約 1,257 件
https://w.atwiki.jp/rwjbr/pages/35.html
と或る逆光のRendez-vous ◆2dNHP51a3Y 突風が吹いている。窓のない空間にも関わらず。 勿論人為的な突風だ、ほぼ密室空間に近い場所で自然的な風など在り得るはずもない。 ただ、それは突風と言い表すよりも適切な言葉がある。 それはまさしく暴風。一瞬の刹那で巻き起こる『圧』の放流。 風が吹き、陳列していた物品は弾け、吹き飛び、散る。 それを引き起こしているのは、中華風の白いパーカーを着込んだ一人の武人。 その額の小さな白毫が彼の闘争本能を示すかの如く濁り輝いている。 宛ら台風の目のように、その一挙一動で周囲を吹き飛ばす。風の中から見え隠れするその肉体は何十年何百年もかけて鍛えられた鋼の宝石、並の人間が生半可な努力や鍛錬で得られるような頂きでは無い。 「なるほど、手応えはある。」 武人が、瓦礫に埋もれた向こう側に語りかける。 瓦礫が払われ、その姿を現したのは赤い髪の目立つ一人の青年。 「あんたに褒められても何一つ嬉しくねぇよ、おっさん。」 そう一言吐き捨て、青年は武人へと再び目を向け、構える。 (……流石にこのまま相手の土俵の上で戦うのキツイな) 青年こと朝野太陽は内心では焦っていた。何かしら武器があるのならまだしも、今の自分は完全な無手。 それに相手は極致へと至っている武の達人。 (二刃姉さんと互角が、おそらくそれ以上か……) 夜桜二刃。太陽からして姉に当たる、夜桜家長女。合気と柔術を得意とする包容の白銀。 あの武人の実力はそんな二刃に匹敵するかも知れないと感じ取ってしまう。 「――そうか、ならこちらから行くぞ。」 瞼々、忽の速さにより生じた突風が周囲の残骸を吹き飛ばし、武人の剛拳が太陽の目前に迫る。 勿論、太陽は身を屈ませて回避、そのまま武人の拳を掴み遠くへ放り投げようとする。 「その程度か。」 それを見越した武人を左足でそのまま太陽の身体を蹴り飛ばし、別の壁を突き破りまたしても瓦礫が生まれ落ちた。 「―――。」 だが武人は警戒を辞めない。見え透いた小技で誤魔化せるような観察眼はしていない。 「悪いなおっさん。俺はあんたみたいな格闘家じゃなくて――」 瓦礫の向こうで声がして、吹き飛んだ瓦礫の山から、調理用の包丁をその手に持った太陽の姿。 「――スパイだ。」 ――夜桜古刀術 螺旋時雨―― 「ほう。」 螺旋を描き、太陽は武人へと突進。螺旋の範囲の適切回の判断が一瞬遅れ、回避こそ成功すれど武人の頬に切り傷が出来、血が垂れる。垂れた血を指で掬い、舌で舐め取る。 「精彩(やるな)。」 太陽の手に持った包丁が砕けたと同時に、武人はその言葉を満面の笑みと共に言い返した。 (やっと一撃って言いたいところだが、さっきの手はもう通じないだろうな) 先の店内での包丁を利用しての一撃は二度とは通じないだろう。もし仮にもう一度能動的に取りに行こうとしてもほぼ確実に阻止される。 だが相手は無敵の怪物ではないし、無限再生の狂人でもない、困難ではあるが勝てない相手ではないし、前提として別段勝つ事を最終目的とはしてない。 この武人から勝つか逃げるか、否、朝野太陽からすれば逃げるためには勝つしか無いのだ。 ◆ (及第点、としておこうか。) 朝野太陽を見定めながら、UNDER所属『不老』の否定者ファンは構えたまま思考を紡ぐ。 首領(ボス)から「『不運』を奪え」という指令が来た直後にこのような余興と、ファンにとっては期待感の方が遥かに勝っていた。 様々な世界を巻き込んだ殺し合い、死滅跳躍(バトル・ロワイアル)。数多数多の猛者たちが集うこの場所は殺し合いと言う名の登竜門。 これに滾らずして何が男か。血肉が滾り、強者を求めている。 袈裟姿の男の思惑、願望の成就、それがどうした? 強さという概念は、カタチの分からぬ願望器等に推し量れる在り方ではない。強さとは個が自ら鍛え上げ得るもの、そこに一切の余地はない。 故に殺す、殺し尽くした死出の血道の果てに最強の頂きを得るが為、それこそがファンの、力の求道者としての方針であり、固定概念であった。 このマルノヤなる建造物で目覚めたファンはすぐさま強者を求めて動き出した、古代遺物(アーティファクト)で無くとも何かしら使える武具を見つかればいいのだがと探し回っていたのだが、その最中で彼の目に止まったのが朝野太陽。 挨拶代わりの一撃とはこの事、だが朝野太陽は血の滲むような努力と六美への狂気とも等しい愛で唯の凡人から超人とまで成った夜桜家の成長株。 余裕までとは程遠いが既の所で察知し回避。なし崩し的に追撃し続けるファンに対し、それに応戦すると太陽という形でこの戦いの幕は開けたのだ。 時間は戻り、先手で動いたのはファン。 「……では改めて、行くぞっ!」 「……!」 一直線に踏み込み、その拳を太陽がいなす。姉ほどでは無いものの柔術の心得はある。 生死ギリギリの狭間であるが、ファンの殺意そのもの攻撃を潜り抜けられているのは今までの地道な鍛錬が実を結んでいる証拠だ。 (……小手先だけでなく他にも小細工はあるようだ) 自らの受け流す太陽に反撃の暇なく打ち込み続け、受け流すことに専念させながら違和感への思考を行うファン。 受け流された際に肌に増えた感覚の違和感、おそらく擬似的な防弾チョッキの役割も果たせる人工皮膚の類。 「……ふんっ!!」 一旦太陽から距離を置き、背後に散らばる物品による残骸の集合体を太陽に向けて蹴り上げる。 蹴り上げられた直後に太陽は最小限の動きで回避、まるである程度残骸の飛び方の軌道が分かっていたように。そのまま瓦礫に埋もれていたナイフをファンに向けて投擲、そのままファンに打ち落される。 (……さて、何処から来る?) 朝野太陽の姿は見えない。だが何処かにいるのは確実。ファンは周囲の警戒を辞めない。 (………っ!) 朝野太陽はファンの後ろにいる。 諜報機関ヒナギクにおける移動術「花踏み」。 地に舞い降りる花びらの如く柔らかな歩みで音と反発を吸収、無音でかつ最速での移動を可能とする歩法。 スパイとは情報戦、情報を制するものが場を制す。例えそれが不完全な付け焼き刃であろうとも。 「―――面白い歩法だな。俺が今迄戦ってきた武術家にそんな歩き方をするやつはいなかったぞ。が――」 視界にシェンがいないことに太陽が気付いた時には既に遅く。ファンは太陽の身体を飛び越えながら自らの身体を高速回転。着地と同時、勢いを保ったまま、太陽が反応する暇すら与えず、その背中で太陽にぶつかって ――捌廻山靠―― 「まだ足りん。一度死んで鍛え直せ。」 「ガ―――!?」 直撃、鉄山靠八連分の衝撃が太陽の身体に響き渡り、その身体はおおよそ人間が鳴らさない音を響き渡らせ、瓦礫の向こう側へと吹き飛び、轟音を打ち鳴らせ壁を破壊した向こう側へと叩きつけられたのであった。 「……が、存外暇つぶしには―――」 そう言い終わる直前、その違和感に気づいた。背中の感触が、人間にぶつかったと言うよりも、まるで鉄にぶつかったような感触。 「まだ隠し玉を仕込んでいたか。」 格闘家としての、長年生きていた経験からなる直感が告げている、先程の男はまだ生きている、と。 やはりここは楽しめそうだと、ファンは快楽にも似た感情で無意識に笑みを浮かべ足を進めていた。 ○ ○ ○ 「う~ん、これ以上の欲張りは危なそうです……」 同じく、轟音が壁の向こうから響き渡るあるマルノヤのあるエリア。桃色のお団子ツインテールを揺らして呟く一人の少女。 祓忍、香炉木恋緒。と言っても彼女の本領は武具開発の類であり、戦闘面はそこまで得意ではない。 彼女がこのエリアでやっていた事と言えば、簡単な話工具及び目ぼしい物品を集めていた事。 謎の袈裟男が話していた結界、その術式を破る為の第一歩として。 「今は最低限の道具は回収できただけでも良しとしますか。」 結界術『死滅跳躍』、ルール説明、会場、言葉が真実であること誓う『縛り』。 呪術を知らぬ香炉木恋緒から見ても強固かつ難儀な代物。 だがそれがどうした、機械であれ技術であれ術式であれ、この世に完璧など早々ありえない。 物事はトライ&エラー、その時点では完璧であろうとも、何れ弱点(オーバーホール)は生まれるものだ。 (これでも祓忍ですから、無関係な人たち巻き込まれたとなれば黙っちゃいられません。) 香炉木恋緒は職人であると同時に祓忍である。自分だけならいず知らず、祭里やすずまで巻き込まれて黙ってなんていられない。しかもあの比良坂命依のオモカゲことカゲメイすら軽々と巻き込んだ袈裟男の底知れ無さは計測不能。 それ以上に、名も知らぬ自分たちの世界を知らない一般人まで巻き込まれているかも知れない。自分は祭里のように戦いは得意ではない、だからこそ香呂木恋緒は得意分野でこの殺し合いに抵抗するするのだ。 道具は壊れてなんぼであるが、人の命は壊れてしまったら治すことすら出来ないから。 「それじゃあ、厄介事に巻き込まれる前にさっさと退散です。」 ここからでも聞こえる崩壊の轟音、どうあがいても碌な事ではない。 ただしそこに一般人が居るなら放ってはおけないので、最低限見つけたならば避難誘導を最優先はするつもりだ。 そそくさとマルノヤ内で回収した工具をバッグに仕舞い、入り口に繋がるエスカレーターに足を踏み出す。 エスカレーターは常時と変わらず稼働し続けているが、それに構わず急ぎ足。 下の階層の床に足を踏み出した瞬間、恋緒の眼前で何かが砕ける音が、飛び散る粉塵とそれに紛れて吹き飛ぶ赤い髪の誰か共に視界に入る。 「……これはちょっと遅かったみたいです。」 目の色を変え、吹き飛んだ誰かの元へ向かう。 何事も無ければよかったのだが、その何事が起こってしまった以上は仕方がない。 「そこのあなた、大丈夫です?」 「……ん……あ……あぁ。」 吹き飛ばされていたのは赤い髪の青年、何か大きな衝撃を喰らってここまで吹き飛んだと思われる。 恋緒の声を聞いた青年は起き上がり、命に別状はなさそうと恋緒はほっと息を撫で下ろした。 「無事で何よりみたいです。私は香炉木恋緒。事情とかは後で話します、もし自分で歩けるのなら早く――」 「………多分、もう遅いと思う。」 少年の言葉に、恋緒がはっと向こう側を見れば、砕けた壁と散らばる瓦礫を吹き飛ばし、ゆっくりとこっちに近づいてくる男が一人、恋緒の目に映し出されていた。 「……やはり生きていたか。」 少年が生きている事に男は何の疑問を抱いたすらおらず、その獰猛な狩人の如き視線を二人に向ける。 明らかに唯の人間がしてはいけない眼力に、思わず恋緒の身が竦む。 「ああ、死んでなんかいられねぇさ。俺にとっての『あたりまえ』がここにいるんだ。」 そんな男の獰猛さの波濤に対し、少年、朝野太陽は怯えることもなくただまっすぐに波濤の主を見つめていた。その瞳の奥に、桜を花開かせて。 ◆ 世界は広い、余りにも広すぎると実感させられる、太陽はその事実をその肌で実感させられていた。 あの武人の鉄山靠の際、自らの『開花』を使わざる得なかった事に。ダメージは抑えたにしても、骨の数本は明らかに折られたのは確実。 生身でありながら、『開花』のような異能もなしに、唯鍛え上げられただけの肉体で、この破壊力だ。 (試験の時の凶一郎兄さんの言葉が身に沁みるな……ッ) 己に対して恐ろしく辛辣なシスコン兄貴の事を嫌々思い出しながらも、一直線に正拳を叩き込んできたファンの攻撃を顔を揺らしギリギリの所で避ける そこから続く連撃を躱しながら、ファンを恋緒から引き離すように移動、膠着状態を続けながらも攻めの機会を伺う。 (まだ『開花』の事は気付かれてはないけれど、あいつの察しの良さじゃ次使ったら確実にバレる!) (俺の捌廻山靠を受けて無事だったあの耐久力。何かの否定能力か遺物の力か? が、タネさえ分かれば、ただ『硬い』だけならなんともでなろう。) 両者とも攻防の最中の思考。太陽の懸念通り、もしファンが自らの開花能力『硬化』にまで至れば何かしらの手段で突破される。その時こそ完全に勝機は0となり得る。 太陽の置かれた状況は圧倒的不利だ、せめて手元に八重があればもう少しは有利に戦いを運べたとなど思っても意味がない。 更に太陽にとって予想外な事として、吹き飛ばされた先にいた香炉木恋緒の存在だ。ファンが恋緒に襲いかからないと言う保証は全く無い。 (ここにあるやつじゃこいつに対して決定打どころか隙作りすらままならねぇ。なんとかして――) 「先の技はよく耐えた。ではこれはどうだ?」 思考中の太陽の顔面に向けてファンの裏拳、顔を横にずらし避けようとするが、その拳は直前で引っ込まれる。すかさず意図に気付いた太陽が受ける体勢を取ろうとするも既に遅し。 「本来なら両腕での技だが、別に片腕でもやれんわけではない、このようにな。」 ――弧撲―― ファンの右腕が太陽の身体を軽く押す。直後、太陽に凄まじい衝撃が迸り背後に吹き飛び、壁に叩きつけられる。 「が、はっ……ッ!」 嗚咽を漏らし、叩きつけられた太陽の身体が瓦礫の上に崩れ落ち、動かなくなる。 そしてファンは気付く、太陽の異能に。 「――単純な硬化、というわけか。内側にまで勁を流し込んだつもりだったがな。」 否定能力とは別種の力。交戦の際に気付いたことであるが、よく見れば太陽の目に桜の花が刻まれていたのは明確。 勁を防がれるのは少々いい意味で予想外であり、やはり多少は満足できる相手であるとファンは確信していた。 (容易に発動できるものではない。いや、手の内を明かさぬ用に心掛けていたいたか、良い判断だ。最初からそれが分かっていれば、俺ならもう少し工夫を凝らしていた。) 脳内にてそのように評価しながらも、既に倒した相手に興味はない。もう一度立ち上がって挑んでくると言うならそれもまた一興。 「さて、貴様はどうする?」 「……ッ!」 動かなくなった青年に背を向け、ただ黙って先程の戦闘を見るだけしか出来なかった香炉木恋緒に目を向ける。 「弱者に興味など無い、早々に失せれば今だけは助けてやる。」 恋緒を見下ろすファンの目は、宛ら獲物を見定める猛禽類の眼光、狩人の目だ。 「……あの少年は、どうするんですか?」 恐る恐る、恋緒が口を開く。目の前の武人は、自分がどうにかできる相手ではない。 仮にこの場に祭里や宗牙がいて、それでも勝てるかどうかすらも分からない。 それ程に相手は強い、並の妖なら文字通り素手で引きちぎってもおかしくない程にも。 「殺す。俺の強さの証明のためにな。」 ただ冷淡に、ファンはそういい切った。彼にとって参加者とは有象無象の壁であり、未知数の猛者でもある。自らが最強を示す為に、殺し尽くす事が当然の思考だと言わんばかりに。 「貴様はどうする? 今死ぬか、何れ死ぬか。」 明確な殺意を交えて、ファンは香炉木恋緒に選択を迫る。 どちらの選択肢もファン自らが殺すという宣言であることに変わりなど無い。 あれは虎だ、獲物に飢え、強さに餓えた血染めの虎だ。全てを食らい付くし、積み上げられた屍の山の頂上に立ち尽くすまで衝動を止める強さの獣だ。 「……どっちもお断りです。それともう一つ、やっぱりあの人を放っては置けませんっ!!」 拒否の言葉と共に、デイバッグから取り出した横に長い鉄塊のような長刀をファンに向けて投げつける。 当然の如く、ファンには単純な上半身の動きだけで避けられる。 「私だって祓忍! 祭里くんや宗牙くんみたいには強くないけれどっ!」 だがそんな事など承知の上。次に恋緒が取り出したのは2つのスーパーボール、それを上空に投げつける。 「たかが跳弾程度!」 先のスーパーボールは天井に当たれば跳ね返り、壁や瓦礫を跳ね回りながらファンへと迫る。 勿論それも読んでたとばかりに跳弾の軌道を予測し、その拳で撃ち落とそうとする。 「こんな所で彼を見捨てちゃ、みんなに顔向けできないですっ!」 「ぬ――!?」 スーパーボールが拳に当たった瞬間、爆発。 その隙に恋緒は向こうで倒れている太陽の身柄を回収しようと駆け出す。 (まだとっておきたかったけど、四の五の言ってられる場合じゃない!) 先のスーパーボールは、ボイルと呼ばれる殺し屋が使用していた特性爆弾、SBB(スーパーボール爆弾)。 恋緒にはそれが5発分支給されており、さっきので2発使った残り三発分。 流石にあの爆発の威力で無傷とはいかないから、その間にと恋緒が思った直後の事。 「……精彩(ヂンツァイ)、さっきのは中々に効いたぞ?」 砂煙の向こうからする、ファンの声。一瞬恋緒がその声に反応してしまい、横っ腹にファンの廻し蹴りが直撃。 「あ゛ッッッ!!」 痛みに唸り声を上げ、太陽が吹き飛ばされた場所へと転がり叩きつけられる。 香炉木恋緒が人生で初めて経験する激痛、悶え暴れないだけまだ幸運。 「……あ゛あ、もう、無理なんてするもんじゃない、です、ね……」 今更になって後悔、といってもほぼ自分の行動が招いた自業自得だ。 でも放ってなんておける訳がなかったから、仕方なかった。 「是结束(おわりだ)」 「あっ……」 迫るファンの拳。迫る死へのカウントダウン。 せめてさっきの少年には無事でいてほしかったなと、祭里やすずさんが無事だといいなと、香炉木恋緒は後悔と願いを抱き目を閉じる。 だが、いくら目を閉じたままでも死の感覚どころ、次に来るはずの激痛の感覚すらなく。 「……ありがとう、恋緒。さっきのあんたが投げてくれたやつのお陰で、なんとかなりそうだ」 「え?」 「な、にぃ……!?」 目を開けれみれば、先程恋緒が投げた塊のような長刀を、棍棒を叩き込むが如くファンに炸裂させその身体を天井へと吹き飛ばした、凛然と立つ朝野太陽の姿があった。 あの時恋緒が投げた支給品。それは夜桜家の次男、夜桜辛三が取り扱う彼特性の形状不定合金『鬱金』。 水の如き流動性と鋼の高度を併せ持つ、その扱いが非常に難しい特殊合金。 本来なら、武器や金属の性質を熟知した夜桜辛三だからこそ、この合金一つで数百の兵器を再現して戦うことが出来る。 並の人間がまともに取り扱うことなんて出来ない代物。支給されるに当たって長刀の形で加工済み状態で支給されていた。 それを偶然にも手に取った朝野太陽。太陽は辛三から武器の取り扱い等こそ学んでいるものの、辛三本人の技術に至るまでは届いていない。 夜桜辛三の開花は『破壊』、相手がどう動くか、どう使うか、弱点は何かを理解する。だが太陽は辛三のようには行かない。 だが、使えるものは使うしか無い。辛三のように『破壊』ではないが、『硬化』で強化して威力を最大限まで高めて、――殴った。 「……ありがとう、辛三兄。」 天井を突き破り、ファンの姿は見えなくなった。 太陽はこの場所にはいない兄に感謝し、胸を撫で下ろす。 「つッ……っ!」 「だ、大丈夫です!?」 「あ、ああ……骨の何本か折れてるのは確実なんだ、そっちこそ大丈夫なのか?」 「いえ、痛いのは痛かったですけれど……支障はありません。」 ファンとの戦いに終止符をうった事が引き金か、太陽は疲労とダメージから膝を崩す。 それを慌てて支えたのは恋緒。近づいた際に太陽から放たれたいい匂いに思わず少し顔が赤くなったが太陽は気付くことはなかった。 「……先程はありがとうございます。あなたがいなかったら私はどうなっていたか。」 「いや、いいさ。こっちこそごめん。巻き込んじまって、でも助かった。」 互いに感謝の言葉を掛け合い、肩を抱えながら二人はこの場所から出るために歩き出す。 お互いの話すことは脱出の最中でも構わない、今はまずここから出る事を優先する為、未だ多少の揺れが続くマルノヤの中を進むのであった。 ◆ ◆ ◆ 少し時を遡り、朝野太陽がファンと交戦していたのと同時期。 マルノヤの屋上駐車場にて激突し弾け飛ぶ閃光の輝き。 破壊を振り撒くその輝きはコンクリートの床をいとも剥がして飛び散らせる。 だがその破壊光を、その手ひとつで無力化する、一人の少女の姿があった。 巫女衣装を身にまとった少女のカタチをした憎悪の化身。悪意に押しつぶされた人と妖と架け橋となり得えたはずの成れ果て。人への憎しみを宿した或る少女の面影(アルターエゴ)。 「……その程度?」 「ぬぅぅ……!」 少女の無機質で無感情の、そう聞こえるようで本の少し興味心が湧いている低い声が響き渡る。 その声に対し、苦しそうに呻く、ボロボロの人形のような異質なピンク色の1つ目の異生物の姿が少女の暗く淀んだ黒い瞳に映り込んでいた。 少女の手には、その陰の気に似合わぬ、まるでニチアサあたりでありそうなカラフルで可愛らしい装飾がされたステッキ。 「……無様だね、破壊の神。素直に私の誘いを受け入れてればよかったのに。」 「ぬかせ小娘。貴様とてその道具を頼っているだけであろう?」 「否定しないよ、別にこれが無くてもあなたに負ける気なんて甚だ無いんだけど。どうせなら使えるものは使わないとね、このように――ねっ!!」 ステッキの先端より放たれる、黒い稲妻。それを異生物の1つ目から放たれた閃光が相殺しようとする。 が、その威力は歴然。閃光は黒に呑まれ、異生物の身体を焦がす。 「ぬ、お、おっっっっっ!!」 肉が焼ける感覚、鮮やかなピンクの所々が黒く焼け焦げていく。まるで生焼きだ。釣れた魚をそのまま焼いて食すように無慈悲な一撃。 黒い稲妻が収まり、破壊神と称された異生物が無様に倒れ伏す姿が少女の眼前にあった。 「……もう一度、提案するわ。私と手を組みましょう、破滅の神マグ=メヌエク。愚かな人の世を滅ぼすために。」 淡々とした少女の声。当初少女は目の前の破壊神とのファーストコンタクトは比較的温厚なものであった。 妖とは全く別種の存在。封印されし上位存在である混沌の神の一柱。 利用しようとした、人を見下す混沌の神と、人を憎む巫女の面影。利害関係での一致を望んでいたが、かの神はそれを否定した。 だからこそ決裂は当然であった、少女は神を殺すことにした。 結果は今の通り。万全ならばまだしも、今の破壊神では目の前の憎悪の塊を斃すには足りない。逆にこの様に追い詰められていくばかり。 「……何故そこまで下等生物(ニンゲン)共を憎む?」 今一度、破壊神は少女に問う。何故そこまでヒトが憎いのかと? 答えなど、等に察せたとしても。 「幾つもの時を経ても変わらず愚行を繰り返すヒトに意味なんてあると思うの? だったら一度終わらせた方が世界の為だとは思うけれど。」 「……見え透いた嘘を、貴様はただ憎いだけだろうに。」 「恐れられるだけが取り柄のお前たちがほざくのか?」 「なんとでも言え、貴様のソレは我からすれば幼稚な――」 「―――黙って。」 マグ=メヌエクら混沌の神は恐れ、崇められるが本来の在り方であった。 だがかの神は変わった、変えられたと言うべきか。一人の女子学生によって。 破壊するだけの力は、誰かを助ける為の力へと。 破壊神の言葉は、少女の憤怒を呼び起こすに十分であった。 恐れ敬われる存在である上位存在にはわかるものか、人と妖の架け橋となるべく生きてきて、人には何ら受け入れられる恐れられ差別され無惨に贄にされたこの気持ちが、たかが邪神ごときにわかってなるものか、と。 少女からのそれ以上の返答はなく、そのかわりとして破壊神に放たれた気を纏った黒折紙が襲いかかる。 それに対応すべく、破壊神は自らの身体より、一回り小さい彼自身の分体を生み出し対応。 分体によって放たれた光線と、黒折紙が激突し爆発。爆発の煙に包まれる中で、破壊神は少女が何処から襲いかかるかを見極める。 今の弱体化した身体以前に、度重なるダメージの蓄積でこれ以上の攻撃すらもまともに出来るかどうかの瀬戸際だ。明確に見極め、的確な一撃を与えなければならない。 少女の手に握られている見るからにポップなステッキ、あれは同じ混沌の神の一柱『ウーネラス』の摂理の力によって生み出された代物であることを知っている。 少女はあれを魔力のかわりとなる力で稼働させているが、そんなことはどうでも良い。 「……ねぇ、これ便利だね。妖巫女に取り憑かなくても。こーんなことも出来るんだって、ね!」 少女の言葉が聞こえた時に破壊神が気付くも既に遅し。 煙の中より生まれた、黒く迸る稲妻が、煙の中にいたマグ=メヌエクの身体を貫き通す。 「―――!」 言葉すら発する暇すら無く出来ずその直撃を喰らい、黒煙を上げて地面に倒れ伏す。 とどめを刺そうとステッキを向けた少女の回りに未だ生き残っていた分体の姿はあれど、浮遊する黒折紙が直撃し次々と消滅する。 それでも立ち上がろうとするマグ=メヌエクの姿を、無駄な行為だと呆れた視線で少女は見つめ、ステッキを構えてた。 「……遺言ぐらいは、聞いてあげるわ。」 既に勝敗は決した。だが人間でないもの同士のよしみで、遺言の時間ぐらいは許してやろうと、少女は手を抜いた。 どっちにしろ始末する、もうこいつに自分に抵抗できる余裕など無いと、高を括っていた。 「……貴様の過去に何があったか、我には知らぬ存ぜぬ所だ。」 「……」 「が、この世は貴様が思っているほど狭い世界ではないぞ。」 破壊神マグ=メヌエクは知っている。長き封印の果て落ちぶれた自分を拾った愚かな少女の事を。 畏怖せず、ただ一人の友だちとして、新しい家族として接してくる信徒(しょうじょ)のことを。 「我は知っている、愚かで知性のない、何処までも他人の為に尽くす、利己の願いを望まぬ我が第一の使徒を。」 マグ=メヌエクは破壊神であるが、それは勝手に誰かが名付け恐れただけに過ぎない。破壊神、混沌の神、破滅の神、邪神。誰かがレッテルを貼り付けて、勝手に畏れているだけ。 それでもマグ=メヌエクが破壊を齎す者であることは変わらない、誰かに願われて破滅を齎すだけどかの神は、或る少女との出逢いの得て変わっていった。 「……貴様は人の世を滅ぼすと言ったな。残念だがそれは阻止させてもらうぞ。」 「それはなんでかな?」 破壊神マグ=メヌエクは心は、既にたった一人の少女によって絆されていた。 「宮薙流々の『憂い』を、破壊する。貴様の望みは、流々の障害となるからだ。」 「ああそうなんだ。キミも、――人間ごときに絆されたか。」 少女の言葉に、呆れの籠もった憎悪が込められていた。 お前もそうなのかと、取るに足らない人間等に心動かされたか、当代の妖巫女のようにと。 「じゃあ、大人しく貴方が破壊されなさい―――ッ。」 ステッキに妖力を込め、放とうとして、背後の気配に気付き振り返り稲妻を放つ。 背後にいたのはマグ=メヌエクの分体。塵に還るそれを見向きもせず、本体の動きを見極める。 ――その本体は、禍々しき姿へと変貌して、その眼前に光を溜め込んでいた。 「―――!?」 別に少女は油断しきっていたわけではない。逃走か反撃の懸念は在った。 話の間に少しづつ力を溜め込んでなんて策も想定していた。 だが、それは余りにも溜め込みすぎている。彼女の想定以上に。 「……自滅するつもり!?」 「自滅なぞと。ただ限界以上に溜め込んだ力を貴様に向けて放つだけだ。」 破壊神の身体は膨張し続けている、全てを出し尽くさんと、風船のように膨らみ続けて。 最大の一撃を放つ事などわかりきっているが、その威力と範囲がどうなるかなど。 恐らく、この駐車場全てが吹き飛ぶほど。 「………っ!」 「……その愚かな頭を一度冷やすがいい、憎悪の面影。」 「―――――。」 前触れもなく、前兆もなく、それは発生した。 「な、ぁ゛………?」 破壊神マグ=メヌエクの身体が、崩れていく、その身体も、溜め込んだ力すらも。 「――――ぁ゛」 破壊神に、誰かの手が置かれた。 その刹那。破壊神は、本当の意味で塵へと変わった、塵は風に吹かれて散って、消えた。 再生することもなく、最初からいなかったように。 【マグ=メヌエク@破壊神マグちゃん 死亡】 少女は、比良坂命依のオモカゲことカゲメイは、その光景に、思わず息を呑んだ。 人妖でもなく祓忍ですらない誰か、ミイラのような、死人のような、そんな男。 「だ、れ……?」 震える口で、問う。さっきの破壊神よりも、よっぽど破壊神らしき力を秘めた、何かを。 男が、カゲメイに気付いて、視線を向ける。 その目は、同じだった。否定され続けた、世界の悪意に潰されそうになって、自分たち以外を全てを否定しようとした、その目だ。 「……?」 男はカゲメイの目を、じっくりと眺めていた。悍ましいものが包み込むような感触を、カゲメイは感じた。 逃げるべきか、隙を見て殺すべきか、数多の思考がカゲメイの脳内で巡り回る中で、男は口を開けた。 「……いい目を、しているな、お前。」 「………!」 意外な言葉を掛けられた。だが、それと同時にカゲメイは目の前の少年が同じ絶望を知っている事を理解した。 否定され、否定され、否定され続けて、ここまで堕ちて、壊れて、壊して、積み重ねて。 似て非なるもの、人とオモカゲ、本来なら敵同士、対立するもの同士。 なのに、それは、余りにも神々しく、黒く輝いてるように錯覚して。 「……ねぇ。一つ、良いかな?」 「……なに?」 「もしも私が今の世界を、人の世を滅ぼすとしたら、貴方は協力してくれ……る?」 カゲメイ自身が、自分の言葉に困惑していた。相手は人間だ、相容れない相手だ、なのに何故こんな協力しようなんて言葉を投げかけた? 分からない。分かるわけがない。だが、カゲメイ自身、彼という『悪のカリスマ』に、無意識に魅了されている事に、気付かないで。 『……ハハ。』 男が、笑った。何処までも空虚で、渇いているように見えて、愉快そうに。 「人の世だけなんぞみみっちいんだよ。どうせなら、『全部ぶっ壊せばいい』。ぶっ壊して、俺達が生きれる世界だけがありゃいい。」 ああ、そうか、と。カゲメイは理解した。 誰かのためになろう願ったのに、否定されて、助けてもらえなくて。 それが憎くて、全てを破壊しようとして、自分たちとその理解者さえあればいいと、そう願って。 「あと訂正だ。お前の思想は気に入ったが、俺がお前に協力するんじゃない。『君が僕に協力するんだ。』」 人間なんて、だと思っていた。だが、『これ』は違う、『悪』の魔王であるこの少年だけは、この人間だけは、親近感が持てた。 「……ええ。『私』は貴方に協力する。それでいいの?」 無意識に答えた、ヒトなんかと手を組むなんて、まさかだとカゲメイ自身も思っていた。 「それでいい。今は、な。」 それでも、彼の目に、嘘はなく。おのず自分の理想も、彼の理想も、行き着く先は違うものになるのか、それとも同じものになるのか、誰も分かるはずがない。 確かなのは―――同じく人の世を憎み、破壊しようとする者同士の、同盟が結ばれてしまったという事だけだ。 ◆ 『しかし、面白いことになったじゃないか、死柄木。』 (勝手に出てくんなよ、先生。) 『良いじゃないか、良い手駒が増えた。警戒すべきではあるけれどね。』 (………まあ、あの目は悪くはなかった。) 『かつての君にかな?』 (………) 『まあいいさ。それに、今回の殺し合いで、度々君の身体を借りる事になることを先に言っておくよ。』 (勝手に決めるな。) 『これは君の為でもあるんだ死柄木。この殺し合い、彼女やあの異形のようなのがわんさかいるとなれば、君だけでは手が折れるだろうからね。だからこれまで以上にサポートすることにするよ』 (……ケッ。) 大いなる闇の中、少年、死柄木弔の中で笑う影がある。 オール・フォー・ワン。個性社会最大の邪悪、悪の魔王は闇の奥底で、微笑んでいた。 【H-3/マルノヤ屋上/1日目・未明】 【カゲメイ@あやかしトライアングル】 [状態]:健康 [装備]:めっちゃファンシーな魔道具@破壊神マグちゃん [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2 [思考] 基本:現在(いま)の人の世を終わらせる。 1:祭里くんにすずちゃんもいるのかぁ……。ふふっ、どうしようっかな? 2:どうして彼(死柄木)に惹かれちゃったんだろ、私。……まあいいや。 [備考] ※参戦時期は最低でも7巻以降。 【死柄木弔@僕のヒーローアカデミア】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品3 [思考] 基本:現在(いま)の何もかもを壊す。 1:緑谷出久、お前は俺が壊してやるよ。 2:トガのやつ、無事だろうな。 3:こいつ(カゲメイ)は利用する。 4:――俺は先生の道具じゃない。 5:『面白いことになったじゃないか、それに彼女(カゲメイ)は興味深い』 [備考] ※参戦時期はタルタロス襲撃後。 ※個性『崩壊』の制限や、宿っているAFOの個性等に関しては後続の書き手におまかせします。 『支給品紹介』 【めっちゃファンシーな魔道具@破壊神マグちゃん】 カゲメイに支給。見た目ちっちゃい女の子向けおもちゃのやつ。 ただしウーラネス製の魔道具だけあって魔力があればすごいビームとか出せる。 カゲメイの場合は魔力の代わりに妖力で代用している。 ◆ ◆ ◆ 「本当にいたんだな、忍者って。」 「正しくは祓忍なんですけどね。」 マルノヤの外。戦場と化した大建物から脱出した朝野太陽と香炉木恋緒。 脱出の道中でお互い話せる範囲での情報の交換は行われていた。 と言っても太陽側は最重要シークレットである夜桜の血の事等は話していない。 夜桜家の根幹に関わる事でかつ、家の秘密そのものでもあるからだ。 ただしファンとの戦闘は見られてしまったため、大凡のことは恋緒に話さざる得ない空気になってしまったのは事実。主に『開花』等の異能とか、恋人である六美の事とか。 「でも羨ましいです太陽さん! その年で好きな人と結婚まで! 祭里くんですらすずさんとはそこまでディープな関係には至ってはないというのに、今祭里くん女の子なんですけどね。」 「さらっととんでもない情報が流れた気がする!」 恋緒が一番過剰に反応したのは勿論六美との関係のこと。幼馴染という関係性から紆余曲折あって彼女を守るために結婚し、鍛え努力してきたのが朝野太陽だ。 恋緒からすれば風巻祭里に対する感情は、過去に自分を選んでくれた事から、それに対する感謝として彼を支え続けるパートナーとしての気持ちだ。恋愛感情が無いと言えば嘘になるが、祭里にとっての熱風とは花奏すずである。だが幼馴染という関係性に勝る為にも彼女自身のアプローチも改良し続けるだけだ。 ちなみに祭里が現在女の子であることをこの時初めて太陽は知った、閑話休題。 「……なんて言ってる場合じゃないな、早く六美や四怨の事を探さないといけないんだった。」 「私も祭里くんやすずさんが心配ですから、一緒に探してくれると助かります。」 太陽にとって最優先は六美ら夜桜家の家族の安否だ。 百歩譲って凶一郎(クソ兄貴)はまあ大丈夫だろうという謎の確信がある、何なら「六美がいながら他の女とデートとはふざけた真似を。」といきなり現れて言って来ても全く違和感がない。 勿論、恋緒の仲間であり友人である祭里やすずの二人も一緒に探す事は確定事項だ。 懸念点は捕まえたはずのタンポポ幹部皮下真と、恋緒が話していた人の世を憎む妖巫女のオモカゲことカゲメイ。特に皮下がこの状況下でどう動くか不明瞭だ。 「そ、れ、に……太陽さんの武器も制作しないとです。」 「はい?」 そんな中で恋緒の唐突な言葉に思わず太陽はキョトンとなった。 「使いづらい武器よりも使いやすい武器! スパイだからって手に馴染むものじゃないとこの先戦いづらいでしょうし。私は職人ですから、戦闘にはあまり役立てなくても、こういう事で役に立たないと名折れですので。」 「恋緒、お前……。」 「それに、助けられたお礼は、まだ返しきれてないのです!」 それは単純な恩人への感謝と返礼、そして職人魂の奮起な部分でもあるのだが、その心遣いは素直に太陽としても有り難かった。 「それじゃ、頼むよ恋緒。」 「はいっ! では一旦ここから離れましょう! ……せっかくだから私の店もあればいいんですけれど。」 「……そう都合良くは無いんじゃないかな……?」 ※マルノヤ内部の一部フロアは崩壊したりしています。 【G-3/マルノヤ近く/1日目・未明】 【朝野太陽@夜桜さんちの大作戦】 [状態]:ダメージ(中)、一部骨折 [装備]:形状不定合金『鬱金』@夜桜さんちの大作戦 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考] 基本:六美や家族の皆を守り抜いて帰還する。 1:今は恋緒と共に行動。祭里やすずの事も探す。 2:皮下とカゲメイは警戒。 3:凶一郎兄さんは……うん、大丈夫だな! 4:あの戦闘狂(ファン)、一体何だったんだ……? [備考] ※参戦時期は銀級試験合格後。 ※恋緒とお互いの情報を交換及び共有し、祓忍や妖等の知識を得ました。ただし恋緒に夜桜家の根幹に関わる秘密は話していません。 【香炉木恋緒@あやかしトライアングル】 [状態]:ダメージ(小) [装備]: [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1。SBB(スーパーボール爆弾)@SAKAMOTO DAYS(残弾3/5)、マルノヤで回収した工具用の道具全般(内容は後続の書き手におまかせします) [思考] 基本:祓忍として、こんな殺し合いは見過ごせない。 1:結界の突破手段を模索する。 2:今は太陽さんと一緒に行動です! 3:祭里くんやすずさんが心配。 4:皮下真って人とカゲメイには最大限警戒。 5:太陽さんの為に何かしらの武器は作ってあげる。 6:もしかしたら会場内に私の店があるかもしれない? [備考] ※太陽とお互いの情報を交換及び共有し、夜桜家や開花等の知識を得ました。 『支給品紹介』 【形状不定合金『鬱金』@夜桜さんちの大作戦】 香炉木恋緒に支給。夜桜戦線の為に製造された夜桜辛三の新兵器。 数十種類からなる形状不定合金であり、水のような流動性と鋼の高度を持ち合わせる、扱いが非常に難しい金属。本来なら辛三の指先で数百種の兵器の再現が可能であるが、辛三以外での運用の難しさも考慮されてか支給される際に長刀に形成された状態で支給される。 【SBB(スーパーボール爆弾)@SAKAMOTO DAYS】 香炉木恋緒に支給。ボイルと呼ばれる殺し屋が自ら作成したスーパーボール型の爆弾。坂本曰く「ダサい」 爆弾の配合は過塩素酸カリウム10g、ピクリン酸4.8g、ペンスリット20g、ニトログリコール3.5g。 「夜桜六美、か。それが貴様の愛する女の名前だな、朝野太陽。」 朝野太陽と香呂木恋緒の会話とその背中を、誰も気付かれない場所でファンは聞いていた。 先程の一撃は効いた、血反吐を吐かされたの久しぶりだ。 「喜べ、朝野太陽。貴様は更に強くなれるぞ。」 愛するものがいるのならば、あの時負けたのは結果的に良かったことだ。 何故ならば、愛する者がいるというのなら、それを殺され絶望したその時こそ、更に強くなれるのだから。 「……俺がその夜桜六美とやらを殺してやるのだからな。」 夜桜六美を殺し、朝野太陽がその喪失に絶望した時、彼はさらに強くなる。強くなった彼に挑んで勝つ。 あの時と同じ様に、愛弟子の妹を殺した時のように。 「何れお前とも決着を付けてやろうか、シェン。」 名簿に載っていた愛弟子(シェン)の他、一応は仲間である『不治』リップ、そしてビリーの言っていた『不死』と『不運』。 「その前に、やることは余りにありすぎるがな。」 そう、愛弟子との決着以上に、この場所は愉しみが多すぎる。朝野太陽の事、それにまだ見ぬ強者のこと 快楽にも等しき未知への渇望を懐き、『不老』の戦闘狂は嘲笑(わら)うのだ。 【G-4/橋の上/1日目・未明】 【ファン@アンデッドアンラック】 [状態]:ダメージ(中) [装備]: [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考] 基本:己が天下無双であることの証明。 1:夜桜六美を殺し、朝野太陽を絶望を以て強くし、それを撃ち倒す。 2:愛弟子(シェン)との決着も付けたい所であるが、それ以上にやること愉しむ事が多い。 3:……せっかくだ、何かしら目ぼしい武具を見つけたいところだな。 [備考] ※参戦時期はビリーから不運捕獲の命令を受けた直後 前話 次話 ファミリー 投下順 まだ見ぬ未来 ファミリー 時系列順 まだ見ぬ未来 前話 登場人物 次話 START カゲメイ 人でないもの START 死柄木弔 人でないもの START 朝野太陽 武装戦線 START 香炉木恋緒 武装戦線 START ファン 武装戦線 START マグ=メヌエク GAME OVER
