約 1,257 件
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/738.html
格闘スタイル: 中国拳法、剛系(八極拳、心意六合拳など) 出身地: 不明 誕生日: 5月27日 身長: 180cm 体重: 82kg 血液型: A型 好きなもの: 豪快なものなら何でも 趣味: 書道 大切なもの: 母の形見の首飾り 好きな食べ物: トムヤンクン 嫌いなもの: 自分を卑下する者 特技: 一呼吸で10分間も水の中に潜っていられる 得意スポーツ: 水泳 声優: 石井康嗣 (『MOW』『KOF2003』『KOFXI』)、 山口湧允 (『KOFXV』) 「その程度なら…… やめてしまえ!!」 『餓狼 MARK OF THE WOLVES』(以下『MOW』)に登場するキャラクター。八極拳や心意六合拳を使う青年。 目付きが鋭く、常人なら目を合わせようとは思わない程らしい。母を殺して失踪した父に復讐するため旅をしている。 『KOF』には『2003』『XI』『XV』に父の情報を知る者を探し出場。 兄にしか懐かないテン(イタチ科の動物)のイトカツが懐く事と、自身の勘から双葉ほたるに兄だと思われている。 本人は頑なに否定し設定などでも明言されていないが、時折それらしき態度を見せるなど、恐らく兄本人であろうと思われる。 昔は「世界でこの人ほど寂しがり屋な生き物はいない」と言う程の心優しい好青年だったらしい。 復讐心とはげに恐ろしきものである。 外見などのモチーフというか元ネタは『グラップラー刃牙』の烈海王と言われ、名前も刃牙を捩ったものという説もあった。 …が、開発スタッフの黒木信幸氏によると名前の由来はアナベル・ガトーであるとの事 (プロデューサーの小田泰之氏がガトー好きだったためこうなった模様)。 言われてみれば髪型とかは割とそんな感じである。決してハゲじゃないんだよ少佐は + 余談 格闘技に纏わる作品について考察した1995年発行の文庫本『格闘技マンガ・アニメ・ゲーム・ノベル99の謎』にて、 『刃牙』を取り上げているページの原作絵の下のキャプションが「グラップラー牙刀」と誤植されていた。 まさかそんなバカな…?と疑ってる人は買って確かみてみろ! なお、同書では『餓狼』『龍虎』『サムスピ』『KOF』とSNKの格ゲーもしっかり取り上げているので、 スタッフがこの本を読んでいた可能性は捨て切れない。 プレイヤー間ではたまに「牙海王」と呼ばれることもある。その所為か微妙にツンデレっぽい所もアリ。 また、容姿や「日本人の中国拳法使い」「久々に再会したら復讐心で人が変わったようになってしまった」など、 『からくりサーカス』の加藤鳴海を思わせる点も端々に見られる。ナルミ・ガトウ…いやなんでもない …そう言えばこの二人、同じ声である(2018年のそれぞれのアニメ化において)。 今後牙刀まで同じ声になりやせんかと心配になったが杞憂であった 『MOW』のEDではカインを助けに入った父に不意打ちされ、失明してしまう。 戦いに支障は無いようだが、続編があればどうなっていたのか気になる所である。 『KOF2003』ではギースに、『XI』及び『XV』ではジェニーに情報を聞き出すが、未だに遭遇できていない模様 (『2003』の極限流EDでタクマを病院送りにした人物こそ、牙刀の父親ではないかと『XI』のストーリーで示唆されている)。 果たして、いつか遭遇することが出来るのだろうか? 続編的な意味で + 名前についてのお話 「ほたるの兄なら本名は「双葉牙刀」なのか?」「ほたると同じく日本人国籍だとしたら相当アレな名前じゃないか?」と考える人も多いと思われるが、 「牙刀」は「烈海王」のように称号のようなものであって本名ではない、という可能性も考えられる。 これで双葉姓とか名乗ってたら完璧に言い逃れできないしね! そもそも牙刀が26歳、ほたるが16歳と兄妹で10歳も歳が離れているあたり、複雑な家庭だという可能性もあるが…。 公式ギャルゲー『Days of Memories』では第9作『世界で一番熱い冬』に出演。 教師のくせにやたら生徒をクズ呼ばわりしたり、「立て付けが悪いッ! このクズ扉がッ!!」と、 教室の扉を震牙で吹っ飛ばしたりするヤバい人。 原作通り、ほたるに対しては兄だということを頑なに認めない割に、ほたるルートでは敵の攻撃から庇ったり、 主人公に対して「俺は兄ではないが高校生の分際で交際など十年早いわ! 手を出したら八つ裂きにしてやる!!」(意訳) などと言い放ったり、前述の負傷のため医務室に搬送される際などには「ほおおたあああるううううぅぅぅっっ!!」 と絶叫しながらブチキレるシスコンっぷりを発揮していた。まあ同作品だとほたるはそれ並か以上のブラコンっぷりなのだが……。 原作での性能 『MOW』では勿論、『KOF』でも出るゲームで毎回最強争いをするほど性能が良い。 『MOW』では、しばらくケビン・牙刀・グラント・ジェニー・カインの5強と言われていたが、現在はグラントと一緒に最強候補からは滑り落ちている。 『2003』でもDDコンビには及ばないものの、強キャラとしてその下にしっかりと位置づいている。 『XI』では牙刀とクーラの2強状態(リーダー超必前提でオズワルドを入れて3強説も)、人によっては1強との呼び声もある。 『XV』では3強とされたVRTから見事にVの座をもぎ取り、バランス調整後も弱体化が目立つ3人と違って未だ最強キャラ争いをするほどの性能を持っている。 『MOW』では接近戦に強く、特に超必の零牙が小技から繋がり、ガードされても隙無し、 超必版から発生0F(『MOW』では発生0F技はテリー、フリーマン、カイン以外には最低一つは備わっている)、潜在版もそこまで威力が伸びないため、 基本超必でOKと非常に性能が良い。 同作は着地時に1Fの硬直があり、そこを狙って0F技を当てるとガード不能になるが、零牙は0Fの区間がやたらと長いため、この現象との相性がとても良い。 その他にも+2or+3Fの状態から0F超必を使うと何故かガード不能、補正リセットとなる現象と相性が良く、 性能の良いジャンプ攻撃(特にJB)や小足から零牙が疑似連続技として繋がるなど強力な物が多い。 他にも『MOW』には特定技の特定タイミングで小P+小Kと入力すると動作を中止する「ブレーキング」というゲージ消費無しのFRCのようなシステムがあるが、 牙刀にはそれとは別の風牙の後にAを押すとジャンプしない通称「風キャン」と呼ばれるバグテクニックが存在する。 牙刀の最大の強みであり、この風キャン一回で必殺技2回分ゲージが溜まる。 これを遠距離で連発するのが基本中の基本戦術なのだが、そのたびに地団太を踏みまくる(ように見える)。 しかし、このテクニックは発生11F目にAビタ押し(猶予0F)と、非常に難易度が高い。 とは言え孔牙が漏れても牽制になるとかやっぱりぶっ壊れている。 しかも上級者は何故か処理落ちにも負けずドスドス決めてくる、あ…ありえん。 + 風キャンの仕組み 実はこれ、何故か孔牙のみ飛び上がる直前から派生できる事に起因するバグで、 その瞬間に孔牙を出すと地上時と同じ高度であるため着地したと認識してしまい、飛び上がらずに着地モーションに移行するという仕組みになっている。 その次のフレームでは完全に飛び上がっているので、猶予が0Fというわけである。 即着地してしまっただけで孔牙への派生自体はちゃんと行われているので、孔牙の分のゲージもしっかり増える。何か理不尽。 風キャンに成功した時の動作も一見足踏みしているだけのように見えるが、後半部分をよく見ると孔牙の着地モーションなのが分かる。 なお、『KOF』では孔牙も完全に飛び上がってからでないと派生できなくなっているので不可能なのだが、 『XV』では風牙の派生として明らかにこのバグを意識したブレーキングが追加されている。 しかし『MOW』と違い空振りで派生できないのでゲージ溜めには使えず、連続技なら雷牙ブレーキングの方が強力なため、実用性はあまり高くない。 この風牙は飛び道具を出す孔牙、対空っぽい蹴りの旋牙、中段の弓牙、スライディングをする滑牙に派生。 風牙ガードもしくは風キャン中に飛び道具を出されたら孔牙でフォロー、弓牙が当たれば零牙、 端なら地獄の旋牙ループ、しかもコマンドが214のため狙っていなくても勝手にガードキャンセルになり易いなど、 風牙は牙刀の攻めと守りの最大の要なのである。 欠点と言えば対空に少し乏しいぐらいだがガーキャン雷牙や上段避け、超必「龍牙」*1で何とでもなる。 ……と思われていたが、「相手がゲージ溜めるのであれば、前に出て溜めさせなければ良いじゃない」 という空気が流れてくると一転、豊富なゲージ量を生かす龍牙による対空が使いにくくなり、 上段避けを潰せる通常技が知れ渡ると上段避けも使いにくくなり、後はガーキャンしかないという状況に。 攻めは強いが守りに弱いキャラ特性が段々と強まってしまい、5強の座を明け渡すことになってしまう。 ただ代わりに強キャラとなったドンファンが理論上では強いというだけなので、 実戦値ではまだまだ最強レベルとして君臨している。 『KOF』では一応の対空技兼ブレーキング対応技の「ハイハイハイハイハイ!!」こと雷牙が削除され、 攻撃判定の無く派生技の異なる裏風牙が追加されたが、 『XI』で攻撃判定が追加されたため、ぶっちゃけ派生技が違うだけの風牙になった。 『2003』では裏風牙からの派生の投げ技である無牙が「空中の相手も投げる」という性能をしており 同じく裏風牙派生の全打撃対応当身技・応牙、当たりさえすれば隙の小さい、風牙派生の飛び道具・孔牙の使い分けが恐れられた。 『XI』では画面端でクイックシフト等を使って相手を浮かせ、旋牙を当て続ける通称「旋牙ループ」が猛威を振るった。 これは威力にも優れているが、それ以上に凄まじいゲージ効率を誇る。 (ちなみに元々『MOW』でも自力で可能だった奴である。フントゥリャ!フントゥリャ!フントゥリャ!ハイハイハイハイハイ!!メザワリダッ!) さらに、リーダー超必殺技・天龍烈牙が『MOW』や『2003』から大幅に性能アップしており(具体的には高威力・高ガークラ値・3段目が固定ダメージ)、 闘劇ではほぼ全員がチームに加えていたという。 参考動画 基本戦術 ガチ勢による詳細な解説 余談だが企画当初の零牙は「相手の背後に立ち耳に指突っ込んでピッキ~ン」だったが、ある問題が発生する。 グリフォンマスクは耳が隠れていたのだった。 MUGENにおける牙刀 + GM氏製作 MOW仕様 GM氏製作 MOW仕様 現在氏のサイトは閲覧できない状態にあるため、交差氏によって代理公開されている。 再現度は非常に高く、同氏製作のほたるとも特殊イントロがしっかり用意されている他、 氏の『MOW』キャラ全てに言える事だが、ゲージ本数は原作とは異なり3本になっている。 気になるならcnsを書き換えてもいいかもしれない。 AIはデフォルトで搭載されている他、発破氏(はっぱ氏)によるAIパッチが他の製作物とセットで「MUGENについて語るスレ用小物ロダ」にて公開中 (現在はムゲぎこ氏もAIのみのセットで代理公開している)。 なお、後者は原作でのコンボを再現するために一部性能が変更されている点に注意。 デフォAIも発破氏AIも、前述の風キャンをしっかり行ってくる。 悪夢の牽制ヒット確認零牙は勿論、発破氏AIは対空旋牙ループから龍牙でごっそり持っていったりと目を覆いたくなるような事態もしばしば。 超反応無しでも非常に強いAIである。 はっぱ氏AI プレイヤー操作 + Tin氏製作 MOW仕様+アレンジ Tin氏製作 MOW仕様+アレンジ 原作再現だがT.O.Pが搭載されていなかったり、SE・エフェクトが『ストIII3rd』風になっていたりする。 また、EXモードが存在。 misobon_ism氏製作のAIパッチが以前公開されていたが、現在は公開停止。EXモードには対応していない。 + EX牙刀解説 通常版から全技変更、相手屈ヒットでダメージ増加など微妙に3rd風味。 相手の攻撃を避ける伏虎、高速中段の焚把と下段の這地連脚の二択、1F当身の雷神等、 相手の行動や状態を確認して冷静に対処したり、ヒット確認の精度や目押しの精度が強さに直結するキャラクター。 + 特殊技 空中振り向き空中で振り向く。慣性はそのままなのでめくりに便利。通常牙刀も使える。 フェイントその名の通りフェイント。「目障りだ」と言いつつ構える。各種必殺技でキャンセル可能。 伏虎その場で伏せる。当たり判定が非常に小さい。出掛り完全無敵だが単発だと隙が大きく、派生技は出掛りに無防備な時間があるので相手の攻撃を良く見て使わないと避けたのにカウンター食らうなんて事になるので注意。伏虎・襲:頭突きでカチ揚げる。対空用。攻撃判定が下に小さいので屈状態の相手には当たらない(KFM調べ) 伏虎・牙:肩から体当たりする。対地用。突進技相手に使うと相手にめり込んで相打ちを避けられる。 + 必殺技 独歩所謂「絶招歩法」とか「箭疾歩」と呼ばれるアレ。通常牙刀は「震牙」の追加入力の「突牙」(名前は『KOF』から)として使用。用途は空中コンボの〆とか牽制とか。 鉄山所謂一つの「鉄山靠」。『バーチャ』のアキラのアレ。弱と強で大きく性能・モーションが異なる。弱鉄山:地上コンボの〆に使うと強制ダウンに変化する。あんまり使い道がない気がしないでもない。 強鉄山:出が遅いが上半身に当たり判定が存在しないので先出し対空に使ったり、空中ヒットで大きく上方に吹っ飛ぶので空中コンボの繋ぎに。 双砲震脚しつつ前方に両掌を突き出す。要するにユンの「虎撲子」。通常牙刀の遠強P。弱はコンボの〆、強は出が遅いがクリティカルワイヤーなのでコンボ始動に。 這地連脚スライディング。通常牙刀の滑牙単体。ただしダウンしない。追加入力が二種類ある。追加入力A:通常牙刀の雷牙で飛び上がる。スパキャン可能。連脚が先端ヒットだとスカることアリ。屈ヒットだと2段目がヒットせず大幅不利。 追加入力B:ニ連続で回し蹴りする。高火力でスパキャン可能、隙小さめと便利な技。 天突通常牙刀の特殊技「無乱蹴り」で飛び上がる。無敵はないのでコンボパーツ扱い。スパキャン可。弱:出始めに打ち上げる攻撃アリ。初段ヒットしたあとスパキャンすると確実にスカる。 強:弱よりも高く、ヒット数も多いが打ち上げる攻撃無しなので地上の相手に使ってもあまり意味は無い。近強K空中ヒット後・6Aの追撃あたりか? 焚把四股。出の早い中段。立強P・屈強P・近立強Kなどからキャンセルで出せる。這地連脚と中下段二択を迫ったり。屈ヒットするとその場で大きくバウンドするので空中コンボの始動に。ただし屈ヒット以外はヒットしても不利なので連発注意。 踏破K投げのモーションで足を叩きつける。出の遅い上段技。ぶっぱで出しても良いことなど一つも無い。屈強Pからのみ繋がり、さらに地上ヒットなら焚把に繋がり焚把がスパキャン可能になる。屈ヒットなら6Aで追撃可能。焚把→踏破も可能ではあるが、繋がらないので意味は無い。 落刀微妙に遅い天魔空刃脚。画面端なら近強Kが繋がる。 + 超必殺技 打岩ロックしない乱舞技。コンボの〆に使えなくも無いが立ヒット以外だとまず全段ヒットしない。 雷神腕を交差させつつその場で屈む当身技。当身が成立すると相手の頭上から足で禊のように落ちてくる。某世紀末病人の当身並に発生が早いので小足見てから雷神余裕でした等も可能。他にも多段ヒット攻撃をジャストガードした場合などは積極的に狙っていこう。ただし無敵がない上停止時間なども無いので下手して隙の小さい小技に当身するとブロッキングされたり逆に当て身投げされたり、成立した瞬間の座標に落ちる(?)ので突進技などを取ってしまうと外れることがあるなど欠点もある。 牙脚落刀で相手を浮かせてから空中回し蹴りで運び、J強Kで叩きつける。奇襲やコンボの〆とかに。 + 潜在技 打岩コンボ数の増えた打岩。立ちヒットでも途中で相手を浮かしてしまうため全段ヒットする事はない。全段ヒットするのは重力係数(yaccel)が異常に高いキャラくらいのものである。 雷神当身が成立するとカットインと共に伏虎・襲で相手をカチ上げ、牙脚で左右を往復しながら追撃し、J強Kで叩き落してから通常の雷神を見舞う。無敵技や攻撃判定が大きく当たり判定が小さい技以外で当身が成立さえすればまず失敗しない、超必殺技版の完全上位互換。 暗黒(アンダカ)画面1/3~半分程を飛び掛る打撃投げ。変則的な瞬獄殺風味。空中でもキャンセルでのみ出せる。遠Bもキャンセル可能。打点が高いので屈んでいる相手にはまず当たらないが、空中の相手にも当たるので空中コンボの〆、一応出掛りに無敵があるので引きつけて対空に使ったりリバサに使ったりも。単発で通常技や特殊技からキャンセルで出すと補正を無視してコンボ出来る瞬間がある。近Bの足が伸び切った瞬間、6Aの落下し始める瞬間など。 EX牙刀コンボ (A=弱K、B=強K、X=弱P、Y=強P、~=追加入力 KFM調べ) + 基本コンボ コマンド(ダメージ) 備考 近X→A→Y(85) ターゲットコンボ(TC)屈状態の相手にはYをディレイしないと当たらない(画面端除く) (TC)→236K→追加入力AorB(155or173) 基本1。↓と中下段二択 (TC)→214+A 基本2。ガードされると大幅不利。立ちヒットで若干不利 (TC)→236K~A→236236+K(316) 1ゲージ消費。キャラの大きさ、236+Kのめり込み具合等でヒット数・威力可変 (TC)→236K~B→236236+P(291) 1ゲージ消費キャラの大きさ次第でヒット数・威力可変 214+Y→236+Y(200or228) 2Y→214+B(立ヒット)→214+A→236236+P(380) 1ゲージ消費 2Y→214+B(屈ヒット)→6+A→236+Y(367) 2Y→236+K~B→236236+P(352) 1ゲージ消費、キャラの大きさで可変 2Y→236+K~A→236236+K(328) 1ゲージ消費、キャラの大きさ他で可変 飛び込みB→(TC)→214+X(189or204) 飛び込みB→(TC)→236236P(353) 1ゲージ消費 飛び込み→近B→236+K~A→236236+K(391) 1ゲージ消費。不安定 飛び込み→近B→236+K~B→236236+P(417) 1ゲージ消費 飛び込み→近B→214A(屈ヒット)263+Y→236+Y(365) 263+Yは目押し。↑二つと中下段二択 X+A~P→623+B→BX4AY(514) 対空からの2ゲージコンボ + 中難度 コマンド(ダメージ) 備考 X+A~P→263+Y→263+Y(252) 目押しニ連発。空中ヒットからだと高さが足りない場合アリ X+A~P→623+Y→623+B→BX4AY(627) 画面端限定2ゲージ使用 214+Y→263+Y→236+Y(298or326) ステージ端、画面中央付近限定 2Y→214+A(屈ヒット)→263+Y→236+Y(323) 2Y→214+A(屈ヒット)→263+Y→BX4AY(580) 2ゲージ消費 飛び込み→近B→214+A(屈ヒット)→263+Y→BX4AY(617) 2ゲージ消費 飛び込み→近B→236+K~A→BX5AY(562) 2ゲージ消費 飛び込み→近B→236+K~B→BX4AY(590) 2ゲージ消費。画面端で飛び込みJBを236+Kに変えると(598) + 高難度 コマンド(ダメージ) 備考 飛び込みJB→近B→214+A→263+Y→ダッシュ→近B→BX4AY(697) 2ゲージ使用、近Bからの繋ぎは非常に短い 214+Y→近B→236+K~K→BX4AY(670) 画面端密着限定、2ゲージ使用。実用性皆無 214+Y→236+B~K→BX4AY(563) 2ゲージ消費、不安定 214+Y→263+Y→BX4AY(568) ステージ端、画面中央付近限定2ゲージ消費 空中236+K→近B→214+A(屈ヒット)→263+Y→遠Y→236+Y(460or475) 画面端、236+Kめり込みヒット限定 空中236+K→近B→214+A(屈ヒット)→263+Y→遠B→BX4AY(768) 画面端、236+Kめり込みヒット限定2ゲージ消費 + 別府氏製作 XI仕様 別府氏製作 XI仕様 基本的に原作再現だが、技の性能が一部変化していたり、零牙の演出が変わっていたりする。 2010年4月に更新されスキルゲージなども追加された。 AIはデフォルトで搭載されている。 もんすん氏によるAIパッチも別府氏のサイトで代理公開されていたが、現在は公開停止。 + K.O.D氏製作 XI仕様+アレンジ K.O.D氏製作 XI仕様+アレンジ 『XI』仕様の他、天龍烈牙の演出が『2002UM』風になっている。 また、裏モードで一部技が『MOW』のものに変化する。 デフォAIはあまり考えずにがむしゃらに動くような感じで強くはないが、ドルジ氏によってAIパッチが作成されている。 そして、名前が「双葉牙刀」になっている。……牙刀って本名なのか……? 出場大会 + 一覧 シングル オトコマエシリーズ 拳闘祭 夢幻界統一トーナメント【実況】 武術大好き大擂台賽トーナメント ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 GACHI!祭 漢の肉体派トーナメント2 ほぼ餓狼MOTWだけの大会 オールスターゲージ増々トーナメント 第弐回大擂台賽【中国武術+α】 EPO成長トーナメント【えぽ】 格闘スタイル対抗!シングル最強トーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント ストリートファイター VS 餓狼伝説 龍虎の拳 Fist or Twist 最強格闘技決定戦シングルトーナメント もっと素晴らしき筋肉の祭典 MUGEN祭 並盛りシングルトーナメント MUGENアジア選手権 ザ・シングルトーナメント 素晴らしき筋肉の、ポイント制ランセレ大会 真・KOF 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント タッグ ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 新生ベストパートナー発掘トーナメント 炎邪とタッグトーナメント 良タッグ発掘男女タッグバトル大会SP アンノーン主催FINALバトルロワイアル MUGEN FANTASY タッグトーナメント ファミレス杯【FOF】 第2回遊撃祭 第二回コミュ杯男女タッグチームリーグ戦 皆が見たいと思った男女タッグで大会 MUGENトーナメント ドリームタッグ GACHI!祭 漢の大晦日タッグトーナメント ふたたびのりものたいかい 気の向くままに男女タッグトーナメント【超時空杯】 スタイル別タッググランプリ【闘技杯】 第一回MUGENバスターズ!タッグトーナメント RPGツクールでタッグトーナメント 大会であまり見ない男達と男女タッグ大会´PLUS ゲージ増々タッグトーナメント 兄弟姉妹親子師弟とかでトーナメント【絆杯】 男女タッグ祭り2010 オールスター男女ペア大戦2011~MUGEN戦士は二度死ぬ~ 相方の証とは・・・なんだ・・・!トーナメント 第4回遊撃祭 格闘スタイル対抗!タッグフェスティバル 友情の属性タッグトーナメント2 ストリートファイター&餓狼伝説タッグバトル! 神ベガの逆襲!!狂キャラランダムタッグトーナメント サム雷杯!狂キャラタッグ大会 MUGEN祭 並盛りタッグトーナメント 勝鬨上げろ!W16タッグトーナメント SF&餓狼&龍虎タッグバトル2 新生地獄の果てまで仲良し! 友情の属性タッグサバイバル 武装派vs肉体派 交代式タッグ大会 チーム MUGEN∞動画改作トーナメント 同じ声優でチームを組んでトーナメント 大貧民ルールでランセレバトル No.1ヘアースタイル決定戦 北斗神拳伝承者が成長トナメを開くようです 生き残れ!4on4サバイバルトナメ 2nd 作品別スイスドロー風トーナメント 盟約ランセレ成長サバイバル 作品別「オレ、主人公だから大将なっ!」トーナメント 作品別グランプリ 出身作品別トーナメント【白レン杯】 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 大将だらけのチームトーナメントII【世界樹杯】 作品別 わりと新しくできたキャラとAIトーナメント 作品別「主人公だから大将」II ~マイナー勢の逆襲~ ほぼ作品別トーナメント【総勢128チーム】 一文字テーマ別 3on3チームトーナメント 正統派異端系テーマ別チームトーナメント 素数杯 格闘スタイル対抗!チームバトル大会 KOF NEOAGE 危険な町!サウスタウントーナメント 作品別トーナメント2011 伝統の作品別トーナメント 四大勢力大陸争覇戦 大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル 成長タワートーナメント・プチ! 凶上位~狂中位ぐらいまでの35+α作品別チーム大会 若さVS経験!!年齢別チーム対抗ランセレサバイバル 作品別10人組お祭りトーナメント 新春テーマ別チームバトルF その他 作品別タッグチームバトル 【素手VS凶器で】団体戦するよー KOF BOSS FIGHT 2 第二回コミュニティ杯男女タッグチームリーグ戦【タッグ戦】 【新機軸】空気読めない奴は汚ねえ花火だぜリーグ【作品別】 新境地!New良キャラ発掘Notトーナメント 全員集合ランセレパーティバトル 霊夢争奪戦第二幕 コスモス軍VSカオス軍 ~無限なる戦い~ DISIDIA杯 運命のサーヴァントクラスバトル 逃走中サバイバル FMN エルクゥ未満ランセレバトル 特大合コン再び!! パラ×ハル杯裏 新生男性軍VS新生女性軍 ポイント大強奪サバイバル! GATTAIトーナメント 史上最大級 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍 覇王の大陸 BATTLE LEAGUE!! スターチップ争奪杯 金ラオウ前後狂中位級ランセレバトルFINAL EDITION 作品別ゲジマシチームトーナメント らんらん式で仲間を集めてチーム戦大会 更新停止中 凶キャラ最強タッグ決定トーナメント 第2回作品別Ultimateトーナメント 格差社会を生き抜け!ランセレ成長バトル 6on6!クラスチェンジ杯 タタリフェスティバルッ!!-II 「仲間は拾った」ダンサバチームトーナメント 多分台パン時間厳守!!ルーズな奴はカエレ!バトル KOFごっこ2nd 凍結 ボクの考えた作品別トーナメント テメェら誰だグランプリ 陣取り合戦TAG 春なのにモテないからタッグトーナメント開く カオスでフィーバーなMUGEN男女TAG大会 2on2 悲しいことは半分 楽しいことは2人分 狂クラスサバイバル マイナー強~並時々メジャーたまに凶大会 Big Bang Age タッグ作って駆け上れ!ドルアーガ杯 削除済み チャンピオンズMリーグ 守ったら負ける-倍返しタッグトーナメント 第2回Lスペトーナメント ガンダムvsおっぱいトーナメント 成長疲労で大貧民ランセレバトル ガンダム?vsMUGENトーナメント KIZUNAランセレタッグバトル 修羅級 作品別+共通点チームトーナメント 【モヒカン杯】 真冬のランセレサバイバルトーナメント 強キャラ ランセレサバイバル2nd 非表示 第二次新コンビ探求・男女ペアタッグ大会 作品別 シャッフル・バトル・ロワイヤル! MUGEN最大トーナメント 題名の無い作品別トーナメント Explosion!! 絆ランセレタッグロワイアル 出演ストーリー + 一覧 Final Fatal Fury(『MOW』後の設定、目は無事) └餓狼・SPECIAL K の社会復帰 MUGEN STORIES INFINITY MUGEN X Fighters カンフー美鈴の修行 人造生物03RIA-紅 でんせつと!(CV明夫) 突撃!中華姉妹 七夜が往く 覇亜斗の拳 ∞聖女伝説(番外編) 半人半霊のこころ 厄神さまのおしごと プレイヤー操作 実況付きP操作 Tarie配信(345キャラ目操作キャラ、GM氏製) *1 龍牙の読みは「りゅうが」ではなく「たつきば」。 それだけなら別に何ともないだろうが、問題は他の技は音読みなのに、何故か龍牙と零牙(ぜろきば)だけ訓読みという事である。 某誇り高きヤングタイガーのビルトアッパーと被ったせいとちゃうんかな?
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/3531.html
SNK製作以外(サードパーティ製)のNEOGEO格闘ゲームについてのランクです。 ファイターズヒストリーダイナマイト ブレイカーズ / ブレイカーズ リベンジ 天外魔境 真伝 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ 新・豪血寺一族 闘婚-Matrimelee- ファイターズヒストリーダイナマイト S リー、ザジィ A レイ、カルノフ B サムチャイ、溝口、ヨンミー、ジャン C マットロック、クラウン D マーストリウス、亮子、フェイリン 弱点システムの存在から、「ワンコンボ気絶→即死」がどれだけ容易に狙えるかで性能が決まる。 喰らい切り替えに対処できる、攻撃範囲の広いコンボを持つキャラが上位に来る傾向が強い。 同時に無敵対空・隙の少ない飛び道具などを持ち、相手に近づかせない(チャンスを与えない)戦いが出来るかどうかも重要である。 また中段技が殆ど無い事、連続ガード中は上下段関係無く全てガードできる事、めくりにくくそこから地上技に繋ぎにくい事などから、 相手のガードを崩すのが意外と難しい。故に動いた相手を潰す、後の先を取れる技が強い。 とにかく一瞬のミスが負けに直結する事が十分有り得る、正に事故死が怖いゲーム。 Sランク 現在は以下の2人が突出した強さを持つと言われている。 両者共に2P側筐体でのノックバック減少の影響が大きく、1Pと2Pで相性が若干変動する。 李典徳(リー・ディエンドー) 非常にお手軽でヒット確認も容易な連続技から産み出される、凄まじいまでの爆発力。 『FHD』の事故死を体現しているキャラ。 八極 とは 大爆発 の事だ。 飛び道具は無いが高速突進技「スーパー絶招歩法」を持ち、補って余りある性能のためマース戦以外では気にならない。 波動コマンドで出るお手軽対空、「穿弓腿」で守りも死角無し。 弱点が膝のため非常に気絶しにくい。狙いにくさでは本作屈指。 ザジィ・ムハバ 長いリーチと「バルカンフック」による固めが強い。特に「バルカンフック」が優秀で、下手に動けばすぐピヨる。 「ダッキング(ヘルファイア)」があるため飛び道具も怖くなく、相手からすれば迂闊に技を振る事も難しい。 ただし操作難易度は高く、強力だが使いこなすのが難しいテクニカルキャラ。 弱点が頭部だが、背が高いため立ち状態ならジャンプ系の技以外はヒットしにくく、意外に外れにくい。 Aランク 以下の2人も磐石な立ち回り、攻撃範囲の広いコンボ、超火力・反応困難な奇襲能力の全てを兼ね備えているが、Sランクと比べると弱点が目立つ。 レイ・マクドガル とにかく全ての性能が高く、近距離・遠距離どちらも戦えるオールラウンダー。 飛び道具潰しの「ホイールキック」。見てからでも潰す事ができ、硬直もほとんど無い。スカッても投げ勝てる場合が多い。 移動距離が長くてスピードも速く、これまたスカッても投げが狙える「ダイナマイトタックル」、 そして大ダメージかつ多段ヒット・攻撃判定がデカいので決まればほぼ気絶する「サンダーダイナマイト」。 対空にも使えるホイールキックのコマンドが214系であるため、入力が遅れてもガードになりやすい。 ゲームスピードの速い本作においては地味ながら大きい恩恵。 弱点が胸(というか頭部を除く上半身全体)のため、他キャラに比べ非常に気絶しやすい。 そのせいでザジィには大きく不利、リーにも若干不利とされ、地位が下落気味。 ただし下位キャラ、特にマース(と亮子)に大きく有利を付けられるので全体的にダイヤを付ければトップになる。 「理論上最強」に近い位置にいると言える。 カルノフ 隙が殆ど無く、下段無敵の「スーパー100キック」。小P始動の連続技から繋げるとほぼ確実に相手の弱点に当たる。 無敵対空技を持たない相手にはかなり強い「バルーンアタック」。出掛かり無敵なので回避も可能。 対空性能が非常に高いしゃがみ大P、キャンセルのかかるスライディングなど通常技が優秀。 バグ技の一種である「カルノフワープ」を含めた奇襲能力は、上位陣の中でも特に高い。 弱点がやや広範囲で、無敵対空技を持っていないため、上の3キャラに対しては少し相性が悪い。 Bランク S・Aランクと比べ、立ち回り・火力・弱点・奇襲能力のどこがが欠けている層。 ワンミスの影響が大きく、勝ち確逃しが絶対に許されない。 サムチャイ・トムヤムクン 対空・連続技・奇襲に使える「ティーカウコーン」、スピードが速い「マットロン・デュサロップ」、 ガードされてもOKな「パップソークカゥ」と、全てがまとまっており地力は決して低くないが、やれる事がほぼ全て劣化レイ。 安定感はあるのだが、火力が今一つで逆転力に欠ける。 体が大きく、弱点も当たりやすい位置(レイと同じく頭部除く上半身全体)なため気絶しやすい。 また、全キャラ中唯一弱パンチに連打が効かず、不意の突進技を止めにくい。 溝口誠 「空中連続蹴り」を交えた超威力かつ気絶を奪える連続技が怖い、リーと並ぶ事故死キャラ。 かなり信頼できる「小・虎流砕」。硬直も少なく連発できるのも強み。 欠点は飛び道具である「タイガーバズーカ」の隙が大きく、高速突進技も持たないため能動的なゲームメイクが難しい事。 「空中連続蹴り」を使った見えない表裏二択は強力だが、 相手のノックバックが少なくなる2P側を取れないと「チェストループ」コンボが使えず、爆発力が弱体化する。 柳英美(リュウ・ヨンミー) 「(低空)オーラスマッシュ」「ネリチャギ」を使いこなすと上位陣を喰えるポテンシャルを持つが、どちらも出すのが難しく安定感に欠ける。 上位陣にしては相手の気絶を奪う機会が少ない、典型的な立ち回りキャラ。その意味でも上の二つの技が重要。 三角飛びで逃げまくると、一部キャラは付いて来れない。 弱点の位置の関係で気絶させられやすい。立ち・しゃがみ状態いずれでも大抵の相手に弱点を攻撃されてしまう。 相手の体力が少なくなった時の通常技の威力減少(根性補正)が激しいのも難点。 ジャン・ピエール リーチが長く、スライディング、屈大P、「フリック・フラック」など豊富な対空手段で飛び道具と合わせた待ちが強い。 「バルカンフック」には及ばないが「ニードルシャワー」で似たような事ができ、かつタメを作れる。 同時押し高威力も可能で、相手の気絶時に叩き込めるコンボ火力は高い。 弱点の食らい判定が思いのほか大きく、意外に気絶しやすい。 ジャンプの高度は高いもののスピードがやや遅く滞空時間が長め。上から押さえ込もうとすると返されやすい。 あと、「ロンダート」をつい使いたくなってしまう。 Cランク Bランク以上に対して火力で圧倒的な差を付けられている層。 立ち回りにさほど差は無いが、火力不足から相対的に差が開いてしまっている。 マットロック・ジェイド 中段で見切られにくい「オーバーヘッドキック」からの崩しが強力。隙も少なく、投げ以外の崩し手段としてはトップクラス。 ……が、必殺技がほぼ劣化ジャン。連続技も乏しく、火力が低い。画面端限定で永久はあるが入れる機会はまず無い。 ジャンプスピードが速く、かつ高度が高いので上から押さえ込むのが得意。 対空技がそれほど強くなく、弱点も頭なので逆に自分が上から押さえ込まれる展開に弱い。 クラウン 超スピードの「スピンアタック」。強で出すとガード後の隙こそあるが、見切れない。 通常投げの威力が高め。レバガチャとボタン連打次第でさらにダメージを上げられる。ただし根性補正の影響を受けるため一長一短。 ジャンプの高度が高く、空対空には強いが対空技には弱い。 反面、マットロックよりも安定した対空技を持たないため、相手の飛び込みを捌くのが難しい。頭が弱点なのも同じ。 必殺技が全てタメ系でスピーディな展開の本作と相反する部分があり難しい。飛び道具の隙もやや大きめ。 連続技が難しい上にあまり減らず、気絶させても大ダメージを奪えない。 Dランク 火力だけではなく、立ち回り・弱点・奇襲力にも難がある層。 特定の行動を繰り返されるだけで辛い局面が多い。 マーストリウス 異常に投げ間合いの広い「ダブルジャーマン」を絡めた接近戦では無類の強さを誇る。 ヒット確認不要の投げキャンを活用した強烈な打撃固めも強く、密着戦に持ち込めばワンチャンある。一応、高速突進技も持っている。 しかし、体がでかい上にジャンプの性能が非常に悪く、飛び道具を連発されると飛び越す事すら難しく、何も出来ない。特にレイ戦は詰む。 また、弱点が足のため小足連打で気絶する他、飛び道具を飛び越えようとしてしくじると弱点に当たる。飛び道具持ちに詰む要因の一つ。 飛び道具を持たない相手、特に現在2強とも呼ばれるザジィとリーとはまともに戦えるという妙なキャラ。 嘉納亮子 高威力の「超山嵐」、威力は無いが非常に決めやすい「一本背負い」、連携しだいでは「超山嵐」を超えるダメージを与えられる「肩車」。 しかし、マーストリウスほどではないが近付くのに苦労する。 移動速度こそ速いがリーチが短く高速突進技も持たないので、通常技に投げキャンをかけても限界がある。 加えて(無敵)対空技が無いため、ジャンプで攻められると切り返しの手段が殆ど無い。迎撃をミスると弱点に当たる。 相手の体力が少なくなった時の通常技の威力減少(根性補正)も激しいが、亮子の場合は「一本背負い」があるので何とかカバー可能。 コマンド投げの性能上、マーストリウスにガン不利が付いてしまい、肩車ループができないとほぼ無理ゲーとまで言われる。 劉飛鈴(リュウ・フェイリン) 通常技のリーチが長く無敵対空も強いが、一般的に最弱とされるキャラ。 ダメージを奪う機会が少なく、飛び道具の隙が大きいため、立ちまわりでも苦労する。頼みの綱の無敵技にはタメが必要。 「踵落脚」「空中蟷螂拳」と空中で軌道を変える技が二つあるが、どちらも当てて反確。ただし空中蟷螂拳は中段なのでトドメには使える。 レイと同じく弱点が大きいので非常に気絶しやすい上に、 相手の体力が少なくなった時の通常技の威力減少(根性補正)が激しく、逆転されやすい。 ブレイカーズ / ブレイカーズ リベンジ S 翔、白虎 A 才蔵、ティア B タオロン C ライラ、マハール、コンドル D アルシオン、ピエール 初代と『リベンジ』の違いは「才蔵がいるか」「隠しコマンドで白虎が使えるか」のみなので、2作共通のものとして解説。 翔の強さが頭一つ抜けている。上位陣は通常技の性能がよく、必殺技もバランスよく揃っている。 さらにダッシュの性能もよく、これらの性能で自分のターンを押し付けつつワンチャンスから大ダメージを与えられる。 また、超必殺技がどれも判定で空中ヒットから拾える仕様のため、咄嗟に出せて拾いやすいのも強み。 逆に下位陣は攻めが途切れがちであったり、連続技に乏しくワンチャンスからの大ダメージが望めない。 Sランク 神威翔 通称「SHO様」。 文句無しの最強キャラ。弱い所が特に見当たらない。詳しくは神威翔の項目を参照の事。 黄白虎 基本的にランクは度外視されるが、ボス性能なためこの位置に来るのは当然。むしろ渡り合えるSHO様が凄い。 「剛射拳」による牽制、読み合い拒否の「激震破」と、どちらかと言うと守りが強い。 「頭髪鞭」が一度相手に触れれば圧倒的有利なターンをループさせる事が出来る。見切って回避するのは不可能なレベル。 「真爆雷掌」による拾い性能はティアやコンドルを余裕で上回る。ガードされても反撃されず無敵時間による飛び道具抜けも容易。 Aランク 飛影才蔵 刀を使う大P攻撃が発生・リーチ共に優れ判定も強い。 特にジャンプ大Pはジャンプ直後に振り回すだけで強力で、レバーを入れておけばノーリスクで空中投げとの複合入力になる。 飛び道具の性能が非常に良い。弱は高速の飛び道具を一度に2発放ち、相手の飛び道具を消しながら当たる。 強は弾速は遅いものの相手をダウンさせ、削りダメージが弱より高くガード硬直時間も長い。 どちらも発生がかなり早く、適当に投げ分けるだけで相手は対処に苦しむ。 無敵割り込みが出来る「夜叉髪」から超必殺技でキャンセルが出来る。スーパーキャンセル可能なのは才蔵だけ。 また、気絶耐久値が全キャラ中群を抜いて高く、非常に気絶しにくい。 攻めている間は非常に強いが、対空技や超必殺技の性能上、攻められると脆い典型的なガン攻めキャラ。 ティア・ラングレー ガードされても隙が少ない「ソル・スパイク」がかなり高性能。空中で出した場合は中段となり、 ジャンプ攻撃をキャンセルして出す中段ソル・スパイクと小足からの連続技の2択が強力。 飛び道具を無効化して突っ込む「ラピッドチャージ」、空中でも出せる突進技「バーニングリボルバー」、 中段の乱舞技「カットラスフラッシャー」と、ガードされると隙は大きいが強力な超必殺技が揃っている。 昇龍コマンドだが咄嗟の対空が翔に次いで強いため、速い展開だろうが、じっくり構えようが戦える。 Bランク リー・タオロン タメキャラだが0.5秒ぐらいでタメが完了する。飛び道具で飛ばせて無敵対空で落とす事すら可能。 崩し手段に乏しく、上位陣はこちらの飛び道具の上を行く技を持っているため純粋性能で不利だが、 隙の少ない飛び道具、高威力の無敵対空、繋がりやすい連続技と地力は高く下位陣ほど差は開いていない。 