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テイルズ オブ バトルロワイアル ダブルセイバー 名無しに支給。 さつまいも 初雪に支給。 魔杖ケイオスハート ナナンシーに支給。 強力グミセット フラッグファイターF.Eに支給。
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キズナのキセキ ちょっと気が強い神姫と、理想を追い求めたマスターの、絆の物語。 著:トミすけ ○勝手な文章の改変はしないでください。大変迷惑です。 ○バトルロンドのバーチャルバトルの設定を『Mighty Magic』よりお借りしております。 ○一部、武装神姫の性能などを独自解釈している部分があります。ご了承下さい。 ○本作は前作「ウサギのナミダ」の続編です。前作からのキャラクターや設定が引き続き登場しますので、先に「ウサギのナミダ」をお読みになることをお勧めします。 ○コラボ歓迎です。この作品のキャラクターや設定は無理のない限り、自由にお使いいただいてかまいません。 登場人物紹介 (本編のネタバレを含みますのでご注意下さい) ~予告編~ ストーリー ACT0は過去編、ACT1は現在編となっています。 それぞれのACTごとの順番で、時系列順に追うことが出来ます。 お読みになる際には、下記リストの順番でお読みいただければ幸いです。 プロローグ ACT1-1 不機嫌の理由 ACT1-2 情けないほど何も知らない ACT0-1 悲劇の後 ACT0-2 ひどい顔 ACT1-3 かりそめの邂逅 ACT1-4 敗北の記憶 その2 ACT1-5 北斗七星 ACT0-3 アイスドール ACT0-4 二重螺旋 ACT0-5 敗北の記憶 その1 ACT1-6 招かれざる客 ACT1-7 聖女のルーツ その1 ACT1-8 聖女のルーツ その2 ACT1-9 雨音 ACT1-10 最悪の事態 ACT0-6 異邦人誕生 その1 ACT0-7 異邦人誕生 その2 ACT1-11 夕暮れの対峙 ACT1-12 ストリート・ファイト その1 ACT1-13 ストリート・ファイト その2 ACT1-14 謝ることさえ許されない ACT1-15 たった一つの真実 ACT1-16 男たち ACT1-17 遠野の企み ACT1-18 強者たちの宴 ACT1-19 親友だから その1 ACT1-20 親友だから その2 ACT1-21 キズナのキセキ ACT1-22 異邦人はあきらめない ACT1-23 決戦前夜 ACT0-8 理想の体現者 ACT1-24 武士道 ACT1-25 聖女の正体 ACT1-26 狂乱の聖女 ACT1-27 未知との対峙 ACT1-28 すべてがつながるとき ACT1-29 死闘の果て エピローグ 番外編 黒兎と盗賊姫 前編 後編 この物語は、以下の作品の設定やキャラクターをお借りしております。 深み填りと這上姫 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン ねここの飼い方 Mighty Magic ツガル戦術論 武装神姫のリン 凪さん家の十兵衛さん クラブハンド・フォートブラッグ 美咲さんと先生 15cm程度の死闘 武装食堂 感想などありましたら、こちらにコメントをお願いいたします。 過去ログはこちらにまとめました。↓ キズナのキセキ コメントログ キズナのキセキ コメントログ・2 キズナのキセキ コメントログ・3 キズナのキセキ コメントログ・4 初めてコメントします。 あおいお姉様のしてきた事を考えると手放しでハッピーエンドはやはり難しいですか… それでも私は二重螺旋が笑顔で迎えるエンディングを期待しながら、最終話の投稿を楽しみに待って居ります。 -- Yu (2012-08-16 01 55 08) アツい戦いでwktkです!! ついに最終話!!楽しみに待ってます~ -- 神姫中毒 (2012-08-16 10 39 54) 最終回、とても楽しみです! コラボしたいんですが、何分バトロンから8年も経ってるとコラボしづらいですよね…… -- ユキ (2012-08-16 12 08 53) 死ぬな! 生きて帰って来て欲しい -- げしもちゃん (2012-08-16 21 20 17) さて、遠野が何を考えているたのかの種明しが楽しみですね。 このまま終わったら奈々子が報われん。まああの刑事はおそらく……。 -- 第七スレの6 (2012-08-17 23 48 21) エピローグを投稿しました。最終回です。コメントログもまとめました。 初投稿をさかのぼりますと、なんと二年も経っていました。 執筆の遅い私の作品に長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。 また、多くのコラボ作品の筆者様、素晴らしい作品をありがとうございます。皆様の作品なくして、「キズナのキセキ」はありませんでした。 ……あとがきを書こうと思ったのですが、どうにも陳腐なものしか思い浮かばず、断念しました。 一つ私が言うならば、「キズナのキセキ」という作品は、完結を持って作者の手を離れ、読者の皆様のものになったということです。 願わくばこの物語が、皆様に気に入ってもらえることを祈りつつ、筆を置きたいと思います。 長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。 -- トミすけ (2012-08-23 23 15 12) コメントにお答えいたします。 Yu様>初コメントありがとうございます。嬉しいです(^^) エンディングはこのような感じになりましたが、いかがだったでしょうか。お楽しみいただけたなら、嬉しく思います。 神姫中毒様>戦闘シーンは、私も書いていてとても楽しかったです。最終回はいかがだったでしょうか。 げしもちゃんさん>まあ、死んだりはしなかったわけですがw 最終回もお読みいただければ幸いです。 第七スレの6様>長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。エピローグはいかがだったでしょうか。 -- トミすけ (2012-08-23 23 19 55) コラボの件があるので、別コメントで。 ユキ様>コメントありがとうございます。コラボはこのページの上にもあります通り、歓迎です。 時系列については……気にしなくていいんじゃないでしょうか(^^; そうじゃないと、バトマスから入った人の作品は、バトロン時代の作品とコラボできなくなってしまいますから。 そこは自由に考えていただいて、キャラ設定とかはそのままに、バトマスに合わせた戦術戦略なんてのを妄想するのも楽しいと思います。 -- トミすけ (2012-08-24 00 42 39) キズナのキセキ完結お疲れ様でした。 そして、おめでとうございます。 題名通りの「絆」が起こす様々な「奇跡」によって、この素晴らしい物語が完結しましたね~ この度、エピローグを読み終わったのでコメントをしてみたのですが、これから後の物語も外伝として是非読んでみたいです。 遠野さんと菜々子さんの今後。(警察へ連絡をしていた事による言い訳等の痴話喧嘩) ティアとミスティの会話。(ティアがミスティのメンテナンス中に聞いた初代ミスティからの伝言を伝えたり等の2人の絆の確認) 桐島あおいと久住菜々子のコンビプレイ復活劇。(往年の二重螺旋の復活とその活躍風景等) -- ウサギの (2012-08-24 01 13 42) 更に追記。 そして、今回のキズナのキセキのエピローグを読んでみて思ったのですが、マグダレーナは警察に逮捕され、丸亀重工への証拠物件として警察に保護されたままで終わるのか?と思いました。 マグダレーナ自身、イリーガルとして、裏バトルに参加し様々な違法改造された神姫を殺しているし、桐島あおいを助ける為に人を傷つけていたりするかもしれません。 それに、丸亀重工が軍事目的の為に開発した強力な神姫なので、普通には開放出来ないというのは分かるのですが、マグダレーナにも救いが欲しいと思いました。 意識と本人の記憶等、犯罪に繋がる部分を除去して、普通のシスター型として、桐島あおいの元に戻ってきてくれたら良いのにな~と、エピローグを読んでいる途中から思い続けています。 トミすけさんの中では、これで完全に完結しているのでしょうが、マグダレーナへの救いも欲しいと思いました。 桐島あおいとマグダレーナの為の「キズナのキセキ」があっても良いかな~と。 読者が、ウダウダと好き勝手に書いていて申し訳ありません。 大変素晴らしい物語をありがとうございました。 -- ウサギの (2012-08-24 01 14 17) ついに完結ですか。長かったようで実際に楽しんだ時間は短かったというか…。 これで残念ながら楽しみが一つ減ります。お疲れ様でした。 やっぱりあの刑事でしたか。もう店長と並びお馴染ですね。 この後どうなるのか、劇中では軽く流された遠野の家族関係の変化とかが気になります。 そこら辺も読んでみたいかなぁと思っちゃったりとか、そんな一ファンの感想でした。 -- 第七スレの6 (2012-08-24 10 57 18) くっ…仕事中に読んで不覚にも泣きそうになったです…あくびしたデスとごまかしておきましたが! 読みだした当初からとても大好きな作品で完結したこと、読めたことがとても嬉しく思います。 今後の作品を楽しみにしております! そして完結おめでとうございます!! -- 神姫中毒 (2012-08-24 11 44 17) 物語の完結、お疲れ様です。長い物語での起承転結がしっかりしており、伏線もしっかり回収された丁寧な作りこみは見る度に感心し、学ぶものが多かったです。 話の結末はしっかりとまとまった大団円で見ていて非常に気持ちのいいものでした。 誰にも打ち明けずに進めてきた計画の上での遠野の行動は菜々子を助けるだけでなく、あおいを救い、結果としてマクダレーナの心すらも変えましたな。 異なる三人の傷ついている心を開かせ、周りの人を変えていける遠野は本当に色々な意味で強い人ですね。 たった一人のためにここまでできて、その上、周りを動かしていける人なんてそうはいません。 素晴らしい物語をありがとうございました。トミすけさんの次回の作品を楽しみにしております。 -- 夜虹 (2012-08-24 21 50 59) ついに完結してしまいました……ッ! 読み終えた直後の感想がそれでした。完結、おめでとうございます。 物語の開始当初、あれだけ凶悪だったマグダレーナが、最後にはあおいに対してあれだけの変化を迎えましたね。それも、ミスティとのすべてをかけたぶつかり合いや、あおい、遠野君たちとの関わり合いがあったからでしょうね。 そして、遠野君や仲間たちの力を得て、全力で戦い抜いた菜々子さんとミスティ。彼女たちにも「お疲れ様です」と言いたいです(うちの食堂からも四人も出演させていただいて感激でした)。 トミすけさんの次回作も楽しみにしています。 ……いや、以前のトミすけさんのコメントから察するに、まだ番外編が残ってるんですよね? ね? -- ばるかん (2012-08-25 00 12 46) 完結おめでとう御座います。読んだ後、あぁ楽しかった。と思える本当に素晴らしいエンディングでした。 ただ一つだけ遠野君にツッコミを「気を使うなら、目なんて閉じてないで、菜々子さん分のドーナツをゆっくり選んで来なさい」…まぁソコまで気を回したら遠野君らしくない気もしますが…w もしあるのなら番外編や次回作も楽しみに待って居ます。 個人的には、あおいお姉様に「武装神姫を続けるから私にピッタリの子を選んでね♪」とか無茶ぶりされて右往左往する遠野君と菜々子さんがみたいな番外編がいいなぁとか妄想しておりますw -- Yu (2012-08-28 03 50 18) 読み返し中に怪しい文章ハッケン! 1-18 二つ目の「□」記号の直後「、八重樫さんくらいだ。彼女が考えたの対戦の組み合わせなら」 部分、「考えた対戦の組み合わせ~」なのかな?と思ってみたり・・・ -- 神姫中毒 (2012-08-28 14 17 36) 長い間の執筆ご苦労様でした。 一年半ほど前に神姫を知り、神姫とマスターとの絆を描いた前作 そしてマスターとマスターとの絆を編み上げた今作を、ときには可笑しく ときには大きな感動と共に読ませて頂きました。 やはり神姫の物語は彼女らの存在理由そのものである「絆」という テーマが似合いますね。 個人的に冒頭の桜吹雪に佇む美女二人のシーンや、前作よりも寡黙で 「当たり前の積み重ねだ」と難局を打開する主人公が私の好きな 某古本屋の主の作品とダブり、この先どんなサプライズがあるのだろうかと 妙にワクワクしてしまいました。 ともあれ、完結おめでとう御座いました。 次のエピソードは「女帝」との決戦? 次回作も楽しみにしています。 -- のらくろ (2012-09-03 00 19 35) 遅くなりましたが、完結おめでとうございます。 多くの神姫とそのマスター達が紡いだ絆の物語堪能させていただきました。 他の方も仰っていますが個人的にはマグダレーナさんのその後が気なりますね、きっともう1つの奇跡が起こるのだろうと勝手に妄想しています。 次回作も楽しみにしています。 -- 紙白 (2012-09-04 21 40 54) ご無沙汰しております。 最終回のコメント、たくさんいただきまして本当に感謝しております。 遅くなりましたが、コメントにご返答させていただきます。 ウサギの様>コメントありがとうございます。見たいシーンをいろいろあげていただきましたが、それらは読者の皆様の想像にお任せいたします。 マグダレーナについては、作者からこれ以上申し上げることはありません。