https://w.atwiki.jp/onjtrpg/pages/254.html
[メイン] GM 【影分身】どうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 よしやるぞ! [メイン] 杷 洋 飢渇とかは? [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 6[2,4] > 6 > 成功 [メイン] シキ あ、1点食らう! [メイン] シキ 妖術切るか… [メイン] 波久礼 喪乃 変調多くて処理が大変! [メイン] 杷 洋 あ、正確には猛毒と飢餓か [メイン] ネズ太郎 毎ラウンド1点はいるのか [メイン] GM そそ、ダイス共用だから確実に1点 [メイン] 杷 洋 じゃあ改めてこっちも分身! [メイン] 杷 洋 2d6-1 =5 ShinobiGami (2D6-1 =5) > 10[4,6]-1 > 9 > 成功 [メイン] GM ではプロットください! [メイン] GM 揃いましたどうぞ! [メイン] GM そして【影分身】の2人もう一度ください [メイン] 杷 洋 やべこれ悩むな…… [メイン] GM どうぞ! [メイン] GM ではプロット6、杷から! [メイン] 杷 洋 キッツ [メイン] 杷 洋 あー……奥義で [メイン] GM まず破り [メイン] 杷 洋 対象はシキ [メイン] シキ 破る [メイン] 輪廻の蛇 破る [メイン] シキ いや無理だわこれ・・ [メイン] シキ やぶらない(スン… [メイン] 輪廻の蛇 8で [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =8 ShinobiGami (2D6 =8) > 6[1,5] > 6 > 失敗 [メイン] 輪廻の蛇 んぎゃあ [メイン] シキ 滅びの【範囲攻撃】で相殺! [メイン] 波久礼 喪乃 破るか [メイン] シキ ネズ太郎以外は可能 [メイン] シキ 《絡繰術》だ! [メイン] 杷 洋 からくり術どう?いける? [メイン] 片須 貞也 破るゾ~情報戦によって8は7 [メイン] ネズ太郎 見切り判定しよ [メイン] 波久礼 喪乃 6やねこちらは [メイン] シキ 【情報戦】覚えててえらいぞ~ [メイン] 片須 貞也 わぁい [メイン] シキ 修正あるかな? [メイン] 杷 洋 ごめんだけどこっちは破らない。修正どっち欲しい? [メイン] 波久礼 喪乃 ワイはファンブル値的にあってもあれやから 投げるなら片須ニキかな? [メイン] 片須 貞也 5,7でいくのと6,6で行くのどっちがいいか [メイン] 杷 洋 あーそっか [メイン] 杷 洋 片須さんに修正! [メイン] 片須 貞也 あっF値あるのか [メイン] シキ 確率論の時間だ! [メイン] 波久礼 喪乃 まあ6ならいけるでしょ(慢心) [メイン] 片須 貞也 確率論ないです [メイン] 杷 洋 頼むよ~ [メイン] GM ではどうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 3[1,2] > 3 > 失敗 [メイン] GM その後ネズ太郎の見切り判定で [メイン] GM アッ [メイン] 波久礼 喪乃 は??? [メイン] 杷 洋 おっやべえな [メイン] 片須 貞也 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 7[3,4] > 7 > 成功 [メイン] ネズ太郎 2D6>=5 見敵術の見切り4→5で! ShinobiGami (2D6 =5) > 11[5,6] > 11 > 成功 [メイン] 片須 貞也 よし [メイン] 杷 洋 とりあえず破りはした [メイン] ネズ太郎 おおん [メイン] シキ 3点だね… [メイン] 杷 洋 何をしてくる……? [メイン] 片須 貞也 やったか!? [メイン] シキ ここは「食らう」… [メイン] ネズ太郎 ほほう… [メイン] 杷 洋 ほう……? [メイン] シキ 3点ダメージ!!! [メイン] 片須 貞也 ちょっと待って聞いてない [メイン] シキ だが同プロットで行動はできる [メイン] シキ 奥義! [メイン] 杷 洋 来るか?来るよな? [メイン] シキ 依白染【ヨリシロニソマレ】 [メイン] シキ 追加忍法/増やし/回数制限 《呪術》 [メイン] シキ クイーンを目標に【虹海月】を使用 [メイン] シキ 自分の手番に使用できる。キャラクター1人を目標に選ぶ。目標が受けている変調を全て回復し、自分がそれと同じ変調を受ける。受けた変調の数と同じだけ自分の生命力を回復する。 [メイン] 波久礼 喪乃 うおっ!虹海月か! [メイン] ネズ太郎 変調漬けが! [メイン] 片須 貞也 杞憂だったか、でもこっちもやべぇ [メイン] シキ 重傷呪い呪い忘却マヒを引き受け5点回復、【朽気】の効果で接近8点追加 [メイン] 片須 貞也 呪い吸精とか役に立たな過ぎて笑っちゃうんすよね [メイン] シキ 呪いやマヒは振り直すよ [メイン] シキ 【虹海月】の判定は【夜雀】で自動成功! [メイン] 杷 洋 あー、炎刃予約で [メイン] シキ 処理的に1+5-3になって、現状の【生命力】は3 [メイン] シキ 器術忍術妖術を残す [メイン] 杷 洋 呪いとマヒの処理終わったらこっち振りますね [メイン] GM オッスオッス [メイン] シキ 1d6 マヒ ShinobiGami (1D6) > 6 [メイン] シキ 1d13 呪い ShinobiGami (1D13) > 3 [メイン] シキ 1d12 呪い ShinobiGami (1D12) > 9 [メイン] シキ 《砲術》、【黒雨】、【魔界工学】 [メイン] 杷 洋 魔界工学消えるのか…… [メイン] GM では【炎刃】どうぞ [メイン] 杷 洋 2d6-1 =7 ShinobiGami (2D6-1 =7) > 3[1,2]-1 > 2 > 失敗 [メイン] GM はい [メイン] 杷 洋 知ってた [メイン] 波久礼 喪乃 凪か…! [メイン] シキ 攻撃権を消費しないので殴っちゃうぞ [メイン] 杷 洋 こいこい [メイン] シキ この段階でもらった変調は適用されないので、接近4点のまま [メイン] ネズ太郎 やべぇよやべぇよ [メイン] シキ そんで特技がこの時点では忍術だけか…杷に《香術》の接近戦で [メイン] シキ 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 9[4,5] > 9 > 成功 [メイン] シキ アハハ! [メイン] 杷 洋 目標6だけど野望とかF値とかいろいろあるから7ね…… [メイン] 波久礼 喪乃 …切るか [メイン] 杷 洋 ん? [メイン] GM お墓の準備ができてなかったらごめんなさいね… [メイン] 波久礼 喪乃 奥義使うわ!凪っててもいけたよな確か! [メイン] GM いいぞ!演出どうぞ! [メイン] 杷 洋 まだ凪ではないしね! [メイン] 波久礼 喪乃 「こっちも見てられないっすよ…!」 [メイン] 波久礼 喪乃 【煙爆】 判定妨害 隠行術 [メイン] 波久礼 喪乃 煙幕の爆弾で辺り一帯煙に包む! [メイン] GM 出目が4,1になり逆凪! [メイン] シキ 使うよー!神通丸! [メイン] シキ 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 9[4,5] > 9 > 成功 [メイン] シキ 退ける! [メイン] 片須 貞也 出目で殴ってきやがる… [メイン] シキ ヒーローはダイスの女神なんかに負けたりしない! [メイン] ネズ太郎 6プロでやりますね… [メイン] 杷 洋 じゃ、いくぜ [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 杷 洋 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 9[4,5] > 9 > 成功 [メイン] GM やりますねぇ! [メイン] 波久礼 喪乃 うおおおおおおおおお!!!! [メイン] ネズ太郎 ええぞ!! [メイン] GM そして【虹海月】の見切り判定する人はどうぞ! [メイン] 杷 洋 するぞい [メイン] 片須 貞也 僕もしゅる~ [メイン] 波久礼 喪乃 まだこっちまで回ってきてないからするぞい [メイン] ネズ太郎 やるやる~ [メイン] GM 判定どうぞ!さっきと同じで《見敵術》プラス2 [メイン] チャック 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 5[1,4] > 5 > 成功 [メイン] 片須 貞也 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 3[1,2] > 3 > 失敗 [メイン] 杷 洋 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 7[1,6] > 7 > 成功 [メイン] ネズ太郎 2D6>=5 ShinobiGami (2D6 =5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復) [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =8 ShinobiGami (2D6 =8) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復) [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =9 ShinobiGami (2D6 =9) > 7[2,5] > 7 > 失敗 [メイン] ネズ太郎 ダイスのってきた [メイン] 輪廻の蛇 ヒャハハハハァ! [メイン] 杷 洋 なんだァ……? [メイン] ネズ太郎 スペってたの蛇やんけ! [メイン] 波久礼 喪乃 蛇までのってきたぞ! [メイン] GM ネズ太郎とクイーンは1点回復! [メイン] ネズ太郎 あっスペであってた [メイン] 杷 洋 ってかさりげなく揺音に参加してるんじゃねえ! [メイン] GM かわいい [メイン] GM 1プロだから振り得振り得ゥ! [メイン] ネズ太郎 器術で! [メイン] GM では6プロの攻防終了、変調と杷、喪乃ちゃんの逆凪が適用 [メイン] GM プロット5喪乃ちゃんパスですね [メイン] 波久礼 喪乃 せやね [メイン] チャック プロット4チャックもパス [メイン] GM プロット3ネズ太郎! [メイン] 杷 洋 こっちも凪ってるから破り、頼むぜ…… [メイン] ネズ太郎 届くのがチャックくらいしかおらん… [メイン] GM サンドバッグになる約束よ… [メイン] 杷 洋 奥義は届くんじゃない [メイン] 片須 貞也 とどめささなきゃ殴ってもいいがスペ出すのはNG [メイン] GM とどめ取られたら味方に矛先向くぞ [メイン] ネズ太郎 スペなんてそうそう出ないから殴っとくか [メイン] 片須 貞也 おっそうだな [メイン] 杷 洋 当たり前だよなぁ? [メイン] GM あたりまえだよなあ [メイン] 波久礼 喪乃 さっき出したからもう出んやろ! [メイン] GM 【陽炎】【密勁】かな [メイン] ネズ太郎 陽炎密頸で! [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] ネズ太郎 2D6>=5 ShinobiGami (2D6 =5) > 11[5,6] > 11 > 成功 [メイン] ネズ太郎 2D6>=5 ShinobiGami (2D6 =5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復) [メイン] 片須 貞也 はい [メイン] ネズ太郎 は????? [メイン] GM 草 [メイン] 杷 洋 はい [メイン] 波久礼 喪乃 出とるやんけ!出とるやんけ! [メイン] 片須 貞也 ネズ太郎…お前を殺す [メイン] ネズ太郎 邪魔だぁ!!そこは俺の半径だぁ! [メイン] GM 回復できるよ!やったねネズ太郎! [メイン] ネズ太郎 殺したらごめんな [メイン] GM ではダメージロールどうぞ… [メイン] 波久礼 喪乃 ネズ太郎倒すんじゃあ使命達成出来んのよなあ…向くのワイらでは??? [メイン] GM あ [メイン] GM また特技指定してないじゃん… [メイン] ネズ太郎 あーー!これは振り直しですねえ!!! [メイン] 片須 貞也 生きてる…生きてるゥ~! [メイン] GM 草 [メイン] GM ガバの功名… [メイン] 波久礼 喪乃 これは草 [メイン] GM 特技指定して振り直しどうぞ! [メイン] ネズ太郎 歩法で! [メイン] 杷 洋 もう顔中草まみれや [メイン] GM 撮れ高 ですよこいつは… [メイン] ネズ太郎 2D6>=5 ShinobiGami (2D6 =5) > 7[2,5] > 7 > 成功 [メイン] ネズ太郎 よしよしよし… [メイン] 片須 貞也 コメ稼ぎポイント [メイン] チャック チャックは回避をしない…ひたすら耐える… [メイン] チャック 【月影】込みで接近1点射撃1点、wtどうぞ [メイン] チャック 1d6 ShinobiGami (1D6) > 4 [メイン] チャック 戦術体術 [メイン] チャック あ。ごめん [メイン] ネズ太郎 wt ShinobiGami 変調表(2) > マヒ 修得済み特技がランダムに1つ使用不能になる。1サイクルの終了時に、《身体操術》で成功するとこの効果は無効化される。 [メイン] チャック マヒだから1d6だわ [メイン] ネズ太郎 「邪魔なのだ!」後ろから腰骨あたりに殴りこむぞ [メイン] チャック 振り直しオナシャス! [メイン] ネズ太郎 1D6 ShinobiGami (1D6) > 5 [メイン] GM 腰骨で草 おっちゃんのそこは… [メイン] チャック 《遁走術》 [メイン] ネズ太郎 ぎっくり腰にしてやる… [メイン] 片須 貞也 「おい何をしている、お前が可哀そうなこの男を痛めつけたがっているとは思わなかったぞ」 [メイン] チャック 「…ぐ…ケ…っ」 [メイン] GM 邪魔なのは確かなんだよなあ [メイン] ネズ太郎 「どの口が言うのだ。でもネズ太郎にそんなの関係ないのだ、悪をつぶすのだ」 [メイン] ネズ太郎 でもこれ片須さんが悪だわ…手番おわりで! [メイン] 杷 洋 怖くないやつだけが悪人なんだよ [メイン] GM ではプロット1、片須! [メイン] 片須 貞也 「ふん、お前も所詮は夢の中で遊んでいるに過ぎない…やりたいなら構わんが俺の分は残しておけよ」 [メイン] 片須 貞也 蛇君に痛打内縛陣で [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 片須 貞也 2d6 =5 痛打 ShinobiGami (2D6 =5) > 9[4,5] > 9 > 成功 [メイン] 片須 貞也 2d6 =4 内縛陣 ShinobiGami (2D6 =4) > 3[1,2] > 3 > 失敗 [メイン] 片須 貞也 はい [メイン] 輪廻の蛇 ^^ [メイン] 杷 洋 仕方ないね [メイン] 波久礼 喪乃 吸われたか [メイン] 輪廻の蛇 ではクイーン [メイン] 輪廻の蛇 自分 奥義 いいすか…? [メイン] 杷 洋 ないです。 [メイン] 輪廻の蛇 『輪廻転生』 [メイン] 輪廻の蛇 不死身/目覚め/回数制限 《憑依術》 [メイン] 片須 貞也 目覚めだ!目覚めだ! [メイン] 輪廻の蛇 ヒャハハハハァ! [メイン] 杷 洋 うおおお!うおおおおおおおお! [メイン] 輪廻の蛇 行くぞおおおおお [メイン] 片須 貞也 おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! [メイン] 輪廻の蛇 1d6-1 ShinobiGami (1D6-1) > 1[1]-1 > 0 [メイン] ネズ太郎 うおおお目覚め最強!目覚め最強!!! [メイン] 輪廻の蛇 ふふっ [メイン] 波久礼 喪乃 やっぱ目覚めってクソだわ [メイン] 杷 洋 目覚め最強!!!目覚め最強!!!!!! [メイン] 片須 貞也 目覚めってダサいよな、やっぱ定めだよ [メイン] 輪廻の蛇 なんやこのクソ奥義!!! [メイン] 輪廻の蛇 じゃあ逆凪の杷に【狂骨】【悪党】だぁ [メイン] 杷 洋 やめろお前 [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 9[3,6] > 9 > 成功 [メイン] 輪廻の蛇 ヒャハハハハァ!忍具よこせ! [メイン] 杷 洋 あー兵糧丸が! [メイン] 輪廻の蛇 持っていかれたっ…! [メイン] 杷 洋 野望治せないやん。どうしてくれんのこれ? [メイン] 輪廻の蛇 出し惜しみしたな… [メイン] 輪廻の蛇 手番終了! [メイン] 片須 貞也 野望を抱いて溺死しろ [メイン] GM ではプロット0 [メイン] シキ 出目強すぎて逆凪してないんだわ… [メイン] シキ うーん、重傷回復するか… [メイン] シキ 【外法炉】の効果で忍術を消して重傷を回復! [メイン] シキ じゃ、攻撃目標はランダムで決めますね… [メイン] シキ choice[喪乃,杷] ShinobiGami (CHOICE[喪乃,杷]) > 喪乃 [メイン] シキ 喪乃ちゃん!受け止めて! [メイン] 杷 洋 マズいな…… [メイン] シキ あっちょっと待って?接近戦使ったし黒雨呪われてるし《砲術》消えてるわ [メイン] 波久礼 喪乃 やべえな…! [メイン] 波久礼 喪乃 あっ [メイン] シキ 代用で【雷火】! [メイン] シキ 野望で7 [メイン] シキ 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 5[2,3] > 5 > 失敗 [メイン] シキ あああああ!!!!! [メイン] ネズ太郎 はい [メイン] 波久礼 喪乃 はい刃隠 [メイン] 片須 貞也 鬼影… [メイン] 杷 洋 はい、というわけでね [メイン] シキ 妖術… [メイン] 波久礼 喪乃 「甘いっすよ!」シュッ [メイン] シキ 「…信じていたよ。君ならかわせると」 [メイン] シキ 兵糧丸で残刃を回復、残りの兵糧丸で妖術を回復! [メイン] 波久礼 喪乃 これで忍具使いきらせたか…! [メイン] シキ そして飢餓と猛毒で再びなくなります… [メイン] 杷 洋 病気ってのは怖えなあ [メイン] シキ くそうピーキーすぎるぜ性能が [メイン] GM では4ラウンド目、【影分身】どうぞ! [メイン] 杷 洋 いきます [メイン] 波久礼 喪乃 いくゾ [メイン] 杷 洋 2d6-1 =5 ShinobiGami (2D6-1 =5) > 2[1,1]-1 > 1 > ファンブル [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 6[3,3] > 6 > 成功 [メイン] GM 草 [メイン] 波久礼 喪乃 あっ [メイン] 片須 貞也 おっファンブル表だな [メイン] ネズ太郎 おっと [メイン] 杷 洋 やべぇよやべぇよ [メイン] GM ftを振るのじゃ [メイン] 杷 洋 FT ShinobiGami ファンブル表(3) > 情報が漏れる! このゲームであなたが獲得した【秘密】は、他のキャラクター全員の知るところとなる。 [メイン] 片須 貞也 無傷 [メイン] ネズ太郎 セーフ [メイン] 波久礼 喪乃 実質無害 [メイン] GM もう出そろってんだよなあ [メイン] 杷 洋 うっわーバレちゃったよ [メイン] GM こんな時に何情報漏らしてんですか! [メイン] GM ではプロットください! [メイン] 片須 貞也 一応TKの秘密をネズ太郎持ってなかったんじゃないか? [メイン] GM あっそっかあ、もう意味ないけど晒すわ! [メイン] ネズ太郎 こんなところにTKの秘密のメモ書きが! [メイン] GM 『輪廻の蛇』に寄生されており、自覚はないが『輪廻の蛇』の利益となる行動をするよう操られている。 番組に協力した目的は、止めに来た者も含め集まった優秀な忍びに『輪廻の蛇』を寄生させ勢力を拡大すること。 使命は『輪廻の蛇を優秀な忍びに寄生させる』ことである。 各サイクルの終了時に、このキャラクターは従者「スナイパー」と共にランダムでPC1人に戦闘を仕掛ける(感情もしくは居所による乱入可能)。 このキャラクターが戦闘脱落した場合、残っているPCの中からランダムに『輪廻の蛇』を寄生させる。一度でもこの条件が満たされると、以降このイベントは発生しない。 『輪廻の蛇』に寄生されたキャラクターは秘密が更新される。 [メイン] GM 更新される【秘密】 [メイン] GM あなたは『輪廻の蛇』に蝕まれつつある。今はかろうじて自分の意志で動くことができるが…。 クライマックスフェイズ開始時に、あなたの使命は『輪廻の蛇を勝者にすること』に変更される。 [メイン] GM 以上です! [メイン] ネズ太郎 はえ~なるほど [メイン] GM 揃いましたどうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 5いきます [メイン] GM プロット5、喪乃ちゃんからどうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 隠行術で接近戦!シキちゃんに! [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 8[4,4] > 8 > 成功 [メイン] シキ 奥義! [メイン] シキ 『キャット チョコレート』 [メイン] 杷 洋 最後の奥義だな…… [メイン] ネズ太郎 かわいい [メイン] 波久礼 喪乃 ようやく三つ目か…! [メイン] シキ 判定妨害/揺らめき/回数制限 《香術》 [メイン] シキ 緑と紫の毒ガスで迎撃! [メイン] 波久礼 喪乃 「うっ…これはちょっとキツイっす…」 [メイン] GM 振り直しなければ逆凪、さらに接近1点! [メイン] 杷 洋 神通丸か遁甲符ないか~ [メイン] 波久礼 喪乃 (振り直し)ないです [メイン] ネズ太郎 投げられるものはない… [メイン] 片須 貞也 ないね [メイン] GM だいたいみんな兵糧丸と神通丸だからな [メイン] GM では1d6どうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 1d6 ShinobiGami (1D6) > 4 [メイン] GM 謀術 [メイン] 波久礼 喪乃 セフセフ [メイン] 波久礼 喪乃 手番終了! [メイン] 杷 洋 セーフなんだけどここ失敗はキツイねぇ [メイン] GM ではプロット4 [メイン] 片須 貞也 あっおい待てい [メイン] 片須 貞也 見切り判定あるゾ~ [メイン] 波久礼 喪乃 あ、ほんまや [メイン] GM 忘れてたわ!どうぞ [メイン] チャック 2d6 =4 ShinobiGami (2D6 =4) > 7[3,4] > 7 > 成功 [メイン] 片須 貞也 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 8[3,5] > 8 > 成功 [メイン] ネズ太郎 2D6>=5 ShinobiGami (2D6 =5) > 7[3,4] > 7 > 成功 [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 5[1,4] > 5 > 失敗 [メイン] 杷 洋 2d6 =4 ShinobiGami (2D6 =4) > 6[3,3] > 6 > 成功 [メイン] 波久礼 喪乃 ワイだけかい! [メイン] 輪廻の蛇 イクゾオオオオ!ムカ着火【地獄】おおおお [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 3[1,2] > 3 > 失敗 [メイン] 片須 貞也 やめてください!チャックが死んじゃう! [メイン] 輪廻の蛇 そいや!!!! [メイン] ネズ太郎 草 [メイン] 杷 洋 はい [メイン] 波久礼 喪乃 はい刃隠 [メイン] 輪廻の蛇 こいつ…ボスなの…???? [メイン] 輪廻の蛇 残り4点! [メイン] 片須 貞也 うおおおおおチャックに魔の手が及ぶ前にさっさとこいつを殺せ! [メイン] 輪廻の蛇 手番終了 です… [メイン] 輪廻の蛇 あ、いや不死身するわ [メイン] 輪廻の蛇 《憑依術》!破ってみろや! [メイン] 杷 洋 うおおおおおお! [メイン] 片須 貞也 破る! [メイン] 波久礼 喪乃 やるだけやる! [メイン] ネズ太郎 破るゾ [メイン] 片須 貞也 千里眼の術から6 [メイン] 杷 洋 一応破るか…… [メイン] GM 喪乃ちゃん逆凪だゾ [メイン] 片須 貞也 情報戦入って5 [メイン] 波久礼 喪乃 10です(´・ω・) [メイン] 杷 洋 見敵術から9の10 [メイン] 波久礼 喪乃 あ、あかん忘れてた [メイン] ネズ太郎 8で野望の9 [メイン] GM ではどうぞ! [メイン] 片須 貞也 どうせモノちゃん振れないからこっちに修正ください [メイン] 杷 洋 あいよ! [メイン] 片須 貞也 よし、4だ! [メイン] 波久礼 喪乃 がんばえー [メイン] ネズ太郎 2D6>=9 ShinobiGami (2D6 =9) > 10[4,6] > 10 > 成功 [メイン] 片須 貞也 2d6 =4 ShinobiGami (2D6 =4) > 7[2,5] > 7 > 成功 [メイン] 杷 洋 2d6 =10 ShinobiGami (2D6 =10) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復) [メイン] 杷 洋 わーい [メイン] GM なんだお前ら!? [メイン] ネズ太郎 目覚めさせない [メイン] 輪廻の蛇 冬眠します… [メイン] 杷 洋 うおおお!目覚め最強!不死身目覚め最強! [メイン] 波久礼 喪乃 ステージにすら立たせない… [メイン] シキ じゃあ行きますね… [メイン] 杷 洋 やべぇよ……朝飯食ったから…… [メイン] シキ まず【追加忍法】の【虹海月】をチャックに [メイン] シキ 破る人どうぞ!《呪術》! [メイン] 杷 洋 破ろうかな [メイン] 片須 貞也 見切ってないので破れません [メイン] シキ 2人だけじゃな [メイン] 波久礼 喪乃 破って~! [メイン] ネズ太郎 遠いね~10 [メイン] 片須 貞也 修正いるか? [メイン] GM 野望組よ… [メイン] 杷 洋 11だよ!無理だよォ! [メイン] GM ではどうぞ! [メイン] ネズ太郎 2D6>=10 ShinobiGami (2D6 =10) > 10[5,5] > 10 > 成功 [メイン] 杷 洋 片須さんの修正は貰う…… [メイン] 片須 貞也 うおおおおおおおおおおおお [メイン] GM !!!???? [メイン] 片須 貞也 じゃあ修正するわ [メイン] ネズ太郎 FOOO↑↑ [メイン] 杷 洋 2d6 =10 ShinobiGami (2D6 =10) > 9[4,5] > 9 > 失敗 [メイン] 波久礼 喪乃 可愛いは正義なんやなって [メイン] 杷 洋 まあ処理はするけどどのみちね [メイン] GM なんだこいつ~~!!! [メイン] 輪廻の蛇 じゃあ奥義見せたろか? [メイン] 輪廻の蛇 『マザーボード』 [メイン] 輪廻の蛇 判定妨害 《歩法》 [メイン] 輪廻の蛇 クラッキングじゃい!ネズ太郎の中身見せて! [メイン] 片須 貞也 モノちゃんの修正まだあったじゃん、これを貰っていれば… [メイン] GM うかちゅ [メイン] 波久礼 喪乃 あ [メイン] ネズ太郎 この蛇野郎! [メイン] GM 振り直しあるかな? [メイン] 杷 洋 マジ? [メイン] ネズ太郎 感情なしで10もういっかいだすの無理ぽ… [メイン] 杷 洋 回想はあるぞ [メイン] 片須 貞也 お前には回想がある [メイン] 波久礼 喪乃 そういや回想あったわね [メイン] ネズ太郎 ははーん使うわ!神通丸! [メイン] GM では回想の演出どうぞ! [メイン] ネズ太郎 回想で! [メイン] ネズ太郎 「ネズ太郎の友達をオマエに奪われるわけにはいかんのだ。絶対にここで潰して取り戻してみせるのだ!」 [メイン] GM ネズ太郎をかわいいと思う子供は悪魔の子だ… [メイン] ネズ太郎 そのうち皆思うようになるよ…7で! [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 片須 貞也 ヒェッ… [メイン] 杷 洋 がんばれ……! [メイン] ネズ太郎 2D6>=7 ShinobiGami (2D6 =7) > 10[4,6] > 10 > 成功 [メイン] 杷 洋 やったぜ [メイン] ネズ太郎 はい余裕 [メイン] GM なんだこいつ~~!!! [メイン] 片須 貞也 よくやった! [メイン] 波久礼 喪乃 ナイスゥ! [メイン] 杷 洋 これって、勲章ですよ…… [メイン] ネズ太郎 正義のマスコット舐めたらあかんぞ! [メイン] シキ 「…ああ、私の体はもうもたないね。この虚弱さに今は感謝しよう…」 [メイン] シキ ラウンド終了時の死が確定だ! [メイン] 杷 洋 で……どうする [メイン] シキ 杷に【雷火】! [メイン] ネズ太郎 「大人しく眠るのだ。次目覚めたときが悪夢から覚めるときなのだ」 [メイン] 杷 洋 そうだよなァ!こいよ! [メイン] シキ 選択肢がこれしかねぇ! [メイン] シキ 野望で8→7! [メイン] シキ 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 8[2,6] > 8 > 成功 [メイン] 杷 洋 ちょい待ち、その前に [メイン] シキ はいはい [メイン] 杷 洋 炎刃は入れておくよ [メイン] GM 黒刀の効果でコストが足りる!どうぞ! [メイン] 片須 貞也 ちょっと待って [メイン] 杷 洋 2d6-1 =5 ShinobiGami (2D6-1 =5) > 10[4,6]-1 > 9 > 成功 [メイン] 杷 洋 あ、ごめん [メイン] GM んんん? [メイン] 片須 貞也 追加忍法が破られた場合使用しなかったことにするとハウスルールに書いてなかったか? [メイン] GM 忘れてたわ! [メイン] 杷 洋 あっそっかぁ [メイン] 波久礼 喪乃 せやったな [メイン] GM ヘヘ…回避をするのだポッター [メイン] ネズ太郎 あ発動した判定にならんのか [メイン] GM 【雷火】でマイナス1、野望でマイナス1 [メイン] 杷 洋 さぁて…… [メイン] 杷 洋 まあ……波久礼さん一応修正貰える? [メイン] GM まだ使ってなかったね! [メイン] 波久礼 喪乃 おう! [メイン] GM では8でどうぞ!当たれば射撃2点接近7点だ… [メイン] 杷 洋 いいぜ…… [メイン] 杷 洋 2d6 =8 ShinobiGami (2D6 =8) > 8[2,6] > 8 > 成功 [メイン] GM やりますねぇ!!! [メイン] 杷 洋 ふーーーーーー [メイン] ネズ太郎 ワンパン攻撃こわいなぁ [メイン] GM PL側の出目が半端ねぇ! [メイン] シキ 「…かなわないなぁ。なんだろう、少しだけ悔しいな」 [メイン] シキ 「この世界の主人公は君たちだ。…ってことかな」 [メイン] 片須 貞也 ワイが主人公やぞ [メイン] GM は??? [メイン] 杷 洋 「……違うね。それは全然違う」 [メイン] ネズ太郎 闇が濃すぎる [メイン] 波久礼 喪乃 「…今回はシキさんの本当の力じゃないって事で」 [メイン] 杷 洋 「そ。君の論を借りれば、悪役はその無様な蛇であって君じゃないでしょ」 [メイン] 輪廻の蛇 「ほざけ…弱き個が」 [メイン] 杷 洋 「ハハハ!脳味噌何千個繋いでも俺に勝てないザコがなんか言ってらァ!」 [メイン] 波久礼 喪乃 「ぶっちゃけさっきから攻撃全然当たってないんすよね」 [メイン] GM やめてさしあげろ… [メイン] 片須 貞也 やめて… [メイン] ネズ太郎 精神攻撃は基本 [メイン] GM これがショック攻撃ですか [メイン] 波久礼 喪乃 「馬鹿にしてる弱き個に一方的にやられてる気分はどうっすか?ん?」 [メイン] 輪廻の蛇 「繁殖…もっと繁殖さえすれば…我々は無敵の存在になれる…!!」 [メイン] ネズ太郎 [メイン] 杷 洋 セックスモンスターみたいなこと言わないでよ [メイン] 波久礼 喪乃 「その繁殖させたシキさんの攻撃にも巻き込まれたっすよね?」 [メイン] シキ 「…どうしても加減が効かないのだよ。私はあまりチームプレーには向いてないのかもしれないね…」 [メイン] 波久礼 喪乃 「いやそこはシキさんのナイスプレーって事っすよ!卑屈になりすぎ!」 [メイン] 輪廻の蛇 「産ませろ…!貴様らにィィィ…!!」 [メイン] 波久礼 喪乃 「いや生理的に受け付けないんでお断りっす」 [メイン] 輪廻の蛇 こぼれ出る体液が一層その量を増す。触覚がヒステリックに揺れる。 [メイン] GM プロット3、杷! [メイン] 杷 洋 そんなに今動きたくはないが……まあ接近戦しておくか。蛇に攻撃! [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 杷 洋 2d6+1 =5 ShinobiGami (2D6+1 =5) > 7[2,5]+1 > 8 > 成功 [メイン] 輪廻の蛇 回避9 [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =9 ShinobiGami (2D6 =9) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復) [メイン] 杷 洋 は? [メイン] 輪廻の蛇 ヒャハハハハァ!!! [メイン] 片須 貞也 出目出ますねぇ! [メイン] 輪廻の蛇 この俺が主人公だ!!! [メイン] ネズ太郎 煽ったら本気だしてきた [メイン] 波久礼 喪乃 判定妨害うっとく? [メイン] 輪廻の蛇 あったな! [メイン] 杷 洋 打つだけ打ってもいいと思う [メイン] 輪廻の蛇 破る! [メイン] シキ 破る! [メイン] 波久礼 喪乃 はいじゃあ煙爆 [メイン] シキ 9→10 [メイン] シキ 2d6 =10 ShinobiGami (2D6 =10) > 8[4,4] > 8 > 失敗 [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 7[3,4] > 7 > 成功 [メイン] 杷 洋 チッ [メイン] ネズ太郎 うーん [メイン] 波久礼 喪乃 7だときちいや [メイン] 輪廻の蛇 「輪廻の蛇は滅びぬ!何度でも蘇るさ!」 [メイン] 杷 洋 まあしょうがないな。手番終了で [メイン] チャック チャックはパスだ [メイン] GM プロット2、奥義破り太郎 [メイン] ネズ太郎 変な名前つけられてて草 [メイン] 波久礼 喪乃 奥義破りに定評のあるネズ太郎 [メイン] ネズ太郎 奥義ぶっぱ太郎するわ…対象はへビ! [メイン] GM 【虹海月】ストップは値千金なんだよなあ [メイン] 輪廻の蛇 破る! [メイン] シキ 一応やぶる [メイン] シキ 2d6 =12 ShinobiGami (2D6 =12) > 9[4,5] > 9 > 失敗 [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 5[2,3] > 5 > 失敗 [メイン] 輪廻の蛇 ア!!!!! [メイン] ネズ太郎 よし [メイン] 杷 洋 通ってしまいましたなあ [メイン] 輪廻の蛇 WTどうぞ… [メイン] ネズ太郎 WT ShinobiGami 変調表(6) > 呪い 修得済み忍法がランダムに1つ使用不能。1サイクルの終了時に、《呪術》で成功すると無効化される。 [メイン] 輪廻の蛇 またかよ! [メイン] 杷 洋 こいつ呪いのネズミですよ…… [メイン] 波久礼 喪乃 呪 い 再 来 [メイン] 輪廻の蛇 1D8を振るのじゃ… [メイン] ネズ太郎 1D8 ShinobiGami (1D8) > 5 [メイン] 輪廻の蛇 【医霊】だ! [メイン] 輪廻の蛇 【蛭子】の効果で【生命力】は1点だけ [メイン] 波久礼 喪乃 こいついつも医霊消えてるな [メイン] ネズ太郎 うーんまあええか!