Cランク ライラ・エスタンシア ジャンプ速度が素早く、無敵対空とガードされても隙の少ない突進技がある。 超必殺技「ブラッディファング」が相手の飛び道具を見てから余裕で決まる。 しかし、タメキャラかつ小技に連打が全く効かない単発キャラなので、連続技や連携が少ない。 特にガードを崩す手段は全キャラ中最も乏しい。 シーク・マハール 超必殺投げ「ローリングプレス」が超必殺技にも拘らずコマンドが「一回転+ボタン」。忘れた頃に出すと強い。 ガードされても反撃を受けにくい弱「スラッシュ・ソード」、上方向への判定が強い「バニッシュ・ソード」、 飛び道具を先読みして出せる「バルーン・ボム」といった奇襲技を持ち、間合いを詰めるのは比較的容易。 ゲージ溜め能力が高く、発生保証のある「カダブーラ・ボンバー」がほぼ出し得なため、ゲージを溜めて超必殺技カウンター戦法が取れる。 反面、飛び道具と信頼できる対空技、小技からのコンボが無く、本作における「強さの条件」が欠けている。 コンドル・ヘッズ 超必の「アトラス・ロック・バスター」の発生が非常に早く、判定に優れガード後の隙も少ない(割り込まれるが)。 また、下記のトマホーク後や、特殊投げ後など確定場面が多い。 PPPコマンドの「トマホーク・ジャック」はワンコマンド対空になり空中ヒット後に超必殺技で拾え、さらに飛び道具を消せる。 リターンは非常に大きいものの発生はそれほど早く無く、下方向に広い攻撃判定を持つジャンプ攻撃には意外に弱い。 対空に使うにはプレイヤーの反応速度が問われ、技後の硬直も大きいので飛び道具を連発されると結局ガードするしかない。 加えて一人だけダッシュが無く、長距離を移動する突進技も無いため相手に簡単に近付けず、遠距離で出来る事が全く無い。 また、技をガード後に投げが入らない時間が長いゲームのため、当て投げが決めにくい。意外に間合いが狭いのも難点。 ただし相手の攻撃をガード、もしくは喰らった後にコマンド投げを仕掛けるのは単純かつ強力。 Dランク アルシオンIII世 遠距離通常技の性能はそれなりだが、無敵技・対空技が無く攻め込まれると切り返すのが非常に困難。 近距離通常技の性能も良くないため近付かれると終わる。かといって飛び道具も無いため遠距離戦もしんどい。 移動速度やジャンプ・ダッシュ・バックステップの性能も悪く、肝心要の間合い調整がしにくい。 超必殺技の性能が悪く、超必殺技ぶっぱなしカウンターが強い本作において、アルシオンだけこれが出来ない。 連続技が狙いにくく、必殺技も使いにくい。単発強通常技でダメージを稼ぐしかない。 とはいえ、プレイヤースキルが物凄く高ければ近付かせず封殺も可能。 ピエール・モンタリオ ジャンプにダッシュの慣性を効かせられるのは三強以外でピエールだけ。また中段から連続技を決められる。 体が大きく、リーチも長めだがその分食らい判定が大きい。通常技の差し合いで判定負けする事が多い。 超必殺技「サンダー・クラウザー」は割り込み・カウンターに優れた性能を持つが、これしか切り返す手段が無い。 しかも無敵があるわけではなく(攻撃判定が非常に強力で発生が早いだけ)、システムの攻撃力補正も受けにくく威力が低い。 一見バランスよく必殺技が揃っているが、全ての技の性能が悪く使えない。 思った以上に連続技が狙いにくく、差し合いも弱いためダメージソースがとにかく乏しい。 天外魔境 真伝 S 自来也、綱手 A 戦国卍丸、大蛇丸、カブキ団十郎 B 八雲、極楽太郎 C 絹 全体的に非常にバランスの取れたゲームであり、キャラ数が少なめなのもあるが圧倒的強キャラor不利キャラが存在せず、 最も厳しいと言われる絹も、そこまで絶望的な差は無い。 ちなみにゲーメストムック(平成7年9月28日発売)によるダイヤグラムは、 綱手(43)、自来也(42)、戦国卍丸(41)、八雲(36)、カブキ団十郎(32)、大蛇丸(30)、極楽太郎(30)、絹(26)であった。 丁寧に技を振っていく純然たる立ち回りゲーなのだが、通常技が弱めなキャラが多く飛び道具や中段技がほとんど無い。 また空中ガードが強く、強力な対空技が存在しないので安全に飛び込む事ができるが、通常投げが決めやすく、 相手のジャンプ攻撃をガード後に投げるのが比較的簡単なのでジャンプ攻撃自体はシビアだったりする。 そのためダッシュ攻撃による横押しが大きなウエイトを占め、特にダウンを奪えるダッシュBCの性能が重要視される。 そして最も大きい特徴がアイテムの存在で、速度UPはまだしも攻撃力UP、防御力UPあたりは戦局を大きく左右する事になり、 特に毒は行動不能の隙に強力な攻撃を入れられるため、一発で試合を引っくり返される事も珍しくない。 それ以外では削りダメージが多めであり(ただし削りに適した技は少ない。また武器攻撃を空中ガードすると通常技でも削られる)、 また、基本的に強力な術ほどゲージが溜まるのが遅く連発できないため、使うタイミングや場面が重要である。 Sランク 自来也 追撃可能なため全キャラ一リターンの大きい通常投げと、全キャラで唯一の空中投げを持つ。 これだけでも相当強いのだが、下段判定で隙も非常に小さく、連続技・差し込みなど最強の性能を誇るダッシュBC。 連続技・固め・遠距離攻撃に使える「かまいたち」。おかげで苦手な距離が無く、特にAで出すとほとんど隙が無い。 威力と削りダメージ共に半端無い「爆炎」。相打ち上等の対空技として使う事もできる上、術の回復時間も短く連発できる。 空中投げとダッシュBCで容易に接近でき、そこからの攻め手が豊富で強力……と、やれる事がとても多い。 基本的なリーチが短いという欠点があるものの、かまいたちやダッシュBC、地上武器投げで一応カバー可能。 綱手 バグによる力王or金剛の永続効果。特に金剛発動に成功すれば体力が実質2倍に。綱手の短所を全て消すほど強力。 リーチの長い中斬り攻撃と威力の高い大斬り攻撃。特に特大攻撃の威力は凄まじく、毒のため入れるチャンスもある。 反面、使える連携や連続技に乏しく、単発攻撃でチクチクやるしかない。……が、術バグの影響でそれすらも厄介。 ダッシュBCが中段技で相手を気絶させられる。しかし対となる選択肢が弱く立ちガード安定で、硬直が甚大なためむしろデメリット。 「なめくじ神隠し」で画面端からの脱出が比較的安全に出来る。 ただし素の防御力が全キャラ中最下位のため、発動失敗やアイテム取得などで金剛が解けてしまうと途端に脆くなる。 Aランク 戦国卍丸 「卍斬り」による連続技の威力が凄く、狙うチャンスも多い。ラッシュ力は全キャラ1。 連発できる「雷光」、不意打ちの「迅雷」、無敵時間を利用し大ダメージを狙える「天雷」と術の使い勝手が良好。 3回削れる「卍斬り」と避けられにくい「空中松虫斬り」を持つため、とどめは非常にやりやすい。 その反面、ダッシュ攻撃の使い勝手があまり良くない。投げや天雷などでいちいち素手になるのもネック。 素手状態で卍丸コンビネーションと卍掌底の表裏二択ができるが、素手になってまで狙うメリットは無い。 また、通常技の性能がそれほど高くないため、強力な接近戦に持ち込むまでが意外と苦労する面も。 反撃性能がかなり低めなのも悩みの種。隙の少ない技を押し付けられると辛い。 大蛇丸 長いリーチと一人だけ持つ通常飛び道具、そして自来也に次ぐ性能のダッシュBCのよる間合い調整と固め。 相手を押す事で間合いを離せ、マイナスアイテムを取らせる事の出来る連打技「竜槍連撃」。わずかだが削りダメージも侮れない。 特大ダメージを誇り一発逆転を狙える「凍竜」。毒を狙えるので決めるチャンスも比較的多い。 素手時の通常技は隙が少なく、術も下段判定で高威力の「氷竜」、地上当て身の「氷竜返し」に変化するので相手によって戦法を選べる。 空中ガードされない地上対空を持つ数少ないキャラだが食らい判定が大きく、技の隙も大きいため攻め込まれると厳しい。 カブキ団十郎 何はなくとも唯一の無敵(対空)技「羅砕刃」。連続技や特にカウンターに威力を発揮する。 回復時間がとても早く通常飛び道具として連発できる「風花」。 ……が、通常技の性能が余り良くない。特にダッシュ攻撃の性能が下段とは言えイマイチなため、テンポよく攻められない。 羅砕刃とコマ投げ「カブキ烈空破」による二択が狙えるが、これもバクチ。烈空破を決めた後の状況も微妙。 競り合いには強いが、上の連中に比べると大ダメージを奪う手段が無い。羅砕刃に繋ぐぐらいが限界。 あと、「花嵐」を決めたくなってしまう。はなあらしぃ! Bランク 八雲 驚異の削りダメージを誇る「不動」。そうそう決まるものではないが忘れた頃に出すとやはり強力。 威力こそ低いものの避けられにくく安定して削れる術「白虎」。ゲージの回復も早く、普段はこちらがメイン。 ダメージはかなり低いがリーチに優れ、上手く使えば地上戦で頼れる「王狼斬」。 通常技も発生が速いものが多く、リーチもそこそこ優れ使い勝手がいい。 出し放題で空中飛び道具として連発できる空中武器投げ。白虎もあるためバックジャンプする八雲を追いかけるのには神経を使う。 非常に発生が早い「百花繚乱」。弱攻撃から連続技にできるが出すのはやや難しい。 しかし、ダッシュ・バックステップの挙動が特殊で間合い調整が非常に難しい。一人だけ大ジャンプも出来ずダッシュ攻撃も微妙で使えない。 攻撃力・防御力共に弱いため逆転性に著しく欠ける。背が高めなのも地味にツライ。 極楽太郎 やはり「極楽ホームラン」。状況は限定されるが10割も実戦レベルで充分可能なため狙うしかない。 極楽ホームランを狙わなくても、通常投げの間合いも広いので簡単に投げられる。 出は遅いがリーチが物凄く長く、特大攻撃は威力も高く攻撃判定も広い。 ジャンプ速度が遅いがダッシュ攻撃の性能が高く横押しが強い。特にダッシュBCは硬直こそ長いがそれを補って余りある性能。 その反面、至近距離以外の技の出が遅いため中間距離での固めに弱く、反撃性能もダッシュBCが限界。対空性能も乏しい。 実は攻撃力が高い技が極端に限られているため、単純にパワーキャラと言いにくい部分も。特に蹴り技は軒並み低威力で泣ける。 典型的な遅い・重い・堅いキャラ。故に相手を捕まえられないと厳しい。 Cランク 絹 シロを用いた遠距離戦が強く、逃げながら戦える。 出し放題のジャンプ武器投げ。八雲とは違い当たるとダウンを奪えるが、その分出は遅い。 ガード不能(ただし空中ガード可)で相手に状態異常を与える各種術も優秀。特に綱手の強化を解けるのは大きい。 ……が、全ての通常技が弱く、特に下段攻撃が無いのは致命的。シロによる攻撃もシロが攻撃可能状態でないといちいち泣いてしまう。 おまけにシロは攻撃を受けすぎると死んでしまう(ラウンド中は復活不可)というオプションキャラにあるまじきひ弱さ。 式神バグを使うと戦法は増えるがそこまで強力ではなく、むしろバグを狙うと出来る事が少なくなってしまう。 大ダメージを奪える手段が無く、八雲以上に逆転力に欠ける。 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ S ペペ、オニ A アリス、ラデル、ソニア B リン、エリアス、ジョーンズ、ビリー C ジミー、カサンドラ、カン D アニー、プパ、アブボ ガーキャンと壁の影響が非常に大きく、ガーキャン対策、壁当て能力が重要視される。 また、コマンド投げが強い仕様のため、コマンド投げの有無もキャラ性能に大きく関わる。 空中ガードが『斬サム』並に強力なため、これを崩せる選択肢があるかどうかも重要。 乱入時に選択されるステージが壁有りか壁無しかでもランクが変動する(アリス見てからラデル余裕でしたなど)。 Sランク ペペ 高性能なオールラウンダー。文句無しの最強キャラ。 オニ 鉄壁の移動要塞。地上戦が強い上、対空面も万全! 必殺技がガードさせた時はともかく、スカった時の隙がやや大きめなのが短所。 Aランク アリス・キャロル 牽制・固め・崩しも強い。そして迫り来る永久の恐怖。防御力の脆さが最大の弱点。 壁の無いステージだと決定力に欠ける。永久無しでは下位ランクとの意見も。 ラデル 壁当て能力が高く、特に追加入力で吹き飛ばし方向を決定できるコマンド投げが強力。 更に自分が先発で乱入した場合壁無しステージになるため、壁の支配力が高い。 プレッシャーかけて圧せれば強いのだが対空面が弱めで、さらに必殺技の隙が大きい。待ちには厳しいか。 ソニア・ロマネンコ 単純動作で普通に強い。端での2択はさらに強い。 Bランク リン・ベーカー 飛び道具を中心とした攻め重視の立ち回り。貴重なめくり技持ちでもある。 ゲージ溜め能力が意外に高く、粘れるキャラ。 エリアス・パトリック 地上戦と吸収技による体力回復。 出が遅いものの、出してしまえばかなり有利になる飛び道具も強力。 ミスター・ジョーンズ 長いリーチ、レトロナコー。立ち回りが強い。 下段強襲Lv2グルーヴはゲーム中屈指の攻撃力で怖い。 特殊技以外の下段が単発で終るため、安いのが欠点。それでも崩しはやりやすい方。 ビリー 牽制の強さと中/下段の振り分け。コンボの爆発力が凄い。 ただしそれが入るかは相手次第にもよるため、安定感がやや低い。 ライトニングテイルの判定が意外に弱く、確実性を求めると超必にしか頼れない対空面が課題。 Cランク ジミー 自分の間合いで戦えれば強い。地道にコツコツ。 カサンドラ 超低空フォーレン・エンジェルによるゲージ効率の良さと幻惑系の動きで勝負。空中戦も強い。 読みが外れた時の隙の大きさが痛い所。 カン・ジャエモ 気絶or即死級の連続技が脅威。暑苦しいめくりでGO! 体力値は並より上なのだが、気絶耐久力が最低クラス。ゴリ押さなければいけないが、細心の注意を。 Dランク アニー・ムラカミ 牽制しつつ、トリッキーに立ち回ってチャンスを掴め。 超必の性能が低く、ぶっぱではほぼ役に立たない。 コンボは意外と減るが、崩しのショボさが難点。 アリスとプパよりはマシだが、やはり体力値が低い。 プパ・サルゲイロ 勝機はCDカウンターに有り。ガード崩しが6Aしかなく、対になる下段にリーチが無いのは×。 ゲージ溜め能力がそれほど高くなく、あらかじめ持ってないとキツイ。 体力値がアリスと同じで最低なのも厳しい。 アブボ・ラオ 画面端での2択が勝利の鍵!端まで行けなきゃ即、終了。 コマ投げは常に仕込んでおくぐらいの気合で。 新・豪血寺一族 闘婚-Matrimelee- クララ・干滋>リン・ポチ>(その他大勢)>ホワイト 花小路クララ 全キャラ中最も判定が強い通常技と、最も早い飛び道具を持つ。後者は隙も小さく高性能。 また、プリンセス・シシーと同じ相手を変身させる技を持つが、シシーよりも性能がいい。というかこのゲーム最強のゲージ技。 1ゲージ消費・コンボから繋がる・相殺不可・相打ち狙いなら割り込みにも使えると至れり尽くせり。 この技を利用して2ゲージあれば即死ループが可能だが、1ゲージだけで使っても十分強い (5~6割+赤ゲージ(ヴァイタルソースみたいなもの)が残らない)。 この他にも、地震を発生させる持続の長い必殺技が怒り爆発を起こした相手に確定できる。 ゲージ無しのコンボがあまり痛くないのが短所らしい短所。溜まるまでは我慢。 弧空院干滋 通常技の判定がかなり強く、基本のコンボもかなり痛い。 「激杖十字突き」という技で通常技の隙をごまかす事も可能。 そして1ゲージ技が超万能。弱攻撃よりも発生が早い、長時間無敵+突進始動なのでリーチがある。 通常攻撃から幾らでも繋がるし、割り込みは勿論対空にも使える。
https://w.atwiki.jp/taigamonogatari/pages/1857.html
21 12 (GMnasa) では現在、二手に分かれたところですね 21 13 (GMnasa) 酒瓶を投げつけられたとこからです 21 13 (Sirkka21_3) チョドーン 21 13 (Kail22_1) さてどうしたもんかなあ 21 13 (GMnasa) 手下Aは読書、手下Bは飲酒して暇をつぶそうかと言った所でしょう 21 13 (Asag21_1) 酒瓶にはラベルとかついてるのかな 21 13 (Asag21_1) どうしよう 21 14 (Kail22_1) 流石にあの人魚全員まともに買うのは流石に無理だろうし 21 14 (GMnasa) 酒瓶には「姪酔」とかいてあります 21 14 (Kail22_1) 最終的には奪う形にはなるんだろうけども 21 14 (Yuhei24_2) 神官崩れに茄子は効くんだろうかな 21 14 (Sirkka21_3) やっぱり女の子か……>姪酔 21 14 (Kail22_1) この場で作れないか…。 21 15 (GMnasa) 料理は可能ですよ 21 15 (Kail22_1) たしか材料はなかったような 21 16 (Asag21_1) 茄子ー 21 16 (Asag21_1) 取り敢えず素材はあるし 21 16 (Asag21_1) 巨人泣かせだけ作る? 21 16 (Asag21_1) ←買いまくってた 21 19 (GMnasa) 巨人泣かせなら家事精神10が目標となりますね 21 20 (Sirkka21_3) ううむ 21 20 (Sirkka21_3) 家事と精神5があるにはあるが、時間かからないかな 21 21 (Kail22_1) この雰囲気なら作れますが、ご隠居がどれだけ早く倒すのに期待してるかだよなあ 21 21 (Asag21_1) 残念ながら、スキルは全消費済み 21 21 (Kail22_1) 料理を使った無効化だけを今しておけってことなのかもなあ…。 21 21 (Asag21_1) 「たたかう」しか使えんよ 21 22 (Kail22_1) 今倒したら、帰ってきた時にご隠居の身があぶない 21 22 (Kail22_1) 叫び声とかだけでもやばいだろうし 21 22 (Asag21_1) 生け簀て言ってたね 21 23 (Asag21_1) 屋外かな 21 24 (Sirkka21_3) んと、生贄は町のほうというか海の方にいるのではと思ってたけど 21 24 (Sirkka21_3) あ。 21 24 (Sirkka21_3) 生け簀 21 24 (Sirkka21_3) ずっといけにえだとおもっていた…… 21 24 (Sirkka21_3) もうわたしはだめかもしれない。 21 24 (Sirkka21_3) ううむ、巨人泣かせつくるだけでもやってみる? 21 25 (Kail22_1) やってみますか。 21 25 (Kail22_1) ただ巨人殺しだってばれるのはちょい怖いな 21 26 (Sirkka21_3) 馬車の中でつくるか…… 21 27 (Sirkka21_3) 馬車の中にひっこんで巨人殺しつくれますかGMー 21 27 (GMnasa) どうぞー 21 28 (Asag21_1) じゃあ、シルッカさんに素材渡そう 21 28 (Sirkka21_3) もらおう。 21 29 (Asag21_1) 敵をじっと見てる 21 29 (GMnasa) 手下の二人はおたがいに干渉することもなく自由なもんです 21 29 (GMnasa) とはいえ相手もプロなんで隙を見せるようなアレでも無いですね 21 29 (GMnasa) 警戒こそしてないですが、油断してるわけでもない 21 29 (Sirkka21_3) うむうむ 21 30 (Sirkka21_3) ではアサギさんから気付け薬もらって馬車にひっこもう 21 30 (Sirkka21_3) ひまひま。 21 30 (Asag21_1) アサギは奇襲の隙を窺っている… 21 30 (Sirkka21_3) 家事持ちで、精神判定で目標値10ですね 21 30 (GMnasa) では馬車の中でどうぞですよー 21 30 (Sirkka21_3) ふっていいかなー 21 30 (GMnasa) どうぞー 21 30 (Sirkka21_3) 2d6+5 せいしーん 21 30 (Toybox) Sirkka21_3 - 2d6+5 = [5,2]+5 = 12 21 30 (Sirkka21_3) ほっ 21 31 (GMnasa) では巨人泣かせが出来上がりました 21 31 (GMnasa) 時がたつほどに芳醇な味に仕上がることでしょう 21 31 (Sirkka21_3) どうしよう、アサギさんもっておく? 21 31 (Asag21_1) 射撃ないよ 21 32 (Sirkka21_3) 近接も可能だとおもったんだけど射撃専用なのかな 21 32 (Asag21_1) 使わなかったら返してくれればいいや。預けておきます 21 32 (Kail22_1) 今暑いですか? 21 33 (Kail22_1) ここらの気温は 21 33 (GMnasa) 投げることもできるなので、ふつうにふりかけても大丈夫ですよ 21 33 (Sirkka21_3) なんとなく夏で暑くて夜もあったかなイメージであった今回のセッション。どうでしょうGM 21 33 (GMnasa) 既にお昼すぎですのでポカポカ陽気でしょうか 21 33 (Kail22_1) シルッカさん馬車に戻った言い訳をしたかった 21 34 (Kail22_1) 「おや、シルッカさん、日蔭に戻ってしまいましたね」 21 36 (GMnasa) 手下B「ま、しばらくかかるだろうから休んでりゃいいさ」 21 37 (Sirkka21_3) ではそのあいだにさけさけ。 21 38 (GMnasa) シルッカさんが昼から酒をあびる仕事 21 38 (Sirkka21_3) 飲まないよ! 21 38 (Kail22_1) 「私はこのくらいの陽気が好きですね。お外にいることにしましょうか」 21 38 (GMnasa) ではどうしますかな? 21 38 (GMnasa) このまま時がたつのを待ちますか? 21 39 (Kail22_1) 待ちますかね 21 39 (Asag21_1) 出来ればぶっ飛ばしたい 21 41 (Asag21_1) どう行動するのが正解なんだろう 21 41 (Kail22_1) なら小声でも相談が欲しいですかね、攻撃始めるなら全員でやらないと 21 41 (Yuhei24_2) 攻撃始めるなら全員でやりたいし 21 41 (Asag21_1) 取りようによっては暴れろか、おとなしくしてろとも取れるし 21 42 (Yuhei24_2) 仮にここで適当に襲いかかって 21 42 (Yuhei24_2) でかい声で悲鳴とかあげられると 21 42 (Kail22_1) うん、それな 21 42 (Yuhei24_2) まぁ届かなければ問題ないけど 21 42 (Asag21_1) 爺さん予め作戦基目とこうぜ… 21 42 (Yuhei24_2) ご隠居が危ないかもしんないけど 21 42 (Yuhei24_2) そこんとこどう思いますか 21 42 (GMnasa) さくらんぼにキスするおんなのこってかわいいよね 21 42 (Sirkka21_3) そこなのだよなあ 21 42 (GMnasa) あ 21 42 (Kail22_1) 折角お酒をここで作ってるんだし 21 42 (GMnasa) なんでもねえ 21 42 (Sirkka21_3) なせっぽ…… 21 42 (Asag21_1) GMなにいってらっしゃる 21 42 (Sirkka21_3) いつものなせっぽだよ 21 42 (Kail22_1) 待とうかと思っていた 21 43 (Sirkka21_3) ご隠居の安全がだいいちかなと私も思う 21 43 (Yuhei24_2) ちなみに相手がどこに人魚を隠してるかとか、数とか細かいこと分かんないから予め作戦を練っておくのは中々難しいと思うべよ 21 43 (Kail22_1) ここで二人に分断して倒せるのもアリだが 21 44 (Kail22_1) こちらにもユウヘイくんがいないので 21 44 (Asag21_1) まぁ、どれだけ助けられないか判らない以上、防げるところを防ぐしかないか 21 44 (Asag21_1) 大人しくしよう 21 44 (Kail22_1) 合流してから巨人にぶっかけが安定しそうだ 21 45 (GMnasa) では、このままのんびりしていますか? 21 45 (Kail22_1) ユウヘイくんサイドに移行かな 21 46 (GMnasa) それでは場面をゆうへいさん側にうつしますよー 21 46 (Asag21_1) …のんびりと言われるとどうしようもない焦燥感に襲われるのは自分だけだろうか 21 46 (Sirkka21_3) がんばれちくわー 21 46 (Yuhei24_2) わぁい 21 46 (Yuhei24_2) 君は戦いたいだけだろ 21 46 (GMnasa) 一方、そのころユウヘイさん 21 46 (Asag21_1) 違うよ、何とかできるなら何とかしたいんだよ 21 46 (Yuhei24_2) こそこそ 21 46 (GMnasa) ではご隠居の後をおって森の奥地に向かいます 21 47 (GMnasa) ご隠居はわかりやすく目印付けているのかも知れませんね 21 47 (GMnasa) 要所で枝を折ったり杖を引きずったりとなかなかの役者です 21 47 (GMnasa) ぞりぞりー 21 47 (Yuhei24_2) 時折定期的に自分はチリよりも存在感のない存在だと自分に言い聞かせながら 21 47 (Yuhei24_2) 追いかけています 21 48 (GMnasa) そして旧街道をしばらく行って、何度かの分かれ道 21 48 (GMnasa) 混乱させるためなのか同じところを回ったりしつつ 21 48 (GMnasa) いくつか茂みや下りの崖のような岩場を抜けていきます 21 49 (GMnasa) 気がつけば蒼い海岸線 21 49 (GMnasa) 崖に囲まれた切り立った入り江のような場所にでますね 21 49 (Yuhei24_2) 「(実家を思い出し……てる場合じゃないよなぁ)」ちらっと海岸線 21 49 (Yuhei24_2) 陰に隠れて覗っている 21 49 (GMnasa) では海岸線を見てみますと 21 50 (GMnasa) 波飛沫ひとつ無く凪いだ海は湖のように静かですね 21 50 (GMnasa) 海とは思えないほどの不気味な静けさがあります 21 50 (Yuhei24_2) わぁ 21 50 (Yuhei24_2) 「(というか思い出せる感じじゃないな……)」 21 51 (GMnasa) ご隠居たちは入り江の一番奥にある岩場の前で何やら話しこんでいましたが 21 51 (GMnasa) すっと岩の中に溶け込んでいきますね 21 51 (GMnasa) その姿はもう見えません 21 52 (Yuhei24_2) 追いますよ 21 53 (GMnasa) ではご隠居たちがとけこんだ岩場の前です 21 54 (GMnasa) 普通に行き止まりのようです 21 54 (Yuhei24_2) 岩場にぺたぺたと触れてみたりする。なんか入れそうな場所は見つからんかのう 21 54 (Yuhei24_2) あるいは地面 21 54 (GMnasa) しばらくぺたぺたしてますと、手触りのない岩がありますね 21 54 (GMnasa) スカスカ 21 56 (Yuhei24_2) ほう 21 56 (GMnasa) どうやら幻覚で擬装した入り口があるみたいです 21 56 (Yuhei24_2) スカスカした岩の奥を探ってみよう 21 57 (GMnasa) 覗きこめば自然洞窟の一部に人の手が入った感じです 21 57 (Yuhei24_2) よし 21 57 (GMnasa) 奥に続いていますね 21 57 (Yuhei24_2) 入ろう 21 57 (Yuhei24_2) こそこそ 21 57 (Yuhei24_2) あ 21 57 (Yuhei24_2) 地面にこう 21 57 (Yuhei24_2) 岩に向けて 21 57 (Yuhei24_2) 矢印を砂をかき分けて 21 58 (Yuhei24_2) 書いておく 21 58 (GMnasa) ひどい! 21 58 (GMnasa) では、そのまま奥の方へむかいますと 21 58 (GMnasa) 暗がりの中に幾つかのランタンの灯りが灯っていますね 21 59 (GMnasa) 少し広くなった空間、天井には無数の鉄格子が滑車で吊されており 21 59 (GMnasa) それを支えるように無数の鎖が地面から伸びてたりします 21 59 (GMnasa) そんな檻の下でご隠居と商人の男は、地面を覗き込むような仕草をしていますね 21 59 (Yuhei24_2) ひどいの!? 21 59 (Yuhei24_2) 見つからないようにまだ隠れつつ 22 00 (Yuhei24_2) 耳をそばだてよう 22 00 (GMnasa) 会話の内容は、当たり前のように人魚購入の金額やなんかですね 22 00 (GMnasa) お家がつぶれる額ですね 22 01 (GMnasa) では機敏でひとまず判定をどうぞ 22 01 (Yuhei24_2) なんと 22 01 (Yuhei24_2) 2d6+5 きっびん 22 01 (Toybox) Yuhei24_2 - 2d6+5 = [3,1]+5 = 9 22 01 (Yuhei24_2) ぐうう 22 01 (GMnasa) びみょー 22 02 (GMnasa) ご隠居たちが覗き込んでいる地面ですが 22 02 (Yuhei24_2) はい 22 02 (GMnasa) そこは地面では無くなにか生け簀のような、岩盤を区画してくり抜いた感じです 22 02 (GMnasa) 中には檻が沈んであるのが判るでしょう、そのなかになにか居るのも判りますね 22 02 (GMnasa) まあ人間でいう水牢みたいな感じですね 22 03 (GMnasa) さらに、洞窟の奥の方にですが 22 03 (GMnasa) 二つの人影をみつけますね 22 03 (GMnasa) ひとりは一緒に付いてきた手下の巨人 22 03 (Yuhei24_2) いたなぁ…… 22 03 (GMnasa) もうひとりは薄衣を纏った黒髪の女性 22 03 (Yuhei24_2) ほう 22 03 (GMnasa) 薄暗いランプの下で椅子の腰掛けてますね 22 03 (GMnasa) 暇つぶしでしょうか、刺繍枠を手になにかぬいぬいする姿が、女性らしくて色っぽいです 22 04 (GMnasa) 洞窟にはまだ奥があるようにも見えますが、ここからでは何とも確認はできないでしょう 22 05 (Yuhei24_2) ふうむう 22 05 (GMnasa) ご隠居は生け簀のつくりとかあれこれ聞いてますね 22 06 (GMnasa) 時間稼ぎなのか本気なのかは不明ですが、、長い話にはなりそうです 22 06 (Yuhei24_2) 女性ははじめて見るんで多少観察しつつ 22 06 (Yuhei24_2) ううん 22 06 (Yuhei24_2) 待ってても進展はなさそうやのう 22 07 (Yuhei24_2) しかし当のご隠居が覗きこんでる以上直接人魚をどうこうしようと思ってもまずバレるであろうし 22 08 (Yuhei24_2) そして他の人らは下でご飯作りながら待機してるし…… 22 12 (Asag21_1) 念話が要りますねコレ 22 12 (Yuhei24_2) 見つからないように 22 13 (Yuhei24_2) 音を立てることはできますか 22 13 (GMnasa) それは可能ですが警戒度は増すかとおもいますが 22 14 (Yuhei24_2) 狭い場所だから意味はなさそうだな…… 22 14 (Yuhei24_2) ううん 22 15 (GMnasa) 場面をあちらに返しますか? 22 16 (Yuhei24_2) そうだな…… 22 16 (Yuhei24_2) ギブアップである 22 17 (GMnasa) では待機組のほうへ場面がもどります 22 18 (GMnasa) 小一時間ほどたったとしましょうか… 22 18 (Kail22_1) あっちの護衛の二人とは適当に話しつつしてました 22 19 (Kail22_1) 「…。馬車に戻った子が心配なので、一度私も戻りますね」 22 20 (Kail22_1) と、馬車に戻る途中にアサギさんにも目配せしますね 22 20 (Kail22_1) 作戦会議したいがどうだ 22 20 (Asag21_1) 「……」目配せ確認。超絶イライラしながら我慢してたようだ 22 20 (GMnasa) 手下A「……」視線だけ奥ってすきにどうぞな感じ 22 20 (Asag21_1) ついていこう 22 21 (Kail22_1) では馬車だ! 22 21 (Kail22_1) 「さて、これで小一時間程度ですか…。」 22 21 (Kail22_1) 「奥で何かあったか、それとも時間を稼いでくれていると見るべきか…。」 22 21 (Sirkka21_3) 「ちょっと時間たってるね……そろそろ戻ってくるかなと思ったけど」 22 22 (Sirkka21_3) 「遠いのかな……遠かったら、声、聞こえないよね 22 23 (Asag21_1) 「……」 22 23 (Asag21_1) 「斬っていいか」 22 23 (Asag21_1) 疑問系じゃなくて確認 22 23 (Kail22_1) 「…どのみち、そうすることになりそうでしょうか」 22 24 (Asag21_1) 「判った」と、馬車の中で立ち上がろう 22 26 (Kail22_1) 「相手もただ雇われただけでしょうが、引けと言われて引く人たちには見えないですね」 22 26 (Kail22_1) 「やはり…やるしかないか。」 22 26 (Sirkka21_3) 「あっちも仕事だからねー」 22 27 (Kail22_1) 不意打ちは簡単には取れないだろうな、正面から行くか 22 27 (GMnasa) 手下二人は相変わらずの様子です 22 28 (Sirkka21_3) 不意打ちはゆうへいさんくらいしかむりでしょうな 22 28 (Asag21_1) 「どちらにせよ仕事。首が二つ飛ぶだけだ」 22 28 (Sirkka21_3) 「首までは飛ばさなくても……まあいいか」 22 28 (Kail22_1) 「首は飛ばす必要はないでしょう。」 22 29 (Kail22_1) 「飛ばすべき相手はむしろ、あの商人ですかね」 22 29 (Kail22_1) よし、では仕掛けたいけれど。 22 30 (Sirkka21_3) 「アサギくんは血の気が多いなあ」ふあーと一つのびをする 22 30 (Sirkka21_3) では仕掛けましょうか 22 30 (Kail22_1) [] 22 30 (Asag21_1) 「……」がるるるるる…と、背中に牙をむく狼の幻覚が見えそうな感じ 22 30 (Kail22_1) わんわん 22 30 (GMnasa) 演出で仕掛ける分には自由にどうぞ、それはかわしますんで 22 30 (Yuhei24_2) きゃいん 22 31 (Kail22_1) じゃあ弓がよくないですかねえ!! 22 31 (Sirkka21_3) では弓を放ったと同時に二人が馬車から飛び出るようなかんじでしょうか 22 32 (GMnasa) ではこい! 22 32 (Sirkka21_3) アイコンタクトだけして、二人には何も言わず 22 33 (Sirkka21_3) 手下Bにピシューンしよう 22 33 (Asag21_1) では、アサギは既に偽虎徹を抜いて飛び降りよう 22 33 (Asag21_1) あ、売ったと同時にです 22 33 (GMnasa) では手下Bはその弦の振動を感じ取り身をかわしますね 22 33 (Kail22_1) 裾から、リボンで括り付けられた短剣を取り出し! 22 33 (GMnasa) こいつ軽業もってんなー、ぐらいわかりますね 22 34 (GMnasa) B「なっ!?」 22 34 (Kail22_1) 近づく動きの中でもう片方の曲刀を抜きます 22 34 (GMnasa) 地面に片手をついた体勢でこちらをにらみますね 22 35 (Asag21_1) では、カイルさんと並んで突撃 22 35 (GMnasa) B「なんのつもりだ!?」 22 35 (Sirkka21_3) 「大人しくしてるの、飽きちゃって」 22 35 (Kail22_1) 「これがご隠居のご意思だと判断したまで…。」 22 35 (GMnasa) Aもその様子を見てパタンと本を閉じてこちらをみますね 22 36 (Asag21_1) 「その首貰う」 22 36 (GMnasa) B「冗談だろ?」 22 36 (GMnasa) ぺっと唾はいてナイフを抜きますね 22 36 (GMnasa) ではイニシ 22 36 (Asag21_1) 「なら大人しく首置いていけ」 22 37 (Asag21_1) いくぜー 22 37 (GMnasa) Bはイニシ時に軽業併用しますの 22 37 (Kail22_1) 「私たちがやろうとしていることには貴方達は邪魔なので」 22 37 (GMnasa) 1d20+1 A 22 37 (Toybox) GMnasa - 1d20+1 = [17]+1 = 18 22 37 (Sirkka21_3) 「すごく単に殺したいだけの人にみえなくもないよアサギくん……」 22 37 (Kail22_1) 「首は貰いませんが覚悟はしていただきましょう…!!」 22 37 (GMnasa) 1d20+5+2 B 22 37 (Toybox) GMnasa - 1d20+5+2 = [15]+5+2 = 22 22 37 (Sirkka21_3) 1d20+7+1 22 37 (Toybox) Sirkka21_3 - 1d20+7+1 = [4]+7+1 = 12 22 37 (GMnasa) はやいはやい 22 38 (GMnasa) 二人とも前衛です 22 38 (Asag21_1) 「時間が惜しいんだ、行くぞ」 22 38 (Asag21_1) 1d20+9 22 38 (Toybox) Asag21_1 - 1d20+9 = [7]+9 = 16 22 38 (Sirkka21_3) はやいな! 22 38 (Asag21_1) アカン、滑った 22 39 (Kail22_1) 1d20+5 22 39 (Toybox) Kail22_1 - 1d20+5 = [5]+5 = 10 22 39 (Sirkka21_3) 22B>18A>16アサギ>12シルッカ>10カイル 22 39 (GMnasa) ありがてえ 22 39 *Sirkka21_3 topic 22B>18A>16アサギ>12シルッカ>10カイル 22 39 (GMnasa) 1d3 ASK 22 39 (Toybox) GMnasa - 1d3 = [2] = 2 22 40 (GMnasa) シルッカさんへ 22 40 (Asag21_1) シルッカさんか 22 40 (Sirkka21_3) ああ 22 40 (GMnasa) 2d6+6 武勇切 22 40 (Toybox) GMnasa - 2d6+6 = [4,6]+6 = 16 22 40 (Sirkka21_3) ゆうへいさんいないから中列いないんだ 22 40 *nick Sirkka21_3 → Sirkka21_2 22 40 (Asag21_1) しかし高いな!! 22 40 (Sirkka21_2) 2d6+1 ヘイ紙防御 22 40 (Toybox) Sirkka21_2 - 2d6+1 = [5,2]+1 = 8 22 40 (Sirkka21_2) はちてんいたい 22 41 (GMnasa) B「お嬢さんはおとなしくしてな」 22 41 *nick Sirkka21_2 → Sirkka13_2 22 41 (Sirkka13_2) 「そうしたいのは山々なんだけどねー」 22 41 (GMnasa) 1d3 ASK 22 41 (Toybox) GMnasa - 1d3 = [3] = 3 22 41 (GMnasa) カイルさんへ 22 41 (Sirkka13_2) 「ほら、仕事さぼったら妖怪くび置いてけがうるさいから」 22 42 (GMnasa) 2d6+6+2 機敏突 22 42 (Toybox) GMnasa - 2d6+6+2 = [6,5]+6+2 = 19 22 42 (GMnasa) てしたつよーい 22 42 (Asag21_1) つよいね 22 42 (Kail22_1) 2d6+7 22 42 (Toybox) Kail22_1 - 2d6+7 = [4,6]+7 = 17 22 43 (Sirkka13_2) つよいな! 22 43 (GMnasa) A「ほう…互角とは…」 22 43 (Kail22_1) 「鋭い攻撃ですね…。」 22 43 (GMnasa) B「俺の方が早いな」 22 43 (Sirkka13_2) そしてアサギさんかカイルさんか中列にさがったりしてくれたりしませんか…… 22 44 (Asag21_1) あ、じゃあアサギが下がろうか 22 45 (Sirkka13_2) ありがたい 22 45 (GMnasa) アサギさんどぞー 22 46 (Asag21_1) ではでは 22 46 (Asag21_1) 二列目に移動 22 46 *nick Asag21_1 → Asag21_2 22 46 (Asag21_2) そして武勇型と思しきAをやる 22 46 (Asag21_2) 機敏斬攻撃 22 46 (Asag21_2) 2d6+9 えいっ 22 46 (Toybox) Asag21_2 - 2d6+9 = [2,3]+9 = 14 22 47 (GMnasa) 2d6+1 機防 射+1 A 22 47 (Toybox) GMnasa - 2d6+1 = [6,5]+1 = 12 22 47 (Asag21_2) たけえええ!?!?! 