もしかしたら、どこか別の物語で登場してたりすると面白いかもしれませんね(笑) 第七スレの6様>投稿開始当時から長らくお付き合いいただきありがとうございました。遠野君の家族関係については……書けるといいなぁ。 -- トミすけ (2013-02-03 00 31 53) 神姫中毒様>当初から大好きと言っていただき、作者冥利に尽きます。ラストも気に入っていただけたならよいのですが。 夜虹様>過分なお言葉をいただき、大変恐縮です。そして、最新作では全面的に夜虹様のキャラクターに出てもらってしまいました。ご容赦いただければ幸いですm(_ _)m ばるかん様>武装食堂から四人出演いただいたこと、大変ありがたく思っております。お待ちかねの番外編、お楽しみいただけたら嬉しいです。 Yu様>お楽しみいただけたようで、胸をなで下ろしています。確かに遠野は気が利きませんねw のらくろ様>コメントありがとうございます。某古本屋の主といえば……京極堂でしょうか。思えば、桜吹雪に美女二人というシーンは、影響があったかもしれません。 紙白様>完結お祝いいただきありがとうございます。久々の投稿、お楽しみいただければと思います。 -- トミすけ (2013-02-03 00 32 35) さて、本編完結から半年近く経って、やっと投稿できます。 この番外編は相当難産でした。 ですが、本編の「特訓場」のシチュエーションにおいて、皆さんが見たい対戦カードではありませんでしたか? いや、私が一番読みたかった対戦なのですw ちょうど夜虹様が新作を投稿された、絶妙のタイミングで一人悦に入っております。 お楽しみいただければ幸いです。 -- トミすけ (2013-02-03 00 36 09) ティアと蒼貴は超一流の神姫ですね 2人のマスターはプロ級です すごいです -- げしもちゃん (2013-02-04 07 38 41) 番外編キター!!! もう待ちわびてましたよ~ 本編ではあまり絡まなかった二人だけに確かに気になるカードでした! 個人的には復帰したアクアとか、成長した虎実の活躍も見てみたいなー…とか 作中に登場する神姫も人間も魅力的過ぎるので見てみたい組み合わせがいっぱいです>< 今後の更新も楽しみにしてますっ!! -- 神姫中毒 (2013-02-04 15 39 53) おせっかいながら文章的な疑問点… 前編 尊氏の序盤のセリフ内 「つまり、ネットワークをに強い神姫ってことだな」 がありましたです。 -- 神姫中毒 (2013-02-04 16 06 44) 後編 2つ目の♦以下 装備を工夫し技を磨いき がありましたです。 -- 神姫中毒 (2013-02-04 16 29 58) 黒兎と盗賊姫、見させていただきました。互いの手札を全て出し尽くしての総力戦は見事でした。 武装奪取をこんな方法で防いでくるとは予想外でしたし、トミすけさんの描く蒼貴の戦い方、動きと学ぶ所も多かったです。 話の内容も最初から最後まで尊と遠野、蒼貴とティアと神姫とマスターの共通の点の光る展開でとても面白いかったです。 実際に対面してみると話し方、戦い方、性格と本当に近いもので、違いは戦い方と進む道ぐらいなものですね。それもまた個性という名の違いで、面白いものですよね。 それにしても尊と遠野が手を組んで立ち向かう事件……もし、あるとしたらいったい何が起きるのか……面白そうですね。 -- 夜虹 (2013-02-07 00 44 24) 何となくウサギのナミダから読み返してて気付いたんですが、一番最初のティアvsミスティ戦で既に二重螺旋って単語が出てたんですね…こんな所に伏線があるなんて…。 って今更気が付いたのかよって感じですね。 -- Yu (2013-02-10 15 18 53) ご無沙汰しております。トミすけです。 この一年ほどで、わたしの作品2作が誰かに加筆されております。 わたしの意図しない文章が入っているのは、正直気味が悪いです。 これより修正していきますが、現状ではわたしが意図しない文章や展開が含まれることをご了承下さい。 他のサイトでの公開も検討中です。 -- トミすけ (2023-02-05 00 19 15) 文章の修復が完了しました。 本来のキズナのキセキをお楽しみいただけます。 文章を自分の好みで勝手に改変するのは、作者にも読者にも迷惑ですのでおやめください。 -- 名無しさん (2023-02-05 11 51 52) 名前 コメント
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前へ 先頭ページへ 次へ 「バトリングクラブ」(上) 「ここか」 「……みたいですね?」 おれとマイティ――天使型MMSアーンヴァル――は、すえた臭いの立ちこめる場末の会員制クラブの入り口にいた。 なぜおれがこんなところにいるかというと、彼から招待状が届いたからだ。 彼――犬型MMSハウリン「シエン」のオーナー――は、 「いいから来い。面白いモンを見せてやんよ。来なかったら私刑」 と言って、半ば無理やりおれを呼び出した。私刑は誤字ではない。 おれは正直怖気づいていた。いや、私刑にではない。 そもそもおれはこんないかにも治安の悪そうな場所に自分から赴くような人間ではない。 なにより今はマイティを連れている事がおれをためらわせた。が、彼の「大丈夫だから」という言葉を信じてやってきたのだ。 とりあえずからまれることもなく無事に現地へ着いたわけだ。玄関先の巨漢の黒人に 招待状を見せる。 「ドウゾ、オハイリクダサイ」 片言の日本語だが、やはり威圧的な空気は篭っている。目の前にいるのはまったく場違いな人間なのだ。無表情な中から怪訝そうな感情がにじみ出ていた。 ウェイターに案内され、控え室の一つに通される。クラブであるはずなのにホールでは誰も踊っていなかった。何かを待っているようだった。そういえば真ん中のお立ち台には頑丈な金網が回されてあったが……。 「よお、来たな!」 出されたキツイ酒を飲んでいると彼が現れた。 「お前はこんなところにいても違和感ないよな」 おれは彼の茶髪やヒゲやピアスを見ながら言った。 「なんだそりゃ。まあいいや。ようこそ。バトリングクラブへ」 「バトリングクラブ?」 「シエン、入って来い」 『了解です、ご主人様』 妙にくぐもった声だなと思う間もなく、スコープドッグが入ってきた。 あのスコープドッグだ。ボトムズの。なぜか頭部が真っ赤に塗られている。 「シエンちゃん!?」 マイティが俺の懐から飛び出した。シエンが無骨な戦闘ロボットになってしまったと 思ったのだ。 「久しぶり、マイティ」 ハッチを上げて、中からシエンが出てきた。素体のままではなく、専用の対Gスーツを 着ている。頭には同梱の頭甲・咆皇にモニターゴーグルを取り付けていた。 「どうしたの、このロボット?」 「ご主人様に買ってもらったんだ」 なんだって? 「お前買ったのか、このバイクが買えるくらいのやつを?」 「買った。シエンの為だからな」 ある意味、こいつはおれ以上の神姫ラヴァーかもしれない。 「バトリングってのは、やっぱりボトムズのだったんだな」 「そうだ。オレはここで、パートナーをやらせてもらってる」 「誰と?」 「ここのチャンピオンとさ。もうすぐ試合があるんでそろそろ、……来たな」 ドアが開く。 そこには気さくそうな眼鏡の青年が立っていた。チェックのワイシャツにチノパン。おれよりも場違いな人間だった。 「やあ、君が『屍ケン』のご友人だね」 「屍ケン?」 「オレのリングネームさ」 「僕は舎幕(しゃばく)。リングネームは『青の騎士』だ。よろしく」 「あ、ああ。よろしく」 俺はごく自然に舎幕と握手していた。細い手だった。 「僕の神姫とATを紹介しよう。ライラ、入っておいで」 入ってきたのはスコープドッグよりもひとまわり大きな、青いロボット。 「僕のAT、ベルゼルガだ。パイロットは兎型MMS『ヴァッフェバニー』のライラ」 ハッチが開いて、中から完全武装の――とおれが思ったのは、その神姫がガスマスクとゴーグルを付けていたからだ――神姫が出てきた。 『コーホー、コーホー……』 「ライラ、控え室にいるときぐらいはマスクを取りなさい」 『……ラジャー、オーナー』 渋々その神姫が素顔を見せた。 「……ライラです」 それだけか。愛想の無い神姫だ。 しかし人懐っこいマイティはすぐに寄っていって挨拶をしている。 「舎幕、時間だぜ」 彼――屍ケンが呼ぶ。 「ああ、そうだね。挨拶だけですまない。これから試合なんだ」 「いや、いいんだ」 「オマエには特等席を用意してあるぜ。楽しみにしてな」 そうして俺たち一人と一体は、その特等席とやらに通された。 思ったとおりあのお立ち台はバトルリングであり、特等席とはそのまん前、最前列であった。 「レィディースえ~んどジェントルメェン! ようこそ、クラブサンセット、武装神姫in装甲騎兵ボトムズ・バトリングマッチへ! 今宵もクラブチャンピオンの座を賭けたアツいバトルの始まりだ!」 司会のスタートコールにホールに集まった観客が歓声を上げる。 「まずは我らがチャンピオンタッグの紹介だ。」 リングの東方、おれのいた控え室の方向へ司会が手をかざす。 「チャンピオンの愛弟子! 幾度と無く敗れてなお、立ち上がってきたアンデッドマン。屍ケン&「ハウリン」シエン!」 フードを被った彼が、プッシング・ザ・スカイのBGMとともに登場。肩に立ったシエンが観客に手を振る。彼女のファンらしいグループが「シエンちゃーん!」と黄色い声。 「シエン‘sAT、ムダな装甲を限りなくそぎ落としたライト・スコープドッグ、『クリムゾンヘッド』!」 彼の後ろからハッチを開けた無人のスコープドッグがローラーダッシュで入場。彼の肩にいたシエンは跳躍、コックピットに見事着地し、ハッチを閉め、そのままリングへ登壇した。 「そして我らがクラブチャンピオン。並み居る挑戦者を華麗に撃破し続けるハンサムボーイ。青の騎士・舎幕&「ヴァッフェバニー」ライラー!」 青年舎幕が控え室そのままの姿で登場する。やっぱりどこかの理系の大学生にしか見えない。 ライラはどこだ? 「ライラ‘sAT。どんなATもその巨体にはかなわない。ヘヴィ級アーマードトルーパー、『ベルゼルガ』!」 ブルーの巨体が舎幕の後方からローラーダッシュしてくる。もうライラは乗り込んでいるようだ。 どうやら彼女は人前で素顔を見せたくないらしい。 挑戦者の紹介が始まった。 「今宵のチャレンジャー。都内各地のバトリングクラブを潰しまわって十二件。息のぴったり合ったユニゾン攻撃は相手を混乱の渦へと叩き込む。バックス兄弟、そして「ストラーフ」マリア&ミソラ!」 バックス兄弟? どう見ても日本人じゃないか。屍ケンより格段にガラの悪そうな連中だった。 たとえるなら、徒党を組んでカツアゲでもしていそうな連中だ。おれなら絶対に関わらない。 連中の神姫はそろってストラーフだったが、おれは妙な違和感を覚えた。 目に神姫特有の生気が宿っていないのだ。 「あのストラーフたち、感情回路を外されてます」 マイティが寒そうに胸をかき抱きながら言った。 「どうなるんだ?」 「ただのロボットになってしまうんです。マスター、あの、少し抱いていてください」 「ああ……」 おれはマイティを両手で包んだ。 無理もない。あのストラーフたちの姿は、彼女らにとっては脳みそをいじくられているも同義。 痛々しい姿をマイティは見ていられないのだ。おそらくシエンとライラも同じ気持ちだろう。 「おい、舎幕」 「ああ。分かってる。倒すさ」 二人はそう打ち合わせた。 挑戦者のATは、黒いストロングバックスの背中にストラーフのアームユニットを二対も取り付けていて、さながら阿修羅のような格好だった。カメラは人間の目のようなステレオスコープ。 ルールは白兵戦武器も使わない肉弾戦のみの限定ブロウバトル。 ゴングが鳴った。 つづく 「バトリングクラブ」(下) ◆viewpoint change… “おれ”→”3rd person” リングは正八角形の平面で、直径は10メートル前後。1/12のATが悠々と走り回れる広さになっている。 「どちらかのATがすべて行動不能になった時、試合終了とします。それでは、レディー……ファイッ!!」 ゴングが鳴らされた途端、四体二組のATはそれぞれローラーダッシュを全力でかけ突進した。 いち早く飛び出たのは屍ケン、シエンのクリムゾンヘッド。頭部が真っ赤に塗りたくられたライトスコープドッグは、異常なまでに良好な出力重量比をもって機動する。 コックピット周辺を中心に可能な限り殺ぎ落とされた装甲は、駆動限界ギリギリまで迫る。重量軽減のために左腕のアームパンチさえオミットしているのだ。 「そんなにガリガリで、俺様のマリアに真正面から挑むのか、死にたがりめ」 ほくそ笑む、バックス兄弟の兄。 「ぶっ潰しちまえ、マリア!!」 『了解』 ひどく無機質な応答があり、「ストラーフ」マリアの阿修羅ストロングバックスがステレオスコープの両目を真っ赤に光らせ相対する。本体のと合わせ計六対のアームユニットが開かれ、迫るクリムゾンヘッドを殴り潰さんとランダムに飛来した。 さながら他弾頭ロケットの着弾である。掛け声を付けるなら「オラオラオラオラ」あるいは「無駄無駄無駄無駄」だが、あいにくパイロットの神姫は感情回路が無いためそんな気の利いた気合は出さない。 しかし、クリムゾンヘッドは当たらない。超軽量のボディはATらしからぬアクロバットな回避を簡単にこなすことができる。スウェー、ステップ、側転を織り交ぜ、機関銃のように繰り出されるパンチの雨を避け続ける。避けられたパンチはリングの床をえぐった。 「こりゃ負けたほうが弁償だぞ」 カウンターのバーテンダーがぼそりと呟いた。 『遅い!』 クリムゾンヘッドはついにマリア阿修羅STBの懐へ到達。唯一の武装である右手のアームパンチに気爆薬を装填、相手の胸部装甲へまっすぐに叩き込んだ。 