手番おわりで [メイン] GM ではプロット1片須! [メイン] 片須 貞也 そろそろチャック君死にそうだし回想使って止めさしておくか、気変わりして変な奥義使わないでくれよな~頼むよ~ [メイン] GM それは保証しない… [メイン] GM すでに【昔日】タイムに入っているんだぜ… [メイン] 杷 洋 でも片須さん的にはやるしかないよね…… [メイン] 片須 貞也 ふむ…覚醒するならするで別にいい、ここまで何もしてこなかったんだしそれもそれで面白そうだ、チャックに痛打内縛陣 [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 片須 貞也 2d6 =5 痛打 ShinobiGami (2D6 =5) > 6[3,3] > 6 > 成功 [メイン] 片須 貞也 2d6 =4 内縛陣 ShinobiGami (2D6 =4) > 6[3,3] > 6 > 成功 [メイン] 杷 洋 当ててきますねえ [メイン] 片須 貞也 回想入れてダメージ上げるぜ [メイン] チャック ここは回避しない! [メイン] GM 演出どうぞ! [メイン] 片須 貞也 「お前に恨みはないが、勝手にこういうことをされては困るんだ。…そして二度とこんなことが起きないように…見せしめが必要なんだよ。安心しろ。今まで約束を守ってくれたからな。俺も守るとしよう」 [メイン] GM やさしい…(感覚麻痺) [メイン] GM 集団2点射撃1点接近1点! [メイン] 杷 洋 出てるダメージが全くやさしくない [メイン] 片須 貞也 どうだ…? [メイン] チャック 薄れゆくチャックの視界は、後ろの死霊にケイティを囚わせた片須の姿にあの日の真実をダブらせていた… [メイン] チャック 「…そうだ。あの時も…奴らがケイティを…そして…そして…!!」 [メイン] チャック 目を背けようとしても否応なしに脳が映像が流し続ける。ケイティは… [メイン] チャック 「そうだ…俺が…ケイティを…死なせたんだ…」 [メイン] チャック 過酷な真実と初めて向き合ったチャックの目にそれ以来の光が戻る。 [メイン] チャック 『DEAD RISING』 [メイン] チャック 不死身/目覚め/回数制限 《騎乗術》 [メイン] 片須 貞也 また目覚めか… [メイン] GM 目覚めは最強なんだ!! [メイン] ネズ太郎 目覚め教や [メイン] チャック 1D6-1 ShinobiGami (1D6-1) > 1[1]-1 > 0 [メイン] チャック はい [メイン] 片須 貞也 はい [メイン] 杷 洋 うおおおおお!うおおおおおおおお! [メイン] ネズ太郎 お約束 [メイン] 片須 貞也 悲しいなぁ [メイン] GM 自分草いいすか [メイン] GM 一度生命力を0にする選択をしちゃったんでぇ…兵糧丸使えないっすね… [メイン] 杷 洋 目覚めは最強なんだ……誰が何と言おうと最強なんだ [メイン] ネズ太郎 流石に草 [メイン] チャック 「…ふっ。俺はこんなにも臆病だったのか…」 [メイン] 片須 貞也 なんて言えばいいんだ… [メイン] GM 笑えばいいと思うよ… [メイン] 片須 貞也 「約束は約束だ。こいつはくれてやる、欲しければ持っていけ」 [メイン] 杷 洋 カッコいいBGMと共に逝きな…… [メイン] チャック 「…もう、そんなものはいらない」 [メイン] チャック 「そいつは俺の…弱さの象徴なんだ…」 [メイン] チャック チャックはそう言い残し倒れます。 [メイン] GM やっぱりさぁ、目覚めってもうちょっと強化すべきじゃない? [メイン] 片須 貞也 「この弱肉強食の世界で弱いと言うことは何よりも重い罪なんだ。特に俺たちのような奴らにとってはな」 [メイン] GM じゃ、プロット0行きますね… [メイン] シキ 最後の一撃を食らえ! [メイン] 杷 洋 おっ死亡するのかな [メイン] シキ 死にたくないよぉ… [メイン] 杷 洋 いいよ死んでも!業火あるし! [メイン] ネズ太郎 畜生がいる [メイン] シキ 喪乃ちゃんに接近戦攻撃! [メイン] 杷 洋 どうなるかな……? [メイン] シキ 特技がない 特技がない [メイン] シキ 2d6 =12 ShinobiGami (2D6 =12) > 5[1,4] > 5 > 失敗 [メイン] シキ ふっ、さらばだ… [メイン] 片須 貞也 恐怖だけ与えて倒れていったよ… [メイン] シキ 刃隠で力尽きるよ… [メイン] GM 即死攻撃1回も当たらなかったな… [メイン] GM キリいいのでとりあえず切りますね! [メイン] GM お疲れさまでしたー! [メイン] 片須 貞也 お疲れさまでした [メイン] 杷 洋 お疲れ様でした [メイン] ネズ太郎 お疲れさまでした [メイン] 波久礼 喪乃 お疲れ様でした…! [メイン] GM では再開します!よろしくどうぞ… [メイン] 波久礼 喪乃 よろしくお願いします [メイン] 杷 洋 よろしくお願いします [メイン] 片須 貞也 よろしくお願いします [メイン] ネズ太郎 よろしくお願いします [メイン] シキ スリップダメージで死ぬより喪乃ちゃんに介錯してもらいたかったよね… [メイン] 杷 洋 それもまた業 [メイン] 波久礼 喪乃 「…おやすみなさい」シュッ [メイン] ネズ太郎 演出的に介錯だな! [メイン] シキ シキは確かに自分の意志で笑いかけ、倒れる。 [メイン] GM 5ラウンド目!影分身どうぞ! [メイン] 杷 洋 息は? [メイン] GM あるんちゃうかな…? [メイン] 波久礼 喪乃 「あとは大元だけっすね」 [メイン] 杷 洋 死亡確認は義務(業火) [メイン] 波久礼 喪乃 影分身しまーす [メイン] 杷 洋 同じく! [メイン] GM 業火で射撃1点追加でござる [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 9[3,6] > 9 > 成功 [メイン] 杷 洋 2d6-1 =5 ShinobiGami (2D6-1 =5) > 12[6,6]-1 > 11 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復) [メイン] 波久礼 喪乃 ガハハ勝ったな [メイン] 杷 洋 わーい [メイン] GM ファッ!? [メイン] ネズ太郎 おほ~~~ [メイン] 片須 貞也 このシナリオスペシャルでまくりやな [メイン] 波久礼 喪乃 スペシャルのバーゲンセールや~ [メイン] 杷 洋 無駄スぺ二回目だがな! [メイン] GM 野望治せるぞ! [メイン] 杷 洋 あっそっかぁ [メイン] 輪廻の蛇 植えた子供が潰された! [メイン] 杷 洋 どうしよ、ワンチャン直さない手もあるが……まあ演出的に気持ち悪いから直すか [メイン] GM 命中プラスだからにゃ [メイン] 杷 洋 「ああ、うっとおしい!」 杷は自分の腕を自ら切りつけ、瀉血する。 その血に炎が迸り、蛇の形の灰となって地面に落ちた。 [メイン] 輪廻の蛇 「何!?正気か…!」 [メイン] 波久礼 喪乃 「うわあ強引、効果的っすけど」 [メイン] 杷 洋 「正気も正気、あったり前よ。自分の中に誰かがいるってのが一番カンに触るんだな、これが」 [メイン] 杷 洋 プロットするぞ~ [メイン] 輪廻の蛇 いいもん!まだ野望植えてるネズ太郎との子がいるもん! [メイン] ネズ太郎 へびとの合体した化け物産みたくないよぉ… [メイン] 輪廻の蛇 産め!神の子を! [メイン] 杷 洋 何太郎になるかな~ [メイン] 片須 貞也 これもうプロットしていいんですかね? [メイン] GM くださーい [メイン] GM ではどうぞ! [メイン] GM 影分身組もっかいください! [メイン] GM ほいどうぞ [メイン] 輪廻の蛇 プロット5、蛇 [メイン] 輪廻の蛇 当然地獄からの吸精だァ! [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 7[3,4] > 7 > 成功 [メイン] 杷 洋 妨害しとく? [メイン] 波久礼 喪乃 奥義! [メイン] 波久礼 喪乃 あ、ちょいまち [メイン] 杷 洋 お、なんだなんだ [メイン] 波久礼 喪乃 背景の切り札使います [メイン] 輪廻の蛇 ア!!! [メイン] 片須 貞也 やるやん [メイン] GM 特技変更どうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 隠行術から掘削術に [メイン] 輪廻の蛇 お慈悲^~お慈悲^~ [メイン] 輪廻の蛇 破り10! [メイン] 波久礼 喪乃 慈悲などいらぬ [メイン] 輪廻の蛇 2d6 =10 ShinobiGami (2D6 =10) > 3[1,2] > 3 > 失敗 [メイン] 輪廻の蛇 ^^^^^^ [メイン] 片須 貞也 落ちたな [メイン] ネズ太郎 落ちたな [メイン] 波久礼 喪乃 おら!凪れ! [メイン] 波久礼 喪乃 「はあっ!」 [メイン] 輪廻の蛇 さらに刃隠の1点だ… [メイン] 波久礼 喪乃 シュッ [メイン] 輪廻の蛇 手番終了 です… [メイン] GM 続いてプロット4、杷から! [メイン] 杷 洋 蛇に夜叉 [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 杷 洋 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 7[2,5] > 7 > 成功 [メイン] 輪廻の蛇 奥義!判定妨害! [メイン] 輪廻の蛇 歩法である! [メイン] 杷 洋 破るぞ [メイン] 波久礼 喪乃 破る! [メイン] 片須 貞也 一応破るか [メイン] GM 破らなくていいよ… [メイン] 杷 洋 代用6 一応どっちか修正くれない? [メイン] 波久礼 喪乃 あ、じゃあワイから [メイン] ネズ太郎 やぶります~ [メイン] 杷 洋 ありがとう!欲しい人いる? [メイン] 片須 貞也 9は8、どうせ誰か破るやろ [メイン] 波久礼 喪乃 まあこんだけいたらいけるでしょ!大丈夫! [メイン] ネズ太郎 野望持ちで5から6 [メイン] GM ではどうぞ! [メイン] 杷 洋 一応慢心防止で片須さんに修正する [メイン] 波久礼 喪乃 こっちも6 [メイン] 片須 貞也 じゃあ7 [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =6 ShinobiGami (2D6 =6) > 3[1,2] > 3 > 失敗 [メイン] 杷 洋 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 6[3,3] > 6 > 成功 [メイン] ネズ太郎 2D6>=6 ShinobiGami (2D6 =6) > 5[1,4] > 5 > 失敗 [メイン] 片須 貞也 2d6 =7 ShinobiGami (2D6 =7) > 8[2,6] > 8 > 成功 [メイン] 波久礼 喪乃 アッ [メイン] GM 破り成功! [メイン] 杷 洋 夜叉通る? [メイン] 輪廻の蛇 逆凪なので通りますねぇ… [メイン] 輪廻の蛇 お前から奪った兵糧丸で耐えるゥー! [メイン] 杷 洋 あと1点だ……トドメさしな!おわり! [メイン] GM 続いて喪乃ちゃん! [メイン] 波久礼 喪乃 奥義破りで凪っちゃった(´・ω・) [メイン] GM このプロットは動けるゾ [メイン] ネズ太郎 ここまだいけない? [メイン] 杷 洋 同プロだー [メイン] 片須 貞也 同プロットだから動けるぞ [メイン] 波久礼 喪乃 あ、ほんまや [メイン] 波久礼 喪乃 未だに同プロの処理が頭で追い付かねえ…蛇に爆破! [メイン] GM 判定どうぞ! [メイン] 波久礼 喪乃 2d6 =5 ShinobiGami (2D6 =5) > 8[3,5] > 8 > 成功 [メイン] 輪廻の蛇 トドメである…! [メイン] 波久礼 喪乃 「さあ、落とし前つけて貰うっすよ!」 [メイン] 輪廻の蛇 クイーンはのたうち回る。誰かに庇護を求めるように。 [メイン] 輪廻の蛇 「待て…!我もまた利用されただけの身…」 [メイン] 輪廻の蛇 「真の敵は我を利用し私欲を貪らんとする人間共であろう…!」 [メイン] 波久礼 喪乃 「え?そんなの知らないっすよ」 [メイン] 輪廻の蛇 そう叫び、割れたゾンブレックスの方をシュルシュルと指す。 [メイン] 波久礼 喪乃 「アンタが何を言おうと」 [メイン] 波久礼 喪乃 「うちの友達を利用した、それは変わらないですし?」 [メイン] 波久礼 喪乃 「ほら、うちハグレモノっすから?所詮我欲で動くんすよ」 [メイン] 杷 洋 そうだよ [メイン] 波久礼 喪乃 「というわけで…さっさと御陀仏してください!」ポーイ [メイン] GM へへ…信念 我 だったわ… [メイン] 波久礼 喪乃 そうだよ忘れそうになるけど! [メイン] 片須 貞也 我!我!我!どいつもこいつも我! [メイン] ネズ太郎 我ばっかだわ… [メイン] 輪廻の蛇 「がああああ…!!!嫌だぁぁぁぁ…!!!」 [メイン] 杷 洋 僕は自己中じゃないです! [メイン] 輪廻の蛇 『クイーン』は胴体の真ん中で爆ぜると、溶けるように消えていく。 [メイン] 片須 貞也 我よりやばそうな信念付けてるくせによぉ [メイン] ネズ太郎 もっと酷いんだよなぁ [メイン] GM 戦闘終了!PC達の勝利です [メイン] GM 愛情取らせたいか…? [メイン] 杷 洋 片須さんの愛とか重くても軽くてもきついんでいいです [メイン] 杷 洋 ところで我、使命達成しなきゃいけないんだよね [メイン] GM うむ、わずかに残った頭部がジタバタとしているぞ [メイン] 片須 貞也 愛は重いけどそれはそれとして裏でどうやって利用するか常に考えてるぞ [メイン] 波久礼 喪乃 「あ、まだ生きてたっすか」 [メイン] 杷 洋 重いんだ……ちょっと見たいわ [メイン] 輪廻の蛇 触角が助けを求めるように揺れ動いている [メイン] 杷 洋 「……無様だねえ。いや、無様じゃない瞬間なんてなかったか」 杷はポケットに手を入れ、つかつかと蛇の元に歩み寄る。 [メイン] 片須 貞也 やめてさしあげろ [メイン] 輪廻の蛇 命中判定全部失敗した気がするわ [メイン] 杷 洋 PC元気いっぱいで草ですわ [メイン] ネズ太郎 地獄からの刃隠コンボ何回もみた [メイン] 波久礼 喪乃 正直誰か脱落すると思ってました() [メイン] 片須 貞也 特技消えてるやつがいないんだよなぁ! [メイン] チャック これも全部片須って奴のせいなんだ [メイン] 片須 貞也 ゴルゴムの仕業か [メイン] 杷 洋 「……ところでさァ」 「お前は知ったこっちゃないだろうけど……俺も木の股から生まれたって訳じゃなくてね?」 [メイン] 杷 洋 「一応、俺にもクソ親父がいてさ……思い出すだけで胃のあたりがムカムカしてくるような本物の屑だったけど」 [メイン] 杷 洋 杷は黒刀の刀身に移る自分の目を見つめている。 [メイン] 杷 洋 「何度も何度も死ぬような目に遭わされて……本当に大っ嫌いでさァ!絶対にいつか殺してやる、そういう気持ちで青春を過ごしてきた」 [メイン] 杷 洋 「ま、でも最後はお前たちに乗っ取られたから、俺が殺したの。最高にスカッとしたよ。……『人として踏み越えてはいけない一線』を超えたと感じたね」 [メイン] 輪廻の蛇 「…ならば!貴様は我に恩があろう!」 [メイン] 輪廻の蛇 「我のお陰で言い訳を得て、鬱屈を晴らせたのだからな!」 [メイン] 杷 洋 「ああ!その通りさ。俺が『人でなし』になったのはお前のおかげってワケ。マジでいくら感謝してもし足りないね!」 [メイン] 杷 洋 杷はゲラゲラと笑いながら、刀を握った手に炎を纏わせる。 [メイン] 輪廻の蛇 「やめろ…まだ間に合う…我に体を預けろ…!」 [メイン] 杷 洋 「クク……たまんねェな。本当にみんなお前のおかげさ」 腕の炎はゆっくりと、確実に勢いを増していく……。 [メイン] 杷 洋 「本当にありがとうよ。お前がいたから、俺は」 杷は殴りつけるように刀を振るい、爆発と見まごうほどの火炎で輪廻の蛇を蒸発させる。 「この行為に『悦び』を感じられるのさ」 [メイン] 輪廻の蛇 クイーンは最後の何かを叫ぼうとするが、舌の根から焼き尽くされかき消える。その場には体液すら残らなかったのである。 [メイン] 杷 洋 「……ふぅ」 杷は息を吐き、目元を手で隠す。 [メイン] 杷 洋 「あァ……スッキリした。最高の……最高の気分だよ、クソがよ……」 [メイン] シキ 「…おやおや。なんて顔をしているのかな」 [メイン] シキ 「そういう時は笑うものだよ?」 [メイン] 波久礼 喪乃 「ちょ、大丈夫っすか」シキちゃんに駆け寄ります [メイン] シキ 「もう少し勿体をつけていたら脳まで完全に乗っ取られていたよ…今、溶けるように何かが消える感覚がした」 [メイン] 杷 洋 「……そりゃ、良かったじゃないか。晴れてショーはハッピーエンドでカーテンコールだ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「よかった…本当によかった…」思わず抱き締めます [メイン] シキ 「い…痛いよ…あんまり強くしないで…」 [メイン] 波久礼 喪乃 「あ…ごめんっす…」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…でも、こういうのはもうこれっきりっすよ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「これからこういうの持ちかけられても、ちゃんと相手の事調べてからにしてください」 [メイン] シキ 「…うん、本当に愚かなことをしたよ。考えの根本から間違っていた」 [メイン] シキ 「私は忍者ってものが、私のかつての仲間たちや…今まで出会った君達のように気高く優しく、一般人にも慕われうる存在だと思い込んでいた」 [メイン] シキ 「でも今日初めて出会った彼らは…とてもそういうものではなかったね。これをどう転ばそうが、私の理想にはなりえない」 [メイン] シキ 「これが、忍びか」 [メイン] シキ とため息交じりにつぶやき、他の3人の方を見渡します [メイン] 杷 洋 「ハハハ!そうとも、これがシノビさ!」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…割と今まで会ってきた忍、どっちかと言えばイレギュラーな人多かったっすね」 [メイン] 出島から帰ってきたウルトラマン 「金!金!金!」 [メイン] 波久礼 喪乃 「あの子らもそうでしたし…」写真をふと思い出す [メイン] 片須 貞也 なんだお前!? [メイン] 波久礼 喪乃 生きてたんかわれェ! [メイン] ネズ太郎 生き残りいて草 [メイン] GM みんな生命力0になってただけだから… [メイン] 波久礼 喪乃 じゃあ参加者全員生きとるやんけ!ハッピーエンドや! [メイン] シキ 「本当に、私は恵まれてたんだなあ…」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…よかったら、前の世界のお仲間の事とか教えてくれないっすか?」 [メイン] GM もちろん忍びがそんな簡単に死ぬわけねーよ!最後の一撃でも使わなきゃ絶対無理だぜ! [メイン] 波久礼 喪乃 「ほら…うちまだシキさんの事あんま知らないですし…」ちょっと照れてる [メイン] シキ 「…ああ、そうだね…これからゆっくりと…」 [メイン] 片須 貞也 ネズ太郎、気高く優しく一般人に慕われる存在ではないって言われてるけどええんか [メイン] 波久礼 喪乃 草 [メイン] GM 殴りかかってもええんやで…? [メイン] ネズ太郎 お仕置き部屋で教育が必要ですね… [メイン] ゾエモン 「ま、間に合ったでおじゃるかーッ!!!」 [メイン] 杷 洋 「誰?」 [メイン] ゾエモン と、会場に息を切らして数人の忍びが飛び込んできます。 [メイン] ネズ太郎 「一ミリも間に合ってないのだ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…いや遅いっすよ!もう終わったっす!」 [メイン] 空条承太郎 「やれやれだぜ…出る幕はなかったようだな」 [メイン] 杷 洋 「そうだねぇ……残念だけど、幕切れさ」 [メイン] ゾエモン 「あっ!そう言えば麻呂の体の違和感が消えているでおじゃる」 [メイン] 波久礼 喪乃 「アンタも植え付けられてたんすか…いや当たり前っすね、テレビ見てたっぽいですし」 [メイン] ゾエモン 「ネズ太郎…無事に任務は完了したようじゃな」 [メイン] ネズ太郎 「こんなの朝飯前なのだ。悪は滅んだのだ」 [メイン] ゾエモン 「彼ら3人は麻呂の指示で番組を潰しに来たのでおじゃる。すなわち麻呂の手柄でおじゃる!」 [メイン] 杷 洋 「え?でも蛇の本体を潰したのは俺だぜ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「そうそう、跡形もなく消し去ったのはそこのお兄さんっすよ」 [メイン] ゾエモン 「貴様こそ誰でおじゃるか!」 [メイン] 杷 洋 「俺?俺は……」 杷はちらっとシキの方を見る。 「まァ、誰でもいいじゃないか。たまたま付き合ってた忍者だよ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「あー…たまたま潜入してた協力者っす」 [メイン] ネズ太郎 「オマエはなにもしてないのだ、でもオマエも役に立てることがあるのだ」 [メイン] 出島から帰ってきたウルトラマン 「鞍馬は浅はかな語尾でキャラ立ちを図る流派なんジュワねぇ…」 [メイン] 片須 貞也 「あぁ、彼は実に役立ってくれたよ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「唐突なキャラ付けほど醜いものはないっすよ」 [メイン] ゾエモン 「ほっほっほ!ならばよい!そちにも褒美を取らすでおじゃる」 [メイン] 杷 洋 「あー、いや」 「……俺は元々、そこにいるシキって子に呼ばれて来たのさ」 [メイン] シキ 「へっ」 [メイン] 杷 洋 「関係者の振りをして『蛇』を根元から潰そうってつもりだったらしいよ。俺はそれに協力してただけで詳しい事情は知らないから、あとは勝手にやってくんない?」 [メイン] シキ 「……」困ったように喪乃ちゃんの方を見よう [メイン] 波久礼 喪乃 「…へー!そうだったんすか!先に言ってくださいよーうりうりー」 [メイン] シキ 「へ…あ、うん…」 [メイン] シキ 「…何を考えているのか、分からないな…(ボソリ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…ま、終わり良ければ全て良しっすよ」小声で [メイン] 杷 洋 「クク……途中でバレたら大変だったんだから、彼女を責めないでくれよ。……じゃ、いいよな?もう帰っても」 [メイン] 波久礼 喪乃 「報酬くらい受け取ってから帰るっすよー」 [メイン] ゾエモン 「…ま、よいでおじゃる!これでまた麻呂の株が上がるでおじゃるなあ!ほっほっほwww」 [メイン] ネズ太郎 「そうなのだ、ゾエモン。なんだか蛇を倒した後も体がウズウズしているのだ。」 [メイン] 杷 洋 「報酬?俺はシキさんから受け取ってるからな……その子の取り分にでも回しといてくれ」 [メイン] 出島から帰ってきたウルトラマン 「ダシテ…ダシテ…」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…ほんと、難儀な人っすねお兄さんも」 [メイン] 杷 洋 「ん?違う違う!俺は早く帰りたいんだよ」 [メイン] シキ 「…どこかに寄る用でも?」 [メイン] 杷 洋 杷は背を向け、手をひらひらと泳がせる。 「……墓参りがあるんでね」 [メイン] シキ 「ああ、そう言うと思ったよ。お父さんの好きな物くらい覚えてるかな?手ぶらで行くのは失礼だよ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「そういうとこっすよ、ほんと」 [メイン] 杷 洋 「何を言おうとかまわないけどさ……勘違いしちゃあ、いけないぜ。俺は俺、今までの事も全部含めて、『俺』なの」 [メイン] シキ 「『いい人』『悪い人』じゃ人はくくれないんだね」 [メイン] 片須 貞也 そうだよ [メイン] GM お前は悪い人だけどな [メイン] 片須 貞也 僕悪い人じゃないよ。善悪の概念が無いからね [メイン] 杷 洋 「……ま、そういう考え方もどうかとは思うけどね。じゃ、出来れば二度と会わないことを願って!」 杷はウィンクすると今度こそ立ち去っていく。 [メイン] 波久礼 喪乃 「…うちも墓参りとか行くっすかね」 [メイン] シキ 「…くくっ。ありがとう」 [メイン] チャック 「墓…そうだな、俺も墓を作ってやらないとな。本当に、ひどい父親だった」 [メイン] ネズ太郎 「ネズ太郎も帰るのだ。ゾエモン役にたつときがきたのだ。オマエをネズ太郎の王国をつくる柱にしてやるのだ、光栄なのだな」ゾエモンさんの首根っこ捕まえてずるずる引きずって帰っていきます [メイン] 杷 洋 哀れ [メイン] 波久礼 喪乃 人柱 [メイン] ゾエモン 「意味が分からんでおじゃる!やめるでおじゃる!そこは烏帽子を出し入れする穴でおじゃる!」 [メイン] ネズ太郎 草 [メイン] GM 上忍頭を引きずっていく中忍頭… [メイン] 片須 貞也 「報酬は忘れるなよ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「そうっすよー、割と大変だったんすからー」 [メイン] ゾエモン 「がっつくでない、この貧乏性どもが!次のバイトの給料が入ったら耳揃えて振り込んでやるでおじゃる!」 [メイン] ゾエモン ズルズルと引きずられていきます [メイン] 波久礼 喪乃 「個人で出してるんすか…」 [メイン] ゾエモン ゾエモンは戦闘で破壊されたインフラに私財をつぎ込んでいるから薄給だし流派を通さず自分の判断で迅速に動ける実は人間的にもえらい人なんだよ [メイン] ネズ太郎 苦労人やな… [メイン] 片須 貞也 「(奴から次の依頼があったときは支払いの当てがあるか慎重に探るとするか…)」 [メイン] 波久礼 喪乃 はよ昇進して派閥から出せるようにして… [メイン] シキ 「…もう余計なことをする気がなくなっちゃたな。なんとかこの世界と折り合いをつける方法も見つかりそうだ」 [メイン] 波久礼 喪乃 「それは良かったす」 [メイン] シキ 喪乃ちゃんが持っていた写真を横から眺めながらそう呟くのである。 [メイン] シキ 「…ああ喪乃さん、都会に住みたいんだったら私の所に来てもいいよ?お金いらないから」 [メイン] 波久礼 喪乃 「いや、そこはちゃんとしないと」 [メイン] シキ 「じゃあせめて近場に…寂しいから…」 [メイン] 波久礼 喪乃 「…はあ、しょうがないっすね」 [メイン] 片須 貞也 あら^~ [メイン] 波久礼 喪乃 「その寂しがりやなところ、直さないとまたとんでもないもん作っちゃうんじゃないっすか?」 [メイン] 波久礼 喪乃 「とりあえず…うちらも行きますか、送るっすよ」 [メイン] シキ 「じゃ、そうならないよう頻繁に来てもらわないとね!…行こうか」 [メイン] 波久礼 喪乃 シキちゃん背負って退場 [メイン] GM ほんの一夜限りの幻のショー。しかしそこで生まれたドラマは決して幻ではないのだろう。 [メイン] GM 『ショー・マスト・ゴー・オン』これにて終了しまーす!お疲れ様でした! [メイン] 片須 貞也 お疲れさまでした! [メイン] 波久礼 喪乃 お疲れ様でしたー! [メイン] ネズ太郎 お疲れさまでしたー! [メイン] 杷 洋 お疲れさまでした [メイン] GM スレイクゾ~
https://w.atwiki.jp/gumholic/pages/22.html
大部品 ガムホリック・草薙 RD 244 評価値 13 大部品 ガムホリック・草薙の人物像 RD 37 評価値 8大部品 ガムホリック・草薙の経歴 RD 17 評価値 6大部品 ガム・ホーリーの末裔 RD 2 評価値 1部品 ガム・ホーリーの子孫 部品 ガム・ホーリーの英雄譚 大部品 ガムホリック・草薙の出自 RD 3 評価値 2部品 数代前から暁の円卓藩国に定住 部品 家庭と学校要塞での日々 部品 学校の卒業と出仕 大部品 暁の円卓藩国への出仕 RD 12 評価値 6部品 暁の円卓藩国での内政 大部品 職業の研究 RD 3 評価値 2部品 剣士の研究 部品 大剣士の研究 部品 王と剣の研究 大部品 施設の調査 RD 3 評価値 2部品 個人の鍛冶場の調査 部品 東洋医学市民病院の誘致 部品 街道の整備に尽力 大部品 インフラの研究 RD 2 評価値 1部品 下水道の研究 部品 水道の研究 大部品 特産品の研究 RD 3 評価値 2部品 赤月の刃物の開発 部品 粟果附松の調査 部品 剣士の護符の開発 大部品 ガムホリック・草薙の趣味 RD 4 評価値 3部品 粟果附松の種まき 部品 歴史探索 部品 鉱石の収集癖 部品 動物好き 大部品 ガムホリック・草薙の身体 RD 4 評価値 3部品 筋肉質 部品 たくましい腕 部品 柔軟な体つき 部品 健康な肉体 大部品 ガムホリック草薙の性格 RD 3 評価値 2部品 人の話をよく聞く 部品 普段は穏やかな話しぶり 部品 平和主義者(妥協点を探る) 大部品 戦場の鬼ガムホリック RD 3 評価値 2部品 戦場だと性格が変わる 部品 敵には容赦しない 部品 ただし民間人は保護する 大部品 商業を支援する RD 3 評価値 2部品 市場の調査で得た人脈 部品 街道を整備した時に得た知識 部品 商人との情報交換 部品 槍投げの名手 部品 乗馬が上手い 部品 犬士たちをもふる 大部品 ガムホリック・草薙の職業 RD 109 評価値 11大部品 王 RD 67 評価値 10大部品 学生 RD 8 評価値 5部品 学生の概要 部品 初等教育過程の修了 部品 中等教育過程の受講 部品 指定学生服 部品 教科書 部品 通学カバン 部品 学生証 部品 学びの姿勢 大部品 剣と王のための学校教育 RD 2 評価値 1部品 戦士の訓練カリキュラム 部品 未成熟な才能の保護 大部品 王と剣の契約 RD 7 評価値 4部品 一剣一王 部品 誓いの言葉 部品 王と剣の契約の効果 部品 土地の力の供給 部品 剣力とは 部品 契約の有効範囲 部品 契約の弊害 大部品 王 RD 7 評価値 4部品 王とはなにか 部品 王の選抜 部品 王のランク 部品 大地の意思の代理人 部品 人を導く度量 部品 王の分析力 部品 王の指揮能力 大部品 大剣士 RD 43 評価値 9大部品 剣士 RD 18 評価値 7大部品 剣士の身体能力 RD 3 評価値 2部品 戦士の腕力 部品 敏捷性 部品 スタミナ 大部品 剣士の技 RD 6 評価値 4大部品 攻撃技術 RD 3 評価値 2部品 なぎ払い 部品 素早い剣戟 部品 強撃 大部品 防御技術 RD 3 評価値 2部品 受け流し 部品 バックステップ 部品 間合いの把握 大部品 剣士訓練所での6年の修業 RD 9 評価値 5部品 6年間の白兵戦闘訓練の継続 部品 剣士訓練所での厳しい規律 部品 矢落とし1000本ノックの試練 部品 戦術、武器、戦略講義(3年分) 部品 毎年の遠足(サバイバル訓練) 部品 日々の筋力トレーニング 部品 地獄の走力強化訓練 部品 雪中での水行 部品 剣士養成所卒業試験 大部品 大剣士の特殊剣技 RD 12 評価値 6部品 指弾 部品 組討の技術 部品 鎧通し(技術) 部品 兜割り 部品 急所狙い 部品 燕返し 部品 流れるような連撃 部品 縮地法 部品 切り払い 部品 切り落とし(カウンター) 部品 烈火の構え 部品 流水の構え 大部品 大剣士へと至る道 RD 13 評価値 6部品 剣士との仕合の日々 部品 100を超える戦場を渡り歩く 部品 大剣士との出会い 大部品 山ごもりの日々 RD 5 評価値 3部品 人里離れた山へ修行に行く 部品 感謝の素振り1万回 部品 修行の中の危難 部品 野生の獣との闘い 部品 剣に拘り過ぎていた 部品 大剣士との再戦 部品 1000人に1人の逸材 部品 大剣士としての資質 部品 狂戦士との違いを自覚する 部品 剣に溺れることなかれ 大部品 歌い手 RD 42 評価値 9大部品 基礎能力 RD 3 評価値 2部品 良く響く声 部品 感情の伝達 部品 どこででも歌うことができる 大部品 基礎技術 RD 2 評価値 1部品 聴衆に対する気配り 部品 心の演技力 大部品 より高度な修行により得た能力 RD 5 評価値 3部品 腹式呼吸を用いた歌唱 部品 長時間のリサイタルに耐えるスタミナ 部品 安定したリズム感 部品 表現の読解力 部品 歌への集中 大部品 発展的な技術 RD 5 評価値 3部品 体を楽器として使う 部品 姿勢の良さ 部品 歌うときの表現技法 部品 喉へのいたわり 部品 歌を伴った剣舞 大部品 修行 RD 4 評価値 3部品 ボイストレーニング 部品 自然の音を聞く 部品 積極的な行動 部品 様々な経験をする 大部品 専門的な修行 RD 17 評価値 6大部品 基礎トレーニング RD 6 評価値 4部品 走り込み 部品 毎日忘れずに行う 部品 拍子打ち 部品 体幹トレーニング 部品 柔軟体操 部品 適切な休養を取る 大部品 他人の心を動かすための努力 RD 5 評価値 3部品 人前で歌った経験 部品 他人とのふれあい 部品 イメージトレーニング(情景などの) 部品 セッション 部品 他の歌う人との意見交換 大部品 技術訓練 RD 5 評価値 3部品 身に着けるまでの時間 部品 剣の扱いの訓練 部品 剣舞のステップ 部品 言葉の響きの勉強 部品 他の人の歌をよく聞く・真似をする 部品 挫折・スランプを乗り越える 大部品 歌い手と呼ばれる理由 RD 3 評価値 2部品 みんなに認められる 部品 歌うことが好き 部品 伝承の担い手 大部品 暁の歌い手の特殊性 RD 3 評価値 2部品 歌への純粋さ 部品 長年の修行に耐えられる気の長さ 部品 名誉的な称号 大部品 ガムホリック・草薙の技術 RD 74 評価値 10大部品 騎乗訓練 RD 8 評価値 5部品 騎乗訓練の概要 部品 騎乗訓練の習得期間 部品 柔軟体操やストレッチ 部品 騎乗でのバランス取り訓練 部品 馬具の装着と手入れ 部品 馬とのコミュニケーションを学ぶ 部品 馬に乗る 部品 馬と駆ける 大部品 長距離走の訓練 RD 28 評価値 8大部品 筋力トレーニング RD 5 評価値 3部品 筋トレの重要性 部品 怪我の予防 部品 フロントランジ 部品 腹筋・背筋 部品 腕立て伏せ 大部品 トレーニング前の準備 RD 2 評価値 1部品 準備運動の効果と重要性 部品 良好なコンディションを保つ 大部品 トレーニング方法 RD 5 評価値 3部品 インターバル走 部品 レペティション 部品 ペース走 部品 ジョグ 部品 ビルドアップ走 大部品 フォーム RD 6 評価値 4部品 正しいフォームの重要性について 部品 正しい姿勢を保つ練習 部品 足の出し方 部品 使う筋肉 部品 腕の振り方 部品 呼吸の仕方 大部品 走る際気を付けること RD 3 評価値 2部品 ペース配分 部品 ランナーズハイ 部品 クールダウン 大部品 道具 RD 4 評価値 3部品 靴 部品 帽子 部品 ワセリン 部品 動きやすい服 大部品 食事 RD 3 評価値 2部品 走る前の食事 部品 水分の取り方 部品 エイド 大部品 暁流投槍術 RD 17 評価値 6大部品 暁流投槍術の内容 RD 7 評価値 4部品 暁流投槍術とは 部品 暁流投槍術の開発 部品 暁流投槍術の威力 部品 軍馬を使用しての投擲 部品 手首の回転を加える 部品 副産物としての地対空能力 部品 暁流投槍術の運用 大部品 暁流投槍術を身につけるには RD 3 評価値 2部品 馬に人を乗せる訓練 部品 鞍の上に乗って踊る訓練 部品 飛ぶ鳥を落とす訓練 大部品 投槍の技術 RD 7 評価値 4部品 投槍の歴史 部品 投槍の仕方 部品 投槍の射程と威力 部品 投槍の訓練 部品 投槍の注意点 大部品 投槍で使用する機器 RD 2 評価値 1部品 投槍器(アトラトル)とは 部品 投槍とは 大部品 暁流剣刀術・奥伝 RD 21 評価値 7大部品 奥伝 RD 21 評価値 7部品 「奥伝」の認可 大部品 暁流剣刀術・真伝 RD 20 評価値 7部品 「真伝」の認可 部品 後の先を取る 部品 武器を持つ指への攻撃 部品 騎乗戦闘技術 部品 装甲の薄い急所を狙う技術 大部品 暁流剣刀術・皆伝 RD 15 評価値 6部品 「皆伝」の認可 部品 間合いの把握 部品 暁流歩法 部品 鎧を身に着けたままでの行動 部品 鎧による有効防御範囲の理解 大部品 暁流剣刀術・初伝 RD 10 評価値 5大部品 暁流剣刀術 RD 5 評価値 3部品 暁流剣刀術とは 部品 古流暁流剣術からの技術継承 部品 平和な時代に必要とされた護身剣闘術 部品 身につけるための条件 部品 伝位制 部品 「初伝」の認可 部品 常在戦場の心構え 部品 経験による不屈の精神 部品 居合術 部品 危険察知 大部品 もふもふ好き RD 4 評価値 3部品 もふもふとは 部品 愛着 部品 意思の尊重 部品 フレンドリーな態度 大部品 生活力 RD 10 評価値 5部品 生活力とは 部品 お金のやりくり 大部品 料理 RD 2 評価値 1部品 自炊 部品 料理メモ 部品 衣類の手入れ 大部品 身の回りを整える RD 2 評価値 1部品 整理整頓 部品 掃除をする 部品 身だしなみ 大部品 対人力 RD 2 評価値 1部品 挨拶をする 部品 敬意ある応対 大部品 読み書きそろばん RD 3 評価値 2部品 読み 部品 書き 部品 そろばん力 大部品 出来るヤツ RD 7 評価値 4部品 ミスが少ない 部品 きちんとした報告、連絡、相談 部品 人脈が広い 部品 頭の回転が早い 部品 処理能力が高い 部品 手際の良さ 部品 出来るヤツの理由 部品 ガム・ホーリーの子孫 相互藩国が窮地に陥った際加勢した3人の旅の剣士の内の一人、ガム・ホーリーの末裔である。