃を受け止めるうちに、とうとう壁際に追い詰められてしまった。 「あとがないな、新入り。神への祈りは済んだか? もっとも神というのは俺だがな。俺は閻魔を倒して再び竜神として蘇るのだ。そして俺を忌み嫌ったニンゲン共に復讐してやる。災いを与えてやるのだ。おまえ如きにやられてなどいられるものか」 竜頭がまた風の刃を放つ。もはや逃げ場もなく、それを鎌で受け止める。 おれは斬撃の勢いで壁に叩きつけられてしまった。鎌は弾き飛ばされ、離れた場所に落ちた。 竜頭が大鎌を振りかざして、ゆっくりと近づいてくる。 逃げないと……! しかし体が動かない。もう力が入らない。こんどこそ、これまでか……。 脳裏にグラティアのことが浮かぶ。 辛かった時、悲しかった時、いつもおれを慰めてくれたティア。 おれに元気を分けてくれたティア。 そして、おれを庇って竜頭にやられたティア……。 (ご主人。これでボクはこんどこそ、あなたを守れたのかな……。ボクはあなたの役に立てましたか?) だめだ。 このままここでやられてしまっては、なんのためにティアはおれを庇ったというのか。 (ご主人の幸せは私の幸せ。 だから、私はいつでもご主人に笑っていてほしい。 だから、私はいつでもご主人の役に立ちたい) ティアはそう言っていた。おれの幸せがあいつの幸せだったら、おれの不幸はあいつの不幸だ。 ティアを斬った竜頭をおれは許せない。そんな竜頭にやられてしまっては、おれは死んでも死にきれない。何よりそれでは彼女の想いを無駄にしてしまう。それのどこが幸せだと言えるだろうか。 「無駄にしない……」 「ん?」 「おれは、無駄にしないぞ。ティアの想い……。ずっと、おれに元気を分けてくれていた。ずっと、おれを捜し続けていてくれた。ずっと、おれを待ち続けていてくれた。おれは彼女からたくさんのものをもらった。だが、おれは彼女に何もしてあげられていない。だから、せめておれはあいつの幸せを願う。おれの幸せがあいつの幸せなら、おれはここで終わるわけにはいかないんだ!」 おれは力を振り絞って勢いよく飛び出すと竜頭の大鎌にしがみついた。せめてこの大鎌さえ奪えれば、あるいは勝機があるかもしれないと考えたからだ。 「何のつもりだ。無駄な足掻きを」 「あいつの為にもおれは負けられない!」 (いつでもご主人の役に立ちたい。ボクはあなたの役に立てましたか?) 「ティア、おまえの想いを無駄にはしない!!」 「な、何ッ! 貴様のどこにそんな力が……!?」 「うおおおおっ!!」 竜頭から大鎌を奪い取った。これで勝て…… 「図に乗るな!」 竜頭は炎を吐いた。 「うわっ!?」 炎をかわして思わず後ずさる。しかし後ろに下がったのは失敗だった。結果的に再びおれは壁際に追い詰められしまったのだ。さらに悪いことには、せっかく奪い取った大鎌も落としてしまった。 「そ、そんな攻撃、聞いてないぞ!」 「言っただろう、俺は竜であると。まったく手こずらせおって。さっさと消えるがいい!」 竜頭の炎が迫る。こんどこそ、こんどこそ、もうだめだ……! 半ばあきらめかけたそのときだった。 「是過早放棄!」 聞き覚えのある声とよくわからないことばと共に水が飛んできた。水は竜頭の炎を消し去った。 「魚頭さん!?」 水は魚頭の吐いたものだった。竜頭の炎といい、一体なんなのこいつら……。 「看來我成功了!」 「相変わらず何言ってるかわからないけど、助かった」 魚頭は少し悩んだあと、 「マニアッタ。好了!」 と答えた。 「しゃべれるのかよ!」 「チョトダケ」 魚頭は相変わらずの無表情で返した。 「魚頭か。あまりにも役に立たないから存在を忘れていたな。怠惰なおまえに何ができるというのだ」 「不要侮辱我! ワタシ、ズト見守テタ、死神。エンマサマノ敵人、ワタシノ敵人」 「ほう。ならばおまえは俺の敵だ。おまえにも消えてもらわねばならん」 「タダデハキエナイ!」 魚頭が竜頭に水を吹きかける。竜頭の一瞬の隙をついて、魚頭は竜頭を羽交い締めにしていた。 「な、何をする!」 「ワタシ、竜頭、イッショニ斬レ!」 魚頭は無表情のまま叫んだ。 「魚頭さん!? 何をばかな……あんたまで犠牲になることはないんだ!」 