マリア阿修羅STBが吹っ飛ぶ。が、すぐに体勢を整え着地。ストロングバックスは通常のスコープドッグよりも前面装甲が分厚い。1/12といえどその特性は変わらない。ダメージが思ったほど通っていない。 『ちっ』 シエンはコックピットの中で舌打ちした。 「ドン亀が! やっちまえミソラ!」 『了解』 ミソラ阿修羅STBはベルゼルガにターゲットを合わせた。ローラーダッシュでもさほどのスピードしか出ないへヴィ級ATベルゼルガを捉えるのは容易い。 あっという間に間合いを詰め、二対のアームでがっしりと青い巨体をホールド。両のアームパンチを連打する。 「はぁっはっはっは! さすがの青の騎士もこいつはキくだろう!」 「ベルゼルガを甘く見ないで欲しいね」 舎幕はふふと笑うと、自身の神姫に命令を下した。 「ライラ、思いっきり痛めつけてやりなさい」 『ラジャー、オーナー』 ベルゼルガの図太い腕がミソラ阿修羅STBを挟み込んだ。 「何ィ!?」 そのまま、なんとベルゼルガはストロングバックスを軽々と持ち上げたのだ。 『ふんっ』 気張って一発。投げ飛ばした。マリア阿修羅STBの方向へ。 二体の阿修羅は激突し、リングのすみへ転がった。 ベルゼルガの装甲は擦り傷さえあれ、少しのへこみも見当たらなかった。 ウォォォォォォォォ ギャラリーの吼えるような歓声。スタンディングオベーション。 「すごいな」 「はい……」 マイティたちは唖然としてリングの攻防を見つめていた。 「もう君たちの負けだ。僕らには勝てないよ」 冷静な顔で舎幕が言った。こんな台詞なのに、決して気取らない、チャンピオンの風格。 「こンの小僧があぁ……」 「兄貴、やっちまおうぜ」 バックス兄弟はリングの中へ何かを次々に投げ込んだ。 阿修羅たちがそれをキャッチ、六本のうでに装備する。 スコープドッグの標準装備、ヘビーマシンガンだった。それぞれ六丁ずつ。大型のマガジンを搭載してある。 「リアルバトルに変更かい」 「そうくると思ったぜ」 舎幕、屍ケンも投げ込んだ。ただしそれぞれ一つずつ。 クリムゾンヘッドが肩に背負ったのは、見覚えのあるキャノン砲。 ハウリンの同梱武装、吠莱壱式だ。 ベルゼルガのもとには、胴体部分をくまなく覆えるような大盾が落ちてきた。中心部分には針のようなものが通っている。 「出たぞ! ベルゼルガの必殺武器、パイルバンカーだ!」 司会が待ってましたとばかりに叫ぶ。 リングをリアルバトル用の強化透明プラスチック壁が覆う。ルールはリアルバトルに変更された。 銃火器使用可能、実戦さながらの無制限バトルである。銃火器と言ってももともとはマーキング弾が飛ぶおもちゃだが、リアルバトル用の銃器はだいたいATの装甲を貫けるように改造されている。小口径と言えど銃弾が飛んでくるようなものだから、リアルバトル時にはこのような専用の防護壁がリングもしくはバトルエリアを覆うのだ。 「シエンちゃんたち、大丈夫かな……」 マイティが心配そうにマスターに聞く。 「まあ、問題は無いと思うが。あの二人の表情を見てみろ」 マスターは屍ケンたちを指差した。 「楽しそうじゃないか」 バックス兄弟は声をそろえて自らの神姫に命令した。 「蜂の巣にしてやれァ!」 『了解』 合計十二丁の銃口が向けられた。 爆音。 目がくらむほどのマズルフラッシュがリングの一角を支配した。 ベルゼルガは大盾を構えて防御の体勢をとる。クリムゾンヘッドはローラーダッシュを最大出力にし、真横に避けた。 クリムゾンヘッドの通った壁にペレットの雨あられが着弾する。壁は二重構造で絶対に貫通することは無いが、その後ろにいる観客は恐怖にかられてのけぞった。 吠莱壱式が文字通り吠える。大口径の砲弾は連射能力こそないが、移動間射撃にもかかわらず相手のマシンガンを一丁ずつ、的確に撃ち落してゆく。 最後の一丁になったとき、弾丸が切れた。吠莱壱式の方だった。このときの間合いはAT二体分しかなかった。 「ぶっ殺せ!」 容赦なく、マリア阿修羅STBは撃った。照準はコックピット。 「シエンちゃん!!」 マイティが乗り出して悲鳴を上げる。 撃たれたとほぼ同時にコックピットハッチが開放された。マシンガンの弾は誰もいないシートに穴を開けた。 ほとんど素体のままのシエンが飛び出していた。右手には同梱武装の十手が逆手に握られている。 「うおおっ!」 シエンはマリア阿修羅STBの頭頂部めがけて、十手を突き刺した。落下の勢いが加算され、刃物でないはずの十手が頭部装甲を貫通した。シエンはマリアのコアユニットをつぶす手ごたえを感じた。シエンは哀れむべき同族を楽にしてやった。 ミソラ阿修羅STBの一斉射は、ベルゼルガの大盾に勝てなかった。 「くそう、くるな、くるなよお!」 バックス弟は涙目でがなりちらす。 ゆっくり、ゆっくりと、大盾を構えたベルゼルガは近づいてゆく。 ついに六丁のマシンガンが沈黙した。 ベルゼルガは緩慢な動作で大盾を引く。中心のパイルが後退してゆく。 『許せ』 一撃。 ストロングバックスの胸部装甲を、ベルゼルガのパイルバンカーが貫いた。斜め下方から侵入したパイルは、ミソラのコアユニットを破壊しながら、ATの後頭部まで到達した。 「試合終了! 勝者は屍ケン&青の騎士、チャンピオンチーム!!」 今迄で一番大きな歓声が上がった。マスターとマイティは耳を押さえた。 試合終了後にブチ切れた兄弟がナイフを振り回して舎幕らを襲おうとしたが、門番の巨漢の黒人、ボビーに「きゅっ」と締め落とされ、放り出された。 「ありがとう、ボビー」 「オ仕事デスカラ」 ボビーは門番に戻っていった。 ◆ ◆ ◆ 「やっぱり、こっちには来ないのか?」 屍ケンが寂しそうに言った。 「悪いがあんな危険な試合はできない。マイティを戦わせるのは神姫だけで十分だ」 マスターは答えた。 「そうか……。まっ、そう言うとは思ってたけどな」 「だがいい試合だった。あのストラーフの二人も浮かばれるだろうな」 「へっ……」 「じゃあな。おれはこれで」 「なあ」 「ん?」 「お前ぇ、リベンジするんだろうな。あの片足の悪魔に」 「……」 マスターはあごに手を当てて空を見ていたが、ややあってこう言った。 「考えておくよ。マイティ、帰るぞ」 「は、はい。……じゃあね、シエンちゃん」 「ああ。またな」 こうして二組のオーナーはそれぞれの戦いへと身を投じることになる。 それはまた、別のお話。 了 前へ 先頭ページへ 次へ
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前へ 先頭ページへ 人、人間、ヒューマン。 今現在、地球の食物連鎖の頂点に君臨する種族たるそれは、地球に存在するあらゆる獣に劣る。 犬に噛まれて、最悪死ぬ。 道に落ちているものを食べて、最悪死ぬ。 熱かったり寒かったりで、最悪死ぬ。 身体能力、免疫能力、適応能力etcで動物以下の能力しかもたないそれらが、唯一獣に勝る物、それは頭脳。 人は思考する。 人間は想像する。 ヒューマンは予想する。 犬に噛まれない為に、その習性を理解して手なずける。 道に落ちているものが安全かどうか、知識を持つ。 熱かったら身体を冷却し、寒ければ防寒具を身につける。 本能の命じるままに動く野性を抑え。 頭を働かせる理性を伸ばす。 それが人の人たる由縁であり、最大の武器でもある。 しかし、それはあまりに複雑だ。 人は理性と共に高度な自我を持った。 それは一つとして同じ物は無く、それを完璧に予測するのは困難を極める。 どんなに技術が進歩しても、それを意のままに操る事は出来ない。 それを心の底から痛感している人間―――恵太郎が、ここにいる。 狭いアパートの4分の1を占めるベッドの上に力なく寝そべりながら、その日何度目か解らない疑問を口にする 「何でこうなるんだろうなぁ」 悩む事は無駄ではない。 試行錯誤の果てに正解を見つける、この試行錯誤こそが重要ではないだろうか。 その過程で人の自我は成長していくのではないだろうか。 もっとも、正解を既に見つけているにも関わらず苦悩するということを現実逃避とも言うのだが。 恵太郎の心を掴んで離さない人物、それは他ならぬアリカだ。 だからといって、それは恋のような甘酸っぱいものではなく、どちらかといえば苦いものだ。 アリカは先日のリアルバトルからというもの、恵太郎を師匠と仰ぎ付き纏うようになったのだ。 その原因の8割程は恵太郎自身にあると言えるだろう。 だが、これだけでは恵太郎が苦悩する理由にはならない。 恵太郎が苦悩する理由、それはアリカがかつての自分と被って見えてしまうからだ。 アリカが本当に鬱陶しいのなら、冷たく突き放すという選択肢もある。 しかし、恵太郎にはそれは出来ない。 何故なら、アリカと恵太郎は全く同じ境遇にいるからだ。 もしもアリカを冷たく突き放す、という事を恵太郎がやられた場合。 恵太郎は立ち直れない自信があった。 だから、恵太郎の執る選択肢はアリカを極力避けるという無気力なものだった。 しかし、運命の悪戯というものは、かくも皮肉なものなのだろうか。 恵太郎や佐伯姉弟が通う大学、その門を潜り抜けながら恵太郎は深く溜息をついた。 「何でこうなるんだろうなぁ」 そして、その日何度目か解らない疑問を口にした。 もっとも今までと違う点を挙げるとすれば、その疑問の中心人物がすぐ脇にいる事だが。 「弟子たるもの、何時如何なる時でも師匠に付き添うのがキホンってものです!」 恵太郎の脇でご機嫌な様子で元気に喋るのはアリカだ。 その肩の上ではアリカの武装神姫たるトロンベが困惑半分、興味半分といった様子で静かに座っている。 恵太郎はそれを尻目に、その身に降りかかった不幸を嘆いている。 一体何処の誰がアパートの前でアリカを鉢合わせる事になると想像できようか。 「それにしても、大きな大学ですねー」 そんな事とは露知らず、アリカは周囲を見回しながら感嘆している。 確かに、その大学は大規模な工場を備えているのでその分大きい。 だが、そこまで驚く物ではないのではないかと、恵太郎は内心呟いた。 「あんまりキョロキョロするなよ」 恵太郎は周囲を探るように言った。 どちらかといえば、周囲の視線を測るようにだ。 その理由は単純明快。 アリカが人の目を集めているからだ。 ここは大学であって、遊園地ではない。 アリカのような少女がいる場所ではないのだ。 人数まばらな日曜とはいえ、アリカはそれなりに奇異の視線を集めている。 それが恵太郎の頭痛の種となっているのだ。 恵太郎は、それを振り払おうとするように歩く速度を上げた。 「っと、師匠待ってくださいよ~」 それはアリカにしては速すぎたようで、早足で恵太郎を追いかけた。 空は雲ひとつ無い快晴である。 だが、恵太郎はそれに気付くほどの余裕をまだ持ち合わせていなかった。 重厚な扉の上に掲げられたプレートには『多目的研究室』と書かれていた。 その下には張り紙で『第13班』とも書かれていた。 「師匠、今日は大学で何をするんですか? 今日日曜ですよね?」 「それは全員そろってから説明する」 アリカは小首を傾げつつ、恵太郎に問いかけたが一瞥されただけで満足の行く回答は帰って来なかった。 それに不満を感じたのかアリカは少し膨れているが、恵太郎はそれに触れる事無く扉を開け中に入っていった。 恵太郎の後に続き、部屋に入るアリカ。 その部屋は白い壁に3方を囲まれ、1方はガラス張りの壁だった。 壁際には様々な器材が所狭しと置かれており、部屋の中央にあるテーブルの上では資料と思しきものが山を作っている。 「アリカ、お前を紹介するからちょっと来い」 アリカはそれらを物珍しそうに見てたが、恵太郎の声にそれを中断した。 「コイツがあのアリカです……ほれ、挨拶」 「あ、あの、はじめまして。アタシは水野アリカって言います」 アリカは恵太郎に促されて挨拶したが、緊張しているのか、その身体は強張っていた。 「初めまして、トロンベと申します」 それと対照的にトロンベは落ち着いて挨拶した。 だが、良く見ると身体が小刻みに震えている。 「この人が佐伯 裕也先輩」 恵太郎は裕也を指して短く紹介した。 「おう、よろしくな、譲ちゃん達!」 それに気を悪くする事無く、豪快に挨拶をする裕也。 「にゃーは蒼蓮華なのだー、よろしくなのだー!」 その肩の上で元気一杯に挨拶する蒼蓮華。 「この人が佐伯 裕子先輩。裕也先輩の双子の姉に当たる」 「よろしくね、アリカちゃん、トロンベちゃん」 春の日差しを思わせるのほほんとした口調で裕子は挨拶を交わした。 「初めまして、私はアル・ヴェル。今後ともよろしく」 ポニーテールにしたアーンヴァル型のアル・ヴェルが挨拶をする。 「そういや、茜は来てるんですか?」 一通り紹介が住んだのを見計らって恵太郎は口を開いた。 「ああ、奥の部屋で武装のメンテをしてるぞ」 裕也は指でガラス張りの壁を指差しながら応えた。 「それと、孝也も来てるぞ」 最後に一言付け加えたが、その言葉に恵太郎は顔を顰めた。 「アイツも来てるんですか…」 「我が主をアイツ呼ばわりとは、恵太郎殿はまことに我が主に厳しいで御座るな」 何時の間にやら恵太郎の肩の上で腕を組んでいた忍者型の神姫が口を開く。 「確かに多少問題はあれど、あれはあれなりに良いところがありまするぞ」 「ああ、解ったから降りてくれ、トリス」 トリスと呼ばれた神姫は、恵太郎の言葉を聞き入れ、テーブルの上へと移動した。 「アリカ殿、トロンベ殿。お初にお目にかかる。拙者、忍者型神姫のトリスと申す。以後お見知りおきを」 そして、アリカとトロンベに向かい丁寧に挨拶した。 アリカはそれに軽く返礼すると恵太郎へ向かい問い掛けた。 「師匠、茜って?」 「ちょっとした事で知り合った女の子なんだけど、凄い技術を持っていたからスカウトしたの。それと、コーヒーしか無いけど良いかしら?」 アリカの質問に裕子が代わりに応えた。 それと同時にインスタントのコーヒーを差し出した。 「あ、ありがとうございます」 アリカはコーヒーを受け取り、ガラス張りの壁に視線を送る。 