ガム・ホーリーは戦士の家系に生まれた後に因習を嫌って出奔し各国を放浪。相互藩国での戦いの後も各国を放浪し続けて各地の英雄譚を拾い集めたという。 部品 ガム・ホーリーの英雄譚 先祖であるガム・ホーリーが各国で拾い集めた英雄譚が記された古文書。蒼梧藩国に加勢した後も旅をし、帝國、共和国に限らず、また物理域の高低を問わず様々な戦士たちの英雄譚が記されている。英雄譚の中には具体的な戦術や武器、防具の使用方法などの記述もあり、戦史としての価値が高い内容である。 部品 数代前から暁の円卓藩国に定住 暁の円卓藩国には数代前から住んでいる。元々先祖は帝国の名もなき藩国の出身であったようだが、現在は東国人との混血が進み見た目も東国人である。暁の円卓藩国で剣士や理力建築士、鍛冶職人などをして代々続いてきた。 部品 家庭と学校要塞での日々 剣士の父と理力建築士の母の家庭に長男として生まれたガムホリックは、学校要塞入学当初は理力建築士を目指して勉強していた。しかし途中で王の資質があると判明し高等部法術科から高等部白兵科へと転籍した経緯がある。そのため初歩的な理力建築士の知識はあるものの、基本的には王としての教育を受けることになった。 部品 学校の卒業と出仕 王としての教育を受けた後は暁の歌い手としての修行を行った。短期間で習得し、王と暁の歌い手として一人前になったとして卒業する。その後暁の円卓藩国に正式に出仕して国のために働き始めた。 部品 暁の円卓藩国での内政 暁の円卓藩国に出仕している。まだ日は浅いが特産品の開発や施設の整備に協力して藩国が人々にとって暮らしやすい国になるように精勤している。藩国の民や犬士たちと共に日々を過ごしている。 部品 剣士の研究 ガムホリックの祖先であるガム・ホーリーの時代から一族は剣士を排出する家系であった。そのために様々な剣士のあり方を模索し、記録に書き留めている。 部品 大剣士の研究 大剣士の研究を行っている。剣技の種類や、どのような修練が大剣士となるのに必要なのか、その経歴や大剣士になれるものの割合について詳しく調べた過去がある。 部品 王と剣の研究 王と剣の特徴について調査した。王と剣の関係性や特殊な剣力、どれくらいの数で王や剣が生まれてくるのかを調査した過去がある。 部品 個人の鍛冶場の調査 個人の鍛冶場の機能や作成品目についての調査を行った。設備や植林事業の実態などを調査し、刀剣、武器類売買の制限制度を設計した。 部品 東洋医学市民病院の誘致 神聖巫連盟との連携を要請し、東洋医学を中心とした医療技術が供与されることとなった。病院の構造は大学付属病院そのままの形で輸入している。暁の円卓藩国には大学が無いことが今後の課題である。 部品 街道の整備に尽力 街道のアイドレスを開発した。交通量の調査や道路の設計にはうるさい。これは試験なんだ!と言いつつ馬を駆って街道を爆走する姿が時折見受けられる。 部品 下水道の研究 下水道の研究者でもある。過去の歴史をヒントにして暁の円卓藩国のような低物理域でも利用可能な下水道を模索している。動機は綺麗なトイレを開発して用を足したかったからとの説が有力である。 部品 水道の研究 人々が安定した飲料水の確保が出来るようにと水道の研究を行った。水源を確保し、だれもが飲料水にアクセスできることで生活の質の向上に繋がると考えた。善き治世は善き治水から、という古代の教えを信じているのだった。 部品 赤月の刃物の開発 総合刃物ブランドである赤月の刃物の開発に着手した。白石藩王の号令のもと一定程度の貢献をし、後に藩王自らブランド化をおこなっている。 部品 粟果附松の調査 暁の円卓藩国の特産である粟果附松が他の松と違うことを発見者した。利用方法や普通の松との違いを明らかにし、植生から環境の変化を敏感に感じ取ることを発見した。 部品 剣士の護符の開発 剣士の護符を開発した。今まで似たようなお守りはあったものの、どのような形で作られるとどういった効果があるのかがいまいち不明瞭だった。これを改めて剣士に加護のある護符の作り方を模索した。 部品 粟果附松の種まき ガムホリック・草薙は粟果附松について、土壌の浄化、木炭に適した材質、粟果といった特性が大いに藩国に利益をもたらすと思っている。粟果附松の種子を拾っては庭にまいたり空き地にまいたりしてなんとか粟果附松を増やそうとしている。 部品 歴史探索 史跡や歴史書で歴史を知るのが好きである。各地に赴いてはお土産を買って家に飾ったりしている。また、寺社仏閣にも度々お参りに行っている。歴史に思いを馳せ、時々現代でも使えるのでは?ということを検討したりもする。 部品 鉱石の収集癖 時々暁の円卓藩国内にある鉱脈に赴いたりして石を採集している。勿論合法の範囲内である。散歩しつつ見つけるのが楽しいらしく、専用の工具などは使わない。 部品 動物好き 基本的に動物好きで馬の世話をするの苦にしないで、時々馬を駆って草原や街道を走る姿が目撃される。馬に限らず犬、猫、鳥なども好きらしく、藩国の犬士たちを見かけると声をかけて労ったり情報交換したりしている。 部品 筋肉質 剣士としての修練を積んでおり体は筋肉質である。平均よりも体力に優れ、重いものを持ったり使うことが得意といえる。腹筋は割れている。 部品 たくましい腕 剣士としての修練を重ねており、腕力に優れ、通常よりも重い刀剣であっても扱うことが出来る。また格闘時繰り出すパンチも強烈。 部品 柔軟な体つき 騎乗することが多く、毎日のストレッチは欠かさない。股関節が柔らかいため騎乗しても疲れにくく、暁流健康体操も楽々こなす。足腰を使ってダンスをしたりステップをするのは苦手ではない。 部品 健康な肉体 今のところ健康診断でA以外を取ったことがない程の健康優良男児である。よく食べてよく眠るのが健康の秘訣だと思っている。もしかしたら少し馬鹿なのかもしれない。 部品 人の話をよく聞く どんな人間でもそれぞれ言い分はあるものだとの考えで人の意見はじっくり聞くほうである。会話の途中で遮ることは殆ど無く、相手の論理の隙を見つけても攻めることはせず、まずどう考えているか理解しようとする。 部品 普段は穏やかな話しぶり 落ち着いたよく通る声で話しかける。テンションが低めなので大声を上げたり、叫んだりということは緊急時や戦時などで必要が無いとやらない。 部品 平和主義者(妥協点を探る) こちらの言い分を相手に飲ませようとするよりは、相手がどこまで許容できるかを見極めた上での妥協点を探る。100点の回答よりは双方が70点ずつ取るほうが良いとの考えである。 部品 戦場だと性格が変わる 戦場でテンションが上ってくると性格が変わるときがある。普段は穏やかな話し方だが、敵を見つけると鬼の形相で雄叫びを上げる。暁の歌い手の声量たるや大地を震わさんがごとくである。 部品 敵には容赦しない 戦闘で敵となったものには容赦せず襲いかかる。戦場での経験から、容赦のない攻撃こそが味方の被害を最小にすることを知っているからである。 部品 ただし民間人は保護する 戦場であっても民間人と見れば敵意を見せてもすぐには攻撃しない。持ち前の穏やかな話し方や人の話をよく聞いて説得し、なるべく保護するように努める。 部品 市場の調査で得た人脈 市場を調査する際に交流のあった商人たちと仲良くなった。藩国の盛衰は商業が握る面があるなと思い、商人たちに商売の仕方を学んでいる。行商人や屋台の店主、職人気質な主人など様々な人々と出会った。彼らと情報交換を定期的に行っている。 部品 街道を整備した時に得た知識 街道を整備していた時にどこになんの特産品があるかという情報をある程度掴んでいる。これから発展しそうな地域についての援助や投資を行いたいと思っている。 部品 商人との情報交換 人々が物の不足で困っている地域があれば商人たちに教えていたりする。当然高い値段は付けすぎるなよと釘を差し、特定の商人に肩入れするのは厳に戒めている。また違法物品売買の兆候がないかも定期的に確認していて、その兆候が見られた場合は吏族や法官などに相談するようにしている。 部品 槍投げの名手 地味に投槍がうまい。暁流投槍術の考案者であり、馬に乗りながら槍を全力で投げるという出鱈目な特技を持っている。時々畑を荒らす鳥相手に練習して腕が鈍らないようにしている。 部品 乗馬が上手い ガムホリック・草薙の愛馬バビエカは手のかかる馬だったがそれゆえに乗馬の技術が鍛えられた。暁流投槍術の開発もバビエ家の世話をするついでに培った乗馬技術があってこそであった。 部品 犬士たちをもふる 時々犬士たちの仲間に入ってもふらせてもらっている。もふもふ好きの性格のためであるが、犬士はなんとなく迷惑そうである。 部品 学生の概要 教育施設に在籍し、学問を学ぶもの。ニューワールドにおいては初等教育過程を修了し、中等教育過程にあるものを主に指し、戦闘に出向くのはその中でも後期中等教育過程を受けているものである。 部品 初等教育過程の修了 初等教育、即ち現実世界における小学校を卒業したことを示す。人知類は修了までに6年を要し、その他の知類は種族ごとの特性に従ってカリキュラムが組まれる。 部品 中等教育過程の受講 現実世界における中学校・高等学校で教育を受けていることを示す。それぞれのカリキュラムは人知類基準で3年を要す。学生のニューワールドでの戦闘参加は前期中等教育過程(中学校)修了を条件とする。 部品 指定学生服 学生が纏う服。学ラン、ブレザー、セーラー服など多種多彩で、在籍する学校によってそのデザインは異なる。学生のフォーマルウェアとしても扱われる。 部品 教科書 学校教育で使用される教科書各種。その教科・学年によって内容は異なる。各藩国の政府機関、あるいは各学校で内容の精査を受けた上で採用されている。 部品 通学カバン 教科書や筆記用具、お弁当などを詰めて学生が通学時に使うカバン。各学校の校則によって、指定デザインであったり、市販のカバンだったりと千差万別である。 部品 学生証 学生がその学校の生徒であることを示す身分証。学生割引・優待を行っている施設でサービスを受けるには、学生証の提示が必要となる。 部品 学びの姿勢 学生は未だ発展途上の存在であるが、成長途中であるがゆえに物事を吸収しやすい。あらゆる状況から学ぶ姿勢をもつことで、様々な事態に対応できるようになるだろう。 部品 戦士の訓練カリキュラム 王学校要塞では初等教育過程から科目の一つとして戦士の教育が始まる。中等教育過程に入るとより本格的に訓練が行われ、剣士や弓兵の訓練所に準ずる教育カリキュラムが組み込まれる。 部品 未成熟な才能の保護 人生経験の少ない子供にとって大きな力をもつことは幸福であるとは限らない。自分の能力と社会との折り合いを上手に付けるべきだとして、様々な場面で能力を活用し、また自制することを学ぶための教育を受ける。 部品 一剣一王 かつて一人の王には一人の剣がいたという。王と剣は同列の立場にあり、剣を兵器としてでなく対等な人として扱うことを良しとした。 部品 誓いの言葉 天が落ちるそのときまで 大地が割れるそのときまで 海が我を飲み込むまで 我は契約を遵守する!! その者これより正義を打ち立てる者 我は汝の剣にして 我が使い手の王の名は… 部品 王と剣の契約の効果 王は儀式を執り行うことで剣と契約を結ぶことができる。王と剣が契約を結ぶことで土地の力を剣に授けることができる。 部品 土地の力の供給 王は所領する土地から湧き出る力を契約した剣に与えることができる。この力は本来は土地を守るために使われる能力で、能力は所領する土地の地勢と王の才能によって決定される。 部品 剣力とは のうりょく、と読む。王から供給された土地の力が発言したものを指す言葉。領土の地勢に準じて発現する力は異なる。雨が多いなら雨にちなむもの、大きな火山があれば火、他、地震、雷、霧、産物である鉄や木にいたるまで多岐の種類がある。剣と王は才能に応じた能力と属性を持つ。 部品 契約の有効範囲 王が剣は離れていても土地の力を付与することが出来るが、範囲が10m以内になれば強力に土地の力を供給することが出来る。あらゆる能力の向上が見込まれ、密着すれば剣と王の契約を結ばなくともある程度の剣力の行使は可能となる。 部品 契約の弊害 契約の弊害として、王が死亡した際に剣も同様に死亡するというものがある。土地の力を供給する関係上、目に見えない力で剣と王は繋がっているためである。ただし剣が死亡した際は王が死亡する、ということは特に無い。 部品 王とはなにか 保有する領土と契約し、土地の力を借り上げ、配分し直したりあるいは剣と契約してその力を(土地を守るために)発言させる者のこと。本来は土地と県の間を繋ぐ仲介者でしかない存在だがもとより仲介をしていた関係で自然とリーダーとなり、権力を握って現在の王=剣制度を作った。 部品 王の選抜 王となるものはその土地の代々の王の血筋にあたるものがなるとされる。幼少期より何人もの王候補が育てられ、特に能力が高いものを次代の王として選抜する。弱小の国家では傍流の養子を取ることもあるという。なお、王となる者は剣と同等かそれ以下しか存在しないと言われている。 部品 王のランク 王のランクは領土の広さに比例する。我は剣王っ!!の舞台である扶桑では国全体で1500万石を300人の領主が治める。ランクE/10万石から倍々で増え、ランクAの160万石が当世最大であると言われ、土地の広さに応じて王が剣に付与する土地の力も強く、多様になる傾向にある。 部品 大地の意思の代理人 本来の王の目的は大地の意思を代行することだと言われている。大地の意思は土地をより豊かにすること、その土地を守ることである。本来の目的を外れても能力が衰えることはないが、契約した土地を害するような行為はできない。 部品 人を導く度量 王は領土を所領する領主でもあることから人を束ねる度量がなければならない。また、漢である剣を従えるためには人間的な懐の深さも求められる。 部品 王の分析力 王は戦闘において的確な判断を下していく能力が求められる。敵の剣力や作戦意図を見抜いて対処法を考案したり、苦手な地勢を読み解く。 部品 王の指揮能力 王は戦闘において冷静に指揮することが求められる。完結かつ分かり易い指示を出すとともに、普段から剣との信頼関係を醸成しておく必要がある。 部品 戦士の腕力 武器や道具などの重いものを持ち上げ、扱うことのできる筋力を有する。戦う人間は一般的により重い物を持ち、より強い力で道具を扱う事ができる。 部品 敏捷性 走る、避ける、跳ぶ等の動作を機敏に行うことができる身体の能力。戦場での移動や、防御、攻撃に於いて素早い動作が可能となる。 部品 スタミナ 日々の走り込み等のトレーニングによって培われた体力。運動や戦闘を長時間行うことが可能になり、疲れによるパフォーマンスの低下が起こりにくくなる。 部品 なぎ払い 剣を片側から逆の方向に振り払うことによって周囲の広範囲を攻撃する技術。腕力と共に鍛えられた足腰がなければバランスを崩してしまう。 部品 素早い剣戟 日々の訓練によって剣を振る速度が上昇している。無駄のない動作から繰り出される素早い剣戟は、容易には防御されない。 部品 強撃 力をためて強力な一撃を与える。素早く相手の攻撃に対応したり移動することは難しいが、装甲が厚かったり耐久力が多いタフな相手や、動きの遅い相手には有効な攻撃である。 部品 受け流し 敵からの攻撃による衝撃を別ベクトルに向けさせることにより威力を軽減する技術。盾や武器のほか、体捌きによっても可能とされる。 部品 バックステップ 瞬時に敵との距離を取り、危険な間合いから脱出する技術。常に重心を意識することにより、咄嗟の判断で使用することができる。 部品 間合いの把握 自分と相手の攻撃可能な距離を把握する技術。間合いを把握することで自分の攻撃が命中し易くなり、防御時にも不必要な移動や回避行動を取らないで済むようになる。 部品 6年間の白兵戦闘訓練の継続 剣を使った接近戦での戦闘技術を磨きます。対象を斬る、突く攻撃の技術と相手の攻撃を剣で受ける、受け流す技術や距離感、立ち位置の訓練。怪我や病気、特別な訓練や行事の日を除いてほぼ毎日行われます。 部品 剣士訓練所での厳しい規律 部屋の掃除や消灯の時間、訓練に臨む心構え等ルールの厳守を求められる。成績の優劣、教官と訓練生、入所年度を問わず、規律違反や素行不良のものは放校含め相応の罰則が与えられる。 部品 矢落とし1000本ノックの試練 放たれた矢を剣で弾く防御の訓練。先が丸くなっているとはいえ直撃すると痛い。この訓練は1000回成功するまで毎日繰り返し行われる。 部品 戦術、武器、戦略講義(3年分) 戦場での単騎戦、集団戦の違いや剣士の運用と得手不得手を学ぶ。戦闘可能距離による相手との相性や不利な場合でいかに生き残るかの対策についての講義(実戦形式を含む)を受ける。1年毎に初級、中級、上級コースが約週2回のペースで開催される。 部品 毎年の遠足(サバイバル訓練) 毎年遠足と称して山の中を行軍する行事が開催される。少ない糧食と粗末な装備で如何に生き延びつつ目的地に向かうか。基礎体力とサバイバル技術が試される。まれに猛獣に出くわすので命がけである。 部品 日々の筋力トレーニング 剣の種類は軽い突剣から重量のある両手剣まで様々。自在に扱うための筋肉を作るために素振りや重量挙げで鍛え上げます。怪我や病気、特別な訓練や行事の日を除いてほぼ毎日行われます。 部品 地獄の走力強化訓練 この訓練期間中、剣士たちはまず高山へ連れて行かれる。高山病手前の空気の薄い高山でいつもの訓練を行うことで持久力を付ける。訓練所に戻ると今度は自重と同じ程度の重りをつけての訓練が待っている。脱落者多いが乗り越えて開放された剣士は自分の体が羽根のように軽くなっていると感じる。 部品 雪中での水行 精神力を涵養するために雪の中水にうたれる修行。身を切るほどに冷たく苦しいが、乗り越えれば苦難に負けない強い精神力が身に付くとされる。 部品 剣士養成所卒業試験 6年間の厳しい修行に耐えたものだけが受けられる試験。教官を相手に馬上試合、徒手戦闘、サバイバル訓練、一対一の立会、そして最後に面接を行い、一定の水準に達したと認められたものだけが合格できる。 部品 指弾 コインや小石を指で強く弾いて飛ばし、対象にぶつけて攻撃する技術。殺傷能力は控えめだが、予備動作がほぼないため不意打ちに適しており、徒手でも有効な武器になり得る。相手の足止めや間合いの調整でも活用できる。 部品 組討の技術 至近距離での白兵戦において、武器を使わずに素手を主体にして相手を倒す技術。乱戦や閉所での戦闘を考慮し、短刀で相手の首を討ち取ることを目的とする。 部品 鎧通し(技術) 痛烈な一撃を与えることで相手の内部にダメージを与える技術。装甲の厚い相手であっても内部に衝撃を与えてダメージを与えることができる。 部品 兜割り 渾身の力で剣を真上から振り下ろして相手を兜ごと叩き切る大技。隙は大きいものの命中すれば相手は無事ではすまない。 部品 急所狙い 相手の露出した器官や鎧の継ぎ目、装甲の薄い部分を狙って攻撃する技術。常に狙うことは難しいが、相手の隙を見て繰り出すことで普段よりも多大な損傷を与えることができる。 部品 燕返し 剣戟を一瞬で方向転換して即座に二撃目を与える剣技。剣の軌道を読ませないことで相手の防御を掻い潜って一撃を与えることができる。 部品 流れるような連撃 絶え間なく剣戟を繰り出すことによって相手に付け入る隙を与えない攻撃。体力を消耗するが、上手く行けば相手を押し込んで不利な体勢や地形に追い込むことができる。 部品 縮地法 短い距離を一瞬で詰めるための技術。瞬発力の強化だけでなく、予備動作をなくしたり、相手の視線を読むなどの技術の積み重ねでなし得た技。 部品 切り払い 相手の攻撃に自身の剣戟を直撃させることで威力を相殺、あるいは減衰させる技術。白兵攻撃の他に矢や投擲に対しても有効である。 部品 切り落とし(カウンター) 相手の剣戟が振り下ろされる最中にさらなる剣速と力で上から剣戟をかぶせることで、相手の剣の軌道をずらす剣技。相手は二人分の力が加わることで武器を取り落としてしまう。 部品 烈火の構え 攻撃することに特化した大剣士の構え。防御を捨てて、強撃や連撃等の攻撃的な剣技を惜しみなく繰り出して相手の息の根を止める。 部品 流水の構え 相手の攻撃を凌ぐことに特化した構え。攻撃を捨て、回避、防御、受け流し等のあらゆる防御技術を総動員して自身の身を守る。 部品 剣士との仕合の日々 毎日のように名のある剣士を相手にして一対一の、時には多対一での仕合を行った。相手の使う未知の技術や戦闘スタイルに遭遇することで自身の剣技の幅が拡がっていくと同時に幾度も生命の危機に陥った。 部品 100を超える戦場を渡り歩く 幾つもの戦場で戦いを重ね、そのたびに生き残り武功を立ててきた。その数は100を下らない。生と死の狭間をくぐり抜けることで、死線を超える感覚を体に叩き込んでいる。 部品 大剣士との出会い 偶然にも大剣士と出くわして戦いを挑むも完膚なきまでに叩きのめされてしまう。持てる全ての力を出したものの、剣技だけでは通用しないことを悟り、さらなる修行が必要だと確信する。 部品 人里離れた山へ修行に行く 大剣士に敗北したことで剣士としての限界を感じたことから人里離れた山奥に起居し、己の殻を破ろうと決意する。訓練所での訓練や、戦場での戦いと違い、対人に限らぬ純粋な剣の道を毎日探求し続けた。 部品 感謝の素振り1万回 自分をここまでの剣士にしてくれた剣の道に対して感謝しつつ、さらなる高みを目指すために毎日毎日素振り1万回を繰り返します。最初は一日がかりだった素振りも、いつしか半日で終わりやがて3時間で終わり、とうとう1時間で終わらせることができるようになった。 部品 修行の中の危難 修行中に幾つもの危難を乗り越えている。大雨が降り増水した川に飲み込まれてしまったこと。夜の闇で獣の群れに囲まれたこと。山賊に襲われこれを撃退したことなど、山にこもらなければ遭遇しないことばかりであった。 部品 野生の獣との闘い 山の奥へと進むとそこには今までに合ったことのない猛獣が潜んでいた。対人剣技が通じない獣と戦うことで新たな剣技を生み出していく。 部品 剣に拘り過ぎていた 山奥の獣との死闘では剣が有利になる場面、不利になる場面が明確になっていた。爪や牙を受けるには必要だが躱し続けるには重さが不要だし、取り回しも棍棒のほうが良いと気づく。剣はあらゆる場面で万能ではないのだ。 部品 大剣士との再戦 山ごもりを終え、あの時負けた大剣士と再戦する。修行の成果で当時とは比べ物にならないほど強くなっていたが相手もさるもの、打ち合いは延々と続き決着がつかない。日が頂点に昇り、やがて日が落ちて相手が見えなくなるとようやく二人は剣を降ろし、お互いの健闘を称え合った。ここに新たな大剣士が誕生したのであった。 部品 1000人に1人の逸材 大剣士になれるものは剣士の中でも1000人に1人いるかいないかと言われている。持って生まれた才能と継続する努力。そして戦場、あるいは人との出会いという運にも恵まれなければならない。 部品 大剣士としての資質 優れた人格と確かな名誉、そして卓越した剣技と武力を合わせ持つものが大剣士と呼ばれる。大剣士は剣の道に生きるものの一つの到達点である。 部品 狂戦士との違いを自覚する 狂戦士と大剣士の最大の違いは剣を収めることができるかどうかである。剣を極めて剣を振るいすぎるものは後を絶たないが、剣を極めた後に思慮深くあろうとするものは少ない。 部品 剣に溺れることなかれ 大剣士の妙技は奥深く、その剣技は一つの大海の如く広い。だが大海を野放図に往けば必ず自身が溺れて死ぬものである。大剣士との敗北を経て、剣を忘れる程の深山に起居しなかれば今の自分はなかっただろうと思うのであった。 部品 良く響く声 マイク要らずとまで言われるほどに大きい声。耳元で叫ばれると、鼓膜が破れそうになるほどである。地声ではなく、呼吸法と筋肉に支えられた技術である。 部品 感情の伝達 声の響きや表情を使って、表現しようとした感情を見る人、聞く人に伝える。聞く人が受け取ろうとしさえすれば、その想いは届くことだろう。 部品 どこででも歌うことができる コンサートホールのような、よくセッティングされた舞台で歌うのも悪くないが、誰かの隣に立って歌うのに、何の準備もいらないだろう。ただその人のことを思う気持ちがあれば十分。そういう心構え。 部品 聴衆に対する気配り 今観客が楽しんでいるか、つまらない思いをしていないかという所に目を配り、時にはアドリブを聞かせて観客を飽きさせないようにできる。 部品 心の演技力 かなしい時でも楽しい歌を、嬉しい時でもかなしい声を歌える。歌うときの心は、自分の感情でなく聴衆の思いに沿わせようとする。 部品 腹式呼吸を用いた歌唱 息を吸う際に、お腹の下の方を膨らませることを意識する呼吸法。歌においては、よく響く声が出せるようになるという。 部品 長時間のリサイタルに耐えるスタミナ 長時間、時には踊りながら歌えるだけの体力。基礎体力もさることながら、それを実現するのは効率的な体の運用である。 部品 安定したリズム感 意識的にずらそうとしない限り、たとえ興奮状態にあったとしても一定のリズムを頭の中に打ち続けられる。それに沿わせることで、安定感のある歌を歌える。 部品 表現の読解力 誰かの歌や音楽が表現しようとしていることを読み解く力。それに合わせて、より強調させて別の誰かに伝えられる。 部品 歌への集中 時に自分と周りに広がる音楽以外に耳に入らなくなるほどにまで集中力を高められる。その分頭が冴え、聴衆に対する観察力が上がる。 部品 体を楽器として使う 伴奏者がいなかったとしても、自分の体を楽器として観客にリズムやメロディーを想起させられる。主に使われるのは手拍子や口笛である。 部品 姿勢の良さ 良い声は良い姿勢から出てくる。特に、大きな声やロングトーンを表現するためには欠かせない。インナーマッスルに支えられテイルからこそできる。 部品 歌うときの表現技法 ビブラートやコブシなどで歌にメリハリをつけ、聴衆を飽きさせず、またより感情を響きに乗せられるようにしている。 部品 喉へのいたわり 自分の喉の能力と限界をよく知っており、基本的にはその範囲内で無理をしないようにして歌い、より長く歌えるようにする。 部品 歌を伴った剣舞 刃を潰した剣を手に持ち、歌いながら舞う。よく訓練されたその動きと歌語りによって、勇猛なる者を想起させる。 部品 ボイストレーニング 声を効果的に出すための訓練。喉を傷めないように、声量、音域を広げる方法を練習する。単調なものだが、長く歌い続けるには必要。 部品 自然の音を聞く 木々のゆらめき、波のざわめき、小鳥のさえずり。他愛もないながらも、心動かされる響きを聞いて、日常の中にある素敵を忘れないようにする。 部品 積極的な行動 誰かに言われたからやるのではなく、自分から動かなければ、他人の心を動かすのは難しい。それは勇気を必要とするが、必要なことである。 部品 様々な経験をする 出会いや別れ、恋や友情を経験して、自分の経験できない事は物語を読むなどして疑似的に学ぶことで、様々な想いに共感できるようにしている。 部品 走り込み 長距離を走り続け、肺活量と足腰を鍛える。また、大きく体を動かすことで、身体的、精神的ストレスを緩和する効果もある。 部品 毎日忘れずに行う 基礎は満足を知らない。どれだけうまくなったとしても、やめていいものではなく、日々継続しなければ衰えてしまう。 部品 拍子打ち 手や足を使って一定のリズムを打ち続ける。そうやって体に覚えこませることで、表現以外でのリズムのずれを起こさないようになる。 部品 体幹トレーニング 姿勢の制御やより力強い呼吸を行うのに必要な筋肉を鍛える。見た目に地味であるが、長時間続けるのは非常に苦しい。 部品 柔軟体操 体のコリをほぐすことで、体を自由に動かして声の響きを変えられるようにする。また、舞踊の際にケガしにくくもなっている。 部品 適切な休養を取る 例え綺麗に咲く薔薇でも、水をやり続ければ根を腐らせて枯らしてしまう。能力を伸ばすには、時に休むことも必要である。 部品 人前で歌った経験 誰かの為に歌ったことがある。歌うことで、誰かが笑顔になってくれる。その経験こそが、上達への欲求へとつながる。 部品 他人とのふれあい 自分以外の人と関わり合いを持ち、よく観察して相手の思いを読み取ろうとする。どのような気持ちであるかを読み取り、それに対してどうしたいかを考える。 部品 イメージトレーニング(情景などの) 頭の中に、これまで見た様々な風景を思い浮かべる。山の上から見たのどかな街並みや、祭りの中の賑やかな人混みを想像することで、伝えたい感情をより具体的なものにする。 部品 セッション 複数人で同時に行われる演奏。息を合わせ、音を繋げることで、新しい発見と他者との協調を学ぶことができる。 部品 他の歌う人との意見交換 同じく歌を歌う人と、どんな気持ちで歌っているかや、歌うときに気を付けていることを話し合って、自分の気持ちを再確認するとともに、新たな視点を手に入れる。 部品 身に着けるまでの時間 技術とは、一日で見に着くようなものではない、剣の扱いを身に着けるだけでも年単位はかかり、それに加えて踊りの技術、歌の技術を同時に扱うとなると、4年は必要とされる。 部品 剣の扱いの訓練 最低限の戦闘技術と、何よりも剣を振るうことでむやみに人や物を傷つけない為の術を身につける。重さを覚え、間合いを身に着けることを一義とする。 部品 剣舞のステップ 剣を持ったまま踊る際の特殊な足さばきを身につけ、緩急やポージングに耐えられるように訓練を行う。重いものを持っている分、重心の移動をスムーズに行えるように何度も繰り返し確認をする必要がある。 部品 言葉の響きの勉強 より良く歌うために、アクセントや母音、子音に意識を向ける。自然と歌えるようになるまで美文の音読を続ける。 部品 他の人の歌をよく聞く・真似をする 他の人の歌の、うまい部分、感銘を受けた部分を自分でも真似をしてみる。そうやって自分にはなかったテクニックを学ぶのだ。 部品 挫折・スランプを乗り越える 「手習い」の域を超える際に誰もが経験する、伸び悩みの苦悩。何をやってもうまくならない。周りは褒めてくれても、実感がわかない。その想いを昇華したからこそ、裏付けある自信に満ち溢れている。 部品 みんなに認められる 周りの人からは、歌といえばこの人、というように見られている。実際大事な歌を任せられるのは、大抵の場合は歌い手である。 部品 歌うことが好き 自分で音を響かせることが好き。それを聞いて、誰かが反応してくれるのが好き。自分の歌で、誰かを笑顔にできるならそれより良いことはないと思う。 部品 伝承の担い手 歌の中には、その土地に息づいている文化伝承を伝える物がある。そういう詩を歌い継ぐことで、昔のことを忘れないようにしている。 部品 歌への純粋さ 歌で得たものは、歌で還元しようとする。歌を歌うのは、歌いたいから、それで、聞いた人の気持ちを健やかにしたいから、ただそれだけ。 部品 長年の修行に耐えられる気の長さ 暁の円卓藩国で歌を歌うものは少なくない。その中で「歌い手」と呼ばれるまでの技量を手に入れるまでには、気の遠くなるような修練を必要とするため、そう呼ばれるのは1000人に1人であると言われる。 部品 名誉的な称号 「歌い手」と呼ばれることは、歌が身近にある暁の円卓藩国においては名誉なことであり、実権は持たないものの多くの人に親しまれるようになる。 部品 騎乗訓練の概要 騎乗訓練とは馬を乗りこなすために行う訓練を指す。馬の生態や習性、乗るときの道具、乗った際の動作の意味などを学んで理解することで馬を乗りこなすことが出来るようになる。 部品 騎乗訓練の習得期間 一人前になるには200鞍は乗ることが必要と言われており、仮に一回1時間の練習を200日繰り返せばよいことになる。大体1年から2年で一通りの騎乗はできるようになる。子供の時期は体が柔らかいこともあり習得が早く、出身地で身近に馬がいたりする場合も習得が早まる。 部品 柔軟体操やストレッチ 乗馬に際しては体の柔軟性が必要である。特に股関節の柔らかさが重要で、馬にまたがった際にいかにうまく力を抜けるかで上達の度合いが違ってくる。そのため定期的にストレッチや柔軟体操を行って体を柔らかくしておく。 部品 騎乗でのバランス取り訓練 足を使うのでは無く、坐骨を使って馬の上でバランスを取る必要がある。足を使うと馬体の片側に不要な力が入り馬が嫌がるため、なるべく腰を使ってバランスを取る必要があり、バランスボールのようなものを使ってバランスを取るための訓練を行う。 部品 馬具の装着と手入れ 馬につける馬具を適切に設置する方法を学ぶ。馬が嫌がらない付け方やどのような馬具が自分にあうかを見極める知識を学ぶ。またその道具の手入れの方法も学ぶ。 部品 馬とのコミュニケーションを学ぶ 馬の世話を通して馬とのコミュニケーションの仕方を学ぶ。不用意に死角に立つのが厳禁であり、足や尻尾も触られるのは嫌がる。反面首筋や肩などの自分で掻けない部位を触ると喜び、鬣を優しく撫でるのもよい。首を上下に振ったり、耳を伏せたり、鼻に皺をよせるのは嫌がっている証拠なので気をつけること。 部品 馬に乗る 馬に乗ることを実践することが一番の訓練になる。馬場の中で常歩や速歩、駆け足などの練習、急な発進やターン、ジャンプの練習など、やるべきことは多い。 部品 馬と駆ける 馬の速度を上げて本気になった馬の扱いを学ぶ。上下動が大きくなり、加速によって体に重力がかかり、常歩などのときとは全く違った乗り心地である。乗り手はこの状態に慣れつつ、興奮状態の馬を上手に制御できるように練習を行う。 部品 筋トレの重要性 ランナーに太い筋肉は必要ないと考えられがちだが、長時間良いフォームを保つためには筋力トレーニングが必要不可欠である。 部品 怪我の予防 走るのに適切な姿勢を保つ他、継続的に筋力トレーニングを行うことで基礎体力がつき、怪我の予防にもつながる。 部品 フロントランジ 太腿、ハムストリングス、大殿筋を中心に鍛える。この際上体をまっすぐ保つことで、全身の筋力を強化できる。 部品 腹筋・背筋 ゆっくりと行うことで体幹の筋肉が鍛えられ、適切な姿勢を保つことができるようになる。大きく息を吸って吐きながら行うこと。 部品 腕立て伏せ 腕をしっかりと振るために腕・肩の筋力を鍛える。きつくて続かない女性などは最初は膝をついた上状態で行っても良い。 部品 準備運動の効果と重要性 怪我を防ぐ、体をあたためる等の効果がある。トレーニングの効果にも差が出るため丁寧に行うこと。全身の筋肉を気持ちいいくらいの強度でよく伸ばし、ほぐす。 部品 良好なコンディションを保つ 疲労を溜めないことがランナーには重要である。すなわち、睡眠時間を十分に取りトレーニング後は整理体操等をかかさず行うこと。 部品 インターバル走 数本の疾走区間の間に小休憩を挟む練習方。非常に効果が高いが疲労もたまるため、終わったらしっかりと休憩をとること。 部品 レペティション インターバル走より1本1本の強度を高め、休憩を長くとるトレーニング。効果としてはインターバルと同じ。 部品 ペース走 一定のペースで走るトレーニング。トラックなど決まった距離を延々同じペースで刻むことで適切なペースを体に教え込む。 部品 ジョグ 一キロ5分以上のペースでゆっくりと長い距離を走りこむ。もっとも手軽で一般的な練習方法。毎日継続するのが大事。 部品 ビルドアップ走 最初はゆっくり、徐々にペースをあげていき、ラストでラップを刻みゴールするという練習方法。疲労の溜まり方もマイルドで効果が高い。 部品 正しいフォームの重要性について 長距離を走る際正しいフォームを保つことはスピードを上げるだけでなく怪我の予防にも繋がり、疲労度にも大きく影響する。 部品 正しい姿勢を保つ練習 走る際は真上から頭を吊られているような感覚で少し顎を引き、背筋を伸ばし、腹筋にやや力をこめるイメージで。視線はまっすぐ前へ。 部品 足の出し方 走る際の足は一本の線の上を走るような感覚でまっすぐ前に出す。普段から線の上を走って感覚を掴むと良い。 部品 使う筋肉 小さい筋肉(足首、すねなど)を酷使すると故障の元になる。太腿や尻などのなるべく大きな筋肉を使い、体幹を意識して体を動かすこと。 部品 腕の振り方 小指と薬指を軽く握り、真後ろに引く。腕をしっかりと振ることで余計なエネルギーの流出を抑えることができる。 部品 呼吸の仕方 ペースによって呼吸を変える。スローペースで走る時には4回吸って4回吐く。ミドルペースの際には基本の2回吸って2回吐く。更にスピードを上げる場合は2回吸って1回吐くと良い。 部品 ペース配分 走る距離によってペース配分を考えながら走る。長距離を走る場合は10キロ過ぎあたりで気持ち良くなってペースがあがりがちだがぐっと堪えること。 部品 ランナーズハイ 走ることによって脳内物質が出てテンションがあがり、疲労を感じにくくなる。しかし疲労は確実に蓄積するため、惑わされず冷静さとペースを保つことが必要となる。 部品 クールダウン 長距離を走った後は筋肉がダメージを受けているため、ゆっくりと整理体操や軽いジョギングをして筋肉をほぐすこと。 部品 靴 基本的に紐靴。履き比べて自分の足に合ったものを選ぶこと。また、長距離を走る前に履きならしておくのが望ましい。 部品 帽子 つばの広いキャップが良い。風で飛ばないようなサイズのものを選ぶこと。太陽光をさえぎる他、汗が目に入るのを防ぐ。小雨の際にも役に立つ。 部品 ワセリン 服と肌が触れる部分などに塗ることで長距離走った際の擦れを予防できる。下着と肌の境目あたりにも塗っておくと良い。 部品 動きやすい服 気温に適したもの、また、肌に擦れても痛くない素材を選ぶこと。また、男性は下半身にスパッツ状のものをちゃくようすると息子が擦れにくい。 部品 走る前の食事 穀物など炭水化物をしっかりととること。極端に炭水化物の量を増やして準備することをカーボローディングと言う。 部品 水分の取り方 水分は少量をこまめに摂取することで脱水を防ぐことができる。汗で失われるナトリウムを補充できるものが良い。 部品 エイド 30キロ以上の長距離を走ると体内の糖が不足しエネルギー不足に陥るため、水分と同じようにラムネやブドウ糖を途中でかじると良い。 部品 暁流投槍術とは 暁流投槍術とは騎乗時に投槍を使う暁の円卓藩国独自の投法である。騎馬状態で全速の襲歩状態の馬から投擲することにより、投槍の飛翔速度に馬の移動速度が加わりかなりの長距離まで投槍が届くことになる。 部品 暁流投槍術の開発 暁流投槍術はガムホリック草薙の祖先であるガム・ホーリーの旅行記に記されていた戦術を発展させたもので、ピルムと呼ばれる投槍を使う珍しい騎兵の話をヒントにしたものである。ピルムは重い槍で素手で投げるものであった。