「ワタシノ罪、怠惰。知ッテル。這是我的贖罪。ワタシノツグナイ」 魚頭は力強く竜頭を締め上げた。 「早ク!」 魚頭さん、あんたってやつは。だがそんなことはさせない。ティアだったら、そんなことは望まないはずだ。おれの幸せがあいつの幸せなら、あいつの不幸はおれの不幸だ。 おれは竜頭の大鎌を拾い上げた。 「させるか!」 竜頭は炎で抵抗する。 大鎌で風の刃を飛ばせばどうということはないが、それでは魚頭まで巻きこんでしまう。 「だったら…」 おれは壁に向かって風の刃を飛ばした。何度もこの攻撃に苦しめられてきたのだ。大鎌がおれの手にある今、こんどは逆にそれを利用してやる。 壁が崩れて粉塵が舞った。これで視界は奪われた。そしてあえて大鎌を捨てると、落としてしまった自分の鎌を拾いなおして、粉塵が晴れると同時に竜頭の頭蓋骨に向けて鎌を投げた。竜頭の頭に鎌は突き刺さった。 ティアは被っている頭蓋骨を割られて消滅してしまった。だったら、あいつだって同じだ。あの竜の頭蓋骨を破壊してしまえば、やつも消える! 「ぐぅぅぅ……き、貴様らよくも俺の計画を……。この借りはいずれ倍にして返してやる。来世で覚悟しておけ…」 恨みの声を残して竜頭は煙のように消えた。 「幹得好! ヨクヤッタ!」 魚頭は歓迎のことばでおれを迎えてくれた。しかし、魚頭の姿は光に包まれて徐々に消えつつあった。 「魚頭さん!? おれは確かに竜頭だけを攻撃したのに、どうして!」 おれが困惑していると、 「彼は罪の償いを終えたのだ。罪を償い終えた死神は天へと昇り、後に新たな生を受け転生する」 存在を忘れかけていたが、竜頭に襲われていた閻魔がそう説明してくれた。 「アリガトウ」 魚頭は光に包まれて消えた。 「よくやってくれた。おまえはこの前、新しく死神になった者だな。おかげで助けられた。感謝するぞ」 閻魔はおれを歓迎してくれた。しかし、おれの心は晴れなかった。竜頭も魚頭も、そしてグラティアもいなくなってしまった。 そうだ、グラティア! おれは閻魔にティアのことを聞いてみることにした。 「閻魔様。ティアは……獣頭はどうなったんですか! あいつも天に昇っただけですよね?」 わかっていた。決してそうではないということは。しかしそれを信じたくはなかった。おれは聞いてみなくてはいられなかった。だが、もちろん、おれの期待するような答えは返ってくるわけもなかった。 「残念ながら、竜頭と同じく消滅してしまったのだ。もはや天にも地にも存在しない」 「そう……ですか」 落ち込んでいるところに、例の自称吸血鬼が窓から飛び込んできた。そうだ、忘れていた。ハデスの兵が押し寄せてきているのだった。 「たいへんたいへん、大将が中に入っちまったよ! もうすぐここにやってくるよ!」 そう言うや否や、どかどかとハデスが踏み込んできた。 「うおお! 閻魔ァ! 貴様、血迷ったか!」 「おお、ハデスか。久しいな。まぁ、まずは落ち着いてこの有様を見てほしい」 「なんだ、随分と荒れ果てた部屋だな。これはどういうことだ」 「うむ、実は……」 閻魔の説明によって、ハデスの誤解はとけた。此度の争いは難なく収められるに至った。 「さて、改めて礼を言おう。ありがとう。おまえのおかげで大事に至らずに済んだ。その褒美としてはナンだが、この閻魔の名に於いておまえの罪を帳消しにして天へ昇ることを許可したいと思うのだが、いかがだろうか」 「閻魔様……。それはありがたいけど、おれにはそれを受ける資格はありません」 「ふむ、資格がない? それはどういう意味だね」 おれはずっと不安に思っていたことを打ち明けた。すなわち、おれの罪は誰かを殺してしまったことなのではないかということ。やむを得ないことだったとはいえ、死神だったとはいえ、竜頭に止めを刺したのは自分だということ。そして、グラティアを守ってやれなかったということを。 閻魔は黙ってそれを聞いていたが、おれが話し終えたのを確かめるとゆっくりと口を開いた。 「ふむ……。なるほど、おまえは何か勘違いをしているらしい」 「勘違い?」 「おまえは誰も殺していないし、獣頭を守ってやれなかったというのもおまえの罪に当たるものではないな」 「では、おれの罪とは……」 「命を軽んじたことだ。