その奥の部屋はこの部屋と違い黒い壁、というよりコンクリートむき出しの部屋で、機械的な装置が多数設置されており、床には大小無数のコードが這っており、天井にはダクトやケーブルが縦横無尽に奔っている。 そこでは白衣を着た二人の人間がなにやら作業をしているのが見受けられた。 それと同時に、アリカは言いようの無い不思議な感覚に襲われた。 「……まさか、ね」 アリカはそれを振り払うように首を振った。 「ご主人様、どうかしましたか?」 主の変化を機敏に察知したトロンベがアリカに声をかけた。 「ううん、何でもないの。ありがとう、心配してくれて」 それに人差し指で頭を撫でながら事によって応えるアリカ。 トロンベは心地良さそうに目を閉じるだけだ。 「茜ちゃん、孝也君、皆揃ったわ」 テーブルの上に置かれたマイクに喋りかけるアリカ。 それはスピーカーを通じて奥の部屋へと呼びかけられた。 「解りました~、今行きます」 確かに少女の、ただ若干機械的な響きを伴った声が恵太郎達の部屋に響いた。 少し遅れてガラスの壁が天井へと向かいスライドした。 それが完全に天井の中へと収納されるのを確認した人物が恵太郎達の元に走りよりつつ口を開いた。 「けーくん、会えて嬉し…アダッ!」 恵太郎は走り寄ってきた人物に容赦のない蹴りを叩き込んだ。 「寄るな、鬱陶しい」 腹部を蹴られたその人物は地面をのた打ち回っている。 「…師匠、誰ですかコイツ」 アリカはそれをやや離れた位置から見下している。 「ああ、君がけーくんの弟子のアリカちゃんだね! ボクは高野 孝也、けーくんの親友だよ」 「誰が親友だ、誰が」 いつのまにか立ち直った孝也は、恵太郎から冷たい視線を浴びせられた。 「なーんかオタク臭いわね…」 「あはは、手厳しいね」 アリカは孝也の白衣に眼鏡という出で立ちを見て、正直な感想を漏らした。 しかし、それに対して孝也は困ったように笑うだけだ。 その様子を傍観していた恵太郎だが、ふと思い出したように口を開いた。 「…アリカの事、お前に話してたか?」 言いながら佐伯姉弟の方も一瞥した。 「それなら、私が話しときました」 今まで黙っていた、もう一人の白衣の少女が口を開いた。 眼鏡に白衣と、孝也と同じ服装だが、こちらは様になっていてどっからどう見ても研究者だ。 「アリカの事なら私が一番知っていると思いましたから」 にこやかに言い放つ少女。 それをワナワナとしながら見ていたアリカは口を開いた 「何でアンタがココにいるのよ!?」 その叫び声は、四つ隣の研究室まで聞こえたという。 世界は広いようで狭い。 芸能人が近場に住んでいたり、学校の友人が実は親戚だったり。 幼馴染と10年ぶりに再会したり、街中で親とすれ違ったり。 人と人との縁というのは、本当に摩訶不思議な物だと思う。 それでも、こんな縁は御免だ。 アタシの目の前では茜が師匠達と和やかに談笑している。 それは永年連れ添った中間達、といった様子でアタシのような新参者が入り込むことすらおこがましく感じる。 「マスター、そろそろ今回の目的を話されては?」 今まで他の神姫とテーブルの上で談笑していた師匠の神姫、ナルちゃんが口を開いた。 「ああ、そうだったな。……実は先輩達に頼みたい事がありましてね」 師匠は周囲をぐるりと見回しながら言った。 その中に、アタシが少しでも入っていれば良いのに。 「なんだ、恵太郎が頼みとは珍しいな」 「ボクに出来る事だったら何でもやるよ、けーくん」 裕也先輩と高野が快く快諾している。 声には出していないけれども、裕子先輩や茜の表情からは悪い感情は感じられない。 「単刀直入に言うと、ナルの装備が壊れました。よって、その修復を手伝って貰いたい訳です」 「ああ、アリカが壊したアレですね」 茜がアタシの方を見ながら言った。 今気付いたが、ここでの茜はちゃんと人の目を見て話している。 それに学校で話すときと随分感じが違う。 この感じは、茜の家に遊びに言った時と同じだと思う。 つまり、ここにいる人たちにそれほど心を許していると言う事なのだろうか。 「私達で良ければ幾らでも力になるわ」 「ありがとうございます、先輩」 どうやら話が纏まったようだ。 師匠が懐からだしたメモリーカードを差し出して、色々と話し込んでいるのが聞こえる。 その中にはアタシが聞いた事の無い単語が飛び交うので、師匠たちが大学生なのだと実感する。 そして、それに茜が混ざっているのに違和感は感じられない。 アタシはそれに加わる事無く、ただ傍観に徹するのみ。 残り少なくなったコーヒーを口に含みつつ、視線を泳がす。 「そうだけーくん、アリカちゃんに大学紹介してあげたら?」 その言葉に身体が反応する。 「そうですよ先輩、ここは私達に任せてどうぞごゆっくり」 「いやマスターの俺がいないと色々問題が…」 「気にすんな恵太郎! ちゃんと改造しといてやるから!」 「何ですか改造って。俺はただナルの装備を修復しにきただけですから…」 「恵太郎君、年上の言う事は聞くものよ?」 師匠は思いっきり抵抗していたが、裕子先輩に言われると黙ってしまった。 ……これはチャンス? 「解りました。後は任せますけど、おかしな事はしないで下さいね?」 師匠は念を押すように、低い声で言う。 それと同時にアタシの方を見てから、指で扉を指した。 外に行くという合図だろう。 アタシはコーヒーをテーブルの上に置いて師匠に歩み寄った。 「そうだ、アリカ。トロンベちゃんもメンテしとくわ」 途中で茜に呼び止められたので、渋々トロンベを手渡した。 その間際、トロンベがどうする~アイ○ル~的な視線を送ってきたので、頭を優しく撫でてあげた。 「大丈夫、直ぐに戻ってくるから、ね?」 「…はい! ご主人様」 元気に応えるトロンベを確認して、師匠の元へと向かう。 師匠は既に廊下に出ており、扉の隙間から雲ひとつ無い快晴が見えた。 「さて、これで邪魔者はいなくなりましたね」 恵太郎とアリカが出て行ったのを見計らい、茜が口を開いた。 かけた眼鏡のレンズが反射して、その眼を窺い知る事は出来ない。 「じゃあ、とっとと作業始めようか!」 裕也がやたら元気に音頭を取る。 「…ただ直すだけというのも芸が無いでござる」 その時、孝也の頭上から声がした。 トリスは腕を組み、足を揃えて静かに続ける。 「ナル殿の刃鋼と銃鋼は確かに高性能でござる。しかし、あの御寮人にはもう物足り無いのでは御座らんか?」 「そうえば恵太郎君、ナルちゃんの装備をあれにしてからもう一年経つのね」 「そうだな、そろそろ強化の頃合かもな、姉貴」 トリスの言葉に佐伯姉弟も同意しているようだ。 それを確認し、満足そうに頷くトリス。 「そうであろう、そうであろう。今のナル殿に必要なのは機動力と火力の両立、そして隙の無い間合いだと拙者は思う」 「けど、けーくんのいない間に勝手に弄っちゃまずいんじゃ…」 乗り気ではない孝也に対し、茜はノリノリだ。 「…そういえば新型の荷電粒子砲を開発したって、四班の人たちが言ってましたねぇ。それに六班は燃料電池の小型化に成功したとも聞きましたよ。」 顎にひとさし指を添え、上方を見ながら喋る茜。 その言葉に反応したのは佐伯姉弟だった。 「なるほど、じゃあ俺は四班の連中と交渉してくるか」 「じゃあ私は七班の人たちに頼んでくるわね」 そういい残すと、颯爽と部屋から出て行った。 後に残されたのは茜と孝也だけだ。 孝也は未だに乗り気でないらしく、困った顔をしている。 「主殿、首尾良く強化できれば恵太郎殿もお喜びになられますぞ」 その肩に飛び降りたトリスは軽く耳打ちをした。 「でも、ナルちゃんの意思は…」 「私はむしろウエルカムです」 だいぶ心が揺れてきたのか、孝也の視線が泳いできた。 そして、最後の希望として話しかけたナルにも快い快諾を貰ってしまった。 「それでは制御用プログラムを作りましょうか。先輩、私だけではキツイので援護お願いします」 もはや言い逃れる術は無かった。 「ただいま戻りました」 広大な敷地面積を誇る大学をアリカに案内していた恵太郎が研究室へと帰ってきた。 その顔には明らかな狼狽の色が現れている。 「ただいま戻りました~!」 そんな恵太郎とは対照的に、元気一杯に研究室へと飛び込んだアリカ。 その顔には満面の笑みが浮かんでいる。 「よう、遅かったな恵太郎」 奥の部屋から裕也の言葉だけが響く。 「ここの敷地面積知っているでしょう…」 それに力なく椅子に腰掛けながら応える恵太郎。 その言葉からは肉体的な疲労と言うより、精神的な疲労の方が多く見える。 「どうだった、アリカちゃん?」 「はい、凄い楽しかったですっ!」 裕子の問いに満面の笑みで応えるアリカ。 その表情からは翳りは一切無く、その言葉が本意であることを物語っている。 「で、けーくん。何処を案内したんだい?」 孝也は壁際に備えられたパソコンに向かいながら問い掛けた。 「ひとまず一班から十二班まで順番に。その後MMS博物館を回って資料室と工場見学。最後にバーチャルマシーンセンタの順に。」 「成る程、それは疲れるね」 机に突っ伏しながら応えた恵太郎に軽い労いの言葉を掛ける孝也。 「神姫好きにはたまらないコースですね、先輩。どうぞ」 「ん、ありがとう」 恵太郎にインスタントコーヒーを手渡す茜。 「はい、アリカも。あとトロンベちゃんのメンテだけど、当然ながら問題は無かったわ」 「悪いわね」 アリカはコーヒーとトロンベを受け取ると、恵太郎の隣に座った。 「ご主人様、外はどうでしたか?」 「そりゃ凄かったわよ~。初期に作られたというMMSのアーキタイプとかあって……」 アリカはトロンベに今見てきたことを話して聞かせている。 茜はそれを一瞥すると奥の部屋へと歩いていった。 暫しの間、研究室にコーヒーの香りとキーボードを叩く音、そしてアリカとトロンベの談笑が支配した。 「ところで、ナルの修復は?」 一息ついたところで、恵太郎は誰にでもなく話しかけた。 「後は孝也君が制御プログラムの最終調整をしている所よ」 「……制御プログラム? 何か問題でもあったのですか?」 恵太郎の問いに裕子が応える。 その問いが若干予想外であった為、恵太郎は二度目の疑問を口にした。 「まあ、出来上がってからのお楽しみね」 しかし、その問いに満足の行く回答が反される事は無かった。 恵太郎はそれ以上追及する事無く、孝也へと視線を移した。 孝也は忙しなくキーボードを叩きディスプレイを睨んでいる。 裕也と茜は奥の部屋で作業をしている。 裕子は資料の整理をしている。 恵太郎とアリカは並んでコーヒーを飲んでいる。 名状しがたい、しかし、悪くは無い空気が研究室に満ちていた。 「ところで、四班と七班の連中から嫌な視線を感じたんですが、知りませんか?」 「それも出来上がってからのお楽しみね」 恵太郎はそれ以上追従出来なかった。 「ふう」 その空気の中、孝也が静かに溜息をついた。 研究室にいる全員の意識が孝也に集中する。 「制御プログラム、何とか出来たよ。かなり突貫だから荒が有るのは許してもらいたいけどね」 そして、パソコンからメモリーカードを抜き取ってそれを茜に手渡した。 「ご苦労様です、先輩。では、こちらへどうぞ」 茜に促されるままに恵太郎達は奥の部屋へと向かう。 地面を這うケーブル類をうっかり踏まないように、全員が注意して歩く。 目指すは部屋の隅に陣取る天井まで届く円柱状の装置。 その脇に置かれたコンソールを叩き、スロットにメモリーカードを挿入する。 「それでは恵太郎殿、生まれ変わったナル殿をご覧あれ」 コンソールの上に、何処からとも無く表れたトリスが恵太郎に恭しく頭を垂れる。 それとほぼ同時に、円柱状の装置の真ん中から上下にスライドした。 その中からは大量のスモークが溢れ出し、油圧式アクチュエーターによりナルが固定された台座ごと押し出された。 徐々に薄くなっていくスモークと共に、ナルの全貌が明らかになる。 それを見て、恵太郎は絶句した。 「何…この……何?」 それも無理は無い。 何故なら、今のナルの姿は以前とは比べ物にならない姿になっていたのだ。 まず頭部には目を惹く大きな、紅い角が生えた。 そして脚部はストラーフ型の基本パーツを装着。 が、その右腕はその身の丈と同等のサイズの砲身と化している。 次に左腕自体も大型化し、持つ刃鋼は規則正しい割れ目が入った不思議なモノになっている。 最後に最も異形の部分、背中である。 腰部には元からあった補助ブースターを改造したと思しき巨大なブースターが。 そして、背中部分には腕、と言うより触手が生えている。 「ただ装備を修復するだけではつまらないと思ったので、色々と強化してみました」 茜はその様子を楽しむように解説を始めた。 「まず、右腕の銃鋼は四班が新たに開発した荷電粒子砲を搭載しました。従来のトライリニアアクセラレータ型ではなく、シンクロトン型へと変更しました。これによって装置自体は巨大化しましたが、その分耐久性能は抜群に上昇、更に、同型の荷電粒子砲を一対に組み合わせ、交互に発射する事で威力は従来のままに連射性能を底上げしたので以前のようなチャージの必要はありません。次に左腕の刃鋼ですが、これは裕也先輩のアイデアを基に設計しました。俗に言う蛇腹剣というものなのですが、最大射程は10smと中距離戦闘では抜群の戦力を誇ります。 また、ある程度の操作が可能なので熟練すればまさに手足のように扱えるかと思います。今回強化した銃鋼と刃鋼ですが、その威力と引き換えに機動性を大きく削ぐ結果となってしまいました。簡単に言えば、重すぎたんです。それを補う為に背部ブースターの巨大化と全身各部に補助スラスターの設置で、一応は機動性を確保しました。ですが、重量が極端に増加してしまい、立つことすら侭なら無い状態になってしまった訳です。その為に、身体を支える為に三つ目の腕。鉤鋼を追加したところ、身体のバランスを取ることが可能になったばかりか、かなりトリッキーな動作も可能になりました。また、鉤鋼自体を使った攻撃も可能でそれなりに使い易いかと。