現在の軽い投槍と投槍器を使用することで飛距離は伸びており、騎兵の速度を加えた投擲で更なる飛距離と威力を獲得することに成功した。 部品 暁流投槍術の威力 投槍術よりも1.5倍程の射程と威力があるとされる。全速の騎行からの投擲に加え、手の捻りを加えることによって投槍にジャイロ効果を発生させ、直線的な軌道での飛距離が大幅に伸びている。 部品 軍馬を使用しての投擲 軍馬に騎乗した状態から投擲することで投槍の飛翔速度が更に上乗せされる。投げるときは鞍の上に立ち上がって投げつけるため、かなりのバランス感覚が要求される。また、ただの馬では暁流投槍術は使用できない。最低でも軍事的な訓練を受けた馬に乗らなければ技の負荷に耐えられずに馬が暴れてしまう。 部品 手首の回転を加える 投槍を投擲する瞬間に手首のスナップを効かせて回転を加えることで、飛翔していく投槍にジャイロ効果を付与する。飛翔時の安定性が向上して、横風によるブレや空気抵抗による速度減衰が軽減される。 部品 副産物としての地対空能力 訓練の一環として飛ぶ鳥を落とす訓練を行っていた副産物で、低空を飛行する相手であれば撃ち落とせるという地対空能力を獲得した。 部品 暁流投槍術の運用 騎兵であるため地対空兵器として自ら移動して迎撃、という運用が可能である。地上戦では騎兵で急行し、敵を射程圏内に捉えた瞬間に発射する。相手が白兵戦闘で倒せると判断した場合は、そのまま騎馬突撃を敢行し、そうでない場合は馬主を返して撤退し、別の攻撃機会を伺うことになる。 部品 馬に人を乗せる訓練 まずは馬に鞍の上に人を乗ることから慣れさせていく。乗っている馬がどれくらいの間全速での速歩が可能かを把握し、馬と一緒になって暁流投槍術の訓練を繰り返すことで阿吽の呼吸が生み出される。 部品 鞍の上に乗って踊る訓練 馬が走っている間に馬の鞍の上に乗って踊る訓練をする。大抵は暁流健康体操をする。暁流投槍術では絶妙なバランス感覚が要求されるために、こういった無茶な訓練を行う。見た目と裏腹に何度も何度も落馬が続くために怪我をしやすい過酷な訓練で音を上げるものも多い。なお、歌い手系の職業の場合は鞍の上で一曲歌いきればOK。 部品 飛ぶ鳥を落とす訓練 飛ぶ鳥を投槍で撃ち落とす訓練。野山を駆け、飛んでいる鳥の射程圏内に速歩で近づき、射程圏内に捉えた瞬間に暁流投槍術で撃ち落とす。これが出来るまでには投槍の技術を持っているものでも半年はかかるという。 部品 投槍の歴史 投槍は比較的太古の投擲武器で、大型の獣が多かった時代に古代の人々が使っていたとされる。環境として大型の獣が減ったこと、持ち運びが便利な弓矢が発明されてことなどが原因で廃れていったとされる。ただし大型獣が残った地域では弓矢が発達せず投槍を長いこと使い続けた地域もあるようだ。 部品 投槍の仕方 投槍器にセットした槍を構えて投擲姿勢を作る。目標の方向とは逆に足腰を回転させてタメを作った後、腰を元に戻しつつ一気に振りかぶって目標へ投擲する。 部品 投槍の射程と威力 投槍器を使って投げた投槍は熟練したものなら200メートル程度の距離を狙えるとされる。鏃や矢羽がしっかりしたものを使えば、象やサイなどの分厚い皮膚を持つ大型獣を貫いて串刺しにすることができる程威力があり、木製の盾などは容易に貫通してしまう。 部品 投槍の訓練 投槍は使用すること自体は簡単だが遠目の目標を狙えるまでに熟練するにはそれなりの訓練が必要である。1000回投げてやっと一人前と言われ、一年ほど訓練を続ける必要がある。また相手の盾を使えなくするためにわざと重い槍を使って盾を狙う訓練もされる。 部品 投槍の注意点 足腰を使って投げるために、安定した地面でないと狙いが定まりにくい。また嵩張るために何十本も一度に持ち歩けないという欠点があり、弓矢や銃火器と違って弾幕を張るという使い方が出来ない。あとは投槍器の見た目がださいので、なんとなく頼り無さそうで人気がないのも欠点といえば欠点である。 部品 投槍器(アトラトル)とは 引き伸ばしたL字型をした木で出来た投槍器。手に馴染み投げやすい作りになっており、片方の端に投槍を固定するための突起や覆いが付いており、投槍はここに設置する。投槍をそのまま掴んで投げるよりも力が込めやすく、更にテコの原理で体から離れた位置から発射することになり、強力な投擲を可能にする。 部品 投槍とは 細い木で出来た1メートル程度の長さの短い槍。竹などのしなやかな木材が使われており、普通の槍に比べてひ弱だがかなり軽い。後部に矢羽が、先端には槍の穂先が付いているが、穂先は小型で矢の鏃に近い。矢よりも作成に手間がかかり、また嵩張るために、多くを持ち歩くことは難しい。補助武装ということもあり、携行するときは大抵1~2本を持って戦場に出るとされる。 部品 「奥伝」の認可 「奥伝」の認可は「真伝」まで認可を受けた者の中でも、更に限られた者だけがたどり着くことのできる領域にある者だけが与えられるものである。 その身に人ならぬ力、すなわち魔力を満たし意思により技術のみの領域を凌駕することで初めてたどりつくことができるのである。 このことは「真伝」まで辿りついた剣士にも伝えられておらず、自らの力のみでその領域にたどり着く必要がある。 そして、辿り着いた者はこの力が市井での理力などの力に近しいことを理解し、無駄な者などないと知るのである。 部品 「真伝」の認可 「真伝」の認可は「皆伝」まで認可を受けた者が、更に古流暁流剣術の真髄を学ぶことにより与えられる認可である。 暁流の真髄とは後の先を取る様々な技術や、人馬一体となる馬上戦闘術の発展系なども含まれていた。 部品 後の先を取る いわゆるカウンターではあるが、受け、躱しなどの防御法とともに交差する斬撃及び刺突は流れを止めることなく戦場に立ち続けるために有効な技術であった。 部品 武器を持つ指への攻撃 どうやっても武器を持つ以上は指を出さなければ武器を手にとることはできない。その為武器を持つ指への攻撃は有効な攻撃となりうる。 部品 騎乗戦闘技術 古流暁流剣術においては騎乗状態における剣術も伝えられていた。これは騎乗状態にある場合、高い位置からであること、前に騎馬のがあることから、攻撃範囲が変わってくることから、通常状態の剣術とは違った剣術を必要とされた。 部品 装甲の薄い急所を狙う技術 対人においては装甲の継ぎ目や関節などの装甲が行き届かない部位、対生物においては甲殻などを避け攻撃を届かせるための技術がある。 戦場においてはどうしても無駄に大刀を振るう余裕はないため一刀のもとに斬り伏せる必要があったためである。 部品 「皆伝」の認可 「皆伝」の認可は「初伝」まで認可を受けた者が剣闘術及び、基礎的な古流暁流剣術の一端までを習得した段階で与えられるものである。 ここまで修めた者は一端の剣士として認められ、指導的立場になることが許される。 部品 間合いの把握 経験を重ねることにより、自ら及び相手の間合い範囲の看破ができるようになる。 自らの間合いは測らせず、相手の間合いを看破することで攻めるも守るも逃げるにも有効な手段となる。 部品 暁流歩法 暁流における歩法は戦場における相対を優位に運ぶためのテクニックである。 多対多の戦場では死角を減らし、常に次の相手が来たとしても不利を被らないように移動する手段でもあった。 部品 鎧を身に着けたままでの行動 古流暁流剣術の流れを受けた技術である。鎧はどうしても普通の服装に比べると大きな行動制限となるため、古流暁流剣術においてはこの鎧を着たままで有効な斬撃を繰り出せるように訓練が行われている。 部品 鎧による有効防御範囲の理解 鎧といえど守れる範囲は決まっており、守れるもの以上の攻撃を受けてしまえば戦闘を継続することは不可能となる。 そのため、人体急所を守るための防御動作が含まれている。 部品 暁流剣刀術とは 暁流剣刀術とは、暁の地において研鑽され続けた剣術の総称である。 戦乱の世と平和な時代の両方を経験しているため、様々な技術を内包する。 部品 古流暁流剣術からの技術継承 鎧を身に着け大刀を振るう剣術の側面もあり、ある程度制限された動きの中で効果的な動きをすることを目的とされ、 御留流として他流に見せることすら禁じられていた古流、暁流剣術の体系を継承している。 ただし、ある程度ミックスされた結果この体系のみを習得することは現在においては不可能となっている。 部品 平和な時代に必要とされた護身剣闘術 鎧を身につけていない日常における納刀状態からの護身剣闘術の体系は体術と剣術をミックスしたものに仕上がっている。 こちらはいかに生き残るかを中心に編み出された技術体系とも言えよう。 部品 身につけるための条件 暁の円卓藩国の流派である以上そこで修行し、この流派に師事した者のみが扱うことができる。 この時基礎も含めて合わせて6年以上の修行をする必要がある。 部品 伝位制 暁流剣刀術の免許は流派を名乗ることを許される「初伝」から始まり、一通りの技術を収め指導が行えるレベルである「皆伝」、古流の真髄を相伝する「真伝」、果ては限られた者に奥義を相伝する「奥伝」に至る。 伝位を認可するのは師匠として道場を開くことを許された「真伝」「奥伝」者のみであり、「奥伝」者でなければ「真伝」以上を認可することはできない。 部品 「初伝」の認可 「初伝」の認可は、暁流剣刀術を修めた者がその流派を名乗ることが許された段階で与えられるものである。 主に心構えと基礎的な自衛武術を学んだ段階であるという意味でもある。 部品 常在戦場の心構え 戦場のみが生きる場ではない。いついかなる場合でも戦場にいるかのように真剣な心構えで事にあたるべきであるとの教えである。 たとえ剣の道に生きる者ではない者でも、別に生きる道で切り開ける場合もあるのである。 部品 経験による不屈の精神 一所で取り組み続けた経験は、いついかなる場合に有事に巻き込まれたとしても早く立ち直るきっかけになりうる。 部品 居合術 居合う、つまり鞘に納めた状態での技法は日常に於いて不意に襲われた場合に即座に応戦するためのテクニックである。 部品 危険察知 経験的に息遣いや音から総合的に判断して自らや周囲に対する危険察知をすることは生き残り、生き残らせるために重要な技術である。 部品 もふもふとは もふもふとは、動物の毛などが豊かでさわりごこちがよいことを指す言葉である。つまり、ほわほわで、もこもこなのである。 部品 愛着 もふもふはいい。触っても、撫でても、ぎゅっとしても素晴らしい。そういう愛着を持っている。もちろん見守ってもいい。 部品 意思の尊重 もふもふが大好きだからといって、もふもふの相手の都合を考えることなく突進していってはいけない。相手には相手の都合があるのだから。 部品 フレンドリーな態度 もふもふしたものに対してフレンドリーになってしまうのはもふもふ好きの性。相手の気持ちを損なわないように誠心誠意努力する。 部品 生活力とは 生活力とは、健康で快適な生活をおくるうえでの自己メンテナンスの方法をいう。これを行うことにより生活の質があがる。 部品 お金のやりくり 生活費の内訳を計算することで、お金の流れがわかる。節約したり、うまくやりくりすることで、経済的に破綻なく過ごしたり、調整することができる。 部品 自炊 自炊とは、自分でご飯を作ることである。常備してある食品をうまく活用して、簡単で栄養のある食事を作ることで健康を保つ。 部品 料理メモ 簡単に作れるおいしいご飯についての知識を自分でメモしたもの。 疲れているときにさっと作って食べられるものや、時間があるときに手をかけて作る料理が書かれていたり、見聞きした、ちょっとした料理のコツなども書き込まれている。 部品 衣類の手入れ 洗濯表示があるものはそのとおりにする。必要に応じて石鹸や洗剤を使用し、洗濯をする。人肌くらいの湯を使うと汚れがおちやすいものもある。そしてよくすすぎ、しぼる。しわをのばして干す。必要に応じてアイロンをあてる。 部品 整理整頓 自宅や職場など、身の回りを整理整頓することで、出し入れがしやすかったり、物を探す手間がなく効率的だったりする。 ちなみに、整理とは乱れた状態にあるものをかたづけて秩序を整えること。整頓とは必要なものをいつでも誰でも取り出せるよう秩序だてて配置することをいう。 部品 掃除をする 何もしていなくても部屋は汚れ、埃はたまっていく。何もしないからこそたまるともいう。床を掃いたり、机を拭いたりすることで清潔な環境を自ら作り出せる。 普段やらないところでも、年に数度はやっていくとよい。 部品 身だしなみ まずお風呂などに入り清潔にする。そして髪を整える。櫛でとき、そろえる。必要に応じて結ったりしてもよい。服装はTPOを考えて選ぶ。ひげをそり、必要なら化粧をする。 整った髪や服装は社会的に良い印象をあたえる。 部品 挨拶をする おはよう、こんにちは、ありがとうなど、場面に合った挨拶を行うことで、コミュニケーションの一環となる。 部品 敬意ある応対 相手に対して常に敬意を抱き、考え方を尊重する。これは相手に唯々諾々としたがうものではなく、相手と自分それをれの考え方を尊重するということである。 部品 読み 字を読み、意味を理解することをいう。これができると本やメモに書いてある文字の意味を読み取り、内容を自分の知識にすることができる。 部品 書き 文字を書くことをいう。これができると、覚えておきたいことをメモ書きとして残すことができる。また、書いたものを掲示することで多くの人に同一内容を知らせることもできる。 部品 そろばん力 そろばんとは計算をする道具。簡単にいうと計算する力である。数を数えたり、四則演算を理解することで、料理のときの調味料を量ったり、買い物の計算をしたりとお役立ちである。 部品 ミスが少ない 聞き間違えや記憶違いなどが少なく、一度の処理で完結することが多い。誤字脱字がなく、結果的にやり直しなどで余分な時間を取られない。 部品 きちんとした報告、連絡、相談 関係者への報告、連絡、相談のタイミングや内容が適切であり、適切なアドバイスが受けられる。連携不足に依る重複や眠っていた案件の爆発などがなく、常にスムーズに事が運ぶ。 部品 人脈が広い その人物の社交性によって様々な人と関係性を持ち、交渉や相談で力を借りることができる。自分には全く未知な分野や苦手なことでも対処できる可能性が広がる。 部品 頭の回転が早い とっさの機転で状況を切り抜けることが出来る頭脳を持つ。喋ることが得意で当意即妙な受け答えができるため、会話における様々な場面で事が有利に運ぶ。他にも瞬時に状況を把握して適切な対応を取ることが出来る。 部品 処理能力が高い 大量の課題や難しい案件を抱えてもパンクせずにこなす能力がある。並行して作業をすすめるもの、一つ一つの処理速度が抜群に早いもの、裏技を駆使するものなどタイプはそれぞれだが、総じて作業や仕事の効率が平均より高い。 部品 手際の良さ シンプルにそつなくこなす手腕。優先順位を付けて段取りよくことを運び、物事をよどみ無くスムーズに処理していくことができる。 部品 出来るヤツの理由 優秀な上司や、出来る先輩の背中を見て彼らのようになろうと、そのやり方を学んで自らに取り入れ続けた結果である。勤務経験も相応に有り、力を入れるところと抜くべきところの見極めが出来ているのも大きい。遊んでいるように見えて影で努力しているのであった。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1928.html
※容量制限により分割 『屁~音!3』 「果たし状?」 「うむ」 「うー?」 俺と親父とれみりゃ、三人で床に置かれたものを囲む。 綺麗に折りたたまれた書状があった。 流れるような筆遣いで「果たし状」と書かれている。 果・た・し・状。 確かに果たし状だ。……うーん。 新年早々、何だこりゃ。 「この現代日本において、果たし状っつーのもな。時代錯誤にも程があるぜ。タイムスリップにでも遭ったんじゃねーか、これ?」 「そうか? いつだったか、毎週のようにもらっていた記憶があるぞ」 「時代錯誤だらけだな。文明開化に乗り遅れたのか? つーか、恨み買いすぎだろ」 「農家は人に恨まれて一人前のところがあるからな」 「全国の農家とJAに謝れ」 コメ投げつけられんぞ。 「いや、致し方ないことなのだ。必要悪というかな」 「そんなにアコギな生業だったかな、農家」 他人の家屋ぶっ壊して田畑作るわけでもあるまいし。 「たとえば世界農業選手権がイタリアで開催されたときはな」 「ああ」 「種目の一つに国土縦断マラソンがあったのだが」 「いや、農業関係なくね?」 「何を言う、ちゃんと農家らしくふんどし一丁で両肩に米俵を担ぐぞ」 「ふんどしの意味ねーっ!」 ピサの斜塔を背景に汗だくで疾走するふんどし米俵集団。 確かに観光業界あたりから猛烈な抗議を受けそうだ。景観とかイメージとかに壊滅的なダメージを与えることは疑いようがない。 「それは恨まれるな。ってか、何が必要悪だ。人目のないとこでやれよ、んな奇祭」 「人あっての農家、農家あっての人だからな。多くの人に見てもらいたい」 露出癖ってんだよ、それは。 「それからは殺し屋が数多く送り込まれて大変だったな。チャンピオンになった有名税として受け入れたが」 「いやいや、さすがに命は狙われねえだろ。せいぜい入国禁止になるくらいでさ。つーか、そんなバイオレンスな観光局は嫌だ」 「観光局でなくマフィアだ。コース上にアジトがあったので、つい蹴散らしてしまってな」 「マジで!?」 ついってレベルの話じゃねえだろ。 だが、米俵を担いでイタリアを走破する集団だ。ありえなくもないと考えられてしまうところが恐ろしい。 農家パネェ。 「で、この果たし状だ」 「ああ」 「だどー」 話は床上のそれに戻る。 「今回はまあマフィアじゃないみたいだな」 「うむ、イタリアンマフィアならローマ字で書かれるだろう。『HATASHIJO』とな」 「そこはイタリア語だろ」 「とりあえずは中味を拝見してみよう。れみりゃ、開けてもらえるか」 「うー♪」 れみりゃは小さな腕を伸ばすと、たどたどしい手つきで紙を解きはじめた。 しばらく見ていたが、ふと不安になる。 「……なあ、いいのか?」 「いいだろう? 幼妻がかいがいしく奉仕する姿は」 「そういうことじゃねえよ! マフィアとかに命狙われてんだろ、中に爆弾とかあったりするんじゃ……」 「あれほど薄いものに仕込めるはずもなし。心配はいらんさ。まあ、表面に致死性の毒物を塗っておくこともあったがな」 瞬間的にれみりゃの手から果たし状を奪い取る。殺してでも奪い取る。いや、死なせちゃまずいが。 ああ、死なせちゃまずいだろ。 「くそ親父ッ! 子供に危ないことさせんな、てめーが開けッ!」 激こうして言葉をぶつける。怒声が響き渡る。 れみりゃが目を丸くしている。自分でも驚くほどの感情の高ぶりだ。 「心配するな、全て検査済みだ。息子の嫁に危険な橋を渡らせるわけがあるまい」 親父は落ち着いて言った。その冷静さにこちらの熱も冷める。 「そ、そうか。まあ、そりゃそうだな、うん」 落ち着いてみるとその通りで、何だか気恥ずかしくなってきた。 照れ隠しで「ほら、開けていいぞ」とれみりゃに果たし状を返して、背中を叩く。 だが、それがいけなかった。 突然の怒鳴り声による緊張、それが弛緩したときに訪れる──そう、れみりゃ名物、 ぶぅおッ! ──屁である。 「ぐはっ?!」 致死性の毒物と思えるほどの激臭が、鼻孔から脳天を直撃する。いや、マジで死ぬ! マジ死ぬ! マフィアとか関係なしに自ら危機的状況を招いた愚を反省する、のは後だ。 今は脱出、とにかくそのことだ。エスケープ・フロム・GA(ガスエリア)。 呼吸器を焼かれながら外に転がり出る。 「えフっ、エふッ、えフっ!」 笑ってるわけではない。せき込んでます。 涙と鼻汁を漏らしながら地べたから見上げると、親父は当然のごとく脱出完了していて、平静に果たし状を開き読んでいた。 農家パネェ。 「ふむ、やはり予感通りか。息子よ、れみりゃと共に手伝ってもらうぞ」 「はヒ?」 親父は開いた果たし状をこちらに見せる。 表書きと同様、達筆に書かれたそれら文面に、ある単語が目に入る。 見間違いかと思って、口に出して読んでみた。 「ひゃくにん、いっしゅ?」 「うむ」 間違いではないらしい。 百人一首で果たし合いとな? ※ 普段は閑静な、というにはあまりに寂れた、要するに閑散としているど田舎。 それが俺の住んでいるところだ。 しかし、今日はずいぶんとにぎわっている。村中の人間が、腰の曲がった婆さんから背負われた赤ん坊まで集まってごった返していた。 この公民館で祭りでも開くのかというほど。いや、それ以上の大騒ぎだ。 たかが百人一首大会でこんなに盛り上がっているとは、誰が思うだろう。いや、思わない(反語)。 「なんか知らねーが、テレビカメラまであるぞ。地方局以外のもあるみてぇだし、村の恒例イベントが一気に全国区だな。そんなに有名なのか、相手」 「女流百人一首チャンピオンだそうだ。世間では百人一首がブームらしいから、注目されているのだろう」 「はあ、そうかよ」 どうも実感が湧かない。手をつないで横に立っているれみりゃも「うー☆」と周りの騒ぎを楽しんで理解していないようだ。 俺もれみりゃも自覚はまったくない。これからその女流チャンピオンのチームと三人で戦うことになるなんて。 「しっかしなんで百人一首なんだ。カルタ遊びで何か恨みを買うことでもしたのかよ、親父。女泣かせた過去でもあんのか」 「失敬な。女に手を上げることなど金輪際したことはないわ。尻を蹴り上げたことはあるが」 「あるのかよ」 フェミニストの方、クレームよこさないでください。 「息子のお前と興じる以外に百人一首をしたことは、もう十年以上も前だからな。そのときのこととなると……」 「何だ、心当たりないのか」 「いや、あるにはあるが」 「もったいぶるなぁ。何だってんだよ」 いつも立て板に水、歯に衣着せぬ物言いの親父。それが口ごもるのでどうにもいらつく。 親父は「うむ」と言って、答えた。 「本人に直接尋ねないとわからないが、恐らくは、まあ、仇討ちだな」 「仇討ち?」 忠臣蔵でしか聞いたことねえぞ、そんな単語。 果たし状という時代錯誤物にはふさわしいといえばふさわしいが。 れみりゃはすでに話に加わってなく、辺りの喧騒を見回している。 「百人一首で人でも殺したのか?」と、冗談で聞くと、 「死ぬこともあるが、私は殺しはやらない主義だ」と答えてきた。 カルタ遊びで人が殺せる事実に仰天。 両肩に米俵を担いだふんどし姿で、相手をショック死にでもさせるのだろうか。 雅な札遊びと筋骨隆々の変態野郎。確かに最悪の食い合わせだ。 「そもそも親父に百人一首ってのが壊滅的に似合わないものな」 「何を言う。農家のたしなみの一つだろう」 「聞いたことがねぇよ。農家とマラソン以上に結びつけ不能だ」 「君がため──」 「──春の野に出でて若菜つむ、だろ。それっぽいこと言うな」 小さい頃からやってきたからだろう、俺はそれなりに百人一首のできる人間だったりする。全部の句を暗記するくらいには。 しかし、相手する親父には一度も勝ったことがなかった。 それだけ親父は強いのだ。なぜか、強い。 もしかすると世界農業選手権とやらに百人一首が競技の一つとなっているのかもしれなかった。 「ああ、いや、その歌じゃない」と親父は否定した。 「そこは、君がため惜しからざりし命さへ、だな」 「長くもがなと思ひけるかな、か? それこそ農業と関係ないだろ」 「いや、今回に関しては、愛情の強さを念頭にやってもらいと思っている」 「は?」 「そのために果たし合いを受けたのだ。れみりゃとお前を組ませるためにな。初めての共同作業というやつだ。衆人環視の中、思う存分愛を交わしあってくれ」 即座にれみりゃの手を離し、親父の正面に周って必殺の拳を連弾で繰り出す。 一瞬にして、眉間・鼻下・のど・みぞおち・金的に打撃を与える正中線五連突き! どうでもいいが、5HITと書くとSHITに見える。そのくらいの気持ちを込めた。 「まだ甘い」 あっさり止められた。 指一本で止められた。しかも、上から親指・人差し指・中指・薬指・小指の順番で。 その上「ま」で一発目、「だ」で二発目、「あ」で三発目、「ま」で四発目、「い」で五発目を止められた。 端で見ていたら演舞でもやっているのかというくらいの、滑らかな動作だった。 事も無げに言われる。 「そんなことでは田起こしもできんな」 農家パネェ。 「あいかわらず元気だのう」 聞き慣れた声に目を向けると、見慣れた爺さんの姿があった。 「あ、植田さん」 「あー、植田さんだどー♪」 れみりゃが駆け寄っていく。 植田さんはシワだらけの顔と同じくらいシワだらけの手で、小さな体を抱き留めた。 「おお、れみりゃちゃん、大きくなったなあ」 いや、何も成長してないと思うが。 と即座に心の中で突っ込んでおく。もちろんそんな野暮は口には出さない。 植田さんは家によく顔を見せにくる近所の人である。近所といっても15分ほど歩かないといけないくらいには離れているが。 昔は百人一首の札を読んでもらったり、対戦などしたものだ。 今はちょくちょくれみりゃと戯れて仲良くなっている。 「おお、植田さんもやっぱり参加していましたか」 「ああ、去年は息子さんと準決勝でやりおうたからな。また競いたかったがのう。今年は上手くいかんかったわ」 え? 意外なことを聞いたような。 「負けたんですか?」 率直に聞く。 そういえば、公民館正面に大きく貼られた対戦表……チラ見しただけだが、植田さんの相手は俺たちと同じ指定枠、まさか…… 「ああ、負けた。さすがチャンピョンじゃ。強いのう、歯が立たんかったわ」 チャンピョンというとチャンポンとかピョンヤンを連想させるが、そんなことはどうでもよかった。 植田さんは結構強い。実力的には俺と伯仲している。いや、植田さんの方がやや上回るかもしれない。去年の俺の勝ちは運によるところが大なのだ。 それが負けた。「歯が立たない」とまで言わせるほどに、差をつけて。 「すげえな、女流チャンピオン」 「ああ、すごかった。後は頼んだからの、リレンザ」 「リベンジです。まあ、やるだけやりますよ」 「じゃあ、ほれ」 れみりゃを俺の方へ差しやって、植田さんはあごを公民館へしゃくった。 「早く行かんと失格になるぞい。もう始まっとるからな、今はお前さんたちの番じゃったと思うが」 「えっ、マジで!」 れみりゃの手を取り、慌てて公民館の中へ急ぐ。 「親父が便所で気張り過ぎなんだよ! どんだけ時間食ってんだ!」 「だどー」 「今日はたまたま立派なのが出てしまったからな。出し続けて小一時間は経ってしまった」 「ありえねーよ! アナコンダ並のウンコかっ!」 「いや、オオサンショウウオだ」 「天然記念物?!」 人前でするような内容じゃない会話を張り上げながら、俺たちは群衆をかき分けていった。 ※ 試合形式は源平戦だ。去年と同じ。 こちらと相手、それぞれに五十枚ずつ札を分けて、三列に並べて行う。読まれた札を取り合って、先に自陣の札が消えた方が勝ちというルールだ。 「うー、これだどー☆」 今、れみりゃが相手の陣の札を取った。 こういう場合はどうなるかというと、 「じゃあ、ほれ、好きな札を選びな」 「うー♪」 小さな手が適当な札を取って、相手のところにちょこんと置いた。 こうやって自陣の札を相手の陣に置くことで、こちらの勝利が近づき、相手の勝利が遠ざかるというわけだ。 にもかかわらず、相手の三人はにこやかだ。 「れみりゃちゃん、すごいすごい」 「やったなあ」 「もう五枚目じゃないか」 既に勝負をしていない状態。さっきれみりゃが取った札も、「これこれ」と指さしして誘導しているのだから何とも緩い。 ついでに周りを囲む観客もニコニコしている。れみりゃの一挙手一投足に優しいまなざしを送っている。 ついにれみりゃは「勝利のダンスだどー♪」などと、例の拳を回して尻を振る踊りを始めてしまった。 おいおい。 さすがに札を詠む人の注意が入ると思いきや、入らない。やはりニコニコと見ているだけだ。そのことに他の競技者も何も言わない。 たった五枚で勝利宣言だということに突っ込みも入らなければ、試合進行の妨げをとがめることもなされない。緩い。 「村のアイドル披露宴か、ここは」 「実際アイドルだからな。鼻が高いだろう、亭主としては」 隣の親父に裏拳を飛ばすが、瞬時に背中のツボを押され、拳は顔面寸前で止められた。 激痛でそれ以上ピクリとも動かない。 鼻で笑われ、その鼻息が拳に掛かる。 「秘孔を無防備にさらしての攻撃とは、有機農法など夢のまた夢だな」 農家パネェ。 「ともかくここではれみりゃが札を取る場面だ。手出しは無用だぞ」 「わかってるよ」 それくらいは空気を読む。 対戦者・観戦者、この場にいる者全てがれみりゃの勇姿に注目している。 いくら試合進行がもどかしいとはいえ──下の句を読まれるまで札が取られない上、探すまでの時間も掛かるとはいえ──れみりゃの取るべき札に何ができようはずもない。 村中を敵に回したくないしな。 「ま、黙っていても勝てる試合だ。気楽に見てるさ」 「うむ、それでいい」 再び札が読まれ始める。 「久方の──」 「う~、『ひ』、『ひ』、『ひ』だどー」 「だから、下の句で探せって」 ああ、緩い。 ※ 予定通りに試合には勝ち、外に出た後すぐ、 「見ていましたよ」 聞き慣れない女の声に呼び止められた。 振り向けば、声にふさわしい見知らぬ女性。俺より年上だろうが、若い。 流れるような黒髪を腰まで垂らし、落ち着いた色の着物を着こなしている。 「はあ」 気のない返事をすると、女は俺の方はまったく見ずに、親父に向かって言った。 「何です、あの緩い試合は」 まったく同意だ。 「あのような緩さでは、投げた亀にハエが止まりますよ」 どんなたとえだ。亀を投げるってマリオかよ。 言われた親父はまるで動じず、厳かに返す。 「何をおっしゃる、ウサギさん」 意味がわからない。 女は静かに笑みを浮かべたまま、流麗に言葉を紡いだ。 「なるほど、ハエは速えーということですか」 意味がわからない。 これは何という謎会話だ。人類に通じる言語を用いてくれ。まるでついていけん。 だが、横を見るとれみりゃがほほを膨らませて威かくしていた。言葉の意図を理解しているということなのだろうか。 ふと、気づく。 今この場にいるのは、屁をこく肉まんと変態親父、そしてそれにタメを張る女。それぞれの意思疎通は円滑だ。 ──あれ、仲間はずれは俺の方だったり? とてつもない事実にがく然としていると、女が右腕を横に振った。宙に直線を引くように。 親父が二本の指を眼前に立てる。 ピシリ、と間に札が挟まった。女が投げつけたものだ。 「では、決勝でお待ちしております」 「うむ」 女はススッと滑るような歩法で立ち去っていった。 どうも何かしらの挨拶が交わされたようだ。次は一般人のいないところでやってもらいたい。 札を見ながら、親父はうなずく。 「やはり彼女の娘か。母親に似て良い使い手になったものだ」 「は?」 どういうこった? 「果たし状の相手だ」 今のが──。 「じゃあ、あの女が例のチャンピオンだったのか」 「その通りだ。ふむ、決勝で当たることになるとは天の配剤だな」 あれが植田さんを軽く一蹴した相手……。 線は細そうなのに。言われてみると、刃物のような鋭い気配を発していたような気もする。足さばきも武人のそれだった、かな? ……んー。 「やっぱり信じられないな。果たし状なんて珍妙なもん送りつけてくるような人格はまーわかるにしても、チャンピオン? 本当に強いのか、あれ」 「相手の強さを感じ取れないとはまだまだだな。間違いなく彼女は強い。お前ではたとえ死ぬほどドーピングしても敵わないだろう」 そりゃ死んだら勝てねえよ。ゾンビでもなけりゃ。 「それじゃあ『彼女の娘』ってなんだ? どういう因縁なんだよ」 うむ、とうなずき、親父は語る。 「お前を引き取る前のことだが、当時の女流チャンピオンとやりあってな」 「はぁ。で、どうだったんだよ」 「こちらの圧勝だった」 「何ィ?」 初耳だ。そんなに強かったのかよ、親父。 「といっても、源平戦だったからな。チャンピオン以外の二人は大したことがなかった。実質三対一だったということだ」 「親父のパートナー二人もチャンピオン並に強かったってことか。今その二人はどこにいるんだ?」 参加すりゃいいのに。もしかすると果たし状がそっちにも届けられているかもしれない。 「吾作と耕造か。確か吾作はヒマラヤ山脈でカイワレ大根を作っているな」 何やってんだ、吾作。 「耕造は、月にチンゲンサイを植えるためにロケットの開発をマサチューセッチュで研究している」 言えてねえし。そして耕造は農業に専念しろ。 「結局果たし状は私のところにしか送れなかったということだろう。当時の意趣返しは不完全な形になってしまったな」 そりゃヒマラヤやアメリカの研究所には送れまい。 「んー、しかし娘がねえ。なんで本人が来ないんだろう」 「こちらとの対戦の後、引退してしまったからな」 「…………」 どうして引退してしまったのか、聞くのははばかられた。 親父のようなむくつけき男が三人、うら若き女性を前にして……駄目だ、考えたくもない。 「あー、まあ……で、なんでその娘だってわかったんだ。あの果たし状にはそんなこと書いてなかったろ」 日時と場所、そして「百人一首で白黒つけましょう」としかなかったと記憶してる。 「いや何、一流の農家は筆跡からでも相手の詳細を知ることができるものだ」 それはプロファイラーだろ。 「そもそも百人一首で因縁があるとすれば、思い当たることは一つしかない。極めつけはこれだな」 と、投げられた札を見せる。 「? 何だそりゃ」 「うー?」 「勝負を決めた最後の一札だ」 「!」 なるほど、そういうことか。 そして娘であるあの女の思い入れは半端ではないらしい。 これから巻き起こる熱い死闘が目に見えるようだった。 「では、搬入作業を手伝ってもらおうか」 「あ?」 何のだ? 話の関連が想定の範囲外だ。 「農家に休みはない。もちろん肥料の運搬だ」 「え、おい、大会の途中だろ、いいのかよ」 「次の試合までに間に合えばいい。合間合間に農作業するんだ」 いや、確かに去年もそんな感じだったけども……。 チャンピオンの試合とか見なくていいのだろうか。 俺にはあんまし関係のないいざこざではあるが、あの女、因縁の相手が自分ほったらかしで会場を抜け出しているなんて知ったら、どう思うんだろう。 何か不びんだ。 ※ 次ページへ
https://w.atwiki.jp/kyouhoratrpg/pages/12.html