22 47 (GMnasa) つよい(確信 22 47 (Sirkka13_2) つよいな…… 22 47 (GMnasa) A「ひゅー、こわいねぇ…」 22 47 (Asag21_2) 「ちっ」 22 48 *nick Sirkka13_2 → Sirkka13_3 22 48 (GMnasa) 少々傷を追いながらへらずぐち 22 48 (Sirkka13_3) ではその減らず口においうちしよう 22 48 (GMnasa) こーい 22 48 (Sirkka13_3) 2d6+12 機敏突射→A 22 48 (Toybox) Sirkka13_3 - 2d6+12 = [3,1]+12 = 16 22 49 (GMnasa) 2d6+1 機防 射+1 A 22 49 (Toybox) GMnasa - 2d6+1 = [4,2]+1 = 7 22 49 (GMnasa) 8点 22 49 (Sirkka13_3) 「うーんまだまだ」 22 49 (Kail22_1) 神官には申し訳ないくらいに 22 49 (Kail22_1) 機敏だらけ 22 50 (GMnasa) そしてカイルさんだ 22 50 (Kail22_1) 同じくAに機敏・突だ! 22 50 (Kail22_1) 2d6+9 22 50 (Toybox) Kail22_1 - 2d6+9 = [6,1]+9 = 16 22 50 (GMnasa) 2d6+1 機防 射+1 22 50 (Toybox) GMnasa - 2d6+1 = [1,6]+1 = 8 22 50 (GMnasa) 8点 22 51 (GMnasa) A「まずいね…こりゃ」 22 51 (Kail22_1) 曲刀の斬撃で出来た隙に突き入れる! 22 51 (GMnasa) といいつつ、いにし 22 51 (GMnasa) 1d20+1 A 22 51 (Toybox) GMnasa - 1d20+1 = [15]+1 = 16 22 51 (Kail22_1) 1d20+6 22 51 (Toybox) Kail22_1 - 1d20+6 = [11]+6 = 17 22 51 (GMnasa) 1d20+5+2 B 22 51 (Toybox) GMnasa - 1d20+5+2 = [17]+5+2 = 24 22 52 (Sirkka13_3) 1d20+8 22 52 (Toybox) Sirkka13_3 - 1d20+8 = [4]+8 = 12 22 52 (Asag21_2) 1d20+9 22 52 (Toybox) Asag21_2 - 1d20+9 = [19]+9 = 28 22 52 (Sirkka13_3) 敵はやいのだ 22 52 (Asag21_2) 再加速 22 52 *Sirkka13_3 topic アサギ>B>カイル>シルッカ A 22 52 (GMnasa) ではアサギさんから 22 53 (Asag21_2) Aへ機敏斬 22 53 (GMnasa) やめろよぉー 22 53 (Asag21_2) 2d6+9 カイルさんが攻撃を行った時点で次の攻撃モーションに入る超加速 22 53 (Toybox) Asag21_2 - 2d6+9 = [2,2]+9 = 13 22 53 (Asag21_2) 低いわ!!!!! 22 54 (GMnasa) 2d6+1 機防 射+1 22 54 (Toybox) GMnasa - 2d6+1 = [5,3]+1 = 9 22 54 (GMnasa) 4点 22 54 (GMnasa) のこるぞ! 22 54 (GMnasa) がっくり膝をつくがまだ生きてる 22 54 (Asag21_2) 肩に偽虎徹突き立てたな 22 54 (Asag21_2) 多分 22 55 (GMnasa) B「てめえ!」 22 55 (GMnasa) Bさんがアサギさんに襲い掛かりますよ 22 55 (Asag21_2) カモン 22 55 (GMnasa) 連続 22 55 (Asag21_2) 機敏攻撃である限り負けん 22 55 (GMnasa) 2d6+6+2 機敏突 22 55 (Toybox) GMnasa - 2d6+6+2 = [6,6](6ゾロ)+6+2 = 20 22 56 (Kail22_1) うへあ 22 56 (Asag21_2) …… 22 56 (GMnasa) 1d6 追加 22 56 (Toybox) GMnasa - 1d6 = [3] = 3 22 56 (GMnasa) 23 22 56 (Asag21_2) ごめん、それは想定してなかった 22 56 (Asag21_2) (メソラシ 22 56 (Kail22_1) またフラグ建てるから…。 22 56 (Asag21_2) ええい、やけくそだ!! 22 56 (Asag21_2) 2d6+9 ニアクリティカルでも出せばいいんだろう!! 22 56 (Toybox) Asag21_2 - 2d6+9 = [5,4]+9 = 18 22 56 *nick Asag21_2 → Asag16_2 22 56 (GMnasa) このー 22 57 (GMnasa) そいつは! 22 57 (GMnasa) 囮だ! 22 57 (GMnasa) 2d6+6+2+2 機敏急所・突 22 57 (Toybox) GMnasa - 2d6+6+2+2 = [3,2]+6+2+2 = 15 22 57 (Asag16_2) 即座に偽虎徹をAから抜いて防御、するけどちょっと防ぎきれん 22 57 (Asag16_2) 2d6+9 機敏防御 22 57 (Toybox) Asag16_2 - 2d6+9 = [5,3]+9 = 17 22 57 (GMnasa) さらにねじ込むように突き込むが 22 58 (GMnasa) B「ちぃっ!」 22 58 (Sirkka13_3) がんばった 22 59 (GMnasa) カイルさんどぞ 22 59 (Kail22_1) Aにサヨナラだ機敏攻撃だ! 22 59 (Asag16_2) 五尺弱という規格外の長さの長刀で上へは事項 22 59 (Asag16_2) 弾く 22 59 (Kail22_1) 2d6+9 22 59 (Toybox) Kail22_1 - 2d6+9 = [3,5]+9 = 17 22 59 (GMnasa) 2d6+1 機防 射+1 22 59 (Toybox) GMnasa - 2d6+1 = [4,6]+1 = 11 22 59 (GMnasa) 死んだ! 22 59 (Kail22_1) [] 23 00 (Sirkka13_3) よっし 23 00 (Sirkka13_3) がんばったがさすがにやった 23 00 (Kail22_1) 「四肢を浅く切り裂きました、が。まず動けないはずです」 23 00 (GMnasa) B「シアーズ!」 23 00 *Sirkka13_3 topic アサギ>B>カイル>シルッカ 沈:シアーズ 23 01 (GMnasa) A「逃げろ…こいつら…」 23 01 (Sirkka13_3) ではシアーズさんに気を取られたBさんへ 23 01 (GMnasa) シルッカさんどうぞー 23 01 (Sirkka13_3) 2d6+12 機敏突射→B 23 01 (Toybox) Sirkka13_3 - 2d6+12 = [2,3]+12 = 17 23 01 (Sirkka13_3) 「ごめんね、今は逃してあげられないんだ」 23 02 (GMnasa) 2d6+5+2 機防 23 02 (Toybox) GMnasa - 2d6+5+2 = [5,2]+5+2 = 14 23 02 (GMnasa) 3点 23 02 (Sirkka13_3) さすがにかたい。 23 02 (GMnasa) ではイニシ 23 02 (Sirkka13_3) でも精神だと補正差ちぢまるのだよなあ 23 02 (Sirkka13_3) 1d20+8 23 02 (Toybox) Sirkka13_3 - 1d20+8 = [17]+8 = 25 23 02 (GMnasa) 1d20+5+2 B 23 02 (Toybox) GMnasa - 1d20+5+2 = [15]+5+2 = 22 23 02 (Asag16_2) 1d20+9 23 02 (Toybox) Asag16_2 - 1d20+9 = [17]+9 = 26 23 03 (Kail22_1) 1d20+6 23 03 (Toybox) Kail22_1 - 1d20+6 = [13]+6 = 19 23 03 (Sirkka13_3) シアーズさんが倒れた途端みんなやる気に。 23 03 (GMnasa) ハイスピードバトル… 23 03 *Sirkka13_3 topic あさぎ>しるっか>B>かいる 23 03 (Asag16_2) ではでは 23 03 (Asag16_2) 機敏斬だ 23 04 (Sirkka13_3) ごーごー 23 04 (Asag16_2) 2d6+9 歩法で加速しながら身体を回転させ、柄尻で打ち付ける 23 04 (Toybox) Asag16_2 - 2d6+9 = [1,1](1ゾロ)+9 = 11 23 04 (Asag16_2) あ 23 04 (Asag16_2) …… 23 04 (GMnasa) 加速しすぎた… 23 04 (Asag16_2) やっぱダイスの神様って糞だわ 23 04 (Asag16_2) (死んだ目 23 04 (Kail22_1) 1ゾロ歩法 23 04 (Sirkka13_3) あー…… 23 05 (Sirkka13_3) そっと目をそらそう 23 05 (GMnasa) ではシルッカさんだ 23 06 (Sirkka13_3) ではまだまだ素直に弓をうとう 23 06 (Sirkka13_3) 2d6+12 機敏突射→B 23 06 (Toybox) Sirkka13_3 - 2d6+12 = [2,1]+12 = 15 23 06 (Sirkka13_3) くう 23 06 (Sirkka13_3) 素直さが足りない。 23 06 (GMnasa) 2d6+5+2 機防 23 06 (Toybox) GMnasa - 2d6+5+2 = [2,5]+5+2 = 14 23 06 (Sirkka13_3) 「うーん浅い」 23 06 (GMnasa) 1点 23 07 (GMnasa) B「さて、逃げろといってもな…」 23 07 (Sirkka13_3) 「こう」 23 07 (Sirkka13_3) 「私達の仕事が終わるまで、じゃまにならないでもらえるんだったら、そりゃいいんだけどさ」 23 07 (Sirkka13_3) 「あっちに連絡とかされると困るんだよね」 23 08 (GMnasa) B「そりゃいいことを聞いた、そうさせてもらうとするかね」 23 08 (GMnasa) ではBさんは荷馬車の上の樽を目標に攻撃を加えますね 23 08 (Asag16_2) 「……」ぎしぎし、と規格外の長さゆえに木に思いっきり食い込んだ偽虎徹を抜こうとしてる 23 09 (GMnasa) B「さぁ、どうする?放っておけばそいつ等はすぐに死んじまうぜ?」 23 09 (Kail22_1) どゆこと? 23 09 (GMnasa) 割れた樽から水が流れ落ちていきますね 23 09 (Asag16_2) コイツたるに攻撃して水抜きやがった 23 10 (Sirkka13_3) うわあ 23 10 (Kail22_1) ああなるほど…。 23 10 (GMnasa) 次の手番には逃走するつもりでしょう 23 10 (Asag16_2) やっぱブッ頃だわ 23 10 (GMnasa) ではカイルさんどうぞですよー 23 10 (Asag16_2) 「……」ズゴンッ、と木をぶった切って偽虎徹を抜きます 23 11 (Kail22_1) 「貴方に三人でかかる必要はない。止めて見せますよ。どちらも。」 23 11 (Kail22_1) 一人離脱して水の流出止めたいが 23 12 (Sirkka13_3) カイルさんが一撃で仕留めてくれる 23 12 (Kail22_1) 5の武勇攻撃でどれだけ通るかだな 23 12 (Kail22_1) スキル切っちゃいますかね 23 12 (Asag16_2) なぁに、クリティカル出せば一発ですよ 23 13 (GMnasa) いちげきですよー 23 13 (Kail22_1) 武勇切・急所狙い(+2)撃ちます 23 13 (Sirkka13_3) イニシも高いし、もし切れるならおねがいしたい 23 13 *nick kaname → kanahuro 23 13 (Kail22_1) 2d6+5+2 23 13 (Toybox) Kail22_1 - 2d6+5+2 = [4,6]+5+2 = 17 23 13 (Sirkka13_3) いいね! 23 14 (GMnasa) 2d6+1 武防 23 14 (Toybox) GMnasa - 2d6+1 = [3,3]+1 = 7 23 14 (Asag16_2) おおー 23 14 (Sirkka13_3) ど、どうだっ 23 14 (GMnasa) いてえよ!こののぉおお 23 14 (Asag16_2) 20点だ 23 14 (GMnasa) 死んだわ! 23 14 (GMnasa) えんしゅつするんだ! 23 15 (Kail22_1) では、幾多の刺突でけん制し、動きの止まった所に 23 15 (Kail22_1) 力任せの斬撃を叩きこむ! 23 16 (GMnasa) 遅いねえっ…感じで捌いてるところを力技でざっくり行かれよう 23 16 (GMnasa) B「速さが足りないって……!なにっ…」 23 16 (GMnasa) 死んだ 23 17 (Kail22_1) 「…皮肉にも、延命の策が寿命を縮めましたね」 23 17 (Kail22_1) 「怒りが私の剣に力を与えたようです。」 23 18 (GMnasa) では戦闘終了ですね 23 18 (Asag16_2) では、とりあえず樽の水が出てるのを手で押さえるか 23 18 (Kail22_1) 「…さて、急ぎましょうか。」 23 18 (GMnasa) 速攻でしたので流水は僅かなものでしょう 23 18 (GMnasa) 応急処置的な何かでどうにかなるでしょう 23 18 (Sirkka13_3) 樽はどんなようすだろう 23 18 (Sirkka13_3) おお、どうにかなったか 23 18 (Asag16_2) 「何か押さえをくれ。いつまでも抑えてられない」 23 18 (Sirkka13_3) ふさぐよ、ふさぐよ 23 18 (Sirkka13_3) 「ええとこれ、これ使えるかな」 23 19 (Sirkka13_3) シアーズさんとBさんには一瞥もくれず樽へ。 23 19 (Asag16_2) わいのわいの、と応急処置しよう 23 19 (Kail22_1) 「この荷馬車から木材を頂きましょう。 もうじき彼には不要になりますしね」 23 19 (Asag16_2) シアーズは行動不能、Bは死んじゃったのかな 23 19 (Kail22_1) 剥いでペタペタ 23 19 (GMnasa) では手下二人を瞬く間に仕留めた皆さん 23 19 (GMnasa) Bha 23 19 (Kail22_1) あ、言葉の綾なので殺してはないです 23 19 (GMnasa) 死んだでもいいでしょう 23 20 (GMnasa) 皆さんの前には人魚樽が三つありますね 23 20 (GMnasa) どれも美人さんで、かわいいです 23 20 (Kail22_1) グヘヘヘヘ 23 20 (GMnasa) 壊されたのは幼艶さんの樽でしょうか 23 21 (GMnasa) 覗きこめばかなり衰弱した感じでまるくなっています 23 21 (Sirkka13_3) 「大丈夫……ではないよね、苦しいよね……」 23 22 (GMnasa) その声に反応するように手を伸ばしてきますね 23 22 (Sirkka13_3) 「エーリヒさんとユウヘイさんが向かったところなら、海水ちゃんとあるかな」 23 22 (Asag16_2) 「近場に池か海は無いか」 23 22 (Sirkka13_3) こちらからも手をのばそう 23 22 (GMnasa) その指に触れますか? 23 22 (Sirkka13_3) 「言葉、わかるの?」 23 22 (Asag16_2) 「……」樽の外から眼帯の少年が見下ろす 23 22 (Sirkka13_3) 仲間に止められなければ触れます 23 23 (Kail22_1) 「この荷馬車を放っておくこともできないか…。」 23 23 (GMnasa) では、直接頭の中に話しかけられますね 23 23 (GMnasa) 人魚(おねがい…姫様を…たすけて…あの方に力を…) 23 23 (Sirkka13_3) ほほう 23 24 (Sirkka13_3) 「ひ、ひめさま? 姫様って誰かな、どこにいるのかな」 23 24 (GMnasa) 人魚(…約束が…蒼の結界はもうすぐ…) 23 24 (GMnasa) では脳内にかくしかと説明してくれます 23 24 (Sirkka13_3) かくしか 23 24 (GMnasa) なんでも海岸の洞窟に人魚姫が捕らえられているとのこと 23 24 (GMnasa) 人魚姫はナーガを封印した二人の少女の生まれ変わりでありナーガ封印の要だとか 23 24 (GMnasa) 人魚姫を失った海では既に封印に綻びが生まれ始めており、隙間を通れる水魔や水妖が溢れだしているとか 23 24 (GMnasa) そのためこの近海からは魚介類達は恐れを成して逃げ出してしまっている 23 24 (GMnasa) 自分を含めた人魚達は人魚姫の魔力を辿ってきたところを、先ほどの商人達によって罠にかけられて捕獲されたとのこと 23 24 (GMnasa) 既に事は一刻を争う情況であり、早く人魚姫を助けて海に戻さなければ封印の結界は砕け、世界は再びナーガの脅威に晒されるのですぎょ 23 24 (GMnasa) みたいなことを完結に説明してくれます 23 25 (Yuhei24_2) うわあああ 23 25 (Asag16_2) うわぁ 23 25 (Sirkka13_3) ふおお 23 25 (Yuhei24_2) こっちやん! 23 25 (Asag16_2) 予想通りでした 23 25 (GMnasa) そしてドロップをわすれておった 23 25 (GMnasa) 振るのです 23 26 (Sirkka13_3) フルノデス 23 26 (Kail22_1) 姫も捕らわれたということでよろしいですかな? 23 26 (Kail22_1) どっちも私か 23 26 (Sirkka13_3) ですね 23 26 (GMnasa) 姫も囚われていると思っていいでしょう 23 26 (Kail22_1) 私のドロップの低さを甘く見るなよ 23 26 (Kail22_1) 2d6 A 23 26 (Toybox) Kail22_1 - 2d6 = [6,4] = 10 23 26 (Kail22_1) 2d6 B 23 26 (Toybox) Kail22_1 - 2d6 = [6,1] = 7 23 27 (Kail22_1) 悪くないだと…。 23 27 (GMnasa) では神官からは 23 27 (GMnasa) 『再生の石(エラー)』 消耗品 売値1000 23 27 (GMnasa) 味方全体を1d6+5回復する、最大HPを越えて回復した場合、越えただけ最大HPを減少させる(この効果は永久である) 23 28 (GMnasa) Bからは 23 28 (GMnasa) 『お酒(姪酔)』 売値500 気付け薬相当、年下の女の子に飲ませると魅了判定時に+4を得る 23 28 (Asag16_2) エラーはちょっと使いどころに困るな 23 28 (Asag16_2) そういう酒かコレ!!!! 23 28 (Kail22_1) 鼻血が止まらなくなるのか 23 28 (Sirkka13_3) うわあ。 23 28 (Asag16_2) これって酒二つ持ってるって事? 23 29 (Asag16_2) さっき受け取ったし 23 29 (Yuhei24_2) もんだいは 23 29 (GMnasa) 先ほどのも同じと思って構いません 23 29 (Yuhei24_2) コイツがコレを持っているということだ 23 29 (Yuhei24_2) ノータッチ ノータッチですよ 23 30 (GMnasa) では、そんな感じの情報が手に入りました 23 30 (Sirkka13_3) ちなみに年下の女の子に飲ませようとしましたね 23 30 (Sirkka13_3) そして相手の荷馬車(人魚たちがのってるやつ)はうごかせそうかな 23 30 (Sirkka13_3) 連れていってご隠居を追いたい 23 30 (GMnasa) なんで、のまないかな… 23 30 (Sirkka13_3) (おいてったらしにそう 23 30 (Sirkka13_3) のまないよ…… 23 30 (Asag16_2) のまねぇよ!! 23 30 (Kail22_1) のむかよ!! 23 31 (GMnasa) 動かすことは可能でしょう 23 31 (GMnasa) 人魚さん的にはわたしたちの事などほおって姫様をはやく! 23 32 (GMnasa) みたいな感じではありますが、ちいさい人魚さんは苦しそうにぱくぱく 23 32 (Asag16_2) メンバー分ける? 23 32 (Kail22_1) 一度時間経過させてるからなあ 23 32 (Asag16_2) 戦力割くのはどうかと思うけど、人魚を海に放流するメンバーとかいる気がする 23 33 (Kail22_1) ですね 23 33 (Sirkka13_3) うーん、人魚放っておきたくはないけども、うん 23 33 (Kail22_1) だとすると自分だろうな、使いきったし素能力は低いし 23 33 (Asag16_2) アサギがやってもいいよ。スキル全部使い切ってるから戦闘では殴るしかできんし 23 33 (Kail22_1) 単純な殴りの強さではアサギさん行ってほしいなあ 23 34 (Sirkka13_3) うむ 23 34 (Asag16_2) ダイス目が死んでるけど。了解 23 34 (Kail22_1) 首飛ばすってしきりに言ってた人に任せたくないかいるんハートもあるが 23 34 (GMnasa) 入江で放流してもいいですよ 23 34 (Sirkka13_3) しかしキャラ的にシルッカさんだと力仕事がアレだから男性陣に頼みたい…… 23 34 (Sirkka13_3) 入江なら近いのかい 23 35 (GMnasa) 洞窟の前の 23 35 (Asag16_2) 相手がゲスだったから 23 35 *nick Kail22_1 → Kail20_1 23 35 (Asag16_2) そこで放流かなぁ 23 35 (Sirkka13_3) うむ、一番近いのって洞窟のとこじゃないのかなっておもってた 23 35 (Asag16_2) うん 23 35 (Asag16_2) ただ、森の中を馬車が行けるかどうか 23 35 (Kail20_1) それなんですよね 23 36 (GMnasa) 抱こうか! 23 36 (Sirkka13_3) だから分散するにしても、二人が先導して一人が馬車を動かすような。 23 36 (Kail20_1) 馬は動かせないしなあ…。 23 36 (Sirkka13_3) みずみず!! 23 36 (Sirkka13_3) そも、洞窟までどんくらいかかるのかわからぬ 23 37 (GMnasa) 居残り組にはさっぱりですね 23 37 (Sirkka13_3) ので、一人が馬車担当して、二人が目印みっけて障害物あるなら撤去しつつ先に先に、みたいなそういうイメージであった 23 37 (Sirkka13_3) ユウヘイくんはきっとつけててくれるであろう、とシルッカさんは考えている 23 37 (Kail20_1) しかし僕たちは洞窟方向に海があることも知らないのだよなあ…。 23 38 (GMnasa) しらないのです 23 38 (Sirkka13_3) うむ 23 38 (Kail20_1) 樽よりはマシな生け簀があるのは知っているが 23 38 (Sirkka13_3) だからシルッカさんは生け簀方向に行こうとしている 23 38 (Sirkka13_3) 我々が知っている海は、きた道を半日もどった街のところだものな…… 23 39 (Kail20_1) TRPGに言い訳は付きものさ…。 23 39 (Asag16_2) 生け簀があるなら、海って思うのは普通だよね 23 40 (Kail20_1) まあ少なくともここよりは絶対近いですよね 23 40 (Asag16_2) 「生け簀があると言ってたな。海があるのではないか?」と、AとBを今のうちにふんじばってる 23 40 (GMnasa) では人魚たちとご隠居の後を追いますかい? 23 40 (Kail20_1) というわけで行くか 23 40 (Sirkka13_3) 追いたいものだー 23 41 (GMnasa) では追うぞー 23 42 (GMnasa) では多少の困難はありますがなんとか入江に付きますね 23 42 (Sirkka13_3) がたごとと 23 42 (GMnasa) そして崖下の岩の上の砂地に 23 42 (GMnasa) → 23 42 (Sirkka13_3) → 23 42 (GMnasa) を見つけます 23 42 (Sirkka13_3) 「なにこれ」矢印の方向をみる 23 43 (Asag16_2) 「……」矢印の先を見ます 23 43 (GMnasa) 岩ですね 23 43 (Asag16_2) 樽を下ろしつつ 23 43 (Asag16_2) 岩に手をついてみます 23 43 (Kail20_1) 「これは…。ユウヘイさんの付けた印ですかね」 23 43 (GMnasa) すかすか 23 45 (GMnasa) 幻覚でしょうか実態は感じられないです 23 46 (Asag16_2) 「幻だ」 23 46 (Asag16_2) と、透かすかを確認して 23 46 (Sirkka13_3) 「ほほう」 23 46 (Asag16_2) 「この中みたいだな。…早く放すぞ。つまり敵の目と鼻の先という事だ」 23 47 (Asag16_2) と、急いで樽を下ろしたい 23 47 (GMnasa) では樽から人魚を放流しますと 23 47 (Kail20_1) 「さあ、もう少しですよ。頑張って下さいね。」 と、たるを抱えて 23 47 (Kail20_1) 放流! 23 47 (Sirkka13_3) ほうりゅうー 23 48 (GMnasa) ざばぁーと海の中へと入り込みますと 23 48 *nick kanahuro → kaname 23 49 (GMnasa) 彼女たちに顔が青ざめますね 23 49 (Asag16_2) 全員放り込んだら、膝をついて海面をのぞき込む 23 49 (Asag16_2) 「どうした?」>青ざめる 23 49 (GMnasa) ぶるぶと首を振ってこのままではいけない!はやく姫様を! 23 49 (GMnasa) みたいな懇願するような瞳を見せます 23 50 (Kail20_1) 「自らの主の危機を感じ取っているのか…?」 23 50 (Asag16_2) そういえばさっきのテレパシーは教えてもらったのだろうか? 23 50 (Sirkka13_3) 「きっとこの奥にいると思うの。行ってくるね」 23 51 (Sirkka13_3) テレパシーのかくしかはシルッカさんから伝えた事にしよう 23 51 (Sirkka13_3) (いうのわすれてた 23 51 (GMnasa) かくしかー 23 51 (Asag16_2) 「…イヤ、ソレだけじゃ無い。時間が無い、往くぞ」 23 51 (Kail20_1) 「ええ…!!」 23 51 (Kail20_1) れりごー 23 51 (Asag16_2) 慌て方から、遠い昔の焦げ付き掛けた記憶が刺激されて 23 52 (GMnasa) では、岩の中へと… 23 52 (GMnasa) すすー 23 52 (Asag16_2) すすー 23 52 (Asag16_2) あ、偽虎徹抜きます 23 52 (GMnasa) 中の状況としてはさほど変化はないでしょう 23 53 (Kail20_1) 巨人、女、生け簀、 さんですね 23 53 (GMnasa) ゆうへいさんは入口の方にいる感じかな? 23 54 (Asag16_2) えーっと 23 54 (Yuhei24_2) そうなる、かのう 23 54 (Asag16_2) 隠密って一度誰かに発見されたら 23 55 (Yuhei24_2) 隠密はまだ続いているんだろうか 23 55 (Asag16_2) 皆見えるようになるの? 23 55 (GMnasa) こちらの場面は変えてないの継続でいいかと 23 55 (Asag16_2) 見つけた人以外は見つけられないなら、探そうかと思ったけど 23 56 (GMnasa) そして機敏でもう一度振ってくださいな 23 56 (Kail20_1) 上手く隠れおおせていると判断したつもりだった 23 56 (GMnasa) ゆうへいさん 23 57 (Asag16_2) がんばれ! 23 57 (Yuhei24_2) 今こそ 23 57 (Yuhei24_2) ゴルカッパの 23 57 (Yuhei24_2) 力を 23 57 (Yuhei24_2) 使う時だ 23 57 (Yuhei24_2) 多分 きっと 23 57 (Kail20_1) カッパだから水の中に隠れてるのか 23 58 (E-sa) あぁ 23 58 (Kail20_1) !? 23 58 (Asag16_2) ?! 23 58 (Yuhei24_2) というわけでカイルんに教えてもらって作って食ったゴルカッパの効果の使用を宣言するよ 23 58 (GMnasa) ではどうぞー 23 58 (Yuhei24_2) 2d6+5+1 ふうあっ 23 58 (Toybox) Yuhei24_2 - 2d6+5+1 = [5,6]+5+1 = 17 23 58 (Yuhei24_2) よし 23 58 (Sirkka13_3) たけえ! 23 58 (Yuhei24_2) いらんかった気がすごくするが 23 58 (GMnasa) すばらしいですね 23 59 (Yuhei24_2) これがカッパパワーよ 23 59 (GMnasa) では、しばらく観察して気がついたこととして 23 59 (GMnasa) ご隠居たちの足元の水槽には気配が7ありますね 23 59 (Yuhei24_2) 多い 23 59 (Yuhei24_2) 多いよ 00 00 (GMnasa) そして、刺繍している女さんの奥の方、洞窟の暗がりから 00 00 (GMnasa) かすかに鎖の擦れる音を聞きとれています 00 00 (Yuhei24_2) 鎖……? 00 01 (Yuhei24_2) 流石に隠れたまんま奥に進むのは厳しいだろうか 00 01 (GMnasa) 対抗勝負になるでしょうね 00 01 (Yuhei24_2) うむ 00 01 (Yuhei24_2) 厳しいな 00 01 (Yuhei24_2) そして鎖ってことは拘束してるってことだろうから 00 01 (Yuhei24_2) どのみち行ってどうにか出来るとも限らん 00 01 (Kail20_1) 連れ出すには結局 00 02 (Kail20_1) 倒すしかなさそうであるが 00 02 (Asag16_2) 話が簡単で助かる 00 02 (Yuhei24_2) ふむ 00 02 (Kail20_1) すぐ戦うにはご隠居人質にされる可能性があるのだけが少し怖いか 00 02 (Yuhei24_2) ううむ 00 02 (Yuhei24_2) 商人が戦えるやつなのかどうかが 00 02 (Yuhei24_2) 気になりますね 00 03 (Sirkka13_3) ご隠居は商談中ですか 00 03 (GMnasa) 商談というよりは既に雑談ですね 00 03 (GMnasa) そろそろ潮時かなみたいな空気はあります 00 04 (Yuhei24_2) 隠密から、奥に近い女の人かご隠居に近い商人をちくわぱーんしたい気分 00 05 (GMnasa) ご隠居「ふぉっふぉっふぉっ、それでは人魚の件は先ほどのような形で…」 00 05 (GMnasa) 商人「ええ、かしこまりました」 00 06 (GMnasa) 商人「それでは、戻りましょうか」 00 06 (Yuhei24_2) 今ゆーへ―以外のPTどんな感じなんだろう 00 06 (Kail20_1) 入口で息をひそめてる? 00 06 (Yuhei24_2) 位置関係的に 00 07 (Yuhei24_2) ゆーへーはわかってもいいんだろうかこれ 00 07 (GMnasa) ゆーへーさんは気がついてもいいかも 00 07 (Yuhei24_2) じゃあ 00 07 (Yuhei24_2) 行動を起こそう 00 07 (GMnasa) 入口のあたりに団子でいいかも 00 07 (Asag16_2_) うん 00 07 (Yuhei24_2) 怪しい女の人かご隠居に近い商人か 00 07 (Yuhei24_2) どっちにしよう 00 07 (Yuhei24_2) どっちかに奇襲をかけたい気持ち 00 07 (Yuhei24_2) 巨人はまぁ 00 07 (Yuhei24_2) 巨人だろう 00 08 (Kail20_1) だろうな 00 08 (Yuhei24_2) 護衛連れてるから商人は然程でもない気がするんだがなぁ 00 08 (Yuhei24_2) 個人的にはちくわで殴られてぷんすこする女の人をみたいので女の人を殴りたい 00 09 (Asag16_2_) いいね 00 09 (Sirkka13_3) 趣味はだいじ 00 09 (Asag16_2_) 趣味大事 00 09 (Kail20_1) 僕も見たいので 00 09 (Kail20_1) いけー! 00 09 (Yuhei24_2) とりあえず女の人パーンの構え
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/424.html
罪と罰(中編)◆tt2ShxkcFQ 「伊波さんっ!駄目だっ!!」 その声は、伊波へと届き、その体を固まらせる。 ヴァッシュへとトドメを射そうとした伊波の心の中に、戸惑いが走った。 『コノ声ハ……誰?』 『男だ、お前が憎んでいる、男の一人だ』 心の問いかけに、低い男の声が返る 「俺ですよ伊波さん、小鳥遊です。分かりますか?」 再び響くその声に、伊波の心の中には安堵が生まれる。 『タカナシ……タカナシ君、私ノ大切ナ人』 『それは違う、奴も憎むべき男の一人だ』 その気持ちを嘲笑うかのように、再び声が響いた。 『ヤメテ……違ウヨ、彼ハソンナ人ジャナイ』 『何を言っている、お前がどう思おうと、奴は我とお前にとっての敵だ』 『チガウ……ダッテ彼ハ、ワタシニ優シクシテクレタ……。 私ノヘアピンヲ、褒メテクレタ。 オ父サンヲ、叱ッテクレタ』 伊波は過去を思い出し、小鳥遊を思い出す。 彼は殺したくない、その想いが、ジャバウォックの動きを鈍らせる。 『何を言っている、お前は見たはずだ』 しかし、そんな伊波の迷いを打ち消すかのように、その低い声は笑い声を上げた。 『……違ウ、アレハ何カノ間違イダヨ』 伊波は拒絶するかのように、そう答えた。 『戯言を、本当はおまえ自身が、一番分かってるはずだ』 『ヤメテ……何モ言ワナイデ!!』 『伊波まひる、お前が小鳥遊宗太を助けようとあの人間を殴り*したとき、お前は見たはずだ』 『イヤッ、何モ聞キキタクナイ!』 『小鳥遊宗太は、*されそうになって居たわけではない』 『嫌ダ……』 『お前を*そうとした水銀燈という人形を……』 『小鳥遊クン……』 『守っていただけだ』 その言葉が、伊波の心に芽生えていた抵抗を無残にも消し去る。 生まれる感情は悲しみ、怒り、嫉妬……そして、憎悪。 小鳥遊クンハ……私ヨリモ、小サナ人形ノ方ガイインダ…… 私ヲ殺ソウトシタ、アノ人形ノ方ガイインダ 嫌イ……嫌イ。 大ッ嫌イダ! 男ナンテ ゾロ……ヴァッシュ……新庄……小鳥遊クン…… ミンナミンナ、消エテシマエバイイ!! 伊波の心を、憎しみが染めていく。 心を怨嗟の炎が、侵食していく。 そんな光景を見ながら、ジャバウォックは一人、禍々しい笑みを浮かべていた。 ◇ ◇ ◇ 「セツ……マヒルは?」 「大丈夫だから、動かないで」 新庄はヴァッシュの黒髪を掻き分けて、傷の具合を確認する。 頭皮は裂け、大きなコブが出来ているが、既に出血は止まっていた。 「あれ……」 予想外の軽症に、思わず新庄は声を上げる。 「ははっ、僕は頑丈だからね」 その戸惑いを察したのか、ヴァッシュは笑いながら答えた。 今だ脳震盪は治まっていないのだろう、笑顔もぎこちない。 「いやっ、その……ごめんなさい。 伊波さんの事は佐山君たちに任せて、今はもう少し休んでてください」 ヴァッシュはごめん、と一言呟くと、瞳を閉じて体の力を抜いた。 一秒でも早くまた動けるようになるために、 伊波と再び、向き合うために。 そして新庄は佐山へと視線を向ける。 ヴァッシュを伊波の側から引き上げてきた佐山だが、 今は微動だにせずに伊波を見つめている。 額には汗が。小鳥遊の身を心配しているのかもしれない。 「新庄君」 「なっ、何?」 不意の問いかけに、新庄は声を上ずらせながら答えた。 「君はここに残って、ゾロ君とヴァッシュ君を守ってやってくれ」 「……佐山君は?」 「そろそろ小鳥遊君も限界だ、私も伊波嬢の元へと行こう」 「ボ、ボクだってサポートを……!」 「それならばここに居る二人は、誰が守るというのかね?」 「うっ……」 「忘れてはならないよ、ここには未だ水銀燈がいる。 他の参加者の介入も考えられるだろう」 「でも……その手袋の力は本当なの?もし効かなかったら」 「私のこの左腕が、手袋が有効な証拠だよ」 そう言って、佐山はその左腕を新庄の前へと晒す。 「体を取り外せるというのは魅力だね。 これで新庄君のまロい尻をいつでも━━」 「佐山君!」 佐山の言葉を新庄が遮る。 「……新庄君、君はあの腕を何だと考えるかね?」 「えっ……何かの支給品、武器かな?」 「それは違うよ新庄君。 兵器は意思を持たない……兵器に罪は無い。 もしその兵器によって殺人が行われたとしても、それは使用した者の罪だ。 だとしたら……今、伊波嬢が使用しているものは兵器ではない」 「じゃあ……」 「私は、あれをウイルスの様なものだと考えている」 「えっ……?」 「宿主の細胞を利用し、自己を複製する事が出来る……。 伊波嬢で言うならばあの右腕は、もう彼女のものではない」 「伊波さんはそれに感染して、ああなったって事?」 「あくまで説の1つだがね」 「まさか……伝染する?」 「それは無いだろう。 主催はそんな事をする意味が無い、勿論100%ではないが……。 ケガを負わされたゾロ君に何も異常が無い事からも、心配はいらないね」 「そう……」 「心して聞いて欲しい、新庄君」 「えっ?」 「最悪のケースの場合、恐らくはあの右腕、取り除いても━━」 ◇ ◇ ◇ 鋭い右腕が、小鳥遊へと振り下ろされる。 辺りに響くのは鋭い金属音。 火花を散らしながら、小鳥遊の雷光丸がその爪を遠ざける。 後ろに飛びのき、再び距離をとった小鳥遊は、乱れた呼吸を整えるように相手を見る。 「伊波さん、お願いですからやめて下さいっ」 汗を拭う余裕もなく、小鳥遊は必死に叫んだ。 相変わらず反応は返ってこない。 だがしかし、希望が無いわけでもなかった。 最初に比べ、明らかに動きが散漫になっているジャバウォック。 原因は分からないが、伊波が抗っているのかもしれない。 そう思いながら、小鳥遊は視線の端で佐山を探す。 ……先程まで居館の前で新庄と共に居たはずだが、その姿が見えない。 そして再びジャバウォックが、小鳥遊目掛けて地面を蹴った。 幾度も繰り返される命がけの防御。 精神的にも、肉体的にもそろそろ限界が近い事を小鳥遊は理解していた。 「佐山君……何をやってるんだよっ」 そう呟き、小鳥遊は再び雷光丸を構え、振り回しながら後方へと飛ぶ。 しかし、伊波のその右腕は、小鳥遊を狙って物ではなかった。 それは小鳥遊の手前、地面を狙った、豪腕のストレート。 辺りに何かが爆発するような、そんな音が響いて地面を抉った。 そして弾き飛ばされた石が、砂が、ショットガンのように小鳥遊を襲う。 雷光丸は致命傷になりそうな石を、そのレーダーで感知して弾き飛ばす。 そうして動きを限定させた雷光丸を、ジャバウォックの右腕は掴み上げた。 ベキバキ 小鳥遊の耳に金属が砕ける音が届く。 それは一瞬の出来事だった。 金属片が地面に落ちて、甲高い音を立てる。 雷光丸は、ジャバウォックの握力によって呆気なく砕かれたのだ。 