最後に一つ留意点なのですが、銃鋼・刃鋼・鉤鋼のそれぞれの武装を使用中は、他の武装を併用できない事を覚えておいて下さい。具体的には、銃鋼を使用する為には左腕を使った照準補助と鉤鋼を使った姿勢補助が必要なんです。銃鋼は連射性能を飛躍的に強化したんですが、その反動自体は以前より悪化しているんです。次に、刃鋼の場合ですが、これも鉤鋼の姿勢補助が必要です。銃鋼は反動等の理由で併用はほぼ不可能です。最後に鉤鋼ですが、これは鉤鋼を使用している間は姿勢制御が出来ないのが理由です。それと、頭部ホーンは高性能センサー群です。以前と同じドップラーセンサーと超音波センサーを搭載しています……何か質問はありますか?」 心なしか嬉々としている様に見える茜とは違い、恵太郎は呆然としている。 「マスター、似合いますか?」 当のナルはというと、頬を若干紅く染めて恵太郎に問い掛けている。 その表情だけ見れば可愛らしいものだが、その全貌と合わせてみると悪魔の囁きにしか見えない。 「……ああ、最高に似合っているよ」 ようやく我に返った恵太郎が、ナルを褒める。 その表情に嘘偽りの影は無く、其方かといえば清々しい表情だ。 「茜、バッテリーはどうなってる? 前のままだとガス欠で動けないだろう」 「はい、第七班の新型燃料電池のお陰でバトルには一切支障はありません。銃鋼自体も外部イオン供給型なので、打ち放題です」 「パーフェクトだ、茜……孝也、鉤鋼の制御プログラムの内訳は?」 「通常歩行、走行、跳躍、武装使用時の四種類だけだよ」 「ナルは元々腕が四つある、多少の負荷は許容範囲だ。そこら辺を考慮して、自由度を上げて置いてくれ」 「分かったよ、けーくん」 「裕也先輩、刃鋼の耐久性は?」 「刀身部分は秒速5km/sの弾丸にも耐えられた。連結部分は集束モノフィラメントワイヤーで防護してはいるが、秒速2km/sレベルが限界だ」 「ありがとうございます、充分ですよ」 そのやり取りは研究者というより、悪の秘密結社という方が似合っていた。 「全く、先輩達には何時も驚かせられますよ。こりゃ馬鹿と冗談が総動員だ」 もう吹っ切れたのか、全員を見回しながら言った。 「師匠、凄いじゃないですか! これで向かうところ敵無しですねっ!」 アリカはまるで自分の事のようにはしゃいでいる。 「そうでもないさ」 「へ?」 アリカと対照的な恵太郎は、視線をアリカから裕子へ移した。 「裕子先輩、ナルの作動テストとして手合わせ願います」 その言葉にはある種緊迫したものが混じっていた。 「ええ、良いわよ」 裕子の表情は何時ものように小春日和の陽射しのようだ。 「…アリカ、良く見て置けよ」 「も、勿論ですよっ!」 恵太郎は険しい表情でアリカに言った。 バトルフィールド『宇宙船』 剥き出しの金属フレームに金網の足場。 余計な装飾は一切無く、あるのは金属の冷たい感覚。 戦う為に生み出された武装神姫の戦場に相応しい……ナルは新たな武装を纏いそんな事を考えていた。 今回の相手はアル・ヴェル。 もう両者共にフィールドへの転送は終わっている。 普通のバトルなら、こんな悠長に構えている暇は無い。 だが、これはナルの新武装の作動テストだ。 あくまで、名目上はだが。 恐らく恵太郎は本気だ。 ナルはそう考えていた。 「お待たせしました、ナル」 頭上から声が掛けられた。 「いえ、お気になさらず」 その声の元へ視線を送る。 そこには空中を踏み締めてナルを見下ろす雪の様な白い髪の神姫―――アル・ヴェルが居た。 アーンヴァル型の彼女だが、その装備はアーンヴァルとは異なるシルエットを醸し出している。 胸部アーマーはナルのモノと酷似している。 腰部のブーストアーマーもナルのモノと酷似している。 唯一違うのは、脚部。 脚には足首部分から三対の巨大な鋼の羽が生えている。 武装名は『羽鋼』 「裕子先輩の神姫、ナルちゃんに似てる…?」 茜はディスプレイに映る両者を見て、思わず声を漏らした。 赤と黒のボディ、白いボディ。 機体色の違いこそ有れど、それほどまでに両者は似通っていた。 「そりゃそうさ。恵太郎はアル・ヴェルの武装を模倣してナルの装備を作ったんだからな」 裕也はさも当然と言わんばかりだ。 「そんな事より」 そこに茜が割り込んだ。 「アリカは運が良いわ。だって裕子先輩のバトルしている所が見れるのだから」 「どう言う事?」 アリカは茜の真意を測りかねている。 「裕子先輩はこの大学最強の神姫マスターなんだよ」 それに端的に答える孝也。 しかし、その目線はディスプレイに釘付けだ。 気付けば蒼蓮華やロン、トリスですらディスプレイを凝視していた。 『ナル、初めは銃鋼だ』 恵太郎の声がバーチャル空間に響く。 『アル・ヴェルは攻撃に当たらないように避けてね』 それに続き、裕子の声が響く。 ナルとアル・ヴェルは無言で頷きある程度距離を取る。 「…師匠と手合わせするのは久しぶりですね」 ナルは全身の駆動チェックを行いながら呟いた。 その呟きには哀愁に満ちていた。 「マスターはバトルを好みませんからね」 アル・ヴェルの声は、ナル程では無い物の哀愁に似た響きが混じっていた。 「今日は、師匠を満足させられると良いのですが」 ナルは刃鋼で銃鋼を支えながら持ち上げた。 背部では鉤鋼に備え付けられた巨大な鉤爪が足元の金網を抉っている。 「ふふ、そんな気張らなくても良いわ」 アル・ヴェルは羽鋼を展開させた。 その翼長は悠に3smはある。 『よし…ナル、用意が出来たら好きなタイミングで発射してくれ』 ナルの用意が整ったのを確認した恵太郎から通信が入る。 「了解です、マスター」 それに短く応えるナル。 「…行きます、師匠」 「来なさい、ナル」 その言葉に、哀愁は無かった。 構えた銃鋼から爆音と共に光弾が放たれた。 上下に二つある銃口から交互に、凄まじい勢いで光弾と爆音を排出する。 しかし、光弾を撃ち出す事にナルの身体は凄まじい反動を受けていた。 『ナル、大丈夫か?』 恵太郎からの通信。 その声音には若干緊張の色が含まれている。 「…はい…ッ……問題、ありません」 銃鋼を撃ち続けながら、擦れた声で返答するナル。 『……もう暫く撃ち続けてくれ』 暫しの沈黙の後、恵太郎から続行の指令が下る。 「…了解」 それに簡潔に応えるナル。 その眼はアル・ヴェルだけを見据えている。 銃鋼から放たれる光弾はまさに雨の様だった。 しかし、それは反動によるブレで命中精度は良いとは言えないものだ。 その証拠に、アル・ヴェルは軽く身体を捻ったりするだけで大きな回避運動を取っていない。 が、背後の壁に命中した光弾は悉く被弾箇所を貫いている。 『ナル、銃鋼のテストは終了だ。お疲れ様』 恵太郎の通信と同時に銃鋼を停止させる。 「ありがとうございます、マスター」 支えていた刃鋼と銃鋼を下ろして応えるナル。 『…何か問題点は?』 「今のところありません」 『そうか、次は刃鋼だ。準備が出来次第好きに始めてくれ』 「了解です」 事務処理のような応答を繰り返す二人。 ナルは無表情で刃鋼を前方に突き出す様に構えた。 そして、ガチャリという音と共に刀身に規則正しく入った割れ目を境に分裂した。 紅と黒の刀身は何節にもわかれ、刀身同士を繋ぐのは複合ワイヤーのみ。 その間接部分ごとに自在に折れ曲がるそれは、最早剣では無い 床に分離した刀身が落ち、甲高い音を鳴らす。 それを確認したナルは左腕を高く掲げると、刀身の四分の一程が吊り下げられる。 ナルは左腕を振り下ろし、続けざまに右に跳ね上げ、そこから左に鋭く振った。 それと呼応して刃鋼が激しく波打つ。 そして、鋭く、速く、迸った。 刃鋼はまるで大蛇の様に蠢きながら、アル・ヴェルへと襲い掛かった。 伸縮自在の間接を持つそれは、瞬間的には10sm程にもなる。 そして、その先端部分は遠心力やらなにやらで相乗的に破壊力を増す。 ここでようやくアル・ヴェルが回避行動らしい回避行動を取った。 空中で脚に力を込めるようにしゃがみ込んで、刃鋼が目前に迫り自身に衝突すると言う瞬間に一気に翔けた。 その速度は神姫の眼を持ってしても図り知ることは出来ない。 それほどまでに、速い。 目標を見失った刃鋼は背後の建物を大きく抉る。 ナルはそれを確認し、左腕を大きく引いた。 それに呼応し、間接が縮まる。 一瞬で元の剣の形状へと戻った刃鋼を下ろし、前方に下りてきたアル・ヴェルを見据える。 『ナル、調子はどうだ?』 「…銃鋼ほどではないですが、反動が大きいです」 ナルは左腕を見ながら言った。 機械の腕に疲労に似た感覚が襲っているのだ。 恐らく、荷重に耐え切れないアクチュエータが悲鳴を上げたのだろう。 『なるほど、そこらへんは調整が必要だな』 恵太郎の言葉に、感情は込められていない。 「そろそろ良いかしら、マスター?」 アル・ヴェルが裕子に向かい通信を開いた。 その声には何かを待望する、そんな色が含まれていた。 「マスター……ボクもそろそろ我慢できないよぉ」 ナルの口調が変わった。 若干俯きながらも、その瞳は紅く輝いている。 『…良いわよ、アル・ヴェル。たまには羽を伸ばさないとね』 裕子の諦めたような、それでいて優しげな声が聞こえてきた。 「ありがとう…マスター」 アル・ヴェルはゆっくりと浮上しながら礼をした。 『ナル、お許しが出たぞ。好きなだけ大暴れしな!』 恵太郎は凄く嬉しそうだ。 「あはは、言われなくても……そのつもりだよぉ!」 そう叫ぶと同時に、ナルは銃鋼を構え、無数の光弾を穿き出した。 先程よりも雑で疎らな光弾の雨に、アル・ヴェルは羽鋼の出力を全開にして超高速で翔け回り、回避する。 その姿を目で捉えることが出来ないナルだが、それでも攻撃を止めない。 次第に光弾の及ぶ範囲が広くなって行く中、ナルのドップラーセンサーは確かにアル・ヴェルの姿を捉えていた。 「そこだぁ!」 支えていた刃鋼を左に大きく振り抜く。 刀身は伸びながらアル・ヴェルへと迫る。 ナルは銃鋼の欠点である集弾性の悪さを逆に利用した。 逆に光弾をばら撒く事によって、アル・ヴェルの逃げ道を塞いだのだ。 そして、動きが止まる瞬間を予測して刃鋼の攻撃を加える。 「なるほど、いい作戦ですね」 しかし、それはアル・ヴェルにはまだまだ通用しない作戦のようだ。 迫ってきた刃鋼を、アル・ヴェルは蹴り飛ばして凌いだ。 勿論、ただの武装では刃鋼を蹴り返す事など出来ない。 その秘密は、羽鋼にある。 羽鋼は電磁推進装置を利用した機動装備である。 従来のブースタータイプと違い、一種のバリアーによる反発力を用いるこの装備は爆発的な速度と運動性能を得る事が出来る。 そして、アル・ヴェルはこの反発力を刃鋼にぶつけたのだ。 「まだまだ脇が甘いですね」 一気に、一瞬でナルへと接近したアル・ヴェル。 ナルの息がかかるほどの近距離で一言言うと、ナルに強烈なローキックを浴びせた。 先程同様バリアーの反発力を乗せたそれはナルの巨体を軽々と吹き飛ばした。 それでもアル・ヴェルは攻撃を止めない。 吹き飛ぶナルに一瞬で追いつくと、ナルの顎を蹴り上げた。 再び軽々と上方へと吹き飛ぶナル。 ナルが最高到達点に先回りしていたアル・ヴェルは身体を横向けに回転。 そして、渾身の力を込めて蹴り落とす。 それは必殺の威力を孕む攻撃であり、喰らえば唯では済まない。 否。 唯ではすまないのは両方だった。 アル・ヴェルの脚がナルに触れる一コンマ前。 その瞬間、ナルの銃鋼はアル・ヴェルへと照準を定めていた。 爆音が響き、爆炎が渦巻く。 それと同時に両者は弾かれた。 ナルは床に、アル・ヴェルは壁に叩き付けられる。 銃鋼の光弾と羽鋼のバリアーの高エネルギーの衝突が爆発を引き起こしたのだ。 「あははぁ、やっぱ師匠は強いやぁ」 刃鋼を杖代わりにし、鉤鋼で体制を立て直すナル。 見た目は酷い損傷だが、その眼の闘志は消えていない。 「ナルも随分と肝が据わってきましたね」 壁にめり込んだ体を引き抜き、空中を踏み締めるアル・ヴェル。 しかし、その身体に損傷は見受けられず身を包む覇気も衰えない。 「さぁ、休憩はオシマイ。第二ラウンドだよぉ」 ナルは刃鋼を前方に向けたまま、左腕を深く引いた。 「休憩なんて挟むのも勿体無い」 羽鋼を大きく羽ばたかせ、前傾姿勢になった。 彼女達は武装神姫。 戦う事に、理由は要らない。 アル・ヴェルの羽鋼が瞬く。 度を超えたバリアーの過剰出力が強い光を伴わせる。 その速度は最早如何なる方法を取ろうとも、捉えきれるものではなかった。 だから、ナルは予測した。 左手を勢い良く繰り出す、一般に言う突きだ。 ただし、刃鋼の突きのリーチは10smオーバーだ。 アル・ヴェルは最高速度で飛翔した。 それはつまり機動性を殺すことだとナルは考えた。 そして目標は自分。 その道筋は一本道。 そこに、刃鋼を置いておけばどうなるか? 単純明快、正面衝突である。 しかし、アル・ヴェルの機動性はナルの思惑を遥かに凌駕していたのか。 アル・ヴェルに迫り来る刃鋼。 その衝突の寸前に、アル・ヴェルが進路を変えたのだ。 アル・ヴェルの羽鋼はいかに速く動いている状態でも、自在な機動を実現したのだ。 そして、最高速度のままナルに激突。 純粋な加速エネルギーだけの攻撃。 だが、それだけで神姫を粉砕するには充分すぎる破壊力を孕んでいる。 決まった。 アル・ヴェルは思った。 確実にナルの胸部を貫いていると。 自身の勝利が決定したと。 が、心のどこかでそれを否定したかった。 「あははぁ、やっと捕まえたぁ」 そして、それは否定された。 アル・ヴェルの脚は確かに貫いていた。 胸部をガードした銃鋼を貫いていた。 その上、鉤鋼でアル・ヴェルの脚をがっちりと掴んでいた。 「師匠…ボクの……腕は…三つあ…る…んだ……」 だが、アル・ヴェルの爪先がほんの少し、ナルの胸部を抉っていた。 すっかり暗くなった帰り道。 アリカと茜は帰路に付いていた。 「それにしても凄かったなぁ…」 アリカはナルとアル・ヴェルとのバトルを反芻している。 「私もアル・ヴェルさんのように強くなれるでしょうか…」 トロンベもバトルを反芻しているようで、小さく呟いた。 悲観的な言葉に対し、その声音は強い意志を感じさせた。 「ふふ」 その光景を見ていた茜が思わず笑い声を漏らした。 「何よっ、文句あるの!」 何となく気恥ずかしいのでそれに食って掛かるアリカ。 「ただ、アリカって変わったよねぇ、って」 アリカの目を真直ぐ見据えて微笑む茜。 その様子にいきなりしおらしくなるアリカ。 「変わったといえばアンタの方よ……今まで大学の研究室に行ってたなんて一言も言ってくれなかったじゃない」 俯きながら少し拗ねる様に言う。 「…アタシが先輩達の研究室に通うようになったのは丁度一年前からよ。その時、アリカが変わったと思っていたの。私の好きなアリカはもう居なくなったと思ったわ。私は寂しかった。その寂しさを埋めてくれるのは先輩達だったわ。だからアリカに言わなかったの。もし、アリカがずっとあのままだったら私はアリカを見限っていたわ」 急に真面目な口調で喋る茜。 「じゃあ、何で今更」 歩くのを止めてアリカに向き直る茜。 「私の大好きなアリカが帰ってきたからよ」 そう言うと、茜はアリカに軽く触れるだけのキスをした。 「…随分と久しぶりにしたわね」 顔を真っ赤に染め、そっぽを向きながらアリカは言った。 「ふふ、じゃあ久しぶりにアリカの家に泊まろうかしら?」 悪戯っぽく笑いながら歩き出す茜。 「マスター、トロンベに噛まれますよ」 それに空中散歩していたロンが喋った。 「わ、私はご主人様さえ良ければ…その……別に」 ロンの言葉に顔を真っ赤にしてトロンベは反論した。 「良いわよ…皆で泊まれば良いじゃない」 アリカは蚊の鳴く様な声で言った。 しかし、それは茜に耳にきっちり入っていた。 「じゃあ今日は大好きなアリカのお家でお泊りパーティね?」 軽くスキップをしそうな茜に、アリカは咆えた。 「気安く好きだの言わないでよっ!」 その顔はトマトの様に赤かった。 先頭ページへ 次へ