その欲望・・・解放しろ!! つ三OOO あ、書いても採用するかは1さんだから知らないよ? コメント 【みんなの嫌われ者】 あなたは、嫌悪を向けられる対象だ、嫌悪の感情を向けられた分だけ、あなたは術式で強くなる 「やぁ、諸君。今日もせいぜい無様に足掻きたまえ、私はそれに幸せを感じるのだ」 嫌悪以上の感情を持つキャラ1人につき戦闘判定に+ 嫌悪・・・+1 憎悪・・・+2 殺意・・・+3 友好判定の際に-4 【焔の黒騎士】 あなたは、謎の焔の力を用いる黒騎士へと変身できる 「アクセスッ!」 体力・腕力・俊敏17以上、政治10以上で使用可能 戦闘コンマに+3 戦闘中にファンブルを引くと、己の内から溢れ出るナニカの判定に移る 大成功以上で無事に抑制できる 成功で抑制はできるがペナルティとして覚醒フラグ+1 失敗で抑制はできるが覚醒フラグ+3 覚醒フラグが7以上になると・・・かの魔神が目覚めてしまう 【ゴッドハンド】 あなたは、神にも悪魔にもなれる手を持っている。 腕力・俊敏が10以上で使用可能 戦闘コンマに+1 戦闘中に技名を書き込む使えるが書き込んだ時のコンマは影響しない。なお、技を使うにはストックが必要でありストックは4つまでで、ストックは1日経たないと溜まらない 技を使った次のターンのみ+される ストック消費なし ゴッド☆土下座 怒っている相手はその余りにも綺麗な土下座に思わず許してしまいそうになる、ネタ。 消費1 キンテキ 男キャラに使うとコンマに+1、ファンブルしても無効になる、女キャラには意味が無い。その光景を見た男達は思わず股間を抑える。 ぴよハント コンマに+1、2ターンの間コンマで失敗しても無効になる。 消費2 ゴッド本塁打 遠距離が得意な相手に使うとコンマに+2、複数が相手のときコンマに+1。飛び道具ならお手の物、目指せイチロー ワイルドピッチ 遠距離が得意なキャラに+3。 消費3 ゴッドハンド コンマに+4。いわゆる石破天驚拳。 【超教導院級の幸運】 あなたは、他の人よりも運が良い しかし、その本質とは? 腕力・俊敏7以下、戦略・政治15以上で使用可能 コミュのコンマに+2補正 交渉時、相手の言葉の「矛盾点」と「最良のタイミング」を視覚化できる 【太公望】 「フィーーーーーーーーッシュ」 良くも悪くも何でも釣りまくる貴方は一級の釣人である(外道値が高いと因縁を追加) 日常・戦闘で釣竿を使用する場合補正+2、ルアー・餌などを使うと判定成功時に追加効果 煽り行動時に補正+3と防御行動に+1、ただし煽り成功後相手はコンマ+2され、貴方を優先して攻撃する (特殊判定により貴方と敵でコンマ判定があり、成功すると貴方の追加ターン獲得、失敗するとダメージ) スフィア・リアクター 12の星座をモチーフにした十二の武神の原動力またはそれを引き出したものに与えられる能力 あなたは莫大な力を得る代わりに代償を払わなくてはならない。 武神乗りのみ習得可能 戦闘安価に+3 現在確認されている各種星座・リスクは以下の通り ・偽りの黒羊:他人にも自分にも嘘しかつけなくなる ・傷だらけの獅子:絶え間ない苦痛 ・悲しみの乙女:五感の剥奪 ・揺れる天秤:思考が固定されて正常な判断が出来なくなる ・尽きぬ水瓶:渇きによる肉体的精神的崩壊 【歩法】 あなたは、かつて存在していた異世界の戦闘術が扱える 詳しい内容は「終わりのクロニクル」参照 体力・腕力・俊敏15以上で取得可能 戦闘判定+3 判定が失敗の場合、敵に見破られてしまい補正が+2になり、2回目の失敗で補正は+1になる 以降は補正+1のまま 【Thinker】 『私は思想家だ。自分さえも破壊できる』 体力、腕力、術式が10以下かつ政治が15以上で取得可能 貴方は生まれもっての武神乗りである それが初めて見た他者の武神であろうと武神であるならばあらゆる武神を長年の愛機のごとく扱う事ができる 武神での戦闘中マイナス補正を無効にし戦闘判定に+2する また貴方は武神のためなら自らの変化すら形容する(武神の破壊による部位欠損への恐怖を持たない) 【人修羅】 ~故郷が死んで、僕が生まれた~ 貴方は【世界】に見出され、コトワリを担う存在 身体は人であって人に非ず、様々な手段によって複数の種族と契約ができる 専用武装:マガタマ 銀河美少年 この能力を修得する際の条件としてあなたは男性で且つ武神乗りでなくてはならない 貴方は心底のネアカであなたのまわりには笑顔が絶えない。 追記すると圧倒的イケメンである(心身共に) 胸に十文字の傷があり、あなたの二律空間に封じられる神格武装級武神タウで戦闘を行う あなたには他人には見えていない何かが『見えている』(セリフ安価・行動安価などに補正が入る) 『僕には見えている!!』 【殲滅者(スレイヤーズ)】 あなたは術式を自在に操り、どのレンジ、どの種族でも相手を殲滅できる 術式の超エキスパート 『あなたこそまさに殲滅者と呼ぶにふさわしい』 術式16以上素早12以上で使用可能。戦闘判定コンマに+3 スレイヤーズ見ててもやもやしてやった。 ↓訂正 失敗+ファンブル=戦闘判定ボーナス-1 【エロスの申し子】 あなたはエロスの神に愛されている、エロスはあなたの力となる 体力14以上、腕力14以上、俊敏14以上で使用可能 日常パート、戦闘パート、敵味方問わず、異性と出会った際ラッキースケベ判定コンマを行う クリティカルは+2、成功は+1、失敗は0、ファンブルは-1扱いとする この値はラッキースケベ判定を行うたびに合計され、ラッキースケベ合計値=戦闘判定ボーナス値となる 例)成功+成功=戦闘判定ボーナス+2 成功+クリティカル=戦闘判定ボーナス+3 成功+失敗=戦闘判定ボーナス+1 失敗+ファンブル=戦闘判定ボーナス-2 ただし出会った異性が人妻属性もちだった場合、失敗は-1、ファンブルは-2扱いとなる そしてラッキースケベ合計値は章ごとにリセットされる。 三河篇で合計値+3だったとしても英国篇に入ればリセットされ、0からのスタートとなる 【示現流】 あなたは最初の一撃に全てを賭ける剣士だ 腕力18以上、敏捷15以上、政治・商売1で使用可能 戦闘コンマに+2補正 戦闘時に【首置いてけ】と打ち込むと一撃判定になり、大成功以上で勝利する 同じく戦闘時にファンブルを出した場合は、問答無用で敗北する 【守りし者】 あなたは、遥か太古から怪異を狩り人類を守ってきた騎士たちの系譜、その最後の生き残りだ 体力18以上、腕力・俊敏16以上、術式6以下で使用可能 戦闘コンマに+2補正、相手が純粋な人間・自動人形以外なら更に+2補正 隠し玉・・・というより、必殺技に近い「あるモノ」を所持している それは狼を模した、金色に輝く鎧だ 漆黒の闇を斬り裂き、人類に希望の光を齎した者たちを、人々は【魔戒騎士】と呼んだ そして、黄金に輝く鎧は魔戒騎士最強の称号である【牙狼】の証である 戦闘時に【鎧召喚】と打ち込んだ場合6ターンの間、与ダメージ2倍・被ダメージ1/3として計算する 前回はツッコミを貰ったのでマイナーチェンジ 狩っていたのは怪異であり、ホラーは無しということで一つ(震え声) 【半竜】 人型の竜の種族。 魔神族同様に全身が甲殻に覆われており、また加重に対し高い抵抗力を持つ。 天上にてその姿を種族レベルにまで改造した結果、幾つもの系列にわかれた。 理由は不明だが数を減らしてきており、希少性が高い種族となっている。 流体を吸い込みまくれば人間の姿になれる 体力、腕力のパラメータにボーナスを得るが竜種のそれより若干劣る。 特殊設定の術式師、機殻師、武神乗り、義肢が使用不可能になる。 <十二使徒(ホロスコープス)> あなたはホロスコープススイッチ(特殊武装案参照)を使う事で、正座の力を宿す存在<ホロスコープス>へと‘変化”できる。 体力・腕力・俊敏が10以上で使用可能。安価で星座を指定する。戦闘判定に+2補正。 魔戒騎士 あなたは、遥か太古から「ある怪異ども」を狩り人間を守ってきた騎士たちの系譜、その最後の生き残りだ 腕力・俊敏が16以上、術式6以下で使用可能 戦闘コンマに+1補正、相手が純粋な人間・自動人形以外なら更に+2補正 隠し玉・・・というより、必殺技に近い「あるモノ」を所持している しかしソレは魔戒騎士が狩る対象以外に使っていいモノではない それは、人間にとっての光・・・希望なのだから ・人形遣い あなたは自動人形を従えている 【所持品】に自動人形があるとき使用可能 自動人形が一緒にいる時、一人につき各種補正+1 ・サポーター あなたが真の力を発揮するのは誰かをサポートするときである 腕力・術式のいずれかが10以上、軍略が10以上のとき使用可能 一人で戦う場合、戦闘判定-1、 二人以上で戦う場合、戦闘判定+3 こういう一人では発動できないスキルも面白いと思うんですよ 糸使い あなたの武器は鋼線である。紡ぎ、括り、拘束し、切断し、時には縫い合わせる 全方位において対応可能な万能戦士である。 腕力15俊敏15以上で修得可能。戦闘判定コンマに+3 4.W.C(もしくは第4の壁の破壊) あなたは、どうやらこの世界を観測している存在に 気づいているようだ。あなたは知りえない事実を 知っている 一度だけファンブルを振りなおすことが可能 戦闘コンマ+2 政治&交友コンマ-1 池袋最強 「いーざーやーくーん」 体力、腕力19以上で使用可能 戦闘判定+3、対人ー2の補正 池袋が有るのかは分からんけど… 解脱者 あなたは、世界の頸木から解き放たれている その存在は、歴史……宇宙に罅を入れる 筋力・拝気・敏捷が7以下で使用可能 全てのファンブルをクリティカルにする ロ?ギ*!#ンゼ・テ!=メ?ト 聖■・○◆の@槍 あなたは、正体不明の武器を所持している 「我が愛は破壊の情……総てを愛そう、例外は無い 故に――総てを破壊する」 全てが14以上で使用可能 戦闘コンマ+2、さらにファンブルを強制的に成功にする あらゆる対人コンマ+1、初対面でクリティカルを出すと問答無用で信頼にまで持っていく まだ隠された力があるようだ…… しかし、その力を使うには致命的に何かが足りない ……特別の愛を見出した時、それは自ずと顕現するだろう 流石にマイナーチェンジ あとルビが一文字足りないことに気づいた(白目) ロ ギ*#ンゼ・テ!=メ?ト 聖■・○◆の@槍 あなたは、正体不明の武器を所持している 「我が愛は破壊の情……総てを愛そう、例外は無い 故に――総てを破壊する」 全てが20で使用可能 戦闘コンマ+2、さらにファンブルを強制的に成功にする あらゆる対人コンマ+3、初対面で大成功以上を出すと問答無用で信頼にまで持っていく まだ隠された力があるようだ…… しかし、その力を使うには致命的に何かが足りない ……特別の愛を見出した時、それは自ずと顕現するだろう 疲れた(小並感) 下の『吸血異族の王の血脈』追加・訂正 ルーマニア浅井出身の吸血異族の中でも最も強いヴラド・ツェペシュの襲名者に連なるもの。 戦闘補正において、相手のボーナスを各1点ずつ吸収し自分に上乗せする。 相手のボーナスが多ければ多いほど自分にプラス。 日常では常に処女の血を好物とする。(定期的に摂取しないと干からびる) 日光は少々苦手 吸血鬼らしく蝙蝠のような羽が背中に生えており飛行が可能 ルーマニア浅井から派遣された騎士扱い 『教えてやろう本物の吸血鬼の闘争と言うものを!!』 尚、ミトツダイラ同様あなたは自分をただちょっと格式高いの吸血異族としか思っていないようだ。 吸血異族の王の血脈 ルーマニア浅井出身の吸血異族の中でも最も強いヴラド・ツェペシュの襲名者に連なるもの。 戦闘補正において、相手のボーナスを各1点ずつ吸収し自分に上乗せする。 相手のボーナスが多ければ多いほど自分にプラス。 日常では常に処女の血を好物とする。(定期的に摂取しないと干からびる) 日光は少々苦手 『教えてやろう本物の吸血鬼の闘争と言うものを!!』 尚、ミトツダイラ同様あなたは自分をただちょっと格式高いの吸血異族としか思っていないようだ。 最弱無敵の正義の味方 我等は魔を断つ剣を執るッ! 術式が12以下腕力・政治・軍略・商才以上の時会得可能 貴方は呆れるほどに諦めが悪く、また理不尽には徹底的に抗う者である 貴方は特殊な走狗と融合することができる。 戦闘時相手からのマイナス補正を反転させプラス補正にする また死亡時一回のみ食いしばることができる 友好関係にある人とのあらゆる判定に+2する 異能生存体 俺は、神にすら縛られない・・・ 貴方に対する負傷、死亡、逆境における判定にファンブルを無くし+2の補正を受ける また、戦闘時自分一人でいるときのみ判定に+2の補正を受けファンブルしない 貴方が誰かと共闘する場合、敵味方自分のあらゆる+あるいは-補正を受けない マジックガンナー そんな所にいると消し飛ばすぞ? 貴方は破壊に特化しすぎた魔法使いである 術式15以上、腕力12以上、体力12以上で習得可能 貴方のあらゆる戦闘コンマを+2し、さらに下二桁判定に成功するごとにカウンターを貯め、一個につき一回ファンブルを無効化できる しかしそれ以外の判定においてコミュを除き-2の補正を受ける 太極の片鱗 貴方の願いは世界を塗り替える 術式が18以上で習得可能 下の何れかの能力を得る ・無間大紅蓮地獄 時よとまれ・・・ 攻撃判定と同時に下二桁目で判定を行う 成功した場合その戦闘中相手のあらゆる判定を-1する(重複可) ・修羅道至高天 皆すべからく玉座の下に集うべし 貴方が持つ交友関係の内信頼以上の人数×1、貴方の能力値、あらゆる判定を+する ・永劫回帰 那由多の果てまで繰り返してみせん あらゆる判定一回につき一回、振り直すことができる また、戦闘コンマにおいて術式攻撃時のみ下2桁目で判定を行い、成功した場合その攻撃のダメージを倍化する この設定を使う場合、協力、説得、交渉、コミュなどの人と行う判定を常に-2する 不撓不屈 「諦め」それはあなたにとって最大の禁忌 軍略が13以下で使用可能 判定に失敗すると、戦闘判定+1。体力が1/3以下で、戦闘判定+1 ファンブルが出た時一度だけ振り直せる(クリティカル無効) 王の才 人を顎で使う才能 政治・軍略・商才が全て17以上で会得可能 補正コンマは驚愕の+8 交渉・給料・軍師(脳筋ばかりでないだろうが)・煽り関連で効果を発揮する 基本的には直接の勝負には関係のない能力である。 異族・半異族 あなたは人間以外の異族、もしくはその血を引いている(例:スライム・インキュバスなど) 設定取得時に種族を決定、決定時のコンマが高いほど純血に近い 同族との交渉・交友コンマ、戦闘コンマに+(純血コンマ/3 切り捨て)の補正がかかる。 しかし同族以外との交友コンマに-(純血コンマ/3 切り捨て)の補正。 超能力者 あなたは理論で説明できない力を行使する 体力を消費して戦闘コンマに最高+5までする事が出来る 2消費で+1 4消費で+2 6消費で+3 8消費で+4 10消費で+5 カリスマ 貴方には不思議な魅力がある、貴方の周りには常に人がいる 交友コンマに+3の補正。また交渉コンマに+2の補正 天邪鬼 貴方は普通の事とは逆の事をする 全てのパラメーターが反転する。また、戦闘コンマで低いコンマが最強となる 最弱の自負 貴方は他の誰よりも弱い、だがそれは相手の弱さも知っているという事である 全てのパラメーターが10以下ならば使用可能。自分に-1の補正が付くが、相手が1~3のコンマを出した場合+3の補正 ・不死身の肉体 貴方はどんな事でも死なない、身体を真っ二つにされようが、消し炭になってもだ 戦闘コンマに1ターン毎に+1の補正。また、交友関係に-1の補正が付く ・死霊使い 貴方は死者の魂を操る キャラクター作成時にこの設定を選んだ場合、所持している魂をコンマで決める。なお交友コンマに-3の補正 1,2で10の魂所持、戦闘コンマに+0 3,4で50の魂、戦闘コンマに+1 5,6で100の魂、戦闘コンマに+2 7,8で500の魂、戦闘コンマに+3 9,0で1000の魂、戦闘コンマに+4 00で10000の魂、戦闘コンマに+5 ちんこ使い 匿名係長てきな能力 つまりはちんこが武器 戦闘コンマは+2で地味に強い ソーマ使い あなたは人の魂と魂をつなぐ、絆を司る武具を所持している 腕力・術式・政治が14以上で使用可能 戦闘コンマに+2補正、仲間と連携する場合さらに+2の補正を得る また、日常に置いての対人コンマに+2補正、ファンブルを無効化する グレネーダー あなたは出所不明の大型回転式拳銃を所持している その連射力は異常の一言、戦場で荒れ狂う魔弾の嵐 腕力13以下・敏捷17以上で使用可能 対個人戦闘コンマに+1、対集団戦闘コンマに+3補正を得る また、取得者が女性である場合のみ、胸部装甲によって更に補正を得る 胸部装甲補正内訳→8:+1 9:+2 0:+3 おっぱいリロードを考えた人は間違いなく天才 日本七槍 立花家 小野鎮幸(小野和泉) 徳川家 本多忠勝(本多平八郎) 島津家 島津忠恒 黒田家 後藤基次(後藤又兵衛) 上杉家 直江兼続 加藤家 飯田直景(飯田覚兵衛) 吉川家 吉川広家 の何れかを襲名したときに付与されるスキル (たぶんあなたの設定上立花以外難しい) 豊臣秀吉に槍働きを賞賛された七人 槍を用いた戦闘に対してコンマ補正+3をかける テス 未来視 貴方は先の未来を見ることが出来る 術式と戦略が13以上で使用可能。戦闘コンマで+2の補正。また、ゲームオーバー になって、直前のコンマで再開すると更に+1の補正 下の魔法使い修正 ・魔法使い 貴方は魔の全てを知り尽くし、秘奥を修めている 術式が15以上で使用可能。術式が得意なキャラとの交友コンマに+3の補正、戦闘コンマに+2の補正、道具作成コンマに+3の補正等 ・魔法使い 貴方は魔の全てを知り尽くし、秘奥を修めている 術式が得意なキャラとの交友コンマに+3の補正、戦闘コンマに+2の補正、道具作成コンマに+3の補正等 ・指揮官 貴方は戦争を外から動かし、指揮する者だ 戦略が14以上で使用可能。戦闘に参加しない場合、他のキャラの戦闘コンマに+2の補正 ・詐欺師 貴方の言葉は全て正しいかのように錯覚し、貴方の思うように事が運ぶ 政治が16以上で使用可能。交友、交渉コンマ等で+3の補正が入る 速さ狂い 貴方は最速だ、全てを置いていってしまうほどに 俊敏が18以上で使用可能。戦闘コンマで下3までのコンマを-2した状態の合計をコンマとして使う ・壊し屋 貴方は壊す事に異常なほどに長けている 腕力が18以上で使用可能。戦闘コンマで+2の補正。また、相手の設定を破壊し戦闘中は使用不可能にする ・天運 貴方は運に愛されている。おみくじを引けば1等賞は当たり前、石を適当に投げれば百発百中のラッキーマンだ。 バイトの収入または、全てのコンマに補正が+2の補正。また、コンマで7が出ると+3の補正 獣の数字 貴方は身体に獣を宿している 腕力、術式が16以上で使用可能。戦闘コンマ+2の補正。また、コンマで6が出れば無条件勝利となる ・限界突破 貴方には限界というものが存在しない超人だ 能力値の限界を外すことができる。ただしキャラ作成時にどれか一つでもパラメーターがカンストしていなければ使用不可 ・金こそ全て 貴方は金で全てを動かせるほどの商才を持っている 商才が18以上で使用可能。1日終了時に5000のお金を自動収得。全てのコンマにおいてお金を消費して+の補正を得られる 1000以上なら+1 5000以上なら+2 10000以上なら+3 50000なら+4 てす
https://w.atwiki.jp/god14/pages/409.html
「ナゼ俺ダケガ、コンナ目二遭ウ……。穢レロ、朽チロ、許サヌ、逃サヌ、末代マデ呪ワレ流離エ」 パーソナル 身長:?cm 体重:?kg 血液型:? 序列 第二位(ツヴァイ) ルーン 力(ウル) 魔名 死を喰らう者(トバルカイン) 大アルカナ 法王 生年月日 1901年4月30日 占星術 金牛宮(シュティア) 位階 創造 発現 覇道型 聖遺物 黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス) 武装形態 武装具現型 創造:『此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自(かくさすらひうしなひて、つみといふつみはあらじ)』 櫻井武蔵(Musashi Sakurai) Dies iraeの登場人物。CV 秋山樹/鶴岡聡 聖槍十三騎士団黒円卓第二位「死を喰らう者」。 黒円卓に偽槍・黒円卓の聖槍をもたらし、その後長きに渡って櫻井一族を呪いで苦しめる根源・初代トバルカイン。 二代目トバルカイン櫻井鈴の祖父、三代目トバルカイン櫻井戒、その妹螢の曾祖父にあたる。 本業は代々緋々色金を精製し、奉納する神職であり鍛治師。そして古流剣術の達人でもあった。鍛治師としてはあまりにも優れすぎていた技量を持っていたため、黒円卓の聖槍を生み出し取り込まれてしまう。 本編や外伝共に容姿不明であったがアニメ版Dies iraeにて見ることができる。 来歴 大戦当時、表向きの黒円卓の首領ハインリヒ・ヒムラーは「凡人にでも扱える聖槍」を欲していた。そのため錬金術師かつ日本に駐留した経験のあるカール・ハウスホーファーの情報をもとに特殊金属・緋々色金とそれを錬鉄できる唯一の鍛冶一族櫻井家に目を付け、黒円卓の幹部ハウスホーファーが招いたのが櫻井武蔵である。 しかし実際にはラインハルトとメルクリウスが裏で糸を引いており、偽槍を創るにあたってヒムラー命令を逆手に取って呼び寄せたというのが真相。それをやったのが1940年にラインハルトの命令のもと行ったエレオノーレであり、彼女に招聘され武蔵は黒円卓入りした。 結果、武蔵は緋々色金を用いた聖槍の鍛冶に成功するが、あまりにも似過ぎていたため偽槍はラインハルト・ハイドリヒの能力を歪んだ形でコピーし、武蔵はその最初の被害者となった。 偽槍を創ってから3年後に魂を吸われ、死際に己の所業を激しく後悔した武蔵は、自身の解放を願って偽槍を子々孫々に伝える呪いを残す。 能力 聖遺物は『黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンヌギス)』 形態は武装具現型。歴代カインと同じく神殺しの槍を再現した呪槍。位階は創造。 形成位階では武蔵が使用した場合、偽槍は巨大な日本刀の形状となる。 創造は『此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自(かくさすらひうしなひて、つみといふつみはあらじ)』 発現は覇道型。「自身以外の存在にも呪いを継承させたい」という渇望を具現化し、自身の周囲・広範囲に対して、触れたものは有機物・無機物問わず一瞬で腐り落ちる効果を持つ呪いを伝播させる。 偽槍を生み出したことを悔やみ憎んで、子孫代々に渡って受け継ぎ浄化させると誓った継承の渇望が生み出した能力。 上記の通り、魔法のような力を持つ金属を使い、伝説の品を模倣して製作し、さらに求められた以上のクオリティで完成させるというとんでもなく優れた鍛冶師である。 古流剣術の使い手で、斬撃を自在に操り一度振り抜かれた斬撃を勢いを殺すことなく別の技へと変化させる。連続する斬撃は信じられない程流麗かつ重厚。 また体幹をずらさず頭を上下させないことで接近を悟らせない特殊な歩法、縮地を使い、瞬間移動のような体捌きとも形容される。トバルカインの巨体となっても音も立てない摺り足で敵に追い縋る。 正田氏が言うには、ベアトリスの次点、エレオノーレと肩を並べるほどの剣士であると語られており、非常に才に恵まれた人物だったことが垣間見える。 本編での活躍 螢ルートでは偽槍に取り込まれた魂のひとつとして藤井蓮と交戦。創造を披露する。 玲愛ルートではラインハルトとメルクリウスの最終決戦でトバルカインの一員として登場。メルクリウスに一撃を入れた。 Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~ 既に屍兵化しているためか台詞は無いものの、作中終盤の出撃シーン(本編プロローグの直前)を描いたイベントCGに蒼褪めた死面を着けた姿で登場。 備考 非常に優れた技を持つ人物ではあったようだが、言われたままに偽槍を造って呪いを生み出し、そして自分で生んだ呪いなのに「呪いを他者に引き継がせる」という渇望を持つに至るなど、メンタル的には問題のある人物だったのかもしれない。ヴァレリアと同じく、獣殿やニートには自力ではどうにもならないと考えたのかもしれないが、少なくとも気難しそうな男ではある。 ちなみに、家系図的に言えばベアトリスは義理の曾孫にあたる。 当時の同僚が自分の曾孫になってるなんぞ想像すらしなかったであろう。というより性格的に知ってたらぶちギレるかもしれない。 関連人物 櫻井一族櫻井鈴…孫 櫻井戒…曾孫 櫻井螢…曾孫 ベアトリス・キルヒアイゼン…同僚&義理の曾孫? 待て、三代目カインとベアトリスは十四歳神の法の下では絶対に結ばれないから、孫ではないぞ -- 名無しさん (2012-04-04 01 36 25) 祖父じゃなくて曾祖父だったと思ったけど -- 名無しさん (2012-04-04 02 08 52) でもベアトリスもカインになったから一応結ばれたといえば結ばれたのかな? -- 名無しさん (2012-04-04 04 24 54) 肉体的には最低一回な。結婚とか一生を添い遂げる事が出来ない、と言う意味で、あの2人は結ばれないらしい。 -- 名無しさん (2012-04-04 04 29 08) トバルカインの項目を読めばわかるけど別に結ばれたからカインになったわけじゃない -- 名無しさん (2012-04-04 10 08 53) まあ恋愛感情で結ばれていたせいで偽槍に吸われる=櫻井の家系に組み込まれるなら、確かに義理の曾孫だな -- 名無しさん (2012-04-04 16 47 56) というか正田のTwitterでベアは処女だと明言されてるだろう -- 名無しさん (2012-04-05 19 41 53) 当時のじいちゃんの外見年齢って、いくつぐらい? -- 名無しさん (2012-07-15 10 39 34) 普通に考えて20代後半~30前半位じゃね?2005年時点で18歳の曾孫居るってそのくらいだろ -- 名無しさん (2012-07-15 12 22 39) ↑間違えた。2005年じゃなくて1995年な -- 名無しさん (2012-07-15 12 24 51) 個人的にはちょっと年上の気難しそうな屑兄さんをイメージ。 -- 名無しさん (2012-07-15 14 03 11) http //park8.wakwak.com/~attyonnburike/hp/19.jpg これ見ると40ぐらい? -- 名無しさん (2012-07-15 14 09 10) 作中に出てきた櫻井の中では天才というより努力家そうなタイプだよな。俺の中では屑兄さんと対になる感じだわ -- 名無しさん (2012-07-15 20 21 26) ↑2 それ、何ですか。欲しい。 ↑努力家ってだけで偽槍を作れる程の技量を身につけられるだろうか? -- メル専 (2012-07-19 20 19 02) ↑蓮面と続く技術の集大成としてなら偽槍もありえるんじゃ -- 白狼? (2012-07-19 21 13 22) 兄さんと螢はじいちゃんをなんて呼ぶんだろうな。 おじいちゃんかおじいさんか武蔵さんとか… -- 名無しさん (2012-08-30 22 17 00) 鈴同様、色つきで見てみたいな... -- 名無しさん (2012-08-30 22 39 53) この人聖槍以外の聖遺物なら完全にコピーできそうだ、副作用やデメリットなしで -- 名無しさん (2012-11-27 17 24 16) ・・・ぶっちゃけ、櫻井の一族の不幸はコイツが原因だよな。 -- 名無しさん (2012-11-27 18 13 10) まあそれを言うならエレ姐さんが招聘したのが原因で、もっと言うと獣殿がいたことが原因で、根源的には色々全部水銀が原因なわけだが。一体どういう条件で黒円卓に呼びつけられたんかね。 -- 名無しさん (2012-11-27 19 54 56) 単純に聖槍をコピーできそうな人物だったからじゃね。エレ姉さん的には主を守るスケープゴートとか当時の首領のご機嫌取りっていうくだらん理由なわけだが -- 名無しさん (2012-11-28 12 24 46) 何気にこの人もすごいよね。武器作れるし、剣士としてもすごいしで -- 名無しさん (2012-11-28 17 57 36) ↑3相当名誉な事なんじゃねぇの?ゴッコとは言えナチのお偉いさんがわざわざ異国人に依頼して来たんだし。下手すりゃ話の経由で日本の上層部からの打診だって充分ありえる -- 名無しさん (2012-11-28 19 44 22) お遊びだからこそ、人種的理想は守りたかっただろうしなあ。同盟国とはいえよく日本人を仲間にしたもんだ -- 名無しさん (2012-11-28 19 57 52) ↑4 この場合のどういう条件っていうのは、武蔵は代わりに何を受け取ることで仕事を引き受けたのかってことじゃないの。 -- 名無しさん (2012-11-28 20 40 50) ↑そりゃやっぱ金とかで、何も知らず考えず行ってみたらド壺に(ry -- 名無しさん (2012-11-28 20 58 58) しかしいざ作って見たら我ながらあまりの出来栄えに呪いまで受け継いじゃったってのもなんか間抜けな話だなw -- 名無しさん (2012-11-28 21 13 52) 日本人気質が災いしたな -- 名無しさん (2012-11-28 22 23 51) よく考えたらこの作品の日本人は化物だらけだな。普通なのは太陽さんとBカップ先輩くらい……あと一応アホタルもか -- 名無しさん (2012-11-29 15 51 30) ↑4 いや、自分の力が何処まで通用するか試したかったのかもしれないだろ -- 名無しさん (2012-11-29 19 38 00) この爺さん、一族からそうとうな恨みを買ってるよな? -- 名無しさん (2012-11-29 20 09 36) ↑2 ドイツ上層部が依頼したってんなら大事だからな、多分日本政府?も国のために行け、みたいな命令はしたんじゃね? -- 名無しさん (2012-11-29 22 25 04) 金やら名誉やらのためにほいほい出向いていって一族秘伝の技術を晒した挙句に呪いを被ったとか、とんでもなく俗物の阿呆爺になっちゃうしな。なにか厳格な理由とかがあってほしいところだ。 -- 名無しさん (2012-11-29 23 17 21) ↑ いや、一族秘伝の技術を世に知らしめ、櫻井の名を上げて、評価されなかった先代達の無念を晴らす。なら、そこそこ上等な理由だろ。呪いを被ったとは言うものの槍からすれば、彼方の事が好きだから死んでも離さない、というハタ迷惑極まりない愛を受けてしまい、「あ、子孫の方が可愛いからそっち”も”愛してあげてください。」ってなっちゃったんでない?…とかだと、少しは報われるんだけどね。 -- 名無しさん (2012-11-30 00 47 30) ↑そんな動機があったなんて知らなかった。そして呪いに関してはそんな雰囲気で渇望するなんてありえない -- 名無しさん (2012-11-30 00 58 11) 実直で責任感が強いマキナと気が合いそうなオッサンって話だから、少なくとも低俗な欲でホイホイ造ったわけじゃなかろう。正田曰く善性を目指しているのに悪性に転ぶ人らしいよ。呪いの継承も、責任を取って一族で浄化するという意味合いが強かったのだろう。まあ子孫にゃ堪った話じゃないだろうが、神父が言うとおり良くも悪くも日本的思想 -- 名無しさん (2012-11-30 02 12 07) 上で言われる通り、国のために、とか己の技術への自負とかも少なからずあっただろうね。 一族に言い訳は許されないけど -- 名無しさん (2012-11-30 02 54 40) ↑↑どこかの初代妖刀を彷彿とさせる爺さまだな武蔵さん -- 名無しさん (2012-12-06 15 29 13) この人いつごろカイン化したの?ベルリン陥落のプロローグみて気になった -- 名無しさん (2012-12-30 02 00 07) ↑ヒムラーに呼ばれたんだから少なくともベルリン陥落前。そして黎明の後エレ姉さんが日本から要人呼べる地位って考えると推測出来るんじゃない? -- 名無しさん (2012-12-30 10 43 32) ベルリンの聖櫃創造した時には腐臭まき散らしながら双首領みてたのか -- 名無しさん (2012-12-30 15 20 42) そう言えば声優ってマッキーと一緒だっけ -- 名無しさん (2013-02-15 09 57 59) ↑一緒なのはトバルカインじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2013-02-15 19 42 08) ↑あ、そうだったわ -- 名無しさん (2013-02-15 20 18 55) (∴) やみをきりあすへはしれー -- 名無しさん (2013-05-09 16 45 02) 今更だけど櫻井家の呪いってこの人のせいじゃねぇの。偽槍のフォーマルとは思えないんだけど -- 名無しさん (2013-05-09 21 47 27) そうらしい。ちなみに宗次郎の前世はこの人だと思ってました -- 名無しさん (2013-05-17 00 38 05) この人が基素操作を使えたら面白いと思う。 -- 名無しさん (2014-07-16 17 00 25) 逆に考えればこの人のおかげで一族以外呪われない -- 名無しさん (2014-12-26 01 48 28) この人がラインハルトに説教される夢を見た -- 名無しさん (2015-10-19 10 48 30) 武蔵さんの画像来たぞ。ソースは正田卿のツイッター -- 名無しさん (2015-11-20 19 14 49) 正確には黒円卓集合図にトバルカインとして出てる -- 名無しさん (2015-11-20 19 16 45) まあ時期的にはまだ鈴に代替わりしてないから、武蔵だろうな -- 名無しさん (2015-11-20 20 37 08) 髭面な時点で武蔵だろ、てか鈴さんであって欲しくないww -- 名無しさん (2015-11-20 20 44 43) 初期の武蔵は神父が性格知ってたしちゃんとした意識があると思うんだけどなんでバビロンマスク被ってるんだろう? -- 名無しさん (2015-11-21 11 46 10) ↑ 数年で屍化したんじゃね -- 名無しさん (2015-11-21 23 42 09) ↑もしくは能力も底上げかもしれん -- 名無しさん (2015-11-22 11 24 43) なんでベアトリスが義理の曾孫になるんだ? -- 名無しさん (2015-11-22 20 13 31) ↑屑兄さんは武蔵の曾孫。後は言わせんな恥ずかしい -- 名無しさん (2015-11-22 21 20 57) ↑でも最終的には結ばれて無いから家系図的には曾孫になるてのはおかしく無いか -- 名無しさん (2015-11-23 12 50 51) ↑うるせえこまけえこたぁいいんだよ! つーか一応偽槍で一体化(意味深)してたし -- 名無しさん (2015-11-23 13 50 18) こんどの番外編での出番に期待 -- 名無しさん (2015-12-06 14 51 57) 中の人鳴滝と同じってマジ -- 名無しさん (2015-12-28 18 10 56) ↑EDのキャストで確認してみれば -- 名無しさん (2015-12-28 20 36 03) 結局、番外編で出番無しだったな、この人。一応集合絵にはいたけど既に屍兵状態だったし、地の文で触れられる事も一切なかったし。まぁ、特に今回の話で必要あった訳じゃないから、削られても仕方ないか -- 名無しさん (2016-03-28 01 23 44) イカベイ用語集の「覇道」の項目みるに、どうも渇望の根本は「自分で偽槍の呪いにケリつける」だった気がするな。それが覇道特有の曲解で「自分に近い者=近親者に呪いを引き継がせる」に変質しちゃった感じ -- 名無しさん (2016-06-21 00 02 22) 自分と押し付けるに値する外道に押し付けるつもりだったとかか?そういや転生後が気になるな。櫻井兄弟の祖父になってて、邪々馬娘の鈴に世話を焼いてそう -- 名無しさん (2016-06-21 00 07 34) ↑↑ 覇道の場合、たとえ献身からくる善性の願いでも顕れる効果は周囲の制覇・制圧になるから術者本人にとっても不本意な結果になることが多い、らしいな。 -- 名無しさん (2016-06-21 07 42 58) 一族内でケリをつけるってんならわかるが、本編で書かれた渇望だけだと超傍迷惑な願いだわな -- 名無しさん (2016-06-21 10 09 37) ↑2 KKKの三柱vs波旬戦でも触れられてたが、覇道の能力って「俺の考える最高に、お前ら纏めて平伏するがいい」が根底だからな。ただ、求道は求道で極まると他を省みない面倒な事になるのだが -- 名無しさん (2016-06-21 16 01 35) もし櫻井一族がいなくなったら偽槍の呪いはどうなるんだろうか。櫻井一族最後の一人が死に絶えた時点でもう誰も狙わなくなるんだろうか。それとも手当たり次第無差別に魂を喰らい、素質のある者をトバルカインにしようとする最悪の聖遺物と化すんだろうか。 果たして武蔵お爺ちゃんのせいで櫻井一族が狙われるようになったのか、それとも武蔵お爺ちゃんのお陰で辛うじて櫻井一族以外は狙われないよう抑えられていたのか……。 -- 名無しさん (2017-04-28 15 20 05) 元ネタのロンギヌスの槍も含め、性質的に選ばれた人間以外は使えない。あとお爺ちゃんは善行をなそうとして失敗したっぽいことが白本で語られてるので選ばれし人間にしか使えない武装になったかと。お爺ちゃんは孫に一族の人間に呪いを解いてほしかっただけっぽいのに一族ぶっ殺す呪いが生まれたという。 -- 名無しさん (2017-04-28 23 23 57) ↑ 覇道は拡大解釈が行き過ぎて本人的に不本意な結果として現出するケースが多いらしい -- 名無しさん (2017-07-13 21 33 24) 非力だって自覚してるのに眼前の深刻な問題を自分の出来る事でどうにかしようと足掻いてドツボに嵌っていくのは孫や曾孫もそうだし……血だなって -- 名無しさん (2017-07-14 09 48 42) 鈴さんはそのへんどうだったんだろうね -- 名無しさん (2017-07-14 10 37 16) 武蔵さんビジュアル渋いな......(かっこいい) -- 名無しさん (2017-12-17 14 35 22) 告白します。このwiki見るまでこの人の名前「たけぞう」だと思ってました…。武蔵さんごめんなさい -- 名無しさん (2017-12-17 18 31 11) 渋いおっさん、かっこいいな -- 名無しさん (2017-12-17 19 13 04) ↑2むしろよくそう読めたなwww -- 名無しさん (2017-12-29 17 16 55) 漫画の『バガボンド』とか宮本武蔵最初「宮本村のたけぞう」だもんなw -- 名無しさん (2017-12-30 14 23 37) ↑11 偽槍を作るより以前に枝分かれした過去の代のから傍系とか、他家に嫁いだ櫻井家の女性の子孫辺りが巻き込まれるんじゃないかなあ……数百年も遡れば何処かしらの代で母系に櫻井の血が入ってる人だけでも多少は居るだろうし -- 名無しさん (2019-01-20 19 32 01) パンテオンだとキャラのビジュアルなどの詳細が判明するかな -- 名無しさん (2019-01-20 22 03 47) 武蔵「子孫なんだから呪い継げよ?な?」鈴「ふざけんな、ボケ」戒「僕の代で終わりにしよう…」螢「ビジュアルゾンビになると、藤井君にドン引きされる…」武蔵「うちの子孫と付き合ってるんだからおまえが継げよ、な?」ベア子「え…ま、まだそこまでは///」蓮「え?俺!?」 -- 名無しさん (2020-07-19 14 19 29) 武蔵が第一神座の神剣の模造品作ろうとしたらそれなりの物が作れるんだろうか、いやまぁ神の触覚とロンギヌスの槍のどっちが模倣難易度高いかはわからないが… -- 名無しさん (2022-04-05 15 57 40) ロンギヌスに関しては実質的に神たる水銀から製造の許可が下りてるから作れてる所が大きいと思われ。神からの許可が無ければ精々がガワだけのバッタもんが関の山じゃろうて。まぁ、最悪の場合は祈りの蒐集機能を「対象を喰らい尽くす」カタチで歪に再現、偽槍と似たり寄ったりなモノになるやもしれないが -- 名無しさん (2023-05-02 12 14 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22629.html