伊波と小鳥遊は、今や手を伸ばせば届くような至近距離で目を合わせている。 砕け、柄の部分しか残ってない雷光丸を握りながら、小鳥遊は達観したように伊波を見つめた。 涙を流しながら、禍々しい笑みを浮かべた伊波の顔。 あぁ……もう殺される。 そう思った瞬間、伊波の後ろ、至近距離に佐山の姿を見た。 まるで豹のように、気配を消し、敵意を消し、伊波へと迫る。 そして手袋を嵌めたその右腕を、伊波へと伸ばそうとしていた。 佐山は伊波の動きを観察し、その隙を探した。 そして見極める、伊波はその腕を振るい殴りつけた後、一瞬だがその動きを止めている。 考えてみれば当然なのかもしれない、その右腕以外は生身の体なのだ。 重量、推進力、どれを考えても伊波のその体で使いこなせるとは思えない。 だからこそ、動きのどこかに綻びが現れる。 佐山がそれを狙い、音もなく伊波へと迫った。 後数歩で伊波の下へとたどり着く。 1秒もかからない、小鳥遊を殺す隙も与えない。 そう思い、身を低くして加速する。 だがしかし、そこで佐山の不安要素のひとつが顔を出す事になる。 佐山の体に似合わぬ大きさ、重量のその左腕。 何時もと勝手が違うそのバランス感覚が、佐山の足音を、気配を消す事を阻害した。 ジャリ 土を踏みしめるその小さな音を、佐山は耳にする。 伊波は恐らく気が付いただろう、続行か、退避か。 考えるまでもない、ここで退けば小鳥遊は死ぬ事になる。 佐山とて、幼い頃から叩き込まれた格闘術がある。 よって身体能力や戦闘力は、常人のそれを凌駕する。 少し手を合わせた相手ならば、歩法だって使えるだろう。 負ける要素は無い。 そう判断して踏み込んだ佐山は、伊波が身を翻してその右腕を振るうのを見た。 遠心力を利用し、殺傷能力をもった裏拳。 その裏拳を、佐山は立ち止まり、射程範囲ギリギリでかわす。 鼻先を拳がかするのが分かった。 腕を伸ばしての裏拳をも警戒し、頭を庇うように上げていた両手をそのままに、佐山は奇妙な光景を目にする。 何故か自分の顔の前で静止している相手の拳。 その根元、手首部部には巨大な穴が穿たれていて…… それが何なのかを察した佐山は、背筋が凍りつくのを感じた。 バシュ 次の瞬間、辺りに響くのは何かが打ち出されるような軽い音。 そして小鳥遊が、新庄が絶叫する事になる。 佐山は何かに打ち出されたかのように上体を吹き飛ばされた。 まるでゴム鞠のように、地面を何度もバウンドし、転げまわる。 「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」 「佐山君っ!?」 辺りに悲痛な叫びが響いた。 ジャバウォックにとって、切り札の1つ。 その掌で握った物を、加工して弾とする。 そしてそれを、空気圧縮を用いて手首の砲身部分から発射したのだ。 ジャバウォックは地面を殴りつけたとき、同時に岩や石を弾として加工していた。 佐山がその直後に襲撃したのはただの偶然……だがしかし、運が悪くもそれが悪手になってしまった。 次の瞬間、伊波は小鳥遊へと向き直り、その拳を振りかぶる。 「何ボーっとしてんのよっ!」 間髪を居れず、鋭い声が小鳥遊の耳に入る。 そして、無数の黒い羽根が辺りを埋め尽くし、伊波の顔を襲った。 それはゾロやヴァッシュのそれとは違い、遠慮の無い、致命傷を狙った攻撃。 思わず右腕で顔を庇いながら、伊波は数歩後ずさる。 次の瞬間、小鳥遊は右手を掴まれ、後ろへと引きずられた。 「き、君はっ……」 「本当にあなた馬鹿じゃないの?!」 そこに居るのは隻腕の人形、水銀燈。 彼女は伊波から小鳥遊を引き離すと、乱暴に手を解いた。 「どうして俺を……助けたのさ」 「はぁ?勘違いするんじゃないわよ。 貴方達の戦力がこれ以上落ちると私が困るから、それ以上でも以下でもないわ。 それに私は、いつまでも貴方みたいなのに貸しを作ったままにしておくのは嫌なの」 ……そんな事よりも、この人間を如何するつもりなのよ」 水銀燈は顔を顰めながら、伊波を見つめて呟いた。 「そ、それは……」 佐山の倒れている方向を見つめ、言葉に詰まる小鳥遊。 彼は倒れたままピクリとも動かない、近くには新庄が駆け寄ってしゃがみ込んでいるが。 先程の衝撃を見た限りでは、最悪の場合…… 黒い羽根を振り払った伊波は、咆哮を上げると再び小鳥遊と水銀燈を睨みつける。 「ちょっと、何も手が無いっていうの? ……いいわ、ならば私が始末してあげる」 「なっ!もう殺すなって言っただろ!」 「ならば代案を考えなさい、お馬鹿さん」 そう言うと水銀燈は、残った左羽をぎこちなく広げる。 それに答えるように、伊波は姿勢を低くして此方へと敵意をむき出しにする。 「駄目だって言ってるだろ!」 そう言って小鳥遊が水銀燈の肩を掴んだ瞬間、乾いた音が辺りに響いた。 そして伊波の体が僅かに揺れ、右腕へと鉛がめり込む。 にらみ合っていた3者は、その音源の方向へと視線を向けた。 そこには黒いコートの男……ヴァッシュが、頭を血で染めながら立っていた。 「聞くんだタカナシ!サヤマが君を呼んでいる。 ここは僕に任せて、君はサヤマの元へっ!!」 ヴァッシュの叫びを聞き、小鳥遊は状況を理解して咄嗟に駆け出した。 そして同時に、ヴァッシュは伊波へと向かって駆け出す。 「マヒル、ごめんよ……僕は君を撃つ。 助けるために……サヤマの、最後の作戦の為に」 再び手元の銃が火を吹いた。 銃弾は真っ直ぐに右腕へと吸い込まれ、その体を揺さぶる。 そして伊波が怒りに刈られて地を蹴ろうとした次の瞬間、黒い羽が伊波へと襲い掛かる。 「要するに、時間を稼げばいいのでしょう?」 妖艶な笑みを浮かべながら、水銀燈はヴァッシュの目の前に舞い降りる。 「水銀燈。君も下がるんだ!」 「はぁ?何故私が貴方の言う事を聞かなければいけないのかしら」 「うっ……でも、君はケガを」 「私を気遣う余裕があるのなら、前を見なさい」 羽を乱暴に振り払うと、伊波は二人目掛けて地を蹴った。 それを迎え撃つかのように、二人は身構える。 ◇ ◇ ◇ 「すまないね、小鳥遊君」 「何言ってるんだよ……」 小鳥遊が見た佐山は、想像していたよりもずっと悲惨だった。 佐山が取り付けた、ラズロの左腕。 その左腕の肘から先が吹き飛んでいる。 全身は傷だらけで、頭からは血を流していた。 「あの大砲が弾を打ち出す寸前に、この腕を盾にしたおかげだ。 何とか弾の軌道を逸らして、致命傷を避ける事ができたよ。 筋肉は鎧になると聞いたことはあったが、あながち嘘ではないようだね」 そう言って佐山は口元を緩める。 そしてとある違和感に小鳥遊は顔を顰めた。 千切れ、吹き飛んだはずの左腕の血は既に止まっている。 それどころか、細く白い煙を一筋立てながら、傷が徐々に……。 「ラズロはどうやらトカゲの親戚だったようだね……つっ!」 そう言って、体を起こそうとした佐山の口から声が漏れる。 「駄目だよ佐山君っ!動かないで!」 新庄は、涙目になりながらも佐山の右腕に包帯を巻いている。 その右腕は、丸太のように赤黒く腫れ上がっていた。 「佐山君、右腕も……」 「安心したまえ、折れてはいないよ。 ……だがしかし、皹はいっているかもしれない。 その上頭を打ってしまったようでね、今は立ち上がることさえ出来ない」 「佐山君……」 「大丈夫だよ小鳥遊君、佐山君が持っている荷物に治療符があったの」 新庄は空元気な声を出し、一枚の札の様な物を取り出して包帯の上に貼り付けた。 「治療符……?」 「心配は要らないということだよ。 それよりも新庄君……」 佐山にそう促された新庄は、頷いて立ち上がった。 そして自分の右手に、つけかえ手袋を通す。 「佐山君?」 小鳥遊は目を見開きながら、佐山を見つめた。 「私の代わりは、新庄君が勤めてくれる……。 新庄君も戦闘訓練を受けている、必ず伊波嬢を救ってくれるだろう」 「これはボクが申し出たんだ……必ず、やり遂げるから」 佐山の顔には不安と、悔やみの念が浮かび上がっている。 「君は下がって、ゾロ君を見ていてやってくれ……」 そして佐山がそう言ったのを合図にするかのように、新庄は立ち上がった。 「……何言ってんだよ」 小鳥遊は、小さい子でそう呟く。 「何?」 「俺がやる」 小鳥遊は立ち上がり、新庄の前へと立ちはだかる。 「思い上がらないで貰いたいね。 電光丸を失った君が伊波嬢の前にいくのは自殺行為だ」 「伊波さんは俺を殴る前、少しだけど動かなくなるんだ。 さっき佐山君がやられた時だってそうだろ? 電光丸を握りつぶしたあと、動かなかった。 すぐ佐山君が来たといえ、殴る動作に入るくらいの時間はあったのに」 「自分の言ってる事の意味が、分かってるのかね」 「……うん」 「はっきりといおう、君は死ぬ。 そして小鳥遊君を殺した伊波嬢はもう諦めるしかないだろう。 たとえ救うことが出来ても、知人をこの手で殺したという事実で彼女は押しつぶされる」 「そんな事はさせない」 辺りを、張り詰めた空気が漂う。 「……最後に聞こう、本気かね?」 「伊波さんは、俺が助ける」 そう言って、小鳥遊は佐山を睨みつける。 佐山はそんな小鳥遊をみて、不敵な笑みを浮かべた。 「Tes. と言っておこうか」 「えっ……」 「新庄君、小鳥遊君のサポートを頼む」 「……Tes.」 そう言って、新庄は手袋を外すと小鳥遊へと手渡した。 そしてデイバックの中からシングルショット・ピストル。コンテンダー・カスタムを取り出す。 「問題は小鳥遊君を伊波嬢の至近距離へと近づける方法だが……。 さすがは聡明だね新庄君」 新庄は口元を緩めながら頷く。 そんな新庄の手、銃ともう1つ、ある物を握っている。 「ボクが、小鳥遊君を伊波さんの近くまで導いてみせるから……。 だからっ!伊波さんを、お願い」 新庄はそう言うと、その物を小鳥遊へと手渡した。 「これは……?」 最初はきょとんとしながら、小鳥遊は新庄を見つめる。 「ボクが……それを撃ち抜くから、小鳥遊君はそれを伊波さんに向かって投げて」 「撃ち抜く……?」 そう呟いた瞬間、小鳥遊は言っている事の意味を理解した。 急いで右手に手袋をつけ、新庄からそれを受け取った。 互いに視線を合わせて、力強く頷く。 あたりは闇に包まれ、徐々に視界を奪っていく。 そしてその闇にまぎれるかのように、小鳥遊と新庄は伊波の方へと駆け出した。 ◇ ◇ ◇ ヴァッシュの鼻先を、ジャバウォックの爪がかする。 ━━速い。 そう呟き、身をひねって次撃をかわした。 この短時間で、伊波の動きは見違えるほどに変わっていた。 それはジャバウォックが戦闘を学習した事によって起きた変化。 もうヴァッシュにとっても、余裕がある相手とは言えなくなってきている。 黒い羽が、伊波の視界を遮るように辺りへと舞い踊る。 ヴァッシュはそれにまぎれるように、後方へ下がって距離をとった。 「きりが無いわ」 そう呟き、水銀燈はヴァッシュの後ろへとつく。 「サヤマが策があるって言ってたんだ……もう少し」 「そんな事を言っている余裕が、貴方にあるわけ?」 「……あるよ」 「嘘ね……」 そう言って、水銀燈はため息をつく。 「このままじゃ貴方は殺されるわね。 それでも言い続けるつもり?誰も殺さないと」 「あぁ」 間髪居れず、ヴァッシュは答える。 負っている怪我は決して軽症ではないはずだ。 だがしかし、ヴァッシュの瞳から光が失われる事は無い。 「……本当に馬鹿ばかりね」 水銀燈はそう言って伊波へと視線を向ける。 この戦闘のみを見ても分かる。 伊波の猛攻を、全て紙一重でかわし続けるヴァッシュ。 たとえ自分が全快でも、ヴァッシュには敵わないだろう。 それを知らしめるだけの実力が、ヴァッシュにはあった。 「貴方なら……ゼロにだって」 そう呟いた次の瞬間。 伊波の背後から小鳥遊が駆けてくるのが見えた。 「タカナシ……?」 「あの馬鹿、死にたいって言うのっ」 此方へと気を逸らすため、水銀燈は再び羽を伊波へと放つ。 だがしかし、伊波はそれを容易く避けると小鳥遊の方へと振り向いた。 足音、ましてや気配を消す事も無く全力で駆ける小鳥遊。 そんな小鳥遊を、伊波が見逃すはずは無い。 水銀燈が舌打ちをして、伊波へと向かおうとしたその時。 水銀燈の目の前へヴァッシュが手をかざした。 「何よっ」 「大丈夫」 水銀燈はヴァッシュの顔を睨みつける。 ヴァッシュは額に汗をにじませながら、伊波を見つめている。 「始まったんだ、サヤマの作戦が」 ◇ ◇ ◇ 「うあぁぁぁぁぁぁ!」 叫び声を上げながら、小鳥遊は走る。 距離はまだある、小鳥遊が警戒するべきは、伊波の先制攻撃。 攻撃前の一瞬のためらいを狙っているとはいえ、距離があっては意味は無い。 そして伊波は、小鳥遊を迎え撃つべく地を蹴った。 その瞬間、狙ったように小鳥遊は手に持った物を投げ飛ばす。 遠心力を用いて、右手を千切れんばかりに振り回した。 放物線を描き、真っ赤なタンク状の物体━━消火器が空中を舞う。 しかし、重量がある消火器は予想以上に投げにくく。 すぐに地面への自由落下を開始する。 ……余りにも短い滞空時間、これでは新庄が打ち抜けないのではないのか。 そう思った瞬間、乾いた発砲音が辺りに響いた。 耳元を、何かが通過するのを感じる。 そして目の前の消火器が、大きな音をたてて爆ぜた。 思わず足を止め、両手で顔を覆う。 視界一杯に舞うのは、白とピンクの粉。 この煙幕こそ、伊波に近づくための最後のチャンス。 小鳥遊は息を止め、伊波が居た方向へと走り出す。 そしてそれは、あっけなく見つけることが出来た。 相当近くまで近づいていたのだろう、頭から消火器の粉を浴び、頭を振っている伊波がうっすらと見える。 チャンスだ。 そう思い、思い切り駆け寄った。 細く開いた伊波の瞳が此方を見るのが分かる。 次の瞬間、目の前を泳ぐのは伊波の右腕。 煙幕によって距離感覚を失ったその腕が、空を切る。 小鳥遊は、そのまま右手を振り抜いて止まっている伊波へと突進する。 これで終わりだ、そう思い右手を伸ばした瞬間、頬に力強い衝撃を感じた。 えっ? 頭に浮かんだその言葉と共に、小鳥遊の体は中へ浮き。 後方へと倒れこんだ。 小鳥遊の目に入ったのは……左腕。 伊波の、生身の左腕だ。 今まで何度と無く殴られ続けてきた小鳥遊には分かった。 その拳にこめられた感情を 怒りを。 伊波さんが、怒ってる? そう思って相手の顔を見上げる。 辺りの煙は風に乗り、晴れていく。 白い粉に塗れた伊波の顔は、相変わらず怒気を湛えた恐ろしいもの。 ……だがしかし、小鳥遊にはそれが、とても悲しそうに見えた。 小鳥遊は、記憶の中をたどってみる。 まだ短い付き合いだが、それでも浅い付き合いだとは思わない。 主に殴られ、殴られて、それから殴られて……。 泣いたり、照れたり、笑ったり、怒られて落ち込んだり、叱られて反省したり。 色々な表情を見てきたと思う。 しかし、それでも小鳥遊ははじめてみたのだ。 伊波が、怒りという感情を露にするのを。 ……思い当る節は、1つだけある。 それは小鳥遊にとっても、罪悪感を感じていること。 伊波よりも、水銀燈を選んだ事。 伊波が死の淵に立たされていると聞いても、 小鳥遊は小さい物の命の危機を見過ごせなかった。 それはもはや、小鳥遊にとっては本能だったのかもしれない。 小さい物を愛でるという、病的なまでのその思考。 ……それはある程度自覚しているが、同時に制御できるものでもなかったのだ。 もし、あの時伊波がそれを理解し、傷ついているとしたら。 「伊波さん……」 地面に横たえて、相手を見上げながら、小鳥遊はそう呟いた。 今更謝っても滑稽だろう、許してもらえる訳がないだろう。 だがしかし、このまま殺されるなら……そう思い、小鳥遊は口を開く。 「すみませんでした」 伊波は一歩、こちらへと足を踏み込む。 「でも、それでも俺は、小さいものが好きだから。 ……きっとまた、同じ道を選んでしまうと思うんです」 伊波は小鳥遊にまたがるように立ち止まり、こちらを見つめる。 「それでも、伊波さんを傷つけたというのなら、俺は最低ですね……本当に、すみませんでした」 そして静かに、伊波は腕を振り上げる。 言いたい事を言った小鳥遊は、少し微笑んだ。 もう自分は終わる…… そう理解した小鳥遊の目に、ある物が目に入る。 「伊波さん、俺のプレゼントしたヘアピン……付けてくれていたんですね。 ……可愛いですよ。 あぁ……伊波さんがあと、5歳若ければなぁ」 小鳥遊は何も考えず、頭に浮かんだその言葉を口にする。 次の瞬間、大きな腕が振り下ろされて、辺りに鈍い音が響いた。 小鳥遊は自分の顔に、生暖かいものが触れるのを感じる……。 え?感じる? そう思い、小鳥遊は恐怖で閉じた瞳をひらいた。 「無理だよ……私には、小鳥遊君を殺すなんて出来ない」 目の前にあるのは、涙を湛え、真っ直ぐに此方を見つめる瞳。 何時もの、見慣れた顔がそこにはあった。 「い……伊波さん?」 小鳥遊の顔にかかったのは伊波の血……振り下ろす異形の右腕へ、伊波の左拳が食い込んでいた。 左拳の皮はズル剥けて、そこから小鳥遊へと血が飛び散っている。 「最初から、分かってたはずなのにね……。 小鳥遊君が小さい物が大好きな変人だって、そこに入り込むのは難しいって。でも……」 「伊波さん、今俺は馬鹿にされてますか?」 ムッとした小鳥遊を前に、伊波の口元は緩む。 伊波は知っていた、小鳥遊が小さい物意外に『可愛い』という言葉を使う事は滅多になく、 12歳以上を年増と評する小鳥遊が、年上の自分に対して使ったその言葉の意味を……。 次の瞬間、うごめくように右腕が暴れだす。 驚いた伊波は押さえつけようと左腕で掴み上げるが、力では敵いそうにない。 「小鳥遊君っ……逃げて!!」 次の瞬間、小鳥遊は伊波へと抱きついた。 「ちょっ……小鳥遊君っ!」 「動かないで下さいっ!」 そのまま首へ右手を巻きつけ、背中を通して右肩を掴む。 「お前……ふざけるなよっ! 勝手に暴れやがって……伊波さんから、出ていけぇ!!」 そう叫ぶと同時に、小鳥遊は右手を思い切り引き抜いた。 ズブリ 辺りに特徴的な音を響かせて、それに地面からの落下音が続く。 「えっ……?」 伊波は思わずその音源へと視線を向ける。 そこには、先程まで自分の右肩についていた、異形の右腕。 まるで電源が切れた機械のように、ダラリと落ちている。 「付け替え手袋っていうんです……もう、大丈夫ですよ」 そう言うと、小鳥遊は伊波から離れる。 その顔白い粉でまみれていたが、その顔には安堵と、少しの達成感が浮かんでいた。 「あ……」 そして次の瞬間、小鳥遊は悪寒が走るのを感じる。 目の前に伊波は顔を真っ赤にしたまま、プルプルと震える。 「もしかして、もしかしますか?」 「……うん、もしかしなくても、もしかするかも」 「か、簡便してくだs」 「いやーーーっ!!男ーーー!!」 伊波の左ストレートが右頬へと入り、小鳥遊は空を舞った。 時系列順で読む Back 罪と罰(前編) Next 罪と罰(後編) 投下順で読む Back 罪と罰(前編) Next 罪と罰(後編) Back Next 罪と罰(前編) 小鳥遊宗太 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 佐山・御言 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 伊波まひる 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) ヴァッシュ・ザ・スタンピード 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 水銀燈 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) ロロノア・ゾロ 罪と罰(後編) 罪と罰(前編) 新庄・運切 罪と罰(後編)
https://w.atwiki.jp/nisioisinnbr/pages/107.html
虚刀『鑢』対人類最終『橙なる種』 清涼院護剣寺、刀大仏が祭られる剣士達の聖地、そして無刀の姉弟達による決闘が果たされた地。 「はあ、なんでこんなとこに来ちまうのかね」 巨大な大仏を見上げながら、これまた大きな男、鑢七花は似合わぬため息を吐いた。 「まあ、元からどこに向かってるのかなんか全然わかってなかったけどさあ」 誰もいないながらも呟き続ける姿は不気味であるが、これは仕方の無いことだろう。 なんせ、さっきのさっきまで否定姫と話しながら歩いていたと思ったら、わけのわからない 場所へと放り込まれ、何かの説明がされたと思ったらここに一人放り出されてしまったのだから。 「誰もいないのかよ」 要するに七花は寂しいのである。いつでも道中には連れがいたのが今では一人。 どれだけ言葉を発しても返事してくれる相手が全くいない状況にまだ慣れてないのだ。 決して七花が悲しい性格だからではない。 「それじゃ、別の場所探してみるか」 別に誰も聞いてないのに、やっぱり寂しい七花は声に出して言う。 だが、別に七花は話し相手を探しているわけではない。確固たる目的があった。 (あの場所に確かにとがめが…いた) 自分が惚れ、そして守りきることが出来なかった女。自分の腕の中で死んでいった彼女が 確かにいた。 そんなはずがない。 とここに来る途中に何度も思った。 とがめはあの時に死んだ。 あの冷たくなった肌、消えていくぬくもり、死体から脱がせそして今自分が羽織っている形見の豪奢な着物。 全てが記憶に残っている。 けれど、確かにとがめはあそこにいた。 あの時のままの姿で あの時のままの格好で (あれは、間違いなくとがめだった) 死んだはずのとがめがなぜいたのか、考えれば考えるほどわからなくなっていった。 そもそも考えることは自分に向いていない。 それでも考えて、考えて、考えて、一つの結論に至った。 「会って、確かめるしかないよな」 単純ではあるが、一番確実な方法である。 考えぬかなきゃいけないようなことか?とかは思ってはいけない。 これでも七花もがんばったのである。 「けど、今俺どのへんにいるんだ?」 とがめを探すと言う目的に行き着いたが、重大な問題が出てきてしまった。 自分の現在地がわからないのである。 「さっき捨てたあの紙切れってやっぱ地図だったのか?」 と七花は気づいた時に持っていた紙と何かが入った袋のようなもののことを思い出した。 袋に関しては、開け方がわからないので全部置いてきたし、紙にしても読めない字がいくつも あるので捨ててしまった。 「全く、そうならそうと配る前にさっさと言えよ」 ちゃんと水倉林檎から説明があって、それをあの時七花はとがめに気を取られ聞き逃しただけなのだが、 それには気づかない。ついでにまにわにの首が吹っ飛ぶのも気づいてなかった。 まにわに哀れなり。 「ま、いっか、あの部屋にいた他の連中でも見つけてみるかな」 さらに信じがたいことだが、七花はこのゲームの説明にしてもあんまりよくわかってなかった。 とりあえず、うっとうしい首輪がつけられ色んな所に飛ばされた程度にしかわかってない。 とがめや否定姫がいないと駄目駄目な七花であった。 「それにしてもここにいると色んなこと思い出すよな」 この場所でのことも鮮明に覚えている。 血を分けた姉との戦い。 異端なる才能、そして最悪たる刀を携えた。紛れも無い最強の敵、勝てたことが今でも信じられない。 いや、正確には勝ったとはいえない。 とがめの奇策、そして虚刀流であるがゆえの宿命、刀の呪縛があればこそ、手に出来た勝利。 そこまでしなければ勝つことが叶わなかった許されざる天才。 「姉ちゃん…か」 七花が見つけたのは何もとがめだけではなかった。 あの天才もまたあの場所にいた。 あの時と同じ全てを見透かすような眼をして、 ちなみにまにわにに関しては誰一人として発見していない。 やはり哀れなり。 「やっぱり、俺のこと恨んでんだろうな」 とがめは七実は殺されたかったのだと言ってくれた。 けれど七花は納得できなかった。 なにせ姉が自分の腕の中で恨み言を言いながら死んでいくのを目の前で見てしまったのだから。 もしも、もしも姉とも出遭ってしまい、今度は憎悪を込めて襲ってきたら勝てるだろうか。 「勝てないだろうな…」 実力にしても当然ながら、姉が自分を殺したいと思っていたら殺されてもいいと考えてしまう。 こんな気持ちで勝てるわけがない。だが、負けてしまえばとがめを捜せなくなる。 「ええい、考えても仕方無いか!」 と七花は頭を振って考えを払いのける。 もしもの考えをめぐらせても答えなど出せるはずがない。そういうことには自分は向いていない。 「そろそろ行くか」 ここから早く出ないとまた考えてしまう。 そう判断した七花は最後にもう一度刀大仏をよく見ておこうと顔を上げ、眼に入ったのは 刀大仏の腹から突き出る漆黒の刀身だった。 「な…」 何が起きているのか理解出来ないうちに刀身を中心に亀裂が走り、大仏の腹がはじけ飛ぶ。 そして、 あたかも神の腹を喰い破る悪魔のように、 “それ”が姿を現した。 赤い、いや赤というには明るすぎる橙色の髪と同じ色の眼をした小柄な少女だった。 小柄な体に似合わぬ大振りの黒い刀を持ち、狂気に染まった眼で七花を睥睨する。 視るのでも診るのでも観るのでも看るのでもなく、ただじっと見つめる。 七花にはわからない。 この少女の名が想影真心ということも、 この少女が人類最終と呼ばれる存在であることも、 ただ解るのは 少女の持つ刀が『毒刀・鍍』であること、 そして 圧倒的な殺気。 「なんだよ…」 体が震える。 「なんなんだよ…」 足が、竦む。 「こんなの、こんなの」 この感触、過去に味わったことが、ある。この感覚は、 「あの時の姉ちゃんと同じじゃねえか…」 あの時に見せられた、姉自身ですら抑えられなかった姉の本気、その時と同じ殺意を その少女は放っている。 「げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら」 七花の心境をよそに真心は笑う、笑う、笑う。 心底おかしいように、心底嬉しいように、心底狂ったように。 そして目の前の獲物を見つめ、 次の瞬間に七花の目の前で刀を振り上げていた。 「な!?…くそ」 震える体を無理やり動かし、紙一重で刀の切っ先をかわし。後ろとびで距離を取り (なんて…速さだ!!) そして、さっきまで真心がいた場所を見上げ、 信じられないような光景を目にした。 大仏の腹に空いた穴から後ろの壁ではなく外が見えていた。 そのことから示される事実は一つ。 「外からここまでぶち抜いてきたってのか…」 あまりの常識破りの行動に言葉を失う七花に構わず、再び真心が切っ先をこちらに向け 飛び掛ってくる。 「っこの!舐めんな!!」 突き出される切っ先を体をわずかにひねる最小限の動きでかわし、構え、 「虚刀流『薔薇』!!」 迎え撃つように蹴りを放つ。 突っ込んだ勢いを抑えきれず蹴りをまともに喰らった真心の小さな体は後方に吹っ飛び そのまま床に叩きつけられ、 何事も無かったのように立ち上がった。 「嘘だろ!?」 今の一撃は完全に決まっていた。相手の速度を上乗せして叩き込んだ蹴りは相当の威力だったはずなのに、 「げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら」 真心は笑いを止めることなく再び突っ込んでくる。 「く…『杜若』!!」 七花もまた前に飛び出す。 だが、速さの差は歴然、真心が先に間合いを詰め刀を大上段から振り下ろす、 より先に七花が一気に加速して横に回り込む。 相手から見れば七花が突然消えたかのように見えるだろう。 この極端な加速の切り替えこそ、虚刀流の歩法『杜若』! 目測を誤って空振りし、隙が出来ている真心の横にそのままの速度で一気に突っ込み、身構え 「虚刀流奥義」 放とうとした瞬間、 真心の眼がぎょろりとこちらを向いた。 「なっ!」 本能的に七花は減速し後方に跳ぶ、 と同時に胸部を凄まじい衝撃が襲い、 胸を蹴られたと気づいたのは床に叩きつけられてからだった。 「なんてこった…」 今度こそ七花は驚愕する。 変幻自在の『杜若』がこんな早くに見切られた。 からでは無く 「今の攻撃、さっきの俺の『薔薇』じゃねえか…」 そう、真心の放った蹴りは紛れも無く自分自身が放った『薔薇』だった。 しかも 「なんつう威力だ…」 喰らう直前に後ろに跳んで威力を殺したはずなのにあばらが軋んでいる。 その痛みに気を取られる間も無く、 追撃してきた真心が再び刀を振りかぶる。 咄嗟に身構えた七花の前で、 真心が突然消えた。 (やばいっ!!) 考えるより先に体が動き、真横から振られた斬撃をかろうじてかわす。 が、 真心は刀を振り払った勢いをそのままに一気に加速し、再び『薔薇』で七花を蹴り飛ばす。 「ぐお!!」 今度は後ろに跳ぶ暇も無かった。 猛烈な衝撃が七花を襲い、まるで紙くずのようにその大きな体が大きく弾き飛ばされ、 壁に叩き付けられる。 (今の動きは『杜若』、間違いない…こいつ、俺の技を…) 痛みが全身に走りわたるのと同時に絶望感もまた広がる。 (冗談じゃねえ…これじゃ、まるっきり姉ちゃんと一緒じゃねえか) まだ一度しか見せていない自分の同じ技をより的確に繰り出す。 まさにあの姉に瓜二つ、いや、病魔による弊害が無いぶん、もしかしたら、あの姉より強いかもしれない。 そんな相手に、姉さえ凌駕しかねない、相手に勝てるだろうか? 否 勝てるはずがない。 あの時の姉には刀の呪縛と、そしてとがめの奇策が、守る物があったからこそ勝てた。 だが今度の相手は刀の呪縛があるように見えない、 なによりとがめが、守るものがいない、 (逃げるか…) 少し前の自分ならこんなこと考えもしなかった。 逃げるくらいなら最期まで戦うことを選んだろう。 だが、この敵はそんな信念すら覆す。 そんなことを考えている七花に、真心は歪んだ笑みを浮かべながらゆっくりと近づいてくる。 (遊んでやがんのかよ、ちくしょう!) その事に憤りを感じても、どうすることもできない。 奥義を出そうにもその暇すら与えられない。 最速の『鏡花水月』 なら繰り出せるかもしれない。 だが、威力に劣る『鏡花水月』では致命傷は与えられない。 逆に吸収され、そっくりそのまま返されるのが関の山だ。 逆にあの筋力で『鏡花水月』を喰らえば、間違いなくこちらが致命傷に至る。 まさしく八方塞がり。打つ手が無い。 (ここで殺されたらとがめに会えない) 今回の戦いは逃げることが許されている。 だったら逃げればいい。 勝てもしない相手に喰らいつき虫けらのように殺されることが自分の目的ではない。 そうだ、姉に会っても逃げればいい、逃げて逃げて逃げて、生き残れればそれでいい。 今の自分には目的がある。 信念より矜持より大事な目的が、 (一か八かで入り口まで走るか!) ここから出てしまえば、逃げることは難しくない。 七花は『杜若』の体勢のため体を縮め、 自分の着ている着物がざっくり斬られているを目にした。 さっきの斬撃をかわしきれていなかったのだろう。 そこにうっすら血がにじみ着物に染み込んでいる。 その光景は、あの日と似ていた。 とがめが炎刀に貫かれたあの日と、 その斬り口を七花はじっと見つめ、そして、跳んだ。 生き残るための出口へ ではなく、真心へ、眼前の敵へと! そしてその勢いで手刀を叩き込む!! (は、何が目的だ) その一撃に揺るぎもせず、真心は反撃の拳を叩き込んでくる、が、避けない! (何が生き残る、だ) 拳が腹にめり込み、鈍痛が走る。 それでも、 七花もまた揺るがず『薔薇』で真心を蹴り飛ばす。 (逃げて、逃げて、逃げて) 後ろに仰け反る真心に合わせ、七花もまた前に出る。 休ませないために、反撃する暇も与えないために、そしてなによりも 勝つために!! (それで一体どんな顔してとがめに会えるってんだ!!) きっと、そうやってとがめに会っても、もうマトモに顔を合わせることも出来ないだろう。 折れた刀など、なんの役にも立たない。とがめに折れた刀など使わせられる訳が無い。 例え、どんな化け物でも、それが姉でも、刀は斬る相手は選ばない!! 刀が斬ることを放棄したとき、刀の役目は終わってしまう。 一度守りきれなかった女を今度こそ守るために、それだけは許されない!! 「うおおおおおおおおおおお!!」 雄たけびとともに、体勢を立て直せていない真心に連続して打撃を叩き込む。 「げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら げらげらげらげらげらげらげらげらげら」 が、それほどの連撃を受けても全く動かず受けた打撃とそっくり同じ打撃で反撃に転じる。 充分な体勢でなくても、繰り出される攻撃は速く、確実に七花を捕らえる。 手数こそ七花には及ばないが一撃一撃が、重い、とてつもなく重い。 それらは七花の体に叩き込まれ、骨を軋ませる。 それでも、それでも七花は退かない。休むことなく攻撃を続ける。 これこそが虚刀流の本質! 虚刀流の技を余すことなく攻撃へと転化する!! これこそが虚刀流の防御を捨てた戦い! 「はあっ!!」 その気迫に真心ですら圧され、わずかに、ほんのわずかに隙が出来る。 それはほんの一瞬、けれど、七花にとっては充分だった。 瞬時に加速し、真心の右にまわり、構える。 「『雛罌粟』から『沈丁花』まで打撃技混成接続!!」 それは姉から教わった奥義、この天才に繰り出すにはふさわしい技だった。 一つ一つに人を殺せる重みを持った二百七十二種類の打撃が放たれ、あらゆる方向から 外れることなく真心を打つ!! 「が…!」 それらの攻撃を受けても、まだ、真心は倒れない。さすがにかなりの打撲を負ったようだが、 それでも、倒れない。 どころか、攻撃が終わった瞬間を狙い、直突きを叩き込む。 攻撃の直後の隙をつかれ、かわす間もなく直撃を受け再び七花の体が後方にすっ飛ばされる。 「やっぱ、あれじゃなきゃ、駄目か…」 荒い息の下で七花は呟く。 直突きが当たる瞬間に筋肉に力を込めて威力を抑えていなければ、腹をつぶされていた。 それほどの威力は抑えてなお体に激痛を走らせる。 ただの直突でこの威力、次に体勢を立て直され、何かの打撃を喰らえばそれだけで沈むだろう。 そのうえ手は爪がはがれ、甲の皮が向け 血が流れ落ちている。 あの体に二百七十二発の打撃を喰らわせた手が耐え切れなかったのだ。 もう長くは戦えない。 (次で決める!) 七花は満身創痍の体を無理に立たせ、『杜若』を構える。 幸い、今の相手ならばなんとか最後の奥義を繰り出すことができる。 「げらげらげらげらげらげらげら」 対する真心は全身に打撲を負いはしてるものの、全く衰えを見せていない。 狂ったように笑い続ける。 その姿を見て、七花は何かが腹の奥底から湧き上がってくる物を感じた。 限界の見えない敵への恐怖 ではなく、腹の底から煮えくりかえるようなこの感情は 「…ふざけんな」 そう、怒り。 「ふざけてんじゃねえぞ!!」 怒りがどんどんこみ上げてくる。 「そんだけの力があって、そんだけの才能があって、なんでそんなくだらねえ毒なんかに 振り回されてんだ!!」 始めは呪縛などないと思っていた。 だが違う、この少女は誰よりもこの刀に縛られている。 もし、最初から理性を保っていれば、ここまで食い下がることすら出来ていなかっただろう。 刀に縛られた才能。それは七花にとっての幸運。 けれど許せなかった。 同じような才能を力を、生き残るために毒を使ってまで抑え込んでいた人間を知っているから。 許せなかった。 姉が手にすることの出来なかった力を容易に振るいながらも毒に縛られるこの少女が。 「お前は、あんな、あんな刀鍛冶に負けるような奴じゃないだろ!!眼ぇ覚ませ!!」 その言葉が届いたのか、 それともさっきの二百七十二発の打撃を受け、毒刀に亀裂が走ったのが原因か、 「げ…げらげ…しきざき?げらげら…俺…様はっ…」 笑いが尻すぼみになり、少女は頭を抱え、うめく。 まるで、自分自身を取り戻そうかとするように。 それは絶好の好機、だが七花は動かない。 言葉をつむぎ続ける。 「お前は誰なんだよ、四季崎記紀か?」 「ちが…う………違う……違う違う違う違う違う!俺様は俺様は俺様はぁああああ!!」 叫びながら少女は手に持つ毒刀を柄を持っていないほうの手で刀身を掴み、 「俺様は……四季崎記紀なんかじゃ……無い!!」 万力の力を込め、刀をへし折った。 「俺様は………想影…真心だ!」 『毒刀・鍍』が破壊されたところで、一度まわった毒は消えはしない。 だが、少女の真心の眼からは狂気の光が消え始めている。 毒に打ち勝とうとしている。 「真心……か、いい名前だな」 皮肉でもなんでもなく、心の底よりそう言い七花は今度こそ身構える。 「来いよ真心、決着を付けようぜ、まあその頃にはおまえは八つ裂きになってるだろうけどな」 その言葉に真心もまた折れた毒刀を投げ捨て構える。 今までのめちゃくちゃな体勢ではなく、戦うための体勢を。 片や、人類の最終の存在『橙なる種』。 片や、完了変体刀の最終の刀、虚刀『鑢』 意味合いの違う二つの最終は、微動だにせず、にらみ合い。 「がぁああああああ!!」 「虚刀流七代目党首、鑢七花!参る!!」 ほぼ同時に動いた。 二人の距離は一気に詰まり、一瞬にして近接する。 至近距離で七花は『鈴蘭』の構えを取る。そこから繰り出されるのは『鏡花水月』虚刀流最速の奥義! 真心の攻撃より先に七花の嘗底が突きこまれ、さらにそこを起点に 『花鳥風月』 『百花繚乱』 『柳緑花紅』 『飛花落葉』 『錦上添花』 『落花狼藉』 それら六つの奥義を連続して繰り出す、これこそ、七花の最終奥義!! 「『七花八裂』!!」 七つの奥義は余すことなく真心に叩き込まれる! が (おかしい…) 最後に『柳緑花紅』 を放つ途中で七花は違和感に気づく。 『七花八裂』の最大の弱点、それは『柳緑花紅』の溜めの長さ、 そして、当然その合間に反撃されることを覚悟していた。 だが、反撃が来ない。 そしてその理由はすぐに判明する。 真心は両腕を大きく振りかぶっていた。 その構えが何なのか七花にはわからない。 だが確実なのは、あれを受ければ、自分が死ぬということだ。 (はめられた!) 恐らく、今出そうとしている技には『柳緑花紅』以上の溜めが必要なのだろう。 それを確実に当てるために、攻撃終了後に出来る隙をつく為に、わざと反撃を控えていたのだ。 さっきまでのように本能で反撃するのではなく、先を見通し反撃を控え、必殺の一撃を繰り出すための戦略。 気づいた時にはすでに遅く、攻撃は止められない。 そして、それが耐え切られることも七花には直感でわかった。 だが、それでも、それでも、七花は勝ちをあきらめない! 全身全霊最後の力を振り絞る!! 「『七花八裂』より『七花八裂(改)』へ奥義強制接続!!」 『柳緑花紅』を起点に『鏡花水月』、『飛花落葉』、『落花狼藉』、『百花繚乱』、『錦上添花』、『花鳥風月』の 順番でつながれる『七花八裂(改)』。 七つの奥義を最速のそして最大の威力を発揮する順序で放つ正真正銘の最後の奥義。 真心の前に構える暇が無かった『柳緑花紅』を『七花八裂』の最後に放つことで補った、 最終を始点にする、究極の強制接続! どの戦いでも、あの姉との戦いですら使わなかった、いや使えなかった自分の限界点。 それを七花の勝ちへの執念が打ち破る!! 「ちぇりおーーーーーっ!!」 大切な人から教わった掛け声とともに放たれた『七花八裂(改)』は、真心の攻撃の発動を許さずに 最大の威力を持って、真心の体を吹き飛ばした。 人類最終『橙なる種』と完了変体刀完成形『鑢』との戦いはここに幕を下ろした。 「はあ、ひでえ目にあった」 ボロボロの体をひきずりながら、七花は護剣寺の門の前でため息をついた。 その仕草はやはり似合っていない。 「ってか、あれからあんまり時間経ってなかったのかよ」 体感的には一晩中戦ってた気もするが、実際は月の位置がほとんど変わっていない。 「さて次はどこに行くかな」 体のあちこちに激痛が走るが、それでも休む気は無かった。 そんな時間も勿体無い。 「本当にめんどうだ」 口癖である言葉を言い、さらに自分の担いでいる物を見てさらに深くため息をつく。 「余計な荷物も増えちまったし」 そこには、橙の髪をした少女。 想影真心が背負われていた。 「全く、なんでとどめを刺さなかったんだ?俺」 『七花八裂(改)』を喰らい吹き飛んだ真心は、それでもまだ生きていた。 全身ボロボロで気を失って、それでも息をしていた。 本来ならば、その場でとどめを刺しておくべきだった。 だが出来なかった。 やろうと思えば、すぐにできることがなぜか出来なかった。 なぜだろう? 気絶した相手を殺すのは誇りが許さないからか? 相手が子供だからか? それとも 「とがめに、似てっからかな」 気絶して眠っているような顔は昔、自分の隣で眠っていたとがめを思い出させる。 本人が聞いたら。 「だれが童子属性じゃーー!!」 と突っ込まれてたかもしれないが、残念ながらとがめは不在だった。 「まあ、いいや」 どこかで村でも見つけて、そこで後の面倒でも見てもらえばいいか、と、 相変わらずゲームのことなど全くわかっていない七花であった。 「それにしても変わった格好だよな」 七花は出遭った時から感じていた感想を口にする。 見たこともないような材質の服に、下はもっとわからない構造の何かを履いている。 現代人ならこれがスパッツと言う物だとわかり、さらにちょっとアレな趣味の持ち主なら、 色々と感じることもあったのだろうが、七花にそんな趣味は無いので、変という感想しか浮かばない。 「なんで、こんなめちゃくちゃな力を持ってて、こんな変わった格好した奴のこと 知らなかったんだ?」 とがめと刀を捜して日本全国を旅している間もこんな奴の噂は全く耳に入ってこなかった。 「これなら日本最強も余裕で獲れそうなもんだけどな」 現日本最強であり、数々の戦いでほとんどかすり傷すら負ったことのなかった七花をここまでに できる実力ならば、日本でダントツの最強になっていてもおかしくない。 実際は真心は人類最終という日本どころか世界最強といっても全く過言ではない存在なのだが、 七花はそんな別世界の事情など知る由もない。 「別に考えなくてもいいか」 単純に欲がなかったとかそんな理由なんだろうな。 と、深く考えるのをやめる。何度もしつこいようだが、七花は考えるのが苦手なのである。 「おかげで心構えも出来たし」 真心と戦うことで、七花は吹っ切れた。 もし、姉と会い、憎悪の眼差しで見つめられても、逃げることはきっと無い、立ち向かえる。 「まあ、会わないに越したことはないけどさ」 立ち向かえるといっても、やはり実の姉とは戦いたくはない。 「否定姫のほうも捜さないとなあ」 今まで薄情にも忘れていた否定姫のことも今更のように思い出す。 一応、とがめ亡き後に旅を共にした間柄である。そちらも無視はできない。 「まあ、先に会ったほうと一緒に捜せばいいか」 結局適当にまとめて、七花は歩き出した。 とがめと否定姫を捜すために、 だが、この時点で七花は知らない。 捜すべき相手と会いたくない相手が共に行動していることを。 七花は知らない。 今背負っている少女がどれほどの存在なのか。 そして自分の現在地すら、七花はわかっていなかった。 「ま、歩いてりゃどっかに着くさ」 恐ろしく単調な思考で七花は行く。どっかに着くために。 七花が去り少し経って、護剣寺の門の上で立ち上がった者がいた。 「すごい…!すごいすごいすごいすごいじゃないさ!!」 その人物、体中に刺青のような紋様を付けた少女はさきほどの戦いを思い出し 興奮したように叫ぶ。 真心といい、この少女といい、よく少女に目を付けられる男である。 だが、正確には彼女は少女ではない。 彼女の名は真庭狂犬、ゲームが始まるより前、首をすっ飛ばされたまにわにの皆さんの 生き残りである。 「あの虚刀流をあそこまで一方的に…なんて娘なの、あいつ!!」 彼女は自分の意識を別の女性の体に移し変えることで永い時を生きてきた。 その彼女でさえ、あれほどの強さは見たことが無かった。 始めは七花の気をそらす程度の相手としてしか見ていなかった。気さえ反らしてくれれば、 後は背後から襲うつもりでいた。そのための囮と、 卑怯な戦法である。 だが、卑怯卑劣こそが忍者の売り、ましてや相手が虚刀流ともなればなおさらである。 だが、 すぐにそれは間違いであったと気づかされる。 実際には卑怯卑劣など入り込む隙間も無かった。 それほどの存在。 「く、全く、この体なのが悔やまれるわね」 もし、あの時の凍空一族に乗り移る前の体なら、あの瞬間に飛び出し体を乗っ取れていただろう。 だが、今の体は戦乱の時代の頃の体になっていた。 この体は隠密行動には向くが、速さが足りない。 いくら手負いとは言え、虚刀流に迎え撃たれてしまうだろう。 「けど、あきらめないわよ…」 あの体さえあれば、鳳凰と人鳥の二人以外の敵を殲滅することも夢ではない。 そして、最後に自分が死に。 優勝者となる者を二人で決めてもらえばいい。 仲間を目の前で殺した水倉林檎とやらに頼るのは癪だが、この際仕方ない。 どちらが勝ち残ったところで、真庭の里には永遠の繁栄が約束されたも同然だ。 里の未来のために、この命を投げ打てるなら悪くない。 そのためにも、 「あの体を…頂く!」 その決意と共に狂犬は七花の後を静かに追う。 狂犬らしく食い散らかすために。 【1日目 深夜 D-5清涼院護剣寺】 【鑢七花@刀語シリーズ】 [状態] 満身創痍(一応健康) [装備]捨てた [道具]捨てた [思考] 基本 とがめと否定姫を捜す 1 とりあえず姉ちゃんには会いたくないな 2 とりあえず、この女をどっかに引き渡さないと 3 なんで砕いた毒刀がここにあるんだ? 4 げーむ?るーる?何ソレ?食い物の名前か? ※参戦時期は否定姫と旅してる最中です。 ※ゲームがなんなのかわかってません ※毒刀に斬られました。 ※とりあえずこのままだと爆死の危険大です。 【想影真心@戯言シリーズ】 [状態] 現在気絶中 [装備] なし [道具]落とした(地図くらい残ってるかも) [思考] 基本 不明 ※まだ、毒が残ってるかも ※七花の繰り出した技は全て習得した? ※二人とも体に制限がかかってます。どっちも全力なら護剣寺消し飛んでました。 【真庭狂犬@真庭語】 [状態]健康 [装備]なし [道具]支給品一式、ランダム支給品(1~3) [思考] 基本 真庭鳳凰と真庭人鳥を勝ち残らせる。 1 隙を見てあの小娘の体を乗っ取ってやる 2 真庭の里にもう一度繁栄を ※参戦時期は七花に殺された後です。 ※体は戦乱時代の物です。 018← 019 →020 ← 追跡表 → ― 鑢七花 ― 015 想影真心 ― ― 真庭狂犬 ―