すなわち、自ら命を投げ捨てたことにある。その罪とは、誰かの命を救うことで償われる」 「つまり……自殺したのか、おれは」 「そういうことになるな」 グラティアに関すること以外の生前の記憶がほとんどないので実感はなかったが、ただショックではあった。しかし一方で、誰かを殺めてしまったのではなかったとわかってほっとしている自分もいた。 「だから、おまえに私の許可を受ける資格がないということはないのだ。では、早速おまえを天に上げてやろう」 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 おれはそれにはどうしても納得ができなかった。そこで、おれは閻魔にひとつのお願いをすることにしたのだった。 「閻魔様。実は頼みがあるんだが……」 続 死神さん10
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「ひッ…!」 深夜の廃倉庫に、足音が静かに響く。 男は腰を抜かしながら、必死に逃げていた。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』が近付いてくる。 罪人への鎮魂歌を奏でにやってくる。 「く、来るな、畜生ッ!やめろ!」 恐怖に震えた男は、『奇妙な紋様』が浮き出た右手を必死に振るう。 尻餅を突き、後ずさりをしながら、男は戦く。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』が迫り来る。 死を運ぶ者が鎌を携えてやってくる。 「くそッ…!アサシン!!来い!!アサシンッ!!!」 男は最後の頼りの綱に賭ける。 己の従者―――サーヴァント『アサシン』。 これまで男はアサシンを使い、数々の犯行を繰り返してきた。 欲望の赴くままに他者を殺し、犯してきた。 アサシンの力があったからこそ、ここまで警察にも捕まらずに犯行を続けられたのだ。 男は令呪に念じる。アサシンよ、今すぐ戻れ―――と。 「―――マスター。こっちはもう終わったわよぉ?」 しかし、アサシンは戻ってこない。 代わりに耳に入ったのは、妖艶な少女の声。 迫り来る『死神』の傍に降り立つ、もう一人の『死神』。 不敵な笑みを浮かべるゴシック風の少女は返り血に染まっていた。 右手に携えられているのは鮮血で染まった大柄な斧槍。 そして、左手に握られていたのは『生首』。 それを目の当たりにし、男は愕然とする。絶望する。 それはアサシンの生首だった。 大量の血に染まり、苦悶の表情で逝ったアサシンの成れの果てだった。 直後に生首は魔力の粒子へと変わり、砂の様に霧散していく。 男の頼りの綱は、失われた。 何もかも、終わったのだ。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』がやってくる。 かつ、かつ、かつ、かつ、『死神』が足音を奏でる。 死の円舞曲(ワルツ)を奏でる。 絶望する男の首に、『死神』の手が掛けられる。 『死神』の腕に、異様な膂力が迸る。 ごきり、と。 男の首がへし折られた。 ◇ ある快晴の日。 駅にて、老人が立ち尽くしていた。 老人が見つめているのはタッチパネル式の切符の券売機だ。 使い方が解らないのか、睨む様にそれを見つめている。 どう使うのか。 何を押せばいいのか。 どうすればいいのか。 慣れぬモノを前にし、老人は立ち尽くしたまま考える。 ゆっくり。 ゆっくり。 ゆっくり。 その動きは鈍く、誰かを苛立たせるには十分だろう。 その後、よろよろと覚束無い動きで財布を取り出す。 ゆったりと千円札を投入する。 ようやく券の購入へと移行したものの、老人の後ろには数人の列が並んでいる。 手際の悪い老人への苛立ちを少しずつ募らせていた。 その時だった。 「――――おい」 一人の男が、老人の横へと現れた。 男は老人に何か小声で話し掛けていた。 その内容は誰にも聞き取れない。 恐らく老人にのみ聞こえるように話しているのだろう。 そして間もなく、男は老人に怒鳴りつけた。 動きの鈍い老人を罵倒し、怒りを吐き散らしていた。 