登録日:2013/09/02 (月) 23 32 05 更新日:2024/07/11 Thu 19 28 26 所要時間:約7分で読めます ▽タグ一覧 お兄ちゃん とらいあんぐるハート とらいあんぐるハート3 エロゲ主人公 ギャルゲー主人公 主人公 二刀流 兄 剣士 古風 小太刀二刀 御神流 戦闘民族高町家 神速 緑川光 義兄 高町家 魔法少女リリカルなのは 御神不破流の前に立った事を、不幸と思え。 『高町恭也』はPCゲーム『とらいあんぐるハート3』の主人公であり、それを原作としたTVアニメ『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の登場人物。 CV:黒崎和弥(DVD-EDITION)、緑川光(OVA、アニメ版リリカルなのはシリーズ) 以下、特に記載がない場合はとらいあんぐるハートシリーズの設定とする。 私立風芽丘学園に通う3年生。クラスはG組。 ただし中学時代に全国修行の旅に出て留年しているため、同級生より一つ年上。 喫茶店【翠屋】を営む『高町家』の長男。 居候が多い高町家唯一の男で、全体から見ても長男的な立場にある。 古流武術「御神流(みかみりゅう)」の師範代だが、完成した御神の剣士にはまだ及ばない。 それでも模造刀でドラム缶を一刀両断にするなど、人間離れした強さを持つ。 過去に右膝を再起不能と言われるほどに壊しており、奇跡的な回復を果たすも完治はしていない。 そのため自分は御神の剣士として完成することを諦めている。 膝の他にも体中傷跡だらけなため、年中長袖。 御神流の真伝所有者だった父の高町士郎が亡くなった後、 父との約束である美由希の剣士としての完成を目標・生き甲斐としている。 【人物】 幼い頃、父親の士郎と全国を流浪していたためか精神的にやや老成しており、言葉づかいもどこか古風。 趣味も昼寝・盆栽・釣りとなんとも爺くさい。 ドラマCDでは治療中やることがなくて囲碁にハマりだす始末。恭也ェ……。 しかし自身の経歴と達観した性格のおかげか、吸血鬼や霊媒師の人間ともそれほど動じずに受け入れ、その後も変わらず友人を続けているなど度量も広い。 顔も良く、人当たりも悪くないのだが、基本的に無表情&無愛想なため学校での友人はほぼいない。 友達というよりは家族に近い高町家の居候組を除くと、 親しい人物は中学時代からの腐れ縁である赤星くらいで、その他は翠屋の常連さんや武術関連の知り合いとかその程度である。 父がわりと大雑把な性格だったためかよく気が利き、高町家の中では率先して雑務を引き受ける場面が多く、周りからも頼りにされている。 修行の場では基本的に厳しいが、さり気ない優しさも併せ持ち、特に美由希の成長には師として心から喜び、 彼女の将来を潰さないために父のノートや専門書などを参考に綿密な修行スケジュールを組んでいる。 美由希がかつての自分と同じように無理をして体を壊してしまう事を何よりも心配しており、 自分達の忠告を無視して強引に鍛錬に没頭する美由希を殴り倒す事もあった。 末の妹も、別の未来で似たような立場を経験することとなる。 親しい人に対しては結構悪戯好きであり、寝ている忍の頭にジュースを乗っけたり、 妹を背後から脅かすためだけに無音歩行を使ったりと意外とお茶目さん。 特に忍とは会って数日にもかかわらず宴会の場で即席漫才(みたいなもの)を披露するほど息ぴったり。 妹のなのはと好きになった女性には無条件で甘いという一面も。 大食いであり、とにかく黙々と食べる。 赤星に「作ってる人に失礼ではないか」言われたが高町家の料理担当は量を食べてくれた方が喜ぶらしい。 しかし甘いものは苦手で、これは母親の桃子に試食係をさせられている内に甘みがトラウマになってしまったため。 【御神流】 士郎、美沙斗、恭也、美由希が使う古流武術。正式名称は『永全不動八門一派・御神真刀流、小太刀二刀術』だが、 とにかく長いためほとんどの場合『小太刀二刀・御神流』とか、単に『御神流』と略される。 元々は御神家と不破家が継いできた武術だったが、とらハ3開始の十数年前、 ある事情で一族がほぼ根絶したため、その後は上記の4人(後に3人)が技を伝えるのみ。 名称にある小太刀二刀の他に「飛針」や「鋼糸」などの暗器も同時に操る殺人術であり、 様々な武術や流派が登場するとらハシリーズの中で最も実戦的な流派と言える。 御神家が伝える『御神流』とは別に、不破家が伝える『御神流・裏』も存在し、恭也が使うのは実はこっち。 完成の領域にある御神の剣士は、恭也自身が言うには「全員が重火器や爆弾でも装備していない限り、100人でかかっても、倒すことはできない」とのこと。 ●八景(やかげ) 恭也が使う2本の黒い小太刀。今は亡き父の遺品でもある。 ●飛針 苦無に似た武器で手で投げる。服の裏などに仕込んでいる。 威力は無いが牽制や銃落としにも使える。 ●小刀 こちらも服の内側に装備している。 作中では相手に投げたり、ドアの向こうに斬撃を徹てドアチェーン斬るなどした。 ●鋼糸 袖口に仕込んだワイヤーを自在に操り、物を盗ったり、相手のに巻きつけて行動を阻害したりと多様な使い方ができる。 小太刀を二刀持ったままでも自由自在に操れることが御神流では必須とされる。 使用者や糸の種類によっては首も切断可能という何気に恐ろしい武器。 ●薙旋(なぎつむじ) 恭也が使える御神流の奥義の一つ。 抜刀からの四連の斬り。回天剣舞六連。 ●虎切(こせつ) 恭也が使える御神流の奥義の一つ。一刀での、高速・長射程の抜刀術。 実在する虎切(燕返し)とは特に関係ない……と思う。 ●神速 御神流を最強たらしめている奥義の歩法。 端的に言うと「知覚力強化」と「身体能力強化」であり、意識集中を極限まで高めることでこれらを行う。 この技を使うと周囲の動きが止まっているように感じ、 加えて肉体に無意識に掛かっていた筋肉のリミッターが外れ、限界以上の身体能力を発揮できるようになる。 傍から見れば瞬間移動もかくやという爆発的な加速で、OVAではまさにそんな感じの演出で表現されている。 他に、技の最中の視界はモノクロな事と、身体以上に知覚・思考が加速するため、自分の動きも重く感じる事が特徴。 言うまでもなく肉体への負荷は相当なものであり、特に恭也は膝の後遺症のせいで1回4秒、1日3回しか使えない。 この制限が、恭也に「御神の剣士」としての完成を諦めさせている。 しかしながら「護る」事を諦めているわけではなく、あるルートでは神速の重ね掛けという無茶をしたことも。 こんなところもまた世界を越えて末の妹に受け継がれているようだ。 ●閃 小太刀二刀御神流・奥義の極み。 力も速さも越えた境地の抜刀術であり、 これを極めた剣士の前では間合いも距離も武器の差も全てゼロになるという。 恭也や士郎でさえたどり着けなかった極みであり、本編で使えたのは美由希のみ。小説版では恭也も使用している。 OVAの頃には、膝が完治した恭也もこの領域に踏み込んでいる。 以下、ネタバレ 【過去】 恭也の実の母は夏織という女性であり、恭也を産んだ直後に金品全部盗んで蒸発した厄介な女。 残した書置きには「この子のこと、よろしく。名前は「恭也」が良いと思うんだ」とのこと。 つまり命名は夏織さん。士郎さんもよくこの女が提案した名前を付けたもんだ。 ある程度成長してからは士郎と二人で日本各地を放浪するという子連れ狼的な環境で育つ。この頃は父の姓である「不破」を名乗っていた。 恭也が6歳の頃、士郎は御神宗家に起こった悲劇の生き残りである美由希を引き取り、 さらにその後、ある仕事で出会った高町桃子と結婚し婿養子となる。その時に、恭也・美由希も高町姓に。 恭也も新しい家族との生活に馴染んでいったが、ある日士郎が殉職してしまったことで自分が家族を守らなければならないという思いにかられ、 無理な訓練を続けた結果それが事故に繋がってしまい、膝を歩行すら困難なほどに壊してしまった。 ここまで回復できたのは、鹿児島から海鳴にたまたま遊びにきていたある少女が数日かけてある治療を施したからである。 【本編での活躍】 ◇とらいあんぐるハート3~Sweet Songs Forever~ 学生に春の訪れを告げる新学期を山籠もり(剣の修行)をしてて忘れるという衝撃のデビューを果たす。 風芽丘学園の3年生になっても賑やかな家族との別段変わらない日常を過ごしていたが、 月村忍や神咲那美など新しい友人も増え、それぞれが抱える想いや悩みに向き合うことになる。 剣術の達人として各ヒロインのルートでもその技を幾度となく発揮するが、最後はヒロインの活躍に食われてしまうことも多い。 どちらかと言えばヒロインたちの心の支えといった立場。 まあ、とらハの主人公は皆そんな感じである。 ◇とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱 ギリギリなんとか風芽丘学園を卒業し、大学に進学した。 主役を妹のなのはに譲ったので出番は減ったが、新しい立ち絵とヒロインをゲット。 戦闘力は相変わらずで、とらハ2のヒロインである神咲薫と勝負という美味しい活躍もある。 フィリス先生の治療のおかげで膝にも回復の兆しが見えはじめた。 なのはの初めての男友達であるクロノには内心気が気でない様子だったが、縁側で一緒に茶を飲むなど関係自体は良好。 ◇OVA 本編から数年後の話。 膝が完治し、登場して早々イギリスの特殊部隊を相手に無双するなど、強さに拍車が掛かる。 何者かに脅迫を受けているフィアッセのガードを依頼され、一流の剣士に成長した美由希と、 幼馴染の二挺拳銃使いエリス・マクガーレンと協力して事件に当たることになる。 プロ意識の高いエリスとは過去の事件が原因で何度か衝突したが、後に和解した。 ちなみにこの作品から、月村忍が公式ヒロインとして恭也と付き合っており、その設定はアニメ版リリカルなのはにも受け継がれている。 ◇魔法少女リリカルなのはシリーズ モブキャラ扱いで出番は少ない。 とらハと同じく美由希と鍛錬に励んでいたり、とらハと違い存命の士郎を含めた家族5人で食卓を囲んでいたり。 この世界でも留年しているのは間違いないのだが、理由は不明。 StrikerSの時代には忍と一緒にドイツにいるらしい。 ◇魔法少女リリカルなのはINNOCENT(漫画版) アニメ版のスピンオフなので出番は少ないが、とらハ終息後のリリカルなのはでは他の高町家共々一番存在感がある出演作品。 番外編では妹の美由希と共にイメージで登場。 本編ではなのはとアリシアのブレイブデュエルの練習に付き合ったり、両親と妹共々ブレイブデュエルの観戦に来たりしていた。 二人に「叩いてかぶって」や「陣取り将棋」で対戦しようと誘ったが、断られ落ち込んでいた。 美由希曰く、手加減が下手くそらしい。 ◇ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのは The 1st 無印を再構成した物語なので出番が少ない。 ドラマCDも含んでいるためプールの話を見る事が出来る。 監視員としてプールの見回りをしていたらジュエルシードの暴走に巻き込まれるというもの。 恭也は水漏れに巻き込まれたと思っている。 なのはが何かに悩んでいる事には気付いているが、 自分で答えに辿り着くと信じているので心配はしていない。 【二次創作】 二次創作、特にバトル物や他作品とのクロスSSではその剣の強さや設定から人気が高い。 特にとらハのスピンオフであるリリカルなのはとのクロスでは剣士繋がりかシグナムと共演する作品が多い。 反面、その強さが本編以上に誇張されて表現されることも多く、そこに難色を示す人もいる。通称「KYOUYA」 出典:とらいあんぐるハート3 OVA©DISCOVERY/KING RECORDS©JANIS/ivory 追記・修正は、御神流の師範代になってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 魔法抜きならシグナムより強いんじゃないかとか言われていたなぁ -- 名無しさん (2013-09-02 23 49 04) 魔法抜きだとレヴァンテインの出番が……。 -- 名無しさん (2013-09-03 02 17 10) 項目内では剣の達人と強調されてるけど実際はずば抜けて優秀な訳じゃないよな。御神の剣士としては下の上かギリ中の下程度だし才能がないと明言されてるしで成長度込みでメインキャラ最弱(予定)ってレベル。それでも腐らず努力を続けて大切なものを守るからカッコいい -- 名無しさん (2013-09-03 16 56 14) でも今のペースで修行すれば士郎や静馬を超えていくかも、とか言われてるから才能無いわけではないんじゃない?覚醒したのか、努力の成果かは分からないけど -- 名無しさん (2013-09-06 13 26 00) OVAでは膝完治してたし成長の見込みは出てきたね 実際作中最後の一撃除けば苦戦&負傷無しだし -- 名無しさん (2013-09-06 13 44 12) 原作者が「陸戦最強にして、存在がチート」と言ってたらしいので陸戦限定だと皆伝した美由希ぐらいしかいないんじゃないかなー確か霊力で身体強化した神咲薫と膝の完治前の段階で互角だったし -- 名無しさん (2013-09-07 02 23 38) 二次創作だとKYOYAもあるけど、妹魂の暴力基地外扱いが多いのが悲しい。なのはと仲良くなっただけで子供相手でも親父と一緒になって問答無用で攻撃してくるし、あれ本気で面白いと思ってんのか? -- 名無しさん (2013-09-07 02 38 25) アニメでは月村家にはすずかがいるし、婿入りではなく、忍を嫁にもらったのかな -- 名無しさん (2013-09-08 18 41 36) ↑↑あの扱いはおかしいよな。原作ではここに書いてある通りなのはと仲良くなったクロノと縁側で一緒にお茶飲むほど仲良くなってんのに -- 名無しさん (2013-09-25 07 30 57) アニメ版は雫は生まれたんだろうか……、というか結婚したのか? -- 名無しさん (2013-11-07 17 14 57) OVA版の時点で作中魔法だの超能力だの抜いた生身なら勝てるやついなくねえか -- 名無しさん (2013-11-09 21 46 42) ↑2生まれたかはわからないけど、ドイツいってるらしいし、結婚してるんじゃね?Vividでも翠屋にいなかったみたいだし -- 名無しさん (2013-11-14 23 20 05) 握力は80ほどだったっけ? -- 名無しさん (2013-11-30 14 40 49) 80超えてるけど、刃取りを使うにはまだまだ足りないという……。極めた御神の剣士の握力は半端ないことになるな -- 名無しさん (2013-12-10 13 38 05) 周りより才能に乏しい(才能が無い)とか努力家だと言われても比較対象が美由希(文字通りのサラブレッド)と士郎(一族の誰もが認めた天才)だし、一般基準だと普通に才能に恵まれている部類に含まれるような気がする(無論、努力家としても色々と規格外の努力家だが)。例えるならエルザムとライディースの才能比べみたいなものだと思ったが。 -- 名無しさん (2013-12-29 04 33 26) INNOCENTで二コマだけ出番があって、修行している描写があったけど、やっぱり士郎がいるから膝を壊してないんだろうな。 -- 名無しさん (2013-12-29 19 41 48) 娘の雫、夜の一族の血を引く御神の剣士とかなにそれこわい -- 名無しさん (2014-02-03 10 11 37) 忍ENDだと、三人子供いたってのが恐ろしいところ -- 名無しさん (2014-02-03 19 47 24) 子供の出来にくい純血の夜の一族で子供三人とか、遺伝子強いなおい -- 名無しさん (2014-04-14 17 26 15) ちなみに女性らしい体系になりにくい不和の一族の美由希をナイスバディに仕上げたのはすさまじい。何?御神の血のおかげ?聞えんなぁ -- 名無しさん (2014-05-15 19 27 27) 原作だとがっつり絡んでいる恭也とクロノだが、アニメだとまさに赤の他人ってレベルの関係だよな。それが悲しくて仕方がねぇ……… -- 名無しさん (2014-05-17 19 43 42) 才能ないって言うのは、自身の過失で才能=膝を潰しちゃっただけで、美沙斗さんには完成したら美由紀共々自分より強くなるってお墨付き貰ってなかったっけ? -- 名無しさん (2014-05-21 01 13 33) ↑2 それどころか、二次創作じゃなのはに近づく男に切りかかる誰コイツ状態ですぜ。剣やってる設定しか知らないならアニメと同じく空気にしとけよと思わざるを得ない扱いが多いこと・・・まぁ、原作のほうの知名度がなぁ。親子っぽい恭也とクロノは微笑ましかったんだが・・・ -- 名無しさん (2014-05-30 04 15 15) ↑その場合は最悪作品の不憫担当になるケースもある。後、恭也がマトモで士郎さんが切りかかるパターンも稀にある。 -- 電王牙 (2014-05-30 21 32 42) クロノは空気の読めない堅物KY設定。高町家の長男と親父はなのはに近づく男を斬りつける基地外設定。これほど歪み捩れたことを堂々と書くとかもうね。昔だと考えられなかったですわ。 -- 名無しさん (2014-05-30 23 40 00) フィアッセルートで恭也閃つかってなかったっけ?叔母さん相手に。 -- 名無しさん (2014-09-19 17 23 20) ↑何とか相打ちまでもちこんだけど、閃きは使ってなかったかと。小説では使ってたが -- 名無しさん (2014-09-24 21 55 32) フィアッセルートだと神速2段掛けじゃなかったか -- 名無しさん (2015-01-06 14 32 56) 自身は全身傷だらけになるほどの鍛錬で会得してた技術を美由希に教える際は残るような傷は与ええずに教えてたっていう手加減スキルってある意味すごくね? -- 名無しさん (2015-01-31 07 09 12) ↑亀レスだけど、マトモに自分も指導を受けてない状態で美由紀を皆伝まで育て上げたっていうあたり、恭也は剣士として以上に指導者としての才能がヤバいと思う。 -- 名無しさん (2015-05-12 00 51 39) ↑その上で自身も鍛えてるから、才能云々を論ずる事自体が実はおかしいからな。いくら幼少期から剣握ってたとはいえ、年齢からすれば異常。しかも2人共に中途半端な実力しかないみたいな状態にはなってない訳だし。 -- 名無しさん (2015-12-16 19 55 33) 設定だけで言ったら普通に全キャラでも強い方。なのに、弱いって言われるのはフィアッセルート以外だと逆補正かかるんだよな……。まぁ、忍ルートはメインの敵譲っただけで、量産型ボコにしてたけど -- 名無しさん (2016-03-09 05 23 35) ↑その頃は膝の爆弾付きで剣士としても成長出来ない状態だったしね。OVAだと撃たれた後に銃雨を完全回避する特殊部隊+犯罪組織の実働隊を傷一つ負わず全滅させる閃使える等とゲームの頃と比べると完全に異次元の領域に入ってるな -- 名無しさん (2016-09-26 23 21 37) 二次創作だと超シスコンになってるんですけど・・・ -- 名無しさん (2017-08-05 15 53 25) vividストライクでも 知らないキャラクター -- 名無しさん (2017-08-12 15 56 39) 緑川さんなら「拙者にときめいてもらう」が決め台詞かな?(すっとぼけ) -- 名無しさん (2017-08-12 16 20 31) リクエストすればやってくれそうではある。なのはに真顔で、なまはげの大嘘吹き込むくらいには冗談好きだし -- 名無しさん (2017-08-12 19 40 21) ↑じゃあ、なのはには「ちぇりお!」と言ってもらうか、とがめのコスプレしてもらって。あと↑2のセリフは「拙者にときめいてもらうでござる」が正しかった -- 刀語 (2017-08-12 20 11 29) なのはシリーズしか知らんファンは本家とらハを馬鹿にするけど、アンチは恭也には敬意を払うんだよな。 -- 名無しさん (2018-02-13 03 55 21) 妹が非情な戦いを強いられる中、この妹にしてこの兄というか…高町家はマジで重い人生経験してんのしかいない。家族には恵まれてるけど -- 名無しさん (2021-06-28 11 51 55) 都築が過去作のファンは切り捨てて行くスタイルだからなのはやらそのスピンオフでも出番がないのよね・・・innocentとかチャンスあったと思うんだが。プリズマイリヤの士郎が羨ましい -- 名無しさん (2021-11-28 00 23 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/274.html
Will in the Darkness 坊ちゃんは「なんで」と言いました。 私にはあの時何を指して何故を問うたのか見当が付きませんでしたよ。 どちらかというと見当がありすぎてどれなのか分からない、が正しいんでしょうがね。 掌から流れ込んでくる坊ちゃんの感情自体は理解できました。 それがソーディアンですし、なにより私は坊ちゃんとの付き合いが長いですから。 ですから、私は坊ちゃんよりほんの少し早く目の前の現実を 理解しました。坊ちゃんも理解はとっくにしていたのだとは思いますが、 それを了承はしていなかったんですね。坊ちゃんらしいと言うか何と言うか。 繊細なくせに融通が利かない、本当に損な性情だと思いますよ。 多分、限りなく確信に近い多分ですが、あの時目の前にいた人物もまた そんな坊ちゃんの心情を察していたのでしょうねえ、私以上に。 そして、こう‘なる’ことを、決めたのだと思います。 鏡の中の坊ちゃん、ジューダスは。最初から、答えは明確だったんですよ。 遠くの山から音が鳴って、その後耳の傍で爆音がなった。 少し早いが、鎮魂の音。弔いの鐘。 鳴っているのに、でも、もう、何も聞こえない。 その状況を一番最初に理解したのはシャルティエで、 その彼が一番最初に知ったのは、彼のマスターの右腕が死んだという事実。 肘までが見事に吹き飛んで真っ赤な花が咲いた。 咲いた真っ赤な肉の華、咲いた真っ赤な彼女の頭。 唯唯「あ」とか「ああ」と喉から洩らすばかりのリオンは 既に地面の養分になった彼女のことを思い返すばかりで、 時間さえあれば狂うのに手間もコストもそれほど要らなかっただろうに。 ジューダスは地面に着いた肩膝に力を込めて立ち上がり 目の前の自分を凝視した。戦鬼の如き眼光は、リオンに狂う自由さえ与えない。 「まだだ…ここからだ、これでようやく五分だ」 滅多にヘの字から上がらない唇を鈍角の逆三角形にしてジューダスは剣を握り直す。 聞きたいことなど最初から無い。僕が僕から何を聞く? こうすることから眼を背けたかっただけだ。 安全ピンが抜ける音から手榴弾を察知して飛び退くまで1秒。 耳は辛うじて生きていたが、景色がやけに白い。 閃光により瞳孔が一気に縮小したからか、目の前が白に霞んでいる。 何にせよ一時的なものであろうが見えないという事実に変わりは無い。 それでもなおジューダス自信に満ちたような微笑は揺るがない。 「貴様の手の内にあるのは何だ?天地戦争の切札、最強の携行兵器だぞ?」 リオンはほんの少しだけシャルティエに意識を移した後、 すぐさまジューダスに神経を注ぐ。覚悟、決意、もしくは諦観。 「僕一人殺すだけなら釣りが来る代物だ。 貴様それでもソーディアン・マスターか?」 シャルティエだけが感じ取った微かな‘揺らぎ’を機に すぐさまマントを裂き、右上腕に固く結んで止血を施す。 片手と口で15秒、リオンが器用を褒めるべきか、 15秒待っていたジューダスを糾弾するべきか。 何らかの確信に基づく傲慢か、本当に五分の地平に立つことが望みなのか。 余裕とも取れるその行為に従来のリオン=マグナスならば自尊心故に逆上していただろう。 しかし、そのような不純物を一切捨て去った上で、構えを取った彼の眼光に濁りは無い。 刀を持っていないほうの足を前に出して半身になる、自分の剣を射線 から覆い隠す。最短距離で相手を仕留めるリオン=マグナスの必勝型。 「そうだ…もう眼を逸らすなよ?」 微笑を止め、左の剣を水平に、右の刀を垂直に、 十字を形作りスタンスを若干広げて待ち構える。ジューダスの守備後先の型。 沈黙の中で、10cm、1cm、1㎜と両者の間合いが近づいてゆく。 互いの間合いが全て重なったとき、超接近戦の中で戦争が始まった。 始まったのは、乱撃戦。 斬撃、刺突、柄打、考えうる全ての単撃が彼らの前で赤く撥ねる。 眼が見えないことを言い訳にするほどジューダスは甘くは無い。 眼が機能せずとも草を踏む音、血の匂い、目の前の自分が放つ凛とした殺気、 そして何より当人達しか共感できないだろうその剣の鼓動を読みきれば、 眼など不要。寧ろこの勝負は眼で追い切れるレベルの話ではない。 リオンもまたこの乱撃戦に‘必死’になっていた。 この島に来て初めて、必死になった。余裕が無くなったとか全力を尽くすとか そういう意味合いではない。それは即ち目的と手段の逆転。 目の前にいるのは誰で、自分は何のために戦って、今何をしたいのか? それらがこの瞬間に限って無意味になる。 こういう暑苦しいのはディムロスの領分だと、 通常の二倍の労働をしていたシャルティエは火花を発しながら思った。 火花散ること三桁を越えた所で剣に十分な加速を得る為、 二人は互いに半歩退く。先に動いたのはジューダス。 若干体を屈めて加速、地面の際で走らせた刃を一気に切り上げる。 第三の月「月閃光」、振り上げた右の月刃に手応えは無く、 しかし未だ見えざる敵の離れたる気配も無く。 伸びた右の手首に力を込めて月の軌道を逆さに返す。 虚ろなる月「月閃虚崩」は、浮かび上がらなかった。 振り下ろす筈の右の手首を穿っていたのは、リオン=マグナスの上段足刀。 月を紙一重で捌き、虚月の出掛かりのこの一撃。 伸びきった手首を更に伸ばせば、折れるのは至極当然。 ジューダスに苦悶の表情が浮かべ、前屈になり頭を下げる。 その無防備な様にここぞとばかりにリオンが飛ぶ。 中空での蹴足の連撃からの一閃「飛燕連脚」。その無様に突き出た頭ごと 頚椎をへし折った上で刺し殺す心算のリオンであった。 頼りなさ気に掲げられた左手を第一蹴で打ち払う。 第二蹴が頭に掛かろうとしたとき、ジューダスが一歩前に出た。 一歩は一歩であるが、幻影刃の際の歩法の一歩。 実に妖しげな速さで中空に未だ滞空しているリオンに繰り出したのは、 「…!ッッ!!」 ほんの少し自分の顎を持ち上げて一気に引いた。 位置的な関係上頭蓋がリオンにめり込む。詰まる所の頭突き(バッティング)だ。 唯のバッティングをするだけでもロニならばともかく、 撃ったのがジューダスであるならば一大事である。 (どういう観点から見て一大事なのかは棚上げしておいたほうが精神上の健康にいいと思う) リオンが声にならない声と共に転げ落ちる。 なにより狙った場所が場所で、睾丸、まあ、人体急所で言う所の、金的だ。 卑怯でも何でもない。敵の都合のいい位置で空中蹴りをするほうが悪い。 リオンが蹴技を使い、ジューダスが頭突で返す。 ジューダスとリオンの人格を一般論よりほんの少し踏み込んで知っていれば、 魔科学なりレンズ製品なり晶霊機械なりあらすじに書くなり ありとあらゆる手段を尽くし記憶と記録を模索するに値する 価値をこの一戦に見出せるであろう。 それほど2人のやり取りは戦いとか死闘というよりもっと野蛮な何かである。 少なくともセインガルド客員剣士の剣でも歴史の亡霊の剣でもない。 彼らだけが知っているエミリオ=カトレットの剣は、とても幼稚で、とても強い。 リオンがようやくのた打ち回るのをやめて、息を整え始める。 ジューダスもまた損傷を馬鹿に出来ない手首を引き釣り ようやく霞が晴れてきた目で吹き飛んだ剣を回収に向かう。 折れては無いもののその右手首は真っ赤になっている。 若干の休息を置いて二人が再び立ち上がる。 リオンが、大地を蹴って斬撃と共に突進。 土が盛り返るほどの踏み込みから生まれる爪竜連牙斬は、 先ほどの物とは比較にならない。 舞い上がった土が剣風に消し飛んでゆく、悪鬼羅刹の行進。 口を動かすのを止めたジューダスはスタンスを大きく広げ腰を落とす。 絶対に退かぬという意思を両の足に込めて、真っ向から迎え撃つ。 ジューダスの手が、消えた。正確には凄まじい速度で斬撃の弾幕、 双連撃から千裂虚光閃への連携が展開された。 リオンの一撃に対してジューダスの五撃で勘定が合ったのだから、 ジューダスが撃ち負けるのも勘定通りといえる。 差し引きで残った最後の一刀を打ち下ろさんとしたリオンは 突然踏み込みを過剰に鋭くし、勢いを自ら殺して退いた。 天才の嗅覚とも呼べる曖昧な何かを信じ、敵との距離を空ける。 誰にも気づかれない程微小に、ジューダスが眼を細める。 振り終えた腕を強引に前に突き出す。 突如地面より湧く黒い波形。先ほどのリオンがいたところに重力震。 中級晶術「エアプレッシャー」が奥義に連携して発動する。 ジューダスとリオンの間に立ち込める重力震の余波による砂煙。 砂煙の中にリオンは一歩踏み出す。 流石に裏の裏を読みきれなかったのは、不可抗力と言えるだろう。 再びぶつかる二人の剣。立ち込める煙。 ジューダスが一足飛びで後退し、剣を払う。 リオンの足元に魔陣「魔人滅殺闇」が広がり、 そこから浮かぶ闇の炎が砂煙、粉塵の中で引火する。 ジューダスの目の前で、リオンを中心に大規模な粉塵爆破が辺りを包む。 目の前で起こる燃焼の連鎖を前にして、ジューダスは敵の恐ろしさを 再確認した。確かに戦いが始まった当初はこちらが優勢だったといえる。 しかし所詮それは向こうが知らないことを知っているというだけ のアドバンテェジでしか無く、実際徐々にこちらの動きに追いついて来ている。 もはやこちらの太刀筋も全て読まれたといって良い。 「闇の炎に抱かれて…」 ジューダスは風に煽られるマントを靡かせて後ろを振り向く。 脳裏をよぎるのは敗北、中断、例えばデモンズランス。 紙一重でその真槍を避ける。頬に滲む血液、完全な回避。 ソーサラーリングの遣い方も、イクシフォスラーの操縦法も、 悪魔の槍は生殖器に例えられることも、リオン=マグナスが生きていることも、 次に立ち会えば負けることも、ジューダスは全て知っていた。 「…消えるほど、僕は甘く無い、か」 魔人でも出てきそうな煙の中から、影。 出てきたのは紛れも無く自分。些か顔を泥で汚している以外には 先ほどまでと変哲は無い。掘った穴の分だけ、唯でさえ小柄な体が ますます小さく見えていたが。 「晶術まで使うのか、多芸だな」 穴の中から現れたリオンは、久方ぶりに声を発した。 その手に握られているシャルティエは今しがた発動した晶術の余韻を残している。 土系晶術をインプットされたシャルティエを使いこなすリオンにとって 地面に穴を掘り炎を避けることなど造作も無い話だ。 自分が何故ソーディアン無しで晶術を使えるのか? そんなことを論ずる気はリオンには無い。もう奇策は通用しないのだから。 「今までの技も剣も置いてきたんでな。多芸にもなるさ」 半歩下って、皮肉を投げつける。 その手をほんの一瞬サックの方へ運び、握り拳を作って選択という誘惑を堪えた。 大気の熱は冷ややかな月達に奪われ、 今しがたのやり取りなどさも無かったように、戦場は静寂に帰依する。 「…お前は、本当に奴に勝てると思っているのか」 リオンが、自問自答する。 奴の言った運命の邂逅がこのことを指しているのならば、 全てが奴の掌の上にあると言っても過言ではない。 例え自身が認めたあの生涯の友であろうとも、覆せぬものもある。 「さあな…少なくとも僕には、無理だ。」 ジューダスは頭を掻き揚げ、自分に言い聞かせる。 奴との、正確には奴の依代との付き合いも長い。 精神論に縋るほど、ロマンチシズムがある訳でもない。 「だが、やるとしたらあいつらだ」 ジューダスは微笑む。酔っているのかも知れない。 それだけ、その言葉には甘美な響きがあった。 「5人も馬鹿がいるんだ、道理の外の何かをしでかすに決まっている」 18年前言えなかった信頼の言葉。 「何一つ諦めない、あいつらは強い」 それを見届けられないのは仕方が無い、やるべきことがあるのだから。 「それでも、運命は、変えられない。僕の罪も、変わらない」 決着の意思を悟り、リオンは型を取る。 先ほどの半身より更に相手に背中を見せて、横目で自分を見据える。 愛するものの名を冠した終の札。 「…そうだな。僕ならそう言うだろうな。だから、こうするんだ」 左の剣を鞘に収め、右半身より更に背中を自分に見せ、自分の剣を射線から覆い隠す。 もう二度と使うことは無いと思っていた、18年前の型。 互いの手の内などもう割れている。だからこそ奥の手。 右半身と左半身、不愉快なほど素敵な素敵なシンメトリィ。 さようなら、エミリオ=カトレット。 「魔人闇!!」 月明かりの中、2人いるのに声量は、1人分。 彼の剣と心臓の間にあったのは、突き出た肘、 その手は刺突の型であったが剣が握られてはいなかった。 盾代わりに捧げられた殺意無き右腕は吹き飛んで、 剣は心臓を逸れ、彼の脇腹に刺さる。 彼の背中から覗くシャルティエは、血涙を流していた。 静寂の中、残された左の腕が短剣を抜く。 剣を掴んだまま、ほんの一瞬、彼は動かない。 「心臓だ。この攻撃はガードし切れん。過去を断ち切り、お前は生きろ。‘ジューダス’」 するりと音も無く、青い短剣が肋骨を片道通行した。 心筋に一筋、彼の服を紅く汚していく。 血液と共に崩れ落ちる意識の中、彼は自分に聞く。 僕という存在が運命に縛られているなら、 僕は、誰で、どこから来て、どこに行くのか。 その答えを聞く前に、彼の意識は仄暗い穴の底に沈む。 彼は一言も漏らさぬまま、毅然とした態度で自分の腕を拾う。 腸が抜け落ちないだけマシとは言えるが、 もう幾許の余裕も無い出血量であるはずの体を騙し 意識の無いもう1人の自分の腕に「ねじ込んだ」。 唯でさえ青白いその顔を蒼白にして、彼はサックから小瓶を取り出す。 長寿の霊薬・エリクシール。少しだけ眼を閉じて逡巡。 彼はこの島で出逢った仲間達に1つだけ嘘を付いていた。 彼がこの薬の使用を躊躇っていたのは戦略上の理由ではない。 放り投げた小瓶は弧を描いて眠る彼の上へ。 仲間達に出会う前から考えていたこと、この島に自分が2人いることの意味。 出逢った時、どうするのか、どうなるのか。 残った左手が、自分の下に収まった剣に添えられる。 生きたい。生きて幸せを掴み、戦友と共に歩めたら、でも。 答えを決めたのは3人目の仲間に出会った時。 彼は姉を殺した男を赦した、憎むのではなく罪を償う機会を 与えてやれば良いと。それが答えだった。 自分を赦すことなど出来はしない。だが、この目の前の自分にならば。 汝跪きて罪を捧げよ。浄罪の刃を経て、我は汝の全てを赦す。 僕がここにいる意味、それは僕が僕を赦す為。 最後から二番目の一刀を縦一文字に薙ぐ。 小瓶は割れ、霊薬が、眠る僕へ。 僕の顔へ、口へ、右腕へ、左足へ、降り注ぐ。 私がジューダスに刺さった時、彼の感情が流れ込んできたんです。 ミクトランに刺さったベルセリオスもこんな感覚だったんですかね。 柄から坊ちゃんの感情が、刀身からはジューダスの感情が流れ込んできて 大変でしたよ。でも、それほど辛くは無かったのですね。 実際根本的なものは同じですから。 私はジューダスと色んな話をしました。 戦いの最中苦しんでいたんですよ、彼も。 実力が均衡しているならエリクシールを使えば勝利は揺るがない。 坊ちゃんを殺してミクトランの駒を消す。そして仲間達と共に ミクトランを倒してハッピーエンド。その誘惑とずうっと戦っていたんです。 それでも、ハロルドにフォルスという鍵を託した以上、残された全てを 切り捨てた過去の為に使うことにしたんです。 わざわざ相手に技を見せて、晶術を公開し、奥義を披露した。 一人で戦う為の技を実戦で教授したんです。一人で戦えるように。 種明かしを、一つ。 坊ちゃんの行動は、全て「見られて」いました。 教会で坊ちゃんがジューダスの顔を知ったときも、見られていました。 私が、見ていました。全部、見ていました。 ミクトランは私を坊ちゃんに渡すときこう言いました。 「私からのほんのプレゼントだ。おまえがこの舞台で運命の邂逅を 果たした時に、それがないと楽しみが一つ減るのでな」 坊ちゃんの戦力として、2人が出逢うまで坊ちゃんを守り、 もし出逢えたなら、僕の眼を通じてそれを観戦する。 それが、私がここに存在する意義、あるいは、機能なんです。 「チャネリング」…ピピピな電波は自動的に、受動的に、四肢を侵しめる。 でも、操られている側が操られている事実に気付かなければ そこに疑問の余地は無いのですよ。それが運命という物のシステムですから。 実際、ジューダスが気付かなければ私も一生気付かなかったでしょう。 私が伝えていることは知っていましたが具体的な仕組みには無知でした。 コアクリスタルに仕込まれていたんですもの、分かるはずもないでしょう? マリアンを殺し、ジューダスの存在を伝えてまでこの戦いをお膳立て するミクトランにとってこの戦いだけはその眼で見たかったのでしょうね。 それだけの為に、坊ちゃんは再度ミクトランに運命を翻弄されたのです。 私がこう言うのもなんですが、ミクトランにとって、坊ちゃんがここにいる意味は それだけだったんでしょうね。マリアンの死すら、機能的な意味しか持っていなかった。 現に、奴はマリアンを殺したときも、坊ちゃんが狂ったときも、画像に興味を持たなかったんです。 あるいは、ヒューゴ=ジルクリフトの感傷、とでも言うべき何かが存在していたのか、 そう考えるよりは、自然だと私は思いました。 議論の余地はまだ在るのですが。時間も無いので、最後に、問題を一つ。 私はいつミクトランに操作を受けたのでしょうか? 私はどうやって操作を受けたのでしょうか? 私は実はよく出来た贋物なんじゃないでしょうか? 私は本当にソーディアン・シャルティエなのでしょうか? 私は、誰なのでしょうか? 私がシャルティエであるという証明も、反証ももう出来ません。 ずっと考えていた疑問を、私は最後に彼に聞きました。 彼は何も答えません。 答えに意味は無く、唯それを問うことに意味があるのですから。 シャルティエかもしれない私は、唯坊ちゃんが日の光を再び歩むことを願うばかりです。 結果が出る前に彼は手ごろな岩の上に腰を落ち着け、体を岩に預ける 落ち着けた途端に一気に血が吹き出、腸が洩れた。 力無く縋るように月を見上げたジューダスの鼓膜が、規則的に震える。 冷えた空気に澄み渡る教会の鐘の音。幻聴かもしれないがそれは問題ではない。 聞こえていたほうがロマンチックだからそれでいいのだ。 空に月、祝福の鐘、残した希望。自害するにはもってこいの夜。 過去を断ち切るのではなく、過去を変える。 その為の代価はあまりに大きい。 シャルティエ、マリアン、リオン=マグナスという名前、他の全てを引き換えとする。 彼は一言ぼそりと呟いて最後の一刀を振り下ろした。首輪への衝撃。 破壊力が首の周りに収束し、首の周りにあるもの全てを破壊する 頭蓋も、脳も、眼球も、舌も、鼻も、そしてコアクリスタルも、全部。 少し遅いが、鎮魂の音。弔いの鐘。 鳴っていないのに、でも、何かが聞こえた。 「これで、おそろいだ」 その行為は実に問題無く行われました。 この戦いが終わった以上、ミクトランにとって 坊ちゃんも私も存在価値が無くなったのでしょう、多分。 ああ、でも、もう一つ問題が残っていましたね。 この勝負、結局どっちが勝ったんでしょう? 勝ち逃げか、生き残ったほうが勝ちか、解釈は様々なんですが 模範解答は一つしかないんですよ。 「坊ちゃん」が勝ったんです。 【リオン=マグナス 生存確認】 状態:意識不明 心臓損傷 出血多 エリクシール回復中(右腕接続?) 基本行動方針:??? 所持品:無し(袋散乱の為) 現在地:E5東 E5東にあるもの…アイスコフィン 忍刀桔梗 首輪 簡易レーダー ジューダスのサック、竜骨の仮面(ひび割れ)、コアクリスタルの欠片 チャネリング 【ジューダス 死亡】 【残り22人】 前 次
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/637.html