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/44037.html
登録日:2020/02/15 Sat 12 06 00 更新日:2024/06/29 Sat 17 55 23 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 エリート コメント欄ログ化項目 不死川実弥 伊黒小芭内 保護者 冨岡義勇 剣士 大黒柱 宇髄天元 幹部 悪鬼滅殺 悲鳴嶼行冥 時透無一郎 柱 桑島慈悟郎 濃すぎるキャラクター性 煉獄杏寿郎 煉獄槇寿郎 甘露寺蜜璃 精鋭 結構暗い過去持ち達 美男美女 胡蝶しのぶ 胡蝶カナエ 豪華声優陣 超人 鬼殺隊 鬼滅の刃 鱗滝左近次 柱とは 鬼殺隊の中で最も位の高い 九名の剣士である 柱より下の階級の者たちは 恐ろしい早さで殺されてゆくが 彼らは違う 鬼殺隊を支えているのは柱たちだった 「柱(はしら)」とは、『鬼滅の刃』に登場する組織「鬼殺隊」の中で最も位の高い9名の隊士を総称した言葉である。 【概要】 鬼殺隊の最精鋭集団にして最高戦力。所謂最高幹部ポジションも兼ねる。 定員が9人と決められているため、柱としての実力があっても柱の数が8人以下でなければ柱になることはできない。 ちなみにこの9名という数字は、「柱」という漢字の画数が9であることに由来している。上記した「鬼殺隊を支える柱」というある種の願掛けと思われる。 ただし定員が限られていてもなお、柱に値する実力を持ちながらもなれずに甲に甘んじている不遇な剣士といった例は少なくとも現在はいないようだ。 なお、約400年前に耳飾りの剣士が鬼殺隊に入隊した当時は5人の柱がいた。 彼らが耳飾りの剣士から全集中の呼吸を伝授された際、彼らが元々習得していた剣術の型と組み合わせることで生まれたものが「炎・水・風・岩・雷」の基本の5つの呼吸である。 各人が極めた全集中の呼吸の流派に従い「◯柱」という肩書を持つのが特徴。 例えば水の呼吸を極めたら「水柱」、炎の呼吸を極めたら「炎柱」の肩書がつく。 つまり茶の呼吸を極めたら茶柱に。貝の呼吸を極めたら貝柱に。 柱であることを証明するものとして、階級を示す際は手の甲にその柱名が浮かび上がる。 そして隊士たちが武器として携えている日輪刀のうち、柱の刀にのみ刃元に「悪鬼滅殺」の四文字が刻まれた特別な意匠が施されている。 頂点に立つ存在であるゆえに、その他の一般隊士よりもはるかに強く、実際に一般隊士たちが束になってもかなわない十二鬼月の下弦の鬼に対しても、柱ならばたった1人で瞬殺することができる程。 しかし、そんな彼らも下弦の鬼よりもさらに強い上弦の鬼に対しては歯が立たず(*1)、実際に上弦の鬼の殆どはこれまでに多くの柱を葬っている(*2)。 鬼の頂点に立つ鬼舞辻無惨の「上弦の鬼は顔ぶれが百年変わらなかったが 下弦の鬼は何度も入れ替わった」というセリフはそのことを裏付けている。 なお、体のいずれかが欠損・機能不全に陥った場合、強制的に柱どころか一般隊士からも引退となってしまうと思われる。 というのも、柱に起こる事態として最も恐ろしいのは死ぬことではなく、強制的に鬼化させられてしまうこと。 体の欠損など鬼になれば回復し、更にブーストアップした鬼が更に生まれるわけである。 そんなにうまくいくかと思うかもしれないが、無惨からしてみれば試す価値あり且つ失敗しても困らないので念のため呪いなどはとりわけ厳重にして実行し、成功してしまう可能性はある以上は、避けるべきと言える。 実際、そういった鬼は存在しており、交戦した際は柱ですら絶大なダメージを負う羽目になったことを考えると下手をすれば鬼殺隊壊滅すらありうるだろう。 【柱になる条件】 引退・死亡により柱の数が8人以下になれば一般隊士から選ばれるが、以下の条件を満たさなければなれない。 一.階級が『甲(きのえ)(*3)』であること。 二.「十二鬼月を倒す」、もしくは「鬼を五十体倒す」 この条件から判る通り、正真正銘全員が死線を潜り抜けた猛者にして叩き上げという完全な実力主義の集団だが、それ故に殉職・引退した場合は後任の柱が生まれ難いという欠点もある。 事実、劇中でも殉職・引退といった理由で柱に欠員が発生しているが後任となれる実力を満たした隊士はおらず、最終回まで役職としての穴が埋められる事は遂に無いまま完結に至った。 ちなみにこの十二鬼月を倒すという基準だが、倒されたのは全て下弦である。 また風柱である不死川実弥の回想から、必ずしも一人で達成する必要は無いようだ(*4)。 炭治郎たちは十二鬼月と何度も交戦し、直接彼らの手で頸を斬るに至ったケースもあったが、いずれも柱との共闘による戦果であるためか、炭治郎自身が柱相応の実力ではないと判断されているようで、柱稽古時点での階級は「丙(ひのえ)(*5)」に留まっている。 その他、基礎体力を格段に高める「全集中・常中」の会得など、柱になる条件ではなくとも事実上必須となる技術はいくつもある。 柱になるには鬼殺隊に入隊してからだいたい5年は必要とされるが、中にはたったの2ヶ月で就いた者もいる。 時代によってその席を埋める流派の顔ぶれが変わる事もしばしばある。過去に在籍したが現在の柱にはいない流派(例:雷の呼吸、花の呼吸)もあり、逆に実力さえ認められれば同時期に同じ流派の剣士が複数人に選ばれることもあり得る。 中でも水の呼吸と炎の呼吸の使い手はどの時代でも柱に任じられていたとされる。 【業務】 基本的には与えられた広大な担当地区の警備を行い、十二鬼月などの強力な鬼が居る可能性が高いとされた場合はその地域に派遣され討伐に向かう。 その他にも任務は多岐にわたり、 鬼に関する情報収集 剣技向上の為の自己鍛錬・研鑽 自分が抱える継子への教育と鍛錬 有事の時の下の隊員達への現場指揮 etc……と、多数の激務を実質1人でこなさなければならない。当然この激務をサボったり疎かにすることは許されない。 安易に柱に昇級できないのも、「この多大な激務を単独でこなせるか否か」を判断するためと考えられる。 そして力だけでなく権限も頂点に立つ者故、当主・産屋敷耀哉との謁見や、半年に一度開かれる「柱合(ちゅうごう)会議(かいぎ)」への参席を許されている。 柱になった時点で給与が支払われなくなるが、これはタダ働きというわけではなく、代わりに欲しければ欲しいだけ自由にお金が貰えるようになるのだ。 命懸けで上記のような激務に当たる以上当然の待遇だろう。そのため、多くが年齢にそぐわないほど大きな屋敷を構えている。 また一部の柱は自身の剣技・戦術に適した特注の形状の日輪刀を所有している。 柱合(ちゅうごう)会議(かいぎ) 産屋敷邸で半年に一度開かれる、鬼殺隊の当主の下で柱が全員集まって行う会議。 鬼殺隊に関わる重要な案件の連絡や議論 命令違反や隊率違反といった問題行動を起こした隊員、その隊員を育てた育手への処罰・処遇の是非 鬼殺隊全体の行動方針の決定 などがこの会議で決まる。状況次第では半年間の間に複数回行われることもある様子。 ちなみに柱合会議においての当主への挨拶は早い者勝ちで、『大正コソコソ昔話』によれば会議の前は皆そわそわしているようだ。 【柱一覧】 『岩柱』悲鳴嶼(ひめじま)行冥(ぎょうめい) あああ…鬼に取り憑かれているのだ 早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう CV:杉田智和 額に一文字の傷がある盲目の巨漢。荒々しい「岩の呼吸」を使う。 数珠を身に纏った僧侶の様な格好をしており、事あるごとに涙を流しながら念仏を唱えている。 現代の鬼殺隊で最強の剣士で、8年間も柱に在任する最年長の大ベテラン。 柱は本来上下関係のない集団であるが豊富な経験から信頼も厚く、実質的な柱のリーダー格も務める。 詳細は個別項目へ。 『水柱』冨岡(とみおか)義勇(ぎゆう) 生殺与奪の権を他人に握らせるな!! CV:櫻井孝宏 半々羽織を着た黒髪の青年。長くボサボサの黒髪を背中で纏めている。 炭治郎と禰豆子の前に最初に現れた鬼殺隊士で、彼に鬼殺隊への道を示した。 炭治郎と同じく鱗滝左近次に師事を受けた兄弟子に当たり、「水の呼吸」を使う。 極端に無口で、静謐な水面のよう……と言えば聞こえは良いが、実際のところは重度のコミュ障。 詳細は個別項目へ。 『蟲柱』胡蝶(こちょう)しのぶ 鬼も人もみんな仲良くすればいいのに 冨岡さんもそう思いません? CV:早見沙織 蝶のような羽織と髪飾りを身に付けた美女。 どこかほんわかした可愛らしい雰囲気だが、戦闘では自らが開発した猛毒により鬼を容赦なく滅殺する怖かわいいお姉さん。 水の呼吸から派生した花の呼吸、から更に派生した「蟲の呼吸」を使う。 詳細は個別項目へ。 『炎柱』煉獄(れんごく)杏寿郎(きょうじゅろう) 罪なき人に牙を剥こうものならば この煉獄の赫き炎刀が お前を骨まで焼き尽くす!! CV:日野聡 黄金色の髪に赤い挿し髪が入った焔のような長髪の、外見内面共に燃え盛る炎の如き青年。 剣士の名門・煉獄家の嫡男で、人を愛し、人を護るために戦う正義漢。幼少期より鍛錬を積み重ねた努力家でもある。 炭治郎が窮地に陥った際に放った「日の呼吸」ではなく、「炎の呼吸」を使う。 詳細は個別項目へ。 『音柱』宇髄(うずい)天元(てんげん) 俺は"元忍"の宇髄天元様だぞ その界隈では派手に名を馳せた男 CV:小西克幸 派手なペイントや装飾品で自身を飾り付け、鎖で持ち手の先端同士を繋いだ大太刀二刀を背負った派手好きで大柄な男。 元忍という経歴を持ち、3人の妻を持つ男気溢れる伊達男。忍獣や火薬玉、毒苦無など忍者らしい武器も扱う柱の中でも屈指の芸達者。 雷から派生した呼吸である「音の呼吸」を使う。 また、善逸と同じく音で様々な物事を把握することもできる。 詳細は個別項目へ。 『恋柱』甘露寺(かんろじ)蜜璃(みつり) 誰か来たのかしら 何だかドキドキしちゃう CV:花澤香菜 些細な事にも胸をときめかせる恋多き女性。炎のように燃える「恋の呼吸」を使う。 桃と緑の派手な髪色に加え、胸元をはだけさせた隊服にミニスカニーソという大正時代の乙女にあるまじき格好の人物。 しかも巨乳。開いた胸元から乳房が零れんばかりの巨乳である。大事なことなので二回(ry 詳細は個別項目へ。 『霞柱』時透(ときとう)無一郎(むいちろう) 僕はどちらでも…すぐに忘れるので… CV:河西健吾 黒髪を腰まで伸ばした小柄な少年。現役の柱では最年少の14歳。 鬼殺隊入隊以前の過去の記憶を失っているが、刀を握ってからわずか2ヶ月で柱へと昇格した天才。 風の呼吸から派生した「霞の呼吸」を使う。 詳細は個別項目へ。 『蛇柱』伊黒(いぐろ)小芭内(おばない) 信用しない 信用しない そもそも鬼は大嫌いだ CV:鈴村健一 白蛇を首元に巻き付かせ、口元を包帯で隠したやや小柄な青年。 性格は良く言えば慎重、悪く言えば疑り深く陰険で、喋る際に「ネチネチ」という効果音がつく。「鏑丸」という蛇を連れている。 水の呼吸から派生した呼吸である「蛇の呼吸」を使う。 詳細は個別項目へ。 『風柱』不死川(しなずがわ)実弥(さねみ) 醜い鬼共は俺が殲滅する CV:関智一 身体中に傷痕のある鋭い目付きの青年。逆立った白髪に血走った四白眼とまるで鬼の如き様相。 荒々しく攻撃的な性格の持ち主であり、柱の中でも鬼への憎悪が特に強く、最後まで禰豆子の容認に反対した。 「全集中の呼吸」における基本の五呼吸の一つ、「風の呼吸」を使う。 詳細は個別項目へ。 【かつての柱】 鱗滝(うろこだき)左近次(さこんじ) 判断が遅い CV 大塚芳忠 元『水柱』 常に天狗の面を付けた老人で、鬼殺隊隊士の育成者“育手”の一人。 義勇、炭治郎に「水の呼吸」を教えた師匠。 詳細は個別項目へ。 桑島(くわじま)慈悟郎(じごろう) お前は儂の誇りじゃ CV 千葉繁 元『鳴柱』(*6) 頬に大きな傷跡の付いた義足の老人。 35歳の時に任務中に右足を失って引退、以降は“育手”として鬼殺の剣士を育ててきた。だが……。 獪岳と善逸に雷の呼吸を教えた師匠。 煉獄(れんごく)槇寿郎(しんじゅろう) 杏寿郎のために泣いてくれてありがとう CV 小山力也 元『炎柱』 杏寿郎、及び彼の弟である千寿郎の父。 経緯は不明だが、自分の無能に打ちひしがれていた所に妻の死が重なり、刀を捨てて酒におぼれてしまっていた。 また、幼い伊黒を助けた「当時の炎柱」だと思われる。 胡蝶(こちょう)カナエ きっかけさえあれば人の心は花開くから 大丈夫 CV 茅野愛衣 元『花柱』 しのぶの姉であり「花の呼吸」の使い手だった。 しかし上弦の弐の手により、本編開始時点で既に亡くなっている。 【柱稽古】 柱稽古とは鬼殺隊総戦力の底上げのため、継子ではない一般隊士たちが柱たちに直接稽古をつけてもらうことである。 柱たちは頂点に立つもの故、広範囲すぎる地区で警備を行う上に、鬼の情報収集や柱自身のさらなる剣技向上の為の訓練、その他にも様々な業務を受け持っている。 それらのことで時間的余裕がないため、継子と呼ばれる柱の直系の弟子以外は稽古をつけることはなかった。 しかし禰豆子が日光を克服したことにより、鬼舞辻無惨が禰豆子に狙いを定めて戦力増強を図ったことで鬼の出現がなくなり、総力戦を仕掛けてくると当主が察したことで、鬼殺隊の総戦力の向上に向けて行わわれた。 稽古の順番は 宇髄(*7)→時透→甘露寺→伊黒→不死川→悲鳴嶼 と決まっており、柱たちが「これでいい」と判断したら次の柱に稽古をつけてもらうことができる。 しかしどの稽古も地獄のような過酷さを極めており、多くの一般隊士が音を上げてしまうほど。 さらに柱の実力は一般隊士の実力と比べても遥かに隔絶しており、圧倒的な実力差を見せつけられてしまうせいで心が折れてしまう一般隊士も多く存在する。 と、あまりにもメンタルがズタボロになってしまうこの稽古であるが、これを行った結果、無惨が無理やり血を多く分け与えたせいで下弦の鬼程度の力を持つようになってしまった数多くの鬼たちを、稽古をつけた一般隊士たちが単身で倒すことができるようになるほど成長できた。 ただし、胡蝶のみはとある薬の開発に専念したため参加しなかった。 宇髄天元の稽古 延々と続く地味な走り込みによる基礎体力向上の訓練。 鬼殺隊(もっというと呼吸の剣士)たるもの、その肩書の時点で基礎身体能力は超人の域にある。 ……が、最初にやるこの稽古でさえ、膨大な距離を常に全力で走らないといけないのと、走り込みであっても要求される水準が高い。 疲労から手を抜いていると宇髄から容赦無い叱責が飛んでくるため、生半可な鍛え方ではこの時点で心が折れてしまう。 アニメでは腕立てなどの筋トレや、実戦に沿った訓練も行われていたことが明らかになった。(*8) なお、宇髄の3人の妻も炊き出しなどのサポート役に駆り出されていた。 時透無一郎の稽古 高速移動を会得する為の歩法を鍛える訓練。 基礎的な素振りから、打ち込み台を叩き壊すまで叩き続ける訓練が行われる。 理解力が高いデキる隊士には笑顔で接するが、ノルマに満たないorできない隊士は真顔で辛辣なことを言われるなど差が激しく、中々に精神的にも厳しい。 アニメでは、できない状態が続くと真剣で稽古をつけようとしていたことが発覚。当然、一般隊士は意気消沈していたが。 甘露寺蜜璃の稽古 西洋舞踏を取り入れた肉体や関節の柔軟性を鍛える訓練。 この稽古の中では唯一の女性が担当する。 性別年齢問わずレオタードを思わせる格好に着替えた後に、音楽に合わせて柔軟運動を行うという、男性にとっては違う意味で地獄。 肝心の柔軟も、甘露寺の怪力をもってこれでもかというほど体を無理やり曲げさせられる(曰くほとんど力技)ので、とにかく音を上げてしまうほど体中が痛くなる。 なお、この段階のみ甘露寺の趣味や好意によって、炭治郎のような田舎者には馴染みがないであろうパンケーキや紅茶といった実質的なご褒美が振る舞われるため(*9)、食事の面では一番恵まれているといえよう。 伊黒小芭内の稽古 障害物の隙間を縫って打ち込み、正確無比な太刀筋を養う訓練。 狭い部屋の中で伊黒に木刀を打ち込むといったものだが、辺りには「全然言われたことを覚えない」などの理由で伊黒が見限った隊士をそこらへんにぐるぐる巻きで障害物代わりにして設置している。 ……順序を考えると炭治郎が来る前には人柱ぐるぐる隊員はいなかったはずだが、どの時点で双方ハードモードになったかは不明。 とはいえ、これは「限定された空間で正確に刀を振る」という動作を体で覚えるのに最も手っ取り早く、縛られている隊士達も至近距離で否が応でも太刀筋を覚えられるため、非常に合理的といえる。 不死川実弥の稽古 竹刀片手にひたすら風柱へ斬りかかる打ち込み稽古。 なお風柱も只受けるのではなく情け容赦なく隊士を竹刀でボコボコにする実戦形式。 休憩時間がほとんどない(*10)のと、多くの隊士が反吐をぶちまけるのとで、体力的な意味ではトップクラスにきつい稽古である。 だが当然ながら不死川本人も同じ条件で稽古を行っているため、互いの持久力向上を目的とした稽古である事が窺える。 一応訓練の体を取っているが実質ほぼ乱闘であり、罵倒とともにボコボコにされるせいか、最上級の敬意を払われる柱相手なのに あの人でなしを倒せぇぇええ妙な連帯感も生み出していた。 悲鳴嶼行冥の稽古 足腰を鍛えて体を安定させる事で、正確な攻撃と崩れぬ防御を身につける事を目的とした筋力向上の稽古。 内容は 異様に冷たい水が降り注ぐ滝に一刻(約2時間)の間打たれる滝行 人間の胴回りほどの太さの丸太を3本担ぐ 人の背丈程もある大岩を一町(約109メートル)先まで押す の3項目。 最後の訓練ということもあり体力的に一番きつく、今までの訓練で耐えきれたものでもこの訓練で失神するほど。 肉体面はもちろん精神修養の側面が強く、また会得目的の技法が岩柱が教え下手個人の才覚によるところが大きいせいか、この稽古のみ「辞めたい者は無茶せず、いつでも山を下りていい」という任意での辞退が許可されている。 なお監督役の悲鳴嶼もただ見ているだけではなく、自身の場合は燃え盛る火に炙られながら大量の重りが括りつけられた丸太を肩に乗せたり、誰よりも巨大な岩を押すなどして上記の筋力強化訓練を執り行っている。 余談 現在の柱たちは全員が東京府の出身である(*11)。 柱内の腕相撲ランキング設定が存在し、その内訳は 1位 悲鳴嶼 2位 宇髄 3位 煉獄 4位 不死川 5位 冨岡 6位 甘露寺 7位 時透 8位 伊黒 9位 胡蝶 悲鳴嶼がぶっちぎりで強く、宇髄がそれに次ぐ。煉獄から甘露寺まではいい勝負であり、時透は普通、伊黒と胡蝶は腕力弱い組。遊郭編時点の炭治郎でも伊黒よりは強いんだとか。 柱それぞれのの就任歴ははっきりとしていないが、 那田蜘蛛山の件直後の柱合会議で前回から柱の顔ぶれが変わっていないため、全員最低でも半年以上の就任歴あり 悲鳴嶼は柱を8年続投している 不死川の柱就任時に悲鳴嶼、宇髄、冨岡、胡蝶カナエは既に柱だった ということはわかっている。 追記・修正は十二鬼月を倒してからお願いいたします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ たまに獪岳が次期柱候補だったという説が関連スレで出るけど漫画内の台詞を検証すると獪岳を一番買ってるだろう師匠と善逸がお前こそアンタこそ次の柱だと柱就任絡みの話は一度もしてないしそういう設定もないというトリビアがあったりする -- 名無しさん (2021-04-14 01 12 33) ↑寧ろ、”善逸とは違い強者相手だと本当にヘタレる(それが普通の人間なんだろうが)””血鬼術で強化した雷の呼吸を2から6まで浴びせても善逸仕留めきれない&善逸の攻撃でアッサリ斬られる”点も考慮すると、”覚える技は多いが実戦では殆ど役立たずだった”可能性すらありそう獪岳 -- 名無しさん (2021-09-30 08 44 14) 爺ちゃんは二人セットで雷の呼吸の継承者を考えていたのだから、二人には柱襲名というより次代へ呼吸を継いで途切れさせないで欲しかったんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2021-09-30 15 12 33) ↑継承権問題については鳴柱襲名と推薦じゃなくて育手桑島としての跡継ぎ説もよく見る気がする、作者の補完が現状全くないのがもどかしいけど……いずれ獪岳は炎柱音柱が抜けても柱補充の話で名前出なかったり元から次期柱の器ではなさそうそう -- 名無しさん (2021-09-30 15 18 08) 手放しで受け入れるには癖が強い人たちであるが、全員が掘り下げられていて実力でもキャラでも活躍でも「コイツは見劣りする」認定の奴がいないというかなり珍しいタイプの「味方幹部」。9人という多めの人数も考えると彼ら以上に扱いに恵まれた例は出ないんじゃねぇかなぁ -- 名無しさん (2021-11-04 12 44 50) 柱昇格の条件で階級が甲 十二鬼月もしくは鬼五十体の討伐が挙げられてるけど単行本内の作者への質疑にに『実力が達してへんと認められんのや』という記述あるのもなんか気になるな、単純に階級とキルスコア満たす以外に審査もあるとなると上弦倒した炭治郎たちが柱にされなかった理由も説明付きそう? -- 名無しさん (2021-12-27 11 18 48) ↑ 条件達成時が最終決戦(=以後鬼狩り業務終了・無限城後の鬼狩りは非公式な二次創作のみ)>炭治郎たち -- 名無しさん (2021-12-27 11 54 58) 兄弟弟子殉職後に条件達成扱いされて昇格直後の不死川はキレた(自分一人の手柄じゃねえ!とか)と思われる。 -- 連投ごめん (2021-12-27 11 57 47) 腕相撲で恋柱6位が納得できん。1~2 -- 名無しさん (2021-12-28 12 09 13) (続き)を争うくらいだと思うが、遠慮とかあんまり力の強いところを見せすぎるとまた引かれるんじゃないかという怖れとかで実力を出し切れていないのでは…… -- 名無しさん (2021-12-28 12 10 20) ↑4善逸伊之助カナヲはともかく炭治郎は無限城の猗窩座討伐前も上弦の半天狗にトドメ差して十分条件満たしてなかった?半天狗討伐後も階級丙までしか上がらないのも謎だけど恋柱霞柱と玄弥たちとの共同戦果扱いで階級甲昇進と柱候補審査は様子見の扱いにされたんだろうか -- 名無しさん (2021-12-30 17 30 50) 結局炎柱と音柱の抜けた穴を補充しようという議論は柱たちとお館様の内部で浮上しなかったのかな、柱の条件を満たしてるか今後柱にふさわしくなり得ると見込める人材がまだ育ってないと判断されたか歴代最強とおぼしき大正柱チームに無理に新しい柱候補生入れてもプレッシャーで逆につぶれそうと見なされたか -- 名無しさん (2022-01-06 12 41 22) ひとまず柱欠けても上弦撃破出来てたから議論棚上げされてたんじゃないかね。弱すぎ認定の堕姫ですら何人も柱喰ってる訳で生半可な実力で上げても士気に関わる。何せ煉獄さんに至っては確実に柱上位の実力者だったのに上弦の参に負けて殉職してる訳でトップでもない奴に負けて死ぬ事が分かってる。普通の組織だったらもう総崩れ待ったなしよ。鬼殺隊は全くもって普通ではないけどな! -- 名無しさん (2022-01-21 13 44 47) 冨岡さんと不死川の子孫、実は音柱が嫁を貸した?説ってみたときはまさかぁ...って思ったけど....絶対ないよな? -- 名無しさん (2022-01-28 00 58 34) ↑多分、お見合いでしょ。「お見合いの相手を音柱や産屋敷家が斡旋した」と言うことなら、まあ。 -- (2022-10-29 07 09 17) 上弦は柱三人分って言われてるのに、上弦が潜伏する可能性がある地に三人未満で柱を送るお館様ってわりと度し難い無能だよな -- 名無しさん (2023-04-23 15 27 55) 鬼殺隊を支える文字通りの柱。定員もっと増やせばいいのにって思ってたらちゃんと理由があったのね。 -- 名無しさん (2023-04-23 18 30 16) ↑2 それこそ「童磨辺りのアジトが判明した」とか裏付けが取れればだけど「柱三人を出動させてる時点でその間柱本人にしかできない職務はまず停滞を余儀なくされ組織運営に支障が出る」「上弦がいなかった場合防衛網が一時不完全になり被害が増える可能性がある(無惨がもう少し狡猾だったら陽動とか組まれてたのかなあ……)」「柱を三人も動員して返り討ちにされたら鬼殺隊そのものの存続が危ういレベルの致命的な大打撃になる」と悪い意味でとんでもない大博打になってしまうから「打ちたくても打てなかった」可能性もありそうな……。 -- 名無しさん (2023-04-23 18 52 35) 柱の漢字が九画だから定員九名(いわゆる願掛け?)という設定がちゃんとあるのに、二次創作で平気で十人目の柱出してくるのに違和感を禁じ得ない -- 名無しさん (2023-04-28 14 31 27) 「同時期に同じ流派の剣士が複数人に選ばれることもあり得る」けど、実際重複したら「〇柱」の呼び方ってどうなるんだろな -- 名無しさん (2023-04-28 14 59 29) ↑○柱の壱、○柱の弐かもしくは冨岡水柱、不死川風柱みたいに名前が柱の前にくるかも。 -- 名無しさん (2023-04-28 17 39 14) 上から5番目、柱たちの地雷タップダンスって言うけどその新人からしたら至極当然の抗議を主張してるだけなんですがね。 -- 名無しさん (2023-07-02 20 51 04) まぁ鬼との因縁が身内を殺されたりなったりという者が大半、隊に入ってからの仲間も大勢殺されてるんだから新人の主張が地雷ダンスなのも当然。家族だから屁理屈で庇ってるか術で洗脳されてるかと思っても仕方ないね -- 名無しさん (2023-07-02 21 08 50) ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-07-06 13 25 07) 外伝でも鬼になった身内の発言に躊躇して食われそうになった人もいたし、過去に前例がないというのがあまりにも大きすぎる 希望を持つのは自由だが庇った当事者が食われて終わりじゃないしな -- 名無しさん (2023-07-06 14 08 43) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-07-13 14 19 31 星矢の黄金に比べてカースト度は低い感じ。岩はほぼ別格で蟲以外がほぼ横並び、やや下がって蟲(それも黄金の魚介ほど悲惨じゃない)イメージ -- (名無しさん) 2023-08-06 15 17 06 欠損したら云々のくだりって公式設定なの? -- (名無しさん) 2024-06-27 23 14 11 稽古完了。後は無惨様との決戦のみ! -- (名無しさん) 2024-06-29 18 40 16 この地獄みたいな訓練を突破してる隊士が少なからずいるのが鬼殺隊の恐ろしいところ -- (名無しさん) 2024-07-11 16 30 47 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hourai2020s/pages/494.html
『ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日(クリスマス) 第二部』 トップ > SS置き場 ■ジェーンさん: イラストは、( 「ケモ魔女メーカー」 )にて作成 ■那須さん: イラストは、( 「ひよこ男子」 )にて作成 ■セブンさん: イラストは、( 「女メーカー」 )にて作成 ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日 2部 11月24日 昼 弁天寮 セブンの部屋 セブンはいい匂いで目を覚ます。 そう言えば昨日の晩御飯を食べていなかった。 腹の虫が激しく主張する。 「腹減った……」 もぞりと起き上がるといつもの白ゴス姿のジェーンが、背中を向けて座っているのが見えた。 「そうだ!ジェーン!あれはどっちだ!?」 勢いよくベットを降りてジェーンに問いかける。 「おお、起きたか。ほれ鍋を温めておいたぞ」 いつもと変わらない様子に微かな違和感を覚える。 「それよりも!……あれはどっちだ!」 「なんのことじゃ?それよりも早うこっちへ来て食え」 「答えろよ!俺、ほんとは起きてたんだよ!お前が『唯一無二』だって言ってくれた後!……あれは……?」 「……はぁ?何を言っておるんじゃ?」 「なんで今さら誤魔化すんだよ!?」 「儂が帰ってきたらすでに飲んでおったろう?夢でも見たんじゃ無いか?」 「そんなわけ!……そりゃ飲んだけど!だけど……覚えてるんだ!」 「はぁ……じゃぁ、ちょっと詳しく言うてみよ?」 鍋を小鉢に取り分けてセブンへ寄越しながら、本当に訳がわからない様な顔をする。 「……お前を脱がして「待て待て!儂を脱がしてってなんじゃ!?」」 食い気味にツッコむジェーン。 「儂が大人しく脱がされると思うのか?」 「……だって……お前……」 「それに、儂一人を脱がして何をしたかったんじゃ?」 「いや…俺も脱いだんだよ!?」 「……着とるじゃないか?」 たしかにセブンは昨日と同じ、部屋着をそのまま着てる。 「……どう言うことだ……?」 「儂がお主に【飲むな】と言うておった理由はの、酒に飲まれすぎるからじゃ」 熱々の豆腐にポン酢を付けて、はふはふと熱さに絶えている。 そんなジェーンを見ながら、どうしても納得できない様子のセブン。 「お主がどんな夢を見たかはこれ以上聞かぬが、儂が見た現実を教えておいてやろう」 そう言って、鍋から鶏肉と豆腐を掬う。 「お主はの、儂が帰ってきた時には出来上がっておった。その上土産のケーキを切るつもりの包丁を儂に向けたんじゃ。説得して包丁を片付けさせてホッとしたが、帰ってこないお前を心配して見に行ったらキッチンで潰れておった。それからベットに寝かせて今に至るんじゃ」 どうにも違和感を拭えないが……あの時点でどちらがより素面だったかと言えば、ジェーンの方だ。 「(夢……だったのか?)」 「納得いかんようじゃの?……夢以外で儂の服を脱がす事なんてあるのか?ん?」 「……そ……そうだよな!……夢…… …うん!夢だな!」 「かかか!しかしなんちゅう夢を見とるんじゃ!かかかか!」 「いや……その……風呂だ!風呂に入ろうって!温泉にな!そう!クリスマスにな!神戸へ行こうって!温泉とか!色々連れて行ってやりたくてよ!」 なんとか取り繕ったセブン。 元々、誘うつもりだったのだからちょうどいいとも言える。 「(夢か……だとしたら、あんな夢を見たのは俺がそれを望んでるってことか?)」 「どうした?箸がすすんどらんぞ?」 そう言いつつ己の小鉢に豆腐と野菜を掬っていく。 「いや、なんでもない!それでどうするよ?行くだろう?」 「宿はどうするんじゃ?」 「実家に泊まる予定だ」 セブンもようやく箸が進み始める。 鍋の中を覗いて豆腐がほとんど無い事に気がつく。 「おい、豆腐がないぞ!?」 「かかか!肉は残してやったじゃろうが!」 「……肉もほとんどねぇじゃねぇか!」 「ああん?……ああ……うん、すまん」 残したつもりがつい食べ過ぎてしまったようだ。 「部屋から締めのうどんでも持ってこようか?」 「ここは肉を持ってこようか?だろうがよ!」 いつものやり取りに、セブンの心が軽くなる。 こうして、この日の授業をまるっとサボった二人だった。 ※※※※ 11月24日 放課後 ジェーンの診療所(ほけんしつ) 臨時休業の札を出す幸男(ゆき)。 「はぁ……センセェったら、連絡もなしにお休みなんて珍しい……」 営業してないので備品はそのままにして、帰宅のために着替えることにした。 ナース服から私服に着替える為にロッカーを開けると、まず目に飛び込んでくるのは無数の手裏剣や投げナイフ。 縄の先に刃物がついた縄鏢と呼ばれる武器や、多節棍と呼ばれる棍にも鞭にもなる武器なども見える。 これらは幸男(ゆき)の私物である。 学園生徒は複数の部を掛け持ちすることが多いが、幸男(ゆき)も例に漏れない。 彼(かのじょ)は自身の性を自覚した頃から、自衛の為の術(すべ)を修める必要があった。 そう判断した経緯は記さないでおく。 男の割には小さな身体に、鍛えても筋肉が付きにくいとなれば、空手や柔道にはついていけなかった。 最終的に辿り着いたのは『八卦掌(はっけしょう)』という中国拳法だった。 独特の歩法と、拳ではなく掌(てのひら)を多用する武術で、筋力よりもその技によって相手を制圧するこの拳法は幸男(ゆき)と相性が良かった。 その縁あって東洋医術を学び、さらに縁あってジェーンの診療所の婦長を務めている。 しかしながら、幸男(ゆき)ほどに東洋医術を修めていれば自身の診療所を開設できそうなものだが、そこはジェーンへの想いもあって婦長に収まっているのだった。 乙女心である。 幸男(ゆき)が着替え終わる頃には、ロッカーはほぼ空になっていた。 診療所を閉めて委員会センタービルの裏口から出る。 開口一番「さっぶい!」 天気予報によれば昨夜に続き今夜も雪が降ると言う。 淡いベージュのタートルネックのセーターにブラウンのロングタイトスカート。 編み上げのハーフブーツ。 白いロングコート。 ジェーンの隣を歩く時に、同系統の色合いにすることで共通点を作り、少しでもジェーンとの距離を縮めたいと言う、これも乙女心であった。 路面電車に揺られて十数分、人気の無い駅で降りる。 更に20分ほど歩いて自宅に着く……が、今日は違う駅で降りた。 幸男(ゆき)の住まいは男子寮でも女子寮でもない。 事情があって男子・女子寮に住めない者や、単に集団生活が嫌だと言う者が住むことになるアパート……の型式をした寮の一つ。 そこへ通じない一本道(・・・・・・・・・・)。 街灯は暗く中には点灯していないものもある。 「やだ……また街灯壊れてる……生活委員は何やってるのかしら……私がトップだったらクビね クビ」ふふふっと笑いながら、点灯していない街灯をコツンと蹴飛ばす。 その蹴りはジェーンがやるような本物の蹴りではなく、女の子らしい可愛いものだった。 もちろん幸男(ゆき)は拳法修める者として、本物の蹴りを放つこともできるが、常に可愛くありたいと願う乙女心であった。 コツン コツン と何度か蹴飛ばすとまるで新品のスポットライトのように煌々と幸男(ゆき)を照らす。 「さてさて……誰かしら?」 元来た道へ誰何する。 すると暗闇の中から下卑た笑いが聞こえてくる。 「(5……10……もっとかしら?……?)」 背中の曲がった……ガマを連想させる男が光のなかへ進み出る。 「なかなか腕の立つお嬢さんのようですね」 一言一言に湿り気の多い音がする。 聞いていて神経を逆撫でする様な喋り方は天然か、それともわざとなのか……。 「貴女ががウチの者を可愛がってくれたお人だねぇ?」 幸男(ゆき)は光の中で小首を傾げながら 「なんのことでしょう?人違いでは?」 「その格好……あの診療所(ほけんしつ)から出てきた事を確認してますんでね……面子ってのは意外と大事でねぇ、女性にはわからんかもしれませんが……消えてもらう……予定だしたがね?」 ガマ男は幸男(ゆき)を舐め回す様に品定めする様に……「それなりに良い値が付きそうですねぇ」 ガマ男の後ろの闇から、再び下卑た笑いが上がる。 「(誰かと間違えてる…ってまぁ……センセェだろうなぁ)」内心の苦笑を顔には出さない。 「私が誰か分かっての事なんでしょうね?」 「ええ、存知てますとも。『白いヤブ医者』なんて言われるくらいだ……いずれ何処かで同じ目に遭」 ガマ男はセリフを言い終わらないうちに、顔面から倒れ込む。 「(コイツらが誰かなんてどうでもいい、センセェの敵ならここで排除するだけ)」 闇の中にざわめきが起こる。 「(センセェ褒めてくれるかしら)」 スポットライトの中で幸男(ゆき)は舞でも舞うかの様に構える。 闇の中に充満する殺気。 先に動いたのは殺気の主。 幸男(ゆき)は舞出す。 柔らかく、時に荒々しく。 弧を描き、くるくると舞い踊る。 その手元には煌めきが付き従う。 闇の中で一つまた一つ、くぐもった声が聞こえてくる。 襲撃者達は光の中に入ることすらできずに闇の中で折り重なっていく。 殺気を感じなくなりそれと共に幸男(ゆき)の舞も終える。 「これに懲りたら二度と関わらないことね」 いつの間にか降り始めた雪は薄らと積もり赤く染まった地面を覆い隠していく。 幸男(ゆき)はせっかくここまできたのだから、この先にある拳法のそして東洋医学の師匠である董定遠(とうていえん)に挨拶に行く事にしていた。 道を進もうと数歩進むと背中に衝撃が走った。 振り返ると、自身が投げたナイフが刺さっている。 「(殺気を感じなかった!油断した!)」 幸男(ゆき)は再び舞い始める。 しかし、背中に受けた傷にせいで先ほどまでの精細さを書いていた。 さらに言えば、標的を感知出来ないままだった。 先程は殺気に対してナイフを投げ込んでいたのが、今はその殺気を感じない。 雪を踏み締める音と共に男が現れる。 しかしその男は全身に何本ものナイフが刺さっている。 そして投げ捨てられる。 後から光の中へ現れたのはよれよれの制服に日本刀の男。 