並んでいた数人の客は表情を顰めた。 老人への苛立ちなど忘れ、怒鳴り散らす男への不快感が込み上がったのだ。 怒声が響き渡ってから、僅かな時間の後。 老人はようやく券を購入し、そそくさと改札を通っていった。 男もまた、ふらりとその場を去っていった。 ◇ 《ねーえ、マスタァー?》 駅前を歩く男に、霊体化した少女が念話で語りかける。 ランサーのサーヴァント――――ロゥリィ・マーキュリー。 死と断罪を司る神・エムロイの使徒。 先程老人に怒鳴り散らした男「大藪」の従者だった。 《さっき、わざと怒ったんでしょう?》 飄々とした態度でランサーは大藪に問いかける。 ランサーは霊体化した状態で、マスターが老人と小声で交わした会話を聞いていたのだ。 「券売機の使い方に手こずっているのか」。 「なら俺がこれから演技で怒る」。 「そうすれば周りの人間の不快感は俺に向く」。 大藪は老人にそう語っていた。 列に並ぶ者達を苛立たせていた老人をわざと怒鳴り、負の感情を敢えて自分に向けさせる。 そんな捻くれた人助けを大藪は行っていたのだ。 ランサーは思う。 この男はいつもこんな感じだ、と。 マスターである大藪は聖杯戦争に消極的だ。 しかし、こと人助けに関しては極めて積極的なのだ。 以前、連続殺人犯であるマスターとアサシンの情報を掻き集めて殺しに向かったこともある。 彼らを殺しに行った理由も「犯行を繰り返して街を脅かしているから」というものだった。 大藪は聖杯戦争の参加者としてではなく、一種の人助けの為に他の参加者を殺害したのだ。 ロゥリィはそんな大藪を不思議に思っていた。 《何の為なのかしらぁ?》 《『誰かの役に立ちたい病』》 大藪はぽつりとそう呟く。 《俺のマネージャーが、以前俺のことをそう呼んでいた》 誰かの役に立ちたい病―――それが大藪を動かしているものだった。 彼は己が善人ではないと自覚している。 にも関わらず、彼は人助けを繰り返す。 元いた世界で大藪をサポートしていたマネージャー曰く、そういった類いの病だというのだ。 彼は人の役に立たずにはいられないのだ。 大藪は殺し屋であり、多くの人間をその手に掛けてきた。 人を殺した分の人助けを行うことでバランスを取り、己の心を救っている。 それ故に彼は他者を助ける。誰かの役に立とうとする。 その為なら――――『首折り男』として動くことさえも、厭わない。 ふぅん、と興味あり気なランサーの相槌を流し、大藪は懐から新聞紙を取り出す。 『東京都江東区―――で警察関係者を含む52名が殺害』 『容疑者と見られる20代後半の男性は以前逃亡中』 新聞の一面を飾るのは、凄惨な殺人事件。 およそ日本では考えられない程の猟奇的な犯罪だ。 容疑者と見られるのは20代後半と見られる刺繍の男。 彼は多くの犯行に関わり、警察関係者をも手に掛けているのだという。 大藪は記事を睨み、決意を固める。 彼は、誰かの役に立つことを望む。 その為に他者を殺すことも厭わない。 故に大藪/首折り男は標的を定める。 街を脅かす『刺繍の男』を炙り出し、殺す。 あの『帽子卿』を狙った時と同じ様に。 彼は残忍な殺人鬼を追うことを決意したのだ。 大藪は聖杯などに興味は無い。 ロゥリィの話によれば、この街は全てが紛い物だ。 それでも街には人が生きているし、現実と何ら変わらない日常が存在している。 故に彼は普段と変わらずに生きる。 首折り男として、誰かの役に立ちたい人間として動くのだ。 殺人とのバランスを取る為に人助けをし、人助けの為に人を殺す。 端から見れば、矛盾とも言えるスタンスだ。 しかし大藪は殺人鬼を野放しにはしておけなかった。 その理由は————そういう性分だから、としか言い様が無い。 こんな性分だからこそ、「誰かの役に立ちたい病」と揶揄されるのかもしれない。 それでも、構わない。 自分は、自分の意思の赴くままに動くだけだ。 くしゃり、と紙が潰れる。 異様なまでの握力が新聞紙を潰したのだ。 その瞳には、微かな殺意が籠められていた。 