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声優 デザイナー 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報親密度Lv1 親密度Lv100 ブーストステータス 覚えるパッシブスキル一覧早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル 神姫固有武器補正得意武器 不得意武器 神姫考察攻撃力 防御力 機動力 総評 神姫攻略方 お迎え方 アップデート履歴 コメント 声優 井上麻里奈(天元突破グレンラガン:ヨーコ・リットナー、戦場のヴァルキュリア:アリシア・メルキオット、スマイルプリキュア!:緑川なお/キュアマーチ、他) デザイナー 間垣リョウタ(塔ノ沢魔術研究会、A.O.Z 刻に抗いし者等) 神姫解説 海の神話生物、マーメイドをモチーフとした神姫。歴代の神姫の中でも露出がかなり多く、特殊軟質素材を用いた胸部アーマーパーツによってグラマラスな素体となっている。また魚の尾型機動ユニットに武装を組み合わせることで、魚型ビーグルメカへの変形も可能。AIはしっとりと落ち着いた性格で、深い包容力を持っている。 名称:マーメイド型イーアネイラ(まーめいどがたいーあねいら) メーカー 素体:Magic Market 武装:Magic Market 型番:MM09MR フィギュア発売:2007年5月31日 主な武装:おっぱい スキュラ(大剣。実際にはブレードランチャーの類らしく刀身の間に銃身が通っており、ライフル的な射撃武器としても機能する様子が漫画2036に描かれているが、こちらの機能はどのゲームでも未登場。バトコンでは双斬撃武器) ネプチューン・トリトン(水平に2つの銃口を持ち、さらに小型ミサイルポッドでもあるとギミック満載のハンドガン。バトコンでは片手ライトガンとして実装。ハンドガン機能はないが、ミサイルを連射できる) トリアイナ(三叉槍の柄を外し、切っ先だけにしたもの。バトコンでは双斬撃武器) トリアイナ・ハスタ(本来の三叉槍の姿はこちら。バトコンでは槍斬撃武器) プロテウス(武器として見た場合は、連装魚雷発射管に見えるが、バックパックと合体させたときは吸水口にも見える。特に解説がないので、詳細は不明である。バトコンでは腰持ちヘビーガン。そして前述のバックパックと合体させた状態のガラテイア・リアユニットもリアパーツとして登場している) ネプチューン・プロテウス(強化ユニットと合体させたネプチューン。バトコンでは未登場) オルフェウス(防御不可・広射程でバトロンでは猛威を振るったハープ(注:バトロンでは鈍器ではない)。武装神姫の持つ楽器としては、これが史上初登場だった。バトコンでは楽器カテゴリがないので残念ながら未実装…だったが回復・補助武装として2021/8/18のレイドバトルと同時実装された。回復武装としてはコンボ3段目が唯一2連射になったりと独自性がある。尚、通常のジェムバトルでも同モーションで攻撃武装として利用が可能だが性能はお察しである) サーペント(伝説の白子砲にも劣らぬ長大なランチャー。神姫の持つ火砲のなかでも上位に入るサイズである。バトコンでは防具用武器) メールシュトローム(上記武器を合体させた大型ランチャー。バトコンではアクティブスキルで拝見できる) オケアノス(武装を変形合体させた魚型ビークル。バトコンには水中ステージがないことと、肝心要の脚ヒレ部分がスキルでしか再現できないためか未登場) 武装神姫第5弾。エウクランテと同時期にMagic Market社が開発した、海の神話生物・マーメイドをモチーフとした神姫。 そのイメージを再現するため、歴代神姫の中でも人の肌にあたる部分の露出がかなり多く(バトコンでは未登場だが、露出で話題になったオールベルン・ルナーリアやジールベルン・アメジストにもひけをとらない露出具合である)、特殊軟質素材を用いた胸部アーマーパーツによってグラマラスなボディラインを実現した素体となっている。 イラストを見れば一目瞭然ではあるが、別格に、いや圧倒的に、で か い。 恐ろしきマジックマーケット社のこだわり。 本来の扱いとしては武装パーツなのだが、立ち絵で常備なのはもちろん、フィギュアでもデフォルトで装備されていること(他の神姫はほとんど武装胸の付いていない素体状態で入っている)、何よりデザイナーの趣向から考えてもあのサイズこそが彼女の基本なのである。 まさに武装神姫(公式)史上前人未到空前絶後。デカァァァァァいッ説明不要ッ!! 武装でもっとも特徴的なのが、下半身に装着することで水中での機動力を飛躍的に高める魚の尾型機動ユニット。これに各種武装を組み合わせることで、魚型ビークルメカへの変形も可能となっている。 武装は中~遠距離対応の各種ランチャーに三叉槍、さらにハープ型の音響兵器もそなえ、あらゆる局面に対応可能となっている。 水中用は高出力というありがちな設定を地で行く凄まじいパワーの持ち主で、人間をブッ飛ばすほどの力を持っている(被害者:大木戸 甚平) ただ、神姫バトルの戦場として水中が選ばれることがあまりなかったためか、彼女以降の水中特化型神姫は2種類(他にはイルカ型のヴァッフェドルフィン、テンタクルス型のマリーセレス)しか登場していない。 エウクランテ以降、飛鳥、ラプティアスと空戦用神姫の系譜が続いたのとは対照的である。 バトルマスターズ2作においては水中フィールドが存在しないため、機体設定はあまり反映されていなかった。 本作においても機体設定は相変わらずだが、レッグパーツの「テティス・テイルパーツ」を装備することで、まるで空中を泳いでいるかのモーションが追加された。 当然他のパーツにはないモーションであるが、装備するとエモーションが使用できなくなる事に注意。 同じ理由でオフラインジェムバトル時に設定されていたバトルミッションからも除外されていた(ただし、シーズン2ではバトルミッション自体が削除されている)。 上記の通り、実神姫の武装は組み換えをより重視したものとなり、シリーズでは初めて別表情パーツが付く等したため、この弾以降を従来と区別して「第2世代神姫」とする見方も存在する。 再生産の機会が多かったため、中古市場でも比較的頻繁に見かける神姫となっている。 各ゲーム版(ただし、バトマスではMk.2でのダウンロードコンテンツ)、ほとんどのコミック版、そしてアニメ(「イーア姉さん」と呼ばれる個体が登場)と、ほとんどの公式媒体で流石の皆勤賞。やはり魔乳は強かった しかし、2024年のパチスロ版には(発表現時点では)何故か未実装。相方は普通に実装されており、更に2023年11月時点でバトコンに実装されていないグラフィオスやウェスペリオーまでいるので、間垣神姫たちの中では唯一ハブられてしまった格好になる……。 なお、カラーバリエーションとしては黄色い髪で赤と黒を主体としたボディカラーを持つ電撃ホビーマガジン限定カラー「イーアネイラbk」が存在。輪を掛けて大胆なデザインの新規おっぱいパーツが同梱された(もちろん従来のも健在)。 バトロンでは別神姫として、バトマスではカラー変更として実装されたが、本作では未実装。 性格 紹介文通りAIはしっとりと落ち着いた性格で、母性すら感じられる深い包容力を持っている。 しっとり柔らかな物腰に鋭利な言葉の刃を備えたお姉さん神姫。 プレイヤーにも「近所の幼馴染のお姉ちゃん」といった態度で接し、挙動や反応も他の神姫たちに比べて一段年上の印象を受けるが、デザイナー的には大きく年の差があるイメージでデザインした訳ではなかったようで、年増ネタにされがちな事を哀れんでいる様子。 しかしイベントではやたらと人の若さに目を細めるような言動が多く、もはや公認ネタと考えざるをえない。 戦闘時会話では他の神姫が怒るような場面でも「あらあら悪い子」といった感じの態度をとる事が多いが、怒らないわけではなく単にそれを表に出さないタイプ。実際に怒らせると怖い。1番敵に回してはいけないタイプ。 そして本人にとっては「オバサン」と呼ばれるのは、「オモチャ」呼ばわり(どの神姫も非常に怒る)に匹敵するほどショックなのだとか。 セリフ一覧 + 今日は、なにをしましょうか? ログイン時 通常(朝) おはようございます。また来て頂けたのですね。会えて嬉しいです。 おはようございます。今日もお元気そうで何よりです。 通常(昼) こんにちは。あらあら、もうこんな時間。ランチに行かなきゃ。 こんにちは。もうバトル開始ですか?では急いで準備しますね。 通常(夕) おかえりなさい。今日も元気いっぱいですね。 こんにちは。ちょうどおやつが出来たところなんです。よろしければどうぞ。 通常(夜) こんばんは。夜遅くまでお疲れ様です。ゆっくりしていってくださいね。 こんばんは。そろそろお夕飯の支度をしますから、ちょっと待っていてくださいね。うふふ♪ 通常(深夜) おかえりなさい。ご飯にします?お風呂にします?それとも…うふふ♪ おかえりなさい。何がお望みかしら?何でも聞いてあげますよ。 年始 (プレイヤー名)。おせちを作りましたよ。あ~んしてほしいんですか?もう、甘えん坊さんですね。うふふ。 (ボイス) あけましておめでとう。…えっ、お年玉?もう子供じゃないからダメですよ。うふふ♪ バレンタイン 今日はバレンタインですねぇ。はい、どうぞぉ。たっぷり用意してますからねぇ。うふふ♪ ホワイトデー 急に甘いものが欲しくなっちゃってぇ…。ああ、今日はホワイトデーなんですねぇ。うふふ♪ エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 泳ぐのに快適な季節ですね。今日は何百キロ泳ごうかしら?うふふ♪ 水着キャンペ ただいま期間限定イベント、開催中ですよぉ~。特別に水着を着ちゃいますよぉ~。え?いつも着てるってぇ?うふふふ♪ 七夕 七夕の支度をしますから、願い事を考えておいてくださいね、うふふ。 ハロウィン かぼちゃ…?あらあら、あれってハロウィン用でしたか。お料理に使っちゃいました。うふふ。 冬季 寒くなってきましたけど、水の中はあったかいんですよ。よかったら、一緒に泳ぎます?うふふ♪ クリスマス (プレイヤー名)。今日は何をして過ごします?せっかくなので私と一緒に…、バトルに出かけましょう。うふふ♪ (ボイス) メリークリスマス。良かったら今日は、私と一緒に過ごしてもらえないかしら? 神姫の発売日 オーナーの誕生日 お誕生日おめでとうございます♪ケーキにろうそく、何本立てましょうか? 神姫ハウス 命名時 呼び方変更 (プレイヤー名)、呼び方を変えてみませんか?言ってくださればお好きな呼び方にしますよ。 (→決定後) (プレイヤー名)でいいんですね?うふふ。 レベルアップ後 MVP獲得 3連勝後 親密度Lv5後 最近、海に行っていないわね。暑い日差しに青い海…。(プレイヤー名)と過ごせたら素敵よね うふふ。 親密度Lv10後 (プレイヤー名)。お願いがあるんだけど 私、海に行きたいの。一緒に連れて行ってくれないかしら? 親密度Lv20後 ありがとう、(プレイヤー名)。一緒に海へ行けるなんてうれしいわ。じゃあ早速、準備しましょうね。 親密度Lv30後 (プレイヤー名)。せっかくだから水着を買いに行きましょう♪ 私の水着を(プレイヤー名)が選んでくれるとうれしいわ。 親密度Lv40後 素敵な水着を買ってくれてありがとう、(プレイヤー名)♪準備も整ったので早速海に行きましょう。うふふ。 親密度Lv50後 海水浴、楽しかったですね。(プレイヤー名)ってずっと水着ばかり見てませんでした?うふふ。 親密度Lv60後 そういえば(プレイヤー名)って 泳ぎも上手なんですね。私、負けちゃうかと思いました。え、全然追いつけなかったって?謙遜ですか、うふふ。 