都内のとある喫茶店、内装はやや地味めで客の入りも盛況という程ではない。 そんな店内の片隅に“彼”は座っていた。 ポケットだらけのミリタリーコートとカーゴパンツに身を包み、頭はバンダナを巻いた上から キャップを目深に被っている。 更にはサングラスのオマケ付きだ。 端的に言えば“怪しい人物”ではある。 テーブルの上にはケーキ、コーヒー、そしてノートパソコン。 彼はもうしばらくの間、コーヒーカップに指を掛けたまま、ノートパソコンの画面に見入っている。 せっかくのコーヒーが冷めるのも厭わせないものとは何であろうか。 その答えは画面に映し出された、陽も暮れ始めた公園で向かい合う“二人の男”にあった。 一人は、黒のスーツが少しホストを思わせる銀髪の男。 たっぷりと腰を落とした半身の姿勢で、左腕はやや前に出してダラリと下げ、右腕は腰の高さに 落ち着けている。 もう一人の男は、若者らしい無造作ヘアにTシャツとスパッツ。四肢には肘・膝サポーター付きの レガースを装着している。 身体全体をユラユラ動かしながらの軽い前傾姿勢で動かない。 「“ランキング2位”ジョンス・リーVS“3位”小西良徳……。 “深道タッグバトル”開会前のエキシビション代わりにしては、あまりに豪華なドリームマッチだったか。 少しサービスし過ぎの感も否めないが……――」 男はようやくコーヒーを口にした。 ぬるくて味がわからない。もう一杯、頼む事になりそうだ。 「――“お祭り”は羽目を外すくらいが丁度良いのかもしれない。それに『空気を読む』のも 主宰者の手腕のひとつだ。いずれにせよ、現代最強の“八極拳士”と完全なる“サブミッションハンター”の 対戦は非常に価値があるな」 不意に―― 喫茶店のドアが開き、取り付けられたカウベルがカラコロカランと来客を告げた。 「いらっしゃいませ。お好きなお席にどうぞ」 ウェイトレスの控えめながらよく通る声が客を迎える。 二つの気忙しげな足音が店内を横断し、やがて窓と壁の角、最も隅に位置する席で止まった。 そこにはノートパソコンに釘付けの彼がいる。 この目立つファッションスタイルをあまり広くない店内で見つけ出すのは、そう難しくない。 「待たせたわね、“深道”」 二人のセーラー服姿の美少女、阿頼耶と斗貴子だった。 話しかけた阿頼耶は腕を組んで胸を張り、待ち合わせに遅れた割には随分と偉そうである。 その姿を横目で見る斗貴子は呆れ半分、可笑しさ半分だ。 初めて銀成学園に訪れた際や現在のこの高飛車な態度は、見た目よりも不器用な彼女の被る 仮面なのだろう。 一方の深道はさして気を悪くしている様子も無い。 「久我阿頼耶か。悪いが少し待っていてくれないか? 今から大事な勝負が始まるんでね。 ああ、そういえば――」 何かを思いついたか、いや思い出したのか。 深道は懐からモバイルパソコンを取り出すと、手元で何やら操作し、阿頼耶に手渡した。 「――君も後学の為に観ておいた方がいいかもな。どうぞ、座って。何か頼むかい?」 阿頼耶は斗貴子の顔を窺い、彼女が頷いたのを確認すると、不承不承向かい側の席に着いた。 斗貴子もそれに続く。 そして、二人揃ってモバイルパソコンの画面を覗き込む。 「コイツ……!」 画面に映し出された銀髪の黒服を見るなり、阿頼耶の顔色がサッと変わった。 それだけではなく、緊張に身を固くし、視線には敵意が込められている。 「知っているのか? アラヤ」 現ランカーの阿頼耶が同じランカーである彼を知っていても不思議ではないが、反応の仕方が 尋常ではない。 「ええ、知ってるも何も……。ジョンス・リー、深道ランキング2位。私が初めて闘った 深道ランカーよ……」 「!?」 思い返せば、斗貴子は阿頼耶自身の深道ランキングでの戦歴はまだ聞いていなかった。 まさか、デビュー戦で一桁上位ランカーと闘っていたとは。 (この子の事だ。誰の言葉も聞かず、彼に突っかかっていったのかもな。だが、身を以って 彼ら上位連中の強さを知る事が出来たのは貴重な経験だぞ……?) 出会ってまだ二十四時間と少ししか経っていないが、斗貴子は彼女に対して妙な仲間意識を 抱き始めていた(若干、先輩目線な節はあるが)。 KOされた事すらも己を見つめ直すといった具合に昇華出来たのだ。 どこか似た者同士、お互いに学び合い、高め合える。そんな気持ちで阿頼耶を見ている。 阿頼耶は言葉を続けた。 「対戦時間は1.5秒くらい。魔弾を当てると同時に、コイツの“裡門”とかいう中段肘打ち一発で 吹っ飛ばされた。おかげで丸二日は何も食べられなかったわ……!」 テーブルの上に置かれた両の拳が握り締められ、細かく震えている。 斗貴子が彼女を見る分に、どうやら闘いの“恐怖”や敗北の“失意”よりも、“悔しさ”と“怒り”が 上回っているようだ。 戦士としてはまだマシな状態だろう。そこから何かを学んでくれれば尚良い。 しかし、深道は画面から眼を離さずにボソリと言う。 「彼女の敗因はふたつ。“無知”と“無謀”だ」 「くっ……!」 屈辱に焼き焦がされそうな阿頼耶はキッと深道を睨みつけた。 不穏な雰囲気が三人のいる空間に充満していくのがわかる。 そんな中、斗貴子は疑問とも確認とも取れない言葉を阿頼耶に投げ掛けた。 「キミが喰らった技、それに独特の構え……。この男、八極拳士か」 上手いタイミングで水を入れられた阿頼耶は、意識を斗貴子の方に向ける。 「へえ……。詳しいのね、斗貴子」 「ああ、まあ、大体の武芸はそれなりにな……」 深道は画面から眼を離し、チラリと斗貴子の方を覗き見た。 見たのは一瞬、すぐにまた視線を画面に戻したが。 「そろそろ静かにしてくれないかな? この勝負、まばたきひとつも見逃したくない」 思惑は三者三様だが、この試合への興味だけは共通したものへと束ねられている。 三人の眼差しは、画面内の二人の男に注がれた。 二人が向かい合う公園の広場は、もうだいぶ薄暗くなりかけている。 その公園の灯が自然光に代わって照らし出すのは主役達だけではない。 かなりの数のギャラリーもそこにいた。 電灯の下にも、ベンチにも、そして二人から大きく離れた周囲にも。 観客がこの深道ランキング屈指の好カードを見逃す筈も無いが、それはランカー達にも言える事だ。 最下層の下位ランカーもいれば、これから闘いを開始する彼らと同じ上位ランカーの姿も見える。 純粋な強さに対する“好奇心”。上位に取って代わろうという“野心”。 そんなものがこの空間に渦巻いている。 沈みゆく太陽の最後の光を背に、不動の構えを見せるジョンス・リー。 不敵な笑みを浮かべながら、身体を揺らす小西良徳。 二人の姿は数台のハンディカメラによって、主宰者深道だけではなく、日本全国に存在する 大勢の会員へネット配信されている。 数百数千の緊張感はカメラを通じて今、ひとつに集約され、この二人へと注がれていた。 「今、この時、ここで俺と闘えるアンタはツイてる」 小西が不可解な言葉を洩らす。 「俺は強い。俺は速い。どんなスピードの打撃だろうが捕らえ、極め、折る。即バキバキだ。 だけど10年後はどうだ? 50年後はどうだ?」 口を動かしながらも間合いとタイミングを計る事は忘れない。 ごく僅かずつではあるが摺り足で距離を縮めていく。 「どんな人間でも醜く年老いて死ぬ。今じゃなきゃダメなんだ。今の強い俺じゃなきゃ」 饒舌に語る小西に乗せられてか、これまで一言も発していなかったジョンス・リーもようやく口を開いた。 「おまえ、よく喋るな。俺もまあ割と喋る方だが、おまえの喋りにはサービス精神が足りないぞ。 人を楽しませられない性格ってよく言われないか?」 「今の俺は完璧だ! 完璧に強い! 間に合ったアンタは神か仏に感謝しろ!」 会話など成立させず、己のペースで語りたい事を語り続ける小西。 いささか苛立ちを含んだ呆れ気分のジョンス・リーも間合いを詰め始める。 「あと十秒だけ好きに喋らせてやるよ」 「アンタはサービス精神旺盛なんだな」 二人の距離は徐々に、だが確実に縮められていく。 『アラヤ、この勝負はかなり決着が早いぞ』 『何で?』 『“間合い”だ。八極拳や心意六合拳は数ある中国拳法の中でも、最も“接近単打”を重視する。 おそらく密着状態でも最大威力の攻撃を放てるだろう。だが、それは同時にサブミッション使いの 間合いでもあるんだ。一流の者ならば打撃よりも素早く相手の手脚を捕らえて、折る……』 そこに“制空圏”という概念は存在しないのか。 二人が向かい合う距離は、並の試合ならばとっくの昔に打ち合いが始まってもいいまでに、 組み合いが始まってもいいまでに狭まっている。 だが動かない。もうお互いが必殺の間合いに入っているというのに。 会場の観客も、画面の前の観客も、身体中の筋肉を力ませて震え上がらんばかりだ。 見る者誰もが尿意の限界にも似た緊張感と緊迫感に息を飲んでいた、その時―― “それ”は不意に訪れた。 二人は同時に一言を呟く。 「一撃だ」 「一瞬だ」 地響きのような震脚で踏み込みながら、ジョンス・リーは身体を捻って左背面を打ち出す。 対する小西はその足元目掛け、超低空の片足タックルで飛び込む。 肉眼でもカメラ映像でも満足に捉えきれない高速度で二人は交錯し―― ――小西の身体は5~6m、右側方へ大きく飛ばされ、転がった。 両手足を痙攣させながら這いつくばる小西の姿に、会場の観客は唸るようなどよめきを上げる。 幸いにも小西の意識は保たれていた。 跳ね起きて見得を切りたいところだが、身体が思うように動かない。 打たれた肩口を始めとして全身が熱く、重い。 (おいおいおいおい! なんかメチャクチャ低い裏拳が飛んできたぞ! “アレ”は肩とか 背中とかをぶつける技じゃなかったのかよ! しかも完全に捕れるタイミングで入ったのに! クッソ! イイ感じに大ダメージだ!!) 一方のジョンス・リーは多少驚いた風な表情で、何故か地面に座り込んでいた。 打撃を放ったと思いきや、足場が崩れるようにバランスを失ってしまったのだ。 (野郎、俺の打を喰らうと同時に足を掬いやがった。って事はアイツのタックルは俺の歩法と ほぼ同じ速さか……) 『下段裏拳だけであそこまで吹っ飛ばすって……どういう威力なのよ……』 『し、信じられん……! “鉄山靠”の体勢から“捜下崩捶”に切り替えるなんて……』 “生まれたての子馬”とはよく言ったものだが、今の小西の姿はまさにそれだ。 震える上下肢で懸命に身体を支えながら、実に時間を掛けて四つん這いになる。 喉が詰まるというよりも肺が締めつけられる表現した方が正しいのか、呼吸が邪魔され、 満足に声も出せない。 (何なんだ、この妙なダメージの残り方は。頭から爪先まで下痢気味の腹になった気分だぞ……) やがて、小西は両手を膝頭に突いて、顔を下に向けた前のめりながらも何とか立ち上がった。 ジョンス・リーは未だ座ったままだ。 追撃するつもりはないらしい。それどころか、小西の回復を待っているようにも見受けられる。 「立てるのかよ。“二の打はいらない”が俺の拳風なんだがな。オマケに尻餅まで突かされるし……」 小西はまず呼吸のみに専念した。 吸って吐いて吸って吐いて吸って吐いて吸って吐いて。 とにかく呼吸を整える。全身の細胞に酸素を送る。 今度は上体をしっかりと伸ばし、スーハー、スーハーと深呼吸を二度三度四度五度。 次は勢いをつけて力強く地面を踏み締める。最初は右足、続けて左足。 更に先程までの構えとは対照的に、リズムを刻むかの如く、軽やかなステップワークを踏む。 見る見るうちにステップのスピードは上がっていく。 小西は己を打ちのめした八極拳士を真っ直ぐに見据え、薄笑みで口元を歪めながら言い放った。 「“次”で捕る……」 その言葉を聞き、ジョンス・リーはやっと腰を上げた。「よっこらしょ」という掛け声が似合いそうな ゆっくりとした起き上がり方だ。 そして、フゥーとひとつ溜息を吐き、まるで愚痴るように呟く。 「おまえはだいぶふざけた事を言ってるな。いや、今日の俺も結構ふざけた状況なんだが…… あー、まあその、何だ……――」 踏み抜く震脚が轟音と共にアスファルトを砕き、ジョンス・リーは再び構えを取った。 眼光が鋭さを増す。表情は豪壮なものへと変貌する。 迫力と圧力がこれまでとは比較にならない。 「“次”で終わりだ」 小西の頬を一筋の汗が伝う。 この闘いの“流れ”をして、ジョンス・リーが抱く八極拳の一撃に懸けるプライドを燃え上がらせたのだ。 先程のように間合いを詰められない。もしや、知らず知らずの内に「間合いを詰めたくない」とさえ 思っているのか。 眼前の八極拳士が発散する気迫に心が掻き乱される。 (威圧されるな! 余計な事を考えるな! 冷静に! 冷静(クール)! 冷静(クール)! 冷静(クール)! 冷静(クール)!) 軽やかなステップを刻み、一定の距離を保ったまま、小西は自分に言い聞かせる。 (俺は完全だ! 俺は完璧だ! どうすればいいか、俺には見える……! 見える……!) 何とも稚拙な自己暗示みたいなものだが、唱えていく内に波立っていた水面は次第に平静を 取り戻していく。 (その映像に合わせて動くだけ。同調(シンクロ)すればいいだけ……) 精神が先鋭化されていく。だが鋭さを増せば増す程、水面には細波ひとつ無くなっていった。 やがて、少しの乱れも無い鏡の如き水面が形成されたのを感じ取ると、小西は素早いフットワークで 一気に間合いを縮めた。 それに合わせてジョンス・リーも前に出る。 一粒の水滴が落ち、美しい波紋を描いた。 「見えた」 相手の攻撃も、どう避ければいいかも、どう捕らえればいいかも、どう極めればいいかも、 すべてがダイレクトに小西の脳内へ映し出された。 あとはその映像に自分を同調させるだけだ。 ジョンス・リーはこれまでにない速度と踏み込みの強さで突進し、小西の鳩尾目掛けて 左掌を打ち込む。 この攻撃に対する小西の反応は事実、“完璧”なものだった。 どこぞの映画よろしく背中を反らせながら身体全体を左へ旋回させ、唸りを上げて飛んでくる手掌を 紙一重で避ける。 そして、両手でガッチリとジョンス・リーの手首を掴み、それとほぼ同じタイミングで地面を蹴って 右脚を大きく回し、彼の上腕部に絡めた。 更には左脚も絡め、完全にロックする。 文字通りの極めつけに、彼の手首を掴んだ両手をしっかりと胸元へ引きつけ、渾身の力を込めて 上体を反らせた。 これら一連の動作を宙に舞った状態で瞬時にやってのけたのだ。 「同調完了――」 完璧な形の“飛びつき逆十字”である。 『“猛虎硬爬山”を捕った……!?』 『何!? 今の反応!』 ジョンス・リーの左肘関節がバキッと生々しい音を立てるに至り、小西は今から数分後に 訪れるであろう自身の勝利を確信した。 あとはこのまま右腕、左脚、右脚を破壊して決着、と。 「――……?」 しかし、宙空でジョンス・リーの左腕を抱えてほくそ笑む小西の眼に、妙なものが映った。 彼の左掌が自分の胸にピッタリとくっつけられているのだ。 それが―― 小西良徳、本日最後の記憶映像となった。 次の瞬間、ドォンと大砲の発射音に似た轟音が響き渡り、小西の身体が凄まじい勢いで地面に 叩きつけられた。 ジョンス・リーが腕を振り下ろした訳ではない。手首を僅かに捻り、手掌を小西の胸に当てただけである。 にも関わらず、飛びつき逆十字を極めていた小西は、落下以上のエネルギーで空中から地面に向かって 吹き飛ばされたのだ。 その圧倒的威力を示すかのように、彼がダウンしているアスファルトの地面には蜘蛛の巣を思わせる 大小様々なヒビ割れが入っていた。 「……」 立ち上がる気配は無い。 見事に白目を剥いており、鼻と口からは鼻水とも涎とも吐瀉物ともつかない液体が漏れ出ている。 これはジョンス・リーの勝利確定と見ていいのだろう。 周囲を取り囲む観客達の声が騒がしくなってきた。 ある者は彼の勝利に歓声を上げ、ある者はその技の破壊力に驚愕している。 だが、上位ランカー達は沈黙の内に、一人また一人と会場を後にする。 『は、発剄……! 本物の“剄”を使うのか、この男……』 『“気”ってヤツね。だとしたら、あの無茶苦茶な威力もおかしなダメージも頷けるわ。 魔弾を喰らって平然としていたのも……』 ジョンス・リーもまた早々と帰路に着こうと歩き始める。 特に勝利を喜び、余韻に浸る様子は見られない。倒れて動かない小西を振り返る事もしない。 勝者を畏怖するように観客は皆、後ずさる。 彼は極められた左腕に眼を遣り、何の気無しに一人呟いた。 「左肘、獲られちまったな。まあ、痛みは剄で殺せるし、あの馬鹿馬鹿しいイベントの方は問題無いか」 右手だけをポケットに突っ込んだジョンス・リーは、カメラに背を向けた姿で次第に小さくなり、 画面から消えた。 「ジョンス・リーの底はまだまだ見えないか。しかし、彼の扉の幾つかを開けさせた小西の実力もまた 予想を遥かに超えていた。やはり貴重な一戦だった」 長らく手をつけていなかったケーキを口に運びながら、感嘆に満ちた賛辞を送る深道であったが、 淡々とした表情や口調は変わっていない。 表情を変えているのは斗貴子だった。それも“喜色”と表現した方が良い。 彼女は画面から眼を離さずに阿頼耶へ語りかける。 「これがキミの言っていた“化物”という連中……。凄いな……」 斗貴子はこの闘いを見る事で、阿頼耶の言った言葉すべてに納得出来た。 確かにどちらの強さもストリートファイトの域を大きく逸脱している。 精神、身体能力、戦闘技術。どれも錬金の戦士に匹敵しているのではないかとさえ思える。 だが、斗貴子が珍しく陽の感情を顕にしているのにはもうひとつ理由があった。 それは他ならない、闘いにおける人間の可能性だ。 小西が相手だからこそジョンス・リーは最大威力の剄を放たざるを得ないまでに追い詰められたのだろう。 また、ジョンス・リーが相手だからこそ小西は己の持つ潜在能力を残らず完全に引き出せたのだろう。 二人の織り成した激闘はプラスの意味で斗貴子を驚愕させ、“闘い”と“強さ”が秘める素晴らしさを 再確認させた。 感じ入り、胸躍らせる斗貴子だったが、横に座る阿頼耶の反応が無い。 「……アラヤ?」 斗貴子が覗き込んだ先には、瞳を潤ませ、唇を噛み締める阿頼耶の顔があった。 「私と闘り合った時は半分の力も出してなかったんだ、アイツ……」 掛ける言葉は見つからない。何を言っても彼女を傷つけてしまいそうだ。 斗貴子は阿頼耶の肩にそっと手を置く。 不意に、ノートパソコンの画面に眼を落とす深道が言った。 「安心してくれ、久我阿頼耶。今回のタッグバトルで彼と君を闘わせたりはしない」 「……!」 「貴様……」 皮肉や嫌味ではなく、本当に“安心させる”意味を含んだこのセリフは阿頼耶のプライドを ズタズタに引き裂いた。 無粋な深道の言葉に斗貴子も怒りを隠せない。 「すみません。注文、いいですか?」 そんな二人の気持ちなど我関せずとばかりに、深道はウェイトレスを呼び、コーヒーのお代わりと 二個目のケーキを注文する。 画面に向かって「ケーキは三ツ星……」と呟きながらキーボードを打つと深道はやっと顔を上げ、 阿頼耶に促した。 「ところで……世紀の一戦も終わった事だし、そろそろ“そちら”の人を紹介してくれないかい?」
https://w.atwiki.jp/theurgy/pages/302.html
悪竜騎士と黄金剣姫-03.5- written by LINSTANT0000 注意、これは設定が固まる前の創作物です。まともな剣術描写はほとんどないので、期待しないでほしい。シリアスもほとんど無いです。前話との落差が激しいので注意。 また、この作品に登場するテウルゴスは特別な訓練を受けています。絶対にまねしないで下さい。死にます。 * 月下の荒野に二つの影があった。 1つは白の騎士。右手の長剣を肩口に引き付け、左手の盾を正面に構えた変則的な雄牛の構えをとっている。 対するは黒の騎士。右手が長剣の鍔元を握り、剣先は地面につくほど下げられている。 『はあああああ!!!!!』 相手の少女が裂ぱくの気合を込めたであろう叫びを上げた。まだまだ幼い声色ゆえにほほえましく感じたわけだが。アレクトリスが誇る超高級機ミラージュナイトの運動性能をある程度使えているらしく、その出だしは並みの傭兵よりも早く、わずか数歩で間合いをつめてきた。 最後の一歩、踏み込みと同時の刺突。なるほど確かに、並みのテウルゴスではその軌道を認識することすらできずに貫かれるだろう技量と速度だ。これまでに幾度となくマゲイアを、テウルギアを屠ってきただろう、ご自慢の一撃。初手から得意技を打ち込んでくるあたり、それなりに場数は踏んでいるのだろう。だが、 ―――貴方には丸見えですものね? 「遅い。」 しかし、黒騎士を操る男(イリヤ・ムロメッツ)は並大抵のテウルゴスではない。砲弾を見てから切り落とせる男にとって、この一撃は十分に見切れるものだった。黒騎士は男の操作に従い、ポンメルに添えていた左手を押し込み長剣を跳ね上げる。音速を超えて突き込まれる白騎士の長剣に、黒騎士は長剣を巻きつくようにあわせたのだ。 『なっ!?』 少女が戸惑いの声を上げた。それもそうだろう。自慢の一撃は、火花すら散らさず完全にいなされたのだから。なんと言うことは無い。剣の持つ動きに逆らわず、ただ少し押してやれば良いだけだ。 恐らくミラージュナイトの計器には一切の負荷警告が表示されていない。確かに先の一撃は機体が刺突の勢いに姿勢を崩すほどの剛撃だった。だが、機体にまったくフィードバックが無いように仕向けたのだから。幾多の戦場の果て、音速を超える弾丸を何度も打ち落とす訓練の果てに会得した曲芸だ。 弾丸切ると剣にもマニピュレーターにもダメージたまるんだよなぁ。 ―――被弾するよりはましですけれどもね。 実際、慣れない内は払い損ねたり、正面から切り落としたりして膨大な負荷を各所にかけていた。修理費だけでひいこら言っていたのがよみがえる。 ―――嫌な記憶ですわね。数ヶ月黒パンと塩スープ生活だったのを思い出しましたわ。 なぜか酸っぱいにおいのする黒パンと屑野菜のスープで生き延びた。あれは辛かった。作戦中に腹が鳴ってどうしようもなかったな。 ―――指向性マイクで腹の虫拾われて見つかったのは貴方が人類で最初ではなくて? 忘れとけ。金を稼ぐための潜入調査ミッションが、結局いつもの殲滅になったからな。どうにか赤が出なかったから良かったが。 そんな会話をしているにもかかわらず、白騎士は動きを止めていた。まぁ、たいていの奴がこの曲芸見ると思考停止に陥るから楽なんだ。だが、 「ぼおっとしてると死ぬぞ。」 口からあきれたような声が出る。こちらは刺突を受け流した動きを生かし、大上段に構えている。相手は本来盾を前に出さなくてはいけないタイミングだ。隙だらけだったが、この状態で倒してもクレームがくるだけだろう。一瞬このまま終わらせてやろうかと思ったが、さすがにやめた。それじゃ訓練にならん。 こちらの声が耳に入ったのか、慌てて盾を振り上げる白騎士。防御が出たので安心して打ち込める。盾を切り潰さないように、だが全身に警報が出る程度に出力調製を施した一撃。着弾の瞬間、無数の圧力警告がモニターを埋め尽くす。 高級機をひれ伏させる一撃は、こちらにも相応のダメージが還る。強化されているはずの全身のシリンダーが悲鳴を上げ、ジョイント部分がわずかに歪むほどの衝撃だ。白騎士のバランサーが屈服し、片ひざを突いて支える態勢になる。 ―――流石にこんな一撃は慣れていないようね。 慣れてても困るがなぁ。 常識的に考えて、こんなばかげた負荷のかかる近接攻撃をする奴はいない。継戦能力に問題が出てくるし、負荷に耐えられるだけの強化を施すと機体価格が跳ね上がる。そんな機体、企業だって作ろうとはしないだろう。 だが、それにしたって動きが鈍い。基礎も技術はある。それなりに才覚があると見たのだが。 「もう少しまじめにやれよ。」 必死に押し返してくる盾から剣を引くと同時に剣足を踏み込んだ。圧力が消え、白騎士が立ち上がろうとした瞬間を狙い、水平蹴りを打ち込む。まず反応できずに一本取れる。そう思ったのだが。 ―――防ぎましたの!?どうやって!? 蹴りは入った。真芯を捕らえた直撃だ。ただし直前に割り込んだ盾の上からだが。こちらの足の動きは盾に隠れて見えなかっただろう。だがそれを無意識であっても防いで見せた。やはり切りあいの才能がある。 見えないものを感じ取り、何の根拠も無い勘に頼って体を動かせるその才能が。ずいぶんサドな師匠に、ガキのころから叩き込まれたのだろう。そうでもなければ現代人には身につかない感覚だからだ。 『強いなぁ、貴方は!』 「いまさら気付いたか?」 相手の声が上ずっている。流石に衝撃が大きかったのだろうか。再び愚者の構えを取りつつ、空いている手で手招きする。言外に言ってやるのだ、遊んでやるよと。お前の実力はその程度だと。 ―――やらしいこと。小娘相手にそこまでしますの? 実戦経験積ますならこんな挑発に乗らないようにしねぇとな。一度も経験したことないと、冷静なやつでもぷちっと逝っちまうことがあるもんだ。それに、 ―――それに? どうも緊張してるみたいでな、伸びやかに動くところと動きが硬いところの差が激しすぎる。実力の半分も出てねぇぞあれ。 ―――半分以下であの剣戟なら、確かに才能があるといっても良いですわね。 ああ、下手すりゃ俺より才能自体は上。基礎もドイツ剣術を相当しっかり仕込まれてやがる。かなりの使い手に師事してたんだろうよ。嫌な剣筋だ、クソ師匠を思い出す。 ―――貴方の師匠、剣聖フランツ三世でしたか。荒廃した世界においてなお剣1つで数多くの決闘に勝利した現代の英雄。 吹かしだろ、大体本物が俺みたいな場末の餓鬼に剣を教えるものかよ。それにしたってクソ師匠に似てやがる。嫌な気分だ。 ―――素直じゃありませんわね。直弟子は貴方だけなはずなのに、正統後継者に取られたみたいに感じて拗ねてるだけでしょうに。 うるせぇよ。そうこう言っているうちに、相手から通信が飛んでくる。 『イリヤ殿。』 「なんだ?」 ずいぶん思いつめた表情してるじゃねぇか。止めたくなったかね? 『いえ、師匠!胸をお借りします!』 響いた言葉に、思わず息が詰まる。 ―――真正面から打ち抜かれたか。良かったわね、兄弟子さん。 やかましい。いいだろう、基礎も技術も俺より上だ。 「は!良いぜ、ぶちのめしてやるよ弟子(仮)!」 なら兄弟子としてできることは一つ。人間向けのお座敷剣術を叩き直す! 同時に距離をつめる俺と小娘。今度は右袈裟で剣をあわせる。正面から打ち合わせる気か!加速しようと僅かに握りが甘くなる一瞬に、こちらも剣を合わせる。相手の技量が優れている上に型にしっかりはまっているからできる芸当だ。さもなきゃ毎回違う振り方に合わせるなんざ出来るわけが無い。 ああ、ありえない。それでもこちらの体が震える。俺の知っている方から外れていないのに、知っている俺ですら合わせるので手一杯だ。小細工なしで圧倒するのは不可能だろう。合わせる瞬間、相手はこちらの動きを見切った。そうでもなければ、あのタイミングで手から弾き飛ばされる剣を握りなおすのは間に合わない。 だがそれでも、俺には兄弟子としての意地がある。どこまでも余裕があるように、この教導を終えなくては成らない。 「驚くにはまだ早い、打ち込んでこい!」 『はい!』 また愚者の構えを取る俺に打ちかかってくる。両手で柄を握りこんだ渾身のから竹割り。おぞましいほどに速く、停滞の無い流麗な動きだ。完全に緊張がほぐれている。これが本当の動きか!才能の化け物め! これもまた知っている動きだ。だからかろうじて余裕のある回避が出来たはずだった。 ―――当たりますわよ!? 相棒の警告に、思わず機体を僅かに傾ける。閃く剣先がすさまじく伸びてくる。剣先は装甲の表面に触れることは無かった。おそらく薄皮一枚の空間を空けて、かろうじて避けることが出来た。 今目の前で起きたことが、受け入れがたい。冷や汗が出るくらいばかげた話だ。相手はまだテウルギアで剣を振るうことになれていない。この短時間で剣速を跳ね上げてきたが、まだ足りない。そうでなければ直撃をもらっていた。 エースクラスなら誰でも出来る柔軟な関節の使い方、バランサーを利用した剣の振り方、腰や肩の出力の効率的な運用法。テウルギアは機械ゆえに、人間とは違った剣の振り方があるが、この娘はそれが出来ていない。だからこそ剣先の伸びが遅かった。だからこそあのタイミングから回避が間に合った。そんな内心を覆い隠し、相棒に感謝を告げる。 かするところだったな、助かったぜ相棒。 ―――それこそ師匠を相手取るつもりで行きなさい。相手は貴方の師の全てを受け継いでますわよ。 ああ、そうだな。相手は本物だ。下手すると師匠よりも才能があるかもしれない。師匠より才能が無い俺には、二人が直接やりあってるのを見ない限り、自分より上の才能の優劣は判別できん。 「踏み込みが浅い!関節の動きが硬い!腰と肩の捻りが足りねぇ!やる気あんのか!」 だがそれでも、今の彼女に足りないところを指摘するくらいは出来る。やはりテウルギア戦の教導を受けたことが無いのだろう、重要な動かし方がほとんど身についていない。多少出来ているところもあるが、恐らく勘で掴んだ成果だろう。 ―――指導するまでもなく、こっちの動きを見て即座に吸収してるみたいですわね。 ああそうだ、ばかげた効率で動きを補正しやがる。 白騎士が機体の出力に任せ、三分の一ほど大地に切り込んだ長剣を抜く。剣を構えるのと同時に、掬い上げを打ち込んだ。大気をぶち破りながら伸びる長剣。いつもより滑らかに剣が走るのが分かる。俺はこの瞬間にも腕が上がったというのか!? 出すつもりが無い一撃だった。剣速が早すぎるはずだった。だが少女は盾を合わせてきた。あろうことか斬撃の勢いに乗り、仕切り直しを図ろうとする。今の剣を見切られた。そうでなければ斬撃を真芯で捕らえ、機体を宙に浮かせるなど出来るはずも無い。 「盾持ちが気軽に後ろに下がるな!」 だが実戦では宙に浮くのは悪手だ。懐に向け大きく踏み込み、着地する瞬間を狙った突きを打ち込む。会心の一刺し、相手からは剣穿がどこに向かうか見定めることは出来なかったはずだ。勘に頼り、体裁きだけで動かしただろう盾がかろうじて突きを受けた。受けきられた。すぐさま剣を引き付け、次の刺突に向けて機体を操作する。 ―――まさか、月光の反射を見て理解しましたの? 相棒が震える声で告げる推察に、俺の背筋も震えた。勘だ、勝負勘というやつだ。周囲のあらゆる変化を無意識のうちに取り入れ、処理し、思考をはさむことなく最短で最適な反応を返すための力。クソ師匠が言っていた近接戦における最も重要な才能。俺も幾多の戦場を渡り多少は身についたが、それでも足りないと思っていたもの。後天的に伸ばすには限界があり、お前はその限界が低いとクソ師匠に言われたものだ。 突きは受けられたが、白騎士の着地の衝撃を制御しようとしていたバランサーに新たなベクトルを入力することに成功し混乱させた。後ろに倒れようとするのを防ぐために、白騎士は無茶をして前に重心を移動させる。そう、刺突を再装填した俺に向かって機体が動くわけだ。 ここでストレスをかけ、迷いで思考を縛りつけ、俺の攻撃に反応しにくくしなけりゃならん。 「これが突きってやつだ、良く覚えとけ。」 ただ手を伸ばし、言葉と同時に剣先を盾に着ける。攻撃の意図を載せず、ただ手を伸ばしただけだ。一切の殺気が乗らないがゆえに、勘に頼りがちだろう少女には認識できなかったはずだ。白騎士は思わずたたらを踏み数歩下がる。恐らく何をされたか分からない恐怖を感じただろう。こちらはただすり足の要領で半歩進んだだけだが。こちらもゆっくりと一歩だけ下がる。さも余裕があるように見せるためだ。卑怯ではあるが、これも戦術。 さぁ、仕切りなおしだ。 「もう一度だ、打ち込んでこい。」 『はあああああ!!!!!』 踏み込んで放ったのはこちらの胴を狙った逆水平。さらに剣速を増してきたのか、恐ろしいほどに速い。手首の動きだけで返した剣の横腹を相手の刃に合わせ、着弾の瞬間にあわせて空いた手を逆の腹に打ち付ける。防ぎきったか。相手の剣が力を入れてくるが、剣を傾けて振り切らせる。 相手は無理やり腰に引き付け、けん制の突きを放ってきた。無理な体勢から放ったにもかかわらず、最初に放ってきた突きよりも速く鋭い。また、剣の腹で受ける。頭上斜めに構えられた剣の腹を滑らせ突きを上方にいなした。このまま連撃を受けるとボロがでかねない。同時に左手で剣の腹をかち上げ、その勢いで相手の剣を真上に跳ね上げる。一息つけると思ったが。 『こうくるのは分かってましたよ師匠!』 この動きにあわせ、白騎士は左手でポンメルを握りこんだ。 ―――弾かれた剣は、見方を変えれば大上段に振り上げた剣! 相棒の言うとおりだ。ならば振り落とすだけで最大の攻撃力をもつ斬撃に変わるということ。わざと大きく弾かせ最適な攻撃開始地点に持っていく。そうだな、クソ師匠が良く使っていた手だ。忘れていた、いや、油断したとでもいうべきか。俺の剣は攻撃可能な位置に無い。防御も間に合うかどうかの瀬戸際だ。 それは剣で防御しようとすればの話だが。 動き出した剣先に白い軌跡が生まれる。音速をはるかに超えた証。くそ速い。やはり剣では間に合わない。 なら空いた手で打ち払えば良い。 「阿呆が!油断するな!」 ―――間に合わせますわ! 機体は相手の剣の斬線の内側へ入り、かち上げに使った裏拳で相手の剣の腹を捉える。甲を打ち込んだ剣が相手の両手を軸に回る。今度は横薙ぎの構えに移行している。これだからドイツ剣術は嫌なんだ!全力で相手の間合いから逃げ出す。妙なことに追撃はなかった。クソ師匠なら間違いなく両断されたタイミングだったが。 ―――何とか間に合いましたわね。 ああ、危ないところだった。またこちらの予想よりも速くなっていた。成長速度がおかしい。 「相手が無手でも油断するな!近接型は、貴様の剣速なら素手でもパリングできる!大降りはできるだけ避けろ!」 『はい!』 そう少女に告げながら、俺は構えを変える。大上段に両手で構えた動き。唐竹割しかしない、正面から受けてみろとでも言う構えだ。 ―――剣聖が最も得意としていた構えですわね。 ああ、クソ師匠はこの構えからどんな技でも使えたからな。最適なはずの構えから打ち込んでも、間違いなく師匠のほうが速かった。当時も今も、一人だけ時間の流れが違うんじゃないかと疑ってるがね。 「お座敷剣法でよく生きてきたな!剣が狙いを叫んでるぞ!」 それは当たり前だ、流派が同じできっちり型が出ているのだから。何度打ちかかってこられても、全て対応できる。だが対応できるだけだ。十合、二十合と剣を重ね、覚えた型も、編み出しただろう歩法も、防ぐ手合いを限定していく挙動制御を含めた確殺の連撃も見切ることが出来た。こっちはどこまでも泥臭い経験の積み重ねと足りない勘、そして相棒のサポート込みでだが。 ―――最後の連撃、何でしたの? 知るか!どうにか勘で対応してやったわ!全身から滝のように冷や汗が出る。 ここからは積極的に攻める。これ以上主導権を握らせているとどうなるか分からん! 「ちゃんと軌道を見切れ!馬鹿がそこで受けるな、自分から仕切りなおせ!不利な状況で戦ってどうする!」 こちらから攻めると少女はどうも盾受けが苦手らしい。微妙に芯を外す軌道を捉え損ねれば、盾でも剣でもバランスを崩せる。そうなれば相手の反撃の機会は一度失われるわけだ。時折そのまま押れるが、たいていどうにか対応してくる。化け物か。 それでもどうにか追い込み、盾を蹴り飛ばす形で仕切りなおすこと数度。 一瞬動きを止めた少女の気配が変わった。何かを感じた、いや何かを会得したのか?ふざけやがって、この短期間でどこまで成長するつもりだ! 『これでどうです!』 さらに加速した左切り上げ、肩口からの突き下ろし、右水平切りのコンビネーションが繰り出される。切り上げは半身になってどうにか交わし、閃くような突き下ろしには無理に剣を合わせて逸らし、続く水平切りは薄皮一枚で回避した。きわどいところだった、反撃など想像も出来ん。無理に反撃しようとすれば数合の後に切り伏せられるのはこちらだろう。 「は!やるじゃねぇの。」 思わず賞賛の言葉が漏れる。うらやましい限りだ、爆発しそうなくらいの才能の輝きが、俺の小手先の技術を、薄汚れた経験を照らし奪い去っていく。黄金のごとき才覚で全てを照らす剣の姫か。こんな才能の塊があれば、剣聖だって全てを伝えたくなるだろうよ。 百を越えたあたりから、数を数えるのをやめた。そんなことを気にしている余裕がなくなったからだ。剣姫の剣はさらに冴えて来る。この期に及んで向上する剣姫の力にあわせ、際限なく己の技量を高めなくてはならない。まさかこの年になって剣術の腕が跳ね上がる経験をすることになるとはな。だが、それも終わりだ。 「この辺が潮時だな。」 どれだけ打ち込まれたのか分からない。だが、俺の体は限界に近かった。なにより機体が限界に近い。すでに機体に警告が灯っていない部分はなく、指間接は機能低下を示す赤の警告に変わっている。 ―――既に二百合を超えてるわ、貴方の体も限界よ。相棒としては止めたいわね。 だろうな、だけどまだだ。ここまできて止めるなんざできねぇよ。ここからなんだ。俺はまだ強くなれる。一度諦めた剣の最果てを目指せるかもしれないんだ。 ―――やはり剣バカなのは変わらないわね。 悪いな相棒。だが俺はこの宿命を逃すわけにはいかない。避けてはならない宿命。今この瞬間を逃せば俺はきっと壁を破れない。 ―――なら存分にやりなさい。三つ首の魔法竜(ジルニトラ)の加護を上げる。あと死ぬときは一緒にいてあげるわ。 相棒のとって付けたような最後の言葉に、苦笑が漏れる。思われてるなぁ、俺。 『ふぅ、わが師よ!』 「何だ我が妹弟子。」 万全の体勢を整えたのか、少女が呼びかけてくる。とっさの事に思わず妹弟子といってしまった。相手からは喚起の感情が伝わってくる。え、なに、どれだけうれしいの? 『我が全力を、お見せします。』 「受けてやろう。」 その言葉を聴いた瞬間、殺気が湧き上がる。全力で来るというのなら、これまでのお遊びでは耐えられない。この俺の全てを賭けなくては勝負にもならないだろう。 並みの兵士であれば戦意を砕くことすら出来る収束した殺気をぶつけても、もはや少女は揺らぐことは無い。それどころか、その身から放たれる剣気が鋭さを増す! 魂が震える。この成長速度、この肝の据わりよう。俺が押されるほどの清冽な剣気!これが真の剣士というものか! 「お前の才能は本物だ、全欧州の統治者、天界を統べる秩序と法則の支配者たらんとする神聖不可侵の黄金剣姫(マリア・クリスティーナ・ルイーゼ・アマーリエ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン)。ゆえに……。」 俺の中に嫉妬の炎が灯る。ああそうだ、どれだけみっともなかろうが、俺はしがない剣士だ。剣の道に生きてきた。剣の道に死ぬのだろう。俺の目指した剣の最果てを掴むだろう黄金剣姫に、嫉妬するのも無理は無い。 構えを変える。彼女には初めて見せる構えだ。長い傭兵生活の中で編み出した、傭兵流剣術。 「見せてみろ、お前の可能性を。」 正統剣術にどこまで通用するものか、見せてもらおうじゃないか。 ―――出力制限を解除、戦闘モードまで17秒で加圧できるわ。 相棒のアナウンスに、思わず全身に力が篭る。俺の全てを持って、お前の力を見極めよう。 「お前が行き着く剣(王)の最果て。この俺が、悪竜騎士が見定めてやる。」 さぁ、往くぞ。悪竜による裁定の時間だ! 試練を越え、その輝きを見せるがいい!黄金剣姫!