「さっきの男を盾に、私のナイフを躱したのね?」 「ああ、せめてそれぐらいには役に立ってもらわないとな」 「(殺気を感じさせない上に、男一人を持ち上げて盾がわりにするなんて膂力も侮れない)」 「お嬢ちゃん、本当に医者かい?おれが噂に聞いてたのとは少し違う様なんだが」 「さて、どうかしらね?」 「まぁいい……どの道、後戻りは出来ねぇんだ。お嬢ちゃんも分かってるだろう?」 「ええ、ところで私は誰に恨まれてるのかしら?」 「言うと思うかい?」 クスリと笑う幸男(ゆき)。 男の眉が微かに上がる。 幸男(ゆき)はそれを見逃さなかった。 「おやおや……私がここで死ぬなら聞いても問題ないでしょう?それとも?私に勝つ自信が無いのかな?」大袈裟に煽る。 「安い挑発だ……が、嫌いじゃないぜ?」 男は腰を落とし右足を半歩前へ。 鯉口を切る。 「お嬢ちゃんを恨んでるのは生活委員会のお偉いさんだよ……水道代でも滞納したのかい?」 「私の命は水道代なの!?」 お互いに軽口を叩きつつ間合いを測っている。 「私、丸腰なんだけど?そんな私を切るの?」 「楽な仕事は大歓迎だよ」 「……なら、せめて本気でやらせてもらいたいわね。ちょっと待ってもらえないかしら?」 「……良いだろう」 男は構えを崩さない。 幸男(ゆき)はコートを開きタイトスカートの脇をナイフで切り裂く。 これで足の運びを邪魔するものはなくなった。 「さぁ始めましょうか!」 ※※※※ 11月24日 夜 弁天寮 ジェーンの部屋 「あ!……やめ……そこ攻められたら……あ!」 「ここが弱点って事は……ここもだろう?」 「ああ!……やめ……やめよ……死ぬ……死ぬぅ!」 ちゅどーん スピーカーから機械音声で自ユニットが撃破された音が響く。 ジェーンとセブンはポータブルゲーム機でオンライン対戦型SLG『信長の大戦略』というゲームで遊んでいた。 内政、外交、戦術、戦略など異世界に転生した信長他戦国武将が群雄割拠するというコンピューターゲーム同好会謹製品である。 「しかしジェーンさんや」 「なんじゃ婆さんや」 「誰が婆さんだ!」 「お主が昔話の「爺さんや」みたいに言うからじゃろう!」 「おれは言ってねぇ!けど、お前は言ったろうが!」 「痛った!また暴力!暴力反対じゃ!」 「うるせぇ!おれの心は傷ついた!」 いつも通りの二人であった。 「腹が減ったんだが?」 「奇遇じゃな、儂もお腹すいたの」 「「…………」」 「ココオマエノイエ オマエ オレモテナス」 「お主に包丁を持た痛った!」 「うるせえ!さっさと飯を作りやがれ!」 「昭和の頑固親父か!関白宣言でも歌っておれ!」 「……良いだろう!歌ってやるからうまい飯を頼む!」そう言いながらスマホで関白宣言を検索する。 「準備しとらんからの、鍋焼きうどんでかまわんか?」 「めしはうまく作れ〜」歌って返事をするセブンに「関白失脚もついでに歌っておけ」と返して料理を始める。 しばらくして後ろから「関白失脚」が聞こえてくるのだった。 ※※※※ 11月24日 夜 シ(・)への一本道 男に対してその脚は左を向き、上半身は正対。 右掌、人差し指から小指までを軽く揃えて敵へ向け腕は円を抱える様に柔らかく胸の高さへ。 人差し指と親指のあいだで敵の姿をとらえる。 左掌、指を軽く揃えて下へ向け心臓の前へ。 八卦掌の基本的な構えである。 「中国拳法か…今まで何人も斬ってきたが、まともにやれる奴はいなかった……お嬢ちゃんはどうかな?」 「怖いなぁ…見逃してくれるなら嬉しいのだけど?」 「ははは…良いねぇ、お嬢ちゃんが1番の使い手だろうよ」 「そう?がっかりしないでね?」 雪がその勢いを増す。 先に動いたのは男。 必殺の気合いで突きを放つ。 切先が幸男(ゆき)の心臓を貫くかに見えた瞬間、右手でそれを掴み引き寄せる。 併せて左足を引き勢いのまま反時計回りに回転。 摺り足に積もった雪が舞い上がる。 それはまるで旋風に舞うかの様に。 男がバランスを崩しがら空きになった左脇腹へ、双掌を捻りこむ。 衝撃が全身を駆け巡り反対側へ抜けていく。 すぐさま距離をとると同時に男が膝から崩れ落ちる。 蓋を開ければ互いに一撃ずつの攻防。 しかし、達人同士の手の読み合いは無数に行われていた。 侍は己の信じる一突きに賭け、幸男(ゆき)は己の命を賭けたのだ。 覚悟の差が勝敗を分けたと言って良いだろう。 「やっぱり……お嬢ちゃんが1……番の使い手……か……」 血を吐きながら男は言う 「所詮……俺みたいな……偽物じゃ……」 幸男(ゆき)はその男をじっと見下ろす。 「後戻りはできない……そう言ったのは貴方よね。この道をもう少し行けば『董薬房』っていう看板が出てるわ。そこまで辿り着いたら、救ってあげる」 聞こえたのか聞こえていないのか……反応は無い。 「背中の傷がなければ引き摺ってあげたのだけどね……」 幸男(ゆき)は踵を返し光の中から退場する。 雪が世界を染めていく。 命の痕跡さえも染めきってしまうかに思われたが…… 雪を踏み締める音が近づいてくる。 「おやおや……凄いことになってるねぇ」 女の声がする。 「お片付けが大変ね……あら?」 光の中に半ば雪に埋もれた男を見つけると足を止める。 「ふむ……」 雪の勢いは更に増し、宇津帆島らしい異常気象を起こしていた。 風が吹く。 街灯に照らされた雪がただキラキラと煌めいていた。 ※※※※ 11/25 未明 ジェーンの部屋 セブンはふと目を覚ます。 昨日は夜中までゲームをして過ごした。 そしていつもなら帰る時間になった時、部屋に戻ってもあまりにも寒くエアコンもストーブも、効果を発揮するのに時間がかかると判断しジェーンに相談したところ「泊まっていくが良い」と勧められたのだった。 隣でジェーンが寝息を立てている。 部屋はジェーンの魔法のおかげで暖かい。 ベットを出て窓の外を見る。 まだ暗く景色は見えないが、窓枠に雪が積もっているのが見える。 キッチンへ向かい食器棚から自分用のコップを取り出して、蛇口をひねる……ひねる……逆に回してみる……ひねる……。 「もしかして凍ってんのか?」 蛇口を閉めて冷蔵庫へ。 中にはタッパに分けられた食材や作り置き。 ドアポケットには様々な琥珀色の液体の入った瓶が並ぶ。 それは色々な国の色々な銘柄のウイスキー。 いくら喉が渇いたと言ってもこれは無い。 無駄に大きな冷蔵庫のドアや引き出しを開けるも、喉の渇きを潤せるものは見つからない。 なにか無いかと探してみるものの見つからず、一旦自室へ戻ろうかと考えていると……「どうしたんじゃ?」とジェーンが起きてきた。 「すまん。起こしてしまったか」 「気にするな……で、どうしたんじゃ?」 「水が出なくてな……多分凍ってるんだろ」 「ふむ……確かに外は吹雪いておるの」 「水の代わりに何かないか?」 「そうじゃな……冷蔵庫に酒があるが?」 「アル中みたいな発想やめろ」 「なら、ベランダに小さな箱を出しておるんじゃがその中にコーラがあるぞ」 「なんでそんなとこに出してんだよ?」 「寒くなると聞いての、それで冷やせるじゃないかって思い付いたんじゃ」 「冷蔵庫でいいじゃねぇか」 「ユーモアじゃ」 「……なるほど、なら仕方ねぇな」 二人して窓の前に立つ。 「寒そうじゃの」 「ああ……そうだな」 「行かんのか?」 「寒いだろうが!行ってきてくれ!」 「飲みたいのはお主じゃろうが!」 「寒いだろうが!寒いだろうが!!」 睨み合う二人。 「お前の魔法で、シュっと転送できないのか?」 猫型ロボットの声真似をしながら 「のび太君〜またかい?」 「誰がのび太だ!」 「痛ったい!お主はすぐ暴力を振るうの!」 「うるせぇ!出来るならさっさとやりやがれ!」 「このDV女め!いつか訴えてやるからな!」 「却下だ!」 結局、諸々の理由があってセブンが取りに行くことになった。 主な理由は、2つ。 部屋にかけた暖房魔法に干渉し(嘘である)、これを強制解除(嘘である)のうえ温度が一気に外気温まで下がる事になる(嘘である)ので転送魔法は却下。 セブンが取りに行くのは、複数の種類の中で何を飲みたいかを自分で決めるべきと言う考えから。 「暖房(あったか)魔法かけてくれよ」 「部屋の魔法を切ることになるが?」 「……この格好で行けとか悪魔かよ」 確かにセブンの格好は、キャミソールとホットパンツだった。 「ユーモアの名の下に死んでこい」カカカカと笑って背中をバシンバシンと叩く。 「ユーモア万歳だよこんちきしょうめ!」 スマホのライトを点灯させて窓を開け、ベランダに飛び出すと端にある箱へ。 蓋を開けると最近宇津帆島にも進出してきた『リーフコーラ』『24珈琲』『六甲の美味しい炭酸水』などが数十本入っていた。 手に持てるだけ持って部屋に戻ると、気温差でくしゃみをする。 ベットの方から呼ぶ声がする。 「それは置いといて早よ入ってこい」 毛布を開けてセブンを誘うジェーン。 寒い寒いと震えながらベットに入るとジェーンが優しく抱きしめてくれる。 「あったけぇ……」 「存分に温まるが良い」 二人はしばらく無言で抱き合い温め合う。 「で、何をとってきたんじゃ?」 「コーラとコーヒーとサイダーだけど……全部、うちのメーカーじゃねぇか!」 「うむ、なんでも九重ちゃんから親父さんに話が行ったらしく「奈菜の事を宜しく」って送って来たんじゃ」 「……」 「なんじゃその目は……お主とよろしくしておるのはずっと前からじゃろうが、いらぬ心配をするでない」 「……心配なんかしてないし」 「で、どれを飲む?」 「サイダーにする」 「ならコーラにしようか、半分こしようではないか」 「あいよ」 プシュっという音が二つ、明るくなりはじめた部屋に響いた。 「神戸……楽しみじゃの」 「ああ、案内したいところがいっぱいあるんだ」 もうすぐ夜が明ける。 ※※※※ 11月25日 朝 委員会センタービル 生活委員会副委員長執務室 朝の光の中、窓から見えるのは一面銀世界となった学園だった。 しかし、此処からの景色を独り占めできるはずの部屋の主は、昨夜一睡もできず部屋の中をウロウロしたり、椅子に座ったかと思えば貧乏ゆすりを行ったりと落ち着かない。 そう嘉木城(かぎしろ)である。 彼は眼下に広がる屋台通りを私的な理由で撤去しようと画策し、あと少しと言うところで失敗に失敗を重ねた。 その失敗から足がついて失脚の可能性が出たことに不安を募らせている。 一目惚れした女生徒と此処からの眺めを見たい……そんな思いで始めた計画であったがそもそも、その女生徒とまともに会話をしたことすら無い。 なんなら名前すら部下に調べさせたくらいだ。 いつもなら委員センター(この)ビルの1階にある喫茶店からモーニングを取ってる時間だ。 しかも最近は二人前である。 一つは自分のため。 もう一つは彼女のため。 当然、彼女は同席しない。 何故なら……会話した事ない相手とお付き合いなどありえないからだ。 「どうする!?まずはどうする!?」 何度目かわからない自問自答を繰り返す。 「そうだまずは足が付かないように、証拠を処分だ!」 「スマホの通話履歴を削除……は昨日の時点で終わってる」 「それから……金の流れだ!」 「金の受け渡しは部下を何人も使って迂回させたから大丈夫なはずだ」 「交友関係を調べられたら?」 「大丈夫だ。そもそも人からの紹介だ直接の知り合いじゃない」 「大丈夫だ……大丈夫だ……」 考えれるだけ考えて自分は大丈夫だと納得させる。 納得してデスクの椅子に乱暴に腰掛ける。 けれど……今更どうにもできない不安要素もある。 紹介された際に金をケチったのだ。 相手からは『その金額だと駒の質と結果を保証できない』と言われていたのに。 言われた額を渡していれば今頃、彼女と両思いになりクリスマスにはデートして……お正月には彼女の地元の神社で初詣をし、秋頃には第一子を授かり幸せな家庭を築く予定だった。 ……嘉木城の中ではその予定だったのだ。 しかし、結果は失敗した。 幸せな家庭は築けないし、子供も授からない。 初詣にもデートにも行けない。 何より、相手に名前すら呼んでもらえないのだ。 もし呼ばれることはあってもこのままでは犯罪者の名前として呼ばれるだけだ。 「嫌だそんなのは嫌だ!」 嘉木城の精神は緩やかに確実にに追い詰められていた。 嘉木城は再び立ち上がり部屋の中をうろうろとし始めるのだった。 ※※※※ 11月29日 放課後 ジェーンの診療所(ほけんしつ) 「なんじゃ……那須は今日も休みか?」 「先に無断欠勤をした先生が言っていい事じゃないですよ?」 幸男(ゆき)と共に昔からここで働いている看護婦の桜木そう言って嗜める。 「それはそうじゃが……」 指折り数得て今日で5日目。 「ここまで続くと心配にもなるじゃろう?」 「まぁ……彼女の事ですしきっと大丈夫ですよ」 診察用の椅子に座って手に持ったお菓子をジェーンと一緒につまみながら桜木は言う。 「しかしのぉ……事故にでも合ったんじゃなかろうな」 「そんなに心配なんですか?」 「そりゃそうじゃろう!」 「どうしてですか?」 「どうしてって……大切だからじゃろう」 「どうして大切なんですか?先生にとってあの子はなんですか?」 「……なんじゃ……何を言わせたいんじゃ?」 「……先生はぁ〜那須の事を〜?」 「なんじゃ?」 「だ〜?」 「だぁ?」 「い〜?」 「いぃ?」 「スキー!」スキーの仕草をしながら。 「スキー?」 「はい続けて?」 「だいスキー……」 がらららら! 「うお!びっくりした!」 「センセェ!私も大好き!」そう言ってジェーンに飛びつく幸男(ゆき) 「センセェ!センセェ!好き!大好き!」 「おお?どうしたどうした?」 桜木がポケットからICレコーダーを取り出して再生させる。 するとジェーンの声で『だいすきー』と。 「私、桜木が証人になります。先生は確かに那須(なっ)さんのことを大好きと言いました」 その間、幸男(ゆき)はジェーンに抱きついて頬を擦り寄せていた。 「杜撰じゃのぉ……第一そんなものを撮ってどうするんじゃ」 じゃれつく那須の頭を撫でながら続ける。 「それにそんな小細工せずとも儂はみんなの事が大好きじゃぞ」 「先生は女の子なのに女心がわかってない!」 「えぇ……?」 「いいですか先生!なっさんは「まった」」ジェーンがストップをかける。 「…………それ以上は……すまんの」 「はっきりさせてくださいよ!先生はあの査問委員長閣下となっさんのどっちを取るんですか!」 桜木がジェーンに詰め寄る。 幸男(ゆき)からはジェーンの顔は見えない。 けれど泣いている様に思えた。 誰よりもそばで彼女だけを見続けた幸男(ゆき)だからこそそう思えた。 幸男(ゆき)は知っている。 好きな女が優しい事を。 過去を隠している事を。 幸男(ゆき)を大事にしている事を。 そしてそれが恋愛感情ではない事も。 「センセェ、泣かないで」 耳元でこっそりとそういうと、ジェーンは驚いた様に見返してくる。 幸男(ゆき)は柔らかく微笑みを返す。 彼女は初めて会ったその日からジェーンを見てきた。 最初は友人ですらなかった二人は、今や親友以上に分かり合える存在になっていた。 「桜木(さっ)ちゃん……大丈夫。私は十分だから……センセェを責めないで?」 「なっさんがいいならそれでもいいけど……」 桜木は大きく息を吐くと「頭冷やしてくるわ」と言って出ていった。 「すまんの」 「センセェは優しいですよねぇ」 「……」 「私を、そしてセブンも傷つけまいとしてる」 「……」 「きっと私がいなければ、センセェはセブンにだけ優しくてそんな顔する事なかったのに……ごめんなさい」 「……」 「センセェが私を救ってくれたあの日……私のい……私の心は先生のものになったんです」 「……返品は?」 「受け付けてません!」 「なら……しょうがないの」 「センセェと私のどっちかがが飽きるまで そばに居させてください」 「……好きにするがいい」 「セブンから奪って見せますからね?先生の心」 「……ん」 幸男(ゆき)はジェーンの顎(おとがい)にそっと手を添える。 銀髪金眼、絹のような髪は緩いウェーブを描く。 右目は眼帯代わりの黒い布で覆い隠している。 猛獣の様な力を感じる左目はじっと幸男(ゆき)を見つめ返している。 かのじょはその瞳に引き寄せられる。 窓から差し込む雪あかりの中、二つの影は...。 ジェーン・ドゥと|彼奴の誕生日《クリスマス》 第二部 了
https://w.atwiki.jp/parallelparadox/pages/56.html
美影【みかげ】 御神美沙斗の式神。姿は八咫鴉の姿と人間の姿の二種類を所持している 吸収現象を操る。 能力は吸収したものの利用及び魄啓力への転換 例えば炎を操る能力者が居たとして、その炎を吸収し自身の魄啓力へ転換したり、そのまま炎として利用したり出来るらしい 人と同じ姿を取れるがこれはレアタレントなどによるものではなく、何かしら特殊な事情が関わってくるらしい ちなみに御神美沙斗の分類が便宜上式神能力なのは式神の特殊性からではなく、彼女自身の特殊性によるもの ⇒御神美沙斗(みかみ・みさと) 御影瑛【みかげ・えい】――――嵐を抑制する冷熱 分類:心器能力者 固有能力名:月華 能力内容:“冷やす”心器の物質創造 能力ランク:兵器級(A-ランク)(魂魄励起“???”により一時的に神話級(S-ランク)) 永全不動八門が亡派、御神一族の分家、絶える寸前だった御影家の次女。 突出した人間が生まれにくかった御影家どころか、御神一族でも有数の才能を持って生まれ、 同クラスの才能を持った姉と“最後の二華”と揶揄されていた。 “秘匿懸案28号”の知られざる生き残り。 はっちゃける姉のストッパー。でも時々抑制役から悪化役に回ることもある。 凍る寸前まで冷やされた水と、大気中の水分で作った氷の塊はツッコミの道具です。 元ネタ 拙作二次作品 ⇒リバース・パラドックス ⇒月華(げっか) 御影桜花【みかげ・おうか】―――― 分類:??? 固有能力名:??? 能力内容:??? 能力ランク:兵器級(Aランク)(魂魄励起“???”により一時的に神話級(Sランク)) 永全不動八門が亡派、御神一族の分家、絶える寸前だった御影家の長女。 突出した人間が生まれにくかった御影家どころか、御神一族でも有数の才能を持って生まれ、 同クラスの才能を持った妹と“最後の二華”と揶揄されていた。 “秘匿懸案28号”の知られざる生き残り。シスコン。 元ネタ 拙作二次作品 ⇒リバース・パラドックス 御神真刀流・小太刀二刀術【みかみしんとうりゅう・こだちにとうじゅつ】 永全不動八門の一派。掲げる最強の方法論は「最速の一閃」 防御するより、回避するより、受け流すより前に斬る。 剣技が体捌が判断が、あらゆる速さが敵に勝れば、即ちそれが最強である。そんな、単純明快な理。 分家に不破と御影が存在する。(原作は前者のみ) 二振りの小太刀をはじめ、小刀、飛針、鋼糸などの暗器を使用する実戦剣術。暗殺術ではなく純粋に実戦剣術。 十数年前の“秘匿懸案28号”で、当時の宗主「御神静馬」の妻「御神美沙斗」と娘「御神美由希」を残し、全ての血族が死に絶えた。 そのため、ほぼ廃門ということになっている。 「歩法を初めとした移動術の体系、“旋芸”全二十四節。 それぞれに攻防特の三種、また勢に進と退、即ち二十四節、七十二種、百四十四勢の芸。 投げ、関節技を含む腕、上半身の技の体系、“樹芸”全三十七節。 それぞれに攻防回の三種、また操に右旋と左旋、即ち三十七節、百十一種、二百二十二操の芸。 体術、慣性制御を含む脚、下半身の技の体系、“獣芸”全二十一節。 それぞれに攻防転の三種、また巧に右鞭と左鞭、即ち二十一節、六十三種、百二十六巧の芸。 投射術、器械芸を含む搦め手、策戦の技の体系、“穿芸”全十八節。 それぞれに近中遠の三種、また灯に単と連、即ち十八節、五十四種、百八灯の芸。 四芸統合の全身操作の技法体系、“翁芸”全十四節、 それぞれに攻防避反連相の六種、また流に乱、走、戟、妖、排、景、式、即ち十四節、八十四種、五百八十八流の芸、 これに奥技六芸、正統一剣、極伝一閃の八連刀、並びに裏芸二十六肢を加えた全千二百二十二芸を以って、 御神真刀流小太刀二刀術とす――――」 (原文では数字が合わないので、ふさわしいと思われる数字に改変してあります) 最高の境地である、斬式・奥義の極は「絶剣」の存在により作中には出てくることはないみたい。 原作では最強と謳われた実戦剣術流派だった。原作で生き残ってるのは3人。 完成の域(皆伝程度)にある御神の剣士は、原作からして化物。 立体的に使え遮蔽物のある空間において、100人程度では全員が重火器や爆薬を装備していないと相手にもならない。 元ネタ とらいあんぐるハート3 ⇒永全不動八門(えいぜんふどうはちもん) ⇒高町恭也(たかまち・きょうや) ⇒御神美紗斗(みかみ・みさと) ⇒御神美由希(みかみ・みゆき) ⇒御神護刃(みかみ・ゆずりは) ⇒不破功刀(ふわ・くぬぎ) ⇒月村雫(つきむら・しずく) 御神美沙斗【みかみ・みさと】 分類:便宜上、式神能力者 固有能力名:美影 能力内容:“吸収”の現象操作 能力ランク:神話級(Sランク)(魂魄励起“????”により一時的に聖者級(SSランク)) 朝廷御領衛の第二席、日本最強の能力者の一人 御神真刀流・小太刀二刀術を扱う御神流生き残り三人のうちの一人 相手の魄啓能力による攻撃を悉く吸収しつくすその戦闘スタイルから人喰い烏と呼ばれて畏れられている 御神美由希の母親で高町恭也の叔母 彼女の傍は日本で一番の安全地帯と言っても過言ではない 不破直系の長女で結婚可能年齢ぎりぎりで御神嫡男に嫁いだ アボガドと牡蠣だけはどうも苦手らしい。 御神静馬との涙と笑いと八割は赤面の珍エピソードがあるとか。 不破の血による胸の大きさを気にしていて、娘との入浴時にいつも娘と自分の胸を比べて溜息することを娘に暴露されかける。 ブロマイドも売っているらしい。犯人は折原浩平。 元ネタ とらいあんぐるハート3 ⇒高町恭也(たかまち・きょうや) ⇒美影(みかげ) ⇒御神真刀流・小太刀二刀術(みかみしんとうりゅう・こだちにとうじゅつ) ⇒御神美由希(みかみ・みゆき) 御神美由希【みかみ・みゆき】――――剣の血統が最果て 分類:心器能力者 固有能力名:龍鱗 能力内容:“造剣する”心器の物質創造 能力ランク:兵器級(A-ランク)(魂魄励起“神剣護法龍鱗”により一時的に神話級(S-ランク)) 朝廷御領衛中位衛士、第十席にして実働零班の長。御神一族最後の直系。 史上最年少の朝廷御領衛入営、秘匿懸案201号における劇的な功績により、史上最速で中位衛士となった。入営4年後時点では第七席の上位衛士。 衛士としてのときは原作と違いポニテ。私生活ではやっぱり三つ編みっぽい。 戦闘時には大抵、龍鱗のエネルギー系剣化でもう一本の小太刀を作る。 御神流と龍鱗の剣化能力を組み合わせて作り上げた戦技「自在剣撃」を操る。 機械音痴。 希少レアタレント「異命同魂」所有者。片割れは高町恭也。 絶滅戦争に至る世界ではセカンドホーム建国前に既に死去。最終位階は聖者級。 元ネタ とらいあんぐるハート3 ⇒異命同魂(ハーフウィング) ⇒神剣護法龍鱗【しんけんごほうりゅうりん】 ⇒自在剣撃(じざいけんげき) ⇒龍鱗(りゅうりん) ⇒高町恭也と御神美由希の異命同魂の共通詠唱 御神護刃【みかみ・ゆずりは】 高町恭也と御神美由希の娘。 多重能力と複数固体のレアタレントを保有。 御神流・正統の後継者で御神流と自身の能力を組み合わせた術技「水神戦技」を行使する。 名雪と縁があっていろいろ影響を受けた。 三雲武司【みくも・たけし】―――――全知全能の可能性。 分類:偽身能力者 固有能力名:“器用人間” 能力内容:”模倣”の概念操作 能力ランク:兵器級+(A+ランク) (魂魄励起”佐倉翔也”、或いは”死神”により一時的に神話級+(S+ランク)) 一人ハーフウィングの片割れ(嘘) 現時点で神話級に限りなく近い兵器級能力者。 たった二人の欲望と夢によって創られた人形たちの生き残り。 佐倉翔也との戦いで人間として生きることを誓う。 好きなもの:(武司の思う)人間、佐倉家、JOJO漫画、芸術品。 嫌いなもの:野菜(平気なのはきゅうりと冬瓜だけ)、藤代希(殺意レベル)、機械人形(同属嫌悪) 苦手なもの:三雲桜(いいとこ取りするため)、牧内渚、白銀弥生、水原奈々子……というよりも、年上の女性。 略歴:日本最西端の近くにある孤島の研究所で産まれた試験管ベイビーだったが、仕事の依頼により研究所を破壊しようと現れた佐倉翔也と戦い、負ける。 中略。 現在に至り、三雲武司として生きる。 「策戦…………なにそれ、食えんの?」 認識という裏ルールを思う存分利用している(とは当然理解していない)直感バカ。思考とかも余り得意ではなく、仮定(過程)をすっ飛ばして結論に持ってくるアホ。というか、余り思考回路を使わせると頭から煙が出るとかなんとか。 「武を司るもの」 ⇒プロジェクト・エヴァンジェリスト ⇒神人計画 ⇒三雲桜(みくも・さくら) ⇒佐倉翔也(さくら・しょうや) 三雲桜【みくも・さくら】 一人ハーフウィングの片割れ(超嘘)。 好きなもの:佐倉翔也、猛々しい動物、妖、オレンジ系統の食べ物、テレビ番組。 嫌いなもの:藤代希(殺意)、或いは佐倉翔也を穢すもの。 苦手なもの:水原友良 武司とは正反対の性質で、”認識”の裏ルールを全く使えてない女。武司が使える技能でも、彼女には使えないものがある。が、逆に模倣している技術を効率良く使える。 滅多に出てこないキャラであるが、滅多なことがあると武司を無視してズカズカ参上する。 (強いて言うならば人形のもう一つの人格。二重人格ではなく、彼女と武司は別の存在である。) Get Backersで言う、名前忘れたがあの七人のような存在。 ヤンデレであると同時にツンデレでもある。武司と性格が全く違う。 「佐倉=桜」 ⇒三雲武司(みくも・たけし) ⇒佐倉翔也(さくら・しょうや) ⇒神人計画 巫女【みこ】 年末とかに神社などに発生する一部のマニア垂涎の生き物 六波羅機関などでは年中見れて一部のファンからは喝采がってるとか 水羽市の某所では恐怖の代名詞として有名 金属バットの巫女服を見かけたら死を覚悟しろ by某逆心者 まぁ、三十路に巫女って時点で殺人きゅ・・・うわっ、なにするy by同僚と言うか部下? 美坂香里【みさか・かおり】――――凍結した炎の精神 分類:式神能力者 固有能力名:クロ 能力内容:“振動”の現象操作 能力ランク:兵器級(Aランク) (魂魄励起“風に抗う最後の名前”により一時的に神話級(Sランク)) 美坂栞の人魚病治療の手段を得る為に、北川と共に暗躍中。 低血圧。ツンデレ。 ⇒クロ ⇒風に抗う最後の名前《ラグナロク・ウォークライ》 ⇒北川潤(きたがわ・じゅん) 美坂栞【みさか・しおり】 分類:偽身能力者 固有能力名:??? 能力内容:“衰退”の概念操作 人魚病に侵された美坂香里の妹。 衰退の偽身は人魚病と為る程の強力な自傷概念だが、その特性上即座に死に至るということは無く徐々に死に近づいている。 衰退の影響で外見年齢が実年齢より数年幼い。 ⇒人魚病(にんぎょびょう) 美咲菫【みさき・すみれ】 分類:式神能力者 固有能力名:リンドウ 能力内容:“???”の現象操作 能力ランク:銃器級(Bランク)(魂魄励起“???”により一時的に兵器級(Aランク)) 水羽大学付属高等学校に通う学生。 父親と姉は画家、母はフルート奏者と芸術面に秀でた一家に生まれ、菫自身は歌を得意としている。 ⇒リバース・パラドックス 美里葵【みさと・あおい】――――友を導く菩薩の瞳 分類:偽身能力者 固有能力名:菩薩眼 能力内容:“生命”概念の操作。 能力ランク:兵器級+(A+ランク)(魂魄励起“???”により一時的に神話級+(S+ランク)) 生命力の増幅、操作。それに伴う怪我や病毒の治癒や、生物的な進化。他者の生命力の感知。 元真神學園生徒会長の才媛。江戸時代にあった名家の血を引く(家自体はかなり前に取り潰しにあっている)。 元人魚病患者で、《菩薩眼》の宿星を持つという認識により克服。 生き残った人魚病患者としてそもそもカウントされていないという異端にすらならない異端。 また、その認識のために大きな氣――魄啓を持つ者との子供を作ると、産んだ後に必ず死に至る。 恋人はいない。恐らくこれから先にも出来ないだろう。 元ネタ:東京魔人學園剣風帖 ⇒菩薩眼(ぼさつがん) ⇒人魚病(にんぎょびょう) 水代燕【みずしろ・つばめ】 佐倉つばめの本名。両親は逝去。 継ぎ接ぎだらけのこの世界《ミステイクス・アンサー》 水野あやめ【みずの・あやめ】――――夢紡ぐ無名の銀糸 分類:心器能力者 固有能力名:銀糸(ぎんいろ) 能力内容:“叶える”特殊心器の物質創造 能力ランク:兵器級(Aランク)(魂魄励起“唯名銀華一輪”により一時的に神話級(Sランク)) ペルーのとある部族で慰み者になっていた少女 当時、無気力に生きているだけだった青年に気まぐれで拾われ、その後行動を共にする 彼女はペルーで伝説的英雄であった水野竜一とケチュア族の王族であり族長の妹であるアサキータ・ケチュアの娘 戦闘のドサクサで行方不明になり儀助に拾われるまで不遇な境遇に置かれていた 感情がその境遇からか希薄だが、儀助と共に生きたいと言う願いだけは彼女の中で確固たるものになっている 儀助とは対応する異命同魂の片割れで、王権祝福のレアタレントも所持している しかし、ペルーのケチュア人自治区におけるものである為その影響を現在は受けていない 元ネタ 銀色 ⇒銀糸(ぎんいろ) ⇒神陰儀助(しんかげ・ぎすけ) ⇒異命同魂(はーふ・うぃんぐ) ⇒王権祝福(ふらぐ・あーす) ⇒山上儀助(やまがみ・ぎすけ) ⇒唯名銀華一輪【ゆいめいぎんかいちりん】 水羽大学付属高等学校【みずはだいがくふぞくこうとうがっこう】 世界でも有数の学術都市水羽市にある、水羽大学の付属高校。 付属高校といっても、小学校から大学までの所謂エスカレーターのみでなく、高等部からの入学なども受け入れており、そこから入学した生徒のことを外部組と呼ぶ事もある。 魂の力に関しては、高位階の能力者と一緒に活動することで低位階の能力者の成長が促されることもある事を踏まえて、クラス分けには位階が高いものをある程度バランス良く生徒たちを分散させる方式をとっている事や、水羽大学とその付属小中高の各学舎の敷地には複数の結界装置と常勤の神術士が複数で張っているSランク耐久という規格外の結界装置がある、などのことが特筆される。 また、この学校の特色として挙げられるのは、才色兼備文武両道を地で行き、鷺ノ宮財閥の令嬢であり、世界的なチェリストでもある理事長、鷺ノ宮紗綾の絶大な人気によって起こる人気アイドルのコンサートのような“始業式”、そして“鬼ごっこ”とでも形容すべき追いかけっこである。 この“鬼ごっこ”とは、受験生(そうでない生徒も混ざるが)のストレス発散という名目の、高等部の生徒「土見稟」を他全ての覆面集団が鬼として追うという“高等部の教師公認のイベント”の事である。 公認されているが故に 1.追いかける際、魄啓能力――つまり国術や神術を使ってはならない。 2.昼休み、放課後以外に行ってはならない。 3.遅くとも午後六時前後には終了すること。 4.追いかける人間は、額部分に“嫉妬”と書かれた覆面を被ること。 といった規定とでもいうべき暗黙のルールも存在する。 このルールを破ると、魄啓学担当の水学随一の熱血教師、紅薔薇撫子女史による“熱血”特別授業が待っている。 その授業を受けると、“熱血”属性を強制的に付加させられて、男女問わず紅女史と一緒に夕日に向かって走りたくなってしまうとか何とか。 ⇒リバース・パラドックス 水原知良【みずはら・ともよし】――――死期を迫る選択肢 分類:心器能力者 固有能力名:心眼 能力内容:“見抜く”心器の物質創造 能力ランク:銃器級(Bランク) (魂魄励起“神のみぞ知る”により一時的に兵器級(Aランク)) レアタレントは二つ。二節励起と、遠隔操作。範囲は1km。 二次元にしか反応できなくなってしまった好奇心と探究心の塊。 クラスメイトに仇名を付けた張本人。 「良く知るもの」 ⇒末期症状(はいえんどおたく) ⇒心眼(とぅるーあいず) ⇒神のみぞ知る(ごっど・のぅず) 水原奈々子【みずはら・ななこ】 分類:心器能力者 固有能力名:ファンタジア・メルヘン 能力内容:“創作する”特殊心器の物質創造能力 能力ランク:銃器級(Bランク) (魂魄励起”妄想具現化”により一時的に兵器級(Aランク)) 創作欲の塊にして水原友良の姉。 戦闘能力は皆無である。 「特に名前の意味はない」 ミスリル【みすりる】 感応金属の一つ。 高伝導率という特性を持つ。 ⇒感応金属(かんのうきんぞく) ⇒THING(しんぐ) 身滌大祓【みそぎのおおはらい】 出雲神薙流の血族特性、なのかな。 元々出雲という土地自体が神々と深い関係にあり、出雲流が時を経るにつれて自然と取り入れた手法でもある。 神薙(かむなぎ)とは巫(かんなぎ)と通じ、故にこの手法の由来は巫(かんなぎ)から。 巫女の原型ともいえる巫は、神に仕え、神楽を奏して神慮をなだめ、また、神意を伺い、神おろしを行う人のこと。 転じて出雲流の、主に皆伝した女性が“神おろし”を行うことで、自らを高める手法。 ⇒出雲神薙流無手殺法(いずもかむなぎりゅう・むてさっぽう) ⇒出雲 魂熾【みたまおこし】 魂魄励起の応用で一撃と言う単位に増加した魄啓力全てをつぎ込む必殺技 考案者は朝廷御領衛所属の折原浩平、発案当時は一撃入魂の名で呼ばれていた 当時から生きている一定世代以上の能力者は一撃入魂の方の名前を使う事が多い ⇒一撃入魂 緑葉樹【みどりば・いつき】――――万策閃く深謀の札 分類:心器能力者 固有能力名:俺様天才(ジーニアス) 能力内容:“???”心器の物質創造 能力ランク:銃器級(B+ランク)(魂魄励起“???”により一時的に兵器級(A+ランク)) 水羽大学付属高等学校に通う学生。外部組。 病的なまでな女性好き。 元ネタ SHUFFLE! ⇒リバース・パラドックス 翠屋【みどりや】 海鳴市に在る喫茶店兼洋菓子店。水羽市に支店がある。 海鳴本店の店長は高町桃子。水羽市支店は松尾祥子。 全ての商品が非常にハイレベル。値段もそれなりに高価。 コーヒーを飲めば本物のコーヒーの味を実感し、「他店の十倍美味しい」「比べるのが酷」「みまみまみま」など、大反響。 周辺では知らぬ人の居ない名店。 その魔力は恐ろしく、曰く「通い詰めて破産する」ほど。 お持ち帰りの名物スペルシャルシュークリームは箱の容量で16個が限界。 判明しているメニューは ストロベリーパフェ ケーキセット モンブラン レアチーズケーキ ブレンドコーヒー オレンジペコ スペシャルシュークリーム ペペロンチーノなどである。 “商店街の女神”こと子持ちに見えない超若作りの店長、 “光の歌姫”が普通にウェイトレスをしている、 店長の息子が客に地獄突きを入れる、 支店長は鬼神を宿らせるなどリアル都市伝説なお店でもある。 元ネタ とらいあんぐるハート3 水瀬秋子【みなせ・あきこ】 分類:偽身能力者 固有能力名:(能力の特性上、固有の名前は無い) 能力内容:“嘘”の概念操作 能力ランク:神話級(Sランク)(魂魄励起“???”により一時的に聖者級(SSランク)) 能力の発動中、その射程距離内の全ての知性が、秋子がついた嘘を疑っていない場合に限り、嘘の内容を現実化する。 他者の嘘(広義。策や罠も範囲)を見破る。 その能力の詳細は彼女の娘である水瀬名雪も知らない。 水瀬名雪【みなせ・なゆき】――――偉大なる蒼の後継 分類:式神能力者 固有能力名:けろぴー 能力内容:“結合”の現象操作 能力ランク:兵器級(Aランク)(魂魄励起“???”により一時的に神話級(Sランク)) とある人が人気投票の時にほぼすべて彼女につぎ込んでいた、本編では出番がほぼ無いのに。 ペア投票の時の相方はかなりぼろくそに言われていた。 相沢祐一の恋人。 ⇒けろぴー ⇒相沢祐一(あいざわゆういち) 南屋時雨【みなみや・しぐれ】――――刃の理由を捜す者 分類:偶像系神術士(祭神は『オーディン』) 固有能力名:??? 能力ランク:大達人(Aランク) (降魔合神“???”により一時的に免責達人(Sランク)) アンダーワールド、制裁機関所属 我流の槍術とルーン魔術を駆使する 主武装はグングニルの神術兵装「ガングニル」 コードネームは「ウェンズデー」 ⇒アンダーワールド ⇒ウェンズデー 壬生紅葉【みぶ・くれは】――――鎮魂歌を奏でる狩人 分類:中国国術士(黒龍) 仙術士 固有能力名:なし 能力内容:格闘技の強化 能力ランク:兵器級(Aランク)(魂魄励起“???”によって一時的に神話級(Sランク)) パラレルパラレル・パラドックスサイドAの主人公の一人。 かつては拳武館高校暗殺組に所属し、“猟犬(ハートレスハウンド)”というコードネームの、同校に於ける最強の戦士と言われた元暗殺者。 卒業後、暗殺者業は辞めて、対象を危険な迷走魂魄や妖に変えて説得、封印、確保、撃滅などを行っている。 だが、人間相手でも必要とあれば実力行使は躊躇わない。 所属は“M+M機関”。コードネームは“鎮魂歌(レクイエム)”。 常に黒ずくめ。夏でも黒のロングコートを纏う漢。 履いている靴には感応金属製の鉄板が仕込んである。 使用する流派は風祭流徒手空拳“陰”。ただし正式名称は疾うの昔に失伝しているので暫定名称。 徒手空拳の陰とも呼ばれる足技主体の流派。 限定的に火の如き激情を用いた炎氣を生ずる。 陰氣を扱う身の為、兵器級の能力者にしては治癒速度が驚くほど遅い。 紳士的な態度を心がけているがかなり朴念仁で鼻持ちならないヤツである。 セカンドホームへの核攻撃時に緋勇龍麻を守り死亡 元ネタ:東京魔人學園剣風帖 妖都鎮魂歌 ⇒猟犬(はーとれすはうんど) ⇒黒龍(へいろん) ⇒仙術(せんじゅつ) ⇒M+M機関(えむつーきかん) ⇒鎮魂歌(れくいえむ) 壬生紗夜【みぶ・さよ】――――根国の女王 分類:伊邪那美命を祭神とする神道系の神術士 固有能力名:? 能力ランク:???(?ランク)(降魔合神“???”によって一時的に???(?ランク)) 壬生紅葉の伴侶 旧姓は比良坂? 死の神でもある日本神話の母神、伊邪那美命、その申し子と言われる程の腕前だったらしい セカンドホームへの核攻撃時に緋勇龍麻を守り死亡 元ネタ:東京魔人學園剣風帖 ⇒壬生紅葉 ⇒緋勇龍麻 巳間晴香【みま・はるか】――――唯一無二の右拳 分類:心器能力者 固有能力名:ガルムファング 能力内容:“増幅する”心器の物質創造 能力ランク:銃器級(Bランク)(魂魄励起“ディスバインドグレイプニル”によって一時的に兵器級(Aランク)) パラレルパラレル・パラドックスサイドAに登場する脇役の一人。 天沢郁未の親友。FARGOで知り合った彼女とともに同組織を壊滅させた。それ以来二年間逃亡生活を続けている。 恐ろしく使いにくい心器の持ち主だが、同行者達が戦いに向いていない人間ばかりなのでひたすら苦労を強いられている。 かつては地元ではそこそこ名の知られた逆心者で、“泥仕合(キャットファイト)”という渾名で呼ばれていた。 兄である良祐の救出には成功している。 元ネタ:MOON. ⇒ガルムファング ⇒ディスバインドグレイプニル ⇒FARGO(ふぁるご) ⇒泥仕合(きゃっとふぁいと) 巳間良祐【みま りょうすけ】――――裏切りの使徒 分類:不明 固有能力名:不明 能力内容:不明 能力ランク:不明 元FARGO職員。晴香達によって同組織を脱退した。 VIATORでは半分巻き添えで殺された可哀想な青瓢箪。 月村夫妻によって、ボコボコにしてズタズタにして八ツ裂きにして原子の単位までぶち殺された 高槻の事は嫌いだった。 元ネタ:MOON. ⇒FARGO(ふぁるご) ⇒高槻(たかつき) 黒の剣匠【みりおんずぶれいど】 絶滅戦争時における、不破恭也のムーンチャイルドとしての異名。 ナンバリングは18th、危険度はLv.13。臥待月(宵待月?)とも呼ばれる。 時の流れにつれ次々と愛した人々に先立たれ、核により最愛の人を失い、親友と共に人類に復讐を誓う。 400年の時点ではそれさえも疲弊し、だがほかにやることもない、と惰性の殺戮者となる。 御神美由希の心器「龍鱗」を受け継いでいる。 有効射程距離は20km、精度無視なら480kmそこそこ。 赤ん坊を撲殺できる。 “景象八語御剣(けしょうやがたりのみつるぎ)”が打ち直された小太刀“八景(やかげ)”を愛用する。 基本的に8th“紅騎士《グランブレイザー》”と行動を共にしている。人類にとっての厄介度は上位に位置する。 ⇒不破恭也(ふわ・きょうや) ⇒ムーンチャイルド ⇒ムーンチャイルドのナンバリングと危険度 千界迷宮【みれにあむぱずる】 絶滅戦争時における、本名不詳のムーンチャイルドとしての異名。 ナンバリングは06th、危険度はLv.07。 通称「マ」の人、VIATOR三拾時間目で恭也が語る仮説を提示した人物。 原始の韻律を繰る者。版権キャラ。「マ」は論文の頭文字。 『マ』から始まる仮説(論文)のマは千界迷宮の名前とも、字名とも、異名とも、祭神とも関係ない。 「そうだネギ君。魔法の呪文に限らず、世界に存在する、あるいは“存在した”、 ありとあらゆる言語体系を知り、解析することが出来たなら、もっとも古く力ある言葉―――― ワールドワードとでも言うべき“始原の韻律”に辿りつくことが出来るのではないか。 俺の古い知人に、そんなことを一番初めに言い出した奴がいた。 こいつはこの仮説に、マ――――おい、そこの馬鹿弟子ども」 ⇒ムーンチャイルド ⇒ムーンチャイルドのナンバリングと危険 民間特殊機動警官隊【みんかんとくしゅきどうけいかんたい】 略称「民警」 魄啓を用いた凶悪犯罪の増加とそれに伴う警察機構の人手不足解消するために民間から広く戦闘技能を持つ人間を集めた組織。 名前に「警官」とついているが国家公務員としての資格はなく、その地を管轄する警察署長が認めれば学生だろうと外国人だろうと所属できる。 民間の総合警備会社に近いが、どちらかと言えば公認の自警団である。 魄啓犯罪は迷走魂魄と逆心者の起こす二つに区別される。 そして、大抵の場合迷走魂魄の方が強力であるため警察機構もそちらへ力を入れ、反対に逆心者の犯罪が疎かになっている。 ぶっちゃけた話、逆心者に手が回らないと言うわけにはいかない警察側が取った苦肉の策。 「迷走魂魄は警察が、逆心者は民警が」という役割分担になっている。 更に、警察の面子のために民警は警察側の要請がなければ動くことができない。 この役割分担と要請が民警設立時の大前提だった。 しかし、近時の犯罪増加傾向は民警の重要性を高めることになった。 場合によって迷走魂魄の対処にも民警の出動を要請するという柔軟とも、処理能力の低下とも言える事態になっている。 ⇒迷走魂魄(すとれい) ⇒逆心者(くらいむ)