親密度Lv70後 (プレイヤー名)が食べてた焼きそば美味しかったですか?ああいう場所で食べると美味しそうに見えますね。うふふ。 親密度Lv80後 そういえばハプニングもありましたね。まさか泳いでいるときに水着が無くなっちゃうなんて思いもしませんでしたわ。 親密度Lv90後 水着を探してくれてありがとう、(プレイヤー名)。必死に探してくれたおかげで 見つかってよかったわ。この水着、思い出としてずっと大事にするわね。うふふ。 親密度Lv100後 (プレイヤー名)。この間の海水浴デート 楽しかったですね♪あんなにはしゃいだのは 初めてかも。これからも色々なところへ連れて行ってくださいね♪ 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 (プレイヤー名)。眠いなら膝枕でもしましょうか?次のバトルに勝てたらね。うふふ。 武装カスタム 戦闘力Up時 戦闘力Down時 武器LvUP時 素体カスタム 親密度LvUp時 限界突破時 出撃時 入れ替え バトル開始時 バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 あらあら。おイタをする子はどの子かしら? オーバーヒート時 あらあら、大変。ゲージが回復するまでお待ち下さいね。 スキル発動時 (能力強化系) (HP回復系) (デバフ系) (攻撃スキル)いきますよ。ケガしないように気をつけてくださいね? チャーミークリアボイス うふふ♪まだまだ 若い 子には 負けない わよー! 被撃破時 疲れちゃったわ…。休憩させてもらうわね…。 悲しませてごめんなさい…。 次出撃時 うふふ。お待たせしました。 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 気持ちのいい、パーフェクトな結果でしたね。 → 2位 → 3位 → 4位 → コンテナ獲得時 1位 2位以下 LvUP時 神姫親密度 仲良くなれて嬉しいです。若い子が嫉妬しちゃったらごめんなさいね。うふふ。 マスターレベル 神姫ショップお迎え時 はじめまして。ようこそお越し下さいました。それでは、よろしくお願いしますね。 はじめまして。若い子にはまだまだ負けませんよ。うふふ。 ゲームオーバー時 プレイお疲れ様でした。またお会いできる日を楽しみにしてますね。うふふ。 その他 カラフルコンダクト 負けないわ。まだまだ若い娘には + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 そう…貴方とは上手くやっていけてると思ってたけど…それって、私の思い込みだったのかしら… はい を押す 貴方には私が必要な筈でしょ?後悔した時は手遅れなのよ…だから、ね?もう一度考え直して… はい を押す(二回目) 笑ってお別れしたかったけど、無理みたい…では、私の事は綺麗に忘れて下さい。では、さようなら… リセット完了 はじめまして。若い子にはまだまだ負けませんよ。うふふ。 リセット取消 言葉は…簡単に心を傷付けるのよ。もう二度とこんな事言っちゃ駄目!分かった? 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・ご主人様・坊や 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N 50 30 100 300 100 R 55 35 110 350 120 SR 60 40 120 400 140 UR 65 45 130 450 160 親密度Lv100 \ ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - ブーストステータス 1/s ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 ブースト回復量 ジェム回収展開速度 N 940 85 50 20 70 160 3150 R 1030 105 70 40 90 3170 SR 1120 125 90 60 110 3190 UR 1210 145 110 80 130 3210 覚えるパッシブスキル一覧 レイジオブオケアノス【イーアネイラ専用パッシブ】応援中でBODYサイズがM以下の神姫の攻撃力アップ →応援中一定の確率で神姫の攻撃力アップ(シーズン2) 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる スピードアップ[小]移動する際のスピードアップ 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル ジェムを出させる量アップ[小]敵に攻撃した際に出るジェムの量を増やす 体力最大値アップ[中]体力の最大値を上げる 防御力アップ[小] *要限界突破(L110)防御力を上げる ブースト最大値アップ[中] *要限界突破(L120)ブーストゲージの最大値を上げる 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル ため威力増加[小]タメ攻撃の威力を上げる ダウン軽減[小]ダウン時の行動不能時間が短くなる 防御力アップ[小] *要限界突破(L110)防御力を上げる ため威力増加[小] *要限界突破(L120)タメ攻撃の威力を上げる 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル ジェムを出させる量アップ[小]敵に攻撃した際に出るジェムの量を増やす ため威力増加[小]タメ攻撃の威力を上げる ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ 射撃弾数+2 *要限界突破(L120)射撃時の残り弾数を増やす 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に回復・補助は-10%、それ以外の得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +50% 回復補助 +30% 両手斬撃武器・双斬撃武器・槍斬撃武器・片手ライトガン・防具用武器 不得意武器 -30% 格闘打撃武器・片手斬撃武器 神姫考察 攻撃力 素のATKもそこそこあり成長タイプ関わらず共通で攻撃力アップ[小]を覚える等まずまず。火力が出る武器は言わずもがな、片手ライトガン等軽めの武器でもあまり問題ない。 防御力 早熟型は体力最大値アップ[中]を覚えるとLPはまずまず。他でも体力最大値アップ[小]は覚えると標準的な耐久。 機動力 ブースト系のスキルを覚えない為貧弱。平均より少し下か。 総評 他の神姫と差別化を意識するなら、槍斬撃武器と片手ライトガンの組み合わせになるか。 その場合ガブリーヌと被るが、微妙な補正の差がある。プレイスタイルと相談しよう。 専用スキルは常時発動タイプ。効果上昇量は不明。応援中とは控えにいる状態のこと。イーアネイラが控えにいれば実質常時発動になる。 縛りが対象bodyサイズがM以下(つまりL・LL以外全有効)と非常に緩く、控えにいるだけで常時発動とお手軽さは抜群だが、その分効果値は抑えられている模様。縛りは上記"だけ"なので全員小さいイーアネイラにして互いに応援しあうのも理論上可能。適正サイズが大きいので厳選は苦労するが。 →シーズン2からはサイズ制限が撤廃された代わりに確率発生となってしまった。 応援スキルは控えにいないと発動しない性質上、高レアに控えさせるよりは低レアで用意させた方が活用しやすい。無論、高レアでも上手くローテーションを管理出来るなら低レアをサポートしつつ本人にバトンタッチをするという運用も出来るなら視野に入るが。 解放パターンは早熟型と通常型はバランス型、晩成型は攻撃型となっている。どれも一長一短だが、個体値との噛み合わせを意識するなら、早熟型はLP単、通常型と晩成型は攻単が相性が良い。 神姫攻略方 専用スキルがサポート故に本体スペックは専用スキル分劣っている。とはいえ攻撃性能はそこそこあるので脆弱な機動性を突いてヒットアンドアウェイを心掛けよう。 また控えの際の専用スキルも発動すれば厄介だが、効果値はそこまでなので余程特化した運用をしていなければさほど驚異にはならないだろう。 お迎え方 稼動開始(2020/12/24~)から神姫ショップに登場 アップデート履歴 日時:2021.10.06 内容:回復・補助の補正率を30%→50%に増加。 日時:2021.6.28 内容:神姫個別調整で遠距離攻撃のダメージを軽減できるように。 解放パターン早熟型に体力最大値アップ[中]を追加。スキル最大解放数が5つから6つに。 日時:2021.3.29 内容:得意武器に「槍斬撃武器」追加 コメント 連勝した際の歌詞がまだまだ若い子に負けないって… -- 名無しさん (2021-01-10 18 57 36) ↑悲しい歌詞だなぁ… -- 名無しさん (2021-01-10 19 57 17) 早熟型で親密度110のスキル、防御アップ小だった -- 名無しさん (2022-02-19 17 28 16) イーアネイラ早熟型 lv120タメ威力アップ小 -- 名無しさん (2022-03-29 22 45 50) 名前 コメント
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種類 一覧表 排出率 N R SR UR EXUR DN なんの略なのよ? EX++UR EXUREX++URカード EXURカード 一覧 イベント限定プロモーションカード 武装神姫1周年記念アーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2 2022年謹賀新年ストラーフ DN レンタルN レンタルRレンタルに登場しない神姫 コメント メインであるゲーム内や公式サイトの表記を見るに公式の呼称は「レア度」。ただし公式操作説明書は「レアリティ」表記。 種類 N R SR UR の4種類がある。 亜種として EX++UR EXUR DN レンタルN レンタルR の5種類がある。 ※レンタルN レンタルR は便宜上の名前でありゲーム内でこう表記される訳ではない EX++URについて、++がEXやURの部分と同様に明らかに文字として縁取りされているため、そういう名前と判断してEX++URとEXURの2種類に分けています。 一覧表 レア度 神姫Cost 武装Cost 武装 親密度上限 ジェムロスト 個体値 Body 神姫 N ★ 70 or 80 変更可 Lv100 ◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 R ★★ 130 or 140 変更可 Lv100 ◇◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 SR ★★★ 320 or 330 変更可 Lv100 ◇◇◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 UR ★★★★ 860 or 870 変更可 Lv100 ◇◇◇◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 EX++UR ★★★★ 860 変更不可 Lv1 ◇◇◇◇ ? ? 限定プロモーションカード神姫 EXUR ★★★★ 860 変更不可 Lv1 ◇◇◇◇ ? ? 限定プロモーションカード神姫 DN ★ 70 変更可 Lv10 ◇ ? ? デジタル神姫 レンタルN ★ 70 変更可 親密度なし ◇ ? ? レンタル神姫 レンタルR ★★ 130 変更可 親密度なし ◇◇ ? ? レンタル神姫 より詳しい性能の差異・特徴はこちらへ 排出率 おおよそ N40% R40% SR15% UR5% N R SR UR EXUR DN なんの略なのよ? それぞれ何の略であるかは公式には明かされていないようだが、一般的な知見で推測すると以下の略なのではないかと思われる。 略称 正称 ヨミ N Normal ノーマル R Rare レア SR Super Rare スーパーレア UR Ultra Rare ウルトラレア EXUR Extra Ultra Rare エクストラウルトラレア DN Digital Normal デジタルノーマル 『「俺と神姫で戦うボタン」略して「AUTO」』とする運営なので、もっと奇天烈な正称である可能性は十分にある。 →2021/12/24の公式サイトリニューアルに際し、N~URまでのレアリティの正称がこの表と同じと明らかになった。 EX++UR EXUR 限定プロモーションカード神姫 = EX++UR or EXUR EX++URカード EXURカード 一覧 種類 神姫 配布 備考 EX++UR アーンヴァルMk.2 「JAEPO2020」バトコン試遊特典 3枚のランダムで1枚 ロケテストでのみ使用可能 EX++UR ストラーフMk.2 「JAEPO2020」バトコン試遊特典 3枚のランダムで1枚 ロケテストでのみ使用可能 EX++UR シュメッターリング 「JAEPO2020」バトコン試遊特典 3枚のランダムで1枚 ロケテストでのみ使用可能 シークレットだった EXUR ジルダリア 「事前登録キャンペーン」賞品 抽選20枚 キャンペーンサイトの画像ではEX++URだった EXUR ジュビジー 「事前登録キャンペーン」賞品 抽選20枚 キャンペーンサイトの画像ではEX++URだった EXUR シュメッターリング 「エアコミケ2」グッズセット限定特典 「コミックマーケット99」開催中止に伴う実施 EX++UR ツガル 「カードゲーマーvol.55」付録 EX++UR アーンヴァルMk.2 「カードゲーマーvol.56」付録 イベント限定プロモーションカード ロケテスト会場で発見されたノラ神姫のマーモット(?)AIは賢く、人懐っこく、甘えん坊な性格。