【クラス】 ランサー 【真名】 ロゥリィ・マーキュリー@GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 【ステータス】 筋力B+ 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 秩序・中庸 【クラス別スキル】 対魔力:A Aランク以下の魔術を完全に無効化する。 事実上、現代の魔術師では傷をつけることは出来ない。 亜神としての強い神秘を持つロゥリィは強力な対魔力を備えている。 【保有スキル】 神性:A ヒトの肉体のまま神の力を得た「亜神」。 神の使いとしての信託を受けた彼女の神性は最高ランクとなっている。 亜神は最終的に正式な神格へと至るが、ロゥリィはそれ以前の亜神としての姿で召喚されている。 不死:A 亜神としての能力。 如何なる傷を負っても決して死なず、僅かな時間で肉体の治癒・再生を行える。 ただし再生時には受けたダメージ量に比例した魔力消費を必要とする。 直感:B 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 【宝具】 「殲華に咲く、戦神の眷姫(エムロイ・アポストル)」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 神の眷属としての特性が逸話として膨張し、宝具へと至ったもの。 強烈な『死』や『血』の臭いを放つ戦場において、全パラメーターと攻撃判定にプラス補正がかかる。 殺戮によって多くの死者が発生している、熾烈な闘争が勃発しているといった状況において発動する。 状況が苛烈であればあるほど補正率がより上昇し、ロゥリィの能力が強化される。 ロゥリィはこの宝具の発動条件である『臭い』を感知することが可能であり、感知した際には性的な快楽にも似た興奮に駆られる。 血の興奮とも呼ばれるこの昂りは戦うことでしか発散できない。 「断罪の殲斧槍(ブラッドエッジ・アクス)」 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:5 神の使徒たるロゥリィが振るう斧槍(ハルバード)。 単純な刃物としての切れ味や重量は凄まじく、敵を叩き斬ることを得意とする。 また数々の罪人を裁いてきた武器であるため、属性に『混沌』『悪』が含まれる者には追加ダメージを与える。 【Weapon】 「断罪の殲斧槍(ブラッドエッジ・アクス)」 【人物背景】 特地における死と断罪を司る神「エムロイ」の使徒。 腐敗した神官や盗賊の断罪を行っており、「死神」の異名で恐れられている。 神に選ばれたことで亜神と化しており、外見は13歳前後だが実年齢は900歳を越える。 のらりくらりとした妖艶な少女だが、自分の仕事や信条には非情なまでに忠実。 飄々とした態度とは裏腹に仲間思いな一面も持つ。 【サーヴァントとしての願い】 特になし。 ちょっとした退屈凌ぎのつもりで召喚に応じた。 【方針】 大藪に付き合う。 闘争も満喫したい。 【マスター】 大藪@Waltz 【マスターとしての願い】 人助けをする。 【weapon】 素手 【能力・技能】 人の首をへし折る程の凄まじい腕力。 それだけが彼の武器である。 【人物背景】 「首折り男」と呼ばれる殺し屋。 標的の首を素手でへし折る殺人方法からその異名が付けられた。 一流の殺し屋だがマネージャー曰く「誰かの役に立ちたい病」らしく、金にならない人助けをすることがある。 【方針】 連続殺人鬼である「刺繍の男」を追う。 候補作投下順 Back 安藤潤也&ライダー Next カナエ=フォン・ロゼヴァルト&ランサー
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死神人形ダテン 闇 アンコモン コスト3 1000 デスパペット E・ソウル ■このクリーチャーが破壊された時、名前に《死神》とあるクリーチャーを1体自分の墓地から手札に戻してもよい。 (F)邪剣を持つあのお方のためなら、この命・・・差し上げましょう。大丈夫。きっとまた、まみえますヨ。 --死神人形ダテン 作者:かがみ 収録 《侵蝕編 第4弾 呪の不死鳥(カース・フェニックス)》 評価 名前 コメント