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/3818.html
人物 戦闘/技術・知識 所持品 日記/人間関係 追記/その他 同じ中の人のキャラ 人物 走(ハシ)るは黒閃(コクセン)、齎(モタラ)すは酷死(コクシ)────黒死無双(コクシムソウ)の執行者(シッコウシャ) 「八雲立つ 天道八重垣 刃鳴と散る 悪逆無道 斬るが如くに」 名前 天道 八雲(テンドウ ヤクモ) 性別 男性 倫理観/道徳観 倫理観:秩序道徳観:悪 種族 人間 年齢 27歳 誕生日 2月29日 身長/体重 186cm/79kg 趣味 ツーリング 好き 善人/子供/強い意志を持つ者苦味の強いもの/ハンバーガー/酒/煙草 嫌い 悪人/殺人者/声の大きい人甘ったるいもの/酒/煙草 得意 はったり/悪足掻き 大切 己の復讐 所属 【特別強襲部隊 - D.O.T.A】レイド班班員元【聖王の騎士団】団員(潜入捜査) 容姿 肌 透明感のある白 髪 髪型:肩甲骨まである髪を後ろで結っている髪色:銀に近い白色 目 形:やや吊り上った三白眼瞳の色:赤 服装 外套:ファーフード付きの赤いロングジャケット全身:黒いライディングウェア 常時着用 D.O.T.Aの襟章 来歴 とある宗教国家に住まう男女の下に生を受けたが、軽度のアルビノの為に白髪赤眼となっており、5歳の頃、とうとうそれが原因で捨てられる事となった。世界警察の管理する児童養護施設に預けられ、そこで後の親友となる少年、神咲純と出会う。八雲はそこで神咲純と共に育ち、当然の如く世界警察の養成所へと入所。共に切磋琢磨し互いに理想の警察官を目指した。神咲純は本物の天才であり、それを前に追い縋った八雲の実力は凡人ながら高い域へと引っ張り上げられ、22歳の時、養成所を神咲純は首席、八雲は次席で卒業した。養成所を卒業した同年に警部補となる等、キャリアとして順調に進んでいた。しかし、その次の年。2月14日に起きた事件により、八雲を取り巻く環境は一変する。『血のバレンタイン』と呼ばれる凄惨な事件により神咲純を失い、自身も大怪我を負った八雲は、『殺人者』を強く憎む様になり、殺人犯の惨殺という凶行を何度か繰り返した。どれもD.O.T.Aの処分対象であった為に大きな事件にはならなかったが、それを問題視した本部は八雲にD.O.T.Aへの転向を勧める。そして、『血のバレンタイン』から2年。24歳になった八雲はようやくD.O.T.Aへの入隊を決意。親友の亡骸に誓った復讐の為に修羅の道へと身を投じた。それから3年間。天道八雲は戦い続けた。聖王の騎士団に単身潜入し、神殺機関とも戦い。片目を失い。何度も死にかけ、戦い続けた。その彼に待っていたのは、その戦いを支えていた武器──能力の、消失であった。砕け、折れ、消失した能力。しかしそれは、天道八雲の物ではなかった。彼の能力の本質は、能力の再現。見て、触れて、受けた能力を剣として再現する。その能力が不完全に発動し、歪んだ結果、親友である神咲純の能力を奪い取っていた。それが、真の能力に開眼した天道八雲に対する、D.O.T.Aの考察だった。新たな能力を──殺人者を殺す為の武器を手にした天道八雲は、修羅道を征くが如く戦い続ける。この世、総ての殺人者を殺し尽くすまで──。 人物像 白髪赤眼。凶相と評するしかない顔立ちに、粗野な口調からあまり人に良い印象を与えない。子供は好きなのだが、よく顔を見て泣かれるので少し苦手意識を持っている。性格は口調とは裏腹に面倒見がよく、友人もそれなりに居る。全ての殺人行為を憎んでおり、その憎しみは「正義の殺人」を行うD.O.T.Aにさえ向いている。便宜上「正義」を名乗るが、自身を正義の味方などとは微塵も思っておらず、悪の敵でさえあれば良いと思っている。 戦闘 能力 悪(アク)を討(ウ)つ魔性(マショウ)──【神螺宵達】(シンラショウタツ) 能力強度-B 分類-創造系 属性-全 破壊力-C 防御力-C 射程距離-E 持続力-A+ 応用力-A+ 汎用性-A+ 己の身に眠る戦いの記憶を剣として生み出す力。「見て」「触れて」「受けた」事のある力の属性、効果、特性の内どれか1つを剣とする。剣は短時間(1レス)に両手から1振りずつしか出せない。ただし、形状は現実に存在する剣ならば自由。強度や切れ味などは、元となった剣に依存する。 悪鬼(アッキ)にして修羅(シュラ)──【隻眼悪鬼】(セキガンアッキ)() それは、いつしか彼に就けられた仇名。多くの罪人を狩り、多くの命を奪い、それでも飽く事無く敵を殺し続けた隻眼の死神。下記の力を使用した際に、それは姿を現す。『真羅の狂気』1ロールに1回限り発動可能。過去の戦いの1つにあった貴方の狂気を呼び覚ます。過去に戦った全ての力の属性、効果、特性を2つ選択し、それを1振りの剣として作り出すことが可能。『真羅の狂気』を発動した場合、ロール終了時まで狂人状態に陥る。『真狂亂舞』1ロールに1回限り発動可能。『真狂亂舞』を発動した時、その場に存在する作り出した剣を一本の剣に作り変える。作り変えた剣は全ての剣の属性、効果、特性を持ち、相反する属性、効果、特性を無視し、好きなタイミングで発動することが可能。『真狂亂舞』を発動した場合、ロール終了時まで狂人状態に陥る。 情報 身体能力 達人未満 剣術技能 常人状態:超人相当狂人状態:達人相当 初期装備 ソードホルダー(剣を2本まで収納可能)×2 利き腕/利き足 両/両 技術/知識 技術:警察格闘術/千手千眼二十八刀術知識:警察知識 授与スレ Act.1の299 その他特筆事項 特になし 戦法 様々な刀剣を作り出し、様々な剣術を真似て戦う。継続戦闘能力と生存能力は高く、過去の経験から戦術的判断も得意。身体能力こそ人間の内にあるが、その剣の技術は達人をも凌駕する。天才に成り切れぬ者が命と生を犠牲についぞ手にした無双の局地。しかし、その戦い方は攻撃的過ぎるため、思いもよらぬ反撃をもらうこともある。超至近による戦闘を特に好む 技術・知識 + 千手千眼二十八刀術 千手千眼二十八刀術 一つの剣術では本物の一流には敵わないと悟った八雲が生み出した剣術。 あらゆる剣術を「ある程度の段階」まで習得する才能を持つ八雲だからこそ扱えるもの。 世の剣豪が一つの剣術を極める天才ならば、八雲はあらゆる剣術をそれなりに修める秀才である。 そして、八雲の剣術技能が天才に並んだその時、その剣術は無双と化した。 [部分編集] 第弌式『密迹金剛力士』 大小異なる【双剣】の技術。片方の足を前に、同じ方の腕を大きく前に突き出し、その逆の腕を大きく後ろに下げ、腰を落とす。攻防の剣がはっきりと別れるバランス重視の構え。 比翼-ヒヨク- 防御の刃で斬り、それを攻撃の刃が追従する。相手に各々の刃の役割を見破らせてから使う、意表を突く技。 連理-レンリ- 重心を変えることで攻撃の刃と防御の刃を一瞬で入れ替える。一流であるほど身に付いている『型』を崩す二流ならではの技術。 比翼連理-ヒヨクレンリ- 攻防の刃を目まぐるしく切り替えながらの連撃。それまでに相手に「攻防の刃」という固定観念を刻み込んでいるほどに有効。 第弍式『那羅延堅固王』 大小が同じ【双剣】の技術。左右の手を前に突き出し、前に重心を傾ける。防御と攻撃をほぼ同時に行える攻撃的な構え。 和光-ワコウ- 左の剣で斬ると同時に右の剣を突き出し、更に右手から新たな剣を生み出す。それにより右手の剣を手放す代わりに、柄頭を生成される剣で押し出し、刺突の速度と射程を伸ばす技。新たに生み出す剣の種類により戦いのスタイルを切り替えられる。 同塵-ドウジン- 左右の剣を束ねて叩きつけるように斬りつける。同時に『衝撃』の性質を付与し、凄まじい威力の斬撃を放つ技。 和光同塵-ワコウドウジン- 左右の剣を束ねて叩きつけるように斬りつけ、『衝撃』の性質を付与した剣を生成し返しの刃を放つ。二刀よりも一刀の斬撃の方が重い技。 第弎式『持国天』 最も得意な【太刀】の技術。両手で持った剣を自身の右下後方に下げ、やや左足を前に出す。ただ立っているように見えながらも隙のない構え。 刃鳴-ハナリ- 右手から剣を精製すると同時に放つ特殊な居合い斬り。鞘(右手)の位置を自由に変えられる為、より多角的な斬撃を放つ事が出来る。 疾風-シップウ- 倒れるようにして身体に掛かる重力を利用する歩法。凄まじく低く、かつ自身の脚力を超えた速度で駆ける事が出来る。 迅雷-ジンライ- 一閃の後、返しの刃を二度放つ技。まさに雷のような軌跡を描く高速の連続斬り。 疾風迅雷-シップウジンライ- 凄まじい加速で相手に肉薄し、擦れ違いざまに何度も斬りつける。攻撃的ではあるがそれ故に防御が疎かになる技。 繰枯-クルガラシ- 右手の刃で左から右に薙いだ後、その剣を消し、即座に右手から剣を生成して左手で右から左への一閃を放つ技。 第肆式『増長天』 小さく反りのない【忍者刀】の技術。剣を逆手に握り、片足を曲げ極端に低い姿勢を保つ。苦無と併用することもある構え。 土竜-ドリュウ- 水面蹴りによる足払いの後、真上に切り上げる技。水面蹴りの際に逆の手が空いていれば、砂を投げつけ視界を奪いにいく。 鎌鼬-カマイタチ- 敵の近接攻撃を紙一重で回避すると同時に斬りつける。攻撃と回避を同時に行うためにどちらも中途半端になり、八雲の身体能力では少し難しい技。 花鳥-カチョウ- 剣で攻撃すると見せかけ、直前で後方に跳びながら右手から生成した苦無を投げつける技。苦無の大きさにもよるが、基本は3本。 風月-フウゲツ- 剣に「衝撃」の性質を込め、一閃で衝撃の塊を飛ばし、それを追うようにして敵に斬りかかる。多少の飛び道具はある程度防ぐ攻防一体の技。 花鳥風月-カチョウフウゲツ- 攻撃すると見せかけ、直前で後方に跳び、同時に複数の苦無と「衝撃」の性質による衝撃波を放つ。そして着地と同時に再び前進し、「衝撃」のこもった剣で斬りつける変則型の連撃。 第伍式『広目天』 両手剣と片手剣の中間【バスタードソード】の技術。顔の横に水平に持ち、視線の先に切っ先を向ける構え。逆の手で切っ先を支え、前後に足を開いて立つ。 唯我-ユイガ- 剣を振り切るぎりぎりまで手首を反らし、最後の最後で一気に振り抜く技。ただ手首を振る位置を遅らせているだけだが、それ故に剣士が見ればタイミングを大きくずらされる技。 独尊-ドクソン- ただ只管に研ぎ澄ました一撃。上から下へ、剣の重さのままに振り下ろす。 唯我独尊-ユイガドクソン- 柄頭で上から下に殴りつけると同時に剣を振り下ろす技。もし柄頭の一撃を得物で防いでしまえば、それを乗り越えるように剣が振り下ろされる。 第陸式『多聞天』 幅広の刃を持つ【ブロードソード】の技術。肩に担ぐように剣を持つ。無防備に見えるが疲労予防や攻撃に有効な構え。 落筆-ラクヒツ- 剣を立てたまま相手を殴りつけ、そのまま手首を返して正面から相手の背を切る技。当然拳を防いだだけでは剣をどうにかすることはできない。 点蝿-テンヨウ- 肘がまだ伸びる余地を残すほどに軽く突く技。しかし刃物であるために防がなければ当然怪我をする。そして、防ぐために隙が出来た部分に本命である全力の突きを放つ。 落筆点蝿-ラクヒツテンヨウ- 鋭い突きの後、そのまま手首の回転だけで切り下ろす技。防ぐことの難しい突きの後に来る回避の難しい斬撃。 所持品 + 武具 武具 [部分編集] + 創造 ・創造 + 汎用 [部分編集] ※この情報はご自由にお使いください 片手剣 ロングソード 全長:80~95cm重量:0.9~2.0kg分類:騎兵用刀剣刃種:両刃 スパタ 全長:60~70cm重量:0.9~1.0kg分類:騎兵用刀剣刃種:両刃 ショートソード 全長:70~80cm重量:0.8~1.8kg分類:歩兵用刀剣刃種:両刃 スクラマサクス 全長:50~100cm重量:0.6~0.8kg分類:歩兵用刀剣刃種:片刃 グラディウス 全長:60~80cm重量:0.9~1.6kg分類:歩兵用刀剣刃種:両刃 バゼラード(ストータ式) 全長:50~75cm重量:0.60~0.75kg分類:歩兵用刀剣刃種:両刃 ドゥサック 全長:50~70cm重量:1.5~1.7kg分類:歩兵用刀剣刃種:片刃 ハンガー 全長:50~70cm重量:1.2~1.5kg分類:歩兵用刀剣刃種:片刃 ヴィーキング・ソード 全長:60~80cm重量:1.2~1.5kg分類:歩兵用刀剣刃種:両刃 ブロードソード 全長:70~80cm重量:1.4~1.8kg分類:幅広剣 カッツバルゲル 全長:60~70cm重量:1.4~1.5kg分類:幅広剣 スキアヴォーナ 全長:70~85cm重量:1.5~1.7kg分類:幅広剣 アネラス 全長:70~95cm重量:1.8~2.0kg分類:幅広剣 ワルンソード 全長:60~70cm重量:1.2~1.4kg分類:幅広剣 レイピア 全長:90~120cm重量:0.8~1.6kg分類:刺突剣 エペ 全長:100~110cm重量:0.5~0.8kg分類:刺突剣 パタ 全長:100~120cm重量:1.5~2.5kg分類:刺突剣 フランベルク 全長:75~80cm重量:0.8~0.9kg分類:刺突剣 コリシュマルド 全長:70~100cm重量:0.8~1.0kg分類:刺突剣 スモールソード 全長:60~70cm重量:0.5~0.7kg分類:刺突剣 両手剣 ツヴァイハンダー 全長:200~280cm重量:3.5~9.0kg分類:両手直剣 短剣 ダガー 全長:25~35cm重量:0.2~0.3kg分類:両刃短剣 + アイテム アイテム [部分編集] なし + 戦いの記憶 戦いの記憶 『見て、触れ、受けた』他者の力。 その一部を己の力として引き出す。 [部分編集] ●追川労との記憶 極めて高い強度を誇る固体と液体の中間的材質の翼。 衝撃波を飛ばしたり、物を掴んだり、物を切断する事の出来る不可視の念動力。 ●D.O.T.A本部襲撃犯との記憶 無音高速で放つ高い居合の技能。 夜間戦闘に限り何を武器にし、どのように傷を負い、能力によって何を行ったかを忘却させる記憶消去能力。 日記 [部分編集] 16/03/05(土) 天使先輩と再会した。 前々からどうも毛色の違う隊員だとは思ったが、 ロクな扱いを受けていないらしい。 実験か研究の対象なのだろうか。 戦友があの扱いというのは、気分が悪い。 16/03/05(土) 天使先輩と別れた直後、D.O.T.A本部で襲撃事件が発生した。 襲撃犯の一人と戦闘になり──相討ち。 何とか殺せはしたが、それきり記憶が無い。 背骨を絶たれた記憶があるが……。 左腕はもう駄目だろうが──足は動くだろうか。 17/03/10(金) 戦線の復帰までに1年を費やした。 怪我の後遺症はなく、手足は問題なく動いている。 すぐに能力による治療を受けたのが幸いしたようだ。 22/06/08(水) 仕事の帰り道、公園でウォン・A・スクアーロと出会った。 ある理由から仕事の対象になり得ると思ったのだが、 予想と違い、青臭い“正義”を志す今時珍しいタイプの子供だった。 どうやら同僚の何某に助けられた事で、正義を為す為の力を求めるようになったらしい。 あの理想が折れなければ、真っ当な“正義の味方”になるだろう。 + 過去の日記 [部分編集] + 【神羅剣匠】時代 【神羅剣匠】時代 13/08/01 おいかわ つとむ、ユーストゥス・レクス両名との接触。 世界警察は犯罪組織への攻勢を示す模様。 その際、敵組織への潜入役を申請する。 13/08/02 任務中に能力者の男性と遭遇。戦闘となる。 彼の腕試しのようなものだろうと推測するが、これに敗北。 13/08/10 犯罪組織「聖王の騎士団」へと潜入。 首領代行であるリチャード・ロウと面会し、正式に騎士団として名を連ねる。 さあ、戦争の日までに精々掻き回してやろう。 13/08/17 殺人犯の処理をしていると装甲兵器を纏う少女と遭遇した。 最初は行き倒れかとも思ったが、自らを殺人犯だと言う。 いつも通り処理しようと考えるが、何やら訳ありの様子。 気絶した少女から血液サンプルと全身写真を確保し、アパートに寝かせた。 D.O.T.Aのデータベースで照合出来れば良いのだが……。 13/10/20 騎士団拠点の宮殿に飯野 正義が侵入。 偶然その場にいた自分が対処し、彼を騎士団にスカウトした。 騎士団に所属したあの異常者が精々暴れてくれることを祈ろう。 14/01/15 騎士団拠点にてサイス・エンデュートと出会う。 中々気の良い青年で、よい友人になれそうな気がした。 もっとも、その喉元を切り裂くまでの上っ面の友人だが。 幹部ならばそれなりの情報を持っているはずだ。 精々、利用してから殺してやろう。 14/01/27 D.O.T.A本部にてセブンスフォース=ジャスティスと出会った。 飯野正義と間違えて斬りかかったが、防ぐ程度の腕はある様子。 他の正義の狂信者とは違う「いい悪党」になれそうな青年だった。 信念というよりも諦観に見えるのが気がかりではあるが・・・・・・。 次の戦いを終えたら飲みにいく約束をした。 14/02/12 遂に始まった戦争。 騎士団の襲撃に備えて自分が流した情報は、リチャードの罠だった。 手薄になったD.O.T.Aを襲撃されたために、偶然居合わせた吹雪 零をD.O.T.Aへ、自分は騎士団拠点へと向かった。 カウンターで聖王のオーブを奪おうとしたが、リチャードの召喚獣であるダークエルフ・アイミアによる妨害を受ける。 なんとかこれを殺害、撃破するも次いでサイスが現れ、それを追ってきたジャスティスも現れた。 予想外の事態に時間をとられリチャードが召喚獣と共に帰還し、オーブの奪取は失敗。 ジャスティスと己の身を守るために取引に応じ、騎士団の情報と交換に撤退を受け入れた。 次はこそ、追い詰めて独り残らず殺してやる。 14/07/04 路地裏でルヴィーと鍛錬をした。 魔縁の風を吸収し、撃破したが、同時に重症を負った。 まだ足りない。この程度では奴らを皆殺しにできない。 14/08/10 不殺同盟にて正義陣営による会談があった。 D.O.T.Aの新隊長とも顔合わせをし、様々ないざこざがあったが無事に終了。 どうにも頭を張る連中は「協力」というものが苦手らしい。 14/09/26 D.O.T.A近辺に現れた「七星」保持者の討伐任務。 オッチャン後輩と協力し、辛くも勝利。 右目と引き換えにはなったが、右腕と左腕の二つの七星を確保した。 16/01/07(木) ……エフ……ニア……ムスキー……ル…コフと遭遇…… ……敗北し……殺…………足りな……………… …………じゃあ……目だ……もっ……強く…… ~血塗れの手記~ 人間関係 [部分編集] + エフゲニア・リムスキー=コルサコフ エフゲニア・リムスキー=コルサコフ 祖国の軍属と思われる女性。 黒い馬をランスと鎧に変える能力を持つ。 戦闘の末、八雲を瀕死の重傷に追い込んだ。 + 追川 労 追川 労 D.O.T.A隊員。先輩。天使先輩。 鉱石の様な翼を有する天使のような外見。 性別はおそらく男だが、直接聞いた訳ではない。 意外と腹黒い。 + ユーストゥス・レクス ユーストゥス・レクス 世界警察の警視総監。男性。 手からロープと手錠を作り出す力を持つ。 過激派ではないが悪を憎んでいるようだ。 + リチャード・ロウ リチャード・ロウ 『聖王の騎士団』首領代行。男性。 強力な召喚獣を何体も有する。 必ずこの手で殺してやる。 + 装甲兵器を纏う少女 装甲兵器を纏う少女 己を殺人犯と言う少女。全身を覆う強力な兵装を有している。 血液と写真からデータベース照合中。 + 飯野 正義 飯野 正義 『聖王の騎士団』団員。男性。 異常者と評するしかない。 悪意の塊のような男で、神経を逆撫でするような話し方をする。 (※本名は飯野遊戯だが、八雲は彼の名乗った飯野正義という偽名を信じている) + サイス・エンデュート サイス・エンデュート 『聖王の騎士団』幹部。男性。 剣を鎧に変え、纏う力を有する。 中々の好青年だった。殺人犯でなければ友人になれていたかもしれない。 + セブンスフォース=ジャスティス セブンスフォース=ジャスティス D.O.T.A隊員。同僚。男性。 友人関係と言うには微妙な関係。 同僚という言葉が一番しっくりくる。 飯野正義(飯野遊戯)の息子。 + ゼアグライト・オールディ・ルヴィー・マルクウェン ゼアグライト・オールディ・ルヴィー・マルクウェン 通称:ルヴィー 親友の女性。純の死に対する復讐を共に誓った。 現在は『聖王の騎士団』に団員として潜入している。 (※強力な記憶改変により事実が捻じ曲がっている。本来は赤の他人で敵。) + ルーゼル・ビアンフォード・ハイゲッペルン ルーゼル・ビアンフォード・ハイゲッペルン D.O.T.A隊長。上司。女性。 一見にして冷静沈着な鉄面皮。 しかし内に激情を秘めた熱い女性。 少しムキになりやすいきらいがある。 + 久那妓 正義 久那妓 正義 D.O.T.A隊員。後輩。男性。 若く理想に燃える新人隊員。 甘い理想を語るが、その決意は固い。 実力と精神が追いつけば良い隊員になれそうだ。 最も今後が楽しみな人物の一人。 + メイ・明日架・月代 メイ・明日架・月代 教団新教派大司教。女性。獣人(?)。 理想論を振りかざす教団の穏健派。 悪人ではないが、その思考は少々理想に傾きすぎている。 嫌いではないが、他者との衝突が多そうな人物。 + 相笠 秀一 相笠 秀一 D.O.T.A隊員。後輩。男性。オッチャン後輩。 元世界警察所属の実力派。叩き上げといったイメージ。 一番気が合う相手かもしれない。 + ウォン・A・スクアーロ ウォン・A・スクアーロ 高校生。男性。 正義の味方を志す男子高校生。 その理想を応援したいが、同時に挫折して欲しいとも思う。 もしも彼が正義の味方であることを諦めなければ、いずれは敵になるのだろう。 追記 意見・指摘等も此方へお願いします。 [部分編集] 右目を裂傷により失明 -- 【神羅剣匠】 (2014-09-26 06 36 23) 名前 コメント その他 + 能力原文、Q&A ・能力原文 【神螺宵達】 貴方の両手はこれまでの戦いの記憶を呼び覚ます。 『見て、触れ、受けた』力の属性、効果、特性の内どれか1つを引き出せる。 引き出した力は一本の剣の形を取る。 剣の基本性能は通常のものと変わらないが、 剣の形は様々で、貴方の思うがままにその形を変えられる。 しかし、現実に存在する形以外の剣には変えられない。 同時に存在できる剣の数の限りはないが、 1レスに付き、両の手から1本ずつまでしか剣は作り出せない。 『真羅の狂気』 1ロールに1回限り発動可能。 過去の戦いの1つにあった貴方の狂気を呼び覚ます。 過去に戦った全ての力の属性、効果、特性を2つ選択し、 それを一本の剣として作り出すことが可能。 『真羅の狂気』を発動した場合、ロール終了時まで狂人状態に陥る。 『真狂亂舞』 1ロールに1回限り発動可能。 『真狂亂舞』を発動した時、その場に存在する作り出した剣を一本の剣に作り変える。 作り変えた剣は全ての剣の属性、効果、特性を持ち、 相反する属性、効果、特性を無視し、好きなタイミングで発動することが可能。 『真狂亂舞』を発動した場合、ロール終了時まで狂人状態に陥る。 身体能力:達人未満 剣術技能:常人状態:超人相当→狂人状態:達人相当 初期アイテム:ソードホルダー(剣を2本まで収納可能)×2 ・Q&A Q 1.『見て、触れ、受けた』とは独立した条件(触れただけ、見ただけでOK)などではなく、 全ての条件を満たして初めてその力を利用できるようになるという解釈で良いでしょうか? 2.条件の1つ『受けた』とは防御も含むのか、或いはダメージとして受けた事を指すのでしょうか? 3.戦いの記憶が無い最初は、剣を作れない、という事で良いのでしょうか? A 1.はい、3つの条件全てを満たすことで、その力を利用することができます。 2.後者になります。 防御を含まず、ダメージを負うことで『受けた』の条件を満たします。 3.Yes。最初のロールが一番の難関となっております。 捕捉:【神螺宵達】の『見る』、『触れる』、『受ける』の明確な達成条件。 『見る』:発現状態の力、力の影響を受けたものを視界内に収めることで条件を達成する。 発動する瞬間ではなく、発動している力を視界内に。 肉眼で捉えきれていなくとも、視界内に在った瞬間があればその時点で条件を達成します。 『触れる』:その力の所有者、またはその力を受けた存在、またはその力自体に触れることで条件達成となる。 相手の力の影響下に、範囲に入ったことが自覚できた時点でも条件達成となり、 実際に炎に手を突っ込む必要はなく、火傷した誰か、炎で壊れた家屋などに触れるだけでも良い。 『受ける』:明確にはダメージを、ではなく「その力が原因となる何かしらの影響を受ける」ことで条件達成となる。 毒に関する力であったなら、「毒が身体に廻り出したことで体調を崩す」といった時点で条件を満たす。 + 用語集 キャラページに登場する単語の説明。 [部分編集] なし + 裏設定 ロールに登場しない、あるいは登場頻度の低い設定。 また、意図的に隠したい設定も此処にあります。 [部分編集] + 血のバレンタイン 別名、聖バレンタインの惨劇。 一人の能力者によって引き起こされた大型デパートの乗っ取り事件である。 事件発生は2月14日の午前11時58分。休日ということもあり家族やカップルの多い白昼での事件であった。 犯人の詳細は不明。その能力は「触れた者の意思以外を自在に操る」というものであり、その場にいた多くの一般人と従業員が犯人に操られた。 異常に気付いた一般客により警察に通報があった時点で店内の人間の9割が掌握され、その通報の電話とほぼ同時に全てのシャッターが閉鎖。 デパートは人質が犯人の意のままに操られる最悪の要塞と化した。 犯人の要求は唯一つ「自分を止めてみせろ」である。当然、ゲーム感覚で起きた異常な事件に現場は混乱。 また、偶然居合わせた数名の警察官が人質を救出しようとし、その人質の手で殺害された。 警察側の焦燥を煽るためか、犯人は5分おきに人質の命を奪っていくルールを発表。それを宣言通り人質に実行させた。 開始から1時間48分。二名の警察官の決死の突入により食い止められたこの事件は死者28名、重傷者2名の犠牲を出し、犯人の死亡で幕を閉じた。 あまりの惨劇と、凶悪性、またバレンタインデーであったことから、過去に起きた同名の事件をもじり『聖バレンタインの惨劇』と呼ばれ、警察関係者には苦い記憶として刻み込まれたのであった。 + 小ネタ 自己満の宝庫。 読む必要はない。 [部分編集] + イメージソング 趣味全開 Devil s never cry http //www.nicovideo.jp/watch/nm13011002 同じ中の人のキャラ [部分編集] 【封神焔鬼】【倫理転生】【征辿魔導】【流星加速】 今日の来客数= - 昨日の来客数= - 来客数の総数= -
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1762.html
. ― 第15層「馬収」 ― ― バトルフィールド:マイテイ国 天候:曇天 ― エリノラ「さぁ~ってと、第15層の攻略を始めちゃうよ~!今回の舞台は「マイテイ国」!王国全体がバトルステージとなっていて、とっても広いんだよね。だから…何処に拠点クリスタルが配置されているのか、まずは探し出す必要があるの!みんな、制限時間内になんとか見つけ出して、拠点の制圧を目指してね! 」 ムスカ「なに、焦ることはありませんよ。これは私の機関の仕事だ。君たちは必要な時に戦ってくれればいい。もちろん、私がサポートに入ることもお忘れなく。(愛銃のエンフィールドNo.2 Mk.1に弾を込めながら戦場に現れる) 私 が ム ス カ 大 佐 だ ( ド ン ! ! ! )(※カメラ目線にまずは自己紹介) 」 メノア「ほんっと、よくできたバーチャル世界よね。これだけの精巧な造り…OSが気になるところだわ…(ラップトップを片手に抱えているのは白衣を纏ったツインテールの少女。ぶつぶつと独り言を呟いては周囲のフィールドの隅々を観察するように眺めている) 」 サソリ「……さて、最終調整だ。上手く動作すりゃいいが……ま、オレの作った芸術品だ。万が一にも狂いはねえ。行くか(黒いコートを着込み、右手首をカリカリと鳴らしながら周囲を見渡す)……仮想世界で相手は幻影、つまらねェな。傀儡の材料は手に入らねーだろうし……ま、実験台くらいにはなるか 」 ユカリ「何度か挑戦してここまで登ってきたけど……ふーん、こんな感じか……うん、大体要領は掴めた。後は何とかなりそう(細剣を携えて周囲を見渡す)わ、あれお城……?すご、スクショ撮っとこ(パシャパシャ) 」 ウェルド「………精巧過ぎますね……実際にマイテイに行ったのはもう随分昔の事ですが……それにしたって、ディテールが完璧すぎる…… 」 次々と集う攻略組。彼らの視界に映る建物前方、或いは屋上にて、幻影に揺らめく影が現れる―――― 第三者(幻影)「これはこれは…!錚々たる顔ぶれだねぇ…!"第三者"からしてもゾクゾクワクワクしそうな戦いになりそうだ…!(左目の身を露わにしたネザリアンがレンガ造りの建築物の陰からちらりと顔を出す) 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「だが、お前たちの戦い方は既にデータで閲覧済みだ。力任せで推し量れると思うなよ?(星を彷彿とさせる仮面に西洋衣装を身に纏った亀が屋上に出現し、攻略組を見下している) 」 戸珠「 ヒィーン!! か、観光雑誌に載ってたまま…………リアルすぎぃ………写真に映ってなさそうなとこまでリアル過ぎぃ………き、きっと内戦で亡くなった方々の怨念がゲームサーバーに取り憑いて亡き祖国への未練が魔界を生み出してるんだぁ……(眼が渦巻きになり頭を抱え、その場でしゃがみ込みバイブレーションよろしく小刻みに震える。地面を伝って周りの攻略組に共振が伝わるほど) だ、だっしゅつしないと……。ここでゲームオーバーになったらきっと取り込まれて眼の前の幻影さん達の仲間入り、 永遠にここでエネミーの約をやらされるんだぁぁぁ も う だ め だ 」 呪腕のハサン(幻影)「クックック……闇に潜むは我らが得手なり。今宵も我が呪腕が闇よりい出て闇を穿つ、仮面ライダー:ジャスティス・ハサン!!全てにおいて他愛なし (くねくねと謎ダンスを繰り返している。ふざけた動作だが、その全てに無駄がなく隙がない) 」 エリノラ「 みんな、頑張ってね!それじゃあばバトル開始の合図を出すよー! 」 3… 2… 1… ―――――― > > > BATTLE START < < < T-BGM♪:【フリーBGM】last stand ムスカ「床に伏せていたまえ!バキュン、バキュゥンッ!(戦闘開始の合図と同時に幻影組に向けて見境なく発砲しながら悠然と歩み迫っていく) まずは拠点クリスタルの調査を進めたまえ。この国の何処かに必ずあるはずだ。事を急ぐと元も子も無くすというが、今回ばかりはそうはいかないからな! 」 メノア「ちょ、いきなりかよ…!(発砲するムスカにビビッて思わずしゃがみ始めた)……そうね…今回のバトルフィールドは国そのものが舞台。迷路のように入り下った城下町のすべてのルートを辿っている暇はないわ。(ラップトップを操作してマップデバイスを起動する) バトルフィールド「グレイヴ」…このカオスファンタズマで構築される超広大なジオラマ…!現在する名所が忠実に再現されていて、リアルタイムで様々なギミックも発動する…交通機関も天候もその都度変化していく… 」 メノア「だけど、「グレイヴ」…このジオラマは「半径150m」がプレイヤーも幻影も行動可能圏内となっているわ…! それ以上は見えざる障壁(バリア)によって侵入不可能となっている…つまり、その半径150m以内の何処かに、拠点クリスタルはある!それが屋内なのか、あるいは屋外か… 悠長に敵の相手をするよりも、まずは拠点の捜索を優先して行うべきよ! 」 第三者(幻影)「おっほほっ、こっわ…!(慌ててムスカの銃撃から飛び退いていく)おっかない人たちが来たもんだね…ひとまずここは…―――― サ ッ (敵前逃亡。対峙するべき攻略組を前に、尻尾を巻いて逃げ出すように路地裏へと駆け込んだ) 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「―――そんなことを許すと思うか?カオスソード「ジル」!(ギィンガキィンッ!)(ダークブラウンに輝くクト・ド・ブレシェ型のカオスソードをその手に顕現すると、ムスカの放った銃撃を斬撃の下に叩き切っていく) ド ォ ン ッ ! ! (その直後、建物屋上から勢いよく攻略組の前に落下。砂塵を巻き上げ、ちょうど眼前にいたユカリと相対する)おやおや…これは美しいお嬢さん。このルドウィッグめの相手になってはくれまいか?(女性を前に紳士的なたたずまいに切り替わり、己の武器を正々堂々と構える) 」 呪腕のハサン(幻影)「ほうほう、それはそれは。ではそのように動くと致しましょう。(メノアの提案に彼女の横で顎に手を当て繰り返し頷く) ――――――では、失礼。 しゃァ"!!(攻略組達の輪にぬるっと入り、あたかも仲間であるかのように振る舞っていたが豹変。マントの内から異様に長く、細い腕が無知のようにしなってナイフを振るい、 攻略組へきめ細やかな斬撃が襲いかかる) 」 ユカリ「こ、コタマ?(同じ部活に属する彼女の反応に) 確かにリアルすぎてびっくりしちゃうのも分かるけど……大丈夫、ただのゲームだから。ね?(汗を浮かべながら微笑みかけ諭そうとする) 拠点の捜索を優先……そうだね、あたしも賛成(メノアに頷き、早速行動を開始しようとしたところに獄将ルドウィッグが立ちはだかる) ……!(え。その見た目でわりとジェントルな感じなわけ……! スクバに付けるキーホルダーにほしいカワイさ……!)……お望みなら、そうしてあげる。よろしくお願いします。(剣先を45度に下げて”気をつけ”の姿勢を取り、お辞儀をする) 」 ユカリ「―――ただ残念だね。たぶんハズレくじ引いたよ、ルドウィッグさん(そして剣先を持ち上げ、闘志を宿した瞳で彼と視線を結ぶ) ―――っつ!?(いつの間に…!!)キィン!(突如死角から襲いかかったアサシンの急襲を辛くも細剣で受け、後方へステップアウトし次弾に備える) 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「フフフ…御冗談を。貴女のような美しい挑戦者の相手ができるようならば、このルドウィッグ…冥利に尽きるというもの!さあ、闘おう…!そして貴女のすべてを知り尽くさせてくれ…!( ガ チ ャ リ … ――― ブ ォ ン ッ ! )(獲物を両手に握りしめ、真っ向からユカリに突撃していく) 」 メノア「作戦は把握してくれたみたいね………う゛ん゛???(敵対していたはずのハサンが至近距離にいたという事実に動揺して「きゃあ!?」と絶叫しながら咄嗟に回避する) ちょ…っ、いつの間に…!?だけど、あんたの相手をしている場合じゃないの!デバイスロック解除!魔導機槍、転送!(その手元に、虹色の刃を持つ黄金槍が転送される) あんたたち相手に『S級カード』は切らせない。コストを最低限に抑えて制圧してみせるわ!(そう言うと懐から灰色のメモリチップを指間に取り出した) 」 ムスカ「ええっ!?(ハサンの不意討ちに斬り払われるも咄嗟に受け身を取って滑るように着地する) なにをする!?(バキュンッ、バキュンッ!)(ハサンに銃撃する) 」 サソリ「フン……(自分のペース、ゆったりと歩いていたところにハサンの斬撃が飛ぶ。それを素早く巻物から口寄せした傀儡で切り払い)第一試運転。新型傀儡《暴徒|インサージェント》。上手く動いてくれよ(佇むのは人型の傀儡人形。特徴的な形状に変形した右腕からは、雷エネルギーを固形化させ棒状に固めた、所謂光剣が、静かに輝きを放ちながら発生している) 」 ウェルド「好き勝手やりますねぇ……まあ、そういうやり方の方がこちらも得意なので……遠慮なく("最初から信用していなかった"と言わんばかりに、刀でハサンのナイフを捌きながら飛び退き、背を向けて軽い足取りで近くの建物を駆け上がる)……精巧で複雑なマップ。これが"ゲーム"である以上、虱潰しに探さなければならないような場所に隠しているとは思えない……どこか、ヒントの様なものがあるはず…… 」 ユカリ「随分褒めてくれるじゃん。ま、悪い気はしないけど。キミもカワイイと思うよ、マスコットみたいで――って……す、すべてを知り……ごめん、やっぱちょっとキモいかも……(ジト目汗でルドウィッグを見やり、向かってくる様に呼吸を合わせようとする)―――(彼が持つのは長柄武器。単純に得物のリーチを比べればあたしのレイピアは大きく劣る……だけど、この体捌きを使えば話は変わる!) シッ ッピィインッ!! (大きく体を伸ばし、見た目よりも長いリーチを制するのが細剣使いの特徴。前方へ踏み込みながら手首のスナップを効かせて剣先を薙ぐように振るう。狙うはルドウィッグが握る武器。得物を弾いて隙を作ろうとする) 」 戸珠「 ひぃーん!だだだって呪いのビデオとか記録媒体には必ずと言っていいぐらいそういう噂あるじゃないですかぁ! あっ (ユカリに濡れたチワワのような鳴き声を発するのも束の間、ハサンがナイフを振り抜くのが垣間見え……) いぢめるぅ!!(カリスマガードで咄嗟に回避。) うぇぇぇ隠れたり逃げたり紛れ込んだりホラー映画の定番多すぎぃ!やっぱりそういうゲームなんだこれぇ!(木箱へヘッドスライディング。頭突きで浮いたそれが戸珠に覆いかぶさり、すっぽりと彼女を覆い隠す) ガタ ガタガタガタ 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「ホゥ―――ギィンッ、ガギィインッ!!(レイピアによる刺突がこちらに迫る時、何かを察したかのように目を細める。獲物を振り回しながら鋼同士がぶつか居合、火花を散らす。長柄でありながら隙を崩すことなく、常に相手に刃先が向く様に巧みに武器を振るう)言ったでしょう!「あなた方の戦い方はすでにーでたで閲覧済み」と。これまでの階層の戦闘ログから、貴女の戦い方は私の脳にインプットされている!(ユカリの狙いを読み切っているかのような鮮やかな捌きですべての剣戟をいなしていく) 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「情報こそが最大の武器!無知は罪なり!貴方がたの攻略はここで"詰み"となるだろう!“一刀の終・雨音”!!(ズバババババァッ!!(カオスソードによる乱舞、その余波となる斬撃波がユカリのみに留まらず周囲にいる攻略組にさえも届く) 」 呪腕のハサン(幻影)「 『砂避の加護』 (斬撃を回避されても動じず、ムスカの反撃を無数の残像をその身にまとわせる奇妙な歩法で交わしていく) クックック、お見事。本職の奇襲、暗殺を一目でやり過ごすとは。我が腕が見銃故か、いや……皆々様のプレイヤースキルの賜物としておきましょう(ペン回しのようにナイフを弄び、上体を左右に揺らし複数のフェイントを張り巡らせ……) よろしい。いざ勝負! (バックステップを踏み、暗がりへ身を投じる。黒装束は闇に溶け込み、白の仮面だけが最後に閃いて、完全に姿を消した) 」 サソリ「……出来るな、アイツ。おいそこのグラサンのヤツ、ああいう手合いには闇雲に攻撃しても当たらねーぞ……(チャクラ糸を右手で弄びながら、ムスカに話しかけて)……隠れたな、ありゃプロの隠密行動だ。その場にいたはずなのに一瞬で全ての気配を消すとは相当だが……(片手でインサージェントと呼んだ人形を操る。雷遁のチャクラで構築された剣は急激に変形し、弾ける。光が拡散し周囲の闇を打ち払いながら物理的衝撃をもって薙ぐ) 」 呪腕のハサン(幻影)「 ぬ っ (そして屋上、ウェルドが立つエリアの遮蔽物と遮蔽物の隙間にある"暗闇"に彼の仮面が出現し……) シェェア!!(直線上の軌跡を残し、彼へ斬撃をふるいながら駆け抜け"屋上入口の屋根の下、その暗がりへ"消え……) ヌッ (地上、ルドウィッグ達が交戦するエリア、建付けが悪いドアの隙間の"暗闇"に再び仮面が出現。 その暗闇から飛び出すや、紫色の残光を残し駆け抜けつつ、攻略組へ斬撃を振るい、 別の建物の暗がりへ消える) 」 ウェルド「一旦距離を離したとは言え、確実に追撃は来る筈だし、向こうの何人かは時間稼ぎも恐らく難し……ほら来たァ!(体制を崩しながらも、間一髪斬撃を避け)………本領はこっちか、闇からの不意討ち………その道のプロですね、気配をまるで感じなかった上に、一瞬で残り香も残さず消えるとは…… 」 メノア「ヒント…ヒント……(ウェルドの言葉に何か閃き、周囲を見渡し始める。まっさきに目撃したのは―――)――――『あの城』かも!(目線の先にあったのはステージの中心部にそびえ立つ『マイテイ城』) 」 ムスカ「チッ…てこずらせる…!(サソリの発言も相まってハサンの行動に癇癪を起しつつも斬撃を寸での所で側転回避する)いっそのことゴリアテでこの国ごと爆撃してやりたいところだが、生憎閣下は未だ下の階層でてこずっていられる。