家具を齧ったり、夜鳴きもしないが、高火力を好む物騒な一面もある。かわいがってあげてください。 2021/7/16~18のレイドボスバトルロケテスト時に配布されたムルメルティア(今後何らかのイベントが開催された際にも出現する可能性がある)。 通常のものとは表面イラスト及び裏面プロフィールが変わっているが、通常のRムルメルティアとしてゲーム中で使用できる。 親密度が上げられる他、個体値も個別に存在するが、重複して使用する事は出来ないとの事。 武装神姫1周年記念アーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2 バトコン稼動1周年を記念して2021年12月24日10 00~2022年2月15日09 59の間、アーンヴァルMk.2またはストラーフMk.2のURカードを引き当てた時、特別なオリジナル装備姿となった両名がデザインされたものに変化する。 これは表面のみのデザイン変更で、性能・個体値などは通常の機体と同じ。ついでにイラストのオリジナル装備も一切出て来ない。 2022年謹賀新年ストラーフ 謹賀新年を記念して2022年1月1日12:00(公式Twitterにより開示された時間)~同12日9 59の間カードコネクトで印刷する事が出来る特別仕様のストラーフ。レアリティRの個体値2V(SPD・BST)成長タイプ晩成型でLサイズ、しかし6V同様コスト+10という変則的な性能。 通常のRストラーフとしてゲーム中で使用できる(装備はついてこない)。 【注意!】たとえ複数印刷しても全くの同一個体なので重複して使うという事は出来ない。 これは紐付け番号が完全に同一であるため。よって運用としては「イベント限定プロモーションカード」のRムルメルティアに準じるものと考えてよい。 ちなみにカードコネクトでは印刷時にフレームやエフェクトを使用できるのだが、しっかり武装神姫の枠(UR)もある。もちろん使っても実際のレア度には影響しない(ややこしい) どうせなら稼動1周年アーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2も、こちらの売り方でよかったのではあるまいか? DN デジタル神姫 = DN デジタル神姫の保有上限数は30体です。カード化せずに上限に達すると、新たに購入できなくなるのでご注意ください。 保管期限180日という情報がヘイグに出ており、公式でもどこかで明記されていたような気がするのだが見当たらない。現在は保有期限は撤廃されているのか? レンタルN レンタルR レンタル神姫 = レンタルN or レンタルR レンタルに登場しない神姫 エーデルワイスおよび追加参戦した神姫はレンタルに登場しない。 コメント 名前 コメント
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神姫のクラスアップ 神姫はオフィシャルバトルでの勝利数が規定数に達するとクラスアップする。 クラスは全5段階あり、上位クラスであるほど武装セットに組み込めるパーツ数と総重量が多い。 また、武装の中にはクラスが装備条件になっている物もある。 クラス 昇格条件 パーツ数 重量制限 Class S Aクラスで30勝する 20以下 無制限 Class A Bクラスで20勝する 20以下 50以下 Class B Cクラスで10勝する 15以下 30以下 Class C 初期状態 10以下 20以下 Class EX ・オーナーズルームで「Exクラスへ移行」を選択・C~Aクラスで100試合を消化する(※1)・Cクラスで総合レベル51以上(※2)・Bクラスで総合レベル101以上(※2)・Aクラスで総合レベル181以上(※2)以上のいずれかを満たす 20以下 無制限 (※1)平成19年12月のアップデートで、この「累計100試合」には引き分け試合はカウントしないように条件が緩和された。このため、以前はS昇格には「100試合以内に60勝する」必要があったが、現在では「41敗する前に60勝する」だけで可能となり、比較的容易にSに上がれる様になった。 (※2)C~Aの各クラスでのレベル制限はその上限を超えた状態でバトルに参加した際に適用され、試合終了後にEXクラスへの移行が行われる。つまり、セットアップ直後にトレーニングでLv150まで上げたとしても、1戦だけならCクラス戦を行う事も可能。(オフィシャルに限らず、シミュレーター、ティールームも含まれる?) 1体の神姫はオフィシャルバトルに累計200試合までしか参加できない。LP・SPのレベルアップは行えなくなるのでこれらの完成は200試合の中で行う必要がある。(200戦終了後もミッション・ポイントバトル・バトルシミュレーション・マイ神姫バトル・ティールームでのバトルは可能) オフィシャルバトル累計100試合(こちらは引き分けを含む)をこなし、なおかつ神姫のレベルが成長限界に到達すれば、CSCリストアの実行、及びCSCリアクターの使用が可能になる。 コメント (※2)ポイントバトルも試合終了後にEXクラスに移行しました。 -- (名無しさん) 2010-10-08 21 29 55 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登場人物 三河 宗司 26歳 結のマスター。 神姫関係の工場に勤めている。因みに班長。 仕事柄知識が豊富で持ち前の器用さを駆使し自作パーツの制作を趣味としている。自作パーツの制作サークルを立ち上げていて名前は「万屋」。 基本的に凝り性でパーツの制作の為に有給休暇を取ったりしている。更に装備には趣味性が高く遊び心に溢れている。でも無駄に高性能だったりするので侮れない。 性格は流れるままに在るようでちゃんと自身は現している。わりと熱いところがある。未婚、彼女もいない。 普段は適当に生活している。そんな人。 近藤 直子 21歳 春音、綾季のマスター。 同じ区にある神社の巫女さん。美大学生でもう直ぐ卒業。 基本的に学生をしているが時間があれば実家で巫女をしている。一応本職らしい。 三河家とは親同士が親友の為家族ぐるみで付き合いがある。宗司とは幼馴染。 「万屋」のメンバーで主にアクセサリーを制作している。美大生故に前衛芸術な物もある。 性格は穏やかで人当たりが良い。知恵が良く回り策略に長けている面もある。時折天然。 現在サードランクとセカンドランクの境目にいる。 泉谷 隆一郎 17歳 チロルのマスター。 礼儀正しい高校生。腰が低い。 チロルvs結戦を切っ掛けに宗司と交友を持つ事に。 パーツの自作に興味があり簡単な物や既存品に手を加える事はできるが一からの制作には技術不足。勉強中。 性格は努力家でチャレンジャー。ハングリー精神の下結構な博打にでる場合もある。とは言えちゃんと上限はわきまえているからヤケドはしない。 チロルに甘いサードランカー。 管原 信也 26歳 風魅のマスター。 秋葉原の片隅で神姫関係の店を営んでいる。奈良県生まれの東京育ち。 両親が田舎暮らしに憧れ東北の山に移住したのを切っ掛けに自宅を譲り受け店舗に改装している。公式店の申請中。 宗司とは工業高校からの付き合いで悪友。思い立ったが吉日と即実行に移すアクティブな奴。「万屋」立ち上げメンバー。防具から武器までなんでも造る。そして商品になる。その為平日の夜半は篭って制作に勤しんでいる。休日はバトル。 性格は陽気で結構面倒見が良い。嫌いな奴が造った物でも良品ならちゃんと褒めるし評価するところ仕事には真面目。私生活はグズグズ。 基本的にいい奴な為近所で好評。特に子供に。 金髪にピアスがトレードマークの気の良いお兄さんといったところ。セカンドランカー。 向島 明 28歳 湖幸のマスター。 名前は「あかし」と読む。 職業体育教師で剣道家。7段の段位を持っている。 出雲地方出身で教師になってから上京した。現在は中学の教師。 性格は大らかでスポコンに良くあるような熱血・・・ではなくオタク気質。でも頼られると頑張る。そんなの。 上京前から神姫を始めていて最近ファーストランカーになったそうだ。 佐々木 望 20歳 霜霞のマスター。 宗司、信也の高校の後輩で直子の大学の後輩。一人暮らししている。 宗司とは遠縁で偶に現れては寛いでいるらしい。直子、信也とも仲が良く可愛がられている。 帰国子女で6歳までドイツに住んでいた。そのわりには日本食が好き。でもビールがとても好き。向こうに居た時は未成年だった筈なのに。 性格は控えめでボーとしていて能天気でどこかズレている。見掛けによらずマニアで武装に詳しい。 「万屋」のメンバー。造るのではなく制作されたパーツに装飾を施している。その為皆から依頼が来るそうな。美大生故か装飾に作品名を付けている。 公式戦よりも草バトルばかりしているサードランカー。 斉藤 陽子 20歳 翔のマスター。 直子の高校の後輩。成人だが見た目が子供(中学生くらい) レストランで調理師をしている。店は街の洋食屋さん的な所。 勤め先の店主の要望で神姫共々職場にいる。ってか店主の神姫もいる。 性格はしっかり者で努力家。時々頑固な一面を見せるが協調性を大事にしている。 友達がとんでもなく多いらしい。「万屋」メンバー。衣装を造っている。 サードランカーだが草バトルでは結構強いらしい。 古賀 尚人 18歳 流のマスター。 泉谷の先輩にして神姫を始める切欠を与えた男。 頭は良いが使い方を間違っている。突発的に何かをしたりとか。 性格は明るく社交的。 泉谷とは中学からの付き合いで仲が良い。 バイトで稼いだ分を本と神姫に全て注ぎ込んでいるナイスバカ。 長谷川 眞澄 17歳 トルテのマスター。 泉谷の同級生の娘さん。ネットで見たバトルで興味を持ち必死のバイトを経て最近始めた。少し前に始めていた泉谷のチロルに惚れてマオチャオに決めたそうな。 性格は天然。素でボケをかます。突っ込み役は泉谷。幼馴染は伊達じゃない。 始めた記念にと友人から貰った装備で頑張っている。が、「先ずは練習!」とトレーニングばかりしている。 チロルの限定色を羨ましがったトルテの為にまた必死のバイトをして黒猫カラーにしたりと猫可愛がりしている。 谷川 逞 30歳 アロエのマスター。 寿司屋の大将。名前は「たくま」。 名前は逞しいが見た目は線の細いおっさん。 関西出身でノリが良い。担当はボケ。 ネタに気合が入るのは寿司でも神姫でも同じ。(意味合いが全く違うが) 性格は明るく楽しませるのが好き。 そんなファーストランカー。 泉谷友人ご一行 隆一郎の友達。 熱い奴が多く隆一郎達を応援している。 神姫をやっているが殆ど。 でも公式戦より草バトルばかりらしい。 その内個々に出るかも。出ないかも。 (可能性はスクラッチくらいです) 三河ご夫妻、近藤ご夫妻 神社の宮司ながら神姫バトルのファン。 結が大会などに参加するのを心待ちにしている三河家。春音、綾季を応援する近藤家。 そんな初老のおしどり夫婦達。 両家共にのほほんと生活している。平和だ。
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PROLOGUE 『 もうやだこんなマスター 』 西暦2036年。 第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった、 2006年現代からつながる当たり前の未来。 その世界ではロボットが日常的に存在し、 様々な場面で活躍していた。 「あの、マスター?」 「ん、どうしたトイレか。 そういうことはバトルの前に済ませておけと――」 「違います! 神姫はトイレなんて行きません! 相手の武装を見てください!」 「武装? ――ふむ、大剣を持っているな。 一応ハンドガンも用意はしているようだが、どう見ても近接格闘型だ。 エル、ここは距離を取っていけ」 「なるほど。 で? どうやって距離を取ればいいんですか?」 神姫、それは全長15cmの フィギュアロボである。 “心と感情” を持ち、 最も人々の近くにいる存在。 多様な道具・機構を換装し、 オーナーを補佐するパートナー。 「どうやってもなにもあるもんか。 近づかなければいいだけだろ」 「なるほどなるほど。 で? 距離を取ったまま、どうやって攻撃すればいいんですか?」 「お前のその武器は飾りか? 投げるなり接近するなりして攻撃しろ」 「武器! 今 『これ』 を指して 『武器』 と言いましたか!」 「それは俺の財力をバカにしているのか? 確かにまともな装備を買ってやれないのは悪いと思っている。 だがそれでもお前に勝利を勝ち取って欲しくて、その武器を選んだんだぞ」 「はぁ……いいですかマスター。 これは武器じゃなくて 『つまようじ』 です」 その神姫に人々は、 思い思いの武器・装甲を装備させ、戦わせた。 名誉のために、強さの証明のために、 あるいはただ勝利のために。 「投げて良し。 刺して良し。 遠近どちらにも対応できるぞ」 「すぐ折れます! 神姫パワーと神姫ボディを舐めないで下さい!」 「はっはっは。 そういうことならほら、200本あるから予備はいくらでもあるぞ。 心ゆくまで折ってくれて構わん」 「どうして……どうして私はこんなマスターに……」 オーナーに従い、武装し戦いに赴く彼女らを、 人々は 『 武装神姫 』 と呼ぶ。 NEXT RONDO 『 どいつもこいつも神姫マスター 』 15cm程度の死闘トップへ
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