今は私自ら動くしかあるまい。予定通り拠点クリスタルの捜索を始める!ついてきたまえ!(サソリたちを先導しながら、メノアが指示した城へと突撃していく 」 メノア「ちょ、あっ…!だからって闇雲に直行しないの!もしかしたら罠が張り巡らされているかもしれないのに…いやでも、ああいうバカに先に行かせるのも一つの手かも…(先行するムスカを呆れ気味に見送るが…) ああんもうっ、うっとおしい! (ハサンの不意討ちをしゃがんで避ける)どこから来るかわからないなら「全方向に対処してやればいい」のよ!「シールド」メモリ装填!(灰色のメモリチップを槍に装填すると、エネルギーシールドが自身を包み込んだ) 」 呪腕のハサン(幻影)「クックック……なるほど、本丸は城にありという読みか。だがそうそう我らのテリトリーで自由に動かれては面白くない…… ぬっ (別の建物の二階窓、明かりが消えた屋内の"暗闇"から飛び出し……) とうっ!(移動中の白い毛糸玉を攻略組へ落とす。 そこから硫黄匂のする白い煙が吐き出され、"視覚" "嗅覚"を阻害し……) シュンシュンシュン!! ハッハハハハハハー シュンシュンシュン!! シュバァー!!(煙の中を攻撃せず、高笑いしながら攻略組の"仲間と仲間の間"を駆け抜け、連携を妨害しつつ"音の情報"で撹乱し、彼等を分散させようとする) 」 サソリ「暗がりだな。光のない場所はヤツの独壇場だぞ(ハサンの挙動を見て、素早く躱しながらその特性を分析。先導に乗るようにムスカを追う)いいんじゃねぇか、馬鹿が勝手にファーストペンギンになってくれる分には。オレたちは落ち着き払ってついて行けばいいだけだ(周囲を変形する光で照らし『暗闇』を潰しながら、メノアと共にムスカを追う) 」 戸珠「 ガタッ (建物脇に備え付けられているドラム缶が倒れる。中身はこの少女。頭を必死に抱え、ボロボロと渦巻いた眼から雫をこぼしふにゃふにゃに開いた口からふにゃふにゃな言葉にならない泣き言が絶えず漏れている) く、くらいよ~~……こわいよぉ~~~ ガランッッ ガランッッ (そのまま細い裏路地を転がり、奇しくもまいてい城へ迂回しながらも進んでいく) 」 ムスカ「退け!道を開けろ!!私がムスカ大佐だ!!!(バーーーーン!!!)(堂々と城の正門を蹴り開ける) 」 ぼっかあああああああああああああああああああああああああああん!(だがしかし!!開門の合図で起爆する爆発トラップが発動!!ムスカに情け容赦のない爆発が襲う!!) ムスカ「あああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~!!!!!!(爆発に巻き込まれて空中へ大の字に吹き飛ばされた) 」 サソリ「チッ……!!なるほど、視覚と嗅覚を妨害して、声で聴覚による連携を潰す、考えたな(彼の無機質な瞳孔がギョロリと動く。彼が動かす人形のみならず、彼本人もまた、既に”人体”ではない。それ故に、人の感覚を一つ一つ潰す巧みな戦術もまた、彼の前では十全に機能しない)ファイアワークス!吹っ飛ばせ!!(右手で操る人形とは別に、左腕で操る人形を召喚。緑色の頭髪型のパーツが特徴的な、左手に大筒を装備した傀儡。そこから矢継ぎ早に、そして正確に味方へのフレンドリー・ファイアを避けるように炸裂弾が発射され、弾ける。煙を吹き飛ばすとともに、轟音でハサンの笑い声をかき消し) 」 メノア「………確かにね。バカも意外と使い物になるわ。(爆発で吹き飛んだムスカを茫然と見ながら城内へ身長に忍び込む)くっ……!けほっ、ケホッ…(五感に影響する障害を…!直接ダメージはシールドで一時的に抑えられるとはいえ、これはこれで攻略に支障が…っ…!)(立ち込める硫黄臭のする煙にむせる) 」 サソリ「オレはここだ!!(その爆音に乗じるように、絡繰りで大きく増幅された声を放つ。同時に信号弾の如く炸裂弾を上空に発射。大きな花火を上げて位置を共有する)……ん?なんか当たったか(……と、同時に、空中へ放り出されたムスカに信号弾目的で放った炸裂弾が直撃。吹き飛ばされる途中で都合よく撃ち落とされる) 」 ムスカ「ぐわあああああああああああ!(パリィィィイイインッ、ズドーーーンッ!)(幸か不幸か、サソリが放った炸裂弾が更に空中で直撃。そのまま黒焦げになりながら真っ逆さまに墜落し、城天井のステンドガラスを突き破りながら城内へ不時着する)ハァ…ハァ……!思わぬ重傷を負ってしまった…!これでは金貨(※チャオス)がいくらあっても体が持たん!!私に構わず先を急ぎたまえ…!ハァ、ハァ……!() 」 ウェルド「(攪乱……!!)下手に攻撃は出来ませんが、かといって……いや、やるしかない、か……うおっ!?(吹き飛んだムスカが目に入り)……まあ、覚悟を決めましょうかね…!!(煙の不快感に顔を顰めながらも、花火の方向からある程度の位置関係を推測。マイテイ城に飛び込む) 」 ムスカ「ぐわあああああああああああ!(パリィィィイイインッ、ズドーーーンッ!)(幸か不幸か、サソリが放った炸裂弾が更に空中で直撃。そのまま黒焦げになりながら真っ逆さまに墜落し、城天井のステンドガラスを突き破りながら城内へ不時着する)ハァ…ハァ……!思わぬ重傷を負ってしまった…!これでは金貨(※チャオス)がいくらあっても体が持たん!!私に構わず先を急ぎたまえ…!ハァ、ハァ……!(知に這い蹲りながらも匍匐前進しようとしている) 」 呪腕のハサン(幻影)「 ダンッ ダンッ (建物の壁から壁へ、吊り橋を一度だけ踏み、正門をくぐり抜け、城へ到達したメノア、サソリの前に立ちふさがる) 闇を滅し、霧を払い、音をかき消す。私の意図を尽く読み取り、そして過不足なく対処する。 合点がいきました、流石は極東の"忍"。我らハシャシンと肩を並べる隠密集団と称されるだけの事はある。(これまで使用しなかった右腕の帯を払い、関節を折って収納されていた長く、禍々しい緋色の『呪腕』を曝け出す) ――――小細工は通用しないようだ。 」 メノア「(運がいいのか悪いのかわからないわねこの男…)(ちょうど目の前に墜落してきたムスカを白けた目で見降ろしている)……ふぅん…敵が本気を出してきたってことは…やっぱり「ここ」がビンゴってこと?(ふふっ、と不敵な笑みを零すとようやく自身も黄金槍を突きつけるように身構える)だけど、城内に絞れたとしてもきっと更に奥にあるはずだわ。このまま突破しないことには目的にはたどり着けない。 」 サソリ「……あーー……(コキ、と、骨とは一味違った音色が響く。首を回転させるように、人では不可能な振り向き方でハサンを見やり)……ハシャシン、ハサン、成程。合点が行ったぜ。暗殺者の横文字語、「アサシン」の語源、アサシン教団の山の翁か。残念だ、本人なら極上の人傀儡の素材になったかもしれねえのに……ここじゃあ幻影だもんなあ……だが……いいインスピレーションにはなりそうだ(異様な右腕を見て、目を楽しそうに揺らす。右手と左手にそれぞれ、インサージェントとファイアワークスと呼んだ傀儡を従えながら) 」 ザンギエフ(幻影)「(城内。筋肉を見せ付けるポージングで、侵入者を待ち構えていた)来たな!奴は陰に紛れ不意を討つ……俺は違う!!この筋肉で!!ここは通さん!!!(ムスカとウェルドの前に悠々と穂を進めて来る) 」 ムスカ「私と戦うつもりかね!?(バキュン、バキュンッ!)(辛うじて復帰して間もなくザンギエフに向けて発砲する) 」 メノア「うわぁ…なんか暑苦しいの来たんだけど…!ああいう輩は男たちに任せてあたしはその隙に先に進ませてもらおうかしら(じりじりと様子を伺いながら接近していく) 」 ウェルド「(……倒すのは面倒そうだな……時間制限もあるのに……)(ちらり、と背後を確認。ムスカが復帰して戦闘態勢に入った事を察し……)すみませんが、時間がないので…!!(ムスカの発砲に合わせ、ザンギエフに突進……と見せ掛け、大ジャンプしてその頭上を飛び越えに掛かる!) 」 ザンギエフ(幻影)「フゥン!!!効かんぞ!!(自慢のマッスルポーズと共に、ムスカの銃弾を筋肉で"弾く"。そして……)通さんと言った筈だ!!隙は見せんぞ!!エリアル!!ロシアンスラム!!!(全身が発光すると共に、飛び越えようとしたウェルドに飛び掛かってその身体をキャッチ。そのまま地面に叩き付けた後、ムスカに向かって投げ飛ばす!!) 」 ウェルド「ぐっ……!!奇襲が得意な相手が随分とまあこんなに居た物ですね…!(刀でなんとか第三者の一撃を防ぐが、直後に予想を大きく上回る速度のザンギエフに掴まれ)えっ……(こいつ、速……)ちょ、待っ……ばがぁ!!!(脳天から地面に叩き付けられ、直後にムスカへと投げ飛ばされ) 」 第三者(幻影)「―――――そうはいかないんだよなぁ~~~~!(ザギィィイインッ!!)(刹那――発砲するムスカの死角からカオスソードを振り抜く者が出現し、彼に強烈な不意討ちをお見舞いする) “漁夫の利(ウィナーズ・サード)”――――他なあらない自分自身が"第三者"でなければ失敗する僕の得意とする技。残念だけどここは僕にとって地の利があるんだよ。(口の無い顔面から「ククク」と笑い声が零れる) 」 ムスカ「ええぇっ!?(まずは銃弾が聞かないことに仰天し)なにぃっ!?(続けてこちらに投げ飛ばされたウェルドと激突し)うごあああぁぁ!?(最後には第三者による不意討ち斬りに吹き飛ばされる)ぎぎぎ…ッ、貴様…!!この私を何処まで愚弄するかね!? 」 ウェルド「ぐっ……ああ、すみませんね……どうもヘマをした様です…(頭部から派手に流血しながら立ち上がり、第三者とザンギエフの幻影を見据えて刀を構え直し)……ちょっと、面倒な相手と当たりましたね、お互いに…! 」 メノア「あっ…!さっき冒頭で逃げた奴じゃん…!どうしてこうも姑息な手を使う敵ばかりなのかしら…ほんっとーに面倒くさい…!(ザンギエフに続けて現れた第三者に小さく舌打ちする)………(腕時計を見やる。まだ制限時間までには余裕がある。しかし、戦闘に裂けるリソースは限られている。それを把握した上で――――)――ここで一人は確実に落しておく必要があるわね。(更に灰色のメモリを槍に装填する) 」 ザンギエフ「良いやられっぷりだな、お前達!!(再びマッスルポーズ)そしてお前もいい援護だ!!悪くないタッグ・マッチになりそうだ!!! 」 ムスカ「君たちのアホ面には心底うんざりさせられる…!だが…「策」はある…!(ズレかけたサングラスをくいっと上げる)これを使いたまえ。心ばかりだが、ここぞというところで使えば奴らを一網打尽にできる機会が来るだろう(そういうとウェルドに、ショップであらかじめ購入したであろうスモークグレネードをさりげなく手渡す) 」 第三者(幻影)「ははは…!何を考えているのかわからないけど、やめておきなって。集団戦において"第三者"ほど戦況を把握できる者はいない。この場に複数人…即ち人が多ければ多い程、僕の真価は発揮されるものさ!それが僕の“岡目八目(ルーカーズ・フィールド)”!さぁ…ここを突破できるかな、君たちに? 」 メノア「バカの考えるその「策」とやらに抜かりはない?なんなら私がカバーしてあげよっか?(ウェルド、ムスカと三人で並ぶ)……(要は"敵の目を欺いてやればいい"のよ。できるわよね?)(ウェルドに耳打ちする) 」 呪腕のハサン(幻影)「生憎この塔に限らず私は既に影法師の身。あなたの期待に添えるような躯を残すことは叶わぬのです。 はっはっは、ザンギエフ殿のような豪胆にはあれませぬが、日陰者はそれなりの流儀を通すと致しましょう。 参る! (『砂避の加護』を発動、独自の歩法で残像を身に纏い揺らめく。加えて『幻影』である彼が、チャオスに"酷似"したエネルギーを身に纏い、呪腕に"オレンジと黒のストライプ模様"が刻まれ、山の翁の仮面が"禍々しい印象を受ける造形"に変じる) シャア!!(脇目も振らずサソリ、メノアへ接近。 右腕が増殖したように見える速度の連打を放ち……) 」 ウェルド「……(幻影たちに見えない様にスモークグレネードを受け取り、メノアの言葉に耳を傾け)……確かに、あのプロレスラーは正面切っての戦闘で突破は難しく、もう一人は言い分的に……複数相手の戦闘に長けている。いいでしょう、やってみましょうか 」 ぐにゃぁ!!("遠近感"が狂っているのか、間合いの外に見えていたはずの拳が、既に顔面に接触する寸前まで迫っていた) ザンギエフ(幻影)「サイクロン!!ラリアットォ!!!(攻略組に向かってやや傾いた姿勢となり、『V』の文字が一瞬だけ輝くと共に両腕を広げて高速回転。ザンギエフに向かう様に強烈な気流を発生させ、攻略組を風で引き寄せる)小細工はさせん!!接近戦に付き合ってもらう!!! 」 メノア「うっ…?!(ハサンの連打を既に展開されたシールドがその衝撃を防ぐ。しかし、バリアの表面に亀裂が生じ―――)―――― パ リ ィ ィ イ イ ン ッ ! (―――砕ける。防御機能は失い、そのまま生身の体に攻撃が撃ち込まれる…)―――― ニ ッ ♪ (その直前、先程装填されたメモリの機能が起動する) 「リバース」! ("反射"――その機能によってハサンと同質の攻撃がそっくりそのまま反撃となる。敵が繰り出した攻撃ならば、錯覚など度外視できる) 」 ムスカ「ぬぎぎぃ…ッ!(ザンギエフに齎された風に引き寄せられていくも―――)―――小僧!遊びはお終いだ!!(その勢いを我が物とするようにザンギエフヘイト的に接近。そして、ラリアットを喰らう直前に逆立って彼の頭部へ華麗に手をつくように飛び乗ると) 回転攻撃ならばい"軸"を抑えてしまえば訳はない!ッハァ!!(ドゴォァッ!!)(サマーソルトの容量でその場で一回転し、今までに見せたことのない強烈な踵落しを彼の頭部に叩き込み、攻撃を相殺すると同時にそのままダメージを与えた) 」 ウェルド「接近戦は僕も得意ですよ、貴方を相手に付き合いたくはありませんでしたが……!(刀を一瞬だけ閃かせ、ムスカに合わせる様にザンギエフに接近。そのまま彼に連携する様に刀を振―――らず、ザンギエフの巨体、その懐へと敢えて飛び込み……)ゴッ ガッ!!(スモークグレネードを握り込んだ拳で、ザンギエフの身体に連撃を見舞う!) 」 ザンギエフ(幻影)「ゴハァ!?(完全に死角となっていた頭部をムスカに蹴られ、体制が崩れた所を……)ぐぅぅっ!!やるな……!!だが……(怯みながらも、懐のウェルド、そしてムスカを一挙に振り払おうと拳を振り上げる) 」 呪腕のハサン(幻影)「むっ!? ドゴォッッ(反射された攻撃を胴体に受け仰け反る。クリティカルを狙った攻撃であったため、受けるダメージこそ低いが、"防御される"という事実が既に手痛いのか焦りを見せる) む………ここは―――――(策を弄した様子のムスカを見やり、バックステップを踏み、飛び退く。ザンギエフの背後に駆けつけ、複数のナイフを投擲し……) 即席合技・剛風鉄斬波!!(仮)(それがザンギエフの大振りな攻撃に合わせ、攻略組に襲いかかろうとする) 」 うちはミハリ「ほいほいほい〜!!今回は出禁やないわ!!(ポーチ型の爆弾を取り出し、ザンギエフに向けて投げつける) 」 ェ……ぇ…… え… 【 閻魔結界 】 ――――風鈴の音が場内に響き渡る。心做しかわずかに暗くなり、体感温度が僅かに下がり肌寒く感ぜられ、周囲には弱々しい鬼火が一つ、二つ。 節目節目に陰陽印が刻まれた六角形が複数折り重なったような円陣が、床一帯へ浮かび上がった。 ウェルド「がッ……!(ザンギエフの打撃を防ぎ切れずに吹き飛ばされる)はは、ここだな……パ ン ッ !(さりげなくザンギエフの足元に転がしたスモークグレネードが、打撃の直後に破裂。ザンギエフの周囲を煙で覆う) 」 サソリ「お前の相手はオレじゃないのか?(さっきの呪腕、あの縞々模様……目の錯覚か?)(攻撃を素通しし、メノアの防御が発動することを分かっていたように切り返す。そしてムスカの方へ身を翻したハサンに狙いを定め)ソォラァ!!(左腕を返す。その指の動きで「ファイアワークス」が動作し、傀儡人形が左腕から炸裂弾を連射。ナイフを弾き飛ばしながら本体に襲い掛かる) 」 第三者(幻影)「……!?しまった…煙幕か…!これじゃあ僕の能力が会発動しない…!!(目に訴えかける"第三者"としての立場を煙幕によって遮られてしまい、立ち込める煙の中で狼狽する) 」 インサージェント『ギュ ンッ(更に、ファイアワークスの援護射撃に続くように、「インサージェント」が光剣を発し、サソリの卓越した操演技術により芸術的に、素早く、的確に、ハサンへ斬りかかる)』 」 付炎「―――――ギ ャ ァーーーハッハッハッハッ八ッ/ \!!(けたたましく、それでいて濁った高笑いと共に、『第三者のカオスソード』から、おどおどろしい翡翠色の炎そのものである化け狐の"首"が現れる) 一年と二ヶ月ぶりのシャバだァーーー!!……ってオイ!!随分長いことムショ食らってたな!!ふざけんなクソが!! 」 ムスカ「バカ共にはちょうどいい目晦ましだ(満身創痍ながらもフッと済ました表情を浮かべ、煙に紛れてザンギエフの攻撃から退いていく) **(確認後掲載)ぇェッ!!! ( ド ッ ゴ ォ ア ッ ! ! ! )(そして、煙幕の中で立ち往生している第三者の背後へ回り込み、さっきのお返しと言わんばりに強烈なソバットをその顔面に炸裂させた) 」 戸珠「 ひぃん……!あ、あとでビスケットでもなんでもあげるからはやくなんかやっつけてぇ~~~><(いつの間にか場内に転がり込んでいたドラム缶の中から顔を出し、 付炎の主である彼女が、ポロポロと絶えず涙をこぼしながら懇願する) 」 第三者(幻影)「んげぇ!?な、なんだお前!?どっから現れて――――ぶげェ゛ァ゛…ッ゛…!!?(ズガアアァァァアアアンッ!!!)(自身の武器から顔を出した付炎の存在に仰天したのも束の間、その隙にムスカの蹴りが自身の顔面にめり込み、盛大に壁に激突してしまった)…ア…アガ……ッ…… ド サ ァ … ! (唯一曝け出された左目が白目を剥き、倒れた時は結晶体のように砕け散ってしまった) 」 ザンギエフ「ぐうっ!?煙幕か!!何か仕込んでいるとは思ったが……があっ!?刺された!?……一人は当たったが、他の姿が見えん!?くそっ……かくなる上は……ダブル!!ラリアットォ!!!(体制が変わったことからハサンのナイフが数本刺さるが、大きなダメージには至っておらず……その場で両腕を広げ、コマのように高速回転。勢いに任せて周囲の全てを殴り飛ばしに掛かる) 」 メノア「しめた…!この隙に拠点クリスタルを…!(混戦状態の中、城内の廊下を駆け抜けて奥の広場へと一目散に駆け出していく) 」 うちはミハリ「(ノックを打った後のキショい動きで力を溜めている。なお特にこの動きでステータスは上がらない)ほいほいほい!!!!(身体を回転させるザンギエフに向けてバットを振り回す) 」 付炎「(そう言ってもこいつら……なんか実態がないしやりづらいんだがなァァァ…) まあいいかァ!丁度ここに"似た原理"の餌があらぁ、空きっ腹にはちょうどいいスパイスだ、ヒィヒヒィイ!(下卑た笑いを発し、周囲の"戦意"や、カオスソードの"エネルギー源"を自らの糧として吸収。弱体化させると同時に、自らの炎を増大させ……) んじゃあ次はお前な!毒にも薬にもならねえだろうが生物なら恐怖ってもんが多少形ともあんだろや!!一口に、ザンギエフを飲み込もうとする) 」 呪腕のハサン(幻影)「 !! (防御からの切り返しが早い……!?否!これは……)味方の庇護を革新し、予め反撃の予備動作を……フフ、 見事也!! (サソリの傀儡による攻撃がクリーンヒット。工法へふっ飛ばされ、壁に叩きつけられる) ぐわァァァァーーーーーーッ!!(既に敗北は確定していたが、意地でも"断末魔の叫び"を発し、悪役に徹する。そうして最後は チュ┣¨ォォンッ!!!!!! (予め隠し持っていた手榴弾へ着火。特撮の開示によろしく、華々しく散った) 」 Tボーン(幻影)「―――― 来たか…!(しかし、メノアの前に立ち塞がるように…その奥の廊下のど真ん中で剣を構えて待ち構える者がいた) お前たちをここから先に通すわけにはいかん!それこそが我が正義ッ!!たとえこの戦いにこの手が!足が!!もがれようとも!!!私は斧が正義を示すのだ!!!!ゆくぞォ!!(そう言うと剣を振りかぶり、攻撃態勢へシフトする) 」 Tボーン(幻影)「曲がった太刀筋大嫌い!!!直角飛鳥 “ボーン大鳥(オオドリー)”ィィィィイイイイイイーーーーッ!!!!( ズ ッ バ ァ ア ン ッ ! ! ! ! )(大振りの太刀筋から直角に折れる軌道を描いて解き放たれたのは、ジグザグ状に屈折しながら飛び出た斬撃波。その攻撃が、メノアに向かって解き放たれた) 」 ザンギエフ(幻影)「ふんっ……!!!(高速回転する腕とミハリのバットが派手に打ち合い……回転が一時停止。しかし打ち返されるどころか、そのバットを鍔競り合いのように膂力で押し返そうとするが……)はっ、これは……炎の狐か!?ぬううおおおおおおおおおお!!!(バットから飛び退くように離れた後、その巨大な口を両手両足で強引に抑え、四肢を焼かれながらもロシアンレッドサイクロンパワーで飲み込まれんと抗う)ぬうううううううううううううううう!!!! 」 メノア「ッ―――――!!(不味いッ――――)(眼前に飛び出されたTボーンの突然の斬撃を前に目を見張る。急ブレーキするも回避できようもない斬撃を前に硬直してしまうが―――) 」 サソリ「よし……まずは一人だ(傀儡を引き戻し、自らの近くへ寄せる。爆発して散ったハサンを見送り、爆発から目を背けるように背を向けて歩き出す)……派手に散ったな。幻影じゃなかろーがオレに死体が舞い込むことはなかったか。……当たり前か、闇に生きるプロが死体なんか残すわけがねェー……だが、いいぞ。インサージェント、ファイアワークス。こいつらはいい芸術になる……さて、クリスタルは向こうか(コートを翻し、自らもまた広場の方へ駆け出す) 」 ウェルド「――――片方は行ける、もう片方は………(ボロボロの身体ながら体制を立て直し、メノアのカバーに直行。刀で衝撃波を防ぎに掛かる)重っ………! 」 ユカリ「 ギャイン! キンッ キィインッ!! ……ッ!(想像以上に拮抗―――むしろ遅れを取ったとさえ感じさせる剣戟に、強く歯噛みする)(悔しいけれど、ルドウィッグさんの言っていることは正しい……! 情報こそが戦いを制する――学生騎士の大会だって、有力選手であればお互い事前に戦い方を熟知した上でのカードの切り合いが当たり前! 彼の情報を得られていないあたしに勝機は―――) でも、それは凡人の話だ……!! (目を見開き、蒼光を帯びた魔力の奔流が彼女の身体を奔る) 」 ユカリ「あたしは凡人とは違う……!この程度、ハンデでも何でもないのよッ! “ポルヴェレ・ディ・ステッレ《星屑》“!! (奇しくも、ルドウィッグが放つ乱舞とほぼ同等の疾さで放たれる連続突き。銀光が描く軌跡は正確で、乱舞の一つひとつを刺突で撃ち落とす――――だけでは止まらない!) ――――ッ!!!(呼吸を止め、力の放出に集中。ルドウィッグの乱舞が終わった後も未だ攻めの手を止めない。槍衾が如く突きの雨がルドウィッグを激しく攻め立てる!) 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「 な ッ゛ ―――― ! ! ? (疾くなった…だと…ッ…!?まだこのような潜在能力が…!?こんなものはデータにはな――――)(圧倒から拮抗、やがて逆転されていく乱撃の応酬の果てに紳士たる余裕の笑みも薄れ、その斬撃の嵐により仮面に次々と亀裂が生じていく―――)―――― ガ ッ ギ ィ イ イ ン ッ ! ! ( ! ! ? )(そして、ついに綻びが現れた。真価を発揮したゆかりの一撃によって大きく弾かれ、今まで見せることのなかった大きな隙を晒してしまった) 」 メノア「ナイスパリィ!!(寸での所でウェルドの援護を受け、彼と入れ替わるように鮮やかな軌道を描きながら旋回接近。その手に槍を携えると、コンタクトレンズに微細なインターフェイスが起動。相対するTボーンの態勢を瞬時にスキャニングし、その脆弱性のあるポイントを算出する)―――― ここよッ!!( ザ ッ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! )(必要最低限の力で、最も効率的なダメージを。Tボーンを攻め落とせるポイントとして選ばれた脇腹を力強く槍で斬り伏せた) 」 Tボーン(幻影)「(弾かれた―――――ッ!!?) う ぼ あ゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ? ( ド グ ォ ォ オ オ ア ア ン ッ ! ! ! )(ウェルドに攻撃を防がれたことから動揺が先走り、メノアの接近を許してしまう。彼女に繰り出された一閃によって一撃ノックアウトを叩き込まれ、白目を剥きながら城壁を突き破り、その場外で消滅した) 」 幻影体を退けた一同はついに城内の広場へ到着する。そこには、彼らの狙い通り拠点クリスタルが鎮座していた――― ムスカ「あそこだ!急ぎたまえ!(ようやく発見した拠点クリスタルへ駆け出していく) 」 ギ ュ ン ッ ―――― ズ オ ォ ン ッ ! ! (その瞬間、静寂を引き裂くようにまた一つ巨大な影が空間を突き抜けて―――) ――― ズ シ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (激しい落下音と共に、広場に硝煙が巻き起こる) 黒いフェイス(幻影)「 シ ュ ゥ ゥ ウ … ッ … ―――― キ ャ リ キ ャ リ キ ャ リ ィ … ッ … !(硝煙中から金属音を掻き鳴らしながら、黒鉄の身体を持つ歪なデザインをした起動兵器がその正体を明かしていく) ブルァァァアア……!!テメェら全員まとめてゲームオーバーにしてやるよォォォオオオ……!!(その巨大な影が、攻略組の最後の敵として立ち塞がる―――) 」 ユカリ「(見つけた、ここだッ―――!) っはぁぁあぁあぁあぁあッッ!!! (ザギィィンッ!!!) (甘い顔の裏に隠れたバトルジャンキーが、その隙を見逃すはずがなかった。レイピアを振り被りながら一気にステップイン、ルドウィッグとすれ違うようにして渾身の一閃を刻み込んだ) 」 うちはミハリ「ほいほいほい~!!(キショノックの動きで拠点クリスタルに向けて爆走する) 」 獄将ルドウィッグ(幻影)「 ザ ギ ィ゛ ―――――――― ン … ッ゛ … ! ! ! (彗星の如く斬り伏したユカリを背後に大きく仰け反る。星型のかあ面は真っ二つに切断され、カランと音を立ててレンガの地面に落ちていく)……ォ……お見事…ッ… 美しき貴女に敗れたことは、私にとって誉であった…… 往け…"『 幻影の巨塔 』は、あなたたちを待っている"………!(ユカリに意味深な言葉を残し、満更でもなそうな笑みを一つ零して消滅した―――) 」 メノア「拠点クリスタルを発見したわ!最後の敵も確認…(腕時計に視線を落とし、残り時間を確認する) 敵の撃破よりも"制圧"を優先するわよ!敵を攪乱して全員圏内へ!!(槍を握りしめて目的のクリスタルへと疾走する) 」 ムスカ「あれは…凄まじい破壊力を持つロボットの兵隊か…!?(奴を)食い止めろ!!(メノア、ミハリに続いて駆け出し、黒いフェイスへ発砲していく) 」 ユカリ「(激闘を制した彼女は肩で息をしていたが、大きく深呼吸をして呼吸を整える)……ラッサンブレ・サリュー。(たった一手取り違えば、散っていたのは―――そんなことを考えながら、誇り高い戦士に丁寧な一礼を捧げた。)"『 幻影の巨塔 』は、あなたたちを待っている"……?どういう意味なの?これは、ただのゲームじゃ……―――(場内の広場に黒いフェイスが落下した轟音に驚き、目を向ける)―――ここからじゃ、もう間に合わないか……。勝ってよ、みんな―――― 」 ザンギエフ(幻影)「しまった!後ろに………ごああああああああああああああああああああ!!!!(一瞬背後に気を取られたのが災いし、そのまま大口に飲み込まれる) 」 ウェルド「………何とか、カバーしつつ撃破に貢献出来ましたが、やれやれ………今度も大物ですか、ダメージが蓄積してるんですがね、参ったな……了解、攪乱ですね…!(刀を携え、黒いフェイスの側面に回り込むようにして位置取り) 」 サソリ「ファイアワークス!インサージェント!!(右手と左手の指を広げながら振るい、糸を躍らせる。その操演をもって、二機の傀儡が意志を持つように稼働し)面白ぇ。同じ絡繰り人形同士、いい刺激になるかもしれねーしな…… 」 うちはミハリ「ほいほいほいほい〜!!!(キショノックを黒いフェイスにくらわせる 」 黒いフェイス「 ブ ル ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! ( ザ ギ ィ ィ ィ イ イ イ ン ッ ! ! ! )(暴れ出すように、獰猛な爪を縦横無尽に払っていく。ムスカの銃撃をものともせず、ミハリのキックにも動じず、対峙する攻略組へ鋭利な爪を伸ばして斬り裂きにかかっていく) 」 メノア「拠点圏内へ突入!このまま押し通すわよ…っ!(拠点クリスタルの付近へ飛び込んでいく) 」 拠点クリスタル「 プレイヤーが『 拠点クリスタル 』圏内に入りました。これより、カウントを開始します。 (赤色をしているその結晶体の頭上にホログラムウインドウが展開され、「 40s 」(40秒)を起点に1秒ずつカウントを刻み始めた) 」 ウェルド「カウントダウン開始……!下手に援護に行くよりは、既に近くに居るプレイヤーの元に近寄らせない方を優先するべき、か……!ブン!!ガギン!!!ガキン!!(爪での攻撃を刀で防ぎつつ、逆に蹴りを入れてダメージを狙う) 」 ムスカ「くそぉ~~~!だが、制圧への道は開けた!来い、ロボットの兵隊!私が相手だ!(今度は顔面に向けて発砲を繰り返す) 」 戸珠「 ひぃん! ドリンクバ―とか回転寿司みたいにボスが追加される~~~やっぱりここは亡者が作り上げたあの世の入口で是が非でも私達を返さない気なんだぁ~~~~><(ひしぃっっと拠点クリスタルに両足でしがみつきつつも、両手は手癖のように素早く印を結ぶ) 【 結 】 (空間隔絶結界と、空間反転結界を二重に張り巡らせ、半透明のキューブがクリスタル県内を覆う) あっ!ユカリセンパイがいない……!うわぁ~~~置いていっちゃう……!置いて逝っちゃう!! 化けて出ないで先輩~~~~!!オハライシトコ シオパッパ 」 ファイアワークス『 ズ ォ ズォ ズ ォ (サソリの操演を得て、絡繰りが動作する。左腕の大筒が黒いフェイスの脚部を狙い、連射、連射、連射。花火の如く光を撒きながら、炸裂弾の炎がその巨体へ纏わりつく)』 インサージェント『ザ ザ ザ ザ ザ ザ(ファイアワークスの援護を受け、槍状に変形させた光剣を右腕から発生させながら黒いフェイスに向けて疾走。チャクラ糸に引かれて空中に躍り出すと突き出された爪を躱し、腕に取り付くように斬撃を刻みながら駆け上がると、顔面に向けて飛び立ち) ザ ン ッ(顎を跳ね上げるように、槍の穂先を打ち上げる)』 サソリ「ソォラァ!!(二体の傀儡を操演しながら拠点クリスタルの圏内に飛び込み、メノアの近くに陣取る)集中しろ、妨害はオレが弾く。傀儡二体操りながらでも「自分」は充分に使える 」 拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…―――――― (いつの間にか「赤」かったクリスタルは「黄色」へ変色し、そして今まさに「緑」に切り替わろうとしている) 」 黒いフェイス(幻影)「ギギィッ……ウザッてぇぜェェエエエ…ッ!!!(巨体故に様々な部位に攻撃を受けて火花を散らす)ムシケラ共がよォォ…!!ギュインギュインギュイン…)(背面の砲台に粒子エネルギーが収束し始める)―――― とっとと逝ねやァア!!!( バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ッ ! ! )(周囲に点在する妨害に徹する攻略組を焼き払わんと、円を描く様に砲台よりレーザーを放射した) 」 拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…――――― (クリスタルは「緑」に切り替わり、まもなく終わりへと近づいている―――) 」 メノア「――――!(拠点クリスタルの色が変色していく光景に目を細める) もうすぐ制圧完了できる!あともうちょっとだから、頑張って…ッ!! (レーザーの直撃圏内ではないものの、着弾の余波に思わず腕で目元を覆った) 」 ムスカ「くッ、すべて焼き払うつもりか!?しかしこの程度…ソドムとゴモラを滅ぼした天の火に比べれば…ッ!(ぎりぎりまで引き付けたレーザーを前に側転回避する) 」 サソリ「フン……(両腕の裾を捲り、腕からチャクラの盾を発生させレーザーを斜めに弾く。衝撃波に揺れながらもその場に陣取り続け)集中しろ 」 ウェルド「時間が無いようですね、向こうの制圧が上手くいってくれれば……っ!!(レーザーを飛び越える様に大ジャンプ)いやあ、どちらにしろ長くはもちませんね、こっちも!! 」 黒いフェイス(幻影)「無駄に足掻きやがってェ…ッ…!!こいつで終いだァァァァアアアアアアーーーーーッ!!!!( ギ ュ オ ッ ! ! ! )(レーザーを退かれて後退跳躍。そして、ジェット噴射を利用した猛スピードによる接近。その獰猛な爪を突き立てて攻略組を確実に突き刺さん勢いで迫ろうとするが―――――) 」 拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…――――― ピ コ ォ ー ン … ♪ (だが、その時だった。黒いフェイスが最後の抵抗を繰り出そうとしたまさにその時…拠点クリスタルの頭上にて「GAME CLEAR」のテキストが表示され、無事踏破を達成した攻略組へ送られる小さな花火が打ちあがった) 」 黒いフェイス(幻影)「 な゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ? (鋭利な爪がウェルドの体を貫く――――という寸での所で、鳴り響いたアナウンス音。ゲームクリアと同時にウェルドに触れようとしていた爪がその先端から消滅し、最後の抵抗が虚しく終わりを告げた)チ…チ……ッ…――――――チキショオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!!!!!(自我を宿した殺戮兵器は無念の内に断末魔を上げながら消滅していくのだった―――) 」 メノア「………お、終わった…っ…(脱力感でぺたりと尻もちをつくように座り込んだ) 」 エリノラ「ゲームクリア~~~!みんな!第15層、踏破完了だよ!よく頑張ったね…!それじゃあ、今回のバトルリザルトを発表しちゃうよ♪ 」 バトルリザルト ――― 拠点達成:戸珠 連撃数:サソリ 防御率:ウェルド 反撃数:ウェルド 支援力:サソリ 指導力:メノア 無傷:サソリ、戸珠 大損害:ムスカ 害悪(※チャオス-20):うちはミハリ エリノラ「それから…!今回の「MIP」の投票もオーディエンスの総評価から決まったよ!今回のMIPは~~…――――『 サソリ 』さんですっ!冷静な判断力で敵の行動パターンを推察し、その度に攻めと受けを臨機応変に切り替えながらもチームを導いた采配がすごいっていう声が多かったよ!自慢の傀儡人形もかっこいいと評判だって!今回のボーナスはサソリさんに贈呈しちゃいまーす! 」 ムスカ「はっはっはっ…!!貰ったチャオスを大事に持ってろ!!私の命と引き換えだ!!(要約:早く戻って回復したい) 」 ウェルド「(空中。既に回避は不可能な体制と悟り、刀で防御態勢を取る。その直後………)………お、わり……っとぉ……?(体制を崩しながらも、なんとか着地)……二冠、ですか……まあ、投げ技喰らった割にはいい所をもらえましたが……いやまあ、そうですね、僕も回復がしたい所です…… 」 サソリ「ほーう、MIPか。結構稼げたんじゃねーか……帰ったら色々作らねーとな……(傀儡を引き戻し、収納。首を鳴らしながら周囲を確認し)チャオスとやらで買えるものを確認しねーとな。デイダラもうるせーし…… 」 メノア「ふぅ……とにかく、感謝するわ貴方たち…(戦闘終了を受けて一息ついたところで、ふと目の前にある拠点クリスタルに視線を送る)………(『偏属性クリスタル』―――この幻影の巨塔にだけ発生する未知の結晶体… まだこれの解析は終わっていない。この結晶の仕組み、構造を理解できればゲームシステムの実態も知れるのかしら……) 」 うちはミハリ「(だる) 」 デイダラ(オーディエンス)「へへっ…やるじゃねーか、サソリの旦那。だが…オイラの芸術も負けちゃいねーぜ!こっちもこっちで次の攻略…ド派手な爆発をかましてMIPを狙ってみるか…!う☆ん (エントランスにてサソリたちの攻略を観戦していたが、納得したように頷くと踵を返していった) 」 戸珠「 こ、これで終わりじゃないんだよね………これからも苦しいこと、悲しいこと、怖いことがたくさん、上の階に行くほど不思議なあの世への入口があって、色んな人の無念とか開墾と向き合うことになって、やがてミイラ取りみたいに私もこのゲームの一分になるんだよね…………。ど、どうりで"参加するだけで高収入"なんておかしな話…………で、でも奢ってもらったファンタ代返すにはこうするしか…………ブツブツブツブツブツブツ(横にコテンと倒れ、口から伸びる吹き出しに細かいフォントの呪詛がつらつらと並んでいく) 」 すっくん(オーディエンス)「誇れミハリ、お前は強い 」 ― エントランス「円環の間」 プリペードスポット「Bonfire」 ― サディ「ようこそ、プリペードスポットへ。(いつもの服に白衣をまとった出で立ちで、パソコンのキーボードを打ち込む手を止めながら来客に)ここでは貯めたチャオスを使ってパワー、スピード、防御力、魔力といった要素を底上げするところよ。どんなカスタマイズにするかはプレイヤーであるアナタがたにお任せしてる。私は一切口出ししない。────と言いたいのだけれど(訪れた客の正体にメガネ奥の瞳を光らせる) 」 ルドゥラ「ザッ────(サディを見下ろすように佇み、どかりと椅子に座る)チャオスはある。早くやれ。 」 サディ「チャキ(メガネを指で直し)ずいぶんと規格外がきたわね。あ、言っておくけど悪い意味での規格外。……どういう意味だって顔ね? 私が教えられる部分でよければ教えるわ。────いい、よく聞いて? 簡潔に言えば、アナタはこの幻影の巨塔に嫌われているの。見てすぐわかった。アナタ、とんでもないほど弱体化喰らってるのね。なんでかわかる?(前かがみになるようにやや色っぽく艶やかな瞳をルドゥラに) 」 ルドゥラ「嫌われている?(怪訝そうな顔をし、なぜ弱体化を食らったのかを聞かれても首を横に振り)もったいぶるな。俺がそんなこと知るはずがない。俺は強さを求めるために、ここへきた。たとえゲームだろうと関係ない。 」 サディ「それよ。(いつの間にかしていたペン回し。そのボールペンをピタリと止めて先端をルドゥラに向ける)アナタのデータを調べた。本来ならありえない『再現不可』といわしめるほどの領域。かの大会で見せたのがその領域の一部。でも、それだけでもこの巨塔にとっては看過しがたい力。世界と一体化し、相手を斬り刻む。これ、一言でいえば世界というデータベースをそっくり乗っ取るってことにもなりかねないの。つまり、アナタが自由に力を使えば巨塔を掌握する恐れがある。巨塔はそれを許さなかったってわけね。つまり、レッドプレイヤー、とはいかないまでも、ブラックリストには載ってるんじゃないかしら。 」 ルドゥラ「………… …………(サディの話にしかめっ面をしながらも黙って聞いていた) 」 サディ「……それとね、この施設の恩恵はプレイヤーによっては様々なの。同じ量のチャオスでも、1ずつ上がるかと思えば、今ある実力の倍以上の数値まで上げられるプレイヤーもいる。……でも、アナタは違うわルドゥラ・ヤマト。……どれだけ貢いでも、すずめの涙程度にしか上がっていかないわ。ぶっちゃけた話、ここでチャオスを消費するくらいなら、武器や防具を買ったほうがずっと効率的よ。 」 サディ「(ずっと黙っているルドゥラを見ながらも、親身に対応する)プライド、か。馬鹿な男ね。そんなものでこのゲームを勝ち抜こうだなんて。今はこの調子でいい。でも20層以上はどうなるかしら? どれくらいのレベルの敵になるかどうかすらわからないのよ。……でも、そうねぇ、そういったものがご不満ならほかの手がある。────オーディエンスを味方につけるの。彼らの推しになって、スポンサーになってもらう。これなら──── 」 ルドゥラ「(彼女の話をさえぎるように椅子から立ち上がった)────邪魔したな(踵を返そうとする) 」 サディ「どうするつもり? このままいってもほかのプレイヤー差が広がるだけよ? それとも、どうせゲームでってあきらめる? ……わけないわよね。じゃ、そこで『覗き見てるお連れ』にもパワーアップしたいならウチにおいでって声かけといてくれないかしら? 」 ルドゥラ「────連れだと? 俺に連れは………(そう言いかけたとき、見えてしまった) 」 オンドゥライダーブレイド「… … … … ────(例のサイレン音を幻聴(BGM)にジィッとルドゥラを見ていた) 」 ルドゥラ「… … … … ──── 」 オンドゥライダーブレイド「… … … … ──── 」 ルドゥラ「 ルドゥラ「… … … … ──── 」 ルドゥラ「… … … … ────ナ ァ ァ ア ズ ェ ミテ ルンディスj ゥゥ ウ ウ !! 」 ルドゥラ「やかましい!!!(▼ ルドゥラ は ストレス値 が 上がった!) 」 カオスファンタズマ Re: / 胎動篇へ戻る